Xmasだよむりやり小説ゲーム (71)

このスレでは
作家さんが要所要所キーワードとなる部分を空白にして小説を書き、
その空白をレス番指定された人が埋めていって小説を完成させるという
読者参加型小説ゲームを行っています。
(例)
   18 名前: 作家さん 投稿日: 2011/11/01(火) 00:00:00
      主人公「よし、朝ご飯に>>20を食べよう」

   19 名前: 参加者 投稿日: 2011/11/01(火) 00:00:08
      シュールストレミング

   20 名前: 参加者 投稿日: 2011/11/01(火) 00:00:10
      ダイヤ

   21 名前: 作家さん 投稿日: 2011/11/01(火) 00:02:40
      主人公「硬いよ…」

と言う感じで書き込んでいきましょい!

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1419165418

まとめ
http://www.geocities.jp/neetgundam/matome/
http://www.geocities.jp/yardoramatome/
http://www.geocities.jp/qxybb760/top.html
http://muriyari.web.fc2.com/
http://muriyari4th.rash.jp/site/

避難所
http://jbbs.livedoor.jp/computer/32524/

○募集○
・まとめサイトの人が持っていない過去ログをupしてくれる人
・他にまとめサイトを作ってくれる人
・過去の作品をまとめてくれる人
・作家さん。要するに書き手。 ←NEW

【タイムスケジュール】
http://kmix.dabits.net/ts/
(その時に予約されているスケジュールが書かれています)
※予約・確認にはタイムスケジュールスクリプトをご利用ください。(予約は随時受付中)
※開始時間より2時間前には予約するようにしてください。
※押す可能性が多々あるので、かなり長めに時間指定しておいてください
※予約する際は、前後の予定を考慮し、1人あたり2時間は確保できるようにして下さい。
※様々な都合で時間を指定出来ない作者さんもいらっしゃるので、 譲りあったりなどのご協力もお願い致します。

スレタイ失敗したかな?
まぁ今夜限りな形になりそうですし、って事で……。

ではでは、もう暫くお待ちください。


 その町は、他所から見れば何の特徴もない、スポットライトを浴びる事も無い、寂れた町。
余所者からすれば、名も浮かばないくらいに忘れ去られる、そんな寂れた町。

 しかし、そこへ住まう者は言う。他所へ移るつもりは無い、此処が大好きなのだと。


「……本当に、何も無さそうなトコロだな……」

 その地へ移り住む事になったのは、単に父親の事情であった。
父が突然にこの地へ移り住む事を決意、住居探しから血眼になって動き回っていた事を思い出す。

 しかし、学生の身分である自分にとっては大迷惑。……と言う訳でもなく。

「心機一転、になるかもな」

 電車内でぼそっと呟くその言葉。それはちょっとした意気込み。
それまで、ツイていなかったと片付けられるかもしれない。それくらいに碌な事が無く、
学生生活も決して充実しているとも言えず、冬休みに入るその24日に僕はそこへやって来た。


 その町の名は……節木町。
 そして、僕はそこで>>8という不思議に出遭う。

サンタクロースまみれ

 その町の名は……節木町。
 そして、僕はそこでサンタクロースまみれという不思議に出遭う。

?? 「な、なんじゃこりゃ……」

 駅は木造の小さな建物。そこで早速駅員に声を掛けられる。

駅員 「おや、観光客さんかな?」

?? 「いえ、その……今日からこの町に引っ越してきまして……」

駅員 「おおっ、では君がこの町に新たに住まうと噂の萎畑さんですか!」

入男 「……え、まぁ、そうですけど……」

駅員 「おおおお~いっ! 萎畑さんがやってきたぞ!!」


サンタA「なんだと!? 今いく!!」

サンタB「お客様、いや、新たな住人の歓迎だ!!」

サンタC「ついでに今日はクリスマスじゃけん! 盛大にお祝いじゃぁ!」

入男 「……なんすか、これ」


駅員 「いえね、萎畑さんが来られるというんでね、>>11というお祭りと一緒にお祝いしようと思いましてね」

猛獣強さ世界一決定戦

聖トナカイ降臨祭

駅員 「いえね、萎畑さんが来られるというんでね、猛獣強さ世界一決定戦というお祭りと一緒にお祝いしようと思いましてね」

入男 「一緒にお祝い、って……」

駅員 「つまりは歓迎会みたいなものですよ、まぁ楽しんでいってください」

入男 「いやでも、まだ早朝の六時過ぎですし、それに学校が……」

駅員 「あいや! そうでした!! 先に会場へお連れせねば! おいサンタA!」

サンタA「駅員お前偉そうだな。で、何だ」

駅員 「丁重に彼を学校までエスコートせよ。これは命令である!」

サンタA「ならば仕方ない。……萎畑さん、さぁこちらへ」

入男 「わ、訳わかんねぇ……!」


 何故かこの節木町で、俺は客人のように手厚く? 迎えられているようで。
それは正直嬉しいようで迷惑なようで、なんとも言えない気持ちで複雑なのであるが、悪い気も確かにそこまでしないのだが……。

