女神「安価で勇者に旅をさせる」(278)

女神「こんにちはー」

「      」

女神「あーごめんね、まだ君身体ないから喋れないんだよ」

「    」

女神「君には勇者として旅をしてもらうよ」

女神「あっはっは、いきなり何言ってんだてめぇって思ってるだろ」

「        」

女神「まぁ、いいよん」

女神「まずは君の身体作りからだね」


女神「君の性別は>>2で行こうかな?」

男性

女神「ほいな」パチン

勇者「うおぁ!」ドサ

女神「はい、完成! さすが女神ちん手際がいいねっ」

勇者「これが……俺の身体……か?」

女神「ほい鏡、なかなかのイケメンだね~」

女神「まぁ、つくったの女神ちゃんなんだけどね! にゃははははは」

勇者「…………おう?」

女神「あははは、まっ、仮にも世界の救世主さま」

女神「それなりに顔が良くなきゃダメでしょう」

女神「んじゃ、さっさと行ってこいや」

勇者「ちょ、ちょっと待てよ!」

女神「ん? 行ったらすぐに王様に会えるから大丈夫だろ」

勇者「俺、ほんとに勇者になったのか?」

女神「うにうに、女神ちゃんのお墨付きの勇者さまだぜ?」

女神「納得したらつべこべ言わず行ってこいや!」ドン

勇者「うぁぁあああああぁぁぁぁっ」

王「よく来た勇者よ!」

勇者「のわっ」

王「そちのような青年一人に背負わせてしまうのは心苦しいが……」

王「希望はそちだけじゃ! 魔王を倒して世界を救うてくれ!」

勇者「わ、わかりました」

王「頼んだぞよ……」

王「では旅立ちの準備をしよう」

王「おい! >>6の装備品を持ってきて参れ!」

王「神の装備品を持ってまいれ!」

側近「こちらに」サッ

勇者「これは……ペンダント?」

王「我が国に伝わる秘宝じゃ」

側近「言い伝えによると、あらゆる呪いを浄化し、魔を払うと言われております」

王「そちならこれを上手く扱えるじゃろう」

勇者「ありがとうございます」

王「では行くがよい! 酒場に行けば仲間を募れるはずじゃ!」

勇者「神のペンダントねぇ……」

女神「おっ、それ私のじゃん」

勇者「へぇ、あんたの……って、えぇっ!?」

女神「よっす」

勇者「なんであんたがいるんだよ」

女神「暇つぶし」

勇者「そんなんでいいのかよ」

女神「良いじゃんいいじゃん」

女神「あらゆる呪いを浄化とか、魔を払うとか言ってるけどそれただのアクセサリーだし」

勇者「おいっ!」

女神「あっはっは、まぁ軽くは私の加護かかってるから弱い魔物なら消し飛ぶじぇ」

勇者「何か適当すぎねぇか」

女神「くくくっ、んじゃ暇潰せたし帰るねー」バシュ

勇者「なっ!?」

勇者「なんてマイペースな……」

勇者「酒場……か」

勇者「失礼しまーす……」カランカラン

店主「いらっしゃい」

勇者「仲間を探してるんだけど」

店主「おっ、アンタ勇者様かい」

店主「んじゃぁあそこに居る人達に声をかけな」

勇者「ありがとうございます」

店主「お勧めは>>13(職業)の奴だね」

女魔法使い

魔女「……んー」ムニャムニャ

勇者「あのぉ……」

魔女「ん……に……」パチリ

魔女「……誰?」

勇者「一応、勇者なんですけど……」

魔女「……勇者様、ご用事は?」

勇者「仲間を探してて……君仲間になってくれないかな」

魔女「…………」

魔女「……報酬は?」

勇者「へ?」

勇者「ほ、報酬?」

魔女「……仮にも命懸けの旅」

魔女「……なんかほしい」

勇者「な、何かって……」

魔女「…………」

勇者「……じ、じゃぁ>>16で」

世界の半分

勇者「……世界の半分……とか」

魔女「…………」

勇者「…………」ドキドキ

魔女「……いいよ」

勇者「……おう」

勇者(少し、やらかした気がする……)

魔女「……私たち、仲間」

勇者「仲間になってくれるのか?」

魔女「……ん」コクリ

勇者「んじゃ、これからよろしく」

魔女「……ん」


『魔女(レベル>>19)が仲間になった』

25

魔女(レベル25)「よろしく…………」

勇者(レベル1)(ちょ、まっ……魔女さん意外と強ぇ……)

魔女「……んに」

勇者「魔女さんって何ができるの?」

魔女「……黒魔法をそこそこ」

勇者(やべぇ、俺こそ足手まといになりそうだ)

魔女「……ねむぃ」ウツラウツラ

勇者「そ、それじゃ……まずは>>21でもしようか」

優しくするとすぐ惚れる巨乳女僧侶

勇者「買い出しに行こう」

魔女「……むぃ」ポテポテ

勇者「回復魔法は二人とも使えないし……回復薬をきちんと買っとかないとな」

魔女「おやつ……買って」クイクイ

勇者「おやつ?」

魔女「……あれ」

『魔法の飴店』

勇者「アメ? ……いや、てか魔法の飴って何だよ」

魔女「……美味しそう」

女神「いらっしゃーい」

勇者「お前かよっ!!」

女神「お、勇くん!」

勇者「何でまたお前がいて! しかもアメを売ってるんだよ!」

女神「暇つぶし」

勇者「お前に仕事は無いのかっ!」

女神「いやいや、勇ちゃんを作るっていう大仕事したじゃん?」

勇者「勇ちゃん言うな!」

女神「ってことで飴いる?」

魔女「いる」

女神「うおぁ、誰だいこのロリっこ魔女たんは」

勇者「仲間だよ」

女神「可愛い子選んだなお前」

勇者「そんなやましい気持ちで選んでねぇよっ!」

魔女「ゆうしゃ、買って!」キラキラ

女神「まいどありぃ」チャリーン

勇者「ただのペロペロキャンディじゃねぇか」

女神「タダとは失礼な、これは舐めても減らないキャンディだぞ」

魔女「っ!!!!!!!!!」

女神「ちなみに、一ぺろぺろごとに1mp回復」

勇者「無駄に高性能っ!?」

魔女「うまうま」ペロペロ

女神「後はごく稀に>>29の効果が出るよ」

ステータスアップ

女神「たまにステータスアップ」

勇者「高性能にもほどがあるわ!」

女神「まぁ、ステータスアップって言っても一時的だよ」

勇者「永久的だったら舐めてるだけで魔王倒せるようになるわ!」

女神「にゃはは」

勇者「にゃははじゃねぇっ!」

魔女「うまうま」守備力up↑

勇者「おいっ!」

女神「じゃーねー」バシュン

勇者「やっと行ったか……」

魔女「……ゆうしゃ、これ舐める?」クイ

勇者「遠慮しとくよ……」

魔女「……装備しとく」

『魔女は 女神の杖 を装備した』

勇者「杖っ!?」

魔女「……ん」

勇者「さて、買い出しも済んだし」

勇者「>>33

気で剣を作る練習

勇者「って、あ……剣買ってねぇや」

勇者「……買うお金はもう無いし」

勇者「どうすっかな……」

ヒラヒラ

勇者「ん、なんか降ってきた」

勇者「えっと何々……」


剣が無いけど剣を買うお金が無い勇者に

勇者の特殊能力『気で剣を作る』というのを使いましょう
……はい、これであなたの悩みは解決!


