客「すいませーん」トントン パジャマ「…………」(154)

女「返事ねーけど入るよー」

探偵「やっふぅぅぅぅ!ありがとおぉぉぉぉぉ!」

助手「先生めっちゃ歌うまいっす!流石に最後のウルトラソウルのドヤ顔は鬱陶しかったけどすげぇっす!」

軍服「ちょっと飲み過ぎですよ……」

パジャマ「…………」zzz

女「……なにやってんの?」

探偵「あ、女さん?なにやってんすか。今パーチー中なんですけど」

女「はぁ?何の?」

助手「結婚記念日2年目なんで」

女「へー。誰が?」

探偵「はい」

女「お前!?で、お相手は~?結構気になってるんだけど」

助手「はい」

女「……あ?なに手上げてんの?相手聞いてんだけど」

助手「だから、はい」

女「………ああ!?」

女「………え?」

探偵「あ、知りませんでしたっけ?」

助手「結婚してます私たち」

女「ああ!?何言ってんの!?ていうかお前ら何歳だよ!高校生と中学生にしか見えないんだけど!」

探偵「俺が25で」

助手「私が22っす」

女「意外と若っ」

軍服「ついでに自分が19で」

女「大学生かよ!」

軍服「いや、義務教育以上は行ってませんけど」

女「えっ?」

軍服「いや、あの中学卒業したら経済的な意味で苦しくなりまして。捨てられました。」

女「えっ?えっ?どうしたの!?」

軍服「そこを丁度通りかかった探偵さんに拾ってもらえました。ありがたいことです」

女「なんだお前結構いい奴じゃん」

探偵「当たり前ですよ何言ってんですかひざまづいて靴舐めてください」

女「やっぱお前クズだった」

探偵「フヒヒッ」

助手「先生はいい人っすよ!」

女「今頃フォローかよ」

女「てか、元々のメンバーってみんなそうやって出会ったの?」

探偵「まぁ基本的にはそうっすね」

女「お前いい奴なのかどうなのかわからん」

助手「私だって元は捨て子だったんすよー」

女「そこを拾ったのか」

探偵「まぁはい。そうすね。とにかく人手が足りなかったんで一番すぐ懐いてくれた助手を選びました」

助手「ホント助かったっすよー」

女「……なんか不思議だな」

女「あれ?パジャマは?どうやって?」

探偵「確かパジャマが幼稚園のときにダンボールに入ってたのを拾いました。その時っすよ!ぴーんと、
『そうだ、かぶろう』って」

女「なんでっ?」

探偵「そうかぁ、もうパジャマと出会って三年かぁ」

女「ふーん……ん?」

探偵「え?」

女「え?今パジャマ何歳?」

探偵「えーとちょうど……」

助手「7歳っすね」

女「はぁ!?ガチで!?ガチショタ!?」

探偵「なにびっくりしてるんですか……ショタコンですか」

女「いやそうじゃないけど……お前らより大人だから……」

助手「失礼しちゃいますね」

探偵「ねー」

女「ほれみろ」

女「マジかよ……」

軍服「……あ、聞きそびれましたけど、何しに来たんですか」

女「ん?ああ、たまたま通りかかったから……」

探偵「たまたま通るかな」

助手「やっぱ働く気……」

女「ねーよ!嫌だわこんなダルダルの職場!頑張ろうって気になれんわ!」

探偵「素直になったらいいのに」

助手「ねー」

二等兵「すいませーんドクペ買ってきましたー」カ゛チャ

探偵「おせーぞーおい」

二等兵「すいません……あ、女さんどうも」

女「邪魔してるよー」

探偵「マジで邪魔だよな」ホ゛ソ

助手「ね」ホ゛ソ

女「おい聞こえてんだよバカコンビ」

探偵「チッ」

助手「でも女さん来てからもう三件も依頼来てますし、そういうところでは良い出合いだったかもですね」

女「お、いいこと言うな。あめちゃんあげるよほら」

助手「子供扱いしないでください!」

探偵「まぁそのうち一件は一分で帰られたけどな」

助手「何がいけなかったんでしょう……」

女「お前らの態度じゃね」

軍服「すいません……」

女「いや、軍服さん謝る必要ないから」

探偵「そうだよ、元気出せよ」
助手「ファイト!」

女「お前ら何言ってんの?」

二等兵「なんでしょうこのコントは……」

女「さぁね。このコントいつもいつもやってるからなんか慣れたよ」

二等兵「苦労しますね……」

女「こっちのセリフだよ。あんたここに住んでんじゃん」

二等兵「まぁほとんど事務所じゃなくて軍服さんとサバゲーに行ってますから……」

女「それはそれで苦労してんじゃん」

二等兵「はい……でも!会社にいたときよりずっと楽しいですし」

女「……そりゃよかったな。あたしそろそろ帰るわ」

探偵「あ、土産ある?」

女「あるけどパジャマと軍服さんで食えよ。饅頭」

探偵「んだよ」

女「悔しかったら働けバカコンビ」カ゛チャ

助手「毎回饅頭なんですけど饅頭に恨みでもあるんですかね」

探偵「さぁ」

探偵「まぁいいや。饅頭先に食っちゃおうぜ」

助手「わーい」

軍服「……いいですよ別に。パジャマ殿はあんこ苦手ですし」

パジャマ「zzz……」

軍服「……二等兵、パジャマ殿を部屋へ」

二等兵「はい、中尉」スッ


探偵「うぇ……飲みすぎた……」

助手「だからですよウォッカ飲み過ぎって……」

探偵「だってロシア人ごっこしたかったんだもん……」

助手「私だったらドイツ人ごっこでソーセージ食べたいです」

探偵「あー。それは俺も思うわー」

軍服「何を言ってるんですか。それただソーセージ食ってるだけじゃないですか」

二等兵「俺達はサバゲーに行ってきます」

探偵「お前ら平日のうち3日はサバゲー行ってるけど疲れない?」

軍服「もう慣れました。では」カ゛チャ

二等兵「行ってきます」カ゛チャ

探偵「へいへーい」

助手「いってらっしゃーい」

探偵「………」ホ゛ケー

助手「………」ヒ゜ッヒ゜ッ

探偵「なにやってんの?」

助手「ポケモンっす!ルージュラ育ててるっす!」

探偵「俺のクロバットすげぇぜマジで。すばやさ300越えだぜ。個体値めっちゃ上げたぜ」

助手「先生すげっすー!個体値とか言い出す時点でもう廃人っすー!」

探偵「へっへっへ」

「すいませーん」トントン

探偵「はいってまーす」

娘「えっ」

探偵「ああすいませんポケモンやってたもんで。どうぞどうぞ」

娘「ど、どうも……」

探偵「えーようこそシャンプーの回数間違え探偵事務所へ」

娘「……一応、探偵さんですよね?」

探偵「まぁそうですね。頭にダンボールかぶってますけど」

助手「大丈夫です!」

娘「探偵さんって……やっぱり不倫の調査とかですか?」

探偵「今まで18人来てますけどそれは一件だけでした」

助手「意外と来ないもんですよ」

娘「あの……護衛みたいなことって……いいですか?」

探偵「……はい?」

娘「や、やっぱりそうなりますよね……」

探偵「……助手」

助手「はい」

探偵「……アレじゃないか?前みたいな……なんだっけ……バンド」ホ゛ソホ゛ソ

助手「氣志團っすか」ホ゛ソ

探偵「そうそうそれ。そんなん」ホ゛ソ

助手「だったら困りましたね。今軍服の奴が出て行っちゃいましたし」ホ゛ソホ゛ソ

探偵「ね」ホ゛ソ

助手「ね」ホ゛ソ

娘「あ、あの……」

探偵「で、どうする?もう接客出来る気がしない」ホ゛ソホ゛ソ

助手「どうしましょう」ホ゛ソ

娘「しゃ、謝礼ならはずみます!!」

探偵「やります。」

助手「え?」

探偵「あ」

娘「あ、ありがとうございます!」

助手「ちょ、先生!」

探偵「謝礼と聞いてビクッとしてしまった」

