いすず「誰のノートかしら、これ」 (42)

 甘ブリSS
 原作未読なのでキャラ&口調変です
 比較的短い

 深夜初用に書いたけどあまりの書き辛さで挫折したやつです

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1418380542

~~~~~~

西也「おいモッフル」


モッフル「どうしたフモ?」


西也「ラティファのことは大切か?」


モッフル「何当たり前のこと言ってるフモ」


西也「だったら……分かるよな?」


モッフル「ぐっ……! 卑怯だぞ! 可児江西也!」


西也「ふんっ。なんとでも言うがよい。もしそのまま何もしなければ、ラティファにしてもらうだけだ」


モッフル「……ぐぅ……!」


西也「さぁ……早く後ろを向いて突き出してもらおうか」


モッフル「くそ……! クソ……ッ!」

~~~~~~


いすず「これは……!」


コボリー「あわわわわわ……!」

コボリー(み、見当たらないから落としたと思って探していたらいすずさんに見られていた)

コボリー(な、何を言っているか分からないと思うが――ってそんな場合じゃない!)

コボリー「ヤバイ……ヤバイですよコレは……!」アワワ…


いすず「…………」


コボリー(いや、でもまだ希望はある……アレはまだ一ページ目。内容的にも試し書きというかテンプレみたいなもの)

コボリー(あそこでヒいて読むのを止めてくれればまだ大丈夫……!)

コボリー(さすがに一ページでもめくられた段階で名乗り出ることは出来なくなったけど……!)


いすず「…………」

いすず「…………」ペラ


コボリー(次ページいったああああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーー……!)

~~~~~~

西也「おいティラミー」


ティラミー「ミー?」


西也「お前、ちょっと女性キャストに色目を使いすぎじゃないか?」


ティラミー「そんなことないミー。もしかして可児江くん、嫉妬してるのかミー?」


西也「……ああ、そうかもしれないな」


ティラミー「やっぱり! だったら僕に任せるミー。可児江くんならすぐ女の子にモテモテに――」


西也「違う。そうじゃない」


ティラミー「……ミー?」


西也「俺が嫉妬しているのは、お前に口説かれる女全てにだ」


ティラミー「可児江くん……」


西也「これからは、俺だけを見ろよ」

~~~~~~

~~~~~~

西也「マカロン。お前娘さんがいるんだってな」


マカロン「おぉ! そうだロン。それがどうしたロン? あっ、いくら可児江くんでも、娘はあげられないロンよ」


西也「いや、それはいい」


マカロン「じゃあどうしたロン?」


西也「親権を取り戻すのを、全面的にバックアップしてやろうか?」


マカロン「えっ!? 一体どういう風の吹き回しだロン!?」


西也「その代わり……分かるだろ?」ボロン

~~~~~~


いすず「これは何を出したのかしら?」


コボリー(テンプレなんです! テンプレートなんです! そんな簡単に出したりなんてしないものなんですぅっ!)

いすず「それにしても、これは実話なのかしら?」


コボリー(そんな訳ないですいすずさん……)

コボリー(いえ、もちろん実話の方が私的には嬉しかったりしますけど)


いすず「可児江くんがモッフル卿にお尻を突き出させたり、ティラミーの肩を抱いたり、モッフルに向けて何かを出したり……」

いすず「……何を出したのかは背中しか描かれていないから分からないけど……」

いすず「それにそれぞれ可児江くんが何をしようとしていたのか……皆目検討もつかないわ」


コボリー(分からないですよね? 分からないですよねっ!?)

コボリー(だったらほら、そのノートはその場に戻してしまいましょうよいすずさ~ん!)


いすず「……可児江くんに直接聞きましょうか」


コボリー(それだけはマジで止めてっ!!)

コボリー(どうしよう……いすずさんは気付かなかったけどさすがに可児江さんは気付く……)

コボリー(さすがに自分がネタにされているのなんて知りたくもないだろうし……)

コボリー(いや、もちろん私発信じゃなかったらその反応を是非とも拝みたいところなんだけど)

コボリー(ここは……背に腹は変えられない……!)

コボリー「あ、あー」


いすず「え?」


コボリー「い、いすずさん? こんなところでどうかしたんですか?」


いすず「コボリー」

いすず「いえ、少しメモ帳サイズのノートを拾ってしまってね」

いすず「誰のものかと中身を確認していたの」


コボリー(それ、私のネット友達のものなんです。少し気になって仕事場まで持ってきてしまってましたすいません)

コボリー(……よしっ、完璧!)


