早苗「付き合ってもらって悪いわね」 (215)

※複数P世界、安価スレ
エロ・鬼畜は安価下
誤字脱字・駄文・亀注意
シリアスじゃないよ>>1嘘つかない

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1418205771

沙紀「誰か付き合って欲しいっす…」
http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1418005420

の続きです。
見づらくなったので省略しました。
30作目です。
メイン不在の危険アリ

事務所

早苗P「ううう……」

早苗「ほらいい加減元気だして。」

早苗P「だって……」

早苗「アラフィフのおじさんがメソメソしてたって仕方ないわよ?」

早苗P「まだ50じゃないもん…48だもん…」

早苗「あー…ごめん…」

早苗P「だっておじさんが折角サプライズで温泉旅館の予約しておいたのに礼子ちゃんも志乃ちゃんも瑞樹ちゃんも当日は用事があるからって…」

早苗「はいはい。私が一緒に行ってあげるから。」

早苗P「何が嬉しくてこんな垂れてる子と…」

早苗「シメる。」ギリギリギリ

早苗P「あだだだだだ!」

早苗P「痛いじゃない……おじさん急な運動は控えろって医者に言われたんだよ。」

早苗「若い頃の無理が祟ったのよ。」

早苗P「早苗ちゃん…一応僕刑事課時代の君の上司だよ?もっと敬意とかないの?」

早苗「そりゃあ刑事として尊敬してたけど…」ボソッ

早苗P「だからさ…せめて敬語とか使ってくれないかな?」

早苗「うーん…」

早苗「だって瑞樹もタメ口だし…」

早苗P「君昔から僕にタメ口じゃん…」

早苗「それだけ親しまれてるって事。」

早苗P「…じゃあそういう事にしとく。はぁ…僕って威厳無いのかな…」

早苗「これが現役時代は地獄の番犬と呼ばれた刑事って誰が信じるかしら…」

早苗P「その名前懐かしいなー…」

早苗P「もう明日なんだけど…もうこの際誰でもいっか。」

ガチャ

光「そんな時はこーぶしをふりーあげてー…あ、早苗さんに早苗Pさん。」

光P「恐れずたたーかいを挑めーばいいー…あ、こんにちは。」

早苗P「ああ。丁度良かった。光ちゃんと光P君でいいや。ねえ、もしよかったら土日温泉旅館行かない?早苗ちゃんいいよね?」

早苗「私は構わないけど…」

光P「無理ですね。土日は光が久しぶりに連続した休みなので2日連続で特訓に付き合いますから。」

光「そういうわけなんだ。ごめん!これもヒーローに課せられた試練なんだ!」

早苗P「んー…本当に駄目?」

早苗「往生際が悪いわねー…」

早苗P「粘りが捜査の信条だったから
ね。」

光「うーん…日頃から早苗Pさんにはアタシの特撮話に付き合ったりしてもらってるけど…」

早苗P「ね、おじさんを助けると思って。あ、そうだ>>10

今度早苗Pの友人の特撮監督の作品に出してもらうようお願いするから

早苗P「今度僕の友人の特撮監督の作品に出してもらうようお願いするからさ。」

光「えっ、本当?!」キラキラ

早苗P「本当だとも。おじさん人脈の広さならP君といい勝負だからね。」

光「なあP、特訓はまた今度にしないか?」

光P「(そんな…特訓にかこつけて光とちゅっちゅする予定が…)くっ…光のヒーローとしての覚悟はそんなものだったのか?」

光「?!」

光P「ヒーローがあんなおじさんの誘惑に乗って特訓をサボっていいのか?」

早苗P「あんなおじさん…君ちょいちょい失礼だよね…」

光「で、でも…」

光P「と、とにかく駄目ったら駄目だ!」

光「……」ジワッ

光P「ひ、光?!」

光「…ぐす…うわああああん!」

早苗P「あーあ。泣かせちゃった。」

早苗「この人は…」

光「だって…!だって…!」ボロボロ

光P「い、いや…光を困らせるつもりじゃ…!」オロオロ

光「…特撮に出るのがずっと夢だったんだ…アタシはヒーローとして間違ってるのか?」

光P「……」ジワッ

光P「ごべんなあああ!俺が間違ってたあああ!一緒に温泉旅館行こう!」
ボロボロ

光「いや光Pは悪くない!アタシが未熟だったばっかりに…!」ボロボロ

光P「光は未熟なんかじゃない!俺にとっては立派なヒーローだよ!」ボロボロ

光「…光P!」

光P「光!」

早苗P(若いな…)

光P「…すみませんでした。…俺…温泉旅館に行きたいです!…いや…行かせてください!」

早苗P「ああ…うん。そんなに気合入れなくていいよ…」

光P「いえ…光を泣かせるなんて…俺もうどうしたらいいか……!」

早苗P「だからいいって…ねえ早苗ちゃん。僕ひょっとしてなんか悪い事したかな?」

早苗「>>17

よし早苗P鬼籍にいれてあげよう

早苗「よし早苗Pさん鬼籍に入れよう。」

早苗P「えっ?!」

早苗「光P君と光ちゃんを泣かせたのは許せないかな。」

早苗P「待ってって!僕早苗ちゃんに本気出されたら死んじゃ…」

早苗P「問答無用。」バキッ グシャ ボキッ

光「これって何の音だ?何で急に目隠しするんだ?」

光P「見たらいけません。」

5分後

早苗「ふぅ…」ツヤツヤ

早苗P「」

光P「…大丈夫なんですか?」

早苗「へーきへーき。…多分。」

光「多分………」

早苗「だ、大丈夫よね早苗Pさん?」

早苗P「」

光「これは……」

早苗「…嘘。そんな…いつもやってるのに…」

光P「とうとうやっちゃいましたね…」

早苗「………私はただ……」

早苗P「え、何この空気…?」

早苗「生きてるじゃない!!」

早苗P「…勝手に死なせないでよ。」

早苗P「早苗ちゃんも僕相手にわりと本気出さないでよ。あれが全力だったら危なかったよ?」

早苗「一応全力だったんだけど…」ボソッ

早苗P「え?何だって?最近耳が遠くて…」

早苗「何でもない…それより後一人なんだけど私が決めてもいい?」

早苗P「別にいいけど……」

早苗「ありがとう!最近友達になった子なの。」

早苗P「アイドルの子かい?」

早苗「うん。」

早苗「新しくうちの事務所に来た子なんだけどとっても物知りなの。早苗Pさんはまだ知らないかも。」

早苗P「うん。おじさん自分の担当で手一杯だから新しい子が来たの知らなかったなあ…」

光P「それって古澤頼子ちゃんですか?」

早苗P「……今古澤…って言ったかい?」

光P「言いましたけどどうかしましたか?」

早苗P「…ううん…何でもない…(そんなに珍しい苗字じゃない…まだあいつを俺は忘れられないのか…)

翌日 事務所前

光「早苗さん遅いな。」

早苗P「ごめんね。早苗ちゃん朝弱くって…」

早苗「お待たせ!支度に手間どっちゃって…こっちが例の頼子ちゃん。」

頼子「あ、あの……初めまして……」

早苗P「……そんな…あいつにそっくりじゃないか……?!…やっぱり……」

早苗「…どうしたの?顔色が悪いわよ?」

早苗P「…>>26

今日はここまでです

お休みなさい

そのメガネ...まさか...

