男「…」ズズズッ(29)

男「っあぁ~…」ハァ

女「オヤジ臭いわね」

友「まぁ、言いたくなる気持ちはわかる」

幼馴染「みかんみかん」ムキムキ

男「こうしてならんで見ると、4人てコタツに最適な人数だよな」

友「まあ、テーブルが四角形だし」

女「ということは、6角形のコタツテーブルを作れば…」

友「6人用だな」

女「12画形とかの作ったら…」

男「もう円でいいだろそれ」

幼馴染「みかんみかん」ムキムキ

友「でも、足の数で決まってくるよな」

男「確かに」

女「机の足を無くせばいいんだ!」

男「無茶言うなよ…」

友「浮かせるのか…」

友「天井から吊り下げたらどうだ」

男「今度は上に仕切りが出来ちまうよ」

女「真ん中に一本とか…」

男「どんなバランスゲームだよ」

幼馴染「みかんみかん」ムキムキ

友「でもまあ、この形が至高だと思うよ」

女「確かに」

男「まあな」

幼馴染「…みかんが無くなった」ボソッ

3人「「なん…だと?」」

友「…誰が行く?」

男「そりゃ、1番食べた奴だろ」

女「あたし2個」

友「1個」

男「0個」

幼馴染「6個」

3人「「お前だっ」」

幼馴染「でも、正確に言うと食べてない」

男「…そういえばもうストック無いぞ」

幼馴染「そんなっ」

友「買いに行かないといけないのか…」

女「嫌だよ寒いし」

4人「「…」」

幼馴染「あっ」ガタッ

男「びっくりした」

幼馴染「誰か呼べば良いんだよ」

友「ああ、ついでに買ってこさせると」

女「おつまみはこの間の残りあるし、飲み物とみかんね」

男「でもそんな都合の良い奴…」

男「あ、兄を呼ぼう」

女「賛成」

幼馴染「となると弟と姉と妹も来るね」

男「暖房つけとこう」ピッ

友「おまっ…初めからそうしろや」

男「時代はエコなのだよ」

幼馴染「そうと決まれば電話だぁ」

女「あたし電話するね」

男「よろしこ」

女「あ、もしもーし」

女「うん、こっちこそありがとうね」

女「それでさ、今からまたこない?」

女「…うん、皆で」

女「やったー!できたらみかんと飲み物買ってきて欲しいなぁなんて…」

女「本当?ありがとー!」

女「うん、じゃあ後でね~」ピッ

女「みかんと飲み物を確保した」

男「ナイス」

友「よし、あとは待つだけだな」

幼馴染「みーかーんっみーかーんっ」

男「その塔食べろよ?」

幼馴染「うん、明後日には食べるよ」

男「腐る!」

友「うーん、待つ間なにする?」

女「何もしなくていいんじゃない?」

友「それもそうか」グテーッ

男「だからね?いくら冬でもよくないよね?」

幼馴染「私のアート…」

男「カピカピになるからね?食べようよ」

幼馴染「アート…」

ピーンポーン

友「?早くないか」

女「誰が出る?」

幼馴染「1番近い人」

男「…俺じゃん」

ピーンポーン

男「はいはい…」

男「はーい」ガチャ

狐娘「たたたたたすけてくれ!」

男「どうした急に」

狐娘「とととにかく匿ってくれ!」

男「いいけど…」

狐娘「恩に着る!」ステテテテ

ア、イラッシャーイ
フゥ…タスカッタ

ピーンポーン

男「また?」

男「はいはーい」ガチャ

淫魔「きききききき狐娘は!?」

男「…どうしたよ」

淫魔「あああああいつ、わわわ私の」

男「寒いなら上がれよ」

淫魔「ああああありりりり」

男「そしてビキニアーマー辞めろ」

淫魔「私のアイデンティティです」キリッ

男「まあ、あったまってこい」

淫魔「ありがとう」ガタガタ

アッ!
アンタココニ!
キャーーーーーッ

マテッ
ゴメンナサイイイイイ!!!

男「騒がしいな…」

ピーンポーン

男「そろそろ寒いんだけど」

男「はいはい」ガチャッ

妹「やあ」

男「やあ」

妹「…」

男「一行は?」

妹「おいてきた」

男「…なぜ?」

妹「狐娘が走ってくのが見えたから」

男「モフるために?」

妹「そう、モフるため」

男「どうぞお上がりください」

妹「ありがとー」

続きと言いますか、飽きたを宴会編とするなら今回はコタツでマッタリ編です

よろしくお願いします

男「さびぃ」ゴソゴソ

友「お疲れさん」

男「ん」モソモソ

妹「モフーーー!」

狐娘「ぎゃああああああっ」

淫魔「妹!狐娘は抑えた!」

妹「モーフモフ、モーフモフ」ジリジリ

狐娘「や、やめろおおおおっ」

女「…元気だねぇ」

幼馴染「みーかーんー」

ピーンポーン

友「

最後の"友「"無しで…
すいません

友「男ぉ、誰か来た」

男「…今は俺よりお前の方が近い」

友「し、しまった…」

女「早く行きなさいよ」

幼馴染「そーだそーだ」

友「で、でも…」

ピーンポーン

男「早くほら」

友「く、くそっ」モソモソ

ハァ…シッポアッタカーイ
ヤメロ!ダキツクナ!
モフーーーッ
ウギャア!

