提督「パチモノの混じった鎮守府」 (837)

??「はぁ……もう疲れたでち。あの糞司令、鬼でち」

??「来る日も来る日もオリョクルオリョクル。飽きたらバシクルバシクル」

??「こんなんじゃゴーヤ、生きる意味を見失っちゃうよ」

??「いい加減なんとかして一日でいいからお休みもらわないと……ううん。あの腐れ外道がお願いしたからって休暇なんかくれるわけない」

??「この前1月ぶりのお休みをお願いした時のこと、忘れないでち」

??「もう体力の限界でちって泣きついたらすげえいい笑顔でレッドブル一本渡されたあの日のことは……」

??「ってか、なんでゴーヤだけ休み貰えないんでちか?他のみんなはちゃんとローテ貰って休んでるのに」

??「はっちゃん達が私にも休みくれるように申請してくれても、あの悪魔、ハチは優しいなぁって頭撫でるだけで取り付く島もねーっていう」

??「……なんだかだんだんむかついてきたでち」

??「もうこうなったら最終手段を取るしかないようでちね」

??「バレた後のことなんか知るかでち。今度の出撃にはゴーヤの替え玉を出撃させる……」

??「そんで提督はゴーヤの重要性をしっかり再認識して悔い改めるが良いでち!」

??「でーちっちっち!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1418056445

3日後

提督「で、そろそろ参考までにお聞かせ願いたんだが」カリカリカリ

伊58「…」カリカリカリ

提督「今どんな気分だ?衝動で立てた計画が口から出て2秒後にバレた気分ってやつと」カリカリカリ

伊58「…」カリカリカリ

提督「ついでに罰として72時間連続耐久秘書艦させられている気持ちってやつは」カリカリカリ

伊58「……悪かったと思ってるんでせめて夜はお部屋に返して寝かせてくだち」

提督「駄目だな。まだ反省が足りん。それに良かったじゃないか。念願のクルージング免除だぞ?ほれもっと喜べよ」

伊58「この生粋のサディストめ……」ヨレヨレ

提督「はっはっは。そんなに生き急がなくてもまだまだ仕事はたっぷりあるぞー」

伊58「もう体力の限界でち。もうこの際ゴーヤの部屋でなくていいからせめてこの部屋で仮眠させて……」

提督「おーっと!ゴーヤ、そろそろ時報任務だぞー寝てる暇なんかないぞーはっはっは!」

伊58「フタフタマルマル。ゴーヤ寝ますぅ……」

提督「寝かせるか!!」ゲシッ

伊58「ふぎゅっ!」

提督「まだ夜の0時じゃねえか!舐めてんのか!?今時分小学生だってもっと夜更かしだぜ?」

伊58「んなこと言っても小学生は72時間不眠不休で書類仕事なんかしねーでち……」

提督「俺らはするんだよ。ほら、ペンが止まってるぞ?さっさと仕事再開しろ」

伊58「ううう……このワーカーホリック、誰も秘書艦やりたがらねえとは聞いてたけどまさかこんな理由があったなんて……」

提督「なんだ人聞きの悪い。不知火とかの一部の駆逐艦はやりたいって言ってきてくれてるんだぞ」

伊58「ならそいつらにさせろでち!いやせめて分担させるでち!」

提督「あいつらに仕事させてたらいつ労働基準法や児童福祉法に引っかかって憲兵さんにしょっぴかれるかわかんねーんだよ!」

伊58「ならゴーヤにだって労働基準法適応しろでちー!もう週何時間労働してるかだいぶ前からわかんなくなってきてるでちー!」ジタバタ

提督「うるせえ!お前はなんていうか……法律の例外だ!!」

伊58「ブラック経営者でもそこまで言わないでちよ!?」

提督「ああ言えばこう言いやがって……それよりそろそろイク達がオリョクルから帰ってくる時間だぞ」

伊58「あ……」

提督「ったく。俺への抗議だけならともかく、仲間の連中にまで迷惑かけやがって。あいつら5人でオリョクルしてんだぞ?」

伊58「うう……なんだかいまいち納得出来ないけど確かにイク達には迷惑かけたでち……」

提督「……まあ、俺もお前らのことは酷使し過ぎたって少し反省したからよ。この報告が終わったら休暇くれてやるよ。みんなでしばらく羽伸ばせ」

伊58「て、てーとく……」プルプル

提督「ふっ。そんなに感動するなよ。手が震えてるぞ?」

伊58「そんな優しいこと言えるなんて……あんた本当に提督でちか?」

提督「殴るぞ。ぐーで」

コンコン

「提督ー。ただいまなのー。オリョクル終わったから報告に来たのー」

提督「おっ。帰ってきたか?」

伊58「イク!お帰りでち!」

提督「入っていいぞ」

伊19「失礼しますなの」ガチャッ

伊8「帰りました。提督」

伊168「ふー、寒かったー」

まるゆ「ただいま帰りました!隊長さん!」

伊19「まったく。今回は大変だったのね!」

提督「ああ。任務ご苦労だった」

伊58「みんな、ごめんね?ゴーヤのわがままのせいで負担かけちゃって」

提督「それじゃあパッパと報告して貰おうか。それが終わったら休んでいいぞ。ゴーヤもな」

伊58「やったぁ!」

伊19「それじゃあ報告するのね。今回の成果は燃料の収支がこのくらいで、弾薬はこうで、敵との交戦結果はこうで……」

提督「ふむふむ」カリカリ

伊19「で、被害状況は旗艦のイクが赤疲労小破、はっちゃんが赤疲労小破、イムヤ赤疲労中破にまるゆ赤疲労中破」

伊19「しおいは赤疲労な上に大破で意識朦朧としてたからお風呂に突っ込んできたのね」

提督「なるほど。ご苦労だった。だが毎回言っているが赤疲労のことは報告しなくていいんだぞ?基本全員赤いんだし」

伊58「やっぱガチでアカンでち。この鎮守府」

伊19「でも今回ゴーヤは赤くなってないよ?ゴーヤは無傷でキラキラ状態維持。以上報告終わりなのね」

伊58「うぐっ」グサッ

提督「ほら、言われてるぞ?ゴーヤ。出撃してないお前のことまで報告してくれるとか仲間甲斐があるなぁ。これどう聞いても皮肉だけど」

伊58「ご、ごめんでちイク。みんな……この埋め合わせは絶対するから」

伊19「へ?なに言ってるの?提督。ゴーヤはイク達と一緒に出撃したのよ?」

提督「あ?」

豊胸装置の人か?

伊58「イク?何言ってるでちか?」

伊168「そうだよ提督。いっつもゴーヤに意地悪言うのは知ってるけど、そういう仲間はずれはよくないなー」

提督「イムヤまで」

伊8「今回はゴーヤ凄かったもんね」

まるゆ「本当ですよ!ゴーヤさんが居なかったらきっと私、今回途中でめげて大破しちゃってましたもん!」

伊19「ゴーヤの活躍、提督にも見せたかったのね!」

提督「なんだお前ら?サボりのゴーヤのこと庇ってんのか?」

伊58「み、みんな、気持ちは嬉しいけど……」

提督「一応言っておくがコイツ、速攻俺に見つかってずっと秘書艦させられてたから出撃してないのはバレバレだぞ」

伊19「ま~たそうやって意地悪するのね。提督、いくらゴーヤのこと可愛いからって、やり過ぎると嫌われちゃうのね」

伊58「かわっ!?」

提督「……いや、違う。そうじゃなく」

まるゆ「隊長さん、ゴーヤさんいじめもあんまり酷いと憲兵さんに言いつけますよ?」ジトッ

提督「悪かった!すみませんでしたそれだけは!!」

伊58(こいつほんと憲兵に弱いでちね……次から休み取る時はこっちのネタで揺さぶってみるでち)

>>6
そうだよ

提督「……でもな?お前たち。今回は本当にゴーヤはオリョクル出てないだろ」

まるゆ「憲兵さん」

提督「あ、だから処分するとかそういうつもりはないから!むしろ今回は俺が悪かったから潜水艦まとめて休暇取らせるって話してたばっかだから!」

伊58(まるゆ強いでち)

伊8「でも」

提督「いやな?お前たちの仲間思いなのはよーくわかった。でも、純然たる事実としてな?」

提督「本当は5人で出てるのに6人で出ましたとかいうのはそういうのは、今の時代、ほんと、まずいんだよ。上への報告書の改ざんとかそういうんでさ」

提督「お前たちも痛くもない腹探られるのは嫌だろ?そういうことだよ。それに俺が資材の横領したとか、ブラック労働強制してるとか根も葉もない噂流れても嫌だし……」

伊58「うん。最後のは根も葉も立派なのがあるよね?」

提督「とにかく、今回の件はゴーヤも反省してるし、俺も悪かったってことで手打ちにしようぜ」

提督「それでみんなには1週間位バカンス取って貰って、それからまた頑張ってくれれば俺も嬉しいから……」

伊168「もー!どうしてそうやって頑なにゴーヤのこと認めないかなぁ!」

伊8「提督。はっちゃんちょっと見損なった」

まるゆ「隊長さんって……」

提督「なんなんだよ!?どうすりゃいいんだ俺は!?」

伊58「……みんな。ゴーヤのこと責めないで逆に庇ってくれるのは嬉しいけど、もういいんでちよ?」

伊58「ゴーヤはみんなのその気持ちだけで本当に、十分嬉しかったから……だから、そのへんで、ね?」

伊19「提督がどうしてもゴーヤのこと認めないって言うならこっちにだって考えがあるのね!」

伊168「そうだよゴーヤ!さっきから黙ってるゴーヤにだって非はあるんだよ!?ビシッと言ってやんなよ!」

伊58「は!?」

まるゆ「そうですよゴーヤさん!今回のMVPは間違いなくゴーヤさんなんですから!」

伊8「ゴーヤ。謙遜することはないよ。今日自分がどれだけ頑張って戦果を上げたか、提督に報告してあげて」

提督「おいおいなんだか雲行きが怪しくなってきたぞ?」ヒソヒソ

伊58「ゴーヤも今そんな風に思い始めてきたところでち」ヒソヒソ

提督「お前、本当に出撃してないよな?」ヒソヒソ

伊58「当たり前でち。ゴーヤはこの3日間ずっと提督とこの部屋に居たでしょ?」ヒソヒソ

提督「だよなぁ……お前分裂とかできないよな?」ヒソヒソ

伊58「提督はゴーヤをなんだと思ってるでちか……」ヒソヒソ

伊19「何を小声でヒソヒソ喋ってるの!?ちゃんとこっち向いてゴーヤに向き合うの!」

伊168「ほら、ゴーヤ!恥ずかしがってないで主張しないと!」

提督(……仕方ない。あいつらがどういうつもりなのかわからんが、あいつらと本当に伊58?と一緒にオリョクルしてたと考えているのは事実なようだ)

提督(どういうことなのかこれ以上考えてもわからんし仕方ない。あいつらの言うゴーヤとやらに会って事態の真相を確かめよう)

提督「……わかった。お前たちがそこまで言うならそのゴーヤと会わせてくれ」

伊19「当たり前なのね!ゴーヤー!さっきから隠れてないで出てくるのねー!」

伊58「……あ。わかった。もしかして、みんな実はやっぱりゴーヤのこと怒ってる?」

提督「あ。それかも」

伊19「そんなことないのね。えーっと……あれ?最後にゴーヤ持ってたの誰だっけなの?」キョロキョロ

提督(ん?)

伊8「イクじゃなかったっけ?」

伊168「まるゆじゃない?」

まるゆ「わ、私は最後はっちゃんさんに渡したと思いましたけど……」

伊19「だそうなの。はっちゃん」

伊8「その後イクに渡したでしょ。もしかしてまだ入れてるんじゃないの?」

伊19「あっ、そうだったのね」

伊58(……んん?)

伊19「……ちょっと提督、あっち向いてて欲しいのね」

提督「あ?お、おう」クルッ

伊58「…」クルッ

提督「なんでお前もこっち向いてんだよ」

伊58「いや、なんとなく……」

伊19「んっ……」モゾモゾ

提督「…」

伊19「んあっ……!……はぁはぁ……あんっ」グチュッ

伊58「…」

伊8「頑張れイク!」

伊168「もうちょっとだよ!」

伊19「あ……ふぅっ!」グチョグチョ

まるゆ「うわぁ……やっぱり水気がないときつそう……」

提督(なんなのこの後ろのあれな音は。ぼくのうしろでいったいなにがおこっているの……)

伊58(っていうか偽物の私どこに隠れてたって言うんでちか……)

伊19「はぁ……はぁ……も、もういいのね。こっち向いてゴーヤに向き合うのね」

提督「お、おう」クルッ

伊58「…」クルッ

伊19「どうなの?ちゃんとゴーヤは私達と一緒に戦ってたのね……」スッ

伊168「これを見てもまだゴーヤは私達と一緒にいなかったなんて言えるの!?」

伊8「そーだそーだ」

まるゆ「どうなんですか隊長さん!」

苦瓜「」テラテラ

提督「ゴーヤじゃねえか!!!!」

伊58「なんかテラテラしてるでちよ!!!?」

伊19「…?だからゴーヤなのね」

提督「違うそうじゃない!」

伊19「凄かったのね……太くてゴツゴツしてて……口に含むと生臭さと苦いのが口いっぱいに広がっておえってなるの」ウットリ…

伊168「今の時期のオリョクルはどうしても寒いからね……みんなで順番に使って、そのおかげで随分あったまって助かったんだよ」ホゥ…

伊8「しおいは初めてだったのにくせになっちゃったみたいで乱暴にやりすぎてね……まさか入渠することになるとは」ハフ…

まるゆ「守っては味方の身体を温めて、攻めては敵深海棲艦相手に無理やり挿入して乱暴にかき回して一撃必殺の威力です」

伊19「いひひっ!レ級すら一撃大破だったんだよ?タ級にはあんまり効かなかったけど……」

提督「そいつらオリョールにいたの!?なんで!?」

伊58「もうなにがなんだか」

伊19「で?提督。謝罪はまだなの?」

提督「ぐっ!なんだか色んな意味でごめんなさいしたくなってきたのは確かだが……」

伊58「ああ……提督。よく見るでち。これがワーカーホリックの末路でち。休暇取らせるのが少しだけ遅かったんでちね……」

提督「ゴーヤてめえ!まるで他人事のように!」

伊58「みんなマジでごめんでち……」

伊19「ところで提督。さっき休暇くれるとか言ってたけど、本当なの?」

伊8「約3ヶ月ぶりの休日……」

伊168「どうせまた冗談なんでしょ?大丈夫大丈夫。どうせそんなオチだってのはわかってるから」

まるゆ「もしくは休日出勤ですよね?大丈夫です。わかってますから。でもちゃんと記録は取ってあるんで退職する前に絶対憲兵さんに提出しますから」

提督「お前たち、今まで本当に苦労をかけたな……」ホロリ

伊19「で、次のオリョクルは何分後なの?大丈夫なの提督。イク達ゴーヤがいればまだまだ頑張れそうなの」

伊168「そろそろしおいも入渠から帰ってくる頃だしね」

伊8「それともバシクル?」

提督「いいんだ。いいんだお前たち。休め……もう休め……!!」ポロポロ

伊58「遅いんでち。提督……心という器は、一度罅が入ればもう二度とは……二度とは……!!」ポロポロ

提督「それでも贖罪はしなくてはならない。お前たち、バカンス取ってこい。一ヶ月ほど」

伊19「えっ!?」

提督「貯まった有給全部使ってさ……みんなで遊びにでも行ってこいよ。それでも足りなかったら休職したって良い」

提督「俺もできるだけ職場復帰し易いよう職場環境整えるから……!」

伊168「なんだかよくわかんないけど、そんなにお休み貰えるの!?」

伊19「なんだかよくわからないけど物凄いラッキーなのね!」

伊8「なんだかよくわかんないけどね」

まるゆ「うわぁ!嬉しいな!しおいさんにも伝えないと!」

伊19「みんなで旅行にでも行くのね!ね?ゴーヤ!」チュッ

伊19「ん……ちゅぷ……ゴーヤぁ……相変わらずすっごく苦くて生臭いのね……ちゅばっ……」

伊168「あーずるいよイク!ゴーヤのこと独り占めするなんて!私もゴーヤ舐める!ん……ちゅ……じゅるるるっ」

伊8「ふたりともがっつき過ぎだよ。こういうのは部屋に帰ってから。ね?」

まるゆ「私は皆さんが満足してからでいいです。その代わり後で木曾さんと一緒に使ってもいいですか?」

提督「あ、駄目だ。すっごいエロい光景なのにすっごい辛くて見てられない」

伊58「みんな……」

伊19「ふふ……みんなゴーヤのこと大好きなのね。分かった。それじゃあお部屋に帰ってお休みの予定話し合おうなのね」

伊168「楽しみだなぁ……」

伊8「旅行もいいけど、これからは寒くなるし、みんなで丸一月お部屋の中に引きこもるのもいいんじゃないかなぁ……」

まるゆ「うわわ!それはなんだか凄いことになりそうですぅ!」

提督「…」

伊58「…」

伊19「それじゃあ失礼しますなのねー」ペコリ

提督「あ、ああ……お、お疲れ様」

伊58「…」

パタン

提督「…」

伊58「…」

提督「…」

伊58「…」

提督「……お前は帰んないの?」

伊58「なにそれ怖い」

提督「……だよなぁ」

伊58「提督。どうしよう……伊58これからどうすればいいでちか?」

提督「それは俺が聞きたい」

伊58「…」

提督「……とりあえずは」

伊58「とりあえずは?」

提督「今後第二第三のあいつらを出さないために、職場の労働環境改善を行わなくては」

伊58「実に的確な判断だと思うけど微妙に現実逃避入ってるよね」

提督「言うな」

伊58「……手伝うでち」

提督「……休まなくていいのか?」

伊58「なんか、ゴーヤがサボったせいでみんながああなったような気がして気が休まんないし……」

提督「……おめでとう。お前はたった今ワーカーホリックの第一歩を踏み出したぞ」

伊58「皮肉にもなんねぇでち」

提督「…」

伊58「…」



提督(だが俺は……俺とゴーヤはこの先、思い知ることになる)

提督(この鎮守府の労働環境がいかに劣悪なものだったのかということを)

提督(潜水艦達がいかに真面目で素直で努力家な子達だったかということを)

提督(……そして)

提督(この鎮守府の労働環境に耐えられなかった艦娘達が、俺が気づかない間に既に何人も夜逃げ同然に出奔していたという衝撃の事実)

提督(誰にも気付かれること無く静かに、そしてさり気なく彼女らと入れ替わっていた恐るべき『彼ら』の存在)

提督(そう)

提督(いつの間にかパチモノの混じった鎮守府の恐怖を!!)

今日は終わり

伊58「さて、それじゃあ提督。まずこれから具体的には何をすればいいんでちか?」

提督「ああ。まずは聴きこみ調査だ」

伊58「聴きこみ調査?」

提督「ああ。考えてもみろ。職場環境の改善にはその場で働いている人間の率直な意見が不可欠だろ?」

伊58「まあそりゃそうでち」

提督「なので、手っ取り早く艦娘達に今の環境に不満がないかを聞いてまわろうと思う」

伊58「うん。確かに地道だけどそれしかなさそうだよね。でも、それをするには結構問題があると思うよ?」

提督「ああ。上司の俺が直接聞いて回っても、おそらく恐縮してありのままの不満を伝えられない子も出てくるだろうな。わかってるさ」

伊58「わかってるならいいや。じゃあどうするつもり?」

提督「こういうのに最適な助っ人がいるじゃないか。聞き上手で、物怖じしない、しかもこういうのが大好きな艦娘」

伊58「助っ人?えーっと……」

提督「決まってるだろう。わからないか?」

伊58「聞き上手で、物怖じしなくて、しかもこういうのが大好きな……あっ!」

提督「そうだ。気付いたようだな」

伊58「……青葉かぁ」

青葉型相部屋前

伊58「来たでち」

提督「ああ」

伊58「今はもう深夜2時だし……多分寝てるよね?」

提督「多分な。だがまあ、これも仕事だ。我慢してもらおう」コンコン

伊58(多分こうやって相手の都合とか時間とかまるっきり無視して仕事ぶっこむからみんな嫌がるんでち)

提督「青葉ー。起きてるかー。至急ちょっと頼みたいことがあるんだがー」

青葉「はいはーい!なんでしょう!」ガチャッ

提督「おっ、起きてたか」

青葉「あっ、提督!こんばんわです。ゴーヤちゃんも」

伊58「青葉、元気でちねー」

青葉「えへへ、青葉新聞の記事作成中だったもんで。テンション上がっちゃって」

伊58「ああ、それで……」

青葉「それで、本日はどういったご用件で?あ、衣笠は寝てますのですみません、ちょっとお静かに」

提督「……お前が一番うるさい気がするんだがまあいい。実は折り入って青葉に協力を仰ぎたいことがあってだな……」

数分後

提督「ってわけなんだが」

青葉「受けましょう!」

伊58「即答!?」

提督「そうか、すまんな……」

青葉「いえいえ!こんなに面白そうなこと、青葉が関わらずして誰がやりますか!」

提督「……一応真面目な案件なんだが」

青葉「わかってますって。仕事はちゃんと真面目にこなします」

青葉「青葉が嬉しいのは、やっとやりがいのある仕事を任せてもらえたってことなんです!」

提督「そ、そうか。まあ青葉は取材とか大好きだからなぁ」

青葉「ええ、それはもう!これで出撃がない日にもとりあえず遊ばせておくのが勿体無いからっていう理由で自室待機それも待機中は
    働いている艦娘に示しがつかないからって理由で趣味作業も禁止なんていう社内ニートみたいな居心地の悪い状態からついに!ようやく!
    2ヶ月ぶりに解放されるんです!こんなに喜ばしいことはありません!さあ提督!鉄は熱いうちに打てとも申します!すぐ行きましょう!今行きましょう!」

提督「そうか、ありがたい。すまないな青葉」

青葉「いえいえ!さあ青葉、張り切ってお仕事しちゃいますよー!!」

伊58「提督。ゴーヤ思うんだけど、青葉今、すっごく大切なこと言ったんじゃないかなって」

青葉「ってわけで、まずはどこの型のお部屋に突撃取材に行きます?」

提督「取材じゃないんだが……いや待てよ?青葉の取材って体なら本音も聞きやすいか?」

伊58「止めても無駄そうだから言うけど、やっぱり最初はしっかりした考えを持ってそうな人のところに行くべきだと思うんでち」

伊58(それとせめて、この時間でも起きてそうな人がいいでち。寝てるの叩き起こされたらただでさえあれな職場環境なのに更に気が滅入るし……)

提督「そうだな、だとしたらまずは……」



型名安価  ※ただしドイツ艦はドイツ艦で一纏め
↓1

提督「大和型だな」

伊58「おお、いきなりそこ行くでちか」

青葉「でも、確かにいい意見だと思います。大和型は言わば我が鎮守府の艦娘達の頂点。すなわち御意見番でもありますし」

伊58「なるほど。それにリーダーシップも発言力も抜群でち。武蔵は竹を割ったような性格で物事をはっきり言ってくれるし、大和もおしとやかなようでいて真は強い」

提督「ふっ。まあ、効率的にいくんなら当たり前の選択だな」

伊58「あとはこんな時間におじゃまして怒られないかでちけど……」

青葉「その時はその時です!怒らせちゃったらゴーヤちゃん、二人の対処お願いしますね!」

提督「ああ。いざとなったら潜水艦を囮にして逃げれば戦艦なんざ余裕のよっちゃんよ!」

伊58(あ、こいつら似たもの同士でち)

提督「さあいつまでもグズグズしてはいられんぞ!いざ行かん!大和型相部屋!」

青葉「青葉突撃します!!」

提督「ついでにあの二人のセクシーな寝姿なんかもバッチリ網膜に焼き付けちゃったりなんかして。あわよくば触っちゃったりなんかして」

青葉「民間人にもファンの多いあの二人の無防備な姿、写真に撮ってネットで売れば簡単に小遣いに……わお、これ現代の錬金術です」

青葉提督「「げっげっげ」」

伊58「……まあ、いざとなったらどうにかしてお前ら二人出し抜いて生贄にしてやるから、安心して苦しんで死ねでち」

大和型相部屋前

提督「」コツ……コツ……

青葉「」ソロソロ

伊58「なーんでお前らそんなサイレントに行動してるでち」

提督「ばっ……!しー!しー!」

青葉「駄目ですってゴーヤちゃん!起こしちゃうでしょ!」ヒソヒソ

伊58(すでに当初の目的見失ってる……)

伊58「何のっけから馬鹿なことやってるでち。当初の目的もう忘れたの?流石にちょっと引くでち。憲兵呼ぶ?」

提督「ぐぅ……わ、分かったよ。ちょっと深夜のテンションで遊んでみただけだろ。ちゃんとやるから」

青葉「ぬう。憲兵ですか。それは……すみません、ふざけすぎました」

伊58(青葉も憲兵には弱かったでち)

伊58「まったく……気が済んだらさっさと目的に戻るでち」

提督「ああ。それじゃあ今度こそ真面目に部屋をノックして……」スッ

部屋の中「三人とも、先程からそこで一体何をしておる?」

三人「!?」ビクッ

提督「やっべ!ばれてーら!?」

青葉「流石大和型ですね。まさか部屋の前の気配を感知していたとは」

提督「どうする?逃げるか?いや、なんとなく」

青葉「何言ってるんですか!むしろ好都合じゃないですか!叩き起こす手間が省けたんですし」

提督「それもそうか。んじゃ気軽に行くか」

伊58「あれ?でも今の声……」

提督「……あ~、すまん。ちょっとお前たちに聞きたいことがあってな。こんな深夜に申し訳ないんだが、今時間いいか?」

伊58「ちょっと、提督」クイクイ

部屋の中「……だそうだが、良いか?大和」

提督「ん?なんだゴーヤ」

伊58「ねえ、今の声って……」

提督「武蔵だろ?」

青葉「ええ。あの低く勇ましい格好いい声は武蔵さんですよね」

伊58「いやいやいや。やっぱ帰ろ?これまずいって」

提督「は?何言ってるんだよ今更」

伊58「いや、でも、その……」モジモジ

青葉「ゴーヤちゃん?」

部屋の中「……む、そこで待っておれと?お主が出るのか。あいわかった」

提督「なんだ?ゴーヤ。今度は顔赤いぞ。熱でもあるのか?」

伊58「いやその……なんでわかんないかなーもー」モジモジ

提督「ゴーヤ?だからわからんからはっきり言え」

青葉「?」

伊58「……はぁ。わかったでち。言えばいいんでしょ?言えば」

部屋の中「ふむ。お前がそう言うなら俺は構わん。何。お主は私の姉だからな」

トタタタ

伊58「……この声、どう考えても武蔵さんじゃなくて男の人の声でち」

提督「!?」

青葉「!?」

バターン

大和「うわーーーん!!提督ーーーーーーー!!」ガバッ

提督「うおっ!?どうした大和!?」

大和「でい゙どぐぅゔゔゔゔゔゔ!!!な゙ん゙が今゙日゙晩゙御゙飯゙がら゙帰゙っ゙だら゙部゙屋゙に゙変゙な゙男゙の゙人゙があああああ!!!」ギューッ
 
提督「ぐ、ぐるじ……」メキメキ

伊58「提督!?身体がメキメキいってるでちよ!?」

青葉「ああっ!司令官が死んじゃう!」パシャパシャ

提督「お……まえ……ら……たす……け……」ミシミシ

大和「はっ!?す、すみません!」パッ

提督「かはっ!」ドサッ

青葉「大変です!提督の顔色が真っ青な土気色に!」パシャパシャ

伊58「1発目から大ピンチでち」

提督「そ、それより、お、男の人……だと?」

青葉「おっとそうでした!これは願ってもない大スクープですよ!?『衝撃!あの超弩級戦艦に男の影!?大和撫子裏の顔。乱れた夜戦事情!』明日の一面はこんな感じで決まり!」

伊58「青葉新聞がどんな新聞かがよくわかる優秀なタイトルでち」

提督「や、大和……お前、まさか相部屋に妹と暮らしてる身で部屋に男連れ込むとか……」

大和「違います!さっきの私の話聞いてました!?」

青葉「ちっ。外れですか。でもまあ、見出しの最後に小さく『……か?』って書いとけば問題無いですよね」パシャパシャ

提督「ってことは、なんだ?お前の部屋に知らない男が忍び込んだと言いたいのか?」

大和「そうです!見てくださいあの人を!なんか私の事姉だとか言ってますけど、私にあんな怖い顔の弟はいません!!」ビシッ

??「む……」

大和「っていうか弟なんかいません!!」

提督「……ったく。ならストーカーかなんかかよ。下がってろ大和。艦娘が民間人に怪我させたりしたら大問題になりかねないしな」

大和「て、提督……」ホッ

伊58「なーんだ、そういうことか。やっぱり大和くらいになるとファンも多いからそういうのも出てくるんでちね」

青葉「人気者も大変ですねぇ」パシャパシャ

??「ふむ……大和よ。この武蔵、その言い草には少々落胆を隠せぬぞ」

提督「すみませんね、お兄さん。でもこの子、一応俺のとこの部下なもんで。あんましつこいとこっちもそれなりの対処しなきゃいけなくなるんですわ」

伊58(相手が民間人だとわかった途端口調が尊大になったでち)

??「ほう。それなりの対処?とは?」

提督「まあ、有り体に言えば、こっちも軍人なわけでね。できることなら民間人の方には危害は加えたくはないんですけど……」

提督「あんまりしつこくこっちの仕事の邪魔すんなら、ちょっくら正当防衛って名前のお仕置きするくらいの権限はあるんですよ?今時分、戦時中ですもんで」スッ

??「ほう!それは面白い」

提督「……あんまナメてっとマジで痛い目あいますよ。俺、これでも空手黒帯ですしね」

??「空手」

提督「ああ。瓦なら10枚以上割れるし、板だって割れるぜ。どうだ?ちょっとは自分のやったこと後悔し始めたか?」

??「…」

提督(よしよし、ビビリ始めたな。それじゃあもういっちょ、念押しで演武の型一個見せてやってご帰宅願うかな)

提督「ちぇりゃー!やっ!はっ!」ビシッバッバッ

??「…?」

伊58「唐突に何始めてるんでち?この人」ヒソヒソ

青葉「さあ?」ヒソヒソ

大和「提督……」ハラハラ

提督「どうだ!」ビシッ

??「……ふむ」

??「武と云うよりは舞。舞踊だな」

??「しかし何故石や木を………?」

提督「「何だァ?てめェ……」

その現場を目撃した巡潜乙型改二3番艦潜水艦(伊58)氏は後にこう語る

伊58「ええ、それは一瞬のことだったでち」

伊58「その厳しい顔をした男の挑発に提督がまんまと乗って…」

伊58「今思えば、いくら挑発されたからって、民間人に自分から手を出そうとした提督も提督ではあるんでちが」

伊58「それ以前に、あの男の異常に発達した筋肉や、あの悪鬼羅刹のような形相を見てどういう相手かわからずに襲いかかった時点であいつはアホだと思うでち」

伊58「え?提督が挑発に乗った後?う~ん、なんて言ったらいいんだろう。提督がね……飛んだの」

伊58「飛んだって言っても、勿論本当に飛んだんじゃないよ?でもほら、よく比喩で凄い跳躍をした人のことを飛んだ、なんて表現したりするでしょ?あんな感じ」

伊58「そして跳んだのは、自分の意志じゃない。逆上した提督が相手の男をやっつけようと拳を握りしめて、一歩……そう、一歩だけ前に出ようとしたんでち」

伊58「そしたらその瞬間、提督が横っ飛びに吹っ飛んでってそのままの勢いでゴロゴロと10mくらいゴムマリみたいに転がって」

伊58「最後には壁にぶつかって終わり。慌ててゴーヤ達が駆け寄ってったらすでに意識はぷっつりと途切れてたでち」

伊58「どうやって攻撃されたのか?そんなのゴーヤにはわかんないでち。でも、右ほっぺが真っ赤に腫れてたからそこをビンタでもされたんじゃないかなぁ」

伊58「へ?仇?なんでゴーヤ達が取らないといけないでち?」

伊58「むしろ惜しむらくは、その男が相当手加減してくれてたらしくて30分もしたら提督があっさり意識を回復させやがったことでち。……ちっ」

伊58「……あ、最後のはオフレコで」

~翌朝青葉新聞一面より抜粋~

30分後

提督「いてて……なんだあいつ」ムクリ

伊58「ちっ。生きてやがったでち」

青葉「あっ、提督起きちゃった。それじゃあ武蔵さん、インタビューはこの辺で大丈夫です。ありがとうございました」

武蔵「ああ。……いんたびゅう?」

伊58「良かったねぇ、提督。あの人、一応手加減してくれたみたいで」

提督「夢じゃなかったのか……」

大和「提督ぅ……」

提督「大和……すまん。俺にはあいつを排除するのは無理だ」

伊58「まあ仕方ないでち。あれはもうなんだかアンタッチャブルな存在な気がしてなんないし、諦めてさっさとこの部屋から逃げるでち」

提督「そうだな……そういうわけだ。すまん、大和。力になれず」

大和「嫌ですよ!?置いてかないでくださいよ!私怖いです!」

青葉「大和さんはそうおっしゃりますけども、インタビューしてみたところ、あの武蔵さん結構いい人っぽいですよ?顔は怖いけど」

大和「嫌!置いてかないで!みんなが何してるか知らないけど何かお仕事なんですよね!?私も一緒に行きますから!」

提督「そうは言うがな大和」

青葉「そうですよ。大和さんにはここで弟の武蔵さんを部屋から出さないようにするっていう任務が……」

大和「勝手に任務にしないで!それとあんな自分より倍くらい生きてそうな弟は嫌!絶対嫌!!」

提督「困ったなぁ……」

武蔵「ふむ。ならば大和よ。お主も行ってくればいい」

大和「え?」

武蔵「聞いていればどうやら俺の存在に随分と混乱しているそうではないか。ならば心を整えるために、しばしその辺を歩いてくるのも悪い選択ではない」

大和「武蔵……さん」

武蔵「ふふ。俺が勝手に外に出るのが心配か?何、心配するな。そういう事情ならばいたずらに外を出回るような野暮な真似はせぬ」

大和「えっと……あ、はい」

伊58「なんだか思ってた以上に常識人だったでち」

青葉「本当ですねぇ」

大和「なんだか申し訳ありませんが……お気を悪くなさらないでください、お言葉に甘えさせていただきます」

武蔵「ああ。行って来い。姉よ」

大和(……それだけはどうしても納得いかない)

提督「話はまとまったか?なら行くぞ大和。仕事の内容は歩きながら説明する」

大和「なるほど、そういう訳でしたか」

提督「ああ。今回は思わぬトラブルが合ってそれどころじゃなかったんだが、本来の趣旨はそれだ」

伊58「大和はなんかないでち?この鎮守府に対する不平とか不満とか」

大和「そうですねぇ……私は艦隊決戦とかで結構提督に重用して頂いていますし、あまり不満はないのですが……」

大和「そういえば武蔵……妹の方ですよ?は常々言っていました。提督はいつになったらこの武蔵のことを戦場に出してくれるのだ、って」

提督「ああ。そういえばアイツ、まだレベル1だったっけな」

伊58「えっ?出したことないの?一回も?」

提督「だって、大和型は先に配属された大和がいるから十分だしな。逆に大和型二人も運用したら資源がマッハだ」

提督「レベル1の大飯ぐらいをわざわざ育成させるのも大変だしなぁ」

大和「……それと、言いにくいんですが、その、お給料の話とか……武蔵は私の半分くらいしか貰ってませんし」

提督「それはしょうがないだろ。お前は激戦では常に戦場に出て身を危険に晒しているんだ。戦場に出てない艦娘とは危険手当とかそういう部分で差がついて当たり前だ」

大和「そうは言いますけど、武蔵だってポテンシャルは私と同等……いえ、私以上のものもあるのに……」

提督「即戦力ならまだしも今のうちに武蔵みたいな大型新人を育てるような余裕ないしなぁ。……優秀な姉いるんだしその背中見て勝手に育ってくんないだろうか」

伊58「出たでち。ブラック特有の新人は勝手に育てようは気合が足りないんだよ理論」

青葉「出ましたねぇ。そのうち自己啓発本とか出版して艦娘に強制的に買わせそうな発言です。……はっ!司令官!その際の本の発行は是非当青葉出版で!」

提督「さて、次はどこの部屋行こうかね」

青葉「無視!?」

伊58「そうでちねぇ……じゃああの部屋とかどうでち?」

提督「あの部屋?」

伊58「ほら……」



型名安価  ※ただしドイツ艦はドイツ艦で一纏め
↓1

提督「金剛型か」

青葉「なるほど。戦艦の中でも当鎮守府では古株の皆さんですか」

伊58「あの人らは長く主力張ってきてるし、色々と知ってると思うんでち」

大和「そうですね。皆さんには私が配属されたての頃とてもお世話になりました」

提督「あいつら全員面倒見いいしなぁ」

伊58「だからこそ、いろんな艦娘達の相談役にもなっているし、いろんな人が抱えてる不満を知ってると思うんでち」

提督「分かった。それじゃあ行こうか。もう大分遅いが……まあ、許してもらおうか。最悪明日の出勤を遅らせてもらっても構わない」

青葉「そんなこんな言っている間にもう金剛型の相部屋です」

提督「おーい、金剛ー。誰か起きてるかー」コンコン

金剛の声「ん~?提督、こんな時間にどうしたノー?」

提督「ああ、すまないな。ちょっと相談したいことがあって……今部屋入って大丈夫か?」

金剛の声「別にかまわないケド……ちょっと待っててネ?ほら、みんな、提督が来たヨ。起きテ起きテ」

提督「悪いな」

伊58「今度は普通でち」

大和「そう何度も私みたいなことがあってたまるもんですか」

金剛「お待たせー……」ガチャッ

金剛「あら?青葉とゴーヤと、大和もネ?まあいいや、さあどうぞ入っテ。今人数分紅茶淹れるデース」

金剛型の部屋

金剛「ハイ、提督。アールグレーね」コトッ

提督「あ、ああ。すまない。ありがとう」

金剛「別にいいヨ。お仕事なんでしょ?でも、あんまり遅くまでお仕事ばっかりは身体に毒ネ。ちょっとは控えるヨー」

提督「はは……そう……だな……」ソワソワ

金剛「みんなも遠慮せずに飲んでネ?おかわりもあるカラ」

霧島「はい、どうぞ大和さん」スッ

大和「あ、ありがとうございます……」ソワソワ

伊58「…」ソワソワ

榛名「どうぞ、こんな時間までお仕事お疲れ様です青葉さん」コトッ

青葉「あ、は、はぁ。あ、ありがとうございますすみません……」ソワソワ

金剛「さてと……このままのんびり深夜のお茶会っていうのも楽しそうだけど、どうもそんな感じじゃ……ないヨネ?」コク……

金剛「……ふう。我ながら良い出来デース……」

提督「ま。まあな……」ソワソワ

金剛「……提督?それにみんな?さっきからどうしたノ?物凄くソワソワしてるようだケド……」

提督「えっと……それは……その、だな……」チラチラ

青葉「えーっと……ご、ご相談したいことがあった……ん……ですが……」チラチラ

大和「うーん……あうー……」チラチラ

伊58「…」

金剛「?」

霧島「あ、わかりました。金剛お姉さま。ゴーヤちゃんの分の紅茶がまだです」

金剛「Ohソーリー!ごめんネ?ゴーヤちゃん。でも人数分ちゃんと淹れたはずだケド……榛名わかる?」

榛名「ゴーヤちゃんの分のカップは比叡お姉さまに渡したはずですが」

金剛「ヘイ比叡!ちゃんとゴーヤちゃんにも紅茶渡さないとメーなんだからね!」

飛影「ちっ……」

金剛「まったく。ごめんねゴーヤちゃん?最近比叡ちょっと反抗期なのヨー。それになんか縮んだし黒っぽいし」

榛名「今すぐ暖かいの淹れ直しますから。比叡お姉さま、火をもう一回お願いできます?あの、ほら。なんて言いましたっけ。あれ。邪王炎殺黒龍波」

霧島「それで、我々の部屋を訪れたご用は一体なんだったのです?お話を伺ってもよろしいでしょうか?提督」

金剛「もしかして深刻な問題?私達も真剣に答えるヨ。大好きな提督のためだもんネ」ニコッ

提督「うん。それはありがたいんだけど、その前に一個聞いてもいいか?」

金剛「ん?どうしたノ?提督」

飛影「邪眼の力を舐めるなよ!」ゴオオオオ

大和「腕からなんか黒いの出てる!」

榛名「うわぁ、やっぱり比叡お姉さまの邪王炎殺黒龍波は凄いです!一瞬でお湯が沸騰しました!」

金剛「こら比叡!紅茶のお湯は沸騰させちゃ駄目デース!95度で止めるノ!何度言ったら分かるノ!」

飛影「…ちっ。蒸発させなかっただけ感謝しろ」

提督「あれ誰だよ!?」

金剛「比叡デース」

榛名「最近反抗期に入って無口になった比叡お姉さまですが」

霧島「最近反抗期に入って中二病になった比叡ですが」

金剛「その割にはちゃんとお湯とか沸かしてくれるからやっぱり根はいい子だよネー。お姉ちゃんはちゃーんとわかってるヨー」

飛影「くだらん戯言はよせ……お前たちのためなんかじゃない。湯を沸かすのは俺自身のためだ」プイッ

青葉「しかもツンデレ!?」

伊58「比叡はそんなこと言わない!比叡はそんなこと言わないでち!」

提督「ああ、また相談どころじゃないぞこれは……」

榛名「またまた。比叡お姉さまったら素直じゃないんだから。なんだかんだ言いながらちゃんと邪王炎殺黒龍波出してくれる比叡お姉さまのこと、榛名は大好きですよ」

比叡「よせ。触るな。邪眼の力を舐めるなよ」

榛名「もー。そうやってすぐ距離を置くんですから。そんなに言うなら邪王炎殺黒龍波出さなきゃいいじゃないですか」

飛影「……ふん。妹……か」

榛名「ふふっ。素直じゃないですね。邪王炎殺黒龍波使えるのに」

提督「……なんだこれ。っていうかあの黒い炎なに」

榛名「提督、比叡お姉さまの邪王炎殺黒龍波を知らないんですか!?」

提督「知らんわ!」

榛名「比叡お姉さまの邪王炎殺黒龍波は凄いんですよ?お湯も沸かせられるし、その気になったら冷水を一杯に張った入渠ドックも一瞬で煮えたぎらせることができるんです!」

榛名「それどころか、本気の邪王炎殺黒龍波なら姫級の深海棲艦だって一撃で!」

飛影「邪眼の力を舐めるなよ」

提督「お前そればっかじゃねえか!」

飛影「なんだ貴様?」ギロッ

提督「ひっ!?」ビクッ

榛名「提督!比叡お姉さまに謝ってください!邪王炎殺黒龍波喰らいたいんですか?邪王炎殺黒龍波!」

伊58「榛名どんだけ邪王炎殺黒龍波好きなんでちか。邪王炎殺黒龍波どんだけ好きなんでちか榛名」

青葉「むむむ。これはもう職場の労働環境改善どころじゃない事態が発生してるのかもしれませんね」

大和「そんな……武蔵に続いて比叡さんまで……」

金剛「比叡、提督のことあんまりいじめちゃ駄目ヨ?」

飛影「ちっ……」

榛名「あれ、比叡お姉さま提督に邪王炎殺黒龍波放たないんです?」ショボン

提督「す、すまない金剛。用事を思い出した」

金剛「えー?」

提督「相談はその……また今度ってことで。悪かったな。行くぞお前ら!」

伊58「あっ、待ってくだち、提督!」

青葉「むう……比叡さんの反抗期ですか……これも記事にしたいような、でもいまいち見出しにパンチ力が足りないような……」メモメモ

大和「青葉さん!行きますよ!撤収です!」ヒョイッ

金剛「あっちょっと……行っちゃいマシタ……なんだったノ?」

霧島「さあ……なんだったんでしょう」

飛影「邪眼の力を舐めるなよ!!」ブスブス

榛名「キャー!格好いいです比叡お姉さま!一日に使える限界を超えて腕を魔界の炎で焦がしながら放つ邪王炎殺黒龍波!!」

提督「はぁはぁ……お、思わず逃げ出してきてしまった。金剛には悪いことをした」

伊58「ぜぇ……はぁ……これはしかたねーでち。あとで謝っとくでち」

提督「そうだな……しかし、一体何が起こっていると言うんだ」

大和「私のところの武蔵だけじゃなかったんですね……」

伊58「っていうか、大和のときより酷かったでち。なんであのちっこくて黒いの、金剛達に溶け込んでたんでち?」

青葉「事件の匂いがしますね!俄然燃えてきました!」

提督「俺はもうすでに燃え尽きそうだ」

伊58「ゴーヤもでち」

大和「それよりも問題は、まさか現象が他の子達のところにも及んでいないかどうかだと思うんです」

提督「ぐっ……!確かに、武蔵比叡と続いたんだから他にも誰か入れ替わってる可能性はあるのか」

伊58「考えたくないけど、可能性はあるんでちね……」

青葉「確かめましょう!」

提督「気は進まないが……そうだな。確かめないとな」

伊58「気は進まないし確かめて何ができる気もしないけど……」

大和「でも、何もしないよりはマシですよね……気は進みませんけど」

青葉「もう!皆さん何をぼさっとしてるんですか!早く次行きますよ!」

提督「青葉は元気だなぁ……じゃあ青葉がどこに行くか決めてくれ」

青葉「わかりました!では次はそうですね……」



型名安価  ※ただしドイツ艦はドイツ艦で一纏め
↓1

青葉「暁型なんてどうでしょう!」

提督「暁型かぁ……」

大和「でも大丈夫?今深夜よ?」

伊58「あそこの連中は駆逐艦の中でも特に子供だし、確実に寝てると思うでちよ?」

青葉「ふっふっふ。だからいいんじゃありませんか」

提督「どういうことだ?」

青葉「例えば、またあの子らのうち誰かが入れ替わってたとします」

大和「ええ」

青葉「でも、あの子達と同じ生活サイクルをとるなら、確実に寝てるわけでしょう?」

伊58「そうか……!寝てるうちにこっそり確かめればさっきみたいに変な空気に飲まれて疲れる必要がないでち!」

青葉「ご明察」

提督「なるほど。流石青葉、頭いいんだな。けどあの子らのうち誰かがおっさんとかに変わってたら俺ちょっとショックでかすぎるなぁ……お前らだけで見に行ってくれないか?」

青葉「何言ってるんですか司令官!」

大和「そうですよ!無責任なこと言わないでください!」

伊58「今更面倒をゴーヤ達に丸投げしようたってそうはいかないでち!」

提督「けどなぁ……」

青葉「それにですよ?司令官」ヒソヒソ

提督「ん?」

青葉「これは合法的にあの子達の寝顔をシャッターに覚めるチャンスでもあるんです」ヒソヒソ

提督「!!」

青葉「ほら、ね?やる気出てきたでしょう?くくく……」

提督「そうか、そうだったか……」

青葉「ええ。よしんば誰かが入れ替わってたとして、それはもう我々にはどうしようもないことです」ヒソヒソ

青葉「それならばいっそ、それはそれとして諦めて。変わっていない子らに関してそのあどけない寝顔をシャッターに収めておくことのなにが問題ありましょう」ヒソヒソ

提督「天才かお前は」

青葉「もったいなきお言葉」

青葉(そして、これはマニアに高く売れそうですね。しかもこの場合、仮に憲兵に見つかっても上司がやれといったと言う口実ができる)

