【ダンガンロンパ2】トワイライト組主人公再構成【安価】 (966)

突然始まった、ダンガンロンパ2の再構成もの。小泉さん以外のトワイライト組の3人の誰かが主人公候補です。

ほとんど安価で進行します。よろしくお願いします。

>>1の学級裁判の展開練習を兼ねています。皆様どうかご助力ください。

それでは、主人公誰にするか決めたいと思います。

A子、B子、C子の中で、主人公にしたいのは誰ですか?

↓10分間募集をかけて、多数決で決定したいと思います。1人1レス。レス制限は>>2->>11まで

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1416750024

B子

見事に割れてますね……レスが早かったんでB子にしようと思います。

そして注意事項ですが、

そして、ここでいきなりの選択肢ですが……

プロローグの内容としては原作とほぼ同じですが、プロローグは西園寺目線で行われます。

プロローグを飛ばしますか?

1.飛ばして1章へ
2.飛ばさず見る

↓1

あげ

飛ばして1章行きます。

さらに言っておきますと、好感度システム搭載していますので、把握お願いします。

サイオンジノコテージ

西園寺「はあ……」

あれからすっごい、すっごい疲れた……。

豚足ちゃんが「自分を疑え」みたいなこと言ってたけど……信じれるのは自分だけじゃん。

西園寺「わたしには……無理なことだよね」

うーん、何か昨日から頭ん中パンパン……本当うざい……太陽とか何もかも鬱陶しい……。

西園寺「でも、この部屋は嫌いじゃないかな……」

畳の香りが広がるわたしのための特別な部屋……寝ころんで独特のあの鼻を通す香りをかぎながら……。

西園寺「ごろごろー……ごろごろー……」

↓1 西園寺を呼びに来た人物を15人の中から選択。

ペコ

ガチャ

ソニア「たのもー!!」

西園寺「うわぁ!!」

ソニア「……あら? 西園寺さん? そこで何をやられているのですか?」

突然の来客に焦る。というか、鍵閉めてなかったんだ……気を付けないとね。

わたしはあわてて起き上がって、何でもないような感じを出しながら、

西園寺「何にもしてない! 勝手に入ってくんなドブス!」

と、いつものように叫んでみた。

ソニア「わーお……やはり日本の方々はワンダフルですね。ふふっ」

西園寺「はぁ? 意味わかんない……ふんっ」

やっぱり、こいつは何か……嫌い。

ソニア「あ、そうそう、こうしてる場合じゃありませんよ? 急いでレストランに来てください! 皆さんお待ちです!」

西園寺「え? わたし以外、全員そこにいるの?」

ソニア「……いえ、レストランには後1人、来てない人がいて……外に出たくないらしいです……」

あいつか……

・どうしますか?

1.呼んでみる
2.無視してレストランへ

↓1

西園寺「しょうがないなぁ……」

わたしは草履を、汚い洋風の棚から出して履き、しっかりと鍵を握って外に出ようとする。

西園寺「何ぼさっとそこで突っ立ってるのさ。ほら、行くよ。どうせ左右田おにぃでしょ?」

ソニア「え? あ、は、はいっ」

わたしはソニアを連れて、おにぃのコテージへと急いだ……。

―ソウダノコテージマエ―

西園寺「…………」

ピーンポーン……

西園寺「……」

出る気配なし……

西園寺「あー、もう……」

ソニア「え、えっと……こういう時、どうすればよいのでしょうか? 左右田さーん?」

ソニアの声は聞こえてないみたい……まあ、防音されてるんだろうけどね

ソニア「左右田さん、開けてください……左右田さーん?」

コンコンと、弱めにノックをするソニアを横目に、少し思ったことを言ってみる。

西園寺「もしかして、すでに誰か殺しちゃった?」

その声を聴いて、比較的白い肌が病的に染まる。もう一度ソニアは、さっきより強く扉をたたいた。

ソニア「ええい出会え出会え!! 出てこんかーい!!」

色々とむちゃくちゃな日本語……バカみたい。

ガチャッ

左右田「だー!! もーうっせーな!! なんだ……って、ソニアさん!? と……」

西園寺「まさか名前忘れたの?」

左右田「え? あ、いや、忘れるわけねぇだろ? ははは……」

分かりやすい男。分かりやすいのは嫌いじゃないけど、こうも手にとるようにわかるとキモイ。

西園寺「キモッ……」

左右田「は?」

西園寺「……いこ? こんな第一の被害者おいてさ……」

ソニア「はい、そうですね! 無事という事が分かって、わたくしは満足です!」

左右田「え、あ、ちょっと? ソニアさーん!?」

最後のアイツの言葉を聞こえないふりして、わたしはソニアとレストランに行った……

[ソニア、好感度中アップ

左右田、好感度小アップ]

―レストラン―

レストランに行くと、そこにはもうすでに全員そろっていた……。

西園寺「改めてここに集まると、人超多いね……」

でも、よく見ると何人かいなかった……

日向「あれ? 九頭龍と弐大は?」

小泉「さあね……九頭龍はどうでもいいけど、弐大は中央の島走ってたりとかしてそうだね」

田中「確かにアイツから感じた波動では……あり得るやもしれぬな」

ソニア「左右田さんも後で来ると思います。一緒に呼んだので。ね? 西園寺さん?」

西園寺「え? ま、まあ……ね」

改めてそう言われると照れる。やっぱりわたし、アイツ嫌いだ……。

花村「ほらほら皆見て! 料理できたよー!! じゃんじゃん食べちゃって大丈夫だからね!」

終里「んぐっ、んぐっ……うめぇな!!」

花村「もう食べてる……さすがは僕の料理だね!!」

左右田「うぃーす……」

弐大「応ッ! 皆揃っておるのう! 朝食は人数が多いほど、気分良く食えるからな! ガッハッハッハ!」

狛枝「そういえば、皆をここに呼んだのは十神クンだったよね? どういう用件で皆をここに集めたのかな?」

十神「まあ待て。全員が集まってないと、この話はできないんだ……早く全員を連れてきてほしいんだが……まだ九頭龍と辺古山は来ないのか?」

西園寺「もういいよー、つまんないから始めちゃお?」

罪木「え? そんな理由で始めちゃっていいんですかぁ?」

・セリフ選択

1.後でわたしが伝えに行く
2.後で日向おにぃが伝えてくれる

↓1

西園寺「後で日向おにぃが伝えに行ってくれるからいいんだよ。少し黙ってろ」

罪木「うゆぅ……ごめんなさい……」

日向「というか、お前も勝手すぎないか? 西園寺……まあ行ってもいいけどさ。どうせ暇だしな」

七海「……というわけで、どうしたの?」

十神「……うむ、実は今日から、探検隊を結成したいと思ってだな……」

澪田「探検!? うおおお……超楽しそうっすね!!」

弐大「探検……と言うと、どこかを捜索する部隊っちゅうことじゃな?」

十神「そういうことだ。それを4人1グループで4つに分けようと思う」

狛枝「それで? 分けてどうするつもりなの?」

十神「日ごとに分かれて散策だ。4つのグループに分けることで、同じ場所をめぐる時でも、違った発見があるかもしれないからな」

左右田「なるほどねぇ……ってか、探検とかこえぇ……あの化け物に捕まっちまったらどうすんだよ……」

モノミ「その心配はありまちぇんよ!」

ソニア「きゃあ! いったいどこから出てきたんですか!?」

モノミ「だってあの子達は、近づかない限りは何もしてこないでちゅから!」

田中「……その言葉、どのようにして信じろと言うのだ? ……貴様の事を味方だと思ったことは、俺様にはないのだが……」

モノミ「……え?」

西園寺「まあ、むしろ味方だと思った人の方が少ないと思うよ……あれくらいのやらせなら、いろんなところで見たし……」

……ちょっと嫌な記憶が込み上げてくるのを振り払いながら、そう漏らした。

終里「失せろ……それとも、オレとバトってみるか?」

モノミ「……え、ええと……」

小泉「とりあえず、今はあたし達なりの作戦会議してんだから……邪魔してないでさっさと帰って」

モノミ「ぐすん……あちしは皆さんの、味方ですよ」

そう言って去っていく辺りが一番怪しいって事に気付かないのかな? 馬鹿みたい……死んじゃえばいいのに。

十神「……まあ、ともかく、あの機械たちには近寄らないようにすれば襲ってくることはないだろう。それではグループを分けようか」

グループを編成します。好感度変動で大事になってきます。

↓3まで、1人1レス、3人分を15人から選択

メンバー決定

西園寺
日向
小泉
七海

西園寺「よろしくね、小泉おねぇ!」

小泉「うん、千秋ちゃんもよろしく」

日向「あの……俺は?」

七海「ふわぁ……」

十神「ふん……決まったようだな。なら俺のグループは弐大と共に、九頭龍と辺古山をカバーしよう」

弐大「応ッ! 任せんかい!」

左右田「すっげぇチーム編成だな……」

澪田「唯吹たちの所は幾分かマシっすね! 女の子の比率的にもね!」

終里「あれ? なくなっちまった……? おい! 花村! 飯持ってこい!」

罪木「ええと……よ、よろしくお願いしますぅ……」

狛枝「さて、ここのグループは……まあ、余った人達だね」

田中「俺様が愛するのは……静寂と、孤独だけだ……」

ソニア「元気だしてください! 田中さん!」

花村「うん、僕は守備範囲広いから、全然オッケーだよ!」

[グループメンバーの好感度 小アップ]

十神「では、初日は……日向達のチームに行ってもらうとするか」

日向「待て、俺仕事多いぞ? 九頭龍と辺古山にそのこと伝えて、その後……」

弐大「そのあたりはわしがやっておこう。お前さんはそっちのグループでの活動を優先してくれや」

日向「あ、ああ……分かった」

十神「……では、残りの俺達は自由行動を取ろうか」

結局この日は……わたし達のグループが探索をすることになった。着物汚れないようにしなくちゃね……

―探 索 開 始―

【探索では、3回行動することができ、1回ごとにグループメンバー3人のうちの誰かと会話することができます。】

まずは……どこに行こうかな?

1.ホテル
2.クウコウ
3.スナハマ
4.ボクジョウ
5.ロケットパンチマーケット
6.ジャバウォックコウエン

↓1 場所を決定

↓2 人物をグループメンバー3人から1人指定

―ロケットパンチマーケット―

西園寺「んー、特にいいものは無さそうだねぇ……あ、グミだ。もらっとこーっと」

七海「何か使えそうなもの……持っておいた方がよさそうなもの……むむむ、何かないかなぁ……?」

西園寺「……えーっと」

1.このナイフとかどう?
2.じゃーん! 笛!
3.このお菓子は?

↓1

西園寺「じゃーん! 笛!」

七海「笛? ……引っこ抜いた植物たちを呼び戻すアイテムだね?」

西園寺「そういうのは全然分かんないんだけど、持っておいた方がよさそうなものではあるかなって思っただけ」

七海「うーん、確かにそうかも……ありがとう」

[七海千秋 好感度大アップ]

西園寺「ん? なにこれ?」

モノクマメダルを5枚手に入れた!

使えるものかは分かんないけど……キラキラしててきれいかも……取っておこっと。

……それから、特にこれと言った収穫は無く、次の所に行くことになった。

1.ホテル
2.クウコウ
3.スナハマ
4.ボクジョウ
5.ジャバウォックコウエン

↓1 場所を決定

↓2 人物をグループメンバー2人(七海除外)から1人指定

ホテルが選択されたので、細かい分岐点に入ります。

1.レストラン周辺
2.コテージ周辺
3.旧館周辺

↓1

西園寺「コテージ周辺を調べてみよっか。おにぃの周辺は特に洗っとかないとね」

日向「え? な、なんでだ?」

西園寺「えー? なんか隠し持ってそうなんだもーん」

日向「……た、例えばなんだよ?」

西園寺「たとえば……ねぇ」

1.大事な情報
2.エッチな本
3.皆のパンツ

↓1

西園寺「……皆のパンツ、とか?」

日向「……!!」

西園寺「きゃはははっ、ビビってんのー! さすがにジョークだって。そんな事あるは……」

日向「……らだ?」

西園寺「え?」

日向「いつからだ? そのことに気付いたのは……?」

西園寺「え、え? な、何? ど、どうしたの?」

日向「……っ! いや、なんでもない……すまないな、ちょっと取り乱した」

西園寺「う、うぅ……ぐすっ」

超怖かった……ちょっとだけちびりそうになった……。

日向「本当、ごめん……俺、少し気分を落ち着かせてくるよ」

西園寺「ぐずっ……う、うん……」

何? パンツってそんなに禁句だったの? 冗談も通じない地味キャラとか……最低。

[日向創の好感度小アップ]

小泉「日寄子ちゃーん」

西園寺「あ、小泉おねぇ」

小泉「ダメ。この辺も何も見当たらない。手掛かりになりそうなものはないね」

西園寺「うーん、じゃあどこに行ってみようかな?」

1.クウコウ
2.スナハマ
3.ボクジョウ
4.ジャバウォックコウエン

↓1

―ジャバウォックコウエン―

ここに来たら、アリを見かける……アリを潰すのは楽しい。自分より弱い相手をいじめるのは……本当に気分がいい。

西園寺「ここの探索は日向おにぃと根暗に任せるとして……ぷちっ、ぷちっ」

小泉「……何してるの?」

西園寺「アリつぶし」

小泉「あ、アリつぶしって……そんな……ダメでしょ、さすがに……」

西園寺「え? なんで? こんなに楽しいのに……」

小泉「それでもダメ。大切な命なんだから……」

大切な命……なんでだろう。ちょっと今の言葉、わたしの胸をチクッてした……。

西園寺「……ねぇ、おねぇ」

小泉「ん? なあに?」

西園寺「……命に重さがあるとしたら……わたしの命は何キロ何だろう……」

小泉「……え?」

西園寺「ううん、なんでもない」

日向「おい、お前ら! 仕事しろよ!!」

西園寺「あー! おにぃまたわたしの事怒るつもり!? というかこの広さくらい2人でちゃっちゃと済ましちゃえばいいじゃん! この役立たず!」

日向「やくた……っ!? なんでそんな俺にあたりきついんだよ!」

七海「日向くんだから仕方ないよ」

小泉「そーそー、日向だからね」

日向「な、なんだそれ!?」

……少しだけ、この島でも頑張れるかもって、自身が出てきた……。

[小泉真昼 好感度大アップ]

その後、特にコレと言った物を見つけることができず、わたしはメダルを持ち帰って、ボーっとして2日目を過ごした。

……体が少し気持ち悪い……でも、着付け……手伝ってくれる人なんているかな……?









2日目終了

とりあえず2日目終了したので、今日はここまで。

この後も安価を使いつつ、ゆっくりと全員と会話をしていきます。(基本西園寺とマンツー)

モノクマメダルもあるので、プレゼントで好感度アップを上乗せすることもできちゃいます。

好感度は上げるとスキルがもらえたり、嬉しい特典がたくさんですので、上げといて損はないです。

明日で全員との会話を終わらせたいですね。ご協力ありがとうございました。

おやすみなさい

西園寺ロンパだとなんか語呂悪いので、「ぴよロンパ」と呼んでかわいがることにします。

ぴよロンパ 好感度リザルト 2日目終了時

日向創 1

狛枝凪斗

左右田和一 1

田中眼陀夢 

花村輝々 

十神白夜

弐大猫丸

九頭龍冬彦

小泉真昼 5

澪田唯吹 

罪木蜜柑 

辺古山ペコ 

終里赤音 

ソニア 3

七海千秋 5

3日目

キーンコーンカーンコーン……

西園寺「……じゅるっ」

垂れてたよだれを啜って、ベッドから起きる。これが布団だったら最高だったんだけどね。

まあ、状況的には最悪なことには変わりないんだけどさ……。

西園寺「あー……もう……」

頭をくしゃくしゃと掻き、少しくすんだ髪をお気に入りの髪留めで束ねる。座鏡台に映ったわたしは……少し疲れていた。

あ、そっかー。レストラン行かなきゃいけないんだっけ。めんどくさ。

ピーンポーン

↓1 人物を15人の中から選択

……まあ、鍵くらい開けてあげようかな。多分わたしの事を呼びに来たんだろうと思うし。

ガチャッ

田中「……くくく、よもやこの俺がいるとは、夢にも思うまいな」

西園寺「……」

バタンッ

見なかったことにしよっと。てか、女子の部屋にインターホン押すとか、常識的に考えてあり得ないでしょ。

ガチャッ

田中「貴様……なぜ閉めた!?」

西園寺「キモイなぁと思って」

田中「くくく……この俺様がキモイという理由だけで、ここまでされるとは……致し方あるまい。我が名は田中眼陀夢……この世の全てを駆逐せし男なのだからな……」

西園寺「…………もー、めんどくさいなぁ」

1.で、何の用?
2.そういう所がキモイって気付かないわけ?
3.ちゃんと日本語喋ってよ

↓1

西園寺「ちゃんと日本語喋ってよ。何言ってるのか分かんなくてストレスたまりまくりなんだけど」

田中「……ふっ、まさか貴様に俺様の言葉が届いているとはな……そうだろう、俺様の言葉は確かに難解だ。だがしかし、貴様の見ている田中眼陀夢は幻にすぎんぞ!!」

西園寺「あーもう鬱陶しい!! それしかできないならそれでもいいから、早く用件を言って出ていけ!」

田中「これを、お前にやろうと思ったのだ」

そいつが持っていたのは、ピンク色の可愛いセンス……。どこで拾ったんだろう?

西園寺「これ、くれるの?」

田中はわたしの問いかけには応えず、マフラーを口元近くまで持っていき、くるりと後ろを向いた。

田中「それは砂塵と生命の源が混合せし魔界に存在する、大いなる根幹より出でし品だ……俺様には不要なものだったのでな」

なんだ……ちょっとはやさしい所もあるんじゃん。まあ、優しいところがなくちゃ、動物を育てることなんてできないよね。

……わたしは小さい動物を殺すことはできるんだけど、その逆は無理だろうな。

西園寺「その……ありが」

田中「言うな。言わなくても分かる……言われたら……その……少し、恥ずかしいからな」

……コイツ、やっぱ普通の人間だろ……

[田中眼陀夢 好感度中アップ]

それからわたしはレストランで朝食を摂った。花村の料理もいいけど、やっぱりおいしいのはさくらんぼとかだね。

―サイオンジノコテージ―

今日は豚足ちゃんたちのグループが探索してるみたいだね……わたしは……どうしようかな?

[自 由 行 動]

↓1 会う人物を11人(十神、弐大、辺古山、九頭龍除く)から選択

あ、そういえばこのメダル……どう使うんだろう?

たしか田中が言ってた、何か色々なことを詰め合わせて考えると……砂浜で使えそうな感じがしてきたかも

・モノクマメダルは5枚所持しています。

澪田に会いに行く前に、ガチャをしますか?

・したいです
・したくありません

↓1

―スナハマ―

狛枝「やあ、西園寺さん」

西園寺「こ、狛枝……? なんでアンタがここにいるわけ?」

狛枝「多分やろうと思ってることはおんなじなんじゃないかな? それにしても、変な所でラッキーを使っちゃったかなぁ……ってね」

それって、その狛枝の後ろにある大量のガチャガチャのカップのことだよね……?

狛枝「まさかメダル1枚でこんなにラッキーが続くなんて……次の幸運が発動するかどうか、微妙になってきちゃったかもなぁ……ふふ、なんてね」

西園寺「キモ」

狛枝「あ、やっぱり? ちょっと臭いかなって思ったんだよね……まあいいや。こんなに持っててもアレだし、あげるよ」

プレゼント069:ボトルメールをゲット!

狛枝「じゃあね。君に幸運が訪れることを願ってるよ」

……まあなんでもいいや。えっと……このヤシの木にメダルを入れればいいんだよね?

現在のメダルは5枚です。何枚使いますか?

↓1 枚数を選択

3枚使用します

↓3までのコンマでプレゼントが決定。連投あり

自演すみません。人少ないんで自分も参加

【ボトルメール】
【携帯ゲーム機】
【Mr.ホチキス】

を入手しました!

西園寺「うわ……早速狛枝からもらった物がダブっちゃったよ……最悪」

まあいっか。どうせ誰かにあげるようにしてみた事だしね……

―ホテル プールマエ―

澪田「きょーおっもだっれかっの誕生日~♪ だから全力で祝いましょ~♪ そーれ」

澪田「ハッピーバースdeath!! WAO!! ハッピーバースdeath!! yeah!!」

ダメだ、かかわらないようにそっと行こう

澪田「あ、日寄子ちゃんだ!! おーい!」

……逃げられなかった。それにしても回り込むの早い……。

西園寺「なに?」

澪田「聞こえてたっすか? 聞こえてたっすよね?」

西園寺「え? 何が?」

澪田「さっきの歌っすよー! もー、分かってて言ってるんでしょ? 日寄子ちゃんやっぱ面白いっす!」

西園寺「……」

1.まあ悪くないんじゃない?
2.あれれ? 何にも聞こえないなぁ

↓1

西園寺「……まあ悪くないんじゃない? むしろわたし的には好きな方だよ」

澪田「本当!? うっひょー! これはテンションあがってきたっす!! 早速部屋に戻って、一曲起こしてみようかな! ふふっ」

え、嘘……今の曲にするの? 本気で?

・プレゼントを渡しますか?

【ボトルメール】x2
【携帯ゲーム機】
【Mr.ホチキス】

↓1

西園寺「ちょっと待って。はいこれ」

澪田「え……? よりによってこれっすか……? はあ……こういうロマンは、唯吹にはよくわかんないんっすよねぇ……」

西園寺「なにそれ? わたしからのありがたいプレゼントが受け取れないっていうの!? ……ぐすっ」

澪田「ああ、いや、受け取らないわけじゃないっすよ? だから泣かないでほしいっす!」

西園寺「ふんっ、わたしからもらった物なんだから、もっと全身全霊で喜んでよね」

プレゼント結果・澪田唯吹との好感度は変わりませんでした。

澪田唯吹の好感度大アップ

↓1 人物を10人(十神、弐大、九頭龍、辺古山、澪田を除く)から選択

―レストラン 1カイ―

七海「……」

ゲームに夢中になってる……あんな顔しながらやってるけど、楽しいのかな?

・ドウシマスカ?

1.別の人を2人ほど乱入させる
2.素直に話しかけに行く

↓1

別の人物を乱入させることが決定しました。

          ※!注意!※
    殺人は6日目に起きる予定です。現在は3日目。
好感度の低い人は、相対的に狙われやすくなりますのでご注意ください。


↓2まで、1人ずつ乱入させましょう。今は制限はかけません。

狛枝「少しお腹がすいちゃったかな……あれ、君達……そこで何してるの?」

罪木「あ……え、えと……こ、こんにちがはぁっ!」

西園寺「噛んでんじゃねぇよブス」

罪木「ご、ごめんなひゃい……」

狛枝「まあまあ、そう怒らずにさ……それはそうと、七海さん?」

七海「……ごめん、今集中しなきゃいけないから……」

罪木「何してるんですかぁ?」

狛枝「これは……あ、弾幕シューティングゲーム、“西方”だね? ボク知ってるよ」

西園寺「なにそれ……?」

狛枝「結構シューティングゲームの割に、相手が弾をよく飛ばしてくるんだ。第10形態くらいまでパターンがある奴がいて、よけるのがなかなか難しいんだよ。まあ、ボクがやったら停止してるだけで、ほぼ全ての弾丸を交わせたんだけどね……」

罪木「あ、七海さんのキャラの体が点滅しました!」

狛枝「へぇ、ボムを使えばしのげたのに、使わないんだ。縛りプレイかな?」

はぁ。ゲームの話になるとよくわかんないなぁ。落ち着いて楽しくできるゲームとかの方が、こういうのよりわたしは好きなんだけど……。

七海「よしっ、勝ったぞ……ただ、残機減っちゃったのがなぁ……うーむ」

七海「あ、皆、どうもどうも」

西園寺「本当にゲームやってると周りが見えなくなるんだね。馬鹿みたい」

罪木「さ、西園寺さん、そんな言い方は……」

西園寺「あ?」

罪木「い、いえ!! なんでもないです!! ごめんなさいいい!!」

こいつ、プライドとかないわけ? 皆に謝ってばっか……気持ち悪い

七海「あ、そうだ! せっかく4人いるんだし、皆でできるゲームしようよ」

狛枝「あはは、いいね。楽しそうだ」

え、4人って事はわたしも入ってるの? あーあ、さっさと帰ってお買いものでもした方が楽しかったかもなあ

罪木「げ、ゲーム、ですか? 私、コントローラーとか持ったこともないんですけど、そんな私でもできるゲーム、あるんですか?」

七海「うーん、皆で楽しむの定番といえば、やっぱりこういうのじゃないかな?」

狛枝「そうだね。一緒にやろうよ。西園寺さんも来るよね?」

西園寺「……えー、わたしゲームとかするキャラじゃないんだけどなぁ……」

七海「ゲームにキャラとかは関係ないよ。実際、競馬とかそういう大人のやる賭け事だって、広い意味ではゲームの一環なんだしさ」

西園寺「……そう言われても、わたしを説得できるとは思えないんだけどね……」

狛枝「うーん、どっちにしろ西園寺さんはゲーム反対派なのかな?」

西園寺「そうそう、そんなインキャラチックなこと、わたしにはできないよ。頭にきのこ生えても知らないよ?」

七海「生えてないけど?」

罪木「インキャラって、キノコはえるんですか……!?」

狛枝(よし、閃いたぞ)

狛枝「……あ、そっか。もしかして西園寺さん、負けるの怖いの?」

は? コイツなに言ってんの?

西園寺「そんなワケないでしょ? わたしが負けるの怖いなんて……そんな事あるわけ……」

狛枝「でも、負けると思ったから、ゲームに参加しないんだよね? 違うかな?」

西園寺「キモッ……そういう風に決めつけるのって」

でも、そこまで言われちゃあ、わたしに逆らうのにまだ年月が足りてないって事を、コイツに教えてやってもいいかもしれないね……そう考えたら楽しそうかも。

西園寺「分かった! じゃあやる!」

狛枝「そう来なくっちゃ」

七海「それじゃあ、私の部屋に来てね。待ってるから」

―ナナミノコテージ―

七海「とまあ、説明はこんな感じ。Aとスティックつかえばできるレースゲームだから、あんまり他の所は気にしなくていいよ」

狛枝「あはは、楽しみだね。どんな希望のレースになるのかな……?」

罪木「あ、この白いほわほわの子、可愛い……この子にしようかな?」

西園寺「わたしは黄色い子にしよっと」

七海「それじゃあ……レーススタート!」

↓1 コンマで西園寺の順位を決定。

西園寺「ふっふっふ……こういうのって、普段から冷静で落ち着いた人じゃないとできないんじゃないのかな?」

七海「うーん、まさかあそこでファイアを喰らって動けなくなっちゃうなんて……」

狛枝「へぇ……すごいな、西園寺さん」

罪木「初めてやったけど……ゴールできたのがとっても嬉しくて……えへへ、楽しいですね」

西園寺「そんなに楽しいなら、もう一回やってみてもいいけど?」

狛枝「……ボクは君の事を、少し過小評価していたかもしれないね」

西園寺「あ、やっと気づいちゃった? わたしから溢れる才能に……わたしって選ばれた存在だからさー」

狛枝「うん、確かにそうみたいだね。君は実際に選ばれて、ここにいる。だからこそ……西園寺さん、君が大事になってくる気がしたんだよ」

西園寺「……??」

狛枝が何を言いたいのかは、よく分かんなかった。まあとりあえず、わたしのすごさに気付いたって事でいいんだよ……ね?

七海「ねえねえ、まだ皆時間ある? もう一回やろうよ」

西園寺「うん! 今度はアンタをぶっ潰してあげる!」

罪木「あ、あんまりいじめないでくださいね……?」

それからしばらく、ゲームをして遊んだ。結局わたしが1位をとれたのは、この1回だけだったんだけどね。

3人の好感度が中アップ

3日目終了。リザルト。未記入は0

ぴよロンパ 好感度一覧

日向創 1

狛枝凪斗 3

左右田和一 1

田中眼陀夢 3

花村輝々 

十神白夜 

弐大猫丸 

九頭龍冬彦 

小泉真昼 5

澪田唯吹 5

罪木蜜柑 3

辺古山ペコ 

終里赤音 

ソニア 3

七海千秋 8

4日目

キーンコーンカーンコーン……

西園寺「ふわぁ……」

今日も朝が来ちゃったかぁ……結局豚足ちゃんたちも何にも進展なかったみたいだし、つまんないの。

今日は……左右田達が探索中か。

[自 由 行 動]

↓1人物を11人(左右田、終里、罪木、澪田を除外)から選択

―レストラン 2カイ―

花村「ふんふんふーん♪」

皆と朝食を摂ってから、わたしはここに残っていた。なんか外にでる気分にもなれなくて……。

花村「あれ? 西園寺さん、どうしたの?」

西園寺「何? わたしがここに残ってちゃいけないの?」

花村「いや、そういうわけじゃないんだよ? ただ、なんとなくいつもとちがうなあって思ってさ」

西園寺「別に、何も違わないし、トンカツには関係ないでしょ」

花村「と、トンカツ!? そんな言い方することないじゃないか……あはは」

西園寺「ていうかさぁ、本当もう嫌なんだけど……いつまでこんなところにいればいいの? 和菓子食べたいよ……布団で寝たいよ……」

花村「和菓子、かぁ……」

そういうと、花村は空中を指でなぞり、何かを考えるそぶりを見せる。しばらくすると、うん、と言いながら何度もうなずいた。

花村「僕に任せてよ!」

西園寺「はぁ? 和菓子って言うのは職人が手間暇かけて作るものなんだよ? あんたみたいな低能の分際で、和菓子なんて作れるわけ」

花村「僕を誰だと思ってるの? ……ふふっ、任せておいてよ。そしたら布団で眠る夢もかなえてあげよう……この僕と共にね」

西園寺「一回死んで来い豚野郎」

花村「な、ナニ? え? 聞こえないなぁ……」

[花村輝々 好感度中アップ]

↓1 人物を10人から選択

モノミ「左右田くんは今、探索をしていますので、選択することができまちぇん、ごめんなちゃい……」

西園寺「分かってるっつの。出てくんな」

↓1 人物を10人(左右田、澪田、終里、罪木、花村を除外)から選択

―スナハマ―

日向「頼むぞ……俺のメダル……!」

ガチョッ

日向「……なんだこのこけし……」

西園寺「へぇ、おにぃもそのガチャやるんだね」

日向「ん? ……ああ、まあな。だってほら……皆にプレゼントするの趣味だしさ」

西園寺「そんな趣味初耳だし、それにしても……ぷぷっ、おにぃらしい趣味で笑えてくるね」

日向「や、やめろよそうやってからかうの……」

それにしても、おにぃはどこかわからないところが多いというかなんというか……この前だって急に怒ったし……。

日向「ああ、そういえば西園寺とはあんまり話したことなかったな。話す機会が少なかったって感じか」

西園寺「え?」

日向「まあなんにせよアレだ。これを機に少し話しておいた方がいいかもな」

なにそれ……わたしが話しかけてやってるって言うのに……

日向「それじゃあ、何しようか?」

西園寺「え?」

日向「お前に合わせるよ」

1.ここでカニ潰そうよ
2.公園でアリ潰そうよ
3.おにぃが決めてよ

↓1

西園寺「そういうのって、わたしに決めさせるもんじゃないと思うよ? 本当凡人だね」

日向「わ、悪かったな……」

西園寺「まあいいや。デートにこのわたしを誘ったくらいなんだから、何をするかくらいおにぃが決めてよ」

日向「……そっか。それもそうだな。じゃあ……公園のベンチに座って、ちょっとお茶でも飲もうか」

西園寺「緑茶でお願いね」

日向「そういうと思ったよ」

[日向創 好感度大アップ]

プレゼントを渡しますか?

【ボトルメール】
【携帯ゲーム機】
【Mr.ホチキス】

↓1

日向「これは……ボトルメールか。なんかロマンチックだよな。こういう遠くの人と繋がる……何か大事なものって」

西園寺「あのさぁ」

日向「ん? なんだよ改まって」

西園寺「田中程じゃないけど、おにぃも結構セリフ臭いよね」

日向「そ、そうか?」

[日向創 好感度大アップ]

好感度10以上達成! スキル『クリエイティブ』を入手した!

『クリエイティブ』…言弾数が増えるが、ウィークポイントが減る。学級裁判前にセットするか選択します。

4日目終了。なお、5日目は自由行動は1回のみとなりますので、ご注意を。また、死亡フラグ折りフェイズが登場しますので、よく考えて選択してください。

日向創 11

狛枝凪斗 3

左右田和一 1

田中眼陀夢 3

花村輝々 3

十神白夜 

弐大猫丸 

九頭龍冬彦 

小泉真昼 5

澪田唯吹 5

罪木蜜柑 3

辺古山ペコ 

終里赤音 

ソニア 3

七海千秋 8

5日目

キーンコーンカーンコーン……

うん、昨日よりは体も軽いかな?

おにぃのおかげ……かもね。

ピーンポーン……

……また客か。割としょっちゅう来るよね。鬱陶しいなぁ。

↓1 15人の中から人物を選択

最初の主人公選択て小泉を選べないのが怪しい。まさか、確定被害者枠…?(勘弁)

西園寺「……はい」

左右田「お、おお、西園寺。出てきてくれたか。ソニアさん見なかった?」

西園寺「…………しめるよ?」

左右田「いやいや、まだ扉開けといてくれって、用件全然話し終えてねぇじゃねぇか!」

西園寺「いや、首を」

左右田「……へ?」

西園寺「本当なんていうかさぁ……もう、なんでよりにもよってアイツの事をわたしに訊いてくるわけ? 田中にでもききゃあいいじゃん。仲良くしてそうだしさ」

左右田「そ、そういうわけにもいかねぇだろうがよ! だって……確かにアレは……あれで、その……アレだけどさぁ!!」

西園寺「……はぁ」

左右田「何だよそのため息、後そのバカを見るような目もやめろ!!」

西園寺「それが分かってるなら、多分大丈夫だよ。左右田おにぃもまだ救いがあるね」

左右田「だーっ!! なんでそこまで……って、あれ?」

西園寺「……何?」

左右田「お前……何か臭うぞ?」

西園寺「は……はぁ?」

1.さいてー!
2.しね!
3.うるさい!

↓1

>>97さん
普通に小泉ロンパさんがすでに存在しているので、差別化を図ろうと思っただけであって、それ以上の他意はないです。

西園寺「さ……さいてー!! そんな事女の子に思っても言うもんじゃないっての!!」

左右田「そんな事言ったってお前からなんか臭ったんだよ! 古いアカみたいな……そんな感じの!」

罪木「え、えーっと……だ、大丈夫ですか?」

西園寺「は? ……え、なんでお前が出てくるの?」

罪木「あ、あのあの、えと……少し怖い声が、外に出たら聞こえましてぇ……出てみたら、その……左右田さんが、怒っていらしたので……もしかして、脅されてるんじゃないかなぁって……」

左右田「俺が脅すわけねぇだろっての!」

罪木「ひぃっ! ごめんなさぁい!!」

西園寺「……ぐすっ、こいつが、わたしに対して臭いとか……言うから……」

左右田「だってお前、本当に臭いんだもん! ちゃんと風呂に入ってんのかよ!?」

ど、どうしよう……まさかこんなモブキャラにここを傷つけられるとは思ってもなかったから……言うべき、なのかな?

1.入ってると嘘をつく
2.着付けができないことを言う

↓1

西園寺「……入ってないよ……」

左右田「……は?」

西園寺「は、入ってないって言ってるじゃん!! その……着付け、できないんだもん」

左右田「えー……」

西園寺「こ、これ言ったら……そんなの、【超高校級の日本舞踊家】としておかしいとか言われちゃいそうで……言えなくて」

罪木「西園寺さん、今すぐ入りましょう」

西園寺「は、はぁ!? だから着付けできないんだって……」

罪木「私、教えます。着付けのやりかた知ってるんで、西園寺さんも何回かやれば、1人でできると思います」

な、なんでこんな奴のいう事なんか……しかも、この女……いつも以上に目が真剣で……。

西園寺「ふ、ふざけんなこのバカ!! ドブスなゲロブタに教えてもらう事なんか、何もないっつってんの!!」

罪木「何だっていいです。あ、えと……左右田さんは、お分かりですよね?」

左右田「え? あ、ああ……なんとなく空気は察した。俺、やっぱ1人でソニアさん探すわ……」

罪木「えへへ、分かってもらえてうれしいです……さあ、西園寺さん。入れてくれませんか?」

西園寺「…………」

なんで……こんな奴に……

キィッ

西園寺「おら、入れよ」

罪木「あ、ありがとうございますぅ」

説得されなきゃなんないんだ……。

―サイオンジノオフロ―

西園寺「ほら、もっとちゃんときれいに洗え。隅々まで気持ち悪いんだから。アンタと入ってるせいで気持ち悪さも倍増なワケ」

罪木「うゆぅ、すみませぇん……全身使って洗った方がいいですか?」

西園寺「きたねぇ全身使ったら殺すから」

罪木「い、今すぐ湯船に頭から使って死にますからぁ……許してくださいぃ!」

西園寺「わたしに着付けを教えてからにしてよね、死ぬのは勝手だけどさ」

罪木「……わ、わかりましたぁ」

ゲロブタの体が近くにあるのを感じる……。しばらく無言が続いて、色々と怖い考えが、わたしの脳裏をちらついて……気を紛らわすためにも、声を発した。

1.なんであんなに怖かったの?
2.なんでアンタなんかに……
3.なんでわたしに教えようと思ったの?

↓1

西園寺「なんでわたしに教えようと思ったの?」

罪木「え? 何をですか?」

西園寺「着付けだよ、今までの会話を推測して、そんくらいわかるだろうが。男の体の喜ぶトコでも教えようとしてたとか言うんじゃないよね? このクソビッチ」

罪木「く、クソビッチ!?」

罪木「な、なんでと言われますと、そのぉ……体を洗うのは、体についた病原菌を払う役割にもなるので……変な病気に西園寺さんが掛かっちゃったら、その……いや、だなぁって……」

西園寺「ふうん……?」

罪木「あ、やっぱり、嫌、でしたか?」

……反論するのも、疲れてきた。

西園寺「ううん。……ありがと」

罪木「う? 今、何か……?」

西園寺「……」

ゲシッ!

罪木「ひゃあっ! 蹴らないでくださいよぉ!!」

その後、着付けのやり方を教えてもらったけど……まだ1人でできそうにないかもなぁ……。

左右田 好感度小アップ

罪木 好感度大アップ

―レストラン―

十神「今日も探索組には探索に行ってもらうか……さて、花村ほどではないが、よういされた飯を食うとするか……」

いつもよりもすっきりとした気分で、さくらんぼを食べる。また違ったおいしさがある気がした。

……これって、あの女のおかげ、なんだよね?

辺古山「ふむ……西園寺、お前はさくらんぼしか食べないのか?」

西園寺「ひゃあっ!? び、びっくりしたぁ……後ろから話しかけてくんなよ釣り目メガネ!」

辺古山「つ、釣り目……メガネ……まあなんでもいい。栄養バランスが偏るぞ?」

弐大「応ッ、それは大きな問題じゃのう」

え、やばい……もしかしたら、何か大変なことになりそうじゃない?

