【遊戯王】主人公「陰謀都市でデュエル&生活」【安価・コンマ】 (1000)


・ オリジナルの遊戯王世界で生きていくスレです。ド厨二な設定が紛れ込んでいるので注意してください

・ 登場人物等の設定・行動などを安価によって決定

・ ADVゲーム形式で進行。デュエルはセミオート。適当な状況で選択肢を提示します

・ 雑談は歓迎。荒らしはスルー


ちょっとしたルール

○ マスタールール3適用。LPは4000から開始
○デュエルは基本的にセミオート。要所で安価を提示する以外はオートで進行します
○ 主人公以外のキャラは安価と数値次第で勝敗を決定


前スレ
【遊戯王】主人公「荒れ果てた世界でデュエルする」【安価・コンマ】
【遊戯王】主人公「荒れ果てた世界でデュエルする」【安価・コンマ】 - SSまとめ速報
(ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1414331266/)

【遊戯王】主人公「世界の荒廃とか関係なくデュエル三昧です」【安価・コンマ】
【遊戯王】主人公「世界の荒廃とか関係なくデュエル三昧です」【安価・コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1416229888/)


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1417782355

主人公のステータス


名前:安倍晴明
性別:女
年齢:15
職業:学生
特徴:腐女子で根暗。しかし、根はすごく良い子。
所持デッキ
【デッキ破壊】
 └【昆虫族軸デッキ破壊】
【フェンリルハンデス】(アトランティス)

※ デュエル前にデッキを選択

その他の所持カード
「ドラグニティ」

●交友関係

土御門楓:近所のカードショップ「スイッチ」のバイトさん。実は学生。親しみやすい人。
好感度:22

音繰路祝呼:カードショップ「スイッチ」の常連。デキる人な外見だが、実のところ結構普通の高校生。ただしバイだとか。
好感度:12

只野一也:アポリア学園のの男子生徒。誰に対しても分け隔てなく接することのできる少年。見た目は平々凡々。
好感度:11

三善清子:楓と祝呼の同級生。さっぱりした性格で、鋭い感覚を持っている。実は可愛いものが大好きだが人にバレたくないらしい。
好感度:8

富津氷華:バニラアイス専門店「アイスバーン」の店長さん。オトナな女性だけどちょっとはっちゃけ気味。
好感度:3

北条昴:アポリア学園に通う同級生で寮生。外見が子供っぽいが、これでも劇団員。
好感度:9

琴吹奏:アポリア学園に通う同級生で寮生。どことなくシンパシーを感じる……
好感度:0

ミカ・アシュロン:路地裏で出会った女性。その正体については未だ分かっていない。
好感度:0

ナクラ=ナクア:アポリア学園に通う飛び級の同級生で寮生。実年齢は10歳とのこと。よく辛辣な言葉を吐いている。晴明にとっては微笑ましい。
好感度:10

ガブリエ・セレスタ:大聖堂の神父。浅黒の偉丈夫。
好感度:6

百野 影二:情報屋。よく広場に出入りしている。
好感度:0

御影遊聖:気高く高潔な上級生。ただし晴明にとっては同士。
好感度:7

朝比奈卯月:晴明の担任教師。穏やかで少々気弱な性格なようだ。
好感度:6

倉井 秀苑:「スイッチ」店長。どこか暗く卑屈な性格。有能ではあるが。
好感度:1

登場人物募集時のテンプレ

********
名前:
性別:
年齢:
職業:
特徴:
デッキ:
********


イベント進行に関係の無いデュエルにおける勝利ボーナス

1.「交友関係」の好感度上昇(全体・効果小)
2.「交友関係」の好感度上昇(個人・効果中)
3.カード追加(デュエル中のカードプール増)
4.ヒント提示
5.自由安価(「全て」など、バランスに関わる内容は不可)
など。

以上。次レスから本編やりたいと思います


◆ 寮 / 中庭


晴明「……じゃあ……私の、ターンです」 手札:5

   「モンスターを、セット……カードを、3枚伏せて……ターン、エンド。です」 フィーン

ナクア「ふん、消極的なものね。私のターン」 シャッ 手札:5→6

    「私は《トリオンの蟲惑魔》を召喚!」


《トリオンの蟲惑魔/Traptrix Myrmeleo》

効果モンスター
星4/地属性/昆虫族/攻1600/守1200
このカードは「ホール」または「落とし穴」と名のついた通常罠カードの効果を受けない。
このカードが召喚に成功した時、
デッキから「ホール」または「落とし穴」と名のついた通常罠カード1枚を手札に加える事ができる。
また、このカードが特殊召喚に成功した時、
相手フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。


ナクア「トリオンの効果よ。召喚時、デッキから『落とし穴』を手札に加えられる」

    「私が手札に加えるカードは……《奈落の落とし穴》!」 手札:6

晴明「……!」


晴明(あれ? 私のデッキに対して奈落ってあんまり意味無いような……)


ナクア「バトルよ。トリオンでセットモンスターに攻撃!」

晴明「あ……と……め、《メタモルポット》……効果、です」

ナクア「は?」


《メタモルポット/Morphing Jar》

効果モンスター(制限カード)
星2/地属性/岩石族/攻 700/守 600
リバース:お互いの手札を全て捨てる。
その後、お互いはそれぞれ自分のデッキからカードを5枚ドローする。



晴明「……互いの手札を、全て……捨て。5枚、ドロー……です」

晴明:手札→墓地
《ゾンビキャリア》

手札:1→0→5
デッキ:40→35


ナクア「早速手札事故かしら。ま、賢明なことね」

ナクア:手札→墓地
《奈落の落とし穴》
《蟲惑の落とし穴》
《幻妖種ミトラ》
《アトラの蟲惑魔》
《増殖するG》
《地霊術-「鉄」》

手札:6→0→5
デッキ:33→28


晴明(……メイン戦術なんだけど)


ナクア「いいわ。それじゃあ二枚セットしてターンエンド」

晴明「……で、は。私の……ターン、です」 手札:5→6

   「……伏せておいた、《浅すぎた墓穴》……発動、です」


《浅すぎた墓穴/The Shallow Grave》

通常魔法
お互いのプレイヤーはそれぞれの墓地のモンスター1体を選択し、
それぞれのフィールド上に裏側守備表示でセットする。


ナクア「……!?」

晴明「……メタモルポット、特殊召喚……で、ナクラさん、も……モンスター、を」

ナクア「……あ、《アトラの蟲惑魔》を選択するわ」

墓地→場
晴明
《メタモルポット》
ナクア
《アトラの蟲惑魔》



ナクア(……おかしい。手札事故とみられる1ターン目にメタモルポットを使うのはまだいいわ)

    (でも、このタイミングでセット状態で蘇生……? メtタモルポットの使い回し……?)


晴明「……た、《太陽の書》で……」


《太陽の書/Book of Taiyou》

通常魔法
フィールド上に裏側表示で存在するモンスター1体を選択し、表側攻撃表示にする。


ナクア「……あっ」

晴明「……メタモルポット……効果、再度、使用……です」



ナクア「……で、デッキ破壊……!?」


晴明:手札→墓地
《ニードルワーム》
《ウォーム・ワーム》
《超電磁タートル》
《本陣強襲》

手札:4→0→5
デッキ:34→29


ナクア:手札→墓地
《ナチュル・コスモスビート》
《ローンファイア・ブロッサム》
《カズーラの蟲惑魔》

手札:3→0→5
デッキ:28→23


晴明「……で、です」


ナクア(ちょ、ちょっと待って……! 何でこんな性格の安倍晴明がデッキ破壊なんてえげつないもの……)



晴明「……《手札抹殺》、です」

ナクア「 」


晴明:手札→墓地
《カオスポッド》
《シールド・ワーム》
《ADチェンジャー》
《虹クリボー》

手札:4→0→4
デッキ:29→25


ナクア:手札→墓地
《トリオンの蟲惑魔》
《ナチュルの神星樹》
《アトラの蟲惑魔》
《ティオの蟲惑魔》
《蟲惑の落とし穴》

手札:5→0→5
デッキ:23→18


ナクア(なにこれもうデッキが半分切ってあれ、え、え、えええ……!?)



晴明(……《カオスポッド》……うん、伏せておこうかな)


晴明「……じゃあ、モンスター……セット、で。カード、伏せて……エンド、です」

ナクア「くっ……わ、私のターン!」 手札:5→6  デッキ:18→17


ナクア(でも……け、結局は「効果」によるデッキ破壊……遅延というわけじゃあない)

    (……蟲惑魔は決して、落とし穴に頼り切りってわけじゃないのよ……!)


ナクア「《ナチュル・バタフライ》を召喚するわ」


《ナチュル・バタフライ/Naturia Butterfly》

チューナー(効果モンスター)
星3/地属性/昆虫族/攻 500/守1200
1ターンに1度、相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
自分のデッキの一番上のカード1枚を墓地へ送り、その攻撃を無効にする。



ナクア「更に、アトラを反転召喚!」


《アトラの蟲惑魔/Traptrix Atrax》

効果モンスター
星4/地属性/昆虫族/攻1800/守1000
このカードは「ホール」または「落とし穴」と名のついた通常罠カードの効果を受けない。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
自分は手札から「ホール」または「落とし穴」と名のついた通常罠カードを発動できる。
また、このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
自分がコントロールする通常罠カードの発動と効果は無効化されない。


晴明(……シンクロ狙いかな。ナチュルを多用してるってことは……)

   (……問題は「どう」妨害するか。二通りの手があるけど……?)



晴明:場
モンスター
メタモルポット
(カオスポッド)
伏せ:5

手札:2
デッキ:25



ナクア:場
アトラの蟲惑魔
トリオンの蟲惑魔
ナチュル・バタフライ
伏せ:2

手札:5
デッキ:17


選択肢
1.《砂漠の光》を発動する
2.《皆既日食の書》を発動する

ちょい中座。戻ってきたら選択肢取ります

よーし戻れた。ちなみに現状ではシンクロしてないです
では改めて


1.《砂漠の光》を発動する

2.《皆既日食の書》を発動する


↓3


晴明(――――よし!)


晴明「……《皆既日蝕の書》……発動、です」


《皆既日蝕の書/Book of Eclipse》

速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスターを全て裏側守備表示にする。
このターンのエンドフェイズ時に相手フィールド上に
裏側守備表示で存在するモンスターを全て表側守備表示にし、
相手はその枚数分だけデッキからカードをドローする。


ナクア「あっ!?」


ナクア(しまった! どうせ罠で防御策を取るって思ってたから……こっちは想定してなかったわ……!)

    (お、お触れ+アトラのコンボでこっちだけ通常罠を使うという目論見が……!)



晴明「……ぜ、全モンスター……セット、で」

ナクア「っ……エンドフェイズにリバースしたモンスターの分だけドロー……」


ナクア(……メタモルポットがあることだけは見えてる。けれどもう一枚は……)

    (……ここで攻撃する必要も無いわ。ふん、今は命拾いしたと褒めてあげるわ安倍晴明……!)


ナクア「トリオンを反転召喚するわ。これでドロー枚数は2枚に減少する」

    「……どうせこのターンに特殊召喚できないのよ、使うわ。《強欲で謙虚な壺》」

《強欲で謙虚な壺/Pot of Duality》

通常魔法
「強欲で謙虚な壺」は1ターンに1枚しか発動できず、
このカードを発動するターン、自分はモンスターを特殊召喚できない。
(1):自分のデッキの上からカードを3枚めくり、
その中から1枚を選んで手札に加え、
その後残りのカードをデッキに戻す。


開示
《ティオの蟲惑魔》
《大革命返し》
《異次元の落とし穴》


ナクア「……《異次元の落とし穴》を選択するわ」


晴明(……確か……あれは、セット対策のカード……)


ナクア「カードを二枚伏せてターンエンド」

    「アトラとバタフライが表側表示に変更。2枚ドローするわ」 手札3→5  デッキ:16→14

晴明「……私の、ターン……です」 手札:2→3  デッキ:25→24


晴明(随分デッキも減らしたけど……もうそろそろ「詰め」に入ってもいい頃、なのかな?)



晴明「……カードを……セット。です。で……メタモル、ポットを……」

ナクア「――――やらせないわ。《神の宣告》発動! その反転召喚は無効よ!」

晴明「……!」


《神の宣告/Solemn Judgment》

カウンター罠(制限カード)
(1):LPを半分払って以下の効果を発動できる。
●魔法・罠カードが発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
●自分または相手がモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する際に発動できる。
それを無効にし、そのモンスターを破壊する。


ナクア「どうせ削られもしないわ。この程度……」 LP:4000→2000

晴明「……な、なら……」



晴明(カオスポッドの効果で……!)


ナクア「そのカード、カオスポッドね」

晴明「……!」

ナクア「《ライヤー・ワイヤー》! 墓地のトリオンを除外してセットモンスターを破壊するわ」


《ライヤー・ワイヤー/Lair Wire》

通常罠
自分の墓地の昆虫族モンスター1体をゲームから除外し、
相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを破壊する。


場→墓地
《カオスポッド》

除外
《トリオンの蟲惑魔》


晴明(バレてた……! 流石に他のデュエリストを手玉に取るだけのことはある……)

   (観察眼が無いと、それこそ相手の怒るようなポイントだって見えてこないだろうし……)



晴明(じゃあ……) チラッ


晴明「……セットカード、《魔法石の採掘》……発動、です」

ナクア「な……!」

晴明「……残りの、手札二枚……捨て、て……墓地の、手札抹殺……回収、です」


晴明
手札→墓地
《ネクロ・ガードナー》
《シールド・ワーム》
墓地→手札
《手札抹殺》


晴明「……手札抹殺、を」

ナクア「クッ……!!」



晴明(今は伏せてないし、手札も無いから使えないけど……)

   (《連続魔法》が欲しかった……!)


ナクア「……どうやら打ち止めのようね」

晴明「…………」 コクッ

   「……エンド、です」

ナクア「ならここで終わらせるわ。ドロー!」 手札:5→6  デッキ:9→8

    「バタフライとトリオンでシンクロよ。現れなさい、《ナチュル・ランドオルス》!」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…


《ナチュル・ランドオルス/Naturia Landoise》

シンクロ・効果モンスター
星7/地属性/岩石族/攻2350/守1600
地属性チューナー+チューナー以外の地属性モンスター1体以上
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
手札の魔法カード1枚を墓地へ送る事で、
効果モンスターの効果の発動を無効にし破壊する。



ナクア「更に、《巌征竜-レドックス》とコスモスビートを捨てて……」


《巌征竜-レドックス/Redox, Dragon Ruler of Boulders》

効果モンスター(制限カード)
星7/地属性/ドラゴン族/攻1600/守3000
自分の手札・墓地からこのカード以外のドラゴン族
または地属性のモンスターを合計2体除外して発動できる。
このカードを手札・墓地から特殊召喚する。
特殊召喚したこのカードは相手のエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。
また、このカードと地属性モンスター1体を手札から墓地へ捨てる事で、
自分の墓地のモンスター1体を選択して特殊召喚する。
このカードが除外された場合、
デッキからドラゴン族・地属性モンスター1体を手札に加える事ができる。
「巌征竜-レドックス」の効果は1ターンに1度しか使用できない。


ナクア「墓地から《ギガプラント》を特殊召喚!」


《ギガプラント/Gigaplant》

デュアルモンスター
星6/地属性/植物族/攻2400/守1200
このカードは墓地またはフィールド上に表側表示で存在する場合、
通常モンスターとして扱う。
フィールド上に表側表示で存在するこのカードを通常召喚扱いとして再度召喚する事で、
このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。
自分の手札・墓地から昆虫族または植物族モンスター1体を選んで特殊召喚する。



ナクア「ギガプラントを再度召喚。そして効果を発動」

    「墓地のトリオンを特殊召喚するわ。この瞬間にトリオンの効果も発動」

晴明「……!」

ナクア「伏せカードを1枚破壊。4枚のうち……一番左!」

晴明「……ちぇ、チェーン、で《和睦の使者》を」

ナクア「甘いわね。《王宮のお触れ》! 全ての罠は無効よ!」

晴明「……!」

《王宮のお触れ/Royal Decree》

永続罠
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
このカード以外のフィールドの全ての罠カードの効果は無効化される。



ナクア「――――勝った! ランドオルスでダイレクトアタック!」

晴明「……ま、まだ、です。《月の書》で……ランドオルス、を裏守備、に」

ナクア「!」

晴明「……これなら……モンスター、効果も……使えます」

   「《超電磁タートル》を……除外、して。バトルフェイズ……終了、です」


《超電磁タートル》

効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻 0/守1800
相手ターンのバトルフェイズ時に墓地のこのカードをゲームから除外して発動できる。
そのバトルフェイズを終了する。
「超電磁タートル」の効果はデュエル中に1度しか使用できない。


ジジ゙ジジジジィ!


ナクア「……いい加減しぶといわね。2枚セットしてターンエンド」



晴明(……なんとかこのターンはしのげた……けど、次のターンになればランドオルスも復帰する)

   (手札全部が魔法、くらいに思ったほうがいい。ということは、今残弾は2。次のドローで3……)

   (お触れがあるから罠は使えない……ってことは、このターン中に決着は付けた方がいいかも)

   (使用可能なのは、このターン中に使用できる魔法カードとモンスター効果)

   (ナクラさんのデッキの残り枚数は8枚……)

すみません、ストックが尽きたのでここで一時中断です
なお、今の場の状況ですが


晴明
 手札 0
 伏せ 2
 場  
 山札 24
 LP 4000

ナクア
 手札 2
 伏せ 3(1枚は異次元の落とし穴)
     王宮のお触れ
 場   アトラの蟲惑魔
     ナチュル・ランドオルス
     ギガプラント
     トリオンの蟲惑魔
 山札 8
 LP 2000


こんな感じ。
明日は早めに始めて次の選択肢と晴明のドローフェイズから続けようと思います

おるかー
まあいなくとも安価だけ置いてしばし消えるのだけども
人が集まるまでしばらくかかるだろうし、今は状況と選択肢だけ示して、三十分ほど置いたら選択肢の選択です
あと>>58ですけど、ランドオルスはセット状態






晴明(お触れの効果範囲はフィールドだけ。墓地で発動するようなカードは対象外だ)

   (だけど、そういうカードはあいにくデッキに無い。代表的なものでは《荒野の大竜巻》があるけど……)

   (《天空聖者メルティウス》があれば、カウンター罠の「発動」でお触れは破壊できるだろうけど同じくデッキに無い)

   (だから必要なのは確実にデッキ全部を破壊する手。ついでに、問題はモンスター効果……)

   (あの時手札に加えた異次元の落とし穴。セットされてるっていうのは確実だと思う。ただ、扱いの難しいカードだし、あっても一枚)

   (……でも、アトラがいれば手札から「落とし穴」を発動できる。元々ビートダウンに強いデッキだってこともあるから、ビートは難しい)

   (モンスターのセットはできない。伏せてあるカードの片割れは蘇生コンボ用。もう片方は防御用の罠で今は使えない)

   (……じゃあ、どうしようか。このドローでどんなカードが必要なのか……)


1.《死者蘇生》から蘇生コンボを狙う(続けて選択肢あり)
2.《浅すぎた墓穴》から《カオスポッド》を蘇生する
3.《貪欲な壺》で手札の補充を狙う(続けて選択肢あり)

選択肢


1.《死者蘇生》から蘇生コンボを狙う(続けて選択肢あり)

2.《浅すぎた墓穴》から《カオスポッド》を蘇生する

3.《貪欲な壺》で手札の補充を狙う(続けて選択肢あり)


↓2



晴明(貪欲な壺によるドローカードは2枚。それだけあればある程度は対処できる)

   (デッキ破壊に使うカードの殆どはリバース効果モンスター。どうやってもセットしなきゃならないことには違いない)

   (でも、魔法カードを駆使すれば、ある程度は罠を抜けてデッキを削ることもできるかもしれない)

   (ただ……どっちもリスクはある。前者は、どこまで罠が張ってあるか分からないこと)

   (後者は、どうやってもこのターン中で削り切るのが難しいってこと)

   (……この場合は)


1.異次元の落とし穴を使用されることを前提に行動する
(強引にモンスター効果を使用する)

2.異次元の落とし穴を使用させないことを前提に行動する
(魔法カードを使用して、安全に少しずつでも削っていく)


10分後に選択を行います


選択肢


1.異次元の落とし穴を使用されることを前提に行動する

2.異次元の落とし穴を使用させないことを前提に行動する


↓2



晴明(異次元の落とし穴……少なくとも、あれがあるだけで私の行動は制限される)

   (でも、それはあくまであれが「存在している限り」の話だ。それ以降なら……)

   (ナクラさんが普段相手にしているのは、ビートダウンを主軸にしたデッキ。なら、ああいうカードもそうは無い)

   (だったら――――――あれが来れば!)


晴明「……っ」 手札0→1

ナクア「………………」

晴明「……《貪欲な壺》、発動、です」

ナクア「……ここで手札補充!?」


《貪欲な壺/Pot of Avarice》

通常魔法(制限カード)
(1):自分の墓地のモンスター5体を対象として発動できる。
そのモンスター5体をデッキに加えてシャッフルする。
その後、自分はデッキから2枚ドローする。



晴明 墓地→デッキ
《ニードルワーム》
《ウォーム・ワーム》
《カオスポッド》2
《シールド・ワーム》

手札:0→2


晴明「…………も、モンスターを、セット、です」

ナクア「…………!」


ナクア(っ……安倍晴明はさっき、カオスポッドを二枚デッキに戻した……)

    (多分、ああいうデッキだってことは三枚積み。二枚ドローすれば、手札にある確率は……)

    (墓地にはADチェンジャーがある。ここで使わせるのは……マズい!)


ナクア「《異次元の落とし穴》を発動するわ! そのセットモンスターと、トリオンを破壊し、除外する!」


《異次元の落とし穴/D.D. Trap Hole》

通常罠
相手がモンスター1体を守備表示でセットした時に発動する事ができる。
セットしたそのモンスター1体と自分フィールド上のモンスター1体を
破壊してゲームから除外する。



晴明「……ど、どう、ぞ」

ナクア「え……!?」


場→除外
晴明
《ウォーム・ワーム》
ナクア
《トリオンの蟲惑魔》


ナクア「あっ……!!」

晴明「……多分……その、カオスポッド。警戒、する……とは、思ってました、から」

   「……破壊、するだろうってことは……分かって、ました」

   「ウォーム・ワームの……効果。発動、です」


《ウォーム・ワーム/Warm Worm》

効果モンスター
星3/炎属性/昆虫族/攻 600/守1400
このカードが破壊された場合、
相手のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。



デッキ→墓地
《煉獄の落とし穴》
《トリオンの蟲惑魔》
《スポーア》


ナクア「くっ……! けれど、まだデッキは残ってるわ……!」

晴明「……じゃ、じゃあ。《浅すぎた墓穴》……です」

ナクア「……えっ」

晴明「……《メタモルポット》を、蘇生、で。ナクラ、さんも……選んで、ください」

ナクア「れ、レドックスよ……」

晴明「……それ、じゃあ。墓地から……《ADチェンジャー》の効果、発動……します」

ナクア「 」


《ADチェンジャー/A/D Changer》

効果モンスター
星1/光属性/戦士族/攻 100/守 100
自分のメインフェイズ時に、
墓地のこのカードをゲームから除外し、
フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターの表示形式を変更する。



晴明「……メタモルポットを、攻撃、表示に」

   「……お互いに、手札を、全て捨てて……5枚、ドロー」


晴明
手札:0→5
デッキ:27→22


ナクア
手札→墓地
《死者蘇生》
《強欲で謙虚な壺》

手札:2→0→5
デッキ:5→0


晴明「――――……ターンエンド、です」

ナクア「……………………デッキ切れ。ドローできない以上……私の負けよ」

晴明「…………!」


 ◆ デュエルに勝利しました

ガッチャ! 楽しい(ry
何気にデッキ破壊に成功したの初だっけ?

>>91
VS氷華で一度勝ってますね

ところで今回ボーナスありですが、>>4の表記だけでは分からない部分もあるかと思いますので
一応、質問や疑問などあれば先にどうぞ

ヒントってストーリー展開に関するヒント? それともデュエル中のヒント?

3. 具体的なカード名の指定は可能なのか。(高価ということになってるトリシュとか)
4. ヒント機能はストーリーのものかデュエルのものか。
  取得したその場一回限りのものなのか永続的に以後選択肢のたびに常時見られるのか。もしくは使用回数のストックがたまるだけなのか。

>>96
どっちかと言えばストーリー展開に関するヒント
デュエル中のヒント(次回デュエルまで一時ストック)ということにしても可です
とりあえずは、デュエル中のヒントか、ストーリーについてのヒントかを明記していただければ


>>97
↑なので4については
・ストーリー展開に関してはこの場限り
・デュエル中についてはストック
という形式です。

3については、高価なカードはそれ1枚限り
あまり高価でないカード群なら、カテゴリを指定も可能です
その辺はちょっと>>1のさじ加減となりますが申し訳ありません


とりあえずこんなところかと思うので、次レスで選択


◆ ボーナスを取得しました


1.「交友関係」の好感度上昇(全体・効果小)
2.「交友関係」の好感度上昇(個人・効果中)
3.カード追加(デュエル中のカードプール増・カード・カテゴリなどを指定)
4.ヒント提示
5.自由安価(「全て」など、バランスに関わる内容は不可

↓3

あ、じゃあ>>1が大体高価だと思うカード価格の目安だけ教えてください
四桁突入とか2000円までならとか大体でいいので

>>104
とりあえず2000前後ってところ。2000行くとちょっと渋ると思います
カテゴリカードで言えば、一枚あたりの単価が500超えると怪しいです
場合によっては歯抜け収録ってこともあり得ます
それ以外はあんまり制限しませんので、その前後で判断していただければ。

説明不足だったので安価は↓



◆ ストーリー内容に関するヒントを提示します

ED条件ですが、基本的に各々のイベントをこなすことが条件となります
>>1の中で設定しているイベントと√は

・陰謀
・大聖堂
・路地裏
・日常

でそれぞれに2ルートほど。よってEDは8種+αほど存在することになります。
また、初回で選択したそれぞれの都市によっても変化するので実質的には30種類前後ですが
現在は城砦都市を選択しているのでこちらについての説明は一旦省きます。

他は基本的にイベントをこなすこと、デュエルでの勝敗も条件に関わってきますが、
日常√に限っては唯一デュエル等の条件は必要なく、

・他の√に入らないまま、一定数の人物の好感度を一定以上まで上昇させる

だけです。
陰謀√に入るには、劇場や時計塔などで陰謀を追うこと
大聖堂√と路地裏√はそのまま。それぞれのルートからいくつかに分岐します
+αと表記したのは、特定の√から更に分岐したり流れ次第では√が増えたりする可能性もあるからです。


とりあえずこんなところかな?

あとは、路地裏は放置すると消滅する類のイベントだというくらいですね
今のところ差し迫った期限などはありません
では再開



ナクア「……ま、負けた……」


晴明(勝った……)


ナクア「クッ……屈辱だわ……まさか思い違いとブラフが原因で負けるなんて……」

晴明「……え、えと、でも、ナクラ、さん……も、強かった、です、よ」

ナクア「当然でしょ、これは事故よ。よって何も問題は無い私の負けは無い、いいわね」

晴明「……エッアッハイ」

ナクア「……ふん、でも少しは実力の方も認めてあげるわ」

    「それから、あの件も忘れてあげる」

晴明「……えと。か、借り物、なので」

ナクア「言いふらされると困るって話でしょう、別に言いはしないわ」

    「デュエルは、一種の契約。あまりに平易で簡易化されてるとはいえ、そこを違えるべきじゃない」

BADENDはあるんですかねぇ(ゲス顔)

>>115
(設定上) あるよ
if√として仄めかすのも可



ナクア「次は勝つわ、安倍晴明。覚えておきなさい」

晴明「……え、と、つ、次も……ま、負けま、せん」

ナクア「ふん、『頑張って』なんて言えば顔面に蛇でも這わせてたわね」

晴明「……そ、それはちょ、っと」



◆ ナクラ=ナクアの好感度が上昇しました

コンマ1の位で判定
1,2,3 : 8
4,5,6 : 9
7,8,9 : 10
0,   : 12

↓1



◆ 好感度

ナクラ=ナクア:10→18


◆ 一日が終了しました

一応言っておくけど、BAD√に入ったらそこで一時リセットかけて、
ある程度のペナルティかけた後で特定の選択肢からやり直しだから、
あくまでifの埋めネタとして書くのもやぶさかでない、って程度に考えてください

あと、好感度って実際はTFで言うハートと似たようなものなので、
表示している好感度とキャラ同士の付き合い方や距離感と異なる場合が結構あります

次レスから翌日選択肢でー


◆ 寮 / 晴明の部屋


晴明(昨日はなんとかナクラさんに勝利して尊厳を守り通した……守り通した?)