ライオン 「乗ってくか?」

入男 「」

サンタA「おお、節木ライオンの出迎えとは……萎畑さんはやはりこの町に迎えられるべき存在……!」

入男 「……迎えられるべき、存在?」


サンタA「それはつまり……>>13

サンタA「それはつまり…超ピュアな心の持ち主だからだ!」

入男 「……ライオンに乗りながら、よく流暢に喋れますね……」

サンタA「でも、揺れないだろう?」

入男 「そういえば、ライオンの背に乗ってるのに何故か揺れを感じない……?」

サンタA「……それがこの町の不思議、節木町さ」

入男 「……そんな、馬鹿な」

サンタA「そして、超ピュアな心の持ち主の萎畑さんには、あるお方と是非先に会って頂きたい」

入男 「ある、お方?」


 本当に早速から不思議だらけで、違和感バリバリである。これは夢なのか。
頬を抓ってみても痛みを感じる中、曇天の空の下を駆ける猛獣ライオン。
その背に跨るサンタのおっさんに、僕。傍から見ればカオスな絵本そのものだ。

 そんなライオンの背に揺られ、といっても揺れを感じないながらも、僕はとある場所へ訪れる事になった。

 これからも通うであろう、『学校』だ。


サンタA「さーて、俺はきちんとトナカイを仕入れてくるか。じゃあ萎畑さん、また!!」

入男 「って、ちょっとおっさん!! ……って、ライオン毎どこかへ消えた……!?」

?? 「ふふ、正直随分困った様子で」

入男 「え、ええそりゃまぁ。だっていきなりサンタの大群に、トナカイじゃなくてライオンですよ!?」

入男 「24日の今日でライオンの背に跨るなんて思いもせず……って、何処から声が!?」

?? 「ふふふ、私はココよ……ア・ナ・タ」


 声がした方へ振り向いた。すると途端、>>17な事を小さな背丈の少女にされてしまう。

愛宕のコスプレ的

 声がした方へ振り向いた。すると途端、愛宕のコスプレ的な事を小さな背丈の少女にされてしまう。

愛宕? 「ふえぇぇえっ!?」

?? 「あらやだ、可愛らしい。……思ったより童顔なのがいい感じなのですね」

入男 「って、勝手に着せ替えするんじゃねぇ! ……って、僕、どうやってこの妙な服を」

?? 「それは、節木ならでは、と言うべきかしら……。とりあえず、自己紹介を」

御子 「節木町長の娘、節木御子と申します。お見知りおきを」

入男 「……節木って、町の名前じゃ……」

御子 「この町は、お父様が作られた町といっても過言ではないから」

入男 「んなアホな……!」

御子 「……! しまったわ、もうこんな時間! そろそろ朝礼が始まってしまいます!」

入男 「僕、愛宕? な格好をしたままなんだけど……」

御子 「時間がありません、そのままご挨拶を!!」

入男 「んなアホなぁぁぁぁ!!!」


 有り得ない。こんなの魔法じゃないのか。何故そう思ったかといえば、声色まで変わり、
挙句の果てにウィッグの類だと思っていた金髪のそれも外せないからだ。
痛みが頭皮に走り、何故だと心の中で騒ぐ中、僕は教室の壇上に立っていた。

入男 「わぁぁぁたぁぁしぃぃはあぁぁぁたぁぁぁごぉぉ! じゃぁなくっ!!」

入男 「なんじゃこの生徒達はぁ!!」

 節木町、そこは不思議が集う町。しかしその不思議は今日、不思議を極める事になる……。


ライオン 「よう、また会ったな」

入男 「」

御子 「彼は>>20って名の、美男子なのよ?」

移転

御子 「彼は移転って名の、美男子なのよ?」

入男 「いやいや、どう見てもライオ……美男子ィ!?」

移転 「その真名で呼ばれてしまうと、ついつい美男子に戻ってしまう不思議を持っていてね」

入男 「……不思議を、持つ?」

移転 「ちなみに俺の名は獅子王 移転。ししおう うころだ」

入男 「……覚えにくいからイテンでいいか?」

移転 「酷い! 女子にもそんな風に呼ばれたことないのに!!」 ウルウル

入男 「美男子だけど鬱陶しくて気持ち悪りぃ……」

御子 「……やはり……」


 食堂には動物や鳥、そして人と何故か80年代に夢見たような機械的な存在が卓を囲っていた。
その数大体百人程度。人と数えて良いのか怪しいのだが、生徒数はそこまで多くも無さそうで。

