レッド「マサラから旅に出るかぁ…」(304)

一応、ポケモン(カントー)の世界観です。

今回は家での生活がキツくなったレッドがマサラタ
ウンから旅に出るって内容です

ー春ー

レッド「俺の名前はレッド、15歳の少年だ。家での生活がキツくなったからアルバイトをして食べている。」

レッド「家族は父さんが居なくなった途端にどっか消えるし、俺はモテないし…」

レッド「どうなるんだろうなぁ、俺」

そう、斯く言う一人暮らしなのである

バイトの先輩「お疲れ様ー、明日もシフト入ってるけど頑張ってくれやー。」

レッド「はい!お疲れ様でした!」

レッド「…ふぅ。人も全然来ないのに明日もかよ…これだからスーパーは…」

レッド「ただいま~…っても、誰もいないのか。」

バクバク

レッド「…ん?」

グリーン「ん、よぉ、レッド」

レッド「あのさぁ…よぉ。じゃねぇよ*お前それ食ってんの俺んちのじゃねぇだろうな*」

グリーン「これは俺のだよwww流石にお前が貧乏って知って食うほど悪くねーってwwwwww」

レッド「ならいい…(ビビったわ)」

レッド「で、グリーンは何しに来たの、またからかいに来たのかー?」

グリーン「へへ…今回はちょっとばかし耳寄りな情報だぜ」ニヤリ

レッド「勿体振ってないで早く言え」

グリーン「オーキドのジイさんがなぁ、ポケモンくれるんだってさ!」

レッド「ポケモン*」ガダッ

グリーン「お、おう…」

翌日


バイトの先輩「レッド?レッド*レジ来てるぞ*」

レッド「ポケー」

バイトの先輩「レッド*」

レッド「…*あっ*はい*ただいま*」

(くっそ~、グリーンのせいで仕事にも集中できないよ。でも仕方ないか…家から出て広い世界に旅立てるってことはなによりも幸せだろうからな)

~回想~

レッド「グリーン!それ本当か*」

グリーン「あぁ!俺も初めは耳を疑ったがこれはマジらしいぜ!」

グリーン「俺は旅に出れるだけの準備は整ってるし。レッド、お前もだろ?バイトで貯めた金がよぉ!」

~回想終わり~

レッド(この町、マサラタウンではポケモンを持った人は旅に出れる決まりがある。そして俺は前からそれを誰より望んでた!)

バイトの先輩A「お前今日はどうも集中できてないな、あれか、どうせ旅に出れるかもしれなくなったもんだからウキウキしてるんだろ」

レッド「ヴェ**」

バイトの先輩A「図星かwそんなことだろうと思ったぜw」

バイトの先輩B「レッド君は夢があっていいね!めげずに頑張ってね!」

バイトの先輩A「まぁ~頑張れよ~w」

レッド「…ははは」

ー帰り道ー

レッド「ちぇ、なんだよ。俺だって半端な考えで旅に出ようなんて思ってないのに…バカにしやがって
…」

レッド「ん?家の前にだれか…」

グリーン「よっ!」

レッド「グリーン!昨日の話か*」

グリーン「その通り、ジイさんが明日研究所に来いってさ!」

レッド「あぁ!わかったぜ!ありがとな!」

グリーン「んじゃ、そうゆうことだからバイビー」

レッド「ついに…ついにこの時が来たのか…明日が待ちきれないな…」

ー翌日ー

オーキド「おぉ!グリーン、レッド、待っとったぞ!今日は君達にポケモンを渡したい…と前にいったはずじゃがグリーンから聞いとるか?レッド。」

レッド「はい!オーキド博士!」

オーキド「それならはなしははやい!では君達にポケモンを渡すぞい!」

レッド・グリーン「ゴクリ」

オーキド「植物ポケモン、フシギダネ!」

オーキド「炎のポケモン、ヒトカゲ!」

オーキド「そして水のポケモン、ゼニガメじゃ!」

オーキド「時に君達、もう選ぶポケモンは決まっとるかの?」

レッド「はい!俺の方は決まってます!」

グリーン「ふーん、三匹か…」チラッ

グリーン「レッド!お前先選べよ!」

レッド「え!?いいの!?ありがとうグリーン!」

グリーン(よしっ!)

時間かけてゆっくりいきます

レッド「俺が選ぶポケモンは…」

レッド「ヒトカゲ!君に決めた!」

ヒトカゲ「ギィィルゥwwwwww」

レッド「やったー!ポケモンだぁ!」

オーキド「あっ…(察し」

グリーン「俺は…こいつだっ!ゼニガメ!」

ゼニガメ「パーパルルwwwwww」

オーキド「…図ったな、グリーン」

グリーン「いや、俺はゼニガメが好きだwww」

レッド「?」

オーキド「さて、これで君たちは旅に出る資格を得たわけだが」

レッド・グリーン「だが?」

オーキド「君達はまだ半人前、広い世界に出すわけにはいかないと思ってる」

オーキド「それに、レッド。君にはまだやることが残ってるはずじゃ。」

レッド「…はい」

グリーン「ん?ジイさん、レッドのやることは何が残ってるってんだよ」

オーキド「レッドは一人暮らし、それはお前もよく知っとるな?グリーン。」

オーキド「1人で暮らしてきた分することは残っとるし、アルバトをやめるにしても手続きが必要じゃ」

グリーン「はっ!そんなんばっくれよーぜ!レッド!」

オーキド「oh…」

レッド「…いえ、しっかり手続きはしてきます」

グリーン「レッド!?」

レッド「あそこは人は来ないし上司もチャラいけど、あれでも身寄りのなくなった俺を雇ってくれたんです。話はつけてきます」

オーキド「…うむ。それでよい!」

レッド「今日一日、やり残したことは全て終え、この町と家に残したものにしっかり別れを告げ、明日旅に出ます」

グリーン「…しゃあねぇな。俺も出発は明日にする。俺が先に行っちまったらお前に勝ち目がないだろ?」

グリーン「今日はもう一度しっかり準備する日にするこったな」

オーキド「うむ、レッド。それでよい!」

オーキド「じゃが覚えとるな?君達はまだ半人前…旅に出すわけにはいかんのじゃ」

オーキド「明日は君達に…試験を受けてもらう!」

レッド「…へ?」

グリーン「…し」

レッド・グリーン「試験ッ~!?」

ーくる翌日ー

オーキド「2人とも、昨日はポケモンと仲良く過ごせたかな?」

グリーン「どうやら俺のゼニガメはまだ言うこと聞いてくれる状態じゃねぇみたいだ…」

レッド「俺も昨日はバタバタしててあまり仲良くなれなかったかな…」

オーキド「ははっw案ずるでない。誰でもすぐに仲良くなれるわけではないのじゃよ」

グリーン「…で?ジイさん。試験って一体なんなんだよ」

オーキド「…?おぉそうじゃ忘れとったwww」

レッド(だめだこのボケじじぃ)

オーキド「試験の内容は至ってシンプル。実技試験じゃな。」

レッド(実技か…運動はあまり得意じゃ…)

グリーン「実技か…おもしれぇ!で?何をすればいいんだ?」

オーキド「うむ、レッド、グリーン。君達にはまず、ペアになってもらうぞ!」

オーキド「2人にはトキワシティのフレンドリィショップでわしへの荷物を受け取ってきて欲しい!」

グリーン「なぁにが実技試験だwww簡単じゃねぇかwww行くぜレッド!」

オーキド「待つんじゃ!」

グリーン「っ…なんだよ…」

オーキド「今の君達にはポケモンがついとるからまだ大丈夫じゃが…」

オーキド「軽い気持ちで臨めば命にも関わる」

グリーン「…ぇ。なんでだよジイさん…荷物取ってくるだけじゃねぇか…」

オーキド「考えてみろグリーンよ、道には当然野生のポケモンもでる」

グリーン「…で、でもよジイさん。出るったってどうせコラッタ(笑)とかポッポ(笑)とかだろ?」

オーキド「それだけならまだよいが…最近ではトキワへの道、1番道路にサンダーというポケモンが出ると言われておる」

レッド「サンダー…聞いたことがある…強大な力を持った鳥のポケモンだとか」

グリーン「まっ、俺は早く旅に出てぇんだ。絶対クリアして…リーグチャンピオンになってやる…!」

グリーン「だからレッド、足引っ張んなよ!」

レッド「お前こそな!」

レッド(ってなわけで俺たちは実技試験である荷物取りに行ったわけだ。
しかしトキワへの道は案外長くて退屈である)

グリーン(あーあ、早く旅に出れると思ったのによぉ。試験終了まではバトルも禁止されてるし退屈極まりないぜ。よし、なんか話すか)

グリーン「ところでレッドよぉ。ラブライブの話なんだが」

レッド「ん?なんだ?」

グリーン「お前アニメとかで好きなシーンとかあんのか?」

レッド「んー、俺は2期9話のスノハレのシーンかなぁ。あ、ダイエット回なんかもよかったな」

グリーン「はっw甘いなレッド。そんなの鉄板中の鉄板だぜw」

レッド「何っ!?じゃあお前はどこなんだよ!!」

グリーン「俺はなぁ…1期終盤の海未ちゃんが穂乃果にビンt」

レッド(それからしばらく論争が続いた。)

レッド「別に何処を好きだっていいじゃないか!」

グリーン「お前はわかっちゃいねぇな!百合こそジャスティスなんだよ!」

レッド「そんなの価値観の押し付けだ!(百合が嫌いとは言ってない)」

グリーン「へっwお前はそんなんだから彼女はおろか友達も出来ねぇんだよ!」

レッド「グサッ」

ゼニガメ(なぁヒトカゲ。お前の主人になったやつ、…モテなそうだよなぁ…)

ヒトカゲ(あー、お前もわかる?コミュ障であれはやばいって…)

グリーン「おっ、着いたぜトキワだ!」

レッド「トキワシティか!いつ以来だろう…マサラから出るなんてこと滅多にないもんな」

グリーン「あぁ…っと、レッド!フレンドリィショップだ!先行くぜっ!」

レッド「あっ!まて!」

フレンドリィショップに入ると店員さんが俺たちを呼んだ。博士から話は聞いていたみたいだ。▽

グリーン「さーて荷物は受け取ったけど…なんだ?これ」

レッド「絶対開けんなよ、開けたら試験失敗だぜ」

グリーン「わかってるっつーの、俺は大人だからな」キラッ

レッド「はぁ…」

???「あの~マサラの人ですか?」

レッド「ん?君は…」

リーフ「あっ、いきなりすいません。私、リーフっていいます」

トキワを出ようとした時現れた白い帽子にノースリーブでミニスカの女の子はリーフと名乗った。▽

レッド「そうだよ!俺たちカクカクシカジカでマサラに帰る所なんだ」

リーフ「よかった!お願いします!私をマサラまで連れて行って下さい!」

グリーン「はぁ?でもお前、マサラじゃ見かけない顔だけど?何しに行くんだよ」

レッド(お、おいグリーン!年下の娘にその話し方はまずいって)

グリーン(あ、あっ!!)

リーフ「実は私、オーキド博士に助手にならないかとお誘いを受けてまして、トキワから今日引越すんです!」

グリーン「そ、そうだったのか~。うんうん、賢いな!そうゆうことならお安い御用だぜ!」

リーフ「ありがとうございます!」

レッド(…ほっ、正直、俺もリーフちゃんと話す時めっちゃ緊張した。でもでも、ここらで女の子に免疫をつけておかなければ…!)

レッド「ところでリーフちゃん!引越しなんて大変だよねぇ!」ガクガク

レッド「肩に乗せてるピカチュウ可愛いけどこれじゃあ荷物重いよねぇ!荷物持つの、手伝おっか!」ニコッ

リーフ「えっ!そんな!悪いですよ!」

グリーン(ふ~ん、やるじゃんレッド。マサラはもともと過疎ってるし友達っても科学の力(ryくらいしかできる友達もいないから仕方なかったもんな。)

グリーン「よーしお前ら!ジイさんが危険とか言ってたサンダーとやらも出ねぇしとっととマサラまで真っしぐらだぁ!」

リーフのピカチュウ「…ピ…ピカ…」バチバチ

リーフ「ん?どしたの?ピカチュウ?」

ピカチュウ「ピッカ!」

リーフ「このピカチュウの様子…何かくる…!!」

???「ザーッス!!」

ドォォォォオ

3人「うわぁっ!!!!」

ズザザザ

グリーン「チッ…大丈夫かお前ら!」

リーフ「はい…」

ピカチュウ「…ピ……」

レッド「間違いない、あいつはサンダーだ…」ブルッ

グリーン「なっ!?マジかよ!あいつが!?」

レッド「グリーン!だからフラグはよせとあれほど!」

グリーン「俺はただ真っしぐらって…」アタフタ

リーフ「ピカチュウが…」

ピカチュウ「ピカ…ピ…」

サンダー「アザーッス!!」ドォォ

グリーン「やっべ!また攻撃だ!ピカチュウが…」

バチバチ…ドォォン

レッド「あっ…」

レッド(やっちまったよ)

ズザザザッ

グリーン「おい!ピカチュウ抱えてレッドも吹っ飛んだぞ!馬鹿か!」

レッド「う…ん」

俺が次に目を開くと目の前にはサンダーがいた。その表情は今にも俺たちを電気で焼き払ってしまいそうな興奮しきった顔だ。次まともに電撃浴びせられちゃあもう俺もピカチュウもおしまいだ…
グリーンもリーフちゃんもあんな遠くに隔離されちまった。2人は安全。よかった。俺は…もう動けね▽

目の前はまさに真っ暗だ…

レッド「大丈夫?ピカチュウ」

ピカチュウ「…」

ピカチュウは返事をしない。そりゃ普通そうだよな、あんなやつにやられちゃうごけなくなるわ。

遠くからグリーン達が逃げろ、動けと叫んでる、が当然出来っこない。
俺は仰向けのまま空をみた

レッド「っはは…もう俺の人生は終わりかよ…こんなあっけなく…俺、死んじまうんだなぁ」

レッド「…っく…家はめちゃくちゃ、バイトでなんとか生活してバイトでは先輩にいい顔見せようとして明るく振る舞い、コミュ力はないわ特技はないわで今もこれか」

グリーン(レッド!足引っ張んなよ!)

