志希「できたよっ!その名も『マックスキャンディ』!」 (113)

一ノ瀬志希(18)
ttp://i.imgur.com/Ibsnl9K.jpg


P「……うん?」

志希「だーかーらー、できたよっ!」

P「なにが?」

志希「マックスキャンディ!」

P「……マックス。何がマックスなんだ? カロリーか?」

志希「それは食べた人しだいっ! 食べた人の何かしらが限界突破しちゃうのだ! にゃはは、どんなもんだ!」

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P「なにかしら……っていうのは、物理的にか?」

志希「精神的にもいけるはずだよ! たとえば誰かに対する感情……とか?」

P「なるほど」

志希「ってわけでてーい☆」ぽーいっ

P「甘い、ほれっ」パシッ ヒョイッ

志希「もごっ、あまい……あっ」

P「さて、どうなったかな……?」

志希「あたし、は――」


>>4
『何』がマックスになった?

好意

志希「あたし、あたし……」

P「……」

志希「……ね、ね?」

P「どうした? どこが変わったかわかるか?」

志希「んーとね、わかんないかなー……わかんない。でも身体的なものだと自分じゃ気づけてないのかも」

P「そういうものなのか……見たところ変わってないけどな」

志希「そう? 例えばさ、うーんと……お肌のすべすべさとか!」

P「いやぁ、変わってないとおも……おっ」

志希「……ね、どう? すべすべする? あたしのほっぺ」

P(……ほっぺに手をっ……!? やけに近いし、いやいや……)

志希「それとも髪がサラサラになってたりとか……」

P(……あ、本当にサラサラして……いや。元から志希の髪は綺麗だったしな……)