小泉「こら弐大、日寄子ちゃん怖がってるじゃない……やめたげなよ」

弐大「無ッ、そうか。コイツはすまんかったのう!」

西園寺「いや、別に……」

辺古山「もしや、私の事も怖かったりしたか?」

西園寺「うん、アンタはマジでちょっと怖い。後ろに立たれると、怖い」

辺古山「……安心しろ。やる時は正面から正々堂々とやってみせるからな」

日向「さりげなく恐ろしい事言ったよな?」

少しまだぎこちないような感じはするけど……それなりにいい雰囲気の食事場……だったのに、

九頭龍「へっ……まだ仲良しごっこは続いてたのかよ」

汚された。

左右田「おまっ……久しぶりに見たと思ったら、急にそんな事言いやがって……」

九頭龍「あ? まだ生きてたのか? とっくに死んだかと思ってたけどよォ……案外しぶといんだな」

……何アイツ。本当黙ってくれないかな。せっかく気分良かったのに、おいしくなくなっちゃうじゃん。

辺古山「九頭龍……何しに来たのだ?」

九頭龍「……なんだよ、俺が飯食っちゃいけねぇのかよ?」

罪木「そ、そんなことは……ないですね……食事はすべての人間がとらなきゃいけない物なので……」

弐大「ロボットでもバッテリーを食って生きているしのう」

九頭龍「それにしても、よくまあお前ら、ここまで仲良しが持つなぁ……」

小泉「ねぇ、それ以上面倒臭いこと言うんだったら、帰ってくんない? アタシ達が食べ終わってから来るとか、配慮してよ」

九頭龍「配慮? 配慮なんてするわけねーだろ、ボケが!」

澪田「ちょ、ちょっと、さすがにそこまで言う必要ないんじゃないっすか!?」

九頭龍「俺は俺の生き方を貫く……殺せって言われたら殺す、それだけだ……学級裁判だかなんだか知らねぇが、そんなの俺には関係ねぇ……俺は殺れるぜ?」

そこまで聞いて……わたしの中で何かがはじけた。手元にあったさくらんぼの種を……九頭龍に向かって投げた。

九頭龍「……!? な、何すんだよ……!?」

西園寺「あーあ、バカのさえずりなんて聞きたくもないよ……そこどいて」

九頭龍「……何だと?」

西園寺「それとも何? 殺すの? わたしが邪魔だから、殺すって?」

九頭龍「て、てめぇ……黙って聞いてりゃ調子乗りやがって……いいぜ……」

九頭龍が、拳を作る。そこには、怒りのほかに何か、色々なものが詰め込まれてるような気がした。

わたしは知ってる。アレは……恐怖。何だよ、コイツもただビビってるだけじゃん。そう思いながら、避ける気も起きずに目を閉じる……。

九頭龍「ぶっ飛ばしてやる!! オラァ!!」

……しかし、わたしに対して拳が飛んでくることは無かった。……代わりに、目をゆっくりと開くと……。

弐大「……ぬるいのう、この程度の腕力なのか……なっとらんのう。お前さん、ケンカをしたことがないか?」

九頭龍「なっ……!?」

弐大「安心せい、西園寺。ただ、ちょっとお前さんのやったことも悪かったのう。漢らしく、とお前さんを責めるつもりはないが、もう少し何とかできなかった物か、少し考えてみてはくれんか?」

西園寺「……ふんっ、この場で説教とか、何からしくないよ?」

弐大「ガッハッハッハ! らしくない、か。5日でわしのらしさを見つけてくるとは、お前さんやるのう。ええ筋しちょるわい……」

九頭龍「ど、どけよおっさん!!」

弐大「同級生じゃ……同学年じゃあああ!! それはそうと、このままやりあうつもりなら……少し席を移そうと思うのだが……?」

九頭龍「……チッ!! 勝手にしろ!!」

そう言うと、九頭龍はレストランから出て行った。

西園寺「ぷー、くすくす。滑稽滑稽。尻尾巻いて逃げるってのは、まさにこのことだよねぇ」

小泉「…………」

西園寺「あ、小泉おねぇ。おねぇも楽しかった? 見た? 九頭龍のあの……」

パンッ

西園寺「…………え?」

小泉「……ああいうの、よくないよ」

西園寺「……え?」

なんで、おねぇがこんな怖い顔してるのかとか、なんでわたしがはたかれたのかとか、そういうのは、全然わからなかった……。

ただ、じんじんと頬が痛んで、そこから……何かしらの罪の意識が、わたしの体に入ってきた気がした。

小泉「ごめん、ついカッとなって叩いちゃった……お詫びと言ったらアレだけど、ちょっと買い物行かない?」

西園寺「……う、うん」

ピンポンパンポーン……

日向「……っ!!」

モノクマ『緊急放送! オマエラ! すぐにジャバウォック公園にお集まりくださーい!』

十神「チッ……飯を食っている間だと言うのに、非常識だとは思わないのか……」

豚足ちゃんが機嫌悪そうに、太い2本指でメガネの鼻当てを押し上げて、立ち上がる。

十神「行くぞ、お前ら。恐らく探索組にも今の放送は聞こえてるはずだ……九頭龍にもな」

西園寺「……」

ちぇっ、おねぇと買い物行きたかったんだけどなぁ。

―ジャバウォックコウエン―

西園寺「…………またあの、趣味悪いクマがいるね」

1.モノクマと話す
2.15人の中から選択して、その人と会話をする。

↓1

辺古山「……いったい何が始まろうとしているのか……どちらにせよ、気を付けておいた方がいいかもな」

1.言われなくても
2.何も言わず頷く
3.自由安価。そぐわない場合↓にずれます。

↓1

西園寺「……」コクッ

辺古山「……お前もそう思うか、西園寺。やつが沈黙を破って出てくるわけだからな……」

辺古山 好感度小アップ

モノクマ「うぷぷ、全員集まったー? んじゃそろそろはじめよっか。はい、モノミちゃーん」

モノミ「え、ええと、どうも……モノミでちゅ」

モノクマ「それじゃあ、ボクらの修学旅行のイベントを始めさせてもらおうかな!」

モノミ「ええ!? ほ、本当にアレをやるんでちゅか?」

モノクマ「うるさい!! お前はボクの書いた指示に従ってればいいんだよ!!」

モノミ「ぎゃあ!! 耳を引っ張らないでくだちゃい!」

田中「茶番はそこまでだ……さっさと貴様の意見を聞かせてもらおうか」

モノクマ「それじゃあ始めますね。あらよっと!」

モノミ「え、ええ!?」

※しばらく、モノクマとモノミのコントにお付き合いください

モノクマ「…………」

モノミ「も、モノクマちゃ~ん……そ、そんなに怒らないでよぉ~」

モノクマ「…………」

モノミ「も、モノクマちゃ~ん……も、モノミと一緒に遊びまちょうよ~……」

モノクマ「ダメよぉ、ダメダメ」

モノミ「そ、そんな事言わずにさぁ~……」

モノクマ「ダメよぉ、ダメダメ」

モノミ「第一セリフ少なくなぁい? もうちょっと色々頑張りまちょうよ~」

モノクマ「ダメよぉ、ダメダメ」

モノミ「モノクマちゃ~ん……」

モノクマ「ダメよぉ、ダメダメ」

モノミ「の、のぶ代ちゃん」

モノクマ「あー! ダメよぉ! もう全部言っちゃうわね! あなた達16人……いや、14人に隠された真実を!」

モノミ「……え?」

モノクマ「君達はさぁ、どうしてこんなことになっちゃったんだと思う? なんでこんなところに入れられたんだと思う? 覚えてないよね? そうだよね? だってそれは……記憶を抜かれてるから、仕方のない事なんだよ!!」

モノミ「……ほわわっ!!」

モノクマ「それも、ここにくる数日間とか、陳腐なもんじゃないよ? なんと、2年間以上の記憶を、モノミは吸ってくれちゃってるワケ!」

モノミ「のぶ代ちゃん、何を言ってるんでちゅか!?」

モノクマ「しかもさ、実はこの16人の高校生たちに、1人だけ希望ヶ峰学園にいない人間も含まれてるんだ!! そいつはオマエラと過ごしたように見せかけて、実は本当に初対面なんだよ!」

モノクマ「さらに、その裏切り者と違ってもう一人……実は、2年間……とまでは行かないけど、記憶を保持してる人間がもう一人いちゃうんだよ!! うぷぷ……本当面白いよね!」

モノミ「も、もしもし!? こ、この機械人形、壊れてるみたいなんでちゅけどぉ……」

モノクマ「君とはやってられんわ!!」

モノミ「うぎゃああああああ!! 振り向きざまのグーパンチは、本当に痛いでちゅうううう!」

左右田「……は? なんだよ……今の?」

寒い……いや、あのコントも寒かったけど……この寒さは……恐怖……!?

モノクマ「どうだった? ボクの気持ち、届いたかなぁ?」

モノミ「……ぐすん」

ソニア「ど、どういうことですか? 何があったんですか?」

終里「訳わかんねーし、面倒くせぇなぁ……結局どういうことだよ?」

モノクマ「そのままの意味だよ? 記憶、奪われちゃってるの、オマエラは」

モノミ「あ、あちしに……!? い、いえいえ! そんなことはないでちゅよ!? みなちゃん、あちしを信じてください!」

花村「この状況で信じる方が無理でしょ……」

七海「うん、それもそうだね」

モノミ「う、うぅ……」

日向「……モノクマ、今お前の言ったこと……本当、なのか?」

モノクマ「もっちろん。ボクは君達についての情報は、本当の事しか流しませんよ?」

……ダメだ。記憶を失ってるって……? それも、2年間以上も……って?

頭の中をぐるぐると駆け廻る、変な気持ち……真っ黒い何かが、こみあげてくるような……この気持ち……!!

モノクマ「もし、殺したらね……?」

やめて……やめてよ

モノクマ「もしも、48時間以内に殺人事件が起きたら……その人に記憶を返してあげてもいいんだよ……?」

九頭龍「へっ……面白れぇ特典つけてくれんじゃねぇか……」

澪田「な、なんでそんな……そんな事言うんっすか!!」

モノクマ「あのねぇ、早く殺人事件が起こってほしいの。それだけだよ。うぷぷぷぷ……」

そういって、モノクマは消えた……。

モノミ「あ、あのあの、ええと……」

罪木「……う、うぅ……ぐずっ」

モノミ「あ、あちしは皆さんの未来を信じていまちゅ!」

モノミも……モノクマの跡を追うように、消えてしまった……。

―サイオンジノコテージ―

西園寺「あー……最悪」

気分悪い……せっかく体きれいになったってのにさ……

おねぇとの買い物もなくなっちゃったじゃんか。モノクマって本当空気読めないよね。

……1人だと、変なこと考えちゃって嫌だな……誰かと過ごしたい。

[自 由 行 動]

【確定死亡回避選択】 この章での死亡を回避するキャラクターを選択することができます。

↓1 人物を15人から1人選択

……ちょっと尺だけど、アイツが妙な気を起こさないかだけ、見に行ってやろう。

そっちの方が、わたしの気分も楽になりそうだしね。

―クズリュウノコテージマエ―

ピーンポーン……

九頭龍「……うおっ、お前かよ」

西園寺「逆に誰だと思ってたわけ?」

九頭龍「ケッ、それに答える義理はねぇ」

西園寺「…………」

九頭龍「お前こそ何しに来たんだよ? 急にこんなところにきやがって……」

1.変なことしないようにね
2.今朝はごめん
3.あ、間違えた

↓1

西園寺「変なことしないようにね」

九頭龍「あ、ああ?」

西園寺「俺は殺れる、だとか、変なこと言ってたから……ちょっと様子見に来ただけだよ……相変わらずのばかっぷりに拍子抜けだけどね」

九頭龍「て、てめぇなぁ……!!」

西園寺「ぷぷっ、まあなんでもいいや。なんかアンタのアホ面見てたら、ちょっと気分も楽になったしね」

九頭龍「おい、ちょっと待てや……」

西園寺「?」

九頭龍「……上がれ。せっかくだから茶でも飲んでけよ」

西園寺「……緑茶?」

九頭龍「チッ……淹れてやるから上がれ」

……コイツ、何がしたいのかよくわかんないけど、利用できそうな人間が増えるに越したことはないよね……?

【クズリュウフユヒコが、chapter1での死亡を回避することが決定しました】

―サイオンジノコテージ―

西園寺「……」

大丈夫、だよね?

……心配する方がアホらしい……か。でも、怖い……もしかしたらわたしなのかもしれないって思うと……。

西園寺「……お父さん……」

忌々しいベッドのシーツを、思いっきり握りしめて、そう小さくつぶやいた……。

5日目終了 リザルト

日向創 11

狛枝凪斗 3

左右田和一 2

田中眼陀夢 3

花村輝々 3

十神白夜 

弐大猫丸 

九頭龍冬彦 5

小泉真昼 5

澪田唯吹 5

罪木蜜柑 6

辺古山ペコ 1

終里赤音 

ソニア 3

七海千秋 8

さて、ここでこのスレの最初の被害者と最初のクロを決めたいと思います。

こちらがあらかじめ被害者と犯人の候補を3人ずつ選んでいます。内容はトップシークレット。

好感度が高い人は、若干確率が低めになるように設定されております。

↓1 コンマで被害者が決定

↓2 コンマで犯人が決定

了解です。被害者と犯人が決定しました。

非日常編に行く前に、安価がない部分の書き溜めと、言弾のまとめを行いますので、本スレ自体は22時以降に再開したいと思います。

↓感想があれば是非

お待たせしました。

言弾整理と若干の書き溜めもしたんで、非日常編をしばらくの間駆け抜けたいと思います。

また、1つ聞きたいことなんですが……。

非日常編の捜査パート、安価で進めますか?

自動だと速度は速いですが、ROMのみになります。

手動だと参加はできますが、速度は落ちます。

1.安価で進めます
2.自動でお願いします

↓1

自動で進めます。しばらくは書き溜めのお蔭でハイスピードですが、途中からそうじゃなくなります。

あ、書き溜め切れたな、と思っていただきたいです。

6日目

―サイオンジノコテージ―

キーンコーンカーンコーン……

西園寺「……大丈夫、何も起きてないよね?」

わたしは足早にレストランへ急ごうとした……ところで、

罪木「あ、ど、どうも……」

西園寺「……何?」

罪木「あ、あの、その……お風呂は入りました?」

西園寺「……ま、まだ……だけど?」

罪木「そ、そうですか? じゃあ、一緒にってわけじゃないですけど……入ってください。着付けの用意、しておきますから、ね?」

西園寺「…………」

一度落ち着いて、すっきりしよう。とにかく、ゲロブタが誰にも殺されてなくて無事で……

……よかったって、わたし、思ってるんだ……変なの。

―レストラン2カイ―

この辺のくだりは変わりませんので、ちょこちょこはしょります。

十神「いいか? パーティーを開くぞ」

日向「お、パーティーか。いいな」

十神「くくく、盛大に朝までやるパーティーだ。お前たち、無論準備はできているんだろうな?」

罪木「ぱ、パーティー……いいのかなぁ? 私がそんな物に出ちゃって……」

小泉「大丈夫だよ。そうとなれば、カメラのレンズを磨いとかなくちゃね」

七海「でも、パーティーをする場所なんて……どこにあるの?」

狛枝「あの旧館辺りはどうかな?」

日向「確かに……あそこなら大丈夫そうかな」

掃除するよ的なくだりを省きます

狛枝「実はね……こんなこともあろうかと、くじ引きを用意してたんだよ」

左右田「うおっ!? すげぇなぁ……」

狛枝「さ、皆、引いてって」

わたしが引いた割り箸には……なんのしるしもない。あたりじゃないから、掃除当番はやんなくていいんだね。よかったぁ……。

狛枝「まだの人いる? 日向クンは?」

日向「俺は最後でいいや」

狛枝「あはは、そっか。じゃあボクが引かせてもらおうかな……」

あれ? ボクが当たりだ……のくだりも飛ばします。

―ホテルキュウカン―

午後7時……パーティーが始まる時間……わたしは豚足ちゃんのボディーチェックに吐き気を覚えて、大広間に行った。

西園寺「あのボディーチェック……すごすぎでしょ……どんだけ念を入れてやってるのさ……」

狛枝「まあ、それが彼のやり方なんだし、仕方ないんじゃないかな? あはは……」

それから、しばらくして全員が揃った。

十神「……いいか? これからパーティーを始める。だがその前にだ!! 危険物の回収をさせてもらうぞ!!」

弐大「危険物の回収じゃと?」

花村「あ、ああっ!! 僕が腕によりをかけて作った料理が、あんなにも豪快に食べられていく!? 嬉しいような、悲しいような複雑な気持ちだよ!!」

澪田「たぶんそれは嬉しいで違いないっす!!」

十神「ふむ、そうだな……凶器の回収もこの量となると、かなり手間がかかる。ここは……日向、それと……西園寺に手伝ってもらう」

西園寺「はぁ? 凡人の日向おにぃが手伝うのは分かるけど、なんでわたしまで?」

日向「ぼ、凡人とか……あんまり言うなよ」

十神「小さな隙間に危険物があった時、とれるのはお前だけだからな。行くぞ。それまで誰も料理を食べるなよ?」

花村「さ、冷めないうちに帰ってきてよね?」

そんな理不尽な理由で、わたしは凶器の回収の手伝いをさせられた……。

―厨房―

十神「こんなものは除外だ」

日向「……おい、骨付き肉の中から鉄串も見つかったぞ」

西園寺「骨の部分が取っ手になってるとか、変なデザインだね。何考えて製作者は作ったんだろうね?」

―倉庫―

十神「このあたりには……特にこれと言って無さそうだな」

日向「そうだな……おっと」

おにぃが急に転んだ。あまりにも何の前触れもなく転んだせいで、思いっきり、わたしの体を……。

西園寺「きゃあっ!?」

日向「あ、す、すまない……そんなつもりはなかったんだ……ごめん」

十神「はぁ……まあいい。とにかくここの凶器の回収はする必要なさそうだな。そして、ここはホコリっぽいという事も分かった。狛枝の掃除も、さすがにここまでは行き届かなかったか……」

西園寺「……しばらくわたしに話しかけんな。バカ」

日向「……本当に申し訳なかった」

その後、わたしたちは回収した凶器を入れたジュラルミンケースと一緒に、大広間へ戻った……。

携帯から。突然のネットトラブル。解決するまで、もうしばらくお待ちを。書きためはなくなってます

復活
―オオヒロマ―

原作と同じ感じで、辺古山と七海が見張りにつきます。

終里「な、なあ……それじゃあ、もう食っていいんだよな? な?」

十神「……ああ、いいとも。存分に食うといい!!」

終里「うおっしゃああああああ!!」

小泉「あはは、いいね。はい、こっち向いてー……はい、チーズ……ってね」

皆楽しそうだなぁ……

弐大「くぅ……」

日向「? 弐大? 大丈夫か?」

弐大「す、少し腹が痛くてな……クソがしたいんじゃが」

西園寺「ちょっ、食事中にそういう事言うなっての……!」

十神「腹の調子が悪いなら胃薬でも飲め。俺のを分けてやる。ちょうどあそこのコップに水があるしな。それを使うといい」

弐大「か、かたじけない……」

左右田「そ、ソニアさん、その……今付き合ってる人とかって……?」

ソニア「付き合ってる人? うーん、いませんねぇ」

左右田「ほ、本当ですか!? じゃあ、好みのタイプとか……?」

ソニア「好みのタイプ……うーん、何と言うかこう、怪しい雰囲気の方が好きです!」

田中(完全勝利だ……)

花村「はいどうぞ、まだどんどん作るから、じゃんじゃん食べちゃってよねー!」

……正直、食べてる終里おねぇを見るだけで、お腹いっぱいなんだけど……。

終里「こんなもんじゃ足りねぇぞ!! もっとでけえ、すんげぇの持ってこい!!」

狛枝「…………」

罪木「こ、転ばないように気を付けないといけないですね……わっ!?」

十神「……手間をかけさせるな」

罪木「あ、す、すみません……ありがとうございますぅ……」

澪田「……何か、いい歌の案が浮かんできたっす! 早速部屋に戻ったらコレの作詞を……」

楽しいパーティーになる……はずだった……。

ピピッ

西園寺「ん? ……何、今の音?」

弐大「……さあのう? わしにはよくわからんわい」

狛枝「……うっ」

日向「? 狛枝、大丈夫か?」

狛枝「……ああ、ごめん……ちょっと気分が悪くて……トイレに行ってくるね……」

十神「胃薬ならあるぞ?」

狛枝「いや、大丈夫だよ、ボクなんかに胃薬使うなんて、もったいないからさ」

何さ……せっかく薬があるのに、馬鹿だなぁアイツ。ボクなんかとか、キモッ。

澪田「はいはいはーい! 澪田唯吹、ギャグやりまーす! ほらほら! 日寄子ちゃん、創ちゃん、猫丸ちゃんも来るっす!」

弐大「ガッはっはっは! ええのう! 催し物は大好きじゃ!!」

日向「な、なんでオレまで……」

西園寺「奇遇だね。わたしと同じこと考えてた……」

澪田「イクっすよ?」

小泉「これは……いいシャッターチャンスかも……!!」

ブツッ!!

……ん? 何?

暗い……自分の目の前も見えないくらいに……まるで、一人ぼっちになったみたいに。

???「うわっ、停電だよ!」

???「さっきまで明るかったんだけどな……?」

???「真っ暗っすよー! もうお先真っ暗だよー!!」

???「なんだなんだ? 飯食いづれぇから電気つけろっての!」

西園寺「わーん! 足踏まないでよ!!」

???「ぐっ……うぼぁ……っ!!」

???「くそっ、鍵が見えない……ダメだ……!!」

???「これって、ブレーカーが落ちたんじゃないでしょうか?」

???「ちょ、ちょっと待ってろ……おれが壁伝いに、何とかしてくるから……」

……あれ? ついた……?

と、それと同時に気付く……。

わたしの足元に広がってる光景に……気付く……。

そこにあったのは、明らかな非日常……。今までのこの島での生活も、確かに非日常的なものだった。でも……。

そんなものを遥かに超えてしまうくらいに、非日常で理不尽な……そんな事だった。






















だって……だって、死んでるんだよ?


















わたしの足元で、弐大おにぃが……



chapter1 絶望トロピカル 非日常編

辺古山「どうした、何が起こってるんだ?」

狛枝「今の停電……いったい……こ、これは……!?」

扉の前に横たわる日常を壊す光景に、大広間にいなかった人たちは、とても驚いていた……。

そりゃ、そうだよね。死体だもん、死体……。

人間の死体を見るのは初めてだけど、死体なんて……ネズミだけでもキツイのに……。

小泉「そ、そんな……弐大!?」

ピンポンパンポーン……

モノクマ『死体が発見されました! 一定の捜査時間の後、学級裁判を開きます!』

今のアナウンスは……?

モノクマ「どう? びっくりした? 今のアナウンス」

終里「てんめぇ……弐大のおっさんに何しやがった!?」

モノクマ「ボクは何もしてませんよ? この中で弐大猫丸クンを殺したのは……」

モノクマ「オマエラの中の誰かじゃーん?」

……心が痛い……体が重い。誰かが殺したとか……そんな単語……聞きたくもない……

モノクマ「ちなみに、死体発見アナウンスは、3人以上の人が死体を発見した時にのみ、流れる放送だよ? 覚えておいて損はないかもね。うぷぷぷ」

七海「どうしたの? ……これは……酷いね」

モノミ「きゃああああああ!! そんな!? どうしてこんな事に!?」

モノクマ「まあ、ボクの想像した通りに、誰かが死んでくれたねー。って事で……」

モノクマ「ザ・モノクマファイルー!」

モノクマ「どうぞ」

西園寺「……何? この趣味悪い機械……」

モノクマ「えー? そりゃあもちろん、君達の捜査を手助けしてくれるアイテムですよー? ちなみに、モノクマファイルには嘘は書いてないので、安心してね」

田中「その言葉が、逆に怪しさを増させるな……」

ソニア「あ……ああ……」

左右田「そ、ソニアさん、安心してください……正直めちゃくちゃ怖いけど、でも、たぶん誰かがなんとかしてくれますから!」

……捜査、って言っても、どうすればいいのかもわかんない……生きてる人とも上手く話せないのに……人の死体との接し方なんて分からないし……わたしはどうすればいいのかな?

罪木「あ、あわわ……こ、怖いけど……私にやれることは……1つ、ですよね……?」

モノクマ「そんじゃ、ぱっぱか終わらせちゃってくださーい!」

…………モノクマ、一方的に何か言って去って行った……

日向「……おい、モノミ」

モノミ「は、はい? なんでしょうか……?」

日向「お前が味方だって言うなら、この事件……真相を教えてくれないか?」

モノミ「え? ……ええと……ごめんなさい、そのことについては、よくわからなくて……」

日向「……そうか」

狛枝「ボクは証明してみせる……この殺人は誰にも不可能な殺人だったんだ……そう、きっとそうに違いないんだ……」

……弐大おにぃに何があったのか……

西園寺「……わたしは知らなきゃいけない……」

……そんな気がする。

[捜 査 開 始]

まずは、モノクマファイルを確認しておかないといけないよね……念には念を入れて……。

『被害者は弐大猫丸。【超高校級のマネージャー】死亡推定時刻は午後11時40分ごろ。腹部にナイフが突き刺さっている。』

……はぁ? こんなの、見ればわかることジャン……

言弾【モノクマファイル1】を入手。裁判前にまとめて確認します。

原作で同じようなことになっている内容はすっとばします。

【倉庫のアイロン】
【事務室のジュラルミンケース】
【大広間のジュラルミンケース】
【エアコンのタイマー】

を入手しました。

とにかく、まずは大広間にあることから終わらせちゃおうかな……そうしないと、わたしが死んじゃうのは嫌だし……。

テーブルの上には料理が並べてあるけど……ほとんど食べられた感じはしない。

西園寺「ねぇ」

十神「……何だ?」

西園寺「ここにある料理ってさー、豚足ちゃん以外に誰か食べてるところみた?」

十神「……そういえば、終里、弐大以外が口にしていたのを見ていないなぁ……」

それと、たしかあののび太ママも料理を少し持って行ってたっけ? それも覚えておいた方がいいかも。

【パーティーの料理】を入手

終里「んー……んん?」

今は、いろいろな人のちょっとした事に目を向けといたほうがいいよね。テレビで見たけど……意外とそういう普段アホな奴ほど、推理になるとすごいから……。

西園寺「どうしたの?」

終里「いや、何か臭わねぇか?」

西園寺「わ、わたし!?」

終里「いや、お前じゃねぇ……血の臭いだ……」

西園寺「……血の、臭い?」

終里「ほら、そこのテーブルの下……」

西園寺「……」

少し緊張気味に、テーブルクロスをめくって、テーブルの下にもぐってみる……すると

西園寺「あった……テーブルクロスが……しかも、血塗れで……」

終里「やっぱな……そうじゃねぇかって思ったよ」

というか、こんなところに血がついてるのってなんで? わけわかんないよ……。

【血の着いたテーブルクロス】を入手

澪田「あっ……ええ!? それって本当っすか!?」

日向「ああ、自分の靴下見てみろ」

澪田「うわっ本当だ……ピンクだからこっちの靴下は分かりづらいけど、青い方はすぐ血がついてるってわかるっすねぇ」

日向「ああ、そして俺も……」

西園寺「ねぇ、何の話?」

日向「……西園寺にもついてるな」

西園寺「?」

日向「ほら、自分の服の下の方……見てみろよ」

言われた通り、下の方に目を落とすと……小さな点々がいっぱいついてる……うわ、汚い。しかもこれって……

西園寺「……血じゃん」

【復旧直後】を入手

日向「うーん……なあ、西園寺」

西園寺「何? どうしたの? くだらない事だったらぶっ飛ばすよ」

日向「いやいや、あのさ……倉庫で凶器を回収した時……」

西園寺「あの話? もういいってあんなこと」

日向「いや、そうじゃない……何かに引っかかった気がしたんだ……何だったんだろうな、アレ……」

西園寺「?」

【日向の証言】入手

日向「それとさ、俺と一緒に捜査しないか?」

西園寺「はぁ? こーんな小さくて可愛い女の子が好きなロリぺドなの?」

日向「……いや、そういうわけじゃない。複数人で状況を交換し合った方が、お互いにやりやすいだろ? 簡単に証人を立てれるっていうのは、実は意外と凄い事だからな」

……確かに、おにぃのいう事は的を射てるね。さすが普通人間。普通の事では天下一品だ。

西園寺「ふーん……そっか」

澪田「あ、そうだ……停電中の事、唯吹分かるよって言ったら、知りたいっすか?」

日向「ああ、もちろん」

澪田「じゃあ、誰がしゃべったかってだけ、振り返っていくっすよ?」

小泉「うわっ、停電だよ!」

日向「さっきまで明るかったんだけどな……?」

澪田「真っ暗っすよー! もうお先真っ暗だよー!!」

終里「なんだなんだ? 飯食いづれぇから電気つけろっての!」

西園寺「わーん! 足踏まないでよ!!」

弐大「ぐっ……うぼぁ……っ!!」

十神「くそっ、鍵が見えない……ダメだ……!!」

ソニア「これって、ブレーカーが落ちたんじゃないでしょうか?」

左右田「ちょ、ちょっと待ってろ……おれが壁伝いに、何とかしてくるから……」

澪田「これが、停電の状態完全網羅っすね!」

西園寺「容姿スタイル性格はともかく、耳だけはいいんだねー」

澪田「ぐはっ、正論のナイフでめったざしっすね!!」

なんでちょっと楽しそうなんだよ……。

日向「今の……ということは、弐大は……」

【澪田の証言】入手

……あと、この大広間でやらなきゃいけないのは……。死体……か。

日向「……できるか?」

西園寺「……わ、分かんない……うぷっ」

改めて見ると、吐き気が襲う……でも、やらなくちゃいけない……こんなにつらいの……いつ振りだろう……?

《きたねぇ……》  《低能の分際で、私にたてつこうっての?》

    《死ぬまでアンタは踊ってればいいのよ……》 《大丈夫だ、何とかする》
  
  《もう、来ないから》  「……え?」






   《お父さん、もう、来ないから……》

「……じ? ……おい、西園寺?」

西園寺「……っ!」

日向「大丈夫か? 俺がついてる……正直俺も怖いけど、でもやるぞ……!」

西園寺「う、うん……」

でも、あの時よりかは辛くない……よね。

弐大おにぃのお腹……ナイフが刺さってる。これはモノクマファイルの通りだね。アレは本当に正しいみたい。

それと……口元、何か……これも、血?

あと、床……ここにも血痕がついてるね……血だまりみたいになって、床下にもたれてるって感じ……かな?

【弐大の体】
【弐大の口元】
【近くの床】

を入手。

日向「………………もう、大丈夫だろう」

……ダメ。なんか泣きそうになってきたけど、皆の前だからこらえないと……。

日向「……俺はロケットパンチマーケットに行ってくる。残された時間も少ないからな。西園寺は旧館の捜査をお願いしたい。頼めるか?」

西園寺「……分かった」

もう、できればこれは見たくないかな……。

罪木「あれれ? うーん……やっぱり……でも……うーん……」

……あからさまに悩みすぎでしょ。無視しとこっと。

小泉「……これで、いいかな?」

西園寺「おねぇ、何してるの?」

小泉「あのね……アタシにできることを探して、立ち位置のチェックをしてたの……えっと、これだよ」


西園寺「……ふむ」

よくよく考えてみたら、血の着いたテーブルクロスとかも、わたし達が近くにいたテーブルから見つかってるよね……これって何か関係あるのかな?

小泉「まあ、これがなんの役に立つかは分かんないけど、何にもしないよりはいいかなって思って……ね」

【旧館の見とり図】を入手

―ロケットパンチマーケット―

日向「あ、西園寺。来たか」

西園寺「……それで、いいのは見つかった?」

日向「どうも犯人は相当あわててたみたいだな……これを見てくれ」

西園寺「……? これって?」

日向「赤色のビンも青色のビンも小さいけど人を殺すのに十分な毒になる。赤は数分で効く速攻型、青は3時間ほどの遅行型だ」

西園寺「……」

日向「それと、こんなものも見つかった……暗視スコープの空のケースだ」

西園寺「それはさほど重要そうじゃない」

日向「それはどうかな……? わかんないぜ?」

【赤の毒薬】【青の毒薬】【空の暗視スコープ】を入手

キーンコーンカーンコーン……

モノクマ『いやぁ、かなりのハイペースで進めましたねぇ。ご苦労さま。さてさて……それでは、お待ちかねの学級裁判、行っちゃいますか!! モノクマロックに集合してくださいねぇ? あ、画面の向こう側のオマエラ……モノクマロック前での、さほど重要でないイベントをスキップする? それとも見ちゃう?』

・イベントをスキップしますか?

1.スキップする
2.見る

↓1

―モノクマロック―

日向「……こんなもの、いつの間にできたんだ?」

大きく中央の島にそびえたつ岩……前は何でもないただの岩だったのに……

西園寺「……わたし達、本当にモノクマに殺されちゃうのかな?」

狛枝「それは違うよ」

日向「……狛枝」

狛枝「ボクらは謎を解いて、ここにいる全員で出るんだ……コロシアイをした人なんてここにはいない……ボクはそれを証明してみせるよ」

狛枝……怪しい雰囲気だと思ったけど、意外と頼りになるんだね。

罪木「こ、怖いけど、やるしかないですもんね」

九頭龍「……結局、こうなっちまうのか……仲良しごっこなんてするもんじゃねぇな……」

十神「くっ……」

花村「僕にも何かできること……あったらどんどん言ってよね?」

田中「ふんっ……時間がかかったな」

ソニア「取り乱してしまい、申し訳ありませんでした……田中さん、左右田さんも……ありがとうございます」

左右田「お、俺はほとんど何にもしてないんで……ははっ」

辺古山「さて、行くとしよう」

小泉「……本当に、行かなくちゃだめなのかな?」

終里「行くしかねぇんだから……行くしかねぇだろ……どんな奴でもかかってきやがれってんだ……!!」

澪田「唯吹は全開っす……だから、あんましこういうの得意じゃないんで、任せないでください! よろしくお願いしまむ!」

七海「うん、大丈夫だよ。行こう」

モノミ「あちしも助けまちゅよ!」

モノクマ「あ、モノミちゃんにもきちんと席を用意してあるよ。空中に」

モノミ「……え?」

モノクマロックの口から出てきたエスカレーターに乗り、ぐんぐんとわたしたちは登っていく……そして……

―サイバンジョウ―

モノクマ「うぷぷ、始めようか……ワックワクの裁判をさぁ!!」

西園寺(……始まっちゃうんだ……学級裁判……)

【超高校級のマネージャー】弐大猫丸おにぃ。

鬱陶しい熱いおじさんって感じだった。あと、デリカシーがない。クソって言い過ぎ。本当嫌な奴だった……でも、仲間想いで、結構わたしの事、気にしてくれてたと思う……。

……結局、九頭龍に攻撃されそうになった時に、守ってくれてありがとうって……言えなかった。

……でも、今は感傷に浸ってる場合じゃない……この中にいる犯人、それを特定しないと……。

わたしが死んじゃうんだから……!

裁判準備 言弾リスト

モノクマファイル1…被害者は弐大猫丸。【超高校級のマネージャー】死亡推定時刻は午後11時40分ごろ。腹部にナイフが突き刺さっている。

弐大の体…弐大の腹部には、ナイフが突き刺さっており、それ以外に外傷はない。

弐大の口元…弐大の口元には、血痕がついていた。

近くの床…弐大の死体周辺の床には、血痕がついていた。

パーティーの料理…パーティーの料理に口をつけたのは、終里、辺古山、十神、弐大の4人。

血のついたテーブルクロス…テーブルの下に、テーブルクロスを発見した。大量の血痕がついてしまっている。

大広間のジュラルミンケース…十神の持ってきたジュラルミンケースには、大量の防犯グッズが入っていた。

事務室のジュラルミンケース…十神の持ってきたジュラルミンケースには、大量の凶器が回収されていた。それを日向と西園寺が手伝った。

復旧直後…停電から復旧した直後、弐大の近くにいた西園寺、日向、澪田の服の下の方には、多少の血がついていた


エアコンのタイマー…エアコンのタイマーが、2台同じ時間に設置されていた。

倉庫のアイロン…アイロンが倉庫に3台置いてあった。

赤の毒薬…ロケットパンチマーケットにあった毒薬の一つ。飲んでから数分で死に至るという。

青の毒薬…ロケットパンチマーケットにあった毒薬の一つ。飲んでから半日ほどで死に至るという。

空の暗視スコープケース…空になった暗視スコープのケース。ロケットパンチマーケットにあった。

日向の証言…倉庫で転んだ時に、何かに引っかかったという。

澪田の証言…澪田は停電の声を聴きとっていた。内容は>>164

ステータス

西園寺 日寄子

発言力 75↑

防御力 5↓

セットスキル
『毒舌』…発言力が上がるが、受けるダメージが増える。
『クリエイティブ』…言弾数が増えるが、ウィークポイントが減る。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐

あらすじ
朝までやる盛大な希望のパーティーは、1人の漢の命を犠牲にし、絶望へと姿を変えた……。
西園寺は名探偵となれるのか。
学級裁判、開廷!!

モノクマ「では、最初に、学級裁判の簡単な説明から始めましょう」

モノクマ「学級裁判の結果は、オマエラの投票により、決定されます」

モノクマ「正しいクロを指摘できれば、クロだけがオシオキ。だけど、もし間違った人物を、クロとした場合は……?」

モノクマ「クロ以外の全員がオシオキされ、生き残ったクロだけが、この島から出る権利が、与えられます!」

モノミ「何て残酷なルールなんでちゅか……!?」

モノクマ「それじゃあ、始めていいよ!」

罪木「始めろと言われても、何をどうしたらいいんですか……?」

狛枝「始める前に訊きたいんだけどさ……本当にこの中に犯人がいるの?」

モノクマ「もちろんやで。人殺しのクロは、オマエラの中に、潜んどるんやで。悲しい色やね」

モノクマ「ちなみに、学級裁判は、100%公平に行われるので、安心してください!」

辺古山「えらく学級裁判には力を入れているんだな」

十神「ふんっ、当然と言えば当然だろうけどな……さて、ではまずどこから整理しようか?」

七海「うーん、整理するべきところが多すぎると、悩んじゃうよね」

日向「なら疑問でもいい。その疑問に焦点を当てて、謎を明らかにしていこう」

西園寺「えらく冷静だね。まるで主人公でも気取ってるみたいに……」

田中「この物語の主人公はこの俺様……くくくっ、間違いあるまい!」

西園寺「外野は引っ込んでて」

田中「が、外野……だと!?」

ソニア「田中さん、元気を出してください!」

九頭龍「俺は全然捜査ができてねぇんだ……だからよぉ、ちっと状況を教えてくれねぇか?」

小泉「ねぇ。ロクに捜査もしてないくせに、口を挟まないでくれない?」

九頭龍「お前らが裁判もまともにできやしねぇから、口を挟んでやってんだろうが」

左右田「それじゃあ、まずはそこからか……」

最初から……とは言っても、パーティーに参加してないアイツにそこまで助力してやる必要はあるの?

狛枝「それじゃあ、さらっと振り返っていこうか。まず、ボクらは夜通しパーティーを、十神クンと計画した。もっとも、十神クンは脅迫状を受け取ってたみたいだから、それを警戒したんだと思うけどね」

十神「お、おい……言うなと言っただろ?」

狛枝「あははっ、やっぱり皆に伝えておいた方がいいと思ってね」

日向「それで狛枝が掃除当番を引き当てて、旧館を掃除して、予定通りパーティーが開かれたんだ」

七海「そこでは凶器回収やボディーチェックも行って、入念な準備をしてたから、誰も殺す人なんていなかった……と、思ってたけど」

西園寺「その後、しばらくしてから停電が起きて、真っ暗になっちゃって……電気がついたら……」

九頭龍「……弐大が死んでたってわけか……へっ、良くできた筋書きじゃねぇか」

狛枝「……それじゃあ、まあとりあえず、弐大クンの死体について、一つだけコメントさせてよ」

花村「コメント……? どんなこと?」

狛枝「現場は大広間でいいのかな? って思ったんだよね……たとえば誰かが床下から刺したとか、そういう可能性があれば、犯人は大きく絞られてくるんだと思うけど……どうかな?」

大広間以外で殺した? ……そんな訳ないじゃん……って思うけど……

―01:ノンストップ議論―

    議論開始!!

コマエダナギト
弐大クンの死体は……
本当にあそこでできた場所なのかな?

タナカガンダム
魔界で殺した後に、大広間にテレポーテーションさせる……
そんな離れ業が俺様以外にできる奴がいるだと?

オワリアカネ
だったら犯人はおめーだな

ソウダカズイチ
犯人が別の場所で殺した後……
【死体を移動させた】ってのはどうだ!?



[モノクマファイル1)
[近くの床)
[復旧直後)

言弾>>172

↓1


あれれー? お馬鹿さんがいるよー?

     ―break!!―

近くの床→【死体を移動させた】
【】ってのはロンパであってんよね?
議論の時はコトダマ一覧のとこに安価をつけてくれるとうれしい。

西園寺「そんなワケないでしょ? 馬鹿じゃないの?」

左右田「な、なんでだよ!?」

西園寺「床にあった血だまり……あれは、弐大おにぃの血で間違いないはず。だとしたら、死体を移動させたらそこの形が変になってていいと思うし……ちょっと考えたら分かることだと思うんだけどなー」

花村「それに、考えてみたら、あんなふうにナイフが刺さってたんだもん。きっと血のついた位置も変わってくるよね」

七海「あと、停電中だったんでしょ? それは大広間だけじゃない……だったら、暗闇の中で人を刺して移動させるなんて、無理じゃないかな?」

左右田「……かーっ! いい考えだと思ったのによォ」

西園寺「個性がなくてモテない上に馬鹿なんて残念。生きてる価値ないよねー」

左右田「俺は褒めて延びるタイプだからなぁ!」

ソニア「左右田さん、少し静かにしてくださいね」

左右田「あれ? 田中に対しての態度と違くないですか?」

田中(完全勝利だ……)

今日はここまでにしたいと思います。

明日も夜に更新始めますね。

>>179さん
言弾一覧への安価はつけております。ご確認ください。
【】は黄色のウィークポイント。[]は青色のウィークポイントの扱いになります。

↓感想をどうぞ

ホントだ。超すまん。

しかし、西園寺に論破されるたびに罵声を浴びせられるとなると、
論破される方は胃がすごく痛そうだな(笑)

ちなみに、今回の裁判は非常に理不尽な結果になることを最初にご報告しておきます。申し訳ないですが、ダンガンロンパですので、あしからず……。

それと、ロジカルダイブの代わりになるものも用意させていただいておりますので、よろしくお願いします。

それではおやすみなさい……

何度もすみません。これ言ったら本当に寝ます。

小泉の書いた見取り図の画像ですが、永遠に保存されるものではないので、皆様個人個人で保存していただくことをおすすめします。画像は毎日《別のURL》を使って張り付けていきますので、もし>>172の見取り図が使用できない場合、最新日の画像をお使いくださいませ。

何度も申し訳ないです

どうも。ちまちまと更新していきます。

http://imgur.com/UVv33Ey

小泉の見とり図を張りなおしてきました。見れない場合はこちらをお使いください。

また、デバイスが違うと、正しくリンクが張られてない可能性もありますが、コピーしてアドレスを張りつければ、たぶん飛べる……はずです。

それでは、人がいるかわからなくて怖いですが、始めます

>>180の続きから

狛枝「で、死体はアソコで作られたものとして……」

花村「アソコ?」

小泉「アンタは黙ってて」

日向「とりあえず、死亡推定時刻は11時40分だったよな…? この時の皆のアリバイ、一応確認できそうな奴はしておきたいんだが」

罪木「あ、アリバイとは言っても、私は大広間で停電中慌ててて……」

狛枝「そうだよね。大広間の外にいた人はどうだったのかな?」

辺古山「事務室にいて、ジュラルミンケースの見張りをしていた。……停電した時には、突然暗くなり、ブレーカーを見つけられず……面目ない」

九頭龍「んなもん気にする必要はねーだろ」

澪田「ちなみに、ジュラルミンケースの中とかは? 凶器を取ってそれでグサッ! とかありそうっす!」

辺古山「ジュラルミンケースは鍵がかかっていて、中を見ることはできなかったぞ。無論、見る気もないがな」

花村「中を見る……?」

西園寺「もー! いい加減キモイよー! いやらしい意味で言ってるもん!!」

十神「とりあえず落ち着け。他の者はどうなんだ?」

花村「ぼくは厨房が真っ暗になっちゃったせいで、そこから動けなかったよ。カセットコンロでもあれば良かったんだけど、近くになかったし……」

澪田「か、カセットコンロォ……」

左右田「無理やり言ってんじゃねぇよ!」

七海「私は旧館の外で、モノミと一緒に見張りをしてたけど……証人になってくれる……よね?」

モノミ「はい、もちろんでちゅ!」

終里「んで、残ったのは誰だ?」

九頭龍「…………」

小泉「……ねぇ、九頭龍? アンタならできたんじゃないの?」

九頭龍「あ……ああ!? なんだとコラ!! ぶっ飛ばすぞ!!」

西園寺「おねぇをぶっ飛ばすなら、わたしがお前をぶっ飛ばすぞ!!」

罪木「け、喧嘩はやめましょうよ……」

西・九「「お前は黙ってろ!!」」

罪木「だ、ダブルで!?」

田中「じゃれ合いはその辺にしておけ。それより、九頭龍……貴様、本当に手を染めたのか?」

九頭龍「ふ、ふざけんな! 俺じゃねぇ!!」

小泉「さあどうだか? 俺は殺れる、とか言ってたのは誰だっけ?」

ソニア「そういえば、犯人はよくセリフを噛むらしいです」

西園寺「わー、確かにセリフを噛みまくりだねー」

九頭龍「そ、そんなんで犯人扱いされてたまっかよ!! ボケが!」

小泉「ほら、また噛んだ」

澪田「噛む量なら蜜柑ちゃんも負けてねぇっす!」

罪木「は、はわぁっ!?」

あーもー、うるさいなぁ。確かに今のままだとコイツは怪しさマックスだけど、さすがに殺人を犯すことは無理でしょ……。

・突然ですが、チュートリアルです。今作に置きましては、言弾の代わりに、人物を使って論破する場合もある事をご理解していただきたいです。その場合、言弾は装填されず、普段のノンストップ議論の代わりに、人名を使って論破してくださいますよう、お願いします。
これが、『証人リローディング』です。それでは、始めます。

―02:証人リローディング―

コイズミマヒル
【犯人は九頭龍】だよ!!