青葉(我ながら完璧です)

提督「よし!目指すは駆逐艦寮!暁型の部屋だ!行くぞみんな!」

青葉「了解しました!司令官殿!」ビシッ

青葉提督「「……げっげっげ」」

暁型相部屋前

伊58「な~んか身内からイヤなオーラを感じるけど、まあこの際しょうがねーでち。背に腹は変えられんでち」

大和「そういえば小腹空いてきたわ……」グー

提督「お前ら、今回は誰も起こすなよ。そーっとな。そーっと」ヒソヒソ

青葉「合点承知の助です!」ヒソヒソコソコソ

青葉「それじゃあ鍵開けますよ……」カチャカチャ

青葉「はい開いた」カチャッ

伊58(当然のように習得してるピッキング技術になんか言いたいけどゴーヤもう疲れたでち)

暁の声「すー……すー……ん~むにゃむにゃ」

提督(まずは一安心。暁は変わっていないようだな)

電の声「うむにゃむにゃ……もうたべられないのです……じゅるっ……うむにゃぬにゃ」

雷の声「んむにゃ……えへ……もう……しれいかんったら……わたし……いないと……だめなんだから……えへへへ」

青葉(電ちゃんも雷ちゃんも大丈夫みたいです)

響のベッド「…」

提督「響は……うん、顔が隠れててよくわからんな。でもベッドの上の膨らみはそんなに大きくない。少なくとも布団の中身は大の大人じゃなさそうだ」

青葉「今回は大丈夫っぽそうですね。それじゃあ寝顔の写真をいただきましょうか」

提督「ああ。ふひひひひ。さてさて、天使の寝顔をご拝見~」ワキワキ

青葉「マネーマネーマネーマネー」ハァハァハァ

提督「まずは暁からだ。それ……っ」

ガシッ

提督「!?」

響鬼「ちょっとちょっと青年~。そういうのは駄目でしょ~」

提督「誰!?」

響鬼「鬼さ」

青葉「あ、あれ!?布団の中、丸太!?」

イタチ「オレに関わらないでください…アナタ達を殺すつもりはない」スッ

青葉「ひっ!?後ろ!?」ビクッ

伊58「あ。これアカンやつでち。大和、先帰ってるでち」

大和「え?えと……」

響鬼「まったく。困るんだよねぇ。いくら俺の姉貴達が可愛いからって、上司のはずの青年がこんなことするなんてさぁ」ギリギリ

提督「~~~ッ!!」パクパク

響鬼「あ、ちなみに声出ないでしょ?騒がれて姉貴達に起きられても困るから、そんな風に締めあげてるんだ。伊達に鍛えてないだろ?」

イタチ「お前は弱い。何故弱いか……足りないからだ、憎しみが!」

青葉「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!……それじゃあ鍵開けますよ……」カチャカチャ

青葉「はい開いた」カチャッ

青葉(電ちゃんも雷ちゃんも大丈夫みたいです)

青葉「今回は大丈夫っぽそうですね。それじゃあ寝顔の写真をいただきましょうか」

青葉「マネーマネーマネーマネー」ハァハァハァ

青葉「あ、あれ!?布団の中、丸太!?」

イタチ「オレに関わらないでください…アナタ達を殺すつもりはない」スッ

青葉「ひっ!?後ろ!?」ビクッ

青葉「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!……それじゃあ鍵開けますよ……」カチャカチャ

青葉「はい開いた」カチャッ

青葉(電ちゃんも雷ちゃんも大丈夫みたいです)

青葉「今回は大丈夫っぽそうですね。それじゃあ寝顔の写真をいただきましょうか」

イタチ「お前の運命はすでにオレに握られた。それを成すうちはもう一つの禁術・・・それがイザナミだ」

2時間後
執務室

伊58「はい、戸棚に提督のおせんべいあったでちよ」

大和「わーい」パリッ

伊58「ふー。もうすぐ夜明けでち」ズズー

大和「サイダーもう一杯飲む?」

伊58「お願いするでち」

大和「はい、召し上がれ」

伊58「きゅーっ!ぷっはー!この一杯がたまんね~でち!」

大和「ふふ……」パリパリ

ガラッ

提督「…」ヨロヨロ

青葉「…」フラフラ

伊58「あ、お帰りでち」

大和「許してもらえたんですか?」

提督「今の今まで説教受けて、ようやくな……」バターン

青葉「私は電ちゃんがトイレに起きだした途端にあのNINJAがどっかに消えて、ついでに術が解かれたらしく……」ビターン

伊58「まあ、邪なこと考えてた罰があたったんでち。自業自得でち」

大和「そうですよ。あ、お二人もサイダーいかがです?」

提督「もうやだ……」

青葉「無限ループって怖すぎます……」

伊58「しかし、これはまずいことになったでちね」

大和「そうですね……どうやら、この事象は私だけでなく、鎮守府のほとんどの艦娘達に起こっていることのようです」

提督「……一体何が原因なんだ」

青葉「それがわかれば今こうして床に這いつくばってなんかいませんよ……」

提督「それもそうだよなぁ……」

伊58「どうするでち?提督」

提督「……まずは、事態の把握に務めるしかないな」

大和「と、言いますと?」

提督「まず、どれだけの艦娘が入れ替わっているのかを調査するってことだ。そこから入れ替わった艦娘たちの共通点を探す。原因究明にはこれしかない」

青葉「そうですね……まずは原因がわからないことには何をどう対処していいかさっぱりです」

提督「ここにいるお前たちは全員乗りかかった船だ。手伝ってもらうぞ。……比叡のパチモノのように奴等が姉妹に溶け込んでいる場合、その姉妹には協力を仰げんからな」

大和「……ところで提督。私、ここに来て不安になってきたんですが、そういえば本物の武蔵はどこに行ったんでしょう」

提督「そうだ。それも調べなくてはならん。……あのおっさんに聞いてみるか?」

青葉「あ、それはさっきの提督がのびてる間のインタビューで聞きました!彼は本物の武蔵さんに関してはご存じないようです」

提督「……どう思う?ゴーヤ」

伊58「あのおっさんは嘘吐くような人にも見えないでち。なんていうか、すっごい素朴な武人って感じの性格だったし。……天性の煽り体質の」

提督「……そうか。なら今後はそのへんも調査していかなくては……」

大和「あ、ところであの……」

提督「今度はなんだ?」

大和「もうすぐ夜が明けるんですが……」

提督「ああ」

大和「……通常業務はどうしましょうか」

提督「………………」

提督「…………」

提督「……ふぅ」

提督「本日は出撃なし!!全員自室待機!!」

提督「お前らも仮眠取ってこい!1200になったら執務室に再集合!また部屋周り始めるぞ!!ゴーヤに張り出してこい!終わったらお前も帰ってよし!」

最後の行から訂正

提督「お前らも仮眠取ってこい!1200になったら執務室に再集合!また部屋周り始めるぞ!!」

提督「ゴーヤにスケジュールボードに張り出してこい!終わったらお前も帰ってよし!」

青葉「わかりました!では、失礼します!」タッタッタ

提督「…」

大和「…」

伊58「…」

提督「ん?どうした?お前らも動いていいぞ」

大和「私の部屋武蔵じゃなくて武蔵さんがいるんですが」

伊58「ゴーヤの部屋、みんながゴーヤ弄くってなんかやってそうそうなんでちが」

提督「…」

提督「……」

提督「………客室一個空いてるからその部屋二人で使っていいぞ」

大和「ありがとうございます」ホッ

伊58「助かるでち」ホッ

テクテクテク……バタン

提督「……ああ。寝坊すんなよ……」

提督「…」

提督「……俺も寝よ」ガックリ

今日の分終わり

あ、元ネタ分からないやつがある人もいるっぽいので
最後にパチモノの出典元紹介するっぽい
だいたいwikiとかその辺のを適当に引用してまとめてるだけっぽいから間違ってるっぽいところあっても
怒らずにやんわり訂正して欲しいっぽい

伊58→苦瓜@ウリ科の1年生つる性植物
和名では「ニガウリ」「ツルレイシ」。「ゴーヤ」とは沖縄の方言。
緑色でコブ状突起のあり、食べると苦いが、加熱しても壊れにくいビタミンCはじめ栄養価が非常に高く
夏バテ対策の食材として非常に優秀。ゴーヤーチャンプルーをはじめとする沖縄料理の食材として広く知られている。

武蔵→宮本武蔵@刃牙道
江戸時代初期に天下無双の伝説を築いた兵法者。
熊本県に土葬されミイラとなっていたが、徳川光成が集結させた科学技術者たちにより背骨の中に残存するDNAからクローンが作られた。
残る魂も降霊術で肉体に降ろされ、完全に現代に蘇る。作中では大柄な体躯と猛獣のような骨格、そして狂気的なほどに鋭い眼光の持ち主。

比叡→飛影@幽遊白書
魔界の黒炎をあやつる邪王炎殺拳と剣技の使い手の妖怪。雪菜という双子の妹がいる。
炎のように逆立った黒い髪と、切れ上がった大きな三白眼、小さな鼻と口が特徴。
尊大で冷たく、他人と関わらない性格であり、冷血非道。だが反面妹思いな性格でもある。
必殺技は妖気を餌に魔界の獄炎の化身である黒龍を召喚し放つ邪王炎殺黒龍波。

暁→うちはイタチ@NARUTO
木ノ葉隠れの里の抜け忍で、うちはサスケの実兄。うちは一族でも抜きんでた実力者。
7歳で忍者学校を主席で卒業、8歳で写輪眼を開眼、10歳で中忍に昇格している。13歳の時には暗部の部隊長を務めていた。
自身の一族をまるで腕試しのように滅ぼし、犯罪組織「暁」のメンバーとして行動し実の弟さえ自分の為に利用しようとした冷酷にして残虐な男……
だと思われていたが、実はこれは誤解であり、本当は誰よりも弟であるサスケを愛する悲しくも優しい兄。

響→仮面ライダー響鬼@仮面ライダー響鬼
楽器をモチーフとする武器で魔化魍と呼ばれる怪物と戦う変身ヒーロー。鬼。
飄々としているが、初対面の相手ともすぐに打ち解けられる気さくな性格。挨拶の際の「シュッ」という敬礼の様なポーズがトレードマーク。
本名は日高 仁志(ひだか ひとし)。31歳。鍛えている。


それじゃあおやすみなさいっぽい

1200
執務室

提督「時間だ」

青葉「さあ、青葉引き続き頑張っちゃいますよー!あ、これ今朝の分の朝刊です」

提督「すげえな。あれから作ったのか」

青葉「それはもう!面白いネタたくさん入りましたので!」

提督「おい!一面俺がぶっ飛ばされてる瞬間じゃねえか!」

青葉「いやぁ美味しいネタのご提供ありがとうございます!提督が不幸な目にあってると新聞の売り上げが3倍に増えるんですよ!」

提督「…」

コンコン

提督「入れ」

伊58「失礼するでち。……およ?青葉はもう来てたんだ」

提督「ああ。早く来て勝手にくつろいでたぞ」

伊58「ふーん」

提督「大和はどうした?」

伊58「……やっぱ来てないでち?」

提督「どういうことだ」

伊58「うん。あれからゴーヤと大和は客室に行ってすぐに寝たんだけど……あ、提督!」

提督「うん?どうした?」

伊58「どういうこと!?ベッド1つしか無かったよ!しょうがないから二人で一つのベッドで寝たんだからね!狭かったでち!」

提督「あ、悪い。あそこ個室だったの忘れてた」

伊58「もー。頼むよ?……それでね?すぐに寝たはいいんだけど、ベッドが狭すぎて二人ともすぐに目が覚めちゃって」

提督「ああ」

伊58「ゴーヤは疲れてたんで寝直すことにしたんだけど、大和はお腹が空いて我慢できないから食堂に行くって言って部屋を出て行ったの」

提督「ああ」

伊58「ゴーヤはそんなにお腹すいてなかったし、大和がいなくなるなら一人でベッド使えるからもっと寝やすいかなって思ってすぐ寝ちゃったんだけど」

提督「大和とはそれっきりってことか?」

伊58「うん。いくら大和が大食いだからって言っても、あのしっかり者の大和が集合時刻を忘れるとは思えないんだけど……」

提督「あの野郎逃げやがったな?」

青葉「今頃どこかに隠れておやつでもつまみながら事態が解決するのを待ってるかもしれませんね」

提督「くそっ。参ったな。もっとしっかり釘刺しとくんだった」

伊58「提督。どうする?」

提督「……まあ、もとよりあいつがいるからどうにかなるって問題でもないからなぁ」

提督「お前らを手伝わせてるのも、一人で理不尽な思いするのが嫌だから道連れが欲しかっただけだし」

提督「ま、いいか」ケロッ

青葉「ですね」

伊58「ゴーヤお部屋に帰っていいでち?」

提督「却下だ。お前は例え地獄の果てに逃げようとも絶対に逃がさんからな」

伊58「今ゴーヤ一人だけで理不尽な思いしてるでち」

提督「さて、それじゃあ昼一発目はどこの部屋行こうかね」

青葉「あ、ではでは……」



型名安価
↓1

青葉「睦月型なんてどうでしょうか」

提督「む、睦月型か……随分多いところから行くな。ちなみにどうしてそこ行こうと思った?」

青葉「そりゃあ勿論、逆に多いからですよ」

提督「む?」

青葉「いいですか?司令官。睦月型は、今丁度10人います」

提督「ああ」

青葉「それだけいれば勿論、替わってしまっている子もいるでしょう。でも普通な子もたくさんいるはずです」

提督「そうだな」

青葉「だからいいんです。普通な子が大勢いれば、それぞれ替わってしまった子に対する反応もよく観察できるでしょう」

青葉「昨日はちょっと混乱していたせいでろくすっぽ調査できませんでしたが、今度こそしっかり調べられるはずです」

青葉「その反応次第では、もしかしたら入れ替わった時の話や、元居た子がどこに行ったのか、手がかりが掴めるかもしれないじゃないですか」

提督「なるほど」

伊58「おお、なんだかまともでち」

提督「やるじゃないか青葉。ついに本領発揮だな」

伊58「正直ちょっと見なおしてしまったでち」

青葉「はっはっは!もっと褒めてくれてもいいんですよ!」

青葉「ってなわけでちゃっちゃと行っちゃいましょうー!」ビシッ

睦月型大部屋

提督「ってわけで来たんだがなぁ……」

青葉「ええ」

伊58「…」

提督「なるほど、青葉。流石だな。確かにお前の言うとおりだ。予想通りだったな」

青葉「…」

伊58「…」

提督「替わっている者もいるし……替わっていない者も多い。いや。むしろ10人に対して半々といったところか。これなら有力な情報を得られる可能性も0ではないな」

提督「だがなぁ……」

青葉「…」

伊58「…」

長月「文月、そっちの領収書取ってくれ」カタカタ

文月「は~い。長月ちゃん。はい、どうぞー」

長月「ああ。ありがとう」カタカタ

菊月「む。おい三日月。10月の決算が726円多いぞ」

三日月「あ、あら?おかしいですね……」

菊月「どこかに別の月の領収書が混じったのかもしれんな。調べてくれ」

三ヶ月「はぁ……この時期は大変ですねぇ」

長月「毎年毎年貯めこむのが悪いんだ」カタカタ

提督「なに忙しそうにやってるんだ?こいつら」

伊58「や、弥生会計で青色申告作ってやがるでち……」

青葉「この時期自営業の人は大変ですねぇ」

提督「いやそもそもこいつら自営業じゃねえだろ扱いとしては公務員だろ軍人みたいなもんだし」

提督「って、問題はこいつらじゃねぇ!」クルッ

伊58「…」クルッ

青葉「…」パシャパシャ

ユフィ・キサラギ「ねえねえむっきー!アンタ『投げる』で牌投げれるってほんと!?」

津山睦月「うむ」

望月エレナ「おーおー。この部屋、ミルク臭い可愛い娘さん大量のパラダイスじゃ~ん…たまらんわぁ、ぐふぇふぇふぇ…」 パシャパシャ

ユフィ「マジで!?じゃあさじゃあさ!やってみせてよ!」ワクワク

睦月「うむっ!」ヒュッ

エレナ「な~~~ぜ~~~な~~~のぉ~~~~~~!?」 グサッ

ユフィ「すっげえ!風魔手裏剣並の威力じゃん!」

サツキ「あれ?妹のメイが鎮守府の前に来てる!ごめんみんな!ちょっと連れてくる!」ドタタタ

提督「もうしっちゃかめっちゃかじゃねぇか!!」

伊58「な~んか話をしようにもできそうにないカオスっぷりでち」

青葉「困りましたねぇ。次当たります?」

提督「そうだな……いや、ちょっと待て。一人足りなくないか?」

青葉「え?」

伊58「ん?言われてみれば9人……8人とソフト一本しかいないでち。あとの一人はいずこ?」

青葉「卯月ちゃんですね。睦月型で唯一存在感ある子です。他9人とかはっきり言って誰が誰だかわかりませんし」

提督「お前やめろよそういうこと言うの。睦月型好きは真性が多いんだから冗談だとしても洒落になんねぇんだぞ」

伊58(こいつら揃いも揃って各方面に喧嘩売りまくりでちね。そのままコンクリと一緒に海に沈められればいいのに)

提督「ってわけで、卯月~。どこだー」

青葉「あの子のことだからもしかしてウサギちゃんになってたりしないですかね?」

提督「はは。ありえるな。俺としてはセクシーなバニーガールってのも捨てがたいんだが」

伊58「お前ら順応してきたでちね?ちょっと早すぎない?……あとそれ、本人入れ替わってなくて聞かれたら泣くでちよ」

チョンチョン

提督「ん?誰だ?もしかして卯月か?」クルッ

青葉「どんな子になってるでしょうねー。もうなんか逆に楽しみになってきましたよー」クルッ

伊58「卯月?こういう悪い大人にはなっちゃ駄目で……」クルッ

ポーバルバニー「…」

伊58「ち」



ごーや は くびをはねられた!

十数分後
ドッグ

伊58「……なんだかわるいゆめを見ていた気がするでち」ザバァ

青葉「ふう。なんとか間に合ったようですね」

提督「いやぁとりあえず首と胴体固定して風呂に沈めといたら大破扱いで復活できるんだから艦娘って便利だよなぁ」ハッハッハ

青葉「あらやだ。そんなのギャグ補正なきゃ流石の艦娘でも無理ですよ」ウフフフ

提督「なるほど、存在そのものがギャグみたいな生き物で良かったな!ゴーヤ!」アハハハハ

伊58「欠片も笑えねーでち……」

提督「まあ、助かったよ。如月のパチモノが持ってたフェニックスの尾使っても全然効果発動しないもんでさぁ。あの場でガラフの死の再現できるのかってちょっと期待したけど」

青葉「私なんかわざわざ指の先チリチリ、口の中カラカラにして、胸を熱くさせながらスタンバってたのに準備が無駄になりました」

伊58「あ、なんだろうこれ。この瞬間ゴーヤの胸に生まれたこの黒い感情。殺意?」

提督「まあなんにせよ良かったよ。お前に今死なれると困るからな」

青葉「ゴーヤちゃん、良かったです」

伊58「うん。ゴーヤも良かったでち。あんなので死んだら死んでも死にきれなくて潜水戦鬼とかになってたと思うでち」

提督「さて、次はどこに行くかな」

青葉「今度は司令官が決めてくださいよー」

伊58「もうゴーヤの心配フェーズ終り!?ゴーヤ帰っていい!?」

提督「却下だ。よし次は……」



型名安価
↓1

鎮守府運動場

提督「で、長良型の連中に会いに部屋を尋ねたら誰もいなくて、ドアに張り紙が貼ってあった、と」

青葉「曰く、待機任務退屈で身体鈍っちゃうから運動場で運動してます、だそうですね」

提督「まったくあいつらは……だがまあいい。運動場のように見晴らしの良いところならさっきの兎みたいにいきなり襲撃される恐れもないしな」

伊58「今度こそ原因究明と手がかりを……」ヨロヨロ

提督「それにしても、あいつら一体どこにいるんだ?」キョロキョロ

青葉「司令官、運動場は見晴らし良いって言ったのに」

伊58「うーん……一体どこに……あれ?」

提督「ん?どうした?ゴーヤ」

伊58「提督。あれ……」

提督「なんだ?……お?あれ、山城じゃねえか」

青葉「おや、長良型を探していて山城さんを見つけてしまいましたね」

提督「まったく。なんだってあいつまで勝手に部屋抜けだしやがって。……けど、良い。許す。ちゃんとあの子があの子のままであるだけで提督もう感無量だから……」クスン

伊58「なんかもうちゃんと艦娘であってくれるならなんでも良くなってきてないでち?この提督」

青葉「危険な徴候ですね」

提督「おーい山城ー」

山城「あら提督?……げっ」

提督「ああ、命令違反の外出のことなら気にしなくていいぞ。俺はお前がちゃんとお前でいてくれるだけで十分嬉しいから」

山城「……?そ、そう?よくわかんないけど許してくれるならいいわ。ありがと」

提督「いやいや。ところで、どうしてお前がここにいるんだ?それくらい聞いてもいいだろう?」

山城「…」

提督「言いにくいことなのか?」

山城「……少しね。咎められたりしないかしら」

提督「気になるな。そんな後ろめたい目的なのか?だとしたら場合によっては前言撤回せざるを得ないかもしれない」

山城「…」

提督「話してみろ、山城。場合によっては説教もあり得るが……上司として確かめなくてはいけないからな」

山城「……決闘よ」

提督「何!?決闘だと!?」

青葉「おっ!面白そうですねぇ!」

伊58「なになに!?まーた面倒くさいこと起こるんでちか!?もうやだぁ!」

??「デュエル開始の宣言をしろ!中嶋!!」

中嶋「はっデュエル開始ィ!!!!!」

?「瑠璃ィィィィィィィィィィィィィ」

提督「馬鹿言うな!相手は誰だ!?艦娘か!?女所帯だ、多少の不和は仕方あるまい!だが仲間同士傷付け合うことは許さんぞ!」

山城「悪いけど……これだけは譲れないの。相手は扶桑お姉さまを侮辱した。軽巡の分際で、自分たちの姉妹の方が優れていると……」

山城「だから身の程知らずに現実を叩き込んでやるのよ!!」

提督「け、軽巡!?しかも相手は軽巡だと!?絶対駄目だ!冷静になれよ!だからって軽巡相手に決闘だなんて、大人げないにも程が有るぞ!?」

山城「喧嘩を売ってきたのはあっちよ!わざわざここに呼び出したのもね!!」

提督「な……どこのバカタレだ、そんな危なっかしい真似したのは……」

山城「ふん!そこに居るんでしょう!?出てきなさいよ長良型!!」

提督「長良ぁ!!?」

伊58「嘘っ!?あの体育会系バリバリの長良型が戦艦に喧嘩売ったの!?」

青葉「おおお!!これで明日の一面は決まりです!」パシャパシャ

長良「……ふっ。悪いね。山城さん。わざわざこんなとこまで出張ってきてもらって」スッ

由良「でも、勘違いしないで欲しいわ。由良達は何も、由良達が山城さんより優れてるなんて言うつもりはないわ」

長良「私達はただ、山城さんの姉の扶桑さんよりも、うちのとこの五十鈴の方が優れてるって、ただそれだけを言いたいの」

山城「……馬鹿にするんじゃないわよ。私の事ならまだ笑って許せるわ。でもね。扶桑お姉さまのことを軽く見られるのだけは許せない。ガキの戯言だからって拳骨だけで済むと思わないことね」

長良「だから、白黒付けようって意味でここまで呼んだんじゃない」

由良「そうよ、山城さん。扶桑さんとこっちの五十鈴。一対一の決闘でね」

山城「……くだらない。軽巡風情が何を喚いても扶桑お姉さまこそ最強よ。そこに並びなさい。一人ずつ気合を入れてあげるわ」

長良「怖いの?」

山城「…」ピクッ

由良「勝てる自信ないんだ。だから暴力で済まそうっていうのね」

山城「……上等じゃない!!わかった!そこまで言うなら私と扶桑お姉さまの絆を見せてあげる!」

提督「お、おい。ゴーヤちょっと止めてこい」

伊58「嫌でち。長良型とか軽巡の中でも特に怖いでち。あと山城も装備によっては怖すぎるでち」

提督「なら青葉!」

青葉「あ、青葉もキレた山城相手に割って入るのはご遠慮願いたいかなーって!け、決していいぞもっとやれなんて思ってませんが!」パシャパシャ

長良「勝負方法は単純!この運動場の陸上トラックを先に三周したほうが勝ち!」

山城「はん!いいの!?扶桑お姉さまの加速力は半端じゃ無いわよ!?」

由良「こっちだってうちの五十鈴の機動性を舐めるんじゃないわよ!」

提督「……ん?」

伊58「……」

青葉「あれ?」

山城「さあ、それじゃあ始めるわよ!」カチッ ドルルンドルルン

キャンター「」ドッドッドッドッ

長良「いけるよね?五十鈴!この日のためにトレーニングしたんだもん!」カチッ ドルルンドルルン

エルフ「」ドッドッドッドッ

提督「どっちも軽トラじゃねえか!!」

長良「提督!?」

伊58「まあ、そうなるでちね……」

青葉「……ちっ」

山城「ふっ。何を言っているのかしら提督。甘いわ。扶桑お姉さまは軽トラなんかじゃない」

提督「何言ってんの!?どう見ても軽トラじゃん!めっちゃ軽トラじゃん!お前ら自然な流れで乗り込んでんじゃん!!」

伊58「キー指してエンジンかけてたでち」

青葉「しかもディーゼルですねぇ」

山城「まったく、これだから素人は……いいこと?扶桑お姉さまはね」ポチッ

キャンター「」ウイーーン

キャンター「ガシャーーン

山城「ダンプよ」

長良「くっ……」

提督「知るかよ!!!」

長良「!!今だ!鬼怒、開始の合図を!!」

山城「あっ、こら!待ちなさいまだ荷台を戻してない……」ポチッ

キャンター「」ウイーーン

山城「それとシートベルトも締めなさいよ!?ドライバーの義務なんですからね!」

伊58「ドライバー言ってるし」

高田総統「男の中の男、出てこいやぁ!」

提督「そのおっさん鬼怒なの!!?」

青葉「いつの間に!!」

伊58「もうめちゃくちゃでち!!」

長良「もらったー!!」ガシッ

エルフ「」ボエーーー

長良「よし、それじゃあ一速を二速に……切り替えて……よいっしょ……マニュアルって、シフトチェンジの時緊張するよね。よし、もう少ししたら三速に……」

伊58「しかも初心者ドライバーみたいなこと言ってるでち!」

若葉「若葉マークだ」

提督「若葉どっから出てきた!?」

山城「甘いわ!軽トラはいい加減な農家のオッサン連中の運転にも耐えられるよう、多少乱暴なギアチェンジしても問題ないの!!」グイッ

山城「扶桑お姉さまはローで思いっきり踏み込んだらいきなりトップに入れられる力を持っているのよ!!」

青葉「こっちはこっちで運転下手くそな大学生みたいなこと言ってます!!」

長良「速いっ!!けど負けないっ!!五十鈴!気合入れろ!!」

山城「扶桑お姉さま!ぶっちぎってやってください!!」

長良山城「「はあああああああああ!!!」」

提督「やめろお前らーーーーー!!!事故るーーーーーーーーーー!!!!」

伊58「……ちょっと。提督。なんか二台ともこっち来てない?」

青葉「ですねぇ……」

提督「命大事に!!命大事に!!バックミラーも確認しろよ!!せめて法定速度守って走って!!かも知れない運転駄目!絶対!!」

伊58「提督。逃げよ」クイクイ

青葉「あ、ゴーヤちゃん。司令官は任せました。青葉は先に」コソコソ

ゴーヤ「あっ、ずるっ!!」

長良「あっ、誰かから電話だ。もしもし?」

提督「長良ぁああああああああああああああ!!!!電話してんじゃねぇ!!ながら運転は減点罰金ものだあああああ!!」

山城「喉が渇いたわね……おっ、流石扶桑お姉さま、助手席にビールが置いてあるわ。頂きます」プシュッ

提督「山城ぉおおおおおおあああああああああ!!!免許取り消し!!免許取り消しだてめぇえええええええ!!!」

伊58「や、ちょっとこれ、やば……」

ガシャーーーーーーーーーーーーーーーーーン

駄目なのは「だろう運転」じゃなかったっけ

伊58「…」ポーーーーン

提督「…」

青葉「…」

ドガッ

伊58「…」ポーーーーーーン

伊58「……ぐえっ」ドチャッ

提督「……飛んだなぁ」

青葉「……飛びましたねぇ」

長良「くっ……まさかカーブで曲がりきれずにゴーヤに当たるなんて……」ガチャッ

山城「お姉さま大丈夫!?……良かった、傷になってないわ」ホッ

長良「あーあ。これじゃあ勝負はお預けかぁ」

山城「そうね……興が削がれたわ」

長良「でも……やっぱり扶桑さんは凄いや。あれだけの速度でゴーヤにぶつかっても傷ひとつ付かないなんて」

山城「当然よ。……でも、そっちの五十鈴だってなかなかじゃない。まさか宙に浮いたゴーヤをそのままの勢いで跳ね飛ばすなんてね」

長良「えへへ……すみません。生意気言っちゃって。本当は、扶桑さん達に五十鈴のこと、認めてもらいたかっただけなんです」

山城「そうだったの。ふふっ。ま、あんたらくらいの歳の子なんて生意気な盛りだしね。別に気になんてしてないわ。……なかなかやるじゃない。見なおしたわ」

長良「山城さん……」

伊58「おう待てやてめーらでち」ヨロッ

>>157
(あっ……)

山城「ふっ……あんたら、この後時間ある?」

伊58「無視でちか」

長良「え?」

由良「それは……勿論ありますけど」

山城「この間ちょうど臨時収入があってね。……どうせ使い道なんてあんまりないし、持て余してたところなのよ」

山城「良かったらこれから甘いものでも食べに行きましょう。付いてきなさい」

長良「山城さん……」

由良「……お言葉に甘えさせてもらいます。敵わないわね……」

高田総統「うおおおお!この喜びのパワー!今ならヒョードルにだって勝てますよ!!」

ザッ ザッ ザッ

提督「…」

青葉「…」

伊58「……ぐふっ」バタッ

提督「伊58。今までよく頑張ったな」

青葉「貴女の立派な戦いぶりは青葉、生涯忘れません」

伊58「死なないよ!?早くドッグに連れてってよ!!」

提督「まーた連れてくのか」

青葉「面倒ですねぇ。で、報酬は如何程いただけるんで?」

提督「そういえばさっきの分のお礼もまだ貰ってなかったなぁ」

青葉「そうですね。じゃあさっきの分も併せて……お給金の2ヶ月分くらいでどうでしょうか」

伊58「くっ!真の鬼はここにいたでち!」

提督「何言ってるんだ?鬼ってのはあれのことだろ。響」

青葉「あと、深海棲艦にもいましたよね。あれも鬼って名乗ってるんだから鬼で良いでしょう」

伊58「うるさいでち!そんなのどうでもいいから伊58をドッグに連れてってよ!足に力入らないんだから!」

提督「ほう。随分偉そうな物草じゃないか」

青葉「青葉はPleaseが聞きたいですねぇ。Please(お願いします)が」

伊58「くっ……!まずいでち。なんか段々意識が……」

提督「ほら、急げゴーヤー。早く言わないとそのまま死んじゃうぞー」

青葉「お願いの体勢はまあ……動けないようなので今のみっともなく五体倒地してる姿を土下座に見立てるってことで勘弁してあげましょう」

提督「おっ、優しいなぁ青葉は」

青葉「いえいえそんな天使だなんて」ポッ

伊58「この……あく……ま……ども……め……」

伊58「ゴーヤは……お前ら……には……負け……な……でち……」

伊58「…」

十数分後
ドッグ

伊58「……はっ!?」ザバァ

青葉「ふう。なんとか間に合ったようですね」ボロッ

提督「いやぁとりあえず引きずって来て風呂に沈めといたら大破扱いで復活できるんだから艦娘って便利だよなぁ」ボロッ

伊58「あ、結局助けてくれたんでちね。お前らほんと屑だけどなんだかんだ優しいとこもあるでち」

提督「そうだなぁ……悪ふざけが過ぎたよなぁ……」ボロボロ

青葉「私達も何も本気で見殺しにするつもりはなかったんですけどねぇ……」ボロボロ

伊58「……なんか二人共ボロボロになってないでち?」

提督「……あのあと名取と阿武隈に怒られてな」

青葉「めちゃくちゃ怖かったです」

伊58「あ、そういえばあの二人見なかったね。あの二人は普通だったの?」

提督「……見るか?」クイッ

青葉「まだそこにいますよ」クイッ

メイトリクス「…」

熊「…」

伊58「……ツッコミにくいでち」

提督「ああ。洒落が通じんので正直ちょっとやりにくい」

青葉「今も、私達がゴーヤちゃんの気絶してるうちに良からぬことしないようにって残ってるんです」

伊58「あっちの存在感抜群の筋骨隆々の男はまず置いといてでちね。まずなんであっち、普通に熊がいるの」

提督「……よく見ろ」

伊58「?」

熊「…」

虻「…」

提督「あの熊には常にアブがくっついているのだ」

伊58「力技が酷すぎないかな!?」

虻と熊「…」

青葉「そうは言われても目に見えるものが現実としか……」

伊58「そ、それじゃあ、あの身長190cm、髪は茶、筋肉モリモリマッチョマンの変態は……」

提督「当然名取だ」

青葉「ちなみに階級は大佐だそうです」

伊58「艦娘なのに階級あるの!?」

メイトリクス「目が覚めたようだな」(CV:玄田哲章)

提督「」ビクッ

青葉「」ビクッ

伊58「あ……その、はい。もしかしておじさんが、ここまで運んできてくれたの?」

メイトリクス「ああ」

伊58「…」

メイトリクス「…」

伊58(無口で怖い感じだけど……でも、ゴーヤのこと守ってくれたみたいだし、悪い人ではないのかな?)

伊58「その……あ、ありがとう。助かったでち」

メイトリクス「なに。構わない」

伊58「…」

メイトリクス「……お前たち、もうこの子に手は出さないな?」

提督「は、はひ!」ビクッ

青葉「決して出しません!」ビクッ

メイトリクス「どうだ。君の目から見て信用できるか?」

伊58(正直あんまりできないけど……)チラッ

提督「」ペコペコペコ

青葉「」ペコペコペコ

伊58「……はぁ」

伊58「うん。大丈夫でち。この二人は、その……仲間だし」

メイトリクス「……仲間だからと信用し過ぎると痛い目を見るぞ」

伊58「だ、大丈夫でち。……多分」

メイトリクス「そうか。ならばもう俺が言うべきことはない」スッ

伊58「……どこに行くの?」

メイトリクス「……」スッ

伊58「あっ、待って!」タタタ

青葉「ど、どうします?追います?」

提督「……追わざるをえないだろう。正式にうちに所属してるんならまだしも、あんな軍人オブ軍人みたいなのに勝手に鎮守府内彷徨かれたらたまらん」

メイトリクス「…」スタスタ

伊58「待って。おじさ……えっと、名取!そっちは工廠でちよ!」タタタタ

工廠

メイトリクス「ここでいい」

伊58「名取?」

メイトリクス「俺の役目は終わったからな」

提督「……やっと終わったか。疲れた。一回執務室に戻ろうか」

青葉「正直ほっとしました。そういえばお腹もちょっと空きましたね」

メイトリクス「まだだ」

提督「え?」

メイトリクス「ここにチップがある」

伊58「チップ?」

メイトリクス「」スッ

溶鉱炉

妖精「あっ、こんにちわ提督。今日の解体任務の一人目は名取さんですか?」

提督「あっ、妖精。……お前まで何言ってんの!?」

伊58「ちょっ!おじ……名取!?何やってるんでちか!解体されたいの!?」

伊58「やだよ!せっかくちょっと仲良く……仲良く?なれたのに!」グスッ

メイトリクス「……人間が泣く気持ちがわかった。俺達艦娘は、泣くことはできないがね」

青葉「いや今まさに貴女の目の前でゴーヤちゃん泣いてますけど」

メイトリクス「無理だ。あきらめろ」

メイトリクス「……提督。解体スイッチを押してくれ、自分ではできない」

提督「えーっと」

メイトリクス「…」スッ

提督「あっ、ちょっと待てって」

メイトリクス「」ジャラジャラ

伊58「…」

青葉「…」

提督「……あー」

メイトリクス「I'LL BE BACK」

メイトリクス「」b

ドボーーーン

青葉「最後らへん映画違くありませんか?」

提督「青葉、お前まで何言い出すんだよ……」

伊58「おじさ……名取……」

提督「ゴーヤもゴーヤで!最後の謎の雰囲気に流されるんじゃない!!」

提督「あとあいつを名取呼びするの抵抗あるなら無理して呼ぶんじゃない!!」

妖精「これで解体任務はあと一人ですね~。はい名取さん溶かして得た分の資材です」

提督「お前は平常運転だけど色んな意味でえっぐいな!」

提督「……資材は貰っとく」

青葉「あれ、そういえば熊がいません」

提督「それはこの際もうどうでもいい……些細な事だわ」

提督「もうほんっとにもうほんっっっと、マジでいい加減ほんっっっっとにマジで疲れたから、一度執務室戻るぞ……」

伊58「めっちゃ強調してるでち」

青葉「了解しました!」

提督「あとこの面子での調査に限界を感じる……せめて誰か一人くらい増援が欲しい……」

執務室

提督「…」

伊58「…」

青葉「…」

提督「……さて、次だが」

伊58「……行くんでちか」

提督「しかたあるまい。段々パチもんが増えてきてる気がする」

提督「早く原因究明せんと、今にここにいる人間以外全員パチもんになるぞ」

伊58「それは……地獄でち」

青葉「むう。青葉新聞の読者が減るのは困りますねぇ。まあ、新たに増やせばいいだけなんですが」

提督「……もうツッコまんぞ。次だ。次、まともなのいたら誰か一人くらい強引にでも連れてきてこっち陣営に引っ張るぞ」

伊58「すでに拉致を前提に話ししてるでちこの屑提督」

提督「ああ、もうなんとでも言え……」

青葉「それじゃあ、次はどうします?」

提督「……ゴーヤ。お前が決めろ」

伊58「ええーー!?」



型名安価
↓1

今日の分終わり

次回どっちかを大和みたいな感じでゲスト的なサブレギュラーにします
が、正直どっちでもいけるのでどっちか安価しちゃおうか

提督たちと一緒に各部屋を回って不幸な目に合う羽目になるのは飛龍と蒼龍、どっちだ?

あとパチモノの出典元紹介

睦月→津山睦月@咲-saki-
鶴賀学園高校の2年生で麻雀部。地味。プロ麻雀せんべいのカードを集めるのが趣味。これも地味。

如月→ユフィ・キサラギ@ファイナルファンタジー7
忍者。かわいい。

弥生→弥生会計@会計ソフト
ttp://www.yayoi-kk.co.jp/products/account/

卯月→ポーバルバニー@ウィザードリィ
ゲーム「Wizardry」において出現する殺人ウサギ。
イメージの起源は映画『Monty Python and the Holy Grail(モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル)』とされ、
作中でウサギがアーサー王一行に襲いかかり次々と円卓の騎士を殺していくシーンがある。

皐月→草壁サツキ@となりのトトロ
「やーい!お前んち、おっばけやーしきー」

望月→望月エレナ@ガールフレンド(仮)
甘い色っぽい雰囲気で、誰をも虜にしてしまう魔性の女性。
学園内イベントでは欠かさずカメラを持参する。レズ。

扶桑→キャンター@三菱ふそう
小型トラック。この扶桑は2tダンプ。軽ではないです。キャッチコピーは「いま、未来を積んだ」
お酒を飲みながら運転してはいけません。

五十鈴→エルフ@ISUZU
小型トラック。2tトラック。この五十鈴はダンプ機能はついてないやつだった。「先を行く責任がある」がキャッチコピー。
かも知れない運転は推奨。やっちゃいけないのはだろう運転。

鬼怒→高田総統@ハッスル
ハッスルエンターテインメントが主催するイベント「ハッスル」の中で、ハッスル軍と対抗する高田モンスター軍の総統。
元プロレスラーの高田延彦と顔、声、体格などそっくりだが、高田延彦とは古くからの友人であり全くの別人。

阿武隈→虻と熊@昆虫と哺乳類
熊に虻がくっついてるだけ。それ以上なんも言えねぇ。

名取→メイトリクス@コマンドー
かつて精鋭部隊・コマンドーの隊長として名を馳せたジョン・メイトリックスは、現在は軍を退役し愛娘・ジェニーと
山荘での静かな生活を送っていた。ある日、二人が暮らす山荘をメイトリックスのかつての上司・カービー将軍が
訪れ、メイトリックスにコマンドーの元隊員たちが次々と殺害されていることを伝え、護衛として山荘に部下を残し
てゆく。しかし、カービーが去った後、謎の武装集団が山荘を襲撃、護衛たちは殺害され、ジェニーが連れ去られる。
メイトリックスは必死に追跡を試みるが失敗し、彼もまた、武装集団に拘束される。
犯人は、過去にコマンドー部隊の工作により失脚したバル・ベルデ共和国の独裁者・アリアスの一味で、その中には
メイトリックスのかつての部下で、一味に殺害されたはずのベネットも加わっていた。メイトリックスに恨みを持つベネットは、
アリアス一味に協力して自分の死を偽装し、カービーがメイトリックスに接触するのを待っていたのだった。
そしてジェニーの命と引き換えに、メイトリックスは現バル・ベルデ大統領の暗殺を強要される。
やむなくメイトリックスは、一味の監視の下バル・ベルデへ向かう飛行機に乗り込む。しかし、一瞬の隙を突いて見張りを殺すと
離陸直後に飛行機の尾輪格納室から脱出し、すぐさまジェニーが捕らわれているアリアスの拠点を突き止めるべく隠密行動を
開始する。飛行機がバル・ベルデに到着するのは11時間後、その時間内に拠点を突き止められず、自分が飛行機から脱出した
ことが一味に知れればジェニーは殺される。
空港で監視していた一味の1人・サリーを追うメイトリックスは、サリーに口説かれていた客室乗務員・シンディに目をつけ、
脅迫に近い手段で強引に協力を求める。初めのうちシンディは粗野なメイトリックスの態度に不信を抱くが、成り行きで行動を共に
する内に、愛娘への思いを語る彼の言葉を信じるようになる。メイトリックスはシンディに助けられながら拠点の位置を突き止め、
軍放出品店から武器を調達し、一味の水上飛行機を奪いアリアスの拠点である孤島に辿り着く。
そして、メイトリックスは完全武装して孤島に乗り込み、大挙して襲い掛かるアリアスの軍勢を一人で殲滅する。
しかし、最後に残ったベネットはジェニーを人質にとり、メイトリックスと対峙する。メイトリックスはベネットを挑発して一騎打ちに持ち込み、
苦戦の末に勝利しジェニーを救出する。その後、救援に来たカービーはメイトリックスに軍への復帰を要請するが、メイトリックスはこれを断り、
ジェニーとシンディを伴い飛行機で島を飛び去ってゆく。

おやすみ

飛龍型相部屋前

提督「…」コンコン

伊58「…」

青葉「……出ないですね」

提督「だな。どっか出てんのか?」

タタタタタ

提督「おっ、いたっぽいぞ」

青葉「おっと」

伊58「大分慌ててるみたいでちね」

提督「ってことはこのパターンは……」

飛龍「だ、誰!!?」バターーーン

提督「飛龍!」

伊58「無事だったの!?」

飛龍「提督!それにゴーヤちゃんと青葉も!ちょうどいいところに!大変なの!」

青葉「どうしたんですか?そんなに真っ青な顔して」

提督「白々しい」ヒソヒソ

伊58「あらかた予想は付いてるくせに」ヒソヒソ

青葉「ふっふっふ。それでもこうやって聞くのが記者魂。これからも面白い記事じゃんじゃん書けそうで楽しみです」ヒソヒソ

飛龍「?と、とにかく大変なの!あの……わ、私が何言ってるかわかんないと思うけど、とにかく大変なの!」

飛龍「で、でででででも私がおかしくなったとかそういうのじゃないから、ちゃんと聞いてほしいっていうか……それとも私本当はおかしくなっちゃったのかなぁ」グスッ

伊58「大丈夫でち、飛龍。ゴーヤ達、飛龍よりは慌てないで物事を受け入れられる準備あるでち」

提督「もうなにが来てもちょっとやそっとじゃ驚かない自信あるぞ」

青葉「そういうわけです。ささ、飛龍さんも一旦落ち着いて。ほら深呼吸、深呼吸」

飛龍「あ、う、うん。すーーーー……はー……なんだかみんな、いつもより落ち着いてるよね?」

提督「ああ。実のところ、驚く元気もないっていうか、な」

伊58「詳しい話はあとでするでち。それで、何がどう大変だったのか、一応言ってみるでち」

飛龍「あ、う、うん。それが、その……ですね。わ、私が部屋での待機指示に辟易してこっそり食堂におつまみもらいに行って帰ってきたら……」

提督「……ああ。気にするな飛龍。そのことはよく正直に話した。もう処分下すのも体力使うから不問にする」

飛龍「あ、ありがとうございます……?そ、それで……間宮さんからおつまみを貰って……部屋から出て10分くらいですよ?それくらいで戻ってきたらですね……蒼龍が、その……違うんです」

青葉「違っちゃいましたか」

提督「違っちゃったか」

伊58「それは残念だったでちね。その……お互いに」

飛龍「……なんかみんな本当に冷静すぎない?」

伊58「いいから話を続けるでち」

青葉「部屋の蒼龍さんがどう変わってたんですか?」メモメモ

飛龍「……話すより、まず見てもらった方がいいと思うんだけど」

提督「それもそうだな。行くぞお前ら」

伊58「りょーかいでち」

青葉「かしこまりました!」

飛龍「あっ、ちょっと待ってみんな!せめて心の準備を……」

提督「今更そんなもんいるか」

伊58「むっさいおっさんだろうが猛獣だろうが重機だろうがなんでも来いでち」

青葉「あ、でも忍者は勘弁して下さいよ!忍者は!」

提督「さて、今回はどんなパチモンが……」

エヴァ2号機「…」

提督「…」ガチャッ

パタン

廊下

提督「飛龍」

飛龍「だから言ったじゃないですか!せめて心の準備くらいしてって!」

提督「いやしかしだな。あれはちょっとその……色々と規格外すぎやしないか」

伊58「部屋の床と天井ぶち破ってたでち」

青葉「しかもロボットっぽいと思いましたけど、あれ生きてません?青葉バッチリ目が合っちゃいました」

飛龍「そんなこと言われてもわかんないってば!!」

提督「う~ん……まさかこれほどとは」

青葉「今までのとの決定的違いは、飛龍さんがいなかったわずか10分程度でどうやってあんな大物を部屋に運んだのか。そして本物の蒼龍さんとどうやって入れ替わったのか……むむむ」

