勇者「そう簡単に世の中は救えねえよ。マジで。」 (73)

ーーー前書きーーー


勇者 主人公。17歳。175cm65kg。平民の生まれ。正直な性格で、世の中に対して偏見を持っている。

幼馴染み ツンデレ。勇者にいつも世話を焼くので本人は気づいてないが、勇者に若干ウザがられている。

村長 勇者の祖父。エロじじい。昔はとても強かった。いまはただのエロじじい。

国王 政治には詳しくない。国のことは大臣任せ。国民からの評判はあまり良くない。

大臣 国のナンバー2。実際に国の方針を決めているのは彼。頭が切れる。勇者の親父と昔からの友人。




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勇者「……zzzzz

幼馴染み(以下、幼)「ちょっと、勇者ー!おきなさいよー!」ユサユサ

勇者「……!っああもう!なに!」バサッ

幼「いつまで寝てんのよー!ねっ!どっか行こうよー。」グイ

勇者「……なんだ、お前かよ、、じゃ、おやすみ。」(布団に潜りながら)

幼「お・き・な・さ・い・よ!」バサ

勇者「……声でけえよ、、あと、布団はがすなっての。」

幼「なによ?悪いの?」ジロ

勇者「わかった。いま準備すっから。」スタ(怒るとめんどくせえからなこいつ)



幼「もう、あんた久々に帰ってきたと思ったらなんの挨拶もないなんて、、、」

勇者「ああ、わりいな。いまからしようとおもってたんだぜ。」

幼「なによそれ!寝てたくせによくいえるわね。」ジトー

勇者「ははは。冗談だよ。なんか、おまえにツッコミもらうの久々だな。」ヘヘヘ

勇者「おまえと話すと帰ってきたなって実感わくぜ。」

幼「もう、勇者そんなに私が恋しかったのー?」ジトー

勇者「意外とそうかもな。」ヘヘヘ

幼「へぇええ/////」(勇者////照れるよ////)

勇者「このところ辛いことが多かったからな。」ウツムキ






幼「////……っは!」(あぶない、妄想するとこだった。)

幼「勇者、辛いことって。なんか、あったの?」

勇者「ああ。俺さ王様にあってきたんだよ。」

幼「国王に会いにいくなんてすごいよね。勇者は。」

勇者「いや、すごかねえけど、、」

幼「でも勇者ぐらいだよ。国王に会えるほど強い剣士は、、、」


勇者「……俺あんまり国王とか貴族とかって、好きじゃねえんだ。」

勇者「あいつら俺ら平民の気持ちがわからねえんだ!」

幼「ゆ、ゆうしゃ、、、」(いつもやさしい勇者がこんな怒るなんて……)