クズリュウフユヒコ
俺じゃねぇっつってんだろ!!

ヒナタハジメ
じゃあ、どこにいたのか聞いてもいいか?

クズリュウフユヒコ
そ、それは……

トガミビャクヤ
……言えないのか?
という事は【アリバイがない】という事だな?

サイオンジヒヨコ
(まだ決めつけるには早いけど、アイツらは凡人だから仕方ないよねー。えっと、九頭龍はパーティーには参加してないんだから……)

↓1 人物を指名して、ロンパせよ!!

西園寺「おねぇ、お願い!」

小泉「え、ええ!? あ、アタシにはどうしようも……」

西園寺「……アレ?」

西園寺(んもー! 九頭龍の他に外にいた人なんてアイツしかいないでしょー!?)

発言力
75→65

↓1 >>197を、あきらめずにもう一回!

わたしのために働いてよね!

         ふわぁ、ねみぃ……

―complete!!―

>>192
この図のリンク、末尾の『.jpg』がないような気がする。
1はたぶん、『image link』 ってところからコピーしてるんじゃないかな?
リンクを張る時は『direct link』ってところから丸ごとコピーしたほうがいいと思うよ。

西園寺「じゃあ、九頭龍がどこにいたのか、知ってそうな人に聞いてみればいいじゃん?」

十神「何? それでアリバイが作れる……というのか?」

七海「えっと……九頭龍くんは確かに、外に居たよ。パーティーの最中の見張りで、一回会ったんだもん」

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

七海「あれ? 九頭龍くん?」

九頭龍「ぬおっ……お前かよ……」

七海「こんなところで何やってるの?」

九頭龍「……別に、何にもやってねぇよ」

七海「パーティー、結構楽しそうだよ。九頭龍くんも参加してみたら?」

九頭龍「う、うっせぇ!! 俺はいいんだよ!!」

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐-

七海「……それから九頭龍くんは、ホテルの外に出てっちゃって……それから私は、誰も見てないよ?」

辺古山「ふむ、それなら九頭龍が犯人ということは無さそうだな。侵入していないのであれば、弐大を刺すことはできそうにない」

九頭龍「へっ、やっと分かったかよ……クソッ……」

狛枝「それで、アリバイを確認したところで、次はどうするの?」

日向「停電……やっぱりあの停電の最中に、何かがあったんだと思わないか?」

田中「停電の最中……闇の中に隠されし真実を見通せし者は、この中にいたというのか?」

>>202さん
なるほど、良く分からなくて申し訳ないですが、後で少しやってみます。

澪田「うーん、停電中はめちゃ真っ暗だったし、見れた人っていうのは1人もいないかもっすねぇ」

終里「くっそー……何か道具を使って暗闇を見れたりしないのかよ!?」

左右田「そんな都合のいい道具、あるわけねーだろ!!」

西園寺「ぷぷっ、凡人って本当残念だね。見てて可哀想になってきちゃうよ」

左右田「そ、それって俺のこと……だよな?」

西園寺「あのね。道具はあることにはあったんだよ。実際にわたし、その場所知ってるし」

ソニア「え、え? そんなものが本当に存在していたんですか?」

西園寺「もちろんだよー。むしろそんな事にも気づかずに裁判に出てたって事実の方が驚きなんだけどさー」

でも、それが使われたかどうかは別なんだけどね……あの中に入ってたよね?

言弾(>>172)から答えを選択

↓1

日向「なあ、西園寺。今それは違うと思うぞ」

西園寺(え? 嘘? じゃああっちかな?)

発言力
65→60

西園寺(今の過程ではそれはまだちょっと早かったみたいだね、わたしとしたことが焦っちゃったよ)

西園寺(パーティーの時に、暗視スコープがあった場所といえば……)

↓1 言弾(>>172)から答えを選択

大広間のジュラルミンケース…?

教えてあげる!

発言力
60→70

西園寺「ほら、豚足ちゃんが足元に構えてた、ジュラルミンケースの中とかさー。あれ、結構いっぱいいろんなのが入ってたけど、その中に入ってたんじゃない? 暗視スコープ……とかさ」

十神「ああ、確かにそうだな」

澪田「じゃ、じゃあ、白夜ちゃんが猫丸ちゃんを!? 図体デカいキャラは2人もいらないからって……!?」

十神「落ち着け。そうではない。俺は……何もできなかったんだ」

罪木「え? そ、それ、どういうことですか?」

十神「……停電中、ジュラルミンケースの鍵を落としてしまってな……どこに行ったのかまるで分らず、俺は……あれらの物の使用すらできなかった」

ソニア「そ、そのようなことがあったのですね……」

狛枝「なるほどね……つまり、暗視スコープは使われてなかったわけだ」

十神「……そういうことになるな」

九頭龍「チッ……だったら停電の時に何が起こったっていうんだよ……?」

確かに、停電の間にきっと弐大おにぃは殺されたんだろうけど……どうやってナイフを……?

七海「うーん、うーん……」

澪田「むむむむ……あっ! こうやって目をより目にすると、皆が二重になって見えるよ?」

左右田「飽きてんじゃねぇよ! 命がかかってんだぞ!!」

終里「ええ!? 誰の命がかかってるんだ?」

花村「る、ルールの把握をしてないの!?」

十神「しかし、悩みどころでもあるな……いったい何が起きたのか……」

狛枝「…………暗闇の中を知ることなんて、無理なんじゃないかな……?」

しばらくの間、沈黙が流れた……やがて、その空気を切り裂く声が、ひとつ。

日向「そもそも、弐大がどうして殺されたかって言うところに、目を向けていることが間違いだったのかもしれない……」

西園寺「は……? それってどういう事?」

日向「確かに、弐大がどうして殺されたかっていうのは、いずれは解決しなきゃいけない所だ……でも、それは今じゃない。そんな気がするんだ」

小泉「ちょっと、頼りないの代表格のアンタが、何を急にベラベラ言うのかと思ったら……憶測だけで話を進めないでくれない?」

日向「じゃあ、こう考えてみよう。そもそも、なんで停電は起こったんだ?」

終里「停電が起こった……理由?」

田中「なるほど……確かに停電になった理由も分かっていないな。仮に全ての雷の裁きを下す指揮者を死に陥れた者がいたかもしれぬのだからな……」

ソニア「なるほど、仮にブレーカーを落とした人がいたとしたら、その人が犯人って事ですね?」

左右田「な、なんでわかるんだ?」

日向「そもそもこの停電は、偶然なのか、それとも必然なのか……それが分かるだけでも、大きくこの裁判は前進すると思うんだ……」

狛枝「すごいね日向クン……なんだか輝いて見えるよ!」

……停電がなんで起こったのか……言われてみれば、考えてなかった……かもね。

・ノンストップ議論の補足
議論において、[]←これは賛成するためのウィークポイントです。把握お願いします。

―03:ノンストップ議論―

   議論開始!!

ヒナタハジメ
停電の起こった理由……
皆で一緒に考えてみようぜ

ペコヤマペコ
遠くから何かで落としたのか……?

ソウダカズイチ
ラジコンでも使ったんじゃねぇか?

ツミキミカン
きっと[ブレーカーに仕掛けがあった]んです…

コイズミマヒル
単純に[電気の使いすぎ]なんじゃないの?

ナナミチアキ
うーん、どうなんだろうね?

サイオンジヒヨコ
(うーん、まあ普通に考えれば、アレだよね?)

スキル『クリエイティブ』発動!

俺に任せてくれ

ウィークポイントが少なくなり、言弾装填数が少し増えた!

[モノクマファイル1)
[エアコンのタイマー)
[復旧直後)
[パーティーの料理)

言弾リスト
>>172

↓1

さすがはおねぇ!

―BREAK!!―

西園寺「うん、さっすがは小泉おねぇ! 良くわかってるね!」

小泉「え、日寄子ちゃん?」

西園寺「ほらほら、大広間にいた人たちならわかると思うけど、何か音が聞こえなかったー? パーティー中に突然さぁ」

終里「……もしかして、アレの事か?」

(終里「こんなもんじゃ足りねぇぞ!! もっとでけえ、すんげぇの持ってこい!!」

狛枝「…………」

罪木「こ、転ばないように気を付けないといけないですね……わっ!?」

十神「……手間をかけさせるな」

罪木「あ、す、すみません……ありがとうございますぅ……」

澪田「……何か、いい歌の案が浮かんできたっす! 早速部屋に戻ったらコレの作詞を……」

ピピッ

西園寺「ん? ……何、今の音?」

弐大「……さあのう? わしにはよくわからんわい」 )

左右田「ああ、確かに聞こえたな……エアコンのスイッチが入ったって事か?」

西園寺「そう、それと、これを見てよ!」

花村「あれ? それは、エアコンのリモコン? ……ああ! タイマーがおんなじ時間に設定してある!」

日向「11時35分か……それが分かっていれば、停電中に何かしらの手を使って弐大を殺せたかもしれないな」

狛枝「ふうん、なるほど。じゃあ犯人はエアコンのタイマーを起動させることで、停電をさせたって事だね?」

西園寺「そうそう、そういう事。うん、だんだん賢くなってきたねー」

正してやろう……貴様の過ちを!!

西園寺「……あ?」

田中「ふむ……確かに、それなら筋が通っているように見えるな……だが、その推理には穴があるぞ?」

西園寺「え? その程度の身分で何をたてつこうとしてんの?」

田中「考えてみろ。エアコンのタイマーを使ったなら、エアコンのタイマーを使った直後にブレーカーが落ちてしかるべきだ」

西園寺「普通にブレーカーって言えんじゃん……」

田中「ぬぐっ……しかしだ! エアコンのタイマーを起動されてから、停電するのには幾分か時間があったと見受けられる……つまりそれは成立しないんだよ!!」

はぁ……コイツもコイツでバカだなぁ……まあいいや。相手になってあげるよ。後でコイツの崩れ落ちるさまでもみて、楽しもうかな……? ぷぷっ

―04:反論ショーダウン―

[エアコンのタイマーフ
[血の着いたテーブルクロスフ
[倉庫のアイロンフ

タナカガンダム
確かにエアコンを使えば、停電をさせるのは簡単だったかもしれんな……

だが  本当に  そうだったのか?

エアコンの起動から停電には【時間があった】ぞ……?

発展!!

サイオンジヒヨコ
ちゃんと脳みそ入ってんの?

あくまでエアコンのタイマーは過程だよ、か・て・い!

タナカガンダム
その幻想をぶち壊す!!

エアコンのタイマーが【停電に関係しているとは思えん】!!

【エアコンが停電の引き金】なら……

貴様の推理はこの神の前にはないのだよ!! ふはははははは!

↓1

弱い犬ほどよく吠えるよねー?

―BREAK!!―

西園寺「はい、結局アンタも左右田と何一つ変わらないモブキャラだよね」

田中「なん……だと?」

ソニア「ちょっと、西園寺さん! あんな人と一緒にしないでください!」

左右田「あんな人って俺のことじゃないっすよね?」

西園寺「だれもエアコンだけだとは言ってないでしょ? 倉庫に3台もあったアイロンを、誰も見てないわけ? あれは停電復旧後には、電源が入ってたの。つまり、これを付けて電気を停電させたってわけ!」

花村「え? そ、それって……普通逆じゃない?」

西園寺「文句あるわけ?」

花村「も、文句ってわけじゃないけどさぁ……だってそれって、“わざわざ倉庫まで行った”ってことでしょ?」

辺古山「確かに……停電させるために倉庫まで行ったことになるな……そうなると皆に怪しまれる危険も高いんではないか……?」

九頭龍「普通に逆にした方がいいよなぁ。アイロンに電気使っといて、エアコンのタイマーを起動、の方が、効率がいい……殺しのプロじゃなくても、これくらいの優先順位はつくだろ……」

狛枝「…………」

七海「ねぇ、もしかしてさぁ、最初はそうするつもりだったんじゃない?」

澪田「最初は……? それって、どういう事っすか?」

七海「だからさぁ、何かしらのアクシデントが起こっちゃった、とか……」

西園寺「……え?」

ま、まさか……もしかして、あの時……?

1.パーティーの最中
2.パーティーの前
3.凶器の回収中

↓1

3

だよねー?

発言力
70→75

西園寺「……凶器の回収中、日向おにぃが、わたしの胸揉んだとき……」

小泉「は? 今なんて言ったの?」

日向「あ、アレは……不慮の事故だったんだ……!!」

左右田「そんなえぐられたような胸揉んで何が楽しいんだ日向!」

西園寺「死ね!! どぶの中に入って2週間もがき苦しみながら死ね!!」

十神「落ち着けと言っているだろう……それで、その時に何があったんだ?」

西園寺「確か、おにぃ転んだよね?」

日向「ああ、そうだな……」

(十神「このあたりには……特にこれと言って無さそうだな」

日向「そうだな……おっと」

おにぃが急に転んだ。あまりにも何の前触れもなく転んだせいで、思いっきり、わたしの体を……。

西園寺「きゃあっ!?」

日向「あ、す、すまない……そんなつもりはなかったんだ……ごめん」

十神「はぁ……まあいい。とにかくここの凶器の回収はする必要なさそうだな。そして、ここはホコリっぽいという事も分かった。狛枝の掃除も、さすがにここまでは行き届かなかったか……」

西園寺「……しばらくわたしに話しかけんな。バカ」

日向「……本当に申し訳なかった」 )

西園寺「もしかしてあの時、アイロンのコードが引っかかって、転んじゃったんじゃない?」

日向「……は?」

罪木「そ、そっか……それでアイロンの電気が供給されなくなったんですね……?」

ソニア「つまりそれが、犯人の誤算だったわけですね?」

田中「なるほど……」

終里「んで? 犯人は誰なんだよ?」

西園寺「…………」

犯人、かどうかは、まだ確かじゃない……でも、もし今までの皆の言った事が本当で、わたしの見たものが正しいなら……停電を起こしたのは……アイツだ……!

↓1 アヤシイジンブツヲシメイシロ

……アンタでしょ?

西園寺「……ねぇ、狛枝……?」

狛枝「……ボク?」

西園寺「アンタ、突然腹が痛いって言って、大広間から抜けたよね? わざわざ豚足ちゃんの胃薬も断ってさ……」

澪田「あ、そういえばそうだったっすね……」

(弐大「……さあのう? わしにはよくわからんわい」

狛枝「……うっ」

日向「? 狛枝、大丈夫か?」

狛枝「……ああ、ごめん……ちょっと気分が悪くて……トイレに行ってくるね……」

十神「胃薬ならあるぞ?」

狛枝「いや、大丈夫だよ、ボクなんかに胃薬使うなんて、もったいないからさ」 )

西園寺「あの後、アンタは本当にトイレに行ったワケ? もしかしてその後、エアコンのタイマーで停電しない理由を調べるために、倉庫に行ったんじゃないの?」

狛枝「……仮にそうだったとして、ボクはそこから停電した後動けないと思うんだけど……?」

日向「どうだかな……倉庫は狭いし、埃っぽくてあまり調べていないんだ……もしかしたら、何かが隠されてた可能性も考えられる」

十神「くっ……もう少し見ていればよかったかもしれないな」

西園寺「まあ、あんな事件も起きたしね……」

日向「そ、そのことはもういいだろう!」

西園寺「アンタに照れる権利ないよねぇ?」

小泉「ちょ、ちょっと、喧嘩するか推理するか、どっちかにしてよね?」

狛枝「じゃあ、1つ聞くけど……ボクはそこから何を使ったっていうの? 倉庫に仮に何かを隠しておいて、いったい何を使ったって言うのさ?」

ソニア「そ、それは……なんでしょう?」

西園寺「…………まず、ナイフ。それと……」

1.暗視スコープ
2.透視スコープ
3.忘れろビーム

↓1

だよねー?

西園寺「暗視スコープ……テーブルクロスがいっぱい入ってたあの籠に入れとけば、問題ないよね」

終里「そうか……それであそこにテーブルクロスがあったんだな? それで血を防いだんだろ? 汚れたくないからな!」

十神「意図は違うが、そういう事なんだろうな」

狛枝「……へぇ、そっか……そういうことになっちゃうか……」

澪田「何を冷静に言ってるんすか? 殺したなら殺したで、さっさと白状するっす!」

西園寺「そうだよ……確かに、誰かが殺した、なんて考えたくもなかったけど……でもやっぱ……現実的に考えてそれはあり得ない……じゃあ、アンタしかいないじゃん!!」

辺古山「……どうなんだ? 狛枝?」

狛枝「へぇ……ふふっ、やっぱり君は面白いなぁ」

え? ……今、この状況でアイツ、笑った、よね?

狛枝「じゃあ、更に言わせてもらうよ。もし仮にボクが暗視スコープを持ってきてたとしよう。なら、その暗視スコープ自体はどこにあるの?」

西園寺「そ、それは……」

狛枝「まさか、処分した、なんて言わないよね? どこにどうやって処分したとしても、七海さんのいる所にしか、外に出る方法はないし、窓は鉄板……」

モノミ「それに、ポイ捨てなんてしたら、島中のサイレンがなっちゃいまちゅよ……」

狛枝「ふふっ、だってさ」

議題の計画だと大広間にいたときに停電が発生する予定で
誤算からアイロンの確認に向かうことになったのだから
道具を倉庫に隠すのは不自然ではなかろうか

狛枝「とにかく、暗視スコープの場所を知りえない限り……君の推理は、全部推論だよ。結局、ボクらの誰にでも可能って事になっちゃうんじゃないかな? つまり、この殺人に犯人なんていないんだよ」

七海「言ってる意味……だんだん分かんなくなってきてない?」

西園寺「はぁ……なら、証明してあげるよ……確かに暗視スコープがどこにあるのか知らない。でも、アンタが暗視スコープを使った絶対と言っていい証拠があるはず……その前に、豚足ちゃーん?」

十神「……何だ?」

西園寺「あのねあのね、1つ聞きたいことがあるんだけどー」

九頭龍「気持ちわるっ」

西園寺「豚足ちゃんのジュラルミンケースの中に入ってた暗視スコープってー、ちゃあんと、ケースに収まってたよね?」

十神「ああ……ロケットパンチマーケットからそのまま持ってきたからな……」

西園寺「あれあれー? じゃあ、なんでこんなところにあんなものがあったのかなー?」

花村「も、もったいぶらずに教えてよ!」

西園寺「しょうがないなぁ……教えてあげるよ」

↓1 >>172から選択

だよねー?

西園寺「この暗視スコープのケース……ロケットパンチマーケットから見つかったものなんだよ?」

狛枝「……!?」

日向「これがある、そして十神の暗視スコープにケースがついてる……つまり、暗視スコープが……」

西園寺「実はもう一つあったってことだねー!」

狛枝「なっ……くっ……」

ソニア「つまり狛枝さんは……それを使って……?」

小泉「ねぇ……本当にそうなの? アタシたちを……殺そうとしてたの?」

日向「停電になる前に暗視スコープを倉庫で装着して、ナイフを持ち、停電させた後……」

七海「大広間に向かって……」

西園寺「入り口付近にいた弐大を刺した……って考えれば」

狛枝「ま、待ってよ……もし大広間に言ってる途中で、花村クンとかに見つかった場合は?」

左右田「そんなの花村を殺しちまえばいいだろ? 結局の所、誰でもよかったんだろうしな」

九頭龍「マジかよ……お前だったってのか?」

狛枝「むぐ……ぐうううう……!!」

西園寺「言い逃れできないよ? その後返り血を防いだテーブルクロスを、テーブルの下に突っ込んどけばいいんだよ。その間に電気が復旧する……なんてことは、多分あの白黒クマだったらしないと思うし」

モノクマ「ど、ドキィッ!?」

モノミ「当たりなんでちゅか? 憎いやつでちゅ……万死に値します!」

モノクマ「万死だって? そんなに死んだら、本当に死んじゃうじゃないか……」

七海「確かに、少し荒いかもしれないけど、それもこれも、日向くんがアイロンのコードを抜いちゃったっていう、大きなハプニングが起きたからなんだよね。それに対応してたのも、それはそれですごいと思うけど……でもやっぱり、テーブルクロスとか大きなものを、ずっと持ってるわけにはいけなかったんだよね」

田中「そうして……殺人が起きた……と?」

十神「そう考えると、全てにおいて合点が行くな……」

狛枝「…………」

辺古山「狛枝、先ほどからずっと黙っているが……本当にそうなのか?」

西園寺「ねぇ、そうなんだったら答えてよ? 結局のところ、アンタに逃げ道なんてもうないんだよー? わかってんの?」

狛枝「…………」











狛枝「アハッ……!」



























狛枝「アッハッハッハッハハハハハ……ハハハハハハハハ……」

狛枝「超高校級の皆が、力を合わせて殺人という絶望に立ち向かう……!!」

狛枝「ああ……なんて美しいんだろうね……」














西園寺「は?」

その時の狛枝の目は……歪んでいた。
希望と絶望がぐちゃぐちゃになった……そんな、汚い目だった。でも、わたしは……
あの目をどこかで見た事あるような……そんな気さえした。




今日はキリがいいのでこの辺で。

明日、できれば裁判だけは終わらせたいかなーって。

引き続きご協力お願いします。

↓感想・犯人予想などをどうぞ

>>237さん
これからの議論で、そのことについても一応触れていく予定です。
納得いくものではないかもしれませんが、お付き合いお願いします

最後にもう一つだけ。明日は今日よりちょっと早めの時間からスタートする予定です。

5時から更新を開始します

狛枝「結論から言うと、大正解! そう、全てはボクの仕業だったんだ!」

狛枝「パーティーの時に、停電を企てたのもボクなんだ。さっきの推理通り、本当の計画では卓上ランプのコードをたぐって、テーブルの下にあるナイフを使って、誰かを刺すつもりだったんだけどね」

日向「クソッ……」

狛枝「まあ、アイロンのコードだけは隠しようがなかったから、もしかしたら抜かれちゃうかもとは思ってたんだよ」

花村「ちょ、ちょっと待ってよ!! じゃあ、狛枝くんは……本当に?」

狛枝「まあまあ、とりあえず最後まで聞いてくれないかな?」

九頭龍「チッ……どこまでもアイツのペースじゃねぇか……」

狛枝「えっと、どこまで話したっけ? ああ、倉庫だったね」

そんな何かを確認するみたいに言わなくても、どうせわかってるくせに……めんどくさ

狛枝「倉庫のアイロンの仕掛けを片付けられちゃったときのために、床下の入り口の所に色々と隠させてもらったんだよ」

小泉「それが、暗視スコープだったり、もう一本のナイフだったってわけね?」

狛枝「うん、何もかも正解だよ」

西園寺「まあ、掃除当番の時に準備を進めてたんだとは思うけどね。あのくじに何か仕掛けでもしてあったんでしょ?」

狛枝「それは違うなぁ……でもまあ、そう思うのも当然か」

十神「貴様……どういう意味だ?」

狛枝「ボクのゴミみたいな才能なんて、そりゃあ皆忘れちゃうよね……」

西園寺「キモッ」

狛枝「あはっ、そう言われるのには慣れてるよ」

でも、確かにコイツのゴミみたいな才能ってなんだったっけ? なんとなく思い出さないとしっくりこないね……

1.超高校級の幸運
2.超高校級の緒方
3.超高校級のパンツゲッター

↓1

だよねー?

西園寺「【超高校級の幸運】……じゃあ、まさかアンタは……!?」

狛枝「そう。ボクはね、自分の運を信じただけなんだよ。その結果、見事くじ引きを引き当てることができたんだ」

狛枝「でも、日向クンにまさか、アイロンのコードを抜かれちゃうとは思わなかったなぁ。これは不運だね……でも、その結果、こんないい感じの難易度に謎が仕上がったんじゃないかな?」

狛枝「アハハッ! 日向クンのファインプレーだね!」

終里「てめぇ……それで弐大を殺したってのかよ!?」

狛枝「別に弐大クンじゃなくてもよかったんだよ? ボクは早くコロシアイを起こしたかっただけなんだから」

辺古山「では……今までのお前は何だったんだ? 私達に対する、今までの温かい言葉……全て私達を騙す嘘だったのか?」

狛枝「騙すだなんんてとんでもない。ボクみたいな人間が皆を騙せるわけないじゃん」

狛枝「ボクは最低で最悪で劣悪で……何をやってもダメな人間なんだ……」

澪田「ヒィッ!? この人、近所の動物とか殺してたタイプの人だー!!」

ソニア「わお! すごいですね!」

左右田「ソニアさんの言ってた、怪しい雰囲気って、こういう事か……!?」

小泉「ねぇ……なんでなの? 狛枝?」

狛枝「なんでって?」

小泉「なんでアンタは……殺人何かしちゃったのって言ってるのよ!!」

十神「そうだ。殺人をリスクを冒してまで犯す必要性を、お前からは感じないぞ……!!」

狛枝「あはは、なんだそんな事か。簡単なことだよ」

狛枝「君達の希望を育てるためさ」

日向「俺達の……希望?」

九頭龍「適当なこと言ってんじゃねぇぞ!! どっか湧いてんじゃねぇのか!?」

田中「そうだ……狛枝、貴様はどこかおかしいぞ!!」

狛枝「おかしいのは君たちの方だよ。どうしてこんな絶好のチャンスに、希望を絶対的なものにしようとしないの?」

七海「……それ、どういう意味かな?」

狛枝「殺人犯の、殺してでも出たかった希望……それ以外の生き残りたいという希望……」

狛枝「その2つの希望がぶつかり合う……それが学級裁判なんだよ」

狛枝「そうしてぶつかり合った希望の勝者は、より強い輝きを持って再構成される。それが……」

狛枝「絶対的な希望なんだよ!!」

ソニア「な、何を言ってるのか、さっぱりわけが分かりませんよ!?」

西園寺「こんな異常者、もうぶっ殺しちゃおうよ! 犯人もコイツで決まりだろうしさ!」

澪田「プリーズモノクマちゃーん!」








罪木「ちょ、ちょっと待ってくださーい!!」

西園寺「……あ?」







罪木「あの、あのあの、ええと、そのぉ……」

罪木「ほ、本当に、狛枝さんが犯人なんですかね……?」

……は? な、何言ってるのコイツ?

花村「え、えーっと、何言っちゃってるのかなぁ? 彼は自白までしちゃってるんだよ?」

狛枝「そうだよ。ボクがナイフで弐大クンを刺したんだよ?」

小泉「ややこしくなるから、アンタは黙ってなさいよ!」

狛枝「………………………………」

日向「それで罪木、ゆっくりでいいから、話してみてくれないか?」

罪木「え、ええと、ですね? その……」

左右田「やっぱ犯人は狛枝以外考えられないだろ!!」

罪木「あぅふ……」

罪木「ええっと、少し、気になることがあって……」

澪田「犯人は凪斗ちゃん以外、もう考えらんないっす!」

罪木「うゆぅ……」

ソニア「皆さん、一度静まりなさーい! 今は罪木さんが話す時です!」

左右田「おいコラァ! ソニアさんがこう言ってんだから、お前ら黙って話をきけやぁ!!」

十神「調子のいい奴だ……」

罪木「あの……おかしくないですか?」

終里「おかしいって何がだよ?」

罪木「い、いくら狛枝さんでも……ふゆぅ、どうしようもない証拠が1つあると思うんですけど……」

どうしようもない証拠? アレだけ準備をしてた狛枝が、どうしようもない物って……?

言弾から選択
>>172

↓1

あげ

罪木「い、いえ、その……えと、あのぉ……」

西園寺「あーもう、違うんなら違うって言ってよ!!」

発言力
75→65

ヒント
本編ではチャプター5でも、狛枝はここには偽装工作はできなかった……。

↓1

……そっか。

発言力
65→75

西園寺「モノクマファイルって事?」

罪木「はい! そ、そうなんです!」

西園寺「わたしに言わせんな!! 自分で言った方が絶対早かったでしょ!!」

罪木「ひぃっ!? お、怒らないでくださいぃ!」

左右田「それでよぉ、そのモノクマファイルに何が書かれてるっていうんだ?」

日向「……モノクマファイル……殺人の基本情報、と言う言い方はあれかもしれないが、それが書かれてるファイルっていう認識で間違いないはずだ……」

終里「何の話してんだよ!? わけわかんねぇぞ! オレにも分かるように説明してくれ!」

……え? モノクマファイルに、書いてあってもおかしくないような、書かれてないこと……って?

―05:閃きアナグラム―

   ???

し い た ん ぽ

語群から言葉を選びましょう。

Q.モノクマファイルに書かれてなかったもの……何だろう?

↓1

なるほどねー?

―complete!!―

西園寺「そっか……死因が書いてないんだ」

田中「私印……だと?」

十神「俺の想像が正しければ、おそらくそれは漢字が違うぞ」

九頭龍「それがどうしたんだよ? 死因なんて、あの時のナイフで決まりじゃねぇか」

七海「それが、そうでもないんだよ……もしナイフが刺さって死んだくらい明らかな事だったら、モノクマが書いてもよかったんじゃないの?」

モノクマ「さらにドキィッ!?」

モノミ「本当にそうなんでちゅか!? 侮れまちぇんね、モノクマ……」

終里「んで? 本当の死因ってのは何だったんだよ?」

罪木「え、ええと、私が検死……してみたんですけどぉ」

田中「犬歯……だと!?」

十神「多分それも漢字が違うな」

罪木「その検死で……分かった事があって……に、弐大さんは……刺されて死んだわけじゃ、ないんじゃないかなーって、思ったんですけどぉ……たぶん」

西園寺「多分?」

罪木「ぜ、絶対です! 100%私の生涯にかけて!!」

辺古山「なるほど、そこまで罪木が言うということは、よほど自信があるようだな。単純に考えれば、腹部にナイフが刺さっても、たった2分程度で死ぬようなことはないはずだからな……」

澪田「ふーん、じゃあ、凪斗ちゃんは犯人じゃなかったんすか?」

狛枝「…………」

小泉「黙ってないで、答えなさいよ!!」

狛枝「あ、喋っていいの? いやぁ、黙れっていったり、答えろっていったり、小泉さんは勝手だね。うん、勝手だ」

小泉「な、なんで二回も言ったのよ!」

左右田「大事なことだからだろ?」

狛枝「まあそれはそれでいいとして……それにしても、すごいね罪木さん。【超高校級の保険委員】ならではの、見事な切り返しっぷりだよ……あっぱれだね! それでこそ希望の象徴だ!」

西園寺「だからそれキモイってー……」

九頭龍「それより、まだ隠してる事があるんだったら、さっさと吐いて楽になっちまった方がいいと思うぜ?」

狛枝「罪木さんの才能に敬意を示して、ちょっとだけ白状しちゃおうかな?」

狛枝「実はねぇ……どうやらボクよりも先に殺人を計画していた人物がいたみたいだよ?」

花村「え……? そ、それって誰の事?」

狛枝「さあ、そこまではボクも言えないなぁ。あの人も相当な覚悟があってやった事だろうしね」

澪田「言う気はないって事っすか」

狛枝「ふふっ、そうなるかもね。ただ、ボクは見たんだよ。ナイフを刺される前の、弐大クンの状態さ」

終里「どうなってたって言うんだよ?」

狛枝「それはね……?」








狛枝「教えてあげないよ?」

十神「その雰囲気……なぜだか懐かしいな……いや、そんなことを言っている場合ではない、なぜ教えないんだ!?」

狛枝「きまってるでしょ? まだ君達の希望を見たいからだよ」

左右田「まだそんなふざけた事言ってんのかよ……おいっ!!」

狛枝「悔しかったら、停電の間に何が起こってたかを知るんだね」

小泉「そんな事、できるわけないでしょ!?」

ソニア「そ、それじゃあここで……終わり、という事ですか?」

……終わり? ……死ぬの? わたしが?

狛枝「まあ、ボクに投票してみたらいいんじゃないかな? ふふっ」

九頭龍「ふざけんな!! 何笑ってやがる!!」

狛枝「だから、停電中の状態が少しでもわかるようなら、もう少しヒントを上げるよ。この程度の希望に道を譲るわけにはいかないからね」

澪田「いい加減にするっすよ!! 白状するっす!!」

狛枝「暗闇の中の真相は見えない……いくら考えても、真相は闇の中……」

狛枝「うん、ボクなんかにしてはうまいたとえを……「できるかもしれない」









狛枝「…………」

狛枝「何か言った?」








日向「聞こえなかったか? ……できるかもしれないって言ったんだよ。そうだろ、西園寺?」

西園寺「え? わたしなの?」

日向「ほら、俺達は知ってる……停電で何が起こったかまではわからずとも、停電中……どんなことがあったかなんとなく」

小泉「な、何を使ったっていうのよ……!?」

……おにぃが、なんでわたしにそう言ってくるのかは分からないけど……でも……それってつまり、わたしにもわかること……なんだよね?

……誰か、他にわかる人はいなかったかな?

―06:人物リローディング―

コマエダナギト
暗闇の中での出来事なんて……
本当に君達にわかるの?

ヒナタハジメ
見くびらないでほしいな。
暗闇では見ることはできないけど……
[他にできることがある]んだよ

タナカガンダム
ま、まさか……[邪眼の力]か!?

オワリアカネ
じゃあお前は見えてんのかよ?

ソウダカズイチ
見えてたとしたら[田中が犯人]なのか?

ソニア
それはあり得ません!

ソウダカズイチ
な、なんで!?

クズリュウフユヒコ
むしろそうやって、怪しんでるやつだったりしてな……?

ソウダカズイチ
そ、そんなワケねーだろ!?

ソニア
あり得るかもしれないですね

ソウダカズイチ
な、なんで……!?

タナカガンダム
完全勝利だ……

ミオダイブキ
ついに心の声が漏れた!?

サイオンジヒヨコ
(うーん、わたしとおにぃが知ってて、できることって……誰が何をできたんだろう?)

↓1

↑ここでは人物リローディングなので、人物名でロンパをお願いしたいところですが、それでも正解なんで先に進んじゃいます。

わたしと同じ意見なんて、なかなか賢いじゃーん!

―BREAK!!―

西園寺「はい、ここでわたしは、つのドリルちゃんにお願いしたいと思いまーす」

澪田「あはははっ! つのドリルって!! このメンバーの中で誰がそれに当てはまるって言うんっすか!?」

七海「……」

日向「……」

十神「……」

澪田「……え? い、唯吹っすか!?」

西園寺「だってわたし、おにぃと一緒につのドリルちゃんの話を聞いたよ? 停電の内容をね」

終里「ええ!? じゃあ、澪田には暗闇の中でも目が見えてたって事かよ!?」

田中「まさか、アイツにも邪眼の……」

辺古山「そうではないだろう……」

西園寺「もー、どいつもこいつもバカばっか! 別にみる必要なんてないんだよ! 聞ければいいんだから!」

狛枝「へぇ……!」

西園寺「一応言っとくね。はい、停電の内容はこんな感じだよ」

――――――

>>164

――――――

花村「なるほど。でも、結局左右田くんはブレーカーにたどりつくことはできず、モノクマが何とかしたって事だよね?」

日向「これで内容把握はできたはずだ……おい、狛枝。教えてくれよ」

澪田「まさか、唯吹のいらない能力が、こんなところで役に立つなんて……!」

小泉「自分で役に立たないとか、言っちゃうんだね……」

狛枝「……はぁ、君達は本当に素晴らしいね……うん。それでこそ希望だよ……!」

狛枝「それじゃあ、澪田さんの才能に敬意をしめして、もう少し白状する……前にさ」

西園寺「まだ何か欲しがるの? そろそろ終里おねぇの拳が飛ぶよ?」

狛枝「罪木さん、どうして君は、死因が書かれてないことまでわかって、本当の死因がつかめなかったの?」

罪木「そ、それは……そのぉ……ご、ごめんなさい」

狛枝「いや、謝るんじゃなくてさ、理由を聞かせてほしいんだよね……」

罪木「え、えっと……怒らないでくださいね? 傷はあの1つだけ……残された可能性は色々とあるんですけど……うゆぅ……死斑も出ていないし、いったい弐大さんに何が起こったのか、明確な根拠って言うのが……なくてぇ」

狛枝「それで黙ってたんだ、うん、十分だよ。ありがとう」

狛枝「それと、澪田さんの今の能力のおかげで……皆、弐大クンがいったい何をしたのかは、分かったんじゃないかな?」

十神「なんだと?」

七海「……停電の状態を、もう一度振り返ってみればわかる……かもしれないね」

日向「それじゃあ、もう一度振り返ってみよう」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

小泉「うわっ、停電だよ!」

日向「さっきまで明るかったんだけどな……?」

澪田「真っ暗っすよー! もうお先真っ暗だよー!!」

終里「なんだなんだ? 飯食いづれぇから電気つけろっての!」

西園寺「わーん! 足踏まないでよ!!」

弐大「ぐっ……うぼぁ……っ!!」

十神「くそっ、鍵が見えない……ダメだ……!!」

ソニア「これって、ブレーカーが落ちたんじゃないでしょうか?」

左右田「ちょ、ちょっと待ってろ……おれが壁伝いに、何とかしてくるから……」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

花村「弐大くんが……何か苦しんでいる?」

十神「この瞬間に狛枝が刺した、という事か?」

日向「いや、それだったら、たぶんここまで狛枝はもったいぶらなかっただろう……もっと別の理由があるかもしれないな」

ソニア「別の理由?」

日向「それは……狛枝に聞かなきゃわかんないけど……」

狛枝「あのね……弐大クンは、ボクの目の前で……」






狛枝「血を吐いて倒れたんだ……」






学級裁判

 中断


これにて、学級裁判前半は終了。

後半は少し用事をすませて、また深夜時間帯になるかもですが、

11時~11時30分ごろに始められそうであれば始めようかなと思います。来なかったら寝落ちです。

↓感想とかあれば嬉しいです。

どうも。そろそろ再開しますが、曖昧さ回避をさせていただきます。

吐血の件ですが、食事を吐き出したかどうかは、今回の謎では一切関係ありません。食事は出ていない方向でお願いします。

死斑がない、というのは少し言い方に語弊がありましたね。死斑が見つかってない、が正しい言い方になると思われます。

それでは、人がいることを信じて、再開します



学級裁判

 再開

モノミ「あちしはモノミ、なんだか大変なことになってるでちゅ……」

モノミ「楽しいはずのパーティーで、突然弐大くんが殺されて、学級裁判なんてものが開かれてしまって……」

モノミ「うぅ、どうしてこんなことに……」

モノミ「でも、あちしは皆を信じてまちゅ。だから、あちしは……」

モノミ「こうして皆の事を見守ってるでちゅよ! 宙づりだけどね!」

西園寺「弐大おにぃが……血を吐いた?」

狛枝「その時点で死んでると判断したけれど、一応ナイフは刺しておいたんだ。その後、返り血のついてしまったテーブルクロスを、ぶつからないようにテーブルの下に隠してね」

七海「本当にそれだけ?」

狛枝「うん、ボクが見たのはそれだけだよ」

狛枝「でもおかしいよね……? どうして弐大クンは、突然血を吐いて倒れたのかな?」

九頭龍「もしかして、毒が仕込まれてたんじゃねぇのか?」

花村「ど、毒……!?」

澪田「で、でもでも、毒なんてあったっすか? 唯吹、見た事ないっすよ?」

西園寺「んー……つのドリルちゃんは、可哀想なくらいバカなんだねー」

澪田「ぶっちゃけ認めざるを得ねぇっす」

左右田「認めちゃうのかよ!!」

毒は確かにあったよ。日向おにぃが行って見つけてくれたもん

1.狛枝のコテージ
2.ロケットパンチマーケット
3.倉庫

↓1

だよねー?

西園寺「ロケットパンチマーケットにね? あったんだよねー?」

日向「ああ、そうだな。毒薬が2種類……まるで見つけてくださいとでもいうかのように置いてあった」

ソニア「赤のビンと青のビン……どちらかが減っているとかで、使用されたのを見分けることはできないですかね?」

日向「残念ながら、それは無理なんだ。赤も青も、ほとんど同じ量だった。多分、捜査をかく乱させるために、どっちかを捨てた奴がいるんだろうな」

小泉「大方それが誰なのか、想像はつくけどね……」

狛枝「まあ、そういうことだよね!」

十神「どこまでも侮れんやつだ……」

田中「つまり、毒薬は暗黒に潜んでいたが、狛枝が外の世界に開放した……と。それも、いくつかの障害を交えながら……そういうことだな?」

左右田「どういうことだよ!!」

辺古山「とりあえず、狛枝が毒に対して何か細工をしたのはわかった……しかし、どうやってその毒は使用するのだ?」

狛枝「そう言われると思って、2つの毒薬についてまとめてみたよ」

・赤の毒薬
液体
服用後数分で死に至る
食事に混ぜるも、直接飲むも良し。

・青の毒薬
液体
服用後3時間で死に至る
食事に混ぜるも、直接飲むも良し。

七海「なるほど、違いは時間だけだね?」

九頭龍「それでよぉ……どっちの毒薬を誰が使ったんだって話だろ?」

狛枝「そうだね……」

終里「おい……オレにはさっぱりわかんねぇことがまだあるぞ……」

花村「え? わかんない事って?」

終里「なんで狛枝は……弐大を刺す必要があったんだ?」

狛枝「…………」

澪田「まーたそこで黙っちゃうんすか」

芸のない男……まあ、なんとなく理由は分かったけどね

1.弐大を血で染めるため
2.チミドロフィーバーするため
3.死斑を隠すため

↓1

だよねー?

