【オリ設定】安価とコンマで異能バトル【part 5】 (1000)


 この星には――あなた達の住まう、この星には力がある。
 多様な生命を生み出し、育み、時に滅ぼし、時に恵みを与える。

 地球に芽生えた、知的生命体――人間。
 言語を介し、文化を作り、文明を発展させた人間。
 彼らは時に星の上にあることを忘れ、時に星に畏怖し、星を探究する。

 2XX0年――。
 とうとう、始まりの人間が星の恩恵を知り、その手に握る。
 彼は星の恩恵を『借り/操り』――『掴む/攫む』。

 星の力を『掴んだ/攫んだ』――彼は――始まりのグラスパー。

 彼の出現後、人々は星の恩恵を『借り/操り』ようと躍起になり、とうとうそれを『掴む/攫む』術を見つけ出す。


 星の力を巡る、欲しの物語

「誰――?」

「どうして助けてくれたの…?」

「このままいなくなっちゃえば、きっと楽になれたのに」

 男の子は差し出していた手で、わたしの手首を掴む。

「生きないと」

「死んだら二度と、生きられない」

 瓦礫の山が崩れていく。
 それまでのわたしが圧し潰されて消えていく。

 焼ける街へふらふらと、男の子はさまよい歩いて去っていった。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1417861637


 ――個人情報――
 名前:菊野明 性別:女 職業:異能管理機関職員 身体能力:高め 精神面:普通
 異能:武器具現 特技:人を騙す 願望:恩人の男の子と再会して恩返しをする
 グラスプスキル:ポイント100/100 アーム200/200 コート100/300 バーニッシュ200/200
 ピラー250/250 アンテナ50/200 ステルス158/300

 ――異能管理機関・正職員――
  宇和時久:東京支部支部長 五感共有の異能 10
  萑部律:技術部新技術開発顧問 天才技術者15歳 ズレ気味 150
  流石愛花:異能犯罪対策課課長 爆乳 ?
  緑野柳:異能犯罪対策課 植物操作の異能 碧石と夫婦 ?
  碧石不動:異能犯罪対策課 日替わりの異能 緑野と夫婦 巨乳派 ?
  枢木イアン:某市異能犯罪対策課課長 封じの大釘の異能 40
  鏑木千恵:某市支部 治癒の異能 40
  槙島軍人:調査チーム 炎の異能 35

 ――ブラック・ライト――
  次郎・エドワース:鈍化の異能 ー
  黒山輝代:榊の側近 ー
  榊日和:ブラック・ライトのボス 衝撃の異能 ー
  リリカ:影人形の異能 重度メンヘラ ー
  福路万里:風扇の異能 チャイナドレス美女 ー

 ――友人・勢力不明――
  宮東湊:異能犯罪対策課アルバイト 光線の異能 大学生 デザインベビー(3710号) 50
  リク:9歳美少年 おっとり系 80
  御手洗深道:ATCV-1の異能 変態盗撮魔 収監中
  古神夏希:細胞分裂の異能 30
  沙神唯乃:思考欠陥の異能 30

 末尾の数値は好感度です
 両極端だね、仕方ないね
 でもこれからはコミュパートも増えてくはずだから安心してね

あれ島津さん死んでたっけ?

たておつ


 >>3
 ナチュラルに忘れてました

―――――

 ――異能管理機関東京支部・ブリーフィングルーム――

 ウィ----ン

 ダッ

明「律くん――いない…」

リク「あきらっ」パァッ

明「! リクくん、律くんはどこへ行きましたか?」

明「それに、ここに他にも人がいたはずですが、知りませんか?」

リク「りつ…? いっちゃった」

明「どちらに…!?」

リク「かみさまのところ…?」

明「神様――」

 タタッ

湊「おい、いきなりどうした!?」

槙島「む? 古神達は…?」

明「律くんから、丁度、今、これが届きました」

湊「メール――何だよ、これ?」

槙島「これは彼の携帯から打たれたものか? なら、電波を追って居場所を特定できる!」

明「! すぐに…!」

 【直下 コンマ判定】(天才技術者-4)
 1~3 探知不能
 4~6 明「地図を全く無視した動き…空を飛んでる?」槙島「追うぞ!」
 7~9 明「居場所が分かりました!」

いえあ


 ――個人情報――
 名前:菊野明 性別:女 職業:異能管理機関職員 身体能力:高め 精神面:普通
 異能:武器具現 特技:人を騙す 願望:恩人の男の子と再会して恩返しをする
 グラスプスキル:ポイント100/100 アーム200/200 コート100/300 バーニッシュ200/200
 ピラー250/250 アンテナ50/200 ステルス158/300

 ――異能管理機関・正職員――
  宇和時久:東京支部支部長 五感共有の異能 10
  萑部律:技術部新技術開発顧問 天才技術者15歳 ズレ気味 150
  流石愛花:異能犯罪対策課課長 爆乳 ?
  緑野柳:異能犯罪対策課 植物操作の異能 碧石と夫婦 ?
  碧石不動:異能犯罪対策課 日替わりの異能 緑野と夫婦 巨乳派 ?
  枢木イアン:某市異能犯罪対策課課長 封じの大釘の異能 40
  鏑木千恵:某市支部 治癒の異能 40
  槙島軍人:調査チーム 炎の異能 35
  島津久:情報部所属 残留思念の異能 40

 ――ブラック・ライト――
  次郎・エドワース:鈍化の異能 ー
  黒山輝代:榊の側近 ー
  榊日和:ブラック・ライトのボス 衝撃の異能 ー
  リリカ:影人形の異能 重度メンヘラ ー
  福路万里:風扇の異能 チャイナドレス美女 ー

 ――友人・勢力不明――
  宮東湊:異能犯罪対策課アルバイト 光線の異能 大学生 デザインベビー(3710号) 50
  リク:9歳美少年 おっとり系 80
  御手洗深道:ATCV-1の異能 変態盗撮魔 収監中
  古神夏希:細胞分裂の異能 30
  沙神唯乃:思考欠陥の異能 30

 ※これは判定に数えないよ


明「地図を全く無視した動き…空を飛んでる?」

槙島「追うぞ!」

明「探知が途切れました」

槙島「方向さえ分かっていれば探しやすい!」

湊「おい、空飛んでるんならどうやって追いかけるんだ?」

槙島「ヘリくらい、機関は所有している。菊野、操縦はできるか?」

明「できます」

槙島「では行くぞ!」

リク「?」キョトン

湊「リク、来い」

明「律くん――」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 完全に逃した
 4~6 槙島「逃げられたが、方向は分かった。ユーラシア大陸のどこかへ向かったのだろうか…」
 7~9 湊「見えたけど、墜落させたら律まで…」

99


 ――東京某所・ヘリポート――

槙島「逃げられたが、方向は分かった。ユーラシア大陸のどこかへ向かったのだろうか…」

湊「クソでっかい大陸から見つけ出すってか? んなことができるのかよ」

明「…ですが、探さなければなりません」

槙島「古神とも、沙神とも連絡がつかない…。話を聞けば、3人で揃って出て行ったとのこと…」

槙島「考えたくないが、3人同時に神様とやらのところへ向かったと考えるべきだな…」

湊「律が何で…やっぱり、洗脳か…」

明「しかし、律くんは何も凶行を起こしてはいません」

明「…声の主のところへ行くには、何かをしなければならないはずです」

槙島「その通りだな」

明「これまで、事件があった場所を教えてください」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 槙島「こうして並べてみると…ユーラシア大陸全土で起きているな」
 4~6 明「人口密集地ばかりが狙われている…?」
 7~9 湊「これ…地図の上で見ると、規則的じゃねえか…?」


湊「これ…地図の上で見ると、規則的じゃねえか…?」

槙島「言われてみれば…」

明「東京…中国…イラン…アテネ…」

明「大体、同じ緯度で起きていますね…」

湊「順番はバラバラみたいだが、横へまっすぐ線を引いたみたいな感じだ。多少はズレてるが…」

槙島「だとすれば、この先にある国のどこかで…」

明「イタリアの爪先部分と、スペインにぶつかることになりますね」

湊「行く価値はあるんじゃねえか?」

槙島「ああ。神様が襲わせている場所を指定しているのかは分からないが、可能性は高い」

槙島「萑部、古神、沙神も…この事件を追っていればいずれ、出会えるはずだ」

槙島「機関のジェット機で向かうぞ」

湊「仕切るんじゃねえ」

槙島「俺はリーダーだ!」

湊「リーダーもクソもあるか、たった3人で」

槙島「船頭多くして、という言葉を知らないのか!?」

湊「ああ、うるせえ、うるせえ。てめえは口開くんじゃねえ! さっさと行くぞ!」

明「ところで、イタリアとスペイン…どちらに?」

槙島「むっ…」

湊「…」

明「わたしも分かりませんが…【安価下2】でいかがです?」

 【安価下2】
 1 イタリア
 2 スペイン

イタリア


 ――ジェット機内――

明(まさか、こんなことになるなんて…)

明(何がさよなら…)

明(いくら洗脳されたからと言って、こんなこと――)

 【安価下2】
 話しかけてきたのは…
 1 湊
 2 リク
 3 槙島

その辺と同緯度ならメキシコもワンチャンあるんですが


湊「おい」

明「…何です?」

湊「ちったあ寝ないと、体が保たなくなるぞ」

明「ええ、分かっていますが…何だか、眠れないんです」

湊「律は自分の発明を人殺しのためだけに使ったりしねえ」

湊「危ない機能が搭載されてたって、あいつは頭ん中がズレてるからそうなっただけで、誰かを傷つけるだけのことはしない」

明「…分かってます」

湊「分かってるなら――」

明「だからこそ、不安なんです。彼の意思に反して、彼の作ったものが何人もの人を傷つけることになったら…」

明「正気に戻った律くん自身が、深く心に傷を負いかねません」

明「…それを想像すると、居ても立ってもいられなくなるんです…」

湊「…そうかよ」

湊「あんなメールを送りつけるくらいなら、黙って行きゃあ良かったのにな…」

明「…………メール…」

明「もしかして…」

湊「何だよ?」

明「いえ、考えすぎかも知れませんが…メールをわたしに送ったのが、もし、助けを求めているなら…と」

明「ははっ…ダメですね、わたしも大概なようです…。そんな甘い考えが出てきてしまうなんて…」

湊「確かに、全然、らしくねえ」

湊「けどよ、そう考えたっていいんじゃねえか?」

明「…」

湊「やることは簡単だ。律を探して、ぶん殴って正気に戻す」

湊「でもって、神様ってのをぶっ飛ばす。邪魔する輩もぶっ飛ばす」

湊「お前、けっこうストレスとか溜め込むタチだろ? ムカつきなんて、ぶん殴って解消しちまえよ」

明「湊…くん」

湊「あと、その湊くんっての、やめろ。湊でいい。背中がむずむずする」

明「そうですか、分かりました…。では、これからは湊と」

湊「呼び捨てにすんじゃねえ」

明「何ですか、それ。自分でいいって言ったのに」

湊「呼ばれてみると、何かな。寝ちまえ、さっさと」

湊「それとも、愛しのダーリンが心配で眠れねえってか? かーっ、これだからリア充ってのは…」

明「ひがみですか、あなたも大概ですね」

湊「あんだと?」

明「でも、ちょっと張り合いがあった方が楽になれそうです。ありがとうございます」

湊「っ…そ、それでいいんだよ」

明「面と向かって感謝されると気恥ずかしくなるんですか? ややこしい方ですね」

湊「るっせー! 寝ろ! リクが起きちゃうだろうが!」

明「あなた、そればっかりですね」


 ――スペイン・バレンシア――

槙島「ここから1番近い、マドリード支部にはすでに連絡を入れてある!」

槙島「まだ、この辺りではそれらしい事件は起きていないようだが、近い内に起きる可能性は高い!」

槙島「機関を通じて警察にはこっそり警戒をしてもらい、すぐ連絡を入れてもらうことになっている!」

槙島「それまではこの機関のセーフハウスに待機だ! 共同生活で有効な関係性を築けば、いざという時の連携が――」

湊「闘牛場行きてぇええええ――――――――っ! リク、牛見に行こうぜ、闘牛だぜ!」

リク「とーぎゅー?」

槙島「パンフを読むんじゃない、そこ!」

槙島「だいたい、何故、そのコを連れてきているんだ!?」

湊「リクを1人で留守番なんてさせられねえだろうが! だったら、近くに置いた方が安全だ」

槙島「大体だな、宮東湊! お前は自分本位が過ぎるぞ!?」

湊「てめえこそ、自己顕示強すぎなんだよ!」

 ワ-ワ-
 ギャ-ギャ-

明「はあ…」


 【安価下2】
 1 気分転換に1人で出かけよう
 2 セーフハウスで大人しく過ごそう
 3 一応、喧嘩を仲裁しておく

2


湊「俺は闘牛に行く! リク、牛だぞ!」

リク「うし!」

槙島「連絡はすぐ繋がるようにしておけ! いいな!?」

湊「分かってるっつーの!」

 バタム

槙島「全く、あの男は手に余る…」

明「あれで意外と考えて行動する人物だと思いますよ」

槙島「そうなのか?」

明「ええ…。わたしもちょっと、衝突気味ではありましたけど」

槙島「だが好かん!」

 【安価下2】
 1 槙島とコミュしてみる
 2 マジメに待機
 3 グラスプスキルの練習
   A ポイント 100/100
   B アーム 200/200
   C コート 100/300
   D バーニッシュ 200/200
   E ピラー 250/250
   F アンテナ 50/200
   G ステルス 158/300
 4 その他、自由

3C

3G


明(こういう時に少しでもグラスプスキルを磨いておかないと…)

槙島「む…」チラッ

明「邪魔しないでくださいね」

槙島「邪魔などはしない」

 【直下 コンマ判定】(精神普通+15)
 コンマ二桁分加算
 ステルス 158/300

a


 ステルス 208/300

槙島「…」フッ

明(鼻で笑われた…?)

槙島「失敬」

 【安価下2】
 1 槙島とコミュしてみる
 2 マジメに待機
 3 その他、自由

1

3 格闘の訓練
無理なら安価下で

1


明「今、鼻で笑いましたよね?」

槙島「失敬と言ったはずだ」

明「そんな一言で取り繕えると思っているんですか?」

槙島「ダメか? 許せ」

明「…」

 ↓1~3 槙島とのコミュ内容
 例) ・槙島さんは強いのですか?  ・何で自己紹介で趣味を語ったんですか?  ・友達が少ないと見た  などなど
 ※A+Bみたいな、1レスで2つの質問はなしの方向でお願いします
  なければ「なし」でおkっす

クラブスキルがどれくらい使えるか

この仕事に就いた理由

手合わせお願いします

尊敬する人はいますか


明「鼻で笑いましたけど、グラスプスキルはどれくらい使えるのですか?」

槙島「基本的なところは一通りだ。ポイント、アーム、コート、バーニッシュ、ピラー、アンテナ、ステルス…」

槙島「これらは問題なく使える。加えて、ノヴァも習得をしている」

明「ノヴァ――ポイントの到達点ですか」

槙島「そうだ。プラズマ変換された星のチカラで全てを削り、消し去れる」

明「なるほど。鼻で笑うだけあって、実力派のようですね」

槙島「わはははっ、その通りだ!」

明「…」

明「どうして、この仕事に?」

槙島「グラスパーに覚醒した時、恐ろしいチカラを持ってしまったと気づいた」

槙島「このチカラを制御するべく訓練をしていたら、めきめきと上達したところに目をつけられてスカウトされたのだ」

槙島「悪を挫いて正義を為す! 素晴らしい仕事だ!」

明「なるほど…。正義感ですか…」

槙島「ふっ、尊敬してもいいが?」

明「遠慮しておきます」

槙島「何故だ!?」

明「特に理由はありません。ですが…どうやら、お人好しそうなので、1つよろしいですか?」

槙島「俺にできることならば力になろうではないか」

明「手合わせお願いします」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 槙島「よし! では全身全霊を賭けて、勝負!」
 4~6 槙島「よし! では互いの実力を、とくと見極めようではないか!」
 7~9 槙島「胸を借りるつもりでかかってくるがいい!」

ぬう


槙島「胸を借りるつもりでかかってくるがいい!」

槙島「だが! ここではセーフハウスが危険だ! 地下に広いシェルターがある!」

槙島「そこなら少し激しい運動をしても平気なはずだ! 移動するぞ!」

明(律儀な人だ…)


 ――セーフハウス・地下――

槙島「では、どこからでもかかってくるがいい!」

明「それでは早速――!」タンッ

 刀を具現し、明が飛びかかる。
 閃く刃で一刀の下に槙島を断ち切るつもりだった。

槙島「鉄など、瞬時に溶かしてくれるぞ!」

 凄まじい熱と、炎が槙島から噴出する。
 槙島がアームをかけた手で刀をつまみ、ぐにゃりと曲げてしまう。

明「何て火力――!?」

 反射的に飛びずさるが、槙島は追撃を仕掛けてこない。

槙島「今は迎え撃つだけにしてやろう。どこからでも、かかってくるといい」

明(あの火力は脅威…とっさのことでバーニッシュが間に合わなかったとは言え…)

明(バーニッシュを適用してもどこまで通じるかは未知数…)

 【安価下2】
 どんな武器で応戦する?
 複雑な構造だといつぞやのロケランみたいに攻めあぐねちゃうよ

おいおい、イアンさん並みじゃねえか

クロスボウで炎を突っ切るスピードの攻撃


明「これで――」ジャキッ

槙島「それで、やれるのか?」

明「やりますよ。矢くらいなら、瞬時に再生成可能ですから、弾切れもなく無限連射できます」

明「覚悟…!」

 バシュンッ

槙島「ふんぬぅ!」

 噴出した炎がバリケードとなって射出された矢を阻む。

明(もっと速く――)

 一射ずつ、クロスボウの形状が変化する。

明(もっと鋭く――)

 試行錯誤をその場で繰り返し、炎を突っ切るだけの威力を引き出す最適解を求め続ける。

 バシュンッ

 15射目――。
 クロスボウは巨大になり、矢も太く、長くなる。

槙島「わははははっ! その程度で――」

 ズバンッ

明「突破完了」

槙島「…だが、まだ自身から離れたものへのバーニッシュはできないと見た」

槙島「矢そのものを捕まえられる!」

 バシュンッ

 【直下 コンマ判定】
 1~3 槙島「ちょろい!」グシャァッ
 4~6 明「それでも、クロスボウ本体へのバーニッシュは可能です」
 7~9 明「こんな単調な攻撃しかできないと?」


明「それでも、クロスボウ本体へのバーニッシュは可能です」

 バシュンッ
 バシュンッ

槙島「同一箇所へ攻撃を集中させ、クロスボウ本体を強化してムリな連射に耐えさせる――見事っ!」

槙島「だが、しかぁああああしっ!」

槙島「それくらいで仕留められると思うのならば甘い! マンゴージェラートのように、甘い!」

明「ジェラー、ト――!?」

槙島「ん?」

 ギュィィィン…

槙島「な、何だその矢は…?」

明「そうだ、折角のスペイン――いい景色を見ながら、おいしいアイスを食べておきたい…!」

槙島「ちょっと規格外なサイズだが…? それに、その見た目から伝わる質量――」

明「用事を思い出しました。とりあえず、これで」

 バシュゥゥゥンッ

槙島「ぬぐっ…!? ブヮァアアアア――――――ニング・ピラァアアアア――――――――――ッ!」

 ブワァアアアアッ
 ギギギギ…

槙島「ふんぬっ!」

 ベシィッ

明「アイス、アイスっ」トットットッ

槙島「…1度、形を定めて出したものなら、それを改良するように徐々に変化させていくのは可能なのか…」

槙島「それにしても…俺のカッコいい、技名叫びをあれほど華麗にスルーするとは…!」

槙島「不覚…!」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 prrrr…
 4~9 まだ、事件は起きなかった

はい

しかしバーニングとはカッコいいな
俺こいつ好きだわ w

怖いのはどことなく教官と同じにおいがすること


 prrrr…

槙島「機関からの連絡――!」

槙島「槙島軍人だ! どうした!?」

電話『ぺらぺらぺーら』

槙島「スペイン語が…分からない――!」

槙島「少し待て! り、リトル・ウェーイト、プリーズ!」

槙島「菊野! 菊野、待つんだ!」

 ダダダッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 バレンシアが阿鼻叫喚の巷に
 4~6 事件はイタリアで…?
 7~9 有力情報ゲット

そぉい


 判定、把握です
 ここで一旦休憩です

 どうもありがとうございました

すまぬ

乙ー!

ワープ異能が味方にいれば便利なんだけどなぁ

うら


湊「イタリア!? 外してんじゃねえよ!」

明「あらかじめ、分からないと言っていたはずです」

湊「つっても、イタリアまでどんくらいだ? あの海の向こうだろ?」

明「大体…ほんとに適当な計算で、直線にして1800キロくらいですね」

槙島「時速1800キロを出せば1時間で到着できるな!」

湊「黙ってろ」

明「いえ、時速1800キロなら…おおよそマッハ1.5――」

明「一般的な戦闘機の最高速が約マッハ3ですから…戦闘機さえあれば」

槙島「あるのか…?」

湊「ユーロファイター…タイフーン…。確か、スペインも共同設計してたような…」

槙島「どうしてそんなマニアックな知識がある?」

湊「へっ、ガキんちょ向けの本もバカにならねえんだよ」

リク「タイフーンはね、ぜんちょー15.9メートル、ぜんこー5.3メートル、よくふく11.0メートル…」

槙島「これも数年すれば忘れ去るのか…」

湊「リクをナメんじゃねえ、忘れねえよ。こんなにぺらぺら言ってるんだぞ。他にもたくさん覚えてるんだぞ」

明「その戦闘機の定員は?」

湊「2人」

明「分乗するしかないですね。もしくは、2人だけで行くか…。戦闘機自体が手に入るかどうかも重要ですが」

槙島「俺は戦闘機など乗れん」

湊「威張ってるくせにだっせえの」

槙島「貴様はできるのか!?」

湊「はあ? できるかっつーの、ばーか。そうそういてたまるか、戦闘機のパイロットが」

明(やろうと思えばできそう…)

明「とにかく、機関に連絡を取って、使えるかどうかを確認しましょう」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 さすがに戦闘機のチャーターはさせらんないよ
 4~6 1機だけ
 7~9 パイロットつきで皆そろっていけるよ
  0  機関の技術力は世界一ィ!

そういや律と明の乗っていた戦闘機はどうしたんだろう


明「借りられませんでした」

湊「ケチ臭えな、こっちは…」

槙島「だ、だが、焦る必要はない」

槙島「そもそも掴んだ情報は、イタリアのパレルモというところに萑部律らしき人物がいたというものだ」

槙島「今まさに爆撃をされていたりするわけではない」

湊「だとしても、急いで行かねえと探す時間がなくなる…!」

槙島「そうだ、バレンシアもパレルモも空港がある! わざわざ戦闘機に頼らなくても、乗ってきたジェット機で行ける!」

湊「それ先に思い出しやがれ!」

明「とんだ時間のムダを…」

槙島「早速向かおう!」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 到着した時、すでに…
 4~6 火の海30分前
 7~9 まだ大丈夫そう

いえあ


 ――パレルモ国際空港――

 prrrrr…

槙島「また連絡が! 菊野、頼む!」

明「分かりました」

湊「今んとこ、まだ何かが起きてる風には見えないな…」

槙島「バイクは乗れるか?」

湊「そんくれえ、ちょちょいのちょいだ」

槙島「ならば移動はバイクを利用しよう」

明「――あまり、余裕のない状況のようです」ピッ

槙島「説明を求める」

 【直下 コンマ判定】
 偶数 明「街中のいたるところに時限式の爆弾が仕掛けられているそうです。爆発まで、あと30分を切りました」
 奇数 明「不審なロボットが発見されたらしいのですが、どうやら…とんでも性能のようです。これが、何体もいるかも知れません」
 ※0は偶数扱いです

冬也こないかな外国だし……とスタンばってるが流石にスペインとメキシコは厳しいか……いや、イタリアよりは近いな


明「街中のいたるところに時限式の爆弾が仕掛けられているそうです。爆発まで、あと30分を切りました」

湊「爆弾――律か…」

槙島「爆弾を全て回収するなんて不可能だな…」

明「解体をしようにも、どんな構造かも分からない上、水平を損なえば即爆発するようになっているから動かせないらしく…」

湊「律の爆弾は問答無用でぶっ飛ばすからな…」

明「すでに住民避難を始めているそうですが、どこへ、どれだけ仕掛けられているかも、分からないようです」

槙島「どうにか止める方法がないものか…」

湊「1つや2つなら、ピラーで爆発そのものを防げるが…数が多いんじゃそうもいかねえ…」

明(この爆弾で1人でも死者が出れば――)

明「【安価下2】」

 1 一刻も早く律くんを探して、爆発を止めるしかありません
 2 全ての爆弾に時限設定をするのは効率が悪い…となれば、大本を見つけて止められれば…あるいは
 3 その他、妙案求む

1


明「一刻も早く律くんを探して、爆発を止めさせるしかありません」

湊「けど、どう探す?」

明「古神さんと沙神さんが同時に姿を消している以上、行動をともにしている可能性が高いです」

明「だったらアンテナにも引っかかるのではないでしょうか?」

槙島「決まりだな。宮東、アンテナの範囲は?」

湊「どんなにがんばっても最大半径100メーター」

槙島「俺と同じか。仕方がない、虱潰しでいくぞ」

槙島「菊野はバイクに乗って闇雲に捜しまわる他ないな」

槙島「通信機のスイッチを確認しろ。発見次第、即座に急行するように」

明「バイクはどこに?」

槙島「こんなこともあろうかと、ジェット機に積み込んでおいた」

湊「よっしゃ。リク、しっかり俺の腰に捕まってろよ」

明(早く見つけないと――!)

 【直下 コンマ判定】
 1~4 発見ならず
 5~6 槙島『3名を発見した。直ちに急行せよ』
 7~8 湊『律がいた! 古神と沙神までいやがるぜ』
  9  明「律くん――!」

ほい

そい

00きた


 本日2度目の【00】ですね(白目

 【直下 コンマ判定】
 偶数 明「律くん――!」律「な…何で、きちゃったです!?」
 奇数 明「律くん――!」律「…バイバイです」チャキッ
 ※0は偶数扱いです

 頼むでぇ、コンマ神…

たのむ

きたれ

仕事してんなコンマ神


 ――パレルモ・市街地――

明「律くん――!」

 両脇に古神と沙神。
 その間に挟まれた、背の低い白衣の少年が明の声に振り返る。

律「…バイバイです」チャキッ

 見たことのない造形をした拳銃が明へ向けられる。
 ゴーグルをかけた律の瞳を見ることは叶わなかった。

明「っ――」

 だが、抑揚のない言葉が、向けられた銃口が明の胸を抉る。
 頭の中が真っ白になり、明はその光景に全身を硬直させる他なかった。

 銃口から吐き出された青白い閃光が視界を全て包み込む。

 【直下 コンマ判定】
 1~4 槙島「バーニング・ピラー!」
 5~9 湊「何してんだ、律、てめえ――!」
  0  ??「掌握の異能…!」←00判定出たから、奇跡的に判定に登場したよ

へい

くっ、0こい……


 ??はやっぱり、メキシコなうのようです

―――――

槙島「バーニング・ピラー!」

 ブワァアアアアッ

 炎の柱が立ち上り、ねじれて束ねられる。
 青白い光条はそれに阻まれて霧散されていった。

明「ま…槙島さん…」

槙島「間一髪…! だが、どういうことか、説明をしてもらおうか」

槙島「それが筋というものだ! 古神、沙神、萑部!」

古神「ちぇっ、マッキーまで来ちゃったかぁ…」

槙島「説明を求める! さあ、答えよ!」

律「神様に仕えるです。だから…ぶっ壊さないとダメです」

律「そうしないと、神様のところに導いてはもらえないです」チャキッ

明「律くん、目を覚ましてください。あなたは、自分で銃口を引くような人ではないはずです」

古神「ムダムダ、りっちゃんに何を言ったって意味ないよ」

沙神「異能で価値観もちょちょいのちょい。やったぜ」

槙島「萑部は明らかに様子がおかしいな。だが、古神、沙神…お前らはいつもと変わらないようだ」

槙島「お前らは何者だ?」

古神「使徒だよん」

沙神「調査書に記載されていた信者というものにあてはまる」

明「使徒…?」

古神「神の使徒。かっこいーでしょ? あたし達は、神様の手足になって動くの」

古神「神様のために働けばいつか、至上の世界に連れていってくれるはずなんだよ」

古神「りっちゃんはまだ、成り立てだからこーんなだけどね~」

沙神「もう仕掛けは施した。早く退散しないと巻き込まれる」

古神「ちょっとくらいだいじょぶだって! あたしの異能があるもん」

槙島「なるほど――ならば! まずはお前らを倒すまでだ!」

 槙島が飛び出し、律が星業銃を連射する。
 悉く、炎の柱で防ぎながら槙島が3人に向かっていくと、古神が律の襟を掴んで前へ出した。

 ――盾にでもするように、何のためらいもなく。


 【安価下2】
 1 槙島を止める
 2 止めない

2

大丈夫かなぁ…

律が最悪死んでもdead endにはならないからストーリー継続的な意味では大丈夫だと思う


古神「マッキー、過激~」

 一瞬で律の白衣が炭と化す。
 至近距離で放たれた光条で槙島は押し戻される。

明「律くん…!?」

古神「だいじょぶだって、りっちゃんはすごいんだよ~? つきあってたくせに知らないの?」

 律の衣服が炭になって消え去ったかと思うと、ボディスーツのようなものを着用していた。
 それには一切の焦げ跡もなく、細かな繊維が光を反射している。

沙神「マッキーも、こっち来る?」

 コォォォ…

槙島「行くものか!」

 槙島はピラーで沙神の異能から自身を守る。

沙神「やっぱ規格外。マッキーはむりぽ」

古神「だね…。でも、ああやってピラーに閉じこもってるなら手出しできないよ」

古神「アッキー、りっちゃんはできるだけ死んでほしくないけど、変なことしたらぶっころだからね?」

古神「このスーツっぽいのすごいけど、首とかくびれば意味ないし、そこのとこはき違えないでよ」

明「っ…」

槙島「卑劣なマネを…!」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 槙島「菊野、せめて萑部だけでも取り戻せ!」明「…」フルフル
 4~6 古神「あと13分で爆弾がドカンだから、またねー」
 7~9 湊「お日様パワー、全開だ――」

太陽!


古神「あと13分で爆弾がどかんだから、またねー」

 スゥ…

槙島「ステルスか…! だが、萑部は――」

明「律くんも消えた――ステルス・バーニッシュ…」

 ギュゥッ…

明(律くんに銃を向けられて、動けなくなった…)

明(撃たれないって、思い込んでた…なのに、あんなにためらわずに…)

明(わたしは――わたしは一体、何をしているんだ…?)

槙島「13分…時間がない。こうなったら、時限装置を見つけてどうにかするしかない」

槙島「菊野、しゃんとしろ!」

明「【安価下1】」

 1 追います。爆弾は頼みました
 2 平気です。時限装置を探しましょう


明「追います。爆弾は頼みました」

槙島「追う――お前はアンテナをまともに使えないはずだぞ!」

明「それでも方法はあります」

槙島「追えば萑部がどうにかされる危険性もある」

明「ここで行方を見失えば、もっと酷いことが起きます」

明「そんなことを見過ごせません。世界がどうなろうがどうでもいいですが、律くんが荷担するのであれば止めます」

明「彼は――わたしを見捨てなかった」

明「だからわたしも、可能性がある限り彼を見捨てることはしません」

明「受けた恩は必ず返す。そうでないと、気が済まない性分なので」

槙島「だ、だがお前がいないと色々とだな――!」

明「任せました…!」

 ブゥゥゥン

槙島「…任されてしまった…」

 【直下 コンマ判定】
 1~5 明「あの2人がどれだけの実力か分からないけれど、槙島さんには及ばない。ならばステルスも長時間維持は不可能」
 6~9 明「長時間のステルス維持が不可能で、この街から脱出するとなれば、また空を行くはず。先回りできれば…!」

はあい

時限爆弾は丸投げか w
いや律を抑えれば芋づるで止まりそうだけども
まあバーニング頑張れお前なら出来る


 ――パレルモ国際空港――

 キィィィッ

明「ここにある航空機の中に、彼らの乗ってきたものがあれば…」キョロキョロ

明(例え価値観を塗り替えられても、律くんはセンス任せの発明家――必ず、発明品にはクセがある)

明(そのクセさえ見抜ければ、どれなのかも分かる…)

明(そこに発信器さえつけられれば、どこへ行くかもおのずと分かる!)

明「どこだ…一体、どれが…」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 古神「あれれー? アッキー、しつこいね」
 4~6 明「あのジェット機…意匠が律くんのものに似ている――」
 7~9 湊「ほんとにこれか、リク」リク「うん。これだけ変」明「あなた達…」

来い


湊「ほんとにこれか、リク」

リク「うん。これだけ変」

明「あなた達…」

湊「おう、お前もきたのか」

明「何故ここへ…?」

湊「律を捕まえりゃいいんだ。となれば、乗り物がいる」

湊「海を行くより空の方が効率的だ。そう考えりゃあ、ここに律は来るはず。…だろ?」

明「…全くもって、その通りですね」

湊「でもって探してたら、リクが、このジェット機だけ変だって言うんだ」

明「しかし、ジェット機と言っても様々な形状があるかと思いますが…」

リク「ここのね、こっち側と、こっち側が、ぱかってなるの」

湊「…言いたいことは、この鼻先のとこが開くってことだと思う。そんなこと考えるの、この世に1人くらいしかいねえよな?」

明「ですね。この機体にこっそり発信器をつけておきましょう」

湊「いいや、ぶっ壊した方が早え。そうすりゃ逃げられねえだろ?」

明「【安価下2】」

 1 泳がせないと、神様の居場所が分からなくなります
 2 逃げられなくなったら…律くんがどうなるか分かりません。壊すのは反対です
 3 それもそうですね


 【下1】だったでござる!