 そんな中、御子は唐突に席を立ち、僕をじっと見据えた。

御子 「貴方はとんでもない嘘を吐いている!」

入男 「……ウソ?」

御子 「超ピュアな心の持ち主なんて……ウソっぱち!!」

御子 「やはり何処にでもいるような変態男子そのもの!!」

入男 「というか、僕がいつ超ピュアな心の持ち主なんて……」

御子 「その証拠に……!」 ピラッ

入男 「……女子の生、パンツ……!!」


 僕はその女子の生パンツを見て、>>22してしまう。

ポエムを作っ

 僕はその女子の生パンツを見て、ポエムを作ってしまう。

入男 「冷たきその布地よりも、あぁ、温かさを持つその純白に、僕は興奮してしまう!!」

御子 「……やっぱり、ただのドヘンタイ!」

移転 「しかし御子、今日は……」

御子 「ええ、そうなのです。……今日、この2014年12月24日、25日。その二日で……」

?? 「世界は節木に屈服する事になるのよ!!」

入男 「うぉ、サンタコスのツインテ美少女!?」

?? 「そして世界はツインテだらけになるのよっ!!」

御子 「しょ、紹介するわね。私達の仲間の……」

莉緒 「二括 莉緒よ! 貴方が最後のパーツになる人なのね!?」

莉緒 「よろしくしようね! そして二人でツインテの世界へレッツゴー!!」

入男 「あ、は、はい……」 デレデレ

御子 「莉緒、彼は大事な人。そうやって胸を押し付けて篭絡しようとしないで」

莉緒 「あーやだやだ、町長の娘はいつもピュアで居ようとするんだから」


 ツインテ少女の二括莉緒は、そうして詰るような口調で御子を見る。
一方御子もまた、鋭い顔つきとなり彼女を見据える。

 なんだこの二人、仲が悪いのか……? なんて思っていると、予鈴が鳴り、最後にホームルームが開かれた。


教師 「えー、今日から冬休みに入る訳だが……、萎畑君がやって来たという事は……」

教師 「今宵>>25を行うわけなのだから、最早冬休みどころではなくなるねぇ」

ペーパーマン

教師 「今宵ペーパーマンを行うわけなのだから、最早冬休みどころではなくなるねぇ」

入男 「ぺーぱーまん?」

御子 「……そう、戦争」

入男 「いやいや、ペーパーマンってさっき先生が」

教師 「ペーパーマンは遊びではない、戦争だ! そう、今日、この時彼を出迎え……!」

御子 「世界を不思議で塗り替える時ッ!!」

生徒達 「おおおおおっ!!」

教師 「各自、今宵の22:00までにすべての準備を済ませておくように、解散ッ!!」


 そうして学校は冬休み? を迎える事になるのだが……。


 ―― 24日 P.M.21:00 ――


 不思議は不思議を極めようとし、そしてそれが全てと思い込む者たちは、当然この町を去ろうなんて思う訳が無い。
それどころか、それはある意味この町に呪われ、そしてそれはただの生贄に過ぎないのではないか。


