榛名「榛名恋愛相談所」 天龍「2件目だぜ!」 (993)

艦これのssです。
読む方は以下の点にご注意ください。

・キャラ崩壊必至

・オリジナル設定&独自解釈あり

・ここの提督がモテ過ぎている。しかも鈍感

・たまに派生スレが建つ

 上記のことに注意してお読みください。雑談はOKです

 前スレ

 榛名「榛名恋愛相談所」
 榛名「榛名恋愛相談所」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1413645038/)

 関連スレ

 金剛「ヘーイ!ダメ提督ー!」 提督「何だ?アホ戦艦」
 金剛「ヘーイ!ダメ提督ー!」 提督「何だ?アホ戦艦」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417951023/)

 【艦これ】勇者「僕がキミを守るよ、春雨」 春雨「勇者さん……」
 【艦これ】勇者「僕がキミを守るよ、春雨」 春雨「勇者さん……」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1418460855/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1419251569

登場人物紹介

~岩川鎮守府~

提督…本作主人公(仮)
   やたらモテまくる、理由はあるような内容なだけどとにかくモテる。
   脳に欠陥&怪物級の回復能力あり。好きなものは卵料理とNI☆JI☆GE☆N

榛名…本作主人公(真)
   提督の秘書艦。他人の恋路を見て楽しむという趣味を持つ。
   その趣味が理由で艦娘たちの恋愛相談に乗っている。最近は他の鎮守府(主に横須賀、あと横須賀、さらに横須賀)に呼ばれているらしい

漣…メイドもどきの駆逐艦
  何気にこの鎮守府で二番目に強い(一番は榛名)。提督ラブだが基本的に提督への態度は厳しい。
  他人の不幸で「メシウマ!」など、腹黒い一面が見えるとか見えないとか

鈴谷…豆腐メンタルの航空巡洋艦
   提督ラブだが素直になれないお年頃。頑張って告白したが、告られた本人はよく理解してない

山城…扶桑姉さま大好きな航空戦艦
   提督に厳しい態度を取っていたが、今やその頃の見る影もなくデレデレ。扶桑と提督が大好き

夕立…S(すげえ)T(つよい)K(くちくかん)
   この世界で現在二番目に強い艦娘。海上暮らしが長かったため、林檎などの果物に対する欲求は凄まじい

~横須賀鎮守府~

天龍…世界最強の軽巡洋艦
   趣味は訓練。特技は戦闘の戦闘狂。でも家事とか超得意。何でも出来る完璧超人
   世界で一番強い艦娘。敵はワンパンがデフォ
   『カリスマ A⁺⁺』持ち

ビスマルク…味覚音痴の戦艦
      ドイツ生まれの超弩級戦艦。味覚がジ・エンドしてるため料理の腕は壊滅的。
      将来の夢は天龍のお嫁さんらしい

愛宕…(どことは言わないが)大きい重巡洋艦
   横須賀で最もマトモな精神をお持ちな常識人枠。その性格ゆえに気苦労が絶えな……い?

島風…はっやーい!駆逐艦
   速い。凄い速い。冬は寒そう。愛宕に次いで横鎮で常識がある。
   叢雲に好意を持たれてるが本人はまったく気づいていない。
   『カリスマ A』持ち

叢雲…ツンデレ百合駆逐艦
   島風LOVEな(元)メシマズ艦。以前は持ち前の不器用さとおっちょこちょいのせいでメシマズだったが、最近は普通の料理も作れるようになった。

磯風…軍人気質な駆逐艦
   横鎮で唯一、提督Loveな艦娘。その想いは距離をも超える(かもしれない)
   女の子扱いされることにあまり慣れてない

~その他~

伊168…呉鎮守府の提督代行の潜水艦
   レ級を無傷で単騎撃破できる程度には強い。酒好き。
   後輩の響を異常に可愛がってる

響…現在ロシアに出向中の駆逐艦
  イムヤの後輩。先輩であるイムヤのことはとても尊敬している。
  最近は変な男にナンパされまくるのが悩みらしい

翔鶴…舞鶴鎮守府の提督代行の航空母艦
   母性溢れる良き代行らしい。エラー娘を見かけた

衣笠…大湊警備府の提督代行の重巡洋艦
   どこをどう間違ったのか、やたら天龍を尊敬している。ちょっとアホ
   天龍に出会うまではゲーセンに行ったりしてマジメに仕事や訓練に取り組まなかったが、現在は真剣に取り組んでいるとのこと

エラー娘…ラスボス感あふれる妖精さん
     裏で色々と画策する系ラスボス。良いこともするが悪いこともする。常に猫を引っ提げている。
     快楽主義であるらしく、『面白そうだから』という理由で他人の人生を引っ掻き回す。誰かの指示(むしろ依頼?)で動いているらしいが……

~ある日の鎮守府~

秋月「あれ?皆さん何してるんですか?」スタスタ

雷「サンタさんへお手紙を書いてるのよ!」

雪風「雪風はぬいぐるみをお願いします!」

文月「あたしは『しんじゃ』かな~」フミィ

秋月「へぇ……」

夕立「ふっふっふ、まだまだみんな甘いっぽい」

電「夕立さんは何にしたのです?」

夕立「夕立はこれにしたっぽい!」つ『フレンチクル○ーラーが欲しいっぽい!』

秋月「……」

雷「ドヤ顔で見せてきた割りには、文月と同じようなものじゃない」

夕立「ちっちっち。フレンチクルーラーをあまり舐めない方がいいっぽい」

夕立「フレンチクルーラーは、金髪ロリババア吸血鬼を召喚するのにも使えるっぽい!」

提督・榛名「「金髪ロリババア吸血鬼がなんだって(なんですって)!?」」ザッ

秋月「うわっ!?どこから出てきたんですか二人とも!?」

訂正

雷「ドヤ顔で見せてきた割りには、文月と同じようなものじゃない」→雷「ドヤ顔で見せてきた割りには、あなたも子供っぽいものじゃない」

雷「とゆーかそれって、フレンチクルーラーがすごいんじゃなくて、ミスドがすごいだけじゃない?」

夕立「そ、そんなことはないっぽい!」

雷「ぶっちゃけポン・デ・リングの方が美味しいし」

夕立「死にさらしゃあ!っぽい!」ビシュッ

雷「危なっ!?」

夕立「あなたは今、一番言っちゃいけないことを言ってしまったっぽい」

雷「あら?図星を突かれて怒っちゃったのかしら」

夕立「おk泣かす」グッ

雷「やれるものならやってみなさいよ。バスケの借り、利子つけて返してあげるわ」ダンッ

二人「「……」」ゴゴゴ

夕立「二重の極み!っぽい!」ダダンッ

雷「桜花!」バンッ



ぷらずま「いいぞ!もっとやれ!なのです!」

文月「あたしはえんぜるくりーむざいいなあ~」

雪風「雪風はDポップです!」



秋月「カオス過ぎて私にはもうツッコミきれません……」

提督「ところで秋月は書かなくていいのか?」

秋月「あ、いえ私は……」

榛名「どうしてです?特に欲しいものが無いとか?」

秋月「ち、違うんです。だって、その――――」



秋月「サンタさんって、お金持ちの家の子にしかくれないんですよね?」



提督・榛名「「……」」ブワッ

秋月「だから私みたいな赤貧娘がお願いしていいものなのかと――――って、二人ともどうしたんですか!?お腹痛いんですか!?」オロオロ

提督「いや、腹よりむしろ……」

榛名「心が痛いです……」

秋月「?」キョトン

提督「大丈夫だ秋月。何の心配もしなくていい。お前が赤貧娘だろうが、サンタさんは来てくれる」ポンポン

榛名「そうです。この区域の担当サンタさんは心優しい方ですから、ちゃんとくれますよ」ポンポン

秋月「何で二人して泣きながら私の肩を叩くんですか!?」

提督「だから秋月」

榛名「我慢なんてせずに」

提督・榛名「「欲しいものをお願いしなさい」」

秋月「……」

秋月「えっと、じゃあ……」カキカキ

秋月「私はこれが欲しいです!」つ『はんばーぐ?が食べたいです』

提督・榛名「「……」」ブワッ

秋月「噂に聞いてから、一度でいいから食べてみたかったんです♪」ニコニコ

提督「秋月。今日はファミレス行くぞ。好きなものを好きなだけ頼んでいい」

秋月「ほ、本当ですか!?」

榛名「だからサンタさんへのお願いは別のものにしましょうね?」

秋月の話はここまで

今日の夜の分の内容をコンマで決めます

0~30 A

31~99 h

直下コンマ↓の下二桁

すげえギリギリで後者になりました

hの意味は……何でしょうね☆

人類に!不可能は!ない!

というわけで、遅くなりましたが超特急で書きます

なんで遅くなったんですかねえ
妹とデートかな?

鈴谷「メリー!」

熊野「クリスマース!」

提督「イブ!」

全員『いえー!』

提督「お前ら!今日は年内有数の狩りの日……じゃない。無礼講な日だ!好きなだけ騒げ!」

艦娘たち『やっはー!』

ドンチャンドンチャン♪

>>28

デンキ街の本屋さんをまとめて見てました



武蔵「で、何でお前はまだそっちにいるんだ?」

大和『色々と事情が重なって……もうしばらく戻れそうにないの』

武蔵「そうか。ではお前が帰ってきたときに、相棒が私の『人生の相棒』になってても文句は言うなよ?」

大和『ちょっ!?武蔵!?ダメ!絶対にそんなのダメなんだからね!』

武蔵「止めたかったら早く戻ってこい」

大和『むうう~……やっぱり私もそっちに……ああやめて!スカートを引っ張らないで浜風!冗談!冗談だから!』

武蔵「そろそろ切るぞ」

大和『あっ!ちょっと待ってよ武s……』

武蔵「……やれやれ。一体いつまで待たなければならないのか」フフッ

金剛「今日はとことん騒ぐデース!」

比叡「気合い!入れて!いきます!」グビクビ

金剛「おおー!比叡、いい飲みっぷりデース!それじゃ私も……」グビクビ

金剛「ぷはー!おりゃあ!しゃけらしゃけりゃ!ろんろんもっれこーい!」

比叡「はい!お姉さまの仰せのままに!」ダッ

扶桑「ふふっ、たまにはこういう大騒ぎもいいものね」

山城「そうですね!お姉さま!」

扶桑「あ、山城。私あれが食べたいわ」ユビサシ

山城「今取ってきます!」ダッ

扶桑「あんまり急いじゃダメよ……って、もう行っちゃった……」

キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア

扶桑「……ほら、だから言ったのに」

鈴谷「へっへー!チキンゲットー!」

熊野「あなたって人は、まったく……そんなにいっぱい食べたら太りますわよ?」

鈴谷「にゃっ!?」

熊野「この後にケーキもあるんですのよ?」

鈴谷「うにー……」

熊野「食事はバランスと量に気をつけてお食べなさいな」

鈴谷「私のお母さんか!」ビシッ

雷「今日こそ決着つけてあげるわ!」

夕立「望むところっぽい!」

雷・夕立「「うぎぎぎ」」

秋月「あのお二人は何をしているんですか……?」

不知火「気にしない方が精神衛生上良いかと。チキン食べます?」

秋月「あ、ありがとうございます」オズオズ

漣「飲み物取ってくるよー」

電「電は林檎ジュースなのです!」

文月「あたしいちごみるく~」フミィ

雪風「雪風はオレンジジュースにします!」

漣「はいはーい。ちょっと待っててねー……ご主人様ー?飲み物何が……って、いない?」キョロキョロ

~外~

提督「ふぅ……」

榛名「こんなところで何黄昏てるんですか?」スタスタ

提督「……榛名か」

榛名「はい。いつもニコニコあなたの後ろに這い寄る混沌、戦艦榛名です」

提督「名状しがたい感じのキャッチフレーズだな」

榛名「で、何でこんなところにいるんですか。お祭り好きの提督のことですから、調子に乗って一気飲みして急性アルコール中毒で死ぬものだとばかり……」

提督「いい加減泣くぞてめえ」

榛名「冗談です」フフッ

提督「……やれやれ」

提督「……」

榛名「……」

提督「……なあ、榛名」

榛名「何ですか?提督」

提督「また来年もこうして笑ってられるといいな」

提督「みんなでバカ騒ぎして、後始末して」

提督「笑いながら話せるような明日が、ずっと続くといいな」

榛名「……そうですね。でも----」



榛名「----二人きりの静かな夜も、それはそれで良いものでしょう?」チュッ



提督「なっ!?榛名、お前、今、何して」カアアア

榛名「ほっぺならセーフですから」///

提督「いやアウトだろ!」///

榛名「ま、まあ、そんなことはどうでもいいじゃないですか。ほら、そろそろ皆さんのところへ戻りましょう?」///

提督「……それもそうだな」クスッ

クリスマス・イブ特別編終わり

おやすみなさい

今日の投下、始めます

~ある日の鎮守府~

提督「あークリスマスさいこー」ダラダラ

漣「お仕事お休みですからねー」ダラダラ

提督「いつも何かとうるさい榛名も今日は出掛けたし」ゴロゴロ

漣「一日中ダラダラしてられますねー」ゴロゴロ

提督「……」

漣「……ご主人様?」グダグダ

提督「漣!?何でここに!?」

漣「今まで気付いてなかったんですか!?」ガビーン

提督「え?何しに来たの?仕事休みなんだよ?他の駆逐艦と遊んで来いよ」

漣「雷と夕立さんはまだ寝てますし、不知火&秋月のコンビはどっか行きました」

提督「残りのは?」

漣「まどマギ見てます。一話から新編まで」

提督「また電がぷらずまになっちゃうじゃないか」

漣「というわけで暇なんです。構ってください」

提督「それは別にいいが……何する?」

漣「そうですねえ……ケーキでも食べます?」

提督「昨日の分も今日の分も、昨日のパーティでAとKが全部食ったぞ」

漣「今日の分も食べたんですかあの人たち」

提督「正規空母だからな」

漣「ですがご安心を。さっき漣が作ったのがあります」

提督「お前ケーキとか作れたの?」

漣「天龍印のレシピ本見たので余裕でした」

提督「お前も凄いけど天龍も凄いなそれ」

漣「で、どうします?」

提督「食べる」

漣「じゃ、取ってきますね」トテテテ

提督「……漣の作ったケーキか。ドキがムネムネするな」

~数分後~

漣「お待たせしましたー」ガチャッ

提督「待ってましたー……って、何だその恰好」

漣「クリスマスにちなんでメイド服サンタバージョンです。似合いませんか?」

提督「いや、すげえ似合ってる。可愛いよ」

漣「そ、そうですか。ま、まあ漣に似合わないメイド服なんてありませんけど!」///

提督「で、その手に持ってるのがケーキか。案外普通だな」

漣「やっぱりケーキといったら、スタンダードな苺と生クリームのものかと思いまして。嫌でしたか?」

提督「全然」

漣「なら良しです」

提督「もぐもぐ……うむ、大変美味である」

漣「それは良かったです」

提督「お前も食べろよ。ほら」

漣「にゃっ!?」

提督「?」

漣「ご、ごごごごご主人さまが食べさせてくれるんですか!?そのスプーンで!?」

提督「ああ、そうだが……ダメなのか?」

漣「い、いいえ!何もダメじゃないです!ノープロブレムです!」

漣(ご主人様と間接キスご主人様と間接キス!しかもアーン!キタコレ!)

提督「?変な奴だな。早く食べろよ」

漣「は、はい!駆逐艦漣、出るっ!」パクッ

提督「な?美味いだろ?」

漣「そ、そうですね!」///

漣(ご主人様にアーンしてもらった上に間接キスだったので味なんて全然分かりませんでした!……なんて言えない!)///

提督「ケーキうまうま」パクパク

漣(漣はもうお腹いっぱいです。ご主人様……)



この後もケーキのように甘い一日を過ごしたそうです

今日はこれで終わり

明日はおそらく軽巡です

すみません、色々あって今日(つーかもう昨日)は更新できません

デートの多数決だけ取ります。選択肢は以下

①羽黒とデート

②武蔵とデート

③鈴谷とデート

④秋月とデート

⑤天s……漣とデート

⑥那珂ちゃんとデートだよっ☆

⑦ゴーヤとデートでち

範囲は↓10まで

投票の結果、一位が秋月、二位がゴーヤでちた

今日のデートは夜にやりますので、それまでお待ちください

投下開始

~ある日の鎮守府~

提督「秋月、出掛けるぞ」ガチャッ

秋月「いきなり部屋に入ってきて何言ってるんですか」

提督「嫌なのか?」

秋月「いえ、嫌じゃ……ないですけど」プイッ

提督「じゃあ問題ないな」

秋月「いやいやいや、せめて理由くらい教えてください」

提督「お前が一番新入りだから」

秋月「はい?」

提督「ここに来たばかりでお互いのことをまだあんまり知らないだろ?」

秋月「司令の頭がちょっとアレなのは知ってます」

提督「だからもっと仲良くなるために出掛けようというわけなのだよ」

秋月「私のツッコミはスルーですかそうですか」

秋月「というか、その条件なら夕立さんも対象になるのでは?」

提督「あいつは最初から親しさが限界突破してるから大丈夫」

秋月「仲良くなるためなら、鎮守府全員で交流会でも開けばいいのでは?」

提督「榛名に『二人きりで仲を深めるのも時には大切なことですよ?』って言われた」

秋月(あの人の差し金ですか……)ハア

提督「で、どうする?本当に嫌なら別にいいが」

秋月「あ、い、いえ。行きます」

提督「おk。じゃ、また後でな」バタンッ

秋月「……司令とお出かけ、かあ」

秋月「……」ポワポワー



提督『可愛いよ、秋月』キラーン

秋月『も、もう、司令ったら……』デレデレ

提督『好きだ、俺と結婚してくれ』

秋月『……は、はい』



秋月「……えへへー」ポワポワー

秋月「……ハッ!」

秋月「わ、私ったらいったい何をっ」ワタワタ

秋月「と、とにかく急いで準備しないと!」///

~で、いつものショッピングモール~

提督「このショッピングモールの便利性マジパねえな」

秋月「急にどうしたんですか?」

提督「いや、何でもない。ただの独り言だ」

秋月「そうですか」

提督「そんじゃ、どこ行く?」

秋月「そうですね……」グゥー

秋月「……っ!」///

提督「メシ食うか。確か四階がレストラン街だったような……」

秋月「うう……何かすみません」

~レストラン~

提督「ここにしよう」

秋月「ここ、ですか?何でしょう、ビュッフェ?って書いてありますけど」

提督「入れば分かるさ」

秋月「それもそうですね」

店員「お客様お待たせいたしました。二名様でよろしいですか?」ヒョコッ

提督「……もう驚かない」

秋月「?どうかしたんですか、司令?」

提督「気にすんな」

提督「はい、二人です」

店員「わかりました。それでは、席へご案内しますね」スタスタ

提督(しっかし、あの人の姉妹って全員ここで働いてたりするんだろうか……?)スタスタ

店員「それではごゆっくり」スタスタ

提督「顔どころか歩き方や仕草までそっくりだったな。若干口調とかが違った気もするが……」

秋月「し、司令っ」クイクイ

提督「ん?どうした秋月」

秋月「あ、あの、皆さん勝手にお皿からお料理を取っているのですが、どういうことですか?」

提督「ああ、ビュッフェっていうのは食べ放題ってことでな……まあ、つまり好きなものを好きなように好きなだけ食べていいんだよ」

秋月「す、好きなものを好きなように好きなだけっ!?」

提督「さ、俺達も取りに行こうか」

秋月「す、好きなものを好きなように好きなだけ……好きなものを好きなように好きなだけ……」

提督「……大丈夫か?」

秋月「だ、大丈夫でしゅっ!」

提督「……少し落ち着いてから行くか」

秋月「……すみません」

~で、食事後なわけですよ~

提督「はあ~食った食った」スタスタ

秋月「……」

提督「秋月ー次はどこに――――」

秋月「……」グスッ

提督「ど、どうしたんだ秋月っ!」アセアセ

秋月「ごめん、なさい……」ウルウル

提督「え?な、なんで謝るんだ?」

秋月「だ、だって――――」



秋月「――――折角ビュッフェに連れて行ってもらったのに、あんまり食べれなかったんですもん!」ウワーン



提督「は!?そんなことで落ち込んでたのか!?」

秋月「だって、だってえ……」グスグス

提督「……はあ」

提督「別にいいだろ?好きなものを好きなように『好きなだけ』食べるのが目的なんだから」

提督「無理して多く食う必要はねえんだよ」ポンポン

秋月「うう……」グスッ

提督「それに無理して多く食って太っても嫌だろ?」

秋月「それはそうですけど……」

提督「だからもう気にすんな。なっ?」ナデナデ

秋月「……はい」

提督「よしっ!そんじゃ次はどこに行くかな」ナデナデ

秋月「……んにゅ」

秋月(司令に頭撫でられるの、気持ちいいです……)///

提督「服屋、おもちゃ屋、小物屋……ここまで何でもあると逆に困るな」

秋月「あ、あの、司令っ」

提督「なんだ?」

秋月「少し、あのお店を見てきてもいいでしょうか」

提督「……アクセサリショップか。いいぞ、行ってこい」

秋月「はい!」タタッ

提督「何かあったら連絡しろよー」

提督「……さて、俺はどうしようか――――っ」

提督「あれは……」

~十数分後~

秋月「可愛いものがいっぱいだったけど、お金が……」スタスタ

提督「ま、仕方ないさ。アクセサリなんてそんなもんだ」

秋月「……それもそうですね!うん、気にしない気にしない!」

提督「それでこの後はどうする?もう結構日が暮れてるが」

秋月「そうですね……帰りましょうか?」ニコッ

提督「了解!」

~帰り道~

秋月「……」スタスタ

提督「……」スタスタ

秋月「……」スタスタ

提督「……」スタスタ

秋月(な、何でしょう。ずっと無言で、空気が――――!)

秋月(な、何か話題を振った方がいいんでしょうか!?でもこういう時って何を話せば――――)

提督「……あ、そうだ秋月」ピタッ

秋月「……はい?」ピタッ

提督「ほい、これ」

秋月「何ですか?これ」

提督「お前へのプレゼント」

秋月「!!??」

秋月「え!?ど、どうして!?」

提督「いや、なんとなく贈りたいなーと思ったから」

秋月「いつ買ったんですか!?」

提督「さっき別行動してた時」

秋月「……今、開けても大丈夫ですか?」

提督「もちろん」

ビリッビリビリッ

秋月「こ、これは……!」

提督「いやあ、絶対にお前にピッタリだよなあって思ってさ」

秋月「……」

提督「どうだ、気に入ってくれたか?その――――」



提督「――――その、ハリセン」



秋月「司令の、司令の……」プルプル

秋月「バカああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」スパーン

提督「げぬあっ!?」

秋月「どうしてよりにもよってハリセンなんですか!女の子にプレゼントするものじゃありませんよこれ!」

提督「だってピッタリだと思ったし」

秋月「確かに役柄的にピッタリですけど!凄いいい感じにツッコめそうですけど!」

秋月「もうちょっとロマンチックなものをプレゼントしてくれたって、いいじゃないですか……」

提督「……」

秋月「ほら、早く帰りますよ。遅いと置いていきますからね」スタスタ

提督「……秋月」

秋月「……」スタスタ

提督「……秋月!」

秋月「……」ピタッ

秋月「もう、何ですか――――」ポンッ

振り返った少女の胸に飛び込んできたのは、一つのうさぎのぬいぐるみ

秋月「司令?これは――――」

提督「まあ、何だ、その……」///

提督「ハリセン買うついでに買っておいたっつーか、お前が喜ぶかなって思ってだな……」ブツブツ

顔を赤らめて呟く男に、思わず少女は吹き出す

秋月「ぷっ……ぷあははははははははははははははははは!!!!!!!!!!!」

提督「な、何だよ!そんな笑うなよ!」///

それでも少女は笑う。笑って笑って笑って、涙が出てくる程笑って

少女は、笑顔で言う

秋月「――――ありがとうございます、司令。今まで生きてきた中で、一番嬉しいです」ニコッ

少女のその笑顔は、夕焼けに照らされて輝いていて

提督「……」

男は思わず見惚れてから――――

提督「……そうか」クスッ

――――同じように、笑うのだった

秋月「あ、でもハリセンのことは許しませんからね!」

提督「え、マジで?」

秋月「当たり前です!まったく、先にこっちを渡してくれれば良かったのに……」

提督「いや、ハリセンが先の方が面白い反応が見れるかと」

秋月「ご期待に添えて私も嬉しいです!」スパーン

提督「言いつつ何で叩くんだよ!」

秋月「知りません知りません!司令なんて知りません!」タタッ

提督「おい!ちょっと待てよ秋月!」タタッ

秋月「ふんっ!」

秋月「……司令のことなんて知りません!でも――――」ボソッ



秋月「――――大好きです、私の素敵な司令」ニコッ

少女の呟きは、男に届く前に虚空に溶けた

しゅーりょーです

秋月たん可愛いよ秋月たんハアハアマジ天使だよ秋月たん

……流石に冗談ですよ?5厘くらいは

次回こそは昨日出来なかった軽巡だぴゅー!

レーベ旗艦にして大型回して五時間出て狂喜したら……

長門でした♪

マジでながもんふざけんなよビス子かと思ったじゃねえか

あまりに悲しいので小ネタやります

~小ネタ・横須賀のクリスマス~

天龍「時期過ぎた感ハンパねえがクリスマスパーティーだ!騒げお前ら!」

艦娘たち『やっほー!』

ビスマルク「でも何で今日なの?二十四日か二十五日にやればよかったじゃない」キョトン

天龍「仕事が終わらなかったんだから仕方ないだろ」

島風「サンタさんが来たから島風は文句ないよ?」

愛宕「島風ちゃんは何を貰ったんだっけ?」

島風「じゃじゃーん!ろけっとぶーすたー!」

愛宕「……どこで買ってきたのあんなの」ボソボソ

天龍「……岩川にいるメカニックに頼んだんだよ」ボソボソ

愛宕「……ああ、だからこの前榛名さんが来てたのね」ボソボソ

天龍「……それだけじゃなかったみたいだけどな」ボソボソ

島風「ねえ二人とも!何ボソボソ話してるの!」

ビスマルク「そうよ愛宕離れなさい!天龍に近づき過ぎよ!」グイグイ

ながもんとか大分前にドロップで出したわ!むっちゃんより早かったわ!伊勢の方がまだ後だったわ!むっちゃんはこの前ようやく来た……大型五時間で



島風「えへへーいいでしょー。機能も凄いけどねーやっぱデザインだよねー」

天龍「えっと、それは何のデザインなんだ?」

島風「ドラム缶!」

天龍「そっかあ……ドラム缶かあ……」

島風「ここの模様とか超可愛いよね!」

愛宕「えっ!?そ、そうね!」

叢雲「……全然可愛いと思わない私が異常なのかしら。そうねそうよねそうに決まってる。だって島風は可愛いって言ってるもの」

磯風「お、落ち着け叢雲!何だか黒いオーラが出てるぞ!」アセアセ

ビスマルク「もう、天龍ってば!もっと私に構いなさい!」グイグイ

天龍「あーはいはいわかったわかった」

ビスマルク「もっと私にちゃんと接してよ!」

天龍「……うぜえ」

ビスマルク「ほら、このチキン私が調理したのよ?」

艦娘たち『――――ッ!』

天龍(たった)

愛宕(今から)

島風(このパーティーは)

叢雲(戦場と)

磯風(化したッ!)

ビスマルク「?」キョトン

天龍「まずは愛宕から食えよお前肉好きだろ?そんな胸してんだし」

愛宕「あはは天龍も冗談が上手いのね。私のこれは建造された時からよ?それより成長期の島風ちゃんが食べるべきじゃないかしら」

島風「嫌だなー愛宕さん。私なんかにはビスマルクさんの料理は勿体ないよ。叢雲どう?」

叢雲「べ、別に私はお腹がすいてなんていないし!磯風が食べなさいよ!」

磯風「待てみんな。これはビスマルクが愛を込めて作った料理だ。ここはビスマルクの恋人である天龍が最初に食べるべきではないか?」

艦娘たち(((((くっ!こいつらどうあろうとも他の奴らに押し付けようとしてやがる!)))))

ビスマルク「……」ジー

天龍(まず最初に食べるのは論外。どうあがいたって死ぬ)

愛宕(次に誰かが食べた後に食べるのもあり得ない。順番に関係なく死んじゃうもの)

島風(となると食べないのがベスト。でもそれだといつまでたってもこの状況は終わらない)

叢雲(ならせめて最後に食べるのが最良?最後に残った少ない量なら死は免れるかもしれない)

磯風(いやダメだ。みんなそれを見越してわざと多く残してくる。となると最初に少し食べて他の人に回すか?)

ビスマルク「……」ツンツン

天龍(それもノーだ。一口食べたら後はなし崩し的に全部食べさせられる)

愛宕(じゃあ用事が出来たと言って逃げ出す?)

島風(たぶんそれも通じない。この状況下でそれを許すほどここのみんなは平和ボケしてない)

叢雲(一口食べて気絶すればあるいは)

磯風(無理矢理口に詰め込まれるのがオチだろうな)

ビスマルク「……」パクッ

天龍(くそっ!どうすりゃいいんだ!)

愛宕(こんなの八方ふさがりじゃない!)

島風(敗北確定の上に賭け金が命なんて最悪だよ!)

叢雲(こうなったらもう、誰でもいい)

磯風(誰か、誰か――――っ!)

艦娘たち(((((誰か、この状況を何とかしてくれ――――ッ!)))))

ビスマルク「……ごくん」ハッ

ビスマルク「あ、あのー……」オズオズ

天龍「ん?どうしたんだビスマルク」クルッ

ビスマルク「あ、あのね?悪気はなかったの。決して元からそうしようと思ってたわけじゃないの」

天龍「だからどうしたんだよ」

ビスマルク「……チキン、全部食べちゃった」テヘッ

艦娘たち『……』

ビスマルク「う、うう、やっぱりみんな怒るわよね。ごめんなさ――――」

艦娘たち『そんなことない!』

ビスマルク「え?」

天龍「何言ってんだビスマルク!オレ達がそんなこと程度で大事なお前を怒るはずがないだろ!?」

愛宕「そうよ!悪気が無かったんだし問題ないわ!」

島風「それにビスマルクさんはいつも頑張ってくれてたんだもん!」

叢雲「それくらいのことは許されてしかるべきだわ!」

磯風「だから謝る必要は全然ないんだぞ!」

ビスマルク「み、みんな……」ウルッ

艦娘たち(((((危機は、去ったッ!)))))

ビスマルク「みん、な、あり、がとう……」ヒック

天龍「え?び、ビスマルク?」

愛宕「ど、どうしたの?お腹痛いの?」

島風「お薬!お薬取ってこなきゃ!」

叢雲「バカその前に冷やすものよ!」

磯風「は、ハンカチ使うか?」

ビスマルク「う、ううん。違うの」フリフリ

ビスマルク「私、勝手に一人でチキンを全部食べちゃったのに、みんなが怒らないで許してくれて……」

ビスマルク「すっごくすっごく嬉しかったの!こんなに優しくて素敵な仲間に出会えて、本当に良かったわ!」

ビスマルク「私と出会ってくれてありがとう。Dankeschön、私の素敵な仲間たち」ニコッ

艦娘たち『……』

艦娘たち(((((どうしよう、すごい罪悪感が……)))))

ビスマルク「ほら、みんなも固まってないで早く食べましょ?チキンは無くなっちゃったけど、他のお料理はまだあるわ!」

天龍「あ、ああ、そうだな」

愛宕「た、食べましょうか」

島風「わ、私飲み物注ぐね」

叢雲「わ、私も手伝うわ」

磯風「い、磯風は料理を取り分けよう」

艦娘たち(((((今度、何かビスマルクにプレゼントしてあげよう……)))))

ビスマルク「さあみんな!盛り上がっていくわよ!」

小ネタ終了

ビス子マジ天使。むしろ女神

だから早く来てくださいお願いします!

今日から本気出す。でも明日からは手を抜くッ!

~ある日の鎮守府~

コンコン

榛名「はいはーい、どうぞー」

ガチャッ

酒匂「こんにちわ~」

榛名「おや酒匂さんいらっしゃい。今日は何の御用で?」

酒匂「司令がいない間に相談したいことがあって来ました!教官!」ビシッ

榛名「誰が教官ですか誰が」

酒匂「ちょっと軍属っぽいことしてみたくて……」エヘヘ

榛名「あなたが言うと割と洒落にならないのでやめましょうねその台詞?」

酒匂「は~い」

榛名「で、肝心の相談内容は何ですか?」

酒匂「ふっふっふ、それはね……」

酒匂「司令にちゃんと『ありがとう』って伝える方法を聞きに来たのだよ!」ドヤッ

榛名「……」

榛名(案外まともな相談内容で驚いたなんて言えない……)

酒匂「酒匂、いつも司令に『ぴゅううううう』とか『ぴゃああああああ』とか言っちゃって『ありがとう』って言えないから、どうしたらいいのか聞きに来たの」

榛名「ケッコン(仮)した時みたいな話ですね……」

酒匂「榛名はどうしたらいいと思う?」

榛名「いや、どうするもこうするもないでしょう。提督に向かって『ありがとう』って言えばいいだけの話じゃないですか」

酒匂「それが出来ないから困ってるの!」プンプン

榛名「どうしてですか?」

酒匂「そ、その、緊張しちゃって……」

榛名「ああ~。なるほど」ポンッ

榛名「いいですか、酒匂さん。そういう時は掌に『人』という文字を書いて飲むフリをすると――――」

酒匂「そういうおばあちゃんの知恵みたいなのを聞きに来たんじゃないの!」

榛名「おばあちゃんの、知恵……」ガーン

酒匂「他の方法は?」

榛名「諦めればいいんじゃないですかねー」ダラー

酒匂「ぴゃあ!?諦めちゃダメだよ!?根本的な解決になってないじゃん!」

榛名「でもー、所詮榛名が知ってる知識は時代遅れな『おばあちゃんの知恵』ですしー?ぶっちゃけもうお役にたてないんじゃないですかねー」イジイジ

酒匂「面倒くさい戦艦だぴゃあ!」

酒匂「は、榛名~、謝るから機嫌なおしてよう!」

榛名「べっつに~?機嫌なんて悪くないですし」プクー

酒匂「榛名素敵!すっごい美少女!時代の最先端を行く有能戦艦!」

酒匂「だからお願い、ね?相談に乗ってほしいなあ♪」

榛名「……まあ、そこまで言われたら仕方ありませんね。なんてたって榛名は、素敵に美少女な有能戦艦ですからねっ!」

酒匂(ぴゅう♪ちょろいちょろい♪)

榛名「パターン1!お手紙!」

酒匂「書こうとして失敗した」

榛名「パターン2!伝言!」

酒匂「それじゃあ意味ないような……」

榛名「パターン3!死ぬ気でやる!」

酒匂「ぴゃあ!?一気に雑になったよ!?」

榛名「……」シクシク

酒匂「え、もう終わりなの?」

榛名「……」コクコク

榛名「すみません、榛名ではもうお力になれそうにありません……」

酒匂「……」シュン

榛名「すみませんすみません!後日また来てください!それまでには何とか考えておきますから!」ペコペコ

酒匂「……ううん。榛名は一生懸命にやってくれたよ」

榛名「酒匂さん……」

酒匂「悪いのは榛名に過剰な期待をしちゃった酒匂だよ」

榛名「ごっぱあ!」

酒匂「じゃ、酒匂をもう戻るね!しーゆーあげいん!」タタッ

榛名「……」ピクピク

▼ へんじ が ない ただ の しかばね の ようだ ▼

いったん休憩

酒匂難しいです。誰だよ安価取るなんて言い出した奴……←こいつです

ヴェルと結婚したい(直球)

再開します

~夜だお☆~

提督「コミケから帰ってきた戦士に休息も無しに働けとか、これだからドS戦艦は」カキカキ

榛名「朝いきなり『じゃ、行ってくるわ!』とか、爽やかな笑顔でふざけたこと言って出ていくからですよ。行くなら行くでもっと前に伝えてください」カキカキ

提督「それくらい察しようぜ?」カキカキ

榛名「あんまりナメたことばっかり言ってるとFire!しますよ?」カキカキ

提督「ごめんちゃい」カキカキ

榛名「……」カチャ

提督「ジョーク!海軍ジョーク!だから艤装解除して!」

コンコン

提督「おおっと、誰か来たようだ!ほら早く開けてやれよ!ゴーゴー榛名!」

榛名「……チッ。分かりました、開けてきます」スタスタ

ガチャッ

榛名「お入りくださーい」

酒匂「こんばんわ~」トテトテ

提督「酒匂か。どした?」

酒匂「間宮さんからの差し入れを届けに来たんだよ♪」

提督「アイス?」

酒匂「アイス」

提督「2つあるけど、お前も食うか?」

酒匂「ぴゃあ!?」

榛名「何さらっと榛名の分を無くそうとしてるんですか」

榛名(いや、もしかしたらこの流れなら……)

酒匂「で、でもそれってやっぱり榛名に悪いと思うしっ」

榛名「いえ、いいですよ酒匂さん。榛名はちょっと用事を思い出したので席を外します」

酒匂「え、でも……」

榛名「二人きりの方が、言いやすいでしょう?」ボソッ

酒匂「……っ!?」///

榛名「頑張ってくださいね、酒匂さん」ボソボソ

榛名「それではー」スタスタ

提督「……うむ。やはり間宮さんのアイスは格別だな」

酒匂「そ、そうだね」///

提督「……♪」

酒匂「……」///

提督「……♪」

酒匂「ね、ねえ司令っ!」

提督「ん?何だ酒匂」

酒匂「あ、あのねっ。酒匂はね、ず、ずっとね……」///

提督「?」

酒匂「……ぴゃあ」///

提督「どうした?」

酒匂(だ、ダメだよぉ。やっぱり緊張して……)

提督「?」

酒匂(うう……言いたい、言いたいのに……)

提督「……頑張れ」

酒匂「っ!?」

提督「何か、俺に言いたいことがあるんだろ?俺は待ってるから、頑張れ」

酒匂「……」

提督「……」

酒匂「……さ、酒匂は。酒匂はっ」

提督「うん」



酒匂「酒匂は……司令にありがとうって思ってるの!」

酒匂「海でずっと眠ってた酒匂を拾ってくれて、ここに連れてきてくれてっ」

酒匂「ずっとずっと戦えなかった酒匂を、みんなと一緒に出撃させてくれてっ」

酒匂「頑張ったら優しくて褒めてくれて、酒匂を輸送艦や的としてじゃなくて軽巡洋艦として扱ってくれたっ」

酒匂「そんな司令にいっつもありがとうって思ってたのっ!」

提督「……」

酒匂「……」

提督「……」ナデナデ

酒匂「ぴゃあ!?」

酒匂「きゅ、急に何!?」///

提督「いや、何か撫でたくなったから……」

酒匂「も、もうっ……」///

提督「ありがとう、酒匂」

酒匂「……へ?」

提督「こんな俺と出会ってくれて、俺を信じてついてきてくれて」

提督「危ない戦闘に文句の一つも言わず向かってくれて、いつも頑張ってくれて」

提督「俺に『ありがとう』って言ってくれて、ありがとう」ニコッ

酒匂「……」///

酒匂「……司令は、ずるいね」ボソッ

提督「ん?何か言ったか?」

酒匂「なんでもないよっ!ほら、アイス溶けちゃうよ!喋ってないで食べる食べる!」

提督「お前から話を始めたのに何で俺が怒られにゃならんのだ……?」

酒匂「……酒匂を応援してくれて、酒匂に『ありがとう』って言ってくれて」ボソッ

酒匂「……ありがとう。大好きだよ、司令」ニコッ



~部屋の外~

榛名「どうやら酒匂さんはちゃんと言えたみたいですね」

榛名(自分の気持ちを素直に伝えられるなんて、まったく羨ましい限りです)フフッ

ズキンッ

榛名「……っ!」

榛名(何でしょう今の頭痛は……この前ヲ級ちゃんと会った日のとは、似てるようでどこかが違う……)

『返してください、「そこ」は私のものです』

榛名(何!?今の声は……?)

『「榛名」がいるから私は提督の××になれないんです。ですから、返してください』

榛名(どこかで聞いたことがあるような……でも、どこで?誰から?)

『好き好き大好き愛してる。絶対にあなたのところに戻ってきますからね、提督』

榛名「あ……ああっ!」

榛名(そうだ、考えてみれば簡単だ。あり得ないあり得ない、でもあり得る。だって、だってこの声は……)

『みーっつけた』

榛名(紛れもなく、『私』の声だ……!)

今日の分終了!酒匂可愛いね!持ってないけど!

次回は駆逐艦、かな?もしくは戦艦です

もしかしたら意味があるかもしれないアンケート!

皆様の回答次第によっては明日の内容が変わるかもしれません! ※ぶっちゃけ艦これに関するものじゃないけど、怒らないでくださいね♪

それでは質問内容、ドン!

Q.今年一番、心がぴょんぴょんしたアニメは?

回答は任意ですので答えなくても問題ありません!SSの感想のついでとかにやってください!ちなみに私はもちろんpupaです!