2


明「逃げられなくなったら…律くんがどうなるか分かりません。壊すのは反対です」

湊「どうなるか――?」

明「…はい。詳しいことは後で説明しますが、危険に晒したくはありません」

明「発信器を設置した上で彼らをここで迎え撃ちましょう。律くんを奪還して、このジェット機が離陸すれば最高の結果ですね」

湊「分かった」

明「古神は平気で律くんを盾にして、こちらの攻撃を牽制してきます」

明「くれぐれも、気をつけてください」

明「それと、特殊なボディスーツのようなものを着用して、律くんは備えているようですが、それに過信もできません」

湊「了解だ」

 パシュンッ…

湊「――来るぜ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 沙神「ここに来るのはお見通し。一歩でも動けば爆弾のスイッチは、オン」
 4~6 古神「あっ、先回りしてるし…」
 7~9 湊「イタリア語、これだけ知ってるぜ。――'O sole mio(太陽よ)」明「それナポリ語です」


とう

うい


湊「イタリア語、これだけ知ってるぜ。――'O sole mio(太陽よ)」

明「それナポリ語です」

古神「! 先回りされてるし!」

沙神「しぶといのは嫌い」

湊「とにかく、ぶっ放す!」

 間違った恥ずかしさも一緒に消し飛ばすように、湊が怒鳴り異能を発動する。
 太陽を光源にした、強烈な光線がピンスポットライトのように古神と沙神に降りかかる。

 だが、太陽光をキラリと何かが反射して、光線が跳ね返されてきた。

湊「ぶねえ!?」

 光線はアスファルトに直線を引いた。
 湊が間一髪で避けていたが、律がそこに星業銃を向ける。

明「湊!」

湊「そいつの弱点は知ってる…!」

 放たれた光条が湊を飲み込むが、その中から湊は飛び出していく。
 コートで攻撃をやり過ごして一気に通過したのだ。律の前へ古神が立ちはだかり、湊と組み合った。

古神「ミナミナも、マッキーくらいはありそうだよね…!」ググッ

湊「俺をあんなクソ脳筋と一緒にすんじゃねえ――」

 頭突きで古神の顎を強打し、怯んだところを湊は蹴り倒す。
 すでに沙神が律を引っ張りながら走り出していた。律の出したリモコンでジェット機が動き出す。

明「行かせません…!」

 【安価下1】
 1 刃引き鎌で律を引っ掛ける
 2 威力重視の巨斧で沙神に斬りかかる
 3 その他武器で何をする?


明「ここで行かせるくらいなら、わたしの手で――!」

 ギラリッ

沙神「メンヘラは苦手」

 ブンッ

 大きな刃引きした鎌を振るうものの、沙神は律の腕を掴んだまま器用に避ける。
 右から左へ、下から上へ、容赦なく大鎌を振るって攻め立てて、律をスケープゴートにさせるべく猛攻撃を仕掛ける。

明「せぇいっ! やあああっ!」

沙神「ピラー」ダンッ

 ピラーに閉じ込められ、大鎌がその壁にぶつかって弾かれる。
 律が引っ張られながらも明へ星業銃を向けた。ピラーが解除された瞬間、光の奔流が射出される。

 【直下 コンマ判定】
 1~3 大・爆・発
 4~6 明「ピラー! ――ぐぅっ!?」パリィンッ
 7~9 湊「ピ、ラー…!」グググッ


 青白い光に包まれる。
 同時に地面が縦揺れし、巨大な爆発音が幾重にも響いた。
 その度に大気が震え、大地を揺らがしていく。

明「ぅっ…ぁ…」

 割れたアスファルトの上に転がり、明はボロボロの腕を離陸していくジェット機に伸ばす。
 古神が機体に飛びついて、そのまま青い空へと飛び立った。

湊「明…!」

明「っ…律くんが…」

リク「あきら…」ユサユサ

湊「発信器はついてるし、生きてる。律手製の発信器だ。専用の受信機じゃねえと辿れねえし、そうそう気づけるもんじゃない」

湊「それよりも傷の手当てが先だ。…大人しくしとけ」

明「また…ダメだった…」

明「律くんを取り返すために、爆弾を放り出してきたのに…」

明「結局、こんな…何で、こうもわたしは…」

湊「……っ」ギリ

明「無力だ…何もかも裏目に出て…。たった1人だけでも…助けられない――」


―――――

 今夜はここまでです
 どうもありがとうございました

乙です

マッキー失敗したのか……
今日はコンマが悪かった、しょうがないさ

乙 絶望的


今日はコンマに恵まれなすぎたな…どうにか良い方に持っていきたい

おつおつ

00を外したのが痛いな……

00出した時くらい偶数奇数両方いいやつにしてくれればいいのに

大体某サキュバスと王子のせい

確かに00出たらラッキーにして欲しい 主人公初期ステータスなのに無理しすぎだし

別にいいよ今のままで
どっちに転ぶか分からない方が面白いし

コンティニューできるんだし今のままでいいと思う


 失敗すれば痛いけど、その分成功すれば…と思えば、ね!

 そいでもって、
 折角ののんびりした日曜日なもんで昼の部でもやってみようかなと思ってるんですが…
 おつきあいしてくれる方はいらっしゃいますかね?

はい

いるぞ


 お返事、どうもありがとうございまーす

 【直下 コンマ判定】
 1~5 意識不明中
 6~9 明、落ち込み中
  0  湊「お前の回復力はどうなってんだ?」

せいや

はい


 ――バレンシア・セーフハウス――

湊「発信器はどうなってる?」

槙島「まだ動いているようだ。いったい、どこへ向かっているのか…」

湊「パレルモの爆発…どの新聞も一面だな」パサッ

槙島「スペイン語が読めるのか!?」

湊「写真見りゃあ分かるっつーの。バカか、お前」

槙島「貴様のその偉そうな態度は――」

湊「明がお前に押しつけて、俺もそもそも爆弾をどうこうしようとせずに律に固執して招かれた結果だ…」

湊「悪かった」

槙島「むっ…素直に謝罪をしたところで水を差させてもらうが、任せられて責任を全うできなかった俺の責任でもある」

槙島「故に謝罪は不要。むしろ、それをする相手はここにいる誰でもない」

湊「…ああ」

 【直下 コンマ判定】
 1~5 湊「ちっと、外の空気を吸ってくる。リク、行くぞ」
 6~9 槙島「しかし、3人だけではどうも厳しいかも知れんな」湊「だったら、応援を寄越してもらえばいいだろ」


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 湊「おい、クソ脳筋。機関外からの協力を得るのはありか?」槙島「クソ脳筋とは何だ!? ありだ!」
 奇数 リク「あきらがおきた!」パタパタ
 ※0は偶数扱いです

そい

機関外!


湊「おい、クソ脳筋。機関外からの協力を得るのはありか?」

槙島「クソ脳筋とは何だ!? ありだ!」

湊「だったら、ちょっくら出てくる。…リクのこと頼むぞ」

槙島「どこへ行く?」

湊「ちゃんと朝晩の歯磨きさせて、寝る時に腹出すことがよくあるから、こまめにかけてやること」

湊「それとすぐ何でもやりたがるけど、物騒なことは絶対に教えるな。すぐ覚えちまうから、マネしてたらやめさせろ」

湊「本を読めってねだられたら必ず読んでやること」

湊「以上、覚えたな?」

槙島「腹を冷やさぬようにして、物騒なことは教えぬようにして、本はなるべく読んでやる…良かろう」

湊「んじゃ」

槙島「だからどこへ行く!?」

湊「タコスを土産にもってきてやるよ」

 バタム

槙島「…タコス…?」


 【直下 コンマ判定】
 1~5 翌日に明は目を覚ました
 6~9 その晩に明は目を覚ました

せい

冬也フラグか・・・

リリカに会えるよ、やったね湊!

メキシコ広いし大丈夫だろ (フラグ)


明「痛っ…」ズキッ

明「ここ、は…セーフハウス…?」

明「そうだ、発信器…」ヨロッ

明(律くんの足取りを掴んで…早く追いかけないと…)

 キィィ…

槙島「…ん?」クルッ

槙島「起きたのか、菊野。だが、まだ万全ではないはず。ちゃんと横になっているべきだ」

明「発信器は…どうなっていますか?」

槙島「このソファーへとりあえず腰掛けろ。肩を貸してやる」

 ドサッ

槙島「発信器の存在は気づかれていないようだ」

槙島「そして、ジェット機がようやく目的地に到着をしたらしい」

明「どこですか?」

槙島「【安価下2】という、小さな国だ」

 【安価下2】
 架空の国名お願いします

アイラブユー国

ロリショターン

ドジランド


槙島「ロリショ・ターンという、小さな国だ」

明「何だかとても、日本では大声で言えなさそうな国名に感じてしまう…」

槙島「俺は何故か親近感が湧いている」

明「…湊は?」

槙島「急にどこかへ行ってしまった。ロリショ・ターンで反応が止まったと連絡を入れたが、出先から直接向かうと返事をされた」

明「そうですか…」

明「それで、その国へ行くのはいつです?」

槙島「お前の傷が癒えるのを待つ他ない」

明「【安価下2】」

 1 では、早く傷を治すことに努めます
 2 待つ時間さえも惜しいので、早急に乗り込みましょう
 3 早く現地入りをして調査をしましょう

3

1

3


 連取りになっちゃうので、ズラしますね

―――――

明「早く現地入りして調査をしましょう」

槙島「何を言っている。その傷では移動もままならない」

槙島「それに小さな国とは言え、ヤツらの本拠地と考えられる」

槙島「そのような状態で敵地へ乗り込むなど自殺行為だ」

明「手をこまねいている間に、何が起きてしまうか分からないんです」

明「律くんは3日もあれば戦闘機だって魔改造できるんですよ」

明「悠長に構えていたら、どんなものができあがるかも分かりません」

明「加えて、またテロのようなことが起きてしまう可能性もあります」

明「事態は一刻を争っているはずです。現地入りして、すぐに殴り込みへ出るわけではありません」

明「とにかく、早く実態を調査するべきだと主張します」

槙島「ぬぐ…。しかしだな、――」

明「それなら1人で先に行かせていただきます」

槙島「待て! 分かった、だが…もう一晩だ。明後日の朝イチでここを発つ」

槙島「ふらふらとしか歩けない状態では到底、連れていくことはできん!」

明「…仕方ありませんね。ですが、明後日までに満足に動けるようになればその時点で出発すると約束してください」

槙島「良かろう」

明「…では休みます」

 【安価下2】
 1 明視点でケガが治るまでスキップ
 2 湊視点いっちゃおうか

2


 ――メキシコ・チワワ州――

 ワイワイ

湊「別に普通…な感じはするな」

湊「さて、冬也がどこにいるか…」

 スタスタ

湊「ほんとにここで、ドンパチしてんのか…?」

湊「それとも昼間だからか?」

 【安価下2】
 1 タコス食べ歩き
 2 人気がない方を選んで歩き回る
 3 見るからに危険そうなあんちゃんに聞き込み

1


湊「ヘイ、そこのタトゥー野郎」ザッ

湊「こいつ知らねえか?」スッ

*「ファック! ファックボーイ!」

湊「ビンゴか?」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 湊「ん? 仲間が集まってきやがったな…。物騒なもん見せびらかしやがって。やんのか?」
 4~6 *「ぶっ殺す!」ジャキッ 湊「言葉は分かんねえけど、やろうってんなら相手してやるよ」
 7~9 *「しっしっ」湊「関わりたくねえってか…?」

 ※メキシコ人の言葉は湊には通じていない設定です

せい


 ゾロゾロ…

湊「どいもこいつも、目つきだけで人でも殺せそうな面しやがって」

*「血祭りだ!」

 ジャキィッ
 バァン
 バララララッ
 ズドォンッ

湊「この感じだと、まだ冬也は死んでないっぽいな」ヒョイッ

湊「にしても、気合い入ってやがんな、どいつもこいつも」

湊「喧嘩売ってくるんなら、全部買ってやろうじゃねえか――」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 湊「クソっ…やりすぎた…。俺までこいつらの恨み買いそうだな…」
 4~6 湊「おら、吐けよ。冬也はどこいんだ?」ゲシゲシ
 7~9 湊「お日様パワー、ナメんじゃねえぞ」

a


 ヒュオォォォ…

湊「クソっ…やりすぎた…。俺までこいつらの恨み買いそうだな…」

湊「1人くらい、まともに喋れるヤツ残ってねえのか? おい、目ぇ覚ませ」ゲシ

*「」

湊「ダメだ、こりゃ…」

湊「装甲車だの対戦車ライフルだのが出てこなかっただけマシか…」

湊「となると…どうすっか」

 ギュルルルル…

湊「…腹減ったな」

湊「タコスでも食うか」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 ???「ミナトちゃん…見ぃつけた――」
 4~6 湊「サルサソース合うな…」モグモグ
 7~9 湊「これ、1つ! 1つな、1つ!」店員「?」湊「だーかーらっ!」

ほい

コンマェ…

三連続1〜3とか w
相変わらず冬也絡むとコンマ悪くなりすぎだろ w w

\(^o^)/


リリカ「ミナトちゃん…見ぃつけた――」

湊「タコスうめえ…」モグモグ

湊「にしても、冬也は一体どこにいいやがる…?」ゴックン

湊「そもそも、すでにここから離れてたらどうにもならねえな…」

 タタタッ

湊「ん――?」

 ダキッ

リリカ「ミナトちゃん♪」

湊「てめえ――!?」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 リリカ「死んで♪」
 4~6 湊「どけっ!」リリカ「もう逃がさないよ、ミナトちゃん…!」
 7~9 リリカ「ふふっ、本物だ…ミナトちゃんだ…あったかい、ミナトちゃんミナトちゃん…」

まだ挽回できる

駄目みたいですね(白目)

なお

うーんこの


リリカ「死んで♪」

 首に抱きつき回された手には、ナイフが握られていた。
 反射的にガイアを発動し、ナイフが折れる。そのままリリカを思いきり蹴り飛ばし、湊はその場を逃げる。

湊(何でアイツがこんなとこにいやがる――!?)



明「へっくしゅっ」

リク「かぜ?」

明「いえ…この感じは風邪では…」



リリカ「ミナトちゃん、すっごーい!」

リリカ「今のキックでリリカちゃん、お腹の中がぐちゃぐちゃになったかも…」

リリカ「でもね、リリカちゃんはずっとミナトちゃんに会いたかったの」

リリカ「それなのに逃げちゃうなんて、照れ屋さんも考えものだゾ☆」ジャキィッ

リリカ「バーニッシュ・プラズマ」

湊「あんの、ゴスロリメンヘラ女…!」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 リリカ「絶対にもう逃がさないもん」湊「しつけえアマめ…!」
 4~6 湊「撒けたか…?」ゴクリ
 7~9 湊「ヤバーー!? な、えっ…銃弾が俺を避けた…?」??「こっち!」グイッ

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!

>>172
よくやった

頑張れコンマ神


湊「ヤバーー!?」

 銃弾がプラズマに纏われ、尾を引きながら湊に迫る。
 避けきれないと悟って身構えたが、弾丸が湊の目前でデタラメに起動を変えて過ぎ去る。

湊「な、えっ…銃弾が俺を避けた…?」

冬也「こっち!」グイッ

湊「冬也――!?」

リリカ「またあなたなの? ねえ、どうしてミナトちゃんをいつもいつも一人占めするの?」

リリカ「何で何でなんでなんでなんでなんで、どうしてミナトちゃんを連れてっちゃうの!?」

 リリカがめちゃくちゃに叫びながらバーニッシュ・プラズマで発砲しまくる。
 だが冬也は引き抜いたコルトで1回だけ引き金を絞った。細い光線がリリカの銃を貫通して暴発する。

冬也「久しぶりだね、湊」

湊「ああ。今はあのゴスロリメンヘラから逃げようぜ」

冬也「逃げるのは得意だから任せて」

湊「そこ、威張るとこじゃねえぞ」

冬也「とっ、とにかく! ついてきて!」


この安心k……うん、安心感あるよね(過去スレ見つつ


湊「うわ…何だこの廃屋…? 穴だらけじゃねえか」

冬也「1回狙われたとこなら、灯台下暗し的に無事かと思ってさ」

湊「お前、ほんとにあの手紙みたいなハードな生活してたのか?」

冬也「まあね…もう馴れたけど…」

冬也「でも、何で湊、こんなところに来たの?」

湊「ああ。実はちょっと今、ヤバいことになってるんだ」

湊「んで…お前にも関係があると思って、ちょっと頼みごとを持ってきた」

冬也「あんまり、穏やかじゃなさそうだね…」

湊「ああ。ここんとこ、ユーラシア大陸を中心にテロが起きててな――」


 ――説明中――


湊「でもって、ロリショ・ターンってとこに今、律はいるらしい」

冬也「律が洗脳されて、爆弾で…」

湊「冬也、神様ってのをぶっ倒すためにも、律を連れ戻すためにも、お前に協力してほしい」

湊「来てもらえるか?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 冬也「…ごめん…。ダメなんだ…」
 4~6 冬也「ボクも抱えてる問題があって…それさえ、解決できればすぐにでも駆けつけたいんだけど…」
 7~9 冬也「もちろん。それに、そろそろここは離れる予定だったから」

これはまた冬也と湊のタッグが見れますね

今考えると冬也は序盤スローで交友やら特訓やらしてこれたのに対し、明ちゃんは最初からフルスロットルだな
安価なら下


冬也「ボクも抱えてる問題があって…それさえ、解決できればすぐにでも駆けつけたいんだけど…」

湊「問題? どんな?」

冬也「…話せばすごく長くなるから、結論だけ言わせてもらうけど…」

湊「ああ」

 【直下 コンマ判定】
 1~4 冬也「カルテルの首領を殺さないといけないんだ。200万ドルの、賞金首の」
 5~9 冬也「ある女の子を…国外に逃がさないといけなくて」湊「詳しく話せバカヤロー、死ね」冬也「ひどいよ!」


冬也「ある女の子を…国外に逃がさないといけなくて」

湊「詳しく話せバカヤロー、死ね」

冬也「ひどいよ!」

湊「女の子を国外逃亡させるだあ? 何そんなロマンスしちゃってるわけ?」

湊「いつ死ぬかヒヤヒヤしながらお前の手紙読んでやってんのに、何でそんなロマンス展開になっちゃってんだよ!?」

湊「お前何、何なの?」

冬也「何なのって言われても…」

湊「そういや天上院は?」

冬也「師匠はさっさと南下して、今はもうブラジルらへん…かな?」

湊「はぁあああああっ!?」

冬也「落ち着いてってば!」

湊「国外に連れてくなんて余裕だろ。逃げるのは得意なんだろ?」

冬也「それが…カルテルの首領の一人娘で…」

湊「は?」

 【直下 コンマ判定】
 1~5 冬也「連れ出すだけで命懸けなんだよね…」
 6~9 冬也「しかも何だか好かれちゃってて、駆け落ち的なこと迫られて、どうすればいいか分からなくってさあ…湊、助けて」

女の子が絡むとコンマの高い冬也

自分で高コンマ出しといてアレだけど、爆発しろ

これは掌握してますわ
安価↓

爆発しただろ(イタリアが)


冬也「しかも何だか好かれちゃってて、駆け落ち的なこと迫られて、どうすればいいか分からなくってさあ…湊、助けて」

湊「か…駆け落…ち…?」

冬也「綺麗な人だとは思うけど、ちょっとあんまりそういう感じには思えないんだよね…」

冬也「大体、駆け落ちなんていうリスキーなこと主義じゃないし、そもそもどこまで逃がせば安全かも分かってないし…」

湊「見損なった…」

冬也「うん?」

湊「見損なったぞ、こんちくしょー! お前はそういうヤツじゃなかったはずなのに!」

湊「お前には絢菜がいるだろうが!」

冬也「だから、何で裾野さんとくっつけたがるの!?」

湊「お前なんかを親友と思ってた俺の見る目がなかった!」

冬也「ねえちょっと!? 湊、大学生やってるんでしょ? 彼女なんてすぐ――」

湊「あん?」ギロッ

冬也「」ダラダラ

冬也「ゴメンナサイ」

湊「んでー? さっぱりモテない俺に、モテモテの冬也くんはどんな風に助けてくれって言っちゃってんの?」

冬也(やりにくい…)

冬也「えーとね、その…」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 冬也「どこまで逃がせば安心なのかと、どうやって彼女を連れ出すのかと、実行する時にお手伝いを…」
 4~6 冬也「その女の人を連れ出して、どうにか逃がすまで…手伝ってもらえたら…」
 7~9 冬也「駆け落ちとか考えないように、湊からネガキャンしてほしいなーって…」


冬也「その女の人を連れ出して、どうにか逃がすまで…手伝ってもらえたら…」

湊「要するにカチコミか」

冬也「物騒な言葉を使えばね…」

湊「いいぜ、手伝ってやるよ。いつやるんだ?」

冬也「湊が手伝ってくれるならすぐにでも――って言いたいけど、もうじきに日が暮れちゃうね」

冬也「明日の日中にやろう。あ、もう今から寝ておかないと午前2時には自走砲が来るから体が保たないよ」

湊「は? 自走砲?」

冬也「あと、念のためにピラーをやったまま寝た方が安心できるよ。少なくとも、瓦礫に生き埋めは免れるから」

冬也「それじゃあおやすみ」

湊「お、おい」

冬也「Zzz…」

湊「…逞しくなりすぎだろ…。こいつのメンタル、何でできてるんだ…?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 自走砲、装甲車、対戦車ライフルの猛攻撃
 4~6 装甲車、対戦車ライフルの猛攻撃
 7~9 対戦車ライフル四方八方乱れ撃ちの巻

ほい

女の子が関わらないと相変わらず極端にコンマが悪くなる冬也さん


冬也「――来た」ガバッ

湊「Zzz」

 ドゴォォンッ

冬也「どりゃっ!」グイッ

 ブワァアアアアッ

湊「うおっ!? 何だ、この音…!?」

冬也「おでましだよ。今日はいつにもまして張り切ってるけど…何かあったのかな?」

湊(昼にぶちのめしたから…じゃねえよな?)

冬也「それじゃあ、朝の運動だね。走って逃げよう」

湊「マジでか…」

冬也「ヘタに相手しててもキリがないから、逃げるのが1番いいんだよね、結局」

湊「昼ならあの程度、蹴散らしてやれるんだけどな」

冬也「あ…でも、光蝶いってみる?」

湊「【安価下2】」

 1 いってみるか、久々に
 2 いや、面倒臭いから逃げといた方がいいだろ

1


湊「いってみるか、久々に」

冬也「うん! ――光蝶!」ファサァッ

湊「かかってこいや、アウトローども!」

 展開された光蝶から無数の光線が射出された。
 飛び交う砲撃を縫うようにかわしながら湊と冬也は同時に駆け出す。

冬也「湊、奥の自走砲!」

湊「分かってる! お前も、後ろの装甲車に踏みつぶされんなよ!」

 光蝶の半数が寄り集まり、そこから放たれた光線が自走砲の砲撃を貫いて爆発させる。
 発射直後の爆発によって自走砲の砲身が歪み、立て続けに発射された砲弾が暴発した。

冬也「すっごいね!」

 突撃してきた装甲車を飛び越え、冬也が通常の弾丸で1発ずつ私兵を蹴散らす。
 アクロバティックなヘッドショットに湊は舌を巻いてしまう。

湊「お前もな!」

 背中合わせになり、互いの前方の敵をそれぞれの得物でぶちのめしていく。
 爆発させた炎を光源にし、さらに異能の威力を高めていく湊。
 コルトの機能を複合的に使いこなし、無駄撃ちもせず的確に敵の数を減らす冬也。

湊「ヒートグレネードいくぜ」チャキ

冬也「オーケー」スチャ

 ヒートグレネードが強烈な発光と、熱波を発した。
 放たれた光が矢のように頑丈な装甲を持つ装甲車や自走砲を撃破していき、そこから飛び出した兵隊を冬也が狙撃する。


 【直下 コンマ判定】
 1~3 冬也「ふぅ…今夜はもう終わりだね」湊「これで大打撃だろ」冬也「まさか。まだまだカルテルの余力はあるよ」
 4~6 冬也「今夜は激しかったなあ…。でも、お陰でけっこうな打撃になったかも」
 7~9 湊「お疲れ」冬也「うん。明日――今日の襲撃も、これでうまくいくかも」

強くなったなあ・・・
最初はポイントすら使えなかったのに


湊「お疲れ」

冬也「うん。明日――今日の襲撃も、これでうまくいくかも」

湊「けっこう派手にやっちゃったもんな…。疲れたけど」

湊「にしても…お前、やたら腕っ節が上がってねえ?」

冬也「あはは…生きるって大変だよね…」

湊「…いや、にしたってちょっと…。大体、寝ながらピラーなんてできるかっつーの」

冬也「最初はそう思ってたけど、必要に迫られるとねえ…」

湊「お前…ちなみに、グラスプスキルはどれくらい使えるようになった…?」

冬也「コートもアンテナもステルスも、一通りはね」

冬也「けどガイアとかノヴァはまだ」

冬也「今、ピラーの応用を考えてて、一度に細いのを何本も出せば地面から突き出す槍みたいに攻撃できるかなとか」

冬也「あと、バーニッシュとステルスの応用で、見えない弾丸とかすごいんじゃないかって思ったけど、どうしても音が出ちゃうとか…」

湊「お前、ほんとに…」

冬也「?」

湊「いや…何でもない。喉乾いたな」

冬也「あっ、ビール飲む?」

湊「おい、まさかお前が飲酒するようになってるなんて意外すぎるぞ」

冬也「師匠につきあわされてね…。動いた後のビール…今んとこ、唯一の癒しだよ…」

湊(冬也がどんどんダメになってる気がする…)

 【安価下2】
 コミュする? 冬也とお話できるよ
 ちなみにコミュ内容は自由安価になるよ
 1 する
 2 しない

1


湊「乾杯」

冬也「乾杯」

 カチン

 ゴクゴク…

冬也「っぷはぁ…あ゛ー…これだよ…」

冬也「風条さんの気持ちがすごくよく分かる…」

湊「おっさんだな、もう」

冬也「人間って、何を経験するかで変わってくるよね…」


 ↓1~3 冬也とのコミュ内容
 質問してもよし、話題を振って冬也と湊の語りを見るもよし
 ※なければ「なし」でおkよ

夜原や絢菜と連絡をとっているか

こっちの事情は聞かないのか

明の話

日本にはいつ頃戻れるのか


湊「そういやさ、俺には手紙寄越してるけど夜原とか、絢菜はどうなんだよ?」

冬也「あー…特に何も…」

湊「そうだよなあ、駆け落ち迫られてるんだもんなあ?」

冬也「だから、根に持ちすぎだよ」

冬也「大体さ、湊はそりゃ色々と事情を知ってるからいいけど、カリフォルニアで銃撃戦しましたとか、教えられる?」

冬也「変な心配とかされたくないし、まして夜原さんにいたっては一般人なのに」

湊「絢菜は?」

冬也「…できれば、ボクのことを思い出にしておいて欲しいなあって…」

湊「何カッコつけてる風にカッコ悪いこと言ってんだ、お前」

冬也「な、何かね…ほら…裾野さん、いまだにちょびっと怖いんだよ。頭じゃ怖くないって分かってるけど」

湊「そうかよ。絢菜は待ってると思うけどな」

冬也「はぁ…何だか、何だかなあ…」

湊「あとさ、お前…俺のことは聞かないわけ? さらっとしか教えてねえのに」

冬也「だってそれどころじゃなかったじゃない」

湊「今はそれどころじゃなくないだろ?」

冬也「…じゃあ、湊はどう? 大学」

湊「講義とか、クソみたいにつまんねえ。東京支部に移って機関のバイトは続けてるけど、短期間に色々ありすぎ」

湊「あ、でもな、東京支部の対策課の課長って、おっぱいすげえんだぜ! めちゃくちゃなボイン!」

冬也「好きだね…湊」

湊「んでもってさ、律の相手。明ってんだけど…」

冬也「そう、その人! ねえ、どんな人なの? て言うか、律がメカ以外に愛情を持つなんてって感じなんだけど」

湊「だよな。それにあの女、最初は気に食わなくてよ。スカしてるっつーか、見てる世界が違うんですよー、みたいな感じで」

湊「すっげー、ムカついてたんだけど実はこれがブラック・ライトのスパイだったわけだ」

湊「でもって手引きして、律の技術力目当てでブラック・ライトに引き渡して、とうとうバレたかと思ったら、律を無傷で返すとか言って、意味不明」

湊「しかもリクが何でか懐きやがって…」ムスッ

湊「けどあいつ、ほんとに律連れて帰ってきやがってな。しかも、左腕1本なくしてまで」

湊「…腕治すってんで、某市支部の方に逃げた足で向かったらしい。そんでもって、東京に戻ってきたと思ったらあのメールだ」

冬也「驚きだよね。悪い人じゃないなら、ひとまず安心だけど。…………ていうか…律に先を越された…」

湊「お前は絢菜もいるし、駆け落ち迫ってくる美女もいるんだろ!? だったらいいじゃねえか!」

冬也「羨んでるけどさ、湊はリクがいるからいいじゃない! ボクなんか、あのトンデモ師匠に四六時中振り回されっぱなしなんだよ!?」

湊「自分で選んだんだろうが、ごちゃごちゃ抜かすんじゃねえ」

冬也「それは――まあ…そうなんだけど…。でもさあ…」

湊「ボインの彼女ほしいぜ…」

冬也「こだわるね…」

湊「あ、ちなみに明って貧乳だぜ。律も物好きだよな」

冬也「胸のサイズってそんなに重要…?」

湊「大事に決まってんだろうが。俺は最低でもCだな! でかけりゃデカい方がいい! お前は?」

冬也「…………ボクは…脚線美が良ければ…」

湊「足フェチだったのか、お前」


 ――チワワ州・麻薬カルテル首領の屋敷――

冬也「それじゃ、行こうか」

湊「おう」

冬也「【安価下2】さんを確保次第、異能で屋敷ごとやっちゃって」

湊「分かった」

冬也「それで、装甲車を奪って逃走。どうにか撒いたら、ステルス・バーニッシュで隠れながらこそこそ行くから」

湊「オーケー」

湊「んじゃあ、さっさと終わらそうぜ、相棒」

冬也「うん」


 【安価下2】
 冬也に駆け落ちしてとか言っちゃう、
 麻薬カルテル首領の一人娘のお名前
 外国人名でお願いしまする

マリエル・ガーネット

ナスターシャ=リンカーン

エリカ・ミズリー

なんかどっかで聞いたことあるけど


冬也「フルバースト――!」

 冬也のコルトが屋敷の本館を問答無用で打ち崩す。
 ぞろぞろと私兵が出てくるが光蝶から放たれた光線が片っ端から蹴散らす。

湊「どこにいるんだ? そのな…なすび?」

冬也「ナスターシャさん!」

 屋敷の中へ入ると、機銃が半円状に設置されていた。
 入ってきた湊と冬也がその光景に顔を見合わせ、肩をすくめる。

冬也・湊「「ピラー!」」ダンッ

 2人のピラーが同時に発動され、二重になる。
 弾丸はピラーに阻まれ、その中に入ったまま屋敷の中を見回す。

冬也「聞いてる話だと、1番奥ってことなんだけど…」

湊「面倒臭いな」

湊「【安価下2】」

 1 ここは引き受けるから、お前、なすびを連れて戻ってこい
 2 ザコは相手にしねえで一気に突破しようぜ
 3 俺が盛大に陽動してやるから、こっそりなすびを確保してこい

1

1


湊「ここは引き受けるから、お前、なすびを連れて戻ってこい」

冬也「今は出てきてないけど私兵にはグラスパーもいるよ。大丈夫?」

湊「俺様を誰だと思ってる?」

冬也「頼りにしてるよ、――湊様」

湊「それでいい。行け!」

 ピラーを解除し、冬也が飛び出した。
 冬也に銃を向けた兵隊に迫って頭を蹴り飛ばす。

湊「かかってこいってんだ。ザコがどんだけ寄り集まろうが、ザコに変わりねえ!」

 【直下 コンマ判定】
 1~5 メキシカン・グラスパー登場
 6~9 湊「――って、とうとう…戦闘ヘリなんて出てきやがったけど…マジでか!?」


 【安価下2】
 メキシカングラスパーのお名前

 【安価下4】
 その異能

戦闘コンマは相変わらずね
安価下

ミチェル・ピーターパン

メキシコの名前わかんねえ

ゴンベー

相手の神経を操ったり、傷つけたり出来る

ユンジェロ・コンジェロ
異能なら植物操作

脚力超強化


 >>221
 てけとーでいいんじゃないですかねえ?
 あんまりなのはあれだけども…

 そしてそして、神経はちょっと強すぎちゃう感じしちゃうのでずらしーの、植物操作もすでに出てるし…
 ってことで、>>225を採用とさせていただきます

 でもって、ミチェルってのは男性名っぽいので、男性ということで

―――――

湊「鉛弾なんかでとれるほど、俺の命は安くねえぞ!」

 弾丸が交錯する半壊した屋敷のエントランスホールで湊が飛び回る。
 途切れることのない銃声、度重なる爆発にも関わらず、湊の動きを誰も捕えることができない。

湊「ハッハッハッ、ザコどもめ――」

ミチェル「下がっていろ」

 ザザッ

湊「あん? 諦めた――ってわけじゃねえのか」

湊「お前が相手してくれんのか? 濃ゆい顔しやがって、口髭のナイスガイ」

ミチェル「こんな小僧1人もやれないとは全くもってなげかわしい」

ミチェル「さっさと殺すか」

 ※言葉は通じていません


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ミチェルお強い
 4~6 実力は拮抗
 7~9 湊つおい