友「はいはい」ガチャッ

兄「…」ガタガタ

姉「…」ブルブル

友「…」

姉「おおおおおおそそそそそそ」

友「…あとで謝るから入ってくれ」

姉「ああああい」ブルブル

兄「…」ガタガタ

友「あれ?弟は?」

妹「あ!弟は今出演中だから暫らくしたら来ると思うよ」

友「そっか」

ドドドウシタンダオマエラ!
コタツ!コタツハイッテ!
アアアアリリリリガガガガガ

・・・・
・・


兄「ふうー…」グテン

姉「ぬくぬく」ヌクヌク

男「口で言ったらダメだろそれ」

女「はぁ~差し入れありがとねぇ」

幼馴染「…ねえ男狭い」

男「仕方ないだろ5人入ってるんだから…」

幼馴染「男が出ればいい」

男「鬼畜っ!」

友「お前らな…帰ってきたら場所がない俺の身にもなれよ」

女「弱肉強食」

友「人のために尽くしたのに!?」

男「たまたま近かっただけじゃん」

友「…」

狐娘「…どこか入れてくれ」フラフラ

姉「あ、あたしんとこおいでー」

狐娘「ありがとう…」モソモソ

兄「合法的にモフろうとしている!」

幼馴染「策士だ!」

淫魔「あたしらどうしようか」

妹「うーん、あたし女の所行こうかな」

女「おー、おいでー」

淫魔「じゃああたしは…」

兄「…」プイッ

淫魔「目ぇ逸らすなや」

淫魔「ねーぇ?いいじゃなぁい」

兄「辞めろ!辞めろってば入ってくんな!」

淫魔「隙ありっ!」サッ

兄「きゃーーーーっ」

淫魔「はぁ…ぬくい」

兄「…」ヘイジョウシンヘイジョウシンヘイジョウシンヘイジョウシン

友「…ハブられた」

男「あ、毛布あるぞ」

友「んー、まあそれでいいか」

男「2階に」

友「…」

狐娘「フローリング地獄だ」

女「つめたいぞぉ」

友「…」グスン

友「いいもんいいもん!トイレ行くついでに持って来るからっ」

妹「わー開き直ったぁ」

友「ふんっ」スタスタスタスタ

男「3」

女「2」

幼馴染「1」

ツメテエエエエエエェェエッ

淫魔「情けないわねぇ」

兄「…」ヘイジョウシンヘイジョウシンヘイジョウシンヘイジョウシン

ピーンポーン

男「あ、誰か来た」

妹「弟にしては早いな…」

男「近いのは…」

姉「あたしか…」

男「いてら」

姉「あたしは文句言わないよ、うん」スタスタ

狐娘「…ハッ、姉のナデナデが気持ち良過ぎた」

妹「じゃあ次はわたしg」

狐娘「遠慮する」

ガチャ

エ、チョ、ナンデ?
ヨイデハナイカヨイデハナイカ
サケクサッ!

魔法使い「いーやふーっ!」

女「…なんか出た」

幼馴染「このテンション…危険だね」

魔法使い「なによー!あんたら冷たいわねぇ!外の風並みに冷たいわっ」

姉「なんであんた酒臭いんだ…」

魔法使い「それがさぁ…聞いてよぉ」

友「さみぃぃい」ドタドタ

魔法使い「あ、毛布ありがとー」サッ

友「え?は?」

魔法使い「あったかーい」モソモソ

友「え?俺の…」

魔法使い「入る?」ピラッ

友「…」

男「友が究極に悩んでいる」

女「まるで生と死の決断みたいね」

姉「これだから童貞は…」

友「や、役によっては違うもんっ!」

狐娘「そこには食いつくのかえ」

姉「あ、またナデナデする?」

狐娘「お願い」

姉「はいはーい」ナデナデ

狐娘「///」モキュ

ピーンポーン

姉「来客が絶えんなぁ」

姉「はいh」ガチャ

勇者「…」

戦士「…」

僧侶「…」

魔法使い「…」

魔王「…」

姉「…まあ、上がったら?」

5人「「お邪魔しまーす」」

エ?ナンカメッチャコエガ…
ソンナダンタイハイレルノカ?
タブンナントカ…

オース
オマエラナンデキタ?
スイショウノゾイテタラタノシソウダッタノデ
マホウノランヨウダァ!

姉「騒がしくなるなこりゃ…」

魔法使い「あ」

狐娘「げっ」

魔法使い「妹!」

妹「はっ!」サッ

狐娘「は、はなせえええぇぇえ!」ジタバタ

魔法使い「あったかーい」モフモフ

狐娘「ぬわぁぁあっ」

勇者「コタツに空きがない」

戦士「…部屋はあったかいけどな」

男「文句言うなよ」

僧侶「そうですよ、折角通してもらったのに…」

男「ふぅ…この流れだと…」

ピーンポーン

男「全員集合フラグだな」

女「…あたし出てくる」モソモソ

男「珍しいな自分からなんて」

女「気まぐれよ気まぐれ」

ガチャ

犬娘「よっ」

弟「遅れてすまんな」

女「男ぉ!予想当たったよ!」

ヤッパリカァ

弟&犬娘「???」

メインキャラ達の夜は続く

時に憎み合い、時に愛し合う
そんな数奇な人生を
楽しく生きる彼らの姿

彼らの未来はまだまだ続く
彼らの夜はまだまだ続く


おわり

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