一番好きなライダーはドレイクです

再開します

早苗P「…そのメガネ...まさか…」

頼子「…メガネが…どうかしましたか?」

早苗P「…いや、お洒落だなと思ってね。」

頼子「えっと……そうですか?……一応特注品ですが…」

早苗P「……そう。早苗ちゃん、僕昨日飲みすぎちゃったから運転変わって。」

早苗「また飲み過ぎたの?全く仕方ないんだから…」

早苗P「……」

光「大丈夫か?」

早苗「早苗Pさんの心配ならいらないわよ光ちゃん。いつもの事だから。」

早苗P「そうそう。いつもの事だよ。」

光「そうなのか?でもアタシは心配だな…」

早苗P「光ちゃんは優しいなぁ…よし、車内でおじさんと特撮ソング歌いまくろっか。」

光「やるやる!だったらアタシまずトリプルファイターのうたを歌いたいな。」

早苗P「古いのよく知ってるね…」

光P「頼子ちゃんは車内がうるさいと気になるかな?」

頼子「……いえ…あまり気にしないタイプなので……」

光P「なら良かった。光の歌声はいいよ…力強さの中に優しさと可憐さがあってさらに……」

光「もう!照れるじゃないか…」///

光P「いやいや事実だぞ。光の歌声はいつまで聞いていても飽きないし、むしろずっと聞いていた…」

頼子「…えっと……」

早苗「あ、話始めたら止まらなくなるから適当に聞き流してね。」

頼子「は、はい……」

車内

光・早苗P「デーモンどーもーを けー散らしてゆーく、トリーオでへーんしん トリプルファイター(ハモり)」

光P「最高だぞ光!あ、後早苗Pさんもいいんじゃないですか?」パチパチパチ

早苗P「アイドルと比べられちゃあね…次何がいい?」

光「レッドバロン!」

早苗P「また渋いのを…それ僕が子供の頃にやってた奴だよ?」

早苗P「あの早苗ちゃんでもまだ生まれてな…」

早苗「どういう意味よっ!」キキー

光「わっ!」ドンッフニュ

光P「おっふ…」

光「ぶつかっちゃった!ごめん!」

光P「いや…構わないぞ…(79.67…いや79.667だな…)

早苗P「ちょっと乱暴運転しないの!」

早苗「早苗Pさんが余計な事言うからでしょ!」

早苗P「今日は僕だけじゃなくて光ちゃんや頼子ちゃんも乗ってるんだよ?」

早苗「あ…ごめーん。ついいつも通りに…2人とも大丈夫?」

光「アタシは平気だけど頼子のメガネが…」」

メガネ「」

頼子「うう………」ジーン

早苗「あー…これはごめん。メガネ無いと見えないんじゃないかしら?」

頼子「>>35

替えのメガネは荷物と一緒に入ってるので
大丈夫です

頼子「替えのメガネは荷物と一緒に入ってるので大丈夫よ。」

早苗P「…ねえ。」

頼子「何かしら?」

早苗P「…」シュッ

頼子「……」ヒョイ

頼子「何をするの?」

早苗P「…ほら、肩に糸くずが付いてたよ。」

頼子「…ありがとう。」

早苗P「取ってあげようとしたらよけられたからびっくりしたよ。まるでおじさんの動きが予測できてるみたいだったね?」

頼子「…?!」

早苗P「冗談だよ。」

早苗「ちょっとそれセクハラよ?」

早苗P「えっ、僕肩に触っただけだよ?」

早苗「十分よ。」

早苗「本人の許可のないボディタッチはセクハラよ。」

早苗P「でもP君とかありすP君とか…」

早苗「あれは例外。」

早苗P「ごめんね。嫌だったかな?」

頼子「それくらい気にしないわ。」

早苗P「ほら、頼子ちゃんもこう言ってるよ?」

早苗「頼子ちゃんがいいならいいけど…私にはしないくせに…」ボソッ

光「それにしても頼子ってメガネが無いと雰囲気が変わるな。」

早苗「んー…確かにハキハキ喋ってるような…あ、普段が暗いとかじゃなくてよ!」

頼子「あ…いえ……」スチャ

頼子「…その……演技の練習です…」

早苗「あー、成る程ね。」

光P「一瞬別人かと思ったよ。」

頼子「いえ……そんな…」

早苗P(あいつと同じだ…)

光「なあ早苗Pさん!」

早苗P(完全に見切られていた…間違いない…あいつと同じ能力を…)

光「早苗Pさん!!」

早苗P「…あ、ごめん。考え事してた。」

光「なんか怖い顔してたから…」

早苗P「いや…親友の事を思い出していたんだ。」

早苗「親友…?初めて聞くけど警察時代の同僚とか?」

早苗P「いや、大学からの知り合いで…」

光「早苗Pさんって元刑事だったのか?」

早苗P「あれ?言ってなかったっけ?これでも優秀な刑事だったんだよ?」

光「へえー…じゃあなんで辞め…」

光P「光!」

光「あっ…ごめん…」

早苗P「いやいやいいよ。なんで辞めたかって言うと>>43

ある難事件で重傷を負ってしまったから。

早苗P「ある難事件で重傷を負っちゃったんだ。」

光「刑事が続けられないくらいの大怪我だったの?」

早苗P「んー…手術で日常生活には支障が出ないくらいには治ったんだけど激しい運動が出来なくなってね。自分から辞めちゃった。」

頼子「…それでプロデューサーですか?」

早苗P「そ。」

早苗P「プロデューサーになったら若い子といちゃつけるかと思ってね。まあ、なんか僕のとこ平均年齢高いんだけど…幸いここの社長さんと知り合いだったから再就職したの。」

