小関麗奈「アイツの電話帳を弄ってやったわ!」 (62)


麗奈「Pの奴の携帯(事務所用)を拾ったからにはやることは一つ」

麗奈「電話帳に登録されてる全アイドルの名前をシャッフルしてやったわ!!!」

麗奈「うぷぷぷ……どうなるか見物ね」


ガチャ

モバP「ただいま戻りました~」


麗奈「おっと」ササッ



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モバP「あれ、誰もいないのか」

モバP「……おっ?事務所用の携帯、こんな所に置いたっけな?」

モバP「いけないいけない。無くしたらチッヒにおこられてしまう」

『新着メール 1』

モバP「ん?」ピッ

from:神谷奈緒
件名:やっほー☆

モバP「……ん?」


本文:
おっはよー☆きょうも寒いねー(((´w` )))
もうすぐ事務所つくから、ストーブ、ポンポンにしといてよねー?

あ!そうだ!
実は今日、ちょっと気合い入れてるんだー☆
どこがとは言わないよ( *^艸^)
ちゃーんと見て、いーっぱい褒めてよねー☆
宿題だからねーε(>ω<)з ε(>ω<)зε(>ω<)з


モバP「………………え?」


モバP「ん?いやいや………は?」

モバP「え、奈緒、え?どうしたのこれ」

モバP「……ははーん、さては加蓮辺りが勝手に打って送信してきたんだな?」

モバP「全く、奈緒で遊ぶのは程々にしなさいとあれ程言ってあるのに……」

モバP「あ、ストーブは付けておこう」


ガチャ

奈緒「おーっす。あーさっび」

モバP「……」

奈緒「あー源三さん(ストーブ)あったかい……」

モバP「………」

奈緒「…ん?おはよ、Pさん。どうした?」

モバP「髪、今日は括ってないんだな」

奈緒「ん、あぁ。いやー、寒いからさー」

モバP「可愛い」

奈緒「はっ!?」


モバP「いやーアイドル衣装の時は髪おろしてる事も多いけど奈緒って大概私服の時はシニヨンにしてるじゃん?あぁ、もちろんアレも可愛いんだけどやっぱ新鮮味って言うのかな。いつものキレのある雰囲気じゃなくて、今日の服のモコモコとも相まって……そう!可愛い!大人っぽさを演出しつつ凄い可愛い!」

奈緒「え!な、なんだよいきなり!?やめろよ!」

モバP「ちゃんと手入れしてるんだなやっぱ。キューティクルだよキューティクル。天使の輪見えるよ。むしろ天使?どうしようもない僕に天使の奈緒ちゃんが舞い降りたの?」

奈緒「ううううるさい!!!褒めんな!!!愛用の目覚まし時計叩き壊すぞ!!」

モバP「恥じらいつつも的確に乗ってくれる奈緒はホントに素晴らしい女性だな。いつもありがとう奈緒。これからもよろしく奈緒」

奈緒「あーあーもう分かった分かったこちらこそありがとう!!!なんだよ全く……」

城ヶ崎莉嘉「おっはよー☆」

城ヶ崎美嘉「やっほー★」


奈緒「ちょっと髪型変えただけで騒ぎやがって……」ブツブツ

莉嘉「あ!わーいストーブストーブ~♪」タタタッ

モバP「莉嘉は元気だなー」

莉嘉「えっへへー☆」

モバP「さてと、やる事がたくさんだなーっと。何から手ぇ付けようかねー」

莉嘉「PくんPくーん☆」

モバP「どうしたー」

莉嘉「………」ニコニコ

モバP「?」

莉嘉「…………☆」ニコッ

モバP「……?」

莉嘉「あれー?」

モバP「いやコッチがあれー?なんだが」


莉嘉「Pくん、メール見た?」

モバP「メール?莉嘉から?来てないよそんなもん」

莉嘉「あっれー?おっかしーなー」

モバP「仕事に戻っても良いかね?」

莉嘉「あーあー!待って待ってー!なんかさ!気付く事無い!?」

モバP「気付く事ー?」

莉嘉「んっふー☆」

モバP「うーん……お洒落さんなのは分かるけど、ポンポン出してちゃ風邪ひくぞ?」

莉嘉「えー!?んもー!そんなの聞いてないしっ!もう知ーらない!もー、お姉ちゃーん」

モバP「何なんだ、急に怒って……あ、行っちゃった」


~~~

莉嘉「もー、お腹のことなんか聞いてないのにー」

美嘉「そーだねー」

莉嘉「む、お姉ちゃん聞いてるー?携帯なんか触ってさー」

美嘉「ふふ、聞いてる聞いてる」サッ

莉嘉「あー!隠したー!」

