大和田「希望ヶ峰喧嘩ランキング?」左右田「おう」 (88)

大和田「なんだそりゃ?」

左右田「いや昨日ちょっと話に出たんだよ、ほら77期と78期ってなんか武闘派の奴が多くね?」

不二咲「えっと、僕らの学年だと大神さんとか戦刃さんのとか事かなあ?」

大和田「武闘派で真っ先に女二人が上がるってのはどうなんだ…?」

不二咲「あ、べ、別に大和田君の大和田君のことが浮かばなかったわけじゃないよ!!大和田君は強いもん!」

大和田「お、おう、いや別にそういう意味じゃなかったんだけどな」


左右田「まあ不二咲の挙げた二人は俺らの中でも真っ先に出た名前だったけどよ…確かに女子がまず浮かぶってのはこう…一応男としてな」




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1418127597

大和田「てゆうか、結局なんの話だよ?」

左右田「いやだから、武闘派がこんだけいるんだし、ちょっとランキングっつうか?誰が一番強いのかな~みてーな話になってよ」

大和田「あーまあ、一度は考えるわな」

不二咲「一番かあ…やっぱり大神さんかなぁ?」

左右田「まあケンカにも色々あるだろうけど、素手のケンカならやっぱ大神が一番ってだろって結論にはなったな」

大和田「族の頭としちゃ素直に認めたくねーが…まあそうだわな」

左右田「お、大和田もやっぱそう思うのか?」

大和田「まあな…負けるとは言いたくねえが…、正直勝てる気はしねーな」

左右田「…お前も丸くなったんだな」

大和田「誰が丸くなっただゴルアアアアア!!」ガタッ

不二咲「ひぅ」ビク!

左右田「ヒイイイイイイ!!すいませんすいません!!」

大和田「あ、いや…すまねえセンパイ、つい反射でな」

左右田「お、おういや、俺も超高校級の暴走族に使うにはちょっとアレな表現だったしな、わりいわりい」

大和田「不二咲も悪かったな、急にでかい声出して…」

不二咲「う、ううん大丈夫だよぉ」

大和田「話の腰折っちまったな、で大神が一位で二位は誰なんだ?ランキングってんならトップ3とか5とかあんだろ?」

左右田「まあ大方の予想通りというか、戦刃だよ」

大和田「そうか…」

左右田「おう…」(ちょっと残念そうなの弄りたいけど流石にこのタイミングでは無理だな…)

不二咲「大和田君…入ってなくて残念だねえ…」

左右田「!」

大和田「まあなあ…っても大神も戦刃も戦うことが才能で仕事なわけだからよ、妥当っちゃ妥当だろ」

左右田(不二咲…急にぶっこむからビビったぜ、多分俺が言ってたら怒鳴られてたんだろうな…)

不二咲「大和田君は次くらいじゃないかなあ?」

左右田(やめろ不二咲、大和田ちょっと嬉しそうじゃねえかよ!やめろよ!)

左右田「あの…そのな」

大和田「で次は誰なんだ、センパイ?」

左右田「いや、に、弐大」

大和田「あ~そっか!弐大センパイのこと忘れてたわ!!」

左右田(あ、あれ?)

不二咲「大和田君あんまり残念そうじゃないね?」

大和田「一回あの人に稽古っつうか、走り込みやら筋トレやらさせられててよ」

大和田「俺にむちゃくちゃなことやらせてる横で同じ事を平然とこなしてるの見て(ああ、こいつには勝てそうもねえな)と思っちまってな」

左右田「ああ~めちゃくちゃ解るわ!いや外見でも勝てそうにないのは解るんだけどな、同じことやってんのにあいつの余裕さ見てると別種の生き物なんじゃねーかと思えてくんだよ!」

大和田「…さすがにそこまでは思わなかったけどよ、まあ概ね同意だな」

不二咲「弐大さんってマネージャーの人だよね?僕もあの人に稽古してもらえたら二人みたいにたくましくなれるかなぁ…」

左右田「オレは別にたくましくねーし、普通にやめとけ、死ぬぞ」

大和田「お前はお前のペースで強くなりゃいいんだよ、だからやめとけ」

不二咲「う、うん」

大和田「んで?第4位は誰なんだ?」

左右田「…先言っとくが、お前じゃねーぞ」

大和田「オイ!」

左右田「しゃーねーだろ!ヒヤヒヤしながら発表するコッチの身にもなれってんだ!!お前は4位じゃない!つうかしばらくでねえ!!」

大和田「じゃーなんでこんな話始めたんだよ…」

左右田「うっせ!うっせ!俺だってなあこんなつもりじゃなかったんだよ!!とにかくお前は出ないかんな!しばらく出ないかんな!!」

大和田「わ、解ったからよ、そんなに必死になるなって不二咲が引いてる」

不二咲「う、ううん左右田先輩ごめんねぇ…ぼ、僕も大和田君が次とか言っちゃってたし…」

左右田「ああ…いや、すまんこっちこそプレッシャーに取り乱しちまった…」

大和田「で4位誰だ?」

左右田「このタイミングで訊くのかよ!」

大和田「気に何だろうが、それにまだってことは一応俺も入ってんだろ?」

左右田「…気になるのか」

大和田「うっせえ!もったいぶらず言えよ」///

不二咲「僕も気になるなあ…大和田君の順位も知りたいし」

左右田「分かったよ…元は俺が始めた話だし、でも順位聞いて怒るとかナシだかんな!?」

絶女のジェノ強すぎワロタ

大和田「わかった、わかった」

左右田「ぜってえだぞ…ええっと…4位は斑井だよ」

大和田「…誰だそいつ?」

不二咲「僕もちょっとわかんないかなぁ…」

左右田「あれ?お前ら知らねえか?斑井だよ、生徒会の斑井一式、結構特徴的だし生徒会だから有名だぜ?」

不二咲「あっ、もしかして背が高くて髪の長いセンパイ?」

左右田「そうそう、ひょろっと長い」

大和田「ああ~あの蛇みてえな奴か、あいつ・・・あいつが4位なのか?」

左右田「納得いってねーみてーだが、斑井の名前は最初の方からずっと挙がってたんだぞ、なにせ超高校級のボディーガードだからな」

不二咲「へぇ~、斑井さん大人しそうなのに強いんだぁ」

左右田(…大人しそう…か?)