光P「全然知りませんでした…随分お年を召されているなと思っていたらそんな過去が…」

早苗P「歳を召されてって…まあ、退職金は惜しかったけどもともと向いてなかったしね。いい潮時だったよ。」

早苗「……嘘つき…」ボソッ

早苗「…本当はまだまだ刑事を続けたかったのにあたしのせいで……」

早苗P「あら、あれじゃない?」

光P「なんかボロっちい建物ですね。」

頼子「その…趣があります…」

早苗P「まあまあ。P君から教えてもらったところなんだよ?中はすごいらしいよ。ね、早苗ちゃん?」

早苗「………うん…」

光「秘密基地みたいでワクワクするぞっ!」

早苗可愛い。

旅館

早苗P「5名で予約していた早苗Pなんですが…」

中居「早苗P御一行様ですね。確かにご予約承っております。お部屋にご案内致しますね。」

光「中はすごく豪華だな…びっくりしたぞ…」

光P「胡散臭いと思ってたけど…本当にすごいな…」

早苗P「君たち何なの……」

早苗P「部屋は二つとってあるから男女でいいかな?」

光P「それじゃあ俺が光と泊まれないじゃないですか!」

光「アタシも光Pと一緒がいいぞっ!」

早苗「じゃあ私と早苗Pさん、頼子ちゃんは光ちゃんたちと一緒でいいかしら?」

頼子「…はい…私はいいですけど…」

早苗P「何?僕と一緒がいいの?」

早苗「……」グイッ

早苗P「いてててて!」

ヒドラの間

早苗P「早苗ちゃんったら案外積極的だね?」

早苗「……ねえ…いつまでその喋り方続けるつもり?」

早苗P「……刑事としての俺は死んだんだよ…」

早苗「……あの時私を庇わなければ…」

早苗P「…だからあの時の事は気にすんなって言ってんだろ?」

早苗「…>>52

…………好き。

気にするなって言われても……もう少しで証拠を掴めるところだったのに……

早苗「気にするなって言われても……もう少しで証拠を掴めるところだったのに……」

早苗P「…………」

早苗「私悔しかった…自分が足を引っ張らなければって…」

早苗P「…お前は優秀な部下だったよ。」

早苗「そんな事ない!早苗Pさんからはまだまだ教わりたい事があったのに辞めちゃうなんて!」

早苗P「……」

早苗「…本当は怪我も原因だけど辞職した一番の理由は上から圧力がかかったからなんでしょ…?」

早苗P「……さあな。」

早苗「…捜査を中止しろって言われたのに…早苗Pさんは…」

早苗P「…いいじゃねえか…あの時のホシはこの前時子ちゃんが捕まえてくれたんだから。」

早苗「…できれば私が捕まえたかった…」

早苗P「俺もお前ももう刑事じゃねえだろ。俺が辞めた後お前が交通課に配属になったって聞いて驚いたぜ。」

早苗「…私も刑事課にはいられなかったの…だから…まあ結局長続きしなかったけど…」

早苗P「それでアイドルとプロデューサーになるんだから世の中分かんねえよな…」

早苗「うん……」

早苗P「光ちゃんみたいな警察は正義の味方って信じてる子には聞かせられねえよな…」

早苗「早苗Pさんは後悔してない?あの時捜査を続けなければって…」

早苗P「……俺の知り合いにな正義の味方みたいな男がいたんだよ…俺の親友だった男だ。」

早苗「さっき話してた…」

早苗P「ああ…いいヤツだったよ。俺なんかと釣り合わないようなさっぱりした男だった…」

早苗「………」

早苗P「誰よりも優しくて美術を愛していた…」

早苗P「…そいつは正義をするために犯罪者になる事を選んだ…俺は刑事として…親友として…止めるべきだったのかな…」

早苗「…止めなかったの?」

早苗P「止められなかった…刑事で親友だったからこそあいつの気持ちが痛いほど分かったからな…見ていることだけしか出来なかったよ…」

早苗「………」

早苗P「なあ早苗…俺はそいつに何て言えば良かったと思う?」

早苗「>>60

一時中断します

『ありがとう…本当にありがとうな……』

…今の私にも何も言えない。汚い現実を知ってなお理想論なんて語れないもの

重大なミスすみません……修正します。

沙理奈「アタシが付き合ってあげよっか~?」
沙理奈「アタシが付き合ってあげよっか~?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1416612820/)

雫「付き合ってませんよー。」
雫「付き合ってませんよー。」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1415884563/)

のあ「みくと付き合いたい…いえ、付き合うわ。」
のあ「みくと付き合いたい…いえ、付き合うわ。」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1415525722/)