~~~

bbbb

モバP「お?」

新着メール
from:白坂小梅
件名:無題

モバP「小梅か。アイツもそろそろ事務所に来る時間だってのに、どうしたんだろ」

本文:
莉嘉さ、初めて一人でジェルネイルしたのをPさんに見て欲しかったみたいだよ
帰ったらちゃんと褒めてあげてね
あとコレ教えた事は言わないように


モバP「……なるほど、莉嘉が怒ったのはそういう事だったのか。確かに爪は見てなかったな」

モバP「それにしても小梅がコレをねぇ……ユニット組んだ時はちゃんとコミュニケーション取れるか心配だったが、アイツもちゃんとお姉さんやってるんだなぁ」


白坂小梅「お、おはようございます……」ガチャ

モバP「……小梅、ちょっとコッチへ来なさい」

小梅「え、なんだろ……はい?」

モバP「………よーしよしよしよしよし」ワシャワシャワシャ

小梅「わわわわっ……」

モバP「偉い偉い。よい子だなぁ小梅は」ワシャワシャ

小梅「え、えへへ……何のこと……?」

モバP「とぼけちゃってコイツぅ」ワシャワシャワシャ

小梅「えへへ……(ホントに分かんないけど……別に良いや…)」


~~~

モバP「ほへー……」カタカタ

ちひろ「わー!すごーい!」

モバP「んー?どうしたんですかー?」

ちひろ「見てくださいプロデューサーさん!新しいCu用の宣材衣装、サンプルが届きましたよー!」バサッ

モバP「おぉ、待ってましたー」

ちひろ「うふふ、可愛いですねぇコレ!」

モバP「ん?ちょっと小さくないですか?」

ちひろ「確かに……小さいというよりは、丈の割にやたらとほそく出来てますね。まぁあくまでサンプルですから、デザインの参考になればそれで良いじゃないですか?」


モバP「誰かに試しに着てもらおうと思ったんですけどね~。ちひろさん入ります?」

ちひろ「私の尊厳の為にイエスと答えておきますけど、着ませんよ?Cuの衣装なんですからCu所属の子に着てもらったらどうです?」

モバP「そうですねー。今レッスン中でそろそろ終わりそうなのは~……」


モバP「……かな子」


モバP「……誰か適任者はー……」

ちひろ「それ本人の耳に入る所で言ったら怒りますよ」

モバP「いや、わざととかじゃないんですって……」


モバP「本当に誰もいない……」

ちひろ「あきらめて後日にしたらどうですか?」

モバP「いや、今見たいのです」

ちひろ「そうですかー」

モバP「誰か呼び出そうかな」

ちひろ「わざわざ衣装試着の為に呼び出される子がいますかね?」

モバP「……悠貴!悠貴なら可愛い衣装と聞けば飛んでくる筈です!」

ちひろ「あー……どうでしょうねぇ」

モバP「かわいい~のが大~好きなゆうきちゃ~ん♪」ポチポチ

ちひろ「変な歌……」


To :乙倉悠貴
件名:緊急~
本文:
ゆうきちゃんへ
今事務所に来たらおニューの可愛い衣装着せたげるよ
フリッフリだよ


モバP「送信~」pi

ちひろ「うわ、アホっぽい文面……」

モバP「そんな事言うチッヒにはもう敬語のメールでしか遊びに誘ってあげませんからね」

ちひろ「え~?やめてくださいよ他人行儀な~」

モバP「『ちひろさん、偶には二人で呑みに行きませんか。静かな座敷の店を見付けました』」

ちひろ「あ、それは紳士っぽくてちょっと素敵かも」

モバP「えぇ?それは困る」


bbbb

モバP「お、早い」

ちひろ「悠貴ちゃんですか?」

モバP「多分そうで……」


from:前川みく
件名:jewelrys買いに行こうと思います
本文:
酒浸ると無性にさけびたくなる事があります


モバP「…………」

モバP「……コレは……何だろう、無視して良い類の奴なのだろうか……」

モバP「意味が分からないし……なんか怖いわコレ……」


bbbb

モバP「おっ、今度は悠貴だろう多分」

モバP「フンフンフフーン、何だろな~?」pi


from:乙倉悠貴
件名:Re:緊急~
本文:

蹴るぞ



モバP「……う、うわぁぁぁあ!!?悠貴がグレたぁぁあ!!!!?」ガタガタ

ちひろ「だ、大丈夫ですか!?」

モバP「うぅ……怖いよお……悠貴が不良になっちまっただ……」

ちひろ「何かあったんですかね……」


モバP「うぅ、悠貴が……悠貴がリーゼントになってタバコなんかも吸っちゃって盗んだバイクで走り出したらどうしよう……」

ガチャ

渋谷凛「おはよ……何してるの?」

モバP「あぁ、凛……聞いてくれよ。悠貴からメールがあったんだけどさ……」

凛「あ……悪いけど、あんまり聞いてられる時間無いんだ」

モバP「……そうか、今日は歌番の収録だったな」

ちひろ「収録なんてモンじゃないですよプロデューサーさん!生放送にネット配信!海外のユーザーさんだって沢山いるんですから!」

モバP「分かってますって……それで凛、調子はどうだ?緊張してないか?」

凛「うん、調子は悪くないよ。緊張は……どうかな、分かんないや」

モバP「まぁ、いつもとは違った舞台でのパフォーマンスだけど、やることには変わりないさ」

凛「うん、楽しんでくるね」

モバP「おう。もう行くのか?」

凛「そうだね。もう少ししたら」


ちひろ「大事なお仕事なんですから、プロデューサーさんが送ってあげれば良いのに……」

凛「大丈夫だよ。年末のこの時期って忙しいもんね」

モバP「そう言う事だよ。悪いな」

凛「うん。一人で行けるから心配しないで。それじゃ」

モバP「おう……あぁ凛」

凛「ん?」

モバP「なんかあったら呼べよ?すぐ行くからな」

凛「……ふふ、ありがと」