大和田「ボディーガードぉ?あいつがか?面はともかくあのなりじゃ襲われたら終わりだろ」

左右田「いやいやいやいや、お前らは斑井が戦ってるとこ見てねえからそんなこと言えんだって、あいつマジで強えんだって」

大和田「つってもよ、いまいち納得できねえんだよなあ…、いくらタッパはあってもあんなガリガリのヒョロヒョロじゃ一発殴ればそれでキマんじゃねえか?」

左右田「…じゃあ見に行こうぜ?」

不二咲「えっ…」

大和田「あん?」

左右田「斑井の戦ってるとこを見せてやるよ、ほら来いって」


-移動中-

大和田「戦うとこ見せるって…どうすんだよ?まさか左右田センパイあいつに襲い掛かる気か!?」

不二咲「え、や、やめようよぉ…、いくら強い相手でもいきなり襲い掛かるなんて良くないし…そ、それに左右田先輩だって危ないよぉ!」

左右田「んなことしねえよ!…斑井が戦ってるとこ撮影したビデオがあるんだよ、それを借りに行く」

左右田「あいつを尋ねるのは気が乗らねえが…このランキングは俺たちが6時間かけて創り上げた傑作だ、それを否定されたままで進めるわけにはいかねえよ!」

大和田「6時間って…あんたらどんだけ暇なんだよ、つうか何でそんなに熱くなってんだよ!さっきまでそんな感じなかったじゃねえか」

左右田「うっせ!うっせ!っとここだ…あ~ここまで来といてなんだけど会いたくねえー」

大和田「オイ」

左右田「わーってるよ…」コンコン

狛枝「はい…あれ?左右田君?」ガチャ

左右田「お、おう、狛枝」

>>12

ジェノ入れようか迷ったけど殺人鬼周知はさすがにまずそうなので入れてないのです…

狛枝「左右田君の方から僕を訪ねてきてくれるなんて珍しいね、嬉しいよ。というか僕のところに訪ねてきてくれるような人自体珍しいんだけどね」ハハッ

左右田「あ、ああ…そのちょっと借りたいものがあってよ…」

狛枝「へえ…まあ立ち話もなんだしさ、上がってよ、そっちの二人もどうぞ」ニッコリ

左右田「い、いや大和田「あー、じゃあ失礼させてもらいますわ」

左右田「オイ!」


-寄宿舎-狛枝の部屋


大和田「っと…センパイ名前は…」

狛枝「狛枝です、狛枝凪斗。君は大和田紋土君と…そちらは不二咲千尋さんだね」ニコッ

大和田「…どっかで会ったっけか?」

狛枝「初対面だよ?君たちのような素敵な人とすでに出会っていることを忘れているなんてあり得ないしね!」

大和田「お、おう…」

不二咲「えっ?あ、あの僕の事も知って、あ…ご存知なんですか?」

狛枝「もちろん知っているよ、よろしくね『超高校級のプログラマー不二咲千尋さん』あっあと、僕なんかにそんなに畏まらなくていいからね?敬語も使わなくていいよ」ハハッ

不二咲「よ、よろしくお願いします」(なんかすごくさわやかな人だなぁ…それに優しそう)

狛枝「君たちだけじゃなくて本科生の顔と名前と才能くらいは把握しているよ、残念ながらあまり仲良くはしてもらえないんだけどね」

不二咲「そ、そうなんですか?狛枝センパイカッコイイし…人気ありそうなのに…」

狛枝「外見のことを褒められたのは初めてだなあ、とても嬉しいよ、ありがとう不二崎さん」

不二咲(やっぱり人気ありそうなのになあ…)

大和田(気障っつうか大仰だが別に嫌な奴ではねえっぽいけどな…左右田センパイ何がダメなんだ)」ヒソヒソ

左右田(いや…説明すんのは難しくてよ…つうかダメなの解ってんなら気を使えよ!部屋は行っちまっただろうが!」ヒソヒソヒソ

大和田「うっせえな!物借りんのに不愛想な態度取れねーだろ!!」ヒソヒソヒソヒソォ!

左右田「何でそこは真面目なの!!?」ヒソヒソヒソヒソォ!!

不二咲「ふっ、二人とも途中から普通の音量で話してるよぉ!」

狛枝「あはは…」

sageてた

狛枝「それで?」

左右田「な、なんだ?」

狛枝「左右田君は何を借りに来たんだっけ?」

左右田「あ、そうだったな!えっとな…この間の斑井の映像お前持ってなかったけか」

狛枝「この間の…ああ!終里さんと斑井君の3時間に及ぶ大決闘の事?」

不二咲「けっ決闘!?」

大和田「なんだそりゃ…?つうか3時間ってオイ!そんな長ったらしいもん見せる気か?」

左右田「さすがに三時間丸々見る気はねーよ、斑井の強さを確認してもらいてーだけだ、狛枝撮ってたよな?」

狛枝「うん、戦闘開始から決着がついて終里さんと斑井君の間に友情が芽生えるまでの三時間を完全収録しているよ」

左右田「何を撮ってるんだよ!つうかよく撮ったな3時間!」

狛枝「超高校級の新体操部の終里さんがその身体能力をフルに使って超高校級のボディーガードである斑井君に挑んだ世紀の対決なんだよ!?記録に残さないでいられる方が信じがたいよ…」