勇者「…わりい、つい熱くなっちまった。」

幼「ううん。気にしないで。続けて、、、」

勇者「…俺さ、勇者って名前嫌なんだよ。」

勇者「昔みたいに戻りてえ……」

幼「………」


ーーーー3年前ーーーーー

主人公(勇者)「ええ、俺が王国の兵士に!?」

傭兵「ああ、これからおまえは王に使えるんだ。」

~~~ある日傭兵が俺の家に来た。国を守る兵士に選ばれたんだ。

主人公「はい。よろしくお願いいたします。」

~~~俺は、喜んで引き受けた。

主人公「じいちゃん。俺、傭兵に選ばれたんだ!この村明日にはでいくよ。」

村長(じいちゃん)「おおそうか。いつかそんな時が来ると思ったわ。みんなにお別れしてから行けよ。」

村長「特に幼馴染みちゃん。あの子は悲しんでるぞい。行く前に抱いてやるんじゃぞ。」

主人公「相変わらずだな、じじい。あいつとはそういうんじゃねーっての。」

村長「ふぉっふぉっふぉ。照れておるんじゃろ?若いのう。若いのう。」ニヤニヤ

主人公「うるせえ。俺もう行くから。ありがとなじいちゃん。」スタスタ

村長「待て。年よりの話は最後まで聞くもんじゃろ!」

主人公「なんだよ?」クル

村長「ほれ、これを持っていけ。」スッ

主人公「なに、この首飾り?」

村長「それは、御守りじゃ。」

主人公「おまもり??」






村長「ああ、そうじゃ。それがあると不思議な力で体が守られるんじゃ。」

主人公「不思議な力ぁ!?うそくせえーなwwじいちゃんボケたんじゃないのーww」

村長「信じてないようじゃのお。ま、お主は見る目がないってことじゃろ。うん。」ヤレヤレ

主人公「んだよ、その言い方。大体そんなすげえもんどこで手にいれたんだよ!」


村長「フリマじゃよ。」


主人公「え?いまなんて!?」

村長「いや、だからフリマ。フリーマーケットのことじゃ。」


主人公「」




村長「いや、村のフリマで買ったんじゃ。近所のおばちゃんから300円で。」

主人公「………」

主人公「なんでだよ!?」

村長「どうしたんじゃ?」(やはり、ガキはからかい甲斐があるわい。)

主人公「このタイミングでそんなもん渡すなよ!!」

主人公「ふつう、もっといいもんくれるだろ。おばちゃんから買ったって、しかも300円って安すぎだろ!」

主人公「首飾りって、なんか凄そうにいいやがって、ただのおばちゃんの使い古したネックレスじゃねぇか!!」

村長「孫よ。素晴らしいツッコミじゃ。成長したな。」

主人公「こんな時に漫才に付き合わせるなっての!」

村長「まあ、孫よおちつけ。いままでの件は冗談じゃ。」

主人公「冗談?しょーもねえ冗談やめろよ。」ヤレヤレ

村長「クックック。聞いておどろくな、、、」

村長「ワシは、昔は魔王を倒した男じゃぞ、、、」

主人公「まーた、その話かよー、こんなエロじじいに魔王がたおされっかての。」ヤレヤレ

村長「いや、本当に倒したのに……」ションボリ

主人公「いや、じいちゃん。もう、その話は村人すら信じてねえから。」

村長「……鬱だ。死のう。」どよーん

主人公「わわ、ごめんじーちゃん!聞くから、聞くから!」

村長「本当か!!」パァァァ

主人公(め、めんどくせえー)



主人公「じいちゃん。やっぱこれいらね。返すよ。」

主人公


<<9訂正  <<9×  <<10○

村長「いや、村のフリマで買ったんじゃ。近所のおばちゃんから300円で。」

・主人公「………」

・主人公「なんでだよ!?」

・村長「どうしたんじゃ?」(やはり、ガキはからかい甲斐があるわい。)

・主人公「このタイミングでそんなもん渡すなよ!!」・

主人公「ふつう、もっといいもんくれるだろ。おばちゃんから買ったって、しかも300円って安すぎだろ!」・

主人公「首飾りって、なんか凄そうにいいやがって、ただのおばちゃんの使い古したネックレスじゃねぇか!!」・

村長「孫よ。素晴らしいツッコミじゃ。成長したな。」

・主人公「こんな時に漫才に付き合わせるなっての!」・

村長「まあ、孫よおちつけ。いままでの件は冗談じゃ。」

・主人公「冗談?しょーもねえ冗談やめろよ。」

ヤレヤレ・村長「クックック。聞いておどろくな、、、」・

村長「ワシは、昔は魔王を倒した男じゃぞ、、、」

・主人公「まーた、その話かよー、こんなエロじじいに魔王がたおされっかての。」ヤレヤレ・

村長「いや、本当に倒したのに……」ションボリ

・主人公「いや、じいちゃん。もう、その話は村人すら信じてねえから。」・

村長「……鬱だ。死のう。」どよーん・

主人公「わわ、ごめんじーちゃん!聞くから、聞くから!」・

村長「本当か!!」

パァァァ・主人公(め、めんどくせえー)・


誤字申し訳ないです。
また次回ノシ


<<1です。コメントありがとうございます!