~~~

ベテトレ「今日のレッスンはここまでとするが……三村」

三村かな子「は、はい」

ベテトレ「体型管理もアイドルの仕事の内だ……何が言いたいか分かるな?」

かな子「はいぃ……」

ベテトレ「まぁ、こちらからプランニングするのは勘弁しておいてやろう。同時にコレは、自分一人で何とかしろという試練でもある。分かったなら行って良し。また来週な」

かな子「お疲れ様でした~……うぅ……」

~~~


ちひろ「……さっきまで泣きべそかいてた人とは思えないですね……」

モバP「はは、そうですかね」

bbbb

モバP「お?」


from:三村かな子
件名:無し
本文:
あの厚かましい女がまた大量のドーナツを寄越してきたのを忘れてたわ
捨てたなんて言うと五月蝿いだろうからバレないように処分しておきなさい


モバP「……かな子もグレたぁぁぁぁぁあ!!!!!」

ちひろ「えぇぇ!?」


モバP「嘘だろおい!?あのかな子がドーナツを処分しろだって!?」

モバP「……一旦落ち着こう。何があったのかは知らないが取り敢えず話を聞かなければ」


To:三村かな子
件名:Re:無題
本文:
処分って……どうしろって言うんだ?食べないのか?


モバP「……」


bbbb


from:三村かな子
件名:ReRe:無題
本文:
自分で考えろ

確か豆乳のドーナツがどうのと言ってたから、あの頭に栄養が回ってなさそうなのにでもあげれば良いんじゃないかしら


モバP「もう無茶苦茶だよ!」

モバP「自分で考えろって言ってるのに案出してるし!!」

モバP「っていうか頭に栄養が回ってなさそうなのって誰の事言ってんの!!?」


ガチャ

かな子「ただいま戻りました~……」

モバP「かな子ぉぉぉお!!」

かな子「ひゃぁい!?」ビクッ

モバP「ドーナツ!ドーナツ食べないってお前どういう事だお前!」

かな子「ドーナツ……っ!」

かな子「ハッ……だ、駄目です!私、ドーナツなんて食べません!!」

モバP「何故だ!好きだろうドーナツ!」

かな子「うぅ、好きですけどぉ~……」

モバP「ほら!ココアとドーナツ用意するから!おてて洗ってらっしゃい!」

かな子「そ、そこまで言うのならちょっとだけ……」


~~~

モバP「そうかそうか、そんな事があったんだな……」

かな子「はい……」モグモグ

モバP「でも好きな物を我慢するなんて良く無いぞ?……ところで、『頭に栄養が回ってなさそうなの』って一体誰の事なんだ?」

かな子「えぇっ!?私、ベテラントレーナーさんの事、いやいや!流石にそんな事思ってないですよ!?」

モバP「え、あれベテトレさんの事だったのか」

かな子「はっ!ち、違います!忘れて下さい!」


モバP「……さて、腹に物溜めたし頑張ろうかな」

ちひろ「一段落付いたらちゃんとした物食べに行きましょうね」カタカタ

モバP「一段落付いたら、ね。それが今年中に訪れれば良いですけど」バササッ

ちひろ「怖い事言わないで下さいよ……」

prrr!