伊58「無理やり推理モノっぽくしなくてもいいんでちよ?」

青葉「だってそっちのほうが売れそうじゃないですか!新聞が!」

飛龍「あの……提督?もしかしてみんなが落ち着いてたのって……」

提督「察しのとおりだ。他でも起こってる」

伊58「こんなとんでもないのは流石にこの部屋が初だったけどね?」

飛龍「そんな……一体何が起こってるの!?」

提督「それがわかりゃ苦労しないんだがな」

青葉「今、我々は事件の真相を突き止めるべくまさに調査中だったんです!」

伊58「不本意ながら……」

提督「心当たりはないか?」

飛龍「あるわけないじゃん」

提督「ですよねー」

伊58「仕方ないでち。次行こう?みんな」

青葉「そうですね。時間は有限ですから」

提督「ってわけだ。それでな?飛龍」

飛龍「は、はい……」

提督「お前も来ないか?」

飛龍「え~……」

提督「いやか?」

飛龍「だって……どう考えてもそれ、碌な目に合わないパターンじゃないですか」

提督「いやな、ほんとまさにおっしゃるとおりなんだが」

飛龍「でしょ?だったら私は……」

提督「お前、あれと同じ部屋にいるつもりか?」

飛龍「え?」

提督「これ」ガチャッ

エヴァ2号機「…」

飛龍「…」

提督「…」パタン

飛龍「…」

提督「どうだ?」

飛龍「えっと、その、他の人達の部屋で待機とか。例えば赤城さんたちのとこ……」

提督「…」ガチャッ

エヴァ2号機「…」

飛龍「…」

提督「来るか?」パタン

飛龍「だ、だったら有給!今から有給申請できません!?どうせ最近出撃もあんまりなかったし、事態が沈静化するまでちょっと旅行でもして貯まった有給消化を」

提督「…」ガチャッ

エヴァ2号機「…」

飛龍「…」

提督「…」パタン

飛龍「し、仕事があるのなら、やりますよ。執務室で事務仕事でもいいですし、なんなら遠征でもいいし……」

提督「来るか?」スッ

飛龍「わかりました!わかりました!ご同行します!部屋のドアにかけた手を離してください!!」

提督「やったぜ。お前ら」

伊58「流石提督でち」

青葉「やり手ですねぇ!」

飛龍「ううう、納得いかない……」

提督「さて、それじゃあ次はどこに行こうかね」

伊58「せっかくだから飛龍に決めさせるでち」

青葉「ですね!飛龍さん、行き先をどうぞ!」

飛龍「え~……う~ん、じゃあ」



型名安価
↓1

最上型相部屋

提督「いるか~」トントン

鈴谷「はいはーい」ガチャッ

提督「おっ、鈴谷は無事だったか」

鈴谷「おっ、提督じゃ~ん。それに青葉にゴーヤに飛龍?どったの?」

提督「いや……うん。まあ、色々とな。その、心配で。様子を見に来たっていうかな」

鈴谷「わけわかんないなぁ。ま、いいや。廊下で立ち話もなんだし、上がってく?今丁度利根型の二人も遊びに来てたんだ」

伊58「利根型の二人?」

青葉「何故です?」

鈴谷「だって自室待機ったって暇だしさ~。やることないから、刺激を求めてお昼の買い出し決めでトランプやってたの」

飛龍「トランプかぁ。いいね、楽しそう」

提督「…」チラッ

伊58「…」コクン

青葉「…」コクコク

鈴谷「みんなもやってく?お茶にお菓子もあるよ」

飛龍「そうだね。鈴谷の様子からしてこの部屋はなんともなさそうだし……ねえ提督。ちょっと休憩してきません?そういえば私、結局おつまみ食べれなかったから小腹空いちゃって」

提督「いや、俺はいいや」

伊58「ゴーヤもパスでち」

青葉「青葉もいいです。あ、でも飛龍さんがされて行きたいというなら、止めはしませんよ」

提督「だな。俺達は茶でも飲みながら見物してるかな」

伊58「っていうことだから、部屋に入れてもらってもいい?鈴谷」

鈴谷「もっちろん!それじゃ、ようこそ最上型の部屋へ~」

提督「失礼しま~す」

提督(よし、これで被害があるとしたらまず飛龍だな)

伊58「わ~。さすが最上型、お部屋の女子力高~い」

伊58(ごめんね飛龍。でもゴーヤ、ちょっと疲れたんでち……)

青葉「この部屋でも面白い記事になることありませんかね~」

青葉(この部屋でも面白い記事になることありませんかね~)

鈴谷「あはは、そう言われてもなんいもなくて退屈すぎるくらいなんだけどね」

飛龍「またまたぁ。鈴谷のところなんて姉妹もみんな個性的だし、気付いてないだけで変わったことなんていくらでもある……」

飛龍「んじゃ……」チラッ

ざわ…ざわ…

利根川「ぐうっ……!」ジューーーーー

熊1「ゴッフゴッフ」

熊2「グルルルル……」

飛龍「なんか見知らぬおじいちゃんが熊2頭に土下座しながら鉄板の上で焼かれてるーーーーーーーー!!?」ビクッ

ざわ…ざわ…

飛龍「しかもどっかからざわざわ声が聴こえてるーーーーーーーー!!?」ビクッ

鈴谷「ああ~。利根ったらまた二人に勝負吹っかけて負けちゃったのかぁ」

飛龍「利根!?利根って言った!?今!?誰が!?」

鈴谷「利根だよ?」スッ

利根川「がああ……!」ジュージュー

ざわ…ざわ…

鈴谷「利根ったら、さっきから鈴谷と筑摩と熊野相手にトランプで負けっぱでさぁ」

鈴谷「負けたら奢りって言ってるのに、お金払うの嫌だからってこうして焼き土下座でチャラにして再戦挑んでくるの」

ざわ…ざわ…

利根川「金は……命よりも重い……!!」ジュージュー

飛龍「あ、あの2頭の熊が熊野と筑摩!?」

鈴谷「そうだけど?いきなり何言ってんの?同じ艦隊の仲間に」

熊1「ゴフゴフ」

熊2「ガフガフ」

飛龍「いや、その……え?なに?私が悪いみたいな感じになってんの?」

提督「諦めろ飛龍」スッ

伊58「もう鈴谷(と他の最上型及び筑摩)は手遅れでち」スッ

青葉「この部屋獣臭いですねぇ。おまけに肉を焼く匂いはいいとして、服が焦げる匂いはちょっと……」

飛龍「あ、あんたら、このパターンも散々やりつくしてんのね?なんで説明してくんなかったのよ!」

提督「だって言ったら逃げられるって思って……」

伊58「説明が面倒だったでち」

青葉「飛龍さんのリアクションが楽しみで!」

飛龍「むっきょーーーーーーー!!!」ジタバタ

提督「キレた!」

伊58「落ち着くでち!飛龍!!」

熊1「ゴフー!」ベチンッ

飛龍「きゃんっ!」ベチャッ

伊58「ああっ!飛龍がやられたでち!」

提督「撲殺!?」

青葉「なんて美味しい!して凶器は!?」パシャパシャ

鮭「」ビチビチ

青葉「なんとベタな!」パシャパシャ

鈴谷「あっ!こら熊野!最上で飛龍殴っちゃ駄目でしょ!」

熊1「ゴフ……」ショボーン

提督「最上!?あの鮭最上!?」

伊58「あっちが熊野だったんだ……」

飛龍「なんで私がこんな目に……」シクシク

青葉「って言うことはあっちの大きい熊が筑摩さんってことになるんですけど……どこがどう違うんでしょう?」

熊2「…」

青葉「ああ。青葉分かっちゃいました。あっちの熊、黒くてわかりにくいですけど毛皮が返り血で染まってます」

提督「こえーよ!!」

伊58「ひっ!?」

飛龍「ちょっと……その返り血ていったい誰の……」

鈴谷「知りたい?えっとね……」

飛龍「いやいい!言わなくていいから!」

熊2改め袈裟懸け「バオオオオオオオ!!!」

飛龍「いきなり勇ましく唸りだした!」

熊1「ムシャムシャ」

鮭「」

提督「熊野鮭食ってるーーーーーーーー!!」

伊58「最上ーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

鈴谷「あっ!こら熊野!最上食べちゃ駄目でしょ!お嬢様のくせにはしたないぞ!」

飛龍「そういう問題じゃなーーーーーーーい!!」

提督「そ、そういえば三隈!三隈はどうした!?」

伊58「はっ!?そ、そういえば!まさか返り血って三隈の……」

鈴谷「はぁ?馬鹿言ってんじゃないわよ。なんで私達姉妹が傷つけ合わなきゃいけないのさ」

熊1「ムシャムシャ」

袈裟懸け「クッチャクッチャ」

鮭「」

提督「いやめっちゃ食ってる!お前の妹お前らの長女のことめっちゃ食ってるぞ。友達と一緒に」

鈴谷「え、あ、姉を食うとか……ちょっと、何考えてるのさいやらしい」ポッ

提督「頬染めてんじゃねーよ!!」

飛龍「ま、まさかほんとに三隈は……」

青葉「これは……スクープの予感!?」

伊58「三隈ーーーーーーーー!!!」

鈴谷「はぁ……人の話聞きなよ。だからさぁ。三隈は……」

飛龍「ちょっと待ってみんな!」

提督「今度はなんだよ!?」

伊58「もうどうにでもなれでち!」

飛龍「あ、あれ……」スッ

虻と熊「…」

提督伊58「「熊増えたああああああ(でちぃいいいい)!!」」

鈴谷「おっ、阿武隈じゃ~ん」

飛龍「そして普通に受け入れた!!」

虻と熊「…」ペコリ

飛龍「さらに普通にあいさつした!!」

鈴谷「いいところに来たね~。ほらほら、こっち来てよ」コイコイ

虻と熊「…」スタスタ

熊1「…」

袈裟懸け「…」

熊3頭「…」

提督「なんだ。何が始まるんだ」ガクガク

伊58「ヤバイでち提督。熊でち。熊の反乱でち。きっとこれから熊が人類に反旗を翻して創世記(ジェネシス)が始まるんでち」ガクガク

飛龍「そして最終戦争が新世紀(ライジング)して宇宙へ逃げ延びた人類が数万年後に浜辺に打ち上げられた自由の女神を目撃することになるのね」ガクガク

青葉「熊が三頭?……もしかして、あっ」

鈴谷「ほら、三隈いたじゃん」ビシッ

熊3頭「ガフガフ」

鮭「」

提督「強引に押しきりやがった!」

伊58「もう鮭が骨だけになっちゃったでち」

青葉「流石にあれはもう入渠しても無理じゃないですかねぇ……いやそもそもお湯なんかにつけたら生きてても石狩鍋とかになっちゃいそうですけど」

飛龍「あ、あのさ……」

提督「だが、もうわかった。これで最上型と筑摩型は全滅、と。次行くぞ次」

伊58「賛成でち。あの熊共の矛先が伊58たちのとこに来る前にとんずらするでち」

青葉「そうですね。ここにいてももう得られるものはなさそうです」

飛龍「待ってよ。ねえ、ちょっと」

提督「なんだ?飛龍」

飛龍「あ、あのさ、大丈夫なんだよね?」

提督「何を指して大丈夫と言っているのかわからんが少なくとも俺はもう大丈夫ではないぞ」

伊58「ゴーヤも大破寸前でち」

青葉「して、飛龍さんは何を心配なさっているんです?」

飛龍「いや、その……最上」

提督「鮭か」

伊58「鮭でちね」

青葉「焼き鮭が食べたくなりますね」

提督「別に大丈夫だろ、鮭くらいなら」

伊58「入れ替わりが死ぬのは(ってか解体された)のは名取っていう前例もあるんでそこまでの衝撃ではなかったでち」

飛龍「いや、だから……」

青葉「何が言いたいんです?」

飛龍「あの……入れ替わっただけならいいんだけどさ?」

提督「ああ」

伊58「でち」

飛龍「あ、あのね?これって仮説だし、その、私の事、変なコト言ってるとか思わないで聞いて欲しいんだけど……」

飛龍「その……なんかの原因でさ。もし、あのパチモン達が、その……」

飛龍「本物がどうにかして変化した姿だったとしたら……」

飛龍「あの鮭もとい最上は」

提督「…」

伊58「…」

青葉「…」

飛龍「もしかして死」

提督「飛龍」

飛龍「は、はい?」

提督「滅多なことを言うんじゃない。そんな馬鹿な話があるか」

伊58「まったくでち。それにゴーヤは自分の代わりに潜水艦のみんながゴーヤ持ってたの見てるし」

飛龍「す、すみません……」

提督「だが……」ダラダラ

伊58「…」ダラダラ

提督「それとは関係ない話ではあるが、さっさとじゃんじゃん回ってすぐに事態の解決の糸口見つけるぞ」アセアセ

伊58「い、異議なしでち!いつまでもこんなくだらない事件に関わってらんないでち!」オロオロ

飛龍「……さ、賛成!」

青葉「おっ!みなさんなんだか急にやる気出てきましたね!?いいことです!では次、行ってみましょう!!」



型名安価
↓1

長門型相部屋

提督「失礼するぞオラー!!」バターーン

伊58「無事でちかーーーー!!?」バターーン

九十九「なんだい?」

提督「兄ちゃん誰だーーーー!!?」

伊58「でちーーーーーー!!?」

青葉「なんか変なテンションですねぇ」

飛龍「生き急いでる感じがちょっと怖いなぁ」

九十九「陸奥だ」にいっ…

提督「そうかーーー!!長門はいるかーーーーー!!」

伊58「でちーーーーーーーー!!?」

青葉「止まったら死にそうな雰囲気ですね。勢いで押し切ろうって判断でしょうか」

飛龍「どうせ無駄なのに……」

九十九「長門か?ああ、あいつなら……」スッ

長友「ふっ、ほっ、はっ」

九十九「あそこで体幹やってるぜ」にいっ

提督「…」

伊58「…」

飛龍「ほら」

青葉「あ、なんにも言えないって顔してる」

青葉「長門も~って文章打とうとして『ながとも』で区切って変換しようと思ったら出てきますからねぇ。長友。ss書いてたら一回は体験するでしょ?」

飛龍「何言ってんの?」

青葉「こほん。失礼。メタでした」

飛龍「…」

青葉「しかしながらさて、非常に出オチな感も否めませんが、あの二人はこの後どうやってこの場を乗り切ってくれるのでしょう?」ワクワク

飛龍(完全に傍観者だ)

提督「あー……その、なんだ」

伊58「でち……でち……」

九十九「?」

提督「邪魔したな……」スッ

伊58「でち」

九十九「ちょっと待ちなよ」

提督「ん?」

九十九「勝手に女子の部屋入って、勝手にがっかりして帰ってくなんざ、男のやることじゃねぇ」にいっ

九十九「ちっとばかしお仕置きさせてもらうぜ」ギシッ

提督「は?え、ちょ……」

伊58「あ、ゴーヤは女の子だからノーカンでちね?」

九十九「そうだな」

提督「なっ!?ゴーヤてめえ!裏切る……」

九十九「受けてみな。陸奥圓明流奥義……虎砲」

提督「あっ、やめ」











執務室

提督「はっ!?」ガバッ

伊58「あ、起きた」

青葉「大丈夫ですか?司令官」

提督「お前らいけしゃあしゃあと……特にゴーヤ」

飛龍「これ、らち明かないわね」

提督「飛龍?」

飛龍「毎回こんな感じなんでしょ?結局酷い目に遭うばっかで何にも有力な情報掴めてないじゃん」

提督「……仰るとおりで」

伊58「耳が痛いでち」

青葉「そうは言いますが、他にどうすればいいのか検討も付かないっていうのも本当ですし」

飛龍「それはそうだけど……」

提督「だが、かと言ってこのまま部屋を回り続けるのもなぁ。ぶっちゃけ身体が持たんぞ」

伊58「あと心もでち」

提督「アプローチの方法を変えてみるか?」

青葉「と、仰りますと?」

提督「…」

1.ここで考え続けてもいいアイディアが浮かんでこない。一旦休憩して、間宮食堂にでも食事に行かないか

2.よくよく考えてみればうちの鎮守府で変な事起こった時、怪しい奴って言ったら大体決まってるんだよな。工廠行くぞ工廠

3.……もう少しだけ部屋巡りするかぁ

4.その他自由安価(セリフを決めてください)


どれか選んでね↓2

提督「……もう少しだけ部屋巡りするかぁ」

飛龍「マジで?」

伊58「とんだマゾ野郎でち」

青葉「さっすが司令官!」

提督「仕方ないだろ!他にやれそうなことないんだし!かと言って何もやらないわけにもいかないし!」

伊58「それは、まあ……」

飛龍「はぁ……帰りたい」

提督「逃がさんぞ」

飛龍「ぐぅ……せめて誰かと入れ替わりとか」

伊58「逃がさないでちよ」

飛龍「ゴーヤちゃんまで」

青葉「さて、それでは次はどこに行きます?あ、ところでそろそろどの部屋に行ってどの部屋に行っていないかこんがらがってきたと思いますので、リストをお渡ししましょう」

提督「お前はほんとこの件に関してやる気だな」

青葉「それはもう。ええ、しばらく新聞のネタに困らなそうな勢いで記事が増えてますので」

提督「…」

伊58「…」

青葉「というわけでこれが部屋のリストです。調査済の艦娘は●、未調査の艦娘は○を付けてますんで、これを参考にして部屋を巡りましょう!」

提督「全部は廻るのムリだろうなぁ……」

伊58「それは流石のゴーヤも辛いでち」

飛龍「帰りたいよぉ……」

青葉「あ、でもさっきの利根型や扶桑型みたいに、部屋以外のところで見かける艦娘もいるかもしれませんね!」




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

青葉リスト

戦艦寮
●大和型
●長門型
●扶桑型
○伊勢型
●金剛型

空母寮 正規空母組
○赤城と加賀
●飛龍型
○翔鶴型
○雲龍と大鳳

空母寮 軽空母組
○鳳翔と龍驤
○祥鳳型
○飛鷹型
○千歳型

重巡寮
○古鷹型
●利根型
○妙高型
○高雄型
●最上型
●青葉型

軽巡寮
●長良型
○天龍型
○球磨型
○川内型
○阿賀野型

駆逐寮
●暁型
●睦月型
○吹雪型
○綾波型
○初春型
○白露型
○朝潮型
○陽炎型+秋月+島風
○夕雲型

その他部屋
○大淀一人部屋
○あきつ丸と龍鳳
○ドイツ勢(Z1、Z3、ビスマルク、プリンツ・オイゲン)
●潜水艦組

工廠
○夕張と明石

食堂
○間宮と伊良湖

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


どの部屋に行く?↓1

球磨型了解
今日はここまでにします

あと、>>1はネタ被りとか全く気にしないタイプだからむしろじゃんじゃん予想してくれると嬉しいじゃん

出典元紹介

蒼龍→エヴァンゲリオン2号機@新世紀エヴァンゲリオン
アダムより製作された、エヴァンゲリオンの量産化を前提として開発された、いわば先行量産機。
パイロットの惣流・アスカ・ラングレーの言葉を借りるなら「本物のエヴァンゲリオン」と呼べる機体。
フルパワー時には頭部拘束具が一部展開、素体の4つ目を露わにする。

最上→鮭@サケ目サケ科サケ属
程よく油がのったクセのない身、加熱時の食感。独特の風味。
生食、汁物・鍋料理、焼き物、揚げ物、果ては漬物や乾物にまで。美味すぎる魚。
身は赤いが、生物学的には体側筋が遅筋から成る赤身魚ではなく、速筋から成る白身魚に分類される。
「鮭様」の愛称で親しまれている名将最上義光が、海につながる庄内を手に入れた時は
「念願の庄内を手に入れたぞ!大好物の塩鮭が自由に食べられる!!」と喜んだという。

三隈→3頭の熊@ネコ目(食肉目)クマ科
熊。鮭が好き。

熊野→熊@ネコ目(食肉目)クマ科
熊。でかい。多分ヒグマ。

利根→利根川@賭博黙示録カイジ
帝愛グループの最高幹部の一人。『賭博黙示録』のほぼ全編にわたりカイジの大敵となる。
長年に渡り成功し続けてきた凄腕の猛者であり、それ故に負債者たちを見下し、その死に際しても心を痛めない酷薄さを持つ。
最終的には、カイジの捨て身の執念と、利根川の優秀さを逆手に取る奇策に敗北を喫し、兵藤の怒りを買って焼けた鉄板の上で10秒間土下座をするという「焼き土下座」に掛けられる。
アニメ版の声が白竜。

筑摩→袈裟懸け@三毛別羆事件あるいは羆嵐
1915年(大正4年)12月9日 - 12月14日にかけて、北海道苫前郡苫前村(現:苫前町古丹別)三毛別(現:三渓)六線沢で発生した、クマの獣害(じゅうがい)としては記録的な被害を出した事件。
羆(ヒグマ)が数度にわたり民家を襲い、開拓民7名が死亡、3名が重傷を負った。事件を受けて討伐隊が組織され、問題の熊が射殺されたことで事件は終息した。
詳細はwik参照のこと。
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E6%AF%9B%E5%88%A5%E7%BE%86%E4%BA%8B%E4%BB%B6

長門→長友佑都@インテルナツィオナーレ・ミラノ
豊富な運動量と抜群のスピードが武器のサイドバック。
俊敏性に優れ、1対1に強く上背はないが、大型FWにも競り負けないフィジカルと身体能力の高さを併せ持つ。
効果的ドリブル、思い切りの良い飛び出し、そして相手の隙を突いて放つミドルシュートも大きな武器である。

陸奥→陸奥九十九@修羅の門
陸奥圓明流の第40代伝承者。陸奥圓明流が地上最強であることを証明し、自らの代で圓明流を終わらせるため、格闘技界にその姿を現した。
身長170センチメートル・体重66キログラムと格闘家としては小柄な体格だが、目にも留まらぬスピード、ヘヴィ級を圧倒するパワーなど、超人的な基礎体力を誇る。

球磨型の部屋

提督「ってわけで来たんだが」

大井「ふぅん……」

伊58「大井達は自覚あるタイプでち?」

北上「あ~……まあねぇ。姉達がああなったらねー。そりゃねぇ」

大井「わかんないわけがないでしょうが。馬鹿にしてるんですか?」

提督「うう……いつもの大井だ。辛辣で見下した口調だけどいつもの大井だ……」クスン

飛龍「日常って、普段はちょっとそれどうなの?って思うことあっても、失うと大切なモノだったって気付くものなのね……」クスン

伊58「感極まり過ぎでちそこ二人」

青葉「まあまあ、それだけお二人はいつもどおりのこの三人に感動を覚えているということですから」パシャパシャ

北上「しっかし、どういうことなんだろねー。いやはや不思議なこともあるもんだ。うんうん」

大井「そうね。まあ、こんなこともあるわよね」

木曾「おい」

北上「それにしても球磨ねーちゃんが熊で、多摩ねーちゃんが猫かぁ。なんつーか、意外性の欠片もなくて北上さん的にはちょーっとがっかりだなぁ」

木曾「おい」

大井「そうですね。よその話聞く分にはもっとアンタッチャブルなトランスフォームを遂げているそうですし」

木曾「おい」

北上「あ、大井っちもそう思う?どうせ変わるんならやっぱりもうちょっと笑える姿に変わって欲しかったよねぇ」ケラケラ

木曾「おいってば!!」

大井「……さっきから煩いわねこの末妹は。これ以上北上さんと私の談笑に水挿すんなら魚雷にくくり付けて適当な太平洋方面に向けて射出するわよ」

北上「しっかし、キソーはなんで変わんなかったんかね?このパターンなら海賊辺りに入れ替わっててくれたらもうちょっと笑い話に広げられそうだってのに」

大井「そうよ。なにか申し開きしてみなさいよこの無能」

木曾「なんでお前らの笑いのために俺がんなもんにならねーといけねーんだよ!眼帯見て海賊ってネタにすんのもやめろ!」

木曾「それに姉がアニマルに変わって心配の一言も出てこないのか!ふりでも不安そうな真似できねーのか!」

木曾「あといつものことながらほんっっっっと色々と酷いな大井は!」

伊58(球磨型の力関係が手に取るようにわかる会話でち)

北上「えー?そんなこと言ってもさー。この二人なら素でこれくらいのトランスフォームやってもおかしくないって思わない?」

大井「まったくだわ。今更あの二人が本物の獣に変わったからって、その程度で動揺してたら球磨型なんかやってられないわよ」

北上「ねー。変わるにしても、なんつーかインパクトに欠けるよねー」

木曾「畜生!あの姉共にしてこの姉共ありだ!球磨型でまともなのやっぱり俺一人じゃねーか!」

提督(それを臆面もなく言えるお前も相当だぞ。キャプテン・キソー)

熊「ガルルル」

タマ「ニャー」

青葉「しかし、熊4頭目ですか……」パシャパシャ

提督「いつかマジで熊に支配されるんじゃないかこの鎮守府」

伊58「この熊はなんていう種類なのかなぁ」

飛龍「駄目だよゴーヤちゃん!この状況に馴染んたような発言しちゃ!」

伊58「はっ!?あ、危ないところだったでち!」

提督「…」

青葉「…」

北上「ん?どうしたのさ二人共」

提督「あ、いや……なんでもない。そうだよな。慣れてきてもそれを受け入れちゃいけないものってあるよな」

青葉「記者が起きている事件に慣れを感じてしまうなんて、なんたる不覚……!」

北上「……ま、どーでもいいけどさー」

大井「で、この珍獣二匹はいつまでこうなのかしら?」

提督「それがわかればここまで苦労しておらん」

北上「それもそうか」

大井「面倒なら一度全部解体します?手伝いますよ。魚雷で」

熊「ガウッ!?」ビクッ

猫「フギャーーーー!?」ビクッ

提督「やめてあげなさい」

青葉「それは流石にまずいですって。……あ、でも大井さんならあの忍者倒せるかな?だとしたらあいつにだけは復讐を……」

提督「それもやめときなさい」

伊58「なんていうか、連中の何人かはマジで底が知れない生き物なんでいくら大井さんでも危ないと思うでち」

提督「そもそも今まで同じ釜の飯食ってきた仲間かもしれない連中をだな……」

大井「冗談ですって」

提督「わかりにくい……まあ、この様子ならお前たちは大丈夫だろ。この事件の解決は俺達の方で取り組むから、お前たちは問題起こさないようにここで待機で……」

飛龍「てっ、提督!ゴーヤちゃん!」

提督「んあ?」

伊58「どーしたの?飛龍」クルッ

飛龍「くっ、熊が!」

提督「熊?」クルッ

熊1(虻付き)「…」

熊2「…」

熊3「…」

飛龍「増えてます!!」

提督「どっから来た!?」

伊58「なんで来た!?」

青葉「どうやって来たんでしょうか!?」

熊4(球磨)「…」

熊1(虻付き)「ゴッフゴッフ」

熊2「バルルルル」

熊3「ゴフゴフ」

提督「な、なんだこいつら。4頭で身を寄せ合って」ガクガク

伊58「熊会議でち。熊会議が始まるんでち」ガクガク

青葉「なんですかそれ」

熊1「ガフ」コクン

熊2「ゴフゴフ」ブンブン

熊3「ガフ?」

熊4「ゴルルルル……ガフガッフガフ!」

熊1「ガアアアアアア!!」

熊2「ガウ!?ガルルルルルル……!!」

熊3「ガル!」

熊4「バオオオオオオオオ!!!」

熊1「ガウ!ガルルルル!ガァ!」

熊2「ガルル……ゴル!」

熊3「ガルルルルル……」シュン

熊4「ガウ!ガウガウガウ!」

熊3「ガウ?」

熊4「ガルルル!ガウガウ!」コクコク

熊3「ガウ……グル」

熊4「グオオオオオオオオオ!!!」

熊1「ガルルルルル!!」

熊2「ギャオオオオオオオオ!!!」

熊1「ガルルルルル……!!バオオオオオオオオオオオオオオ!!!」

熊3「ガウ!?ガルル…」

熊4「ガウガ 提督「いや長げーよ!!!」

伊58「ほっといたら延々続きそうでち!」

飛龍「何言ってるかわかんないしね!?」

熊4頭「…」

提督「しまった、つい連中の注目を集めてしまった」

伊58「突然の生命の危機でち」

北上「まあそうなるよねー。仕方ないよねぇ」

大井「馬鹿ね。熊に会ったら死んだふりが相場って決まってるのに」

飛龍「本当は死んだふりは駄目だって聞くけど……」

木曾「……で、どうするんだ?」

北上「困ったねぇ。今は部屋での待機任務中だったから艤装も外してたしねー」

飛龍「あれ、これってわりと本気で危機的状況?」

青葉「ど、どどどどうしましょう」

熊ーズ「」ジリジリ

木曾「お、おい。これもしかして、マジで危険な状況だったりするのか」

提督「何を今更」

木曾「お、おい!?」

大井「大丈夫よ」スッ

提督「お、大井?何か策があるのか」

大井「ええ。お任せください」ニヤッ

提督「すまん助かる!今度のボーナス弾むぞ!」

大井「……そう。なら提督はやっぱり勘弁してあげる」ボソッ

提督「……ん?」

北上「流石大井っち!頼りになる!」

大井「北上さんは論外だし」ボソボソ

伊58「大井さん?」

大井「ゴーヤちゃんは小さすぎてすぐ終わる」ボソッ

伊58「へ」

大井「となると飛龍さんか……」チラッ

飛龍「大井ちゃん、ほんとお願いね?頼りにしてるから……」ビクビク

大井「…」

木曾「そ、そうだ。大井は基本的に酷い姉だが、なんだかんだこういう荒事の場面では頼りになる。荒事の場面でだけは」

大井「……決定」ガシッ

木曾「へ?お、大井?なんで俺の背中を掴むん……」

大井「私と北上さんの未来のために死になさい」ドンッ

木曾「だ?」ヨロッ

木曾「おっ……」ヨタヨタヨタ

木曾「っと……っと……」トットット

木曾「うお」モフッ

木曾「…」スッ

熊ーズ「…」ガシッ

木曾「…」モフモフ

熊ーズ「……アーーン」

木曾「お、大井ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」


ガブッ!! ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!オボエテロテメェエエーーーーーー!!!


大井「みんな、木曾が奴等の注意を引いてくれている間に逃げるわよ。走らずゆっくり、物音を立てないようにね」

提督「えーっと……」

大井「大丈夫。木曾だって私達球磨型の姉妹よ。あの程度で死ぬことはないわ」

伊58「さっき私と北上さんの未来のために死ねって」

大井「その身を呈して上官や私達姉妹、そして仲間を守ろうだなんて、流石私達の妹だわ」

飛龍「いや呈してっていうか、供されてっていうか」

提督「今さらっと俺やお前らのことも出したろ?あれな、俺らも共犯だって言いたいんだぜ」

伊58「大井さんは聡明な方でち」

大井「木曾の覚悟を無駄にすることは、木曾の犠牲心を無駄にすることです。後ろを振り向いては駄目。全員、必ず生き残りなさい」

大井「……くっ」グスッ

北上「大井っち……」

大井「す、すみません北上さん。偉そうなことを言った立場のくせに、勝手に涙が……こんなことなら私があの子の代わりになれば良かった」

大井「もう手遅れだから絶対やらないけど」

飛龍「なんかいい話風に持ってこうとしてる……」

青葉「ど、どうしましょう司令官。あ、青葉流石に戦慄を禁じえません」

提督「ま、まあなんとかなるだろ。あとで回収して風呂にでもつっこんどけば」

伊58「この酷い扱いも手馴れてきちゃった。慣れるって怖いね、提督……」

飛龍「そして酷いといえばなんだかんだ木曾が犠牲になってるうちに部屋を脱出して廊下にいる私達もね」

提督「ええい言うな!」

大井「さて、それじゃあ私達はこれから間宮食堂に行ってきますんで」

北上「ヒヤヒヤしたらお腹空いちゃったもんで」テレテレ

提督「ああ、行って来い。きっと木曾も今頃ヒエヒエになってるだろう」

伊58「運が良ければ深海重雷装巡洋艦として二人の前に立ってくれる気がするでち」

大井「は?チ級?そんなの化けて出てきても返り討ちですが」ケッ

北上「あ、なるほどー。それでやっつけてドロップしたら晴れて木曾生還か、頭いいねー流石大井っち」

大井「……ああ」

大井「でしょ?北上さん」

北上「~♪」スタスタ

大井「あ、待ってくださいよ~♪」

飛龍「今、『ああ』って。ちょっと考えてから『ああ』って」

青葉「そもそもそれはあの木曾さん本人と言っていいものなのでしょうか」

提督「俺に聞くな。ただ一つわかるのは、お前ら今後大井だけは絶対怒らせるなよ」

伊58「肝に銘じとくでち」

青葉「右に同じく」

飛龍「同意。あと、なにげに北上が怖い。すっごく怖い」

伊58「なんだか泳いでる時にサメと目があった時みたいな根源的な恐怖を感じるよね」

青葉「や、止めましょう。球磨型の闇は深かった。それでもうこの一件は忘れましょう」

提督「俺は立場的に逃げられないんだがな。……ふう、さて」

提督「……この後どうする?」




1.木曾がどうなってるか心配だ。部屋をちょっと覗くか
2.次の部屋行こうか
3.俺らも食堂行くか?

入れ忘れた
安価↓1

提督「俺らも食堂行くか?」

青葉「えー。あの人らと同じ所行くんですかー」

提督「嫌なのはわからんでもないが、いい加減腹減ってな」

飛龍「そういえば全然ご飯食べてないし、私もペコペコ」

伊58「ゴーヤもちょっとお腹減ってるかも」

提督「ってわけなんだが」

青葉「むぅ……ま、まあ仕方ありませんか。実は私もちょっとお腹減ってますし」

提督「なら決定だな。何心配すんな。食堂は広いんだし、嫌ならあいつらとはちょっと遠いところに座ればいい」

青葉「……それもそうですか。では、行きましょうか」

提督「ああ。……そうだな、面倒事に付きあわせてるわけだし、折角だから今日は奢るよ。お前ら好きなもの頼め」

青葉「マジですか!?」

伊58「おお!?提督太っ腹でち!」

飛龍「やったあ!楽しみだなぁ。パフェ頼んじゃおっと!」

提督「はははは……つかの間の平和だなぁ」

間宮食堂

提督(食堂に行けばつかの間の平和が待っている)

提督(そんなふうに考えていた時期が俺にもありました)

提督(そして今は……)

北上「おっ?提督らじゃーん。みんなも結局来たん?」

提督「……ああ。腹が減ってな」

大井「ついてるわね。今日の食堂は最強だわ。間宮さん、伊良湖ちゃん、それに鳳翔さんまで揃ってるなんてね」

北上「オールスターじゃん。こりゃ凄い。しかも今食堂ガラッガラ!つまりこの3人の料理を独占し放題!」

提督「そうだな……俺が部屋で待機って命令出してたからな……」

北上「おお、そういえばそうだった。ってことは鳳翔さん命令違反?」

提督「そうだな……」

北上「あ、でもどうでもいいっぽい?」

提督「ああ。もうどうでもいいかな……」

北上「ならいいや。素直にこの3人を独占できることを喜ぼっと。提督ナーイス」ビシッ

提督「ああ、俺の判断ナイスだったな……犠牲者が減るからな……」

大井「すみませんマミヤさん、あんみつお願いできます?」

マミヤ「はい」ニコッ

提督(この人はまだいい。刃のついたヨーヨーとかボウガンとか持ってるけど)

マミヤ「」モタモタ

提督(でもあんまり料理得意そうじゃないのがちょっと不安だ)

提督(だがそんなのが問題にならないレベルでヤバイのはこいつらだ)

伊良子「…」トントントン

提督(葱切ってるけど、あれ、目見えてないよな?)

伊良子「気になりまするか」

提督「えっ?あ、いや……」

伊良子「この盲いた目には、見えぬものが見えまする。瞼の奥に映りしは姿でなく御実体」

伊良子「故に、汝が考えておられることも、その視線の先もわかりまする」

提督「マジか……す、すみません」

提督(なんとなく敬語になっちまった。でも、確かに手元しっかりしてるし料理の心配はないの……か?)

北上「伊良湖っちー。今日のおすすめってなんかある?」

伊良子「おすすめでござりますか?」

北上「そーそー。あ、甘味じゃなくていいよ。けっこうしっかり食べたい気分だから」

伊良子「ふむ……では、鯉のあらいなどは」

北上「いいねーいいねー!北上様、そういう珍味っぽいの大好きよ」

青葉「へー、鯉のあらいですか。凄いですね、そんなの食べたことないです。北上さん、良かったら一口貰えます?」

北上「いいよー」

伊良子「では、すでに洗った鯉がここに御座います故」

伊良子「仕上げを」ググッ

提督「!?」

それはおよそ一切の流派に聞いたことも見たこともない奇怪な構えであった。

まるで杖をつくように包丁を龍驤に突き立てて力を溜め、全身のバネで一気に鯉目掛け垂直方向に斬り上げる。

それこそは盲目の剣士伊良子清玄必勝の構え 無明逆流れの姿だった。

ザンッ!!

提督「ひっ!?」

伊良子「……」ザンッザンッザンッザンッ

北上「おおおー」

伊良子「……これにて完成に相成りまする」コトッ

提督「な、なんであんな派手な斬り方して普通の刺し身ができてるんだ」

提督「……ん?今なんか見逃したような」

大井「あら北上さん、甘味じゃないの?」

北上「これ食べたら追加注文するよー」

大井「そうですか」

青葉「私達も何か食べましょうよ」

提督「…」

青葉「提督?」

提督「青葉、お前気付いてないのか?こいつらパチモノだぞ」ヒソヒソ

青葉「気付いてますけど」

提督「…」

青葉「でもなんだかんだ料理はできるようですし、いいじゃないですか。せっかくですしいつもと違う人達の料理を楽しみましょうよ」

提督「お前はポジティブだなぁ」

青葉「お褒めに預かり恐縮です!」

提督「ゴーヤ。飛龍」

伊58「……仕方ないよ、提督。ここで頼まずに帰るのも不自然だし……」

飛龍「お腹壊さなきゃもうなんでもいい」

提督「お前ら捨て鉢入ってんな……」

北上「あ、これおいしい。酢味噌で食べるんだね」モグモグ

大井「北上さん美味しそう。あんみつと一口交換しません?これもなかなかですよ」

北上「いいよー」

提督「見た感じあの二人のは普通に食べられるようだし」

提督「最後の一人にさえ料理させなければ……」

マミヤ「さて、それじゃあそろそろ私達は休憩入るから、後は頼んだわよ。聖帝」

サウザー「フハハハハ!!任せろ!!!」

提督「!!?」

北上「おっ、鳳翔さん気合入ってんねー」

大井「まったくだわ。こんなに元気な鳳翔さん初めて見るかも」

サウザー「フハハハハハハハ!!フハハハハハハハ!!フハハハハハハハ!!さあ貴様ら!メニューを注文するがいい!!」

提督(なんでこいつが鳳翔さんなんだよ!!)

サウザー「この聖帝自ら、貴様らに帝王の料理を振る舞ってくれよう!!」

提督(ぜってーこんな筋肉ダルマに料理できるか!せいぜい握り飯でも頼んでお茶を濁すしか……)

サウザー「さあさあ遠慮せずに食したいものを言え!フハハハハハハハ!!!」

提督(テンション高っ!)

伊58「……ゴーヤチャンプルーとタコライスとサーターアンダギー」

飛龍「デラックスストロベリーチョコレートプリンアイスパフェとダージリンティー」

青葉「あ、じゃあボロネーゼとバーニャカウダとスズキのアクアパッツァとインサラータ・カプレーゼお願いします」

サウザー「え……?……っと」オロオロ

提督「なんでそんなレベル高いもの要求するわけ!?特に最後!!」

サウザー「て、帝王に二言はない!!」

提督「アンタも明らかに狼狽するくらいならでかいこと言うんじゃないよ!」

サウザー「退かぬ!媚びぬ!顧みぬ!!」

提督「お願いだから顧みて!」

サウザー「ぬっく……!」(怒)

青葉「まあまあ、もしかしたら本当にお料理上手かもしれないじゃないですか」

サウザー「!」パアアア

提督「いやさっき明らかにたじろいでたろお前らの注文に」

サウザー「ぬっく……!」(怒)

提督「それもういいから!」

サウザー「貴様の注文はなんだ!!」

提督「あくまで料理は作る気か!」

サウザー「退かぬ!媚びぬ!顧みぬ!!」

提督「それももういい!」

サウザー「ふん。どうやらこの帝王の実力を疑っているようだな」ゴゴゴゴ

提督「そうですね。戦闘力的な意味での実力は疑いの余地がない雰囲気醸し出してるんですけどね」

サウザー「ならばこの将星の実力、証明してみせる他あるまい」スッ

サウザー「この南斗鳳凰拳奥義、天翔十字鳳で!!」バッ

提督「うおっ!?」

サウザー「でやあああああああ!!」ズババババババ

提督「ぎゃあああああ!!?」ビクッ

サウザー「ふっ」スタッ

サウザー「できたぞ、カレーだ」

提督「…」

サウザー「ククク……そう恐れるな。貴様如き雑兵に帝王の拳法の奥義など使うわけがあるまい。拳が汚れるわ!!」

提督(こいつ今まで会った連中の中でダントツでめんどくせえ!!)

伊58「もうカレーでいいから早く食べさせて……」

提督「……俺もそれでいいです」

青葉「あ、意外とおいしい」モグモグ

サウザー「ぬうっ!女!貴様きちんとうがいはしたのか!?手洗いは!?つまみ食いも許さん!食堂は公衆の場なんだからマナーを守れい!」

食後
執務室

提督「…」

青葉「…」

伊58「…」

提督「……美味かったな。普通に」

青葉「ええ。美味しかったです。普通に」

伊58「なんてゆーか、普通に美味しかったでち」

提督「細切りのこんにゃくが入ってた」

青葉「あんな具材もありなんですねぇ」

伊58「カレーは奥が深いでち」

提督「奥っていうか深いのは懐だな」

青葉「あ、上手い」

提督「カレーだけにってか?」

青葉「やだ、司令官おじさんくさい」

伊58「はっはっは。提督絶好調でちね」

提督「はっはっは。すまんすまん」

伊58「…」

提督「…」

青葉「…」

提督「飛龍は?」

伊58「トイレに行くって言って……」

青葉「遅いと思って見に行ったら消えてました」

提督「逃げたか」

伊58「逃げたね」

青葉「逃げましたね」

提督「…」

伊58「…」

青葉「…」

提督「食ったら休むかぁ……」

青葉「ですね」

伊58「食後の休憩は身体にいいから賛成でち」

提督「ぐー……ぐー……」

伊58「すー……すー……」

青葉「…」カキカキ

青葉「……ふう」

青葉「食堂に行こうと言われた時は少々肝を冷やしましたが」

青葉「どうやらかねての予定通り、彼女らの『会場』はあそこに移動しているようですね」

青葉「フフフ……ならば当分はこの人達にバレる心配もないでしょう」

提督「ううん……」

伊58「むにゃむにゃ」

青葉「…」チラッ

青葉「提督。ゴーヤちゃん」クスッ

青葉「もう少しだけ、私の時間稼ぎに付き合ってもらいますよ?」クスクスクス

青葉「それまで大変ではあるでしょうが……なに、もう少しの辛抱です。このリストを潰している間に事は全て終わっています」

青葉「全て終われば……大丈夫ですよ」

青葉「あなた達の日常は、ちゃぁあああんと、帰ってきますから」

青葉「うふふふふふふふふ」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

青葉リスト(最新)

戦艦寮
●大和型
●長門型
●扶桑型
○伊勢型
●金剛型

空母寮 正規空母組
○赤城と加賀
●飛龍型
○翔鶴型
○雲龍と大鳳

空母寮 軽空母組
●鳳翔と龍驤
○祥鳳型
○飛鷹型
○千歳型

重巡寮
○古鷹型
●利根型
○妙高型
○高雄型
●最上型
●青葉型

軽巡寮
●長良型
○天龍型
●球磨型
○川内型
○阿賀野型

駆逐寮
●暁型
●睦月型
○吹雪型
○綾波型
○初春型
○白露型
○朝潮型
○陽炎型+秋月+島風
○夕雲型

その他部屋
○大淀一人部屋
○あきつ丸と龍鳳
○ドイツ勢(Z1、Z3、ビスマルク、プリンツ・オイゲン)
●潜水艦組

工廠
○夕張と明石

食堂
●間宮と伊良湖

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

いつまでも提督たちにダラダラ部屋を回らせるのも芸がないので
次からちょっと趣向を変えてみます。

>>312の最新青葉リストで○の付いている駆逐艦
○吹雪型
○綾波型
○初春型
○白露型
○朝潮型
○陽炎型+秋月+島風
○夕雲型

の中から、安価で一人だけ指定してください。

安価で指定された子達の無事を確定とし、以降暫くの間彼女らに動いてもらいます。
あと、パチモノとも提督たちより少ししっかり目に絡むと思いますのでその辺もよしなに。

動く子達
安価↓1~3

了解、ありがとう
では次から、初春島風夕立がパチモンに出会います
今日はここまで

パチモノの出典元紹介

球磨→熊@ネコ目(食肉目)クマ科
また熊がでました。

多摩→タマ@三丁目のタマ
猫。頭の上の黒いブチとカギ尻尾が特徴の男の子。一人称は「ぼく」。

間宮→マミヤ@北斗の拳
ボウガンやヨーヨー、娥媚刺などを駆使して戦う、ユリアに良く似た風貌を持つ女戦士。どう考えても似てるとは思えない。

伊良湖→伊良子清玄@シグルイ
周囲の人間を利用し、高い身分に昇り詰めようとする野心家。
天賦の才で虎眼流の秘技を軽々と身につけ、藤木と並び跡目候補の1人と目されていたが、
虎眼の愛妾いくとの密通が露見し、仕置きを受けて盲目となり、追放された。
その後は検校のもとに身を寄せ、虎眼流への復讐を行う。独自の剣術「無明逆流れ」を編み出し、虎眼流の高弟達を血祭りに上げていく。

まな板→龍驤@艦これ
「まな板にし…」「まな板にしようぜ」「まな板に」「まな板にしたら」「まな板にしようぜ」「まな板にしようぜ」「かなりまな板だよコレ!」


✝「オマエは全然まな板のスゴさを分かってない」✝



鳳翔→鳳将→南斗鳳凰拳使いの将星→サウザー@北斗の拳イチゴ味
南斗六聖拳「将星」の男で、南斗鳳凰拳の伝承者。自身を聖帝と称し相手を見下す言動を見せるが、そのせいで友人らしい友人がいない。
少年時代の記憶が地味に生々しく、トキやラオウから同情を買った。ツンデレで気分屋なため、敵味方問わず何かと周りを困らせている。
好物はカレーで、夕食がカレーじゃないと怒る。毎週土日はカレーの日であるらしい。
お台場に原寸大の聖帝十字陵が出来る事を望んでいるが、東京の地価の事を考えると不可能なので、土地が広くて安い北海道あたりが無難である。
お洒落になろうといろいろと試しすぎて方向性が遭難し、ファッションセンスが暴走した。

駆逐艦寮廊下

初春「……やれやれ困ったのう」

初春(あまりに退屈で待機命令を無視して寮内を散歩してみれば)

初春(なんじゃ?これは)

初春(先程男が歩いておったぞ?)

初春(大きな鬼の面を被った面妖な男と、忍者の格好をした面妖な男……)

初春(寮の清掃業者か何かかとも一瞬思ったが、あのような珍妙な清掃業者もあるまいに)

初春(先程は声をかけづらくてそのまま通りすぎてしまったが……)

初春(うむむむ。今になって気になって仕方なくなってきたのじゃ)

初春(どうする?今なら連中の行った方へ走っていけば追いつけるか?)