え? なになに? 全然わかんねぇよ?
しょうがないなぁ、詳しく説明してやるから良く聞いてろよ?

まず手を前に出して、構える
そしたらその手に剣の形を想像する
んでもって、パワーを溜める!

おりゃー、とか ふんぬー、とか …………うっ、……ふぅ みたいな感じね

まぁ後はがんばれー  by女神さま

勇者「こんなんで分かるかっ!」ベシッ

ニャハハハハハ イイツッコミダネ

勇者「うるせぇっ!」

勇者「……ったく」

勇者「……しかたねぇ、やってみるか」

勇者「えっと、まずは手を前に」スッ

勇者「……で、剣の形」

勇者「…………ん」

勇者「それで……パワーを……」

勇者「…………」

勇者「……はぁっ!!」

シュバッッ

勇者「……出来た」

勇者「なるほどね……いわゆる聖剣ってやつか」

バシュ

勇者「そして、念じれば消えると」

勇者「どうやら、俺の能力が上がると剣も強くなるみたいだな」

勇者「……すげぇな」

勇者「…………」

勇者「聖剣ってのも、地味だな」

勇者「なんか銘をつけるか」

魔女「>>39……とか……」

アナル一筋

魔女「アナル一筋……」

勇者「いやだよっ!」

『勇者は 穴流一筋 を装備した』

勇者「システムに承認された!?」

魔女「……少しカッコ良くなってる」

勇者「いーやーだーぁっ!」

魔女「……ゆうしゃのえっち」

勇者「決めたのはお前だろっ?!」

勇者「……いやだいやだいやだ」ブツブツ

魔女「……ゆうしゃ、落ち込んでる」

魔女「わたしの……せい」

魔女「…………」

魔女「……」

魔女「ゆうしゃに……美味しい物買ってこよう」

魔女「……仲直り」

魔女「>>43……買ってこよう」

天界の桃

魔女「天界の桃……私が知ってる一番美味しい物」

魔女「売ってるといいな……」

『果物屋』

「天界の桃!? いやいや、そんな珍しいのは置いてないよ!」

魔女「…………ぁ」

「第一、嬢ちゃんの手持ちじゃとても買えたもんじゃないさ!」

魔女「…………」



魔女「…………ゆうしゃ」

魔女「…………」トボトボ

?「そこのロリっこ」

魔女「…………」トボトボ

?「おいおい、そこのロリ魔女たん」

魔女「……?」

?「そうそう、君キミ」

魔女「……何か用?」

?「いやね、天界の桃探してるらしいからさ」

魔女「っ! 知ってるの?」

?「うん、知ってる知ってる」

魔女「教えてっ!」

?「町の西に森があるだろ?」

魔女「そこにあるの?」

?「そう、その森の奥に木が生えてる」

魔女「ありがとっ」ダッ


?「あーっとと……」

?「あの森には結構強いモンスターがいるんだけど……」

?「にゃははは、まぁどうにかなるか」

?「勇者たんはどうするかねぇ」

魔女「…………はぁ、はぁ」タッタッタ

魔女「待っててね……ゆうしゃ」

スライム「ぴきー」

魔女「邪魔……しないで! 『火球』!」ゴアァッ

スライム「」

魔女「……私が悪いんだから、ゆうしゃに謝るの」

魔物の群れ「「「グガァァッ」」」

魔女「…………退け」

魔女「……はぁ」フラフラ


魔女「…………っ!」

魔女「あったっ!」

ゴゴゴゴゴゴゴ

魔女「…………?」

>>49が現れた』

魔女「魔物! あとちょっとなのに!」

>>49「ガァァアアアァァァアアッ」

魔王

魔王「グガァァァァアアァァアッ」

魔女「…………これ強い」

魔王「ん、小娘か……」

魔女「すごい魔力……あなたは誰?」

魔王「我、我か……」

魔王「我は魔王」

魔女「っ!?」

魔女(まずいかも……)

魔王「して、小娘……お前はこんな所に一人で何をしている」

魔女「天界の桃を……取りに……」

魔王「……ほう」

魔王「だが、あれは……我のものよ」

魔女「…………」

魔女「なら……奪う」

魔王「……させぬよ」

魔女「う……あぁぁぁぁああああぁぁっっ!」

魔女『上級業火』

ゴァァアアァァッッ

魔王「ふむ、なかなかの火炎」

魔女(効いてない……)

魔女『上級氷撃』『特大疾風』『火柱三連』

魔王「ぐっ……」

魔女「少し……通ったっ!」

魔王「なかなかやるな」

魔王「しかし、貧弱よ」

魔女(……mpが少ない)

魔王「ではこちらから行こうか」

ド ゴォッ!

魔女「……かはっ」ドサ

魔女「……くふ、ごほっ」ガクガク

魔王「一撃か」

魔王「弱すぎるな」

魔女(ごめん、ゆうしゃ……)

魔女(一緒に……旅をしたかったのにな)