>>61>>66
ありがとうございます

再開します

早苗「…今の私にも何も言えない。汚い現実を知ってなお理想論なんて語れないもの。」

早苗P「…理想論…か。結局俺たちの誰にもあいつを止める権利なんか無かったって事か…」

早苗「……そうね。…子供の頃はあたしも光ちゃんみたいに正義の味方を信じていたわ…」

早苗P「今じゃ信じてねえのか?」

早苗「絶対的な正義なんて無いって分かったもの…」

早苗P「…そうか。でもそいつは間違いなく正義の味方だったんだよ…皮肉なもんだな。警官だった俺らは正義の味方になれなかったってのにな…」

早苗「…その人は今…?」

早苗P「……綺麗な死に顔だったよ…もともと体が弱かったのに無理がたたったんだよ。」

早苗「………」

早苗P「やる事はやったみてえな顔しやがって…後に残された俺や一人娘の事もちったあ考えろ…馬鹿野郎…」

早苗「…娘さんは?」

早苗P「行方知れずになって以来それっきりだ。」

早苗P「なあ…俺がちゃんと引き止めてりゃあいつは死なずに済んだんじゃねえかな…俺は今でもそう考えちまうんだ……」

早苗「…なんでそんな大事な事黙ってたの?」

早苗P「…話したくなかったんだ…自分の失敗話なんか自慢するもんじゃねえからな…」

早苗「…そう…私じゃ早苗Pさんの相談相手にはなれなかったって事ね…」

早苗P「………」

早苗「……私は…早苗Pさんには追い付くのは無理でも悩みを聞くくらいはできると思ってた…でも違った…」

早苗P「………」

早苗「早苗Pさんがこんなに辛い思い出があるなんて知らなかった…あたしにぶつけて欲しかったのに…」

早苗P「………ごめんね。今そんな事言われたら早苗ちゃんに酷いことしちゃいそうになる…………しばらく光ちゃんたちと遊んできてあげてくれないかな?」

早苗「うん……」

早苗P「………夕食までには合流するから…」

ロビー

早苗「お待たせ!」

光「お、早苗さん。早苗Pさんは?」

早苗「車酔いしたから寝てるって!全く子供じゃないんだから!」ケラケラ

頼子「…何か…ご無理をされていませんか?」

早苗「いやいやぜーんぜん!さあ、早く遊ぶわよ!」

光P「早苗さんはいつも元気ですね。」

早苗「あたしの取り柄の一つだからね!あ、そうだ>>74しない?」

遊戯王

済まぬ…済まぬ…デュエマ派だったんだ…
>>76

大富豪

早苗「大富豪しない?」

光P「トランプはあるんですか?」

早苗「………」

光P「………」

頼子「あの……私持ってきてます…」

光「頼子は準備がいいな!それにひきかえ…」

早苗「な、何よぅ…」

光「いや…言い出しておいてトランプ持ってこないのはアタシもちょっと…」

早苗「だって急に大富豪したくなったんだもん。」

光P「相変わらず行き当たりばったりですね…本当に警官だったんですか?」

早苗「……あ、うん!勿論よ。疑ってるのかしら?」

光P「だってあんまりにも適当…」

早苗「シメる。」ギリギリギリ

光P「にぎゃああああ!」

>>75
なんとなーく「あ、これダメだ。」って思ってたので気にしないで下さい♪

光P「光!早苗さんがいじめる!」

頼子「……口は災いの門…」

光「今のは早苗さんも悪いぞ?」

早苗「だって光P君があたしの事疑うから…」

光「だからって暴力はいけないぞっ!」

早苗「はーい。反省してまーす。」

光「むー……」

光P「やーだー!大富豪したくないー!絶対負けたら何かされるし勝っても何かされる!」

早苗「ちょっ…そんな事無いわよ!ねえ光ちゃん。」

光「……」

早苗「…えっ…」

光P「とにかく俺は嫌です!別の事しましょう!」

早苗「…脱衣。」ボソッ

光「?!」

早苗「普通にやっても面白くないから負けた人が一枚ずつ脱いでいくってのはどうかしら?」

頼子「えっと……それは…」

光P「やりましょう。光の裸以外どうでもいいですけど。」

早苗「いっそ清々しいわね…」

光「でも…そんなの恥ずかしい…」///

光P「裸ならいつも見せ合ってるだろ?」

光「あ、そうか!なら問題無いなっ!」

早苗(今何かすごく危険な事が聞こえような…)

光「よし、アタシたちの部屋でやろう。早苗さんたちの部屋は早苗Pさんが寝てるんだろ?」

早苗「…ええ、そうよ。」

頼子「…私は……」///

早苗「気にしない気にしない!どうせあたしたち以外誰も見ないんだから。」

頼子「そうじゃなくて…あの……」

光P(光の脱衣…光の脱衣……!)



ドキッ☆脱衣大富豪大会
結果は?
>>85

ケツァアルコアトルの間

光P(パンツ一枚)な、何故だ…何故なんだ……」

頼子「………」///

早苗「あら、案外いい体してるわね…」

光P「ひいいい!食われる!食われちゃう!」

早苗「食べないわよ!」

光「裸ぐらいで騒がなくても…」

さっきから部屋の名前が面白い。

早苗「そんなわけないでしょ。ちょっとした冗談よ。」

光P「だって…光以外に始めて裸見られたんですよ……」

頼子「………」

早苗「…そもそもあたしは早苗Pさん以外の男に興味ないし…」ボソッ

光P「この季節に半裸なんて…こんなのひどいよ…あんまりだよ…」

光「よしよし。」ナデナデ

光P「冷えたんで温泉入ってきていいですか?」

早苗「ん…ちょうどいいわね。みんなで温泉に入りましょうか。」

頼子「………(男の人の裸を初めて見ました…)」///

早苗「なんでもここの温泉なんだけど…成長にいいって言うとか言わないとか…」

光「じゃ、じゃあ身長も伸びるのかっ?」

早苗「んー…たぶん。」

光「よし、温泉に入ろう!」

光P(光と温泉…!)

早苗「念の為に言っておくけど…ここ混浴じゃないわよ?」

光・光P「何…だと…?!」

早苗「なんでそんなショック受けてるのよ…」

頼子「まあ…今回は我慢してください…」

光P「ぐっ…仕方ないな…」

温泉

早苗「うああああ……癒やされる…」

光「………」ジーッ

頼子「………(大きい…)」

早苗「?あ、もしかしておじさんくさかった…?」

光「いや…何という胸部装甲なんだと思って…なあ、どうしたらそうなるんだ?」

早苗「ああ…はいはい。>>93

悩み事が詰まってるのよ

早苗「悩み事が詰まってるのよ…」

光「そ、そうだったのか…?!」

早苗「そう…大人の女の胸が大きいのはね…みんな悩み事が詰まってるからなのよ…」

光「みんな苦労してんだな…くっ、アタシはそんな事も知らないで…!」

頼子(そんなわけないでしょ…)

光「という事は拓海とかはとんでもない悩みを抱えているのか…」

早苗「…ある意味そうね。」

正直に言うと体質とか生活習慣とかが関係ある。

光「じゃあ逆に藍子は悩み事がきっと全然無いんだな!」

早苗「………」

頼子「………」

光「…あれ?間違ってたか?」

早苗「いいかしら光ちゃん。悩みが無いのが悩みの子もいるのよ…」

光「成る程…複雑なんだな…」

頼子(藍子ちゃん可哀想に…)

光「よし!じゃあ早苗さんの悩みはアタシが聞いてやる!」

早苗「いやいやいいわよ…」

光「もしかしてアタシが子供だからって遠慮してるのか?なら心配いらないぞっ!アタシはヒーローだからなっ!」

早苗「えー…何それ…」

光「ほ、本当だぞ!ヒーローはどんな悩みも解決出来るんだ。キングストーンフラッシュ!」

早苗「……じゃあちょっとだけ相談しちゃおっかな…」

光「おう、どんと来い!なんでも話していいぞっ!」

早苗「……ねえ、光ちゃんは正義の味方って信じてる?」

光「ああ!もちろん信じているぞ。何故なら少なくともアタシが正義の味方だから!」
シュパッ

早苗「そう……じゃあ正義…って何だと思う?」

頼子「………」

光「>>101

本質を正しく見据える事。

>>101は安価下にして下さい(土下座)