初春(だがそれも向こうとしては何事だと思われかねんし……)

初春(ついでに大人の人に変な子みたいな目で見られたらちょっと恥ずかしいのじゃ)

初春(だが気になる……)モンモン

夕立「初春何してるっぽい?」

初春「おおう!?」ビクッ

夕立「おう?」

初春「な、なんじゃ夕立かや。急に出てくるでない。心臓が飛び出るかと思うたわ」ドキドキ

夕立「初春、おう!って言ったっぽい?島風っぽい!ぽい!ぽい!」ピョンピョン

初春「こ、これ!人の話を聞かんか!」

夕立「だって島風っぽいんだもん!ね?島風!」

初春「は?何を言っておる。夕立よ、今はお主しか……」

島風「あーー!バレちゃった!」

初春「おおう!?」ビクッ

夕立「初春の後ろに隠れてっぽい!でも夕立の目から逃げられなかったっぽい?」フフン

島風「くっそー!やっぱりかくれんぼは苦手!次はかけっこにしよ?」

夕立「えー?かけっこじゃ島風には勝てないっぽい。掴まれそうになったら殴ってもいい?」

島風「おっ、やるかー?」

初春「し、島風!?どうしてわらわの後ろにおるのじゃ!?と言うか、いつからおった!?」

島風「うーん。いつからって、結構前からだよ。初春がでっかい仮面つけた人と忍者見てビクッってしてたころから」

初春「な!島風、お主も見ておったか!」

島風「うん、見てた。その後初春がぽけーっと歩いてたから気付かないし、初春の後ろに隠れて付いてったら夕立やり過ごせるかなーって」

初春「いやいやこんな狭い廊下でそりゃ無理じゃろう」

夕立「夕立の鼻は誤魔化せないっぽい!」フンスッ

初春「しかし、聞いておるとお主らもしや二人で遊んでおったのか?廊下で?待機命令無視して?」

島風「だって退屈だったんだもん、ねー」

夕立「ねー。それにそれはお互い様っぽい」

初春「むぅ。それを言われると返す言葉がないが」

夕立「ところで、二人はさっきあっちで面白いものみたっぽい?」

初春「む?ううむ……面白いというか、珍妙というか」

島風「見た見た!おっきい鬼のお面被ってる男の人と、忍者!」

夕立「えー!?なにそれすっごく気になる!」

島風「じゃあ見に行こうか!」

夕立「賛成!」

初春「あ、これ!仕事で来られておられるかもしれんのじゃぞ、邪魔するでない!」

島風「でも初春も気になってるんでしょ?あれからずーっと上の空だったんだし」

初春「ぬぐ!じゃ、じゃが……」

夕立「それじゃあ初春も一緒に行くっぽい!」グイッ

初春「ぬお!ま、待て!わらわは……」

島風「よーし、それじゃあさっきの人たちに追いつくように走るよー!」ガシッ

初春「島風!?おぬしもか!」

夕立「それじゃあ行きましょ!全速前進!」ズルズル

初春「ぐえっ」

島風「おーーーうっ!」ズルズル

初春「ちょ、ま……襟……襟が締まっ……」

初春(い、いかん。意識が……)

初春「……ま、待て……」

初春「自分の足である……く……」

初春「……」



??

初春「……はっ!?」ガバッ

夕立「あ、気付いたっぽい?」

島風「もー!起きるのおっそーい!」

初春「あ、あれ、わらわは……」

島風「初春ったら、さっきの二人を追いかけてる途中で気絶しちゃったんだよ!」

夕立「いきなりだったからちょっと焦ったっぽい」

初春「いや一番焦ったのはわらわじゃからな」

初春「まったく……人のこと急に引きずりおって。何考えておるのじゃお主らは」ブツブツ

夕立「ごめーん」

島風「ご、ごめんなさい」

初春「……まあ良い。で、ここはどこなのじゃ?」

島風「ああ、初春が倒れたから、夕立と二人で寮の手近な部屋に運んで休ませて貰ってたの」

初春「なんと。それは申し訳ないことをした。すぐに謝罪と礼をせねば。して、部屋の主達はどこにおるのじゃ?」

夕立「ああ、今はそっちの方でみんなでゲームしてるっぽい。みんなー!初春起きたっぽいーーー!!」

初春(で、島風は答えてくれんかったが、ここは何型の部屋なんじゃ)



何型の部屋?(以下の駆逐艦限定)
吹雪型、綾波型、初春型、白露型
朝潮型、陽炎型+秋月+島風
夕雲型

↓1

浜風「あら、気付かれたんですね」

初春「おお、浜風か。迷惑をかけた。すまなんだな。お主がおると言うことは、ここは陽炎型の部屋か?」

浜風「いえ。違いますよ。うちは大所帯ですから、もっと大きな部屋です」

夕立「ここは夕立の部屋だよ~。浜風は遊びに来てたっぽい」

浜風「えへへ……命令違反なんですけどね。みんな揃った陽炎型の部屋があまりに騒がしくて逃げてきちゃいました」

初春「真面目な浜風が……意外じゃのう。ということはここは白露型の部屋か。夕立の住んでる部屋のわりに意外に片付いておるんじゃな」

夕立「失礼な!……ちなみに陽炎型の部屋は何回か遊びに行ったことあるけど、全員分のベッドと私物で凄いごちゃごちゃしてるっぽい」ヒソヒソ

島風「そうそう。ちょっとした小学校の体育館みたいな大部屋でね。ごちゃごちゃなの。服とかお菓子とか散らばっててごちゃごちゃ」ヒソヒソ

浜風「わ、私の個人スペースは綺麗にしてます!片付けずに散らかしているのは雪風とか時津風とか谷風とかです!」

初春「陽炎がおっても綺麗に保てんのか。大姉妹は大変じゃのう」

浜風「うううう……」

夕立「浜風いじりはその辺にして、折角だから二人もゲームする?」

島風「えー?初春気付いたんなら早くさっきの人ら追いかけようよー」

浜風「誰か追いかけてたんですか?でも、みなさんここに来て結構経ってますし、もういないと思いますよ?一緒にゲームしていきませんか?」

初春「あ、いや。わらわは……」

島風「どうしたの?初春。何かやりたいことある?」

初春「あ、いや、特にそういうわけではないのじゃが……」

初春「そうじゃな。まずは礼を言っておこうか。夕立と島風のせいとはいえ迷惑をかけたしのう」

島風「初春真面目だなぁ」

浜風「いえ、礼儀正しくて素晴らしいわ」

夕立「別にいいのに。今初春が寝てるベッドも夕立のだし」

初春「くぬくぬっ!」ボッフボッフ

夕立「あっ!こら初春!ベッドの上でジャンプするな!マットレスが痛むっぽい!」

島風「誇りも舞っちゃうよー!体に悪いから!」

浜風「落ち着いて初春さん!」ガシッ

初春「ええい離さんか浜風!元は言えばこいつのせいなんじゃからこのくらいの復讐は……」

紫暮「なんだぁ?騒々しいぞ夕立~」ボリボリ

初春「」ピタッ

夕立「あ。時雨ー。ゲーム終わったっぽい?」

初春「お、男の人?」パクパク

紫暮「おー。負けた負けた。さみやら涼風がせがむからやってみたがよ。やっぱりジジイに最近のテレビゲームは無理よ。ついてけん」

浜風「そんな。ジジイだなんて。時雨さんダンディで素敵ですよ」

紫暮「おっ、嬉しい事言ってくれるねぇ浜風ちゃんは。うちのがさつな連中とは大違いだわ」

夕立「むー!それどういう意味!?」

紫暮「ククク。さてね。それじゃあ姉はやることもなくなったし、ぶらぶら食堂行って甘酒でも飲んでくるわ」スタスタ

初春「あ、ま、待たれよ!」

紫暮「ん?おお、初春ちゃんか。起きたんだな。すまんなうちの子ザルが乱暴したみたいで」

初春「あ、い、いやそうではなく……」

初春(大人の男のくせに駆逐艦の中に溶け込みおって、お主一体何者じゃ!?)

初春(……って言いたいのに、大人の男の人の前故、緊張して口が動かん!)カチコチ

夕立「子ザル!?子ザルって言われたっぽい!?狂犬は言われ慣れてるけど子ザルは初めてっぽい!」プンプン

浜風「いやそれもどうなんですか」

紫暮「島風ちゃんもな?友だちと遊んで楽しくてはしゃいじまうのはわかるけど、ちゃーんと相手のこと、考えてやらないとな」

島風「…」

紫暮「こうやって友達と散々遊び倒せる時期なんか限られてんだ。それこそあっという間よ。つまらんことで仲違いして後で勿体無かったなぁって後悔するのほどつまらんことはねえぜ」

島風「お、おう……」

紫暮「ま、夕立もな。あれでは悪いやつじゃねえんだ。できたらこれからもよろしく付き合ってやってくんな」

初春「は、はい……」カチコチ

紫暮「ははは!こんなジジイに説教くせえこと言われちゃ緊張しちまうわな!悪い悪い!じゃあわしは行くんで、あと自由にな!」スタスタ

初春「あ、あの……」

初春「えっと……」

初春「その……」

初春「……す、すまぬ……じゃなかった、すみません、つかぬことを、聞いて……あの、お伺いしてもよかろ……じゃなくて、よろしいでしょうか……」

初春「あ、あの……ご気分を害されるかもしれぬのじゃ……ですが……」

初春「おぬ……あなた、男性ですよね?」

初春「…」

初春「……なにゆえここにおる……いらっしゃるのですか?」

浜風「一人で何をブツブツ言っているのですか?」

初春「…」

夕立「もしかして時雨に何か言いたいことあった?もうとっくに食堂に行っちゃったよ?」

島風「初春しゃべるのおっそーい」

初風「……」

最後の初風間違ったっぽい!
初風「……」→初春「……」っぽい!

初春「のうお主ら」

夕立「なぁに?」

浜風「はいなんでしょう」

島風「おう?」

初春「お主らも見たよな?今」

夕立「何を?」

初春「……時雨を名乗るくせ者に決まっておろう。なんじゃあの似ても似つかぬ」

浜風「似ても似つかぬ?私には別にいつもどおりに見えましたけど。あの普段の気だるそうな雰囲気、戦闘時とのギャップがあってちょっと格好いいですよね」

初春「莫迦な!?」

島風「時雨のどこをどう見たら何が違ったっていうのさ」

初春「そうじゃの!強いて言うなら何もかもかの!?」

浜風「そんなに変でした?時雨さん。確かに今は艤装の代わりに甚平と雪駄でしたけど」

夕立「ああ、ちょっと前に改二になったからねぇ」

島風「なるほど!確かにあの時は装備も雰囲気も変わったしね!」

浜風「でも、それ以降も何回も会ってませんでした?私と初春さんも一緒に遠征行ったじゃないですか。ほら、あの岩礁で鯨の子供が死んでるのを時雨さんがお経あげた時の」

初春「そんな記憶ないわ!正気かお主ら!?いや、待てよ。よもやさっきのあれに飽き足りず今度はわらわのことを謀ろうとしておるのではあるまいな!!?」

島風「なんか疑われだした」

夕立「心外っぽい」

浜風「あの時の時雨さんも格好良かったですよね。なんというか、凛としてて……」

初春「くっ!夕立め!わらわをここに連れ込んだのも罠だったのじゃな!なーにが『ここは夕立の部屋だよ~』じゃ!」ボッフボッフ

夕立「わぷっ!だから布団持って暴れるの止めて初春!」

初春「浜風まで呼んで!どうせさっきの二人組も含めみんなでわらわのことからかって遊んどるのじゃろう!」バタバタバタ

島風「うわわわわ!」

初春「ええいならばカメラはいずこじゃ!?青葉はそこか!?ドッキリ大成功のプラカードはどこに隠しておるのじゃぁあああああああ!!」ドッタンドッタンドタドタジタバタ

浜風「乱心です!初春さんがご乱心です!!」

夕立「誰か初春を止めるっぽいーーーーー!!」

仮面ライダーZX「む……どうかしたのか」スタスタ

さみだれ「夕立ー。お前のベッドで暴れさすのは勝手やけど私のベッド周り汚したらお前しばくでー」スタスタ

初春「!?」

夕立「あ、みんなー。初春がなんか人間不信っぽい!」

神威「へー。それはなんだか」

涼風「さみ姉ちゃんがそれすると二次被害が洒落になんねぇからやめてくれよ」ズゾゾゾゾー

涼風「ん。このスープ、なかなかの味だね。あたいの料理の腕もなかなかなもんだ」モッチャモッチャ

仮面ライダーZX「おい涼風。いくらゲームで負けた春雨への罰ゲームだからってやり過ぎるなよ」

涼風「アハハハ、わかってってば!心配症だなぁ村雨は!」バシバシ

仮面ライダーZX「…」

初春「あ、あう、あううう……」ガタガタ

夕立「どうしたの?初春」

初春「こ、この後に及んでまだキャストを増やすとは……!!」プルプル

島風「キャスト?初春?怒ってるの?」

浜風「何故怒るの?先程はお礼を伝えると言っていたのに。その態度は失礼ではないかしら?」

初春「は、浜風よ……夕立や島風ならともかくお主まで、ここまできてまだわらわを謀るか……」プルプル

初春「っ……く」

夕立「えっ?」

初春「うう………ひっく……」

浜風「えっ!?」

初春「うえええ……」

島風「おおう!?」

初春「うえええええええええええん!!!」

島風「えええええええええ!?」

浜風「あ、あの気丈な初春さんが!?」

夕立「泣いちゃったっぽい!?」

さみだれ「くぉらぁ夕立!!」

夕立「さみ!?」ビクッ

さみだれ「お前なに友達泣かしとるんじゃああああああ!!」ボカッ

夕立「ぽいいいいいいいいいいいい!?」ドカーーーーン

浜風「ひゃっ!?」

島風「うわっ!」

夕立「さ、さみ……さみの本気パンチはシャレにならないっぽいいいぃいい……きゅぅ」

初春「…」

「なんだ?さっきから騒がしいな」

さみだれ「げっ」

仮面ライダーZX「白露」

世界一位の人「やあ」

初春「ええい次から次へと!今度は何者じゃ!」

世界一位の人「世界一位です」

浜風「あら、世界一位だわ」

夕立「世界一位の白露姉ちゃんっぽい」

島風「世界一位!?」

世界一位の人「ああ。私が世界一位だ。今年は危うく3位になりそうだったけれど……なんとか世界一位だったよ」

涼風「おめでとう!白露姉ちゃん!」

世界一位の人「ありがとう。リランカの主夫層の方じゃ私を8位だと言っている男もいるそうだが……」

世界一位の人「とんでもない。私が世界一位なんだよ」

島風「うわぁ、凄いなぁ……でも、私だってかけっこなら誰にも負けないよ!いつか世界一位になるんだ!頑張ればなれるよね?」

世界一位の人「ハッハッハッハッハ!!! 」

島風「…」

世界一位の人「考えてみると、17位から始めさせられたんだった」

世界一位の人「あの頃はよく12位にいじめられてたんだ」

島風「へー」

浜風「人に歴史ありなんですねぇ」

世界一位の人「だが今は私が世界一位だ」

初春(わけがわからん……!)

世界一位の人「村雨。私は去年世界何位だった?」

仮面ライダーZX「世界一位です」

世界一位の人「五月雨。今年は世界何位だったかね?」

さみだれ「一位やろ」

世界一位の人「では涼風、よしんば私が世界二位だったとしたら?」

涼風「世界一位だぜ!」グッ

世界一位の人「うむ」

初春(本当に全く全力で力の限りわけがわからん……!)

初春(そして、わからなくて本当に良かった……!!)

初春「」フラッ

世界一位の人「おや?」

仮面ライダーZX「む」

初春「」ドサッ

さみだれ「あちゃー。また気失ってもうた?」

夕立「疲れてたっぽい?」

島風「みたいだねぇ」

浜風「疲労が溜まって怒りっぽくなってたんですかね。……ふふ。意外と子供っぽいところあるのね」

涼風「もう少し寝かせといてやるかぁ!」

夕立「そうするっぽい!」

初春「もうやじゃ……」シクシク

今日はもう終わりにするっぽい!

パチモノの出典元紹介

白露→世界一位の人@ダウンタウンのごっつええ感じ
「世界一位は、今年は三位になりかけたけど、今年も一位だったよ」
「世界一位になるには、例えば、世界五位いるよね?世界五位だったとしても、世界一位なんだよ」
「南米の主婦層の辺りには八位だと言っている男もいるが、とんでもない世界一位は世界一位なんだよ」
「世界一位も、考えれば十七位から始めさせられたんだよ、あの頃が一番辛かった」
「十二位の奴にいじめられたんだよ」
「その頃、いつも九位の家に泊まっていたんだよ」
「世界一位は握手もするよ」

時雨→蒼月紫暮@うしおととら
蒼月潮の父親で光覇明宗大日派・恩施山覇風寺・芙玄院住職。
普段はふざけた旅好きな親父だが、その真の姿は退魔の総本山・光覇明宗最強クラスの法力僧。
千宝輪最大の法術・巍四裏(ぎしり)を得意技とする。 本当は史上最強の弟子の方にしようかと思ってた。

村雨→仮面ライダーZX(村雨良)@仮面ライダーZX
大学生・村雨良は秘密結社「バダン」に囚われ、姉を殺害された上に、パーフェクトサイボーグに改造された。
改造された村雨良は記憶を消され、バダンの優秀な兵士として活動していくかに見えたが……。
基地内での事故により、村雨良は失った記憶を取り戻し、バダンに解体されかける所を脱出する。
復讐の為にバダンとの戦いを繰り広げて行くが、歴代仮面ライダーと出合う事で、世界の平和の為に戦う事を誓う。

春雨→春雨@食品
緑豆(りょくとう)やジャガイモやサツマイモから採取されたデンプンを原料として作られるアジアの乾麺。
乾燥したままでは食用に向かないので、食べるには何らかの調理を必要とする。一般的なのは、水か湯で少し戻してから加熱し、煮物や炒め物にすること。
また、冷まして春雨サラダのような和え物料理にもする。

五月雨→朝日奈さみだれ@惑星のさみだれ
精霊アニマと契約を交わした騎士たちの守るべき姫。しかし内心では愛する世界を永遠に自分の物にしたいがために自分がいる世界の破壊を望む魔王でもある。
普段は明るく闊達な性格だが、魔王としての威厳に溢れた冷酷な一面も持つ。長く関西で暮らしており、関西弁で喋る。
小柄ながら大食家で、大盛りラーメンを完食して達成の記念写真の張り紙が貼られている。家族からの愛称は「さみ」。

>>24でも一部突っ込まれてるが
これは逃げ出した艦娘ら、それらに成り代わっている『彼ら』のお話

>>367
間宮「…」

さみだれ「…」

確か酉コレでよかったよね?

初春「はっ!?」

夕立「あっ、初春起きたっぽい」

島風「起きるのおっそーい!」

初春「なんじゃ、夢か……」

浜風「夢?どんな夢を見ていたんですか?」

初春「ここは?」

浜風(無視!?)

夕立「ここは夕立達の部屋よ!」

島風「初春ったら白露達の顔見て暴れながら気絶したんだよ?」

浜風「何があったのか知らないけれど、あれは失礼だと思うわ。なにかあったの?良かったら話して見て下さい」

初春「そうか……ということはやはり夢では無かったか……はぁ……」

浜風「…」

初春「ところで、その、連中……白露達は?」

夕立「さみと涼風がお腹すいたって言ってたから食堂に行ったっぽい」

島風「私達は初春が気絶してたから一緒に行けなかったんだけどねー」

初風「そ、そうか。それはすまなんだ……」

島風「ところで、初春が起きたんだからそろそろ遊びの続きしたいんだけど」

夕立「夕立も!夕立も!遊び行きたいっぽい!」

浜風「あ、私はそろそろ部屋に戻らないと……」

初春「待て待ておぬしら。さっき起きたばかりのわらわに何を期待しとるのじゃ」

島風「勿論かけっこ!」

夕立「激しく遊べるならなんでもいいっぽい!」

浜風「二人共、無茶言わないの。初春さんは起きたばかりなんですから、自室に戻って安静にするべきだわ」

初春「……本当に人の話を聞かん連中じゃのう。せめて身体を動かす遊びは止めてくれ」

島風「えー。身体動かさない遊びー?」

夕立「そんなのしたら身体が鈍っちゃうっぽい!いざというときに戦えないと艦娘として致命的じゃない?」

初春「何もそこまで動くなとは言うとらんわ」

浜風「あの」

初春「そうじゃのう……ならせめて散歩はどうじゃ?」

浜風「…」

夕立「散歩!?」ピーン

島風「散歩かぁ。ちょっっとおばさんくさいけど……ま、いいかぁ」

初春「よしよし、そうと決まれば適当にぶらつくとしよう」

初春(それに、他の艦娘に会って話せば例の連中について何か分かるかもしれんしな)

夕立「散歩!散歩!楽しみっぽい~♪」

島風「夕立、かけっこしよ?」

夕立「うん、いいよー!」

初春「二人共、走るのは結構じゃがわらわの目から届かぬところまでは行くでないぞ」

島風「わかってる!」タタタタタ

夕立「了解したっぽい!」タタタタタ

浜風「…」

初春「ふふっ。まるで二頭の犬の飼い主になった気分じゃのう。さて……」

浜風「…」

初春「お主も来るじゃろ?浜風」

浜風「!」

浜風「行きます!」

浜風(良かった!無視されてるのかと思った!)

浜風(あれ、でも部屋に帰るつもりだったのに声をかけられた嬉しさで思わずみんなと同行することになってしまったわ)

浜風(ま、まあ別に部屋に戻ってもやることがないから構わないけれど……)

浜風「?……?」

浜風(どうしてこうなったのかしら)

初春(あのめんどくさいの二匹のお守りをわらわ一人でやってたまるか)

初春(頃合いを見てあやつらを浜風に押し付けて部屋に帰って寝てくれるわ!)ゴゴゴゴ

初春(そしてもって、一度寝たら何があっても20時間位は起きんぞ!絶対じゃぞ!)

初春「さて、いつまでもここにおったらあやつらに置いて行かれてしまうわ。わらわ達も行くぞ。浜風よ」

浜風「はい!」

初春「うむ、よい返事じゃ!」

浜風(……いつのまにか主導権も握られている!?)

初春「……で、あやつらはどこに行ったのかのう」

浜風「えーっと……そうですね……」

島風「おーい!初春ー!浜風ー!こっちこっち!」チョイチョイ

夕立「向こうで誰かの話し声聞こえるっぽい!」

初春「おお?」

浜風「誰でしょう?」

初春「ふむ。確かに足音も複数聞こえ始めた。艦娘かのう。だとしたら相談したいことがあるんじゃが」

浜風「相談?」

初春「…」

浜風「?」

夕立「突撃ー!」タタタタ

島風「あっ、負けないよ!」タタタタ

初春「あっ、これ!そう急くでない!」

浜風(この、たまに無視されるのなんなのかしら。地味に傷つくわ)

遭遇したのは何型?



安価↓1

朝潮「ん?どうしたんです?みなさん」

荒潮「あら?うふふふ。珍しい面子がお揃いで~」

初春「おお、朝潮に荒潮か。良かった。真面目な朝潮なら姉妹にもさっきみたいなさせんと信じとったぞ」キラキラ

朝潮「はあ?」

荒潮「なんのことかしら?」

初春「ん、それとも知らされておらんのか?なんじゃ、ということはわらわを担いどったのは白露型連中だけか?いやしかしそれならその前に見た忍者や仮面の男は……」

朝潮「なんの話をしておられるのですか?」

荒潮「そうねぇ。話がさっぱり見えないわ~」

初春「おお、すまんかったすまんかった。一から話そう。え~……まずはじゃな」

夕立「あれ?満潮背伸びたっぽい?」

半沢直樹「さあ、どうでしょう?」ニコッ

島風「おう!確かに!伸びてる伸びてる!」ピョンピョン

初春「」

浜風「……?」

半沢「ははは、やめてください夕立さん。島風さん。袖を引っ張らないで。おいやめろ糞餓鬼」

浜風「と、ところで皆さんお揃いでどこに?」

朝潮「ああ、私達は満潮の付き添いなんですが」

荒潮「これから明石さんのとこよ~」

島風「えっ?明石さんのとこ!?いいなー!」

夕立「お菓子におつまみ、いっぱい売ってるっぽい~♥」

浜風「ということはなにか入用で?」

半沢「債権回収です」

浜風「さ、債権!?」

半沢「ええ。彼女には当満潮銀行内部の人物と繋がって5億円の不正融資を受けた疑いがある。これから最後の詰めをしに、ね」

半沢「稟議を認可した人物の当たりは既に付いている。過去5年間分。奴の汚い金の流れを徹底的に調べ上げた」

半沢「だからこれから直接会って最終通告をしに行きます。このまま白を切り通して破滅するか、耳を揃えて5億、全て一括で返すか、選択しろってね」

半沢「まあ、もっとも?艦隊の人気者、明石さんのことです。彼女のすることに悪意などないと私は信じたい。なにせ私は性善説の信仰者。人の善意は信じてる」

半沢「もしかしたら彼女にものっぴきならない事情があったのかもしれない。もしかしたら彼女の5億が我々の命を救ったことも何度もあるのかもしれません」

半沢「で・す・が!?それとコレとは別だ。借りた金は返す。ましてや5億という大金を不正な流れで着服したなどいったならことになればそれはもはや大罪だ!」

半沢「その金を融資されることを切に望んで結局叶わなかった人々が確実に5億円分不幸になっている!それもまた世の中のルールなんです!」

半沢「それをもしあの女が使い込んでたなどと判明すれば?さてどうしましょう。ね?浜風さん」

浜風「え?あの……えっと」

半沢「……その日のうちに洗いざらい大本営にぶちまけてやる。何も知らず、ここで働いていた同僚達にも教えてやらないとな」

半沢「自分達が職を失った裏で彼女一人が私服を肥やしていたことを知ったら、みんなさぞ喜ぶだろうよ」

半沢「明石に復讐する生きがいができたってな。そして、その後で憲兵に届け出る。これ以上ない証拠を揃えてな!」

半沢「私は人の善意は信じますが、 やられたらやり返す!倍返しだ! それが私の流儀なので」

浜風「…」

半沢「おっと、まだあの女の前にいるわけでもないのに思わず熱くなってしまいましたね。失礼」

浜風「は、はぁ……」

半沢「それではみなさん、行きましょう。……あ、それと夕立さん、もう一つ」

夕立「なぁに?満潮」

半沢「確かお好きでしょう?良かったですね、今日はパーティーができそうですよ?」

夕立「えっ!?ほんと!?なんでなんで!?」

半沢「今日は明石の破産記念日だ」

夕立「はさん?」

半沢「では今度こそ失礼」スタスタ

島風「満潮ったらいつもつんけんしてるけど今日はいつもより凄かったねぇ」

朝潮「ごめんさい、あの子ったら気が立っていて」

島風「何かあったの?」

荒潮「あの子、あれで正義感は朝潮にも負けないくらい強いから~」

朝潮「秘書艦の仕事をしてる時に見た書類で、たまたま明石さんのお店のお金の流れに不透明なところがあって、それをあの子が突き止めたんだけれどね」

荒潮「調べれば調べるほど、不正融資の証拠がどんどん出てきてねー。それであっという間に言い逃れできないくらいの証拠が溜まって、今日は最後に明石さんに話を聞きに行く段になったのよ~」

朝潮「勿論抜き打ちです」

浜風「それは……なんていうか、明石さんご愁傷様というしか」

夕立「でも悪い子としてたのは明石さんっぽい?」

島風「どうなんだろうねぇ。あの人いい人だけど欲望に忠実だから」

浜風「島風に言われるくらいの人なんだからきっと今回もアウトよね……」

朝潮「まあ、追って沙汰は提督から下されると思うんですけど……やり過ぎないか不安なので私達も付いてきたんです」

浜風「大潮さんは?」

朝潮「ああ、大潮なら……」

大塩平八郎「…」ピクピク

朝潮「赤城さんの米の買い占めに怒って空母寮を放火しようとしてたので鎮圧して縄でふん縛っておきました」

初春「このおっさん艦娘相手に乱起こそうとしよった!!?」

夕立「駆逐艦の身で空母寮に単身喧嘩売るのはいくらなんでも無謀っぽい」

荒潮「そうねぇ。他にも駆逐艦を募ろうとしてたから行動に移す前に鎮圧しただけなんだけどねぇ~」

島風「朝潮達行動はやーい!そして大潮やられるのはっやーい!」

浜風「大潮さん、無謀と勇気を履き違えてはいけませんよ?」

朝潮「まったく……いきなり行動に移るんじゃなくてまずは抗議から始めなさいな」

荒潮「あらあら。朝潮ったらおねえちゃんっぽいわ~」クスクス

朝潮「もう!茶化さない!」

初春「いやいやいや。お主らツッコミどころが違うじゃろう」

朝潮「何を言ってるんですか。まずはそこでしょう」

荒潮「そうよぉ~。仲間同士なんだから、まずは話し合いで……」

初春「お主らの姉妹が渋すぎるおっさんに変わっとるところをツッコまんかっつーとるんじゃぁあああああああ!!!!」

朝潮「!?」

荒潮「あらぁ~?」

初春「あるいはあれか!?実は朝潮!お主もそれか!?お主までわらわを担ごうというのか!?」

初春「お主までわらわが苦しんでおるのを見て笑っておるのか!?ええい真面目そうな顔してなんたる悪辣!見損なったぞ!?」

朝潮「初春さん一体何を……」

荒潮「怖いわぁ」クスクス

初春「荒潮おおおおおおお!!お主は特に怪しい!お主は特に怪しい!その余裕のある笑み、お主だけは絶対全部わかっててやっとるじゃろ!」

荒潮「なんのことだか。さっぱりわかりませんわ?」クスクス

初春「むっきゃあああああああああああ!!!」

夕立「まーた発狂したっぽい」

島風「初春ったら何言ってんのさっきから」

浜風「やれやれ、初春さん、貴女疲れているんですよ」

初春「うすらやかましいわ!」ポカッ

浜風「いたっ!?」

島風「あーあー。ついに暴力まで」

夕立「最低っぽい」

初春「うーーーるーーーーーさーーーーーーしーーーーー!!」

朝潮「あの……私達はどうすれば」

荒潮「リアクションに困るわぁ」

浜風「あ、そうですよね。すみません、初春さんなんだかさっきから不安定で」

夕立「しょうがないから連れてくっぽい」

島風「だね。あとは私達が何とかしておくから朝潮達もそろそろ満潮追いかけたほうがいいよ」

朝潮「はあ、それもそうですね」

荒潮「初春ったら、意外にお子様なのね」クスクス

初春「ええいわけわからん!あと夕立!島風!なんで貴様らがわらわのこと捕まえて『しょうがねーなーこいつは』みたいな反応しとるんじゃ!」

初春「納得いかん!納得いかんぞおおおおおおおおお!」ジタバタ

夕立「はいはいどうどう、落ち着くっぽい~。お顔が真っ赤でトマトみたいだわ」

島風「まったく初春ったら。もうちょっと大人になりなよー」

初春「むっきょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

浜風「ふ、二人共。そろそろ初春さん、頭の血管が切れちゃいそうな勢いだから……」

夕立「とりあえず誰かの部屋に連れてく?」

島風「そうだね。私達みたいに気心知れてる親友の前だと取り繕わないからやりたい放題だし」

初春「こら!そこなボッチ!さり気なくマブダチ認定すな!!!」

島風「…」

島風「それじゃあ」

何型の部屋に行く?



安価↓1

島風「それじゃあ初春型の部屋に返しちゃおうよ」

浜風(あ、ぼっちって言われて怒った)

夕立(島風怒ったっぽい)

初春「む……そうじゃな。確かに妹のあやつらならわらわのことを謀ったりはせんじゃろうし」

島風「さっきから変なことばっか言うしさー。それじゃあいいよ。初春なんかもう知らないもん」

初春「……島風。すまん。言い過ぎた」

島風「つーん」プイッ

浜風「島風。初春さんもああ言ってるんだし、許してあげても……」

島風「…」

夕立「そうよ?島風。友達でしょ?」

島風「……けど」

初春「そうじゃ。わらわはお主のこと、友人だと思っとる。だから軽口のつもりだったんじゃ」

島風「……友達」

初春「…」

島風「……分かった。いいよ」

初春「……かたじけない。すまんのう」

島風「ううん。私の方こそつまんないことで怒ってごめんね」

初春「いいんじゃ。お互い様じゃ。それに、今島風、凄くわらわにとってためになることを言ってくれた」

島風「おう?」

初春「そうなんじゃ。わらわはさっさと帰るべきなんじゃ。そんで妹達に囲まれて20時間位ふて寝して起きたらなにもかも元通りなのじゃ」

浜風(ああ、初春さんやっぱりまだバグってるわ……)

夕立(まーだおかしいこと言ってるっぽい)

初春「ってなわけで、一回解散にしたいんじゃが、ええかの?」

夕立「うーん、夕立的にはまだまだ遊び足りないっぽいんだけど……」

島風「初春がそうしたいんならいいよ」

夕立「島風もそう言うんなら」

浜風「私もそろそろ帰りたかったですし、行きましょう?島風」

島風「わかった。また後でね。みんな」

初春「ああ、そういえば島風は浜風と同じ陽炎型の大部屋で暮らしとるんじゃったか」

島風「うん!そうだよ。初春も夕立も、良かったら遊びに来てね!」

初春「あいわかった。一眠りして疲れが癒えたら顔を出そう」

夕立「夕立はどうしようかな……もうちょっと遊びたいから誰か見つけて遊んでもらうっぽい!」

初春「元気じゃのう……では、また後でな」

初春型部屋前

初春「思えば、わらわさっきから寝過ぎじゃのう」スタスタ

初春「……ま、構わんわ。どうせ暇じゃしの」

初春「きっと今までの疲労が溜まっとったんじゃ。そうに決まっとる。こういう時はさっさと眠るに限る」

初春「それも、気心の知れた妹達のいる部屋で寝るのが一番じゃ。よその部屋ではきっとどこかで緊張してしっかり疲れが取れんかったんじゃろう」

初春「それも、ちゃんと自分の部屋で、自分のベッドで寝ることで解決じゃ。さあさあ、すぐに寝よう」

初春「……いつまで部屋の前で独り言を呟いておるんじゃわらわは」

初春「大丈夫じゃって。まさか妹達まであんなパチモノ共に変わっておるわけが……」

初春「…」

初春「……すー」

初春「……はー」

初春「…」

初春「んっ!おっほん!」

初春「……あーーー」

初春「今帰ったぞ」ガチャッ

今日は終わりっぽい!

パチモノの出典元紹介

大潮→大塩平八郎@大塩平八郎の乱
江戸時代後期の儒学者、大坂町奉行組与力。大塩平八郎の乱を起こした。
米不足の世情において利を求めて更に米の買い占めを図っていた豪商に対して平八郎らの怒りが募り、
豪商らに対して天誅を加えるべしと自らの門下生と近郷の農民に檄文を回し、決起の檄文で参加を呼びかけた。
2月19日(3月25日)の朝、自らの屋敷に火をかけ決起し、近郷の農民と引っ張り込まれた大坂町民とで
総勢300人ほどとなった勢力と共に「救民」の旗を掲げて船場の豪商家に大砲や火矢を放った。

結果天満を中心とした大坂市中の5分の1が焼失し、当時の大坂の人口約36万人の5分の1に当たる7万人程度が焼け出され、
焼死者は少なくとも270人以上であり、餓死者や病死者を含めるとそれ以上だといわれている。
なお半日で鎮圧された模様。

満潮→半沢直樹@半沢直樹
東京中央銀行大阪西支店融資課課長 → 東京本部営業第二部次長 → 「東京セントラル証券」営業企画部長。旧産業中央銀行出身。
1970年12月8日生まれ。石川県金沢市出身。金沢市立線西小学校 → 金沢市立線山中学校 → 石川県立金沢星条高校 → 慶応義塾大学経済学部卒。
体育会剣道部。1992年、産業中央銀行に入行。「上を目指す」と公言する有能な銀行マン。
かつて彼の両親が経営していた工場が傾いたことで産業中央銀行に融資を引き揚げられ、追い詰められた父親が自殺したという過去があり、
亡き父親のためにも銀行を変えようという信念を持っている。

「やられたらやりかえす、倍返しだ!」をモットーとし、曲がった事を誰よりも嫌う。
それ故上司の反感を買ってしまうことが多いが、部下からの信頼は厚い。常に亡き父親・慎之助が作ったネジを形見のように携帯している。

忙しくてこれない特別編
月曜か火曜から再開できます番外編
ちょっとだけやるよ!

鎮守府近海

ザザザザ……

離島棲鬼「フフフ……見エル。見エルワ。敵ノ鎮守府ガ、コノ海カラナラ丸見エ」

戦艦棲姫「随分容易ク接近デキタワネ。哨戒ノ艦娘ガイナイトイウ報セヲ聞イテ不思議デハアッタケド……」

離島棲鬼「愚カネ。ココカラナラ艦砲射撃ガ基地ニ届クノデハナクテ?」

戦艦棲姫「マダ早イワ。ココマデ来タノナラ、モット近ズイテ、ソレカラデモ遅クハナイ」

離島棲鬼「ツマラナイワ。ソレデハ敵ニ気付カレル可能性ガアル。急襲ヲ受ケ驚キ逃ゲ惑ウ人間共ノ顔ガ見タイノニ」

戦艦棲姫「離島棲鬼。貴女ノ悪イ癖ヨ。敵ハ確実ニ叩クノ。ココカラジャ砲撃ハ届イテモ、敵ニ被害を与エルニハ不十分」

戦艦棲姫「ヨリ確実ニ敵ニ多大ナダメージヲ与エル必要ガアル……ソレガ我々ノ被害ヲ軽度ニ抑エル事ニモ繋ガル」

離島棲鬼「……分カッタワヨ」

戦艦棲姫「良イ子ダ。離島棲鬼ハ賢イナ」

離島棲鬼「…」

戦艦棲姫「フフ。ケレド、敵ノ本拠地ヲ見テ昂ブル気持チハ分カラナイデモナイワ。安心ナサイ。確実ニ砲撃デキル距離マデ接近シタラ後ハ皆殺シヨ」

離島棲鬼「ッ!!ヤッタ!ア、デモソノ前ニ気付カレタラ……」

空母棲姫「ソレデモ作戦ニ変更ハナイワ……ココマデ我々ノ接近を許シタカラニハ、敵ノ滅ビハ既ニ確定シテイル」

空母棲姫「戦艦棲姫ガ言ッタようニ、後ハ如何ニ我々が被害ヲ軽微ニ抑エラレルカだけよ」

空母水鬼「ソノ通リ。例エ今更敵ニ発見サレタトシテ、一体誰がコノ艦隊を止めラレルトイウノカ。万が一ソンナ不幸な艦に出クワシテモ、簡単ニ沈メテ終ワリダワ」

戦艦棲姫「私、離島棲鬼、空母棲姫、空母水鬼、ソシテ、ヲ級、レ級ガソレゾレフラグシップ……フフ。最強ダ!」

レ級「ツマリ、モウ連中ハトックニ積ンジマッテルッテコトダヨナァ!!ギャハハハハ!!!」

ヲ級「ヲッヲッヲ!」

空母水鬼「敵ノ異常ニ気付イタノハ、ヲ級ノ艦載機デノ哨戒ノオ陰ダッタワヨネ?」

ヲ級「ヲ!(訳:はいです!)」

離島棲鬼「フフ……素晴ラシイワ。コレダケノ強力ナ大艦隊ヲ敵ニ悟ラレズ動カセタノハ、敵ノ動キヲ掴ンダヲ級ノオ陰ヨネ」

ヲ級「ヲヲ!(訳:離島棲鬼様!もったいないお言葉です!)」

戦艦棲姫「マッタクダワ。殊勲者メ。ヤルジャナイ」

ヲ級「ヲヲヲ……(訳:戦艦棲姫まで……)」

レ級「ケッ!ヲ級ナンカニ手柄掻ッ攫ワレタノハ癪ダケドサ!オ陰デ思ウ存分暴レラレルンダカラ、マア借リニシトイテヤンヨ!」

ヲ級「ヲヲヲヲ……ヲヲヲヲヲ!(訳:そんな、レ級すらそんなこと言ってくれるなんて……ヲ級、感激だよ!)」

レ級「ヒャハハハハ!!アア、楽シミダナァ!皆殺シ!艦娘ト人間ドモノアッタカイ血ノシャワーヲ早ク浴ビテエ!!ギャハハハハ!!!」

空母水鬼「……ン?待チナサイ。ミンナ」

戦艦棲姫「ドウカシタノ?」

空母水鬼「誰カ向コウノ岩礁ノ影ニ居ルワネ……海面ニ浮イテイタ……トイウコトハ間違イナク艦娘ダワ」

離島棲鬼「アラアラ……噂ヲスレバナントヤラ、ネ」

空母棲姫「本部ニ通信サレルト多少厄介ネ。景気付ケモ兼ねて、スグニ沈メテシマイマショウ」

レ級「ヒャッハァ!ナラ一番槍貰ッタゼ!魚雷喰ラッテ吹ッ飛ベヤ!!」シュバッ

ドーーーーーン!!