<<7 続きの話ではないです。これが1作目です。

再開します。


村長「あれは、わしがまだ勇者になったばかりの話じゃ、、、」

主人公(信じらんねえことに、昔は勇者だったんだよな。じいちゃん。)

村長「この国の勇者になるには、昔から儀式があってな、、、」

主人公「知ってる。王国騎士団に入って、功績をあげるんだったよな。」

主人公「そしたら、現在の勇者と戦って、同等またはそれ以上の力を見せつけるんだよな。」

村長「わしがまだ小さい時からそのしきたりはあっての、、、」

村長「わしも、勇者になりたくて、王国騎士団に入団したんじゃ。」

主人公「そう、簡単に王国騎士団にはなれないだろ?」

村長「ああ。まずは、傭兵になってからじゃ、、、」

村長「その傭兵たちの中でも、ありえない強さの奴がごくまれにいるんじゃ、、、」


村長「当時は、奴らの強さは次元が違ってみえた。」

主人公「傭兵ってまだ、訓練兵だろ?なんで、そんな強いんだ?」

村長「それは、、魔族の力じゃ、、、」

主人公「魔族の力ぁ!?なんだそれ?」

村長「魔物だけが持っている力じゃ、本来、人間にはなかった力じゃ、、、」

村長「魔族だけが使える、魔法というのをしっておるか?」

主人公「ああ。聞いたことあるぜ。何でも呪文ひとつで炎が舞ったり、雷が降ったり。
    とにかく、人智を越えたすげえわざだろ。」

村長「そうじゃ。しかし、魔物の中でも大半は魔法を使うことができんのじゃ、、」

主人公「そんな、すげえもんなんで、傭兵がつかえんだよ??」


村長「お主がいうように王国でも話題になった。」

村長「信じられないことに魔法を使える傭兵がいると、、」

村長「すぐにその傭兵は国の取り調べをうけた、、」

主人公「そんで、そんで?」

村長「その傭兵はこの村のずっと西にいる魔物の森の近くに住んでいたことがわかったんじゃ、、、」

主人公「それって、人間に化けた魔物なんじゃねえの?」ゾク

村長「それがちがったんじゃ、その傭兵はれっきとした人間じゃった、、」

村長「では、何故、魔法をつかえたのか?それは、そいつの過去に原因があったんじゃ、、、」

主人公「過去??」


村長「ああ。その傭兵が生まれ育った村は、魔物の森の近くでの、、」

村長「昔から魔物との、争いが多かったんじゃ、、、」

主人公「そんな危険な所になんで住んでいたんだよ?」

村長「元々、人間たちが住んでおる近くの森に魔物たちが群がってきたんじゃ、、、」

村長「それ以降、その森に誰も近付かなくなったそうじゃ、、、」

村長「だが、その傭兵は違った。毎日、森の川まで水を汲みにいってたんじゃ、、、」

主人公「え!?そんなことしたら喰われちまうんだろ・・・」

村長「しかし、傷ひとつなく帰って来るんじゃ、、、」

主人公「な、なんでだよ??」


村長「魔物は一人として、その傭兵を襲おうとはしなかった。」

村長「その傭兵は、魔除けをしていたからじゃ、、」

主人公「魔除け?」

村長「ああ。魔除けの首飾りをつけていたんじゃ、、、」

主人公「!!、まさかこの首飾りが魔除けの・・・」

村長「ああ。そうじゃ。だが、この話はまだ続きがあるんじゃ、、」

主人公「そうだ!魔法、魔法はどうした?」


村長「そもそも、魔除けといってもそいつの村の言い伝えみたいものでな、、、」

村長「誰も、信じるものはおらんかった、、、」

主人公「でも、その傭兵は言い伝えを真に受けて、魔除けをつけて、森へいったんだろ?」

村長「ああ。そうじゃ。そして、魔除けをつけてる少年が森へ行っても無傷で帰って来るという噂が村中に広がってのう、、」

村長「ある日、魔除けをその傭兵から奪った男がいたんじゃ、、、」


主人公「まさか、そいつって、、、じーちゃん!?」


村長「そうじゃ。わしじゃぞっって、、馬鹿者!!!」クワ

主人公「わりい、わりい。じーちゃん盗人みたいな顔してっからさ、、、」ヘヘヘ

村長「ああ、わしのことはルパンと呼んでくれてもいいぞ、、、」

主人公「はは。似てねえよ。大泥棒っつーより、こそドロ顔じゃん。」

村長「全く失礼なやつじゃ。年よりをからかうんじゃねえぞ、、、」ギロ

主人公「ごめん。話、続けて、、」(こえええ、なんつう迫力だよ………)

村長「……もお、いいしまじで、あーマジ病むわー、、」

主人公「…教えてください。元勇者様、、」(くっそ、ジジイい。)

村長「えー!?そんなにしりたいのー!?」ジー

主人公(うっぜえええええ!!!)