光「悪いヤツに苦しめられてる人を助け、悪いヤツに立ち向かう、それがアタシの正義だよ。」

早苗「……えっと…」

光「周りが何て言おうと関係無い!アタシはただ目の前の困っている人を救いたい!」

頼子「………」

早苗「…じゃあ悪いヤツってどんなヤツの事?」

光「それは人を苦しめたり困らせたりするヤツだな。」

早苗「…もしその人たちにそうしなきゃいけない理由があったら?」

光「むむむ…どういう事だ?」

早苗「だからね…もしその人たちもやむを得ない事情があったらどうするのって事…」

光「そんなの簡単だな。その人たちも助ける。」

早苗「…それが出来そうになかったら?」

光「………」

光「…BLACK RXは最後地球を助けるために怪魔界の50億の人を犠牲にした…アタシももし同じ状況になったら悩むけど同じ事をすると思う…」

早苗「…その人たちは助けないのね。」

光「…その時は…その痛みも背負うのがヒーローだとアタシは思う。」

早苗「……だったら…だったらヒーローは誰が助けてくれるのよ!」

光「早苗さん?!」

早苗「みんなのために傷付いたヒーローは誰が助けてくれるの?なんで正しい事をしたヒーローが傷つかなきゃいけないのよ!」

早苗「現実は光ちゃんが思ってるほど綺麗じゃないのよ!」

光「アタシはそんなつもりじゃ……」

早苗「お互いに正義を信じる人同士が争う事もあるし、貧しさのために盗みをしなくちゃならない人だっているのよ!」

光「…さ、早苗さ……」

早苗「ヒーローは世界を助けた後どうなるの!ヒーローはその傷のために一生苦しまなきゃいけないのよ!」

早苗「…アタシのヒーローはアタシを助けてヒーローでいられなくなっちゃった…ねえ…誰が早苗Pさんを助けてくれるって言うのよ!」

頼子「黙って!!」

早苗「?!」

頼子「…さっきから黙ってから聞いていればいい大人が怒鳴り散らして…みっともないと思わないの?

