慎治「はぁ……」

亜緒「どうしたの？まるで大学の単位が足りないみたいな顔をして」

慎治「まーた、お前は」ｸﾞﾘｸﾞﾘ

亜緒「いた、痛いよ慎治さん。悪かったって！」

慎治「全く、いつまでも変わらないなぁ」

亜緒「だって、慎治さん、顔にすぐ出るから仕方ないと思う」

慎治「茶道との両立は大変だな」

亜緒「最近は満更でもないんでしょ？」

慎治「まぁ……（亜緒と一緒だからな）」

亜緒「///」

慎治「ずっと……一緒にいられるんだよな？」

亜緒「うん」

慎治「そっか、それならいいんだ」

亜緒「ところでランニングはちゃんとしてるの？」

慎治「聞くまでもないだろ？」

亜緒「そうだね」

慎治「亜緒との約束だからな」

亜緒「うん、きっとそう言う事の積み重ねが慎治さんの力になっているんだよ」

慎治「でも、単位は足りないけどな」

亜緒「慎治さんなら大丈夫だよ」

慎治「……そうだな。頑張るよ」

亜緒「じゃあ、ボク料理するから勉強でもしてたら？」

慎治「ああ、そうするよ」



慎治「ってなんですき焼きなんだ」

亜緒「慎治さん、好きでしょ？」

慎治「ああ、そりゃまぁ」

亜緒「何も言わないけど、慎治さん頑張ってるのは知ってるから」

慎治「……」

亜緒「コレ食べて少しでも元気出して」

慎治「ありがとう」