助手「あーあ」

娘「あ、まだ依頼内容を話して無かったですね!それで……」

助手「あのー、自己紹介でもしてくれませんか?」

娘「あ、そうですね!これから世話になるのに!」

探偵「え?これから世話に?」

娘「私、ダーク・ンヂュラリノヌ・カンパニーの社長の娘なんですよ」

助手「え!?ま、まさか、作ってる商品は全部炭が使用されることにこだわった大人気化粧品メーカー!?」

探偵「助手知ってるの?」

助手「知ってるもなにも、女性誌には必ず出てくる超大物メーカーっすよ!」

探偵「マジでか!」カ゛タッ

娘「は、はい」

娘「それでですね、最近調子にのりすぎて父も母も仕事に忙しく、ちょっといつ誘拐されてもおかしくないぐらい
無防備なんですよ」

探偵「そうでしたか……」

助手「つっても私達けっこう忙しいし、護衛なんてやってる暇な人は……」

探偵「……いたな」

娘「ど、どんなひとですか?」

探偵「うち、助手がこいつ含めて4人いるんですけど、そのうちの一人です」

助手「助手の中でも一番動かない人でして……」

娘「……大丈夫ですかその人」

探偵「ええ。ちょっと呼びますか?」

娘「あ、はぁ……」

助手「おーいパジャマー。起きてるっすかー」

カ゛チャ

パジャマ「………なに」

探偵「こいつなんすけど……」チラッ

娘「……………」キラキラ

探偵「え?」

娘「あ、あ、あの……子供、ですか……?」キラキラ

助手「あ、はい。そうっす」

娘「…………わいい」

パジャマ「…………?」

娘「かわいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!」タ゛キッ

探偵「!?」

助手「えっ!?」

娘「もう可愛いですなんですかこの子!何歳ですか!」

パジャマ「な、7歳」

娘「きゃあああああああああかわいいいいいいいいいいいい!!」フ゛ンフ゛ン

探偵「やめてください!死んでしまいます!」

パジャマ「…………」ク゛テ゛ン

パジャマ「………」ク゛テ゛

探偵「あーあ。気絶しちゃいましたよ。久しぶりに激しく動いて」

娘「す、すいません……でも可愛くて……この綺麗な白髪……」

助手「そういうこと言ったのあんたが初めてですけどね」

娘「大きく潤んだ瞳についた黒いクマ……スラリと伸びた細い手足……ちょっと大きめのダボダボ服……
それゆえに出来た萌え袖から出た白い指で一生懸命つまんだテディベア……透き通るような白い肌……」

娘「最高じゃないですか!」

探偵「清楚に見えたのが一瞬で消え去った」

助手「ちょっとこれはドン引きしてもしかたないですよ」

娘「で、この子が護衛してくれるんですよね?キャー!ショタっ子に守られちゃうー!ふぁぁーー!」

探偵「うっわ……」

娘「それじゃ、この子連れて家に帰ります!では!」シュワッ ハ゛タン

探偵「はや!」

助手「さっきのセリフ3秒で言って帰りましたよ」

軍服「ただいま帰還しました」カ゛チャ

二等兵「い、今誰かがパジャマさん抱えて神速の勢いで走っていきましたけど!」

探偵「ああ、依頼だから」

軍服「依頼が来たんですか?」

助手「それが……」

________________

軍服「それはちょっと……引きますね……」

二等兵「典型的なショタコンじゃないですか」

探偵「だろ。まずあのお嬢さんから犯罪臭がしてるっていうか」

助手「見る目がオオカミの目ですね。獣っす」

軍服「……護衛なら自分が行った方が……」

探偵「たぶん無駄だろうねぇ」

助手「そうっす」

探偵「……どうしよう」

助手「何も言わせないまま持って帰っちゃいましたね」

軍服「……まぁなるようになりますよ」

探偵「だよねぇ」

二等兵「悠長な……」
_________________

娘「らんらんららー♪」

パジャマ「ぁ………ぅ……」ムクッ

娘「あ、起きたー♥おはよ!」

パジャマ「……おはよ」

娘「はい頂きましたぁぁぁぁぁぁぁ!ぶしゃらぁぁぁぁぁぁ!」

パジャマ「え、えっと」

パジャマ「………あの、ここ」

娘「んー?私の部屋ー!」

パジャマ「………そう」

娘「あー!口の横によだれの痕ついてるよ!」ヘ゜ロ

パジャマ「!?/////」ハ゛ターン

娘「あ、また気絶しちった……可愛い……」シ゛ロシ゛ロ

娘「……それにしても、髪とかツヤツヤだな。風呂入ってんのかなぁ」

娘「おーい」ヘ゜チヘ゜チ

パジャマ「ぐっ……不覚……」ムクッ

娘「風呂入ろう」

パジャマ「お、お風呂……?や、やだ!」

娘「はいはいはいろはいろー」

パジャマ「やだぁぁ……うぅ……声出ない……」ス゛ルス゛ル



娘「ここか!ここがくすぐったいのかー!」

パジャマ「ぬぅぅ……やめてよー……」

娘「ウヒャヒャヒャ!やめてよーだって!ウヒャヒャヒャ!」

パジャマ「あぅぅ……」コ゛シコ゛シ シ゛ャー

一旦落ち

俺あんたの作品めっちゃ好きだわ

これから先もかきつづけてくれ

パジャマ「………」フラフラ

娘「ほら大丈夫ー?ちゃん拭いてあげるー」フキフキ

パジャマ「………ボクは…なんのためにここに…… 」

娘「あ、そっか。なんも覚えてないのか!………よし」

娘「パジャマくぅ~ん、私のこと守ってよぉ~」ヘ゛タヘ゛タ

パジャマ「………??」キョトン

娘「だから、悪いやつに襲われるかもしんないから、守って!ね!」

パジャマ「え、………うん………」

娘「ありがとー!」

パジャマ(………何が…………)

>>33
ブフォwwwwwwwww俄然wwwwwwwやる気出て来たでwwwござるよぉwwwwwwwwwwww

マジでありがとうございます

パジャマ「…………」ヒ゜ッヒ゜ッ

軍服『はいもしもし軍服』

パジャマ『……どういうこと』

軍服『あれ?連れて行かれたんじゃないですか?』

探偵「ほら気絶してたから」

軍服『……わかりました。実はかくかくしかじかなんです』

パジャマ『ssって便利』

軍服『まぁそういうことです。武運を祈ります』フ゛ツッ

パジャマ「………むぅ」

お前の作品って中の上ぐらいだけど周りの作品興味ないから仕方なく見てるだけで
決してお前だけの作品を好きとかそういうのじゃないです

パジャマ「………ここってパソコン無いの」

娘「こら!子供がそんなのやっちゃいけません!」

パジャマ「こ、子供……って……」

パジャマ「…………!」

娘「ん?」

パジャマ「……や……や、だやだー……ぱ、パソコン欲しいー……」シ゛タハ゛タ

娘「キュン」

娘「あ、もしもし?パソコン一台買ってきて。今すぐ。あ、windowsとmacどっち?」

パジャマ「windows」

娘「じゃあそっち頼む!今すぐね!」ヒ゜ッ

パジャマ(………これはいい傀儡を手に入れた……むふふ)

>>37
すいませんでした

パジャマ「………………」カタカタカタカタ

娘「……………」シ゛ッ

娘(全体的に愛らしいけど何を考えてるのか読みづらい子……)

パジャマ「…………ふぁーあ」

娘「なに?今あくびした?したよね?寝よう!すぐ寝ようほら寝ようさぁ早く!」

パジャマ「えっ……あ……」カ゛シッ

娘「ごめんねベッドが一個しか無いのだったこれもう一緒に寝るしかないよねもう」

パジャマ「ちょっと……起動したまま……」

娘「たーたーらーらー♪」ハ゛サハ゛サ

パジャマ「…………………」

パジャマ(むぐぐ……子供扱い……自分でひける………)