村長「ったく。しょうがねえのお、、」

主人公…イラッ(くっ、こらえろ、ガマンだ俺。)


村長「その、魔除けの首飾りを奪った男は魔物の森へいったんじゃ、、、」

村長「そしたら、事件は起きた、、、」

村長「その男は魔物に喰われて氏んでしもうたんじゃ、、、」

主人公「魔除けしてたのにか!?」

村長「そうじゃ。あわてて、その傭兵は魔除けを取り返しにいったのじゃよ、、、」

主人公「魔除けの意味なんて、本当はなかったのか!?」

村長「いや、そういうわけではないんじゃ、魔除けの首飾りは人を選ぶ、、」

主人公「人を選ぶ?」

村長「ああ。心が澄んだものでないと、効果がないのじゃ、、、」

主人公「じゃあ、じいちゃんが持ってても意味ないな、、、」

村長「…孫よ。冗談じゃろ?」ギロ

主人公「う、うん。もちろん!」ゾク(さすが元勇者、迫力がちげえ)

村長「ならいいんじゃ。話をもどすぞ、、、」

村長「その傭兵は、魔除けを取り返しに魔物の森へ丸腰でいったのじゃ、、、」


また、夕方書きます


再開します。

コメントみてます。ありがたいです。


村長「丸腰で森に行ったその傭兵は、やはり魔物にみつかってしまった。」

村長「しかし、何度も魔物逃げ続け、ついには、森に迷ってしもうたんじゃ、、」

村長「そして、たくさんの魔物に囲まれてしまった。」

村長「その傭兵がもうダメだ。とおもったときじゃった、、」

村長「雷がおちたんじゃ。その音を聞いた魔物達が一瞬で、逃げ去った。」

村長「傭兵がふと見上げると、そこには一人の青年がおった。」

主人公「え!?雷がおちたってそれって魔法だよな!?」

村長「ああ。そうじゃ。」

主人公「ってことは、その青年が雷の魔法を使って、助けてくれたのか?」

村長「そうじゃよ。当時は人間で魔法が使えるのは勇者くらいのものでな、、」

主人公「じゃあ、その人って先代の勇者か!?」

村長「ああ。傭兵は勇者に助けられたんじゃ。」



村長「傭兵が唖然としていると、勇者は傭兵に近づいてこういった。」

ーーーーーーー

先代の勇者「おい、大丈夫か?」

傭兵「はい。…あ、ありがとうございます!」

先代の勇者「ああいいって別に、にしてもなんでこんな所に、、」

傭兵「あの、首飾りを探していまして。」

先代の勇者「ん?それって、これのことか?」スッ

傭兵「…!そうです!それを探しにここまで来ました。」

先代の勇者「おい、このペンダントただのアクセサリーじゃないんだぜ、、、」

先代の勇者「あ、もしかしてこのペンダントお前、使いこなせんのか?」

傭兵「使いこなせる?魔除けのことでしょうか??」

先代の勇者「魔除けだけじゃないぜこのペンダントは、、、」

傭兵「え?どういうことですか?」

先代の勇者「つっても、魔除けが使えるってことは、おまえ素質アリだぞ!!」ビシィ

傭兵「素質??何のことですか??」






先代の勇者「魔除けが使えるってことは、第一段階クリアだ。うん。」

傭兵(なに、いってんのコイツ。)

先代の勇者「おい、少年よ。あれ、よく見たらおまえ、傭兵じゃん」

先代の勇者「ってことは、おまえ、俺の後輩じゃねえか!」バシバシ

傭兵「え、失礼ですがどなたですか?」

先代の勇者「俺、勇者だよ。」

傭兵「ええええええ!?みえねええええ!!!」

先代の勇者「いや、おまえバッサリだな。ちょっとキズつくぞ」

傭兵「し、失礼いたしました!」土下座

先代の勇者「おい、やめろって。かたくるしいの苦手なんだよ俺。」

先代の勇者「ふつうにしてもらっていいよ。」

傭兵「は、はい。」(にしても勇者様だと緊張するって。)