レ級「ギャハハハハ!!アーア!岩礁ゴト木ッ端微塵!ギャハハハハ!!」

戦艦棲姫「コノ馬鹿……派手ニヤッテクレタワネ」

空母棲姫「目前ノ敵ハ倒セタトシテモ、敵本部ニ警戒サレタラドウスルノヨ」

レ級「知ルカヨ!アタシハ敵ヲイッパイ血祭リニアゲラレタラソレデイーンダヨ!!ギャハハハハ!!」

空母水鬼「コレ、人選間違エタカシラ……デモコノアホ、戦力ダケハ異常ダシ……」ブツブツ

ヲ級「ヲヲ!」

空母水鬼「エッ?」

ヲ級「ヲヲーー!!ヲッ!ヲッ!(訳:かわされてました!向こうに二人います!)」

レ級「チッ!アレヲカワシテヤガッタカ!オモシレエ、行クゾ航空部隊!オラオ前ラモサッサト発艦シロヤ空母ドモ!」

空母水鬼「アンタガ仕切ルナ」

空母棲姫「セメテドンナ敵カヲ確認シテカラ……敵影ハ2ツネ」

霞「あーもうっ!バレた!最悪だわっ!」

空母棲姫「ドウヤラ一ツハ駆逐艦ネ……フッ。トルニ足ラナイワ」

レ級「ケッ。ナンダ雑魚カ。ツマンネェツマンネェ」

ヲ級「ヲッヲヲッヲ!(訳:たった二人で、しかも片方が駆逐艦とか。これならもう一人が大和型や正規空母でも造作もありませんね)」

戦艦棲姫「ソウネ。デモ、ココデ逃ガスワケニモイカナイ。ココデ殺スワ」

離島棲鬼「獅子ハ兎ヲ狩ル時モ全力……己ガ不運ヲ呪ッテ逝キナサイ」

霞「……ちっ。なんなのよあんたら。揃いも揃ってまだ改にすらなってないあたしの見たこともない重武装しちゃって……」

空母水鬼「弱イトイウコトハ哀レネ。見タトコロ哨戒トイウ様子デモ無イシ……何故ココニ居タノカハ知ラナイケド、関係ナイワ」

空母棲姫「安心シテ。仲間モスグニ同ジ、冷タイ水底ニ連レテイッテアゲルカラ。……サヨウナラ」

霞「……はぁ。ほんっとに嫌になる。こんな連中にあたし一人で勝てるわけないじゃない。まともにやったら無駄死にに決まってるわ」

レ級「ハァ?『マトモニヤッタラ』ダァ?ドンナチート使オウガテメー如キゴミニ勝チ目ナンカネーンダヨ。雑魚ハサッサト死ネヤ。屑」

霞「……言ったわね。屑」

レ級「アアン?今ナンツッタヨ、ゴミクズ。瞬殺ジャナクテイタブリ殺スゾ」

霞「……あたしが雑魚なのは認めるけど、でもアンタらだってそいつの前じゃ雑魚なんだから」

レ級「……イイゼ。テメー殺ス前ニ、テメーノオ仲間ノ死体デパントマイムシテ遊ンデヤンヨ」

戦艦棲姫「アッ、チョット、ナニ勝手ニ……」

霞「……はぁ。聞いてた?ってわけだから、一旦修行は中止ね。こいつらやっつけるの手伝ってよ。霰」

戦艦棲姫「……アラレ?」

離島棲鬼「ハッ!ドンナ戦艦ガ来ルカト思ッタラ、ソレッテ駆逐艦ノ名前ジャナイ」

空母水鬼「ッテ言ウカ、サッキカラ姿ガ見エナイケド一体ドコ」キョロキョロ

??「なんだ?いいのか?実戦なんてまたとねえ修行の機会だぞ」

霞「……アンタと一緒にするんじゃないわよ。私がこんな化け物どもと戦ったら跡形も残らないっての」

??「そっかぁ……勿体ねぇなぁ」

霞「つーかこいつら、深海棲艦の中でも最強クラスだと思うし。アンタの大好きな強い奴らじゃないの?」

??「そうかぁ?てぇした気は感じねぇんだけど……」

霞「ま、まぁ、幽霊みたいなもんだから気はないのかもしれないじゃない」

??「おお!そういうことか!よーし、オラワクワクしてきたぞ!」

空母棲姫「コ、声ダケ聞コエルワ!」

空母水鬼「ダカラドコニイルノヨ!!」

ピシュンッ

悟空「オッス!オラ霰!」

ヲ級「後ろ!?」ビクッ

レ級「ウオッ!?ビビッタァ!!イツノ間ニ!」

悟空「よーし、そんじゃいっちょ、やってみっかぁ!」

レ級「オイ。ドウナッテヤガルコイツ。男ダゾ。シカモ海面ジャナクテ空中ニ浮イテヤガンゾ」

離島棲鬼「私に聞カナイデヨ……」

空母水鬼「誰ヨ。コノオッサン」

霞「霰!念のためキラ付けしときなさい!」

悟空「そうか?わかった!」

悟空「よっ!」バシューー

超悟空「よっし。キラ付け完了!」

ヲ級「なんか金髪になった」

空母棲姫「黄色イオーラガ出テルワ。フラグシップ?」

戦艦棲姫「ドコカラツッコメバイイノカ」

超悟空「いやいや。オラはフラグシップどころかエリートですらねぇんだ。下級戦士の息子だからな」

空母水鬼「下級戦士ッテナニ」

空母棲姫「ミンナ大変。今息子ッテ言ッタワヨ」

超悟空「でもよ、 落ちこぼれだって必死で努力すりゃエリートを超えることもあるかもよ?」

レ級「オイオメーラ。コイツヤベーゾ。アタシノ野生ノ勘ガ、シャチニ囲レタペンギンミタクナッテル」

霞「霰!念のためもうキラ一回付けときなさい!」

超悟空「わかった!」

超悟空「はぁあああああ…!!」バリバリバリッ

超2悟空「……ふう。これでキラの2重付け完了」バリバリッ

ヲ級「なんか身体に電気纏ってる」

空母水鬼「ネエ。今、大気ガ圧縮サレテ雲ガ消シ飛ンダンダケレド」

戦艦棲姫「ドンナ生物ヨ」

空母棲姫「アナタタチガ、アチラニ見エル鎮守府ノ艦娘デスカ?我々ハ和平ヲ結ビニ来マシタ」

超2悟空「霞ー!こんなこと言ってっぞー!敵意ももうねぇみてぇだし……」

霞「何言ってるのよ!さっきまでめちゃくちゃ殺る気満々だったじゃない!殺されると思ったんだからね!だから死ね!雑魚!屑!馬鹿!」

レ級「アイツ、アタシニ雑魚扱イサレタノ根ニ持ッテヤガル」

ヲ級「それじゃあレ級生贄にして助けて貰えないでしょうか」

レ級「さらっと言いやがってお前マジブッ殺すぞヲ級」

空母棲姫「二人共キャラ付け忘れちゃダメよ。片言。片言」

霞「ふっふっふ。恐れおののいてるようね!霰!せっかくだからもっかいキラ付け!3重!」

超2悟空「えー?あれすげぇ疲れっから必要ねぇならオラやりたくねぇぞ!」

霞「いいからやる!そしたら今日の夕食のからあげあげる!」

超2悟空「おっ、ほんとか?ならいくぞ?せーのー……」

超2悟空「はぁあああああああ………!!」バリバリバリッ

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

離島棲鬼「マダアルノ……」

空母水鬼「チョ……ナニコレ、地震!?」

超3悟空「待たせたな。それじゃあ始めようか」

空母棲姫「「顔怖ッ!髪の毛多ッ!」

戦艦棲姫「モウヤダ……」

空母水鬼「オウチ帰リタイ」

離島棲鬼「私ナンカ、モウ逆ニ笑エテ来タワ」

ヲ級「次生まれ変わったらフジツボになりたい」

レ級「パパ……ママ……助ケテ」

超3悟空「波ぁーーーーーーーーーーーーー!!!!」

離島棲鬼「アッ……」

戦艦棲姫「光ガ……」


カッ


チュドーーーーーーーーーン

\デデデーン♪/

パチモノの出典元紹介

霰→アラレちゃん→孫悟空@ドラゴンボール
身長175cm、体重62kg(成人時)。誕生年は地球歴エイジ737年。趣味は強い相手を見つけて闘うこと。
食べ物の好き嫌いはなし。好きな乗り物は筋斗雲。惑星ベジータ生まれの戦闘民族サイヤ人で、サイヤ人名はカカロット。
地球を商品にするために、「地球の人類を絶滅させる」という命令を施された上で生まれてまもなく宇宙船で単身地球へ送り込まれた。

彼を拾い育てた孫悟飯によると、赤ん坊の頃は手がつけられないほど荒々しかったが、崖から落ちて酷く頭をぶつけた後は邪気のない性格になった。
兄であるラディッツによるとこれは「命令」のことを頭に強い衝撃を受けたことで忘れたため。
ただし、サイヤ人としての「戦うことが好き」という本能は消えず、強い相手と戦うことを生きがいとしており、
少年時代から多くの仲間やライバルとの出会いや戦いを経て、やがて地球の平和を脅かす悪と戦う存在となっていく。

霰は「んちゃ」とは言わないらしいのでDr.スランプはあえて不採用……っていうわけではなく深海棲艦いじめのためだけにわざわざ悟空にした。
でも別にアラレちゃんでも問題なくいじめレベルの戦力差になってたと思う。あと初めて知ったんだけど悟空の体重軽すぎやしませんか。

今日は終わりです。おやすみなさい

初春型部屋

初春「今帰ったぞ」ガチャッ

子日「あっ、初春だー」

若葉「むっ、帰ってきたか。まったく。命令違反して勝手に部屋を出て行くとは」

初霜「若葉もさっき外出してたよね?」

若葉「そうだったか?」

子日「そうだそうだー」

初春「お、おぬしら……」

若葉「ふっ。まあ、仕方なかろう。退屈だったのだ。それに何かあればいつでも対応できる準備はしていたし、何より他の艦娘連だって外出を……む、どうした?初春」

初霜「眦抑えて……目にゴミでも入った?」

子日「泣いてるの?初春、なにか悲しいことでもあった?」

初春「わらわは信じておったぞ……!やはりわらわの妹たちはいい子ばかりじゃった!」ジーン

若葉「何言ってるんだこいつは」

初霜「さあ?」

子日「ねのひ、わかんない~」

初春「まったく。それに比べて他の駆逐艦共は揃いも揃ってわらわのことを謀りおって。けったいな連中じゃ!」プンプン

若葉「何があったのかは知らんが、仲間のことをそう悪く言うものではないぞ」

初霜「そうよ、初春ちゃん。でも、初春ちゃんが泣くくらいだから、よっぽどなことがあったんだよね?」

子日「みんなに意地悪されたの?」

初春「ううむ。意地悪というかのう……」

若葉「まあいいさ。それより、お茶を淹れるところだったんだ。お前も飲むだろう?」

初霜「今日のお茶は金剛さんから貰った紅茶だよ」

子日「すっごいいい匂いがするんだよ!」

初春「ああ、やはりお主達とおると落ち着くわい。そうじゃのう、たまには舶来品もいいかものう……」

若葉「うむ。それでは人数分淹れるぞ」

初霜「なら私はとっておきのクッキー出しちゃおうかな」

子日「なら子日は秘蔵の羊羹出すよ!」

初春「ふふっ。なんじゃ、今日はえらく大盤振る舞いじゃのう」

若葉「……別に、今日はただなんとなくそんな気分だっただけだ。なあ?」

初春(こやつら、わらわが泣いておるのを心配して気を遣ってくれておるんじゃな)

初春(わかりやすい奴等じゃ。だが、ここはあえて気付かないふりをして好意に甘えるのが淑女の嗜みかのう)

コンコン

初春「ん?」

若葉「なんだ、来客か?」

初霜「誰かしら?」

子日「さあ?あ、もしかしてさっき初春に意地悪した子が謝りに来たとか!」

若葉「なんだ。なら招き入れて説教の一つでもしてやろうか?」

初春「いや、そこまでしなくても良い。思い返せばわらわも心が狭かった。あれはちょっとした悪戯であって、意地悪というほどのことではないよ」

若葉「そうか。まあ、だとしたら謝罪を受け入れて手打ちだな。その後一緒に茶でも飲むか?」

コンコン

初霜「えっと、それじゃあ羊羹の切る数ももうちょっと増やさないと」

子日「子日やるー!」

初霜「ダメだよ子日ちゃん。包丁は危ないって……」

若葉「すまない初春。見ての通り我々は今手が離せない。ドアを開けてやってくれないか」

初春「うむ。今開けに行く」

初春「さて、待たせたのう。なんの用じゃ?」ガチャッ

初春(ういはる)「ただいま。みんな」

初春(はつはる)「……は?」

初春(ういはる)「いやぁ参りました!外出したはいいけど、部屋の鍵持ってくるの忘れちゃって。開けてくれて助かったー」

初春(はつはる)「……えっ?」

若葉「ああ。おかえり。初春(はつはる)」

初春(はつはる)「……は?」

子日「初春(はつはる)おかえりー!」

初春(はつはる)「…」

初霜「おかえりなさい初春(はつはる)ちゃん。今ちょうどお茶にするところだったんだよ。休憩にしよ?」

初春(はつはる)「……おい」

初春(ういはる)「えっ、それはやったぁ!ベストタイミングでしたね、私!」

若葉「そうだな。よし、ちょうど4人分茶が入ったぞ」

初霜「羊羹も4人分、ちゃんと切れたよ。一人二切れね」

子日「うわぁ!美味しそう!」

初霜「こら子日ちゃん!まだ食べちゃダメだよ!」

子日「えへへ~」

初春(はつはる)「…」

若葉「ふっ。子日は相変わらず意地汚いな。ところで……」

子日「なんだとぉー!」

初春(はつはる)「…」

若葉「貴様何者だ?」

初霜「もしかして艦娘のファンの子?それとも誰かのお知り合い?ごめんなさい、ここは関係者以外立ち入り禁止なの」

子日「でも、誰にも見つからないで一人でこの部屋までこれたのは凄いよ~。才能あるよ、君!」

初春(はつはる)「ちょっ!?」

初春(ういはる)「あれ?この方、みなさんのお知り合いじゃないんですか?」

若葉「知らん」

初霜「知らない子だわ」

子日「誰?」

初春(ういはる)「参ったなぁ。どうしよう。一応憲兵さんに連絡して…」

初春(はつはる)「待てい!待て待て待て待て待てい!!」

若葉「なんだ?民間人」

初春「民間人って……その呼び方はないよ。ねえ貴女。お名前は?どうしてここにいるの?」

子日「やっぱり誰かのファン?だとしたら誰のファンかな?子日の友達だったらサインくらいなら貰ってきてあげるよー」

初春(はつはる)「お主ら一体何を言っておる!?初春(はつはる)じゃ!!」

若葉「なんだ初春のファンか」

初霜「あらら。だって。初春ちゃん。私達みたいな存在にここまで熱狂してくれるファンが居るなんてちょっと妬けちゃうなぁ」

初春(はつはる)「えっ」

初春(ういはる)「えっ?えっ?困りますよ~!」

若葉「民間人に我々艦娘をどうにか出来るとは思えんし、こんな年頃の少女との接触を禁じるのも無意味だな。だが、一応決まりは決まりだ。多少は目こぼしをするが、あまり時間はやれんぞ」

初春(ういはる)「って言われても、わ、私どうすればいいんですか?」

子日「サインくらい書いてあげたら~?」

初春(ういはる)「さ、サイン!?そんなの書いたことありませんけど……」

若葉「そういうのは適当でいいんだよ適当で」

初霜「ファンの子の眼の前でそれ言っちゃう?」

初春(はつはる)「お・ぬ・し・ら~~~~~~~!!」プルプル

初春(はつはる)「この大たわけ共が!!これは一体何の真似じゃ!!!」

初春(ういはる)「ひぃっ!?」ビクッ

若葉「むっ。違うのか?」

子日「あれ~?じゃあ誰のファン?」

初霜「も、もしかして私とか!」

初春(ういはる)「たわけが!!んなわけあるか!!特に初霜とか地味過ぎるしセリフすら手抜きで特徴皆無だしでファンなんかおるかい!」

初霜「酷い!」

間違った。訂正。


若葉「なんだ初春のファンか」

初霜「あらら。だって。初春ちゃん。私達みたいな存在にここまで熱狂してくれるファンが居るなんてちょっと妬けちゃうなぁ」

初春(はつはる)「えっ」

初春(ういはる)「えっ?えっ?困りますよ~!」

若葉「民間人に我々艦娘をどうにか出来るとは思えんし、こんな年頃の少女との接触を禁じるのも無意味だな。だが、一応決まりは決まりだ。多少は目こぼしをするが、あまり時間はやれんぞ」

初春(ういはる)「って言われても、わ、私どうすればいいんですか?」

子日「サインくらい書いてあげたら~?」

初春(ういはる)「さ、サイン!?そんなの書いたことありませんけど……」

若葉「そういうのは適当でいいんだよ適当で」

初霜「ファンの子の眼の前でそれ言っちゃう?」

初春(はつはる)「お・ぬ・し・ら~~~~~~~!!」プルプル

初春(はつはる)「この大たわけ共が!!これは一体何の真似じゃ!!!」

初春(ういはる)「ひぃっ!?」ビクッ

若葉「むっ。違うのか?」

子日「あれ~?じゃあ誰のファン?」

初霜「も、もしかして私とか!」

初春(はつはる)「たわけが!!んなわけあるか!!特に初霜とか見た目も声も地味過ぎるしセリフすら手抜きで特徴皆無だしでファンなんかおるかい!」

初霜「酷い!」

若葉「ちょっと待って欲しい。初霜の件は全くもってその通りだしなんの文句もない。だが、ならば何故目の前に居る初春の名を騙った?」

初霜「若葉ちゃんまで!?」

初春(はつはる)「だ~~~か~~~~~ら~~~~~~!!わらわが初春じゃと!言うておろうに!!」

初春(ういはる)「えっと、えっと」オロオロ

初春(はつはる)「むしろ貴様こそ何者じゃ!!名を名乗れ!!」

初春(ういはる)「わ、私が初春型1番艦駆逐艦の、は、初春(はつはる)ですが……」

初春(はつはる)「だーーーーまーーーーりゃーーーー!!勝手にわらわの名を騙りおって!頭の上にお花畑なんぞ作りおって!大概万死に値するぞ!!?」ビシッ

初春(ういはる)「ひっ!」ビビクッ

若葉「おい貴様。黙って聞いてれば、我らが長姉を好き勝手侮辱しおって。いい加減にしろよ?」

子日「子日も、悪口ばっかり言う子は嫌いかなー」

初霜「地味……地味……」シクシク

若葉「初霜に関してはまあ、事実だから許す」

初霜「なんで無意味に私のこと撃ってくるわけ!?」

初春(はつはる)「お、お主ら……何故じゃ……何故そんな奴を……」

若葉「そんな奴?馬鹿め。初春(はつはる)は私達の自慢の、立派な姉だ」

子日「すっごい頼りになるんだよー」

初霜「戦力的にはちょっとだけど……まあ、電子戦じゃ負けなしね」

初春(はつはる)「う……ううう……」

若葉「なんだ?今度は泣き落としか?」

初春(はつはる)「わらわじゃ……お主らの姉はわらわなんじゃ……」シクシク

初霜「泣いちゃった……」

子日「なんだか可哀想……」

若葉「だが規則は規則だ。とりあえず憲兵を呼んで、不法侵入者として……」

初春(ういはる)「あ、あの、みなさん!」

若葉「どうした?初春」

初春(ういはる)「そ、その……ちょ、ちょっとやり過ぎちゃったんじゃないでしょうか!いくらなんでも、こんな女の子をこんなに泣くまで追い詰めるのは……」

若葉「だが初春よ。この娘はお前の名を騙ったのだぞ?それに目的も未だ明かさん。段々不審に思えてきた」

初霜「確かに。ここまで来てもまだ自分は初春だーの一点張りだし……」

子日「え?それってもしかして……まさかスパイとか!?」

初春(ういはる)「だ、だから可哀想ですよ!」

初春(はつはる)「ううう~……」プルプル

初春(ういはる)「あ、あの。えーっと、あなた?」

初春(はつはる)「…」

初春(ういはる)「あ、あのですね?わ、私の名前を名乗ってくれたのは、きっと私の事憎からず思ってくれたからなんですよね?」

初春(ういはる)「だ、だとしたら嬉しい……です。違うかもだけど。えへへ……」

初春(ういはる)「だ、だけど、ごめんなさい。ここは、その、こんなんでも一応軍の施設なんです。だから民間人はその……」

初春(ういはる)「こ、今回はまだ、他の人にはバレてなさそうだし……私達は見なかったことにしますから」

初春(ういはる)「だから、今のうちに……ね?帰っていただけませんか?中には怖い人いるし、そういう人たちに見つかったら、きっと貴女も大変な目に遭うから……」

若葉「初春……お前は優しすぎる」

初霜「まあ、それが初春ちゃんのいいところでもあるけどね」

子日「ねえ、初春の偽物ちゃん。初春もそう言ってることだし……」

初春(はつはる)「…」

初春(はつはる)「……わかった」

初春(はつはる)「今は帰る」

初春(ういはる)「ほっ。良かった。じゃあ鎮守府の入り口まで送るから……」

初春(はつはる)「だが覚えておれ!!!」ビシッ

初春(ういはる)「」ビクッ

初春(はつはる)「この恨み、決して忘れぬ!決して忘れはせぬぞ!!!」

若葉「おい!貴様まだ!」

初春(はつはる)「お主らもじゃ!このあほんだらシャイニングポンコツ愚妹共!!」

初霜「アホ……」

子日「シャイニング……」

初春(はつはる)「今日のところはもう話にならんから引き下がる!!じゃが!ぜーーーーーったい!今日のこの仕打は忘れはせんからの!!」

初春(はつはる)「ぜーーーったいに許さんからの!!!この件に関して、全て司令官に報告してくれるからの!!全っ!部!言いつけてやるからの!!!!」

初春(はつはる)「いっ、今更、あ、あああ謝っても……ヒック…遅いんじゃからの!!ないて。ヒック……泣いても……グスッ……許さんからの!!!」グスッ

若葉(泣いてる)

初霜(泣いてるわ)

子日「泣いてるのそっちだよね?」

初春(はつはる)「絶対許さんからの!!!ばかーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」ダッ

バターーーーン

若葉「むっ」

初霜「あ。逃げた」

子日「大丈夫かなぁ?途中で誰かに見つかったりしたら大変だよね」

初春(ういはる)「心配ですね……」

若葉「……ふん。まあいいさ。見つかったら自業自得だ」

初霜「それもそうね」

子日「それじゃあみんなでお茶会始めようー」

初霜「ああ。そういえばお茶会の準備してたんだった」

若葉「むっ。しまった。すっかり失念していた。これだけ放置していては茶が冷めてしまったかな」

初春(ういはる)「あ、大丈夫です。途中から気付いて私の能力の定温保存(サーマルハンド)で保温してたので」

子日「さっすがぁ!」

初霜「気が利くわ」

若葉「そうだな……むっ?」

若葉「…」ジー

初春(ういはる)「えへへ……あれ?どうしたんですか?若葉さん」

若葉「……いや。さっきそこの天井の隅に何か居たような気がしたのだが」

子日「なにかって?」

初霜「ちょっと。やめて。怖いわ」

若葉「……いや。なんでもない。気のせいだった。怖がらせてすまなかったな」

時間は少し巻き戻り、初春が部屋に入ったのと同じ頃
陽炎型部屋前

島風「とうちゃーく!」

浜風「はぁ……はぁ……と、到着……」

島風「浜風おっそーい!」

浜風「無茶言わないでください。島風型駆逐艦の貴女にかけっこで勝てるわけがないでしょう」

島風「むっふー。それもそうかぁ」

浜風「やれやれ。馬鹿なやりとりしてないで早く部屋に入りますよ。疲れたので少しゆっくりしたいです」

島風「おうっ!この私に早くって急かすとは浜風も言うようになったね!でも一番乗りは譲らないよ?はい、オープンザドアー!」ガチャッ

浜風「私は別にそこには拘ってなかったけれど、まあいい……わ……」

島風「……おう?」

浜風「…」

島風「…」スッ

パタン

島風「……あっれー?」

浜風「おかしいですね。部屋を間違えましたか?」

島風「だよね?」

浜風「……でも、プレートは我々の部屋のものよね」

島風「もう一回行く?」

浜風「お願いします」

島風「えいっ」ガチャッ

浜風「…」

島風「…」

浜風「なんの冗談かしらこれ」

島風「さあ」

浜風「……部屋が相撲部屋になってる……」

島風「……ねえ浜風。あれ、時津風じゃない?みんなに囲まれてうずくまってるの」

浜風「……なんで裸なのかしら」

島風「あ、不知火に蹴られた……ってちょっとちょっと!タイムタイム!」

浜風「な、なにしてるんですかみんな!」

時津風「はぁ……はぁ……ぜぇ……」

不知火「どうしたんですか?時津風。そんなものですか?貴女の力はその程度ですか?」ゲシッ

時津風「ぐえっ!ちょ、待って……はぁ……はぁ……も……無理……」

黒潮「何言っとるんや。時津風はそんな根性なしやない。ウチらはちゃんと知っとるで。ほら、きりきり立てや」ゲシッ

時津風「げふっ!ダメだって……気持ち悪い……さっき不知火に蹴られたお腹が青くなってるし……」

初風「やれやれ。情けないわね。妙高姐さんがいたら無理やり首根っこ掴まれて立たされてるわよ?ほら早く立ちなさいよ」バキッ

時津風「がっ!……だから無理だって……なんでみんなそんな意地悪言うの……」

天津風「人聞きの悪い。意地悪じゃないわ。一人だけ遅れて着任した時津風が早く強くなりたいって言うから、こうしてみんなで稽古つけてあげてるんじゃない」パーーン

時津風「痛っ!特訓って……そんなの嘘だよ……レベルマックスのみんなで寄ってたかって改にもなってないあたしを……殴る蹴るして……」

浦風「まあ、多少荒っぽいのは仕方なかろうが。強くなるための特訓なんじゃし」ボカッ

時津風「いぎっ!だ、だったら!なんであたしだけまわしいっちょなのさ!これじゃあいじめじゃないのさ!」

磯風「それは雪風の提案だったな。結局最後は己の肉体の強さと精神力が物を言う。だからなるべく裸に近い姿で鍛えたほうが効果がある。……合理的だな」グリグリ

時津風「ああああああっ!痛たたたたた!!やめてよ!やめてよ!やめてやめてやめて!」

不知火「全くです。ねえ?雪風」

ハム太郎「へけっ!その通りなのだ!別に裸に剥かれた美少女が姉妹に寄ってたかって暴行を受けて涙目になってるのを見たかったから提案したわけではないのだ!」

谷風「歴戦の勇士の雪風がこう言ってんだ!だからこれはいじめじゃねぇよ!これは……そうだな。可愛い時津風に早く強くなってもらいたいっていう愛情……つまりかわいがりだ!」

野分「それをいじめだなんて……確かに心を鬼にして厳しく当たっていますし、ある程度恨まれるのは仕方ないとはいえ、悲しいです……」

島風「ストーップ!!みんな!なにしてるのさ!!」

浜風「大丈夫!?時津風!」

時津風「しまかぜ……谷風……」ハァハァ

不知火「ちょうどいいところに来ました。二人も指導に加わってください」

島風「指導!?」

浜風「指導って……なんの指導だって言うの!?これが!!」

不知火「おかしなことを言いますね。この部屋を見てわかりませんか?勿論相撲です」

島風「まずこの部屋が相撲部屋になってることがおかしいよね!?っていうかなんのために相撲の指導してるの!?」

浜風「そもそも私達に相撲なんか教えられませんし!それとこれ相撲の指導じゃなくてただのいじめですよね!?」

不知火「だって相撲の稽古と言ったらこういうのでしょう」

島風「偏見!偏見だよそれは!」

黒潮「ほれ、休んどる場合ちゃうでこのグズ」ゲシッ

時津風「ぐえっ!……おえっぷ……うぷ……」

初風「あちゃー。みぞおちにいいの入っちゃった」

時津風「うげええええ……」ビチャビチャ

天津風「うわ……汚い。自分の顔で掃除しなさいよ」バシッ

時津風「…っ!」ベチャッ

天津風「ほらほら」グリグリ

時津風「ううううう」シクシクシク

浜風「いい加減にしなさい!!これ以上は例え姉妹だとしても断じて赦しませんよ!!」

野分「そうは言いましても……」

ハム太郎「ダメなのだ。ここで止めては今までの時津風の努力が無駄になるのだ」

ハム太郎「もっと容赦なく。もっと時津風の心を曇らせるのだ。最悪悪堕ちしそうになっても構わないのだ」

ハム太郎「それくらい極限にまで追い込まないと、強くなれないのだ。強くなければ死ぬのだ。この幸運艦雪風が保証するのだ」

ハム太郎「だからもっといじめてあられもない格好の美少女が苦しんでいる姿をこの僕に見せるのだ!!」

浦風「ってわけじゃからのう……」

磯風「……ここまできたら我々全員同罪だからな。どれだけ恨まれようと、時津風を戦場でみすみす死なせるわけにはいかん」

谷風「……恨まれるんなら、あたしら全員がいいって決めたんだ。でも、最後の良心姉貴の陽炎と末っ子の秋雲にだけにはさせねぇ。そう決めたんだ」

マイケル・ジャクソン「ポーーウ!!」

浦風「ほら、舞風も踊ってばっかいないでちょっとは手伝わんか。今更自分だけ手を汚さないなんてのはなしじゃぞ」

天津風「ふん。ゲロにまみれて汚い顔ね。まあ、でも最初から洗ってない野良犬の臭いしてた貴女だからむしろ綺麗になったんじゃないかしら」ドスッ

時津風「うぐえっ!うぷっ!」

プーン  ピトッ

島風「舞風?今そのおじさんのこと舞風って言った?」パシッ

天津風「あら。また吐くの?ほんと気持ち悪いわ。このゲロ津風」ドスッドスッ

時津風「うげええええ……」

不知火「?どこからどう見ても舞風じゃないですか」

浜風「そうだ、陽炎!陽炎さんは!?あの人ならこの場をうまく収めてくれるはず……」

黒潮「陽炎ならウチらのこと止めようとするに決まっとるから部屋から追い出したで」

野分「そういえば、部屋の前にいると思っていましたけど貴女達会っていませんか?」

谷風「諦めてどっか行ったんじゃねえの?」

磯風「バカ言え。あの陽炎だぞ?そんなわけがなかろう。隠れて侵入してきてるに決まってる」

初風「まあ、陽炎姉さんにうちの部屋のドアを開ける力なんかないからねぇ」

不知火「言われてみればそうですね。だったら皆、気をつけて。身体を極力動かないよう。特に島風。走るのは厳禁ですよ」

島風「おう?」ポイッ

浜風「今度はなんです?まったくわけがわからない。それよりも早く時津風を解放して謝罪しなさい!」スッ

不知火「だから動くな!」

浜風「不知火!」

不知火「……気をつけなさい。陽炎を踏みつぶしたいんですか?」

浜風「踏潰……?」

黒潮「あーーーーーーー!!」

島風「おうっ!?」

黒潮「陽炎がーーーーーーーーーーーー!!!」

浜風「えっ?」

不知火「陽炎!?」

黒潮「ぺ、ぺしゃんこになっとるーーーーーーーー!!!」

ウスバカゲロウ「」ピクピク

初風「か、陽炎姉さんーーーーーーーーー!!」

浜風「…」

島風「…」

不知火「そんな……なんてこと……」

浦風「なんてことじゃ!どこのアホが!」

磯風「くっ!我らの偉大なる姉が!こんなところで!しっかりしろ陽炎!傷は浅いぞ!なんか内臓みたいの出てるが!」

野分「明石さん!明石さん呼んでこないと!」

ギャーギャーワーワー

島風「もうわけわかんない」

浜風「私もです」

島風「……もういいよね?みんなどうかしてるよ。なんだか混乱してるみたいだし、今のうちに時津風連れて逃げよう?」ヒソヒソ

浜風「賛成です。島風。私が合図したら時津風を連れて逃げなさい」ヒソヒソ

島風「それはダメ。囮になる気?だったら私がその役やるよ。時津風のことお願いね」ヒソヒソ

浜風「……島風」

島風「大丈夫。みんなの注意引いて、後は逃げ回ればいいんでしょ?正面から喧嘩したら多勢に無勢で勝てるわけ無いし」ヒソヒソ

島風「でも、かけっこなら誰にも負けないよ。私に追いつける艦娘なんかいないんだしね。上手に逃げてみせるから」ヒソヒソ

浜風「……分かりました。では、囮役、お願いします」

島風「うん。じゃあ、またあとで……行って!!」

浜風「行きますよ時津風!」グイッ

時津風「……浜風?」

浜風「ええ!島風がみんなの注意を引いてくれるから、今のうちに……」

時津風「……浜風だぁ。あたし結構好きなんだよね」チュッ

浜風「……は?」

時津風「いやぁ。今朝からなんにも食べさせてもらってなかったし、吐きまくってあんまり重たいものは食べれそうになかったし」チュパッ

時津風「味付き昆布しゃぶるくらいなら塩分も取れて丁度いいかなぁ」チュパチュパ

浜風「ちょっと……何をしてるんですか。早く立って。逃げますよ」

時津風「うーん、おいひい……」グイッ

浜風「きゃっ!?」ドサッ

時津風「あむー……あむあむ」チュパチュパ

浜風「と、時津風!?混乱しているの!?」

時津風「れろれろれろー」

浜風「やっ……時津風、何を……や……耳は……あっ♡」

島風「二人共なにやってんの!?」

浜風「し、島風!だ、駄目です!時津風もなにか変!た、助け……」

不知火「そういえば、島風、先程手で何かを叩いていましたよね?」ユラリ

黒潮「まさかあの時、陽炎を……」

島風「!?」ゾクッ

不知火「だとしたら許せません。よくも私達の姉を」

黒潮「これは教育やろなぁ」

初風「かわいがりもう一人追加しちゃう?」

ハム太郎「へけっ!そこで時津風にしゃぶられてるデカパイもついでに調教してしまうのだ!」

天津風「もうっ!そんな下品な言葉使いして、雪風ったらしょうがない子ね」

浦風「さて、それじゃあ……」

磯風「神妙にしろ。島風」

島風「おおう……」オロオロ

浜風「し、島風!予定変更です!捕まったら貴女までまずい!逃げなさい!」

時津風「ちゅぱくちゃ」

島風「で、でも……」

浜風「私のことはいいから!このままじゃ全滅です!それよりも急いで誰か、この場を治められる人を呼んできて!」

島風「そっか!誰か呼んでくれば!」

谷風「おいおい、逃すと思ってんのかい?」ジリジリ

野分「悲しいけれど……陽炎姉さんの仇というなら、いくら島風ちゃんでも許すわけにはいきません」ジリジリ

島風「ごめんね、浜風!時津風!」

マイケル・ジャクソン「アドワンニャンワッタッタンノウ♪ マーンインザミラッ♪フー!!」

島風「すぐに誰か呼んでくるから!!」ダッ

谷風「うおっ!?速え!!」スカッ

不知火「くっ!流石島風……!」

島風「そんで、みんなの目もすぐに覚まさせてやる!!」タタタタタ

黒潮「ああ、もう無理やわ。あっちゅう間にあんなとこまで……」

島風「だからそれまで待っててね!!」

駆逐艦寮どこかの廊下

隼鷹「あっはっは!いやー気持ちいねぇ」フラフラ

隼鷹「あ~~~……ういー……ひっく!真っ昼間から飲む酒はどうしてこうも美味いんだか」

隼鷹「な?アンタもそう思うだろぉ~?」

隼鷹「ああ。わかってるって。だからいろんな酒求めてわざわざ駆逐艦寮くんだりまで来てんじゃねーか」

隼鷹「おっとっと」フラフラ

隼鷹「あっはっは!とっくに千鳥足だ~。だけどもっと飲むぞ~」

隼鷹「……あん?分かってるって。アンタも似たようなもんだろ~?」

隼鷹「なぁ?飛鷹……っとくらぁ」ケラケラ

パチモノの出典元紹介

初春(はつはる)→初春(ういはる)飾利@とある魔術の禁書目録
黒髪のショートヘアに飴玉を転がすような甘ったるい声色が特徴の少女。
頭に造花の飾りの付いたカチューシャを付けており、遠目には頭に花瓶を乗せているように見える。
天然なところもあるが、超一流のハッカーでもあり、ハッカー達の間では「守護神(ゴールキーパー)」と呼ばれるほどの高度な情報処理能力を有し、洞察力も高い。
超能力はレベル1の「定温保存(サーマルハンド)」。触れている物体の温度を一定に保つことが出来るというものだが、
レベル自体が低いことに加え、余りにも高温や低温の物体にはそもそも触れることができないため、結果として対象は常温の範囲内の物体に限られている。

陽炎→ウスバカゲロウ@アミメカゲロウ目(脈翅目)ウスバカゲロウ科
「カゲロウ」という名が付けられているがカゲロウ目とは縁遠い昆虫。ただし、一般的に区別はあまり気にされていない。
いわゆる「アリジゴク」の成虫の名として有名であるが、本科全ての種の幼虫がアリジゴクを経ているわけではない。卵→幼虫→蛹→成虫という完全変態をする昆虫である。
外見はトンボによく似ていて、細長い体、丸い頭と細長い翅を持っている。
ただし、止まるときは翅を背中に伏せてたたむこと、頭は小さくて複眼がさほど巨大ではないこと、触角が短いながらも太いことなどで区別できる。
また、「カゲロウ」というだけあってその飛び方はひらひらと舞うようであり、トンボのように上手ではない。触角が短いのでツノトンボと区別できる。

時津風の部屋→時津風部屋@日本相撲協会所属で時津風一門
立浪部屋に所属する横綱・双葉山は、その実績が評価されて現役力士のまま弟子の育成ができる二枚鑑札を許可され、
1941年5月に立浪部屋から独立して双葉山相撲道場を設立した。この際に、当時粂川部屋を開いていた5代粂川(元大関・鏡岩)は、
自らの弟子全員を双葉山に譲り、自らも双葉山相撲道場の部屋付き親方となった。また、他の部屋も多くが傘下に入った。
双葉山は1945年11月場所限りで現役を引退して年寄・12代時津風を襲名し、同時に双葉山相撲道場を時津風部屋と改称した。
現役の関取経験力士には豊ノ島大樹(関脇)、時天空慶晃(小結)、土佐豊祐哉(前1)、双大竜亮三(前15)がいる。

舞風→踊る→マイケル・ジャクソン@キング・オブ・ポップ
「人類史上最も成功したエンターテイナー」と言われ、他多数のギネス世界記録を保持している。
これまでのCD・レコード総売上枚数は10億枚以上。1970年代から2010年代まで5つの世代で全米トップ10シングルを持つ唯一のアーティスト。
4オクターブに及ぶ音域の歌唱力と、「パントマイムの神様」と称されるマルセル・マルソーをして「マイケルは生まれながらのパントマイム・アーティストだ」と言わしめる表現力。
「Smooth Criminal」中に披露される斜め45度に傾くパフォーマンス、ゼロ・グラビティでは特許を所得している。
また350以上の賞を受賞しており、ロックなどさまざまな分野で殿堂入りしている。
性格は完璧主義者でいたずら好きだったとして知られる。さらにゲーム好きとしても知られており、中でも日本メーカーのセガのゲームがお気に入りだったという。

マイケルは生涯を通じて慈善活動を続けていた。チャリティで寄付して金額は判明しているだけで4億ドルを超えるが、匿名での寄付もあるため正確な金額は把握されていない。
幼い頃から前触れは見られ、両親に許可を貰えればお小遣いでキャンディを大量に買い占め近所の子供達に配っていた。
あの時には母キャサリンのささやかなアクセサリーまでも学校の先生にプレゼントしてしまったという。
生涯サポートしてきた団体は39団体でギネス世界記録にも認定されている。ノーベル平和賞にも2度ノミネートされている。
死後にも受賞を求めて署名運動が起こったが、既に他界した人物は受賞出来ない規定がある為実現しなかった。
またホームレスの人を見ると放っておけず、車を停めポケットからありったけのお金を提供し、励ましていたという。
マイケルが1992年に設立したチャリティ基金の名はHeal The World基金。この基金を通じてマイケルは世界中の難病患者を何度も救っている。

今日は終わります

パチモノの出典元紹介、二人忘れてたんやな……

雪風→ハム太郎@とっとこハム太郎
種類はゴールデンハムスター。身長8.6cm、足のサイズは8.6mm。
8月6日生まれのしし座。オレンジの体毛が特徴。ひまわりの種が好物で、語尾の「のだ」「なのだ」が口癖。一人称は「ぼく」。
ちなみに漫画・絵本ではハム太郎は1匹ではなく、複数のハムスターの名前である。
ハムスターは寿命短いしね。しょうがないね。

浜風→浜風おしゃぶり昆布@中野物産
かつお風味のおしゃぶり昆布です。
禁煙中の方にも注目をあびています。
ちなみにss内での浜風は認識だけおしゃぶり昆布。
島風がいなくなった後はみんなにふやけるまでしゃぶられました。

時間は再び巻き戻り、初春や島風浜風が部屋に入ったのと同じ頃
駆逐艦寮廊下

夕立「むー。誰もいなくて退屈っぽい!」

夕立「誰かいないかしら?こんな時に構ってくれそうな人は……」

夕立「そうだ、あの子のお部屋に行ってみましょ!」

夕立「それでなんかして遊ぶっぽい!」


まだ行ってない型の部屋
安価↓1

阿賀野型部屋

夕立「阿賀野さーん!お邪魔するっぽい!」ガチャッ

阿賀野「あー。夕立ちゃんだー」

矢萩「あら。どうしたの?夕立ちゃん」

能代「もしかして阿賀野ねぇと遊びに来たとか?」

(`ェ´)「俺、佐藤裕也(`ェ´)ピャー」

夕立「矢萩さんと能代さんも、こんにちわ!その通りっぽい!」

夕立「…」

夕立「……なんかいるっぽい!?」ビクッ

阿賀野「そりゃあ阿賀野型のお部屋なんだから私達がいるよ~」

能代「そうね。阿賀野ねぇが珍しく正論を言ってるわ」

矢萩「そういうことじゃないと思うけど……でも、何がいるの?虫でもいた?」

(`ェ´)「俺、佐藤裕也(`ェ´)ピャー」

夕立「そいつ誰っぽい!?」ビシッ

阿賀野「酒匂だよ?」

能代「よく夕立ちゃんとも阿賀野ねぇと一緒に遊んでるじゃない。どうしたの?いきなり」

矢萩「もしかして喧嘩でもしてたのかしら。駄目よ?二人共仲良くしないと」

夕立「酒匂!?酒匂って言ったっぽい!?」

阿賀野「やだなぁ夕立ちゃん。そうに決まってるじゃない。ねぇ?」

矢萩「ええ。どこから見ても」

能代「いつも通りピャーピャーうるさいしね」

夕立「共通点そこしかないっぽい!」

能代「わかった。夕立ちゃん、もしかして悪戯考えてる?」

矢萩「ああ。何かの遊びなのね。酒匂が別人になったとか、そういう感じの」

阿賀野「ああ、そうだったのかぁ。でも姉妹の私達にその悪戯は通じないよぉ。あははは」

夕立「どういうことなの……」

阿賀野「もしかして酒匂もグルなのかな~?」

(`ェ´)「俺、佐藤裕也(`ェ´)ピャー」

能代「もう。悪戯もほどほどにしなさいよ?」

矢萩「阿賀野姉さんもそうだけど、酒匂もこれなんだから大変よね。駆逐艦のこと遊ぶのはいいけれど、少しは軽巡の自覚を持って欲しいわ」

夕立「も、もしかして夕立こそ試されてるっぽい?でもでも、阿賀野さんや能代さんならまだしも、真面目な矢萩さんがそんなことするとは思えないっぽい……」

(`ェ´)「俺、佐藤裕也っぽい(`ェ´)ピャー」

夕立「真似されたっぽい!」

(`ェ´)「ピャーッポイ」

夕立「なんだか腹立ってきたっぽい!」

(`ェ´)「夕立ならぬ腹立wwww」

夕立「もはや勘弁ならないっぽい!」ガバッ

阿賀野「わぁ!喧嘩はダメだよ夕立ちゃん!」

能代「酒匂も煽らないの!」

矢萩「やっぱり喧嘩してたのね……夕立ちゃん、何があったか知らないけど、この子には私達からお説教しておくから貴女も一回お部屋に帰ってくれる?」

夕立「待って欲しいっぽい!コイツどう考えても男っぽい!不法侵入者っぽい!」

(`ェ´)「俺、佐藤裕也(`ェ´)ピャー」

夕立「っていうかそもそも知らない人の名前名乗ってるっぽい!」

(`ェ´)「俺、酒匂(`ェ´)ピャー」

阿賀野「酒匂って名乗ってるけど?」

夕立「設定自称するにしてもガバガバ過ぎてやる気なさすぎっぽい!」

夕立「とにかく!こんななんだかよくわかんない奴、阿賀野さんたちのお部屋に居させてたまるかっぽい!」ジタバタ

矢萩「はいはい。夕立ちゃん、落ち着いて」

能代「参ったわね。一体どんな喧嘩したのよ」

夕立「喧嘩なんかしてないっぽい~~~!!本物の酒匂ちゃんはどこ行ったの!?」

(`ェ´)「俺、佐藤裕也(`ェ´)ピャー」

夕立「お前ホントそればっかりっぽい!」

阿賀野「夕立ちゃん!いい加減にしないと怒るよ!」

能代「酒匂も!だから煽るんじゃないわよ!夕立ちゃん駆逐艦なのよ!?」

矢作「いけねっ。今の今まで俺の苗字、漢字間違えてたわwwww」

夕立「さっきまでスルーしてたけどお前は誰っぽい!?」

矢作「やはぎですけど何か?」

阿賀野「矢矧だよね」

能代「矢矧よね」

(`ェ´)「こいつ、矢矧(`ェ´)ピャー」

夕立「やっぱこいつが一番腹立つっぽい!!!!」

矢作「まあまあ、夕立ちゃん抑えて抑えて」

夕立「なんでこのオッサンは普通に宥める側に回ってるの!?」

阿賀野「矢矧!夕立ちゃんが怒ってるの!落ち着かせて!」

矢作「しょうがねえなぁ。俺、阿賀野姉さんに言われちゃ弱いからなぁ」

能代「いつもごめんね?」

矢作「いいんだよいいんだよ」

夕立「振りの流れがこなれてるっぽい!」

(`ェ´)「俺、佐藤裕也(`ェ´)ピャー」

夕立「お前はほんといい加減にしろよ!?っぽい!」

能代「駄目だわ。夕立ちゃん目が殺る気になってる」

阿賀野「矢矧のコミュ力でも駄目ならもうしょうがないね」

矢作「ふぅ……」(疲れた)

能代「そうね。だったら夕立ちゃん。この場は私達が預かるから」

阿賀野「また後で、ちょっと冷静になったらまたお話しようね?」グイグイ

夕立「あっ!待つっぽい!夕立追い出すならせめてその不法侵入者を!眼鏡の方は100歩譲ってもそっちのピャーピャーうるさいやつだけは一緒に追い出すっぽい!!」

阿賀野「ごめんね?それじゃあ、またあとで遊ぼうね……」グイッ

夕立「あっ……」

バタン

夕立「……追い出されたっぽい」

ドアの向こう「ピャーwwwwwwww」

夕立「ぐぬぬぬぬ!!!むーーーかーーーーつーーーくーーーーーーーーーー!!」

夕立「こうなったら偉い人呼んできて強制的に追い出させるっぽい!!」プンプン

夕立「そもそも、なんで阿賀野さん達はあの男どもがお部屋にいたのに平気な顔してたの?」

夕立「彼氏……は一億%ありえないし……」

夕立「……なんだかよくわからないけど、これは夕立がとにかくなんとかしなきゃいけないっぽい!」

夕立「とりあえず……ムカムカが収まんないから走るっぽい!!」ダダダダダダ

駆逐艦寮玄関

初春「うううう~……グスッ」トボトボ

島風「はぁはぁ……」タタタタ

夕立「ぽいっ!ぽいっ!」プンプン

バッタリ

初春「む……?」

島風「あ……」

夕立「ああっ!初春!それに島風も!」

初春「お、おぬしら、わらわが分かるのか……?ならば……」

島風「二人共。ちょうどいいところに……!!」

夕立「良かった!お願いがあるの!」

初春「助けてくれ!!」

島風「助けて!!」

夕立「手伝って欲しいっぽい!!」

初春「……む?」

島風「え?」

夕立「……ぽい?」

数分後

初春「なるほど、やはりお主らも……」

島風「どうしよう。早くしないと浜風と時津風が……」

夕立「むー!事態は思ったよりもヤバイっぽい!?」

初春「ううむ。とりあえず、一番至急の案件は島風の部屋の変化のことじゃな」

島風「急いで走ってきたはいいんだけど、どうしよう?誰に相談すればいいんだろう?」

夕立「やっぱり提督さんじゃない?」

島風「そうだよね、やっぱり。でも……」

初春「……いや。それはまずかろう。あの渡邉美樹の格言を掛け軸にして朝晩に拝んでるような男じゃ。今聞いたような不和があると知れば、どんな発狂をすることか」

夕立「……最悪みんな連帯責任で解体っぽい?」

初春「解体は無かろうが、任務前後の朝晩の掃除が3時間位追加されるのは確実じゃな」

島風「それはなんとしても避けたい」

夕立「でも、このままじゃとっきーとはまちゃん危ないっぽい……」

初春「なに。ようは誰か連中を止められるだけの発言力がある者を連れてくればいいのじゃろう?」

初春「別に戦艦や空母、重巡あたりのしっかりした誰かでも大丈夫じゃろう」

島風「それだよ!」

夕立「ついでにあのピャー男も追い出すっぽい!」

初春「わらわは妹共に説教して貰いたいのう」

島風「よーし!それなら早速行くよ!」

夕立「おー!」

初春「あ、待たんか!どこに行くかも決めんと……」


まだ行ってない型の部屋
安価↓1

初春「はぁはぁ……やっと追いついた。おいお主ら!一体どこに行くつもりだった……ん?」

初春「どうした?急に止まって。急いどるんだから早く……」

夕立「誰か倒れてるっぽい。人だかりができてる」

島風「どうしよう。捨て置けない」

初春「むっ?あれは……特Ⅰ型の連中ではないか。なんじゃなんじゃ?」

吹雪「あ、初春ちゃん」

初春「吹雪か。お主らはまともなようじゃのう。安心したわ」

吹雪「?」

初春「いやなんでもない。こっちの話じゃ。それよりどうした?こんな廊下で」

吹雪「それが……」

白雪「」

吹雪「白雪ちゃんが毒リンゴを食べて死んじゃって」

叢雲「白雪ーーー!!くっそぉ!どこの愚か者よ!こんなことする奴は!沈めてやるから!」

磯波「叢雲ちゃん落ち着いて!」

初春「…」

島風「…」

夕立「…」

叢雲「なによ磯波!これが落ち着いてられるわけないじゃない!姉妹の白雪が殺されたのよ!?」

磯波「だけど……だからって!まだ犯人の目星もついてないのに!今怒っても意味が無いよ!」

叢雲「なによ……!さっきから聞いてりゃ落ち着け落ち着けって!アンタはなんとも感じないわけ!?」

磯波「そんなわけないじゃない!!でも、今は冷静に状況を分析して、犯人を突き止めないと!」

初雪「っていうか、この毒リンゴは、誰が用意したの、か……」

初雪「冷静に考えたら、私達姉妹くらいしか白雪に毒を盛る暇とか無かった……よね?」

叢雲「はぁ!?何よアンタ!もしかして私達の誰かが白雪を殺したって言いたいわけ?」

初雪「そうは言って……ないけど。でも、普通に考えて」

叢雲「だったらアンタが一番怪しいわ!陰気だし陰湿だし陰険だし!」

初雪「なっ……!そんなわけないし!第一動機がないでしょ動機が!」

叢雲「はっ!どうだか?性格的に白雪に対して嫉妬とかしててもおかしくないんじゃない?」

初雪「けっこう酷めの言いがかりにわりとショック……」

磯波「いい加減にしてよ叢雲ちゃん!」

叢雲「何よ!アンタだって動機は十分なんだからね!キャラがわりと被ってるって悩んでたの知ってるんだから!」

磯波「そんなので大事な姉妹殺すわけ無いじゃない!そういう叢雲ちゃんだって、さっきからそうやって喚き散らして!」

磯波「もしかして怯えてるんじゃないの!?いつ白雪ちゃん殺しがバレるんじゃないかって!不安で!」

叢雲「はぁ!?アンタ今なんて言った!?もっぺん言ってみなさいよ!!」

初春「お、おい。なんだか地味に一番大変なことになっておるぞ」

島風「揉めてるし一番深刻なのにそれでも一番地味って、流石だね吹雪型」

吹雪「いい加減にしてみんな!」

磯波「あ……」

初雪「……ごめん」

吹雪「みんな、やめてよ……!姉妹同士でこんな争い、見てられないよ……!」

叢雲「……ふ、ふんっ!」

磯波「ごめんなさい。叢雲ちゃん」

吹雪「…」

叢雲「……私も悪かったわよ。初雪の言うとおり、姉妹の誰かが白雪殺しの犯人なのは確かでしょ?状況的に考えられないしね」

吹雪「…」

叢雲「……反吐が出るわ。姉妹を殺しておいて今もしれっと悲しそうな顔で私達の中に溶け込んでいるんでしょ?虫酸が走るったらないっての」

叢雲「そんな殺人鬼なんかと一緒にいられないわ。私は部屋に戻るから」

磯波「待って!叢雲ちゃん!」

初雪「そうだよ……!今一人で帰ったら……危険……!その、お約束的に……!」

吹雪「……みんな。叢雲ちゃんがそう言うなら、引き止めても仕方ないよ。それより早く白雪ちゃんを弔ってあげないと」

磯波「吹雪ちゃん!?」

吹雪「いつまでもこんなところに寝かせたままっていうのも可哀想でしょ?」

白雪「」

磯波「……そうか。そうだよね……」

吹雪「あ、凶器の毒リンゴはここに置いておいて誰かが食べたら危ないから私が責任をもって預かっておくから。このタッパーに入れて」ヒョイッ

初雪「流石吹雪。準備いい……」

吹雪「えへへ……」

初春「…」

夕立「…」

島風「…」

一「待ちな」

吹雪「ッ!?」ビクッ

磯波「深雪ちゃん……」

一「わかったぜ。この事件の犯人が」

吹雪「なっ……!」

叢雲「深雪。アンタ……」

初雪「さっきまで黙ってたと思ったら。ま~たじっちゃんの名に賭けてたのか」

一「ああ。そしてようやくこの事件のトリックが読めた」

叢雲「それじゃあ!」

一「ああ。謎は全て解けた」

一「犯人はアンタだ!吹雪!!」

吹雪「!!」

叢雲「そんな……」

初雪「なんと……」

磯波「そんな!嘘だよね!?吹雪ちゃん!」

吹雪「しょ、証拠は!証拠はあるの!?」

一「さっき酒保でリンゴ買ってたろ」

吹雪「…」

吹雪「……事故だったんだ。本当は殺す気まではなかった」

初春「もう犯行認めよった!?」

島風「展開はっやーい!!」

夕立「毒盛った時点で殺る気満々っぽい!」

叢雲「信じられない……誰よりも姉妹を愛して、優しかったアンタが……」

叢雲「どうしてそんなことをしたの!?答えてよ!!」

吹雪「きっかけは私の改二がくると、大本営から発表があった日の夜の事だった……」

中略

吹雪「だから、私はどうしても白雪が許せなかったの!!」

初雪「そんな……そんなことが……」

島風「展開はっやーーーい!!」

吹雪「でももう終わり!殺す気はなかったとはいえ……!明石さんから買った下剤の中身がまさか間違えられててフッ酸だったなんて!」

吹雪「こんなの、白雪に申し訳が立たない!だから私も死んで詫びるよ!」チャキッ

叢雲「吹雪!?よしなさい!」

磯波「やめて吹雪ちゃん!」

一「よせ!早まるな!!」

吹雪「みんな、さよなら!」

白雪「うーん……よく寝た……」

初雪「あれ?白雪起きたの?おはよ」

白雪「うんおはよう……あれ?みんなどうしたの?」

吹雪「…」

叢雲「…」

磯波「…」

白雪「あ、吹雪ちゃん。ごめん、さっきもらったリンゴ、ちょっと傷んでたからそこだけ切り落としちゃった」

白雪「でも美味しかったよ?ありがとう」ニコッ

吹雪「…」

叢雲「とりあえずこのダメ姉に指導しましょうか」

磯波「異議なし」

初雪「こんな茶番に付き合っていられるか。私は帰って寝かせてもらう」

白雪「?」

吹雪「ご、ごめんなさいーーーーー!!」

初春「行くぞお主ら。無駄な時間を食った」

島風「なんでこんなの見届けちゃったんだろう」

夕立「これで浜風達が取り返しつかなくなってたら吹雪のせいにするっぽい!!」

初春「さて、誰のところに助けを求めるべきか・・・・・・」

そろそろ残りがわかんなくなってきと思うんで、残りリスト。○が行けるとこ

戦艦寮
●大和型
●長門型
●扶桑型
○伊勢型
●金剛型

空母寮 正規空母組
○赤城と加賀
●飛龍型
○翔鶴型
○雲龍と大鳳

空母寮 軽空母組
●鳳翔と龍驤
○祥鳳型
△飛鷹型
○千歳型

重巡寮
○古鷹型
●利根型
○妙高型
○高雄型
●最上型
●青葉型

軽巡寮
●長良型
○天龍型
●球磨型
○川内型
●阿賀野型

駆逐寮
●暁型
●睦月型
●吹雪型
○綾波型
●初春型
●白露型
●朝潮型
●陽炎型+秋月+島風
○夕雲型

その他部屋
○大淀一人部屋
○あきつ丸と龍鳳
○ドイツ勢(Z1、Z3、ビスマルク、プリンツ・オイゲン)
●潜水艦組

工廠
○夕張と明石

食堂
●間宮と伊良湖

誰のところに助けを求める?
安価↓1

おっけー。ありがとう。今日はここまで

恒例パチモノの出典元紹介

矢矧→おぎやはぎの右側のほう@プロダクション人力舎
日本のお笑い芸人、司会者。おぎやはぎのツッコミを担当し、相方は小木博明。
プロダクション人力舎所属。身長173cm、体重60kg。
ファッションセンスが良く、ブランドに詳しい。姉はデザイナーである。
誰とでも上手くやれるタイプだが、全てにおいて飽きっぽい。品川庄司の品川祐には「矢作さんて今まで本気になったものなんてあるの?」
ビビる大木には、恋愛面について「本当に好きになった人なんているの?」と言われるほど熱くなれない性格。


