咲「あの女……京ちゃんをとるなんて許せない……」 (138)

咲「許さないよ……>>2!」


ついでに>>2のコンマ奇数でかわいい咲さん。偶数でヤンデレ咲さん

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クロチャー

よっしゃ!京玄やんけ!

全国大会合同打ち上げ


竜華「はい、怜。あーん」

怜「あーん。やっば竜華に膝枕して貰いながら食べる卵焼きは美味いわ」

洋榎「恭子!この唐翌揚げ最高や!」

恭子「主将、もう少し落ち着いて……」

エイスリン「ナニコレクサイ!」

明華(納豆が食べられない……これが国境……)

ダヴァン「この塩ラーメン美味しいデース」

菫「ほら、宥。あったかい鍋を頼んだぞ」

仁美「コーラ一つ。紙コップにいれてストローつけて」

初美「こんなところに美味しそうなゴマ団子があるですよー」

塞「ほう……」ゴゴゴ

やえ「お見せしよう……王者の食べっぷりを!」

灼「すご……」

穏乃「憧ー!このお好み焼き美味しいよ!」

憧「はいはいわかったから。ほっぺにソースついてるわよ」フキフキ

優希「タコスが無いじぇ……」

煌「優希、タコスはないけれどこのピザはすばらな味ですよ」

揺杏(おねーさんが楽しそうで何よりだけど、私の焼き鳥まだこないんだけどなー)


咲「お姉ちゃん、なんでご飯時にお菓子食べてるの!」

照「永水の人に黒糖をわけてもらった」ポリポリ

咲「もう!」

咲(全国個人戦で私とお姉ちゃんは仲直りした。そして最終日の夜。藤田プロの計らいで、色んな人を集めての打ち上げをした)

とりあえず何で菫さんが宥姉を名前呼び捨てなのか聞きたい

咲(久しぶりに会話したお姉ちゃんは、思った以上に強くなかった。むしろ思った以上にダメな人だった)

咲(それでもお姉ちゃんとまた仲良し姉妹に戻れたのは、すごく嬉しい)

咲「あ、そうだ。和ちゃんと京ちゃんにも、お姉ちゃんと仲良くなれたことを教えてあげないと」

咲「色々相談して、迷惑かけちゃったもんね」

咲「えーっと、京ちゃんと和ちゃんは……あ、いたいた。二人一緒にいたんだ」

京太郎(和のおもちおっきいなぁ……)

咲「むー……京ちゃん、また和ちゃんの胸をみてる」

咲「私だって、高校三年生になればもっと大きく……」

照「咲、どうしたの?」ペターン

咲「……」グスン

咲(ん?京ちゃんと和ちゃんともう一人いる……?)


玄「うへへ……相変わらず和ちゃんはいいものをおもちで……」ワキワキ

和「はあ……玄さんは相変わらずですね」

京太郎(いいな……あの人。和のおもちをガン見できて)

モモ(私のを見てもいいっスよ)

京太郎(誰だお前)

玄「!!」キュピーン

玄「君……和ちゃんのおもちを見ていたね?」

京太郎「な、何を……」

玄「おもちに懸ける情熱に関して私の目はごまかせないですのだ!君からは和ちゃんのおもちに対する並ならぬ執念を感じる!」

京太郎「うっ……すいません。俺は和のおもちが大好きです!今もガン見していました!」

和「」ドン引き

玄「少年、恥ずかしがる事は無いですのだ。大きいおもちはすばら。ならばすばらなモノに惹かれるのは人として当たり前のこと」

玄「動物にはない、芸術物へ感動するという心。それは人間しか持っていない素晴らしい感性であり、誇りこそすれ恥ることは無い!」

京太郎「ま、松実さん……!」

玄「玄でいいよ。同士よ!」

京太郎「玄さん……!」

和「誰か止める人はいないんですか?」

×思った以上に強くなかった
◯思った以上に怖くなかった

玄「京太郎君だったっけ?君はこの中で誰のおもちが素晴らしいと思う?」

京太郎「そうですね……。単純な大きさは霞さんですが、単純な大きさこそがやはりスタンダードに素晴らしいと思います」

玄「ほう」

京太郎「やはり大きいという事はそれだけで、夢が詰まる容積が大きいです。おもちの大きさとそれに対する希望は二次関数的に増えていきます」

玄「確かに霞さんのおもちは他にはみない激レア級。その分期待は大きいよね」

玄「だけど……」

京太郎「そう。ただ大きいというだけで一番を決めるのもつまらい。これだけ良質なおみちが揃っているのだから、一つ一つ色んな要素を吟味してみるのも悪くないと思います」

玄「そのおもちに懸けるおもちアスリートの魂……。やはり私の同士にふさわしい!」

京太郎「では玄さんの意見を聞かせてもらいましょう」

玄「うーん……やっぱお姉ちゃんのおもちを推したいけど、ここは身内を除外して……愛宕さんのタレ目じゃない方かな」

京太郎「えっと、絹恵さんでしたっけ?」

玄「そうそう、その子。まずギャップがあるよね。姉の方が無いおもちでガッカリさせておいて、妹は素晴らしいおもちという、いい意味での期待を裏切る感動があるよ」

京太郎「な、なるほど……他の人すらもおもちの感動の要素にする。流石です」


咲「ふえぇ……京ちゃんとあの人、すっごく仲良くおしゃべりしてるよぉ……。和ちゃんは隣でドン引きしてるし」

>>11
菫「ふふふ。私は宥の未来の恋人だからな」

数時間後


久「いやー食べた食べた」

智葉「なかなか悪くない味だった」

小蒔「ZZZ……」

霞「あらあら、お腹いっぱいになって寝ちゃったわね」

豊音「ねえ末原さん、この後私のホテルの部屋に来ない?」

恭子「何するつもりやねん……」カタカタ

怜「竜華ぁ~膝まく……」

淡「リューカの膝枕凄く気持ちいい!!」

竜華「せやろー。膝枕ソムリエのお墨付きや」

怜「」

エイスリン「シロ、パンタベル?」

白望「もうお腹いっぱい……」

揺杏(私の焼き鳥、最後までこなかったなぁ……)


咲(みんなお腹いっぱいになって、お開きという空気になりました)