いすず「コボリー?」


コボリー「そ、それ実はわた――」


ミュース「あれ? いすずさんとコボリー?」


いすず「ミュースじゃない」


コボリー(ミュースさああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーん!?)

コボリー(どうしてこんな間の悪いタイミングで来るんですかっ!?)


いすず「どうしたの?」


ミュース「どうしたの、って。珍しい組み合わせだな、と思いまして」


いすず「ああ、いえ。実はノートを拾ってしまって」

いすず「誰のものか分からないから困っていたのよ」

いすず「それで中身を確認していたらコボリーも来てくれて」


ミュース(あれ? あのノートって確か……)

ミュース「これ、コボリーが時々書いてるやつじゃ――」


コボリー「し、知りませんよ私もそんなノート何言ってるんですかミュースさん私のはもうちょっと小さいのでこうダンスの振り付けとか書いてるやつですよははははは……」


ミュース「あれ? そうだったの?」


コボリー「ははははは……はい…………」

コボリー(腐ってることは知られていても、想像してるシチュエーションを知られたくない……)

コボリー(そんな微妙な腐葉土心を、分かってもらいたい)

コボリー(by.コボリー)


ミュース「それでいすずさん。中には何が書いてるんですか?」


いすず「これよ」ペラ


コボリー(さり気なくページを進めるいすずさんマジいすずさん……)

~~~~~~

西也「ミュース」


ミュース「はい?」


西也「寒くないか? その格好」


ミュース「いえ、それなりに暖房効いてますから」


西也「そうか? さっきから肩が震えてるように見えるが」


ミュース「そんな。お気遣いありがとうございます」


西也「……これを使え」


ミュース「え? そんな、上着なんて借りれませんよ」


西也「女性は身体を冷やしてはいけないからな」


ミュース「可児江さん……」


西也「……ふふっ」


ミュース「え? どうかしましたか?」


西也「いやなに、今の支配人代行はミュースだと思ったら、ちょっとおかしくてな」


ミュース「あ……もぅ、可児江さんったら」

~~~~~~

いすず「これは……」


ミュース「わ、わた、わたしと可児江さんっ!?」


コボリー(ごめんなさいごめんなさいごめんなさい……! たまに来る純愛脳なんです春先の土がやってくるんです……!)

コボリー(こんな純愛を男同士に当て嵌めて腐らせるのが大好物なんです腐った女でごめんなさいいいいぃぃぃぃぃぃ……!)


いすず「ミュース……これは実話なの……?」


ミュース「そ、そんなまさか! こんなことあったこともありませんよ!」ワタワタ


いすず「そう……」


ミュース(何か、怒ってから落ち着いた……?)


コボリー(これでも一つ書けそうですね……ここはいつもイザコザを起こしているモッフル先輩がいすずさんのポジションでってそうじゃなくてぇ!)

いすず「実話ではない……ということはこれは、日記の類ではないということね」


ミュース「そうですね~……」


コボリー「だ、誰のなんでしょうか……」


いすず「そうね……少し不気味だわ」


ミュース・コボリー「「えっ?」」


いすず「ほら、ミュースのこの話なんて、すぐ隣のページに大きくイラストを書いてるわ」


ミュース「な、なんだか結構似ていて、見ているだけで恥ずかしいですね……」///

ミュース(あれ? でもこの絵のタッチ……)

ミュース「あの、やっぱりこれってコボ――」


コボリー「そ、そそそそそそんな訳ないじゃないですかミュースさん」


ミュース「そうかなぁ……なんか前に偶然見たのに似てるような……」


コボリー「そ、それよりもいすずさん! 何が不気味なんですかっ?」


いすず「二人には見せなかったけど、実はこの前にも可児江くんが主役みたいに描かれていたの」

いすず「で、もしかしたらこれは、可児江くんのストーカーが、可児江くんにして欲しいことを、他のキャストに置き換えて書いてある、いわば妄想の類なんじゃないか、ってこと」


コボリー(妄想、という部分だけ合ってますいすずさん……)

いすず「となれば、可児江くんのことをメチャクチャ好きな人のノートと言うことになる」

いすず「そしてここは、言わばパークの裏側」

いすず「そこに落ちていたということは……犯人が近くにいる……!」


コボリー(はい。私です)


いすず「私達に気付かれることなく、こうした裏側に侵入し、可児江くんに近づいている」

いすず「そう考えれば不気味じゃないかしら」


ミュース「た、確かにその通りならそうですけれど……」

ミュース(でもあれ、本人が強く否定してるけど、間違いなくコボリーのだよね……?)

