男「テロリスト?そんなもん俺が華麗に撃退できるわww」(18)

キャスター『ここが過激派テロリスト、カプールボマーが占拠したという中学校です』

キャスター『警察が入ってきたとたんに仕掛けたダイナマイトを起爆させると言う表明を出しており、無闇に手が出せない状況です』

キャスター『satが突入準備をしてるという情報もありますが、未だ動きは…あ!学校から誰か出てきます!どうやらここの生徒らしき人です!』

男「…ふん、しょせんこの程度か。ちょろかったな」

キャスター『今警察が保護にむかってます。私達もインタビューをしにいきたいと思います!』

警察官「さあはやくこっちへ!」

男「ふんっ…所詮日本の警察はその程度か…。テロリストごときに手も足も出ないとはな」

警察官「何を言ってるんだ?さあこっちへ…あ、ちょ、ちょっと!取材は危ないので止めてください!」

キャスター「一言だけだから!そこの君、解放された今の気持ちは!」

男「準備運動にもならなかったな。アフガンにいたころはこれの5倍はハードだった」

キャスター「え、するとテロリストは…」

男「ああ、いまごろ立派なスイカが五つあちこちで割れてるころさ」

フランス外人部隊帰りの俺が通りますよっと

キャスター「その時の状況を詳しく!」

男「ああ、その前にコーヒーくれないか?とびきり苦い奴だ。…ああ、これだ、この苦さだな」

男「俺達は授業を受けてたんだ。その時放送でな…」


『学校内の全員に告ぐ!学校内の全員に告ぐ!』

「ん、なんだ?」「イタズラか?」「なんだようるさいなあ…」

ザワザワザワザワ

先生「ふう…まったく誰が授業を抜け出してイタズラを…ちょっと見てくるから待ってなさい」


「先生遅いなー」「このまま帰ってこなくてもいいな!」「授業めんどいしな」

『…やめろ!命だけは…あ、う、うわ』パーン

「あ、これは先生の声!」「さっきのパーンって音、もしかして…」

『全員に告ぐ!これからその場を一歩も動くな!学校内から出ようとするやつは容赦なく射殺する!』

『我々は何もしなければ手荒な真似はしない!何もしなければな。今から校内を巡回する。動いてるやつも即射殺だ!』

「え、うそ、これって…」「もしかして、テロリストってやつじゃ…」「うわあ!死ぬのはやだぁ!」

男「みんな!落ち着けえ!」バン

「あ、あいつは…」「そうだ男だ!sealsに若干12歳で入隊、数々の輝かしい記録を持つ…」「あの天才の男だ!」

男「みんな、落ち着くんだ。ここでじっとしてればやつらは何もしない」

ガガガガガガガ キャー イタイヨー グワァ

男「…見ろ、奴らの忠告を破った奴らの末路を」

「ひ、ひでえ…」「ああ!私の親友が!」「先生がたくさん…」

『窓の外は見たか!我々の忠告をやぶった結果だ。これは遊びではない!』

男「…!!奴らが来るぞ!」

ガラララ

テロリスト「おーっと動くなよ。動いたら即バーンだぜ?」

テロリスト「おいおいあんまり脅かすなよ。こいつらがチビるだろ?」

「「ははははははは!!」」

男(…一人はマカロフ…一人は…uziか)

テロリスト「それじゃ俺は二階見てくるわ」

テロリスト「おお、子供でも容赦するなよ?」

男(残ったのはピストルのほう…まだだ、チャンスを待つんだ)