大和田「まあ、ぶっちゃけ興味をそそられる内容ではあるな…」

狛枝「僕の部屋の再生機器は壊れてしまっているから視聴覚室を借りようか」


-移動中-


狛枝「そういえば聞いてなかったんだけどさ」

左右田「なんだよ?」

狛枝「なぜ『~Pike and Shield~ 体操部が誇る戦闘民族・終里赤音VS生徒会の番人・斑井一式、最強の矛と盾、矛盾の果ては~』を見ようなんて話になったんだい?」

左右田「その前にその変なタイトルはなんだよ!?」

狛枝「ソニアさんが格闘技のいわゆる煽り紹介に影響されたみたいで、撮影が終わった際にね、タイトルをぜひ自分にと」

左右田「なんて秀逸なタイトルだ!視聴意欲湧きたてられて仕方ねー!早く見たくてたまらねえぜ!!」

不二咲「左右田先輩…」

大和田「節操がないにもほどがあんだろ…」

左右田「うっせ…」

狛枝「アハハ、でなんで見ようと思ったの?」

左右田「お前は平然とし過ぎだろ…、希望ヶ峰喧嘩ランキングだよ」

狛枝「ああ、なるほどね」

大和田「それで納得すんのかよ!」

左右田「狛枝も一応その場にいたからな」

狛枝「昨日の盛り上がりは素晴らしかったね…、さしずめ大和田君と不二咲さんは外見からでは想像できない斑井君の強さを確かめに来たと言うところかな?」

大和田「だからなんで解んだよ!」

左右田「ぶっちゃけ狛枝のことは嫌…キモ…若干苦手だがこのランキングについては同志と呼べる」

狛枝「左右田君から限定的な話題についてとはいえ同志と言ってもらえるだなんて光栄だよ!」ハハッ

大和田「アンタ今の聞いてそんな反応でいいのか!?」


-視聴覚室-

朝日奈「あっ大和田と不二咲ちゃんだ!それと狛枝先輩に…左右田…さん」

左右田「なんで俺だけちょっと嫌そうなんだよ!やめろよ!さん付けはやめろぉ!!」

狛枝「やあ」

大和田「オウ」

不二咲「朝日奈さんこんなところでどうしたのぉ?」

朝日奈「ちょっと忘れ物しちゃってえ…」エヘヘ

左右田「ナチュラルに会話してんじゃねえよ!!俺お前になんもしてないだろ!!」

朝日奈「だって…ソニアちゃん先輩が左右田先輩の名前が出ると一瞬無表情になるんだもん」

大和田「…」

不二咲「…」

左右田「…」

狛枝「どうせなら大きいスクリーンで見たいし…大きい映写機を使おうかな!朝日奈さん部屋を暗くしても大丈夫?」

左右田「お前凄いな…」


疲れた、書くの遅いせいだけど

朝日奈「いいよ~忘れ物取りに来ただけだし、何見るの?映画?映画!?」

狛枝「映画ではないけど、アクション作品かな」

朝日奈「映画じゃないのにアクションなの?」

狛枝「ほら『矛盾』の」

朝日奈「できたの!?『ほこたて』!?」

狛枝「朝日奈さんも見る?」

朝日奈「見る~♪」

大和田「ちょっとまてオイ、何でそれで通じてんだ?」

狛枝「ああ、朝日奈さんも撮影終わった時にいたんだよ」

朝日奈「私が来た時には終わっちゃっててさ~、ただの暴力とかなら嫌だけど戦いの末に生まれる友情とか熱いよね!!」

朝日奈「一部始終を目撃したさくらちゃんも『良いものを見た、我も願わくばこの学園での生活にて新たな好敵手と出会いたいものだ』って絶賛してたし!!」

不二咲「大神さんがそんな風に言うなんて、本当に良い試合だったんだねえ」

左右田(…凄いのはそうだが…あれ見て「良いもの」だって言えるのは大神くらいじゃねのか…?)

大和田「でなんでほこたて?で通じるんだよ」

狛枝「ソニアさんとタイトルや編集について話しているところを朝日奈さんに聞かれてね」

朝日奈「できたら見せてーって言ってたんだ~♪」

左右田「朝日奈…楽しみにしてるとこ悪いがあれだぞ?そんなに綺麗な感じのやつじゃねえと思うぞ?」

朝日奈「大丈夫だよ~、赤音ちゃんVS弐大先輩とか赤音ちゃんVSさくらちゃんとか赤音ちゃんVSむくろちゃんとか見てるし」

左右田「終里節操ないにもほどがあるだろ!!」

狛枝「映像あるけど…そっちも見る?」

左右田「撮ってんのかよ!いいよ!これだけで!」

大和田「もういいからさっさと見ようぜ」

不二咲(大和田君が突っ込んだんじゃ…ハッ!この自由さが大和田君の強さの秘訣?)

狛枝「じゃあ再生するよ~」

タータータータータラララララララー♪タータータータータラララララララー♪

不二咲「なに…?この音」

タララタララタララタララタララララララララララ♪

大和田「あああれだあれ…PRIDEのBテーマ曲みたいなやつ」

レーディースエーンジェントゥーメーン

左右田「あ、聞いたことあるぞこの声!」

朝日奈「あれだよ!格闘技の紹介の時のあの声だよ!」

狛枝「あ、これは澪田さんだよ!」

ミオダーイブキノミーニ…

朝日奈「ほんとだ!唯吹ちゃん先輩だ!自己紹介してる!!」

大和田「すっげえ!あの声ってあの派手な先輩の声だったのか!!」

朝日奈「すげえ!唯吹ちゃん先輩がやってたんだ!!」

左右田「いやちげえだろ!!え?お前らマジで言ってるのか!!?」

不二咲(自己紹介ずっと続いてる…)