せい

ピーターパンさんかっこ良く登場してただの雑魚だったか…

逆に考えよう、ピーターパンさんは強かった、ただ湊が規格外だったんだ


湊「ガイア…!」

ミチェル「生意気な小僧め。だが俺の異能はシンプルが故に、強い!」

 湊が飛び出したが、ガイアをかけているその動きに対応してミチェルも動いた。
 繰り出された拳がミチェルの左足で弾かれ、さらに踵が湊の喉へねじ込まれる。

湊「ぐえっ――」

ミチェル「そうらどうした、その程度か!」

 器用に左足が湊の胸ぐらを掴み持ち上げ、壁へ放り投げる。
 薄い壁を崩して湊は外の芝生へと転がり出た。口元の血を拭うと、空いた穴からミチェルが飛び蹴りで出てくる。

湊「俺と同じタイプか――国は違えど、ちったあ面白いじゃねえか!」

 ミチェルの飛び蹴りを体で抱え込むようにして受け止め、そのままフルスイング。
 放り出したところに太陽光線を放ったが、コートで受け流される。ひゅう、と口笛を吹いた湊に機銃が浴びせられる。

湊「外野はすっこんでろっつーの!」

 太陽光線で屋敷そのものを圧し潰し、生き埋めにして黙らせるとミチェルの姿がなくなっていた。

湊「アンテナ――」

 パシュンッ…

湊「そこか!」

 振り返りながら拳を振るうと、激しい衝撃が生まれた。
 姿を現したミチェルの蹴りと、湊の拳がかち合って両者の踏ん張る軸足が芝に埋もれる。

 先にミチェルが重心をずらして攻撃を外し、飛び退いた。
 すると、轟音がして湊は頭を振る。とんでもないサイズの弾頭が目の前を通過していくのが見えた。

湊「対戦車、ライフル…!?」

 のけぞった湊にミチェルが迫り、音を置き去りにするほどの強烈な蹴りを放つ。

ミチェル「必殺の一撃を受けろ!」スパァァァンッ

 激しい音は音を超えた衝撃波。
 だが、見事な空振りだった。バック宙をした逆さまの湊がミチェルに笑顔を見せる。

湊「強かったぜ、オッサン――」

 瞬間、太陽光がミチェルを焼いた。


 【直下 コンマ判定】
 1~3 湊「早く来いよ、とう――」リリカ「ミナトちゃん、今度こそ絶対に絶対に絶対に、死んで」湊「」
 4~6 湊「今の内に、装甲車でも確保しとくか」
 7~9 冬也「お待たせ!」湊「待ちくたびれ――すげえ美女だな!?」ムッホ-

ほい

冬也のこの女運

安定の爆発


冬也「お待たせ!」

湊「待ちくたびれ――すげえ美女だな!?」ムッホ-

湊「しかもお姫様抱っこなんかしちゃって…色黒肌に赤いドレスとか、予想外に似合いすぎだし、何、ミスメキシコ?」

ナスタ「…」ギュッ

冬也「なっ、ナスターシャさん、湊は大丈夫だからそんな抱きつかなくても…む、胸で苦しい…」ドキドキ

湊「」←血涙だらだら

冬也「み、湊…?」

湊「どうしてお前は…」

冬也「とにかく逃走用の装甲車を強奪しよう」

湊「強奪ってどうするんだよ?」ゴシゴシ

冬也「ボクの異能、けっこう使い勝手いいんだよね。機械とかのコントロールを掌握できたりもするみたいで」

湊「お前なんか、チンコ切られちまえ!」

冬也「こ、怖いこと言わないでよっ!?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 リリカ「ミナトちゃん、今日こそはミナトちゃんをわたしのものにしてあげる」
 4~6 冬也「追っ手がすごいな…やっぱり」
 7~9 湊「うう…冬也が、冬也がリア充まっしぐら…グスン…」冬也(湊がガチ泣きしてるの、初めて見てるかも…)

メンヘラを紙一重でかわすスリル

黒髪褐色美人かな? も げ ろ
あとぎりぎりでリリカを回避していくスタイル

これはアレだな、いく先々で外国美人をおとしてるな
いつか全員集合さして修羅場にしてやりたいぜ、てか全力で狙ってやる (殺意)


冬也「追っ手がすごいな…やっぱり」

 ブゥゥゥン
 ガタンッ

ナスタ「…」ギュウ

冬也「あ、あとね、ナスターシャさん、あんまり近づかれると運転が…」

湊「冬也のくせに冬也のくせに冬也のくせに冬也のくせに冬也のくせに…」ブツブツ

冬也「み、湊!? ほら、自走砲来てるから、やっつけてくれる!?」

湊「やっつける? そりゃあれか、お前の中に目覚めた色魔をか?」

冬也「何も目覚めてないよ、ボクは!」

冬也「そういう迷いはほら、時速90キロで爆走してるあのキャタピラに!」

湊「やってやるよ、ああ分かったっつーの!」

湊「もうヤケだ、何が何でもぶちのめす! 徹底的にやってやらあ!」

冬也(ああ…胃が痛い…きりきりしてきたよ、お母さん…)

ナスタ「…」クリクリ

冬也「あとナスターシャさん、その細い指でボクの胸の上をくねくねなぞらないでね。ハンドル間違っちゃうから」

湊「太陽ォオオオオオオオ――――――――――――――――ッ!」


 【直下 コンマ判定】(怒りの湊+9)
 1~9 追っ手は全て真っ黒コゲになりました
  0  冬也「ちょっ、範囲広すぎィ!?」湊「うぉおおおおおおお―――――――――っ!」

―――――

 18時前後に再開しまする
 どうもありがとうございました

そい

ファーwwww

これ常に湊の横で冬也が女はべらせときゃ無敵だなww

一旦乙
くっそくっそ(血涙) 絶対低コンマ出して修羅場にしてやる

おれたちの思いは一つだ
夜原さんや確実に冬也がおとしているであろう他の外国美人を一同に会するぞ
修 羅 場 だ

冬也→美脚元幽霊、弓道少女、褐色異国美人
枢木→マッドサイエンティスト妻
碧石→真面目巨乳妻
律→文武両道元スパイ彼女
湊→メンヘラ

みんなモテモテですね(白目)

そのつどいに絢菜も呼ばないと!

リリカのコンマ高ければフラグ立ったのに湊ェ

天先生と一緒に行くって聞いたとき
会いにくくなって悲しいなって思ったのに(憤怒)


 ――カリフォルニア州・とある国立公園――

ナスタ「ああ、冬也…あなたが行ってしまったら、わたしはどうなってしまうの?」

ナスタ「お願いよ、行かないで。一緒にこのまま逃げましょう。そして幸せに暮らすのよ」

冬也「あなた綺麗。わたし好き」

冬也「でもわたしやることある」

冬也「ここでさようなら。次に会う時、素敵な出会い」

ナスタ「冬也…嫌よ」ギュッ

冬也「…」グイッ

冬也「ナスターシャ、元気で」

 以上、片言でどうにかお別れをする冬也と、引き止めたいナスターシャの会話でした

湊「カウボーイ…夕陽はどこでも赤いんだな」

カウボーイ「へいボーイ、それはお前の目から真っ赤な汗が滲んでるからだぜ、HAHAHA」

湊「お前もな」

冬也「ねえ、何で通じ合ってるの?」

湊・カウボーイ「「もげちまえ!」」

冬也「…」

冬也「カウボーイさん、ナスターシャさんをお願いします」

カウボーイ「憂いに震える彼女、やさしく抱きとめる俺…ああ、カウボーイさん、あなたはわたしの心を埋めてくださるの?」

カウボーイ「もちろんだぜ、ベイベー。あんなジャパニーズボーイじゃなくて、俺に乗り換えちゃあどうだ?」

カウボーイ「ふふふと笑う美女、あなたはカウボーイでしょう、あなたにわたしが乗りこなせるの?」

カウボーイ「これだ!」

冬也「頭ぶち抜きますよ?」カチャッ

カウボーイ「待て、誤解だ!」

湊「日本語のうまいガンマンだな、おい…。ところで、あの美女ってこれからどうなるんだ?」

冬也「とりあえずカウボーイさんにお願いできたから、日本まで送ってもらうよ」

湊「…んで?」

冬也「あとは自分でやる…って。行く場所とかないなら、日本に行きたいんだってさ」

湊(それってお前のことをさあ…健気に待つってことじゃねえの…?)

冬也「で…ロリショ・ターンって…ここからだとどれくらいかかるの?」

湊「調べた感じだと…」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 湊「けっこう、遠いな」
 4~6 湊「3日で到着できりゃあ…」
 7~9 湊「飛行機乗れば1日だ」

爆散しろ


 ――ロリショ・ターン――

明「ここが…ロリショ・ターン…」

槙島「何と言うことのない感じではあるが…」

リク「…」キョロキョロ

槙島「とにかく、情報収集だな」

槙島「以前、発信器はこの国にあるということだが…」

明「情報収集だけなら行動をともにする必要はありませんね。二手に分かれた方が効率的かと」

槙島「しかし、傷はまだ完治というわけじゃないだろう?」

明「平気です。ムリはしません」

槙島「…」

明「【安価下2】」

 1 わたしは発信器のついたジェット機があるところまで行ってみます
 2 ここに『信者』がいるのなら、恐らくその集会所みたいなものもあるはずです。それをわたしは探します
 3 とりあえず、観光をしてこの国のアイスがどのようなものかを把握します


明「とりあえず、観光をしてこの国のアイスがどのようなものかを把握します」

槙島「アイス?」

明「では。リクくん、一緒に行きますか?」

リク「アイスっ!」ギュッ

明「それでは、日暮れにここで落ち合いましょう」

槙島「おい待て、アイスって…」

明「さて、どのようなアイスがあるのでしょう…?」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 明「こ…こんなの、アイスじゃ…ない…何てことだ…」リク「…」ポンポン
 4~6 明「ふむ…アイスは特に目を見張るほどではありませんが…」
 7~9 明「何て素晴らしい国だ…。この国に根を下ろしているのだとすれば許せない…!」

せい


明「こ…こんなの、アイスじゃ…ない…何てことだ…」

リク「…」ポンポン

明「慰めてくれるのですか…しかし、こんな、アイスと呼ぶにはあまりにもぬるく、甘味がなく、べちゃっとしたものを口にした以上…」

明「いや…そもそもどうして、アイスなのにべちゃべちゃでこれほどに溶けている…?」

明「冷蔵庫の故障か? 電気が通じていないのか?」

明「この国の文明レベルが、異常に低い…?」

明「トイレは汲取式…レストランにはGが平気で出てきて、電子機器の類がほとんど見当たらない…」

明「ばかりか、ここに暮らす人々の格好…まるで近代以前の装束のようだ…」

明「一体、どういうことなんだ…?」

 【安価下2】
 1 気を取り直して、観光地探し
 2 街中を練り歩いて様子を探る
 3 ぶらぶらと散歩をしておく

3


明(まるでタイムスリップをしてしまったような感じだ…)

明(注意深く歩き回って、様子を探ってみよう)

リク「あっ」ピタッ

明「どうしました?」

リク「あれ」

明「あれ…?」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 リク「あのパズル…」ジィッ 明「…欲しいのですか?」
 4~6 明「この国の装束から浮いた、ダブルのスーツ――」
 7~9 明「ッ! リクくん、隠れてください…。古神夏希…見つけました」コソッ

そい

9

ひゅあ


明「この国の装束から浮いた、ダブルのスーツ――」

明「いい見つけものをしてくれましたね、リクくん」

リク「いいコ?」

明「ええ、とってもいいコです。東京に帰ったら、わたしのオススメアイスをあげますよ」

リク「!」

明(とは言え…リクくんを連れたまま荒事になるのは避けたい…)

明(リクくんに危害が加わる可能性もあるし、ことを荒立ててはわたし達が来ていることを知られてしまう…)

明(となれば――【安価下2】)

 1 神の使徒を装って話しかけ、情報を聞き出す
 2 こっそり接近して発信器装着を試みる
 3 気絶させて成り済まし、動向を探るべく潜り込む

3


明(発信器をつければどこに信者が集まっているのかも分かる…)

明(しかし…どうするべきか…)

 【安価下2】
 1 この国の装束に身を包んで、一目惚れした体で花束を押しつけて去る。どさくさに紛れて発信器装着
 2 この国の装束に身を包んで、落とし物をしたと言ってハンカチを渡す。どさくに紛れて以下略
 3 リクにこの国の装束を着せ、子どもの無邪気さを利用して、どさくでに以下略
 4 その他、妙案求む

2

ステルスで近寄ってくっつける

サイレンサー付きの粘着弾撃てるような銃作って発信機仕込んで撃つとか無理かね
ダメなら2


明「変装完了」

リク「あきら、きれい」

明「ありがとうございます。ここで大人しく、いいコにして待っててくださいね」

明「では――」

 スタスタ…

明(ダブルスーツの男性まで距離2.4…)

明(1.3…)

明(0.4――)

 ポトッ

明「…そこの方」

ダブルスーツ「…」チラッ

明「ハンカチを落としましたよ。どうぞ」スッ

 【直下 コンマ判定】(貧乳-1)
 1~3 ダブルスーツ「…」フイッ 明(しまった、無視された…!?)
 4~6 ダブルスーツ「どうも…チッ…」明(舌打ちされた!?)
 7~9 ダブルスーツ「美しい…」明「っ…」

ひどいwwww

銃は無理だろう、付着した時の衝撃でさすがに気づかれるだろうし、どんだけ性能のいいサイレンサーでもこの距離で撃てば余裕で音聞こえる
おれのしょぼい知識なのでサイレンサー云々はもっといいのあるわっ!ならすまん


ダブルスーツ「…」フイッ

明(しまった、無視された…!?)

明(だが、ここでムリに行動しては疑われかねない…!)

明(それでもこのまま逃がしては――)

 【安価下2】
 1 ハンカチを押しつけて、どさくさに紛れて以下略
 2 色仕掛け
 3 一旦離れてから別の格好に変装し、尾行
 4 その他、妙案求む

 ちなみに、>>274が採用されていたら銃+サイレンサー+粘着弾…となって
 成功するかどうかも置いといて時間かかりすぎてアウトになる可能性が高めの判定が出てました

2以外見えない


 すまぬ、選択肢は
 5 見逃す
 もありました

 これは安価に数えません

2

そうかー 素人知識で適当言ってすまんかった


明(仕方がない、ここは多少強引でも、色仕掛け…!)

明(振りほどいてくるなら、そのどさくさに紛れればいい…!)

 ズイッ
 スルッ

ダブルスーツ「…」ジロ

明「楽しいこと…しませんか?」

ダブルスーツ「…」

 【直下 コンマ判定】(貧乳-1)
 1~3 ダブルスーツ「放せ、殺すぞ」
 4~6 ダブルスーツ「けっこう」
 7~9 ダブルスーツ「…///」明(もしかして…この人、むっつり…!?)

せい


 【安価下2】
 硬派気取りのむっつりダブルスーツメンのお名前
 ※ちなみに、日本人じゃないからね!

 【安価下4】
 ダブルスーツメンの異能

(成功するとは露ほどにも思ってなかった)

リー・ウェイソン

催眠術系

鉄の強度の身体を得る

名前ならムッツ・リー


リー「…///」

明(もしかして…この人、むっつり…?)

リー「わたしはリー・ウェイソン…」

リー「わたしの堅いものを…キミの…」

明(そしていきなり、要求を口に出してきた…!?)

リー「……は、期待できそうにないようだ…」シュン

明(どうして落ち込んだの!? したくはないけど、落ち込む要素はどこに!?)

リー「そこの安宿で…」

明(隣に立派なホテルがあるのに、けっこう金がない…?)

明(この男…リー・ウェイソン――ダメンズに間違いない…!)

明「…人違いでした…申し訳ありません」

リー「」ガ----ン

明(発信器はつけたし、退散しておこう…)

明(リクくんを1人にしたままだし、生理的に嫌だ、この人)

リー「」

 タタタッ

 【直下 コンマ判定】
 1~3 槙島「それで、発信器をつけた男がふ…ふう…そういうところに入ったきり、出てこないから居場所がまだ掴めないと」
 4~6 槙島「どうやら、この国…文明レベルがかなり低いらしい」明「そんなの一目瞭然です。それ以外は?」槙島「…」
 7~9 槙島「発信器をつけたジェット機を見に行ったが、やはり蛻の殻だった」

せい

おいリー w w w
よりにもよって風俗かよ w w w


槙島「それで、発信器をつけた男がふ…ふう…そういうところに入ったきり、出てこないから居場所がまだ掴めないと」

明「ええ、あの足で風俗に駆け込むあたり、かなりレベルの高いダメンズに間違いありませんね」

明「そしてなかなか出てこないのはEDなのか、絶倫なのか…」

槙島「そ、そういうことを恥ずかしげもなく口にするんじゃない! 風紀というものはだな…!」

明「ここにもむっつりがいたとは…」

槙島「む、むっつりではないぞ! 断じて! 18禁エロアニメは大好物だ!」

明「典型的な逃避パターンですか、ご愁傷さまです」

槙島「…」

明「しばらく、リー・ウェイソンというむっつり男がどう動くかを観察しておきます」

明「あなたは地理でも把握しておいてください」

リク「ふーぞくって何?」

明「ダメな大人が時たま吸い込まれてしまう恐ろしい場所です」

明「リクくんには関係ないので忘れていいですよ」

リク「おなかへった」

明「では、食事にしましょうか」

槙島「それくらい、俺が作ろう!」

 【安価下2】
 1 自分で(明が)作る
 2 槙島に任せる
 3 外食に決まってる

2


槙島「料理とは、火力がものをいうのだ!」

槙島「ファイアー!!」

リク「ふぁいあー!」

明「まあ…楽しそうにしている分にはいいんですけどね」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 槙島「さあ食え、中華風炒め物・おコゲスペシャル!」明「ただの炭じゃないですか」槙島「正直スマン」
 4~6 槙島「さあ食え、魚の塩焼きだ!」明「あんだけテンションあげといて、素朴ないい味ですね」
 7~9 槙島「さあ食え、俺の中華は最強だ!」明「何てムダに本格的な中華…」リク「おいしい!」パクパク

そい

ty-か

正直すまんかった


槙島「さあ食え、中華風炒め物・おコゲスペシャル!」

明「ただの炭じゃないですか」

槙島「正直スマン」

リク「まじぃ…」ペッ

明「食べなくていいんですよ、リクくん。全部、ちゃんと吐き出してくだしあね」

 ペッペッ

槙島「そこまでしなくても…」

明「仕方ないですね。わたしがやりますよ」

槙島「火力ならば任せ――」

 ギロッ

明「…何か言いました?」

槙島「できあがるのを、楽しみに待っているぞ!」グッ

 【直下 コンマ判定】(優等生タイプ+2)
 1~3 明「栄養満点ですから、残さず食べてください」槙島「苦いぞ、とても苦い…!」明「栄養はたっぷりです」
 4~6 明「どうぞ」槙島「普通だと!?」明「凝ったものを作る必要性、ありますか?」
 7~9 明「できましたよ」槙島「う、うまい…! なんてうまいんだ!? 嫁にこい!」明「絶対に嫌です」槙島「」

やあ

せいっ


明「できましたよ」

槙島「う、うまい…! なんてうまいんだ!? 嫁にこい!」

明「絶対に嫌です」

槙島「」

リク「おいしい…」モグモグ

明「むっつりはまだ風俗ですか…」

槙島「食事中に、そ、そんな言葉をだな…!」

明「過剰反応しすぎですよ」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 槙島「むっ…明後日に宮東が戻るそうだ。助っ人を連れてきている、と」
 4~6 槙島「むっ…明日の夜に宮東が戻るそうだ。助っ人とともに」
 7~9 槙島「うん? 明日の昼ころには宮東が合流できるらしい」

ほい

あいっ


槙島「むっ…明日の夜に宮東が戻るそうだ。助っ人とともに」

明「助っ人…?」

槙島「腕はなかなからしい」

明「…そうですか」

明「でしたら、明日中にアジトを見つけておきたいですね」

槙島「そうだな。この男、一向にふ…ふう…この場所から出てこないし、こちらでも調査はしておくべきだろう」

明(あれ…? もしかして、風俗で発信器に気づいたとかでは…?)

明(…いえ、考えないようにしておきましょう)

槙島「どうした?」

明「では、明日は【安価下2】」

 1 もう1度、リー・ウェイソンと接触して探ってみます
 2 引き続き、わたしは街中を歩いて調査してみます
 3 あなたが何かしらの情報を手に入れてくる…ということで、頼みましたので


 ――個人情報――
 名前:菊野明 性別:女 職業:異能管理機関職員 身体能力:高め 精神面:普通
 異能:武器具現 特技:人を騙す 願望:恩人の男の子と再会して恩返しをする
 グラスプスキル:ポイント100/100 アーム200/200 コート100/300 バーニッシュ200/200
 ピラー250/250 アンテナ50/200 ステルス208/300

 ――異能管理機関・正職員――
  宇和時久:東京支部支部長 五感共有の異能
  萑部律:技術部新技術開発顧問 天才技術者15歳 ズレ気味
  流石愛花:異能犯罪対策課課長 爆乳
  緑野柳:異能犯罪対策課 植物操作の異能 碧石と夫婦
  碧石不動:異能犯罪対策課 日替わりの異能 緑野と夫婦 巨乳派
  枢木イアン:某市異能犯罪対策課課長 封じの大釘の異能
  鏑木千恵:某市支部 治癒の異能
  槙島軍人:調査チーム 炎の異能
  島津久:情報部所属 残留思念の異能

 ――ブラック・ライト――

  次郎・エドワース:鈍化の異能 
  黒山輝代:榊の側近 
  榊日和:ブラック・ライトのボス 衝撃の異能 
  リリカ:影人形の異能 重度メンヘラ 
  福路万里:風扇の異能 チャイナドレス美女 

 ――友人・勢力不明――
  宮東湊:異能犯罪対策課アルバイト 光線の異能 大学生 デザインベビー(3710号)
  リク:9歳美少年 おっとり系
  御手洗深道:ATCV-1の異能 変態盗撮魔 収監中
  古神夏希:細胞分裂の異能
  沙神唯乃:思考欠陥の異能
  リー・ウェイソン:鉄化の異能 むっつりスケベのダメ男


2


明「では明日は、もう1度、リー・ウェイソンと接触して探ってみます」

槙島「うむ」

槙島「さて、メシも食った。俺は一応、夜番をしておく。しっかり休め」

明「分かりました」

明「ただし、夜の番をしたからと言って、明日も何も有益な情報が得られなければ…食事抜きますので」

槙島「なっ、何だと…!? それは少し、厳しすぎるのではないか!?」

槙島「確かに何の手柄も上げられないのは問題だが、しかし俺はそもそも戦闘が――」

明「ご馳走さまでした。リクくん、お風呂に入ってください」

リク「あきらも一緒に入る?」

明「…まあ、いいですけど」

槙島「い、いかん! それはいかん! いくらそのコが無垢そうに見えてもだな、おねショ――」

明「いい加減、うざいです!」ドガッ

槙島「ぐはぁっ…!?」ドサッ

明「まったく…これだから男というのは…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 明(ヤバい…発信器が本当に風俗で落ちてるっぽい…)
 4~6 明(リー・ウェイソン発見――)リー「尾行か…」
 7~9 明(今日もふらふらと出歩いているようですね…発信器が生きてて良かった…)

槙島「ふ、ふぅ……」


明(今日もふらふらと出歩いているようですね…発信器が生きてて良かった…)

明(しかし、昨日はとっさに人違いと言って置き去りにしてしまった…)

明(今日はどうやって接触をはかるか…)

 【安価下2】
 1 交換日記からとプラトニックな感じで迫ってみる
 2 悲しい女風に酒場へ誘い出す
 3 昨日のことは照れてしまったことにしておく
 4 その他、妙案求む

3

3

2


明「もし…そこの方」

リー「!」ビクッ

リー「あなたは…昨日の…」

明「昨日は申し訳ありません…その…少し、照れてしまったもので…///」

リー「!?」

リー「で…では、あっちの茂みの方にでも…」

明(風俗で金でも使い果たしたのか…)

明(そもそもアオカンとかないわー…)

明「外では…恥ずかしゅうございます…」

リー「…で、では…そうだな…」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 リー「ならば…僧院の、我が部屋に…」ゴクリ
 4~6 リー「さ、酒でも飲もうではないか…どうだ?」
 7~9 リー「お前の部屋に行きたい」ズイッ

ほい


リー「さ、酒でも飲もうではないか…どうだ?」

明「…はい」コクリ

リー「お、お前の名は何という?」

明(名前…? 面倒臭い…)

明「コノリ・メッツム…と」

リー「おお…えきぞちぃっく…」

明(このむっつりめ…)

 カラン

リー「おほん…バーボンでももらおうか」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 明(ヤバい…酔ってきた…)
 4~6 明(お互い、さっぱり酔った気配はない…)
 7~9 明(寄ってきてるな、このむっつり…)

癒し系むっつり

このむっつりは生かしたいむっつり
安価なら下


明(酔ってきてるな、このむっつり…)

リー「と…ところでだね、キミ…」

リー「具体的に5つほど…わたしに声をかけてきた理由なんてものを尋ねておきたいのだが…」

明(ああ、うざい…)

明「スーツがとても素敵でした、ネクタイが素敵でした、お声が素敵でした、お靴が素敵でした、マヌケそうでした」

リー「ああ…そうか、うんうん、よくよく分かってくれているではないか…ふふふ…」

明(完全に酔ってると見た。この感じなら、ぽろっと何でも漏らしそう…)

明「【安価下2】」

 1 外国の方と見えますが、何をしにこちらへ?
 2 あなた様はまさか…神の使徒様でございますか?
 3 アイスクリームはお好きですか?

2


明「あなた様はまさか…神の使徒様でございますか?」

リー「ふふふ…分かるかね? そうとも、大声では言えないがな」ニヤリ

明「まあ…素敵でございます」

リー「そうかね、そうかね? そうとも、そうだろうとも。選ばれし者だからな」

明(選ばれし者…)

明「わたしも、神の使徒となってお仕えしたいですわ」

リー「だが、主の声を聞いたことはないのだろう?」

明「はい…お顔も拝見したことがございませんし…とても羨ましゅうございます」

リー「ふふふ…あの方はいつも、とても素敵な笑顔を見せてくださるのだ」

リー「それだけで全てが許されると感じる。幸福な心持ちになれる」

リー「この幸福はすぐにでも、世界中で誰もが享受されるだろう」

明「すぐ…でございますか?」

リー「そうとも」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 リー「もっとも、キミはわたしと出会ったことですでに幸せに満たされているだろうがね。ははははっ」
 4~6 リー「近日中に主はその存在を世界にしらしめると仰られているのだ」
 7~9 リー「明日の晩…いよいよ、我らが世界を握ることになる」

ぼろぼろ情報漏らすなこのむっつり


リー「明日の晩…いよいよ、我らが世界を握ることになる」

明(明日の晩――?)

明「何をなさるのです? わたしにもお手伝いできることがあれば…」

リー「ふふ…これは使徒にしか知らされていない、極秘中のことだ」

明「決して、誰にも打ち明けないとお約束いたしますわ」


 【直下 コンマ判定】(酔っ払い-1)
 1~3 リー「…………………………何だったか…」明「」
 4~6 リー「対地衛星兵器――というものを知っているかな?」明「対地衛星…兵器…?」
 7~9 リー「とある兵器が開発された。ただの人間が使っても、その力は絶大。にも関わらず、それを我ら使徒が使うのだ」


リー「…………………………何だったか…」

明「」

リー「待ちたまえ、時間はとくとあるのだ…」

リー「思い出すまで…そう、キミの瞳でも見つめていれば…」

明「見つめられると照れてしまいますわ…」

明「それよりも、お話の続きを…」

リー「そう言わずに顔をよく見せておくれよ」クイッ


 【直下 コンマ判定】(生理的にムリ-3)
 1~5 明「ふんぬっ!」メコッ
 6~9 明「っ…ずっとお傍にいては特別さが薄れてしまいます…今日はこれで…」フルフル

あい


明「ふんぬっ!」メコッ

リー「ぐふぉっ!?」ドサッ

リー「」

明「やってしまった…」

明「ここの勘定は、この人にお願いします」

明(酒に酔っていなかったら、こうも綺麗に気絶はしなかっただろうな…)

 【安価下2】
 1 このまま去る
 2 置き手紙でも残しておくか
   A またいつかお会いしとうございます
   B 生理的にムリ、キモい、死ね
   C 強引だったのでつい…申し訳ありません
 3 ツバでもリーの顔に吐きつけてから帰る

2A

2C

生理的に無理だし3


リー「ハッ…一体…?」ガバッ

置き手紙『強引だったのでつい…申し訳ありません』

リー「つい…だと?」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 リー「つい、でわたしを殴ったと言うのか…許せん!」
 4~6 リー「…またやってしまったか…」シュン
 7~9 リー「おお…何と身持ちの堅い…素敵だ…コノリ・メッツム…」

なにこのむっつり可愛いんだけど

ムッツリドM


明「戻りました…」

明「ああ、まだ全身が粟立ってる…」

リク「あきらっ!」トテトテ

明「ただいま戻りました」

リク「おかえりなさい」

明「槙島さんは?」

リク「ぐんちゃんは…お外」

明「ぐんちゃん…? …外ですか」

明「何かしらしているなら、それでいいですが…」

明(もう昼過ぎ…随分と長居してしまった…)

明(結局、分かったことと言えば明日の晩に何かをする…ということ)

明(となると、明日の日中はその準備などがきっとある。止めるなら、明日しかチャンスがない…)

リク「おなかへった」クイクイ

明「…ええ、分かりました。何か食べたいものはありますか?」

リク「…ハムカツ」

明「ハムカツ?」

リク「うん」

明「ハムカツ…。果たして、この国にハムがあるのだろうか…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 槙島「特に何も分からなかった!」明「あなた、無能だったんですね」
 4~6 槙島「明日の夜、何かをするようだ!」明「知ってます」
 7~9 槙島「工場のような場所へ潜り込んできたが、俺では何をしていたのか分からなかった。これを持ち帰ってきたが」

はい

かなりどうでもいいがマッキー火力強すぎて料理失敗したのならメシマズ認定は時期尚早、火力が上手いこといけば美味くなるかもしれない
みたいなことを言ってぐんちゃんクックチャレンジを狙ってみる


槙島「明日の夜、何かをするようだ!」

明「知ってます」

槙島「何、だと…!?」

リク「ぐんちゃん、肩車」

槙島「遊びはマジメな話の後だ!」

リク「…」

槙島「で、どうするべきか?」

明「…湊と合流してからにしましょう。リクくんと遊んであげててください」

槙島「よし! ではリクよ、俺の肩にまたがるがいい!」

リク「うん」

<わははははっ! どうだ!? 楽しいか、楽しいと言えぇえええ――――――っ!

<もっと!

<も、もっとだと!? こ、こうか!?

<もっともっと!

<ぬおぉおおおおおおおお――――――――っ!

<もっともっともっと!

明(リクくん、あれでものすごくパワフルな遊び好きですよね…)

明(湊が来るまで、何かをしているべきか…)

 【安価下2】
 1 グラスプスキルの練習
   A ポイント 100/100
   B アーム 200/200
   C コート 100/300
   D バーニッシュ 200/200
   E ピラー 250/250
   F アンテナ 50/200
   G ステルス 208/300
 2 発信器でリーの居場所を見守っておく
 3 体を休めておく

3

1G

1A

1G


明「酒場から移動を始めた…」

明「まさか、また風俗なんてはず…」

明「そろそろ、アジトにでも戻ってもらいたい…」

 【直下 コンマ判定】(むっつりダメンズ-1)
 1~3 明「ま・た・ふ・う・ぞ・く…ダメだ、あのむっつり…」
 4~6 明「ふらふらふらふら…リストラを隠している父親のごとくさまよってますね…」
 7~9 明「この場所は…? 地図と照らし合わせると…何もない…? 衛星写真だと…この建物…工場…?」

ほい


明「ふらふらふらふら…リストラを隠している父親のごとくさまよってますね…」

明「そんなに自分の居場所がないですか…」

明「これ以上見てても、何もなさげですね…」

<もっとやって!

<か、勘弁しろ…ゼィゼィ

<ぐんちゃんつまんない…

<ぐぬぬ…

明(ようやく静かになってくれた…)

 【安価下2】
 1 グラスプスキルの練習
   A ポイント 100/100
   B アーム 200/200
   C コート 100/300
   D バーニッシュ 200/200
   E ピラー 250/250
   F アンテナ 50/200
   G ステルス 208/300
 2 コミュでもしておく
   A リクとコミュ
   B 槙島とコミュ
 3 体を休めておく

惜しい

1G

2G

2B

1C


明「ステルスの練習でもしておきましょう…」

リク「…」ジィッ

明(視線を感じる…)

 【直下 コンマ判定】(精神普通+15)
 コンマ二桁分加算
 ステルス 208/300

 【下2 コンマ判定】
 0のみ…

ほい

リクがどんどん湊のような性格に…

a

子供は親に似るって言うし……そういや湊も若い頃のイアンに似てるんだっけ


 ステルス 311/300

明「できた…!」

リク「あきらが消えたっ」キョロキョロ

明「ここですよ」スゥッ

リク「!」

リク「あきらすごい」

明「そうですか? 大したことではないですよ」

明(ステルスとバーニッシュの複合…ステルス・バーニッシュ…

明(あれを習得するには、両方をある程度の高いレベルで使えるようにならないといけなかったはず…)

明(まだまだ練習の余地あり、ですね…)

<ドンドンドン

槙島「む、来客…宮東か」

 ガチャ

 【直下 コンマ判定】
  1  ?「主の命により、排除する――」
 2~9 湊「リクっ、寂しくしてなかったか!?」リク「みなと!」ギュッ

やあ

あぶねぇあぶねぇ


 ガチャ

湊「リクっ、寂しくしてなかったか!?」

リク「みなと!」ギュッ

湊「よしよし、土産にタコス――を変えなかったから、ほらこれやるよ」

リク「ぼうし?」

湊「そんぶ…そんぶろ…何だったっけ?」

 ヒョコッ

冬也「ソンブレロ、だよ。お邪魔します…」

リク「とーや?」キョトン

冬也「リク、久しぶり」

リク「とーやっ!」ダキッ

湊「おい、何か冬也の方が抱きつきが嬉しそうな感じじゃねえか? おい、何でだよ」

冬也「人徳?」

槙島「お前が助っ人…とやらか?」

冬也「あ、はじめまして、朝霧冬也です」

槙島「槙島軍人だ。趣味はアニメ観賞」

冬也「ボク、ロボットアニメとか好きです」

槙島「本当か!? ゾイドは、ゾイドは分かるか!?」クワッ

冬也「荷電粒子砲はロマン」

 ガシッ

明(男の人は本当によく分からない…)

冬也「そっちの方が…律の…」

明「律くんの、お知り合いですか?」

冬也「はい。えっと…兄貴分…?」

明(そう言えば、聞いていたかも知れない…)

リク「とーや、あそんで」

冬也「何してほしいの?」

リク「肩車!」

明(あーあ…)


スタミナもりもりメンタルかちかち冬也ならいけるぜ!