酒匂→佐藤裕也@2ch
ここだけ本名晒すスレ
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/14(水) 22:32:04.39 ID:y1VDPqtO0
   んじゃいくよ

   俺、佐藤裕也(`ェ´)ピャー

2 :以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/01/14(水) 22:32:18.70 ID:U3J67hWU0
   俺、佐藤裕也(`ェ´)ピャー

3 :以下、名無しにかわりまして VIPがお送りします:2009/01/14(水) 22:32:25.10 ID:Rkzf5GQI0
   んじゃいくよ

   俺、佐藤裕也(`ェ´)ピャー


白雪→白雪姫@グリム童話
雪のように白い肌、血のように赤い頬や唇、黒檀の窓枠の木のように黒い髪を持って産まれ、
その身体的特徴を以て「白雪姫」と呼ばれた王女。
7歳の時、既に継母であるお妃よりも美しく育ったが為に、それを妬み憎んだお妃に謀殺されそうになる。
しかし言いつけられた猟師が同情し逃がしてくれる。(尤も猟師は自分の手にかけるのが忍びなかっただけで、末は獣に食べられるだけだろうと考えていた。)[26]
王女は森の中を彷徨い七つの山を越え、偶然見つけた小人たちの家で、家事をする事を条件に暮らすことになる。

だが、王女が生きていて、猟師に騙されたと知ったお妃の謀り事により、一度目はいろいろな色の絹で編んだ紐によって絞殺、
二度目は魔術を使って拵えた櫛で術殺、三度目は毒を仕込んだ林檎で毒殺されてしまう。
王女は小人たちの努力も虚しく蘇生できず、しかし、遺体が余りに美しくまるで生きているようだったので、ガラスの棺に納められ山の上に置かれる。
ある時、森に迷い込み小人たちの家に泊まりに来たある国の王子が、山の上で王女を見つけて見初め、小人たちに頼み込み王女を棺ごと貰い受けてしまう。
だが、召使いたちが棺を運ぶ最中、潅木に蹴躓き、その揺れで喉に詰まった林檎が飛び出し、王女は息を吹き返す。
喜んだ王子は王女にプロポーズし、盛大な結婚式が執り行われた。


深雪→七瀬美雪→金田一一@金田一少年の事件簿
東京都不動山市に暮らす高校2年生。名探偵・金田一耕助を祖父に持つ。
運動音痴で学業成績も最低だが、謎解きの際は鋭い勘を発揮し、IQは180と非常に高い。決め台詞は「ジッチャンの名にかけて!」
ドラマは堂本剛バージョンが至高。異論は認めない。

工廠

バーーーン

初春「明石!夕張っ!」

島風「お願い!助けて!」

夕立「二人ならなんとかなるっぽい!」

夕張「んあ?そんなに慌ててどうしたの?おもしろ……珍しい3人組で」

明石「ほんとほんと。ちょうどい……珍しい三人組で。何かあった?」

初春「うむ!それがじゃな!駆逐艦寮に変な連中が入り込んでるのじゃ!」

島風「あと、陽炎型のみんなが変!とにかく早く来てよ!じゃないと浜風と時津風が!」

夕立「詳しい説明してる暇はないっぽい!とにかくついて来て!」

夕張「へえ……」クスクス

明石「これはこれは」クスクス

初春「……なんじゃお主ら!わらわ達がこんなに必死に頼んでおるのに笑いおって!」

夕立「子供のつくり話とか思われてるっぽい!?そうじゃないの!本当に危ないの!」

島風「もう絶対悪戯とかしないから信じて!お願い!」

明石「ふぅん、なるほど。影響のない子もいるのね」

夕張「まだシステムは研究の必要性あり、ですね。要改造です」

初春「ええい!ここまで言っても信じてくれぬか!とにかく早くわらわ達について来て……」

初春「……なん……じゃと……?」

夕立「い、今、なんか聞き捨てならないセリフが聞こえたっぽい!」

島風「夕張さん?明石さん?一体二人は何を……」

夕張「おっと、口が滑っちゃいましたね」

明石「これはうっかりしてたわね」

夕張「どうします?この3人、あんまり私達側っぽくないですよね?アレします?」

明石「そうねぇ……今提督にバレたら面倒なことになりそうですし……アレしちゃおうかしら」

島風「あ、アレ……!?」

夕立「なんだか不穏な気配がするっぽい!もしかしてこの二人が原因っぽい!?」

初春「くっ!失念しておった!ようよう考えてみればこの鎮守府で面妖なことが起こるとしたら大体8割方は決まってこの二人が原因ではないか……!」

夕張「失礼な。今回は私達、正義側よ?」

明石「その通り。正義は労働者たる我らにあり。ちょっと変わった革新的な方法で労働環境の改善を図っているだけ」

明石「だからどれだけ好き勝手しても許される。そうでしょ?」

初春「ええい過激派社会主義者のような物言いをしおって!黒幕は貴様らじゃったか!」

夕立「ってことはこいつらやっつけたら全部解決っぽい!?」ガルルル

初春「あ、いや物事はそんなに簡単に行かんじゃろ……」

夕張「さてね?やってみる?そうしたらわかるんじゃない?」

島風「随分自信満々だけど、駆逐艦だからって私達をナメないほうがいいよ?」

明石「改二二人に、島風ちゃんだもんねぇ。私はあんまり戦力にならないし、いくら夕張ちゃんでもほぼ一人で貴女たちの相手は確かに不可能だわ」

初春「……まともに戦力分析できるだけの冷静さはまだ残っておったようじゃのう。謀反者共め。今謝って全てを戻すなら、提督には黙っておいてやるぞ?」

夕張「まさか」

明石「そうそう。こんな負けるはずのない状況で凄まれても……ねえ?」

初春「言いよったな……!もう飲み込めんぞ」チャキッ

島風「時津風と浜風の恨み!!」チャキッ

夕立「もうどうなっても知らないっぽい……!!」ジャキッ

夕張「ふふふ……」

明石「くくく……」

初春「何がおかしい!!」

夕張「どうやらここがどこか忘れたようね」

島風「おうっ!?」

明石「そう。ここは工廠。私達が支配者として君り……」

夕立「なんだかよくわからないけど食らうっぽいっ!!」ドーーーン

明石「っ!?」

ドカーーーーン!!

モクモク

初春「やったか!?」

明石「……私達が支配者としてするこの工廠で、我々に逆らうということの意味する恐怖を知らない貴女達は哀れだわ」

初春「なっ……!無傷じゃと!?どういうことじゃ!?」

夕張「ふふ、気になる?そうね、なら教えてあげる。この工廠に……」

島風「遅いわよ!!」ドーーーン

ドカーーーン!!

モクモク

初春「今度こそやったか!?」

夕張「話を聞きなさ」

夕立「島風!追撃するっぽい!」ドーーーン

島風「わかってる!遅れないでよ!!」ドーーーン

夕張「ちょ」

ドカーーーン!!

モクモク

初春「今度の今度こそやったか!?」

明石「ああもうっ!ほんっとこの子らは落ちつ」

夕立「お次は魚雷をお見舞いっぽいっ!」シュバッ

島風「島風の攻撃速度に付いてこられる!?」シュバッ

ドカーーーーーン!!

モクモクモク

初春「こ、今度こそやったじゃろ……」

夕張「あのs」

夕立「とりあえず全弾撃ち尽くすっぽい!」ドカドカドカーン

明石「だかr」

島風「競争だよ!夕立!」ドカドカドカーン

チュドーーーーーーン!!

初春「…」

夕張「話きけやガキどもぉおおおおおおあああああああああああ!!!!」

夕立「次弾装填!」

島風「完了!もう一回行くよ!」

夕張「このウォーモンガー駆逐艦共め!!こうなったら明石さん!」

明石「あっ!あんなところに酒保で扱ってる間宮さんのアイスが!」ポイッ

夕立「わんっ!」バシッ

島風「おうっ!」パシッ

夕立「はむはむはむ」パクパクパク

島風「むしゃむしゃむしゃ」ガツガツガツ

夕張「あはははは!つまりこの工廠には、強力な妖精さん達のパチモノがいて私達を守ってくれてるから無敵なのよ!」(早口)

明石「妖精さん達も疲れていたからね!この存在変換錯覚装置『働いたら負けだと思ってる』の最初の実験台として利用させてもらったわ!」(早口)

夕張「この装置で別人に働ってもらってる間に、私達はつかの間のバカンスを楽しむのよ!」(早口)

明石「まだ未完成版だというのに、もう既に幾人もの艦娘が装置の使用を希望してきたわ!」(早口)

夕張「もっとも酷使されてやしゃ、やしゃぎゅ、やさぐれてるような子で提督に漏らさないような信頼できる艦娘にしか教えてないけれどね!」(早口)

明石「どんな不備が発生してるかは知らないけど、まあ仕方ないよね?科学の発展には犠牲が付き物デース!!」(早口)

初春「そんなにしてまで自分らの計画知ってもらいたかったのかお主ら」

夕張「だってだって!科学者ならこういう時ちゃんとネタバレするのが筋じゃない!」

明石「夢がひとつ叶っちゃったね。夕張ちゃん……」ジーン

夕立「くっ!間宮さんのアイスを使うとか卑怯っぽい!」フキフキ

島風「ごちそうさまでした!」ケプッ

初春「……いかん。なんかもうどうでもよくなってきた。帰って寝たい」

明石「帰さないわよ!計画を知られたからにはアンタらには事が全て終わるまでここでおとなしくしててもらわなきゃいけないもの!」

初春「勝手に話しといてそりゃないわ」

夕張「ってわけで妖精さん!姿を現しなさい!おいでませ!!」

初春「くっ……!舐めるな!!たかが妖精如き、わらわ達の敵ではないわ!!」チャキッ

夕立「蹴散らしてあげる!」チャキッ

島風「遊んでる暇ないのよ!悪いけど出てきたら一瞬でやっつけるから!」チャキッ

深い夜の闇ヲ逝く主・妖精王バラライカ「」ボワンッ

バラライカの従者の妖精「夕張様の願いをカナエタイ…それが私の幸せ――とバラライカ様が申しております」

怠惰の罪(グリズリー・シン)のキング「えーっと、なんか悪いけど明石さん達の命令だから勘弁な」

片羽の妖精ピクシー<<よう 相棒 まだ生きてるか?>>

マレフィセント「かわいそうなくらい頭の悪そうな子たち。贈り物を授けよう」

妖精ピクシー「ライドウ。あんまり気乗りしないけど、ここだとあの人らが上司だから逆らえないの。手伝ってくれる?」

14代目葛の葉ライドウ「」コクン

パック「ってなわけだ!頼んだぜガッツ!……ガッツ?」

パック「……いねえし」

ストイコビッチ「アユガ、タベタイデス」

雪風「幸運の女神のキスを感じちゃいます!」

初春「!?」

夕立「なんか凄そうなのいっぱい出たっぽい!?」

島風「あれ?なんで雪風……」

アンパンマン「ぼく、アンパンマン!!」

夕張「アハハハハ!!まだまだいるわよ!!どんどん来い!!」

プリキュアの妖精たち「ココー ミル デスワー ナツー ケルー」ワラワラ

夕立「みんな!あいつらは楽勝っぽい!狙い目っぽい!」ジャキッ

初春「やめんか!あれらがある意味一番やばい気がする!!」

夕立「ぽい?」

島風「で、ででで、でもどうしよう。初春」オロオロ

初春「ぐぬぬぬぬ……」

明石「ふふふ……捕らえなさい」

ワラワラワラ

夕立「ぽいいいいいいいい!!!?」

島風「おおおおおおううううう!!!?」

初春「くっ……」

ワラワラワラ

初春「無念……じゃ……」フラッ

夕張「あっはっはっは!!目指せ有給全消化!!ノルマは一切ありません!!アフター5も充実!!やりがいのある職場です!!」

明石「はーっはっはっはっは!!いつもニコニコ住みよい職場!労働基準法絶対順守!!学歴不問で女性も活躍しています!!」








――夜
執務室

提督「はっ!?」ビクッ

伊58「でちっ!?」ビクッ

提督「……夢か」

青葉「おはようございますお二方!随分ぐっすりでしたね?」

伊58「あれ、もう空が暗い……」

提督「うおっ、マジか!うわぁ寝過ぎた……」

伊58「青葉も起きてるなら起こしてくれればよかったのに」

青葉「でもでも、疲れていらっしゃったようですしなんだか起こすのが悪い気がしまして」

伊58「だからってこんな時間にまで……」

提督「まあまあ。次に動く時間を指定しなかった俺も悪いから」

伊58「……てーとく、随分丸くなったでち」

提督「そうか?まだ精神的に疲れてるからかな。あんまり厳しくするのも疲れるんだこれが。変だよな」

伊58「……いいと思うよ?いつもよりなんだか話しやすいでち」

提督「そうかなぁ……」

伊58「うん。そうだよ。なんだか、今の提督はちょっと好きだな。……あんまり厳しいこと言わないし。えへへ」

提督「……ははっ。そういうもんかな……」

青葉「…」

青葉「ところで、部屋周りは続けるんですよね?」

提督「おっと、そうだったな」

伊58「いけないいけない、忘れるところだったでち」

青葉「なら次はどこに行きましょうか?」

提督「そうだなぁ……どこ行ってなかったっけ?」

青葉「あ、ちなみに青葉リスト、もう一回確認します?」

提督「頼む」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

青葉リスト(最新)

戦艦寮
●大和型
●長門型
●扶桑型
○伊勢型
●金剛型

空母寮 正規空母組
○赤城と加賀
●飛龍型
○翔鶴型
○雲龍と大鳳

空母寮 軽空母組
●鳳翔と龍驤
○祥鳳型
△飛鷹型
○千歳型

重巡寮
○古鷹型
●利根型
○妙高型
○高雄型
●最上型
●青葉型

軽巡寮
●長良型
○天龍型
●球磨型
○川内型
●阿賀野型

駆逐寮
●暁型
●睦月型
●吹雪型
○綾波型
●初春型
●白露型
●朝潮型
●陽炎型+秋月+島風
○夕雲型

その他部屋
○大淀一人部屋
○あきつ丸と龍鳳
○ドイツ勢(Z1、Z3、ビスマルク、プリンツ・オイゲン)
●潜水艦組

工廠
●夕張と明石

食堂
●間宮と伊良湖

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

提督「なんか●が増えてないか?」

青葉「気のせいですよ」

提督「……?そうだっけか。なあゴーヤ?」

伊58「うーん。……ゴーヤもなんか違和感が……」

青葉「そんなことより早く決めて移動しましょう!」ズイッ

提督「お、おう、わかったわかった」

提督「そうだな。それじゃあ……」

安価↓1 ただし○の付いているところのみ

ドイツ部屋

提督「おーい。いるかー」コンコン

ガチャッ

Z1「はーい。あれ、提督じゃないか。どうしたの?」

Z3「あなた、何をしに来たの?」

提督「いや……入ってもいいか?」

Z1「別に構わないよ。あ、ゴーヤと青葉さんもいたんだね。二人もどうぞ」

提督「ああ。ありがとう」キョロキョロ

伊58「お邪魔するでち」キョロキョロ

青葉「失礼します!何をされていたんですか?」

Z1「ああ。暇だったから、おやつにしてたんだ。みんなでね」

提督「みんな……みんなか」キョロキョロ

伊58「パッと見た感じ……いないようでち」キョロキョロ

Z3「……あなた達、そう。そっちの二人。さっきからどうしたの?そんなにソワソワして」

提督「ん?ああ。なんでもない。なんでもないから……」ソワソワ

伊58「でも提督。油断したらダメだよ?どこに隠れてるかわかったもんじゃないでち」ボソボソ

提督「わかってる」キョロキョロ

Z1「……変な二人」

Z3「まったくだわ。それより、おやつの続きにしましょう」

Z1「いいけど、参ったな。提督達の分は用意してなかったよ」

提督「ああ、いいんだ。今はそんなに腹減ってないしな」ソワソワ

伊58「ゴーヤも。みんなで食べてよ」キョロキョロ

提督「……それよりもビス子とオイゲンはどこだ?」ヒソヒソ

伊58「……これはアカンパターンでち」ヒソヒソ

Z1「そう?」パクッ

Z3「なら遠慮無く」ハムッ

Z1「んー♪」モグモグ

Z3「……♡」モグモグ

提督「どこだ……どこにいる……」キョロキョロ

伊58「でち……でち……」ソワソワ

青葉「ところで、お二人とも随分美味しそうに食べますねー。一体何を食べていらっしゃるんですか?」

Z1「ん?これだよ」スッ

Z3「やっぱり気になるかしら?ちょっとくらいなら分けてもいいわよ」スッ

Z1 つプリンとカツゲン

Z3 つビスコ

提督「ビス子ーーーーーーーーーーー!!!」

伊58「プリンと・カツゲンーーーーーーーーーー!!?」

Z1「わっ!?」ビクッ

Z3「?そうよ?なによ。そんなに大きな声で叫ぶほど欲しかったの?仕方ないわね。ほら」パキッ

提督「ビス子が!!!ビス子がまっぷたつに!!」

Z1「やっぱりみんなで分けたほうが美味しいよね。はい、あーん」スクッ

青葉「はむっ。うん、美味しいです♪」

Z1「この乳酸菌ジュースも美味しいよ」コクコク

伊58「プリンツーーーーーーーーーー!!」

Z3「あなた達、いい加減してくれるかしら。さっきからうるさいわよ?」

提督「お、お前らなぁ!!!自分が何したかわかってるのか!!」プルプル

Z1「?おやつだけど」モグモグ

Z3「おやつよね」ハムハム

伊58「なんてこったでち。なんてこったでち」オロオロ

青葉「これでとっても取材…いぇ戦闘しやすくなりました!」

伊58「さらっと近代化改修されてんじゃねぇでち!!」

提督「違う!断じて違うぞそれはぁ!!青葉ぁ!!」

Z3「やれやれね。さっきから何がしたいのよ」

Z1「甘いもの食べる?頭がしゃっきりするよ?」

提督「食えるか!!」

Z3「?あなた甘いもの嫌いだったかしら?」

Z1「なにもそんなに拒否しなくても……」

青葉「そうですよ司令官」

提督「あぁあああおぉおおおばぁああああ!!それにお前らも!!」

伊58「ダメでち提督!この二人はただわかってないだけでち!!」

提督「だが……!」

伊58「と、とりあえず、カツゲンの空箱とプリンの容器とビスコの包装紙は確保したでち。これ持って撤退しよう?」

Z3「あら、ゴミ捨ててくれるの?」

Z1「助かるよ」

提督「……そうだな。それらがあれば、まだ入渠でどうにかなるかもしれない」

提督「……くそっ!どうすれば解決するんだこの異変は!?」ダッ

青葉「あ、待ってくださいよ二人共ー!」タタタタ

Z1「……なんだったんだろう」

Z3「……さあ?」

ビスマルク「あら、どうしたの?二人共」テクテク

プリンツ・オイゲン「呆けたような顔で、どうしたの?二人共」

Z1「あ、ビスマルクにオイゲン。おかえり」

ビスマルク「ただいま。やはり日本のコンビニは便利ね」

プリンツ・オイゲン「まったくですね、ビスマルクお姉さま!24時間いつでも、プリンがこんなに色んな種類安価で買えるんですもの!」ドサッ

Z3「またこんなに買ってきて……提督達ももう少しいたら一緒に食べれたのに。残念ね」

Z1「でも提督とゴーヤは甘いモノ好きそうじゃなかったよ?」

Z3「……それもそうね」

ビスマルク「?」

プリンツ・オイゲン「?」

次どこに行く?
安価↓1

天龍型部屋前

提督「この部屋の中、どんな風になってるか予想しようぜ」

伊58「なんか言い出したでちこの糞提督」

青葉「そうですね。やっぱり天龍さんが竜田揚げを食べてるとか、どんな感じじゃないでしょうか」

伊58「乗るの!?青葉!」

提督「甘いな。俺はもうちょい捻ってプロレスラーが竜田揚げ食ってると予想する」

伊58「しかもなんかこっちは捻ってきたでち!」

青葉「ううむ。確かに天龍と言えば源一郎……世界的に有名なプロレスラーがいますが」

提督「天龍なんかその人と名前似てるせいで自分まで強いって勘違いしてふふ怖とかやり始めたからな」

伊58「しかも艦娘より強いんだ!?」

提督「そりゃあミスタープロレス天龍源一郎つったらお前、パワーボムとかハンパないよ?港湾棲姫く程度なら一発大破だよ?女にも平気でグーパンチだしな」

伊58「バケモンでち!」

青葉「あと、外せないのはあの記者の腕を試すような滑舌ですね。一回インタビューしてみたいです」

提督「お前、それは言わない約束だろ。藤波辰爾のマッチョドラゴン並みのタブーだよ?」

青葉「おっといけない。あんまり怒らせて天龍スペシャルとか飲まされたらたまったもんじゃありません」

提督「あれな。コツが有るんだ。豪快に飲むフリして口元から零すんだ」

伊58(どうしよう。二人の会話についてけない)

提督「やべーな。なんかドキドキしてきた。サインとか貰えないだろうか」ドキドキ

青葉「司令官!青葉、色紙とサインペン持ってます!」

提督「でかした!」

青葉「あ、でも青葉にも!青葉にも欲しいです!」

提督「分かってるって!色紙には鎮守府一同宛で貰うから心配すんな!」

青葉「さすが司令官!」

伊58「どうしよう、二人がいつになく遠い……」

提督「ふー……なあ青葉、俺の服装変じゃないよな?部屋開ける前から帽子取っておいたほうがいいか?」

青葉「大丈夫ですよ!決まってます!あと軍帽は目の前で取ったほうが格好いいんじゃないでしょうか!」

提督「そうか、そうだな……よーし、それじゃあ開けるぞ……」

青葉「ファンだって言ったら技とか掛けてもらえないでしょうか」ワクワク

提督「失礼します!!(いい声で)」

伊58「うわ。元帥来た時くらい背筋伸びてるでち」

ガチャッ

天龍「ん?どした?提督」ダラー

提督「チッ」

青葉「はーあ……」

天龍「な、なんだよ。なんでそんな虫けら見るみたいな目でオレのこと見てんだよ」

提督「ほんっとお前hは使えねーなぁ」

青葉「ワレアオバりますよ?世界水準(笑)ごときが」

天龍「部屋入ってきて早々なんか酷くね!?お前ら!」

提督「はいはい。お前とりあえず適当にどっか遠征でも行って来いや。独り十年くらい」

青葉「大成功するまで帰ってこなくていいですよ」

天龍「できっか!んなもん!」

提督「あ?口答えすんのかてめぇ」

青葉「この場で沈めますよ?」

天龍「龍田ー!龍田ー!!なんかこの二人ムカつくんだけど!!」

提督「ええい龍田に頼るな!ちょっと怖いが所詮天龍型だ!」

青葉「所詮天龍型故、青葉にかかれば二人まとめてちょちょいです!今のこのやるせない怒り!悪いですけどお二人にぶつけさせてもらいますよ!」

天龍「理不尽だ!!」

提督「問答無用!プロレスラーに会えなかった俺達の怒りを知れ!やれ!青葉!!」

青葉「了解!」ジャキッ

天龍「うおっ!?マジかよ!」

チョイチョイ

青葉「ん?」

ザンギエフ「Ураааааааа!!」

青葉「ひいっ!?」ビクッ

提督「うおおおおおおお!!?」ビクッ

伊58「…」

天龍「龍田!助けてくれ!今俺艤装ねえんだ!」

ザンギエフ「祖国のために!!」ムンズッ

青葉「ひえっ!?」

ザンギエフ「アルティメットアトミックバスタァアアアアアア!!」ボゴンボゴンボゴン

ザンギエフ「ураааааааааааааааааа !!!」

青葉「ウーワ!ウーワ!ウーワ!」

ドサッ

ザンギエフ「Хорошо(ハラショー)!!」

青葉「」ピクピク

K・O!

提督「青葉ぁあああああああああああ!!」

デッデーン♪

ザンギエフ「ロシアのだいちを おまえのちで そめてやろうか!?」

天龍「やったぜ!流石龍田だ!」

伊58「なんか色々時代の流れを感じさせられるでち」

ザンギエフ「」ジリジリ

伊58「なんかこっち来たでち!ゴーヤは無関係だよ!?」

提督「やべぇ!青葉が気絶してるし逃げられねえぞ!?」

伊58「ど、どうする?提督!」

提督「どうするも何も……」

提督「見捨てるか」

伊58「でちね」

青葉「あなたたちねぇ……」ヨロヨロ

提督「おっ。無事だったか!」

青葉「応急女神がなければダメだったかもしれません」

提督「えっ?お前に付けてたっけ?」

青葉「とにかく!ここはまずい!逃げますよ!」タタタタ

ザンギエフ「!!フンッ!」バスッ

天龍「うおっ!?青葉の野郎丸腰のオレに撃ってきやがった!」

ザンギエフ「グゥ……」

天龍「龍田!オレを庇って……大丈夫か?」

ザンギエフ「ガード……した……」

天龍「そうか、なら安心だな!」

伊58「マジ化けもんでちあの赤パンモンスター」

青葉「二人共!偽龍田さんが天龍さんを庇って動けない今のうちに!」タタタタ

ザンギエフ「ぐぅ……」

天龍「龍田……!すまねえ!お前に飛び道具がねえばっかりに……!」

提督「わ、わかった!」タタタタ

伊58「ゴーヤなんでこいつらと一緒にいるんだろう」タタタタ

青葉「よし!二人共脱出成功ですね!これは置き土産です!」サッ                           <レッツゴージャスティーン!!

天龍「連撃!?やべ……」

ザンギエフ「フウッ!」ドウッ

天龍「よっしゃあブロッキング成功!流石龍田だ!てめぇ青葉!よくも好き勝手……」

天龍「……くそっ!逃げられた!!」

提督「はぁ……はぁ……」

青葉「ぜぇ……ぜぇ……」

伊58「竜田揚げじゃなくて、ザンギだったでち……」ハァハァ

提督「くっそ……天龍め……」ハァハァ

青葉「許すまじです……いつか絶対DDT(デンジャラス・テンリュウ・ドライバー)してやる」ゼェゼェ

伊58「……とりあえず、天龍に当たるのは筋違いだと思うよ?」

提督「さて、次はどうすっかな……」

青葉「すみません提督。青葉ちょっと休みたいんですが……」ボロッ

提督「……アルティメットアトミックバスターなんか食らっちまったんならまあ仕方ないな。先執務室行って休んでろ」

青葉「すみません……」フラッ

提督「あ、ゴーヤは駄目だぞ?次どこ行くかお前決めろ」

伊58「……わかってるでち」

青葉(……工廠とあそこにはまだ行かせるわけにはいきませんね)

青葉「ゴーヤちゃん。ちゃんと白い丸の中から選ぶんだよ?」

伊58「それもわかってるから……」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

青葉リスト(最新)

戦艦寮
●大和型
●長門型
●扶桑型
○伊勢型
●金剛型

空母寮 正規空母組
○赤城と加賀
●飛龍型
○翔鶴型
○雲龍と大鳳

空母寮 軽空母組
●鳳翔と龍驤
○祥鳳型
△飛鷹型
○千歳型

重巡寮
○古鷹型
●利根型
○妙高型
○高雄型
●最上型
●青葉型

軽巡寮
●長良型
●天龍型
●球磨型
○川内型
●阿賀野型

駆逐寮
●暁型
●睦月型
●吹雪型
○綾波型
●初春型
●白露型
●朝潮型
●陽炎型+秋月+島風
○夕雲型

その他部屋
○大淀一人部屋
○あきつ丸と龍鳳
●ドイツ勢(Z1、Z3、ビスマルク、プリンツ・オイゲン)
●潜水艦組

工廠
●夕張と明石

食堂
●間宮と伊良湖

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

次どこに行く?
安価↓1

これ終わったらまた誰かの艦娘視点に移行

あきつ丸と龍鳳の部屋

提督「……」コンコン

伊58「あきつちゃん。龍鳳。いるでち?」

あきつ丸「なんでありますか?」ガチャッ

提督「……ほっ。良かった。キョンシーになってなかった」

あきつ丸「?」

伊58「いや。なんでもないでち。こっちの話。っていうことは、龍鳳が変わってあきつちゃんが気付いてないパターンでちね」

提督「だろうな。取り乱してもいないしな。もうだんだん読めてきたぞ」

あきつ丸「はあ……?」

提督「ああ、すまない。ところで龍鳳は何してる?」

あきつ丸「ああ。龍鳳殿なら……」スッ

劉邦「…」

あきつ丸「なんだか男の御仁に変わったであります」

提督「お前むっちゃ冷静だな!?」

伊58「知らないパターンだったよ!?」

字間違えた!訂正!


あきつ丸と龍鳳の部屋

提督「……」コンコン

伊58「あきつちゃん。龍鳳。いるでち?」

あきつ丸「なんでありますか?」ガチャッ

提督「……ほっ。良かった。キョンシーになってなかった」

あきつ丸「?」

伊58「いや。なんでもないでち。こっちの話。っていうことは、龍鳳が変わってあきつちゃんが気付いてないパターンでちね」

提督「だろうな。取り乱してもいないしな。もうだんだん読めてきたぞ」

あきつ丸「はあ……?」

提督「ああ、すまない。ところで龍鳳は何してる?」

あきつ丸「ああ。龍鳳殿なら……」スッ

劉鳳「…」

あきつ丸「なんだか男の御仁に変わったであります」

提督「お前むっちゃ冷静だな!?」

伊58「知らないパターンだったよ!?」

劉鳳「なんだ?貴様ら。あきつ丸に何か用か」スッ

提督「い、いや。俺、ここの提督だけど……」

伊58「ゴーヤはえっと、その」

劉鳳「ふん。なんだ伊58か」

伊58「えっ?」

劉鳳「お前にはいつも世話になっているからな」フン

伊58「な、なんだろうこの感じ……パチモンなのにゴーヤのことを知ってる……!?あまつさえツンデレっぽいけど優しい言葉を!」プルプル

提督「落ち着けゴーヤ!惑わされるな!」

伊58「で、でも、提督……」

劉鳳「……貴様は提督か」

提督「そ、そうだけど……なんだよ。なんか文句あるのか」

提督(さっきの筋肉や武蔵のパチモノに比べたら随分優男だし……くっそ。偉そうに雰囲気出しやがって。お前みたいなのに軍人がビビってたまるかよ)

劉鳳「あきつ丸や潜水艦の連中から話は聞いているぞ。随分と艦娘達を酷使してくれていたようだな」

提督「なんだよ。資源のためなんだからしょうがねぇだろ。お前何様のつもりだ?」

劉鳳「改装されて空母になったとはいえ、元は潜水艦隊旗艦としてあいつらを指揮していた潜水母艦だった身だ。連中を案じるのに何が悪い」

提督「何?」

伊58「おおっ!?」

提督「馬鹿な。あいつらは立派に任務をこなしてるじゃないか。これは戦争だぞ?」

提督「辛いのはみんな一緒だ。あいつらにはオリョクルでの資源回収ができる。だから使う。使い倒す。何が悪い」

劉鳳「確かにそうだ。だがあいつらがあそこまで参っているのを黙って見過ごすのは俺にとって悪だ。だから抗議する。貴様は間違っている」

提督「はぁ!?だったらどうするんだよ!資源の枯渇でみすみす生存戦争に負けろってか!?確かに最近あいつら鬱っぽくて心配だったけど……それは甘えだろ!」

劉鳳「指揮官の貴様にはあいつらがああなる前に何か対策を打つ義務があったのではないか?気持よく戦わせてやれる方法はなかったのか?」

劉鳳「あいつらに頼り切りの現状を変えなければ遅かれ早かれ限界が来ていたのは明白だろう。貴様の指揮に正義はあるのか?」

提督「正義か……青い奴め。正義というなら深海棲艦の連中にだって正義があるかもしれないだろ?」

提督「そんなこと言ってるうちは物事をちゃんと見れてない証なんだよ。やっぱ若造だな。はい、論破論破。わかったらさっさと部屋出てけ」

提督「なんにせよあきつ丸みたいなドスケベボディの女とお前みたいなムッツリそうな男をふたりきりにしとくわけには行かんからな」

劉鳳「……毒虫が」ボソッ

提督「ああ?なんだよ。やんのか?言っとくけど俺は空手黒帯だぞ!!」シュッシュッ

劉鳳「もういい。貴様の底は知れた」スタスタ

提督「はぁ!?なんだてめぇ!俺に若造って言われた意趣返しか!?」

あきつ丸「劉鳳!気をつけて!そこの提督、人間の中では地味に強い方であります!」

伊58「龍鳳はパチモンになってもやっぱりゴーヤの仲間だったでち……!頑張れ龍鳳!」ジーン

提督「あっ、おい!なんでお前らそっちの味方してんだよ!?」

劉鳳「…」ピタッ

提督「お?なんだ?今更怖気づいたか?」シュッシュッ

劉鳳「…」

提督「言っとくけどな!俺をここまで怒らせたんだ!謝ってもそう簡単に許して貰えると思うなよ!?」シュッシュッ

劉鳳「…」

提督「偉そうな色男は一番ムカツクんだよ!そのきれいな顔を女子の前でボコボコに腫らしてカッコ悪い姿晒させて」シュッシュッ

劉鳳「…」

劉鳳「……s.CRY.ed!!」

ボゴンッ!ボゴンッ!

劉鳳最終形態「…」

提督「っていうのは嘘ですのでいじめないでください」ペコペコ

劉鳳最終形態「…」

提督「ごめんなさい!ごめんなさい!!すみませんでした!調子に乗ってました!僕が無能で悪かったです!!潜水艦の待遇も改善します!」ドゲザァ!!

提督「だからお願いです!なにとぞ命ばかりは!!お願い致します!この哀れなブサメンに御慈悲を!!」シクシクシク

提督「あっ、犬の鳴き真似しますね!ワンワン!キャンキャン!!ワフーン!ヘッヘッヘ!」

伊58「くっそかっこ悪いでち」

あきつ丸「ここまでくるとなんだか同情するであります」

劉鳳「……貴様には断罪する価値もない」

提督「あざっす!本当にあざっす!」ペコペコ

提督「ほら、ゴーヤ、行くぞ!てか先行ってるからな!!」

伊58「うーん……」

劉鳳「伊58」

伊58「なぁに?」

劉鳳「お前はあの男のことをどう見る?」

伊58「うーんっと……そうだなぁ」

劉鳳「率直に聞かせろ。貴様の目から見た印象で俺が悪だと判断すれば、やはり今この場で断罪する」

伊58「えーっとね」

劉鳳「…」

伊58「いろいろずれてるしすっごい嫌なやつだけど、意外といいやつだったりもするからいなくなったら寂しいかなぁ」

劉鳳「そうか」

伊58「うん!」

劉鳳「ならば断罪は保留だな」

伊58「……ありがと」

劉鳳「いい。行け。何かやることがあるのだろう」

伊58「うん……えっと。あのね?たいげ……龍鳳は、空母になってからゴーヤ達と一緒に出撃することもなくなっちゃってたの」

劉鳳「……そうだったか」

伊58「うん。それに、お部屋もそれまでは潜水艦のみんなと一緒だったのに、空母になったのを期に同じ特殊艦のあきつ丸さんがずっと一人だったからって」

伊58「ゴーヤ達の部屋を出て、あきつ丸さんと空母寮の相部屋に移っちゃって」

伊58「空母寮とゴーヤ達のお部屋は遠いし、任務も全然違うことしてたし、めっきり会う機会も無くなってて……」

伊58「ちょっと寂しかった」

劉鳳「…」

伊58「でも、今日ちょっとお話出来て、ゴーヤ、すっごく、すっごく、嬉しかったよ。……アナタに言うのは、なんだか変だけれどね!」

劉鳳「……そうか」

伊58「うん!さっき潜水艦のみんなのこと心配してくれて、ゴーヤ、すっごい嬉しかったから!それだけ!じゃあね!」クルッ

劉鳳「…」

伊58(えへへ……パチモノさんでも、龍鳳は龍鳳だったよ!)

劉鳳「……礼には及ばん」

劉鳳「本物の方の心配を伝えただけのことだ」ボソッ

伊58「……え?」

劉鳳「…」

伊58(……気のせいかな?何か言われたような……)

劉鳳「いつまでいるつもりだ。早く行け」

伊58「あ、う、うん……」タタタタタ

伊58「???」

提督「おっ、来たな?」

伊58「遅くなってごめんなさい」

提督「いいってことよ。無事あいつから逃げられたからな」

伊58「提督、なんだかんだ逃げるの上手だよね」

提督「はっはっは」

伊58「褒めてないでち」

提督「さーて、次はどこの部屋行くかなぁ」

伊58「てーとく。忘れてたらあれだけど、ゴーヤ達の目的は部屋巡りじゃなくてこの異変の原因究明と解決だからね?」

提督「わかってるけどなんにも手掛かりないんだよ……」

伊58「…」

提督「……わかったよ。青葉も休ませてるし、一回執務室戻って作戦練り直そう」

伊58「今更な気もするけど、賛成……」

提督「ん。じゃあ行くぞ」スッ

伊58「…」

提督「…」スタスタ

伊58「…」

提督「…」スタスタ

伊58「…」

提督「…」ピタッ

伊58「…」

提督「…」

伊58「…」

提督「……何してんだ。置いてくぞ?」クルッ

伊58「……えへへ」クスッ

提督「?」

伊58「今行くでち!」

駆逐艦寮どこかの廊下

隼鷹「アハハハ!いやー酒美味いわぁ!アヒャヒャヒャ!ういーっ」フラフラ

隼鷹「おー!ひよう~!アンタも飲んでるかぁ~~~」ゲフー

隼鷹「……って、ん?どうした?何ピリピリしてんのさ」

隼鷹「……?天敵の臭いがするって?そりゃあ……」

隼鷹「……まっさかぁ!冗談きついって!アンタにそんなもんいるわけないじゃんか!」ケラケラ

隼鷹「飛鷹のパチモンで、いろーんな力持ってる妖(バケモノ)のアンタにさ!!」

隼鷹「な?そうだろ~?ひ・よ・うっ!」ツンッ

隼鷹「おっとっと、悪い悪い!目んタマ突っついちゃった!でっかいから悪いんだよ!」ケラケラケラ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

青葉リスト(最新)

戦艦寮
●大和型
●長門型
●扶桑型
○伊勢型
●金剛型

空母寮 正規空母組
○赤城と加賀
●飛龍型
○翔鶴型
○雲龍と大鳳

空母寮 軽空母組
●鳳翔と龍驤
○祥鳳型
△飛鷹型
○千歳型

重巡寮
○古鷹型
●利根型
○妙高型
○高雄型
●最上型
●青葉型

軽巡寮
●長良型
●天龍型
●球磨型
○川内型
●阿賀野型

駆逐寮
●暁型
●睦月型
●吹雪型
○綾波型
●初春型
●白露型
●朝潮型
●陽炎型+秋月+島風
○夕雲型

その他部屋
○大淀一人部屋
●あきつ丸と龍鳳
●ドイツ勢(Z1、Z3、ビスマルク、プリンツ・オイゲン)
●潜水艦組

工廠
●夕張と明石

食堂
●間宮と伊良湖

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

――これまでこのssを見てきた親しき者達に告ぐ


上記リストの○に属してる艦娘から一人選んでください


その子はパチモンに変化せず、次のレスから少しの間主役になります


ただし、とあるパチモン(今は秘密)とそこそこ深く絡みますので


そういうのが苦手なら


見ずとも良い


見れば心憂い


必ずや後悔する


――――これより先は見てはならぬ物語なのだ


あ、理由はないけど何故か勘違いする人がいるかもしれないんで一応書いておくんだけど、潮選んでも大丈夫よ?
安価↓2

今日はやたら長いパチモノの出典元紹介

妖精→深い夜の闇ヲ逝く主・妖精王バラライカとその従者@続ハーメルンのバイオリン弾き 愛のボレロ
闇の王にして大魔王ケストラーの元部下で元魔界軍王。人を悪夢に誘い込んでそれを喰らう夢喰い妖精(ナイトメア)。
近寄れば死よりも深い闇に墜とされる。
ちなみに前作のハーメルンのバイオリン弾きのラスボス大魔王ケストラー様は漫画史上に残る大悪役。
配下の魔族もみんなそんじょそこらのラスボスじゃ相手にならない外道ばっかで凄いので知らない人は読むべき(ダイレクトマーケティング)


妖精→キング@七つの大罪
「怠惰の罪(グリズリー・シン)のキング」。印となる獣は熊。刺青の位置は左の脹脛。
身長5.4フィート(約164㎝)、体重5ポンド(約5㎏)(共に本来の姿の数値。ただし体重は喧嘩祭りにてバンが適当に書いたものと思われる)。
手配書では丸々と太った巨漢の姿で描かれ、《七つの大罪》在籍時にもその姿で活動していたが、それはキングにとっての「正装」であり、
本来の姿は小柄な少年の姿を取る妖精族の王。本名はハーレクイン。さらわれた同族を助けるべく放浪していた途中に記憶を失っていた時期がある。
罪状は同族ヘルブラムの凶行を止められなかったこと。刑期1000年の禁固刑に服していた。


妖精→ラリー・フォルク@ACE COMBAT ZERO THE BELKAN WAR
ガルム隊の2番機で、階級は少尉。28歳。TACネームは「ピクシー(妖精)」。コールサインは「ガルム2」。
実はベルカ出身であるが、紛争によって幼少時に故郷を追われ、両親もその際に亡くしている。
以前戦場で右翼を失いながらも帰還した経歴があり、それを誇るかのように右翼を赤くペイントしたF-15Cを操る。
このエピソードから、『片羽の妖精 (Solo Wing Pixy)』『片羽』の名でベルカ・連合軍双方の空軍に広く名を知られている。
サイファーと初めて肩を並べて戦って以降、腕を認めたサイファーを「相棒」と呼び、「エクスキャリバー」の破壊やB7Rでの戦いにて共に活躍する。


妖精→マレフィセント
ディズニーのヴィランズ軍団のオピニオンリーダーとされる魔女。
金色の瞳で、頭髪は2本の鋭い角として真っ黒なマントを着用し、先端に緑の水晶玉を付けた杖を持つ。
「魔の山」と呼ばれる山の上にある古城に住む。
雷の力を操り雲に乗って移動する事も、黄緑色の炎を吐く巨大な黒いドラゴンに変身する事もできる。
強い魔力を持つがオーロラ姫の誕生日に3人の妖精達と違い招待状が送られなかった。
この事に怒ったマレフィセントは王と王妃の前では礼儀正しい態度を崩さず呪いをかけて立ち去った。


妖精→妖精ピクシーと14代目葛の葉ライドウ@デビルサマナー 葛葉ライドウ シリーズ
「十四代目 葛葉ライドウ」の名を継いだデビルサマナーの少年とその嫁。ライドウは帝都守護の任を命じられている。
「鳴海探偵社」で探偵見習いとして働いており、帝都各地の様々な情報を入手し、悪魔絡みの事件があればデビルサマナーとしてその解決に当たる。
NPCである女生徒達の話によれば、「絵草子からそのまま抜け出してきた王子様」のような、極めて端正な容貌の持ち主。
身に纏う外套の下には愛用の刀と銃、そして悪魔を収めるための管を装備する。
帝都にある「弓月の君高等師範学校(ゆづきのきみこうとうしはんがっこう)」の生徒でもある。常に帽子をかぶっており、銭湯でも脱がない。
ピクシーはライドウの嫁。


妖精→パック@ベルセルク
妖精郷出身のエルフ。羽精と言う風の精霊の一族。妖精郷に飽きて単身世界に飛び出した。
旅芸人一座と旅をしていたがダーツの標的として盗賊に玩ばれていたところをガッツに救われ、
怪物見たさで勝手にガッツの鞄に住み着き行動を共にするようになる。
その好奇心の旺盛さと騒々しさでガッツからは煙たがられ冷たくあしらわれていたが、懲りること無く同行しやがて仲間と認められた。
ガッツの右腰の鞄を住処にしている。他者の憎悪や恐怖などの負の思念に過敏に反応し、気を探り人探しも出来る。
又、羽根の鱗粉には強力な治癒作用があり、満身創痍のガッツを幾度も治癒する。
ベヘリットを「ベッチー」と呼び、自分の玩具兼ペット兼抱き枕にしている。
このベヘリット、>>1はパックが妖精郷を捧げる伏線なんじゃないかって思ってるんだけどいつになったらそこまで行くの?