娘「さー引いた引いた!ごめんねちっちゃくて!」

パジャマ「むぐぐ」

娘「あ、寝られないのか!ほら寝て寝て!子守唄歌ってあげようか!」

パジャマ「い、いい……」

娘「ね~むれ~ね~むれ~ぼーやは……」

パジャマ「い………ぐ……zzz」

娘「あ、もう寝ちゃった……可愛いなー」



パジャマ「ふぁぁ……おはよ」

娘「おはフ゛シャァァァァァァァァ」

パジャマ「ちょ…………鼻血………」

娘「だ、大丈夫だよ!寝起きの挨拶が可愛くて……」

パジャマ「……そうだ。これ、付けてて」

娘「?………ペンダント?プレゼント?」

パジャマ「………そう、かな」

娘「ありがとう!!!!!付けて学校行く!!!!」

パジャマ「………え」

パジャマ「が、学校あるの?」

娘「うん、そうだよ?寂しいでちゅかー?」カチッ

パジャマ「あ……付けちゃった……」

娘「え、ダメだった?」

パジャマ「それ……付けたままボクと離れたら……」

娘「え!?え!?なに!?」

パジャマ「……いや、いい。なんでもない。」

パジャマ「……でも、ボクと3m以上離れたらダメ」

娘「……なんで?」

パジャマ「それは……言えない」

娘「……そう」

娘「まぁいいや!パジャマ君連れていけばいいわけだし!」

パジャマ「……でも、ボク、日光に当たりたくない。帽子かして」

娘「うん。わかった!今日はずっとおんぶだー!」

パジャマ「………助かる」

娘「このまま高校行こう!」

パジャマ「…………いこ」

娘「そうだね!」

娘「おはよー!」

友達「おは……何だお前!?」

娘「え?ななななにがかなぁ?」

友達「背中の子供……どうしてきたの……?誘拐?ガチショタコンだったことは知ってたけどついに……」

娘「こ、この子はね?親戚の子で……そう!一緒に行きたいっていうから!」

友達「ああ……あんたんとこ一人暮らしだしね」

娘「そうだよー!(あぶねぇ)」

パジャマ(……この友人らしき人物も思考はいたって単純……)

パジャマ(第二の傀儡として、使えるかもしれない……)

娘「おはよー」

クラスメイト「……誰?その子」

娘「えへへー。私のー……えー……ナイト?」キュヒ゜

クラスメイト「もうダメだこいつは。」

友達「はじめまして。私友達。あなたは?」

パジャマ「……………」フ゜イ

友達「な、なんか怖いねこの子……目つき悪いし……」

娘「そんなことないよ!可愛いでしょ~?」

友達「はいはい」

先生「ほらー席つけー……誰だお前は!?」

パジャマ「…………」シ゛ッ

先生「………まさか」

友達「はい。娘が連れてきました」

先生「お前なぁ……」

娘「だって可愛いんだもん」

先生「この子の親御さんは……」

パジャマ「………もう、死んだ。いない」

娘「私のパジャマ君だよ!」

パジャマ「……違う」

娘「だからお願いです!数日はこの子を……」

先生「まぁいいや。迷惑かからないなら」

娘「わーい」

パジャマ「……………」シ゛ッ

先生「………………」シ゛ッ

友達「…………え?」

先生「はい授業始めるぞー」

友達「先生今の間は何なんですか」

先生「ほい娘。責任とって一問目はお前だ」

娘「へ!?えー……」

パジャマ「………√9」ホ゛ソ

娘「あ、√9です!」

先生「お。すげぇな。じゃこれは?」

娘「一問って言ったじゃないですか!」

パジャマ「…………5√39」ホ゛ソ

娘「え、えと5√39です!」

先生「お前今日すげぇな。拍手」

ハ゜チハ゜チハ゜チ

娘「でへへへへ」

娘「ありがとパジャマ君、あとでうまい棒あげる」

パジャマ「……別にいい」

キンコンカンコーン

先生「はい授業終わりだー休めー」カ゛ラッ

友達「あれ解いたのパジャマ君でしょ?聞いてたよ」

娘「あちゃー!」

パジャマ「………あちゃー」

友達「なんでそんな難しいの解けるのー?」

パジャマ「………普通に」

友達「普通じゃねーよ」

友達「てか、絶対親戚の子じゃないでしょ。誰この子」

娘「……ホントのことを話すとかくかくしかじか」

友達「ふーん。ssって便利だね。つまり、護衛のためと」

娘「そう!」

友達「あんまり強そうに見えないけど」

パジャマ「………強いのに、力はいらない」

友達「と、いうと」

パジャマ「何事も、相手を利用する」

パジャマ「……なぐってみて」

友達「え?あたし?いいの?……そりゃっ」

パジャマ「えい」ヒョイ

友達「いて」ハ゛ターン

娘「きゃー!強い!投げ飛ばされた!」

パジャマ「……合気道で体格はカバー出来る」

友達「……なるほど」

パジャマ「………うう、立つのが疲れた。おんぶ」

娘「ちゃんとお願いしないさいって言ったでしょ!」

パジャマ「………お、お姉ちゃん。おんぶ」

娘「がばぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」シ゛ョハ゛ハ゛ハ゛

友達「鼻血が!鼻血が!」

パジャマ(………………チョロい)

娘「ほーらお姉ちゃんがおんぶしてあげるよー♪」

パジャマ「……むぎゅう」

娘「ほら!見て!ぎゅって!ぎゅって!」

友達「……もう授業始まるよ」

娘「行こうかパジャマ君!」

パジャマ「………」コク

教師「はい!幼児の体の発達は人生で二回来ます!どことどこでしょう!」

娘「はい!乳幼児期と思春期です!ちなみに男児の精通が来るのは」

教師「もういいです」

パジャマ「…………///」

娘「赤くなってるな~可愛いな~」

パジャマ「うるさい……」

娘「お?お?反抗期?これが噂の反抗期?」

パジャマ「……もういいもん」

娘「ごめんねぇ~ねぇねぇ~」

教師「うるせぇ!」

放課後

娘「やっと終わったー……」

パジャマ「早く帰ろ」

友達「おー帰りにマック寄っていこー」

パジャマ「ま、マック!?」キラ

娘「マック好きなの?」

パジャマ「行こう!早く早く!」

娘(はしゃいでるのも可愛いなぁ………)