西園寺「もー、そのだんまり戦法も使いすぎると飽きちゃうよー? 狛枝が弐大を刺したのは、罪木が狙いでしょ?」

狛枝「……ん?」

西園寺「だからさー、自信のない罪木だから、ちょっとでも血で死斑が見えなかったら、多分裁判で検死の事を言わないんじゃないかって思ってたってわけでしょ?」

狛枝「アハッ、またまたその通りだね西園寺さん。見た目は子供、頭脳は大人って事かな?」

西園寺「見た目も頭脳も大人だっての」

狛枝「じゃあ、使う言葉が子供なのかな?」

西園寺「全部大人だよ!! 終里がぶっ飛ばすぞ!!」

終里「指の12,3本で許してやるよ!!」

澪田「罰が重い!」

小泉「でも、蜜柑ちゃんはスレスレの所で、狛枝が犯人じゃないのかもって止めてくれた……アンタが思ってた以上に、蜜柑ちゃんは強かったのね」

罪木「え、えへへ……何だかうれしいなぁ」

西園寺「結局狛枝からヒントをもらわなきゃいけなかったんだけどね!」

罪木「グスン……」

田中「感情がコロコロと変わる女だな……」

九頭龍「んで? 結局どっちの毒薬が使われたんだ? そんで、それを使ったのは誰なんだよ?」

狛枝「さあね。それを考えるのが、君達でしょ?」

左右田「何だよここで投げ出すのかよ!!」

七海「うーん、困ったね。ここからは狛枝チャンスは使えないみたいだよ?」

十神「ならば俺達だけで真相にたどり着くほかあるまい。誰か何かないか? 毒薬がどちらに使われていたかを確かめる方法……」

花村「うーん……そう言われると悩んじゃうね……リトマス紙とかじゃだめなのかな?」

罪木「毒がどこに入ってたのかもわからないのに、どっちの毒が使われてたかを確かめるなんて、無理ですよォ……」

左右田「なぁ……お前らマジか?」

ソニア「マジ……とは?」

左右田「それってよぉ、狛枝の言ってたことを信じることになるんだろ? 吐血してたとか、それすらも嘘かもしれねぇじゃねぇかよ……」

辺古山「言われてみれば、確かにそうだな。もしかしたらそれこそ、狛枝が犯人であることから遠ざけるための罠なのかもしれない」

左右田「だろ? だったら、狛枝の言ってることへの信頼はほとんどゼロってわけだ」

狛枝「ゼロだなんて不運だなぁ……まあ、仕方ないか」

小泉「……でも、それが嘘だって言える根拠もないんじゃないの?」

左右田「さあどうだかな……? オレのスペシャルな推理、披露するぜ! ソニアさん、見ててくださいね!」

ソニア「すぅ……すぅ……」

左右田「寝てるー!?」

―07.ノンストップ議論―

ソウダカズイチ
狛枝の言ってたことは嘘だ!!

ナナミチアキ
そう言える根拠はあるの?

ソウダカズイチ
だってよぉ、ナイフを刺したのは狛枝だろ?
だったら【狛枝が犯人】だろうがよ!!

ペコヤマペコ
となると、死因は刺殺という事か?

ソウダカズイチ
そうだ! 【吐血もしてねぇ】!!
どうだ!? この完璧な推理!!

ソニア
すぅ……すぅ……

スキル『クリエイティブ』発動!

大丈夫か? 俺に任せてくれ

[澪田の証言)
[復旧直後)
[エアコンのタイマー)
[事務室のジュラルミンケース)

↓1

[復旧直後)→【吐血もしてねぇ】

失礼しました。

言弾リスト>>172

安価は↓にずれます

あ、>>315使います

あれれー? お馬鹿さんがいるよー?

   ―BREAK!!―

西園寺「はぁ……何か可哀想になってきたよ。馬と鹿って書いて、ばかって読むんだよ?」

左右田「あ?」

西園寺「馬と鹿に謝ってほしいよねぇ……」

左右田「え? な、ナニ!?」

西園寺「停電から復旧した時、わたしとおにぃとつのドリルちゃんの服の下の方には、点々と血がついてたの!」

左右田「そ、それがどうしたんだよ!?」

田中「そうか、そういうことだったのか……!」

日向「まだわからないのか? 左右田。小泉の書いてくれた立ち位置(>>192)を思い出してみろ」

七海「弐大くんの死体の位置に、この3人は明らかに近いよね……? という事は、弐大くんがもし吐血を、しかも狛枝くんのナイフを喰らう前なんだから……立っている状態で血を吐いた場合、どうなるのかな?」

花村「そしたら、いろいろな所に飛び散るよね? 油が跳ねるのとおんなじみたいに……ああっ!?」

日向「そう。つまりこの俺達の所についた血は……弐大が立った状態で吐血をした証になるんだよ」

左右田「ぐぬぬぬ、そ、そんなの分かんねぇぞ!? もしかしたら狛枝が何か細工したのかもしれねぇじゃねぇかよ!!」

西園寺「さすがにそこまでは狛枝の工作も及ばないとは思うけど……そんな苦し紛れの言い訳するくらいなら、わたしが止めを刺したげるよ。吐血を弐大おにぃがしたっていう決定的な証拠をね!」

↓1 >>172から2つ選択

西園寺「それは、弐大おにぃの体と、口元を見ればわかるんだよ!」

左右田「からだ……?」

七海「口元を見ればわかるんだろうけど、体をみる必要はないんじゃないかな?」

西園寺「え?」

発言力

75→70

西園寺(落ち着いて考えなきゃ。もし血を吐いたんだとして、それが飛び散ってるんだから……)

↓1 >>172からあと1つを選択

教えてあげる!

発言力
70→75

西園寺「近くの床にさー、血だまりがあったの覚えてる?」

田中「最初の議論の方で出てきたものだな……それがあるからこそ、移動はされていないと俺達は結論を下したが……」

ソニア「……はっ」

西園寺「アレがもし、お腹からの血じゃなくて、口からの血だとしたら?」

左右田「……た、確かに合点が行くな……」

狛枝「十分ボクの証言の確認はできた? それじゃあ、次のステップだね。さっきから九頭龍クンが気にしてることだ」

十神「どちらの毒が使われ、誰がそれを使ったのか……だな?」

辺古山「だが、そんな物……ここから手掛かりのない状態でわかるのか?」

小泉「う~ん、あたしではちょっと無理……かな?」

罪木「わ、私も、役に立てなくて申し訳ありません……」

日向「……それなら、視点を変えてみよう」

花村「視点を変える? どこに視点を持っていくの?」

日向「毒薬のどっちを使ったかは一旦おいておいて、共通してる点から考えられるところに目を向けるんだ」

十神「なるほど……液体であり、食事に入れるのも、直接飲むのも良い、という点だな?」

澪田「それで、考えられるところって?」

日向「毒を仕掛けたのは……どこなんだろうな?」

狛枝「へぇ、それが分かったら犯人は絞れるの?」

西園寺「絞れるかなんてどーでもいいよ! とにかくやれることができたならやるしかないでしょ!」

―08:ノンストップ議論―heat up―

ヒナタハジメ
どこに毒が混ざってたのか……
皆で一緒に考えよう

ソニア
怪しい所はないですかね?

ペコヤマペコ
ソニア……復活したのか

トガミビャクヤ
毒が混ざっていた場所……か

クズリュウフユヒコ
やっぱ【料理の中に仕込んでた】んじゃねぇか?

ミオダイブキ
男らしく【直接飲んだ】んっすよ!!

コイズミマヒル
それじゃあ弐大は……自殺なの?

ナナミチアキ
ひょっとすると、料理でもなんでもない
【別の物】かもよ?

スキル『クリエイティブ』発動!

これが俺の答えだ

[パーティーの料理)
[復旧直後)
[大広間のジュラルミンケース)
[弐大の体)

言弾リスト>>172

↓1

あれれー? お馬鹿さんがいるよー?

     ―BREAK!!―

西園寺「本当救えなーい……それ本気で言ってんの?」

九頭龍「あ? なんだと?」

西園寺「パーティーの料理に毒を仕込んでたら、大量虐殺が起きちゃうでしょうが! 脳みそ腐ってんじゃないの!?」

九頭龍「なんで大量虐殺が起きるんだよ!?」

西園寺「だってパーティーの料理は、弐大おにぃ以外にも、終里、辺古山おねぇ、豚足ちゃんが口にしてるんだよ? それならその4人全員が死んでなきゃおかしいでしょ?」

終里「オレはピンピンしてっぞ!」

九頭龍「チッ……そういう事かよ……」

辺古山「九頭龍はそもそもパーティーに参加をしていなかったのだ。勘違いしても無理はない」

花村「それに、料理に毒を混ぜてたとしたら、このぼくが許さないしね。次の朝まで返してあげないところだったよ……」

日向「……!? さ、寒気が……」

田中「沈まれ、俺の体……!!」

狛枝「……それで?」

西園寺「それでって?」

狛枝「結局これ以上、毒薬の事について調べることも出来ないんじゃないのかな?」

……確かに、これ以上はどうしようもない、かもね……じゃあ、手詰まりって事?

狛枝「うーん、困ったねぇ。このままじゃ、この事件は解決できない……って事かな?」

小泉「じゃ、じゃああたし達……ここで終わりって事!?」

罪木「い、嫌ですぅ! 終わりなんて嫌ですよォ!」










日向「終わりになんて……」

七海「させないよ?」









狛枝「……?」

日向「じゃあ、逆算してみよう。死亡推定時刻は出てるんだ」

七海「11時40分……だよね?」

日向「そこで考えてみよう。もし赤の毒薬を使った場合、毒薬は少なくとも10分より前に飲まなきゃいけなくなる……」

七海「つまり、11時30分までには飲まなきゃいけないんだね」

澪田「な、なんすか急に……!?」

左右田「2人の意気がピッタリ合いすぎてねぇか……?」

日向「そこで、青の毒薬を使ったとする。3時間なんだから……逆算したらどうなる?」

ソニア「午後8時40分ごろに……毒を飲んだことになりますよね?」

午後8時40分……って確か……。

1.パーティーの前
2.パーティーの最中
3.パーティーの準備中

↓1

だよねー?

西園寺「パーティーの始まる時間は午後7時だったし、それってパーティーまっただなかじゃん……」

七海「さっきも言った通り、パーティー中に外に出た人はいないから、誰かがパーティー中に、どこかに毒を入れたことになるね」

花村「しかもそれを10分くらい前か、3時間くらい前かに飲ませたって事……だよね?」

……あー、頭こんがらがってきたかも……でも、もうちょっとでわかりそうな気がするんだよねぇ……。

西園寺「ねぇねぇ、一回整理する時間、貰ってもいいかな? いいよね?」

罪木「え、ど、どどどどういう……?」

西園寺「整理させろっつってんだよ!!」

罪木「ひぃいいいい!?」

小泉「も、もう日寄子ちゃん? あんまり蜜柑ちゃんに冷たくしないの」

ちぇ、おねぇはそうやってすぐアイツの肩を持つんだから……まあ、いいや。時間はもらえたって事にしよっと。

えーっと……どっちの毒で、誰が使ったかっていう事でしょー? その前に、色々な可能性を潰したほうがいいかもね……。

・これより、花札チョイスを行います。
ルールはロジカルダイブと同じです。ただ、雰囲気を西園寺風に変更してるって感じです。
畳の部屋に西園寺が正座してるイメージ。そこに3色の選択肢が書いてある花札が用意されてるイメージです。
やることはロジカルダイブと同じですので、焦らずに行きましょう。では、始めます。

―09:花札チョイス―

Q1.11時40分の数分前はどういう状況だった?

赤.停電中 青.帯電中 黄.充電中

Q2.毒薬が仕込まれていた場所は?

赤.パーティーの料理 青.パーティーの液体 黄.毒は使われていない

Q3.使われていた毒薬は?

赤.赤の毒薬 青.青の毒薬 黄.毒を混ぜ合わせたもの

↓1



青× 青○ 赤×

違う違う! そうじゃないって!

発言力
75→65

↓1

赤○ 青○ 青○

OK!!

これくらいできて当たり前でしょ?

―complete!!―

西園寺「まず、数分前って停電のちょっと前でしょ? そのタイミングで毒薬をしかけるのは無理だから……青の毒薬、つまり3時間前に毒が飲まされたって考えるのが普通じゃん……?」

辺古山「確かにそうだな」

西園寺「そうなると、どこに毒を仕掛けたかって話だけど……料理じゃなくて、液体だったとかは?」

十神「液体……だと?」

西園寺「そう、例えば……コップの中に毒薬を仕込ませとくとか……」










西園寺「……!?」

田中「……どうした、西園寺? 震えているぞ?」

西園寺「え……嘘? さすがにそれは……ないでしょ?」

だって、だってだって、コップの中に毒薬って……液体の中に毒が入ってたって……それって、パーティーのあの時……

狛枝「どうやら気づいちゃったみたいだね。犯人の正体に」

左右田「犯人の……正体!?」

花村「そ、それって……誰の事?」

西園寺「…………」

アヤシイジンブツヲシメイシロ

↓1

……アンタでしょ?

発言力
65→75

西園寺「ねぇ……豚足ちゃん?」

十神「俺……だと?」













学級裁判

 中断



明日にはとりあえず裁判は終了すると思われます。

明日は夜の9時~10時くらいに再開したいですね。

ご協力よろしくお願いします。

↓感想などがあればぜひ

乙乙
まぁあの時毒を飲んだのは分かってたけどここからどうなるのか……

あと間違ってたらごめんなんだけど>>1って速乃ロンパの人?

携帯より、>>1です。

>>359さん
そうですね。まあいつかバレるだろうとは思ってましたが、2をやると言っておきながら放ってしまったので、なかなか言い出しづらかったところがあります。
裁判の流れとか、明らかにもっと盛り上げられそうなところでうまく行かなかったところが例のスレであったので、経験をつもうと思ってこうしました。本当に申し訳ないです。でも、このスレを終わらせる気はありませんので、よろしくお願いします

更新できないなんて絶望、なかった。

始めたいと思います。

再開

西園寺「ねぇ、豚足ちゃん……?」

十神「俺……だと?」

澪田「え? びゃ、白夜ちゃんが?」

左右田「おい西園寺!! 適当言うのもいい加減にしろよ!!」

ソニア「そ、そうです! 十神さんは人を殺すどころか、むしろ皆のリーダーとして……この殺人を止めるために、あんなパーティー開いて……」

西園寺「それを逆手にとった……って考えることも出来るんじゃないの?」

ソニア「なっ……!?」

狛枝「なるほどねぇ……それが西園寺さんの希望、ってわけだ」

日向「なあ西園寺。どうして十神になったのか、理由を聞かせてもらっていいか?」

西園寺「えー? だって……弐大おにぃが誰かに毒を飲まされたんだとしたら……わたしの推論が正しければだけどね?」

(弐大「くぅ……」

日向「? 弐大? 大丈夫か?」

弐大「す、少し腹が痛くてな……クソがしたいんじゃが」

西園寺「ちょっ、食事中にそういう事言うなっての……!」

十神「腹の調子が悪いなら胃薬でも飲め。俺のを分けてやる。ちょうどあそこのコップに水があるしな。それを使うといい」

弐大「か、かたじけない……」 )

西園寺「そう言って、弐大おにぃは水を飲んだんだもん……それも、パーティーの最中にね」

九頭龍「な、なら十神は……最初からそれを狙ってパーティーを開いたってコトかよ!?」

十神「いや、違うぞ……? お、お前たちは誰かに騙されている……!!」

罪木「だ、誰かって誰ですか?」

十神「そ、それは……わからんが……」

七海「…………」

七海「……………………ねぇ、モノクマ?」

モノクマ「はいはい、どうしたんですか?」

七海「もし……もしもだよ?」

七海「犯人に殺意がなかった場合……それは犯人って言えるの?」

田中「き、貴様……何を言っている!?」

モノクマ「うーん、弱ったなぁ……そう言われると困っちゃうんだけど、実際そうなんだよねぇ。たとえば、殺人を緻密に計画して、あとはスイッチを押したら相手が死ぬ、みたいな状態になった時、その計画した人をA子だとしようか」

罪木「え、A子……」

モノクマ「そして、その計画したA子じゃなく、F男がスイッチを押した場合……」

澪田「な、なんで一気に飛んだんっすか!?」

モノクマ「犯人はスイッチを押して人を殺したF男って事になるよねー!」

終里「おい……全然ワケ分かんねぇぞ……もっとオレにも分かるように説明してくれよ!!」

モノクマ「そういわれても、今のが裁定基準だよ? どうにも変える事のできない、ボクのルールだよ?」

モノミ「修学旅行のルールは絶対……これはミナサンはもちろん、あちしやモノクマにも言える事でちゅ。だから、モノクマのルールは、悔しいけど絶対という事に……」

辺古山「つまり……どういうことだ?」

愚民め……!

西園寺「…………」

十神「西園寺……俺が弐大を殺したという事にしたいみたいだな……?」

西園寺「うん、そうだよ? だって、そうとしか考えらんないじゃん」

十神「だが、こう考えるのはどうだ? 先ほどのモノクマの説明……吐血した弐大に対して、ナイフが刺さったのなら、死因はナイフが刺さったことになってもおかしくはない……」

……やめてよ

十神「それならば気付かずに俺が毒を飲ませたのかもしれないが、死因が刺殺だった場合は、やはり狛枝が犯人なんだろう……そうは思わないか?」

やめてってば

十神「なぜ何も答えてくれない? 俺の言葉が虚言とでも言うつもりか? 俺は……俺は……」

十神「俺は嘘をついているとでも言うつもりか!?」

―10:反論ショーダウン―

トガミビャクヤ
もしも……
         奴の
   死因が
           毒殺でないなら……

もしも……
        弐大が
    刺殺だったなら……

あの時の毒は、まったく
   【関係ないもののはず】だ!!

発展!!

サイオンジヒヨコ

 も
  う
   や
    め
     よ
      う
       よ

確かに豚足ちゃんは毒を仕込んでないかもしれない……

でも
 さっきの
   モノクマのルールは……

           アンタは
     嵌められたんだよ!


トガミビャクヤ

黙れ!!

 黙れ  黙れ  黙れ
   黙れ  黙れ
 黙れ  黙れ  黙れ

      黙
     れ
      !
     !

毒を仕込んだのが[誰かわからない]状態で……

俺を犯人にするのはお門違いだと言っているんだ!!

【弐大の死因は刺殺だったんだ】よ!!

[モノクマファイル1フ
[大広間のジュラルミンケースフ
[事務室のジュラルミンケースフ

言弾リスト>>172

↓1

やめてって言ってるでしょ!?

   ―BREAK!!―

西園寺「ねぇ、豚足ちゃん……もうやめてよ」

十神「なっ……!?」

西園寺「その話、とっくの昔に終わったでしょ? だったらなんでアイツはそのことを隠そうとしたのさって……」

日向「捜査をかく乱させるため……としか思えないよな……」

西園寺「じゃあ、さらにもう一回、アイツに話を聞いてみようか?」

そう、話を聞く人物は……

1.狛枝
2.罪木
3.七海
4.日向

↓1

だよねー?

罪木「う、うぅ……」

西園寺「オラ! お前だ罪木!!」

罪木「ひゃうぅ!?」

西園寺「アンタは裁判中に言ったよね?? これの死因がおかしいって。アンタが止めたから、狛枝は犯人じゃないかもって流れになったよね?」

罪木「ええ!? で、でも私は毒を仕掛けたわけじゃ……」

西園寺「ちげーよ!! アンタの言ってたことを確認したいの!!」

――――――――――――
罪木「え、ええと、私が検死……してみたんですけどぉ」

田中「犬歯……だと!?」

十神「多分それも漢字が違うな」

罪木「その検死で……分かった事があって……に、弐大さんは……刺されて死んだわけじゃ、ないんじゃないかなーって、思ったんですけどぉ……たぶん」

西園寺「多分?」

罪木「ぜ、絶対です! 100%私の生涯にかけて!!」
――――――――――――

西園寺「アンタの100%の生涯って、この程度で終わるもんじゃないでしょ?」

罪木「ひっ……!? は、はいっ!!」

西園寺「だからこそ毒殺で決まりってなったのに、今更それを捻じ曲げようなんて……苦しすぎるって事よ」

十神「ぐ……ぬぬっ!」

狛枝「……あーあ、なんかがっかりだなぁ」

花村「……は?」

狛枝「そもそも、その程度の事で解決するくらいなら、わざわざボクが刺して事件を複雑にさせる必要もなかったんだよ」

左右田「狛枝……やっぱテメェが毒を仕込んだのか……!?」

狛枝「それは違うよ。毒を仕掛けてたのはボクじゃない。言ったじゃないか、ボクよりも先に殺人を起こしたかった奴がいるって」

西園寺「ねぇ、皆納得した? 豚足ちゃんが……犯人って事になるんだけど……?」

十神「……ぐ、ぐぬぬ……」

小泉「で、でも……アイツに罪の意識はないのかもしれないけど……」

七海「それでも、投票しなきゃいけない……十神くん以外に怪しい人、例えば毒を仕掛けた人だったり、ナイフで刺した狛枝くんも、直接人を殺したって事にはならないよね?」

花村「直接殺した人は、毒を飲むように勧めた、またはそれを飲ませた人……って事だよね?」

九頭龍「クソが……最初から狛枝なんて無視しててもよかったんじゃねぇか!!」

ソニア「そんな……いや、嫌ですよ……」

澪田「い、唯吹も、まだ納得しきれてねぇっすよ……」

田中「だが、時の制限ももう一刻を争うだろう……」

左右田「なぁ……十神……せめて認めちゃあくれねぇのか!?」

十神「……………………ぐっ」

左右田「み、認めてさえくれれば、お前に投票できるんだ……今のお前に投票しても、気持ち悪いもんが残ってんだよ……」

花村「そうだよ! お願いだから、自分がやったって言ってよ!」

辺古山「……それは、無理なことなんじゃねぇか?」

十神「…………ボ……クは……」

十神「……うっ……うぐぐぐっ……」









十神「うわあああああああああああああああああああ!!」

西園寺「な、何……?」










十神「おかしいと思わないのか!? そもそもそれは、西園寺がボ……お、俺が弐大に水を勧めているのを見ただけだ!!」

小泉「確かに……今の段階ではそうだけどさ……」

十神「でも、それは西園寺の見間違いなんじゃないのか!?」

え……?

左右田「だ、だとしたら、西園寺がねつ造した罠……って事か!?」

西園寺「え? 嘘? ここでわたしが疑われちゃうの?」

狛枝「ふふっ、どうやら大詰めみたいだね……さあ、西園寺さん。哀れな絶望にとどめを刺してあげなよ」

西園寺「な、なんで……わたしが?」

狛枝「言ったでしょ? 君が大事になってくる気がするって」

た、確かに……言われたような気はする……けど。

十神「何だよ!? 俺が何をしたって言うんだ!! そんな水を勧めたワケないだろ!?」

十神「他に目撃者がいたとしても、西園寺が手を組んでるだけかもしれないんだからな!!」

……見てて、つらいよ……豚足ちゃんも分かってるはずなのに……

自分が人を殺しちゃったって、分かってるんでしょ? だから……

アンタはそんなに、震えてるんでしょ?

西園寺「へぇ……そこまで豚足ちゃんが言うなら、決定的な証拠、突きつけてあげてもいいけど?」

十神「決定的な……証拠? そんなの……あるはずがないんだ!!」

いや、絶対にある……パーティー中に豚足ちゃんが利用した、あるものが……!!

・ここから、本スレオリジナルルールの、スペシャルトークラッシュが始まります。
大量の反論の言葉の中に、いくつかの文字が隠されています。
その文字を指定された文字数で取捨選択し、並び替えて決定的な証拠を造りましょう。
ここが最後の正念場です。ここまで付き合っていただきありがとうございます。
それでは、スペシャルトークラッシュ、STRを始めます。

―11:STR―

うわあああああああああ!! 1.神 ボクじゃない!!
違う違う違う違う!! 黙れ!! 愚民が!!
2.薬 俺の名は十神白夜だ!! リーダー命令だ!!!
俺が導いてやる!! 俺じゃないと言っているんだ!
 3.の リーダーのいう事が聞けないのか? 4,が
俺じゃないと言っているんだ!! 違う違う違う違う!!
ボクじゃない!! 俺じゃないと言っているんだ!! 5.胃
俺の名は十神白夜だ!! 6.十 ねぇ教えてよ、ボクは誰なの!?

【俺が弐大に水を飲ませたというのは、西園寺の思い違いだ!!】

文字数5文字で言葉を作れ!!

↓1

わーい! これで決まりだねー!

―complete!!―

西園寺「ねぇ……じゃあもう一回、あの時弐大おにぃに水を飲ませたと思えるところを振り返るよ?」

十神「聞き間違いだ……思い違いだ……!!」

(弐大「くぅ……」

日向「? 弐大? 大丈夫か?」

弐大「す、少し腹が痛くてな……クソがしたいんじゃが」

西園寺「ちょっ、食事中にそういう事言うなっての……!」

十神「腹の調子が悪いなら“胃薬”でも飲め。“俺の”を分けてやる。ちょうどあそこのコップに水があるしな。それを使うといい」

弐大「か、かたじけない……」 )

西園寺「もしもわたしの聞いたコレが本当なら……豚足ちゃんの胃薬が1つ減ってるはずなんだよねぇ……」

十神「くっ……!!」

左右田「お、おいモノクマ!! モノミでもいい!! 十神の持ってたジュラルミンケース……あの中に入ってる胃薬を持ってこい!! それで……そこから1つ減ってたら……」

モノクマ「はーい、そういう流れになると思って、持ってきましたよー!」

モノクマ「じゃじゃーん、こちらが、十神クンがパーティー会場に持って行った、“皆を助けるはずの胃薬”でーす!」

七海「あー、なるほど。1つ欠けてるね……」

日向「これは……もうそうとしか思えないよな?」

辺古山「誰かほかに、弐大から胃薬を受け取った奴はいるのか?」

花村「そ、そんなの、他にいるとしたら狛枝くんしか……」

狛枝「ボク? まあ、受け取ってないよね……受け取ってないからこそ、色々な仕掛けを使えたんだからさ」

田中「という事は……」

十神「……………………」

西園寺「負けを認めちゃえよ。その方が楽になれるって」

十神「……………………」

澪田「ど、どうなんすか、白夜ちゃん?」

十神「……………………そ」

十神「そんなはず……ないんだ」

ソニア「そ、そんな……こんなのってあんまりですよ!」

西園寺「もういいでしょ? 見苦しいって……いい加減さ」

西園寺「じゃあもう皆にゆだねるしかないよね? 最後にわたしが、事件を最初から振り返ってあげるよ。それで納得いかない個所がなかったら……犯人……は、豚足ちゃんって事になるんだからね?」

【クライマックス再現】

Act.1
モノクマの動機に怯えていたわたし達。そんな時に、ある脅迫状が、ある人物の所に届けられたんだよ
その人物が、今回の事件の犯人になっちゃうなんて、きっと本人も思ってなかったんだろうねー

Act.2
そこで犯人は、殺人を起こさないためにパーティーを開いた。全員参加ってわけじゃなかったけど、パーティーはそれなりに盛り上がってたんだよ。
その最中に、弐大おにぃがお腹が痛いって訴えた。それを受けた犯人は、胃薬を渡し、近くにあった水を飲むように勧めたんだー、それに毒が入ってるなんて、誰も想像しないでしょ?

Act.3
そんな折りに、狛枝が仕掛けた停電システムが動いちゃった。狛枝は暗視スコープを使って、大広間の入口の近くにいた弐大をナイフで刺したの……。もっとも、弐大はその前に吐血して、死んじゃってたんだけどね。ゲロブタ罪木の検死をごまかすには、十分な功績を狛枝は残したってワケ。

つまり、この犯人は、毒を仕掛けてはいないのかもしれないけど、まんまと別の誰かに嵌められてしまった……その、犯人は……






……少しは同情するよ。十神白夜……豚足ちゃん





―complete!!―

西園寺「どう? 皆、今の推理で間違ってるって思った?」

罪木「いえ……そうは、思えませんでしたぁ……」

西園寺「……豚足ちゃん、認めてくれるよね?」

十神「…………」

十神「ああ、そうだな」

終里「……って事は……おめぇ……?」

十神「俺が弐大を殺したんだ。……コップの水に毒を仕掛けてな……」

CLEAR!!

・クリアリザルト

モノクマメダルを10枚ゲット!

現在のメダル数は12枚です。

弐大の遺品スキル『ネバーギブアップ』を入手しました!

『ネバーギブアップ』…裁判でミスをするたびに、防御力が少しずつ上昇

モノクマ「ねぇねぇ、なんだか終わりみたいな流れになってるけどさ、まさかと思うけど忘れてない? 投票タイムですよ! 投票タイム!」

モノミ「ま、まさかモノクマ……本当に!? だ、だめでちゅ! それだけは絶対に許しまちぇーん!!」

モノクマ「うるさい! お兄ちゃんのいう事聞けないなら、引っ込んでろ!!」

モノミ「うぎゃああああああ! おにいちゃんのばかあああああ!!」

田中「ふざけるなああああ!!」

十神「早く投票を済ませろ……そして、よく覚えておくんだな。今から俺がされること……今から俺が受ける罰……」

十神「俺は……人柱になろう。二度とお前たちが、殺し合いをしないための……!!」

……かっこつけちゃってさ……。本当は怖いの、丸見えだし……。全身震えてるじゃん……だって、アンタ嘘ついたもんね。

……毒を仕掛けてる人間なら、指名された時、あそこまで驚きはしないはずだもん。

モノクマ「投票の結果、クロとなるのは誰か!? その答えは、正解なのか、不正解なのか?」

モノクマ「さあ、どうなんだー?」

モノミ「うぅうううううう……なんでこんなことに……!!」

  モノクマvote


drrrrrrrrrrrrr……






トガミ トガミ トガミ

congratulation!



学級裁判

 閉廷

モノクマ「正解! 今回毒を仕掛けられたコップに気付かず、哀れなことに水を勧めてしまった、可哀想なクロは……」

モノクマ「【超高校級の詐欺師】クンなのでしたー!!」

左右田「は? おい、今のどういうことだよ?」

十神「奴は間違ったことは言っていない……それに、俺はもう死ぬんだからな」

ソニア「そんな事……言わないでください……!!」

狛枝「ねぇ、【超高校級の詐欺師】って、どういうこと?」

モノクマ「うぷぷぷ、そのままの意味だよ? 誰かに変装する事で成り立つ、全てのプロフィールが謎に包まれた高校生……」

モノクマ「それが、【超高校級の詐欺師】クンなんだよ!!」

詐欺師「…………そうだ。ボクは十神白夜じゃない……ボクは……誰でもないんだ」

詐欺師「誰かになることでしか、自分を形成できない……影の人間なんだ……」

花村「それとこれと……何の関係があるの? 毒を仕掛けてまで、弐大くんを殺した理由は何さ!?」

詐欺師「人を殺すことで記憶が戻るなら……もしかしたらボクが何者か分かったんじゃないかって……」

田中「信じてしまったというのか……あのモノクマの虚言を!!」

詐欺師「……キミたちには一生わかんないよ。自分が誰だかわからずに、ひたすら暗いくらいトンネルを歩いてるような気分はさ……」

辺古山「……お前は、才能に縛られていた……そういう事か」

九頭龍「けどよぉ……殺人を結果的に起こしたのはテメェだったって事は……脅迫状って言うのはなんだったんだ?」

詐欺師「アレもボクが書いたものだったんだ……」

西園寺「確かにそれがアンタの才能なのかもしれないけどさ……」

西園寺「これ以上嘘を重ねて、何がしたいの?」

詐欺師「なっ……!?」

小泉「日寄子ちゃん? 今の……どういうこと?」

西園寺「毒を仕掛けたのが豚足ちゃんなら……絶対にあんなに動揺したりすることはないでしょ?」

詐欺師「……キミは、変な所で鋭いね……でも、そういうことにさせてくれよ」

詐欺師「そうしておかないと、キミ達は毒を仕掛けた人が見つかったら……その人を恨んでしまう」

詐欺師「また、殺し合いの種ができてしまう……ボクはそれが嫌なんだ……裁判中は取り乱してごめん、西園寺さん。迷惑かけたよね……?」

西園寺「ふんっ、本当に迷惑極まりなかったね」

澪田「日寄子ちゃん……ひどすぎないっすか!?」

西園寺「でも、その結果でアンタの出したこの結論は、よかったんだと思うよ。……またコロシアイが起きないのが一番だと思うし……こういうの、わたしのキャラじゃないかもしれないけど……豚足ちゃんには……死んでほしくない」

詐欺師「……そう言ってくれてうれしいよ。キミはボクに、嘘偽りないあだ名をつけてくれた……それは、どれだけボクの中で嬉しい事だったかなんて、言わなくても分かってくれるでしょ?」

西園寺「やめて」

これ以上、死んでほしくないって、思いたくない……だから、やめて……。

モノクマ「ねぇねぇ、いいムードな所悪いんだけどさぁ」

モノクマ「そろそろオシオキの時間なんだよねー?」

詐欺師「くっ……」

終里「オシオキって……何するんだよ!?」

モノクマ「処刑だよ? 電気椅子でバリバリ! 毒ガスでもくもく! ハリケーンなんちゃらで、体がばらったりってやつだよ!!」

七海「……やっぱり、やらなくちゃいけないんだね?」

モノクマ「うぷぷぷ、当たり前でしょ!?」

モノクマ「それでは、【超高校級の詐欺師】クンこと……まあ名前はわかんないけど!」

モノクマ「今回はそんな彼のために、スペシャルなオシオキを用意しました!」

詐欺師「皆、ありがとう……」

日向「あ、そうそう、十神」

日向「お前がたぶん一番気になってることだろうから、言っておくな」

詐欺師「な、何の話だ?」

モノクマ「では、張り切っていきましょー!」

日向「コップの中に毒を仕込んだ人なんだけどさぁ」














日向「それ、俺なんだよ」














詐欺師「……え?」

モノクマ「いいっすか? やっちゃうよ? やっちゃってもいいすか?」

詐欺師「な、なんで……今言ったんだよ?」

日向「残念だったな、十神。でもお前の遺志は、俺達が受け継ぐからさ。安心して、先に地獄に行っててくれ」

…………一瞬、おにぃが何を言ってるのか、全然わかんなかった。

現実を受け止められない感覚……だって、こんな奴が……こんな何もできなさそうな平凡な奴が……毒を仕掛けた、張本人、って?

モノクマ「オシオキターイム!!」

詐欺師「ふざけるなああああああああ!! 日向ああああああああああ!!」

    GAME OVER

サギシ クンガ クロニキマリマシタ

   オシオキヲカイシシマス

……皆が、豚足ちゃんの方を見てる。

日向おにぃの言葉に驚いた人は、何人もいたけど……それより、彼の事を見ている。

今もなお、おにぃに対して、自分の怒り、悲しみ、憎しみ、苦しみ、いろいろな負の感情を叫び散らしている彼を……。

突然、首輪が飛び出した。首輪は豚足ちゃんの体をしっかりと、つかみ、そのまま、一瞬にして裁判場を飛び出していった……。

突然、モニターが映る。そこには体を痛々しく引きずられながら、ある場所に誘われる豚足ちゃんが映っていた。

たどり着いた場所は……大きな鍋のような……そんな不思議な所。



【超高校級の詐欺師】 処刑執行

―これが、偽りのないキミだ!―

鍋の中では、かなり温度が高いであろうお湯が、ブクブクと音を立てていた。

その一つ一つが、罠に嵌まった豚足ちゃんをあざ笑っては消えていくような……そんな不気味な感覚さえした。

まず、その中に思いっきり振り落される豚足ちゃん。その後、何かの機械のようなもので、全ての身ぐるみを剥がされた。

全身超高温熱湯に使っていても、豚足ちゃんはそこから出ることはできない。鎖でつながれたマジックハンドのようなものが、豚足ちゃんの体をがっちりつかんで離さないからだ。

どんどん汗が垂れる。汗どころじゃない、全身が真っ赤に染まっていく。顔の変装をしていたと思われるメイクが、ずるずると剥がれ落ちていく……。

そして、突然鎖が豚足ちゃんから外れた。助かったの……?

いや、違う。豚足ちゃんはこの熱湯から、何としてでも出ようとする。けど、そこで気付くんだ。

容器の縁には、鏡が大量についていた。その鏡は、今の……全てを失い、文字通り丸裸にされた……本当の自分が映っていた。

それをじっと見つめていた豚足ちゃんは……ゆっくりと鍋の底に沈んでいった……。

モノクマ「エクストリームゥ!!」

モノクマ「アドレナリンが、染み渡るぅ!」

澪田「あぶ、あぶあぶあぶあぶ……」

モノミ「きゃああああ!! そんな……どうしてこんなことに……!?」

左右田「十神の処刑もアレだけどよ……おい日向……今のマジか?」

日向「……え?」

左右田「だから、お前が毒を仕込んだって話だよ!!」

日向「ああ、あれか」

そう言うと、何の悪びれもなく、表情を1つも変えずに、おにぃは言った。

日向「まあ、本当の話だよな」

終里「……おい、お前……」

日向「……?」

終里「ふざけてんじゃねぇぞぉ!!」

そう言うと、終里は我を失ったかのように、おにぃにとびかかる。でも……

ドンッ!!

モノミ「きゃああああ!」

七海「も、モノミ? 大丈夫?」

間一髪のところで、アイツが終里のこうげきを防いだんだ

終里「オレは……オレはオメェを……ぶっ倒す!! 弐大のためにも……弐大のためにも……!!」

モノミ「ダメでちゅ! それはモノクマの思うつぼでちゅよ!」

モノクマ「はにゃにゃ?」

終里「うるせぇ!! そこまで言うんなら、まずはオメェからやってやんよ!!」

モノミ「それは……それは本当に弐大くんが望むことなんでちゅか!?」

終里「なっ……!?」

……え、嘘? あのウサギ……何言ってるの?

モノミ「あちしには、そうは思えまちぇん……あちしは」

モノクマ「ほいほいそこまでー。さ、モノミちゃん、帰ろ?」

モノミ「え、でもあちしは」

モノクマ「我が妹よ!」

モノミ「きょ、強制退場でちゅか!?」

終里「チッ……」

日向「どうした? 殴らないのか?」

終里「……その気も失せちまったよ……」

七海「……とりあえず、今日はもう皆帰って寝ようよ。きっと疲れただろうしさ」

田中「そう……だな」

皆が、なんとなく絶望しているのが分かった……。不器用なわたしでも、そのくらいならわかる。

罪木「うえぇ~ん……私、もう……もう……」

泣くなよこんなところで……みっともない。

小泉「大丈夫? アタシ、ついていようか?」

罪木「ぐすっ、えぐっ、ありがとうございます……」

澪田「……唯吹、猫丸ちゃんの事も、白夜ちゃんの事も、一生忘れねぇっす……だから……今は安心してお休み……」

田中「ぐぬぬ……」

ソニア「…………」

左右田「大丈夫ですか? ソニアさん、行きましょ?」

ソニア「は、はい……そうですね……わたくしが気をしっかり持たなければならないのに……」

田中「今は貴様も一人の人間だ。気にすることではない」

ソニア「……ありがとうございます」

続々と人が去っていく中で、残ったのは……わたしと、おにぃと、七海と、狛枝……。

狛枝「アハハッ……まさか日向クンが、そこまで計画を練ってたなんてね。これは……ボクが出るまでもなかったのかな?」

日向「お前には関係ない話だ」

西園寺「関係ありまくりだよ……アンタがあんなことしなかったら、きっと今頃は……弐大おにぃも普通に生きてて……」

日向「…………それじゃダメなんだよ」

西園寺「はぁ?」

日向「俺は狛枝みたいに、絶対的な希望を求めてるとかじゃない。もっともっと大きい理由があるんだ」

七海「その理由って言うのは?」

日向「……今は、言えない」

七海「そっか……でも、私は……誰も疑いたくはないから。皆をずっと信じてたい……けど、日向くんや狛枝くんのやった事、許さないよ」

狛枝「そうだろうね、じゃあどうするの? ボクを殺す?」

七海「ううん、私が許さないのは、貴方たちのした“行為”」

……え? 何言ってるの?

日向「はっ……素直に嫌ってもらったほうが、まだ楽な気がするな……」

狛枝「……七海さん、キミも要注意人物って事だね……」

2人はそう言って、そろわない足並みで去って行った……。

七海「……」

西園寺「…………」

七海「ねぇ、西園寺さん」

西園寺「何?」

七海「1つ、おかしいなって思うところ、ないかな?」

西園寺「……は?」

七海「ほら、小泉さんのくれた見取り図、思い出してみてよ」

http://imgur.com/UVv33Ey

西園寺「これが……どうかしたの?」

七海「えっと……弐大くんのいた位置と、弐大くんの殺された位置って、ちょっと離れてるよね」

西園寺「だから、それがどうしたのって」

七海「停電の時の事、もう一回思い出してみて」

なんで……思い出したくなんかないのに……

―――――――――――――――

小泉「うわっ、停電だよ!」

日向「さっきまで明るかったんだけどな……?」

澪田「真っ暗っすよー! もうお先真っ暗だよー!!」

終里「なんだなんだ? 飯食いづれぇから電気つけろっての!」

西園寺「わーん! 足踏まないでよ!!」

弐大「ぐっ……うぼぁ……っ!!」

十神「くそっ、鍵が見えない……ダメだ……!!」

ソニア「これって、ブレーカーが落ちたんじゃないでしょうか?」

左右田「ちょ、ちょっと待ってろ……おれが壁伝いに、何とかしてくるから……」

―――――――――――――――

七海「西園寺さん……誰かに足を踏まれたよね? ……誰に足を踏まれたのかな?」

……え?