何俺の妄想晒してんの

テロリスト「まったくお前らも不幸だな。わざわざ俺達に選ばれちまうなんてな」

女生徒「あ…あの…」

テロリスト「お?なんだ?小便か?」

女生徒「は、はい…あの、行ってきても…」

テロリスト「そうだな…お、バケツがあるじゃねえか。そこにしろよ」

女生徒「え、そ、それは」

テロリスト「じゃあ漏らすしかないな。あーあ、中学生にもなってお漏らしとは情けないでちゅねー」

テロリスト「ぎゃはははは…うぐっ!?」バタン

男「ふむ…こいつを使うのは初めてだな」カシーン

男「後は…ナイフか。これでいい」キラン

「あいつ…テロリストを…」「あ、動いたわ!」

テロリスト「ってー…このクソガキャア!ぶっころして…」

男「ふん…遅い」ザクリ

男「頚動脈を切った。せめて苦しまずに死ね」

テロリスト「………」ドクドクドク

これみよがしに自分で色々言っちゃうとスペックの高い主人公って言うよりイタい奴になっちゃうな…

男「お前達はここにいろ。絶対に動くなよ」バタン

テロリスト「どうした、何か悲鳴が…あ!てめえ!何かってに抜け出して…うぐっ!」

男「俺のナイフの腕は衰えてないようだな。返してもらうぜ」グイッ

テロリスト「あが…お、ごはぁ」ドクドクドク

男「一人は放送室だろう…後はまだその辺りを回ってるだろな」


テロリスト「ふあーあ…まったくガキのおもりをする羽目になるとは…うぐぅ!?」ドサリ

男「これで四人目…おっと君達動いちゃ駄目だ。ここでおとなしく待ってるんだな」

先生「き、君はいったい…」

男「ただの中学一年生さ」タッタッタ


テロリスト「おかしい…あいつらから無線が来ないぞ…」

テロリスト「仕方ない、予定より早いが…」

カチリ ドゴーーン

男「!?あの音は!」

男「な…何という事を…」

男の目の前には無残にも崩れ去った三階のガレキがあった。生徒達のうめき声も聞こえる。埋まっているのだろう

テロリスト『聞こえるか!そこにいる無能な警察ども!』

テロリスト『この爆発は見たな!我々の要求を再三無視した結果だ!首相の発言はまだか!』

テロリスト『もう一度言う!我々の要求は自衛隊の軍化だ!この国を救うにはもはやそれしか方法はない!』

テロリスト『後30分待とう!それまでにでなかったらこの学校を爆破する!』

男(まずい…放送室の様子をとりあえず探りに…)


男(ガードが二人、中はおそらくリーダーがいるだろうな)

男(正面突破しかないのか?)

テロリスト「俺ちょっとトイレいくわ」

男(チャンス!)

テロリスト「…ふう、スッキリ…」ズル

男「これで後二人…」

おもしろい

テロリスト「遅いなあ、あいつ…」

男「お前もすぐ向こうに連れてってやる」グイ

テロリスト「な、なんだおま…ぐは…」バタン

男「これで残り一人…」サッ

テロリスト「くそ…もう30分たったのに何の表明もない…」

テロリスト『聞こえるか!約束の30分が過ぎた!これ以上待てない!予定通りこの学校を爆破する!』

機動隊『聞こえるかテロリスト!それでは貴様も死ぬ事になる!早まるな!』

テロリスト『うるせえ!もう命なんざ惜しくないな!貴様らがこの餓鬼共を殺した事になるぞ!』

sat隊員「司令官!これ以上は待てません!」

sat司令官「仕方ない…sat突入!第一チームは正面、第二第三チームは裏口だ!」

テロリスト『ふん!そんなものを今更!もうおそ…ん、誰だお前は!』

男「通りすがりの正義の味方さ」

テロリスト「何だと!…ガキが調子にのりおって…死ね!」

とっさに放送器具に隠れかわす男、間髪いれずに持っていたマカロフでテロリストのマカロフを狙う

テロリスト「くそっ!ピストルが!…お前は何者だ!」

男「ふん、言っただろう?通りすがりの正義の味方だとな。終わりだ、手を上げておとなしく後ろを向け」

テロリスト「わかった…おとなしく後ろを…向くと思ったか!」ビュンッ

男「ふん、そうくると思ったさ」ガシ

テロリスト「何だと!?」

男「おとなしく寝てな」ガシッ

テロリスト「くそっ…意識が…」ガクリ

男「…チェックメイト。さあ人質達をとりあえず開放しにいくか」


キャスター『今学校から大勢の生徒達が出てきました!解放されたもようです!』

sat隊員『司令官!テロリストどもですが…3名死亡、1名重症、3名が失神です!』

sat司令官「あの生徒…男とかいったな。いったい何者なのだ…」

男「おっとそうだ、これ土産な」ポイッ

キャスター「こ、これはまさか…ダイナマイト!?」

男「安心しろ、火薬は抜いてある」

男「それじゃ俺は一眠りしてくるよ…じゃあな」

キャスター『この潔い散り方!まさに日本の最後の良心!正義の味方です!』

ワーーワーー  オトコサイコウ! カッコイイー! ダイテー!  サスガダナー!

男「ふっ…人気者は辛いぜ。見送りにチャイムまで鳴ってやがる」

キーンコーン カーンコーン


男(ん…もう昼休みも終わりか)

男(…はあ、また妄想で20分も費やしてしまった。今回は超大作だったな)

男(まったくこんな所にテロリストなんてくるわけないっつーの。あーあ)

男(…毎日毎日同じ日々、馬鹿女共はキャーキャー騒いでうるせえし。だまれっての)

男「あーあ、テロリストとか攻めてこねーかなー」

終わり

みんなこんな妄想一度はしただろう?

おい
クラスの気になる子を救って好きになってくれる展開が抜けてるぞ

男(ああ…女さんかわいいなあ…)

俺は男。至って普通の中学二年生だ。一年ほど前にテロリストを撃退したこと意外は至って平和な毎日だ

そして俺には気になる人がいる。二年生になって同じクラスになった女だ

いくら俺が世界最強の中学二年だったとしても恋愛経験は0、精々遠目から見るのが精一杯だ

男(俺にもっと勇気があれば…)

先生「はい、今日はここまで。最近この近くで不審者がウロウロしてるみたいだ。明るいうちに家に帰るようにな」

「「「さよならー」」」

男(さて、帰るとするか。そろそろciaの友人からのメールも帰ってきてるころだろう)

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