   (いや、よく考えたらナクラさんにはバレたって意味でもあるよなぁ……)

   (同士に少し対策を聞きに伺うか……いや、少しパニクる可能性もあるか……)

   (まずはしばらく様子見が一番って感じかなぁ)

   (さて、今日は……っと)


行動・行き先選択

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.裏路地
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2


◆ ピタゴラス / 大劇場


晴明(前はここに来たとき変な人らがいたんだよな……)

   (う、ううん、まあ、普通に出入りする分には問題ないだろうけど……)

   (……うん。ここに出入りするときは気を付けるのがいいのかもね)

   (少なくとも、暗がりにいる二人組みたいな人たちとか)

行動選択

1.映画を観覧する
2.奏が演奏会をやってるみたいだ
3.昴の演劇を観賞する
4.この前の件がやっぱり気になる
5.自由安価

↓2



晴明(……うーん)

   (この前いた人たち、やっぱり普通の人たちじゃない……よね)

   (社章なんかも、ミカさんの言ってたエンブレム? なんかも見えなかったし、別の組織だったりするのかな)

   (そう考えると、あれはああいうプレイだったという可能性も同様に浮上してくる)

   (もしかするとまた同じように密会して逢瀬を重ねているということも……!)

   (現実的に考えればかなり可能性は半々だけどね)

   (さて、どうしようか? 今からは……)


1.前回の場所に行ってみる
2.情報を集める
3.やっぱりちょっと怖いのでやめておく
4.自由安価

↓2



晴明(まあ、まずは情報収集からっていうのが定番だよね)

   (うーん……そもそも、あの人たちがここに来るのか、からが重要かな)

   (頻繁に来るようなら密会の場として機能してるってことだろうし、そうじゃないなら別の場所……)

   (例えば、そもそも今いるってことも考えられるし……)

   (さて、まずはちょっとだけ……)


コンマ判定
00~32:?????、??????
33~65:?????????
66~99:????????
↓1


◆ 館内

晴明「……え、と、その。あの……えと、あ……す、スーツの、人、二人、ですね」

清掃のおばちゃん「? ごめんねぇ、ちょっとそれよくわかんないわぁ」

晴明「……あっで、です、か」


◆ 受付

晴明「……え、えと、その、スーツ、の人とか」

受付「スーツをご着用のお客様でしたら、頻繁にお越しになられますが……」

晴明「……え」

受付「ドレスコードがある場所もございますので、その関係で……」

晴明「……あっ、そ、そう、いう」



晴明「……す、すみません、でした、あの、えと、あ、ありがとう、ご、ざいます」

受付「いえ、仕事ですので~」 ニコニコ


スタスタ…


受付「………………」 プルルルルルル…

ガチャッ

受付「嗅ぎつけられた可能性があります。はい、少女です」

   「密会を行った時期の来場者名簿。ええ、ございます。コピーして提出。了解しました」

   「始末の方は……まだですか。分かりました。それでは……」


00~32:情報は無く、捕捉もされる
33~65:少しだけ情報を得た
66~99:スーツ二人と遭遇



受付「あっ、例の情報に合致しない場合ですか?」

   「分かりません、そこまでは記憶しておりませんので……」

   「あ、はい。いました。ええ……消去はしない、ですか」

   「承知いたしました。それでは、引き続き待機いたします」


晴明(…………? なんだか、さっきのお姉さんがこっちを見てる、ような)

   (うーん、気のせいかな。さて、もうちょっと聞き込みしてみよう……)


◆ 何らかの組織に目を付けられたようです
   なお、晴明はこの事実を知っていません。



晴明(結局情報らしい情報は見当たらなかった)

   (あの時のスーツの人も見当たらなかったし……うーん、あてが外れたかなぁ)

   (まあ、それも一つの結果だよね。もしかしたら本当にイタしていたのかもしれないし)

   (……それじゃあ、今からはどうしようかな?)


※ 次の行動以降、ランダムに判定を行います


行動・行き先選択

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.裏路地
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2



◆ いつもの本屋の近所


晴明「………………」 コソコソ


晴明(人目を盗んでここに来たはいいけど、今回はちょっと……)

   (まあ、なんというか朝比奈先生絡みの事情があっただけに、おおっぴらに動けない……)

   (……い、一応、同士御影に手伝ってもらって変装はしたけど……)

   (これ、本当に大丈夫なのかな? いや、御影さんを疑ってるわけじゃないんだけど)

   (う、ううん……しかし、か、髪を上げるのって慣れない……)

   (何かと言ってまぶしいし、他の人と目が合いそうだし……伊達とはいえ眼鏡も違和感が……)

   (み、御影さんも御影さんだよ。何でわざわざこんな、こ、こんなふりふりの服なんて……)

   (確かに、いつもの私の印象とまるで違うけど! 違うけど、これは……その、は、恥ずか、しい……!)

支援絵じゃどっちとも制服だったな…というか普段は常に制服なのかな

>>164
普段はジャージか、良くても普通の黒服



 ざわ……ざわ……


晴明(ひぃぃぃ、衆人環視の中でこんな恰好したくないよぅ!)

   (めっちゃこっち見てる人もいるし! 怖い怖い怖い怖い!)

   (は、早く購入だけして帰ろう……御影さんに手伝ってもらってある程度は目星も付けたし)

   (見つけて買うだけならそうそう時間もかからないはず……)


???「あれ?」

晴明「!!」 ビクッ


誰かいる! 知り合いっぽいけど、これは誰?

↓3



朝比奈「あの……もしもし」

晴明「……えっ」


晴明(ほぎゃああああああああ何で今ここに朝比奈先生がいるのさ!?)

   (やばいやばいやばいやばいこれどうしたら、うわああああなんか怪訝そうな顔で覗き込んでっ)


晴明「……っ」

朝比奈「……? あ、っと……」

晴明「……?」

朝比奈「す、すみません。少し、教え子に似てる人がいるな、と思って声をかけてしまいました」

     「少し道をお尋ねしたいんですけど……」


晴明(……えっ)



晴明(えっ……これもしかしてバレてない……?)

   (た、確かに普段とは雰囲気まで違うけど、そんな気付かないもんか……?)

   (ま、まあ、鏡見た私が「誰これ」とか言うくらいだからそうなのかもしれないけど)


朝比奈「●●●……という書店なんですけど、ご存知ですか?」

晴明「……え、えっと」


晴明(あっ、と。よく考えたら、普段の口調だとマズいな……)

   (黙るのは仕方ないとしても、せめて何か、こう、もうちょっと違う雰囲気で……)


晴明「…………はい、知っていますが……」

朝比奈「あ、そうですか。良ければ道を教えていただけると助かるのですが……」



晴明「何か……本をお探しですか……?」

朝比奈「いえ、そういうわけではなく……あ、いえ、まあ、ある意味ではそうなんですが」

     「教え子が、その、R指定のコーナーにいたようなので、その見回りと……」

     「もしもそこにいたら注意、ということです」

晴明「……そうですか……」

朝比奈「まあ、まだ少し早い、というだけのことなんですけどね……」

     「私も教育者ですから、立場上注意せざるを得ないんです。まあ、それで鬱陶しがられるかもしれませんが」

晴明「…………本当に……生徒のことを思いやっておられるのなら……いずれ、理解されると思いますよ」

朝比奈「そ、そうでしょうか」



朝比奈「そういえば、あなたは……? その、年齢であるとか」


晴明(いや、その辺で出会った人に突っ込んだこと聞くのはどうなのさ)

   (実は先生はナンパ癖でもあった……? いや、そうは思いたくないけどさ)

   (ええい、この場ではなんとかでっちあげるか……)


晴明「…………文学を、専攻しております」

朝比奈「あっ、大学生の方でしたか。これは失礼を……」


晴明(信じちゃったよこの人。いや、まあ15、6程度の年齢なら大学生ともそんな背も違わないけど)



晴明「……その本屋でしたら……次の十字路を左に行けば、右手に見えますね……」

朝比奈「ああ、そうでしたか。助かりました。ありがとうございます」

晴明「……いえ……ご健闘を、お祈りしております」

朝比奈「これは、ご丁寧にどうも……」

晴明「……では……私はこれで」

朝比奈「あっ、ちょっとすみません!」

晴明「えっ」


晴明(――――何でここで呼び止める!? な、何かに気付い……)


朝比奈「良ければ、お礼でも……」

晴明「……い、いえ、そ、そこまでされるほど、では」

朝比奈「それでは僕の方の気が収まらないんです。本の一冊くらいは受け取っていただけなければ……」


晴明(何だこれ。何だこれ……)



◆ 書店


晴明(クッ……け、結局そのまま押し切られて一緒に本屋に来てしまった……)

   (朝比奈先生って、普段の態度だけだとうだつの上がらない先生だけど)

   (こういう時は何でか妙に強いんだな……くそっ、覚えたぞ)

   (――――つーか今時ラブコメでもこんな展開無いよ! 時空が一回りしてんじゃないのこの周囲!)


朝比奈「どうかされましたか? 気分がすぐれないとか」

晴明「……あ、いえ……そういうわけではないのですが」


晴明(先生のせいだよ!!)


朝比奈「ところで、どういった小説が好みなんですか?」

晴明「えっ」

すみません、ちょい中座
晩飯食べてきます

再開



晴明(ふ……ふふふっ、侮るなよ先生……ここんとこ似たような話題になりすぎるから)

   (映画に限らず、漫画、絵、小説に至るまでだいたい「好み」として挙げられるものを揃えたんだ……)

   (いや、まあ、だからって日常生活でそれが役立つわけじゃないんだけどさ)


晴明「……描写の濃いものが……好きですね」

朝比奈「へぇ……やはり、そうしたものには含蓄が?」


晴明(だから何で先生はさっきから突っ込んだ話ばっかりするんだよぅ!)


晴明「……そこは秘密……ということで」

朝比奈「あはは……そういうこともありますよね」



晴明「……ところで」

朝比奈「はい?」

晴明「……その生徒さん……そこまで、見ていなければ……ですか?」

朝比奈「どうでしょうね……幼くして親を亡くしてる子らしくて。まあ、目が離せないのは確かです」

     「他の子と比べて活発さに欠ける子なので、危険な目に遭ったりしないか、特に不安ではありますね」

     「根が良い子ですからね……アングラな本こそ、危険の入り口になりかねないんです」

晴明「……………………」

朝比奈「私自身、良い教師でありたいと思ってはいるんですが……やはり、過干渉でしょうか」

晴明「…………生徒さんからは……少し疎ましがられるかもしれませんね」

朝比奈「ああ、やっぱり……」



晴明「……ですけど……そこまで仰られるなら」

   「……いつか、気付く子も……出てくるかもしれません、ね」

朝比奈「……そうですね、そうあってほしいものです」


晴明(……………………)


晴明「……すみません……少し席を外しますね」

朝比奈「あ、待っていた方が……」

晴明「……いえ、悪いので……本も、結構ですよ」

朝比奈「そうですか……」



ウィーン…

晴明(なるほどね、だから先生はああして呼び出したってことか)

   (……家族がいないから、か。まあ、確かにちょっとそういう見方をすれば危なっかしいかもしれないけど)

   (それでも、気にかけてくれているっていうのは……ありがたいことだな)


◆ 翌日 / 学校


朝比奈「安倍さん、キミお姉さんとかいる?」

晴明「……は? ……え、と。わた、し。その、家族……」

朝比奈「あ、いや、そ、そうだよね。考えてみたらそうなんだよね……」

     「ただ、なんていうのかなぁ……ちょっとこう、雰囲気の似てる人が」

晴明「……ゆ、幽、霊……?」

朝比奈「……え、僕幽霊に会ったの?」

晴明「……さ、さあ……ど、どう、でしょう」

朝比奈「ということはあれはもしかして安倍さんのお母さんやお姉さん……? 娘の近況が気になってとか……」ブツブツ…


晴明(……な、何か壮大な勘違いさせたまま終えたような気がする……)


◆ 朝比奈卯月の好感度が上昇しました
コンマ一の位で判定
1,2,3 : 5
4,5,6 : 6
7,8,9 : 7
0,   : 8
↓1


◆ 好感度上昇

朝比奈卯月:6→14

◆ 一日が終了しました

こんなところで今日はここまで。途中、変なところで中断してすみません

次回以降、ボーナスはストーリーに関するヒントじゃなくてデュエルに関するヒントに差し替えておきます
だいたい全部あんな感じでやってくので、今更ですがあれ以上書くことが見当たらないので……

あとは適当に質問とか小ネタの希望とかあれば

デュエル終わるまではーと思ってたけど流石にそろそろ前スレ埋めに入ります
それまで安価取る方向の行動と投下できないけど許してくださいなんでもしまがめ

正直変装(というかお洒落して「誰お前」状態になってる)の小ネタしたかったのは否めない

でも>>1が書きたいから明日以降こっちでやるお!

あれ、今日は進めないのかな

>>218
履歴書書かんとならんのです(震え声)
あとしばらくは前スレの埋めネタしようと思ってたから……
明日、明後日くらいには続きやります

申し訳ないけど今日も小ネタのみ
明日から再開でー



◆ 変装したまま帰りにスイッチに寄っちゃった晴明


ウィーン

晴明(はー……疲れた。まさかあんなことになるとは露とも思わなかったなぁ……)

   (結局本も買えなかったし。今日はちょっとゆっくりしよ……)


楓「らっしゃーい…………………………?」

  「……………………あ、ご新規さん? あっちがフリースペースだよ」

  「パックとデュエルスペースに関しては店員に聞いてくださいねー」

晴明「………………え? あ、あの、楓、さん」

楓「え? ……え!? ちょ、ちょっと待って。もしかしてこの声せーちゃん!? 何その格好!?」

晴明「……え。と。ちょっと、その。よ、用事、で」

楓「はぁ……え。いや、よー分からんのだけど、なんかおしゃれする用事ってどゆこと……?」

晴明「………………こ、個人、的な」

楓「はぁ……」




楓「はぁー……しかしこうして見ると別人みたいだよ」

晴明「……そ、それ、自分でも、なんとなく……思います」

楓「ちょっと声音変えてハキハキ喋りでもしたらほぼ別人だよ。実は普段のせーちゃんは世を忍ぶ仮の姿だったりするの?」

晴明「……そ、そんなこと、は」

   「むしろ……今の方、が、仮の姿……というか」

楓「いや、まあそうだと言えばそうなんだけど……はぁー……」

  「変わろうと思えば人間変わるもんみたいだねぇ」

晴明「……こ、今回……は。変装、です、けど」

楓「変装?」


晴明(しもた)



晴明「……あ、あまりに、いつも、と違う、ので。変装……みたい、に」

楓「あ、うん。まあ確かに、せーちゃんかどうかも分かんなかったけど」

  「……それ変装なん?」

晴明「…………だ、黙って、て……くだ、さい」

楓「……ゑー」


祝呼「楓ちゃん、ちょっと次のパックの入荷について聞きたいことが――――」

楓「あっ」

晴明「……あ」

祝呼「……?」 クン

   「あらせーちゃん。お洒落にでも目覚めたの?」

楓「えっ」



楓(な、何か今妙な違和感が……具体的に言うとシューコの鼻がかすかに動いたような)

  (いやいやいやいや落ち着け私。いくらシューコでもそんな人間超えたことしないって)


祝呼「私の嗅覚は通常の53万倍よ」

楓「人が危惧してるトコを音速で突破してくるのやめてくれる?」


晴明(何の話なんだろう……)


楓「はー……シューコはこんな反応ね。まあ、想像できなかったわけじゃないけど……」

  「あ、キヨって来てる? ちょっと見せてみようよ」

祝呼「面白いわね、それ」



◆ 数分後

清子「で、何であたしは呼ばれたんだ?」

楓「これ誰でしょう、と思って」

清子「はぁ?」

晴明「………………」 手ヒラヒラ

清子「…………え。あたしの知り合い?」

楓「うん。うわーハクジョーだねキヨってば。あんだけいいやついいやつって言ってたのに」

清子「はぁ!? え、ちょちょちょ、ちょっと待って!」

   「えーと待てよ誰だー……? ああ言うってことは知らない相手じゃないはずだし……」

   「……えっと……髪は黒くて……中肉中背で……えっと」



晴明「……あの」

清子「……あ! その声、も、もしかして晴明か!?」

晴明「………………」 コクッ

清子「…………」 ポカーン


清子(何だアレは……幻術なのか? イヤ、幻術じゃない……イヤ、幻術か? また幻術なのか!? いや……)

   (……ソリッドビジョンなのか……?)


楓「あ、これだめだ。考え過ぎで意識飛んでそう」

晴明「……え。えぇ……」

楓「多分現実を受け入れられないとかそういうあれじゃなくて」

  「どっちかって言うといつものせーちゃんから今のせーちゃんの姿が連想できなくて苦しんでるんだと思うよ」

晴明「……ど、どっちも……変わらない、ような」



祝呼「うーん、見てくれは文学少女的なアレね。今までがちょっと暗すぎた感があるっていうのも確かだけど」

   「眼鏡をかけて髪も上げてちょっと華やいだわね。この仕事をした職人実にベネよ」 ハァハァ

晴明「……は、はぁ」

楓「うん、褒めちぎるのはいいけどとりあえず息を整えようかシューコ」

祝呼「おっと私としたことが」 ジュルリ

楓「涎を拭け」

祝呼「失礼したわね。それじゃあ今日はこのくらいで」

楓「せーちゃんの手を取ってどこへ行こうと言うのだね」

晴明「……あ、あは、あはははは……」


◆ 以上、いつもの三人の反応



◆ 同士の反応


遊聖「私もロールを解いてその辺にいそうな人のファッションで出歩いたりしますわよ」

晴明「……えっ、そう……なん、ですか」

遊聖「ええ。この姿格好だと悪目立ちしますが、逆に功を奏しましたわ」

   「普通の髪型と格好ならそうそう気付くような方もいらっしゃいませんから」

晴明「……な、なる、ほど」

遊聖「そういう意味では晴明さんもある意味適材ですわね。普段着が、その……地味ですし」

晴明「……く、黒、一色……だったり、しますし……ね」

遊聖「だからこそですわよ。お洒落して着飾れば逆にそう気付く方もいません」

   「というかこうするとどうにもアップグレードした感じになりましたわね。大学生くらいにも見えますわよ」

晴明「……ど、どうも、です」

遊聖「この際ですから喋り方も少し矯正致しましょう。ええとですわね……」


◆ 実際変装の手引きしたのこの人なので

   了

ちょっと最近忙しくて別のも書き溜めたかったりでちょっと即興のためのネタがキツいっぽい。済まぬ
今日はこんなとこです

やるでー
翌日行動選択から



◆ 学校 / 自習時間


晴明「………………」 カリカリ

奏「あっ、せ、晴明、ちゃん。こっち、の問題、とか」

晴明「……あ、お、終わって……ます、よ」

奏「えと、えと、と、解き方、とか、教えて貰っても」

ナクア「そっちの式にxを代入よ」

晴明「……じゃ、なくても……このページ……の、式、使う、手も」

昴「へぇー、勉強になるなぁ」

只野「あのさ、ナチュラルに混じってるけどキミ隣のクラスだよね」

ナクア「こっちも自習なのよ」


晴明(……もしかしてナクラさんも友達少ない……?)


行動・行き先選択

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.裏路地
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2



◆ 大聖堂前


晴明(大聖堂にやってきた)

   (前のアレなことになった件はちょっと……うん。まあ)

   (事前に察知したクルセイダーの人から説明受けたから大丈夫だよね)

   (もう入ろうとしないでねって注意されたけど、図書館に入るなとは言われてないし)

   (……う、うん。まあ大丈夫大丈夫……大丈夫だって大丈夫……)


どうする?

1.礼拝堂へ
2.職員詰所へ
3.図書館へ
4.自由安価

↓2



◆ 大聖堂 / 礼拝堂


晴明(……結局図書館に足が向かなかった)

   (いや。まあ、仕方ない。うん、仕方ない。こればっかりは無理)

   (注意されてすぐ行くのはうん、流石にね。と言う訳で礼拝堂に来たんだけど)

   (いやー……毎度のことだけど場違いだね私。お祈りしているわけでもないし、そのつもりも無いし)

   (一応ポーズだけでも取っておいた方がいいのかな。いや、でもそれはそれで逆に失礼なような)


どうする?

1.お祈りしてみる
2.ステンドグラスの見物
3.清子の言っていた「何か」を探す
4.自由安価

↓2



晴明(……そういえば、ステンドグラスの見物って今までそんなにしたこと無かったな)

   (チラ見するくらいで……うん、考えてみれば、詳細までは見たこと無かったかも)

   (こっちの礼拝堂にあるステンドグラスは10枚とちょっとだったかな?)

   (大聖堂の表口に行ったら、こっちはこっちで別に何枚かあったと思うけど……)

   (どっちを見に行こうかな?)

1.礼拝堂のステンドグラス
2.表口のステンドグラス

↓2




晴明(……わざわざ移動することも無いよね。こっちはこっちで見物しよう)

   (綺麗だなぁ……夕日が差し込んでる今は少し暗い雰囲気もあるけど)

   (これが朝日だったら、神々しい雰囲気になりそう……)

   (……でも何でだろう? 何枚か、くすんで見えるものがある、ような……?)

   (気のせいかな? ちょっと目を凝らして……)


判定

2ケタの好きな数値を挙げてください

トリップに隠した数値と合計して判定します

100を超えた場合、1から数え直して計算

↓1


#dd21sei

21+72=93

晴明(…………う、うわ。殆どがそうじゃん……)

   (いち、にい、さん、しい……九枚……か)

   (掃除の人も大変なのかなぁ。ここの見どころだと思うんだけど)

   (まあ……壊さないように気を遣ってるのかもしれないし、悪いようには言えないけど)

   (……でも、あの一枚だけ妙に綺麗……)

   (……まさか、あれだけ贔屓してるってことは無いだろうけど……何だろ。ちょっと気になる)

   (えと。何て名前なのかな……)

判定

1~10の間で好きな数字

↓1



晴明(……『冥界』……? うわ、よりにもよってこんな不吉な題名が……)

   (……それにしても、こういうのって誰も気にしないものなのかな?)

   (いつも見てるものだから気にしないって線もあるけど)

   (もしくは、私にしか理解できない特別なものがそこにはあった……なんて)

   (……ンなわけないか。私、ちょっと腐ってるだけの小市民だし)

   (何かあるとしたらもうちょっと華やかな人たちだもんね。特別な能力(笑) とか……)

   (……でも、正直こんなもんかな。近づいて見てみれば……)

   (綺麗と言えば確かに綺麗、だったけどさ)


◆ 諸事情により22:30ごろまで聖堂関係者を募集します
   作成される場合は>>4のテンプレをご使用ください

前に投稿したやつとは別の投稿したほうがいい?

>>260
ちょっと聖堂関係者が不足しているので別のキャラの方が都合は良いです
キャラを出すにしても次以降のレスからなので、出演に関する判定はその後にしようと思ってます

クルセイダーとは別でいいのかね?

>>262
どちらでも大丈夫ですよー
聖堂関係者って括りなら友好的な人にするにしても敵対的な感じでもなんでも大丈夫です

キミたちはどこに潜んでいたのかね


◆判定を取ります


↓1 コンマ40以下だと……

↓2 1~12までの間で好きな数字を



晴明「………………」 フゥ


晴明(そろそろやることも無いし、帰ろうかな)

   (ステンドグラスの見物っていうか再確認っていうか、なんかミョーなことが分かったし)

   (今度、神父さんか、神父さんの知り合いだっていう百野さんにでも会ったら伝えとこう……)


???「もし」

晴明「!」 ビクッ

???「あら。驚かせてしまいましたか。ごめんなさい」

晴明「……え、い、いえ……」


晴明(……シスターさん……?)