魔王「興ざめだ」

魔女「……ごめ、んね」

魔王「死ね」

グッ

魔女「…………」



ガッキィィィンッ

魔王「ん」

魔王「誰だ、貴様」

「俺か?」



勇者「俺は>>59だ」

飛び乗る全裸

勇者「飛び乗る全裸さ」


魔女「……ふ、ふふふっ」

魔女「……なに……ふざけてるの、さ……ゆうしゃ」

勇者「大丈夫か?」

魔女「ぎりぎり……やばいかも」

勇者「おいっ!」

魔女「私はいいから……早く、逃げて」

勇者「そんなことできるわけが!」

魔女「そいつ……魔王」

勇者「………………」

勇者「はぁっ!?」

魔王「…………」ギロ

勇者「ちょ、ま……」

魔王「死ね」

ギラン

パキィィィィンッッ

勇者「うあ――――死んだ――――」

勇者「……って、あれ」

魔王「なんだ……この結界は……」

勇者「ペンダントが……光ってる」

魔女「神の……ペンダント」

キュァァァァァァァァァァッ


勇者「光が増して……っ」



魔王「なんだ……これはっ」


勇者「う、おぉぉぉぉあああああっ」

ピカッ

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ

魔王「グァァァッァアアアアァァッ!」

魔女「……雷撃魔法」

魔女「…………すごい」

勇者「うわぁぁぁぁっ」



魔王「」


魔女「魔王倒した……?」

魔王「」サラサラサラ


勇者「砂……になって溶けてく?」

女神「だってそいつ偽物だもん」

勇者「女神っ!?」

女神「にゃははは、こにちわー」

勇者「偽者だと?」

女神「うん、偽者」

女神「本物だったら魔女ちゃん攻撃されたときに消し飛んでるよ」

魔女「……確かに」

女神「と、言っても結構強かったはずなんだが」

女神「まさか、ペンダントがねぇ」

勇者「これなんなんだよ」プラーン

女神「このペンダント?」

魔女「すごい……魔力だった」

女神「え、っとこれは確か」

女神「>>70で手に入れたかな」

雑誌の裏に広告が載ってる通販

女神「通販かな?」

勇者「適当すぎるわ!」

勇者「てか国王は通販の品を先祖代々受け継いでたのかよ!」

女神「秘宝とか、ぷくく」

勇者「お前が笑うなッ」

女神「わー、逃げろー」

女神「ってことでばいにー」バシュン

勇者「ったくあの野郎」

勇者「……で、魔女」

勇者「なんでこんな所に一人でいたんだよ……」

魔女「……勇者に……謝りたくて」

勇者「謝る?」

魔女「銘を……変なのにしちゃって」

勇者「そのことか」

魔女「だから……ゆうしゃに天界の桃を」

勇者「そんなことで危ない事するなよ!」

勇者「銘なんてどうでもいいよ! お前が死んだら意味ないだろ!」

魔女「ゆ、しゃ……」ジワッ

勇者「ったく、馬鹿野郎」

魔女「……う、ぁっ……ごめんな、さい」ポロポロ




勇者「やっと町に帰れた……」

魔女「…………ん」ギュッ

勇者「何で、抱きつくんだ」

魔女「えへへ……教えないっ」ギュ

勇者「さて、明日こそ旅立つからな?」

魔女「うんっ」


魔女(ゆうしゃ、大好きだよ)

勇者「あ、……」

魔女「どうしたの?」

勇者「レベルが……」アワアワ


勇者(レベル27)「すごい事になってる」


魔女「偽魔王倒したから?」

勇者「んなバカな」

今日はおしまい


皆安価が鬼畜だっ! いきなり魔王とか酷過ぎだっ!