友達「じゃ一緒に行こうかー」

探偵「おい大変だ!」

助手「どうしたっすか!」

探偵「pcガバグった!ていうかウィルス入った」

軍服「あらら」

助手「パ、パジャ……いないんだった……」

探偵「放置するしかない?金はかけたくない」

軍服「我慢しましょう」

探偵「ていうかよー。護衛なんて意味あんの?パジャマだよ?」

軍服「自分がいなかったばかりに……すいません……」

助手「まぁまぁ」

探偵「たまには探偵っぺーことしてぇよなー」

軍服「そうですね。基本ゲームとアニメしか見てないですからね。」

助手「調査能力とか、全然無いっすよ」

探偵「でもさー……」

軍服「……調査力をつけるために何かしました?」

探偵「別に?」

助手「そういえば立ち上げた当初から何もしてませんでしたねー」

探偵「俺高卒だしなー」

助手「私は義務教育すらですよ」

軍服「その件に関しては自分も何も言えませんね……」

探偵「……まぁいいか。いつも通りで」

助手「……そうっすね!」

軍服「みなさんがいいなら……」

探偵「……あ、二等兵は?」

軍服「部屋で寝てます」

一旦落ち

探偵「てーかよぉ、調査力云々の前に調査する必要あんのこれ。護衛だしょ?」

軍服「まぁうですが……メンツみたいな……探偵事務所だし……」

助手「まぁ一般の探偵事務所つったらちゃんと義務教育修了して働いてますからね」

軍服「だいたいみんな孤児ですからね」

探偵「人手が欲しかったから……」

軍服「求人誌とか方法はあったでしょう」

探偵「めんどいし自分で人材は育てた方がいいと思って……」

助手「まぁそうじゃなかったら先生と会うことも無かったと思いますし、結婚することもなかったと
   思われますが」

軍服「……そうですね……相手がいるだけいいですね……」

探偵「お前なに、中卒がコンプレックスか?」

軍服「そ、そんなことは……」

助手「全然気にすることないっすよ!先生は教育を受けさせる義務を放棄しております!」

探偵「お金ないし」

軍服「色々ダメような……」

軍服「………ていうか!こんなことしてちゃダメですよ!怪しい組織とか周りに無いか調べないt」

探偵「あ、おじゃる丸だ。なつかし」

助手「見てましたねー」

探偵「あ、軍服なんだっけ?」

軍服「もう……」
「すいませーん」トントン

探偵「はいってまーす」

探偵「なんだよ、女か」

女「わりーかよ。もう敬語でもなくなったな」

探偵「だってもう準レギュラーじゃないですか。出番そこそこあるし」

助手「ずりーっすよね。他のキャラの設定がいまいち生かしきれてないくせに
   キャラが固まってる自分はのうのうと出番多めにもらって」

女「ここにまともなツッコミがいないからだよ。軍服さんは微妙に遠慮するし」

軍服「申し訳ない……」

軍服「……何かご用件が?」

女「ああ、定期的に来ようかと」

探偵「なに?通い妻?」

助手「誰のっすか」

探偵「いやもう完全にぐn」
女「あーああー!!!」

軍服「ど、どうしたんですか……こわ……」

女「だから!仕事してるか定期的に見てあげるんだよ!」

探偵「なんでっすか」

女「あんたたちが飢え死にしないよう!」

助手「やっぱここで」

女「働かねーよボケ」

探偵「……で、なんだっけ軍服」

軍服「いやだから、調査を……」

女「……それでなんの仕事?」

軍服「ええそれが……かくかくがくがくで」

女「えええ!?ダーク・ンヂュラリノヌ・カンパニーの社長の娘!?」

軍服「はい。でも探偵さんと助手さんが乗り気じゃ……」

女「なんで?超チャンスじゃん」

探偵「でもさぁ……ねぇ?あの人……」

助手「怖いっていうか……いや、女さんとは違う怖さで……」

女「お前フォローに入ってんのかけなしてんのか」

探偵「けなしてるんじゃないですか?」

女「てめーも解説入るな!腹立つわなんか!」

助手「でも、本当に怖いんす……」

探偵「そうそう」

女「な、なにが怖いの?オ、オカルト的な……?」

助手「い、いや……」

助手「軽く犯罪臭がするっていうか……」

探偵「陵辱系エロゲーに出てくるヒロイン的な」

女「例えは他になかったのか。」

探偵「そんなこんなでパジャマ紹介したら神速の勢いで連れ去られてしまって……」

女「それは……ちょっと……」

探偵「ね?」

助手「そんなことで乗り気になれますかねぇ?」

探偵「なれなーい絶対なれなーい」

女「てめーはリアクションが女子校の奴っぽいんだよ!気持ち悪いわ!普通にしとれよ!」

探偵「でも乗り気にはなれないでしょ」

女「まぁ……納得出来るけど……」

助手「どうしろってんですか軍服コラァ」

軍服「あっ……ええー……」

探偵「なんか意見があんのかァ?あぁ?」

女「喧嘩腰をやめろてめーら!」

軍服「で、ですからこの事件?を早く終わらせるという意味でも、怪しい組織の一つでも潰さないと……」

探偵「でもよー。スカウターあっても戦闘力が無い集団がどうやって組織潰すってんだよ。
   こんなナッパの集団なんかスーパーサイヤ人一人にやられるのがオチだぜ」

助手「唯一戦闘力のある軍服もベジータ止まりですし」

女「その例え方はあたしがわかんないんだけど」

軍服「まぁ……確かにそうですが……」

女「わかったの?」

軍服「て、いうかナッパだってそこそこ戦闘力あるじゃないですか!イケますよ!」

探偵「じゃあ俺と助手はサイバイマンでいいわ」

軍服「サイバイマンだってヤムチャ倒したくらいの戦闘力あるじゃないですか!」

助手「自爆だけどな」

女「いいやからやれよ早く」

探偵「はい……」

助手「すいませんした…… 」

軍服「助かりました」

女「いえいえ」

女「とりあえず身辺調査からだろ?あ?」

探偵「はぁ……」

助手「つっても、情報収集みたいな仕事はほとんどパジャマがやってて……」

探偵「俺ら人手も足りないし」

女「……どうしよう軍服さん」

軍服「うーん、自分の小隊に声をかけてみますか?」

助手「ああ……サバゲー仲間…」

女「なんでもいいから、かけてみて」

軍服「は、はい」

軍服「ああ……伍長か?うん。中尉だ。そこに小隊は?うん。……それだけいれば十分だ。
   うん。職場に来てくれないか?ああ。場所は……」ヒ゜ッ

軍服「とりあえず自分が統治している小隊に連絡しておきました」

探偵「え?詳しく聞いたことなかったけど何人くらいだっけ?」

軍服「そうですね……まぁ、40人程度です。少ないですが」

女「いや十分だから……すごいね」

軍服「そうでしょうか?自分はまだまだ中尉ですから。中の下くらいです」

トントン

探偵「はいってまーす」

曹長「失礼いたします!!中尉殿!!」ヒ゛シッ

軍服「まぁまぁ、座って」

探偵「……あれ?2人?」

軍服「流石に今すぐは無理ですので、今から来れるこの軍曹と伍長に来てもらいました」

探偵「ケロロみてぇ」

助手「すげー!超カッケー!」

探偵「え、ていうか、全体で何人?」

軍服「そうですね、軍全体では320人だっけ?」

軍曹「326人であります!」

軍服「ああ、そうそう」

女「完全にサバゲー集団だけで自警団的なものできるよ……」

軍服「今回来てもらったのは、自分が勤務しているこの探偵事務所で依頼を受けたからである」

軍曹「ほう!」

軍服「今回依頼を受けたのはダーク・ンヂュラリノヌ・カンパニーの社長の娘だ」

伍長「……軍曹、ダーク・ンヂャラリノヌ・カンパニーってなんですか」

軍曹「いや、わからん……」

助手「はぁ~、だから男ってやつは」

女「わかんねぇからな普通。化粧品のメーカーです」

軍曹「メーカーの社長!?」

軍服「そうだ。だからその会社の身辺を調査し、いかにも悪そうな組織がいたら、報告してほしい。」

伍長「しかし、我々にも何か褒美的なアレがなければ、小隊のみんなは動かないと思うますが」

軍曹「ほぼニートの集まりですし」

軍服「その点は問題ない!」

軍服「ここにいる雇い主の探偵さんが小隊員全員に◯角の焼き肉全額奢り!!ドリンクバーも頼んで良し!」

軍曹「それだったら満足しそうですね!」

伍長「ありがとうございます!」

探偵「え、ちょっと」

軍服「わかったか。総員撤収!解散!」

軍曹・伍長「御意!失礼します!」カ゛チャッ ハ゛タハ゛タハ゛タ

探偵「…………」

女「軍服さん、ナイス」

助手「こいつ怖いっす」

探偵「……金無いってわかってるよね?」

軍服「し、しかし、依頼が達成されれば、あのお嬢さんから謝礼はもらえるわけで……」

探偵「謝礼が半分以上無くなったらお前今月のギャラ無しだからな」

軍服「すいません1探偵さん情けを!」

助手「こうなるっすよね」

探偵「……まぁいいか。それでパジャマ帰ってくるんなら。パソコン直せないし」

_________________
マック
パジャマ「…え……水無いの……」

店員「ごめんねぼくぅ~。今水は無いの~」

パジャマ「ぐぬぬ……」

娘「あらら~、残念だったね。ジュース買ってあげる」

パジャマ「……あ、ありがと」

娘「さ、さぁどのジュースがいい?」フ゛シャアアアアアア

友達「は、鼻血が……」

パジャマ「コーヒー……じゃない、オ、オレンジジュース」

娘「そうだよねぇ~オレンジジュースだよね~」

パジャマ(……素が出てしまいそうだった……)

