城崎「みんなー!ワンナイト人狼やらなーい?」 (6)

麻弓「ワンナイト人狼?なんだそりゃ?」

宇佐「人狼なら知ってますけど、普通の人狼と何が違うんです?」

城崎「文字通りワンナイト、一回で勝負が決まる人狼だよ。役職は、市民、人狼、占い師、怪盗の4つ。ワンナイトって響きがなんか卑猥でいいよね!」ハァハァ

宇佐「言うと思った・・・。てか怪盗ってなんですか?知らない役職ですね。」律「・・・。」

麻弓「てか私は人狼自体知らないんだが。シロ、おしえろよ。」

シロ「了解!」





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シロ「4人でやった時のことを前提として話すんだけど、基本的なルールとしては、村に隠れた人狼を探し出して当てることができたら市民側の勝ち、市民側の人を選んでしまったら人狼の勝ち、ってことになるんだ。」

麻弓「市民側っていうのは具体的に誰のことなんだ?」

シロ「市民、占い師、怪盗の3つ!つまり人狼以外を選んでしまったらダメなんだよね。」

麻弓「なるほど、続けろ。」

シロ「それで、ゲームの流れなんだけど、最初に占い師のターンで占い師は誰かのカード1枚か真ん中にある2枚のカードかのいづれかを見ることが出来るんだ。そして、次は人狼のターン。人狼がもし2人いたらその二人で目配せをして狙う人を決めたり、もし一人だったら自分でどうやって勝つかをかんがえる ってかんじかな。」

麻弓「そっか・・・。一人だったらやだな、一人はやだな・・・。私はいっつも一人になってしまうから・・・。」

宇佐「麻弓さん、それゲームの話ですよね・・・?」

シロ「最後は怪盗のターン。怪盗は自分のカードとどれかのカードを入れ替えることができて、入れ替えた役職になることができる。市民なら市民。占い師なら占い師。そして人狼なら人狼になっちゃうんだ。あと、占い師になったからって占い師のターンはもう終わってるから占えないんだけどね。」

宇佐「なるほど、最強カードではないんですね。でも面白そうっスねその役職!」

シロ「ほかにも細かいルールがあるんだけど大まかにはこんな感じだから何かあったらその時に説明するね!」

宇佐「じゃあ早速やってみますか!」(・・・って言ってもさっきから先輩ずっと本読んでるからな・・・)チラッ

律「・・・・・チラッ、・・・チラッ」

宇佐(めっちゃやりたそうな目でスッゲー見てるーー!!めちゃくちゃ可愛いーー!!・・・ハッ!いかんいかん。ここは先輩が断らないように慎重に行かないと・・・。)

宇佐「あのー・・・。先輩?人狼一緒にやらないスか?あの、ほら!彩花さん合コンでいないし!人数足りないし!ね?麻弓さん!」

麻弓「私、シロ、宇佐、佳子さん、この4人じゃん!やーい、律ちゃんハブー!!」

宇佐「ちょ!麻弓さん!!」

律「うっ・・・。・・・もういいしっ!」プイッ

宇佐(麻弓さんのばかー!!なんで誘わないんだよ!いつも合コンに誘われてないからって!!)

麻弓「おい宇佐、お前今すごい失礼なこと思っただろ。」

佳子「あらあら、でも私お夕飯の準備があるから悪いけど私の代わりに律ちゃんを入れてあげて。」

律 「!?」

宇佐(佳子さんグッジョブ!!!さすが独身貴族とは違う!!)

麻弓「おい宇佐、顔に出てるぞ」パキッ ポキッ

律「みんなが数が足りないっていうのなら仕方なくしてあげてもいいけど?」

宇佐「え、でも先輩ルール聞いてました?怪盗とか結構ふくざt

律「怪盗は自分のカードとどれかのカードを入れ替えることができて、入れ替えた役職になることができる。市民なら市民。占い師なら占い師。そして人狼なら人狼。あと、占い師になったからって占い師のターンはもう終わってるから占えない。」

宇佐(バッチリ聞いてらっしゃって私びっくりです!)