勇者「朝だー!」

魔女「ん……ねむ……」ウトウト

勇者「さー今日こそ旅立ちだ」

勇者「魔女、二度と一人で無茶したりするなよ?」

魔女「……うん」

勇者「さーてと……」

勇者「あ、そうだ! 魔女に言っておかなきゃならないことがある」

魔女「…………むぃ?」

勇者「銘の話なんだが……」

魔女「っ」ピクン

勇者「俺の能力に対応して強くなるらしいんだけど」

勇者(レベル27)「←こうなったじゃん?」

勇者「そしたらアップデートされたらしく銘が変わってるんだよ」

魔女「…………良かった、よね?」

勇者「よかったっちゃぁ良かったなんだけど」

魔女「……?」

勇者「別の方向に恥ずかしい名前と言うか……」

勇者「ぶっちゃけ、厨二病全開の銘になってる」

魔女「……どんな?」

勇者「いや『>>85』っていう……厨二だ」

直腸丸

勇者「直腸丸」

魔女「……部位が上に移動した」

勇者「なんか次のアップデートで大腸になりそうだ」

魔女「……次が小腸?」

勇者「なんかいやだなそれ」

勇者「さて、どうしよっか」

魔女「? ……どうする、って?」

勇者「いやさ、なんかめちゃくちゃ強くなってるからさ」

勇者「ここ一帯の魔物が逃げるんだよね」

勇者「だからもっと先の町に行こうと思って」

魔女「……なるほど」

勇者「手始めに隣の国に行こう」

勇者「隣国に行くには……」

魔女「陸路、海路、空路……とか」

勇者「その三つのルートか」

魔女「陸路……時間かかるけど、危険は少ない」

勇者「海路……まぁまぁ早いけど、少し危険かな」

魔女「空路……すっごく早い、でも空の魔物……すごく強い」

勇者「どうしよか」

魔女「三つの中なら……」

魔女「>>89……がいい」

海路…豪華客船で

側近「ゆーしゃさまー! 勇者さまー!」

勇者「ん? あれは、王の側近だ……」

側近「勇者さま」

勇者「なにかあったんですか」

側近「いえ、王があなたを連れてこいと」

魔女「……王様?」

側近「えぇ、何でも町隣りの森の件で」

王「良く戻った勇者よ」

勇者「……それでなんのご用でしょうか」

王「森の魔物討伐の件だ」

勇者「偽魔王の事ですか?」

王「そうじゃ、あの森にすむ凶悪な魔物のせいで狩人達が困っておったのじゃ」

王「それを、どうやら勇者が討伐したということでの」

勇者「えぇ、まぁ倒しましたが……」

王「よって、勇者にこの件の報酬を贈ろうとおもうての」

王「側近、あれを」

側近「こちらに」サッ

勇者「……チケット?」

王「隣国行きの船のチケットじゃ」

王「それをもっておれば、我が国と隣国は何度でも行き来できるようになる」

王「そちの役に立つであろう」

勇者「ありがとうございますっ!」

勇者「ナイスタイミングだったな」

魔女「……お船」

勇者「てことで、隣国には船で行こう」

魔女「……楽しみ」ニコニコ

魔女「ゆうしゃ……港に早くいこ」クイクイ

勇者「おうっ」

ボエ―――

勇者「」

魔女「……おっきぃ」

勇者「こんなデカイ船で行けるのか」

魔女「……わくわく」

勇者「さて、乗るか……」

魔女「……ゆうしゃ」

勇者「ん? なんだ?」

魔女「……あれ」



>>97「ほへ~……おなかすいたですぅ」

>>97「目が回って……もぉ動けないですぅ」バタ

踏み台になってやる安価なら↓

戦士「……ほへ、ぐふっ」

勇者「おい、おい! 大丈夫か!」

戦士「あれ、天使さんが迎えにきたですぅ」

戦士「もう私死んじゃったんですかぁ?」

勇者「死んでねぇよ、しっかりしろ」

戦士「ほへ?」

魔女「……とにかく、ご飯あげないと」

ガツガツガツ ムシャムシャ ゴクン

戦士「ふぃー、生き返ったです」ゲプ

勇者「よく喰うなお前」

魔女「……10人前、ぺロリと」

戦士「いやー、死にそうなとこを助けてくれてありがとです」

勇者「いやいや、気にすんな」

戦士「これはなにかお礼をしなきゃです」

戦士「何をしたらいいですか?」

勇者「いや、別にいいよ」

戦士「そういうわけにはいかないです」

戦士「>>101

体で払う

戦士「身体で払うです」

勇者「は?」

魔女「っ!」

戦士「どういう意味かわからないですが、お礼をする時には身体で払えと師匠に言われたです」

魔女「……ゆうしゃは渡さない」ギュッ

魔女「……変なことするのなら」

魔女「……『燃やす』よ?」ギロッ

戦士「ひぃぃっ!」

魔女「……ゆうしゃ」

勇者「な、なんだ?」

魔女「……あんなのより、私の方がいい」ギュ

勇者「ちょ、落ち着け!」

魔女「…………」

魔女「……はっ」

魔女「…………今の、忘れて」カァァ

戦士「魔女さんこわいです」

戦士「それより、お礼です」

勇者「うーん……別に良いんだけどなぁ」

戦士「なにかしないと気が済まないです」

勇者「ん……じゃぁ、仲間になってくれよ」

戦士「仲間ですか?」

勇者「そ、俺の旅の仲間に」

戦士「勇者さん旅してるですか」

戦士「それならぜひ仲間になるです」

魔女「……入れるの?」

勇者「あぁ、前衛がもう一人いたら楽だろうからな」

魔女「…………二人っきりが良かったのに」ボソッ

勇者「へ? なんか言ったか?」

魔女「……なんでもない」ツーン


『狂戦士(レベル>>107)が仲間になった』

30

勇者(……レベル30?)

勇者(にしてはずいぶんステータスが低いな)

魔女(……レベル5並)

勇者(一体、どういうことだ?)

戦士「ほへー、どうしたですか二人とも?」

勇者(レベル27)「まぁ、いいやそろそろ出港だ」

魔女(レベル26)「……豪華客船」ワクワク

勇者「お、魔女レベル上がってるな」

魔女「……森のザコ敵で上がった」

戦士(レベル30?)「これからよろしくおねがいするですぅ」




勇者「で、乗ったは良いものの」

勇者「何で一部屋なんだ」

魔女「……チケットが一枚だった」

勇者「ベッドは……」

魔女「ダブル一つと……シングル一つ」

勇者「俺がシングルを……」

魔女「……勇者は私と寝るの」ギュ

戦士「海しかみえないですぅ」

勇者「着くまで暇だな」

魔女「……三日はかかるって」

勇者「まだ、日も高いし何かするか」

戦士「あ、イルカさんが跳ねたです」



勇者「>>114でもするか」

かめはめはの練習

勇者「必殺技の練習でもするか」

魔女「……必殺技?」

勇者「そ、この間の雷撃呪文あったじゃん?」

魔女「……偽魔王も一撃」

勇者「あれが、例えば手とか剣とかからビーってでたら強そうだろ」

魔女「……かっこいい」

勇者「ってことで練習」

ヒラヒラ

勇者「ん? なんか落ちてきた」パシッ


俺専用、超必殺技が使いたい! と言うそこの勇者さん
そのお悩み、この私が解決します!

やり方は簡単! 気合いだ!



と言う訳にもいかないので説明しよう!

まずは、手を腰の横で構える
そうしたら、手でお花の形を作ります
手からエネルギーの線が出ることを想像して
発射!

掛け声はかめはめはーとか、らいでいんーとか、さんだーとかでいいんじゃない?

がんばー  by女神転生

勇者「転生した!?」

魔女「……かめはめはー」

勇者「まったく、なんであの神こんなに自由人なんだよ」

魔女「……アメ、くれた」ペロペロ

戦士「なんですか、それ?」

魔女「……乳女にはあげない」

戦士「乳女!?」

勇者「手を腰に……」

勇者「花の形でー……」

勇者「…………」

勇者「かめはめ波ぁぁぁぁあああぁぁぁぁっ!」


魔女「……でない」

勇者「ライデインッ!!!!」


勇者「サンダー、サンダラ、サンダガッ!!」


戦士「全然でないです」

勇者「こなくそっ!」

勇者「なら、この掛け声ならどうだ!」



勇者「>>118

ピカッ!

ズドドドドドドドドドドドドドドッ!!!!!!

魔女「……でた」

ミスった


>>123

アオオォーッ!

勇者「アオオォォォォッ!」

勇者「で、いいのかよ!」

勇者「ウオォォォオオリャァァァァッ!」

ピカッ!

ズドドドドドドドドドドドドッ!

魔女「……ただ叫ぶだけでいいみたい」

勇者「固有名詞はだめってか」

戦士「勇者さんすごいですぅ」

魔女「……魔法名的には『極大雷柱』」

魔女「……ゆうしゃだけの魔法」

勇者「俺専用必殺技できた」

魔女「……さすがゆうしゃ」

勇者「ふいー、これ結構使うと疲れるな」

魔女「……汗だくだく」

勇者「どうにかしたいな」

魔女「……>>128

甲板でお湯渦巻き(モザイク付き)出してあげようか?