移転 「……クッ、ここもダメだ、こうなれば俺がライオンに化けて逃れるしかない!」

入男 「他の人は! というか、なんで軍隊がこの町に突然!!」

移転 「情報が漏れていた、というのが表向けの話だが……この裏には……」

移転 「>>28、アイツが絡んでいるのか……!!」

小錦

移転 「小錦、アイツが絡んでいるのか……!!」

入男 「それって相撲界を引退して今は事業者として活躍してるあのKONISHIKI……?」

移転 「その存在とは違うが……いや、似て非なる存在と言うべきか」

入男 「いや、どっちにしても意味分からないって」

移転 「ともあれ、学校もダメなら神社のほうへ逃れるしかない」

移転 「俺の命は、キミ……萎畑君の命を守ること、だからね」


 それは唐突に起きた。爆撃音から始まり、突然の銃声音。そして鳴り止まない悲鳴。
それは人なのか、動物なのか、定かではない命が消える絶叫。

 恐ろしい状況を眼にした時には、自分の命すら危うい状態になっていた。
父が用意してくれたその自宅に唐突に押し寄せた軍隊。手には突撃銃。

 途端に蒼白となったのを助けてくれたのが移転。名のように瞬間移動するように現れた彼は、
僕をお姫様抱っこで抱えては、窓から逃亡、そして今に至るのだが……。


移転 「……ちなみに、一つ尋ねたい」

入男 「なんだよ、唐突に……」

移転 「俺は、その、愛宕のような女子を背に乗せるのは、その……」

移転 「……恥ずかしい……///」

入男 「そう言えばまだ金髪女性のままなんだった……。これ、どうにかならないのか!?」


移転 「御子にお願いするか、後一つ方法があるとすれば……>>32

受け入れて俺の雌になるか

移転 「御子にお願いするか、後一つ方法があるとすれば……受け入れて俺の雌になるか」

入男 「御子に頼むか。という訳で御子の所へ連れて行ってくれ!」

移転 「あ、あれ、俺のピュアなプロポーズが……」

入男 「早く! このままだと銃撃に巻き込まれてしまう!!」

移転 「クッ、已む無しか! ……だが、その、やっぱりメスになってくれないなら恥ずかしい……!」

入男 「ごちゃごちゃ言ってないで早くしやがれっ!!」 ゲシッ

ライオン 「ふぉぉぉ~~ん、蹴られて感じて変身しちゃうぅぅぅ!!!」


 ―― 不思議な町、節木町。そこが何故不思議に満ち溢れるようになったのか。
それは節木という不思議な木の存在があるからだ。その洗礼を浴びた私は、尚特別な存在としてこの地に君臨している。

御子 「トナカイ師団長の隊は右から、猪兵団は正面突破をお願いします!」

御子 「サンタ部隊はトナカイを駆り、空中からプレゼントボックスを投下!」

御子 「すべては私がサポートしますので、お願いしますッ!」


 その洗礼を浴びた私は、それこそまさに巫女という存在であり、私の命はほぼ絶対的な発言力となる。
こうして町にやって来た侵略者から、節木町を守ってきた私だった。けれど……。

御子 「どうして今日、このような時にこんな事に……」

駅員 「彼がやって来たから、かもしれませんね」

御子 「朽木さん……私は、どうすれば」

朽木 「成すべき事を。……今日、御子様は節木に触れ、その力を全て解放しなければなりません」

朽木 「その場へのエスコートは、どうかこの私にお任せを」

御子 「……はい。ではそのように……」


 ―― 学校を飛び出した僕とライオン、厳密には人間と呼ぶべき存在のドM男。
そんな僕達は小さな商店街前でバリケードを組んだ軍隊達に阻まれてしまう。

 だが、そんな軍隊をあっさり葬ったのは……>>35であった。

喜楽以外の感情の無い女の子

 だが、そんな軍隊をあっさり葬ったのは……喜楽以外の感情の無い女の子であった。

 同い年、いや僕より幼い。髪も短く、ボーイッシュな印象を受けるその表情は、
快楽に満ちた獣のような笑顔。それが鮮血を帯びて尚煌びやかに見せてしまう。

移転 「アイツは……邪者!」

入男 「邪者?」

移転 「本来、節木にはピュアな心の持ち主しか居ないんだ。俺もそうだし、御子もそうだ」

移転 「けれど、莉緒もどちらかといえば、邪者に属するし、そして彼女……設楽喜菜は邪者の中でも別格」

移転 「……狂気にピュアな人間だ」

入男 「……狂気……」


 次々に屠られる軍隊達。それも、彼らは単純に刃物や銃器で嬲り殺されている訳ではない。
巨大な掌、その爪を具現化させ、その両手で次々に人間を人形のように投げ捨て、千切っていく。

 その顔は常に喜悦。しかし、僕には何故か憂い気にも見えてしまったせいだろうか。

 彼女の背後で、かろうじて生き残った軍隊の男が、横たわりながらもアサルトライフルを構え――。


入男 「ッ!!」

移転 「お、おいあた……入男ッ!?」


 彼女の身代わりになろうとした僕は、>>39

胸の装甲で弾き返した

 彼女の身代わりになろうとした僕は、胸の装甲で弾き返した。
凄いや愛宕、いや、愛宕コスチューム! 思えばさっきから胸がたゆんたゆんしてて邪魔臭かったけれど、
今となっては無敵のフルボディ! これなら弾丸なんてへっちゃらだ!