???「ステンドグラスをご覧に参ったんですか?」 ニコニコ

晴明「……え、と。まあ……はい」

???「まあ、そうでしたか。何か気になることが?」

晴明「……え……と」


晴明(……うーん、あのことを言ってもいいものやら……初対面の人だしな)

   (……というか……うん。なんとなく、だけど……この人)

   (顔は笑ってるんだけど、目の奥が笑ってない、っていうか……愛想笑い、とかそういうんじゃなくて……)

   (……なんだか、正直に物事を話すのは気が引ける、かも)


晴明「……き、綺麗、だなって、思う……くら、い、です」

???「ああ……そうですね。よくそういう方もいらっしゃいます」



???「信者の方ですか?」

晴明「……え、いえ……」

???「あら、そうですか。でしたらこの機会にどうですか、御入信の方」

晴明「……い、いや、そ、そういうのは……」

???「まあいるとも知れない神を信じたところで何があるという話ではありますが」

晴明「……!? え、あ、あの、シスター、さん……で、です、よね」

???「ええ、そうですよ。ああ、申し遅れました」

エリス「わたくし、エリス・スキイトと申します。こちらの大聖堂でシスターを務めておりまして……」

晴明「……は、はぁ……」

エリス「無神論者です」

晴明「!?」



晴明「……え、と、しゅ、宗、教」

エリス「あ、宗教家ですね、わたくし。そういえば」

晴明「………………」

エリス「でも、そういう方もよくいらっしゃるのですよ。世の中には」

    「宗教とは常にお金の絡むビジネスという側面もございまして、人心を掌握するための装置とも取れます」

    「『そういうもの』が在ると感じておられるのは一向に結構ですが、そういう方ほど財産を毟り取られるもので」

晴明「おいちょっとカメラ止めろ」

エリス「キャラが崩れていますけれど……」

晴明「…………そ、それは、ともかくと、して」

エリス「過激なことを申しましたけれど、結局のところ、宗教というのは心の拠り所なのですよ」

    「たとえ存在しないとしても、だからこそ『神』という存在に、幸不幸の原因を擦り付けられる」

    「心を平穏に保つためには重要な概念かと思っております。わたくしはそのお手伝いを、と考えまして……」

晴明「……はぁ」



エリス「そういえば、あなたのお名前は……」

晴明「……えと。安倍……晴明、です」

エリス「晴明さんですね。記憶いたしました」

晴明「…………」


晴明(……何で今、「記憶しました」って強調したんだろう……)


エリス「ああ、そうそう――――――」



判定を行います

40以下だと……

↓1


◆ エリスさんは特に裏の無い素敵な人です(棒)


エリス「当大聖堂は特に神を信じておらずとも助けの手を差し伸べますので」

    「何かございましたら遠慮なさらず、ご相談くださいね」 ニコッ

晴明「……あ、はい……」


晴明(……笑って……うん、まあ。笑って……るんだけどなあ)

   (さっきからの語り口やらでどうにも営業スマイルにしか見えなくなってきたような……)


エリス「ふふふ……今後のあなたの行先に幸多からんことを」

晴明「……ど、どうも……」


晴明(この人ちょっと怖い……)


◆ 大聖堂のシスター 「エリス・スキイト」と知り合いました。


晴明(……普通に良い人だったりしたら特に問題ないんだろうけど)

   (何でこう、私の知り合う人って妙にクセモノばっかりなんだろう……)

   (いや、ばっかり、ってわけでもないけどね……琴吹さんとか、おどおどしてるだけで普通の子だし)

   (……それじゃあ、今からどうしようかな……)


1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
(×)5.大聖堂
6.劇場
7.裏路地
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2



◆ 時計塔広場


晴明「………………」 チウチウ


晴明(……な、なんだかどっと疲れた……)

   (ああ、それにしてもヨーグルト飲料が美味い)

   (こう、甘酸っぱいのがいいよね。発酵製品ってところにシンパシーも感じるし……って、いやいや)

   (……風に当たってたら少し落ち着いたかな。それじゃあ、どうしようか)


1.キャラクターについて情報収集
2.百野から情報を買う
3.交友関係の拡大or知り合いとの交流
4.自由安価

↓2


◆ コミュを取る場合は特定のキャラの名前
   新キャラを登場させる場合は1~14の間で好きな数字を入力してください


↓2



晴明「………………」 チウチウ


晴明(あー……のんびりするのってイイなぁ……こう、疲れた後ならって前提はあるけど)

   (元々そんなトラブル続きってわけじゃないけど、今回はね。まあ、昨日なんかもそうだと言えるけど……)

   (あんなオサレな格好させられて疲れるのなんのって。まったく、死ぬかと思ったよ……)

   (あ。アイスバーンの販売車だ……ちょっと何か買って行こうかな)


晴明「……す、すみま、せーん……」

??「すみませーん! アイス欲しいんすけどー……」

晴明「……えっ」

??「えっ」



晴明「……あっ、ど、どうぞ」

??「え。あ、すんません。ていうかいいのか?」

晴明「……あ、後、でも……買う、のは……だいじょぶ、です、し」

??「まあ、そうだけど」

氷華「はいはーい……って、晴明ちゃん。それと……知り合い?」

晴明「……」 ブンブン

??「あ、いえ、今ちょっとここで出会ったばっかで……並び順を」

氷華「……を?」

??「譲ってもらいました……」

氷華「ラブコメ展開じゃないのね」

晴明「……も、元々、縁、無い、ですし」



氷華「それじゃあ、どうするのかしら?」

??「サイズはLで。トッピングはいいっす」

氷華「はいはーい。晴明ちゃんは?」

晴明「……え、と。SS……を」

??「あ、Sにしたげてください。俺その分払うんで……」

晴明「……え、え、いや、そんな」

??「いいっすよ、順番譲ってもらったし……」

氷華「私の店の前で青春するのやめてくんない?」

晴明「……え」

??「な、なんかすみません……?」



晴明「……え、えと……そこ、まで、して……もらわなくて、も。たかが……順番、です、し」

??「いや、こう……こっちの気が済まないっていうか」

氷華「晴明ちゃん、レディファーストを徹底できなかった自分への罰ゆえに、ということだから貰っておきなさい」

晴明「……は、はあ……」

氷華「それじゃあ、そっちの……名前は?」

恵慈「恵慈っす。狛恵慈」

氷華「どうぞ、恵慈君。これLサイズ。はい晴明ちゃん、Sサイズね」

晴明「……ど、どう、も」

恵慈「どうもっす」

晴明「……そ、それ、じゃあ……その、私、は……これ、で」

恵慈「あっ、えーっと……名前なんてーんだっけ……えーっと!」


晴明(人呼び止めるのに「えーっと」って)



氷華「晴明ちゃん、自分からこういう機会に飛び込んで行かないと……」

晴明「……そ、想定外、のことは……ちょっと」


晴明(元々友達少なかった私に突然のことに対応しろって言われても……)

   (ま、まあ、でも、このまま置いておくのもちょっと失礼か……)


晴明「……安倍、晴明……です」

恵慈「さっきはどうも、安倍さん。ここにはよく来るのか?」

晴明「……ま、まあ……い、一応……。なの、で……その、順番、くらいは……」

恵慈「いや、でも嬉しかったよ。ありがとうな」

晴明「……え、と。どう、いたしまし……て。です」



恵慈「この広場にはよく?」

晴明「……た、たまに……はい。ち、近い……です、し」


晴明(近い、といえばだけど……ここの広場に来てるってことは、この人……狛さんもこの近くの人ってことだよね)

   (学園の方では見たこと無いし、ってことは……別の学校の人ってことかな)


恵慈「へぇ……ってことは近くの学校?」

晴明「……あ、アポリア、学園です」

恵慈「え!? 結構いい学校じゃん!」

晴明「……ど、どう、も……」

恵慈「俺は、まあ正直惰性で進学してるみたいなモンでさ……正直、普通のとこなんだけど」


晴明(楓さんやシューコさんの通ってる学校ってことかな)


恵慈「ってことは勉強得意ってことか……スゴいな、安倍さん」



晴明(……その理由については言わざるとも理解している人がいればそれでいいが)

   (なんだかスゴいと褒められているその理由がしょうもないというのがまた複雑な心境だ……)


晴明「……そんなに、すごい……って、ほど、では」

恵慈「謙遜はいいよ、俺そういうのスゲーってはっきり言っちゃうタイプだし、テキトーに受け止めちゃってよ」

晴明「………………」 ハムハム


晴明(……うーん、複雑。まあ、それはそれとして、そろそろアイスも無くなってきたな……)

   (そろそろ席を立つ頃かな……っと) スック


恵慈「あ。安倍さんもう帰るのか?」

晴明「……えと、い、息抜き……来た、だけ……なの、で」


この後どうなる?

1.恵慈からデュエルを申し込まれる
2.連絡先を交換してお開き
3.時計塔のことについて聞かれる
4.自由安価

↓2



恵慈「それならさ、ちょっとデュエルしないか?」

晴明「……え」


晴明(文脈の繋がりが無いに等しいんだけど)


晴明「……そ、それ、なら、って」

恵慈「あ、いや、その……息抜きついでって言うか、まだ時間があるならだけど、どう?」


晴明(財布の中身は……うん、いつでも金欠)

   (まあ、パックやセットが買えないわけじゃないけど……バイトよりは楽ではあるし……)

   (……受けても、まあ、悪くはないかな?)



晴明「……じ、時間……は。まあ……あります、し。いい、ですよ」

恵慈「よし、それじゃあやろうか……と、その前に」

晴明「?」

恵慈「ちょっとショップに行きたいんだけど、いいかな?」

晴明「……はぁ」


◆ スイッチ


楓「……で、デュエルすることになった、と」

晴明「……です」

楓「ほんで彼が、その……なんていうか、デッキが、無い? って言ったの?」

晴明「……」 コクッ

楓「そんで――――10パック適当に買ってデッキを組むって?」

恵慈「はい、そうっす」



楓「いや、二人がいいならそれでいいかもだけどさ……」

晴明「……ど、どうも……その、譲らな、くて……」

恵慈「ちょーっとその、俺のデッキは……まあ、なんというか、つまらないというか」

   「なんで、そういう感じでお願いします」

楓「はぁー……奇特なのもいるもんだねこりゃ」

晴明「……です」


晴明(まあ、私も相当というか、割かし奇特な部類だけど)


恵慈「それじゃあ、このパックを――――」



◆ 恵慈の購入するパック(10パック分)を指定してください

   なお、「No.」カードなどの特殊なカードは使用不可、
   分割しての購入は可です(例:DUEA6パック、NECH4パック……など)


↓3



恵慈「Vol.1を10パックで」

楓「……何……」

晴明「……だと……」

楓「……しょ、正気……!?」

恵慈「え、も、問題あったっすか?」

楓「問題も問題、これは、ちょっと……ど、どうなのさ……」

晴明「……デュエルモンスターズ、最初期……の、カード群、なので……」

   「サポート、は……言うに及ばず……」

   「除去……だけは、あります……けど、【除去ガジェット】を組める……ほど、でもありません」

楓「ちょっと、これは……」

晴明「……どう、なん……でしょう」


1.これでデュエル
2.流石にやめとこう
3.パック内容に若干の修正を加える

↓2



楓「やめよう」

晴明「……これ、はちょっと」

恵慈「……はぁ……わ、分かりました」

   「それじゃあ……これを」


条件は>>328と同じで

↓2

あ、何にも指定無かったら単一で10パックという解釈でお願いします
多分パック名だけ書いてた人はその考えで書いてらっしゃると思うので。

で、ゴールドボックスだと多分 ttp://yugioh-wiki.net/index.php?THE%20GOLD%20BOX ←これになるかと
全部に制限かかってても80種類あるのでいけます



楓「……ご、ゴールドボックス……」


晴明(……えと。確かひと箱あたり20枚入りで……普通のパックの倍の値段するから)

   (少なくとも今の私より財力があると思うんだけど、これどうだろう)


楓「こ、これ値段ね」

恵慈「……あちゃー……やっぱ結構するなぁ……あ、これお代です」

晴明「……」 ハッ


晴明(て、てことは、実質汎用カード満載の【グッドスタッフ】ってことか……)

   (……問題は、10パック全てを突っ込むのか、それとも40枚に抑えるのか……)

   (ここで私の使うべきデッキは――――)


10分ほど相談タイム



◆ 晴明の使用するデッキを設定してください

1.【デッキ破壊】
2.【昆虫族軸デッキ破壊】
3.【フェンリルハンデス】(アトランティス)

↓3

んでは昆虫軸に決定したところで今日はここまで
ちなみに晴明のデッキ破壊はだいたい常に45枚に設定してます

途中の大聖堂、流石にあれは判定多すぎたかな?
先の展開を考えるといずれ使う判定にはなるけど、ちょっとその辺どうだったのかなと気になります

10パックでの即組みに関して、excelでマクロでも組めばランダムに抽選できるんですが、
ちょっと>>1にそれだけの技能が無いので、wikiの「THE GOLD BOX」ページに列記されてるカードを抽出して
禁止制限にかかるカードはある程度除外した上で、組めるデッキを選択して組んでいます
なので、正直なところ現実のパックで購入したものならこれは無理だろうというような構築になっています
GXでエドが8パック買ってすぐに聖域とゼラートを揃えたのと同じようなものと思ってください……ちょっと無理があるかもしれませんが

20時過ぎとかになりそうだけど今日やるやで

開始。ID違うけどパソコン違うだけなので気にしないでね




晴明(昆虫族のデッキ破壊……)

   (特化した他のデッキには劣る部分があるけど、だからこそ狛さんのデッキが50枚でも40枚でも対応はできる)

   (50枚あればデッキ破壊よりもビートを優先すればいいし、40枚の時ならデッキ破壊すればいいし……)

   (うん、今日はこっちを使おうかな)


楓「せーちゃんも準備終わった?」

晴明「…………」 コクッ

恵慈「よし、それじゃあやろうぜ。デュエルだ!」

晴明「……よ、よろしく、お願い……します」 カシャン



◆ 先攻:晴明


晴明(私が先攻か……できればドローしたかったけど)


晴明「……モンスター、伏せ……カード、2枚、セット……で。ターンエンド、です」

恵慈「様子見か……? 俺のターン!」 手札:5→6  デッキ:35→34


晴明(……デッキの枚数は今34、ってことは40枚デッキ……)

   (確か、ゴールドボックスには《貪欲な壺》は無かったから……方針はデッキ破壊でいいかな)


恵慈「よし、俺は《サイバー・ドラゴン》を特殊召喚!」


《サイバー・ドラゴン/Cyber Dragon》
効果モンスター
星5/光属性/機械族/攻2100/守1600
相手フィールド上にモンスターが存在し、自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。



晴明(……1ターン目からか……あのパックだとハイビートするのが主だとは思うけど)

   (それにしても、都合良く引かれたなぁ。いや、まだ大丈夫だけど)


恵慈「バトルだ! サイバー・ドラゴンで裏守備モンスターに攻撃!」


バシュゥゥ!


晴明「……《ニードルワーム》、効果……です」

恵慈「!」

晴明「……デッキ……上から、五枚……墓地へ、お願い、します」


恵慈:デッキ→墓地
《抹殺の使徒》
《魔導戦士 ブレイカー》
《スキルドレイン》
《ダーク・アームド・ドラゴン》
《次元幽閉》

デッキ:34→29



恵慈(安倍さんのデッキは……【デッキ破壊】か!)

   (いや、だけど問題ない。今の手札じゃちょっと厳しいけど、ビート能力だけなら……)


恵慈「俺はモンスターをセット。更に二枚のカードを伏せて、ターンエンドだ」

晴明「……ドロー、です」 手札:2→3  デッキ:40→39


晴明(……今回は、一気に動いてみようかな)


晴明「……《ウォーム・ワーム》、を。召喚……します」


《ウォーム・ワーム/Warm Worm》
効果モンスター
星3/炎属性/昆虫族/攻 600/守1400
このカードが破壊された場合、相手のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。


恵慈「召喚……?」

晴明「……伏せカード、で。《連鎖破壊》……です」


《連鎖破壊(チェーン・デストラクション)/Chain Destruction》
通常罠
攻撃力2000以下のモンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
そのモンスター1体のコントローラーの手札・デッキから同名カードを全て破壊する。



恵慈「!?」

晴明「……デッキ、の……ウォーム・ワーム。全部、破壊……します」

   「……これで、二枚分……の、効果、です。3枚ずつ……6枚、墓地へ……お願いします」

恵慈「くっ……」


恵慈:デッキ→墓地
《サイクロン》
《マジシャンズ・ヴァルキリア》
《スケープ・ゴート》
《ライトニング・ボルテックス》
《停戦協定》
《大嵐》

デッキ:29→26→23


晴明(うわっ……停戦協定とか危なっ!)

恵慈(よりにもよってサイクロンと大嵐が……!)



晴明(でも、だからこそ大胆に動くこともできるよね。今なら……!)


晴明「……《孵化》、発動、です」


《孵化/Insect Imitation》
通常魔法
自分フィールド上のモンスター1体をリリースして発動する。
リリースしたモンスターよりレベルが1つ高い昆虫族モンスター1体をデッキから特殊召喚する。


恵慈「孵化……?」

晴明「……レベル3の、ウォーム・ワーム……リリース、して。レベル4の……《シールド・ワーム》……特殊召喚、します」


《シールド・ワーム/Shield Worm》
効果モンスター
星4/地属性/昆虫族/攻 800/守2000
このカードは召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、守備表示になる。
さらに、自分フィールド上に表側表示で存在する昆虫族モンスターの数だけ、相手のデッキの上からカードを墓地へ送る。



晴明「……特殊召喚、を……トリガーに。《地獄の暴走召喚》……発動、です」

   「……デッキから……二体の、シールド・ワーム……特殊召喚、します」


《地獄(じごく)の暴走召喚(ぼうそうしょうかん)/Inferno Reckless Summon》
速攻魔法
相手フィールド上に表側表示でモンスターが存在し、
自分フィールド上に攻撃力1500以下のモンスター1体が特殊召喚に成功した時に発動する事ができる。
その特殊召喚したモンスターと同名モンスターを自分の手札・デッキ・墓地から全て攻撃表示で特殊召喚する。
相手は相手自身のフィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、
そのモンスターと同名モンスターを相手自身の手札・デッキ・墓地から全て特殊召喚する。


晴明(このコンボなら……!)


デッキ→場
晴明
《シールド・ワーム》2

恵慈
《サイバー・ドラゴン》2


晴明「……えっ」

恵慈「あ、俺のモンスターも特殊召喚されるんだった。デッキのサイバー・ドラゴン2体を特殊召喚させてもらうよ」

楓「10パックに三枚入ってたの!?」

恵慈「え。ま、まあ、一応」



晴明「……あ、あう」


晴明(……しかもシールド・ワームの守備力2000を地味に超えてくる2100……!)

   (流石にこの展開は……ちょ、ちょっと予想外、というか……)

   (で、でも、今のでデッキは更に2枚削れて21枚)

   (シールド・ワームの効果も……!)


晴明「……し、シールド・ワームの……効果、で。私の……場の、昆虫族の数だけ、デッキ破壊……です」

   「三体、同じ効果の……モンスターが、いるので、3×3……9枚、墓地に……送って、ください」

恵慈「マジかよ……!?」


恵慈:デッキ→墓地

《奈落の落とし穴》
《強制転移》
《王家の眠る谷-ネクロバレー》
《強欲で謙虚な壺》
《ライトロード・ハンター ライコウ》
《マシュマロン》
《オネスト》
《闇の仮面》
《激流葬》

デッキ残り:21→12



恵慈(お、大人しそうな見た目ですっげぇえげつない戦法を……!)


晴明「……ん、と。《無視加護》……発動、します」


《無視加護/Insect Neglect》
永続魔法
相手モンスターの攻撃宣言時、自分の墓地の昆虫族モンスター1体をゲームから除外する事で、その攻撃を無効にする。


晴明(これで防御手段も確保完了……あとは、着実にデッキを破壊していくだけ……だといいんだけど)


晴明「……エンド、です」

恵慈「こんなに素早く減らされるなんてな……俺のターン!」 手札:2→3  デッキ:12→11

   「俺は裏守備表示の《魂を削る死霊》をリリースし、《氷帝メビウス》をアドバンス召喚する!」

晴明「……!」


《氷帝メビウス/Mobius the Frost Monarch》
効果モンスター
星6/水属性/水族/攻2400/守1000
このカードがアドバンス召喚に成功した時、フィールド上の魔法・罠カードを2枚まで選択して破壊できる。



恵慈「メビウスの効果発動! 無視加護を破壊する!」


ペキペキペキ…


晴明「……あっ……」

恵慈「バトルだ! 三体のサイバー・ドラゴンでシールド・ワームをそれぞれ攻撃!」


ドドドドドドドドドドッ!

場→墓地
《シールド・ワーム》3


恵慈「よし、これで壁は無くなった! メビウスでダイレクトアタック!」


パシイイイイン!


晴明「……っ」 LP:4000→1600

恵慈「こいつで俺はターンエンド。へへ……一矢報いたぜ」


晴明(……こっちの手札ゼロで一矢報いたは無いと思うんですけど)



晴明「……ど、ドロー……です」 手札:0→1 デッキ:35→34


晴明(……! 《一時休戦》……)

   (これなら次のターンまでライフがゼロになるってことは無い……)

   (手札も……まあ、狛さんにも1枚与えることになるけど、手札交換代わりになりうる)

   (あとは次のターンまでに、できるだけ手札を補充したいところだけど……)

   (問題はその後。どうやって攻めるべきなんだろう。とりあえずは二通り考えてるけど)

   (一つは、大型モンスターの召喚。これならサイバー・ドラゴンやメビウスなんかのモンスターへの対処はできる方だと思う)

   (こっちは《デビルドーザー》なんかを使うスタイルになるね。もう一つはいつも通り)

   (《ニードルワーム》なんかを使う方向性。どっちでも問題……と呼べるほどのものは無い、と思いたいけど)


どうする?

1.ビートを兼ねた大型昆虫族モンスターによるデッキ破壊
2.小型昆虫族モンスターを利用したデッキ破壊

相談5分~10分ほど


選択肢

1.ビートを兼ねた大型昆虫族モンスターによるデッキ破壊
2.小型昆虫族モンスターを利用したデッキ破壊

↓2



晴明(……よし!)


晴明「……《一時休戦》、です」


《一時休戦/One Day of Peace》
通常魔法(制限カード)
お互いに自分のデッキからカードを1枚ドローする。
次の相手ターン終了時まで、お互いが受ける全てのダメージは0になる。


晴明「……互いに、1枚ドロー……全てのダメージ、を。0、です」 手札:0→1  デッキ:34→33

恵慈「なるほどね……」 手札:2→3  デッキ:11→10

晴明「……更に、《カードカー・D》を、召喚……です」


《カードカー・D/Cardcar D》
効果モンスター
星2/地属性/機械族/攻 800/守 400
このカードは特殊召喚できない。
このカードが召喚に成功した自分のメインフェイズ1にこのカードをリリースして発動できる。
デッキからカードを2枚ドローし、このターンのエンドフェイズになる。
この効果を発動するターン、自分はモンスターを特殊召喚できない。



晴明「……カードカー・Dをリリースして……2枚、ドロー。その後、エンドフェイズに……以降、します」 手札:0→2 デッキ:33→31

楓「おっ、上手いこと一時休戦の効果活かせたね」

晴明「……ぼ、防御札……多く、入れてる……ので。機能、するかと……」

恵慈「それじゃあ、俺のターンだ」 手札:3→4 デッキ:10→9


恵慈(このターン中はダメージを与えられない。攻撃は無意味だな……)

   (……けど、今引いたコイツなら!)


恵慈「サイバー・ドラゴンを一体リリース! 《炎帝テスタロス》をアドバンス召喚!」


《炎帝テスタロス/Thestalos the Firestorm Monarch》
効果モンスター
星6/炎属性/炎族/攻2400/守1000
このカードがアドバンス召喚に成功した時、相手の手札をランダムに1枚捨てる。
捨てたカードがモンスターカードだった場合、そのモンスターのレベル×100ポイントダメージを相手ライフに与える。



晴明「……わ、わっ」

恵慈「テスタロスの効果だ。手札を1枚捨ててもらうぜ!」


ボワッ


晴明「……あぅ」


手札→墓地
《ブロック・スパイダー》

手札:2→1


恵慈「一時休戦の効果でダメージは与えられないけどな。こいつでターンエンドだ」

晴明「……ど、ドロー、です」 手札:1→2  デッキ:31→30


晴明(……でも、出てきたモンスターは……正直、そんなに強くない)

   (これなら、いける……かな?)



晴明「……《ハチビー》……召喚、です」


《ハチビー/Bee List Soldier》
効果モンスター
星1/風属性/昆虫族/攻 500/守 400
このカードと自分フィールド上に表側表示で存在する「ハチビー」以外の昆虫族モンスター1体をリリースして発動する。
自分のデッキからカードを2枚ドローする。


恵慈「ハチビー……?」

晴明「……こ、昆虫族の……ハチビーが、いるので……《ワーム・ベイト》、発動、します」


《ワーム・ベイト/Worm Bait》
通常魔法
自分フィールド上に昆虫族モンスターが表側表示で存在する場合のみ発動する事ができる。
自分フィールド上に「ワームトークン」(昆虫族・地・星1・攻/守0)2体を特殊召喚する。
このカードを発動するターン、自分はレベル3・4のモンスターを召喚・特殊召喚する事はできない。


晴明:場
《ワームトークン》2



晴明「……ハチビー、効果、で……ワームトークン、1体と一緒に、リリース」

   「……2枚、ドローです」 手札:0→2  デッキ:30→28

恵慈「手札交換か……?」

晴明「……あ、い、いえ。墓地の……ニードルワーム、と。ウォーム・ワーム……の」

   「昆虫族、二体……除外。で、《デビルドーザー》……特殊召喚、します」


《デビルドーザー/Doom Dozer》
効果モンスター
星8/地属性/昆虫族/攻2800/守2600
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の昆虫族モンスター2体をゲームから除外した場合のみ特殊召喚する事ができる。
このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、相手のデッキの上からカードを1枚墓地へ送る。

ズモモモモモモモモ……


恵慈「んなっ……!」

楓「でかっ! キモッ!!」

晴明「…………」 シュン

楓「ご、ごめんねせーちゃん、せーちゃんのこと言ったわけじゃないから、ね!」



晴明(……除去もだいたい墓地に行ったと思うし……ここで攻撃するのもアリ、かな)


晴明「……デビルドーザーで……メビウスに、攻撃します」

楓「あっ、せーちゃん!」

恵慈「させねえ! 俺は《万能地雷グレイモヤ》を発動する!」

晴明「……あっ」


《万能地雷グレイモヤ/Widespread Ruin》
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
相手フィールド上に表側攻撃表示で存在する攻撃力が一番高いモンスター1体を破壊する。


晴明(そうだ……あのカード、確か1ターン目から……!)

   (私が今まで攻撃しなかったから、使いどころが無かっただけだ……!)


晴明「……か、カード……を、伏せ、て。ターン……エンド、です」

恵慈「よし、俺のターン!」 手札:3→4  デッキ:9→8



恵慈「引いたぜ……! サイバー・ドラゴンをリリース! 来い、《人造人間-サイコ・ショッカー》!」


《人造人間-サイコ・ショッカー/Jinzo》
効果モンスター
星6/闇属性/機械族/攻2400/守1500
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、お互いにフィールドの罠カードの効果を発動できず、
フィールドの罠カードの効果は無効化される。


晴明「……わ、罠、封じ……」

恵慈「これで終わりだ! サイコ・ショッカーでダイレクトアタック!」

晴明「……ま、まだ、です。《皆既日蝕の書》で……」

恵慈「しまっ……!」


《皆既日蝕の書/Book of Eclipse》
速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスターを全て裏側守備表示にする。
このターンのエンドフェイズ時に相手フィールド上に裏側守備表示で存在するモンスターを全て表側守備表示にし、
相手はその枚数分だけデッキからカードをドローする。

あ、ダイレクトじゃないや。ワームトークンに攻撃です
脳内変換オナシャス



恵慈「くっ、メインフェイズ2へ移行! ショッカー以外の3体を反転召喚する!」

   「……これでターンエンドだ!」

晴明「……皆既日蝕の書……効果、で……ショッカー、の、分」

恵慈「ああ、表側表示になったショッカーの分、1枚ドローするよ」  手札:3→4  デッキ:8→7

晴明「……じゃあ、その。私の……ターン、です」 手札:0→1 デッキ:28→27


晴明(……今の攻撃はどうにかなったけど、ショッカーに居座られるとマズいな……)

   (なんとか早急に倒すか除去しないと。私のデッキ、罠への依存率高いし)

   (……多分、よっぽどのことが無い限りはあのグレイモヤで除去は最後)

   (召喚反応も無かったし……)


晴明「……《死者蘇生》、で」


《死者蘇生/Monster Reborn》
通常魔法(制限カード)
(1):自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。



楓「で、デビルドーザー?」

晴明「…………」 フルフル

   「……召喚条件……墓地除外だけ、です、から」

恵慈「そっか、デビルドーザーは蘇生できないカード……」

晴明「……ワーム、トークン……1体、生き残ってる、ので」

   「ハチビー……蘇生、します……。それから、効果で……トークンと、リリースして……2枚、ドロー」 手札:0→2 デッキ:27→25

   「……引きました。《貪欲な壺》……で」


《貪欲な壺/Pot of Avarice》
通常魔法(制限カード)
(1):自分の墓地のモンスター5体を対象として発動できる。
そのモンスター5体をデッキに加えてシャッフルする。その後、自分はデッキから2枚ドローする。


墓地→デッキ
《デビルドーザー》
《カードカー・D》
《シールド・ワーム》3

手札:1→3
デッキ:25→30→28


恵慈「……お、おお……死者蘇生が強欲な壺みたいに……」



晴明「……墓地の、ウォーム・ワーム2体を……除外、で」

恵慈「!」

晴明「《デビルドーザー》……特殊召喚、です」


ズモモモモモモモモモモモモ…


楓「おおぅ、二体目……」

晴明「……サイコ・ショッカーに攻撃、です」

恵慈「くっ!」 LP:4000→3600

晴明「……デビルドーザーの効果……戦闘ダメージを与えたとき、デッキの一番上を……墓地に、送ります」

恵慈:デッキ→墓地
《神の宣告》

デッキ:7→6



晴明「カード……2枚、セット……で。ターン、エンド。です」

恵慈「……いいね、こういうヒリつくような感覚。俺のターンッ!」 手札:4→5 デッキ:6→5

晴明「……………………」

恵慈「場に残ったテスタロス、メビウス、サイバー・ドラゴンの三体をリリース!」

晴明「!」

恵慈「アドバンス召喚! 現れろ、《神獣王バルバロス》!」


《神獣王バルバロス/Beast King Barbaros》
効果モンスター
星8/地属性/獣戦士族/攻3000/守1200
このカードはリリースなしで通常召喚できる。この方法で通常召喚したこのカードの元々の攻撃力は1900になる。
また、このカードはモンスター3体をリリースして召喚できる。この方法で召喚に成功した時、相手フィールド上のカードを全て破壊する。



恵慈「バルバロスの効果! 3体リリースのアドバンス召喚に成功したとき……」

晴明「……だ、ダメ、です。《ブレイクスルー・スキル》……発動、します」

恵慈「なっ!?」


《ブレイクスルー・スキル/Breakthrough Skill》
通常罠
相手フィールド上の効果モンスター1体を選択して発動できる。選択した相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
また、墓地のこのカードをゲームから除外し、相手フィールド上の効果モンスター1体を選択して発動できる。
選択した相手の効果モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できず、自分のターンにのみ発動できる。


晴明(こないだの課題のお礼にってことで琴吹さんに1枚借りてて助かった……!)