魔女「……『渦潮水流』『幻惑呪』」

ズモモモモモ

勇者「何これ……」

魔女「……お風呂的な」

勇者「なんか四角いのがチラチラしてるのは?」

魔女「……モザイク、恥ずかしくないよ?」

勇者「いや、普通に風呂入るから」

魔女「……そう」

戦士「うぉおおぉぉ! 渦楽しいですぅぅぅぅぅ!」グルグル

魔女「……馬鹿が一人」

勇者「何であいつが入ってるんだ」

魔女「……『上級氷け」

勇者「ストップ! それはあいつが死ぬ!」

かぽーん

勇者「ふいー、さすが豪華客船」

勇者「一部屋にこんなデカイ風呂があるとは」

女神「波に揺られて入浴っていいなー」

勇者「いやー、良い気持ちだな」

女神「あったかい」

勇者「…………」

女神「……よっ!」

勇者「うおぉぉぉおおぉっ!」ビクッ

勇者「何ナチュラルに入ってんだお前ぇ!」

女神「なーに言ってんだ、お前と私の仲だろ?」

勇者「いいわけあるかっ!」

女神「ゆーしゃーっ!」ギュッ

勇者「抱きつくなーっ!」

女神「殴られた……女神ちゃんなのに」ヒリヒリ

勇者「ったく……」

勇者「で、今回は一体何の用なんだよ」

女神「暇つぶし……じゃないんだよ今回は」

女神「勇者に渡すものがあるんだ」


女神「はい、>>137

エネマグラ

女神「前立腺炎治療器具」

勇者「は?」

女神「なんか使うと気持ちいいらしいよ」

女神「前立腺オ」

勇者「言わせねーよ!?」

女神「冗談冗談」

女神「本当はこっち」

勇者「指輪?」

女神「こないだのペンダント壊れちゃったじゃん?」

女神「ってことで改良コンパクト化して新しいのあげる」

女神「じゃあ用事おわったし、ばいにー」バシュン

勇者「ったく」

勇者「もう少し落ち着いて行動してほしいな、あの神」

魔女「……騒がしい人」

勇者「…………」

勇者「……今度はお前か」

魔女「>>143

や ら な い か

魔女「…………やる?」

勇者「やらねぇよっ!」

魔女「……小さいと、ダメ?」フニフニ

勇者「そういう意味じゃねぇ!」

魔女「……ゆうしゃを悩殺」ギュ

勇者「やーめーろーっ!」

魔女「……いたい」ヒリヒリ

勇者「大人しく風呂に入ってろ!」

魔女「分かった……大人しくゆうしゃとお風呂入る」

勇者「いや、俺はもう出る」

魔女『拘束呪』

ガチャン

勇者「ちょ……むぐー、むぐー!」バタバタ

魔女「一緒にお風呂」

勇者「酷い目にあった……」ゲッソリ

魔女「…………ゆうしゃ」ツヤツヤ

戦士「渦で……目がまわったですぅ」


ドゴォォオオン!


勇者「っ!? なんだ!」

魔女「……敵襲」

戦士「……おえぇ」フラフラ



勇者「なんだありゃ」

魔女「……海の主?」

戦士「おおきいですぅ」



>>149「この船を沈めて、魔王様への手土産としてやろう!」

シロナガスクジラ

白鯨「グォォオオオオオォォオ」

勇者「でかっ! クジラ?」

魔女「……の化物」

戦士「クジラさんおおきいですぅ」

ダッパァァァン

勇者「津波っ!」

魔女「……『風壁結界』」

戦士「」カチリ



狂戦士「…………」ユラリ

狂戦士「オラオラオラオラオラオラオラオラァァッッ!!」

ドッゴォォン!

白鯨「グハッ……ゴァァァァアアア」

勇者「何、あれ」

魔女「……乳女、バーサク?」

狂戦士「無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァァ!」ドガガガガガ

白鯨「ガハ……ゴッフ……ゲフ……」ボロボロ

狂戦士「潰れろ」グッ


ドッッゴンッ!


白鯨「」



勇者「倒しちゃった」

魔女「……出番無し」



狂戦士「」カチリ

戦士「ほえ? わ、クジラさん潰れてるです」

勇者「そして、本人に記憶は無しと」

魔女「少し……私たちが危険?」

戦士「クジラ肉って美味しいですよねぇ」

今日はおしまい

安価は疲れる

途中でこんなこと聞くのはダメっぽいけど


俺、安価捌けてる?
安価はクソスレみたいな風潮だからまともにできてるか心配なんだ

女神「ちわっす!」

女神「今日も安価で勇者達にイタズラ……じゃなくて旅をさせよう!」

女神「今回は何しよっかなー、仲間とか増えたりするのかなー」

女神「回復役がいないからな、あのパーティ」

女神「さてはて、行ってみますか! にゃははは」

勇者「着いたーーーーー!」

魔女「……大きな港」

勇者「隣国の港は世界最大の規模だというな」

戦士「のへー、人がゴミのようにいるです」

勇者「さってと、三日ぶりの陸地だ」

勇者「>>167でもするかな?」

レベルあげ

勇者「レベル上げをしよう!」

魔女「……レベル上げ?」

勇者「本国よりこっちの国の方が魔界に近いんだ」

勇者「その分魔物もあっちと比べてかなり強くなってる」

魔女「……それで、レベル上げ」

勇者「お金も集めないとな、いくらレベルが高いって言っても装備はまだ弱いし」

戦士「私は装備品とかわからないです」




勇者「ふいー、結構倒したな」

魔女「……お金いっぱい」

狂戦士「次の獲物はどこだ」

勇者「んー、いやそろそろ町に戻ろうか」

狂戦士「」カチリ

戦士「では、町に戻るです」

>>172「きゃぁぁぁっ! 悪霊退散です! あっちいってください!」

腐った死体「ヴぉあ……ぁぁ……」ザク

>>172「痛ったぁ! うぇぇん、『中級治癒』」ポワワ



戦士「誰か襲われてるです」

勇者「助けに行くか」

魔女「……ゾンビは苦手」

アラフォー女子

女子「うぅぅ、私ただの町民なのにぃ!」

女子「ちくしょー! 『上級真空波』!」

腐体「ごぁぁ……ごぅ」ドサ

女子「はぁ、はぁ、やっと倒した……」


勇者「助ける暇無かったな」

魔女「……魔法? 使ってる」

戦士「……綺麗なおねぇさんですぅ」

女子「ん、あなた達だれ?」

魔女「……ゆうしゃ御一行」

勇者「そんな感じだな」

戦士「かっこいいですぅ」

女子「ゆ、勇者ぁ?」

女子「……勇者って魔王を倒す?」

勇者「そういう目的で作られてますからねぇ」

女子「…………ふーん」

女子(何この子、結構良い顔してるじゃない)

女子(腕っ節もそこそこっぽいし、何より伝説の勇者と言う肩書)

女子(上手く行ったら、玉の輿狙えるんじゃないかしら)

女子(最近母さんから「そろそろ結婚のこと考えたらどうなの」って手紙がいくつも来てることだし)

女子(ま、まぁ確かに同級生の子たちが何人も結婚しているのに危機感を覚えまくってはいるのだし)

女子(これけっこうチャンスなんじゃ……)

勇者「あのー」

女子「い、いや! べ、別に私行き遅れとかそういうんじゃなくてっ!」ビックゥ

勇者「は、はぁ?」

女子「い、今のは忘れてっ!」

勇者「はぁ……」

女子「そ、それで……私になんのようかしら」

勇者「いや、強い魔法を使っていたので……どこで覚えたのかなぁって」

女子「あぁ、これ? 私、なんていうか元シスターだったのよ」

魔女「……修道院?」

女子「そ、そうそう……今はやめちゃったけど」

勇者「へぇ……」

勇者「回復魔法は?」

女子「それなら一通りは……でも、『上級治癒』とか使い道が無いのよねぇ、黒魔法覚えたほうが良かったかしら」

勇者「ふむふむ……」

勇者「なぁ、魔女」

魔女「……なに?」

勇者(この人、どうだと思う?)

魔女(……上級回復呪文を扱えて、多少なら攻撃呪文も)

魔女(……かなり強い僧侶)

勇者(だよな)

魔女(でも……なんで?)

勇者(いや、回復役のメンバーがいないし仲間になってくれたらなーって)

魔女「…………っ!」

魔女「……これ以上、増えたら……勇者と二人の時間が減っちゃう」ボソッ

勇者「あのー」

女子「な、何かしら」

勇者「もしよかったら仲間になってくれないかなーと」

女子「えっと……魔王を倒す仲間ってことよねぇ」

勇者「えぇ」


女子(そ、それってつまり死ぬ危険のある旅ってことよね)

女子(そんなの無理に決まってる……と、言いたいことだけど)

女子(これはまたと無いチャンス!)