スレタイうぜぇよ。マジで。(痛いしラノベになる程練り込む気がなければ読点・句点は省こうね)


先代の勇者「ま、いいや。ペンダントの話だよな。」

傭兵「はい。そんなにすごいんですか、そのペンダントは?」

先代の勇者「ああ。おい、傭兵よ。」

傭兵「な、なんですか?」

先代の勇者「おまえ、訓練サボってるだろぉ??」ニヤニヤ

傭兵「ど、どうしてそれを!?」(やべ、バレた)

先代の勇者「ははは。いいね。気にいったよおまえ。」

傭兵「へ?」

先代の勇者「どうも、国王にしたがうのは嫌だよな。」

先代の勇者「おまえも、嫌だろ。国のために死ぬのは、俺はおまえらの犬じゃねえんだ!っつってな。」

傭兵「……勇者様も大変ですね。」(愛想笑い)

先代の勇者「特に勇者なんてめっちゃコキつかわれっぞ!もう王様の犬だよ。まじで」

先代の勇者「この前なんて姫と結婚しろって言われてさー、」

先代の勇者「いや、俺遊んで暮らしてーよって話だよな!」

傭兵「…………」

先代の勇者「そもそも俺ビアンカ派だし!!」

先代の勇者「フローラとかまじ邪道だろぉ!!」


>>32  大目にみてくれれば幸いです



村長「そんな感じで勇者の愚痴はしばらく続いた。」

主人公「勇者って、なんかいい加減な奴が多いんだな。」(じいちゃんしかり)



ーーーーーーーー

先代の勇者「っは!すまんつい熱くなっちまった。」

傭兵「…………」(途中からドラ○エ5の話してたし、、)

先代の勇者「そういや、ペンダントの話だったな。」

先代の勇者「いいか。このペンダントにはな、すごいひみつがある。」

傭兵「秘密ですか?」

先代の勇者「ああ、実は勇者になるには、ペンダントの力が必要なんだ。」

先代の勇者「なあ、おまえ女神様ってしんじるか?」

傭兵「え、急になんですか?(うわ、いてえよコイツww)


先代の勇者「…いま、バカにしたろ?…『うわなにいってんの、怖っ!』とか思ったろ。」

傭兵「す、すみません。バカにしたわけじゃ、、」(よ、読まれた!?)

先代の勇者「………」

先代の勇者「あーあ、最近のガキはませてんなー、つまんねー」

傭兵「…教えてくださいお願いします。」

先代の勇者「そんなしりたいのー?しょーがないなー!!」ヘヘヘ

傭兵(めんどくせえええ)