朝日奈「あ、赤音ちゃんだ!」

左右田「どう見てもこの辺の登場シーン後から撮った奴だよな」

狛枝「食事をおごったら快くね」ハハッ

大和田「ん?…斑井センパイの紹介ないぞ?」

狛枝「あー…彼には忙しいと断られてしまってね」

左右田「まあ受けるやつじゃな「うおおおおおおおおお!!?」

左右田「うっせえよ!?なんだよ!?」

大和田「だっだってよ!あれ見ろあれ」

左右田「ん、ああ見たわけかこれを、そうだよこれこそ俺が見せたかったもんなんだよ!」

不二咲「あ、あんなにほっそりしてたのに一瞬で大神さんくらいの体格になってるよ!!?」

狛枝「あれが『超高校級のボディーガード』斑井一式君の真骨頂だよ」

左右田「あんなもん、拳銃持ってても勝てそうにねーよ…あの体格あの戦闘民族も終里とスピードはほぼ互角だぜ?」

朝日奈「まままっまままmだらいいいせんっぱぱぱいあぱいのからだがが」アワワワワワワ

左右田「オメーはどんだけショック受けてるんだよ!!?」

狛枝「左右田君本当の感動を覚えると人はこうなるんだよ」

左右田「ならねーよ!!?」

朝日奈「まだららえあれああかねあけんtyytyyんjn」アワワワワワワ


見てる人いないよな?今日終りでいいよな!

のろのろ再開

終里とか大和田の位置がバレバレじゃないですか


-視聴終了-

朝日奈「はあ~、すごかったね!!私本当に感動しちゃったよ!!」ホクホク

左右田「突っ込まねーぞ…まあでもまさか三時間普通に見れちゃうとはな」

不二咲「う、ううう…」ポロポロ

左右田「え、不二咲泣いてんのか?」

不二咲「だ、だって、斑井さんが本当に、か、カッコうよくて、僕、僕…」ポロポロ


朝日奈「解る!解るよ!!不二咲ちゃん!!私も赤音ちゃんの最後の力を振り絞った連打をあえて避けることなく受け切った斑井先輩の熱い心意気!!」

朝日奈「もう腕も上がらず倒れ込むしかなかった赤音ちゃんを優しく支えて『暇な時は相手をしてやる、またかかってこい』とぶっきらぼうに言いはなった時の!!あの!!名場面が!!!」


