男「リレーSS?」妹「うむうむ」 (30)

妹「このスレはなんとなくSSを書こうと思うけど」

妹「一人で完結させる自信もないので」

妹「乗っ取り、引き継ぎ、ご自由にどうぞという」

妹「フリーダムルールなリレーSSスレなのです」

男「おk」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1418069390

妹「あー、それにしてもコタツあったかーい」ボフッ

男「今年も急に冷え込んできたからな」

妹「やっぱり冬にはコタツだねー」

男「そしてミカンだな」ムキムキ

妹「あー、わたしにもちょーだーい」

男「ほれ」

妹「あーん」パクッ

妹「うまうま」

妹「おにーちゃんはミカン剥きの名人だねー」

男「微妙に不名誉な名人だな……」

男「それと、そのおにーちゃんってのはやめろ」

妹「えーなんでー」

男「俺はお前の兄貴じゃないからだ」

妹「いーじゃーん」

妹「妹キャラにはおにーちゃんって呼ばせとかないと損だよー?」

男「何がだよ……」

妹「ところでお兄ちゃん私のおまんこ見たい?」

男「見たい」

妹「じゃあ見せてあげる」

男「やばい勃起してきた」

男「だいたい、お前の兄貴はちゃんといるだろ。四つ上の」

妹「彼女つくって東京に行っちゃうような人はおにーちゃんではありませーん」プイッ

男「そんなことはしらん」

男「だからって俺に兄貴の代役を押しつけるな、このブラコン」

妹「ちがうし!折角だから鈍感な男に妹キャラでアプローチしてみようと思っただけだし!」

男「なんだそれ……逆ツンデレ?」

妹「素直なんとかって言うらしいのだ」

男「へー」

妹「フラグは立てる物ではない、建てる物なのだ!」

男「ほー」

妹「というわけでつき合ってください」

男「フラグも何もあったもんじゃねぇ……」

妹「だめ?」

男「いやまぁ、べつにいいけど」

妹「なんと」

妹「マジでか」

男「マジでだ」

妹「まぁいいや、ミカン食べよ」ムキムキ

男「お前な……」

?(…何故だ)

?(何故ミカンばかり…!)

?(俺だって…)

?(…俺だって、今が旬だと言うのに!!)

妹「あ、リンゴもあるよ」

男「剥くのめんどい」

リンゴ「…ぐはぁっ!」

妹「今このリンゴしゃべんなかった?」

男「気のせいだろ」モグモグ

妹「いやー、でもアレだねー」

妹「冷えこんだ冬の中、せまい炬燵に二人で身を寄せ合ってると……」

男「寄せ合ってると?」

妹「むらむらするね?」

男「せんわ」

妹「えー、なんでだよー、しろよー」グイグイ

男「あっこら、足で人様の大事な部分を狙うな」

妹「ほれほれ~」グリグリ

男「くっ、足でガード!」

妹「あまいっ!」ニュルリ

男「タコ足のように滑らかな動きでかわされたっ!?」

妹「えいっ、どうだっ!むらむらしろーっ!」グリグリグリ

男「このっ……いい加減に……っ!」グイッ

妹「ひゃんっ!」ビクッ

男「あっ」

男「……す、すまん」

妹「…………」

妹「…………」

妹「……えっち」

男「いやその、えっと、ごめん」

妹「へんたい」

男「悪かった」

幼なじみ「相変わらず仲良しなのね、男君たち」

男&妹「「誰がコイツなんかと!!」」

幼なじみ「ほらぁ、やっぱり仲良しじゃない。私も男君とふざけあいたいよぉ」

男「そう言ってこの間買い物付き合ったら、帰りに妹に見つかって半殺しにされたんだぞ…」

妹「あんなラブラブ、私は絶対許さないよ!」

妹「……んで、今のは?」

男「は?」

妹「むらむらした?」

男「人が下手に出たらこの野郎……」

妹「とかいって、後でその感触をおかずにおなにーするんでしょう!」

男「せんわ!」

妹「ほんとに?」

男「え、いや、うん、しないしない」

書いてる最中に人が来ると食い違う、ちぃ覚えた
しばらく空けるんで続きが投下されてたらそっちに続けます

幼なじみ「男君、妹ちゃん、二人の世界に入るのはいいんだけど私もいるのよ?」

男&妹「うわぁぁぁ!!!」

男&妹「イ、イヤァーコタツアツイナァー。スコシコンビニイッテクル!!!」

幼なじみ「あっ、コンビニいくならアイス買ってきて!後でお金渡すよぉ!」

男&妹「ワカッタ、イッテクルゼ!」

幼なじみ「……(私だって……男君のこと…)」


幼なじみ「はぁ…最近男君が冷たいなぁ」

幼なじみ「昔はよく公園とかで一緒に走り回ってたっけ」

幼なじみ「そして帰り際にコンビニ寄ってあのアイスを2人で分けたんだよね……」

幼なじみ「おぼえているかなぁ…」ヌクヌク

コンビニ

妹「ねぇねぇ、エロ本買おうよ」

男「買わねーよ」

妹「ねぇねぇ、コンドーム買おうよ」

男「買わねーよ」

妹「じゃあ何買いに来たのよ!!!!」

男「アイスだよ!!!!」

妹「そうでしたそうでした」

男「あっ……」

妹「どうしたの?」

男「……何でもない」

男(このアイス…幼なじみと分けて食べたりしたっけ……)

男(アイツ…覚えてるかなぁ……)