あの時からわかってたんだ、結局俺じゃあグリーンの足を引っ張っちまう。頭も体も秀でたこと1つない俺じゃこうなるかもって

レッド「でもさ…本当に俺がしたかったことって…これからしたいことって………ん?」

次にまた目を開くと真上にいたのはサンダーじゃない。グリーンだ。
何してんだこいつ。ジャンプしてサンダーに突進してるぞ。

グリーン「おいレッド!寝てんじゃねぇ起きろ!旅に出るんだろ!これからしたいことはなんなんだよ!」

レッド(そうだ…俺、旅に出たい)

グリーン「今のうちに早く起きろ!行くぞ!」グイッ

ピカチュウは抱えた。これでこのままマサラまで逃げる。

ーーーどれくらい時間が経ったんだろう。気づけば俺は博士の研究所で寝ていた。
目が覚めるなりグリーンとリーフちゃんが顔を覗いてくる。二人ともとても心配そうな顔だ。▽

グリーン「おっw起きたのかよw死んじまったかと思ったぜwww」

レッド「……余計なお世話だ。」

聞いてみた所、あの後気を失った俺はグリーンが、ピカチュウはリーフちゃんが運んでくれたらしい。
リーフちゃんには何度も謝られたけど結局悪いの俺なんだよねw勝手に巻き込まれてグリーンにも危険な橋を渡らせました、で

でもおかげで見えた。これからの生き方。誰かが倒れてくのを見てるだけはもう嫌だ。誰も目の前で傷つけさせない

オーキド「レッド!よかった!目を覚ましたか!」

レッド「はい…博士、なんかいろいろすいません」

オーキド「なにを言っとる!グリーンと共に荷物もリーフも無事でここまで連れてきたではないか!」

レッド「連れてきてもらったのは俺なんですけど…今回の試験、失敗でしょうか」

オーキド「グリーンもレッドも、誰か守ろうとしてこうなったわけじゃ、おまけに荷物も無事じゃから文句無しの合格じゃよ!」

グリーン「おい、まじかよ…じゃあ俺たち旅にでれる…?」

グリーン「……っしゃぁ!やったぜレッド!これでちゃんとしたポケモントレーナーだ!」

オーキド「ふむ、ポケモンの力だけに頼りすぎるのはよくないからの、それに頼らず自分たちで守り抜い君たちは見事じゃ!」

オーキド「そして…当のピカチュウなんじゃが…」

3人「ゴクリ」

オーキド「みんなの活躍で無事、回復チュウじゃぞ!」

レッド「ふぅ…」

安心した、とにかく安心したよ

外出初日からヒトカゲにはしょうもないとこ見せちまったけど安心して旅ににでれるってもんよ

レッド「さて、と。」

オーキド「レッド?」

レッド「旅に出る準備をしますよ。もう夕方なんで明日からになりますけどね」

グリーン「ま、お前じゃ傷もすぐに癒えるだろ。サンダーもどっかに逃げたし俺らにゃ近づくこともないろうな、フラグ抜きで!」

レッド「はは…やめてくれよ?」

レッド「あっ、リーフちゃん。今日はありがとう。おかげで大事なものが掴めた気がする」

リーフ「こちらこそ振り回してすいません。お二人共、旅!頑張って下さいね!」

レッド「うんっ!」
グリーン「おうっ!」

ー翌日ー

レッド「よし、忘れ物はないな」



グリーン「姉ちゃん!タウンマップもらってくぜ!あっ!レッドにはやらなくていいからな!」

ナナミ(姉)「ちゃんとあげとくよーw」

グリーン「あぁーっ!!」

ナナミ「クスクスそれじゃあたまにはかえってきなさいよー!」

グリーン「おう!次に来た時の俺の成長に驚け!」



レッド「よし!行こう…ヒトカゲ」

リーフ「レッドさーん!」

レッド「ん、あ!?リーフちゃん!?どしたの?」

リーフ「この子連れてって下さいよ!昨日からずっとレッドさんに会いたがってて!」

レッド「こいつは…昨日のピカチュウじゃないか!いいのかな…俺なんかが…」

ピカチュウ「ピカピッ!」

レッド「そうか!よろしく!ピカチュウ!」

リーフ「あとこれも!」

レッド「これは…赤い帽子?」

リーフ「はい!是非!旅頑張って下さいね!」

レッド「ありがとう!行ってくるよ!」

俺は手渡された帽子を被りつばをつかみ、ニッと笑った。

家を出て、マサラを出ようと前を歩くと向かい側からグリーンが歩いてくる。

俺たちは顔を見合わせお互い大胆不敵に微笑んだ。

ーーグリーン、お前とはライバルとして、同じ場所、ポケモンリーグを目指すトレーナーとして同時に町を立つことになる。

後ろには博士、リーフちゃん。マサラタウンの人々。もう俺たちは振り返らない

2人の新米ポケモントレーナーは1番道路に向かい足を進めた。

1日で作りきる短編となってしまいましたがありがとうございました!

1日で作りきる短編となってしまいましたがありがとうございました!

なんか二回書き込んだけど気にしないで下さい。

~エピローグ~

リーフ「2人とも、出発しましたね…」

オーキド「この旅を通してあのやんちゃな孫もかわるかのぉ」

リーフ「ポケモンとの旅…羨ましいですね…」

オーキド「ふむ…リーフよ」

オーキド「ここに1つのモンスターボールがあるじゃろ?」


ここで完結
と行きたいのですが旅編も時間をかけながら書いていきたいと思います。なるべく原作に忠実に二次創作を続くたいのですがオリジナル展開もあるのでよろしくお願いします。
最初の方にレッドのモテないがフラグではと頂いたのでそこもできるだけ頑張ります

次回の書き込みのほうは明日の午後から出来れば始めていきたいと思います。

オーキド「ふむ、SSは気合いが大事じゃな…」

オーキド「さて、遅くなったが登場人物紹介をしていくぞい!」

レッド:15歳、モテない。家族が家から消えてしまい一人暮らしをしていた。ある日きっかけを持ち旅にでる。
パーティ
ピカチュウ
ヒトカゲ

グリーン:言動にトゲはあるが、レッドと対照的にコミュ力はある方。
アルバイトをしていたレッドにポケモンがもらえる報告をしにいった。
レッドのライバルでありオーキドの孫
パーティ
ゼニガメ

リーフ:トキワ出身の12歳の女の子。
ポケモンの知識をオーキドに見込まれ研究所へのスカウトを受ける。
レッドのピカチュウの元親。

オーキド:カントーのポケモン博士。
バリバリだった(過去形)ボケじじぃ

ナナミ:グリーンの姉

オーキド「ふぁ~。わしゃもう眠いわい。」

オーキド「明日の午後からレッド達の活躍を書きこむ気じゃからよろしくたのむぞい!」

オーキド「ではここで一句!んっん…
レッドくん
おおけがしても
もとどおり」

オーキド「みんなもポケモン、ゲットじゃぞ~!」

レッド「………腹、減った…」

ピカチュウ「………ピカ…」


やぁ、俺の名前はレッド!
前回の話のようにかっこよさげに旅に出た15歳の少年だ!今はマサラをでて1番道路を越え、トキワシティにいるんだ!……いるんだが

レッド「財布の中身…」パラパラ

レッド「……はぁ」

この有り様である

別に全額使い切って一文無しになったわけじゃない。昨日トキワに着いたのが夜だったから街のポケモンセンターで泊まろうと部屋を借りたんだ。

~回想~

ジョーイさん「最近盗難が流行ってるみたいなので泊まるなら注意してね」

ジョーイさん「なんでも犯人は黒づくめの集団らしいけど…」


レッド「ここが泊まる部屋か。なぁにw盗難なんてそうそう会いっこないさw」

~回想終わり~

ポケモンセンターに泊まる

寝ている間に盗難に会う

財布の中身のみ、キレイに盗まれる←イマココ


レッド「……旅に出ても結局貧乏は貧乏なんだな、ツイてないぜ…」

レッド「トキワジムは閉鎖中だし、トキワには前もきたから特に用もないな。さっさと次の街に進むか」

…ニビシティに行くにはトキワの森を通ってかなきゃいけないのか。虫はあんまり得意じゃないんだけどなぁ…


ートキワの森ー

レッド「さぁてと…早く抜けて街に出ようぜ」

ピカチュウ「ピッカ…」

ピカチュウ(…ねぇヒトカゲ…初めてレッド見たときからこいつ童貞だって思ったけどこんなちょろくて頼りないの?)

ヒトカゲ(…ま、まぁ行動力なら多少はある方だから。ダメ人間だけど。)

ピカチュウ(サンダーの時の動きは何処に行ったんだかなぁ…)

レッド「うーん、なげぇよ森」

レッド「!!」

ピカチュウ「ピカピ?」

レッド「あそこにいるのはフシギダネじゃないか…」

レッド「よっしゃ!絶対ゲットしてやる……」

フシギダネ「フシー?」

レッド「気づかれたか、じゃあ勝負だな!」

レッド「フシギダネにはヒトカゲが相性いいんだろ?知ってるぜ!」つヒトカゲのボール

レッド「ヒトカゲ!君に決めた!」

ヒトカゲ「カゲ~!!」

レッド「ヒトカゲ!ひのこ!」

ヒトカゲ「カゲ!」ボォ~

フシギダネ「…フシ」

レッド「え!?」

レッド「効いてねぇ~www」

フシギダネ「フシッ!」ガシッ

レッド「あぁっ!ヒトカゲがつるのムチで投げられたっ!」

ヒトカゲ「カゲ…」

レッド「まさか俺のヒトカゲが好相性でやられるなんてな…」

レッド「次はピカチュウ!頼んだ!」

ピカチュウ「ピカチュー!」

レッド「でんこうせっかで攻撃をかわしながら攻撃だ!」

ピカチュウ「ピカ!」(いきなり、んなダメ出しやめろって…)

フシギダネ「フシ~!!」

レッド「おっ、でもダメージは入ってるぞ!」

フシギダネ「フシ…」ムクッ

レッド「まだ立ってくるのかよ…序盤のステージなのに強すぎだろ…」

レッド「やっべ…今度はピカチュウが投げられる…」

ピカチュウ「ピーカ~~!」ドンっ

レッド「ピカチュウ!」

レッド「ピカチュウが倒れたら後がない!たのむよピカチュウ!」

ピカチュウ「ピカ…」ヨレヨレ

フシギダネ「フッ…」

ピカチュウ「ピカ…(倒れると思ったか!)」ニヤ

フシギダネ「げっ!」

ピカチュウ「ピーカ~~!!(くらえ序盤から10万ボルト!!)」

フシギダネ「フシ~~!!」

レッド「はっ!今だ!えいっ!」ヒュン**

モンボ「パチっ☆」

レッド「やったーー!」

レッド「やったぜ!ピカチュウ、ヒトカゲ!初ゲットだ!」

2匹(ふぅ)

レッド「よろしくフシギダネ!ん?もうトキワの森の出口じゃないか。」

レッド「このままニビに直行だ
…ジムバッジを手に入れてやる…」

どうやら無事、森を抜けたようだ。もうこんな時間だけどな。まぁとにかく、明日はジムで腕試しをするぜ。▽

レポートを5秒で(今は1秒)で書き終える主人公達の謎能力



(・8・)チュンチュン

ーポケモンセンターの朝ー

レッド「…んん、朝か」

レッド「にしても旅ってのもやっぱいいな。朝の開放感がたまらないよ」

レッド「博士のトレーナーズスクール行ってる時はこんなこと言ってる余裕なかったんだけどな~」

レッド「フロント行って朝飯食ってくるか、まだバトルの賞金で稼いだ金がある。」

俺の名前はレッド!
前回の話を見て貰えばわかると思うんだけどマサラタウンって田舎町から旅に出てカントーの各地を巡ってる!…まぁバッジはまだ一つもないんだけどさ


フロント

レッド「このはした金で何食おうかな~」

リーフ「こんにちは!」

レッド「ん?ん?リーフちゃんじゃないか!?」

レッド「あれ…でもマサラにいるはずの君がなんで?」

リーフ「実は博士にフシギダネを貰って旅に出たんですよ!」

レッド「…え、俺が頑張って抜けたトキワの森をあっさり抜けちゃったのぉ!?」

リーフ「それと、博士からお使いを頼まれてるんです」ゴソゴソ

リーフ「はい!これ!」つポケモン図鑑

レッド「これは…あのポケモン図鑑じゃないか…」

レッド「かつては博士がトレーナーとして使用していたという、ポケモンに出会えば自動的に埋まるハイテクな図鑑!」

リーフ「どうやらこの前のお使いで届いたパーツを使って完成させたそうですよ」

レッド「そのためのお使いだったのか…やっぱり…」

レッド・リーフ「科学の力ってすげ~!」


レッド「あっ、グリーンにはもう渡したの?」

リーフ「あ、そのグリーンさんなんですけど」

リーフ「さっきまでフロントにいたので渡してきました!」

レッド「いたのかよ!」

レッド「つーかあいつはもうニビジム挑戦したのかな」

リーフ「そういえばもう昨日勝ってしまったと言ってましたね」

リーフ「僅かな時間でジム戦にまで勝ってしまうなんてすごいですね!」

レッド「じゃあもう次の街に行くってことか…先を越されたな…」


レッド「とにかくありがとう!図鑑埋めも頑張るよ!」

リーフ「はい!良い旅を!」

レッド「そちらこそ!君はこれからどうするの?」

リーフ「おつきみやまでピッピを探してきます!稀に会えるそうなので」

レッド「おつきみやまか…俺もジムで勝てたら行くか」

レッド「それじゃ!またあとでね!」

レッド「…これ以上遅れを取るわけには行かない!絶対に勝つ!」



ジム前

レッド「…てなわけでジムに来たんだけど…」

レッド「なんか、こう…こわいな」

レッド「えぇい!こんなとこにもいちいちビビってたらリーグなんて制覇できない!」

レッド「よし…」スゥー

レッド「たのもー!」バン

タケシ「君は…挑戦者か、俺はジムリーダーのタケシだ。よろしく」

レッド「よろしくお願いします!」

タケシ「かたくならなくていいよ、いつも通り戦ってくれ」

タケシ「因みに君はどこからの挑戦者かな?」

レッド「あ、はい。マサラタウンから旅をしてここに来ました!レッドです!」

タケシ「そうか…マサラタウンは人口が少ないと聞くが、それじゃあ君は二回続けてマサラからの挑戦者になるね!」

レッド「二回続けて…グリーンか…」

タケシ「やっぱり知り合いかな?彼は強かった。まだ会って間もないパートナーのゼニガメと心が通じあっていることがよく分かったよ」

レッド「心が通じあっている…」

タケシ「君はどうだろう。ポケモンに的確な指示を出し最後まで平常心を保てるかな?」

レッド「はい、頑張ります」

タケシ「それじゃあ始めようか。手持ちは3匹だね?なら使用ポケモンは3匹。交代有りの試合だ」

レッド「はい!お願いします!」


タケシ「いけっ!イシツブテ!」

レッド「イシツブテ…まだ会ったことのないポケモンだ。どんな技を使うんだ…」

レッド「俺のポケモンは…いけっ!ヒトカゲ!」

ヒトカゲ「カゲ~!」

ジムトレーナー「おいまじかよ…よりによってヒトカゲでくるなんて…」

タケシ「ふむ…」

タケシ「君は旅をしているんだったね。目的はなんだい?」

レッド「俺の旅の目的はリーグを制覇しポケモン図鑑を埋めることです。そしてカントーの各地でいろんなポケモンに会いたいです。」


タケシ「多くのポケモンに会い図鑑を埋めるためには当然力が必要なわけだ」

タケシ「特にリーグ制覇は実力が無ければ例え地球がひっくり返ってもありえない」

タケシ「ここでイシツブテ相手にヒトカゲを出したのには何か作戦があるのかい?」

レッド「…すいません。正直作戦なんて微塵にもありませんでした…」

タケシ「ヒトカゲはイシツブテに対して相性が悪い。ゴリ押しだけでは敵わないポケモンの厳しさをジムで教えるとしよう」

タケシ「イシツブテ!いわおとし!」

イシツブテ「イシっ!」ぶんっ

レッド「よけろヒトカゲっ!」

ヒトカゲ「カゲっ!」ひょい

タケシ「今だ!回り込んで体当たり!」

イシツブテ「テー!」

ヒトカゲ「カゲ~!」バタッ

レッド「ヒトカゲっ!」

タケシ「どうした?ヒトカゲは苦しそうだぞ?まだヒトカゲで続けるかい?」

レッド「まずいな…もどれヒトカゲ!」

レッド「そして…ピカチュウ!たのむぞ」

ピカチュウ「!!」


タケシ「イシツブテは岩タイプに隠れがちでわかりにくいが地面も持っている。」

タケシ「ピカチュウもまたイシツブテに相性が悪い。君には俺のポケモンへの有効打がないのかい?」

レッド「おれは相棒たちを信じます」

タケシ「ならば全力で倒しに行こうっ!イシツブテいわおとし!」

レッド「ピカチュウ!」

ピカチュウ「ピカっ!」サッ

タケシ「なかなか優秀で素早いピカチュウを連れているじゃないか!」

タケシ「ならこれはどうだ?岩石封じ!」

ピカチュウ「ピカ~!」


レッド「しまった!ピカチュウが動けない…」

タケシ「体当たりで決めろ!」

イシツブテ「イッシ!」

ピカチュウが 「ピカぁ~!」どさっ

レッド「ピカチュウ!」

タケシ「ピカチュウはもう動けないな。次のポケモンを出したまえ」

レッド「くっ…フシギダネ!」

タケシ「フシギダネもいたか。そいつは俺のポケモンとの相性もいい…しかしこいつは倒せるかな?」

タケシ「もどれイシツブテ!…いけっ!イワーク!」ヒュン

イワーク「クワー!」

レッド「イワークか…でかい…」

タケシ「フシギダネを後までとっておいたか」

タケシ「君にはリーグ制覇と言う目的があったね。何か特別な理由があるのかい?」

レッド「俺にはライバルがいるんです。そいつも本気でリーグ制覇を目指しています」

レッド「そして俺はポケモンが好きなんです。だからこいつらと絶対に頂点に立ちたい、なんて思ってます」

レッド(あー、なんか語っちまったよ)

タケシ「なるほど、そのライバルと肩を並べたいと」

タケシ「でもそれじゃああまりにも先が見えなくないか?」


タケシ「ライバルと競い合うもよし、相棒たちと楽しみバトルするもよし」

タケシ「そう、全てはトレーナー次第だ」

タケシ「だがしかし、リーグはあまいもんじゃあない、ライバルに勝つことしか眼中になければスケールの小ささでリーグを目指してるトレーナーにも、ライバルにも負けてしまう」