左右田「テンション高すぎてちょっと怖えよ…」

大和田「斑井先輩…あんたがナンバーワンだ…!!」

左右田「お前もちょっと泣いてんじゃねーか…ナンバー4な」


朝日奈「はー…たくさん泣いて叫んでお腹空いちゃったし、食堂でドーナツ食べてこよっかな♪みんなも来る?」

左右田「あーそうだな、のども乾いたし丁度いいかお前らは?」

大和田「そうだな、茶シバきに行くかあ」

不二咲「あ、僕も行くよぉ」

狛枝「是非に…と言いたい所だけど、この後予定があってね、残念だけど僕は遠慮させてもらうよ」ハハッ


左右田「おーそうか、…結局3時間丸々付き合わせて悪かったな」

狛枝「そんなことないよ、楽しかったしね。じゃまたね」

不二咲「狛枝先輩素敵な物をありがとうございました」

大和田「オウ!ほ んとに良いもん見れたぜ」

朝日奈「またね~!」ブンブン


朝日奈「んじゃ!食堂へGO!」


-移動-寄宿舎食堂-


朝日奈「ラッキー!空いてるよ!ドーナッツ♪ドーナッツ♪」


不二咲「ここの食堂、大人気だしいっつも混んでるもんねえ…入ったことないんだぁ…」


左右田「へーそうなんか?まあ俺もそんなにくるわけじゃえけど、あそこの席でいいか」








大和田「で?五位は誰だ?」

左右田「早速だな!」

大和田「まあ斑井先輩の四位には納得してやるがよ、もうそろそろ俺が来てもいい頃だろ?な?」

左右田「露骨だなおい、最早隠す気もねーのか…」

大和田「うっせえ、で?俺か?俺なのか?」

左右田「…」


大和田「嫌そうな顔すんなよ!」

左右田「あー!めんどくせえ!五位は辺古山!そんでお前は六位だよ!」

大和田「ちょまてコラ!!なについでにみたいに名前出してやがんだ!!今までそういうのなかったろうが!!」

左右田「いいじゃねえか!すぐ下なんだし!てかもうホント面倒くさいんだよ…お前の一喜一憂が!」

不二咲「辺古山先輩かぁ…確かに強そうな人だもんねぇ…」

大和田「だから誰なんだよそいつは」

左右田「あれ?お前また知らねえの?九頭竜と結構仲良かっただろ?」

大和田「なんで九頭竜センパイが出てくんだよ?」

左右田「いやだから、九頭竜と辺古山と一緒に話してなかっただろお前?」


大和田「!…もしかしてペコセンパイことか…?」

左右田「そうだよ、辺古山ペコ、つーかお前ペコセンパイって呼んでるの?」

大和田「おう…九頭竜センパイがペコって呼んでるからその流れでな…てかまた女か…」


不二咲「で、でも大和田君はすごいよお!!だってこんなにたくさんすごい人達がいる中で6番目に凄いんだよ!?」

左右田「不二咲の言う通りだぜ?いいじゃねえかよ、六位だぜ?この希望ヶ峰で六番目にお前が強いと思われてるって十分スゲエことだろ」

大和田「おう…そうだな、人が決めた順位でいつまでもウジウジなんて俺らしくねえしな!ありがとよ不二咲」

不二咲「うん!大和田君はとっても強いよ!」

大和田「おう!」


左右田「…まあいいんだけどな!」


大和田「しかし、ペコセンパイが俺より上かあ…」

左右田「なんだよ、納得いかねーか?」

大和田「いや…あの人が強えんだろうなっつうのは解んだよ、実際竹刀持ったままなら大神とも互角にやり合えるような人だしな、でもステゴロでの話だとどうしてもなあ…」

不二咲「大和田君、ステゴロってなあに?」

大和田「ああ、喧嘩だよ喧嘩、素手の喧嘩つう意味だ、得物持たれたら勝ち目はねーかもしれねーが素手で負けるっつうのはなあ…」

左右田「まあ大和田の言う通り、その辺は実際揉めたぜ?超高校級とはいえ剣道家が素手でそんなに強いのかってな」

大和田「一応根拠があんだろ?」

左右田「お?」

大和田「…あんだよ?」

左右田「いや、意外に冷静っつうか、大和田って根拠なんて言葉知ってんだなって」

大和田「…」

左右田「黙るなよ!逆に怖えから!」

大和田「あんたが余計なこと言うからだろ…で、なんでなんだよ?」

左右田「んーまあ、最初は素手ならお前のが優位だろって流れになってたんだよ」


左右田「辺古山が剣道すげえってのは解るけど、まあ竹刀なり木刀なりあっての話だろって、なんならもっと全然下なんじゃねーかともおれ自身思ってたしさ」


左右田「でも、辺古山のこと良く知ってるって奴が言いだしたんだよ、なんつうか、あいつは才能の定義付けに『剣道家』って肩書が使われてい
るだけで本質は全くの別もんなんだってな」


不二咲「べつもの…?」


左右田「ああ…なんつーか、俺も聞いただけで理解できてるか微妙だから、説明がムズイんだけどよ」

左右田「辺古山にとって剣道家とかその辺は事は九頭竜の護衛とかそういう立ち位置がまずあって、その上であいつを守るだけの力とかを得るためのものって言うかな…」


大和田「…」


左右田「要はあいつ、九頭竜を守るための強さを得るために自分に一番向いてる『剣道家』になった。みてーな感じらしいんだわ」

左右田「それ聞いてるとよ、もちろん剣道自体がめちゃくちゃ強いってのものあるだろうけど、あいつの強さで一番解りやすくて目立つのが剣道だから『剣道家』ってだけで素手だろうが他の武器持たせようが、辺古山はすげえ強いんじゃねーかって事になってな…」

左右田「でもま、大神とか斑井とかみたいに実際素手で戦ってるとこを見たわけじゃねーしよ?他に格闘技やってるとかも解んねえから、五位くらいが妥当なんじゃねーか?っつうことになってこの順位よ」


大和田「…まあ、とりあえず納得はできたわ」

大和田「俺はペコセンパイの方とはそんなに仲良いわけじゃねえけど、あの人が…なんつうか普通に剣道やってる奴とはちげーってのはなんとなくわかるしな」

不二咲「な、なんか凄い人なんだねぇ、辺古山先輩…」


短いけど、眠いので寝ます、見ていてくれた人もしいたらありがとうでした。また明日とか明後日に

再開

左右田「で、弐大は例外だが、武闘派の中でもプロフェッショナルっぽいやつが出そろって、じゃあ次は誰かっつってお前六位な」


大和田「んだよ、その決め方、まあ…いいけどよ」

不二咲「…やっぱり六位はいや…?」

大和田「いや、んなこたねえって、確かに族の頭を張ってる身としては悔しくねーわけでもねえんだけどよ、理由聞けば一応納得もいったしな」

大和田「ここが化け物揃いの学校だっつうことは解ってるからよ、そんな中で六位ってのは、まあ俺も捨てたもんじゃねーと思うことにしたよ、俺のことをスゲエって言ってくれる奴もいてくれてることだしな!」

不二咲「!えへへ」パアア

左右田「イチャイチャしてんじゃねーよ、七位発表すんぞ!」

大和田「あ?ああもういいよ、俺出たし」

左右田「ハアァァァァ!!?ここまできてそりゃねーだろおい!!」

大和田「どうせ、次は終里だろ?」

左右田「こ、コイツ…なんて自分勝手さだ…つーかあんまりだろ!最後まで聞けよ!」

大和田「うっせえな…冗談だよ、興味が薄れたのはマジだけどな」

左右田「それ冗談じゃねえじゃねーか!!」

大和田「いいから、誰だ?終里か?終里だろ?」

不二咲「お、大和田君…」

左右田「クッ…そうだよ!終里だよ!チクショー!!」

大和田「いやしゃーねーだろ…」

不二咲「もう強そうな人あんまりいないもんねぇ…」

左右田「ふ、不二咲まで…!」






大和田「つうかこの辺で打ち止めだろ?もう武闘派なんていねーだろ」

左右田「一応トップ10まで…」

大和田「10?あと3人もいるか?」

左右田「いるんだよ、希望ヶ峰喧嘩ランキング舐めんな」

大和田「舐めてねーけどよ…」

左右田「良いから聞けよ!理由とか聞けよ!」

大和田「だから何でそんなに必死なんだよ…」

不二咲「え、えっとなんで終里さんなのぉ…?」

左右田「おう…」グスッ

不二咲(え、ちょ、ちょっと涙目!?)

大和田「悪かったって…言えよ、なんでだ?」

左右田「…まあ、運動神経は人間離れしてっけど馬鹿だし、キャラ的に武闘派っぽいだけであいつの才能はあくまで体操部だからな」

大和田「そういえばそうだったな」

左右田「てか、あいつ武闘派ばっか相手にしてるからってのもあるけど…実は勝ったとこ見た奴がいねーんだよな」

大和田「そうなんか?」

左右田「おう、大神とは勝負にならねーし、戦刃には一回徹底的にやられてから珍しくビビってるみてーだしな、斑井には善戦してた方だけどそれでもほとんどダメージは負わせられなかったみてーだったし」

大和田「終里が気絶したあと普通に歩いて帰ってたからな、萎んで」

左右田「そんで弐大にはしょっちゅうぼろ負けしてるだろ?だから辺古山とか大和田よりは弱いんじゃねーかってなって、七位だな」

大和田「なるほどなあ…」

左右田「それでも普通の奴じゃ相手になんねーんだろうけどさ」

大和田「まあ、それは七位にも納得できたけどよ、次って誰だ?ってか残り三人がさっぱりわかんね、俺の知らねーやつか?」

左右田「いや78期だよ、当ててみ?」

大和田「あ?あー…、不二咲はどう思うよ?」

不二咲「…」

大和田「不二咲?」

不二咲「えっ…な、なあに?」

大和田「八位が誰か、だってよ」

不二咲「え、う、ううん誰かなぁ…」

大和田「?」


左右田(…不二咲の視線の先に、床に正座した花村の前で仁王立ちしてる大神と朝日奈がいる…)

大和田「石丸か?」

左右田「…んあ?」

大和田「だから石丸かって?」

左右田「あ、ああいや違う…」

大和田「違うのかよ!?じゃあ桑田か?」

左右田「ちげーな~」


不二咲(!!料理人の先輩が大神さんたちに土下座してる!!?な、なんかもう見てられないよ!!)


大和田「ああ…?じゃあ葉隠か?苗木か?いや山田か?」

左右田「適当に出すなよ…」

大和田「いやだってわかんねえって…」

左右田「十神だよ、十神白夜」

大和田「あ!!ああ~十神か!」

左右田「いや、浮かぶだろ?少なくとも苗木とか山田の前に」

大和田「あ、あ~眼鏡って弱そうだろ?」

左右田「とんでもない偏見だなオイ、つか辺古山かけてんじゃねーか」

大和田「あ~、いや…なんでだろうな、なんかピンとこないっつうか」

左右田「なんだそりゃ?」

大和田「いや、わかんねえ…つか何で十神が八位だ?」

左右田「何でって…そりゃあんな文武両道を絵に描いたような奴が弱いわけねーだろ」

大和田「そうかあ?」

左右田「いや、そうだろ!?あいつそれぞれの専門分野を除いた全教科で満点叩きだしてんだぞ!?」

不二咲「うわあ…や、やっぱりすごいんだねぇ、十神君って」

大和田「ほえ~」

左右田「ほえ~って…、言っておくけどな、朝日奈とか大神とか戦刃が目立ちすぎるだけで、あいつ体育でも最高評価のはずだぞ?」

不二咲「左右田先輩詳しいねぇ」


左右田「いや、お前らクラスメイトだよな…?言っとく十神は希望ヶ峰じゃ1,2を争うくらいの超有名人だからな?」

大和田「マジか?全然知らなかったぜ…」

不二咲「へええ…そんなに有名だったんだねぇ…」

左右田「まあ…いいけどな理由はいろいろあるし、あいつは格闘技も習い事としてかじってるって話でガタイも細いなりに良いしな、武闘派連中除けば一番強いんじゃねーかってことで八位だな」

大和田「ほーん…」


左右田「ほんと、どうでも良さそうだな…ちなみにお前が名前出してた石丸は十位だな」

大和田「おお、やっぱ兄弟も入ってたか!でも、十位かぁー…」

左右田「…お前らが仲良いってほんと信じられないんだよな、十神と同じで文武両道っぽいんだけど喧嘩ってイメージがないからな、十位って事で落ち着いた」

大和田「確かに兄弟が人殴ったことがあるとは思えねえな…だからって弱いとも思わねーけどな!」

不二咲「うん、喧嘩とかは嫌いそうだけど石丸君はきっと強い人だよ!」

左右田「…十神との差がすげえな、お前ら」

大和田「ん?じゃあ九位って誰だ?いよいよ思いつかねーぞ?」

不二咲「だよねぇ…、77期78期でほかに石丸君より強そうな人なんていたかなあ…」

左右田「わかんねえか?お前らのクラスだぞ?」

不二咲「え、ほんとに?う~ん…ふ、腐川さん?」

大和田「ハァ!?不二咲ぃ…そりゃなくねーか?」

左右田「てか誰だ、腐川って?」

不二咲「え、えっとぉ…僕らのクラスメイトで超高校級の文学少女の人なんだけど…」


左右田「肩書き聞いた限りだととても強そうには思えねーけどな…マネージャとかもそうだけど」

大和田「実際強くなんかねーって、眼鏡かけたお下げの大人しそうな女だよ、十神のおっかけって言えば解るか?」

左右田「あ…ああ…あいつか…」

大和田「…もしかしてなんか言われたか」

左右田「いや…まあちょっとな…」

大和田「つうか、そもそもなんで腐川なんだよ?」


不二咲「う、うん、えっとね、ちょっと前の事なんだけど…」

不二咲「腐川さんってくしゃみするとちょっと変って言うか…いつもと違う雰囲気になっちゃうの知ってる?」

左右田「オレは良く知らんけど…」

大和田「あーそういや…んなことあったな、いつも根暗っぽいつうか僻みっぽい感じなのが、異様にテンション高くなるっつうか…話し方もおかしくなるよな」

不二咲「うん…、それで前にねぇ、校庭で多分その「雰囲気が変わった時の腐川さん」を見かけたことがあったんだけど」


不二咲「たまたま、彼女の視線の先に二階の教室の窓から顔を出した十神君がいたみたいで、その…信じられないと思うんだけど、腐川さん二階の窓めがけてジャンプしてそのまま教室に入っていったんだよね」

左右田「は…?」

大和田「…」

不二咲「ほ、本当なんだよぉ!?」

左右田「いやいやいやいや、ありえねーだろ、終里とか戦刃とかならまだ信じられるけどよ、あのお下げ頭でいつの時代だっつうくらい長がいスカート履いた女だぞ?さすがにねーよ…」