宇佐「そんなにやりたいんですか?」

律「・・・やりたい。」

宇佐「ちょっと待ってください。ウウッ」マエカガミ

麻弓「お?どうした宇佐?お前のちっさい人狼が見つかりそうか?吊るし上げられちゃうか?」ニヤニヤ

宇佐「黙っててくださいよっ!」ボンッ

律「・・・。」カァァ///

シロ「じゃあやろっか!!」


シロ「オッケー!みんなにカードは配ったよ、最初だから練習みたいな感じで行こうか!」

~占い師のターン~

シロ(真ん中を見ようかな・・・。人狼と怪盗か・・・。)

~人狼のターン~

律(・・・!! 早速一人・・・。)

~怪盗のターン~

みんな(・・・。) 

シロ「よし!じゃあ始めよっか!まず僕が占い師で真ん中を見たら人狼と怪盗だった。だから役職交換はなくて、この中に人狼が一人いる!

麻弓「なんかうざいからコイツ殺そうぜ」

シロ「理不尽に殺そうとされてる!?でもそれに興奮する!!」ハァハァ

宇佐「ちょっと待ってください、麻弓さんなんでシロさんのこと殺そうとしてるんですか?もしかして人狼だから?」

麻弓「なっ!アタシは市民だ!!宇佐、お前こそ人狼じゃないのか!?」

宇佐「僕も市民ですよ。」

麻弓「そういう冷静ぶってるのも怪しいぞ、そんなに冷静でいたってお前の下の人狼はさっきから自己主張してるぜ??」

宇佐「勝手に見ないでください!!」

宇佐・麻弓 ワー!ギャー!

律(よかった・・・。私の方にはこなさそう・・・。)ホッ 

シロ「ところで律ちゃんはどうなの?」

律「!? えっと・・・あの・・・。 ・・・ワタシシミン・・・。 」

麻弓「!」・・・ニヤリ

麻弓「アレ???律ちゃんどうしたの??もしかして人狼??」ニヤニヤ

宇佐「そんなわけないじゃないですか!ですよね、先輩!!」

律「え・・・あ・・・その・・・。・・・じ・・・人狼かも・・・。」

シロ「ちょっとちょっと!言っちゃダメじゃん律ちゃん!ちゃんと騙さなきゃ!!」

律「だ・・・だって・・・。」グスン

宇佐(集中攻撃されて涙目になってる先輩可愛いーーー!!!)

麻弓「キモ」

シロ「まあ今回は練習だから次からちゃんと人狼していこうね!あと、誰を処刑するかは話し合いの後せーので指さして投票が一番多い人だから、そのつもりで!ちなみにもし人狼が村にいなかった場合は、平和って言って右隣の人を全員が指させば成立!本当に村が平和なら全員の勝ちだよ!」

宇佐(俺の左は先輩だ!指、さされてー!!)

麻弓「キモ」

宇佐「さっきから人の心読むのやめろ!」

律「あの・・・。もし同票だったらどうするの?」

シロ「そのときはどっちも処刑!人狼はひとりでも選ばれたら負けだから戦略的に同票にするのもありかもね!」

律「なるほど、このゲーム、面白い。」キラキラ

シロ「じゃあ第2戦!いこうか!」

~占い師のターン~

麻弓(さて、この童貞クソ野郎の役職を見透かしてやろうかな・・・。 チッ、市民かよ)

~人狼のターン~

シロ(ワオ!!僕一人とか一瞬で潰されそう!でも潰されたい、でもゲームだから潰されるわけには・・・。ああっ!もどかしスパイラルッッ!!!) 

~怪盗のターン~

宇佐(シロさんの身を潔白してコンビ組めたら強そうだな・・・。げっ!!人狼!?くそっ、隠さなきゃ・・・。)

シロ「じゃあ始めようか!役職はいる?ちなみに僕は市民だったよ!」

麻弓「アタシが占い師で宇佐を占った。残念だが一般人の一般サイズだった。」

宇佐(市民状態の時に占ってもらってる!ラッキー!)

宇佐「な、なに失礼なこと言ってるんですか!でもこれで麻弓さんと俺の潔白は証明されましたね!俺は怪盗で、麻弓さんと交換したんで!!」

律(・・・?)