志希「……もしくは、失敗かも? あちゃー。あたしもたまに失敗しちゃうんだよねー」

P「そ、そうか。それは大変だなぁ」

志希「ううー、しっぱいしてしょっくだー……」

P「……」

志希「なんてことをしてしまったんだー」

P「……志希?」

志希「……慰めて、くれないの?」

P「お、おう……ドンマイ!」

志希「んっ♪ もっとぐぐーって、わしゃわしゃってして慰めてほしいなー」

P「お前、へこんでなんかいないだろ……」

志希「ありゃっ、ばれてしまってはしかたない! そのとおりだよっ!」

P「……本当は自覚、あるんじゃないのか?」

志希「……ちょっぴり。えへへ、なんかハズかしいな~」

P「何がマックスになったかの検討はついてるのか?」

志希「んーとね、えーっと……聞きたい?」

P「このままじゃ不安だしな」

志希「じゃあ、『志希、どうしても教えてほしいんだ』ってぎゅーってハグしながら言ってくれたら考えてあげる♪」

P「……シキードウシテモオシエテホシインダー」

志希「棒読みっ! ヒドい……しくしく……」

P「……で、なんだ?」

志希「あ。好きだなーって気持ちだと思う。好意、だね」

P「好意……」

志希「今、キミに褒められたくってウズウズしてるの、わかるかな? こんなになるなんて自分でも予想外だったかも~♪」

P「……そんなに変わってなさそうなのは?」

志希「元から好きだから! ……だったりして♪」

P「ハハハ、光栄だなぁ……」

志希「……ホンキにしてもいいよ?」

P「……志希」

志希「えへへ……ね?」

P「じゃあ、もうひとつだけ。どうしても教えてほしいんだが」

志希「なぁに? なんでも教えてアゲル♪」

P「解毒薬ある?」

志希「はい♪」

P「はい」

志希「もごっ、もぐ……ごくんっ。あっ」

P「よしよーし。はいもどったー」

志希「んもー、ズルいなぁ、本当、ズルーい……えへ、じゃあ今のは無しってことで♪」

P「そうだなー。薬のせいだもんな」

志希「で、いる?」

P「欲しい」

志希「じゃあ、どうぞ! マックスキャンディの袋だよー」

P「はいどうも」

志希「さっき飲んでるあたしを見てわかったと思うけど、ケッコー強力だよ!」

P「……そうなのか?」

志希「あたし、大抵の薬物には耐性あるから!」

P「お前、なにやってるんだ……」

志希「いやぁ、においを嗅ぐときに揮発したのを吸っちゃったりとかで……慣れちゃった♪」

P「気を付けてくれよ……?」

志希「あはは、考えておく! くれぐれも悪用しないでねー」

P「考えておくー」

志希「こーいつー」

P「あははー」

志希「うふふー」

P「……さて、じゃあ>>14のところにいってくるか!」

志希「いってらっしゃーい」

まゆ

佐久間まゆ(16)
ttp://i.imgur.com/EeOtaFo.jpg


P「まゆー」

まゆ「はぁい、あなたのまゆですよぉ♪」

P「うん、ちょうどいいところにいた。まゆ、飴は好きか?」

まゆ「アメ、ですかぁ? まゆはプロデューサーさんがくれるものなら、なんでも好きになりますよ……♪」

P「そうか……じゃあ、一個どうだ?」

まゆ「ありがとうございます……うふ、じゃあ大切にしまっておきますね」

P「いや、食べてくれ」

まゆ「……そう、ですねぇ。じゃあ……あむ……」

P(さて、どうなる……?)


>>16
『何』がマックスになった?

Pへの狂愛

まゆ「……すごく美味しいです……とぉっても……」

P「そうか。よかった」

まゆ「でも……」

P「でも?」

まゆ「……これ、お店で売ってるものでもPさんが作ったものじゃないですよねぇ?」

P「さて、どうだったかな……」

まゆ「だってPさんの匂いでも、お店のにおいでもないにおいがするもの……」

P(ひょっとして嗅覚……か?)

まゆ「……他のオンナのにおい。ねぇ?」

P(あっこれちがう)

まゆ「Pさぁん、これって他のオンナからのプレゼントですよねぇ。どうしてまゆにくれたんですかぁ……?」

P(すごい、まゆの目が座ってる。とろんとしてる。まゆのおめめがメガトロン。ははは、こいつぁ傑作だ)

まゆ「あっ。ひょっとして他の誰かからのプレゼントを自分で食べるとまゆに悪いかもって思ってくれたんですか? うふふ、優しいんですねぇ」

P(さてどうする。まゆがにじりよってきている。徐々に距離は迫る。だがまゆは子供、大丈夫……最悪力づくで……)

まゆ「だけどそれならそうだってまゆに言うだけでよかったんですよ? だってPさんの一番はまゆだって知ってるもの♪」

P(解毒薬は左ポッケ。取り出して口に詰め込んでやれば……!)ガシャンッ

P「がしゃん?」

まゆ「オモチャの手錠でも、外すためのレバーを固めちゃえば外れにくくなるんですよぉ……知ってましたか?」

P「マジですか」

まゆ「大丈夫です、ただちょぉっと痛いかもしれませんけれど……まゆが」

P「なにする気だ!?」

まゆ「ナニでしょう?」

P(マズい。これはまずい。非常にマズい。腕が手錠で拘束されてて、目の前はメガトロンまゆ。デストローイされかねない)

まゆ「さぁ、Pさぁん……ね?」

P「……まゆ」

まゆ「はぁい、あなたのまゆですよ?」

P「ひとつお願いがあるんだ。いいかな」

まゆ「いくつでも叶えますよぉ……うふふ、なんですかぁ……?」

P「ポッケにさ、もうひとつキャンディが入ってるんだ」

まゆ「キャンディ? それも誰かの……?」

P「いや……そうだな。なぁ、食べるか?」

まゆ「まゆが一番欲しいのはキャンディじゃないですから、結構です」

P「俺、甘いものがほしくってさ……食べさせてほしいなぁ」

まゆ「……仕方ないですねぇ。じゃあ……」

P「甘い口づけを、とかは無しで」

まゆ「うふ……お見通しですかぁ……」

P「まゆに『あーん』ってしてほしいなぁ!」

まゆ「そんなに、ですかぁ?」

P「ああ。欲しい」

まゆ「じゃあ……おねだりしてください」

P「……まゆ、キャンディを食べさせてくれ」

まゆ「そうじゃないでしょう……?」

P「まゆ……お願いだ。俺にくれ……」

まゆ「……うふふ、ふふふ……! そう、仕方ないですよねぇ……うふふ、Pさんは甘えん坊なんですから……♪」

P「……」

まゆ「はい、あーんしてください♪」

P「あーん……」

まゆ「じゃあ、続き、を――」

  ズキュゥゥウゥウン!