妖精→ドラガン・ストイコビッチ@前所属:名古屋グランパス(監督)
セルビア(旧ユーゴスラビア)・ニシュ出身の元サッカー選手、サッカー指導者。
愛称のPixyまたはPiksiは少年時代に見ていたアニメ「ピクシー&ディクシー」(日本でのタイトルは「チュースケとチュータ」)の主人公のネズミの名前に由来している。
常に自分が主体となって試合を組み立てることを好み、シンプルなパス回しと変幻自在のドリブルから決定的なパスを狙うプレーが持ち味。
ボールコントロールが巧みでフリーキックも得意である。名古屋の監督時代には革靴でシュートしてスーパーゴールを決めて審判に怒られ退場させられたこともある。
大の親日家であり、1997年のオーストラリアキャンプで朝食に納豆が出されなかったため激怒し、クラブスタッフを日本食食料品店に買いに行かせた。
生卵、うどん、鮎の塩焼き、梅干しなども好物で、とりわけ鮎は一度に30匹とか食べる。趣味は盆栽で、夏には浴衣を着て家族と寺院で記念撮影をする。
セルビアでは英雄中の英雄。


妖精→戦闘妖精雪風→雪風@艦これ
陽炎型駆逐艦8番艦の雪風です。
私たち主力艦隊型駆逐艦の中で、十数回以上の主要海戦に参加しながらも、
唯一ほとんど無傷で終戦まで生き残りました。
奇跡の駆逐艦って?ううん、奇跡じゃないですっ!
……あれ?


妖精→アンパンマン@それいけ!アンパンマン
パン工場でジャムおじさん達と共に暮らしている。ひもじい者にあんパンでできた自分の顔を差し出す。
ジャムおじさんが作ったあんパンの種に、空から降ってきたいのちの星が宿り誕生した。
困っている人やお腹を空かせた人がいないかパトロールしたり、パン工場のパンを町中に届けたりするのが毎日の仕事。
仲間のしょくぱんまんやカレーパンマンらと共にパトロール活動をする事もある。
年中無休。性格は誰にでも優しくお人好しで、この世界に住んでいる人みんなが好き。

一回で収まりきらなかったパチモノの出典元紹介2

妖精→プリキュアの妖精たち@プリキュアシリーズ
プリキュアシリーズに登場する妖精・精霊(マスコットキャラクター)及びそれに準ずるキャラクター達。
現在のプリキュアシリーズの歴代妖精の数は29匹。
(オールスターズ映画のグレルとエンエンを含むと31匹。メルポ、ピックルン達、フェアリートーン達はアイテム扱いなので除く)
基本的に無能。


ビスマルク→ビスコ@江崎グリコ
ビスコの名前の由来は「ビスケット」と「酵母」からきている。
この菓子の構造は、菓子としては珍しくサンドイッチ型となっており、ハート型の中に「ビスコ」という文字が両面ともあり、14個の空気穴が両面とも空けられている。
キャッチフレーズは「おいしくてつよくなる」で、幼児を対象としたいわゆる健康食品のような主旨で売っている。
尚、ビスコのクリームの中には乳酸菌(「スポロ乳酸菌(有胞子性乳酸菌)」、学名 Bacillus coagulans)が入っており、その数5枚当たり1億個とされる。
大腸内視鏡検査前日に食べる検査食「エニマクリン」(グリコ製)に、間食用として20g袋入りが入っている。
1934年(昭和9年)9月21日、近畿地方に大きな被害をもたらした室戸台風の被災者に格安でビスコを販売したことが「ビスコ」大ヒットのきっかけとなった。
第二次世界大戦で製造中止を余儀なくされ、戦後は1951年(昭和26年)に発売が再開された。
2010年、ビスコははじめて宇宙にいっている。宇宙飛行士の山崎直子と共に宇宙空間に浮かぶビスコ保存缶の写真がNASAのホームページで掲載され、大きな話題となった。
2012年2月、発売80年目で過去最高売上を記録したことが話題となった。


プリンツ・オイゲン→プリンとカツゲン→プリン@イギリス カツゲン@メグミルク
プディング(英語:pudding)は、小麦粉、米、ラード、肉、卵、牛乳、バター、果物などの材料を混ぜて、
砂糖、塩などの調味料や香辛料で味付けし、煮たり蒸したり焼いたりして固めた料理の総称。

カツゲンとは雪印メグミルクが北海道限定で販売している乳酸菌飲料。
昭和初期に帝国陸軍が北海道製酪販売組合連合会(雪印メグミルクの前身)へ
給水状態の劣悪な中国中央部に駐屯している軍人用に栄養飲料の開発を依頼。
同組合が1938年、傷病兵の栄養食として中国上海で製造を開始した。
その後、北海道や樺太でも製造。カツゲンは元々「活素(かつもと)」という名前。
「活」は「勝つ」、「素」は「牛乳の素」の意味。その後、1956年「活源(かつげん)」に名称変更され、北海道内の一般消費者向けに販売が始まり、
翌年「カツゲン」とカタカナ表記になった。焼き弁やガラナと並ぶ道民のソウルフードの一つ。
まさか帝国陸軍由来だったとは知らなかったであります。


龍田→竜田揚げ→ザンギ→ザンギエフ@ストリートファイターシリーズ
『ストリートファイターII』で初登場した、ソビエト連邦(現ロシア)出身のプロレスラー。
赤きサイクロンの二つ名で呼ばれる鍛え上げられた筋肉をもつ巨漢で、全身についた傷跡、剛毛、モヒカン頭が特徴。
雪山の中に小屋をかまえ、熊を相手に修練を積んでいる。
闇プロレス界で無敗を誇っていたが、あまりの強さのために対戦試合を組まれなくなり、追放同然の憂き目にあう。
その力を振るう相手もいないまま山篭りをしていたが、ある日、ソ連の「偉大な指導者」からレスリングによる国際交流に努めて欲しいとの依頼を受ける。
指導者直々の依頼にザンギエフは感動し、その技と鋼の肉体を祖国のために振るうことを決心。
『ストリートファイターZERO3』以降ではロシアの英雄的存在となっている。
ロシアレスリングとアメリカンプロレスを融合したスタイルで戦う。
他にも中国の気功を取り入れて飛び道具への対策にしたり、コサックダンスの動きを蹴り技に取り入れたりと様々なものを組み入れている。
筋肉こそ美学という考えを持っており、自らを鋼の肉体と称して壮大な自信を持っている。
「掴んで投げることこそが最善かつ最良の戦法」と豪語しており、相手に背を向けるのを良しとせず、
正面には無数に傷があるが、背中には大統領を庇ったときにできたものが1箇所あるのみ。
愛国心が強く、国家のために闘う意識を持っている。ロシアの国民を「同志」と呼び、ファンをとても大切にする。

龍鳳→劉鳳@スクライド
A級のホーリー隊員であり、本作のもう一人の主人公。己の信じる正義を貫き、その正義に殉ずる不器用ながらも一途な男。17歳。
幼馴染の水守や同僚のシェリスから想いを寄せられているが、どちらに対しても積極的に心を開く事はない。
連経済特区を実質統治する名家の子息だったが、幼少の頃母親をアルターの結晶体に殺害され、その際にアルター能力を覚醒させた。
この事件をネイティブの仕業と勘違いしホーリーに入隊、ネイティブアルター狩りを行い続ける。
そんな中でカズマと出会い、当初は実力差から相手にもしていなかったが、カズマの成長を目の当たりにしライバルと認めていく。

今日はここまで

提督たちが事件に気付く前夜
深夜零時(子日だよっ!)
鎮守府駆逐艦寮廊下

大鳳「こらっ!そこの君っ!!」

うしお「うわっ!?」ビクッ

大鳳「ここは鎮守府です!民間人は立入禁止でしょ!?どうやって入ってきたの!」

うしお「げ、やべっ!大鳳さんだ!見回り当番か!?」

大鳳「私のことは知っているのね?それに君、男の子でしょ?こんな時間に駆逐艦寮に忍び込んで何をしようとしていたの!?」

うしお「ち、違うんだ大鳳さん!俺はちょっとトイレに……」

大鳳「トイレ!?ここは駆逐艦寮だから男子トイレなんて1階の業者向けの来客用トイレぐらいしかないわよ!」

うしお「あ、そ、そうだったんだ。いやぁ俺、ここ来てからまだ日が浅いもんで……」

大鳳「それよりも!君は民間人で!男の子でしょ!もう一回聞きます!どうして君が女の子ばかりの駆逐艦寮に忍び込んでいたのかしら!白状なさい!!」

うしお「いや、だからトイレに……」

大鳳「まだしらを切る気!?私は民間人で子供だからって、容赦しないわよ!」

うしお「うう……この人厳しいから苦手なんだよなぁ」

大鳳「何を甘えたことを!ここには君と変わらな歳か、それよりも小さくても立派に戦ってるような女の子がたくさんいるんですからね!」

うしお「…」

大鳳「どうせ可愛い子の寝込みに夜這いでもかけようとしてたんでしょ?君みたいな子の考えることなんてお見通しなんですからね!」

大鳳「命懸けで守ってもらっている立場でそんな女の子達にこんなふしだらな真似をしようとて……まったく。信じられないわ」ブツブツ

うしお「あのぉ、大鳳さん?確かに門限破ったのは悪かったけどさ。でもトイレだけは我慢できないし、それくらい許してよ!」

大鳳「いいえ許しません!これからお説教です!宿直室に来てもらいますからね」グイッ

うしお「いてっ!えええっ!?理不尽だぁ!」

大鳳「いい加減にしなさいよ?これ以上私を怒らせるとどうなるかわからないわよ?」

うしお「ううう。ねみいのに……」

大鳳「安心なさい。朝になるまで寝かせるつもりなんてないから。もう二度とこんな事する気になれないくらいたっぷり絞ってあげる。ほら、キリキリ歩く!」ズルズル

うしお「マジで!?なんでトイレに起きたくらいでこんな目に……」

大鳳「まったく……男の子ってほんと嫌だわ。無神経でがさつだし、子供っぽいし、自分勝手だし」ズルズル

うしお「わかったよぉ大鳳さん!自分の足で歩くから引きずるのやめてよ!恥ずかしいよ!」

大鳳「ふんだ!」ズルズル

うしお「大鳳さーん!ごめんってばぁ!!」

宿直室

大鳳「それで?どうして駆逐艦寮に忍び込んだの?」

うしお「いや。だから忍び込んでねえって」

大鳳「じゃあどうして男の子の君がここにいるの。見え見えの嘘吐くなんて本当男の子って馬鹿ね」

うしお「むっ!確かに頭はあんま良くないけどさ!俺は嘘なんか吐いてねえ!」

大鳳「はいはい呆れた。まだ言うのね。それで許してもらえると思ってるのかしら」

うしお「だから嘘吐いてなんかねぇよ!俺が嘘なんか吐くわけないだろ!?嘘つきは大っ嫌いだっつの!」

大鳳「そう。奇遇ね。私は嘘つきが嫌いだわ。例えば君みたいなね」

うしお「は!?」

大鳳「それとも駆逐艦の誰かが君を招き入れたとでも?だとしたら誰?勝手に男の子を寮に入れたなんて知れたら大問題よね」

うしお「はあぁ!?」

大鳳「見たところ中学生くらいみたいだけど、その子はあなたの彼女?とても女の子にモテそうには見えないし、ありえないと思うけどね」

うしお「……!」ムカムカ

大鳳「まあいいわ。仮にそうだとしたらその子の名前は?あ、でもそれを言ったら我が身可愛さに彼女を売り渡した卑怯者ってことになるわね。嘘つきよりよっぽど格好悪いわ」

うしお「大鳳さん!いい加減にしろよな!」

大鳳「こっちの台詞。今度は逆ギレ?これだから男の子は」

うしお「なんだよさっきからそうやって人を嘘つき呼ばわりして!そういう大鳳さんだって全然人の話聞いてくれないじゃないか!」

大鳳「もういいです。そうね。君に対するお仕置きを考えなきゃね」

うしお「そんな……」

大鳳「ん……時刻はイチマルマルマル。あれから結構時間経ったのね」

大鳳「普段はこの時間は訓練に当てているけど、今はこの子がいるから……あ」

うしお「なんだよ」

大鳳「閃いた。普段からだらしない生活送ってるから煩悩なんかに支配されて行動しちゃうんだわ」

うしお「…」

大鳳「これから君には私と一緒に訓練をして貰います。と言っても基本的な筋力トレーニングだから民間人でも危ないことはないわ。とってもきついけれどね」

大鳳「私達艦娘が戦うために普段どれくらい厳しい訓練を行っているか思い知って、君もその弛んだ精神を叩きなおしなさい。いいわね?」

うしお「なんだよそれ……勝手に決めちゃって。俺は悪くないのに、なんでそんなことやんなきゃいけないんだ。誰がやるかよ!」プイッ

大鳳「ふーん……」クスッ

うしお「な、なんだよ」

大鳳「怖いのね?」

うしお「は、はあ!?なにが怖いってんだよ!」

大鳳「怖いのよね?女の子がこなしてる筋トレを男の子の自分ができないのかもしれないって」

大鳳「そうよね。男の子が女の子に負けたら格好悪いものね」クスッ

大鳳「それならいいわ。無理にやらなくても。無茶なこと言ってごめんなさい。嘘つきの臆病者君」

うしお「~~~っっ!!」プルプル

大鳳(と言っても、艦娘に筋力で敵う人間なんかいるわけないのだけれど)

大鳳(でも、こういう手合の男の子は……)チラッ

うしお「なんだかよくわかんねえけど馬鹿にされるんだったらやってやらぁ!」

大鳳(ほら単純)

大鳳「そう。それじゃあまずは腕立てから始めるわよ。準備して。はい、いーち……にーい……」

うしお「うおおおおおおお!!」




ヒトマルマルマルちゃうの?

一時間後

うしお「ぜぇ……はぁ……」

大鳳「399~。400~……あら、もうフタマルマルマルじゃない。それじゃあ今日の深夜の筋トレはここまでね。……ふう」

うしお「す、すげぇ……」

大鳳「どう?これが艦娘よ。全部の種目途中でへばった君とは鍛え方が違うの」

うしお「腕立ての後で腹筋、背筋、スクワット。最後にまた腕立てって……よくそんな小さな身体でできるな」

大鳳「ふふん」

うしお「最新鋭正規空母は違うなぁ」

大鳳「まあ、君も私の考えていたよりはずっと頑張っていたわ。汗かいたでしょ?水飲みなさい。タオルも貸してあげるから風ひかないうちに拭いて」

うしお「あ、うん……ありがと」

大鳳「……?何?そんなジロジロ見られると困っちゃうわ」

うしお「あ、いや……なんか、いきなり優しくなったなって」

大鳳「そうね。君、筋トレを出来ないなりに本気で最後まで頑張ってたでしょ?」

大鳳「意外と見なおしたから」クスッ

うしお「…」

>>635
(あっ……)

大鳳「だからって君のやったことを許したわけじゃないですからね?」ズイッ

うしお「う、うわっ!」

大鳳「ふふ。でも、運動して汗を流して疲れ果てたわけだし、今日はもうそんな気は起きないでしょ?」

うしお「そんな気って……どんな気だよ。俺、大鳳さんの言ってることさっきからさっぱりだよ」

大鳳「またしらばっくれる。……しょうがない子ね。まあでも、そういうのを正直に言うのが恥ずかしい年頃か」

うしお「だから~」

大鳳「いいからいいから。でも、もうやっちゃダメよ?また見つけたら今度こそお仕置きだからね」

うしお「はぁ~……」

大鳳「それに、夜這いなんて卑怯者のすることよ?男の子だったらちゃんと昼間から正々堂々行きなさい」

うしお「大鳳さーん?」

大鳳「それなら私だってそんなに目くじら立てる必要もないわ。なんなら応援してあげてもいいかな」

大鳳「で、誰が目的だったの?君と同年代って言ったら……吹雪さんとか白露さん?あとは陽炎さんとか?それとも大人っぽい秋月さんとか夕雲さんっていうのもありよね」

大鳳「教えなさいな。艦娘やってるとう恋話と縁遠くなっちゃって、興味深いのよ」ワクワク

うしお「駄目だこの人。日輪みたいだと思ったら今度は流兄ちゃんみてえ。話聞かねえし」

うしお「ん?日輪?流兄ちゃん……?」

うしお「……?誰だっけ」

はーい。時報全部間違えましたー
>>633から訂正入りまーす(白目)

うしお「なんだよさっきからそうやって人を嘘つき呼ばわりして!そういう大鳳さんだって全然人の話聞いてくれないじゃないか!」

大鳳「もういいです。そうね。君に対するお仕置きを考えなきゃね」

うしお「そんな……」

大鳳「ん……時刻はマルヒトマルマル。あれから結構時間経ったのね」

大鳳「普段はこの時間は訓練に当てているけど、今はこの子がいるから……あ」

うしお「なんだよ」

大鳳「閃いた。普段からだらしない生活送ってるから煩悩なんかに支配されて行動しちゃうんだわ」

うしお「…」

大鳳「これから君には私と一緒に訓練をして貰います。と言っても基本的な筋力トレーニングだから民間人でも危ないことはないわ。とってもきついけれどね」

大鳳「私達艦娘が戦うために普段どれくらい厳しい訓練を行っているか思い知って、君もその弛んだ精神を叩きなおしなさい。いいわね?」

うしお「なんだよそれ……勝手に決めちゃって。俺は悪くないのに、なんでそんなことやんなきゃいけないんだ。誰がやるかよ!」プイッ

大鳳「ふーん……」クスッ

うしお「な、なんだよ」

大鳳「怖いのね?」

うしお「は、はあ!?なにが怖いってんだよ!」

大鳳「怖いのよね?女の子がこなしてる筋トレを男の子の自分ができないのかもしれないって」

大鳳「そうよね。男の子が女の子に負けたら格好悪いものね」クスッ

大鳳「それならいいわ。無理にやらなくても。無茶なこと言ってごめんなさい。嘘つきの臆病者君」

うしお「~~~っっ!!」プルプル

大鳳(と言っても、艦娘に筋力で敵う人間なんかいるわけないのだけれど)

大鳳(でも、こういう手合の男の子は……)チラッ

うしお「なんだかよくわかんねえけど馬鹿にされるんだったらやってやらぁ!」

大鳳(ほら単純)

大鳳「そう。それじゃあまずは腕立てから始めるわよ。準備して。はい、いーち……にーい……」

うしお「うおおおおおおお!!」






一時間後

うしお「ぜぇ……はぁ……」

大鳳「399~。400~……あら、もうマルフタマルマルじゃない。それじゃあ今日の深夜の筋トレはここまでね。……ふう」

うしお「す、すげぇ……」

大鳳「どう?これが艦娘よ。全部の種目途中でへばった君とは鍛え方が違うの」

うしお「腕立ての後で腹筋、背筋、スクワット。最後にまた腕立てって……よくそんな小さな身体でできるな」

大鳳「ふふん」

うしお「最新鋭正規空母は違うなぁ」

大鳳「まあ、君も私の考えていたよりはずっと頑張っていたわ。汗かいたでしょ?水飲みなさい。タオルも貸してあげるから風ひかないうちに拭いて」

うしお「あ、うん……ありがと」

大鳳「……?何?そんなジロジロ見られると困っちゃうわ」

うしお「あ、いや……なんか、いきなり優しくなったなって」

大鳳「そうね。君、筋トレを出来ないなりに本気で最後まで頑張ってたでしょ?」

大鳳「意外と見なおしたから」クスッ

うしお「…」

大鳳「だからって君のやったことを許したわけじゃないですからね?」ズイッ

うしお「う、うわっ!」

大鳳「ふふ。でも、運動して汗を流して疲れ果てたわけだし、今日はもうそんな気は起きないでしょ?」

うしお「そんな気って……どんな気だよ。俺、大鳳さんの言ってることさっきからさっぱりだよ」

大鳳「またしらばっくれる。……しょうがない子ね。まあでも、そういうのを正直に言うのが恥ずかしい年頃か」

うしお「だから~」

大鳳「いいからいいから。でも、もうやっちゃダメよ?また見つけたら今度こそお仕置きだからね」

うしお「はぁ~……」

大鳳「それに、夜這いなんて卑怯者のすることよ?男の子だったらちゃんと昼間から正々堂々行きなさい」

うしお「大鳳さーん?」

大鳳「それなら私だってそんなに目くじら立てる必要もないわ。なんなら応援してあげてもいいかな」

大鳳「で、誰が目的だったの?君と同年代って言ったら……吹雪さんとか白露さん?あとは陽炎さんとか?それとも大人っぽい秋月さんとか夕雲さんっていうのもありよね」

大鳳「教えなさいな。艦娘やってるとう恋話と縁遠くなっちゃって、興味深いのよ」ワクワク

うしお「駄目だこの人。日輪みたいだと思ったら今度は流兄ちゃんみてえ。話聞かねえし」

うしお「ん?日輪?流兄ちゃん……?」

うしお「……?誰だっけ」

イタチ「イザナギだ」

大鳳「で、誰なの?」

うしお「しつこいなぁ。もう帰っていい?」

大鳳「生意気はまだ治らないのね。訓練が足りなかったかしら?」クスッ

うしお「うわわ!ごめんってば!」

大鳳「冗談よ。おうちはどこ?今はマルマルサンマル。まだ暗いし、危ないわ。他の見回りの艦娘に会ったらまたトラブルになりそうだし送って行ってあげましょうか」

うしお「いいよ!すぐそこだし!」

大鳳「そう。ならいいけど……知らないわよ?」

うしお「へーきだって。それじゃ、おやすみ大鳳さん。なんか久しぶりに本気で身体動かした気がするし、結構楽しかったぜ!」

大鳳「だからってまた来ちゃダメよ」

うしお「だから俺は……あ、あれ?」

大鳳「え?」

うしお「か、身体が……」フラッ

うしお「うぐぅ」ドサッ

うしお「き、筋肉が痙攣してまともに立てなひ」プルプル

大鳳「……少し厳しくしすぎたかしら。少し仮眠していく?」

うしお「へ、平気……」

大鳳「大丈夫なの?……」

うしお「…」

大鳳「…」

うしお「…」

大鳳「……ダメみたいね」

うしお「ごめんなさい」

一時間後

うしお「ぐお~~~~ぐが~~~~~」

大鳳「ふふっ。大いびきかいちゃって」

うしお「すぴ~~~~……ううん……むにゃむにゃ」

大鳳「やっぱり子供ね」

うしお「えへへへ…ハンバーグ……」

大鳳「普段は私も仮眠の時間だけど……こんなんじゃ寝れないじゃない」クスクス

うしお「ぐが~~~~~」

大鳳「本でも読んでようかしら」スッ

うしお「ううん……」

大鳳「えっと、確か鞄の中に読みさしの小説が……」

うしお「ううう……かあ……ちゃ……やっと……あえ……」

大鳳「……お母さんを呼ぶなんて、マザコンかしら?」

うしお「みそ……しる……えへへ……」グスッ

大鳳「ふふ。どんな夢を見てるのかしらね。きっといい夢ね」

うしお「あさ……こ……」

うしお「…………とら」

大鳳「?」

うしお「……う……ううう……」グスッ

大鳳「…」

うしお「ううううう……」シクシク

大鳳「……」スッ

うしお「ううう……うううう……泣いて……なんか……ねえ……よ……ばかやろう……とら……」シクシクシク

大鳳「…」ナデナデ

うしお「ううう……ううう~……」

大鳳「…」ナデナデ

うしお「うう……」

うしお「う……」

うしお「……すー。すー……」

大鳳(弟がいたら、きっとこんな感じなのかしらね)

大鳳「…」ナデナデ

うしお「すー……すー……」

大鳳「…」

大鳳「……すぅ」

大鳳「……すぅ」ウツラウツラ

大鳳「すぅ…」カクン

大鳳「はっ!わ、私、寝てませんよ?はい!」ビクッ

大鳳「…」

うしお「すー……すー……」

大鳳「…」カアアア

大鳳(い、いつの間にかマルヨンマルマルだわ)

大鳳(良かった。この子が起きなくて)





うしお「ん……あ、あれ?ここは……」

大鳳「起きた?」

うしお「あ、大鳳さん。えっと……あ、そっか俺、昨日」

大鳳「仮眠にしては長すぎたわね」

うしお「しまったなぁ。もうマルゴーマルマルか。あと一時間で起床だし部屋帰るにも中途半端な時間だな」

大鳳「あら早起きなのね。それなら私と一緒に走る?」

うしお「え?

大鳳「日課なのよ。朝は空気がいいでしょ?だからこの時間は鎮守府近くの海沿いの街道を毎日走り込みしてるの」

うしお「へぇ。やっぱり大鳳さん凄いなぁ。俺は普段、朝は弱くてさぁ」

大鳳「そうなの?止める?」

うしお「いや、付き合うよ。あ、でも大鳳さんの体力には付いてけないかもだから、ゆっくり走ってくれよな」

大鳳「いいわ。それじゃあ行きましょ」

うしお「おう!」

ロクマルマルマル

うしお「ふー!走った走った!」

大鳳「走るのは結構凄いわね。あまりペースを落とす必要なかったわ」

うしお「へへ。昨日はへばったけど、これでも結構運動得意なんだよ」

大鳳「これでもっていうか、見たまんまね。元気百%。運動しかとりえのないワルガキって感じ」

うしお「ええー?酷いなぁ、何言ってんだよ!俺これでも結構インドアな趣味持ってるんだぜ?部活だって美術部だし!」

大鳳「それは意外だわ。じゃあ絵、上手なのね。今度一枚描いて貰える?」

うしお「いやぁ……それは……うん。まあ……うん」

大鳳「?」

うしお「そ、それより腹減ったなぁ!早く朝ごはん食べたいよ!」

大鳳「そうね。朝ご飯はなにが良い?頑張ったご褒美に今朝は奢ってあげる」

うしお「本当!?だったら間宮さんの和定食が食べたい!」

大鳳「……それはダメね。だから鎮守府は艦娘か軍関係者以外原則立入禁止」

うしお「もーー!!まだ言うのかよ大鳳さんってば!」

大鳳「君こそしつこいわね。……あ、もしかして軍関係者なのかしら?そういえば最近は提督でも少年みたいな年の子が着任したりすることがあるって聞くし」

うしお「軍関係って……当たり前だろ!?今まで俺のことなんだと思ってたんだよ!」

マルロクマルマル(白目)

うしお「ふー!走った走った!」

大鳳「走るのは結構凄いわね。あまりペースを落とす必要なかったわ」

うしお「へへ。昨日はへばったけど、これでも結構運動得意なんだよ」

大鳳「これでもっていうか、見たまんまね。元気百%。運動しかとりえのないワルガキって感じ」

うしお「ええー?酷いなぁ、何言ってんだよ!俺これでも結構インドアな趣味持ってるんだぜ?部活だって美術部だし!」

大鳳「それは意外だわ。じゃあ絵、上手なのね。今度一枚描いて貰える?」

うしお「いやぁ……それは……うん。まあ……うん」

大鳳「?」

うしお「そ、それより腹減ったなぁ!早く朝ごはん食べたいよ!」

大鳳「そうね。朝ご飯はなにが良い?頑張ったご褒美に今朝は奢ってあげる」

うしお「本当!?だったら間宮さんの和定食が食べたい!」

大鳳「……それはダメね。だから鎮守府は艦娘か軍関係者以外原則立入禁止」

うしお「もーー!!まだ言うのかよ大鳳さんってば!」

大鳳「君こそしつこいわね。……あ、もしかして軍関係者なのかしら?そういえば最近は提督でも少年みたいな年の子が着任したりすることがあるって聞くし」

うしお「軍関係って……当たり前だろ!?今まで俺のことなんだと思ってたんだよ!」

大鳳「ごめんなさい。でも、それならそうと早く言って欲しかったわ」

うしお「まさか大鳳さんにそんなこと言う必要があるとは思わないだろ普通」ジトー

大鳳「そうなのかしら?待って、え?嘘?そんなポジションの子なの?君」

うしお「ポジションっつーかなんつーか……そりゃそうだろ」

大鳳(嘘……もしかしてこの子、見た目に反して結構偉い人だったりする?まさか。そんな感じしないけど……)

大鳳「はっ!そ、そうよ!だったら証拠!証拠を見せなさい!ちゃんと軍関係者だっていう証拠!持ってるんでしょう?」

うしお「いや、証拠って……何見せればいいんだよ?そもそもトイレ探して寮の中歩くのにそんなもん持ち歩くかよ」

大鳳(もしかして寮にいたのも客人として提督に招かれて、その後部屋の手配に不備があったとか……いえいえ大鳳。惑わされては駄目よ)

うしお「まったく。しっかりしてくれよ。大鳳さんって、たまに変なこと言うのな」

大鳳「……むぅ」プクッ

うしお「大鳳さん?」

大鳳「君。とりあえず今すぐそこの草むらに寝そべりなさい」

うしお「ええ!?」

大鳳「目上の人に対する礼儀がなっていません。やはりまだ精神が弛んでいるように見受けられます。朝ご飯前にまず腹筋ですね!」

うしお「嘘だろ!?」

大鳳「いいえ。体力作りは基本中の基本です。ほら早く!私も横でやりますから!」グッグッ

うしお「とほほ……いっち……にー……」

大鳳(なんだかんだ文句言いながらもやるのね)

うしお「大鳳さんってほんと厳しいよな」

大鳳「これくらい普通です。ほら口じゃなくて身体動かす」

うしお「へ~い……」

大鳳「さん……し……ご……」

うしお「ろく……しち……いてて、はー……ち……」

マルハチマルマル

うしお「ガツガツガツ」

大鳳「ふふ。ゆっくり食べなさい」モグモグ

うしお「いやこれすっげえうまくって!」ガツガツ

大鳳「大げさね。コンビニのお弁当じゃない」

うしお「でも運動して腹減ってたからさ!」

大鳳「そうね。運動して食べるご飯は格別だからね」

うしお「でもやっぱり間宮さんの和定食も食べたかったなぁ」

大鳳「それは我慢しなさい。君は悪い子じゃないと思うけど、それでも身分のはっきりしない人間を鎮守府に入れるわけには行きません」

うしお「そんで大鳳さんはまーだそれ言うし」

大鳳「だって身分を照会できないんでしょう?私だって間宮のご飯食べたいけど、奢るのに君だけ外でコンビニ弁当は可哀想だから付き合ってあげてるのよ?」

うしお「それだったら証拠なんか鎮守府の中にいくらでもあらぁ!」

大鳳「へえ、どこのあるのかしら?」

うしお「寮の綾波型の部屋に決まってんだろ!」

大鳳「え?」

うしお「ん?」

大鳳「……ああ。(君の好きな子)綾波型の子だったのね?」

うしお「そうだよ。何言ってんのさ。当たり前だろ。俺が暁型や朝潮型に見えるか?」

大鳳「いや……(そんな年端もいかない子たちが好きだとは)思ってないけれど」

うしお「だろ?」

大鳳「……ちなみに、(好きな子は)誰?」

うしお「……大鳳さん?え、本気で言ってんの?」

大鳳「…」

大鳳(やっぱり好きな子の名前を言うのは恥ずかしいわよね)

大鳳「ごめんなさい。冗談よ。本気で聞いてるわけじゃないわ」

うしお「ふぅ……たちの悪い冗談だなぁ」

大鳳(でも、普通に部屋に出入りしてる風なこと言ってたのは気になるわね)

大鳳(あの綾波ちゃんや曙ちゃんがそんな風紀の乱れの原因になること許すとは思えないけれど……)

うしお「大鳳さーん」

大鳳「……朝食、おいしかった?」

うしお「ああ!ごちそうさま!」

大鳳「そう。よかった。さぁ、次は筋トレよ!」

うしお「ええええええええ!!?」

ボロボロだし今日はもう終わりにするっぽい!
一回くらいクロスオーバーってレベルでがっつりキャラを絡ませてみたかったっぽい!
でもうしおの再現率微妙っぽい……

一応言っておくけどうしおの嫁は麻子だから別に大鳳とフラグは立たないっぽい!
ぽいぽいおやすみっぽい!

パチモノ出典元紹介

潮→蒼月潮@うしおととら
中学2年生。6月生まれ。東京都みかど市在住。
14歳のある日、妖にとって天敵と呼ばれる霊槍「獣の槍」と、その槍に封じられていた妖怪を
(後に潮から「とら」と名付けられる)自宅の蔵の地下室で見つけ、その槍を引き抜いてしまった事で宿命付けられた妖との戦いに巻き込まれていく。
性格は曲がったことや嘘が大嫌いで良くも悪くも真っ直ぐな性格の好男子。正義感が非常に強く、他人の幸福のためなら自身が傷つくことも厭わない献身的な面を持つ。

久しぶりなので特別編
今週中にはガッツリ再開できます番外編
ちょっとだけやるよ!

天城「ここが私達の新しく配属される鎮守府ですね」

U-511「そうです……ね……皆と仲良くなれたら……いいな……」

香取「大丈夫。私はみんなのことよく知っているから保障できます。優しくていい子達ばかりですよ」

天城「雲龍姉様も先に配属されているんですよね。楽しみです」

U-511「仲良く……なれるかな……」

香取「ええ。ユーさんもいい子だから、絶対大丈夫ですよ。さ、あの門の向こうで出迎えが待っているはずです。待たせても悪いですし、早速行きましょう」

天城「はい!」

U-511「うん……それじゃあ、行こう……」

天城「待っててください!雲龍姉様!」



夕張「あ、いらっしゃーい」

明石「ようこそ当鎮守府へ!お三方の話は聞いてます!早速工廠へどうぞ!」


数十分後
工廠

香取「ほげええええええええええええええええ!!!」

石川さゆり「隠しきれない 移り香がいつしかあなたに 浸みついた誰かに盗られる くらいならあなたを殺していいですか♪」

U-511「どうしてこうなったの…」ガクガク

夕張「おや、見てください明石さん」

明石「まだ入れ替わってない子がいるわね。さてどうしたものか」

U-511「と、とにかく逃げなきゃ…!」ダッ

夕張「あっ!待て!」

明石「夕張ちゃん!この子意外と足速い!そっち回って!」

夕張「わ、私足の早さには自信ないんですよ~!」

U-511「はっ!はっ!はっ!」タタタタタ

明石「くっ!こうなったら妖精さん!」

夕張「そ、そうだ!助けて妖精さ…」

明石「…」

夕張「…」

明石「くっ、遅かったか。逃げられちゃったみたいね」

夕張「小癪な…」

U-511「どうしよう、どうしよう、どうしよう……!」タタタタ

U-511「い……一緒に来た天城さんと……香取さんが……変な装置から出てきた……知らない人達と……入れ変わられちゃって……」ハァハァ

U-511「危なかった……けど……あの二人を……助けなきゃ……」ゼェハァ

U-511「で、でもどうやって……」タタタタ

U-511「誰かに助けを求めないと……」ヨロッ

U-511「あうっ!」コケッ

U-511「……ぐすっ」

U-511(な、泣くもんか……急いで誰かに助けを求めて、二人を救い出さないと……)

U-511「で、でも……一体誰に……」

U-511(ユーちゃんが知ってる人は、この鎮守府にいない……あの人達が誰かもわかんない……)

U-511(艦娘なのに……誰が敵で、誰が味方か、わかんないよ……)グスッ

U-511(ううううう……)

U-511(だ、ダメ……泣いてちゃ二人を助けられない……けど……けど……!)

「待って提督!向こうに誰かいるでち!」

「ん?」

U-511「提督!?」

提督「おっと、そこに見えるはU-511じゃないか。もう着任したのか?」

伊58「へ?ユー…」

U-511「提督?ここの……?」

提督「ああ、そうだが。お前の顔は写真で確認済だぞ。U-511だ。もう着任してたのか。だとしたら天城と香取も一緒か?」

U-511「そ、そうだ……!提督!大変なの!天城さんと香取さん……が……!」

伊58「提督。こいつ誰?なんか潜水艦っぽいんだけど」

提督「だから言ってるだろ。こいつはドイツの艦娘のU-511だ。今度新しく着任するって上から前々から通達きてたぞ」

伊58「覚えてねーでち。それと、なんかオドオドしてて気に食わねーでち」

提督「珍しいな。お前が初対面の相手にそんな強く当たるなんて」

伊58「ふん……」

提督「だが、確かに随分と怯えてるようにみえるな。どうかしたのか?」

U-511「あう……えっと……天城さん……と……香取さん……が……その……」

伊58「はっきり言うでち」

U-511「なんか……その……変わったっていうか……うう……」

提督「……まさか」

伊58「……着任早々?」

提督「マジかよ。どうなってんだよこの鎮守府」

伊58「もはやちょっとしたホラーでち」

提督「もう俺達しか残ってないとかないよな?」

伊58「てっとり早く確認してみる?」

提督「だな」

U-511「あ、あう……だから、その……早く……助けないとで……あの……えっと……」

提督「よし、ここから一番近い部屋に突撃かけるぞ」

伊58「了解でち!ほらお前も来るでち!」グイッ

U-511「あ、ああっ!待って!それより……」

提督「お前ら無事かーーーーー!!」バターーン

伊58「でーーーーっち!!」

U-511(うううう……二人共ユーちゃんの話聞いてくれない……)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

青葉リスト(最新)

戦艦寮
●大和型
●長門型
●扶桑型
○伊勢型
●金剛型

空母寮 正規空母組
○赤城と加賀
●飛龍型
○翔鶴型
○雲龍

空母寮 軽空母組
●鳳翔と龍驤
○祥鳳型
△飛鷹型
○千歳型

重巡寮
○古鷹型
●利根型
○妙高型
○高雄型
●最上型
●青葉型

軽巡寮
●長良型
●天龍型
●球磨型
○川内型
●阿賀野型

駆逐寮
●暁型
●睦月型
●吹雪型
○綾波型
●初春型
●白露型
●朝潮型
●陽炎型+秋月+島風
○夕雲型

その他部屋
○大淀一人部屋
●あきつ丸と龍鳳
●ドイツ勢(Z1、Z3、ビスマルク、プリンツ・オイゲン)
●潜水艦組

工廠
●夕張と明石

食堂
●間宮と伊良湖

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

提督ゴーヤゆーちゃんでどこの部屋に入った?
安価↓1

大淀「提督!?それにゴーヤも!?」

提督「大淀!お前は無事だったか!」

伊58「なんかすっごい安心したでち!」

大淀「は、はあ……?っていうか、提督。一応私も女の子なんですから、ノックぐらいはして欲しいんですが……」

大淀「って、あら?U-511さん?もう着任したの?おかしいわね、連絡は無かったと思うんだけど」

U-511「え……でも、連絡したら出迎えが来たです……けど……」

大淀「出迎え?それに天城と香取は一緒じゃないの?」

U-511「その……一緒……だった……けど……そ、そうだ、それどころじゃなくて……」

伊58「それどころじゃないって、仲間のこと以上に大事なことなんかあるわけねーでち」

U-511「ち、違うもん!そうじゃなくて……いや、そうなんだけど……そういうことじゃなくって……ううう」

伊58「ほんっとお前はっきりしないやつでちね。イライラする」

提督「ゴーヤ。落ち着け。さっき言ってたろ」

大淀「二人になにかあったの?」

U-511「ふ、二人が変な人達に捕まって!変な人になっちゃったの!」

提督「!!」

伊58「!!」

大淀「……はぁ?」

提督「聞いたかゴーヤ!この事件、黒幕がいるんだ!」

伊58「それを早く言えでち!そいつらどこにいたの!?」

U-511「え、えっと……工廠……」

提督「ってことは……」

伊58「まーた犯人はあいつらでち」

提督「なんだ予定調和か」

伊58「はぁ……でも今回はやり過ぎでち」

提督「だな。ちょっとばかりやり過ぎた。いつもよりきっついお灸をすえなきゃな」

伊58「どうするの?提督」

提督「そうだな……まあ、あいつらが犯人だってわかってるんならそんな焦んなくてもいいかなって気になってきたけどな……」

大淀「なんですか?また明石と夕張が何か変な遊びでも始めましたか?」

U-511(え……なんで急に落ち着いたのこの人達)

提督「だな。とにかく、大淀。お前も来てくれ。あいつらお前に頭上がらないからな」

伊58「任務娘は鎮守府の裏ボスでち」

大淀「まあ、鎮守府始まって当初の頃に、ふざけて私のメガネからビーム出るようにした報復として解体しようとしましたからね」

提督「今でもトラウマでお前にだけは手を出せないらしいなあいつら」

伊58「どうする?提督。あいつらが犯人だって言うならもう後は大淀に任せれば自動的に解決だよ?」

提督「だな。ってわけだ。安心していいぞU-511」

U-511(なんだか、この先の鎮守府での生活が不安になってきた……)

大淀「あ、でもちょっと待ってもらえます?実は今、ちょっと大事な書類を作成していまして」

提督「わかった。ならそれが終わってからでもいいからあいつらとっちめてきてくれ」

大淀「了解しました。1時間位で終わると思いますので」

提督「良かったな~。ならこの異変もあとちょっとで解決だ」

伊58「やっぱ、最初にあいつら疑うべきだったでち」

提督「まったくだ。さて、それじゃあ俺達はどうするかな」

伊58「せっかくだし、残りのみんながどうなってるか見物にいかない?」

提督「はは。なんだゴーヤ。お前も結構遊び心がわかってきたんじゃないのか」

U-511「…」

提督「すまないな、U-511。着任早々慌ただしくしてしまって」

伊58「てーとくー早く行こうよー」

提督「わかってる。でも、この子をこのまま置いていくわけにはいかないだろ」

大淀「そうですね。私もこれから書類に本腰入れたいので、できれば連れて行ってくれると助かります」

提督「ああ。それじゃあ頼むよ」

U-511「えっと……」

伊58「さて、改めて自己紹介するでち。お前、名前は?」

U-511「あ、うん……ドイツ海軍のUボート、潜水艦U-511……です。ユーって、呼んでください……」

伊58「ユーね……なんか呼びにくいでち。ユー公って呼ぶでち」

提督「それはお前が一部にでち公って呼ばれてるからか?」

伊58「な……違うでち!ただ呼びやすさを考えた結果……」

提督「はいはい。自己紹介受けたらこっちも返そうな。俺はわかってると思うが、まあ、提督だ。よろしくな」

U-511「は、はい……よろしく」

伊58「……」ムスッ

提督「で、お前は?」

伊58「……ゴーヤでち」

提督「巡潜乙型改二3番艦潜水艦伊58。通称でち公だ」

伊58「んなっ!」

U-511「でち公……」

伊58「違うでち!ゴーヤはゴーヤでち!ゴーヤって呼べでち!ユー公!」

U-511「でも……お揃い……」

伊58「あと呼び名の後に公って付けるのは蔑称だから止めろ!」

U-511「じゃあ、でち?」

伊58「ゴーーーヤーーーー!!」

U-511「でち……」

提督「その呼び名気に入ったんじゃないのか」

伊58「んがーーーー!!」

大淀「ゴーヤうるさい」

伊58「あ、ご、ごめんなさい……」

提督「はははは。怒られてやんの」

伊58「…」ブスッ

U-511「でち……でち……でっち……?でっち……でっち!」

伊58「もう好きに呼べでち」

提督「よし、それじゃあ新たな仲間との親睦も深まったところでそろそろ行くとするか」

提督「まずは執務室で待ちぼうけしてるはずの青葉のところだ」

U-511「でっち……でっち……」ギュッ

伊58「はいはい……まとわり付くなでち、うっとーしい……」

同時刻
執務室

青葉(……やれやれ。二人の存在には気付かれてしまいましたか。とんだイレギュラーでした)

青葉(まあいいでしょう。計画からは外れますが、暴走気味のあの二人はどこかのタイミングで切り捨てなければと思っていたところです)

青葉(そんなことより、『アレ』が完成するまで、まだもう少し時間が必要ですからね)

青葉(ここで提督達の注意を引いて、もう少し時間を稼がなくては……)

青葉(幸いにして、提督達はもう勝戦ムードで慢心している)

青葉(ならば時間潰しに持って来いの部屋巡りをしっかりやらせて、残りの時間を稼がなくては……)

青葉(ふふふふふ……もう少しだけ……もう少しだけの辛抱ですよ……)

青葉「……ね?『衣笠』」















………………………………………………

………………………………………

………………………………

………………………

………………

………

「…」

パチモノの出典元紹介

香取→香取慎吾@SMAP
日本の歌手、俳優、タレント。
最近の慎吾ちゃんは最近の若本みたいなもんで、昔はドクとかめっちゃいい俳優だったんっすよ……

天城→石川さゆり@ホリプロ/さゆり音楽舎
熊本県飽託郡飽田村(現・熊本市南区)出身の日本の演歌歌手。
天城越えは『津軽海峡冬景色』と双璧をなす代表曲で、男性を偏執的なまでに愛する女性の情念を歌いあげる曲。

今日はここまでっぽい
そろそろ終わらせにかかるっぽい

ガチャッ

青葉「あ、おかえりなさい」

提督「青葉。もうダメージはいいのか」

青葉「ええ。ゆっくり休んだおかげでもう大丈夫です」

伊58「それはよかったでち」

U-511「えっと……」

青葉「おやこちらの子は」

提督「ああ、本日新しく着任したU-511だ」

U-511「U-511です……ユーって呼んでください……」

青葉「青葉です。よろしくお願いします。ユーさん」

提督「そうだ、喜べ青葉。事態が解決するぞ」

青葉「おや、それはどういうことです?」

伊58「黒幕がわかったでち」

青葉「黒幕……ですか」

提督「ああ。例によって明石と夕張だ」

青葉「あらら、まーたあの二人ですか。懲りないですねぇ」

伊58「もうちょっとしたら大淀がとっちめに行ってくれることになったでち」

青葉「へえ……」

提督「でな。もう解決したようなもんだから、あとは俺らはのんびり構えようぜってことでな」

伊58「折角だからまだ見に行ってない艦娘がどうなってるか物味遊山に行くのはどう?って誘いに来たでち」

青葉「いいですねそれ。青葉も記事のネタが増えてありがたいです」

提督「よーし。それじゃあ早速行くぞ」

伊58「ユー公も行くよね?」

U-511「うん。行く……でっち」

青葉「おや早速仲良くやってますね」

提督「はははは……そうだなぁ。まずは……」

どこの部屋に行こう?
安価↓1

(陽炎型は前に島風が行ってるからなしです。すみません)