西園寺「そ、そんなの……わかるわけないじゃん……停電だったんだから……」

七海「ううん、それが分かるんだよ。だって、この図を見る限りは、おそらく弐大くんがここに行くためには……西園寺さんの前を通らないといけないもん」

西園寺「そ、それが? 仮にそれで弐大おにぃがわたしの足を踏んでたから、何なの?」

七海「もし、ここで弐大くんが……前に出てきてくれなかったら……」

七海「狛枝くんに刺されてたのって、西園寺さんなのかもなって……思ったの」

西園寺「……え?」

七海「きっと弐大くん、停電でもなんとなく察したんだと思うよ? 彼の洞察力なら……それができてもおかしくない」

西園寺「じゃあ……もし弐大おにぃがあそこでいなかったら……?」

七海「犠牲者が……もう少し多かったのかもしれないよね」

そんな……それを聞いて、わたしにどうしろって言うのさ……

七海「だからさぁ、忘れないであげてね?」

西園寺「……忘れないって?」

七海「弐大くんが、あなたを守ってくれたこと……かな?」

西園寺「何だよ…………最後の「かな」って……」

守られた命……そう言われても実感がわかなかった。

あんな恐ろしい死体をみて、あんな恐ろしいオシオキを見て……涙を一粒も、わたしはこぼさなかったのに……。

それから、コテージに帰って、ずっと泣いた。ずっと、ずっとずっとずっと……

でも、気が付いたら……わたしは、眠っていた。

疲れた……忘れていたい……でも、それはできない……

(七海「忘れないであげてね。弐大くんがあなたを守ってくれたこと……」)

豚足ちゃんも、皆を守ろうとしてパーティーを開いたんだよね……、忘れちゃうなんて……やっぱり、できない……。








でも、わたしはまだ知らなかったんだ。

この先、もっともっと絶望的なことが……待ち受けてるって事……。







チャプター1 絶望トロピカル

    END

生き残りメンバー

16人→14人

  To be continued…

1章クリア特典

遺品スキル

『ダミートラップ』を入手しました!

『ダミートラップ』…裁判でのミスを3回まで帳消ししてくれるが、発言力が少し下がる

と言うわけで、これで1章は終了です。

見てくださった方、ありがとうございました。

人物改変についての注意は少しするべきでしたね。申し訳ないです。

こんな感じで、ぴよロンパは進んでいくことにします。

これからも、皆さんの安価で色々なストーリーが決定していきます(中にはすでに確定しているものもありますが……)

尚、完全に本編で明かされていないところに、自分の妄想が入っているので、そういうのが苦手な方もご注意ください。

あまり意識するつもりはないですが、カップリング要素とかも入ってるかもしれないので、そういうのはご容赦ください。

今日はここまでにしたいと思います。次回の更新から、2章に入っていこうと思います。

↓感想・質問等あればどうぞ

そして、今日はここまでとか言っときながら、2章に行く前のスタンバイフェイズのようなものをさせてください。

キャラクターの好感度を、3人選択してあげることができます。

好感度を上げる=そのキャラの生存率を高める

と思っていただいて構いません。(ただし、好感度が高いからと言って、必ずしも生き残るわけではございません。ご了承ください)

なお、現在の好感度は

日向創 11

狛枝凪斗 3

左右田和一 2

田中眼陀夢 3

花村輝々 3

十神白夜 

弐大猫丸 

九頭龍冬彦 5

小泉真昼 5

澪田唯吹 5

罪木蜜柑 6

辺古山ペコ 1

終里赤音 

ソニア 3

七海千秋 8

こんな感じです。選択されたキャラクターの好感度は5増えます。

↓3まで、1人1レスずつ、計3人のキャラクターを選択してください

了解。その3人の好感度を5上げます。

ありがとうございました。ミナサンお疲れ様でした!

罪木の好感度が10を超えたので、スキル『メディカルケアー』を入手しました。

『メディカルケアー』…正解の選択肢を選んだ時の回復量が増える。

なお、現在の好感度は

日向創 11

狛枝凪斗 3

左右田和一 7

田中眼陀夢 3

花村輝々 3

十神白夜 【DEAD】

弐大猫丸 【DEAD】

九頭龍冬彦 5

小泉真昼 5

澪田唯吹 5

罪木蜜柑 11

辺古山ペコ 6

終里赤音 

ソニア 3

七海千秋 8

このようになっております。ご確認ください

今日も9時頃から更新始めます。

華金フライデーですね。まさに希望

「……やあ。まさかこんな時に君に会うとはね。これは幸運だ」

「……そうか、それはよかったよ」

「アハッ、冷たいねぇ……残念だよ、キミとなら少し、分かりあえると思ったんだけどなぁ……」

「お前と俺が分かり合えるときは、多分これから絶対ないぞ?」

「どうして?」

「理由が違うからだ」

「理由が違う、か……へぇ、どんな理由なのか、詳しく聞いてみたいところだけど、でもまあそれはまたの機会にしようかな」

「いつでもいいぞ。いつでも教えることは無いからな」

「やっぱり冷たいよ、キミ……」

「そういうお前だって、結構冷たい所あるじゃないか。絶望だかなんだか知らないけど、そういうやつに対しては……」

「? そうだっけ?」

「お前だって、何かを隠そうとしているように見えるけどな」

「アハッ、そんなこともないと思うけど?」

「……気に入らねぇ」

「どういうところが?」

「そうやって開き直るところと、俺のコテージに来てるところだ」

「でもキミはボクだろうとわかっていて開けてくれた……どうして?」

「…………さあな」

「ボクは君に協力をお願いしに来たんだよ……ねぇ、改めてさ……」

「協力?」

「ボクとキミが協力すれば、きっと素晴らしい、それこそ前の裁判なんて簡単に越せちゃうレベルの絶望的事件が起こせると思うんだ……そのために、キミの知恵を貸してくれないかな?」

「断る」

「あちゃ、即決だね……悲しいよ」

「悪いな。お前とはどうも合わないみたいだし」

「……ボクの推論が正しければだけど……ひょっとしてキミ、誰かを守ろうとしてない?」

「……それは違うぞ」

「守ろうとしてるとしたら、誰なんだろう? ふふっ、ゴミみたいなボクには、そこは想像つかないや」

「これ以上お前の話を聞いてると、こっちの根っこまで腐っちまいそうだな……行くぞ」

「え? 行くって?」

「レストランだよ。一応、あそこに集まるしかねぇだろ?」








CHAPTER 02

正義に隠れるシロとクロ

      (非)日常編






……………………どれだけ、長い時間が経ったかな?

あれから、深い深い眠りについた気がする。

目を覚ましたら、そこはいつもの布団で、懐かしい匂いがして……いつものように……お客さんに舞を踊って終わる、退屈な毎日。

その毎日が……今、すっごくすっごく愛おしくて……狂ってしまいそうで……

西園寺「…………はっ」

目を開ける。でも、そこはわたしの中での日常じゃない。

わたしは、この島で……頭のおかしいコロシアイ修学旅行という環境で……7日目の朝を迎えていた。

西園寺「え……? 嘘、3時間しか寝てないの?」

普段のわたしなら、もう一眠りしようかな、と思う時間……でも、体はそれを許さなかった。

(弐大「安心せい、西園寺。ただ、ちょっとお前さんのやったことも悪かったのう。漢らしく、とお前さんを責めるつもりはないが、もう少し何とかできなかった物か、少し考えてみてはくれんか?」 )

弐大おにぃは……わたしを守ってくれた。それも、2回も……

(十神「……そう言ってくれてうれしいよ。キミはボクに、嘘偽りないあだ名をつけてくれた……それは、どれだけボクの中で嬉しい事だったかなんて、言わなくても分かってくれるでしょ?」)

わたしのやったことは、豚足ちゃんを救えてたの?

だって、わたしがあんな風に追い詰めて、証拠を提示することが無ければ……豚足ちゃんは……

…………ああ、そっか。

これが、人を裁くって事なんだ

人を騙し合って、憎み合って、信じたくても、信じられなくて、裏切られて、傷ついて……

でも、自分が助かるためには……殺らなくちゃいけなくて……。

豚足ちゃんを救うことが、どうしてもできなくて……弐大おにぃにありがとうって、何で言えなかったんだろう……?

(日向「あ、そうそう、十神。お前がたぶん一番気になってることだろうから、言っておくな。コップの中に毒を仕込んだ人なんだけどさぁ。それ、俺なんだよ」)

アイツの……せいなの?

(日向「それで罪木、ゆっくりでいいから、話してみてくれないか?」)

(日向「大丈夫か? 俺がついてる……正直俺も怖いけど、でもやるぞ……!」 )

……アイツのあの言葉も、嘘だったの?

……嘘なんて、つかない方がいいのに。後で自分が後悔するだけなのに……。

そこまで考えて、思いっきりベッドに拳を振り下ろした。

ドン、という鈍い音とともに、虚無感が部屋に染みわたる。

こんなことをして何になるの? 弐大おにぃは戻ってくるの? お礼を言えるの?

豚足ちゃんは帰ってくるの? 帰ってきて、わたしを……許してくれるの?

ピーンポーン……

西園寺「……?」

↓1 人物を11人(日向、狛枝を除く)の中から選択

九頭龍「……よ、よぉ」

……予想だにしない人物の登場に、思わず息を呑む。

九頭龍「……あがっていいか?」

西園寺「え? あ、うん……いいよ」

九頭龍「……すまねぇな」

そういうと、九頭龍はややうつむき気味に、わたしの部屋に入ってきた。

西園寺「あ、靴下脱いで」

九頭龍「お、おう……」

西園寺「……で?」

1.どういう風の吹き回し?
2.なんで来たの?
3.何かしたの?

↓1

西園寺「どういう風の吹き回し?」

九頭龍「ああ?」

西園寺「あんなに馴れ合いは嫌だ馴れ合いは嫌だって言って、パーティーの参加まで断ってたようなお前が、なんでわざわざわたしの所に来てるの?」

九頭龍「ケッ……うるせぇ、俺の勝手だろ?」

西園寺「そういうわけにもいかないの」

九頭龍「チッ……」

わたしが煎じたお茶を、そっと九頭龍に差し出す。

西園寺「はい、この前の緑茶の分」

九頭龍「あ、ああ……」

そう言うと、わたしと顔を合わせることは無く、彼は言った。

九頭龍「ある女にな……頼まれたんだよ」

西園寺「……誰よ?」

九頭龍「……言えねぇよ」

九頭龍「そいつが、俺に対して……殺人が起きてしまったことが怖い、だの、なんだのかんだの言うからよ……適当になだめといたんだ」

へぇ、案外優しい所もあるんじゃん

九頭龍「……でもな。そいつは……最後にこう言った。自分が過ちを犯したと思ったその時に、行動に出さないと手遅れになることがある……って」

西園寺「……え?」

九頭龍「だ、だからよぉ……俺もそいつの流儀に乗って、行動しようと思ったんだよ……」

そういうと、九頭龍は正座をしたまま、背筋を伸ばして、わたしの方を見た。そして……。

九頭龍「この前、殴ろうとしたこと……悪かったと思ってる」

そう、言ったんだ……。なんで、そんなことを今……言ったの?

西園寺「……それを言いに来たって事?」

九頭龍「それだけだ。許してもらおうとか、そういうつもりはねぇ。ただ、それを伝えに来ただけだ……」

西園寺「…………ふぅん、そう。分かったから、もう出てってよ」

九頭龍「……くっ」

九頭龍はぐいと茶碗を傾け、思いっきりわたしのお茶を喉に流し込んだ。

九頭龍「邪魔したな」

西園寺「はいはい、邪魔したってわかってるなら、すぐ出てってよねー」

九頭龍「お前は……相変わらずの減らず口だな……」

そう言うと、九頭龍は出て行った。

……その後、ぽた、ぽたと滴が、わたしの着物に落ちる。

西園寺「勝手に……自分の中で解決できて……アンタはいいよね」

もう会えない……わたしは、お礼を言いたい人に……もう、会えない。

二度と会う事が出来ないっていう事の辛さは……味わう事は無いと思ってたのに。

失うものがないわたしには……ない物だと思ってたのに……。

西園寺「うっ……うぅ……」

ピーンポーン……

西園寺「……っ!」

度重なる来客に驚きながら、急いで涙を拭いて、嗚咽を殺して扉を開けた。

罪木「あ、西園寺さん……着付け、大丈夫ですかぁ?」

西園寺「つ、罪木……? う、うん……大丈夫」

罪木「えへへ、よかったですぅ……」

それから、罪木に着付けの仕方を教わった。

……ちょっとだけ、できるようになってきたよ。

でも、わたしは……ううん、もうやめよう。

わたしがやらなくちゃいけないことは、ここでひっそりと泣くことじゃない。

むしろ、元気ない奴を元気づけさせてやらないとね。酷く痛めつけてやるのもいいかもしれない。

そう思って行ったレストランでは……















すでに事件が起きていた。

info

九頭龍 好感度大アップ

九頭龍の好感度10を達成!

『眼飛ばし』のスキルを獲得!

スキル『眼飛ばし』…反論ショーダウンの時、ウィークポイントが増えるが、コトノハが1つになる。

―レストラン ニカイ―

レストランの2階に行くと、そこには……。















男子たちに取り押さえられる狛枝と……



























ぐったりと倒れこみ、動かない日向おにぃがいた……。

田中「ふん、やけにおとなしいではないか……死を覚悟したか?」

狛枝「あはは……これはさすがに参ったよ。日向クンの二の舞にはなりたくないからね」

罪木「は、はわわぁ!?」

西園寺「え!? こ、これどういうこと!?」

左右田「おう、西園寺に罪木か。もう心配することはないぜ? これでこの島の秩序は保たれるからな!」

西園寺「じゃなくてさぁ……」

1.なんでおにぃは倒れてるの?
2.なんで狛枝が捕まってんの?

↓1

西園寺「なんでおにぃは倒れてるの!?」

左右田「俺が不意の一撃を食らわした結果だぜ? この俺専用、世界に一個しかないマイスパナでな!」

西園寺「ばっかじゃないの!? 死んでたらどうすんのさ!!」

左右田「死ぬことはねーよ! 俺の力だぞ!!」

小泉「それ自分で言ってて恥ずかしくないの!?」

[日向 好感度小アップ]

花村「ね、ねぇ、それで本当に……やるの?」

罪木「や、やるって? 何をですか?」

田中「きまっているだろう。今からこの罪深きアニマ共の自由を奪い、この世界に平和をもたらす!!」

左右田「結局この2人があんなことしなかったら、弐大も十神も死ぬことなく済んだんだ……特に日向の罪は重いぞ……あんなさらっと人を殺した発言ができちまうんだからな!」

花村「え、えっと……まあ、一応ロープはあるけどぉ……」

小泉「でも、このままこの2人を野放しにしておくわけにもいかないよね……」

西園寺「ふんっ、まあ、そりゃそうだけどね? たださぁ……」

他に何か方法無いの? それこそ疑心暗鬼になっちゃいそうなんだけど?

狛枝「縛り方はどんな縛り方にするの? ロープで体中巻いちゃうの? それとも、手と足だけしっかり縛ってみる?」

花村「な、なんでノリノリなの!?」

左右田「う、うっせうっせ! とにかく、縄抜けなんてぇのが出来ねぇくらい縛ってだなぁ……」












七海「待った、それは賛成できないかな」











左右田「うおっ!?」

小泉「あ、千秋ちゃん!」

七海「皆おはよう。それより……2人を縛るのは危険すぎない?」

罪木「え? ど、どうしてですかぁ?」

七海「2人が協力をしないように、別々の離れた場所に置いたとするよ? そうすると、どうしても……見張りの人って言うのが必要になってくる……と思うんだよね」

田中「それは……確かにそうだな」

七海「でも、見張りって事は、その間は十分に動けないんだよ」

左右田「じゃ、じゃあどうすんだよ!?」

七海「だからさぁ、1人を縛っておいて、もう1人は……そうだね、狛枝くんは……私が面倒を見ることにします」

西園寺「は?」

花村「ちょ、ちょっと待ってよ!! 狛枝くんが七海さんに面倒を見てもらうなんてうらや……危険すぎない!?」

狛枝「え、どうして?」

小泉「そこはふつう千秋ちゃんが言うところでしょ!? なんでアンタがそんな顔するのよ!?」

七海「大丈夫。もしもの時には、これで助けを呼ぶよ」

西園寺「あ、それ……」

(西園寺「じゃーん! 笛!」

七海「笛? ……引っこ抜いた植物たちを呼び戻すアイテムだね?」

西園寺「そういうのは全然分かんないんだけど、持っておいた方がよさそうなものではあるかなって思っただけ」

七海「うーん、確かにそうかも……ありがとう」 )

七海「この笛の音が聞こえた近くにいる人が、私を助けてくれればいいからさ。だめかな?」

田中「ふん……いいだろう。では、日向創を縛る、という事になるが、それでいいのか?」

七海「あなた達がどうしてもそうしたいなら、私は止めないよ。それは……反対ではあるけどね」

左右田「反対だかなんだか知らねぇけどな。こうでもしねぇと、俺は安心して寝ることもできねぇし、水を飲むこともできねぇんだよ」

確かに、狛枝もそうだけど、おにぃもいつ殺人事件を起こそうとするか、分かったものじゃないもんね……。

花村「というわけで……日向くんはぼくらで隔離させてもらうよ!」

田中「あの旧館のルームにて……お前自身の罪を償ってもらうぞ、日向よ……」

罪木「う、うぅ……なんだか大変なことになってきちゃいましたぁ……」

……それから左右田おにぃたちは、急いで日向おにぃをロープでぐるぐるに縛って……ホテルの旧館に突っこみに行った……。





今日はこのあたりにしておきます。

日向が大広間に突っ込まれ、狛枝は縛られない代わりに、七海と一緒にいることになりました。

ですので、人物選択の時は、基本日向は選べず、七海、もしくは狛枝を選択した場合は、ほぼ2人セットのコミュが発生します。

明日はのんびりと日常編を進めていこうと思います。


そのあと、遅れてやってきた人たちも、おにぃが縛られたことと、狛枝が七海と一緒にいることを把握した。

……皆、疲れた顔をしてる。わたしも……たぶん、おんなじような顔をしてるんだろうな。

ソニア「……」

辺古山「……」

終里「……」

九頭龍「……」

澪田「あ、え、えっと……」

皆、黙ってた。そりゃそうだよね。……でも、このままの空気だと、また……起きちゃうよね、殺人。

……何とか、しないとね。わたしが、なんとかしないと……。

西園寺「きゃはははっ、皆どうしたのー? 連続で葬式が続いたみたいな顔してるよー?」

ソニア「じ、実際そのようなものじゃないですか……」

西園寺「んー、まあ確かにそうなのかもねー……たださぁ」

西園寺「そうしてて、何か変わるの?」

辺古山「……どういう、事だ?」

西園寺「アンタらが悲しんだところで、弐大おにぃも豚足ちゃんも、戻ってこないって言ってんの。考えなくても分かるでしょ?」

左右田「てめぇ……だからってそんな言い方はないだろ!?」

……アレ? わたし、皆のためにやろうとしてるのに、逆に空気悪くしちゃってるの?

西園寺「わたしは事実を言ってるだけじゃーん。あ、もしかしてそのこと考えてなかったの?」

左右田「おいコラァ!! いい加減にしろよ! その口無理やり閉じさせっぞ!?」

西園寺「はぁ? やれるもんならやってみなよ! わたしは思ったことを言っただけだっての!!」

左右田「言っていい事と悪い事とか、タイミングもあるだろうがよぉ!!」

小泉「ちょっと……二人ともやめなって!!」

澪田「え、えーっと……コレ、どうすればいいんっすかね?」

ど、どうしよう……わたし、皆の事を励まそうとしてるだけなのに……なんで左右田は怒ってんの?

西園寺「だって皆が黙っちゃってるんだもん! そんな顔並べられても、ご飯まずくなっちゃうって!!」

左右田「じゃあ出てけよ! オレらだって好きでそんな顔してるわけじゃねぇんだよ!!」

西園寺「う、うぅ……」

やばい、泣きそう。こらえなきゃ……。

モノミ「じゃじゃーん!」

左右田「うおっ!?」

終里「てめぇ……何しにきやがった!!」

モノミ「て、敵対心むき出しでちゅか!?」

こいつが……空気読まずに来てくれてよかった。

狛枝「それで? キミがここに来たって事は、何か用事があるんだよね?」

モノミ「そうでちゅ! ミナサン、覚えていまちゅか? あのにっくきモノクマが召喚した、恐ろしいケモノ達を……」

花村「ぼくの中にも獣はいるよ?」

西園寺「アンタのそれはケダモノだろーが!」

モノミ「え、えーっと……とにかく、あちしはモノケモノを1匹やっつけることに成功したでちゅ!」

辺古山「何? 奴をやっつけたというのか?」

田中「しかも……貴様がか?」

モノミ「そうでちゅ!」

九頭龍「お、おいちょっと待てや! どうやってぶっ倒したって言うんだよ!? あの……弐大でさえ倒せないって踏んだ野郎だぞ?」

モノミ「それはまあトップシークレットでちゅね! ぷー、くすくす!」

たまにわたしと同じ笑い方をする……なんで敢えてのわたしなの?

ソニア「という事はつまり……どういう事だべ?」

罪木「だ、だべ!?」

左右田「誰だよソニアさんにこんな変な日本語教えたのはよ!!」

モノミ「とにかく、新しい島に行けるようになったんでちゅ! とっても嬉しい事でちゅよね! だからミナサン、あきらめずに、ミナサンで仲良くしましょうね」

終里「は? 仲良く? ……できるワケねーだろ……」

モノミ「終里さん……?」

終里「オレには……仲良くなんてできねぇよ……」

……脳筋のくせに、いっちょ前に悩んだ感じだしちゃって……かっこよくもなんともないのにさ。

でも、レストランから去っていく終里に、いつものオーラは無かった……。

辺古山「終里……少しだけご飯を残しているな」

小泉「赤音ちゃんが、ご飯を……? それってかなりまずいんじゃないの?」

モノミ「……大変でちゅね……生徒が困っているときは、先生の役目……と言いたいところなんでちゅが……」

九頭龍「…………」

田中「…………」

七海「ぐー……」

モノミ「な、何だか敵対心を強く感じるので、あちしはこれで……終里さんをよろしくお願いしまちゅ!」

ソニア「ま、待ってください!」

モノミ「ほよよ?」

ソニア「……あの、わたくし達の記憶を奪ったというのは……本当の事、ですか?」

モノミ「え、ええと……」

モノミ「…………」

モノミ「し、失礼しまちゅ!」

左右田「ちょっ、待ちやがれ!! ……クソッ……」

罪木「あ、あのあの……新しい島に行けるようになったって……?」

西園寺「確かめに行く……しかないだろうね」

小泉「それと、赤音ちゃんも探さないとね。心配だよ……」

澪田「そ、それじゃあ、唯吹が一番にあの島に行ってやるっすよー!!」

七海「待った」

澪田「止めないで千秋ちゃん! 唯吹、もう1人で行けるから!!」

七海「そうじゃないよ。もしかしたら、の話だけど……1人で行くのは避けたほうがいい、かもしれないね」

ソニア「確かに……1人だとさみしいですものね」

田中「そうではないだろう。1人だと、あの男のように、殺人を計画してしまう事があるかもしれない……そう言いたいのではないか?」

七海「……それも違う、かな?」

田中「な、何だと!?」

七海「とにかく、2人ペアーで言った方がいいと思うんだよね。うん」

花村「なるほどねぇ、ぼくは賛成だよ! すぐに情報は共有した方がいいだろうしさ!」

狛枝「よし、そうとなればすぐ行こうか。新しい世界にさ!」

七海「あ、狛枝くんは私とね? ……忘れてない、よね?」

狛枝「はぁ……仕方ないか」

まあ、あんな話があった後だしね……

わたしは……誰と行こうかな?

↓人物を9人(日向、狛枝、七海、終里を除く)の中から選択

田中「…………」

西園寺「ねぇ、田中おにぃ? 一緒に行かない?」

田中「な、何だと……!?」

何さ、そんなにわたしに声かけられて驚く?

田中「よもや、貴様に声をかけられるとはな……くくくっ、これも新しい何かの始まりか……ふははははははっ! 行くぞ、西園寺よ! 暗黒の世界へ!!」

なんでわたしコイツに声かけたんだろう……

[田中 好感度中アップ]

―ニバンメノシマ―

サイオンジヒヨコ
ここが、二番目の島……
なんだか1つ目と雰囲気が違うね……

タナカガンダム
雰囲気が違うという事は、何か脱出の手掛かりになるものもあるかもしれないな。
行くぞ、西園寺

サイオンジヒヨコ
何でアンタに命令されなきゃいけないの?

タナカガンダム
そんなふうに言うのはやめて!

―ニバンメノシマ―

サイオンジヒヨコ
ここが、二番目の島……
なんだか1つ目と雰囲気が違うね……

タナカガンダム
雰囲気が違うという事は、何か脱出の手掛かりになるものもあるかもしれないな。
行くぞ、西園寺

サイオンジヒヨコ
何でアンタに命令されなきゃいけないの?

タナカガンダム
そんなふうに言うのはやめて!

ドコニイキマスカ?

1.ダイナー
2.ドラッグストア
3.トショカン
4.イセキ

↓1

―ドラッグストア―

罪木「はわ……はわわぁ!」

澪田「あ、こんちゃっすー! こっちはすでに唯吹たちが探してるッすよ!」

西園寺「あれ、そうなんだ?」

田中「ココは……白き粒子に宿りし癒しを保管しておく場所、という事だな?」

罪木「そうみたいですねぇ、ちゃんと動物さん用の薬もありますよ。これでハムスターさんたちが病気になっても大丈夫ですね」

田中「破壊神暗黒四天王だ。覚えておけ」

うわっ、ちょ……可愛いけど、あんまりここで出すなよ……。

澪田「やっぱかーいー! このもふっとした触感もたまんねぇっす!」

田中「か、可愛い……だと!?」

あーあ、怒っちゃったよ? こりゃつのドリルちゃんは後で大変なことに……

田中「あ、ありがとう……」

って喜ぶんかい!!

罪木「病気になったりしたら、言ってくださいねぇ? いっぱい……いっぱいご奉仕しますからぁ!」

西園寺「キモイッ!」

罪木「ひえぇーん!」

澪田「み、蜜柑ちゃん泣かないでほしいっすよ!」

……色々なごたごたがあって、ドラッグストアを出た。

何か、やけに疲れちゃったよ……。

ドコニイキマスカ?

1.ダイナー
2.トショカン
3.イセキ

↓1

―イセキ―

七海「…………」

狛枝「へぇ、何だか不思議な建物だねぇ……」

田中「西園寺、貴様はこの状況についてどう思う?」

西園寺「え? いや、別に何とも思わないけど……」

田中「何やら危険なものを感じる……ここからすぐに離れたほうがよさそうだ」

え? ……ああ、狛枝を気にしてるのか。

そんなの気にする必要ないのにね……。

ドコニイキマスカ?

1.ダイナー
2.トショカン

↓1

―ダイナー―

田中「……貴様がここにいるのか」

九頭龍「ああ? なんだよ、いちゃ悪いのかよ?」

西園寺「でも、アンタが他の人とペアをちゃあんと組んでるなんて珍しいねー」

辺古山「私が無理を言ってペアを組まさせてもらっただけだ」

西園寺「へぇ、そっかぁ……ていうか、九頭龍……」

1.なんで今朝はレストランにいたの?
2.ある女ってもしかして……

↓1

西園寺「ある女ってもしかして……」

九頭龍「!」

西園寺「辺古山おねぇの事?」

辺古山「? 何の話だ?」

うわぁ、だとしたらアレだね、かなりギャップみたいなのがあるかもねぇ。だって……

(九頭龍「そいつが、俺に対して……殺人が起きてしまったことが怖い、だの、なんだのかんだの言うからよ……適当になだめといたんだ」

へぇ、案外優しい所もあるんじゃん

九頭龍「……でもな。そいつは……最後にこう言った。自分が過ちを犯したと思ったその時に、行動に出さないと手遅れになることがある……って」)

……殺人が起きてしまったのが怖いよーって、辺古山おねぇが九頭龍に泣きついたって事?

九頭龍「な、何でもねぇよ! お前は気にすんじゃねぇ!」

田中「何やら慌てているようだが……どうしたのだ?」

西園寺「ううん、何でもないよー。なんとなーく、こうじゃないかなって予想はついたからさあ」

九頭龍「……チッ」

辺古山「…………?」

こてん、と首をかしげる辺古山おねぇを見て、わたしはにんまりと笑顔を作る。

西園寺「アンタ、なかなか強がり得意なんだね。くすくす、一応覚えといて上げるよ」

そう言ってわたしは、無理やり田中おにぃを引き連れて、ダイナーを後にした。

いい雰囲気だったし、邪魔するのも悪いからね、わたし大人だから、それくらいわかるもんね。

……あれ?

田中「何やらダイナーから道が続いているな……行ってみるか?」

西園寺「うん、もしかしたら……脱出の糸口が見つかるかもしれないんだからね」

―チャンドラービーチ―

西園寺「……あ、アレ……って……」

そこには、アイツがいた。

全ての自分の中にある黒い気分を振り払うかのように、ただ、ただひたすらに……岩に対して蹴りを続ける……

田中「終里赤音……まさかこのような所に居ようとはな……」

ソニア「あ、た、田中さん! それに西園寺さんも!」

田中「どうした? 奴には何があったというのだ?」

花村「そ、それがね……「もっと強くなる」だってさ」

もっと強く……?

ソニア「もっともっと強くなって、いつか弐大さんに会う時に、強くなった自分を見せるって……そう言って聞かなくて」

……いつか会った時……って、そんなのいつだよ……

《いつか会えた時……もっときれいになったわたしを見せるんだぁ》

……やめろ。

《会えないんだよ……二度とね》    《権力の無い人間の癖にたてついたからだ……これだから才能のない奴は》

        《お前は立派だねぇ、日寄子。ちゃあんとアタシのお金を稼いでくれて……》

西園寺「やめろ!!」

田中「……!?」

花村「い、いきなりどうしたの?」

西園寺「あ……いや、なんでもない」

終里「ふぃー……ん? まだオメェらいたのかよ?」

ソニア「や、やっぱり心配ですよ! とにかく、今は一緒に居ませんか?」

終里「……いや、いいんだ。これはオレが勝手にやってる問題だからよぉ……」

ソニア「で、ですが……!」

田中「そこまでだ」

ソニア「……え?」

田中「別に、だからと言って終里が死ぬわけでもあるまい。ソニアよ。少し気にしすぎではないか?」

ソニア「そ、そうですよね……めんごですわ」

田中「分かればいい。帰るぞ」

花村「え、ええ!? い、いいの?」

田中「今はそっとしておけ。それより花村。終里が腹をすかして帰ってきたときには、お前がすることは分かっているだろ?」

花村「あ……うん、そうだよね……ぼくらもぼくらで、できることをするしか……ないんだよね」

田中「そういうことだ」

それから、終里おねぇの特訓を邪魔しないように、わたしたちは退散した……。

―トショカン―

左右田「……なるほど、色々な書物が置いてあるんだな」

小泉「本当……わ、見てこの写真、すごくきれいじゃない?」

左右田「……そんな本まで置いてあんのかよ。無駄にデカいわけじゃねぇんだな……」

田中「ここには貴様らか」

小泉「あ、日寄子ちゃん、と……おまけで田中」

西園寺「あ、小泉おねぇ! ついでにモブ男!」

左右田「モブ男って言うな!」

左右田「俺にはちゃんと左右田和一って名前がな……」

田中「そんなことはどうでもいい。ここには何があるんだ?」

左右田「どうでもよくねーよ!!」

小泉「見ての通り、ここは図書館。結構色々な種類の本が並んでるみたい」

まあそりゃ、こんな見上げるほど本棚にぎっしり詰まってたらね……

小泉「結構居心地はいいよ? 趣味の悪いモノクマの像がなければね……」

左右田「にしても、こんなん建てちまうなんて、やっぱ最初からモノクマはここに来るようにセッティングされてたとしか思えねぇよな……」

西園寺「……じゃあ、モノミは敵だってこと?」

左右田「ずっとそういうことになってたじゃねぇかよ……」

でも、わたしはだんだん、そう思えなくなってきちゃってる……だって……

(終里「オレは……オレはオメェを……ぶっ倒す!! 弐大のためにも……弐大のためにも……!!」

モノミ「ダメでちゅ! それはモノクマの思うつぼでちゅよ!」

モノクマ「はにゃにゃ?」

終里「うるせぇ!! そこまで言うんなら、まずはオメェからやってやんよ!!」

モノミ「それは……それは本当に弐大くんが望むことなんでちゅか!?」

終里「なっ……!?」

……え、嘘? あのウサギ……何言ってるの?

モノミ「あちしには、そうは思えまちぇん……あちしは」 )

こんなふうに言えるって事は、弐大おにぃの事をよく知ってないといけないはず……だし。

田中「元はと言えば、奴がこのような所に俺たちの記憶を奪って入れたのが問題だったのだ。コロシアイ修学旅行に無関係な人物だとは思えんがな」

小泉「どっちにしろ、よくわかんないっていうのが一番嫌だよね……最悪だよ」

それから、わたしが外に出ると……

七海「あ、西園寺さんたちみーつけた」

狛枝「やあ」

田中「貴様!!」

狛枝「そう敵対しないでよ? ほら、深呼吸深呼吸」

田中「くっ……」

西園寺「いちいち人の神経逆なでする奴だね。大嫌い」

狛枝「あははっ、そうだろうね、ボクみたいなグ……ぐはっ」

七海「もー、それ以上しゃべったらダメージどころじゃ済まさないよ?」

……七海が狛枝のみぞおちに、肘入れた……。躊躇なかった……。

七海「まあ、こんな狛枝くんのいう事は置いといて……今すぐ遺跡に来てくれるかな? 来てくれるよね? ほかの人達も呼んでくるからさ」

遺跡……一回避けてたけど、あそこで何か見つかったのかな……?

―イセキ―

そこには、全員そろっていた……日向おにぃを除いて、だけど……。

終里「チッ、さっさと終わらせてくれよ。続きがしてぇんだ」

七海「あそこの扉……見てみて」

西園寺「扉……?」

扉の部分を調べてみると……未来って漢字が書いてある……この扉、固くて開きそうにないね。

近くを見ると、そこにパネルみたいなのがある。

はぁ? パスワードを入れろってワケ? 面倒くさっ

澪田「パスワード……数うちゃ当たるっす! とりあえず適当に試して……」

田中「何桁かもわからないのに、か? アルファベットもあるのだぞ?」

罪木「だとしたら少し、ヒントがなさすぎ……ですよね」

モノクマ「はぁ……はぁ……」

花村「う、うわぁ! なんか出てきた!」

モノクマ「パスワードを失敗したら……あそこにあるマシンガンが、キミ達を蜂の巣にしちゃうよ?」

ソニア「は、蜂の巣……!?」

モノミ「そ、そうでちゅ! 変なパスワードは入れてはいけまちぇん!」

九頭龍「チッ、簡単には入れさせてくれねぇってワケだな……?」

モノクマ「まあ、そういう事ですね!」

狛枝「ボクが入れたら、案外当たったりしてね」

左右田「そう思うんなら行って来いよ!」

モノミ「だ、ダメでちゅ! 何兆通りもあるうちの1に賭けるなんて、いくら狛枝くんでも無謀すぎまちゅよ!」

辺古山「確かに……今はこれ以上の犠牲を出したくないしな」

小泉「蜂の巣になった死体なんて……見たくないしね」

モノクマ「それと、この遺跡の事なんだけどさぁ……ねぇ、オマエラは未来機関って知ってる?」

未来……機関?

モノクマ「うぷぷぷ、知らないよね。モノミに記憶を抜かれたんだからさ!」

モノミ「クスン……」

モノクマ「未来機関はねぇ……世界の破壊者なんだよ!」

左右田「せ、世界の破壊者!?」

モノクマ「そいつらは立ち上がった瞬間、今まであった世界を崩壊させたんだ! うぷぷ、すごいよね。世界をそこまで破壊して、全部をなかったことにしたんだから……ある意味世界の救世主、英雄だよね! あ、ヒデオじゃないよ?」

西園寺「それが……わたしたちの敵って事?」

終里「……何が相手だろうが関係ねぇ。オレがいつかぶっ飛ばしてやる! お前らと一緒にな!」

モノクマ「うぷぷぷ、元気だねぇ……」

モノミ「お、お前らって……あちしも混ざってるんでちゅか!?」

……未来機関。一体何があったのかもわからないし……本当に世界を崩壊させたのかも定かじゃない。

でもモノクマがこのタイミングで言うって事は、何かしらの事があるのかもしれないね……。

―サイオンジノコテージ―

西園寺「はぁ……」

えっと、今まであったことをまとめると……

二番目の島はちょっとしたごはんが食べられたり、色々な情報を仕入れたりできて、未来機関っていう奴らのアジトみたいなものが、厳重なパスワードによって管理されてるって事だよね……。

西園寺「……意味分かんない」

自分で言ってて頭爆発しそう……ちょっと頭冷やすついでに外に出ようかな?

……ついでに、誰かと話してみようかな……?

【自 由 行 動】

↓1 人物を13人(日向を除く)から選択

澪田に会う事を決定して、いったん休憩。

夜にまた来ます。

それでは始めたいと思いますが……

澪田に会いに行く前に、モノモノヤシーンでガチャを引きますか?

現在のメダル数は12枚です

1.引く
2.引かない

↓1

ガチャは引かないことにします

―スナハマ―

澪田「ふんふんふふーん♪」

澪田「あ、日寄子ちゃんじゃないっすかー!! こんなところでどうしたんっすか?」

1.カニたんつぶしに来たんだー
2.つのドリルちゃんには関係ない
3.一緒にあそぼー!

↓1

西園寺「カニたんつぶしに来たんだー」

澪田「ぬおっ、恐ろしい事言うっすねぇ……逆にそれっぽいっす!」

何がそれっぽいの……意味分かんない。

まあ、この後足が汚れるから嫌なんだけどさ、でもストレス解消にはなるもんね……。

西園寺「……アレ?」

澪田「? どうしたんっすか?」

西園寺「……カニがいない」

澪田「え? あら、本当っすね……まあ仕方ないっす。いないもんを潰そうとすることはできないっすから」

西園寺「ちぇ、なーんだ。つまんないのー」

澪田「あ、じゃあ……唯吹と遊ぶのはどうっすか!?」

西園寺「え……?」

澪田「んー、それじゃあ日寄子ちゃんと何してあそぼっかなー? えーっとー……」

澪田「あっ! ヘドバンごっこはどうっすか?」

……ヘドバン? あんな不細工な奴やるの?

澪田「それとか、全力ジャンプごっこ! ひたすら飛びまくる遊びっす!」

えー、それ何か意味あるの?

澪田「日寄子ちゃん、全力ジャンプごっことヘドバンごっこ、どっちやるっすか?」

…………どっちか、なんだ

1.ヘドバンごっこ
2.全力ジャンプごっこ
3.どっちも嫌

↓2

西園寺「じゃ、じゃあ……全力ジャンプごっこ?」

澪田「おおっ! いいっすねぇ! ナイスセンスっす! じゃあ、とにかく飛びまくるっすよー? せーのっ!!」

……それから、ずっとずっとジャンプしまくった。

澪田「あっははははは! 楽しくなって来たっすねぇ!!」

西園寺「全然楽しくなんかないよ!!」

澪田「え? そうっすか?」

西園寺「そ、そんなアホみたいな顔すんなっての」

頭おかしいと思われそうじゃん……わたしまで。

でも、これをやるって言ったのはわたしだし、責任もって最後まで付き合ってやらないとね。

西園寺「で、これいつまで続けるの?」

澪田「唯吹が飽きるまでっす!」

……身勝手な人。

澪田「お、ピンク」

西園寺「な……み、見てんじゃねぇよ!!」

[澪田 好感度中アップ]

プレゼントを渡しますか?

【携帯ゲーム機】
【Mr.ホチキス】

↓1

澪田「おっ、これは……」

澪田「超楽しそうで活かしてるっすね!! ありがたく頂戴するっす!」

[澪田 好感度大アップ]

澪田唯吹との好感度が10以上になりました。

スキル『絶対音感』を獲得!

『絶対音感』…STRでダミーの文字を消す。発言力が10下がる。

―サイオンジノコテージ―

結局あのあと、5分もせずに飽きてくれた。

……まさか、下着見られちゃうくらい夢中になって飛んじゃうなんてね……アイツの下着は見えそうな気配もなかったのに……。

↓1 人物を12人(日向、澪田を除く)から選択

―トショカン―

左右田「えっと……じゃあアレをやってコレをやって……そうした後は……うん、これでイケるんじゃねぇか?」

珍しく真面目な顔してる……どうしよっかな?

1.何してんの?
2.イケるって?
3.変なこと考えてんじゃないの?

↓1

西園寺「イケるって?」

左右田「うおっ!? ひょこっと出てくるなお前……」

左右田おにぃは、結構真面目な本を読んでた。方眼紙に難しそうな単語と細かい部品がいくつも並べられてる……。

左右田「あー、もしかしたらこの辺にある地球儀とか、ロケットパンチマーケットにあるねじとか使って何かできねえかなって思ってよ……」

西園寺「ふーん?」

ちょこちょこと歩いて、本の表紙が見えるところに移動する。そこに書いてあったタイトルは……

西園寺「『簡単にできるモーター設計図』?」

左右田「ああ、まあこういうのからじっくりと考えて、今までの俺の蓄えてきた知識を使えば……もしかしたら可能なこともあるかもって思ってな」

西園寺「可能なこと? たとえばどんなこと?」

左右田「潜水艦とか……小さいやつだったら作れるかもな」

西園寺「え? それ作って1人で脱出、とか考えてるんじゃないでしょうね?」

左右田「そんなワケねーだろ? それにカメラを取り付けて、水の中に潜らせれば、水中の手掛かりとかがつかめるかもしれないじゃねぇか」

ふーん、結構色々考えてんだね。

西園寺「見直したよ、左右田おにぃ!」

左右田「へ? ああ、まあな……このオレ、左右田和一様に任しておけば、この程度の島、ちょちょいのチョイだぜ!」

西園寺「ハッ、そういう風にすぐに調子に乗るから、いつまでたっても小物なんだよ」

左右田「な、う、うるせぇよ!!」

[左右田 好感度大アップ]

プレゼントを渡しますか?