シロ「律ちゃんはなんだった?」

律「私は市民だった。だとすると平和ってことになる。」

宇佐「そうっすね!じゃあ早いところ右隣のひt

律「待って。・・・宇佐くん、宇佐くんってほんとに怪盗?」

宇佐「え・・・ど、どうしたんですか先輩!さっきそういったじゃないですか!他に怪盗がいないなら俺が怪盗ってことで・・・」

律「そういうことじゃなくて、今宇佐くんは本当に占い師になってるの?」

宇佐「!!!」

シロ(なるほど・・・。)

律「さっきの怪盗ってカミングアウトしたタイミング、なんか不自然だった。いつもの宇佐くんなら先陣を切ってみんなのために話をしてたはず。」

宇佐「先輩・・・////」

麻弓「いつもは、ただしゃしゃってるだけだもんな?」

律「うん。」

宇佐「先輩・・・。」

麻弓「だとよ宇佐。お前はいつも先陣切ってしゃしゃってる早漏野郎だってさ!」

宇佐「そこまで言ってないじゃないですか!それに俺が麻弓さんと交換したのはホントですよ!麻弓さんのカミングアウトが早かっただけで・・・。」

シロ「ちょっといいかな。僕実は人狼だったんだ。」

律・宇佐・麻弓「!!!」

宇佐「ちょ!シロさん!あんなに先輩に騙せって言ったn

シロ「そうじゃないよ宇佐くん。ここは宇佐くんと僕が2票づつでどっちも処刑されればいいのさ。僕が変えられてなくても宇佐くんが変えてても、どっちも処刑してしまえば済む話だよ。僕と律ちゃんが宇佐くんを、宇佐くんと麻弓さんが僕を指せば裏切ることもできない。」

宇佐「でも、先輩が人狼の可能性だってあるじゃないですか!それに少なからず麻弓さんだって人狼の可能性も!」

シロ「宇佐くん、ボロが出たね。宇佐くんは占い師の麻弓さんと交換したんじゃなかったのかい??」

宇佐「え・・・あ!!」

シロ「それに・・・。」

宇佐「それに・・・?」


シロ「僕も処刑されたいっ!」ハァハァ

宇佐「あ、はい。なんかもう考えるの馬鹿らしいです。」

シロ「じゃあ投票と行こうか!せーーのっ!」

宇佐⇒シロ 麻弓⇒宇佐 シロ⇒宇佐 律⇒宇佐

シロ「てなわけで僕と宇佐くんが処刑だね、・・・やっぱり僕は怪盗だったみたいだ!」

宇佐「くそっ、完全にシロさんにやられた!」

シロ「いやいや、律ちゃんの疑いからヒントをもらったんだよ、律ちゃん人狼得意になったね!」

律「そんなこと・・・」テレッ///

宇佐・シロ・律 ワイワイ ガヤガヤ

麻弓(なんだろう、人狼一人の気分・・・。)

彩花「たっだいまーーー!!!」

佳子「あら、彩花ちゃん今日は夕食なしで良かったんじゃないの?」

彩花「うん、そうなんだけどぉ、今日の合コン相手すごくブサイクでぇ、彩花に釣り合わなかったみたい♪」テヘペロ

宇佐「これまたすごい理由ですね・・・。」

彩花「あれ?麻弓さんたち何やってるのぉ?」

麻弓「人狼ゲームだよ。お前にピッタリなゲームだ、変わるか?アタシはちょっと見ていたい気分になった。」

彩花「でも彩花、そのゲームわかんなぁい、ねね、宇佐くん教えてよっ」ズイッ

宇佐「あ、はい!えーっとですね///」

律「むー・・・。」

~説明中~

彩花「へー!面白そう!でも彩花今まで人生で一回も嘘ついたことないからうまく嘘付けるか心配だなあ♪」

麻弓「お前それ自体が嘘だろ。」

シロ「じゃあ改めて麻弓さんのかわりに彩花ちゃんが入って4人でやろうか!5人でもできるから麻弓さんもやりたくなったら言ってね!」

麻弓「へいへーい。」

シロ「じゃあ第3戦!行ってみようか!!」

もし誰かが見てくれてるのなら続き書きます。見てくれてないなら「僕らはみんな河合荘」の6巻見てきます。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年10月13日 (火) 23:25:43   ID: VQ-U7Liz

見てます。書いてください

2 :  SS好きの774さん   2018年01月06日 (土) 16:09:47   ID: dC2_l2hD

いまさらですが書いてください 

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