パジャマ「…………」キョロキョロ

娘「……なに見てるの?」

パジャマ「一応、ボクは君を守ってる。仕事」

娘「そ、そっかー……護衛中だった……」

友達「ねぇねぇ、それホントなの?」

パジャマ「……嘘、つかない」

娘「やめたげてよぉ!可哀想じゃない!」

友達「いや、聞いただけだし……」

パジャマ「………だから、仕事する」

娘「ほら、こんな健気に頑張ってるじゃない!」

パジャマ「ぁ……う……」クラッ

娘「ど、どうしたの!?」

パジャマ「うぅ……ひ、久しぶりに長く歩いてしまった………おんぶ……」

友達「2階に行く階段上っただけだよ?この子大丈夫?」

パジャマ「だ、大丈夫」フ゜ルフ゜ル

友達「顔色悪い!いかにも大丈夫そうじゃない!」

一旦落ち

パジャマ「…………」フラフラ

娘「大丈夫……?」

パジャマ「だ、大丈夫」

友達「……探偵事務所の子なんだよね?みんなどうしてるの?」

パジャマ「みんな……特に何もしないかな……」

友達「え?……働いてるんだよね?」

パジャマ「依頼が無ければ、売れない芸人と同じ」

娘「ニート同然なんだ……」

パジャマ「……だから、依頼に来てくれたことに感謝する」

娘「ありがとうって言うならこう、甘えん坊な感じでお願い」

友達「お前マジでやめろ」

パジャマ「お、お姉ちゃん、ありがとう………」

娘「ぐぶほぉろうぅぅぅぅぅぅぅぅ!」

友達「何語だお前!?飲むヨーグルト飲め!鉄分!」

パジャマ「………」ヒ゜ク

娘「どうしたのパジャマ君?」

パジャマ「……帰ろ」

娘「え?」

パジャマ(…………)

娘「そっか。よいしょっと。」ヒョイ

パジャマ「…………」キョロキョロ

友達「帰るの?じゃ、ここでバイバイしますか」

娘「あ、うん。じゃねー」

パジャマ「……バイバイ」

友達「これは可愛いかもね」ホ゛ソ

娘「でしょ。あげないよ」ホ゛ソ

友達「いらねーよ」ホ゛ソ

娘「ばいばー」

友達「はいはい」



娘「どーして急に帰ろうって言ったの?」

パジャマ「……なんとなく、誰かこっち見てる気がした」

娘「私じゃない?」

パジャマ「……別の、怖い視線」

パジャマ「……事務所で仕事したとき、何度も感じた視線。探偵さんが初めて逮捕されたとき感じた視線」

娘「え!?あの人前科あるの!?」

パジャマ「ぁっ………」ハ゜クハ゜ク

娘「……もしかして、うっかり口を滑らせた、みたいな?」

パジャマ「………」コクコク

娘「じゃー聞かなかったことにしてあげる!」

パジャマ「……ありがと」

娘「今日は金曜だし、明日どっか遊びに行こうか?」

パジャマ「……いい。疲れるし、危ない」

娘「ああ、そっか。守ってくれるんだっけ……」

パジャマ「……ボクが、疲れる」

娘(照れ隠しとは……やっぱりレベルの高いショタだ……かわいい……)

パジャマ「……なんで笑ってるの」

娘「なんでも無いんだよ」ニコニコ

娘「おっともうこんな時間だ。ご飯にしよう」

パジャマ「……いつもどんなの食べてるの」

娘「これとねー、これ!」

パジャマ「……冷凍?」

娘「そうだよ!簡単なんだよ!知ってるー?」

パジャマ「……もういい。ボクが作る」

娘「え?」

パジャマ「…………」シ゛ャー

娘(今……私の部屋に好みドストライクのショタっ子がいて……)

娘(私のために……ご飯を作ってくれている……)

娘(夢か……これは夢なのか……相談行って良かった……)

パジャマ「………出来た」

娘「あ、はいはーい!いただきまーす!」

パジャマ「………冷蔵庫の中の野菜使った。食べて」

娘「チャーハン?美味しそう!いただきまーす!」

娘「…………」モサモサ

パジャマ「………」シ゛ッ

娘「美味しい!これ!」

パジャマ「そ……そう……かな……」ハ゜ァァァァ

娘「ぐぁぁぁぁぁ!」フ゛シャアアアアアア

パジャマ「あ………」

娘「ご、ごめん……鼻血が……」

パジャマ「……ティッシュ。はい」

娘「ご、ごめんね……」

パジャマ「………ボク、これから探偵さんに色々報告しなきゃだから」

娘「あ、うん。わかった。自分の部屋行ってるね」

パジャマ「…………」ヒ゜ッヒ゜ッ
prrrrr

軍服『はいもしもし。パジャマ殿』

パジャマ『……今日の午後4時半ファーストフード店で不審な視線を感じた。ボクだけじゃ、人手不足』

軍服『問題ありません。場所さえ伝えてくれれば人員を動かすことができます』

パジャマ『……そう。助かる』

軍服『パジャマ殿、お嬢さん自体に見張りが行ってるということでしょうかね』

パジャマ『……その可能性と、たまたま居合わせただけかも』

軍服『前者の可能性を考えて、パジャマ殿達の後を護衛させますか』

パジャマ『………バレないと思われる信用がある人なら、いい』

軍服『御意です』フ゛ツッ

軍服「ふー……」

探偵「お、なんだって?」

軍服「明日早速、うちの小隊の隊員を動員させます。3人かがりで周囲の監察です」

探偵「へー……大変そうだね」

軍服「いや協力してくださいよ。依頼受けたの探偵さんじゃないですか」

助手「謝礼っていう言葉に即答ですからね一応」

軍服「なんで欲の皮だけつっぱってんですか!仕事してくださいよ!」

探偵「えー?それお前、中学生が同級生に『やーいニート』って言ってるぐらい矛盾してるよ?」

軍服「なんで経営者が働くこと自体矛盾としてるんですか!堂々と従業員の前でニート宣言しないでください!」

探偵「えー」

軍服「とにかく!今回は謝礼が莫大なんですから!確実にこなしましょう!」

探偵「チッ、んだよー。前回も前々回も俺別に何もやってないのに解決したじゃん。ゲームやってたら解決してたよ?」

軍服「その可能性を確実なものにするんですよ!おい二等兵なんとか言え!お前最近空気なんだよ!」

二等兵「え!?俺ですか!?えー……が、頑張りましょう」

探偵「無理」

二等兵「……二文字……」

軍服「お前もアホか!」

「すいませーん」トントン

探偵「はいってまーす。どうも女さん」

女「なんか怒ってんの?」

軍服「仕事しようとしないんですよこの人」

女「はぁ……なんなんだよ。なんで探偵事務所開いたのこの人」

探偵「テレビとか見てるとけっこう成功報酬高かったし……」

女「結局こいつの頭の中アニメとゲームと金しかねぇんじゃね」

探偵「助手のことを第一に考えるよ」

女「なんでこのタイミングでノロケてんだよ!お前がノロケるってちょっと気持ち悪いわ!」

助手「ひでぇっすね」

探偵「なぁ?」

女「とりあえずよぉ、お前今回すげぇ稼ぎどきなんだろ?仕事しろよ」

探偵「だぁーってさぁー」

女「……こいつが最後の仕事したのいつだよ」

軍服「記憶の限りでは4年前が最後ですね」

女「こいつ4年前から仕事してねぇの!?」

軍服「……まぁそういうことになります」

女「……こいつなんか長所あんのかな」

軍服「強いてあげるとしたら、ゲームが上手いのと、助手さんへの愛情の強さと、金への執着ですかね」

女「バカにしてるだろ最後」

軍服「……とりあえず、仕事してください」

探偵「……明日からー」

女「おめーよぉ、あたしはオカンじゃんだよ!今日からだ今日から!」

探偵「……チッ」

探偵「しゃーねぇ。明日から」コ゛ロン

助手「あ、私も寝るっす」コ゛ロ

女「テコでも動かねーのかお前らは!おい!」

探偵「zzz……」

軍服「あーあ……この人寝たら絶対朝まで起きませんよ」

女「はぁ……ダメだこいつら……」



パジャマ「………」カチャカチャ

娘「ねーお風呂はいろー」カ゛チャ

パジャマ「……うん」

娘「なにやってたの?」

パジャマ「………ロボット」

娘(うふふ……やっぱり子供なんだね。ロボット遊びなんて、懐かしい)

娘「はいはい。入ったら一緒につくろーねー」

パジャマ「………ぬぅ」

娘「どこかかゆい所ありませんかー?」ワシャワシャ

パジャマ「……無い」

娘「ふーん、はい流すよー」

パジャマ「うー……あつ……」

娘「さーて、次は体洗っちゃおうかなー?ウヒヒ」

パジャマ「……探偵さんみたい」

娘「よーしじゃあまず肩から洗っていこうかなー?」

パジャマ「ぐぅぅ……」

パジャマ「我慢……我慢……」

娘「はい頭拭こうねー」ワシャワシャ

パジャマ「ぐぉぉ……」

娘「はい綺麗になりましたー」

パジャマ「……ロボット、作らないと」

娘「あ、私も一緒に……」

パジャマ「そ、それはダメ」

娘「なんで?なんでなんでー?ねぇねぇ……」

パジャマ「………」イラ

パジャマ「……」カ゛ッ

娘「むがっ!?なに……タオル……?」モカ゛モカ゛

娘「…………zzz」ト゛サッ

パジャマ「………ただの改良した睡眠薬だよ。みんなはクロロホルムを気絶するまで嗅がせちゃダメだよ。死ぬよ」

パジャマ「………製作再開」

娘「ふぁ………」ハ゜チ

パジャマ「……おはよう」

娘「んー?私は……」

パジャマ「朝だよ。」

娘「え?あ、ぐぇ!7時50分!?遅刻だぁぁぁ!」ハ゛タハ゛タ

パジャマ「…………」ハ゛タハ゛タ

~二週間後~

軍服「失礼します」

探偵「おいーす。来るのはぇぇな。サバゲー行ってんの?」

軍服「いえ、部下達はみんな焼き肉のためにあちこち調べ、偵察、お嬢さんの監視等に働いております」

探偵「ああ……焼き肉奢るんだっけ……」

軍服「しかもドリンクバー付きですからね。ファミレスでドリンクバー頼むと5時間は居座りますよ。元取りたいので」

探偵「卑しいななんか」

軍服「探偵さんに言われたら終わりだと思いますけどね」

探偵「てか、来たってことは何か報告あるんだしょ?言ってみ」

軍服「直接ダーク・ンヂュラリノヌ・カンパニー……まぁ企業に関係する怪しいところは無かったですが」

探偵「ですが?て、いうか会社の名前長すぎだろ」

軍服「そうですね。会社でいいんじゃないですか」

探偵「今更だよな。」

軍服「>>1もすごい面倒って言ってました」

探偵「だろうね」

軍服「位置的に近くにヤバい方の事務所がありました」

探偵「……おーい、助手ー。なんた゜っけあのバンドみたいな」

助手「氣志團っすか」

探偵「そうそう。アレみたいな?」

軍服「……平たく言えばそうですが、今回はくそやべぇですよ探偵さん」

探偵「何が?」

軍服「これは部下が調べた資料ですが、まぁ色々やってますね」

探偵「なにを?」

軍服「まず麻薬取引を大々的にやってますが、証拠不十分で警察もおとがめ無し、
   武器の密輸に恐喝、闇金……エトセトラ」

探偵「…………」

軍服「………まぁそんなところです。潰しますか?」

探偵「出来るかボケぇ!!やるなら一人でやれよ!!俺無理だかんなマジで!!」

助手「わ、私も無理っすよ!軍服とゆかいな仲間達で行けばいいんじゃないすか!」

軍服「……わかりましたよ。どうせ力仕事は無理でしょうし」

探偵「ていうかこれいつまで続けんだよ。ずっと護衛っていうのも無理だろ」

軍服「だから、不安の元さえ断てばいいんですよ!」

探偵「他に何か報告ねーのかよーおいー」

軍服「うーん……たぶん、お嬢さんは狙われてます。なんら普通の生活をしておりますが、
   パジャマ殿から何度か不審な視線を感じる、と報告が入っております」

探偵「うわーめんどくせぇことになったよオイ」

軍服「ですからここの事務所を殺ればいいんですよ!」

助手「軍服、殺しちゃダメっす」

探偵「監視班はなにやってんの?軍服の小隊の」

軍服「三班に分かれ、一日ごとに交代して監視してます。午後三時に交代して24時間監視し、
   次の日の午後三時に交代します」

探偵「なんで三時なんだよ」

軍服「『せめて三時のおやつは食べたい』と希望が入ったので」

探偵「お前の小隊どうなってんだよ。幼稚園かよ」

軍服「大丈夫です。10分程度で交代できます」

探偵「……まぁ10分なら大丈夫か……」

一旦落ち

探偵「あーあー……まぁいいや。どうせ事務所にいたら安全だし」

軍服「どうかわかりませんよ?」

探偵「どうやってここ突き止めるっていうのよ」

軍服「さぁ……」

助手「まぁいいじゃないっすか。お、どっか行くっすか?」

軍服「ええ。引き続き情報収集を続けます」

探偵「…………なんもやることねーな」

助手「どうします?」

探偵「なんかこう、面白いことでも起きねーかなー」

助手「そうっすねー」

探偵「今何時ー?」

助手「………そろそろ三時っすね」

探偵「暇なときってなんか時間気になるよね」

助手「あるあるっすね」
トントン

探偵「はいってまーす」

ヤクザ「おい」

探偵「…………はい?」

助手「……………」フ゜ルフ゜ル

ヤクザ「ここに娘って女いるよな?出せ」

探偵「い、いいいいいいませんよよよよ」

助手「先生!声が!」

ヤクザ2「ああ?ここにいるってのはわかってんだよ……」

ヤクザ3「出せやコラァ!」

探偵「ほほほほほんとだよ!ささ、探してみなよ!」

ヤクザ「よーしわかった」

ヤクザ「ここか?」カ゛チャ
シーン

ヤクザ2「ここかぁ!?」カ゛チャ

シーン

探偵「ほほほほほーらね?いい、いませんよ!」

ヤクザ「どこに行ったか?心当たりあるか?」

助手「し、知らないっすよ!」

ヤクザ「!」prrrr

ヤクザ「おう……ああ……わかった」

ヤクザ「おい!引き上げだ!行くぞ!」

ヤクザ2「なんかシャクだから金目のものとっていこうぜ」

ヤクザ3「あ、待ってください!」タ゛タ゛タ゛

シーン

探偵「………なな、なんだったんだ?」

助手「軍服が言ってた、アレじゃないすか!?」

探偵「ままま……まさか嗅ぎ付けられるとは」ヒ゜ッヒ゜ッ

探偵「軍服!緊急事態発生だ!今すぐ来い!5秒だ!」ヒ゜ッ

軍服「どうしたんですか!これは!」

探偵「……たぶんお前の言ってたやーさんだ。お客さん探しにきた」

軍服「そんな……」

探偵「全く……あー!ミルキィホームズ第二幕のブルーレイとdvd両方無い!あの野郎!」

軍服「色々盗まれましたか……その後どうしました?」

探偵「知らないよ。電話かかってきて急いで行ったよ」

軍服「電話……?」

___________

娘「最近の自販機高いねー」

パジャマ「……これで……120円……」

パジャマ「! お姉ちゃん、あぶな」ト゛スッ

娘「え?」

ヤクザ「……チッ、外したか。」

パジャマ「いて……なんだ……ナイフか……」ト゛サッ

娘「パ、パジャマく……」

ヤクザ2「おら!車乗れ!」

ヤクザ3「うるさいな。ガムテープで口塞げ」

娘「むぐぐ……」

フ゛ゥーン

prrrr
軍服「ああ、中尉だ。ああ!?お嬢さんが!?なにやってんだ!」

軍曹『申し訳ありません!交代してるうちに……』

軍服『……チッ、10分で誘拐か。とっくに手の内読まれてたってとこですか』

伍長『どうましょう!』

軍服『ナンバー確認したか?そのナンバーを小隊全員に伝えろ!』

伍長『御意であります!』フ゛ツッ

探偵「どうした?」

軍服「……やられました。お嬢さんが、たぶんここに来たやーさんに拉致られました」

探偵「なんだよ、電話の用件はこれだったか」

助手「ピンチっすね」

軍服「まったり言ってる場合ですか!今まさに拉致られたんですよ!?なにか道をたどるものを見つけないと、
   見つけないと……謝礼が!!」

探偵「てめーも結局金じゃねーか!この野郎!」

助手「そーだそーだ!」

軍服「あっ……ちょっ……口が滑った……」

探偵「てんめー!」

\アッカリ~ン/

助手「……は?」

探偵「……なにこの気の抜けた音。パジャマの部屋?」

助手「確実にゆるゆりの冒頭のアレっすけど」

軍服「み、見に行ってみます?」

探偵「ああ。気になるし、考えたらあいつの部屋一回も行ったことないわ」

助手「見てやりましょう!」カ゛チャ

探偵「……なにこのでかい箱」

軍服「……こ、これ、スパコン!?ここまで高度なものをなんで……て、ていうか起動してる?」

探偵「ああ、起動音かアレ」

助手「マヌケっすね」

軍服「……画面が何か表示してますね」

探偵「……地図になんかマークついてて、移動してるな」

助手「gpsっすかね」

軍服「………gps?だとしたら、コレ……」
_______________________

娘「むぐぐ……」

ヤクザ「おい、あとどれくらい?」

運転手「だいたいあと20分くらいです」

ヤクザ「全く待ち遠しいぜ」

ヤクザ2「一攫千金たぁ、このことですね!」

娘(見るからにやーさん……うう……助けてパジャマ君……)

サ゛……サ゛サ゛ー……

娘(ん、なんか聞こえる?)

「あ……あーあー、テステス。入ってるよね……」

娘(!パジャマ君!?どっから聞こえて……)

「………あの、もしものときに備えて、ペンダントの中に発信器と、このメッセージを送る電磁装置を
 内蔵させておきました。静かに聞いててね」

娘(………なるほど……)

「このメッセージはボクとお姉ちゃんが3m以上離れたまま15分以上経過した場合にのみ流れるよ。
 ってことは、誰かに誘拐された場合に流れるってことだよ」

「安心して。ペンダントの中の電磁装置から耳の中の超小型イヤホンから流れてるから、聞かれることはない」

「さっき言ったみたいに、15分以上経つとメッセージが流れるとともに発信器がボクのパソコンに向かってgps情報が発信されるから、
 すぐに見つかると思う。」

娘(……ありがとうパジャマ君……)

一旦落ち

_________________

探偵「よし!行くんだ軍服!」

軍服「ええ!?なんでですか!自分ももちろん行きますけど、探偵さんも来てくださいよ!」

探偵「やだよー。俺片付けしてるからさー。」

助手「ああああああああ!!」

探偵「どうした助手!」

助手「た、大変っす!大変っすよぉぉぉ!」

探偵「だからどうしたんだ!」

助手「ひっぐ……うぇぇぇぇぇん!ゆ、ゆび……」

探偵「え?なんて?大丈夫?」

助手「ゆ、指輪がぁ……先生との結婚指輪が……パクられてるっすよぉぉぉぉぉぉ!うぇぇぇぇぇん!」

探偵「そうか………」ムクッ

探偵「軍服」

軍服「はい?」

探偵「そのモニターにうつってる場所、すぐ行けるか?」

軍服「え、ええ。はい。もう止まってますし、目的地に着いたのかもしれませんね。バイク飛ばせばすぐです」

探偵「………そうか」

探偵「助手、すぐ戻るわ。行くぞ軍服」

軍服「は、はい!」カ゛チャン

助手「……ふぇぇ」
___________________

軍服「よし、小隊全員集まったか!」

軍曹「はい!40人、総員です!」

探偵「軍服……血祭りだぁぁぁぁぁぁぁ!!決起の時は来たり!立て闘志達よ!」

兵隊「焼き肉ぅぅぅぅぅぅぅ!!」

兵隊2「これで久しぶりにパンの耳以外のものが!!」

探偵「よっしゃ行くぞぉぉぉぉぉぉ!!仕事なんかかんけい あるかうぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

軍服「……懐かしい目をしてますね」

軍服「ここまで仕事しようとする探偵さん久しぶりですからね。失敗できねぇですよ!」

軍曹「おお!中尉が本気になった!勝機は俺らにあるぞー!」

「うおおおおおおお!!」「やーきにく!」「パンのみみー!」

探偵「おっしゃ盛り上がってきたぜぇぇぇぇぇ!!」

___________

ヤクザ「さーて、まず誘拐しましたっていう電話の台本書こう。どうせ女は逃げられないし」

ヤクザ2「さすがですね!余裕もってますね!」
トントン「すいませーん」

ヤクザ「あ?」

探偵「おっといつものクセだ」カ゛チャ

ヤクザ「くくく……誰かと思えばあんたかい」

探偵「そうだよ……指輪返せよコラァ……ああ?」

ヤクザ2(なんか迫力が違う……)

ヤクザ「ここをどこだと思ってんだ?天下のやーさん、493組だぜ?」

探偵「……え?なんて?やくざ組?」

ヤクザ「違う違う。よんひゃくきゅうじゅうさん組」

軍服「そのまま読むとなげーな」

ヤクザ「完璧な証拠隠滅……スピード優先の所行……お前らなぞ、俺らが速攻で潰すぜ?」

探偵「くくく………面白い……笑っちゃうなぁ。なぁ軍服」

軍服「ええ。政治家の言ってる寝言くらい笑えますね」

ヤクザ「ああ?やんのか?」

探偵「最初からそのつもりだよ……」

ヤクザ「やっちまえお前ら!」

「「「おおおー!」」」

軍服「こっちもだー!行け!焼き肉だぞ!」

「「「うおおおおおお!!」」」

~20分後~
ヤクザ「ぐぐ……ぐぁ……」

探偵「おい指輪どこだよ。左も折るぞ」

ヤクザ2「そ、そこの棚の二段目だ!」

探偵「え?マジで?」ホ゛キッ

ヤクザ「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

探偵「あ、しまった」

軍服「娘は?おい」

ヤクザ3「そ、そこの地下室だよ!頼む!もう折れてないのが肋骨しかなくなっ……」

軍服「あ、マジで?よし行こう!」ホ゛キッ

ヤクザ3「ぐぁぁぁぁぁぁぁ!!」

娘(……あ、探偵さんだ。マジで来てくれた)

軍服「大丈夫ですか!」ヘ゛リリッ

娘「ぶへっ!はぁはぁ……パ、パジャマ君は?」

軍服「知り合いの病院に預けています。大丈夫ですよ。あいつ想像以上に体丈夫ですから」

娘「そ、そうですか……良かった……」

軍服「申し訳御座いません。こちらのミスです」

娘「いやいや……パジャマ君が無事で……」

探偵「おい、ここはもう用済みだしさっさといこうぜ」

娘「あ、そうだ。使わないともったいないですよね」

軍服「?何がです?」

娘「みなさん、私が最後に出ます。早く出てください」

軍服「え?あ、はい」ト゛タト゛タト゛タ

娘「えーっ……と。あ、土踏まずか。よいしょっと」ヒ゜ンッ

娘「わー」ハ゜タハ゜タ



ト゛ォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン

探偵「うおおおおおおお事務所爆発したぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

軍服「ちょ、ちょっとなにやったんですか!?」

娘「ああ……素敵……パジャマ君ありがとう……」ホ゜ワァーン

軍服「なんか星空でも見るような高揚した顔してるけど何がどうなってるのか……」

探偵「指輪もミルキィホームズのブルーレイとdvdも取り返したし、帰るか」

軍服「……そうですね」

探偵「よーしお前ら!明日の夕飯は焼き肉だぁぁぁぁ!!」

「「わーい」」「「焼き肉ー!」」

____________
事務所

軍服「最後のアレ、どうして爆発したんですか」

娘「ああ、実は大好きなパジャマ君がメッセージを残してくれたんですよ」

探偵「もしかして、gpsのこととか?」

娘「はい。だから助けにきてくれるのもわかってました」

軍服「まぁ事務所にはだいたい誰かいますからね。事務所のパソコンに送れば絶対誰か見るでしょうし」

探偵「で、メッセージになんて?」

娘「はい……」

「それと、このメッセージは一回しか流れないよ。注意して。」

「もしも逃げるチャンスがあるなら、靴の裏の土踏まずの所に仕込んである箱形の手榴弾を使ってね」

「あとは、助けにくるだろう軍服さんとか、探偵さんを待って。」

「以上だよ。このメッセージが流れませんように……フ゛ツフ゛ツ……」フ゛チッ

娘(わかった……ありがとうパジャマ君……!)
__________________________

娘「ていう感じのメッセージだったんです」

軍服「パジャマもひどくないですか。なんで靴の裏に爆弾仕込んでるんですか」

娘「最後の最後で使えたし……ああ、素敵……」

探偵「……そろそろパジャマ帰ってくるな」

助手「そっすね。どんなに遅れて帰ってきても、5時には絶対帰ってきますし」

娘「流石真性ショタっ子!門限守る!」

カ゛チャ

パジャマ「……ただいま」

娘「あああああ!パジャマ君!大丈夫?怪我無い?あ、怪我負ったから帰ってこなかったんだった!うわああああんパジャマくぅぅぅん」フ゛ンフ゛ン

パジャマ「………ぐぇぇ……」フ゛ラン

探偵「……気絶したか……」

軍服「デジャヴです」

娘「あ、ごめんね!パジャマ君ごめんね!」

パジャマ「あうう、お、お姉ちゃん……」

娘「ん?なに?」

パジャマ「お、おかえりなさい」

娘「……ふふ、ただいま」

探偵「………イイハナシカナー」

軍服「雰囲気的に、そうじゃないですか」

探偵「まぁいいわ。あいつらに焼き肉おごっても全然余ったし。謝礼」

助手「先生!夢の『アマゾンの欲しいものリスト全制覇』やりましょう!」

探偵「よっしゃいくで!」


娘「パジャマ君!どっか遊びいく!?」
パジャマ「まだキツい……」

軍服「はぁ……とてもやーさんの事務所乗り込んで数日とは思えないですね……」

「すいませーん」トントン

軍服「はい、我が探偵事務所へようこそ」

end

一旦落ち

【反省会&謝罪】

「すいませーん」トントン

探偵「はいってまーす」

>>1「あ……どうも……」

助手「あ、作者だ」

女「え?入ってきていいの?」

軍服「じゃなかったらなんのための回ですかこれ」

>>1「まぁ冒頭でもあるようにね、来たわけですよ」

探偵「はぁ」

>>1「まずさ、謝罪の方から入りたいんだけど」

探偵「謝罪ってなによ」

>>1「いや、前回のパジャマの麻雀のとこあったじゃん?2レスくらいの」

探偵「正確に言うと4レスだけどな」

助手「それがどうしたっすか」

>>1「いや、ssのまとめブログとかに色々まとめてもらったんだけど、だいたい麻雀のとこに対してのコメなんだ」

パジャマ「………それがどうしたの」

>>1「……『満貫で8200点でどういうことなの』『なんで一発と平和で1200点だよ』とか、色々意見っていうか
   正解のコメいただいてさ、すげー申し訳ないと思ったのよ。読んでる時間返してあげたいくらいだよ」

探偵「お前そこまで……」

>>1「だからさ、申し訳ないなぁって思って」

>>1「すげー気にしたんだよ!だいたいしかストーリー展開考えてなかったせいで色々暴走して
   正気に戻って取り戻そうとしたらもっとおかしくなるし」

探偵「確かに喋り方バラバラだったしな」

助手「作者が咲ばっか読んでるからこうなったっすよ」

>>1「だからせめて謝らせてくれ。麻雀の方全然素人なのに安易に出してすいませんでした。
   あとこんな普通以下の知識で天鳳麻雀が初段ですいませんでした。役満を偶然だしたりしてすいませんでした。」

パジャマ「…….謎の罪悪感」

>>1「あと、『軍服とパジャマ万能すぎてつまらん』ってコメあったから今回はちょっと軍服とパジャマの黒い部分とか
   ちょっぴり出しました。ふらふらしててすいません。」

女「謝罪っていうか懺悔に近くない?これ」

軍服「まぁそうですね。」

探偵「……え、てかまだあんの?」

>>1「もちろん。麻雀に対してのコメだけじゃないんだよ!調子のって2出すからこうなるんだよ!
   ホームアローンも2までが限界なんだよ!なんでny行ってんだよ!」

助手「アレっすよね。だいたい>>1って他のssでもそうっすよね。一作だけでいいのに
  『次回作期待!』みたいなコメにすげー喜んで調子のって出すはいいけど微妙みたいな」

軍服「そもそも処女作がクソみたいですからね」

>>1「そうだよ。無駄に700レスくらいの長編書いてコケてんだよ。やっぱりアレ途中でやめといて良かった。
   ゾンビと男が共存するやつ」

軍服「あれ書きかけでやめといて良かったですね。続編がクソになるとこでしたよ」

>>1「コメも色々グサッとくるものあるけどまぁ正論だから仕方ないよ。
  『つまらなくはないが残念なところが多すぎ』『前回のは良かったけど……』
  『次回は過去編で探偵の活躍をだな……』って」

探偵「俺の過去編なんてどうやって書くんだよ。ここにいる全員孤児だし処女作と同じにしたくないんだよ。
   処女作も同じ探偵ものだし」

>>1「ていうかもうこのシリーズ書く気無いけどね。過去編とか無理だし」

軍服「え?」

>>1「いやだから、このシリーズこれで最終回だってつってんの」

助手「いやいや、いやいやいや。やっとこう、パジャマ中心ですけど人気もそこそこあったじゃないすか!」

>>1「それ前々回の話だろ。2が最悪なら3も微妙につまんねぇもんなんだよ。
   ホームアローンと荒川アンダーザブリッジの実写に見習え」

探偵「普通に名前出してるけどいいのかよ」

>>1「いいんだよどうせ最後だし」

>>1「だいたいこの反省会と謝罪のくだりだってssブログにまとめられるとしてもさ、
   いらねぇじゃん?だからここのくだりはさ、まとめる人の自由で載せるかどうか決めてもらおうよ」

探偵「なんか身もふたもないこと言い出したよこの人」

助手「それでこのくだり載せられたらそれはそれで恥ずかしいじゃないすか」

>>1「だからまとめる人の自由だよ。ここのくだりは」

軍服「さりげなく丸投げしないでください。前回ですげー微妙だったからって」

>>1「いらないは要らないだろここの部分!だからいいんだよ」

探偵「絶対『じゃあなんで書いたんだよ』とかくるよ」

>>1「ただ純粋に謝りたいから書いたんだよ」

助手「気が弱い>>1特有の理由っすね」

>>1「とりあえず反省会は終わりでいい?」

女「いやそもそもあんたが急に来て始めたことだし……いいんじゃない?」

>>1「あ、ごめんね女さん。軍服との恋模様書かないまま終わるけど」

女「ぐっ……」

パジャマ「その点に関しては……ボクも……」

>>1「ああ、どうせ娘はアレ没キャラだから。そういう展開は無いよ」

パジャマ「ぼ、没、キャラ……」ショホ゛ーン

これにて終わりでございます。レスくれた人と乙くれた人、ありがとうございました。続編は無いよ。

あと、ほんと、すいませんでした。

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