男「ヤンデレってよ」(8)

友「ん?ヤンデレ?」

男「あぁ。ヤンデレって実は可愛いんじゃないか?」

友「いや、よくわかんないけど」

男「よく考えてみろよ。危ないってこと以外は自分のことが大好きなただの女の子なんだぜ!」

友「お前興奮しすぎ」

男「おっと、俺としたことが」

男「というわけで、俺はヤンデレと付き合いたいんだよ」

友「知るかよ」

男「どっかにヤンデレで俺のことが好きな子いないかなぁ」

友「いたらこんな話してないんじゃないか?」

男「んなことはわかってるんだよ」

~帰り道~

女「・・・・・・・」

男(・・・・・・これは)

女「・・・・・・・」

男(まさか・・・ヤンデレ?!)

女「あ、あのっ!」

男「はい!なんでしょう!」

女「こ、これ、友君に渡してもらえないでしょうか!」

男「・・・・・・・・・」

女「あ、あの・・・」

男「うるせぇ!人の夢を壊しやがって!んなもん自分でいけばかーーー!」

女(泣いて走って行っちゃった)

女「ふん、使えない男・・・なんであんなのが友君と一緒にいるのかしら・・・妬ましい」

女「あ、いけない。そろそろ時間だわ」

女「えーっと・・・・」キョロキョロ

ポイッ

タタタタタタタタタ

~男の家~

男「ちくしょ~・・・・」

テレビ「続いてのニュースです。先ほど・・・・・」

母「あらあら。うちの近所でボヤ騒ぎがあったんだって」

男「そんなのどうでもいいよ」

母「あんたも気をつけなさいよ?ああいうのって大抵変質者がかかわってるんだから」

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