照「咲、お菓子がなくなった」

咲(この人は例外です)

咲(そして京ちゃんはというと)


京太郎「では和のおもちが一番という結論に達しましたね」

玄「うん。やっぱり原点回帰が一番だね」

モモ「私は福路さんのおもちを最後まで推したかったっす」

和「このチョココロネ美味しいですね」

由子「それは私の髪の毛よー。現実逃避しないで欲しいのよー」


咲(どうやらおもち談義に決着がついたようです)

咲「はぁ~。京ちゃんとお話しできなかったなぁ……」

咲「京ちゃんに『頑張ったな、咲』って言われて頭ナデナデしてもらったり、眠くなったフリをして肩によりかかったり、100通りくらいシミュレートしてきたのに……」

咲「まあいっか。私と京ちゃんはまだまだこれからだもんね」

清澄高校


咲「~♪」

咲(今日は大会以来の久しぶりの部活の日。京ちゃんに会えるよ~♪)

咲(さーて、何話そっかな。せっかく夏休みなんだからデートの約束をしたいな)

咲(プールに誘おうかな。それとも無難に映画かな。確か、劇場版しんどうくん~解き放たれしリザベゴン。13番目のすばら遺跡の祝詞~がやってたもんね)

咲(楽しみだよ~)ゾクゾク

咲「こんにちはー!」ガラガラ


京太郎「はい。じゃあ今週の日曜日に。ええ。楽しみにしてますね。それじゃあ」プツン

咲「京ちゃん久しぶり~」

京太郎「おお、久しぶり咲。全国大会凄かったな」

咲「でしょでしょ~。もっと褒めて!頭も撫でて!」

京太郎「お、おう」ナデナデ

咲「えへへ~」ニヘラ

咲「そういえば今誰かと喋ってたみたいだけど、誰と話してたの?」

京太郎「玄さんだよ。ほら、和の昔の友達の」

咲「え?」

モモ「え?」

京太郎「なんか夏休みを利用して阿知賀のみんなと長野に遊びに来るそうでさ。ついでに日曜日に二人で遊びに行く約束をしたんだ」

咲「京ちゃん……いつの間に松実玄さんと仲良くなったの……?」

京太郎「いやーそれが、全国の後の合同打ち上げで意気投合して電話番号とメアドを交換したんだよ」

咲(そんな……私ですら緊張しちゃって京ちゃんの携帯の連絡先を未だに聞き出せてないのに……)



京太郎「それで玄さんと電話で色々話したんだけどさ、あの人おもちジャンキーの危ない人かと思ってたけど、おもち以外の話だと普通に聞き上手だし、相槌のタイミングも上手いしで、話してて楽しいんだよ」

京太郎「年上なのに気をつかわなくて楽しく話せるし、そのいいお姉さんとおもち狂のギャップがなんというか可愛くてさ」

京太郎「それで結構仲良くなって。長野にきたついでに俺と二人っきりで遊びに行こうってなったんだ」

咲(そんな……私は大会が終わってからこの日まで毎晩デートに誘う練習と、毎日一人でデートの予行練習をしたのに!)

咲(許せないよ……玄さん!)



阿知賀メンツ到来日


憧「やっほー和」

穏乃「和ー!」

玄「和ちゃん、久しぶり」

和「こんにちは、アコ、シズ、玄さん」

宥「この部屋、ストーブ無いの……?」

まこ「われぇ相変わらず寒がりじゃのぅ」

灼「長野は涼しいから……宥さん大丈夫?」

菫「ふっ。宥は寒がりだからな。やはり私が温めてやらないとな」

やえ「上級生の心配をするとは灼は優しいな」

モモ「誰っすかあんたら」

穏乃「咲も久しぶり」

咲「うん。団体戦決勝以来だね」

久「それじゃあ、せっかくだしみんなで麻雀を打ちましょうか」

憧「いいわね。私ももう一度あんたと打ちたかったのよ」

穏乃「よっしゃー!リベンジだ咲!」

京太郎「じゃあ俺はみんなの分の飲み物を用意しますね」

咲「あ、私も手伝……」

玄「私も手伝うよ京太郎くん」

京太郎「ありがとうございます玄さん」

咲「」

京太郎「玄さん、手際いいですね」

玄「これでも家の旅館のお手伝いをしてるんだよ。家事ならおまかせあれ!」


キャッキャウフフ


久「あの二人、いい雰囲気ね」

優希「いつの間に仲良くなったんだじぇ?」

咲(このままじゃ京ちゃんが玄さんにとられちゃう……なんとかしないと!)

咲(>>33をする!)

麻雀打つことになったら速攻でクロチャーと打ってカン四回して即ドラを切らせる

咲(そういえばお姉ちゃんに聞いたことがある。玄さんはドラを捨てることができない)

咲(それを利用して、カンしまくってドラを捨てさせて麻雀で徹底的に追い詰める!そして圧勝する私に京ちゃんは正気に戻って私に婚約届けを出す。完璧な計画!)

玄「どうぞ、咲ちゃん」

咲「ありがとうございます。玄さん、よろしければ一緒に打ちませんか?」

玄「うん。いいよ!」

咲(計画通り)


咲「カン!もいっこカン!もいっこカン!もいっこカン!これで……」

モモ「あ、槍槓国士っす。先輩の真似してみたけど案外できるもんっすね」

優希「流石に四回もカンされたら当たりやすいじぇ」

咲(し、しまった……!)

玄「よかったー(ホッ」

京太郎「どうしてですか?」

玄「実は、私はドラを捨てられないから、カンドラが凄く怖いんだよ」

京太郎「ドラを捨てられない?」

玄「うん……お母さんとの思い出だから」

京太郎「そうなんですね……。すごく素敵だと思いますよ。俺は」

玄「京太郎くん……えへへ。ありがとう」

咲(しかもいい雰囲気になってる!!)

翌日


アコーアソコノラーメンヤサンオイシソウダヨ

ジロウ!?ワタシハイカナイワヨ!

ユゥゥゥゥゥ!