モバP「お?」pi

『あっもしもし346さーん!?』

モバP「あぁ、どうも編集長、いつもお世話になってます」

編集長『どうもどうもこちらこそ~』

モバP「どうかされました?あ、そう言えば今日はそちらの誌のクリスマス特集撮影でしたね」

編集長『そうそう、その事なんだけどさ~、一人足りないんだよね~。4人って言ってなかったっけ~?』

モバP「えぇ!?」ガサガサ


モバP「……いえ、頂いた企画書には3人との事でしたので、兵藤と白菊、それに喜多を向かわせたんですが……」

編集長『あーそうだっけー!?いやそれは申し訳無~い!』

モバP「えーと、どうしましょう?」

編集長『取り敢えず3人分貰ってから今休憩がてら皆でおやつ食べてるからサ、今からもう一人寄越してくんない?コッチから寮まで迎に行くし~』

モバP「分かりました。何か御要望は?」

編集長『悪いね~急なこと言っちゃって。そーね、クール所属のコが良いかな。クールの若い子!』

モバP「はい。分かりました」

編集長『それじゃヨロシク~』ブツッ

モバP「あ、切られた!?まだ話終わってないのに!」


~~~

スタッフ「編集長、あの言い方は不味かったんじゃ無いですかね?」

編集長「んん~?なーにがー?」

スタッフ「『クールの若い子』っすよ。あと一人足りてない撮影衣装、セクシー路線なんですけど」

編集長「んー?大丈夫よー346のPさん優秀だもん。きっとクールの色気あるカンジのコ寄越してくれるわよ~」

~~~

ちひろ「あそこの編集長、いっつも企画書超適当ですもんね」

モバP「まぁその分、こちらの都合が通しやすくもあるんですよね……でも困ったな、クールの若い子って、一体どのレベルの若い子の事言ったんだろう」

ちひろ「他の年齢層はもう既にいるんですから、ローティーンじゃないですか?」

モバP「そうでしょうかねぇ……千枝あたりに頼みますかね……」


モバP「『突然悪いが、○○のクリスマス特集のモデルが一人足りないらしいので行ってはくれないか。寮まで迎えが来てくれるらしい』、と。」pi


bbbb

from:佐々木千枝
件名:Re:追伸 埋め合わせは今度する
本文:
良いよ 行ってあげる
キスしてくれたらね


モバP「千枝ちゃぁぁん!!!?」

ちひろ「なんでタイトルに追伸書いてるんですかプロデューサーさん」

モバP「そ、そんな事よりちひろさんこれ!!?」

ちひろ「やっちゃいましたねプロデューサーさん……これはスキャンダルですよ……」

モバP「うわぁぁまだプロデューサー辞めたく無いぃぃい!!!」


bbbb

モバP「な、何だ……?」

from:前川みく
件名:jewelrysが近所のCD屋さんにありません
本文:
やたいのお寿司屋さんを見かけたんです
鯛とか食べたいです


モバP「うっせーわ!!!」

モバP「お前魚食べられないだろうが!!!!」


bbbb

モバP「今度は何だ!!」pi


from:佐々木千枝
件名:無題
本文:

さっきのは冗談だよ
今はね[キスマーク][キスマーク]


モバP「デコメ非対応ーーーーーッ!!!!!!」

ちひろ「パカパカケータイの限界ですねぇ」

モバP「セクシーな文面が台無しだよもう!!!」


ちひろ「さ、遊んでないでお仕事しますよプロデューサーさん。お寿司って聞いたらお寿司食べたくなっちゃいました」

モバP「それどころじゃないっすよもう……」

bbbb

モバP「もう、何……」pi


from:諸星きらり
件名:迷子になってしまいました
本文:
○○って看板が見えます
拾いに来てくれませんか


モバP「おい大丈夫かコレ!!?」

ちひろ「なんなんですかもぅ……」


モバP「いやあのですね、きらりが迷子でしてね……迎えが……」

ちひろ「はぁ……そんな事言ってられる書類の量ですか?今抜けたら、残っても仕事半分こしてあげませんからね」

モバP「うっ……」


To:双葉杏
件名:頼みがある
本文:
○○ビルの辺りできらりが迷子になってるらしい
俺今手ぇ離せないから迎に行ってやってくれ


モバP「はぁ……この世に救いは無いのか救いは……」

ちひろ「手を動かすー」

モバP「へーへー」

bbbb

モバP「んー」pi


from:双葉杏
件名:は~い
本文:
今から出ます
お姉さんに任せて、お仕事頑張って下さいね?