青葉「陽炎型ですか?」

提督「ああ。行ってなかったよな?」

青葉(たしかあそこは相撲部屋になって時津風ちゃんを集団イジメしてたはず……まずいですね。ああいうきっついのを目撃されたら問題が大きくなりすぎて動きにくくなる)

青葉「陽炎型ですかぁ?」

提督「なんだよ?嫌そうだな」

青葉「だって人数多いですよ?ということはこの間のうさぎみたいに危険な生き物が出現してる可能性も高そうですし……」

伊58「そんなんいまさらでち。二人部屋でレスラーに襲われてさっきまで寝込んでたくせに」

提督「まあ、青葉がどうしても嫌だってんならいいか。綾波型はどうだ?」

青葉「あそこならまあ……」

綾波型部屋

提督「ってなわけで来たんだけどな」

伊58「…」

U-511「…」

曙「……何よ。なんか言いたいことあんなら言いなさいよ」

青葉「いや……相撲レスラーじゃないんですねーって……ガッカリです」

伊58「ゴーヤ、鉄板外してくるとは思わなかったなぁ」

提督「残念だったな、U-511。お前に早速日本文化見せてやれると思ったのに」

U-511「しょんぼり……」

曙「誰がお相撲さんよ!このクソ提督にクソ重巡にクソ潜水艦ども!!」

レイ「…」

アスカ「ファーストなんか言ったら?」

レイ「必要だったら言うわ」

アスカ「あっそ」

アスカ「ところでアンタ、ドイツ艦?Guten Morgen。私、ドイツとのハーフなのよ。やっぱあっちはいいわよねぇ」ニコニコ

U-511「えっと……Guten Morgen……」

アスカ「よしよし」ナデナデ

提督(なんだこいつうちのU-511と初対面で俺らよりいい関係築こうとしてるぞ)

青葉「出身地同じだと仲良くなるの早いですよねぇ」

漣「あ、ご主人様!潮見ませんでした!?」

提督「なんだ?ここには潮はいないのか」

曙「そんなの見れば分かるでしょうが!何言ってんのよこのクソ!」

提督(見ても分かんないから言ったんだよ……)

伊58(見た目じゃ分かんねーでち)

漣「困ったなぁ……なんにも言わずにふらっとどっか行く子じゃないんですけど……」

朧「私が氣を探ってもこの鎮守府に反応を感じられませんね。外出しているのでは?」

提督「なんだこのおかっぱのカンフーやってそうな人」

伊58「これまた珍妙な奴が出てきたでち」

漣「うーん……朧が言うなら間違いないかなぁ」

曙「まったくあの子ったら……」

提督「まあ、いいや。この部屋は比較的無害そうだし安心したよ」

伊58「男の方も無害そうでち。なんかなよっちいし」

朧「ええ」クスッ

提督「とりあえず、潮だな。見かけたら部屋に戻るように言っておくから、お前らは部屋でじっとしてろ」

伊58「もう少しで全部解決するでち」

曙「またわけわかんないこと言って……まあいいわ。あんたらがそういうならそうするわよ」

漣「もう行っちゃうんですか?」

提督「ああ。邪魔したな。じゃあまたあとでな」

青葉「おじゃましましたー」

U-511「しましたー……」

アスカ「ユー!またねー!」

パタン

レイ「…」

朧「…」

曙「なんなのかしらあれ」

漣「さあ?」

提督「なんだかパンチに欠けたな」

伊58「原因がはっきりしたおかげか、簡単には動じなくなった気がするよ」

U-511「ユーちゃんはなにがなんだか……」

青葉(まずい……思ったよりも時間を食わなかった。どうやって時間を潰せば……)

提督「よし、次行こう次」

伊58「りょーかいー」

U-511「おー」

青葉「…」

どこの部屋に行こう?(まだ行ったことない部屋でお願いします)
安価↓1

伊勢型部屋

提督「おーっす。居るかー?居るなー」

シタン「おや塵……提督じゃないですか」

提督「ん?今……」

シタン「提督じゃないですか」ニコニコ

伊58「えーっと、どっちだろ?」ヒソヒソ

青葉「うーん……どっちでしょう」

提督「また無害そうなオッサンだな」ヒソヒソ

U-511(でもなんかこわい……)

シタン「どうかしましたか?みなさん」

提督「あ、いや……えっと……瑞雲持ってないから伊勢?」

シタン「日向ですよ塵……提督」ニコッ

提督「あれ?今……」

シタン「どうかしましたか?提督」ニコニコ

提督「あ、いや……なんでもない。聞き違いかな……」

伊58「日向は部屋でなにしてたでち?」

シタン「ええ。手持ち無沙汰だったので戦闘糧食の点検をしていました」

提督「そ、そうか。流石日向だ。相変わらず?真面目だな」

シタン「ふふ。そう褒めないでください」

U-511「だからこんなにテーブルの上に缶詰が沢山置いてあったんだ……」

提督「で、点検の結果はどうだ?」

シタン「いくつか期限の切れかかっているものがありますね。新しいものに交換しなくては」

提督「そうか。なら手配しておいてくれ。で、切れかかってる方の缶詰はどうする?」

シタン「そうですね……捨てるのも勿体無いですし、誰か食べたい方に譲ってもいいでしょうか?」

提督「ああいいぞ」

U-511「……じー」

提督「ん、どうした?U-511」

伊58「もしかして食べたいの?」

U-511「そういえば、今日まだなんにも食べてないなって……」

提督「そうか、朝からバタバタしてたもんな」

シタン「良かったら食べていきませんか?」

提督「いいのか?」

シタン「ええ。勿論ですよ。みなさんも是非」

青葉「えっ、いいんですか?やったぁ!」

提督「悪いな……ならごちそうになるよ」

伊58「ゴーヤも実は結構お腹すいてたでち」

シタン「では……」パカッ

U-511「おいしそう……」

提督「これなんの肉だ?」

伊58「いっただっきまーす!」パクッ

青葉「いやぁおいしいですねぇ!今まで食べたことない高級な味です!」パクパク

提督「そうだな……こんな缶詰あったかな……?」パクパク

U-511「日向は食べないの……?」モグモグ

シタン「…」





シタン「いいえ。私は遠慮しておきます」ニコッ



提督「いやー美味かったな。缶詰も馬鹿にならん!」

伊58「あれ?そういえば伊勢さんは?」

U-511「イセ……?」

青葉「ああ、日向さんの姉妹艦ですよ。そういえばお部屋にいませんでしたね」

提督「腹も膨れたし次行くぞー」

パチモノの出典元紹介

綾波→綾波レイ@新世紀エヴァンゲリオン
E寡黙で無表情な14歳の少女。
VA零号機の専属パイロットで「ファーストチルドレン」と呼ばれる。シャギー掛った水色の髪と赤い瞳、透き通るような白い肌が外見的特徴。

敷波→式波・アスカ・ラングレー@ヱヴァンゲリオン新劇場版
EVA2号機のパイロット。弱冠14歳にしてユーロ空軍のエースを務め、階級は大尉。
艶やかな金髪碧眼を持つ天才美少女だが、性格は勝気で尊大、自身がEVAのパイロットであることに異常なまでのプライドを持つ。

朧→朧@スプリガン
中国武術と気功の達人。朧という名は「朧げな存在」という意味で周囲が付けた名で、本名は不明。外見は物静かで礼儀正しい青年である。
仙人になることを目指している世界最高の氣法師で、重装備の軍隊と単身相対して無傷で切り抜け、一撃のみで相手の気の流れを乱し戦闘不能にするほどの実力。

日向→シタン・ウヅキ(ヒュウガ・リクドウ)@ゼノギアス
イグニス大陸辺境・ラハン村の外れに住む村医者。
長身痩躯に眼鏡が特徴。その知識量の為、『先生』という愛称で呼ばれる。
本名はヒュウガ・リクドウ。 地上を裏から支配する《神聖帝国ソラリス》の出身であり
ソラリスにおける特務遂行官《守護天使》

夜にまた来れたらくるっぽい

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

青葉リスト(最新)

戦艦寮
●大和型
●長門型
●扶桑型
●伊勢型
●金剛型

空母寮 正規空母組
○赤城と加賀
●飛龍型
○翔鶴型
○雲龍

空母寮 軽空母組
●鳳翔と龍驤
○祥鳳型
△飛鷹型
○千歳型

重巡寮
○古鷹型
●利根型
○妙高型
○高雄型
●最上型
●青葉型

軽巡寮
●長良型
●天龍型
●球磨型
○川内型
●阿賀野型

駆逐寮
●暁型
●睦月型
●吹雪型
●綾波型
●初春型
●白露型
●朝潮型
●陽炎型+秋月+島風
○夕雲型

その他部屋
●大淀一人部屋
●あきつ丸と龍鳳
●ドイツ勢(Z1、Z3、ビスマルク、プリンツ・オイゲン)
●潜水艦組

工廠
●夕張と明石

食堂
●間宮と伊良湖

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

伊勢って海老かっ!海老なのかっ!?
それより天城に朧、潮に遊戯王勢を期待していたのに…何故出てこない!答えろ!>>1ィ!!!!

>>737
(遊戯王は初代をちょこっとしか知らんねん……)

どこの部屋に行こう?(まだ行ったことない部屋でお願いします)
安価↓1

sageてしまったっぽい
安価↓

川内型部屋

青葉「こんにちわー」ガチャッ

提督「さてこの部屋はどんな風になってるのか…」

神通「ひっひっふー!ひっひっふー!」

川内「頑張って!神通!もう少しだよ!」

神通「うあああ!痛い……!痛いです!姉さん!」

那珂「神通ちゃん!頑張れ!頑張れ!呼吸見だしたら余計苦しいよ!ほらひっひっふー!」

提督「…」クルッ

伊58「ちょっと待つでち」ガシッ

U-511「なんで出てくの?」ガシッ

提督「いや……ほら……この部屋は誰も異常ないみたいですし……」

伊58「ほーう?ってことはあの神通の様子は異常なしってことでいいってことでち?」

青葉「神通さんのあれに心当たりがおありで!?」キラキラ

提督「……………」

U-511「……?」

伊58「青葉。こいつ黒でち」

青葉「これは大スクープですねぇ」

提督「いや!待て!おかしい!絶対おかしいぞこれは!!俺にそんな記憶はない!!」

提督「そうだ!これも異変だ!誰かが俺を嵌めようとしてるんだ!!」

提督「冤罪だ!俺は無実だ!弁護士を呼べ!!それもとびっきり腕の立つやつを呼べ!」

提督「そうだ大潮!大潮呼んでこい!あいつならなんとかしてくれる!なんとなくそんな気がする!」

提督「憲兵さーーーーん!!!違うんです!!俺は知りません!悪くない!悪いくないんです!!!」

提督「……い、いやでも、まさか、やっぱりこの間の飲み会の時……いやいやあの時は確かに記憶を失うまで飲んだけどそんなことしてるはずは……」

提督「で、でも眼が覚めた時神通同じ部屋で寝てたのは事実だし……」

提督「そ、そりゃあ服もはだけててエロいなって思ったのは確かだけど……でもやっぱりああなってるってことはヤっちまってたのか?」

提督「で、ででででででででもだ!そ、そうだ!悪いのは神通!!神通だ!!だってあんなスケベな格好でオレのこと誘惑してきて!!」

提督「それに例え酔ってたとしてもゴムは付けたはずだ!!破れてたんだとしたらそれはメーカーが悪いんだ!だったら俺はむしろゴムの製造メーカーに精神的苦痛を得たとして慰謝料を請求する!!」

提督「畜生!!こんなことなら生でやっておけばよかった!!!くそっ!!どうして俺ばっかりこんな目に!!!」

提督「うおおおおおおお!!とにかく!!俺は被害者だああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」

伊58「見えるでちか?ユー公。あれが人間のクズってやつでち」

青葉「いやぁ清々しいほどのクズ男っぷりですね!」

U-511「提督は人間のクズ…ユー覚えた」

川内「あああああああああ!!!提督!!!」

那珂「ほんとだ!!提督だ!!人間のクズだ!!!塵だ!!!」

川内「このっ!よくもノコノコとうちの部屋に!!」

提督「やばい!!マジやばいぞこの状況!!」

青葉「どうします?」

伊58「とりあえず集団でタコにするってのを提案するでち」

提督「待てえええええええい!!」

U-511「この間の飲み会……?それって……いつのこと?」

青葉「確か2週間前ですが……あらら」

伊58「あ」

提督「ん!?」

伊58「例えその時種仕込まれてたとしてもそんな短期間じゃ陣痛は始まんねーでち」

提督「そうだったぁあああああああああ!!!」

川内「半殺しだぁああああ!!!ゴミクズ提督しすべし慈悲はないいいいいいいいいい!!!」

那珂「ハイクを読めえええええ!!!カイシャクしてやるぅううううううう!!!」

提督「やっぱり誤解だった!!良かった!!!」

伊58「と、とにかく逃げるよみんな!!」

青葉「はい!スタコラサッサです!!」

U-511「……やー」

川内「だから逃がすはずが……」

神通「ううううううう!!痛い!!痛いいいいいい!!」

川内「神通!!」

那珂「大丈夫だよ神通ちゃん!那珂ちゃんたちがいるからね!!」

提督「今のうちだ!!」スタコラサッサー

青葉「でも逃げ方はやっぱりゲスいですねぇ」スタコラサッサー

川内「あっ!待て!!!後で会ったら覚えてろよーーーーーーーーーー!!!!」

執務室

提督「ぜぇ……はぁ……はひ……こ、殺されるかと思った……」

伊58「なんでゴーヤたちまで逃げちゃったんだろ……」

青葉「いや捕まったらただじゃ済まされない迫力がありましたので……」

U-511「この鎮守府、面白いね」

伊58「面白い!?」

青葉「アトラクション気分ですか……流石ドイツ艦。度胸が違いますね……」

伊58「危機感ないだけでち」

提督「お前ら……早く次行くぞ……」

伊58「もう!?」

青葉「どうしたんですか?なにをそんなに慌てているんです?」

提督「ここにいたらいつあいつらが来るか……」ガクガク

青葉「あー」

伊58「納得」

提督「呑気にしてないで早く次行くぞ!!次は……」

どこの部屋に行こう?(まだ行ったことない部屋でお願いします)
安価↓1

翔鶴型部屋

提督「おーい。開けてくれー」コンコン

伊58「提督必死でち」

提督「まあな。おーい。早く入れてくれー」コンコンコン

「はーい」トタタタタ

提督「ああ、助かった。俺だ。提督だ。とりあえず入れてくれないか」

「わかりましたー」

ガチャッ

赤城「いらっしゃい。提督……あら?ゴーヤちゃんに青葉ちゃんも。それと……その子は新入りかしら?」ニコッ

提督「ん……?」

翔鶴「すみませーん赤城さん!出てもらっちゃって!」

伊58「んん……?」

赤城「いいのよー!その代わりしっかり焼き加減見ててくださいねー」

青葉「んんん……?」

翔鶴「わかりましたーーー!」

じゅううううううううう

U-511「なんだか……おいしそうな……お肉の……匂い……」

提督「んんんんんんんんんんん!!?」




赤城「あ、そうだみなさんお腹減ってませんか?」

赤城「今ちょうど、加賀さんで瑞鶴を焼いていたところなんですよ」ニコッ


今日はここまでっぽい

パチモノの出典元紹介

神通→陣痛@出産
赤ちゃんを子宮の外に押し出すために、子宮が収縮するときの痛み。
痛みの程度は人それぞれですが、次第に痛みが増して間隔も狭まってきます。
陣痛が10分おきになったら、お産がはじまる本格的なサインです。

ドンドコドンドコドンドコドンドコ

提督「…」

伊58「…」

U-511「…」

青葉「…」パシャパシャ

ドンドンコドンドコ

翔鶴「~♪」ジュー

提督「なんだこの太古のリズム」

赤城「いいですねぇ…この芳しい香り。……ああ、素敵よ。瑞鶴。食べちゃいたいくらい」

赤城「まあ食べますけど」

翔鶴「いいわぁ……瑞鶴……鼻孔をくすぐるこの蠱惑的な香り……艶……食べちゃいたい……」

翔鶴「まあ食べますけど」

ジュー

七面鳥「」

熊1「」ドンドコドンドコ

伊58「見て、提督。どっかで見たアニマルが太鼓叩いてる」

提督「わかってる」

ドンドコドンドコ

サウザー「アーーーーイーーーーヤーーーーイーーーヤーーーーイーーーーヤーーーーー!!」

マイケル・ジャクソン「プゥルルルウルルワッフォォオオオオオオオ!!

(`ェ´)「ピャー!ピャー!ピャー!ピャー!」

熊2「」ドンドコドンドコドンドコ

(`ェ´)「ピャー!ピャー!ピャー!ピャー!」

青葉「どこかで見た顔や知らない顔もいますねぇ…」

高田総統「」ドンドコドンドコ

香取「アーーーーイーーーーヤーーーーイーーーヤーーーーイヤーーーーー!!」

虻熊「」ドンドコドンドコ

(`ェ´)「ピャー!ピャー!ピャー!ピャー!」

翔鶴「おっと、こっちもひっくり返さなきゃ。焦げちゃうわ」

鮭「」ジュー

提督「見ろ、ゴーヤ。また最上が焼かれてる」

伊58「皮までこんがり焼かれてるでち」

熊3「」ドンドコドンドコドンドコ

提督「なんなんだろうなこの異次元空間は」

伊58「さあ……」

青葉「赤城さんと翔鶴さんの淡々とした調理風景がまたシュールで…」

赤城「まだかしら?翔鶴」

翔鶴「もうすぐですよ。赤城さん。加賀さんが頑張ってくれてますから」

赤城「そう。よろしくね。加賀さん」

焼鳥製造機「ワカリ・マシ・タ・アカ・ギ・サン」

提督「喋ったぁあああああああ!!?」

焼鳥製造機「ロボ・チガウ・ロボ・チガウ」

伊58「ロボでちあの焼き鳥製造機!」

赤城「あらダメですよゴーヤちゃん。それ言ったら加賀さん怒っちゃう」

焼き鳥製造機「アタ・マニ・キマシ・タ」

提督「加賀だ!」

伊58「加賀さんだったでち!」

チーン

提督「今度はなんの音だ!?」

焼き鳥製造機「ヤリ・マシ・タ」

翔鶴「赤城さん。瑞鶴が焼けたみたいです」

赤城「上々ね」

提督「電子レンジ!?」

焼き鳥製造機「アタ・マニ・キマシ・タ」

提督「悪かったよ!」

焼き鳥製造機「ココ・ハ・ユズ・レ・マセン」

提督「くそっ!なんでこれ以上ないくらい変わってんのに性格だけ元とあんま変わってないんだよ……!」

伊58「どうしよう提督!加賀さん元のセリフ言わせる以上に面白く出来ない!」

焼き鳥製造機「ゴコウ・セン・ノ・コ・ナンカト・イッショ・ニ・シナイ・デ」

提督「今度はアニメ並みに強引にねじ込んできやがった!」

伊58「当の五航戦がこんがり焼かれて……ああ。今被害担当艦のはずの姉にタレ塗られて綺麗に盛り付けされてるでち……」

青葉「七面鳥と焼き鳥どっちなんですかねぇ」

赤城「んー♪美味しい♡美味しいわ、瑞鶴!」モッチャモッチャ

翔鶴「とろけるように甘い極上のお肉……最高ね……流石私の妹だわ」クッチャクッチャ

焼き鳥製造機「ホキュウ・ハ・ダイジ」

U-511「食べ方が汚い……」

伊58「酷すぎる……」

提督「こんな正規空母見とうなかった……」

青葉「なんか撮っちゃいけない写真撮ってる気がしてきました……」パシャパシャ

提督「出るか……」

伊58「賛成」

青葉「ですね……」

U-511「え?食べて……いいの……?」

サウザー「うむ。この帝王自ら振る舞ってくれる。食え。聖帝カレー」

提督「こら!ゆーちゃん!知らない人から食べ物もらっちゃいけませんっ!すみませんうちの子に変なものよこさないでください!」

U-511「怒られたから……また今度……」

サウザー「ぬっく!(怒)」

廊下

提督「…」

伊58「…」

U-511「…」

青葉「…」

提督「……次行くか」

伊58「あとどこ残ってたっけ?」

青葉「えーっとですねぇ……」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

青葉リスト(最新)

戦艦寮
●大和型
●長門型
●扶桑型
●伊勢型
●金剛型

空母寮 正規空母組
●赤城と加賀
●飛龍型
●翔鶴型
○雲龍

空母寮 軽空母組
●鳳翔と龍驤
○祥鳳型
△飛鷹型
○千歳型

重巡寮
○古鷹型
●利根型
○妙高型
○高雄型
●最上型
●青葉型

軽巡寮
●長良型
●天龍型
●球磨型
●川内型
●阿賀野型

駆逐寮
●暁型
●睦月型
●吹雪型
●綾波型
●初春型
●白露型
●朝潮型
●陽炎型+秋月+島風
○夕雲型

その他部屋
●大淀一人部屋
●あきつ丸と龍鳳
●ドイツ勢(Z1、Z3、ビスマルク、プリンツ・オイゲン)
●潜水艦組

工廠
●夕張と明石

食堂
●間宮と伊良湖

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

どこの部屋に行こう?(青葉リストの○の中でお願いします)
安価↓1

夕雲型部屋前

提督「ん?どうした?お前ら」

長波「あっ!提督!」

朝霜「司令か……ちょうどいいところに」

早霜「どうにかして……」

提督「どうかしたのか?」

朝霜「どうもこうもねえよっ!夕雲姉と巻雲のやつがあたいらのこと除け者にして他の型の連中集めて親睦会おっぱじめやがったんだぞ!」

早霜「朝潮型の二人に、吹雪型一人、それと……」

長波「雲龍さんまで来たんだ」

提督「どんなつながりだよ」

青葉「さあ?」

朝霜「わっかんねえよ!本人に聞いとくれ!それから司令からもなんか言ってやってくれよ!」

長波「ううううう……夕雲姉のバカァ……あたしらも仲間に入れてくれてもいいじゃんかさぁ……」

提督「……どう見る?」

青葉「あの妹思いの夕雲ちゃんが意味もなく皆さんを締め出すとは思えませんねぇ」

伊58「色々パターンが考えられるけどまずはどうなってるか確認でち」

提督「だな。覚悟はいいな?じゃあ部屋のドア開けるぞ」カチャカチャ

長波(なんで提督があたしらの部屋の鍵持ってんだ?)

提督「よし開いた」ガチャッ

伊58「夕雲~巻雲~。あとなんか4人位?何してるの~?」

青葉「って……おや?」

提督「…」

雲のジュウザ1「む?鍵はかけていたはずだが?どうした?提督よ」

雲のジュウザ2「おや司令官様ではないか。それに伊58と青葉……それに見たことのない艦娘だな」

雲のジュウザ3「それに司令さんの後ろには夕雲の妹達か……」

雲のジュウザ4「だから入ったではないか夕雲よ。妹達にろくな説明をしなくても良かったのかと。拗れた結果の司令の闖入ではないのか?」

雲のジュウザ5「まあいいではないか朝雲よ。別に部屋に入られたからどうというわけでもない。我々はただ『雲』の名を抱く艦娘同士、親睦を深めるためにこうして盃を交わしていただけだからな」

雲のジュウザ4「ぬう……雲龍殿がそうおっしゃるならば……」

雲のジュウザ1「だが司令よ。いくらなんでも無断で乙女の部屋の鍵を外し押しかけてくるのはどうかと思うぞ。ククク……着替え中だったならばどうするつもりだったのだ」

提督「ほんっとそうじゃなくてよかったって思ってるよ俺は!!心の底から!!!」

伊58「お、同じ顔が5人……5人!?」

叢雲「…」

青葉「あ、一人変わってないのがいる」

叢雲「あんたら……助けて……」

提督「叢雲!?どうしてここに!?」

叢雲「私が聞きたいわよ……なんか同じ顔したこいつらに無理やり連れて来られて……」

雲のジュウザ3「はっはっは!我が拳は我流!我流は無型!無型故に誰も読めぬ!」

叢雲「本気でぶっ飛ばそうと思って艤装付けて抵抗したのになんかわけわかんない怪しい拳法で攻撃全部受け流されるし!!」

提督「そ、それは災難だったな……」

叢雲「そしたら車座になって同じ声同じ顔の連中の中に一人混ざって飲み会に参加させられるこの拷問よ!」

提督「本当に災難だったな……」

叢雲「とにかく!あんたら来たんなら助けなさいよね!?」

提督「って言ってもなぁ……」

雲のジュウザ2「どうした?司令官様。貴様も混じるか?」

提督「こいつがとりあえず巻雲なのはわかった」

雲のジュウザ2「?なにを当たり前のことを」

提督「いや、なんでもない……」

伊58「どうする?提督。さっきの部屋にいた鳳翔だったもの連れてきたら全部やっつけてくれる気がするんだけど」

青葉「あー。確かに同じ畑から採れた生き物みたいな雰囲気ありますよね」

U-511「一人でもうざいのにもはや存在が公害……駆除しなきゃ……」

雲のジュウザ4「なんだかよくわからんがそれぞれに滅茶苦茶なことを言われているのは分かるぞ!?」

提督「俺のとこの艦娘も随分鍛えられたなぁ……」シミジミ

叢雲「しみじみしてんじゃないわよ!助けろっつってんだろうがこの[ピーーー]!!」

提督「でもまたあのサバト部屋行くのもなんだしなぁ」

青葉「食堂に戻ってるかもしれませんよ?」

提督「それはそれであの盲目のお侍さんがいるし……」

伊58「だったらどうするの?そろそろ叢雲のストレスがマッハでち」

提督「そうだなぁ……」

叢雲「ねえ……聞いてる?司令官……悪かったわよ……[ピーーー]なんて言って……謝るから早く助けてよ……」

提督「殊勝な叢雲可愛いしもうちょっとこのままにしてもいいんじゃないかな」

叢雲「っだとコラ[ピーーー]ぞこの[ピーーー]提督さっさと助けろつってんのよ[ピーーー]」

U-511「ひっ……!」

提督「はっはっは。こらこら叢雲。この子が怯えてるじゃないかそんな口の悪い子はしばらくそこの自由過ぎるおじさん達と並んで反省してなさい」

雲のジュウザ5「ふっ……わかっているではないか提督よ。そう!俺は雲!雲は自分の意志で動く!」

叢雲「ざっけんじゃgれlwwgけg@f[ピーーー]mhクソk@[ピーーー]gカスgklg許さなqww[ピーーー]c@0ty[ピーーー],必ズ殺ルg拷問vの刔h;永劫jvr苦ませvtyt[ピーーー]」

青葉(うーん司令官も調子乗ってますねぇ)

叢雲「絶対に復讐してやる……」

提督「またまたぁ!口だけなのわかってるんだゾ?このツンデレめ!」ツンッ

叢雲「きしゃあああああああああああああああああああ!!!!」

提督「さて叢雲弄りも終わったし次行くか」

叢雲「え……ちょっと……本気で?本気で助けてくれないの?」

提督「安心しろ叢雲。今事態の解決に大淀が動いてる。もう少ししたら全部解決するからな」

叢雲「あ、そうなんだ……で、でも!もう少しってあとどれくらい!?私そろそろ限界なんだけど!色んな意味で!」

提督「さあ……あと30分位したら動き出すはずだからそこから1時間くらい……大きく見積もっても2時間位じゃないか?多分」

叢雲「あと2時間も!?」

提督「ってことだ叢雲。すまんな。助けられるもんなら助けてやりたいのは山々なんだが、どうもこいつら相手になんとか出来るビジョンが浮かばないから……」

叢雲「ちょっと!待って!だったらせめて一緒にいて!だれか一人だけでも!ちょっと!!こっち見てよ!見なさいよ!行かないで!!」

長波「なんかおなかへったなー。みんなでコンビニでも行かない?」

早霜「いいね……」

朝潮「おっけー!」

叢雲「あっ!アンタらでもいいの!お願い!あっ待って!私も一緒に行きたい!だから!後生だから!置いてかないで!!」

雲のジュウザ1「はっはっは。つれないじゃあないか叢雲よ!酒もつまみもここにいくらでもあるぞ!」

雲のジュウザ2「今回は我々の懇親会だからな!さあ宴の続きだ!はっはっは!」

雲のジュウザ3「まだまだ元気ではないか。ほら、特別に良い酒を注いでやる。一気に行け!一気に!」

雲のジュウザ4「はい!はい!はいはいはい!叢雲の!ちょっといいとこ見てみたい!」

雲のジュウザ5「はい飲ーんで飲んで飲んで飲ーんで飲んで飲んで飲ーんで飲んで飲んで」

叢雲「なんで大学生ノリなのよいやあああああああああああああああああ!!!」ゴキュゴキュゴキュ

廊下

提督「あいつなんだかんだ言いながら最後酒飲んでたぞ」

青葉「結局断り切れない性格してますもんねぇ」

伊58「ノリ良すぎでち」

U-511「アルハラ……ダメ……絶対……」

提督「ああ。叢雲は特殊な訓練を積んでるから良い子は真似しちゃダメだぞ」

U-511「ヤー……」

伊58「叢雲……南無……」

青葉「さて次どこ行きます?」

提督「そうだなーどこ行きたい?ゴーヤ」

伊58「ゴーヤ?ゴーヤは……」

どこの部屋に行こう?(青葉リストの○の中でお願いします)
安価↓1

祥鳳部屋

提督「いるかー」ガチャッ

伊58「聞くと同時にドア開けやがったでちこの提督」

青葉「まあもう今さらですけどね」

(0w0)「ウェイ!?」

提督「!?」

伊58「!?」

(0w0)「ナズェミテルンディス!」

提督「えっ……」

(0w0)「ダリナンダアンダイッタイ!」

U-511「えっ?」

提督「な、何を言ってるんだ?こいつ……」

伊58「さ、さあ……外人さんかな?」

青葉「青葉にもわかりません!」

(0w0)「ダディバガナゴトイッデンダァ!」

提督「え、えっと……どうしよう……」

瑞鳳「どうかしたの?祥鳳……って、あっ、提督だ~♪」

提督「瑞鳳!」

今日はここまでっぽい

パチモノの出典元紹介

瑞鶴→七面鳥@キジ目シチメンチョウ科シチメンチョウ属シチメンチョウ
アメリカ合衆国、カナダ南部ならびにメキシコに分布し、開けた落葉樹と針葉樹の混合林に生息する。
食用とされることもあり、家禽としても飼育される。味はニワトリより脂分が少なく、さっぱりとしている。
瑞鶴が「七面鳥」と呼ばるのを嫌うのはマリアナ沖海戦のエピソードが由来。
日本軍搭乗員の技量低下に米海軍の技量上昇、新兵器「VT信管」の投入により、日本側艦載機が次々叩き落された。
この事例を米兵は「ターキー・ショット(七面鳥撃ち)」と呼んだ。この時七面鳥と揶揄したのはエンタープライズなどが所属する米第58任務部隊。
エンプラちゃんには早く実装してもらって永遠のライバル翔鶴姉と殴り愛して欲しいものである。

ところで「すべてのヤンキーの父」で知られるベンジャミン・フランクリンはアメリカ合衆国の国鳥として最後までハクトウワシに反対し、シチメンチョウを推していたという。
娘宛の手紙にてハクトウワシは死んだ魚を漁る、他の鳥から獲物を横取りするなどの不品行で横着な鳥で道徳的観念からふさわしくないとこき下ろし、
野生のシチメンチョウこそ生粋のアメリカ人を象徴するにふさわしい勇気と正義感を兼ね備えた鳥だとした。
ただ文面からは冗談、皮肉であるとも受けとれ、本気で推薦していたのかは定かではない。

加賀→焼き鳥製造機@加賀さん
よく下町の商店街とかにいくとおっちゃんやおばちゃんがいい匂いさせながら焼いている。ついつい買ってしまう。んまい。
空母としての竣工時は煙突を艦尾まで引き延ばす誘導煙突を採用。現在までに3例だけの珍しい方式である。
そのため煙路周辺の室温は40度を越え、ほぼ居住不能と化してしまった。おまけに排煙は艦尾に乱気流を起こして着艦の障害に。
搭乗員は蒸し焼き、航空機は燻り焼き…この有り様を揶揄して曰く「海鷲の焼き鳥製造機」

ちなみに余談ではあるが>>1は大学生になるまで焼き鳥の肉といったら豚肉だと思っていた。
な…何を言っているのかわからねーと思うがおれも何を言っているのかさっぱりわからねえ。
でもマジで。

雲龍→雲のジュウザ@北斗の拳
南斗五車星の一星「雲」の拳士。ユリアの異母兄であり、『天の覇王』ではリュウガの異母弟でもある。
身長183cm、体重99kg、バスト128cm、ウエスト90cm、ヒップ108cm、首周り44cm(データは週刊少年ジャンプ特別編集『北斗の拳 SPECIAL』の「拳聖烈伝」による)。
頭髪は原作では黒色だが、TVアニメでは兄・リュウガと同じライトブルー。

夕雲→雲のジュウザ@北斗の拳
我流の拳と称する自由奔放の拳を駆使し、五車星最強の実力を持つ。
リュウケンをしてラオウ、トキと同等と評された天与の才の持ち主だったが、自分の愛する女が腹違いの妹であることにショックを受け、以後は世を儚む無頼の生を送る。
当初ラオウの野望を食い止めんとする南斗六聖拳・最後の将の使いに対し、「俺は食いたい時に食い、飲みたい時に飲む」と嘯き、
ダルカが強奪した食料や女たちを自分が強奪したり、浴場に乱入し女を追いまわしたりする等、南斗五車星としての務めには全く係わろうとしなかった。
しかし南斗六聖拳・最後の将の素性を知り、死を賭してラオウに挑んだ。
原作中、ラオウにダメージらしいダメージを与えたのは、(罠でダメージを与えたリハクを除外すると)北斗神拳の使い手以外では彼がただ一人である。

巻雲→雲のジュウザ@北斗の拳
ラオウとの初戦では、自分の命を賭けるに値するものができたことで目覚めたジュウザの覇気は、最初の一撃でラオウの兜を割る程のものであった。
それ故に、当初ケンシロウと相対した時などは格下と見て黒王号から降りなかったラオウも、ジュウザの実力を認め、全力を持って当たらんと即座に地上に降り立った。
ラオウの足止めを第一の目的と考えるジュウザは、合流したフドウ配下の兵達を率いてトリッキーにラオウを煙に巻き、黒王号を奪取してその場を去る。
黒王号を奪う際に、ラオウの放った蹴りが体を掠めたが、実は深手であり、ジュウザはラオウの一撃に底知れぬ強さを感じる。
ジュウザは、そう長くはラオウを足止めできぬと考え、フドウとタンジ・ジロ兄弟を救うべくヒルカに挑んだケンシロウこそが、
自分が仕える主にして異母妹でもあるユリアを任せるに値する男であると見届けた後、再びラオウの前に立ち塞がり闘いを挑んだ。

朝雲→雲のジュウザ@北斗の拳
ジュウザは防具を壊し、背水の陣に身を置いた上で、最高の一撃に全てをかけんと「撃壁背水掌」を打ち込む[そ
の一撃は決まったかと思われたが、ラオウは受ける寸前にジュウザの肩の秘孔・鏡明を突き、ジュウザの腕を麻痺させていたため、その威力は半減していた。
それでも、ジュウザはせめて腕一本でも取ろうと挑んだが、ラオウの底知れぬ剛力の前にそれすらもかなわなかった。
ラオウは、秘孔・解唖門天聴を突き、ジュウザから最後の将の所在と正体を聞き届けようとした。
しかし、ジュウザは全身から血を噴き出し、激痛で息も絶え絶えになりながらも耐え抜き、最後には、ラオウに対して悪態をつく意地を見せて息絶える。
アニメ版ではこの後、さらに戦いが続き、「土くれを蹴り上げて目くらましにする」「口に含んだ血を噴き出して目潰しにする」など、我流の拳らしいトリッキーな戦術が演出された。
最後はラオウにも「せめて奥義で葬ろう」と北斗百裂拳を使わせたあと、彼にもう一傷を浴びせた上で、死してもなおラオウに立ち向かうという意地を見せた。
ジュウザは最後まで口を割らなかったものの、最後の将の正体がラオウの知る人物であることは喋っており、
さらにその気迫自体が図らずも将の正体をラオウに悟らせる結果となった。その後ラオウと黒王は、強敵と認めたジュウザの遺体を丁重に弔っている。

山雲→雲のジュウザ@北斗の拳イチゴ味
ぶっちゃけssで出てきたのは全員こっちのキャラである。
何よりも「自由」を愛する男だが、自由がゲシュタルト崩壊して会話が成立しないことが多い。
ちなみにどうでもいいが彷徨の曇~北斗の拳ジュウザ外伝~という外伝が存在する。
どうでもいいけど。

(0w0)「ショウホゥチャン」

瑞鳳「あ、剣崎さんったらまた勝手に来客に出て!ダメじゃないですかぁ」

(0w0)「ウェァ!!」

瑞鳳「もう!だから知らない人が剣崎さん見たらびっくりされるかもって言ってるでしょ?」

(0w0)「ソリャナイレショ!?」

瑞鳳「また俺は君の姉だろって?だから剣埼は祥鳳の昔の名前だし、漢字も違うし……」

(0w0)「ウゾダドンドコドーン!!」

瑞鳳「だーかーらー!嘘じゃなくって……わかって言ってません?」

提督「ず、瑞鳳さん……?」

伊58「なんで意思の疎通ができてるんでちか」

U-511「会話が成立してる……」

青葉「っていうか、瑞鳳さんは自覚組ですね。しかもその上で受け入れてらっしゃる」

瑞鳳「ん?あー……提督達もわかってるんだ」

提督「『も』ってことはやっぱりそうか……」

伊58「どーする?提督」

提督「どうするもなにも……うーん。どうせもうすぐ収束するしなぁ」

瑞鳳「え?収束するの?ってことは祥鳳は帰ってくるんだよね。そしたら剣崎さんは!?」

提督「いやまず自分の姉の心配しろよ」

瑞鳳「でも、剣崎さんいい人だし、祥鳳と似てるとこも結構あって親しみやすいし……」

提督「似てる?」

瑞鳳「ほら、無駄にうるさいとことか」

提督「おま……実の姉に対してそんなこと……」

青葉「瑞鳳さん、お姉さんのこともしかして嫌いだったりします?」

瑞鳳「?いや別に……」

伊58「と、とにかく!もう少しで大淀さんがなんとかしてくれるはずだから待ってるでち!」

瑞鳳「大淀さんが?なら解決かな。はーい。でも、剣崎さん達ってなんでこんなとこ来たの?ここ軍隊なんだし敵襲とかある可能性もあるの。巻き込まれたら危ないよ?」

提督「いやぁ……大丈夫だろう。そいつらに限っては」

瑞鳳「えー?」

U-511「次……行く?」

提督「……そうだな」

剣崎「ザンギョウテワテワデナイシ……」

瑞鳳「ん?あー……そういうこと?」

提督「?」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

青葉リスト(最新)

戦艦寮
●大和型
●長門型
●扶桑型
●伊勢型
●金剛型

空母寮 正規空母組
●赤城と加賀
●飛龍型
●翔鶴型
●雲龍

空母寮 軽空母組
●鳳翔と龍驤
●祥鳳型
△飛鷹型
○千歳型

重巡寮
○古鷹型
●利根型
○妙高型
○高雄型
●最上型
●青葉型

軽巡寮
●長良型
●天龍型
●球磨型
●川内型
●阿賀野型

駆逐寮
●暁型
●睦月型
●吹雪型
●綾波型
●初春型
●白露型
●朝潮型
●陽炎型+秋月+島風
●夕雲型

その他部屋
●大淀一人部屋
●あきつ丸と龍鳳
●ドイツ勢(Z1、Z3、ビスマルク、プリンツ・オイゲン)
●潜水艦組

工廠
●夕張と明石

食堂
●間宮と伊良湖

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

青葉リストの●以外から選んでください
安価↓1

愛宕型部屋

マヤ「あーあ。暇だなー。なあ姉貴ら。ちょっと外行ってきてもいいか?」

高雄「ダメに決まってるでしょ。今待機命令出てるんだから」

マヤ「んなこと言ったってさぁ。どうせここの他の連中がそんなの守ってるわけねえだろ?だったらさぁ……」

鳥海「摩耶姉さん?だからって私達が規則を破っていいっていうことではないですよ」

マヤ「ちっ。あんなクソ野郎の指示なんか守ったってなんにもなりゃしねえだろ?お固いんだよクソが」

愛宕「な~に~?今誰に対して言ったのかしら?いけないおくちは誰のもの~?」ジリジリ

マヤ「うわわ!わかった!わかったから!悪かったよ命令守ればいいんだろ!クソッ!」

高雄「わかればよろしい」

マヤ「う~!」

愛宕「ふふ。なんだかんだ素直な子はおねえちゃん好きよ~」ナデナデ

マヤ「素直じゃねーし!」

鳥海「ふふふ……」

マヤ「こら!笑ってんじゃねー鳥海!」

高雄「…」

愛宕「…」

鳥海「…」

高雄(ところで)

愛宕(さっきからドアの端から顔が見え隠れしてるんだけど……)

鳥海(あの白目向いてるリアクション芸の秀逸なご婦人はどなたでしょう……)

月影先生(見ず知らずの艦娘達に囲まれながら、同名の艦娘になりすまして姉妹全員に気づかれないなんて……!)

月影先生(マヤ!おそろしい子!) カッ!!

高雄(うわ……また白目剥いてるわ……)

鳥海(姉さん方……私怖いです。もっと言うと気持ち悪いです……)

愛宕(50巻はいつ出るのかしら……)

マヤ「って……ん?どうした?おーい。姉貴ー。鳥海ー」

月影先生(マヤ……芝居をしているときのあなたはつまらない子なんかじゃない。芝居をしているときはいつだって別人になっていられる)

月影先生(あるときは村の娘……あるときはおきゃんな町の娘)

月影先生(王女にも妖精にも優等生にも宇宙人にさえもなれる)

月影先生(千も万もの仮面をつけ千も万もの人生を生きる)

月影先生(ひとがただひとりの自分をもちただ一度の人生しか生きられないのにくらべなんとぜいたくで なんとすばらしいことでしょう)

月影先生「やりなさいマヤ!芝居を!」 クワッ!

月影先生「その中でこそあなたは息づき生きていける!」

月影先生「その中に生きてこそあなたという人間の価値がある…」

鳥海(いや貴女が目立ちすぎです)

高雄(馬鹿めと言ってさしあげますわ)

愛宕(ぱんぱかぱーん……)

まさかの少女(初期から追っている人の年齢を考えてはいけない)マンガ

鳥海「!?」ビクッ

マヤ「ん?」

鳥海「…」カタカタカタ

愛宕「あら?どうかしたの?鳥海ちゃん」

高雄「突然そんなに震えだして……風邪でも引いたかしら」

鳥海「あ……ああ……」

マヤ「鳥海?……おい!どうした!?鳥海!返事しろ!!」

鳥海「いや……!」

高雄「!?」

愛宕「ちょ、鳥海ちゃん!?い、一体何を……」

鳥海「か、身体……が……!?」ググググ

マヤ「鳥海!!」

鳥海「か、勝手に……!うご……!!いや……ねえさ……助け……!」

鳥海「いやあああああああああああ!!?」

高雄「なっ!」

マヤ「鳥海!?鳥海!!」

高雄「鳥海!どこに行くの!?」

鳥海「……ククク」

鳥海「けーっけっけっけ!!ひゃはははは!!」

マヤ「なっ……!」

鳥海「ふん……あばよ」

マヤ「危ねえ!」

愛宕「きゃっ!」

鳥海「ぎゃーっはっはっは!!」ガシャーーン

高雄「待ちなさい鳥海!……鳥海!!」

マヤ「そんな……あいつ窓から飛び降りやがった……」

愛宕「いたた……突き飛ばされちゃったわ。鳥海ちゃんは……そのまま走って逃げたのね」

高雄「そんな……鳥海は一体どうしてしまったの?」

マヤ「そんなのあたしが知るかよ!なんなんだよ一体!突然別人みたいに下品な顔で笑い出しやがって」

愛宕「と、とにかく追わないと!」

高雄「ええ。どっちに行ったかわかる?」

マヤ「ああ……あっちは確か……」

月影先生「駆逐艦寮ね。嫌な予感がします。急ぎましょう、マヤ!みなさんも!」

マヤ「ええ、先生!」

高雄(だから誰!?)

愛宕(そこで絡んでくるの!?)

今日はここまでっぽい

パチモノの出典元紹介

祥鳳→剣埼(つるぎざき)→剣崎一真@仮面ライダーブレイド
ブレイドアーマーに最大限適合する人間としてBOARDに選定・スカウトされ、2か月の訓練を経て仮面ライダーブレイドとなった青年。
明朗快活で裏表のない性格だが、不器用で頭に血が上りやすいことで友人は少ない。
11歳の頃に火災によって目の前で両親を亡くしており、2人を救えなかったトラウマから「人を助けたい」という想いが強く、
アンデッドへの怒りとその人間への愛情が彼の戦う原動力となっている。

摩耶→北島マヤ@ガラスの仮面
背が低く、格別美人でもなく、勉強もできず、不器用な自分に劣等感はあるものの、優しく感受性が強い、朗らかで素直な性格。
他人からたびたび「どこにでもいる平凡な少女」と評される。しかし、彼女には類い希な演技の才能(の素質)があった。
役になりきるためにはどんな苦労もいとわず、一度舞台に立つと、役柄と完全に同一化して天才的な演技力を発揮する、いわゆる「憑依型」女優。
往年の大女優である月影千草にその才能を見出され、母親の反対を押し切り、家出して月影のもとで女優への道を歩んでゆく。

むしろ月影先生も誰かのパチモンだったりするのでは?

秋月「オーッホッホッホ」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年12月14日 (日) 16:41:58   ID: sPy2p6vn

なんでメイトリクスの説明だけこんな投げぇんだよwwwwというかコマンドーの概要じゃねぇかwwwwあと絶対「名取(なとり)→めいとり→メイトリクス」だろwwwwわかりづらいわwwww

2 :  SS好きの774さん   2014年12月15日 (月) 23:37:56   ID: 3HmEvzQE

\デェエエエエエエン/

3 :  SS好きの774さん   2014年12月21日 (日) 13:33:27   ID: e8HvvvPX

グランドチャンピオンだよ~

4 :  SS好きの774さん   2015年01月13日 (火) 22:33:29   ID: Rzw7wVb2

龍驤→まな板ワロタwwww
……ワロタ……ワロ…タ…

5 :  SS好きの774さん   2015年01月14日 (水) 03:21:42   ID: JwEkZ5YH

面白くはないわな

6 :  SS好きの774さん   2015年03月13日 (金) 10:47:58   ID: zBtrs6k4

米4
???「お前のパソコンを捧げたるで~」

7 :  SS好きの774さん   2015年03月31日 (火) 16:24:19   ID: aXyStNFJ

オンドゥルラギッタンディスカ!!

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom