ハンター「ゴアマガラ討伐まで後少しだ!!」 (21)

残りクエスト時間10分


ハンター「ソロでゴアを狩りに来たが……残り時間は少ないな……」

ハンター「ペイントボールを忘れてしまったのは痛かったか……ん?」

ハンター「ゴアの皮……脱皮……まさか!!シャガルマガラに!?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ハンター「圧倒的威圧感……間違いない……シャガルマガラに……」双眼鏡


幼女「ふあぁ……」目ごしごし


ハンター「は?」

ハンター「(なんで、こんなところに子供が……?)」

幼女「ここどこー?」

ハンター「(だが、ほっといて言い訳もあるまいし……)」スタスタ

幼女「おにいちゃんだれー?」

ハンター「俺はハンターだ、君は?」

幼女「えっとね…………わかんない」

ハンター「は?」

博麗霊人の人か

ハンター「結果はゴアは狩猟は認められず、クエストは失敗……そしてこの子を保護することになってしまった」

幼女「えへへー」テトテト

ハンター「俺、まだ彼女すら居ないのにな……」

ーーーーーーーーーー

ハンターの部屋

アイルー「おかえりなさいニャ」

ハンター「飯頼むわ」

幼女「ひろーい」テトテト

アイルー「ニャッ!?旦那様そんな趣味がおありで!?」

ハンター「解雇して野良に戻りたいか?」

アイルー「じょ、冗談ですニャ」

ハンター「なんでこうなるんだ……」

>>5

そうですよ

団長「うーむ……ゴアを追っていたらこの子が……」

ハンター「結局クエストは失敗扱いだし……嫌になるぜ」

受付嬢「でもカワイイですよ?この子、白髪に白のワンピースで、まるでシャガルマガラが人間化したみたいで」

幼女「わーい」

団長「とりあえず、我らの団でこの子の親を探すしかないだろうな……」

ハンター「まぁそうなるよな」

幼女「なるなー」

ハンター「マネすんな」

幼女「するなー」

ハンター「……」

鍛冶屋「話は聞いたぞ……大変なことになったな」

ハンター「まぁな……」

加工娘「でもカワイイよ?」なでなで

幼女「えへへー」

鍛冶屋「名前はなんて言うんだ?」

ハンター「名前はわかんねぇっていってんだよ」

鍛冶屋「そうか……」

加工娘「シャガちゃんって名前はどう?」

ハンター「シャガルマガラだからか?」

加工娘「そう!!」

シャガ「わーい」

ハンター「本人が気に入ってるみたいだしそう呼ぶか」

ルーキー「いやぁ……アンタにそんな趣味が……」

ハンター「アーティでぶった斬って野郎か?」

ルーキー「わー!!うそうそ!!冗談っすよ!!」

ガンナー「にわかに信じられないわね……」

筆頭「ギルドに認められた者しか入れない場所に、このような子が……」

ルーキー「おかしな話っすよね」

ハンター「俺が居ない間は、頼めるか?」

ルーキー「俺は無理っすよ?」

ガンナー「私も」

筆頭「同じく」

ハンター「…………」

シャガ「がおー!!」

オトモ「にゃー!!」

マイハウス


ハンター「シャガがここに来てから1週間……進歩なしか……」

シャガ「遊べー」ドーン

ハンター「ぐはっ!?」

シャガ「遊んでー」ゴロゴロ

ハンター「あのなぁ……」

女ハンター「ハンター久しぶ……」

ハンター「あっ……」

シャガ「?」

女ハンター「…………」

ギリギリギリギリ


ハンター「あだだだだだだ!?」

女ハンター「貴様!!このような子を部屋に連れ込むとは見こそなったぞ!!」

ハンター「ご、誤解だぁー!!」

シャガ「すごーい」パチパチ

ーーーーーーーーー

女ハンター「なるほど……そうだったのか……」

ハンター「うぅ……アイルー…か、回復薬グレートを……」

アイルー「ただいま、お持ちしますニャ」

女ハンター「しかしどうするつもりだ?」

ハンター「俺が聞きてえよ……」

シャガ「♪」ポロッ

ハンター「ん?」

天迴龍の鱗を手に入れた▼