入男 「……うふ」

入男 「うふふふふふふふふふ」

兵隊 「こ、こいつ……胸で弾を弾いて、笑ってやがる……!」

兵隊 「変態、だ……こいつ、変態だ……!!」

入男 「20.3cm砲、構え……てーっ!!」 ズドーン

兵隊 「ぐわぁっぁぁぁっ!!」

入男 「……これが、不思議の力……」


 それが、俺の中に眠る変態的にピュアな心であり、それが叶えられた瞬間であった。
変態的な行動ならすべてが不思議となり得る力。それが、僕が節木に与えられた固有能力。

移転 「だ、大丈夫かあたごん、ではなく入男!!」

入男 「私なら大丈夫よぉ~うふふふふ」

移転 「だ、だめだコイツ愛宕になりつつある……! 早く何とかしないと……」

喜菜 「…………」

喜菜 「……アハ。アハハハハッ!!」

喜菜 「面白い、面白いねキミ! 女装してその能力を自分のモノにするなんて、何て邪者!!」

喜菜 「……ねぇ、一緒に敵をたおそ?」


 僕が庇った少女が唐突に笑みを漏らしたかと思えば、突然の誘い。
それに僕は……>>43

当然乗った

 僕が庇った少女が唐突に笑みを漏らしたかと思えば、突然の誘い。
それに僕は……当然乗った。

 何故当然なのか、それは彼女が美少女であり、僕より年下であり、ニーソックスなボーイッシュ少女だからである!

入男 「という訳で、僕は彼女と行く……。移転、今までありがとうな」

移転 「おい、ちょっと待て! 御子は、御子の所へ行って愛宕から戻るのでは……!」

入男 「僕は気付いたんだ。これも僕の能力の一つとなったんだって。……だからいつでも戻れるし」

入男 「それに彼女とごにょごにょして……でへへへへぇ」

移転 「クッ、入男、世界一ピュアな変態心の持ち主だったとは……見損なったぞ!!」


 彼と僕はそうして決別する形となった。節木御子の存在は確かに気にはなったけれど、
目の前の据え膳食わねば男ではないだろう。そんな勢いで僕は彼女に寄り添う形で歩み寄る。

入男 「ええっと、僕は萎畑入男っていうんだけど……」

喜菜 「ふーん、名前も面白いね、キミ!」

喜菜 「もしかしていっつも世界に萎えてたり?」

入男 「……ど、どうしてそれを!」

喜菜 「そしていっつも一人で閉じこもって、あんな事やこんな事を?」

入男 「そ、そこまで分かるなんて、キミはいったい……!!」

喜菜 「そんなの、あてずっぽうだけど、アハハッ!」

入男 「て、適当で僕を見破っただなんて……。何て僕は浅はかな人生を……」 ガクリ

喜菜 「そう、気を落とさないで」

喜菜 「これから、もっとイイ事をしに行くんだから、楽しくしよう?」


 彼女の言うイイ事、それは純粋に>>44であった……。

し、↓でお願いします……。

 彼女の言うイイ事、それは純粋に老人ホームの余興であった……。


入男 「ど、どうしてこうなった……!」

老人A「おぉ、ぱふぱふじゃ、ぱふぱふじゃあ!」

老人B「何と言う女子じゃ、Fカップ、いやGか!?」

喜菜 「ね、楽しいでしょ!?」

入男 「た、楽しくねぇ!! って、さ、触るなジジイ!!」


 何故かその老人ホームだけは襲撃を一切受けず、そこだけクリスマス気分に浸っているのである。
サンタコスとなった愛宕な僕は、同じくサンタコスに身を包んだ喜菜と色んな余興をして見せては、その場の人たちを和ませるハメになる。

 何故その場が戦場とならず守られているのか。喜菜曰く、平凡な人間にはその場所が見られないという。
それもまた、節木による力の賜物なのだそうだが、勿論その結界を張った人物もいるわけで……。