恵慈「まだだッ! 俺は墓地のマシュマロンと魂を削る死霊を除外!」

楓「嘘!? その召喚方法って……」

恵慈「来い、《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》!」


《カオス・ソルジャー -開闢の使者-/Black Luster Soldier - Envoy of the Beginning》
効果モンスター(制限カード)
星8/光属性/戦士族/攻3000/守2500
このカードは通常召喚できない。自分の墓地の光属性と闇属性のモンスターを1体ずつゲームから除外した場合に特殊召喚できる。
1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●フィールド上のモンスター1体を選択してゲームから除外する。この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
●このカードの攻撃によって相手モンスターを破壊した場合、もう1度だけ続けて攻撃できる。



楓「う、うおおおおおお!? ちょ、なんでこんな場末の店舗のパックに紛れ込んでんのさ!?」


晴明(……………………)


恵慈「……ここは堅実にいかせてもらう! カオス・ソルジャーの効果で、デビルドーザーを除外する!」


場→除外
《デビルドーザー》


晴明「……!」

恵慈「戦闘ダメージを与えるための《収縮》なんかがある可能性がある以上、デビルドーザーを場に残す理由は無い!」

   「……これでトドメだ! バルバロスでダイレクトアタック!」

晴明「――――……トラップ、発動……です」

   「……《ライヤー・ワイヤー》……墓地の、ブロック・スパイダー……除外、で。バルバロスを、破壊……します」

墓地→除外
《ブロック・スパイダー》


恵慈「!?」


《ライヤー・ワイヤー/Lair Wire》
通常罠
自分の墓地の昆虫族モンスター1体をゲームから除外し、相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを破壊する。



恵慈「くっ……確実にと思ったのが裏目に出たか……!!」

晴明「……で、でも。場も……手札、も。無い……です」

恵慈「さあ、そりゃどうだろう。俺もこういう状況になったことはあるしな」

   「ただ、こういう時にサレンダーしない、諦めない心を持ってるヤツってのは……」

   「きっと、心の強い人間なんだと思うぜ。たとえ勝負に負けても、いつか勝ち上がれる、な」

晴明「………………」

恵慈「なんて、偉そうなこと言ってゴメンな。それじゃあ、安倍さんのターンだ」


晴明(あ、諦めない、か。そりゃまあその方がいいだろうけどさ)

   (……でも、うん。確かに……こういう場面で諦めたら、その後も癖が付くのは間違いない)

   (狛さんのデッキは残り5枚。削り切れない……とは、決して言えないはず)

   (ここでの行動が最後の分かれ道になる、と思う)



晴明(落ち着いて考えよう。今の私の状況は……)

手札:0
伏せ:0
場:なし
墓地
《連鎖破壊》
《孵化》
《地獄の暴走召喚》
《一時休戦》
《ワーム・ベイト》
《ハチビー》
《皆既日蝕の書》
《死者蘇生》
《貪欲な壺》
《ブレイクスルー・スキル》

除外
《デビルドーザー》
《ニードルワーム》
《ウォーム・ワーム》3

晴明(以上。焼野原もいいところだ)



晴明(対して、狛さんの場は……)


恵慈
手札:3
伏せ:1
場:《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》
墓地
《抹殺の使徒》           《魔導戦士 ブレイカー》

《スキルドレイン》          《ダーク・アームド・ドラゴン》
《次元幽閉》             《サイクロン》
《マジシャンズ・ヴァルキリア》  《スケープ・ゴート》

《ライトニング・ボルテックス》   《停戦協定》15
《大嵐》               《奈落の落とし穴》
《強制転移》            《王家の眠る谷-ネクロバレー》
《強欲で謙虚な壺》        《ライトロード・ハンター ライコウ》
《オネスト》             《闇の仮面》
《激流葬》              《サイバー・ドラゴン》×3
《氷帝メビウス》          《炎帝テスタロス》
《人造人間-サイコ・ショッカー》 《神獣王バルバロス》
《万能地雷グレイモヤ》      《神の宣告》
除外
《マシュマロン》           《魂を削る死霊》

デッキ残り:5


晴明(デッキの残り枚数は5。削れないほどじゃない)

   (神の宣告が落ちた以上、ゴールドボックスのパックにカウンターは無い、と思う)

   (デビルドーザーの時に使わなかった以上召喚反応も無い……)



晴明(多分、あの場で伏せなかったってことは手札はモンスターに偏ってる)

   (手札誘発のカードがあるとしても……まあ、《D.D.クロウ》くらい、かな)

   (私のデッキの弱点の《停戦協定》はとうに墓地に落ちてる。魔法・罠除去に関しても……)

   (まあ、フリーチェーンのカードの数を考えれば、驚異とも言えないと思う)

   (問題は、ここで「どう」デッキを削るか、って部分、か……)

   (《メタモルポット》みたいなモンスターの効果で一気に削る)

   (息切れを待つ。あるいは……ここで賭けに出る)

   (……今のところ三通りか。さて、どうしようか)


選択肢

1.デッキ破壊のための賭けに出る(コンマ判定アリ)
2.《メタモルポット》への攻撃を誘う
3.防御を固めて息切れを狙う

10分~15分後まで相談タイム


選択肢

1.デッキ破壊のための賭けに出る(コンマ判定あり)
2.《メタモルポット》の効果を使う
3.防御を固めて息切れを狙う

↓2



晴明「……ドロー、です」 手札:0→1


晴明(……このカード………………)

   (不安定、うん。不安定だ。本来、こういう状況で使うようなカードじゃあないし……)

   (本来、もっと使うべきカードがあるんだろうけど……他のカードが使える状況じゃないし)

   (むしろ、このカードで賭けに出るのが、今は一番可能性があるかもしれない)


晴明「……《カップ・オブ・エース》……発動、です」

楓「ギャンブルカード!?」

恵慈「表が出れば安倍さんがドロー。裏なら俺がドロー」

   「普段ならデッキ破壊に使えるかもしれないカード、だけど……」

晴明「……………………」 コクッ

   「……お、表……じゃないと。負け、です」


コンマ判定!

00~50:裏
51~99:表

00~50の間でゾロ目が出たら……?

↓1



チャリィィ――――――ン


晴明「………………」

恵慈「………………」


コロコロ……パタン


     [表]


晴明「……2枚、ドロー……です……!」

恵慈「!!」

晴明「……ドローカード……《ニードルワーム》、です」

   「……これを、セット。そして――――《太陽の書》、発動、します」


《太陽の書/Book of Taiyou》
通常魔法
フィールド上に裏側表示で存在するモンスター1体を選択し、表側攻撃表示にする。


晴明「……効果、で……デッキ、5枚。墓地へ……送って、ください」



晴明「……効果、で……デッキ、5枚。墓地へ……送って、ください」

恵慈「………………」


恵慈:デッキ→墓地
《霊滅術師 カイクウ》
《終焉の焔》
《異次元の女戦士》
《団結の力》
《聖なるバリア -ミラーフォース-》

デッキ:5→0


晴明「……ターン、エンド……です」

恵慈「……完敗だ」


◆ 「狛恵慈」とのデュエルに勝利しました!

ということで今回は勝利。なお、確定勝利は3番
和睦なんかのフリーチェーンに対してカウンターできない以上、攻撃がうまく機能しないだろうし
5ターンくらい持つんじゃないか、というところでした
ただ、これデッキの中身がゴールドボックスと確定してるからこそこれを正解にしたのであって、
多分他の場面だと厳しいと思われ。なお、2番はご察しの通り地雷。カオス・ソーサラーの効果が
表側表示のモンスターにしか効果が無いのと混同してくれないかなーと思って組み込んでました

というか最近の勝率の方が>>1の想定してる難易度っていう
当スレは胃の痛くならない方向のイージーさを目指しています(胃が痛くならないとは言っていない)

んでは10分後ぐらいにボーナスします。それまで質問などあれば受け付けますのでー

ボーナスゥちなみにお勧めのボーナスは?

>>450
日常方面に進みたい場合は好感度(1か2)
デュエルの展開に幅を持たせて、デュエル自体を楽しみたいなら3番
今回ヒントの4番は撤廃して「デュエル中にコンマが必要になる場合の成功確率アップ(ストック制)」を設けていますので、
デュエルに勝利したいと思ったら4番
5番は自由安価なので適当に欲望でも突っ込んじゃってください。なお、実現するかは内容次第

ではボーナス選択に入ります


◆ ボーナスを取得しました!
   今回取得するボーナスを選択してください

1.「交友関係」の好感度上昇(全体・効果小)
2.「交友関係」の好感度上昇(個人・効果中)
3.カード追加(デュエル中のカードプール増)
4.デュエル中のランダム要素の成功確率上昇(ストック)
5.自由安価(「全て」など、バランスに関わる内容は不可)

↓3



◆ 「デュエル中のコンマ等成功確率上昇」の権利を得ました。一つ分ストックします。



恵慈「ありがとう、いい勝負だった」

晴明「……え、と。その、こ、こちら、こそ……あ」

   「……で……でも、さ、最後の……最後、で。運任せ……で」

恵慈「そんなこと言ったら俺だって10パックで完全に運任せだよ」

   「それに、運も実力の内、って言うだろ? あそこで引けたのも、実力だよ」

晴明「……あ、ありがとう……ございます」

楓「しっかし驚いたなー。開闢を当てるとか……君どんな運してるのさ?」

恵慈「人よりは運が良い方だとは思ってるけど……不思議なことかな?」


晴明(羨ましいし不思議なことだよ……)



恵慈「それじゃあ、安倍さん。これ、俺の連絡先」

晴明「……え……」

恵慈「デュエルをしたら、もう友達だ。だから、何か困ったことがあったら遠慮なく言ってくれよな!」

晴明「……は、はぁ」

楓「気前がいいねえ。とはいえ、一度デュエルしただけの女の子に連絡先渡すのって一見したらナンパ野郎……」

恵慈「そ、そういうの言わないでくださいよ……」

晴明「…………」 クスッ


晴明(……いや、まあそういう印象を抱いても仕方ないような気がせんでもないけど)

   (只野君や北条君は同級生、神父さんや百野さんはそういう仕事だからともかく、別の学校だし)

   (ちょっと展開が早いよね。まあ、悪い人じゃあないのは分かるけど)




◆ 一日が終了しました



◆ 寮 / 晴明の部屋


晴明「………………」

ナクア「ハッ、これで上がりよ!」

昴「あーっ! ナクラさんウノって言ってない!」

ナクア「言ったわよアナタたちが聞こえてないだけですー」

奏「え、で、でも、私、も、そんなに聞こえてない、よ?」

晴明「……同じく、です」

只野「昴。何で俺たちは女生徒の部屋に上がってウノをしてるんだろう」

   「普通こう、男性がこういう場所に入るのって避けられて然るべきじゃ」

昴「つまり一也君はスケベェなことしたいの?」

只野「えっ、いや違っ、そういうことじゃなくて」

奏「…………」 シラー

晴明「…………」 シラー

只野「昴ゥゥ――――――ッ!!」


ナクア(すけべぇなことって何かしら)

今日はこんなところで。
あとこんな感じで合間合間にそれぞれの日常とかの小さいネタも挟んでいきたいところ
晴明中心に描写してるから、基本的に学校や寮でのネタが中心になるだろうけど

ブレスル再録&TFSのモブが出演確認
どっちも期待してなかっただけにこんなに嬉しいことはない……

誰ぞおるかー

よし、やるで!
翌日行動選択から

 ***



◆ 寮 / 晴明の部屋


ナクア「安倍晴明。すけべぇなことって何かしら」

晴明「 」 ブ―――――ッ!

ナクア「コーヒーを霧状に吹き出すとかどこぞの探偵みたいな器用なマネしないでくれる!?」

晴明「……も、もしかして、き、昨日……の、こと……わけ、分かって……」

ナクア「ないから聞いてるんじゃない。で、どういうこと」


  *晴明説明中*


ナクア「~~~~~~~~~~~~!!!!!」

晴明「……あ、あの……私の……枕、千切れる……から」


晴明(……いや、まあ、確かに教科書だと具体的な行為にまでは触れてなかったけど)

   (理論ばっかりが先行して、疑問を解消する方法も文献任せだったんだろうな、多分……)


行動・行き先選択

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.裏路地
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2



◆ 学校 / 晴明たちの教室


晴明「……友達が、できました」

朝比奈「え、それはおめでとう。というか何故報告を……」

晴明「……私の部屋に、入り……浸って。ます」

朝比奈「え、ええと、それは……」

晴明「……嬉しい、こと……なんですけど、ふ、複雑……です」

朝比奈「ま、まあ……うん、大学生の頃に僕の家も似たようなことになってたけどね、うん……」

     「ちょ、ちょっと有効なアドバイスはできそうにないかな……」

晴明「……そ、そう、ですか……」

   「……と、ま、前置きは、このあたり……で」



晴明「……せ、先生……が、教師……目指す、きっかけ、って。何、でした……?」

朝比奈「と、唐突だね。何かあったの?」

晴明「……まあ、その。一応……です」


晴明(こないだの件でちょっと気になったっていうのが大きいかもしれない)


晴明「……あ、アルバイト、経験……して、です」

朝比奈「あ、なるほどね。だから職業に就くきっかけか」

     「うーん……とはいえ、取り立てて特別なきっかけっていうのは無いよ」

     「高校生くらいの頃に先生にお世話になって、それで……って感じだからね」

晴明「……はぁ。だ、男性、ですか。それとも……」

朝比奈「あはは、安倍さんもそういうことには興味があるんだね。でも男だからそういう浮いた話じゃないんだ」


晴明(大好物です)



晴明(男性教諭か……先生が高校生の頃だからその人も今はまだ現役、だと思うけど)

   (お世話になった憧れの先生と同じ職に! そして再会! めくるめくイベント!)

   (いつしか同じ立場に立った二人には愛が芽生え……ふ、ふふふ……筆が乗る……!)

   (――――ありがとう朝比奈先生。あなたの話を聞けば聞くほどネタがわくよ!)


  ***


◆ 数時間前


晴明「……こ、これ、なんです……けど」

遊聖「なるほど……またしても腕を上げましたわね」 ペラペラ

   「そろそろ作品として発表してもいいのでは?」

晴明「……で、でも、その……あんまり、ネタ、無い……です、から」

遊聖「晴明さん、そういう時は部屋にこもっていても仕方ありませんわ」

   「むしろ外に出る。いつもしなかったことをする。案外それで脳の働きも活性化されますのよ」



晴明「……な、なる、ほど……!」

遊聖「以前、ネタが浮かんだ状況を考えたりするといいと思いますわ。似たような状況に自身を置く」

   「それだけでネタが舞い込んだり……でなくとも、考えを切り替えるには有効ですわね」


◆ 現在


晴明(流石同士御影……試しに先生に話を聞いてみればご覧のとおり……!)

   (前は痺れを切らした生徒たちから襲われるハードな展開だったけど、今回は逆に……クックック……)


朝比奈「あれ、なんだか寒気が」 ブルッ

晴明「……ど、どう、ぞ。続けて……ください」

朝比奈「う、うん。まあ……」

     「この間その先生とお会いする機会があってね、生徒に言うのもなんだけど……」

     「まあ、お酒を飲める年齢にもなったし、ってことでそういうお店に連れて行ってもらったりね」

     「今でもアドバイスはよく貰ってるよ。僕にとっては先生を目指す最初の目標だからね」


晴明(酒の席、酔いつぶれて昏睡レイポゥ! イヤーッ! ンアーッ! ふ、ふふふ……)

朝比奈(か、風邪を引いたかな……寒気が止まらない)



朝比奈「ぎゃ、逆に、安倍さんは何か目指してみたいものとか無いのかな?」

     「今の時点じゃあ答えは出ないかもしれないけど、将来何になりたいかっていうのは」

     「早いうちに決めておいた方が後々有利だからね。やりたいことができる方面に行かなきゃ」

晴明「……わ、私の……やりたい、こと。です、か……?」


晴明(できれば、のんびり暮らしたいかな……適当に、友達って呼べるような間柄の人と遊んで……)

   (って、そんな方向性の話じゃないか。私が将来なりたいもの……)

   (何かあったっけ? 元々そこまで考えが及ばなかった、っていうのはあるけど……)


1.何かあったような……
2.まだ、特には……
3.自由安価


↓2



晴明「……ん、と……」

朝比奈「?」

晴明「……少し、だけ。考えて……いる、のは……」

   「……絵を、描くこと……とか。空想……好き、なので……漫画家、とか」

朝比奈「へぇ、漫画家! ってことは、もう何かやろうとしてたりするのかい?」

晴明「……え、と。まあ……その、れ、練習、です……けど」


晴明(まだ御影さんくらいにしか見せてないし、少なくとも今の段階で見せられるものじゃない)

   (というかよりにもよってネタの張本人かつ前回あの本屋に入るとこ見られた朝比奈先生にゃ見せられない)

   (言うだけ言ってあとは秘密にしておこう……)


晴明「……な。中身、は……恥ずかしい、ので」

朝比奈「そうだね、まだ練習中って話なら仕方ないかな……でも、そういうことなら高校の内から?」



晴明「……が、学歴、無いと……いざ、って時に……厳しい、ので」

   「……大学、進学を……視野に入れて……ます」

朝比奈「そうだね……うん、まあその方が堅実とは思う」

     「ピタゴラスの中の漫画家人口は少なめだし、安倍さんが漫画を描くことが好きで続けられて……」

     「っていうことができれば、生活もうまくいかないってことは無いと思うよ」

晴明「…………なる、ほど」

朝比奈「でも、好きだからこそ仕事にするのは……っていう考えもあるね」

     「本当に好きなら、そうじゃないかもしれないけど……うん。そこは少し、考えてみて」

     「でも、自分の考えを形にできる仕事って、実現できればすごいことだなーって僕は思うよ」

晴明「……あ、ありがとう……ござい、ます」



朝比奈「でも、その……ね。できればでいいんだけど」

     「僕にも見せてほしいなって思うんだ。あ、今見せるのは恥ずかしいって言ってたし、ジャンルとか」

晴明「…………れ。恋愛。です」

朝比奈「恋愛かぁ。難しい題材かもしれないけど……その分ウケはいいんじゃないかな」

     「そういう物語で深い部分が書けたりすると、一気に売れそう……っていうのは素人考えだけど」


朝比奈(安倍さんも大人しい子だけど、やっぱり人並みにそういうことには興味があるんだなぁ……)

     (良かった良かった。友達もできたって言ってたし、今までくらいに不安視するほどじゃないかな)

晴明(……恋愛(男×男)だけど)


◆ 朝比奈卯月の好感度が上昇しました

コンマ1の位判定

1,2,3 : 6
4,5,6 : 7
7,8,9 : 8
0,   : 10

↓1



◆ 好感度上昇

朝比奈卯月:14→21


  ***


晴明(ふぅ……なんとか切り抜けられたな……)

   (……しかし、ああは言ったけど、漫画家ね……)

   (絵は好きだし、目指してみるのも、アリかもね)



行動・行き先選択

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.裏路地
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2



◆ 時計塔広場


晴明「………………」 カリカリ


晴明(今までは人物ばっかり目を向けてたけど……そうと決まれば色々書いてみよう)

   (風景画……は、あんまり得意じゃないけど。できなきゃお話にもならないし)

   (いざ外でイタすお話になった場合に背景が無い、じゃあそれこそ無意味だし)

   (……あ、それはそうとして、今からどうしよう)


1.他のキャラクターについて情報収集(次回以降の好感度の上り幅アップ)
2.百野から情報を買う
3.交友関係の拡大or知り合いとの交流
4.自由安価

↓2



◆ 広場内、ベンチ付近


男の子「っしゃー! 勝ったぜ!」

百野「おーっと……やーれやれ、負けちまったか」

   「そいじゃ、いなくなった猫のことだがな。今のとここの近くにゃいない」

男の子「えー! じゃあどこ行ったんだよ!」

百野「慌てなさんな坊主。お前がいつも遊んでる公園あんだろ?」

男の子「うん」

百野「そこの遊具……今なら、キリンのアスレチックの下、外から見えない部分だろうな。行ってみろ」

男の子「う、嘘じゃねーだろーな!」

百野「俺はこういうことじゃあ嘘は言わない。ほーれはよ行かないとまーた見失っちまうぞー」

男の子「うう……わ、分かってるよ! じゃーなおっさん!」

百野「だから俺はオッサンじゃ……って、行っちまったか……」

晴明「…………?」

百野「っと、新しく客も来たようだし……ま、いいか。よう、晴明ちゃん」



晴明「……あ、ど、どう、も……」

百野「前にも俺ここにいるっつったしな、こうして来たってことは何かあるんだろ」

   「さて、何か情報が入用かい? 安くは無いが高くも無い」

   「いつでも適正な価格で扱ってる。さ、どんな情報が欲しい?」


今欲しい情報など
基本的に自由安価

選択肢形式にしたい場合はその旨記載お願いします

↓3



晴明「…………『No.』……」

百野「……ふゥん?」

晴明「……知り、ません……か?」

百野「知らない、知ってるに関わらず、求めるなら俺は売るよ」

   「……ただし、対価はデュエルだ。今回は……そうだな」

   「この情報を受け渡す条件は晴明ちゃんの『勝利』。ただそれだけだ。」

   「加えて……情報を提供するに際しては細心の注意を払う」

晴明「……え、と。ふ、踏み込み……す、すぎない、程度、で……」

百野「その条件でも、だ。何よりもまず俺に勝て。でなきゃ渡す気は無いね」

晴明「は、はあ……」


◆ 百野影二とデュエルしますが、判定はコンマと数字によって行います

   今回の情報は「踏み込み過ぎない程度に」という条件が挟まったため、
   トリップに隠した数値0~99までの指定した数値の合計が40以上(100に到達した時点で1から再度ループ)
   になった場合に成功とします。

判定
↓1

とりあえず↓1と↓2のどっちでも結果は変わらないので、今回はアレですけど
次回以降は数値の指定無かったらコンマで取りますね

さて、vs百野のデュエルは今回が初戦なので描写する予定ですが、
デュエルの構成もしないといけないので今回は短いですけどここまで
選択肢作る必要が無いので明日できる、と思う

あ、あと忘れてた

◆ 晴明の使用するデッキを選択してください

1.【デッキ破壊】
2.【昆虫族軸デッキ破壊】
3.【フェンリルハンデス】(アトランティス)

↓3

ほい、ではフェンリルハンデスと2014年版のカード群でデュエル構成してきます
改めて明日やりますのでそれまでお待ちいただければー

早めだけど判定結果表示するだけだし一応今からデュエル結果と+αだけ
終わったらちょっと中断することになると思いますけど





百野「じゃ、行くぜ。デュエル!」 カシャーン

晴明「……あ、はい。……でゅ、デュエ、ル」 カシャコン

百野「俺のターンからだ。俺は《青き眼の乙女》を召喚するぜ」


《青き眼の乙女/Maiden with Eyes of Blue》
チューナー(効果モンスター)
星1/光属性/魔法使い族/攻 0/守 0
このカードが攻撃対象に選択された時に発動できる。その攻撃を無効にし、このカードの表示形式を変更する。
その後、自分の手札・デッキ・墓地から「青眼の白龍」1体を選んで特殊召喚できる。
また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードがカードの効果の対象になった時に発動できる。
自分の手札・デッキ・墓地から「青眼の白龍」1体を選んで特殊召喚する。
「青き眼の乙女」の効果は1ターンに1度しか使用できない。


晴明(……ブルーアイズデッキ……?)


百野「カードをセットしてターンエンド。晴明ちゃんのターンだぜ」



晴明「……ど。ドロー、です」 手札:5→6


晴明(乙女……半端な攻撃だと、ブルーアイズだけ呼ばれて終了……)

   (効果対象になったとしても呼んでくるけど、この場合効果はしっかり受ける)

   (と、なれば……)


晴明「……《アトランティスの戦士》、効果……です」


《アトランティスの戦士/Warrior of Atlantis》
効果モンスター
星4/水属性/水族/攻1900/守1200
このカードを手札から墓地へ捨てて発動できる。デッキから「伝説の都 アトランティス」1枚を手札に加える。


晴明「……アトランティス、手札……で。これも、発動……します」


《伝説の都 アトランティス/A Legendary Ocean》
フィールド魔法
このカードのカード名は「海」として扱う。
このカードがフィールド上に存在する限り、フィールド上の水属性モンスターの攻撃力・守備力は200ポイントアップする。
また、お互いの手札・フィールド上の水属性モンスターのレベルは1つ下がる。


ザバァァァァァン……



百野「アトランティス……ってことは……」

晴明「……《コダロス》、召喚……です」


《コダロス/Codarus》
効果モンスター
星4/水属性/海竜族/攻1400/守1200
自分フィールド上に表側表示で存在する「海」を墓地へ送って発動できる。
相手フィールド上のカードを2枚まで選択して墓地へ送る。


晴明「……コダロス……の」

百野「待った。その召喚時、俺はリバースカードを発動させてもらおうかな」

   「《堕ち影の蠢き》! デッキから『シャドール』1体を墓地へ送る」

晴明「……!?」


《堕ち影の蠢き/Sinister Shadow Games》
通常罠(制限カード)
(1):デッキから「シャドール」カード1枚を墓地へ送る。
その後、自分フィールドの裏側守備表示の「シャドール」モンスターを任意の数だけ選んで表側守備表示にできる。



晴明(……ぶ、ブルーアイズとシャドールの混合……!?)

百野「この効果で墓地へ送るのは《シャドール・リザード》だ」


《シャドール・リザード/Shaddoll Squamata》
リバース・効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻1800/守1000
「シャドール・リザード」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊する。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「シャドール・リザード」以外の「シャドール」カード1枚を墓地へ送る。


百野「更に、リザードの効果でデッキから《シャドール・ドラゴン》を墓地へ送る」


《シャドール・ドラゴン/Shaddoll Dragon》
リバース・効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻1900/守 0
「シャドール・ドラゴン」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主の手札に戻す。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合、フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。


晴明(……フリーチェーン除去代わり……)


百野「選択するのは当然、アトランティス! コダロスの効果は使わせないよ」


場→墓地
《伝説の都 アトランティス》



晴明(……光属性を充填してネフィリムの特殊召喚を……?)

   (いや、もしかするともっと別の意図が……どっちにしても、対応できるカードを……)


晴明「……2枚の……カード、を。伏せて……ターン、エンド。です」

百野「おっと、消極的だな。俺のターン!」 手札:3→4


晴明(攻撃したらブルーアイズ出てくるじゃん!)