ミュース「そんな複雑に考えることも無いんじゃないですか?」

ミュース「案外、キャストの誰かということも考えられますし」


いすず「それもそうね」

いすず「とりあえず、もう少し中身を確認して、手がかりになるようなものを探しましょう」


コボリー(生き地獄……!)


ミュース(ごめんコボリー。私の腕じゃあ大事になるのを止める事しか出来なかった……)

~~~~~~

西也「暑いな……」


サーラマ「なに? 火の精霊である私に対する嫌味?」


西也「そんな訳あるか。だがまさか、閉じ込められるとはな」


サーラマ「もう少しで開けてくれるでしょ? 気付いてもらえたし」


西也「それもそうだが……暑いことに変わりはない」


サーラマ「……ねえ」


西也「なんだ?」


サーラマ「だったら脱げば良いじゃない」


西也「これ以上は脱げん」


サーラマ「なんでよ」


西也「なんでも何も、既にシャツ一枚とズボンしか残っていない」


サーラマ「暑いんならそれも脱いだら良いでしょ。あたし、そっち向かないでおいてあげるから」


西也「そんなこと出来るか」


サーラマ「だから、なんで?」


西也「……好きな女性の前で、むやみやたらに脱げる訳ないだろ……」


サーラマ「えっ?」

~~~~~~

サーラマ「なに読んでんの? 皆で」


ミュース・コボリー「「ひぉいっ!!」」


いすず「サーラマ。どうかしたの?」


サーラマ「どうしたもこうしたも、あなた達の方がどうしたのよ。こんなところに集まって」

サーラマ「なに? ノート?」


ミュース「あ、あの、サーラマは読まないほうが……」シドロ


コボリー「そ、そうですね。そんなに面白いものでもないですよ」モドロ


サーラマ「なによ? あたしに見せられないっての?」


コボリー(はい)


サーラマ「大体、二人はあたしが声かけるまで気付かなかったぐらい夢中になってたのに面白くないわけないでしょ」


コボリー(あああああああああああ…………!)


ミュース(ごめんコボリー。私また止められなかった)

~~~~~~

サーラマ「す、好きな女性って……あ、あんた何言って……!」


西也「ああ、自分でもそう思ってる」

西也「だが仕方ないだろ。好きになったのなら、もうどうすることも出来ない」


サーラマ「そ、そんなこと……急にいうなぁ……」モジモジ

サーラマ(な、なんか、衣装のままなのが恥ずかしくなってきた……)///


西也「俺だって言うつもりはなかった。だが言ってしまった以上、もう止められん」

西也「サーラマ」ガシッ


サーラマ「は、はいぃっ!?」


西也「好――」

~~~~~~

サーラマ「なああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……!」///

サーラマ「な、何よこれ何なの何なのなの!?」///


ミュース「お、落ち着いてサーラマ! 言葉がおかしくなってるわ」


いすず「何かは分からないわ。ただ誰のものかも分かってないの」


サーラマ「こ、ここここ……! こんなの、あるはずないしっ!」


ミュース「分かってる。分かってるからサーラマ。落ち着こ、ね?」


サーラマ「大体! あたしはコイツよりも――」


三人「「「よりも?」」」


サーラマ「――っぐぅ!」


ミュース「?」


コボリー(あっ)


サーラマ「なんでもないっ!」///


いすず・ミュース「「???」」


ミュース(サーラマ、何を言いかけたんだろ……)


コボリー(サーラマさんとミュースさん……男性化すれば……いやこのままでも……有りですね……!)

コボリー(あれ? 私ってば案外百合でもいける……? 百合系女子もいける感じ?)

コボリー(……いえやっぱり男性バージョン……それとも男性キャストに置き換えて……)

コボリー(あ、あの見かけたことがある清掃のアルバイトの人と、その人とよく話している受付の――)

コボリー(いやだからそうじゃなくて! それよりも気にしないことがあるんですけどっ!? 私!)