レッド「っ!!」


タケシ「現に今の実力で俺とバトルし、君の好きだというポケモンも疲れている」

タケシ「勝ち続けたければ視野を広めることが大事なんじゃないか?」

レッド「好きなポケモンが傷つく…視野を広める…」

タケシ「ここ、ポケモンジムでは単なる実力だけではなくポケモンとトレーナーの絆だったり友情だったり…コンビネーションもみる」

タケシ「さっきピカチュウは君に指示される前に自分でイシツブテの技をかわしたね?」

レッド「!!」

レッド「考えてみれば…最近無茶な指示続きでごめんな、みんな」

ピカチュウ「ピカ…」


タケシ「もし君が本気でリーグ制覇を考えているならば、今ここで君たちの友情を見せてくれ」

レッド「…」

レッド「たのむぜ、フシギダネ…」

フシギダネ「フシシ…(余裕で3タテしてやんよwww)」

タケシ「イワーク!まきつく!」

レッド「フシギダネ!つるのムチで投げ飛ばせ!」

フシギダネ「フシ…シーっ!」グググ

イワーク「ワッー!」

タケシ「!?…なんてパワーだ」


タケシ「俺のイワークを一撃で倒すなんてやるじゃないか!」

レッド「…ぇ、…すげぇ…すごいよフシギダネ!」

フシギダネ「フッ!」


レッド「この調子でいければ…」

タケシ「いけっ!イシツブテ!」

タケシ「思わぬところ不覚を取ったが…もう倒させないぜ!」


タケシ「いわおとし!」

レッド「つるで掴んで相手に投げろ!」

フシギダネ「フシッ!」ぶんっ

タケシ「まだまだ!いわおとしを続けて出すんだ!」

イシツブテ「イシっ!イシっ!」ぶんぶんっ

フシギダネ「ダネダネっ!!」ぶんぶんっ

イシツブテ「イシ…」ぜぇぜぇ

レッド「今だ!つるのムチ!」

フシギダネ「フッシィ!!」ガシっぶんっ

タケシ「イシツブテ!」


タケシ「なんてことだ…俺の残りポケモンも最初のイシツブテ1匹」

タケシ「一気に形成逆転か…」ヒュンっ

タケシ「ジムリーダーとして最後まで全力をみせよう!」

レッド「はい!」

イシツブテ「岩石封じだ!」

レッド「しまった!またこの技!これじゃあフシギダネも動けない…」

タケシ「体当たり!」

イシツブテ「イシィ!」

フシギダネ「ダネッ!」バァン


レッド「フシギダネ、よくやった。お疲れ様…」

レッド「俺のポケモンもヒトカゲ1匹だけ…」

タケシ「だがそのヒトカゲでは岩石封じに封じられてしまうぞ!」

レッド「ヒトカゲ…頼むぞ…」

ヒトカゲ「カゲっ!」(フシギダネの勢いを消さないで相手を倒してやる、任せろ)グッ

レッド「ヒトカゲ!ひのこだ!」

ヒトカゲ「カゲっ~!」

タケシ「無駄だ!かわせっ!」

イシツブテ「イ…シ…」ビリビリッ

タケシ「!?」


タケシ「そうか!ピカチュウの静電気!さっきの体当たりで…」

タケシ「しまった!ひのこが…」

イシツブテ「イシィ~!」バタ

レッド「…これは」

タケシ「…おめでとうレッド!この勝負君の勝ちだ!」

レッド「やったー!」

タケシ「ジムリーダーに勝ったトレーナーにはバッジを渡す決まりでな、君にグレーバッジを渡そう」

レッド「これがジムバッジ…」

タケシ「あぁ!この先にあるハナダシティにもジムがあるから挑戦してみるといい!」


レッド「はい!ありがとうございました!」


こうして俺はやっと一つ目のバッジを手に入れた。と、こうしちゃいられないな。まだ一つ目。これからバッジを集めて周るためにおつきみやまに向かうぜ!まってろよ、ハナダジム!▽


オーキド「うーむ、今回はレッドのポケモンへの気持ちが少し変わったのかもしれんのう」

オーキド「グリーンも順調そうで何よりじゃ!」

オーキド「リーフも出てきて驚いたじゃろ?実はわしが派遣したんじゃよ。図鑑の手伝いにもなると思ってな!…え?知っとった?」

オーキド「ま、まぁまぁまぁ!登場人物紹介じゃ!」

レッド:15歳の少年。特徴はリーフから貰った赤い帽子。
ポケモンについては最近頑張っているが、モテないこと、友達がいないことをそれなりに気にしている。人物画はFRLGの主人公(男)
パーティ
ピカチュウ
フシギダネ
ヒトカゲ


グリーン:レッドのライバルでオーキドの孫。
ポケモンリーグ制覇を目指していて実力もすでに開花しつつある。
パーティ
???
ゼニガメ

リーフ:トキワシティ出身で12歳の少女。白い帽子を被っている。
オーキド研究所の助手としてスカウトされたがオーキドに旅に出るように勧められ、本人も頷いた。人物画はFRLGの主人公(女)
パーティ
フシギダネ

「○○w」
www
↑どっちでもいいのだが


オーキド「まぁこんなとこじゃな。おっといかん。SSを見ていたらこんな時間じゃ!」

オーキド「次からロケット団を積極的に出すぞ!」

オーキド「それじゃあ!いいこはゴートゥーオフトゥンじゃ!」…zzZ


こんにちはみなさん、俺はレッド!
オーキド博士にポケモンを貰って旅に出た俺が、今日はおつきみやまを登っちゃうぞ!▽

レッド「というわけでおつきみやまにきたのだが…」

レッド「暗くて長いじゃん!!!」

レッド「あなぬけのひもとか持ってないし…どうしようかな…」


レッド「とりま」

レッド「そこに腰掛けておにぎりでも頬張るお」

レッド「…うんしょ」バクバク

グリーン「あ」

レッド「ンが?」ムシャ

レッド「やぁ、グリーン」

グリーン「レッドじゃねぇか!よぉ!」

グリーン(ちきしょう、俺の方が明らかにリードしてたのにぃ(泣

レッド「久しぶりだな。お前なんでここうろうろしてんの?」

グリーン「ふっ…聞いて驚け」

レッド「?」


グリーン「タケシさんから聞いたんだが、このおつきみやまにはポケモンの化石があるらしいぜ」

レッド「ポケモンの化石?」

レッド「そんなものあってもお荷物にならないかねぇ…」

レッド「第一、俺コレクターじゃないし」

グリーン「甘いな、ニビシティに化石を持ってけばなぁ」

グリーン「復元して元のポケモンに会えてしまうんだよ!」

レッド「なに!?」


レッド(いやいや待てよ…もし昔のポケモンの化石を見つけることができたら…)

レッド(その記事を取り上げられて俺も生活に困らなくなるんじゃ…)

グリーン「レッド?」

レッド「よーし!その化石、俺が見つけちゃおうかなー!?」

グリーン「…レッド、お前さっきにやけてたぞ…」

レッド「いやー、冒険は楽しいなぁー!!」

グリーン「…聞いてないな」


ー3時間後

レッド「…化石ってこんなにも見つからないの?」

グリーン「…簡単に見つかってりゃみんな有名人だ」

レッド「ん?なんか洞窟の出口見えてきたけど」

グリーン「うーん、とうとう出口か」

グリーン「ここは出直してまた来るっきゃないな」


レッド「んじゃそうするか…」

レッド・グリーン「!?」

レッド「これ…まだゴールじゃねぇ…」

レッド「洞窟からでただけでまだ山の中だぁぁあ!!」

グリーン「しかもこれ相当山奥だぜ」

グリーン「見ろ!街があんなに小さく見える!」

そう言ってグリーンが指差したのは小さく見える街

でも俺はそんなことよりもっと、俺たちが今いる山奥より高く聳え立つ、セキエイ高原の向こう側に見えるシロガネやまだった

そのシロガネやまをここから見て思った。

いつか絶対にあの山を登ってやる

俺が頂点に立ったその時、あの山の頂につこう

レッド「グリーン、化石はまだこの先かもしれない。行くぞ」

グリーン「??」

グリーン(なんだよレッドの癖に仕切りやがって。らしくねーじゃん)

ーその頃

リーフ「ピッピいないなぁ…」


グリーン「化石なんてどこにも見当たらないな」

レッド「これは旅が進まなそうだ…」

グリーン「てかあそこ、誰かいるよな?」

レッド「あっホントだ」

グリーン「おーいそこのあんたー!」

男「なんだガキか」

グリーン「このグリーン様になんだとはなんだ」

グリーン「俺今ポケモンの化石探してんだけどさ、おっさんしらない?」

男「ポケモンの化石だと?」


男「俺も今化石を探してるのさ、ガキは化石の場所だけ教えてとっとと帰りな」

その時、レッドの頭に電流が走った
化石を探してるという男の特徴は黒づくめ
同じ格好をしたやつが何人かいる…そう、集団だ

レッド「まさかあんた…」

レッド「トキワシティで俺の財布盗んだっていう窃盗集団だな?」

男「げっ!何故トキワの事件を…」

男「まあばれたからには仕方ない…俺たちはロケット団だ!」

グリーン「ロケットだと?最近ポケモンを利用して悪事を働いてるやつらか」

レッド「おいお前俺の財布返せ!」

ロケット団はセコい
なんたって喋るニャースという珍ポケは無視して他のポケモンを狙うんだからな


レッド「警察に突き出すぞ!」

ロケット団員A「残念だが俺は持ってない」

ロケット団員A「それは俺の仲間の仕業だ!!」

レッド「…なんと……」クラッ

ロケット団員A「へへっ、今のうちに…」

ロケット団員A「ばいなら~wwwwwwwww」

レッド「☆\#<×々〒○☆」

グリーン「おいレッドしっかりしろ!!」

レッド「ダメだ…希望が見えない…」

レッド「こんなにいるロケット団から財布取返すなんて…」


リーフ「ゆびをふる!!」

ピッピ「おら大文字よ!!」フリフリ

ロケット団員B「ぎぇぇぁぁぁあ」

レッド・グリーン「!!」

ロケット団員A「おいなにしてんだ!!」

ロケット団員B「ゆびをふるからの大文字なんてチー…ト…だ」バタン

ロケット団員A「oh」

グリーン「あ、リーフじゃん」

リーフ「ども^ ^」

レッド(初心者となめてたが…これからは注意が必要だな)

レッド「や、やぁ!ピッピに会えたんだね!」


グリーン「ん?あそこにみえるのは…」

グリーン「出てこいイーブイ!」

イーブイ「へい!」

グリーン「穴をほる!」

ロケット団員A「今の内に逃げるぜ…」

レッド「え、ちょ、まてよ…」


し~~ん

レッド「…さいですか」

グリーン「おーいお前ら!」

リーフ「ん?それってもしかして…」

グリーン「ひゃっほーい!化石は俺様がもらったー!」

レッド「」


ーおつきみやまふもとー

グリーン「いやー、やっと山からでたぜ!」

グリーン「化石まで手に入ったし、俺最高!!ひゅう♪」

レッド「心が折れそうだ…」

リーフ「やっとピッピが手に入った~~!」

レッド「こんなにも運に差があるなんて…」

レッド「腐った世の中だよなぁ」

グリーン「じゃ、俺このままハナダまで直行するわ」

レッド「!!」

レッド(落ち込んでる暇はない!ジム戦だ!)

リーフ「せっかくだし一緒に行きましょうよ」

グリーン「いいねぇ!よし!今夜は焼肉だ!」


レッド「この世界の焼肉ってさ」

レッド「なんのポケモンの肉?」

一同「」


グリーン「あのさ…そうゆう話はやめようぜ?な?」

レッド「…すいません」

リーフ「(°_°)」


ーハナダシティー

レッド「てなわけで…」

レッド「3番道路を越え、おつきみやまを越え、ハナダシティまでやってきました~!」

レッド「みんなどうする?」

グリーン「俺、ジム戦だ!」

リーフ「私は観光を!」

レッド「ん、そうかそうか!みんな先が見えてていいな!」

レッド(ちきしょー…ジムに観光…やりたいことがことごとく被ってやがる)

レッド(なんかみんなの目を引ける面白いことはないのかよ…)

グリーン「あ、そーだそーだ。俺、招待受けてんのよ」



レッド「招待だと?誰からだよ」

グリーン「マサキってやつさ。この先の道路に家があるから是非来いって」

レッド「そんなとこに家がある人からいつの間に」

グリーン「マサキが3番道路にでるポケモン探してるときにそこで俺と会ってな」

グリーン「珍しいポケモン探してる者同士意気投合しちゃってさ~」

グリーン「俺のイーブイもその時もらったんだぜ」

レッド「へぇ~」

レッド(ま、図鑑集めに手伝ってもらえるかもしれないし行ってみるか)

レッド「じゃあみんなまたな~!」

レッド「まずは…マサキの家だ!」

グリーン「おっ!なんのイベントだ!?」

レッド「??」


グリーン「レッド!あれみろよ!」

グリーン「トレーナーがたくさん!バトルのイベントみたいだぜ!」

レッド「まじか…正直腕に自信はないからあそこで実力を確かめてもいいかも…」

レッド「よし、行くわ」

グリーン「っしゃ!俺が先だ!」

レッド「ちょっ、待て!!」


ーハナダのバトルイベント会場ー


主催者「今回のイベントはトーナメント形式で進めます!」

主催者「優勝者にはサントアンヌ号のチケットを進呈しましょう!」


そのトーナメント、なんと驚くことに俺は決勝まで勝ち進み決勝で初めてグリーンと対戦することになった

レッド「まさか決勝まで来れるなんて…」

レッド「そして相手がお前だなんてな…グリーン!」

グリーン「おっ!レッドとの初勝負かよ!」

グリーン「余裕余裕、俺がお前を先に倒してやるよ!」

主催者「決勝のルール!ポケモンはお互い一匹!先に倒れた方が負けです!」

レッド「それじゃ…」

グリーン「いくぜっ!」


レッド「いけっ!ヒトカゲ!」

グリーン「いけっ!ゼニガメ!」

レッド「!!」

グリーン「へぇ…相性は俺が優勢だな」

レッド「ここまできたらそんなものは関係ないさ」

レッド(ジム戦を思い出せ。ヒトカゲにこのフィールドを駆けさせるんだ)

グリーン「いくぜ!みずでっぽう!」

レッド「うわっ!よけろ!」

ヒトカゲ「カゲっ!」さっ

レッド「反撃だ!ひのこ!」

ヒトカゲ「俺の炎浴びろや!!」ゴォ


ゴォォオ

レッド「よしっ!炎で飲み込んだぞ!」

グリーン「……」

グリーン「…あまいな!」

グリーン「高速スピン!」

ゼニガメ「カメー!」ぶんぶんっ

レッド「なにっ*」

グリーン「炎タイプの技はゼニガメに通用しないのさ!ジイさんね講座で習わなかったか!」

レッド「ヒトカゲ!ひっかくで仕留めるんだ!」

グリーン「んなん効くかよっ!」

ゼニガメ「からに隠れるが勝ち!」スポッ!

ヒトカゲ「へぁっ!」カキン

グリーン「出ろ!ゼニガメ!」

グリーン「そろそろ特技を見せてやろうぜ!」


グリーン「水のフィールドを作るんだ!」

ゼニガメ「ゼニィ!」フシャァァア

レッド「水のフィールドだって!?」

レッド「くそっ…フィールドが水浸しだ…」

グリーン「これでヒトカゲは無力!」

グリーン「もう攻撃していいぜ!あわ!」

ゼニガメ「ゼニィ!」ぽぽぽ

ヒトカゲ「カゲ~っ!!」バタッ

審判「勝者、グリーン選手!」

レッド「負けた…何もできずに…」

グリーン「はっ、口だけでそりゃダサいぜ、じゃあな」


やぁ、俺はレッドだ
貧乏な旅人でポケモントレーナーをしている

前回グリーンに負けてしまった俺だが
実はものすごく悔しい

主人公たる俺がライバルに負けるとは

俺もそろそろ新しい力とトレーナーとしてのレベルが必要なんじゃないか?