マチナカデサケブスミレチャンハアッタカクナイ……


玄「お待たせ京太郎くん」

京太郎「いえいえ。俺もいま来ところですよ」

玄「へー。じゃあ私がもう少し早く来たら、京太郎君は私を待たせることになったのかな?」

京太郎「そ、それは……」

玄「えへへ。冗談だよ」

京太郎「ははは……」

京太郎(それにしても玄さんの私服、結構おもちが強調されてるな。谷間もほら)

京太郎「玄さんのおもちも凄くいいと思うんだよな……」

玄「え……」

京太郎「あ……」

京太郎(マズイ、声に出してた!)

玄「そ、その……ありがとう。でいいの、かな?」///

京太郎「す、すいません!」///

玄「じゃ、じゃあ映画を見に行こっか!確かトキ我はここに在り。失われしドラゴンフラワーとクラゲ魔人のレクイエムがやってたハズだよ」

京太郎「はい。行きましょう」


咲「こっそりついてきちゃった……。うう、その映画も私が京ちゃんと見るハズだったのに……」コソコソ

咲「映画館なら暗いから、なんとかして妨害しないと!」

咲「>>45をして!」

音を立ててポップコーンを食べる

咲(そうだ、隣の席に座って音を立ててポッフコーンを食べよう!いい雰囲気を邪魔できるはずだよ!)


映画館


ドラフラ『ごめんな、トキ……。トキが頑張ってくれてるのに、私はクラゲ魔人の毒にやられてあの子に手篭めにされてもうた……』

トキ『ええんや……あんたが無事ならそれで……ゴホッ!』

ドラフラ『トキィ!』

トキ『最後のお願いや……膝枕してーな。最後は、大好きな膝の上で……逝きたいんや』



玄「うう……」グスッ

京太郎「トキ……」グスッ

モモ「泣けるっす……」グスッ

咲(よし、今だ!口を開けてポッフコーンを食べる!クチャラーが隣にいる不快感で二人のムードをぶち壊すよ!)ボリボリシャクシャク

玄(うぅ……なんか隣の人、うるさいよぉ……)

咲(きいてるきいてるwwwwwwwwww)

咲(さて、残りのポッフコーンを……ん?)

照「イイハナシダナー」

咲「お姉ちゃん!?」ヒソヒソ

照「あれ、咲だ」ヒソヒソ

咲「なんでここにいるの!?」ヒソヒソ

照「菫が長野に行くって駄々こねるら、ついてきたの」ヒソヒソ

照「それで映画をみてたらまさか咲がいるんなて……あれ、ポッフコーンだ」

咲「あ」

照「美味しそう。頂戴」

咲「駄目だy(ひょいぱく)ってもう食べてるし!」

照「美味しい美味しい」モグモグ

咲(ううう……また作戦が失敗しちゃったよ……)

照「ありがとう咲」ゴックンニコッ

咲「……まいっか」


殺人うんこ

下痢ちんぽ萬子

怜と竜華出演してるよねこれ

>>7
[ピーーー]ローマ法王のマンカス

>>51
うるせーよ[田島「チ○コ破裂するっ!」]リマインダー

夕方


玄「ふう。今日は楽しかったよ」

京太郎「俺もです。一日付き合ってくれてありがとうございました」

玄「お礼を言うのは私だよ。だって今日楽しかったのは、京太郎くんが一緒だからだもん」

京太郎「はは。男冥利に尽きますよ」


照「で、好きな男の子のデートを二人して監視して、あわよくば邪魔しちゃおうと」コソコソ

咲「うん……。凄く惨めな事はわかってるけど、それでも気になるし、嫌だもん。京ちゃんが他の女の子にとられちゃうなんて」コソコソ

咲「でも、失敗してばっかだしもう無理なのかな……」

照「……咲。諦めちゃだめ」

咲「お姉ちゃん……?」

照「インターハイ。咲が諦めないで頑張って麻雀で打ち続けたから、私と咲は仲直りできた」

照「それは恋愛も同じだと思う。諦めないで大切な人を追い続けたら、きっと咲の想いに応えてくれる」

照「だから諦めないで。咲」

咲「お姉ちゃん……」











咲「ポッフコーン作戦が失敗したのはお姉ちゃんのせいだよね?」

照「てへぺろ」

もあすぐ終わりだけどガチで眠いので続きはまた明日

全国大会合同打ち上げ


竜華「はい、怜。あーん」

怜「あーん。やっば竜華に膝枕して貰いながら食べる卵焼きは美味いわ」

洋榎「恭子!この唐翌翌翌揚げ最高や!」

恭子「主将、もう少し落ち着いて……」

エイスリン「ナニコレクサイ!」

明華(納豆が食べられない……これが国境……)

ダヴァン「この塩ラーメン美味しいデース」

菫「ほら、宥。あったかい鍋を頼んだぞ」

仁美「コーラ一つ。紙コップにいれてストローつけて」

初美「こんなところに美味しそうなゴマ団子があるですよー」

塞「ほう……」ゴゴゴ

やえ「お見せしよう……王者の食べっぷりを!」

灼「すご……」

穏乃「憧ー!このお好み焼き美味しいよ!」

憧「はいはいわかったから。ほっぺにソースついてるわよ」フキフキ

優希「タコスが無いじぇ……」

煌「優希、タコスはないけれどこのピザはすばらな味ですよ」

揺杏(おねーさんが楽しそうで何よりだけど、私の焼き鳥まだこないんだけどなー)


咲「お姉ちゃん、なんでご飯時にお菓子食べてるの!」

照「永水の人に黒糖をわけてもらった」ポリポリ

咲「もう!」

咲(全国個人戦で私とお姉ちゃんは仲直りした。そして最終日の夜。藤田プロの計らいで、色んな人を集めての打ち上げをした)


全国大会合同打ち上げ


竜華「はい、怜。あーん」

怜「あーん。やっば竜華に膝枕して貰いながら食べる卵焼きは美味いわ」

洋榎「恭子!この唐翌翌翌揚げ最高や!」

恭子「主将、もう少し落ち着いて……」

エイスリン「ナニコレクサイ!」

明華(納豆が食べられない……これが国境……)

ダヴァン「この塩ラーメン美味しいデース」

菫「ほら、宥。あったかい鍋を頼んだぞ」
仁美「コーラ一つ。紙コップにいれてストローつけて」
初美「こんなところに美味しそうなゴマ団子があるですよー」
塞「ほう……」ゴゴゴ
やえ「お見せしよう……王者の食べっぷりを!」
灼「すご……」
穏乃「憧ー!このお好み焼き美味しいよ!」
憧「はいはいわかったから。ほっぺにソースついてるわよ」フキフ
優希「タコスが無いじぇ……」
煌「優希、タコスはないけ
咲「お姉ちゃん、なんでご飯時にお菓子食べてるの!」
照「永水の人に黒糖をわけてもらった」ポリポ咲「もう!」
咲(全国個人戦で私とお姉ちゃんは仲直りした。そして最終日の夜。藤田プロの計らいで、色んな人を集めての打ち上げをした)

>>59
けつ毛脱毛器の充電した?