不二咲「う、うう…」

大和田「いや、左右田センパイ、不二咲はこんなつまんねえ嘘なんか吐く奴じゃねーぞ」

左右田「いやそれは俺も思うけどよ…」

大和田「つかな、この話多分マジだぞ」

左右田「はあ?」

大和田「いや、一回な…腐川が窓から侵入してきたことがあったんだよ」

左右田「…」

大和田「確かに異様にテンション高い感じでな、そん時は壁でも登ってきたのか、隣か上の教室のからでも入ってきたのかと思ってたけどよ」

左右田「お前ら…俺を担ごうとしてんのか…?」

大和田「俺はともかく不二咲がそういう嘘つきそうに見えるか?てか嘘だと思うなら苗木と石丸にも聞いてみろよ、その場にいたからよ」

左右田「…えええ…いや、こんな話聞いてどうすりゃいいんだ」

不二咲「ご、ごめんねぇ…僕が変な話したから…」

大和田「いや不二咲は悪くねえって、な?」

左右田「お、おう、あまりに信じ難かっただけで、嘘とか言って悪かったな!」

大和田「もうもったいぶらずに次を言えよ」

左右田「ええ~…でも、最後だしよぉ…」

大和田「考えてももう浮かばねえって、それとも全員の名前出してやろうか?」

左右田「わーったよつれねえな…」

不二咲「九位…誰だろぉ?」

左右田「まあ、俺らもここに気づいたのは終盤だったんだったからな、そりゃあクラスメイトとはいえども、なかなか思い至らない盲点というかな!」


大和田「いいから言え」

左右田「あ~、希望ヶ峰喧嘩ランキング第九位は…『超高校級の探偵』霧切響子だ!!」

大和田「お~あー!そういえばいたな、霧切が!女だし影が薄いしですっかり忘れてたぜ!」

左右田「いや、物静かな方だとは思うけど影薄くはねーだろ、まあ俺らも意外と浮かばなかったけどな。」

不二咲「ほんとだぁ…よく考えれば探偵さんだもんね…護身術とか身に付けているよねぇ」

左右田「そういうこった、それにな…『超高校級の探偵』が素行やら浮気やらの調査とか犬探しとかやってるわけがねえ!!ホームズとかコ〇ンばりに難事件や修羅場をくぐって来てるちげえねえんだ!!」


大和田「そりゃそうだな!」

不二咲(…なんだか偏見に満ちてる気がするけど、そうなのかなぁ…?)

左右田「とまあ、まとめるとだ」

希望ヶ峰喧嘩ランキング表(素手格闘)


一位・大神さくら

(超高校級の格闘家、人類最強に最も近いと言われる女性、期待抜かれた肉体と精神を持つ、その才能に偽りなく素手の戦いにおいては希望ヶ峰最強の存在と目される)

二位・戦刃むくろ

(超高校級の軍人、素手の格闘能力でも大神と渡り合えるであろう数少ない女性、いや生物。「なんでもあり」ならこちらも希望ヶ峰最強であろうことは疑いようがなく、またフル装備の彼女が果たしてどれだけ強いのか想像すらできない、ただし人格にやや不安有り)

三位・弐大猫丸

(超高校級のマネージャー、戦闘系の才能ではないにも拘わらず大神以上の巨体と凄まじいまでの膂力を持つ、また自らがマネージメントを務めた競技の選手と同じか、それ以上のトレーニングを自にも課すため様々なスポーツや格闘技の経験を持つと思われる)

四位・斑井一式

(超高校級のボディーガード、生徒会所属、一見細身だがかなりの長身で戦闘時には筋肉を膨張させるため大神並のサイズとなって戦う、才能の性質から攻めより守勢に長けると思われる)

五位・辺古山ペコ

(超高校級の剣道家、竹刀を持たせれば大神や戦刃とも張り合える実力を持つ、『剣道家』としては無論一流ではあるものの当人の立ち位置のせいか『護衛』あるいは『殺し屋』のような精神性を持ち、竹刀がなくとも彼女が強いという事、また戦闘においてためらいや躊躇を持たないであろうことは想像に難くない)

六位・大和田紋土

(超高校級の暴走族、日本最大最凶と称される暴走族のヘッド、武闘派よりの才能ではあるが厳密戦闘系なのかは微妙、しかし喧嘩の実力は折り紙付き、なお絶対に女性に暴力を振るわないという誓いを立てているらしい)

七位・終里赤音

(超高校級の体操部、人間離れした身体能力と好戦的な気質を持つため戦闘力は高い、通称戦闘民族。しかし才能が戦闘系ではない上、その勝率の低さから「希望ヶ峰武闘派では最弱」とも言われる。)

八位・十神白夜

(超高校級の御曹司、文武両道を絵に描いたような人物、身体能力も含め全てのステータスが高いが人格は超傲慢俺様気質、習い事などの一環で武術経験もありとの噂、なお78期生の方。)

九位・霧切響子

(超高校級の探偵、護身術の心得有、一部の生徒による熱狂的な後押しでランクイン)

十位・石丸清夏

(超高校級の風紀委員、十神白夜と同じくこちらも紛れもなく文武両道、しかし、その才能故に喧嘩の経験がないと思われる。また当人の性格的に乱暴な行為を許容出来るかも疑問であるため十位となった)