レッド「てなわけで」

レッド「マサキの家にやってきました~!」


レッド「確かグリーンのやつ、マサキがイーブイについて詳しいとか言ってたな」

レッド「そして珍しいポケモンについても…」

レッド「よし、コホン」

レッド「おじゃましまーす」ガチャ

マサキ「ん?なんやお前は」

レッド「俺はレッドって言って、ポケモンと旅をしてるんだ」

レッド「グリーンの幼なじみさ」

マサキ「あぁ!グリーンの!」

マサキ「まぁ上がった上がった!」

レッド「あぁ!ありがとう!」


マサキ「旅人さんってくらいなら珍しいポケモン連れてるんか?」

レッド「えぇっと手持ちは…」

ボンボンボンっ!

マサキ「おぉ!ピカチュウにヒトカゲにフシギダネ!」

マサキ「ワイのもってないポケモンばかり連れてるンゴ!」

レッド「…ンゴ?」

マサキ「まぁ気にせんといてや」

マサキ「ところでわざわざこんなとこまでなにしに来たん?」

マサキ「きまぐれできたとは思えんけど」

レッド「確かマサキってイーブイに詳しいんだよね?」

レッド「イーブイについていろいろ教えて欲しいなぁ~って」


マサキ「そんならお安い御用や」

マサキ「そこのパソコンに今判明してるイーブイの進化系全部載ってるから好きに見るといいンゴ」

レッド「(…よしっ!!)…で、マサキさぁん、そのイーブイってどこで出るんでしょぅ~」スリスリ

マサキ「イーブイは普通には会えないンゴ」

レッド「」

レッド(ま、まぁ図鑑だけでも埋めさせてもらうぜ)


マサキ「せや、レッド。これやるわ」

レッド「これはサントアンヌ号のチケット?」

レッド「この前大会で取り逃がしたやつだ…」

レッド「船…何がいいのかねぇ」

マサキ「せっかくきたんやからそう言わずに受け取ってや」

レッド「あぁありがとう」

マサキ「それじゃジム戦頑張るンゴ」

レッド「うん、行ってくる」

レッド「マサキいいやつだったなぁ」

レッド「よし、次もジムバッジ手に入れるぞ」


ーハナダジム前

レッド「ここは水タイプのジムか」

レッド「フシギダネピカチュウで余裕だな!」

レッド「たのもー!!」

カスミ「ようこそハナダジムへ!」

カスミ「私はジムリーダーのカスミ」

レッド「俺はレッドです!よろしくお願いします!」

カスミ「それじゃチャレンジャー、ポケモンは3匹出していいよ。交代もOKね!」

カスミ「いけ!ヒトデマン!」

レッド「えいきなり!?」

レッド「いけっ!フシギダネ!」


カスミ「サイコキネシス!」

レッド「ちょ」

ヒトデマン「ほれほれほれwww」

フシギダネ「うわっうわわっ」

フシギダネは倒れた!▽

レッド「ふぁ」

カスミ「カントーのくさポケモンはどくを持ってる場合が多いから対策済みね!」

レッド「ぴ、ピカチュウ…」

ピカチュウ「ぴっかー!」

ヒトデマン「ちびかよwwwそれで敵うとでも?www」

ー8秒後

ヒトデマン「……」プスプス

レッド「この調子だ!」


カスミ「ならば…いけっスターミー!」

レッド「ヒトデマンみたいなやつだ!」

レッド「この調子でピカチュウで抜く!!」

ピカチュウ「ぴかぁっ!」

カスミ「スターミー!高速スピン!」

レッド「よけろピカチュウ!」

ピカチュウ「ぴかっ!」バシッ

レッド「ピカチュウより速い!?」

レッド「反撃しろ!10万ボルト!」

カスミ「んんwww」

スターミー「…」プスプス


カスミ「まさか10万ボルトを持ってたなんて」

カスミ「これ!ブルーバッジ!」

レッド「ありがとうございます!」

カスミ「レッドくんこれからどうするの?」

レッド「この先のヤマブキに行こうと思ってます」

カスミ「ヤマブキか…あそこいま通行止めでいけないのよね…」

レッド「えぇ!?」

カスミ「地下通路を通ってクチバから行った方がいいかも!」

カスミ「あそこならジムもあるし」

レッド「そうなんですか。行ってみます!」

カスミ「よい旅を~!」



旅に出て早3ヶ月、バッジを二つ手に入れた!

クチバシティのジムもきになるし新しいポケモンも見つかるかもしれない!

地下通路を抜けてクチバシティまでレッツゴー! ▽


ークチバシティ

レッド「クチバシティについたけど…」

レッド「思ったより港町だったな」

レッド「この町にもジムはあるんだよな」

レッド「たしかサントアンヌもここに…」

レッド「はぁ……船ねぇ…」

レッド「そんなもんほっといてジム行こう」

ージム前

木「ここは通さん」

レッド「…」

町の人「おや?この先はいあいぎりの技が使えないと通れないよ」

レッド「いあいぎり?」


町の人「うん、カントーじゃサントアンヌの船長しかその技マシンを持ってないんだとか」

レッド「ぐぇ」

レッド(ここまで来たらもうバラそう)

レッド(何を隠そうこのレッド、実は乗り物酔いが激しいのだ)

レッド(船なんかのったら当然死んじまう)

ーサントアンヌ号前

船員「出航しやーす」

レッド「ちょ、ちょっとまった!」

レッド「俺もいく!」


ー船個室

レッド「はぁ…」

レッド「乗っちまった…」

レッド「18時からのディナーパーティにだけ出よう」

レッド「せめて飯だけでもくってテンションを…」

レッド「うっ」

レッド「うぇ~~~」

ー18時

レッド「うわぁ~また肉がいっぱい」

レッド「いったい何の肉なんだか…」

そのとき俺に足音が近づいてきた
ったく…ダンスの誘いか?しゃあないな…


「レッド?」

レッド「はい」ニコッ

グリーン「おぉやっぱレッドか」

レッド「」

一瞬でも女かと思った俺がバカだった

レッド「グリーンか…」

グリーン「てかお前チケット持ってたっけ?」

グリーン「まぁいいや、お前船大丈夫なの?」

レッド「大丈夫なわけ…うっ」

グリーン「うわ~!!ここはまずい!!」

グリーン「こっち!避難だ!」


ー船 通路

レッド「ふぅ~」

グリーン「落ち着いたか」

グリーン「お前船駄目なのになんで乗ってんだよ…」

レッド「ああ、いや、ジムに挑戦するためにいあいぎりが必要なんだけど」

レッド「技マシンもってるのがここの船長だけだからさ」

グリーン「なるほど、それで」

グリーン「やっとお前もリーグに向けて自覚持ち始めたんじゃねぇの!」

レッド「俺は最初から本気さ」

レッド「なんなら勝負してもいいんだぜ?」

グリーン「へっ!いいぜ!やってや…」

きゃーー!

レッド・グリーン「!!」

グリーン「パーティ会場のほうだ!いくぞ!」

レッド「…」コクッ

俺たちは再びパーティ会場へ急いだ

戻ってみると…

ロケット団員「こいつらのポケモン丸ごと頂きだ!」

ロケット団員「金持ちばかりだから珍しいポケモンが手に入るぜ」

レッド「ちっ…あいつら窃盗集団じゃないか…」

グリーン「カメール!ハイドロポンプで駆逐しろ!」

カメール「カメー!!」ビビュッ

ロケット団員「うへぃー!!?」

レッド「あれは…進化したのか…」

レッド「助太刀するぜグリーン…」

レッド「ヒトカゲ!」ヒュン

ヒトカゲ「カゲ…」


ヒトカゲ「…」ピク

レッド「ん?ヒトカゲ?」

ピカァァァァア

リザード「リザぁ!」

レッド「リザードだって!?」

レッド「よっしゃ!お前進化したのか!」

レッド「この勢いでかえんほうしゃ!」

リザード「ガァァア!」

レッド「狙うのはロケット団だけな!」

レッド「引火するなよ!」

ロケット団員「おい逃げんぞ」

ロケット団員「こりゃやべぇ」

すたこらさっさ~

グリーン「よし…」


クチバジム内

マチス「へーぁwww」

マチス「プアボーイwwwwww」

レッド(英語わからないけど貧乏ってばかにされてる気がする)

レッド「…やれピカチュウ」


数分後

レッド「クチバジムはとくに苦戦しなかったぜ」

レッド「こりゃ鍛えてきた甲斐があったな」

レッド「ヤマブキは通行止めなんだよなぁ」

レッド「急ぎの旅でもないし、のんびりいくわ」


ーイワヤマトンネル

リーフ「迷った…」


イワヤマトンネルではリーフ主人公でいきます

リーフ「ヤマブキに行けなかったからせっかくきたのに…」

こんにちはみなさん、私はリーフ

現在はイワヤマトンネルで遭難してます

言い訳しますと私が寝てた場所がイワークの上だったから寝てる間に運ばれてきたのです

トンネルは真っ暗、迷子になったのです

リーフ「どうぬけよう…」


リーフ「暗くて方角もわからないんじゃ…」

そのとき足元が浮きました

リーフ「え?」

ひゅーーー

リーフ「あーれーーーー!?」

どさっ

リーフ「うーん…」

リーフ「今日は散々だなぁ…」

リーフ「ん?あそこ…明るい?」

リーフ「あのー!誰かいるんですかー!!」

ナツメ「?」


リーフ「あ、こんにちは…」

よかった、灯りを持ってる人がいて

リーフ「かくかくしかじか」

ナツメ「なるほど…迷ってこんなとこに」

ナツメ「あぁ、私はナツメ。ヤマブキのジムリーダーよ」

リーフ「えぇ!?ジムリーダー!?」

リーフ(よかった…ジムリーダーさんが一緒なら安全かな)

ナツメ「…今私が一緒なら安全とか思ったり?」

リーフ「んんん!?!?!?」

ナツメ「…図星か」


ナツメ「私はエスパータイプのジムリーダーでね」

ナツメ「相手の考えてることもなんとなくわかるのよ」

リーフ「そんなんだ…ナツメさんはここで何をしていたんですか?」


ナツメ「修行よ、近々ヤマブキで大規模な大会があるの」

リーフ「大会?バトルのですか?」

ナツメ「そう、その整備のせいでいまは通行止めになってる街だけど」

ナツメ「とても発展した立派な街よ」

リーフ「私は都会に憧れてて…」

リーフ「前から行ってみたいと思ってたんです!」


ナツメ「…」

リーフ「どうしたんですか?」

ナツメ「誰かいる…」

リーフ「!!」


ロケット団員A「おい、早くでようぜ」

リーフ「あの人たちは…」

ナツメ「知ってるの?」

リーフ「はい!人の財布盗む悪い人達です!」

ナツメ「とりあえず出口までいくらしいから追うわよ」

リーフ「はい!」


イワヤマトンネル外

ロケット団員A「ポケモンの乱獲面倒だわ」

ロケット団員B「途中でガラガラ殺しちまったがな」

ナツメ「ふぅ、追いついた」

ロケット団員「だれだ!?」

ナツメ「リーフは網の中にいるポケモン助けてきて」

リーフ「はい!」

ロケット団員B「おっと待った!」

リーフ「ピッピ!コメパン!」

ロケット団員B「ぎゃぁぁあ」


ナツメ「ボール以外でポケモンを無理矢理捕まえるのは犯罪だけどわかってるの?」

ロケット団員A「わかってるがそれがロケット団だ」

ナツメ「なら…ユンゲラー!サイコキネシス!」

ユンゲラー「ユンゲラ!!」

ロケット団員A「ぐわわっ!?」

ナツメ「そっちも助けたわね?」

リーフ「はい!」

ロケット団員「ちっ、逃げる!」

ナツメ「…今回は逃しちゃったか」


ーシオンタウン

ナツメ「みんな家族のいるポケモンは帰したけど」

リーフ「あのカラカラだけは…」

カラカラ「…」ギロギロ

ナツメ「…」

ナツメ「このカラカラは私が引き取るわ」

ナツメ「責任持って最後まで育てる」

カラカラ「カラ!?」

ナツメ「私とヤマブキにいらっしゃい」

カラカラ「カラカラ!」

リーフ「すごい…これがジムリーダーの説得力…」


ナツメ「あなたはこれからどうする?」

リーフ「私はヤマブキの大会の観戦に行きたいと思います!」

リーフ「きっと私の知っている人もでるので!」

ナツメ「リーフなら出場しても問題ないと思うけど」

リーフ「えっ!?大規模な大会に!?」

ナツメ「フフッ、大会は一ヶ月後。まぁ考えといて」

リーフ「行っちゃった…」

リーフ「でもヤマブキに行けばまた会えるのか」


ナツメ「さっきのピッピのコメットパンチ」

ナツメ「あれなら大会でも活躍が見込める…」


リーフ「とりあえずいまは夏…満喫するぞー!!」


レッド「ここがシオンタウン…」

レッド「ついたはいいけど、雰囲気の暗い街だな…」

そういえばピッピはノーマルタイプ?フェアリータイプ?

>>146
後に6世代の内容出したいのでフェアリーってことでお願いします


レッド「シオンタウンはポケモンのお墓があるって聞いてたけど…」

レッド「やっぱ空気重いな…」

レッド「ん?人の行列があの高い建物に…」

レッド「…みんな目の光が見えないな」

レッド「あれがお墓…かな」

レッド「ん?グリーン!?」

レッド「おいグリーン!」

グリーン「……」

黙りこくったグリーンの顔は暗くうつむいていた

レッド「…行列に紛れて行っちまった」

レッド「気味は悪いけどついてくか…」


ーポケモンタワーの中

レッド「…グリーン?」

グリーン「!!」

グリーン「なんだ、レッドかよ」

グリーン「驚かせ…やがって…」

レッド「いや…今日はいつもの調子じゃないな…ってさ」

グリーン「…そうか」

グリーン「ところでお前なんでこんなとこに?」

レッド「え!?いや、お前を見かけたからさ…」

レッド「お前は?ここはポケモンのお墓だろ?(まさかな…)」

グリーン「…あのさ、レッド」

レッド「うん?」

グリーン「俺のポケモン…」

グリーン「死んじまったんだ」


その時は衝撃で暫く瞬きもできず突っ立ってた

レッド「え…なんで…なんでだよ」

レッド「どうしてそんなことに…」

グリーン「ものすごく強い野生のポケモンにあってさ」

グリーン「俺はそいつをゲットしようとした」

グリーン「でもとても敵わなかった」

グリーン「そいつは今までのジムリーダーより…」

グリーン「下手したらサンダーなんかよりよっぽどやべぇ」

グリーン「手も足も出なく、やられそうになった俺を庇ったラッタはこのとおり」

グリーン「ちくしょう」

グリーン「ちくしょう…」ぽろぽろ


レッド「グリーン…」

グリーン「ちくしょう…レッド!」

グリーン「お前は絶対ポケモン失うなよ!」ポロッ

レッド「!!」

レッド「…」

これが…この時の出来事が俺たちのポケモン人生に大きく関わった

暫くしてグリーンは床に座り込んだ
俺はなんとも声をかけれず立ち尽くしてた


夜のポケモンセンター

ー宿泊施設個室にて

レッド「…」

レッド「ポケモンが…死ぬ…」

レッド「あのグリーンでさえ…」

レッド「……っく…」


ピカチュウ「今日あいつどうした?」

リザード「昼間のこと気にしてるんだろうよ」

リザード「あいつに救われたお前なら分かるだろ」

ピカチュウ「…」てくてく

ピカチュウ「ピカ!」

レッド「ピカチュウ…?」


ピカチュウ「ピカ!ピカチュウ!」

レッド「…そっか、ありがとな」

リザード「リザ!リザぁ!」

フシギダネ「フッシ!」

レッド「俺にはポケモンの言葉が分からないけど」

レッド「みんなが元気出せって言ってくれてるきがするんだ」

レッド「本当に…ありがとう」

ピカチュウ「ピカっ!」ニコッ

ー別個室

グリーン「…少し気晴らしに散歩でもしよう」

グリーン「ん?掲示板か」

掲示板『タワーからフジ老人が帰ってきません!おそらくロケット団と揉めています!誰か助けて!』


グリーン「またあいつらか…」

グリーン「聞けば平気でポケモンを…」

グリーン「余計気が悪くなった、みてやがれ…」


ー翌日

街の住民「少年が1人でタワーの頂上に向かったそうだが…大丈夫かねぇ…」

住民B「頂上近くに幽霊がでて我らの気分も落ちてるというのに…ロケット団もいるんだろう?」

レッド「…グリーンだ」

レッド「急がなきゃ!」

レッド「あいつはきっと掲示板をフジ老人を助けに!」

レッド「昨日あんなことがあったあとだからロケット団が許せないんだな…」


幽霊「タチサレ…ココカラタチサレ…」

グリーン「聞いてくれ、俺はタワーの平常を取り戻しに来ただけだ」

幽霊「タチサレ!」ガスッ

グリーン「ぐっ…」ガクッ

レッド「グリーン!!」

グリーン「俺は…俺は……」

幽霊「タチサレ」ドガッ

グリーン「うわぁ!!」

グリーン「…受け止めたぜ」

レッド「幽霊を抱いてる!?」

グリーン「お前もまだ生きたかったよなぁ」

グリーン「お前は俺が会いたかった幽霊じゃないかもしれないけどさ」

グリーン「お前も会いたいやつがいるんだろ?」


グリーン「ならそいつに会いにいけ、旅に出ろ」

グリーン「ここはいつまでも未練抱えてお前が彷徨っていい場所じゃないはずだ」

幽霊「…」

グリーン「ありがとな、上にいるロケット団に近づけないように見張っててくれたんだよな?」

グリーン「もう大丈夫、ポケモン酷い目にあわせるやつは俺が潰す」

幽霊「!!」

幽霊「…」

グリーン「さ、行け」

幽霊「…アリガトウ」

グリーン「…幽霊はガラガラだったのか」

グリーン「…さて行くか」


レッド「グリーン…」

グリーンには俺が見えてないようだった

あいつの背中がどんどん遠くなってく

俺も後を追うように頂上まで登った


その後、フジ老人は無事救出された

溜まってたロケット団もグリーンによって全員蹴散らされた。そして街を包んでた暗い雰囲気も消えていた

グリーンとはちゃんとした別れ方ができなかったけど旅をしていればまた会えるよな。 …会える…よな

なんか暗い回になっちゃってすいません
正月なのでまたグダグダになりますが今年もよろしくお願いしますm(_ _)m


グリーンさんマジイケメン
ゲームではオーキドからポケモンへの愛情と信頼が足りないって言われてたけどラッタをちゃんと供養してるあたり人並みには愛情があったんだと思う

