JK「あ、またピーマン残してるし」 (6)

~俺の部屋~
JK「今日の夕飯は鍋です」

男「おー」
男「肉入ってる?」

JK「心なしか」

男「やった!」
男「いただきます」

JK「いただきます」



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男「鍋うめぇ」
男「JKちゃんは料理上手ね」

JK「出汁と具材入れて火つけただけだけど」

男「それでも上手だよ」

男「一人で作る鍋よりも遥かに美味しい」
男「JKちゃんの愛情が良いスパイスになってるんだな、きっと」

JK「ふーん」

男「ふーんて。他にないのか」

JK「ないかな」

男「そう…」

JK「そんなことより聞きたいことがあるんだけど」

男「うん?」

JK「お弁当のピーマン、また残したでしょ」

男「………」

JK「なんで残すかな」

男「………」
男「ピーマン嫌い」

JK「ふーん」

男「そして、椎茸も嫌い」
男「この椎茸食べて」

JK「………」

JK「早起きして作った人間としては」
JK「残されると少し悲しくなるよね」

JK(じーーっ)

男「………」
男「はい」

JK「はいって、何が?」

男「すみませんでした。明日からはちゃんと残さず食べます。

いつも美味しいご飯をありがとうございます」

JK「まぁ、いいんだけどね。別に」

男「いつもありがとうございます。ほんと感謝してます」

JK「いいって。もう怒ってないから」

男「そうか。良かっ…」

JK「でも明日のお弁当にはピーマンしか入れない」

男「…それだけはなんとか、なんとかならんでしょうか」

JK「ならない」
JK「椎茸、そこの取り皿に置いておいて」

男「はい…」

次の日の朝

男「ふわぁ…」
男「眠い」

ピンポーン

男「お…きたか」

ガチャ…
トットットッ…

男「おはよう」

JK「あら?」
JK「今日は一人で起きられたんだ。珍しいね」

男「そうね」

JK「お弁当ここに置いとくね」

男「おう。ありがとな」

JK「うん」
JK「それじゃ、また学校で」

男「おう」

トットットッ…
ガチャ…

男「ふわぁ…眠い」
男「あと五分だけ寝よう…」

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