サーラマ「こ、これって! この他のページもあたしと、その……支配人代行の話なの?」


いすず「いいえ。今のところ、可児江くんだけが共通する登場人物で、他は皆バラバラよ」


サーラマ「じゃ、じゃあ次! 次見ましょっ!」


ミュース・コボリー「「えっ?」」


サーラマ「だって! このままあたしだけ恥ずかしい思いするのは納得いかない!」


いすず「でもミュースのはとっくに出たわよ」


サーラマ「えっ!?」


ミュース「あはは……」


サーラマ「ちょっ、それ読ませ――」


いすず「ダメよ」

いすず「あくまでこれは個人情報よ。誰のものか知るために読んでるだけで、中身を楽しみたいのなら本人に承諾を取ることね」

いすず「内容も内容だしね」


サーラマ「ちぇ……分かりましたよ……」

サーラマ「もっと早く来るんだったなぁ……」ボソ

~~~~~~

シルフィー「あ~~~~いに~~~~~~くしゅ~~~~~~」


西也「……おいシルフィー」


シルフィー「み~~~~り~~~~~~~~お~~~~~~~~~~ん」


西也「他のメンバーを待っているのは分かる。だがそううろちょろされては目障りでならん」


シルフィー「ん~?」


西也「それに……衣装のままだと、その……目のやり場に困る」


シルフィー「ん~~~~?」


西也「ちょっ、なんだ、近づくなっ」


シルフィー「んんん~~~~~~~~???」

シルフィー「……ねぇえ」


西也「え?」


シルフィー「…………見たい?」シュル…

~~~~~~

いすず「なっ!」
コボリー「んっ!?」
ミュース「妖艶!?」
サーラマ「エッチぃ!?」


ミュース・コボリー・サーラマ「「「こんなのシルフィーじゃないっ!」」」


コボリー(えっ、ちょっ、こんなの書いた記憶が……)

コボリー(いやいやちょっと待ってちょっと待って……あれ? 薄っすらと……あれ? あれあれあれ??)

コボリー(思い返したら私……さっきのサーラマさんの妄想の途中から記憶が曖昧……)

コボリー(確か……そう、確か……!)

コボリー(あの後は酔った勢いで書いた私と可児江さんとのラブストーリーSSが長々とあるんだ……!)


いすず「こ、これは……でもここからイラストがないわね」


サーラマ「え? さっきのあたしのにもイラストはありませんでしたよ?」

サーラマ「もしかして普通にあったの? ミュース」


ミュース「う、うん。そういえばサーラマのは無かったわね」

ミュース(コボリー……本当にこのノートはコボリーのじゃないの?)チラ


コボリー「」ガタガタガタガタ…


ミュース(あ、やっぱこのノートコボリーのなんだ)

コボリー(ど、どうしよう、こっから先は……)

コボリー(さすがに恥ずかしいことになりそう……!)

コボリー(何を書いたのかは全く覚えてないけど……!)

コボリー(仕事が忙しくなってきたからって中身を開いて書かなくなってきて確認も疎かになってたけどまさかこんな爆弾が仕込まれてるなんて……!)

コボリー(まあ仕込んだのは私なんですけどねーーーーーーーー!!)


サーラマ「つ、次は順番的にコボリーかな?」


コボリー「っ!」ビクッ!


いすず「エレメンタリオの皆が順番に、というのならそうでしょうね」


ミュース「え、えぇ~とぉ……そろそろ止めません?」


サーラマ「なんでよ? 気にならない?」


ミュース「そ、それはそうかもだけど……ほら、そろそろ次の準備に戻らないと、ね?」


サーラマ「えぇ~? 別に良いじゃん。コボリーだけで終わるからさっ」


ミュース「う、う~ん……」

ミュース(どうしよう……コボリーも見られたく無さそうだし、でも持ち主だって明かして欲しくも無さそうだし……)





シルフィー「あぁーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」





四人「「「「っ!」」」」ビクッ!

シルフィー「そのノートっ!」


ミュース・コボリー・サーラマ「「「し、シルフィー?」」」


いすず「驚いたわ……急に現れてどうしたの?」


シルフィー「それ、探してたの!」


いすず「ならこれはシルフィーの?」


シルフィー「ううん。落としているゲストが知り合いなだけ~」


コボリー(えっ?)