早苗「……ごめん…八つ当たりしちゃった…」

頼子「…それに…ヒーローっていうのは>>112

今日はここまでです

お休みなさい

乙です

安価下

全てを受け入れられる人のことだと思います。
人からの期待や希望、怨みや怒りなどの全てを受け入れられる人がヒーローだと思います。

まあ光が居ますし>>113で良いのでは……

再開します

頼子「それに…ヒーローっていうのは…全てを受け入れられる人のことだと思う…人からの期待や希望、怨みや怒りなどの全てを受け入れられる人がヒーローだと思うわ!」

早苗「そんな人間…いるわけないじゃない……」

頼子「いいえ!私の知っているヒーローはそういう人だった!」

早苗「あの人は…あの人はヒーローである前に一人の普通の人間なのよ…みんな理想を押し付けて…そのせいで擦り切れてボロボロになっちゃったじゃない……」ポロポロ

早苗「あの人は優秀な刑事だった!みんな頼れるだけ頼って…早苗Pさんがいざっていう時になったらみんな見捨てたのよ…あたしもそう……!」
ポロポロ

頼子「……自分が許せないのね。」

早苗「そう…あたしは…あたしは自分が許せない……直接早苗Pさんに向き合ってあげられずにこうやって年下の子に怒鳴り散らしているこんな自分が許せない…」ポロポロ

頼子「………」

早苗「ねえ…誰でもいいから早苗Pさんを助けてあげてよ……もう十分あの人は頑張ったじゃない…もう自分の人生を生きたっていいじゃない……」
ポロポロ

光「……早苗Pさんの事が大切なんだな。」

早苗「大好きよ……ずっと憧れてきた…」

光「だったら……」

早苗「だったら何よ!」

光「だったら……!早苗さんが早苗Pさんのヒーローになればいいんじゃないか?」

早苗「あたしには無理よ…あの人を傷付けてしまったあたしには…そんな資格が無いのよ……!」

光「ヒーローになるのに必要なのは資格じゃない、ヒーローになる意思だ!」

早苗「………」ザバ

早苗「……ちょっ散歩して頭を冷やしてくる…しばらくしたら戻る…」

頼子「………」

夜 ケツァアルコアトルの間

光「…早苗さんまだ戻ってこないな…」

頼子「……そうね。」

光P「一体何があったんだ?…いや、聞かない方がよさそうだな…」

光「……一応早苗Pさんに知らせた方がいいんじゃないか?」

光P「…そうだな。ちょっと知らせてくる。」

光「ああ…頼んだぞ。」

ヒドラの間

光P「早苗Pさん起きてますか?早苗Pさん!」コンコン

光P「返事が無いな……何か様子がおかしい!早苗Pさん、入りますよ!」ピシャッ

早苗P「ぐ…う…あああ………」

光P「大丈夫ですか!どうしたんですか?」

早苗「ぐ……>>124

訂正
ヒドラの間

光P「早苗Pさん起きてますか?早苗Pさん!」コンコン

光P「返事が無いな……何か様子がおかしい!早苗Pさん、入りますよ!」ピシャッ

早苗P「ぐ…う…あああ………」

光P「大丈夫ですか!どうしたんですか?」

早苗P「ぐ……>>125

あ……ここは? ……そうか、夢を……見ていたのか……

早苗P「あ……ここは?……そうか、夢を……見ていたのか……」

光P「…どんな夢を見ていたんですか?」

早苗P「……………」

光P「すごくうなされてましたけど…」

早苗P「う…ぐっ…ううう……」

光P「早苗Pさん?!」

早苗P「…はぁ…はぁ…ごめんだけどそこの鞄から薬袋出してくれないかな?」

光P「…分かりました!えっと…」ガサガサ

早苗P「…ぐぁ…ぐうう……」

光P「えっと…これですか?」

早苗P「うぐぁ……うん…そうそれ…袋ごと貸してちょうだい。」

光P「水は……」

早苗P「大丈夫…飲み慣れてるから水はいらないよ…」

光「遅いから見に来たぞっ!…早苗Pさん?!顔が真っ青じゃないか?!」
ドタドタ

頼子「あの……救急車を呼びましょうか?」

早苗P「…いやいい…薬飲めば大丈夫だから……」バサバサバサッ

光P「…すごい量じゃないですか…」

早苗P「飲まなきゃやってられない…なんちゃってね…」

光P「………」

早苗P「…全部痛み止めとか拒絶反応を抑える薬だから安心して。怪しいお薬とかじゃないから。」

頼子「……傷は治ったって……」

早苗P「…早苗ちゃんにはお願いだから黙っててね?実は僕まだ手術が終わって無いんだ……」

光「…そんな大怪我だったのか…」

早苗P「おじさんの体の中にはまだ銃弾がいっぱい入ってるんだ?名誉の負傷ってやつ?かっこいいでしょ?」

光「………」

早苗P「……」グイッ

早苗P「ふー…落ち着いてきた…頭の中にも1発入っててね。これは取れないみたいなんだ。」ヘラヘラ

光「…早苗Pさん。」

早苗P「何かな?あ、そうそう…骨格から変わる大手術でね…」

光「…何で早苗Pさんはそんな辛い目に合ってるのに笑っていられるんだ?」

早苗P「>>131

早苗P「自分が一番守りたい人を守れたからだよ。」

光「…守りたい人…」

早苗P「そ。その子は明るくて僕の太陽みたいな子だった。その子といると自分の心が癒されていくのが分かったんだ。」

頼子「……それって…早苗さんの事じゃないんですか?」

早苗P「………」

早苗P「…顔に出ちゃってたかな?」

頼子「…いえ……なんとなくそう思いました。」

早苗P「…バレちゃうもんだね。早苗ちゃんは僕の太陽だよ…あの子に会えなかったらきっと僕は駄目になってたと思う…」

光「……早苗さんが好きなのか?」

早苗P「大人をからかっちゃいけないよ光ちゃん。それに…僕は一人の女の子を不幸にしちゃったからね…誰かを好きになって幸せになんかなっちゃいけないんだ…」

光「………」

光P「光……」

光「ああ。アタシ今から早苗さんを探してくる!」

早苗P「辞めてよ…早苗ちゃんに僕が苦しんでるところを見せたくないんだ。」

光「……だって…悲しい時に好きな人と一緒にいる事も出来ないなんて…辛すぎるじゃないか…」

早苗P「………」

光「…行こう。」

光P「ああ。」

早苗P「待っ…ぐう…ああああ!」

光「頼子は早苗Pさんについていてあげてくれ。」

頼子「…分かった。」

光「…必ず連れてくるからな。」
タッタッタッタ

早苗P「うう…ぐうあああ…はぁ…はぁ…」

頼子「しっかりしてください!すぐに光ちゃんが早苗さんを連れてきますから!」

早苗P「………」

早苗P「…そうか…とうとう俺にもお迎えぎ来たか…」

頼子「…意識が朦朧として…そんなわけないじゃ無いですか!」

早苗P「話しかけてきやがる…いよいよ本物か…古澤…お前が迎えに来てくれるなら悪くない…」

頼子(私を誰かと勘違いしている…?)

早苗P「ごめんな…ごめんな…俺のせいで…頼子ちゃんは……」ツー

早苗P「俺のせいで頼子ちゃんは父親を失っちまった…ごめんな…謝っても謝りきれないのは分かってるが…それでも謝りたいんだ…」

頼子「………」

早苗P「ああ…最後に早苗に会いたかったな…だが仕方ねえか…頼子ちゃんを不幸にしちまった俺にそんな事言えねえよな…」

頼子「…」パシッ

頼子「しっかりしろ!早苗P!」

早苗P「…っは…痛た…ごめん…たまに意識が朦朧とする時があってね…僕何か言ってたかな?」

頼子「…>>139

早苗Pさん…もしやあなたは……

安価把握

一時中断します

乙です

次は桃華とか登場しないかな?

最近バトル路線だな

序盤でみんなが散々頼子言ってて今思い出すのか(困惑)