リア充爆発しろ


冬也「リク…ちょっと見ない内に、大きくなったね…重くなったし」

槙島(何故…ケロっとしているんだ!?)

湊「俺がちゃんと育ててるからな」

冬也「でもさ、あんなにパワフルに…ちょっと、湊みたいになりそうで怖いな…」

湊「どういう意味だ、こら」

槙島「それではこれより、作戦会議を始めるぞ」

冬也「あ、はい」

湊「作戦会議なんて大層なことができるほど、下調べできてんのか?」

明「明日の晩に、何かを起こすという確定情報があります」

明「その全容は分かっていませんが、阻止するためには明日の日中に行動を起こさなければなりません」

湊「で、どこが根城になってるんだ?」

明「まだ不明です」

湊「んじゃどうしようもねえだろうが」

冬也「まあまあ…」

槙島「しかし、菊野が神の使徒と名乗る敵の1人に発信器をつけた。ふらふらしているが、その時になれば戻るはずだ」

槙島「つまり、突撃する分には距離さえ開いていなければ大した問題はない」

湊「ふうん…」

明「しかし、確実にアジトの場所は把握しておきたいところです。何か方法があれば…」

湊「だったら、こっちで何かして巣から誘き出せばいい。戻ってく時には分かるだろ」

槙島「ふむ…。こちらの存在が知られてしまうリスクはあるが、うまく行けば戦力を削げるな」

冬也「偉そうな人って、大体同じような場所にいたりするんだけどね…」

明「どういうことです?」

冬也「マフィアのドンとか、カルテルのボスとか…。神様とか名乗っちゃってる人なら、祀られてるだろうし…」

冬也「宗教的な意味合いが濃いなら、そういう施設みたいのはなかったんですか?」

明(そんなの調べてなかったとは言えない…)

槙島(マフィアだのカルテルだの…一体、この男は何だ…?)

明「【安価下2】」

 1 今からちょっと、宗教施設のようなところを探しましょう。出歩けば見つかるかと
 2 どうやって誘き出すかが問題ですね
 3 あのへっぽこむっつりダメンズも明日の朝には戻るでしょうし、体力温存に努めましょう

3

3

冬也のグラプススキルどうなってんだろ、あと天上院流の格闘技能
できれば数値で見てみたいです|ω・`)チラッ


明「今からちょっと、宗教施設のようなところを探しましょう。出歩けば見つかるかと」

冬也(調べてなかったんだ…)

湊(そんくらい調べておけよ…)

明「手分けすればすぐのはずです」

 【安価下2】
 組み合わせを選んでね
 視点は明に固定されるよ
 1 明と湊 槙島と冬也
 2 明と槙島 湊と冬也
 3 明と冬也 湊と槙島
 4 明「わたしはここでリクくんとお留守番してるので、行ってらっしゃい」
   ※調査に行くのはコンマ判定で決まります

―――――

 >>380
 今日の更新終わる時に覚えてたら張るね
 そんなちらってされたら教えるしかないもんね、ここだけの内緒だよ

2

3

>>381ありがとうございます!
3


槙島「宗教施設、宗教施設…」キョロキョロ

明「そんなにきょろきょろしてると不審に思われますよ」

槙島「そうか…ならば、こうだ」ザッザッザッ

明「行進してどうするんですか。しかもなんば歩きになってます」

槙島「ではどうすればいい!?」

明「普通に歩けばいいでしょう。観光気分で」

槙島「これは重大な任務だ、観光気分などと…!」

明「はいはい…」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 ?「――主の命だ、排除する」
 4~6 明「騒ぎすぎです…。人が出てきたので、戻りましょう」
 7~9 明「あの建物がそれっぽいですね…」槙島「うむ、何やら強敵の匂いがする」

09

ほい

強敵……リーかな? (すっとぼけ


明「あの建物がそれっぽいですね…」

槙島「うむ、何やら強敵の匂いがする」

明「…匂いがするものなのですか?」

槙島「こう言うと、後々で、『お前だったか』とカッコがつくのだ」

明「…さて、では戻りましょうか」

槙島「どうせなら、少し小火くらい――」

明「ダメです」

槙島「どれだけの戦力が蓄えられているか、分かるかも知れん」

明「【安価下2】」

 1 ダメです
 2 どうしてもやりたければどうぞ。わたしは先に帰ります
 3 小火程度にしてくださいよ
 4 いっそ、全部燃やす勢いで…

1


明「ダメです」

槙島「少しだけ、少しだけでいい」

明「どんな放火魔ですか、あなた」

槙島「ダメか…」シュン

明「場所は把握しました。戻りましょう」

槙島「……」ピクッ

槙島(む…? アンテナ――いや、俺にだけ…?)

槙島(なかなか、本当に強敵らしいのがいるようでいいじゃあないか…)

槙島「わはは…楽しくなってきた」

明「?」

 【安価下2】
 とりあえず無事に帰って…
 1 誰かとコミュしておくか
   A 湊
   B リク
   C 槙島
   D 冬也
 2 明日に備えて早めに休む
 3 その他、自由

1D


冬也「ふぅ…さっぱりした…」

冬也「こんなにゆっくり、お風呂に入れるなんて…」

冬也「平和って素晴らしい…」ジ-ン

明「冬也さん、少し…いいですか?」

冬也「あ、どうも…。何ですか?」

明(話しかけたものの…何を話せばいいんだろう?)

 ↓1~2 冬也とのコミュ内容
 例)・アイスはお好きですか?  ・湊と仲がよさそうですね  ・身の上話でもどうですか?  などなど
 ※A+Bみたいな、1回に2つ以上のはなしです 片っぽだけしか採用しませんので悪しからず

湊くん律くんリクくんの3人と仲いいみたいだけれど思いで話がききたいな

アイスは何味がお好きですか?


明「アイスは何味がお好きですか?」

冬也「アイス…?」

明「まさか、アイスをご存知でない!? 人生の9割以上を損していますよ!?」ガタッ

冬也「知ってます、知ってます…」

明「で、何味がお好きですか?」

冬也「何味って言われても…特にこだわりは…」

明「…」

冬也「その顔はやめてください…。えっと、うーん…バニラかな?」

明「王道ですね! まったり濃厚、ミルクの味わいと香る甘いエッセンス! いいですね!」

冬也(何でそんなに食いつくんだろう…?)

冬也「アイス…好きなんですか?」

明「好きです、アイス」

冬也「そうですか…」

明「それと、湊やリクくん、それに律くん…とも仲がいいようですが…」

冬也「何だかんだで、去年はずっと一緒にいたんで」

明「ずっと一緒、ですか…。何かエピソードでも1つ」

冬也「エピソード…?」

冬也「【安価下2】」

 1 じゃあ、4人で海に行って律のクルーザーがとんでも性能だった話でも…
 2 幻のアゲアゲくん9号機っていうのがあったんですけど…
 3 雪が降って、雪合戦をした時が…何だかすごかったなあ…

3

安心と信頼のアゲアゲくん


 ――とある秋の日・異能管理機関某市支部・律のラボ――

律「今度のアゲアゲくん9号機は、とってもとっても、すごいです!」

湊「もういいっつーの、そのふれこみ」

リク「わくわく」

冬也「でぃ…でぃすいずあぺん…」

律「ちょっとは興味持ってほしいですー! いいコなリクにはアメちゃんあげるです」

リク「もごもご…」

律「ボクは考えたです。ただお料理ができるだけのロボットじゃ、面白くない――」

湊「いや、ただのお料理ロボットの粋はとっくに飛び越えてるだろ」

律「そこで、アゲアゲくん9号機! かもーん、です!」

 ウィ----ン

9号機『あげますか? あげませんか?』ウィ-ン ウィ-ン

湊「いつものヘンテコロボットにしか見えねえぞ?」

冬也「あい…うぉんととぅー…ごー…れすとぅらんと…」

律「ちっちっちっ、9号機はそんじょそこらのロボットじゃないです!」

律「まず、エンジンはいつものように星のチカラで動く特別製!」

律「そしてボディーはボクが独自に作った新素材で、約3000度の熱でも耐えられるんです!」

律「加えて瞬間最大馬力は5000馬力! お馬さん5000頭分のパワーが発揮できます!」

律「さらにさらに、冬也兄ちゃんにあげた銃と同じ、星のチカラを使ったビームと、ロケットパンチも搭載!」

律「そして、新たにご主人様登録設定をつけ加えたことで、ご主人様以外の命令は受けつけなくなったんです! これで悪用も不能!」

律「安心と安全、信頼を寄せるに相応しい多目的ロボットなんです!」

湊「んで、焼き揚げに今度は何ができるようになったんだ?」

リク「ハムカツ食べたい」

律「あ…」

湊「ん?」

冬也「あーゆー…くれいじー…?」

リク「ハムカツ」

律「………………肝心のお料理機能を搭載し忘れたです! あ、アゲアゲくんのアイデンティティーがぁああああ――――――っ!」

湊「アホだ…」

冬也「アゲアゲくんって名前が冠せないよね、揚げものできないんじゃ」

律「うぅ…で、でも…折角作ったから…9号機は9号機です!」

湊「それをアゲアゲくんシリーズに入れるのか、お前」

律「…………うぅぅ…9号機ィ――――――っ!」ダキッ

9号機『高い、たかーい、ご主人様をあげちゃうぜー』ウィ-ン ウィ-ン

リク「それやって」

湊「違うアゲアゲだよな、それ!?」

律「ハッ、でも、高い高い専用のアゲアゲくんです!」

冬也「それでいいの…?」


冬也英語の勉強中か w
師匠と世界を旅するもん……うん?この子、高校三年生だよね?でいすいずあぺん?嘘だろ……

勉強できないなとは思っていたがこれ程か…じゃあ数学は方程式が出来ないレベルか…


 ――ロリショ・ターン――

冬也「――ってことがあって…」

明「律くん…相変わらずだったんですね…」

冬也「結局、9号機はフライヤーロボットじゃないっていうことで、アゲアゲくんシリーズにはなれませんでした」

冬也「で、9番目は欠番になって、次に10号機が作られて…幻のナンバーになっちゃったっていうオチです」

明「その9号機はその後、どうなったんですか?」

冬也「多分、某市支部の律のラボの…あのガラクタの山のどこかで眠ってるはずです」

冬也「あの山…もっと他にもとんでもないのが眠ってるんでしょうけど…おっかなくて触れないんですよね」

明「けれど律くんは…人を傷つけるためだけの目的では発明をしない…」

冬也「…」チラッ

明「……なのに、洗脳をしてあんなことまでさせるなんて…」ギリッ

冬也「……律はズレてるけど、根っこはいいコだから大丈夫ですよ」

冬也「それに、失敗しても、次にちゃんと活かすことを忘れないから、へこたれることもしないはずです」

冬也「ボクなんかより、恋人の明さんの方が律のことは分かってるでしょうけど」

明「そんなことないです…。わたしは律くんに救われただけで…思い出らしい思い出なんて…本当にささいな――」

冬也「写メ、見ましたか?」

明「はい?」

冬也「見せびらかしで律がばら撒いたメールに添付されてた、この画像…」

明「…東京に戻った日の、デート…」

冬也「律がメカ以外でこんなににやけた笑顔するの、珍しくって…」

冬也「きっと、すごく明さんのことが好きなんだと思います。だから、あんまり落ち込まないでください」

冬也「それに明さんだって、律に劣らないいい顔してるじゃないですか」

明「……はい、そうですね…。こんな顔してたなんて…初めて、気づきました」

明「どうもありがとうございます」

冬也「どういたしまして」


 モグモグ
 ガツガツ

冬也「おいしい…和食だ…お米だ…何て美味しいんだろう…」ポロポロ

湊「泣くほどかよ?」

冬也「だってタコスしかまともに食べてなかったから…」

槙島「朝食からそんなに食べられるとは…」

冬也「食べられる時に食べておかないと、次にいつご飯が食べられるか分からなかったんで」モグモグ

リク「とーやすごい」

明「口に詰め込みすぎですよ」

湊「んで、カチコミかけんだろ。いつ行くんだ?」ムシャムシャ

槙島「少なくとも、3人のグラスパー。それに自称神様…打ち破るべき敵は最低で見積もってもこちらと同数だ」

槙島「さらに洗脳も解かねばならない。この方法が分からないが、異能で洗脳されているのならグラスパーを倒せば解除されるはずだ」

槙島「最低目標は、今夜に行われるという何かの阻止。最大目標は洗脳されたグラスパー全員の救命」

槙島「そして、主要な目標は自称神様の打倒にある」

槙島「やるべきことは多くある。それぞれに準備を済ませたら、向かうとしよう」

槙島「恐らく、敵グラスパーは腕利き揃いだ。戦闘向きではない古神や沙神相手でも、やりづらかったほどだ」

湊「ぐだぐだ言ってんじゃねえよ。それぞれ、何をする? そこだけだ」

 【安価下2】
 1 2人ずつに別れて、自称神様討伐を最優先
 2 2人ずつに分かれて、今夜の何かを阻止するコンビと、神様打倒のコンビで同時作戦
 3 4人揃って真正面からカチコミ
 4 その他、作戦求む

3

機関からの応援って無理なんだっけ?
安価なら2

無理なら2って書くつもりだった


冬也「4人だけでやる…んですか?」

冬也「機関の応援って…」

槙島「余剰人員はない! という、力強い返事をいただいた」

冬也「…相変わらずだなあ…」

湊「そもそも、イアンが応援とかもらってたけど、あれって水面下で相当の労力を費やして交渉するんだと」ヒソ

湊「でもって、寄越されても2人だの3人だろ? 割に合わねえんだよ、そもそもが」ヒソ

明「それに今からでは応援も間に合わないでしょう」

冬也「ふうん…」

槙島「そういうわけで! 2人ずつに分かれて、それぞれの目標を達成する同時行動作戦とする!」

槙島「肝心の組み分けだが…」

 【安価下2】
 1 くじ引き!(コンマ判定)
 2 明と湊
 3 明と槙島
 4 明と冬也

4

4


 【直下 コンマ判定】
 1~3 明と槙島
 4~6 明と湊
 7~9 明と冬也
  0  思わぬ5人目…

やあ


槙島「厳正なるくじ引きの結果――」

槙島「俺と朝霧、菊野と宮東! この組み合わせでやることにする!」

湊「こんなのをくじ引きで決めていいのかよ…」

冬也(正直、この人とはちょっと組みたくなかった…大丈夫かな…?)

明「それぞれの目標は?」

 【安価下2】
 1 それもこの際、くじ引きで!
 2 明・湊の目標は神様討伐
 3 明・湊の目標は何かを阻止

3

3


槙島「俺と朝霧は神様とやらを打倒する!」

槙島「お前らは今夜起こされるという凶行を阻止だ!」

明(律くんを止める…最後のチャンス。今度こそ――)

冬也(神様か…。星の意志とも違うんだろうけど…一体、何者…?)

湊「…死ぬんじゃねえぞ、冬也」

冬也「湊も」

槙島「では、準備が完了次第、出るぞ!」

明(準備…準備らしい準備があっただろうか…?)

 【安価下2】
 1 いや、特にない
 2 ちょびっとグラスプスキルでも練習しとこう
   A ポイント 100/100
   B アーム 200/200
   C コート 100/300
   D バーニッシュ 200/200
   E ピラー 250/250
   F アンテナ 50/200
   G ステルス 311/300
 3 何かある?【自由】

1

2C


明(ちょっとでも、グラスプスキルを…)

明(コートを覚えれば即死級の強烈な攻撃も受け流せるはず…)

 【直下 コンマ判定】(精神普通+15)
 コンマ二桁分加算
 コート 100/300

神様討伐の方は冬也視点に切り替わったりしないのかしら
明が主人公だし無理っぽいけど


 コート 173/300

明(まあ、完璧になるはずはそもそもなかった…)

明(とりあえず、気休め気休め…)

槙島「では、出発だ!」

冬也「リク、大人しく待っててね」

湊「危なくなったら逃げていいけど、俺達のとこには来るなよ」

リク「うん」

湊「明、お前も…ムリすんじゃねえぞ」

明「ええ。分かってます」

槙島「ああ、命を投げ打つ覚悟はいらんからな」

明「さっきから何です、あなた達」


 【直下 コンマ判定】
 1~8 湊「お前、無茶しそうなんだよ、分かれ」
  9  ?「――死んだら二度と生きられない」明「!?」

ほい


 ――大型宗教施設――

 タッタッタッ

湊「でけえし、外と違って中身は随分近代的だな」

明「ですね。しかし、不気味に静まり返ってます…」

湊「何かってののために、出払ってるのかもな」

明「早く、見つけ出しましょう」

 【直下 コンマ判定】
 1~5 敵だよ!
 6~9 湊「あっちから、何か音がする」明「行きましょう」

そいや


 【直下 コンマ判定】
 1~3 いきなり古神・沙神でした
 4~6 新敵キャラ
 7~9 リー・ウェイソン登場!

ss

リーの実力やいかに!

むっつり!


湊「地下室――いや、地下空間…」

明「こんなに広い場所が建物の下に…。機械の駆動音が奥から聞こえますね」

 ザッ…

リー「そこまでだ、ネズミども」

リー「この、リー・ウェイソンが来たからには…命がないものと思え」

明(リー・ウェイソン…!)

湊「上等だ、ぶっ飛ばす」

明(でも、あいつは稀に見るレベルのダメンズ――騙せれば、不要な戦いを避けるどころか、有益な情報が拾えるかも)

 【安価下2】
 1 明「ああ、リー・ウェイソン様…この哀れな子羊めの懇願をお聞きくださいませんか?」
 2 まあいいや、倒しておこう

2

2


湊「そういや、共闘ってのは初めてかもな」

明「いつも、どちらかで片づけていたような感じでしたね」

リー「いくぞ!」タンッ

湊「来やがれ、だせえスーツ着てるくせに!」

 リーが飛び出し、アームをかけて突っ込んでくる。
 湊もアームで身体を強化して受け止めようとしたが、ずしりときた重みは尋常ではなかった。

湊「――っ」

リー「我が鉄のボディー、そう易々と受け止められるとは思うな!」

リー「次はお前だ!」

 【直下 コンマ判定】
 偶数 リー「むっ…コノリ・メッツム!?」
 奇数 リー「とおりゃあああっ!」

 【安価下2】
 どんな武器で迎撃する?

淡泊ww

火炎瓶

日本刀

鉄の肉体でブルースリーばりのアクションやられたら手がつけられんな

グラスプスキルがあるから能力が単純でも強いんだよなぁ


リー「とおりゃああああっ!」

明「せいっ!」ブンッ

 リーの蹴りに火炎瓶をぶつける。
 しかし、その身体の強度と質量は鉄そのもの。

 呆気なく瓶は割られ、炎が飛び散る。
 そのまま止まることの知らぬ蹴りが明を吹き飛ばした。

明「ぐぅっ…!?」

湊「あいつ、硬い上に重いな」

リー「はははっ! 俺の異能は自らの肉体を鉄と化すこと!」

リー「そしてアームを重ねかけすることで、強度は鉄以上、破壊力も跳ね上がる!」

リー「鉄(クロガネ)のグラスパーとでも、呼びたまえ」フッ

湊「明…折角、あんな火炎瓶なんてのを出してもらって悪いけど、燃え移るもんがなきゃあんま意味がねえ…」

明「ええ、それにあの程度の火力では鉄を溶かすこともままなりませんし、ヘタに熱を蓄えられたら触れることすら叶わなくなりそうです」

リー「かかってこないのならば、こちらから行くぞ!」

湊「何か有効な武器とかねえのかよ!?」

 リーの攻撃を湊が引き受け、紙一重で回避していく。

明(有効な武器――鉄を打破できるものあるのか…?)

 【安価下2】
 1 金属バット&バーニッシュ
 2 鉄には鉄球! 遠心力とバーニッシュと質量で粉砕狙い
 3 その他、妙案求む

1

1

鎖鎌

3 濃硫酸入りの瓶

化学物質って武器にカウントしていいのか?今更だけど重火器の火薬も


明「こうなれば、同じもの同士をぶつけて破壊するのみです」

湊「金属バットって、どこの不良だ」

明「まんま不良顔のあなたに言われたくは、ありません…!」

 ブンッ

リー「ぬうん!」バシッ

 ガゥンッ

湊「うるっせ…! 反響しすぎだ…!」

明「バットが折れても、またすぐに生成できる…!」

明「根比べです、このむっつりナルシストダメンズ!」

リー「よく見ればお前――昨日の!?」

 【直下 コンマ判定】(貧乳-1)
 1~5 リー「よくも昨日は恥をかかせてくれたな!? ガイア!」湊「シャレにならねえっつーの!」
 6~9 明「隙あり!」

せい

ほい

貧乳辛い…

貧乳がここで裏目になるとは・・・

貧乳は罪

リーさんがガチで強くて……冬也きてくれー!


 貧乳が足を引っ張ってる…

―――――

リー「よくも昨日は恥をかかせてくれたな!? ガイア!」

湊「シャレにならねえっつーの!」

明「さっきからちらちらと、何か失礼なことで判断してませんか!?」ブンッ

リー「効くか、そのようなもの!」

 金属バットがひしゃげ、リーの鉄腕が明を捕えてなぎ倒す。
 後頭部から床へ倒れ込む明を湊がスライディングで滑り込みながら受け止めた。

リー「潰れてしまえ!」

 さらに繰り出された鉄の豪腕が振り落とされ、湊がそれをグローブをはめた手で受け止める。
 瞬時に衝撃は吸収され、軽い音だけが鳴った。

湊「――てめえが潰れちまえ。リベンジャー・改」

 発散された衝撃がリーを直撃する。
 凄まじい音が爆散して、リーが天井にめり込む。

 【直下 コンマ判定】
 1~3 リー「効か、ぬ…!」
 4~6 リー「少し…くらっときたぞ…」
 7~9 リー「俺の…腕が…!?」ピシピシッ

あい


リー「少し…くらっときたぞ…」

湊「マジかよ…」

明「いえ…強がってるだけでしょう」

明「見栄を張りたい気質の人間のはずなのに、少しくらっときた、と発言をした…つまり、ダメージは大きいはずです」

リー「冷静な分析をするな!」

湊「てことは、チャンスがあるわけだ」

湊「大振りさせるように撹乱するぞ」

明「分かってます、よ…!」

リー「ちょこまかと!」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 リー「特別な一撃を見舞うまでもない! 地力で上回っているのだ!」
 4~6 明「でぇえええいっ!」リー「ふんっ!」湊「こっちだ、ボケ!」ゲシッ
 7~9 リー「受け止めきれぬだけの攻撃を、見舞ってくれるわ!」

スタンバトンや催涙スプレーにすればよかったか


明「でぇえええいっ!」

リー「ふんっ!」

 5本目の金属バットで明が殴りかかる。
 片腕で受け止め、リーが明に迫ったが背後から湊が蹴り倒す。

湊「こっちだ、ボケ!」ゲシッ

 尻を突き出す格好で倒れ込んだリーに湊が挑発でさらに軽く蹴る。

リー「貴様ァアアアア――――――――ッ!」

明(怒り出した…! わたしも挑発を!)

明「【安価下2】」

 1 言おう言おうと思っていたことを言いますが、生理的にあなたはムリです
 2 風俗に18時間こもってたようですけど、不全ですか? ……ださっww
 3 その他、自由挑発台詞

そういえば、ガイアの戦いではアームはゴミだったはずだけど明突っ込んで大丈夫か?


 >>465
 けっこうリスキーでヤバい状況です

―――――

明「言おう言おうと思っていたことを言いますが、生理的にあなたはムリです」

リー「」

明「だいたい、恥ずかしがるとかありえません」

明「害虫を見た時みたいに頭がフリーズしかけました」

 【直下 コンマ判定】(リー「貧乳のくせに!」+2)
 1~5 リー「あんまりだぁああああ――――――っ!」
 6~9 リー「絶対に、許さぁああああああ――――――――――――ん!」

せい

どんだけ貧乳が後を引くんだよ

サイヤ人は怒りでパワーアップするが……?


リー「絶対に、許さぁああああああ――――――――――――ん!」

湊「おいおい、ちょっと逆上しすぎじゃねえか、アイツ」

明「まさか、これほど効果的だったとは。頼みましたよ、湊」

湊「俺と律の発明品に任せとけ」ギュッ

リー「超・全・力ッ! リアル鉄拳!」

 ギュオォォオオオオッ

湊「もらったァ!」

 【直下 コンマ判定】(天才技術者+4)
 1~3 リー「止められるはずが、なかろう!」
 4~6 湊(ヤバい…壊れる――!? 保て!)
 7~9 湊「お返しだ――」ニィ

貧乳補正あるなら知力補正を…

戦闘は考えるな感じろだから知力補正ないのはちかたないね


湊「お返しだ――」ニィ

 リーの拳を受け止めた音は、またもや嘘のように軽く響いた。
 湊が片腕でリーの襟に首の後ろから腕を回して掴み、グローブをつけた手を腹部に押し当てる。

明「ついでにこれまでの、憂さです」

 同時に明がリーの後ろへ回り、金属バットをフルスイングする。
 始めにグローブから発散された衝撃でリーの体が吹き飛ばされかけた。
 掴まれた襟が耐えきれずに破れて体が浮きかけ、その後頭部を金属バットが真芯で捉える。

リー「ぶべらぶわぁっ!?」

 奇妙な悲鳴を上げながらリーが倒れ込む。

明「うぅ…手がびりびりになりました」

湊「バット、ものすげえ感じにねじ曲がってるぜ」

明「けれど、スカッとしました。バッティングセンターにでも、今度行ってみたいですね…」

湊「律に言えばピッチングマシーンなんていくらでも作るだろ」

明「ですが律くんの作ったピッチングマシーンなんて、100マイルオーバーが最低速になりそうです」

湊「いいや、本物に近づけたとか言って、設定球速が上下する」

明「ふふっ…そうかも知れませんね」

湊「だろ? ――んじゃあ、この先にいそうだし、あのバカを連れ戻そうぜ」

 【直下 コンマ判定】
 1~5 律の作った兵器は対地衛星破壊兵器・ケラウノス
 6~9 律の作った兵器は汎用戦闘拡張機械鎧・イージスアーマー

―――――

 第二部、ここまでです
 またまた一旦休憩、ありがとうございました

 知力補正はつきませんが、出てくる選択肢は冬也のと違って外れが少なくなってるんですよ

やあ

おつおつ


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 ケラウノスとイージスアーマー、両方
 奇数 幻の9号機量産化
 ※0は偶数扱い

 0が出ちゃったからまた出しておいただけで、休憩は休憩よ
 1時間後くらいに戻れたら

ここで0きちゃうかあ……

ぐええ

やはり0安価に弱い…大丈夫かなぁ…

あれだ、冬也とぐんちゃんが神様をワンパンして戻ってくるのに賭けよう
冬也の掌握の異能はむちゃくちゃ心強いてか冬也が心強い……よね?(前スレ見つつ

こうも貧乳が足を引っ張るなら、古神さんの洗脳解けたら細胞操作で巨乳にしてもらうしかないな!(確信)

(胸って遺伝子じゃないのかな)


 明たんはほら、貧乳コンプどころか、
 貧乳はステータス派だから巨乳化したくないってゆー…(震え声

 冗談はさておき…
 【安価下1】
 1 このまま、明・湊視点で進めとこう
 2 冬也・槙島視点いっとこうか(安価はかなり少なめ、ほとんどコンマ判定で進行)


 ちなみに…
 ・名前:朝霧冬也
 ・職業:無職(旅人)
 ・身体能力値:100
 ・精神値:90
 ・頭脳値:35
 ・異能強度:30、70
 ・異能:光蝶、掌握
 ・特技:声真似、狙撃(180/100)、天上院流格闘術(50/100)
 ・所属勢力:フリー
 ・望む奇跡:皆で笑い合える明日がほしい
 ・習得グラスプスキル:ポイント、アーム、コート(MAX)、バーニッシュ(MAX)、ピラー、アンテナ、ステルス(MAX)

2

まだピラーMAXじゃないのか(驚愕)
あと狙撃技術がおかしい

冬也のスキルすげえ w w w
天上院先生やイアンの奥さん並みのピラー出せるじゃん

なお頭脳


 ――大型宗教施設――

 タタタッ

槙島「人がいないが、無防備なはずはない!」

槙島「例えいかなる敵が現れようとも、灰燼と帰するのみ! わはははっ!」

冬也「そんな高笑いしてたら、誰か来ちゃうかも知れないのに…」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 むなしく高笑いは消え去った
 4~6 イージスアーマーの性能やいかに
 7~9 グラスパーでてきたよ

そい


 ガシャッ…

槙島「ん?」

冬也「何だ、あれ…?」

冬也「SFに出てくる、パワードスーツみたいな…アイアンマンがモデル…?」

 パシュンッ…

槙島「グラスパーか?」

冬也「いえ、グラスパーじゃないけど…星のチカラが使われてるような…」

槙島「グラスパーではないのに、星のチカラ――星業技術、か」

冬也「星業技術?」

槙島「萑部律の開発した、星のチカラをエネルギーに転換させる技術だ。それを用いた機械一般をさしても使う」

冬也「じゃあ、あれは律の作った兵器…」

イージスアーマー(→AA)「…」ピピピ

槙島「何だ…?」

冬也「律がもし、本気で兵器を作ったなら――かなり危ないはずです」

 シュバァンッ

冬也「レーザー!?」グイッ

 シュバァンッ

槙島「壁の向こうまで切れたか…」

AA「侵入者、排除する」ピピピ

槙島「来るぞ!」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 冬也「無視しましょう」槙島「何ぃ!?」
 4~6 冬也「速い…!?」
 7~9 槙島「燃やし散らす!」

やあ


 電子音を鳴らしながらAAが飛び出した。
 見るからに重厚な鉄の装甲で覆われているにも関わらず、足の裏や腰裏などの要所に装着されたスラスターが噴かされる。

冬也「速い…!?」

AA「…」ジャキッ

冬也「まるで人間サイズのガンダム――!」

槙島「Vガンのあれだ…何か、思い出せない、喉まででかかっているのに、あれに似ている!」

冬也「名前なんてどうでもいいですよ!」

 突っ込んできたAAは背中から大型の銃を引き抜いて連射する。
 スパーク弾を掌握の異能で払いのけ、繰り出された拳を掴んで冬也が一本背負いをする。
 だが、床へ叩きつける前にスラスターが無理やりに噴かされて冬也の体が浮き上がる。

槙島「耐えろ、朝霧! ブヮァアアアア――――――――――ニィング!」

冬也「炎の、異能――!?」

 ものすごい火炎が冬也ごとAAを飲み込む。
 火中でAAを蹴り飛ばし、コートで炎を脱ぎながら業火を脱する。

 【直下 コンマ判定】(天才技術者+4)
 1~3 槙島「もろいものだ」
 4~6 槙島「まだ耐えるか!」
 7~9 槙島「あの火力で…!?」冬也「さすが律…」


 あ、判定表が逆だった…
 まあ補正の向きも合ってるし、これはこれってことで…

 これは判定に数えませぬ

ぬわ

今思えば冬也とマッキーってバリバリの戦闘タイプのコンビでしかも遠近対応してるから結構強いんじゃね?


槙島「あの火力で…!?」

冬也「さすが律…」

 炎の中からAAが姿を現す。
 少しだけ表面の塗装が熱で焼けこげた程度のものだった。

AA「排除する――」ピピピ

冬也「槙島さん、逃げましょう」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 槙島「いいや、逃げぬ、退かぬ!」冬也「ああもう…」
 4~6 槙島「賛成だ」冬也「逃げ切れればいいんですけどね…」
 7~9 槙島「ああ、逃げよう」AA「侵入者撤退、任務終了――」

はっ


槙島「ああ、逃げよう」

AA「侵入者撤退、任務終了――」

 ダダダッ…

冬也(逃がしてくれて良かった…)

槙島「あの兵器…なかなかだったな」

冬也「ですね…」

槙島「倒せると思うか?」

冬也「やれないことはないはずですけど…コツを掴むまでは骨が折れそうです、物理的な意味で」

槙島「同感だ。それにあの耐熱性能、どう見る? 萑部律の技術力を鑑みて、どれだけ頑丈だ?」

冬也「漫然とした攻撃じゃ、そうそう傷つかないと思います」

冬也「でも…律が作ってるロボットみたいな感じがしなかった…。まるで、本当の人の動きみたいで…」

槙島「――そうか!」

冬也「何か分かったんですか?」

槙島「Vガンのゾロだ! ゾロに似ている!」

冬也「…ボクはVガンのV2ABが好きです」

槙島「MSなら断然、ウィングガンダムだ」

 【直下 コンマ判定】
 1~5 敵グラスパー出てきたよ
 6~9 意外と敵が出てこない

そい

せい

0きたー


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 神様のとこ来ちゃったよ。案外、グラスパーの数は少なかったみたいね
 奇数 神様のとこ来ちゃったよ。てことは、他のグラスパーだのは明たん達の方に集中…
 ※0は偶数扱いです

はい

珍しく0コンマが成功してる


 【安価下1】
 神様のお名前
 ※外人名の方がいいかな

 【安価下3】
 1 神様は増幅の異能の持ち主
 2 神様は魅了の異能の持ち主
 3 その他、いつも通りに募集といこうか
 ※1か2の方がお話が考えやすくなるんだけどね…|ω・`)

エリオール・コンデンナー

2

感情支配

1


 バァン

槙島「ここは――」

冬也「いかにもな、祭壇の部屋…」

エリオール「よくぞ参りました」ニコッ

槙島「貴様が自称・神とやらか!?」

冬也(何だか、すごくいい笑顔をしてる…)

冬也(悪い人には見えないっぽいけど…菩薩の笑み、みたいなやつ…?)