照「咲。光があるから影あるように、表があるから裏があって、甘さがあるさら辛さがあって、バットマンがいるからジョーカーがいて」

照「勝者がいるから敗者がいる」

照「勝たないという事は負けるということ。それは私がインハイチャンピオンを巡る戦いでよく知っている」

咲「お姉ちゃん……」

モモ(私はジャック・ニコルソン派っす)

照(誰だお前)


玄「ねえ。京太郎くん……実は私、大切な話があるんだ」

京太郎「玄さん?」


咲「た、大変……!玄さんが……」

照「慌てないで、咲。私が>>68をしてなんとかする」

腹にコークスクリュー

照「私が松実玄に襲いかかる。その隙に咲は須賀京太郎を連れてここを離れて」

咲「流石にそんな酷いことは……」

照「咲。この世は勝つか負けるかのゼロサムゲーム。ここでこの手を使わなかったら、きっと後悔する」

照「だからーーーーーーお姉ちゃんに任せて」ザッ

京太郎「!!あなたは、咲のお姉さんの白糸台3年生……」

玄「宮永照さん……?」プルプル

照「松実玄。団体戦では世話になった。そして、あなたに恨みはないけど……妹の為」

照「ここで散ってもらう」ギュルルル

玄「ひぃぃぃ!!」

照「コークスクリューツモ(物理)!」


ガシッ


照「!?急に伸びてきたマフラーが腕に絡まって……!」

玄「あのマフラーはお姉ちゃんの……」

京太郎「お姉ちゃんって、阿知賀の3年生の……?とにかく玄さん、今のうちに!」

玄「う、うん……」ダッ

咲「あ、待って!」コソコソ

照「このマフラーは……」

宥「玄ちゃんの邪魔はさせないよ」

照「くつ……」


ヒュッ


照「うっ!(矢を避ける)」

菫「避けたか。さすが照だ」

照「菫……どうして!」

菫「宥の頼みだ。私が聞かない道理はない」

照「菫、目を覚まして。あなたは松実宥にいいように使われてるだけ」

菫「それでも構わない。宥のためならば、私はこの身の全てを捧げる!」

照「くっ……けど私は左手でもコークスクリューがうてる!」ギュルルル

菫「なに!?」

照「アディユー菫!」


ドゴォ


照「!?」

宥「うっ……かはっ……」

菫「宥!?そんな、私の盾になって……」

宥「菫ちゃん……無事で良かった……」

菫「宥、お前は私のことをなんとも思っていなかったんじゃないのか……?」

宥「違うの……。私は菫ちゃんの事が大好きなの」

宥「けれど……大切になったら……お母さんみたいに、いなくなっちゃう気がして……」

宥「でも、やっぱり嘘はつけないや。私は菫ちゃんの事が大好きだから……」ニコッ

菫「宥……私も宥が好きだ!」

宥「えへへ……嬉しいな。菫ちゃんの腕の中、あったかーい」

宥「私ね、菫ちゃんと行きたい所や、やりたい事、沢山あったんだ……」

菫「ああ。私も、宥ともっと仲良くなりたい。だから、少し休め。起きたら、一緒に何処へでも行こう」

宥「うん。約束だよ……菫ちゃん……」

モモ「一件落着っすね」

照「うん」









照「あれ、何か忘れてるような」

そこから離れたところ


京「3年生達のバトルの音が止みましたね……」

玄「もう……歩けないよ……」

京「もう大丈夫ですよ玄さん。それで話って?」

玄(がんばって……この想いを伝えよう。お姉ちゃんが折角チャンスを作ってくれたんだもん。よし!)