>>142
全ては安価神のお導きのままです

>>143
悩みましたが今後の展開の都合から連続してしまいました。早めに地雷を無くしておきたかったのもありますが…

>>144
まあまあ眼鏡どうぞ

再開します

頼子「早苗Pさん…もしかしてあなたは……」

早苗P「ん、なあに?僕の顔に何かついてる?」

頼子「………おじさん?」

早苗P「…………」

頼子「…父さんを古澤って呼ぶのはおじさんくらいよ…ねえ、おじさんなんでしょ?」

早苗P「……………うわ言で言っちまったか………10年ぶりだな、頼子ちゃん。」

頼子「……やっぱり…」

頼子「…でも………」

早苗P「……言ったろ。骨格が変わるくらいの大手術をしたって。そのせいで人相も変わっちまったし、喋り方も変えたからな。」

頼子「…私がどうかしてた……なんで気付かなかったんだろう……」

早苗P「……俺は頼子ちゃんを見てすぐ分かったよ…子供の時と全然変わってない…目元なんてあいつにそっくりだ……」

頼子「……会いたかった…おじさん…」

早苗P「……ごめんな、こんな形の再開になっちまって。」

頼子「ううん……いいの。…またこうしておじさんに会えたんだから……」

早苗P「……まだ俺をおじさんって呼ぶんだな。」

頼子「だって……おじさんの本当の名前を知らなかったんだもの。すっかりこの呼び方で慣れてしまって…」

早苗P「そうだったか?そういや話した事無かったな…」

頼子「そうよ。後から調べたけど結局分からずじまいで…」

早苗P「……そうか…」

頼子「どこで何してたの?」

早苗P「…それは俺のセリフだ。ずっと探してたんだぞ…!」

頼子「……それは……その……私…父さんが死んですぐに親戚の人に引き取られて…」

早苗P「…………ごめん。」

頼子「何で謝るの?謝るのは私の方じゃない。」

早苗P「いや…ずっと謝りたかったんだ…この10年それを考えて生きてきた…」

早苗P「……実は…頼子ちゃんのお父さんが…古澤が死んだのは俺のせいなんだ……」

頼子「……うわ言でも言ってたけど…どういう意味なの?」

早苗P「………俺が古澤に正義の味方なんて辞めろって一言言えばあいつは死なずに済んだんだ…」

頼子「………全部知ってたのね…」

早苗P「………ああ。」

頼子「……そう。」

早苗P「……頼子ちゃんたちが最近まであいつの忘れ形見を名乗って同じ事をしてたのも知ってる……」

頼子「………」

早苗P「新聞で見てすぐに頼子ちゃんだって分かったよ…それからは名前を見る度に胸が苦しかった…」

頼子「…ごめんなさい…そんなつもりじゃなかったの…!」

早苗P「……思ったよ…俺は一生許されちゃいけねえんだって……」

頼子「………そんな事ない!!父さんは最期におじさんに伝えてって言ってた!>>153って…!」

俺は自分の信念を最期まで貫けた。
こんな幸せなことはない。
お前も自分の信念を貫いてくれ。
その後にまた再会しようじゃないか。

頼子「『俺は自分の信念を最期まで貫けた。 こんな幸せなことはない。 お前も自分の信念を貫いてくれ。 その後にまた再会しようじゃないか。』って…」

早苗P「あいつがそんな事を……?!俺は死に目にすら間に合わなかったって言うのに……」

頼子「父さんは最期までおじさんは自分なんか到底敵わない立派なやつだって言ってた…」

早苗P「……辞めてくれよ……俺は…俺はあいつにそう言ってもらえるほど立派なやつじゃねえってのに……」ポロポロ

頼子「………」

早苗P「…俺は…俺はあいつに親友として何もしてやれなかった…なのにどうして……なんであいつはそんな事が言えたんだよ…」ポロポロ

頼子「…ねえ…そろそろ自分を許してあげたら…?」

早苗P「……頼子ちゃんは…俺が憎くないのか?」

頼子「……そんなわけないじゃない…!」

早苗P「……俺は古澤の仇みたいなもんなんだぞ…」

頼子「…おじさんの馬鹿!父さんの親友だったらなんでそういう風に考えるの?!父さんはおじさんにそんな風に生きて欲しかったの?!違う!」

早苗P「……頼子ちゃん…」

頼子「私はぶっきらぼうで…不器用で…だけど優しいおじさんに父さんと同じくらい憧れてた…!だから…また私にとってそんなおじさんに戻ってよ……」

早苗P「………」

頼子「ねえ…お願い…自分を責めないで…自分を大切にしてあげて…それが父さんの遺志だから……」

早苗P「…俺はまた…やり直していいのか…?」

頼子「当たり前じゃない!!」

早苗P「…俺は幸せになってもいいのか……」

頼子「勿論よ!」

早苗P「……チクショウ……チクショウ…ううう………」ポロポロ

頼子「……」ギュッ

頼子「…おじさんってこんなに細かったっけ…」

早苗P「ううう…うあああああ……」
ボロボロ

頼子「……もういいの…もういいの…」

早苗P「…あああああ……ああああ…」
ボロボロ

頼子「………」ギュッ

早苗P「ううう…うあ…ううううう…」
ボロボロ

頼子「>>160

これからは私があなたの娘になってお父さんの代わりにたくさんの想い出を作りたい…

頼子「…これからは私があなたの娘になりたい…」

早苗P「……ううう…こんな時に笑えねえ冗談言ってんじゃねえよ……」

頼子「冗談じゃない…私はお父さんの代わりにたくさんの想い出を作りたい…」

早苗P「………あいつの代わりなんているわけねえだろ……」

頼子「………」

早苗P「頼子ちゃんは頼子ちゃんだろうが………!」

早苗P「……馬鹿野郎……お前ら親子は揃いも揃って馬鹿野郎だ……」

頼子「………」ギュウウウ

早苗P「なんで…なんでそんなに俺に優しいんだよ……」

頼子「……おじさんが優しいからよ。」

早苗P「…………俺は……あいつみたいな立派な父親にはなれねえぞ……」

頼子「…おじさんこそ馬鹿ね……もう十分立派じゃない…」ギュウウウ

早苗P「…………」

頼子「………」

早苗P「………ガハッ!ガハッガハッ!」

頼子「おじさん?!」

早苗P「大丈夫…ちょっと話し疲れちゃっただけだか……ら……」バタッ

頼子「…しっかりして!これからじゃない!………早苗さんは何してるの!!」

ピリリ…ピッ

頼子「はい、もしもし!…早苗さんが見つかった…!」

光P「ああ…でもそんなに連れて帰りたかったら力づくで連れて帰りなさい…って……」

頼子「……分かった。私も行くからなんとか持ちこたえてて。」

光P「…俺と光でしばらくは何とかする…」

頼子「……待ってて。」ピッ

頼子「………」

早苗P「……早苗ちゃんがどうかしたの?」

頼子「………」

早苗P「……そう。ねえ…僕を早苗ちゃんのところまで連れて行ってくれないかな?」

頼子「そんな体じゃ無理よ!」

早苗P「…それでも行かなくちゃならないんだ…」

頼子「……何で…?」

早苗P「…>>167だからさ。」

僕の一番大事な女性(ひと)だからね。もちろん、頼子ちゃんも同じくらい大事だよ

早苗P「…僕の一番大事な女性(ひと)だからね。もちろん、頼子ちゃんも同じくらい大事だよ?」

頼子「……やっぱりおじさんの方が馬鹿じゃない…意味が分からないわ……」

早苗P「これじゃ駄目かな?」

頼子「……掴まって。」

早苗P「……ありがとう…」

頼子「……」グイッ

早苗P「わっとっと……」

早苗P「歳を取ると足腰がきつくなっちゃってね。」

頼子「……」ヒョイ

早苗P「うおっと……何すんのさ。」

頼子「立つのもキツイんでしょ。大人しく負ぶわれなさい。」

早苗P「これ恥ずかしいなあ…自分の娘におんぶされるなんてすごくお年寄りになったみたいだよ。」

頼子「……軽いわね。」

早苗P「ショックだなあ…昔はおじさんがよくおんぶしてあげてたのに。」

頼子「……私の知ってるおじさんは背が私よりずっと高くて力持ちだったのに…不思議な気分。」

早苗P「それが大人になるって事さ。」

頼子「…そうかもね…しっかり掴まって無いと怪我するわよ。」

早苗P「あーあ…僕格好悪いなぁ…」

頼子「……急ぐわ。」

公園

光「駄目だ……強すぎる……!」

早苗「…どうしたの?必ず連れて帰るんじゃないの?」

光P「そんな…光に手を出すなんて…早苗さんらしくないです!」

早苗「……光P君にあたしの何が分かるって言うのよ。」

光「……ヒーローは…諦めない…」
スクッ

光「はああああ!」ブンッ

早苗「…………」パシッ

光「くっ……」

早苗「…寝てなさい。」グルン

光「……がっ?!」バタン

光P「光!!…早苗さんは…早苗さんはどうして早苗Pさんにそばにいてあげてくれないんですか……?俺には分かりません!!」

早苗「……>>175

今日はここまでです

なんかいつもより長いような気がしますが気のせいです

いつか早苗Pさんに頼られるようになりたいと思って頑張ってきたけど
あたしじゃ頼ってもらえないことがわかっちゃった
このままそばにいたら早苗Pさんの力になれる人が早苗Pさんの隣に来る邪魔になっちゃう