百野「その顔、攻撃したらブルーアイズの召喚を許してしまうから……って感じだな」

   「ま、俺どっちにしても出す予定ではあったんだけどね。速攻魔法、《マスク・チェンジ・セカンド》発動!」

晴明「……!」


《マスク・チェンジ・セカンド》
速攻魔法
「マスク・チェンジ・セカンド」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):手札を1枚捨て、自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを墓地へ送り、そのモンスターよりレベルが高く同じ属性の「M・HERO」モンスター1体を、
「マスク・チェンジ」による特殊召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。



百野「『選択』するのは当然、乙女。墓地に送るのは……《シャドール・ビースト》!」


《シャドール・ビースト/Shaddoll Beast》
リバース・効果モンスター
星5/闇属性/魔法使い族/攻2200/守1700
「シャドール・ビースト」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合に発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。その後、手札を1枚捨てる。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。


晴明(……HERO……!? な、何でこんな数のギミック……)

百野「光属性の乙女を墓地に送ることで、《M・HERO 光牙》を特殊召喚!」

   「更に、乙女自身の効果で……《青眼の白龍》も特殊召喚だ!」


《青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)/Blue-Eyes White Dragon》
通常モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500


《M・HERO(マスクドヒーロー) 光牙/Masked HERO Divine Wind》
融合・効果モンスター
星8/光属性/戦士族/攻2500/守1800
このカードは「マスク・チェンジ」の効果でのみ特殊召喚できる。
(1):このカードの攻撃力は相手フィールドのモンスターの数×500アップする。
(2):1ターンに1度、自分の墓地の「HERO」モンスター1体を除外し、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、この効果を発動するために除外したモンスターの攻撃力分ダウンする。
この効果は相手ターンでも発動できる。



《M・HERO 光牙》
攻撃力
2500→3000


百野「で、ビーストの効果で1枚ドロー……」 手札:2→3

   「そんでもって、俺はまだ召喚権を残してる。《星因士 デネブ》を召喚する!」


《星因士(サテラナイト) デネブ/Satellarknight Deneb》
効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻1500/守1000
「星因士 デネブ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「星因士 デネブ」以外の「テラナイト」モンスター1体を手札に加える。


晴明(……ご、ごちゃ混ぜちゃんぽんデッキ……!?)

百野「デネブの効果で《星因子 ベガ》を手札に加えるぜ」

   「ま、せいぜいコレで終わらないでくれよな。バトル! 光牙でコダロスに攻撃!」

晴明「……と、トラップ、です。《水霊術-「葵」》……」


《水霊術-「葵」/Spiritual Water Art - Aoi》
通常罠
自分フィールド上の水属性モンスター1体をリリースして発動できる。
相手の手札を確認し、カードを1枚選んで墓地へ送る。



場→墓地
《コダロス》


百野「ここでモンスターをリリース……?」

晴明「……て、手札、を。見せて……ください」

百野「何か企んでんな……? ま、いいか。これが俺の手札だ」


百野:手札
《星因子 ベガ》
《クリフォート・ツール》
《七星の宝刀》


晴明(……七星の宝刀……に、クリフォート……)

   (……ブルーアイズがいる、ってことは「征竜」のカードの使用も視野に入れておいて……)

   (クリフォート、特にツールが手札にあるっていうのも問題かな。レベル7モンスターを呼び込みやすいし)


晴明「……宝刀。を。捨てて、ください」



百野「悪くないな。とはいえ……」


晴明(クリフォート・ツールを捨てておくのも選択肢だったけど……今は置いておく)

   (あのごちゃ混ぜデッキなら、ツールの第一の効果……「クリフォート」以外特殊召喚できないことが枷になるはず)


百野「ガラ空きになっちまったな。これでどうするんだ?」

晴明「……《バブル・ブリンガー》……発動、です」


《バブル・ブリンガー/Bubble Bringer》
永続罠
このカードがフィールド上に存在する限り、レベル4以上のモンスターは直接攻撃できない。
自分のターンにフィールド上に表側表示で存在するこのカードを墓地へ送る事で、
自分の墓地の水属性・レベル3以下の同名モンスター2体を選択して特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。


百野「おっ……」

晴明「……全部、レベル4……以上、です、から……直接攻撃、は。できません……」

百野「そーゆーことね。じゃ、俺は何もできないしターンエンドだ」



晴明「……ドロー。です」 手札:2→3

   「……《マジック・プランター》……。バブル・ブリンガーを……墓地、で……」


《マジック・プランター/Magic Planter》
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する永続罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。デッキからカードを2枚ドローする。


晴明「……2枚……ドロー、です」 手札:2→4

   「……《氷結界の風水師》。召喚……します」


《氷結界の風水師/Geomancer of the Ice Barrier》
チューナー(効果モンスター)
星3/水属性/魔法使い族/攻 800/守1200
手札を1枚捨て、属性を1つ宣言して発動できる。宣言した属性のモンスターはこのカードを攻撃対象に選択できない。
この効果はこのカードがフィールド上に表側表示で存在する限り1度しか使用できない。


百野「チューナーモンスター……」



晴明「……風水師、が……魔法使い……なの、で。《ジゴバイト》を……特殊召喚……できます」


《ジゴバイト》
効果モンスター
星4/水属性/爬虫類族/攻1500/守 200
(1):「ジゴバイト」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
(2):自分フィールドに魔法使い族モンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(3):このカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから「ジゴバイト」以外の攻撃力1500/守備力200のモンスター1体を特殊召喚する。


百野「!」

晴明「……レベル4……水属性、の……ジゴバイト、に。レベル3の……風水師、で」

   「……《氷結界の龍 グングニール》……シンクロ召喚、です」


《氷結界の龍 グングニール/Gungnir, Dragon of the Ice Barrier》
シンクロ・効果モンスター
星7/水属性/ドラゴン族/攻2500/守1700
チューナー+チューナー以外の水属性モンスター1体以上
1ターンに1度、手札を2枚まで墓地へ捨て、捨てた数だけ相手フィールド上のカードを選択して発動できる。
選択したカードを破壊する。



百野「グングニールか!」

晴明「……効果、発動……です。手札……捨てて」


晴明:手札→墓地
《ギガ・ガガギゴ》
《海皇の竜騎隊》


晴明「……光牙、ブルーアイズの……二枚を。破壊、します」

百野「ちっ……!」


場→墓地
《M・HERO 光牙》
《青眼の白龍》


晴明「……効果、で……捨てた。竜騎隊……の、効果、です」


《海皇の竜騎隊/Atlantean Dragoons》
効果モンスター(制限カード)
星4/水属性/海竜族/攻1800/守 0
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、自分フィールド上のレベル3以下の海竜族モンスターは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
また、このカードが水属性モンスターの効果を発動するために墓地へ送られた時、デッキから「海皇の竜騎隊」以外の海竜族モンスター1体を手札に加える。



晴明「……《深海のディーヴァ》、手札に……加えます」 手札:0→1

   「……バトル、で。グングニール……で、デネブ、に。攻撃……です」

パキィィン

百野「うおっ……!」 LP:4000→3000

晴明「……終了、です」

百野「なるほど、そう来たか……俺のターン!」 手札:2→3

   「手札から《増援》発動! 《星因子 アルタイル》を手札に加える!」


《増援/Reinforcement of the Army》
通常魔法(制限カード)
(1):デッキからレベル4以下の戦士族モンスター1体を手札に加える。


晴明「……!」

百野「揃ったところでやらせてもらおうか。ベガを召喚!」


《星因士 ベガ/Satellarknight Vega》
効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻1200/守1600
「星因士 ベガ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
手札から「星因士 ベガ」以外の「テラナイト」モンスター1体を特殊召喚する。



百野「ベガの効果でアルタイルを特殊召喚!」


《星因士 アルタイル/Satellarknight Altair》
効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻1700/守1300
「星因士 アルタイル」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した場合、「星因士 アルタイル」以外の自分の墓地の「テラナイト」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで「テラナイト」モンスター以外の自分フィールドのモンスターは攻撃できない。


百野「アルタイルの効果でデネブを蘇生する」


墓地→場
《星因子 デネブ》


晴明(……同じレベルのモンスターが、3体……)


百野「行くぜ、晴明ちゃん。3体のモンスターでオーバーレイ!」

   「《星輝士 デルタテロス》をエクシーズ召喚だ!」


《星輝士(ステラナイト) デルタテロス/Stellarknight Delteros》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻2500/守2100
レベル4モンスター×3
(1):X素材を持ったこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分がモンスターの召喚・特殊召喚に成功した時には、相手は魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。
(2):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
(3):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。手札・デッキから「テラナイト」モンスター1体を特殊召喚する。



晴明(……デルタテロス……!)


百野「デルタテロスの効果発動。ORUを墓地に送ることで、グングニールを破壊する!」


バチバチバチィッ!


場→墓地
《氷結界の龍 グングニール》

ORU→墓地
《星因子 デネブ》


晴明「……っ」

百野「これでもう壁は無いな。デルタテロスで直接攻撃!」


シュバババババッ!


晴明「……ぅ、あっ……」 LP:4000→1500

百野「っし。俺はこれでターンエンド!」

晴明「……い、つ……わ、私の……ターン、です」 手札:1→2



百野(さっき晴明ちゃんが手札に加えたのはディーヴァだっけ)

   (それ単体で出せるのはレベル5シンクロかランク2エクシーズ……)

   (ま、デルタテロスをどうにかできるカードはそうそう無いだろ)


晴明「……《深海のディーヴァ》……召喚、です」


《深海のディーヴァ/Deep Sea Diva》
チューナー(効果モンスター)
星2/水属性/海竜族/攻 200/守 400
このカードが召喚に成功した時、デッキからレベル3以下の海竜族モンスター1体を特殊召喚できる。


晴明「……ディーヴァの……効果、で。デッキから……《真海皇 トライドン》を、特殊召喚……します」

百野「あっ」


《真海皇 トライドン/Legendary Atlantean Tridon》
効果モンスター
星3/水属性/海竜族/攻1600/守 800
このカードと自分フィールド上の海竜族モンスター1体をリリースして発動できる。
手札・デッキから「海皇龍 ポセイドラ」1体を特殊召喚する。その後、相手フィールド上の全てのモンスターの攻撃力は300ポイントダウンする。



晴明「……ディーヴァの……効果、で。特殊召喚したモンスター……こ、効果、無効……されて、ません」

   「トライドン……と、ディーヴァを、リリース……で、《海皇龍 ポセイドラ》……特殊召喚、です」


《海皇龍 ポセイドラ/Poseidra, the Atlantean Dragon》
効果モンスター
星7/水属性/海竜族/攻2800/守1600
自分フィールド上のレベル3以下の水属性モンスター3体をリリースして発動できる。
このカードを手札または墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚に成功した時、フィールド上の魔法・罠カードを全て持ち主の手札に戻す。
この効果でカードを3枚以上手札に戻した場合、相手フィールド上の全てのモンスターの攻撃力は
手札に戻したカードの数×300ポイントダウンする。


百野「しまっ――――」

晴明「……トライドン、の……効果で、特殊召喚……した、とき」

   「……百野……さん、の……モンスター。攻撃力……ダウン、です」


《星騎士 デルタテロス》
攻撃力:2500→2200


晴明「……攻撃、で」

ズビシャアアアアアアッ!

百野「うおっ!?」 LP:3000→2400



百野「だ、だけどな、デルタテロスが墓地に送られたことで、デッキから『テラナイト』を特殊召喚できる!」

   「俺が選択するのは《星因子 シャム》!」


《星因士 シャム/Satellarknight Alsahm》
効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻1400/守1800
「星因士 シャム」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。相手に1000ダメージを与える。


百野「これで晴明ちゃんに1000のダメージだ!」

晴明「……あ、あぅ……」 LP:1500→500

   「……な、なら……カードを、セット。エンド。です」

百野「なかなかやるな、晴明ちゃん。……俺のターン!」 手札:1→2

   「俺はスケール9の《クリフォート・ツール》をペンデュラムスケールにセット!」


《クリフォート・ツール/Qliphort Scout》
ペンデュラム・通常モンスター
星5/地属性/機械族/攻1000/守2800
【Pスケール:青9/赤9】
(1):自分は「クリフォート」モンスターしか特殊召喚できない。この効果は無効化されない。
(2):1ターンに1度、800LPを払って発動できる。デッキから「クリフォート・ツール」以外の「クリフォート」カード1枚を手札に加える。



晴明(……来た……!)


百野「ツールの効果で、俺は800のライフを支払い、《クリフォート・アーカイブ》を手札に」 LP:2400→1600

   「そして、スケール1のアーカイブをペンデュラムスケールにセット!」


《クリフォート・アーカイブ/Qliphort Carrier》
ペンデュラム・効果モンスター
星6/地属性/機械族/攻2400/守1000
【Pスケール:青1/赤1】
(1):自分は「クリフォート」モンスターしか特殊召喚できない。この効果は無効化されない。
(2):自分フィールドの「クリフォート」モンスターの攻撃力は300アップする。
【モンスター効果】
(1):このカードはリリースなしで召喚できる。
(2):特殊召喚またはリリースなしで召喚したこのカードのレベルは4になり、元々の攻撃力は1800になる。
(3):通常召喚したこのカードは、このカードのレベルよりも元々のレベルまたはランクが低いモンスターが発動した効果を受けない。
(4):このカードがリリースされた場合、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主の手札に戻す。


百野「ペンデュラム召喚! 来い、《クリフォート・アクセス》!」


《クリフォート・アクセス》
ペンデュラム・効果モンスター
星7/地属性/機械族/攻2800/守1000
【Pスケール:青9/赤9】
(1):自分は「クリフォート」モンスターしか特殊召喚できない。この効果は無効化されない。
(2):相手フィールドのモンスターの攻撃力は300ダウンする。
【モンスター効果】
(1):このカードはリリースなしで召喚できる。
(2):特殊召喚またはリリースなしで召喚したこのカードのレベルは4になり、元々の攻撃力は1800になる。
(3):通常召喚したこのカードは、このカードのレベルよりも元々のレベルまたはランクが低いモンスターが発動した効果を受けない。
(4):「クリフォート」モンスターをリリースしてこのカードのアドバンス召喚に成功した時に発動できる。
相手の墓地のモンスターの数が自分の墓地のモンスターより多い場合、
自分はその差×300LP回復し、その数値分だけ相手にダメージを与える。



百野「アーカイブの効果により、アクセスの攻撃力は300アップしてる」


《クリフォート・アクセス》
攻撃力:2800→3100


百野「流石にこれでゲームエンドだろ。アクセスでポセイドラに攻撃!」

晴明「……っ、あ……!」 LP:500→200

百野「とどめ! シャムでダイレクト――――」

晴明「……っ、《ガード・ブロック》……です」


《ガード・ブロック/Defense Draw》
通常罠
相手ターンの戦闘ダメージ計算時に発動する事ができる。
その戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になり、自分のデッキからカードを1枚ドローする。


百野「!」

晴明「……ダメージ、0……で、ドロー……です」 シャッ  手札:0→1



百野「くっ、惜しかったな……仕方ない。これでターンエンドだ」

晴明「……ドロー。です」 手札:1→2


晴明(…………!)


晴明「……《サルベージ》、です」


《サルベージ/Salvage》
通常魔法
自分の墓地の攻撃力1500以下の水属性モンスター2体を選択して手札に加える。


晴明「……選択、する……のは。ディーヴァと……ジゴバイト、で」


晴明:墓地→手札
《深海のディーヴァ》
《ジゴバイト》


晴明「……《強欲なウツボ》……発動、します」


《強欲なウツボ/Moray of Greed》
通常魔法
手札の水属性モンスター2体をデッキに戻してシャッフルする。その後、デッキからカードを3枚ドローする。


晴明「……手札に戻した……2枚。デッキに……戻して。3枚……ドロー、です」 手札:3→0→3



晴明(………………うん、これなら……)


晴明「……《貪欲な壺》、です……。墓地、の……モンスター、5枚……デッキに戻して」


《貪欲な壺/Pot of Avarice》
通常魔法(制限カード)
(1):自分の墓地のモンスター5体を対象として発動できる。
そのモンスター5体をデッキに加えてシャッフルする。その後、自分はデッキから2枚ドローする。


晴明:墓地→デッキ
《海皇の竜騎隊》
《コダロス》
《アトランティスの戦士》
《真海皇 トライドン》
墓地→EX
《氷結界の龍 グングニール》


晴明「……2枚ドロー……」 手札:2→4

百野「………………」 ゴクッ

晴明「……《ミラクル・フリッパー》を……召喚、です」


《ミラクル・フリッパー/Miracle Flipper》
効果モンスター
星2/光属性/魔法使い族/攻 300/守 500
「ミラクル・フリッパー」が自分フィールド上に表側表示で存在する場合、このカードは召喚・反転召喚・特殊召喚できない。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、相手は他の表側表示のモンスターを攻撃対象に選択できない。
このカードが戦闘によって破壊された場合、このカードを相手フィールド上に特殊召喚する。
このカードが魔法・罠の効果によって破壊された場合、相手フィールド上のモンスター1体を破壊する。


百野「ふ、フリッパー!?」



晴明「……《強制転移》、発動……します」


《強制転移/Creature Swap》
通常魔法
お互いはそれぞれ自分フィールド上のモンスター1体を選び、そのモンスターのコントロールを入れ替える。
そのモンスターはこのターン表示形式を変更できない。


百野「しゃ、シャムを選択する」

晴明「……フリッパー、どうぞ……」


コントロール
《ミラクル・フリッパー》⇔《星因子 シャム》


晴明「……墓地の、ギガ・ガガギゴ……と。ポセイドラ……除外、して。《フェンリル》……特殊召喚、です」


《フェンリル/Fenrir》
効果モンスター
星4/水属性/獣族/攻1400/守1200
このカードは通常召喚できない。自分の墓地の水属性モンスター2体をゲームから除外して特殊召喚する。
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、次の相手ターンのドローフェイズをスキップする。


百野「――――こいつが本命か!」



晴明「……フェンリルで、フリッパーに……攻撃、します」


ガブッ! ガチガチガチガチッ!


百野「っ――――!」 LP:1600→500

晴明「……フェンリル、効果……で。次の……ドローフェイズ、は。スキップ、です」

百野「こりゃ手厳しいことで……」

晴明「……更、に。バトルフェイズ……終了時、フリッパーを……百野さんの、場に」


晴明の墓地→百野の場
《ミラクル・フリッパー》


百野「お、おいおい。クリフォートがペンデュラムゾーンにいる限り……」

晴明「……特殊召喚、するのは……『私』、です……よ?」

   「……クリフォート……しか、特殊召喚……できない、のは。コントローラーの……百野、さん……なの、で」

   「……フリッパー、の……効果、は、問題なく……適用、され、る……はず、です」

百野「……ま、参ったな、こいつは……」



百野(だが、アクセスは俺の場に残ってる。加えて依然攻撃力は3100……)


百野「……俺のターン。フリッパーを守備表示に変更する」


百野(ドローフェイズがスキップされるにしても……フェンリルを残しさえしなければ!)


百野「バトル! アクセスでフェンリルに攻撃!」

   「来るのは何だ、晴明ちゃん。《収縮》か? 《和睦の使者》か?」

   「いずれにしても、次のターンかその次のターンで確実にフェンリルは破壊でき――――」

晴明「……ぼ。《墓地墓地の恨み》、です」

百野「 」


《墓地墓地の恨み/Ghost of a Grudge》
通常罠
相手の墓地のカードが8枚以上の場合に発動できる。相手フィールド上の全てのモンスターの攻撃力を0にする。


《クリフォート・アクセス》
攻撃力:3100→0



晴明「……か、返り討ち……です、ね」

百野「なん……だと……!?」


ドガシャアアアアアアアアアン!!


百野「のわあああああああぁぁっ!!」 LP:500→0





◆ トリップ 「#mmn31ddb」   指定値:合計40以上
   31+(コンマの場合は20、↓2の場合は31)=51or62

   ――――デュエルに勝利しました。

こんなところでデュエル描写と判定結果はここまで
では、また20時過ぎくらいに本編やります

ペンデュラムが珍しいのはコンマイが汎用ペンデュラムモンスを供給しないのが悪い(暴論)

現実に即して考えると晴明のデッキクソ重いけど、現実基準だと誰もシューコに勝てないから仕方ないよね

では、再開


  ***


◆ 時計塔広場 / 外れ


百野「はぁー……負けちまったか」

晴明「…………勝ち、ました」 フンス

百野「ったく、あんまり喋る気はないんだけどな。とはいえ売り渋る気にもなれないし……」

   「晴明ちゃん、とりあえずこの情報は口外禁止だぜ。特に、俺が喋ったなんて言わないように」

晴明「……は、はい」

百野「……人はいないか。よし、ともかく『No.』のことだけどな」

   「まー、なんというか特別なカードだってことは確かだな」



百野「ただ特別なんじゃない。俺を含め知っている人間が少ないってこともあるが……」

   「あれはな、世界にただ1枚しか存在しないカードなんだ」

晴明「……プレ、ミア……?」

百野「ま、プレミア品なのは確かだ……けど、そういうのじゃあない。問題はもっと別のところ」

   「『No.』ってカードは、文字通り替えが効かないんだ。世の中に流通させることができない」

   「量産して複製して製造ラインに乗せるようなことができない。……物理的に、な」

晴明「……ぶ、物理的に、って、いうのは……」

百野「触れられないのさ。たとえ強奪しようとしたとしても……文字通り、触れられない。指をすり抜けていく」

   「どういう現象かなんてのは俺はしーらね。が、どうやらそれは事実なようだ」

   「だが、実際にそれを所持しているヤツがいる。それを使役する者がいる。だから、推測は立てられる」

   「『No.』ってのは、それを持つに値する資格が無ければ触れることすら許されないものなのではないか、ってさ」

晴明「……触れる、ことも……できない。資格……」



百野「――――――っていう与太話だ」

晴明「……えっ」

百野「そーゆーことにしとかないと後が困る。言ったよな、『踏み込み過ぎない程度に』ってさ」

   「情報は売れる。けどそれ以降は俺の管轄外。依頼人が望まないんだからこれ以上は無理」

晴明「……え、えと、えと」

百野「いやぁ、俺も正直おすすめしないよ。晴明ちゃんがアレの存在を知ってたからこそ、俺もここまで喋ったのさ」

   「誰がアレ持ってんのかとか、そういう部分は知ってる。誰がそれを欲してんのかも知ってる」

   「あ、でも出自に関しちゃ知らないし、誰がンな資格なんぞ持ってんのかも知らない」

   「……と、言えるのはここまで。日常に支障のない範囲じゃこれが限界だ」

晴明「………………」

百野「そーゆー顔しないでよ、俺悪者みたいじゃん……俺ってば中立目指してんのにさぁ」

   「ま、そういうことだからこれ以上は勘弁な。晴明ちゃんも深入りしすぎないこと」

   「じゃないと身の危険があるぜ。俺が言えた義理は無いけど」



百野「ってことで、俺の知ってる『噂話』はこれでおしまい。デュエルも終わったしお互い懐具合もホクホクじゃん?」

   「というところで終えるべきだ。俺もこれ以上喋りたくない」

晴明「……わ、分かり、まし……た」

百野「それ以外のことならいくらでも……まあ対価次第で」

   「ま、今無い情報でも次来た時は仕入れてるってことはあるから、気長に待ってちょ」

晴明「………………」 コクッ

百野「そういうわけで、じゃーな、晴明ちゃん。コンゴトモヨロシク!」

晴明「……あ……ど、どう、も。ありがとう……ござい、まし……た」


コンマ判定!

20以下だと……

↓1



◆ 何事も無く帰宅しました


◆ 一日が終了しました



晴明(ナンバーズ……それに、それを扱う資格か……)

   (……ま、聞いたからって何って話でもあるけどね。私にそんなのがあるかどうかわかんないし)

   (勉強して取得するようなものでもなし、物語は好きだけどそういうのは避けたいし)

   (いつも通り、夜はのんびり過ごすことにしよう……)



◆ 翌日 / 寮 / 晴明の部屋


晴明「……と、いうこと……なんです、けど」

遊聖「ふむ……漫画家を目指す、ですか……」

晴明「……ま、まだ……目指す、段階、です……けど。ど、どう……思います、か」

遊聖「確かに、晴明さんには向いてる部分もあるかもしれませんわね」

   「問題は、こうした趣味を受け入れてくれる出版社の存在……ニッチ産業であることは確かですし」

晴明「……す、少し……難しい、問題に……なってきました、ね」

遊聖「場合によっては一般向けも考える必要がありそうですわね……」



行動・行き先選択

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.裏路地
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2



◆ 引き続き晴明の部屋


遊聖「まず、男性も当然ですけれど、女性を描く練習も致しましょう」

晴明「……じょ、女性……」

遊聖「自分の趣味を出したい。それはよぉく分かりますわ。ですけれど……」

晴明「……そ、その前に……出版社の、目に……止まるか、どうか……」

遊聖「Exactly(そのとおりでございますわ)」

晴明「……な。難題……です、ね」

遊聖「逆に、趣味のものを描いていて目に留まるということも否定はできませんわね」

   「場合によってはその流れで登用されることも……ですけれど」

晴明「……確率は、低い」

遊聖「どちらを選ぶにしても、ジレンマは残りますわね」



晴明「……とりあえ、ず」

遊聖「はい」

晴明「……まだ……時間は、あります、し……」

   「……それを考える、より先に……描きましょう」

遊聖「確かに。経験は積んで然るべきですわね」

晴明「……も、問題、は」

遊聖「我々の年齢でしょうね……」

晴明「……か、会場……出入り、とか」

遊聖「それに、まずエロまで描かせてもらえませんわね……」

晴明「……な、何か、方法……とか」

遊聖「偽装身分証であるとか……」

晴明「……それは、マズい、です」



遊聖「……レベルを一つ落としましょう」

   「具体的には、ガチの18禁からほのかに匂わせる程度。少女漫画レベルにいたしましょう」

晴明「……少女漫画……です、か」

遊聖「まずは研究ですわね。一応、こっちに用意はしていますのよ」 ドサッ

晴明「……い、いつの間に……」

遊聖「いずれこういう話になるかもしれない、と思っていましたの」

   「晴明さんが絵を描くことが好きであると聞いたとき、パッと閃くものがありましてね」

晴明「……な、なる……ほど……!」

遊聖「では、少し二人で読んで感想でも言い合うといたしましょうか……」



◆ 十数分後


晴明(……なんだ……これは……)

   (これが今時の少女漫画なのか……? こんなものが……?)

   (な、何で、男が二人いるのに互いに互いを求めない……? ええい、女邪魔!)

   (……うっわ、何この歯の浮くようなセリフ……うわああああ背筋に寒気が)

   (ああっ、もうもどかしい! 何でそんな女に必死になってるのさ! あっちの男の方がいいヤツでしょ!?)

   (あっ片方の男が交通事故で死んだ)

遊聖(……マイルドに過ぎますわね、しかし……晴明さんの表情を見る限り……)

   (ああ、なんとなく展開が予想できましたわ……あら?)

   (あっ、ちょっと……ああん、もうちょっとでしたのに! 何でこうもどかしい展開ばかりですの!?)

   (ええい、小賢しい真似ばかり! 適当に引き伸ばし引き伸ばしばかりでいいと思っていますの!?)

   (これが今時の女の子が見るもの……? あっ、主人公の女の子が病気に)


※ 腐った方々の中でも特異な方々の視点です



晴明「…………これ、を……描く?」

遊聖「我々は我々の道を行きましょう。そもそも毛色が違いますわ」

晴明「…………」 コクッ


晴明(……あ、そういえば御影さんに話したいことって何かあったっけ)

   (最近のこととか……まあ色々あるけど)


1.こないだの変装について
2.遊聖の恋愛観など
3.晴明の知っている事件などについて
4.自由安価

↓2



晴明「……こ、この前……その、あ、ありがとう……ございました」

御影「でも結局購入まで至らなかったのでしょう? お礼など……」

晴明「……あ、でも……その、ふ、服、とか」

御影「別に気にすることもありませんでしたのに……」

   「むしろ、だいたい毎日ジャージや簡易な黒服というのも問題ですわよ、晴明さん」

晴明「……えっ、で……でしょう、か」

御影「それはまあ、ただ生活するだけなら問題ありませんけれど」

   「そうした服装を見て、馬鹿にする人間もまた、いらっしゃいますわ」

   「友人がそうした視線に晒されるというのは、我慢できませんもの」

晴明「……で、です、か……えへへ」



晴明「……あっ、そ、そういえば……み、御影さん、も……変装、するって……」

遊聖「大したことはありませんわよ。スプレーでもかけてロールを解いて……」

   「後ろでまとめて、帽子の中に仕舞って……あとは、伊達眼鏡と地味な服装」

   「これだけで十分ですもの。印象が違うから、一目では見分けもつきませんわ」

晴明「……た、確かに、です、ね……私も……そんな感じ、でしたし……」

   「……な、なぜか……姉か、何かと……間違われ、ました……けど」

遊聖「お姉さんがいらっしゃいますの?」

晴明「………………一人っ子、です」

遊聖「……そうですか」


晴明(今、ちょっと間が開いたけど……み、御影さん、追及してこないよね……)

   (流石に、家族がいません、って話……あんまりしたくないし)

遊聖(……ま、深くは聞かないでおきましょう。本人が話したい時に話せばいいでしょうし)



晴明「……ふ、服装……頓着、しすぎない……っていうのは、問題……でしょうか」

遊聖「うーん……まあ、そういう場面があることは否めませんわね」

   「では、今度私と共に無難な服を選びに出掛けると致しましょうか」

   「晴明さんの判断ではいつも通りの服装になってしまいそうですし……」

晴明「……あっ、と……その、く、クラスの、友達……とか」

遊聖「私のセンスだけでは限界がありますし、それも良いと思いますわ。むしろどんどん呼んでくださいませ」

   「晴明さんのクラスでのご友人にも興味はありますもの。まあ、たとえ趣味が合わなくとも」

   「それはそれで友人というのは貴重なものですし、会ってみるにやぶさかではありませんわね」

晴明「……で、です、ね」


◆ 御影遊聖の好感度が上昇しました

コンマ1の位
1,2,3 : 7
4,5,6 : 8
7,8,9 : 9
0,   : 11

↓1



◆ 好感度上昇+99ぞろ目なのでボーナス

好感度9上昇+半分(切り捨て)=13

御影遊聖:13→26




◆ 突然ですがコンマ判定

30以下で……

↓1

はい、ちょっと明日用事があるので今回はここまで
30以下取ってしまったので、明日は例のイベント
死ぬことは多分無いから安心して立ち向かっていってね!