サーラマ(シルフィーにゲストの知り合いとかいたんだ……)


シルフィー「常連さんだよ~?」


いすず「そうなの」

いすず「なら、あなたが返しておいてくれる?」


シルフィー「うん!」

シルフィー「元々借りた立場だしね~」


いすず「それを落としたの?」


シルフィー「面目ない~」


サーラマ「……ま、シルフィーらしいか」


いすず「また落とさない内に、ちゃんと返しておいてね」


シルフィー「はあ~~~くっ!」


ミュース(シルフィー……)

◇ ◇ ◇

コボリー「あの、シルフィーさん」


シルフィー「ん」


トン


コボリー「えっ?」


シルフィー「ちゃんと持ち主に返したよ」ニコッ


コボリー「あ……」


シルフィー「今度は落とさないようにねっ♪」


コボリー「あ……ありがとう……!」


シルフィー「えへへ」


コボリー(ヤバイ……本格的に百合系女子になりそう……!)

コボリー(超抱き締めたいよシルフィーさん……! カッコ良すぎるよシルフィーさんっ!)

 その後私はこれに懲りて、このノートを部屋の奥底へと封印した。

 またメモを取るかも、なんて思って持ち歩くようなまねはしなかった。

 本当は燃やしても良かったんだけど……拾ってもらった思い出があるせいか、それは出来ませんでした。

 代わりに、可児江さんの日記をティラミーさん達が拾い、薄々感付いていながら気付いていないフリをして辱め……

 それをモッフルさんがシルフィーさんのように助けて、

 可児江さんがモッフルさんのことを気になり始めるけど今までの態度からどうやってアピールしたら良いのか分からないながらも頑張ってアピールする妄想で一冊書こうと思いました。

 やっぱり、可児江さんは受けですねっ!




終わり

 落ちが弱いのは思いつかないから

 >>18>>20の間に思いついたネタがある
 あとちょっとで書き終わるから終わったら続けて投下します

 次いく
 急ぎだから内容に期待してはいけない



タイトル



コボリー「うそ……私の人気、低すぎ……?」

サーラマ「急にどうしたのよ?」


コボリー「これを見てください!」


バンッ!