【Mr.ホチキス】

↓1

プレゼントは渡しませんでした。

左右田との好感度が10以上になりました。

スキル『分解性分』を入手しました。

『分解性分』…閃きアナグラム時、文字の並び替え以外に、ヒントが見れるようになる

―サイオンジノコテージ―

……もう、夜だね。

西園寺「はぁ……」

ちょっと、お風呂に入りたいな……。着付けは……罪木が教えてくれてるし、ちょっとだけできるようになってるし、うん、大丈夫……だと思う。

……わたしは着物を脱いで、お風呂に入った。

……でも、やっぱり。

西園寺「うぅ……ぐすん……どうしてできないの?」

どうしても、どうしてもできなかった……。後ろで帯を結ぶのが、すっごく難しい。

どうやったらできるんだっけ? 罪木が言ってた方法があったはずなんだけど……

西園寺「はぁ……もういいや」

わたしは帯を床において、着物を羽織っただけの状態で、嫌な厚さのベッドに倒れこんだ。

7日目終了 リザルト

日向創 12

狛枝凪斗 3

左右田和一 12

田中眼陀夢 6

花村輝々 3

十神白夜 【DEAD】

弐大猫丸 【DEAD】

九頭龍冬彦 10

小泉真昼 5

澪田唯吹 13

罪木蜜柑 11

辺古山ペコ 6

終里赤音 

ソニア 3

七海千秋 8

―サイオンジノコテージ―

西園寺「んぅ……」

朝……か。どうしよう、罪木が来てくれるまで……ずっとこのままなのかな?

……もう一回、着付け挑戦してみよっかな?

ピーンポーン……

西園寺「!? 罪木!?」

ったく、遅いんだよあのゲロブタ……

↓1 人物を12人(日向を除く)から選択

狛枝「やぁ、西園寺さ……」

バタン

すぐに扉を閉めた……やばい、どうしよう……というかなんで……?

あ、そっか。さすがに寝るときまで七海と一緒ってわけにはいかないもんね……そうだよね。

わたしは乱れた着物を一生懸命片手で束ねて、もう片方の手で、扉を隙間だけ開けた。

西園寺「……何?」

狛枝「あははっ、もしかして警戒されてる?」

西園寺「このロリコンキモ男……わたしがちゃんと服着てないときに限ってきやがって……」

狛枝「これはこれは幸運……で、いいのかな?」

西園寺「閉めるよ?」

狛枝「ごめんごめん、冗談だって」

西園寺「はぁ……」

1.で、何の用?
2.帰ってよ
3.いいの? 1人でいて

↓2

1

安価こないんで↑採用します。調子のって↓2とかにしてすみませんでした

西園寺「……帰ってよ」

狛枝「え? なんで?」

西園寺「だって、かわいい可愛い女の子が、こんな恰好なのに、男に居られたくないでしょ? そんくらいわかってよ!」

狛枝「アハッ、確かにそうかもね」

西園寺「何笑ってんだ! いいから出てけって!」

狛枝「そう言われても、ボクもただ西園寺さんをからかって言ってるわけじゃないし……」

西園寺「聞きたくない!! 出て行ってよ!」

そこでわたしは、扉を大きく開けて、両手で狛枝を……

ドンッ!

狛枝「いてっ!」

しかし、それと同時に……はらりと着物がずれ落ちた……。

西園寺「あ……え、えと……」

狛枝「…………」

西園寺「……う、えぐっ……」

西園寺「うわあああああああああん!」

これはたぶん……わたしじゃなくても泣いてたと思う。

↓1 人物を女性の中から選択

罪木「さ、西園寺さん? 大丈夫で……ひやぁああああ!!」

まあ、そりゃそうなるよね……。

着物がずれて泣いてるわたし、突き飛ばされた狛枝、それを見たら……まあ、ね。

狛枝「あちゃあ……これは不運だね……またの機会にするかな」

罪木「え、え?」

西園寺「二度と来るな!! ばかぁ!! 427回死んでこい!!」

[狛枝 好感度中アップ]

罪木「え、えーっと……何があったんですか?」

西園寺「ぐすっ……ひっく……」

わたしは罪木に何があったかをきちんと説明した。

罪木「そうですか……じゃあ、まだ練習が必要ですね」

西園寺「言われなくてもするっての!!」

今日は……今日こそは、絶対に……できるようにならなくちゃ!

西園寺「……ダメ。やっぱ1人じゃできないかも」

罪木「うーん……あ、それじゃあ、結び方を変えてみるのはどうですか?」

西園寺「え?」

罪木「帯をこうして折りたたむのはできるようになったんですから……そしたら、今度はここでこう止めてみる、とか……」

西園寺「あ……そ、それならできる……かも」

とにかく、教えてもらったことを頑張ってできるようにならなくちゃね。

……できるようになったら、どうしよう? 罪木になんてお礼を言えばいいのかな?

>>555さん
すみません、安価気付かずにやっちゃいました。申し訳ないです。

―レストラン ニカイ―

……今日は九頭龍は来てない、か

小泉「ふぅ、これでよしっと」

西園寺「あれ、おねぇ、どこ行くの?」

小泉「どこ行くって……日向の所よ」

田中「何……? 1人で行って大丈夫なのか?」

小泉「だって、ご飯あげないで餓死して、学級裁判ってなったら困るし……」

ソニア「確かに、それもそうですわね……」

花村「で、でも、1人で行くのって危険じゃない? 少し危ないと思うんだけど……」

1.わたしが行く
2.狛枝が行く

↓1

西園寺「狛枝が行ってくれるってさー」

狛枝「え、ボクが?」

西園寺「い・い・よ・ね?」

狛枝「あ、あはは……今日の西園寺さんには逆らえないな」

左右田「? 何かあったのかよ?」

狛枝「ふふっ、さあね」

西園寺「笑うな殺すぞ」

狛枝「え、もう笑うことさえも許されないの?」

終里「いーから行くんだったら行って来いよ」

七海「じゃあ私もついて行かないとね」

狛枝「え」

七海「狛枝くんの面倒見るって、私言わなかったっけ? ついてくよ、とりあえず今は」

狛枝「……はぁ、参ったなあ」

―サイオンジノコテージ―

……まあ、朝食もらえてるだけ、いいんじゃないの?

おにぃは小泉おねぇの寛大な心に一生感謝するんだね

……じゃあ、今日は今から、何しようかな?

【自 由 行 動】

↓人物を13人(日向を除く)から選択

ソニア

すみません、↓2で

と思ったけどすでに2つ来ていたので、>>568さんを採用します

度重なるミス申し訳ありませんでした

ソニアさんに会う前に、モノモノヤシーンを回しに行きますか?

現在のメダル数は12枚です

1.行く
2.行かない

↓1

―スナハマ―

……まあ、回しておこうかな。

モノクマメダルをいくつ使いますか?

↓1 枚数を1~12枚のうちから選択

10枚使って回します。

↓10まで、連投ありでコンマで何が出るか決定。90以上を取ると、さらに副産物がもらえちゃったりします。

【煩悩メガネ】
【昭和ラジオ】
【マリンスノー】
【ヤシの実】
【ヤシの実】
【レーザーライスHG】
【携帯ゲーム機】
【新品のサラシ】
【スパイ・スパイク】
【ミレニアム懸賞問題】

を入手しました!

なんでヤシの実が二つも出てくんだよ!!

というか、わたし運悪いのかな……?

―イセキ―

ソニア「うーん……」

西園寺「あれ? ソニア、何難しい顔してんの? アンタらしくないよ?」

ソニア「むむう……この扉、どうにかして開けることはできないかと考えておりまして……何かないでしょうか?」

西園寺「うーん……あ! いい事思いついたよ!」

ソニア「まあ、いい事ですか? それはいったい?」

1.爆弾使うとか!
2.ノックしてみるとかは?
3.キック!

↓1

西園寺「爆弾使うとか!」

ソニア「ば、爆弾……ですか!?」

西園寺「うん! もしかしたらこの島のどこかにあるかもしれないよ? まだ行けない島があるみたいだしねぇ」

ソニア「それでは、モノミさんがまた倒してくれるのを待つしかないんでしょうかね……?」

西園寺「……じゃない?」

それにしても、本当にアイツ、どうやってあんなでっかいの倒したんだろう……。

[ソニア 好感度中アップ]

プレゼントを渡しますか?

【Mr.ホチキス】
【煩悩メガネ】
【昭和ラジオ】
【マリンスノー】
【ヤシの実】x2
【レーザーライスHG】
【携帯ゲーム機】
【新品のサラシ】
【スパイ・スパイク】
【ミレニアム懸賞問題】

↓1

ソニア「あら、これを頂けるのですか? ふふっ、ありがとうございます」

[ソニア 好感度中アップ]

それから、ソニアがどうしてもわたしを離してくれなかったので、一緒にわたしの部屋でお茶を飲んだ……

―サイオンジノコテージ―

……まだ、落ち着かないかな……

うーん、誰かと話してみようかな?

【自 由 行 動】

↓2 人物を11人(日向、ソニアを除く)から選択

―ドラッグストア―

うわっ……ここの臭い、やっぱわたし嫌い

罪木「うふふ……うふふふ……」

うわっ……

罪木「あ、西園寺さん! 西園寺さんも、その……ココ、好きですかぁ?」

西園寺「……」

1.まあ、好き……だけどさ?
2.嫌い
3.じゃあね

↓1

西園寺「まあ、好き……だけどさ?」

あ、しまった……何嘘言っちゃってんの、わたし……。

罪木「えっ!? 本当ですか!? えへへ、嬉しいなぁ……あ、ほらみてください。ここの薬とか、最新のが多くて、私もう、ドキドキしちゃって……!」

罪木「あそこにあるのは……って言って、アレには……を高める効果があるんですよ!」

……知らんがな

[罪木 好感度大アップ]

プレゼントを渡しますか?

【Mr.ホチキス】
【煩悩メガネ】
【昭和ラジオ】
【マリンスノー】
【ヤシの実】x2
【携帯ゲーム機】
【新品のサラシ】
【スパイ・スパイク】
【ミレニアム懸賞問題】


↓1

罪木「は、はわぁ!! こ、こんないいものをくれるなんて……」

罪木「えへへ……私、もう死んでもいいかもしれませぇん!!」

え……そんなに喜ばれると、ちょっと逆に引くかも。

[罪木 好感度超絶アップ]

罪木の好感度20を達成!

モノクマメダルを5枚入手しました。

現在のメダル数、7枚

―サイオンジノコテージ―

西園寺「はぁ……今日も夜、か」

きらきらと輝く月……それと星。

いつもだったら喜んで、それを見ながら餡子のたっぷり入ったおいしいおまんじゅうを食べて……。

そんなふうにできたら、どれほど幸せだっただろうか……。

西園寺「あーダメダメ」

変なことを考えない方がいい。またお風呂に入りたいけど……昨日みたいなことになっちゃいやだし……我慢しよう。

8日目終了 リザルト

日向創 12

狛枝凪斗 6

左右田和一 12

田中眼陀夢 6

花村輝々 3

十神白夜 【DEAD】

弐大猫丸 【DEAD】

九頭龍冬彦 10

小泉真昼 5

澪田唯吹 13

罪木蜜柑 26

辺古山ペコ 6

終里赤音 

ソニア 9

七海千秋 8

今日はここまでにしたいと思います。

一応、11日目に動機を発表、12日目に殺人事件が起きる予定です。

↓感想などがあればぜひ

ちなみに、補足説明

好感度アップ量について

小→1
中→3
大→5
超絶→10

となっております。また、好感度アップ内訳としましては

10…スキルゲット
20…モノクマメダル+5枚
30…モノクマメダル+5枚
40…スキルゲット
50…モノクマメダル+10枚
60…モノクマメダル+5枚
70…モノクマメダル+5枚
80…モノクマメダル+5枚
90…スキルゲット
100…???

となっております。好感度を上げることと、章をクリアすることでしか、メダルは手に入りませんので、ご注意ください。

明日の一発目は、朝の9時頃に行いたいと思います。よろしくお願いします。

―サイオンジノコテージ―

……今日も、朝……なのかな?

うぅ、久々に悪い夢を見ちゃった……。

……ベッド、大丈夫だよね?

西園寺「…………」

わたしはすべてを振り払うように、寝ていたからだをベッドから離し、トイレへと向かった。

……危なかった、かもね……。

西園寺「……ぐすっ」

また泣きそうになっちゃってる。

でも、それは仕方ないことだと思うの……だって……。

ピーンポーン……

……ううん、考えるのはやめよう。

↓1 人物を12人(日向を除く)から選択

ガチャッ

狛枝「あ、今日は大丈夫そうだね」

西園寺「……ふんっ」

狛枝「ところで、さっきから西園寺さんの顔しか見えないんだけど……ちょっと警戒しすぎじゃない?」

西園寺「…………」

1.扉を開いてあげる
2.逆に閉める
3.無視して話す

↓1

西園寺「……それで、何の用?」

狛枝「へぇ、なるほど、キミはそういうスタンスなんだね。うん、十分に理解できたよ」

西園寺「うるさい。手短に用件だけ話してよ。じゃないとしっぺだよ?」

狛枝「……じゃあ、用件だけを手短に話すね」

そう言うと、狛枝は含みのある微笑をこちらに向ける。

狛枝「西園寺さん、ボクと組んでみない?」

西園寺「……は?」

狛枝「前回の裁判の時のキミを見て、ボクは確信したんだ。キミのような人が、絶対的な希望を持てるにふさわしい人物なんじゃないかなって」

西園寺「ふぅん、それでなんでアンタと組まなきゃいけないわけ?」

狛枝「だからこそだよ。ボクとキミで素晴らしい殺人を計画して、キミにボクを殺してもらうんだ。そしたらきっと、西園寺さんは抜け出せるよ? この島から。絶対的な希望と共にね」

……相変わらずぶっ飛んでるし、朝から殺すだのなんだの、聞きたくない……。

西園寺「あのさぁ……」

狛枝「?」

1.自分の立場わかってんの?
2.絶対的な希望って?
3.アンタ本当になんなの?

↓1

西園寺「さっきから言ってる絶対的な希望って?」

狛枝「うーん、言葉にするのは難しいんだけど……要はどんな絶望にも必ず打ち勝つ光って感じかな?」

それに……わたしがなれるって言ってるの?

狛枝「あのさ、ダイヤモンドってあるじゃない? すごく固くて、澄んでいて、光り輝く結晶……アレは、何度も何度も磨きあげることでああなるんだよね」

西園寺「…………」

狛枝「でも、元々は炭だ。真っ黒い、少し触っただけで汚れてしまうようなもの。それくらいは知ってるよね?」

西園寺「まあ、常識だよね?」

狛枝「ボクはね、それをただ磨いてあげるだけだと、どうしても汚れっていうのは残るものだと思ってるんだ。じゃあ、どうするかっていうと……」

西園寺「絶望という汚れを取り付けて、それを磨いてく……とか言いたいワケ?」

狛枝「ふふっ、察しがいいね。そうするとどうなるか、わかる?」

西園寺「……汚れが多い方が、より磨きやすくなるから……」

狛枝「どんどん穢れがなくなって、澄んだダイヤモンドが出来上がるってワケだ」

……頭おかしいんじゃないの

[狛枝 好感度中アップ]

↓1 人物を11人(日向、狛枝を除く)から選択

田中「……貴様、雌の巣窟でいったい何をしているのだ?」

西園寺「……っ!」

狛枝「あ、田中クン」

狛枝は田中の存在に気付くと、口だけで「じゃあまたね」と言って、手を振った。

田中「何やら西園寺に付きまとっているようだが……?」

狛枝「そんな怖い顔しないでよ。別に襲ったわけじゃないんだし」

襲われるようなわたしじゃないもんね。

[田中 好感度小アップ]

―レストラン ニカイ―

……今日は罪木、来てくれなかったな。

あのゲロブタ、もしかしてわたしの事、忘れちゃったのかな?

小泉「日寄子ちゃん、どうしたの?」

西園寺「え?」

小泉「何か、いつもより悲しそうな顔、してるから……」

さすがはおねぇ……というかわたし、そんな顔しちゃってたの?

西園寺「んーっと……」

どうしよう……おねぇに言った方がいいのかな

1.本当の事を言う
2.何でもないとごまかす

↓1

西園寺「あのね、わたし実は……一人で着付け、できないの」

小泉「え?」

西園寺「でもね、それで左右田おにぃに一回、臭い臭いっていじめられて……そんな時、今はいないけど……罪木がね、助けてくれて」

小泉「うん……」

西園寺「でも、今日は来てくれなくてさ……だからと言って、全然、さみしくもなんともないんだけどね」

小泉「日寄子ちゃん……」

花村「はい、今日の朝食! 西園寺さんには浅漬けもね。……あと、はい、コレ」

花村は最近、人によって出す食事を変えるようになった。わたしの所には、いっつも可愛く盛り付けられたさくらんぼがついてくる。

わたしは箸を手に取って、浅漬けに伸ばす。と、小泉おねぇの声。

小泉「何なら、アタシもそれ、協力しようか?」

西園寺「……え?」

小泉「今度、日寄子ちゃんの着付けのこと、蜜柑ちゃんと相談して、できるようになるまで徹底的にアタシたちで教え込む! 2人なら無理でも、3人寄ればなんとやらってね」

得意げに話すおねぇ……やっぱりわたし、おねぇの事が大好きだ。

西園寺「おねぇ……」

気づけばわたしは、おねぇの胸に飛び付いていた。

西園寺「えへへ、ありがとう……わたし、おねぇの事、だーいすき!」

小泉「ちょ、ちょっと……やめてよね? 恥ずかしいから……」

西園寺「それじゃあ、この後一緒にお風呂入ろうよ! わたしとおねぇで洗いっこね!」

小泉「あ、洗いっこ?」

花村「……ほう?」

ソニア「わお、とっても楽しそうな計画ですね。ふふっ、わたくしも皆さんと遊べるような物、何か考えておきませんと……」

そうと決まれば、急いでご飯食べなきゃね!

急にお腹すいてきちゃった。えへへ

罪木「た、大変ですぅ!!」

……いつもおねぇと約束をすると、何かしらの邪魔が入る気がする。

小泉「み、蜜柑ちゃん? どうしたの?」

罪木「ええと、あの、あのあの、その……はぁうぅ!!」

辺古山「一度落ち着け。自分のペースでいいから伝えてくれ」

罪木「わ、分かりましたぁ……ふぅ」

罪木「えっと……お、終里さんが……倒れちゃったんですぅ!」

左右田「な、何!? あの終里が……!?」

田中「急ぐぞ、ただ事ではないはずだ」

ソニア「合点承知の助です!」

七海「大変だね……行かなくちゃ!」

狛枝「という事は……ボクも出動だね?」

小泉「皆で行こうよ、赤音ちゃん、ずっとピリピリしてたし……やっぱ心配だよ!」

おねぇは本当に、誰に対しても優しいんだね……。

―チャンドラービーチ―

罪木「あ、あそこ……あそこですぅ!!」

罪木が指さした方向を見ると、そこには……仰向けで苦しそうな表情を浮かべる、終里の姿があった。

左右田「お、おい! しっかりしろよ!?」

終里「へ……へへ、なさけねぇ……」

罪木「す、すごい熱があるんです……だから、急いで運ばないと……」

花村「1人じゃ無理だから、ぼくたちを呼んだって事だね……?」

ソニア「では、二人ほどで運びましょう! とりあえず、終里さんのコテージに運んで……それから……」

罪木「わ、私が何とかして見せます!」

辺古山「それでは、私が運び役を務めよう。田中、すまないが一緒に頼めるか?」

田中「解した」

田中と辺古山おねぇで、一緒に終里を担ぐ。よろよろとした足取りで、終里おねぇはビーチを抜けて行った……。

花村「やっぱりあの子、しばらく何も食べてなかったんだね……」

西園寺「……え?」

花村「終里さん、昨日はレストランに来てたでしょ? 結構多めに盛って料理を出したんだけど、一口も手を付けてなかった。今日はレストランに来さえもしてないから……もしかして、と思ってたんだ」

それって……ずっと終里はここで特訓してたって事?

小泉「ね、ねぇ……アタシにも何か、手伝えることない?」

罪木「そ、それじゃあ、私と一緒に終里さんを看病していただけますか?」

小泉「うん、分かった」

1.わたしもやる
2.おねぇに任せよう

↓1

西園寺「わ、わたしもやる!!」

とっさに、この言葉が出た。

澪田「え、ひ、日寄子ちゃんが!?」

西園寺「何!? やっちゃ悪いの?」

澪田「そういうわけじゃないんすよ? ただ……その、ちょっと意外だなぁって」

ソニア「そうですか? そんな事ないと思いますけど……」

西園寺「あーもう! アンタら般人の感想なんてどうでもいいんだよ!! わたしがやるって言ったらやるの! いいよね!?」

罪木「は、はいっ! 大勢いるのに越したことは無いですからぁ!」

……こうしてわたしは、終里おねぇを看病することになった。

……誰かの看病なんて、やった事もないんだけどね。

キリがいいので、とりあえずここまで。続きは13時くらいにまた来ます。

変更のお知らせ

モノクマメダルの部分があまりにも多いので、少し変更します。

変更前

10…スキルゲット
20…モノクマメダル+5枚
30…モノクマメダル+5枚
40…スキルゲット
50…モノクマメダル+10枚
60…モノクマメダル+5枚
70…モノクマメダル+5枚
80…モノクマメダル+5枚
90…スキルゲット
100…???

変更後

10…スキルゲット
20…モノクマメダル+5枚
30…ステータスアップ(小)
40…スキルゲット
50…モノクマメダル+10枚
60…モノクマメダル+5枚
70…ステータスアップ(大)
80…モノクマメダル+5枚
90…スキルゲット
100…???

把握よろしくお願いします。

あと、ついでにもう一つ補足説明をさせていただきます。

学級裁判時のステータスについて

・発言力とは?
平たく言えばHPです。裁判でミスをすると、ダメージを受けます。受けるダメージは防御力によって変わります。

・防御力とは?
数値が高いほど、裁判でミスをしたときのダメージを軽減してくれます。基本の受けるダメージは、章ごとによって違います。
ちなみに、2章の基本ダメージは25です。

・ダメージを受けたら
選択肢を選ぶ問題に正解すれば、回復します。回復量は基本+5ですが、スキルでいくらか増やすことができます。

・スキルって?
西園寺のステータスを高めたり、学級裁判時のアクションを有利にしたりしてくれるものです。開廷準備時、3つまで選択してセットできます

・学級裁判のコツは?
じっくりと考えるのも大事ですが、ミスをするたびにヒントが出てきます。手詰まりになったら、一度ダメージを受けてヒントを見てみるのもありでしょう。

以上、補足説明でした。

―オワリノコテージ―

片づけられてない缶を避け、終里を布団に寝かせる。

辺古山「……3人だけで大丈夫なのか?」

罪木「はい。逆にこれ以上増えても、することなくなりますし……感染を抑えるという意味でも、これくらいの人数の方がいいかと……」

辺古山「分かった。そういう事なら、私は失礼する」

田中「くくくっ、せいぜい寝首をかかれぬよう、注意しておけよ」

終里をここまで運んできた2人は、少し心配そうに部屋を後にした……。

罪木は一生懸命、終里の体のどこが悪いかを調べようとしてるみたい……こんなに目が真剣なコイツを見た事って、今まであったかな?

(罪木「西園寺さん、今すぐ入りましょう」

西園寺「は、はぁ!? だから着付けできないんだって……」

罪木「私、教えます。着付けのやりかた知ってるんで、西園寺さんも何回かやれば、1人でできると思います」 )

あの時と同じ……誰かを、助けようとしてる時の目。

罪木「ふぅ……ただの風邪、みたいですね。ただ、花村さんの言ってたように、きちんと栄養を摂ってないのも要因として大きいみたいですぅ」

小泉「そこまでわかっちゃうもんなんだね……」

罪木「わ、私も一応、【超高校級の保険委員】ですからぁ……えへへっ」

すごいなぁ……わたしには何ができるんだろう?

皆のためにって思ったあの時だって、わたしは皆を怒らせちゃったし……。

小泉「日寄子ちゃん? 大丈夫?」

西園寺「へ? ……ああ、うん」

罪木「じゃ、じゃあ、私はつきっきりで終里さんの所にいようと思うので、小泉さんには水を、西園寺さんには……」

さらさらとメモを取って、罪木はそれをわたしに渡す。

罪木「このメモに書いてあるのと、同じ名前の薬を取ってきてもらえますか?」

西園寺「うん、分かった」

メモにはたくさんのカタカナがずらりと並んでいる。取りに行く薬は……全部で3つだね。

罪木「よ、よろしくお願いしますぅ!」

言われなくてもやるっての。わたしが言い出したことなんだから……。

―ドラッグストア―

……最後の1つ、見つけたってのに……

西園寺「うぅ……高いとこにあって、届かない……」

何度も何度も飛び跳ねてみるけど、一向に手の届く気配がしない……でも、これはわたし1人でやりたいし……

あ、ちょうどいいところに脚立があんじゃん。これを使えばいいんだよね?

西園寺「よいしょっと……」

薬、これでいいのかな? ……うん、大丈夫だよね。

わたしは薬を持って、急いで終里おねぇの所に戻った……。

―オワリノコテージ―

小泉「えーっと……じゃあ、これで大丈夫なのね?」

罪木「はい。この薬を調合して、ご飯の後に飲ませれば、おそらく明日には元気になれるはずですぅ」

西園寺「そっか……それならよかったよ」

罪木「えへへ、お二人とも、手伝ってくれてありがとうございましたぁ」

小泉「別にアタシたちは何もしてないよ……ただ、蜜柑ちゃんはこれから大変そうだけど、大丈夫?」

罪木「はい、平気です。こういうの慣れてますし、それに……誰かのために頑張れるって、とっても、とーっても素敵なことだと思うんです」

……誰かのために、頑張れる……か。

《お父さんのために、頑張るんだあ》

        《もう会えないから》

西園寺「……」

ゆるゆると首を横に振る。思い出したくない濃霧みたいな過去を振り払うために。


小泉「じゃあ、アタシたちもこれで……日寄子ちゃん」

西園寺「……何?」

小泉「そ、その……一緒にお風呂、入ろうか」

西園寺「……! うん!」

そのあと、わたしはおねぇと一緒にお風呂でいっぱいいろんなことを話した。

こんなに気持ちいい気分になれたのって、いつ以来だろう……どうしてかな?

やっぱり……誰かのためになることをしたから、なのかな?

[終里 好感度大アップ]

[罪木 好感度大アップ]

[小泉 好感度大アップ]

小泉との好感度10を達成!

スキル『シャッターチャンス』を入手しました!

『シャッターチャンス』…ノンストップ議論でのウィークポイントを、直前の安価コンマの下1ケタが「2」の時に1つに絞る。

罪木との好感度30を達成!

防御力が5アップ!

―サイオンジノコテージ―

ふぅ、今日は我ながらいい事したね。

いや、いっつもいい事しかしてないけどね。わたしはいい子だから。

西園寺「るんるんるーん♪」

嬉しくて、つい鼻歌なんか歌っちゃう。そんなわたしは、他の人からはどんな目で映ってるんだろう?

【自 由 行 動】

↓1 人物を10人(罪木、終里、日向を除く)から選択

―ナナミノコテージ―

インターホンを押してみる……

ピーンポーン……

西園寺「……」

というかなんでコテージにインターホンなんてついてんだよ……。

ガチャッ

七海「あ、西園寺さん、ちょうどいいところに。上がっていってよ」

西園寺「……え?」

↓1 人物を8人(罪木、終里、日向、狛枝、七海を除く)から選択

花村「やぁ、先にお邪魔させてもらってるよ」

西園寺「は、花村までいる!?」

花村「あれ? ぼくが女の子のコテージにいると行けなかったかな? ふふっ、そうだよね……なんだかイケそうな気がしてきてるもん」

な、七海、今すぐ逃げて……!

七海「この前やってたレースゲーム、4人までやれるし、一緒にどうかなって思って」

狛枝「あ、ちなみにボクもすでに捕まってるからね」

……なるほど、見張りは面倒だから、部屋から出さないって戦法だね……。

西園寺「えへへ、いいよ。あの時のように、1位を取ってあげるよ!」

↓1 コンマで順位が決定

結果……

1位 狛枝

2位 西園寺

3位 七海

4位 花村

花村「ああ……まあこうなることはなんとなく予想してたけどね……」

七海「まさか、狛枝くんに当てるつもりだったアイテムが、こっちに帰ってきちゃうなんてね。びっくりだよ」

狛枝「あははっ、これは幸運だったみたいだね……」

……というか、なんで七海はこんな奴とゲームしてて平気な訳? かくいうわたしも、花村も、若干怖がりつつゲームしてるんだけどさ……。

(七海「そっか……でも、私は……誰も疑いたくはないから。皆をずっと信じてたい……けど、日向くんや狛枝くんのやった事、許さないよ」

狛枝「そうだろうね、じゃあどうするの? ボクを殺す?」

七海「ううん、私が許さないのは、貴方たちのした“行為”」 )

まさか……そう言う事なの?

狛枝「今日は調子がいいね。せっかくだし、もう一回どうかな?」

西園寺「わたし、いいや」

コイツといると……何か気分下がる

(狛枝「前回の裁判の時のキミを見て、ボクは確信したんだ。キミのような人が、絶対的な希望を持てるにふさわしい人物なんじゃないかなって」

西園寺「ふぅん、それでなんでアンタと組まなきゃいけないわけ?」

狛枝「だからこそだよ。ボクとキミで素晴らしい殺人を計画して、キミにボクを殺してもらうんだ。そしたらきっと、西園寺さんは抜け出せるよ? この島から。絶対的な希望と共にね」 )

……きっと今朝のせいだ。

花村「え、西園寺さん、今来たばっかりじゃん? せっかくだし、もう少し一緒にいようよ」

西園寺「嫌」

七海「えーっと、何が嫌なの? ゲーム変えよっか?」

1.狛枝が嫌
2.ゲームが嫌とかじゃない
3.花村がキモイ

↓1

西園寺「別に、ゲームが嫌とかじゃない」

狛枝「じゃあどうして?」

西園寺「……なんか、変じゃない?」

花村「へ、変って? もしかしてぼくの髪型?」

西園寺「ううん。こうやって集まってゲームしてることが」

七海「……どういう意味かな?」

西園寺「だ、だって、わたし……まだ、その……狛枝の事、許せたわけじゃない」

狛枝「…………」

花村「あ、あー……」

言っちゃった。もしかしたら言っちゃいけないことだったかもしれないね。なんかまた空気悪くしちゃったよ。

七海「あのね、思うんだ」

西園寺「……え?」

七海「こういう時こそ、ゲームって言うのはいいんだよ。ちょっとプレイする内容変えてみよっか」

そう言うと、七海はディスクを慣れた手つきで取り出して、丁寧に布でふいてから、ケースに戻す。

そして、別のケースからディスクをとりだし、また布でふいて入れた。

七海「……あのね、私は皆と一緒に協力して頑張りたいなって思ってるの。きっと、弐大くんも十神くんも、私達が恨み合ったり、憎み合ったりするの、嫌なんじゃないかなって」

…………そうだろうね、うん、そうだよ。

花村「な、七海さん……」

七海「すぐには許せないと思う。でも、こうやって一緒にいることで、少し……気持ちが楽になってこないかな?」

狛枝「…………」

西園寺「…………ふんっ、どうなんだろうね」

わたしは上げた腰をもう一度床におろし、人差し指を立てた。

西園寺「じゃあ、もう一回遊んであげる。アンタ達がそう言うから、仕方なくだからね。特別だよ?」

七海「えへっ、ありがとう」

花村「……七海さん……」

花村も、少しさみしそうな顔、してた。わたしと同じこと、考えてたんだよね。

人はね……皆が皆アンタみたいに強くないんだよ。

七海、狛枝、花村の好感度が中アップ

狛枝との好感度10達成!

スキル『期待の発言力』を入手しました

『期待の発言力』…発言力を20アップさせる

七海との好感度10達成!

スキル『睡眠休憩』を入手しました

『睡眠休憩』…選択肢でのミスを、安価の下1桁が「7」の時、回復に変える。

―サイオンジノコテージ―

……うーん。体の節々が痛い。

結構疲れちゃってるな……もう寝ようかな?

【重 要 選 択】

↓2 人物を13人の中から選択

……もう、夜の10時すぎてるね……。

……今なら、誰も外に出てない……よね?

……ちょっとだけ、おにぃの様子を見に行っても……いいよね?

―ホテルキュウカン オオヒロママエ―

……誰とも会わずに、ここまで来ちゃった。

西園寺「すぅ……はぁ」

この奥には、日向おにぃがいる。

いっぱいいっぱい、わたしにいろんな言葉をかけてくれて、優しくて……。

でも、殺人を犯したすべての元凶はこいつ……と言ってもいいのかもしれない。

……なんでだろう、どうしてかな? 狛枝の事は怖いのに……おにぃの事は、むしろ心配なくらいだ。

西園寺「……よし」

意を決して、扉を開ける。すると、そこには……。

日向「…………お、西園寺か。久しぶりだなぁ。えっと……3日くらいあってなかったか?」

…………いた。縛られてるのに、にこやかに笑ってる。

日向「どうしたんだよ? いいのか、勝手に俺の所にきて」

西園寺「…………」

色々と聞きたいことが山積みで……なんて声をかければいいのか、分からない。

日向「西園寺。言ってくれなきゃわかんないぞ。俺は超能力者でもなんでもないんだから」

1.じゃあ……アンタの能力って?
2.反省した?
3.なんであんなことしたの?

↓1

西園寺「なんであんなことしたの?」

日向「あんなこと……ああ、あれの事か? 言わなかったか?」

確かに、言ってたけどさ……。

(日向「俺は狛枝みたいに、絶対的な希望を求めてるとかじゃない。もっともっと大きい理由があるんだ」

七海「その理由って言うのは?」

日向「……今は、言えない」 )

西園寺「あんなんじゃ納得できないよ」

日向「…………まあ、普通はそうだろうな。納得できるようなことじゃないよな」

日向「俺はさ……ずっとずっと考えてたんだよ。俺が皆を守るためには、何をしたらいいのかって」

西園寺「皆を守る……?」

日向「そしたら……俺はある1つの結論にたどり着いた。たった1つの結論だ。それは……」

日向「俺が人殺しになることだった」

……は? 何を言ってんの、コイツ?

日向「言ってる意味が分かんないって思うなら、それまでだな」

西園寺「だからって、あんな風に誰かを隠れ蓑にして殺す必要なかったんじゃ……」

日向「ダメなんだ!!」

西園寺「ひっ……!?」

日向「俺は……それじゃダメなんだよ。確かに狛枝の言う通りなんだ、謎が深ければ深いほど、皆の結束も……固く、より強くなっていくんだ、それは間違いない」

……何さ、それ。

日向「だから西園寺、恨むなら俺だけを恨んでくれ」

西園寺「はっ、何言ってるのかさっぱりで「頼むから」

食い気味にそう言った、おにぃの顔から……一筋の涙がこぼれていた。

日向「……頼む、お願いだから……俺を恨んでくれ……」

……それから、日向おにぃは何を言っても喋ることは無かった。

ただ、恨んでくれって、そんな顔で言われると、わたしが恨むことが罪みたいじゃん……。





本章での日向の死亡フラグ回避が確定しました



それからわたしは、コテージに戻って、ずっと考え事をしていた。

おにぃの言ってたこと、狛枝の気持ち、終里おねぇの想い、七海の考え、花村の気持ち……

色々な考えがぐちゃぐちゃに絡み合って、混線して……よくわからないまま。

わたしは……眠りについた。

9日目終了 リザルト

日向創 12

狛枝凪斗 12

左右田和一 12

田中眼陀夢 7

花村輝々 6

十神白夜 【DEAD】

弐大猫丸 【DEAD】

九頭龍冬彦 10

小泉真昼 10

澪田唯吹 13

罪木蜜柑 31

辺古山ペコ 6

終里赤音 5

ソニア 9

七海千秋 11

……それでは、ここで殺人事件が起きたときの、被害者候補3人と、加害者候補3人の中から、本チャプターで脱落する人を、皆さんのコンマにゆだねたいと思います。

↓1 被害者決定

↓2 加害者決定

はい、了解しました。

それでは、10日目に入ります。

―サイオンジノコテージ―

……朝?

結局昨日は、何を考えてたんだっけ?

……もう一眠り、しようかなぁ?

西園寺「ふわぁ……」

ピーンポーン……

……うん、なんかなんとなくわかってた。

↓1 人物を12人(日向を除く)から選択

ガチャ

小泉「あ、日寄子ちゃん。あはは、出るの遅いから寝てるかと思っちゃったよ」

う……半分正解。さすがはおねぇ。

西園寺「おねぇ、どうしたの?」

小泉「ほら、着付けのトレーニング、一応しようと思ってね」

図書館から持ってきたと思われる、本……。

西園寺「『和に生きる女性の、礼儀作法』……?」

小泉「これを使って、着付け覚えていこ?」

西園寺「……! うん!」

[小泉 好感度中アップ]

―レストラン ニカイ―

罪木「ふにゃぁ……おはようございまふ」

花村「つ、罪木さん、大丈夫?」

罪木「は、はい、平気れす……昨日丸一日眠れてない……れすけど」

終里「おかげ様でオレは完全復活だ。それと……悪かった、心配かけて」

小泉「いいんだよ赤音ちゃんが元気になってくれたら!」

罪木「そうれすよぉ、私の努力も実ったというものれす」

終里「やっぱ自分を見失うってのは、あんましいい事じゃねぇのかもな。オレ、ちょっとそれになっちまってたかもしんねぇ」

左右田「ちょっとじゃなくて大分だけどな」

終里「まあ、何はともあれ、オレはもう大丈夫だ! これからは腹いっぱい飯食って、たっぷり運動して、ちょっとずつ強くなってくことにしたんだ! ……何も急ぐことはねぇんだからよ」

西園寺「そーそー。やっと気づけたんだねー」

終里「おうっ!」

ソニア「とにかく、無事に終里さんが戻ってきてくれて何より……ですが、罪木さん?」

罪木「はふぅ~ん……白馬に乗った王子様が、私の目の前にぃ……」

狛枝「あちゃあ、こりゃ寝ちゃってるね」

七海「罪木さんをコテージまで運んであげよっか」

花村「安心してよ。ぼくがぬるりと……」

田中「なら、再び俺と辺古山でやればいいだろう」

辺古山「ああ、そうだな。花村には指一本でも触れさせてはダメだ」

花村「えー、なんでだよー黒のTバックぅ」

辺古山「や、やめろ!」

そうして、平和に食事を食べたあと、いつものようにわたしは、コテージに戻った。

―サイオンジノコテージ―

……さて、今日は何しようかな?

罪木に会いに行くのは……ちょっと悪いかな?

【自 由 行 動】

↓2 人物を11人(日向、罪木を除く)から選択

モノミ「あの、罪木さんに会うのは、今はやめておいた方がいいと思いまちゅ……」

西園寺「うるさい、出てくんな」

↓1 再安価

ペコに会いに行く前に、ガチャを回しますか?

現在モノクマメダルは7枚です

1.回す
2.回さない

↓1

―スナハマ―

西園寺「よーし! やってみよっと!」

現在のモノクマメダルは7枚です。

いくつ使いますか?

↓1 枚数を選択

5回分回します

↓5まで、連投ありでコンマでプレゼントが決定。90以上でおまけあり

【家庭用ゲーム機】
【ココナッツジュース】
【スパイ・スパイク】
【黒ウサギ読本】
【半分安全靴】

を入手しました!

……うん、どう使うのかよくわかんないやつばっかりだね。

ココナッツジュースはおいしそうだけど……誰かにあげるようにとっとかなくちゃ。

―スナハマ―

辺古山「ふっ! はっ! せいっ!」

……あれ、何してるんだろう?

辺古山「ふぅ……むっ、西園寺か。どうしたのだ? こんなところで」

1.竹刀ってかっこいいよねー
2.特訓してるのー?
3.何のために素振りしてんの?

↓1

西園寺「特訓してるのー?」

辺古山「? まあ、それはそうだが……?」

あれ、なんか不思議そうな顔されちゃった……なんで?

辺古山「というか、特訓していることくらい、見ればわかるんじゃないのか? 何故わざわざそれを聞いたのだ?」

西園寺「……えー? そんな事言われたってぇ……」

[辺古山 好感度小アップ]

プレゼントを渡しますか?

【煩悩メガネ】
【昭和ラジオ】
【マリンスノー】
【ヤシの実】x2
【携帯ゲーム機】
【新品のサラシ】
【スパイ・スパイク】x2
【ミレニアム懸賞問題】
【家庭用ゲーム機】
【ココナッツジュース】
【黒ウサギ読本】
【半分安全靴】

↓1

辺古山「ふむ、ありがたく貰っておこう」

[辺古山 好感度中アップ]

辺古山との好感度が10を達成!

スキル『一刀両断』を入手!

『一刀両断』…フェイズをノーミスでBREAK、completeすると、防御力が上昇する

―サイオンジノコテージ―

……ごろごろー、ごろごろー……

……なんか飽きてきちゃった、外に出ようかな?

ついでに、誰かに話しかけてあげよっと。わたしに話しかけてもらえるなんて、本当運がいいよね。

【自 由 行 動】

↓2 人物を10人(日向、罪木、辺古山を除く)から選択

―ホテル プールマエ―

ソニア「よーっし、これをこうしてああすれば……うふふっ、できそうですね!」

…………

1.何の事?
2.やっほー

↓1

西園寺「やっほー」

ソニア「あ、西園寺さん! どうしたんですか?」

西園寺「んー? ソニアを見かけたから声かけただけだよー。それで……できそうって何のこと?」

ソニア「うふふっ……それは、ちゃあんと計画が出来上がるまでお楽しみみこちゃんです!」

西園寺「へぇー? どういうものなの?」

ソニア「皆で楽しめるように、皆で仲良くできるようにする遊び……でしょうかね?」

西園寺「……なるほどねぇ」

[ソニア 好感度大アップ]

ソニアの好感度10を達成!

スキル『余裕のよっちゃん』を習得!

『余裕のよっちゃん』…安価コンマのどこかに「4」がついている場合、発言力が10回復。「44」だと発言力を全回復する

プレゼントを渡しますか?

【煩悩メガネ】
【昭和ラジオ】
【マリンスノー】
【ヤシの実】
【携帯ゲーム機】
【新品のサラシ】
【スパイ・スパイク】x2
【ミレニアム懸賞問題】
【家庭用ゲーム機】
【ココナッツジュース】
【黒ウサギ読本】
【半分安全靴】

↓1

ソニア「ゲロゲロ? これをわたくしに……?」

ソニア「嬉しい! ありがたくいただきますわ」

[ソニア 好感度大アップ]

―サイオンジノコテージ―

……夜だ。

今日も……夜が来た。

……ざわざわと胸の中が騒がしい。

……ちょっと公園に行って摘んできたお花を生けてみた。

……うん、我ながらいいセンス。部屋に飾ろっと。

西園寺「おやすみなさい……」

どうか、どうかこの胸騒ぎが、何かの前兆でありませんように……。

10日目終了 リザルト

日向創 12

狛枝凪斗 12

左右田和一 12

田中眼陀夢 7

花村輝々 6

十神白夜 【DEAD】

弐大猫丸 【DEAD】

九頭龍冬彦 10

小泉真昼 13

澪田唯吹 13

罪木蜜柑 31

辺古山ペコ 10

終里赤音 5

ソニア 19

七海千秋 11

―サイオンジノコテージ―

西園寺「…………ぐずっ」

目が覚めたら、頬が濡れていた。

……顔洗おう。

ピーンポーン……

西園寺「…………」

↓1 人物を12人(日向を除く)から選択

ちょっと、用事が出来たのでまた夜に来ます。非日常編に突入出来たらいいな

お待たせしました。30分頃から投稿を再開します

七海「あ、おはよう西園寺さん。良かった、出てくれて」

毎度毎度思うけど、わたしってそんなにドア開けそうにないかな?

七海「あのね、一応これを渡しておこうと思って」

西園寺「……これって?」

手紙『明日、午後2時より、ドキッ! 女だらけの海水浴大会を開催する予定です! ふるってご参加ください! 差出人:エックス

P.S. これをもらった人は、別の女性に回すように。さもなければ不幸が舞い降ります。見た人はここにサインを

終里 ○ 七海 ○ わたくし ○ 西園寺 小泉 ○ 罪木 ○ 澪田 ★ 辺古山 了』

七海「あと○をつけてないのは西園寺さんだけだったから持ってきたんだけど……」

うわぁ……これボケてるつもりなのかな? バレバレなんだけど……。

一応わたしはその紙に丸だけつけて、七海に返した。

七海「どうする? 西園寺さんは行く? 行かない?」

西園寺「……行かない」

だって泳げないし。

七海「うーん、そっか。残念。せっかく私、皆で遊べるボードゲームとか持っていこうとしたのにな」

海水浴に……ボードゲーム? こいつ海水浴がなんなのか分かって言ってるの?

西園寺「とにかく、わたしはいかないから、ソニアにそう伝えといて」

七海「差出人はエックスって書いてあるけど……まあ、バレバレだもんね」

さすがの七海も、これには少し苦笑い。それを胸のポケットにしまって、彼女はてくてくとレストランに向けて歩いて行った。

七海「ほら、西園寺さんも行こうよ、レストラン」

西園寺「……うん」

わたしはレストランに向けて、すたすたと歩いて行った……。

西園寺「きゃっ!!」

七海「大丈夫?」

西園寺「草履の女の子に速めに歩かせようとしないでよ!」

―レストラン ニカイ―

わたしの前には、いつもと違う日常があった……。

「いい加減にしやがれ!!」

その怒号は、どこか違った。普段、聞きなれない声……。

左右田「そんなふうに言ったって、オレは絶対に意見を曲げる気はねぇからな!!」

九頭龍「だからそれ自体が間違いだって言ってんだろ!!」

罪木「あの、2人ともケンカは……」

左・九「「お前は黙ってろ!!」」

罪木「ふえぇ、酷いデジャヴを感じますぅ……なんで私ばっかり……」

七海「不穏な空気ってやつだね……」

西園寺「ちょ、ちょっと、何があったって言うの!?」

澪田「た、大変っすー! 創ちゃんの処置を巡って、大バトルっすよ!!」

西園寺「創……ああ、おにぃの事か。ていうか、どういうこと?」

小泉「九頭龍が急に来て、そろそろ日向の拘束を解放してやれってうるさいのよ……」

九頭龍「奴は十分あそこで反省したはずだ。このままだと手遅れになっちまうって言ってんだよ!!」

左右田「手遅れってどういう意味だよ!!」

もしかして九頭龍……一生恨み続けることになるっていう事を危惧してるのかもね……。

それこそ、おにぃを殺さないといけないくらい、皆が不安になっちゃって……。

九頭龍「チッ……ここまで言っても分かんねぇのかよ……本当にテメェのおつむは詰まってんのか?」

左右田「ぎゅんぎゅんに詰まってるっての!!」

ソニア「喧嘩はおやめなさーい!!」

左右田「ソニアさん……そうはいったって……コイツが」

ソニア「お聞きなさい。みなさんは日向さんを拘束して、しばらく日が経ったかと思われます」

田中「確かに……そろそろ5日の刻が経とうとしているな」

終里「それがどうしたってんだ?」

ソニア「ですがそれで、皆さんの中にある心の闇は晴れましたか?」

狛枝「これはこれは、【超高校級の王女】さんのすごい指摘だね。ふふっ、皆はどう? 誰かに自分が殺されるかもしれないって言う心の闇、日向くんを拘束する事で晴れたの?」

その問いには……誰もうなずくことはできなかった。

だって、おにぃを拘束したところで、何かが解決するわけじゃない……結局1度口火を切られたら、後はもう……ぐんぐん加速して堕ちていくだけ。

ソニア「……もう分かったでしょう。これが、日向さんに対する答えです」

辺古山「なるほど……ソニアや九頭龍の言い分も、一理あるかもしれないな」

左右田「……わかりました。ソニアさんがそこまで言うなら、日向を解放……した方がいいんでしょうね」

ソニア「はい。それでいい……ですよね? 九頭龍さん?」

九頭龍「…………っ!!」

小泉「ねぇ、ソニアちゃんが訊いてるじゃん。女子の質問に答えないって、男子としてどうなの?」

九頭龍「……ははっ、はははははっ!!」

花村「な、何!? 九頭龍くんまでおかしくなっちゃったの!?」

九頭龍「分かった!! 良くわかった!! オレがどれだけ言っても伝わらないのに、王女さんが一言いうだけでコレだ!!」

西園寺「く、九頭龍?」

九頭龍「残念だったな!! やっぱオレが何を言おうと……オレはただの汚ねぇ極道もんだ……」

そういうと、九頭龍はすごい速さで、レストランのバルコニーへと飛び出してしまった。

左右田「お、おい!! 九頭龍!!」

辺古山「待て、私が行く」

左右田「け、けどよォ……」

辺古山「以前、同じようになってしまった知り合いを知っているのだ。ああいうのをなだめるのは……私の得意分野だと思うぞ」

左右田「そこまで言うなら……任せたよ」

辺古山「感謝する」

九頭龍に続いて、辺古山おねぇも、急いでレストランを飛び出した。

左右田「で、いつ解放するんですか?」

ソニア「そうですね……今すぐにでも解放はしたいんですが……」

小泉「アタシは、ちょっと不安かな……」

罪木「わ、私も……です」

田中「俺様も、完全にソニアの意見に賛成したわけではないからな」

ソニア「なるほどザワールド……それでは、あと1日だけ日を空けましょうか」

花村「じゃ、じゃあそろそろ朝食にしようか! ほら、皆座って座って! ぼくなりのすっごい料理を作ってあげるから!!」

ピンポンパンポーン……

この放送は……終わりを告げるって知ってる。

モノクマ『えー、希望ヶ峰学園修学旅行実行委員会が、お知らせします……』

わたし達の、非日常の中の日常を終わらせる……放送だって知ってる。

モノクマ『オマエラ、すぐにジャバウォック公園にお集まりくださーい!』

…………そこで、放送は切れた。

罪木「あ、ああ……ま、まさか……まさかまたぁ!?」

西園寺「落ち着けバカ! そんなワケないだろ?」

罪木「う、うぅ……本当に、大丈夫でしょうか?」

澪田「蜜柑ちゃん大丈夫っす! 気をしっかり持つっすよ!」

七海「狛枝くん、行くよ?」

狛枝「うん、いこっか」

―ジャバウォックコウエン―

公園にわたし達が行くと、そこにはすでに人がいた……。

九頭龍「……よぉ、お前ら」

辺古山「迷惑をかけてすまなかったな」

左右田「く、九頭龍……辺古山!」

↓1 人物を12人(日向を除く)から選択

小泉「また、きっとモノクマが動機を……」

西園寺「ふざけないでほしいよね、本当」

小泉「そうだね……でも、どんな事が起きても、アタシたちは負けないよ、そうだよね、日寄子ちゃん?」

1.大きくうなずく
2.大きく返事をする
3.小泉に抱きつく

↓1

西園寺「おねぇ……」

ぎゅっ

小泉「きゃっ、ちょっと……よしよし、大丈夫、アタシがいるからね」

やっぱり、おねぇは頼りになるな……死なないでね? おねぇ……

ううん、おねぇだけじゃない。誰一人として、欠けてほしくない……。

[小泉 好感度中アップ]

モノクマ「おやおや、ミナサンお集まりのようで……って、アレアレ? 1人足りませんなぁ。トリックスター2号こと、日向クンの姿が見えませんね」

左右田「アイツはちょっとした野暮用だよ。オレが後で伝えておいてやる」

モノクマ「あっそ。そういう事なら別にいいんですけどね。うぷぷ、とは言っても、もう皆気付いてるでしょ? 今回の動機は、あの機械ですよ、あの機械!」

辺古山「やはり、我々に下らぬ動機を見せつけるつもりだったのか……」

モノクマ「その名も、トワイライトシンドローム殺人事件です!!」

~本編と流れが同じなので、少しカットします~

モノクマ「……うぷぷ、やるもやらないも、オマエラ次第だよ。あ、そうそう、後ね?」

モノクマ「今回はすべての人達に、クリアした時にそれぞれがもらえるスペシャルな特典、クリア特典と……ハイスピードでクリアした人に送る、超クリア特典の2種類を用意しましたー!」

は? そんなもので釣れるとでも思ってるの?

モノクマ「あ、そうそう、後これが大事なことなんだけど、プレイするにはコイン……じゃなくて、オマエラの電子生徒手帳を差し込む必要があるから、それだけよろしくね!」

モノクマ「うぷぷぷ、じゃあ、オマエラが人殺しをしてくれることを、ボクは信じてるよ?」

そう言って、モノクマは去って行った……。

七海「はぁ、結構好きなシリーズだったから、こんなことに使われるなんて残念だな……」

左右田「お、オレはお前らを信じてるからな? やんなよ? 絶対やんなよ!?」

口々に、思う事を言って去っていくメンバーたち……わたしも、その中の1人として、公園を後にした。

でも、なんだろう……何か、避けようのない、恐ろしい何かを……アレから感じるのは……。

それは、わたしだけじゃないみたいだった。

罪木「…………」

西園寺「…………」

澪田「…………」

小泉「…………」

九頭龍「…………」

……それから、わたしたちは無言でお互いを見つめ合って……何かを振り払うように、また歩き出した……。

―サイオンジノコテージ―

西園寺「…………」

大丈夫、きっと大丈夫……こうやって不安にさせるのが、モノクマのやり口……だよね?

【自 由 行 動】

↓1 人物を12人(日向を除く)から選択

―ホテル プールマエ―

澪田「うーん……あー……あはははは……」

水面に映る自分とにらめっこする澪田おねぇ……正直異常である。

澪田「あ、日寄子ちゃん……どうしたんすか?」

1.……動機について、どう思う?
2.明日の海水浴、行くの?

↓1

西園寺「……動機について、どう思う?」

澪田「え……? まあ、唯吹もそれについて、珍しく頭を悩ましてたんっすよ……なんていうのかなぁ……アソコから感じるオーラというか……まるでアレは、唯吹がプレイしなきゃいけないような気がして……」

そう、わたしも同じような気持ちになった……アレをやらなきゃいけないような、そんな変な気分……。

澪田「……まあ、なんていうんすかね? きょーたい? が、唯吹を呼んでるような、そうでもないような……」

うん、同じ気分……わたしと全く同じ……。

澪田「よしっ! 日寄子ちゃん! 同盟組むっす!」

西園寺「ど、同盟!?」

澪田「イエス! 唯吹と日寄子ちゃん、お互いにあの筐体のゲームをやらないっていう事を誓い合う同盟っす!」

そう言って、澪田おねぇの出してきた小指をそっと受け取った。

澪田「ゆーびきーりげーんまん、うーそつーいたーら」

澪田「今までになかったようなこんなことをされたら死ぬ方がまだマシだ……そう思えるようなそんな恐ろしいようなことをさーせるっ」

澪田「ゆーびきったっと!!」

……よくわかんないけど、「~ような」って言い過ぎなような……。

澪田「これで日寄子ちゃんと唯吹はお互いに同盟会員っす! だから、約束は絶対! OK?」

西園寺「……うん、分かった」

……澪田おねぇとの約束……口だけの約束なんて、何にも効果がないんだよ?

[澪田 好感度中アップ]

プレゼントは渡せませんでした。

―サイオンジノコテージ―

西園寺「……もうすぐだ……もうすぐ、時間が来る……」

海水浴の時間……わたしは何も意識しなくていいけど、でも……いや、やっぱり考えるのはやめておこうかな?

もし、その時間帯に殺人が起きたら……

西園寺「あー、バカ。わたしのばか。何考えてんのさ」

殺人なんて起きるわけない……目が覚めたら、きっと全員レストランにいて、おにぃを解放できて……うん、いい事づくめに違いない!

だから……。

……コロシアイが起きた、なんて、冗談でもやめてよね?

11日目終了 リザルト

日向創 12

狛枝凪斗 12

左右田和一 12

田中眼陀夢 7

花村輝々 6

十神白夜 【DEAD】

弐大猫丸 【DEAD】

九頭龍冬彦 10

小泉真昼 16

澪田唯吹 16

罪木蜜柑 31

辺古山ペコ 10

終里赤音 5

ソニア 19

七海千秋 11

警戒セヨ。明日必ズ殺人ガ起コル。必ズ誰カガ誰カヲ殺ス

―サイオンジノコテージ―

西園寺「……!!」

目が覚めた……時計を見る。まだ5時だ。

西園寺「……早く起きすぎちゃったかな?」

でも、もう一度寝れるはずがない……。

わたしはレストランに急いで行くことにした……。

―レストラン ニカイ―

まだ、誰も来ない……時間が経つのを、今か今かと待った。全員が来ますように、どうか全員が……来ますように……

……全員来た。ちゃんと全員そろった。

ソニア「み、皆さん……良かった」

澪田「やっぱ殺人なんて起きるはずなかったんっすよー!」

狛枝「……」

七海「……」

終里「ふぅー、余計な心配したら、腹減っちまったな! 飯でも食おうぜ!」

花村「オーケーだよ! ぼくに任せといて!」

いつにもまして空元気が目立つけど、でもそうするしか……そうするほか、なかった。

それから食事を終えて、花村が後片付けをしている中、小泉おねぇが食事を用意していた。

西園寺「あ、それ日向おにぃの?」

小泉「え? あ、うん……」

小泉おねぇ、明らかに元気がない……どうしたんだろう?

小泉「あ、あのさ……日寄子ちゃん」

西園寺「んー?」

小泉「ひ、日寄子ちゃんは、海水浴……行くの?」

西園寺「今の所、行く気はないよ?」

小泉「よ、よかった……じゃあ、あのさ……ビーチハウスに1時頃、来てもらっていいかな? 待ってるからさ……」

西園寺「? うん、分かった」

小泉「じゃ、じゃあアタシ、ご飯日向に運んでくるから……」

西園寺「待って」

わたしは小泉おねぇから、お盆を取り上げる。

小泉「あ、ちょ、ちょっと!」

西園寺「今のおねぇ、ちょっと震えてる。だからおねぇはちょっと休むべきだよ。なんなら今すぐにでも相談、乗ってあげるからさ、ね?」

小泉「う、うん……分かった」

―ホテル キュウカン―

西園寺「……ふぅー……」

ここに入るのは、かなり緊張する……なんでだろう?

扉を、背中でゆっくりと押し開けた……。

日向「お、今日は西園寺か」

西園寺「ねぇ、ここに閉じ込められて6日たつけど、どう?」

日向「体が気持ち悪いな……今すぐ風呂に入りたい」

西園寺「きゃはは、そうだろうね……」

そう言って、わたしはお盆をおにぃの近くに置いた。

おにぃは慣れた感じでお盆に乗ったストローを口でくわえて、汁物を吸い始めた。

こんな生活を……ずっとしてきたって事? ……なんで? なのになんでコイツは、何も文句を言わないんだろう……?

日向「ぷはぁ、花村の料理は味噌汁の汁だけでも、味が何だか違うな……ところでさ」

西園寺「……何?」

日向「西園寺は例の奴、やったのか?」

西園寺「え? ……れ、例の奴って?」

日向「とぼけるなよ……トワイライトシンドローム殺人事件の事だ」

西園寺「なっ……どうしてアンタがそのこと知ってんの!?」

日向「さぁ、なんでだろうな? それと、今日は海水浴の予定もあるんじゃないか?」

さ、さすがにそこまで知ってるのは……キモすぎ!!

日向「俺も行きたかったけど、残念ながら女性専用のパーティーなんだろ? アレ……非常に残念だよ」

西園寺「あ、アンタ……どこまで……!?」

日向「まあ、全部モノミから聞いたことなんだけどな。西園寺は海水浴行くのか?」

西園寺「い、行かない……行くつもりないよ!」

日向「ふぅん……じゃあ、小泉も行かないのか?」

西園寺「だ、だからなんでそのことを……!?」

日向「行った方がいい」

西園寺「え?」

日向「もう一度言うぞ。海水浴に、行った方がいい……」

西園寺「…………」

なんで、日向おにぃに言われると、行くのが得策って思えてくるんだろう……あんな、あんな酷い事をした人なのに……

西園寺「分かった。じゃあ、おねぇとすぐに話をつけて、海水浴に行くよ。泳げないけど……」

日向「ははっ、知ってるよ」

……なんで、なんでもかんでも知ってるんだよ……。

―ホテル プールマエ―

西園寺「あ、小泉おねぇ」

小泉「ん? どうしたの?」

西園寺「さっきの話なんだけどね。わたし、やっぱり海水浴行くことにしたんだー」

小泉「え……そ、そうなの……」

西園寺「それでさー、おねぇがさっき震えてた理由、今聞かせてもらっちゃダメ?」

小泉「……う、うん……実は、九頭龍から……こんなものが来てて……」

~手紙の内容は本編と大体同じなのでカットします~

……5回下? って事は、九頭龍は……プレイしたって事?

小泉「アタシもプレイしてきたよ」

西園寺「そ、それで……どうだったの?」

小泉「……えっと、ごめん、これ以上は言えない……でも、ゲームの中でアタシ、どうやら九頭龍に大変なことをしてたらしくて……どうすればいいのか、分からなくて……」

西園寺「行かないで」

小泉「え……?」

西園寺「おねぇ、行かないで」

小泉「ひ、日寄子ちゃん……」

それから、小泉おねぇは悩みが吹っ切れたかのように、決意の目をしていた……。

小泉「分かった。アタシ、勇気を出してみるよ」

わたしの目の前で……九頭龍の手紙を破り捨てるおねぇ。その姿を見て、わたしは……なぜだかすごく安心した。

予感した最悪のシナリオを、崩すことができたんじゃないか……そう思えたから。

それから、時間が経つのは早く……海水浴の時間まで、後1時間になった時……。

―ダイナー―

花村「ぼくの風の噂だと……ここだね!」

田中「まさか貴様が、風の声を聴く能力を持つ者だったとはな……」

狛枝「とは言っても、レストランで小泉さんとの話を立ち聞きしたってだけでしょ?」

花村「ここに皆が来て、その後チャンドラービーチで泳ぐんだよ? くぅー! なんだか下半身がビクビクしてきちゃったよ!」

田中「何を言っているんだ……」

狛枝「アハッ、そういう田中クンだって来ちゃったじゃん?」

田中「……ぐっ」

狛枝「やっぱり、女子の水着姿には、希望を感じるものだよね……?」

田中「ま、まあな……」

西園寺「な、なんでアンタらがいるの……?」

花村「お、おおっ! 一番のりは西園寺さんだね!!」

田中「ピンクのセパレート……腰のあたりにフリルをあしらった、かわいらしさの中にはかなさを纏った……まさに日本美ともいえる衣装だ。ふんっ、なかなか西園寺らしいではないか」

西園寺「キモッ、今すぐ出てけよ」

花村「いやーん! 幸せー!」

西園寺「なんで怒鳴られて喜んでんだ!!」

狛枝「なるほどね、西園寺さんはそう来るわけか……」

西園寺「というか狛枝!! アンタ……なんでここにいるわけ!? 七海は!?」

「あちゃー、一番乗りじゃなかったかー」

花村「ふおおおおお!! 白ビキニと来ましたかー! よだれが止まりませんな!!」

終里「よぉ、待たせちまったな……」

田中「お、終里よ……足がボロボロではないか!! いったいどうしたというのだ……?」

終里「ちょっと岩砕こうと思ってたらよ……打ち所悪くてさ……」

澪田「こんちゃっすー」

罪木「ど、どうも……」

狛枝「あれ? 二人は水着は?」

澪田「嫌っすねー! もちろん下に着てきたんっすよって、3人とも大胆っすよね!!」

罪木「さ、西園寺さん……とってもかわいらしいですぅ!」

西園寺「うっさいゲロブタ!! 深爪こじらせて死んでしまえ!!」

罪木「うえぇーん!!」

「……花村に田中に狛枝……? 何故お前たちがここにいるのだ?」

辺古山「……というか、皆そろっていたのか。これで全員……いや、ソニア以外の全員か?」

狛枝「あれ、小泉さんは来ないの?」

西園寺「それより、アンタたちが来てる方が問題でしょー?」

花村「だって、ぼくらはきみたちのあはんでうふんな世界をのぞこうと思ったんだからね!」

澪田「濡れ濡れの百合世界っすね!」

辺古山「な、なんだそれは!?」

「皆さん! 遅くなってめんごですわ……」

花村「あれ? ソニアさん……ウェットスーツなの?」

ソニア「日焼け対策です。日焼けは、お肌の天敵ですからね……」

田中「くくく、なるほど……うなずけるな。貴様ならやりそうなことだ」

罪木「え、えっと……みなさん、待ち合わせの15分前には集まってるみたいですねぇ……」

澪田「皆そんなに海水浴が楽しみだったんっすねー……ほら! 一緒にイクっすよ! 男子たちもしょうがないから、交えて遊ぶッす!」

終里「ただし、オレにバトって勝てたらな!!」

田中「望むところだ……ゆけっ! 破壊神暗黒四天王!!」

花村「あ、ぼく、ビーチハウスにいって準備してくるよー」

西園寺「というか、なんで辺古山おねぇは濡れてるの?」

辺古山「時間が空いたので、気晴らしに泳いでいたんだ……どの程度までいっても、別の島は見えてこなかった……作戦は失敗だな」

ソニア「そうだったのですか……どちらにせよ、楽しんだもの勝ちですもんね」

……と、皆で楽しく談笑してる時の事だった……。

ドンッ!! ドンドンドンドン!!

ダイナーの扉をたたく音……何度も何度も、押して開ける自動ドアを連打する音……相当急ぎながら、転がり込むように、1人の男が……入ってきた……。

左右田「お、おい……皆っ!!」

ただ事じゃない様子。真っ青な顔をして、左右田が出てきた……。

左右田「今すぐ……ドラッグストアに来てくれ!!」

終里「……? なんだ?」

ソニア「……どうしたんでしょう?」

花村「なんだよー、これから本番だっていうのにさぁ……」

―ドラッグストア―

口々に文句を言いながら(わたしだってその一人だけど)ドラッグストアに踏み入れた、皆の前に待っていたのは……非日常。










血だまりが、ずるずると引きずられるようにできていて……目に映るのは、血でできた足跡と、金属バットと……何かのお面……?



























そして……

































血だまりの中に体をうずめる、九頭龍の姿だった。









チャプター2

正義に隠れるシロとクロ

       非日常編







(九頭龍「だ、だからよぉ……俺もそいつの流儀に乗って、行動しようと思ったんだよ……」

そういうと、九頭龍は正座をしたまま、背筋を伸ばして、わたしの方を見た。そして……。

九頭龍「この前、殴ろうとしたこと……悪かったと思ってる」 )

結局わたしは、あの言葉に対して、ちゃんと許すように言葉を述べたっけ?

(九頭龍「分かった!! 良くわかった!! オレがどれだけ言っても伝わらないのに、王女さんが一言いうだけでコレだ!!」 )

……あんな風に言うアイツの中にあった、大きな悩みを、訊いてあげられる人はどこかにいたの?

……ねぇ、九頭龍……まだ寝てるんでしょ? 寝てるだけなんでしょ?

……お願いだから……起きてよ……。

辺古山「……ぼっ……ちゃん?」

花村「え? ど、どういうこと?」

ソニア「そ、そんな……これは本当に、死んでる……んですか?」

澪田「あぶ、あばばばば……嘘、だよね?」

罪木「う、うぅ……嫌ですぅ……もうあんなことするの嫌ですよォ!!」

ピンポンパンポーン……

モノクマ『死体が発見されました! 一定の捜査時間の後、学級裁判を開きまーす!』

このアナウンスが鳴ったって……それってつまり……。

狛枝「へぇ……なるほどね……」

田中「よもや……二度目があろうとは……」

左右田「おい……どうなってんだよ……十神のあの思いは……おい!! 誰が踏みにじりやがったんだ!! いったいなんで九頭龍が死ななきゃなんねぇんだよ!!」

薬品の臭いと、血の臭い……二度とかぎたくない臭いが、一辺に混じる。混ざって、わたしの鼻の奥に来る。目に突き刺さる。

辺古山「ぼっちゃん!!」

急いで、辺古山おねぇが走り出した。今まで見たことないくらいの速さだった。それは、水着だからとか、体が軽かったからとか、そういうのは関係ない。

……目を開けて、九頭龍は死んでいる……。アレは間違いない。あの時みた、弐大おにぃの物と同じ……本物の死体だ……。

辺古山「そんな……どうしてあなたが……あなたがいなくなったら、道具として私は……いったいどうすればいいんですか?」

澪田「ど、道具!? あ、あの……ペコちゃん、何を言ってるんすかねぇ?」

辺古山「……後で、全てが終わった後で、ちゃんと話す。……今は、ぼっちゃん……九頭龍の死の真相を解き明かし、犯人を見つけることに専念すべきだ」

狛枝「うん、素晴らしいね……!! 仲間の死という絶望に立ち向かいつつ、自分の中での希望を見つけるために、犯人と闘う、それを辺古山さんは選ぶんだね!!」

モノクマ「あっちゃー……またしても起きてしまいましたなぁ……」

西園寺「…………」

モノクマ「ええと、とりあえず全員呼んで、水着組は着替えてきたら?」

……自分が、その恰好だという事を忘れるくらい……衝撃的だった。

もしかしたらどこかでわたしは……コイツは死なないんじゃないか、なんて思ってたのかもしれない……。

しばらくして……水着からそれぞれのコテージで服を着替えたわたしたちは……全員が集まっているドラッグストアに戻ってきた。

小泉「う、嘘……でしょっ!? 九頭龍が?」

七海「……また、やらなくちゃいけないんだね……でも、皆気を付けてね」

左右田「き、気を付けるって?」

七海「足跡……血だまりの中に残ってるから……それを踏まないように気をつけてって意味」

左右田「……ああ、分かった」

モノクマ「……まだいないなぁ……まだ全員来てないなぁ……」

「これで全員だろ?」

……皆が振り返った視線の先に……いたのは……。

日向「モノミがほどいてくれるのに、時間がかかってな。助かった」

モノミ「い、いえいえ……それより……また……こんな悲しいことないでちゅ……あんまりでちゅ」

日向「起きてしまったものは仕方ない……やるぞ、捜査。モノクマ」

モノクマ「ちぇっ、何だよ。遅れてやってきて主役気取っちゃってさ。はいはい、渡せばいいんでしょ?」

モノクマ「ザ・モノクマファイルー!」

モノクマ「んじゃ、よろしくねー!」

モノミ「あちしは……先生としてミナサンを見守ることしかできまちぇん……でも……あちしはミナサンがきっと正解を導けるって信じてまちゅ!」

田中「ふんっ、勝手な奴だ……」

……九頭龍の死の真相……きっとモノクマファイルには隠されてるだろうね……じゃあ……

西園寺「……やるしか、ないよね」

捜査を自動で進めますか?

1.はい
2.いいえ

↓1

自動で捜査を進めます。本格的に捜査をするのは明日になりますが、ほんのちょっとだけ進めておきます。

【捜 査 開 始】

西園寺(……まずはモノクマファイルの確認からだね)

『被害者は九頭龍冬彦。【超高校級の極道】。死因は強く殴打されたことによる。かなりの出血が見られる』

……は? なんか、前よりかなり不親切じゃない?

言弾【モノクマファイル2】を入手

……あんまり見てなかったけど、このドラッグストアって色々あるんだね……

……まずは、九頭龍の死体から近くない所にしとこっと……。

あれ?

西園寺「ねぇ、こんなところに冷蔵庫なんてあったの?」

罪木「は、はい、そうですね……中には、いろいろな人の輸血パックが入ってます」

輸血パック……ねぇ。

パカッ

西園寺「あ、本当だ……たくさん入ってるね……」

うぷっ、なんか気持ち悪くなってきた……。

言弾【輸血パック】を入手

ドラッグストアはトリックが使えるように、少し改変したところがありますので、ご注意ください(今更)

西園寺「……あ、そういえば……九頭龍の遺体の奥……」

七海「クローゼットがあるね」

うん……だってわたし、あそこから水着を取り出したんだもん……。たぶん他の皆も、そうだよね……。

わたしは九頭龍の周りの血痕を踏まないように飛び越えて、クローゼットの中に入った……。

―クローゼット―

……うわっ、狭っ。人が1人入るだけでやっとなんじゃない?

……ん、なにこれ? ……これは……スパナ?

【落ちてたスパナ】を入手

これくらいしかないか……あとはきれいに片付いてるし……

セパレート、ビキニ、すく水、ウェットスーツ……全部全部、このクローゼットの中にしまってある……。

―ドラッグストア―

西園寺「さて……じゃあ……」

……この、九頭龍の周りにある部品を……。

ん、これ……何? 何かの破片……みたいだけど……。

【ガラスの破片】を入手

あ、それと……脚立の上の部分に、血がついてる……?

え、でもなんで? そりゃ飛び散るから下につく、とかならわかるけど……どうして上の部分だけ?

【脚立の血痕】を入手

あと、このお面、金属バット……いったいなんなのよ……。

~そのお面はキラキラちゃんのお面です! 的なくだりは端折ります~

【キラキラちゃんのお面】
【金属バット】

を入手しました

罪木「あれ? あれあれ?」

西園寺「……どうしたの?」

罪木「うーん……実はここにあった睡眠薬が、そのままなくなってるんですぅ……うゆぅ、誰かが持っていっちゃったのかな?」

……睡眠薬がない?

【罪木の証言】を入手

罪木「それと、九頭龍さんは不幸中の幸い、あまり苦しまずに済んだようです……傷は1つ、それも即死みたいで……」

即死……?

【罪木の検死】を入手

西園寺「……おにぃ」

日向「ん? なんだ?」

西園寺「おにぃは……いつ解放されたの?」

日向「モノミに解放されたのは、死体発見アナウンスが鳴ってからだ……今回は何もできてない。これは本当だ」

西園寺「ふぅん……?」

だからって、おにぃの言葉が信用できるわけじゃないよね? それこそ誰か証人がいないと……。

【日向の証言】を入手

……九頭龍の死体……まさか、見ることになるなんてね……。

目の辺りがちくちく痛い。むせ返るようなこの血の臭い……。

西園寺「げほっ、けほっ、こほっ」

待っててね九頭龍……アンタをこんなんにした犯人、捕まえて見せるから!!

……んー、九頭龍の倒れ方はうつ伏せ……とかこれ、関係あるのかな?

あと、目を開けてた……今は、辺古山おねぇが閉じてくれたけど……。

【九頭龍の死体の状況】を入手

ん? ……九頭龍の腕についてるこれ……ワイヤー?

見えづらいけど、そうみたいだね……てか、結構ぐるぐる巻きついてるね……。

【腕のワイヤー】を入手

……あと、この血痕の形……罪木が言ったことが正しいとすれば、おかしいよね?

それと、足跡も誰のものか考えておかなくちゃ。

【血痕】を入手
【足跡】を入手

よし、こんな物かな?

……うん、頑張った。頑張ったよわたしは。

さて、後は……九頭龍のコテージとかも調べてみたいかな?

田中「むっ……狛枝、いつの間に消えたのだ?」

小泉「あれ? そういえば……」

……狛枝を探すっていう作業も、同時にできちゃったかな?

七海「ねぇねぇ、西園寺さん」

西園寺「……何?」

七海「西園寺さんは、トワイライトシンドローム殺人事件、もうプレイした?」

……え?

西園寺「いや、まだだけど?」

つのドリルちゃんとも約束したしね……。

七海「なら、アレはやっておいた方がいいかもよ」

……え?

今日はここまでで。

明日、捜査の後半と裁判をちょこっとやる予定です

ちなみに、今回の事件の図

ドラッグストア

http://imgur.com/ywB9AqC

右上に脚立の詳細あり

クローゼット

http://imgur.com/Z77EKcr

真ん中に落ちてるのがスパナです。

字が汚いのはお察し。画像が見れない、見えにくい場合は是非とも私に言ってください。PC推奨

↓感想・質問・クロ予想などどうぞ

好感度10でも死ぬんだな
あと画像はjpgまで拡張子つけたほうが開きやすいぞ

一応、1時までなら質問されても受け応えられるようにはしておきますが、事件の内容の核心に触れるようなこととなると、質問にお答えすることができないかもです

>>801さん
すみません、こういうのって自分が訊くのよくないんでしょうけど、どのようにしたらそれができるんでしょうかね……?

http://imgur.com/ywB9AqC.jpg

sageてテスト。こういう事でしょうか……?

次回は何時に始める予定ですか?

なるほど、こういう事か。

画像貼りなおしておきます。

http://imgur.com/ywB9AqC.jpg

↑ドラッグストア

http://imgur.com/Z77EKcr.jpg

↑クローゼット

>>801さん
わざわざありがとうございます。

>>202さんでも指摘があったにも関わらず、ちゃんとしてなくて申し訳ないです。

>>806さん
次回は夜の9時頃開始予定です。

ちなみに……

1章 言弾17個

2章 言弾18個

ですね。だからと言って謎が複雑になってるかと言われたら、首をひねってしまう自分がいます。

それでは、そろそろ質問もないようなので、今日はこの辺で。

あくまでこの再構成は、自分の中での裁判練習用として書かせていただくので、何か変な所とかあれば、ご指摘よろしくお願いします。今回も少々無理のあるトリックが含まれるかもしれませんが、ダンガンロンパですので……少しの事は目を瞑っていただきたいです。

↓質問があれば朝に回答させていただきますので、何かあれば遠慮なく。

予定より少し早いですが、安価もしばらくないんでブシブシ進もうと思います

七海おねぇの言ってたことも、気にならない訳じゃないけど……。

とりあえず九頭龍のコテージに行こうかな?

―クズリュウノコテージ―

……あれ、なにこれ? 手紙?

机の上に置いてある意味ありげな紙を、そっと手に取る。

西園寺「……ん?」

『伝えたい事がある。11時にドラッグストアに来い』

……定規で線を引いたみたいに見えるね。これじゃあ誰が書いたかとか、筆跡とかじゃわからないかな……。

【コテージの手紙】を入手

―ジャバウォックコウエン―

日向「ん、西園寺じゃないか」

西園寺「うわっ」

日向「そんな露骨に嫌な奴に会ったみたいな顔しないでくれよ……一応今回の動機は大事になりそうだから、やっておきたくてさ」

なるほどね……まあ七海もおにぃも言うくらいだから大事なんだろうね。

さて……じゃあわたしもプレイしてみようかな?

西園寺「たまごっちとかだったらわたしもやった事あるんだけどね……」

まあ、時間が合わなくて殺しまくりだったけど。

西園寺「えっと、このボタンを押したら始まるのかな……?」

~内容における変更点~

本編では4日間構成でしたが、ぴよロンパでは5日間構成。

それぞれの日にちの内容が1日ずつずれており、1日目に別のイベントが入っております。

~~~~~~~~~~~


……何、これ……

もしかしてB子って女の子……わたし?

ふんっ、背も小さいし口も悪い。全然わたしと似てないじゃん。

……ん? 何か流れてきたけど……?

プレイリレキ

クズリュウフユヒコ
クズリュウフユヒコ
コイズミマヒル
コイズミマヒル
ソニア
コマエダナギト
ナナミチアキ
ツミキミカン
ソウダカズイチ
ソウダカズイチ
ヒナタハジメ
ヒナタハジメ
サイオンジヒヨコ

……なんかよくわかんないけど、まあいいや。

えっと、確か最後の誤解した……って言うのは……。

(小泉「……う、うん……実は、九頭龍から……こんなものが来てて……」

~手紙の内容は本編と大体同じなのでカットします~

……5回下? って事は、九頭龍は……プレイしたって事? )

……うん、5回下ボタンを押してからプレイしてみようかな!

もう一回プレイしなおすためには、電子生徒手帳を入れなおさなきゃいけないんだね。

うん、やっぱりゲームは楽しいね。どうせならE子ってやつがもっと苦しんで死んでくれたりしてたら良かったんだけど。

救いようがないほど、わたし達の生活もマシに思えてくるかもしれないしね。

それじゃあ、5回下に押して……

西園寺「真相編、スタート!」

1 日 目

「……ねぇ、分かってんの?」

D子「え、ええ……わかってるよ、G子」

G子「そうね、分かってもらわないと困るからね?」

D子「くっ……」

G子「あらら? どうして右手を隠すのかしら?」

D子「ちょ、ちょっと……やめてよ……っ!」

G子「へぇ……コレがアンタの想い人って感じ? 男嫌いのアンタが、まさかこ~んな男の子を好きになってるだなんてねぇ……」

D子「ちょ、ちがっ……! 返してよ!!」

G子「……え? なにそれ、口答え?」

D子「あ、えと……そういうんじゃなくて……」

G子「はぁ……機嫌悪くしちゃった。これ、没収ね」

D子「え……え!?」

G子「そんでもって学校の掲示板にこれ張って、この人こんな物撮って一人で楽しんでる変態カメラマンですとか、いろいろな人にうわさ流すから」

D子「ふ……ふざけないでよっ!!」

G子「たーだーし、もしもワタシの機嫌直す様な、素敵なものを持ってきたら……コレと交換してあげる」

D子「……っ!!」

G子「ふふっ、それじゃあね……?」

D子「……はぁ……はぁ……」

E子「D子! D子、大丈夫?」

D子「あ……E子……見ちゃった?」

E子「……うん」

D子「……え、えっと……あはは、恥ずかしいな。E子にアタシのあんなところ見られちゃうなんて……」

E子「……あの子、確かこの前入ってきた79期生の……だったよね?」

D子「うん、なんかアタシに当たりきついんだよね……アタシがお兄ちゃんにキツイからかな?」

E子「……任せて。私が何とかしてみせる」

D子「……え?」

~2日目 4日目はカットします~

西園寺「……これが、真相?」

……え、というか、G子って……?

あと、E子って何者……? もしかして……?

~クリアのスタッフロールが流れたあたりもカットします~

モノクマ「いやぁ、クリアおめでとう! これで7人目のクリア者ですね!」

……え?

モノクマ「はい、これ、西園寺さん専用のクリア特典。見るも見ないも、オマエ次第だよ……うぷぷ」

…………

わたしはその写真を決して裏返さないように、着物の帯にはさんだ。

モノクマ「あ、そうそう、プレイ履歴は一応チェックしといたほうがいいかもよ? うぷぷぷ……」

西園寺「……わかってる」

プレイリレキ >>826に誤植が見つかりました。正しくはこっちです。

クズリュウフユヒコ
クズリュウフユヒコ
コイズミマヒル
コイズミマヒル
ソニア
ナナミチアキ
コマエダナギト
コマエダナギト
ツミキミカン
ソウダカズイチ
ソウダカズイチ
ヒナタハジメ
ヒナタハジメ
サイオンジヒヨコ
サイオンジヒヨコ

西園寺「あ、わたしの名前が増えた……」

モノクマ「差し込んだ電子生徒手帳を読み込んで、プレイした人物を特定するんだよね。我ながらナイスな機械だよ!!」

【プレイの履歴】を入手。

狛枝「あ、西園寺さん、ここにいたんだ」

西園寺「ちょ、狛枝……!? なんでここに!?」

狛枝「いや、単刀直入に聞こうと思ってね。ずばり……」

狛枝「キミの足回りを測らせてほしいんだ」

西園寺「死ね」

狛枝「そう言わずにさぁ、ちょっとこの髪を踏んでもらって、ペンでなぞるだけだから、ね?」

西園寺「はぁ……汚したら弁償だからね」

狛枝「アハッ、ボクの命でよければ喜んで差し出すよ?」

冗談とも本気ともつかないことを言って、狛枝はわたしの足の採寸をした。

狛枝「ふむ、なるほどね。ありがとう」

西園寺「で、何かわかったの?」

狛枝「うーん、まあ確実に言えることは……全員の足のサイズを測ってみたところ、あの足にあうサイズは唯一人……」

狛枝「左右田クンだよ」

左右田……おにぃの足跡……。

【狛枝の証言】を入手

キーンコーンカーンコーン……

>>833
失礼w指摘されるまで気づきませんでした。
髪を踏むのではなく、紙を踏みます。

モノクマ『さあ、そろそろ時間もいい頃合い……時間と言えば、キューピー3分クッキングって、番組自体は10分構成だし、料理はもちろん3分じゃできないし、どこも3分じゃないんだよね』

モノクマ『そんなオマエラは、是非とも5分前行動を取ってくださいね』

モノクマ『やれ急げ! 学級裁判の始まりだ! 一番の人には、なんと、おいしいカレーを振舞っちゃいますよ!』

……カレーね、あんまり好きじゃないんだよね……。

狛枝「時間みたいだね、行こうか」

西園寺「……うん」

モノクマ『あ、そうそう。モノクマロック行く前の、割かしどうでもいいイベントだけど……』

モノクマ『どうします? スキップします? それともちゃんと見ます?』

1.スキップする
2.スキップしない

↓1

―モノクマロック―

わたしは狛枝の事をあまり気にせず、モノクマロックにたどりついた。

終里「べ、別にカレーにつられたわけじゃねぇぞ……? ただ、オレが一番乗りだったみてぇだな……」

はぁ……バカがなんか食いついてるよ

花村「はてさて……ぼくのカレーよりもおいしいカレーなのかな?」

ここにもなんか別の意味で食いついてる人いるし……。

ソニア「カレーです! カレーが食べれるそうです!」

モノクマ「やあ、何と今日の料理は、ウサギカレーだよ!」

モノミ「え? 具材はあちしじゃないよね?」

終里「オメェが具材ならオレはいらねぇよ! 期待させやがって!」

モノミ「二重の意味でショックでちゅ!」

田中「さて……それでは行こうか」

日向「ああ、殺された九頭龍のためにも、犯人を……いや、これは俺が言う言葉じゃないな」

左右田「へっ……何があろうと、オレはぜってーお前をゆるさねぇからな、日向……」

日向「嫌われたもんだな」

狛枝「あ、もしかして日向クン、ボクの仲間?」

日向「それは違うぞ」

罪木「いったい何が始まるんでしょうか……」

澪田「ひ、日寄子ちゃんは、あのゲームは手を出してないっすよね? 蜜柑ちゃんも真昼ちゃんもやったって言うんっすよ?」

西園寺「あ、さっきわたしもやってきたよ」

澪田「そんな!! 同盟の名前が聞いて呆れるっすよ!?」

西園寺「まあ、同盟の名前しかないんだし、しょうがないよねー」

小泉「もう、そんな事言ってる場合じゃないでしょ? ……裁判、やらなくちゃいけないんだから」

七海「いこっか……2回目の裁判」

……そっか、2回目なんだよね?

モノクマ「ねぇねぇ、1人足りなくない?」

……辺古山おねぇ、大分九頭龍が死んだこと、気にしてたみたいだからね……。それどころか、何か関係があったのを臭わせてた……。

モノミ「ここは、辺古山さんは欠席って扱いで……」

モノクマ「いいえ! 欠席は学級裁判では、生きてる人間は許されません! と言うわけで、ボクが連れてき……」

「私ならここにいるが?」

日向「ぺ、辺古山……お前大丈夫なのか?」

辺古山「問題ない……心配をかけてすまなかったな、お前たち……」

ソニア「そうですよ……すごく、すごく心配したんですよ?」

辺古山「安心してくれ。弔いも終えた……私はもう、覚悟はできている。真実を……知る覚悟」

……辺古山おねぇの目は、いつもより赤く腫れあがっていた……。

……いっぱい泣いた証拠だね。でも、いっぱい泣いたなら、もう大丈夫だよね。

モノクマ「うぷぷぷ、まあなんでもいいや! とりあえず裁判場に行ってくださーい!」

―サイバンジョウ―

モノクマロックのエスカレーターを登ると、そこはすぐに裁判場……。

……【超高校級の極道】九頭龍冬彦。

何だかわたし達のしている行為を「仲良しごっこ」とか言って、本当に不愉快な奴だった。

でも、わたしに対して、きちんと後で謝ってくれたし……もしかしたら、わたしと同じで不器用なだけだったのかもしれない。

……そんな、九頭龍を殺した犯人が……。

この中にいる……って事だよね……。

うん、見つけてあげるよ、わたしの完璧な推理でね。

だって、そうしないと……

死ぬのは、わたしの方なんだから……!!

学級裁判準備

モノクマファイル2…『被害者は九頭龍冬彦。【超高校級の極道】。死因は強く殴打されたことによる。かなりの出血が見られる』

九頭龍の死体の状況…九頭龍の死体はうつ伏せで倒れていた。倒れたときには、目を開けて倒れていたのも忘れないようにしておこう。

腕のワイヤー…九頭龍の腕にはワイヤーが巻かれていた。先端が切られていて、どこに繋がっていたかは分からない。何の意図があったかも不明。

血痕…九頭龍の周りに血だまりができており、そこから引きずられたような跡がある。

足跡…血痕を踏んだと思われる足跡。誰かの足に酷似しているが……。

金属バット…血がついている金属バット。恐らく、これで殴ったのだろうと思われる。

キラキラちゃんのお面…恐怖の殺人鬼、性別不詳のシリアルキラーことキラキラちゃんのお面が落ちていた。

脚立の血痕…脚立の上の部分にのみ、血痕があった。

ガラスの破片…おちてたガラスの破片。九頭龍の体の上に、無数に飛び散っている

輸血パック…ドラッグストアの冷蔵庫の中にあった物。前から大量にあったという。

落ちてたスパナ…クローゼット内に、スパナが落ちていた。

コテージの手紙…九頭龍のコテージにあった『伝えたい事がある。11時にドラッグストアに来い』と書かれてある手紙。ここから筆跡判断等はできそうにない。

今回の動機…今回の動機は、きわめて重要なようだ。1~5日目まであり、通常プレイで3、5日目、裏プレイで1、2、4日目をプレイできるようになっている。

プレイの履歴…電子生徒手帳を差し込むことで、ゲームをクリア時、プレイの履歴が確認できるようになっている。履歴詳細は>>832

罪木の検死…九頭龍は即死だったようで、体についている傷は1つだけだという

罪木の証言…薬棚に置いてあった睡眠薬がなくなっていたという。

日向の証言…日向は6日前から縛られていた。モノミが解放してくれたのは、死体発見アナウンスが鳴ってからだという。

狛枝の証言…全員の足のサイズを取ったところ、現場の足跡は左右田の物と一致したらしい。

スキルセット。

現在の基本ステータス
発言力50
防御力15

西園寺がつけるスキルを3つ、所持スキルより選んでください。

所持スキル
『毒舌』…発言力が少し上がるが、防御力が少しダウンする。
『ネバーギブアップ』…弐大の遺品スキル。裁判でミスをするたびに、防御力が少しずつ上昇
『ダミートラップ』…十神(詐欺師)の遺品スキル。裁判でのミスを3回まで帳消ししてくれるが、発言力が少し下がる
『クリエイティブ』…言弾数が増えるが、ウィークポイントが減る。
『メディカルケアー』…正解の選択肢を選んだ時の回復量が増える。
『眼飛ばし』…反論ショーダウンの時、ウィークポイントが増えるが、コトノハが1つになる。
『絶対音感』…STRでダミーの文字を消す。発言力が10下がる。
『シャッターチャンス』…ノンストップ議論でのウィークポイントを、コンマの下1ケタが「2」の時に1つに絞る。
『期待の発言力』…発言力を20アップさせる
『睡眠休憩』…選択肢でのミスを、安価の下1桁が「7」の時、回復に変える。
『一刀両断』…フェイズをノーミスでBREAK、completeすると、防御力が上昇する
『余裕のよっちゃん』…安価コンマのどこかに「4」がついている場合、発言力が10回復。「44」だと発言力を全回復する

↓1 1レスで一気に3つ選んじゃいましょう。

これら3つを付けて、学級裁判の扉を開きます。

西園寺日寄子

一刀両断
期待の発言力
余裕のよっちゃん

ステータス

発言力
70 ↑

防御力

15

2章裁判基本ダメージ

25

あらすじ

九頭龍冬彦が無残な姿で発見された……。
クローゼットやドラッグストアに残る、怪しげな証拠の数々。
はたしてそれは犯人の残した手掛かりなのか、それとも……?
そして、トワイライトシンドローム殺人事件の全貌とは!?

二度目の学級裁判が、今幕を開ける!

          学 級 裁 判
           開 廷 !


モノクマ「では、最初に、学級裁判の簡単な説明から始めましょう」

モノクマ「学級裁判の結果は、オマエラの投票により決定されます」

モノクマ「正しいクロを指摘できれば、クロだけがオシオキ、だけど、もし間違った人物をクロとした場合は……?」

モノクマ「クロ以外の全員がオシオキされ、生き残ったクロだけに、この島から出る権利が、与えられます!」

モノミ「うぅ、何度聞いてもゲスいルールでちゅ!」

辺古山「今回はお前たちの茶番に付き合っている場合ではない。坊ちゃんを殺した犯人を、何としてでも見つけなければな……」

西園寺「気合入れるのは勝手だけどさぁ、足元すくわれないようにね?」

辺古山「そ、それもそうだな……」

モノクマ「さてさてそれでは、今回はあの動機、名作『トワイライトシンドローム殺人事件』についての議論から始めていきましょうか!」

澪田「えー!? ゲームの話なんてどうでもいいっすよー!」

狛枝「ところがそうも行かないんだよ。今回の動機は少なくとも、ボクらと関係のあるコトみたいだからさ」

花村「え、どういうこと? それってぼくにも何かあったって事? 見たくないような、見たいような……」

七海「正確に言うと、私たちの中の一部の人達とかかわりがあるってところかな? 花村くんは無関係だよ」

花村「そこまでばっさり言われると、逆に興奮するよね!」

西園寺「キモッ」

小泉「もう、これこそ茶番じゃない! あのゲームについての話をするんでしょ?」

辺古山「私のように、プレイしていないものもいる……詳しく聞かせてもらおうか」

日向「よし、じゃあゲームの事を簡単に説明しようか」

左右田「なんでお前が出てくんだよ!?」

日向「俺もゲームをプレイしたからだよ」

左右田「嘘つけ! お前は今の今まで縛られてたじゃねぇかよ!! プレイするにしても時間がたりねぇっての!!」

もう、バカが1人でもいると、全然議論が進まなくなっちゃうじゃん。

まずはあの口……無理やりにでもふさいでやった方がよさそうだね

【01:ノンストップ議論】

議論開始!

[モノクマファイル2)
[日向の証言)
[プレイの履歴)

ソウダカズイチ
日向はあのゲームを
【プレイすることはできない】はずだ!!

ペコヤマペコ
なぜそう言い切れるのだ?

コイズミマヒル
そうだよ。言い切れるようなことでもないと思うんだけど?

ソニア
わたくしは【七海さんとプレイしました】よ?

ナナミチアキ
うん、そうだったね

ハナムラテルテル
あれ、狛枝くんの見張りは?

コマエダナギト
あの日は別行動だったんだよ。
【ソニアさんの発言を受けて】ね

ソウダカズイチ
お前ら脱線してんじゃねえよ!!
とにかく日向は【ゲームをプレイしてない】んだって!!

サイオンジヒヨコ
(まずはあの大口を、無理やりふさいでやらなきゃね……)

↓2

スキル『一刀両断』発動!!

……見切ったぞ!

西園寺の防御力が2上昇!!

あれれー? お馬鹿さんがいるよー?

     ―BREAK!!―

西園寺「あーもう! 黙ってよね!!」

左右田「なっ!?」

西園寺「ゲームをやった奴は分かると思うけど、あそこにはゲームをプレイした人の履歴が出るようになってるの! そこに日向おにぃはいたし、その後わたしが2回続けてプレイしてる! だから日向おにぃは絶対にゲームをしてるの! これは間違いないね!」

左右田「……そ、そんなに大声で言わなくてもいいじゃねぇか……」

罪木「お、おそらく左右田さんにムカつかれたのだと思いますよ?」

左右田「お前になんでそんな事言われなきゃいけないんだよ!!」

罪木「ひっ! お、怒らないでくださぁい……」

罪木「でも、私はさっぱりでした……どうして3日目と5日目しかなかったのかとかも……」

澪田「え、蜜柑ちゃんもやってたんですか!?」

狛枝「ああ、まあそうだよね。アレには隠しコマンドがあるから」

花村「隠しコマンド? なにそれ?」

七海「まあ、タイトル画面で5回下ボタンを押すことで、真相編に飛ぶことができるって奴だね」

終里「コマンド……? それってウメェのか?」

田中「多分違うと思うぞ……」

西園寺「よくわかってない奴は静かに聞いてろっつーの!」

狛枝「じゃあ説明していくとね? あのゲームは5日間で構成されてるんだ」

日向「登場人物は、A子、B子、C子、D子、E子、F男、G子の7人だった。少なくともその中で5人は……俺達の中にいる人物だったんだ」

澪田「ご、5人も!? 戦隊物が組めちゃうじゃないっすか!」

田中「F男は俺様だな? 俺様にはファガンの異名があるからな……無理もない」

……もー、いちいちうるさくて進まないってば。ただ、田中おにぃの勘違いはなんとかした方がいいかもね。

えーっと、あのゲームでのF男は……

1.ヒナタ
2.クズリュウ
3.コマエダ

↓1

だよねー?

西園寺「F男は九頭龍……殺されたアイツだよ」

辺古山「……くっ!!」

花村「え、ど、どうしてわかるの?」

日向「ゲームを真相編まで行ってクリアすると、エンドロールとして出演者が流れてくるんだ。それの内訳が……」

日向「ツミキ、サイオンジ、ミオダ、コイズミ、サトウ、クズリュウ、クズリュウなんだよ」

終里「ちょっと待てよ……なんで九頭龍を2回も言ったんだ?」

日向「別にゲームのバグとかじゃない。単に九頭龍って苗字の人が2人……九頭龍の妹も出てきてたってだけだ」

終里「あ、アイツ妹いたのかよ!?」

辺古山「坊ちゃんには妹が確かにいた……私が言うぼっちゃんに対する情報は確かなものだと思ってくれて構わない」

七海「じゃあ、もう登場人物をはっきりさせとこうか」

七海「A子が罪木さん」

罪木「はうぅ!?」

七海「B子が西園寺さん」

西園寺「ふんっ……」

七海「C子が澪田さん」

澪田「よよよ?」

七海「D子は小泉さん」

小泉「…………」

七海「そしてG子は、九頭龍くんの妹……のはずだよ」

左右田「ん? E子はどうしたんだよE子は?」

狛枝「E子はサトウさんだったんだけど……」

澪田「まさか、サトウさんって、ご飯が好きなあのサトウさんの事っすか!?」

狛枝「どのサトウさんの事かは分からないけど、エンドロールのキャストから推測すると、彼女しか残らなくなるんだよね」

日向「つまり、今の俺達には関係のない人物だな」

終里「地味な名前つながりで田中と関係あったりしてな!」

田中「田中はありきたりな名字だが、サトウや鈴木よりかはいくばくかマシなはずだ!」

西園寺「もー! それどうでもいいから! トワイライトシンドローム殺人事件の話をしようよー!」

辺古山「だが、そのトワイライト……何とやらが、ぼっちゃんの死と関係あるのか?」

ソニア「辺古山さん、焦る気持ちは分かりますが、こういう時こそ落ち着くべきだとおもうんです、ね?」

花村「そうそう、ソニアさんの言葉が最もって感じだよね。今はゆっくり焦らず行こうよ辺古山さん……素敵な顔がこわばってるよ?」

辺古山「クソッ……早くしてくれ……」

日向「それで、トワイライトシンドローム殺人事件の話に行きたいんだが……辺古山?」

辺古山「何だ?」

日向「今から話す話は、モノクマが用意したものだ……つまり俺達の忘れた過去の中にある、本当の話かもしれない。それでも……聞いて大丈夫か? 無理そうなら耳をふさいでいてもいいんだぞ?」

辺古山「とっくに覚悟はできている……これ以上の悲しみがあるものか」

日向「分かった……じゃあ、説明していくぞ」

今日はここまでにしておきます。

明日も夜の9時頃から更新予定。

ですが、結局トワイライトシンドローム殺人事件を振り返るので、しばらくこんな感じで進みますが、お付き合いのほど、よろしくお願いいたします。

↓感想、質問などあればどうぞ

空いた時間にちょこっと更新

日向「1日目、G子、つまり九頭龍の妹が、D子、小泉に嫌がらせをしているシーンから始まった」

小泉「うん……そうだったね」

七海「D子はそれに対して、必死に耐えてたつもりだったけど、そのことをA、B、C子は知らなかったんだよね」

狛枝「ただ、E子はそれに気づきいてた……ここまではいいよね?」

小泉「ねぇ、あれってやっぱり本当なの?」

狛枝「え?」

小泉「そりゃ、知り合いにサトウって苗字の人はいるけどさ……でもあんな人、本当にアタシ知らないし、会ってさえもない。実際に希望ヶ峰学園で起きた出来事だとしても、やっぱりアタシ信じられないよ」

モノクマ「あの、それは記憶がなくなってるから、そう思うだけなのでは……」

小泉「だ、黙ってなさいよ!!」

西園寺「で、2日目、AからE子がG子の死体を、音楽室で発見したんだよね」

辺古山「G子が……殺されたということか?」

終里「ど、どういうことだ? 誰にやられたんだよ?」

狛枝「犯人はスクール水着を盗まれていたのもあって、変質者って事で落ち着いてたんだけど……実はE子が犯人だったんだ」

七海「そのことにD子は気づいちゃったんだよね。だからこそ、決定的な証拠となるものを撮影した……」

田中「そうなのか、小泉?」

小泉「だから、覚えてないって言ってるでしょ!?」

日向「3日目、D子はE子に自首をするように説得するも、E子は証拠写真をやぶり、ゴミ捨て場に置いてしまう」

ソニア「4日目に、それを発見したF男が、5日目にE子を……って事ですよね?」

罪木「え、ちょ、ちょっと待ってください! ソニアさんと七海さんは、1度しかプレイしてないんですよね? どうしてそれが分かるんですかぁ?」

七海「さっきソニアさんも言ってたけど、私たちは一緒にプレイしたんだよ。昨日の夜にね」

澪田「随分と早い段階でプレイしてるっすね!」

ソニア「一緒にプレイしたから、1回ずつ代わりばんこにと思っていたら、まさかあんな仕掛けがあったとは……」

ソニア「驚き桃の木カンショの木ですね!」

左右田「ソニアさん、カンショは木じゃないですね」

花村「ゲームの内容はだいたい分かったけど、実際辺古山さんも言ったように、どうしてそれが関係するの?」

狛枝「うーん、どうしてだろうね? とにかく、これで整理することは終わったから、お待ちかねの九頭龍クンの殺人事件の話に移ろうか」

小泉「アタシは途中参加だったから、どういう風に発見されたのかとか、一応聞いておきたいかな……」

日向「そうだな、それは俺もそうだ。ずっと縛られてたんだからさ……」

左右田「なぁ、日向ちゃんよぉ……お前の言ってることは大体信用出来ねぇんだよ……」

辺古山「なぜそこまでして、日向に食いつくのだ?」

日向「……何?」

左右田「もしかしてお前は、縛られていると見せかけて、殺人を起こした、とかじゃねぇよな? だってお前には前科があるんだからよ……」

……コイツ、これ本気で言ってるの?

はぁ、ここまでバカだとなんだか逆に可哀想にもなってくるよ。どうやって縄を抜けたのかとか、色々あるでしょ……。

まあ、たぶんアレに訊けば、本当かどうかって言うのは分かると思うけどね……。

【02:証人リローディング】

ソウダカズイチ
日向はもしかして……
【自力で縛られたのから抜けた】んじゃねぇか!?

タナカガンダム
まさか貴様……縄抜けの才を持ち合わせていた……と?

ヒナタハジメ
そう思うんなら、そう思ってくれて構わない……
俺が抜けてないなんて[証拠はどこにもない]からな

ハナムラテルテル
えぇ!? それって【犯行を認めちゃう】って事!?

コイズミマヒル
やっぱり日向が犯人なの……?

サイオンジヒヨコ
(そんなワケないって……多分アレに訊けば分かるんじゃないかな? おにぃは自分で言ってたもんね)

>>845
言弾リスト

↓1 人物を選択して論破せよ!!

↑ロンパするウィークポイントの選択もお願いします

予定よりも早く進められそうになりました。

次レスより始めます。

わたしのために、働いてよね!

          えぇ!? あちしでちゅか!?

     ―complete!!―

スキル『一刀両断』発動!!

行ける……ふんっ!!

防御力が2上昇した!

西園寺「はぁ……本当目も当てられないくらいのばかっぷりだね。なんでおにぃをそんなに疑うのかは分からないけど……」

西園寺「アレは縄抜けを持ってるような人でも簡単に脱出できないと思うけどね……?」

左右田「ど、どうしてだよ!?」

狛枝「結局は縄抜けだって何かのトリックがあるから抜けられるんだもんね。左右田クンや田中クンは、そんなトリック使って日向クンを縛ったの?」

田中「そんなわけがなかろう。使ったとしたら、この俺の封印されし邪鬼腕だけだ……」

澪田「よくわかんないけどかっこいいっす!!」

終里「というか、日向が縛られたんだとしたら、日向の縛りを解いたやつもいるって話だろ?」

狛枝「うん! 終里さん、その通りだよ」

終里「うっし、今日のオレは冴えてるぜ!」

左右田「はぁ……んで? 日向の拘束を解いたのは誰だよ?」

日向「モノミ……だよな?」

モノミ「はいっ! 確かにあちしは解きまちた! 死体発見アナウンスが鳴ってからだったと思いまちゅ!」

七海「本当かどうかは確かめようがないけど、モノミの言葉は信用が置ける……はずだよ?」

左右田「チッ……じゃあ日向は犯人じゃねぇのか……」

日向「ああ。そもそもずっと縛られて、何もできなかったしな……」

ソニア「かれこれ6日間も縛り続けて……本当にめんごですわ」

花村「ねぇ、キツく縛られたのってどんな気分? 逆に興奮するとかはある?」

日向「そ、そんな趣味は持ち合わせてない……ぞ?」

小泉「なんでそこで言い淀むのよ?」

狛枝「まぁとにかく、日向クンの拘束が解かれたのは、犯行がすべて終わった後だったんだね。これで少なくとも、日向クンは完全にシロってことが証明されたわけだ」

日向「……じゃあ、それが分かったところで、ようやく九頭龍の事件に入っていくわけだが……」

辺古山「ようやくか……かなり前座が長かったように思われるが、煩わしいものはすべて取り除いた……始めるぞ……」

辺古山「学級裁判を!!」

罪木「ま、まずは……九頭龍さんを発見するまでの経緯を皆さんが知るべき……ですよね?」

日向「そうだな、俺としてもそこは確認しておきたいところだからな」

田中「クククッ……ショータイムが始まるぞ!!」

【03:ノンストップ議論―heat up―】

[九頭龍の死体の状況)
[金属バット)
[キラキラちゃんのお面)
[コテージの手紙)
[輸血パック)

言弾リスト>>845

ソニア
わたくし達女子組は、海水浴を計画していました!

ナナミチアキ
午後2時に集合、だったよね?

ハナムラテルテル
それをかぎつけたぼくたちは、田中くんと狛枝くんの【3人で待ち伏せしてた】んだよ!

ペコヤマペコ
結果的にその時に集まらなかったのは……
【九頭龍】、【小泉】、【左右田】、【日向】の4人だったか

ツミキミカン
それで、左右田さんがダイナーに来て……

ソウダカズイチ
オレが皆を【現場に呼んだ】んだよな!

ミオダイブキ
【大量の血を出して倒れている死体】……
何とも恐ろしい限りっすよ……

サイオンジヒヨコ
(……う~ん、特におかしいところはないのかな? でも、可能性的に……それは決めつけるのは早いよね)

↓1




あれれー? お馬鹿さんがいるよー?

    -BREAK!!-


スキル『一刀両断』発動!!

……行くぞっ!!

防御力が1上昇!

これ以上防御力は上がりません

西園寺「わーい! つのドリルちゃんもお馬鹿さんだったんだねぇ!」

澪田「そうだよー! って誰がつのドリルじゃあああ!!」

花村「突っ込むところそこなの!?」

西園寺「現場の状況、思い出してみてよ。おかしいなって思うところ、ない?」

田中「おかしいと思うところ……だと?」

小泉「……別に、ない……よね?」

西園寺「わたしはやさしいから、特別に小泉おねぇにだけ教えてあげるね!」

罪木「優しいなら全員に教えてくださぁい!」

西園寺「うーん、もう一回現場を思い出してくれれば一発なんだけどなぁ……」

http://i.imgur.com/ywB9AqC.jpg

日向「……そうか!」

左右田「え? 今ので何か分かったのか?」

澪田「唯吹にはさっぱりっす!」

終里「オレもよく分かんねーぞ! どういう事か教えやがれ!」

西園寺「しょうがないなぁ……天才なわたしが教えてあげるよ」

辺古山「自分を持ち上げる達人だなお前は」

西園寺「あのねあのね、おかしいところはねー?」

1.九頭龍の死体
2.九頭龍の血痕
3.九頭龍の古傷

↓1

だよねー?

西園寺「九頭龍の血痕だよ……」

田中「血痕……? 何がおかしいと言うんだ?」

終里「殴られたんなら血ぐらい出るんじゃねぇのか?」

七海「ううん、違うよ。血がでてもおかしくないんだよ、ただ、西園寺さんが言いたいのはそこじゃない……」

西園寺「うん、あの血痕ってさぁ、引きずられたみたいになってたけど、そこはいいよね?」

左右田「まあ、引きずった理由はよく分かんねぇけどな」

西園寺「そうだとしたら、普通血だまりができてるところから引きずられるわけでしょ? 殺した場所から引きずるんだからさ」

辺古山「何が言いたい?」

西園寺「だから、もし引きずったんだとしたら、血だまりができたところから離れたところに九頭龍がいないとおかしいって事」

花村「あ……言われてみればそうだよね」

七海「九頭龍くんの死体から、引きずられた跡をたどったところに血だまりがある……これが普通なんだよね」

狛枝「でも、そうはなっていなかった。じゃあ、犯人は何を使ったのかな?」

西園寺「冷蔵庫の中にあった、輸血パックならどうかな?」

罪木「ゆ、輸血パック……アレを使ったんですか!?」

日向「そうだろうな。理由はよくわからないけど、そうすればあの矛盾の血だまりができるはずだ」

田中「九頭龍の周りに輸血パックから取り出した鮮血を散らし、さらにその場に引きずったのをごまかすために、引きずり跡を新しくつけた……と?」

日向「そう考えるのが自然だよな」

辺古山「ただ……なぜ犯人はそんな回りくどい事をしたのだ?」

ソニア「それは……よくわかりませんが、とにかくそれが事実であることには違いないはずですよね」

狛枝「アハッ、じゃあ犯人に登場してもらおうか?」

花村「え!? もう狛枝くんには、犯人が分かってるの!?」

狛枝「ふふっ、どうだろうね……でも、ボクなんかじゃなくても分かってる人はいると思うよ。ほら、西園寺さんとかさ」

西園寺「は? ……な、なんでわたしに振るの!?」

狛枝「だって、ボクはキミにしか伝えてない大事な言葉があるんだもん……」

澪田「すっごく意味深っすね、それ……」

狛枝の言ってることはキモイけど、わたしが狛枝に言ったことって……?

それがあったら、犯人は絞れるの……? でも、わたしにはなんとなく、分かる気がする……。

↓2 アヤシイジンブツヲシメイシロ

……アンタでしょ?

西園寺「冒頭から日向おにぃの事をめちゃくちゃ疑ってた、左右田おにぃなんてどう?」

左右田「な……お、オレ!?」

辺古山「なるほど……その根拠はどこだ?」

西園寺「狛枝が捜査途中に、靴のサイズを測ってたんだよね。皆のコテージに忍び込んでさ……」

小泉「え!? そんなことをされたの!?」

ソニア「困りましたね……わたくしのベッドの下を見られたかもしれません……」

花村「え、逆に何があるのかすっごい気になるんだけど」

狛枝「安心してよ、忍び込んだとはいっても、玄関から靴をお借りしただけだからさ、脚のサイズを計測するためにね」

日向「足のサイズ……?」

西園寺「でも、わたしはあの洋風の靴棚が好きじゃなくて、靴は別の所に置いてるんだよねぇ。だからたぶん狛枝は、わたしの所に来て直接靴のサイズを測った……その時、はっきりとこう言ったんだよ」

(狛枝「うーん、まあ確実に言えることは……全員の足のサイズを測ってみたところ、あの足にあうサイズは唯一人……」

狛枝「左右田クンだよ」

左右田……おにぃの足跡……。 )

西園寺「ねぇ……あの足跡、どういうことなの?」

左右田「は、はぁ……? そ、そんなの知らねぇよ……オレ、ドラッグストアになんか行ったことないんだぜ? 薬の臭いが苦手でさ……」

罪木「あんなにいい匂いなのに……ですか?」

田中「……だが、実際に結果が出ているのだろう? それでは……貴様が犯人というのが一番可能性として高いのではないか?」

ソニア「左右田さん! どうなんですか!?」

左右田「え、ソニアさんまでオレを!?」

七海「本当にあれが……左右田くんの足跡なの?」

左右田「……残念だけどよォ、オレが犯人っていう理由をあの足跡にするのは、大きな間違いだぜ!?」

【04:ノンストップ議論】

[落ちてたスパナ)
[コテージの手紙)
[プレイの履歴)

言弾リスト>>845

ソウダカズイチ
オレの足跡があるからって、オレが犯人とは言えないはずだ!!

ペコヤマペコ
何故だ?

ソウダカズイチ
だからよぉ、それこそ狛枝みたいにコテージに侵入して
【靴を拝借して足跡だけつけた】のかもしれないじゃねぇか!!

オワリアカネ
なんでそんなみみっちい事をしなきゃなんねえんだよ?
そんな事せずとも、左右田に[直接来てもらう]方が早いだろ?

ソウダカズイチ
直接行くわけねーだろ!!
大体、どうやって直接行かせるんだよ……
もっと考えてから発言しろっての!

サイオンジヒヨコ
(その言葉、そっくりそのままアンタに返してやりたいよ……)

↓1

コマエダナギト
随分と長考してるみたいだね、西園寺さん

サイオンジヒヨコ
な、何? 悪いの?

コマエダナギト
ここでずっと立ち止まられても困るからね。
たとえば、彼女の言葉を参考にするのはどうだろう?
左右田クンが直接現場に来ていたっていうのを証明するには、十分な手掛かりになるんじゃないかな?

サイオンジヒヨコ
(……直接現場に、左右田おにぃがいた証明……?)

再安価↓1

わたしと同じ意見なんて、なかなか賢いじゃーん!

        ―BREAK!!―

西園寺「そうだよー、左右田おにぃは確実に、直接ドラッグストアに行ってたはずだよ?」

左右田「……は? なんでそんな事が言えるんだよ!?」

西園寺「だってぇ、左右田おにぃはクローゼットに、大切な大切な証拠を落としてるんだからね?」

左右田「な、なんの話だ……?」

西園寺「クローゼットにはスパナがあったんだよねー? ソニア?」

左右田「どうしてソニアさんに振るんだよ!!」

ソニア「はい、そうですね、確かにあったと思われます」

左右田「ソニアさーん!?」

七海「だったらあの足跡も納得だよね? だってあの足跡は、誰かが一直線にドラッグストアを出た証なんだからさ」

田中「さすれば、左右田は金属バットを持ってクローゼットで待っていたんだな? 標的となる相手が来るまで、ずっとそこで……!」

澪田「そして、冬彦ちゃんをバットでドン!! っていうことっすか?」

花村「うーん、本当にそうなのかなぁ?」

澪田「ドン!! じゃないなら、グチュッ、とかブチャッとか、もっとつぶれた感じっすかね?」

花村「あ、いや、効果音の話じゃなくてさ……」

花村「だって、あの現場では脚立にも血痕がついてたんだよね? という事は、アレも凶器って考えられるんじゃないの?」

罪木「でも、私が検死をしたところ、九頭龍さんの傷は1つしかないんです……」

辺古山「……だが、おかしいぞ? バットにも脚立にも、血痕はついていたではないか?」

西園寺「ついてたからどうしたの?」

辺古山「……何?」

西園寺「そもそも、ついててもおかしくはないよね? だって、どっちが凶器かはまだわからないけど、いくらでも凶器の偽装はできたんだよ……」

そう、アレを使えば……。

>>845から言弾選択

↓1

教えてあげる!

西園寺「輸血パックを使っちゃえばいいんじゃない? 凶器にそれをぶっかけたら、凶器偽装は完成するよね!」

その推理はピンボケだよ!!

!?



今日はここまでにしたいと思います。

明日は少し時間が不定期なので、いつ、と明確にお伝えすることはできませんが、また明日も来ます。

明日はあの人との反論ショーダウンから始まりますよ。

あと、今回の学級裁判で、スレまたぎますね。ご容赦ください。

↓感想・考察等があればぜひ。

再開

小泉「ちょっとだけ……いいかな?」

西園寺「小泉おねぇ……?」

小泉「日寄子ちゃんは、金属バットか脚立。そのどちらかが凶器だって思ってるって事だよね?」

西園寺「うん、そうだけど……?」

小泉「もしかしてさ……凶器ってどっちでもないんじゃないの?」

西園寺「え?」

小泉「輸血パックを使ったこと自体には、アタシも賛成。でも、凶器については……ちょっと言わせて欲しいんだよね」

もしかして、おねぇはアレと勘違いしてるのかな? 気持ちは分からなくないけど、わたしは……気づいちゃったからね。

アレで殺したのはあり得ないってこと。

【05:反論ショーダウン】

[ガラスの破片フ
[九頭龍の死体の状況フ
[日向の証言フ
[今回の動機フ
[罪木の検死フ

コイズミマヒル
日寄子ちゃんは
   どちらかに
     輸血パックを
        使ったっていうけどさ

      実は
 【どっちにも使ってた】ん
    じゃないの?

発展

サイオンジヒヨコ
         
    あ使どど
    るうっう
    の必ちし
    ?要にて
     がも

コイズミマヒル
それはもちろん……

    【凶器をごまかすため】だよ


                  犯人は
        別の凶器

そう……

                 無
                 く
                 な
                 っ
【薬のビンで殴った】んだよ!!  た

ただ、凶器が分かっても
何のトリックがあるかは
全然わかってないけどね

   最
    悪
   だ
  よ
   …

↓1

失礼
言弾リスト>>845

安価は↓1

コイズミマヒル
……それと薬のビンで殴ったのと何の関係があるの?

サイオンジヒヨコ
(うぅ……小泉おねぇを論破するのは、なんか嫌だなぁ……)
(えっと、薬のビンで殴ったとしたら、傷は薬のビンから出てきた傷。それ以外は輸血パック、なんだよね?)
(だとするとアレは……おかしいよね?)

発言力
70→65

↓1 もう一度!

↑正解です。また11時前くらいに来ます

おねぇ! 教えてあげるね!

   ―BREAK!!―

西園寺「一応わたしも、それを考えたんだけど、それじゃ説明できないところがあるんだよねぇ……」

小泉「え? どこ?」

西園寺「だってね、ガラスの破片は九頭龍の体の上に散らばってたんだよ?」

小泉「体の上……!?」

澪田「それがどうしたんっすか!? そしたらビンで殴ったって線もあるんじゃないの?」

西園寺「黙ってろ貧乳!!」

澪田「日寄子ちゃんに言われたかねーっす!!」

日向「体の上にあったんじゃあ凶器にならないな。九頭龍を殴った時に割れて、その後九頭龍が垂れたら、ガラスの破片は下に散らばるはずだ……」

辺古山「では、やはり金属バットが使われるのが一番自然だな……」

終里「というか、左右田が犯人なんだろ?」

田中「本当にそうだというのか?」

左右田「……………………」

花村「こ、答えてよ!!」

西園寺「証拠は完全に出そろってんの……スパナが落ちてたことといい、足跡の事といい、怪しいにもほどがあるよ!!」

左右田「……………ぐっ」

ソニア「ですが、左右田さん……わたくしは、貴方からやったという言葉を聴くまでは……信じませんよ」

辺古山「答えろ、左右田……返答次第ではその腕がなくなるものだと思えよ?」

狛枝「…………そろそろ決着かな? うーん、今回の決着は少し早かったね」

七海「まだ勝負はついてないよ?」

狛枝「アハッ、それもそうだね」

小泉「ねぇ、いい加減答えたらどうなの? 左右田……男子でしょ?」

左右田「…………お、オレは……オレはあああああ……」







左右田「違うっ!! 違う違う違うちがーーう!!」







田中「ふんっ、往生際の悪さも超高校級ときたか……」

澪田「これだけ証拠が出そろってるんっすよ!? じゃあ和一ちゃんは犯人で決定っす!!」

左右田「確認できる証拠は何一つないじゃねぇか!! だったらオレはまだ犯人って言えねぇよな!? な!?」

花村「た、確かにそうかもしれないけど……」

左右田「ホラ!! オレじゃねぇ!!」

ソニア「……どうなんでしょうか? わたくしは、誰も疑いたくありません……」

西園寺「ねえソニア……それは逃げだよ」

ソニア「え?」

西園寺「左右田おにぃ……じゃあ、試してみる?」

左右田「ははっ!! 確かめられるワケねーだろ? だってオレは……」

左右田「へ? 確かめる……だって?」

西園寺「確かめられる方法、あるはずだよ……狛枝おにぃー?」

狛枝「ということで、ボクだよ」

罪木「さ、西園寺さん……かわいらしい声でしたね……」

西園寺「お前に褒められてもうれしくねぇから。大事な所にゴミ箱ぶっこむぞ?」

花村「え、それどんなプレイ!?」

罪木「ひ、ひえぇ!?」

狛枝「あのね、左右田クン。さっき西園寺さんも言ってたように、ボクは全員の靴の跡を調べて、紙に残してるんだ」

左右田「なっ……」

狛枝「実際、血痕の大きさとこの足の大きさ、一致するんでしょ? じゃあ、左右田クン、キミが犯人じゃないっていうなら……ここに足を乗せてみてよ?」

左右田「くっ……!!」

辺古山「どうした? できるはずだよな? だってお前は犯人ではないのだろう?」

左右田「……………………」

日向「左右田……ここまで来ると往生際が悪すぎるぞ……」

七海「どうして乗せれないの? それって、左右田くんは犯行を認めたことになるよね?」

左右田「くっ……うぅ……」

終里「おめぇ……本当にやったってのかよ?」

左右田「ぐぬぬぬぬ……」

罪木「教えてください……本当の事を教えてくださぁい!!」

左右田「く……うぅぅぅううううおおおお……!!」




















左右田「あーあ」






そう言うと左右田は、まるで魂が抜けたように……長い舌をだらりと垂らして、裁判場の皆を見渡した。

そして、一度ため息をついて、にんまりと笑って、こういったんだ……。















左右田「ばれちまったか……」

終里「う、嘘だろ? 本当にお前がやったってのかよ……?」

左右田「お前らの推理した通りだぜ? 金属バットでぶん殴って、輸血パックを使って凶器を偽装して、余った血液を九頭龍にぶっかけて完成だ」

花村「そ、そんな料理を作るみたいに言わないでよ!!」

左右田「実際なぁ、やってみたら楽しいんだぜ? お前らにも聞かせてやりたかったなぁ……」

澪田「聞かせるって……何をっすか!?」

左右田「もちろん、金属バットと頭が衝突して、絶命する瞬間の音だよォ!!」

田中「貴様……本気で言ってるのか!?」

辺古山「お前……そんな御託はどうだっていい!! それより答えろ!! どうしてお前は坊ちゃんを……九頭龍を殺したのだ!?」

左右田「単に鬱陶しかったんだよ。オレのやることをずっと否定してたからな……」

西園寺「それ、どういうこと?」

左右田「オレらのやってることを仲良しごっこだの、かと思えば突然日向を解放しろだの、態度がコロコロ変わりやがって……迷惑だったんだよ、鬱陶しかったんだよ!! ずっと近くでブンブン言ってる蠅を掃除したみたいなもんだなぁ……」

辺古山「き、さ……まああああああああ!!」

小泉「ぺ、ペコちゃんだめだよ!! 左右田を処刑するのはペコちゃんじゃダメ!」

辺古山「コイツだけは……コイツだけは私の命に代えてでも!!」

西園寺「ふざけんな!!」

罪木「さ、西園寺さん……?」

思わず、勝手に声が出た。なんでだろ、いつもだったら絶対黙ってたはずなのに……。雰囲気に酔ってた、とか? まさかね。

西園寺「命に代えてもとか……そんな簡単に命を投げ出すなんて本当どうしようもないね……。バカだよバカ。大馬鹿」

辺古山「大馬鹿でもなんでもかまわない……笑うといい。私は笑われたところで、結局所有者を失った道具なのだからな……!!」

花村「ど、道具……? どういうこと?」

西園寺「じゃあ、辺古山おねぇは、精一杯生きようと思って死んでしまった九頭龍の想い、無駄にする薄情な奴だったの?」

辺古山「な……何!?」

西園寺「違うよ……アンタは誰よりも生きなきゃいけないんだよ……他でもない九頭龍のためにさ……!!」

辺古山「……くっ!!」

左右田「おいおいおいおい!! オレの事は無視かよ!! まあ、どうせ死ぬんだし、死に方なんて今更、どうでもいいけどな!!」

狛枝「どちらにせよ、左右田クンが犯人以外には考えられないんじゃない? だってもう自白までしちゃってるしさ」

田中「確かにそのようだな……モノクマよ! 投票タイムを始めようか!!」

モノクマ「はいはい! それではお待ちかねの投票ター……」











七海「ちょっと待った!!」










モノクマ「……んぐぐぅ!?」







学 級 裁 判
  中 断





とりあえず次スレに続く。

残りは埋めネタしたり、皆様との質問コーナーとしたいと思います。

では、次スレを用意するのでしばらくお待ちください。

今日はまだ続けるつもりです

次スレ建てました。

こちらへどうぞ↓

ぴよロンパ2【トワイライト再構成】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417618113/)

>>232
もしも3を選んでいたら

西園寺「忘れろビームを使ったんだよ! それで、ナイフがあった場所を忘れたんだ!」

狛枝「あはっ、西園寺さん、自分で何を言ってるかわかってるの?」

西園寺「えっと……わかんない」

九頭龍「適当言ってんじゃねぇぞ!!」

西園寺「あーもう! 皆わたしの今の発言を忘れろ! 忘れろ忘れろ、忘れろビーム!!」

発言力にダメージ!

プチネタ

狛枝は狂う前の笑い方は「あははっ」だが、狂った後はカタカナになっている

プチネタ
最初は被害者左右田、クロ澪田とかになる予定だった1章。見事に二人はコンマをかわした超高校級の幸運

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