まゆ「んっ、んんー!?」

P(さよなら倫理観。俺の蒼き日々よ……『口移し』だッ!)

まゆ「あら……ま、まゆ……今……私……?」

P「……まゆ」

まゆ「えっ、あの……Pさん……」

P「これ、外してもらえるか?」

まゆ「あ、はい……わかりました……」

P(……流石に、普段のまゆはここまではしない、よな。よかった……)

まゆ「……でもひょっとして、今なら……?」

P(あっ、これ何も好転してないぞどうしよう)

P「あてみタックル」ドッ

まゆ「うっ」バタッ

P「……記憶を消す薬とか、志希が持ってたりしないかな……しないよなぁ……してくれることを祈ろう」

P「手錠、外れないし。誰かに助けを求めるか……」

P「……>>26のところへいこう」

楓さん

高垣楓(25)
ttp://i.imgur.com/AGrcokb.jpg


P「楓さーん」

楓「あ、プロデューサー……おつかれさ、まです……?」

P「この手錠、外してくれませんか?」

楓「手錠……おしゃれですね」

P「いや、そういうのじゃないんです。いろいろあったんです……いろいろ……」

楓「そうなんですか……えっと、こうして……」

P「ありがとうございます、助かりました」

楓「どうして冗談みたいなことになったのか。きっとかわっぱことがあったんでしょうね……」

P「……」

楓「……」

P「……アメ食べます?」

楓「ありがとうございます」

>>35
『何』がマックスになった?

ダジャレ

楓「このキャンデーは噛んでええんでしょうか?」

P「……いいんじゃないでしょうか」

楓「聞かんでええ、って言いたそうですね。ふふっ」

P「そうですね」

楓「そういえばプロデューサー。手錠はなんで持ってるのか事情を聴いてもいいんでしょうか?」

P「……いろいろ、じゃダメですか?」

楓「……ダメですか?」

P「ちょっと説明しようがないので……」

楓「ダメージです。がーん」

P(……キャンディの効果は出てる、のか? 読めない……)

楓「あめーアメでごぜーます……ふふ……」

P(……なんだか本人は楽しそうだからいいのか)

楓「プロデューサー、プロデューサー」

P「なんです?」

楓「忘年会の季節ですね」

P「……そうですね。事務所でパーティでもって企画はありますが……」

楓「大きなお茶会になるんですね」

P「お茶会というか……」

楓「ぱーっと、ティーを……忘年会でも、どうなんだい? なーんて……ふふふ……」

P(……あ。これ酔っぱらってる時並にめんどくさいぞ)

楓「そういえば、さっきのキャンディはイチゴ味でしたね」

P「……そうなんですか」

楓「はい。それで、さっきお仕事で控室でもらえたキャンディがここにあります」

P「はい」

楓「これ、グレープ味なんですよ」

P「へぇ……」

楓「……ひとつぶどうです?」

P「じゃあ、遠慮なく」

楓「グレープ、ひとつぶどう……」

P「……」

楓「ぶどうは、どう?」

P「……美味しいですよ」

楓「そうですか……」

P「……」

楓「んふっ……ぶどう……ふふ……」

P(どうしよう。とてもめんどくさい)

楓「プロデューサー、プロデューサー」

P「はいはい、なんですか」

楓「服の袖が最近思ってたよりも短いことが増えてまして……寒いので困っています」

P「そうなんですか」

楓「袖がないのはそーでーないではない、ってことですね」

P「そうですね」

楓「ふふ……やりますね、プロデューサー」

P「楓さん、おかわりあげます。はい飴ちゃん」

楓「ありがとうございます。あとでいただきますね」

P「い、今は……?」

楓「もう少し、お話をしていたいので……」

P(……この状況じゃなきゃ、嬉しかったかもなぁ!!)

――――

――

楓「それから――」

P「あの、楓さん。そろそろ……」

楓「あっ、そろそろ次のお仕事の時間ですね……」

P「はい、そうなんですよ……」

楓「私、だんだんわーくわーくしてきました……」

P「そうですね……」

楓「いってきます。プロデューサーもお気をつけて」


P(……すごく……疲れた……)

P(いや、何も悪いことはしてないんだけれど……それでも、うん……)

P(解毒薬、飲んでくれてるかなぁ……次の仕事、支障がないといいけれど)

P(誰か、癒されたい……あ。あそこにいるのは>>46……か?)

蘭子

神崎蘭子(14)
ttp://i.imgur.com/NjFFeXy.jpg


蘭子「フハハハ! 我が友よ! 闇にのま……やみに抱かれて眠れ!(あっ、プロデューサー! おつかれさ……お、お疲れですか?)」

P「蘭子……うん。ちょっと世紀末歌姫がな……」

蘭子「世紀末歌姫……かの歌声は遥かまで響くという……(楓さんが、ですか……? えぇっ、おしごと大丈夫かな……?)」

P「たぶん大丈夫だ。へーきへーき……」

蘭子「ならば友よ……其方は何故此岸へ……?(じゃあ、プロデューサー。何かご用事ですか?)」

P「うーん、まぁいろいろあるんだが……飴食べるか?」

蘭子「甘美なる供物! フハハハ、よかろう!(わぁい♪ アメだ、うれしい! ありがとうございますっ♪)」

P「喜んでもらえて何よりだ。いちご味らしいぞ」

蘭子「赤き雫は我が血となる……フフッ。あ、おいし……(いちご味、好きです♪ あ、おいし……)」


>>50
『何』がマックスになった?

魔翌力

蘭子「む……ん、あれ?」

P「どうした?」

蘭子「……?」グッ パッ

P「じゃんけんか? グー? パー?」

蘭子「……闇に……」


蘭子「 飲 ま れ よ ! 」

        ゴォォォッ―――ドゴォーン!

P「」

蘭子「……フ、フフフ、フハハハハ! やはりか! 久しいぞ、この感覚!(や、やっぱり! えへへっ、できちゃった、できちゃった♪)」

P「ら、蘭子……さん? なに、どうしたんだあれは……なんだ?」

蘭子「知れたこと。我が真なるチカラよ!(へへーん! あれが私の見た夢の中での技なんです!)」

P「なるほど……いや、なんだか画風変わってないか……?」

蘭子「魔力の煌めきよ……(この力のせいです!)」
ttp://i.imgur.com/RsSDspd.png

P「そうか……」

蘭子「わーい♪ えへへ、飛べるー♪」

P「……」

蘭子「……我が翼は真なるチカラよ!(本当に飛べるんですからね!)」

P「ああ、うん。信じるから……」

寝る

蘭子「フハハハ! もはや世界に恐るるもの非ず!(えへへー、なんでもできちゃいそう♪)」

P「……蘭子、もういっこアメ食べるか?」

蘭子「供物をささげるがよい!(いただきます!)」

P「はいどうぞ」

蘭子「えへへ、おいしー……んんっ、では目覚めよ炎よ!」

蘭子「……?」

蘭子「炎よ! 炎……地獄の焔よ! 燃え盛る火炎よ! ひー! ほのおー……でろー!」

蘭子「……でない」

P「あ、ちなみにさっきのは最初に食べたキャンディの効果を打ち消すやつだ」

蘭子「えっ」

P「だからもう炎も出ないし画風も戻ったぞ」

蘭子「もー! なっ、なんでぇー……もー!」

P「ハッハッハッハ」

P「蘭子の炎はでなくなったが、代わりにポカポカされたからトントンだな」


P「……トントンかな?」

P「まぁそれはおいといて……さて。次は誰に会いにいこうか……」

P「……おや? >>62……きぐう、だな……?」

加蓮

北条加蓮(16)
ttp://i.imgur.com/pkz6LEx.jpg


加蓮「やっほ、プロデューサー。おはよう」

P「おぉ、おはよう……どうした?」

加蓮「ん♪」

P「うん?」

加蓮「楓さんから聞いたんだけど、すっごく美味しいアメ持ってるんだってね」

P「……あー」

加蓮「今日、すっごく調子よさそうだったしさ。アタシにもちょうだい?」

P「そうだな、じゃあどうぞ」

加蓮「んっ、ありがと……本当に美味しいねこれ」


>>67
『何』がマックスになった?