槙島「罪のない人間を洗脳して破壊行動をさせている不届きものは貴様だな!」

槙島「この俺が、成敗してくれる! ブワァアアアアア―――――――――――ニィ―――――ング!!」

 【直下 コンマ判定】(掌握の異能+3)
 1~5 エリオ「…」ニッコリ 冬也「危ない――!」
 6~9 エリオ「…」ニッコリ

あい


エリオ「…」ニッコリ

 火炎がうねりを上げてエリオールを包み込んだ。
 室内のあらゆるものが燃え始め、途端に熱気と乾燥が空間を支配する。

槙島「これでどうだ!?」

冬也「…」ゴクリ

 パァァァ…

槙島「な、何だ…! 炎の中で、何かが光っている…!?」

冬也「これが…神様の異能――?」

 炎が弾け飛び、エリオールが無傷のまま現れる。
 身体に傷がないどころか、身につける着衣でさえも乱れることも、焦げることもなかった。

エリオ「わたしはあまねくこの世を想像した神ではありません」

エリオ「しかしわたしは、あまねく全ての人間に奇跡を分け与えられるために…人々から敬われ、奉られているだけです」

槙島「バカな――」

冬也「何がどうなってる…」

エリオ「立ち向かうのならば、勇気を持って挑みなさい」

エリオ「逃げ帰るのならば、その勇気を大切に握り締めなさい」

エリオ「わたしは人の意思を尊重します」ニッコリ

 【多数決】最速3票集まったものを採用
 1 一時撤退、ヤバい
 2 挑まなければ始まらない

1

あれ、これ思ったよりヤバいぞ
でもここで引いたら今度は湊たちがヤバいから2

1


槙島「っ――得体の知れぬ異能だろうが、俺は立ち向かう!」

冬也「そういうのは犬死にするだけだから逃げますよ」

槙島「何!?」

冬也「師匠や、グラビアス並みの何かを感じます。得体が知れない――逃げないと、ヤバいです」

 グイッ

槙島「うおっ…喉が締まる、手を放せ…!」

 ダダダッ

エリオ「…」ニッコリ

 【直下 コンマ判定】
 1~4 槙島「ふざけるな! 俺は1人でも行く! 腑抜けはどこへなりとも逃げ帰れ!」冬也「っ…追いませんよ?」槙島「助力など不要!」
 5~9 冬也「自称神様は後回しにして、湊達の加勢に行きましょう」

せい

あかん、マッキーあかんて、お前教官に近いものを感じるんだよ


槙島「ふざけるな! 俺は1人でも行く! 腑抜けはどこへなりとも逃げ帰れ!」

冬也「っ…追いませんよ?」

槙島「助力など不要!」

槙島「元より俺の戦闘スタイルは、ソロのみだ!」

冬也「でも相手は、あの自称――いや、他称神様は本当に危険です!」

槙島「危険とは常に、栄誉と隣り合わせのもの! 刺し違えてでもあいつを殺せるのならば、俺がこの手で殺す!」

槙島「命を投げ打つ覚悟もないまま倒せる相手とは思ってもいない!」

槙島「お前は機関にも関係がない。協力したことには感謝をされど、指示に従うつもりは毛頭ないのだ!」

 ズンズン…

冬也「…せめて、死なないで…」


―――――

 今夜はここまでです
 長々と、どうもありがとうございました

乙です

冬也、お前なら見捨てないと信じてるぜ、今までがそうだったしな

おつおつ


 オマケ 『4人の色々な順番』

 1 異能強度(純粋に異能だけの破壊力、相性などガン無視のレベル的なところ)
   槙島軍人≧宮東湊<朝霧冬也(掌握)<菊野明<<<朝霧冬也(光蝶)
   ※シンプルなほど異能は強くなる傾向のテンプレです

 2 身体能力
   朝霧冬也<宮東湊≦槙島軍人<菊野明
   ※デザインベビーの湊を上回っちゃう冬也も、それに追随するぐんちゃんも異常、明は普通に優秀なのよ

 3 知能指数(頭の回転・知識量などなど込み込み)
   菊野明<<<宮東湊<槙島軍人<<朝霧冬也
   ※冬也が脳筋枠に…肉体派の頭が残念な傾向

 4 精神値(メンタル面の強さ)
   朝霧冬也<槙島軍人<宮東湊<菊野明
   ※天ちゃんとの特訓でがん振りしちゃったからね…

 5 財力(全財産の総額)
   宮東湊≦槙島軍人<菊野明<<<朝霧冬也
   ※実は湊はバイトでしこたま溜め込んでる上に、枢木おじさんというパトロンのお陰で生活費かかってないのよ

 6 モテ度(これまでの実績と、ファッションセンス、人柄などこみこみ)
   朝霧冬也<<菊野明<宮東湊<槙島軍人
   ※ぐんちゃんは熱血+アニオタ+ムダなところでマジメの三重殺でなかなか人が寄りつかない悲しい人…

 7 狙撃技術
   朝霧冬也<<<宮東湊≦菊野明<<<槙島軍人
   ※冬也の狙撃はヤバめになってます、ぐんちゃんは銃使うくらいなら異能を使う派です

 8 料理技術(作れる料理のレパートリー、その成功率などなどで算出)
   菊野明<宮東湊≦朝霧冬也<<槙島軍人
   ※枢木おじさんの味覚バカに苦労した湊が料理をできるようになったのは必然であった…

 9 戦闘能力値(1度にどれだけ大勢と戦えるか、どれほど連続で戦闘を継続できるかなどで算出)
   槙島軍人≦宮東湊≦朝霧冬也<<菊野明
   ※実は冬也は対大勢だとコルト頼みで殲滅戦にあまり向いてない…

 10 以上9つの総合順位
   宮東湊<朝霧冬也<槙島軍人<菊野明
   ※何だかんだで湊が1番優秀でした、堅実に2番目キープが響いたのかもね


 実際にどう転ぶのかは安価とコンマ次第だけど、設定上は…っていうところだから深くとらえないでね

 今の主人公のはずの明たんがビリになっちゃったのは、比較対象がやたらと優秀すぎるせい

 明たんは色々とハードモード
 がんばれ明、負けるな明、案外近くにかつての恩人がいる…かもよ

乙ー
しかし等号の向きそれでええんか?

明はまだろくにスキル磨く時間もなかったしな…
神様編にかたがついたらちょっとくらい特訓とか交友で時間取れたらいいな…

不等号全部逆じゃないか


 あかん、不等号全部逆さにしてもうてた…orz
 あれだね、学生の頃以来のものすごい恥ずかしさ

 正しくは>の向きでしたごめんなさい
 脳内変換どうかオナシャス


 ――大型宗教施設地下・工場ブロック――

明「工場、でしょうか…?」

湊「ベルトコンベアに乗った機械に、動き回るロボット…それ以外に何かあるのかよ?」

明「それにしても、これは一体、何を作っているのか…」

湊「知るかよ」

 【安価下2】
 1 ベルトコンベアの流れを追って、完成したものを探る
 2 (湊の)アンテナで敵を見つけて吐き出させるまで
 3 工場は無視してどんどん先へ行こう

2


明「湊、アンテナで近くにグラスパーがいないか探してください」

明「考えたって分からないんですから、聞き出した方が楽でしょう」

湊「…嫌いじゃねえな、それ」

 パシュンッ…

 【直下 コンマ判定】
 1~3 湊「何だ…? グラスパーじゃねえが…変なものを感じる」明「行ってみましょう」
 4~6 湊「奥に2人いる」明「2人…ですか」
 7~9 湊「見つけるまでもなく、来てたみたいだぜ」


 【直下 コンマ判定】
 1~5 イージスアーマー装着のグラスパー
 6~0 イージスアーマーなしだよ

 【安価下2】
 敵グラスパーのお名前

 【安価下4】
 その異能

名前は外国人のほうがよさげ?
ジム・トランスファー

アル=バイト

(金銭的に)安い物を(高度的に)高くしたり、(価値的に)高い物を(高度的に)低くできる異能

スイッチを出現させる 押した者が爆発する

ダンゲロスで見たな>スイッチ爆発


 あ、うん、外人名の方で良かったです
 どもどもありがとうございます
 しばらく敵さんは外人名っす

―――――

湊「見つけるまでもなく、来てたみたいだぜ」

 タタタッ

明「では、ぶちのめすとしましょう」

湊「おうよ」

 ダンッ

アル「――侵入者、排除する」

明「少し痛い目にあっていただきます…!」

 金属バットを出し、明がバーニッシュをかけてスイングする。
 ベルトコンベアを飛び越えてきたアルは、それを見切って頭を下げた。
 とっさに明が右手をバットから放して、ぐるりと体の後ろを通してバットを振り切る。

アル「っ!?」

 振り切られたバットがアルの鼻を強打し、湊がさらに拳を叩き込んだ。

湊「…そう強くない、のか…?」

アル「…」ムクリ

 ペッ

明「何だか、始めから攻撃をもらうことを前提としていたように思えますが…」

アル「スイッチは仕掛けた…」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 アル「特定の行動を取った時、お前らは爆破される」
 4~6 アル「異能を使えばただちに、お前らは爆破される」
 7~9 アル「俺の顔か、腹…。どちらかに触れれば、お前らは爆破される」

しゅっ

やべっ


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 アル「俺が死んだら、お前らは揃って爆死する」明「なら、殺さなければいいだけです」湊「生殺しだ」アル「…しまった」
 奇数 アル「あと300秒以内に、3人の内、誰かが死ななければ…全員、揃って爆死する。鬼ごっこのスタートだ」
 ※0は偶数扱いです

偶数

あひゃひゃ

なまごろし

せい

ごめんよアルさん


アル「俺が死んだら、お前らは揃って爆死する」

明「なら、殺さなければいいだけです」

湊「生殺しだ」

アル「…しまった」

湊(こいつ、バカなのか)

明(頭が悪そうだ…)

アル「が、逆に言えば…俺が自決すればお前らは死ぬし、即死させるようなマネはできない――」

湊「だから、死ぬ手前までいたぶってやるって、言ってんだろーが!」ダンッ

 湊が飛び出し、アルに殴りかかる。しかし、その手首を掴んでアルが床に投げ伏せた。
 鮮やかな動きは見とれそうになるほど流麗で、湊の頭を踏みつけて視線を明に投げる。

アル「――自決するほどとは思ってはいないが」

明(強い…!)

 【安価下2】
 どんな武器でどう戦う?
 ※複雑な構造のものは大変になるよ

分銅つき鎖

日本刀

鎖鎌でふん縛ろう


 スラァン…

明「素手相手ならば、これで勝負」チャキ

アル「ジャパニーズ・カタナ…もしかして…ニンジャ!?」

明「はい?」

湊(アホなのか、こいつ…?)

明「【安価下2】」

 1 サムラーイ、です
 2 イエス、アイム、ニンジャ
 3 違います
 4 その他、自由台詞

2

1


明「サムラーイ、です」

アル「サムラーイ!?」ビクッ

湊「隙ありだ、ボケ!」ガシッ

アル「しまっ――放せ!」

明「いきます…!」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 アル「サムラーイ、倒す!」
 4~6 アル「サムラーイ、意外と卑怯!」明「はぁああああっ!」
 7~9 明「せやぁあああっ!」アル「き~ら~れ~た~っ!?」バタッ

ほい


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 明「はぁあああ―――――――っ!」アル「サムラーイ、弟子にしてくれ!」ドゲザッ
 奇数 アル「サムライ、父さんの仇…!」
 ※0は偶数扱いです

ほい

アイエエエ……

父さんの仇……あれー?重くなったきたぞー?

ドーモ、アキラ=サン。サムライスレイヤーです


アル「サムライ、父さんの仇…!」

明(目の色が、変わった…!?)

 バシッ

 明の振り下ろした刀をアルが両手で挟んで取り押さえる。
 まごうことなき、完璧な真剣白刃取りで刀を折り砕き、明の腕を掴んで投げ飛ばす。

湊「コイツ、どんな体の構造してやがる――!?」

 湊が足に組みついたまま、投げ飛ばした明にアルは追撃を仕掛けるべく跳んだ。

明「ただのアームのはずなのに、これほどとは…!?」

アル「サムライ殺す、そのために――俺はァ!」

 工場の機械の陰に明が身を潜めるが、アルの突きが機械を貫通する。
 そのまま明の首を掴み、機械に空けた穴をこじ開けるように強く引きずり出す。

湊「止まりやがれ、このあんぽんたんが!」

 引き抜いたナイフで湊がアルの太ももを刺し、そのまま引き裂いた。
 肉が抉れ、骨まで刃は傷つけたはずなのに――アルは止まらない。

明「何て力!?」

 機械の中を通って引きずり出され、その破片が明の体を引き裂く。
 
 【直下 コンマ判定】
 1~3 アル「サムライ・デストロイ!」
 4~6 アル「サムライ、許さない!」
 7~9 明「これで、どうですか!?」ズンッ



アル「サムライ、許さない!」

 くびり殺そうとアルが明の首に力を込めるが、がくりと湊の傷つけた足が下がった。
 とっさに明が腰をひねって踵をアルの顎に叩き込み、湊がアルの手首を切り飛ばす。

明「かはっ…はぁっ…はぁっ…」

湊「お前、サムライ発言…撤回しとけばどうだ?」

明「あれだけバーサークしてるんですんですから、聞く耳なんて持ちませんよ、きっと」

アル「俺の…手…! 右手!?」

明「出血多量で死なれては、道連れで死にかねません」

湊「あの様子じゃ、口を開けばサムライ殺すだけだな…」

湊「手足の関節全部、ぶっ壊して動けなくして、止血して放置だ」

明「ええ…それでいきましょう」

 【安価下2】
 1 ハンマーでぶっ壊そう
 2 日本刀で継続
 3 その他、自由武器

鎖鎌で縛る

1


 直径40センチ程度の純鉄製ハンマーを作り出す。
 柄の長さは100センチ、重い鉄の塊だが、アームをかけてバーニッシュで上乗せすればその破壊力は人体破壊など雑作もない。

アル「殺す…! 父さんの仇、俺の右手の仇…! お前ら、許さない!」

湊「黙ってやろ、ごちゃごちゃ喚いたとこで死人が生き返るはずねえだろうが!」

 湊が先に飛び出し、アルと格闘を始める。
 拳打を繰り出しては受け、避け、掴んで組み合っては揉み合う。

 だが、アルは右手がなかった。加えて、左足を負傷している。
 それらのアドバンテージはすぐに分かりやすい形で現れ、とうとう湊の拳がアルの横っ面を殴り抜いた。

湊「やれ!」

明「言われず、とも――!」

 遠心力を乗せた、大きな鉄の塊がアルの腰を思いきり打ちつけた。
 激しく打ち飛ばされ、機械が粉砕されてスパークして火の手が上がる。

アル「負けない…! 死んでもサムライ、殺す!」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 アル「道連れに、死ね!」明「まさか、本当に自分で自分を――!?」
 4~6 湊「あいつ…まだ動くのか!?」
 7~9 アル「殺…す…! 殺すのに…俺の体、動け…!」明「…」


アル「道連れに、死ね!」

明「まさか、本当に自分で自分を――!?」

 アルが左手で自分の首に爪を立て始める。
 指が喉へ食い込んでいき、苦しげな顔をしながら文字通りに自分で自分の首を絞める。

湊「止めるぞ…!」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 大・爆・発
 4~6 明「わたしはサムライじゃないのに…!」
 7~9 湊「簡単に死のうと、するんじゃねえぞ――!」

(アカン)

すまん

まあこれで機械がぶっ壊れたと考えれば……
マッキーと冬也ならピラーで耐えれそうだけどはたしてこのコンビはどうだろうか


アル「っ――」ニヤリ

 鈍い音がして、アルの首が千切れる。
 悲壮な笑顔が張りついたままの頭がどさりと音を立てて落ちる。

 瞬間、明は体内に凄まじい熱を感じた。

 一瞬で全てが紅蓮に染め上げられる。
 何もかもが、爆散する。

 命も、想いも、信念も。
 報われることも、遂げるものもなく、爆発とともに消え去った。

                              ――――― DEAD END



 何だかんだ、コンマが悪くていつも死んじゃうね…
 
 【安価下2】
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2


 直径40センチ程度の純鉄製ハンマーを作り出す。
 柄の長さは100センチ、重い鉄の塊だが、アームをかけてバーニッシュで上乗せすればその破壊力は人体破壊など雑作もない。

アル「殺す…! 父さんの仇、俺の右手の仇…! お前ら、許さない!」

湊「黙ってやろ、ごちゃごちゃ喚いたとこで死人が生き返るはずねえだろうが!」

 湊が先に飛び出し、アルと格闘を始める。
 拳打を繰り出しては受け、避け、掴んで組み合っては揉み合う。

 だが、アルは右手がなかった。加えて、左足を負傷している。
 それらのアドバンテージはすぐに分かりやすい形で現れ、とうとう湊の拳がアルの横っ面を殴り抜いた。

湊「やれ!」

明「言われず、とも――!」

 遠心力を乗せた、大きな鉄の塊がアルの腰を思いきり打ちつけた。
 激しく打ち飛ばされ、機械が粉砕されてスパークして火の手が上がる。

アル「負けない…! 死んでもサムライ、殺す!」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 アル「道連れに、死ね!」明「まさか、本当に自分で自分を――!?」
 4~6 湊「あいつ…まだ動くのか!?」
 7~9 アル「殺…す…! 殺すのに…俺の体、動け…!」明「…」


湊「あいつ…まだ動くのか!?」

明「いえ…確実に砕きました。あれは最早、悪あがきにすぎません」

 アルは立ち上がろうとするが、欠損した手足を床に立ててどうにか這う真似くらいしかできていない。
 それでも、憎悪を瞳にたぎらせて、歯を食いしばりながら向かってくる。

湊「…哀れなもんだ」

アル「殺す…殺す…!」

明「【安価下2】」

 1 気絶させてから止血して、先を急ぎましょう
 2 わたしはサムライじゃなければ、あなたの父親の仇でもありませんよ
 3 死ぬのなら1人で死んでください。わたしはまだ、生きる必要があります

1


明「気絶させてから止血して、先を急ぎましょう」

湊「ああ」スタスタ

アル「殺す…噛み殺す! 触ったら、お前の手なんか噛みちぎる!」

湊「るせーんだよ、今の時代に敵討ちなんかがはやるはずねえだろ――」

 ドゴォッ

アル「っ…」ゼィゼィ

湊「さっさと、楽になっとけ!」

 ドゴッ
 ドゴッ

湊「しぶとかったな…」

 ドサッ

明「…そうですね。止血して、身動きが取れないように縛り上げておきましょう」

湊「悪いヤツじゃ…なかったかもな」ボソ

明「…」

湊「先に行こうぜ」

明「ええ」

 【直下 コンマ判定】
 1~5 その先には古神・沙神、そして律
 6~9 湊「そんなとこで何してんだよ、律」律「…」クルッ


律「ケラウノス最終調整シーケンス、68パーセントクリアです」カタカタ

古神「すっごいねー、けら…ケラケラ?」

沙神「ケラウノス」カタカタ

古神「どかーんってやって、ずどーんってなるんでしょ?」

古神「りっちゃん、あれを完成させちゃうんだからすごいねー」

律「…」カタカタ

沙神「…来た」

古神「マッキーかな?」

沙神「多分違う」

古神「じゃー、ミナミナ? それともりっちゃんの彼女だったりして~?」

律「さよならしたから、もう違うです」カタカタ

 【直下 コンマ判定】
 1~3 古神「それじゃ、イージスアーマーちゃん、使っちゃおーっと♪ さっちんもだよ?」
 4~6 古神「イージスアーマーちゃん使って迎撃してくるでありまーす!」
 7~9 古神「じゃあ、ケラケラの方はよろしくねー。いってきまーす」


古神「じゃあ、ケラケラの方はよろしくねー。いってきまーす」

 ウィ---ン

 ザッ

湊「古神夏希――律はその先か?」

明「もう、遅れは取りません」

古神「あっちゃ~、1対2になるのは考えてなかった」

古神「てことは…神様の方にマッキー? あーあ、マッキーじゃ死んじゃうよ」

古神「面白いから見てたかったんだけどなあ、マッキーは。残念無念、また来世だね」

湊「へらへらしてんじゃねえぞ、クソアマ」

明「律くんを、返してもらいます。そして、あなた達の企みは握りつぶす」

古神「ねーねー、ほんとの神様ってさ、2人は信じてる?」

明「【安価下2】」

 1 信じません
 2 全く信じていないわけではないです
 3 いるんじゃないですか?
 4 問答無用

3

1

3

しまった時間稼ぎか


明「信じません」

明「仮にいたとして、一体何をしているかも定かではないですし」

明「だったら、いないも同然。むしろ、そんなものがいるのならはっ倒して、世の中の理不尽について問いつめたいものです」

古神「わあ、過激~。ミナミナはどーなの?」

湊「いるはずねえだろうが、んなもん」

湊「いつだってな、人間様はてめえの意思で未来を決めるんだ」

古神「悲しいね、神様が信じられないような体験しかしてこなかったんだ」

古神「それじゃあ…別にいらないや。どうせならって少しは思ったけど、無神論者は純度が落ちちゃうから」

古神「純度を落としてまで必要とも思えないし…」

湊「ごちゃごちゃと、わけの分からねえことを言ってんじゃねえ」

明「【安価下2】」

 1 湊、この人の相手は頼みました
 2 わたしからも質問をしますが、あなた方が担ぎ上げているのは偽者の神様ですか?
 3 とっとと、倒させてもらいます

2


明「とっとと、倒させてもらいます」

古神「肉体派じゃないんだけどなあ…やさしくしてね?」

湊「んなことするはず、ねえだろうが――ガイア!」

 古神が自動扉脇のコンソールのタッチパネルをなぞった。
 扉が隔壁で幾重にも遮断され、奥の部屋の出入り口が閉ざされる。

湊「んなもん、俺がぶっ壊す!」

古神「ムダムダ――だって、あたしが守るんだもん」

 湊の拳が古神の腹をぶち抜いた。
 呆気ない幕切れと思われたが、湊が隔壁を殴った瞬間にバーニッシュで隔壁が強化される。

古神「あたしの異能はねぇ…死にづらいんだよね」

古神「頭とかぶっ飛ばしちゃう? それでもいいけど、痛みはあるから――やさしくしてちょ♪」


 【安価下2】
 1 このまま、明・湊視点で続行
 2 冬也視点

1


 【直下 コンマ判定】(掌握の異能+3)
 1~5 冬也「戦いの痕跡…この先に湊達がいる」
 6~9 冬也「…ああ、もうっ! あの他称神様はヤバいって止めたのに、何でいうこと聞いてくれないんだろう…!」

やあ

それでこそ冬也さんだ


冬也「…ああ、もうっ! あの他称神様はヤバいって止めたのに、何でいうこと聞いてくれないんだろう…!」

冬也「これじゃ、見殺しにしてるみたいで寝覚めが悪くなっちゃう…!」

 タタタッ

冬也(あのとんでもない火力の炎をどうやって払い散らしたのか、見当がつかない――)

冬也(それに師匠や、グラビアス並みの強いチカラも感じられた)

冬也(かなり高位のグラスパーに間違いない。――勝てるのかな…?)

 【直下 コンマ判定】
 1~5 冬也「やっぱり、ダメだ。槙島さんを無理やり引き戻すだけで退散しなきゃ」
 6~9 冬也「――いや、勝つんだ。星の奇跡を悪用しているなら、ボクが止めないといけない!」


冬也「やっぱり、ダメだ。槙島さんを無理やり引き戻すだけで退散しなきゃ」

冬也「あの他称神様は、危険すぎる…!」

 バァンッ

槙島「うぉおおおおおおおおお――――――――――――――っ!」

 祭壇の間に駆け込むと、業火が荒れ狂っていた。
 凄まじい熱気に一瞬で喉が乾燥し、冬也はその光景を疑った。
 あまりにも苛烈な猛攻撃。炎が盛り、槙島はエリオールに殴りかかっている。

 それなのに――。

エリオ「勇気の使い道は人それぞれ」

エリオ「しかし蛮勇は時として、愚かな犠牲者を生み出すものです」

 エリオールが殴りかかった槙島の腕を軽く手で払う。
 それだけで吹き飛ばされたように槙島は弾かれ、燃え盛る炎が散らされる。

冬也「槙島さん、分かって! 異能のカラクリを見極めないと、勝機はない!」

冬也「どころか、ただいたずらに死んじゃうだけです!」

槙島「追わないのではなかったのか…」ゼィゼィ

冬也「どうせ、こんなことになってるだろうと思って、引き返しただけです」スチャ

エリオ「あなたの勇気もまた、わたしに立ち向かう糧とするのですか」

冬也「槙島さん、5分です。5分だけ、全力で相手をする」

冬也「それで何も勝ち目を見出せなければ、ここは離脱しましょう」

槙島「そんなことができるものか!?」

 吼えた槙島の膝を冬也が一瞬で撃ち抜いた。
 立てなくなって槙島がその場に崩れ落ち、冬也はエリオールに一歩進み出る。

冬也「手荒でごめんなさい…。けど、口で言って分かってくれないなら、こうする他にないんで」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 神様、マジ神様
 4~6 神様、つよい
 7~9 冬也、つよなったのう

ほい

とうやつおい


エリオ「戦いたくはなかったのですがね」ニッコリ

冬也「ボクだって、本当はそうしたいです。でも――チカラは正しく使うべきです!」

 コルトから変換された星のチカラが吐き出される。
 エリオールがふぅっと息を吐き出すと、そのレーザー光が歪んで霧散しかけた。
 それを掌握の異能で繋ぎ止め、無理やりにエリオールへぶつけた。威力は弱まったが、直撃だった。

 それまでエリオールのいた台座が粉砕されて粉塵を巻き上げ、その中からエリオールが飛び出す。
 だんっ、と冬也が足を踏むと、無数の細いピラーが床から上がってエリオールを串刺しにしようと迫る。
 それでもエリオールはひょいひょいとピラーの槍を避けてしまう。

槙島「何だ、あの動き――」

冬也「避けるからこそ、狙いやすくなる」スチャ

 突き出されていくピラーがピラミッド型の鋭いものになってエリオールを襲った。
 たんっ、と高くエリオールが跳んだところに絶妙なタイミングでフルバーストの光条が繰り出された。

エリオ「っ――」

冬也「また無傷…でも!」

 腰裏のホルスターにコルトを戻して、冬也が着地したエリオールに飛びかかる。
 スパン、と鋭い音を立てて冬也の手が払いのけられた。肩関節が外れそうになるほどの強烈な防御。

エリオ「あなたはとても強いようだ」

 エリオールが手の中に握っていた、細かな瓦礫の破片を振りまく。
 瞬時に、その破片が冬也を撃ち抜いた。掌握する暇もない超高速で肉が削がれる。

槙島「朝霧――!」

 【直下 コンマ判定】
 1~5 冬也「撤退しましょう…!」
 6~9 冬也「もう少しで、分かる…!」


冬也「撤退しましょう…!」

 エリオールから距離を取り、カンバージショットで牽制する。
 だが、エリオールは身を屈めて、前へと出てきた。カンバージをするりと躱し、冬也の足を払うように軽く蹴る。

 ぐるん、と天地が逆転して床に叩きつけられたが、同時に2重のピラーが展開された。
 エリオールがこつんと蹴った瓦礫が外側のピラーを破壊するが、内側の層でどうにか食い止める。

冬也「こんなの5分も保ちません…!」

槙島「2度も背を向け、逃げると言うのか!?」

冬也「逃げて何がいけないんですか!?」

槙島「何!?」

冬也「ただ死ぬだけなら、誰でもできる!」

冬也「でもボクらは、いつか死ぬとしても――明日のために死ななきゃいけないんだ!」

冬也「ここで死んだところで、無駄死にです! 特攻して死ぬのが認められるような世界を、ボクは望んだ覚えがない!」

槙島「ッ――」

エリオ「一度、覚悟を決めて挑んだのであれば最後までやり通さなければならない」

エリオ「故にここから逃がしはしません」ニッコリ

冬也「食い止めます、行ってください!」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 冬也「せめて…異能だけでもあばかせてもらいます」エリオ「できますか?」
 4~6 冬也「すぐに後を追いますから、先に!」槙島「…必ず、その言葉は守れ!」
 7~9 エリオ「――良かろう、去れ」


 一方、明達…
 【直下 コンマ判定】
 1~3 湊「こいつ…不死身かよ…」古神「そんなに誉めないでよ、ミナミナったら」
 4~6 明「はぁあああああっ!」古神「痛っ………たいなぁ…」
 7~9 湊「こうなりゃ、瞬間最大火力で勝負…!」

ゾンビ

冬也の方も湊の方も熱くて燃える……ただ冬也はコンティニューできない可能性があるんだよなあ


明「はぁあああああっ!」

 巨大ハンマーで後ろの隔壁ごと、古神を撃ち抜く。
 だが、みしみしと身体を軋ませながらも古神は耐えていた。

古神「痛っ………たいなあ…」

 どれだけ重傷を負っても、古神はすぐに傷を再生してしまう。
 骨が砕けようとも、肉を治して、臓器も再生し、激痛に歯を食いしばりながら扉を死守する。

明(これほどまでに、ここを守っているとことは――必ず、この奥に何かがあるはず)


 【安価下2】
 1 多少の時間ロスは覚悟で、対物ライフルを作って一気にぶち抜く
 2 再生するなら骨を砕いて肉をバラバラにして、物理的に扉から放すまで
 3 再生が追いつかないくらい、連続で仕掛けていく

1

1


明「湊、今から一気にここをぶち抜くための武器を作ります」

明「それまでお願いします」

湊「言われなくても、やってんだろうが!」ドゴォッ

古神「ごぼっ…がべっ…!?」

 湊の猛攻に血を吐き、欠損した箇所を再生させながらも古神は隔壁へのバーニッシュを解かない。
 どれだけボロボロに打ちのめされても、苦痛で表情が歪み、暗くなろうとも古神は口の端に浮かべた笑みだけは絶やさない。

明(時間稼ぎというのは分かっている…)

明(そして、あれほどになってまで守るべき、重要な何かがこの先にあることも明白)

明(ヘタな手を打って時間をムダにするくらいならば、時間をかけてでも確実にぶち抜く!)

明(集中しろ、研ぎすませ、一刻も早く、ここを突破しないと――!)

 【直下 コンマ判定】
 対物ライフル作成までの所要時間を二桁で判定
 タイムリミットまで 300秒――START

合わせて300になるまでってこと?