莉緒 「喜菜、この辺り周辺は大丈夫よ。……そろそろ打って出たいところだけど」

莉緒 「先に町を守らなきゃ。節木の存在が一般に漏れたら大変」

莉緒 「……節木だけは、絶対に守らないと」

喜菜 「とか言ってる場合じゃないよ! もっと楽しもうよ!」

莉緒 「はぁ、アンタはもういつもそんな調子で……で、萎畑君はどうして此処へ?」

入男 「というか、ツインテまで居るとは思わなかったけど」

莉緒 「わたしの名前は二括莉緒って言ったでしょ! 名前で呼んでよね!」

莉緒 「……というか、ココ、私達邪者にとってのアジトみたいなトコロでもあるし」

入男 「老人ホームがアジトって……」

喜菜 「うけるぅぅ~あはははっ!!」

莉緒 「アンタがウケてどうするのよ! ……とにかく、私はそろそろ行くわ。町を守らないと」

莉緒 「萎畑くんはどうするの? 私と一緒に来る? それとも此処で身を隠す?」


入男 「……此処に残ったらなんか違うフラグが立ちそうだし、一緒に行ったらまた二つ程フラグが立ちそうだ」

入男 「どうする……!?>>49

行く

入男 「……此処に残ったらなんか違うフラグが立ちそうだし、一緒に行ったらまた二つ程フラグが立ちそうだ」

入男 「どうする……!?」


入男 「……行こう。僕も行く」

莉緒 「ふぅん、でも、その歩きにくそうな胸で行くわけ?」

入男 「ああ、ちょっと待って、何とかして元に戻ってみる」

入男 「……元の姿に戻ってスケベできますように、スケベできますように……!」 スゥゥゥ」

莉緒 「へぇ、元の姿に戻れたんだ。……やっぱり」

莉緒 (見た目は悪くないんだけどなぁ……)

入男 「な、何だよ変にマジマジ見つめやがって」

入男 「て、照れるじゃないか……///」

莉緒 (こんな性格じゃなかったらなぁ……)

入男 「と、という訳で俺は莉緒と行ってくる。……喜菜は、どうする?」

喜菜 「一緒に行ったら楽しそうなんだけど~。こっちのおじいちゃん達を笑わせないといけないし!」

喜菜 「ヒトゴロシはまた今度かなぁー」

入男 「さり気無く恐ろしいことを言ってのける……」


 ―― 時刻は間も無く日付を変えようとする頃。
そして、間も無く節木に絶望が訪れようとする頃。
喜菜と別れた俺は、二括莉緒というツインテ少女と、節木を守るべく奔走。

 だが、節木って何処にあるのだろうか。……肝心の莉緒も場所は分からないらしい。

莉緒 「というかね、御子しか場所が知らない時点でおかしいのよ!」

莉緒 「節木町の皆にきちんと平等に教えるべきだと思うの!」

莉緒 「お陰でこんな風にあちこち走り回って、あちこち探し回って……はぁ」

入男 「そもそも、節木って木が存在するのか?」

莉緒 「そのお陰で、私達はこうして不思議を操れるわけ。ほらね?」

莉緒 「って、アレ……? ツインテールカッターが使えない!?」

入男 「もうちょっとマシな能力無かったのかよ……」

莉緒 「おかしい、こんな事初めて……。ツインテールビームも使えないなんて!」

入男 「技名がドストレート過ぎる……。って、力が使えないってどういう事だ?」


 節木から不思議が消えた瞬間、この町は>>52と姿を変えてしまう。

ブリリアントパーク

 節木から不思議が消えた瞬間、この町はブリリアントパークと姿を変えてしまう。
節木ブリリアントパーク。それは枯れ果てた土地なのに、妙に煌びやかに見える不思議な空間。
住居は寂れ、田畑も枯れ、電灯は消えているのにも関わらず、軍隊の人や住民すら見入ってしまう不思議な空間。

 それは、一種の呪いであり、代償でもあった――。


―― 24日 P.M.23:15 ――


御子 「はぁ、はぁ、はぁ」

御子 「此処まで来れば……大丈夫……」

 私は逃げた。それしか出来なかった。まだかろうじて節木の力は身に宿っているし、
他の人たちもまだその加護は残っているだろう。だが、それでは到底現代の武器や格闘術に対抗する術が無い。

朽木 『節木の場へ導いてくれてありがとう、巫女』

 彼はそう言い放った途端、木に抱きついてはとてつもないキスを始めた。
ぶちゅぅ、と音が鳴り響いた途端、節木は枯れていく。そして彼の野心に気付いたのだ。

御子 「もっと私が早く、彼の存在、彼の力に気付いていれば……!」

御子 「彼の目的が、まさか不思議を取り払い、節木を本来の町に戻すだなんて……!」

御子 「……追っ手が来る、逃げないと……!」


 逃れる寸前、足を射抜かれ、それでも節木の力によって何とかこの場まで逃れてきた。
学校から少し離れた山に通ずる森林。そこで私は身を暫く潜め、力を蓄えようと考えた。
しかし、力は徐々に弱っていく。そして、町の惨状が変わり果てていくのを見て、潜伏を諦めた私は……。

 彼に、救いを求める事を決心した――。


御子 「でも、彼が何処に居るのか……。って、悲鳴が今一瞬聞こえたような……」

御子 「……この声、もしかして……!」

 足を引き摺るように、声がした方へ向かえば、枯れた土地の呪いを受け、狂った木々が二括莉緒を襲い、
それを何とかしようと、もがく萎畑君の姿を確認した。

 私は……>>56

火炎放射器で木を燃やす

 私は……火炎放射器で木を燃やす。
節木の力が衰え、消え失せようとする今、そうする事が精一杯。
地獄のテーマパークのように姿を変えたこの土地から、彼女達を守る術はこれしか無かった――。


 ―― 突然町が廃墟と化し、その途端近くまでやって来ていた軍隊の人々は姿を消した。
そしてそれに疑問を持った途端、足元から根っこが伸び上がってくる。
その標的にされたのは莉緒であり、彼女を救うにはどうすれば良いのかと、必死に思案する中であった。


御子 「退いて下さいッ!」

入男 「え? って、火炎放射器!?」

御子 「根を焼きます。その間に彼女の救出を!」

入男 「あ、ああ! ……莉緒、ちょっと待ってろッ!」


 根は次第に焼かれ、そうして伸びては絡んでいたその根は力を失い、枯れていく。
そうして、転げ落ちそうになった莉緒をかろうじてキャッチしては、尻餅をついてしまう。


入男 「痛ててて……」

御子 「大丈夫ですか、二人とも!」

莉緒 「……どうして、御子が此処に……。そ、それより……この状況は何なの!?」

御子 「節木が……枯れました。いいえ、枯らされたというべき……」

入男 「節木が枯れた結果、町が枯れた……?」

御子 「はい……」

入男 「……元に戻す方法は?」

御子 「もう一度、私が節木に呼びかけ、切欠を作ってあげれば、或いは……」

莉緒 「……行くしか、ないわね」

莉緒 「だって、行かなきゃ……ツインテの野望が終わっちゃうじゃない!!」

入男 「」

御子 「……本当に、それでいいのかな……元に戻すだけで、いいのかな……?」


御子 「本来、節木町は>>59の姿であるべきなんじゃないかな……?」

希望

御子 「本来、節木町は希望の姿であるべきなんじゃないかな……?」

莉緒 「つ、つまりそれって私が間違ってるってこと!?」

御子 「そうじゃない、そうじゃないんだけれど……」

莉緒 「……ううん、そうね。それでいいんじゃない?」

莉緒 「希望を与える町、節木町。いいじゃない」

御子 「……その為には、世界一変態な心を持つ貴方の力が必要です」

入男 「ぼ、僕!? ……って、真正面からそう言われると傷つくな……」

御子 「ごめんなさい。でももう言葉を選んでいられない」

御子 「究極の変態力を持って、不思議をもう一度起こして欲しい……」

御子 「私にも出来ない、貴方だけのその力、私達に……貸してください!!」


 今まで、僕は人に頼られた事が一度も無かった。勿論、表舞台に立つ事も無かった。
そんな僕が、人に頼られている。こんなに嬉しい事があるだろうか。
それは、ある意味僕がどこかで求めていた何かの一つなのかもしれない。

入男 「……条件がある」


 そう、僕は一つもピュアな心なんて持っていない。邪者どころじゃない、とてつもなく駄目な人間だろう。
そんな僕が、少しでも目の前に居る彼女達の力になれるのならば……。希望になれるのなら。


入男 「条件はたった一つ。>>61だけだ」

うまい棒一年分

入男 「条件はたった一つ。うまい棒一年分だけだ」

莉緒 「しょぼっ!!」

御子 「……パンツ下さいとか、言わないんですか?」

入男 「お、男に二言はないっ!!」

入男 (素直にそう言えばよかったかなぁ……)

御子 「……了承しました。私が一年分、毎日届けてあげますね」 ニコッ

入男 「あ、あぁ、ありがとう……」

入男 (なんか意味深な笑顔を見せたような……まぁいっか)

御子 「……節木の場へ案内いたします。ついて来て下さい」


 ―― 道中、奇妙な動物と化した存在が現れたら、僕が愛宕に変身して砲をぶっ放したり、
木が襲い掛かってもやはり変身しては砲をぶっ放したりと、結局何故か僕はそんな事しか出来ずにこの場へやって来た。

 節木の場。そこでは、待っていたかのように見覚えのある男が、笑みを漏らしていた。

朽木 「……ククッ、これはこれは、まさか彼を連れてこようとは」

御子 「……萎畑君が、何か」

朽木 「いやぁ、こちらも手間が省けた……」

朽木 「萎畑一家は虐殺。これは既に決まっている出来事でねぇ」 カチャ


見覚えのある男は拳銃を向けた。その銃口は僕に向けられている。
問答を続け、時間を引き延ばそうとする御子は、僕に視線だけで合図する。いまだ、変身しろと目線で訴えかけている。

 ならばお見せするしかない、これが愛宕の姿だと、僕が目を閉じた、次の瞬間>>63

誰かが太陽拳

 ならばお見せするしかない、これが愛宕の姿だと、僕が目を閉じた、次の瞬間……。

入男 「うぉっまぶしっ!」

朽木 「うぉっまぶしっ!」

 皆が皆、目を閉じただろう。だが俺は人影がふらっと動いたのを微かに見た気がする。

 視界がようやく戻ってきた。まだ目がチカチカするようで、鋭い痛みが走る中、
僕達が見たものは、枯れた節木。そして一人の男が泡を吹いて倒れている姿であった。
それ以外に人は、僕と一緒にやって来た莉緒。そして御子だけである。

莉緒 「……一体、何が起こったの!?」

御子 「分かりません。けど……朽木は誰かが倒した」

入男 「誰が……いや、そんな事は今は良い。節木に語り掛けないと!」

御子 「……私だけでは無理でしょう。だから萎畑君、どうか一緒に……」

入男 「ぼ、僕も、一緒に!?」


 彼女に請われ、僕も共に節木に手を当ててみる。何の変哲も無い木じゃないか。
しかし、御子が言葉にする。節木に語りかけ、そして新しく生まれ変わらせようと、言葉を紡ぐ。

御子 「どうか、どうか―― 聞き届けてッ!」


 そうして、日付は変わり、12月25日を迎えたその日――。

 事件は一つの収束を見せた。しかし、幾つか謎は残っている。
何故、僕がこの場へ訪れる事になっていたのか。その件には父が絡んでいると、御子が言った。
だが、とてつもない光量で視界を奪い、朽木を倒した人物は誰だったのか。それは未だに謎として残っている。


 そしてもう一つの謎が、目の前で起きている>>65である。

やけに言い寄ってくる喜菜

 そしてもう一つの謎が、目の前で起きているやけに言い寄ってくる喜菜である。

喜菜 「ねぇー、ねぇってばぁ、ねぇー!」

入男 「…………」

喜菜 「どうしてこっち、向いてくれないのぉーねぇー!」

入男 「……喜怒哀楽を見せるようになった、とはいえ」

入男 「何で甘えたがりになったのだろう」

喜菜 「えへへぇ~、それはねぇ~、お姉ちゃんが居るからだよ!」

御子 「だ、そうですよ。ふふふ」

入男 「ま、まぁそれはいいとして。……町は元に戻った。いやそれ以上に――」

御子 「希望に満ち溢れる町になりました」

莉緒 「でも、全然ツインテが増えないのは何でなんだろ……はぁ」

入男 「なぁに、希望を持っていれば叶う町になったんだ。きっとその希望もいずれ、叶うんじゃないのか?」

莉緒 「だったらいいんだけど。……後、あんまりデレデレしない!」

御子 「だ、そうですよ。ふふふ」


 25日、雪がふわりと舞い降りるその中で、僕達は事を成し遂げた達成感からか、
皆で集い、打ち上げを行う事になった。だが、その中に居てもいい筈の姿は無い。

 だが、それで良いのかもしれない。これもまた、僕の中の希望の一つなのだろう。

御子 「ところで、萎畑君の希望は、何なのですか?」

入男 「俺の希望……? それは……」


 24日、僕はこの町にやって来た。そして、彼女達に出会い、不思議な出来事に巻き込まれ、
そして不思議なプレゼント、希望の環境をくれたこの町に、僕は恩返しをしないといけない。

入男 「とりあえず、愛宕から元に戻りたいかな」

 その前に、先ずは女装癖が治るように、サンタクロースにお願いしてみるのである――。


―― おわり。

0時までに終わらせようと、妙に突っ走った結果、随分駆け足気味になって申し訳ないです。
途中で路線変更しすぎた結果で、読みづらくてごめんなさい。

もう少しのんびりした話のほうが、とも思ったんですが、結果的に人が集まってくれて楽しかったです!

ではでは、お付き合いありがとうございました!良いクリスマスをー!

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