玄「好きです。私は、須賀京太郎くんの事が好きです。京太郎くんと沢山お喋りしてて、こうしてお出かけして……」

玄「きづいたら、京太郎くんの事ばかり考えるようになってて……もっと一緒にいたい。だから、私と付き合ってください!」



京太郎「>>80


1 咲が好き
2 玄が好き

※諸事情で少し遠め。選択肢以外の安価は無効で下になる

2

咲「はぐれちゃったけど、やっと見つけた!京ちゃ……」


京太郎「俺も、玄さんの事が好きです」


咲「え……」

モモ「え……」


京太郎「俺、初めは玄さんの事を、おもち好き仲間だと思ってました」

京太郎「けれど、色んなことを話していくうちに、楽しい年上のお姉さんだと思うようになって、ずっと一緒にいたい、大切な人だと思うようになりました」

京太郎「俺も玄さんと恋人になれたら素敵だと思っています。だから、こんな俺でよければよろしくお願いします!」

玄「うん……よろこんで」グスッ


咲「そっか……京ちゃんは、玄さんを選んだ」

咲「私じゃ、なかったんだね……」

咲「京ちゃん、幸せになってね」

咲「玄ちゃん、京ちゃんの事お願いね」

咲「さよなら……京ちゃん」トボトボ

照「咲」

咲「お姉ちゃん……」

照「その、なんて言ったらいいか……」

咲「うんう、いいの。京ちゃんが幸せならそれで……」

照「……咲。嘘をつかないで」

咲「……」

照「私は咲のお姉ちゃんだから……だから、私の前では強がらなくていいんだよ」

照「私の胸の中で素直になって」

咲「う……うぅ……」

咲「うわぁぁぁぁん!!」

咲「ズルイよ!ズルイよズルイよ!」

咲「私の方が京ちゃんを好きだったのに!ずっとずっと前から好きだったのに!」

咲「それなのに、いきなりでてきて京ちゃんをとっちゃうなんてズルイよ!」

咲「うわぁぁぁぁん!!」

照「……」ポンポン


玄「ねえ京太郎くん。私のおもちと和ちゃんのおもちは、どっちの方が素晴らしいと思う?」

京太郎「それは和のおもちに決まってますよ」

玄「ぶー」

京太郎「それでも、世界中のどんな素晴らしいおもちよりも、俺は玄さんが好きです」

玄「え……えへへ///」

玄「私も、どんなおもちよりも、京太郎くんが好きだよ!」



カンッ

モモ「結局誰も私を見つけられなかったっすね」

モモ「けれど、京くんはきっと、私を見つけてくれると信じてるっす」

モモ「だから、隠された私の未来を、みんなに探して欲しいっす」

モモ「こんや12じ」

モモ「HTML依頼を出して、私はこのスレと一緒に消えるっす」

モモ「だからそれまでに、みんなに第3のヒロインの私を見つけて欲しいっす」

モモ「きっと見つけて貰えれば、リンシャンさんのルートも開いてくれるっす」

モモ「それじゃあ、お願いします」

京太郎「……ごめんなさい。玄さん」

玄「……そっか。他に好きな子がいるの?」

京太郎「……わからないんです」

玄「え……?」

京太郎「思い出せないけど、俺には誰か、大切な人がいた気がするんです」

モモ「……」

京太郎「きっと、俺はその人の事が好きでした」

京太郎「だから、玄さんとは付き合えません。よくわからない返事をしてしまってすいません」

玄「そっか……。ごめんね。急に告白なんかしちゃって」クルッ

京太郎「玄さん……その」

玄「ごめん、私の顔見ないで……。きっと、涙でぐしゃぐしゃだから」グスッエッグ

京太郎「……すいません。俺、先に帰りますね」

モモ「うん。ばいばい、京太郎くん」

×モモ「うん。ばいばい、京太郎くん」
◯玄「うん。ばいばい、京太郎くん」

数ヶ月前 県大会後 強化合宿


京太郎「くそう部長め。わざわざ忘れ物なんかで俺を呼び出して……」

京太郎「ここが合宿所か……」

モモ「~♪」

京太郎(うほ!ナイスおもちの持ち主!しかも綺麗な黒髪だな)

京太郎(あれは鶴賀の制服か。じゃあこの合宿の参加者かな)

京太郎(とりあえずあの人に清澄の部屋がどこか聞くか)

京太郎「すいませーん」

モモ「ひっ……ひぃぃぃ!?」

京太郎「は!?」

モモ「え……あ、あなた……私が見えるんっすか?」

京太郎「それってどういう……」

まこ「女の子の悲鳴が聞こえたぞ!」ドタドタ

久「って、須賀君!?」

優希「じぇじぇ、あそこにいるのは犬と鶴賀の消える人だじぇ!」

美穂子「ま、まさか……あなた東横さんにセクハラしたんですか!?」

一「これだから男は……」

和「前々から私の胸に視線がいってて、いつかやらかすとは思っていましたけれど……」

咲「最低だよ京ちゃん!」

京太郎「い、いやこれは……」

純「問答無用!この変態!」ドゴォ

京太郎「ぐぼぁ!」バタッ

合宿所 モモの部屋


京太郎「いってー……」ヒリヒリ

モモ「私のせいで申し訳ないっす」氷嚢押し当て

京太郎「いいよ別に。どうせ俺はすぐにセクハラする変態野郎だと思われてるんだからな」

モモ「拗ねないで欲しいっす。ほら、アメちゃんあげるっす」

京太郎「俺は子供か!……あと今思い出したよ。確か鶴賀の消える一年生……」

モモ「東横桃子っす。モモでいいっすよ」

京太郎「そうか。俺は須賀京太郎だ」

モモ「じゃあ京くんって呼ぶっす」

モモ「さっきは私を見つけれる人が、まさか蒲原先輩以外にいるとは思わなくて、驚いて大声出しちゃって……」

京太郎「そんな日常に差し障るレベルなのか?その能力」

モモ「昔から影が薄くて、大声を出したり踊ったりしないと、誰かに見つけてもらえない日々だったっす……」

モモ「けれど……そんな私を見つけてくれて、麻雀の世界に私を連れてきてくれたのが、加治木ゆみ先輩」

モモ「先輩には感謝してもしきれないっすよ」

京太郎「そっか……よかったじゃないか」

モモ「はい。でも、京くんにも私も見つけてもらって、結構嬉しかったっすよ?」

モモ「なんで見えたんっすかね?」

京太郎「俺にもわからないよ」

京太郎(多分ここに来る直前、黒髪巨乳のAVを見てたからだな)

モモ「昔から誰にも見つけて貰えなかったから……同年代の男の子の友達ができて凄く嬉しいっす」

モモ「これからもよろしくお願いっす。京くん」

京太郎「俺もおもちの大きい女の子が友達になってくれて嬉しいよ(俺の方こそよろしくな。モモ)」

モモ「……」

京太郎「あ……」

モモ「ふん!」氷嚢でぶん殴り

京太郎「ぐほぉ!」

数週間後


モモ「その後、京くんとはたまにメールで会話したりする仲になったっす」

モモ「独白終わり」

ゆみ「誰と話してるんだ?モモ」

モモ「気にしないでください。部室に着いたっすよ」ガララ

佳織「あ、加治木先輩お疲れ様です」

ゆみ「ああ」

モモ「私もいるっすよー」ヒョコ

佳織「え……?」ビクッ

モモ「?」

佳織「えっと、その……」





佳織「誰、ですか?」





.

