僕「なんで俺さんはひきこもりなのに真理を知っているの?」 (7)

俺「うん、それがよくわからないんだ。そもそも言葉は便宜的なものでね、天から賦与されたわけではないんだ。」
僕「よくわからないや。」
俺「さっき君は俺にひきこもりと言ったけど、決して外に出るのが怖いわけではないんだ。かといって修行の一環でひきこもっているわけでもない。
ひきこもりじゃあない。外出らず、なんだよ。
それはそうと日本語には雨をあらわす言葉がとても多いんだ。」
僕「どうして?」
俺「日本はほかの国に比べて雨が多いんだ。日本人はそういった気候のなかで稲作や林業などに依存した生活を送っていたから、雨との関わりのなかに生きていたんだ。
そのなかで言葉も作られていったんだ。
最近では雨をあらわす言葉が使われなくなってきているね。」
僕「なるほど」
俺「ところで虹は何色?」
僕「七色」
俺「うん、日本ではそう答える人が大半だね。でも実は違うんだ。
世界中で虹の色の答えは違って、アメリカやイギリスでは六色と答える人が多い、二色と答える人も世界では少なくないんだ。」
僕「へえー。」「ねえ、だったら本当は何色なの?」
俺「はははは、それはね、」

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