>>159
ありがとうございます!
今回の話がきっかけになって登場人物のポケモンに対する考え方が変わっていくのでそこも是非見て頂きたいです


俺はレッド。ポケモンと旅をしている

目的と言えばリーグチャンピオンや図鑑完成…

いや、これというモノは無く旅がしたかった

シオンタウンでの出来事…

あれからよく考えたんだけど自分のポケモンを傷つけないためには強くなくちゃならないんじゃないかと思う

せっかく好きなポケモンと旅をしててもトレーナーが残念じゃポケモンも良い目をみないよな

ポケモンに頼りすぎないように旅を始めたのに
あろうことか最近の俺はポケモンに頼り過ぎてる

これからはそうならないようにしなきゃな


とか決意の言葉を並べながらフラグを折っちゃう今回の俺の冒険記録を見てくれ


レッド「釣り人ばっかだな」

レッド「水は無理なんだよな…」

レッド「だって俺泳げないし…」

レッド「…………てか何あれ」

カビゴン「」


レッド「ぇえと、図鑑図鑑」つ図鑑

レッド「カビゴンか…でかいポケモンとは聞いてたけどなんでこんなとこに…」

レッド「あの~?カビゴンさ~ん?」

レッド「ちょっとここ通りたいんですけど~」

レッド「起きてくれませんか~」

カビゴン「zzzZ」

レッド「…」

レッド「仕方ない」


レッド「…っ…よっと」よじよじ

レッド「ふぅ~無事腹に乗ったぞ」

レッド「あとはここから腹パンしまくれば起きるな」

レッド「カビゴン起きてくれ~~」ドンバン

レッド「なんか俺、某ジブリアニメの女の子みたいだな」

カビゴン「?」むくっ

レッド「うぇ?」ぐらっ

レッド「ん?てかここ橋の上だよな」

レッド「下は海……ってことは!?」

ボチャーン!!

レッド「うわぁぁぁあぃ」


レッド「おれはこのまま溺れ死ぬねか…」

レッド「ちきしょう!!なんでこんな理由で~~」

ゼニガメ「?」

ゼニガメ「なんか泳げなそ~で体力なさそ~なやつが沈んでくる」

ゼニガメ「仕方ない上げてやるべ」

ザバァァア

レッド「( ° Д ° )」ハッ

ゼニガメ「ふぅ~海に戻ろ…」くるっ

カビゴン「カビ?」ど~ん!

ゼニガメ「…ぇ?何この仁王像」


レッド「そうだ!カビゴンをどけなきゃ!」

レッド「ん?目の前にゼニガメが…」

レッド「そうか!お前一緒に戦ってくれるのか」

ゼニガメ「ふぁーwwwwww」

レッド「よし!んじゃまずは…ハイドロポンプ!」

ゼニガメ「なんて無理強いを…」

ゼニガメ「でも持ってるからやってやるよ!」

ゼニガメ「ゼニぃ!!」ドドドド

カビゴン「カビ!?」

レッド「ついでにボール投げてくスタイル」ヒュン

ボール「ぐらぐらぐら…バチッ☆」

レッド「ぐっ」ガッツポーズ


レッド「よしっ!カビゴンゲットしたし道もあいた!」

ゼニガメ「こいつは溺れるし無茶苦茶だからほっとけないな…」

ゼニガメ「ぜにっ」

レッド「ん?ゼニガメが飛び乗ってきた」

レッド「もしかして一緒に来てくれたり?」

ゼニガメ「ゼニ!」

レッド「よっしゃぁあ!ゼニガメにも好かれちまったんじゃね?おれ!」

ゼニガメ「…ちげーけどな」

そんなこんなでゼニガメとカビゴンを同時に仲間にした俺は次の街に向かって旅を続ける

目の前の橋はまだまだ長い…


ーーそのころグリーンは

シオンタウン付近道路

グリーン「すげぇじゃんお前」

ファイヤー「ファァア!」にらみっ

グリーン「まるでサンダーみたいなパワーに見たことない新種…」

グリーン「俺はお前が必要なんだよ」

ファイヤー「お前はバトルで何かを失ったから力がほしいのか」

グリーン「くっ…こいつ直接脳内に…」

ファイヤー「お前の眼は曲がってない…応えよう」

グリーン「こいつ…俺のボールに…」

グリーン「…こいつの力があれば」


レッド「くっそ長い道路をやっと超えた」

レッド「ついた…ここがセキチクシティ」

レッド「さて、ここでしたいことは大きく3つ」

レッド「まず、サファリ。あそこは珍しいポケモンがでるって聞いたぞ」

レッド「それとジム、バッジを集めるぜ!」

レッド「そして隣道路のサイクリングロードか…」

リーフ「レッドさーーん」

レッド「んん?」


レッド「久しぶりじゃん!」

リーフ「セキチクって随分味がありますよね」

リーフ「レッドさんは何をしにきたんですか?」

レッド「あぁ、俺は今からサイクリングロードにいこうかと」

リーフ「それより海行きましょうよ!」

レッド「!?」

レッド「海は遠慮するかな…ハハ…」

リーフ「…泳げないとか?」

レッド「ばれた?」


リーフちゃんがしつこいので結局渋々海にきた

夏を満喫したいのはわかったけど海は勘弁(°_°)

リーフ「サマーバケーショーン!」

レッド「テンション高いとこ悪いけど」

レッド「もう8月終盤だよ?」

リーフ「ぅ…」


レッド「…ごめん…」

リーフ「…いいですよ」

リーフ「それよりこれ見て下さい!」ピラッ

レッド「…ん?これは」

レッド「ヤマブキシティで大会?」

リーフは主人公をイメージしたけど人によってイメージ違うと思うので好きな方でお願いしますm(_ _)m


レッド「これあとやる日二週間じゃん」

リーフ「レッドさんもでるでしょ?」

レッド「うーん…」

レッド(参加資格はバッジ3つ以上所持らしいけど)

レッド(逆にバッジを3つ以上持ってるやつとしか当たらないんだよなぁ…)

レッド「リーフちゃんはでるの?」

リーフ「あとバッジ1個で出れます」

レッド「出るんだね…」


レッド「俺は3つあるし出れるけど」

レッド「あと二週間でちゃんとポケモン鍛えなきゃ」

レッド「それよりあと1個のバッジ、どこのジム行くの?隣のセキチク?」

リーフ「ヤマブキですよ」

レッド「ん?なんで?」

リーフ「ジムリーダーのナツメさんと知り合ったんです!」

レッド「強そう…大丈夫なの?直前で」

リーフ「もうちょっとで大会だから3つ目のバッジを手に入れるために挑戦者がたくさんくるって」

リーフ「ナツメさん言ってましたし、それを迎え撃つために修行もしてましたからね…」

リーフ「強敵だけど頑張ります」

その後は浜辺で特訓に付き合わされた…
けど俺のゼニガメが楽しそうだったし、それに…

ゼニガメ「ゼニぃ…」ピカァァア


ゼニガメも進化してくれた

まぁドロポン持ってるんだし進化もするか

俺は二週間で間に合うようにタマムシシティを通ってヤマブキまで行くつもりだ

リーフちゃんはヤマブキに直行してジム戦らしい

レッド「…サイクリングロードキツい」


リーフ「ヤマブキなう!」

レッド「タマムシなう!」

タマムシジム前

レッド「さて、リーフちゃんヤマブキについたかな」

レッド「俺はタマムシジム戦だ」

レッド「たのもー!」

エリカ「zzzz…」

レッド「は?」

エリカ「!!」パチン

エリカ「おはようございます…」ふぁぁあ

レッド「お、おはようございます…」


レッド「あの…寝不足なんですか?」

エリカ「昨日は10時間寝ました」

レッド「アッハイ」

なんか調子狂うけど、こうしてジム戦が始まった

そして勝負はクライマックス!!

レッド「なんか大カットが入ってすいません」

レッド「とりあえず状況説明します」

レッド
残りポケモン[フシギダネ]

エリカ
残りポケモン[ラフレシア]

レッド「タイプは同じ…そう体力も変わらない」

エリカ「これはトレーナーの腕そのものが試されますね…」


レッド「種族t…ポケモンの力は圧倒的にラフレシアが上なはず」

エリカ「ジムリーダーは強いですよ!はなびらのまい!」

レッド「な、なんだ!?かわせ!!」

フシギダネ「フッシ!」ひょいっ

エリカ「まだまだ!」

ラフレシア「おらおらおらぁ!」

レッド「なんだと!?さっきまであんなに眠そうだったエリカさんが…」

フシギダネ「あべしっ」バンっ

レッド「あぁっ!一発もらっただけで大ダメージだ!」

レッド「反撃だフシギダネ!ヘドロ爆弾!」

フシギダネ「ダネッ!」

ラフレシア「ラフぅ!?」

レッド「よしっ!」


エリカ「…むぅ」

レッド「今のままじゃ明らかにパワー不足だ…」

レッド「どうしよう……ん?」

フシギダネ「ふしぃ」ピカァァァア

フシギソウ「フシっ!」

レッド「やったね!進化だ!」

フシギソウ「いぇぁ!」

レッド「この勢いでギガドレイン!」

フシギソウ「ソウ…」

ラフレシア「ラフーwwwwww」

エリカ「…あれ」

レッド「やった!ジム戦勝利だ!」

エリカ「あらあら…負けちゃいましたね…」


レッド「エリカさんありがとうございました!」

エリカ「いえいえ、あ、そうだ。腕の立つトレーナーさんにお願いがあります」

レッド「はい?」

エリカ「この街にゲームセンターがあるでしょう?実はその地下に…」ヒソヒソ

レッド「…わかりました。こうしてはいられません」



リーフ「…やった!」

ナツメ「…流石にまえの力じゃない…」

ナツメ「夏休み気分だけじゃなくて修行もちゃんとしたのね…」

リーフ(レッドさん私やりました!早く来て下さい!)


ここはタマムシシティのとあるゲームセンター

そして実はロケット団のアジトでもある

その最奥部では…

ロケット団「ボス!アジトを見つけて進入してきた子供がいます!」

サカキ「…いいだろう。この私がオトナとして」

サカキ「しっかりと世界の厳しさを教えてやる」

ーアジト内ー

レッド「エリカさんに頼まれて来てみれば随分面倒くさいアジトだな」

~回想~

レッド「俺に頼み?」

エリカ「実はロケット団がタマムシシティにアジトを構えまして」

~回想終わり~

レッド「てなわけで、ロケット団を駆逐することに」


レッド「確かにポケモンを悪いことに使うのは許せない」

レッド「だが俺の財布を奪ったことは更に許せない」

レッド「だから俺は俺の財布を…」

レッド「取り戻す!!」ドアバァン

レッド「あんたがボスか!」

サカキ「貴様が進入してきた小僧だな?」

レッド「俺はポケモンを悪用してることと財布を盗んだことを許さない!」

サカキ「ほぉ、何が言いたいかはだいたい分かった」

サカキ「そこに立て、ラケットを持て」

レッド「?」

サカキ「ポケモンが悪用される事が気に入らないんただろう?」

サカキ「ならこれで話をつけようじゃないか」


レッド「卓球か…おもしろい」

レッド「いくぞ」コーン

サカキ「いいカットだ…」シュッ

レッド「あんたのドライブこそ」コン

レッド(あれ?なんで卓球してんだ俺)

結果は11点先取で俺の勝ちだ

なかなか熱かった

サカキ「貴様…体力が無さそうに見えて運動は得意か?」

レッド「いや、見た目の通りだ?寧ろ苦手だよ」

レッド「他のスポーツは何ひとつできない」

サカキ「なに?まぁいい、これは褒美だ」ヒュッ

レッド「うわっとと」

レッド(かっこよく取りたかった)

レッド「モンスターボール?」

サカキ「今回は引き上げる。アデュー」


やつはモンスターボールを受け取ってドギマギしてる俺を尻目にさっさと何処かに消えた

とりあえずエリカさんの頼みはこなした…かな?

プルルルル…

レッド「電話だ…はい」つiP○one

ー電話の向こう

リーフ「レッドさん!ジム戦勝ちましたよ!」

レッド「マジか!俺もヤマブキにいく準備が出来たよ!」


大会の日は近い
俺はヤマブキシティへ足を急がせた


ーヤマブキシティ

レッド「ヤマブキシティ…ここで大会が…」

ポスター『ポケモン:カントー大会ヤマブキ杯!!この秋最強のトレーナーが決まる!』

レッド「もう秋か…」

そういえば俺たちがマサラタウンから旅に出てからもう随分経ったな

まだまだ旅は続くってのに
いろんな人に出会ってたくさんバトルして

俺も少しは成長できたのかなぁ…

レッド「あっ、いけない。待ち合わせ場所は…」


レッド「ここか、おーいリーフちゃーん!」

リーフ「はーい!」

待ち合わせてたリーフちゃんに案内してもらい
俺は大会のエントリーをすませた
もちろん参加資格を提示してね


リーフ「ここが参加者の宿泊ホテルです」

リーフ「レッドさんの部屋はあっちで…」

レッド「案内役すまないね…」

リーフ「いえいえ、大会でバトルできるようにお互い頑張りましょう」

レッド「うん!」

ーレッド個室ー

レッド「荷物は下ろしたしポケモンだけ連れて会場の下見にでもいこうかな…」

レッド「部屋にいてもすることないし」

ー会場

レッド「へぇ…ここがヤマブキドーム…」

ヤマブキ杯はここ、ヤマブキドームで行われる

会場の形はドーム状で屋根はオープン状態
某都内のドームといえば分かりやすいだろうか

屋根は丸く開けられてるけどね…


レッド「さて…見学はこれくらいにして部屋に戻るか…ん?」

レッド「あれは…グリーン…」

レッド「グリーンじゃないか!おーい!」

グリーン「…お前か。何か用か」

レッド「へ?いや、久しぶりだな!」

レッド「今までなにしてたんだよ!」

グリーン「…用がないなら話しかけるな」

レッド「…え」

レッド「グリーン!?グリーンってば」

レッド「…行っちまった、何だったんだ?」


ーレッド個室ー

レッド「ポケモンの状態は確認しなきゃな…ん?」

レッド「これはあの時サカキから受け取った…」

そう、あのボールの中身は忙しくて
結局まだ確認していなかったんだ

レッド「でておいで」ポンっ

レッド「!?」

俺は一瞬心臓が止まりそうになった

レッド「そういうことか…」

ーリーフ個室ー

リーフ「レッドさんは最近グリーンさんにあったのかな…」

リーフ「会場付近で最近久しぶりにあったグリーンさん…」

リーフ「明らかにいつもと様子が違う…」


ー大会当日ー

レッド「…」

グリーン「…」

リーフ「…」

会場には参加者が並び立ち花火が打ち上げられた

司会「カントー大会ヤマブキ杯!開幕です!」

司会「私が司会兼実況をさせていただきます!」

司会「ルールはシンプル、1対1でポケモンは3匹選出です。交代可能のアイテム使用無しです」

司会「ではでは、この16名の中からチャンピオンを決めましょう!」

レッド「16名か、優勝まで4回は勝つんだな」

レッド「頑張ろう!二人とも!」

リーフ「はい!」

グリーン「…」

レッド「…」


その後、試合は順調に進み三人とも二回戦に進出

不思議なことは俺が勝てたこと、いつの間にか優勝を望むトレーナーになってたことだ

最初の大会ではグリーンに勝てなかった俺が

残った参加者はまず俺たちマサラ組の3人

カンナさんて人とシバさんとか言う人にキクコさんて婆さん、あと、ワタルさんってイケメンだ

あと1人はなんと、あのサカキ

ワタルさんは俺でも名前を知っている。四天王だ

他の3人は肩書きがわからないけど…


レッド「ねぇリーフちゃん、あの人たち…」

リーフ「え!?知らないんですか!?」

リーフ「ポケモンリーグの四天王ですよ!?」

レッド「えっ!?四天王!?」

なんて大会だよ、リーグ四天王が全員出てるとか

でも負けられない、マサラの2人とバトルするんだ

司会「二回戦目第一試合、レッドvsリーフ!」

レッド「!」

リーフ「!」

司会「第二試合、カンナvsキクコ!」

司会「第三試合はグリーンvsシバ!」

司会「最後はサカキvsワタルです!」


突然だけど俺は今
重大な選択肢を突きつけられている

目の前には二回戦目の対戦相手のリーフちゃん
それにフシギダネがいる

相手の残りポケモンは二匹

俺も二匹いるんだけど
こっちには目の前にポケモンがいない

つまりたった今倒されたんです…(それで二匹)

手元にはリザードのボールとカビゴンのボールが…

う~ん…

でも一回入れ替えたから一番手だったリザードはもうバレてるんだよなぁ…


リーフ「チラッ」

レッド「!!」

レッド(やばい…はやくしろサインだ…)

レッド(どちらにせよ有利な手は…)

レッド「いけ!リザード!」

リザード「ガァ!」

レッド「こいつで勝負にでるよ!」

リーフ「もどって!」

レッド「え?」

リーフ「お願いラプラス!」

レッド「まずいなぁ…強そう…」


ーそのころ別ステージにてー

シバ「ウッホー…♂」

グリーン「もどれ…」

司会「グリーン選手の勝ち!」

司会「他のステージのカードはこれ!」

勝者:キクコ
勝者:サカキ

グリーン「…」

グリーン「四天王…か」

グリーン「カントーで最強の集団と聞いてるが」

グリーン「バンバン負けてるじゃないか」


レッド「リザード!!」

リザード「リザぁ…」

リーフ「残りは1匹ですね!」

レッド「ぐぬぬ…」

レッド「これヤバいよね…」

レッド「あとは…」

レッド「カビゴン!まかせた!」

会場「オォォォオ!!!」

アレメズラシクナーイ?
デケーナァ…

レッド「…!!」

レッド(会場が盛り上がった…)

レッド(ちょっと嬉しい…)


ラプラス対カビゴンは白熱したよ

結果は俺のカビゴンの勝ち

仲間にいてくれると頼れるよ…

レッド「これでお互い残りは1匹だね」

リーフ「はい」

フシギダネ「だね~」

レッド「いくよ!カビゴン!」

レッド「のしかかり!」

カビゴン「ダラダラ」

レッド「!?」

会場でこれは恥ずかしいにもほどがある

リーフ「ねむりごな!」

カビゴン「zzZ」

レッド「あ…」


リーフ「たいあたり!」

フシギダネ「ダネッ!」

カビゴン「zzZ」ごろん

フシギダネ「!?」

むぎゅっ

リーフ「!?」

レッド「フシギダネが下敷きに!?」

ジャッジ「…」バッ

司会「勝者、レッド選手!」

レッド「!? !?」

レッド「…や、やったー!」

リーフ「フシギダネ!お疲れ様…」

レッド「これで準決勝行きだ!」


司会「トーナメントの選手も残るところあと4人!」

司会「それでは準決勝の対戦カードを発表します!」

第一試合:レッドvsグリーン
第二試合:サカキvsキクコ

レッド「…きたか」

グリーン「…お前か」

サカキ「例え四天王でもこのポケモンには…」

キクコ「ヒッヒッヒッwwwwww」


司会「第一試合!選手入場!」

レッド「…」

グリーン「…」

ワァァァァア

レッド「お前とバトルするのも割りと久しぶりかな?グリーン」

グリーン「あぁ…あのときのお前は俺に手も足も出なかったな」

レッド「あのとき、はね…」

レッド「でも今は違うと思う」

レッド「いろんな人に出会ってバトルして教わって…進化したんだ」

グリーン「…」

グリーン(こいつ本当にレッドか?)

グリーン(信じられないほど明るいじゃないか)


レッド「それじゃいくよ…」

レッド「いけっ!リザード!」

グリーン「…カメックス」

司会「これは…相性はグリーン選手に傾いているけどレッド選手は交代するのでしょうか!?」

レッド「リザード…」コクッ

リザード「…チラ」コクッ

グリーン「決まったみたいだな…」

レッド「うん!」

レッド「…リザード!かえんほうしゃ!」

グリーン「ハイドロポンプ」

カメックス「ドボボボボ!」

リザード「!」

レッド「リザード!」


レッド「これは初発から痛いな…」

レッド「効かないかならドラゴンクロー!」

グリーン「こうそくスピンで弾きとばせ」

リザード「ぐぁっ!」

レッド「あぁっ、リザード!」

グリーン「どうしたレッド」

グリーン「これじゃあのときと同じだ」

グリーン「お前がもらったポケモンは俺のもらったポケモンに勝てない」

レッド「まだわからないだろ!」

レッド「かえんほうしゃだ!」

グリーン「無駄だ!」

カメックス「ドボボボボ」


リザード「リザ…」ヨロッ

レッド「かわせない……っ」

リザード「リザぁ!!」ピカッ

レッド「ぐっ!」

グリーン「!?」

カメックス「!!」

レッド「…これは」

リザードン「リザァァァア!!」

レッド「やった!進化して弾き返した!」

グリーン「いいぜ…」

グリーン「これくらいなきゃな」

グリーン「最強にはなれねぇ!」

レッド「リザードン!かえんほうしゃ!」

カメックス「カメッ!?」

グリーン「効いてる…だと…」


レッド「やった!いいぞリザードン!」

リザードン「リザ!」

グリーン「…カメックス」

グリーン「雨乞い」

レッド「ん?雨か…これくらいなんてことない」

グリーン「そしてここからだ」

レッド「?」

グリーン「レッド…お前が最も嫌いな技…悪夢だ」

グリーン「水のフィールド」

レッド「大丈夫…これならまえにもあったことが…」

グリーン「そうだ!まえにもなぁ!」

グリーン「だがこれはお前の言う『まえ』じゃないぜ?」

レッド「なんだって?」


グリーン「俺のゼニガメも進化してるんだよ」

グリーン「当然強くなって技にも磨きがかかる…」

グリーン「そしてレッドが最も恐る現実となって身を貫くぅ!」

レッド「…まえ…!?」

レッド「もしかして…!」

グリーン「やっと理解したか?」

グリーン「そう、まえ…ずっと昔だ」

レッド「くっ…」

リザードン「??」


~回想~

ーマサラの波打際
ザァァァアン…ザァァァアン…

レッド「…」

グリーン「ん?あそこに倒れてるのは…」

グリーン「!?レッド!!」

俺は波打際…砂浜に倒れてたんだ

見つけたグリーンに運ばれて博士の研究所に

レッド「…ここは?」

グリーン「…レッド!!!」

グリーン「じぃさん!レッドが気づいたぞ!!」

当時は13歳の俺とグリーンも友達だったんだ

グリーンや博士のおかげで俺の息は戻った

でも大切なモノを失ったんだ


記憶


気付いたら研究所にいただけで砂浜にいたこと、当然その前の記憶もない、記憶喪失なんだから

それから3年ほど経って今に至る

記憶があるうちはどうだったのか知らないけど、それからの俺は何をしてもダメで

勉強、運動、何から何までダメなやつだった

対照的にグリーンはよくできたやつでね

勉強、運動、なにしてもできるし友達だって多い

女々しい俺とは違って…

…努力家?いいや、いわゆる天才だ


結局記憶が飲まれた原因は海、水

俺は水が怖くなって本当に拒絶してた。今も

そんなことを思いだしてるうちに水のフィールドが膝下まで、さらにグリーンの突き刺さるような声が俺を現実に引き戻した

グリーン「どうした、リザードンは困っているぞ」

レッド「まずい!リザードン飛べ!」

グリーン「ハイドロポンプ!」

リザードン「あらよっと」ヒュンヒュン

グリーン「狙いを定めろ」

カメックス「ガメ…」

グリーン「打て!」

カメックス「ジャッ!」

リザードン「リザぁぁ」


レッド「…」

レッド「今ならできそうな気がする」

グリーン「…?」

レッド「リザードン!勢いにまけるな!」

レッド「フレアドライブ!」

グリーン「なに!?」

リザードン「ぐぉぉぉぁぁあ」

カメックス「!」

ドーン

レッド「相打ちか…」

グリーン「戻れカメックス…」

レッド「リザードン、ありがとう。戻れ」


レッド「お互い残りは二匹になったね」

グリーン「同じ二匹でもお前のポケモンと俺のポケモンとじゃ差があるんだよ」

レッド「試してみるかい?」つモンスターボール

グリーン「…」つモンスターボール

グリーン「お前とのバトルも終わりにする」

グリーン「いけ!ファイヤー!」

ファイヤー「ピィァァァァア」

レッド「…!!」


レッド「図鑑によれば伝説の三鳥の一匹…か」

レッド「グリーン、どうしてお前がそのポケモンを?」

グリーン「…」

会場はグリーンが普通のトレーナーじゃないことを理解すると騒がしくなった

あのファイヤーを連れてるくらいだ、こうなるよな

そんな中でグリーンは語り出す

グリーン「ナナシマ…」

グリーン「あそこに強く俺を呼ぶなにかを感じた」

グリーン「そのある山でこいつに会ったんだよ」

グリーン「俺はもう仲間を傷つけられない」

グリーン「その思いに賛同したファイヤーがついてきたのさ」


グリーン「俺はこいつで勝負を決める」

レッド「確かにファイヤーは強そうだ…」

レッド「でも今のお前は強さにしか目が向けられないやつだ」

レッド「ポケモンを信用出来ないお前に俺は倒せない」

グリーン「ファイヤーも初めて見たくせに…」

グリーン「俺の人格を決めつけんじゃねぇ!」

グリーン「お前にはわからないだろうけどな」

グリーン「あれから俺は俺なりに考えたさ」

グリーン「でもこうするしかポケモンを守る方法はねぇ」

レッド「そうなんだ…」


レッド「でも俺はその力を知っている」

グリーン「なに?」

レッド「リーフちゃんから聞いてたよ」

レッド「なにも俺だって初めてみたファイヤーを手放しに語ってるわけじゃない」

レッド「この大会前にさ」


ー大会控え室(個人)

リーフ「…グリーンさん」

~回想~

大会前…あのときグリーンの様子が普通じゃないことに気づいて直接本人に聞きに行った

そのとき見たのがファイヤー、そしてすっかり強さにのめり込んでるグリーンさん

グリーン「ポケモンを守るには強いポケモンだろ?」

リーフ「…!!」


~回想終わり~

リーフです
個人控え室のスクリーンから観戦してるのですが…

リーフ「やっぱりファイヤーに魅せられてますね…」

リーフ「あるポケモンに魅せられて気にいるのは間違いではないと思います」

リーフ「でもグリーンさんは力を過信しすぎてる…」

リーフ「間違いとは言えない限りは私にはどうしようもありませんね」

リーフ「レッドさん、グリーンさんの目を覚まさせてください」

ー再び会場ー

レッド「…」

グリーン「どうした?レッド」

グリーン「早く次のポケモンを決めなきゃ水嵩は増えてくぜ」

グリーン「自慢のピカチュウで対抗か?」

グリーン「今の水嵩じゃ話しにならねぇな」


レッド「…グリーン」

グリーン「?」

レッド「お前のファイヤーを見て驚かなかった理由は今説明した通りだ、リーフちゃんに聞いた」

レッド「でもそれだけじゃない」

グリーン「なぁに?」

レッド「頼んだよ…」ヒュンッポンッ

サンダー「ピギャーッス」


グリーン「!?」

ファイヤー「ファヤヤ…」

会場「ドヨッ」


グリーン「…フハハッ」

グリーン「そういうことかよレッド!」

グリーン「こりゃ驚いたぜ」

リーフ「!!」


レッド「俺も最初に見た時は驚いた」

レッド「まさかサカキから受け取ったボールがサンダーのものだったなんて」

正直心臓がゾクッとしたよ

レッド「マサラ周辺のサンダーもサカキのものだったことも今は理解してる」

レッド「でもどうしてもこの試合でグリーンに会わせたくてとっといたのさ」

レッド「お前が俺を庇ってくれた時のこと、覚えてる?」

グリーン「…あぁ、あれか」

レッド「俺は変われたんだ!あの弱かった頃から」

レッド「お前が導いてくれたから」


サンダー(まだ続くんか…コレ)

レッド「俺はあの時サンダーからお前が庇ってくれなかったら今ここにいなかった」

グリーン「そうか、なら俺も変わった」

グリーン「あのときの弱かった俺はもういない」

グリーン「強くなったんだ!」

レッド「…」

レッド「…ごめんグリーン」

レッド「それは強さじゃないよ」

グリーン「なんだと?」

レッド「どれだけ強い力を振るって勝ってもそれはお前一人の勝ちだ」

レッド「ポケモンと力を合わせて手に入れた勝ちじゃない」


グリーン「なら見してみろよ、お前が言う強さを」

グリーン「ファイヤー!にらみつける!」

ファイヤー「キッ」

サンダー「…」

グリーン「今だ!大文字!」

レッド「…今だ、雷」

グリーン「!?」

ドォォォォオン

レッド「溜めてる開きすきが欲しかったのさ」ニッ

グリーン「へぇ、でもファイヤーはまだまだくたばっちゃいないぜ?」

レッド「ならまだまだいくぜ!」

レッド「サンダー!俺を乗せてくれ!指示を出すから相手に近づくんだ!」

グリーン「俺も乗せろファイヤー!レッドには負けねぇ!」


土砂降りがひどくなってく中
俺とグリーンは空中戦を繰り広げていた

グリーン「いまだ!」

レッド「っ!」ガス

ファイヤーの嘴が俺の腕をかすってTシャツを裂いた。さらに…

グリーン「ほのおのうず!」

レッド「至近距離から!?」

しかも初代仕様、最悪だ


フィールドはもう海の様
さらに渦に囲まれて動けないし暑い

グリーン「ファイヤーの炎は消えないぜ、終わったな」

レッド「サンダー…うごけるか?」

サンダー「余裕」

レッド「じゃあかみなり!」

グリーン「!?」

コントロールを取れなくなったグリーンとファイヤーはフィールドにおちていく
俺もさすがにもう炎に耐えられず落ちた

うん、下は海だ。はは…

モンスターボール「ピクピクッ」

リザードン「リザ!」

レッド「!」

レッド「助かったよリザードン…」


レッド「グリーンとファイヤーは!?」

モンスターボール「ピクッ」

ピジョット「ピっ!」

レッド「ふぅ…」

グリーン「くそっ、同士討ちか…」

グリーン「もどれ!」

レッド「ありがとうサンダー、もどれ!」


レッド「…さて」

レッド「どうする?このフィールドじゃ続行不能だ」

グリーン「俺はバトルを続ける」

グリーン「いけ、ギャラドス。乗せろ」

レッド「なるほどな。リザードン、すまんまた頼む」

リザードン「リザ!」

グリーン「ポケモンの足場を作れギャラドス、れいとうビーム!」


レッド「さ、お前の最後のポケモンは誰だ?」

グリーン「…」つモンスターボール

レッド「…!」

ボンっ

ブラッキー「ブラッキー!」

レッド「みたことないポケモン!?」

レッド「図鑑にもデータがない…」

グリーン「さぁレッド、早くポケモンを出せ」

レッド「…」

ピカチュウ「ちらっ」

レッド「よし、行ってこい!ピカチュウ!」


ピカチュウとブラッキーはどちらも猛っている
指示を出さずともお互いのポケモンは動き出した

やがてどちらも傷だらけになると勢いもおさまった

レッド「お前がバトルにひたすら熱中してるのはなんでなんだ?グリーン」

グリーン「お前はあのとき見ただろ?ロケット団みたいなやつがいればポケモンが安心して暮らすことが出来なくなる」

レッド「シオンタウンか…」

グリーン「俺が旅に出る前に夢見ていた輝いている世界…」

グリーン「それを守るために強くあらなくちゃいけない!」

グリーン「ファイヤーをこの手に取ったときはっきりわかったんだよ」


グリーン「強ければロケット団だって鎮められる」

グリーン「結局最後に信用できるのは自分だけなんだよ!!」

レッド「…!」

ピカチュウ「はぁはぁ」

ブラッキー「はぁはぁ」

グリーン「そうだレッド、俺は昔からお前が気に入らなかった」

レッド「…知ってた」

グリーン「よく言うじゃねぇか」

グリーン「あのときも…あのときだってな」

レッド「…」


~グリーンの回想~

俺たちがまだ学校に通ってたころ

グリーン「よっしゃ!」

友達A「またグリーンがゴール決めたぜ!」

\ワイワイ/

グリーン「おう!また困ったら呼べよ!」

レッド「…」ポツーン

グリーン「よう、帰ろうぜ!」

レッド「あぁ…」

グリーン「お前さー、一匹狼やんのもいいけどたまには俺らに絡めよ」

レッド「僕はお前と違って能力が無いんだ」

レッド「求められないさ」

グリーン「ふーん…」


~授業~

グリーン「 へへっ!またクラストップだぜ!」

オーキド「これっ!調子に乗るでない!」

レッド「0点…またか」

オーキド「う~む…いつか旅に出たいならこれくらいは解けるようにしないといかんぞ、レッド」

レッド「…」


じいさんはレッドの成績をよくみてやってるよな、そんなに俺は認められないのかな

まぁいいや


グリーン「お前はいつもいつもじいさんにも手を入れて育てられた」

グリーン「俺はどうでもいいと言いたいようにn…」

レッド「それは、違うよ」

グリーン「何が違うって?」

レッド「俺はずっとお前の持つ能力が羨ましかった」

レッド「人を集め、学問も万能にこなすその能力が」

~レッドの回想~

ー旅にでる3年前ー

レッド「いきなり温泉のスポーツルームに呼び出して何の用だ?」

レッド「成績が優秀でスポーツも万能なお前が俺をからかいにきたのか?グリーン」

グリーン「ちげぇよ!これをもて!」

レッド「卓球のラケット?」

グリーン「教えてやるよ!モンスターボールを持つイメージでボール持ってみな!」

レッド「…なんで俺が運動なんか」


グリーン「これでも考えたんだぜ?」

グリーン「野球でもよかったんだが走るのはさらに無理だろ?お前」

レッド「…飽きたらやめるぞ」

グリーン「そうこなくっちゃな!」

それからグリーンと一緒に卓球を続けていって
二年後には俺がグリーンを抜けるようになってた
卓球だけはね…

そのさらに1年後に俺たちは旅に出たわけだが…

レッド「グリーン、最近俺は卓球をした」

グリーン「へぇ」

レッド「あれだけしょぼくれた自分でも何か少しでも夢中になれるものがあったんだ。今でもな!」

グリーン「…ポケモンか」


レッド「そうだ!だから今もこんなに熱い」

レッド「雨が降り、下は苦手な水面で怖いはずなのにこんなにワクワクする」

レッド「勝負をつけようぜ!」

レッド「頼むぞピカチュウ!」

ピカチュウ「ピカ~!」

ピカチュウは電気を纏ってブラッキーに猛進してく
この技になんて名前をつけよう

レッド「ボルテッカー!」

グリーン「迎えうて!ギガインパクト!」

ピカチュウ「ピッカ!!」
ブラッキー「ブラッキ!!」

二つの技がぶつかり合うのと同時に足場の氷も弾け、更にその下の水面も弾けた

ピカチュウとブラッキーを爆煙が包み俺とグリーンも弾き飛ばされる

不思議なことに俺の怖がっていた水面が弾けてキラキラした優しい雨のように会場に降り注いだ

バトルは終わったんだ


ー後

俺たちトレーナーは倒れて動けない

ポケモンも倒れてしまっている

俺たちは気づくと病院のお互い違う部屋のベッドにいた

そう、結果は引き分けだ


レッド「…ふー」

俺は今グリーンの入院している部屋の目の前にいる
同じく自分も入院しているので、怪我をしている状態で少し離れたこいつの部屋にくるのも億劫だ

ガチャ

まぁリハビリがてら最近通い続けてるけどな

レッド「グリーン、怪我どうだ?」

グリーン「…」

レッド「怒ってるないならなんか喋れよなー」

最近ずっとこんな感じだ

いろいろぶつけ合って気まずいこともあるだろうけど俺はこれですっきりした


グリーン「…レッド」

レッド「ん?」

グリーン「…」

グリーン「俺は旅にでてから、ポケモンに出逢ってからなにか変われたか?」

レッド「…」

レッド「もちろん。お前は変わったよ」

レッド「他の誰かの痛みを考え受け止めることができるやつになった」

グリーン「…そうか」

レッド「あぁ、皮むいたリンゴ。置いとくぞ」コトッ

グリーン「悪いな」

レッド「きにするな。同じ入院で患者服でも、俺の方が怪我はずっと浅いし退院も早い」

グリーンの横になっているベッドのそばにある椅子に腰掛けた俺が言うと

ガチャ

オーキド「久しぶりじゃな二人とも」

博士がやってきた


レッド「博士!」

グリーン「じいさん…」

オーキド「二人が無事でよかった!」

オーキド「そういえば大会途中だったな、試合はどうなったんじゃ?」

レッド「はい、サカキが四天王のキクコさんに勝ちました」

オーキド「あのキクコにか…」

レッド「スタジアムは俺たちのバトルでめちゃくちゃになってサカキの試合は昨日に延長されたんだけど」

グリーン「俺らが入院してもう一月経ちそうだ」

グリーン「どんなに待たせても明日が限界だなこりゃ」

オーキド「引き分けと聞くが、運営はなんと?」

グリーン「試合に出れる方が出ろ、でなければサカキの不戦勝だとさ」

グリーン「出れるのはレッド、お前だ」

レッド「…あぁ、明日なら無理しなくてもいけそうだ!」


~決勝当日~

レッド「じゃあ行ってくるよグリーン」

レッド「部屋から観戦頼むぜ!」

オーキド「うむ、健闘を祈る!」

グリーン「レッド…相手はポケモンを平気で殺す集団のボスだ」

グリーン「なにしてくるかわからない。気をつけろ」

レッド「わかった。それじゃあ!」

バタン

オーキド「さてグリーン。お前が暴走することさえなければ今みたいに病室でよこになっていることもなかったろうに」

グリーン「…勝って力を証明したかったんだよ」

オーキド「ちと厳しい言いかたになるが」

オーキド「それじゃあガラガラを殺した連中とやり方が変わらんぞ…」

グリーン「やつらと一緒にすんじゃねぇ!」

グリーン「ぐっ…」


オーキド「これこれ動くでない!」

オーキド「まだ治療中じゃろ…」

グリーン「ふぅ」

オーキド「落ち着いたか」

グリーン「なぁじいさん」

オーキド「んん?」

グリーン「俺は旅に出たときから何か変われたのか」

グリーン「どこか成長が見出せる所があったのか」

オーキド「お前は器用すぎて慢心する。レッドとは真逆のタイプじゃな」

オーキド「そこはなにも変わっとらん、じゃが」

オーキド「前の試合、レッドと本音をぶつけたことで2人の中で何かが変わった…」

オーキド「そんな風に見えたかの」

グリーン「レッドとのバトルで…か」


グリーン「それなら、なんも変わってないよりいいと思えるぜ」

グリーン(人の痛みを自分も感じられるようになった…)

グリーン(そして俺たちの何かが変わった…か)


司会「さぁ!残る試合は決勝のみ!」

司会「ここでヤマブキ杯の覇者が決まります!」

レッド「…」

サカキ「…」

司会「両者位置についたため合図とともに間も無く開始致します!」

レッド「またあったな」

サカキ「お前とのバトルに勝てば優勝か」

サカキ「早く終わらせて商品のマスターボールを頂こう」

レッド「おっと、勝負に集中できないようじゃ」

レッド「最初からお前の優勝は無いようなもんだぜ」

サカキ「…面白い」


司会「それでは決勝戦、スタート!」

レッド「よし!いくぞ、頼むピカチ…」

ちょうどそのときだった

グラグラグラグラグラ

会場「ザワザワ…」

レッド「なんだ!?地震!?」

レッド「まさか…!」

俺はサカキの仕掛けたなにかかと思いサカキに目をやったがこいつも不思議そうな顔してる

一体なんなんだ…

ただの地震?

俺が戸惑ってるとスタジアム中央に暗黒の球体が降りてきた

スタジアムに着地した球体は間も無く破裂した

すごい衝撃だ…まるで爆風のよう…

顔の前に手を構えて目を少しずつ開けると…

レッド「……なんだお前は」


目の前に何かが立っている
ポケモン?いや見たことないぞ

???「…」

レッド「!!(こっちを向いた!)」

謎の生き物は左手を俺にかざした

???「…」ドゥンッ

レッド「!?」

これはシャドーボール!?なんで…

レッド「…かはっ!?」

レッド「うっ…」バタ

会場「!?…!!キャーキャー」

会場はパニック…当たり前だ

今ここに誰も知らないであろう謎の生き物が
人間に対してとてつもない力で攻撃したのだから

俺の目の前は物理的に真っ暗になった…


う~ん

レッド「ここは…真っ暗だな」

レッド「本当に何もない…」

「レッド」

レッド「え?誰だ!?」

振り向くとこの暗闇の中でも見える
今まで自分が出会った人たち、仲間が居た

でも

レッド「うわっ!なんだ!?」

急に強風が俺を襲ったから手で顔を隠した
目を開けると知らないやつが一人だけ立ってた

レッド「…お前は!!」

???「人の代表としてお前を選んだ」

???「聞け、人間よ」

???「これからヒトは我によって滅ぶ」


レッド「なんだって!?勝手なことを言うn…」

???「まだ話は終わっていない」

レッド「!」

???「今から3ヶ月後、人口の最も多い町」

???「『ヤマブキシティ』に襲撃をかける」

レッド「え!?」

???「阻止したければその時に我を倒すのだな」

レッド「まてよ!見たことないけどお前ポケモンだろ?」

レッド「お前一匹でそんなことができるのかよ!兵器じゃないか!」

???「先ほど前触れとしてスタジアムに奇襲かけたはずだが、たった一匹で」

???「これでもまだ疑うか?」


レッド「前触れ…?あれが?」

レッド「ポケモンでも一匹であんなことできるはずがない…」

レッド「誰だお前は!」

???「我が名はミュウツー」

ミュウツー「ヒトに仇なすポケモンだ」

レッド「ミュウツー…だって?」

ミュウツー「お前を人間の代表として選んだ理由」

ミュウツー「この話を全ての人間に伝えろ」

レッド「ちょ…まて!」

ガバッ

レッド「はぁ…はぁ…」

オーキド「レッド!目が覚めたか!」


グリーン「お前、丸一日寝てるからもう起きないかと思ったぜ」

リーフ「退院翌日に早速病室のお世話とは…」

オーキド「どこか痛まないかね?」

レッド「はい…って、それより!」


俺は夢に見たこと、ミュウツーのことを詳しく話した


オーキド「ポケモンの名は…ミュウツー…」

レッド「そうです。博士、ミュウツーについて聞いたことはありませんか?」

オーキド「確信はできんがの」

グリーン「じいさんがヤツとなんの関わりを!?」

オーキド「ワシが関わったわけではない…関わった人物に心当たりはあるがの」

レッド「その人は…」

オーキド「フジ博士じゃ」


レッド「フジ博士…?」

オーキド「グレン島の研究所でポケモンの遺伝子について研究をしていた一博士じゃ」

レッド「グレンて…マサラからもそう遠くないカントーの街が」


オーキド「うむ、その島の街にかつてあった研究所も今では廃墟だがの…」

グリーン「でもカントーの博士なんだろ?」

グリーン「そんな研究者聞いたことないぞ」

オーキド「君たちが生まれてくる前まで、研究者だった人物じゃ」

レッド「それじゃあ知らないわけだ…」

リーフ「フジ博士…聞いたことがあります…」

「!」

リーフ「ポケモンの遺伝子について研究していた博士で、学者として最後に行った研究がミュウの遺伝子を使ったクローンの生成…」

レッド「ミュウ?俺が夢で聞いた名前にそっくり!?」

リーフ「そのようですね…」

リーフ「しかし彼の研究は進むにつれ犠牲も生んでいった事から禁じとされたんです」


リーフ「しかし彼は1人になっても研究をやめず」

リーフ「ポケモンの犠牲を生みながらミュウのクローンを作ることに成功しました…」

リーフ「ですがその後、彼の研究所は謎の襲撃に遭い現在の様な廃墟に」

リーフ「そのミュウがスタジアムに奇襲をかけたあのポケモン…」

リーフ「さしては、そのクローンかもしれません」

リーフ「あの後当の博士は行方を眩ましましたが」

リーフ「ミュウかクローンは生きていたのかもしれませんね…」

レッド「……その研究所、いまは?」

オーキド「呪われた屋敷と怖れられ誰も近寄らんよ」

レッド「よし、行こうか」


オーキドか「無茶な!スタジアムで技を受けたばかりじゃろ!」

レッド「もう痛くありませんよ」

レッド「スタジアムがこの調子じゃ、大会もまた延期でしょう?」

オーキド「大会は…中止になったんじゃ…」

オーキド「進行がこれだけ拗れて昨日はあの惨事じゃ大会も続けられんでの…」

レッド「…そうなんだ、少し残念だ…」

グリーン「レッド…」

レッド「なら仕方ない、ミュウツーの件に集中する」

オーキド「無理をいうな!この件についてはリーグ本部で会議をした上で決める」

オーキド「さすがに子供が動いてどうなる問題でも無かろうに…」

グリーン「俺もいくぜ」

レッド「グリーン!」

グリーン「お前が寝込んでる間に怪我もこの通りだ」

グリーン「だから俺は行く」


リーフ「私はフジ博士のその後、ミュウ達についてが気になります」

リーフ「一体どうしてこうなったのかも…」

リーフ「安い興味本位ではありません、私も行きます」

グリーン「だってよ、ジイさん!」

オーキド「…ふぅ、仕方ないの」

オーキド「行くの君たちの自由なんじゃ」

オーキド「しかし、君たちに危険な目にはあって欲しくない」

オーキド「安全を最優先にするように。いいな!」

グリーン「ジイさん…!」

「はい!」


ーポケモン屋敷

レッド「人は…まぁ当然いないし…」

レッド「書類っぽいのも機械っぽいのもないな…」
ガラッ
レッド「うわわっ!?」

レッド「びっくりしたな、こりゃ想像以上だ…」

レッド「老朽化もそうだけど、確かにまず襲撃されたあとみたいだ…」

レッド「じゃなきゃ屋敷にこんな大穴空いてないって」


俺はレッド
少し危なっかしそうだけどどこにいるかって?

俺は今、フジ博士が研究施設に使っていたとされる屋敷に来ている
廃墟化したこの屋敷には誰もいない
ラッタ等のポケモンをたまに見るくらいだ


あぁ、グリーンとリーフちゃんは今別行動なんだ

~出発前~

グリーン「ミュウツーと博士の手がかりを探すなら俺に考えがある」

レッド「なんだ?グリーン」

グリーン「あぁ、博士のかつて使っていた研究施設は無人、博士もミュウツーも当然もういない」

グリーン「全員で屋敷行くんじゃ手際が悪いな」

リーフ「確かに…」

グリーン「ここでしばらく別行動して短時間で調査しよう」

レッド「う~んそうだな。でもどうやって?」

グリーン「欲しい情報は丁度3つだと思うんだ」

グリーン「グレンの屋敷…ポケモン屋敷に1人」

グリーン「フジ博士の消息を辿るのが1人」

グリーン「そしてミュウツーの居場所を探るのが1人」

レッド「最後のは…危険すぎる」

グリーン「ああ…だから俺がやる」


リーフ「!?」

リーフ「流石にミュウツーの件は保留にした方が…」

グリーン「ミュウツーに関してのリーグの会議にはジイさんが出て時間を稼いでくれる」

グリーン「それまでに俺のできることがこれだ」

レッド「わかった!頼んだよ、グリーン」

グリーン「任せな!お前こそ廃墟で何があるかわからないぜ」

レッド「おう!」


……

レッド「それじゃあ役割は…」

レッド「俺がポケモン屋敷」

レッド「リーフちゃんがフジ博士の探索」

レッド「グリーンがミュウツーの探索だな」

グリーン「あぁ!それとリーフ…」

リーフ「はい…?」


グリーン「フジって名前…シオンタウンで聞いたことがある」

グリーン「俺の気のせいじゃなければな」

グリーン「名前が同じだけかもしれないけどあたってみる価値はあると思うんだ。頼むぜ」

リーフ「はい!」

~~~~~~

レッド「もう潜って2時間か、1番有力な情報なのはここのはず…」

レッド「なにか持ち帰るぞ」

レッド「にしてもおっかない屋敷…」
がチャ
レッド「この部屋はなにかあるかな…ん?」

レッド「日記…?」

レッド「随分と古いみたいだな…」

レッド「どれどれ…」

『7月5日:ここは南アメリカのギアナ。ジャングルの奥地で新種のポケモンを発見 』

『7月10日:新発見のポケモンをわたしはミュウと名付けた 』

『2月6日:ミュウが子供を産む。産まれたばかりのジュニアをミュウツーと呼ぶことにした』

『9月1日:ポケモン ミュウツーは強すぎる。ダメだ…私の手には負えない! 』

これは…これって!?

ミュウツーの正体は…
屋敷を襲撃した犯人は…


~シオンタウン~

リーフ「いつきても町のみんなは暗い表情…」

リーフ「ん?あれは…」

私の目の前では優しそうなご老人が泣いている小さい子供とポケモンを優しく撫でていました
どうやらポケモンの怪我を手当てしていたようです

こんな町の中でも人は人だ!
いい人が見れちゃったなぁ

リーフ「あっ、ご老人が行っちゃう!」

リーフ「あのー!すいませーん!」

老人「ん?この町では見かけない顔だね」

リーフ「はい。トキワから来たんです!」

老人「それで私になにか用かな。お嬢さん」

リーフ「あっ、はい。フジさんという方を探しているんですが…」

老人「ほう、私がフジ。みんなからはフジ老人と呼ばれておるよ!」

リーフ「…ぇ」

リーフ(まさかこんないきなり会うなんて…)

リーフ(どう切り出そう…)ゴクリ

フジ老人「青い顔をして…どうかしたかい?」

リーフ「い、いえ!」

その時、唐突なショックのせいか
私はいきなりの目眩に襲われました


リーフ「あ…れ…」バタン


次に目がさめると誰かの家で寝ていました

フジ老人「おぉ、目が覚めたか!良かった!」

どうやらフジ老人に看病されて助かったようです

暫くして落ち着いたら私たちは老人の家にあるテーブルでコーヒーを飲みながら話をしましたた

リーフ「それにしてもすみません。コーヒーまで…」

フジ老人「いいんだよ、それより無事で良かった!」

リーフ「はは…」

リーフ(この人は犠牲を払い研究を進めてたフジ博士とは違う…?)

リーフ「フジ老人は町の人やポケモンに優しい方ですね」

リーフ「やはり町が好きなのですか?」

フジ老人「もちろんさ!つい10年ほど前まではグレン島という島にある町に住んでいたんだけどね」

フジ老人「困っているポケモンをみると助けたくなるんだ…」

リーフ「…!?」


リーフ「グレン島なんて…随分と離れた町なんですね!」

リーフ「なにか目的があってここに?」

フジ老人「目的…というのはないんだ」

フジ老人「だけどあの島から出て…何処か遠くに行きたいと思った時ここにたどり着き」

フジ老人「たくさんのポケモンや人々が悲しむこの町に自分の力で安心をもたらしたい」

フジ老人「私がいま思うのはそれくらいかな!」

リーフ「…あ!こんな時間…」

リーフ「フジ老人、ありがとうございました!」

リーフ「用事と言うのは特になかったんです!」

リーフ「また来てもいいですか?」

フジ老人「ああ!いつでもおいで!」

リーフ「それでは!」がちゃ


リーフ「…あの人の性格は置いといて、彼がフジ博士だと考えれば辻褄も合う…」

リーフ「でも…会話しててわかる。あの人は安易に犠牲を生むような…」

リーフ「ううん、犠牲を生むような人じゃない…」

リーフ「一体どうして…」

~タマムシゲームコーナー地下~

グリーン「やっぱりまだここにいたか」

サカキ「貴様は確かレッドとか言う子供の仲間か」

サカキ「私に何の用だ」

グリーン「お前だろ?ミュウツーにスタジアム襲わせたの」

サカキ「ミュウツー?なんのことだ」

グリーン「違うか…」

サカキ「そこをどけ」

グリーン「どこにいく」

サカキ「スタジアムに現れたポケモンを捕獲しにいく」

グリーン「…なに!」


グリーン「わかるのか?場所が」

サカキ「ロケット団の情報力を甘く見ないで貰いたい」

サカキ「新種にやられて怪我をしたくなければ帰れ」

グリーン「…やだね」

サカキ「物分かりの悪い子供め」

グリーン「お前に教えといてやるよ」

グリーン「新種のポケモン…ミュウツーはな…」

グリーンはサカキにミュウツーの目的、レッドが見た夢のことを話した▽

サカキ「ほう…面白い。ますます組織の戦力に取り入れたくなった」

グリーン「なんだと?」

サカキ「そんな兵器じみたポケモンが力となればカントーの制圧は容易い」

グリーン「ポケモンを兵器呼ばわりすんじゃねぇ!」

サカキ「私たちはポケモンを戦わせている」

サカキ「そうだな?」

グリーン「ちっ…」


ボンっ!

グリーン「ブラッキー!?」

グリーン「今大事なとこだ!勝手にボールから出てくるな!」

どんっ

グリーン「うわっ!」

ブラッキー「ラキ!ラキー!」

グリーン「…ブラッキー」

こいつはポケモンを戦わせてる事実に
揺れ動いた俺の心に気づいていたんだな

グズグズするなとエールをくれたのか

グリーン「そうだな…今の俺は少し前とは違う」

グリーン「信用できるのは自分だけじゃない、仲間もだ」

グリーン「おいお前、俺のブラッキーはやるみたいだぜ」

グリーン「兵器じゃなく、1匹のポケモンとしてな!」

サカキ「ならばここで痛い目に合わせてやろう」


グリーン「俺は敵であるお前の言葉じゃなくて」

グリーン「仲間であるブラッキーの気持ちを信じる」

グリーン「バトルだ!」


ーポケモンリーグ本部

ワタル「スタジアムで皆さんも見たはずです」

ワタル「あの力を見せられては流石に我々でも対処出来ません…」

キクコ「じゃあヤマブキとカントーを捨てて逃げるのかい?」

キクコ「あたしゃやだね!」

オーキド「まぁまてキクコ、まだ逃げるとは…」

カンナ「借りるんですか?他の地方の勢力を」

ワタル「レッドくんとオーキド博士の話が本当だとすれば我々だけでは勝ち目は…」

シバ「下手をすれば犠牲も増えますね…♂」

シバ「だれも傷つけさせないには他の地方逃げるしか♂」

キクコ「逃げたところでそこまで追ってきたらどうするのさ!」


カンナ「人類が滅亡しかねませんね…」

オーキド「…ドクトルフジ」

全員「??」

ワタル「強化生命体の研究をしていた人物ですね」

ワタル「彼がどうかしましたか?」

オーキド「思い出してほしいんじゃが…彼の研究対象はミュウという…」

オーキド(このまま説明を長ったらしく続ければ時間は問題ないじゃろう…)

オーキド(頼むぞ…若者たちよ…)

~ヤマブキシティレストラン内~

レッド「…」

あの屋敷にあった複雑な仕掛けや
迷路のような道の数々…
あれほど複雑な仕掛けまで施してフジ博士が
守りたかった秘密っていったい…

ガチャ
店員「いらっしゃいませー」

リーフ「レッドさーん」


レッド「おっ、リーフちゃん。あとはグリーンだけか…」

リーフ「遅いですね…危険な目にあってなければいいですけど」

リーフ「それにしても街の外、慌ただしいですね」

~タマムシゲームコーナー地下~

サカキ「驚いた。ヤマブキ杯決勝進出の私を倒すとは」

サカキ「私のポケモンがこれでは回復に時間がかかる。すぐには行けんな」

グリーン「ミュウツーはお前に捕まらねえ、そういうことだ」

サカキ「ククッ…それはどうかな?」

グリーン「まだなんかあんのか?」

サカキ「いや、今頃私の部下がヤマブキのシルフカンパニーという会社を占領していてね」

サカキ「あの会社からマスターボールを頂けば新種のポケモンは我々の物も同然」

グリーン「ヤマブキだと!?」


グリーン「レッド…リーフ…」

グリーン「お前に構ってる暇はねぇな、ミュウツーは何処にいるか教えろ」

サカキ「貴様が知ったところでどうにもなるまい」

サカキ「ハナダの洞窟だ」

グリーン「本当だろうな?」

サカキ「私はフェアプレーを好むのでね、本当のことを言った」

グリーン「ピジョット、そらをとぶだ!」

グリーン「さっさとあいつら見つけて事情を説明するぞ!」

ピジョット「ピジョ!」コクリ

サカキ「さて、私も向かうとするか」

バサッ!


~ヤマブキの集合場所レストラン~

ガチャ!
グリーン「レッド!リーフ!」

店員「赤と白の帽子の男女の二人組なら先程シルフカンパニーに向かわれたようですよ」

グリーン「マジか…」

~シルフカンパニー~

レッド「街が騒がしいと思ったらロケット団か」

リーフ「倒しても倒してもまだ来ますね…」

リーフ「ん?あそこで戦ってるのは…」

ナツメ「あなたたち!子供は危ないから帰りなさい!ここは二階よ!」

リーフ「ナツメさん!」

ナツメ「リーフ!久しぶり…といいたいけど今はそんな暇ないわ。こっちに来て!」

ナツメ「こっちに隠れましょう!」


ナツメ「あなたたちには引き返させようと思ったけどこの様子じゃ無理そうね…」

レッド「まずいな…集合遅れたらグリーン怒るぞ…」

リーフ「ここ…何が起こってるんですか?」

ナツメ「どうやらロケット団に侵略されてるようね…」

レッド「マジか…不謹慎だってのに…」

ナツメ「ミュウツーだったかしら?」

レッド「もう噂が…」

ナツメ「多分今回はあいつを捕まえるために使うマスターボールが目当てでしょうね」

レッド「あのミュウツーが捕まるとは思えないけど…」

リーフ「にわかですね…マスターボールはどんなポケモンも捕まえられるんですよ…」

レッド「えっ!?」


レッド「隠れてる場合じゃないじゃん!マスターボールゲットするぞ!」

リーフ「ちょっとちょっと!」

ナツメ「マスターボールは厳重に管理されててシルフの社長だけが開けられるわ」

レッド「それでロケット団のやつら手こずってるのか」

レッド「でもそれがあればミュウツーとめられるんだろ?じゃあ頼んで貰わなきゃ」

ナツメ「…あっ」

リーフ「確かに!ロケット団と聞いて悪い方にばかり考えてたけどあれがあれば…」

がしゃーん!!

!?部屋の窓が割れた

グリーン「いたか二人とも!」

レッド「グリーン!」


グリーン「…そういうことか、ならそれぞれの報告は後だな」

レッド「ああ、マスターボールが取られたらカントーが終わる。行くぞ!」

ナツメ「準決勝でぶつかった2人がいるなら心配はないわね」

ナツメ「ここはまだ一階、街にリーフは戻って警察に報告をしてきて」

リーフ「はい!あ、この子…」

レッド「リーフちゃんのラプラスだね、どうかしたの?」

リーフ「すごく強い子です。役に立ってくれると思います!」スッ

レッド「おっ、ありがとう!みんなで無事に戻るよ!」

レッド「んでもってマスターボールも守る!行くぞ!」


サカキ「我々としてもミュウツーを鎮めたくて手を尽くしているのだよ」

シルフ社長「だからといって悪党に渡すわけには行かない!」

サカキ「私ほどの力があればミュウツーは止められるのだよ」ツクエドンッ

バン!

レッド「サカキ!」

グリーン「またお前がいるとはな!あんたとの勝負はもうついてる、お引き取り願おうか」

レッド「!?」

ナツメ「!?」

サカキ「フッそれもそうだな、マスターボールは惜しいがここからは去ろう」

サカキ「だが、ミュウツーは必ず手に入れる、アデュー」

レッド「あっまて!」

グリーン「窓からオニドリルで逃げやがった…」


そのあと警察がきて社長と一緒に全て説明した
したっぱも退散してたらしい


サカキを逃がしてしまったのは夜の出来事だった
その日はそれぞれ動き回って疲れたから
ヤマブキシティのポケモンセンターで三人はゆっくりと休んだ

ー翌日ー

~ポケモンセンター 食堂~

レッド「えーと…とりあえず全員無事に戻ってこれて良かったな!」

レッド「…まずはリーフちゃんから調べられたことを教えてくれるかな」

リーフ「…はい。突然言っても信じてもらえないかも知れないし自分でも実感わかないんですけど…」

リーフ「おそらく本人だと思います、フジ老人に会いました」

レッド・グリーン「!!」


レッド「なるほど…でも俺達全員のイメージしてる老人とは全く違う人物だったのか」

レッド「ほんとにフジ博士かな…」

グリーン「確かに聞いてる限りフジ博士とは印象がまるで違うな」

リーフ「確かにここまで聞いてると名前と年齢が同じなだけととれますね」

リーフ「ですがもう一つ、その老人の出身はグレン、と、本人の口から聞きました」

グリーン「確かにそれは偶然とも思えねぇな…」

レッド「あぁ、なにしろグレンに研究所を構えてたんだからな」

グリーン「でもそれが本人ならこれ以上有力な情報はない、他にまだなんかあるか?リーフ」

リーフ「いえ、ここまでしか…」

グリーン「シオン…老人…強い情報だな」
グリーン「グレンといえば、レッドはどうだ?」

レッド「あぁ~…それなんだけどさ、変な日記しか見つからなくてさ…」

グリーン「変な…日記…?」

レッド「ああ、これな」

グリーン「なるほど、内容はだいたい把握したけど確かに変な日記だ…?!」ペラペラ

グリーン「おい!これ…ミュウツーって…」

レッド「そうそうそれな、けど内容がまるでわからないんだよ」

リーフ「とは言っても名前が書かれているだけでも重要な情報です!」

レッド(かすれてて読めなかったなんて言えない)

グリーン「ここまでまとめると、フジ老人らしき人物はシオンに在住。その人の出身はグレンで、グレンにはミュウツーに関する日記が残されてたってわけか」


グリーン「俺はミュウツーの居場所が掴めた」

レッド「マジで分かったのか!?」

グリーン「あぁ、サカキからの情報だから確定ってわけじゃないがな」

グリーン「あいつによほどプライドがなけりゃ嘘じゃないだろうよ」

リーフ「その居場所っていうのは…」

グリーン「ハナダの洞窟だ」

リーフ「グレン、シオン、ハナダ…全く異なる場所じゃ千の結びようがない…」

レッド「けどミュウツーの居場所はわかったんだろ?だったら今からでも直接ハナダへ…」

グリーン「バカか、なんのためにフジ老人の情報集めてんだ」

グリーン「今俺たちが乗り込んでも勝ち目はねぇよ」

レッド「だからって!!」

リーフ「とにかく今はシオンのフジ老人を訪ねてみましょう」

レッド「…そうだなぁ」

グリーン「あぁ…でも気をつけろ、その人が本当にフジ博士だったら嗅ぎ回ってる俺たちに何してくるかわからねぇ」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年12月19日 (金) 20:51:12   ID: lqD_D7vQ

レッドはぼっち

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