女子(この旅で勇者君と仲良く、恋仲になれる可能性が!)

女子「むぐぐぐぐぐぐぐぐ」

女子(死にたくない! 絶対に死にたくないけど!)

女子(かといってこのまま独身で消えていくのも嫌だっ!)

女子(どうしよう、どうしよう……)

勇者「やべ……誘わない方が良かったかな」

魔女「…………よしっ」ボソッ

女子「ま、まって!」


女子「私! 仲間に>>182



女子「わ、私! 仲間になるわ!」

勇者「おぉ!」

魔女「…………チッ」

女子「だ、だからこの旅が終わったら結婚してください!」

勇者「うぇっ!?」

魔女「」

女子(言っちゃった! でもまぁ、最悪勇者御一行ってだけで男が寄ってきそうだし、失敗してもいいか……)

女子「あははは……って、え?」チラッ


魔女「    」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


女子「へ、へっ?」


魔女「ゆうしゃは渡さない」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

魔女「あなたなんかに……」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

女子(えっ、地雷踏み抜いた?)

魔女  『極大火球・十連』 ズオッッ

女子「げっ……」



ギ、ギャァァァァッァァァァァァァッ

女子だったもの「」プスプス

魔女「……ふんっ」

勇者「おいおい、やり過ぎだろ」

魔女「……ん」ギュ

魔女「…………ゆうしゃ」

魔女「……報酬、変える」

勇者「え? 世界の半分ってやつか?」

魔女「……ゆうしゃのお嫁さんにしてもらう」

勇者「う、うえっ!?」

魔女『上級拘束呪』ガチャガチャン

魔女「……拒否権はない」

勇者「」コクコク

女子(燃えカス)「」

勇者(拘束中)「」

戦士(巻き添え)「」

魔女「……ゆうしゃのお嫁さん」トローン


『アラフォー女子、もとい僧侶(レベル>>187)が仲間になった』

安価↓に変えます

僧侶(レベル28)「魔女様怖い魔女様怖い」ガクガク

勇者(レベル32)「魔女こわい魔女こわい」ガタガタ

戦士(レベル35)「よくわかんないけどこわいです」ブルブル

魔女(レベル31)「……町かえろ、ゆうしゃ」ギュ

今日はおしまい

パーティ4人そろったー

登場人物のスペックいる?

勇者

もちろん男 女神に作られたためイケメン 勇者にふさわしい優しい性格


魔女

女の子 低身長つるぺた、でも決して幼女ではない 銀髪ショートっ子
勇者のことが大好き たまにヤンデレ化


狂戦士

女の子 乳はデカイ 普段は馬鹿だが戦闘になると狂化 ビキニアーマーっていいよね


僧侶

アラフォーおばさん 意外と美人 並乳 黒髪ロング
空気読めない、おかげで行き遅れ 


こんなもん?

女神「安価だーっ!」

勇者「おーっ!」

女神「女神ちゃんは可愛いぞーっ!」

勇者「…………」

女神「え、ちょ……おーっ、は?」

勇者「…………」ジトッ

女神「や、やめて……そんな目でみないでっ」


魔女「本編……ごー」

勇者「なんやかんやでパーティ完成」

魔女「…………私はゆうしゃと二人でもいい」

勇者「はいはい……」

戦士「で、どうするですか?」

僧侶「旅をするんでしょう?」

勇者「そうだな……じゃぁ、この先の>>203の町にいこう」

スライム

勇者「スライムの町」

魔女「……焼き尽くす?」スッ

勇者「違う違う、友好的なスライムの町だ」

戦士「魔物さんなのに仲良しですか?」

僧侶「中には非好戦的な魔物たちもいるのよね」

勇者「そーいうこと」

勇者「てことで、早速出発!」

僧侶「ねぇねぇ、勇者くん……」ムギュ

勇者「う、うわ……なんです僧侶さん」

僧侶「あのね」

魔女「……オバサン」

僧侶「なっ! おおお、おばさんじゃないわよっ!」

魔女「……勇者に色仕掛けしたら……ね?」メラッ

僧侶「……ひ」ビク

魔女「……くろこげ」

僧侶「わわ、分かってます! 分かってますとも!」ガクガク

魔女「……そこは私の席」キュ

勇者「……はぁ」

>>209「グハハハハハっ」

>>210「ゲギャッゲギャ」

>>211「………………」


勇者「魔物の群れが現れた」

狂戦士「叩き潰す」

僧侶「えっ!? 何この子、こんなキャラだっけ!?」

魔女「……バーサーク」

魔王

インドゾウ

チワワ

魔王「我ハ、マオウ」ウイーンウイーン ガショーン

ゾウ「ゲギャギャギャ」パオーム

イヌ「……くぅん…………」ウルウル


僧侶「ま、魔王!? えぇぇっ!」

勇者「なぁ、あの魔王また偽物だよな」

魔女「……今度はマシン」

狂戦士「犬っころかわいい」

ゾウ「ゲギャ? グギャガァ」

魔女『中級火球』ゴァ

ゾウ「ギャァァァァァアアアッ!」ブン

魔女「……こ、はっ」ドス

狂戦士「鼻のリーチが長ぇな」

僧侶『中級回復』ポワワ

魔女「ありがと……オバサン」

僧侶「おばさん言ーうーなぁぁぁっ!」

魔女「……勇者は?」



勇者「ぜあっ、おら……がはっ、こんちくしょっ!!」キン キン

魔王「我ハ、マオウ……ウイン……世界ヲ滅ボス」ガション ガション



僧侶「偽魔王? と交戦中」

魔女「なら……さっさとこっち倒す『火柱二連』」ドゴォ

狂戦士「つぶれ、ろっ」ゴシャ

僧侶「……えーっと『中級真空波』」シュイン

ドガガガガガッ

ゾウ「ギャ……グフ……ォォォ」ドサッ

イヌ「くぅん……」ウルウル


狂戦士「やーん、可愛い」

僧侶「これホントに魔物?」



イヌ(ふっふっふ、バカめ……この僕のかわいらしい見た目にだまされているな)

イヌ(これだから人間は扱いやすい……油断したところで首を噛みちぎってやる)

イヌ「くくくっ……くぅん」ニヤニヤ


魔女「…………犬嫌い」フォン

イヌ「えっ」

魔女『上級氷結』

パッキィィン

イヌ「」


僧侶「あぁっ、なんてことを!」

狂戦士「犬っころが、犬っころがっ」

魔女「犬嫌い」


イヌ(アイツ……悪魔だ……)ガクッ

勇者「はっ、はっ……くそっ」

魔王「我、我……ハマオウマオ、ピーガシャ……」プスプス

勇者「ぬぁぁっ、こうなりゃ必殺『極大雷柱』」

勇者「ぜあああぁぁぁぁぁあああぁっ!」


ピカッ

ズドドドドドドドドドドドドドドドッ!


僧侶「……何、あれ」ポカーン

魔女「……ゆうしゃの必殺技」ウットリ

狂戦士「あんなの当たったらひとたまりも無いな」

ォォォ……


勇者「……っ、あ」ドサッ

魔女「ゆうしゃ!」

魔女「……大丈夫っ?」ギュ

勇者「傷とかは……平気、だけど……はぁ、はぁ」

勇者「勇者ビームが……結構、疲れる」

僧侶「勇者くん思ったより勇者だったわね『中級治癒』」ポワワ

戦士「勇者さんはすごいですぅ」

勇者「……ぬぁ、早く町にいきてぇ」

僧侶「そう言えば、スライムの町と言えば疲れが取れることで有名よね」

勇者「なんかあったなぁ……」

僧侶「めちゃくちゃ『気持ちいい』らしいわよ」

魔女「……気持ち」

戦士「いいですか?」

勇者「さてと……思ったよりてこずったせいで日が暮れちまったな」

魔女「……町までどのくらい?」

勇者「まだ……結構あるかなぁ」

僧侶「そうなると野宿かしら?」

戦士「キャンプです?」

勇者「そうなるかなぁ」

勇者「じゃぁ役割分担!」

勇者「俺と戦士は薪集めをする」

戦士「わかったです」

勇者「魔女と僧侶は食材集めをしてきてくれ」

僧侶「わかったわ」

魔女「ゆうしゃと一緒が……」

僧侶「勇者くんのために愛妻料理を作ればいいんじゃないの?」

魔女「私に任せて」

僧侶「……愛ってすごいわね」

魔女「……何を集める?」

僧侶「お肉とか……あればいいんだけれど……」

魔女「……お魚は?」

僧侶「あぁ、そうね近くに川とかあったかしら」

魔女「……『初級探知』」

僧侶「……便利ねー」

魔女「……でも私回復は出来ない」

僧侶「そうでもなきゃ私の立場が無いわよ」

魔女「ん…………あった、あっち」テクテク

僧侶「へぇ、綺麗な川じゃない」

魔女「……魚もいる」

僧侶「んー、どうやって取ろうかしら」


魔女『初級爆発』

ドゴォォン!


僧侶「ちょ!」

ヒューン ビチビチ

魔女「……とれた」

僧侶「獲れたじゃないわよ! なんつぅ荒技よ!」

魔女「……とれた、けど」


>>227 ビチビチ


魔女「さかな?」

僧侶「ぎりぎり……魚ね」

タンノ君

タン「煮て良し、焼いて良し、でもタタキはいや」バーン

僧侶「足が気持ち悪いわね」

魔女「……網タイツ?」グイグイ

魔女「……ちがう、毛だ」

僧侶『真空波』ズバッ

魔女「足取ったら普通の魚ね」

魔女「次……野菜」

僧侶「野菜ね……野菜型の魔物とか食べられないかしら」

魔女「……ズッキーニとか、タマネギとかいた」

僧侶「探しますか」

一方そのころ


狂戦士「ふぅ……」

勇者「何でバーサクってんだよ」

狂戦士「キャンプファイヤー用に組んだ」

勇者「ここまで本格的になるとは思わなかったよ!」

戦士「ふわぁ、お腹すいたです」

勇者「あいつらまだかな」

>>232の魔物「……美味しくないよ、美味しくないよ」

>>233の魔物「こんな見た目だけど毒は無いよ」

>>234の魔物「野菜うめぇwwww」



魔女「……あれなら」

僧侶「食べられそうね」



玉ねぎの魔物 みたいに書いてください

大魔王

ジョロキア

天丼

魔女「……あ、あれはっ!」

大魔王「……すりおろしても美味しくないよっ」

魔女「……大魔王大根!」

僧侶「な、なんてレアな魔物!」

大魔王「おでんに入れても美味しくないよっ、サラダにしてもしゃきしゃきで美味しくないよぅ」

魔女「……傷をつけないように『上級拘束呪』」

大魔王「ふぇぇ、うごけないよぉ……」

僧侶「『睡眠呪』てい」

大魔王「ふ、ぇぇ……zzz」

ジョロ「お嬢さん方……」

魔女「赤い実?」

ジョロ「試食……してみますか?」ソッ

僧侶「ちっちゃい実ね……はむ」

僧侶「むぐむg……ごはぁぁっ!」

僧侶「からいからいからいからいからいがらいがらいあああああああ」

魔女「うまうま」

僧侶「なんでええええあんたはああああへいきなのよおおおおおおおあああああああ」

魔女『中級火球』ゴッ

ジョロ「お嬢さん、この辛さが分かるとは……通だね」ジュッ

ジョロ「」

魔女「……お持ち帰り」

僧侶「からい……からい……」ヒィヒィ

天丼「ちょwww唐辛子とかwww喰えねwwwwwww」

僧侶「で……なんで、彼は……調理済み、なのっ」ヒリヒリ

魔女「……手間が省けていい」

魔女『中級風撃』

天丼「あばばばばばwwwwww」

天丼「あべしっ」

魔女「……材料集め完了」

僧侶「まともなのが集まってなんとかよかったわ」

魔女「後は……持って帰って調理」

僧侶「あなた……料理できるの?」

魔女「……我流でなら」

僧侶「料理に我流とかあるの!?」

魔女「……魔女流クッキング」

魔女「……ただいま」

勇者「おぉ、集まったか?」

僧侶「そこそこね」

魔女「……まってて今すぐ作るから」

勇者「楽しみだな」

魔女『初級水流』『上級風斬』『中級火炎』『初級爆発』

バシャァ ズパパパ ドサドサ ゴォォッ ドカァン ドドドドドド




勇者「明らかに料理の音じゃない!?」

僧侶「我流って」

戦士「お腹すいたですぅ」

その後


魔女「……出来た」

勇者「まともなの?」

魔女「……失礼な」フン

魔女「……鯛(?)の煮付け、もみじおろしを添えて」

戦士「美味しそうですぅ!」

勇者「何であの工程からこれができるんだよっ!」

僧侶「あれは破壊音だったでしょう」

魔女「……愛のなせるわざ」

魔女「……じゃぁ」

戦士「お夕飯ですぅ」

僧侶「いい匂いね」

>>243「…………」

勇者「いただきま……ちょっと待て」

>>243「……?」

格闘家

格闘「いい匂いに誘われて来たッス」

勇者「なにナチュラルに喰おうとしてるんだよ!」

格闘「少しくらい分けてくれたっていいじゃないッスか」

魔女「……というか、誰」

格闘「おぉっと! これは失礼したッス」

格闘「おいら、格闘家ともうしまッス……以後、お見知り置きをッス」

勇者「で、なんでこんな所に」

格闘「まぁまぁ、その話は食べながらにしましょうッス」

勇者「お前が言うなっ!」

格闘「はふはふ……ウマ辛ッス……」

僧侶「あれ? 天丼は?」

魔女「……タレだけ煮付け用に抽出して消し飛ばした」

僧侶「もったいない……」

魔女「……アレ、五月蠅過ぎる」

戦士「おいしいですぅ」

勇者「じゃなくて!」

勇者「格闘家! お前何なんだ!」

格闘「ん、けぷ……おいらはッスね」

格闘「この森で修行してるッス、師匠に言われて」

僧侶「師匠?」

格闘「師匠は強いんス、スライムの町一番の実力者ッス」

勇者「ん? お前、スライムの町に住んでんのか?」

格闘「そうッス! おいらは人間ッスけど師匠はスライムなんス」

勇者「それは好都合だな、俺たちこれからスライムの町に行こうと思ってるんだよ!」

格闘「おぉ! そうなんスか! それじゃぁ案内するッスよ?」

勇者「そうしてもらうと助かる」

勇者「まぁ……今日はもう遅いし明日だな」

格闘「今日の寝床は決まってるんスか?」

勇者「いや、適当に野宿しようと思ってるんだけど……」

格闘「それならおいらの家に来るッス」

僧侶「いいの?」

格闘「もちろんス! 美味しい晩飯のお礼ッス」

魔女「……らっきぃ」

勇者「魔女、ありがとな」ナデナデ

魔女「……んぅ、えへへ」

格闘「ここッス!」

勇者「おー、大きい家だな」

格闘「師匠が昔作ったらしいッス」

格闘「一人一部屋あるのでゆっくりしてくださいッス」

魔女「……私、ゆう」

勇者「わー! よかったなー! 一人一部屋でー!」

魔女「……むぅ」

女神「さてと……」




女神「お前達ー! エロは見たいかー!」

女神「…………」

今日はおしまい

魔女「…………ん」

魔女「……ゆうしゃ……」クチッ

魔女「ゆうしゃ……ゆうしゃっ……」クチュクチュ

魔女「あっ……んぅ……ゆー、しゃ」ピクン

魔女「すき……ぁ……ふぁ……ゆうしゃ……」クチュ

魔女「んぁっ、きもちぃ……ゆうしゃ、ゆうしゃっ……」ピクピク


魔女「はぁ、んぁ……『ちょっとだけ初級雷撃』」ボソッ

パチパチパチッ

魔女「――っ! ――っ、――っぁ!」ビクビク

魔女「――っ、はぁぁ……うぁ、ぁ……」

魔女「……はぁっ、んぅぅ……」ヒクヒク

魔女「……ゆうしゃ、と……」ニチャ

魔女「んぅぁ、あんっ……ゆうしゃ、ほしぃょ……」クチュクチュ

魔女「んっ、やぁ……ふぁ、あぅ……すきぅ……らいすきぃ……」モミモミ

魔女「むねっ……ちっち、ゃい……ん、けど……ああっ」クニクニ

魔女「……ゆ、しゃに、すきになってっ! もらえ……るかなっ……」ビクン

魔女「くぅ、ぁ……あっ、あっ! ゆうしゃっ! ゆーしゃっ!」

魔女「んあぁっ! んぅぅぁぁっ……あああっ! あっ!」ビクビク

魔女「っ! んっ! はぁぁっ! うぁぁあああああぁぁっっ!」ガクガクガク

魔女「………………ぁ」


魔女「……はーっ、はーっ……んはぁ……」

魔女「また……やっちゃった……」

魔女「ゆうしゃぁ……」ギュッ




勇者(壁薄くて全部筒抜けとか絶対に言えない)

ルカナンで弱った状態での責め……

エロいかも知れない……

勇者「ふぁぁ……おはよう」

魔女「……おはよ」カァァ

僧侶「あら? ……顔真っ赤ね……」

魔女「…………なんでもない」

戦士「……おはよーですぅ」

格闘「おっ、皆っさんお揃いで!」

勇者「おはよう格闘家」

格闘「おはようッス」

格闘「朝飯を用意してるッス、ささっどうぞ!」

勇者「泊めてもらった上に朝ごはんまで」

僧侶「ありがとうございます」

格闘「いえいえ、礼には及びませんッス」

格闘「朝一で獲れた新鮮な>>263ッス、おいしいッスよ」

ドラゴン

格闘「ドラゴン肉ッスね」

勇者「ドラゴン!?」

格闘「この森の奥の方にうじゃうじゃいるんスよ」

勇者「違う! 驚いてるのはそこじゃない! ドラゴンを朝飯前に軽く狩ってこれる君に驚いてるんだ!」

格闘「え? い、いやぁそれほどでも」

格闘「そんなことよりご飯ッスよ! 新鮮なドラゴン肉は生で食べられるんすから」

魔女「……この肉、魔力が詰まってる」

格闘「ドラゴン肉食べれば力が付くッスよ」

狂戦士「生肉」

一同『いただきます!』

勇者「……すごいなこれ」

魔女「…………はむ」パクッ

狂戦士「うめぇ」ガツガツ

僧侶「濃厚な味ね、美味しいわ」

勇者「いくらでも喰えそうだ」

格闘「まだまだあるんで、おかわりして下さいッス」

狂戦士「おかわり」モグモグ

勇者「御馳走様」

狂戦士「うぉぉっ! 力がみなぎってくるっ!」

格闘「まぁ、あれだけ食べればそうなるッスね……」

魔女「……けぷ、脂っこい」

僧侶「これ美味しいけど太りそうね……」

魔女「……ご老体には負担が大きい」

僧侶「いい、いくらなんでもご老体はないでしょっ! まだ三十代! まだいけるっ!」

魔女「……四捨五入で40でしょ?」

僧侶「言ーうーなぁぁぁぁぁぁあああぁぁっ!」

勇者「んじゃぁ、腹も膨れたところで……そろそろ行くか!」

魔女「……スライムの町目指して」

格闘「最短ルートをご案内するッス」

僧侶「よろしくお願いするわ」

戦士「わっはっは、魔物がでてきたら任せるです!」シュバババ

勇者「そういえばさ」

格闘「なんスか?」

勇者「格闘家の師匠ってどんな人なの? ドラゴンをササッと屠れる君の師匠ってことで俄然興味がわいてきたんだけど」

格闘「キメラのように舞いアークデーモンのように刺す、が信条のお方なんスけど」

格闘「一撃は海を割り、山を砕き、大気を裂く」

格闘「そんな>>270スライムさまッスよ」

ボ帝

ぐぐぐ……版権モノは口調が分からないっ

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