―幽霊旅館―
雪女「ついにこの季節がやってまいりました・・・」
幽霊たち「「・・・・・・」」
雪女「冬。この季節になると温かい湯を求める湯治客が増えるのですが」
雪女「それはここ、温泉旅館『やすらぎの湯』とて例外ではありません」
雪女「夏は『出る』のが評判であり、冬は源泉かけ流しの名湯で名を馳せるこの温泉旅館は・・・」
雪女「今年二度目の書き入れ時を迎えています・・・!」
幽霊たち「「・・・・・・」」コクコク
雪女「ここは世間一般では私たちが幽霊であるとは知れておりませんので」
雪女「引き続き露呈することの無きよう・・・お願いします」
幽霊たち「「はーい」」
雪女「では、各々持ち場に戻りなさい」
雪女「後1時間後には開きますからね・・・ふふふ」
みたいな感じで
うまい具合に誰か続きおなしゃす!!
「こっから忙しくなるねー」ガヤガヤ
「どんな時でもいつも通りのうまい飯をいつも通り作るだけだよ俺はァ」ガヤガヤ
「はーっ、酷な時節を迎えてしもうたのぅ」ガヤガヤ
ガヤガヤ・・・
ガヤ・・・
シーン
女「 」
座敷わらし「あ、あの・・・」
女「 」
座敷わらし「え・・・と」チョンッ
女「はわっ!?」ビクッ
座敷わらし「ひっ!?」ビクッ
女「あ、ああゴメン、何かな?」
座敷わらし「こ、これから、お座敷を担当する人は集合なので・・・」
座敷わらし「・・・ごめんなさい」
女「い、いやぁ、謝らなくていいから」
女「・・・先に行ってて?」
座敷わらし「は、はい」トットッ
座敷わらし「・・・あ」ピタッ
座敷わらし「ここを・・・真っすぐ行った部屋なのです」
座敷わらし「・・・」ペコリ
トットットットッ・・・
女「・・・はぁ」
女「どうすればいいんだろ・・・」
女「折角一念発起して就いた職なのに・・・」
雪女『ここは世間一般では私たちが幽霊であると知れておりませんので』
雪女『引き続き露呈することの無きよう・・・お願いします』
女「これってホントなのかな・・・全然そうは見えなかったけど」
ろくろ首「ああ忙しい!」バタパタ ニョロニョロ
女「 」
女「・・・辞めたい」
女「だって聞いてないし。従業員幽霊とか妖怪なんて聞いてないし」
女「拾ったチラシにも書いてなかったし。うん、これ言えば辞めさせてもらえるよね」
女「お給料は良かったけどしょうがないよね、うん、じゃあ早速辞めに・・・」
雪女『露呈することの無きよう・・・』
女「・・・あ」
女(どどどどうしよう、もう露呈しちゃってるよ!)ダラダラ
女(え!?これってばれたらヤバい!?)ダラダラ
女(最悪!つうかだったらなんで私を採用したの!?)
女(面接くらいなもんだったけど面接したじゃん!)
女(幽霊みたいな雰囲気してるって言われてたのは中学までだったのに・・・なんで・・・)
女「・・・」ダラダラ
女「・・・」
女「・・・来ちゃったものはしょうがないよね」
女「やれるだけはやる!」
女「そしてできるだけさっさと辞める!」
女「よし、じゃあ部屋に行こう・・・」
トタトタトタ
これ、よく見たら幽霊じゃなくて妖怪だよ
少し設定足したから、きっと誰か書いてくれるはず・・・おねしゃす!
その頃調理場では・・・
「おいお前ら仕込み始めんぞ」
「はい!」
「ウース」
男「 」
男(どうしてこうなった・・・)
とかいう展開を思いついたり思いつかなかったり
よっしゃあああ!
書いてくださいよおおお!
遅筆だし、思いつきでできるほど慣れてないからなぁ
続けるなら一度文章に書き起こさなあかん
やりたい人がいるならやっていいのよ|_・)チラッ
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