モモ「……!!」

ゆみ「おい妹尾、ふざけるな!モモはその手の冗談が……」

佳織「あ、そ、そうです!ごめんなさい!モモ……モモ。東横……も、桃子ちゃん。うん。ごめんなさい」

ゆみ「妹尾……?」

モモ「……気にしてないっすよ。かおりん先輩」

佳織「ごめんね、モモちゃん。冗談だから」

佳織「本当に、冗談だから……」

モモ(先輩、方向は合ってるけど、微妙に私に目の焦点が合ってないっす)

ゆみ「モモ……?」

モモ「なんでもないっすよ先輩。私は気にしてませんから」

モモ「むっきー先輩か蒲原先輩がくるまで三麻でもするっすよ」

ゆみ「あ、ああ……」


モモ(その日をきっかけに、私の周りの状況は一変したっす)



智美「ゆみちん遅いなー」ワハハ

睦月「東京までの遠征の申請が長引いてるんですかね」パチ

佳織「智美ちゃんがやるんじゃないんだね……」パチ

モモ「不思議っすねー」パチ

智美「不思議だなー」ワハハ

モモ「先輩、それロンっすよ」

智美「おお!!くそー、まくられた」

モモ「私の一位で終わりっすね」

ゆみ「ただいま」ガララ

智美「お、丁度ゆみちんが帰ってきたぞ」

ゆみ「四人で麻雀をしていたのか?」

睦月「はい。丁度 半荘終わったところです……あれ?」

佳織「そういえば私と睦月ちゃんと智美ちゃん……あと一人、誰と打ってたんだっけ?」

智美「わからないぞー。不思議だなー」ワハハ

モモ「……」

ゆみ「……」



鶴賀学園 屋上


ゆみ「そうか……居ても違和感は持たれないが、誰にも気づいて貰えないし、誰もモモの事を覚えていないか」

モモ「はい……。親すらも私の事を忘れてるみたいで、ご飯を作っても誰の分だっけ?って頭を傾げてるくらいっす」

モモ「まるで怖い話によくある、気がついたら一人増えてたけど誰も知らないし覚えてない子供みたいっす」

ゆみ「……」

モモ「もう私の事を視えて覚えてるのは、ゆみ先輩くらいっすよ」

モモ「県団体戦に個人戦。ステルス能力を使いすぎたせいで暴走してしまったみたいっすね」

ゆみ「……すまないモモ。私が麻雀に誘ったりしなければ、こんなことには……」

モモ「いいんですよ。先輩がいなかったら、誰にも見つけてもらえず、ただ孤独に生きる人生だったから」

モモ「だから、こんな事になっても、私は幸せでしたよ」

ゆみ「モモ……ありがとう」

ゆみ「私は部室に戻るが……辛かったら、その……」

モモ「いえ、いいんっす。みんなが楽しそうに麻雀をしてるところを見てるだけで、私は幸せっすから」

ゆみ「そうか……ん?モモ?」

モモ「?」

ゆみ「……いや、なんでもない」

モモ「どうしたんっすか?」

ゆみ「いや、なんでもない。……そう、なんでもないんだ」

翌日 部室


モモ「(ガララ)あ、先輩一人みたいっすね」

ゆみ「……」ブツブツ

モモ「先輩?」

ゆみ「……そこにいるんだろうモモ。出てきてくれ」

モモ「私はここにいるっすよ先輩」

ゆみ「早く私に姿を見せてくれモモ。ふざけてないで早く。なにか喋ってくれ」

モモ「せんぱい……?」

ゆみ「モモ。頼むから私の前にでてきてくれ。いるんだろう?頼むから……モモ……」

モモ「……先輩。もう私の姿が見えてないし、声も聞こえないんですね……」

ゆみ「モモ……私の前から居なくならないでくれ……」

モモ「……先輩」



翌日


智美「ゆみちん、なんか今朝から浮かない顔をしてるなー」

ゆみ「……かもしれないな」

ゆみ「今朝からなんだか、胸に穴が空いた気分なんだ……。大切な物を忘れてしまったような……とてもとても大切なものを」

ゆみ「私は忘れてしまった自分に腹ただしいし、何を忘れたかわからない事が悲しい……!」ギリッ

モモ「……先輩。ありがとうっす」


数日後 街中


モモ「……私はまた一人ぼっちすっね」

モモ「……いいよ。一人ぼっちは慣れてるっす」

モモ「ゆみ先輩に忘れられたのは寂しいけど……でも、いっそ何もかも忘れてもらえれば、また元気な先輩の姿が見れるっす」

モモ「はは……。私は忘れられた方がいいんですね」



京太郎「あ、と……モモ?」



モモ「ひっ……ひぃぃぃ!?」

京太郎「うわ、このパターンは!!」


シーン


京太郎「……?人混みなのに、誰も反応しない?」

モモ「あれ、京くん……?」

京太郎「モモ、だよな。どうしたんだ?」

モモ「京くん、私の姿が見えるんっすか……?」

京太郎「何言ってんだよ。前も見えただろ?」

モモ「そ、そうっすけど……でも……」

京太郎「?」

公園


京太郎「そうか……ステルス能力の暴走で、誰からの記憶にも残らなくなったのか」

モモ「そうっす。ゆみ先輩も、最後の最後まで私を覚えていたけれど……もう……」

京太郎「モモ……」

モモ「はは……。それでも京くんには私が見えるんっすね。相変わらず謎っす」

京太郎(……最近、毎晩妄想のモモで抜いてたからかもしれない。って言ったらブチ切れられるかな)

京太郎(このおもちの存在感は男にとっては無視できないからな)

京太郎「あ、おもちで思い出した」

モモ「おもち?」

京太郎「ゲフンゲフン。うちの部活に来てみないか?」

モモ「どういうことっすか?」

京太郎「ほら、和にはモモの姿が見えてただろう?だから、和ならモモの姿が見えるかもしれないからさ」

モモ「おお、京くんにしてはナイスアイデアっす!」

京太郎「京くんにしてはってなんだよ。この」グリグリ

モモ「痛いっす~!」

モモ「……」

京太郎「……モモ?」

モモ「……やっぱり、一人は嫌っす」

モモ「誰かとこうやってお話しするのは、楽しいっす」

モモ「一人は、嫌っすよ……うっ……えぐっ……」

モモ「うわぁぁぁぁん!!」

京太郎「モモ……」


……

モモ「見苦しいところをお見せしたっす」

京太郎「気にするな。辛い時には泣いていいんだ」

モモ「京くん……ありがとう」

翌日 清澄


京太郎「おはようございます」ガララ

モモ「失礼するっす」

和「おはようございます。須賀君」

京太郎「和だけか。なあ和、俺の隣に女の子が見えないか?」

和「は……?須賀君、とうとう彼女欲しさをこじらせて妄想の彼女を作り出しんですか?」

京太郎「和、これは真面目な話なんだ」

和「……すいません。けれど本当に、私には誰も見えないんです」

京太郎「そうか……。なあ、県大会の決勝でお前と対戦した人は覚えてるか?」

和「誰一人覚えてませんよ。どんな相手でも私はいつも通りに全力を尽くすだけですから」

モモ「ちょっとその答えは酷いっすね……」

京太郎「そういう奴なんだ和は……悪気は無いんだ。許してやってくれ」

和(本当に頭がおかしくなったんでしょうか?)