幼なじみ「中学校の頃に妹ちゃんの一家が引っ越してきてからは」

幼なじみ「三人で遊ぶことが多くなって、二人っきりなんて滅多になくなって……」

幼なじみ「むしろ男君は妹ちゃんといた方が楽しそうな気も……」

幼なじみ「……はぁ、やめやめ。暗くなってもしょうがないし」パクッ

幼なじみ「……ミカンおいし」

男「ただいま」

妹「ただいまぁ」

幼なじみ「あっ、お帰りなさ~い」

男「ほら、約束のアイスだ」

幼なじみ「このアイス……」

男「分けて食べようぜ…昔みたいに」

妹「ふんっ!!」ドスッ

男「ぐはぁ!!」ガクッ

妹「幼ちゃん、私と分けて食べよう(目の前でラブラブなんて許さん!)」

幼なじみ「う…うん(これは強敵だなぁ……)」

妹「んー、冬にコタツで食べるアイスは最高の贅沢だね!」シャリシャリ

男「なぁ、俺のアイスは?」

妹「わたしのあげる」

男「……あぁそう」

幼なじみ(むぅ……なんとか男君とアイスを分けあうには……)シャリシャリ

幼なじみ(あ、そうだ!)

幼なじみ「男君男君!」

男「ん?何だ?」

幼なじみ「わたし、妹ちゃんの買ってきたアイス食べてみたかったんだよね!」

幼なじみ「だから、半分わけてくれない?」

幼なじみ「ねっ?わたしのも半分あげるから!」

妹「なっ!」

男「……え、でもそれって間接」

幼なじみ「はいどうぞっ!あ、スプーンも借りるねっ?」ヒュバッ

妹(は、速いっ!)

幼なじみ「んーおいしっ!ありがと、俺君!」シャクシャク

男「えーっと……いやまぁ、いいけど……」

妹「ぐぬぬ……」シャリシャリ

男「……そういえば、幼なじみは覚えてるか?」

幼なじみ「えっ?」

男「昔こうやって二人でアイス買って、半分ずつ分け合ったりしたよな」

男「妹が越してくる前だから、もう随分前だけど……」

幼なじみ(男君、覚えててくれたんだ……!)ジーン

幼なじみ「うっうん!私も、それ思い出してたんだっ!」

ワイワイ キャッキャッ

妹「むむむぅ……」

妹「わ、わたしも!わたしも、おにーちゃんと、じゃなくて二人とアイス半分こしたい!」

男「えっ?」

幼なじみ「えっ?」

男「……アイス、味同じだぞ?」

妹「じゃあミカンでもいい!」

幼なじみ(なりふり構わないなぁ……)

男「……ま、まぁいいけど」

妹「~♪」モグモグ

男「何故俺たちは一つのミカンを分け合ってるんだ?」モグモグ

幼なじみ「さ、さぁ?」モグモグ

男「……ミカンうまい」

男(ミカン。この果実は実に甘美なものでいくつになっても飽きる所を知らない。目の前にいる妹にも散々説明した事があるがミカン一つ食えば一日に取るべきビタミンが充分補充されるという正に神によって作られたと言っても過言ではない代物なのだ)

男(そして私がこうして3人仲良くコタツの中に潜り込めるのもこのミカンのお陰である。そう、それは丁度今の様な季節で、中学の時であった……)

…………
……





男「はっはっは……!」

男(その頃の私は向こう顧(かえり)みずな性格で先生方や親を散々ヒヤヒヤさせたものだ。まだ私は隣に誰かが引っ越してきたとしか聞かされていなかったが、記念すべき幼馴染との出会いもそうした行動の先にあったものだった)

ガンッ

幼馴染「痛たた……」

おい引っ越して来すぎだろ幼馴染要素はどこいった

幼なじみ「何か飛んで来た…木の枝?」

男「ハッハッハッ、お前が隣に引っ越して来たヤツだな?」

男「この辺は俺の縄張りだ、平和に暮らしたければ俺に従え」

幼なじみ「……ぷっ」

男「なに笑ってんだ?」

幼なじみ「相変わらずだね男君」

男「は?」

幼なじみ「私だよ…分からない?」

男「……まさか……幼か?」

幼なじみ「3年ぶりだね?」

男「お前…どうして……」

幼なじみ「お父さんの出張が終わったからこの街に帰って来たんだよ」

男「そうか……帰って来たのか……」

幼なじみ「……嬉しい?」

男「は…はぁ?ううう…嬉しくねーし……」

幼なじみ「私は嬉しいよ?」

男「えっ……」

幼なじみ「私は嬉しい…また男君に会えて……凄く嬉しい……」

男「バ…バーカ……何言ってんだよ」

幼なじみ「うふふっ、また仲良くしてね?」

男「…………おう」

――

幼なじみ「男君、一緒に学校行こうよ」

男「なんで?」

幼なじみ「私転校したばっかりじゃない?まだ道が分からないの」

男「……仕方ねーな、離れ歩けよ?」

幼なじみ「もしかして照れてるの?」

男「うるせーバカ」

幼なじみ(むふふっ…可愛いなぁ……)

学校

男友「なぁ、あの転校生がお前の幼なじみって本当か?」

男「まぁな」

男友「やっぱりさ、将来は結婚しようとか約束してんの?」

男「してねーよ」

男友「なんだよ…夢がねーな」

男「幼なじみって言っても10才くらいまでだったからな」

男友「10才?」

男「3年前に引っ越したんだよ、そんでまた帰って来たの」

男友「だったら尚更じゃん、引っ越しの日に結婚の誓いを……」

男「だからしてねーよ!!」

男友「冗談だよ、そんなに怒るなって」

男「……」

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