凛「美嘉には彼氏が本当にいなかったよ」 (33)

【モバマスSS】です

注意点
・最近コミックアンソロ読んでて思いついたネタ
・でも美嘉凛、つまり百合かも
・美嘉お姉ちゃんは男性経験豊富、これ大事
・エロはない、はず
・SS書くのに慣れてない

以上が許容出来る方は楽しんでいただければ、駄目でしたら閉じて頂いて

よろしくお願いします


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――とあるファーストフード店――

未央「私最近気になってることがあるんだ」

凛「気になってること?」

未央「そ、ズバリ『美嘉ねーには本当に彼氏がいなかったのか!』」

卯月「え? でも美嘉ちゃん前にラジオで彼氏いたことないって……」

加蓮「言ってたね」ポテトモグ

未央「けど考えてみてよ。カリスマギャルって言われちゃうほどのあのかっこよさ!」

奈緒「まぁかっこいいと思うけどさ」

未央「それに加えてあのナイスバディな姿! バスト80って絶対詐欺でしょ!」

卯月「モデルもやってたから、ある程度は少なめの申告だって聞きましたけど」

未央「少なめにしたって限度があるよ! まあ他にも色々言いたいことはあるけどつまり!」ビシッ

未央「これで彼氏いなかったって一体なんの冗談なのさ! ってこと」

凛「でも実際美嘉本人がいなかったって言ってるんだしそれでいいんじゃない?」

奈緒「そうそう、なによりあたしらアイドルだから恋愛なんてご法度なんだし、いないほうがいいじゃん」

加蓮「へぇ、それってつまり奈緒には付き合いたい男性なんていないってことなんだ」

奈緒「い、いやそれは、いないわけではないというか……ってあたしのことはいいんだよ!」

加蓮「残念弄れなかった。それはともかく未央は美嘉に彼氏いるかいないかがそんなに気になるの?」ハンバーガーモグ

未央「気になるっていうか、だってすごくない?」

卯月「すごいですか?」

未央「世間のほとんどの人があんなにかっこいい美嘉ねぇを彼氏を作ったこともない純情で乙女って思ってる」

凛「たしかに言われてみれば……この中だとそういう印象持たれてるのは卯月と奈緒だもんね」

卯月「そ、そうかな?」テレッ

奈緒「あ、あたしもかよ!?」

未央「そう、そこだよしぶりん! つまり美嘉ねーは特定の印象を与えるのが上手いって可能性がある」

未央「そしてもしそれを演技や技術的な物でやってるとしたら、美嘉ねーからその技術を学びさえすれば!」

未央「プロデューサーが私達をもっと素敵な乙女として見てくれるようになるかもしれないんだー!」

凛「なっ」

加蓮「あ、やっぱりそうなるんだ」モグモグ

奈緒「ど、どうしてそこでプロデューサーが出てくるんだよ!?」

卯月「……もしかして未央ちゃん、この前のワンちゃんの真似してたの見られたのまだ気にしてる?」

奈緒「え、なにそれ」

卯月「ええっと、少し前にね、プロデューサーにキュンとして欲しい未央ちゃんが」

凛「あ、あの犬の姿で」

未央「わーストップストップ! お願いだからそれはもう思い出させないで!」

加蓮「面白そうだから私聞きたいなー?」

未央「本当にお願い……これ以上知ってる人増えたら私もう」グスッ

奈緒「加蓮、あんまり追求してやんな」

加蓮「むぅ……仕方ないか」ゴクゴク

卯月「ええっと、それで結局話を戻してまとめると……」

凛「プロデューサーに乙女に見られたい未央は、美嘉にそのための技術を教えてもらいたい」

凛「でも美嘉のあの乙女っぷりが本心なのか演技なのかどうか分からないから困ってて」

凛「それを確かめるために美嘉に彼氏が本当にいなかったかどうかが知りたい……って所かな?」

未央「うん、しぶりん分かりやすくまとめてくれてありがとう」

加蓮「なるほどねー。でもだったら美嘉に今すぐ聞けばいい気もするけど?」