乙。例のイベントって?

>>610
ああ!

陰謀絡みで失敗したあの件の延長ですね
ちょっと>>1が裏でダイス振ってて、特定の値が出た時に判定出してました

>>553
ここのアクセスって(2)の効果適用されて攻撃翌力1800にならないの?ペンディラム知らないからわからない

>>617
あ、調べてみたら適用されますねコレ……

墓地は13枚あったはずなので別のタイミングで《貪欲な壺》を使用、その後《破天荒な風》を使用
P効果も併せて、ポセイドラ破壊時点で攻撃力3100だったということで脳内保管お願いします
これだと墓地墓地も使えるし展開に齟齬も出ない……と、思う

21時過ぎごろからやるのん



?1「――――それで」

   「その少女……名前は何と言ったかな?」

?2「安倍、晴明と」

?1「陰陽師かね?」

?2「極めて普通の。この時代にはよくある出自の――――ただの、一般人です」

?1「さすがにそう珍奇なことにはならんか……だが、それはそれだ」

   「――――『何』を、気付かれた?」

?2「範囲は先日の報告に至るまで全て。どこまで、何を知られたやら」

?1「本日までの劇場の入場者のリストを全て洗い出せ。該当する少女の入場が確認されればその日付を報告しろ」

?2「ハッ。仮にですが……もし『あの』話を聞かれていた場合は?」

陰陽師かね?で笑ってしまった



?1「この際、最終的に情報が漏れなければそれでいい」

   「手段は問わん。最低限、情報の拡散だけを防げ。消しても構わん」

?2「そうは言っても女です。何か使い道もあるのでは」

?1「慎め。品性を失った人間に価値は無い」

?2「……は。申し訳ありません。不用意な発言でした」

?1「まずは情報を収集しろ。動向を見て不穏当な動きが見られれば、その時は……」

?2「例の人材を派遣しましょう。余程のことが無い限り仕損じることは無いはずです」

   「ただ、もしも――――ですが」

?1「何だ」



?2「彼女に『資質』があると判断された場合は、いかがしますか」

?1「万が一を論ずる必要は無い。違うか」

?2「……仰る通りで。では、これにて……」


スタスタスタ…


?1「……資質か。万人にあるものではないが、だからと一般市民にあるとも言えはしない」

   「だが、そのようなことがあるなら……まずは方針を変えねばな。万が一に足元を掬われるのは癪でもある……」


◆ 進行度 1/3



◆ 中央通り


晴明「………………」 ブルッ

   「………………?」


晴明(今、寒気がしたような……季節の変わり目かな?)

   (帰ったら冬物出さないといけないかな……)


行動・行き先選択

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.裏路地
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2

7



◆ 裏路地周辺


ミカ「……!」

晴明「……あ。ミカ……さ」

ミカ「――――――――」 ダッ

晴明「……? え……と……」


晴明(……お、置いてかれた……?)


ミカ「………………」 チラッ


晴明(あっ……今ちらっと……手招き?)

   (あ、追っかけてこい、ってことかな。今話してる場合じゃないって……)

   (……うーん、だったらこっそりついて行くくらいがいい、のかな……) コソコソ



◆ 裏路地 / 入り組んだ道の先


晴明「……あ、あ、の」

ミカ「む、晴明。よく気付いてくれたな。正直、伝わってくれる自信は無かったが……」

晴明「……き、気付くか……分からなかった、のに……」

ミカ「いや、そういうわけではない。私自身があの場にいることを気付いてくれるか分からなかったんだ」

  「私のことに気付かなければそのまま素通りしていくだろうと見込んでいたが……」

晴明「……は、はぁ……」

ミカ「すまないな。だが私の存在に気付いて、私がこっそり奥に向かうのを見れば」

  「晴明も恐らくは、できるだけ見つからないようについてきてくれると思ったんだ」

晴明「……きょ、恐縮、です」

ミカ「それで、今日はどういった用事だ?」


1.ミカたちに関わっていくかどうかを決めた
2.1の判断材料となる話を聞きにきた
3.ミカとコミュ
4.自由安価

↓3

1



晴明「……お、お話を……聞き、に」

ミカ「そうか……まあ、急かしはしない。じっくり考えてから決めてくれ」

  「それで、聞きたいことは何だ? ある程度までのことは答えられるが……」


↓3前後くらいまで適当にピックアップ
  それ以降でも必要に応じて回答

No.を持つ資格って?



晴明「……こ、この前……ある、情報屋……の、人に、聞いた……ん、です、けど」

ミカ「うむ」

晴明「……な。ナンバーズ……を。扱う……資格。って……何、です……か?」

ミカ「ああ……うん? ナンバーズを扱う資格……?」

  「何だ、それは。そんなものがあるのか?」

晴明「……え」

ミカ「……あ、そういうことか。すまない、こちらの常識とは違うのだったな。資格……資格、か」

  「前提として言っておくが、それはあくまで先天的なものだ」

  「たいていの場合、そうした『資格』なるものを得ることのできる人種はいないと見ていい」

晴明「……う、生まれ、つき……?」


晴明(本当におとぎ話の聖剣みたいだな、それじゃあ……特定の人間にしか扱えないって)

   (先天的、って話が本当なら……何だろう。遺伝子か、血筋……?)



晴明「……こ、この件って……ほっといたら……どう、なりますか……?」

ミカ「別にどうということは無い。正直に言うが、普通に暮らしていることで影響が出ることはまず無い」

  「家の外で動物同士が喧嘩しているようなものさ。少し規模は大きいが」

  「この件に直接的に関わりさえしなければ晴明に危害は及ばないよ」

晴明「……で、です……か」

ミカ「ただ生きていていたい、それだけのことさ。晴明が危惧することは起きない」

  「この街が戦場になるだとか、君の友人が巻き込まれるだとか……明言してもいいくらいだ」

  「それは無い、って。だからこそ私たちは晴明がこちら側に来ることを歓迎しない」

  「同時に、私たちに関わろうとするなら全力で君を守る。巻き込んでしまった者の責任としてね」


晴明(……カッコイイこと言うなぁ)

せーちゃんの回りはみんないい娘やのぅ



晴明「……で、でも……そ、そんな戦い、に、身を置いて……」

   「……辛かったり、しま……せん、か。怪我、とか……」

ミカ「辛くないと言えば嘘になる。だが、私たちが生きていくためにはこれしかない」

  「だから、辛いなんて言ってはいられない。私や、仲間たちがここで生きていくためには」

  「戦いの無常さも、傷を負うことの苦しみも、全部承知の上だ」

晴明「……で、でも」

ミカ「適者生存、と言う言葉があるだろう。それだけの話だよ」

  「私たちがこの世界に認めてもらうには、奴らと戦って勝ち残る以外に道は無い」

晴明「………………」

ミカ「……晴明の言わんとすることも理解できる。話し合いでなんとかならないのかという理屈だろう?」

  「世の中の全てがそれで片付くのなら、それで構わないけど、そういうわけにもいかない」

  「話し合おうとはした。が、どうにもならなかった。そしてこの場所に逃げてきた」

  「……戦うわなければ、生きていく資格も失ってしまう。それだけは避けたいんだ」

>>648
>戦うわなければ
 →戦わなければ


晴明「……………………」

ミカ「そんな顔はするな。何も無ければ元々私と晴明が出会うことも無かった」

  「関わる必要の無い事柄だ、と言ったろう? そう思えばいい」

  「元々、私と晴明が出会うことは無いはずだったんだから――――と」

晴明「……でも」

ミカ「……さて、聞かれたことには答えたぞ、晴明」

  「これを聞いた上で、どうするのか……私の問いにも応えてくれないか」

  「進むか、戻るか。あるいは、止まるか」

晴明「………………」


1.進む
2.引き返す
3.まだ、考える時間が欲しい


多数決 票数が同じ場合はその↓を数に含めて計算

↓2~4

1

なお、ルートが確定したわけじゃない模様
場合によっては晴明の与り知らぬ場所で強キャラが事件を終わらせるパターンなどもある




晴明「……ひ、引けま、せん」

ミカ「……?」

晴明「……だ、って……ずっと、戦って……生き残る、ため……って」

   「……必要、なこと、だけど……ううん、えと、えと……」

ミカ「………………」

晴明「……つ、辛い、思いを……して、戦ってる、って……言って、て……それを、聞いて……」

   「……でも、な、何も……しない、なんて……そんなの……み、見捨てた……も、同然、じゃない、ですか……」

ミカ「さっきも言ったろう、晴明。私たちは、そもそも――――」

晴明「――――ミカさんは!」

ミカ「!?」

晴明「……み、ミカさんは、ここに、いて……こうして、私、と……話して、る、じゃない……ですか」

   「……出会うはず、無かった……なんて、言って……割り切れ、ません」

   「……割り切っちゃ、いけない……ん、だと……思います。きっと……もっと、後で……後悔、する、から」

せーちゃん格好いいぞ



晴明「……私、は……ミカさん……と、友達、だって、思って……ます」

   「……ミカさん、が……そう、思ってなくって……も。何度も、こうして……会って」

   「……こうやって、お話、して……心配、してくれて……だから、だから、えと」

   「……そんな人を、見捨てた……なんて、したく、ない、です」

ミカ「………………」

晴明「……お。重い、でしょう、か」

ミカ「ああ、重いな」

晴明「………………」

ミカ「だが、心地いい重さだ。久方ぶりに感じる……」

晴明「…………!」

ミカ「歓迎はできない。だが、私たちに手を貸してくれると言うなら、全力で君を守ろう」

  「私は君の盾となり、剣となる。だから君も、私たちに力と知恵を貸してくれ」



ミカ「……その前に」

晴明「……?」

ミカ「一つ……『秘密』を明かすことにしよう」 パサッ

晴明「……え、ふ、フード……脱いで、も………………っ!?」



晴明(とりあえず、最初に目に入ったのは長くて綺麗な金の髪だった)

   (キャラからしてそんな印象はあったから、別に不思議とも思わない。けれど……)

   (――――より私の心に強く焼付いたのは、その耳。ファンタジー作品にでも出てきそうな、長くて尖った耳、だ)



ミカ「私たちは『普通』じゃない――――これだけは理解してくれ」

晴明「………………」 ゴクッ


晴明(……普通、じゃ……ない)

精霊か何かかな?

今明かされる衝撃の真実



晴明「……人間、の……かたち、と……して、です、か?」

ミカ「これこそが、こうして表社会と隔絶したこの場所で暮らしている原因だ」

  「……どう思う、晴明。醜いと思うか? それとも恐ろしいか? 人間と異なるものが」

晴明「……え。いえ……あん、まり」

ミカ「えっ」

晴明「……むしろ……触りたい、な、と」

ミカ「えっ」

晴明「……み、見てる……のは、姿、かたち……じゃ、なくて……人格、だけ……でした、し」

   「……むしろ、怪しい……フード、よりは、好印象、です……エルフっぽくて」

ミカ「…………」



ミカ「えっ」

良い印象を持たれるとは思ってなかった模様



晴明「……あっ……じ、実は……よ、よく、噂……とか、民話で、言われる……カードの、精霊、とか」

ミカ「い、いや、そういうのじゃない。見てくれや特徴が異なるだけで……私たちも、人間だよ」

晴明「……なる、ほど……」

ミカ「……怖がったりしないのか?」

晴明「……み、耳が多少長かろうが……角生えてたり……しても」

   「……二次元に傾倒し (くんれんされ) た人間……は……逆、に。喜び、ます」

ミカ「……こ、これでも一世一代の決心だったのだが……」

晴明「……ふ……ふふ……逆に、いい……資料、です」

ミカ「お、おい、物騒なことを言わないでくれるか……」

晴明「……え、絵の、です」

ミカ「ああ……うん、それなら……それなら? うん? いい、のか? うん?」

(良くないです)



晴明「……つま、り……その。ミカさんの……仲間、の人も……」

ミカ「そうだな……まあ、色々と、特徴はあるよ」

  「私は比較的、耳以外は普通の人間に近しいからこうして出てきてるが……」

  「四本腕だとか、獣の特徴を持っているとか、そもそも体質が異なるとか……だな」

晴明「……ふむ、ふむ」

ミカ「まあ……その様子なら、驚きはしても怖がるようなことは、それほど無いだろう」

晴明「………………」 ドヤァ

ミカ「自慢できる案件かは謎なのだが……」

晴明「……ひ、人を……見る、ときは、中身……です」


晴明(神父さんとか筋肉の塊で一見滅茶苦茶怖いけどすごくいい人だったし)

せーちゃんも大人しい見た目して中身腐ってますしね



ミカ「……まあ、実のところ晴明がこちらに来るのが分かるというのも」

晴明「……あっ、そ、そういう人……」

ミカ「鼻が利く、耳が利く……そういう人材がいるおかげでね」

  「……さて、そうなると少し案内して……そうだな、主にも顔を見せた方がいい」

晴明「……あ、あるじ、さん」

ミカ「まあ、晴明なら拒否されもしまいさ。私が保証する以上はな」

  「元々キミの話も何度かしておいたし……信用に値する人物だということは分かっているはずだ」

晴明「……あ、ありがとう……ございます」




◆ 突然ですが40分前後くらいまで路地裏の住人募集タイム

   キャラ作成の際には「人間に無い特徴」を入れるようにしてください
   すみませんがミカの主に関しては後で安価で決めるので固定するのはナシの方向で
   テンプレは>>4を基本にお願いします

職業は無し?

>>679
設定しておいても大丈夫ですし、設定しなくても構いません
場合によっては路地裏の中での役職、ということにもできますし
もしかすると後々使うことになるかもしれませんので

名前 闇堂 魅行
性別 女
年齢 18
職業 メイド
特徴 常にメイド服を着てそこらへんを彷徨いている自称メイド。メイドの癖に人の言うこと聞かない。飄々とした性格で皮肉屋。両腕を覆う鱗を隠すためにいつも手袋をしている。
デッキ アンブラル(駄目なら【レプティレス】)

名前:奥谷 遊翔(おくたに ゆうしょう)
性別:男
年齢:34
職業:高校教師(生物学)
特徴:外見は普通の男性だが、背中に翼が生えているため常にスーツと白衣を着ている。授業は非常に分かりやすい為、生徒からは人気が高い。真顔で冗談を言うタイプの人。
デッキ:ドラグニティ

>>681
遅いかもだが設定に「裏路地の住民の人間離れした特徴を嫌悪している」を追加で


「主」決めのためにちょっと安価
1~7までの間で好きな数字を選択してください

↓2


◆ 路地裏 / 奥


晴明(……途中途中で曲がったり進んだり戻ったり、迷路のようになってる道を行った先……)

   (恐らく、正規の手順……ミカさんのような案内が無ければたどり着けないような場所に到達したけど……)

   (……まず、広い。というか――――――)


晴明「……市、場……?」

ミカ「この街が拡大していくと共に、『路地裏』と呼ばれる場所も拡大していく」

  「結果的に……まあ、こうして我々が生活することのできる空間が成立したわけだ」

晴明「……きょ、教科書……で、やってた……闇市、の、ような……」

ミカ「まあ、雑然としているな。その上薄暗い。変な活気がある」

  「だが、これが私たちの住処だ……驚いたか?」

晴明「……アングラ感が……実に、イイ、です」

ミカ「……そ、そうか……」

せーちゃんも充分アングラな気が



ミカ「『主』……正確には我々の代表……まあ、まとめ役だな」

  「ともかく、顔を見せに行くとしようか。ついてきてくれ」

晴明「……あ、はい」



◆ 路地裏奥 / 一角



ミカ「ミカです。ただ今帰参いたしました」

??「随分と遅かったですねぇミカさん。ま、期待はしておりませんでしたが……」

ミカ「そもそも何を期待しておられるのか、私には理解しかねますが」

??「帰ってくること、ではないことは既に分かっていると思いますが……?」

ミカ「即時敵を撃滅せよ、と。無理難題を押し付けられても困ります」

??「ダメですねぇ、できないことはできないと言わなければ」

ミカ「できない、と既に申していたはずです」

??「……まあ、反省会はともかくとして。そちらの方についてお聞きしたいと思いますが、ね」



晴明(……曲がった、角……? に、モノクル……それに高身長、人を値踏みするような視線……)

   (……この人)


??「初めまして、ですかね。まあ、こちらのミカさんからお話は聞いておりますが」

白藤「白藤、と申します。一応はこの路地裏の代表の座に就いており……」

   「常々流れ来る物品などの鑑定も生業としております。以後お見知りおきを」

晴明「……あ、は、はい。どう、も……。えと、安倍、晴明……で、です」

白藤「ま、もっとも、いつまでこの場におられるかは知りませんが」

   「『普通』の人間である以上いつ裏切られるか、分かりませんからねぇ。はは」

ミカ「白藤殿……!」


晴明(鬼畜眼鏡……なるほど、逆襲シチュ、いけそうだな)

白藤(急激に寒気が……!?)



白藤「コホン。ま、ともあれあなたが我々の味方である限り、歓迎すると致しましょう」

   「もっとも、味方でなければその限りにありませんが……まあ、こちらは言うまでも無く」

晴明「……味方、です」

白藤「結構。その言葉、違えられないよう」

ミカ「白藤殿……私が彼女に害意が無いことを保証するというのでは不服か?」

白藤「無論ですよミカさん。あなた一人の『ただ話しただけ』という保証がどこまで通用しますか?」

   「万全を期するならば、やはり彼女を連れてくるべきではなかったと感じますが……おっと、失礼」


晴明(まあ、自衛のことを考えれば当然のことではあるんだけど)

   (……まず疑って見られるっていうのは、少し悲しいかな……)



白藤「……まあ、私にとっては招かれざる、とはいえ貴方もまた客人です。歓迎しますよ」

晴明「……ど、どうも……です」

白藤「私は執務のため、基本的にはこちらにおります。とはいえ割と仕事はあるので応対できるか分かりませんが」

   「この路地裏内でのあなたのお世話は……そうですね、こちらで紹介する方に依頼します」

ミカ「お待ちください。ここは私が――――」

白藤「ミカさん、あなたが彼女を気にかけていることはよぉーく分かります」

   「ですがね、番人であり監視役のあなたがいなければ侵入者に対処できる人がいないのですよ……」 ギリギリ

ミカ「う、うむ……」

白藤「そういう訳ですので、安倍さん。しばらくは窮屈ですが、こちらの者を案内につけますので……」

晴明「……は、はあ」


晴明(……ミカさんが手を離せないというのもあるけど、要は監視役ってことか)

   (理解できないわけじゃないし、残念だけど当然の処置、ではあるよね……)


1~6まで
好きな数値を指定してください

↓1



白藤「……ところで、その闇堂さんはどちらへ?」

ミカ「いつも通り、放浪しているのでは?」

白藤「……自主性を重んじるとかそういう問題ではないのですがねぇ」

   「せめて仕事はちゃんとこなしてくれないと困るのですが……」 キリキリ


晴明(実はこの人は苦労人なのでは……)


??「申し訳ありません、遅刻いたしました」

白藤「まったくその通りですよ闇堂さん。で、何故遅れたのですか?」

魅行「市場の新作小説を読みふけっておりましたらこの時間に」

ミカ「要はサボりか」

魅行「失礼な。せめて優雅にサボタージュと言ってくださいな」

ミカ「縮めてないだけじゃないか……」

晴明「………………ゑー」



白藤「……申し遅れましたが、こちらのメイド服を着ただけのフリーダムな女性が……」

魅行「闇堂魅行です。以後、よろしくお願いいたします。安倍晴明さん」

   「ぶっちゃけ私監視役ではありますが、お互い頑張りましょう」

晴明「……言っちゃ、っても……」

ミカ「……こういうヤツなんだ……」

魅行「ここのヤカラの人間離れした特徴には飽き飽きしておりましたので、ある意味晴明様は清涼剤です」

晴明「……は、はぁ……」

魅行「特にどこかのヤギ角など、自分は動かないくせに人に用件ばかりを申し付けるものでして」

白藤「闇堂さん、それは一体誰のことを言っているんですかねぇ……」

魅行「どこの誰とも言ってはおりませんよヤギ角野郎。もとい白藤様」

白藤「…………」 ビキビキ

ミカ「ステイ! ステイです白藤殿! 落ち着いて!」



白藤「……そんなんではありますが、仮にも! 仮にも! 優秀な人材でもあります」

   「何か用件があるようなら彼女に言い伝えるようお願いしますよ、安倍さん」

晴明「……は、はい」

魅行「安心してくださいませ、晴明様。少し仕事の合間にお暇いただくくらいですので」

ミカ「その暇はどのくらいの時間だ……?」

魅行「ざっと週あたり168時間」

晴明「……一週間、まるまる……?」

白藤「仕事をしなさいこの駄メイド(自称)」

魅行「私に仕事をさせたければ平均の三倍の給金を持ってこいと言うのだ、ですよ白藤様」

白藤「 」 ビキビキ

晴明「……うわぁ」

ミカ「……こういうヤツなんだ……」



魅行「ご安心くださいませ、晴明様。晴明様に限ってはまあ面倒を見てやらんこともないでもなくないような気がしますので」

晴明「……え」

ミカ「要するにやる、ということだ」

  「……ちなみにこれに限っては事実だ」

晴明「……え?」

魅行「私、この路地裏に住まう者の異形が大嫌いですので」

   「そうでない普遍的な人間たる晴明様はまさに私にとってうってつけの案件」

   「どこかの姫騎士エルフを介護することを考えれば破格の待遇をお約束致します」

ミカ「おい」

晴明「……え。えと。よ、よろしく……お願い、します?」

魅行「はい。よろしくお願いいたしますわ、晴明様」 ニコッ


◆ 交友関係に「白藤」「闇堂魅行」が追加されました。



ミカ「さて……今日はもう遅い、話の続きは明日するとしよう」

晴明「……あ、そ、そう……です、ね」

魅行「では案内はお任せ致しますわミカ様」

ミカ「……ここで私か」

魅行「何せ私、この路地裏から出たことがございませんので」

晴明「……えっ」

白藤「そういう人材も多いのですよ、安倍さん。よく理解してください」

   「我々の肉体に現れる異形を目にする人間が、皆受け入れてくれるわけもなし」

   「あなたが特別なだけなのですよ。それ以外はそういうわけにもいかない」

魅行「もっとも私はただ出る気が無いだけでございますが」

ミカ「貴様本当に最低の屑だな」


◆ 一日が終了しました

というところでここまで

この展開に関しては最初の投下の頃から考えてたけどようやくと言った感じですね
まあ、他の数ある展開のうちの一つということでもありますし、√確定したわけでもないですので
今後とものんびりと進めていく方向で

専ブラがノートン先生に検疫されるのに対処したり一週間近く置いてたせいか
妙にPCが不調だったりしたけどなんとか帰宅&PC復調

今からでもいいならやるで



◆ 寮 / 晴明の部屋


魅行「ここが晴明様のハウスですね」

晴明「MA☆TTE!」

魅行「何でしょう?」

晴明「……な、なんで、み、魅行さん……・まで、ここに」

魅行「言っておりませんでしたが、監視役であり護衛も兼ねておりますので」

晴明「……ファッ!?」

魅行「晴明様は一応我々にとってはVIPですので」

晴明「……ぶ、ぶいあいぴー」

魅行「我々の素性を知ってなお協力を申し出てくださるような奇特な方は、今までいらっしゃいませんでしたから」

   「ああは言っておりますが、白藤様も晴明様のことをそれなりに買っておられるご様子」

   「路地裏の外で襲撃でもされると困るという判断をしたのでしょう」

晴明「……は、はぁ」



晴明「……み、魅行さん……は、外に、出ても……」

魅行「いけないような外見をしているように見えるでしょうか」

晴明「……い、いえ」


晴明(見た目に関してはパーフェクトメイド……なんだけど、それだけ、っていうか)

   (確かに、ミカさんや白藤さんみたくぱっと見で分かるような特徴は無い、かも……?)


魅行「一応、先に申し付けておきますが、私の『異形』はこの手です」

晴明「……手」

魅行「この両腕は、爬虫類のように鱗に覆われております。はっきりと、醜いものだと自認しておりますが……」

   「だからこそ、この場で晴明様にそれを見せたくはありません。お許しを」

晴明「……い、いえ。大丈夫……です。その、人に……見せたく、ない……ものって」

   「……誰でも、そういうの……持ってる、と、思います、し……」

魅行「なるほど、晴明様も人に見せられないようなブツを隠し持っていると」

晴明「……ま、間違ってない……けど、何かが、間違っている、ような……」



魅行「さて、基本的にですが、私はこちらの寮の一室をお借りしております」

晴明「……い、いつの、間に……」

魅行「ミカ様のように一目で分かるような外見の特徴を持たない者は、時にこの社会に紛れ込んでいることがあります」

   「そうした方に部屋を間借りするということでございますので、ご安心ください」

晴明「……は、はぁ」

魅行「晴明様は普段通りに生活をお送りください。基本的にこちらから干渉することはございません」

   「路地裏に向かいたい場合には私の方にお申し付けください。ミカ様に取り次ぎますので」

晴明「……? あ、あっちに、直接、では……」

魅行「万一に備えて、でございます。というか、あの奥へ向かうための道順を全て記憶しているのはミカ様だけです」

晴明「……えっ」

魅行「常に路地裏の構造は変化を続けております。我々が変化させているということでもありますが」

   「路地裏入口の番人であるミカ様以外、その全容を理解できる者はほぼおりません」

晴明「……こ、怖……」

魅行「晴明様がミカ様に直接取り次ぐことは避けていただきたく思います」

   「不躾ながら、平和ボケしておられる晴明様では追っ手に気付けるかどうか」

   「外患を招き入れてからでは何もかも遅いのです」

晴明「……わ、わかり、まし……た」



魅行「さて、本日はどのようにされるのでしょうか?」

晴明「……み、魅行さん……主導、なんですか」

魅行「いえ、私は選択肢を示すだけでございますよ」

晴明「……はぁ」


行動・行き先選択

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.裏路地へ行く
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2



◆ 大聖堂 / 広場の一角


晴明「…………」 フゥ


晴明(……放課後、あれからなんとなく大聖堂の……というか、図書館にやってきた)

   (何かあるってわけじゃないけど……まあ、原因は路地裏に向かったことだ)

   (ミカさんや魅行さんの言う「異形」ってのが何なのか気になったっていうのもあり……)

   (まあ、原因だとか、あるいは関連する事柄が無いか気になったってだけなんだけど)

   (見事に収穫は無し。当然といえば当然か)


エリス「お疲れですか?」

晴明「……あ」


晴明(……こないだの怪しいシスターさん)



晴明「……少し……調べものを、して……た、ので」

エリス「調べものですか。『何』を調べておられるのか分かりませんが……ふふっ」

晴明「………………」

エリス「何か良い成果が出ると良いですね」

晴明「……あ、はい」


晴明(本当に何を調べてるのか分かってないのか……? いや、あんまり疑うのも悪いな……)


エリス「わたくしもそれなりにここに勤めて長いのですが、やはりそうした調べものとなると……」

    「そうですね、地下の書庫の方がより調べものには有用な書物があると思いますが」

晴明「……入れません、よね」

エリス「知恵こそを、という教義のくせに狭量なものですよね」


晴明(白昼堂々と自分の勤め先を批判しおった)



エリス「もし良ければ一冊程度持ってきましょうか?」

晴明「……え、いえ、そんな……」

エリス「誰でもやっているようなことです。なに、気付かれなければ良いのですよ」

    「だいいち、わたくしも似たようなことはしていますから」

晴明「……え」

エリス「今はそれなりに、それこそ書庫にも立ち入れる程度の立場ではありますが……」

    「そうでない頃は、知人に依頼してお借りしておりました。服の下に忍ばせるなどしておりましたね、その方は」

晴明「……い、いいん……でしょう、か」

エリス「重要な書物ならばもっと奥深くにあるでしょうし、大抵は写本です。傷んだりすることを考えるなら無用の心配ですよ」

晴明「……い、いえ、ルール……違反」

エリス「『持ち出してはいけない』とは記載されておりません」

    「そもそも暗黙のルールなどに従う必要はないのですよ。己の心に従うのが精神の安定には一番です」



エリス「ところで、よろしければその調べようとしていることなど、教えていただけはしませんか?」

晴明「……え、えと」

エリス「あ、御心配なく。単なる好奇心ですので、口外はしません」

    「もっとも、『人に話すことのできないような事柄』なら……その限りでもありませんけれど」


晴明(何でこの人いちいち私の心配ごとを突いてこれるのか)


1.この際だし、本を借りるためにも全部話そう
2.本は借りたいけれど、話すべきじゃない部分は省くべきかな
3.ちょっと話せないかな
4.自由安価

↓2



晴明「……………………えと」

エリス「はい」

晴明「……その。身体的な……特徴、として……」

   「……人と、違う……人が、いまし、て……」

エリス「アルビノだとか、畸形ということですか?」

晴明「……そ、そんな……感じ、です……」

エリス「なるほど、医学に関する文献をお探しということですね」

晴明「……え、いや、違……」

エリス「あら、間違えましたか」

晴明「……ど、どちらか……と、言うと……そうした、人たちが……その」

   「……過去の、民話や……御伽噺……で、扱われている、ことが……あるのでは、と思いまして……」

エリス「まあ、ありますね」

晴明「……そのあたり……その、ぼかして、いない……書物、とか……」

エリス「なるほど、しかし……なんと申しますか。そういう趣味をお持ちで?」



晴明「 」 ブンブンブン

エリス「冗談ですよ。ですが、この聖堂にそういった書物が所蔵してあることもまた事実」

    「……面白い話だとは思いませんか?」

晴明「……え」

エリス「おおよそ人道的な内容とは言えないような書物を、後生大事に抱えている」

    「そして、その口で知を、仁を、人の道とはなんぞやと説く。人を導くことを掲げる」

晴明「……え、と」

エリス「ふふ……世が世なら、御笑い種ですね」

    「内部からのリークにより禁書が発見された……だとか。少なくとも権威は失墜する――――」

    「まあ、しませんけれどね」



エリス「そうそう、できれば、ですが……書物は一両日中に返還してくださいね」

    「バレると後が怖いですから。まあ、叱られるだけですけれど」

晴明「……き、気を付け、ます」

エリス「それでは、私はこれにて」

    「……あ……っと。いるかどうかも分からないような神のご加護のあらんことを」

晴明「……そ、その……枕詞、必要、です、か……?」

エリス「言葉は明確にして然るべき、でしょう?」

晴明「………………」


晴明(それは私に対して言ったことなのか、それともただ事実を告げただけなのかは知らないが)

   (後々彼女が持ってきた書物が、過去存在した「見世物小屋」だとか、放射能だとか)

   (そうした関連の本ばかりで、私の求めるものが無かったというのは皮肉な話かもしれない)


◆ エリス・スキイトの好感度が上昇しました

コンマ1の位で判定
1,2,3 : 6
4,5,6 : 7
7,8,9 : 8
0,   : 10

↓1


エリス・スキイト
好感度:0→8


晴明(とりあえず、本は明日返すことにしよう……)

   (エリスさんにはお礼を言っておかないといけないかな)

   (本の内容はちょっと的外れだったけど……)


行動・行き先選択

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.裏路地奥へ行く
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2



◆ 学校 / 晴明の教室


晴明「………………」 フヘェ


晴明(……状況が色々動いて疲れたけど、学校はいつも通りだなぁ)

   (まあ、当然といえば当然か。でも、これはこれで助かる……)

   (……そういえば、魅行さんが言ってたけど、学校とか……そういう場所にも、路地裏の住人っているんだよね)

   (今まで付き合いをしてきた人の中にもいたり……なんて。ま、そんなわけも無い、か)

   (ともあれ、今から何しようかな)


1.校内の交友関係の拡張orコミュ
2.路地裏の関係者を探してみる
3.急にお腹の調子が
4.自由安価

↓2



晴明(……魅行さんやミカさんは最初からそれなりに好意的だったけど)

   (それ以外……まあ、代表者だって言う白藤さんは仕方ないとして)

   (他の人の反応に関しては全く触れてなかった、よね)

   (これから先付き合いも深めていくわけだし、特に学校にそういう人がいるなら交流しておくのが良さそうだと思うんだけど)


晴明「……こういう時……魅行さんが、いたら……分かりやすい、けど」 ボソッ

魅行「呼びましたか」 ガラガラッ

晴明「!?」

魅行「良いですよその表情。なお、私は晴明様他多数の一般人に見つからないよう行動しておりました」

晴明「………………」


晴明(この私よりも高いスニーキングスキルだと……!?)



魅行「ところでどういったご用件でしょうか。どんなご用件でも聞き流してあげましょう」

晴明「……ちゃ、ちゃんと……聞いて、ほしい……です」

魅行「まあ、こちらの学校で呼ばれるような用件などたかが知れていますが」

   「多分アレでしょう。学校に路地裏の関係者がいるのではとかそういう」

晴明「……そ、その通り、ですけど」

魅行「なのでこちらがこの学校に潜伏している者のリストになります。あとはご自分でどうぞ」

晴明「……えっ、え、み、魅行さん、は」

魅行「帰って寝ます」 ガチャッ バタン

晴明「えっ」



晴明「……えっ」

どちらかを選択してください

右・左

↓1



◆ 寮 / ある部屋の前


晴明(あの後結局、本当に帰ってってしまった……なぜか私の部屋に)

   (ちょっとおかしくないですか魅行さん。しかも普通に私のベッド占領するし)

   (「帰ってくる頃には出ておりますので」じゃなくてですね。そもそも人の部屋を勝手に使うのは……)

   (……とと、ここだ。学年は一つ上のひとだけど……今いるかな?)


 ピーンポーン…

 ガチャ


??『……はい……?』


晴明(うわ、なんだかすごく不機嫌そうな声が)


晴明「……あ、あの……えと、い、一年……の、安倍、晴明……と、言います、です、えと、その」

   「……こ、ここ、光英華さん……の、部屋、で……よろしい、でしょうか」

英華『……まあ、そうだけど、安倍、晴明?』

晴明「……え、えと……その。し、白藤……さん、の紹介、で」

英華『白藤……?』


ガチャッ

英華「…………とりあえず、上がって」

晴明「……え、あ、はい……し、失礼……しま、す」


晴明(……黒髪ロング……で、上下は寝間着……な、なんていうか、今起きたような感じだなぁ)

   (見た目はちょっとお姫様みたいなのに、なんていうか台無し、というか)


パタパタパタ……


◆ 英華の部屋 / リビングルーム


英華「……ごめんね、なんていうか、こんな恰好で。寝てたから……」

晴明「……え、あ、いえ……その、わ、私……も、ジャージで……応対、すること、あります……から」

英華「ふーん……。……それで、白藤からの紹介、って聞いたけど」

晴明「……あ……えと、どっちか、って言うと……正確、には……魅行さん、というか」

英華「魅行が? そういうことやるヤツじゃないと思ったんだけど……」

晴明「……じ、実際、その……いま、私の……部屋で、寝て、ます」

英華「……魅行ならやるだろうね」



英華「それで、どういう用件なの……?」

晴明「……え、えと、その……わ、私、普通の……と、言っては、なんですけど、人間で」

英華「見れば分かる」

晴明「……えと、その、み、ミカさんと……その、出会う、機会がありまし、て」

英華「路地裏に入ろうとしたの?」

晴明「……い、いえ……あ、でも……け、結果、的に……は」

   「……ミカさん……を、見かけて、追いかけ、て……たら、まあ、デュエル、する……ことに、なって」

英華「それで、まあ何だかんだあって私らのこと知って、ってところ?」

晴明「……で、です」

英華「ふーん……そりゃま、問題があるわけじゃないけど……あー……ダル……」

晴明「……え、あ、す、すみま、せん……その……」

英華「いいのよ、別に……この時間はいつもこうだし……」

   「危害を加えるつもりじゃないなら、私は何も言わないから……勝手にやっちゃって」

晴明「……え、えぇ……」



英華「……私、昼間ダメなの」

晴明「……え?」

英華「ヴァンパイア、分かる? ああいうのと似たようなもの、と思ってくれていいわ」

   「日の光が苦手なの。別に死ぬほどじゃないけど。起きてるのが億劫になるくらい」

   「面倒なら、もう極端な夜型と思って……だいたい間違ってないから」

晴明「……え、えと、はい」

英華「……ただ、夜になると……まあ、そういう特質が見えるから」

   「急に……瞳が赤くなったり。犬歯が鋭くなったり……写真や映像の記録に残らなかったり」

   「……日中はそれが無いから、学生なんてやってられるんだけどね」

晴明「……で、です、か」

英華「日中も、動けないわけじゃないんだけれどね……学校に行くだけで精いっぱいで……」

   「ふわ……ちょっともう眠いから寝るね……おやすみ……」

晴明「……えっ、ちょ、ちょっと……えっ」



英華「夜になったら……そっちの部屋に行くから……もう流石に限界……」 バタッ

晴明「……えー」

英華「………………」 スゥスゥ

晴明「……ええええ……」


◆ その後、夜 / 晴明の部屋


晴明「……と、いうこと……なんです、けど」

魅行「英華様はそういったお方ですわ」

晴明「……はぁ」

魅行「日中は完全に『普通』の人間を演じられる形質。しかし夜になると……と、まあ多少いびつですが」

   「ともあれ昼間では英華様の本質の何分の一程度しか見られませんので」

晴明「……じゃ、じゃあ……何で、行かせた……ん、です、か」

魅行「それはですね」


バタバタバタッ

ガチャッ!



英華「邪魔するね!」

晴明「……ファッ!?」

英華「やっほぅ、こんばんは晴明ちゃん。さっきぶり! さっきはゴメンね、あんな対応しちゃって」

晴明「……ど、どちら、さま……」

英華「やだな、英華だって英華。光英華。昼間はテンション上がらなくって」

魅行「このキャラの変わり様を楽しんでいただきたいと思ったからですね」

晴明「……え、ええええええ……」


晴明(あ、あの時は超ダウナーな感じだったのが……どうしてこうなった……!?)


英華「私にとっては夜が本番なの!」

晴明「……そ、そう、です……か」

魅行「昼間は結局おねむで勉強が頭に入りませんからね」

   「夜は夜でテンションが上がりすぎて頭に入りませんが。奨学金貰えているのが不思議ですよね晴明様」

晴明「……な、なんとか、成績……維持、できているから、では……?」

英華「いやぁ、それが全然。毎回なんとかかんとか奨学金の基準点は取れてるけど、それ以外は入ってこないんだよね。あっはっは!」


晴明(笑いごとじゃないですよ、それ……)



魅行「ということで、一応苦学生の英華様でございます」

晴明「……『苦』……?」

英華「一応だとか疑問符とか付けるのやめてくれないかな、これでも苦労はしてるんだけど!」

魅行「平常点の問題に関しては、ですがね」


晴明(ああ、やっぱり昼間の授業は寝てるんだ……)


英華「それとも毎日そろばんパチパチさせてるのが苦学生の基本って? 古いよそれ」

晴明「……まあ、です、けどね……」


晴明(一応忘れてはならないのが、私も苦学生の一人だということだと思うんだけどどうだろう)

   (それをひけらかすつもりも無いけど親兄弟いないし。バックアップも無いし)

   (まあ、デュエルの結果次第でお金がもらえるんだし、こういう苦学生がいてもいい……のか?)


英華「改めて、以後よろしくね晴明ちゃん。私、こんなだから普段は学校にいるけど」

魅行「まあ、こんな(笑)ですので」


晴明(今地味な悪意を感じたような。というか魅行さんがそれを言うのか)



魅行「吸血鬼キャラの基本の『き』の字もありませんよね、実際」

英華「メイド服着て歩いてるだけの地雷原みたいな魅行に言われたくないなぁ」

晴明「……え、ええと……」

魅行「ああ、御心配なく。大人しそうな顔して実は、というところを網羅していらっしゃる晴明様は」

   「あるいみ想像通りのキャラということでもありますので。ご安心ください」

晴明「……ちょ、ちょっと、待っ……み、魅行、さん」

   「……も、もしかし、て……その、く、クロゼット……の、中」

魅行「なかなか良い趣味をしていらっしゃいますよね」

晴明「」

英華「え、なになに、何の話?」

魅行「晴明様がムッツリであり腐っておられるという」

晴明「やめろォ!!」


◆ 交友関係に「光 英華」が追加されました

◆ 一日が終了しました


今日はここまで。なんか書いてるうちに英華のキャラがこんなことになってしまった
もうちょっと厨二っぽくする予定だったんだけどどうしてこうなった
明るい吸血鬼……どうなんだコレ

ちょっと理解がおいついてないんだけど現冥に死デッキに破壊輪、羽箒、
挙句にゃ混沌帝龍とキラースネークが釈放されるってマジか
エラッタするのかそれとも普通に釈放する気か……

20時過ぎごろやる予定

祝呼「訴訟も辞さない」

影霊衣とフェネクスは残当だけど、クリフォに制限かからなかったのは違和感
他のエラッタカードも混沌帝龍以外は無くもないかな、くらいの調整だと思いました。ファンデッキなら使いやすそう
とりあえずエラッタ決まったカード群、まだ発売してない状態ですが、当スレではエラッタ後の効果として扱います
制限に関してはちょっと考え中。一か月後のことではあるけど、現在の制限に準ずるべきかもう適用させてもいい頃か
ちょっとこの辺については意見の方うかがいたいところ

なお、どうでもいいけど>>1の内定が決まったので年を跨いでもこのスレ続けられそうです
すみませんが夕食まだなので開始は30分過ぎそうです

>>1に聞きたいんだけど、キャラ作成時の特徴ってどの程度まで盛り込んでいいの?

ありがとナス!
ところでラーの翼神竜はいつになったら収録されるのかな?(すっとぼけ)

>>800
特に決めてないですよ。ただ、場合によってはちょっと>>1の方で設定を盛ったりする場合はあります
詳細に作り込んでてもそれはそれでキャラを掴みやすいので逆に使いやすいかもしれないです


◆ 寮 / 晴明の部屋


晴明「…………」 ムスッ


 ドンドンドン


魅行「出てきてください晴明様。私が悪かったのでそろそろ出てきてください」

    ※部屋の外


晴明「………………」 ブスー


魅行「困りました……ここまでのことになってしまうとは」


晴明「……ひ、人、の……触れられ、たく……ない、ものに、勝手に、触れる、から……です」 ムスー

魅行「そこまで心を閉ざすものですか」

晴明「……み、魅行……さん、にはっ……分かりませんっ」 プイッ


魅行(実に微笑ましい反応ですね。なお私はこの後三時間にわたる時間許されませんでした)


行動・行き先選択

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10.その他(自由安価)

↓2



◆ カードショップ「スイッチ」


祝呼「 」

晴明「……あ、あの……シューコ……さん?」

楓「制限改定のニュースを聞いてからご覧の有様だよ……」

晴明「……あっ」

祝呼「ふ……ふふ……笑うといいわ……」

楓「ちなみにシューコのデッキの中で変更があったカードがこれね」


《儀式の準備》3→1
《ユニコールの影霊衣》3→1
《センジュ・ゴッド》2→1
《マンジュ・ゴッド》3→1


祝呼「……ふふ……いいのよ……(トリシューラ重視に)切り替えていくわ……」

晴明「……ご……ご愁傷様……です」



楓「ちなみにせーちゃんは?」

晴明「……も。元々……そんなに、影響……無い。です」

   「……あ……で、でも……フェンリルハンデス……は、強化、です」

楓「あぁ竜騎隊が純制、キラー・スネークが制限になったからか。キラー・スネークはかなり弱体化したけど……」

晴明「……手札……コスト、には……最適、ですし」

楓「それも両方のカードがそうだもんね。あ、おジャマトリオもそうか」

晴明「……妨害……しやすく、なりまし、た」

   「……あ、か、楓……さん、は」

楓「混沌帝龍入れるくらいかなぁ。でも、そもそもカオスライロじゃないし……それも入るかどうか」

晴明「……清子さん……は、どう、だったん……でしょう」

楓「モンスターゲートが準制限になったってくらいじゃない? 使うかも怪しいけど」

晴明「……つ、つまり……」

祝呼「……そう、私だけが弱体化よ……ハッ、ふ、ふふふふふふふ……」


晴明(暗黒オーラが噴出している……)



祝呼「もういいわ。せーちゃんを愛でることにするから」 ガバッ

晴明「ひゃ……わ、わ」

楓「情状酌量の余地があるように思えるような気がするかもしれないけど全然そんなことないからなー」 ガシッ

祝呼「くっ……傷心の私を癒す存在が必要なのよ!」

楓「エゴかなそれは」

祝呼「だからせーちゃんを思いっきり頬ずりしてよしよしして癒されたっていいじゃない!」

楓「エゴだねそれは」

祝呼「あわよくばそのままベッドイン」

楓「エロだよそれは」

晴明「……あ、あう、あぅ……」

楓「ほれ見なさい、せーちゃんが困惑のあまりパニックに」

祝呼「それでもいいからちょっと抱かせなさいよ二重の意味で」

楓「この淫獣め」



祝呼「ま、実際のところ、プレイングでカバーするしかないってところね」

晴明「……あ、げ、元気に……」

祝呼「あわあわ言ってるせーちゃん見てたら元気になってきたわ。下半身も」

楓「一言余計だぞー」

祝呼「実際、ショックはあるけど仕方ないわ。こればかりはどうしようもないし……」

晴明「……で。です……ね。そ、その……私、も……メタモルポット……禁止、とか……なったら、ショック、ですし」

祝呼「どこぞの地方では禁止らしいわね。カオスポッドも含め」

晴明「 」

楓「あっ、今度はせーちゃんが抜け殻に」

祝呼「まあ、実際デッキ破壊に厳しい地域があることは否定できないのよね」

楓「そうだねー……まだこっちは緩いほうなのかも」

晴明「……で、です……し、せ、戦術、の、一つ……です……!」

楓「あっ、復活した」

祝呼「自分のデッキにかけるプライドがあるからこそ、こうもなるのよね……」



晴明(……そういえば、他の人で何か影響があったのは……)

   (……うーん、考えてもあんまり思い浮かばない。実質的に影響があるのは私とシューコさんくらいかな……)


祝呼「そういえば、最近せーちゃんあんまり顔出さないけど」

晴明「……えと……よ、用事、で」

楓「そういうこともあるよね、まあ。とはいえちょっと寂しいかなー」

晴明「……す、すみま、せん」

祝呼「いいのよ、せーちゃんだって人間なんだもの。少し妬けるけれど」


晴明(……この二人は信頼できる人……ではあるけど。簡単に話しちゃいけないってことには変わりない)

   (その中で……話せることって、何かあるかな? 情報を聞くのも、信頼の証……かもしれないし)


1.学校での噂について
2.劇場での話について
3.大聖堂について
4.特別なカードについて
5.自由安価

↓2



晴明「……………………」 シャッ ペラッ

楓「どしたのせーちゃん?」

祝呼「紙とペン……?」

晴明「……最近……です、けど。その……」

   「……将来、何に……なりたいか、なんて……思、って……」

祝呼「?」

晴明「……漫画家、とか……なりたいな、なんて……考えて、です。その……」

   「……スケッチ、の……練習……を、したい、な……と」

楓「あ、モデルになって、ってこと?」

晴明「……です」

祝呼「へぇ、せーちゃんの絵、ね。それに私たちをモデルに……」

楓「いいじゃん! ねね、書いてもらおうよシューコ!」

祝呼「じっとしていればいいのかしら?」

晴明「……まあ……えと。しばらく、座って……て、くれれ、ば」



晴明「………………」 カリカリカリ…

楓「どれどれー……」

晴明「……い、今……見て、も……せ、線、だけ……です、よ」

祝呼「ま、そこからどうなるかってことよね」


◆ 十数分後


晴明「…………」 フィー

楓「おっ、できたできたー?」

晴明「……あ……い、一応、です……けど」 ペラッ

祝呼「どれどれ……へぇ、結構上手いのね」

楓「わ、漫画っぽいけどちゃんとシューコだ。すっごいねせーちゃん」

晴明「…………え、えへへ」


晴明(――――二枚目にシューコさんモチーフの男性キャラを描いたのは内緒にしておこう)



楓「じゃあ次私描いてよ私!」

晴明「……あ、だ。大丈夫……です、よ」

祝呼「ところでこの絵、コピーして貰ってもいいかしら?」

晴明「……ど、どうぞ、どうぞ……その。喜んで……くれる、と、嬉しい……です」

祝呼「ああ、もういじらしいわね! 持ち帰っちゃダメ!?」

楓「ダメに決まってんだろこのスットコドッコイ」



◆ 祝呼と楓の好感度が上昇しました
(祝呼上昇値:中 楓上昇値:小)


一の位で判定
祝呼
1,2,3 : 7
4,5,6 : 8
7,8,9 : 9
0,   : 11

10の位で判定

1,2,3 : 3
4,5,6 : 4
7,8,9 : 5
0,   : 7

↓1



◆ 以下のように上昇しました

音繰路祝呼
好感度:12→23

土御門楓
好感度:22→25



晴明(あの後、楓さんのみならず、店にやってきた清子さんや店長さんも描いてみた)

   (なんとなく、自分の絵の上達もだけど仲良くなれた……ような、気がする)


行動・行き先選択

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.裏路地奥へ行く
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2

本日はコミュ強化日のようです



◆ 寮 / 食堂


晴明「………………」 ルンタッター


晴明(ここ最近はデュエルもそれなりにこなしてたし、お金にちょっと余裕があるんだよね)

   (今日はどうしようかな。定食のお味噌汁、豚汁に変更しちゃったり……)

   (あっ、カツサンドとか食べてみようかな……でもちょっと贅沢かな)


ナクア「……安倍晴明? 何をしているの、券売機の前で。邪魔よ」

晴明「……あっ……ご、ごめん……なさい」

ナクア「まあ、いいけれど。さっさと選んだら? クラゲじゃないんだから思考くらいできるでしょう」

晴明「……え、えと……どっち、にするか……悩んで、て」

ナクア「はぁ? 鶏照り焼きの定食とカツサンド……? 片方食べて次来たら別のにすれば」

晴明「……つ、次、来た時……お金、あるか……分からな、くて」

ナクア「…………」



ナクア「私がカツサンドを頼むからアナタは定食頼めばいいじゃない」

晴明「……えっ……と、い、いいん、です、か?」

ナクア「代わりに照り焼きとご飯を寄越しなさい。それで手を打ってあげる」

晴明「……あ、ありがとう、ございます……ね」 ニコッ

ナクア「はー……何でこれなのにあんな本を……」

晴明「………………」


ナクア(無言の圧力が)


晴明「……アレ……の。ことには……あまり、その。言及……しない、方向、で。いいです、ね?」

ナクア「アッハイ」

晴明「……お、おば、さん……照り焼き、の定食……あっ、豚汁に……変更、で、はい……今日、奮発……です」


ナクア(50DP程度の値段が奮発……?)


◆ 食堂の一角


ナクア「……それで、何でそんなにお金無いのよ」

晴明「……ひ、一人……暮らし、と……しゅ、趣味、に……お金、を」ハムハム

ナクア「私だって一人暮らしなのだけれど」

晴明「……趣味、です」

ナクア「……あれってそんなにお金かかるの?」

晴明「……ウスイタカイ本……なんて、呼ばれて、ます、ね」

ナクア「はぁ」

晴明「……だ、だいたい……20ページ……前後、で……高くて、1000ほど……」

ナクア「……はぁ!?」

晴明「……なの、で……その」

ナクア「心底馬鹿だったのねアナタ」

晴明「……そ、そこまで……言わな、くて……も」

ナクア「普通、食費を圧迫するほど買う!?」

晴明「……で、出会い……は、一期、一会……!」 キリッ

ナクア「あ、これ衝動買いしちゃってお金貯められないタイプだわ」



ナクア(……とはいえ、それにしたって相当な話だわ……)

    (以前、部屋に行った時も冷蔵庫の中身はほとんど無かったし)

    (出してくれたお茶も1パックいくら程度の麦茶……)

    (……でも、クロゼットの……あ、あの本はそんなに量が見当たらなかったし……)

    (……本当にそれだけが理由なのかしら?)


晴明「……ど、どうか……しました、か」

ナクア「アナタ何か隠してない?」

晴明「………………?」


晴明(……何か、って何だろう。路地裏の件かな?)

   (それとも劇場の……あ、学校でのことも話してないや。大聖堂もそうだったなぁ)

   (こないだエリスさんにこっそり本を借りてもらったこともそうだし……あ、家のことも何も言ってないかも)



晴明「……に、人間……だから、隠し事の、一つや……二つ、くらいは」

ナクア「そういう普遍的なことを言ってるんじゃあないのよ」

    「そこまでお金が貯まらないなんて、ちょっとおかしいんじゃないのかしら」

晴明「……で、でしょう……か」

ナクア「趣味のことに使っている以外に何か原因があるんじゃないの」

    「というかその金欠具合、そうとしか思えないのだけれど」

晴明「…………は、はぁ」

ナクア「例えば……そう、収入が少ないとか」

晴明「……間違って……は、いません、けど」


晴明(……ん? あ、これ私の出自に関しての話になるのかな)

   (ん、ん……でもなぁ。気にしてくれてるのはありがたいけど……気を遣わせちゃわないかな)

   (こういう時、どうしたらいいんだろ……)


1.正直に話そう
2.正直に話はするけど、本質を語ることも無いかな
3.誤魔化しちゃえ
4.自由安価

↓2



晴明「……その、別に……語るまでも、ないかな、とは……思って、ました、けど」

ナクア「何よ」

晴明「……私、その……家族、って……いなく、て」

ナクア「…………は?」

晴明「……な、なんか、十年……前、くらいに、二人とも……死んじゃって」

   「……それから、し、施設……で、暮らしてた、んです……けど」

   「……い、今は。その。奨学金……で、なんとか……って、こと……かな……? とは……」

ナクア「……え?」

晴明「……あ、でも……い、今は、その……あ、アルバイト、もして……ます、し」

   「……生活、できない、ほど……じゃ、ない、です……よ?」

ナクア「…………え……ぁ……う」

晴明「……な、ナクラ……さん?」


晴明(あ……あれ? 私何かしたっけ……? あ、施設暮らしっていうのは引くか)

   (そうなんだよね、まあ、慣れてないわけじゃないけど……こういう出自って結構引くよね……うん)

「=」で繋いでるから「名前=ミドルネーム」なのか、
それとも日本式の名前のつなぎ方なのかよく分からんので晴明にはナクラさん呼びさせてます



ナクア「……あ、安倍晴明」

晴明「……? な、なん、です……か?」

ナクア「ちょ、ちょっとこっちに来なさい」

晴明「…………?」 トテトテトテ

ナクア「……………………」 スッ


 ナデナデ…


晴明「…………わっ」

ナクア「………………」 ナデナデナデ…

晴明「……え。と……え?」

ナクア「……何よ」

晴明「………………?」


晴明(……あ、もしかしてナクラさん、一人っ子とか妹がいないとか、そういうのなのかな?)

   (それでちょっと人を褒めたり、お姉さん役に憧れててとか?)



ナクア(お、思わず頭を撫でてしまったわ……)

    (しょ、しょうがないじゃない! だって今まで苦労してきてって考えたら……)

    (……それに、友達もあんまりいなさそうだったし……こういう経験あんまり無さそうに見えるし……)

    (……だ、代償行動よ。ふん、今までこういうのに慣れていないんだから、精々味わうといいわ!)


晴明(……うん、でもこういうのって今まであんまり縁が無かったし……少し、嬉しい? かな……)

   (……こういう時なんて言うんだろう? 嬉しい、って感じでもなし。楽しい、ともなんか違うし)

   (うーん……?)



魅行「おやあんな所にキマシの塔が」

英華「……何言ってんの……?」



晴明「……えと……?」

ナクア「今度カツカレーおごってあげるわ」

晴明「……え、でも……」

ナクア「……おかわりもいいわ」

晴明「……そ……それだと、裏が……ある、ような」

ナクア「そんなもの無いわよ」

晴明「……え。えぇ……?」

ナクア「安倍晴明。人の厚意は素直に受け取ることを勧めるわ。特にアナタはね」

晴明「……は、はぁ」


◆ ナクラ=ナクアの好感度が上昇しました

コンマ1の位

1,2,3 : 8
4,5,6 : 9
7,8,9 : 10
0,   : 12

↓1



ナクラ=ナクア
好感度:18→27



晴明(……家族……かぁ)

   (……うーん、実感というか……改めて考えると、よく分からないや)

   (5歳くらいの頃か……なんとなく、お母さんの手料理のことと……)

   (あと、お父さんが仕事で遅く帰った時に飛びついてたような記憶があるような無いような……)

   (……ま、いいか。人は人、私は私。知らないことがあっても、だからって人より劣ってるわけじゃないし)

   (こんなもの、だよね)


◆ 一日が終了しました

今日はこんなところで

現在ナクアの好感度単独トップだったり
次いで楓、シューコでトップ3。ここは百合の園か何かなのか

おっと同士が次だった……
あの次の判定のインパクトでメモ忘れてました
どっちにしても百合の園不可避

意外と早く900到達しそうですね
950くらい行ったら次スレ立てて参ります

やるでー


◆ 寮 / 晴明の部屋


晴明(……あれからしばらく考えてたけど……)

   (そうなんだよね。家族がいるってのが普通なんだよね。みんな、帰ればお父さんやお母さんがいて)

   (仲良く食卓を囲んで、時々些細なことで喧嘩したりして)

   (じゃあやっぱ、私って普通じゃないのかな、これって。割とありふれた出自だと思ってたけど)

   (そういえば、親子っていう題材は今まで頭に無かったな)

   (……ま、いいけれど。想像できない情景をずっと考えても仕方がないし)


行動・行き先選択

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.裏路地奥へ行く
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2



◆ ピタゴラス / 時計塔広場


晴明(……今の時間、右を見ても左を見ても……まあ、一人でいる人の方が多い、か)

   (しかし、放課後なんだからもうちょっと友達と遊ぶために広場に来るような人がいてもいいのに……)

   (そう、男同士で友情を深めよ。そしてその情動を愛情へと転化せよ)

   (じゃないと私が面白くないじゃないか! ……まあ、部分的には妄想で補うからいいけどさ)

   (はぁ、でももうちょっとそういう人通ってくれないかなぁ。この際ショタでもいいから)


行動選択

1.キャラクターについて情報収集
2.百野から情報を買う
3.交友関係の拡大or知り合いとの交流
4.自由安価

↓2



晴明(……そういえば、琴吹さん……あんまり、お互いのこと喋らないような)

   (一緒にいるってことはあるんだけど……それはなんていうか、感覚というか、スタンスというか)

   (距離感、っていうのか、歩幅とか……ともかくそういうのが似てるからっていうのが大きいし)

   (お互いあんまり積極的に喋る方でもないしなぁ……)

   (この際だし、琴吹さんの評判でも聞いてみようかな。劇場に出入りしてるのは確かだけど)

   (何か演奏してるのを直接見たわけじゃないし、ちょっとどんな感じなのか聞いてみたいかな……)



◆ 奏の演奏技術

女性「琴吹? あの音楽家の一家の?」

   「どんな人もあの家に生まれれば大成するほどって言われてるけどね」

   「だいたい何でもできるよう仕込まれてるとか……」

   「え? 娘の奏さんの演奏技術?」


コンマ判定

00~33 : 弦楽器以外は低水準(一応できる程度)
34~66 : 弦楽器は元より、他も普通以上には
67~99 : おおよそ全てに関して天才的

↓1


女性「一つの方向に特化してるらしいっていうことは言ってたけど」

   「それ以外? さぁ……特化しすぎちゃったとか?」

   「少なくとも、演奏会で弦楽器以外使ってるのは聞いたことないかな」

   「先鋭化しすぎたこともあって弦楽器の技術はすごいって話だよ」

   「でも、家族の方からは……どう思われてるか。今、一人暮らししてるのも厄介払いって話だしねぇ」


◆ 晴明の知らない奏のデュエル


男性「デュエルの技術ねぇ。大会の成績とか?」

   「まあ、そもそも出場してるかどうかってところもあるけど」

   「だいぶ前に大会があった? ああ、そういえば……」

   「その時はどうだったかな……」


00~33 : 出場したが、そこまでではない
34~66 : 出場し、結果を残した
67~99 : 出場していない

↓1



男性「うーん……出場はしていたらしいけどね」

   「残念ながら、結果を残した……って感じじゃない、かな」

   「雰囲気に呑まれちゃったんじゃないのかな。気が強い方にも見えなかったし……」




他に何か奏について知りたいこと2、3個ほど募集

デュエルの腕前に関しては>>907に準ずる感じで
誰と比べてどう、って感じでは表現しづらいので、大会一回戦敗け程度といったところ、と考えていただければ




◆ 奏の友達

少女「琴吹奏? 高校生演奏家の……」

   「友達……あんまりいそうには見えない方ではあるかな」

   「気が弱いし、人見知りな感じでおどおどしてるし……」

   「実際のところ? それは……」

00~24 : 友達の数は少ない
25~49 : だいたい標準くらいかな?
50~74 : 実は意外に多かったりする
75~99 : 晴明周りだけしかいない

↓1



少女「まあ悪い子じゃないし、あたし、一応友達……みたいなものだし」

   「少なくはないんじゃないかな。寮の中だと目立たなそうだけど」

   「できれば気にかけてあげてね」


◆ 奏の家族について


青年「琴吹の家? 音楽家一家っていうのは有名だけど」

   「さぁ……内情に関してはあんまり。噂だけなら聞くけど」

   「どんな噂かって?」


00~24 : 超スパルタで体質が古く、落ち目になりかけている
25~49 : 未だ音楽関係に対して顔が利き、有能
50~74 : 家長の権限が非常に強く、厳しい
75~99 : 意外なことに超アットホーム

↓1



青年「なんていうか、独裁政権……っていうか」

   「プライドが高すぎて、なんていうの? 子供にプレッシャーかけすぎるっていうか」

   「自分ができることができないっていうことに対して不満があるんだろうな」

   「生まれ持っての能力ってもんを理解してないのかも」

   「でも、その人……今の当主だけど。その人はやればできる人だし、押し付けちゃうんだろうな」

   「押し付けられたほうはたまったもんじゃなかろうけどね」



晴明(……こ、こんなところ……か?)

   (……家族がいるにしても、すっごいことになってる家もあるんだなぁ)

   (……今度、琴吹さんとはよくよく話してみよう……)


◆ 次回の「琴吹奏」の好感度上昇にボーナスが付きます



晴明(……家庭の方針っていうやつなのかな。わかんないけど……)

   (間違ってる……うーん……どうとも言えないんだよなぁ)

   (差し出がましいけど……ちょっと、そういうのは好きになれないかも)

   (自分の向き不向きを考えて、できることとやりたいことを一致させるのがベストなんじゃ……)

   (でも、私の方が間違ってる可能性も……うーん……)


行動・行き先選択

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.裏路地奥へ行く
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2



◆ 寮 / 遊聖の部屋


遊聖「世の中にはTSという属性があるそうですわ」

晴明「……? ……まあ、はい」

遊聖「要は男→女であったりまたはその逆を行う属性ということですけれど」

   「知人曰くそれは我々向きの属性である、ということを聞きましたわ」

晴明「……? ……??」

   「……お、かしい……です、よね……」

遊聖「何故男同士でないのに我々向きと仰っているのか……」

晴明「……し、心理、描写……とか……?」

遊聖「じゃあ余計男同士でいいじゃないですの」

晴明「……不思議……です、ね……」

遊聖「ね」



晴明「……でも……その。な……何で……世の中に、性別……なるものが、あるんでしょう……」

遊聖「急に哲学的な問いになりましたわね」

晴明「……な、ナクラ……さん、は……まあ、多分……生物学……的に、答える、んでしょう……けど」

遊聖「まあ、病気の耐性であるとか、どちらかの性別にのみ罹る病気であるとかの観点でしょうか」

晴明「……滅多なことじゃ……ありえません、し」

遊聖「統一しても良いのでは、と?」

晴明「……論理……として、間違って……ます、かね」

遊聖「うーん……どうとも言えませんわね……」

   「女性が男性を魅力的に思うことが性差による機能であるというのは定説ですけれど」

   「となれば我々のこうした趣味も、女性だからこそということになるのでは?」

晴明「……ぜ……全部、同じ……なら、そうでも、ない……ような」

遊聖「あ……まあ、性別という概念が無ければそうなりますわね……」

晴明「……この際、そういう……方向、で……漫画、の……プロットを……練る、のも」

遊聖「でも商業向きではありませんわね、このネタですと」



晴明「……いい、アイディアと……思ったん、です……けど」

遊聖「ウ=ス異本に仕立て上げてしまえば良いのではありませんこと?」

   「続き物にすればそれはそれで、ある意味収益も見込めますけれど」

晴明「……そっちは……そっちで、その、薄味……に、なりそう、で」

遊聖「ああ……まあ、ハードなものが主流ですものね」

   「AOJ擬人化のワーム本とかたまに完売しているのを見かけますし……」

晴明「…………やっぱり、その。私……は、ですね」

   「……愛が無いと、いけない……と、思って……います、ので」

遊聖「まあ、そうした拘りが無ければいけませんけれどね」

晴明「……と、ところで……話、変わります……けど」


1.最近の交友関係
2.恋愛観について
3.特別なカードについて
4.自由安価

↓2

AOJを擬人化(男)してワーム(擬人化・男)と絡ませたハードな類の混沌としたウ=ス異本
なお、この世界では微妙に需要がある模様


晴明「……ちょ、ちょっと……その、最近……あの。色々……あっ、て……」

   「……なんて、いうか……か、隠し事……が、その……増えて、て」

   「……も、元々……こっち、の……趣味のこと、言って……なくて。このままで、いいのかな……って」

遊聖「……ふむ」

晴明「……………………」

遊聖「……まあ、決してそれでいい、と断言はできませんけれど」

   「晴明さんがそうするしか無いと考えておられるなら、仕方ないことと思いますわ」

晴明「……?」

遊聖「確かに、何か隠し事があると気になりますし……まあ、正直暴きたくもなりますわ」



遊聖「けれど、それを明かしたことで何か不都合があるのなら、心の裡に仕舞って、口にしないことを徹底する」

   「決して察しの悪い方ばかりではないでしょう? 何か隠していると分かっている人もいると思いますの」

晴明「……み、御影、さん……も」

遊聖「それはまあ。今仰ってますし」

晴明「……で。でした……ね」

遊聖「ですが、聞きませんわ。私に言うことがはばかられることなのでしょうから」

   「それを聞いたことで私に不都合が起きるのかもしれない」

   「隠しておかなければならないということは、そういうことでしょう?」

晴明「……です」

遊聖「だから、聞きませんの。きっと、他の方も。晴明さん自身も傷つくでしょうから」

晴明「……は、い」

遊聖「……あと、我々の趣味のことに関しては決して、普遍的に認められていることではありませんの」

   「確かに布教したくなる気持ちは分かりますけれど……分かりますけれど!」

   「だからこそ、隠しておくのはある意味でマナーとも言えますわ……」


晴明(なんだかすさまじく悔しそうだ……)



遊聖「ゆえに我々の使命は覚醒した同士を温かく迎え入れることですわ」

晴明「……な、なんだか……言い回し、が……」

遊聖「事実覚醒したようなものですし……」

晴明「……ま、まあ……きっかけがあれば容易く……人は……堕落します、し」

遊聖「晴明さんも言い回しがおかしいですわよ」

晴明「……じ、事実……堕落、している……ような、もの、ですし」

遊聖「……ですわよね……」



◆ 御影遊聖の好感度が上昇しました
コンマ1の位で判定
1,2,3 : 6
4,5,6 : 7
7,8,9 : 8
0,   : 10

↓1



◆ ゾロ目ボーナスが付与されます

御影遊聖
好感度:26→34+(8÷2)→38

◆ 一日が終了しました


晴明(……まあ、隠してていいことは隠しておこう……)

   (少なくとも、話すことができる人とそうじゃない人はいるわけだし)

   (最低限、話しても大丈夫だと判断できたらってことにした方がいい、かも)

今日はここまで。

950超えたけど、明日立てれば大丈夫そうですかね
しかし連続してゾロ目とは恐ろしいな同士。昨日の鬱憤を晴らしに来たのか

乙。埋めネタってまだ早い?

>>959
次スレ立てても明日続き書くかどうか分からないので、今のところはまだ立てずに埋めネタも次回以降、ということでお願いします
今はやるつもりではあるんですけど、用事ができたりしたら続きできるか分かりませんので……

やるでー

次スレ立ててから次スレの方でな!
こっちは適当に埋めに使いますのでー

立てたで工藤!
テンプレ終わったら投下するで工藤!

【遊戯王】主人公「都市でフリーダムな生活とデュエル」【安価・コンマ】
【遊戯王】主人公「都市でフリーダムな生活とデュエル」【安価・コンマ】 - SSまとめ速報
(ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1418902908/)


○ ナクアの晴明観察日記


○月△日

 ここのところ安倍晴明に翻弄されっぱなしなので観察日記をつけてみようと思う。
 普段から抜けているようでいて実のところ抜け目ない性格だし、弱点らしい弱点も見えない。
 何か見えてくるものがあればいいんだけど、特に思い浮かぶものも無い。
 今日は休日だ。
 朝食の時間。外に出ない。どうやら部屋で過ごしているようだ。寝ているみたいだがしきりに腹の音が聞こえる。
 昼食の時間。外に出ない。ようやく起き出して湯を沸かし、パスタを茹でている。
 鶏缶を開けるかどうかで迷った結果開けずに置いておくことに決めたようだ。見た感じ卵と醤油以外に味付けは見当たらない。
 昼を過ぎた頃から活動を始めた。行先は琴吹奏の部屋らしい。
 夕方までほぼ言葉のやり取りは無かった。これが以心伝心というやつなのだろうか。
 夕食の時間になると連れたって食堂に向かっていた。しかし食事はおにぎりのみ。
 お風呂の前に裸体が見えたけれど体脂肪率がどれくらいあるのか分からない。着ぶくれするタイプなのか。
 とりあえず、着替える時は窓くらい閉めるよう伝えておいた。


○月□日

 今日は学校だ。特に問題なく授業が進んでいくが、どうにも安倍晴明の手元の動きが見えない。
 早すぎて見えない。気づいたらどんどんノートが埋め尽くされているようにも見える。こわい。
 ちなみに朝食は今日も採っていなかった。最早あれは癖のようなものなのだろう。
 昼食の時は私も混ざって数人で食べる。今日はサンドイッチらしい。小食なのか胃がびっくりするのか、そもそも量が少なかった。
 午後。授業そのものは真面目に受けているように見えるが、やはり手元の動きがおかしい。
 今日の放課後は二年生の部屋に向かっていた。何故だか嫌な予感がする。この部屋の観察はやめよう。



○月×日

 学校内での動向を見てみるも、特に怪しい動きは無い。
 何もないような場所で躓くような真似はしないし、かと言って超人的な動きを見せるわけでもない。
 しいて言えば体力面に難があるくらいか。体育の時間ではいつでもヘバっている。
 しかし、筆記を要する授業に関しては急にイキイキし始める。そして手元の動きについては言うまでもない。
 放課後はカードショップへ向かっていた。途中、こちらの方を見ている女の人がいたが、流石に私に気付いたということも無いだろう。


○月#日

 今日も普段通りに過ごしていたようだが、校舎裏で子猫を見かけたようだ。
 少ない量のサンドイッチのパン部分をちぎってあげていた。安倍晴明自身の食べる量が少なくなるでしょうに。
 途中で琴吹奏も加わり、休み時間中はずっと猫と戯れていたようだ。休み時間の終わりと共に、猫は別れを惜しむように情けなく鳴き声を発していた。
 ついでだし、こんなところに猫が入ってくるようなことも滅多にないので私の研究室に拉致してやった。
 薄汚い子猫だ。何でこんなものを好ましく思うのか。元の面影が残らないほどお湯攻めにしてやる。
 薬品漬けにした後は熱風で責めてやる。その後、疲労のためか無防備に眠りこけていたので、粗末な入れ物に放り込んでやった。
 今後は安倍晴明のウィークポイントとして存分に働いてもらうことにしよう。
 なお、今日は特筆すべき事柄はなかった。しいて言えばまた今日も上級生の部屋に向かっていた程度か。



○月$日

 今日も普段通りに過ごしていたようだ。が、放課後から安倍晴明の姿が見えない。
 彼女の部屋からは別人が出てくるし、どうなっているのか。ご丁寧に鍵も閉まっていた。
 実は風邪でも引いているのではないだろうか。だとするなら先に出てきた人間は知人だろうか。
 その後、一、二時間ほどしてから、さっき出てきた人間がまた戻ってきた。
 その女性が何者か問うも、要領を得ない返答ばかりで困ってしまう。
 なんだかんだで部屋まで帰されてしまった。後で安倍晴明の部屋に向かったが、彼女以外に誰もいなかった。一足遅かったか。


○月*日

 最近安倍晴明の部屋を出入りしている人間が増えている。
 私や同級生は元より、お嬢様な見た目の上級生にダウナーな上級生、果ては妙なメイドまで。
 一体安倍晴明に何が起きているのだろうか。
 先にも色々とはぐらかされるようなことを言われたし、何をしているのか気になるところだ。
 本人にも宥めすかすように言われたが、断じて心配などしていない。
 ところでそろそろ食事量を増やすよう言ったのだが、断られた。
 どうやら今の食事量で慣れてしまったらしい。習慣というのは恐ろしい。
 だが、あのガリガリ感はちょっと修正してはくれまいか。


◆ 以降も続けて晴明の観察情報(?)が記録されている……



○ ガブリエとエリス

◆ 大聖堂 / 職員詰所

ガブリエ「……ん?」

エリス「あら」

ガブリエ「キミか、シスター・エリス。詰所には滅多に来ないと思ったが」

エリス「嫌ですね、神父様。わたくしとて時にはそういうこともありますよ」

ガブリエ「普通は詰所に詰めているべきなのだがね」

エリス「窮屈ではありませんか。空気が重いと申しますか」

ガブリエ「……それが通常なのだよ、シスター・エリス。否定はしまいが……」

エリス「神父様がそのようなことを申しても良いのですか?」

ガブリエ「良くはない。だが真実を口にしないことも善とは言えまい」

エリス「ふふ……その通りですね。とはいえ、真実とは時に毒にもなりえますけれど」

ガブリエ「真実の重みの方が、より重要だと思うがね、私は」



エリス「……ええ、そうですね。真実は、重要です」

ガブリエ「また君は意味深なことを……」

エリス「そうでしょうか。わたくし、自分の言っていることまで顧みられませんので」

ガブリエ「良くも悪くも君の言葉は人の心を動かしやすいのだよ、それは事実だ」

      「口を閉ざせとまでは言わない。が、せめて多少吟味してはくれまいか」

エリス「いやですわ、神父様。真実の重みを語ってらっしゃったのに」

ガブリエ「はっきり申し上げるが、人に猜疑心を抱かせるような発言は慎みたまえと言っているんだよ、私は……」

エリス「では、そのように意識しておくことに致しましょう」

ガブリエ「そうしてくれると助かる……」

エリス「もっとも、わたくしは特に間違ったことを言っているとは思わないのですけど……」

ガブリエ「………………」 ハァ



○ 晴明のお着替え


祝呼「………………」 ゴゴゴゴゴゴゴゴ

魅行「………………」 ドドドドドドドド


晴明「……ひっ……ひぇっ……」

祝呼「ふっふっふ……もう逃げられないわよせーちゃん……!」

魅行「申し訳ありませんがこれも私の欲求のためです、御覚悟を」

晴明「……た、大義、とか……じゃ、ない、じゃ……ない、です、かっ……!」

祝呼「欲望に忠実で!」

魅行「何が悪い、ですよ晴明様」


晴明「……あわ、あわわ……ひゃっ……ひあああああああああああああああ……」


清子「すまん晴明、あたしには止められそうにない」

ミカ「同じくだ」

清子「……あ、ども。はじめまして……」

ミカ「む……うむ。はじめまして」

清子「そのヘッドフォン……」

ミカ「すまないが諸事情により外すことはできそうにない」

清子「そ、そうか……」

ミカ(耳が見えてしまうといけないという話だったからな)


◆ 数分後


晴明withメイド服「……うう、あぅ……」

祝呼「実にベネよメイドさん」

魅行「恐悦至極に御座います」

清子「……なんてーか、正統派の清純なメイドさんって感じ」

ミカ「魅行のようなエセっぽい感じではなく、新人と言った風体だな」

魅行「失礼な。私は似非ではなく真にメイドで御座いますわミカ様。ちょっと働きたくないだけで」

祝呼「でもいいわね……悪くないわ。でも、せーちゃんなら和メイドの方が似合うと思わないかしら?」

魅行「……! これは、迂闊にございました……しかし、こちらも味わい深いことに変わりはありません」

祝呼「ええ。その通りよ。だからこそこの私には用意があるッ」 ズラー

ミカ「これだけの量の衣服をどこに隠していたんだ……」

清子「今のこいつらに物理法則を期待する方が間違ってると思う」

ミカ「何故だろう。おかしなことを言っているはずなのに納得している自分がいる」

祝呼「そういえば、たまにこう、丈や裾の短いメイド服があるんだけど……」

魅行「いわゆるフレンチメイド服というものですね。これは邪道で御座います」

   「あまりに露骨なエロはむしろ萎えの対象。本来の清純と呼べるメイドからエロを見出す。これが本来かと」

祝呼「……」 グッ

晴明「……わけがわからない……」



晴明withゴスロリ「……これ、は……」

魅行「お人形のようですよ晴明様」

清子「というかそういう趣味があってもあんまり違和感は」

ミカ「それ以上いけない」

祝呼「元が和の印象があるけれど、これはこれで」 ジュルリ

魅行「はしたなくございます祝呼様」

祝呼「おっと失礼。けれど実際、せーちゃんなら結構似合うのよね」

   「清純というか正統派というか、逆に改造服なんかは似合わなさそうだけれど」

魅行「問題はだいたい普段は制服かジャージ、ジーンズに適当に合わせただけの服装ということです」

祝呼「ええ、これを機に洗の……いえ、もうちょっとお洒落に興味を持ってもらわないと」

晴明「……あ、あの……ふ、服、は……そんな、に必要……じゃ」 オロオロ


ミカ(……まさか、買うだけの金が無い、とかそういう話なのでは……)

清子(金が無いっていうのは一番ありえそうな理屈だよな……)



晴明with巫女服「……な、何で……腋の……ぶ、部分が……」

祝呼「創作でよく使用されるタイプの巫女服よ」

ミカ「この年頃の婦女子の腹を出すんじゃない。体を冷やしたらどうするんだ」

魅行「多分ツッコミ所はそこではないと思われるのですが」

清子「すっげえ似合わない」

魅行「実にミスマッチでございますね。やはり正統派の衣装でなくては映えないものかと……」

祝呼「そうね。これはボツ。じゃあこっちの本来の巫女服はどうかしら?」

魅行「グッド。そも、名前からして邪道な巫女服など似合うはずもありません」

ミカ「……名前は関係ないのではないのか……」

清子「だいいち、晴明の苗字って、『安倍(あべの)』って読まないだろ……」

魅行「些細な問題です」

清子「いやまあ、些細っちゃ些細だけど」



晴明with軍服「…………あの。み、ミス……マッチ……」

祝呼「違うわせーちゃん、もっと、こうちょっとこう、上から目線で!」

晴明「……は……?」

魅行「もう少しこう、世間をナメ切った目つきを……そう、じとっとした目線で」

   「はい、これで豚製造機の完成でございます」

ミカ「晴明が困っているぞ」

清子「明らかにそういう趣味は無いだろ、晴明は」

魅行「ですが後々目覚めるという可能性も」

晴明「……な、ない……です」

祝呼「じゃあ今目覚めるのもアリよね! さあ、跪くから踏んで!」

晴明「………………」

魅行「その目でございます晴明様」

晴明「……はっ」

清子「あたしさ、なんとなく、軍服とか着てたら厨二な台詞を言っても許されるような気がするんだ……」

晴明「……至高の天はここにあり」

ミカ「どこでそんな言葉を覚えたんだ晴明」

晴明「……ちょ、ちょっと……前に」



祝呼「さて、それじゃあ次は――――」

楓「ゴルァァァァァァ!! お前ら人のバイト先のバックヤードを着せ替え会場にしてんじゃなーい!!」

祝呼「クッ、こんないい時にラスボスが来てしまったわ……!」

魅行「これでは致し方ありませんね。それでは晴明様、御先に帰らせていただきます」

晴明「……えっ、あっ……わ、私の……服」

楓「え!? あ、シューコにメイドォ! せーちゃんの服は置いてけ……って、逃げ足の速い……」

清子「ま、こうなるのは……」

ミカ「想定できなかったわけではない、な……」

楓「うーん……いくらなんでもこの服装のまんま帰らせるのも……」

晴明「……は。恥ずかしい……で、です」

ミカ「う、うむ……確かにな……」

清子「それじゃあ、適当なのあたしが買ってくるよ」

晴明「……えっ、いえ、そ……そんな、せ、清子……さん、に……悪い、です」



清子「それじゃあ今度返してくれればいいさ。どうせあたしも晴明もスイッチに出入りする頻度多いんだし」

晴明「……え、えと……」

ミカ「人の厚意は素直に受け取っておけ、晴明。それと……買い出しということなら私も同行しよう」

清子「ん? あたしだけで十分と思うけど」

ミカ「見物していながら何もしていなかったという点では私も同罪だからな。代金の半分は出そう」

清子「そうか? ま、それなら助かるよ。ともあれ三十分ほど待っててくれな」

楓「あいよー。こっちはこっちであのバカ二人どうにかしてとっちめる方法探すから」

ミカ「承知した。それでは」

晴明「……あ、ありがとう……ご、ございます、です……」


◆ なお、この日以降晴明のクロゼットにコスプレ用の服が勝手に並べられていたそうな(犯人はメイド)

本日はここまで

んでは、もう残り少ないですしこっちのスレは埋めちゃってください

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