再開します

早苗「…いつか早苗Pさんに頼られるようになりたいと思って頑張ってきたけど あたしじゃ頼ってもらえないことがわかっちゃった。」

光「ぐ…違う…早苗Pさんは早苗さんにそばにいて欲しいのに…」

早苗「ううん。このままそばにいたら早苗Pさんの力になれる人が早苗Pさんの隣に来る邪魔になっちゃう。」

光P「だから…だから自分は身を引くって言うんですか…?」

早苗「…そうよ。」

光「早苗さんは早苗Pさんが大好きなんだろっ!自分の気持ちを…裏切っちゃ駄目だ!」

早苗「大好きだけど…大好きだからこそよ……大人には子供には分からない事が分かるのよ…」

光「だったらアタシは子供のままでいい!アタシは…アタシは光Pと一緒にいられなくなったら絶対に嫌だっ!」

早苗「……それが子供の我儘なのよ!」ブンッ ガッ

早苗P「…っ!痛いなあ…」

早苗「早苗Pさん……?!」

早苗P「ラブコールにしちゃあちょっと過激だなあ…」

早苗「………?!」

光「…早苗Pさん…?!ちゃんと寝てなきゃ駄目じゃないかっ!立ってるだけできつそうだぞ……」

早苗P「……大丈夫だよ光ちゃん。まだお迎えは早かったみたいだから。」

光「…頼子もなんで連れてきたんだっ…!」

頼子「………」

早苗P「頼子ちゃんを責めないであげてくれるかな?頼子ちゃんは僕のお願いを聞いてくれただけだからさ。」

光「………」

早苗「…何で来たのよ!…あたしに近づかないで……!」

光P「…そんな言い方は無いんじゃないですか…!早苗Pさんは自分が…怪我の後遺症で苦しんでる中で……痛みに耐えて来てくれたんですよ!」

早苗「……後遺症……?!嘘…………完全に治ったって………」

光P「苦しくて辛くて…それでも早苗さんが大好きで…それから……」

早苗P「光P君、辞めて。」

光P「でも……俺だったら嫌です…光に…一番大好きな人に…痛みを隠し続けるなんて……!」

早苗P「…………」

早苗「…ねえ……どういう事……あたしには何とも無いって………ねえってば……」ヘタッ

早苗P「…ごめんね。僕早苗ちゃんに心配かけたくなくて嘘ついちゃってた……」

早苗「……じゃあ……あの時あたしを庇った時の怪我はまだ……」

早苗P「………」

早苗「………そんな……あたしが気にしないように隠してたなんて………あたしが……あたしがずっと早苗Pさんを苦しめていたなんて……そんな………そんな………ううっ……ううう…………うああああああ…!」

早苗P「…違うよ早苗ちゃん。」ギュッ

早苗P「僕は早苗ちゃんにとっても助けられてたんだ。」

早苗「そんなはず無いじゃない………!あたしは…早苗Pさんを助けるどころか……!」

早苗P「>>184

ならこれから僕の隣でずっと一緒にいてくれるかな?僕は絶対に早苗ちゃんを離さないからさ

早苗P「ならこれから僕の隣でずっと一緒にいてくれるかな?僕は絶対に早苗ちゃんを離さないからさ。」

早苗「…………それって……」

早苗P「独り身だと何かと不自由でね。だからさ、もし僕を心配してくれるんだったこれから付きっきりで面倒見てくれないかな?」

早苗「…………えっ……」

早苗P「…待たせちゃったね、早苗ちゃん。」

早苗「…………いいの?」

早苗P「何がさ?」

早苗「…あたしは……早苗Pさんに取り返しのつかない事を………」

早苗P「……大好きな人を守れたんだから名誉の負傷。気にしないで?」

早苗「………」ジワッ

早苗P「さっきから泣いてばっかで可愛い顔が台無しだよ?」

早苗「………う、うわああああん!あああ…うわあああああん!」

早苗P「いい大人が泣かないの…まあ人の事言えないんだけどね。」ギュッ

早苗「好き…!好き…!大好き…!ずっと好きだった!」ボロボロ

早苗P「僕もだよ。早苗ちゃん…大好きだよ。」

早苗「ううう……うあああああ!うううう……!」ボロボロ

早苗P「僕たちお互いに回り道が長すぎたみたいだね。……長かった……本当長すぎたよ…」

早苗「……うん……!…うん……!」
ボロボロ

早苗P「…みんな迷惑かけたね。おじさんのお世話は面倒臭かったでしょ?それに僕の早苗ちゃんがごめんね。」

光「友の心が青いと書いて友情だからなっ!全然気にしてないぞ。」

光P「俺も光がいいならいいです。」

早苗P「…本当にありがとね……おじさんこんなに幸せでいいのかな…」

頼子「いいのよ…おじさんはこれから幸せに生きていいのよ…!」

早苗P「……ありがとう……ありがとう……!」

早苗P「はぁ………」ガクッ

早苗「早苗Pさん!」ダキッ

早苗P「告白したら気が抜けちゃった……そんなに抱きしめないでよ……」

早苗「嫌!もう絶対に離さない!ずっと…ずっとずっと離さない!」ギュウウウ

早苗P「…参ったな…そうだ…お返事聞かないと。……僕と結婚してくれませんか?」

早苗「>>191

……喜んで

早苗「……喜んで…」ギュウウウ

早苗P「胸に顔が埋まっちゃうじゃない……」

早苗「……出血大サービスよ…」ギュウウウ

早苗P「じゃあお言葉に甘えちゃおっかな……いやあ…大っきいねえ……」

早苗「………」ギュウウウ

早苗P「……あったかいなあ…」

早苗「……早苗Pさんだけ特別よ?」

早苗P「……うん。」

光「………」ジー

光P「………」ジー

頼子「………」ジー

早苗P「…もう少しこうしてていいかな?」

早苗「……うん。」

早苗P「……早苗ちゃん…」

早苗「……早苗Pさん…」

頼子「………こほん。」

早苗P「…全くいつの間にか大人の女になっちゃって……」

光P「……ゴホンゴホン。」

早苗「……いつの話よ。」

光「………あの………言い辛いんだけど……」

早苗「……光ちゃん…さっきはごめんね…」

光「いや……何も胸に早苗Pさんの顔を挟んだまま話さなくても………」

早苗「…………」///カアアアア
←急に恥ずかしくなってきた…」

頼子「…………」///

光P「光も後5年くらいでああなるのかな……」

早苗「……ああ…ああああ…」///

早苗P「ん?」

早苗「うわあああああ!」///
ベキボキバキ…ゴキン

後日 居酒屋

早苗P「それでどこまで話したっけ?」

紗理奈「えっと…早苗さんが谷間に……」

早苗「わーわー!」///

P「くそッ!羨ましいですよ!」

ありすP「んー…正直15歳以上の話はあんまり興味が…」

紗理奈P「……はぁ……寝たい………」
ゲッソリ

早苗P「そうそう!早苗ちゃんがぱふぱふしてくれたとこまでだったね!」

志乃「あら…早苗も案外大胆ね。」

心「なんだよ☆隅に置けねえな!」
ケラケラ

礼子「亜季ちゃんはPさんにやったりしないのの?」

亜季「………」///

P「亜季をからかわないでください。」

瑞樹「わからないわ…わからないわ…」シクシク

早苗P「でねえ!早苗ちゃんったらなんで言ったと思う?」

P「何て言ったんですか?」

早苗P「出血大サービスよ…だってさ!」ゲラゲラ

心「うわぁ……」

紗理奈「うーん…40点。」

礼子「過激ね。」

志乃「あらあら……」

早苗「…………」///プルプルプル

瑞樹「わからないわ…わからないわ…」



大人は色々と大変

警官からアイドルってこんくらいあるかな…って考えてたら……

ほぼ10割シリアスって言うね……

お付き合いいただきありがとうございました。

次回からはしばらくほのぼの続けるますよ!……多分


30回記念次回内容安価
>>203

201で

……あ、あの……>>1なんですけど……

ちょっと…あの……>>1のこれからが構成力的な意味できついから再安価したいかな……なんて…(小声)

再安価して…いいですかね…
本当すみません……

再安価>>209

Pが浮気してるんじゃないかと思われる行動をして締められる

安価把握

……すみません…>>1にもっと筆力があれば……

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