卯月「そうすると美嘉ちゃん普通には答えてくれない気がします」

奈緒「あー、そんな気がする。そもそももう彼氏いなかったって公の場で言ってるわけだしなぁ」

加蓮「これでやっぱり彼氏いましたってのは大問題だから、同じことを言われるだけかもね」

未央「ふっふっふ、もちろんその辺りもこの私はちゃんと考えてるとも!」

凛「へぇ、どうするの?」

未央「しぶりん、お願い! 今度美嘉ねーに聞いてきて!」

凛「……ごめん、なんて?」

未央「だからー、美嘉ねーに彼氏いたかどうかをしぶりんに聞いてきてほしいの」

凛「ま、待って。なんで私が」

未央「ほらだって、最近しぶりん美嘉ねーとすごい仲良さそうじゃん」

卯月「ラジオだと私がいない時は二人で頑張ってたりしますもんね」

加蓮「アニバーサリーのパーティーだと二人だけ遅れて合流したし」

奈緒「なんていうか二人は最高のライバル同士って感じもするな」

凛「私と美嘉ってそんな風に見られてたんだ……」

未央「あとは、しぶりんと美嘉ねーって並んでるとすごいかっこいい絵になるもん」

未央「だからやっぱりここはしぶりんが美嘉ねーに聞きにいくのが適任じゃん?」

凛「その理屈はおかしいと思う」

未央「お願いだよしぶり~ん、美嘉ねーに聞いてきてよぉ」

未央「これで美嘉ねーに彼氏がいた場合、すごい乙女に見せれる技術を学べるかもしれないんだよ?」

未央「そうしたらプロデューサーにもっと可愛いしぶりんを見せてメロメロに!」

未央「なんていうのも夢じゃないかもしれないんだよー?」

凛「プロデューサーを……もっと……メロメロ……?」

――凛の脳内――

凛(プロデューサー、今の私ってどう見えるのかな?)

モバP(最高だよ凛! 今まで見てきた女の子で凛以上に素敵な乙女はいないよ!)

モバP(こんなにも愛おしい気持ちになれる相手が今までいたか? いいや!)

モバP(凛、お願いだ! 君を一生守るから、結婚してほしい! 今すぐに!)

凛(そ、そんなプロデューサー、結婚なんて、私まだ……)

モバP(年齢がどうした! 凛、君が欲しいんだぁー!)

凛(プロデューサー……私も、私も――)


――再びファーストフード店――

加蓮「りーん、戻っておいでー」モグモグ

凛「はっ」

奈緒「本当にプロデューサーさんのことになると変わるな凛は」

卯月「それだけプロデューサーさんが好きなんですよ」

凛「そ、そういう訳じゃ……うぅ」

未央「えっと、とにかく! しぶりん、引き受けてくれるってことでいいよね?」

凛「ま、まぁ、美嘉に彼氏がいたかどうか本当のことを聞くだけだしいいよ、やってみる」

未央「やったー! ありがとうしぶりん、吉報をお待ちしておりますぞー!」

凛「うまくいくかは分からないけどね」

加蓮「それで、方法はなにか考えてあるの?」

凛「細かい所はこれから考えるけど、今度私と美嘉が同時にお休みの日があるんだ」

凛「その日に美嘉をショッピングに誘って、あとはなんとかやってみる」

凛「二人っきりなら美嘉も本音を言ってくれると信じるしかないけど」


奈緒「今をときめく人気アイドルが休日に二人っきりでショッピングか、お忍びデートみたいだな」

卯月「デートですかぁ、なんだかこれだと凛ちゃんが美嘉ちゃんの彼氏さんって感じですね」

加蓮「彼女の昔の男について調べ回る今の男って、入院中に見た昼ドラみたい」ゴチソウサマデシタ

未央「昼ドラみたいって、そんな、美嘉ねーとしぶりんドロドロの関係になっちゃうの!?」ワクワク

凛「……私やっぱり美嘉に聞くのやめていいかな?」

未央「ごめんなさい調子にのりすぎました」

凛「よろしい。まぁ、美嘉から聞けたらまたここで皆に報告するから待っててよ」



――休日 池袋――

凛(さて、今日なんとか美嘉をショッピングに誘えたわけだけど)

ガヤガヤ アノコカワイクネ ガヤガヤ

ザワ ヒトリカナコエカケヨウカナ ザワザワ

凛(待ち合わせ場所に15分前に来るのはちょっと早すぎたかな)

凛(よく考えるとこういう風に休日に誰かと二人っきりで過ごすのもスゴイ久しぶりなわけだし)

凛(未央の頼み事が出来なくても、美嘉と休日楽しく過ごせるならそれも悪くないか)フフッ

――お忍びデートみたいだな

凛(って、なに思い出してるの! もう、奈緒があんな変なこというから!)

凛(たしかに美嘉は年上として頼れることが多いしかっこいいとは思うけど、だからそういうのとは)

ガヤガヤ ソロソロコエカケテミヨウゼ ガヤガヤ

凛(でも美嘉早く来てくれないかな、そろそろ男の人何人かこっち来てるし……)

凛(正体がバレた訳じゃないだろうけど、どうしよう美嘉に――)


美嘉「――ゴメン待った!?」ハァハァ

凛「美嘉!! ありがとう来てくれ……」

美嘉「わー! そんな大きい声で名前言っちゃ」

ガヤガヤ ミカッテイワナカッッタカアノコ ガヤガヤ

ザワザワ イッタナ テイウカアノクロカミノコマサカ ザワザワ

美嘉「うわーまずい……凛、ここは一旦逃げよ★」グイッ

凛「えっ、きゃ!」

ザワザワ ヤッパアレホンモノジャネ ザワザワ

ガヤガヤ シブヤリントジョウガサキミカキテルノ!? ガヤガヤ

凛「ご、ごめん美嘉私油断して」タタタッ

美嘉「しょーがないしょーがない★ 凛もこうやって遊ぶの久しぶりなんでしょ?」タタタッ

凛「う、うん」タタタッ

美嘉「とにかく騒ぎが大きくなる前にどっかに隠れないとね、とりあえずカラオケでいい?」タタタッ

凛「み、美嘉がいいならどこでも」

美嘉「よしじゃあこっちに!」ダッ



――カラオケ店――

美嘉「はぁー疲れた★ まさかいきなり走ることになるなんて思わなかったな」

凛「本当にごめん、あんなに大きな声で名前言うなんて自分でも思わなかったから……」

美嘉「過ぎたことを悔やんでもしょうがないって★ それにアタシも凛を待たせちゃったのが悪いんだし」

凛「約束の時間から考えたら美嘉も遅くないって。私がただ早すぎただけで……」

美嘉「んー、それはアタシと今日遊ぶのが待ち遠しかったってことかなー?」

凛「えっ!? そ、そういう訳じゃなくて誘ったのが私だから、美嘉を待たせて迷惑かけたくなくて」

凛「結局こんな形で迷惑かけちゃったけど……」

美嘉「いいっていいって、前に莉嘉が渋谷で目立っちゃった時のに比べたらこれぐらい全然だって」

美嘉「それよりなにか頼もっか★ 走って喉乾いちゃったからねー、凛はなにがいい?」

凛「じゃ、じゃあ……オレンジジュース」

美嘉「オレンジジュースね。あとはアタシが適当に選んでも?」

凛「大丈夫」

美嘉「よし、じゃあ注文するね★」カタッ

美嘉「えーと飲み物が――」ピッピッ


凛(ああもうなんでこんな……全部予定狂って美嘉に迷惑かけちゃうなんて)

凛(なんであんなに大きい声で美嘉の名前呼んじゃったんだろう、美嘉のことを考えてたせい?)

凛(私思ってる以上の今回のこと意識してる? ただ未央の頼み事を引き受けただけなのに)

凛(それともやっぱり奈緒が変なこと言ったから…………そういうことにしとこうかな)

美嘉「よし、注文終わったからなにか歌おっか★ ……凛?」

凛「え、あ、何!?」

美嘉「大丈夫? 疲れてるんだったら休んでもいいんだけど」

凛「つ、疲れてない、全然! むしろ元気だから」

美嘉「ならいいんだけど……。そういえば凛のほうから遊びに誘ってくれたなんて珍しいよね」

凛「そうだっけ」

美嘉「そうだよー★ だから最初は別人かなって思っちゃった」

凛「あ、酷い」

美嘉「ごめんごめん、でもなかなかないことだから嬉しかったんだ」

凛「……私って本当に遊びに誘ってない?」

美嘉「まぁ凛ってどっちかっていうと誘われたら遊ぶって印象だからねー★」

美嘉「それともアタシだけ凛に誘われることがなかったのかなって」


凛「そ、そんなことないってば。でも確かに自分から誰かと遊びに行くって少ないかも」

美嘉「凛の周りってそういう所で積極的な子多いから余計にそうなっちゃうのかな?」

凛「美嘉もその一人だと思うけど」

美嘉「確かに! あははっ★」

シツレイシマースチュウモンノシナオモチシマシター

美嘉「お、来た! それじゃあ受け取ってと」

凛「あ、私並べるから」

美嘉「ありがと★」

ゴチュウモンノシナイジョウデショウカシツレイシマース

美嘉「さてと、乾杯する?」

凛「そうだね、乾杯」カチン

美嘉「うん乾杯★ なんだか最近素直な凛をいっぱい見てる気がするなー」

凛「美嘉には割とそうなれるのかな」ゴクッ

美嘉「嬉しいこと言ってくれるねー♪ ……で、素直な凛は今日アタシになにを聞きたいのかな★」

凛「むぐっ!?」ゴホッゴホッ


美嘉「ごめん、驚かせちゃった?」

凛「ゴホッ……ぐっ、な、なんでそう思うの?」

美嘉「滅多に自分から遊びに誘わない凛が未央達やプロデューサーじゃなくてアタシを誘った」

美嘉「この時点で結構怪しいのに待ち合わせ場所についてみたら難しい顔した凛がいて」

美嘉「さっき注文してる時もどこか上の空だったし? これで何もないと考えるのはねー」

凛「うぅ……」

美嘉「莉嘉みたいに妹がいるとね、お姉ちゃんとしてよく見る力がついちゃうみたいでさ」

美嘉「で、正直な所はどうなの凛? もしアタシの勘違いならそれで終わりってことにするよ★」

凛(……ダメだ、これは完全に見破られてる。正直に話すしかないや)

凛(仕方ないけど、今回のこと引き受けるんじゃなかった……はぁ)

凛「勘違いじゃない。美嘉に大事な質問があるから今日は誘ったんだ」

美嘉「……そっか★ でも凛がこんな方法でアタシに聞くような大事な話ってあったっけ?」ゴクッ

凛「うん……あの、美嘉ってさ、本当に彼氏いなかったの?」


美嘉「…………そんなこと?」ゴクン

凛「そ、そんなことって、結構大事な話じゃ」

美嘉「だってもうアタシに彼氏いなかったことはラジオで一緒にいた凛なら知ってるじゃん★」

美嘉「だからアタシはてっきり凛が『プロデューサーと付き合うにはどうしたらいい?』とか」

美嘉「『好きな人にプレゼントしたいものがあるんだけど何がいいかな』みたいな」

美嘉「そういった感じの話を期待してたんだけどなー」

凛「ご、ごめん、でもラジオの時はアイドルとしてああ言わないといけないこともあるし」

凛「美嘉みたいにかっこよくて綺麗な人に彼氏がいなかったのがどうしても信じられないから」

凛「そ、それに私は美嘉に彼氏がいたとしても気にしないというか、参考にしたいというか」

凛(って、ま、待った、落ち着かないと! 今の私なにか変なこと言いかねない!)

美嘉「ふーん♪」

凛「ひゃ!?」

凛(美嘉いつの間に目の前に!?)

美嘉「つまり凛は、アタシの言葉が信じられないんだ?」

凛「そ、そういうわけじゃな――」

美嘉「凛」ガシッ

凛「あう」

凛(掴まれて、ち、近い……)


美嘉「私の顔よーく見て♪ それから教えて? それを誰から聞くように言われたかさ★」

凛「い、言ってる意味が」

美嘉「普段の凛から考えたらどーにも質問が腑に落ちないんだよねー♪」

美嘉「だからこれは誰かに頼まれた質問なんじゃないかなーって★ 違う? ねぇ凛、答えて♪」

凛(バレてる? ううん、違う気がする。でも未央からの頼み事だって答えたほうがいいの?)

凛(でも――)

――先日 ファーストフード店 解散時――

未央「そうだしぶりん。ちょっとだけお願いがあるんだけどいいかな?」

凛「まだあるの? まぁ、いいけど」

未央「ありがと! お願いっていうのは、もし美嘉ねーに私の質問だってことがバレかけても」

未央「どうにか誤魔化してほしいんだ!」

凛「なんで?」

未央「なんていうかこれはしぶりんが茶化せない真面目な雰囲気で質問する以外ない気がしてさ」

未央「未央ちゃんからの質問でしたー! なんてもう美嘉ねー絶対本当のこと言ってくれないよ」

未央「だからお願いしぶりん、バレそうになったら頑張ってねー!」



――再びカラオケ店――

凛「……」

美嘉「りーんー、そろそろ答えてよー★」

凛「……美嘉、私がこんな質問するのっておかしい?」

美嘉「うん♪」

凛「っ……でも、信じて。これは私が、美嘉が彼氏いたかどうかすごく気になって質問してるだけ」

凛「本当にそれだけだから、お願い……!」

美嘉「それだけかー……」グイッ

凛(……美嘉の綺麗な瞳の中に私が見える、まずい、本当にこれ以上はもう――)

美嘉「分かった、ごめんね♪ 凛の言葉信じるよ」パッ

凛「あ、ありがとう美嘉」

凛(美嘉の顔が離れちゃった……あれ? なんで残念がってるの私)

美嘉「はぁ~……しょーがない、こんなに真面目に聞かれたんじゃちゃんと答えないと駄目だよね」

美嘉「でも凛、一つだけ約束して」

凛「何?」

凛(って、美嘉にここでの話は誰にも言わないでなんて言われたらどうするか考えてなかった!)

凛(もしこの約束がそれだとしたら未央達になんて……)


美嘉「約束は、今からアタシが話すことを聞いてもアタシを軽蔑しないで欲しいってこと★」

凛「……それだけ?」

美嘉「うんこれだけ。もしかしてアタシの話したこと誰にも言わないで的な約束だと思った?」

凛「そ、そんなわけ」

美嘉「その辺りは凛に全部お任せ♪ もし他の人が知ったとしても、凛が話したのならいいや★」

凛(そう言われるとすごい話しづらい……)

美嘉「それで、なんだっけ? アタシに彼氏が本当にいなかったかどうかだっけ」

凛「そ、そう。美嘉に彼氏って」

美嘉「……彼氏はいたことないよ★」

凛「そっか、やっぱりいたことは――……彼氏『は』?」

美嘉「そ、彼氏は。でも男の人とお付き合いをしてなかったわけじゃないよ♪」

凛「ま、待ってよ! だって恋人になったりする以外で男性と付き合うことなんて」

美嘉「凛ってさ、服に気を使う?」

凛「そ、そりゃもちろん」

美嘉「だよね。アタシさ、今でこそカリスマギャルなんて言われるくらいになれたけど」

美嘉「まだプロデューサーにも出会うずっと前、モデルを始めた頃って大変だったんだ」

凛(そういえば美嘉ってモデルもやってたんだっけ……)


美嘉「雑誌に写るモデルってのはすごく華やかで、キラキラしてて素敵だよね」

美嘉「でもその雑誌に安定して載せて貰えるまでにかかるお金ってすごかったんだ」

美嘉「衣装代に交通費、自分を綺麗に保つならそれに化粧品や小道具も」

美嘉「とてもじゃないけど学生がお小遣いだけで払えるわけないよね★」

凛(まさか……)

美嘉「さすが凛、その顔気付いたね♪ そ、だからアタシは男の人と――」

凛「いい、やめて、言わないで。ごめん、私、酷いこと」

美嘉「いいよ、もう昔のことだし。それにアタシは割と気に入ってたんだよ?」

美嘉「良いお客さんだとお金すごいくれるし、こっちも気持ちよくなれたんだよね★」

美嘉「おかげで真面目に学校通ってモデルも続けられたし、それにね――」

凛「もういいって!」ドンッ

美嘉「……分かった♪ それで、凛はアタシのこの答えで満足かな?」

凛「なんで……? 美嘉なら、もっと上手くやれる方法があったはずなのに」

美嘉「うーんどうだろ♪ 結局の所、その時のアタシはこの方法が一番だと思ってたし」

美嘉「それに結構な人数経験したおかげで身についたこともあるんだよ★」

美嘉「アタシへの印象を、どういう仕草でどういう言葉を言えば操れるか、とか♪」


凛「……!? じゃ、じゃあまさか今皆が美嘉に抱いてる印象って……!」

美嘉「それは質問から外れるから答えられないな★」

凛「そんな……美嘉……じゃあまさかプロデューサーも……」

美嘉「あ、それは安心して♪ プロデューサーとちひろさんには効かなかったから」

凛「……ということはその二人は知ってるってこと、美嘉のその、昔してたこと」

美嘉「そりゃプロデューサーとちひろさんはね。あの二人が事務所の要だし★」

美嘉「それに、アタシのこと全部知った上でプロデューサーは誘ってくれたんだ」

美嘉「トップアイドルを目指そうって。だから今アタシはここにいるの」

凛「そう、だったんだ……」

美嘉「ま、最初はアタシの元お客さんにバレたりして大変だった時もあるんだけど」

美嘉「ちひろさんが気付いたらそういうの全部処理してくれて今はもうないし」

美嘉「アタシは初心で純情に見せたほうが人気出るって指示出したのもちひろさんだから」

美嘉「あの人にも感謝してるんだ★ ……ドリンク売りつけるのだけはやめて欲しいけど」

凛「……ドリンク売らないちひろさんって想像出来ないね」

美嘉「本当にね♪ ところで凛、アタシの話はこれで全部だけど、感想は?」

凛「……言いたくないこと聞いて本当にごめん。でも、一つだけ追加で聞いてもいい?」

美嘉「うん、いいよ?」

凛「プロデューサーに対して美嘉はどう思ってるの?」


美嘉「えーそれ聞くー? まぁ、この世界で一番感謝してる人で頼りにしてる人で」

美嘉「……いちばん好きな人かな……ってヤバ、これ口にするとすごい恥ずかしい!」

凛「じゃあやっぱりプロデューサーといる時の美嘉が一番素ってこと?」

美嘉「そうなるかな♪ ホントの恋なんてプロデューサーに会うまで分からなかったけど」

美嘉「……自分の感情が制御出来ないあのときめきは、アタシすごい好き★」ニコッ

凛(うわ……このタイミングでその笑顔卑怯だって……)

凛「……美嘉、ありがとう。こんな質問に答えてくれて」

美嘉「いいよ、凛が大真面目に聞いてきたなら答えないとね★」

凛「それで、この後どうしよう。本当は色々考えてたんだけどもう全部飛んじゃって」

美嘉「……じゃあさ、アタシが嘘ついてないか確かめてみる?」

凛「何言ってるの。さっきの話、私には嘘だなんて……」

美嘉「口ではなんとだって言えるって♪ 今までの話も凛をからかってただけかもねー★」

凛「いくらなんでもそれは信じない。それに私に美嘉の話が嘘かどうか確かめるなんて」

美嘉「少なくともアタシが男の人としたことあるかどうかを調べる方法は一つあるかな」

凛「え、なにそ――」

美嘉「ほらぎゅー」ダキッ

凛「きゃ!?」ギュー


美嘉「ま、凛が嫌ならすぐやめるけど、アタシだけ恥ずかしい思いしたのって不公平だから」

美嘉「アタシの体確かめるついでに、凛もちょっとだけ恥ずかしい思いしてみよ★」

凛「待って!? ここカラオケなのにそんなこと出来るわけ!」

美嘉「実を言うとアタシ男の人以外ともしたことあったりして★」グイッ

凛「あっ……」

凛(また美嘉の目に私が見えるくらい顔が近い……)

美嘉「そしてここはその時教えてもらったカラオケだったりして★ ねぇ凛」

凛(だ、大丈夫、耐えられる。これさえ我慢したらあとは普通に――)

美嘉「……ありがと、軽蔑しないでくれて。嬉しかった」ニコッ

凛「…………美嘉、それ、ズルいってば……んっ――――」



――後日 ファーストフード店――

未央「さぁ待ちに待った日がやってまいりました! その前に、しぶりん! ごめん!」

凛「なんでいきなり謝ってるの」

加蓮「池袋で美嘉と凛がいたのがバレて大騒ぎになったって聞いたんだ」

奈緒「それでそのことプロデューサーさんとちひろさんにすごい怒られたんだろ?」

凛「あー……そういえばそんなこともあったような」

未央「お、覚えてないの!? すごい長い時間怒られてたっぽいのに」

卯月「未央ちゃん自分のせいだーってすごい悩んでたのに……」

凛(休日からずっと美嘉のこと考えてたからその辺り全然記憶にないって言えない)

未央「お、おっほん。ともかくしぶりんが気にしてないなら問題なし!」

奈緒(いや結構あると思うぞ)

未央「それでしぶりん、結局美嘉ねーに質問は出来たの?」

凛「まぁ、出来たといえば出来た、かな」

加蓮「へぇー流石は凛」

未央「それでは答えてもらいます! しぶりん、美嘉ねーは本当に彼氏が?」

凛「彼氏が……」


――凛が話したのならいいや★

――ありがと、軽蔑しないでくれて

凛(……美嘉……――)


――回想 休日 池袋――

凛「まさか……外でたらもう夜なんて思わなかった」

美嘉「ずーっと延長してたもんね♪ あ、凛、体大丈夫?」

凛「なんていうかまだフワフワしてるけど大丈夫」

美嘉「そっか★ でも明日の事務所怖いなー、騒ぎ起こしちゃったし」

凛「騒ぎ……?」フラフラ

美嘉「あ、うん、凛はもう帰ろうか、一人で大丈夫?」

凛「……さすがに心配しすぎだよ美嘉。美嘉こそ電車逃すと大変だよ?」

美嘉「それもそうだ♪ じゃあ凛、今日は本当に良かった」

凛「私も。……ねぇ美嘉、もし今日のこと私が誰かに話したら」

美嘉「あははっ★ そうなった時はそうなった時かなー? でも」

凛「でも?」

美嘉「……ううん、なんでもない。それじゃ、凛、おやすみ」

凛「うん、おやすみ――」


――再びファーストフード店――

凛(あの時美嘉がなんて言おうとしたのか、私はまだ聞けてない)

凛(少なくともそれを聞くまでは美嘉にいてもらわないと困る)

凛(皆のことは信じてるけど、それでもやっぱり万が一があったら怖いから)

凛(だから……――)

凛「美嘉には彼氏が本当にいなかったよ」

(終)

美嘉お姉ちゃんと凛ちゃんの組み合わせはそろそろ公式でユニット欲しいです
短いですが読んでくださった方ありがとうございました

乙乙

そのユニットは無い。諦めろ

百合脳の考えることは本当にわからん

百合豚は脳が腐敗している

ただのビッチじゃね?

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年12月24日 (水) 15:50:45   ID: WOGD5JrI

ひど

2 :  SS好きの774さん   2016年10月01日 (土) 01:05:07   ID: CsXJlG3_

クソ

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