ハンター「!?」

シャガ「?」

ハンター「シャガ?」

シャガ「なーに?」

女ハンター「なぜ、この子からシャガルマガラの鱗が……」

ハンター「やっぱり……シャガは……」

シャガ「?」キョロキョロ

ーーーーーーーーーー

団長「それは本当か?」

ハンター「間違いない……あの子はシャガルマガラそのものだ」

団長「うむ……」

ハンター「証拠がコレだ」鱗

団長「確かに……シャガルマガラの鱗……」

筆頭「ものすごく……言いにくいのだが……あの子がシャガルマガラそのものだとすると……」

ルーキー「あの子を処分しないと危ないっすよ!!早くしないと!!」

ガンナー「言い方ってものが有るでしょう?」

ハンター「いま、シャガは女ハンターのところに預けてる……どうするかは俺が決める……」

一ヶ月後……

ハンター「シャガは時々姿を見失うことが度々ある……見つける度に……」

シャガ「ただいまー」

ハンター「シャガルマガラに近づいていってる……」

ーーーーーーーーーー

団長「ハンター……クエストだ」

ハンター「あぁ……」

団長「あの子のことか?」

ハンター「……」

団長「今は、自分の事を考えるんだ……」

ハンター「行ってくる」

ーーーーーーー

シャガ「お姉ちゃん、お兄ちゃんは?」

ガンナー「仕事よ……分かるでしょ?」

シャガ「うん……」

ガンナー「大丈夫よすぐに帰ってくるから」

シャガ「……」

ガンナー「シャガ?」

シャガ「お兄ちゃんが危ない……」タタタタタタタタ

ガンナー「シャガ!!」

ティガ「ガァァァァァァ!!」


ハンター「耳が……」塞ぎ


ティガ「ガァァァァァァ」ドドドドドドドド

ハンター「しまっ!?」

ドゴォ

ハンター「くっ……」

ティガ「ガァァァァァァ」Uターン

ハンター「くらくらする……」

ティガ「ガァァァァァァ」噛みつき

ハンター「……もう……ダメか……」

バッ

ハンター「……なんだ?」


ティガ「……!?」


シャガ「お兄ちゃんに……手出すなら……容赦しないよ?」


ハンター「シャガ……?」

ハンター「(気がつくと、俺はバルバレに着いていた……ティガレックスとと戦っていた所までは覚えていたが……)」


団長「無事か?」

ハンター「シャガは?」

ガンナー「帰ってきてないの……」

ハンター「やっぱり……あのとき……」  


ガンナー「心当たりが?」


ハンター「ティガと戦ってる時に……シャガが来たんだ……そして俺を守ってくれて……」

ガンナー「……」

団長「……」

ハンター「俺もう一度、行って……」

ガンナー「もう、ボロボロじゃない……やめなさい……」

ハンター「でも!!シャガは!!」

団長「団長命令だ……今、クエストにいくことは許さん」

ハンター「…………」

ハンター「後日、集会場のハンターから聞いた話だが……他のハンターがシャガルマガラの討伐に成功したらしい……そのとき剥ぎ取った物の中に謎の布切れが見つかったそうだ……俺はすぐにシャガだと分かった……でもアイツはモンスター……そして俺はハンター……」

ハンター「…………」

ーーーーーーー



ハンター「シャガ………ありがとうな……俺みたいな奴をあの時救ってくれて……」

ハンター「まだ、お前がどっかからやって来てくるんじゃないか……って思うよ……」  

ハンター「そんな……訳ないのにな……」

ハンター「でもな……シャガ……少しの間だったけど……お前は俺の……俺達の家族立ったんだよな……」ポタポタ

女ハンター「ここにいたのか?」

ハンター「……!?」ゴシゴシ

女ハンター「ギルドからクエストが来てるぞ……早く準備しろ」

ハンター「すぐに行く」

ハンター「(今度……ゆっくり墓参りにくるからな……シャガ……)」






おわり   

おお、乙

>>19

どもども

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