病弱

P「……加蓮、どこか変だったりするか?」

加蓮「え? 別にどうもしな……けほっ、んんっ」

P「風邪か!?」

加蓮「違うよ、本当大げさなんだから……」

P「だってなぁ、一度倒れただろう? あの時は本当に……」

加蓮「頑張りすぎたんだよね、努力の仕方をわかってなかっただけ。今ならそれぐら、い……けほっ、ケホッ……」

P「言わんこっちゃない……ほら、飲み物」

加蓮「あはは、今日はちょっとはりきりすぎたのか……な……?」フラッ

P「加蓮!」

加蓮「ん……おかしいな、なんか、熱っぽいかも……」

P「大丈夫か!? 救急車……!」

加蓮「ううん、大丈夫……でも動くと気持ち悪くなっちゃうかも……」

P(すごい熱だ……どうしてこうなった!? 最近は本当に調子もいいし、病気だって昔のこと……なのに……)

加蓮「へへ、おかしいなぁ……なんか、ね……寒いなぁ……ケホッ……」

P「か、加蓮……」

加蓮「……寒くて、寂しいの……なんか怖いなぁ……なんでだろう……手が冷たいんだ……」

P「しっかりしろ! おい!」

加蓮「ハァ……ケホッ……なんでかな……これだったら、たくさんカイロ貼っといてもよかったかなぁ……」

P「加蓮、加蓮……しっかりしてくれ」

加蓮「……P、さん」

P「ああ、加蓮……」

加蓮「アタシさ、これ……昔、感じたことあるんだ」

P「……加蓮?」

加蓮「あのね、入院してた時の感じ……ぼーっとして、熱くて……けほっ、ゴホッ…」

P「……! そうだ、ちょっと待ってろ……」

加蓮「もうちょっと……養生、しとけばよかったかなぁ……」

P「加蓮! これ、食べてくれ!」

加蓮「……これ……アメ? へへ、飲み込んじゃったらいけないからダメなんだよ?」

P「いいから……!」

加蓮「ん……うん。でも、どうせな、らっ……」

P「よし、これでっ……!」

加蓮「……口移しとかしてほしかった、な……」

P「……!? そんな……」

加蓮「……」

P「加蓮……くそっ、こんなことに……」

加蓮「……くちうつしとか……」チラッ

P「……うん?」

加蓮「……がくっ」

P「……」

加蓮「……」

P「ほっ」ピトッ

加蓮「ひゃっ」

P「……熱、下がったな?」

加蓮「……ズルい」

P「ははは……あー……よかった、治ったか……」

加蓮「……うん。なんか調子戻ってきたみたい」

P「まさかこんな症状がでるとは……」

加蓮「症状って……まさか、さっきの……」

P「いや、これは……あー……ごめん」

加蓮「本当に苦しかったんだから……もう」

P「本当に申し訳ない……この通りだ」

加蓮「うーん、どうしようかな……」

P「ごめん!」

加蓮「……じゃあ、今度調子が悪くなったら思いっきり看病してもらおうかな?」

P「お? ……おう、それでいいなら」

加蓮「ふふっ、じゃあ許すっ♪」

P「ありがとう! ……いや、本当に大丈夫か? さっきのはもう治ったんだよな? それ以前に他のところが悪いとか」

加蓮「もう。今じゃないってば……本当、心配性なんだから」

P「……使う相手は考えたほうがいいのか」

P「本気で焦ったなぁ……そうか、こういうこともあるのか……」

P「……」

P「でも使うぞ」


P「そう、>>74に!」

珠ちゃん

脇山珠美(16)
ttp://i.imgur.com/o25hnQ5.jpg


P「珠美ー、たまちゃーん」

珠美「おや、P殿! どうしたのですか?」

P「お疲れ様。仕事を1人で頑張れたんだなぁ、えらいぞー」

珠美「むむっ!? いつになく子ども扱いしていませんか! 珠美は16歳です!」

P「そうだなぁ……アメ食べるか?」

珠美「いただきます!」

P(大丈夫かなぁ)


>>77
『何』がマックスになった?

剣術

珠美「美味しいですよ!」

P「そうか……」

珠美「それになんだか身体が軽くなってきた気がします!」

P「そりゃよかった。そうだ、ドリンク――」

珠美「そう、たとえばこの竹刀で落ちる木の葉が切れるぐらいに!」ブンッ!

  シュパァーン……

珠美「……え」

P「お、おう……」ポタポタ……

珠美「これは……」

P「竹刀で、まるで真剣のような切れ味……すごいな……」

珠美「……」

P「珠美?」

珠美「どうやら……珠美は目覚めてしまったようですね……」

P「たまみー」

珠美「そう、剣術の向こう側へ!」

P「たまちゃーん」

珠美「誰がたまちゃんかっ!」ブンッ ――シュパーン!

P「本気で危ないからやめて!」

珠美「しかしP殿! 見ましたか! この切れ味!」

P「ああ見たよ」

珠美「毎日の鍛練が! ついに! ついに実を結んだのです!!」

P「そうか……どんなことをしてたんだ?」

珠美「まず、素振りを毎日欠かしませんでした!」

P「なるほど」

珠美「それから、身体を作るために栄養バランスを整えた食事です!」

P「なるほど」

珠美「ししゃもとか、牛乳とか……あと、豆乳……は、まだかな……」ペタ…

P「……なるほど」

珠美「なんですその目は! あくまで鍛錬ですからね!」

珠美「ふんだ! しかしこれで珠美も一人前です!」

P「そうだな、ごほうびにアメをあげよう」

珠美「それでは、遠慮なく……ふふふ、やったぁ♪」

P「……ところで珠美。もう一度みせてもらえないか?」

珠美「もう一度ですか? やれやれ仕方ありませんねぇ……ふっふっふ、とぉりゃー!」ペコーン

 がんっ  ゴツンッ

珠美「はにゃっ!? い、いたっ……なんで……?」

P「……うん。気のゆるみのせいに違いない!」

珠美「気のゆるみですか?」

P「ああ。さっきの珠美は無心だったけど、今意識して調子に乗ってしまった。きっとそれが悪かったんだ」

珠美「……なるほど。そうですね、慢心してしまうとはまだまだ未熟です」

P(珠美これ大丈夫なのかなぁ)

P(適当誤魔化した感じはするが、いいのかな……いいんだろうな)

P(さて、どうしようかな……危ないことから愉快なことまでいろいろ起きるんだなあ)

P「相手を考えてやればいいんだろう。そう、たとえば……」

P「たとえば、>>86にとかな」

幸子

輿水幸子(14)
ttp://i.imgur.com/72JyBv6.jpg


P「幸子ー、幸子ー」

幸子「フフーン、どうやらプロデューサーさんはボクに会いたくて会いたくて仕方がないみたいですね!」

P「おう、そうだなー」

幸子「しょうがありませんねぇ……まぁ、ボクはカワイイですから、仕方ありませんね!」

P「仕方ないよなー」

幸子「ええ!」

P「そんなカワイイ幸子にキャンディをあげようね」

幸子「フフン、いい心がけです! ……ありがとうございます」

P「よーしよし、お礼が言えてえらいなぁ」

幸子「バカにしてませんか? もう……」


>>90
『何』がマックスになった?

寝る

腹パンへの耐性

幸子「なかなかですね。フフン、褒めてあげます!」

P「わーうれしいなー」

幸子「心が入ってないですね! もうっ」

P「ところで幸子。何か変化がないか?」

幸子「変化? そうですね……ボクがカワイイこととかでしょうか……」

P「なるほど、いつも通りだな」

幸子「ええ、そうでしょうとも! フフーン!」

P「……」ワシャワシャ

幸子「わっ!? ちょ、ちょっと! なんですか! 髪がボサボサになっちゃうじゃないですか! やめてくださいっ!」

P「ほーれほれほれ」ワッシャワッシャ

幸子「も、もうっ! やめてくださいってば!」

P(楽しい)

P(しかし変化がない……いつも通りみたいだし、見たところ変化も……ん?)

幸子「もうちょっと、優しく丁寧にしてくれれば別に……なんですか?」

P「いや、幸子……ちょっとお腹めくってみないか……?」

幸子「なんだ、そんなこと……えっ!?」

P「えっ?」

幸子「な、何言ってるんですか!? どうかしちゃったんですか!」

P「いや、なんだかすごく……幸子のお腹がみたいなって……」

幸子「やっぱりどうかしてますよね! 急すぎますよ! いくらボクがカワイイからってできることとできないことがあるんです!」

P「だって……だって幸子がカワイイから……カワイイ幸子のカワイイお腹がみたいなぁって……」

幸子「……」

P「幸子……カワイイお腹……幸子……カワイイお前……幸子……Oh……」

幸子「その歌詞みたいなつぶやきやめてもらえますか」

P「幸子……頼む! この通りだ!」

幸子「せめて頭を下げるぐらいしましょうよ! なんで胸を張ってるんですか!」

P「恩師の言葉でな……俯きたいときこそ胸を張れ、ってな」

幸子「絶対使いどころが違いますっ!」

P「これがジェネレーションギャップってやつかぁ……」

幸子「それも違いますっ!」

P「……で、幸子。お腹……」

幸子「あぁもう、わかりました! ほんっっとうにプロデューサーさんはどうしようもない人ですね!」

P「ありがとう幸子!」

幸子「……ちょっとだけですからね。まったくもう……」

P(本当に大丈夫かなぁこの子はもう)

幸子「……これで、いいですか?」

P「……」

幸子「プロデューサーさん? ちょっと、聞いてますか?

P(……やっぱりだ)

幸子「や、やっぱり隠しますからね!」

P「幸子!」ガシッ

幸子「ひゃっ……は、はい? なんですか?」

P「お前のお腹……いいな……すごく……いい……」

幸子「は、はぁ。ありがとうございます」

P「俺の枕にならないか……?」

幸子「気は確かですか?」

P「バリバリ元気だぞ」

P(幸子の腹筋……いや、おなか。おなか、だ。おなかが……輝いて見える……)

幸子「だいたいですね……あの、プロデューサーさん? 近いんですけれど」

P(なんだろう……このお腹は……傷つけてはいけない気がする……そうか……)

幸子「ひぃっ!? な、なんでほおずりっ……やめてください! やめて!」

P(これが幸子の防御術……貴いものを尊ぶ……当たり前の、ことだったんだ……)

P「そうだったんだな、幸子……」

幸子「は、はい?」

P「お前のお腹は、ゴールドストマックだな……」

幸子「……よく、わかりません……」

P「……」

幸子「……」

P「そうか」

幸子「はい……」

P(そっか……わかんないかぁ……そうだよなぁ……)

P「つまり俺の推理はこうだ」

P「幸子の食べたマックスキャンディの効果は身体を輝くように保護し」

P「最終的にチャーミングなお腹へその力の全てを集中させた」

P「つまり、丹田へ『気』を集めるような具合だな」

P「カンタンに言えば、幸子の『マックス』はお腹への愛おしさを限界突破させた、ってところだろう」

P「あと少し、俺がもしもプロデューサーじゃなかったら……おへそをひたすら舐めるマンに変貌していたかもしれない……」

P「……そういう、わけなんだ」

P「聞いてるか、>>104

藤原肇(16)
ttp://i.imgur.com/No0BTaQ.jpg


肇「聞いて、います……いますが……」

P「そうか、よかった」

肇「……幸子ちゃん、そこで倒れてました」

P「……」

肇「……なにをしたんですか……?」

P「ちょっと……愛ですぎた……」

肇「……」

P「……アメ、食べるか?」

肇「……いただきます」



>>108
『何』がマックスになった?

母性

肇「……」

P(参った……特にやましいことはしてない、ただお腹をすりすりしたくてしたくて……)

肇「……プロデューサー」

P「あっはい」

肇「それで、何があったんですか?」

P「……今、肇にアメを食べてもらっただろ?」

肇「はい」

P「それを食べるとな、何かがマックスになるんだ」

肇「……マックス、というのは?」

P「なにかがすごいことになる、と……いう、その……」

肇「つまり……悪ふざけ、ですね?」

P「……」

肇「ね?」

P「ごめんなさい」

肇「プロデューサーさん?」

P「はい」

肇「どうしてこんなことをしたんですか?」

P「……」

肇「……責めてるわけではないですよ。ただ……あまり触れすぎると、幸子ちゃんも女の子なんですから」

P「はい……」

肇「やるのがダメだ、なんていいませんから。優しくしてあげないとダメですよ?」

P「えっ」

肇「プロデューサーさんも、アメを食べたんですよね? 普段ならしませんよね……だから、ごめんなさいって言いましょうね」

P「……はい」

肇「うん、いい子いい子……」

P(あっ、何かに目覚めそう)

寝る

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