夕方


京太郎「結局咲にも見えなかったか……」

モモ「むしろあの人は京くんしか見えてない感じでしたけどね」

京太郎「……?」

モモ「この先は自分で考えるっすよ」

京太郎「よくわからん。……すまないな、モモ。力になれなくて」

モモ「……いいんです。むしろ、私を視て話してくれるだけで、私は幸せっすから」

京太郎「そっか……あれ?」

モモ「……」

京太郎「モモ?……あ、いや。なんでもない」

モモ「……この兆候は知ってるっすよ」

モモ「ゆみ先輩も、私の事が見えなくなる前、今みたいな反応をしたっす」

モモ「正直に言ってください。今、京くんはどうなったっすか?」

京太郎「……モモの姿が、薄くなったように見えたんだ」

モモ「……そうっすか」

京太郎「気にするなよ。どうせ太陽の逆光で見えなかっただけだよ」

モモ「……京くん。私がいる方向はそっちじゃないっすよ」

京太郎「!!」

モモ「……もう、ほとんど見えてないんっすね。多分、明日の朝には、私の事を忘れてるっす」

京太郎「……そんな事はわからない。俺は絶対に忘れない。忘れるつもりは絶対……」

モモ「やめてください!」

京太郎「!!」

モモ「ゆみ先輩は、私が見えなくなって必死に探してた……忘れた後にも、私を忘れた事に苦しんでた」

モモ「そうやって私の事で苦しむくらいなら……私の事なんて綺麗さっぱり忘れて、私が初めからいなかったように生活した方が……」

モモ「私なんて居なかった方がよかったんだ!」

京太郎「ふざけるな!!」

モモ「!!」

京太郎「いない方がよかったなんて言うなよ……」

京太郎「例え失って悲しんでも、その楽しかった時間は、本物なんだ。後で辛い思いをしても、楽しかった思いを否定はしたくない」

京太郎「その時間は俺の大切なものだ。だからモモも、自分を否定しないでくれ」

モモ「京くん……」

京太郎「それに、女の子に今にも泣きそうな顔をされて、放っておけるわけないだろ」

モモ「……はは。そうやってすぐカッコつけて、京くんは馬鹿っす」

京太郎「覚えておけ。男はみんな馬鹿なのさ」

モモ「……ふふっ。ありがとう、京くん」

モモ「でも、現実問題として、きっと京くんは明日になれば私の事を忘れちゃうっすよ?」

モモ「いつかは忘れる。そこに……例外は無いっす」

京太郎「……ああ。正直言うと、モモの体は陽炎のようにぼやけてるし、声も少し途切れてる」

京太郎「けど、きっと思い出してみせる」

モモ「え……?」

京太郎「例え何年かかっても……ひょんな事から、思い出すかもしれない」

京太郎「モモの事を忘れなかった人はいない。けれど、時間が経っても絶対思い出せないなんて事も言い切れないはずだ」

京太郎「これならどうだ?」

モモ「京くん……!」

モモ「約束っすよ……何ヶ月経っても、何年経っても……きっと私を見つけるっす」

京太郎「ああ。約束だ」

モモ「ずっと、待ってるっすよ……。ねぇ京くん」

京太郎「ん?」

モモ「今晩、京くんの家に泊まってもいいっすか?」

モモ「京くんが寝て、忘れちゃうその最後の時まで……一緒にいたいっす」

京太郎「ああ。お安い御用だ」

深夜 京太郎の部屋


京太郎「それじゃあ、DVDで映画でも観るか」

モモ「バットマンっすか?私も見たことあるっす。ビギンズとダークナイトを」

京太郎「ちっちっち。これはそれより十年以上前、ティムバートン監督の作ったバットマンだ」

京太郎「ダークナイトと同じくジョーカーが出てくるけど、全然別物だぜ?」

モモ「ほうほう」



メガネノアイテヲナグレルカ?ブフォ!



モモ「ほうほう。ダークナイトと違って、目的なんて無くただ殺してるとんでもないシリアルキラーっすね」

京太郎「ヒース・レジャー演じるダークナイトのジョーカーは怖がらせるヴィランだけど、このジャック・ニコルソン演じるジョーカーはただただ怖いヴィランなんだ」

京太郎「ジョークグッズで笑いながら殺してるところが、本当に何も理解できないし話し合うことができる気がしなくて怖い」

京太郎「それじゃあ、次は……ふぁぁ」

モモ「眠いんっすか?京くん」

京太郎「全然眠くないし!まだまだいけるぜ!」

京太郎「次はバットマンリターンズだ!」


……

モモ「ペンギン……。悲しいキャラっすね」

モモ「産まれてすぐに川に捨てられて……誰にも知られることなく、孤独に下水道で暮らして歪んでしまったヴィラン」

モモ「今の私も……同じかもしれないっす」

京太郎「……」

モモ「誰からも忘れられた孤独の存在。私も歪んで犯罪者にになるっすかね」

京太郎「……」

モモ「でも私は京くんがいつか見つけてくれるっす。だから、真っ当に生きていくっすよ」

京太郎「……ZZZ」

モモ「ふふ。こんな美少女を無視して、酷い人っすね」

京太郎「ZZZ」

モモ「さよならは言わないっす。だから、またね。京くん」

翌朝


京太郎「ん……ああ。映画見ながら寝たのか」

モモ「そうっすよ。風邪をひかないよう私が毛布をかけてあげたっす」

京太郎「……一人で、見てたのかな」

モモ「違うっすよ。長野一の美少女が一緒だったっす」フンス

京太郎「……なんだろう。大切な物を忘れてる気がする……」

京太郎「けど、なんでかな。悲しいけど、何か、希望がある気がする」

モモ「私もっすよ。京くん」

京太郎「ここで悲しんだら、あいつが泣いちゃうから……あいつって、誰だ?」

モモ「あなたの、大切なガールフレンドっす」

京太郎「まあいいか。朝ごはんを食べるか」

モモ「私はここでバックトゥザフューチャーを見ておくっす」






モモ「……早く私をみつけてくださいね。京くん」

清澄


京太郎(和のおっぱい大きいな……)