 タイムリミットまで 288秒

 ガシャンッ

明「最速タイムです――」ジャキィッ

古神「それ、撃っちゃうの?」

明「無論!」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 古神しぶとすぎ(タイムロス90秒)
 4~6 古神しぶとい(タイムロス50秒)
 7~9 この調子やで(タイムロス30秒)
  0  多物ライフル×バーニッシュの凶悪さについて(タイムロス5秒)


あっあ


明「弾切れの心配はないので、ご安心してください!」

 ズドォンッ
 ズドォンッ

 一射ごとに古神の体はちぎれとぶが、心臓を基点に即座に再生される。
 弾切れはなくとも、バーニッシュを極めていない明には規格外の威力にまで高められない。

湊「しぶとすぎるんだよ、てめえ――!」

明「さっさと、どいてください!」

 何射目だったか、とうとう古神が隔壁から吹き飛ばされた。
 すかさず、湊がガイアで隔壁を破り、そこへ飛び込む。

 タイムリミットまで 198秒

 【直下 コンマ判定】
 1~3 沙神「まだ…彼女、死んでないよ」
 4~6 沙神「…もう少しなのに」
 7~9 沙神「意外と早い…」


 ――制御室――

沙神「…もう少しなのに」

律「…」カタカタ

湊「律!」

沙神「異能でりっちゃんの記憶、消せるよ」スクッ

明「律くんから離れてください。ぶっ放しますよ」ジャキィッ

沙神「異能発動まで、0.05秒かかる」

沙神「それが撃ち出されて、わたしを仕留めるよりかは早い」

沙神「…大人しくする?」

 【安価下2】
 1 湊にアイコンタクト、どうにかしてよ
 2 対物ライフルを消す
 3 ぶっ放す(かなり良くない判定が出ます)

1


明「…」チラッ

湊「…律」

律「忙しいから後にしてほしいです」カタカタ

沙神「ムダだよ、りっちゃんはもう戻らない」

明(モニターに表示されてるカウントダウン…3分を切ってる――)

湊「分かった――」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 湊「――なんて大人しくすると思うか!?」沙神「ふりーず」
 4~6 湊「まずはてめえをぶちのめす」
 7~9 湊「ちっと、ミニトマトを補給させてもらうぜ」沙神「ミニトマト…?」律「っ…!」

ふん


湊「まずはてめえをぶちのめす」

 室内の細かなランプを光源に、湊が光線を放った。
 沙神が即座に律の頭を鷲掴みにしたが、その腕を光線が貫く。

湊「行け!」

 弾かれたように明が駆け出し、奥のコントロールパネルに向かっている律に向かう。
 次々と光線が放たれて沙神が足をばたつかせて逃げ惑った。

沙神「距離があっても――」

湊「させるかよ…!」

明「律くん、やめてください!」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 律「うるさいです」ジャキッ 明「っ――」
 4~6 沙神「ふりーず!!」
 7~9 律「じゃ、邪魔しないでほしいです!」

ふん


律「じゃ、邪魔しないでほしいです!」

 勢いよく律が立ち上がり、星業銃を明へ向けた。
 足を止めかけたが、明はなおも律に歩み寄る。

沙神「ふり――」

湊「させねえよ、この野郎!」

 沙神が異能を発動しようと口を開きかけるが、湊が飛びかかって横っ面を殴り飛ばした。
 計器盤に沙神が押しつけられ、その首筋にナイフを向けられる。

明「撃ってくれて、かまいません」

 一歩ずつ律に近づき、明が言う。
 銃を向ける律は何度も引き金にかけた指へ力を込めようとしたが、それを絞るには至らない。

明「あなたに撃たれるなら本望です」

律「ほ…ほんとに撃つです! 邪魔するなら、ボクは――」

明「さあどうぞ。あなたの自慢の兵器で、自分の手で、人を殺してみてください」

 【安価下2】
 1 まともにここで交渉する気はハナからゼロ、コントロールパネルを破壊
 2 撃てるもんなら撃ってみろ姿勢を貫く
 3 無言で抱き締める


律「ほんとの、ほんとにボクは…」

 星業銃の銃口が、明の胸にぶつかった。
 固く目をつむりながら律が引き金を絞ろうとし、――その前に明が広げた腕で律を抱き締める。

律「っ――」

明「…」

律「なっ、は、放して――」

 暖かい雫がこぼれ、律の言葉が止まる。
 小刻みに震える、華奢な体だった。

明「良かった…」

 涙が、律の頬に落ちた。
 星業銃が床に転がり落ち、音を立てる。

明「どれだけ、心配したか…」

明「アイスを食べても、寝ても、覚めても、何をしていても…」

明「ずっと、あなたのことばかりが頭に浮かんで、離れませんでした…」

 だらりと下がっていた律の両腕が、ゆっくり上がって明の背に回される。
 大粒の涙が、律の目からあふれてこぼれ出した。

明「無事で良かった…」

明「銃口を向けられて、初めて…心の底から怖くなった…」

明「他でもないあなただったから――」

律「…明さん…」

 互いの存在を確かめ合うように、明と律は抱き締め合う。
 その胸に去来した安堵が、それまでの緊張をほぐし、涙腺をもろく、緩く解放した。

 【直下 コンマ判定】
 1~3 沙神「…3、2、1――」
 4~6 湊「――って、カウントダウン! あと10秒…!」
 7~9 湊「悪いけど、それを止めてから続きはやってくれ」

ああ

締まらないな w


湊「――って、カウントダウン! あと10秒…!」

 思い出したように湊が叫んだ。
 同時に沙神が湊の手に噛みつき、組み伏せていた湊に頭突きを食らわせて逃れる。

明「律くん、止めてください――!」

沙神「ふりーず――」

 【直下 コンマ判定】(掌握の異能+3)
 1~5 沙神「ケラウノスが、完成した――」
 4~6 律「い、今さら止めるなんて…」冬也「――任せて」

a

せい

ここで01かよ!!

コンマ神「もう大丈夫だと思った?」ニッコリ


沙神「ふりーず――」

 コォォォ…

 沙神の異能が発動される。
 生物の記憶へ干渉することで、欠陥を与える異能。

 発動のキーワードが発され、その場にいる沙神を除いた3人は思考を強制的に停止させられる。
 ただ、目を向けたままだったカウントダウンの数字が0へと刻まれていくことだけを、記憶するでもなく眺めて固まる。

沙神「ケラウノスが、完成した――」

 カウントダウンの数値が「00:00:00.00」で停止した。
 赤で表示されたデジタルの数字が点滅を繰り返す。

沙神「りっちゃんはもういらないから、返してあげる」

沙神「だけど…世界はもう、破滅まで止まらない」

沙神「こんなこと言っても、耳からはすり抜けて脳みそに届いてないと思うけど」

 ゆうゆうと沙神は制御室を出ていく。
 扉の前で肉の塊になっていたものを見て、足を止めた。

沙神「夏希…ゆっくりおやすみ」

沙神「夢の中でまた会おうね」

 【直下 コンマ判定】
 1~5 冬也が…
 6~9 エリオ「あの少年…なかなか強かったか…」沙神「エリオール…いこ。ネズミは?」エリオ「逃げられました」
  0  沙神「折角だし…試射くらいしておこうかな…。この国くらい、一射でいける…」

せい


エリオ「あの少年…なかなか強かったか…」

 荒れ果てた部屋で、エリオールは口元の血を親指の腹で拭った。
 そこへ沙神が欠伸を噛み殺しながら入ってきて、変わり果てたその空間を眺める。

沙神「エリオール…いこ。ネズミは?」

エリオ「逃げられました」

沙神「強かった?」

エリオ「なかなか…」ニッコリ

沙神「こっちはだいたい完璧」

エリオ「それは喜ばしいことですね」

沙神「うん…」

エリオ「どこまでいくのです、今度は」

沙神「火薬をまきに…世界中」



 ――ロリショ・ターン――

律「ボク…とんでもないこと、してたです…」

律「あんなの作って…街を爆弾で壊して…明さんのこと、いっぱい傷つけて…」

律「こんなこと、誰にも許されないです…」

明「仕方ありません…。洗脳されていたんですから」

律「でも、やってしまったことは、変わらないです…」

律「ボク…ボク、もう…どうしたら…」

明「【安価下2】」

 1 それはこれから、一緒に探しましょう
 2 あなたが、あそこで何をしていたのか、教えてください
 3 その他、自由台詞

なんでいつも最後の最後で…

これはあれだな……冬也はまた地獄の特訓with天上院だな

安価下でお願いしますすみません


明「それはこれから、一緒に探しましょう」

律「探したって…過去を消しちゃうなんてできないです」

律「死んじゃった人は生き返らないし、心に負った傷は癒えないです…」

律「ボク、ボクもう…何も作らないで、何もしないで、何も――」

明「律くん」ギュッ

律「っ…」

明「湊が使っているグローブで、敵のグラスパーを撃破できました」

明「確か、冬也くんが使っている銃も、あなたが作ったものだったはずです」

明「それに、あなたの戦闘機に乗ったからこそ、わたしはブラック・ライトを抜けられました」

明「他にもたくさん、あなたは誰かを傷つけるためではなく…誰かを助けるためのものを作ってきました」

律「でも突出しすぎた力は、どこかに綻びを作るんです…。ボクは…大罪人です…」

明「綻んだのなら、また紡げばいいんです」

明「とてつもない兵器を生み出してしまったなら、それから皆を守れるものをまた作ればいいんです」

律「そんなの…できないです。明さんは知らないから言えるんです…」

律「きっと、ボクさえいなければあんなのできなかったし、どんどん世界中に広まって…」

 【安価下2】
 1 なよなよしててうざいから、殴っておく(グラスプスキルなしの本気グーパンチ)
 2 叱咤激励あるのみ
 3 突然のkiss

3

教団が明編のラスボスになるのだろうか。それともブラックライトなのか、両方蹴散らすのか蹴散らさないのか

計画していた←手紙で同意

>>675間違えたすまぬ

かわいい


律「きっと、ボクさえいなければあんなのできなかったし、どんどん世界中に広まって…」

 俯いていた律の顔を両手で挟み、明は自分の方へ向かせた。
 きょとんとした律の瞳を見つめると、にじんだ涙で光をよく反射していた。

 チュッ…

 唇が重なり、律の目がゆっくりと、大きく見開かれる。
 不意のキスはものの数秒だった。それでも、時間が止まってしまったかのように何も2人には届かなかった。

明「…難しいことは、後で考えましょう」

律「…」

 しぱしぱとまばたきをし、理解が追いついてから律は顔を真っ赤にしてぎこちなく顔を逸らす。

明「とにかく今は…こうして、また律くんが隣にいてくれるだけでいいんです」

明「世界中、全ての人間があなたを糾弾しても、わたしはあなたの味方です」

明「だから…もう2度と、わたしにさようならなんて、言わないでください」

明「告白されたのに振られるなんて、ものすごいショックなんですよ」

律「…はい、です…」

律「…明さん」

明「何ですか?」

律「改めて、これからも…よろしくお願いします」ペコリ

明「…こちらこそ」


―――――

 一旦、ここまでです
 どうもありがとうございました

乙ー!


今回コンマ悪くなかったけど詰めが甘かったな…マジで頑張れ明ちゃん

明もだけど冬也もヤバい
エリオールさんのお気に入りみたいになってんじゃねーのこれ
それとやっぱ、エリオールは冬也に打倒してほしいと思っている俺ガイル

おつおつ
VSエリオールは律の設計した武器を明が具現化して使うとか・・・
主人公なんだし見せ場がほしい

明ちゃんも冬也みたいに地道に人脈と経験値積まなきゃな

律の設計した武器を具現化は無理だと思う
工程複雑とかそんなレベルじゃないしだったら作ってもらったのそのまま使えよ的な
主人公的見せ場は今回どちらも敵を逃してるんだからそのまま同じ敵を追えば十分
世界を[ピーーー]兵器を止める戦いってかなりのだろ


 【安価下1】
 1 明視点
 2 湊視点
 3 冬也視点
 ※「2」「3」はコンマ判定で進行されます

3


 ――ロリショ・ターン――

冬也「…」

 ソソソ…

冬也「…」

 ソォ-

冬也「どうしたの、リク?」

リク「とーや、なんで分かったの?」ダキッ

冬也「月が出てるから、影で分かったよ」ナデ

リク「とーや、今度はいつあえる?」

冬也「いつだろう…。まだ、日本には戻れそうにないからね」

リク「…やだ」

冬也「リク?」

リク「とーやも一緒がいい」

冬也「…ありがと、リク。ここ、座っていいよ」

リク「…」ポフッ

冬也「…リク、ボクがいなくて寂しい?」

リク「…」コクリ

冬也「そっか」

リク「とーや、ここいたいの?」サワサワ

冬也「うん、ちょっとね。…リクがいいコにしてたら、ちゃんとまた会えるよ」

リク「どれくらい?」

冬也「どれくらいだろ…」

リク「ちゃんとして」ムス

冬也「ごめん、ごめん…」

リク「とーやー」ユサユサ

冬也「でもリク、大きくなったね。湊と楽しくやってる?」

リク「うん。みなとがね、だいがくにいってね、りくはお家でお利口にしてるの」

リク「いちごーがね、おひるにごはん作ってくれてね…」

冬也(いっぱいお喋りするようになってる…。初めて会った時なんて、おなかへったくらいしか言わなかったのに…)ナデナデ

リク「ちゃんときいて」

冬也「聞いてるよ」

リク「ほんとう?」

冬也「もちろん」

リク「…それでね、あきらがね、本よんでくれて…」

冬也(他称神様――エリオール・コンデンナー…)

冬也(あの人の異能はボクが知る限り、もっとも汎用性が高くて強力なもの…)

冬也(これから…あの人は何をするつもりなんだろう――?)

 【直下 コンマ判定】
 偶数 湊「冬也、リクは?」冬也「寝ちゃったよ、丁度、今…」
 奇数 槙島「朝霧冬也、表へ出ろ。話がある」冬也「…」
 ※0は偶数扱いです

ほあ


槙島「朝霧冬也、表へ出ろ。話がある」

冬也「…」

リク「とーや?」

冬也「リク、おやすみ。ちゃんと毛布かぶって寝るんだよ」

リク「…うん」



槙島「結局…あの神様とかいう男とはどうなった?」

冬也「結果的にはボクが撤退して、どうにかことなきを得た形です」

槙島「俺では太刀打ちできなかった。なのに何故、民間人の貴様が――!」

冬也「…エリオール・コンデンナーって、あの人は名乗りました」

冬也「彼は本物の神様じゃなく、ボクらと同じくグラスパーです」

槙島「そんなことは分かっている! 俺の質問に答えろ、朝霧冬也! 何故俺ではなく、貴様があの男と渡り合えた!?」

 グイッ

冬也「…」

槙島「何か言え!」

冬也「…異能の相性で。多分ですけど、あの人の異能は起きている現象を無尽蔵に強化――ううん、増幅をさせるものだと思います」

冬也「蝋燭の火を吹き消すように息を吐いて、それを増幅すれば炎は簡単にかき消される」

冬也「掴み掛かってきた手を払いのけて、その運動エネルギーを増幅すれば肩が外れそうになるほどの力で撥ね除けられる…」

冬也「そういう異能だったと思います」

冬也「だからボクは他の現象で軽減されにくい攻撃を仕掛けて、撹拌されても異能でどうにか持ち直すことで応戦しました」

槙島「…それは俺ではできなかった、と。俺なんかでは、そのような対処法には気づかぬまま犬死にしたと言いたいのか!?」

冬也「あのままじゃ、犬死にでした」

槙島「ッ――!」

冬也「あなたは…強いと思います。強い信念を持ってて、それを貫こうと気持ちを保てる人です」

冬也「だけどエリオール・コンデンナーのような、地力で貫けない壁が出てきたら突っ込んであなた自身が耐えきれずに死んでしまう」

冬也「…ボクはよくお人好しって言われちゃうし、ちょっとはその自覚もあるから助けなきゃって思いました」

冬也「それが…ボクの曲げられない気持ちだから」

槙島「………………」

冬也「………………」

 スッ…

槙島「朝霧冬也…いずれ、必ず貴様を超える」

槙島「次は貴様の手など借りずとも、俺1人だけでやってのける。――腑抜けずに、待っていろ」

 ザッザッ…

冬也「………………はぁー…怖かった…。すごい剣幕だったな…」

 【直下 コンマ判定】
 1~4 律「冬也兄ちゃん…お、お久しぶりです」冬也「律…」
 5~9 湊「お疲れ、冬也。酒、飲むだろ?」

やあ


湊「お疲れ、冬也。酒、飲むだろ?」

冬也「うん。ありがと」

湊「ほれ」ポイッ

冬也「おっと…」パシッ

 カチン

湊「乾杯」

冬也「乾杯」ゴクッ

冬也「~~っ、これだねっ」

湊「おっさん臭いな、おい…」

冬也「師匠ってさ、意外とおっさんなんだよ。加齢臭が香ってくることあったりさ、かがみ時によっこいしょーいちとか、自然と言うの」

湊「あの天上院がか…。意外すぎるな」

冬也「おっさんな割に落ち着きないんだけどね…。また戻るのがちょっと憂うつ…」

湊「…悪かったな、こんなとこまで連れ出して」

冬也「うん? 別に…何も悪くないよ。リクに会えたし、ちゃんと律も戻ってきたみたいだしさ」

湊「まだ、天上院についてくのか? ここでとんずらこいたって、天上院なら追いかけてこねえだろ」

冬也「かもね。けど…師匠にいらないって言われるまではついてくよ。それにさ、旅してると色んな発見があって、楽しいよ」

湊「美女をめろめろにしたりして、か?」

冬也「いや…それは思わぬ副産物っていうか…。ナスターシャさんも、他の娘も、結局はなりゆきで――」

湊「他の娘って何だ」

冬也「あっ…」

湊「……………はぁぁぁ~…んなこったろうとは思ったけど…お前、絶対にいつか修羅場になるぜ」

冬也「脅かさないでよ…」

湊「…なあ、お前、神様ってのとやりあったんだろ? どうだった?」

冬也「強かったよ。グラビアスや師匠並み…高位のグラスパーで間違いない」

湊「律が作っちまった、2つの兵器…確か、イージスアーマーと、ケラウノス…だったか」

湊「これが、どんどん世の中に浸透しちまうらしい。星業技術ってのと一緒に」

湊「これまでは律がヘンテコロボットに仕込むだけだった星業技術が普及・量産されたら、また、星のチカラが枯渇する危険性がある」

湊「かと言って、これをなくしちまうようなことも今さらできやしねえ…」

湊「お前はさ、最期のグラスパーなんていう、特別な立場だろ? これから、どうするんだ?」

冬也「…まだ、これといったことは決まってないし、どうしようなんて考えてもなかなか分からないと思う」

冬也「だけど…ボクはボクで、何かしてみるよ。世界中を旅して賞金首を相手にしてれば、自然と悪い人にはいきつく」

冬也「どこかで、どうにかできそうなら、対処してみる。また、今回みたいなことがあったら、都合さえ合えば駆けつけるからさ」

冬也「湊もこれから…大変だろうけどがんばってね」

湊「…分かった」

冬也「あとさ、話変わるけど、リクがちょっと腕白になりすぎじゃない?」ジト

湊「腕白小僧の方が可愛げがあるだろ」

冬也「…グレさせないようにしてよ…」

湊「任せとけ、俺そっくりのスーパー超絶いいコになるぜ、リクは」

冬也「…………それ、安心できないよ…」


 ――異能管理機関東京支部・司令室――

宇和「萑部律新技術開発顧問殿」

律「…はい」

宇和「キミには、2つの道がある」

宇和「この報告書にある、ケラウノスとイージスアーマーなる両兵器を開発した責任を取り、機関を辞めるか」

宇和「もしくは…このまま機関に残り、責任を取って両兵器を上回る性能の、さらなる兵器を開発していくか」

律「…」

宇和「キミの作ったこの2つの兵器が世に出てしまった以上、機関としても決して放置のできない問題となりうる」

宇和「その時、どのような形で関わるのか…早急に腹を決めてくれ」

律「はい…です」

宇和「賢明な判断を、期待する――」



 ――異能管理機関東京支部・律のラボ――

律「宇和司令…とっても怖かったです…」

明「辞めるか、さらなる兵器を開発するか…? ふざけた選択肢ですね」

湊「けどまあ…そんだけ大層な代物だからな。おまけに、星業技術まで外部に広まる」

湊「お前、絶対にアインシュタイン並みの有名人になれるぜ」

律「今は全然、そんなの嬉しくないです…」

律「今日中にお返事もしなきゃですし…どうすればいいです?」

明「どうすれば…ですか?」

 【多数決】最速3票集まったものを採用
 1 ここでまた兵器を作って提供していては、間接的とは言え…あなたの発明で死人が増えることになります。辞めるべきです。
 2 あなたはいつものように、誰かを助け、守るためのものを作るべきです。辞める必要はありません。

2

まあなんだ、綺麗事並べても所詮兵器は兵器、人を傷つけるものでしかないが、大事なのはそれを扱う人の心だ、というのをどこかで見た気がするから2


明「あなたはいつものように、誰かを助け、守るためのものを作るべきです。辞める必要はありません」

律「…でも、それじゃますます…」

明「ますます、被害が広がると?」

明「しかし、どんな凶器であってもそれを用いた人間がいて、初めて凶器と呼ばれるものになるのです」

明「あなたの生み出した発明で100万人が死んでしまうなら、わたしがあなたの発明で、1000万人を救いましょう」

明「詭弁であろうとも、大切なことは何を成すべきかです」

明「律くんは、何を想ってこれまで色々な発明をしてきたのですか?」

律「………ボクは、皆がビックリして、喜んでくれるような顔が大好きです」

明「だったら、これからもそうするべきです」

明「あなたの落とし前はわたしがきっちり、清算してあげます」

律「はいです!」

湊(何か俺、空気化してる…?)

 【直下 コンマ判定】
 1~5 律「じゃあ、早速、宇和司令に報告してくるです!」
 6~9 律「実はもう、新型イージスアーマーを作ってあるです!」明・湊「「おい」」

そい

はい


律「じゃあ、早速、宇和司令に報告してくるです!」

 タタタッ

 ウィ---ン
 ガシャンッ

明「…それにしても…色々ありましたね」

湊「…だな」

明「結局、神の使徒とか、神様とかっていうのは何だったのでしょう?」

明「ロリショ・ターンを出てすぐ、ケラウノスとか言う対地衛星兵器が放たれ…小さい国とは言え、1撃で消し去ってしまいました」

明「あれを律くんに作らせるのが目的だったとして、どうしてテロのような行為までさせていたのでしょう…?」

湊「まだまだ、分からねえことだらけだ。あの工場で作られてたのが、イージスアーマーってのは聞いたけどな」

明「星業技術を用いて、人体の機能を飛躍的に拡張させる機械鎧…イージスアーマー…」

湊「SFだよなあ…ほんと」

明「ですね…」

湊「けど人間まで機械になるなんてムリだ。始めから機械のような人間を作ろうとしても、人間を機械みたいにしようとしても、失敗してる」

明「ええ…ブラック・ライトがも失敗続きでしたからね」

湊「結局、人間が戦う限り、そこには恐怖もあれば、興奮や、萎縮も含まれる」

湊「機械の得られない経験則を人間から得ようとしても、感情が邪魔をして完璧な兵器なんかできやしない」

湊「イージスアーマーってのが、ただの人間でもグラスパー並みになれるんだとしたって、大した意味ねえよな」

湊「それこそ、ロボット作った方がマシだったろ」

明「感情――」

湊「…あん? どうした?」

明「洗脳された直後の律くんは、無感情のように見えました」

湊「…そう言えば、そうだな」

明「もしも、あの洗脳を施した人間をイージスアーマーで包んで、戦場に送り出したとしたら…どうなると思いますか?」

明「人間の思考回路の柔軟性に、洗脳で消し去った感情…。人間なんて今は地上に何十億も存在しています」

湊「明、お前…最悪な発想できるんだな」

明「ロボットと違って、イージスアーマーはガワだけで済むためにコストも安く抑えられます」

明「中身は洗脳さえしてしまえば…いくらでも、補充がきく」

湊「律は、そこまで気づいてると思うか?」

明「……あの時の落ち込みようから察するに、彼は聡明ですし、何もかも分かっているかも知れません」

湊「これからが、大変になるな」

明「ええ」

湊「…」

明「…」

湊「…なあ」

明「はい?」

湊「律のこと、頼んだぞ」

明「言われるまでもありませんよ」


枢木『――おう、菊野明。ご苦労』

枢木『ひとまず、上にはちゃんと首輪つきで飼い馴らしてるから問題ねえって伝えておいた』

明「そうですか。それで、わたしはこれからどうすればいいんです?」

明「調査チームは事実上の解散となりましたし、わたしはあなたの専属の部下ということになっているはずです」

枢木『それなんだが、機関内で大規模な人事異動があるらしくてな』

明「人事異動…?」

枢木『ああ…。まあ、役職についてるヤツにしか関係はねえが、各支部の統廃合だの何だの…』

枢木『けっこう、大掛かりなことになるらしい。そのごたごたが片付くまで、お前は好きにしてろ』

明「はい? 好きに…とは?」

枢木『そのままだ。仕事がありゃあ、お前の都合は無視して命令を入れる』

枢木『だからそれまでは、好きなようにしてやがれ。じゃあな。連絡はすぐつくようにしておけ』

 ブチッ
 ツ-ツ-ツ-…

明「……枢木課長というのは、あまりにもいい加減が過ぎるような気が…」

明「何をするか…」

 【安価下2】
 1 グラスプスキルでも磨いておこう
   A ポイント 100/100
   B アーム 200/200
   C コート 173/300
   D バーニッシュ 200/200
   E ピラー 250/250
   F アンテナ 50/200
   G ステルス 311/300
 2 律のラボで過ごす
 3 東京支部の誰かとコミュを取る
 4 その他、自由

1D


 すまぬ、【安価下1】でござった


 訂正の前に>>703が入っていたから、それを採用します

―――――

明「異能の性質上、バーニッシュは鍛えておいて損がない…」

明「よし、がんばろう」

 【直下 コンマ判定】(精神普通+15)
 コンマ二桁分加算
 バーニッシュ 200/200

はい


 バーニッシュ 293/200

明「まだまだ上がある…」ギュッ

明「さて…次は…【安価下1】」

 1 律のラボで過ごす
 2 東京支部の誰かとコミュ
   ※コミュ相手も併記
 3 その他、自由行動

隣町へ行く

3格闘訓練
だめなら1


明「ちょっと外出しよう…」

明「でも、どこ行こうかな…」

 【安価下2】
 どこ行くー?
 1 のんびりぶらっと、鈍行電車の旅
 2 都内アイス食べ歩きツアー
 3 その他、自由目的

 ※現在地が東京のため、隣町って言っても…な状況なので、こうなりました


 て、またやっちゃったけど【安価は下1】よ
 一応、念のために

3 リクに約束どおりお勧めのアイスを買っていく


明「まずは最高のアイスから探さなくては…」

明「インターネット、雑誌、本…ありとあらゆる情報媒体を利用して、究極のアイスを探し求める!」

明「待っていてください、リクくん! 最高においしいアイスを選び抜きます!」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 明「これでもない…ならばこっち――いや、何かが足りない…!」
 4~6 明「産地直送、とれたて新鮮ミルクを使った究極のアイスクリーム…! これしかない!」
 7~9 明「ふっ…わたしとしたことが、どれも捨て難くて、こんなに買いこんでしまった…。都内のアイス好きの人、すまない…!」
  0  律「アイスクリームマシーンができたです!」

アイスクリーマー


 ――都内・某アイスクリームショップ――

明「産地直送、とれたて新鮮ミルクを使った究極のアイスクリーム…! これしかない!」

明「店員さん、これをあるだけクール便でお願いします!」

店員「あるだけ…ですか?」

明「はい、あるだけで」キリッ



 ――湊の家――

明「さあ、どうぞ」

リク「いっぱいある…」

 ドッチャリ

明「ええ、アイスは素晴らしいものですから。湊がやかましいなら、律くんのラボに移し替えておくので、好きに食べにきてください」

リク「いただきます」

明「…………どうですか?」

リク「…」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 リク「…? おいしい」明「ま、まさか…まさかの、味覚が肥えていないからおいしいもまずいも、区別がついていない!?」
 4~6 リク「おいしい」明「ええ、そうでしょうとも。ではわたしももらって」
 7~9 リク「おいしいっ」明「ふふふ…リクくん、アイス、好きですか?」リク「すきっ」

ほい


リク「おいしい」

明「ええ、そうでしょうとも。ではわたしももらって…」

明「まったりとしつつ、余計な甘さがなく後味がきりりと引き締まったミルクのコクと旨味…」

明「これは素晴らしい…! アイスクリームではかなりの高得点ですね」

リク「?」

 ガチャ

湊「たでえま――って、何だこのアイスの山!?」

明「お邪魔しています」

リク「みなとっ、あきらがね、アイスかってくれた」

 ドッチャリ

湊「…1日、1つまでな」

明「1日1つ!? そんな殺生な!? アイスですよ、アイスなのに1日1つだなんて!」

湊「腹壊すに決まってんだろうが!」

明「このアイスは新鮮なミルクを使っているからこそなんです! 早く食べないとおいしさが劣化してしまいます!」

湊「だったら何でこんな大量に買い込んでんだよ!?」

明「おいしいものはたくさん食べたいに決まっているでしょう! そんなことも分からないのですか!?」バンッ

湊「何じゃその理屈は!? しかもこのアイス、1つあたり245カロリーだぞ!? ぶくぶく太っちまうだろうが!」

明「アイスで太るなんて迷信です! わたしのこのスタイリッシュな体を見てからものを言ってください!」

湊「黙ってろ、貧乳!」

明「何ですと!? いいですか、このサイズはですね、何度も言いますがムダに蓄えられた脂肪とは一線を画する希少価値であってですね!」

湊「女はボンキュッボンが至高に決まってるだろうが! 続いて気立ての良さ、顔面偏差値だ!」

 ワ-ワ-
 ギャ-ギャ-

リク「おいしい…」モグモグ


 ――異能管理機関東京支部・律のラボ――

明「そんなわけで、究極のアイスクリームです」

 ドッチャリ

律「おおっ、山盛りのアイスです…」

明「どんどん食べてください。カルシウムたっぷりですよ」

律「早速もらうです」ヒョイッ

 モグモグ

律「甘い…」ホッコリ

明「おいしいですか?」

律「あ、あーん…とかしてくれたら、もっとおいしくなるかもです…///」

明「あーん、ですか――。では!」

律「やってくれるです!?」

明「やってください! もっとおいしくなるのであれば!」

律「…ボクがやる側だなんて、予想外です…」

律(でも何だか嬉しいかもです…)

律「あ…あーん」

明「あー…むっ」パクッ

律「ど、どうです?///」テレテレ

明「……………特に、味に変化はないようですね」

律「」

明「それで、何を作ってるんですか? それ」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 律「よく分からないガラクタです」
 4~6 律「アゲアゲくん13号機です」
 7~9 律「…完成するまでの秘密です」

アゲアゲ

ほい


律「よく分からないガラクタです」

明「ガラクタ…ですか?」

律「…」

明「何でガラクタなんてものを?」

律「ちょ、ちょっとした…気分転換です」

律「別に全然、何でもないようなものだから気にしなくて大丈夫です」

律「それより、ボクにもあーんってやってほしいです! ぜひぜひ!」

明「【安価下1】」

 1 あーん
 2 味は変わらないので、ご自分で食べた方がお互いに楽ですよ
 3 ガラクタと分かってて作るような奇特な人ではないと思っていましたけど、どうかされました?

1


明「あーん」

律「あー…むっ」

 モグモグ

律「格別です…」ホッコリ

明「味に変わりはないと思いますが…」

律「明さんにあーんしてもらえれば、大概のものはおいしく食べられちゃうです」

明「…そうですか」

律「もう一口、あーん希望です!」ア-ン

明「何だか、ヒナにエサをあげる親鳥の気分になってきますね」

律「あーむっ」パクッ

明「というか…これでは、わたしが食べられないじゃないですか!」


 ――個人情報――
 名前:菊野明 性別:女 職業:異能管理機関職員 身体能力:高め 精神面:普通
 異能:武器具現 特技:人を騙す 願望:恩人の男の子と再会して恩返しをする
 グラスプスキル:ポイント100/100 アーム200/200 コート100/300 バーニッシュ293/200
 ピラー250/250 アンテナ50/200 ステルス311/300

 ――異能管理機関・正職員――
  宇和時久:東京支部支部長 五感共有の異能
  萑部律:技術部新技術開発顧問 天才技術者15歳 ズレ気味
  流石愛花:異能犯罪対策課課長 爆乳
  緑野柳:異能犯罪対策課 植物操作の異能 碧石と夫婦
  碧石不動:異能犯罪対策課 日替わりの異能 緑野と夫婦 巨乳派
  枢木イアン:某市異能犯罪対策課課長 封じの大釘の異能
  鏑木千恵:某市支部 治癒の異能
  槙島軍人:司令部特務課 炎の異能
  島津久:情報部所属 残留思念の異能

 ――ブラック・ライト――

  次郎・エドワース:鈍化の異能 
  黒山輝代:榊の側近 
  榊日和:ブラック・ライトのボス 衝撃の異能 
  リリカ:影人形の異能 重度メンヘラ 湊を求めて放浪中

  福路万里:風扇の異能 チャイナドレス美女 

 ――友人・勢力不明――
  宮東湊:異能犯罪対策課アルバイト 光線の異能 大学生
  リク:9歳美少年 おっとり系
  朝霧冬也:旅人 掌握・光蝶の異能
  御手洗深道:ATCV-1の異能 変態盗撮魔 収監中
  沙神唯乃:思考欠陥の異能
  エリオール・コンデンナー:増幅の異能 高位グラスパー 他称神様



 今夜はここまでです
 どうもありがとうございました

おつおつ

お休み

http://utato.me/?guid=ON&inv=AVlhBVtOeTAwMDc%3D
http://eroto.me/?guid=ON&inv=AVlhBVtOeTAwMDc%3D

おっつ

冬也とぐんちゃんは覚醒前夜って感じだな


 ――異能管理機関東京支部・律のラボ――

 ガチャガチャ
 ゴソゴソ
 ウィ--------ン
 ガガガガガッ
 バチバチッ
 ドゴォンッ

律「…………また失敗です」ケホッ

明(やっと静かになった…)

明(日がな一日、バニラアイスに何をトッピングすれば至高かと考えを巡らせるだけで時間が過ぎるなんて…)

明(何て素晴らしくまったりした時間だろう)

律「明さん、ずっと神妙な顔で何考えてるです?」

明「ふふふ…いいことですよ」

律「い、いいこと…?」ゴクリ

明「とは言え、楽しみを1度に消費してしまっては後がつまらなくなりそうですし…」

 【安価下2】
 1 グラスプスキルの練習でも
   A ポイント100/100
   B アーム200/200
   C コート100/300
   D バーニッシュ293/200
   E ピラー250/250
   F アンテナ50/200
   G ステルス311/300
 2 律との会話
 3 東京支部の誰かとコミュ
 4 外出
 5 その他、自由

1D

1C

1D


明「よし、コートの練習をしておこう」

明「グラスプスキルで補わないと、戦いについていけなくなりそうな予感…」

 【直下 コンマ判定】(精神普通+15)
 コンマ二桁分加算
 コート 100/300

はい


 コート 177/300

明(こんなものか…)

明(さて、今度はイチゴバニラへのトッピングでも考えて――)

律「…」チラチラ

明「…」


 【安価下2】
 1 律とコミュ
 2 基地内の誰かとコミュ
 3 外出でもする
 4 その他、自由

1

1


 コホン

明「視線を感じますが、どうしました?」

律「えっ、いやいやいや、別にどうこうっていうのは全然何もほんとにないですっ」

明「そうですか。では、わたしは考えなければならないことがあるので――」

律「ごめんなさい、そんなことないです! もうちょっと気にしてほしいです!」

明「最初から素直にそう言えばいいんですよ」

明「それで、何か?」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 律「実は機関の全技術部職員から選出されるコンペに選ばれたんです」
 4~6 律「りょ、旅行とか明さんと行きたいです!」
 7~9 律「デートしたいです」

はい


律「デートしたいです」

明「それくらい、さらっと言ったらどうです?」

明「別に忙しそうにしているわけでもないのに、律儀にお伺いを立てる必要ないですよ」

律「ほんとです!?」

律「じゃあじゃあ、早速!」

明「ところで律くん…その白衣、どこにでも着ていくんですね」

律「これはボクのアイデンティティーです」

明「一緒に歩くの、少し恥ずかしいんですけど」

律「」

明「どこ行きましょうか?」

律「」

明「しまった…そんなにメンタルにダメージがいくとは」

明「【安価下2】」

 1 それじゃあ、律くんの服でも買いにいきましょうか
 2 科学館とか博物館とか、そういうのでも行きますか?
 3 その他、自由行き先


そろそろ爆乳課長が恋しい

1


 ――都内某所・服屋――

律「うぅ…白衣を脱いだらボクのアイデンティティーがぁ…」

明「はいはい、じゃあ、この白系のアウターなんかはどうですか?」

律「もっとひらひらってしないと落ち着かないです…」

明「ひらひらって…マントじゃないんですから」

律「マント!? すごくいいです! マントないんですか、ここ」

明「ないですよ…。はい、もらいました」バサッ

律「やんっ」

明「じゃあ、とりあえず袖でも通してください」

律「うぅぅ…お洋服選んでもらうのは嬉しいけど、白衣ないと落ち着かないです…」

明(取り上げたはいいけど、この白衣…内側にいっぱいポケットついてて、重い…)

明(こんなにたくさん、何を持ち歩いてるんでしょう…?)

