悪魔「いい加減全部俺のせいにするの止めてくんない?」(19)

悪魔「どうも悪魔っす。」

悪魔「今回は皆に言いたい事があってきたんだ。」

悪魔「ちょっと聞いてくれるかい?」

悪魔「まぁ嫌でも言うけど。」

悪魔「よく映画とかでさ。

「悪魔の仕業だ···!」とか

「この悪魔め!退治してやる!」とかいうけどさ。」

悪魔「あれ俺達じゃなくてdqnな天使共がイタズラしてるだけだからね。」

悪魔「してもいないことしてることにされたんじゃあ溜まったもんじゃ無いよ。」

悪魔「そもそも悪魔の本業は怨みを持って死んだ人の魂を輪廻の環に戻してあげる事なんだよ。」

悪魔「それを最近の人間はやれ悪魔のせいだのやれ悪魔に魂売っただの。」

悪魔「そもそも魂は一つ一つが値打ちを付けられないほど大切で尊いものだし、
それを売るなんてとんでもない。もしそんなことをしたら永久凍土«コキュートス»行きだよ。」

悪魔「そもそも皆悪魔として自覚を持って行動してきたからこの46億年間そんな事は
起こったことがないけどね。」

悪魔「それともう2つほど言いたい事があるんだけど、良いよね?」

悪魔「ぶっちゃけ絵とかで描かれてるあの蝙蝠の羽根っぽいのが生えてる
角生やした黒人は何なの?」

悪魔「酷いところでは尻にもう一つ顔付いてるのもあるけどさー。」

悪魔「俺たちはあんなキッ触悪い姿してないよ?基本的に普通の人間と何ら変わりはないよ。」

悪魔「ま人間と違うところは皆美男美女って所かな。」

悪魔「ちなみに悪魔は死なないし食事も必要としないよ。子供も産まない。
だけど生殖器は有るよ。」

悪魔「あっ、君たち今イケメンで不老不死とかどんなリア充だよ羨ましいって思ったでしょ?」

悪魔「僕ら的には君たちの方が羨ましいと思うよ。」

悪魔「醜くても強く生き、そして死んでいける君達がね。」

悪魔「僕達だってそうやって生きたいよ。だけどね、死ぬこともできないから結局は
皆諦めてだらだら仕事を続けてるんだ。」

悪魔「死ぬことが出来るのがどんなに幸せなことか君達に分かるかい?
君らの中には不老不死を望む輩が居るらしいけど、それはとても愚かなことだよ。」

悪魔「俺らがいい例だよ。永遠の命を与えられ、狂うことも死ぬことも出来ぬまま
永遠と与えられた仕事を続ける。こんなことをしたいかい?」

悪魔「それよりは与えられた時間を精一杯生き抜くのが一番いいと思うよ。」

悪魔「だけど俺らはこの仕事に誇りを持っているし、大事な事だと思っている。」

悪魔「だって俺らがこの仕事を離れてもまた神は同じような種族を造り出すだろうしね。」

悪魔「おっと、話が逸れちゃったね。」

悪魔「さて、もう一つの話なんだけど。」

悪魔「»14 うん、確かに俺らのなかにはそう言う奴もいるよ。
実際自分も少し思ってる。ゴメンね。偽善魔っぽいのは自覚してるんだ。」

悪魔「さて、もう一つのお話なんだけど、ぶっちゃけ神様からの罰がひどい。」

悪魔「もう見てよこの足!ほら!仲間が怒ってこんな傷を負わせたんだ!」ヒリヒリ

悪魔「うん、それだけ。···え?それただの愚痴だろって?···あははっ、ごめんごめん!」

悪魔「いやほんと、不老不死って言っても傷は回復しないんだ。神様に直してもらう以外ね。」

悪魔「やべっ、タイプミスしてるじゃん····»16の仲間ってとこ、神様って脳内保管して!」

悪魔「さて、あらかた言いたいこと言ったし、安価でもしてみようかな?」

悪魔「良いかな?」

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