大和田「ってか、なんだこの紙!?」

左右田「書いてあんだろ?『希望ヶ峰喧嘩ランキング表』って」

大和田「…最初っからこれ見せろよ!」

左右田「いいじゃねえかよ、一気に発表したら面白くねえじゃん」

不二咲「あはは…」

大和田「あんたそんなだからモテねえんだよ…」

左右田「は、はああああ!?か、関係ねぇだろ!!何でそんな話になんだよ!!」

大和田「あ~…無駄な時間過ごした…」

左右田「言い過ぎだろ!!」

大和田「うるせえよ!!発表に4時間くらいかかってんだろうが!!」

大和田「大体こんなランキング、あんたらの妄想みてえなもんだろうが!!『想像に難くない』とか『疑いようがないとか』とか『~と思われる』とか多すぎだろ!!」

左右田「う、うっせ!うっせ!仕方ねーだろその辺は…実際闘わせるわけにもいかねーから断定もしづらいし…大目に見ろよ!!」

大和田「知らねえよ!!つうかなあ、実際やりゃあ、俺はもっと上の順位なんだよ!!」ピロロピロロピロロ

左右田「六位か、まだ六位が不満なのか!?どんだけ気にしてんだよ!!大体お前より上位は半分以上女子なんだぞ!?どうやって勝つんだよ!?」

大和田「う、うっせえなコラァ!!手を出さなくても勝つ方法なんていくらでもあんだよ!!」ピロロピロロピロロ

左右田「嘘付け!!」

大和田「嘘じゃね…あああ!クソ!!さっきからうっせえな、んだコラァ!!…あ?……ああ…どうも…はあ…ああ?」ピロロピロロピッ

左右田「…?」

大和田「いや、よくわかんねえけど…わかりました、見ときます…うっス…」

大和田「…」

左右田「あんだよ!?」

大和田「……見ろよ」スッ

不二咲「なあに?」

左右田「えーっと…希望ヶ峰格闘トーナメント開催…は!!?」

不二咲「え、ええと、えと…そ、それに伴う参加意思確認…?」

大和田「…」

不二咲「え、え…?」オロオロ

左右田「…」

左右田「え…出んの?」

大和田「…」


終里

短いですが、終わりです。SS書いたの初めてなので色々酷いクソみたいなSSですが、それでも読んでくださった方は本当に本当にありがとうございました。



初めてとは思わんかった。読みやすかったよ
面白かったからまたなんか書いてくり

4時間の内ほとんどが斑井vs終里の映像観戦なんですがそれは

盾子ちゃんと日向ランクインしなかったかー意外だ
あと田中も少なくとも終里よりは強そうなイメージあるな

桑田も野球部だから強いんじゃないかと思ったけどランク外だったかww

>>73 ありがとうございます。

>>74 抱いてください


>>75 一応1ではなく「左右田と日向などの数名が考えたランキング」のつもりで書いていましたので…

事件前あるいは事件が起きていない場合、妹様の本来のスペックを知っている人間がどれだけの人間に開示しているかわからないのと、万能に近いレベルの多彩とはいえ戦闘能力についての言及があまりに少ないため江ノ島ランクの候補自体に入れませんでした。

日向についてもガタイが比較的いいだけで文武共に優れた石丸や十神より強いと思える根拠が薄かったためランク外です。

素手の場合日向とほぼ同じ理由で田中はランク外です、ただ動物使いは割とチートじみた才能だと思います、絶望してた時は犬やカラスなどに人を襲わせていたとか妄想するとかなり怖い。

>>76 桑田は十位にするか最後まで悩みました、実際女性とはいえ包丁を持った相手をとっさの判断で迎撃できる運動能力なわけですし、ですが完全に素手での喧嘩となると、風紀委員という才能とはいえほぼ同じ体格の普段から鍛えに鍛えた超高校級相手に勝てるのか?と思うと微妙でこんなランキングになりました。

ワーストランキングンも作ろうぜ(ゲス顔)

石丸は学力で十神に勝ってるんだし、純粋な能力値なら多分十神を上回ってると思うが
本人の性格がとことん喧嘩向きじゃないんだよなー。絶望落ちしてブチギレたらかなりヤバそう

終里よりは十神の方が強いかもしれない。終里は突っ込むしか脳ないだろうし。でも全体的に妥当だと思う
逆に公式だと霧切さんは大和田より強いらしいが納得いかん。無理あるだろと

>>78 いいですね、喧嘩のワーストより学力とか人望とかの方が絶望的ですよね。

>>79 学力で十神より上ってマジですか!?完璧(笑)マジじゃないですか…、そして霧切さんってそんなに強いことになってるんですね、終里…

マジだよ。石丸は開成と灘をモデルにした全国トップの進学校出身で全国模試不動の一位だから十神より上

霧切さんのは本スレでかじった話だからもしかしたら違うかもだが
でもスタッフの誰かがそう言ったらしい

霧切さん強いネタはファンミ由来だと思うけど
北山さんの考えたランキングだからなぁ(大和田と終里の話は小高さんの発言)
しかも本人たちも言ってたけどあまり真面目に考えていけない部類
スタッフでも意見が別れるとかなんとか
ちなみに北山さんランキング2位には左右田with戦車がいる(さくらちゃんは戦車に勝てるらしく絶望姉妹はなんでもありだとチートなので除外されてた)
霧切さんは回避能力とキックで

あれだろ、霧切さんがキックすると男ならついつい見ちゃうから強いんだろ


石丸は勉強に関しては不器用さ突き抜けるぐらい努力してるからあれだけど、武道に関してはそこまでじゃなさそう

桑田は身体能力だけは終里以上のチートっぽいんだよなあ

>>81 十神とは同率一位とかではなく、石丸の方が上なんですね、見くびっていました…。確かに彼のようなタイプは元が徹底して真面目な分絶望堕ちしてその真面目さのベクトルが変わると本当に怖いです。

>>82,83 なるほど…、というかさくらちゃんが戦車にも勝てるというのが衝撃過ぎです…、左右田は機材や物資を与えたら恐ろしいことになる才能ですしね、でも乗り物酔いでなんとなく結果が…。

>>84 どこかの元軍人のようにスカート持ち上げられたらそこに釘づけになってそのまま横からの回し蹴りをモロに食らいそうです、蹴りが来ると解っていても見ますが



ところでこんなことをお聞きするのはお恥ずかしい上、大変申し訳がないのですが…HTML化依頼スレッドというのは今は出せない状態なのでしょうか…?
HTML化依頼スレッドで現行のものが見つからず、ssを書いたのもスレを立てたのも初めてでどうしたらいいのか…、このままこのスレを放置してしまっても良いのでしょうか?

<<86 お手数おかけして申し訳ありません、ありがとうございます。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom