【艦これ】提督「なぁ、山城」 オイゲン「三つめです! ビスマルク姉さま!」 (1000)


山城「……不幸だわ、色々と、不幸だわ」


・ゆっくり更新

・独自設定(一つの鎮守府に複数の提督・部署など)

・キャラ崩壊

前々スレ 
【艦これ】提督「なぁ、山城」 山城「なんですか? 提督」 
【艦これ】提督「なぁ、山城」 山城「なんですか? 提督」 - SSまとめ速報

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前スレ
【艦これ】提督「なぁ、山城」 山城「なんですか? 提督」 磯風「二つめだ」
【艦これ】提督「なぁ、山城」 山城「なんですか? 提督」 磯風「二つめだ」 - SSまとめ速報
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恒例の人物紹介

提督
提督と言えばやっぱりエリートの中のエリートだが、この世界観だと(権力的に)最弱の中の最弱である。
なんやかんやで秘書艦山城が好きだが、想像を絶するヘタレであるために手が出せない。
チンピラヘタレである。

山城
提督の秘書艦 属性 混沌・悪
こっちはアグレッシブに提督を攻めていく。時に提督に(媚)薬を盛り、拘束してねじ伏せ、既成事実を企む。
不幸不幸言ってるが、大概は自業自得で、自分に不利か有利な場面でしか使わない。

磯風
どっかの整備士がセクハラをかましてくるが、逆に攻めて(スク水着装)みたら逃げられた。
それはそれで傷ついた。
影の主人公

今日はここまで

明日からこっちで続きを、前スレは小ネタをやります。
おやすみなさい



どうでもいい事だけど入れ替わってギシアンネタはかなり昔から見るけど
これって自分を見ながらやってんのによく興奮できるなって思う

今日はお休み

人物紹介 その二

士官
提督の隣の執務室で執務とってる人物。実家の権力がすごいが勘当されているため、実質ただの下っ端である。
鬱、不幸、鬱のスパイラルに陥っており、秘書艦千代田を愛しているが、鬱のときに千代田がデレたり、不幸のときに千代田の機嫌が悪かったりと、何かと不幸な人物。
酒乱で酒を飲ませてはいけない。

千代田
士官の秘書艦。属性 混沌・悪
姉の千歳が大好きで、シスコンの代表格。しかし、士官と昔からの付き合いではあるため、ある程度、士官に許している。
だけど、デレると壮絶なヤンデレと化すために注意が必要。士官が浮気(の疑い)をすれば、問答無用で爆撃する。

隼鷹
この鎮守府、最初期の一人にして御意見番
面倒見がよく、事情通だが、酒を飲ませたがるために多くの人から逃げられている。

青葉
広報部所属だが、榛名との意見の違いにより決裂
ルフィVSウソップみたいな戦いを繰り広げ、所属が変更される。

>>5
>>5
生物学的に男性と女性の脳は違いがある。
具体的にいうと
・分界条床核の大きさやソマトスタチン陽性神経細胞の数
・前視床下部の間質核の第一核の大きさ
辺りが有名だけど、意識が入れ替わってもこうした「脳の差異」は埋められないわけ。
結果どうなるかというと「意識は男なのに男性相手に興奮する」とかその逆が起こることになる。

さらにホルモンバランスなども意識ではなく体に引っ張られる恰好になるからなおさらなわけだ。
なんなら、トランスジェンダー(性同一性障害)で調べてみるといいよ。
まさに「身体は男(or女)で心は女(or男)」という、意識入れ替え物と同じ状況だから。

まぁ、AVとかをPCで見てる途中に、一瞬画面が暗くなり、抜いてるときの自分の顔が映ったら萎えるってことですね

そんなわけで、再開


――執務室・早朝――

提督「………」カタカタカタカタカタ

ドア<<コンコン

提督「おう、入れ」カタカタカタカタカタカタ

磯風「司令、失礼するぞ、む?」ガチャ

提督「おう、久しぶりだな、磯風」カタカタカタカタカタ

磯風「ああ、司令よ、もういいのだな」ホッ

提督「? なにがだ?」

磯風「む、なに、色々とあって山城と監禁されたりなどの噂を耳にしたものでな」

提督「どんな噂だよ」ハァ

磯風「なんでも工廠班の実験で失敗し、山城と肉体が混ざり合ってしまい、それで研究班のサンプルとなったと聞いているが?」

提督「ハガレンか、蠅男じゃねえんだし、そんな噂が流れるって……」

磯風「とにかく安心した、司令」ウンウン


磯風「そういえば山城はどうしたのだ? 司令 先ほどから山城の姿が見えないが……」キョロキョロ

提督「ああ、あいつは、まぁ、戦艦クラスだから野暮用だ」ハァ

磯風「野暮用とは?」

提督「……磯風は、大規模作戦初めてだったな」

磯風「ああ、渾作戦が磯風の初めて見た作戦だった。しかし、右腕がなかなかなじまなかったため、参加はしていないが」グヌヌヌヌ

提督「それでいいんだ、練度が足りてねえのに下手に参加すると艦橋が爆発してさよ~なら~だ」テ ヒラヒラ

磯風「……そうなのか?」

提督「だいたい、そんなもんだろ?」

磯風「むぅ……」

提督「じゃ、山城が帰ってくるまで、書類の整理頼むわ、大規模作戦での決算書、できあがりそうだしな」

磯風「む、了解した」ビシッ


――お昼――

提督「……」カタカタカタカタカタカタカタ

磯風「む、司令がPCを使ってるのは、珍しいな」カキカキカキカキ

提督「ん、ああ、山城がいねえからな、報告書、これで清書せんといけねえのが面倒だ」カタカタカタカタカタカタカタカタ

磯風「磯風がやろうか? 司令」

提督「大丈夫だ、俺もやるのが遅いだけで、仕事はしっかりとできるしな」

磯風「む、そうなのかしれ……」

トケイ<<ジュウニジ ダヨ

提督「って、もう昼か。飯食いに行くぞ、磯風」

磯風「む、司令、実はもうお弁当を作ってきたのだ」ゴトン

提督「……そうなのか?」フアンゲ

磯風「祥鳳さんに教えていただく機会があったからな、司令の分もあるぞ」ゴトン



提督「……」ベントウバコ ジットミテ

磯風「む、司令よ、安心しろ、毒なんぞ入っておらん」

提督「なぁ、磯風」

磯風「なんだ? 司令」

提督「お前は仕事の覚えも早く、応用も効き、それでいて迅速っていう完璧な女だと俺は思う」

磯風「と、突然どうした、司令」// アタフタ

提督「ただ」

磯風「ただ?」

提督「お前が初日に山城に握り飯食わせて病室送りにしたって事以外は」

磯風「むっ」


磯風「確かにそれは磯風、最大の汚点だ」ホントニ

提督「だな」ウンウン

磯風「だが司令、それはこの料理を食べてからにして欲しい」ドヤッ

提督「(すげードヤ顔だな)」

磯風「あれから祥鳳さんに指南され、上がったものを是非食してくれ、司令」ドヤッ

提督「(すげードヤ顔だな)ああ、わかった」カパッ



ちょっと休憩

再開


提督「(ま、祥鳳さんなら弁当もいけるだろ、山城も皿の洗い方、ばっちりマスターできたし、アレンジとか加えなきゃいいんだろうし)」パカッ



弁当<<シューシュー




提督「」

磯風「………」モジモジ

提督「」

磯風「し、司令、どうだろうか?」

提督「磯風よ……」

磯風「な、なんだ、司令?」



提督「これ、なんだ?」シューシュー

磯風「む、決まってるだろうが、卵焼きだ。瑞鳳と一緒に指南してもらい、覚えた」エッヘン

提督「そっか、卵焼きか……」シューシュー

磯風「ああ」ウンウン

提督「(…………よく見ると、表面がゲル状だな)」ジー

磯風「む、少し、ケチャップを付け過ぎたようだが、気にしないでほしい」

提督「(この黒いのケチャップ!? どんなケチャップ!?)」

磯風「すこし、焦がしたが」ウウム

提督「(焼くな! ケチャップを!)」

磯風「だが、整備士2は喜んで食べてくれたから安心してほしい! 味は整備士2の保証がある! なんていっても笑顔で平らげてくれたからな!」ドンッ

提督「……ちなみに、整備士2は?」

磯風「残念だが、今日は風邪で医務室にいる。まったく、体調管理がなってないな」ウンウン

提督「(……無茶しやがって)」


――医務室――

整備士2「だって、惚れた弱みって奴だからね~」ブルブルガタガタ

曙「いきなりなにいってんの!このバカチン!」スパコーン

整備士2「や、やあ、曙ちゃん、相変わらず小ぶりなおっぱいとお尻をナース服という淫靡な衣装に隠すギャップがたまらない天s」ガクガクブルブル

曙「い、いきなり何言ってんのよ! このバカチンが!!」// バチコーン

整備士2「あべし!」バタン

曙「まったく意味わかんないったら……」ブツブツブツブツ

整備士2「あ、いっちゃった……おえええええ」ゲーッ

整備士1「おい、大丈夫か?」カーテン シャー


整備士2「や、やあ、ぼくっちの親友兼同僚、見舞いに来てくれたのかい?」ケラケラケラケラ

整備士1「相変わらずの減らず口で安心したが、顔真っ青じゃんか。いつもだったらからかうけど、本気で大丈夫?」

整備士2「いや~、正直なところ、おなかギュルギュルかつ頭も水分出し過ぎてぐらぐらで大分やばいね~」ケラケラ

整備士1「いくら惚れた相手の差し入れだからってあんなもん食うからだ」ハァ

整備士2「だって~、好きな子からもらったら不格好で後ろ指差されるようなマフラーでも首に巻くのが男、たとえ毒でも食べるのが男ってもんでしょ~」ケラケラ

整備士1「お前って普段チャライのに、どうしようもなく男らしい通り越してバカなところあるよな、結構」ハァ

整備士2「いやいや、君に言われたくないよ~ 古鷹ちゃんのために毎日整備をしっかりと微調整して送り出す人にはね~」ケラケラ

整備士1「いうな、それを」プイッ

整備士2「入りました、ツンデレ~」ケラケラ

曙「うっさいわね、あんたたち!!」ドッカーン





コトコトコト

磯風「む、爆発か?」ン?

提督「誰かがぶっ放したのか?」

磯風「そうだろうな、で、司令、食べてくれるか?」キラキラキラキラ

提督「……磯風あのな」

磯風「……」ジー キラキラキラキラ

提督「……ああ、わかったよ」ヒョイ

磯風「……」ジー

提督「……」モグモグ

磯風「……」ジー

提督「……」モグモグ ゴックン

磯風「……ど、どうだ? 司令」キラキラ

提督「そうだな」ウンウン




提督「午後からの特別業務は、山城から指南してもらえ」



磯風「む?」

提督「」ゴフォオ!

磯風「し、司令! 司令エエエエエエエエエ!!」ユッサユッサ

提督「」ガクン


――医務室――

<<ハイ キュウカン デース


整備士2「……彼女、可愛いですね」ケラケラ

提督「……うるせーよ、てか、なんで青空が見えるんだよ、医務室」プイッ

整備士2「ツンデレとツンデレのコラボレーションの結果です」ケラケラ

今日はここまで

キャラ崩壊深刻ですみません

やっと帰ってこれたぜえ……特別出張から
なので、今日は寝ます。土日月使ったので、明日は振り替え休日、早く更新します。
寝ます、おやすみなさい

地元(東北)よりも出張先(西日本)で大雪にあってえらい目にあいました。

では、ぼちぼち更新


――会議室――

山城「……えー、なぜか提督がこん睡状態に一時なってしまい、意識は回復しましたが今もベットの上なので、今回の特別指揮を任されました山城です」ペコリ

磯風「」フイッ

秋月「 」パチパチパチパチ

山城「といいますか、二人しかいないんですけどね、不幸だわ」ハァ

アタリ<<ガラーン

磯風「や、山城、今回の特別軍務について聞きたいのだが」キョシュ

山城「……そうね、じゃあ二人とも、手元のファイルに配ったカードを」


磯風「む? どれだ?」コレカ?

秋月「これですよ、磯風」ホラ

磯風「む、すまない」

秋月「いえいえ」

山城「(……おしとやかないい子ね)」ウンウン

山城「で、二人とも、手元のファイルの中にカードがあるけど、取り出してもらえるかしら?」

磯風「む?」コレダナ

秋月「はい」スッ

山城「何に見えるかしら? 磯風」

磯風「……むぅ、艦のカードか?」

山城「おしいわ、これは『装備』を変更するカード」つカード

磯風「装備を?」


飯だと言われたので、一旦休憩

ひき肉を焼き肉にしたら、それただのハンバーグだろう!

そんなわけで食ってきました
再開


山城「ええ、たとえば、艦はそれに応じた兵装を積むけど、史実では積めない物もあるの」

磯風「む?」

山城「たとえば、戦艦には46cmをどの戦艦にもつめるけど、史実では無理な戦艦なんて、むしろつめるのは大和型のみね」フゥ

磯風「そうなのか」

山城「ええ、なんですけど、艦娘として、素艦にはつめるの」

磯風「ふむ」メモメモ

山城「ですけど、最初からは無理、むしろ設計は史実の武装を積むためですから」

磯風「ふむふむ」ナルホドネー

山城「ですから、このカードを艦装に付けます」


山城「そうなれば、私の素艦、戦艦『山城』であっても46cm砲でも、三式弾を放つことだってできます」

磯風「便利だな」

山城「ですから、これを磯風、それとあ、秋月には装着して作戦にでます」つカード

秋月「これは……」


山城「特殊装備『工作・牽引用クレーン』……つまり、工作艦としてのお仕事です」ハァ


お客が来たので、一旦休憩

たびたびすみません


戻りました。

――鎮守府・沖 戦艦『山城』――

山城「と、まぁ、先ほど説明しましたけど」チラッ

秋月「ええっと……つ、次はブロックを」アタフタ

磯風「むむっ……」クレーン<<グイーン

山城「(やっぱりぶっつけ本番は無理があったわね、不幸だわー)」ハァ

磯風「む、難しいな、この浮きドックの建造は」ハァハァ

秋月「指示も的確にしないと壊れるから大変ですね」ウウン

山城「そんなものよ、もっと力を抜いて、二人とも」ハァ


秋月「あ、磯風、そこのブロック、少しずれてます!」シマッタ

磯風「むっ!」シマッタ!

山城「だから落ち着いて、磯風、だ、大丈夫だから」アタフタ

磯風「すまない」シュン

山城「私もフォローするから……(って、そもそも、私が先導しなくちゃいけないのに)」ハァ

磯風「……すまない、山城」クレーン<<ヒョイ

山城「な、なにがかしら」ビクッ

磯風「磯風が料理を司令に食べさせたばかりに、山城にいらない世話をかけて」クッ

山城「べ、別に構わないわ、提督の心配なんてしてないですから。むしろこのままお陀仏してくれたら私が司令になるから給料上がって幸せだわ~棚牡丹だわ~」

磯風「(の、わりには先ほどから光通信で司令に連絡してばかりだな)」ウンウン


秋月「……山城さん」

山城「な、ななな何かしら、秋月?」クルッ

磯風「(そして人見知りが激しいな、相変わらず)」ウンウン

秋月「それ、ブロック自体が違いますよ」

山城「え゙?」





山城「(やってしまったわ、ブロック自体を間違えるなんて、指定された物を、海にブロックを置いていくだけでいいのに、浮上ブロックと海底護岸ブロックを間違えるなんてなんて初歩的なミスを)」ズーン

磯風「(む、これはいけない)」チラッ

磯風「そ、そういえば、この作業は変わっているな。二人で一つの艦、いや、山城も含めて三人で一隻を構築するとは、不思議な作業だな」クレーン<<ゴゴゴゴゴゴ

秋月「そう言われるとそうですね、養成所では工作器具の使い方は教わりましたけど、このように使うとは思ってもみませんでした」<<ゴンゴンゴンゴン

磯風「む、養成所では工作器具も習うのか?」

秋月「ええ、選択授業ですが……磯風さんは看護の方を?」

磯風「む、実は、この磯風……」ゴニョゴニョ


山城「あー……ご、ごめんなさい、ちょっと落ち込んでましたけど、もう大丈夫です」ユラリ

磯風「むっ」

山城「はぁ……とりあえず、日が沈むまでに完成させないと、これから船が帰ってきますし」クレーン<<ゴゴゴッ

磯風「……ああ」クレーン<<ゴゴゴゴッ

秋月「ええ……」サギョウダイ ニ

山城「………………」

磯風・秋月「…………………」


山城「……………………別に」ボソリ

秋月「?」クビカシゲ

磯風「………?」オナジク

山城「別に闘うだけが、艦娘の力ってわけじゃないですから」ボソボソ

秋月「何がですか? 山城さん」

山城「そ、それは、艦を三人で動かしてる理由です」ビクッ

磯風「む」ソノハナシカ

山城「そもそも、艦娘がどうしてできたか、その最大の理由はなんだと思います?」

磯風「むっ、それは……」

秋月「戦闘可能な人員の枯渇、ですか?」

山城「せ、正解です」ビクビク

秋月「(なんでこの方は私と話す時におびえてらっしゃるのでしょうか?)」


山城「深海棲艦との戦いが長期に及んで、軍民問わず被害を受け続けるってことは、人口が減る一方なんです、この国は」

磯風「むう」ウデクミ

山城「ですから、一隻でも戦闘可能な船を作るっていうことが艦娘最大の理由ですね」

秋月「では、これも艦娘の理由ということですか?」

山城「え、ええ……砲塔の代わりにクレーンや資材を置き、臨時即席の工作艦『山城』の出来上がりってわけです。ま、明石さんには遠く及ばない、簡易的な物を作れる程度なんですが」ムスッ

磯風「……機嫌が悪そうだな、山城」

山城「提督がいっつもバカにしてることを思い出して」ムスッ

磯風「ああ」ナットク

秋月「(どんな方なのかしら? 山城さんと磯風の司令って)」

山城「ヘタレですよ、究極の」

秋月「(こころを読まれた)」





急用が入って申し訳ない

今日はあまり更新できませんでしたが、再び急用が入ったため、今日はここまで
本当に申し訳ありません

秋月といい、オイゲンといい、なぜ秋イベは尻のいい艦娘が多かったのだろうか?

そんな疑問を感じつつ、更新


――二日後――

磯風「ふむ、しかし、砲塔の代わりにクレーンが並んでいると、ある種驚きだったが、なれるとそうでもないな」クレーン<<グイイン

秋月「史実ではこれほど巨大な工作艦など存在しませんからね」ソッチノシザイヲ

山城「まぁ、それはそうね」ウンウン

磯風「だが、気になっていたことがあるのだが」

山城「なにかしら?」ガシャコンガシャコン

磯風「このように防波堤の外に浮きドックを建造し、どうするのだ?山城」

山城「……言ってなかったかしら?」ハテ

秋月「……聞いていませんね」ウンウン

磯風「……聞いていないな」オナジク

山城「やっちゃった」ズーン


秋月「や、山城さん!」アタフタ

磯風「(司令には一日も早く戦線復帰を望む。山城のテンションが下がりっぱなしだ)大丈夫だ秋月、二分も放っておけば自然復活す」ウンウン

秋月「そうじゃなくてクレーン!!」アッチ

山城・磯風「「え?」」

<<ドンガラガッシャーン!!

山城・磯風「「あああ!!」」シマッター





次の日 朝

山城「それでは、なんやかんやありましたが今日で工事も最終日、安全第一で行きましょう」ボロボロ

磯風「ああ」ズダボロ

秋月「ええ」オンボロ

山城「といっても、もう材料がなくて工事ができないんですけど」ハァ

磯風・秋月「「」」ドテン

磯風「それを早く言ってくれ! 山城」

秋月「そうです!」マッタク

山城「大丈夫です、もう少しで山の方から流れてきますから」

磯風・秋月「「?」」クビカシゲ


<<チャンチャーチャン ♪

山城「噂をしたら来たようですね」

磯風「どこからともなく軽快な音楽が」キョロキョロ

<<チャーチャーチャ チャチャンチャチャ

秋月「あ、あそこ!」ユビサシ

磯風「む!?」ノリダシ

<<チャチャチャチャチャチャ!

磯風「船団……空母もいるが皆何かをけん引してるが、なんだあれは」

秋月「さぁ?」

<<ジャジャン!

山城「よし。
がんばって 城をつくろうぜ。
            ▼
ピッピポポポポ
 
磯風「山城、なぜいきなりそんな口調に!?」


ここから一部、ハイライトでお送りします

<<カンカンカンカン

<<チュンチュン

<<カンカンカンカン

<<チュンチュン

<<カンカンカンカン

<<カーカー



外へきの4段階目を つくった!
     ▼


「不運! 山城浮きドック」が 完成した!
     ▼


<<コケコッコー!

――会議室――

山城「えー、昨日までの浮きドック建造作業お疲れさまでした、二人とも」

磯風「……ああ」

秋月「はい!」ビシッ

山城「これで今回の特別業務は終了です。明日からは通常業務に」

秋月「あの、よろしいでしょうか?」ビシッ

山城「なんでしょうか? 秋月」

秋月「結局、あのドックの目的を教えていただいていなのですが、山城さんがクレーンを海に沈めてしまったので」

山城・磯風「「あ」」ソウダッタ

秋月「ですから、建造理由を教えていただきたいのですが、よろしいでしょうか?」

山城「ええ、いうの忘れてましたし、その、ご、ごめんなさい」

秋月「構いません」

山城「で、あの、浮きドックの建造理由ですが」

今日はここまで

ネタがマニアック&展開が早すぎると反省です。
早いですが、申し訳ありません。
では、おやすみなさい

今日も忙しく、更新は無理っぽい

誰か、間宮さん呼んで……リアル赤疲労だよ、オリョクルだよ
家に帰れたら疲労抜きに寝ます。ごめんなさい

叢雲ボイスがかわいすぎてやばい

運営の本気を見た
ぼちぼち更新


――????――

山城「……前回、浮きドックの建造目的を説明するということですが」

磯風「……」

秋月「……」

山城「……こういうことよ」

磯風「……」

秋月「……」

磯風「……山城」

山城「何かしら?」

磯風「……体育館一面に並んでいるのは」

山城「荼毘ね」

磯風「膨らんでいるが」

山城「使用しているから」


秋月「これは……」

山城「”英雄”よ、本部のお偉い方がいってるのは」

磯風「……」

山城「422」

秋月「?」

山城「本部が捨て駒にし、ここに収容された人数、でもまだ増えるわ。だって、艦娘の方はまだ回収どころか把握すらできてないんですから」

だめだ、めっさ眠い
二レスしか更新してないですけど、ここまで
眠い

ほっぽちゃんのプレゼント強奪作戦(『海の屑』作戦)がうまくいかない

ソロモンの悪夢に頑張ってもらってるがだめだ
どうしたら強奪作戦が成功するのか悩みつつ更新


【小ネタ】

『男子提督の日常』part3

――医務室――

士官「やっぱりバナナを食べるときはチョコレート一口かじって口の中で溶かして食べるのが一番ですって」ウンウン

主任「わかってないね。それじゃセルフチョコバナナじゃないか、バナナを食べるときは牛乳を含んで一口食べるのが一番だよ」ヤレヤレ

提督「てめえらのゲテモノ食いには呆れるな、炒めてホットバナナで食べるのが一番だろうが」アア

整備士2「えー……せっかくの見舞い品なんだし、ぼくっちとしてはクリームと一緒にパンにはさんで食べたいんですけどー」ブーブー

士官・主任・提督「「「普通すぎる」」」

曙「聞いてるこっちが気持ち悪くなるような食い方するな、この三バカ!!」ドカーン!





提督「てか、お前ら、具体的にはそこの士官と主任、なんで入院してんだよ」ボロボロ

士官「最近、女性にブラジャー送るのがツウだって……それで千代田ちゃんがシャワー浴びてるときにブラジャー拝借したらばれて、空爆されて……」ズダボロ

主任「ビスマルクのクリスマスプレゼント買いに出かけたら『フォイヤー!』って掛け声とともに砲撃さちゃってさ……」オンボロ

整備士2「危険になっちまいましたねーうちの鎮守府も」パクパク

主任「今度からビスマルクに護衛してもらうよ」

士官「どうやって千代田ちゃんに謝ればいいんだろう?」ハァ

整備士2「そりゃあれじゃないですかね?」パクパク

士官「?」クビカシゲ


整備士2「でかい乳もんだらいいんじゃね?」グッ

士官「」ブファアア!!

整備士2「あんなでかいもの持ってるんだから、正直士官さんがうらやましいですわ、ハイ。だって毎晩毎晩、千代田さんといちゃk」

士官「千代田をいやらしいめでみてんじゃねええええええ!」バキッ

整備士2「ぐべらっ!」ドサッ

提督「……あー、こいつ入院追加だ」

整備士2「」チーン

士官「……あ」シマッタ

主任「……結果はともかく、いざって時は擁護するよ」

士官「す、すみません」


主任「でも、もんだら一番いいのはうちのビスマルクだけどね」フフン

提督・士官「「あ?!」」ンダト





憲兵「……それで、そこから嫁自慢が始まって、医務室が崩壊したと?」

提督・主任・士官「「「……」」」セイザ

憲兵「なんとかいえ!ゴラア!」アア!

提督・主任・士官「「「ごめんなさい」」」ドゲザー

整備士2「」ヒンシ


完!

>>64より
あと、今回グロあります


磯風「……つまりこれは」

山城「ええ、先の作戦でKIA(戦死)で回収された兵士」

秋月「それで、あそこの浮きドックは、まさか」ゴクリ

山城「……思ってる通り、作戦で沈んだ艦娘を漏洩してここまで運び、解体・修理するためのドックよ」

山城「修繕できる船はすべて使い、再利用できる素艦の部品は艦から引きはがして使うための仮設ドック」

山城「彼らのように、ここに並ぶ彼らのように、利用できる部分は使い、利用できない部分は燃やされるのよ」ハァ

磯風「? “彼らのように”」


山城「……そうね、磯風は知らなかったんですものね」ハァ

山城「ここにある彼らの亡骸は、『処理済み』なのよ」

磯風「……どのような、だ?」


山城「艦娘の素艦に装着し、補うための補助回路、そのために脳髄を全て取られているの」

ちょっと休憩

あまり進まない

このssで登場する技術とか、マニアックなゲームから取ってるけど知っている人いるだろうか?

ぼちぼち再開


磯風「!!」

山城「今の、どの船にもとはいえないけど、一部、巨大な船になると副次的に伝達する物が必要となった」

山城「でも、複数の艦娘を乗せていいわけがない。技術作業なら時間はかかってもいいけれど、戦闘ともなるとそうはいかなかった」


山城「だから、死んだ人間の脳を利用したの」


山城「艦娘の研究の副産物『バック結果』と言われるわ――人間の死後2日以内の脳を取り出し、電気信号と特殊培養液に浸すことによって、一部分だけを再生させることに成功。それを応用したのよ」ハァ


山城「最初は内地で死亡した人間から脳を取り出したけど、効率的に死人が出るわけじゃない」


山城「だから、戦場で、大規模作戦で死傷した兵士の脳を利用する今の体制が整ったわ」


山城「作戦が終わると特殊な改造を施された軍艦が出撃し、死体を回収、その後速やかに加工が施され、次に……」

磯風「……もういい、山城」ウプッ

山城「御不浄、いきましょうか、磯風、秋月」サスリサスリ

秋月「……ええ」ウウッ

磯風「……」





――トイレ――

磯風「………」ウップ

山城「大丈夫? 磯風」サスリサスリ

磯風「……では」ボソリ

山城「?」

磯風「内地では、そんなことは聞かされていなかった」

山城「当たり前じゃない」ハァ

山城「艦娘の技術なんてこっちだとフリーですけど、国内の情報統制がされてますもの。知ってるのは軍属だけですし、それにこうして遺体は返還されるから、誰も遺体を破損された事実に気が付かないんですし」

磯風「怖いな」

山城「怖いわね」

だめだ、今日も書けない

すみません、ここまでにさせてください。どうも書けない。ごめんなさい

昨日は休んでごめんなさい

急な出張が入っていまから関西行ってきます。水曜日まで戻れないので、お休みします。
事前告知のない急な出張は堪える   では

なんで俺は出張と大雪が被るんだろうか?
ただいま帰宅。日付が変わったので、今日はお休みです。

久々になっちゃったけど、更新


――医務室――

<<コンコン

提督「どうぞ」ペラペラペラ

山城「し、失礼します」ガラリ

提督「ん? あ、山城か、どうした?」ペラペラ

山城「他の方は?」キョロキョロ

提督「俺と違って外だから治りが早えんだから、退院だ。整備士2の奴は、俺よりも食ったのが早かったしな」ペラペラ

山城「提督も明日退院でしたね、そうえいば」

提督「誰かさんは最初しか見舞いに来なかったがな」ケッ

山城「お見舞いに来るだけいいじゃないですか」プイッ

提督「……だな、悪かった」ペラペラ

山城「………」ジーッ


提督「あ? なんだ、山城?」ドシタ

山城「……提督が素直に謝ってるって、それはそれで気持ち悪いわね」ウンウン

提督「……海の藻屑になりてえのか、山城?」ヒクッ

山城「そしたら提督をミンチよりひでえ状態にさしてあげます」ガシャコン

提督「鉄くずにして海の防波堤になりてえようだな……」アアン



提督・山城「「…………」」バチバチバチ



提督「……どうした、山城」ハァ


山城「……なにがですか? 提督」

提督「お前がこうやって来る時は大抵なんかあった時だろうがよ」ッタク

山城「…そうでしたっけ?」

提督「まぁ、最初は扶桑さんに泣きついたいが、今は扶桑さん実家にいってていねえから、俺のところに来たってところか?」

山城「……不幸だわ」プイッ

提督「(図星だとこいついつも不幸っていうよな)」ハァ

提督「……ほれ」ヒザ ポンポン

山城「……なんですか? 提督」

提督「膝枕」ポンポン

山城「……………………………………不幸だわ」ポスン


提督「………………………」ナデナデ

山城「………………………」ボーッ

提督「………………………」ナデナデ

山城「………………………」ボーッ

提督「………………………」ナデナデ

山城「……………………提督」

提督「なんだ? 山城」ナデナデ


山城「……私、やっぱり駄目だと思いますか?」

提督「ああ、面倒くさいし、辛気くせえし、仕事さぼりまくってゲームと漫画ばっかりだし」ツラツラツラツラ

山城「うッ」グサグサグサグサ

提督「空気は読まねえは、貯金はしねえは、嫉妬深えは、食事はよくかまずに丸のみだわ、それから……」アト

山城「も、もういいです」フコウダワ

提督「なんだ、もういいのか?」ケケケッ

山城「……なんだか、私自身が嫌になりました」ズーン

山城「そんなに嫌なら、私、秘書艦からおろせばいいんじゃないですか?」プイッ

提督「嫌にきまってんだろうが」ナデナデ

山城「……は?」チラ

提督「だから、嫌だっていったんだろうが」ナデナデ


山城「……そうですか」ポスン

提督「ああ」ナデナデ

山城「私的理由ですか?」

提督「だな」ナデナデ

山城「屑ですね」

提督「この鎮守府来てる時点でそうだろうが」ナデナデ

山城「じゃあ出世は諦めて」

提督「るわけねえだろうが」ナデナデ

山城「……不幸だわ」

提督「……」ナデナデ


山城「……指導官って」

提督「?」ナデナデ

山城「指導官ってそんな役割ですよね」

提督「……ああ」ナデナデ

山城「いつになったら元の世の中に戻るんですかね?」

提督「さあな」ナデナデ

山城「不幸だわ」フゥ

提督「でもよ、変わらねえこともあるから、余計につらいな」ナデナデ

山城「? なにがですか」

提督「実はな、山城よ」スッ



提督「磯風のクリスマスプレゼントと、クリスマスケーキの種類、何がいいと思う?」つ子供ギフト つ今日の料理『ケーキ特集』


山城「……ちなみに、今年のクリスマスってどんな予定があるんですか?」

提督「んなもん決まってんだろ、磯風のためにクリスマス会を開くんだろうが」フフン

山城「不幸だわッ!!」ゴインッ!

提督「なぜっ!」ドサン

今日はここまで

山城さん、クリスマスは楽しみにしてると思う。あの間宮さんのエロ衣装を買っちゃったって真っ赤になって転がってると想像する。

まさかの長期入院の時代か?

母が入院と聞き、兄弟全員終結、しかし、母、日帰り入院、日帰り手術で、本人病院帰りにとんかつバリバリ食ってました。
そんなわけで兄弟全員が帰ったので、ぼちぼち更新


【特別編】

『男子提督たちのクリスマス・準備編!』



――居酒屋・『しょうほう』

提督「あー……どうすりゃいいんだこれ」パラパラ

士官「なに悩んでるんですか?」モグモグ

提督「クリスマスプレゼント……ったく、なにが欲しいのか見当つかねえよ」ハァ

士官「毎年悩んでますよね」モグモグ

提督「それは山城のクリスマスプレゼントで、今は磯風のって、やべえ、あいつの分も用意しなきゃなんねえのか」ハァ

士官「大変ですね、駆逐艦がいる班は」モグモグ

提督「おめえはいいよな、隼鷹と青葉、それと千代田の三人、しかも趣味がはっきりしてるし」ハァ


士官「でも、千代田ちゃんのは結構悩むんですけどね、この間は下着プレゼントしようとして空爆されましたし」ボロッ

提督「……おめえのはいつものことだ、いつものこと。てか、磯風は駆逐艦だが、あいつ艦種と年齢が一致してねえから、本気で悩んでんだ」ハァ

士官「あー……確かに磯風ちゃん、精神年齢も肉体年齢も軽巡っぽいですね」

提督「子供っぽいのは卒業してるだろうし、かといって化粧品とか渡すと山城が、なぁ……」

士官「面倒くさいですね、のちのちが」ウンウン

提督「あいつ、俺が化粧品とか他の女にプレゼントすると気があるんじゃないかって勘違いして、本気で落ち込む癖があるからな、かといって二つやるほどのひいきもできねえ、財力もねえから、困るんだよ」ハァ

士官「なら、磯風ちゃんの趣味にあった物をプレゼントすればいいんじゃないですか?」

提督「……そりゃそうだが」

士官「たとえば、青葉にはカメラのレンズ、隼鷹には本物の御酒ですから、千代田ちゃん気にしませんし」

提督「最もだが、磯風の趣味ってなんだ?」


士官・提督「「…………」」


祥鳳「あ、私わかりますよ」ハイ ビール ト コーラ デス

提督「! マジですか?」アリガトウ ゴザイマス

士官「磯風ちゃんの趣味ですよ?」コーラ ワタシ デス

祥鳳「ええ、磯風さんの趣味は……」





――第二工廠――

主任「で、揃えちゃったのかい?」コレネ

提督「……ああ、んなとこだ。で、できてるのか?」コレカ

主任「ま、皆持ってるようなもんだし、それに必要不可欠なものだから作るのは簡単だったけど、さ……」コレダヨ

士官「………」

提督「………」

主任「………」

つ調理器具一覧

~~回想~~

祥鳳『磯風さんの趣味は、最近料理にはまってて、そのとき、自分用の料理器具が欲しいって言ってましたよ』

回想終了

士官「……我々は、殺人を助長させてるんじゃ」

提督「言うな、俺もなんだかそんな気がして来たから」

主任「とりあえず、整備課には胃薬を大量にプレゼントした方がいいね」ウンウン

完!

とりあえず、ここまで

また夜にきます

気が付いたらワイン一本開けてた。
ポカポカで気持ちよくなりつつ、部屋の温度がマイナス3度なのでストーブ付けながら更新

リクエスト 特別編

『千代田と士官』


――執務室――

提督「………」カキカキ

山城「………」ピコピコ

磯風「………」カキカキ

提督「………」カキカキ

山城「………」ピコカチ

磯風「………」カキカキ

提督「……ゲームしてんじゃねえ山城!」トビゲリ

山城「不幸だわ!」ドグシャ!


提督「お前よお……いいかげんにしろよこの野郎! さっきからぴこぴこゲームしくさってよお! 俺がいつまでも温厚だと思ったら大間違いだぞ、この野郎」ユラア

山城「誰が温厚ですか、誰が? おかげでPSPが真っ二つですよ、不幸だわ~」シクシク

提督「なら素直に仕事しろや、この野郎!」ガーッ

山城「私よりも磯風の方が優秀なので任せています」キリッ

提督「開き直るんじゃねえ!この野郎!」ドゴンッ

<<ギャーギャーギャーワーワー

磯風「………」カキカキ ペラッ

磯風「……む」ユビトメ


磯風「司令、山城よ、夫婦喧嘩の最中にすまない。よろしいか?」ビシッ

提督・山城「「夫婦喧嘩じゃ」ねえ!」ありません」

磯風「この書類、ここであってるのか?」ムシムシ

提督「あ?」ドレ

山城「ん?」コレハ

山城「……これ、第三班の書類ですね」ウーン

提督「だな」ウン

磯風「ということは紛れたのか?」

提督「らしいな、すまんが磯風、第三班までこの書類届けてもらってもいいか?」

磯風「第三班というと」

提督「隣の執務棟だ。二階だが、そこだけ作りが真新しいから一周すればすぐわかる」

磯風「了解した、司令」ビシッ トテテテテテッ


<<バタン

提督「……さてよ、磯風が言ったことだし」バキバキ

山城「今日こそ、決着をつけますか?」グキグキ

提督「てめえの腐った性根、命ごともぎ取ってやる。俺のアルゼンチンバックブリーカーで」バキバキ

山城「提督には不可能って注釈つきですけどね。大人しく血反吐を吐いて倒れた方が楽ですよ?」ニコッ

提督・山城「「………………………」」



「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」」カッ






ワイン飲みすぎかつ、指先が冷えて思うように動かないので今日はここまで。

千代田提督のその後なのに、またお題から外れそうで怖いです。

凍え死ぬかと思った

雪かき終わったのでぼちぼち更新


――経理部 第三班 執務室――

<<コンコン

隼鷹「はいはーい、どうぞー」カキカキ

磯風「失礼するぞ」ガチャ

青葉「お! 磯風さん! どもども青葉です!」ビシッ

隼鷹「ありゃ、磯風じゃない?」キューケイキューケイット

磯風「む、青葉と隼鷹、久しぶりだな」

青葉「どもども! で、本日はいかがされましたか?」

磯風「む、書類が紛れていたので届けに来た」コレダ

隼鷹「そりゃわざわざ、ありがとさん」コレネ

磯風「む、磯風は義務を果たしてるだけだ」ビシッ

隼鷹「じゃ、お菓子でも上げようかと思ったけど、それはまたの機会に……」

磯風「義務はあるが、礼はいただくぞ!」ビシッ


青葉「今日は間宮さんクリスマス狂化月間ですのでショートケーキですよ!」コレ

磯風「この時を待っていた!」ガタンッ

隼鷹「あははは~ やっぱりケーキは美味しいからね~」カラカラカラ





磯風「むぅ、うまいな」キラキラキラキラ

青葉「美味しいですね~」キラキラキラ

隼鷹「あー、あたしゃ、これと一緒に酒が飲みたいね」キラキラキラ

青葉「隼鷹さんは何もなくてもお酒が欲しいじゃないですか~」

隼鷹「そりゃそうか」

<<ドッワハハハハハハ

磯風「……そういえば、ここの司令はどうしたんだ?」キョロキョロ

青葉「あー、司令官ですか? ちょっと神社の方にいってますね」

磯風「神社に? 何のためにだ?」

隼鷹「お祓いさね」


磯風「……なるほど、戦勝祈願か」ウウム

隼鷹「あー、いや、そういうんじゃなくてさ」ポリポリ

青葉「純粋に千代田さんにプレゼント喜んでもらえるようにってお願いですね」

磯風「?」クビカシゲ

隼鷹「……それが普通だね」

青葉「そうですね」ウンウン

隼鷹「なんでそんな必要があるのかわかってないね?」

磯風「ああ」コクン

隼鷹「ま、普通はプレゼント渡すのにそんな必要ないからね」ウンウン

青葉「そうなんですよねー……」ウンウン

隼鷹「そうだね、一言でいえば」ウウン

青葉「一言でいうならば」エエット

磯風「いうならば?」


隼鷹・青葉「「運がないからさね」ですね」


磯風「??」クビカシゲ

隼鷹「さらにわけがわからんって顔してるね」ハァ

青葉「さっきの説明でわかったんならそれはそれですごいですねー」アハハハッ

磯風「すまない」シュン

隼鷹「別に謝ることはないさね、ま、うちの上司は、運がないんだよね~」カラカラ

青葉「あの人はなんなんでしょうね~」アハハハッ

隼鷹「この間なんて談話室においてあった湯ポッドでカップ麺食べようとして、湯ポッドの中身がお茶だったしね~」実話

青葉「青葉、司令官がコーヒーを入れたら砂糖と塩のラベルが間違って、大量に塩を入れて噴き出す姿を目撃しちゃいました! しかもお偉いさんとの会議での場所で」

磯風「………」ウワア
 


隼鷹「一ついえるのはね、運がないってことなのさ、しかも本人の確認ミスとかじゃなくて正規の手順踏んでもとんでもないことに発展する系の」

青葉「去年のクリスマス千代田なんて悲惨でしたね~」アハハッ

隼鷹「ああ~あれはやばかったね~」ウンウン

磯風「……どんなことがあったんだ?」

隼鷹「それがね、千代田新しい万年筆が欲しかったんだよ」

青葉「それで司令、こっそり千代田さんが使っていたのと同じ万年筆を購入したんですけど」

隼鷹「千歳もそれ知ってて、先にプレゼントしちまったんだよね~」

青葉「司令、すっごく落ち込んでましたね~」

<<ドッワハハハハハッ

磯風「……それだけか? なら不幸だが、そこまで悲惨では」

隼鷹「それで終わればよかったんだけどねー」シンダメ

青葉「ねー」シンダメ

磯風「……続きがあるんだな?」

隼鷹・青葉「「」」コクン


隼鷹「そのあとにね、うちの上司、変にポジティブなところがあって、なら、『千代田ちゃんとおんなじの使えるだ』って思って自分用にしたんだよ」

青葉「ですけど、ね。その、千代田さん、千歳さんからもらった夜に、その万年筆、失くしちゃったんですよ」

隼鷹「一晩中探してたみたいだけど見つかんなかったみたいでね、それで……」

青葉「朝、執務室で千歳さんからプレゼントされたのと同じ万年筆使ってる司令の姿を見ちゃったんですよね~」アハハッ

磯風「……ああ」ソウイウコトカ

隼鷹「……わかったかい?」

磯風「なんとなく」コクン

青葉「プレゼントされたばっかりで、同じ種類の万年筆なんて区別つくわけないじゃないですか、だから……」

隼鷹「……士官、半殺しにされたよ」

磯風「それは、運がないな」

風呂入ってきます。一旦休憩

>>129

間宮さんがバーサーカー化しておられる……

>>137

叢雲「な!?」

電「そ、そんな……」

戦慄する駆逐艦たち

長門「ば、馬鹿な! なぜ貴方が!?」

戦慄する戦艦(一部)

大和「きゃあああああ!!」

武蔵「ぐああああああ!!」

立ちふさがる絶望(大和型ワンパン大破)


間宮「■■■――!!」

狂化された間宮!!

元帥「俺の間宮は最強なんだ!」






誤字、ごめんなさい
再開

まさか、車(他人の)が立ち往生するとは、雪かきを手伝わされるとは

隼鷹「ま、そんなわけで今日は厄払いで神社にいってるわけさ」

磯風「それは、必要だな」ウンウン

青葉「あ、でも、戦勝祈願もありましたね」

磯風「ついでか」

青葉「ついでですね……うちの司令は戦場とかで戦勝祈願とかに頼らない人なので」

磯風「ふむ」

隼鷹「戦場にでれば運が良くても悪くても、戦場自体が悪ければ死ぬだけが、うちの上司のモットーなんだよ」カラカラカラ

磯風「そうなのか」


隼鷹「上司ってもうちの士官じゃなくて元帥の言葉だけど、いいところのぼっちゃんだから鵜呑みにしてんのさ」

青葉「でも実際その通りですし、だから情報収集に余念がないんですよね、うちの鎮守府は」

隼鷹「情報収集のために捨て駒にされるのは御免だけどね」

磯風「そうだな」ウンウン

青葉「同意します」ウンウン

隼鷹「でもねぇ……」ハァ

磯風「どうかしたのか?」


隼鷹「いや、うちのボス(士官)はその言葉、理解してくれてるのは助かるけどさ、根が坊っちゃんだからこっちが疲れるんだよね」ハァ

青葉「あー、ありますね」ウンウン

磯風「?」

隼鷹「いやね、士官さ、他とは出が違うんだわ」

磯風「違う、とは?」

隼鷹「その通りだよ。士官は全国の鎮守府を取り仕切る大本営――そこの派閥があるんだけどさ、その最大派閥の親玉んとこの長男坊なんだよ」

青葉「勘当されてますけどね」

磯風「……それってエリートということか?」

隼鷹「もうエリート中のエリート一族よ。生まれただけで出世街道まっしぐら」

青葉「勘当されてますけどね」

ミスしました、>>141はなかったことにしてください

ミスのミス、>>143はなかったことにしてください。ミスじゃなかったです


隼鷹「だから、まぁ、負い目を感じてるわけよ」ケラケラケラ

青葉「勘当されてるのに」ウンウン

磯風「……」

隼鷹「他の指揮官や艦娘と違って、大規模作戦中に落ち度があって捨て駒にされたわけでも、また泥にまみれるような苦労をしたわけでも、生活苦で軍に入ったわけでもない。だから他と違いすぎて、自分にはできないようなことをするわけだよ」

青葉「それで大やけどするのが一連の流れですよ」

隼鷹「艦娘の仕事なんぞ艦娘に押し付けてればいいってのに、改造手術を受けたわけでもないのに訓練でもそんなことをしようとするわけで、余計な怪我を作るんだよね」ハァ

青葉「危なっかしくて見てられませんよね」


隼鷹「エリート一族出身者なんて士官だけじゃねえってのにさ」マッタク

青葉「まったくですね」アハハハハッ

磯風「…ふむ」

磯風「では、なぜ、ここに来たのだ? どんな失敗を?」

隼鷹「……そりゃきまってるよ。士官の失敗というか」

青葉「落ち度はですね」


隼鷹・青葉「「千代田に惚れちまったんだよ」(好きになっちゃったんですよ)」




――鎮守府郊外・山道――

士官「(……寒いですね)」ハァ

<<ファンファン

士官「ん?」フリムキ

??「まったく、まだ戻ってないって聞いたらこんなところ歩いてるなんて」バタンッ

士官「や、千代田ちゃん、迎えにきてくれたんですか?」

千代田「ついでよ、ついで」ハァ

士官「お母さまの御身体の調子はいかがでした?」

千代田「誰かが無理にいいお医者様を呼んでくれたおかげでばっちりよ……乗るの? 乗らないの?」

士官「乗りますよ」バタンッ


<<ブロロロロロロッ

千代田「………」ウンテンセキ ニ

士官「………」コウブザセキ ニ

千代田「運転ぐらい覚えたら?」ハァ

士官「……すみません、運転とか苦手で」ゴメンナサイ

千代田「それと、助手席に座ったら? 後ろの席でどんと構えてるのが様になってるけど」

士官「……昔の癖で」ツイ

千代田「相変わらずの貴族主義ねぇ」ハァ

士官「そんなつもりは……」

千代田「わかってるわ、長い付き合いですもの」クスッ


千代田「あと、千代田の前だと硬くなるか、昔に戻る癖も直したら? 普通の対応できるでしょ?」

士官「こっちの方が楽なんですよ。無理に砕けてると疲れて肩が凝ります」

千代田「逆よね、普通」

士官「すみません」ペコリ

千代田「簡単に謝らないの」キキーッ

士官「すみませんッ!」ウオット

千代田「はぁ……そんなに疲れるなら家に手紙だしたら? まだもらってもらえるでしょ?」

士官「嫌です」キッパリ


千代田「……そんなに強くいうことないじゃない」

士官「だって、戻ったら千代田ちゃんと離ればなれですからね」

千代田「当たり前じゃない、千代田と違って士官には価値があるんですし。安全安心な道と家があるのに」

士官「それがいやで飛びだしたボンボンですからね」

千代田「(千代田と一緒になれないから、でしょ?)」

士官「それに今の大本営なんて軍閥と化した各鎮守府をまとめる力もない、戦争が終われば身内の内乱、大本営を取りしきる一族というだけで暗殺されるかもしくは、軍を率いてどこぞの戦場で野たれ死ぬかです」

千代田「(千代田だけじゃなくて千歳お姉や、母さんが巻き込まれないようにってことなのに)」

士官「つまり、今の状態が一番ってことですよ。現状に満足してるだけです」

千代田「……そうね」

<<ブロロロロロ


千代田「はぁ……」

士官「? どうしました?」

千代田「どうしてこんなに頑固になっちゃったかな~って考えてただけよ」

士官「……」

千代田「初めて会った時は右から左に考えを変えてたのに、今じゃとんだ頑固者ね!」マッタク

士官「流されるのは楽ですが、本当にしたいことはなせませんからね、頑固になりましたよ」

千代田「誰も士官だって言ってないわ」プイッ

士官「それは失礼」クスッ

千代田「……千代田も」

士官「?」

千代田「死んだ目をしてた人よりも、今の貴方の方がずっといいと思うわ」

士官「……ありがとうございます。どこかの誰かが気づかせて頂きましたから」

千代田「……//」プイッ

士官「……」クスッ

完!

今日はここまで

皆提督呼びしてると山城の提督か、それ以外の提督かわからないので、提督と呼んでる艦娘は表記通りの人物にしてみました。あと、鎮守府に戦艦も空母も何隻もいるって絶対軍閥化して、私兵とかで深海棲艦がいなくなれば内乱とかに突入しそうだなと思います。

おやすみなさい

艦娘を使って内乱→内乱に嫌気が差し艦娘達独立→蒼き鋼の様な世界になる

>>157
ケルベロスサーガみたいな世界になるも追加で

最後は下水道で大和が大暴れする

ぼちぼち再開


――鎮守府・視聴覚室――

<<ギャーギャーワーワー

磯風「……」ボリボリバクバク

??「あ、あの……」

磯風「む?」ボリボリ

??「あの、隣いいですか? もう一人いるのですが」オドオド

磯風「ああ、構わないが」ダイジョウブダ

??「よかった。あ、初霜さん、こっちなのです!」テ フリフリ

初霜「電ちゃん、まってまって!」トタタタタッ

??「こちらの、えっと……」

磯風「む、陽炎型駆逐艦磯風だ」

電「あ、暁型4番艦電(いなづま)なのです!」

初霜「私は初春型4番艦初霜です!」

磯風「電と初霜か、よろしく頼む」ビシッ

電「は、はい! なのです!」ビシッ

初霜「こちらこそ、よろしくお願いします!」ビシッ

急用ちょっと中断

つかれたよ、流石に飲み会送り迎え八連ちゃんで山越えは堪えるよ

そんなわけでオヤジどもの飲み会送り迎えを終えたので、ぼちぼち更新再開


磯風「とりあえず、座ったらどうだ?」ボリボリ

電「失礼します」ガタン

初霜「はい、ありがとうございます」ガタン

磯風「菓子、食べるか?」スッ

電「いただいてもよろしいのでしょうか?」

磯風「構わん。やまし……磯風の上官からもらったものだしな」ホラ

電「あ、ありがとう、なのです」パリッ

初霜「うん、ありがとう」パリッ

磯風・電・初霜「………」ボリボリボリ


磯風「……二人は」

電・初霜「「?」」ボリボリボリ

磯風「二人は所属が同じなのか? 仲がよさそうだったが」

電「そうなのです。初霜ちゃんと電は同じ所属です」

初霜「所属は第二警護守備中隊ね。おもにタンカー護衛などの任務についてるわ」

磯風「ほう、遠征班か」ポリポリ

電「磯風さんはどこの所属なのですか?」パリッ

磯風「磯風か? 磯風は経理部第二班だ」ボリボリ

初霜「事務屋さんでしたか」ボリボリ

磯風「……なにか?」


初霜「い、いえ! すごいなーっと思いまして」アタフタ

電「な、なのです! 事務関係はお仕事が大変だと聞いていますから!」アタフタ

磯風「……そうか」

初霜・電「」ホッ

磯風「しかし遅いな。もう十分も過ぎているぞ」トケイ チラッ

初霜「もしかして、クリスマス映画鑑賞会は初めてですか?」

磯風「あ、ああ、そうだが……」

電「なら気にしない方がいいのです。五分十分なら誤差の範囲ないなのです」

磯風「そうなのか?」

初霜「はい、重巡や戦艦のみなさんもいらっしゃる洋画なら時間厳守ですけど、アニメは駆逐艦しかいないので遅れちゃって、おしゃべりの時間にしているんですよ」

磯風「(……なるほど、こうやって交友を深めるわけか)」フム


初霜「今年はなんでも司令たちが選ぶ『クリスマスにもう一度見たい戦前のアニメ』で一位になったアニメだそうですよ」ワクワク

電「それは楽しみなのです!」ワクワク

磯風「そういれば、何を見るかは当日発表になるらしいな」

電「だからワクワクするのです!」

初霜「知らないからこそ、楽しみですね。私たち、アニメなんて滅多に見れませんし」ワクワク

磯風「そうだな、確かに、そう言われれば楽しみだ」ワクワク

<<ガラッ

古鷹「ご、ごめんなさい、遅れちゃって」ゼーゼーハーハー

<<ワーワー

古鷹「」コホン


磯風「む、来たみたいだな」

電「なのです!」ワクワク

<<ギャーギャーワーワー

古鷹「え、えっと、みなさんこんにちは」

<<ギャーギャーワーワー

古鷹「……」ゴソゴソ

古鷹「マイクチェック、ワンツー……」

<<ギャーギャーワーワー




古鷹『みなさん!! こんにちはーーー!!』キーーーーーーーーーーーン



クリスマスに見たいアニメ……ポケ戦かな?(観賞中


<<グワアアアアアア

古鷹「あ」ヤッチャッタ






古鷹「え、えーっと、ではみなさん改めて、こんにちは!」ペコッ

<<コ、コンニチハー

古鷹「今日は『クリスマス特別アニメ上映会』に来てくれてありがとうございます。司会進行の古鷹です」



電「古鷹さん、かっこいいのです」ヒソヒソ

磯風「知っているのか?」ヒソヒソ

初霜「私たちのあこがれの改二になったばかりなんですよ。ほら、右腕かっこいいですよね」ホラッ

磯風「……だな」ウンウン


古鷹「あはは、ありがとうございます。電ちゃんに初霜ちゃん、それと、磯風ちゃん」

電・磯風・初霜「「「(聞こえてた……)」」」

古鷹「では、本日のアニメ上映会ですが、上映中はお静かに……っていってもこのアニメは無理ですから、応援してもいいですけど他の人の迷惑にならないように、お菓子やジュースも飲食可ですから……」

<<ハヤクハジメテー

<<ソーダーソーダー

古鷹「……そうですね、もう始めちゃいますか」クスッ

古鷹「では、その前に今年のアニメのタイトルを発表しますね」

電「……」ワクワク

初霜「……」ドキドキ

磯風「……」バリバリ

古鷹「今年のアニメのタイトルは………」



古鷹「>>168さん大正解! 機動戦士ガンダム008○ ポケットの中の戦争です!」ジャーン!!



古鷹「それでは、上映、どうぞ!」


磯風「……168(潜水艦)いたか?」

電「つっこみのはやぼってものなのです」ポン

初霜「そうですよ」





ここからダイジェストでお送りします。

<<ブッシガフソクシテルセイダッテー

<<コノコロニーハカンケイナイダロー

電「……」ジュルリ

初霜「……」ジュルリ

磯風「……うまそうだな、ハンバーグ」

電「なのです」コクン



<<マテ アンディー!

<<ズガガガガガガッ

<<アンディーーー!

電「……アンディさん」

初霜「アンディ……」

磯風「功を焦るからだ、アンディ」ギリッ



<<コノセンソウハモウスグオワル

<<コノコロニーハイイトコロダナ

磯風「……敗北が決定し、捨て駒とされなお、作戦のために、か」

電「……」

初霜「……」


さらにダイジェストでお送りします

ガルシア<<ニコッ

<<ボカーン!

磯風「ああっ!!」

電「!!」ウルウル

初霜「ガルシア……」



<<ウソガヘタダナ、バーニィ

<<タイチョウ!

磯風「……隊長」ケイレイ

電「うっうっ」ポタポタ

初霜「……滅びゆくもののために」サッ











<<バーニィ ニゲルンダ!

電「もういいんです! もうバーニィが戦う必要なんてないのです!」ウワーン

初霜「もう、もうやめて」ウルウル

<<フッ グッ

サーベル コックピット ニ

一同「「「「あああ!!」」」

ザク改<<ドカーン!

電「バーニィ!!!」ソンナ

初霜「……バーニィ」ペタン

磯風「……ぐっ」ウルウル

<<ウワーン


古鷹「グスッ……これにて、グスッグスッ、クリスマス特別アニメ上映会を、グスグスグスッ、終了します。グスッグスッ、本日は、ありがとう、ござい、グス、ました」ウワーン

<<ウワーーン

電「……バーニィさん」グスッグスッ

初霜「バーニィ……」

磯風「……今日は、飲もう」

電「……」

初霜「……はい」

磯風「バーニィが安らかに眠れるように、祈りながら飲もう」ウッウッ

電「なのです」





――一方その頃、洋画上映会――

<<ゾロゾロ

提督「あー、面白かったな、山城」イクゾ

山城「……提督」

提督「なんだ、山城?」

山城「今度から私の武装、ベレッタM92にして、主砲発射するときはイピカイエーっていって……」

提督「思いっきり影響されてんじゃねーか!」

完!

ポケ戦流しながら書いてたら、涙が止まらなくなって変な文章になった。ごめんなさい

ちょっと休憩

バーニィ……ぼちぼち再開


――提督・自室――

山城「……提督、コーヒーがはいりましたよ」コトン

提督「ん、ありがと」ウケトリ

提督・山城「「………」」ズズーッ

提督・山城「「………」」フーッ

山城「……提督」

提督「なんだ、山城」カキカキカキカキ

山城「なにしてるんですか、提督?」ズズッ

提督「なんでもよ、アニメ上映会の方で急遽『サイクロプス隊を忘れない』って通夜をやることになったらしくてな、磯風が外出届を出してきたからそれを受理して、処理してるところだ」カキカキカキカキ

山城「……そうですか」

提督「ああ……」カキカキカキ

山城「………」

提督「………」カキカキカキカキ


山城「提督」

提督「なんだ、山城?」カキカキカキカキ

山城「今日、クリスマスイブですね」

提督「そうだな」カキカキカキカキ

山城「外国の宗教起こした方の誕生日だそうですね」

提督「ああ」カキカキカキカキ

山城「でも、日本だと、恋人の日ですね」

提督「戦前の企業の商売戦略だ」カキカキカキ

山城「でお、そういう日って認知されてますよね」

提督「家族でわいわい騒ぐ日だ、今日は」


山城「千代田と士官の二人、今日外泊届出されてるそうですよ」

提督「へぇ、それはよかったな。あいつついに実家と対決するのか」ハンコガネエ

山城「ビスマルクさんと主任も本土に研修兼そのまま冬休みの旅行だそうです」

提督「ふうん、あいつも洒落たことするな」アッタアッタ

山城「私たちは、なにしてるんですか?」

提督「コーヒー飲んで仕事してる」カキカキカキカキ

山城「……それは提督ですよね、私は何をしていますか?」ピキピキ

提督「俺の仕事にちゃちゃ入れてる」

山城「……不幸だわ、本格的に不幸だわ」ハァァァァァァァ


提督「ならよ、山城、そんなに不幸不幸嘆くんならよ、扶桑さんのところにでも」

山城「姉さまは御実家に帰省中ですから、あえないんですよ」プイッ

提督「……だったら、食堂でも行って飯でも食ってくるとか」オワッタオワッタ

山城「他の戦艦やら空母が騒いでる中ご飯食べれますか? 知り合いがいない中でご飯って厳しいですよ」

提督「だったら仲良くなる機会じゃねえか」ゴソゴソ

山城「コミュ障なめないでください。相手が逆に居づらくなって逃げていくのに」フフン

提督「自慢できねえよ」ハァ アッタアッタ

山城「そもそも、提督は何をして……」

提督「ほらよ」ポンッ

山城「? なんですか? この紙袋」


提督「ま、開けてみろや」アーヤレヤレ

山城「……」ガサゴソ

提督「(あー、ま、無難にクリスマスプレゼントって奴だわな)」ウンウン

提督「(結構苦労したぞ、お前が欲しいものはなんなのか、それでいて無駄にならないものはなんなのかってな)」ウンウン

提督「(結局、無難にお前が欲しいって言っていた物になったが、手に入れるのは)」ガシッ

提督「へ?」ヒュンッ

提督「ぐへえ!」ベット ニ ボスン!

提督「(お、俺はいま投げられたのか? 誰にって、あいつしかいねえな!)」グッ

提督「おい! 山城! いくら気にいらねえからって投げ飛ばすことはねえだろうが! なにすんだ、このや……」

提督「むぐうう!!」ブッチュー


提督「(誰かに覆いかぶさられて、ってか口ぶるをふさがれてるって! なにが起こったって、あいつしかいねえな)」ブッチュウウウウウ!

提督「……やめ、山城!」バッ

山城「……」ハァハァハァハァハァ

提督「……おい、山城、どうした? 目が据わってるぞ、おい」アトズサリ

山城「提督が」ハァハァハァハァ

提督「あ?」アトズサリ

山城「提督がいけないんですからね」ハァハァハァハァハァハァ

提督「な、なにがだ? 山城」

山城「提督が、提督がこんなものをプレゼントするって、本気になっちゃうじゃないですか?」

提督「あ?」


提督「……」チラッ

紙袋つ『子供の名づけ大百科』and『妊娠検査薬』

提督「」ゴフォ

提督「(なんでだ、俺は確かに、扶桑さんから山城が欲しいって言ってたって聞いたゲームソフトを)」ハッ

――回想――

扶桑『提督、だめじゃないですか、これ、部屋でも山城に見つかる場所に置いちゃだめですよ』ハイッ

――回想終了――

提督「(扶桑さん、そういえば、山城の服を片付けに来た時にそうって紙袋片付けてくれたな)」ウンウン



提督「……あの時だ」


山城「提督……」ジュルリ

提督「まて、山城、お前はなにか勘違いを」

山城「もう遅いです」ニコッ



<<アアーー


――同時刻・本土某邸宅・パーティ会場――

<<ヤァオジョウサン、ワタシトイッキョク

<<スミマセン、スコシヨカゼニ

扶桑「ふぅ……」

扶桑「(あの子、うまくやったかしら?)」ニコッ



完!

眠いので今日はここまで

ちょっと明日は後日談を書きます。おやすみなさい

今年はコミケ、いけそうないな

まさかの実家の近くの事業所に転勤でコミケいけなくなるとはな。そして田舎だから年末年始は家にいろって命令されるとは。いろいろと悲しいので更新

Fate/Apoの最終巻が欲しかった


――昼休み・鎮守府食堂――

磯風「……」モソモソ

隼鷹「お! 磯風ジャン! 昼飯かい?」ドスンッ

磯風「む、隼鷹、それと」

摩耶「久々だな」オッス

磯風「摩耶、久しぶりだな」モソモソ

摩耶「一人か? 珍しいな磯風が食堂に来るって」ガタン

磯風「ああ、司令と山城が喧嘩をしたらしく、執務室にいづらく逃げてきた」

隼鷹「ああー、そりゃ居づらいね~」ウンウン

磯風「隼鷹と摩耶も他の班員とはいないのか?」

隼鷹「あたしゃ、非番なのさ」

摩耶「だから、ジャージにどてらだろ? 隼鷹」

磯風「なるほど」ウンウン


隼鷹「いいじゃんいいじゃん! 休日にあたしがなに着ようとさ」ブーブー!

摩耶「そうだけどもっとちゃんとした格好しろっての! お偉いさんいつ来るかしれないんだしよ、それにチビどもも見てるんだし」マッタク

隼鷹「かー! 摩耶はお硬くていけないね!」

摩耶「はいはい、どうせ私はうるさい女だよ!」チクショー

磯風「そういえば、摩耶は? 確か、鳥海といっしょにいるところは何度か見たが、今日は一緒ではないのだな」キョロキョロ

摩耶「鳥海は武器の講習会、なんでも新作がでるからそれの新しく受けるためだってよ。頭(部長)が名取と一緒に大本営行くついでについてちまったから、あたしは今、部長代理だ」

磯風「なるほど、では、今摩耶は部長、つまり磯風の上司なのだな」ビシッ

隼鷹「部長殿!」ビシッ

摩耶「いや、報告書と決算書が間違ってねえか確認するだけだからさ、そういうんじゃねえよ…」ポリポリ


磯風「む、なるほど」

摩耶「てか、隼鷹は知ってんだろうが! 私に物教えてた本人がなにいってんだ!」

隼鷹「つい乗りで」テヘペロ

摩耶「ものすごく殴りたい!」

磯風「おさえろ、摩耶」ガシッ





摩耶「てか、今度はなんで喧嘩したんだよ? 磯風のところの上司と秘書艦は?」モグモグ

磯風「……磯風にはなんとも。ただ、出勤するとやたらゲッソリとした司令と、やたら血色がよい山城がいたが、両者の醸し出す空気が、その……」ゴニョゴニョ

隼鷹「険悪だったのかい?」

磯風「ああ」コクン

隼鷹「あー、そりゃやっちまったんだね」

磯風「なにをだ?」クビ カシゲ

隼鷹「山城が提督を襲っちまったんだよ」グッ

ほんの少しですけど、急用

ここまでにします。明日は多めに更新できるかも

クリスマス過ぎて26日だけど、時間列は25日だと思ってください

ぼちぼち更新


摩耶「……」モグモグ

磯風「……」モソモソ

隼鷹「ありゃ? 思いのほか無反応だね、御二人さん?」

摩耶「……だってなあ」オレンジジュース グピー

磯風「あの二人、もう完全に依里を戻してるだろう」オチャ ズズー

隼鷹「あー、二人とも知ったかあ」ポリポリ

摩耶「そりゃな、あの二人、仲いいし」グピーッ

磯風「うむ、むしろどちらか片方がいないと効率が落ちて叶わない」ウンウン

隼鷹「ま、そりゃそーだねー」


???「あら、珍しい組み合わせですね」ドカッ

磯風「む?」

摩耶「あ?」

隼鷹「あ」


磯風・摩耶・隼鷹「「「山城!」!」姉さん!」


山城「な、何かしら、三人揃ってそんな大声で」ビクッ

磯風「……山城、確か執務室で司令と」

山城「お弁当だけじゃ満足できなくなって食堂にきたのよ」

磯風「む? そうか、ところで」

摩耶「その山盛りのレモンはなんすか? 山城姉さん」ヒクッ

山城「え? おかしいかしら?」レモン コンモリ


隼鷹「いやー、変って言うか、それ死ぬんじゃね? 下手したら。だってどんぶりに山盛りのレモンなんて初めてみたよ」ウワー

山城「……だって、食べたくなったんですもの」カプッ

山城「……ブフウウウウウ!!」プッシャアアアア

磯風「や、山城おおおおお!」オーイ!

摩耶「そ、速攻で吐いた! 齧って数口で吐いたああああ! きつかったんだ! 本当は食いたくなかったんだ!」オイイイイイ!

山城「……だ、大丈夫ですから」ヨロッ

摩耶「無理だ姉さん! 数口齧っただけで全部リバースしたのになにいってんだ姉さん?!」シッカリシロー

山城「……だ、大丈夫、あれは梨汁ならぬ山城汁だから、定期的にリバースしないと無理なだけだから」ガクガクブルブル

磯風「そんな生まれたての子鹿に震えてなにを言っているんだ!? 山城」サスリサスリ

山城「だ、だって、これを全部食べないと……」カプリ

山城「ぶおおおおおおおおおおおおお!!」ブッジャアアアア!

摩耶「今度はもっと壮大に吐いた!」ウワアアア


山城「……ぐうう!」クワッ

山城「……」バクバクバクバクバク

摩耶「こ、今度はやたら滅多らに食い始めた…」ヒクッ

磯風「と、止めなくては」ハッ

隼鷹「あ、ああ、いい加減にしなよ、山城」ストップ

山城「……」ガツガツガツガツガツガツガツ

摩耶「ああ、そうだぜ、こんなに一度に馬鹿食いしたら体にさわるって」

山城「」クルッ

磯風「む、どうした山城?」

山城「……邪魔を」

磯風・摩耶・隼鷹「「「?」」」

山城「私の邪魔をするのは、ダメダカラ」ネッ?

磯風・摩耶・隼鷹「「「」」」ゾクッ


山城「……」ガツガツガツガツガツ

磯風「おい、どうすればいい? 山城の目がいつもと違うぞ」ヒソヒソ

摩耶「ああ、なんだか、本気とかいてマジと読む目だ、それといつもより死んでる」ヒソヒソ

隼鷹「あれは相当追い込まれてる目だよ、前線で特攻決める奴がしてた目だ」ヒソヒソ

磯風「しかし、なぜレモンなんて」ヒソヒソ

摩耶「さぁ? わ、わたしに聞くなっての!」ヒソヒソ

隼鷹「……レモン? あ」ピーン

磯風「む? どうした隼鷹?」ヒソヒソ

隼鷹「ま、ここはあたしにまかせてまかせて!」ドンッ





山城「」ビターン!

磯風「む、何か、隼鷹が山城の耳元でつぶやいたら山城が倒れたぞ」

摩耶「……ああ、だけどよ、姉さん、泡吹いてねえか?」

磯風「む、本当だ」

摩耶「本当だ、じゃねえ、早く運ぶぞ!手伝え!磯風、それと隼鷹!」オイイイイ





やべ、また急用

今日は多めに更新できると思ったけど、すみません、無理でした。
ここまで。ごめんなさい

みんなニュータイプなのか!?ニュータイプでオールドタイプの俺の脳内を読みまくってるのか!?

誰かEXAMシステムを俺に搭載してくれ!

そんなわけでぼちぼち更新


――医務室――

山城「……」ウゲーウゲー

摩耶「先生! 姉さんは大丈夫なのか!? こんなに苦しそうにうめいてるぞ!」

磯風「ああ! 先生、まさか山城が死んでしまうなんて可能性は」

医務官「うーん……」カルテ ミテ

摩耶「どうなんだ! はっきりしろよ!?」

磯風「先生……」ギュッ

医務官「これは、あれだね」ウン

摩耶・磯風「「」」ゴクリ



医務官「レモン一気食いなんてしたから、ただの食あたりだね」


磯風・摩耶「「え?」」

摩耶「いや、だってさっき白目を」ハッ

医務官「誰だってあんなすっぱいものを一杯に取れば気絶するよ」ウンウン

磯風「じゃあ山城は」

医務官「正露丸だすから、午後の業務までには治るよ」

摩耶・磯風「「」」


隼鷹「ま、んなことだろうとおもったよ」ウンウン

曙「まったく人騒がせね。あんたちもそろそろ仕事に戻りなさいよ」シッシッ

磯風「む? 曙、今日は割烹着姿なのだな」

曙「皆仕事しないから掃除長を任されたのよ! だから仕事に戻った戻った!!」ホラホラ

摩耶「いや、でもそれでもよ、姉さん一人にしておくのも……」

曙「だから、私たちが仕事で」

摩耶「だからさ、姉さんがもしも暴走して、またレモンを食い始めたら……先生と曙、二人で山城を押えられるか?」

曙「それは……」

摩耶「一ついっておくけど目がマジだったぞ、山城姉さんの目」

医務官「うん、僕と曙でも無理だね」ウンウン

摩耶「だったら私らが……」

医務官「だから、もう食べないように理由を聞き出そうと思います」ユビパッチン


<<ヒデブッ!

磯風「む?」摩耶「は?」

窓<<ガラ

??「や、やましろ~」ヨロヨロ

磯風「……司令、どうした? ぼろぼろだぞ」

提督「い、いやな、窓破ろうとしたら、思いのほか硬かった」ボロボロ

医務官「君に破られたから窓ガラスを思いっきり頑丈なのに変えたよ」メガネ クイッ(一スレ目>>135参照)

提督「だからか、異様に硬てえよ」

医務官「ほら、山城、提督が来たから、白状して」ユサユサ

山城「」プイッ

医務官「ほら、君が頑固だから山城がなにも言ってくれないよ」ハァ

提督「俺のせいじゃねえ!」


山城「……提督と」ポツリ

摩耶・磯風「「?」」

山城「提督と二人で話させてもらってもいいですか?」

医務官「うん、いいよ」アッサリ

隼鷹「あっさりしてるねえ、相変わらず」

医務官「患者がそれを望むならそうするよ。ほら、みんな出よう出よう」ホラホラ

摩耶「……ああ」ゾロゾロ

曙「まったく」ハァ

磯風「む、司令、あとで詳しく教えてくれ」バタンッ

<<シーン


山城「…………」

提督「…………」

山城「…………」

提督「……できなかったのか?」

山城「…………………はい」プイッ

提督「…………そうか」

山城「……安心しましたか?」

提督「……どうだろうな」

山城「……自分のことなのに?」ハ?

提督「……自分のことだから、だろう」

山城「相変わらず、駄目ですね、提督は」


提督「話は戻すが、レモン食いまくることはねえだろうが、あれだろ? 妊娠したら酸味のものが食いたくなるからって逆の発想で、酸味のものを食いまくったんだろ?」

山城「いいじゃないですか、私がなにを食べたって」プイッ

提督「んなことしたって妊娠するわけねえだろうが」ハァ

山城「……知ってますけど」

提督「けど、なんだ?」

山城「万が一ってこともありますから」

提督「ねえよ、万が一どころか、一自体がぜってえねえよ」

山城「あるかもしれないじゃないですか?」ムッ

提督「だからねえって言ってんだろうが!」バンッ


山城「だって提督から二十六回も、最後は勃たなくなっても無理やり絞りだしたっていうのに!」ナンテコト

提督「ああ、そうだな! だから今日は起きてるのもやっとの状態だ! こちとら!!」ガーッ

山城「提督を襲う機会なんて滅多にないのに、諦め切れるわけないです!」フコウダワ

提督「諦めろ!」



ちょっと休憩

風呂入ってたら風呂の中で眠る一歩手前でした
あぶねえ
ぼちぼち再開


提督「だいたいよお」

山城「なんですか?」

提督「お前に子供、育てられねえだろうが」

山城「育てますよ」プイッ

提督「ちげえよ、そうじゃなくてだな」ガシガシ

山城「……」

提督「実家」

山城「」ピクッ

提督「お前の実家にどうやって言いくるめるんだよ」

山城「それは……」


提督「……戻れって言われてるのか?」

山城「」ピクッ

提督「図星か」ハァ

山城「な、なんのことですかね?」アセ ダラダラ

提督「北海道の基地が再編されるんだってな」

山城「……姉さまからですか?」

提督「……ああ、実家でパーティが頻繁に開かれる次いでに教えてくれたよ。下っ端どころか左遷先のここじゃ到底知りえねえ情報だからな」ハァ

山城「……そうですか」

提督「それで?」

山城「それで? とは?」


提督「それで? 実家からなんて言われてんだ?」

山城「……戻ってきてくれって嘆願されてます」

提督「都合がいいな」ハァ

山城「ええ」

提督「だから断ってたら、なんて言われたんだ?」

山城「……提督のことはなにも言われてないです」プイッ

提督「最近、人事部に圧力かかってんだとさ」

山城「」ピクッ

提督「しかも、その圧力の出所は旧特都警(特別都市警察)の幹部一派からだそうだ」

山城「」ピクピクッ

提督「内容はある男を最前線に移動させろって、ちなみにその男は……」

山城「やめてください!」ミミオサエ


提督「誰もその男が……」

山城「ええ! そうですよ! 言われてますよ! いつまでも駄々をこねてるならこっちにも考えがあるぞって言われてますよ!」ウッウッウッ

提督「……泣くことねえだろうが」ホレ

山城「……だってだって」ウッウワーン

提督「……あーもー」ギュッ

山城「……不幸だわ」ウッウッウッウッ





提督「落ち着いたか?」ギュッ

山城「……はい」ギュッ

提督「確かに、俺は士官だが特務士官だから前線立てば死ぬだろうが、よ」

山城「……」

提督「なにも子供作ってそれで防ぐなんぞ……」

山城「だって……いくら道具とされているとはいえあの人たちだって私の子供をわざわざ殺すわけないですし、それに子供の父親をわざわざ死地に送るには」

提督「……おまえ自身、殺されかけたじゃねえか」

山城「あ、あれは報酬をもらって姉さまの身代わりになっただけです!」

提督「そうだったな」ギュッ

山城「……不幸だわ」グスグス


提督「てかよ、山城、それはやっちゃいけねえから出来なかったんだよ」

山城「なぜです?」

提督「いくら理由があるとはいえよ、子供を道具として産むことは間違ってんだよ」

山城「道具として見てません!」キッ

提督「見てんじゃねえか、俺を護るってことでよ」ハァ

山城「それは……」

提督「だから神様は授けてくれなかったんだ、扶桑さんにも言っとけ」

山城「……はい……って姉さまは!」

提督「グルなんだろ、うすうすそんな気がしてたわ」ハァ

山城「……」グッ

提督「で?」

山城「?」


提督「俺はいつごろ配属されそうなんだ? 今のまま断り続ければ?」

山城「……わかりません」

提督「……それもそうだな。悪い」ヨイショット

山城「提督? どちらへ?」

提督「……野暮用だ。もうレモン食うんじゃねえぞ」

山城「し、しんじゃだめですからね!」

提督「……お前は俺をなんだと思ってるんだ? まぁ、死にはしないから安心しろ」

山城「で、では、どちらへ?」

提督「悪だくみしに、少しな」ケケケッ

提督の悪だくみとは? そして山城の決断とは?

ぐだぐだにこれ書いてる奴がなってきたので今日はここまで
新年まで特別編が書きたいのですが、なにがいいでしょうか?
おやすみなさい

Fateの録画に失敗してた……昨日はせっかくキャスターの新装備が見れたっていうのに……

Apoの最終巻は牛タンの美味しい都市のアニメイトで購入するからいいとして、どうすれば見れるのか……

悩みながら更新

某動画サイトで最新話1週間無料だよ


>>242
そうでした、最近利用してなくて忘れてた。ありがとうございます。




『時には昔の話を』

――居酒屋『しょうほう』――

<<ワイワイガヤガヤ

提督「……えー、本日は第二班の忘年会に参加してくれて感謝する」

山城「」パチパチ

磯風「」パチパチ

提督「今年はいろいろとあったな、山城を俺の二人でやってたが、磯風も加わり、やっと艦隊としての機能も発揮できるようになった」

山城「……」イライラ

磯風「……」ウンウン

提督「そもそも、今年は……」

山城「提督、いい加減にしませんか?」

提督「あ?」


山城「三人しかいないのに提督の話が一体いつまで話し続けるんですか?」

提督「仕方ねえだろうが! 磯風が遅れるっていうから最初に練習で」

磯風「む、すまない、この磯風が遅れたばかりに……」シュン

山城「あ、いえ……」

提督「す、すまねえ磯風は悪くねえよ!」アタフタ

提督「……あー、とにかくだな」コホン

提督「今日は忘年会、楽しく飲もう! 乾杯!」カチンッ

磯風・山城「「乾杯」!」カチンカチン





――二時間後――

提督「だからよ、おれはなにもしてねえってんだよ、山城」ウダウダ

山城「嘘だって言ったら嘘にきまってます! そうやってすぐにばれる嘘ついて、あの時もたらしこんだんでしょう! 私を始めて抱いた晩もおんなじ! 嘘を押し通す根性もない癖に!」グビグビ

磯風「……ッ」スチャ

提督「だから、あれは……磯風、なんでお前、いきなりグラサンかけてんだ?」

磯風「……なんとなく」グビッ

磯風「……」カランッ

提督「……ま、いいか、だからな山城、あれは」ウダウダ

磯風「……カウンター席に移って飲んでくる」





祥鳳「あら? 磯風さん、御一人ですか?」

磯風「ああ、司令と山城がああなってしまった以上放っておくのが最善策だろう」チラッ

祥鳳「そうですね」クスッ

磯風「まったく……」フゥ

祥鳳「大変ですね」クスクス

磯風「ああ、まさか色恋沙汰に巻き込まれるとは思ってもみなんだ」ハァ

祥鳳「気疲れですね」

磯風「ああ、そのようだ」

祥鳳「なら、なにか御つくりしましょうか?」

磯風「何かあるか?」

祥鳳「そうですね……あ、そうだ」ゴソゴソ

磯風「?」


祥鳳「じゃーん!」つボトル

磯風「? それはなんだ祥鳳殿?」

祥鳳「聞いて驚いてください! なんと御酢なんですよ!」

磯風「……酢など珍しくも」

祥鳳「それがなんと! これ合成品じゃなくてれっきとした御米から作られた米酢なんです!」キャー

磯風「ほお、合成品じゃないのか、珍しいな」

祥鳳「ええ、軍品で余っていたのたまたま合成品より少しだけ高いぐらいで手に入ったんです!」キャーキャー

磯風「それは運がいいな」ウンウン

祥鳳「ですから、これで酢飯にして丼ものでも食べませんか?」

磯風「磯風は構わないが、そんな貴重品を、磯風が」

祥鳳「それなら大丈夫ですよ! 酢飯ならいっぱい作れますから」ドンッ

磯風「なら、頼む、祥鳳殿」

祥鳳「はい、お任せください!」





祥鳳「はい、どうぞ!」ゴトンッ

磯風「……これは、肉か?」

祥鳳「はい! 海鮮丼もいいですけど、御近所の農家さんが豚肉を分けてもらったので豚丼にしてみました」

磯風「うまそうだな」ゴクリッ

祥鳳「ええ、殆ど天然ものですよ……御米だけは合成品ですけど」

磯風「他がうまそうだから気にならないと思うぞ?」

祥鳳「なら、飯かがってください」

磯風「いたがだきます」パンっ

ちょっと休憩

酢飯で肉食うのって俺のところだけですかね? 大学時代に友人に生姜焼き丼を酢飯で出したらひかれた

あまりの寒さにインスタントラーメンを鍋で食べていたら、つい手で鍋を持ってしまい火傷しました。

ぼちぼち再開


カランッ

磯風「……ごちそうさまでした」パンッ

祥鳳「お粗末さまでした」ペコリ

磯風「いや、実に美味だったな、この豚丼は」ウンウン

祥鳳「そうですか? ならよかった」

磯風「しかし」チラッ

祥鳳「?」

磯風「いくら酢があるからとはいえ、作りすぎじゃないか? 後ろの御釜に残っている飯は全部酢飯だろ?」

祥鳳「……実は、ご飯だけじゃなくてお肉も豚一頭分をまるごと購入してまだまだあるんです」テヘッ

磯風「……大丈夫なのか?」

祥鳳「ええ、今日は特別な日ですからね」クスリッ

磯風「特別な日?」

祥鳳「特別な日ですよ、だって……」

<<ガラッ

祥鳳「いらっしゃいませ!」


祥鳳「あら! いらっしゃい!」パアア

??「うーさみい! 外は地獄だねえ! とりあえず熱燗頂戴ね!」ガタンッ

祥鳳「はいはい、ちょっとまってくださいね」トタタタタッ

??「あーさみさみ! 本当に地球温暖化なんて起こってるのかねえ!」ガタガタガタ

祥鳳「でもここは暖かくしておきましたから、すぐにあったまりますよ」カチャカチャ

??「そうなんだけどさー……って、ん?」

磯風「む?」

??「あら、珍しいね、駆逐艦の子がこんなところにいるなんて」

祥鳳「経理部、第二班に今年の夏季から入った磯風さんです」

磯風「磯風だ」ビシッ

??「……第二班って、提督と山城の夫婦のところか、大変じゃない? 磯風ちゃん」クスクス

磯風「慣れた。もうあの二人の喧嘩がないと物足りなくなるぐらいになってしまったよ」ウンウン

??「なるほどねえ!」アッハッハッハッハッハ

祥鳳「はい、熱燗お待ちどうさまです!」トンッ

??「お! きたきた!」


??「いやー、冬は熱燗に限るねえ!」グイッ

??「ぷはあ! あーおいし! もう一本頂戴な!」プハアア

祥鳳「はいはい、少しお待ちください」トタタタタッ

磯風「……」ジーッ

??「? なんだい? 磯風ちゃん」

磯風「熱燗、あんな熱いものを一気によく飲めるな」

??「これぐらいなきゃ、普段の軍務は乗りこなせないからね~」アッハッハッハッハッハ

磯風「……軍務、同業か?」

??「見てわかんない?」ンッンッン?

磯風「軍属にしては、目の下の隈が大きすぎないか?」

??「普段の激務のせいだよ、これは勲章さ!」アッハッハッハ

磯風「そうなのか、それで……では、所属は」

祥鳳「はい、追加、お待ちどう様」トンッ


??「お! きたきた! で、なんだっけ?」グイッ

??「あ、俺の所属か、まだ言ってなかったね」スッ



広報部部長(以後部長)「鎮守府所属で、広報部勤務の部長やらせてもらってるもんだよ。よろしくね、磯風ちゃん」アクシュ


磯風「よろしく頼む」アクシュ

部長「それと」

磯風「?」


部長「磯風ちゃん、ガムをあげよう」スッ

磯風「む、すまない」

部長「いやいや、ここの丼物、口の中がねばねばになるでしょ? だからアフターサービスだよ」クシシッ

祥鳳「あら、なら貴方には出しませんよ、今日は豚丼なのに」プイッ

部長「わー! ごめんなさい! とってもおいしいから許せてください」ゴメンナサイ!

祥鳳「……仕方ないですね、今用意しますから」クスッ

部長「ありがとね! 愛してる!」

祥鳳「まったく、大げさなんですから」ヤレヤレ

磯風「……よく磯風が丼ものを食べたとわかったな」クチャクチャ

部長「ん? ああ、それなら簡単だよ、ここのお店ってさ、旦那が帰ってくる日は丼物がメニューになるんだよ」

磯風「旦那?」

部長「祥鳳の旦那さん」


磯風「そうなのか、だったらぜひとも挨拶をしないといけないな」フンスッ

部長「なら大丈夫だよ、さっきアイサツしたし」

磯風「む? そうなのか……む、まだ他の方に、挨拶など磯風はしていないが」

部長「さっきしたじゃん」

磯風「いつ?」

部長「俺が入ってきて熱燗飲んだあと」

磯風「……ちなみに、祥鳳の旦那はどこに」

部長「今目の前にいるじゃん」グンボウ ヌギヌギ

磯風「つまり?」

部長「そう」


部長「俺は君の所属する鎮守府の広報部部長兼、祥鳳の旦那の部長です。よろしくね、磯風ちゃん」ニコッ

はい、今日はここまで

実は広報部部長、祥鳳と同時に出したかったのですが、榛名が話題になっていたため、出してしまいました。
では、おやすみなさい

秋月はどこの所属だっけ

今日は外回りと正月の準備で疲れたのでお休みです。仕事が休みの日の方が忙しいな

あと、新年早々、近くの河にフンドシ一丁で入るという、伝統行事という名の狂気を通り越したなにかに参加することになったので、31日は更新できなくなるかもしれません。ごめんなさい

>>262
実はまだ所属決めてないんですよ。悩んでます。

山4つ越えた町でApo最終巻売ってるって友人が言っていたので年末なのに行って買ってきました!
親父に怒鳴られたけど満足でした!特にアタランテに胸の谷間が……

更新!


磯風「……」ポカーン

部長「ん? どしたの? ……さては祥鳳の旦那さまがこんないい男で吃驚仰天!ってわけかい?」ナハハハハッ!

磯風「い、いや、その、なんだ? その……洒落があるな」ウンウン

部長「そうかい?」テレテレ

祥鳳「ただ戸惑ってるだけですよ」ゴトン

部長「それはわかるけど……って、豚丼かい?」ウワア

祥鳳「ええ、めしあがれ」クスッ

部長「いただきます」パシッ





磯風「……よく食べるな」シゲシゲ

部長「…ん? ああ、まぁ、自分の御嫁さんのご飯はおいしいしね」ガツガツ

祥鳳「でもよくかんで食べてくださいよ。丸のみじゃないですか?」マッタク

部長「いやー、そうなんだけどさあ……」ガツガツ

磯風「なにか。あったのか?」

部長「なにが?」

磯風「今、食べている最中笑みを浮かべていたぞ?」

部長「…んー、いやね、祥鳳と会った時もこんなこと言われてたなぁって思い出しちゃって」ガツガツ

祥鳳「……そういえば、そうでしたね」クスッ

部長「あの時は若かったなぁ」ガツガツ

祥鳳「思い出に浸る時ぐらい箸、止めませんか?」チラッ

部長「ご飯なくなっちゃうからやだ」

祥鳳「なくなりませんよ、なくなってるのは熱燗ですね」カラッポ

部長「新しいの、頂戴な」

祥鳳「はいはい」トタタタタッ


磯風「なんだ、二人は食堂であったのか?」

部長「ん?」ガツガツ

磯風「初めて会った時飯を食っていたのだろう? だったら食堂であったのか? 二人は」

部長「ああ、そういうことね。違うよ、俺と祥鳳は食堂でであったわけじゃないね」ガツガツ

磯風「なら居酒屋か?」

部長「違うよ――とある島だよ」

磯風「休暇中にか?」

部長「いや、特別反攻作戦俗称『鉄底海峡(アイアンボトムサウンド)』実施中だね」ガツガツ


磯風「――」

部長「ありゃ? そうか、聞いたことなかったか。アイアンボトムサウンドっていうのはね」ガツガツ

磯風「大本営が数年前に行った特別作戦のことだな」

部長「知ってたの?」ガツガツ

磯風「ああ、有名だからな。新日本海軍至上最も苛烈にして過酷な戦いと呼ばれて、深海棲艦出現期並みのダメージを海軍に与えたからな。磯風も軍属ではないが、耳にしたよ」

部長「知ってたなら話は早いね。そうだよ、艦娘登場以後、深海棲艦との戦いで最も悲惨な戦いとして我が軍に刻まされた戦いさ」ガツガツ

部長「試合に勝って勝負に負けた戦いとして有名だね」ピタッ

磯風「そうなのか?」

部長「それは聞いてなかった?」

磯風「ああ、多大な犠牲は出したが辛勝を収めたと耳したが」

部長「そうだけど、被害と得た物が釣り合ってなかったんだ。しかも勝利したはいいけど、維持する能力に欠如してたから陸戦隊の大部分を捨て駒として、その後に陸戦隊との間に亀裂を生じさせたのは致命的だったよ」ハァ


祥鳳「だから陸軍のあきつ丸さんがきたんですよね」コトン

部長「だね……だけどさ、もっと早く、事前に艦娘標準の揚陸艇を準備するのが当たり前だと思いけどな」トクトクトク

磯風「……その作戦に参加したのか?」

部長「うん、もっとも、俺は海じゃなくて陸の上で、それも哨戒にきた深海棲艦に砲弾を浴びせて位置を知らせ、上陸してきた深海戦艦にゲリラ戦を仕掛けてあくまでも人間がこの島にいるから戦力を送るっていう役割だったけどね」グビッ

磯風「……撤退戦か?」

部長「……うん、本隊を逃がすために、最終的にいくつかの島を放棄しなくちゃいけなくなったから艦隊を逃がすための囮兼捨て駒だ」グビグビ



部長「死ぬかと思ったね」


部長「深海棲艦に直接触れ、高圧電流をたたき込みオーバーヒート、各坐させる『神手』なんて電力なきゃ動かないし、島だと充電もできない。カードリッジが尽きたらそれでおしまいだから、慎重に使ったよ。でも、殆ど使えなくて最後は捨て鉢につかってたけど」クショウ

部長「でも、つらかったのは飯が食べれないことだったなあ」シミジミ

磯風「そうなのか?」

部長「うん、深海棲艦なんて上陸してくるのは人型でめっちゃ強いからさ、正面から戦わずに落とし穴掘ってかかったところを殴ったり切り殺すんだけどさ、それが重労働なんだよね」アハハハハッ

磯風「むぅ…」

部長「だから、深海棲艦が退いたら階級を問わず皆で穴掘ってたな」アハハハハッ

磯風「……」

部長「睡眠もご飯も食べれずにくたくたになってたけど、死んじゃうから必死だった。でも、それでも戦闘が終わってさ、穴掘ろうとした時気がついたんだよ」

磯風「なにをだ?」

部長「俺以外の、同僚も上司も後輩も、皆死んでたってことと、俺の左腕が消し飛んでたからスコップ握れなくなってたことにね。あと鼓膜が破れてて、なにも聞こえなくなってたんだよ」

祥鳳「……」

部長「もう正直、あ、駄目だこれって思ったら倒れちゃってねえ」


部長「いやー、あの時さ、仰向けに倒れたらね、おなか減ったなーって思っちゃってね」

部長「でも、なにも気力が湧かないんだよ、いや、おもうんだよ、生きたいんなら止血しなきゃとか、もう俺以外は全滅だから戦えない。一刻も早く逃げて深海棲艦に見つからないような場所に隠れないととも、頭では考えられるし、それが最善策だってのもわかるんだけど、一向に気力が湧かない」

磯風「それでおなかが減ったと思ったのか?」

部長「うん、けど、昨日最後に皆で食べた乾パンが最後の食糧だったなぁって思い出してさ」グビッ

祥鳳「そうだったんですか?」

部長「そうだよ、そんな時だったね」ニコッ

祥鳳「……そうでしたね」クスッ

磯風「何がだ?」

祥鳳「私の索敵機がこの人を見つけたんですよ」





部長「ただでっかい鳥だなって思ったよ」ズズー

磯風「ふむ」ズズー

部長「あ、鳥だ、食えるかな?って思ったら気を失って、起きたら」ズズー

祥鳳「私の艦の医務室でした」ニコッ

磯風「なるほど」ズズー

部長「そんときにさ、彼女、お昼だったらしくて僕の横でカツ丼食べてたんだよね」ズズー

祥鳳「……そうでしたね」

部長「美味しそうでさ、それで思わず……」

祥鳳「いきなり起きかがって、キスというか口の中のカツを奪われた時は驚きましたよ」ハァ

磯風「」ブファアア!!

今日はここまで

人物紹介
広報部部長
鎮守府一のリア充にして社畜。
嫁さんが美人で二児の父親だが、部下の一人が戦闘狂かつ仕事狂であるため週7勤務で週平均睡眠時間が21時間という狂った勤務体制の人物。
嫁が可愛いし、我が子にも会いたいため、朝とお昼ご飯は嫁の店からわざわざ配達してもらっている。
携帯の着信音が我が子の笑い声にしているが、それを部下(秋雲)に聞かれ、引かれた。
転職すべきか真面目に考えている。

この部長、ロビン・ストーナー退役大尉じゃね?

>>279
部長はゴットハンドの足元にも及びません。だってあの人ルーミス騎士団じゃないですか!ムリー!
ただ統合レンジャー入れるぐらいの実力はあります。
この鎮守府、前にも書きましたが、権力闘争で負けたからここにくるか、それとも前線で捨て駒にされてたところをここの元帥に拾われたかの二択なんで、後者の場合皆強運の持ち主です。

……しかし、改めて考えてみると、兵器設定がredEyesに頼り過ぎだなぁ
横山先生の最近の本、航空機主役なので戦艦でてこないし
どなたか参考になる小説があったらぜひとも紹介していただきたいです。

では、ぼちぼち再開


磯風「ゴフォオオ……ゴフォオ!」ゲハッアアア

祥鳳「だ、大丈夫ですか?」サスリサスリ

磯風「…ああ、いや、ゴフォ だいじょ、ゴフゴフッ、だが、うううん!!」ゲッハッ

部長「むせるねえ」サスリサスリ

磯風「……ああ、もう大丈夫だ」フーッ

部長「まったく、焦るからだよ、お茶漬けなんだからあせって食べることないのに」ズズーッ

磯風「い、いや、磯風はお茶漬けにむせたわけではなく、その……」

部長「俺が祥鳳の口からカツを奪ったこと?」ズズー

磯風「む、まぁ、そうだな」ウンウン

部長「だって美味しそうに見えたんだモン、しかもあの位置からじゃ祥鳳の丼じゃなくて口に運ぶカツしかみえなかったし」ズズー

祥鳳「でも、私ファーストキスだったんですよ」プイッ

部長「あ、いや、それは……」

祥鳳「せっかく取っておいたファーストキス、しかも私が目当てじゃなくて食べてた物が目当てだなんて、最悪でしたね」ハァ

部長「それについては、その、ごめんなさい」アタマ サゲ


祥鳳「まったく……いいです、もう気にしてませんし」クスッ

部長「よかった」ズズー

祥鳳「でも、こんなに付き合いになるとは思いませんでした」

部長「うん、俺もまさか君と結婚して」

祥鳳「いえ、それ以前に、てっきり原隊に戻るのかと」

部長「あ、そっか、まだその時は……俺が初めてだったもんね。戦場で拾われるのは」

祥鳳「元帥が原隊に戻ってもこの事実を知っている兵士が極端に少ないから、消されるだけだってことで無理やり階級を引き上げて編入したんですよね」

部長「だったね」

磯風「? なぜだ? なぜ消されるのだ?」

部長「それはね、アイアンボトムサウンドにて軍部は撤退はしたが敗走はしなかったって公表されてたからだよ」


部長「アイアンボトムサウンドは海軍史上もっとも多大な犠牲と莫大な資金を投じて、動員兵数は軍が空になり、国庫ですら空になるほどの資金を投じてなされた作戦だった。だけど、見通しが甘かった。甘すぎた」ズズーッ

部長「今ほど夜戦装備も揃っておらず、また索敵装備などもあまり役に立っていなかった。昼戦は強いが、夜戦となれば文字通り死ぬか生きるか、だから、文字通り多くの艦娘が海底に沈み、それ以上に艦娘非装備で練度も甘い揚陸艇が何百船と沈んだ」

部長「だけど、失った者に対して得た物は蚊の涙」

磯風「……」

部長「しかも、その成果も戦線が維持できず敗走するっていう完全な赤字だった」

部長「参加した兵士たちは誰でも知ってる。まだ15歳以下の、初陣だっていう少年兵すらそれを理解していた」

部長「だから、どうやっても深海棲艦を仕留められない、自分たちの位置を知らせるためのグレネードランチャーと、かろうじて仕留められるとっつきのついたライフル銃、それと神手を持たされれば、捨て駒の出来あがり。真実を知る者は一人でも少ない方がいいっておまけ付きで」


部長「だから生き残った兵は殆ど後方で待機してたか、完全に船の上で戦場を知らずに戻ってきた兵ばかり。実際に戦ったことのある兵士は極端に少ない。それと、奇跡的に戻ってきた連中はさらに捨て駒にされるってわけだよ」

磯風「むぅ……」

部長「最も、左腕失ってたから傷痍軍人として退役することもできたけど、本土に戻っても傷痍軍人に職なんてないし、それに年金だけで生きてはいけないなって思ってたから、階級引きあげて引き抜いてくれるって元帥が言った時は嬉しかったね」ウンウン

磯風「つらくなかったか?」

部長「なにが?」

磯風「全てだ」

部長「そりゃ、左腕を機械化したからリハビリはつらかったし、それに今までデスクワークなんてやったことなかったから覚えるのもきつかったけど覚えなきゃ」

磯風「そうではなく、その、そのような作戦で仲間を失ったことを」

部長「……どうだろうね、正直わからないな」

磯風「わからないのか?」

部長「そうだね、でも、たまにこれでよかったんじゃないかって思ってるんだ」

磯風「よかった?」


部長「うん、もしもあの作戦に参加してなかったらここに来ることもなかった。今の仕事もつらいけど、本土のどこかで死んでたかもしれない。いや、死んでたね、30まで生き残れない世界だし」

部長「でも、こうして今、生きてる。だから、こうして生きている。ご飯は美味しいし、嫁は美人で子供はかわいい。それでいいんだよ」

磯風「……なるほどな」

部長「それに」チラッ

祥鳳「?」

部長「ごめん、熱燗おかわり」

祥鳳「もう! これだけにしてくださいね」トタタタッ

部長「……俺が怪我しなかったら祥鳳がリハビリ手伝ってくれてなかったし、結婚できなかったね」

磯風「? なぜだ? なぜ左腕を失ったら結婚したのだ?」

部長「いや、あのね、非常に言いにくいんだけどさ」ウーン

部長「俺を世話してく内にね、その、あれに両方ともなっちゃって」

磯風「あれ?」



部長「ナイチンゲール症候群」プイッ


ちょっと昼飯食ってきます。もう三時だけど

ナイチンゲール症候群
患者を看護師が介護しているうちに感謝されていることに対して特別な感情(恋)があるのでは? と感じる心理状態

バックトゥザフィーチャー参照


磯風「……ああ、あれか」

部長「知ってた?」

磯風「艦娘になる前に映画で見た」

部長「なら、話は早いね。だからこのことは……」

祥鳳「お待たせしました~」トタタタタッ

部長「お、ありがと」





磯風「……zz」クークー

祥鳳「…おやすみなさい」クスッ モウフカケ

祥鳳「御座敷も静かだなとおもったら」チラッ

山城・提督「「……zz」」グガーグガー

部長「あー、酔い潰れてるねぇ」ミゴトニ

祥鳳「だったら、私送って……」

部長「大丈夫大丈夫、この人たち簡単に風邪ひかないからさ」ウンウン

祥鳳「なら泊めちゃいますか?」

部長「そうだね、そうしちゃうか、とりあえず、俺が二階に運ぶわ」

祥鳳「ありがとう」

部長「あ、それと」オチョコ サシダシ

祥鳳「?」

部長「来年もよろしくね祥鳳」カチン

祥鳳「はいっ!」ニコッ

完!

とりあえず、今年はここまで

みなさん、よいお年を

あけましておめでとうございます。
冬の河はとても水が寒くて死ぬかと思いました。>>1です。

今日から新シリーズがスタートします。どうぞよろしくお願いします。


それと、エロ解禁しようかな? と考えています。
ぼちぼち再開


――鎮守府・食堂――

山城「………」クッチャクッチャクッチャクッチャクッチャクッチャクッチャ

千代田「………」ガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツ

ビスマルク「………」モガモガモガモガモガモガモガモガモガモガモガモガモガ



摩耶「なんだあれ?……」

磯風「む? 摩耶あけましておめでとう」オゾウニ ズズー

摩耶「おう! 磯風、あけましておめでとう。だが、雑煮の箸は置け?」ナッ?

磯風「む? それはすまなかった」カチャン

摩耶「わかればいいが、あれはなんだ?」

磯風「む? 磯風の上司の山城と、第三班の秘書艦、千代田。それと第三工廠の建造班秘書艦のビスマルクだな」ムムッ

摩耶「んなことわかってるよ、問題ななんですさまじい形相で三人ともおせち料理かっこんでるんだよ? オーラからしてちげえよ」

磯風「む? あれはこういうわけだ」つ紙

摩耶「あ? なんだこの紙?」


摩耶「えっと、なになに……『山城へ。本土の鎮守府で問題が発生した。その処理に何人か事務と工廠の人間が呼ばれて招集されてたから行ってくる。提督』……ああ~それで姉さんたち、怒ってるのか」ナットク

磯風「ああ、それと第三班の士官と建造班の主任もついていったらしい……あんなに気合いを入れたのにな」

摩耶「しっかり振り袖着こんでるなぁ」

磯風「ああ、朝早く起きて町の美容室に予約していたが、その間に三人が行ってしまったので、帰ってきたらこの置き手紙のみだったから余計に怒りが爆発したようだ」ウンウン

摩耶「だからって飯にぶつけることねえだろう……にしても、高そうな着物だな、あれ」

磯風「実際、提督たちに隠れて貯金していたのだ」

摩耶「そうなのか?」

磯風「ああ、磯風を含め四人で買いものに行ったことがあったのだが、ビスマルクが店先に飾ってあった着物に一目ぼれしてな、それで給金では買うのに正月まで間にあわんからレンタルできるように貯金したと聞いた」

摩耶「だからお前も振り袖姿ってわけか」

磯風「似合うか?」フリフリ

摩耶「黒の振り袖って珍しいけど、似合ってるな」

磯風「黒は女を引き立てるからな」フンス!


摩耶「じゃあ、このあと初詣でもいくか?」

磯風「む、それはいいな」ウンウン

摩耶「あたしも振り袖でも出してみるか」

磯風「む? 摩耶は振り袖をもっているのか?」

摩耶「あ。ああ。別な鎮守府に所属してるアネキが送ってきたんだが、中々着る機会がなくてな」ポリポリ

磯風「ちょうどいい機会だな、ならば」

摩耶「そうだな、じゃ、飯食ったらいこうぜ」

磯風「……あの、三人も誘ってもいいか?」

摩耶「……あの三人か?」プイッ





山城「………」クッチャクッチャクッチャクッチャクッチャクッチャクッチャ

千代田「………」ガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツ

ビスマルク「………」モガモガモガモガモガモガモガモガモガモガモガモガモガ


磯風「ああ」コクン

摩耶「いいけどよ、誘うのは磯風がやれよ」

磯風「了解した、それと感謝する」ビシッ




今日はめっちゃ早いですが、ここまで

しかしついに2015年か、ガングリフォンの時代になってしまいましたね
レイバーやヴァンツァー、歩行戦闘車はまだでてないですが、あと二十年は巨大人型兵器はでないんでしょうか?

親戚のあいさつ回りでビール、めっちゃ飲んでフラフラなんで今日はお休み

今年はエヴァの年だってことすっかり忘れてた。あとバックトウザフューチャーも

山城のガチエロを書きたい。おやすみなさい

2015年、使徒が攻めてきたり、車が空飛んだり、二足歩行車が空飛んで移動したりと大忙しですね

全部実現しないな! 特に使徒が来たら困るな!ではぼちぼち再開


――鎮守府近郊 神社――

摩耶・磯風「「……」」スズ<<カランカラン

摩耶・磯風「「……」」サイセン チャリンチャリン

摩耶・磯風「「……」」パンパンッ





摩耶「……なあ磯風」

磯風「なんだ? 摩耶」

摩耶「あいつらいいのか?」ユビサシ

磯風「どうすることもできんだろ、あれは」フイッ



山城「提督とできちゃった婚提督とできちゃった婚提督とできちゃった婚提督とできちゃった婚提督と……」ブツブツブツブツブツブツブツ

千代田「今年こそ士官のタイミングが完璧で千代田がお嫁にいけますように今年こそ士官のタイミングが完璧で……」ブツブツブツブツブツ

ビスマルク「アトミナール(主任)と幸せな家庭をアトミナールと幸せな家庭をアトミナールと……」ブツブツブツブツブツ


磯風「本殿から離れているが、良縁に恵まれる分社だから三人とも本気だな」ウンウン

摩耶「ああ、さっき一万札を入れてたところにも本気を感じるが、本気すぎて誰もよってこねえな」

磯風「ああ、近づけば殺されそうだ」ウンウン

摩耶「……おみくじでもひきにいくか?」

磯風「そうしよう」コクン





摩耶「お! 中吉だ」

磯風「む、磯風は小吉だな」ウウム

摩耶「なになに…あんまり得なことはねえな。どれもはずれもねえけど当たりもねえって書いてあるぜ、この中吉」ウワア

磯風「磯風は……縁に注意しろとかかれてるな」

摩耶「ん? どれどれ……縁が全てを変える、これからの縁を考え付き合うべしって、確かに」

磯風「ううむ」ウデクミ

摩耶「んな面倒臭く考える必要ねえって! ほら、これ結んだらさっさと……」


??「あら~、磯風ちゃんじゃあーりませんか!」


磯風「む?」

摩耶「あ?」

急用
父の迎えとそのほかの大勢の送迎行ってきます
今日は帰りが遅くなるので、ここまでにします

夜も更けてきて、ばあさまに見つかると明日の朝飯が白米だけになるけど更新


整備士2「こんなところで会うなんて運命じみてるね~」ケラケラケラケラ

磯風「む、整備士2。新年明けましておめでとう。今年もよろしく頼む」ペコッ

整備士2「磯風ちゃんは礼儀正しいねえ~、こちらこそよろしくねんッ♪」ペコッ

摩耶「……磯風の整備士か?」

磯風「む? 摩耶は合うのが初めてか? そうだ、こいつは磯風の」

整備士2「どもども~! 磯風ちゃんのシステムプログラムを担当してます整備士2っていいます」テ サシダシ

摩耶「……あたしは摩耶だ、よろしく頼むぜ」テ サシダシ

磯風「そういえば、整備士1はどうした? 一緒にいないなんて珍しいな」キョロキョロ

整備士2「あいつは……」プイッ

磯風「?}プイッ


古鷹「ねえみてみて! 私おみくじで大吉をひいちゃった!」ムギュ

整備士1「わかったからくっつかないでよ!古鷹姉ちゃん」ワー


整備士2「あっちで絶賛ラブコメ中です、はい」ペッ

摩耶「…あれは、古鷹か?」

整備士2「おや御存じで?」

摩耶「ああ、この鎮守府で親父(元帥)に拾われた時に一緒の船に乗ってたからそんときに少し……」

整備士2「さいですか」

磯風「むう、しかし、あの二人」チラッ



古鷹「ねぇねぇ、今日はこの後せっかくお休みなんだから町までいってお洋服、ミてもらってもいいかな?」イチャイチャ

整備士1「いいけどさ、古鷹姉ちゃん、この間みたいにハメはずしすぎて……」イチャイチャ



磯風「ああいう関係だったとは」フム

整備士2「リア充が」ペッ


摩耶「ああ、まさか古鷹に弟がいたとは意外だぜ」ウンウン

整備士2・磯風「「え?」」

摩耶「あ?」

整備士2「いや、今なんて?」

摩耶「だから、あの古鷹に弟がいたとはなあって思ってよ」フンス

整備士2・磯風「「…………」」ジーッ

摩耶「な、なんだよ、その目は!?」

整備士2「いや、なんですか、その……」

磯風「春は遠いなと思ったものでな」

摩耶「? そりゃまだ正月だし、春なんてまだまだ先だろうが」クビカシゲ

磯風「そうだな、なにか食いに行こう」ナマアタタカイ メ

整備士2「摩耶さん、俺たちのおごりです」生温かい 目

摩耶「やめろお!なぜだが知らねえけど、生温かい視線を送るのはやめろお!」

早く寝ろと怒られたので今日はここまで

最近更新短くてすみません

なんだが正月よりも仕事してた方がゆっくりと休める不思議

……親戚周りで酒飲まされ続ける恐怖、ビール三杯飲んで気持ち悪くなる下戸なので酒飲まなくていいのはいいですね

ぼちぼち更新


――茶屋――

摩耶「なんだあの二人、実の姉弟じゃねえのか」モグモグ

整備士2「はい、なんでも古鷹さんが艦娘になる前から家が近所で、そのつながりだそうで、リア充撲滅!」クソー

磯風「なるほどな、整備士1も意外とやるじゃないか」モグモグ

整備士2「んだけどね~」ウウム

磯風「? どうかしたのか?」

整備士2「いや~思えばぼくっちにたいしてさ、辛辣かつあの真面目っぷりはリア充特有の優越感から来るものだと思ったら、なんででしょうか? 友情が崩壊しそうだぜ、磯風ちゃん」ネェ?

磯風「なら簡単だ、整備士2も彼女をつくればいいだろうが」モグモグ

整備士2「……クソー! 磯風ちゃんなんてしらねー!」ズダダダダダ

磯風「あ、おい、整備士2……行ってしまったな」モグモグ

摩耶「ここが、食券形式だから財布は痛まねえからいいじゃねえか」モグモグ

磯風「それはそうだが」モグモグ


??「あ、やっと見つけたわ」ゼェゼェ

??「こんなに走らされるとは、不幸だわ」ヒィヒィ

摩耶・磯風「「ん」」

ビスマルク「磯風! 急にいなくなってしまうから探したじゃない!」ゼェゼェ

山城「……そうよ、神社何周もして、ここでお茶してるなんて、不幸だわ」ヒィヒィ

摩耶・磯風「「(いっけねえ! 忘れてたあああああああああああ!!))」」シマッターー!

磯風「む、なんだ、その……すまん」


ビスマルク「…色々と思うことはあるけどそのまえに」ガタッ

山城「ええ、そうね」ガタッ

磯風「」ビクッ

ビスマルク「すみませーん! あんみつ二つ!」

山城「一つはきなこ抜き、アイスクリームましましでおねがいします」





――鎮守府 第二班 執務室――

磯風「……と、そんなことがあり、そのまま居酒屋『しょうほう』に行き宴会になったのから一週間も経っていないが」チラッ

山城「……」グデーッ

磯風「こら、山城」カミ マルメテ ポコン

山城「……あだ、不幸だわ」サスリサスリ

磯風「たしかにまだ今年になって一週間も経過していないが、正月は終わったぞ。それに未だ提督が戻らず、この班の中では一番職務に従事した山城が班長なのだからこの書類を確認してもらわないとな」ドサリッ

山城「……うわ、多いわ、不幸だわ」ハァー

磯風「……多いか? これは普段の半分以下だぞ?」ピラッ

山城「そうじゃなくて、これ提督に押し付けようとしてた分類だから不幸だわ」ハァ

磯風「……そんなに提督が戻らないのがつらいのか?」

山城「……そうね、あの切れやすい若者の代表格みたいなのがいないと執務も」

磯風「そうではなく、提督が恋しいか?」

山城「なッ、だ、誰が」// プイッ


ちょっと急用

すぐ戻ります

終わり。そして再開です
そういや、艦これに備えてVITA購入しましたが、ソフトでいいのありますか?


磯風「だってそうだろう、今日は仕事始めだというのに凡ミスしまくりだぞ」ハァ

山城「ど、どこが?」

磯風「最初に書類の計算式を間違え」

山城「うっ」グサッ

磯風「さらに書類の整理場所と保管場所を間違え」

山城「ぐっ」グサグサッ

磯風「あまつさえ、重要書類をごみとしてシュレッターにかけようとしていたのだし。逆によくここまで仕事に身が入らないと感心さえするぞ」

山城「ぐおおお!」バタリッ

磯風「……そんなに提督が恋しいのか?」ハァ

山城「こ、恋しいんじゃないんです」プイッ

磯風「ならばなにを」

山城「ただ、不安なだけで」ウジウジ

磯風「どんなだ?」

山城「……提督が、これを機に私を捨てないかって」ウジウジ


磯風「またそんな心配を」ハァー

山城「だって、出張している班長の御世話は本土の、出張先の鎮守府所属の艦娘が行いますから、その時気にいった艦娘がよほど重要な役職についていない限り引き抜かれることもあるって聞いてますから……」ウジウジ

磯風「提督が世話をした艦娘を引き抜くとでも?」

山城「……そんな気がするだけです」プイッ

磯風「そんなわけないだろうが」ハァ

山城「でも…」ウジウジ

磯風「だってもでももないぞ山城、提督は仕事を終えたらすぐに戻ってくる」

山城「今までで一番長く出張なんですけど、予定日過ぎてるんです」ウジウジ

磯風「出張が長引くなんてよくあるだろう」


山城「長引いているのは、出張先で気にいった方がいてそれでその方を引き抜くために手間取っているからのびているからとか……」ウジウジ

磯風「だからそれは」

山城「いえ違うわね、その子の御中にはすでに新しい命が……」ウフフフフフッ

磯風「(面倒くさい)」ウムウム

山城「……提督、提督ウウウウウウウウウウウウ!!」シクシクシク

磯風「……山城」ニコッ





――鎮守府・防波堤――

山城「(……今日は仕事にならないからって追い出されたわ。不幸だわ)」シクシクシク

山城「………」ポツネン

山城「………なんでいつもこうなのかしら」ハァ

山城「(私は、気立てが悪いし、愛想笑いの一つもできない、炊事もそんなに得意じゃない、辛気臭いし……提督を支えることなんて私にはできないわね)」ウンウン

山城「……」シクシクシクシクシク


??「……おや珍しいね、ここに先客がいるとは」ドッコイショット

山城「…」バッ

元帥「久しぶりだね、山城ちゃん」ハーヤレヤレ

山城「……またさぼりですか?」

元帥「いやね~もう五十も過ぎると連日の酒が応えてね、今日は休肝日ってことにしたんだよ。それに山城ちゃんだってさぼってるじゃない。今勤務時間だよ」ツリイト タラシ

山城「仕事にならないからって追い出されました」プイッ

元帥「そりゃいいことだ、自分もそれくらいになりたいねぇ」アッハッハッハッハ

山城「いっつもさぼってる方がなにを言ってるんですか」プイッ

元帥「だから休肝日だって」アッハッハッハ


元帥「……」ウキ プカプカ

山城「……」

元帥「……」ツリサオ クイッ

山城「……」ジワッ

元帥「……」ハズレカ

山城「…う」アフレ

元帥「……」エサツケテ

山城「うわあああああああああああああああああああああん」シクシクシクシク


山城「ああああああああああああ」シクシクシクシク

元帥「……空は真っ青なのに大雨だ」ウンウン





元帥「落ち着いた? 山城ちゃん」アメタベル?

山城「……ええ、大分」イタダキマス

元帥「彼(提督)のことかい?」

山城「はい」モゴモゴ

元帥「不安かね?」

山城「……はい」モゴモゴ

元帥「それなら大丈夫だよ、君が思ってる通りのことなんてないから」

山城「なぜですか?」

元帥「自分の同期が彼の出張先鎮守府の元帥でね、ちょっと手回しをしたよ」

山城「なら……」

元帥「ああ、君の家が彼に悪さをすることはないだろう」

山城「よか……ち、違いますから!」バッ

元帥「? なにが?」

山城「わ、私は提督の身に何かあったんじゃないかって心配したんじゃなくて、ただ単純に提督がどっかの艦娘に手を出したら私が提督の子を孕んで提督を絶望させるって計画が台無しになったんじゃないかって心配しただけですから」プイッ

元帥「(この面倒臭さ、やっぱり山城君だ)」ウンウン

山城「だから提督の心配なんて別に」ゴニョゴニョ


元帥「ともかくよかったじゃないね」

山城「まぁ、それは……」ゴニョゴニョ

元帥「でもさ、君に一つ聞きたいことがあんだけど」

山城「なんですか?」

元帥「なに、簡単なことだよ」

山城「?」


元帥「彼が君に恋して愛したんじゃなくても、君は彼を好きでいられる? 山城ちゃん」ニコッ

今日はここまで

明日語られる衝撃の真実ゥ(予定)
お楽しみに

VITA……本気でなにを買うべきか本気で迷う
カプサバやりたいし、だけどPC版のホロウ持ってるし……つまみ食いしてみます。

ぼちぼち更新


山城「え?」キョトン

元帥「だからね、彼(提督)が君(山城)に恋して愛したんじゃなくても君は……大丈夫なの?」

山城「は? え?」

元帥「だから、君が……」

山城「い、いえ、それはわかりますけど、いえ、わかりませんが、つまりええっと……」キョトン

元帥「つまりね、彼は」


元帥「君を、山城という人間を見て理解して恋したんじゃなくてさ、君を大事にすることを恋してることと勘違いしてても愛せる?」


山城「…な、なにが言いたいんですか?」

元帥「君と彼の出会いは悲惨だ、悲惨の一言だ」

山城「とつぜんなにを」

元帥「だって、君は肉親を失い、彼は同期や上司原隊を失って、それどころか陸軍士官への道すらも閉ざされた」

山城「……」

元帥「不運だねえ」ハァ

山城「……ええ、不幸ですね」

元帥「だけど幸運もあった」


元帥「君が戦艦山城への適性があったことだよ」


元帥「それによって君と彼は生きのびた。彼は君への負担を減らすために侵食までされて、ね」

山城「ええ、だから提督しか私の艦長に」

元帥「なれなかったんだよね、君への負担を半分彼が引き受けたから」

山城「……そうですよ」

元帥「そんな男女二人が愛し合うようになるのは早かった。そもそも、彼は男だったのに半分荒御魂をもらったんだから君に沈めてもらったんだよね」

山城「……つまり、なにがいいたいんです?」

元帥「だからね、山城ちゃん」


元帥「つくづく君しか彼には残されてないんだよ」


山城「……え?」

元帥「だってさ、彼は君以外に終わってさ、なにが残ったの? 友人、上官、未来、帰るべき場所、なにが山城ちゃん以外に残ってるの?」

元帥「なんにも残ってないよ」

元帥「自分がいうのもなんだけどさ、彼はいい部下だ。仕事の覚えも早かったし、それに仕事熱心、なによりも真面目だ。調べたら彼、陸軍士官学校時代は4番だったんだってね。だから貧乏くじを引かされたんだけど、その道(未来)も閉ざされた」

元帥「将来の栄光への道も、過去の功績と呼べるものも海軍内部のごたごたで取り消されて君の艦長になれなかったらそれこそ無実の罪を押し付けられて口封じで殺されてたかもしれない」

元帥「でも、君のおかげで彼はそうならなかった。そうなれば、君はどんな意味を持つと思う?」

山城「……それは」

元帥「彼の、いや、彼らの唯一の功績にして、自分を守ってくれた女性、彼が阿呆がつくほどの生真面目であることも考慮すれば、彼にとって山城ちゃんはとてつもなく大事な人、君は彼にとって代えがたい人なんだよ」

元帥「だからね、もう一度、これを踏まえて聞くよ」





元帥「彼は、山城ちゃんをしっかりと見て恋したわけじゃなくて、大事な存在を護りたいとおもって恋したとしたら、それでも君は彼を愛せる?」ニコッ



ちょっと休憩。

やってしまったよ、提督と山城の過去編がまだだってことを忘れてたよ。すっかりやった気でいたよ
やっちまったよ、どうしましょう

悩みつつぼちぼち再開


――士官寮 提督と山城の部屋――

<<バタンッ

山城「……」ベット ニ ボフッ

山城「……………」

山城「……………………」

山城「……………………………はぁ」タメイキ

山城「……………………………………………」

山城「提督、まだ戻られてないんですね」ゴロンッ

山城「…………………」



元帥『彼が山城ちゃんをみずに恋してたとしても、愛せる?』カイソウ


山城「………逃げてしまったけど、本当にそうだったらなんてわかるわけないじゃない」ゴロンッ


山城「………いや、そもそも前提からしておかしいわね」ウンウン

山城「わ、わたしは別に提督のこと好きじゃないですし、提督が私を好きじゃなくて、もしも別な誰かが提督にとって重要な護るべき存在だったとして愛し恋していたとしても、別に構いませんし、それは個人の自由ですし」ウダウダ

山城「なのに私が提督を愛してるとは限らないでしょう……た、たまに勘違いしたように私が提督を愛してるっていうようなことを言いますけどあれは別に空気に流されてるだけで恋に恋してるだけで提督を愛してるわけじゃないですし、それにそれが仮に恋してたとしてもそんな恋はすぐに冷めると言いますか、私には姉さまがいますし」ウダウダ

山城「お互いのことを知り尽くしてるっていってもあれはただ単に付き合ってる年月が幾分他の誰よりも長かったという話しなだけで私はそれがむしろ量より質だと思ってますし、現に姉さまなんて艦娘になる前は合計一週間も一緒にいたことはありませんが誰よりも姉妹愛は深かったですし、ですから提督と私がお互いのことを知り尽くしててもそれは質が劣ってますし」



山城「よって、私は提督を愛してませんし恋していません!」バンッ



山城「…………………………はぁ」タメイキ

山城「無性に虚しくるとか…これも全部提督のせいだわ、不幸だわ」ゴロン

山城「……提督は私じゃなくてもよかったのかしら?」

山城「仮に、私じゃなくても愛してくれてるなら大事にしてくれるかしら?」

山城「…………………」

山城「大事にしてくれる人なら、浮気なんてしないわね」ケッ

山城「……そもそも、提督が好きな、惚れこむような女性ってどんな方なのかしら?」

山城「……やっぱり明るくて男の方を立てられるような女性かしら?」

山城「加えて、料理上手で家庭的、それでいて、でしゃばらず、提督に迷惑をかけないように三歩後ろをあるいて仕事もてきぱきとしっかりと覚える事務仕事もできる方とか?」

山城「……やっぱりあの人じゃない?」フンッ

山城「…………」ナミダ ジワ

山城「……う」


山城「うああああああああああああああああ!!」ナキクズレ





山城「……はぁ」フキフキ

山城「布団の上で泣いたから、涙とか鼻水でえらいことになったわね」ハァ フキフキ

山城「…………」フキフキ

山城「でも、私いつまでもこのままなのかしら?」フキフキ

山城「いつまでも提督と喧嘩して提督に怒られて、たまに空気に流されて提督を襲って」フキフキ

山城「……それで提督との間に赤ちゃんができて、いや、できたとしても提督は望んでできたわけじゃないから逃げますよね?」フキフキ

山城「…………………」

山城「子供できても、結婚しても、変わらないのかしら? ずっと私は提督にとって唯一の成果だから愛される存在なのかしら?」



山城「……それは嫌ね」ウン


山城「なら、やることは一つね」ガタッ







今日はここまで
今までもそうですが、読み返してみて原作大事にしなさすぎてごめんなさい。
山城のキャラ乖離と独自路線を走らせすぎているし、暴走してるし、色々とごめんなさい。

かなり遅くなりましたが、更新

ありがとうございます。

  三日後 深夜

――鎮守府・通路――

提督「(すっかり遅くなっちまった)」テクテク

提督「(……まさか予定がずれ込むとは思いもしなかった。新年早々山城には悪いことをしちまったが、しかし、目標は達成できたから良しとしよう)」ウンウン

提督「(つっても、もう十二時も回っちまったし)」チラッ

提督「(士官室も消灯で、無論俺の部屋に明かりもねえし、わざわざ山城、起こすこともねえから今日は執務室のソファアで毛布にくるまってねるかな)」テクテク





――第二班 執務室――

<<ガチャッ

提督「(電気はっと……)」

<<カチッ

提督「(よし、これでいいとして、あとは……)」ゴソゴソ

提督「……って、あれ?」ン?

提督「おかしいな、山城がいつも昼寝するように置いてあった毛布がねえぞ」ゴソゴソ

提督「……もしかして、棚の上にでも……」ピタッ

提督「……棚の書類ファイルの位置が違うな」アラ?

提督「……」ショルイ<<ペラペラ

提督「……いや、中身ももう一度整理されてる」パラパラ

提督「磯風? なわけがないよな、あいつにはこの過去の書類を整理し直す知識がねえし」パラパラ

提督「ってなれば」クルッ


提督「……山城、か?」ヤマシロ ノ ツクエミテ

提督「……ん?」ツカツカ

提督「………」ジーッ

提督「……山城の机が、小ざっぱりしている、だと?」ガクン

提督「……いや、ちげえな」キョロキョロ

提督「よく見てみると、この執務室、山城が持ちこんだがらくたや娯楽の類がごっそりなくなってやがる」ゴクリ

提督「俺の……俺の出張中になにが…まさかッ!!」ダッ





――医務室――

提督「山城オオオオオオオオオオオオ!!」

窓<ガッシャアアアアアアアアアアアアン!

医務官「今度はなんなの!?」

提督「んなことはどうでもいいんだよ!! 先生、山城は無事なのか!? 無事じゃなかったらただじゃおかねえぞこの野郎!」

医務官「いやいやいや、いきなり深夜に奇襲かけてなにそれ!? 山城はきてないよ。あと肩掴んで揺らすのやめて。本当に脳震盪で気絶しそう」ガックンガックン

提督「んなことあるわけねえだろうが! 執務室に帰ったら山城の机がこざっぱりしてんだよ! ありえねえよ! ありえねえから! ありえねえだろうが!!」ユサユサユサ

医務官「いやありえるかどうか知らないよ、ここ数日あってすらいないんだし。ただ単に掃除したんじゃない?」ガックンガックン

提督「嘘いうな! あのずぼらな山城が磯風から言われて掃除したとしてももっとおそまつな掃除になるわ! あの折り紙で山おりがきっちりできないし、かならず本は帯が失くすかもしくはしわくちゃになってる奴なんだぞ山城は!」ユサユサ

医務官「うん、とりあえず君は山城に全力で謝罪するべきだと思うよ」ガックンガックン


提督「つまりだ! 山城の身になにがあったんだ!? 教えろ! 山城は無事なのか!?」ユッサユッサ

医務官「安心しなよ、ここに山城は来てないよ」ガックンガックン

提督「本当か!?本当だろうな!!?」ユサユサ

医務官「嘘ついても仕方ないじゃない」ガックンガックン

提督「まじか?」

医務官「マジだよ」ウン

提督「……よかった~」ヘナヘナ

医務官「ただ……」プイッ

提督「……ただ」

医務官「一名、班長が出張中に留守を預かった艦娘がおかしくなったっては聞いたけど」





――鎮守府・通路――

提督「(山城オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!)」ズダダダダダダッ

提督「(すまねえ! 俺が放っておいたばっかりにこんなことになっちまうなんて! 本当にすまない!)」ズダダダダダダッ

提督「………ここだ、俺の部屋の前だ」ゼェハァゼェハァ

提督「……いくぞ」ゴクリッ

提督「大丈夫か、やまし」ガチャ

??「うるさいです、夜はお静かに」ゴッ

提督「ヘブラッ!」フットビ


 のちに提督はこう語る。

 部屋に入り提督が見た物とは、オレンジ色の女子学生が着るような服を着て、眼鏡をかけた山城であった。
 だが、その女性が持っていた「生徒会名簿」と書かれた簿で殴られ意識を失いつつ、提督は思った。

 「この山城らしき女性は、誰なのか?」と。

 のちに第二次ジャック・ザ・リッパー(霧に閉ざされた正体不明)事件といわれ、本来ならばこの鎮守府のみならず、日本新海軍をも震撼させるに匹敵する事件の幕はこうして上がったのである。(憲兵隊調書第225号『霧艦隊六号接触事件』より抜粋)

今日はここまで
コミックスでのあの方の活躍がすごくて出してしまった。あと、コンゴウの新衣装がよかったと思います。
早く劇場版がみたい

では、おやすみなさい

昨日は暴走し過ぎた、反省してる。

あと、アニメの艦娘出撃シーンがSEEDと鎧武のハイブリッドでしたね個人的にファイズギアっぽく全体に艦装の大体の形が浮かび上がって変身!とかを想像してました。

では、ぼちぼち更新


    二日後
――元帥・執務室――

元帥「いやー、わるいねーわざわざ来てもらっちゃってさ」オチャ ズズー

提督「いえ、もともと自分のせいですから」

元帥「いやいや~、まさかさ、またイレギュラーが表れて、それも艦装に取り込まれ、艦娘を乗っ取るとは思いもしなかったな」ウンウン

提督「……超重力砲と侵食魚雷を持っていなかったのは不幸中の幸いでありました」クッ

元帥「でもあの演算能力はすごかったね、彼女(山城)は君がいないとまともに船を動かせないっていうのに、まさか十七隻の船と、いくら戦艦といえども互角以上に戦いぬくとは思わなかったよ」ハハハッ

提督「……それにつきましては、私の落ち度で山城には」

元帥「わかってるよ、それよりあの子は大丈夫なの?」

提督「ええ、医療班は山城は気絶しただけなので、意識はすぐにでも戻るとのことです」

元帥「よかったね」

提督「はい」コクンッ


元帥「しかし」チラッ

提督「……」

元帥「なんだったんだろうね、彼女」

提督「私も山城が」

元帥「そうじゃなくて、突然現れて山城に寄生した誰かだよ」

提督「更新記録には、自らをヒエイと名乗っていた人格ですか?」

元帥「うん、そうだよ。工廠班があのあと山城の艦装を調べたらさ、あの人格が表れていたときはすさまじい電気負荷がかかってたってことしかわからなかったけど、でも機能自体は至って普通の艦装だったらしいね」

提督「ええ、ですからなぜあのような特殊フィールドと銀の砂が形成されたのかが」

元帥「なぞだね~」ハァー


元帥「ま、彼女(ヒエイ)はいなくなって彼女(山城)が戻ったんだからいいじゃない」ウンウン

提督「ですが、損害が……これは無視できる問題ではなく」

元帥「あんまりうじうじ掘り返すとあの通信記録、鎮守府放送に乗っけるよ」ニッコリ

提督「」ピタッ

元帥「いやーわかいね、実に若いね―」ニヤニヤ

提督「(落ち着け、あのときの、まさかログは消去……)」

元帥「ちなみにあのログは消去してもレコーダーに記録してたから無駄だよ」ニヤニヤ

提督「物理的手段かつ古典的手段ですね、元帥殿!」orz

元帥「それにこっちの人的被害はゼロだし、それに彼女の電子記録を探せばうまくいけば我々もなにか得るものがあるかもしれないからいいんだよ」

提督「すみません」ペコッ


元帥「ま、ともかくこの話はここまでにして」ゴソゴソ

提督「?」

元帥「はい、これ」スッ

提督「……なんでしょうか? この封筒は?」

元帥「開けてみて」ホラッ

提督「では」ゴソゴソ

提督「(……二つ折りの紙?)」ペラッ



元帥「昇進おめでとうね」ニヤニヤ


提督「……あ」ホントウダ


元帥「……反応、うっすいね。まさか、忘れてた?」ン?

提督「い、いえ、忘れてません、忘れてませんでしたよ」アセ ダラダラ

元帥「の割に汗すっごいけど?」

提督「いえ、大丈夫ですから」ダラダラ

元帥「ならいいけど、そういえばさ」




急用
すこしはなれます。
あと、最近説明不足すぎますね。反省します

復活

特別編、これ終わったらやろうかと思ってます

だめだ、今日は書けない。本当にすみません。
なにかリクエストありますか?簡単なのなら書けそうですが

普通にラブラブしてる所みたい

>>379
了解です。書いてみます


【ラブラブ】

提督「……つっても、これ書いてる奴がなにをしてればいいのかわからんってなんなんだろうな」ハァ

山城「いきなりメタ発言はやめてください、提督」ピコピコ

提督「だってなにをすればいいのかわからねえんだし」ハァ

山城「普通にしてればいいんじゃないですか? 普通の生活を」ピコピコ

提督「……普通って、いつも通りでいいのか?」

山城「それじゃ面白くないですし、休日でいいんじゃないですか? 出勤しても面白くないですし」ピコピコ

提督「……わかった。じゃあ、この間借りてきた資料でも読むか」ゴソゴソ

山城「ですね」ピコピコ


提督「……」ペラッ ペラッ

山城「……」ピコピコ

提督「……」ペラ ペラッ

山城「……」ピコピコ

提督「……」ペラペラッ

山城「……提督」ピコピコ

提督「なんだ? 山城」

山城「そこにあるペットボトル取ってくれます?」ソレ

提督「……自分でとれよ、それぐらい」ホラヨ

山城「いいじゃないですか、けちですね」アリガトウゴザイマス

提督「……」ペラッ ペラッ

山城「……」ピコピコ

提督「……」ペラ ペラッ

山城「……」ピコピコ

提督「……」ペラペラッ


扶桑「……お二人とも、会話がなさすぎですよ」ガラッ

山城「あ、姉さま」ドウモ

提督「扶桑さん、どうしたんですか? 窓から」コンニチハ

扶桑「なにしてるんですか? またお題無視ですか?」

山城「だって」チラッ

提督「なにしたらいいのか?」チラッ



扶桑「……二人とも」ニコッ


扶桑「そんな人たちには」ゲーム機<<スイッチ off


山城「姉さま……まだセーブしてません!」ナンテコト


扶桑「こうですよ」本<<マド カラ ポーイ


提督「ああ!俺の希少本!」ヤベエ






提督「と、まぁ、そんな感じで追い出されたんだが」テクテク

山城「データが飛んだわ、寒いわ、それと提督と一緒だなんて不幸だわ」ブルブル

提督「うるせーよ、俺が不幸だわ、お前となにが悲しくて二人で歩かなきゃならんのか」テクテク

山城「……提督のせいじゃないですか? なんなら、もう二度と寒さどころかなにも感じない体にして差し上げましょうか?」ガシャコン

提督「おーおー、やってみろや架空戦艦、その前にお前が砲撃できねえようにしてやろうか?」アアン

山城・提督「「…………」」

山城・提督「「うおおおおおおおおおおおお!!」」ガキンガキイィイン





磯風「む? また暴れてるなあの二人は」ウウム

名取「そうだね、またやってるね、あの二人」ウンウン

磯風「まったく、やるなとは言わないが、それでも多少は抑えてほしいものだ」ウンウン

名取「それは無理だよ~」クスクス

磯風「む? それはなぜだ?」

名取「だってね」クスッ

名取「あの二人は喧嘩してるときが一番お互いしかみてないからあれがあの二人のデートなんだよ」クスクス

磯風「……そういうものなのか?」

名取「そうだよ」

<<ドゴーンドゴーン

<<ウオオオオオ

完!

今日はここまで

本当にこんなんしか書けなくてごめんなさい


Q.なんでこんなに遅れたの?

A.カプさば大変面白かったです。あとまさかFateシリーズにロリババアが現れるとは

……ごめんなさい。では、ぼちぼち更新


――医務室――

ドア<<コンコン

医務官「はーい、どうぞー」カキカキ

提督「失礼します」ガチャ

医務官「えっ……」ジーッ

提督「どうかしたのか? 先生」

医務官「いや、君がおとなしくまさかのドアから入ってくるなんてびっくりしただけだよ」

提督「あんたは俺をなんだと思ってるんだ?」イラッ

医務官「毎度毎度窓から強襲部隊のごとく突入して雑務費を増やす招からざるお客さん、かな?」ウンウン

提督「(ぐうの音もでねえ……)って、先生、山城は無事なのか?」プイッ

医務官「露骨に今話題ずらしたね……まぁ、山城なら無事だよ、さっきスマブラして私のサムスが吹っ飛ばされたところだ」ウンウン

提督「思いのほか元気そうだな、オイ!」

医務官「それで曙にみつかって砲撃を食らったところだよ」プスプス

提督「だからあんた焦げてたのか?」


医務官「ま、僕のことはいいけどさ、それよりあってくるんだろ? 山城に」

提督「その言葉はどうかと思いが、ま、そうだな」

医務官「だったら、これ」ヒョイ

提督「……これって眼帯?」ウケトリ

医務官「そうだよ、だって、君の生活用義眼壊れてるじゃない」

提督「わかってたか……」ゴソゴソ

医務官「視線があってないし、君自身もどこか歩き方がぎこちないからね。君も高圧電流食らって入渠施設に運び込まれたって聞いたし」

提督「口が軽すぎるだろう……入渠施設の医療班」ハァ

医務官「いやいや、僕が個人的に知りたかっただけさ。前にいったじゃない、他人の夜の生活と体に興味があるだけの善良な医者だよ、僕は」

提督「あんた、正規の手続き踏んで医者になったわけじゃねえだろうが」ソウチャクッ

医務官「僕のことはいいとして、だ。気を付けなよ、山城のために無茶することと、山城のために自分を犠牲にすることは違うんだからね」

提督「肝に銘じておくよ。ありがとうな、先生」キュッ

医務官「どういたしまして」





提督「山城」ガラッ

山城「……提督?」オキアガリ

提督「ああ、俺だ……起きても大丈夫なのか?」

山城「ええ、もう平気ですが…提督こそ、眼帯なんてしてどうかなされたのですか?」

提督「……ちょっと昔の杵柄を若い連中に、今も俺は十二分に若いが、見せようとして歩行戦車で暴走しただけだ」プイッ

山城「……不幸だわ」ハァ

提督「なにがだ?」

山城「そんな嘘ついて、ばれないとでも思ってるんですか、提督?」ジッ

提督「いつわかった?」

山城「私を見る目がおかしいですから気が付きますよ」プイッ

提督「……それもそうか、お前へんなところで聡明だしな」ウンウン

山城「変なところは余計です、で、なにがあったんですか?」ジッ

提督「……実はな」





山城「つまり、話をまとめると……」

山城「『自分を変えようとした私は元々艦装にインストールされていた秘書検定ソフトを片っ端から試したけど効果がなく、どうするかと悩んでいたところ、愚痴をいうスレにアップされていた謎のアプリをダウンロード、しかし、それには電脳ゴーストが入っており、主人格すら乗っ取られ、数日は提督のスーパー秘書艦として働いていた』」

提督「ああ、なぜか眼鏡かけて、磯風にもなぞの制服着せてな」

山城「『しかし、なぜか潜水艦隊を見て暴走』」

提督「シオイをみたら暴走したんだよ」

山城「『そして、手当たり次第に攻撃をしかけ、討伐隊まで組織されるが艦隊を相手に一隻で無双し、最終的に提督が二足歩行戦闘機で乗り込み鎮圧』」

提督「……乗り込む際に、そんなクレイジーな計画に付き合ってくれる奴がいなくて榛名にでかい借りを作っちまったのが汚点だ」

山城「話をまとめると、こうなんですが……その、提督、誤りとかって」

提督「……気持ちは察する」

山城「………」

提督「………」


山城「……不幸だわ、本気で不幸だわ」ドヨーン

提督「でも、まぁ、記憶飛んでてよかったじゃねえかよ」アタフタ

山城「明日からどんな顔をして、みなさんに会えばいいのやら」フフフッ

提督「いや、手当たり次第に攻撃っつても、実弾じゃなくて演習弾だったから実質的な被害はお前の船に突入するときにおしゃかにした二足歩行戦闘機と、違法データ焼き切るときに壊しちまった俺の左目の電脳義眼くらいで、お咎めなしだしよ」

山城「……それもこれも、提督のせいだわ」キッ

提督「なんでだよ!?」

山城「そもそも提督が私に高性能なことを求めてるからです……私がどれだけやって、も………」ドヨーン

提督「……山城?」


山城「そうですよね、提督は私とまったく違う方がタイプですものね」フフフッ

提督「……山城、なにいってんだ?」

山城「……提督」スッ

提督「今度はどうした?ベットの上で正座して」

山城「いままでお世話になりました」フカブカー

提督「おい、今度はどうした、いきなり」

山城「……だって、こんなことをすれば、いくら記憶が飛んでるからといっても居られません。ですが、提督や扶桑姉さまのおじゃまをかけるようなこともしたくありません」

提督「……だから、軍をやめるってか?」

山城「ええ……提督が嫌ってらっしゃるお家の力とやらで裁判は免れるでしょうが……」

提督「山城は、さ、俺が嫌いか?」

山城「突然、なんですか?」

提督「いいから、答えろ、山城」ジッ


山城「……こういうことは、男が先にいうものですよ、提督」プイッ //

提督「……おれは、もう言ったからいいんだ」ハッ

山城「聞いてませんよ」

提督「お前は俺を二度も辱める気か?」プイッ

山城「……ええ、提督を辱めるのは楽しいですし」

提督「お前は嫌な奴だな、山城」ケッ

提督「で? どうなんだ、山城」ジッ

山城「―――そうですね」ウーン


山城「『お前は俺の女だ!俺はお前に惚れたんだよ!』って戦場で叫ぶくらい好きですかね?」ニコッ

提督「」ゴフォオ

山城「(……その反応、どうやら私の夢じゃなかったようね)」ウンウン

提督「……おま、どうして、それ知ってんだ?」

山城「復活しましたね、まぁ、あれですよ。なぜかぼろぼろの提督がそんなこといってたなぁと思いまして」ウンウン

提督「くそ、なんてことだよまったく……おぼえてやがったなんて」ズーン

山城「そんなに落ち込むことですか?」

提督「……ともかくだ、山城」ヤマシロ ノ カタ ガシッ

山城「無理やりまとめに入りましたね、提督」ハァ

提督「一つだけ、解決方法があるが、それでどうだ?」

山城「……解決方法?」



提督「その解決方法っていうのはな」ハァハァ

山城「顔、近いです、提督」

提督「それは……」ウゴゴゴッ

山城「それは?」



提督「……………俺と結婚してくれ! 山城!!」ガァア!


山城「へ?」キョトン

今日はここまで

某所でレ級と駆逐艦の幼生のやばさを暴露しました。

では、ぼちぼち更新


山城「……なにを言ってるんですか? 提督」

提督「ん? なら、言葉を変えよう、山城、俺と所帯を……」//

山城「いやいやいや、別に意味を理解できないわけではなく、なぜその結果に行きつくのかを尋ねたのですが? てか、頬を染めないでください、気持ち悪い」ウエ

提督「……それもそうだな」ゴソゴソ

山城「なにを取りだそうとしてるんですか? 提督」

提督「ほれ、これ読んでみろ」つ封筒

山城「なんですか? この封筒」ピラピラ

提督「読めばわかる」ホラッ

山城「……はぁ」カサッ


山城「……今度新設される基地の計画書ですか?」ピラッ

提督「ああ、特別作戦が発表されてな、それに伴い陸戦隊および補給施設などの基地が増設また新設される。それでその、なんだ、基地の所長なんだが……」

山城「まさか、提督が!?」ガッ

提督「いや、俺じゃなくて、第三班の士官だ」

山城「なんだ、士官が……え? 士官がなるんですか?」

提督「ああ、この間、それで試験を受けにいったんだが、その、俺は落ちて、士官が受かった」ウンウン

山城「落ちたんですか? 提督」

提督「ああ、落ちたよ、落ちたんだよ、なにか文句あるか?」ケッ

山城「ざまぁwww」m9

提督「よーし、表でろ、今日こそ息の根を止めてやる!」ガタッ


山城「そもそも、この間の出張って、まさかこの試験だったんですか?」クスクス

提督「……ああ」コクン

山城「嘘つくからおちるんですよ、提督」クスクス

提督「はっ! 正直にいったらてめえは『出世にしか興味がなくなかった』って正月どころか春までずっとふさぎこむだろうが!」ケッ

山城「いいじゃないですか、別に」ムッスー

提督「よくねえからいったんだがな」

山城「話は戻しますが、それで、士官の出世と提督が私に結婚を申し込んだのはどういった関係があるんですか?」

提督「どうでもいいが、お前、さっきまで落ち込んでたのが嘘のようだな」

山城「はぁ、不幸だわ」フゥ

提督「突然どうした、山城?」

山城「何年私と一緒にいるんですか? 提督は」ハァ

提督「お前のテンションにはあと十年つきあってもわかんねえだろうな!」


提督「で、だ、俺は所長(司令)には選ばれなかったが、副司令を拝命した」

山城「へ?」ピタッ

提督「なに驚いてんだ?」

山城「……つまり」

提督「栄転だ」

山城「で、でも!ここでいきなり経理部の二班が抜けるって!」

提督「大丈夫だ、今度は俺たちと違って大本営で経理を担当してた奴が来るからな」

山城「……つまり」

提督「来月には転勤だ」

山城「つ、つまり、連れていける艦娘って……」

提督「あっちの基地で配属されるから、基本的には引き抜きは無理だな」ウンウン


山城「つまり、このままだと私と提督は離ればなれになるから……そういうことですか?」

提督「ああ、だからよ、俺の家内にならねえか?」

山城「ケッコンしてるっていっても私たちは正式に書類を交わしたわけじゃないですし、連れて行けませんものね。でも正式に婚約を結べば家族として連れて行けますね」

提督「ああ、俺は副司令になるから、その基地での地位は相当だし、うかつには山城の家の連中も手を出せねえよ」

提督「それに、今まで見た事ねえ連中と組むんだ、ここほど居づらくはねえだろう」ウンウン



提督「だからよ、俺と結婚しねえか? 山城」



山城「急ですね、提督」

提督「作戦自体が急だったからな」ウンウン



山城「……提督」ウン

提督「……なんだ、山城?」



山城「すこし…………考えさせてください」


ちょっと休憩

再開


――居酒屋『しょうほう』――

山城「……」グビグビ

祥鳳「あ、あの、山城さん、そろそろそれぐらいにした方が」オドオド

山城「……おかわり、お願いします」カラッポ

祥鳳「山城、さん? 大丈夫ですか? 眼が据わってますよ?」オドオド

山城「いいから、お願いします」ズイッ

祥鳳「はい……」トボトボ

山城「……はぁ」タメイキ


???「しけた面してどうした、山城」ドカッ

山城「……工廠長」ウワッ

工廠長「なんだ、私の顔を見れても嬉しそうじゃないな、失礼な奴だ。久々の登場なんだからもっと喜んだ顔したらどうだ? 貴様は本当にしけた面だ」ウンウン

山城「余計なお世話です」プイッ

工廠長「……元帥が隠し持っていたがくすねてきた酒でもどうだ?」ホレッ

山城「店に店以外の酒を持ちこまないでください」ハァ

工廠長「相変わらずつまらん奴だ」トクトクトク


工廠長「結婚を申し込まれたそうだな」グビッ

山城「御存じなんですね、提督の口の軽いこと軽いこと」ケッ

工廠長「いや、お前の旦那経由じゃなくてだな、建造主任経由だ、あいつも新設の基地に栄転するからな、ビスマルクを連れて」グビー

山城「訂正が一つ、旦那じゃないです」ムッ

工廠長「そうか、それはすまなんだ」ケプッ

山城「はぁ……もういいです」グビッ

工廠長「なんだ、結局お前も盗んできた飲むんだな」ククッ

山城「いいじゃないですか」ムッ

工廠長「それはいいとして、だ。なにを悩んでるんだ、山城?」

山城「……悩んでません」プイッ


工廠長「悩んでるだろうが、すさまじく贅沢な悩みをな」グビッ

山城「贅沢ですか?」

工廠長「ああ、贅沢な悩みだ。私は旦那がいるが、そこまで悩まなかったぞ」ウンウン

山城「それは貴方が思い切りがよすぎるから……」

工廠長「思い切りも良くなるさ。子供が産めない体になって、それどころか体の半分は機械で補っている状態なんて人生捨て鉢だ……ああ、不幸だ、くそったれ」グッ

山城「……そうですか」グビッ

工廠長「ああ、そうだ、せめてお前と私の順番が逆だったら私は今頃寿退役して、子供産んで育ててたぞ、今代山城よ」

山城「……怨んでますか? 工廠長………いえ」



山城「先代山城さん」


今日はここまで

過去編をやったら実は工廠長、結構重要人物です。ただし、まだ書けてない(白目)
では、おやすみなさい

遅くなりましたが、ぼちぼち更新

最近疲れてるのか、眠いけど眠れない状態です


工廠長「怨んでなぞおらんよ。ただ、なにが気にくわない、山城? お前さんは第二世代、何度か体を補って強化手術を受けたとはいえ子供産める体じゃないか、それにお前はずっとあいつ(提督)と結ばれたかったんだろう? だったらありきたりだが、私の分も幸せになれよ。私がつかめなかった幸せを叶えろ。じゃないとずっと、お前とあいつ、今の関係のままだぞ」グビグビ

山城「……だってあの人が浮気したとき、私に」

工廠長「タイプじゃないって言われたのか? あの女に?」

山城「……」ウナヅキ

工廠長「そんなんでどうしたよ? いいか山城」

山城「……」

工廠長「それはあの女がいっただけで、お前が直接あのバカに言われたわけじゃなんだぞ? それを理解してるのか?」

山城「でも、あの人はそういった方で、私は……」ゴニョゴニョ


工廠長「ああもう!焦れったいを通り越して面倒くさい! そんなうじうじ言ってるようだったら殴るからな! この三本目の腕で!」シャキーン

山城「やめてください、それ工業用で鉄板を切り裂ける義手じゃないですか、死にます」

工廠長「だからだ! そんなじれったいのなら殺しちまうぞ! 死にたくないならなんでかいえ! 説明しろ! 山城!!」

山城「………」プイッ

工廠長「昔みたいにだんまりか!? 山城、本気で殴るぞ、この尼が!」

山城「………です」

工廠長「あ?」キコエナイ

山城「………提督を支える自信がないからです」チビチビ


工廠長「支える自信がないって、それで悩んでるのか?」

山城「ええ、まあ……だって、私、提督にいっつもお世話になってるのに、私はなんの力にもなれない、いっつも足を引っ張ってばっかり、そのくせ文句は人一倍多くて、そもそも、私は提督から未来を奪った原因なのに、こんな私が提督の奥さんになれるのか、なれる資格があるのか……」ハァ

工廠長「また贅沢な悩みだな、山城!」ムカッ

山城「人が悩んでるのに……」ハァ

工廠長「いいか! 山城! 夫婦なんて支えあってんじゃないぞ!」

山城「……それはわかりますよ、娘は常時反抗期で、貴方の旦那は娘にナース服を着せてましたよ」ハァ

工廠長「そうか! それはあの野郎をあとでぶっ飛ばすとしてだ! つまりはな、山城、私が言いたいことは」ガシッ

山城「言いたいことは?」


工廠長「やっちまう前から後悔するな! やっちまったあとで、問題がでたあとで後悔しろ! ってことだ!」バーン!


山城「……不幸だわ、そんないい加減なアドバイス初めて聞きましたよ」ハァ

工廠長「とにかく飲んで今日は悩め! 山城」グビグビグビ

山城「応援したいのか悩ませたいのか、どっちですか?」ハァ





――提督・士官部屋――

提督「はぁ……」グビッ

磯風「司令、そんな溜息混じりに酒を飲んでもうまいのか?」グビッ

提督「磯風、大人になればわかる、大人になればな」ウフフッ

磯風「そんな涙と不気味な笑いを浮かべられても説得力に欠けるぞ、司令」グビッ

提督「でも、やっぱりあれか? 俺が山城と、いや、そもそも雰囲気が欠けてたのが問題だったか?」ハァ

磯風「まだ断られたと決まったわけでもあるまいに、そう悲観することもないぞ司令」グビッ

提督「いや、ぜってーあれ断られたよ、断られる予兆だよ、俺の感がそうつげてる」ウンウン

磯風「磯風は司令と山城、過去になにがあったか多少知る程度だが、山城がこういったことを断った前例があるのか? 司令」


提督「いや、ねえけど」ウウン

磯風「だからな、大丈夫だ、磯風がこう言った時は大概大丈夫だ」ウンウン

提督「なんだ、その自信」ククッ

磯風「それに司令は栄転するんだ、少しは嬉しそうに……」

ドア<<ガチャ

磯風「む?」フリ

提督「あ?」ムキ

山城「……」ズーン

提督「山城……」

磯風「む? 山城、おかえり。邪魔していたぞ。今司令の」

山城「……」ツカツカツカ

磯風「む、どうした? 山城、外で飲んで」


山城「提督」ガシッ

提督「な、なんだ? 山城?」グギギギギッ

山城「提督」ギリギリギリギリ

提督「だから、なんだ、山城? あと、肩に指がめり込んでいてえよ、山城」ギギギギギギギッ

山城「提督は私を不幸にするつもりなんですね?」

提督「あ?」

山城「だって、私が断れば提督と私は離ればなれ確定です。提督は前にどこにも私のそばから離れないって言った癖に、私が断れば実家に強制送還ですよ今回」

提督「いつの話だ、山城?」

山城「不幸だわああ不幸だわ不幸だわ」

山城「私はただ提督と一緒にいたいってだけなのに、扶桑姉さまや磯風とも別れることになるなんて、不幸過ぎて頭がおかしくなりそうです、提督」ギリギリギリギリ

提督「一旦、指離してくれねえか、山城?」


山城「なら、皆と一緒にいたいんですよ、提督? 提督だけじゃなくて、姉さまや磯風と一緒にいたかったんです、私は。それをわかってなかったんですか?」

提督「……それは」

山城「なのに、栄転する、それにお前をつれていけないから結婚して妻になればいいって、こっちの都合完全無視じゃないですか?」

提督「それは、悪かった」

山城「不幸だわ、謝るくらいなら最初からしなければいいのに」ハァ

提督「でも、俺は最善をやっただけだ、やったこと自体には謝らなねぇからな」プイッ

山城「こっちを見なさい、提督」ニコッ

提督「あと、本気でいてえから離せ、山城」

山城「いやですよ、離せば今度は提督がどっかにいっちゃったら大変じゃないですか?」ニコニコ


提督「どこにもいきゃあしねえから、離せ、山城」グギギギッ

山城「嘘ですね、提督は嘘を平気でついて不幸にするから信用できません」ニコニコ

提督「じゃあ俺はどうすればいいんだよ、山城」

山城「簡単ですよ、提督、提督は……」ハラリ

提督「……おい、なぜ脱ぎ始めた、おい、山城?」ワタワタ



山城「私に子種をくださればいいんですよ、提督」ニコッ




提督「」


提督「結局それ(子作り)じゃねーか! 本気で放せ! この野郎!」ジダバタ

山城「ですからアマです。それと、今日は酒の力でいつもよりもパワーアップしてますからできる予感です」ニコ

提督「磯風がいるじゃねーか、だから、やめ」

山城「磯風なら先ほど逃げましたよ」

提督「磯風えええええええええええええ!最後の良心が逃げたあああああああああああ!!」

山城「ですから、子供の名前考えながら行為に及びましょうね」ゴソゴソ

提督「やめ、やめ、ああああああああああああああ!!」





今日はここまで

明日、というか次回から特別編がスタートします。お楽しみに

一部で話題の刀剣乱舞やってみたんですが、ニトロ+と聞いて正宗さんが腕を弾丸に変えて肋骨で敵を拘束して、腸をぶちまけ最終的にはクトゥルフに登場するなにかになる正宗さんなら素敵だと思います。

そんなわけで今日から特別編
遅くなってすみません。


特別編『アイサツ編』


バス<ブロロロロロ……

提督「……ここは変わらねえな」ハァ

山城「そうですね、提督」モグモグ

磯風「ほう、本当になにもないのだな」モグモグ

山城「提督の御実家の山奥に温泉はあるからあとで一緒に行きましょうか?」モグモグ

磯風「む、それはいいな」モグモグ

提督「どうでもいいが、煎餅残しておけよ、アイサツ用のに手を出しやがって」ハァ

山城「それは御心配なく、別に持ってますし」ホラッ

提督「それはそれは安心した」ハァ

磯風「む、司令、先ほどから溜息ばかりだがどうしたのだ?」モグモグ

提督「色々と気が重いんだよ」ハァ

磯風「司令、そんなことでどうする、せっかくのアイサツだというのに」モグモグ

提督「てか、なんでついて来てんだよ、磯風」ハァ


山城「そういえば、バス同じでしたね」バリバリ

提督「気づけ、山城」ハァ

磯風「それならば護衛だ、元帥から頼まれたものでな」

提督・山城「「元帥から?」」

磯風「ああ、もしも司令と山城を害する者がいるかもしれないと言われてな」

提督「お前(山城)の実家のことか?」ヒソヒソ

山城「たぶん、そうですね」ヒソヒソ

磯風「なので不肖磯風が護衛をまかされたわけだ。安心しろ司令、山城、この磯風が全力で護衛するぞ」フンス

提督「まぁ、なんだ、とりあえず艤装は持ってきてねえよな?」

磯風「持ってきているわけないだろう、司令、軍紀違反だぞ」

提督「だよな」

磯風「だが、不安なので陸戦隊から強化外骨格を借りてきた。このトランクの中に入っていて、いざというときは……」

提督「持ってくるな! んなもん!」ガーッ


提督「てかそんなもん借すな陸戦隊! どうやって借りたんだ、すげーな磯風!?」ガーッ

磯風「? 提督と山城の警備に不安を覚えると言ったら快く貸してくれたぞ? 陸戦隊の総隊長殿が」キョトン

提督「ずさんすぎる以前に磯風、お前のコネクションすげーな、陸戦隊の総隊長って副司令(大将)じゃねーか! 俺も仕事以外で話したこともねえ!」ガー

磯風「む? 赤城と加賀から紹介されたのだが?」

山城「正規空母とコミュ取れるだけですごいですよ」バリバリ

提督「磯風、お前の前世秀吉だったんじゃないのか?」ハァ

磯風「むぅ、それだと出世はできるが天下が安泰にはならんな」

山城「まぁ、その辺の話は後にして、行きましょうか、提督、磯風」スタスタ


提督「……まぁ、そうだな」ハァ スタスタ

磯風「ああ、行こう、山城」スタスタ






ちょっと休憩

最近筆が遅くてすみません

読み返してみて、説明が足りなさ過ぎてますよね

あと、カリオストロの衛兵はなぜ結婚式なのにあんなkkkみたいな格好なんだろうか?
なやみながらぼちぼち再開


提督「……」トボトボ

山城「……」モグモグモグ

磯風「……」テクテクテク

提督「なぁ、山城」テクテク

山城「なんですか? 提督」モグモグ

提督「なんでお前、俺の背におぶさってるんだ?」テクテク

山城「だって疲れたんですもん」モグモグモグ

提督「おりろや! 磯風も歩いてるじゃねーか! おめえも歩け!」ホレ!

磯風「む? 司令、私は構わんぞ」

提督「……まぁ、そんな重装備だしな、てか、それ山岳戦用の装備だよな? 海軍それ持ってないはずだよな?」

磯風「常駐している陸軍から借りた」フンス

提督「磯風、お前やっぱり秀吉の生まれ変わりだわ」ナデナデ

磯風「む、撫でるな、こそばゆいぞ司令」//

山城「……」ムッ


山城「……不幸だわー、冬の日差し浴び過ぎて日射病になったみたいだわー」ギュット

提督「背中に体押し付けるな、山城、純粋に重いわ」ハァ

山城「うれしいくせに」ボソッ

提督「てか、本当になんで着物なんぞ着てくんだよ、山岳戦装備の磯風を見習えとは言わんが、流石に前のヒラヒラよりも歩きずれえだろうが」ハァ

山城「だって、アイサツに行くのに変な格好をするわけにいかないですし」バリバリ

提督「そりゃそうだが、それならよ」


提督「磯風の外骨格みたくトランクに着物入れてくればよかったんじゃねぇのか?」


山城「あ」ソウダッタ

提督「おい、今のあってなんだ? 気がついたあか? すげえ不安なんだが」

山城「ち、違いますから、それなら着替えるのが大変なだけですし」プイッ

提督「……まぁ、いいが」ハァ

山城「なんですか? 今の溜息は?」

提督「別に」プイッ

山城「……」ゲシゲシ

提督「俺の脚を蹴るな、足を」




だめだ、最近書いては消して書いては消してで、本当に進まなくごめんなさい
今日はここまで

前のように書けなくてごめんなさい

一日中図書館にこもって陰陽師読んでいたらいつの間にか閉館で、気が付いたら夢枕獏先生の本しか読んでないことに気がついた。

そんなわけで自分の中で唐突に夢枕獏ブームが再来しつつ更新


提督「よいしょっと」ポスト<<コトン

山城「提督も律儀ですよね」モグモグ

提督「なにがだ? 山城」

山城「だって帰省の度にほかの集落にもお土産配ってるわけですよね?」モグモグ

提督「そうだが?」

山城「だからそれが律儀ですっていったんですよ」モグモグ

提督「仕方ねえだろ、内地で甘いもんなんぞ滅多に、それでこんな山奥なんぞだと手に入れることは不可能なんだしよ」ハァ

山城「それにしても、今回はお魚も持ってきたんですね」モグモグ

提督「ああ、お前がいまくってる奴だな、山城」ピキピキ

山城「たくさんあるんだし、いいじゃないですか」モグモグ


提督「だからって手を付けるなや! 実家で食う分がなくなるだろうが!」ガーッ

山城「子持ちシシャモの干物なんですからいいじゃないですか、飲み込めないんですし、4つしか食べてないんですから」モグモグ

提督「もう4つも食ったのかよ!」チクショー

山城「だって提督山ほどシシャモの干物もってるんですから、4つや5つで言わないでください、不幸だわ―」アーア

提督「てめえ! やまし」

磯風「む、提督、あれが提督の御実家か!?」ズビシッ

提督「ん、あ、ああ」コクリ

磯風「ずいぶんと大きな門構えだな」オオッ

提督「古いだけだ」ケッ

磯風「噂では五右衛門風呂や鶏も飼育されていると聞いたが、本当か!?」

提督「ああ、本当だ」グイグイッ

磯風「ならば早くいこう、提督、山城!」

提督「ああ、磯風、おまえテンション高いな」

山城「夏休みの子供効果ですね」モグモグ

提督「冬休みだがな」トボトボ





<<ガラララララッ

提督「あー、やっとついた、疲れた……」ドサンッ

山城「相変わらずこれだけのことでなにを言ってるんですか、提督は」ヤレヤレ

提督「おめえはずっと俺の背におぶさってただけだろうが、山城! しかも途中寝てたじゃねーか!」ガーッ

山城「不幸だわー、たったそれだけのことでマジギレするなんて、不幸だわ―」

提督「おっし、表でろ! 今日こそてめえを溶鉱炉に沈めてやる!」

山城「上等です、その前に肉塊にして途中で私に吠えた狗の晩飯にしてあげます」スクッ

磯風「そこまでだ、司令、それと山城」

提督・山城「「」」ハッ

磯風「ここは鎮守府ではないのだぞ、それと、今日は喧嘩をするために来たのではないだろう」

提督「だったな」スゴスゴ

山城「そうでした」ゴソゴソ


風呂に入れと言われたので一旦中断

ふと、今年じゃないけどAKIRAの東京オリンピックが実現したことに驚く
まだアキラくんはいないが、せめて金田のバイクは実現してほしい。あのアニメみてバイクの免許取っちゃったし
……ぼんやり風呂上がったあと、AKIRAのDVDみて遅くなりました。ごめんなさい

ぼちぼち再開


提督「まぁ、なんだ、今じいさん呼んでくるから上がって待ってろ。茶飲んでていいからよ」スタッ

山城「はい」タッタッタッ

磯風「了解した」スタッ





<<ジイチャーン! ジイサーン!!

山城「あんなこといっておいて……」ハァ

磯風「む? どうかしたのか、山城?」

山城「茶筒の中が空っぽなんですよ」チャツツ<カラッポ

磯風「む? 本当だな」

山城「まったく、提督の甘いんですから」ハァ

磯風「む、ならば新しい茶葉を……」

山城「人の家で茶葉探すのも気がひけますね、内地じゃ茶葉なんて高級品ですし」ハァ

磯風「では、どうするやまし」

??「はい、これ新しい茶葉」ポスッ

山城「あら、ありがとう」

??「どうしたしまして」

山城「いい茶葉ね」コポポポッ


磯風「ふむ、確かに香りが違うな」ヒョコ

??「政治家さんからもらってるからね、変にいいやつなのよ」ケッ

山城「へぇ、やっぱり家が大きいだけのことはあるわね、っと、これぐらいでお湯はいいとして」

磯風「む? まだぬるま湯ではないか?」

山城「茶葉がいいならこうやって一旦冷まして入れるのがちょうどいいのよ」

磯風「なるほど」メモメモ

山城「あと、お茶を高所からいれて空気を含ませて……」コポポポポ

山城「はい、どうぞ、磯風」スッスッ

磯風「いただこ……二つあるぞ? 山城のはあるが」クルッ

山城「だって隣にいるじゃない」ソレッ

磯風「隣?」クルッ

??「久しぶりね、山城姉さん」ズズー

磯風「……いつからそこに?」

山城「さっきからいたわよ、それと、久しぶりね初風」

初風「ええ、それと貴女が磯風ね? 私は初風、ここの家の娘で貴女の上司の叔母よ。以後よろしく」オチャ ズズー

今日はここまで

ぼちぼち書いていこうと思います。前のコメ、ありがとうございました。元気が出ました。

四月からまた移動で、ネットがないという陸の孤島に転勤になりました。
どうしましょうね?アンテナ常時一本しかないからスマホからの書き込みも困難ですし、土日に帰省するので一辺に書きこむことになりそうです。

悩みつつ、ぼちぼち更新

乙です
グンマーですかね?


初風「それにしても山城義姉さんの入れたお茶は美味しいわね」ズズーッ

磯風「ああ、山城がいれた茶は美味だな」ズズーッ

山城「そう、よかった」ホッ

初風「ところで、山城義姉さんは飲まないの?」

山城「私は、その、喉が渇いてなくて」

初風「へぇ……」ジーッ

山城「な、なにかしら?」タジタジッ

初風「別に、見てるだけよ、いけないの?」ジーッ

山城「い、いえ、いけなくはないけど」タジタジタジッ

初風「ジーッ……」

山城「ごめんなさい」プイッ

>>468
おしい、グンマーとの国境沿いの村です



初風「今度はなにがあったのかしら?」ヤレヤレ

山城「実は、その……」オドオド

ガララッ

提督「おー、ちな……じゃねえ初風、ここにいたのか」

初風「いたわよ、いちゃ悪いの?」ジーッ

提督「いや、悪くはねえが……って、そうだ、じいちゃんはどこ行ったんだ? どこにもいねえんだが」

初風「私の祖父は土のしたよ」オチャ ズズーッ

提督「お前の父ちゃんだよ」ハァ

初風「それなら、お寺よ」

提督「寺だ? また檀家でも無責任に引き受けて……」

初風「違うわ、お寺の診療所に入院したのよ」ケッ





ドア<<コンコン

祖父「はーい! どうぞはいってください!」

提督「失礼しまーす」ガラガラガラガラ

祖父「おう! なんだ帰って来てたんか! 帰ってきたんなら顔を見せてくれや!」ガッハッハッハッハッハ

提督「さっき帰ってきたところだよ、じいちゃん」ヨッコイセット

祖父「なんだ、そうなんか、一人で来たのか?」

提督「俺だけじゃなくて」

山城「お、おじゃまします」ヒョコ

祖父「おう! 山城さんでないですか! どうもお久しぶりです!」ペコッ

山城「ご、御無沙汰してます」ペコリ

祖父「なんでえ、やっぱり山城さんも一緒か?」

提督「まぁ、そんなところだよ」イス スワリ

祖父「山城さんもどうぞ腰かけてください、汚ないところですけどね」

提督「じいちゃん、ここ、自分ちじゃねえんだからさ」ハァ

山城「い、いえ、私はたったままで」オズオズ


祖父「相変わらず山城さんは控えめですばらしいな! 日本のおなごはこうでなくちゃならねえ!」ガッハッハッハッハッハッハ!

提督「じいちゃん、怒られるよ、またいろんな人からよ」ハァ

祖父「孫よ、細かすぎることに気にすんな! 人生八十年、何事も経験だ!」

山城「(相変わらず剛毅な方ねぇ)」ヤッパリニガテ

提督「まぁ、それはそうと、体の調子はどうだい? 入院なんぞしてるが……大丈夫そうだけど」

祖父「元々健康そのものよ、だけど畑仕事してたらすっころんでな! それで医者の奴には大丈夫だっていったんだが、医者がいやいや、もっと様子をみましょうって離してくれなくてな、俺も困ってるところよ」

提督「俺が退役するまで入院させるように先生にいっておくよ」

祖父「それじゃあ酒が飲めなくてつまらねえから困ったな」ウンウン

提督「なにいってんのさ、和尚から聞いたよ、毎晩ここ抜け出して家戻って酒飲んで帰ってくるって。和尚と先生困ってたよ」ハァ

祖父「それぐらい構わねえだろう、だって無理が体に一番の毒なんだし」

提督「そういうことじゃねえっぺした」ハァ


山城「提督、提督」コソコソ

提督「……あとで、それは注意するとして、実はね、じいちゃんに言わなくちゃいけねえことがあるんよ」

祖父「おう、なんだ、改まって。もしかして孫の顔を見せてくれるんか?」ガッハッハッハッハッハ!

提督「孫は俺だ、爺様」

祖父「わかってるわかってる、孫よ、そもそも山城さんとは仕事の……」

提督「それなんだけどさ、じいちゃん、一部正解なんだけど」

祖父「正解?」ハテナ



提督「俺、山城と所帯持とうと思うんだ……それと、山城の腹には、俺の子が、じいちゃんの曾孫がいるんよ」ホホ ポリポリ



初風・時雨・磯風「「「なにいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」」」ドア<<ガッシャーン マド<<バリーン テンジョウ<<ガターン

提督「うお! お前らどっから湧いた!」

初風「そういうことじゃないわ! 兄ちゃん! いつの間に手を出してたのよ! 私は大叔母さんってことになっちゃったのよ!」ガーッ

提督「お前混乱し過ぎてめちゃくちゃだぞ、文法!」

磯風「そうだぞ司令! 栄転に磯風も連れて行くと聞かされはしていたが、山城が身ごもっていたなど初耳だ!」ウオー!

提督「そりゃまだいってなかったしな! 正直言いだすタイミングがなかった! すまねえ磯風」

時雨「久しぶりだね、提督。ただ単に流れで驚いてみたけど、それほど驚く要因がなかったよ。素直におめでとう」

提督「ああ、ありがとう、時雨」

ちょっと休憩

明かされた衝撃の真実ゥ!

なんだか、すみません。最近愚痴ばかりで

再開






<<ガハハハハッ イイゾーヤレヤレー

<<アーソレーンソーラーソーソー

<<ヤッハッハッハッハッハッ

山城「あの、提督」チビチビ

提督「なんだ、山城」ズズッ

山城「……ここ、どこでしたっけ?」

提督「記憶が飛んだか?」

山城「ぼんやりとは」コクリ

提督「寺の境内だ」

山城「……なんの集まりでしたっけ? 皆楽しそうですけど」

提督「俺とお前の結婚を祝ってくれてんだよ、村の、他の集落の連中も集まってだ」

山城「…そうでしたね」

提督「お前、本気で大丈夫か?」

だめだ、また書けない
今日はここまでにさせてください。

風邪ひいたっぽいので今日はお休みです
あと、うちの妹が北海道で獣医に憧れ北上し、現在ドカタしてるので不安になってきました。
おやすみなさい

変な時間に目が覚めたのでぼちぼち更新

お腹が痛い


山城「どうやら飲み過ぎてしまったようです」フーッ……

提督「お前、気をつけろよ、酒飲むと血がたぎって温かくなった気がするがすぐ冷えて風邪ひくぞ」ウワギ カケテ

山城「はぁ……」ウワギ キテ

提督「それに、お前だけの体じゃないんだし」ボソッ

山城「」ピタッ

提督「ち、ちげえからな!お前が心配なんじゃなくてだ、その生まれてくる子供が心配なだけなんだからな、山城」//

山城「……提督、それなんですが、その」

時雨「久しぶりだね、山城、提督」ヤア


山城「え、あ、えっとお久しぶりです」オズオズ

提督「ああ、時雨か、てかお前も来てたんだな」ヨッ

時雨「うん、初風と一緒にね。ここはいいところだから気にいってるよ」

提督「なにもねえところだぞ?」

時雨「それがいいんだよ、提督」ウンウン

提督「違いない」クックック

時雨「ところで山城」

山城「な、なにかしら?」ビクッ

時雨「あっちで初風が呼んでいたよ。話したいことがあるんだってさ」

山城「? 話したいこと?」

時雨「行ってみたらどうだい?」

山城「ええ、まぁ、あ、ありがとう」

時雨「どういたしまして」

だめだ、おなか痛い
あと、眼鏡握りしめて寝ちゃってフレームが曲がって見えずらいのでここまで
ごめんなさい

長らく更新できなくてすみませんでした。
仕事の赴任先が陸の孤島でした。推理小説だったら完全に孤立した集落でした。

4月からあそこいくのかぁ

ぼちぼち考えながら更新

お疲れ様です 

その村には8つの墓はありませんでしたか?

>>493
ありそう!リアル横溝先生の世界観や、あの村

時雨「まぁ、飲みなよ」ビン サシダシ

提督「……おう、ありがと」オチョコ サシダシ

時雨「おめでとう」トクトク

提督「何がだ?」グビッ

時雨「二人とも結婚することにさ」

提督「さっきも言わなかったか?」オマエモノムカ?

時雨「姉さんの分さ」イタダクヨ

提督「そうかい」ホレ

時雨「姉さんも祝いたかったと思ってね、二人の新しい門出をね」アリガト

提督「……お前は真面目なんだな」ハァ


時雨「そうかな?」クイッ

提督「そうだ、お前の姉さんだったら祝いの言葉どころか祝儀勝手に使ってそうなだ」ククッ

時雨「……ありそうだね」ハハハッ

時雨「でも提督だったらもっとひどいんじゃないかな?」

提督「あ?」

時雨「来てくれたお客さんに自分の興味のあることばっかりしゃべってさ、それで引かれそうな気がするよ」ウンウン

提督「……本当にお前、姉さんの記憶引き継いでるんだな」グビッ

時雨「当たり前じゃないか、だって僕の家族なんだからさ」ニコッ

提督「さいでか」ハァ


用事のためここまで。父の迎えいってきます。短くてすみません

どうも、>>1です
おとといPCがぶっ壊れ修理に出しました。明日戻ってくる予定なので今日はお休みです。
明日再開予定です。遅くなってすみませんでした。

転勤までに完結できるんですかねぇ(煽り)

乙!

PCは基本、自分で直してばかりだから「修理に出す」というのが良く分からんのだが……。
メーカー製とかだと修理してくれるの?

>>500
転勤したら完結だといつから思っていた?

まぁ、あれですよ、転勤しても報告とか実家のこととかあるので月1ぐらいで戻ってくるのでそれぐらいで更新します。ぶっちゃけ、ss書いてないとストレスではげます。

>>501
メーカーじゃなくて個人店でした。田舎なのでPC持ってても修理できない老人が多いので修理してくれる店あります。

そんなわけで戻ってきたPCでぼちぼち更新


時雨「それに、君も“パパ”になるんだよね?」ニコッ

提督「それは、まぁ……聞いてたんだな」ゴニョゴニョ

時雨「当たり前じゃないか、あんな話忘れないよ」

提督「それも、そうだな」ハァ

時雨「いや~、あの紅顔の青年が今パパになるなんてねー」二ヨニヨ

提督「おまえは直接あってねえだろうが、あの頃の俺に」

時雨「でも記憶はあるからね、たとえば提督が山城を抱いた晩、山城は艦娘になったばっかりで全艦通信を開いたまま行為に及んで、それで提督が……」二ヨニヨ

提督「やめろお! 人のこっぱずかしい話を盛り返すのはやめろ!」


時雨「だって提督をからかえるのは僕だけじゃないか、なら精一杯からかわせてもらうよ」によによ

提督「前言撤回、やっぱりお前とお前の姉さんは正真正銘の姉妹だ」ハァ

時雨「ありがとう、最高の褒め言葉だ」

提督「そいつはどうも」ハァ

時雨「それはそうと、提督、いつなんだい?」ズイッ

提督「いつってなにがだ?」

時雨「君と山城の赤ん坊が生まれる日だよ?」

提督「あっ」

時雨「提督、今あっていったけど、まさか忘れて……」

提督「わ、忘れてねえよ」アセ ダラダラ

時雨「でも、いま、あって」

提督「そ、それは聞いておくのを忘れただけだ!」

時雨「忘れてたわけじゃなくて、聞いておくのを忘れたのかい!?」エエッ

提督「わ、悪いか……」アサッテ ミテ


時雨「それは提督自身が知ってるはずだよ、悪いと思ってるから目をそらしてるんだよね」ジッ

提督「うっ」シドロモドロ

時雨「自分の第一子の誕生、それの出産予定日を聞き逃すって結構やっちゃったね」ハァ

提督「……すまねえ、その、うかれてて」ツイ

時雨「つい、じゃないよ、提督」

提督「それもそうだな、今すぐ聞いて、って、山城は?」キョロキョロ

時雨「初風が話しがあるって本当なんだけど、初風もいないね」

磯風「む? どうしたのだ、司令と時雨」モグモグ

提督「……磯風、色々と聞きたいことが、両手、それも指の間に挟んでもってる焼き鳥とか、口の中に焼きそば詰め込んでるのにどうやってしゃべってるのかあるが……」

時雨「なんというか、びっくり人間だね」ゴクリ

磯風「む? 合成品じゃない焼きそばと聞いてな、ついつい夢中になってしまった。すまない」ゴクン

提督「一口に飲みこまなくていいぞ、てかどうやって飲み込んだ? 磯風」

磯風「む? ……すまん司令、磯風にもわからん」ウンウン

ちょっと休憩

遅くてすみません

ぼちぼち再開

あと、後半は胸糞注意です


提督「……まぁ、いいか、ところで磯風、山城と初風がどこにいったか知らねえか?」

磯風「ああ、二人なら、話しこんでいたが、山城がふるまわれた酒を飲んで気持ち悪くなってな、初風が山城を運んでいったな」

提督「……ああ、なるほど」アッチャー

磯風「司令、だが、なにやら山城が…と、どこに行くのだ司令?」

提督「俺も家に戻る」ハァ

磯風「だが、司令がいってしまってはこの場に主役が」

提督「別に俺がいなくなってもかまわねえよ、騒ぎてえだけなんだから」ホラッ

<<ギャハハハハ ワーワー

磯風「……そのようだな」ウンウン

提督「だからお前らは楽しんでおけ、俺は山城を少しみてくるからよ」

磯風「あ、司令……」

<<バタンッ

磯風「……いってしまったか」ウウム


時雨「みたいだね」グビッ

磯風「む? 貴方は」

時雨「白露型2番艦時雨だよ、初風の同僚でついてきちゃった」

磯風「む、陽炎型12番艦磯風だ。磯風は」ビシッ

時雨「確か、山城と提督の護衛だったね」

磯風「兼部下だ。今回は元帥から承った任務でついてきた」

時雨「そうか、いい部下と上司を持ったんだね、あの二人は」

磯風「……む、いい部下など、その、磯風は」テレテレ

時雨「(素直だね、彼女は)」フフッ

磯風「? なにかおかしかったか?」

時雨「いや、二人は元気みたいだね…」フフッ

磯風「むう、元気すぎてケンカが激しいのが難点だが」

時雨「そうなのかい?」


磯風「む? 司令と山城の喧嘩が激しいことは有名だが……時雨は知らないのか?」

時雨「うん、そもそも、君よりもあの二人との時間は少ないよ」

磯風「そうなのか、だが、さきほどは司令と親しげに話しあっていたように見えたが……」

時雨「そうだね…僕の姉さんと仲が良かった、からかな?」

磯風「……む? 姉さん?」

時雨「うん、僕の姉さんも艦娘でね、それも時雨だったんだよ」

磯風「ほう、それは珍しいな」

時雨「姉妹でも同じ艦娘になることは少ないからね、まぁ、僕と姉さんは年が離れすぎてたせいもあるけど、それで、姉さんは山城と提督と一緒に戦ったんだよ」

磯風「なるほど、面影があるというやつか」

時雨「そうだね(最も、記憶もあるんだけどね)」

磯風「だが、それならば少しうらやましいな、時雨の姉さんが」

時雨「……どうしてだい?」


磯風「……実は、この磯風、まだ前線にでたことがない。常に山城と訓練に励んではいるが、その、まだともに山城と戦ったことがなくて」

時雨「不安なんだね」ゴクゴク

磯風「ぜひとも、その戦艦と共に轡を並べどのように戦うべきかを伝授して欲しいのだ」ウンウン

時雨「そうだねぇ……」

磯風「それで、時雨のお姉さんは現在どこにいるんだ? 時雨の鎮守府か?」

時雨「いや、姉さんはもう軍属じゃないよ」

磯風「退役されたのか?」

時雨「思い出はここ」ジブン ユビサシ

時雨「それで当の姉さんは……」ウエ ユビサシ

磯風「?」ウエ?

時雨「天国さ」

磯風「……それはすまない」

時雨「いいよ、気にしてない」ウンウン

今日はここまでに

明日から結構時間ができたので早く更新できそうです。

やっと終わったぜ!仕事が!!
だけど、イベント参加できるかどうかわからないので、イベント参加させてください(懇願)
明日休み、日曜仕事、月曜わからず、なので、月曜から再開できるときは再開します。
書きたいけど、イベントも参加したいので、本当にごめんなさい。新艦娘出しますので、勘弁してください。
久々になってごめんなさい

朝霜が出ねえ(御挨拶)
なんとか二日でE5以外甲でクリアできました。E5は、弾薬4万消費して、8メモリしか削れなかったからビビり、丙にして1時間でクリア。
朝霜がでねえ(絶望)
2はなかなか到達できないし、3はあきつ丸でるけど資源がマッハ、死ぬ(白目)

そんなわけでぼちぼち更新


時雨「しかし、君もついてないね、長期休暇なのに上司の護衛とは」ゴクゴク

磯風「別に構わん。長期休暇などもらっても、駆逐艦の給金では内地で豪遊することなどできないと陸戦隊の面々が言っていたからな」ウンウン

時雨「陸戦隊とも仲がいいのかい?」

磯風「ああ、だから小遣いをもらった……これでお袋にうまいものでも食わせてやれと言われたが、お袋がいないからどうしたものか、と考えている」ウンウン

時雨「……磯風も施設出身かい?」

磯風「そうだが、も、とは、時雨もか?」

時雨「うん、僕も施設に赤紙が送られて、その口だ」

磯風「ほう……そうなのか」

時雨「姉さんが残してくれた給金と僕に支払われる遺族年金もあるから、それをもらえる年になった途端、これだよ」クスクス

磯風「ひどい話だ」

時雨「でも、姉さんのようにならなかったからマシだと僕は思ってるよ」

1レスしか書いてないけど、久々に書いて、なんだかああでもない、こうでもないって少しブランクがひどいので今日はここまで

明日は早めに更新します。

俺は全体で15000くらいかなバケツは100から200くらいで乙
キラ付け怠らなければこんなもんだけど

そして磯風でないのでーここの磯風ください
整備兵2かかってこいや

>>524

整備士2「や、やらせはしねえ! 磯風ちゃんの乳はぼくっちのものだ!」E、丸太

整備士1「元々手前のじゃねえよ」アタマ ペシッ


E-2でなかなか朝霜が本当に出ない、E-3はボス撃破率が高いけど資源で死ぬし、本当にどっちがいいのか
ぼちぼち更新


【小ネタ】

『男子整備士の日常』

整備士2「はぁ~~」タメイキ 

整備士1「おい、溜息いい加減にしろ、何度目だ、手は動いてないし」ガチャガチャガチャガチャ

整備士2「だってぼくっち、システムプログラム技師なのに、なんでエアコンの整備なんてしてんだろうなっておもっちってさ」ハァー

整備士1「仕方ないだろう、人手が足りてないんだから」ガチャガチャガチャ

整備士2「おまけにさー、麗しの磯風ちゃんは長期休暇でいないし、秋月ちゃんは真面目ッ子だからお障りしても、なんだか、素で返されて、こっちに罪悪感がー……」ガチャガチャ

整備士1「胸もんでんじゃねえよ!」ベシンッ

整備士2「失敬な!ぼくっちは磯風ちゃんの胸しか揉んだことがないよ! 秋月ちゃんの尻を触っただけだ! あの尻みて欲情しない男は男じゃねえ!」

整備士1「てめえこの野郎!」ガッ

整備士2「こいよ!ベネット!銃、い、いや、マジでスパナなんて捨ててかかってこいやあ! てかスパナは本当に死んじゃうからやめて!!」

<<マテヤー  イヤアアーー…

??「あの、すみません?」ガラッ


??「あら? おじゃまでしたかしら?」

整備士1「……あ、いえいえなんでもありませ」グルッ

整備士2「(ぼくっち的には最適なタイミングでした)」タスカッター

??「そう、それはよかった、実は迷ってしまって……元帥のお部屋はどこかしら?」

整備士1「」ピタッ

整備士2「……おい、どしたの? 相棒?」ツンツン

香取「あの?」

整備士2「あ、ごめんなさいねー え、えっと……元帥の執務室はここを曲がれば、そうすれば事務所受付がありますから、その奥に行ったところです!! はいっ!」ビシッ

??「なるほど、ありがとうございます」ペコリ

整備士2「いえいえ、それほどでも~……って、迷ったってことは、新しく所属された方ですかい?」

香取「はい、本日付で配属されました、練習巡洋艦香取です。もしものときは、色々と優しく指導させて頂きますから……といっても、整備士の方々に私がお世話になるんですけどね」クスッ

整備士2「それもそっすねー、よろしくおねがいしますね~」テ ヒラヒラ

香取「それでは」ガランッ

整備士2「はぁ~、こりゃまたびっじんな人やね~、ねー相棒!」カタ ドンドン

整備士1「」ポーッ

整備士2「? 相棒?」ポンポン

整備士1「タイプだ」ボソッ

整備士2「」

整備士1「」ポーッ

整備士2「……ねえ、整備士1」コッチミテ

整備士1「え?」フリムキ

整備士2「お前には古鷹ちゃんがいるだろうがーーー!! このクソみたいなリア充! 略してクソ充がああ!」ドロップキック

整備士1「ぐはっ!」ケトバサレ

完!!

>>520より

磯風「姉さんのように?」クビ カシゲ

時雨「しまった、今のきかなかったことに、っていっても遅いよね?」ハァ

磯風「む? いや、磯風は、その大丈夫だぞ」アセアセ

時雨「……いいよ、そんな聞きたそうに眼を輝かせなくても」ハァ

磯風「いやその……」ゴニョゴニョ

時雨「姉さんも艦娘だったってさっき言ったよね?」

磯風「ああ」コクン

時雨「だけど、姉さんが艦娘になったのは大分前なんだ……もう十年前かな?」

磯風「十年前……」

時雨「そう、ちょうど艦娘が開発された時期、その第一世代だったんだ」

磯風「我々は確か第六世代だったな」

時雨「それは君の話、僕は第三世代で完成したから第三世代さ、でも改二になって第五世代なみの性能もでるようになったけど、練度がまだまだなんだよ」

磯風「そうなのか?」

時雨「一番初期に再現された艦娘だからね、性能が低いんだよ」クスクス

時雨「でも、姉さんは、それよりももっと低い第一世代だった」ハァ


時雨「いや、第一世代よりももっと前だね」フフッ

磯風「まえ?」

時雨「そもそもさ、世代ってなんだと思う? 磯風?」

磯風「む? 確か……『艦娘と俗に言われるシステム形式は日々進化し多様化している。しかし、艦種に最適なタイプとそれに適した艤装を特徴ごとにわけ分類された、それを世代』と呼ぶんだったな」

時雨「教本みたいな答えをありがとう」パチパチ

磯風「いや、たいしたことはない(必死に勉強してよかったな)」

時雨「だけど、今の艦娘が、艦娘という技術体系として、多少の差はあるけど、基本が同じ艦娘として確立されたのは第一世代だよね?」

磯風「……ああ、船体に乗り込み砲撃戦を行うことと、水辺で食いとめる今の艤装形態が確立されたのは第一世代だな」ウンウン

時雨「だけど、それ以前は? いきなり人間一人が艦を操作できたり、人間が水上に浮上しながら闘う技術があったわけじゃないでしょ?」

磯風「む? 確かそれ以前の技術は」

時雨「ないのさ、ないから艦娘なんて新技術ができあがった」

時雨「人口が減少しすぎて人一人でも船を十全に動かせる航海戦技、それなどの新技術は確立されても、データがなかった。だから、第1世代は情報集を目的とした世代なんだよ」

時雨「姉さんは、駆逐艦「時雨」の披検体だった」

だめだ、まったく朝霜がでない
エロいからぜひとも欲しいのにまったくでない。泥運がまったくない

心が折れたから、今日はここまで

朝霜が本気でこない。資源六万とかしたのに、かすりもしない
E-5も攻略は乙に難易度変更したせいか、まったくでません(血涙)
ただ今日は10回s勝利取ったのに山城が六隻もでた……ケッコンカッコカリしろってか!?

そんな怒りを込め、ぼちぼち更新


磯風「『披検体』?」

時雨「うん、最初に艦娘となった者、なれた者、死ななかった者、死ねなかった者の名前」

時雨「どうして人間でも女にしか主体として運用できないのか、そもそも、その中でも艦種ごとに動かせる者と動かせない者の違い、また動かせるならどういった方法が効果的なのかを徹底的に調べるための世代さ」

時雨「……姉さんは、それに選ばれた」

時雨「僕と姉さんはね、深海棲艦の攻撃によってでてしまった戦時孤児なんだ……だけど、他と違ったのは、砲撃に巻き込まれて、半身を失くし、病院のベットの上で生死の境をさまよっていた姉妹だった。僕は多少の回復が見られ、姉さんは絶望的な患者って違いはあったけど。だから正確には姉さんには、『実験体の適性』があったんだよ」

時雨「一応、最新の技術で意識を取り戻すって建前だったらしいけど、結局は身寄りのなく、死ぬはずだった人間がちょうどよかっただけなんだよ。実験に使用するために、ね」

磯風「……ほう」ゴクリ

時雨「まぁ、姉さんは引き取られていった。一応の報酬だったのか、僕は、それなりにいい施設に入れられて、意識を取り戻せた」

時雨「姉さんにあったのは、僕が目を覚まして施設に入って、それから3年後だった」


時雨「ある日、突然軍から迎えがきてね、それで無理やり車に乗せられた。それで行った先は、軍の病院だったよ。そこに一人の艦娘が寝てた」

時雨「今でもはっきりと覚えてる」

時雨「一人の少女が寝ていた。だけど、髪は老婆のように白くなって、頬は痩せこけ、体の各種が機械に繋がれてベットに寝ていた。でも、手足は肉つきがいいんだよ。本当に、不自然なまでに」

磯風「それは……」

時雨「そう、艦とシンクロして、生命維持機能が過剰に働いたんだ。艦を修復する際、装甲を特殊溶液に浸し、外部に資源を置いておけば信じられないほどの少ない資源で修復するように、それが人体にも表れ、人間だったら餓死してしまう栄養でも体が過剰に吸収してしまう、今でこそ、多少抑えられた機能だけど、当時はそれがわかっていなかった、ただ、手足が異様に膨れ上がっているようにしか見えなかった」

時雨「そして、最初のシンクロで失敗し、人体の内部は殆ど人工のものに置き換わっていたよ……初めはわからなかったけど、姉さんだった」


時雨「……知ってるかい? 磯風、どうして艦娘になれば人権が停止するのか?」

磯風「……確か、昔の国際法で15歳以下の兵士登用が不可能だったからか? 人権を停止することで、兵器として扱い、法律外として扱う、憲法規定に抵触しないように定められた特措法だったと記憶しているが」

時雨「そうだね、それが建前だ。けど、本当のところは、僕の予想だけど、本当に人権を停止させて、人じゃなくすることじゃないか?って思うんだ」

磯風「理由を尋ねても?」

時雨「人間と思ってしまえば、残虐なことはできなくなる、それだけさ」

磯風「………」

時雨「知ってるかい? あの時、肥大化した手足や顔はやたらできものが出来てたんだけど、あれは栄養過多のせいじゃない、あれは肌が焼け焦げた跡なんだよ、無理やり何度も何度もわざと怪我をさせて入渠を繰り返す。どれだけの効果があるのかを試したせいで肌に焼きついてしまったあと、髪が白くなってしまって、色を染める子は今もいるけど、姉さんの髪は本当に真っ白だった。それはね、シンクロに失敗して髪の色素が抜け落ちたのに、なぜ失敗したのかを調べるのにわざと失敗させてその時の状況を知るために」

磯風「もういい」

時雨「……そうかい」クスクスクスクス


時雨「…………」

磯風「…………」

時雨「ごめんね、こんな話しをして」

磯風「いや、磯風が聞きたいと言ったのだ、悪くない」

時雨「そっか、ねえ、磯風、頼みがあるんだけどさ」

磯風「頼み、とは?」

時雨「あの二人を頼むよ、姉さんが残したのは僕と、あの二人だ。だけど、僕は傍にいられないからさ、もしものときは力になってあげてくれないかな?」ニコッ

磯風「ああ、無論だ」ウン

時雨「そっか、なら、安心した」




ちょっと休憩
マジで話しが作れない

ポニョやってた
ポニョがクトゥルフだって思ったら、それにしか見えなくなった。
……ふふッ怖い。

そんなわけでぼちぼち更新


――提督宅――

提督「よいしょっと」ゴロン

山城「……」ムニャムニャ

初風「はぁ、重かったわね」ヤレヤレ

提督「すまねえな、ちな……いや、初風、手伝ってもらっちまってよ」ハァ

初風「それはいいけど、それより気をつけなさいよ」

提督「?なにをだ?」

初風「出世よ、アンタ、ただでさえ怨まれてるんでしょ?」

提督「それは、まぁ」

初風「なら、私も護れっては言わないけどね……」

初風「義姉さん泣かしたら、私が殺すから覚悟しなさい」マッタク

提督「……それは怖えから肝に銘じておく」

初風「せいぜい、それを忘れないことね」

提督「ああ」

初風「じゃあ、お休みなさい、お兄ちゃん」バタンッ

提督「ああ、おやすみ」


提督「はぁ……」マッタク

山城「zz……」ムニャムニャ

提督「俺もさっさと寝ちまうか」ゴソゴソ

山城「……とく」ムニャ

提督「あ?山城、起きて……」クルッ

山城「zz……」

提督「寝言か……」

山城「zz……」

提督「……」キョロキョロ

提督「……一晩ぐらいいいよな」ヤマシロ ノ フトン ハイリ

提督「おやすみ、山城」ギュッ






今日はここまで
来週風立ちぬか……居合の先生が陸戦隊にいたって前に書きましたけど、飛行機が空を飛びまわる時代に刀と銃を持って暴れまくったという、ナポレオンの漫画みたいなことやってたのかって思うと、うちの先生は実は薩人マシーンなんじゃないかと疑ってしまいます。

おやすみなさい

一応、居合道3段です。ただ、実家に戻ってきてから地元の居合道と流派が違うので殆ど自主練しかしてないですけど

流石に先生、戦闘機は斬ってないけど、乗ってた船がやられて、海上に投げ出された時、米軍機の機銃を避けたと言ってました。そのあと、陸地で味方の戦闘機に誤射されましたが、日本軍の機銃の弾が遅くて回避余裕、だから、戦闘機の性能云々じゃなくてもあれは負けるとわかったって言ってました。

そんなわけでぼちぼち更新


【本日限定・特別シリーズ】

『鎮守府のバレンタイン』


――執務室――

提督「…なぁ、山城」ショルイ カキカキ

山城「なんですか? 提督」ゲーム ピコピコ

提督「俺たちって特別版として俺の実家にいってたはずじゃねえのか?」カキカキ

山城「なんでも本日がバレンタインってことで特別版の特別版だそうですよ」ピコピコ

提督「なんだそのウルトラマンの特別版の特別ダイジェストみてーな流れは?」カキカキ

山城「はやり物をやりたいだけですよ、これを書いてる>>1が」ピコピコ

提督「ぶっちゃけたな」ハァ

山城「ぶっちゃけました」ハァ

提督「まぁ、なんだ、そんなわけなら」コホン

山城「? どうしたんですか? 改まって」クビ カシゲ


提督「いや、そのなんだ、山城よ……」ソワソワ

山城「なんで年がいもなくそわそわしてるんですか? 気持ち悪い」ウワア

提督「いや、あれだ、あれ」コホンコホン

山城「更になんですか? その気持ち悪い咳払いは?」ウヘエ

提督「いや、今日がそのあれだろ? さっき言った通りじゃねえか?」ナッ?

山城「そんなんだからこのss、面倒くさい女と面倒臭い男がgdgdダラダラ話って言われるんですよ?」イラッ

提督「じゃあ……そのなんだ、その、あれだ、あれ」ホレッ

山城「やっぱり面倒くさいですね、肝心な時に小心者なんですから、提督は」ハァ


山城「もっとはっきりと、なにが言いたいのかおっしゃってください」ハァ

提督「その、なんだ、こういってはあれだが」モジモジ

山城「……」メンドウクサイ

提督「ええい! ほれ、山城!」つカミブクロ

山城「……なんですか? これ」ゴソゴソ

提督「まだ開けんじゃねえ! 山城」ガバッ

山城「いいじゃないですか、私が貰ったんだからいつ開けたって」ムッ

提督「こういうのは本人を前にして開けるな、それがマナーなんだよ」

山城「……私がプレゼントすると目の前で開ける癖に」ボソッ

提督「それとこれはちげえからいいんだよ、いいか、山城、そもそもこれはあれだ、日頃お前には世話になってる分もかねてだな、そういう贈り物をしただけであってだ、そもそも本来バレンタインってのはな」ウダウダ

山城「(提督って、本当にいいわけが長いですね、しかもそれ8年前からずっと同じだし、不幸だわ)」ハァ ゴソゴソ

提督「……であるからしてな、山城、俺はちょっと休憩に入るからなっ!」ガタン バタタタタッ

山城「(そのくせ逃げ足は速い)……帰るときにコーヒーお願いします」

提督「了解したっ!」バタン


山城「さて、なにが入って…」ゴソゴソ

山城「あら? これって……」つ ハイヒール

山城「赤いハイヒール……素敵ですけど、なんで」ハッ

山城「……前にいったこと覚えてたのね(一スレ目の>>631参照)」クス

山城「……ふふっ」ハイヒール ハイテ

山城「素敵ですけど、こんなに高そうなのに、プレゼントされてしまうなんて不幸だわ」フフフッ

山城「ホワイトデーに十倍にして返さないといけないなんて更に不幸だわー」フフフッ

山城「一体なにを返せばいいのかしらねー♪」ルンタッタ





――鎮守府・大会義堂――

整備士2「リア充撲滅しろおおおおおおおおお!!」ウガアアアアアアアアアアアアアア

整備士1「おわっ! いったいなんだ!?」ウオッ!

整備士2「今なんかリア充の空気を感じとったんだよおお!なんか受信しちゃったんだよおおお! なんでこんな日に俺たちはエアコン修理なんてしてんだよおおお!」

整備士1「故障したからだろ? いいから大人しく直して帰ろう、たかがバレンタイン如きでわめくなよ」ハァ

整備士2「完ッッッ全に上から目線だよ! 強者の視点だよ、この男! いいよねええ、君はさ、古鷹ちゃんからチョッコレイトをもらっちゃってさああ!」ハァァァァァ

整備士1「い、いや、それは関係な」//

整備士2「うおおおおおお! 今なら憎しみで人が殺せたなら! 憎しみで人が殺せたならああああ!!」ジタンダ<<ダンダンダンダン

整備士1「わ、わけてやるからさ、あとでチョコレートくらいわけてやるから」ゲンキダセヨ

整備士2「くらい? 今くらいって言い放ったよこの男!」ゲシゲシッ

整備士1「やめろ! 配線工事中に後から蹴るのは!」

整備士2「お前は生きていけない人間なんだ! 地獄に落ちろ! このリア充!」

整備士1「てめえ、電気いじってるときはやめろって言ってんだろうが! ここで決着つけてやろうか!」

整備士2「上等だよオオ! リア充一人を葬りさってヤンよオオ!」ウラアアア!





整備士1・2「「はぁはぁはぁはぁ……」」ダイノジ ネコロビ×2

整備士1「……終わったから帰るは、一緒に戻るか」ハァ

整備士2「……いい、今日一日絶交する、リア充はリア充らしく古鷹ちゃんとイチャイチャしながら愛をはぐくんでいけばいいんだよ、女教師属性を持ってる人と一緒の部屋なんてまっぴらごめんだから、寮監にいいわけして今日一日は一人部屋を味わうから」プイッ

整備士1「お前は貶してるのか応援してるのか、どっちなんだ? あと、女教師属性って呼ぶな、変態っぽいから」ハァ

整備士2「女教師属性持ってる男に言われたくないよ、あれから古鷹ちゃん眼鏡かけてるんだし、本気じゃないの」プイッ

整備士1「それは、まぁ…」

整備士2「だからぼくっちはおとなしく泣きますからいいですよーあー独り身はさみしいねー」ケラケラケラケラ

整備士1「……喜べ、今年は独り身じゃないみたいだぞ」ホレッ

整備士2「ん?」


整備士1「じゃあな」スタスタスタスタ

整備士2「なにあれ? いいよ、どうせぼくっちは今年も独り身でさみしく……」

??「む? ここにいたのか、整備士2」ガチャ

整備士2「あら? 磯風ちゃん、どしたのさ、ここに用事かい?」オキアガラリ

磯風「ああ、用事があってな、整備士2に用事があったから探したぞ」スタスタスタスタ

整備士2「ぼくっちに用事ですかいな?」ハテナ

磯風「ああ、ほらこれだ」ボスッ

整備士2「……これって、この紙袋ってまさか」

磯風「バレンタインらしいな、今日は。だからプレゼントだ」フンス

整備士2「マジかい? 磯風ちゃん?」クワッ

磯風「? ああ、まじだが?」

整備士2「え、でも、さ、ぼくっちって普段磯風ちゃんのおっぱいや尻触ったり、してんのに、え? マジで?」

磯風「……そうか、あれはやはり微調整などではなく、故意に……」

整備士2「え? あっ! いやいやいやいや! あれは微調整のためよ!決していやらしいことを考えてやってるわけじゃないからね!」

磯風「やたら胸部と腰の接続部をいじる癖に、艤装の方は殆どいじっていないのにか?」ジーッ

整備士2「……すみません、わざとです」ドゲザー


磯風「はぁ……ともかく今日のことは不問にする。その代り、二度はないからな」ギロッ

整備士2「はい、気をつけます」ドゲザー

磯風「まぁ、今日はいいか」フフッ

整備士2「……これは本気だって、受け止めてもいいんですかいな?」

磯風「? ああ、本気だが?」キョトン

整備士2「い」

磯風「い?」

整備士2「いやったああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!
     うっしゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」ビヨーン!

磯風「うおっ!」ビックリ

整備士2「磯風ちゃんマジ女神!」ハハーッ

磯風「なんだ突然、奇声をあげて飛びあがったと思ったら今度はひれ伏して」

整備士2「だって、ぼくっちは今日のために生まれてきたんだな!!って実感しちゃったよ! マジで嬉しいんだけど!」ウワアアアア

磯風「たかが、プレゼント如きで大げさな」ハァ

整備士2「ぼくっちにとっては、ボンと正月が一辺にきた思いだよ、だって今日くれるってことは磯風ちゃんそういうことなんでしょ?!!」ハハーッ

磯風「ああ、まぁ、そういうことだな」クスッ

整備士2「よっしゃ!ならぼくっちの思いも、磯風ちゃんに伝えたいことがあるんだよ、ってドキドキしてきた!」

磯風「なにいいさ」クスクス

整備士2「いや、そういうことはいけないよ!ぼくっちは、いや……僕の気持ちを伝えないとね」

磯風「律儀な奴だったんだな、ただ日頃世話になってる礼をこれほどまでに喜んでもらえただけで満足だ」

整備士2「僕はね、磯風ちゃん、君を……え?」

磯風「? どうしたのだ?整備士2?」

整備士2「……パーデン?」


磯風「いや、だから日頃の礼で送ったモノがこんなに喜んでもらえるとは、それだけで満足だといったのだが?」

整備士2「……ぐふう!」バタンッ

磯風「!? どうした! 突然倒れて!大丈夫か!?」シッカリシロ

整備士2「い、いや、ちょっと矢を受けてしまって」グフッ

磯風「どこにも矢など受けていないぞ!しっかりしろ!」ユサユサ

整備士2「心に、だよ」ブルブルブルブル

磯風「しっかりしろ! 整備士2」ガクガク

整備士2「磯風ちゃん、ぼくっちの頼みを聞いてくれるかい?」ガクガクガクガク

磯風「なんだ!? 整備士2」ユサユサユサユサ

整備士2「せめて、せめて君のプレゼントをみたいんだけど」ブルブルブルブル

磯風「ああ、今食べさせてやる!」ガサゴソ

整備士2「……食べさせる? もしかして食べ物系? ちょ、ま、磯風ちゃ、モガッ!!」クチ ニ オシコメ

磯風「さあ食べろ! 整備士2! 祥鳳に聞いて作ったチョコレートだ! 溶かす際に色々と混ぜたから栄養満点だぞ!」グイグイッ

整備士2「モガッモガアアアア………」ジタバタジタダバ






――医務室――

医務官「全治半月だね」ウーン

磯風「そうか、そんなにも心に傷を」クッ

医務官「いやいや、主に胃腸などの消化器官に重大なダメージがあるから半月必要だね、入渠施設を利用しても半月って何事だい?」

磯風「いやでも、整備士2は心に傷を……」

医務官「長いことやってるけど、腸壁が溶けてたなんて初めて見たよ、なに? 洗剤を一気飲みしたってこんなことにはならないし、一体何を食べたの? 彼は?」

磯風「ふむ……食生活を改めるようにしないといけないな」

医務官「まぁ、こっちで預かるからさ、磯風くんはいってもいいよ」

磯風「むう、了解した、では」ビシッ

医務官「はい、またね」バイバイ

整備士2「せ、せんせい………」ガタガタブルブル

医務官「おや起きたかい? 調子は、悪いね、うん」

整備士2「どうなったんだ……」ブルブルガタガタ

医務官「腸と胃に重大なダメージが残ってるんだよ、艦娘用のドックにいれたけどそれでも治ってないから、こっちに移されたんだよ」

整備士2「ぼ、ぼくっちは……しぬのですかい?」ブルブル

医務官「遺言なら今聞くよ?」


整備士2「ぼ、ぼくっちは……」

医務官「うんうん……」メモメモ

整備士2「いそかぜちゃんと……」

医務官「ふむふむ……」メモメモ

整備士2「できちゃったけっこんがしたかった」ガクウウ

医務官「最低なこといって力尽きたか、ま、眠りなさいな」オヤスミー


医務官「あと、君たちも眠ったら?」

提督「うおおおおおお……」ブルブルガタガタ

山城「ふこうだわあああ……」ブルブルガタガタ

医務官「いくら磯風くんのでも食わなくてよかったのに」ハァ


完!

今日はここまで

ぼちぼちかけたかな?

朝霜がでないよ!どうなってるのうちの鎮守府!そしてTのキーが壊れて二回押さないと入力できないってついに買い替えでしょうか?
そんなわけでぼちぼち更新

>>546より

――深夜――

山城「……ううん」オキアガリ

提督「zz…」グーグー

山城「……あったまいったー」アタマ オサエ

提督「zz………」グーグー

山城「あー、不幸だわー……ってここは」キョロキョロ

山城「(前に泊まった提督のお部屋ですかね……確か酒を飲んで……)」アタマ ズキズキ

提督「zz……」

山城「隣に提督…」チラッ

提督「zz……」

山城「それで記憶が飛んで、気が付いたら寝てたってことは、運んでもらったってことですよね?」ウンウン

提督「zz……」

山城「なんで、同じ布団で寝てるんでしょうか?」ハテナ

山城「まぁ、それより水でも飲みますか」トボトボ






山城「(っていっても、洗面台しかわからないんですけど)」ゴクゴクゴクゴク

山城「ぷはあ………あー、それでもあったまいったいわーふこうだわー」ズキズキ

提督「…山城か」ノッソリ

山城「あー、提督、起こしちゃいましたか?」アマタ ズキズキ

提督「便所だ」ホレッ

山城「そーですか」ホッ

提督「……牛乳でも飲むか?」

山城「……あるんですか? 牛乳?」

提督「ああ、隣の家で牛飼ってるからな、ちょっと分けてもらってる」

山城「……頭いたいので少しいただきます」ズキズキ

提督「わかった、便所入ったらもらってくるから、ゲームでもしてまってろ」

山城「手を洗って来てくださいね」

提督「お前じゃねえんだからちゃんと洗うわ」ガチャ





山城「(グランツーリスモ4、結構面白いわね)」ギュイーン

提督「山城、入るぞ」ガラッ

山城「そこにおいてください、いま二週目でいいところなんですから」ギュギュ!!

提督「お前、それはねえだろうが」ハァ

山城「ゲームしてていいって言ったのは提督じゃないですか、不幸だわ―」キキィィィィィ

提督「だからって器用に手元見ずにゲームしてんなよ、こぼすぞ」

山城「この香港コース、意外とカーブきつめなんですからいいじゃないですかっと、あぶな!」ギュワン!

提督「……お前、ゲームだと運転うまいのにな、本物は事故起こす確率100パーなのに」ハァ

山城「提督はゲーム下手ですよね、飛行歩行戦闘車両も操縦できるのに」ギギギッ


提督「そりゃ、ゲームに義眼操縦機能がねえからだろ? 義眼なしで歩行戦車なんて操縦できねえよ」ギュウニュウ ゴクッ

山城「つまり、義眼いれる前の提督って運転ド下手だったんですか?」

提督「……どうだろうな? 士官学校時代、一応ライセンスは皆取得必須だが、動かせればいいってレベルだったからどれくらい技能あったのか自分でもわからねえから」ウーン

山城「不幸だわー、なら私、非難される云われないじゃないですかー、運転がド下手な提督?」

提督「ぬかせ、車の運転ぐらい戦前は必須、それぐらい簡単なんだよ、車の操縦ってのは。毎度事故起こすお前が駄目なだけだ」ハンッ

山城「不幸だわ―、すっごく不幸だわ―」ギュギギュギュギュ

提督「でも、まぁ、あれだ、お前はそういうわけで運転しなくてもいいからな」コホン

山城「……悪いものでも食べたんですか? 提督」ススッ

提督「あ? なんでだ?」


山城「だっていつもなら『だからお前は修練が足らねえんだよ、練習しろ』って愚痴をいってお説教が始まるのに、始まらないなんて、悪いものでも食べたんじゃ」ススッ

提督「それは、まぁ……」グビッ

山城「それがないなんて、不幸通りこして不気味ですよ、提督」ウワア

提督「だから、な、山城」

山城「それに、ほら負けたじゃないですか、提督のせいだわ、不幸だわ」テレビ<<サイカイイ

提督「それは知らねえ!」

山城「で、突然の心変わりはどうしたんですか?」

提督「それならな、その、なんだ、腹に子供いるのに無理すんなってことだ」

山城「」ピタッ

提督「お前は意外と無理するから、今まではよかったが、もしものことがあってみろ、お前だけの命じゃなくてだな……どうした山城? かたまって」

山城「それなんですが、提督、実は……」オドオド


提督「実は? ってなにがだ? 山城」

山城「実は、その、えっと……」オドオド

提督「……?」

山城「………なかったんです」ポツリ

提督「? なにがないんだ? 山城」クビ カシゲ

山城「ですから……」



山城「……赤ちゃん、できてなかったんです」


今日はここまで

朝霜がでない。あと最近磯風の色っぽさに気がつきました

残り弾薬4万 燃料5万
朝霜未だ出ず、今夜は徹夜で掘るので今日はおやすみです。E-2事故が多すぎるのでE-4に変えたら事故一回、S勝利全部なので、E-4うが美味しいので掘ってます。
では、出なくても今日資源が尽きると思うので、明日再開
おやすみなさい

いやー今回のイベントよかったですね!トリプルダイソンに苦しめられて難易度下げましたけどそれぐらい
天城やら香取、Uボート実装で、三隻は少ないなーと思ったけどいいイベントでしたね!
いやー朝霜とか追加されないかなー、早く朝霜とか追加されないかなー!?

……今回のイベントに朝霜はいなかった、いいね?

ぼちぼち更新


提督「………え?」

山城「…ですから、赤ちゃん、提督と私の赤ちゃんがいなかったんですよ」ウツムキ

提督「いやいやいや、だってお前、あの時、俺がプロポーズした晩の次の日……」

山城「あれがプロポーズって言うんでしたら、カメムシの交尾の方が感動的ですね」ケッ

提督「さらっと毒吐くんじゃねー! ともかくだ、次の日、真っ青な顔でゲーゲー吐いて、それにやたら食生活も偏ってたし、だからその、腹に赤子がいると思ってたんだが」

山城「……いませんでした、そのあと、検査してみたら、できてなくて」

提督「じゃああの、やたら吐いてたりしたのは……」

山城「二日酔いです、前の日、しこたま酒を飲んでたので」ウナダレ

提督「いやいやいや、だってお前だってにこやかに……」

山城「あの時は、私もできたかな?って思ったら嬉しくて、でも考えてみれば、やった次の日のお昼に悪阻がでるっておかしいんですよ、早すぎます」ウナダレ


提督「言われてみれば、確かにそうだが、でもお前、確か検査してなかったか?」

山城「検査しましたよ……」ウナダレ

提督「なら」

山城「結果、聞きましたか?」

提督「いやんなもん聞いたにきまって……聞いた記憶がねえぞ、おい」ンンッ?

山城「……ですから、報告してないんですよ」

提督「な、なんでだ? 山城、できてないならできてないって言えば」

山城「……言えるわけないじゃないですか、あんなに喜んでる提督みたら」ハァ

提督「いや、俺は別に喜んでなかったし!そんなに……喜んで、なかった………すまん、めっちゃ喜んでた」orz

山城「提督、うおっしゃああああ!って奇声上げながら陸戦隊が訓練してる修練場のトラック10周全力疾走してましたからね……」

提督「すまねえ、な、山城」アタマ サゲ

山城「……なんで頭下げるんですか? 提督」


提督「だってよ、俺がお前にいらねえプレッシャーかけちまって、それでお前は言いだせなかったんだろ? なら俺の責任だろうが、よ」ハァ

山城「……ごめんなさい」ペコリ

提督「いや、なんで今度はお前が謝るんだよ、山城」

山城「だって、私、もしかしたら子供ができないかもしれないのに、提督にぬかよろこびさせてしまって、提督が喜ぶのは当たり前なのに、それでも言わなくちゃいけなかったのに、今いうなんて……」

提督「お前は悪くねえよ、山城」アマタ ナデナデ

山城「でも……」

提督「でももクーデーターもねえよ、お前は悪くねえから安心しろ」ナデナデ

山城「……不幸だわ」

提督「なんでだ?」ナデナデ

山城「いっそのこといつもみたいに怒ってくれれば楽なのに……面倒くさい人ですね、提督は」ハァ

提督「すまねえな、面倒臭い奴で」ナデナデ

提督「……一緒に寝てもいいか、山城?」

山城「ええ、いいですよ、提督」




今日はここまで
明日はゴールデンカムイ二巻の発売日だから町まで行くので、少し遅くなるかも、です


俺の鎮守府には朝霜いるけどバグか何かかな?

>>590
よろしいならば戦争だ!(うちのE-4掘りでだぶった加賀さん連隊とトレードしませんか?)



おめでとうございます!

Q.いくつになっても男子は刀を振り回すのが好きだろう?

A.大好きです!

そんな感じでゴールデンカムイの土方さんにしびれて、土日ぐらいしか本格的鍛錬できない、居合の練習してたら遅くなりました。
ぼちぼち更新


――深夜――

山城「………」

提督「………」

山城「………」

提督「………」

山城「静かですね、ここは」ギュット

提督「眠れねえのか? 山城」

山城「……ええ、ここは深いですね、前にもきましたけど、秋でしたから意外とうるさかったのに」

提督「今は冬だからな、もう春だが、それでも夜は闇が音を吸っちまってうるさいほど静かになるんだとよ」

山城「へぇ、そうなんですか?」

提督「ああ、お袋がいってた」

山城「そうですか」


提督「なぁ、山城」

山城「なんですか? 提督」

提督「こうしておんなじ布団でしゃべってると昔を思い出すな」ギュウウ

山城「痛いです、提督」チョット!

提督「あ、悪い」パッ

山城「……でも寒いからやっぱり加減してくれるならいいですよ、これくらいにしてください」ギュウウ

提督「さっきよりも強えよ、山城」オイオイオ

山城「さっきのお返しです、提督はもっと優しくしてくれないと、不幸だわ―」ギュウ

提督「……そっか」ギュ!

山城「もう少し強くです」

提督「面倒くせえな、お前は」ギュウ

山城「……それで、昔もこうしていたって話しでしたっけ?」


提督「ああ、昔もこうしていたなって話しだ」

山城「あの頃はひどかったですよね」

提督「なにがだ?」

山城「休みもろくに取れず食べれず連日連夜出撃を繰り返し、それでたまの休憩でやることは寝ること、だけど疲れ過ぎて眠れなかったら提督に抱かれてそのあとぐっすり眠ることぐらい、提督と会う前なんて処女だったのに、ひと月で経験数が……」

提督「やめろや! その話は!」ウガー

山城「あんな力任せに抱かれたのが初体験なんて不幸だわ―」ボウヨミ

提督「……まだ根に持ってるのか?」

山城「どこの世界にバックでつかれて六回も中に出され、その相手は疲れて一方的に眠ったって初体験を最高だったって言える人がいるんですか?」

提督「……すまねえ」


山城「しかもあの時、半端もいかない小娘だったのに、世が世なら、下手すれば裁判ものですよ? 提督」クスクス

提督「それは……」ゴニョゴニョ

山城「まったく不幸だわー、すっごく不幸だわー、最初はものすごく真面目な軍人さんだと思ったらとんでもない問題児ですし、ふっこうだわー」クスクス

提督「……悪かったな、不良士官で」ギュッ

山城「そのくせ、甘えん坊ですよね、提督って」ナデナデ

提督「うるせえよ」プイッ

山城「まったく変わってませんよね、提督は。艦長だった時から、全然」クスッ

提督「…なぁ、山城よ」

山城「なんですか? 提督」

提督「俺は、子供はきっとできると思うぞ、山城」

山城「……」ナデナデ


山城「提督」ゴソゴソ

提督「なんだ、山城?」ヌガシ ヌガシ

山城「その左目、まだ痛みますか?」フク ハダケ

提督「……もう、痛くはねえよ、それに今は接続用義眼じゃなくて、ただのガラス球だ」ゴソゴソ

山城「じゃあ、今夜うまくしてくださいね、できなかったらもう一つのお目目もガラス球になっちゃいますから」ゴロン

提督「……お前まだ酔ってるな」

山城「酔ってた方が出来やすいようですよ」チュッ






誰得の展開が続きますがここまで
朝霜……

風立ちぬ見てたら、こんなラブロマンスやってるときに、居合の先生は年数人死人が出る道場を下宿先に大学進学→気弱でガリ勉だったのに近所に住んでた友人が不貞な輩(たぶん警察関係)に連れて行かれそうだったから反逆→後日、連れてかれて殺されると思ったから、悔いのないように下宿先の道場の一人娘を嫁さんにもらう→学徒出陣で経歴は立派なのに反逆したせいか陸戦隊所属という、どこの極道兵器だと思ってしまった

ドワォな気分で更新


――河原――

磯風「……」ツリイト

初風「……」タラシテ

時雨「……」ソラヲミル

磯風「釣れないな……」ポツリ

時雨「そうだね」コクン

初風「そりゃそうよ、だって」ツリザオ モチアゲ

初風「餌、取られてるわよ、二人とも」イト サキ ナニモナイ

磯風「む? そうか」ツリザオ モチアゲ

時雨「あ、本当だ」イト サキ ナニモナイ

磯風「餌、つけんとな」ゴソゴソ

初風「別にいいじゃない」ツリザオ ナゲテ

磯風「む?」


初風「だって、暇つぶしじゃない」ヤレヤレ

磯風「……それもそうだな」ツリザオ<ヒュン!

時雨「だね」ツリザオ<ヒュン!

磯風「……」

時雨「……」

初風「……」

磯風「……暇だな」

時雨「そうだね」ウンウン

初風「じゃあ何かやりたいことでもある?」

磯風「……」ナニモ

時雨「……」ナイネ

初風「……いい青空ね」フゥ


磯風「そうだな」

時雨「……」

初風「……」

磯風・時雨・初風「「「(((話題が続かない……)))」」」

磯風「そ、そういえば、あの二人はどうしてるんだろうな?」アッハッハッハ

時雨「ああ、あの二人ね、あの二人は……」エット

初風「確か山の方にいくって言ってたわ、お弁当作って、温泉行くらしいわね」ウンウン

磯風「温泉か、昨日いったがよかったな、あそこは」

時雨「そうだね! 僕、初めて天然の温泉に入ったよ」ウナヅキ

初風「そ、それはよかったわ」アセアセ


時雨「なにか効能がありそうな温泉だったね」ウンウン

磯風「そうだな、何か効能がありそうな湯だったな!」コクコク

初風「え、えっと確かあるわよ! すごい効能! 確か、確かね、ねんざや擦り傷、あと安産に……」ハッ

シーン…

時雨「……あの二人にも赤ちゃん授かるといいね」

磯風「ああ」

初風「そうね」

シーン

「「「(((お、重い……)))」」」ズーン

こんな遅くだけど、急用で父の迎えに行ってきます
今日はここまで

献血して温泉はいったら貧血と脱水症でぶっ倒れました
人間、気を失うときって本当に目の前が黒く染まるんですね

そんなわけでぼちぼち更新


――山中――

提督「あ、おい、山城」チョイチョイ

山城「? どうしたんですか? 提督」

提督「あれ見てみろ山城、ほらあれ」ユビサシ

<<ピーヒョロロロロー

山城「わぁ、綺麗な小鳥ですね」ウフフ

提督「ああ、そうだな」ハハハッ

提督「…………」

山城「…………」

提督「……いくか、山城」ザッザッザッザ

山城「ええ、そうですね」ザッザッザッザ


提督「…………」ザッザッザッザッザッ

山城「…………」ザッザッザッザッザッ

提督「(か、会話が……)」ヒヤアセ タラタラ

山城「(つ、続かない……)」ズーン

山城「(……勘弁してください提督、あれから三日も、いや三日しか経っていませんが、それでもいつもみたいに喧嘩口調で喧嘩を吹っ掛けてください、なんで提督、今も)」チラッ

提督「(そりゃあ俺だって子供が出来なかったことは、それは、その、残念だが、いやでも……)」チラッ

提督・山城「「((そんなに優しいん)だ?)ですか?)」」


提督「(そりゃお前が子供欲しがってるのは知ってる、元帥殿に助けられる前にも『生きのびたら子供、欲しいですね』なんて言ってくれたし、それに俺がやらかすまえに、いや、この間のバーチャルでも山城が欲しがってるって知ってたから、そのなんだ、山城もすげえ喜んだから、残念だったってのはわかるが……)」チラッ

山城「(提督、なんだかんだいっても子供好きですし、それになんだかんだ言っても私を拒絶したことは……あの時はありましたが、それでも、浮気さえしなければいい人ですし、その浮気も一回しかしてませんから、今のところ信用は、少しはしてもいいかもしれませんけど)」チラッ

提督・山城「「((なんでこんなに優しいん)だ?)ですか?)」」


山城「(いや、わかりますよ、提督からしてみれば私は何度も子供作ろうとしてやっとできたと思ったら間違いだったんですから、そりゃ落ち込んだと思って優しくしてくれるのは。でも)」チラッ

提督「(そりゃ優しくするしかないだろう、落ち込んだ相手に喧嘩吹っ掛けてこっちが優しくされたら余計つらいだけだ、だから喧嘩ふっかけてないが)」チラッ

提督・山城「「((も、ものすごく生活に張り合いが起きない、むしろ減退してる))」」ズーン

提督「(常に相手の地雷踏まないようにすることが)」

山城「(これほど活力を削ぎ、そして気力を減少させるとは)」フコウダワー

提督「(なんでもいい、山城、頼む!)」

山城「(なんでもいいですから、提督、お願いします!)」



提督・山城「「((優しくしないでくれ!(ください!) 後生の頼みだから(ですから!)」」


頭ふらふらするから今日はここまで

あれですよ、ものすごく熱い温泉と献血やったあとは水分補給忘れると救急車で運ばれて、日帰り入院するはめになりますから、みなさん気をつけて

禁断の課金という手段に打って出ても駄目だったよ……雲龍はでたけど
もう打つ手なしさ、もう負けだよ、敗北だ!負けを認めるさ!……雲龍はでたけど
ただ次のイベントで絶対朝霜取ってやる!覚えてろ!次回のイベントを!……雲龍はでたけど
そんなわけで課金という手段をしても負けたので、おまけをして今日は寝ます。ちくしょう、朝霜……雲龍はでたから牧場にするけど


特別編『例のアレ』


――鎮守府――

提督「……」ショルイ カキカキ

山城「……」オチャ イレ

磯風「……」ショルイ カキカキ

提督「……平和だな」ショルイ カキカキ

山城「そうですね」ハイ オチャデス

磯風「む、どうかしたのか? 司令らしくもなく、そんなことをいうとは」オチャガシ ハ?

提督「そうか?」センベイ アルゾ

山城「そういえば、提督らしくないですね? 悪いものでも食べましたか?」タベマシタヨ センベイ

提督「いや、ふとそんなことを思ってな」クウナ ヤマシロ


磯風「そうか……む? 司令、こんなものが混ざっていたのだが」ピラッ

提督「ん、これは…」ウケトリ

山城「……『宣伝PV参加募集のお知らせ』?」ヒョイ

提督「あ、てめ、返せ! 山城!」コノヤロウ!

山城「あまですよ、っと、なになに……このたび、日本新海軍の功績を国民に提示するがために艦娘を用いて宣伝番組を制作、そのエキストラを募集って、いいわね、で、期限は、去年の10月……提督、なんですか、これ? 聞いてませんよ」ニコッ

提督「それは、その……」ゴニョゴニョ

山城「不幸だわ―、不幸過ぎて、なんだか倒れそうだわ―」アアー

提督「そんなものに参加してみろ! お前仕事しなくなるだけだろ! 仕事してるなら俺だって渡した!」コノオヤロウ!

山城「責任転換するなんて更に不幸だわ―」オヨヨ

<<ギャーギャーワーワー

磯風「む? この書類、部署が違うな、少しでかけてくるぞ、司令、山城」トコトコトコ

<<ギャーギャーワーワー





<<ガチャ

磯風「失礼するぞ、この書類は広報部の外注のものだろう? 経理部にまざって……」

榛名「あら磯風さん、どうもいらっしゃ」ニコニコ

磯風「む、確か……」

榛名「いつもニコニコ敵のとなりでも大丈夫、清く正しく美しく、戦艦榛名です♪ ちなみにハルルって呼んだら頭吹っ飛ばすのでそのつもりで」ニコニコ

磯風「……やたら上機嫌だな、なにかいいことでもあったのか?」ケイカイ

榛名「ええ、かなりいいことがありまして、私たちの上司がごみ掃除を決めたんですよ♪」ルンルン

磯風「ほう、ならば大掃除をするのか? たしかにこの部屋は少し埃っぽいな」ケホケホ

榛名「ええ、ただし、ここじゃないんですよ」ガシャコン

磯風「……なぜ艤装を装備してるんだ? それも46cm三連砲を」チョット マテ

榛名「あらいやだ、磯風さん、ごみ掃除する前に掃除道具の点検はしっかりしないと隅々までごみを掃除できないじゃないですか」ウフフ

磯風「……ちなみに、どんな掃除をするつもりなんだ?」アセ タラー

榛名「あらいやだ、磯風さん、決まってるじゃないですか、私たち艦娘がやるお掃除って言ったら只一つ」クルッ



榛名「深海棲艦っていう海の害虫を海の鉄くずに変える簡単なお掃除ですよ」ニッコリ


眠いのでここまで

明日というか今日はこれを書きあげ、山城と提督の話に戻ります

弾薬が3ケタと4ケタの狭間を行き来してることに戦慄しつつ、ぼちぼち更新


磯風「……なるほど、それは大それた大掃除だな」ウンウン

榛名「ええ、本来なら月一回やらなくちゃいけないのになかなか出撃させてくださらなくて、今日は大奮発なんですよ」ルンルン

磯風「そうか、ところで、ここの部長は? この書類は部長に提出した方がいいだろうが」キョロキョロ

榛名「部長ですか? 部長なら」ユビサシ

部長「」グデー

磯風「……おい、大丈夫なのか、部長は?」

榛名「ええ、大丈夫です」ニコッ

磯風「白目むいて、床にあおむけに倒れているのだが、部長」

部長「」ピクピク

榛名「大丈夫ですよ、ただ、ちょっと大丈夫じゃなかったので後から砲身で殴っちゃいましたけど」ホウシン<<ブオンブオン!


榛名「まったく、部長も健康管理ができてないからむりやり眠るはめになるんですから、さすがに四日寝てないのは見過ごせませんからこうなるんですよ」ヤレヤレ

榛名「まぁ、気持ちもわからなくないですけどね」フゥ

磯風「む? 何かあったのか?」

榛名「あら? もしかして聞いていませんか?」

磯風「なにをだ?」




急用、すみません、今日はここまで

更新が滞ってすみません
近日中に再開します。色々とごめんなさい

屋根から落ちて死にかけました。
そんなわけで長期入院(約一週間)から帰宅しぼちぼち更新
あと、痛み止めの薬で眠いので寝落ちしたら勘弁


榛名「これですよ」つDVD

磯風「……これは、なんだ?」

榛名「再生器具の映像媒体に入力する映像データが抑えられる戦前のフィルムです」

磯風「ほう、こんなものがあるんだな」シゲシゲト

榛名「重要なのはこれに納められた映像ですけどね」

磯風「なにが映っているんだ?」

榛名「大本営が収録した広報用ドラマ、です」

磯風「(……ああ、司令と山城が喧嘩していたあれか)」フム

榛名「これに祥鳳がでてたんです」

磯風「なに? 祥鳳さんが?」


榛名「ええ、軍広報用のドラマとはいえ、本物を動かせる役者の方は少ないですから出演する方は退役、または出産育児休暇の艦娘を中心に出されてたんですが、エキストラとして祥鳳が採用されたんです」フゥ

磯風「ほう、それはすごいな」ウンウン

榛名「ただ、出演した役が悪かったんです」

磯風「なに?」

榛名「見てみますか?」コノドラマ

磯風「……ああ」ゼヒ








<<トドケー


磯風「……」

榛名「と、まぁこんな感じで」ニコニコ

磯風「……祥鳳さんが炎に包まれて画面から消えたのだが?」

榛名「そうですね」ウンウン

磯風「祥鳳さんが炎に包まれ、ボトムズのようだったのだが?」

榛名「まったくですね」ウンウン

磯風「……つまりはあれか」

榛名「あれ、というのは?」ニコニコ

磯風「部長はこれを見て錯乱したのか?」

榛名「大正解です」ニッコリ


榛名「まったく、睡眠時間を4時間も取らせてあげたというのに、頭がおぼついていなかったらしく見終わったあと、どういうわけか錯乱して『深海棲艦は皆殺しだああああ!』ってどっかの司令官みたいなことを騒ぎ始めたんですよ」フフフッ

磯風「(それは、そうなるな)」ウンウン

榛名「だからこの出撃認可書類にサインしてもらったまでは大丈夫だったんですが、あまりにも血走っていたので眠らせました。正直復讐に走った馬鹿野郎ほど足手まといかつ面倒臭い、いえ、面倒臭いのはいないので」ニッコリ

磯風「なんでいま言い直した?」ドンビキ

榛名「ので、これから出撃してきます」ルンルン

磯風「まて、部長を連れて行かなくてもいいのか?」

榛名「ええ、榛名とあとたまよ、いえ、秋雲さんをつれていけば榛名は大丈夫です♪」

磯風「(いま弾よけっていいかけたぞ)」

榛名「部長が起きたらなんとか言っておいてください、榛名抜錨しますから」ソレデハ

<<バタン

磯風「いってしまった……」


<<ガチャ

祥鳳「こんにちはー……って磯風ちゃん、どうしたのこんなところで?」

磯風「む、祥鳳さん、久しぶりだな。実は」


――少女、説明中――


祥鳳「なるほど、さっき秋雲ちゃんがいらしたわけね」テ ヲ ポンッ

磯風「む? そうなのか? そもそも秋雲とは」

祥鳳「秋雲ちゃんはこの人(部長)の所属員で駆逐艦の子でいつも牛丼を注文する子ですけど、今日はこの人を迎えにきてって連絡をもらって」

磯風「なるほど」



眠いのでここまで
明日で終わらせます。

もはや榛名感が何ひとつ残ってねえや

>>647
本当にすみません

むしろ読み返してみて原型のあるキャラの方が少ないという

そんなssですがぼちぼち更新


祥鳳「それで今日はこの人(部長)を持って帰っていいって言われてきたわけなんですけど、そんな理由があったからか、なるほど」ウンウン

部長「」グデー

磯風「む、ならば起こして」

祥鳳「いえ、大丈夫ですよ、この人も疲れてるし、このまま連れて帰りますから」ブチョウ セオッテ

磯風「そうか、ならいいのだが」

祥鳳「それにしても、この人、私が沈んで怒ったんですね」ハァ

磯風「残念そうだな」フム?

祥鳳「ええ、流石に身内がやられたからって出撃させるのはNGですよ」

磯風「そうなのか?」ムウ


祥鳳「ええ、この人は昔から寝てないと短気になることがありましたから、治ったとばかり思ってたんですが、まだ治ってなかったんですね」フウ

磯風「……だが、自分のために怒るというのは少しうらやましい気もするが」

祥鳳「指揮官ですからね、しかも、本当は討たれていない、所詮はお芝居だっていうのに、この人は」ハァ

磯風「大変だな」

祥鳳「ええ、でも、そんなところが好きになって夫婦になったんですから、あとでお説教です」フフッ

磯風「そうか」フム

祥鳳「ところで」ソウイエバ

磯風「む? どうかしたのか」

祥鳳「あのお芝居で使用したカレーのルー、大量に余ってたんでもらってきちゃったんですけど、今夜食べに来ます?」

磯風「是非」コクコク

祥鳳「なら、腕によりをかけて作ってますから、いらしてくださいね」ニコッ

磯風「ああ、司令と山城を連れていく」

祥鳳「ええ、本物のカレーのルーですから美味しいですよ」

磯風「それは楽しみだ」




鈍ってる。コツを取り戻すまでもう少しかかりそうです
今日はここまでにさせてください

……菱餅集めしてて、その、ごめんなさい
久々に更新

で、10個取れたの?

>>655(血涙)

小ネタ『かぐや姫』

<<サァライシュウハナイトミュージア……

山城「………」

提督「………」

山城「……なんだか、結末知ってるのにあれですよね、これ」

提督「……だな、救いがねえよな」コクコク

山城「でもあれですよ、提督」

提督「なんだ、山城」

山城「あの仏様は実はこのあと、青い鳥の兄妹の兄に殴れると思えば……」

提督「その前に最初にいい年こいて求婚してきたおっさんの娘と殺し愛を演じんじゃねえのか?」

完!

>>616より

――提督宅――

提督「……ただいま」ガラガラガラガラ

磯風「む、おかえり、司令」

提督「おう、磯風か、初風と時雨は?」

磯風「二人とも料理中だ」

提督「そっか、磯風は…」

磯風「私は蔵から野菜を取ってきてくれと言われてな」

提督「なるほどな」

磯風「……山城はどうしたのだ? 司令」


提督「山城は、あれだ、その……疲れたから離れ(提督部屋)で寝てる」

磯風「そうか、司令」フム

提督「………」

磯風「………」ジーッ

提督「……なんだ、磯風」

磯風「なにかあったな、司令」



まったくかけてないけど、ここまでにしてください。すみません

ぼちぼち更新


提督「いや、お前が気にすることじゃねえよ」ニカッ

磯風「あったことは否定しないんだな」ジーッ

提督「うっ」ズボシ

提督「い、いや、それはだな、磯風」シドロモドロ

磯風「磯風にも話せないことなのか? 司令」ジーッ

提督「俺は今日の晩飯いらん! 寝ちまうから! おやすみ!!」ダットノゴトク

磯風「ふむ、初風から教えてもらったじっとみつめるのは司令には有効だったか、それにしてもなにをやらかしたんだ、今度は」ハァ




――離れ(提督自室)--

ト<ガラガラピシャ!

提督「(ああ、焦った、磯風にちな…初風の必殺技を習得されるとまずいことになりそうだな)」ハァハァゼェゼェ

山城「……早かったですね、提督」メ ゴシゴシ

提督「なんだ、寝てなかったのか山城」

山城「ええ、御不浄にいっておこうかと」

提督「そっか、なら俺も寝るわ、なんだか疲れちまったしな」

山城「そうですか、なら今、提督の布団も敷いて」

提督「いや、いい。自分の分は自分でするから」

山城「そうですか……」トコトコトコ





山城「……いつも思いますけど、提督って几帳面ですよね」ト<ガラガラ

提督「入ってきて早々、なにだが? 山城」

山城「だってお布団とかって皺ひとつなく伸ばしてから寝ますし、起きるときちんと畳んでから朝のことを始めますから」

提督「……そうかもしれんな」ウン

山城「まぁ、それはいいですけど、おやすみなさい、提督」フトン モグリモグリ

提督「ああ、おやすみ、山城」デンキ OFF


提督「(…………)」

山城「(…………)」

提督「(…………)」

山城「(…………)」

提督「(…………)」

山城「(…………)」


提督・山城「「((か、会話が続かない………!!))」」


提督「(いや、これは昼間の続きになっちまうけど、でもしかし……)」

山城「(いえ、これでは昼間の二の舞になってしまいますけど、しかし……)」




提督・山城「「((今日でまさかのセックスレス四日目突入ということ!!))」」



提督「(いや、別にあれだぞ、山城と所帯持てるぜ!ヒャッハー!!みたいにこれから昔みたいなことが毎晩できるとか思っても、いや多少は思ったが、それでも)」

山城「(……ええ、認めましょう、提督は、その、好きです、姉さまと同じくらい大切ですし、その、あの、えっと、昔みたいなことしたいですけど……)」



提督・山城「「((自分から誘うのは恥ずかしいって我慢していたら、まさかの四日目に突入……!))」」



提督「(……そして、それがやたらと優しくしないといけないって空気になっているのも事実、これをどうすれば)」

山城「(いいのかしら? ……不幸だわ、めっさ不幸だわ)」


今日はここまで

引っ越し作業で疲れたから今日はお休み

あとあきつ丸がマジで来ない、なんなのうちの鎮守府は? あきつ丸に恨まれることなにかしましたかね? 本気でこない……

駄目だったよ……
ぼちぼち更新


提督「………」

山城「………」

提督「(……や、やるか)」ゴクリ

山城「………」ウツラウツラ

提督「………な、なあ、山じろ」カミカミ

山城「(噛んだわね)な、なんですか? 提督」ビクッ


提督「そっちの布団で寝てもいいか?」ナァ?


山城「」ビクウウウウウウウウ!!

提督「あ、すまねえ、俺もその、無理をいったな、うん、すまん、今のは忘れてくれ、やまし」

山城「いえいえいえいえいえ!! 提督! 山城は大丈夫ですから! こっちに来ても構いませんよ!!」アタマ ブンブンブン!

提督「いや、お前がそんなに無理して………」

山城「だから無理なんてしてませんから! 大丈夫ですから!! こっちにきてもいいですよ!!!」ホラホラホラホラ

提督「そ、そうか、ならちょっとおじゃまするわ」ゴソゴソ





提督「……」ヤマシロ ノ フトン IN!

山城「……」テイトク ニ ダキツキ

提督「………」

山城「………」モゾ

提督「あ、悪い、どける」ゴソゴソ

山城「い、いえ、構いませんから、少しずれただけですから」オドオド

提督「そ、そうか」

山城「ええ」


提督「……」シンゾウ バクバクバクバクバクバクバク

山城「……」シンゾウ ドキドキドキドキドキドキドキ

提督「……」シンゾウ バクバクバクバクバクバクバク

山城「……」シンゾウ ドキドキドキドキドキドキドキ


提督・山城「「((し、心臓が張り裂けそうだあああ!!))」」


提督「(くそッ! 畜生ッ! もう童貞でもあるまいし、なに鼓動高まってんだコンチクショウ!! こんなに心拍数やばいのは久しぶりだ!)」クドクドクドクドク

山城「(不幸だわ嗚呼不幸だわ不幸だわ、一句詠んでしまうほどに不幸だわッ! 提督のせいでこんなに心拍数跳ね上がりすぎて心不全で死にそうだわ!)」クドクドクドクド

提督「(確かにな! この間は流で抱いたが、一回終わって素面に戻った途端恥かしくなった、そしてよく考えれば素面で山城抱くのって久しぶりすぎて覚えてないくらいだが)」クドクドクドクドクド

山城「(そりゃこの間はその、一回くらいは騙したし、悪いかな? と思って抱かれましたし、拒んじゃいけない流でしたから抱いてもらいましたけど、一回したら恥ずかしくなってきて、その、昼間みたいになりましたけど)」クドクドクドクドクド

提督・山城「「((どんなタイミングで切りだすべきなんだ!?(でしょうか!?))」」




今日はここまで
色々と遅くなってごめんなさい。

久々になってすみません。ぼちぼち更新


提督「……」

山城「………」

提督「…………」ゴソ

山城「」ビックウウウウウ!!

提督「うお! どうした山城!?」

山城「い、いえいえななんでもありませんから」クビ ブンブンブンブン

提督「そ、そうか」

山城「ええ」ゴソゴソ


提督・山城「「……」」

提督「……なぁ、山城よ」

山城「……なんですか? 提督」

提督「俺はお前と所帯持つんだよな?」

山城「…今更怖気付きましたか?」

提督「違う、確認だ」

山城「何の確認ですか? なんの」ハァ

山城「(……まさか、嫌なんですかね? 提督は私を奥さんにするのが、やっぱり)」ハタ

提督「いやな、俺はお前と所帯を持てるんだなぁと思ってな」ククク

山城「……は?」


提督「山城!」ガバッ

山城「きゃ!」ダキシメラレ

提督「ふふふっ」ギュム

山城「……なんですか、いきなり抱きしめたと思ったら笑いだして、気持ち悪い」ギュウウウ

提督「その割には、お前も抱きしめ返してくれるんだな」

山城「……それは、まぁ」ゴニョゴニョ

提督「いや、悪いな、いきなり抱きしめて、その、なんだ、なんだか嬉しくなっちまってな、悪い」

山城「いいですけど、こんな力強く抱きしめれるなんて、痛くなっちゃったじゃないですか、ああ、不幸だわ―」ヤレヤレ

提督「……なぁ、山城よ」

山城「なんですか、提督」ハァ


提督「俺はな、たまに怖くなっちまう時があるんだよ」

山城「………」

提督「これが実は今際の夢で、現実の俺はお前と出会うどころか一兵卒のグライダー(騎乗兵)で敵の砲弾くらって死にかけてんじゃねえかな? とか、高揚剤打たれて、いや打たれ過ぎておかしくなった頭が見せてる幻覚の世界じゃねえか? って思ったこともあった。でも、これは夢じゃねえんだよな」

山城「…不幸だわ」ヤレヤレ

提督「なにがだ?」

山城「提督にそんな妄想癖があるとは思いもしませんでしたよ」ヤレヤレ

提督「幻滅したか?」

山城「まさか、いうのが8年ほど遅いですよ」フフッ

提督「そうか」


山城「私だって思います。実の私は、提督に助けれる前よりもっと前のあの時の続きで、今も死にかけてて、それで見せてる夢じゃないかと疑ったのは一度や二度じゃないですよ」

提督「……」

山城「でも、山城になったばかりの時は提督に起こされて夢じゃないってはっきりとわかったんです」

提督「そうか」

山城「ええ……ねぇ、提督?」

提督「なんだ? 山城」

山城「提督は、幸せが怖いですか?」

提督「……どうだろうな?」


提督「逆に山城は、幸せが怖いか?」

山城「怖いですね、怖いです、幸せが一番怖いです」

提督「それは、また難儀なものだな」

山城「幸せはすぐになくなって、0に戻った時は逆にマイナスですからね、一番怖いです」

提督「……それもそうか」

山城「ええ、祖母が亡くなったとき、事故に巻き込まれた時、同僚とどこかの上司に裏切られた時、その前はいつも幸せでしたから、幸せより怖いものはないですよ」

提督「……なぁ、山城」

山城「なんですか? 提督」



提督「今、怖いか?」



山城「はい、怖いです」ニコッ



提督「……山城」

山城「?」

提督「なんだか、お前をもっとおっかない思いをさせたくなっちまったよ」ゴソゴソ

山城「なんですか、それ」ゴソゴソ

提督「あれだ好きな子にちょっかいかける、あれだ」ゴソゴソ

山城「……不幸ね、これ以上ないほどの不幸だわ」フフッ




今日はここまで

おやすみなさい

昨晩は色々と寝不足で暴走しました……ごめんなさい

そして明後日からド田舎勤務! そんなわけで気合い! 入れて! 行ってきます……ネット環境がないなんて
ぼちぼち更新


――朝・食卓――

初風「……」モグモグ

磯風「……」ポカーン

時雨「……」アゼン

提督「山城、醤油取ってくれ」モグモグ

山城「それぐらい自分で取ってくださいよ、不幸だわ~」ハイッ

提督「お前こそ体使えよ、その程度で不幸と嘆く前に、山城よぉ! 普段動いてねえから腹周りがだるだるになんだよ」アリガト

山城「……提督、ここでお墓の下に埋まりたいようですね」アイアンクロー

提督「いてててててて!! てめえ頭掴むんじゃねえ! 頭が割れるだろうが!」

山城「乙女の秘密を暴露するからです」フンス

提督「なら痩せろや! 山城!」

<<ギャーギャーワーワー


磯風「ふむ……時雨、初風」チョイチョイ

初風・時雨「「」」シュウゴウ

磯風「(いつもの二人に戻ったようだな)」ヒソヒソ

初風「(そのようね)」ヒソヒソ モグモグ

時雨「(でも意外だね、一晩でなにがあったんだろう)」ヒソヒソ

磯風「(さあな、男女の仲など磯風には及びもつかない)」ヒソヒソ

初風「(そのようね)」モグモグ

時雨「(でも、まぁ……)」チラッ

<<ギャーギャーワーワー

磯風「(元気になってよかったよかった)」ウンウン

時雨「(確かにね、あの二人がけんかしてないと何かおかしかったから)」ウンウン

初風「(そのようね)」モグモグ


時雨「(なんだか、本当によかったね、元気が出てさ)」

磯風「(出た途端喧嘩とは、あの二人らしいが)」フッ

初風「(そのようね)」モグモグ

時雨「ところでさっきから初風、あんまりしゃべって……」ピタッ

磯風「どうしたのだ? しぐ……」ピタッ

オヒツ<<カラッポ

初風「ごちそうさまでした」ゲフウ

磯風・時雨「「は、初風に全部食べられたーー!!」ガビーン

<<ギャーギャーワーワー





磯風「そんなこんなで色々あって、なんやかんやであっという間に時は過ぎた。具体的に3日ほどだな。長期休暇も終わり、今日は鎮守府に戻る日で、もうすでに鎮守府に戻るフェリーの中なのだが……」

提督「……いきなりなにいってんだ? 磯風」

磯風「ふむ、なに、軽い状況説明だ」

提督「…そ、そうか」

磯風「ああ、それで司令、昨日も下戸なのに酒をたらふく飲んで二日酔いどころか船酔いで不浄で吐きまくってる山城はいいのか?」

提督「やたら具体的な説明ありがとよ、まぁ、あいつは無理だ、胃が空になっても吐き続けてる」

磯風「それは、つらいな」ウン

提督「だな」ククッ


提督・磯風「「………」」

提督「……磯風」

磯風「なんだ、司令?」

提督「お前さ、所属する鎮守府が変わっても、転勤って大丈夫か?」

磯風「なんだ、藪から棒に?」

提督「いや、ちっとな」

磯風「ふむ……別に構いはしない。ただ」ウデクミ

提督「ただ、なんだ?」

磯風「どちからといえば忙しい方がいいな、この磯風、どこまでできるのか、聊か興味がある」

提督「つまり、栄転希望か?」

磯風「左遷よりましだろう?」

提督「違いない」クククッ

山城「……山城戻りました~」フラー


磯風「山城、大丈夫か? ほら水だ」つペットボトル

山城「……ありがとう、だけど、胃に物入れるときついから、その、ごめ」ウップ

山城「……」ダッシュ

磯風「……つらそうだな」ポツネン

提督「ったく、だからあれほど飲むなって言ってるのに、送り出してもらうのに飲まなきゃ失礼とか言って無理に飲むんだから」タチアガリ

磯風「司令、どこに?」

提督「便所だ」スタスタスタ

磯風「……ふむ、山城の背をさすりにいったのか」




磯風「それにしても………栄転か、磯風は喜んでついていくぞ、司令」フフッ



特別編『アイサツ編』

完!

とまぁ、話が長すぎて無理やりしめた感じですね
すみません。

ちょっと休憩

この後、どうするのか少し悩んでるので、ぼちぼち風呂入りながら考えます。

ぼちぼち再開


――元帥執務室――

元帥「どうだったい? 御実家の方は?」オチャ ズズー

提督「ええ、挨拶といっても祖父しかおりませんから静かに祝ってもらいました」オチャ ズズー

元帥「そりゃよかった」ウンウン

元帥「で?」

提督「……で? とは?」

元帥「またまた~とぼけちゃって、山城の実家の挨拶の方だよ」ニコニコ

提督「」ピタッ

元帥「……会わなかったようだね」ニコニコ

提督「……山城の腹に、俺の子はいませんでしたから」

元帥「そうやって逃げるのが気味の悪い癖だよ」クショウ

提督「すみません」ペコリ


元帥「まぁ、正直君がいつまでも逃げてても君の立場がわるくなるだけだから構いはしないよ」

提督(相変わらず辛辣な方だ、責任は俺にあるが)

元帥「でも地方とはいえ、曲がりにも日本新海軍の軍施設の副司令だから権力的にいけるとは思うけどね」

提督「そうでしょうか? 私を消した方が早いと思いますが」

元帥「だね、僕が仮に山城の親族ならそうしてるよ、確かに君の経歴からして、年齢からしても大出世ではあるけどたかが一副司令だしね」

提督(素直な方だ)

元帥「ともかくも、そんなことはいい、それよりも例の件だけど通ったよ」

提督「本当ですか?」

元帥「けどね、もう少し早く言ってほしかったな」ウンウン

提督「なにか問題でも?」

元帥「いやね、転属希望者がほかにも出ちゃってさ、しかも結構優秀な人だから、おしいけど任せるよ」


提督「………」

元帥「………」

提督「それは、優秀、だけど問題児だから、さびしくなるのがおしいけど任せた、ということですか?」

元帥「身も蓋もない言い方をすれば、それにプラスして、いなくなってこの鎮守府の風紀が落ち着くって狙いもあるね」ウンウン

提督「……リスクとリターン、あってなくないですか?」

元帥「そんなもの気にしたらなにもできないよ」ニコニコ

提督「行きたくなくなってきました」ガクリ

元帥「ま、そういわずに、はいこれ、正式な任命書」つ書類

提督「……はい、と、元帥殿」ビシッ

元帥「ん、なんだい改まって」

提督「今までお世話になりました、拾っていただいたご恩決して忘れません」ケイレイ

元帥「がんばってね、副司令は大変だけど、士官の奴をサポートしてあげて」ヘンレイ

提督「はい」





――提督自室――

山城「あー、不幸だわ~」ニヅクリ

扶桑「山城、大丈夫? 引っ越しの荷物は最小限が基本よ?」

山城「姉さま、でもこのゲームは捨てられなくて……」

扶桑「だからといって段ボール16箱にゲームソフトと漫画本ぎっしりはやりすぎだと思うわ、3つぐらいにしなさいな」

山城「だって昔のソフトはかさばりますから」ゴニョゴニョ

扶桑「山城! 時には捨てる勇気も必要なのよ!」ホラホラ

山城「不幸だわ~」ヨヨヨッ





扶桑「うん、こんなものかしらね」アセ ヌグイ

扶桑「……でも、あのこ、片付けられないのにお嫁に行っても大丈夫かしら、この引っ越し作業も私が全部やっちゃったし」ハタト

扶桑「……まぁ、私も同じ鎮守府に移動ですけど」

扶桑「って、あの子はどこに」キョロキョロ

山城「……うう」ガチャ

扶桑「あらまたお手洗いかしら? 山城」ゴゴゴゴッ

山城「ね、姉さま」タジッ

扶桑「さすがに姉に全てを任せるのはいかがかと思うわ、姉さまは」ゴゴゴゴゴゴゴッ

山城「……ごめんなさい、でも体の調子がおかしくて」


扶桑「あら、そうなの? でもそれならなおさら健康に気を使わないと、どんなふうにおかしいの?」

山城「なんだか、その、頭が痛くてめまいが止まらないくて」クラクラ

扶桑「あらあら」コマッタワ

山城「それに妙にだるくて」

扶桑「最近食べてないからじゃないかしら? 見てたけど、貴女、大分ご飯残してたわよ?」

山城「ええ、ご飯もおいしくなくて、食欲がなく、なんだか、いきなり戻したりとか……不幸だわ」

扶桑「一回先生に診てもらった方がいいかもしれないわ」

山城「そうですね、姉さま……」


千代田「終わったの? ふたりと…ってなにしてるの?」

扶桑「あら、千代田さんお久しぶりですね」ニコ

千代田「ええ、久しぶりね、ところでなにがあったの?」

扶桑「それが……」

扶桑説明中

山城「ですから今から医務室に行こうと……」

扶桑「荷物はそこにまとめてありますから、あとで運びますからご心配なく」

千代田「……ねえ、それって」

今日はここまで

TYPEMOONには今年も笑わせてもらって初公開の清姫ちゃんにテンションMAXですよ!
そんなわけで明日4時出発なのでぼちぼち更新


――一般寮・とある二人部屋――

整備士2「♪~」カタヅケカタヅケ

整備士1「これ、こっちのバックに入れておくぞ」つ靴下

整備士2「あっりっがっとちゃーんね! いやー引っ越しが思いのほか早くかたづいちゃったわー」ヤレヤレ

整備士1「バック一つしかないがな……なぁ、本当にいくのか?」

整備士2「えー、だってさ、整備班なんて何人もいてもいいんだしさー、それに今度の転入先の鎮守府だって希望者募ってたからさー、チャンスというか運命以外の何物でもないでっしょうがさー」フフン

整備士1「いや、そういうことじゃなくてだな、本当に磯風のために所属転向届出すってのも思い切ったが、今度の場所はあれは――」

整備士2「危険度えむえーえっくすだねー いやー今度ばかりはぼくっちも死ぬかもー?」ケラケラケラケラ

整備士1「笑い事じゃないだろ? 死ぬかもしれないんだぞ?」ムッ

整備士2「いつ死のうが生きようがおんなじよ、要は長いか短いかぐらいだしねー」ケラケラケラケラ


整備士1「……はぁ、お前、あれほど死にたくないって言ってたくせに」タメイキ

整備士2「そりゃそうだよ、好き好んで死ぬ奴なんて滅多にいないし、死地を求めるなんてドMやろうのすることだしねー」ヘラヘラヘラヘラ

整備士1「だったらここにいるよりも死傷率は格段に高いだろうが? またなんで?」

整備士2「うーん……なんていうかさ、ここにいれば確かに安全よ? 頭に砲弾の欠片がかすって頭蓋が欠けることも深海棲艦に生きたままむさぼり食われることもないけどね、でも、なんだか後悔はしたくないっしょー?」ネッ

整備士1「……それもそうだな」ハァ

整備士2「そそ!後悔したくないからいくだけさー、それ以上はなんもないよ?」

整備士1「まぁ、あれだ、どうせあっちでむさいおっさんたちの調整ばっかりだろうしな」

整備士2「それはやだなー」ゲエ

整備士1「いいじゃないか、整備兵の本望だ」ウンウン

整備士2「このドぐされリア充がああ!」トビヒザゲリ





――提督・執務室――

磯風「失礼するぞ……む?」ガチャ

提督「おお、磯風、準備は終わったのか?」マドフキ

磯風「む、昨日の時点で荷造りもすんでいる」

提督「そりゃあ上出来だ、どっかの秘書艦もこれくらい早ければな」トオイメ

磯風「(言えんな、まさか荷物が片手鞄に収まる程度の量しかないなど)」ウウム

提督「? どうした磯風? そんな気難しそうな顔をして」クビ カシゲ

磯風「いや、なんでもないぞ司令、ところでなにをしているんだ?」

提督「ああ、最後に世話になったからなと思って、掃除だ掃除」マド フキフキ

磯風「む? 掃除なら昨日三人で行ったではないか?」

提督「いや、きになっちまってな、色々と」フキフキ


磯風「司令は真面目だな」ウウム

提督「まぁ、それはあるな」ウンウン

磯風「手伝うぞ、司令?」

提督「いや、この窓で終わりだから大丈夫だ」フキフキ

磯風「そうか」フム

提督「……ふぅ」タメイキ

磯風「……司令らしくないな、息をこぼすなど」

提督「ん? ああ、少し懐かしくなっちまってな」

磯風「そうなのか?」

提督「ああ、ここに着任してから色々とあったな、と思ってな」

磯風「……そうか」

提督「……思えば、ここに着任したときは絶対に山城泣かせねえとか思ったのに、泣かしてたな、と思って自己嫌悪が」ズーン

磯風「司令も意外と一人ならば落ち込みやすいな」

提督「俺も根がネガティブだからな」ハハハッ


磯風「そうなのか? そうはみえないが」

提督「要は経験とはったりだ、上は意地でも慌てないようにするんだよ、って下に漏らしてる時点で失格だな」

磯風「いや、そんなことは……」

トビラ<<バンッ

磯風・提督「「」」ビクウウ!!




山城「」シュウウウウウ!!





提督「って、山城じゃねえか、おい、どうしたんだ?」

山城「」ツカツカツカツカツカツカツカツカ

磯風「どうしたのだ? 山城、普段よりも纏う空気が……」

山城「」ツカツカツカツカツカツカツカツカ

提督「おい、や、山城、山城さーん?」オーイ

山城「」ピタッ

提督「お、どうした、俺の前で立ち止まって、俺何かしでかし」

山城「……提督」ボソッ

提督「お、おう……」


山城「……できちゃいました」つ妊娠検査薬



提督「は?」








士官「…以上で私から話を終わらせて頂きます」ペコリ

司会「……司令官からの御言葉でした、では続いて副司令からのお話です、副司令、どうぞ」

提督「」ペコリ

提督「えー、このたび副司令に就任いたしました……」ペラペラ






磯風「……ふむ、司令、緊張してるな」モグモグ

整備士2「あれ? 磯風ちゃんじゃない、奇遇だね」

磯風「む? 整備士2、そういえば配属になったのだったな」モグモグ


整備士2「まぁねえ」ケラケラケラ

磯風「いいのか? 整備課はあそこに集合しているはずだが」ユビサシ

整備士2「ぼくっちはエリートじゃないからね、てか、それ言ったら磯風ちゃんこそ、あっちに集合してなくていいの? 艦娘みんな集まってるよ」

磯風「あそこにいるのはそれこそ秘書艦に選ばれる秘書艦だけだ」モグモグモグ

整備士2「てか、合同任命式ってなんだろうね? ぼくっちたちみたいに小さな基地に入るってのにこんな大きな鎮守府で任命式するってさ、赤レンガなんて初めて見たよ」ケラケラケラケラ

磯風「磯風もこれほどの人が多くいる祭りなど初めて見たな」モグモグ

整備士2「民間人もOKだから人は多いし、人が多いってことは屋台も多いってことだからって、我らの副司令もそろそろ締めだね」ホラッ







提督「……以上であります」

司会「ありがとうございました」

<パチパチパチ





整備士2「案外締め、普通だったね」

磯風「そうだな」モグモグモグモグ


磯風「ところで整備士2、このあと時間はあるか?」モグモグ

整備士2「あるけど、どうかしたの?」

磯風「なに、これから祝い事があってな、飛鷹という予備役に入っている艦娘のやっている小料理屋で祝いがあるのだが、来るか?」モグモグ

整備士2「いくいくー!」

磯風「それはよかった」モグモグ

整備士2「ちなみにどんなお祝い?」

磯風「ああ、それはな」モグモグ


磯風「我らの配属先の基地司令、副司令、それと工廠長の子供が出来た祝いだよ」


整備士2「そっかー、じゃあいい服きてかないとー」

磯風「だな」モグモグ


整備士2「しかし、あれだねー」

磯風「?なにがだ?」モグモグ

整備士2「戦艦二隻、軽空母一隻は主戦力になるはずなのに、赴任前に妊娠で予備役って、波乱万丈になりそうだねぇ」ハァ

磯風「それは仕方ないな」クス

整備士2「なんで?」

磯風「そうだな、整備士2が答えを出したらデートでもいこうか?」クスクス





第一部・完!

今日はこれまで

これから先、不定期になりますが、続いちゃいます。
どうかよろしくお願いします。
あと、所属先の艦娘ですが、新艦娘がいいですかね? それとも今まで登場したけど出番がなかった艦娘がいいですか?

今まで登場した艦娘含めて、この艦娘、出してほしいとかあったら展開上無理がなかったら出してみようと思ってます。

では、おやすみなさい

本当になにもない田舎なんですけど、コンビニすらも隣町って……昭和30年代で時間が止まってるんですけど、横溝先生が好きそうな世界ですよ、本当に

そんなわけで早く帰ってきました、明日用事が早いのでぼちぼち更新


――6ヶ月後――

東北地区 日本新海軍基地

――副司令 執務室――

磯風「司令、入るぞ」ガチャ

提督「……だからその報告は今日中にしろと……なに? 報告されてない? だったら今だ! 今すぐに報告書にまとめて提出しろ!」ガチャン!

磯風「……司令大変そうだな」

提督「……ああ、磯風か」グッタリ

磯風「やはり、副司令ともなると大変な業務なのだな」

提督「まったくだ、兵站の管理をする側だったのに運営する側だとこれほど大変だったと思い知らされて、やっと慣れてきたがなぁ」ハァ

磯風「三か月は殆ど寝ずだったものな、司令」

提督「だな、と、副司令だ、磯風」ハァ

磯風「む? すまんすまん、未だ癖が抜けなくてだな、それと追加だ、出撃していた艦隊が無事戻って来たぞ、その報告書だ」ホウコクショ << ドタドタドタドタ!!

提督「」


提督「……多くねえか?」ヒイフウミイ…

磯風「ああ、多いな、四日分の出撃報告だ」

提督「すぐに報告出せや!!」

磯風「ああ、すぐに報告をまとめるように言っているのだが、『遠征班と警備班は何分基地にいることが少なく、船の上でまとめているが正式な報告は帰艦してからまとめている』といつものようなことをいっていたぞ」

提督「はぁ、早く慣れてもらわないとな……そういや司令は、士官のやつは?」ショルイ カキカキカキ

磯風「今日は北海道の函館にて高級士官同士の会食会のあとに戻ってくる予定だ……うらやましい限りだな」ヨテイヒョウ ヒライテ

提督「…別に休暇ってわけじゃねえだろ」ハァ ショルイ カキカキ

磯風「しかし、千代田を連れていったぞ?」

提督「前言撤回、うらやましい限りだ、あの野郎……」カキカキカキカキカキカキ


磯風「もう千代田のお腹の子は7カ月だからな、安定期に入っているし、少しでも一緒にいたいのだろう」

提督「まぁ、千代田の話か娘の話しされるよりはましか、エコー写真見せられてもどう反応すりゃいいんだ、俺は」カキカキカキカキ

磯風「司令の子は、男の子だったな」

提督「写真、見るか?」スッ

磯風「同じく懐に我が子のエコー写真忍ばせてる時点で同じ穴のむじなだと思うぞ、磯風は」





提督「……やっと終わった」グッタリ

磯風「お疲れ、司令、それと追加だ」ドッサリ

提督「」ゴファアア

磯風「む? 司令、倒れるのはこの書類片付けてからにしてくれ」ホラッ

提督「倒れる暇すらねえ……」ショルイ ヒラキ カキカキカキ

磯風「ちなみにこれは工廠班からだ、開発が失敗したとのこと、建造では特型駆逐艦『白雪』終了とのことで……」

提督「ああ、了解だ。だったらこれを通信班に持って行ってくれ」ホレ

磯風「了解した」トッタッタッタッタッタ





提督「なぁ、磯風」カキカキカキカキ

磯風「なんだ、司令?」カキカキカキカキ

提督「副司令ってこんなに忙しいものだったかな?」カキカキカキカキ

磯風「なにをいまさら? 磯風も副司令秘書艦になって激務続きだというのに」カキカキカキカキ

提督「いや、こういうことはすべて基地司令じゃねえかな? と思っちまって」カキカキカキカキ

磯風「だな」ウンウン

提督「いや、わかってんだよ、あいつ(士官)は他の鎮守府とか基地のお偉いさんに頭下げて人材確保したり資源まわしてもらったりって忙しいってことは」カキカキカキカキ

磯風「ならいいじゃないか」カキカキカキカキ

提督「そりゃ俺だったらそんなことはできねえし、資源を確保することも……」カキカキカキカキ



磯風「なぁ司令、なにがいいたいんだ?」ニッコリ



提督「い、磯風?」タジッ

磯風「黙って聞いていればさきほどから愚痴ばかりじゃないか? いいか司令、司令がここの指揮官になりたいと望んで配属されたし、激務は最初から覚悟の上だろう? しかし、最近の司令は愚痴ばかりで、あまりにも目に余るぞ、一体なにが不満なんだ、司令は!!」ツクエ バンッ

提督「………」

磯風「………」

提督「………」

磯風「……すまん、言いすぎた」

提督「いや、俺の方も不満ばかりだった、すまん」ペコリ

磯風「しかし、本当になにが満足いかないんだ? 最初の方は多忙のことを楽しんでいたじゃないか? 司令は。最近は執務にも身が入っていないぞ」

提督「……そうか?」

磯風「ああ、そうだ」ウンウン

提督「……まぁ、不満ってほどじゃないが」

磯風「不満と言うほどじゃないが」

提督「山城に会いたい」ツップシ


風呂入ってくるので一旦休憩

あがりました。再開


――基地近隣の町・提督宅――

テレビ<<ドッワハハハハ!

山城「……」ボンヤリ

扶桑「……」センベイ バリバリ

テレビ<<デスカラソノトキ……

山城「……」ボンヤリ

扶桑「……ねえ山城? そろそろお腹の子に音楽を聞かせなきゃいけない時間じゃないの?」センベイ バリバリ

山城「……」ボンヤリ

扶桑「山城?」オーイ

山城「……はぁ」タメイキ

扶桑「山城、聞いてるの?」カタ ポンポン

山城「はっ! な、なんですか!? 姉さま!!」アタフタ


扶桑「なんですか? って、山城、もうそろそろお腹の子にモーツァルト聞かせてあげる時間じゃないのかしらと思ったのだけど」トケイ チラッ

山城「あ、あら、もうそんな時間でしたね、姉さまといると時がたつのが早くて!」アタフタ

扶桑「……」





ラジカセ<<♪~

山城「……」ボケーッ

扶桑「……ねぇ山城」

山城「……」ボケ~ッ

扶桑「山城」カタ ポンポン

山城「……あら、姉さま、なんでしょうか?」

扶桑「あらじゃないわ、山城、一体どうしたの? そんな力の抜けた表情で聞いていてもお腹の子に悪い影響しかないわよ」マッタク


山城「……いえ、そんな気の抜けたようなことは」ゴニョゴニョ

扶桑「あんな気の抜けた表情、そうそうないわよ! 山城」

山城「……そうですね」ハァ

扶桑「なにか心配があるなら聞くわ」

山城「でも、姉さまにそんな気苦労をおかけするわけには」ゴニョゴニョ

扶桑「あら、私だって関係あるわ、山城の姉ですし、おなかの子の叔母ですから」ニッコリ

山城「姉さま!」ダキツキ

扶桑「……あらあら、山城は甘えん坊ね、なにがあったのかしら? 聞いてあげるから」ナデナデ

山城「実は…」


扶桑「……なるほど、つまり旦那さまが帰ってこないことが怖いのね」

山城「はい……」

扶桑「でもそんなことないと思うわ、だって提督は食堂でお見かけしてると、赤ちゃんのエコー写真眺めて嬉しそうよ」

山城「……でも、それなら家に帰ってこないのは」

扶桑「お忙しいからじゃないかしら? 司令(士官)は殆ど調整で、実質提督が基地司令代行ですし、中々家族サービスというわけにも……」

山城「……ですけど、この間お医者様に赤ちゃんの検診の際は一緒に行くと約束したのですけど」

扶桑「来れなかったの?」

山城「いえ、来たのですが、終わるとすぐに基地に戻ってしまって、私なんてどうでもいいのかしら? と……不幸だわ」ハァ

扶桑「(一緒にいたかったのね)なら、山城、提督にいって、予備役からなにか役職をまわしてもらうのは? そうしたら一緒にいられるわよ?」

山城「提督の激務故にお腹の赤ちゃんに影響云々より、悪阻がひどすぎて仕事にならず、予備役に回されたのに安定期という理由で復帰したら余計に提督が身内びいきって言われますから」ハァ

扶桑「(この子、悪阻ひどかったものね)」ウーン


山城「はぁ、やっぱり提督は私なんてどうでもいいのかしら?」ズーン

扶桑「そんなわけないと思うけど……」

山城「だって提督、おなかの子が良好で男の子ってわかった時もそうかっていって基地に戻っていったきり、家どころか、顔をみたのがそれで最後、一週間前ですよ? 洗濯の換えとかでいきますけど、基本入口のゲートで守衛さんからもらって、渡してで終わりですから会えませんし」ハァ

扶桑「(赤ちゃん、男の子ってわかったっ時、ひゃああああああああ!!っていいながら執務室で転げまわってたけどね、基地中に聞こえる声で、しかも表面上むっつりとしてたけど、昼休みとか食堂で時間ある時、エコー写真みてとんでもなく頬のゆるんだ顔で写真ながめてるけど……あと、守衛から山城がきた報告を受けると全力で駆け出すけど、提督の執務室から入口ゲートまで5kmも離れてたら3分で帰っちゃう山城と会えるのは無理だと思うわ)」ウーン

山城「やっぱり浮気して……」

扶桑「提督と誰が浮気するの?」アラアラ

山城「……い、今の秘書艦の方、かしら?」プイッ

扶桑「磯風ちゃん、まだ15歳よ?」

山城「私に手を出した時は17の時でしたし……」

扶桑「提督も18の時でしょ?一歳しか違わないじゃない?」


山城「……それもそうですね、提督が磯風に手を出したら磯風が切れますし」ハァ

扶桑「(磯風ちゃんの方の信頼度が高いわ、山城)」

山城「やっぱり提督は仕事の方が好きなんでしょうか? 私に興味なんて」ドヨーン

扶桑「それだけはないと思うわぁ」ヤレヤレ

山城「はぁ、不幸だわ」ドヨーン

扶桑「結局そこに行きつくわね、山城」

≪<ピンポーン

扶桑「あら? 誰かいらしたみたい」

山城「ちょっと出てきます」スタスタ

扶桑「……ブルーねえ、山城」お煎餅 パリパリ





山城「荷物が届きました」ダンボール ドンッ!

扶桑「大きな荷物ね? 宛先は」

山城「私ですね、えっと、送り主は……提督? でも住所は本土ね」

扶桑「あらあら? なにかしら?」

山城「……もしかして離婚届かしら?」ズーン

扶桑「山城、落ち着いて、書類一枚にしては荷物が大きすぎるわ」

山城「……これって」ピラッ

扶桑「あら、素敵なマタニティ服じゃない、って、この段ボール一杯ってちょっと多いかしら?」

山城「……」

扶桑「……山城?」

山城「この間の検査の時、あんまりいいお洋服がないって提督に言ったんです。これ、本土の洋服メーカーの、あんまり手に入らないモノ、こんなにたくさん……」

扶桑「そういえば、提督、大本営に司令と一緒に会議で行った時、どこかに行ってらしたけど、これを買ってたんだわ。よかったわね、山城」

山城「……っは! べ、別に嬉しくないですから! お洋服を注文する時間があれば提督が来ればいいのに! 不幸だわ! ああ不幸だわ! 不幸だわ!」//

扶桑「(頬が緩みっぱなしで説得力ないわ、山城)」フフフッ

今日はここまで
気が付いたらこんな時間になってました
では、また次回

やっと帰ってこれた!そして、叢雲がエロくて疲れがすっとんで……ないけど、ぼちぼち更新


――第一ドック・駆逐艦磯風・艦橋――

整備士2「……」ガチャガチャガチャガチャ

整備士2「……」ガチャガチャガチャガチャ

整備士2「……おわんなーい」ハァ

磯風「む、なにが終わらないのだ? 整備士2」

整備士2「いやね、人が足りないなーっと思っちゃってさ、てかぼくっち特殊義眼接続システムなんてやったことないし、てかそもそも特殊システムが複雑かつデリケートなのに手探り状態で接続システム組む方が間違ってるよー、磯風ちゃん」ハァ

磯風「……すまんな、人手が足りない状態続きで」ペコリ

整備士2「いやいやー、ぼくっちが志願してきたんだからこれくらいは覚悟してたけどさー、でも実戦仕様だとかなり怖いねー」ケラケラケラケラ

磯風「なにが怖いんだ?」

整備士2「いやね、磯風ちゃんに積んでるシステムってさ、艦載機統制システムって積んでないんよー」ガチャガチャ


磯風「……駆逐艦に艦載機は搭載できないからな」ウンウン

整備士2「だけど、この義眼システムって艦載機からもたらされる情報を集約して、統制、それで戦場の情報を逐一更新して最良の判断材料を集められるってシステムなんだけどね」

磯風「だから無駄になってしまうのか」ウウム

整備士2「そゆこと。だから磯風ちゃんじゃなくて、索敵機積める軽巡とかの方がいいかなって思ったんだけど……」ハァ

磯風「問題があるのか?」

整備士2「いやね、そのためにはまた特殊な改造が必要で、むしろ半端に容量が大きいからこそなんだけどね……」ペラペラペラペラ

磯風「……すまん、もっとわかりやすく言ってくれるか?」

整備士2「つまり、容量が小さい駆逐艦に搭載するなら別な方法として使い物になるってことだね」ウンウン

磯風「別な方法?」


整備士2「元々このシステムを簡略化したのが艦隊司令部って言われてる装備なんよー、だから相手の発砲とかその海域の海流の速度や風向き、様々な要因を観測して……」ウダウダウダ

磯風「……わかりやすく頼む」

整備士2「つまりわねー、戦場をわかりやすくしちゃうってことだねー、戦闘海域だと衛星とかのリンクが切れちゃうし、下手に通信してると敵に位置ばれしちゃうし」

磯風「……なるほど」

整備士2「と、そんなことを説明してたらはい、かんりょうっと!」カターン

磯風「早いな」

整備士2「ぼくっち天才だからねー」ケラケラケラケラ


磯風「それは頼もしいな」クスッ

整備士2「だから今度磯風ちゃん、ぼくっちとデートとでもしゃれこみ……」

磯風「司令には磯風から完了したと伝えておこう、では引き続き陸戦隊のパワードスーツの調整を任したぞ、整備士2」スタスタスタ

整備士2「また断われっちゃったかー」アッチャー

整備士2「……やっぱり磯風ちゃんが疲れて寝てたからその隙におっぱいもんだこと怒ってんのかなー?」アタマ ボリボリ

整備士2「はぁ、童貞捨てたい」トボトボ





――副司令執務室――

磯風「司令、今もどったぞ……うん?」ガチャ

提督「」シロメ

磯風「司令、起きろ、まだ書類が残っているんだからな」ペチペチ

提督「…うぉ」ヨダレ ダラー

磯風「へんじがない、ただのしかばねのようだ」フム

磯風「って山城に借りたゲームのまねをしている場合ではないな、ほら起きろ、司令、まだまだ書類が残っているんだぞ」ベシベシ

提督「……ああ、やましろか……やましろ~」バタンッ

磯風「司令、私は磯風だ、山城ではないぞ」

提督「……おねがいだ、ごしょうだ、みっかねてえんだ、すこしで、にじかんでいいからねかせて……zz」グガー

磯風「そうはいってもな、司令、この書類は全部司令のハンコがないといけないものばかりなのだが」ショルイ ドバー

提督「……それおわったら、ねてもいいか?」ウナダレ

磯風「追加がなかったらな」

提督「よめに、やましろにあいたいー」ウゴゴゴゴゴッ

磯風「そのうち会いに行けるさ、そのうちな」ハァ




眠いので今日はここまで

仕事関係で昼型になったからちょう眠いです

畑仕事が過酷だったので、少し更新して寝ます。
明日もこれそうなので更新予定、では再開


――基地 本館 会議室――

士官「えー、では、既に予定時間を20分ほど過ぎておりますが、無事主任が来ましたのでこれから会議を始めたいと思います」

提督「遅れるなよ、まったく……」ハァ

主任「ごめんねぇ~ ビスマルクの定期検診が思ったよりもかかっちゃってね」クスクス

提督「上機嫌ぶりがうぜえ……」ハァ

士官「そこ、ぐちぐち言わないでください、それに遅れるって事前に連絡いただいていたのでこれは想定通りだし、いいじゃないですか」ホラホラ

提督「……まぁ、そうだけどよお」ッタク

主任「(荒れてるねえ)」

士官「(荒れてますね)」

提督「……それで、今回の案件はなんだっけ?」

士官「そうですね、ではその説明もかね、それでは、お手元の資料をご確認ください」シリョウ パラパラ


提督「! ……これは」

主任「! ……これって」

士官「ええ、大本営より通達がありました」



提督「『特別反攻作戦』がこれより4カ月後に実施予定となりました」


提督「まだ、ここが開設されて6か月、半年しか経ってねえのに、早くねえか?」

士官「早いです、ですが、大本営が我々にこれを通達したということは、一人でも戦力を渇望してるということでしょうね。正直なところ、今度の作戦が我々の天王山になる可能性も十二分にあります」

主任「確かに、僕たちは武勲がないからね、送られてくる人材を見てもそれは顕著だ。老兵か、または新兵、専門職でもなかなか来ないし、正直工廠もうまく回ってないのが実情だよ」

士官「ですから、ここで一つ、我々の意義を見せつけることと、この基地の重要性を説くためにも必要かと」ウン

提督「……でもよ、特別作戦つっても、俺たちにそれを行えるだけの戦力や物資ってあるのか?」

士官「それです、問題は」ユビサシ


士官「普通に考えれば我々が戦えるだけの資源もなく、仮に資源という問題もクリアしたとて、戦力は駆逐艦、軽巡が基本、最大戦力は我が基地に一人の改二艦の扶桑さんですが、それ以外の艦は実戦を経験していない、という艦も少なくありません」

提督「……まて、4か月後ってことは、ビスマルクと千代田が出産を終えて復帰してるって可能性は」







士官・主任「「産後は十分休憩必要でしょうううがああああ!!」」








提督「……すまん」

士官「……言いすぎました」ハァハァ

主任「同じく、ごめん」ゼェゼェ

士官「ともかく」コホン


士官「お手元の資料、33ページをご覧ください」ペラペラ

提督「……『揚陸艇援護任務』?」

士官「今では陸軍のあきつ丸がいるため、めっきりと機会が減りましたが、いまでも非艦娘仕様の揚陸艇が使用されることが多々あります」

士官「ですが、こういった揚陸艇は水雷戦隊を基本とした船団の護衛があることが前提」

士官「なので、その守備をする戦隊が揃わないと後続か、もしくは中止されていたのですが、ですが、我々はこれに参加しようと思っています」

提督「なるほどな、これなら十二分に戦果も挙げられるってことか」

士官「ええ」コクリ

主任「でもさ、これって基地所属の艦娘にはきつくない? だって、これって相当の練度が必要だよ? 船団の護衛とはわけが違うし」ウーン

士官「そうですね」コクリ

主任「だったら……」

士官「だからこそ、揚陸艇護衛任務のみに特化した戦隊を作ろうと思います」

今日はここまで

眠いので、明日続き書きます。明日は家にいますから。おやすみなさい

明日は4時出発なので、短め
ではぼちぼち更新


提督「……それはまた思い切ったな、つまりは一種類の訓練しか行わないつもりか?」

士官「そういうことですね」ウンウン

提督「ならその間の駆逐艦、軽巡以外の艦種の訓練はどうすんだ? 正直それだけじゃその先が俺たちにはなくなるぞ?」

士官「わかってます」コクコク

提督「だったら……」

士官「わかってますけど、それ以外に方法がありますか?」

提督「……ねえな」ハァ

士官「正直、私自身もそれは思います。次期の作戦は良くてもそれ以降なんて無理ですね」

提督「……だな、だが、次回の作戦だけが俺たちのすべてというわけでも」





士官「すべてなんですよ」ニコッ




主任「……」

提督「……」


主任「質問」キョシュ

提督「俺からも」キョシュ

士官「なんでしょうか?」ニコッ

主任「その、なんていうか最近我が基地の資金繰りがいいことと関係ある?」

提督「同じく、なんだか最近送られてくる艦娘が、駆逐艦や軽巡だらけだが、養成所成績上位10人ぐらいだったり、やたら充実した戦績だったりしたことと関係あるか?」

士官「……それについては一言」コホン


士官「やっちゃった」テヘペロ♪



提督・主任「「おいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」」


提督「なにをいった!? お偉いさんだらけの場所でお前はなにをいったんだこの野郎!!」

士官「それ明らかに今度の作戦で成績を上げられなかったらこの基地の存亡にかかわる系の? ぶっちゃけ解散?」シドロモドロ

提督「飛んでもねえ事やらかしたよこいつうううううう!!」

士官「大丈夫ですよ、月末戦果を3000越えにするだけですから」

提督「桁が一ケタ違ううううう!! そんなの大規模鎮守府でもいけるかいけねえかじゃねえか!! 開設1年未満の基地があげられる戦果じゃねええ!!」

士官「や、やだなぁ、指揮官がそんな大声あげちゃだめですよ、ほら主任声もあげず……」

主任「」チーン

提督「気絶してるだけじゃねえか!! いきなり崖っぷちぷりに気絶してるだけじゃねえかあああ!!」ガアアア

士官「でも計画は完璧なんですよ……あとは、どうやって千代田ちゃんと私の娘、三人で国内で戦争が終わるまで身を隠すかですが、やっぱり国外に逃げようかと」フフフッ

提督「お前が一番諦めてるんじゃねえかああ!! 高跳びの計画してる! 我が基地が解散したあとのことを考えてんじゃねええ!!」ガー

主任「そうだ、ビスマルク連れてドイツに亡命しよう」

提督「お前も復活早々亡命計画を建てるな!!」





提督「とにかくだ、俺が特別作戦用水雷艦隊の養成と指揮を取る、主任は一番の装備を作り上げることに心血を注げ」ハァハァ

主任「了解」ビシッ

提督「士官はもういい、これ以上資源を確保しても軽巡と駆逐艦じゃ高が知れてる、あとは通常遠征で集めた資源でどうにかなるだろう。だから外にいかず、俺の通常業務を任せる、おれがその間指揮を取る」

士官「仕事多くないですか?」

提督「我慢しろ」グギギギギ

士官「……はい」

提督「とりあえず、これが終わるまで全員休暇はなしだ、次期作戦を目指していくぞ! わかってんのか!? 下手すると新婚生活じゃねえ! 墓場で生活する羽目になんだぞ! 産まれてくる子供を不幸にしてえのか!?」

士官・主任「「了解ッ」」ビシッ

提督「じゃあ、やるぞおおお!!」

士官・主任「「おう!」」

めっちゃ早いですが、今日はここまで
明日がめっちゃ早いので

続きは土曜日に。それでは、おやすみなさい

やっと更新できるよ……
出先のホテルですけどね、先週急用で更新できなくてすみません、やっとネット回線のあるホテルに泊まれた
今日はぼちぼち更新


 お母さん、お元気ですか? 私は元気です。早いもので、吹雪型駆逐艦の一番艦『吹雪』適性が判明し、徴兵され9カ月。

 お母さんは心配していましたが、教官も厳しい方でしたが、それでも親切に色々とご教授くださる優しい方で、学友の皆もいい子ばかりでした。そして、このたび、養成所も無事卒業し、吹雪型一番艦『吹雪』として拝命しました。今筆をとっているのはあこがれの艦娘としての私です。

 そうそう、それで赴任先も決定しました。なんでも、まだ基地が出来て1年も経っていない新しい基地で、そこで艦娘としてやっていくことになりそうです。今からドキドキが止まりません! ああ、はやく着任日にならないかな~……


吹雪「……なんて手紙を書いたのは三日前でしたね」トボトボ……


吹雪「(憧れの艦娘適性があるってわかって頑張って次席で卒業したのに、まさか基地にたどり着く道の途中で迷子になるなんて……)」トボトボ

吹雪「(とほほ……まさか着任初日、それも出勤途中で迷子になるなんて)」トボトボ

吹雪「(でもここどこなんだろう?)」キョロキョロ

マワリ<<モリノナカ

吹雪「確か、バスの運転手さんの御話だと道をまっすぐいけばいいって言ってたのに、こんな山の中になっちゃうなんて……」ハァ

吹雪「……むしろ、これって遭難?」

吹雪「いやいや、そんなことないよね!?」アタマ<<ブンブン


吹雪「そ、そうだ!一回落ち着いて状況と持ち物を整理しようっと」ガサゴソ





吹雪「まずは場所だけど、どこにいるのか自分の位置もわからない森の中」ウンウン

吹雪「支給されたものは一般用携帯だけど使用は基地内に固定されているために音信不通」ウンウン

吹雪「次に事前に渡された基地周辺の地図だけど、これ戦前だから全く違うね、そもそもバス落りた地点が町の中のはずなのになにもない野原だったし」ウンウン

吹雪「じゃあ、周辺の瓦礫と地図に書かれた建物をあてはめて探そうかと思ったけど、さっき病院の瓦礫が飛んでつぶされてた民家があってわけがわからない状況」ウンウン

吹雪「そしてそのなかを迷ってのは吹雪型一番艦『吹雪』、状況は基地に着任するはずなのに未だに迷って山の中」ウンウン



吹雪「結論」ウン



吹雪「見事に遭難だね☆」キラッ




吹雪「なんて言ってる場合じゃないよね」ハァ

吹雪「でも、こんな場所でもしも熊にでも襲われたら」ゴクリ

新聞<<まさか熊に襲われ新人艦娘死亡!!

吹雪「それだけは阻止しなくちゃ」

吹雪「そんなことになったら末代までなんていわれるか、あと熊じゃなくてお化けでもでたらそっちがいやだs」

??「あら? こんなところでなにしてるの貴方?」カタ タタイテ

吹雪「ピャアアアアアアアア!!」





吹雪「ほんっとうにごめんなさい!」フカブカー

??「い、いいですよ、いきなり声かけた私もいけなかったですし」シドロモドロ

吹雪「でも……」

??「大丈夫ですよ……お腹の子もすこしびっくりしただけでなんともないですから」オナカ ナデナデ

吹雪「なら、よかった」ホウー

??「それにしてもこの地図」

吹雪「? 地図がどうかしましたか?」

??「いえ、なんでも(この地図、三十年前のモノじゃない)……ああ、不幸だわ~」ハァ

吹雪「(変な方だな)」

だめだ、眠気がやばいので今日はここまで
山城といちゃコラssが書きたいのに、うまく書けない

イベントに合わせて帰って来たのにまだ終わってないじゃないですか、ヤダー!
というわけで帰宅しました。

まだまだ時間があるようなのでぼちぼち更新


吹雪「(それにしても)」チラッ

??「不幸だわ~、ああ不幸だわ~」♪~

吹雪「(白のワンピース……でも変わったお洋服、みたことないな、こんな綺麗な……)」

??「? どうかしたのかしら? 私をじっとみて」

吹雪「あ! い、いえ、素敵なお洋服ですね!!」ウンウン

??「あら、そう思うかしら?」クス

吹雪「ええ、とてもよくお似合いだと思います!」コクコク

??「……ありがとう」フゥ

吹雪「その、えっと、どうかなされたんですか? その、もしかして聞いちゃいけないことだったりして?」

??「いえ、そういうわけじゃないのだけどね、ちょっと思い出し不幸よ」フフッ

吹雪「思い出し不幸!?」

??「(……反応が面白い子ね)そうね、旦那にするなら、色々な送り物を送ってきても、一度も会えないのと、普段はなにもしないけど、いつも会えるの、どっちがいいのかって問題」クスクス

吹雪「それは……」

??「しかも大規模軍事作戦とかでヨーロッパ出張って、はぁ、不幸だわ」


吹雪「え!? 大規模作戦でヨーロッパにいかれるんですか?」

??「そうよ、どこのだれかとは言わないけど、結婚する前は一人にはさせないとかほざいてたのに、結婚して子供もお腹にいるというのに大規模作戦が近いからといって艦隊の訓練で忙しくて家に碌に帰ってこなかったこのお腹の父親よ」フコウダワ

吹雪「それは……」

??「しかもこの子の予定日はヨーロッパだから出産には立ち会えないって、本当に不幸だわ……」ハァ

吹雪「そ、そんなこともありますって」ア、アハハハハ……

??「更に、今日はその海外遠征作戦艦隊の出航式だっていうのに、寝坊しちゃって基地行きのバス乗り逃して歩く羽目になるなんて、不幸だわ」

吹雪「それは、自業自と………え? 今日、”海外遠征作戦艦隊の出航式”?」クビカシゲ

??「……? そうですけど」クビカシゲ

吹雪「え? だって、私、その大規模作戦の補充要員として送られてきたんですけど……え?」

??「え?」

吹雪「え?」

吹雪・??「「ええええええええ!!?」」






――基地・遠征部隊準備ドック――

提督「おー、山城、しばらくぶりだな。やましr」

山城「ふんぬッ!!」ミギ ストレート!

提督「ごふぁああ!」フットビ

山城「……あー、せいせいした」テ パンパンッ

提督「……せいせいした、じゃねええよ、なにすんだ山城!!?」ガバッ

山城「今まで散々会いに来なかった男のセリフじゃないですよ、提督」ハッ

提督「それは……」ゴニョゴニョ

山城「この子が生まれるときは父親が海外出張とか、不幸の極みだわー」ハァ

提督「悪かった」

山城「なにに謝ってるんですか? 提督」プイッ

提督「色々とだ、色々……いや、全部だ、お前を放っておいたことや、息子の誕生に付き合えないことだ、許してくれるか? 山城」

山城「……及第点ですね、でもフランスみやげを買ってきてくれたならチャラになる可能性もありますよ」チラッ

提督「いや、俺たちがいくのはエジプトなんだが」


山城「地図だとほんの数センチじゃないですか? パッと行ってパッと買ってきてください」ムスッ

提督「地図上はな! でも現実の尺度だと日本列島何個分の距離だ、山城!」ウガー

山城「……不幸だわ」

提督「不幸だわ、じゃねえ!!」

山城「まぁ、冗談はこれぐらいにして、はい、これ、きがえです」つカミブクロ

提督「…ああ、ありがとう」

山城「それと、一つお願いがあるんですけど」

提督「なんだ? みやげだったら」

山城「違いますよ」ムスッ

提督「?」

山城「この子が成人したときの名前、考えておいてくださいね、提督」ニコッ

提督「………」

提督「ああ、了解した。山城」ニカッ


提督「それと、俺からも頼んでいいか? 山城」

山城「なんですか? 提督」

提督「これ」つ箱

山城「?」ハコ ヒラキ

提督「これ、俺の新しい管制用義眼なんだが、つけてくれるか? 山城」

山城「自分でつけられるじゃないですか?」クスッ

提督「お前が付けてくれないと狂うんだ、だから頼む」カカッ

山城「……不幸だわー、夫がいつまでも自立できないなんて妻として不幸だわ~」クスクスクスクス

提督「じゃあ、一生お前から離れられないから苦労するな、俺が」

山城「不幸だわ~」ツケテ





提督「装着、個別モード認識、確認、承認OKっと」カチカチカチカチカチ

山城「相変わらず目がぐるぐる動いて不気味ですね、提督」ウゲエ

提督「かっこいいじゃねえか、山城」ハンッ

山城「この子が生まれても見せないでくださいよ、ひきつけを起こしそうです」ドンビキ

提督「んだと、このやまし」ピタッ

山城「…提督、いきなり止まってどうしたんですか?」

提督「いやな、この義眼、新機能で名刺モードっていってな、視界に入った人間が軍属だったら生体認証で階級や所属を教えてくれるシステムが入ったんだが」

山城「副司令ともなるとそういった機能も欲しいんですね」ナルホド

提督「山城、お前、予備役のはずだよな、だけど、その現役になってるんだが」

山城「ええ、さきほど予備役に復帰しました」


山城「先ほど、1000をもちまして航空戦艦『予備艦娘』山城改め、駆逐艦吹雪『教導戦艦』山城です」

今日はここまで、長い距離運転してたので眠いです、第0海域やって入れなかったら寝ます。

あと、日本列島の大きさ間違えました。ごめんなさい

イベントがやっと終わったぜ!
Romaでたけど、簡単に突破できねえ!そしてびゃあと朝霜がでねえ!というイベントでした。

そんなわけでぼちぼち更新


提督「なっ!教導艦だと!? でもお前、出産控えて」

山城「だから正確には復帰ではなくパートとして入ることになりました」

提督「だからって、おまえ、その腹の子が流産でもしたらどうするんだよ! 山城!?」

山城「大丈夫です、指南する程度で実際に撃ったりしませんから」

提督「衝撃と音で流産しちまうかも知れねえだろうが!」

山城「……心配してます?」クビカシゲ

提督「当たり前だろうが!」

山城「それならご心配なく、指南するといっても後方から艦載機飛ばして指南するだけですよ」フフフッ

提督「……なに笑ってんだ、山城」イラッ

山城「いえ、なんでも」フフッ

山城「(心配してくれるんですね、それは不幸ではないわね)」


提督「ったく、もう一度確認するが、腹の子に配慮するんだろうな? 山城」

山城「なにをいまさら、頭の内容物まで筋肉に侵食されましたか? 提督」ハァ

提督「うっわー、久々にいらっときたぞ、山城」イラ

山城「ともかく、赤ちゃんに心配をかけることを私がするとお思いですか? お父さん?」フフッ

提督「……それもそうか」ハァ

山城「不幸だわ~、夫から信用されてないなんて、不幸過ぎるわ~」

提督「そのままバットでうち返したいが、まぁ、なんだ、それならいいか、ただ、相談しろよ、山城よ」

山城「その言葉、バットで打ち返しますよ、提督。いくら忙しいとはいえ、たまには家に帰ってきてくださいね」

提督「これが終わったら帰るさ」

山城「それって帰ってこないフラグじゃないですか、不幸だわ~」ハァ

提督「嫁と息子残して帰ってこない馬鹿はお前の目の前にはいねえよ、山城」

山城「それもそうですね、提督」フフッ


提督「でも、珍しいな、お前が教導艦とは…てか、この時期に基地に残った連中なんぞ、殆ど陸戦要員じゃねえのか? お前の分野じゃねえだろ?」

山城「いえ、私の分野ですよ。なんでも提督が申請していた駆逐艦の方がさきほど着任されましたが、手違いで3カ月ほど遅くなってしまったようですね」

提督「……そういや、補充員申請してたな、蹴られたとばかり思ってたが」

山城「通っていたみたいですね、ただ3カ月ほど遅れたそうですよ」ケッ

提督「……もう出発ってのに、意味ねええ」ハァ

山城「ですから、彼女には攻略部隊参戦を諦め、練度を上げる方針になりました」

提督「お手柔らかにしろよ、山城。お前は色々と姑が似合っちまう女なんだしよ」ハァ

山城「安心してください提督、赤ちゃんが大きくなってお嫁さん連れてきたら結託して提督の居場所を包囲殲滅していきますから」ニコッ

提督「いい笑顔で、最悪なこといったぞ、この女!」ウガー


提督「まぁ、あれだ、ほどほどにな、山城」

山城「ええ、提督もほどほどに暴れてきてくださいね」

提督「……じゃあ、いってくるな。山城」ギュット ダキシメ

山城「ええ、武勲を祈っていますよ、提督」ダキシメ カエシテ





――基地・湊――

<<ボォーーー!!

山城「あー、どんどん船が離れていくわー、しばらく会えないって本当に不幸だわー」ハァ

山城「(でも一番の不幸は)」チラッ


吹雪「……はぁ」ヒザ カカエ ドンヨリ


山城「(重いわ、空気が重すぎるわ、そりゃ指令だと特別作戦のための補充兵って大抜擢ですし、それがつぶれたのはかわいそうですけど)」チラッ


吹雪「……」ドヨーン


山城「(空気が重すぎて耐えきれないわ、不幸だわ~)」ハァァ


山城「え、えっと、その、あの、吹雪?」キョドキョド

吹雪「はい、なんでしょうか?」ドヨーン

山城「(……暗いわー、提督に裏切られた時の私レベルで暗いわ~)……あ、その、えーと、改めて自己紹介をします、だから立ってください」フンス

吹雪「はーい」ヨッコラセ

山城「あ、貴方の指導教導艦を任命された扶桑型戦艦二番艦『山城』です!」ビシッ

吹雪「……特型一番艦の吹雪です」ビシッ

山城「(覇気はないですけど、次席っていうのは本当のようね、動作が体に染みついてますし)」フム

吹雪「……あの、山城教官?」

山城「! あ、な、なにかしら?」キョドキョド

吹雪「あの、私はこれからなにをしたらよろしいのでしょうか?」

山城「へ?」キョトン

吹雪「ですから、司令への着任あいさつも先ほど終了し、工廠で『吹雪』のカードおよび初期装備から特注装備への換装も終了したのですが、このあとはどうすれば……」

山城「……そうね、今日は着任初日ですし、かといって貴方の体力などの測定には時間もないですから」ウーン


山城「解散かしらね?」ウン



吹雪「では、私は部屋に荷物を片付けにいきます」

山城「……私も手伝います」ウン

吹雪「いえ、教官の手を煩わせるわけにも…」

山城「いいの、これぐらいできるようになったんですし、提督に家事欠陥戦艦なんて言わせないんだから」ゴニョゴニョ

吹雪「(色々と苦労してる方なんだぁ)……そういえば、さっきの方が、駆逐艦旗艦に乗っていた方が旦那さんなんですか? 行く前にこっちに手を振ってましたけど」

山城「そうよ、この子の父親があの人ね」ケッ

吹雪「(機嫌悪くなったな、うまくいってないのかな? その割には寂しそうだったけど)……どんな方なんですか? 教官の旦那さんって?」クビカシゲ

山城「そうね、一言で言うなら」ハァ

吹雪「一言でいうなら?」


山城「私をこんな目(既婚者)に合わせて、まったく(結婚しておいて夫としての)責任を取らないような人ね」ケッ

吹雪「(妊娠させて責任取らないなんて)ドクズじゃないですか、それ!!」

今日は眠くなったのでこの辺で

ローマが丹下さんじゃなかった……

田舎(実家)とド田舎(職場)だとどっちも酷使されることがわかりましたよ、ええわかりきってましたよ!

早く都会(東京)に戻りたーい!!
ぼちぼち再開


山城「…いえ、確かにあの人はメンタルが弱い駄目人間ですけど、でもドクズってほどでも、この子の父親ですし」ゴニョゴニョ

吹雪「はっ!」シマッタ!

山城「そりゃ、新婚旅行とかこんなご時世ですから期待できませんでしたけど、それに家に帰ってきてもすぐに戻ってしまいますけど」ゴニョゴニョ

吹雪「(いくら責任取らないとか、人間性がやばいとかいってもこの人の子供の父親なんだし言いすぎた!)し、失礼しました!」ビシッ

山城「気にしないでいいですよ、私一人残して、この子が生まれる時期に海外遠征なんて、まったくいつの時代のバイキングなんだか」ハァ

吹雪「でも……」

山城「それよりも貴方の荷物の片づけしましょうか」ハァ テクテク

吹雪「は、はい!」





――夜・近隣の町――

扶桑「はぁ、すっかり遅くなってしまいましたね」トボトボ

扶桑「司令(士官)の赤ちゃんが生まれたお祝いとこの前の出撃前の宴の片付け、まだ終わってなかったから片づけをしていたらこんな時間に、はぁ…」

扶桑「空はあんなに星空なのに……」ウフフッ

扶桑「なんて考えていたら」ピタッ

扶桑「妹夫婦の家の前」

扶桑「……」

扶桑「私も妹離れができてないわねぇ」ハァ

扶桑「でも、山城もご飯まだでしょうし、おじゃましましょうか?」テクテク

扶桑「……あの子も、旦那さまが出張でさみしいと思いますし」ウフフ

扶桑「山城、おじゃまするわよ」アイカギ ガチャ


<<アジハドウ?

<<スゴクオイシイデス!

扶桑「? 誰かいるのかしら」テクテク

扶桑「山城? おじゃましてるわよ」ガチャ

山城「扶桑姉さま!」ガタッ

??「!? ゴフッ! お、おじゃましています!」ビシッ

扶桑「おじゃしてるわ、珍しいお客さまね、山城」ニコッ

山城「ええ、この子は…」

吹雪「このたび基地に配属されました駆逐艦『吹雪』です! どうぞよろしくお願いします!」ゴフウ

扶桑「吹雪ちゃんね、でも落ち着いて食べてくださいな、料理は楽しむものですし、お口の端にケチャップついてますよ」ウフフフッ

吹雪「す、すみません」// カァー

山城「姉さま、御夕飯は?」

扶桑「まだですから、私の分もお願いできるかしら? 山城」

山城「ええ、喜んで」ニコッ





扶桑「へぇ、じゃあ山城は復帰するのね」モグモグ

山城「ええ、復帰といってもまだ生まれていないのでパート扱いですけど」パクパク

吹雪「明日からよろしくお願いします、山城教官!」ガツガツ

山城「山城教官は、別にいいわ、なにか慣れないから」パクパク

吹雪「でも……」ガツガツ

扶桑「なら、山城さんはどうかしら?」モグモグ

山城「それいいですね、姉さま」ウン

吹雪「! はい、なら山城さん、よろしくお願いします!」ガツガツ

扶桑「ところで山城」モグモグ

山城「はい、なんでしょうか、姉さま」パクパク

扶桑「部屋の隅に転がってる段ボール箱から提督、貴女の旦那様の私服がはみ出してる気がするのだけど…」グビッ

山城「はい、片付けましたから」パクパク

扶桑「さすがに、遠征にいくからってそれはひどくないかしら? 姉さまは若干これからの夫婦生活に心配を覚えるわよ」ハァ

吹雪「す、すみません」ガタッ


扶桑「え、えっと、別に吹雪ちゃんが謝る必要はないと思うけど……」

吹雪「いえ、私の所為なんです! 山城さんはまったく悪くないんです!」ビシッ

扶桑「どういうことかしら?」ンンッ?

山城「簡単なことですよ」グラス グビー


山城「この子(吹雪)が入るはずの寮室がどっかの誰かさんが二足歩行戦闘機を駆逐艦に操縦させた挙句、突っ込んで部屋が大破してたんです、二か月前に」ケッ


扶桑「……ああ、あれね」ナルホド

山城「ええ、あれです」ウン

扶桑「まだ修理中ですけど、資源がかつかつでまったく直ってなかったわね……正確には忘れてました」

山城「ええ、提督も超索敵型とか、よくわからないものを導入するからですよ」ハァ

扶桑「確か特技研が作り出した最新鋭機とか言ってましたね」

山城「艦娘システム全盛期に戦前の技術なんて廃れてるのに、いまだに研究してたことが驚きです」ウンウン

扶桑「山城、貴女の旦那さまが聞いたら悲しむわよ」マッタク

山城「…提督だって役に立たないものっていってました」グビッ


扶桑「(その理由は貴方だって百も承知でしょうに)でも、理由はわかったわ、つまり吹雪ちゃんの部屋がなくなったからここに下宿するってことね?」グビッ

山城「そういうことです」モグモグ

吹雪「あの~……」キョシュ

扶桑「なにかしら?」ニコッ

吹雪「えっと、ずっとお尋ねしたかったんですけど、二足歩行戦闘機って、確か陸軍の装備でしたよね? それがなぜこの基地に配備されてるんですか?」

扶桑「それは」

山城「簡単な話よ、操縦できる奴がいるから、それと今度の作戦で必要になりそうだから」ケッ

吹雪「へぇ、運転できる方すごいですね、確か艦娘以上に訓練を積まないと操縦できないって聞いてましたけど」


山城「過去の遺物だからよ、あんなもの。操縦関係の技術がまったく発展してないのがいい証拠です!」グビッ

扶桑「飲み過ぎよ、山城」

山城「だって、悔しいじゃないですか! 最近提督がお熱なのって、あの皿頭ですよ! 姉さま! あの皿頭のどこがいいんだか!?」ウガー

吹雪「皿頭?」ハテナ

扶桑「さっき話にあった最新鋭の二足歩行戦闘機のことよ、早期警戒システムのレーダードームを頭部に付けてるから皿を頭に乗っけてるみたいで、そのあだ名がついたの」ハァ

吹雪「なるほど(山城さんの旦那さん、二足歩行戦闘機導入の筆頭だったのかな?)」

山城「私だって会えなくなるって聞いてから毎日毎日お弁当届にいっても、艦隊指揮訓練中で会えないから追い返されるか、もしくは熱心に整備してて格納庫に通されるかのどっちか、でも、私を殆どみず、話を聞かずって、ああ、不幸だわ!」マッタク

扶桑「(それは、整備で公務を開けるときしか貴方に会えないからわざと機体の整備時間をずらして調整してるからよ、山城)」

吹雪「(……もしかして、導入する側じゃなくて、運転する側なの!? 山城さんの旦那様って!?)」

山城「もういいわ! こんなノンアルコールもどきとジュースもどきじゃなくてアルコール飲みましょう! 飲み明かしましょう!」フンス

吹雪「いや、それは、私人権停止してますけど、未成年でしたし、明日訓練じゃないですか?」


山城「もう構わないわ! 私だってあの人がいないときぐらいはめを外したって文句はないはずです! だって、あの人は海の……」ガクン

吹雪「……山城さん? あの、どうしたんですか? いきなり突っ伏して」

扶桑「やっと効いたわね」フー

吹雪「……何したんですか?」

扶桑「母子ともに影響のない範囲で眠くなるお薬を飲み物に混ぜたのよ、この子、旦那さまの悪口が始まると暴走する癖があるから」

吹雪「慣れてますね」

扶桑「貴方にも差し上げるわ、本当は、この人の旦那さんみたいな操縦者のための薬でしたけど、妊娠してても母子母胎共に人体に影響はないってすごいわね、戦前の技術は」

吹雪「(それを使う貴方の方が怖いです)」

扶桑「なにか?」ニッコリ

吹雪「いえ、なにも」ブンブン

今日はここまで

オリジナル設定で、このssの世界だと深海棲艦との戦争に突入する前まで、巨大人型兵器がめっちゃありました。ええ、もう完全に私の趣味です。
ただ艦娘技術によって日本だと殆ど廃れてるって設定です。なので殆ど登場しませんけど

おやすみなさい

皿頭の元ネタは長期休載で再開したと思ったらそれまでのロボットがまったく別物になってたという漫画ですよ

ぼちぼち再開


………みなさんこんにちは
特型駆逐艦吹雪です………え?なんでそんなテンションが低いかって?
それは

山城「料理ができましたよー……」ゴトン

扶桑「山城、流石に朝から酢豚は重くないかしら? そんなことではこれから家計やりくりできないわよ?」モグモグ

山城「でも姉さま、軍属が三人もいるんですから合成タンパク配給が結構量が多くて」モグモグ

扶桑「山城、合成タンパクなら保存がきくから大丈夫よ」

山城「……それもそうですね、なら明日はチャーハンにします」モグモグ

そんな会話をしつつ、私の前に出されたのは特盛りの肉の塊です。山城さんは酢豚っていってますけど、殆ど野菜が入ってません、肉を調味料で絡めた肉の塊です。
というか、肉料理ばっかりです。

チンジャオロース(ピーマン抜き)、シュウマイ(皮なし)、そんな感じで、朝から胸やけしそうなメニューと胃が破裂しそうな量です、これは


扶桑「ねえ山城?」モグモグ

山城「なんですか、姉さま?」

吹雪「(もしかして突っ込んでくれるんですか?量に!)」

扶桑「量とは言いとして料理が中華ばっかりなのはいかがなものかしら?」ウーン

吹雪「(量は許容範囲なんですか!?)」ヤマモリデスヨ!

山城「姉さま、中華は体にいいんですよほどよい辛みが脂肪を燃焼させてくれてその上ヘルシーですしさらに脂質と糖質を補給でき料理も難しく料理人に…」クドクドクド

扶桑「本音は?」ニコッ

山城「……提督が食の本場イタリアから帰って来たときになんだこの食事は?っていわれるのが怖くて」


扶桑「だから提督がお召しになったことがない中華で勝負することにしたのね? 山城」ハァ

山城「…はい」コクン

扶桑「大丈夫よ、山城」ニコ

吹雪「(そうですよ、いくら旦那さんがクズでもそこまでひどいことなんて)」

扶桑「提督に料理の味なんてわからなんですから」ニコッ

吹雪「(さらっとひどいことを言ったああああ!!)」ガーン

山城「それもそうですね」ハァ

吹雪「(そして納得しちゃった!)」

夕食食べてきます。一旦休憩

再開

――一方その頃、味のわからない男は――

磯風・艦橋

提督「……なんだかひどいことを言われたような気がする」

磯風「司令、なんだそうそう」

提督「いや、なんつうか、ひどいことを言われたような、具体的にはここから地球四分の一ほど回った場所にいる架空戦艦にいわれたような」

磯風「遠距離恋愛ならぬ遠距離夫婦喧嘩だな」フム

提督「嫌な喧嘩だ」ケッ

磯風「同意する」コク


磯風「まぁ、あれだ、任務も終わったし、無事目標を達成できたし、これなら山城の出産に間にあうかもな」

提督「だといいが」ハァ

磯風「? どうしたのだ司令? うかぬ様子だが」

提督「いや、この戦争が終わっても日独戦争が勃発しそうだなってさっき思っちまって」ハァ

磯風「? なぜだ? 独逸と日本の関係は良好のはずだが」

提督「EU同盟のドイツ本国の政治家の一人は激怒必須だ……さっき渡したビデオレターを見せたらな」ハァ

磯風「ビデオレター?」ハテナ

提督「EU同盟ドイツ軍に補給とかのついでに渡しただろう? そのうちの一つが個人的な手紙も含まれてんだが」

磯風「それがどうかしたのか?」


提督「……信じて送りだした娘がまさか日本人との間に子供産んでた、なんて激怒するな、俺だったら」

磯風「ビスマルクか? だが家柄は立派だが、没落気味で座首のビスマルクの父親も政治家としては最早復帰できないはずでは?」

提督「……よく知ってるな、磯風」カンシンカンシン

磯風「ビスマルク本人から聞いただけだ、調べたわけじゃない」

提督「そういや、お前コミュ力天元突破してんだったな。いや、そっちじゃねえ、ビスマルクの方じゃねえ」ハァ

磯風「だったら、駆逐艦の方か? 会ったことはないが、二隻いるらしいが」

提督「いや、そっちでもねえ」

磯風「……ふむ、だったら誰なんだ? 司令」



提督「オイゲン、重巡プリンツ・オイゲン、正確には独逸連邦共和国の最大派閥の党首の一人娘」




磯風「……は? オイゲンとは、前の鎮守府にいたオイゲンか?」

提督「そうだが、お前、接点あったか?」

磯風「……ああ、接点と呼べるほどではないが、ビスマルクをストーキングしてしつこく磯風に今日はどんな料理をビスマルクが食べたのだと聞いてくるから覚えがあるが、子供とは?」ハテナ

提督「磯風、お前、最後にあったのはいつだ?」

磯風「オイゲンにか? オイゲンには………む? 鎮守府にいて着任してまだ慣れていない時期だったから一年、二年…? かなり前にあったがそれ以降会ってないな、そういえば」

提督「そうだ、それぐらいだな。じゃあなんでいきなりいなくなったとおもう?」

磯風「それは……なぜだ? ビスマルクが別な意味で暗くなっていたことと関係があるのか?」

提督「ある。オイゲンなんだが、その、配属された史料編纂室の男とだな」ハァ



提督「できちゃった婚で寿退役したんだよ」ハァ


磯風「マジか、いきなりオイゲンを見たくなったが、できちゃった婚でいなくなっていたなんて」

提督「マジだ、オオマジだ、しかも相手は独逸の名政治家一族の一人娘だ。そんな報告でも頭と胃が痛いというのにだな」ハァ

磯風「まだなにかあるのか司令?」

提督「渡したビデオレターにはだな、『二人目もできました』報告も含まれてんだよ」ハァ

提督・磯風「「…………」」

磯風「……怖いな」

提督「ああ、戦争が終わったら日独戦争が勃発しそうで怖い、怖すぎる」


提督「ったく、あの野郎も手を出すなとはいわねえが避妊はしっかりとだな、いや、俺も人のこといえねえが」ハァ

磯風「避妊はしっかりとだな」ウンウン

提督「だいたい国際問題なりそうな男女関係ってなんだろうな」ハァ

磯風「その通りだが、磯風的には日独戦争に加えて、イタリアも参戦し、日と独伊連合軍の戦争になりそうなきがするな」

提督「……磯風、それは断じて違う、俺はあれだ、いままで色々とあったが、山城一筋でだな」


??「あ、ここにいらしたんですか?提督」タッタッタッタ


提督「あ……」ヤベ

磯風「む? リットリオか?」

リットリオ「磯風さん、ボンジョールノ」

磯風「ああ、ぼんじょーるのだ、リットリオ、ところでなにをしに艦橋に?」

リットリオ「昼食ができたことを御知らせに参りました。さぁ、提督、御一緒にどうぞ」テイトク ノ ウデ クンデ

提督「ああ、それはわかったが、リットリオ、なにも腕を組まなくても」

リットリオ「駄目ですよ、料理を召し上がる人を御もてなしするのは私の役割ですから」ムギュウウ

提督「そ、そうか」

磯風「……」ジーッ

提督「な、なんだ、磯風」

磯風「日伊戦争不可避」

提督「いうな! それを」

リットリオ「日伊戦争?」キョトン

提督「な、なんでもない」


リットリオ「そうですか、なら早くご飯がさめないうちに急ぎましょう」ムギュウ

提督「(乳を押し付けるな!乳を!!)」リセイガー

磯風「……山城の不幸具合が加速しそうだな」フッ

提督「(いうなそれを!!)」

<<ムギュー

<<ジーッ

提督「……はぁ」


提督「どうしてこうなった」トオイメ

今日はここまで

リットリオ、春イベ追加艦娘で一番エロいと思います。

今日は実家に野暮用で戻れたのでぼちぼち更新

ただ明日早いので短めっぽい


提督「……」ムグムグ

磯風「……」モグモグ

リットリオ「提督? ワインは白がよろしいでしょうか? それとも赤ワインにいたしますか?」スチャ

提督「いや、まだ職務中だからアルコールは駄目だな」ウン

リットリオ「ではノンアルコールの……えっと、日本語だとシャンメリーでしたね、シャンメリーはいかがですか?」

提督「なら、それで」

リットリオ「かしこまりました、ただいまお持ちしますね」ペコリ

<<タッタッタッタッタッタ

磯風「司令」モグモグ

提督「……なんだ、磯風?」

磯風「本場のイタリア料理はうまいな」モグモグ

提督「そうだな」ムグムグ


<<シーン

提督「(か、会話が続かねえし、重いな)」ズーン


提督「(だいたい、なんでこんな目に合わなくちゃいけないんだろうな)」ハァ

整備士2「(そりゃあれっすよ、いきなり初対面で乳もんだら惚れるんじゃないですかね?)」ジジジーッ

提督「!!!?」ガタンッ

磯風「……司令、どうしたいきなり立ち上がって」ビクッ

提督「い、いや、ここには俺と磯風しかいねえよな?」

磯風「……我々以外にだれがいるというのだ? 愛人のリットリオならすぐにくるぞ」ニコッ

提督「愛人じゃねえ!!」ナニイッテンダ

磯風「すまないな、後妻の間違いだったな」

提督「それ山城と離縁してんじゃねえか!? いい加減にしろ、怒るぞ、いそか」

磯風「……」ジーッ

提督「なんでもねんよ」ガタンッ

提督「(確かに俺たちしかいねえのに、でも整備士2の声が聞こえたな、疲れてんのか?)」ハァ

整備士2「(いや、気のせいでも疲れてるわけでもねえですよ?)」ジジジッ

提督「うおおお!!」ガタンッ

磯風「今度はどうしたのだ? 飛びはねて」クビカシゲ

提督「い、いや、なんでもねえよ」

磯風「そうか」モグモグ


整備士2「(駄目じゃないですかー ご飯は静かに食べなきゃ)」ジジジーッ

提督「(おま、どういうことだ、これは!? なんで頭の中に整備士2の声が聞こえるんだ!? おい、これ聞こえてるのか?)」

整備士2「(ばっちりっすよー)」ジジジーッ

提督「(これどういうことだ説明しろ!?)」

整備士2「いや、副司令あれじゃないですか、義眼、二足歩行戦闘機、操縦用に変えてますよね?)」ジジンッ

提督「(……ああ、そういや、変えたままだったな)」ウン

整備士2「(実はですね、あの索敵特化の二足歩行戦闘機、最新鋭で専用義眼用意されてましたけど、それにも新機能が追加されてましてね)」ジジジッ

提督「(……嫌な予感しかしないが、どんなだ?)」

整備士2「(そっすね、索敵特化で色々と周辺地図も衛星とあらかじめリンクし大雑把に得たデータを相互的に埋め合わせ、正確な地理予測と海域予想に……)」ジジジッ

提督「(ゴタクハいいから、どんな機能なんだ? それは?)」ゴゴゴゴゴゴゴッ

整備士2「(ま、あれっすよ、脳みそに電極埋め込んで常時ネットができるようになっちゃった奴とチャットができる、みたいな? 更にぶっちゃけるとオンとオフ切りかえられるけど、初期設定がオンに入れっぱなしでしかも思考がチャット相手全員に只漏れ? みたいな)」ジジジー

提督「やっちまったあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」ウワアアアアアアアアアアアアアアアア

磯風「ど、どうしたのだ? 司令」ウオッ!

提督「あ、ああ、なんでもねえ!」ウオオオオ……

整備士2「(それと、システムリンクしてる旗艦の磯風ちゃんにはチャット機能ほどじゃないですけど、提督の感情がわかってますんで……具体的にはイタリアグラマー娘が乳を押し付けて、『俺には山城が…でも、抱きついてくれるから乳に埋もれた腕の感触がめっちゃ気持ちいい』ってすっげー喜びの感情もただもれですから)」ジジジーッ

提督「(……ああ、だから磯風がごみを見るような眼でこっちを見てくるのか、理解した)」ウン


整備士2「(とにかく設定モードからいじった方がいいですよ、これ以上リットリオちゃんのおっぱいに夢中になってたら磯風ちゃんに後から撃たれちまいますよ? あと、チャット機能を接続の方いじってください)」ジジーッ

提督「(……ああ)」カチッ

整備士2「っと、これでよく聞こえますね」ドウデス?

提督「(いきなり音声がクリアで聞こえるようになったな)」スゲエ

整備士2「ええ、そうですね、ぼくっちも乱雑にならないですみますし」ウン

提督「(お前のへんてこな日本語じゃないて少し変な気分だがな、俺は)」

整備士2「仕方ねえっすよ、頭半分吹っ飛んで言語機能やらなんやらに障害あるんですからね、脳みそチャットは直接相手に伝えるんで、誤解ないからまともだってもんですよ」

提督「(……すまん、変なこと言ったな)」

整備士2「気にしてませんって、いいですからあやまんないでください」


提督「(でもマジか―……磯風にばれてたなんて)」ウナダレ

整備士2「ま、誰にもあるっすよー、ぼくっちもやらかしましたしー」ナハハハ

提督「(お前、一人称、やっぱりそれなんだなって、なにやかしたんだよ?)」

整備士2「なにって、あれっすよーいつもの……」

提督「(最近、磯風がお前の顔見ると真っ赤になって逃げ出すよな?)」

整備士2「」ピタッ

提督「(確かあれはリットリオ救出作戦の後からだから、あんとき、船の中でなにがあった?)」

整備士2「も、黙秘権は……」ダラダラ

提督「(あるわけねえだろ? 白状しろ、この野郎)」

整備士2「い、いやあれっすよ、あれです」

提督「(まさか、磯風を無理やり手籠めに)」

整備士2「ち、違いますよ! そんなひどいことしてませんって、ただ敵陣突入の時に磯風ちゃんにキスしただけです!! ……ファーストキスだったらしいですけど」

提督「なにやってんの、お前えええええ!!」

今日はここまで

はたして整備士2は軍事裁判でどのように裁かれるのか? 乞うご期待!

ぼちぼち更新


提督「(もう一度いうぞ、この野郎…)」


提督「(なにお前磯風を嫁入り前の磯風をキズものにしてんだこの野郎おおおおおおおおおおおおお!! 責任取れんのかこの野郎おおおおおおお!!)」ガアアア

整備士2「耳元で怒鳴んないでくだせーな、耳がキーンってなっちゃっておりますから、キーンって」

提督「(うるせええええ! お前帰ったらどぶ川掃除だこの野郎!)」

整備士2「うわキツ!」

提督「(お前のことだからどうせ無理やりやったんだろうが! 磯風が自分からキスするような奴じゃねえし、死刑になんねえだけでもありがたく思え!)」

整備士2「で、でも提督にも責任はあるんですよ!」

提督「(あるか!)」

整備士2「でも五日前!」


――五日前・リランカ島沖・磯風艦橋――

磯風「司令、本部より入電だ」

提督「内容は?」

磯風「えーと、だな、つまり……」

提督「磯風が理解した内容でいい」

磯風「……『深海棲艦での反撃なし、リランカ島制圧完了と判断、欧州軍、イタリア戦艦との合流ポイントまで前進されたし』か?」

提督「正解だ、上陸艇護衛任務は終了ってことだが、俺たちには任務がある、それはなんだ?」

磯風「ああ、これから上陸部隊に必要な物資の卸作業だな、それと」

提督「それと?」

磯風「欧州軍、大陸ルートでは不可能だった技術や貴重品のサンプルを搭載した海上部隊と合流することだな、これは本艦と護衛の潜水隊部隊の役目だが」

提督「正解だ、いっぱしの旗艦らしくなってきたな」

磯風「まだまだだ、司令」//


ちょっと用事。なので今日はここまで

先週がバトルシップで今週がロサンゼルス決戦って、来週がトランスフォーマーになりそう

映画館でロサンゼルス決戦見たけど、見ながら更新


提督「ま、あとは潜水艦部隊が水中にいるからそれに合わせていけばいい、自動でも構わん……ひと段落ってことだ」

磯風「そうだな、司令、ならば今すぐ潜水に…」オナカ<<グゥー

提督・磯風「「………」」

提督「磯風」コホン

磯風「な、なんだ、司令?」// カオ マッカ

提督「昼飯どきだったな」

磯風「ああ、そういえば、もう昼だな……」ウン

提督「なら食っとけ、今のうちにしか食えねえ、それとレーション、整備士2にも持ってってやれ、整備班……つっても一人しかいねえがな、うちの艦には」

磯風「ああ、そうさせてもらうぞ……司令はレーション、何味が好きだ」

提督「食えるならなんでもいい」ハァ





――磯風・後部甲板――

磯風「整備士2、入るぞ……む?」

整備士2「♪~ って、磯風ちゃんじゃない? どうしたん」カタカタカタカタ

磯風「昼飯を持ってきたのだが、何をしているのだ? 整備士2」オボン オイテ

整備士2「見ての通りじゃんよー、この大きなお皿の調整だよ~」カタカタカタカタカタ

磯風「……たしか、これが司令の」

整備士2「最新鋭装備だね~ システム面が一昔前の兵装だから豪勢&めっちゃ整備が必要な駄々っ子なのがたまにきずって奴だねー」ケラケラケラケラ

磯風「頭部の大きさ、というか皿が直径2mと聞いているが、小さいのだな」

整備士2「それプラスして装甲もあるから直径5mだよ、磯風ちゃん」カタカタカタカタカタ

磯風「大きいな、今度は」ウウム

整備士2「二足歩行戦闘機自体の全長が13mだから、大きな笠かぶってるようなもんだね~」カタカタカタカタ


磯風「ふむ、これが戦前の主力兵器だったのだな」ジーッ

整備士2「開戦最初期に殆ど失っちゃったからね、人員と資源が枯渇しちゃって量産体制が崩壊、いまだに安定供給できるのはアメリカぐらいで、アメリカだとまだ主力らしいよ?」カタカタカタカタ

磯風「そうなのか?」

整備士2「噂だけどね~ アメリカも西海岸が壊滅したって情報もあるし、艦娘が効果的に使えないんじゃない? って予想からくる噂だよん」カタカタカタカタ

磯風「……これは、一体どういう武装を積んでいるんだ?」

整備士2「どうって?」

磯風「艦載機にもいろいろと種類があるだろう? これ索敵型だと聞いてはいるがなにも非武装ということはない」

整備士2「そうだねえ……接近用に高周波ブレードが4本、75mm突撃銃が三丁、105mm榴弾砲と……」エーット

磯風「……索敵型とは思えない凶悪さだな」

整備士2「基本的に日本のは特化っていってもごちゃまぜのオールマエティをめざしたってわけよん、ナンバーワンよりオンリーワンで目指しちゃったん」

磯風「そうなのか?」

整備士2「だからやたらめったら整備が大変なんよねー」ケラケラケラ

磯風「なら、ここで食事にしようか? 根をつめてもいいものはできんぞ」

整備士2「そうしますかね」ケラケラケラ

明日早いのでここまで

来週は家にいるので更新できそう、しかし、明日は午前中田植え、午後から町のお祭り手伝い狩りだしなので死にそうです

疲れたよ、ぼちぼち更新


整備士2「……それでねー、その時なんよーぼくっちの頭が半分吹っ飛ばされたのはー」モグモグ

磯風「ふむ、なるほど、それほど南方戦線はまずい戦いをしていたのか」モグモグ

整備士2「そーそー、そのあと死体回収で前の鎮守府に脊椎と残った脳みそえぐり取るために搬送されたんだけどね、まだ生きてるってことで脊椎と頭蓋骨入れ換えよ、入れ換え、いたかったってありゃしなよー」ハァ

磯風「しかし、整備士2は優秀だな、そこから整備課を卒業できたのだろう?」モグモグ

整備士2「一からじゃなくて出戻りって感じかなー? もともと訓練所の整備課にいたけど、途中で兵士が少なくなったからっていきなり引っこ抜かれてさ、それで前線任務だもん、けが負ったけど、帰ってきた連中もたくさんいたし、ぼくっちは士官学校入るには年取りすぎて、それに武勲も名誉の負傷ぐらいしかなかったしねー」モグモグ

磯風「……左ほほに触ってもいいか?」

整備士2「いいよー」モグモグ

磯風「……」サワリサワリ


磯風「……硬いな」サワリサワリ

整備士2「そりゃこめかみですから、でも人工皮膚が薄いからダイレクトでしょ?」ケラケラケラ

磯風「だが、唇はやわらかいのだな」ナデナデ

整備士2「人工皮膚かぶせてるけど、そこは生身よん、磯風ちゃん」フフフッ

磯風「…それは失礼した」スッ

整備士2「満足したかい?」

磯風「ああ、満足したぞ、礼を言おう、整備士2」

整備士2「そりゃよかっ……」ピタッ

磯風「? どうしたのだ、いきなりとまって」



整備士2「……ぼくっち、コーヒー飲めないんだよ」ウゲエ

磯風「……案外こども舌なのだな、整備士2は」クスッ

整備士2「だって苦いの苦手なんだもん、せめてミルクでもありゃカフェオレにできんだけどねー」ハァ

磯風「ふむ、残念だが牛乳はないな、粉ミルクならあったはずだが、あれは別な船につんであったから諦めるしかないぞ」

整備士2「それはそうなんだけどさぁ」ジーッ

磯風「? どうしたのだ、磯風をじっとみて」

整備士2「いやさぁ、磯風ちゃんのおっぱいからミルクがでないかn」

磯風「ふんぬッ!!」ドゴンッ

整備士2「ごふぁああああ!!」フットビ


整備士2「最近、つっこみに容赦がないね、磯風ちゃん」ビクンビクン

磯風「だてに一年近くも整備士2のセクハラをうけてはいないからな」フーッ

整備士2「でもさー磯風ちゃんもスタイルよくなったよねー」オキアガリ

磯風「なんだ、もう一発くらいたいのか? 山城直伝の拳を」シュッシュッ

整備士2「いやいや、無理無理、実は足腰ガクガクだしね」

磯風「ならやめような、次は拳ではなく主砲が光るからな」ガシャコン

整備士2「以後気をつけます」ビシッ

磯風「よろしい、で、何が言いたかったんだ? 整備士2」

整備士2「いやね、磯風ちゃん、身長も伸びて美人ちゃんになったなーっておもってさ」ケラケラケラ

磯風「……なんだ、今までさんざん美人だ、かわいいだ、なんだかんだと言っていたのは嘘だったのか?」ムスッ

整備士2「いやいやーなんていうかね、大人の色気がでてきたなーっと思ってさ」ケラケラケラ

磯風「そ、そうか、磯風も15だしな」テレッ

整備士2「成長期だもんねー」ウンウン


整備士2「でね、大人の色気がでてきた磯風ちゃんに頼みたいことがあるんだけどー?」

磯風「なんだ? また捨てるつもりの下着一式を盗み、開き直って捨てておこうと思ってと言い放ったことや、おごってくれると磯風に媚薬入りのラムネを渡した類の頼みか?」ニコッ

整備士2「いやいやいや、そんな類じゃってないからね! 健全なやつだから」

磯風「……整備士2の健全がどの基準なのか気になるが、話を聞こうか」フゥ





整備士2「はぁ、極楽極楽」ナデナデ

磯風「整備士2、これは許容の範囲ないだが、ふとももをなでてるとそのうち本気で討つからな」ガシャコン

整備士2「わー、ごめんなさい!」

磯風「まったく」ハァ

整備士2「でもうれしいねー、磯風ちゃんにひざまくらしてもらえるのは」

磯風「最近整備士2も頑張っていたからな、これくらいの頼みなら聞かなくては」アタマ ナデナデ

整備士2「じゃあ今度デートでもいかない?」


磯風「調子になるな」アタマ ペシン

整備士2「あいたっ!」

磯風「だいたいな、デートといっても行く場所なんて基地内だろうが、山城が言っていたぞ、まともなデートコースも設定できない男には幻滅しろとな」ハァ

整備士2「いやいや、この作戦終わったらさ、大きな基地とかに報告書とか出しに行くじゃない? そんときに磯風ちゃん旗艦だったし、ぼくっちも整備班だから呼ばれると思うし、だから終わったらちょっとさ」

磯風「考えておこうか?」クスッ

整備士2「よっしゃ!だったらいいところを予約して…」ガッツポーズ


サイレン<<ウーウー

磯風・整備士2「「!!!」」

今日はここまで

ちなみに磯風ですが、某所のセイバーコスでとっつかまってる磯風ぐらいの成長具合だと思ってください
つまりバインバインの、ボンキュボンです

整備士2の性欲と変態度はうなぎ昇り

おやすみなさい


1をリアルでよんで最近まで忘れてたのようやく追い付いた
リットリオって急に出てきた?流し読みしたから見落としたかな

>>899

わかりづらくてすみません
リットリオ登場の>>851->>877は現在
未登場の>>878->>896は5日前という設定です


外伝『特型駆逐艦 吹雪の日常』

前略、故郷の母上様、いかがお過ごしでしょうか?

私吹雪は、今日も元気に戦場をかけずり回っております。





<<ドゴーン

吹雪「ギャアアアアアアアアアアア!!」ローラーダッシュ!

瑞雲(山城操作)『たかが砲弾のシャワーにビビらないで』ブーン

吹雪「いやいやいや、無理ですって! 戦艦砲撃の間をくぐりながら進撃なんて!! さっき砲弾の欠片が頬をかすりましたよ!!!」ヒイイイイ

<<ドゴーンドゴーンドゴーン

瑞雲『大丈夫よ、当たると思うから当たるの、当たらないと思ったらほら、この弾丸の雨の中でも被弾せず…』ボゴオオオン 撃沈

吹雪「あ、当たっちゃたああああああああああ!! 説明してるしょっぱなから当たっちゃったああああ!!」

瑞雲(2号機)『…不幸だわ』ブーン

吹雪「当たっちゃったじゃないですか! さも当然みたいな話でしたけど、見事に一撃だったじゃないですか!!」

瑞雲『……吹雪、貴女、あとこの砲弾マラソンを五周追加ね』

吹雪「ひょえええええええ!!」

<<ドゴーンドゴーンドゴーン


――戦艦扶桑・艦橋――

山城「はい、姉さま、どんどん撃っちゃってください」シュホウ<<ドゴンドゴンドゴン

扶桑「ねぇ、山城、大丈夫なの?……その、色々と」シュホウ ウテ!

山城「色々って、おなかの子は大丈夫ですよ……あ、いまお腹の赤ちゃんが動きましたよ姉さま!」ヤッタワ

扶桑「あら、おめでとう! ってそうじゃないわ、山城、その、主砲の狙い先が吹雪ちゃんなのだけれど」ドゴンドゴン

山城「ああ、それなら大丈夫ですよ姉さま」お腹 ナデナデ

扶桑「それがって、もう五十発ほど撃ってるわよ? しかも実弾を!」

山城「大丈夫です、士官の許可は取っていますから」

扶桑「いや、そういうことじゃなくて」

山城「姉さま、死兵じゃない限り成長なんてしませんよ」

扶桑「……」


山城「死ぬような思いをするから兵は練度があがる、兵は死ぬような思いをして、死ぬことを受け入れることをできれば初歩に、その後に、野山をかけずり回って、鉄砲を撃つ訓練をしてその鍛錬が活きて、生き残れると私は学びましたから」ニコッ

扶桑「……山城、おなかの子が怯えるわよ?」

山城「怖い顔をしてましたか?」

扶桑「ええ、とっても」コクン

山城「……不幸だわ」

扶桑「ええ、そうね」

山城「いえ、5機目の瑞雲を落としてしまいましたから、不幸だわ」ハァ

扶桑「(思ったけど、この子、本当に吹雪ちゃんに砲弾が当たりそうになったり、砲弾の欠片が大きいのは瑞雲を身代わりに使ってるわね……)」

山城「? なんですか、姉さま?」クビ カシゲ

扶桑「なんでもないわ、山城」クスッ

<<ドゴンドゴン!!


完!

>>896より

――磯風・艦橋――

磯風「磯風、ただいま戻ったぞ、司令、どうしたのだ!?」ダダダダダッ

整備士2「同じく、整備班も来ました!」ゼェハァゼェハァ

提督「……おお、来たかって、整備士2、お前はもう少し体力つけろ、後部から艦橋まで走ったぐらいで息が上がりやがって」ハァ

整備士2「む、無茶いわんとってつかあさい……何メートルあるとおもってんすか、磯風ちゃんについていけただけでも御の字でしょうに」ゼェゼェハァハァ

提督「いや、だからってな、軍属なんだからちっとは」

磯風「司令、どうしたのだ? まさか説教するために呼んだのか?」イラッ

提督「……それもそうだったな、実はな、磯風、整備士2、さっき……って磯風、ネットワークにつないでねえのか?」

磯風「む?」

提督「お前、今旗艦だし、艦娘モードなんだから、情報アップロードしてるだろう? まさか、また接続を」

磯風「……忘れてた」

提督「……まぁいい、艦内ネットワークが部分接続の整備士2もいるから説明するが、最悪が発生してる」


整備士2「……最悪の事態?」ハテナ

提督「ああ、想定しうる中で最悪に近い事態だ」

磯風「それは、なんだ、司令?」

提督「今から約15分前に救難信号を受信した、当海域より東に37kmの海域でEU連合所属の艦娘装備の艦隊が水上打撃隊と思われる深海棲艦に襲撃を受けているとのこと、海域からの脱出は不可能。よって、一隻の戦艦を囮にし、人員を搭載させた船を海域からの脱出を試みるということだ」

磯風「まさか、その艦隊とは」

提督「ああ、俺たちが合流しようとしているEU連合イタリア軍だ」


提督「囮にする船の名前は戦艦リットリオ、九分九厘沈むぞ」

今日はここまで

超眠い

ぼちぼち再開

あと、途中で書式変えるかも


磯風「ならば我々の任務はリットリオの救出と援護というわけか? 司令」

提督「不正解だ、情報にもあった通り、敵は水上打撃連合艦隊、対し、こっちは迎えにいくだけの艦隊だから潜水艦4、駆逐1、海の藻屑を増やすようなものだ、増援を呼ぼうにも本体は皆リランカ島攻略作戦に参加し、リットリオの海域まで駆逐艦の艦隊だけでも3時間、到底間に合わん」

磯風「……つまり、我々は」

整備士2「……」

提督「そうだ、磯風、多分お前の想像通りだ」



提督「これより我が艦隊は、磯風を中心にEU連合の脱出人員を回収しに向かう」


磯風「見捨てるというのか!? 司令!! 未だに奮戦している艦娘を見捨てろと! ここから急げばまだ間に合うはずだぞ!」

提督「磯風よオ、確かに間にあうが、海の上になにもないって注釈がつくぞ、何も今は海の上に何もいないとは限らねえんだし、たとえば、リランカ島とかいう巣穴を追い出された連中が海の上にわんさかいるんじゃねえのか?」

磯風「」ハッ!

提督「それに今回襲ってきた連中も傷ついてたからこんな救難信号送る暇もあったんだろう、そうじゃなければ沈んでるな」ウン

磯風「しかし……」

提督「今回、磯風、お前にできることはない。俺からは以上だ」

磯風「……くっ」コブシ ギュット

整備士2「……あー、ぼくっちからも質問いいですか?」キョシュ

磯風「……整備士2、話はあとに」

提督「いいぞ、整備班代表、質問を許可する」

整備士2「じゃあ、提督さんに質問ですわ」


整備士2「皿頭の装備武装はなにがいいですか?」


磯風「はっ?」クビカシゲ

提督「あー、……そうだな、一番速度がでるのってなんだ? 確かモード選択できるんだよな? 高軌道かつ高機動の場合で、弾薬の最大搭載量は?」

整備士2「弾丸をぶちまけるタイプっすか? それとも一発一発で敵をふっ飛ばすやつ限定?」

提督「弾丸をまき散らすやつだ、重いのは武装を放棄しなければならないから却下だな」ウン

整備士2「そっすねえ、75mm突撃銃が腰にマウントして、えっと、サブアームにも一丁搭載分を除いたら、合計4千発はバラまけますね」フンス

提督「少ねえ」ハァ

整備士2「無茶いわねえでくだせえよ、お代官様、強硬偵察型にしてみれば多いんすからね」

提督「ちげえよ、どっかにナイフ型の高周波ブレード付けとかなきゃいけねえから、3千発って少ねえだろうが」ハァ

整備士2「その代り、高機動モードでミサイルとチャフ、ダミーバールーンが死ぬほどまき散らかすことができますから」

提督「また現場無視の無駄なもんを搭載しやがって」ハァ


磯風「し、司令! それと整備士2! 一体何の話をしているのだ!? 話が見えないのだが」

整備士2「なにって…」キョトン

提督「リットリオ救出計画だが?」ハテナ

磯風「それは中止になったのでは!? リットリオは見捨てると……」

提督「ああ、駆逐艦と潜水艦じゃあ、どうあがいても大艦隊とガチんこで殴り合って、戦艦拾ってくるなんて不可能だ」

整備士2「ですねえ」コクコク

磯風「だから、見捨てるのではと」


提督「よって、俺は現場指揮権を最大限に使って『二足歩行戦闘機による艦娘・リットリオ救出作戦』を提案する」


磯風「は?」


提督「駆逐艦が馬鹿正直に殴りこんでも無駄だ、そもそも速度が違う、いや、駆逐艦は早いが、所詮『船』としては早いって次元の話だ」

磯風「まぁ、それはそうだな」ウン

提督「普通だったら海上を移動できる航空機でも積んでねえから諦めるしかないが、今回は偶然にも、二足歩行戦闘機が積んであるな、整備士2」

整備士2「ええ、はい、そして偶然にも強襲偵察型っていうカタログスペック上マッハ2・3で飛べるってチート機体ですわ」

提督「さらにさらに偶然がもう一つ」

磯風「……それは」

提督「パイロットであるグラダーが一人、ここにいる」

磯風「つまり」

提督「俺が飛んで、連中の哨戒網も包囲網も突破して、ちょっくらリットリオ救出して戻ってくる。なに、簡単だ、連中はここにくるほどの片道分の体力もねえし、足は遅い」フンス


提督「安全安心、リットリオって奴を拾って帰ってくる簡単な作戦だ」アッハッハッハッハッハ

磯風「だが、失敗すれば山城と産まれてくる息子は……」

提督「安心しろ、俺は死なねえし、死ねねえ、だが、まぁ、あれだ、帰ってくるのが遅かったら、本部に連絡入れろ。本部指揮してるのは祥鳳さんの旦那だ。ハルルって戦闘狂もいるが、まぁ、指示は的確だから、頼れ」カツカツカツカツ

磯風「あ、まて、司令!」

提督「俺はちょっくら着替えてくるから、整備士2もさっき言った通り調整を頼むぞ」

整備士2「はい」ビシッ





――磯風・後部甲板――

整備士2「やれやれ、セッティングやり直しってつらいねー」カチャカチャ

磯風「……」

整備士2「磯風ちゃん、悪いけどさー、妖精さん動かしてくれない? ぼくっち一人じゃこんな鉄の塊動かせないって~」ケラケラケラ

磯風「……」

整備士2「……磯風ちゃん?」

磯風「……」

整備士2「いっそかぜちゃん!」ポンポン

磯風「はっ! な、なんだ整備士2!!」ビクッ

整備士2「いやね、腰と肩のサブアーム、ぼくっち一人じゃ重くてって人類には重すぎて持ち上げられないからさ、持ち上げて突撃銃を装備させてほしいんだけどね」ホホ ポリポリ

磯風「……ああ、お安い御用だ」ガシャ ウィーン

整備士2「ありっがとさーん」カチャカチャ

磯風「なぁ、整備士2」

整備士2「なーにー?」カチャカチャ


磯風「気になってはいたのだが、一ついいか?」

整備士2「だからなんー?」

磯風「なぜ、顔の左半分が銀のマスクで覆われているのだ? 初めて見たのだが」

整備士2「そりゃ、あれだよ、マスクは機体との情報、パイロットとの情報を全部伝えやすくするためよん」カチャカチャ

磯風「じゃあ、、それと、今の格好、つなぎの下に何を着ている? そんな真っ青な服も初めて見たぞ」

整備士2「そりゃこれに乗るからねー、内臓とか護ってくれる強化服、まぁありていにいってパイロットスーツだよ」カチャカチャ

磯風「やっぱりか! じゃあそのマスクも」

整備士2「機体のサポートするためにきまってんじゃないか、こんなだっせ―マスク絶対つけないって、オペラ座の怪人でもつないないよー」ケラケラ


磯風「なぜだ! なぜ整備士2が戦場にでる!? そんな話は一切…」

整備士2「……だねえ」ケラケラケラ

磯風「何がおかしいのだ? 整備士2」ムスッ

整備士2「いやね、さっき提督、磯風ちゃんの手前格好つけたけど、これって穴だらけの作戦なんだよねえ。実はこれ、OSがめちゃくちゃでね? 機体そのものはアメリカの戦前のペーパープランを完成させた物なんだけど、OSがなくてお蔵入りしてたのを艦娘統制機構でなんとか縛りつけてて、提督一人だったら自壊しちゃうね、マッハ1どころか、500キロも出して発砲したら」ケラケラケラ

磯風「それは、大事じゃないか!?」

整備士2「だよ? だからぼくっちの出番ってわけねー」

磯風「……その理由を尋ねても」

整備士2「ぼくっち、頭半分吹っ飛ばされた時に、同時に脳みそも半分いじくられてて、だから計算とかめっちゃ早いの、この頭のせいでこのマスクみたいな高周波装置をつければ簡単に機体制御の操作できるって寸法よ、だから提督は戦闘に専念して、生きた超高速演算装置のぼくっちが出力コントロールを担当するわけね」

磯風「……整備士2は、問題ないのか?」


整備士2「ないわけないじゃない、脳みその血管が破裂する確立高いし、破裂しなくても精神アボーンで死んじゃった方がましってことになるかもねー」ケラケラ

磯風「大事じゃないか!?」

整備士2「だよ? 大事だよ」ケラケラケラ

磯風「ならばなぜ、そんな風に笑ってられるのだ!?」

整備士2「自分の整備した兵器が十全に動けるならそれで満足だからね」ニコッ

磯風「!!」ッ

整備士2「戦場で皆命預けてる物に、命かけるのは当然だよ」ニコニコ

磯風「……それは意味が違うのではないだろうか?」

整備士2「だね、だけど、ぼくっちはそうなりたくて整備士になったから、それでいいんよ」ニコニコ

磯風「未練はないの……」

サイレン<<ビービー


整備士2「おっと、グラダー(提督)が早くしろってお怒りだし、もう調整もこんなんで終わりだから、いってくるね、磯風ちゃん」ニコニコ

磯風「整備士2……」ジーッ

整備士2「でも、その前に……」タッタッタッタ

磯風「な、なんだ、整備士2 突然磯風の前に……!!!」チュッ

整備士2「……うん、さっきの答えだけどね、未練がたくさんあるけど今ので一つ減ったわー」アッハッハッハッハ

磯風「」プルプルプル

整備士2「( やべ、やりすぎちゃった?) ご、ごめん、磯風ちゃん、その、悪のりが」

磯風「整備士2!!」アタマ ガシッ!!

整備士2「うお! ごめんなさ」キッス ズキューン!!


整備士2「い、磯風ちゃん?」イマノハ?

磯風「整備士2、いいか、貴様は磯風のはじめてを奪ったんだ、だから、やられてばかりだと気が済まない、それにいまので減額してやる、これが終わったら最高級の店に連れていくんだぞ、わかったな」カオ マッカ

整備士2「つまり、それって……」

磯風「早くいけ! 司令が待っているだろう!」//

整備士2「りょ、了解!」ビシッ

磯風「……まったく」// ブツブツブツブツ

<<イソカゼチャーン!

磯風「な、なんだ!」

<<アイシテルー!

磯風「は、早くいけええ!」//


磯風「はぁ、まったく……磯風も男の趣味が悪いのだな」// ブツブツブツ

今日はここまで

ただ、三歩進んで四歩下がっちゃってるけどね!整備士2と磯風は!

そんな感じでぼちぼち更新


あたり一面に凪の海が広がっている。空は快晴、この時期の、この地方としては大変珍しいことだった。日差しは強くもないが、何もさえぎる物がないため、、ゆったりと海の上に浮かぶ船、日本新海軍の艦艇『磯風』の船体を温めていた。

だが、暖まっているのは磯風だけではない。人型の機械が、駆逐艦磯風の後部甲板の上に膝とつき、憮然としゃがみこむそれも、同じように温められているが、装甲の持つ熱は日差しによるものではなく、エンジンが稼働しているために内部の熱によるものだろう。

人型の頭頂部からつま先まで全長18mにも及ぶ大きさを誇るが、これは巨像のごとく停止していた。時折エンジン音がこの巨像のあげる唸り声をあげるのみだった。
全身は銀色に覆われ、唯一左肩に赤い丸――日の丸を掲げられているくらい、特徴として、頭頂部には皿――正確にはレーダードームであるが、笠というには小さすぎて、皿をかぶっているかのようである巨像――戦前、人類が深海棲艦という天敵と遭遇する前まで、各国の主力兵器であった『二足歩行戦闘機』と呼ばれる兵器は佇んでいた。


その胸部――二足歩行戦闘機のコクピット部である約1・3メートル四方という狭い空間の中に一人の男が押し込まれている。
黒の一見すれば袴のように見える服を着込んだ、左目から様々な配線を差し込んだ男、二十代後半の、幽鬼のように青白い顔をした男が押し込められていた。

そんな男――提督と呼ばれる男はぼんやりと各種機体制御を打ち込んでいたが、モニターの一部、そこに新たなウィンドウが映し出された。だが、灰色の画面には赤文字で01と書かれ、その下に『soundonly』と打ち込まれていた。

「おせえぞ、整備士2!」

男はいらだった声でそのウィンドウに罵声を浴びせる。だが、

『だって仕方ないじゃないですかーー!これでも急いだんですから褒めてくだせーな!』

まったく懲りていないどころか、どこか上機嫌そうな、否、実際上機嫌な声が響き渡った。
まだ青年になったばかりだろう、若々しい声には反省という文字はない。そのことに男が更に罵倒と浴びせようかいまいな考え、時間の無駄だと悟ると溜息を一つ洩らした。


それと、たとえ浮かれていようといまいと、これから始まるのは地獄なのだ、多少この程度は許容しなければならないから、と左目を機体に接続させて調整を続ける自分を納得させる。

そして、七分後、現にうかれていた男は地獄をみることとなるのだ。

だめだ、めっちゃ眠い、倒れる

ごめんなさい、少ししか更新してないけど寝ます。

あと、安心してください、艦これ成分多めで書きます、主に装備だけど、絵師さまの落書きネタだけど

今日も更新


『通常モードより戦闘モードを起動……特別コントロール義眼の接続を確認、承認、これより通常戦闘モードよりマトリックスモードにて表示いたします』

どこまでも無機質な機械音声が流れると、次の瞬間コクピットの四方モニターを映し出す物が変わる。
それまで映し出されていた外の風景から一転、どこまでも1と0の支配するモニターへと一変した。だが、それに慌てる様子はない。なぜなら脳内に直接ダイレクトで、より鮮明に、否、機体と一体となったかのように、機体が観測するすべての光景を縮小してはいるが、すべてを伝えているからだ。

『どっすか? とりあえずここまで調整しましたけど』

さきほどの機械音声からまったく違う、似ても似つかない男の声、その声に頷くように、巨像は右手を挙げた。そして、甲板に置かれていた銃――到底人がもつ大きさからかけ離れた75mm突撃銃を掴む。

「パーフェクトだ、っていいてえが、ダメだな、特に問題ねえが、難を言えば右腕の関節とのダイレクトが甘い、コンマ数秒遅れがある。ムラがあるのはいいとはいえねえな」

それに応じながら、巨像はコンテナの中に格納された武器を掴み、左腕にも同じ突撃銃を構えた。


『無茶いわないでくだせえよ、これでも無理やりセッティングした割には出来は最上級なんですから』

「それをなんとかするのがお前の仕事だろうが、この野郎」

どこかいらだった声色で、男は糾弾するように言い放つ。だが、モニターから流れる声も負けじと、

『だからこそ、ぼくっちがいるんですよ、右腕と情報収集&解析はまかせてくだせえ』

へらへらと、だが、自らの仕事には絶対の自信を持つ声で答えた。

「それもそうだ、お前にまかせん限り俺は死ぬだけだ、山城と息子を残して死ねん」

その軽薄な声に合わせ、男も薄笑いを浮かべながら前を見据え、操縦桿を引く。と、駆逐艦磯風が一瞬傾いた。
バランスを崩したからである。それはなぜか、それまで蹲り、畏まっていた巨像が立ち上がったからであった。
そして、そのまま、巨人の背後に控えていた二本の棒――レールが伸び、それは外洋を、これからの彼らの航海を示していた。


『二足歩行戦闘機専用レーン』

それがそのレールの正式名称である。かつて艦娘と呼ばれるシステムが開発された折、真っ先に開発されたが、最初期に廃棄装備となった装備品目である。
それまでの陸軍海軍空軍共通主力兵器である二足歩行戦闘機の再度起用を目指し、艦娘システムと共に実戦運用を目的としたものであったが、そもそも、パイロットの育成と、専門の整備管理保守要員が必要となる二足歩行戦闘機に、対深海棲艦との戦争において、未来はなかった。だが、もしものことを考察され、作られた装備であったが、もしもが訪れることがなく、時代のあだ花となった装備品であった。

しかし、それが運用される。全艦種に装備できるように改良が施されているために、駆逐艦にも運用可能となっている。そのレーンに、一機の二足歩行戦闘機が降り立った。
原理はレールガンと同じであった。磁力を発生させ、磁場の力で発艦させる。
だが、ここで止まっている。

「じゃあ、行くぞ、整備士」

重い息を吐きながら、モニターに話しかける

『ええ、いつでもどうぞ』

あくまでも軽い調子で返答する。

直後、レールを起動させる起動音、そして、強力なGが彼らを座席に縛り付けた。





いっそ磯風ちゃんへ愛してるって叫びながら発艦しようかな? と考えていた自分の考えが間違いであり、それをしていれば今頃舌を噛み切っていただろう事実に戦慄しただろうが、それは通常通りであったならという仮定の話で、今は機体が自分の脳みそに直接流し込んでくる情報収集(索敵)の結果とその情報処理及び機体制御をおこなうだけで手一杯で、余念がなかった。

次々と頭に響き渡る情報を提督に渡しながら、リットリオへ向かうコースを選択してもらい、それからあと23秒後に第一陣の深海棲艦の群に突っ込むため、その兵装の準備を行う。

機体の時速は現在740キロを超えたところだった。そして海面までの距離はわずか4mという超低空飛行、少しでも、ほんの僅かに姿勢を崩せば、海面に叩きつけられ、爆発しながら四散するだろう。そんなことにならないためにも機体の制御を保っていた。


まだ音速の壁は超えていない。が、体は縫い付けられ、満足に指も動かせない。現にパイロットスーツにG対策を施されていなければ満足に演算もできなかっただろう。
感謝しながらも、提督にダイレクトでこれより先にいる敵の艦種と数、陣形、それと有効な武器を提示するが、帰って来たのは加速と上昇であり、適切な機体速度と姿勢を保つようにとの指示であった。

下手に発砲するよりも敵の頭上を限界ぎりぎりの高さで通過する方がよいという判断なのだろうが、地獄の命じにも見える。これ以上厳しくなることはあっても、下がることはないという指示だった。

それに戸惑いを覚えたいが、その時間もなく、提督は加速させたようで、さらに前からの力が一層強くなっていく。そのことにわずかに恨みを覚えながら、適性な速度と高度、それと進路を保った。

続きは明日書きます


『11時の方角から敵機接近、114機!うち47機が戦闘機(たこやき)!! 25秒後会敵!』

「上昇!」

速度をわずかに落としながら、上昇を命じるとゆっくりと高度計の針が上昇していく。

第一陣を突破したのもつかの間、すでに第二波、つまり深海棲艦の航空機部隊にはいきわたっていた。
第一陣が駆逐艦と軽巡洋艦で構築された艦隊であったため、楽に突破できることができた。だが、問題は次だ。
第二陣第三陣と、最短距離でリットリオに到着するまでに三つの艦隊のよって構築されたラインを越えなくてはいけない。
無論、連中がいない場所をくぐりぬけるようにリットリオにたどり着くことも不可能ではないが、時間がかかりすぎる。想定到着時間1時間24分、リットリオが送ったのは通信を送って既に24分が経過している。

この場合、一時間持ちこたえると計算され、残り36分、あと27分で到着予定。故に迎撃している時間はなかった。

全力で引き離し、たとえ攻撃を受けても一切無視する。だが、最後のリットリオと交戦してる艦隊のみ迎撃する。それがこの作戦だった。

脳内に立体地図が持ち上がった。機械化しているために脳内に機体が集め、整備士が編纂した情報がすべて収まる。現在の当機から十数キロメートル先に敵航空部隊、正規空母2、軽空母1、軽巡1、駆逐2という敵空母機動艦隊、しかも正規空母も軽空母もflagshipと言われる強化型、さらに一隻は改――確認されているだけで最大戦力を保持する空母系深海棲艦、よって艦載機もただの艦載機ではなく、たこやきと呼ばれる丸型の、航空力学を無視した形状のふざけた戦闘機などが編隊を組み、こちらに向かってくる。

故にやつらを振り切るため、スロットルをあげた。





EU連合イタリア軍所属、ヴィットリオ・ヴェネト級戦艦2番艦、リットリオは窮地に陥っていた。

EU連合は東アジア諸国連盟の一国、日本との連携作戦を実施し、リランカ島を攻略する。しかし、裏の目的は違っていた。最も艦娘技術が発展している日本に自国の艦娘を提供し、その技術をもらいうけるという狙いがあった。無論、EU連合は日本にいつくかの技術を提供するトレード条件であったが。

そのためにリットリオが日本に渡り、最適化され、その情報を大陸間ルートを通りもたらされるはずだった。だが、リットリオは日本新海軍との合流ポイントに向かう途中で奇襲をうけることになる。

EU連合で、殆ど艦娘技術は発展していなかった。まだ幼い兵器であり、故にまだ少ない。唯一が駆逐艦や戦艦の潜水艦の開発に成功を修め、量産化に成功した独逸海軍によるものだったが、日本の協力なくしてこの成功にはいたらないと言われたほどであった。だが、強力な艦娘を有する独逸海軍はこのたびの作戦は独逸海軍は殆ど参加していなかった。政治的な理由によるものだった。そのため、リットリオを中心として艦隊を組まれたが、リットリオ以外は非艦娘装備の艦船であり、深海棲艦との戦いになれば苦戦は必須と判断されている。現に、深海棲艦との奇襲を受け、30分足らずの戦闘でリットリオを残し撃沈、リットリオは他の最小限しか武装されていない艦船を逃がすため、単艦、戦闘を強いられることとなった。


しかし、それももう限界だろう。

ドゴン

最後の一発、一番主砲の右砲身から発射された砲撃の衝撃で艦が揺れる。そして、敵旗艦――日本軍から戦艦タ級flagshipと呼ばれる船に命中した。
そして、弾薬庫に火が回ったのか、大爆発を起こし、船が真っ二つに折れ曲がり沈んでいく。

「よかったぁ、当たった」

ほっとした、安堵した声が艦橋に響く。母国語(イタリア語)ではなく日本語なのは、彼女が日本派遣を任され、日頃日本語を練習していた成果か、かなり流暢な日本語だった。

艦娘――リットリオは安堵の声を漏らすが、艦橋の中、リットリオを中心に展開されている空間ディスプレイに警告表示(アラームサイン)が映る。

すぐにそれを切った。残弾0という表示を消した。

もうすでに分かっている、わかりきっている。そもそも、12分前に燃料も切れてしまったため、近くの島に座礁し、固定砲台として運用していたのだ。

一発も無駄にはできず、最後の一発で敵旗艦に命中、轟沈できたのは幸いだ。戦艦を中心としていたが、随伴艦の重巡が引いていく。これで味方を撤退させるための時間は稼げるだろう、そんな安堵をおぼえたのもつかの間、一隻が反転して向かってきた。


真黒な船体は深海戦艦全てに共通しているが、しかし圧倒的に違うものがある。その船、と表したが、船と言うよりも生命体に近い。

駆逐イ級

それが彼らの総称だ。
駆逐艦と評されるものはすべて生命体に近い外見を持つ。軽巡以上が船体を持っているというのに、駆逐艦のみが、流線形のボディに、単眼もしくは双眼の目を持って海を駆け、口蓋を開き砲をのぞかせ、時には口で噛みちぎるか、手足を持って船を沈める。そして海を覆い尽くすばかりの多さ、人類に最も流血を強いた深海棲艦、それが駆逐艦であった。

本来であれば、通常の装備を持つ軍艦でも撃沈させることは容易だが、武器がなければ蹂躙されるだけだ。

リットリオは送り狼がきたか、と覚悟を決め、体をこわばらせた。

イ級が飛び跳ねる。リットリオの艦橋を食い破らんと口を開き、歯をのぞかせて。

リットリオはわずかばかりの走馬灯のあと、それでも目を開き、睨みつける。

そして――

自らに向かってくるイ級が横から強烈な一撃を受け、爆発、更にその爆煙に紛れ接近したなにかが持っていた細長いものによって甲殻ごと切り刻まれる様子を、リットリオは見届けたのだった。



今日はここまで


一撃――たった一撃で戦前の海軍主力艦であったイージス艦並みの耐久を誇る駆逐イ級を装甲ごと『く』の字に曲げ、そのまま突撃し、高速戦闘を得意とする第二形態であったために、機首となっている高周波ブレードの切っ先が駆逐イ級に突き刺さり、更に流れるような動作で人型である第一形態に移行したことによって、駆逐イ級は外殻ごと切り刻まれるという末路をたどった。

だが、代償として

「………――ッガアア」

胸部のコクピット席に収まっている男から声にならないうめき声が漏れた。
当然の結露であった。なぜなら、超高速機動を実現するために一切の戦闘が不可能という第三形態から、空中戦闘が可能な第二形態、そして通常戦闘可能という第一形態までわずか一四秒間の間に行われたため、制動と逆制動力が体全体に強烈なGをもたらし、もしも対G強化服(パイロットスーツ)を着ていなければ内臓が全て破裂という最悪な結果に終わっていただろう。そもそも、第三形態から一気に第一形態まで変形をすれば空中分解を起こすか、仮に成功してもパイロットには致命的なダメージを負わせる可能性が大。よって最初からOSが完成していても技術的封印(ロック)をかけているのが普通であるが、OSとなっている男が故意に封印を外して可能となったのだ。最初から命など度外視しており、更に、第二形態に変形終了と同時に、105mm榴弾砲を発射している。

本来ならば105mm榴弾砲は機体を大地か、硬い甲板にロックをして発射可能となる武器であるにも関わらず、ロックもなにもない空中で撃つことがどれほど馬鹿げ、愚かなことであるかなど論じるまでもない。

だが、撃った。撃ってしまった。

その代償は上記のとおり、男のうめき声となった。


もしも、男――提督が戦艦「山城」とリンクするためにナノマシンと各改造強化手術を受けていなければコクピットには血飛沫とコマきれになった肉の切れ端が散乱していたことだろう。ひとえに思い出すのもおぞましい過去がこの男を救ったのである。

頭部にあるOS席にいる男も同様であった。
にたにたと笑いながら、目から血涙をこぼしている。どこか今ので眼球の血管でも切れてしまったのか、ただ血の涙を流す。

その顔に浮かぶは歓喜の表情だった。

『…馬鹿野郎! あんなもん積んでんじゃねえ!!』

不意にOS席のデジタル画面を埋め尽くすウィンドウの一つからいらだった声が聞こえた。
提督(グラダー)の声だった。

「だって、あの榴弾撃たなかったら死んでましたってぇ」

それに対し、結果がよかったからすべていいのでは、という返答をするが、

『危うく機体が分解どころか空中で火だるまになるところだったじゃねえかああ!!』

更にいらだった声が返ってくる。


ここまで


『てかその前に榴弾砲は積むなって言ってたよな? いったよな!? いったよな!!』

榴弾砲は強力だ。本来の定義は軽量かつ使いやすさに重点を置かれているが、現在は定義そのものが異なっている。

砲が大型化し、弾丸の貫通力と内部での爆発力に重点が置かれている。その強力さは深海棲艦相手に特記すべきことであった。特に様々な効果は重厚で知られる戦艦型の深海棲艦を一撃で沈めた記録もあるほど、誘導兵器なき時代と言われた今代では絶大だといわれるほどに、非艦娘兵装として素晴らしい兵器だった。だが、何分その破壊力ゆえに初速は遅く、本来、軽量として開発された榴弾であったが、対深海棲艦用榴弾は大型化し、砲弾自体の質量が増加、10発もあれば砲台と同様の質量となると言われている。
無論、改良といえる軽量型榴弾、通称「葡萄弾」もあるにはあるが、内部での爆発威力は大分低下し、そもそも深海棲艦の装甲を貫けない、また二足歩行戦闘機の特質である「機動力」を殺してしまうために、この二つの兵装は相いれないと結論付けられたのが、この戦争初期に軍部が出した結論であった。

しかし、以前の作戦で、独逸との接触に成功し、数多の独逸側から提供された。その中で艦娘搭乗員及び、装備品も交換されたが、いくつかの二足歩行戦闘機搭載可能と装備品についてもあった。特に二足歩行戦闘機搭載可能となる榴弾砲一式を試供され、状況は変わる。

これにより、日本軍工廠局が開発を進め、なんとか今作戦に二足歩行戦闘機搭載可能とな榴弾砲一式に開発が成功した。が、独逸側から提供されたものとは似ても似つかない、大型化した砲台と砲身、それと運搬のために大型化した外部エンジンにくくりつけ、機体の出力自体をあげるというものだった。
つまり、外部にエンジンがむき出しであり、ここに一撃でも受ければ爆発、さらにいくら予防対策が取られているとはいえ、エンジンの爆発に弾が耐えられるわけではなく、引火、よって大爆発を起こし機体が炎上する、いわゆる欠陥兵器であった。

だから提督は置いていくことを選択したのだったが、気がつけば積まれていた。しかも弾丸は三発、まともに撃てば反撃もできない。

「いいじゃないですか、どっちみち、こんな豆鉄砲じゃ連中の装甲に穴も開けられませんでしたし」

その返答に提督は答えに詰まった。

確かにそうだ、両腕の75mm突撃銃や、サブアームに装着された30mm副装砲では穿つことすらできない。

だから、

「……帰ったら覚えとけよ!」

その捨てゼリフを残して、機体の左腕を振り上げた――左腕に輝く高周波ブレードでリットリオの艦橋を引き裂くために。

・・・


EU連合イタリア軍所属、艦娘リットリオは茫然と突如現れ、イ級を細切れにした謎の二足歩行戦闘機が自身の砲台の上に降り立つ光景を見ていた。

左肩に赤い丸――通称日の丸が書かれているのを見れば、日本軍所属の二足歩行戦闘機なのだろうが、あんな機体はみた覚えがなかった。一応、リットリオは日本に赴任する軍命を帯びているため、故国に居る際、独逸側から渡されたデータで最新式の日本の装備一式などを記憶したはずだが、あんな機体はなかったはずだ。

銀色の機体、右肩から砲身が天にそびえる太陽を射抜かんと上に向き、日本特有の肩が肥大化し、どのパーツよりも大きく、肩が蛇腹状の腕と一体化している。だが、その両肩とは対照的に胴体は小さく腰から特徴的な、まるで皿をかぶっているかのような頭部まで5m(全長は18mだと彼女は推測する)しかない。だが、パレオ上の、腰回りの装甲が一枚一枚の装甲が巨大で、だが腰は上半身と下半身をつなぐ重要部位だというのにバレリーナのように細いという非合理的な作りをしている。

皿のような頭頂部は索敵機なのだろうが、体型はまるで肩と腰回りの装甲が肥大化しすぎていた。

日本軍機だ、とリットリオは結論を出した。

戦前、そのあまりの非合理的な構造と、そして、一撃必滅を信条とする日本軍機、その特徴から「クレイジージャパン」といわれた機体の特徴を受け継いだ。

そして、その機体は左腕を、正確には、左腕の左ひじから指先まで収納されていた一本のブレードを取り出し、リットリオのいる艦橋にむけ、振り下ろそうとしていた。

そこで気がついたリットリオはとっさに副砲を放とうとするが、艦橋に接近し過ぎており、また残弾はなかった。故に、両腕でかばうことしかできなかった。


すさまじい音が響き渡った。

煙が立ち込める。

「……」『……』

それを見て、胸部のコクピットと、頭部のオペレーター席に収まった二人の男は無言だった。

『……提督』

不意にコクピットにオペレーターからの通信が入る。

「なんだ? 整備士」

『なんも言わずに攻撃したのはまずいんとちゃいますかね?』

しばらくの沈黙ののち

「山城といるつもりでやっちまった」

ぽつりとつぶやいた。



今日はここまで


凪の海の上に浮かぶ小島のすぐそばに一隻の軍艦が座礁していた。
満身創痍といわずしてなにを満身創痍と呼ぶのかと辞書に例として掲載できるほど、船体には大穴があき、後部主砲、副砲や機銃などがつぶされていた。だが、もっとも大きな被害は艦橋だろう。

艦橋に煙幕が立ち込め、艦橋上層部しか見えることができない。
その原因は、はっきりとしていた。

艦橋のすぐ前に一機の二足歩行戦闘機が降り立ち、その左腕に装備された高周波ブレード(一見すれば巨大な日本刀)が艦橋に突き刺さり、縦一線に切り裂いていたため、粉じんが舞っているためであった。

二足歩行戦闘機は停止し、一切の動作をやまていた。艦も同様であり、動く者などいない。だが、いまだに煙が晴れない艦橋で、不意に艦橋で動くものがあった。

それは煙幕が晴れるとこっそりと顔をのぞかせた。

身長は160cm弱、緩やかなウェーブのかかったブラウンの髪に同じ瞳の色をした欧米人特有の白い肌、美貌と呼んでも差し支えない美人である女性だが、聊かすすけていた。

彼女――イタリア戦艦・艦娘リットリオは恐る恐る、顔を出し、いまだに動かない二足歩行戦闘機の様子をうかがっていた。だが、いつまでも動く様子はなく、艦橋に二足歩行戦闘機が装備している長刀が突き刺さり、袖口からコードが長刀に繋がれていることを確認、艦娘機能に搭載されたいくつかの機能モードを機動させ、接触回線を試みてみることにする。

結果からいえばすんなりと接触回線とコンタクトが取れた。だが、この二足歩行戦闘機はオペレーターとグラダーが共に搭乗するタイプらしく、二つの回線が開かれる。迷うこと数秒、とりあえず、どちらにもコネクトしてみたが、いまだに彼女、リットリオは気が付いていなかった。

それは、相手の防壁が未だに構築されておらず、接触回線を開けば一方的に繋がってしまうことに、そして、ウィンドウが二つ開かれ、一つは砂嵐だが、もうひとつには

『だから罪を認めておとなしく銃殺刑に――』

『いやいやいやいや、やってない、やってない! 仮にやってたとしてもってこれはねえよ!! なに不吉なこと言ってんだお前は!』

狭いコクピットの中、手をバタバタと左右にふりながらも自らの罪を必死に否定する操縦者と無理やり肯定しようとするオペレーターの醜い応酬が繰り広げられていた。


ギャーギャーとわめく声が繰り広げられていた。醜い、と普通のものなら思うだろうが、彼女、リットリオにはそれがほほえましく、そしておかしみを含んだ光景に見えたため、おもわずクスリと、笑みがこぼれた。

『あ? 今の声って、接触回線?』

その声に気がついたのか、グラダー(操縦者)が辺りを見回し、そして一つのウィンドウが開かれていることを発見する。それと同じように、オペレーターも頭部の席でそれを認め、いきてたみたいでっせーと不抜けた声を出した。

『ああ、本当だよかった、じゃねえ!!』

ウィンドウでこちらを正面から見返すと、

『こちら日本新海軍所属二足歩行戦闘機シウン、貴艦の信号をこれより38キロ地点にて駆逐艦磯風にて受信したため救援に駆け付けた。これより詳しい話はあとだ、そちらに向かう』

と、鎮座していた二足歩行戦闘機から空気が抜ける音が聞こえた。顔をあげると二足歩行戦闘機の胸部より空気が漏れ、そして、装甲がスライドしていく。

そこから一人の男がでてきた。二十代と思しいが、三白眼が強面の印象を与えている。左目が真っ黒に染まっているのはドールアイ(機体制御システム)をかねた義眼であるからだろう。その男は、こちらを向くと、そのまま、飛んだ。


「え?」

自分の声がいやにはっきりと聞こえ、リットリオは焦る暇もなく、ただ、茫然に近く、その男が艦橋に駆け上がってくるのを見ていた。

飛んだ、無論、艦橋と二足歩行戦闘機では二足歩行戦闘機の方が全長は低く、その胸部の位置はリットリオのいる場所から下に位置していた。だが、男は飛んだ、機体から艦橋まで数メートルしか離れておらず、跳べばわたることは不可能ではない。だが、数メートル上にたどり着くことはできない。よって、男は落ちた。そのまま甲盤で血と臓物をまき散らすはずだったが、だが、

「おおおおおおおお!!」

そんな雄たけびをあげながら、垂直の艦橋を登っていく。否、平面であるかのように、駆けあがっていった。

現在、船体と直接リンクしているリットリオにはそれがマジックやら奇術だと信じたかったが、文字通り、それが種も仕掛けもないと理解できた、理解できてしまった、理解できてしまったのだ。

夢だと信じた方が楽だろうが、それも許されず、駆け上がり、そして艦橋に飛び込んできた男を茫然とただ見ることしかできなかった。


が、平然としているようでそうではなく、

「ハァハァハァハァハァハァハァハァ……」

リットリオの同僚で日本文化に明るい同僚が貸してくれた日本の漫画、内容は丸太で吸血鬼を狩りまくる吸血鬼並みに呼吸が荒い。

そして、呼吸を整え、

「ば、ばかやろう!! なにが数メートルしただ! おめえからみて数メートルしただろうが! 俺みたいに強化されてなかったら死んでたわあ! この馬鹿!!」

自らの機体に向かってあらん限りの声で罵倒しまくった。

『えー…だって提督がすぐに情報よこせって、ぼくっちの情報までひっぱったんじゃないですか、ヤダー!!』

機体に乗っているオペレーターも外部スピーカーをつかって応戦する。このままでは先ほどの続きが始まると感じ、リットリオは止めようと試みたが、その前に息を荒くしたまま、男がリットリオの方を向く。

「あー、すまんな、こっちで手違いがありすぎて騒がしかった。改めて、日本新海軍の者だ、あんたらが襲撃されたと聞いてこの高速戦闘機で駆け付けた。あんたがリットリオで間違いないな?」

それに対し、リットリオはコルセットのようになっている艤装から艦娘リットリオとしてのデータが詰まっているカードを取り出し、証明のために手渡す。

「はい、ヴィットリオ・ヴェネト級戦艦2番艦、リットリオです」

それを確認し、リットリオにカードを返しす。

「本来ならばもっと厳かであるべきなんだろうが……」

と、そこでなにか尋ねたそうにしているリットリオの様子に気が付き、思案にくれること数秒、そして行き当たった。

「安心してくれ、貴殿のクルーは脱出し、無事合流できたことだろう、我が軍の潜水艦は非常に優秀だ。それに貴方が最後まで奮戦し、敵を引き連れてくれたおかげで、スムーズにことはすむ」

それを聞き、リットリオは胸をなでおろすように安堵の表情を浮かべた。


「貴殿はすでに使命を終えた、よってこれから我が艦隊と合流することを任務と……」

提督はその先の言葉を言えない。

その言葉を言う前に、リットリオを押し倒す。自体が読めこめず、リットリオは赤面するが、その直後、外に待機していた二足歩行戦闘機が動き、艦橋を護る盾にように、立ち上がった。

そして、轟音、正確には着弾音が響く。

振動がリットリオと提督に襲い掛かり、その提督に覆いかぶさられながらリットリオが見たものは、

リットリオと提督を護るために砲弾の盾となり、そして炎上し、頭部が半壊しゆっくりと崩れ落ちる二足歩行戦闘機だった。




続く


「整備士……」

リットリオに覆いかぶさった提督がぽつり、と独り言をつぶやくのをリットリオはただ聞いた。
視界の端には燃え上がり、そしてオペレーター席が設けられている頭部の外殻である皿状の強化外装が崩れ落ちている。

その衝撃で姿勢を崩したのか、二足歩行戦闘機は傾き、海の上に落ちる。

同時にオペレーターに接続されている通信は切れ、[LOST]と表示されていた。

だが、それに気をかけている場合でもなかった。なぜなら、すぐに接近警告音がリットリオの操作、立体ディスプレイに浮かび上がった。

今も接続されている提督はそれを理解し、悪態をつきながら、更にリットリオを力強く抱きしめ、覆いかぶさった。

それと同時だった。

船の周辺に巨大な水柱が立ちあがり、そればかりか後方からも轟音と船全体が揺れ響く。

空間ディスプレイには被害状況が響いた。第三主砲直撃、使用不可と表示が、しかし、それどころではなかった。

提督は顔をあげた。その顔には苦々しい、表情が刻まれていた。

「きやがったか」

そう呟いた。

そして、その視線の先に、一本の白波線が海原に刻まれている。

異形、それは船と呼ぶにはあまりにも異形すぎた。船、否、複数の船舶がぎちぎちと合わさり、無理やり結合していた。

だが、レ―ダーにはなにも表示がない。しかし、リットリオと接続しているために、艦娘としての機能が、その船舶を分析する。

「新型鬼型」と


異形型――それは深海棲艦出現以降、人類軍がそうそうに海から一掃され、そして二足歩行戦闘機などの既存兵器が衰退する原因となる深海棲艦特有の兵器であった。

複数の船舶を無理やり融合させたよ

>>980ミス

異形型――それは深海棲艦出現以降、人類軍がそうそうに海から一掃され、そして二足歩行戦闘機などの既存兵器が衰退する原因となる深海棲艦特有の兵器であった。

複数の船舶を無理やり融合させたような外見に、戦艦並みの艦砲射撃能力、いかなる既存の装甲よりも硬さを誇る防御力を持ち合わせ、時に、空母並みの艦載機数を誇る最強の艦

しかし、その真の力は既存のいかなる兵器も補足できなかった。レーダーや電磁波を通してしまうということだった。

波すらもそうだ。そこにいるというのに、波を立てながら進むというのに、まるですぐそばを通っても水位に変化はない。いかなる科学的証明でもそこにいる、という立証ができない。

幽霊船(ゴーストシップ)と評される能力、だから日本では鬼と呼び、それから連中の、深海棲艦の母胎となっているため、姫と呼称されるようになった。

唯一の手段は、レーダーを持ちいない、目視による発見と、その観測、かつての第二次大戦以前のものしか連中には通じていない。

だが、数は多くはなかった。特に濃い場所で一隻か二隻確認され、最近では対処方も見つかっている。今では、比較的狩りやすいと言われている。
されど、慢心することは禁物だ。これには既存兵器が、ロックできないのだ。


それが今、目の前にいる。一隻、しかし、本部で確認された新型の鬼型深海棲艦。本部で付けられた名前「泊地水鬼」と呼ばれる個体に間違いないだろう。

それが今、目の前にいるのだ。

傷はついている。目視しただけだが、船体の上部から黒煙が上がっている。そして、まるで避雷針のように上を向いた砲身は六本あるが、殆どが折れ曲がり、今もこちらを狙い火を噴く一本以外、使用はできないのだろう。
大方逃げ出してきた固体だと、推測した。しかし、楽観などできない、否、どこに楽観する要素があるのだろうか?

対し、こちらは逃げのために用意している二足歩行戦闘機は沈められ、艦娘であるリットリオの残弾は0、船を動かす燃料すら尽きている。
絶望と呼ばずして何をいうのか、ここに至り、提督は笑みを浮かべた。否、懐かしみがこみあげてくる。

そういえば、そんな状況だったな、と思い出したのだ。いつもこんなもんだった、だからやることは一つだ。

提督は立ち上がる。リットリオを横抱きにする。

その際、リットリオの乳房をもんだ。リットリオは恥ずかしさのあまり赤面したが、お構いなしに、横抱きにし、そのまま艦橋から降りるため、走った。

リットリオの乳は柔らかいが、やはり、手になじむのは山城だとぼんやりと思いながら、駆けていく。

続く


次スレ
【艦これ】提督「なぁ、山城」 山城「なんですか? 提督」 整備士2「幸せの4!」
【艦これ】提督「なぁ、山城」 山城「なんですか? 提督」 整備士2「幸せの4!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1433679937/)

残りどうしましょうね? 埋めた方がいいですかね?


埋めネタ 『元々の鎮守府の人々』

――お昼 鎮守府 広報部 執務室――

広報部部長「……」カキカキカキカキ

秋雲「……」サラサラサラサラ

部長「……ねえアッキー(秋雲)」カキカキカキ

秋雲「なーにー? また誤植でもあったの?」サラサラサラ

部長「いやね、そろそろお昼だけど何注文する?」つメニュー表

秋雲「あっら? もうそんな時間?」チラ

部長「だからね、何頼むかい?」

秋雲「……チキンチャーハン特盛りウィズ新生姜破滅盛りで」

部長「あいあいさー」ジーコジーコ

秋雲「……提督さー、もしかしてわざとやってるの?」

部長「? なにを」ハッ

秋雲「いくら三人目ができたからってそれはないよ、毎日ジャン」ハァ

部長「じゃ、じゃあ、とりあえず送ってくから一緒にいこうか?」ネッ?

秋雲「なるはやでおねがいねー」





飯屋「祥鳳」

<<ガラガラガラ

祥鳳「はい、いらっしゃいませー」ニコ

部長「はい、いらっしゃいましたよー」

祥鳳「あら? 今日も時間どおりでしたね」ニコニコ

秋雲「そりゃそうさー、だって法定速度ギリギリまでカッ飛ばしてくるんだもん昼休み開始からそっこーだから時間が固定されてるよー」ハァ

祥鳳「こんにちは、秋雲さん」ニコッ

秋雲「コンチハー、祥鳳さん。相変わらず元気そうだねー」ヤレヤレ

祥鳳「そりゃ元気ですよ お母さんが元気じゃないとお腹の赤ちゃんも元気になれませんもん」お腹 ポンポン

秋雲「幸せそうでなりよりだねー」アッツイ

祥鳳「幸せですからね」ニコニコ

秋雲「やるじゃん部長、嫁さんにここまでいわせるなんてねー」ヒューヒュー

部長「ありがとさん、とりあえず二人ね、席は…」

??「席ならここ、空いてますよ」ホラッ

部長「そりゃ、どう」クルッ

秋雲「どうしたのさ、部長とまっ」ピタッ


榛名「どうも、本部から戻りました。所でお二人、まだ休憩時間が始まって4分しか経過していないんですけど、説明していただけますか?」ムギチャ ズズー


部長・秋雲「「」」フッ


部長・秋雲「(終わった)」ズーン


このあと、こってり絞られた。

ただ、祥鳳さんがオムレツを出してくれたからハルルの怒りは治まった。

祥鳳さんはのちにハルルの暴走を止められる唯一の人として君臨することになるのだが、これはその序章にすぎなかったのである。


埋めネタ2 『整備士2の奮闘』

――海軍基地 艦船用ドッグ――

見習い整備士A(以下整備A)「そういえばさ、班長(整備士2)ってセクハラ多い人だよね」カチャカチャ

見習い整備士B(以下整備B)「」コクコク

見習い整備士C(以下整備C)「ただ、一人限定だけどな、たしか駆逐艦の……」ウーン

整備A「磯風?」

整備C「そうそう! 磯風にこの間もスカートめくって、吹っ飛ばされてて、ありゃ見事な一撃だった」ウンウン

整備A「ちなみに、下着の色はなんだったの?」

整備B「白と黒のストライプ」ボソッ

整備A「へぇ、そりゃラッキーって、ばれたら殺されるから他には言うなよ」

整備B「」コクコク

整備C「で?いきなりなんで班長のセクハラ談義になってんの?」

整備A「いやね、磯風ってなんであんだけセクハラ受けてて憲兵になにもいわないどころか、班長と楽しく話したりとか外出したりとかしてるのかなー? そんなセクハラ受けてるのに嫌うどころか磯風って、結構班長と付き合いいいよなーってね」ウーン

整備C「そりゃ簡単だよ」ホラアレ

整備AB「「?」」チラッ


磯風「整備士2、どうだ? シチューにしてみたのだが」鍋<<デロデロデロデロ

整備士2「」ムッチャムッチャムッチャムッチャ

磯風「今日はさらにだな、付け合わせにもずくサラダもつくってみたのだ……すこし失敗してしまったが」小皿<<グログログログロ

整備士2「」ガツガツガツガツガツ

磯風「ふふっ、そんなにかっこまなくてもなくなりはしないぞ、整備士2」ニコッ

整備士2「」モグモグモグモグ





整備ABC「「「……」」」

整備A「班長、口の端から血を流しながら物体X(シチュー)を流し込んでる……」

整備C「磯風は味見で持ってくるらしいけど、あれを途中で気絶せず、完食で来たのは班長だけらしいぜ」ハァ

整備A「つまり、あれ? 班長しか料理……あれ、料理でいいのかな? ともかく料理を食べられないからそれで大目にみてるってこと?」

整備C「いや、俺には班長を報復のために毒殺しようとしてるようにしか見えない」

整備A「むごいことを」クッ

整備B「……純粋に」

整備AC「「?」」


整備B「純粋に、磯風は班長に食べてもらいたいし、班長は磯風の料理を食べたいんじゃないの?」

整備A[あれが?」

整備士2「」バタン←あれ

整備C「おい、倒れたぞ、料理を食って倒れたぞ、やっぱり毒殺が目的だろう、あれ」

<<セイビシ2? セイビシ2!!

整備B「でも、幸せそう」ホラッ

整備士2「」スヤア←あれ

整備A「いや、あれたすけんといかんよ!」ダッシュ





このあと、一命を取り留めた整備士2だった



というわけでスランプ気味ですがお送りしました。
このスレはここまで

以下、出してほしい艦娘(既出でも未登場でも)募集します。

>>1000は恒例のリクエストを募集です。
では、本日はここまで
ありがとうございました。

山城の吹雪育成日記

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年02月04日 (水) 02:20:51   ID: 1z3DoZdL

つまらん。描写が分かり辛い

2 :  SS好きの774さん   2015年02月27日 (金) 11:57:32   ID: HNURVwMB

↑批評家気取りで偉そうなこと書いてるけど、余程、自分の才能(笑)に自信があるんだろうなぁ

3 :  SS好きの774さん   2015年03月05日 (木) 21:56:56   ID: YVk4FaT5

オススメタグつけようとしたら、何故か完結がついてしまった、すまん

4 :  SS好きの774さん   2015年03月08日 (日) 21:35:13   ID: zo0rv25c

しかしこの>1よく死にかけるな

5 :  SS好きの774さん   2015年03月14日 (土) 23:30:43   ID: XKbhmimX

個人的にはとても良いと思います!
(((o(*゚▽゚*)o)))(......素人ですけど.....)

6 :  SS好きの774さん   2015年03月14日 (土) 23:34:42   ID: XKbhmimX

上の奴自分のことを素人と言ってるのか、作者のことを素人と呼んでるのか分からん

7 :  SS好きの774さん   2015年03月21日 (土) 03:46:57   ID: fwy3AjV1

はよ書いてくれ、むずむずする

8 :  SS好きの774さん   2015年05月15日 (金) 01:14:48   ID: _kOnzuZp

面白い

9 :  SS好きの774さん   2015年05月16日 (土) 23:27:49   ID: WpISVuS6

整備士2を応援し隊

10 :  SS好きの774さん   2015年06月25日 (木) 19:10:08   ID: 1IyYlNHb

1のやつ描写が分かり辛いとか書いてるけど、あえて言わせてもらう。
「面白ければそれでいいじゃん」と

11 :  SS好きの774さん   2015年11月25日 (水) 09:30:07   ID: ILEQIYRQ

ドック建造のネタは風来のシレン2かな

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