なんやかんやでごちうさが一番多いようですね!いやーまさかこうなるとはなー全然予想してなかったなー(棒)

え?selectorも同じ数いるって?気にすんな

じゃあ今日の投下、始めます

ちなみに私は>>131において嘘を吐きました。今年一番心がぴょんぴょんしたのは桜Trickです。あとトリニティセブンです

~ある日の鎮守府~

榛名「言い訳を聞きましょう」

提督「違うんです。俺のせいじゃないんです」



那珂「那珂ちゃんだよ♪」

雷「このうさぎ可愛い!」

瑞鳳「何で私が……」

間宮「えっと……?」

金剛「提督ぅー!この格好可愛いですカー!?」



榛名「ごちうさコスプレとか何考えてんですか」

提督「急に思いついたんでちょっと」

榛名「まあ、百歩譲ってコスプレは許しましょう。ですが、この人選はいったいどういう基準ですか?」

提督「それにも色々事情がありまして」

榛名「まず一人目。ココアさん役。選抜基準は?」

提督「声が似ていたから那珂にしました」

榛名「ふむ、確かにそれは榛名もそう思います。いいでしょう」

榛名「では次、チノちゃん役。これは?」



雷「雷よ!電じゃないわ!」モフモフ



榛名「容姿も声もまったく似てませんが」

提督「いや、本当は響とかが良かったんだよ。でもあいつ今ロシアじゃん?」

提督「だから姉妹艦の雷に頼みました」

榛名「電ちゃんでもいいじゃないですか」

提督「ぷらずま化するからダメ」

榛名「はあ、仕方ありません。じゃあ次、リゼさん役」

提督「声の似ている羽黒には逃げられ、同じく声の似ている祥鳳にはやんわり断られたから」

提督「姉妹艦の瑞鳳に以下略」

榛名「そこまで来たらもう略す必要ないのでは?」

榛名「色々言いたいことはありますガ、まあいいです。千夜さん役は……ああ」

提督「和装、和菓子」

榛名「だから間宮さんですか。わからなくはありません」

榛名「じゃあラスト。シャロさん役。弁明は?」

提督「えーっと……」チラ



金剛「紅茶が飲みたいネー!」



提督「紅茶好きってところと、独特な喋り方で決めました」

榛名「ほぼ完全にフィーリングじゃないですか。埋めますよ?」

提督「というわけで、ごちうさのロールプレイングをやろうと思う」ボロッ

艦娘たち『わあー』パチパチ

提督「朝のうちに既に、空き部屋を使ってラビットハウスの中は再現してある。まずはそこに移動しよう」

榛名「朝っぱらから何してるんですか」

提督「画面の向こうの皆様に艦娘たちの晴れ姿をお届けできないのが残念だ」

榛名「誰に言ってるんですか提督」

提督「誰か描いてくれないかなー」

榛名「だから誰に向けて言ってるんですか」

~再現版・ラビットハウス~

提督「じゃ、俺のことは空気だとでも思ってやってくれ」

那珂「この台本通りにやればいいのー?」

提督「ああ。ただし、なるべく台本を持たずにやってほしい」

雷「どうして?」

提督「リアリティがなくなるから」

瑞鳳「わかるような、わからないような」

提督「細かいことはいいから。それじゃあ、始め!」パンッ

ココア(那珂)「チーノちゃーん!もふもふー!」モフモフ

チノ(雷)「や、やめてくださいココアさんっ。仕事中ですよ!」グイグイ

ココア「もうっ、チノちゃんったら照れ屋さんなんだから!『ココアお姉ちゃん』って呼んでもいいんだよ?」

チノ「絶対に嫌です」

リゼ(瑞鳳)「こらこら。その辺にしとけよココア」

チノ「リゼさん!」タタッ

リゼ「ほらチノも私の後ろに隠れてないで仕事に戻れ」



提督「驚くほど違和感ないな」

榛名「文章にするとそうかもしれませんねー」

カランカラン

千夜(間宮)「やっほー♪遊びに来ちゃった」

シャロ(金剛)「わ、私は別に来たくて来たわけじゃないんだかラ。千夜が無理矢理……」

ココア「シャロちゃーん!」ダキッ

シャロ「わぷっ。こ、ココアっ!離れなさいヨっ」

ココア「だってチノちゃんが構ってくれないんだもん。シャロちゃん構ってー」モフモフ

シャロ「いいから離れなサイっ」グイグイ



提督「シャロが微妙にでかいことを除けばほぼ完璧だな」

榛名「どう考えても、金剛姉さまの身長じゃシャロちゃん役は無理がありましたね」

リゼ「いらっしゃい。千夜、シャロ」

シャロ「り、りりりりりりリゼ先輩っ!こ、こんにちわっ!」

千夜「こんにちわ~」

チノ「何か飲みますか?」

千夜「ブレンドもらえるかしら~?」

シャロ「私はいいわ」

チノ「わかりました」トテテ



提督「画像がないからイメージしづらいな」

榛名「何の話ですか」

千夜「……」

シャロ「?どうしたの千夜」

千夜「シャロちゃん、ちょっと口を開けてくれるかしら?」

シャロ「?」アーン

千夜「せいやっ!」

シャロ「!?」

リゼ「ち、千夜!?何してるんだ!?」

チノ「シャロさんにコーヒーを飲ませたら……!」

千夜「うふふ~」



提督「人の口にホットコーヒーを容赦なく注ぐ。流石の鬼畜和菓子クオリティ」

榛名「姉さまが悶絶してるんですが大丈夫なんですか?」

~数分後~

シャロ「ココア~!もっとモフモフしなさ~い!」

ココア「シャロちゃんがそう言うなら!えいっ!もふもふ~!」モフモフ

シャロ「えへへ~」

リゼ「完全に酔っぱらってるな」

千夜「たまにはああして発散させないと、ね?」

リゼ「それにしてはやり方が乱暴だった気がするが……」

チノ「……」プクー



提督「身長差があるから違和感すげえ」

榛名「今更な発言ですね」

ココア「もふもふ~もふもふ~」

シャロ「私からも、もふもふ~!」

ココア・シャロ「「えへへ~」」

チノ「……むー」プクー

リゼ「どうしたチノ?」

チノ「……何でもありません」プクー

千夜「あらあら~」



提督「駆逐艦がヤキモチ妬いてむくれる姿……うむ」

榛名「うむ、じゃないですよロリコン」

チノ「……ココアさん、そろそろ仕事に戻ってください」

ココア「え~、もうちょっと~」

チノ「ダメです。ほら、早く」グイグイ

ココア「わわっ!」

チノ「……ココアさんはもふもふ出来るんなら誰でもいいんですね。お姉ちゃんのバカ」ボソッ

ココア「……!?」

ココア「チノちゃーん!もふもふ~!」

チノ「や、やめてくださいココアさんっ!」///

リゼ「あいつらは本当に仲がいいな」ヤレヤレ

千夜「そうね~」

シャロ「くー……くー……」



提督「はいカット!お疲れ!」

艦娘たち『お疲れ様でしたー!』

那珂「結構楽しかったね!」

雷「そうね!またたまにならやってあげてもいいわ!」

瑞鳳「口調に気を付けるのが疲れたよ~」

間宮「私も楽しかったです」

金剛「ヘーイ!提督ぅー!私の演技どうでしター!?」

提督「そうだな、色々言いたいことはあるが、みんなよく演技できてたぞ!それと――――」

艦娘たち『それと?』

提督「俺にももふもふさせろ雷!」

雷「わっ!」

那珂「あー!提督がセクハラしてる!」

雷「し、司令官!嬉しいけど、そういうのは二人っきりの時に!」

瑞鳳「だ、ダメダメダメー!そういうのはダメ!」

間宮「あらあら」

金剛「ヘーイ提督!私にもしていいですヨー?」

榛名「スキンシップ写真スキンシップ写真スキンシップ写真」パシャパシャッ



今日も鎮守府は騒がしいです

以上で、特別編『艦娘たちがごちうさ演じてみた』という誰得な謎企画は終了です。別に今日やる話が思いつかなかったからやったわけじゃありませんからね?

ではまた次回。おそらく明日か明後日になると思います

~年越した~

提督「あけたなー」

榛名「あけましたねー」

提督「あけちゃったなー」

榛名「あけちゃいましたねー」

鈴谷「ちょっ、二人とも何でそんなテンション低いの!?」

秋月「おめでたいことなんじゃないんですか、年越しって!?」

提督「いや、何か2014年ももう終わっちまったんだなと思うと寂しくなってな……」

榛名「今年……いえ、もう去年ですか。早いもんでしたね……」

鈴谷「色々あったからね」

秋月「色々ありましたからね」

鈴谷(提督に告白とか)

秋月(司令からプレゼントとか)

鈴谷・秋月「「……っ!」」///

提督「急に赤面してどうしたお前ら」

提督「まあ、何だ。今年も一年よろしくな?」

榛名「はい、よろしくお願いします」

鈴谷「よっろしく~!」

秋月「よろしくお願いいたします」

金剛「よろしくネー!」

漣「よろしくお願いします、ご主人様」

山城「よろしくお願いしますね、提督」

瑞鳳「よ、よろしくお願いしましゅ!」

夕立「よろしくっぽい!」

提督「おい待て後半どっから出てきた」

あけましておめでとうございます

今年もこのスレをよろしくお願いします。今年中が終わるよりは早く終わる気がしますけど

艦これの画像の整理してたら、七駆と金剛、川内の画像が突出して多くてビビりました。自分の趣味・傾向が分かって微妙にダメージです

それでは投下始めます

~ある日の鎮守府~

榛名「金剛姉さまー」ガチャッ

金剛「榛名?どうしましタ?」

榛名「姉さまにお届け物です。横須賀から」

金剛「横須賀カラ?天龍からでしょうカ?」

榛名「さあ?姉さま何か頼んだんですか?」

金剛「いえ、特に何も頼んでませんガ……」

榛名「まあ、少なくとも危ないものではないでしょうし、後で天龍さんに連絡して聞いてみてください。それでは榛名は祇ごとに戻りますので」スタスタ

金剛「……なんだか最近の榛名は冷たいですネ。気怠そうというか、タンパクというカ……」

金剛「けどまあ何かあったら言ってくるでしょうし、今はこっちを優先しまショウ」

びりびり

金剛「これは――――」



金剛「――――Diary?」

~翌日~

提督「働きたくないでござるー」ダラー

榛名「バカなこと言ってないで手を動かしてください」ゲシゲシ

提督「あっ、ちょっ、やめっ。痛い、痛いから!ごふっ!わ、わき腹が……」

榛名「早く床から起き上がって机に向かってください。蹴りますよ?」

提督「その忠告は数秒遅かったかなあ……」

バアーン!

金剛「失礼しマース!」ドタドタ

榛名「ぎゃああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!扉があああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

提督「おーう、どうした金剛ー」

榛名「うう……また余計な出費が……赤城さんと加賀さんのオヤツ代を削らなければ…」

金剛「……あれを見習ってやれば、きっと私と提督モ……ウェヘヘ……」ニヤニヤ

提督「……おい、榛名。金剛の様子がおかしいんだが」

榛名「いつものことでしょう。この鎮守府の榛名以外の人の頭がおかしいのなんて」

提督「黙れ変人筆頭」

榛名「あ?」カチャッ

提督「すんません冗談です。艤装しまってください」

榛名「次はありませんよ?」

提督「あざっす」

金剛「そこ!何、二人でコソコソ話してるんですカ!」ビシッ

金剛「人の話もマトモに聞けないんですか?これだからダメ提督は……」ヤレヤレ

提督「……大変だ榛名。本格的に金剛がおかしい」

榛名「……提督がダメだと気付くなんて、姉さまはどうしてしまったのでしょう?」

提督「……さらっと人をダメ呼ばわりしやがったなてめえ」

榛名「……事実ですから」シレッ

金剛(あれ?おかしいですネ。こう言えば私と提督のLove storyが始まるはずデハ?)

金剛(まだ足りないのでしょうカ?)

金剛「今さっき私が言ったことを、もう忘れたんですカ?まあ、無能な提督なら仕方ないのかもしれませんネ」ハッ

提督「……」ズーン

榛名(あ、本気で傷ついてる……)

金剛「聞いてるんですか、ダメでクズな提督サン?」

提督「う」

金剛・榛名「「う?」」

提督「うあああああああああ!!!!!!!もう仕事なんて知ったことかああああああああ!!!!!!!!!」ダッ

金剛・榛名「「て、提督!?」」

榛名(あの提督が、この程度で凹んで逃げ出すはずがないのですが……)チラッ

提督「うわあああああああああああああああああんんんんん!!!!!!!」ダダダダダ ニヤッ

榛名(傷ついて逃げ出したと思わせて、ただ単に仕事が嫌で出て行っただけですねあれは……)

榛名(まあ、今回は多めに見ましょう。榛名もちょうど、やらなければならないことが出来たばかりですし……)チラッ

金剛「……」ポカーン

榛名「まったく、今回はいったい何に踊らされたのか……」ハア

榛名「姉さまー金剛姉さまー」

金剛「……」

榛名「反応は無し、と」

榛名(じゃあ、次は手段を選ばずに――――)

榛名「そいやあっ!」ガコン!

金剛「What!?」

榛名「お帰りなさいませー金剛姉さま」

金剛「は、榛名?そ、そうダ!提督は!?提督ぅー!」ダッ

榛名「ストップ」ガシッ

榛名「提督のところに行く前に聞かせてください。何があったんですか?」

金剛「は、榛名……」

榛名「金剛姉さまが、意味もなく提督を罵倒するはず有りませんからね。何かあったんですね?」

金剛「は、榛名あ……」

榛名「はい、榛名は大丈夫です。ですから聞かせてくださいな?」ニコッ

金剛「榛名あああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」ダキッ

榛名「ぐおっふ!み、鳩尾が……」

一旦ここまで

艦これアニメ放送日まで、あと少し

~落ち着け。餅つけ~

榛名「落ち着きましたか?」ペッタンコー

金剛「はい、もう大丈夫デス」ペッタンコー ※胸のことじゃないよ

榛名「そですか。じゃあ、説明よろしくお願いします」ペッタンコー

金剛「実は、かくかくしかじかデ」ペッタンコー ※だから胸のことじゃないってば

榛名「まるまるうしうしというわけなんですね」ペッタンコー

モチ「ワカルカ!」

榛名「……どこかの誰かからツッコミが入った気がしたので、すみませんが『かくしか』なしでお願いします」ペッタンコー

金剛「日記を、読んだんデス」ペッタンコー ※胸の話はするなよ?

榛名「日記?(棒)」ペッタンコー

榛名(あ、今何で棒読みなんだって思いましたね?思ったでしょう?思いましたよね?思ったよな?)ペッタンコー

榛名(ふふん、何故なら榛名はもうそれを知っているからです。先程の『かくしか』で通じていたのです)ペッタンコー

榛名(だから榛名は棒読みだったのです。なのです。というか、ぺったんこぺったんこ、うるさいんですけど)ペッタンコー!

金剛「その日記は、先代の金剛の物デシタ」ペッタンコー ※胸じゃない

金剛「先代の金剛はどうやら自分の提督と結婚できたらしいんデス」ペッタンコー ※餅だ

金剛「だから私も、その金剛と同じようにすれバ……」ペッタンコー ※特に思いつかなかった

榛名「提督と結ばれるかも、と思ったわけですね」ペッタンコー

金剛「ハイ……」ペッタンコー

榛名「……はあ」ペッタンコー

榛名「すみません、その日記見せてもらえますか?」ペッタンコー

金剛「どうぞ、デス……」ペッタンコー ※金剛はぺったんこじゃない

榛名「ふむふむ……」ペッタンコー

パタン

榛名「……」ペッタンコー

金剛「……」ペッタンコー ※ペッタンコーの神様がやれって言うから……

榛名「……ぶっちゃけ、この人よく結婚まで行けましたね」ペッタンコー

榛名「こんだけ罵倒されても好きになれる方が凄いのか、こんだけ罵倒しても好きにさせる方が凄いのか……」ペッタンコー

榛名「どちらにせよ、この方法は姉さまと提督には合いませんよ」ペッタンコー

金剛「うう……いい作戦だと思ったのですガ……」ペッタンコー ※節子、それ胸ちゃう。餅や

榛名「完全にマイナス方向に全力疾走してましたね」ペッタンコー

金剛「どうしまショウ、どうしまショウっ。て、提督を傷つけてしまいまシタ!」アワアワ

榛名「落ち着いてくださいお姉様。お餅食べます?」モニュー

金剛「食べマス」

榛名「……」ムニュー

金剛「……」ニュー

榛名「お餅美味しかったですね」

金剛「イエス!って、ゆっくりお餅食べてる場合じゃないんデス!」

金剛「提督に嫌われてたらどうするんですカ!」ウワーン

榛名「自業自得じゃないですか……」

金剛「榛名ぁ~何かいいアイデア出してくだサ~イ」

榛名「榛えもん扱いやめてもらえません?」

金剛「うわーん!」

榛名(面倒くさいんですけどこの姉)

榛名「あ、あー、あれじゃないですか?アイスでも奢れば許してくれるんじゃないんですか?」

金剛「間宮に行ってくるデス!」ダッ

榛名「いや、先に提督探してからでしょう……」

~食堂。またの名を食事処『間宮』~

金剛「間宮ぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああ!!!!!!!!!!!」

間宮「いらっしゃいませ~」

金剛「アイス!アイスくだサイ!」

間宮「フレーバーはどうします~?」

金剛「ええっと……」チラッ

バニラ ストロベリー チョコ ミルク 抹茶 オレンジ 芋けんぴ 白桃 抹茶 グレープ ティラミス レモン 抹茶 抹茶……etc

金剛「なんでここのアイスはこんなに種類が多いんですカ!?あと抹茶だけ何回も入ってるシ!」

間宮「早く選んでくださいね~」

金剛「くっ、これだから鬼畜和菓子ハ……!」

間宮「はい?何か言いましたか~?」

金剛「No!何も言ってないネー!」ガクブル

提督「あれ?金剛じゃないか。どしたん?」

金剛「提督!?何やってるんですカ!?」

提督「見ての通り飯食ってる」

金剛「そうじゃなくて、私に言われたことがショックで落ち込んでたんジャ……」

提督「……あ」

提督「う、うわあああああああああんんん(棒)」

金剛「……提督」ニッコリ

提督「いや、さっきのはぶっちゃけ仕事から逃げたかっただけっていうかね?まさか本気にされるとは思ってなかった感じでね?」

金剛「ダメ提督には、お仕置きデース!」ドーン

提督「ぎゃああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」

間宮「お掃除が大変そうですね~」

提督「……サーッセンした」プスプス

金剛「もう!次やったら本気で怒りますからネ!」プンスカ

提督(さっきの砲撃は本気じゃなかったのか……)

金剛「提督に嫌われたのかもしれないって思って、すごく不安だったんですカラ……」グスッ

提督「……悪い」

金剛「……本当に悪いと思ってるなら、アイス奢ってくだサイ」

提督「あいよ。何がいい?」

金剛「……紅茶デ」

提督「つーわけでよろしく」

間宮「ご注文承りました~」

提督「……金剛」

金剛「ハイ?何ですか提督」

提督「たとえ何があっても、俺はお前のことを嫌いになったりしないよ」ナデナデ

金剛「うにゅ……ふぁい」トローン

金剛「私は、提督を信じてるデス……」

間宮「甘々ですね~」

提督「……相変わらず神速だな。どんだけアイスを作り慣れてるんだ」

間宮「給糧艦『間宮』ですから~」ニコニコ

提督「……ほら金剛。アイス来たぞ」ポンポン

~その夜~

金剛「――――というわけで、頭を撫でてもらってアイスを奢ってもらいまシタ!」

榛名「謝りに行ったんじゃなかったんですか。何で逆にアイス奢ってもらってるんですか」

金剛「成り行き?」

榛名「……まったく、提督は艦娘に甘すぎです」ヤレヤレ

榛名(今も昔も変わらず、ですけどね)クスッ

今日の分終了!どこぞのニート戦艦の日記を金剛が見つけて大暴走☆してませんね、はい。むしろ暴走してたのは>>184から>>186の私ですね。誰だよペッタンコーの神様って

そろそろまた特別編に入りそうな兆しが見えますが、入るとしても日曜からです。今週は普通にやります

~ある日の鎮守府~

提督「……」

榛名「……」

提督「……動いてたな」

榛名「……動いてましたね」

提督「……喋ってたな」

榛名「……喋ってましたね」

提督「戦闘シーンがシュールだったんだが」

榛名「というか私たちと全然違うんですけど。何ですかあの装備、あの設備」

提督「赤城が『ご飯まだですか!?』って言ってなかったことに驚きを隠せない」

榛名「加賀さんがキレてるようにしか見えませんでした」

提督「那珂はうちと同じ感じだったな」

榛名「北上さんと大井さんもそうでしたね」

提督「金剛のちょっとアレな日本語も演出されてたし」

榛名「比叡姉さまがシスコンっぷりを発揮してないのが残念です」

提督「俺、てゆーか提督が出てこないのはあれなの?アニメ版アイマス一話と同じなの?これからも出ないの?」

榛名「出ないに間宮アイス賭けます」

提督「……まあ、色々言ったしまだまだ言いたいことはあるが…………」

榛名「それより何より、あれですね」

提督・榛名「「なんで一番最初に喋った艦娘が榛名なんだ(なんですか)!?」」

提督「え?何?お前なんか根回しとかした?」

榛名「してませんよ!というか榛名が出ること自体見て初めて知りましたよ!」

提督「全っ然お前に似てなかったな。見た目以外」

榛名「それはどういう意味ですか」

提督「俺の知ってる榛名があんなにマトモそうなわけがな――――がふっ!」バキン

榛名「何か言いましたか?」

提督「何でもないです……」ピクピク

提督「艤装ってあんな風な形してて、あんな風に着けるんだな」

榛名「出撃もちゃんとそれっぽいところからしてましたね」

提督「……お前らの艤装ってどんなだっけ?」

榛名「大体全部、アニメの吹雪ちゃんが持ってた奴みたいな、手で持つタイプです。もしくはあれが腕に着く感じです」

提督「アニメの那珂たち、何か腕にびっしりと砲門がついてるようなのあったけど、それは?」

榛名「ないです」

提督「……どういう風に着けるんだ?艤装って」

榛名「球状の『展開キー』のボタンを押したら、魔法少女みたいな演出で着きます」

提督「……お前ら出撃ってどっからしてる?」

榛名「そこら辺の海に面してるところからですね。港から飛び降りる感じで」

提督「……俺達って、曖昧でふわふわしてる上に、原始的だな」

榛名「……言わないでください。比較してちょっとショック受けてるんです」ションボリ

今更ですが、まだアニメ見てないのことすっかり忘れてた

やべえ、ネタバレとかいう次元じゃねえよ

アニメまだ見てなくて、楽しみにしてるのでネタバレは勘弁という方は上のは見ない方がいいです。ええ、絶対に

アニメネタやるのが困難になったので、今日の話は別のに変えて夜やります

>>202

訂正 まだアニメ見てないのこと→まだアニメ見てない人のこと

~ある日の鎮守府~

那珂「那珂ちゃんだよー!」バタンッ

提督「ドアを勢いよく開けるのはやめてもらおうか。この前金剛が来て破壊していって、ようやく修理が済んだばかりなんだ。隣で榛名が『誰も来なければ壊れない……誰もいなければ壊れない……ふふふ』って、ちょっと待て榛名それ以上はマズい」

榛名「ふふふ……」ブツブツ

那珂「……那珂ちゃんだよー!」キランッ

提督「勝手にテイク2を行うな」

那珂「そんなことより!そんなことよりだよ提督!」

提督「何?」

那珂「アニメ見た!?那珂ちゃん可愛――――」

提督「せいやあっ!」ラリアット!

那珂「きゃんっ」ドガッ

提督「アニメネタはノーセンキューだっつたろうが!」

那珂「那珂ちゃんそれ聞いてないし!」ガビーン

提督「とにかく、アニメ関連の話はしばらく禁止だ。ネタバレ、ダメ絶対」

那珂「……上のを見る限り、アウトに限りなく近いアウトって感じなんだけど」

提督「何言ってるんだ?今日の投下は>>207が最初だぞ?」ニコッ

那珂「う、うん!そうだったね!」ビクビク

提督「……こほん。それで何しに来たんだ?仕事は?」

那珂「早く終わったから、今日の夜は久しぶりにオフなんだよ!」

提督「へー。そんじゃなんかするか?」

那珂「何する?」

提督「俺に聞かれてもなあ……お前のやりたいことでいいよ」

那珂「うーん、そうだなー……あ、そうだ。じゃああれやろうよ!」

提督「?」

那珂「ギャンブル!」

~遊戯室~

提督「でも何でまた急にギャンブルなんて……」シャッシャッ

那珂「バラエティとかで必要になるかもしんないじゃん!」

提督「絶対にないと思うぞ……ほい、シャッフル終わったぞ」

那珂「じゃあ次は那珂ちゃんがやるね」シャッシャッ

那珂「はい、終わったよ」

提督「じゃあやるか。何賭ける?」

那珂「間宮アイスとかでいいんじゃない?」

提督「おk。それじゃ……」スッ

那珂「……」スッ

提督・那珂「「盟約に誓って……アッシェンテ!」」

~ポーカー~

提督「五枚のスリーチェンジな?」

那珂「おっけー!ふふん、川内ちゃん相手に連勝した那珂ちゃんの実力、見せてあげるっ!」

提督「あいつバカだからな」

那珂の手札……♠4 ♠6 ♠J ♥6 ♣3

提督の手札……? ? ? ? ?

那珂「チェンジ那珂ちゃんからでいい?」

提督「どうぞー」

那珂(スペード三枚あるからフラッシュ狙いで……いや、でも6でワンペアできてるし……ここは様子見で)

那珂「一枚チェンジ」パサッ

那珂「提督は?」

提督「ノーチェンジ」

那珂「……随分自信があるんだね」

提督「そんなことないぞ?もしかしたらブタかもしれない」ククッ

那珂「……」スッ ピラッ

那珂(来たっ!スペード……!)ニヤッ

那珂「ハッ!」

那珂(いけないいけない!ポーカーフェイスポーカーフェイス……)ブンブン

提督「どうした?もうチェンジしないのか?」

那珂「ちょ、ちょっと待って!」

那珂の手札……♠4 ♠6 ♠J ♥6 ♠K

那珂(迷う余地はない、♥6を捨ててフラッシュ狙いで……!)

那珂「一枚チェンジ」パサッ

提督「また一枚か。消極的なのか手札がいいのか……」

那珂「ノーチェンジの提督に言われたくないよ」

提督「それもそうか」ククッ

那珂「……」スッ ペラッ

那珂(ダイヤの10……もう一回)

那珂「一枚チェンジ」パサッ

提督「ほいほい」

那珂「……」スッ ペラッ

那珂(ハートのキング……ワンペアかぁ……)

提督「レイズ」

那珂「……」

那珂(提督は自信満々にノーチェンジだったし、相当強い役なんだろうなぁ……)

那珂「ドロップしたらどうするの?チップ制じゃないけど」

提督「そのゲームはお流れ。実際はドローみたいなものだな」

提督「ただしゲームを変更。ポーカーでリベンジは出来なくなる」

那珂「……」

提督「Halleyup」

那珂「……ドロップ」ガクリ

提督「了解」

提督「じゃ、お互いの手札公開してみっか」

那珂「……」パサッ

提督「ほいっと」パサッ

那珂「……っ!?」

那珂「ちょ、何この手札!」

提督「見ての通りだが?」

那珂「これブタじゃん!なんで自信満々にノーチェンジとか言ってたの!?」

那珂の手札……♠4 ♠6 ♠J ♠K ♥K

提督の手札……♦A ♥8 ♥2 ♠7 ♣Q

提督「もちろんブラフ」

提督「お前の表情から、いい役を狙えそうなのは分かってたからな。運任せじゃ不安だから、ブラフでドロップするように誘導した」

那珂「じゃあ、ドロップしたらドロー扱いっていうのも……」

提督「そうすりゃ簡単に降りてくれるかなって」

那珂「にゃあああああああああああああ!!!!!!!!!!」ガンガン

提督「落ち着け。テーブルを叩くな」

那珂「だ、騙された……」

提督「姉に負けず劣らずお前もアホだよな」

那珂「うわああああああああんん!!!!!!!提督にアホって言われたー!提督に!」

提督「さて、次は何にする?」

那珂「サイコロにしよっ!」

提督「ゲームは?」

那珂「数比べ!」

提督「サイコロの数」

那珂「二つ!同時に振ること!」

提督「あいあいさー」

~数比べ~

提督「何回勝負にする?」

那珂「五回でいいんじゃない?」

提督「オッケー。順番は?」

那珂「じゃんけん」

提督「最初はグー」

那珂「じゃんけん」

提督・那珂「「ぽんっ」」グー パー

那珂「やったあ!」

提督「なるほど。頭がパーだからパーを……」

那珂「じゃんけん一つでバカにするのやめよう!?」

那珂「やあっ!」コロコロッ

4 2

那珂「合計は6かあ……微妙?」

提督「次は俺だな」スッ

那珂「あれ?同じの使わないの?」

提督「別々の使った方がやりやすいだろ」

那珂「そっか。そだね♪」

提督(やっぱアホだ)

提督「……」コロコロッ

6 5

提督「合計11か」

那珂「提督運良すぎ!」



1回目 提督勝利

那珂「次こそは……てやあっ!」コロコロッ

6 3

那珂「合計9。やったねっ!これはもう勝ったも同然だよ!」

提督「……」コロコロッ

6 6

提督「合計12」

那珂「なんで!?」

提督「運」(嘘だけどな)

那珂「むむむ、提督って運いいんだね……」

提督「カットイン率100%」(夜戦に出たら普通に死ぬがな)

~その後~

那珂「ぜ、全敗……」

提督「これが運の差という奴だよ」

那珂「ううー……アイスか……」

提督「どうする?ここらでやめておくか?」

那珂「ううん!まだまだ……って、あれ?ちょっと待って!」ガサゴソ

那珂「……」

提督「どうした?」

那珂「……おサイフ」

提督「サイフ?」

那珂「おサイフ、失くした……」

提督「……え、マジで?」

那珂「ど、どどどどどどどどうしよう!銀行ももう閉まってるよ!」

提督「コンビニのATMは?」

那珂「そ、そうだね!ちょっと行ってくる!」

~~~~~

ガチャッ

那珂「……」トボトボ

提督「お、早かったな」

那珂「……雨降ってた」

提督「……は?」

那珂「土砂降り。しかも風が強いから傘も意味ない」

提督「……どんまい?」

那珂「うわーん!」

那珂「ごめんね、提督。アイスも無理だよ……」

提督「いや、それは今度でいいんだけどさ。どうすんの?ここの飯タダじゃないんだよ?」

那珂「あはは、大丈夫大丈夫。明日のお昼はロケ弁あるからそれまで我慢すれば――――」グゥ

那珂「……」カアアア

提督「我慢できそうもないな」

那珂「提督のバカ!」///

提督「俺なんかした!?」

提督「……はぁ。しゃあない。奢ってやるから食堂行こうぜ」

那珂「あ、ありがとう……」

提督「気にすんな。部下の失態は上司の責任だからな」

那珂「……提督」クイクイ

提督「あ?なん――――」ダキッ

提督「!?」

那珂「那珂ちゃんアイス奢る約束も守れなかったのに、ご飯まで奢ってくれるって、ちょっと優しすぎだよ……」ギュッ

提督「いや、アイスは今後きちんとっ!」

那珂「だからね、那珂ちゃん今からお礼するね?」シュルッ

提督「ちょっと待った!なんでお前急に脱ぎ始めてんの!?お礼って何!?何するの!?」///

那珂「……女の子にそういうこと言わせちゃいけないんだぞ?」パサッ

提督「ストップ!ストオオオオオオオオオオオオオップ!流石にそれ以上はヤバい!」

那珂「大丈夫、これはただのお礼だから……」シュルシュルッ

提督「おい!やめろって――――」ドン ゴロゴロ バッ

提督「……」

那珂「……」///

※アニメとかでよくあるあの体勢。そう、押し倒したようにしか見えないアレです

提督「わ、悪い!すぐどくから!」///

那珂「別に、いいよ……?」ギュッ

提督「ファッ!?」

那珂「元から、そのつもりだったし……これはお礼だから」///

提督「……」ポー

提督(いやいやいや何見惚れてんの!?何ちょっとときめいちゃってんの!?相手はあの那珂だぞ!?元気印のアイドルバカだぞ!?色気よりアイドルのアホの娘だぞ!?)

提督(でもちょっと――――)

提督「――――綺麗だな」

那珂「ふぇ!?」///

提督「え?」

提督(しまったあああああああああああああ!!!!!!!クレイモア踏み抜いたああああああああああああ!!!!!)

那珂「う、嬉しいな……」/// ニコッ

提督「……」

提督(理性がログアウト寸前。やばい、死ぬ)

提督(え?つーかこれ誰?那珂?いや違うって。これ絶対那珂ちゃんじゃないって。那珂ちゃんはもっとアホっぽくてアホなんだよ?)

提督(こんなに綺麗で可愛いい奴じゃないんだって。いやいつもの那珂たんも可愛いけど)

那珂「提督……」ウルッ

提督(違う違う違う!こんな潤んだ目で誘惑してくるような奴は那珂タソじゃない。別の誰かだ。ただの綺麗で可愛らしい女の子だ。待てよ、じゃあ別にやっちゃってもいいんじゃね?これ大人の階段登ってもいいんじゃね?)

提督「……」スッ

那珂「あ、うん。いいよ……」

提督(そして今まさに触れようかというところで――――)

バンッ

榛名「おサイフ落ちてたので届けに来ましたよ――――」

提督「あ」

那珂「い」

榛名「……う」

提督「いや待て違うんだ榛名聞いてくれ!」

那珂「これには色々と深い事情が!」

榛名「え?何ですか?どうぞ榛名に気を遣わず続きをどうぞ」サッ

提督「なんでカメラを取り出すんだ!?何する気だてめえ!」

那珂「しかもいつもの一眼レフじゃなくてビデオカメラだし!」

榛名「撮影するので気にせずどうぞ」

提督・那珂「「気にするわ(よ)!」」

榛名「チッ……なんでこのタイミングで来てしまったのでしょうか。数分前の自分を殴りたいです」

那珂「あ、そういえばおサイフ届けに来てくれたんだよね!?」アセアセ

榛名「ああ、そうでした。はい、これです」

那珂「わあ!ありがとう榛名!でもどこに落ちてたの?執務室?」

榛名「廊下に」

那珂「廊下かぁ。歩いてる時に落としちゃったんだね」

提督「何はともあれサイフが戻ってきて良かったな」ナデナデ

那珂「うん!これでご飯も食べられるし、アイスも買える!」

提督「うんうんそうだな。これで奢らなくて済むし、『お礼』も……あ」

那珂「……」///

提督「……」///

榛名「何ですかこのラブコメの波動満ち溢れる部屋は。天国ですか?」

那珂「あ、あの提督。さっきのは……」///

提督「俺は何も覚えてない。綺麗さっぱり消え去った」

那珂「そ、そう?」

提督「ああ、もちろん」

那珂「……そっか。うん、そうだね!」

那珂「那珂ちゃんはーアイドルだからースキャンダルとかダメ絶対なんだから!」

提督「そうだそうだ!」

那珂「……それに、初めてはやっぱり結婚式の夜がいいし」ボソッ

提督「ん?」

那珂「な、何でもないよ!?」ワタワタ

榛名(榛名の高性能な耳はしっかり聞き取りましたけどね)ニヤリ

那珂「そ、それより早く食堂に行こう?那珂ちゃんお腹減ってペコペコだよ!」

提督「そうだな。俺も今のうちにアイスのフレーバー何にするか考えとこう」

榛名「あ、榛名もお夕飯まだなんで一緒に行きますっ!」

那珂「じゃあ食堂に向けてしゅっぱあーつ!」ガチャッ

提督「あ、ちょっと待て那珂!お前!服!」

那珂「え?」チラリ

那珂「……っ!?」///

榛名「ちなみに提督はずっと見てましたね」

提督「おい榛名!余計なこと――――」

那珂「提督の……」

提督「……オチが見えた」

那珂「変態!」バキッ

提督「ですよねー」

榛名「『こうして提督の意識はブラックアウトしたのであった』」

榛名「『今日もこの鎮守府は騒がしいです』」

提督「勝手にナレーションすんな!」ガバッ

那珂「起き上がるの早っ」

おわり

榛名「あれ?恋愛相談は?スレタイはどこへ行ったのでしょうか」

気にすんな

今日の分終わり。那珂ちゃん可愛い!那珂ちゃんが可愛すぎるので那珂ちゃんのファンやめて那珂ちゃんと結婚したいです!

明日は空母の予定。五航戦の子なんかと一緒にしないで)キリッ

すみません今日は無理でした

明日!明日こそは頑張ります!選択肢が少ないので明日はデートじゃなくて普通の話やります。たぶん、出来たら

~ある日の鎮守府~

加賀「赤城さん!」

赤城「ひうっ!な、何ですか?」

加賀「また私のおやつを勝手に食べましたね」

赤城「な、何のことやら」

加賀「……赤城さん?」ギロッ

赤城「はい食べましたすみません!」

加賀「まったく……」ハア

加賀「そんなにいつも食べてばかりだと、太りますよ?」

赤城「私は食べても太らない体質なので大丈夫です」ドヤッ

加賀「……そうですか。では確かめてみましょう」イラッ

赤城「へ?」

加賀「青葉、例の物を」

青葉「いえっさー!」タタッ

赤城「天井から出てきた青葉へのツッコミはないんですか?」

加賀「知ってましたから」

~青葉が帰投したよ~

青葉「ただいま戻りました!」バタンッ

加賀「ご苦労様」

赤城「それは……体重計?」

加賀「はい。これで体重を量ってみてください」

赤城「別にいいですよ。どうせ変わってませんから」

加賀「……その慢心、すぐに後悔することにならないといいですね」ボソッ

青葉「青葉は用があるのでもう行きますね。体重計は医務室に戻しておいてください」スタスタ

加賀「わかったわ」

~量り終えて~

赤城「……」

加賀「どうでした?」

赤城「……ちょっと、横須賀に行ってきます」

加賀「?」キョトン

赤城「天龍さんのところで訓練すれば、少しは落とせるはず……っ!」

加賀「増えてたんですね」

赤城「ぐはあっ!」

加賀「具体的にどのくらい増えてたんです?」

赤城「教えませんよ!」

赤城「というわけで行ってきます。しばらく帰ってこれないと提督に伝えておいてください」

加賀「わかりました。いってらっしゃい」

赤城「行ってきます!」ダダダッ

加賀「……さて、体重計を医務室に戻してきましょうか」

加賀「……」

加賀「私も、量ってみましょうか」

加賀「まあ私は赤城さんと違って少食ですし(※本人がそう思ってるだけ)運動も結構してるので、むしろ減ってることすらあり得ますが」

加賀「でも減り過ぎてたらそれはそれで困りますし、やっぱり量るべきですね。うん」

加賀「……」ガシャン

加賀「……き」

加賀「きゃあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

~~~~~

夕立「悲鳴っぽい?」

雪風「木霊してますね」

漣「木霊でしょうか」

電「いいえ、誰でも。なのです」

漣・電「「いえーい!」」

雷「懐かしいネタで遊んでるんじゃないわよ」

~榛名の部屋~

加賀「というわけで、やせたいの」

榛名「いつの間に入って来たんですか」

加賀「どうしたらやせられるのかしら」

榛名「相変わらず榛名の話を聞いてくれませんねこの人」

加賀「ちゃんと聞いてるわ」

榛名「ナヌぃ!?」

榛名「そもそもここはお悩み相談所じゃなくて、恋愛相談所なんですけど。ダイエットしたいなら、雑誌でも買って読めばいいじゃないですか」

加賀「本屋に行くのが面倒臭いわ」

榛名「ああ、そうですか……」ガックリ

加賀「それに、その、提督もあまり太っている女の子は嫌でしょうし……」/// ゴニョゴニョ

榛名「だからこれは恋愛相談のうちだと?」

加賀「ええ」

榛名「まあ、そういうことならいいですけど。でも加賀さん、一つ言わせてもらっていいですか?」

加賀「どうぞ」

榛名「加賀さんって少女って見た目でもな――――」バキッ

榛名「~~~~~!」プルプル

加賀「私はれっきとした『少女』です」

榛名「とりあえず、間食を控えるのと運動量の増加、炭水化物の摂取の制限くらいでいいんじゃないでしょうか」

加賀「ふぉうへ(そうね)」モキュモキュ

榛名「そいやっ!」パシッ

加賀「ああ!私の菓子パンが……」

榛名「間食を控える、って言いましたよね。今」

加賀「でも赤城さんに食べられちゃったから、まだ今日のおやつ食べてないの」

榛名「おやつも間食ですから禁止です」

加賀「!?」

榛名「やせたいなら頑張ってください」

~そこから加賀は~

電「加賀お姉ちゃん、今日はご飯お代わりしないのです?」

加賀「ええ。ちょっと色々あってね」

~努力を続け~

雪風「デザート食べないんですか?」

加賀「ええ。ちょっとry」

~ついに~

加賀「はっはっはっは」タタッ

夕立「息切れてるけど大丈夫っぽい?」ダダダッ

雷「ダメなら休んでもいいのよ?」タタタッ

加賀「いえ、大丈夫。というかあなたたちは何でそんなに余裕なの?」

夕立「元が高性能だからっぽい」

雷「毎日その子についていこうと頑張ってたら慣れたわ」

~倒れたお☆~

加賀「も、もう無理……」ゼエハア グギュルー

榛名「まだ丸一日も経ってませんが」

加賀「お腹が空いて動けない……」

榛名「もう少し頑張りましょうよ……一航戦の誇りはどこへ行ったんですか」ハア

加賀「横須賀に行ったわ」

榛名「?」キョトン

加賀「いえ、分からないならいいのだけれど」

榛名「……何かローカロリーなもの作ってもらって持ってきますから、それまで大人しくしててくださいね」スタスタ

加賀「あ、ありがとう……」バタンキュー

加賀(お腹減った……)

加賀(おなかへった……)

加賀(おなカへッた……)

加賀(オなカへッタ……)

提督「おわっ!深海棲艦!?」

加賀「てイ……トク……?」

提督「って、加賀か。何やってんだこんなところで」

加賀「倒れテ、マす……」

提督「なんで倒れてるのかって意味だったんだが」

加賀「……」グゥー

提督「……腹減ったのか」

加賀「……」///

提督「あー」ガサゴソ

加賀「?」

提督「メロンパン食うか?本当は仕事しながら食おうと思ってたんだが」

加賀「いイん、デすか……?」

提督「お前をそのまま倒れさせとくわけにはいかないからな」

加賀「……いただきます」

提督「おう、いただけ」

加賀「……」パクッ

加賀「……っ」パクパクッ

提督「慌てず食えよ?」

加賀「……ごちそうさまでした」

提督「もう大丈夫そうか?」

加賀「はい」

提督「そか。じゃあ、事情を聞かせてもらおうか」

加賀「……」プイッ

提督「話したくないか」

加賀「……」コク

提督「なるほど。なら聞かないけど。加賀もそんな子供っぽい仕草するんだな」ククッ

加賀「……」///

提督「昔に比べて感情も表に出てくることが多くなったし」

加賀「そう、ですか……?」

提督「ああ。いい傾向だ」

加賀「……」///

提督「んじゃ、俺はもう行くわ」

加賀「あ、はい」

提督「……」スタスタ

加賀「……」

提督「あ、そうそう。一つ言い忘れてた」クルリ

加賀「?」

提督「増えた体重は成長した胸の分だってさ」

加賀「!?」

提督「じゃあなー」スタスタ

加賀「……デリカシーが無さすぎです」///

榛名「おでん貰ってきましたよー。こんにゃくと大根だけですけど」

加賀「おかえり」

榛名「あれ?復活してる?」

加賀「ええ。それと、私もうダイエットやめるわ」

榛名「何でですか?」

加賀「心配が杞憂に過ぎなかったから、かしらね」

榛名「そうですか。おでん食べます?」

加賀「ありがとう」ハフハフ

榛名「……」チラッ

青葉「……」スッ

榛名「……」グッ

青葉「……」ビシッ

~~~~~

提督「にしても、なんだって青葉はあんなことを賭けの罰ゲームにしたのか」

提督「ま、金品を要求されるよりはマシか」

提督「……加賀の胸って、まだ成長してたんだな」

今日の分終わり

そういえば昨日、ついにわたs吹雪さんが改二になってましたね。改装レベルは70……99という私の予想は外れました。ちなみにうちの吹雪ちゃんは確か15Lv

榛名「帰りたい」

鈴谷「んー?急にどしたん?」

榛名「いや、何だか寒気と頭痛と腹痛と五月病に襲われまして。すごく帰りたくなってきました」

鈴谷「そう言ってもねぇ。正式に依頼として届いちゃったんだから仕方ないよ」

榛名「……約一ヵ月間もいるなんて、どんだけ暇なんでようね通り魔って」

加賀「むしろ一ヵ月間も行動していたのに、捕まるどころか姿をはっきり見せたことすらないのが異常ね」

榛名「加賀さんはどう思います?巷では人型の深海棲艦の仕業だって噂が立ってますけど」

加賀「そうね……」

瑞鳳「あ、あの……」

榛名「どうしました?瑞鳳さん」

瑞鳳「わ、私は、その……」

榛名「?」

加賀「ああ、そういえば瑞鳳の勘はよく当たるわね」

榛名「そうなんですか?」

加賀「ええ。索敵機にも反応しなかった敵を、直感を頼みに出した爆撃機で沈めるのは日常茶飯事よ」

榛名「へえ。じゃあ瑞鳳ちゃんはどう思うか聞かせてもらえますか?」

瑞鳳「う、うん。私の勘だけど、通り魔の正体は――――」



瑞鳳「――――深海棲艦よりもっと、私たちの近いものな気がする」

ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンンンンンンンンンンンンン!

艦娘たち『!?』

加賀「瑞鳳!彩雲に反応は!?」

瑞鳳「あ、ありませんでした!」

加賀「……彩雲でも見つけられなかったってことね」

金剛「水飛沫で前が見えないネー!」

漣「これが噂の通り魔なの?」

鈴谷「それはまだ分からないけど……って、榛名!?大丈夫!?」

榛名「……皆さん、今すぐに撤退してください」ゼエゼエ

鈴谷「な、何言ってんの!?」

榛名「お願いです。何だかすごく、嫌な予感が――――」

???「ああ、ああ。やあっと、会えました。なかなか外に出てこなかったので、もしかしたら場所を間違えてしまったのかと思いました」

鈴谷「っ!だ、誰!?」

加賀「姿を見せなさい!」

漣「ちょ、ちょっと待って。この声ってもしかして……」

金剛「私に少し似ているけど、どこか違う感じがするネ」

瑞鳳「これ、聞き覚えがある」

榛名「……ああ。そういうことだったんですか。どうりで通り魔が捕まらないわけです。しかもここ最近の榛名の体調不良と、先日のあの声は予兆と警告だったわけですね」

榛名「――――お久しぶりですね、『私』」

榛名「――――久しぶりです、『榛名』」

鈴谷「榛名が二人!?」

加賀「どういう、ことなの……?」

金剛「頭がこんがらがってきたデース……」

瑞鳳「……」ギュッ

漣「……対価」

鈴谷「へ?」

漣「約一年半前、死にかけたご主人様を助ける代わりに、エラー娘が榛名の『一番大切なもの』を奪っていったらしいの」

加賀「それが、あの榛名とどういう関係が?」

漣「たぶん、あれは――――」

榛名『あなたもお久しぶりですね。漣さん』

漣「……久しぶり、といっても、あなたはあの時から変わっていないようだから、あんまりそう感じないけど」

榛名『そんなことありませんよ?私だってこの一年半で色々変わりました』

榛名『――――なにせ最初は、「提督が好き」という気持ちしかありませんでしたから」ニコッ

鈴谷・加賀・金剛・瑞鳳「「「「!!!!????」」」」ゾクッ

榛名「あなたとしては、それだけでも充分だったはずですが?」

榛名『そうですね。確かに最初はそれだけで充分でした。でも、もっともっと色々欲しくなってしまったんですよ』

榛名「……」

榛名『「私」が持っていなくて「榛名」が持っているもの、「私」手に入れるはずで「榛名」が手に入れてしまったもの』

榛名『仲間、持ち物、感情、記憶、立場、そして――――提督』

榛名『すべて、私に返してもらいます』ニコッ

榛名「……やはり、それが目的ですか」ギリッ

榛名『はい』

榛名「いいでしょう。取り返せるものなら取り返してみせなさい」

榛名『言われなくても』

榛名「榛名。いざ、出撃します……沈みなさい、『私』」

榛名「榛名、全力で参ります……消えてください、『榛名』」

ちょいと休憩

久しぶりのシリアスで心が疲れましたorz

再開します

榛名「主砲、砲撃開始」ドーン!

榛名『全砲門、斉射!』ドドーン!

戦いの火蓋は、超高火力の砲撃により落とされる

榛名「……っ!」ダッ

榛名『……♪』ダッ

砲撃によって上がった飛沫が晴れぬまま、距離を詰めるべく走る二人。

通常、艦娘は中~遠距離からの砲撃・雷撃で攻撃する。しかし、中には近接攻撃を得意とする艦娘も歴史上何人かいた。

例えば、今代の天龍がまさにそれに当たる。(正確に言うと、あれは近接『も』できるオールレンジなのだが)

そんな者の元にいた二人は、当然の如く近接戦の心得もある。

榛名「……沈め!」ダダダンッ

榛名『それはこっちのセリフですっ』ダダダンッ

比較的反動の少ない副砲で牽制しつつ、急速に接近する二人。

ついに二人の距離が、限界まで縮まる。

榛名「シッ!」ガシャン

榛名『ふふっ♪』ガシャン

副砲を下げ、主砲を構える。砲撃をするなら接近する必要はなかったのではないか、と思うかもしれないが、そんなことはない。

何故なら

榛名「っ!」ドンッ

榛名『んっ』ドンッ

バツンッ

榛名「け、ほっ」

榛名『くっ!』

零距離で撃てば、回避するのはほぼ不可能だからだ。

こうなれば後は撃ち続け、先に倒れた方が負け。実にシンプルな短期決戦。

そして二人の榛名が接近戦を選んだのにはもう一つ理由がある

鈴谷「あんな近くにいたら撃てないよ!」

瑞鳳「爆撃も、榛名を巻き込んじゃう……」

加賀「……っ!」

金剛「榛名……」

漣「……」

第三者に手出しをされないように、である

二人とも、この戦いは自分たちだけで決着を着けることを望んでいるのだ

榛名「はあっ!」ドドンッ

榛名『せあっ!』ドドンッ

血を流し、艤装を壊されても、なお戦い続ける

殴るように相手の身体に狙いを定め、撃ち放つ

数分後には既に二人は満身創痍だった

榛名「はあっ、いい加減に、沈んでくださいっ」

榛名『まだまだっ!そっちこそ、早く私にすべて返せっ!』

そして、終幕の二撃が繰り出される

榛名・榛名「『これで、終われっ!』ドンッドンッ

鳴り響く轟音の中、立っていたのは――――

榛名「榛名は、大丈夫です」

『榛名』だった

鈴谷「榛名っ!」

加賀「早く手当をっ!」

瑞鳳「妖精さんお願い!」

駆け寄ってくる仲間に微笑み、榛名は『榛名』を見つめる

榛名「榛名の勝ちです。何か文句はありますか?」

榛名『……ないわけないじゃないですか。でも、今日はこの辺にしておいてあげます』プイッ

榛名「そうですか」クスッ

榛名『はい。「私」はお利口さんですから』ニコッ

笑いあう榛名たち。これで榛名と榛名の戦いは終わり――――

???「なわけないだろう?」

榛名・榛名「『!?』」

???「通信エラーが発生しました。お手数ですが、掲示板TOPよりSSの再開をお願いします」ニャー

榛名「エラー娘!」

榛名は周囲を窺うが、エラー娘の姿は見つけられなかった。

そしてもう片方の『榛名』は――――

榛名『う、ぐ、あああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!』

榛名「『私』!?」

艶やかな黒髪は、白くなり

紅白の袴をかたどった装束は、どこまでも吸い込まれてしまいそうな漆黒と、血のように鮮やかな深紅へ

榛名『あああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

最早それは榛名でも、艦娘でもなく

榛名「深海、棲艦?」

榛名『違います』

榛名『私はイレギュラー。本来この世界の「キャラクター」として設定されていないもの』

艦娘でも深海棲艦でも、人間でもない

バケモノが語る

榛名『――――ただの、愛しか知らないバケモノです』

榛名『ああ。色々なことが一気にわかりました。だから「私」はあの時――――』

榛名「あなたは何を言って……?」

榛名『でも、それらを整理するのは後にしましょう。今は早く』

榛名『「榛名」を殺さなきゃ』

榛名「っ!」ゾクッ

鈴谷「榛名!」

加賀「第一次攻撃隊、全機発艦!」

瑞鳳「行って!」

金剛「Fire!」

榛名「皆さん!ダメ!」

榛名『うるさいですよ、皆さん』パチンッ

鈴谷「……え?」ガフッ

榛名「鈴谷さん!」

加賀「何が……?」

榛名「加賀さん!」

瑞鳳「飛行甲板が……」

榛名「瑞鳳ちゃん!」

金剛「I can't understand……」

榛名「金剛姉さま!」

榛名『うん、静かになりました。『榛名』を殺した後は、私と提督が二人で静かにイチャイチャするんですから、騒がしいものは壊さないと♪』

榛名「……」

榛名『さて、それじゃあ――――』

榛名『――――死んでください「榛名」』パチンッ

漣「やっと、見つけた……ッ!」シュッ

榛名『!?』

漣「待ってた、この時をずっと待ってた……」

榛名『……ああ、そういえばあなたがまだ残っていましたね。漣さん』

漣「ご主人様を傷つけた、あの時の『榛名』」

漣「ようやく、殺せる――――ッ!」ニイッ

榛名『どうやら私は恨まれてるみたいですね。静かにしてくれるなら殺さなくても問題ないんですが、降りかかる火の粉は払いましょう』

榛名『♪』パチンッ

漣「フルバースト」バンッ シュッ

『榛名』の放つ見えない砲撃と、漣の全砲門・全魚雷の一斉攻撃

それは同時に敵を捉えた

榛名『……痛い』

漣「……けふッ」

しかし、いかんせん戦艦と駆逐艦では威力に違いがあり過ぎる

倒れたのは、漣一人だった

榛名『トドメ、刺しますね?』

漣「……」

榛名『まあ、最初から答えは求めてませんけど』

榛名(このままでは漣さんが……でも、榛名も、もう限界が……)

榛名(誰か、助けて……)

榛名(提、督……)

???「ライ、ダー……キイイイイイイイィィィィィィィィィィィィィィック!!!!!!!!!!!!!」

榛名『ふぇ?』ゴンッ

???「あ、やべぇ着地点間違った。つーかちょっと待って。沈む、沈んじゃう。溺れぼがっ」

榛名「提、督……?」

提督「よう榛名。遅いから迎えに来たぞ」

漣「ご主人様……」

提督「漣!?なんでお前そんな瀕死なの!?ポケモンだったら戦えないぞ!?」

漣「ご主人様、KY乙……がふっ」

榛名「周りをもうちょっと見てください……」

提督「へ?」

鈴谷「……」

加賀「……」

瑞鳳「……」

金剛「……」

提督「うわっ!俺の『こんな感じいいよねっ♪』ってノリで決めた精鋭艦娘たちが重傷負って浮かんでる!?軽くホラーだよこれ!」

榛名「右……右……」

提督「右?」チラッ

榛名『……』プカプカ

提督「なんか榛名っぽいのが浮いてる!?」

榛名「その子は……あ、ダメですもう無理」クタッ

提督「榛名!?お前説明途中で放り出して気絶すんなよ!」

提督「よーせーさーん!ヘルプ!船こっちまで持ってきて!」

~鎮守府・医務室~

榛名「う、ううん……」ガバッ

提督「おは~」

榛名「おはようございます……って」キョロキョロ

榛名「榛名、海上にいたはずなんですけど」

提督「俺と妖精さんが頑張って回収した」

榛名「他の人たちは?」

提督「全員無事。漣だけ、今後一ヵ月間は出撃禁止。お前は出血の割に傷は浅かった……つーか、ほぼ治りかけみたいな感じだったらしい」

榛名「……高速回復は提督の能力じゃありませんでした?」

提督「俺に言われても。妖精さんの診断だし」

榛名「『私』は?」

提督「……」

榛名「……まさか死んでませんよね?」

提督「生きてることには生きてる、んだが……」

榛名「歯切れが悪いですね。さっさと言ってください」

提督「……逃げられた」

榛名「はい?」

提督「ローソンに黄金チキン買いに言ってる間に、逃げられた」

榛名「……」

榛名「提督はバカです」

提督「英文の和訳みたいな言い方だな」

榛名「いや、本当に何やってるんですか。バカなんですか?死ぬんですか?」

提督「だって電が食べたいって!」

榛名「これだからロリコンは」ヤレヤレ

提督「……書置きあったけど見る?」

榛名「それもうちょっと早く言いましょうよ」

『世界で一番愛しい私の提督へ

              大好きです。愛してます。

              また今度会いに来ますので、その時は[ピー]したり[ピー]したりしましょうね(はあと)

                                                     あなたの妻の榛名より』

榛名「……」ビリッ

提督「ああ!なんてことしやがるこのバカ戦艦!」

榛名「え?さっきまでシリアスだったのに、こんなgdgdな感じで締めるんですか?本当に?」

提督「何を言ってるかまったくわからねえが少し黙れ。集中が途切れる」

榛名「いい加減その頭の悪そうな書き置きの修復は諦めてください」

提督「嫌だい嫌だい!こんなエッチな――――もとい愛のこもった手紙を貰ったのは初めてなんだよ!大切にとっておいて家宝にするんだ!」

榛名「そんなことしてる男の家はその代で終了しますね確実に」

提督「……マジで?」

榛名「少なくとも榛名はそんな気持ち悪い人とは結婚しません」

提督「よく分からない美少女からの手紙より、大切な部下の体調の方が大事に決まってる。どこか痛いところとかはないか?榛名」

榛名「わーお。この清々しいまでも手のひら返しぶり。感動すら覚えますね」

提督「よくわかんないけど褒められた?」

榛名「皮肉に決まってるじゃないですか」

榛名「はあ、結局何だったんでしょうか今回の話は」ハア

榛名『あーあーあーもしもし?聞こえてますかー?』

榛名「何一つ解決しないまま伏線と謎設定だけ出して終わる三流小説より酷いです」

榛名『あれ?聞こえてないんでしょうか?もしもーし』

榛名「さっきからうるさいんですけど!」勝手に人の脳内で喋らないでもらえません!?」

提督「急にどうした!?」

榛名「あ、いえ、こっちの話ですから気にしないでください」

榛名「……で、なんですか」ボソボソッ

榛名『書き置きに書き忘れがあったことを思い出しまして』

榛名「普通に会話が成立してるってことは、さっきのバーサーカーモードはもう解けたんですか?」ボソボソ

榛名『ええ、私の愛しい提督の愛のこもったキスですっかり』

榛名「ライダーキックをキスに置き換えられるなんて、高性能な脳ですね」ボソッ

榛名『そんなに褒められると照れます』///

榛名「褒めてませんから」ボソボソ

榛名「で?書き忘れとは?」ボソボソ

榛名『提督への愛を込めた詩を五百作ほど』

榛名「寝ていいですか?」ボソボソ

榛名『夢に出てきて言うだけだから別にいいですけど』

榛名「……提督本人に伝えればいいじゃないですか」

榛名『これ、あなたにしか繋げられないんです』

榛名「でしょうねー」

榛名『まあ、それはいいです。今度会った時に提督に口頭で伝えますから』

榛名「せめて書いて持ってきてあげてください」ボソボソ

榛名『用件はもう一つあるんですよ』

榛名「はい?何ですか?次は自作のラブソングですか?」ボソボソ

榛名『……それもいいですね』

榛名「しまった地雷踏みました」ボソボソ

榛名『でもそれも今度にします。それに用件は提督にじゃなくてあなたへのメッセージですから』

榛名「……一応言っておきますけど、殺害予告とか襲撃予告はお断りですからね?」ボソッ

榛名『するなら予告なしでするので大丈夫です』

榛名「……」

榛名『一度しか言わないのでよく聞いてくださいね?』

榛名「……はい」ボソボソ

榛名『いいですか――――』

――――次に会った時に『私』があの状態になったら、即座に殺してください

榛名「……っ!」

榛名『「私」は提督を傷つける可能性が高いものを許容しません。それがたとえ自分自身であろうとも』

榛名「……わかりました」ボソボソ

榛名「その時は、責任を持って榛名があなたを殺します」

榛名『はい。よろしくお願いしますね』

榛名『ああ、それともう一つ』

榛名「何ですか?」ボソボソ

榛名『漣さんに、気をつけてください』

榛名「!?」

榛名『用件はこれで全部です。それでは~』

榛名「ちょ、待って!」

提督「さっきから急に大声出してどうしたんだ!?」

これで終わり

読後感がすっきりしない上に、意味不明な感じに書きましたがいかがでしょうか

答えがすべて出揃うのは、このシリーズが終わるときです

次は駆逐艦です。次回は榛名にほとんど出番ないよ☆

提督「さあ川内、夜戦行くぞ!」 川内「やだやだ夜戦やーだー!」
提督「さあ川内、夜戦行くぞ!」 川内「やだやだ夜戦やーだー!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1421059172/)

~ある日の横須賀~

ル級「……」轟沈

タ級「……」轟沈

天龍「つまんねえなあ」ボソッ

天龍「ったく、愛宕の奴。何が『邪魔だからどこかで時間つぶしてて?』だ。人を邪魔者扱いしやがって」ブツブツ

天龍「時間をつぶすつったって、こうも雑魚ばっかりしか出ないんじゃ面白くない」

ドンッ バーン

天龍「ん?この音は――――」

???「はあっ……はあっ……」

レ級「……」ドンッ

???「くっ」シュンッ

天龍「あれは……レ級と、駆逐艦か?誰かはわかんねえけど」

レ級「……」バンッ

???「きゃっ!?」小破

天龍「……まあ、どうせ暇だし助けるか」ダンッ

???(ここで、終わりなんでしょうか……)

天龍「フフ怖!」ザンッ

???「え?」

レ級「……」DEAD

天龍「チッ、やっぱノーマルのレ級じゃダメだな。せめてエリートじゃないと」

???「嘘……あのレ級を一撃で……」

天龍「無事だったか?無事だったな?じゃ、そうゆうことで」ザッ

???「ま、待ってください!」

天龍「……何?」

???「あ、あの、助けてもらったお礼を――――!」

天龍「あー、そういうのいいから。お礼とかもらっても困るだけだし」

???「ですがっ!」

天龍「いや本当にいいから!物とかもらってもかさばるだけだし、気持ちだけで充分だから!」

???「そうですか……」

天龍「やっとわかってくれたか……」

???「では、かさばらないものならいいんですね?」

天龍「え?」

???「私をもらってください!」

天龍「今朝ビスマルクにも同じこと言われたの思い出したわ」

愛宕「で、連れて帰ってきちゃったわけね」

天龍「勝手についてくんだから仕方ないだろ」

島風「天龍って甘いよねー」

天龍「甘くないし。フフ怖だし」

業雲「とりあえず紹介してくれない?いつまでもこのままだと……」



ビスマルク・???「「……」」バチバチ

磯風「ふ、二人とも落ち着け!それ以上割り箸を割るな!」



業雲「……ストレスで磯風が死ぬわよ?あと、島風が地道に集めてた割り箸コレクションが全滅するわ」

島風「ちょっとあの二人シメてくる」ガタッ

業雲「仕方ないから手伝ってあげるわ」ガタッ

愛宕「……磯風ちゃんの死亡が確定したわね」

天龍「いや止めてやれよ」

初霜「初春型駆逐艦、初霜です。よろしくお願いします」ペコリ

愛宕「よろしくね~」

島風「おうっ!初霜は第一次の艦娘なの?」

初霜「はい、そうですよ」

業雲「じゃ、戦闘経験は豊富なのね」

初霜「そんなことないですよ」

磯風「そうなのか?」

初霜「ええ、私は主に救助や看護をしていましたから」

ビスマルク「つまり戦闘では何の役にも立たない役立たずってことね」ニコッ

初霜「死んでください」ニコッ

天龍「……どうしてこうなった」

3DSで書くのなんて大嫌いだ!

書きづら過ぎて死にたいので、また明日頑張る

ビスマルク「あらごめんなさい。本当のこととはいえ、あなたを傷つけてしまったわね。行きずりで拾われただけの人には余裕が無いんだから、もう少し配慮するべきだったわ」

初霜「あはは、面白いこと言いますね。ずっと一緒にいるくせに、一向に相手に振り向いてもらえない滑稽なピエロさんは流石ですね」

ビスマルク「……」

初霜「……」

天龍「……お前らいい加減にしろよ。空気が重い」

愛宕(原因を作った本人が言えるセリフじゃないけどね)

島風(たぶんなんでこんな状況になってるのか分かってないんだろうなあ)

叢雲(呆れた表情の島風も可愛いわね)

磯風(胃が……胃が……)

天龍「つーか何でさっきからお互いを邪険にするんだよ。仲良くしようぜ?」

ビスマルク「無理」

初霜「不可能です」

天龍「即答かよ!」

ビスマルク「……ねぇ天龍。今からでも遅くないわ。このちっこいのを海に捨ててきましょう」

天龍「それはダメだ。助けちまった以上、最低限の面倒は見てやらなくちゃならない」

初霜「天龍さん……」ウルッ



愛宕「……最初の方、思いっきり置いてこうとしてたって話じゃなかった?」

島風「気にしたら負けなんだよ」

愛宕「はいは~い、天龍(バカ)に任せてたらいつまで経っても話がまとまりそうにないから、後は私達で何とかするわ~」

天龍「え?」

島風「そうだね。バk天龍はお夕飯の準備でもしてきて」

天龍「え?え?」

叢雲「ほら、さっさと行く」

磯風「料理が終わっても、誰かが呼びに来るまでこの部屋に来るなよ?」

バタン

天龍「え?オレだけ除け者?」

愛宕「さてと、とりあえず話し合いましょうか」

ビスマルク「何を?」

島風「これからどうするのかを、だよ」

叢雲「あ、言っておくけど初霜がこの鎮守府で引き取るのは決定だから」

磯風「それは覆されないからな」

ビスマルク「……ぶー」ムスッ

愛宕「そんな顔してもダ~メ!」

島風「これでも一応、この鎮守府の提督代行の決定だからね」

叢雲「所詮、私たち程度じゃどうしようもないわよ」

磯風「文句があるなら天龍に言うんだな」

愛宕「さて、次はこっちね」

初霜「?」

愛宕「単刀直入に聞くわね?あなた天龍のどこがそんなに気に入ったの?」

初霜「全部です」

島風「即答かー。具体的に言うと?」

初霜「勇ましくも可愛らしい容姿も、私を助けてくれる優しい性格も、レ級を一撃で沈められる強さも、全部大好きです」ニコッ

叢雲「それでも何かこう、一番の理由とかないの?」

初霜「そうですね……強いて挙げるなら、瞳、でしょうか」

磯風「瞳?」

初霜「はい。あの危ういほどに純粋な瞳を見ていると、この人は私が支えてあげなきゃ、って思って」

愛宕「なるほどね。瞳、かあ……どうするの、ビスマルク」

ビスマルク「……」プイッ

島風「拗ねちゃった」ヤレヤレ

初霜「?」キョトン

叢雲「……同じこと言ったのよ、あいつも」

磯風「ビスマルクがこの鎮守府に来てすぐの頃に、天龍に惚れた理由を聞いたら――――」

ビスマルク『眼……かしら。凄く純粋で、だからこそ危なっかしい感じのする眼を見たら、この人は私が守ってあげなきゃいけない、って思ったの』

磯風「――――と言っていたんだ」

初霜「……」

愛宕「で、ビスマルク。どうする?あなたが本当に嫌なら、天龍だって考えてくれるかもしれないわよ?」

ビスマルク「……はあ」

ビスマルク「私が、そんなことしないって分かってて言ってるわよね、それ」

島風「ビスマルクが天龍に嫌な思いさせてまで、自分の我儘を優先させるはずないからね。基本的には」

ビスマルク「わかった!わかったわよ!」

叢雲「つまり……」

ビスマルク「……別に私だって、本気で反対してたわけじゃないわよ。50%くらいは」

磯風「半分は嫌だったんだな」

初霜「ということは――――」

ビスマルク「ええ、横須賀鎮守府所属の艦娘として、あなたを歓迎するわ。よろしくね、初霜」サッ

初霜「……はい、よろしくお願いします。ビスマルクさん」ギュッ

愛宕「ま、これで一応何とかなったわね」

島風「これにて一件落着!」

叢雲「素直じゃないドイツ艦のせいで疲れたわ」

磯風「叢雲にだけは素直じゃないなんて言われたくないと思うぞ」

愛宕「……ちょっと待って。何だか様子が――――」

ビスマルク「……」ギリギリ

初霜「……」ギリギリ

島風「二人とも何で笑顔でお互いの手を握りつぶそうとしてるの!?」

ビスマルク「この鎮守府で働くことは認めるけど、天龍は渡さないわ」ギリギリ

初霜「その言葉、そっくりそのままお返しします」ギリギリ

叢雲「……やれやれ」

磯風「まだまだ前途多難なようだな……」



天龍「誰も呼びに来ねえなあ……」ションボリ

終了

引き続きイベントの選択。以下の選択肢からお選びください

①酒匂イベント

②金剛イベント

③那珂ちゃんイベント

④加賀イベント

⑤ゴーヤイベントでち

……おかしい。選択肢が少ないから持ち越しにしたはずなのに、先週とまったく数が変わってない ※別スレ建てて書いてたからです

範囲は↓10まで

加賀さんが圧倒的人気で一位。二位は那珂ちゃんとゴーヤで同率です。またお前ら二位か

ケーキ食いたいけど書きます。何故なら家にケーキがないから

~ある日の鎮守府~

提督「ケーキ食いたい」

榛名「食べればいいじゃないですか」

提督「いっぱい食べたい」

榛名「食べればいいじゃry」

提督「『間宮』でたくさん注文すると金がバカみたいにかかるんだよ!」

榛名「ケーキバイキングでも行って来ればいいんじゃないですか?」

提督「そんなものが都合よくこの近くにあるわけないだろうが……」

榛名「……」ピッ

提督「?」

榛名「あ、いつもの行ってる例のショッピングモールにありますね」

提督「マジで!?」

提督「あそこ本当に何なんだ……?ショッピングモールにしては規模も店舗もおかしいだろ……」

榛名「気にしたら負けですよ」

提督「まあ、それは今どうでもいいか。榛名、行こうぜ」

榛名「は?嫌ですよ。榛名はやることありますし」

提督「えー。一人で行くの嫌なんだけど」

榛名「駆逐艦の子たちでも連れて行けばいいじゃないですか」

提督「朝から全員で出掛けてったよ」

榛名「どこへ?」

提督「北海道まで」

榛名「……何でですか」

提督「雪まつり見にだってさ」

榛名「なるほど」

提督「というわけで誰を連れて行こうか」スタスタ

???「提督?」

提督「ん?ああ、加賀か」

加賀「どうしたんですか?まるで不審者のようにキョロキョロして……すみません、提督が不審者みたいなのはいつものことでした」

提督「お前いつも俺のことそんな風に思ってたの!?」

加賀「冗談です」

提督「……お前の場合、真顔だから冗談なのか本気なのかが分かりづれえんだよ」

加賀「誰が無愛想な能面女ですか」

提督「そんなこと言ってねえよ!」

まだ雪祭り始まってませんが、作品内はもう二月なん?
これみたらケーキ食べたくなったが吹雪が凄くて買いに行けない

加賀「で、本当にどうしたですか?今日はいつもより挙動不審です」

提督「……なんか含みのある言い方が気になったがスルーしてやろう。実はケーキバイキングに行くから一緒に言ってくれる奴を――――」

加賀「ケーキバイキング!?」

提督「ああ」

加賀「……」

加賀(提督とケーキバイキング……ケーキバイキング……)

加賀(って、ダメです。あまり食べ過ぎるとロクなことにならないって先日学んだはず。横須賀から帰ってきた赤城さんが死にかけていたことからも、食べ過ぎてダイエットする羽目になるのはゴメンです)

加賀(で、でもこの前のは杞憂でしたし、少しくらいなら……)

加賀「……うー」

提督(加賀が凄い真剣な表情で悩んでいるように見える)

提督「あ、そうだ。加賀、お前行くか?」

加賀「!?」

提督「どうせなら戦艦とか空母みたいな大量に食う奴の方が、誘いがいもあるしな。どうだ?」

加賀「い」

提督「い?」

加賀「……行きます」

一旦ここまで

>>322

うおおおおおおお!!!!!しばらく行ってないから雪まつりの日程間違った……というわけで現実で雪まつりが始まって少し経つまで駆逐艦に出番は来ません

再開するぜ

駆逐艦の件はネタに困ったら出てくるかもだぜ

~ショッピングモール~

店員「いらっしゃいませ~」

提督「やっぱりか!」

加賀「どうしたんですか提督。急に叫んだりして」

提督「いや、何でもないんだ……つーかこの人たちは何人姉妹がいるんだよ」ブツブツ

加賀「?」

店員「って、あれ?お客様もしかして一階にあるカフェに来ませんでした?三ヵ月くらい前に、可愛い女の子を連れて」

提督「え?行きましたけど……」

店員「やっぱり、あの時のお客様だったんですね!すごく可愛い娘と一緒だったから覚えてました!」

提督「……何でここで働いてるんですか?」

店員「掛け持ちしてるんです。お客様こそ、今日は違う女の子を連れてるんですね」クスッ

提督「あ、い、いや、これは……」

加賀「これは、何ですか?」

提督「ひいっ!」

店員「あはは、相変わらず女たらしなところは変わってないんですね~」

提督「そういうあなたは自分と性格が変わりましたね!前はもっと大人しい店員さんだったはずだ!」

店員「あの頃は一回こっきりのモブキャラでしたから」

~店内~

加賀「で、他の子とデートしていたという話について詳しく聞かせてもらえますね?」

提督「あれはデートとかそういうんじゃなくてだな……」

加賀「じゃあ何ですか」

提督「……そんなことより、折角ケーキを食べに来たんだから早く食べようぜ?」

加賀「話を逸らそうとしても無駄です」

提督「さっきの店員さんが、サービスで特別な限定ケーキをくれるって言ってたが」

加賀「早く行きましょう。好意を無下にするのは失礼ですから」スタスタ

提督「うーんこの手のひらクルー」

加賀「はむっ……ふみゅう」ウットリ

提督「……」モグモグ

加賀「美味しいですね提督……」

提督「ああ、そうだな」

加賀「?なんでずっと下を向いてるんです?」

提督「諸事情により」

加賀「そうですか……はむっ」

加賀「うにゃあ~」トローン

提督「……」モグモグ

提督(ケーキ食べてる加賀がエロ過ぎて直視できないなんて言えない)

提督(しかし悲しいかな。ダメだとは分かっていつつもやっぱり見てしまう。それが男の性なのさ)チラッチラッ

加賀「……♪」ニコニコ

提督(加賀の鉄面皮さんが海外旅行に行ってしまいました。カムバアアアック無表情!)チラチラ

加賀「?」

提督(やばい気付かれたってばよ!)プイッ

加賀「……」ポクポクポク

加賀「!」チーン

加賀「提督」

提督「?」

加賀「はい、どうぞ」

提督「What?」

加賀「私の食べているケーキが食べたかったから見てたんでしょう?」

提督「え、あ、そ、そう!そうそう!ありがとう!」パクッ

加賀(あれ?これってよく考えると間接キスでは――――?)///

提督「うまっ!何これうまっ!これ一つで店作れるレベルだって!天龍の作ったケーキより美味いよ!つまり世界最高クラスの美味さだよ!」モグモグ

加賀「……」

加賀「……まったく、この人は」ハア

提督「おいちょっと待て。なんでそんな残念な奴を見る目で俺を見るんだ」

加賀「なんでもありません」

提督「気になるから言えって」

加賀「ここは譲れません」

提督「頑固な奴だなー」パクッ

提督「あ、やべえこっちのも美味い。ベリー系をふんだんに使ったソースがこれまた絶品……」キラキラ

加賀「……ふふっ」

加賀(この人はいつも誰よりも気を張っていて、誰よりも優しくて気が利く)

加賀(それなのにそんなことは微塵も感じさせないように、ふざけたり理不尽なことをする)

加賀(でも、一番奥のところはこんなに純粋で子供っぽい)

加賀「そんなあなたが、大好きですよ。提督」ニコッ

提督「?何か言ったか?」

加賀「いえ、何も。私、次の分取ってきますね」

提督「おっけー。じゃ、これとこれと……あとこれもついで取ってきて」

加賀「はいはい」クスッ

終わり

加賀さんのキャラが崩壊してた気がしますが、それは私のせいではなくクールキャラ先輩が有給とって海外旅行に行ったからです。私は悪くないのだー

次回は駆逐艦以外の何かです!おそらく!


そろそろお前恋愛感情抱けないって嘘だろって言いたくなるあれ

>>337

欲情はする興奮もする。好きだと言うし、好きだと思ってる。いろんな人に好かれてる自覚はある

だけど恋愛的な意味ではありません☆

~横須賀~

ビスマルク「天龍!一緒にお昼にしましょう!――――って」



初霜「天龍さん、何か食べたいものはありますか?」

天龍「和食が食べたいな。料理できるのか?」

初霜「はい、一応。天龍さんほど上手くは作れませんが」

天龍「別にいいよ。それじゃ、よろしく頼む」

初霜「はい!」



ビスマルク「……」イライラ

島風「またビスマルクさんが廊下を破壊してる」

叢雲「愛宕に怒られるのに反省しないわねーあいつも」

磯風「勝手に料理して厨房を破壊していた磯風たちが言えることでもないがな」

~夜~

ビスマルク「というわけであの泥棒猫から天龍を取り戻すにはどうしたらいいのかしら」

榛名「知りませんよそんなこと」

榛名「前にも言いましたけど、榛名は百合は管轄外なんです。そういうことは愛宕さん辺りにでも相談してください」

ビスマルク「天龍は女の子かどうかギリギリだから問題ないわ!」

榛名「本人に聞かれたらぶん殴られそうなこと言ってますよ、このわんこ系戦艦は」

ビスマルク「天龍ったら、私の料理は食べてくれないくせにあの子の料理は食べるのよ!?酷くないかしら!?」

榛名「賢明な判断だと思いますけど」

ビスマルク「うう、天龍って私のこと嫌いなのかしら」

榛名「そんなことはないんじゃないですかねー」

ビスマルク「だってあの子のことばっかり構ってるし……ふふふ、私はもういらない子なのね」

榛名(うわ面倒くさい)

榛名(鈴谷さんとかと同じ方向の面倒臭さですけど、何でしょう。提督がらみじゃないからか、そこまでフォローしようという気が……)

ビスマルク「うわああああああああああああんん!!!!!!」

榛名「だああああああああああ面倒くさい!何で週末にこんなことせにゃならんのですか!」

榛名「ほら!行きますよ!」グイッ

ビスマルク「ふぇ?」

榛名「……!」グイグイ

ビスマルク「え、ちょ、せめてスカートを掴むのはやめてええええええええ!!!!!!」ズルズル

~執務室~

榛名「失礼します」バタンッ

天龍「おいドアを蹴り開けるのはやめてもらおうか。最近老朽化が激しいんだよ」

榛名「あなたなら一日でビフォーアフター出来るでしょう。それより、これ」ドサッ

ビスマルク「ううー……」

天龍「……え?どうしろと?」

榛名「ぶっちゃけ、天龍さんはビスマルクさんのことをどう思ってるのかを聞きに来ました」

ビスマルク「は、榛名!?」

榛名「シャラップ。ぬるい言い草を聞く気はありません。それで、どうなんですか天龍さん」

天龍「……まあ、なんだ。嫌いじゃ、ないぜ?」

榛名「好きか嫌いかで答えてください」

天龍「……好きだよ」

榛名「もっと大きな声で、名前付きで!」

天龍「調子乗んのもいい加減にしろよてめえ」

榛名「すみませんでした」

ビスマルク「……天龍」

天龍「ん?」

ビスマルク「もう一回だけ、言って?あと一回だけでいいから」

天龍「お前まで何を――――っ!」

ビスマルク「……」プルプル

天龍「……はあ」

天龍「好きだよ、ビスマルク」

ビスマルク「~~~!」///

天龍「LoveじゃなくてLikeの方だけどな」ニヤッ

ビスマルク「天龍!」ダキッ

天龍「おわっ!?」

ビスマルク「好き、好き、大好き」ギュー

天龍「ったく、しゃあねえなあ」クスッ

天龍「悪かったな、不安にさせて」ナデナデ

ビスマルク「……ん」



榛名「さて、超絶百合空間が形成されたので榛名はもう帰るとしますか」スタスタ

榛名「ん?あれは……」

初霜「……むー」ジー

榛名「……」スタスタ

榛名「うかうかしてると、決着が着いてしまいますよ?」ボソッ

初霜「っ!?」

榛名「……」スタスタ

榛名「……全力で飛ばせば明け方までには着きますかね」

榛名「明日も提督を起こしてあげなければならないですし、早く帰りましょう」タタッ

本日の分終了

あと2Lvでヴェルとケッコンできるぜやっほう!

~ある日の鎮守府~

提督「暇だー」

榛名「なら仕事してください」

提督「その仕事が無いから暇なんだろー?」

榛名「まあ、確かに最近めっきり平和になって仕事もなくなりましたけど」

提督「だろー?あー誰か昔の知り合いとか訪ねてこねえかなー。思い出話に花を咲かせたいなー」

榛名「そんな都合良く誰か来るわけ……」ピンポーン

提督「……」

榛名「……」

提督「……通販で何か頼んだりしたっけ?」

榛名「榛名が知る限り誰も何も注文してない筈ですけど。青葉さんとかなら無断で発注したりするかもしれませんが」

提督「行ってくる!」ダッ

榛名「あ、待ってください!榛名も行きます!」ダッ

~玄関~

提督「はいはーい!どちら様ですかー……」ガチャッ

大和「ど、どうも。ただいま帰りました」

提督「……」

大和「……」

提督「……ああ!そうだ忘れてた!呉に研修に行ったっきりしばらく帰ってきてなかったんだよな大和!」

大和「忘れてたんですか!」クイクイ

提督「あれ?その後ろにいる奴は?」

大和「ああ、この人は――――」

浜風「呉鎮守府所属、陽炎型駆逐艦の浜風です。以後お見知りおきを」ペコリ

提督「こりゃ丁寧にどうも。岩川鎮守府勤務の提督だ。よろしく」

浜風「……」ジー

提督「えっと……何?」

浜風「いえ、大和がよく貴方のことを話していたので、イメージとの比較を――――」

大和「わー!わー!わー!は、浜風!」ガバッ

浜風「む、むぐむぐ……」

提督「なんつーか、大和に仲のいい友達が出来たみたいで嬉しい限りだよ」

提督「で?大和はいいとして、浜風はどうしてここに来たんだ?」

浜風「はい。大和の護衛と、実はもう一人――――」

???「私の護衛よ。なんだかんだで最近物騒だからね。護衛を付けろって散々言われて」

提督「ん?この声は……」

伊168「ハーイ提督。元気だったかしら」

提督「イムヤ!うっわ久しぶりだなあ!って酒臭っ!」

伊168「失敬ね。昨日ちょっと飲みすぎちゃっただけじゃない」

提督「いや一日ちょっとはしゃいだくらいじゃこんなんにはならねえよ。つーか何だその不機嫌そうな顔。昔のお前はもう少し愛想があったぞ」

伊168「会うなり随分な言いぐさね。雷撃するわよ?」

提督「榛名へるぷ!」

榛名「お久しぶりですイムヤさん」ペコリ

提督「あれ!?スルー!?」

伊168「久しぶり、榛名。元気にしてた?」

榛名「ええ一応。イムヤさんこそ大丈夫ですか?」

伊168「何が?」

榛名「えっと随分二日酔いが酷そうなので。だから不機嫌そうな顔してるんですよね?」

伊168「……まあ、間違っては無いわね」

榛名「理由はやっぱり……」

伊168「お察しの通りよ」



大和「あの、提督。榛名とイムヤさんが何の話をしているのかさっぱりなんですけど」

提督「大丈夫。俺にも理解できてないから」

提督「まあ立ち話もなんだし。とりあえず上がれよ。どうせ泊まってくんだろ?」

伊168「ええ。私と浜風は同じ部屋でいいから客間を用意してもらえると助かるわ」

提督「気にすんな。ちゃんと二部屋用意してやんよ」

伊168「そう?悪いわね」

提督(だってさっきからイムヤの後ろで――――)

浜風「……」ブンブン

提督(――――浜風がすげえ勢いで首を横に振ってるんだもんなあ。イムヤの奴、よっぽど酒癖が悪いのか)

大和「あ、私は部屋に荷物を置いてきますね」

提督「ああ。武蔵は今出掛けてるけど、鍵は大丈夫か」

大和「はい。ちゃんと持ってます」

提督「それなら良かった。榛名、手伝ってやってくれ」

榛名「了解しました。ついでに鎮守府にいる人たちに声を掛けて、客間の準備をしておきますね」

提督「ん、悪い。じゃあ俺たちは食堂で時間つぶしてるか。昼飯食ったか?」

浜風「いえ、まだです」

提督「じゃあ俺が奢ってやるよ」

浜風「そ、そんな流石に……」

伊168「ありがとう。お言葉に甘えさせてもらうわ」

浜風「イムヤさん!?」

提督「お前は相変わらず貰えるものは貰う主義だな……浜風も遠慮しなくていいからな?」

浜風「はい。それではお言葉に甘えさせていただきます」ペコリ

ごめん今日はここが限界

お詫び代わりに明日の展開は安価で決めます

・イムヤのイベント

・浜風にフラグ構築

・大和のイベント

好きなのを選んでください

安価↓3

最近、毎日投下していた初期の自分が結構凄かったんじゃないかと思うようになりました

投下開始

~大和・武蔵の部屋~

榛名「大和さん、これはここでいいですか?」

大和「ええ。手伝ってくれてありがとね、榛名」

榛名「いえいえ。これくらい当然です」

大和「……ねぇ、私がいない間って何かあった?」

榛名「そうですね……色々ありましたよ」

大和「た、例えば?」

榛名「新しい仲間が加わったり……」

大和「へ、へぇ……」

榛名「榛名が死にかけたり……」

大和「ええ!?だ、大丈夫だったの!?」

榛名「はい、榛名は大丈夫でした。後はそうですね――――」

大和「そ、その、提督は?」

榛名「提督はいつも通り、むやみやたらにフラグを建築していましたよ」

大和「やっぱり……」ショボン

大和「提督は私がいないこと忘れちゃうし……私いらない子なのかな?」

榛名(久しぶりの大和式ネガティブタイム。ああ面倒くさい)

大和「でも、あんまり落ち込んでばかりもいられないわね!片付けも終わったし、私も食堂に行ってくるわ!」ダッ

榛名「あ、ちょっと待ってください榛名も行きます!」ダッ

榛名(大和さんが自力で立ち直るなんて……研修の成果は大きかったようですね)

~食堂~

大和「提督!片付け終わったので私も一緒に食事――――」バタン

提督「え?」

大和「え?」

※仰向けのイムヤ、覆いかぶさっている提督。手はもちろん装甲に

提督「いや、ちょっと待て。違うんだ。これには深い事情が――――」

大和「て、提督の……」

大和「変態スケベ変質者ああああああああああああああ!!!!!!!憲兵さんに報告してやるうううううううううううううううううう!!!!!!!!!!!」ダダダッ

提督「それは洒落にならないからやめてくれえええええええええ!!!!!!!」ダッ

榛名「……」

伊168「不幸な事故よ」

榛名「ですよねー」

浜風「このアイス中々……!!」パクパク

大和「うう……グスッ……ひっく……」

提督「――――というわけで、決してやましいことがあったんじゃないんだ。わかってくれたか?」

大和「……はい」

提督「そうか。よかった」ホッ

大和「でも」

提督「ん?」

大和「でも、本当に悲しかったんです」プクー

大和「折角帰って来たのに、提督は私がいないこと忘れてるし」

提督「うっ」グサッ

大和「私のことほったらかしでイムヤさんや浜風と話しこんじゃうし」

提督「うわっ」グサグサッ

大和「挙句の果てにあんな光景見せられて」

提督「ぐはあっ」グサグサグサッ

大和「私っていらない子なのかなあ、って落ち込んだりしたんですよ?」

提督「す、すまん……」

大和「ふふっ。いいですよ。もう怒ってません」

提督「……」

大和「さ、早く食堂に戻りましょう。久しぶりの間宮さんのお菓子、楽しみだなー」スタスタ

提督「大和」

大和「はい?何ですか?」クルッ

提督「おかえり」

大和「……!」

大和「はい、ただいまです。提督」ニコッ

おわり

次回は空母の予定

艦これのヤンデレ(強)ssを読んだり、wikiの暁と初霜のページのコメントを見て和んでる私は正常です

~ある日の鎮守府~

提督「死ぬ」

榛名「なんですか藪から棒に」

提督「久しぶりにアレが来た」

榛名「アレ?」

伊168「ああ、アレね。まだ治ってなかったの?」

榛名「え、イムヤさん何かわかるんですか?」

伊168「榛名も知ってるわよ。ほら、定期的に発症する……」

榛名「……アレですか」

提督「鬱だ死のう」ドヨーン

榛名「鬱病ですね」

伊168「正確には、精神性気力消失及び精神不安定症(ネガティブシンドローム)ね」

榛名「その名前、確か先生が名付けたんでしたっけ」

伊168「そうだったかしら」

提督「うあー何もしたくねー。いや、何かしたいし、しなきゃならないこともあるんだけどやる気が起きねー」

榛名「ここ数か月は大丈夫だったんですけど……」

伊168「中規模作戦前で疲れてるんじゃない?」

榛名「秋の時は大丈夫でしたよ……というかそんな大事な時期に何してるんですかあなたは」

伊168「私がいなくてもあの鎮守府は回るからいいのよ。ここで日がな一日中酒盛りしてる方が楽でいい」

榛名「また二日酔いでダウンしますよ」

伊168「二日酔いなんてもう慣れたわ」

※病名はぶっちゃけ適当に作りました

榛名「しかし困りましたね。提督がこれだと色々支障が――――」

伊168「斜め四十五度の角度で殴れば治るんじゃない?」

榛名「そんなテレビの直し方みたいなのじゃ無理ですって流石に……」

提督「……」クビククリ

榛名「提督!早まるのはやめてください!」

提督「やだいやだい!僕だって自由の身になりたいんだい!」バタバタ

榛名「ああ!幼児化が始まってしまいました!」

伊168「今回はかなりやばいみたいね」

バタン!

???「提督ー!」

瑞鳳「一緒にご飯食べよ?――――って、あれ?」

榛名「瑞鳳さんこんにちわ」

瑞鳳「こ、こんにちわ……何してるの?」

榛名「自殺衝動に駆られた提督を絞め落としてます」

瑞鳳「どういう状況なの!?」

伊168「私は部屋に戻って飲んでくるわね」スタスタ

榛名「せめて片付けて行ってもらえると助かるんですが」

伊168「後で浜風を派遣するわ」スタスタ

榛名「艦娘使いの荒い艦娘ですね、まったく」

瑞鳳「え、今の誰?」

榛名「それで瑞鳳さんは何のご用で?」

瑞鳳「え!?あ、あー、提督とご飯食べようと思って誘いに来たんだけど……」

榛名「なるほど。ではちょっと待っててくださいね――――」

ガコンッ!

提督「はっ!私はどこ!?ここは誰!?」

榛名「おはようございます提督」

提督「おはよう榛名。それと瑞鳳」キリッ

瑞鳳(部下が上官に理不尽な暴力を振るうのって普通なのかな)

瑞鳳「えっと、提督と一緒にご飯食べようと思ってたんだけど、今大丈夫?」

提督「超余裕。死にたい」

瑞鳳「発言の前半と後半で温度差が全然違う!?」

榛名「ちょっと今壊れてますけど気にしないでください」

瑞鳳「わ、わかった。それじゃ連れてくね?」

榛名「はいどうぞー」

ガチャッ バタンッ

榛名「さてと、食堂と瑞鳳ちゃんの私室の監視カメラは何番と何番でしたっけ……」

~食堂~

提督「何食べよっかな。毒キノコとか置いてないかな」

瑞鳳「あ、提督の分はもう決まってるから大丈夫」

提督「マジで?何だろう楽しみだなー。フグの踊り食いとかがいいな」

瑞鳳「それ色んな意味で死んじゃうから……ふふん、なんと今日は私が作ったのです!」

提督「お前料理できたの?」

瑞鳳「今までも何回か作ったことあるよ!?」

提督「……もちろん冗談に決まってるだろ?」

瑞鳳「……」ジトー

提督「嘘ですごめんなさい死んで詫びます」ドゲザ!

瑞鳳「そ、そこまでしなくてもいいから!」アセアセ

瑞鳳「はい、瑞鳳特製の卵焼き」コトッ

提督「せんきう。いただきます」パクッ

提督「うまっ!軽く死にたいけどうまっ!」

瑞鳳「一部不穏当な個所があったよ!?」

提督「もう一つください」

瑞鳳「仕方ないわね……瑞鳳の卵焼き、食べりゅ?」

提督「食べりゅううううううううううう!!!!!!!!」

瑞鳳「はい、あーん」

提督「あーん……うまうまっ!」

瑞鳳「まだまだあるよ?」

提督「鬱治ったー!」



榛名「甘過ぎ……ぐはっ!」

その後、自室で倒れている榛名が発見されました

最近キレが落ちてきてるのが自覚できる……少し休んだ方がいいんですかね?

明日のイベント多数決

①大和のイベント

②瑞鳳のイベント

③ゴーヤのイベント

④那珂ちゃんのイベント

⑤浜風フラグ構築

⑥???

以上のものからお選びください範囲は↓10まで

集計の結果、???さんが四票でトップ、二位はゴーヤ、那珂ちゃん、浜風が二票で同率でした。見事に団子

???さんとは誰なのか?予想しながらお待ちください

冬イベはトラック泊地で防戦だそうですね。フラレ級とか出てこないかな

~ある日の鎮守府~

榛名「ふわ……あぁ……」

榛名「今日も一日、頑張りましょ――――」ピキッ

13:00

榛名「――――ヒトサンマルマル?」

榛名「……」

榛名「盛大に寝坊してしまいましたあああああああああああああ!!!!!!!!!!」

~執務室~

榛名「提督!遅れて申し訳ありません!榛名ただいま到着――――」

提督「ん?おはー榛名」

榛名「……」

榛名『提督、こっちの書類にサインお願いします』

提督「あいよ」サラサラ

榛名「……なんでここにいるんですか」

提督「え?ここって一応俺の仕事部屋兼住居……」

榛名「提督じゃなくて!そっちのです!そっちの!」

榛名『来ちゃいました』テヘッ

榛名「来ちゃいました、じゃありませんよ!」

榛名『でも私、ちゃんと書き置きにまた来るって書いておきましたし』

榛名「早いんですよ!一ヵ月や二ヵ月くらい期間空けましょうよ!」

榛名『愛しの提督とそんなに長い間会えないなんて死にます』

榛名「流石に嘘でしょう!?昔の榛名だってそこまで酷くなかったはずです!」

提督「い、愛しのなんて……なんか照れるな……」///

榛名「そこ!気持ち悪いから照れないでください!」

提督「 (´・ω・`)」

榛名『落ち込んでる提督も愛らしいです!』ガバッ

榛名「榛名と同じ見た目で過剰なスキンシップは控えてください!」

提督「胸が!柔らかなダブルマウンテンが!」

提督「でもさ、寝坊したお前の代わりに仕事手伝ってくれたんだぜ?そう怒るのもどうかと思わないか?」

榛名「うっ」

榛名『私、頑張りました!』

提督「よしよしいい子だ頭撫でてやろう」ナデナデ

榛名『ふみゅう』トローン

榛名「すみません榛名の姿でイチャつかれると本格的に吐き気がするのでやめてくださいお願いします」

提督「そこまで!?」ガビーン

榛名「……まあ、仕事を代わりにやってくれたみたいですし、今日一日ここにいるのは許しますよ」

榛名『泊まります』

榛名「やっぱり出て行ってください」

提督「とりあえず確認したいんだけど、お前らどっちも榛名なんだよな?」

榛名「ええ、まあ」

榛名『より提督を好きなのは私の方ですけどね!』

榛名「その通りです」

提督「そこはもうちょっと張り合おうぜ榛名!」

榛名「はい」 榛名『はい?』

提督「ああ、そうか。榛名って呼ぶとどっちも反応しちゃうのか……ありがちなパターンだな」

榛名『提督!提督!紛らわしないように私に名前を付けてください!「俺の嫁」とか「マイハニー」とかでもいいですよ!』

榛名「えっと、憲兵さんの連絡先は……」

提督「俺まだ何もしてねえよ!?つーか他の艦娘と絡むのはむしろ推奨してくるくせに、なんで榛名だけはダメなんだ!どっちの榛名と触れ合おうとしても怒られるんだけど!」

榛名「榛名が提督とラブラブしてるというのが生理的に無理です」

提督「泣くぞバカ!昔の礼儀正しくて俺に懐いていた榛名はどこへ行ったんだ!」

榛名『あなたの目の前にいます♪』

提督「……まあいい。とりあえず今は名前を考えよう」

榛名『わくわく』

榛名「心境を口に出すとかあざといんですよ」チッ

提督「……よし、決めた」

榛名『どんなのですか!「ラブリーマイエンジェル」ですか?「メインヒロイン」ですか!?』

榛名「それもう名前じゃないでしょう」

提督「ヤミナ……ってのはどうだろう?」

榛名『ヤミナ?』

提督「ああ」

榛名『……』

提督「ダメか?」

ヤミナ『いえ、すっごくいいです!私、嬉しいです!』

提督「そうか。喜んでもらえたようでなによりだ」

榛名「……」パチパチ

提督(榛名がすごいウインクしてくる……あれはマバタキ信号か?えー、何々?)

榛名(由来 求ム)

提督(名前の理由を教えろってことか)パチパチ

榛名(えっと……)

提督(病ンデル 榛名 略シテ ヤミナ)

榛名「……」

ヤミナ「どうしたんです?突然そんな哀れなものを見るような目で見てきて」

榛名「……強く生きてください」

ヤミナ「?」キョトン



※ヤミナさんを漢字表記すると『病名』になります。ビョウメイと読んだらダメ絶対

ちょっと休憩

夕飯食べてきます

かゆいところ掻いてたら、実はかゆみの原因は出血でしたとかよくあることですよね?この質問と私の指から血が出ていることは何も関係ないのであしからず

再開するのね!

ヤミナ「こんな素敵な名前をくれるなんて提督はやっぱり私の子と大好きなんですね名前だけじゃなくて指輪と種子もくれていいんですよ?」

提督「名前通りの言動だな」

ヤミナ「そんなに褒められたら照れますっ!」///

提督「褒めてないが照れてる姿が可愛いので良しとしよう。榛名、カメラだ」

榛名「勝手に撮影会でも何でもしててください。榛名はお腹が空いたので『間宮』に行ってきます」スタスタ

ヤミナ「じゃあ私も行きます」トコトコ

提督「俺も行くわ」スタスタ

榛名「……提督の奢りで暴食してやります」

提督「何故に!?」

~食事処『間宮』~

間宮「いらっしゃいませ~」

提督「食堂と分離して新しくなった間宮に来たぞー」

榛名「説明乙です」

ヤミナ「些細なことでも私に説明してくれる提督、素敵です!」

榛名「ダメですこの人。遅すぎたんです」

提督「卵焼きと目玉焼きとゆで卵とオムライスとオムレツと天津飯ください」

ヤミナ「私は抹茶アイスをお願いします」

榛名「榛名は日替わり定食で」

間宮「かしこまりました」トコトコ

榛名「……榛名が二人いる状況にツッコまない間宮さん流石です」

提督「珍しく額に汗かいてたけどな」

ヤミナ「提督、あの方のことよく見てるんですね」ニッコリ

提督「大変!ヤミナのハイライトちゃんが息してないの!」

榛名「そのくらいのヤンデレは自力で何とかしてください」

提督「榛名の薄情者!」

ヤミナ「提督?なんで榛名と話してるんですか?ちゃんと私を見て私とお話ししないダメじゃないですか」

提督「ひ、ヒエー!」ガクブル

比叡「呼びました!?」ニョキッ

提督「どっから出てきた!」

榛名「生えてきましたね」

比叡「比叡ちゃんの特殊技能の一つです!」テヘッ

ヤミナ「……ハラショー」

提督「それお前のセリフじゃないから」

金剛「比叡ーどこ行ったですカー」

比叡「お姉さまここですここ!見てください榛名が二人いるんですよ!」

金剛「榛名が二人?何をおかしなことを言って――――」

榛名・ヤミナ「「……」」

金剛「……」

間宮「卵焼きとオムレツと目玉焼きお待たせしました」コトッ

提督「ありがとうございます」

間宮「残りはもうちょっとお待ちくださいね~」

提督「いえいえお気になさらず」

比叡「あ、私にカレー持ってきてもらえますか?」

間宮「わかりました、カレーですね」

比叡「お会計は提督でお願いします!」

提督「おいコラ」

金剛「っ!」カチャッ

榛名「お姉さま待ってください!この人は――――」

ヤミナ(流石は榛名。なんだかんだ言って私のことを庇ってくれるんですね!)

榛名「――――この人は榛名の獲物です!」

ヤミナ「提督ー!金剛姉さまと榛名が私をいじめますー!」ダキッ

提督「至福」

金剛「問答無用で死刑確定」

比叡「流石に今のは私もちょっとイラッと来ました。い、いや、別に提督のことが好きだから妬いてるとかじゃないですから!金剛姉さまを不快にさせた罪です!」

榛名「殺」

間宮「日替わり定食とオムライスと天津飯とゆで卵お待たせいたしました~」

提督「なんだこのカオスな状況」

加賀「流石に気分が高揚します」

大和「大和、砲雷撃戦、はじめます!」

瑞鳳「インレンジ、決めます!」

山城「主砲、よく狙って……」

鈴谷「さてさて、突撃いたしましょう」

熊野「一捻りで黙らせてやりますわ!」

提督「お前らどっから湧いた!?」

ヤミナ「提督と私の甘い恋を邪魔するというのなら容赦はしません」

提督「……執務室に帰りたい。料理持った間宮と一緒に部屋の隅っこで待機してたい」

榛名「第一抵抗しない提督にも責任があります死」

提督「ちょっと待て語尾がヤバい感じ聞こえぐぼらっ!」ドガッ

伊168「邪魔」

提督「だからといってニードロップはやめろよ!」

伊168「浜風、ここは騒がしいからあっちで食べましょ」

浜風「そうですね。でもお酒はダメですよ」

伊168「……」ゲシッ

提督「なんで!?」

伊168「八つ当たりよ。悪い?」

提督「悪いよ!開き直るなよ!」

ヤミナ「提督?あまり私から目を離さないでくださいね?」グイッ

提督「首が!首が曲がっちゃいけない方向に!」

金剛「さっさと提督を離すネー」ガシャン

ギャーギャーワーワー

間宮「お店は壊さないでくださいねー……」

~鎮守府・裏口~

ヤミナ「……」

榛名「もう帰るんですか?」

ヤミナ「!」ビクン

榛名「あなたが撒いた火種で『間宮』は戦場と化してますが」

ヤミナ「修繕費は経費で落としておいてください」

榛名「落とせるわけないでしょう」

ヤミナ「……」

榛名「……」

ヤミナ「……」

榛名「……聞いて、いいですか?」

ヤミナ「何をです?」

榛名「あの日、あなたが知ったこと全部」

ヤミナ「……」

榛名「教えてください。あなたがあの日、あの時に何を知ったのか」

ヤミナ「……それを聞いてどうするつもりなんですか?」

榛名「それはまだわかりません。ですがきっと――――」


榛名「――――その情報は、エラー娘に繋がっているはずです」


ヤミナ「……」

榛名「あの時、姿は見えませんでしたがエラー娘の声が聞こえました。つまり、あの時のあなたの暴走はエラー娘に引き起こされたのでしょう?」

ヤミナ「……その勘の良さは、いつか身を滅ぼしますよ」

榛名「御託は結構。早く話してください」

ヤミナ「残念ながら、それは無理です」

榛名「無理?」

ヤミナ「私個人の意思としては話すことはやぶさかではありません。ですが、出来ないのです」

榛名「何故?」

ヤミナ「セーフティ、でしょうね。あのエラー娘が何の制限もなく情報を渡すはずありませんから」

榛名「……」

ヤミナ「ですが、この程度はおそらく大丈夫でしょう。ダメだとしたらセーフティが掛かりますし」

榛名「?」

ヤミナ「あるところに、一つの世界がありました」

ヤミナ「その世界では艦娘と呼ばれる少女たちが、深海棲艦という恐ろしい敵と戦っていました」

ヤミナ「艦娘を率いるのは提督と呼ばれる人間。彼と艦娘たちは鎮守府で時に笑い、時に泣きました」

ヤミナ「最初は一つだった鎮守府は、二つに。一人だった提督は、二人に」

ヤミナ「まったく同じ容姿・感情を持つ艦娘もまた、二人になりました」

榛名「……」

ヤミナ「それからも同じことが続き、ある日」

ヤミナ「その世界は新たな世界を生み出し始めました」

榛名「……」

ヤミナ「太陽のように明るい艦娘と、仲間の個性的な艦娘たちが努力と友情で戦い続ける世界」

ヤミナ「学校のような鎮守府で、ふんわりまったりと様々な艦娘たちが過ごしている世界」

ヤミナ「人類が制海権を失い、艦娘たちが命懸けで深海棲艦と戦う世界」

ヤミナ「色んな世界が生まれました」

榛名「……この世界もその一つだと?」

ヤミナ「さあ、どうでしょう?」

榛名「ふざけないでちゃんと――――!」

ヤミナ「この世界は他の世界とはかなり異なります」

榛名「!?」

ヤミナ「『原作』である元の世界から乖離している。イレギュラーが、多すぎるんです」

榛名「イレ、ギュラー?」

ヤミナ「『救世主』、『捕食者』、そして『代替品』である私」

ヤミナ「今はまだその性質が現れていないだけで、イレギュラーは他にもあなたと提督の傍にいます」

榛名「……」

ヤミナ「世界は観測者が望み、創造者が紡ぐ――――」

榛名「意味が、わかりません」

ヤミナ「今はまだそれでいいんです。本来なら、これを伝えるのは私の役目ではなかったのですから」

ヤミナ「それでは私はもう行きます。あまり長く留まっていても仕方がないですからね」スタスタ

榛名「待ってください!まだあなたには聞きたいことがたくさん――――」

ヤミナ「これ以上話せることはありませんよ。自分で考えて自分で行動して――――」



――――二度と、提督をあのような目を合わせないように。



ヤミナ「武運長久を祈ってますよ。あなたではなく提督の」

榛名「……」

~執務室~

榛名「……」ガチャッ

提督「あれ?あいつは?帰ったの?」

榛名「……」スタスタ

提督「おい、榛名?なんで近づいて――――」ポスッ

榛名「……」

提督「ちょ、おま、どうした!?」

榛名「今だけで、いいんです」

提督「?」

榛名「榛名の頭の中が、整理できるまで」

榛名「安心させて、ください」

提督「……」

提督「……了解」ナデナデ

榛名「……」ギュッ

榛名(あの人が言っていたこと……この世界は一つの世界から派生したものの一つ。イレギュラーという本来あり得るはずのない存在。そしてエラー娘)

榛名(望まれているストーリー……それは、いったい……)

提督「あの、榛名さん?いい加減腕が疲れたんですが」

榛名「もう少し頑張ってください」

おわり。ヤミナメイン回のはずだったのに最後は榛名が持っていった。誰の責任だ!

次回は駆逐艦……だといいですね

数日前に「陽炎、抜錨します!」と「吹雪、頑張ります!」を全巻購入しました。面白かったです

明日は節分。でも現在この鎮守府には駆逐艦がいません

orz

~ある日の横鎮~

愛宕「この鎮守府に秘書艦がいない理由?」

初霜「ええ」

愛宕「そうねえ……まず一つ目の理由は、まともに事務仕事が出来る子が少ないのよね」

初霜「そうなの?……ドイツ犬はともかく、愛宕や磯風は出来そうだけど」

愛宕「出来なくはないけど、天龍の処理速度に追いつけないの。それが二つ目の理由」

愛宕「それにこの鎮守府は少人数だから、つけなくても大丈夫ならつけなくていい、ってことになったの」

初霜「なるほど……」

愛宕「こんな感じでいいかしら?」

初霜「ええ、ありがとう」

愛宕「それじゃあ私はそろそろ出撃してくるわ。ほら、ビスマルク、磯風、叢雲……あれ?島風は?」

磯風「輸送任務を頼まれたとかで出掛けて行った」

愛宕「そう。だから叢雲がそんなんなのね」

叢雲「……あぁ~」グテー

磯風「いつまでも潰れてないで行くぞ」ズルズル

ビスマルク「天龍にいってきますのキスをしに行ってくるわね!」ダッ

初霜「ていっ」サッ

ビスマルク「ぎゃんっ」ビターン

~執務室~

天龍「……」

コンコン

天龍「入っていいぞー」

初霜「失礼します」

天龍「初霜か。どうした?」

初霜「お仕事を少しでも手伝えれば、と思って」

天龍「マジか。じゃ、これとこれとこれ頼む」

初霜「わかったわ」

天龍「……」サラサラサラ

初霜「……」カキカキ

初霜(こうして見ると、確かに早さが……)

~数十分後~

天龍「ふう。とりあえず一旦ここまでにしとくか」

初霜「……」グッタリ

天龍「お疲れ初霜。何か飲むか?」

初霜「こ、コーヒーを……」

天龍「了解」コポコポ

天龍「ほい」コトッ

初霜「ありがとう――――熱っ」

天龍「おいおい大丈夫か?」

初霜「ひゃ、ひゃい」

天龍「ちょっと待ってろ。氷持ってくるから」タタッ

初霜「もう大丈夫」

天龍「そうか。コーヒーもいい感じに冷めただろうし、もう少し休んどけ」

初霜「天龍は?」

天龍「仕事するさ」

初霜「て、手伝うわ!」

天龍「いいって。初霜が手伝ってくれたお陰で結構早く終わりそうだからな」

初霜「で、でも……」

天龍「ほら、これでも食べて大人しくしてろって」

初霜「むぐっ……もぐもぐ」

天龍「……」カリカリ

初霜「……ねぇ天龍」

天龍「なんだー?」カリカリ

初霜「大変じゃない?」

天龍「すげえ大変。こんなのをやりながらオレや衣笠、漣を制御してた提督には頭が下がるぜまったく」

初霜「秘書艦、欲しい?」

天龍「出来ることなら欲しいけどな……なかなか適材の奴が――――」

初霜「私じゃ、ダメかしら」

天龍「あ?」

初霜「私だってこれでも事務仕事には自信があるの。さっきだってぎりぎり天龍に合わせられたわ」

天龍「そりゃそうだが……いいのか?」

初霜「ええ。私がやりたいの」

天龍「……」

天龍「……そんじゃ、まずはこの書類から頼む。秘書艦さん?」

初霜「……!」

初霜「ええ!」

~~~~~

天龍「じゃあ次はこれとこれとこれと……あとこれもな」

初霜「あ、あの……天龍さん?」

天龍「敬語は使わなくていいぞ?」

初霜「えっと、そうじゃなくて……」

天龍「ん?」

初霜「……やっちゃいます!」ガリガリガリッ

天龍「さて、あとダンボール二箱分の書類。二時間で終わらせるぜ!」カリカリ

初霜(ま、まだ……倒れたり……しないわ)

おわり。書くの難しいはつしもふもふ!

次回は軽巡!そろそろネタ切れが深刻になってきたので安価取ろうかな?明日

ドイツ犬とは

三日後にはイベント開始なのに備蓄もレべリングが全然終わってない提督、はい私です

夕張の技術力は妖精さんレベルです

~節分の鎮守府~

提督「今日は節分だ」

榛名「そうですね」

提督「だが今この鎮守府には駆逐艦がいない。よって今年は恵方巻きのみだ」

榛名「今年の恵方ってどっちなんですか?」

提督「西南西って聞いたような……」

榛名「西南西てどっちなんですか?」

提督「さあ?まあ後で調べればいいだろそんなの」

ドタドタドタ!

提督「ん?」

バタンッ!

夕張「提督!」

提督「夕張。どうした?お前が工廠から出てくるなんて珍しいな」

榛名「また、またドアが……」

夕張「ちょっとここに用事があるの」

提督「用事?」

夕張「ええ――――っと、来たわ」

ガシャン

提督「……」

夕張「どうやら正常に機能してたみたいね」

提督「……今、どっから出てきたこのドラム缶」

夕張「細かいことは気にしないの!それより、来るよ!」

提督「来るって……何が?」

夕張「みんなが!」

提督「みんな?」

ガタガタガタッ

ポポポポーン!

不知火「しらにゅいにおちどは――――ひゃあ!」ドサッ

秋月「え?これどうなって――――きゅぷ」ドサッ

電「なのです!」ドサッ

雪風「ゆ、雪風は沈みま――――せええええええええええええん!?」ドサッ

文月「わわわっ!?」フミィ

雷「じゃーん!」スタッ

夕立「ぽいぽいぽいぽいっぽい!」スタッ

漣「いつもニコニコあなたの後ろに這い寄るメイド、漣です!」スタッ

提督「おいちょっと待てどうなってんだこのドラム缶」

夕張「ふっふっふ……これぞ私が一月分の予算をすべてつぎ込んで作ったドラム缶――――ドラム缶型簡易式空間歪曲転移ゲート発生装置、通称『どこでもドラム缶』!」

提督「語呂悪い上にパクリじゃねえか!」

夕張「せめてオマージュって言ってよ!」

榛名「それにしてもよく作れましたねこんなもの……」

夕張「私の技術力は世界一だからね……ともかく、これでみんなで節分を楽しめるでしょ」

提督「まく豆用意してないんだけど」

夕張「ちゃんと用意してあるよ!」ガサッ

提督「……なんで落花生?」

夕張「北海道は落花生でやるから!」

提督「ああ、そう……」

一旦ここまで。夜にまた頑張る

>>432
ビス○ク「わふっ?」

人間が人間である理由、それはどんな過酷な状況でもやる気さえあれば何でも出来ることにある

再開します

~豆まき~

榛名「お、おにー!」タタッ

提督「第一隊は砲撃!第二、第三隊は進路を予測して先回りしろ!第四隊以降は他の鬼を探せ!」

榛名「うう……なんで榛名が鬼役を……」

電「なのですなのですなのです!」

文月「これでもくらえ~!」

雪風「雪風は負けません!」

榛名「榛名!逃げ切ってみせます!」

赤城「逃げ切ればご馳走逃げ切ればご馳走逃げ切ればご馳走……!」タタッ

加賀「流石に気分が高揚します」

瑞鳳「九九艦爆の力、見せてあげるっ!」

祥鳳(瑞鳳可愛い……)

龍驤「乳や!あの乳を狙うんや!」

秋月「艦隊の防空は任せてください!」

不知火「不知火に落ち度はありません」

金剛「やられるわけにはいかないネー!」タタッ

扶桑「金剛には負けたくないの……!」タタッ

比叡・山城「「ダメ!姉さまを撃つなんて私たちにはできない!」」

鈴谷「二人とも邪魔!」

熊野「どいてくださいな!」

羽黒「が、頑張ります……!」

酒匂「今度こそきちんと戦うんだから!」

伊168「節分ねぇ……ま、やるからには負けないわ」ダンッ

大和「あ、当てれる気がしないわ……」

武蔵「右に同じだ……」

浜風「あの人本当に潜水艦なんですか……?」

川内「くー……すー……」

神通「姉さん!通路の真ん中で寝ないでください!」

夕張「全艤装展開!物量作戦で行くわ!」

※那珂ちゃんは節分ライブでいません

漣「当てられるわけないでしょjk」タタッ

夕立「夕立さんをあまり舐めない方がいいっぽい!」

雷「逃がさないんだから!」

北上「まあ適当に頑張ろっか、大井っちー」

大井「海の藻屑となりなさいな!……ごめんなさい、北上さん何か言った?」

北上「……なんでもない。頑張ろ?」

~豆まき終了~

提督「で、結局全員当てられたわけか」

榛名「榛名も頑張ったんですよ……」

赤城「ご馳走……」

金剛「燃え尽きたネー……」

扶桑「身体が……!身体が……!」

伊168「適度に手を抜いてあげるのも上の人間の務めよ」

漣「何も……言えねぇ……」

提督「それじゃあ節分の鬼役への豪華景品は無しの方向で――――」

青葉「青葉、捕まってませんけどね」

提督「……お前いたの?」

青葉「ずっといましたよ?天井裏とかに」

提督「でも鬼を決めるくじ引きは……」

青葉「ちゃんと引きましたよ?」サッ『鬼』

提督「……ちなみに何が欲しい?」

青葉「最新式のカメラが欲しいですね」

提督「バカ!そんなの買えるわけ―――― 青葉「ここにあるのは司令官の秘密のコレクションの写真ですが」 ――――よし!カメラだな!?買ってやろう!」

青葉「わーい!司令官大好きです!」ギュッ

艦娘(一部を除く)「あ?」

提督「今すぐ離れろ青葉死ぬぞ俺が!」

~恵方巻きタイム~

間宮「全員に行き渡りましたか~?」

艦娘『はーい!』

間宮「それでは皆さん、いただきます」

艦娘『いただきます!』

~執務室~

提督「急に入る仕事なんて大っ嫌いだ……」

提督(今頃みんな楽しく……いや、無言だからただ太巻き食ってるだけだろうけど。それでもいいなぁ。俺も一緒に食べたかったなぁ……)

コンコン ガチャッ

漣「三河屋でーす」

提督「どうした?何か問題でも起きたのか?」

漣「いえいえ、一人寂しく仕事をしているご主人様を嘲笑いながら恵方巻きを食べるために来ただけです」

提督「お前俺に敬意とか一切払ってないよな!」

漣「冗談ですよ。舞鶴式漣ちゃんジョークです」

提督「お前舞鶴に住んでたことないだろうが……」

漣「あれ?それもそうですね。あれー?」

提督「はあ。とにかく、俺は仕事するから邪魔するなら――――」ギュムッ

提督「!?」

漣「あ、喋ったら効果なくなりますので喋らないでくださいね。大人しく食べてください」

提督「……」モグモグ

漣「それでは漣も失礼して――――はむっ」

提督「◎△$♪×¥●&%#?!」

漣(だから喋らないでくださいってば!)※指信号です

提督「……」モグモグ

漣「……」モグモグ

提督(こ、これはどこまで続けるんだ?最後までいっちゃうのか?いやでも、漣のことだからどうせぎりぎりのところで切り上げるだろう。それまでは耐えねば――――!)

漣(い、勢いで始めちゃったけど、ここからどうしよう!?き、き、キスまでいっちゃったり!?いやいや、へたれなご主人様がそんなこと出来るわけない!ご主人様が口を離すまではこっちも――――)

提督「……」モグモグ

漣「……」モグモグ

提督(あっれー?もう漣の顔が目と鼻の先だぞ!?おい、離せよ!早く口を離せ漣!)

漣(ご、ごごごごごごごごっご主人様!?なんで食べるのやめないのバカなの死ぬの!?こ、このままじゃ――――)

ちゅっ

提督「……」

漣「……」

提督「……」

漣「……!」カアアッ

提督「……!」///

漣「ご」///

提督「ご、ご?」///

漣「ご主人様のバカあああああああああああああああ!!!!!!!!!!なんで食べるのやめないんですかあああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」

提督「お前が言うなああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!そっちこそ口離せばよかっただろ!!!!!!!?????????????」

漣「さ、漣のファーストキスだったのに!」///

提督「俺だって――――いや、冷静に考えたらそんなことはなかったわ」

漣「変態!スケベ!性犯罪者!」ポカポカ

提督「つーか元はと言えばお前から始めたんだろうが!俺は悪くない!」

漣「青葉にあることないこと言ってやる!」///

提督「すんませんでした!それだけは勘弁してください!」

漣「……ヤダ」プイッ

提督「何でも島風!じゃなかった、何でもするから!」

漣「……なんでも?」

提督「何でも何でも」

漣「ほんとうに?」

提督「本当本当」

漣「さざなみのことすき?」

提督「好き好き大好き愛してる」

提督(なんでこいつ幼児退行してるんだろう……)

漣「……じゃあ、もっかいチューして」

提督「ファッ!?」

漣「もっかい、さざなみとちゅーしたらゆるしてあげる」

提督「いやそれは色々倫理的に問題があると言いますか……」

漣「なんでもするっていったのに。うそつき」プイッ

提督「ぐはあっ!い、いや、俺は別にいいんだけどね?お前が後で傷つくだろうから配慮してるんだようん」

漣「……漣は、ご主人様にならされてもいいです」

提督「……漣?」

漣「さっきのだって、なんだか成り行きでしちゃった、みたいなのが嫌だっただけで、キス自体は嬉しかったんです」///

提督「え?……え?」

漣「だからご主人様、キス、してください……」///

提督(俺のメイドが頬を赤らめて目を瞑って準備万端な件。ちょっと待て準備万端って何がだ)

提督(どうすればいいの!?いやこれも本当にどうすればいいの!?これはいったいどういうシチュエーションなの!?)

提督(いやいやいや!俺は騙されないぞ!どうせここからキスしようとしたら冗談でしたーとか言われるんだろ!そうに決まってる!)

ドクン

提督(でも、もし本当だったら?)

提督(だとしたらこのまま何もしなかったら、漣を傷つけてしまんじゃないか!?)

提督(さっきの顔も嘘を言ってるようには見えなかった。今だって顔を真っ赤にして震えてる)

提督(こんな娘にここまでされて、放っておけるのか?俺)

漣「ご主人、様……」///

提督(……こうなったら、仕方ない!)

提督(後のことは、後で考える!)

提督「漣、いくぞ」

漣「……」///

提督「……」

チュッ

漣「……!」///

提督「……これで、いいだろ?」///

漣「……」

提督「……」

漣「……」

提督「あ、あー!俺ちょっと用事あったんだった出掛けてくる!」ダッ

漣「……」

漣「……ご主人様とキス、しちゃった。しかも二回も…………」

漣「……えへへ」

漣「なんで今日だけは思いが通じたのかはわからないけど」

――――漣は、幸せだああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!

~提督の脳の一部が、拡張されました~



対象:漣

恋愛度:☆1

状態:気づかない程度の想い



――――奇跡は、起こり始めた

今日はここまで。クリスマスは榛名だったので節分は漣に任せました。いつも通りノリと勢い100%です。後悔はしてる

>>1のネタがそろそろガチで底を尽きかけてるので、安価でネタを募集します

未登場の艦娘(朧、曙、潮、瑞鶴を除く)は↓1

既出の艦娘(天龍、翔鶴、衣笠、伊168を除く)+↓1で決まった艦娘は↓3~5

書き忘れ

既出の艦娘の方は出来れば状況指定もあった方が嬉しいです

安価は下から

とりあえずE-1は突破しました。そして捕鯨しにいったわけじゃないのに大鯨が来ました

~想いを力に~

提督「さて、編成はどうするかな」

榛名「中規模作戦の件ですか」

提督「ああ。どうも最初は潜水艦が攻めてきてるらしい。となると軽巡と駆逐で水雷戦隊――――」

コンコン

提督「入っていいぞー」

那珂「失礼します」

提督「那珂?どうしたんだ?仕事は?」

那珂「お仕事は全部延期させてもらった。それより提督、お願いがあるんだけど」

提督「ん?言ってみ?」

那珂「今回の作戦、那珂ちゃんを旗艦にして」

提督「別にいいが……珍しいな。お前が積極的に戦闘に出ようとするなんて」

那珂「……今回の作戦名、もう一回見てみて?」

提督「……そういうことか」

那珂「那珂ちゃんにとって、今度こそは負けられない戦いなの」

提督「分かった。それじゃ旗艦は那珂で、他は――――」

文月「もちろん、私も出るよ~?」

提督「うわっ!?ビックリした!いつから机の下にいたんだよ文月」

文月「朝ご飯食べてすぐにかな~?」

提督「……で、お前も出るのか?今回の作戦」

文月「もっちろん~。私だって、この作戦だけは自分で決着をつけないといけないから」

提督「分かった。それじゃ那珂と文月は決定な」

提督「でも、これだけは約束しろ。絶対に無茶はするな」

那珂「わかってるよ!那珂ちゃんが怪我しちゃったらファンの皆が悲しむもんね!きゃはっ☆」

文月「大丈夫だよ~!夕立ちゃんにきたえられて、だいぶ強くなったんだから~!」

~大広間~

提督「それではこれより中規模作戦、トラック泊地防衛及び敵深海棲艦迎撃作戦を開始する!お前ら、やるぞ!」

艦娘『おおー!』

榛名「ところでイムヤさんは帰らなくていいんですか?」

伊168「私たちは今回の作戦は不参加なのよ。どっかのバカ二人が資源をバカスカ使うから」

~~~~~

長門「へっくしゅ!」

陸奥「あら長門、風邪?ダメよ?ちゃんと対策しなきゃ――――はくしゅん!」

ついに冬イベ開幕。この作戦如何によっては某鎮守府の長門以下数名と提督のクビが飛びます。今のところは大丈夫みたいですが

今日はもう一本やりますが、いったん休憩

~小ネタ・春雨の一日~

春雨の一日は、明るい日差しに包まれた部屋での爽やかな目覚めから始まります

春雨「ん……んー……ふぁあ」ノビー

春雨「うん!今日もいい目覚めです」

春雨「時雨ちゃんも、起きてー」ユサユサ

時雨「う、うーん……」

春雨「起きてー」ユサユサ

時雨「くぅ……すぅ……」

春雨「……」

春雨「……スリガオ海峡夜戦……」ボソッ

時雨「っ!?」ガバッ

春雨「おはよう、時雨ちゃん」

時雨「お、おはよう春雨……なんだか、凄く嫌な感じがしたんだけど……」

春雨「気のせい気のせい」ニコッ

朝の準備を一通り終えると、次は朝食です

阿武隈「今日はトーストとハムエッグ、それにサラダとスープだよー」

鬼怒「鬼怒の朝ご飯はマジパナイからね!」

白露「知ってる知ってる」

時雨「毎回聞いてるからね」

村雨「長門さんと陸奥さんは?」

春雨「風邪気味みたいだから、お薬飲んでから来るって」

阿武隈「はい、みんな手を合わせて……いただきます」

艦娘『いただきます!』

朝食の後は訓練。今日は基礎訓練のようです

春雨「うー……痛っ!痛いよ時雨ちゃん!」

時雨「我慢してね?柔軟はちゃんとやらなきゃ」

春雨「だからってそこまでやらなくてもいいんじゃ――――」

時雨「よっと」グッ

春雨「きゃ、きゃあああああああああああああああああ!!!!!!!」

訓練が終わって、お昼ご飯を食べた後は自由時間。春雨は浜辺に来ました

春雨「……」

穏やかな海面に手をつける春雨

春雨「……『ウェイブ』」

春雨がそう呟くと、ささやかですが周りとは違った波が起こりました

春雨「……」

春雨(これは、私がだけが使える不思議な力。出来ることはとても小さなことばかりだけど、他の誰も使えない私の――――)

『×が×××守×よ、春×』

春雨「っ!」

春雨(また、この声……)

春雨「何なんだろう、いったい……」

やがて夜になり、夕飯を食べ風呂に入り、歯を磨いて着替えたら、もう寝る時間

時雨「おやすみ、春雨」

春雨「うん、おやすみ。時雨ちゃん」

春雨(明日もまた、こんな平和な時間が続きますように)

春雨は顔を声も知らない誰かにそう願い、ゆっくりと眠りに入っていった

~???~

????「モット……食ベタイ……」

???「……」フリフリ

????「……ユウシャ、キライ」プクー

???「……!」ガーン

????「ウソ。本当ハ大好キ」

???「……僕モ」

黒騎士「僕モ、キミガ大好きダヨ。姫」

駆逐棲姫「……」///

黒騎士「ダカラ、モシキミヲ傷ツケヨウトスル奴ガ来タラ――――」

駆逐棲姫「来タラ?」

黒騎士「――――僕ガキミヲ守ルヨ、姫」



運命はまだ、交わらない

今日はこれで終わり。司令レベルがいくつになったら甲に挑戦できるんでしょう。せめてE-5までには上げねば……!

一日遅れですがイベントアンケート取ります。選択肢は以下

①那珂ちゃんのイベント ※冬イベの間は必ず選択肢に出ます

②ゴーヤのイベント

③浜風にフラグ構築

④文月にフラグ構築 ※冬イベの間は必ず選択肢に出ます

範囲は↓10まで

E-2も突破。でもレア艦はドロップせず。戦艦とかもういらないでち。それよりレア駆逐寄越すでち

浜風のお話を考えるのにもう少し時間がかかりそうなので待っててください

反航戦で夜戦開始時に敵が残り四体で、もう無理かなと思ったら島風がカットインでぷにぷに棲鬼を倒してくれました。なお、S勝利でドロップは高雄だった模様。こんちくしょう

開始します

~ある日の鎮守府~

提督「たっまご~♪たっまご~♪」スタスタ

提督「間宮!卵ぷりーず!」ガチャッ

浜風「いらっしゃいませ」ペコリ

提督「……何やってんの浜風」

浜風「アルバイトです」

提督「なんで?」

浜風「そ、それは、その……」タジタジ

提督「まあいいか。深くは聞かねえよ」

浜風「あ、ありがとうございます。それで、ご注文は?」

提督「卵」

浜風「……?」

提督「間宮にそう言えば通るから」

浜風「?……わかりました」トコトコ

~数分後~

浜風「お待たせしました」コトッ

提督「さんきゅー。そうそう、これこれ!」

浜風「あの、これ何ですか?」

提督「何って……卵だけど?」

浜風「オムレツに卵焼きとゆで卵がついているんですが」

提督「いつもは他にもあるんだけどな。卵の在庫が切れたか」

浜風「……いえ、もういいです。なんでもありませんでした」

提督「そっか」

浜風「それでは仕事に戻りますので。伝票はここに」

提督「あいよ。ああ、ちょっと待て浜風」

浜風「はい?」

提督「微かにカカオとミルク、砂糖の匂いがする。内緒にしておきたいんなら匂いにももうちょっと気をつけろよ?」

浜風「!?」

浜風「な、な……!?」

提督「俺の知る限りのお前の交友関係からすると、イムヤと大和、武蔵に対する友チョコってところか?」

浜風「……」

提督「ま、軍人たる者これくらいは、な?」

浜風「……内緒に、してくださいね?サプライズであげたいので」

提督「わぁーってるよ。わざわざバラす理由が無いからな」

浜風「……ありがとうございます」

提督「それともう一つ、これは忠告じゃなくて純粋な感想なんだが――――」

提督「――――エプロン似合ってるな、お前。可愛いよ」ニコッ

浜風「……!」キュン

浜風(え?い、今のは何だったのでしょう。胸が、キュンッって……)///

提督「おい、大丈夫か?顔赤いぞ?食品を扱うんだったらそういうのはきちんと管理しないと……」ピトッ

浜風「~~~!!??」///

提督「あれ?熱は無いみたいだな。でも一応医務室で薬飲んだ方がいい」

浜風「だ、だだだだだだだ大丈夫ですから!そ、それでは仕事に戻りますので!」タタッ

提督「……?」キョトン

浜風「はあっ……はあっ……」///

浜風(ま、まだ顔の火照りが治まらない。ど、どうしてしまったんでしょうか私は)

浜風「もしかして、これが噂に聞く……鯉?」

浜風(い、いえ確かに私は池の鯉を眺めるのは嫌いではありませんが――――って、ではなくて!)

浜風「恋……なのでしょうか」

間宮「どうしたの?」

浜風「ひゃあ!」

浜風「ま、間宮さん!?」

間宮「ごめんなさい、驚かせてしまったかしら」

浜風「だ、大丈夫です!そ、それで御用は?」

間宮「ああ、うん、えっとね?提督さんから、浜風ちゃん風邪引いちゃったかもしれないから医務室に行くように言い聞かせてくれって」

浜風「て、提督が……」

浜風(提督が私のことを心配してくれて……って、何嬉しがってるんですか私!心配させてしまって申し訳なく思うべきなのに……!)

間宮「うーん、でもどうやら風邪じゃあないみたいね。うふふ」

浜風「……」///

間宮「とりあえず、提督にはホワイトチョコかガトーショコラがいいと思うわよ?あの人、それ以外のチョコってあんまり好きじゃないみたいだから」

浜風「な、何の話でしゅか!?」

間宮「何の話か分からないならそれでもいいけど……」

浜風「……教えてください」

間宮「あら?何を?イムヤさんと大和さんと武蔵さんに渡す分の生チョコとチョコケーキの作り方はもう教えたはずだけど?」ニコニコ

浜風「ホワイトチョコレートでのガトーショコラの作り方を、教えてください」///

間宮「あらあら~」

浜風「こ、これは先程心配してもらったことなどを含めた日頃の感謝を伝えるためで、決してそれ以上の意味はありませんから!別にそういう意味ではないので!」///

間宮「そうね~今はそういうことにしておきましょうか」ニコニコ

浜風(バレンタイン当日にチョコレートを渡して、この気持ちが何なのか、はっきりと見極めよう)

提督『チョコも美味いけど……俺はお前の方が食べたいかな?好きだよ、浜風』キランッ

浜風「~~~!!!!」///

おわり。どうせならということでバレンタインネタを交えて仕上げてみました。バレンタインの時に誰がメインヒロインをやるかはまだ決めてません

次回は戦艦になるかと思います。イベント中は更新頻度が下がりますが、ご容赦ください。新しい艦娘が手に入れば本編に登場する確率も上がるので

ようやくE-3突破……ラストダンスで資源とバケツがかなり減ったのでこれから備蓄モードに入ります

S勝利取っても戦艦しか出ないとか呪われてるんじゃないかと思うようになりました

開始します

~ある日の鎮守府~

PiPiPiPiPi

山城「うーん……」パシッ

山城「ふわぁあ……ねむい」

山城「とりあえず、きがえて……え?」パチクリ

山城「ええええええええええええ!!!!!!???????」ニャー

~執務室~

ドタドタドタ!バタンッ!

提督「敵襲!?」

山城「違います!私です!山城です!」

提督「なんだ山城か……驚かせるなよまったく」ハア

山城「そそそそっそそそそそそそ、そんなことより大変なんです提督!」

提督「どうしたんだ?室内なのに帽子被ってそんなに慌てて。ネコ耳でも生えたか?」

山城「なんでわかったんですか!?」

提督「え!?マジで!?軽い冗談のつもりだったんだけど!?」

山城「うう……恥ずかしいけど、見せないわけにはいきませんよね……」パサリ ニャーン

提督「本当だ……紛うことなきネコ耳だ……」

山城「朝、目を覚ましたら生えていて……とりあえず妖精さんに聞いてみたんですが何も分からないと」

提督「そうか……」サワサワ

山城「……あの、提督?なんでネコ耳を触ってるんですか?くすぐったいんですが」

提督「いや、目の前にネコ耳があったからつい」サワサワ

山城「それで、これどうしたらいいと思いますか?」

提督「そのままでいいんじゃないかな」ナデナデ

山城「そ、そういうわけにもいきませんっ!」

提督「えーなんでー?可愛いからいいだろ」

山城「可愛っ!?そ、それでもダメです!このままじゃ恥ずかしくて外を歩けません!」///

提督「しょうがないな……じゃあそういうのに詳しそうな知り合いがいるから聞いてみるか」ピッ

提督「もしもーし」

先生『よぉ坊主。そっちから連絡してくるなんて珍しいな。何の用だ?』

提督「いや、ちょっと聞きたいことが」

~説明中~

先生『ふむ、なるほど。つまりある艦娘が目を覚ましたらネコ耳が生えていてその姿があまりにも可愛すぎて襲ってしまいそうです先生のその大人のボディで僕の荒ぶる感情を受け止めてください、とそういうことだね?』

提督「後半は言ってねえよ冗談言うにしても年齢を考えろさっさとくたばれクソババア」

先生『近々お前の親御さんのところに行く予定なんだが、聞かれたことには素直に答えることにする』

提督「すんませんでした勘弁してください」

先生『最初からそう素直にしてれば良いものを。とりあえず、その症例には心当たりがある』

提督「本当か?」

先生『ああ。それは恐らくウイルス性ネコミミックシンドロームだろう』

提督「……なんだその胡乱な病名は」

先生『詳しいことは後でメールで資料を送ってやるからそれを見ろ。私はもう忙しいから切るぞ』ガチャッ

ツーツーツー

今日はここまで。頻度も量も落ちてすみません。イベント終わって二週間くらい経ったら元に戻せると思います

E-4の攻略始めるかなと思ったら第二から第四まで全部遠征に出してて支援艦隊出せないことに気付いたときの何とも言えない倦怠感

投下開始

ピロリン♪

提督「お、きたか」ピッ

提督「何々……『ウイルス性ネコミミックシンドロームは百年前の第一次深海棲艦戦争のときから存在しており、猫っぽい艦娘を媒介として感染するものである。またその主な症例は――――』だとよ」

山城「猫っぽい艦娘って何なんでしょうか?」

提督「さあ?でも資料によると軽巡の多摩って艦娘がそれに当てはまるらしい」

多摩「多摩は猫じゃないにゃ」

山城「でもこの鎮守府にそんな人……人?猫?はいませんよ。私も会ったことないですし」

多摩「だから多摩は猫じゃないにゃ」

提督「そうだよなぁ。どっから感染したのやら」

山城「まぁ感染経路は後々調べましょう。それより早く私のを治してくださいにゃん」

提督「にゃん?」

山城「っ!?」///

山城「こ、これはどういうことなんですかにゃん!?語尾が『にゃん』になるにゃん!」

提督「どうやらそれもウイルスのせいみたいだな。ここに書いてある」

山城「れ、冷静に説明してなくていいですから早くなんとかしてくださいにゃん……!」///

提督(可愛い)

提督「えっと治し方は……っと、あった。これだ」

『適当にキスでもすれば治るんじゃないっすかね(適当)』

提督「なんで一番肝心なところが適当なんだよこの資料……」

山城「き、キス!?クルージング!?」

提督「おいバカやめろ。3-2は駆逐艦以外出撃させたことないから。ゴーヤにはオリョクルもキスクルもバシクルもカレクルもやらせてないホワイト提督なんだぞ俺」

提督「で、キスらしいが」

山城「そんな適当な資料当てになるはずありません!」

提督「でもこんなんでも一応あのクソババアが送ってきた資料だからなぁ。性格と見た目と存在はともかく、医療に関してだけは信用できるんだよあのクソババア」

山城「で、でも、そんな、キスだなんて……」///

提督「医療行為だし別にいいんじゃないか?」

山城「……提督は、いいんですか?」

提督「え?俺がやるの?」

山城「当たり前じゃないですか!他の人にはこんなこと頼めませんよ……しかもこんな恥ずかしい姿を晒す無理です……」

提督「それもそうか。俺は別にいいぞ。後はお前次第だ」

山城「……す」

提督「ん?」

山城「……お願いします」///

提督「おっけー。じゃあするぞ」グイッ

山城(て、提督の顔が近づいて……お姉さますみません。山城はお姉さまより先に提督と口づけをする姉不幸ものです…ああ、キスの時は目を瞑るんでしたっけ!?)ギュッ

チュッ

山城「え?」

提督「よし、これで完了」

山城「あの、提督……?」

提督「ん?どした?」

山城「キスってその……唇じゃ、ないんですか?」

提督「は?そんなわけないだろ?これは医療行為なんだぞ?するのはもちろん――――」



提督「――――患部のネコ耳に決まってんだろ」



山城「で、でもこれじゃあ治らないんじゃ……」

提督「いや、そんなことはないみたいだぞ?頭触ってみろよ」

山城「……」サワサワ

山城「無くなってる……」

提督「な?」

山城「うう~!でも~!でもお!」

提督「そういうのは将来好きになった男にやってもらえ」

山城「……だからして欲しかったんですけど」ボソッ

提督「何か言ったか?小さくて聞き取れんかった」

山城「何でもありません!私、仕事あるのでもう行きますね!」スタスタ

提督「あ、おいちょっと待てよ!何怒ってるんだよ山城!」

山城「失礼します!」バタンッ

提督「何だったんだいったい……?」

山城「もうっ!提督ったら期待させるだけさせといて……」

山城「でもまぁ、これで良かったのかもしれないわね」

山城「やっぱりするなら、ちゃんとそういう目的でしなきゃいけないもの、ね?」

山城「さあってと!お仕事頑張ろう!」

~後日~

山城「~~~~~!!!」///

山城『まぁ感染経路は後々調べましょう。それより早く私のを治してくださいにゃん』

扶桑「ネコ耳の山城、とっても可愛いわ」

金剛「キュートネー!」

漣「ホント、似合ってますよ……ぷふっ」

山城「あ~~お~~ば~~!!!」

青葉「ひいっ!?違います違います!今回のは青葉じゃありません!青葉は無実です!」

山城「嘘吐きなさい!あなた以外にこんなこと誰がするのよ!」ガシャンッ

青葉「きゃー!死ぬ!マジ死んじゃいますって山城さん!それは洒落になりません!平和的に話し合いましょう!」

山城「問答無用!」ドーン



榛名「また壁が……修繕費が……」

提督「そうなった原因はお前にもあるだろうが。どうせお前だろ?録画してた山城のネコ耳姿をDVDに焼いて配り歩いたのは」

榛名「……提督も一枚いります?」

提督「もらっとく」

おわり。ネコ耳姿の山城を想像したら可愛すぎて死にました

明日の展開をコンマで決めます。お気に入りの子がいる人は頑張ってください

Su…1

Yama…2

Yu…3

Z…4

A…5

K…6

Ham…7

N…8

O…9

Another…0

Sa…88

Yami…99

Har…00

上から十番目までは下一桁のコンマ、残り三つはゾロ目です

それでは↓3

色々目を疑うようなハプニングもありましたが、北上様のハイパーカットインで空母棲姫を沈めてE-4突破。E-5も乙で行くべきか丙で妥協するべきか悩んでます

それと今日ヴェルとケッコンしました。練度的には三日くらい前から可能でしたが、折角なのでバレンタインに合わせてケッコンしてみました

~バレンタインの鎮守府~

コンコン

提督「開いてるから入っていいぞー」

ガチャッ

山城「失礼します」

提督「山城か。どうした?」

山城「いえ、少し提督に用事が……」

提督「用事?」

山城「提督は、今日が何の日か知ってますか?」

提督「ビスマルクと伊良湖の誕生(進水)日」

山城「そうじゃなくて!もっとこう、一般的な!」

提督「……ああ、バレン何とかデーか」ケッ

山城「なんでそんなにやさぐれてるんですか……?」

提督「聖バレンタインの冥福を祈る日に男女がイチャコラしている事実に腹が立って仕方がない。ついでに俺にチョコが渡されないという事実が許せない」

山城「ようするにやっかみですか」

提督「いいんだよ!俺別にチョコとか好きじゃないし!」

山城「そうなんですか?じゃあこのチョコレートは自分で処分しないと――――」

提督「ください」ドゲザ

山城「いっそ清々しいくらいの手のひらがえしですね」

提督「いや、チョコが嫌いなのは本当だけど、今日はいける気がするんだよ!つーか山城のチョコだからいける気がするんだよ!」

山城「そ、そうですか……私のチョコだから……」///

山城「ま、まあ元々提督のために作ったチョコですからあげますよ」

提督「ありがとう山城!愛してる!」

山城「い、いいから早く目を瞑って口を開けてください!恥ずかしいんです!」///

提督「恥ずかしいって何が?つーか口を開けても手元にチョコが無かったら食べれないんだけど」

山城「た、食べさせてあげますから!」

提督「あ、マジでさんきゅー」アーン

提督(一時期に比べべったり甘えてこなくはなったけど、やっぱり俺に対する山城の態度が軟化してるよなぁ……何かあったのか?)

山城「そ、それじゃ行きますよ……」モグモグ

提督(あれ?何でだろう?目の前でチョコを食べてるような音が――――)

山城「ふぇいっ」チュッ

提督「!!??」

山城「んっ……んん……」

提督(や、山城の口から温かい液体が……この味は、チョコ?)

提督(これってもしかして、いや、もしかしなくても……)

山城「……ぷはっ」///

提督「……」ポー

山城「ど、どうでした?美味しかったですか?」///

提督「……口移し?」

山城「こ、声に出して言わないでください!恥ずかしいんですってば!」///

提督「や、山城、お前何やって……!」///

山城「だ、だって……その……えっと……」///

提督「たかが義理チョコのためだけにそこまでしなくても良かったってのに……」

山城「義理じゃありません!」

提督「へ?」

山城「あ」

提督「ぎ、義理じゃないってそれどういう――――」

山城「あー!私買い出し頼まれてるんでした!それでは失礼しますね!行ってきます!」

提督「あ、おい!ちょっと待て――――行っちまったか」

提督「義理じゃないって……つまりその、あれだよな?」

提督「いや、ないって!流石にそんなわけない!山城が俺にそんなの……」

提督「……ない、よな?冗談に決まってる、よな?」

提督「だああああああああああああああ!!!!!!!!!わっかんねぇ~!誰でもいいから女心について詳しく説明してくれえええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!」

~一方、山城は~

山城「や、やっちゃった……」

山城(提督とキスしたのは初めてじゃないけど、前の時は提督寝てたし!しかも今回は口移しでチョコを――――)ボンッ

山城「ど、どどどどどどどうしよ!?流石に提督にバレちゃったかもしれない!」

山城「でも提督のことだし気付いてない可能性も……」

山城「ああもう!上手くいったはずなのにこんなに悩むなんて……不幸だわ」

~提督の脳の一部が、拡張されました~



対象:山城

恋愛度:☆1

状態:気づかない程度の想い



※このシステムに特に深い意味はありません。精々個別エンディングが豪華になるくらいです。今のところは

個別エンディングって結局このスレ終わっちゃうの?
ずっと続いて欲しいなあ

おわり。勢いで一気に書き上げました。やれるだけのことの半分くらいはやった

ちなみに選択肢の意味は上から鈴谷、山城、夕立、瑞鳳、秋月、加賀、浜風、那珂、オムニバス(微妙に使い方が間違ってるけど、ようするに主だったヒロイン全員分)、他鎮守府のバレンタイン、漣、ヤミナ、榛名です

他のヒロインのも、希望してくださる方がいらっしゃったらやりたいと思います。↑2のシステムは発動しませんが

>>534
終わり方は一応考えてあるのでいつかは終わらせますが、まだ当分続きます。というかネタさえ尽かなきゃたぶんずっと続けられますこのスレ

時は金なり→時=金→金=時

お金払うんで時間をください(錯乱)

とりあえず秋月の分から遅ればせながらバレンタインネタを投下します

~鎮守府のバレンタインpart2~

秋月「司令!」バンッ

提督「どうしたんだね秋月くん。そんなに慌てて」

秋月「……そのキャラはツッコミ待ちなんでしょうが今はそんな場合ではありません。大変なんです!」

提督「何があったん?」

秋月「チョコレートが、チョコレートが無いんです!」バンッ

提督「……は?」

提督「――――つまり、今日がバレンタインデーであることと、バレンタインにはチョコを渡す風習があることを今日知って、今更ながらにチョコを用意しようとしたらどの店でもチョコが売り切れていた。と、そういうことか」

秋月「はい……どのお店に行っても、チョコはもう売り切れた、と」

提督「へぇ」

秋月「すみません。日頃お世話になっている分こういう時くらいはちゃんとしたかったんですけど……」シュン

提督「……」ポンポン

秋月「え?」

提督「別に気にしなくていいさ。お前の気持ちは充分、伝わってるからな」ナデナデ

秋月「ふぇっ!?あ、あの……」///

秋月「あ、あの!」///

提督「ん?」ナデナデ

秋月「来年……来年こそは、ちゃんと渡しますから!下手くそかもしれないけれど、一生懸命に作りますから!」

秋月「そうしたら、受け取ってもらえますか……?」

提督「……」

提督「ああ、もちろん」

秋月「……それじゃあ秋月は仕事に戻りますね。失礼しました」バタン

提督「……ふぅ」

提督「また来年も、チョコが売り切れてますように」



※提督はチョコが苦手です

うちの嫁ことヴェルからチョコを貰えなかったショックが長引いて調子が出ないので今日はここまで。ごめんちゃい

こうしてまたどんどんとメインストーリーを進めるのが遅れていくという……

E-5道中固すぎだよふざけんな。バケツが半分になってもゲージが一割すら削れないってどういうことだってばよ。もう諦めて丙に下げるしかないのかな……

というわけでE-5攻略に全力を出すのでイベント終了まで更新できないかもしれません。出来るだけ頑張る気ではいますが。早く更新しろよバカ野郎という方はアドバイスください(土下座)

同じくE-5の削りでつまった提督だったけど無事クリアできたから諦めるな
余計なお世話かもしれないけど続きがみたいので教訓メモを置いておきますね
長くなりそうなのでみなさまのお目汚し申し訳ない……

・削りは機動部隊1択
第2艦隊から砲撃戦が始まるので微妙かもしれないけど実は危険な場所は初戦の那珂野くんとツ級のみ
初戦さえ抜ければ空母おばさんマスで制空優勢を取れるので艦隊司令部も合わせればかなりの確率でボス到達が可能

・明石香取固定はかなり有効
レベルが低くても第1艦隊旗艦なら以外と大破しない
編成にいれると渦潮がよけれるのでかなり楽になる
逆に潜水艦固定は火力不足に感じた

・空母おばさんマスは右上の陣形(名前忘れた)
空母おばさんは右上の陣形にすると中破で抜けさせてくれることが多かった
火力も十分足りており、戦闘隊形よりも安定して突破できた(ただし、運が良かっただけの可能性もあり)

・支援艦隊に資材と人材を惜しむな
砲雷撃戦前の支援砲撃でどれだけ敵のかずを減らせるかで戦況が変わるので、しっかりフィット装備とコンデション値を維持すること
最後は結局運なので火力がある艦を支援砲撃に回した方がわりとうまくいく(私は長門陸奥を支援に回して本隊は扶桑山城金剛榛名で行きました)

後は回数こなすことと運ですね
私は後から~~してないからだと言われたくなかったので、ALLキラなどやれることはすべてやってたのですが、知人はキラづけなど特にはしてなかったみたいです
特にラストダンスは火力的に水上部隊固定になってしまうので空母おばさんが暴れ狂います
静かに神に祈りましょう

最後に自分の編成ですが
削り時
加古 120(203(3号)×2観測艦隊司令)
扶桑山城 90(ダズル砲試作41砲整備員瑞雲12型)

赤城加賀大鳳 95(烈風こんもり、余ったスロに戦爆と彩雲と艦攻)

時雨 99(魚雷カットイン、探照灯)
ビスコ 99(38改×2観測32電探)
潮 90(対空カットイン装備)
大淀 85(203(3号)、152、夜偵、照明弾)
北上大井 99(203(3号)、155副砲、甲標的)

ラストは第1艦隊の加古を明石(44)に缶ガン積み、加賀に烈風と彩雲、金剛榛名(95)にフィット装備と観測と電探で挑みました

何度も言いますがE-5甲は回数こなすことと運なので禿げてもやり続けるしかありません……
主がE-5をクリアできることを心からお祈りいたします

バケツが尽きた弾と油は残り四桁。ボスのゲージはあと半分

天城さんの出演予定はキャンセルの方向かもわからんね

T字有利、それは敵の攻撃はクリティカルとなり味方の攻撃は外れる悪魔の状態

ちょっとだけ更新します

キラ付けするとT字有利だろうと支援艦隊が攻撃を当てなくなるのって仕様なんですかね(怒)



~鎮守府のバレンタインpart3~

瑞鳳「てーとくー!」バタン!

提督「どうした瑞鳳」

瑞鳳「チョコあげる!はい!」

提督「お、おう。ありがとう」

瑞鳳「……!」キラキラ

提督(どうしよう。こんないい笑顔で見つめられたらチョコが苦手なんて言い出せない)

瑞鳳「ほら、早く開けてみて!」

提督「わ、わかった、わかったから!……これは」

瑞鳳「ふっふーん!どう、このオリジナリティ溢れるチョコは!」

提督「いや、これチョコって言うより――――卵焼きじゃね?」

瑞鳳「そんなことないでしょ!ちゃんと卵と卵の間にチョコが挟まってる!」

提督「八割方たまごじゃん!なんで海苔入れるのと同じ要領でチョコ入れてんの!?バカなの!?」

瑞鳳「だ、だって提督卵焼き好きでしょ?だからこうしたら美味しく食べれるかなって!」

提督「うん、限度というものを考えようか」

瑞鳳「食べてみなきゃ美味しいかどうかわかんないでしょ!」

提督「お前味見は?」

瑞鳳「……してない」

提督「俺ちょっとお腹痛いからトイレに――――」

瑞鳳「だ、大丈夫だって!きっと絶対美味しいからたぶん!」

提督「ところどころに不穏な単語が……がふっ」モグモグ

提督(瑞鳳の奴無理矢理口の中に捻じ込みやがった……)

瑞鳳「どう?」

提督「どうも何もこんなもん――――あれ?美味い?」

瑞鳳「本当!?」

提督「ああ、普通に食える」

瑞鳳「よ、良かったぁ~」

提督「チョコさえも美味に変えてしまうとか卵マジパないな」

瑞鳳「チョコさえも?」

提督「こっちの話だ気にすんな」

瑞鳳「わ、わかった」

提督「とにかく、これありがとうな。嬉しかった」

瑞鳳「うん!それじゃ、来月は期待してるからね!」

提督「あいよ。きっちり三倍にして返してやるよ」

こっから本編に戻ります

~ある日の鎮守府~

伊168「浜風、準備は出来た?忘れ物は無い?」

浜風「はい、元々そんなに持ってきていなかったので」

提督「お前らもう帰るのかよ。もう少しいればいいのに」

伊168「そういうわけにもいかないの。今回の作戦で消耗した提督たちの代わりに、しばらくは私たちが前線で戦わなきゃいけないから」

提督「それはそうだが……」

伊168「ま、暇になったらまた来てあげるわよ。浜風も連れて、ね」チラッ

浜風「い、イムヤさんっ!」///

提督「大和に武蔵、金剛。あいつらも浜風が来たら喜ぶだろうからな。是非また来てくれ」

伊168「そっちじゃないわよ、そっちじゃ……」ハア

提督「え?何か間違った?」

浜風「……提督も、嬉しいですか?」

提督「ん?何が?」

浜風「私がまた来たら、嬉しいですか?」

提督「そりゃ嬉しいさ。当たり前だろ?」

浜風「そう、ですか……」

浜風「えへへ」ニヤニヤ

伊168「おっとそれ以上は放送コードに引っかかるからアウトよ!」バッ

提督「な、何が何だかよく分からんが……とにかく、元気でな」

伊168「提督もね。あなたに不死鳥の加護があらんことを」

提督「それが欲しいのはお前だろうが」

伊168「私はいいのよ。帰ってきたらいっぱい側にいてもらうから」

提督「さいですか」

提督「それじゃ、またな」

伊168「バイバイ、提督」フリフリ

浜風「お世話になりました」ペコリ



~イムヤと浜風が呉に帰りました~

~一方、某北の大地~

男「え~!もう帰っちゃうのかいマイスイートハニー」

???「研修はもう終わったからね。あとあまりふざけたこと言ってると弾くよ?」

男「おーけーおーけー謝るんで展開した艤装戻してください」ドゲザ

???「まったく、ただでさえこれから長距離の移動で疲れるんだから、無駄な体力を使わせないでくれ」

男「ごめんごめん。それじゃ、日本に帰っても元気にやりなよ?俺はいつだって、キミの安全を祈ってるからさ」

???「……私も、一応キミの健康を祈っておいてあげるよ」

男「マジで!?ついに来たかデレ期!」

???「やっぱり気が変わった今すぐ死んでくれ」

男「デレ期終了早いよ!そんなところも可愛いんだけどさ!」

???「死ね」

男「悪かったよ、今度こそこれで最後だ。さようなら、響ちゃん。いや、ヴェールヌイちゃんか」

ヴェル「どっちでもいいさ。どちらも私の大切な名前だからね」

ヴェル「до свидания。さようなら、ナンパ男さん」

~~~~~

ヴェル「さて、日本に帰ったらまず何をしようか。とりあえず大本営には顔を出さなきゃいけないし、提督や天龍のところにも行こうか。それと着任予定の佐世保の鎮守府も見に行くかな。でも、何より先に――――」

ヴェル「――――イムヤに会いに行こう」

今日はここまで。また新たなキャラを増やしていくスタイル。このままだといつか制御不可能になる気がします

卵焼き+チョコレートの組み合わせを試すときは自己責任でお願いします

しばらく金剛を旗艦にするのやめようと思います。何故なら煽られてる気分になるから(ヘイテイトクー

とりあえず浜風の分のバレンタインネタを投下します

~バレンタインの鎮守府part3~

提督「大きな声でピリカピリララ♪」

提督「はしゃいーで騒いで歌っちゃーえ♪」

浜風「……廊下で何をしてるんですか貴方は」

提督「ん?浜風?俺はただ単に見回りを――――」

浜風「どこの世界に見回りしながら大声で歌う人がいるんですか」

提督「ここにいるが?」

浜風「……」ハア

提督「なんで溜め息吐かれてんの!?」

浜風「まぁいいです。おかげでちょうどいいタイミングで会えました」

提督「俺に何か用でもあったのか?」

浜風「はい、これを」サッ

提督「……?」

浜風「 た ま た ま 材料が余ったので作っただけですから。特に深い意味はありません」

提督「もしかして……チョコ?」

浜風「はい、一応」

提督「あ、あー……うん、アリガトウ。ウレシイヨ」

浜風「……そんな顔しなくても、材料はホワイトチョコレートで作ったのはガトーショコラですから安心していいですよ」

提督「え、マジで!?そっか、良かったぁ」

浜風「それでは浜風はこれで」

提督「おう、ありがとな」

浜風「いえ」スタスタ

提督「……義理だろうけど、嬉しいものは嬉しいな」

提督「って、そういえば俺あいつにチョコ苦手だって言ったっけ?何で知ってたんだ?」



浜風(緊張した緊張した緊張した緊張した緊張した緊張した)///

バレンタインネタはこれで終わり。ヤミナは隠しヒロインなので本番でコンマ取らないと無理です。榛名なんて攻略ヒロインですらありません

本当は本編も進めるつもりだったんですが今日はもう無理っぽいです。眠気が限界です

また明日頑張ります

すみません

書こうと思ったら何書けばいいのか全然思いつかなかったので今日も無理です。ついでにしばらく忙しくなるので更新できなくなりそうです

レベルソートにして一ページ目に五人以上駆逐艦がいたらロリコンとかいう風潮

まあ私は四人しかいないんで関係ないんですがね(なおそのうち二人はトップ5に入る模様)

開始します

~ある日の呉~

ピンポーン

時雨「あれ?お客さんかな?」

白露「今日誰か来るって言われてたっけ?」

村雨「言われてないよー」

阿武隈「じゃあ宅配便?」

鬼怒「誰か何か頼んだ?」

フルフル

阿武隈「長門さんたちはどうですか?」

長門「私は別に何も買っていないが……」

陸奥「私も心当たりは無いわね」

時雨「となると残るは――――」

春雨「イムヤさん、ですね」

時雨「そうなるね。じゃあ誰が呼びに……というか起こしに行く?」

シーン

白露「あ、あたしいっちばーん!に抜けるね!」タタッ

村雨「村雨もそういう趣味は無いからやめておくねー!」タタッ

阿武隈「へ、部屋に戻ってお守り作らなきゃ。交通安全の」タタッ

鬼怒「パナイ島が呼んでる気がするから無理!」タタッ

長門「たまには哨戒任務に当たらねばな」ダッ

陸奥「駆逐艦や軽巡の子達に怪我させるわけにはいかないもんね?」ダッ

時雨「……見事にみんな逃げて行ったね」

春雨「そうだね……」

時雨「じゃ、あとは春雨よろしく。ボクは日課のジョギングに行かなきゃいけないから」タッ

春雨「時雨ちゃんにそんな日課無いよね?」グイッ

時雨「今日から出来たんだよ!」ジタバタ

春雨「嘘吐いてまで私に押し付けて逃げようなんて、時雨ちゃんは悪い子だね?」グリグリ

時雨「痛たたた!痛い!痛いよ春雨!」

春雨「嘘吐いた罰として、このままイムヤさんの部屋まで連行して放り込んじゃおっかな」

時雨「ちょっ!?それはシャレにならないってば!」

ガチャッ

浜風「おはようございます」

春雨「あれ?浜風ちゃん?今起きてきたの?」

浜風「はい。うっかり寝過ごしてしまいまして」

時雨「そういえばさっきからいなかったね。すっかり忘れてた」

春雨「そうだ時雨ちゃん。浜風ちゃんに頼めばいいんじゃない?」

時雨「ああ、そうだね。それがいい」

浜風「何の話ですか?」

時雨「実は寝てるイムヤさんを起こしてここまで連れてきて 浜風「無理です」 即答かあ……」

浜風「絶対に無理です。それだったら単騎で沖の島まで行った方がマシです」

時雨「だよねえ……」

春雨「いっそ三人で起こしに行く?そうすれば運が良ければ一人くらいは助かるかも……」

時雨「そうだね。そうしよっか」

浜風「では、誰が助かっても恨みっこなしということで」

春雨「じゃあ早く行きま――――」

伊168「食堂のドアの前で何してるの?」ガチャリ

時雨「イムヤさん!ちょうどいいところっ」バンッ

時雨「~~~~~!!!!!」プルプル

伊168「耳元で大きな声出さないで。頭に響く」

浜風「また二日酔いですか?」

伊168「ええ。昨日うっかり深酒しちゃって」

春雨「昨日だけじゃなくていつもじゃ……」ボソッ

伊168「何か言った?」

春雨「いえ、何でもないです!」ビシッ

伊168「そう。それで、何の話をしていたの?」

時雨「そうそう。イムヤさん、何か通販で頼んだりした?お酒とか」

伊168「特に頼んだ覚えはないわね」

時雨「そっか。イムヤさんも違うのか」

春雨「浜風ちゃんは?」

浜風「私も、特には」

伊168「何?何か来たの?」

時雨「うん。五分くらい前にインターホンが」

伊168「いやさっさと出なさいよそれ。帰っちゃったらどうするのよ」

春雨「強盗かもしれませんし」

伊168「わざわざインターホン鳴らしてから鎮守府を襲撃する強盗なんているわけないでしょ」

浜風「帰られても困りますし、とりあえず玄関まで行ってみましょうか」

~玄関~

伊168「で、ここまで来たわけだけど」

春雨「まだいる?」

時雨「電探ニ感アリ。うん、いるよ」

浜風「それでは、開けますね」

ガチャッ

ヴェル「ひびきーぬいだよ。このまま忘れ去られるんじゃないかと心配したんだ」ヤホー

伊168「……」アゼン

時雨「誰?」

春雨「知らない人だね?」

浜風「どうやら艦娘のようですが……」

ヴェル「そこの三人は初めましてだね。私はそこのイムヤの後輩の――――」

伊168「ひ」

一同『ひ?』

伊168「響いいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!会いたかったわあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」ガバッ

ヴェル「えっ?ちょ、いきなり抱き着かれるのは流石にっ!というかこの展開、何か既視感がっ」

伊168「おかえり響ロシアはどうだった?寂しくなかった?ちゃんと眠れた?私はもう響がいなくて寂しすぎて夜も眠れなかったわ!」ギュウ

ヴェル「いや、あのイムヤ?久しぶりの再会でテンションが上がるのは分かるけど、締まってる。締まってるから。あと酒臭い」

伊168「響!」プクー

ヴェル「ああ、やっと解放された……何?」

伊168「なんで呼び捨てなのよ!前みたいに『イムヤ先輩』って呼んでくれなきゃやだー!」ジタバタ

ヴェル「いやだって別にもう同じ鎮守府じゃないし、別にいいかなと。あと、後ろの子達がドン引きしてるから少し落ち着こうか」

時雨「あのイムヤが……」

春雨「二日酔いで二十四時間三百六十五日不機嫌そうなイムヤさんが……」

浜風「笑顔を見せたり駄々っ子したり……」

ヴェル「イムヤが普段どんな風に生活してたのかが気になるんだけど」

伊168「随分帰ってくるのが遅かったわね!一年もかかって!」

ヴェル「本当はあと十日は早く帰ってこれるはずだったんだけどね。飛行機が故障したり、野良艦を拾ったりしてたら遅くなっちゃった」テヘペロ

伊168「まったくもう……」

ヴェル「まあまあ。そうだ、これお土産」

伊168「?」

ヴェル「ウォッカだよ。本当は天龍辺りにあげるつもりだったけど、この一年でイムヤは酒豪になったみたいだからね。あげる」

伊168「ありがとう!大切に飲むわね!」ギュー

ヴェル「どうでもいいけど抱き着くのやめてもらっていいかな。酒臭い。酔いそう」

伊168「響はどこの鎮守府に入るの?ここ?」

ヴェル「佐世保に席が用意されてるよ。提督代行、って肩書付きでね」

伊168「そう。じゃあ一緒の艦隊にはなれないのね」

ヴェル「まあね。でも、また遊びに来るよ。今日はもうこれから佐世保に向かわなきゃいけないけど」

伊168「うん、わかった。明日を楽しみにしてるわね」

ヴェル「ちょっと待って。明日来るとは一言も言ってない」

伊168「冗談よ。それじゃあ響。またね」

ヴェル「うん。ああ、そうそう。一つ言い忘れてた」

伊168「?」キョトン



ヴェル「『響』じゃなくて『Верный』だよ。今度会うからはそう呼んでくれ、イムヤ先輩」

今日はこれにて終了。久しぶりに書くので書き方の確認を含めたお話でした

とりま明日の雛祭りイベントのコンマ判定を行います。メインヒロインの座を握るのは誰か。それを決めるのは画面の前のあなただっ!

①鈴谷、夕立、瑞鳳、秋月、加賀、浜風、他鎮守府(横須賀、呉)

②山城、漣、ヤミナ、榛名

以上の艦娘たちから好きな子を選んでください。①の子達はコンマ奇数、山城・漣・ヤミナは00以外のゾロ目、榛名は00でコンマ判定成功

コンマ判定失敗の場合は安価↓にズレてまたコンマ判定。これを十回繰り返すまでに決まらなかったら、前回と同じ方法を取ります

それでは安価スタート

ぶっちゃけゾロ目組は無理だろうなと慢心してました

全速力で話考えるんで時間をください。ついでに今回の選択肢の中で話を考えるとしたら一番難しいだろうなと思っていたのがヤミナ。おのれコンマ神め

22時過ぎたら始めます

~雛祭りの鎮守府~

提督(いきなりで悪いが俺の話を聞いてくれ。今、俺はとても大変な状況に陥っているんだ)

提督(状況をしっかり伝えたいのはやまやまなんだが、生憎俺にも何が何だかさっぱり分からねえ。まるでスタンドでも使われたような気分だぜ)

提督(だが僅かなりとも俺が分かっていることもある。それは――――)

鈴谷「提督」

夕立「大人しく」

瑞鳳「迅速に」

秋月「誰か選んでください」

加賀「提督は」

山城「誰と」

漣「一緒になりたいんですか?」

提督(――――命の危機に晒されているということだ!)

~十分前~

デキター!

提督「ありがとう妖精さん。ご苦労様」ナデナデ

エヘヘー

榛名「提督?何ですかこれ」

提督「雛壇だよ雛壇。今日は雛祭りだろ?」

榛名「正確には桃の節句というんですけどね」

提督「こまけぇこたあいいんだよ。で、折角だから用意してもらった」

榛名「提督にしては珍しく気が利きますね。ですがこれ……」

ドーン ←巨大な雛壇

榛名「……大き過ぎません?」

提督「まあな。これは普通の雛壇みたいに人形を飾るんじゃなくて、人が乗るタイプの奴だから」

榛名「ああ、四コマからパクったんですね」

提督「せめてパロディと言え」

榛名「で、誰がどの役をやるんです?」

提督「それはまだ決めてない。全員集めてから話し合おうかと思って」

榛名「そうですか。でも、そうすると少し荒れそうですね」

提督「え?なんで?」

榛名「だって男性は提督一人なんですからお内裏様は提督に決定。じゃあ残るお雛様を誰がやるか――――」

鈴谷「あたしがやるっ!」シュバッ

提督「おわっ!鈴谷!?どっから出てきた!?」

鈴谷「細かいことは気にしない!それより、提督がお内裏様やるならあたしがお雛様やる!いいでしょ!?」

提督「俺は別にいいが……」

鈴谷「ホントっ!?じゃあ早速――――」

???『ちょっと待ったあ!』バンッ

夕立「話は聞かせてもらったっぽい!」

瑞鳳「私だってお雛様やりたい!」

秋月「あ、あの秋月は別にその……あの……」///

加賀「ここは譲れません」

山城「提督がお内裏様、私がお雛様。つまり二人は夫婦……!ふふ、幸せだわ」

漣「ここはやはりご主人様の初期艦でメイドの漣がやるべきでしょう」

提督「え、いや、全員交代でやればいいんじゃないの?」

榛名「じゃあ誰が一番最初にやるかは提督が決めてくださいね?」

提督「ファッ!?」

榛名「いやー、誰が選ばれんでしょうね。一番最初ということはそれすなわち一番一緒にやりたい人。ひいては一番提督に好かれてる人ということにもなるかもしれませんねー」ニヤニヤ

艦娘たち『!』ガタッ

提督「殺気!?」

提督(こうして冒頭に至るのであった)

榛名「で、提督は誰を選ぶんですか?」

艦娘たち『!』ジー

提督「え、えーっと……」

提督(どうする!?どうすればいい!?考えるんだ!考えるんだ俺!)

提督(この場における最適解。すべてを解決するたった一つの冴えたやり方は――――)

提督「これだああああああああああああああああああああああっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!!」ダッ

鈴谷「あ、逃げた!」

夕立「逃がさないっぽーい!」

加賀「艦載機、全機発艦!」

提督「妖精さん!間宮のアイス一週間分で足止め頼んだ!」

タノマレタ!

ガンバルー

シャッシャッシャッドーン

榛名「あーこれは逃げられましたねー」

漣「追えー!追うんだー!隠れてるようなら草の根分けてでも探し出せ!」

瑞鳳「彩雲、行って!」

秋月「長10cm砲ちゃん!行こう!」

山城「逃げられるなんて不幸なことにはさせないわ!」

~街中~

提督「こ、ここまで来れば流石にもう大丈夫だろう……」

提督(なんていうかもう疲れた……なるべくトラブルに関わらないように適当にブラついて、落ち着いた頃合いを見計らって帰ろう……)

提督「さて何か暇を潰せそうなものは、と……」キョロキョロ

ヤミナ「はむはむ」モグモグ

提督「……」

提督(どうしよう。すごく見なかったことにしたい)

提督(どうしてこう、トラブルを避けて通ろうとすると更なる厄介ごとに巻き込まれるのか。何なの?主人公体質なの?その割にはちっともモテねーぞこら)

提督「気づかれないうちに通り過ぎよう」スタスタ

ヤミナ「あ、提督じゃないですか!どうしたんですか!もしかしなくても私に会いに来てくれたんですか!やーん感激です!」ブンブン

提督(目聡過ぎいいいいいいいいいい!!!!!!!!さっきまで一心不乱にクレープかっ込んでたくせに、なんで後ろを通り過ぎようとしたら見つけるんだよバカ!)

提督「よ、ようヤミナ、奇遇だな」

ヤミナ「はいそうですね!今日のこの出会いはまさに運命!提督と私は早く結婚するようにという神のお告げに違いありません!」

提督「じゃ、そういうことで」サッ

提督(これ以上関わったらアウトだ。いいな?)

ガシッ

提督「へ?」

ヤミナ「折角会ったんですからデートしましょう!そうしましょう!いざ私達の思い出の一ページを紡ぎにレッツゴー!」ダダッ

提督「ノリが意味不明な上に走る速度速すぎて酔うから今すぐ離せええええええええええええええ!!!!!!!!!!」

デートシーンスキップ →今日中に終わる

ふざけんなバカちゃんとやれ →今日中に終わらないかもしれない

安価↓1

デスヨネー

でもちょっと待って。デートって言ったっていったい何をやればいいのさ日向

ヤミナ「提督!見てください!菱餅ですよ菱餅!」

提督「そうだねー菱餅だねー(棒)」

ヤミナ「美味しいです!」モグモグ

提督「赤城か!」

ヤミナ「提督?私とデートしてるのに他の女の名前を出すんですか……?」

提督「すみませんでしたッ!」

ヤミナ「はい、反省しているなら良しです。ほら提督、あーん」

提督「むぐっ!?もぐもぐ……餅だな」

ヤミナ「菱餅ですから♪」ニコニコ

ヤミナ「ひなあられもあります!」

提督「……食わないのか?」

ヤミナ「食べたいですけど……お金が、ちょっと」

提督「そう言えばお前って金どうしてんの?」

ヤミナ「色々ですよ。頼みごとを聞いたお礼に頂いたり、取った魚やキノコ、鳥などを売ったり……」

提督(それって条例違反じゃ……)

ヤミナ「うう~でもやっぱり食べたいです~」グムム

提督「……はあ」

提督「すみません、これ一袋ください」

店員「はーい。毎度ありー」チャリーン

提督「ほら」

ヤミナ「え?」

提督「食いたかったんだろ?」

ヤミナ「で、でも」

提督「さっきの菱餅の礼だから気にすんな」

ヤミナ「……ありがとうごさいます!」

提督(というかやっぱり店員はあの姉妹か……マジで何人いるんだあの人の姉妹って)

ヤミナ「あ、白酒もありますよ!ほら!」グイグイ

提督「あんま引っ張るなって……つーかさっきから食い物とか飲み物ばっかだな」

ヤミナ「お祭りですから!」

提督「飲み過ぎて酔っぱらうなよ?お前は着任したての時期に飲み過ぎて大暴走したんだから」

ヤミナ「今なら酔っても提督を襲うか提督に襲われるかの二択なのでむしろ積極的に酔っていきます!」

提督「襲わせねえし襲わねえよ!?」

ヤミナ「ぷはー。もう一杯!」

提督「既に飲んでる!?わんこそばみたいなノリで飲むんじゃありません!」

ヤミナ「てーとくー。私、なんだか体が熱くなってきちゃいました。そこのホテルで休みましょう?」

提督「ラブホとか絶対に無理だから!」

ヤミナ「ぶー。いいもん、ここで脱いじゃうもん」ヌギヌギ

提督「やめい!」

ヤミナ「やだー暑いー」ヌギヌギ

提督「にしたってこんな観衆目線の中で……ええい!」グイッ



提督「俺以外にお前の身体を見せんなつってんだよ」ボソッ

ヤミナ「!」キュン



ヤミナ「て、提督……」ドキドキ

提督「分かったらさっさと服直せ。先行くぞ」

ヤミナ「あ、は、はい!」///

ヤミナ「やっぱり雛祭りと言ったらこれですよね!雛人形!」

提督「これには今日だけで既に嫌な思い出が出来たよ……」

ヤミナ「?」

提督「いや、こっちの話」

ヤミナ「それにしても綺麗ですよねー……」

提督「そうだな……ん、あれは」

ヤミナ「どうかしましたか?」

提督「何でもない。ちょっとトイレ行ってくる」

ヤミナ「?はい、いってらっしゃいませ」

~そして夜~

ヤミナ「今日は楽しかったですね!」

提督「まあ、そうだな」

ヤミナ「いっぱい色んなことして遊びましたし!」

提督「トイレから戻ってきたらお前が雛人形作ってたのが一番印象的だったよ」ククッ

ヤミナ「あはは、じっと見てたら声を掛けられて……作ったと言っても、小型のストラップのですし」

提督「それでも充分に凄いさ」

ヤミナ「……照れます」///

提督「ん?」

ヤミナ「な、何でもありませんよ!それより、何でしょうあれ!」

提督「あれは……雛流しだな」

ヤミナ「雛流し?」

提督「祓い人形って人形を流して身を清める、っていう一種の禊みたいなもんだ」

ヤミナ「禊……」

提督「興味あるのか?」

ヤミナ「少しだけ」

提督「そっか、まあそんな巫女みたいな格好してるわけだしな。やってみるか?」

ヤミナ「はいっ!」

ヤミナ「わあっ、いっぱい流れてますね」

提督「この光景は圧巻だな。mooi」

ヤミナ「綺麗です……」

提督「ほら、お前も早く流せよ」

ヤミナ「そうですね」ナガシナガシ

ヤミナ「……」

提督「……」

ヤミナ「……提督」

提督「何だ?」

ヤミナ「今日は、ありがとうございました」

提督「どうした急に」

ヤミナ「無理矢理付き合せたのに、最後まで付き合ってくれて」

提督「無理矢理って自覚はあったんかい」

ヤミナ「これは、そのお礼です」カラン

提督「これは……さっきのストラップ」

ヤミナ「はい。私手作りの雛人形ストラップです。大切にしてくださいね?」

提督「……実は、俺からもお前に渡すものがある」

ヤミナ「へ?」

提督「俺に付き従ってくれてありがとう。未熟だった俺を支えてくれてありがとう」

提督「俺を守ろうとしてくれてありがとう。俺が死にそうになったとき、涙をこぼして悲しんでくれてありがとう」

提督「こんな俺を好きになって、好きでい続けてくれて」



――――本当に、ありがとう



ヤミナ「提、督」

提督「やっぱちょっと恥ずかしいな、こういうの」ポリポリ

 愛しい人から差し出された、一輪の桃の花は

暗い夜の中でもなお、月の光を受けて光り輝き

 少女の心を

甘く、甘くときめかせる

ヤミナ「……私こそ、今までずっと、ありがとうございました」

ヤミナ「そしてこれからもずっと、よろしくお願いします」ペコリ

提督「……!」キュン

提督「おうっ!」ニコッ



 桃の花の花言葉。それは――――

ヤミナ(――――『わたしはあなたのとりこ』。でも、今の提督はそんなこと考えないで渡したんでしょう)

 でも

ヤミナ「いつか絶対、本当にあなたをとりこにしてみせますからね、提督」

提督「何か言ったか?」

ヤミナ「いいえ、なーんにもっ!」ニコッ

~提督の脳の一部が拡張されました~

対象:ヤミナ

恋愛度:☆2

状態:忘れかけていた想い

今日はこれにて終了!久しぶりにまっとうな恋愛描写書いた気がする!鈴谷の時以来だな!

次回はたぶん佐世保(ヴェルのとこ)の話やって、金剛の小ネタやります。たぶん

話の感想だけでなく、安価やコンマの取り方についても何か意見ありましたら遠慮なく挙げてください

最近まったく恋愛相談をやっていないことに気づきました。スレタイって何なんでしょうね

~佐世保~

ヴェル「ここが佐世保鎮守府か」

ワーワー

ヴェル「初めまして、妖精さん達。執務室はどっちかな?」

アッチー

アンナイスルー

カニカマー

ヴェル「Спасибо。それじゃ、お言葉に甘えるとしよう」トコトコ

正直このシリーズを始めて一週間くらいで思った。恋愛相談なんてそんな数多くないし、すぐネタは尽きるだろうなと



~執務室~

ヴェル「ここが執務室か……家具は最初から結構いいものを支給してくれたみたいだね」

ガンバッター

コダワッター

カニカマー

ヴェル「ふふ、流石は妖精さんと言ったところかな。それで、他に艦娘はいないのかい?」

イナイー

ヴェル「一人も?」

ヒトリモー

ヴェル「そうか。自分で建造しろってことかな?」

カニカマー

ヴェル「何はともあれ、工廠に行ってみよう。また案内を頼めるかい?」

ワカッター

リョウカイ!

カニカマー

~工廠~

ヴェル「さて、工廠にやってきてみたわけだけど」

工廠妖精『初めまして!何か用です?』カキカキ

ヴェル「初めまして。実は建造に来たんだけど……」

工廠妖精『建造は……無理ぽ?』カキカキ

ヴェル「ど、どうして!?」

工廠妖精『これ』カキカキ ピラッ

ヴェル「大本営からの手紙……何々『家具とかにこだわったら資源なくなっちった。ごめーん』」

ヴェル「……」グシャッ

工廠妖精『というわけで、建造は無理っぽいです』カキカキ

ヴェル「駆逐艦一隻でどうしろって言うんだい……しかもロシアで改修を受けてから燃費が悪くなったって言うのに」ズーン

ゲンキダシテー

ファイトー

カニカマー

ティン!

ヴェル「ん?」

ダレカキター

カンムス?

カニカマ?

ヴェル「誰だろう?とりあえず行ってみよう」タタッ

~鎮守府入口~

ヴェル「えっと、客人はどこに……」キョロキョロ

???「ここ、ここ」ブンブン

ヴェル「ん、あれは……」

U-511「ドイツ海軍改め日本海軍所属、潜水艦U-511です。ゆーとお呼びください。少し遠出してきました。よろしくお願い致します……です」

ヴェル「キミは……この前私が助けた野良艦?」

U-511「その節はどうも……で、あってる?」

ヴェル「あってるあってる。それで、どうしてここに?確か大本営に引き渡したはずだけど」

U-511「んと、資源も無しに一人って言うのは流石に可哀想過ぎるから、ゆーが派遣されたの」

ヴェル「……そんな気遣いするくらいだったら素直に資源を残しておいてほしかったんだけど」

でもやっぱ面白いからこのままでいいんじゃないかと

ヴェル「はあ、とにかくこれからよろしく。ゆー」

U-511「よろしくお願いします、です」

ヨロシクー

ナカヨクー

カニカマー



~佐世保鎮守府にВерныйが着任しました~

~佐世保鎮守府にU-511が着任しました~

とりあえず一旦ここまで。少し休憩したら金剛の小ネタに入ります

>>628
ありがとうございます。そう言ってくれる方、思ってくれる方がいる限りは頑張っていこうと思います

このSSには金剛型が全員出てきてるんです。ええ、それはもう全員出てるんです。一人欠けてるとかそういうことは一切ありませんはい

~小ネタ・Diamond days~

金剛「金剛型高速戦艦、一番艦金剛!」バッ

比叡「二番艦比叡!」ダッ

榛名「三番艦榛名!」ビシッ

提督「……で?」

金剛「どうですカ提督~!今度からはこのポーズを登場に使おうと思ってるんデース!」

提督「却下」

榛名「ですよね」

金剛「素っ気ない提督も素敵デース!バァァァァァァァニングゥゥゥゥゥゥゥラァァァァァァァァァァヴ!」

比叡「私もお姉さまにバァァァァァァァニングゥゥゥゥゥゥゥラァァァァァァァァァァヴ!です!」

榛名「お姉さま方は朝から元気ですねー」

金剛・比叡『じー』

榛名「な、何ですか。やりませんよ?榛名はやりませんからね?」

提督「まあ、榛名がやっても気持ち悪いだけだか――――」

榛名「バーニングデストローイ、ですよ?」

提督「ごめんなさい」ザッ

金剛「提督ゥ~今のは流石に提督がbadデース」

金剛「ティータイムの時間ネー!」

熊野「あら、金剛さん。これからお茶ですか?」

金剛「Yes!熊野も一緒にどうデスカ?」

熊野「ご迷惑でなければ、ご一緒させていただきますわ」

夕立「紅茶のいい匂いに釣られて来たっぽい!」

金剛「お手製のスコーンもありマース!」

熊野「とっても美味しそうですわ」

夕立「夕立も手ぶらじゃ悪いからクッキー作って来たっぽい!」

金剛「これも美味しそうデース!」

熊野「わたくしだけ手ぶらですけどいいのかしら?」

金剛「ノープロブレムネー!」

金剛「ふあぁ、もうそろそろ眠る時間ネー……」ゴシゴシ

比叡「お姉さま、ベッドの用意しておきましたよ」

金剛「Thank youネー比叡」

金剛「っとと、go to bedする前にdiaryをつけなくてはいけないんでシタ」

金剛「いつか、私の次の『金剛』が恋をした時の参考になるように、デスネ」

金剛「ふんふふ~ん♪」サラサラ

金剛「よし、書き終わったネー!」

金剛「それじゃあ、そろそろ、おやすみなさい、デース……」スゥスゥ



日記の文末『明日も明後日も、こんな幸せな日々が続きますように』



金剛にとっては、一日一日がダイアモンドのように輝いているのです

今日はこれで終わり。来週こそはきちんと岩川の話を……!横須賀とか呉とか佐世保とかでお茶を濁すのも限界に来てますし

明日のイベント多数決を取ります。以下の選択肢からお選びください

①那珂ちゃんのイベント

②金剛のイベント

③浜に 何か うち上がって いる

④???

範囲は↓10まで。それでは④に関してはヤミナではないとだけ言っておきます

皆さん安価取るの早すぎませんか……?二つくらいは来てるかなと思って更新したらもう終わってたんですけど

結果は④が圧勝、次点で③ですね。みんなもうちょっとキャラが明言されてるやつ取ろうよ

それでは明日をお楽しみに

最近、重巡の改二実装が多いですね。嬉しいことです

で、青葉の改二はいつなんだい?

始めます

~ある日の鎮守府~

漣「メイド服の理由?」

提督「ああ。そう言えばお前っていつもメイド服着てるけど、何でなんだろうなって。あとそのメイドキャラも」

漣「そうですね、確かあれは……あれ?」

提督「どした?」

漣「いや、なんか記憶が曖昧で……まあ、そもそも艦娘の記憶は基本的に引き継がれないんで当たり前なんですけど……あれー?」

提督「思い出せないのか?」

漣「先々代くらいまでは普通のセーラー服を着てたような記憶があるんで、たぶん先代の時に何かあったんでしょうけど……ダメです、全っ然思い出せません」

提督「そっか。まあ、なんとなく思いついたから聞いてみただけだから別にいいんだけどな」

漣「すみませんご主人様。思い出したらきっとお教えしますから」

提督「うん、そうしてくれ」

漣(にしても、先代の記憶だけがすっぽりと抜け落ちてますね……まるで、誰かに記憶を消されたみたいな……)

漣(って、そんなことあるわけないですよね。きっと大したことがなかったから覚えてないだけでしょう。常識的に考えて)

漣「さーって、お仕事お仕事!漣、頑張っちゃいますよ!」

提督「やることないから待機なんだけどな」

漣「……ご主人様、つまんねーこと言わないでください」

~ある日の鎮守府~

川内「夜戦!夜戦!夜戦夜戦夜戦だぁー!」

提督「川内うるさい落ち着け」スパーン

川内「痛っ、何するのさ提督!」

提督「お前がぎゃあぎゃあうるせえからだろうが。少し黙ってろ」

川内「むー、仕方ないなぁ。じゃ、モナカ頂戴」

提督「……何で?」

川内「モナカを食べてれば喋れないでしょ?」

提督「それはそうだが……お前モナカ好きだよなぁ」

川内「まーね。提督の卵好き程じゃないけど」

提督「あれにはそれ相応の事情があってだな……まあいいや。ほら、モナカ」つモナカ

川内「ありがと。いただきます。ごちそうさま。夜戦だぁー!」

提督「流れるような食事風景!?」

川内「たったモナカ一個でこの私を黙らせようなんて、甘い!甘すぎるよ提督!」

提督「赤城かてめーは!」

川内「というわけでもう一個頂戴」つ

提督「……お前の給料から引いとくからな」

本当はもう一、二本やる気だったけどもう無理っぽい

明日!明日頑張るから許してほしいっぽい!

シリアスが書きたいです(挨拶)

日曜頑張れなくてごめんなさい。土曜の続きは……まぁ、またいつかやりますよたぶん

それでは投下始めます

~ある日の鎮守府~

北上「提督ーみかん取ってー」ゴロゴロ

提督「自分で取れよー」ゴロゴロ

北上「やだー寒いー」ヌクヌク

提督「もう三月だぞー」ヌクヌク

北上「三月でも寒いものは寒いんだよー。はぁ~こたつ最高」

提督「まったくもって同感だ。みかんじゃなくて八朔ならあるけど食う?」

北上「剥いてー」

提督「めんどくさいからやだ」

北上「あ、そうそう。そういえばあれはどうなったの?」

提督「あれ?」

北上「この前『そろそろ新しく建造しようか……』って言ってたじゃん」

提督「ああ、あれか。一応申請書は出したけど、まだ許可が下りてない」

北上「ふーん。でもこの鎮守府も大所帯だし、別に新しい娘増やさなくてもいいんじゃない?」

提督「それはそうだが……そろそろ人事異動もありそうだしなぁ……」

北上「え、嘘。人事異動あるの?」

提督「たぶんな……しかもこの鎮守府から結構出てくだろうし」

北上「そっかー……出来ればあたしと大井っちは残してほしいかな」

提督「それは俺に言われても。辞令を出すのは俺じゃなくて大本営」

北上「そうだけどさー」

提督「まぁ、異動したら一生会えなくなるってわけでもないし。会おうと思えばいつでも会えるさ」

北上「そだねー」

提督「ところでいい加減大人しく八朔を剥いたらどうだ?」

北上「やだー提督がやりなよー」

提督「いやいやお前が食べるんだからお前がやるべきだろう」

北上「でもあたしが剥いたらいくつか食べる気でしょ?」

提督「そりゃこの八朔を用意したのは俺だからな」

北上「オーケー提督。ここは公平にじゃんけんで決めようじゃない」

提督「乗った」

北上・提督「「最初はグー、じゃんけん!」」

北上・提督「「ぽん!」」パー チョキ

北上「なっ!?」

提督「ふっ、これが運の差というやつだよ。頑張れ」ドヤッ

北上「無効!提督後出ししたから無効!」

提督「HAHAHA嫌だなどこにそんな証拠があるんだね」

北上「くぅ~!」

提督「諦めて八朔を剥いて俺に献上したまえ」

北上「……!」ゲシッ

提督「痛っ!?北上てめっ、こたつの中で足を蹴るのはマナー違反だろうが!」

北上「さあ?何のことやら」シレッ

提督「こんにゃろう……!」

北上「悔しかったら証拠を出してみなよ証拠をさ!」

提督「泣かす!ぜってーに泣かす!」

北上「そんなことしたら大井っち呼ぶからね」



今日も鎮守府は平和……?です

今日はこれで終わり。今の私にはこれが限界でした(ドゲザッ

そろそろ久しぶりに恋愛相談やらないとな……相談内容と艦娘リクエストしてくれてもいいんですよ?(チラッチラッ

言い忘れ

岩川の子だけにしてね☆(浜風と磯風は許される模様)

~ある日の鎮守府~

榛名「ふ、わあぁ」

榛名「榛名、寝ます」ボフッ

榛名「……」

PiPiPi

榛名「……」

PiPiPiPiPiPi

榛名「……あー!わかりましたよ!出ればいいんでしょう出れば!」ガチャッ

榛名「はいもしもし!?」

浜風『も、もしもし。は、榛名?どうしたの?機嫌悪そうだけれど』

榛名「そりゃこんな時間に起こされたら期限も悪くなりますよ!ベッドに入ったのだって五分前ですよ五分前!」 AM 03:00

浜風『ご、ごめんなさい……』

榛名「それで?何の用なんですか?」

浜風『え、えっと実は……』

榛名「なるほど。提督に会いたくて会いたくて仕方がないけれど、仕事が忙しい上に遠くてなかなか会いに来れないと」

浜風『私まだ何も言ってないんだけど!?』

榛名「それくらい分かりますよ。榛名をあまりナメないでください」

浜風『……で、どうすればいいと思う?』

榛名「休暇でも申請すればいいんじゃないんですか?」

浜風『それが、この前の作戦に不参加だった分仕事が忙しくて……』

榛名「そうですか……それじゃあ、研修なんてどうでしょう」

浜風『研修?』

榛名「はい。たぶん呉にもその話は回っているはずなので、イムヤさんに聞けば詳しいことが分かりますよ」

浜風『あー、実はイムヤさん今……』

榛名「?」

浜風「……風邪で倒れてて、入院中なの』

榛名「は、はあ!?」

浜風『この前来たお客さんにウォッカを貰って、それで朝まで酒盛りしてたら風邪引いて……』

榛名「何やってるんですかあの人は……」

浜風『でもありがとう。イムヤさんが戻ってきたら相談してみるわ』

榛名「あ、はい」

浜風『睡眠を邪魔しちゃってごめんなさい。おやすみ、榛名』

榛名「いえいえ、イムヤさんによろしく伝えておいてください。おやすみなさい、浜風ちゃん」ピッ

榛名「ふう……それにしても、イムヤさんが風邪ですか。珍しいこともあったものですね」

榛名「そういえばお客さんって誰だったんでしょうか。ウォッカってことは……ロシア?」

榛名「ロシアに知り合いは、いたような、いないような……」



現在、ロシア艦一隻とドイツ艦一隻が岩川鎮守府に向かっています

短いですけどもう一本

~ある日の横須賀~

天龍「……」

初霜「……」

島風「……ねぇねぇ、あの二人どうしたの?」クイクイ

叢雲「さ、さあ?磯風は何か知らない?」

磯風「い、磯風も何も知らないぞ」

愛宕「ぱんぱかぱーん!」

島風・叢雲・磯風『!?』

島風「び、びっくりしたぁ!」

叢雲「急に大きな声を出さないでよ!」

磯風「せめて一声掛けてからにしてくれ!」

愛宕「ごめんね。それで、何の話をしていたの?」

島風「天龍と初霜は何で悩んでるんだろうなって話」

愛宕「ああ、そのこと」

叢雲「何か知ってるの?」

磯風「教えてくれ」

愛宕「えっと、実は――――」

島風「資源が足りない?」

愛宕「そうなのよ。この前の作戦で大分資源を消費しちゃったから」

叢雲「ああ。天龍に良いところを見せようとビスマルクが張り切って、結果やたら被弾してきたアレね」

磯風「そのせいで修復剤と資源が減っていたのは知っていたが……そんなに酷かったのか」

愛宕「あと二、三回出撃したら破産するらしいわ」

島風「マジで?」

愛宕「マジで」

島風「えー、どうするのそれ……」

叢雲「そうよね。まあ、だから天龍と初霜がうんうん唸ってるんだろうけど」

磯風「その辺りは任せるしかないからな」



天龍「どうするか……」

初霜「どうするの……」

天龍「一応、細々と資源は調達してるんだが……」

初霜「それでもまだ足りないのよね」

天龍「こうなったら、いっそあいつを連れてくるしかないか」

初霜「あいつ?」

天龍「ああ。じゃ、ちょっくら出掛けてくらぁ」

初霜「ま、待って!私も!」

天龍「ダーメだ。お前は書類整理が残ってんだろうが」

初霜「うっ」

天龍「すぐに帰ってくるから大丈夫だって」



島風「あ、天龍が動いた」

叢雲「出掛けるのかしら」

~アイテム屋・本店~

明石「今日も開発♪明日も開発♪だけど明後日は販売業~♪」

天龍「うぅぅぅぅぅぁぁぁぁあああああああああああああかああああああああああああしいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!」

明石「ひゅわっ!?」

天龍「確保!」

明石「させるかぁっ!」ヒョイッ

天龍「チッ」

明石「何なんですか天龍さん……急に飛び掛からないでください心臓に悪いです……」

天龍「すまんすまん」

明石「それで?何の用なんですか?開発依頼?それともお買い物ですか?」

天龍「燃料と弾薬、鋼材」

明石「あいどうもまいどありー」

天龍「それとお前」

明石「はい、毎度どうもー……って、え?」

天龍「日本海軍物資販売店、通称『アイテム屋』所属工作艦『明石』。本日付けで貴艦には横須賀鎮守府への転属を命じる」

明石「え、えええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!????????????」

明石「な、何故ですか!?」

天龍「色々事情があるんだよ。というわけでオレと一緒に来てもらおうか」

明石「お、横暴です!こんな辞令無効ですよ無効!」

天龍「ほい、大本営発行の正式な辞令」ピラッ

明石「……」

天龍「さっき貰ってきた」

明石「……アイテム屋はどうなるんですか?」

天龍「大丈夫大丈夫。代わりの奴を派遣するらしいから」

明石「私、戦えませんよ?」

天龍「お前に期待してるのは主に事務仕事だから気にすんな。これからよろしく、明石」グイグイ

明石「嫌だー!私はここで開発したりアイテム販売したりしてまったり過ごすんだあああああああああああああ!!!!!!!!!」ズルズル



横須賀鎮守府に新たな艦娘が着任しました

今日はこれで終わり。摩耶様を早く改二にせねば……

明日のイベントのアンケを取ります。以下の選択肢からお選びください

①北上様のイベント

②浜風のイベント

③浜に 何か うち上がって いる

④ある日の横須賀

⑤ある日の呉

⑥ある日の佐世保

⑦『私の、大切な思い出』 ※これは日曜日にやるお話の安価です。見たい人は上の選択肢とは別に『⑦見たい』と書いてください。6人以上いたらやります

それでは安価↓10まで

一位は②の浜風。二位は⑤の呉ですね

⑦は希望者が七人いたので明日やるずい

~ある日の呉~

浜風「うーん……」ノビー

浜風「むむむむ……」キガエキガエ

浜風「ぷはぁっ」ハヲミガイテ カオアラッテ

浜風「よし!今日も一日頑張っていこう!」ガチャッ

~食堂~

浜風「おはようございます」

時雨「ん、おはよう浜風」

春雨「朝ご飯用意出来てるよ」

浜風「ありがとうございます。他の方たちは?」

時雨「白露姉さんと村雨、鬼怒さん、阿武隈さんは遠征に行ったよ」

浜風「長門さんと陸奥さんは?」

春雨「お部屋で待機中じゃないかな」

浜風「そう……二人は何してるんですか?」

時雨「僕たちは出撃までの時間潰し」

春雨「ケーキを焼いたの、高速建造材(バーナー)で」

浜風「高速建造材で!?」

時雨「春雨、からかうのはやめてあげなよ……」

春雨「ご、ごめんねっ?まさか信じるとは思わなくて」

~朝食後~

時雨「そう言えば浜風は今日どうするの?」

浜風「イムヤさんのところにお見舞いに行こうかと思ってます」

時雨「お酒飲もうとしてたら全力で止めてね?」

浜風「いくらイムヤさんでも病院では……飲みそうですね」

時雨「あの人、本当はそんなに酒好きじゃないらしいんだけどね」

浜風「じゃあ何で飲むんですか?」

時雨「さあ?何か忘れたいことでもあるんじゃない?」

浜風「忘れたいこと……」

時雨「それと浜風!」

浜風「は、はい!?」

時雨「ボク、言ったよね?『そろそろ敬語やめよう?』って」

浜風「あ、あー」

時雨「次に敬語使ったらイムヤさんの晩酌に付き合わせるからね」

浜風「もう絶対に使わないから!」

時雨「うん、よろしい」

春雨「時雨ちゃーん!そろそろ出るよー!」

時雨「あ、うん分かったー!それじゃ、ボクはそろそろ行くよ。イムヤさんによろしくね」

浜風「うん、いってらっしゃい時雨」

時雨「いってきます」

~病院~

浜風「失礼します」コンコン

伊168「入っていいわよ」

ガチャッ

浜風「おはようございますイムヤさん」

伊168「おはよう浜風」ブスッ

浜風「……機嫌悪そうですね。ついこの間まではとても上機嫌だったのに」

伊168「今朝嫌な夢を見たのよ。ったく、これだから酒の飲めないところは……」

浜風「これを機に飲酒をやめてみてはどうですか?」

伊168「絶対に嫌」

浜風「そう言うと思ってました……」

浜風「これ、スーパーで買ったやつですけどどうぞ」

伊168「ありがと。林檎ある?」

浜風「ええ、ありますよ」

伊168「食べるから切り分けて」

浜風「はいはい」

~~~~~

浜風「はい、どうぞ」

伊168「ん」シャクシャク

浜風「他に何かありますか?」

伊168「酒」

浜風「ダメです」

伊168「そう言うと思った。そろそろ書類が溜まってる頃だろうから処理しといて」

浜風「分かりました。それじゃ、私はもう帰りますね」

伊168「気をつけて帰りなさいよー」シャクシャク

~執務室~

浜風「ふぅ。大体終わったかな」

パサッ

浜風「ん、これ……」 『艦娘の研修に関する書類』

浜風「さっき会った時に相談すればよかったかな……」

―最初は、ただの知り合いの知り合いで。少し邪魔くさく思っていた

浜風「提督は今頃何してるんだろう……」

――会ってみて、いい人だと思った。あったかい人で、色んな人に慕われているのもわかる気がした。

浜風「早く、会いたいな……」

―――可愛いと言ってくれた。大丈夫かと心配してくれた。その時、胸が高鳴った

浜風「……」

――――そして今は、特別で愛しく大切な――――

ピンポーン

浜風「~~~~~!!!!」ビクッ

「お届け物でーす」

浜風「は、はい!」タタッ

「ありがとうございましたー。これからも島風宅急便をよろしくお願いしまーす」

浜風「受け取ったはいいけど……何だろうこれ。宛て先は私みたいだけど……」

浜風「岩川鎮守府から……大和から?それとも武蔵?金剛?榛名?」ビリビリッ

浜風「っ!これ……」

『バレンタインのお返しに』

浜風「提督、から……」

浜風「……ありがとうございます、私の――――」

――――大好きな提督さん



――――ホワイトデーの日に少女に届いたクッキーには、笑顔になれる幸せの魔法がかけられたいた――――

今日のお話はこれで終わり。今朝方になってようやく今日がホワイトデーだということを思い出したので、ホワイトデーネタもまとめてやるスタイル

――――これは、かつてあったお話

「私は、幸運艦なんかじゃない」

――――異世界から来た勇敢な少年と、幸運と言われた鶴の少女のお話

「でも、僕はそのままでいいと思うけど」

――――この世界でただ一人、彼女だけが覚えているお話

「これをあげる。運が良くなるお守りなんだってさ」

「ゆ、指輪っ!?い、いらないわよこんなの。こういうのは好きな人にあげなさい」

「?僕、キミのこと好きだけど?」

「なっ!ば、バカ!」

「うわわっ!なんで艤装展開するの!?」

「うるさいうるさいうるさい!全機爆走、準備出来次第発艦!目標!目の前にいる天然女たらし!やっちゃって!」

――――この話は、メインストーリーじゃない。私は、メインヒロインじゃない。でも、これは――――



「私の、大切な思い出だから」



語られることのなかった一ヵ月間。その一端が、ついに語られる――――!

「未熟者の勇者くん?あなたのことは、私が守ってあげるわ」

「ありがとう。お言葉に甘えさせてもらうよ、瑞鶴」

「任せなさい!瑞鶴には、幸運の女神がついていてくれるんだから!」



特別編:「私の、大切な思い出」。明日投稿!

予告編というものを思いついたので書いてみた。明日はこんな感じのお話をやります

ちなみに>>1はバレンタインの前後一週間くらいチョコを口にしてません。いいんですよ!別にチョコなんか好きじゃないし!

逃走中見てたら遅くなりました。あれだね、索敵や先制の大事さがよく分かる番組だね

開始します

初めて会った時は、特に何も思わなかった。一対一でお互いにお互いを意識した上での邂逅ではなかったし、あの頃の私は他人にあまり興味が無かった



勇者「えっと、今日からここでお世話になる勇者です。よ、よろしくお願いします」オロオロ



翔鶴「狼狽えてる……たくさんの人を目の前にして緊張しちゃってるのかしら」

瑞鶴「そうなんじゃない?」

翔鶴「瑞鶴はあまり興味が無さそうね」

瑞鶴「まあね。じゃ、私は先に出てるから。提督に何か言われたら適当に誤魔化しておいて」スタスタ

翔鶴「あ、瑞鶴!待ちなさい!――――もう、あの子はいつもああなんだから……」

私は強くなりたかった。誰よりも強くなって、誰をも守れるようになりたかった。

瑞鶴「せい、やっ!」

クリティカル!

瑞鶴「ふぅ……」

高雄「お疲れ様です。タオルどうぞ」つタオル

瑞鶴「ありがと」

高雄「流石は最新鋭空母の翔鶴型。五航戦の瑞鶴さんですね。相変わらず惚れ惚れするような爆撃です」

瑞鶴「私なんてまだまだよ」

高雄「そんなに謙遜しなくても……」

瑞鶴「謙遜なんかじゃないわ。本当に、まだまだ……!」

高雄「……」

仲間が沈んたという報告、自分の目の前で死んだ姉。数々の記憶が蘇ってくる。

瑞鶴「っ!」

それらを振り切るように、強く強く。何度も弓を引く。

高雄「……」

その姿を、高雄が慮るような視線で見つめていた。

そして、彼に出会った。

瑞鶴(しまった……少し、根を詰め過ぎたかも……)

その日はたまたま体調が悪かった。それなのに無理をして訓練をしたためか、足元がふらつく。

瑞鶴「大丈夫、まだ、大丈夫……」

そう言い聞かせながら歩くも、次第に眩暈は酷くなり、やがて――――

瑞鶴「あ」

真正面から倒れる。咄嗟に手を出して体を支えようとするが、まったく動く気配がしない。

瑞鶴(やばっ!ぶつかる……)

というところで

バフッ

瑞鶴「へ?」

勇者「だ、大丈夫?危ないよ?」

瑞鶴「だ、大丈夫よ」

勇者「でも……」ピタッ

瑞鶴「ひゃわっ!」

勇者「……うん、これはアウトだね。えっと、医務室はどこだっけ……?」

瑞鶴「な、何なの!」

勇者「キミ、熱があるじゃないか。こういう時はベッドで横になって安静にしてなきゃダメなんだよ」

瑞鶴「へ、平気よこれくらい!いいから離しなさい!」

勇者「ダーメ。それより医務室の場所を教えてくれない?春雨がいれば聞けたんだけど、今いないし」

瑞鶴「……行くなら私ひとりで行くからいいわよ」

勇者「そう言って行かないんだろ?ほら、いいから早く教えて」

瑞鶴「……」プイッ

勇者「……はあ。じゃあ仕方ない。誰か探して聞くしかないか」ヒョイッ

瑞鶴「ちょ、な、何してるの!?」

勇者「何って……こうしないと運べないじゃないか」 ※お姫様抱っこ中です

瑞鶴「バカ!いいから早く降ろしなさい!」

勇者「却下。さて、それじゃあ早速人を探そう」

瑞鶴「な、この状態で人に会うとか……!無理無理無理無理!絶対無理!恥ずかしすぎて死んじゃうってば!おーろーせー!」ジタバタ

勇者「あそこの部屋に人がいそうな……」

瑞鶴「ぎゃー!分かった!教えるわよ!教えるからなるべく人に会わないようにしなさーい!」



結局、私が大声を出したせいで部屋にいた陸奥に見つかってしまい、ニヤニヤされることになったのだったか。あれは恥ずかしかった

ごめんなさい、体力が尽きました。そして想像以上に文章が(脳内で)膨らみすぎました。

続きはまた今度でお願いします。ああ、また榛名過去編の悪夢なのか……

ついでに私の艦隊の空母の練度トップは瑞鶴です。レベルは92

八時間に一回くらいのペースでスランプに陥る私です。なおスランプ一回の継続時間は七時間弱の模様

開始します

私が倒れかけてから数日後。食堂にて彼を発見した

あの時のことを少し根に持っていた私は、後ろから近付いて驚かせてやろうとこっそり忍び寄った

瑞鶴「……」ソロリソロリ

勇者「もぐもぐ」

瑞鶴「……てやっ!」

勇者「うわっ!?」

勇者「……って、なんだキミか。もう具合はいいの?」

瑞鶴「なんだとは何よ。てゆーか落ち着くの早過ぎ。全っ然面白くない」

勇者「そんなこと言われても……とりあえず、ピーマン食べる?」

瑞鶴「この流れで嫌いな食べ物を他人に押し付けようとするの!?」

勇者「いや、別に嫌いじゃないよ。ただちょっと苦手なだけで」

瑞鶴「それを嫌いって言うんだと思うけど……まあ、貰ってあげるわよ。私の方が年上だしね」

勇者「ありがとう。えっと……」

瑞鶴「瑞鶴よ」

勇者「ありがとう、瑞鶴。はい」アーン

瑞鶴「えっ?い、いいわよ。私もどうせお昼食べるし、その時にこっちの皿に移しなさいよ」

勇者「それもそっか」

瑞鶴「じゃ、じゃあ取って来るわね」スタスタ

瑞鶴(なんでちょっと残念って思ってるんだろう、私)

ダメだ、書けない。SAN値が足りない

今日はここまでです。1レスしか投下できなくてすみませんorz

「おっ、このマンガ懐かしい。これ読んでから更新しよっと」→「あれ……?朝の、四時半?」

昨日はやる気はあったんです

ある日。私は出撃して怪我を負った

ドックで休んでいると、彼がやってきた

勇者「怪我は大丈夫?」

瑞鶴「……平気よ、これくらい。小破なんて怪我のうちに入らないわ」

勇者「小破だったんだ」

瑞鶴「ええ」

勇者「そっか。ラッキーだったね。そういえば瑞鶴は『幸運艦』って呼ばれてたんだっけ」

瑞鶴「っ!」

勇者「どうしたの?」

瑞鶴「……じゃない」

勇者「へ?」

瑞鶴「私は、幸運艦なんかじゃない」

言ってから自分の声の低さに驚いた。苛立ちが、抑えきれなかった。

瑞鶴「私はラッキーなんかじゃない。いつだって、私は誰かの不運を見てきた」

瑞鶴「私を狙った弾が偶然逸れて、他の誰かに当たる。私の上空だけが荒れて、敵の爆撃機が他の誰かに向かう」

瑞鶴「私はそんな誰かを、見続けてきた」

勇者「瑞鶴……」

瑞鶴「中破する子がいた。大破することがいた。航行不能になって雷撃処分される子もいた。もちろん……轟沈する子だっていた」

瑞鶴「親しい人たちがどんどんいなくなっていって、自分だけが残される。そんなことを、私は幸運だなんて思わない」

瑞鶴「『瑞鶴』は幸運艦なんかじゃない。ただの、呪われた船よ」

これは紛れもない、私の本心だった。

誰かの不幸を代償にした幸運。それは最早ある種の呪いだ。

瑞鶴「『死神』なのよ、私は」

自分以外を犠牲にする『死神』。私は自分をそう定義づけていた

でも、だからこそ

瑞鶴「私は、強くなりたかった」

誰も犠牲にしなくていいような、誰かの不幸を遮れるような

そんな強さが欲しかった

瑞鶴「なのに、全然ダメなの」

瑞鶴「今日だって『私以外』は全員大破なの。私だけが『小破』だった」

勇者「それは……キミのせいじゃないだろう」

瑞鶴「直接的に私が関係しているかどうかは問題じゃない。問題は、私がみんなを守れなかったこと。私だけが、被害を負わなかったこと」

勇者「……」

瑞鶴「……あなたに話しても意味がないことだったわね。じゃ、もう行くから」

頭の中がぐちゃぐちゃで、どうすればいいのか分からなかった。だから逃げ出した。

――――もしかしたら、慰めて欲しかったのかもしれなかった

誰だよ瑞鶴の特別編書こうとか思った奴。うん、私ですね

ごめんなさい。何でもしまかぜなので今日はこれで許してください

最近忙しくて更新できなくてすみませんでした!とりあえず落ち着いたのでしばらくは前みたいに更新できそうです

瑞鶴の特別編は一旦ここまでにしたいと思います。このままだと通常の話の進行に影響が出そうなので。きちんと最後まで書き終わったら、別スレを建てます。

明日のイベント安価を取ります。前回と同じ方式でコンマ判定していきます

①鈴谷、夕立、瑞鳳、秋月、加賀、浜風、他鎮守府(横須賀、呉)

②山城、漣、ヤミナ

以上の艦娘たちから好きな子を選んでください。①の子達はコンマ奇数、山城・漣は00以外のゾロ目、ヤミナは00でコンマ判定成功

コンマ判定失敗の場合は安価↓にズレてまたコンマ判定。これを十回繰り返すまでに決まらなかったら>>520と同じ方法でやります

それでは安価スタート

~ある日の鎮守府~

秋月「司令!」バンッ

提督「どうした秋月」

秋月「え、えっと、その……牛缶が空を飛んでいました!」

提督「……そうか」スタスタ

提督「うん、お前はよく頑張ったよ」ナデナデ

秋月「な、なんで頭を撫でるんですか!?」

提督「秋月、よく聞け。その程度の嘘じゃ、誰も騙せないぞ?」

秋月「え?」

提督「エイプリルフールの嘘なんだろ?」

秋月「……バレてたんですか」

提督「むしろ何故バレないと思ったのか」

秋月「うう……朝から色々やってるのに、誰も騙されないんです……」

提督「そりゃそうだろうな。お前嘘下手すぎ」

秋月「じゃあそういう司令はどうなんですか?」

提督「俺?俺はアレだよ。超余裕で騙せるよ」

秋月「じゃあやってみてください」

提督「えー……仕方ないなあ」

提督「んじゃ、ちょっとついて来い」スタスタ

提督「お、いたいた。漣ー」

漣「?どうしたんですかご主人様」

提督「なあ漣、実は俺……彼女が出来たんだ」

秋月「ええ!?」

漣「……ご主人様、寝言は寝てから言ってください。それともそれがエイプリルフール用の嘘なんですか?」

提督「なはは……バレちまったか」

漣「ったく、当たり前じゃないですか。でも、もしかしたら万が一にも奇跡的に信じてしまう人がいるかもしれないので、あまりそういう嘘は言わないほうがいいですよ。誤解を受けます」

提督「それもそうだな……それに、好きな人に誤解されても困るし」

漣「へ?」

提督「ああいや、それに関しては大丈夫か。騙されなかったし」

漣「え?え?そ、それって……」

提督「漣、実は俺……お前のことが好きなんだ」キリッ

漣「……」ボンッ

漣「あ、あのですね!漣としてもその気持ちは嬉しいんですがいきなり言われるとこ、心の準備ガですねっ!」///

提督「漣……」

漣「にゃ、にゃあ!?」

漣(こ、この流れはキスですか!?キスなんですか!?ど、どうしよ!とりあえず目を瞑った方がいいのかな!?)ギュッ

提督「……」

漣「……」

提督「なーんてな」ピンッ

漣「はにゃ!……へ?」

提督「まんまと騙されたな!今までのすべてエイプリルフールの嘘だ!」

漣「え?」

提督「いやーこんなに簡単にひっかっかってくれるとは思わなかったぜ」

漣「え?」

提督「どうだ秋月。余裕だったろ?」

秋月「あ、はい。そうですね」

提督「さて、そんじゃ仕事に戻るかな」グイッ

提督「……あの、漣さん?どうして私の腕を掴んでいらっしゃるんでしょう」

漣「ご主人様、今日はエイプリルフールですからね。漣は別に怒ってないし、怒ってたとしても許します」

提督「いや、その割にはなんかドス黒いオーラが……ぎゃあああああああ!!!!腕が!腕が!」グリンッ

漣「――――もちろん、そんなの嘘ですけどね」ガシャンッ

提督「ちょっ、流石に艤装は洒落にならな――――」

ドカーン

秋月(司令、あなたの勇姿を、秋月は決して忘れません)

提督「ひ、酷い目に遭った......」

秋月「あんな嘘を吐くからですよ」

提督「まさかあんなにあっさり信じられた挙げ句に、ここまで怒られるとは......」

秋月「まったく、司令は女心を分かってません!」プンスカ

提督「そんなことないさ。むしろ俺ほど女の子の心を分かっている人間はそういないね」

秋月「本当ですか?」ジトー

提督「もちろん」

秋月「じゃあ私が今から言おうとしてることは、分かりますか?」ポスッ

提督「へ?あ、秋月?」

春の陽気を運ぶ陽の光に照らされる室内で、男は後ろから抱きついてきた少女に意識を向ける

秋月「司令」

そう呼ぶ少女の声はどこか熱っぽく、なんとも言えない色気を醸し出していた

秋月「私、実はずっと司令のことがーーーー」



秋月「ーーーー大好きでした。私は、あなたを、1人の男性として愛しています」



提督「......」

男は、何も言えない。自分が何を言われたのか、咄嗟に理解できなかった

そして数秒かけてようやく理解し、大いに慌てそうになったときーーーー

秋月「もちろん、嘘なんですけどね」

少女が悪戯っぽい顔で言った

秋月「エイプリルフールの嘘です。司令のを真似してみたんですが......騙されました?」

提督「あ、ああ......見事に騙された」

秋月「どんなもんです。秋月だって頑張ればこのくらいできるんですよ」

提督「凄いと思うよ。一瞬本気で騙されかけた。役者になれるんじゃないか?」

秋月「騙されませんよ」

提督「いや、正直な感想なんだが」

秋月「ふふっ、そういうことにしておいてあげます。では、秋月は仕事に戻りますね」スタスタ

バタン

提督「ふぅ、まさか秋月にあんな才能があるとは」

提督「それにあのときの秋月......可愛かったな。すごく」

秋月「やっぱり、まだ伝えるには早いですよね」

少女は一つ嘘を吐いた

秋月「今日は誤魔化しちゃったけど、次こそは――――」

ほんの些細な一つの嘘を

秋月「――――この気持ちを司令に」

『本当』を『嘘』だという、嘘を吐いた

今日はこれで終わり。久しぶりに頑張りました

しかしここで悲しいお知らせがあります。>>1の都合によりこのスレは今日で終わりになります。

大変残念なことですが、もしいつかまた私のスレを見かけたらそのときはよろしくお願いします

最後に

今日の日付を確認してからもう一度上記のお知らせを読みましょう☆

~ある日の鎮守府~

提督「異動の季節だ」

榛名「はい?」

提督「異動の、季節なんだ」

榛名「いや急に何を言い出すんですか」

提督「大本営から届いたんだよ。人事異動の通達が」

榛名「へぇー……へぇ……へ?」

榛名「ええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!????????????」



どうやら異動の季節がやってきたようです

榛名「そ、そそそそそそれは本当ですか!?」

提督「ああ」

榛名「は、榛名は!?榛名は異動じゃありませんよね!?」

提督「大丈夫だ。そこは問題ない」

榛名「そ、そうですか。それで、うちから行くのはどなたなんですか?」

提督「いや、それはまだいい」

榛名「何故?」

提督「その前に、建造をやってしまおうと思う」

榛名「建造?」

提督「ああ。ずっと出していた要望がようやく通ってな。三隻建造することになった」

榛名「それとあれとに何の関係が?」

提督「建造で新しく増えた艦娘のことも考慮して微調整をするらしい」

榛名「はあ」

提督「だから今日は建造祭りだ!回したるぜー!」

~工廠~

提督「やってまいりました工廠!」

工廠妖精『本日は何の御用で?』カキカキ

提督「建造を頼みたい」

工廠妖精「!」パアアッ

工廠妖精『任せて!頑張る!』カキカキ

提督「うむ、任せた。資材は……まずはこのくらいでいいか」

工廠妖精『了解しました。22分間お待ちください』カキカキ

提督「おう。さて、どんな艦娘が出てくることやら」

~22分後~

朝潮「駆逐艦、朝潮です。勝負ならいつでも受けて立つ覚悟です」

提督「俺はこの鎮守府の提督だ。よろしく朝潮。俺はキミを歓迎する」

朝潮「ありがとうございます!」ビシッ

提督「さあて次のも建造しちゃうか。資源の分配はどれくらいにしようかなー?」



安価↓1 通常建造で出る艦娘でまだ未登場、かつ(朧、曙、潮、暁)以外の艦娘

提督「よし、こんなもんでいいだろう!」

工廠妖精『また22分後に来てください』カキカキ

提督「あいあいさー!」

~再び22分後~

五月雨「五月雨っていいます!よろしくお願いします!」

提督「あいよ、俺がこの鎮守府の提督だ。これからよろしくな、五月雨」

五月雨「はい!護衛任務はお任せください!」



提督「次でラストか……どうせならやっちまうか!」



安価↓3 大型建造で出る艦娘でまだ未登場の艦娘

提督「しゃあっ!やったるぜ!もうドバドバ入れちゃうぜ!」

工廠妖精『6時間40分後に来てくだち』カキカキ

提督「おk」

~6時間40分後~

大鳳「そう……私が大鳳。出迎え、ありがとうございます」ガチガチ

提督「あー、うん。俺は提督。よろしく大鳳。それと、そんな堅くならなくていいんだぞ?」

大鳳「い、いえっ!そういうわけには!」アタフタ

提督「いいっていいって。どうせここじゃ俺の威厳なんてあってないようなもんだし。もうちょっとフランクに接してくれるほうがやりやすい」

大鳳「わ、わかり……わかったわ。こんな感じでいい……かしら」

提督「うむ、それじゃ改めてよろしく、大鳳」

大鳳「ええ、提督……あなたと機動部隊に勝利を!」

今日はこれで終わり。明日はイベントやります。いつものシリアスじゃなくてもうちょっとバカ騒ぎっぽい感じのを

異動する艦娘については追って描写いたします

追伸

安価で朝潮が確定枠だったのは大分前に取った安価を消化するためです。そして安価で除外されている四人の艦娘にそれぞれ意味があります。その意味が分かれば……もしかしたら、あなたは結末へと近づけるかもしれません

それとエイプリルフールで秋月とのイベントをやったのにアレをやり忘れてたので今やっちゃいます

~提督の脳の一部が、拡張されました~

対象:秋月

恋愛度:☆1

状態:気づかない程度の想い

~ある日の鎮守府~

どんちゃん♪どんちゃん♪

大鳳「えーっと……これは、いったいどういう状況なのかしら」

榛名「おや大鳳さん。こんな隅っこで何してるんですか?」

大鳳「榛名。その、なんでこんなことになってるのかを思い出そうとしてて」

榛名「なんでって……そりゃあ、鎮守府に新しい仲間が増えたから歓迎会を開いたに決まってるじゃないですか」



夕立「とりあえず飲むっぽい~!」

五月雨「え、ええ!?」

雷「こら!駆逐艦はお酒飲んじゃダメって司令官が言ってたでしょ!」

夕立「そうだったっぽい~?」



秋月「朝潮ちゃん、楽しんでますか?」

朝潮「は、はい!」

不知火「そんなに緊張しなくても大丈夫です」

朝潮「あ、あはは……」

不知火「?」

秋月「それを無表情で言われたら反応に困りますね、確かに」



榛名「ね?」

大鳳「いや、うんまあ、そうね。でも」

大鳳「異動があるのよね、そろそろ。だったら異動が全部終わってからまとめてやった方が効率的なんじゃ……」

榛名「……」ピシッ

大鳳「は、榛名?」

榛名「大鳳さん。人と人との友情に、効率なんて関係ないんですよ」ニコッ

大鳳「え、あ、うん」

榛名「あ、あっちで面白そうなことやってますよ。見に行ってみましょう!」

大鳳「ちょ、あまり引っ張らないでぇ!」



漣「さあさ寄ってらっしゃい見てらっしゃい!突如始まった料理対決!我こそはと思う人は是非参加してみてください!あ、トトカルチョは電ちゃんの方でやってます!」

榛名「漣さん、料理対決って誰が出るんですか?」

漣「えっと、今のところは大和さんと加賀さん、熊野さんだったかな?」

榛名「その三人が出てるならもうこれ以上は参加者は増えなさそうですね」

大鳳「料理上手なの?その三人」

榛名「はい。うちの鎮守府ではトップクラスの人たちです。武蔵さんは出てないんですか?」

漣「『こういうときくらい気兼ねせずに飲んで騒ぎたい』だってさ」

榛名「なるほど」クスッ

漣「さて、そろそろ締め切りかな?他に出る人いませんかー?」

提督「はいはい」

漣「ご主人様。出るんですか?」

提督「おうとも」

漣「分かりました。そんじゃ、この腕章付けて奥に進んでくださいねー」

大鳳「提督は?お料理できるの?」

榛名「さ、さあ?お菓子が作れるのは知ってますけど……料理当番のときは皿洗いばっかりやってますからねあの人」

大鳳「ふぅん」



漣「それじゃあそろそろ始めまーす!まずはとっても愉快で素敵な審査員の方達からご紹介しましょう!」

漣「まずはこの人!この鎮守府で『食』について語るなら避けては通れない!日本が誇る正規空母!一航戦の赤城さんです!」

赤城「美味しいご飯が食べられると聞いて」

漣「次はこの方!駆逐艦のくせに食事量だけは戦艦並み、たまにぶっ飛ばした深海棲艦すら食べてるのではないかと噂されている!ソロモンの悪夢こと夕立さんです!」

夕立「ぽいぽいっぽい!」

漣「そしてラスト!全国を巡りありとあらゆるグルメを堪能してきた、日本海軍が誇る広報担当!重巡洋艦の青葉さんです!」

青葉「どもっ!青葉です!」

漣「続いて参加者達をご紹介しましょう!」

漣「その料理の腕前はホテル並み、今回の優勝候補筆頭の大和さん!」

大和「が、頑張ります!」

漣「自分で作って自分で食べる!自らの舌を満足させるために積み重ねてきた研鑽は審査員にも届くのか!?加賀さん!」

加賀「優勝は譲れません」

漣「家庭的な料理が上手で、鎮守府で最も嫁力が高いのではないかと専らの噂!神戸きってのお洒落な重巡、熊野さん!」

熊野「精一杯やらせて頂きますわ」

漣「お菓子作りはやたら上手いが料理の腕はぶっちゃけ未知数!この一年でほぼ皿洗いしかしてこなかった男!漣のご主人様こと提督!」

提督「……」

漣「以上の四人が参加者となります!なお、優勝者には食堂と間宮で使えるお食事券が進呈されます!参加者の皆さんは頑張ってください!」

漣「それでは今から十分後に調理を始めていただきます!制限時間は三十分!その間で作れるのなら何品作ってもらってもかまいません!ちなみに米は既に炊いてありますのでご安心を!」

漣「トトカルチョは調理終了と共に締め切りますので、それまでじっくりと予想しててください!」

今日はここまで。料理対決は次回へ続く

DD3を一気に視聴しましたが、やはりノワが一番可愛かったので私は猫派です

QBと契約した後にレイジングハートのエクセリオンモードを使えば穢れも溜まらないし反動で体がボロボロになっても治せるから便利じゃないかと思いました

始めます

漣「制限時間は三十分と言ったな?あれは嘘だ!というわけで調理終了です!参加者の皆様は手を止めてください!トトカルチョも締め切りです!電ちゃん戻ってきていいよ!」

ナノデスー!

漣「えー、現在手元に来た資料によりますと、トトカルチョの倍率はこんな感じになってます」


大和……1.4倍

加賀……3.2倍

熊野……2.6倍

提督……123.9倍


漣「やはり予想一位は大本命の大和さん!次いで熊野さん、加賀さんです!ご主人様は論外ですね!なんですか三桁って!」

提督「うっせーやい!」

漣「それでは気を取り直して審査に移っていきましょう!まずは優勝候補筆頭の大和さん!お願いします!」

大和「は、はい!大和、推して参ります!」ガラガラ

コトッ コトッ コトッ

漣「これは……フレンチですか?」

大和「はい。時間の都合でスープとメインとサラダしか出せませんでしたし、すべて一斉に出してしまいましたが」

漣「それはもうプログラムの都合なんでしゃーなしです!それでは審査員の皆さん、審査をどうぞ!」

赤城「いただきます。それではまずはポトフから」ハフッ

赤城「美味しいです……!時間が少なかったはずなのに良く煮込まれていて……野菜もお肉も口の中でホロリと崩れます。お肉は飛騨牛ですね」

夕立「じゃあ夕立はメインのお魚から行くっぽい!」ハムッ

夕立「はむはむ……うん、いい感じ!バターの香りが魚の風味を邪魔しない程度に彩って、とっても美味しいっぽい!」

青葉「じゃあ青葉はサラダを頂きますね!鴨のローストとレタスとトマト中心のサラダ。きちんとサラダと肉料理がセットになってるのは本場っぽいですね!グッドです!」モグモグ

青葉「味も文句なしです!全国を巡った青葉ですが、これほど美味しいフランス料理にはあんまり見たこと無いです!」

漣「審査員の評価はみんな高評価!流石ホテル大和!」

大和「ホテルじゃありません!」

漣「それでは点数発表と行きましょう!ちなみに一人十点の計三十点です!それではどうぞ!」


赤城つ8点

夕立つ10点

青葉つ9点


漣「8点!10点!9点!合計二十七点!いきなりの高得点です!これはもう優勝は決まったか!?」

大和「あ、ありがとうございます!」

漣「それでは次にいってみましょう!加賀さんお願いします!」

加賀「はい」ガラガラ

コトッ コトッ コトッ

漣「和食!圧倒的和食!加賀さんは和風美人っぽいイメージそのままに和食で勝負するようです!」

加賀「どうぞ、召し上がれ」

赤城「筍ご飯ですか。美味しそうです」モグモグ

赤城「うん、きっちり旬を押さえてるからか、筍の良い風味が鼻から抜けるようです」

夕立「こっちは肉じゃがっぽい!いただきます!」モグモグ

夕立「大和のポトフに負けず劣らず、こっちもよく煮込まれてるっぽい。ジャガイモもお肉も噛んだ瞬間にしっかりと美味しさを伝えてとろけるわ」

青葉「青葉、おひたし行きます!」モグモグ

青葉「美味しいです!春菊の触感を残しつつ、おひたしらしさを出していますね!」

漣「こちらもかなりの好評!さっそく発表に行ってみましょう!」


赤城つ9点

夕立つ9点

青葉つ8点


漣「9点9点8点!合計二十六点で惜しくも大和さんには届かず!残念でした!」

加賀「くっ」

漣「それじゃあじゃんじゃん行きましょう!お次は熊野さん!どうぞ!」

熊野「承りましたわ」ガラガラ

コトッ コトッ コトッ

漣「おおっと!前の二人は審査員三人がコメントしやすいように三品用意していましたが、どうやら熊野さんは一品のようです!そしてあの皿の形状とこの匂いから考えるに……カレーですね!」

熊野「ご明察ですわ♪」

赤城「カレー、いいですね!カレー!」モグモグ

夕立「夕立カレー大好きっぽい!」モグモグ

青葉「青葉はカレーには少しうるさいですよ?」モグモグ

赤城・夕立・青葉「「「……!」」」

赤城・夕立・青葉「「「美味しい!(っぽい!)」」」

赤城「寝かせたわけでもないのに一日経ったときと同じコク……まるで魔法みたいです!」

夕立「じゃがいもも人参もたまねぎも、完全には溶けきらないようにほどよく煮込まれててとっても美味しいっぽい!」

青葉「そしてお肉は神戸牛ですよ!神戸牛!煮込み系に合うかどうかは知りませんが、このカレーに限って言えばバッチリ合ってます!」

漣「またもや高評価!ハイレベルな熱戦が繰り広げられています!」

漣「それでは発表に移りましょう!」


赤城つ10点

夕立つ9点

青葉つ10点


漣「こ、これは……!10点、9点、10点で合計二十九点!大和さんの二十七点を超え、熊野さんが一位に躍り出たぁ!」

熊野「やりましたわ!」

漣「えー、次はご主人様の番ですが……ぶっちゃけもう結果は見えてるくさいのでやっぱりやめません?」

提督「おいコラ」

漣「だってご主人様が優勝するには満点の三十点を取るしかないんですよ?分かってます?」

提督「分かってるよ。やってやるさ」

漣「そこまで言うなら仕方ありませんね。それでは運んできてどうぞ!」

提督「久しぶりの料理だから、少し張り切りすぎたな」ガラガラ

ズラーッ

漣「え?こ、これは……?」

提督「中華料理の王道、満漢全席だ」ニヤッ

漣「こ、これはこれは!まさかの事態です!もしかしたらもしかしてご主人様ってマジで料理出来たんですか!?」

提督「当たり前だろ」

赤城「はむっ!エビチリも焼売も美味しいです!」モグモグ

夕立「小龍包も美味しいっぽい!あ、こっちの餃子も美味しそう!」モグモグ

青葉「炒飯、拉麺、天津飯にあんかけ焼きそば……まさに至れり尽くせりとはこのことですね!」モグモグ

漣「高評価!恐らくこの場の誰も予想してなかったであろう光景が目の前にあります!高評価です!」

提督「ほら、早く点数」

漣「そ、そうですね!それではお願いします!」


赤城つ10点

夕立つ10点

青葉つ10点


漣「き、決まったあ!二十九点の熊野さんを抜き去り、満点で見事一位を取りましたッ!流石ご主人様!漣は最初から信じていました!」

提督「どう考えても、俺が一番ってことだな」

漣「それではこれより表彰と賞品授与に移りたいと思います!トトカルチョ参加者への配当は電ちゃんが渡します!」

!スデノナ

~~~~~

ヤンヤヤンヤ

提督「ふぅ」

榛名「お疲れ様です提督」

提督「おう、ありがとな」

榛名「いえいえ。こちらこそこんな美味しいお料理を提供してくださって感謝してます」

提督「久しぶりに作ったからな。加減が分からなくて作りすぎた」

榛名「よくあの短時間でこれだけの量を作れましたね」

提督「人類に不可能は無いってことだよ」

榛名「そうですか」

榛名「そういえば提督って誰に教わったんですか?こんなに上手なんですから、プロに教わったとか?」

提督「いや、母親にだよ。『一人前のジェントルマンになるにはお料理くらい完璧じゃないとね!』とか言われて徹底的に仕込まれた」

榛名「面白いお母様ですね」

提督「バケモノみたいな人だったよ」

榛名「何で今までお料理しなかったんですか?」

提督「俺以外にも作れる奴がいたし、強制されない環境に来れたからな。横須賀にいた時は俺以上のがいたし」

榛名「ああ、天龍さん」

提督「それに、料理はやっぱり作るより作ってもらう方が嬉しいよ。面倒が無いし」

榛名「最後の一言余計じゃないですか……?」

提督「気にしない気にしない。んじゃ、俺は適当にぶらついてくるわ」スタスタ

榛名「やれやれ、本当に自由な人ですね」

榛名(でもまあ、提督の新しい一面も知れたし、なにより――――)



その日、駆逐艦一名と戦艦一名の懐が急に暖かくなったそうな。

空腹時に何書いてんでしょう私……資料と称して画像見まくったから余計にお腹が……

次回は駆逐艦!の前に異動する艦娘の発表を行います!こうしてまた一人また一人とイベントが起きづらい艦娘が増えていく……

追記:トトカルチョってサッカー賭博のことらしいですね。書き終わってから気づきました。脳内補完しておいてください

そろそろ軽巡の改二も増やして頂きたい今日この頃。球磨ちゃんとかどうクマ?

開始します

~ある日の横須賀~

叢雲「はあぁぁぁぁぁ……」ドヨーン



明石「どうしたの?あれ」

磯風「ん?ああ、明石か。あれとは叢雲のことか?」

明石「ええ。いつも毅然としてる叢雲ちゃんがここ最近ずっとどんよりしてるから気になって」

磯風「島風が大本営からの任務で各地を巡っていてなかなか帰ってこないからな。そろそろ限界なんだろう」

明石「恋する乙女は大変なのねー」

磯風「そうだな」ズズー

明石「そういえば磯風ちゃんも愛しの提督さんとやらとは滅多に会えないんだっけ。難儀だねぇ」ズズー

磯風「ブフッ!」

明石「うわ汚っ!」

磯風「きゅ、急に何を言い出すんだ!」

明石「ごめんごめん。まさかそんなに慌てるとは思わなくて」

磯風「まったく……」ハムハム

明石「あ、それ私のお饅頭!」

磯風「人をからかった罰だ」ムグムグ

明石「そんなぁ……別にからかったわけじゃないのにぃ」

オウッ!

磯風「ん?今、何か聞こえなかったか?」

明石「さあ?人のお饅頭を買ってに取ったから空耳でも聞こえたんじゃないかしら」ブスー

磯風「それはいったいどういう理屈だ……おっ、叢雲が凄い勢いで出て行ったぞ。ということは島風が帰ってきたのか」

明石「叢雲ちゃん、よく気づけたね」

磯風「この鎮守府の監視カメラの映像をリアルタイムで確認できるからな、叢雲は」

明石「えっ、それ本当?」

磯風「ああ」

明石「プライバシーの侵害ってレベルじゃないわねーそれ」

島風「たっだいまー!」バンッ

磯風「おかえり島風」

明石「おかえりなさーい……あれ?叢雲ちゃんは?」

島風「叢雲?見てないよー?」

叢雲「島風ー!」ダッ ギュッ

島風「おうっ!?」

明石「あ、来た」

叢雲「やっと帰ってきたわね!遅いじゃない!」ギュー

島風「なんで私、怒られながら抱きしめられてるの!?」

磯風「自分で考えろ」

明石「叢雲ちゃんの貴重なデレ、ごちそうさまです。ありがたや、ありがたや」

島風「誰か助けようよ!」

叢雲「そんなことより島風!ほら、どう?」

島風「よ、ようやく開放された……で、え?何?」

叢雲「ほら、私の姿を見て何かないのかってことよ!」

島風「……ああ!」

叢雲「ふっ、気づいたようね。そう、私なんと改n――――」

島風「叢雲、太った?」

叢雲「iに、なっ……」ピシッ

明石「あ、固まった」

叢雲「……」ブッスー

島風「叢雲ー?」

叢雲「……」

島風「おーい、叢雲さーん?」

叢雲「……」

島風「叢雲ー!ごめんってばー!」

叢雲「島風なんて、もう知らないんだから」プイッ

島風「うう……」



磯風「完全に拗ねてるな」

明石「そうだねぇ」ズズー

ガチャッ

天龍「よっ」

明石「げっ、天龍さん」

天龍「そう露骨に嫌な顔をするなよ明石。そんなに仕事増やされたいのか?」

明石「ごめんなさい」ドゲザ

磯風「それで?天龍は何しに来たんだ?」

天龍「ちょっとお前らに伝えなきゃならんことがあってな……と、その前にあの二人はいったいどうしたんだ?」

明石「島風ちゃんが叢雲ちゃんを拗ねさせました」

天龍「なるほど。おい!そこの二人!特に叢雲!」

叢雲「……何?」

天龍「通達があるからこっちに集まれ。それと、改二になったのに褒められる前に『太った?』って聞かれたからってそんなに拗ねるな」

叢雲「なんでそんなに詳しく分かるのよ!」

天龍「さあな。ほら、いいから早く集まれ」

天龍「通達ってのは他でもない、異動の件だ」

島風「おぅっ!私が色んなところに書類運んだヤツだよね!」

天龍「その通り。島風は今回の働きで臨時ボーナスが出たから、後で渡すからな」

島風「やったー!」

明石「臨時ボーナス、いいなぁ……」

叢雲(お詫び代わりにデートに連れてってもらおうかしら……い、いや!流石にそれは大胆すぎるわよね!うん!)

磯風「島風の臨時ボーナスはいいとして、初霜とビスマルクは伝えなくていいのか?」

天龍「あの二人にはさっき執務室で伝えたよ。まあ、いつもどおり喧嘩してる最中だったからちゃんと聞いてたかどうかは知らないがな」

明石「愛宕さんは?」

愛宕「ぱんぱかぱーん!呼んだかしらー?」

明石「ふわおっ!び、ビックリした」

天龍「愛宕はずっとドアの陰に隠れてたんだよ。そんじゃ、発表するぞ。うちから異動するのは――――」

島風(ボーナス何に使おうかな……)

叢雲(異動しませんように!異動するなら島風も一緒!逆もまた然り!)

磯風(なるようにしかならないだろうが……どうせ異動するなら岩川が……)

愛宕(どうなるのかしらー?)

明石(異動したいわー本気で。出来れば前の仕事に戻してほしいなぁ……)



天龍「――――愛宕と磯風。以上二名だ」

愛宕「あらあらー」

磯風「ふむ、そうか」

島風「えー!二人とも違う場所に行っちゃうのー!?」

叢雲「私(と島風)が異動なしなのは良かったけど、二人がいなくなるのは寂しいわね」

明石「ああ、数少ないこの鎮守府の常識人枠が……」

天龍「こらこら、まだ連絡は終わってないんだぞ。二人の移動先はそれぞれ、愛宕が舞鶴、磯風が岩川だ」

愛宕「舞鶴ね。京都ってことは舞妓さんに会えるのかしらー?」

磯風「い、岩川か。そうか……ふふっ」

明石「磯風ちゃん良かったねー」

磯風「うむ……って、何の話だ!?」

明石「さあ?」

磯風「ぐぬぬ……」

天龍「連絡は以上だ。何か聞きたいことはあるか?」

叢雲「うちから出るのは分かったけど、逆にうちに来るのはどんなのなの?」

天龍「そうだな……岩川と大湊からと、後は大本営から新人が送られてくるみたいだ」

島風「具体的にはー?」

天龍「それは来てからのお楽しみってな。駆逐艦は増えるみたいだぞ」

島風「ほんとー?お友達が増えるね!」

叢雲「そうね」

天龍「『異動は迅速に行うこと』って指令が来てるから、なるべく早く荷造りしてくれ」

愛宕「分かったわー」

磯風「了解した」

天龍「そんじゃ今日はお別れ会としていっちょ派手に宴会でもやるか。島風、材料買ってきてくれ」

島風「りょうかーい!」

叢雲「私も行くわ」

天龍「明石は執務室でドンパチやってるバカどもを止めてきてくれ」

明石「無理ですよ!……って言っても聞き入れてもらえませんよね……分かりました、いってきます」

愛宕「天龍はどうするの?」

天龍「俺は作れるものから料理してく。今晩は腕によりをかけるから期待してろよな?」

磯風「それは楽しみだな」



雪風「ええ!?横須賀に異動ですか!?」

提督「うむ」

雪風「そんなぁ」

提督「そう落ち込むな。大丈夫、お前ならやっていけるさ」

雪風「うう……分かりましたしれぇ!雪風、頑張ります!」

提督「おう!その意気だ!」

愛宕(横須賀→舞鶴)磯風(横須賀→岩川)雪風(岩川→横須賀)が確定。雪風が異動になったのは島風とのレア駆逐艦つながりの模様。なお秋月は好感度システムが発動しているため異動は絶対にしない(今のところ)

というわけで今日はここまでです!いい加減リアルタイムで書くのもきつくなってくたんで書き溜めしようかと悩んでいましたが、叢雲改二のイラスト見たらどうでもよくなりました。叢雲たんの髪をもふもふしたいお!

ぽいぽいはぽいぽいでぽいぽいっぽい?(洗脳済み)

始めます

~某所~

伊168「全員揃った?」

伊58「揃ったよー!」

U-511「揃った、です」

伊168「そう。それじゃあ始めましょうか。私達、潜水艦の潜水艦による潜水艦のための会議――――『全日本潜水艦会議』を」



説明しようッ!全日本潜水艦会議とはッ!

古来より割りと辛い役目を押し付けられてきた潜水艦たち。彼女らは百年前の『第一次深海棲艦戦争』で行われた『オリョールクルージング』、通称オリョクルにより激烈な被害を受けた。
それにより全国の潜水艦娘たちから不満が爆発。事態を重く受け止めた当時の日本政府と軍上層部は彼女達に鬱憤晴らしの場を与えた。それが全日本潜水艦会議である。
大本営から支給される費用を盛大に使い、超高級ホテルのスイートルームを貸し切って行われるそれは、主に日頃の仕事の愚痴、提督や他の艦娘の文句、更には流行のファッションやお菓子の情報などといった年頃の少女らしい話や、深海棲艦の行動パターンや対潜装備の性能などの結構マジメな話まで、その話題は多岐に渡った。
百年前に戦争が終結し、艦娘が艦娘で無くなり、潜水艦娘が潜水艦娘で無くなった後も、この会議は(もちろん自費で)続けられた。
そして今。再び深海棲艦との戦争が始まり、潜水艦娘が誕生した。これにより全日本潜水艦会議も軍の金で開催されることとなったのである。
もちろん目的は百年前と変わらず、潜水艦娘たちの鬱憤晴らし。つまり――――



伊168「なんで私じゃなくてあなたが響と一緒の鎮守府なのよ!ったく、飲まなきゃやってられないわ!ゴーヤ、酒追加!」

伊58「は~い、でち」

U-511「でっち、これ食べる?って」つチャンプルー

伊58「食べるでち!もぐもぐ……ごちそうさまでち!美味しいチャンプルー、大好きです!」

U-511「……共食い?」

伊58「ゴーヤはゴーヤじゃないよぉ!」ガビーン

伊168「いいからさっさと酒持ってきなさい!」

伊58「なんかゴーヤだけ忙しいでちー!」



――――こんな感じである

~三時間後~

伊168「だからね~?響は本当に可愛いのよ!もうね!もうね!どこが可愛いって全部が可愛いの!あははははははは!」

伊58「完全に酔っ払ってるでち……」

U-511「てゆーか、これだけ飲んでまだ潰れてないのが異常、って」

伊58「それもそうでちね……」

伊168「何よ二人とも~!私に内緒で二人だけで話すんじゃないわよー!イムヤは寂しいと死んじゃうんらぞー?」

伊58「寂しさで死ぬまでにどう考えてもアル中で死ぬでち。だからもうお酒はおしまい!」

伊168「ああ~!何するのよゴーヤ~」

伊58「こ、こら!無理やり取り返そうとしない!……ユー、パス!」

U-511「おっけー……」パシッ

伊168「む~!」

伊168「ふんだ!そんなんだからゴーヤは提督との距離が一向に縮まないのよ!」

伊58「なっ」グサッ

伊168「どうせまだチューもしてないんでしょ!」

伊58「ぐはあっ、でち!」グサグサッ

U-511「そういうイムヤもしてない、って」

伊168「私はしたことあるわよー。しかも二回。そのうちの一回は響とだったわ」

U-511「!?」ガーン

伊168「しかもねー、なんとねー?残りの一回はぁ……提督となのー」 イクノクチグセトルンジャナイノー!

伊58「え、絵えええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!????????」

伊58「嘘!嘘でち!あの甲斐性なしのヘタレ提督にそんな度胸があるわけないでち!」

伊168「本当よー!まぁ、したのは私からだったけど」

訂正

伊58「え、絵えええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!????????」→伊58「え、ええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!????????」

伊168「私がまだ横須賀だった頃、夜に提督のベッドに忍び込んだのよ。それで、ちょっと悪戯心が湧いて提督にキスしたの」

伊58「そ、それで?」

伊168「そしたらなんと提督起きちゃってねー。幸いキスしたことには気づかなかったみたいだけど、もう恥ずかしくなって自棄でそのままヤっちゃおうかと思ったら……」

伊58「思ったら!?」

伊168「やんわりと止められたわ。こーんな美少女がスク水姿で迫ってきてるのにあのバカ提督は『やめとけ。自棄でそんなことしたらいつか絶対に後悔することになる』って言ったのよ」

伊58「そ、そう……」

伊58(よ、良かったぁ。何事も無くて。流石提督でち!)

伊168「ま、その後に一緒に寝たんだけどね。翌朝榛名に根掘り葉掘り聞かれて困ったわ」

伊58「添い寝……!なんて羨ましい!でち!」

伊168「ふわぁ。私もう眠くなったから寝るわねー。チェックアウトの時間までに起こして」スピー

伊58「……」

~翌日の鎮守府~

伊58「てーとくー!」

提督「おかえりゴーヤ。どうしたんだ?そんなに勢いよく走って――――って、危なっ!?」シュバッ

伊58「チッ」

提督「チッじゃねえよバカ!何いきなり人に当身喰らわせようとしてんだ!」

伊58「いいからさっさと気絶するでち!もしくは寝るでち!そしてゴーヤにキスされた後に添い寝するんでちいいいいいいいいいい!!!!!!!」

提督「お前は何を言ってるんだあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」



榛名(ああ、今日も平和ですね……さて、提督の部屋の監視カメラを起動しなければ……)

~おまけ~

伊168「あー、頭痛い……」

浜風「大丈夫ですかイムヤさん」

伊168「大丈夫よ、いつもの二日酔いだから。でも流石に昨日は飲みすぎたわ。酔っ払って途中から記憶が無い。なんかとんでもない昔話を暴露したような気もするんだけど――――」

浜風「昔話?」

伊168「いや、思い出せないし別にいいわ。思い出せないってことは大した話じゃないだろうし」

浜風「そうですか?とりあえず二日酔いの薬持ってきましょうか?」

伊168「それくらい自分でやるからいいわよ。それよりあなたは荷造りを進めなさい」

浜風「はぁ。と言っても、もう大体終わったんですが……」

伊168「あらそう?じゃあ今日は派手にパーティーでも開きましょうか。浜風とのお別れと、岩川での成功を祈って」

浜風「イムヤさん……」

伊168「もちろん、戦いだけじゃなくて恋の方の成功も、ね?」ニヤリ

浜風「なっ!?い、イムヤさん!?」///

伊168「あんまり耳元で大きな声出さないでよ。頭に響くでしょ」

浜風「出させたのはイムヤさんです!」///

伊168「それもそうねー」カラカラ

U-511「ヨーロッパの一部では挨拶としてキスをする慣習がある。だからこれも挨拶」

ヴェル「……朝っぱらからいきなり何をしようとしてるんだねこのドイツ娘は」

U-511「ユーとキス、しよ?」

ヴェル「するわけないだろう!?私達は一応、女の子同士だよ!?」

U-511「でも、イムヤとはしたって」

ヴェル「あれはあの人が勝手にやってきたの!私にそっちの趣味はない!」

U-511「大丈夫。優しく、してあげるから……」

ヴェル「ちょ、待って!待ってってば!……ぎゃー!」ズドン!

U-511「発砲は、反、則……」

ヴェル「人の唇を無理やり奪おうとするからだよ!妖精さん、ユーをドックに運んどいて」

ワカッター

ガンバルー

カニカマー

ゾロゾロ ハコビハコビ カニカマー

ヴェル「はぁ。やれやれ。私には好きな人がちゃんといるっていうのに……」

ヴェル「……まあ、この恋は、もう実らなさそうというのも、分かってるけどね」



提督「へっくしゅ!うう……ゴーヤの奴、寝込ませるために海に突き落とすとか正気か?いつか絶対にやり返してやる……」ブツブツ

おわり。今日は潜水艦たちのお話でした。今回の異動で新たに増える潜水艦娘も交えて、またいつか潜水艦会議はやりたいな……でもネタが思いつかないんだろうな……

次回は戦艦!ヒエーな話を期待しててください!

そういえば結局来週の木曜に実装される改二って誰なんでしょうね?アニメの睦月・如月、武勲の皐月・文月。個人的には誰が来ても万事オッケーなんで今からグラに期待してます。でも出来ればうーちゃんがいいっぴょん!持ってないけどな!

睦月は想定内でした。問題は残りの一人。可能性的には如月が一番高いらしいですね

始めます

~ある日の鎮守府~

金剛「ヘーイ提督ゥー……」

提督「どうした金剛。元気無さそうだな」

金剛「どうシタ……?どうしたと聞いたデスか今!?」

金剛「元気が無い理由なんて一つに決まってるじゃないデスカ!私ガ!異動!するカラ!デス!ヨ!」ブンブン

提督「お、おい!やめろっ!腕を振り回すな!もし当たったら洒落にならな――――ぎゃああああああああ!!!!!!」

~~~~~

比叡「それで、医務室に来たんですか」

提督「自然回復に任せるしかないならそうするが、使えるものがあるなら使おうと思ってな。そういう比叡こそ何でここにいるんだ?」

比叡「厨房に入ろうとしたら榛名と漣ちゃんと夕立ちゃんに全力で止められまして。その時に少し怪我をしてしまったので」

提督「うちの最高戦力は何をやってるんだ……いや、ある意味最も命に関わる仕事か……?」

比叡「ひ、酷いです!私だって進歩してるんですよ!?」

提督「具体的には?」

比叡「動かない料理を作れるようになりました!」エヘン!

提督「……まあ、前は四回に一回はクリーチャーを生産していたことに比べりゃ確かにマシなったか」ハア

比叡「次は食べても気絶しない料理を目指します!」

提督「道は険しそうだが頑張れよー」

比叡「それにしても司令!どうしてお姉さまが異動なんですか!」プンスカ

提督「俺に聞かれてもな。決めたのは大本営」

比叡「そうですけどー。まさかお姉さまが異動になるなんて……」ヨヨヨ

提督「というか俺としてはお前の反応の方が意外だったんだが」

比叡「はい?」

提督「いや、お前ならもっと全力で反対すると思ってたんだが……それこそ、自分も一緒に異動するくらいのことは言い出しかねないと思ってたぞ」

比叡「へ?」ポカン

提督「そんなこと考え付きもしなかったって顔だな。ま、それもまた一つの成長か。姉離れは悪いことじゃないし、別に気にする必要はない」

比叡「……」

比叡(そういえば、なんでだろう……なんで私は、大好きなお姉さまと離れ離れになることに納得してしまっているんだろう)

比叡(最近、お姉さまと一緒にいる時間が少なくなってた気がする。いつもいつもお姉さまを追いかけてたはずなのに……)

比叡(異動の件だって、昔の私なら提督が言ったようにもっと反対してたはず。自分も一緒に異動するって考えくらい、すぐに思いつくはず)

比叡(なんでなんだろう……なんで――――)



提督『――――比叡』



比叡「!?」ボンッ

提督「おい比叡どうした!?急に顔を赤くして……熱っ!お前これ熱あるだろ!風邪じゃないのか!?」

比叡(そうだ、どうしてお姉さまとの時間が減ったのか。それは、それは……)



……ずっと、司令を追いかけていたから。



比叡(司令を見かけたら話しかけて、色んなお話をして)

比叡(そのまま一緒にご飯を食べたり、お仕事を手伝ったり)

比叡(考えてみれば今日だって、お料理をしようと思ったときに思い浮かんでいた人は――――)

提督「…ひ…えいっ!比叡ッ!」

比叡「ハッ!」パチクリ

提督「ようやく気づいたか。話しかけても全然反応が無いから焦ったぞ」ホッ

提督「お前本当に大丈夫か……?絶対風邪だってこれ」

比叡「し、しししししししし司令!?か、顔!顔が近いです!」

提督「ん、ああ、すまん」ヒョイッ

比叡「あっ……」

比叡(って、なんでちょっと残念だって思ってるんですか!?私にはお姉さまという心に決めた方がいるのに!でも最近は……ああああ!)ブンブン

提督「こ、今度は何だ!?突然頭を押さえて悶えだして!頭痛か!?頭が痛いのか!?」

比叡「だ、大丈夫です……お、お姉さまの荷造りのお手伝いをしないといけないので、私はこれで失礼します……」

提督「あ、ああ。っと、その前に、ほら」パサッ

比叡「えっ……?」 E:提督の上着

提督「風邪引いたかもしれないならなるべくあったかくしてなきゃダメだろ?風邪薬もポケットに入ってるから、部屋に戻る途中で食堂に寄って飲んで来い」

比叡「は、はい。ありがとうございます……」

提督「いんや、気にするな。お前が倒れたら困るからな」ニコッ

比叡「っ!」ボンッ

比叡「そ、それではまひゃ!」バタンッ!

比叡「~~~~~っ!!!!!!!!」///



提督「ほ、本当に大丈夫なのか……?」



比叡(わ、私はどうしちゃったんだろうッ!いや、もう本当に!色々な意味でえええええええ!!!!!!)ダダダダダッ!



金剛「ふんだ……提督の薄情者……もういいデス。精々佐世保で楽しくやってやりマース……」ブツブツ



榛名「ハッ!これはラブコメの波動……?それも超濃密な……」



榛名にはラブコメの波動を感じ取る特別なセンサーが備わっています

金剛(岩川→佐世保)が確定

今日はこれでおわり。一レスが長くなった代わりにレス数は減る。でもどう考えても釣り合いが取れてませんね。これ以上短くなりすぎないように気をつけます

最近何故か遊戯王に復帰してゴーストリックデッキ組むためにカードを探し回っていたら更新できませんでした(言い訳)マジすんません

今回から新キャラ続々登場(予定)!

榛名「鎮守府に新たな仲間が着任しました!これより提督の攻略を始めます!」

~ある日の鎮守府~

提督「明日から大規模作戦が開始か……気を引き締めていかないと。大切な仲間を、失うわけにはいかない」キリッ

榛名「まあ、今回の作戦はうちの鎮守府は支援がメインなのでそんなに危険はありませんけどね」

提督「……人が折角格好良く決めたのに台無しにするなよ榛名」

榛名「あら、御免あそばせ」

提督「全然似合ってないなそのセリフ」

榛名「自覚はしてました」

榛名「それに気を引き締めていかないといけないのは確かですよ。先日の異動でだいぶ保有艦娘も変わりましたから」

提督「そうだよなぁ。特に金剛が抜けたのがデカイ。第一艦隊の編成を練り直さなきゃならん」

榛名「軽巡洋艦か重巡洋艦を入れてみてはどうですか?もしくは無難に戦艦とか」

提督「軽巡はともかく重巡は数がいないからなー。やっぱ戦艦か……?となると比叡か山城に……」

榛名「提督業は大変ですね」

提督「そう思うならもう少し手伝ってくれないかね秘書艦さん」

榛名「榛名は自分の仕事はきちんとやってますし。新人さんのフォローって結構大変なんですよ?」

提督「それは重々承知してるからせめて書類を切り崩すのくらいは……」

榛名「嫌ですよー。明日からの作戦に向けて全艦娘は今日一日休みにしていいって言ったのは提督です」

提督「そりゃあそうだが……」

榛名「応援だけはしてあげますよ。がんばれ、がんばれ」

提督「チアの衣装着てポンポン持って胸揺らしてくれないとやる気でない」

榛名「あんまりふざけたこと言ってると沈めますよ?」

提督「ごめんちゃいるど」

榛名「……」カチャッ

提督「この流れも久しぶりだけど落ち着け榛名!その右手に構えた主砲を今すぐ仕舞うんだ!」

コンコン

提督「おおっと来客だ!ほら榛名!早くドアを開けてやれ!」

榛名「チッ……はーい、今開けまーす」ガチャッ

能代「失礼します」

提督「ん?能代か。どうした?」

能代「阿賀野姉ぇ……じゃなくて、阿賀野型軽巡洋艦一番艦、阿賀野がこちらに伺っていないかと思いまして」

提督「阿賀野……?俺は見てないし、ここには来ていないはずだが……榛名?」

榛名「榛名も見てません」

能代「そうですか」

提督「力になれなくて悪いな」

能代「いえ、こちらこそお手数をお掛けして申し訳ありません」

提督「これくらい別にいいさ。それと、あまり堅苦しくしなくていいんだぞ?というか頼むからもう少し崩してくれ。俺が限界だ」

能代「わかりました。ですが最低限敬語は使わせてもらいますね」

提督「ああ」

能代「それでは能代は引き続き阿賀野姉ぇを探しに行くので。失礼しました」スタスタ

提督「能代も大変そうだな。ったく、阿賀野は後で叱っておかないと」

阿賀野「だって能代は『危ないから』って言って阿賀野に何もさせてくれないんだもん。阿賀野だって優秀なんだからねッ!」

提督「軽巡の一番艦で優秀ってのは他のクマーと被るし……って、ん?」

阿賀野「?提督さん、どうしたの?」

提督「……なぁ榛名。今、俺の横から聞こえるはずの無い声が聞こえた気がするんだが」

榛名「奇遇ですね。榛名もさっきから見えてはいけない者が見えています」

阿賀野「?」キョトン

提督「なんでお前がここにいるんだ阿賀野……」

阿賀野「提督さんとお話したいなーって思ったから来ちゃった!」

提督「そっかぁー、来ちゃったのかー」トオイメ

榛名「というかいつの間に入ってきてたんですか?全然気づかなかったんですが」

阿賀野「さっき能代が入ってきたときにこっそりと、ね?」

提督「探してる相手は自分の後ろにいる、か。そら能代が見つけられないわけだ」

阿賀野「阿賀野が提督さんの所に来ようとしたら『危ないし迷惑をかけちゃ悪いからダメ』って言うから……撒いたの♪」フフン

提督「クッ、てっきりポンコツ姉枠かと思ったら意外とやるじゃないか阿賀野。本当に『意外に優秀な阿賀野ちゃん』だったな」

阿賀野「えっへん!」プルンッ

提督「揺れたッ!」

榛名「そんなに揺れる胸が見たいんだったら戦艦か空母の方のところにでも行ってください。ヒロイン以外とのイベントはお断りしてますので。せめて惚れさせてからやってください」

提督「ハッハッハ嫌だな榛名。そんな簡単に女の子を惚れさせられるんならこんなに虚しいことやってないだろいい加減にしろ」

榛名「……やっぱりそろそろ本格的に何とかしないとダメそうですね。このままだと近い内に刺されて死にそうです。絶対に、絶対にあり得ませんがこうなったら榛名で治療を……」ブツブツ

提督「おい榛名。さっきから嫌そうな顔とにやけ顔の中間みたいな表情で何ぶつぶつ呟いてんだ?刺されるとか死にそうとか不穏な単語が聞こえるんだが。おーい、もしもーし」

榛名「やっぱり逆レで……いえでも初めてなんですからもっとムードとかを意識して……」ブツブツ

提督「ダメだ、聞こえてない」

阿賀野「ねえねえ提督さん、阿賀野ともお話しようよー……きゃっ」パシャッ

提督「ああ!コツコツ書き上げた書類がインクでずぶ濡れにぃ!?」

阿賀野「うええーん!服が汚れちゃったぁー!濡れて張り付いて気持ち悪いよぉ」グスグス

能代「阿賀野姉ぇ!?提督失礼します!今こっちから阿賀野姉ぇの泣き声が……って、いた!しかも服を汚してる!?もう、阿賀野姉ぇ!早く服脱いでこっちに渡して!」

阿賀野「うう、能代ぉ……」ヌギヌギ

提督「なっ、阿賀野お前せめて部屋から出たりとか……」

能代「提督が後ろを向いててください!」

提督「了解しましたー!」ザッ!


ギャーギャーワーワー!




何人かメンバーが変わっても、相変わらずこの鎮守府は騒がしいようです

今日はこれで終わり。新たに阿賀野と能代が登場しました!他にも新しく入った艦娘はいるので次回からはその子達の紹介をしていきます!

※新キャラの艦娘は、ヒロイン化しないと土曜の投票イベント、行事などのコンマイベントに参戦できません

次回は駆逐艦、かな?二周年で大幅にイメチェンしたあの二人も登場する予定にゃしぃ!

E-3まで進んだ私提督、E-1・E-2・E-3共に甲で挑んでいるがあまりにも呆気なさ過ぎて拍子抜けしてる模様。なお、E-4からが地獄らしい

というわけで始めます

~ある日の鎮守府~

提督「今日の昼は何を食べようか。オムライスに天津飯、親子丼もいいな」

榛名「ものの見事に全部卵料理ですね……卵は高カロリーなので摂り過ぎると太りますよ?」

提督「俺って太りづらいんだよね」

榛名「今、全国の女性を敵に回してことを自覚しましょうね?」

提督「毎日誰かしらに絡まれるから」

榛名「……全国の女性、特にこの鎮守府の艦娘を代表して謝ります。ごめんなさい」

提督「いや、別にいいけどね。でも流石に最近はちょっと疲れるんだよ。だって――――」

???「ぴょーんっ!司令官、これからお昼ぴょん?」

提督「出たな子兎……」

卯月「ぴょん?」

提督「何でもない。こんにちは、卯月」

榛名「こんにちは」

卯月「こんにちはだっぴょん!司令官と榛名にぃ~敬礼っ!」ビシッ

提督「で、卯月も今から昼飯なのか?」

卯月「うーちゃんはもう食べ終わったんだぴょん!」

提督「そっか」

卯月「でも、お姉ちゃん達はこれからだって言ってたぴょん!」

提督「お姉ちゃん、たち?ってことは、睦月と如月か」

卯月「そうだっぴょん!二人とも司令官ともっとお話してみたいって言ってたから、一緒に食べてあげてほしいなって」

提督「じゃ、今日はそうするか。となると睦月たちが食べ終わる前にさっさと行かないとな。行くぞ榛名」

榛名「あいあいさー」

卯月「それじゃ、うーちゃんは弥生の部屋にでも遊びに行こ~っと」ピョンピョン

~食堂~

提督「つー訳で一緒させてもらうぜ」

睦月「どういうことか全然分からないけど、歓迎するよっ」

榛名「ごめんなさい、うちのバカ提督が碌に説明もしないで」

如月「いいんですよ。ちょうど私達も司令官とお話したいって思ってもの」

提督「どうだ睦月、如月。もうここには慣れたか?」

睦月「もっちろん!みんな良い人たちで、睦月感激ぃ~!」

如月「如月も同感です。あとは強いて言うならぁ……司令官さんと、もっと距離を縮めたいかなぁ。なんてねっ♪」

提督「は、はっはっは。あんまり男をからかって遊ぶなよ?」

提督(危うく本気にするところだったぜ)

榛名「なんという小悪魔的魅力……ヒロイン化してもらえば結構な戦力に……」ブツブツ

睦月「ただ、他の姉妹と気軽に会えなくなっちゃったのはちょっと寂しいかな」

提督「そういや睦月型は駆逐艦の中でも特に数が多いんだっけか」

睦月「そうなの。今この鎮守府にいるのは睦月と如月ちゃん、弥生ちゃんとうーちゃんの四人だけだから」

如月「まあ、絶対に合えないって訳じゃないから。お休みを貰った時にでも舞鶴に帰ってみるわ」

提督「そうか。でも、無理だけはするなよ?寂しくなったら――――」ギュッ

睦月「へ?」

如月「あら」

提督「――――いつだって誰かが傍にいてやるから。もちろん、俺もな」

睦月「……うん!わかったのね!」

如月「それじゃあ早速、甘えさせてもらおうかしら♪」

提督「あ、ちょっと待って如月さん。出来れば首筋をちろちろ舐めるのはやめて頂けると……せめてR-18って警告しないと色々と……」

如月「ふふ、大丈夫……これは精々15禁だからっ♪」

睦月「如月ちゃん!ずるーい!睦月もやるにゃしぃ!」

提督「ぎゃあ!お前ら割とマジでやめ……にゃああああああああああ!!!!!!」

睦月(さっきの提督、結構格好良かったかもっ)

如月(て、照れ隠しでつい始めちゃったけど、どどどどうしよう!?いつやめればいいのぉ!?)

睦月、如月、卯月が登場。そして出てはいないけど弥生も異動してきたことが判明。駆逐艦の中でも一際ロリっぽいのが増えたよっ!

微妙にヒロイン化したっぽい話になってますが、それはまだです。出来れば今週の土曜に久しぶりのアンケイベントをやるので、そこで選択してヒロイン化してください。(前回出てきた阿賀野、能代も同様)

次回もまた駆逐艦、かな?もしくは重巡です

戦況報告

E-4まで突破。E-5夜戦マスで撤退させられて資源がヤバイ模様。高波は出した

PS.瑞鶴の話がそろそろ書き上がりそうなので、3スレ突入時にでも記念にスレ建てます

いったいいつぶりなのかというレベルで久しぶりなイベントアンケートの時間です!本日も張り切っていきましょー!

①ゴーヤのイベント

②比叡のイベント

③阿賀野のイベント

④能代のイベント

⑤睦月のイベント

⑥如月のイベント



それでは以上の選択肢から一つをお選びください。安価↓10まで

※阿賀野、能代、睦月、如月の未ヒロイン化の四人は結果に関わらず来週も登場しますが、一定期間を過ぎると選択肢に表示されなくなるためヒロイン化が困難になります

こんなに如月の人気(というか認知度)が上がったのもアニメの影響が多少はあると嬉しい今日この頃。一位は如月、二位は睦月。圧倒的な票差

それでは始めます

~キス島沖~

漣「徹底的に、やっちまうのねっ!」バンッ

夕立「ぽいぽいぽーい!」ドドンッ



S 勝利!



漣「まっ、ざっとこんなもんですかね」

夕立「夕立ったら、結構頑張ったっぽい?帰ったら提督に褒めてもらお~!」MVP

睦月「すっごおい……」ポカーン

如月「同じ駆逐艦とは思えないわ……」ポカーン

卯月「うーちゃん達だっていーっぱい戦えばああなるぴょん!」フンスッ

弥生「……うん、頑張ろう」コクコク

漣「それじゃ帰投するよー。はぐれないようにー、フォローミー!」

夕立「夕立に続くっぽーい!」

~鎮守府~

漣「艦隊のお早いお帰りですよーっと」

提督「おかえり漣。戦果は?」

漣「3-2に沸いてきたのは一通り潰してきましたよ。しばらくは安定すると思いまっす!」

提督「ん、そうか。お疲れ様」

夕立「提督さーん!夕立頑張ったっぽいー!撫でて撫でてー!」

提督「あーはいはい。ほれ」ナデナデ

夕立「わふー!」ブンブカ

漣「ご主人様?漣のことも褒めてくれていいんですよ?」

提督「え?いや別に……」

漣「膝枕とかさせてあげてもいいです」

提督「……わぁーったよ。ここでするわけにもいかんから執務室でな」

漣「キタコレ!」

提督「睦月たちもご苦労さん。今日はもう休んでていいぞ。いつ何があるか分からんから、睦月と如月は入渠して傷を治してからな」

睦月「了解なのね!」

如月「了解しました♪」

~船渠~

睦月「はぁ~生き返る~」

如月「睦月ちゃんったら。今のおじさんみたいよ?」

睦月「ええ~そんなことないよ~。だって本当に気持ちいいし~」

如月「もうっ」

睦月「ほら如月ちゃんも早く入りなよー」

如月「はいはい」チャポン

睦月「久しぶりだね、入渠するの」

如月「そうね。舞鶴では基本的にのんびりしてるか遠征してたし」

睦月「漣ちゃんと夕立ちゃん、凄かったよねー。睦月たちもあんな風になれるかなぁ」

如月「ふふっ。『なれるかな』じゃなくて『なろう』、でしょ?」ニコッ

睦月「……その通り!睦月、頑張っちゃうのね!」

如月「……」ニコニコ / (強く、なれるかな)

睦月「そうと決まったら上がったら早速訓練しよっ!燃えてきたぁ~!」

如月「あんまり張り切りすぎて怪我しないようにね?」クスッ / (強く、なりたい)

睦月「他人事みたいに言わないの!如月ちゃんもやるんだからねっ!」

如月「え、えー。如月、今日はちょっと……」タジタジ / (強く、ならなきゃ)

睦月「ダ~メ!これはお姉ちゃん命令なのです!」

如月「む~!」ニコニコ / (強く、なろう)

如月(大切なお姉ちゃんの笑顔を、可愛い妹たちの未来を守るために)

~夕方~

如月「……」

提督「何してるんだ?」

如月「……司令官?」

提督「榛名から逃げ――――鎮守府内をパトロールしてたら後姿が見えてな。邪魔だったらどっかに消えるが?」

如月「いえ、大丈夫ですよ。折角司令官と二人っきりになれたんですもの。色々、しちゃおうかしら♪」

提督「なっ!」

如月「ふふっ、なーんちゃって」

提督「純粋な青少年の心を弄ぶなよ……」

如月「ごめんなさい、つい」

提督「全然反省してねえなぁおい……」

提督「……」

如月「……」

如月(司令官、どうしたのかな?か、からかい過ぎて怒らせちゃった?そ、そうだったとしたらどうしようっ!)アワアワ

提督「なぁ、如月」

如月「ひゃ、ひゃい!?」

提督「へ?」

如月「なぁに?司令官。如月に聞きたいこと?ちなみにスリーサイズは……」

提督「今お前噛ん―――― 如月「何のことかしら?」 ――――何でもないっすはい」

如月(は、恥ずかしいよぅ!)///

提督「で、だ。如月。お前、なんか悩んでたりするか?」

如月「え?」

提督「どうだ?」

如月「……どうして、そんなことを?」

提督「いや、さっき見えた後姿が元気無さそうだったから。俺の気のせいならいいんだ」

如月「……気のせいですよ?悩みなんて……強いて言うなら、司令官との距離の縮め方とかになら悩んでますけど、ね?」ウインク

提督「…………おいおい、いい加減にしないとお兄さん本気になっちゃうぜ?狼さんだぜ?」

如月「きゃーこわーい♪」

提督「がおー!」

榛名「てーとくー?いい加減に観念して出てきてくださーい。早くしないと実力行使で引きずり出しますよー」

提督「げっ、榛名。もうここまで来やがったのか。そんじゃな如月、また夕飯のときにでも」

如月「はーい。司令官も、頑張ってくださいね?」

提督「おう」

如月「榛名さんに捕まった後のお仕事を、ね♪」

提督「そっちかよ!ぜってぇ逃げ切ったらぁ!」タタッ

如月「ふふっ」

提督「っと、言い忘れるところだった。如月ー!」クルッ

如月「?はい」

提督「辛くなったら、苦しくなったら、悲しくなったら!真っ先に俺のところに来い!分け合うことも代わることも出来ないけど、笑顔にするくらいならしてやんよ!じゃ!」ダッ

如月「――――」

如月(辛いのは嫌だ。苦しいのは嫌だ。悲しいのは嫌だ。もう――――もう、沈むのは。みんなとお別れするのは、嫌だ)

如月「だから強くならなきゃ、いけないのに」

如月「頼っちゃダメなのに、縋っちゃダメなのに……」

如月(そんなこと言われたら、甘えたくなっちゃうじゃないですか……)

如月「もうっ!司令官のバカぁー!」

如月(でも)

如月(司令官の気持ちは、嬉しかったな)

如月「この前も思ったけど、やっぱり司令官って格好いい……って、わわっ!如月ったら、何言って……!」アワワアワワ

如月「は、早くお部屋に戻ってお姉ちゃ――――睦月ちゃん起こしてあげないと!うん、訓練の疲れもそろそろ取れたはずだしね!」タタッ

如月(お夕飯、司令官と一緒に食べられ……って、だからなんでさっきから司令官ことばっかりなのっ!?)



榛名「提督の声がしたから来てみれば……面白いものを見つけてしまいましたね」

榛名「とりあえず、如月ちゃんにさり気なく相談所の存在を伝えるところから始めましょうか」スタスタ

おめでとう!如月がヒロイン化したよ!(これで月~金の個別イベントに選ばれるようになりました)

腕が落ちてることを盛大に自覚しました。元々落ちるほどなかった腕が地面にめり込んでしまってます。時間かけてリハビリするしかないか

イベントはE-5まで突破!残るはE-6のみ!プリンレーダーと秋州島の獲得を目指して頑張ります!

①阿賀野

②能代

③睦月

④弥生

⑤卯月

以上の中から一つ選べ。範囲は↓10まで

E-6のラストダンスが終わらないので今日も更新出来なさそうです。謝罪

結局E-6は突破できず……秋津洲欲しかった……なんだよボス戦数十回中、反航戦以外が出たのが1回だけって

気を取り直してイベント書きます。アンケの結果は能代が一位、二位は弥生です

それでは始めます

結局E-6は突破できず……秋津洲欲しかった……なんだよボス戦数十回中、反航戦以外が出たのが1回だけって

気を取り直してイベント書きます。アンケの結果は能代が一位、二位は弥生です

それでは始めます

連投スマソ



~ある日の鎮守府~

提督「甘えたい」

榛名「は?」

提督「女の子に甘えて癒されたい」

榛名「急に何言い出すんですか。いいから早く書類片付けちゃってください」

提督「そう!そういうの!そういのだよ!」

榛名「はい?」

提督「俺提督なんだよ。偉いんだよ。なのにお前を始め艦娘たちと来たら全然敬ってくれないじゃん!ならせめて甘えさせてくれたっていいじゃん!」

榛名「提督が敬われないのはご自分の言動のせいでは?」

提督「シャラップ!そういう正論はいいんだよ!」

榛名「自覚してるなら直しましょうよ……」

提督「明日から頑張る。というわけで、今日1日だけでもいいので甘えさせてください」

榛名「土下座する程ですか……」

榛名「と言っても榛名は事務仕事が山のようにありますし……提督のせいで」

提督「ドンマイ」

榛名「……」

提督「俺が悪かったから主砲は降ろして……違う!副砲なら良いって意味じゃないから!」

~~~~~

榛名「で、どうするんです?提督のお願いを聞いてくれそうな方は軒並み鎮守府を空けてますが」

提督「そうなんだよなぁ。どうするか……」

榛名「……あ」

提督「ん?どしたん?」

榛名「いましたよ、甘えるのに最適な人」

提督「?」

榛名「ちょっと、呼んできますね」

いったんここまで

続きは夜に

ちょっと重要な用事を片付けていたので遅れましたすみません

では、前回の続きから

榛名「というわけで連れて来ました」

能代「あ、あの、これはいったいどういう……?」

榛名「実はですね、能代さんには提督を甘やかして頂きたいのです」

能代「はい?」

榛名「提督、説明どうぞ」

提督「かくかくしかじか」シカクイダストン

能代「なるほど。つまり、今日一日だけでも提督を日頃の重圧から解放して差し上げ、休養を取らせようということなのですね」

榛名「そうなんですか?」

提督「そうなんじゃない?」

能代「分かりました。不肖、この能代。精一杯提督の慰安任務に当たらせて頂きます!」

提督「おう、よろしく頼む」

提督(慰安って言葉にそこはかとなくエロさを感じたのは黙っておこう)

榛名「とりあえず仕事の邪魔なので別の場所に移動してくださいね?」

能代「了解です。それでは提督、よければ能代たちの部屋に行きましょう」

提督「わ、わかった」

榛名(能代さん達の部屋のカメラって何番でしたっけ……)

~阿賀野型の部屋~

能代「どうぞ。何もない所ですが」

提督「お、お邪魔しまーす」ガチガチ

能代「こちらが能代の自由に使える場所ですので、こちらに」

提督「そこら辺の区分けはきっちりしてるんだな」キョロキョロ

能代「ええ。と言っても、阿賀野姉ぇなんかはあんまり気にしていないので、しょっちゅう矢矧や酒匂に怒られていますが」ハァ

提督「その光景が目に浮かぶようだな。いっそ一人一部屋の個室制にしようか」

能代「いえ、このままでも大丈夫ですよ。部屋自体が大きいので特段不便はありませんし、何より阿賀野姉ぇのお世話がしやすいですから」

提督「そっか。ま、何故か知らんがこの鎮守府は見た目の割りに広いし未だに拡張もされてるから、他の艦娘たちの要望も聞いて決定するかな」

能代「それであの、提督?これから能代はいったい何をすれば……?」

提督「へ?うーん、そうだな……」

提督「……膝枕、とか?」

能代「膝枕ですか?」

提督「いや、流石にそんなことを無理強いするのは気が引けるし能代が嫌ならいいんだが……」

能代「別に構いませんよ」

提督「……え、マジで?」

能代「はい。その程度なら阿賀野姉ぇにもよくやってあげてますし」

提督「で、でも阿賀野は女で俺は男だよ?男はみんな狼さんになる可能性を秘めてるんだぞ」

能代「大丈夫です。能代は提督を信じてますから」ニコッ

提督「……」

提督(頑張って耐えてくれ俺の理性。この笑顔を失うわけにはいかないからな)

~~~~~

能代「どうですか提督。寝心地が悪かったりしませんか?」

提督「ゼンゼンダイジョウブダヨ。モンダイナイヨ」

能代「そうですか。なら良かったです」

提督(寝心地は悪くないけど心臓に悪い。すっげードキドキするぅ!お、女の子の太腿とはかくも柔らかいものだったのか……)

能代「次はどうしますか?子守唄でも――――」

提督「いや、それだと寝ちゃうだろ。もうちょっと能代と話してたいからそれはまた後で」

能代「そうですか……♪」

提督(落ち込んだような嬉しそうなような複雑な表情をしてらっしゃる)

提督「能代ってさ。なんでいつも阿賀野の世話焼いてんの?」

能代「どうしたんです?藪から棒に」

提督「少し気になっただけだよ。妹の能代が姉の阿賀野の世話を焼く理由は何なのかなってさ」

能代「そうですね……たくさんありますが、一番は寂しかったから、でしょうか」

提督「寂しかった?」

能代「はい。この『能代』という名前を持っていた艦は、阿賀野姉ぇ――――『阿賀野』とあまり一緒にいられませんでしたから」

提督「……」

能代「違う工廠で生まれて、配属された艦隊も別で。何より阿賀野姉ぇはすぐに、沈んじゃって」

能代「だから今度はもっと長く一緒にいられるように。阿賀野姉ぇは能代が守ってあげないと、って思ってるのかもしれません」

提督「……そうか」

能代「折角のお休み中なのに、暗い話をしてしまいましたね。すみません」

提督「いや、気にしなくていい。聞いたのは俺だしな」

能代「ふふっ。それもそうですね」

提督「なぁ、能代」

能代「?何ですか」

提督「大丈夫だよ。阿賀野は絶対に沈ませない。俺が何が何でも守りきってやる」

能代「ありがとうございます。それじゃ能代も頑張っ――――」

提督「それに」

能代「?」

提督「お前のことも、守るよ。俺は誰一人失わずにこの戦いを終わらせる。もちろん、直接戦うのはお前達で、実戦では全然役に立たないかもしれないけど。それでも最低限、お前らが笑って過ごせるように。お前らの居場所を、お前らの帰ってくるべき道を、照らすことくらいはしてみせるさ」

能代「提督……」

提督「っと、ヤバイ。徹夜明けでそろそろ眠気が限界に――――すまん能代、二時間後くらいに起こして……くぅ」

能代「……もう、寝るのが早すぎますよ提督。能代、まだ返事してないのに」

能代(この人はとても不思議な人だな。温かくて優しくて、まるで太陽みたいな――――)

能代「――――は、流石に言い過ぎかな。探照灯……うん、そのくらい。でもそうすると温かいのが表現し切れないような……」

能代「でも、何にせよ」

能代(きっとこの人となら、素敵な未来が歩める気がする)

能代「期待してますよ提督。あなたの言葉を、能代は信じてますから」ナデナデ

提督「くぅ……すぅ……」

阿賀野型軽巡洋艦2番艦、能代がヒロインになりました。これにより以下のシステムが発動します

1.通常イベントの発生

2.個別エンディングの発生

これにて能代イベント終了。大幅に遅れて重ね重ね申し訳ありませんでした

次回は前々から言っていた駆逐艦のお話です。たぶん

研修(二泊三日)に出てたせいでレべリングが終わらず、暁の改二に間に合いませんでした。クッ、レベルが足りない……!

始めます

~ある日の鎮守府~

提督「探照灯」ピカー

榛名「懐中電灯で遊んでないで仕事してください」

提督「いや、なんかやらなきゃいけない気がして」

榛名「はぁ」

提督「でもこれ手に持ってると邪魔だな。こう、肩の辺りに固定して……うおっ!眩しっ!?」

榛名「提督って馬鹿ですよね。超弩級の。スーパードレッドノートクラスの」

提督「目がぁ!目がぁ!」ゴロゴロ

榛名「というか懐中電灯みたいに光が前に収束されていたら目に光はそんなに入らないでしょう……」

提督「それもそうだな」ケロッ

提督「んじゃ、とりあえずこの懐中電灯返しに行って来るわ。夕張のところまで」

榛名「それ夕張さんのだったんですか」

提督「ああ。今の時間なら工廠にいるはずだよな?」

榛名「ええ。そのはずです」

提督「じゃ、留守は頼んだ。ついでに仕事を少しやっておいてくれてもいいんだぞ?」

榛名「いいからさっさと行ってさっさと帰ってきてください」

提督「善処はするぜー」ガチャッ スタスタ

~廊下~

提督「で、お前は何やってるんだ?陽炎」

陽炎「!」ビクンッ

陽炎「って、なんだ司令かぁ……」

提督「なんだとはなんだ。不知火に突き出すぞ」

陽炎「それだけは勘弁してください!」

提督「……どうせそんなところだろうと思ってカマをかけてみたら案の定か。で、今回は何やったんだ?ん?」

陽炎「え、えーっと、ちょっと訓練から逃げ出――――」

不知火「訓練から逃げ出したのです。折角不知火が頭を捻って訓練メニューを考えたのに、です」

陽炎「……」パクパク

提督「なるほど。そりゃ陽炎が悪いな」

陽炎「そこじゃないでしょ!不知火!いつの間にどこから出てきたの!?」

不知火「普通に後ろから歩いてきたのですが。気づかないとはやはり訓練が足りないのでは?」

陽炎「いや、訓練してもたぶん気づけるようにはならないから!」

不知火「それでは不知火はこれから陽炎を連れて訓練に戻らなければならないのでこれで」ペコリ

提督「おう、頑張れよ」ポンポン

不知火「……はい」///

陽炎「あれ?不知火、顔赤くなっ――――」ガシッ

不知火「ほら行きますよ陽炎。途中で投げ出した鎮守府外周50周に戻りましょう」ズルズル

陽炎「ちょっと待って!確か最初は10周だったはずじゃ……」

不知火「逃げ出した罰です……あと、余計なことを言いそうになった」

陽炎「後半よく聞こえなかったけど凄く私怨の混じった理不尽な理由だった気がする!」

不知火「外周が終わったら昼食にしましょうか。陽炎の分は磯風に作ってもらいましょう」

陽炎「きゃー!嫌ー!だったらずっと走ってるー!」

不知火「では外周の回数は100に……」

陽炎「不知火の鬼!悪魔!無愛想!」

不知火「……」ギロッ

陽炎「助けて司令ー!あたしこのままだと確実に死――――」

不知火「これ以上黒潮たちを待たせるのもなんですから、少し走りますね。 こ の ま ま で 」

陽炎「え?あの、あたし引きづられたまま……ぎゃあああああああああ!!!!!!」



提督「強く生きろ。陽炎」ビシッ ケイレイ ナンテ イラナイ カラ タスケテェェエエエ!!!

本日の分はこれにて終了。本当は黒潮とか浦風とか出したかったんですが、方言は難しいので先延ばすことにしました

それでは明日のイベントアンケートに入ります。以下の選択肢から一つお選びください

①不知火のイベント

②阿賀野のイベント

③睦月のイベント

④卯月のイベント

⑤弥生のイベント

⑥陽炎のイベント

範囲は↓10まで

遅くなったけど始めます

今日はみんな大好きぬいぬいのイベント

~ある日の鎮守府~

提督「これはあっちに持っていけばいいのか?」

不知火「はい、そこの棚の二段目に置いておいてください」

提督「了解」

~~~~~

提督「よ、っと。これであらかた片付いたか」

不知火「お疲れ様です。そしてありがとうございました」ペコリ

提督「いや、別にこのくらいなら全然良いさ。女の子に重いものを運ばせるのもなんだしな」

不知火「艦娘の力は普通の人より遥かに強いのですが」

提督「そうだった……でも、絵面的にアウトだし」

不知火「はぁ……そういうものですか」

提督「そういうものだ」

提督「ま、そんなことはさておいて、だ。これからどうしようか」

不知火「?」

提督「久しぶりに仕事が終わってるから今日一日暇なんだよね、俺」

不知火「そういうことでしたら……夕張さんに頂いたこの券で甘味でも食べに行きませんか?」

提督「ん?ああ、近所に新しく出来た和菓子屋の……じゃ、そこに行くか」

不知火「はい」

提督「でも俺なんかと一緒でいいのか?陽炎とかと行った方がいいんじゃ……」

不知火「いえ、不知火は、その……司令と、行きたいのです」

提督「?そっか。まあ、お前が良いなら良いんだ。そんじゃ、一回解散して準備が終わったら再集合ってことで」

不知火「分かりました」

~で、おでかけなわけですよ~

不知火「司令」

提督「おっ、やっと来たか。随分遅か……った……な……?」

不知火「すみません。陽炎と黒潮が面白がって相手をするのに手間取りまして」

提督(そう語る不知火が身に纏うのは、黒を基調として白いフリルなどをあしらったドレス――――ようするにゴスロリ服だった。ご丁寧に頭の上には小さなシルクハットが付いたヘッドドレスまで着けてきている)

提督(不知火本人の無表情系キャラと合わせて破壊的な可愛さを演出としている。どこのアンティークドールだよ。ローゼンなメイデンかよ)

不知火「あの、司令?」

提督「な、なんだっ!?」

不知火「その、不知火の格好、どこかおかしかったでしょうか……?一応、陽炎と黒潮に手伝ってもらったのですが……」モジモジ

提督(不安がる不知火マジ可愛い)

提督「大丈夫、すげえ似合ってる。あまりにも可愛すぎて少し見蕩れてた」

不知火「可愛っ!?」///

提督(いやホント、陽炎と黒潮マジGJ)

提督「それじゃ行こうか、お嬢さん?」

不知火「……からかわないでください」プイッ

提督「カカッ、悪い悪い。ほら、はぐれないように」つ

不知火「……」ピトッ

提督(やばい本気で怒らせたかも。土下座しようか)

不知火(司令に女の子として扱ってもらうのは嬉しいけど、やっぱり恥ずかしい……)///

~和菓子屋・雷電~

カラカラカラ

店員「いらっしゃいませー!」

提督「ぶっちゃけ知ってた」

店員「おやおやお客さん、どうされました?私の顔にそんな熱烈な視線を向けてきて。もしかして一目惚れってヤツですか?きゃー!私困っちゃいますー!」

不知火「司令?」ギロッ

提督「うわーいめんどくせぇ!」



~結局誤解は解けました~

店員「それではご注文がお決まりになりましたらお呼びください!」タタッ

提督「……元気っつーか疲れるテンションの人だな」

不知火「そうですね」

提督「ま、いいや……何頼もうか。タダ券あるからどれ頼んでもいいから、盛大に迷うぜ」

不知火「不知火はもう決めました」

提督「早っ!?んじゃ、俺もさっさと決めよ」ペラペラ

提督「う~む」ムムム

不知火(真剣に悩んでる司令の顔も――――)ジー

不知火(――――いいものね)ニヘラ

提督「どら焼?三色団子?苺大福も捨てがたい……」ムムム

~注文後~

店員Dさん(以後、『いなづま』)「お待たせしました。桜餅のお客様はどちらですか?」

提督「そちらです」

不知火「こちらです」

いなづま「ふふっ、とっても息ピッタリのいいカップルさんなのです」ニコッ

不知火「か、カップルでは……!」///

いなづま「では、彼氏さんの方が抹茶アイスなのです?」

提督「あ、はい」

いなづま「それでは伝票はここに置いておくので、お会計に時に持って行って下さい。それではごゆっくり、なのです」トコトコ

提督「……なんか、どっかで見たような気がする人だったな」キョトン

不知火「か、カップル……」プシュー

提督「抹茶アイス美味いけど、和菓子屋にアイスってのもどうなんだろうな」

不知火「抹茶は和の要素が強いので大丈夫なのでは?」

提督「そういうもんなのか……?」

不知火「気にしても仕方ありませんよ」

提督「それもそうか……っと、不知火。口元」

不知火「?」キョトン

提督「あんこ、付いてるぞ」

不知火「っ!」フキフキ

提督「そっちじゃない。反対だ」

不知火「……!!」フキフキ

不知火「……取れましたか?」

提督「ああ」

提督「それにしても、不知火ってちょっと抜けてるところあるよな」ククッ

不知火「不知火に落ち度でも?」

提督「落ち度は落ち度だけど、可愛い落ち度だからいいんじゃないか?」

不知火「……可愛いと言えばなんでも誤魔化されるわけでは、ありませんから」プイッ

提督「ん?何か言ったか?」

不知火「なんでもありません!」///

~食べ終わって~

提督「お会計お願いします」ピラッ

店員Rさん(以後、『いかづち』)「はーい!」

提督「会計はこの券で」

いかづち「あら?この券を持ってるってことは、もしかして近くの鎮守府の方なのかしら?」

提督「ええ、一応」

いかづち「そっか。これでも私と妹も昔は軍属だったのよ!だから、何か困ったことがあったら私を頼りなさい!どーんと頑張っちゃうわ!どーんとね!」

提督「は、はあ……」

いかづち「そっちのお嬢ちゃんも、ね?」

不知火「はい」

いかづち「それじゃ、またのご来店をお待ちしてまーす!」



提督「個性的な店員さんがいる店だったな」

不知火「そうですね。まさかこんな近くで元軍属の方が和菓子屋を始めるとは」

提督「世間ってのは狭いっつーことなのかね」



いなづま「行っちゃたのです?」

いかづち「ええ。久しぶりに甥っ子の顔が見れただけで充分に満足だったし」

いなづま「向こうはまったく気づいてくれなかったのです」

いかづち「仕方ないわよ。最後に会ったのってあの子が小さい頃だったし、私達もあの頃とだいぶ変わったもの」

いなづま「それはそうだけど……ちょっと寂しいのです」

いかづち「ま、いざとなったらバラしちゃえばいいし!そんなことよりお仕事お仕事!」

店員「てんちょーさーん!卵が爆発しましたー!」

いかづち「……の前に、バイトちゃんを助けてあげなきゃいけないようね」

いなづま「……なのです」

~帰り道~

提督「今日はありがとな不知火。貴重なタダ券使わせてもらっちゃって」

不知火「いえ、こちらこそ」

提督「……」スタスタ

不知火「……」トコトコ

不知火「あの、司令」ピタッ

提督「んー?」クルッ

不知火「その、あの、ですね」

提督「うむ」

不知火「不知火は、司令に色々なものを頂きました」

不知火「戦うこと以外に自分を見つけられなかった不知火に、楽しい生活をくれました」

春と夏の間の季節。その昼下がりに

不知火「ずっと言いたかったんです。司令に、伝えたかったんです」

一人の少女が、想いを伝える

不知火「不知火の毎日を変えてくれたのは司令です。不知火の世界に色をくれたのは司令です。だから――――」



不知火「――――ありがとうございます。不知火は貴方と出会えて、本当に幸せです」ニコッ



提督「――――」

あるいは、

不知火「どうか、しましたか?」

その笑顔は、

提督「――――いんや、何でもない。ただ不知火は本当に可愛いなと思ってさ」

季節外れの蜃気楼が見せた幻だったのかもしれない

不知火「……そういうことを気軽に言うところは、少し嫌いです」プクー

だけど、

提督「不知火に嫌われた……」ズーン

それでも、

不知火「なんて、冗談ですよ。大好きです、司令」

その輝きに、きっと偽りはなかった

本日の分終わり。ぬいぬいマジぬいぬい

次回は重巡です!見ちゃいました!

今日(というかもう昨日)には大きな地震があったので、皆さんも安全に気をつけた生活を送りましょう。ちなみに私は酔って吐きそうになったこと以外は特段被害はありませんでした

久しぶりの投下ですごめんなさい。謝罪の言葉が東京タワーの敷地面積くらいありますが、何はともあれ投下します

~ある日の鎮守府~

青葉「どもっ!青葉です!早速ですが取材よろしいでしょうか!」



青葉「すみません!少しだけお時間頂いても大丈夫ですか?ええはい、すぐ済みますので!」



青葉「赤城さん!一緒にお食事でもどうですか?お金は青葉が出しますので出来ればちょっとだけお話も……」



青葉「というわけで、ここに配属されてから毎日大忙しです!」

提督「おう、俺の鎮守府で勝手に何やらかしとるんだパパラッチ」

青葉「失敬な!青葉はきちんと取材対象に許可を取ってからですね――――」

提督「ここにある苦情を見てもそんなことが言えるかな?」

青葉「げっ……」

提督「これによると『押し売りみたいな強引さで押し切られた』とか『詐欺紛いの手口で色々聞き出された』とか……『ご飯美味しかったです』ってこれは違うか」

青葉「い、いえ、これはですね。世に真実を伝えるための尊い犠牲というかなんというかですね」アセアセ

提督「とにかく、だ。取材や報道をするなとは言わないから、やるならきちんと許可を取れ。ちなみに許可には同意書と俺の判子が必要だからな?」

青葉「うう……分かりました」ショボン

提督「だいたい、お前はいったいどこの誰に報道してるんだ?まさかTVで全国のお茶の間に……ってわけじゃないだろうし」

青葉「軍が発刊してる雑誌とか、上が運営してるサイトとかですかね」

提督「この国は本当に大丈夫か?セキュリティって言葉知ってる?」

青葉「そんなこと言われましても……元帥の指示ですし」

提督「あんのジジイは……」ハァ

青葉「まあ一応、検閲は通してるので大丈夫ですよ。それに百年前の戦争の頃から艦娘や深海棲艦の情報なんて一般の方々に駄々漏れじゃないですか」

提督「その通りだけどさ。そもそもそれがおかしいんじゃないの?」

青葉「当時は『艦娘』という兵器への理解を求めるための苦肉の策だったらしいですけどね。それと深海棲艦については第一次はそれはもう攻勢が激しかった上にあっちこっちに出没してたようで、自衛と通報の必要性が高かったので流さざるを得なかったとか」

提督「いやそこまでになる前になんとかしろよ」

青葉「ですよねぇ」

提督「そういやお前っていまやこの鎮守府の所属だけどさ、なんでまだ諜報の仕事やってんの?」

青葉「人手不足なので。つい最近新人の子が入りましたけど、まだまだ経験不足なので青葉が現役で働かされてるというわけです」

提督「なるほどね。ま、じゃあしばらくはなるべくそっちの仕事を優先させられように編成組むとするか」

青葉「ありがとうございます!……ついでに取材の許可についても緩和を……」

提督「却下。元帥にもこっちから正式に書類出すから、強引な取材は服務規程違反になる」

青葉「……艦娘の方々のプライベートな情報をお売りしましょうか?料金は頂きませんよ?」

提督「悪いな。俺は紳士だからそういうのは遠慮させてもらう」

青葉「口元をむにむにさせながら言っても説得力ありませんよ?」ニヤニヤ

提督「細かいことに目が届くのも考えものだなぁ青葉」グリグリ

青葉「い、痛っ!痛いです!痛いですってば司令官!」

提督「まったく。いつかお前が鎮守府の奴らの信頼を勝ち取ったら考えてやるよ」

青葉「本当ですか!?」ガバッ

提督「ああ。だから清廉潔白に頑張れ」ポンポン

青葉「はいっ!青葉、頑張っちゃいます!ところで司令官。実は青葉、司令官のこともっと知りたいなって思ってたんですけど――――」グッ




青葉「どもっ!毎度ありがとうございました!……ふふ。この調子で皆さんに司令官の情報を流していけば信頼を勝ち取れる日もそう遠くは……ふふっ、ふふふふふふ」

榛名「……」ジー

翌日、謎の密告者から報告を受けた提督にこってり絞られましたとさ☆

ようやく異動してきた艦娘の説明が一通り終わりました。まぁ、まだ出してないのもいますけど。浦風とか

次は他の鎮守府のお話をします。最初に見たい鎮守府はどこですか?

①横須賀

②呉

③佐世保

安価↓1~3で多いもの。同数の場合は↓4の投票を採用します

もうちょっとでうちの睦月が改二になりそうです。

始めます

~異動騒動 side横須賀~

天龍「つー訳で今日から新しい仲間が入ってくるわけだが……お前ら、喧嘩せずに仲良くしろよ?」

艦娘達『りょうかーい』

天龍「んじゃ、早速呼ぶか。おい!入ってきていいぞ!」

~一人目『雪風』~

雪風「い、岩川鎮守府から来ました雪風です!よろしくお願いします!」ビシッ

島風「久しぶり雪風!北海道旅行のとき以来だよね!」

雪風「あのときは届けてくれてありがとうね、島風ちゃん」ニコニコ

島風「えへへ……」テレテレ

叢雲「……」イライラ

天龍「つ、次の奴!」



~二人目『初風』~

初風「大湊から異動してきた初風よ。よろしく」

雪風「初風ちゃん!」ガバッ

初風「おっと……あのね雪風。また一緒の駆逐隊だった私が一緒なのが嬉しいのは分かるけど、そういうのはさっきもうやったんだから離れなさい。あと首元に腕を巻きつけるのはやめて。本当にやめて」ガクガク

~三人目『天津風』~

天津風「大本営から派遣されてきた陽炎型駆逐艦の天津風よ。久しぶり、島風」

島風「天津風!わぁー!本当に凄く久しぶりだね!」

天津風「ええ。『島風』と『天津風』が一緒の鎮守府になるのは一次の最初期以来じゃないかしら」

島風「うんうん!でもまた天津風と一緒になれて嬉しい!ほら、連装砲ちゃんも喜んでるし!」

天津風「ふふ、そうね。連装砲くんも喜んでるわ」



叢雲「がるる……!」

明石「落ち着いて叢雲ちゃん!天龍さんの目の前で騒動なんて起こしたら命に関わるから!」



~四人目『伊19』~

伊19「真打登場!海のスナイパー、イクさんなのね!」

初霜「あら、潜水艦ですか」

ビスマルク「今いる潜水艦って呉と岩川のと、あと佐世保にいるゆーだけじゃなかったの?」

伊19「ふっふーん!イクさんはついこの間、大本営で建造されたばかりなのね!」

初霜・ビスマルク「「つまりあまり役に立たない新人ってこと?」」

伊19「そういうことをはっきり言わないで欲しいのね!」ダバー

天龍「今回の異動で横須賀に来たのはこれで全員だ。編成や当番については後日通達する。他に聞きたいことはあるかー?」

明石「大したことじゃありませんけど、何だか小型の艦が多くありません?ただでさえ大型艦がビスマルクさんしかいないのに、バランスが悪過ぎるような……」

天龍「それについては俺も上に言ったんだが『ぶっちゃけお前がいるだけで充分だろ』って言われたんだよなぁ……」

島風「まあ、確かにその通りだよね」

叢雲「その気になれば一海域まるまる一人で攻略できるものね」

ビスマルク「そもそも新しく戦艦なんて来たら私の出番が減っちゃうじゃない」

初霜「資源の管理もその分大変になりますし……」チラッ

明石「これ以上仕事が増えるのは勘弁してください」

天龍「ま、そういうことだ。それじゃ他に何か……よし、なさそうだな。そんじゃお待ちかね、新人が入ってきた記念の歓迎会だ!食って飲んで騒げ
お前ら!」

島風・叢雲・ビスマルク・初霜・明石「「「「「おー!」」」」」

雪風「お、おー!」

初風「やれやれ、ここも大湊と変わらず騒がしそうね……」

天津風「久しぶりね、みんなで騒ぐっていうのも。さあ、行くわよ連装砲くん!」

伊19「イク、行くのー!」



だいたいこんな感じのことがありました

本日の分終了、続いて次回のお話の投票です

①呉

②佐世保

安価↓3で多かった方になります。それでは安価スタート

生存報告

今週末には更新できそうです。そしておそらくその時に次スレと新スレ(瑞鶴のヤツ)を建てます

葛城に設計図使ったその日に軽巡のif改装の予告。設計図は使わない方向でお願いします(土下座)

始めます

~ある日の佐世保~

ヴェル「もうやだ……艦娘なんてやめてやる」グッタリ

U-511「大、丈夫?」

ヴェル「まったくもって大丈夫じゃない……資源は順調に溜まってきたとはいえ――――」



金剛「うう~。提督が恋しいデース……」

Littorio「ん、今日も美味しく出来たわね」



ヴェル「――――この前の異動で配属されたのが戦艦二隻だからね。うちに戦艦を恒常的に運用するほどの資源はないってのに」ハァ

U-511「どんまい?で、合ってる?」

ヴェル「しかも片方は旧式の高速戦艦(笑)だし……」

金剛「私に何か文句があるなら聞いてやるDeathよ?改装したのに使いづらくなった駆逐艦サン?」ピキッ

ヴェル「いやいや、日本生まれの似非英国艦とはいえ戦艦様に文句なんてとてもとても」ピキッ

金剛「ちょっと表出るDeath。その生意気な口を二度と利けないようにしてあげマス」

ヴェル「よし分かったその喧嘩買った。雷撃処分してやるよ不良戦艦」



U-511「えっと、あの、喧嘩は良くない、よ……?」オロオロ

Littorio「いつものことだから放っておきなさい。それよりどうかしら?ドイツのシュトレーン?ってチーズを使ってあっさり目に作ってみたんだけど」

元のメンバーも加わったメンバーも少ないので短くなりました。ヴェルと金剛の仲が悪いのは前世の因縁とかそんな感じのヤツです。

続けてもう一本、今度は横鎮です

~ある日の横須賀~

天龍「ははははは!逃がさねえぞイク!」

伊19「ぎゃあああああ!!!!掠っただけでも沈みかねない威力の弾をぽんぽん撃ってくるんじゃないのね!」

迫り来る死神の猛攻を必死に避けながら潜水艦・伊19は思う。どうしてこうなったと。そしてすぐに思い当たる。

伊19『旧型の軽巡がトップなんて信じられないのね!イクを従わせたいんだったら実力を示してみるがいいの!』

どう考えても自分の迂闊なこの発言が原因だった。あれから毎日、暇さえあれば天龍の対潜訓練につき合わされているのだった。

天龍「ふぅ。ま、今日はこんなもんでいいだろ」

伊19「ぜ、ぜーぜー……」

息も絶え絶えになって天龍との訓練を終えた後は、

ビスマルク「さて、それじゃあ次は――――」

初霜「――――私達の訓練に付き合ってもらえるかしら?」

嫉妬に燃えた乙女達からの『訓練』という名の制裁が加えられるのだった。

伊19「え、あの、ちょっと休ませ――――」ガシッ

伊19「い、嫌!嫌なのねええええええええええ!!!!!」ジタバタ

そして今日も、哀れな潜水艦に絶叫が鎮守府内に木霊する。

叢雲「まったく、初霜たちも容赦ないんだから」

島風「そう思うなら止めてあげればいいのに」

叢雲「口出しした瞬間に鉄屑にされるわよ」

天津風「そう言う島風は助けてあげないの?」

島風「うーん、イクの方から頼ってきたら助けてあげようと思ってるけど」

初風「自分から手を出す気はなし、と。優しいんだかドライなんだか」

雪風「?」

初風「あー、雪風には難し過ぎる話だったわね。アイスあるけど食べる?」

雪風「ありがとう初風ちゃん!」ムギュー

初風「はいはい。暑苦しいから離れなさい」グイグイ

叢雲「し、島風?あんたもアイス食べたい?」モジモジ

島風「ん?いや別にー?」

叢雲「そ、そう」ショボン

天津風「恋の風、吹いてるわねー」

明石出てないけどこれで今日の分は終了!書くの久しぶりすぎてあんまり書けませんでした

次スレ……は、まだいい気がするなぁ。40レス残ってるし

というわけでスレ建てはまた次回!次は呉の異動話です!

やたら失踪する>>1が帰ってまいりました

徹夜明けなので半端なく眠いですが更新します

それもこれも千年○争ア○ギ○ってヤツのせいなんだ……

~ある日の呉鎮守府~

阿武隈「改二になったよ~」スタスタ

鬼怒「え?急に何?寝言は寝て言うから許され……ってうわっ!ホントだ!」

阿武隈「昨日の夜に改装するから工廠に篭るって言ったのに。信じてなかったの?」

鬼怒「うん、ぶっちゃけ冗談だと思ってた」

阿武隈「も~、ひどいな~。てゆーか鬼怒だけ?他のみんなは?」キョロキョロ

鬼怒「あー新人の訓練で近海に出てる」

阿武隈「イムヤさんも?」

鬼怒「そう」

阿武隈「へえ~。珍しいこともあるもんだね」

鬼怒「まったくだねー……っと、ちょうど帰ってきたみたいだね」 タダイマー!

白露「ああ~。疲れたぁ」グター

村雨「村雨さんもちょっと疲れちゃったわぁ」グテー

阿武隈「お疲れ様。戻ってきたのは白露型の皆だけなの?」

時雨「もう全員戻ってきてるよ。イムヤと新しく入った子達は執務室で」

春雨「長門さんと陸奥さんはお風呂です」

阿武隈「そっか。じゃ、あたしは執務室に行ってこようかな。イムヤさんに改装終了の報告しなきゃいけないし」

白露型&鬼怒『いってらっしゃ~い』フリフリ

阿武隈「みんなもちゃんとお風呂入らないと疲労抜けないよー?それと鬼怒はお昼ごはんの準備を早くすること」スタスタ

~執務室~

コンコン

伊168「入りなさい」

阿武隈「失礼します。長良型軽巡洋艦『阿武隈』第二次改装終了の報告に来ました」

伊168「ご苦労様。それで?改二になった感想はどう?」

阿武隈「身体の奥から力が溢れてくるような気がする。今なら北上さんにぶつかってもへっちゃら!……だったりしないかなぁ?」

伊168「感想がショボイ上に疑問系なのね……ま、何はともあれ報告は受けたわ。もう下がっていいわよ」

阿武隈「はーい……あ、そういえばイムヤさん。この子たち、どうだった?」ナデナデ

伊168「そうね。中々良かったわよ。流石、あのキスカ島撤退作戦を成功させた一水戦なだけあるわ」

若葉「褒められるのは嬉しいが……」チラッ

朝雲「三分もたなかったわよね」チラッ

夕雲「イムヤさんとってもお強いんですね」

阿武隈「……もしかしてイムヤさん相手の演習だったの?」

伊168「ええ。対潜は駆逐艦の大事な役割の一つだからね。早くから仕込んでおいて損はないと思って」

阿武隈「うわぁ。それは……よく生きて帰ってこれたね、あなたたち」

若葉「それくらいは当然だ」

朝雲「なにせ私達は一水戦だもの」

夕雲「阿武隈さんに恥じないように頑張りました」

阿武隈「……~~!!!もうっ!可愛いこと言ってくれるじゃない!」ギュウギュウ

伊168「こらこら。執務室はそういうことをする場所じゃないわよ。これから書類片付けるんだから余所でやりなさい。余所で」シッシッ

阿武隈「はーい!それじゃみんな、行こっ?第一水雷戦隊、抜錨!」

若葉&朝雲&夕雲「「「おー!」」」

ガヤガヤワーワー バタン

伊168「ふぅ。やれやれ、仲がいいのは結構なんだけど……騒がしくなりそうね」クスッ

終わり。レス数少ないけど1レスが多いからいいよね?ユルシテクダサイ(土下座)

夜にでも次スレ建てて誘導するのでここはまだ埋めずに残しておいてください

榛名「榛名恋愛相談所」 漣「3件目ですよご主人様!」
榛名「榛名恋愛相談所」 漣「3件目ですよご主人様!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1437746475/)

新スレ建てました。が、同時に建てようと思ってたずいずいのスレがスレ建て規制で建てられないので、関連スレとキャラの紹介は明日に回します

このスレはもう埋めちゃって大丈夫です

今日から新スレを本格的に稼動させると言ったな。あれは嘘だ

明日から四泊五日で出掛けなければならなくなったので更新できません。今日は急いで準備してます

諸々のことは来週まで待ってください!何でもしますから!

引き続きこのスレは埋めちゃってください

榛名「榛名恋愛相談所」 漣「3件目ですよご主人様!」
榛名「榛名恋愛相談所」 漣「3件目ですよご主人様!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1438862043/)

>>1の過失によりこの前建てたのが落ちちゃったのでもう一回建てました

今度こそ埋めていただいて大丈夫……なはずです

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年02月25日 (水) 15:01:24   ID: rReCe5qq

中学生の黒歴史みてる気分だった

2 :  SS好きの774さん   2015年05月23日 (土) 11:59:56   ID: SeLaRqK6

提督って名前の作者だから気色わりい
最低現キャラの雰囲気出して書こうやエアプ思われるゾ

3 :  SS好きの774さん   2015年06月12日 (金) 22:12:59   ID: x6UDhsNU

びっくりするほど相談してねぇな!

4 :  SS好きの774さん   2019年02月07日 (木) 12:10:30   ID: BU5JSuoi

シリアス書くの下手なのにシリアスにするいみがわからんwww

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