サーラマ「なにこれ?」


コボリー「人気投票の結果です!」


サーラマ「人気投票?」


コボリー「ちょっとちょっとネット依存症のサーラマさんが知らないなんてことあるはずないでしょ?」


サーラマ「いや実際知らないし……」

サーラマ「っていうかネット依存症じゃなくてつぶやいてるだけだから」


コボリー「スマホが! 手放せて! いないことにっ! 変わりはないでしょうっ!?」


サーラマ「なんか今日のコボリー元気だね……」

サーラマ「で、これがその結果?」


コボリー「そうですっ」


サーラマ「えっと……一位がいすずさんで、二位がラティファ様」

サーラマ「へぇ~……まぁでも納得かな」


コボリー「で、三位は?」


サーラマ「三位は……シルフィー!?」


コボリー「当たり前でしょうっ!?」


サーラマ「えぇっ!?」


コボリー「ミュースさんだと思いました?」

コボリー「残念! シルフィーさんでしたぁっ!」


サーラマ「ちょっ、そんなこと思ってないし!」

サーラマ「っていうか今日のコボリーちょっとウザいよっ!」


コボリー「そりゃウザくもなるよ! キャラだって変わるよ!」


サーラマ「な、なんなのよ……今日のコボリーはなんか勢いあるね……いつもそれだったら良いのに」


コボリー「色々、模索中なんです……」


サーラマ「模索?」


コボリー「ともかく、どんどん見てください」

サーラマ「四位がミュースで、五位があたし……」


コボリー「あ、今順位が近くて嬉しいって思いましたね?」


サーラマ「そ、そんなこと思ってねぇし!」

サーラマ「それよりもっ! 四人の中で一番下だからそんな感じになってるの?」

サーラマ「気にすることないって。一つ上のあたしが言っても嫌味にしかなんないんだろうけど、六位でも十分じゃん」


コボリー「ふっ……」


サーラマ「?」


コボリー「そうだったらどれだけ良かったか……」


サーラマ「??」


コボリー「良いですから、次です次」


サーラマ「次ってそりゃコボ――」

サーラマ「――え?」










六位:ティラミー

サーラマ「…………」


コボリー「…………」


サーラマ「……あ、ま、まぁほら、メインマスコットだし」

サーラマ「マカロンさんとモッフルさんに負けるのは仕方ないって」


コボリー「……もう、見ましたよね? サーラマさん」


サーラマ「え……っと」


コボリー「ティラミーさんとモッフルさんの間の順位の人、見ちゃいましたよね」


サーラマ「いや……うん、まぁ、ね」



七位:中城椎菜

八位:モッフル

九位:コボリー



サーラマ「でも、ベスト十には入ってるし、気にすることないよ」

サーラマ「ほら、支配人代行には勝ってるし!」

サーラマ「それにほら、これ票数一緒でしょ?」

サーラマ「なんでこういう順番になってるのか分からないけど、これって同率で七位ってことだからね?」


コボリー「でもサーラマさん、普通に私を九位だと思いましたよね?」


サーラマ「……まぁ……」


コボリー「そのせいで私、いらない子って言われてるんですよっ!」

サーラマ「そ、そんなことないって! いるに決まってんじゃん!」


コボリー「えぇ……皆さんならそう言ってくれるのは分かってるんです」

コボリー「でも……それでも私は!」

コボリー「四人の中で一番下でも良いから、四人で並んだ順位が見たかった!」


サーラマ「コボリー……」


コボリー「というわけで、人気を獲得したいと思いまして」


サーラマ「それでアレ……」


コボリー「それと、これからは純愛路線でいってみようかと」


サーラマ「……え? 今までのは全部前置き?」


コボリー「そうですよ?」


サーラマ(長い……)

サーラマ「っていうか、純愛路線?」


コボリー「はい」


サーラマ「じゃあ、腐るのを止めるの?」


コボリー「止めませんよ?」


サーラマ「あれ?」


コボリー「カップル厨になろうかと」


サーラマ「かっぷるちゅう?」

コボリー「私、今まで男性の肉体の絡みばかり妄想してましたけど」

コボリー「そろそろシチュエーションとか踏まえて妄想していこうかと思いまして」

コボリー「上級者とも言える鉛筆×消しゴムとか、そういうのが出来るようになろうかと」

コボリー「その訓練のためにまずは純愛路線での妄想とかしていこうかな、と」

コボリー「まずは男女での恋愛模様を……ね、という訳でして」

コボリー「これです」

トン

コボリー「このノートに書いていこうかと」

コボリー「そしてその後他の男性キャストに変えたりしてシチュエーションを楽しむようにして、妄想逞しいキャラになろうと思います」


サーラマ「いや思いますって言われても……」

サーラマ(それで人気が上がるように思えないなぁ)

サーラマ「っていうか、なんでその話をあたしに?」


コボリー「…………」


サーラマ「……?」


コボリー「……その……こんなこと言っても、信じてもらえないかもしれないんですけど……」


サーラマ「なによ」


コボリー「もっと、サーラマさんとお話したいと思いまして」


サーラマ「え?」

コボリー「私、かなり人見知りが激しいじゃないですか……」

コボリー「それでサーラマさんと二人きりで話したことないなぁ、と思いまして」

コボリー「もっと仲良くなりたいですし……」

コボリー「お話、したかったですし……」


サーラマ「それであんな話題?」


コボリー「だって……目を惹くのじゃないと、スマホから目を離してくれなさそうで……」


サーラマ「そんなこと……」

サーラマ(……ないとは言い切れないけど……)


コボリー「つい、テンパり過ぎてしまいましたけど……」

コボリー「それでも、こうしてお話できて、良かったです」


サーラマ「……はぁ……」

サーラマ「あのね、そういうことしなくても、話ぐらいちゃんとするから」

サーラマ「私達、仲間でしょ?」


コボリー「サーラマさん……!」

コボリー「はいっ。ありがとございます!」

サーラマ「それじゃコボリー、着替えに行きましょ」


コボリー「はいっ」


ガチャ


ミュース「あれ? サーラマもコボリーも、まだ着替えて無かったの?」


コボリー「あ、はい。少し、お話してまして」


ミュース「なんだか、珍しい組み合わせ?」


サーラマ「そう言われないために仲良くなっていくのっ」

サーラマ「ね?」


コボリー「あ……」

コボリー「はいっ!」


ミュース「???」

ミュース(まぁ、仲が良いなら、それで良いよね)

ミュース「……ん?」

ミュース「これは……人気投票?」



 その後、しばらくコボリーに対して優しくなりすぎるミュースがいたとかいないとか……



終わり

 オチが弱いのは思いつかないから


 コボリーたそは誰とでも絡める能力があると思う

 でも自分ではもう限界だ…

 本当はミュースでも書きたいけど思いつかないよ…


 原作読み終わってまたネタ思いついたらスレ立てします

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年12月15日 (月) 19:28:36   ID: fO0PaUFr

次はせいすずでお願いします!

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