モバP「………」

ちひろ「?」

モバP「……」ツー

ちひろ「ちょ、何泣いてんですか!?」

モバP「何だろこの……心洗われる感じ……」


モバP「頑張る……おれ頑張る……っ!」ボロボロ

ちひろ「分かったから泣かないで下さいよ!」


~~~

持田亜里沙「えーと……きらりちゃんならコッチからすぐ見付けられるはずなんだけど……」キョロキョロ

??「あっ、」トテトテ

亜里沙「ん~?どうしたの君~?お母さんはどこか分かるかな~?」

日下部若葉「亜里沙さん私です~!子供じゃないです!」バッ

亜里沙「あ、あ~っ!若葉ちゃん!ゴメンねぇ~?マスク付けてる物だからてっきり小学生かと……」

若葉「言わなくて良いです~!聞きたくないです~!」

亜里沙「若葉ちゃんゴメンねぇ~?お姉さん今、迷子のきらりちゃん探してて……」

若葉「あ、あの、その迷子、多分私です~……」

亜里沙「あれ~?」

~~~


ちひろ「全く、どうしたんですか今日のプロデューサーさんは」

モバP「いやだって、何か変なメールが届くんですよ……」

ちひろ「変なメールぅ?」

モバP「そうそう、特にみくなんか……」

bbbb

モバP「……」pi


from:前川みく
件名:jewelrys買いに行くのは明日にします
本文:

東京駅はほんとう、今日

ごめんなさい思い付かないです


モバP「ほら、コレですよ」

モバP「せめて思い付いてから送ってこいよ!」

モバP「あとせっかくのオフなのにCD探して終わってんぞ多分」

ちひろ「もう、そうやってプロデューサーさんがいちいちツッコむのも問題ですよ?そういうのは大人スルーです」

モバP「何ですか大人スルーって」

bbbb

モバP「お?」



from:渋谷凛
件名:無し



ちひろ「大人スルーって言うのはですね~……」




本文:
助けて



モバP「……ちひろさん」

ちひろ「こう、大人にしか出来ない……って、はい?」

モバP「ちょっと、出てきます」ガタッ

ちひろ「ちょ、プロデューサーさん?プロデューサーさん!?」



~~~

スタッフ「リハお疲れ様でした。本番まで時間はあんまりありませんけど、少しでも控え室でお待ちください」

凛「はい……」

バタン

凛「………」

凛(リハーサル……ミスばっかりだった……)

凛(駄目……緊張してる……)


凛「フー……」ブルブル

凛(頭痛いし……震えが止まらない……)

凛「駄目……これじゃ……歌えない……」

凛(あ……なんか、気分わる……)

凛「プロ、デューサー……」


「凛、入るぞ」



凛「え……?」

モバP「よう」

凛「プロデューサー……?なんでここに……?」

モバP「何でって、お前が呼んだんだろ?……って、大丈夫か?顔色悪いぞ」

凛「あ、うん、なんか、緊張しちゃって……」

モバP「どうする?出番後回しにするか?」

凛「ううん、大丈夫……それよりプロデューサー、普段ならこんな事しないんだけどさ……」

モバP「ん?」

凛「腕、ちょっと背中に……回してくれないかな」

モバP「お、おう」

モバP「これでいいか?」

凛「うん……あ、そのとんとんってするの」

モバP「あ、駄目か。悪い」

凛「ううん、それ安心する。続けて」

モバP「お、おう」

凛「ふぅ……プロデューサー、私まだ震えてる?」

モバP「いや?全然」

凛「そう……ならもう大丈夫」

モバP「そうか、良かった」


<渋谷凛さーん、本番お願いしまーす

凛「……じゃあ行くね」

モバP「大丈夫なのか?」

凛「うん、絶好調、吐きそうだけど」

モバP「大丈夫じゃないだろそれ!?」

凛「ふふ、冗談だよ。それじゃ、楽しんでくるから」

モバP「おう……」


凛(何でプロデューサーは、私が呼んだって分かったんだろう……)

凛(神様の悪戯かな。人に思いを伝える神様の)


「それでは渋谷凛さんのソロライブ、生でお楽しみ下さい!『メッセージ』!」


凛(だとしたら、感謝しなきゃね……)





~~~


麗奈「……ちょっとどうなってんのよ!?」

麗奈「『助けて』ってメール送って1時間!何の反応も返ってこないじゃない!?」

麗奈「こうなったら一人で戦うしか無いのね……あのテラフォ〇マーに……!」


カサカサカサカサ


麗奈「ギャァァーーっ!!!!!?」






~おわり~


お疲れ様っす

LINEは良いですね、名前変えられてもコッチから判断しやすいですし

この悪戯されると割とマジで困ります

それでは

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