律「どうです?」

明「いいじゃないですか? でも、そのいつも首にかけてるゴーグル、ごてごてしすぎて合いませんね」

律「こ、このゴーグルまで取り上げちゃうんです!?」

明「人聞きの悪い…。ちょっと外してみてくださいよ」スポッ

律「ああん、ボクのゴーグルまでぇ…」

明「ああ、この方がいいですよ。律くん、年頃なんですからオシャレにも気を遣ってはどうですか?」

律「そ、そうです?」テレテレ

明「ええ…七五三みたいで」

律「」

明「ああ、失礼」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 ?「…」
 4~6 ?「おおっほう、これもいいな! 次はこれな、これ! よっしゃ、最強! これも買い!」明「このうるさい声は…」
 7~9 明「さて、買い物も済んだし、どこかでアイスでもいただいてお茶しましょう」

はい

ほい


 ――都内某所・アイスが評判の喫茶店――

明「これは素晴らしい…!」

明「お抹茶のアイスにさっぱりとして、かつ甘さが控えめのぜんざいを合わせ、アイスの甘味、抹茶の香りをより引き立てている!」

明「この控えめのホイップクリームとも相まって、レベルが高い…!」

律「明さん、アイス絡みだとすぐにキャラ変わるです…」

明「いけませんか?」

律「そんなことないです! 興奮してる明さんもカッコよくて素敵です!」

明「真正面から言われると少し照れそうになりますね」

明「…ところで、気分転換にはなりましたか?」

律「えっ?」

明「しばらく、何かを作ろうとしては失敗とか言って爆発させて壊していたじゃないですか」

明「戻ってきてから、ずっと」

明「スランプか何かかと思っていましたが、どうなんです?」

律「…明さんは、さすがです」

律「何だか…急にものを作るのが怖くなっちゃって、途中で投げ出しちゃうようになっちゃってるです」

律「ボク、ちょっと他の人とはズレてるから危ないものを、危ないって分からないでついつい作っちゃうから…」

明「【安価下2】」

 1 そうじゃないと律くんじゃないですよ
 2 結局は使う人間次第です。あなたに罪はないですよ
 3 律くんは何で、色々なものを作ってきたんですか?

コートの数値間違ってるで
>>429の時点で173ある


明「結局は使う人間次第です。あなたに罪はないんですよ」

律「…そうです?」

明「ええ」

律「アルフレッド・ノーベルさんはダイナマイト発明したです」

明「…」

律「本来は土木工事で役立つようにって目的でニトログリセリンをコントロールして爆発させられるようにしたです」

律「でも、それが戦争に使われるようになっちゃって、ノーベルさんの意思とは関係なく人を傷つけてしまう危険な爆弾って認識されたです」

律「それがノーベルさんの意に反していたとしても、でも…本当は戦争に使われるのは想定内だったって説もあるそうです」

律「とっても強力な爆弾だから、抑止力になるんじゃないかって」

律「…………けどボクは、全然、そんなことまで気が回らないです」

律「なのにボクは…無責任で、やっぱりって…どうしても考えちゃうです」

律「ボクが機関で作るのは悪いことをする人を、効率的に鎮圧したり…殲滅できるようなものです」

律「罪がないとは…あんまり思えないです」

明「しかし、それがひいては大勢の人を守ることに繋がるんです」

明「切り捨てるような犠牲はないに越したことはありません。しかし、そうせざるをえない時がどうしてもあります」

明「そして、そのような状況を打破するために、あなたの作った兵器が使用される」

明「そもそもの前提として、責任は悪い状況を作り出してしまった者にあるんです」

明「あなたが気負うべきではありません。もし、それでものしかかってしまうのであれば、わたしに打ち明けてください」

明「抱え込んで重いなら、分けてくれれば一緒に持ちます」

明「それじゃ、ダメですか?」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 律「…はい、です」
 4~6 律「…分かったです。…明さんがいてくれて、良かったです」
 7~9 律「……………インスピレーションが、ぐつぐつになりました」


 >>752
 どうもです
 張り直します

 ――個人情報――
 名前:菊野明 性別:女 職業:異能管理機関職員 身体能力:高め 精神面:普通
 異能:武器具現 特技:人を騙す 願望:恩人の男の子と再会して恩返しをする
 グラスプスキル:ポイント100/100 アーム200/200 コート250/300 バーニッシュ293/200
 ピラー250/250 アンテナ50/200 ステルス311/300

 ――異能管理機関・正職員――
  宇和時久:東京支部支部長 五感共有の異能
  萑部律:技術部新技術開発顧問 天才技術者15歳 ズレ気味
  流石愛花:異能犯罪対策課課長 爆乳
  緑野柳:異能犯罪対策課 植物操作の異能 碧石と夫婦
  碧石不動:異能犯罪対策課 日替わりの異能 緑野と夫婦 巨乳派
  枢木イアン:某市異能犯罪対策課課長 封じの大釘の異能
  鏑木千恵:某市支部 治癒の異能
  槙島軍人:司令部特務課 炎の異能
  島津久:情報部所属 残留思念の異能

 ――ブラック・ライト――

  次郎・エドワース:鈍化の異能 
  黒山輝代:榊の側近 
  榊日和:ブラック・ライトのボス 衝撃の異能 
  リリカ:影人形の異能 重度メンヘラ 湊を求めて放浪中

  福路万里:風扇の異能 チャイナドレス美女 

 ――友人・勢力不明――
  宮東湊:異能犯罪対策課アルバイト 光線の異能 大学生
  リク:9歳美少年 おっとり系
  朝霧冬也:旅人 掌握・光蝶の異能
  御手洗深道:ATCV-1の異能 変態盗撮魔 収監中
  沙神唯乃:思考欠陥の異能
  エリオール・コンデンナー:増幅の異能 高位グラスパー 他称神様

 これは判定に数えないよ



 【0】
 偶数 律「分かったです。ボク…やるです」
 奇数 律「…………また、何か作れるようにって思えるまで、発明は控えるです」
 ※0は偶数扱いです


 あ、【直下判定】でした
 これは判定に含まないよ


律「…………また、何か作れるようにって思えるまで、発明は控えるです」

律「…ちゃんと心の整理つけないと、結局また同じことしちゃいそうだから」

明「そうですか…」

律「あ、でも! 明さんの言いたいことはちゃんと分かってるです!」

律「ただあの…その、やっぱり…すぐは難しいってだけだからなんです!」

明「分かってますよ」

明「ムリせずにご自分のペースでいいんです」

明「それに律くんならきっと、すぐにでもまたビックリするようなものを作るはずですから」

 prrrrr…

 【直下 コンマ判定】
 1~3 明「はい?」枢木『仕事だ』
 4~6 明「はい?」湊『頼みたいことがある…ゼェゼェ』明「どうしました、やけに声が…」
 7~0 律「もしもし――部長っ?」


 すまぬ、正しくは
 1~3 明「はい?」枢木『仕事だ』
 4~6 明「はい?」湊『頼みたいことがある…ゼェゼェ』明「どうしました、やけに声が…」
 7~0 律「もしもし――部長っ?」
 だったでござる

はい


 直し間違った…orz
 7~9←です

 判定にはもちろん数えませぬ


 prrrrr…

明「はい?」

湊『頼みたいことがある…ゼェゼェ』

明「どうしました、やけに声が…」

湊『俺のことはどうだっていい…ゲホッゴホッ』

明「っ…どうしたんですか?」

律「湊兄ちゃんです?」

湊『一晩…リクを頼む』

明「リクくんを? 構いませんが、何故?」

湊『風邪ひいた…』

明「…つまり、移さないようにリクくんを預かってほしい…ということですね?」

湊『待ってる…家まで来てくれ…』

明「【安価下2】」

 1 湊が風邪をひいたそうで、リクくんを一晩預かってほしいそうです。お迎えにいきましょう
 2 湊が風邪をひいたそうなので、わたしが看病します。リクくんを一晩、面倒みてあげてください

2


 ――湊の家――

律「それじゃあ、湊兄ちゃん、お大事にです」

リク「みなと、だいじょうぶ?」

湊「大丈夫に決まってんだろ…この程度で俺が――げほっ、ごほっ…」

明「病人のくせにいきがらないでくださいよ」

律「うーん…けっこう、重症っぽいです。リクはしっかり、ボクが責任持ってお預かりするから安心するです!」

湊「ああ…頼んだ」

律「それじゃ、ボクのラボに行くです」

リク「みなとおやすみ」フリフリ

 バタム

明「…で、何度あるんです? 熱」

湊「…さっきは、40度…」

明「40!? 早くベッドで寝てください。薬は飲みました?」

湊「寝りゃあ、治る…」

明「そもそも風邪薬あるんですか?」

湊「ない…」

明「はぁ…あなたって人は…。とりあえず、ベッドに戻ってください」

明「今、氷枕とお水とお薬、用意しますから」

湊「リク~…変なこと…覚えるんじゃねえぞぉ…」

 ・
 ・
 ・

湊「Zzz…」

明(やっと寝た…)

明(こうして寝てる分には、いつも険悪な顔してる割に無害そうな感じ…)

明(氷は取り替えたし、食事もとってもらったし、もうやることがなくなってしまった)

明(何してよう…?)

 【安価下2】
 1 グラスプスキルの練習
   A ポイント100/100
   B アーム250/200
   C コート100/300
   D バーニッシュ293/200
   E ピラー250/250
   F アンテナ50/200
   G ステルス311/300
 2 散らかってる家の中を片づけておく
 3 イチゴアイスのトッピングについて考察を巡らせて暇を潰す
 4 その他、自由

3

1C

1D

1D


 アームとコート、間違って訂正してた…

 アームが200/200
 コートが250/300

 でした

 【直下 コンマ判定】(精神普通+15)
 コンマ二桁分加算
 コート 250/300


 コート 355/300

明「よし、コート習得完了…」

明「こういう静かな時ははかどっていい」

明「湊も、静かに寝てくれているようだし――」

湊「…ん…」

明「ん? 寝言…?」

 【安価下2】
 1 寝言を聞いてみる
 2 いや、寝言を聞くのは悪い
   A それにしても部屋が汚いから片づけておこう
   B 夜だし、もう休もう

1

2A

2A

聖典探索イベントかな?

やっぱ防御だよ防御力さえ高ければどうとでもなる


明(寝言を聞くなんて少し悪趣味だし、よしておこう…)

明(それにしても、汚い。少し片づけてしまおう)

 ゴソゴソ…

明「こんなに絵本を出したままで…これは本棚、と…」

明「ビリヤードのキューがどうしてこんなところに…って言うか、家庭にビリヤード台って…」

明「ダーツも、ダーツ盤に刺さりっぱなし…。遊んだら片づけるのは基本でしょうに…」

 テキパキ

明「よし、大体、こんなところ――」

明「ん?」

明「【安価下2】」

 1 写真…?
 2 ああ、こんなところにまで本が出しっぱなし…
 3 この大きな缶の中身は何でしょう…?

1


明「ああ、こんなところにまで本が出しっ放し…」

明「あれだけリクくんには教育熱心っぽい感じなのに、こんなにだらしなくては示しがつかないと気づかないのか…」

明「大体、開いたまま置いては痛んでしまうというのに」パサッ

 【直下 コンマ判定】(健全な湊くん-2)
 1~3 エロ本「Hello」
 4~6 明「誕生日に作ってあげたいスイーツ大辞典…?」
 7~9 明「これ…アルバムですか…。どれどれ、少し失礼し――これはっ…!?」


エロ本「Hello」

明「…」

エロ本「どや、このHカップ」

明「…」

エロ本「パツキン美女最高やろ?」

明「…」

エロ本「だらしないおぱーい、ええやろ?」

明「…」

エロ本「あ、そこイカ臭いで」

明「ふんぬっ」

 ビリビリィッ

明「全く、こんなものを平然と置いておくなんてふしだらな…!」

明「大体、どうして世の男性はあのような邪魔でしかない胸にフューチャーばかりするのか…理解しかねます!」

明「こんなもの、こうしてこうしてこうしてこうしてこうしてこうしてこうしてこうして…こうです!」

 バッサァッ

明「…………しまった、折角片づけたのに」

 【直下 コンマ判定】
 翌日…
 1~5 湊「ああ、クソ…まだだりい…」明「でも、熱は下がって良かったです」
 6~9 湊「てんめえ、俺の秘蔵のエロ本どこやった!?」明「元気ですね」


 ――個人情報――
 名前:菊野明 性別:女 職業:異能管理機関職員 身体能力:高め 精神面:普通
 異能:武器具現 特技:人を騙す 願望:恩人の男の子と再会して恩返しをする
 グラスプスキル:ポイント100/100 アーム200/200 コート355/300 バーニッシュ293/200
 ピラー250/250 アンテナ50/200 ステルス311/300

 ――異能管理機関・正職員――
  宇和時久:東京支部支部長 五感共有の異能
  萑部律:技術部新技術開発顧問 天才技術者15歳 ズレ気味
  流石愛花:異能犯罪対策課課長 爆乳
  緑野柳:異能犯罪対策課 植物操作の異能 碧石と夫婦
  碧石不動:異能犯罪対策課 日替わりの異能 緑野と夫婦 巨乳派
  枢木イアン:某市異能犯罪対策課課長 封じの大釘の異能
  鏑木千恵:某市支部 治癒の異能
  槙島軍人:司令部特務課 炎の異能
  島津久:情報部所属 残留思念の異能

 ――ブラック・ライト――

  次郎・エドワース:鈍化の異能 
  黒山輝代:榊の側近 
  榊日和:ブラック・ライトのボス 衝撃の異能 
  リリカ:影人形の異能 重度メンヘラ 湊を求めて放浪中

  福路万里:風扇の異能 チャイナドレス美女 

 ――友人・勢力不明――
  宮東湊:異能犯罪対策課アルバイト 光線の異能 大学生
  リク:9歳美少年 おっとり系
  朝霧冬也:旅人 掌握・光蝶の異能
  御手洗深道:ATCV-1の異能 変態盗撮魔 収監中
  沙神唯乃:思考欠陥の異能
  エリオール・コンデンナー:増幅の異能 高位グラスパー 他称神様


はい


湊「ああ、クソ…まだだりい…」

明「でも、熱は下がって良かったです」

明「どうぞ、おかゆを作りましたから」

湊「おう、サンキュー」

 モグモグ…

湊「…味薄いな」

明「午前中いっぱい、安静にしていればもう充分でしょう」

湊「しっかし…久々に風邪ひいた…」

明「わたしも、しばらく風邪をひいていませんね。かれこれ…10年ほどでしょうか」

湊「バカは風邪ひかねえってか?」

明「そういうあなたは、何年ぶりだったんですか?」

湊「…5年くらい、だな」

明「五十歩百歩ですよ」

湊「まあ、礼くらいは言っとく。ありがとよ」

明「それと、少し部屋を片づけておきました」

湊「…変なもん、見てねえよな?」

明「変なものとは?」

湊「いや…まあいいけどよ」

明「【安価下2】」

 1 そうそう、リクくんの目に触れるには早すぎると思われる雑誌類は処分しておきましたので
 2 昨夜、うなだれていたようですが悪い夢でも見ていたんですか?
 3 午前中はゆっくりしていてください。お昼を食べたら律くんのところに行きましょう。リクくんも待ってますよ、きっと

1


明「そうそう、リクくんの目に触れるには早すぎると思われる雑誌類は処分しておきましたので」

湊「ハ?」

明「年齢を考えれば、あなたには必要なものというのは分かります」

明「しかし、それをあけすけと置きっぱなしにするのはいただけませんね」

明「間違ってリクくんが目にしたらどうするんです」

湊「おい、処分って…『世界のパツキン美女大集合ヌード特集』は無事だよな!?」

明「真っ先に破り捨てて燃やして灰にした後、トイレに流しました」

湊「てんめええええええ――――――――――――っ!」

湊「あ、あのお宝を…! パツキン×巨乳×ヌードだぞ!?」

湊「超レアものなんだぞ!? 俺が、俺の思い出をてめえは無惨に破ったってのか!?」

明「ろくでもない思い出ですね」

湊「あれは俺の6年もののオカズだったんだぞ!?」

明「うわ、素手で触っちゃいましたよ、ばっちいばっちい」

湊「あんまりだ…死にたい…」

明「それほどですか」

湊「たりめーだ!」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 湊「お、お前なんか絶好だ!」明「大袈裟な…」湊「出てけ、こんにゃろう! クソ、クッソ…!」
 4~6 湊「俺の…お宝…お宝がぁ…ヒック…グスッ…」明(泣き出した…)
 7~9 湊「さらば俺の青春…」明「性春の間違いでは?」湊「お前も女なら、ちったあ恥ずかしがるなりしやがれ、可愛気のねえ!」

お任せあれ

湊性長しろ


湊「さらば俺の青春…」

明「性春の間違いでは?」

湊「お前も女なら、ちったあ恥ずかしがるなりしやがれ、可愛気のねえ!」

明「あなたに可愛気を求められても困るんですが」

湊「そういう意味じゃねえよ!?」

明「では何です、わたしが『きゃあっ、やだ見ちゃった…で、でも…少しだけ…///』みたいな反応をしろと?」

湊「…」←想像中

湊「……………ないな」キリッ

明「失礼な」

湊「自分で言ったんだろうが」

湊「どーせ、元スパイってんならあれこれしまくりなんだろ、中古女」

明「むっ…中古のはずがないでしょう!」

湊「…え」

明「…………な、何ですか?」タジ

湊「処女?」

明「…セクハラです」フイッ

湊「マジでか…てっきり…つかお前、俺よか年上なんだよな?」

湊「行き遅れんなよ?」ニヤニヤ

明「わ、わたしには律くんがいますので」

湊「律はあれで飛び級して大学も出てるし、どうだろうな~?」

明「なっ…」

湊「いや、律はガキだけど将来性抜群、素直で、頭もよくて、女の大好きなやさしさもあるときた」

湊「1人や2人抱いてたって、別に不思議じゃねえかもなあ?」

明「それ、ブーメランになってません?」

湊「ぐふぉっ…!? ま、マジでか、マジで律にそんなところまで先を越されて…?」ワナワナ

明「あなた、バカですよねぇ…」

湊「うるせえ!」

明「けど、それだけ元気なら一安心です。とても病み上がりには見えないくらいです」

明「良かったですね」ニコッ

湊「っ…お、おう」クルッ

明「背中向けてどうしたんですか?」

湊「こっち見んな」

明「?」

湊(畜生、まだ熱あんのか? 顔が熱くなりやがった…)



 ――東京某所――

?「…」

?「…今回のターゲットは、ここにいるのか」

?「まずは探そう…」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 ?「ブラック・ライトの作った最高の強化人間…。性能調査も込みの仕事っていうのは少し…面倒臭い」
 4~6 ?「菊野明――どこにいる…?」
 7~9 ?「3710号…確か機関に飼い馴らされてるんだったか…」

 【安価下2】
 何やら不穏な人のお名前

初音 真紀

六星 姫 むつぼし ひめ


 渾名:姫様
 が>>1の中で確定されました

―――――

 ――異能管理機関基地・律のラボ――

律「…」パラパラ

明(あれ以来、さっぱりメカ作りをしなくなりましたね…)

明(その割に読んでるものは難しそうな技術書ばかり…)

明(…まあ、こればかりはどうにもなりませんか)

 【安価下2】
 1 グラスプスキルの練習
   A ポイント100/100
   B アーム200/200
   C コート355/300
   D バーニッシュ293/200
   E ピラー250/250
   F アンテナ50/200
   G ステルス311/300
 2 基地内の誰かとコミュ
 3 外出する
 4 その他、自由

1D

1D

1ウンコ


 【直下 コンマ判定】(精神普通+15)
 コンマ二桁分加算
 バーニッシュ 293/200


 バーニッシュ 383/200

明「よし、なかなか」

明「最近は調子がいい…」

律「うぅ~…目がしぱしぱしてきたです…」

明「顔が近いですよ。目を悪くしてしまいます」

律「これでもボク、かなりのド近眼でコンタクトしてるです」

明「そうだったんですか?」

律「裸眼視力は0.08くらいです」

律「だからもう、今さらどうってことないんです」エッヘン

明「ふんぞり返ることじゃないですよ…」

律「でも、視力と目の疲れは別物だからコンタクトじゃどうもならないです」

律「ホットアイマスクを作った人は天才です…」

 ペタッ
 フゥ-

 【安価下2】
 1 外出する
 2 基地内の誰かとコミュ
 3 その他、自由

2 島津

2 技術部長


 ――異能管理機関基地・喫煙室――

島津「…」カチッ

 スパ-

島津「ふぃ~…」

 ガチャ

明「お久しぶりです」

島津「うん? ああ…あんたか」

島津「ねえねえ、あんた、ほんとのとこ、ショタコンだったの?」

明「うっ…それを引きずりますか。て言うか、いきなり、それですか。あれ以来なのに」

島津「んで、見かけたからちょび~っと声でもかけとこう程度?」

島津「タバコを5本吸い終わるまでにしといてくれ。次の仕事があるもんで」

明(ヘビースモーカー…)

 ↓1~2 島津とのコミュ内容
 例) ・きっちり断言しておきますが、ショタコンではありませんので  ・あの時はどうも  などなど
 ※なければ「なし」でもおkです

何も聞かないのですね

何味のアイスが好きですか

どうでもいいけどアルの父の仇の侍ってまさか島津だろうか、関連性は苗字だけだけど


明「何も聞かないのですね」

島津「そりゃあね、これでも引く手数多で忙しい身だから終わったことなんざいちいち考えやしないのよ」

島津「それに、まあ…あんたは悪い人間じゃない」

島津「あの時のボタン、返しとくか? 俺のデスクにまだ残ってる」

明「捨てておいてください」

島津「あいよ。…ま、約束通りに萑部律が戻ってきて良かったさ」

島津「あれでダメだったら俺のクビが危うくなって、責任取って乗り込まされかねなかった」

島津「ほんと、もうね…ヒヤヒヤしてたんだ、これでも」

明「そうですか。見逃してもらえて助かりました。どうもありがとうございます」

島津「お互い、いい感じで良かったな」

明「しかし…あなたに何も聞かれないとなると、特に話題もなくなってしまいますね」

島津「押しかけといてそれ?」

明「何味のアイスが好きですか?」

島津「突飛な質問だなあ…。アイス…アイスか…」

島津「1回だけやって、その1回こっきりにしておいたんだけど、黒糖梅酒ってのがあるだろ?」

明「飲んだことはありませんが、黒いボトルに入ってるやつですね」

島津「それと、でっかい箱入りのバニラアイスを別々のとこでもらったんで、かけて食べてみたことがある」

明「ほう…」

島津「あれはうまかった…。止まらなかった。でもって、酔った」

島津「気づいたらボトルも空、アイスも空っぽ。翌日は二日酔いにゲリで苦しめられたもんだ…」

島津「あれはまさに悪魔の組み合わせだ、うまかったけど2度とやろうとは思えなかったね」

明「あなたは、とても良い方のようです。しかし、少し根性が足りないようですね」

明「おいしいのであれば、臆することなく食べるのみです。いずれ、お腹が馴れていくらアイスを食べてもお腹を壊さなくなります」

島津「いや、ないでしょ」

明「それではこれで。短くも、よいアイス談義ができた心持ちで満足しました」

島津「そう?」

明「失礼します」

 バタム

島津「……………変わってるなあ、彼女…」

 【安価下2】
 1 外出する
 2 基地内の誰かとコミュ
 3 その他、自由

2 流石

ぐんちゃんに連絡してみる


明「そう言えば槙島さんは今、何をしているんだろう…?」

明「とりあえず、電話をしてみよう」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 留守電『ただいま任務中につき、電話には出られません』
 4~9 槙島『菊野か、どうした!?』明「今どちらに?」槙島『基地にいるぞ!』


 ――異能管理機関東京支部・談話室――

槙島「今日は特に任務もなく詰めていた。定時に上がってから、オフ会で同士と盛り上がってくる予定があるのだ!」

明「充実してそうですね」

槙島「わはははは! 当然だろう!」

明「そう言えば、エリート揃いの特務課なんですよね。…意外すぎますね、今さらですが」

槙島「特務課のエースとは、この俺のことだ!」

明「それは嘘っぽいですね」


 ↓1~2 槙島とのコミュ内容
 例) ・その後、神様の件はどうなっているか知ってますか?  ・アイスは何味が(ry   などなど

特訓してますか?冬也くんを超えると言ったらしいですね

アイスは(ry

特務課は他にどんな人がいますか

アイスで安価選択肢がひとつ消える…!!


明「冬也くんを超えると言ったらしいですが、特訓でもしているのですか?」

槙島「む、どこでそのことを…」

明「それは秘密ですが」

槙島「特訓などという特別なことはしていない」

槙島「そもそも、特訓とはのっぴきならない時に何かに特化して行うような付け焼き刃として俺は認識している」

槙島「それほどまでに俺は自分の実力が劣っているとは思っていない!」

槙島「故に! 睡眠時間を4時間減らして体力増強を始めとした各種、強負担トレーニングをしているのみだ!」

明(それも特訓の一環じゃあ…)

槙島「他に異能強度を上げるための鍛錬をいつもより時間を増やし、アニメ観賞時間を長くして癒しを取り、トレーニングメニューを3倍!」

槙島「ただその程度のことを、俺は特訓とは呼ばないのだ!」

明(トレーニングジャンキー…。ていうか、こっそり趣味の時間増やしてる)

明「そうですか…。まあ、元気そうで何よりです」

槙島「体は資本だからな! わはははっ!」

明「で、本題ですが――」

槙島「何だ?」ゴクリ

明「アイスは何味が好きですか?」

 【直下 コンマ判定】(炎の異能-3)
 1~5 槙島「アイスなど、俺は食わぬ!」明「!!?」
 6~9 槙島「パッションフルーツのスムージーだ」明「す…スムージーをあなたはアイスと呼ぶのですか!?」ドンッ

せいはっ

氷の異能が待たれる

……うん、ぐんちゃん元気そうで安心したよ
まあ、思い詰めるタイプでもないしな
てか明さん、あなた言っちゃあれですがこの先どころか今までの戦いすらろくについていけてないのにそんなに余裕ぶっこいてて大丈夫なのでしょうか?
個人的には明はそこまで強くなる必要はないなと思ってるけど、女の子だし


槙島「アイスなど、俺は食わぬ!」

明「!!?」

槙島「俺は夏だろうがソバを食うならばあったかいを選択し、真夏の激辛鍋料理をアニメの次の次の次の次の次くらいにこよなく愛する男だ!」

槙島「アイスのような軟弱なもの、俺は決して口にはせん!」

明「なっ――それはつまり、わたしへの宣戦布告ですか」ゴゴゴ…

槙島「何ぃ? 貴様、もしやアイスが好きなどとは抜かすまいな?」

明「ええ、わたしはアイスを食べた結果であるのならば凍死したって構わない覚悟を持っています」

槙島「ふっ…どうやら、出会ってはいけない2人が出会っていたようだ」

槙島「いずれこうなる運命だったのならば!」

明「あなたをぶちのめしてでも!」

明・槙島「「己が主張を、押し通すまで! 勝負!!」」


 【直下 コンマ判定】(ぐんちゃんは強い-2)(アイス愛+3)
 1~3 負けた
 4~6 引き分けた
 7~9 勝てた
  0  圧倒&蹂躙の末に描写なしの完全勝利


明「か、はっ…」

 ドサッ

槙島「やはり、アイスなどというものを食べているからこうなるのだ」

槙島「これで分かっただろう、アイスなどは軟弱者の食するものということが」

槙島「これから熱々のチョコフォンデュでも好物にするのだな」

槙島「さらば! わーっはっはっはっ!」

明「そん、な…」

明「わたしの…わたしの、アイス愛が…破れた…?」

明「じゃあ、わたしはこれから一体…何を頼りに生きればいい…?」ワナワナ

明「なんて…なんて、無力なんだ、わたしは――」


 【安価下2】
 1 明「槙島軍人…いつか、この雪辱は晴らす…!」
 2 明「しかし、やはりアイスはおいしい。槙島さんはただの味覚バカと認定しておこう」
 3 明「りつえもーんっ!」

2

りつえもんもちょっとみたかった


 ――異能管理機関東京支部・律のラボ――

明「槙島軍人…いつか、この雪辱は晴らす…!」

律(帰ってくるなり、明さんが何かに燃えてるです…)

明「しかし、実力差はかなり開いている…」

明「そもそもわたしは正面切って戦うようなタイプじゃないのに…」

明「一体、どうすれば…」

律(目は合わせないようにしておくです…)

明「やはり…【安価下2】」

 1 特訓しかないか
 2 槙島の弱味を握って復讐してやるべきか
 3 ここは、あなたの出番です。りつえもん!
 4 その他、妙案求む

本当にうまいアイスを食わせる

執拗に明を強化しようとしてるな w


明「やはり…特訓しかないか」

律(すごく明さんっぽくない発言が飛び出したです…)

明「よし、まずは完璧なトレーニングメニューを作成するところから…」

律(そして形から入るタイプっぽくて親近感です…)ホッコリ

明「律くん、今から言う資料を集めてください」

律「えっ」

明「まず始めに――」

律「わっ、ちょ、メモするから待ってほしいです!」

 ・
 ・
 ・

明「できた!」

明「このトレーニングメニューをこなして特訓すれば…!」

律「…一体、これで何がどうなるんです?」

明「【安価下2】」

 1 異能を重点的に強化します
 2 グラスプスキルを効率的に磨けるプログラムになっています
 3 実戦で役立てられるようなスキルを身につけるんです

3

1

2

この明からはポンコツ臭しかしないからきっと失敗するな (確信)


明「異能を重点的に強化します」

律「異能を強化…です?」

明「ええ。わたしの武器具現の異能の欠点は大きく2つ」

明「第一に、1度に1つまでしか作り出すことができないということ」

明「第二に、構造の複雑なものは生成にとても時間がかかってしまうということです」

律「ふむふむ…」

明「なので、どうせなら、この機会にそれらを克服してしまおうというプログラムになっているのです」

律「おおっ、何だかすごいです!」

明「では、特訓――開始!」

 【直下 コンマ判定】(アイス愛+3)
 1~2 何も変わらなかった…
 4~5 複雑なものでも時間短縮できるようになった
 6~7 1度に複数のものを生成できるようになった
 8~9 1度作り出したものなら、どんなものでも次からは即時生成可能に
  0  ゲート・オブ・[自主規制]が可能に

異能強化できれば武器生成早くなるんだっけ?