先代の勇者「この森の先には泉があるんだ。」

先代の勇者「そこは、とある儀式を行う場所なんだ。」

傭兵「儀式?もしかして勇者になるためのですか?」

先代の勇者「当たりだ。そして、その儀式には2つお供え物が必要なんだ。」

先代の勇者「ひとつはこのペンダント。もうひとつは西の都にある宝玉だ。」

傭兵「宝玉ですか、その2つを備えるとどうなるんですか?」

先代の勇者「魔法が使えるようになるんだ。」

傭兵「す、すげええええ!!」


先代の勇者「この儀式のことは『女神の加護』といわれているんだ。」

先代の勇者「古い言い伝えにあんだろ。選ばれし者が女神の加護を受け、真の勇者になれると。」

傭兵「じゃあ、国王が言っている、勇者になる条件って、、」

先代の勇者「実は、あれはデタラメだ。」

傭兵「嘘ってことですか?」

先代の勇者「いや、まあそうなんだけど、本当とも言える。」

先代の勇者「国王の話は半分ウソで、半分本当だ。」

傭兵「どういういみですか?」


先代の勇者「国王は王国騎士団で、最も功績を挙げたものが勇者と戦う権利を与える。」

先代の勇者「そんでその戦いで、勝ったものまたは同等の力を持つものを勇者とするっつてんだろ。」

傭兵「はい。」

先代の勇者「まず、騎士団で最も功績を挙げるものっていったらほとんど団長のことだろ。」

先代の勇者「団長でありなおかつ勇者に勝てるほどの力がないとダメだろ。」

先代の勇者「俺、勇者だからさ戦うんだよ団長と……さすがにめっちゃ強いよ。」

傭兵「騎士団長といったら、国で一番の剣士ですもんね。」

先代の勇者「人間とは思えない強さだぜあれは。」

先代の勇者「でも、俺、魔法使えるからさ勝てるんだわ。」

先代の勇者「なにが、言いたいかっていうと魔法がなきゃ勇者になれねえ」

先代の勇者「国王が言っている方法はあくまでも形式上の話だ。真の勇者には女神の加護が必要だぜってこと。」







先代の勇者「国王いや、王政は兵士不足を嘆いている。」

先代の勇者「だから、頑張れば勇者様になれるという名目で、兵士志願者を増やそうとしてんだ。」

傭兵「は、恥ずかしながら私も国王に釣られてしまいました。」

先代の勇者「だははは。んなうまい話ねえよ。」

先代の勇者「まず、訓練サボっていたら、出世できねーぞ。」

傭兵「お言葉ですが、勇者様も仕事から逃れてここにきたのでは?」

先代の勇者「お、おまえ鋭いな。」ギク


傭兵「…勇者様は何故、私にここまで教えてくれるのですか?」

先代の勇者「そりゃ、おまえが選ばれし者だからだよ。」

先代の勇者「いっただろ。そのペンダントは選ばれた者しか効果はないって。」

先代の勇者「おまえは勇者になる資格があるってことだ。」

傭兵「じゃあ、後は、西の都にある宝玉だけですね。」

先代の勇者「そう、うまくいかねえっての。あそこには強敵がうじゃうじゃいんだぜ、」

先代の勇者「それに、おまえは俺と同じ目をしてるしな。」

先代の勇者「ったく。なんつう中二っぽい発言してんだ。俺は。」





先代の勇者「ま、とにかく、このことは他言無用!」

先代の勇者「絶対、他のやつには言うなよ。特に貴族や王族には。」

傭兵「はい。承知しました!」

先代の勇者「つっても、絶対無理だろうけどな。」

先代の勇者「おまえには、このことは絶対しゃべれなくなる魔法をかけといた。」

傭兵「え?いつの間に?」

先代の勇者「もし、他人に話そうとしたら『萌え系アニソン』を全力で歌ってしまう魔法だ。」

先代の勇者「舌が勝手にうごいちゃうぞ。本人の意思とは別に。」

傭兵「えええ!?ドン引きされるじゃないですか!!」

先代の勇者「ああ。どう足掻いてもヤバイ奴と勘違いされるな。」

先代の勇者「人前で全力で歌うから、より恥ずかしいぞ。勇者なめんな。」

傭兵「勇者、怖ええええ。」




きょうはここまで
また次回ノシ


<<43ご指摘ありがとうございます。

確かにそうですね。文字だけで表現するのは難しいです。


>>1 乙。 1はビアンカ派ww?


>>45 ビアンカ派です。でもフローラもかわいいですよね。


再開します。


先代の勇者「…俺は城に戻るぞ。おまえは?」

傭兵「私はちょっと西の都を目指します。」

先代の勇者「そうか。あそこは険しいぜ。気ぃつけろよ。」

先代の勇者「んじゃ、がんばってくれよ少年!」ポンポン

傭兵「はい。ありがとうございます。」

先代の勇者「期待してんぜ!じゃあな。」スッ

傭兵「!」(すごい、一瞬で消えた!)




ーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー

村長「そんな感じで、勇者に救われた傭兵は、西の都を目指していった。」

村長「勇者になるためにな、、、」


主人公「へー」

主人公「でも最後、勇者が消えたのはなんで?」

村長「あれは、移動魔法じゃ。城になら帰れる。」

主人公「魔法ってそんなこともできんのか。すげえな!」

村長「移動魔法といってもどこでもスイスイ行けるわけじゃないんじゃ。」

村長「城にしか戻れん。」

主人公「えー、そうなの?」

村長「当たり前じゃろ。行きたいとこに一瞬で行くなんてチートにもほどがあるじゃろ。」

主人公「はは。確かに。」


主人公「でさ、その傭兵は無事、勇者になったんだろ?」

主人公「魔法が使えるんだし。」

村長「そうじゃよ。」

村長「じゃが、勇者になるまで厳しくての、、、」

村長「おっと、この話は蛇足じゃな。」

村長「ところで、孫よ、、」ジー

主人公「なんだよ?じいちゃん。」


村長「お主。父親のことは覚えているかの?」


主人公「え?」

会話文の最後の。はどうにかならんかね

再開。

>>57 直します。

まだ、初心者で至らないですがおねしゃす。

再開。

>>57 直します。

まだ、初心者で至らないですがおねしゃす。

再開。

>>57 直します。

まだ、初心者で至らないですがおねしゃす。

再開。

>>57 直します。

まだ、初心者で至らないですがおねしゃす。

再開。

>>57直します。

コメントあざす。

他にも至らない点があったらご意見してください。

ミスったーなんかめちゃ投下されてしまいました。申し訳ない。



主人公「俺の親父は・・・」

主人公「………」

主人公「…親父の事はもう思い出したくねえよ……」

村長「……」

主人公「あいつは俺のことを置き去りにして出ていったんだ!」

主人公「母さんだって、あいつのこと待ってんのに…」

村長「……」

村長「すまない。おまえに黙っておったんじゃがの」

村長「実は、いま話した傭兵がおぬしの実の父親なんじゃ」

主人公「!」

主人公「ちょっと待てよ!」

主人公「じゃあ、さっきの話の勇者って、、、」

村長「あれは、わしじゃ」

主人公「はあ?」

主人公「待てよ。話がごちゃごちゃだ」

主人公「じゃあ、親父とじいちゃんは昔に傭兵と勇者で会っていたってこと?」

村長「そうじゃよ」




主人公「もうわけわかんねえ」


主人公「じゃあ、なんで息子の顔も覚えてねえんだよ」

村長「そ、それはのう」

主人公「教えてくれよ!」

村長「……あの、…えぇっと、、」(目を逸らしながら)

主人公「ん?」ジー

村長「…ぁぃジン…トノ……」ゴニョゴニョ

主人公「は?なんて!?」

村長「あの、愛人とのかくしごだったからです、、、」

主人公「……」

村長「あの、勇者って、なにかとモテるんで……」

主人公「どういうこと?まさか、浮気相手との…」

主人公「まさか俺の親父はじいちゃんの不倫相手との隠し子とかいわないよね?」

村長「本当に申し訳ございません」


主人公「SI☆NE☆YO☆ジジイ!!」



主人公「なんだ、これオイ!」

主人公「なんか、俺が村を旅立つタイミングで…衝撃だよ!」

村長「ほんと、なんていったらいいか、、」

主人公「うるせえ。黙れ。見損なったぞ!」

主人公「祖父は女はべらかして、親父は母さん置いて出ていくし、、」

村長「……」

主人公「ねえ?あんたなんで村長やってんの?恥ずかしくないの?」

村長「………」ジワ

主人公「嫁いんのに浮気相手とヤってできた子供の顔すら見たことないってさ、、」

主人公「クズだよね?まじで人間の形したクズだろ」

村長「……」ウルウル

主人公「親父も母さんと俺を置いて勝手に出ていくし、、」

主人公「最悪だよ!」

主人公「どんな一家だよ」

村長「やはり、血は争えませんな」キリ

主人公「うるせえよ。『血は争えませんな』キリっじゃねえよ!!」

主人公「おまえが言うなよ!もうやだこいつ」





主人公「この空気でボケはさんでくるかふつう、、」

主人公「…はぁ、実は親父も女好きなのかな」

村長「あいつも女好きじゃぞ」

村長「あいつが勇者になった日、わしが盛大に祝ったんじゃ、、」


村長「ソープにつれていったりしてのお、ふぉっふぉっふぉ」


主人公「………」

村長「あいつもわしも巨乳好きでのお。ぱふぱふが好きでのお」

村長「ああ、あの頃は青春じゃった……」ハナヂタラー

主人公「」

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