モモ「相変わらず京くんはおっぱいさんの胸に夢中っすね」

モモ「……私も悪くない大きさのハズなんっすけどねー」ムニュ

咲「京ちゃん、お昼食べよー」

京太郎「おう、レディースランチ頼むわ」

咲「またー?もうしょうがないなー」ニヘラ

モモ「む……」

モモ「やっぱりリンシャンさんは侮れないっすね」

優希「私も一緒に食べるじぇ!和ちゃんも一緒に行くじぇ!」

和「はい。ご一緒しますね」

咲(京ちゃんと二人きりだと思ったのに……まいっか)

京太郎(咲、少し頰が膨れてるな)

モモ(ちくわ大明神)

京太郎(誰だお前)

京太郎「……?なんだ今の」

咲「どうしたの京ちゃん?」

京太郎「……いや。なんでもない」



合同打ち上げ


モモ「京くん、おもち談義に花を咲かせてるっす」

モモ「……おもち関連でもいいから、私の事を思い出して欲しいっす」

モモ「ま、気長に待つっすよ」




モモ「……と思ってたら」

玄「好きです」

モモ「京くんが取られそうになってるっす……」

モモ「……まあ、はなから望み薄だったけと。この人がいなくても、幼馴染のリンシャンさんかいるっすから」

モモ「……彼女なんかできちゃったら、私の事なんて本当に忘れて、思い出す事も無くなっちゃうんっすかね……」

モモ「寂しいっす。……京くん」

京太郎「ごめんなさい」

モモ「……え?」

京太郎「思い出せないけど、俺には誰か、大切な人がいた気がするんです」

京太郎「きっと、俺はその人の事が好きでした」

モモ「……京、くん」

モモ「忘れて無かったっすね……。心の底には、私の事が少しだけ、残っていたんっすね……」

モモ「凄く、嬉しいっす……」

今に至る


京太郎「……玄さんかぁ。いい人だったな」

京太郎「綺麗な黒髪でおもちで、あんな人が彼女ならって夏休みの初めあたりからずっと妄想してたな」

京太郎「……あれ?俺が玄さんと出会ったのは全国大会の終わり……それじゃあ夏休みの初めあたりって……?」

京太郎「……そうだ……そうだ。さっき言った、忘れてしまった大切な人」

京太郎「……俺の、大好きな人」

京太郎「いた、ハズだ……。綺麗な黒髪と、おもちを持ってた……」

京太郎「泣かせたくないって、誓った人が……」

京太郎「も……モモ」

京太郎「東横……桃子!」

モモ「……呼んだっすか。京くん」

京太郎「も、モモ……」

モモ「はい」

京太郎「モモ……なのか?」

モモ「そうっすよ」

京太郎「ずっと、俺の側にいてくれたんだな」

モモ「おっぱいで私の事を思い出すなんて……相変わらずっすね。京くん」

京太郎「ああ……悪かった」

モモ「いいっすよ……だって、ちゃんと私を見つけてくれたっすから」

京太郎「言ったろ?約束だって」

モモ「ふふ……相変わらずカッコつけ……うんう」

モモ「凄く、カッコいいっすよ。京くん……ありがとう……」グスッ

京太郎「泣くなよ……」グスッ

モモ「京くんこそ……泣いてるっすよ」

京太郎「これは男泣きだよ」


ギュッ



京太郎「やっと会えた……!もう、離さない!もう二度と見失わない!」

モモ「私もっす!もう……絶対に離れたくないっす!」

京太郎「モモ、好きだ。俺と付き合ってくれ」

モモ「答えなんてはなから決まってるっすよ……。喜んで!」

京太郎「モモ……」

モモ「京くん……」






穏乃「あれー、山菜取りに来てたら道端に出ちゃった」

京太郎「うおぅい!」

モモ「うわぁお!」

穏乃「あ、清澄の須賀京太郎君とモモさんだ」

京太郎「!?」

モモ「私の事……見えてるっすか?覚えてるっすか!?」

穏乃「そりゃあ準決勝の前々日に一緒に打って貰ったし……あれ、会話した記憶が全然ないや」

モモ「……その日は鶴賀のみんなの様子を見に行ってたから、どさくさに阿知賀の人たちとの麻雀に参加してたっすよ……もしかして」

京太郎「た、高鴨さん。モモの姿が見えるのか!?」

穏乃「何言ってるの須賀君。普通にそこに立ってるんだから見えないわけないじゃん」

憧「シズー、先に行きすぎ……あ、須賀君にモモさん。こんにちは」

モモ「こ、これは、まさか……!」

京太郎「元に戻ったんだ!!」




バンザーイ



穏乃「ねえアコ。あの二人は何してるの?」

憧「きっと長野は暑くて頭が少しやられたのよ。生暖かく見守ってあげなさい」

モモ「京くんの愛の力のお陰っす……!京くんが私を思い出したから、きっとみんなも……」

モモ「ありがとう、京くん!」

京太郎「ああ。モモ、これから2人で幸せになろうな」

モモ「勿論っす!」



チュッ



穏乃「わ、わぁー///」

憧「外でなんて大胆……///」



モモ「大好きっすよ。京くん!」



カンッ

終わり。ちなみに俺が一番好きなキャラはモモではなく岩館揺杏

>>74の諸事情は、少し長めに設けて誰かにステルス選択肢を見抜いて欲しかった
選択肢以外無効は、選択肢以外を許容するとわざわざステルス選択肢を用意した意味が無くなるから
>>82-84のメ欄のヒントの意味は、かまいたちの夜で不思議なダンジョン編を出すには、とあるルートで縦読みをしないといけないから

>>74は文が不自然だしセリフ前の京太郎を京に略してるしで、かなりわかりやすかったかな?

よかったよかった乙

と、ところで咲さん救済ルートは……

>>126
ごめん、モモに気合入れすぎてこの後からこれ以上の咲さん可愛いを書けない
またいつか京咲で別の感じで立てる

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