そろそろ神様くるかな


明「――はぁっ…はぁっ…」

明「まさか、ほんとにできるようになってしまうとは…」

明(およそ、わたしが武器と認識しうるものならば同時にいくらでも生成ができるようになった…)

明(あらかじめ時間さえあれば、次から次へと用意しておいたロケラン連続ぶっぱも可能…)

明(何かで絡め取り、別の武器でトドメを刺すというような連携もできる…)

明(思わぬ副産物として、複雑な構造のものでもある程度の時間短縮もできるようになってしまった…)

明(これで戦術の幅は確実に広がるはず…!)グッ

明「でも…さすがに疲れた…」

律(ああ…明さんに貸した実験室がものすごくボロボロになっちゃってるです…)

明「律くん、少し汗を流してきます」

律「しゃ、シャワーです!? だったら、ボクが作った自慢のジャグジーが実はあったりするんで――」

明「いえ、ここは開放感を求めて――」

律「か、開放感!?」

明「【安価下2】」

 1 日本の心、銭湯に行ってきます
 2 スーパー銭湯へ行ってきます

2

冬也の時もこんな簡単に異能強化できるんならやっとけばよかったと軽く後悔
頑張れ冬也自分で上げろ

1


 ――都内某所・銭湯――

 カポ----ン

明(ああ…生き返る…)

明(広い浴槽というのはいい…)

 ガララ…

明(貸し切りだったのに他の客が来てしまった…)

明(まあいい、それでも充分に広いし、浴槽は一人占め――)

 【直下 コンマ判定】
 1~3 六星「菊野明――殺しにきた」明「!?」
 4~6 六星「ターゲット発見――」明「!?」
 7~9 六星「お久しぶり、明」明「あなたは…」

きっと近くにリツえもんが居たからだな


六星「お久しぶり、明」

明「あなたは…」

 ザバァッ

六星「相変わらず、貧相なお胸ね」フフン

明「いえ、あなたもわたしと同じく希少価値のカテゴリーに入る逸材ですよ」グッ

六星「なっ…///」

明「ところで…あなたは、誰です?」

六星「わ、わたしを忘れたの?」

明「…ふむ」ジィッ

明「もしや――【安価下2】」

 1 えーっと…あの、確か…そう、ここまで来てるんですけど、あーっと…
 2 以前スパイとして潜り込んだ殺し屋組織にいた、万年銃磨き担当の六星姫ですか?
 3 銭湯は初めてですか? まずは体を洗ってから湯船に浸かるんです。ああ、シャンプー貸しますよ、どうぞ

1

2

3


明「もしや――以前スパイとして潜り込んだ殺し屋組織にいた、万年銃磨き担当の六星姫ですか?」

六星「万年銃磨きじゃない! ここにはあなたを殺すために来たの!」

六星「菊野明、覚悟!」

明「お風呂場で騒いで許されるのは、小学生までです!」

 【安価下2】
 1 デッキブラシ×2で銭湯の空気感を残しつつ応戦
 2 クロスボウ×2で容赦なく乱れ撃ち
 3 その他、自由武器
   ※複数同時に出せるようになってるよ、あと戦い方も併記してくれると嬉しいよ

1

石鹸×2を生成、足の裏に仕掛けて出口までご退場願う

鎖鎌で縛る

おいおい、ここは銭湯だぜ?縛ったらR-18まっしぐらじゃないか (歓喜)


六星「わたしはあんたを殺しにきてるの…!」

明「とうっ!」

 パシッ パシッ

明「今日のわたしは、いつもより機嫌が少し悪いんです!」

 明が両手に持ったデッキブラシにバーニッシュをかけて突き出した。
 六星がそれを躱しながら飛び、積み上げられた桶にバーニッシュをかけて投げつけてくる。

明「桶は投げるものではありません!」

六星「デッキブラシだって!」

 木と木のぶつかり合う音が響き、防戦の姿勢から抜け出そうと明が先に動いた。
 一方のデッキブラシを投擲して投げつけられる桶を弾き飛ばす。

六星「くっ…!?」

 六星が崩れた桶の山を後にし、浴槽へと走る。

明「逃がしません!」

 もう一方のデッキブラシを投げて六星の動きを止めた。
 そこへ明は巨大なブラシのついたデッキブラシを生成し、フルスイングする――。

 【直下 コンマ判定】
 1~3 ツルッ
 4~6 六星「きゃっ――」
 7~9 明「男湯まで、飛びなさい!」ガンッ

銭湯経営者大迷惑wwww

ふむ……男湯に飛んでいけるのか
これは明をぶち込んで恥ずかしがらせるしかないな (提案)

香港映画の撮影かな?


六星「きゃっ――」

 六星の背中をデッキブラシがしたたかに打ちつけ、そのまま浴槽に弾き飛ばした。
 どぼんっ、と1番熱いお湯に六星が沈み、――

六星「熱っつ―――――いっ!?」

明「逃がしません! ゆでダコになるまで、銭湯で騒いだことを反省なさい!」

 飛び出ようとした六星の頭上に金網を被せ、ついでにバーベルも落としていく。
 どぼんどぼんっ、と次々とのしかかってくる物量に六星がもがき続けたが、とうとう顔を真っ赤にして目を剥いた。

明「丸腰の状態でわたしとやり合いにくるなんて、殺し屋失格ですよ」

明「ちゃんと片づけて帰るように。人様に迷惑をかけてはいけません」

六星「のぼせるぅ…」

明「…」


【安価下2】
 1 ちゃんと片付けをするまで、お湯に浸かって監視する
 2 放置&帰宅(律のラボに)
 3 介抱してあげる

3

3

3


 パタパタ…

明「全く、はしゃぎすぎですよ」

明「ほら、わざわざ団扇であおいであげてるんだからお礼くらい言ったらどうです?」

明「しかも湯上がり膝枕オプションですよ?」

六星「うぅ…その前に、これほどいて!」

明「ほどきませんよ、歯向かわれたら嫌ですし」

明「荒縄でなく、ビニールテープでガチガチ固定しているところにも感謝していただきたいほどです」

明「お湯に浸かれば粘着力も弱まるはずですし」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 六星(こんな恥をかかされるなんて…絶対に許さない…)
 4~6 六星「情けをかけたつもり? でもわたしは――」明「じゃあわたしは帰りますので」六星「ほどいてからにして!」
 7~9 六星「菊野明…変わったのね」明「あなたは…万年銃磨きのころと変わらないようで」

へう

00


六星「情けをかけたつもり? でもわたしは――」

明「じゃあわたしは帰りますので」

六星「ほどいてからにして!」

明「ええ…? だって、それ絶対に反抗心失ってない感じですよ」

明「反省もしない、感謝もしない、あげくに反抗してくるだなんて、これ以上は面倒見なくていいですよね?」

六星「だ、誰が面倒見てなんて言った!?」

明「それではこれで」

 ガララ…

六星「え…ほんとに行っちゃった…?」

六星「ね、ねえ! ここの番台、耳遠いし、ここ番台から死角になってるのに!」

六星「これほどいてから行って! いや行かないで! ねえったら~!?」

明(いい声でわめいてますね…)コソッ

 【安価下2】
 1 放置プレーが安牌だし、もうしーらない
 2 もうちょっと観察して…いや、録音もしておこう
 3 そう言えば刺客だったし、聞き出さなくちゃいけないことがあったの忘れてた

1

2


明(よし、レコーダーの準備完了…)

明(さてさて、どんな感じにわめくのか…)

六星「ええっ…ほ、ほんとに…?」

六星「ほんとに行っちゃった…?」

六星「ど、どこかでこっそり見てるんでしょ?」

六星「お願いだからせめてほどいてからにして…」

明(半信半疑と言った様子で、だんだん、不安が大きくなってきている…)

六星「も、もしお掃除で男の人きたら、ほぼ裸でビニールテープぐるぐる巻きって…変態みたいじゃない」

六星「そ、そんな残酷なこと、しないよね…?」

六星「お願い、もう反省したからこれほどいてぇ…」

明(ふふふ…声がうわずって震えて…効いてる)

六星「ちょ、ちょっと! もう、趣味悪い!」

六星「ほんとのほんとに怒った! すぐに出て来ないと首ちょんぱで殺してやる!」

六星「早く出てきて! ………………焦らさないでいいから! 早くして!」

明(これは最後の虚勢に間違いない…)

六星「………ウッ…ヒック…グスッ…うぇぇぇん…」

明(おお、泣き出してしまった。泣き声、ばっちり録音完了!)

 【安価下2】
 1 よし、満足したし帰ろう
 2 さて、肉体的・精神的に敗北感を与えたところで事情聴取といきましょうか

1

1

性格悪っ


明「どうやら、反省したようですね」

六星「うぇぇぇぇ――うぇえっ!?」

明「ちなみに、それまでのわめきはきっちり録音しましたので」

六星「け、消して! いますぐ消さないと許さない!」

明「はい~? 口の利き方がなっていないようですね」

明「分かりやすく教えて差し上げます。――わたしの意思1つで、この恥ずかしい音声をあなたの組織に送りつけられるんですよ」

明「醜態をさらして、許しを請い、挙句に泣き出して…六星姫、あなたは今度こそ万年銃磨きですね」ププッ

六星「お、鬼ぃ! 悪魔! 鬼畜まな板!」

明「何とでも仰りなさい、痛くも痒くもありません」

明「こっちは命を狙われたのですから、この程度は何と言うこともないはずです」

明「さて、では答えてもらいましょうか」

明「わたしを殺すようにと依頼したのは、どこの誰です?」

 【直下 コンマ判定】(鬼畜の所行+3)
 1~3 六星「絶対、言わない…」
 4~6 六星「分からない…依頼は受けたけど…その相手の顔が、何でか思い出せないの、本当に!」明「…」
 7~9 六星「素性は知らない…けど、サムライ殺せって言って、あんたのことを…」

らあ

神様きたー


六星「素性は知らない…けど、サムライ殺せって言って、あんたのことを…」

明「…サムライ殺せ…?」

明(ロリショ・ターンで争った、あの人でしょうか…?)

明(これが勘違いの逆恨みからくる独断によるものなのか、それともあの一派の何かしらの目的で…?)

明「そうですか」

明「分かりました。では、今からあなたを拘束するビニールテープを剥がします」

六星「ほっ…」

明「しかし、反抗する意思が見えてしまったら、わたしは慌てながらこのレコーダーを男湯の脱衣所へぶん投げてしまいかねません」

明「また、帰り道に殺気を感じたり、何かしらの事故が起きたりしてしまったら、やっぱり慌ててこれを全世界に配信しかねません」

明「ですから、よくよく注意をするようにしてください」

明「それと、依頼主にはサムライを殺したとでも言っておいてください」

六星「そっ…そんなことして、もしバレたら信用問題が――」

明「組織の信用問題と、あなた自身の命と、どちらが大事か、天秤にかけてください」

明「わたしは、あなたの組織を抜けてもこうしてゆうゆうとしていますよ?」

六星「…」

明「それではこれで。あと、見栄を張ってサイズの合わないブラをしても見苦しいだけですよ」

明「きちんとフィットしたものを選んだ方がいいです」

六星「っ――よ、余計なお世話!///」


―――――

 今夜はここまでです
 深夜の第二部は今夜はなしです

 どうもありがとうございました

コンマ間違ってるよ


 Oh…
 なんてしまらない…

 訂正します、少しお待ちを…

6だから記憶のほうだな

姫様の異能安価は今回なしか


 >>894はなかった、という体で…

―――――

六星「分からない…依頼は受けたけど…その相手の顔が、何でか思い出せないの、本当に!」

明「…」

明(となると、沙神唯乃の異能…)

明(けれど、わざわざわたしを狙う理由というのは、一体…?)

明(これだけ脅しをかけている状態で嘘をつくとも思えないし…やはり、何かしらの理由があって――?)

明「分かりました」

六星「信じる、の…?」

明「嘘だったのですか?」

六星「ほんとのほんと!」

明「ならいいんです」

明(ふむ…狙われているのなら、好都合)

明(律くんの心に傷を負わせたんですから、次は許しませんよ――)ギュッ


―――――

 今度こそ、今夜はこれで終わりっす
 どうも申し訳ありませんでした

 アル、ちょっと気に入ってたのに出てこなかったなあ…

乙です

乙です

おつおつ

アルさん再登場のチャンスはまだまだあるで


 【直下 コンマ判定】
 偶数 律「あ、明さん…イージスアーマーが…民間軍事企業から販売されてる…です…」
 奇数 律「明さん…大変なことになったです…」ゴクリ
 ※0は偶数扱いです


 ――異能管理機関東京支部・律のラボ――

律「明さん…大変なことになったです…」ゴクリ

明「大変なこと…? 何です、もしや、またあの神様とか――」

律「お父さんが…来るそうです」

明「はい?」

律「お父さんです」

明「…どんな方なんです?」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 律「軍需企業の社長で、多分…そろそろボクを跡継ぎにすべく…お説教しにくるはずなんです」
 4~6 律「小さな町工場の工場長で、あんまりボクのことを良く思ってないです」
 7~9 律「雷親父…です。とっても怖いんです」

はい

ぱぱん


律「小さな町工場の工場長で、あんまりボクのことを良く思ってないです」

明「良く思っていないというのはどういうことですか?」

律「…嫉妬みたいな、ものだと思うんです」

律「お父さん、昔はちょっとした会社の何かの開発担当とかしてたんです」

律「だけど、あんまり才能がなかったみたいで、周りの人についていけなくなって辞めたんです」

律「だから諦めておじいちゃんの工場を継いだんですけど、ボクはその…こうだから」

明「なるほど…。夢破れて工場を継いだものの、息子があまりに天才すぎてやっかんでる…と」

律「ボクが機関に入るってなった時も、何も言わなかったです…」

明「けれど、そんな事情ならわざわざ会いにくるのは少し…訳ありそうですね」

明「とにかく会わないと何も分からないのでは?」

律「明さん、ついてきてほしいです! お願いです!」ガシッ

明「何か、別の違う問題が浮上してきそうな感じなのですが…」

 【直下 コンマ判定】
 律のパパンは…
 1~3 律と正反対のむすっとした寡黙で厳格そうな、いかにもな工場長
 4~6 卑屈そうでひょろっこい、ピーナッツみたいな顔の形をしたうだつの上がらなそうな工場長
 7~9 やけにくたびれて頬のこけてる工場長

 【安価下2】
 律のパパンのお名前
 名字はもちろん、いらないからね

幹夫


 ――東京某所・とあるレストラン――

幹夫「大きくなったな、律」ムスッ

律「お父さんは相変わらずみたいで…」

幹夫「そちらの方は?」

明「はじめまして。菊野明と言います。機関の者です。【安価下2】」

 【安価下2】
 1 律くんの同僚です
 2 律くんと交際しています
 3 律くんが1人で会うのは嫌だと言うのでついてきました

2


明「はじめまして。菊野明と言います。機関の者です。律くんと交際しています」

律「か、彼女です!」

幹夫「…失礼ですが、お年は?」

明「20です」

幹夫「律は15の子どもです。あなたは常識がないのか」

幹夫「ハタチならばもう分別もあるでしょう、本来なら中学生の律と交際?」

幹夫「そんなもの認められるはずがない」

律「ぼ…ボクから言ったんです! 明さんに言うのは――」

幹夫「うるさい、これは大人の話だ」

律「ひっ…」

幹夫「そもそもだ、親子の話をしにきたというのにどうしてあなたが出てくる?」

幹夫「おかしいとは思わないのかね」ドンッ

明「…【安価下2】」

 1 清く正しい交際をしていることをご理解いただくためにも、挨拶にうかがったまでです
 2 ではわたしはこれで
 3 律くんはどうやら、あなたに苦手意識を持っているようで一緒に来てほしいと頼まれたので同行しているのです

2

1


明「…清く正しい交際をしていることをご理解いただくためにも、挨拶にうかがったまでです」

明「こそこそとしていては、悪いことをしていますと公言するように思われてしまうと思いまして」

幹夫「ならば帰りなさい。そしてもう、息子との交際は終わりにするように」

幹夫「律、お前もお前だ。たかだか15歳で異性と交際をするなど早すぎる」

幹夫「そんなだから昨今はできちゃった婚だの、未成年の強姦事件など、悲惨なことが多くなる」

幹夫「風紀の乱れは社会の乱れ。機関はグラスパー関連とは言え、その風紀を取り締るべき立場のはずだろう」

幹夫「ならばこそ、お前はこのようなことにうつつを抜かしているべきでは――さっさと帰らんか!」

明「…」

律「あ、明さん…」

明「【安価下2】」

 1 では、ここは帰りましょう
 2 律くんは体こそ大きくないですが、もう大人ですよ
 3 何をそんなにイライラしているのですか?

2

3


明「何をそんなにイライラしているのですか?」

幹夫「イライラなどしていないっ!」ドンッ

律「ひぃっ…!?」

明「してるじゃないですか」

明「イライラすることもなく、テーブルを握り拳で叩くのがデフォですか?」

幹夫「不愉快だ、知った風なことを…!」

明「こちらも不愉快です。――が、暴力に訴えたり、恐喝をするなど言語道断」

明「あなたのような方がいるから抑圧された青少年が、ストレスを爆発させて凶悪な犯罪を起こすのでは?」

幹夫「っ…」

律「あ、あの2人とも…落ち着いて…」

明「わたしはいないものとして考えてもらってけっこうです。何なら、目に見えないようにしておきますよ」

幹夫「…気に入らん小娘だ」

律「…」

幹夫「もういい。そこまで言うなら何も言わん」

明「…」

幹夫「律」

律「は、はい…」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 幹夫「600万…いや、500万でいい、工面しろ」
 4~6 幹夫「機関を辞めて、すぐ帰ってこい」
 7~9 幹夫「家に、お前宛ての手紙が届いた。これはどういうことか、説明をしろ」


幹夫「機関を辞めて、すぐ帰ってこい」

律「えっ…? な、何で?」

幹夫「詳しいことはここで言えん」

幹夫「こんな誰が聞き耳を立てているかも分からない場所では…」

明「…」

律「い、嫌です」

幹夫「わがままを言うな。これまで好きにさせてきたんだ、親の言うことをたまには聞きなさい」

律「せめて理由くらい聞かないと…」

幹夫「親のいうことが聞けないのか!?」ドンッ

律「っ…」

幹夫「お前が戻らないとダメなんだ、すぐに帰れ」

幹夫「職場にはお父さんから言ってやる。さあ行くぞ、上司に電話を入れろ」

幹夫「今から話があると伝えておけ」

律「ま、待って! 嫌です! ボク、機関にいるって決めたから…」

幹夫「口答えをするな!」ブンッ

 ガシッ

律「っ――あれ…あ、明さん」

明「もう、黙ってみていられません」

幹夫「ええい、放せ!」

明「【安価下2】」

 1 理由くらい仰ったらどうですか。そうすれば一考はすると、律くんも言っているんです
 2 どんな事情があるか知りませんが、手をあげていいと? お引き取りくださらないなら、しょっぴきますが
 3 親だからと、子の意思を踏みにじっていいはずがありません。不愉快です

1


明「親だからと、子の意思を踏みにじっていいはずがありません。不愉快です」

明「そのような態度だから、律くんはあなたを苦手に感じているし、父子2人で会うなんてしたくなかったんですよ」

幹夫「これは家庭の問題だ」

明「しかし、律くんを無理やり連れ帰ろうとするのならば、機関の問題でもあります」

明「彼がいなくなれば機関はとてつもない打撃を受けてしまいます。それほど、重要な存在なんです」

幹夫「グラスパーなどという人外に、何が――」

律「人外なんかじゃないです!」

幹夫「っ…」

律「グラスパーの人は皆、アクが強いし、おっかない人もいるけど、ちゃんとした人間です!」

律「悩むし、ケガもするし、病気にもなるし、恋したり、愛し合ったりすることもあるです!」

律「訂正してほしいです!」

幹夫「…………っ」

 バシッ

幹夫「ふん…もういい」

 ガタッ
 ズンズン…

明「……行ってしまいましたよ」

律「明さん…ごめんなさいです。ついてきてって言っちゃったから、あんな酷いこと言われちゃって…」

明「構いませんが…意味不明ですね。どうして、律くんを連れ戻そうだなんて…」

律「…」

明「【安価下2】」

 1 帰りましょうか
 2 追いかけなくていいんですか? わたしはステルスで隠れて見守りますよ
 3 わたしの隠れ家をお貸ししますから、追いかけて理由を聞いてみては? 2人きりで


 ――明の隠れ家――

律「コーヒーにミルクとお砂糖は…?」

幹夫「…いらん」

律「…どうぞ、です」

 コトッ

律「ちゃんと理由を聞ければ帰るのも仕方なくなる…かも」

幹夫「…」

律「…お父さん、少し痩せた…?」

幹夫「お前はどうなんだ、ちゃんと食べているのか。まるでもやしだ」

律「お母さんに似ただけ…」

幹夫「…」

律「………あの、理由…」

 【直下 コンマ判定】
 偶数 幹夫「お前、人殺しの兵器を作っているそうだな」律「…」
 奇数 幹夫「工場が潰れそうになっている。だが…ある富豪が、お前と引き換えに工場を建て直すと言ってきているのだ」
 ※0は偶数扱いです

はあ

ふう


幹夫「工場が潰れそうになっている。だが…ある富豪が、お前と引き換えに工場を建て直すと言ってきているのだ」

律「ボクと…引き換え…?」

幹夫「…」

律「…………どうして、ボク…?」

幹夫「何か知らないが…世界中から、優秀な技術者や発明家、科学者を集めているようだ」

律「…それで、お父さんのところに?」

幹夫「…」

律「じゃあ、やっぱり…ボクなんて、どうでも…」

幹夫「…」

律「工場…そんなに、危ないの?」

幹夫「かれこれずっと自転車操業だ」

幹夫「少しずつ赤字が膨らんで、今にも全てがダメになりかねない」

律「じゃあ、ボクが仕送りして――」

幹夫「焼け石に水だ、そんなもの。それに何もお前を売ろうとしているんじゃない」

律「…どういう、こと…?」

幹夫「どこの世界に子どもを売って、我が身を守る親がいる」

幹夫「お前と引き換えに工場を守るつもりなど毛頭ない。だが…このままでは潰れるのは目に見えている」

幹夫「…だから、お前に工場を存続できるような何かを新しく、作ってもらおうと考えていた…」

幹夫「……律、お前にすがるしかないんだ、もう」

幹夫「頼む…戻ってこい」

律「…考えときます」

幹夫「律っ…!」

律「ぼ、ボクだって色々と大変なんです!」

律「…ちゃんと考えて、後で返事はするから…。すぐには決められない…から」


いやいや、相手の事情を聞こうともしてないのはお前だろ盛大なブーメランか


 ――異能管理機関基地・律のラボ――

明「――なるほど、そういう事情が…」

明「わたしに打ち明けて良かったんですか?」

律「…いいんです」

明「そうですか」

明「にしても、律くんは引く手数多ですね」

明「ブラック・ライトに、神様に、今度はどこぞのさる富豪…それに実家の工場からですか」

律「どうせなら女の子にモテたいです…」

明「はい?」

律「あ、別にモテても浮気なんかしないです! ボクは明さん一筋です!」

律「ただあの、おっかない人達より、言い寄られるなら女の子の方がっていう男の子的な感覚なだけで…!」

明「お父さん…相当切羽詰まってるようですね」

律「…はいです」

律「よっぽど、なんだと思うです」

明「しかし…気になりますね、その富豪っていうのが」

律「ハッ!? まさか、やっぱりお金ですか!? お金持ちじゃないとダメです!?」

明「いえ、そうではなく…」

明「何かこう…じわじわと水面下で良からぬことが次々と起きてしまっているような」

律「良からぬこと…」

明「【安価下2】」

 1 まあ、考えても仕方ないですね
 2 やはり受け身のままではダメかも知れないですね

2


明「やはり受け身のままではダメかも知れないですね」

律「受け身のまま…?」

明「ええ。わたしの命を狙った刺客も出ましたし、律くんを手に入れようとする謎の富豪もいますし…」

明「このままでは気づいた時には外堀を埋められてしまいかねません」

律「でも何をどうするんです?」

明「恐らく、神様とかいうのが絡んでいるのでしょう」

明「何を画策しているか分かりませんが、良からぬことにはまず間違いないはずです」

明「神様の動向を調べて、先手を打って潰します」

律「だ、大丈夫なんです…? すごく危ないんじゃあ…」

明「危険は承知の上ですよ。幸い、今は仕事らしい仕事もありません」

明「自由に身動きが取れる内にやってしまいましょう」

 【安価下2】
 1 神様の行方を調べる
 2 謎の富豪について調べる
 3 六星姫に接触して情報を探る


 ――東京某所・銭湯――

 カポ----ン

明「ふぅ~…」

 ガララッ

六星「菊野明、覚悟――」

明「レコーダーの中身を垂れ流されたくなかったら、武装解除をして体を洗ってから浴槽へどうぞ」

六星「うぅ…」

 ゴシゴシ
 ジャ-

 トプン

六星「はぁ…いい湯…」

明「意外と素直じゃないですか」

六星「ハッ、しまった――覚悟…!」

明「ああ、手が滑った~」

六星「やめてぇ…!」

明「あなたに聞きたいことがあります」

六星「うっ…な、何…?」

明「依頼主のことを覚えてないと先日は仰られていましたが、その後思い出しましたか?」

 【直下 コンマ判定】
 1~5 六星「だから分からないって…」
 6~9 六星「ぼんやりとなら…」

>>938が誰を指すのか分からなくて凄くモヤモヤする


六星「ぼんやりとなら…」

明「でしたら、教えてください」

六星「どうして教えなきゃいけないの」

六星「そんなことができるはずないじゃない」

明「あなた自身の、保身が理由ではいけませんか?」スッ

六星「しゃ、喋ったらそのデータ…消す?」

明「さあ、どうでしょうね? 可能性はありますが…」

六星「うぐぅ…」

明「まず依頼主は女性で、眠たげな顔をしていた。違いますか?」

六星「えっ?」

明「その反応、あたりのようですね。そうですか…」

明「【安価下2】」

 1 では、その依頼主の目的などをご存知でしたら教えてください
 2 他に同一の人物から依頼などはありましたか?
 3 依頼達成の報告はどのように行うのです? 電話? 直接? 居場所が分かるなら教えてください

2

2


明「他に同一の人物から依頼などはありましたか?」

六星「だから、そうそう教えるはずないでしょって――」

明「全世界に配信」

六星「…」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 六星「わたしの仕事じゃないけど、殺しを他に3件依頼されてる」
 4~6 六星「殺しじゃなくて…傭兵依頼で1件入って…あの人が派遣された」
 7~9 六星「ないわよ…。ほんとだからね?」

(マジレスすると神様は世界をぶっ壊せる兵器を持ってるんだからわざわざちまちまとしたことをやる必要はないはず。試しにとかでぶっぱする選択肢出るくらいだからちょっと気にかかる。まあ目的がいまいち不鮮明なのでなんとも言えないといえば言えないんだけど)


六星「殺しじゃなくて…傭兵依頼で1件入って…あの人が派遣された」

明「あの人…?」

六星「うちの、1番のヒットマン」

明「殺しの依頼1件で2000万円とか言う、あの大御所ですか」

明「面識がないから人柄は知りませんが…そんなのを傭兵依頼…さぞや大金持ちなのですね」

六星「羽振りはとんでもないわよ。依頼料の話になったら、好きなだけ書けって小切手出してきたくらい」

明「ほおう?」

明「【安価下2】」

 1 となると、その大御所と連絡がつけば依頼主がどこにいるかも分かりますね
 2 その大御所についてもう少し詳しく
 3 他に依頼主のことで分かっていることは?

1


明「となると、その大御所と連絡がつけば依頼主がどこにいるかも分かりますね」

六星「そうね…」

明「で、どこに?」

六星「え?」

明「大切な商品で、しかもナンバーワンの大御所なんでしょう?」

明「大まかな居場所くらいは把握しているはずです。教えてください」

六星「そ、そんなのいきなり言われたって分かんないってば!」

六星「だいいち、そんなの教えられない!」

明「強情ですね。もうぺらぺらぺらぺらと喋ってしまっているのに」

六星「だ、だってあんたが言えって…」

明「もう喋ってるんですから、今さらでしょう」

明「【安価下2】」

 1 それにこの会話も録音してるので、これをあなたの組織に渡せば、あなたは終わりですよ?
 2 どうしてもあなたの口から教えるのがはばかられるなら、わたしが潜入します。その手引きをしてくれれば見逃しましょう
 3 お風呂上がりに極上のアイスをご馳走してあげますよ? ほら、そそられてきたでしょう? 火照った体にアイス…最高ですよ?


明「それにこの会話も録音してるので、これをあなたの組織に渡せば、あなたは終わりですよ?」

明「万年銃磨きからようやく昇格して裏切りで始末されるだなんて…とても死にきれませんよね?」

明「けれどここでわたしに従うのなら、ちゃんとこのデータは消しておいてあげましょう」

明「どうです?」

明「もっと悪い状況に転んでしまってもいいんですか?」

六星「ううっ…」

明「さあ、返事を」

 【直下 コンマ判定】(脅し+3)
 1~4 六星「だ、だったら…刺し違えてでもここであんたを殺す…!」
 5~9 六星「分かった…。でも、約束して。絶対にそれは消すって!」

うえーい


六星「分かった…。でも、約束して。絶対にそれは消すって!」

六星「この会話も、その前のアレも…バックアップとか含めて、完璧に消去するの」

六星「それなら…」

明「この脅迫材料を手放すのは惜しいですが、いいでしょう」

明「しかし、偽情報などを持ってくれば、今度は羞恥プレーでは済ませませんよ」

六星「当たり前じゃない。それじゃあ、明日、同じ時間にここで」

明「ええ」

明「【安価下2】」

 1 よろしくお願いします
 2 どうせなら、大御所さんの簡単な情報もここで聞いておきたいですね。喋ってくれます?
 3 もし、しくじってしまっても確かな情報さえ持ってくるのなら保護してあげてもいいですよ。ですから、くれぐれも頼みます


明「もし、しくじってしまっても確かな情報さえ持ってくるのなら保護してあげてもいいですよ。ですから、くれぐれも頼みます」

六星「しくじるはずがない」

六星「わたしを誰だと思ってるの?」

明「…万年銃磨き」

六星「違うってばー!」

明「では、そういうことにしておきましょう」


 【直下 コンマ判定】(万年銃磨き-1)
 1~3 明(来ない…しくじった…?)カポ----ン
 4~6 明「少し遅れましたね。分かりましたか?」六星「…昨日言ってたこと、本当?」
 7~9 明「おや、お早いですね。成功しましたか?」六星「当たり前でしょ」

ほい

一社員が保護できるわけ……そういやイアンさんも同じことやってたな湊がそうだっけ
あれはイアンさんの戦歴っつーか貢献込みっぽいけど


 ――翌日――

明「少し遅れましたね。分かりましたか?」

六星「…昨日言ってたこと、本当?」

明「それはどのことです?」

六星「…しくじった場合の、こと…」

明「保護とは言え、機関とは関係ないことなので、わたし個人の手に負える範囲でしかないのですが…」

明「しくじったんですか」

六星「追いかけられて、どうにか撒いたけどすぐ嗅ぎつけてくるはず…」

六星「…ほんとに、保護してくれる?」

明「【安価下2】」

 1 とにかく、追っ手を片づけましょうか。その後できっちり、教えてもらいますよ
 2 先に情報を
 3 全く、これだから万年銃磨きは…

1

1


明「とにかく、追っ手を片づけましょうか。その後できっちり、教えてもらいますよ」

六星「…」

 ザバァ

明「服を着るくらいの猶予があればいいんですが…」

明「ほら、あなたものんきに入浴する気まんまんでいないで、服を着なさい」

六星「う、うん…」

明「で、相手は?」

六星「【安価下2】って名前の、【安価下4】の異能」

 【直下 コンマ判定】
 1~4 服を着る前に来やがったよ
 5~9 服を着る猶予はあったよ
  0  服を着る前に来たけど、律儀に待ってくれたよ

 【安価下2】
 追っ手の名前

 【安価下4】
 その異能

 【安価下6】
 姫様の異能

ニコラス・エグゼビア

ksk

引力と斥力を操る

魅了

十二単を身に纏う 十二単は傷つかず、受けるはずのダメージを加えてきた本人に返す

立札を出現させ、半径50メートル以内で立札に書き込んだグラスプスキルが使用禁止となる

風を操る

丸い物(ボールや鉄球など)を操ることが出来る


 追っ手の名前を>>977
 ニコラスの異能を>>980
 姫様の異能が>>982とします

―――――

 ザッ…

ニコラス「姫ちゃん、ようやく万年銃磨きから這い上がったのにバカなことしたな」

六星「っ…」

明「おや、あなたですか…。とても、やりづらいですね」

ニコラス「おやおや、どこかの武器商人のスパイか。久しぶりだな」

明「ええ。そして、今後はもう二度と会わないでしょう」

ニコラス「お前らが死ぬからな」

明「早計ですね」

ニコラス「前々から思ってたけど…貧乳なんか、この世に生きる意味ねえって思ってたんだ」

ニコラス「あの世に送ってやるから、来世はグラマラスボディーになるこった!」

明「あなたこそいっぺん死んで、その価値観を改めなさい…!」

 【直下 コンマ判定】(2対1のアドバンテージ+2)
 1~3 ニコラス、強め
 4~6 拮抗
 7~9 当然優勢

ふん


ニコラス「魅了するまでもねえ…!」

明「驕れる者は滅ぶのみです!」

 アームで飛び出してきたニコラスに巨大ハンマーで応戦する。
 大振りのハンマーをニコラスは飛び越えて迫ったが、六星が二挺拳銃で狙撃する。

六星「当たれ当たれ当たれ…!」パンパンパン

ニコラス「何をするのも、てんで下手くそだから、お前は役立たずなんだよ…!」

明「しかし、あなたの動きはこれで絞れます…!」

 ハンマーを消し去り、長い槍を空中のニコラスへ繰り出す。
 アームで防御を試みたニコラスだったが、バーニッシュのかかった槍はそれを引き裂いた。

ニコラス「っ――」

明「あなたの手口はターゲットを魅了した上での暗殺」

明「正面切っての戦いは門外漢でしょう?」

 槍を消し去り、今度は鎖鎌の分銅を投げつける。
 あえて手に受けて鎖を絡ませ、ニコラスは思いきり引いた。
 引かれるままに明も地面を蹴って一気に迫り、鎌を振るう。

ニコラス「貧乳のクセに…!」

明「このスレンダーで控えめな胸の素晴らしさが分からないとは、どこまでも残念な人ですね!」

 鎌を握る明の手を取り押さえ、ニコラスは蹴りを放つ。
 瞬時に鎖鎌を消し、アイスピックで放たれた蹴りを刺し貫いた。

六星「動けなくなったなら、当たる…!」

明「わたしにまで当たるでしょう、やめてくださ――」

ニコラス「いいぞ、下手くそ!」

 ヘタくそな六星の狙撃に慌てたところで、ニコラスが飛び退いて明から距離を取る。

明「全く、あなたは…」ジリ

六星「何で当たらないの…?」

明「【安価下2】」

 1 引っ込んでてください、邪魔です!
 2 狙撃はやめてください、邪魔になります
 3 片足はやりましたから落ち着いてください、断然有利な状況に変わりありません

2

3

3


 安価、把握しました
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 【オリ設定】安価とコンマで異能バトル【part 6】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1418215241/)


1000なら冬也が惚れさせた美人の女の子たち(10人以上)が一箇所に集まって修羅場
しかもその中に湊のどストライクの子がいて湊血涙

おつうめ

うめ

うめ

>>995

>>1000なら
Oh!!! JAPANESE SAMURAI!!!

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