後輩「ちょっ先輩頭撫でるの止めてください」 (64)

いいよな

後輩「ちょっ先輩鬼頭なでるの止めてください」

後輩「先輩ってえっちなことに興味とかあるんですか」

後輩「うわぁ、リアルだなぁそんなこと聞きたくないです」

>>4
やめーや

後輩「先輩、聞いてくださいよ」

後輩「実は私の友達が長年想いを募らせていた人に告白したんです」

後輩「そしたら相手もokしてくれたって、おめでたいですよね」

後輩「...」

後輩「先輩って好きな人いるんですか?」

後輩「えーいいじゃないですか、私たちの仲なんだし教えてくださいよ」

後輩「そこを!なんとか!ね?先輩」

後輩「ほんとですか?わーい!で、誰なんですか?」

後輩「...系列大学の2年生...ですか」

後輩「あっいえ、なんでもないですよ」タハハ

後輩「ただ、先輩はお姉さん好きなのかなって」

後輩「そろじゃあ、先輩。今日も一緒に帰ってくれてありがとうございました」

後輩「え?そんなにかしこまってないですよ。いやだなー先輩は..」

後輩「それじゃあ、また明日もお願いしますね、先輩」ニコッ

ー次の日昼休み

後輩「先輩、こんにちは」

後輩「ん?先輩どうしたんですか?そんなにビクッてして」

後輩「一人でなにやってるんです?」

後輩「えー気になりますよ」

後輩「いやだって、一人で人に見られるとまずい行為してるんですよ。そりゃ気になりますよ」

後輩「あんなのことやこんなことをしてる可能性ありますしね」

後輩「ほんとですかねー?先輩って案外えっちなとこあるじゃないですか」ニヤニヤ

後輩「いやいや、私は別にえっちな先輩でもいいですよ」クスッ

後輩「だから、早く教えてくださいよ。なにしてるんです?」

ニャーン

後輩「ん?ねこ?」

後輩「もしかして先輩。猫を匿ってるんですか?」

後輩「先輩が猫を匿う...」ププッ

後輩「いやっ、笑ってっ、ないですよ...」プププ

後輩「ほんとですって...」プククッ

後輩「ほら!笑ってないでしょ?」キリッ

後輩「いやいや笑ってないですから。仮に笑ったとしても過去の事なんで流しましょう、先輩」キリリッ

後輩「ところでねこちゃんかわいいですね、子猫ですかね」

後輩「へぇぇ、そんなことが。先輩も大変だったんですね」

後輩「だからこの人気のないとこに匿ってるんですねーなるほど」

後輩「先輩も案外優しいところありますね」

後輩「謙遜要らないですよ」フフ

後輩「ん?私ですか?」

後輩「売店帰りですよ。いつも、同じメンバー同じ場所で食べるのは飽きたからどこかいい場所ないかなーって探してたんです。」

後輩「そしたら偶然、性にも合わない動物を匿ってる人を見つけた次第ですね」

後輩「からかっただけですよ。はいはいすいません」クスクス

後輩「...どうです?先輩。一緒にここで猫ちゃんとお昼しませんか?」

ニャーン

後輩「...決まりみたいですね。先輩はお昼は?」

後輩「売店ですか。売店ならそこで買ってきますよ」

後輩「いやいや、いいですよ。たまには後輩である私が奢りますから」

後輩「礼など要らぬっ!です!」

後輩「んじゃ、猫ちゃんの分も買ってきますねー」タッタッタッ

後輩「先輩の好きな食べ物ってなんですか?」モグモグ

後輩「ふーんカレーですか。子供っぽいですね」モグモグ

後輩「からかっただけですよ。カレーだけに」モグモグ

後輩「ちょっ!寒いとかやめてくださいよ!///」

後輩「結構恥ずかしいんですよ!///」

後輩「全くもう、先輩は酷いなぁ」

後輩「いつもの仕返しとか先輩随分乙女チックですね」モグモグ

後輩「うわぁ、開き直っちゃったよこの人...」モグモグ

後輩「いやいやドン引きしてないですよ?ただ引いただけです」クスッ

後輩「まぁまぁ、それは置いといて。突然ですが!ここで問題!私の好きな食べ物はなんでしょうか!」

後輩「違いますよー」

後輩「それも違いますよー」

後輩「違うなぁー」

後輩「いやー先輩はほんと後輩心が分かってない。まるで分かってないなぁー...」

後輩「...あ、いえ大丈夫ですよ?」テヘヘ

後輩「それじゃあ正解発表といきましょう!正解はーーーーー」

後輩「溜めすぎって?分かりましたよ言いますよ。正解はなんと!カレーです!」

後輩「え?そんなこと言ったかなー?すいません私、都合の悪い発言は忘れるんですよ。例えばカレーは子供っぽいとか」

後輩「あれー?そんなこと言ってたかなー?」クスクス

後輩「からかってないですよ。弄んでるだけです」クスクス

後輩「すいませんって先輩」クスクス

後輩「こんなときだけ先輩面なんて職権乱用ですよ。職権乱用」クスクス

後輩「でもカレーっていいですよね」

後輩「そーそー国民食と言われてるだけありますよね」

後輩「それなんですよね。シンプルだからこそ家庭の味が良く出てくるんですよね」

後輩「良く分かってるなー先輩は」ウンウン

後輩「え?別人じゃないですよ?誉めただけで別人なんて先輩は酷いなぁ」フフ

後輩「いや謝らなくていいですよ。ただ、時々は立ててあげないとなーって思いながら誉めました」

後輩「余計なお世話じゃないですよ。ほんとのことですし」フフッ

後輩「それに後輩にからかわれる先輩が悪いんですよ」クスクス

後輩「こんなからかいしても怒らないのは先輩だけだと思います」クスッ

後輩「ところで、なんで怒らないんですか?」

後輩「えーいいじゃないですかー。知りたいなー先輩のこと...」

後輩「あぁ、いえ先輩のことじゃなくて先輩が怒らない事を知りたいんですよ?別に先輩のことは知りたくないです」ツーン

後輩「まぁまぁ、それでなんでなんですか?」クスクス

後輩「ふーん、先輩らしいですね」

後輩「えぇ、そういうところとか、猫を匿うところとか、先輩のそういう面...いいと思います」

後輩「...私は...好きですよ」

後輩「話変わりますけど、猫ちゃんにはこのミルクパンで良かったんですかね?」

後輩「あっもう調べてたんですね。さすがです。 あと別人じゃないですからね」

後輩「それにしても猫はかわいいなぁ。猫ちゃんご飯食べたらどっか行っちゃったけど」ニコニコ

後輩「私ですか?猫好きですよ」

後輩「かわいいですよね。姉が猫アレルギーで飼えませんが。将来は独立して猫を飼いたいです!」

後輩「先輩は将来の夢とかあるんですか?」

後輩「ほうほうなるほど。薬剤師ですか。なんでまたそれを?」

後輩「へー妹さんが病気がちで。なるほどなぁ、それで興味を持ち出したんですね」

後輩「...」

後輩「あの...全く関係ないですがこないだの系列大」

キーンコーンカーンコーン

後輩「...予鈴だ。私今日、日直なんですいませんが先に失礼しますね。あとさっきの話は忘れて下さい」タハハ

後輩「それじゃあ先輩さよなら。今日も帰れますか?」

後輩「そうですか...,。楽しみにしてますね。では」タッタッタッ

ー放課後

後輩「先輩、こんにちは」

後輩「え?猫ちゃん?みてないですよ?」

後輩「ありゃーそうなんですか。どこいっちゃったんですかね?」

後輩「事故には巻き込まれてないですよ!多分」

後輩「そんな心配しなくても大丈夫です。猫ってそういうとこあるじゃないですか。ふらっと出掛けてふらっと帰るみたいな」

後輩「うん、そうです。だから心配しなくても大丈夫ですよ。そのうち帰ってきます」

後輩「そうですよ!帰ってきますから!元気だして!」

後輩「心配性なんですから先輩はー」

後輩「妹にも同じこと言われたんですか?」

後輩「ほんとに心配性なんですね」クスッ

後輩「うぅー寒い」ガクガク

後輩「先輩は寒くないんですか。いいなー。私、冷え性なんですよ」

後輩「ちょっ!手を握るのはなしですよ!///なんで握ったんですか!!///」アセアセ

後輩「いや、こんなことで嘘ついて、からかってどうしろと言うんですか!///」アセアセ

後輩「そーですよ、先輩もうちょい私を信用してください。冷え性はほんとのことですからね」

後輩「...さっき握って分かったでしょ」

後輩「時間経つのはやいですよね」

後輩「ほんとですよ。こないだまでは夏だったのにもう11月ですから」

後輩「ですねー。もうすぐクリスマスですね」

後輩「いやいや!私はクリスマス一緒に過ごす人なんて居ませんよ。ただ、い...一緒に過ごしたいなって思う人は居ます...よ?」

後輩「誰かはいくら先輩でも教えられないなー」テヘヘ

後輩「えー?ヒントですか?まぁいいですけど...。ヒントはーー」

後輩「先輩急かさないで下さい。ヒントはーですねー。うーん」

後輩「優しい...とか?」デロデロ

後輩「具体的にしたらばれちゃうじゃないですか!」

後輩「もうひとつですか?先輩は欲しがりですねー」クスクス

後輩「すいませんって」クスクス

後輩「うーん、そうだなぁ...。なんか子供っぽくて可愛いとかなぁ?」

後輩「え!分かっちゃったんですか!?だだだ誰です?」アセアセ

後輩「...いやそれ私の女友達じゃないですか。何故に女の子を?」

後輩「ちっ違いますよ!なんで私が女の子を好きになるんですか!」ムキー

後輩「からかっただけって先輩酷いなぁ!」プイッ

後輩「そんなんじゃ許しません」プイッ

後輩「先輩とカラオケ...いや許しません!」プイッ

後輩「うぐっ...パフェ...うぬぬ...」

後輩「...はぁ、分かりましたよ。それで手を打ちましょう」

後輩「...先輩はクリスマスどうするんですか?前、好きな人がいるとか言ってましたけど」

後輩「....え...告白....するんですか...」

後輩「ふ、ふーんそそそそうなんですねー...」

後輩「え、えぇ...先輩ならきっと相手も了承しますよ。だって先輩ですもん。....応援してます」

後輩「気分悪そうに見えますか...?そうですね、少し熱っぽいかも..」

後輩「...先輩はこんなときでも付き添うなんて言っちゃうんですね...ほんとに分かってないなぁ..はぁ...」

後輩「あぁいえこちらの話です....付き添いは大丈夫ですよ。一人で帰れますから...」

後輩「...はい、ほんと大丈夫です...それより...告白の作戦練った方がいいんじゃないですか?」

後輩「今は私が心配ってほんとに先輩は優しいですね...ほんと...優しすぎるよ...」

後輩「だから大丈夫って言ってるじゃないですか!私帰りますから!それでは...先輩さよなら...」

後輩「......」トボトボ

後輩「............」トボトボ

後輩「..........はぁ....」

後輩「..先輩...」

後輩「.......」

後輩「...はぁ...」

後輩「....告白しちゃうんだ...」

後輩「.....」

ブーブーブー

後輩「....ん?」

後輩「...あ、先輩からlineきてる」

後輩「...ほんと優しいな...」

後輩「あれ嘘なのに、ね」

後輩「大丈夫ですよっと.送信」

後輩「はぁ」

後輩「....」トボトボ

???「あ!後輩ちゃん?」

後輩「?あ、お姉ちゃん...」

後輩姉「こんなとこで会うなんて奇遇だねー。今帰り?」

後輩「う、うんそうだよ...」

後輩姉「そっか。私も大学から帰ってるとこ。一緒に帰ろうよ?」ニコッ

後輩「いいけど...」

後輩姉「けど?」

後輩「あぁいや...なんでもないよ」テヘヘ

後輩姉「なんか後輩ちゃん元気なくない?どうかしたの?もしかしてフラれちゃったとか?」クスッ

後輩「....」

後輩姉「...後輩ちゃん?」

後輩「...あ!いや、なんでもないよ!大丈夫。いつも通りだから。」

後輩姉「...後輩ちゃん無理してない?」

後輩「ううん、ほんと大丈夫。私、元気一杯って感じだし」

後輩姉「そう。それならお姉ちゃんはいいんだけだけどね」クス

後輩「...ね、ねぇお姉ちゃん?」

後輩姉「なぁに?後輩ちゃん?」



後輩「わ、私の友達の話なんだけどさ 」

後輩姉「うん」

後輩「その友達には好きな人がいるんだけど...その好きな人は別の人が好きなんだって」

後輩姉「あちゃー。辛いパターンだね、それは」

後輩「...うん、友達もがっくりしてたよ...。それでね、こんなとき、その友達はどう動けばいいのかな?と、友達が私に相談してきたの」

後輩姉「ふーん、だから後輩ちゃんは落ち込んでたのかなー?優しいね、後輩ちゃんは」

後輩「あ、いや、うん」ハハハ

後輩姉「うーん、そうだねー。その友達がその好きな人をどうしたいかだなー。お姉ちゃん的に考えて」

後輩「好きな人をどうしたいか...。どういうこと?」

後輩姉「えっとね、自分の好きな人を努力して振り向かせたいのか」

後輩「うん」

後輩姉「それとも好きな人の幸せを願ってその恋を応援するか」

後輩「...うん」

後輩姉「前者は言うのは簡単だけど茨の道だよ。なんたって、他の人になびいてるのにこっちに振り向かせるんだからね。相当努力しないと無理。私も何人か前者で頑張ってた友達見てきたけど、ダメだったよ」

後輩「...」

後輩姉「後者はとても簡単。祈ればいいだけだからね」

後輩「....」

後輩姉「このどちらか二つだとお姉ちゃんは思ってるよ」

後輩「...それはどうして?」

後輩姉「んー、経験...かな?」

後輩「経験かぁ」

後輩姉「うん。そうだよ。経験だよ。後輩ちゃんにはまだ早いかもしれないけどね」フフッ

後輩「なっ!失礼な!私だってあるよ!それくらい!」プンスカ

後輩姉「へぇーあるんだぁー。誰のこと好きなのかなー?」ニヤニヤ

後輩「ちょっとお姉ちゃん!からかうのは止めてよ//」カァァァ

後輩姉「ごめんごめん。後輩ちゃんがついついかわいくって」クスクス

後輩「かわいくないしっ」

後輩姉「はいはい」クスクス

後輩姉「その友達はこのことで結構悩んでたりしてる感じなの?」

後輩「...うん、そうだね。結構悩んでる」

後輩姉「...そっか」

後輩「うん」

後輩姉「だったら、その友達に伝えてもらうことなんて出来る?」

後輩「う、うん。いいよ?」

後輩姉「あのね、悩んでも仕方ないから、兎に角行動すべし!って」

後輩「...」

後輩姉「あと、お姉ちゃんがいつでも相談に乗るってのも伝えといて」

後輩「...はいはい」クスッ

後輩姉「あれ?今、笑うとこ?」

後輩「だってお姉ちゃんが悪いんだもん」クスクス

後輩姉「え?何で?もしかして私変なこと言っちゃった?」アセアセ

後輩「ううん、違うの。...ただ、お姉ちゃんの先輩面は似合わないなって」クスクス

後輩姉「似合わないって酷くない!?」

後輩「ごめんごめんお姉ちゃん」フフフ

後輩姉「ごめんて思ってるなら笑わないでよ!」プンスカ

後輩「分かったよ」クスクス

後輩姉「分かってないじゃない!」プンスカ

後輩「ふふふっ」クスクス

後輩姉「...ほんと後輩ちゃんは笑い上戸ね」ヤレヤレ

後輩「ふふふふっ」クスクス

後輩「お姉ちゃん?」

後輩姉「なぁに?」

後輩「ありがとう。今日は相談に乗ってくれて。友達も助かると思うよ」

後輩姉「そうかなぁー?そんなに大層な事は言ってないけどなぁ」

後輩「ううん、そんなことないよ。きっと...いや絶対助かってるよ」

後輩姉「うん?なんで過去形で断定なの?」

後輩「あ、いや、ちょっと言い方間違えちゃったかも、あはは」アセアセ

後輩「あの、友達も助かるだろうから私も助かったって意味だよ」アセアセ

後輩姉「なるほど、そういうこと」フフッ

後輩「う、うんうんうん」

後輩姉「ほんと、後輩ちゃんは友達想いなんだから」

後輩「え、えへへ...ありがとう...」

後輩姉「いーえいえ。私も相談に乗れて良かったよ」

後輩「へ?何で?」

後輩姉「普段出来ない先輩面出来たからね」

後輩「....お姉ちゃんまだ気にしてるの?」

後輩姉「なっ!気にしてないから!///」

後輩姉「ほんとに気にしてないからね!/// 」

後輩「はいはい、気にしてないんだね。分かったよ」クスクス

後輩姉「また、笑って!もういい!」グスッ

後輩「あ、お姉ちゃんごめんね?先輩面するお姉ちゃんもかわいいよ?」

後輩姉「そういう問題じゃない!」グスッ

後輩「それにしてもお姉ちゃんって私と一緒にいるときと他の人といるときの態度全然違うよね」

後輩姉「そうかなー?後輩ちゃんがかわいくてかわくて」エヘヘ

後輩「ちょっと止めてよ」テレッ

後輩姉「でも後輩ちゃんだって態度違うじゃない?」

後輩「そう?そんなことないと思うけどなー?」

後輩姉「まぁ、自分では分からないよね」

後輩「そうかもね」

後輩姉「うん」

後輩「...あ!」

後輩姉「え!なに?」

後輩「今日冷蔵庫何もないから買い物行こうと思ってたんだった」

後輩姉「驚かせないでよ...じゃあ、スーパー寄ろうか」

後輩「ごめんごめん、先帰っててもいいよ?」

後輩姉「ううん、折角だから一緒に行く」

後輩「そっか。お姉ちゃんがいいならそれでいいけど」

後輩姉「今日は何かな~♪」

後輩「さぁ、なんだろう?」

後輩姉「クリームパスタがいいなあ」

後輩「えー、手間かかるよー」

後輩姉「んじゃ、卵かけご飯?」

後輩「いや、簡易になりすぎでしょそれ!」

後輩姉「じゃあなに?」

後輩「んー、今日は...カレーかな♪」

ー後輩の部屋

後輩「はぁー♪カレー美味しかったな♪」

後輩「まさかお姉ちゃんがあんなに食べるとは...色んな意味で怖かった...」

後輩「んーと、あーとーはー宿題して、明日の準備し」

ブーブーブー

後輩「ん?誰からだろ?」

後輩「先輩からlineまたきてる...」

後輩「今度の週末に約束してたカラオケ行こう...」

後輩「.....どうしようかな」

てすと

お、書き込めた

後輩「カラオケ...先輩...カラオケ...うーん」

後輩「ほんとどうしよう...」

後輩「...ベッドで寝ながら考えるか」ゴロン

後輩「...うーん...うーん」ゴロゴロ

後輩「...私はどうしたいんだろ」

後輩「私は...」

後輩「...先輩と結婚したい...」

後輩「あ、いや、何言ってんの!結婚とか飛躍し過ぎでしょ//」ゴロゴロゴロゴロゴロ

後輩「結婚...先輩と結婚...」

後輩「新婚旅行どこいくのかな...」

後輩「先輩との赤ちゃん産まれたり...///」

後輩「あんなことやこんなことも...///」

後輩姉「後輩ちゃーん?入るよー?お風呂先に入ーー」

後輩「きゃああああああああああ///」ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ

後輩姉「こ...後輩ちゃん...?」

後輩「あ」ピタ

後輩姉「.....」

後輩「......」

後輩姉「...なんか...ごめんね?」バタン

後輩「ううっ」グスッ

後輩「最悪だよ...」スンスン

後輩「変なとこ見られちゃった...」メソメソ

後輩「なんでノックとドア開けるのを同時にするの...」ウウッ

後輩「...はぁ...もう忘れよう...」グスン

後輩「それより...早く先輩に返事しないと...」

後輩「......」

後輩「...私は」

後輩「私は...先輩のこと...好き」

後輩「...でも...なんですぐ返事出来ないんだろ...」

後輩「.....」

後輩「...もしかして私、怖気づいちゃったのかな」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

頑張ってた友達見てきたけど、ダメだったよ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

後輩「.....」

後輩「...はぁ、なんか情けないな...私」

後輩「.....」

後輩「...先輩に対する気持ちはこんなものなのかな...」

後輩「...先輩」

後輩「猫を匿う優しい先輩。事故を心配する心配性な先輩。からかっても許してくれる先輩。」

後輩「子供っぽくてかわいい先輩。私なんかに気を使ってくれる気配りな先輩。頭を撫でてくれる先輩。...そして...」

後輩「.....」

後輩「私は...先輩の全てが好き。...ううん。大好き」

後輩「でも...先輩の...私...じゃない...」

後輩「.....」

後輩「私は先輩とこのままの関係でもいいのかな...」

後輩「止まったままでも...いいのかな」

後輩「.....」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

悩んでも仕方ないから、兎に角行動

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

後輩「.....」

後輩「...そうだよ」

後輩「兎に角行動あるのみだよ」

後輩「.....」

後輩「このまま止まってても何も変わらない」

後輩「.....」

後輩「それに...このままだと先輩とはこれまで通りの関係で終わる」

後輩「私は...」

後輩「私はそんなのぜぇぇぇぇぇぇったいに!」

後輩「嫌だ!!」

後輩「...たとえ、今より関係が悪くなったとしても」

後輩「.....」

後輩「行動しなければ始まりもしないし終わりもしない」

後輩「.....その行動の第一歩だよ」

後輩「.....」

後輩「うん」

後輩「.....」

後輩「...よし」

ー後輩の部屋の前

後輩姉「.....」

後輩姉「...後輩ちゃん」

後輩姉「.....」

後輩姉「...やっぱり」

後輩姉「.....」

後輩姉「...でも大丈夫そうね」フフ

後輩姉「.....」

後輩姉「...それにしても後輩ちゃんもーーー」

ーその週末

ザワザワザワザワ

後輩「んー。先輩遅いなぁ」

後輩「まだかなぁ」

後輩「...お洒落結構してきたつもりだけど...先輩褒めてくれるかな」ニヘヘヘ

後輩「それにしても遅いなぁ。時間にうるさい先輩が10時に駅北口前に集合って言ってたから結構早目に来たのに..もうすぐ10時半だし」

後輩「...まさか先輩、事故に遭ったりしーー」

後輩「あ!先輩だ!せんぱーい!」

後輩「せんぱーい!こっちですよー!」ブンブン

後輩「いや、そっちじゃないです!こっちこっちー!」ブンブン

後輩「もー。何してたんですか!ちょっと心配し」

後輩「...てなかったり...」タハハ

後輩「いや、心配してませんから。微塵も思ってません」ツン

後輩「だからしてませんって。それとも、もしかして先輩は心配されたがりさんなんですか?」クスッ

後輩「はいはい、分かりましたよ。すいません。それで?」

後輩「いやそれで?と聞いてきたらひとつしかないでしょう?」

後輩「分からないんですか?全くもう...。なんで遅刻したんですか」

後輩「嘘ですよね?北口なんて子供でも分かりますよ?それを先輩は自分からここを指定してきたのに」クスクス

後輩「バカにしてませんよ。呆れてるだけですから」フフッ

後輩「酷くないですって。酷いのは遅刻した何処かの誰かさんだと思いませんか?」フフフ

後輩「ね?そうでしょ?女の子を待たせるなんてモテませんよ、その誰かさんは」フフ

後輩「って、あれ?先輩?」

後輩「ちょっ、がち凹みですか?がち凹みは止めてくださいよ」アセアセ

後輩「やだなー先輩は。モテますよ。モテてます。モテまくってます」

後輩「えぇ、ほんとです。...現に、こっこんなに可愛い子とデート出来るんですよ?...正確にはデートではないですが...」

後輩「ななななんで私に先輩に対する好意を聞いてくるんですかっ!///」

後輩「いやいや、聞かないですよ!///なにいってるんですか!///セクハラです!///訴えますよ!///」

後輩「...はぁ..しょうがないですね先輩は...今回だけ許しますからね...いつかの日にも同じこと言った気がしますが」

後輩「それで今日どうするんですか」

後輩「え、いきなりカラオケですか?」

後輩「...もしかして先輩、今日何も考えずにここまで来ました?」

後輩「あちゃー、やっぱり...ほんと...先輩はダメダメですね」

後輩「何でもないです。こっちの話です」ツン

後輩「別にツンツンなんてしてませんよ!」プイッ

後輩「怒ってません!」

後輩「全くもう...先輩は」ハァ

後輩「...いきなりカラオケもなんなので、仕方ないですが私がカラオケの前にどこに行くか決めます。いいですか?先輩」

後輩「じゃあとりあえず喫茶店でちょっと休みたいですね。日差しの強い秋の空の下でずっと誰かさんを待ち続けていたので」

後輩「だから怒ってないですよ」

後輩「しつこいですね。怒ってませんよ」

後輩「ええ、そうです。怒ってません。その何かしらの感情は怒りをやすやすと飛び越えてどこか遠い星の彼方へと飛んで消えていきましたから」

とり忘れてた

後輩「じゃあ早速喫茶店に行きましょう。私が穴場喫茶店を案内しますよ」

後輩「ん?先輩おすすめの喫茶店..ですか」

後輩「うーん、迷うなぁ」

後輩「そうですねー」

後輩「分かりました。先輩おすすめの飛びきり素敵で飛びきりお洒落な喫茶店、行きましょう」

後輩「ハードル上げてないですよ。期待しまくってるだけでハードルなんて上げてません」クス

後輩「はいはい、程々にしときますよ」クスクス

後輩「それじゃあ早速行きましょうか」

後輩「ん?どうかしたんですか?先輩」

後輩「何ですか?」

後輩「...///」カァァァァ

後輩「...せっ先輩も...その服似合ってます...よ?///」カァァァ

ー喫茶店


店員さん「ご注文はお決まりですか?」

後輩「はい。私はチョコケーキセットで飲み物はレモンティーで。それと先輩はどうします?」

後輩「それじゃあチョコケーキセットのレモンティー二つで」

店員さん「かしこまりました。失礼ですが御二方はカップルでしょうか?カップル割というものがございますが」

後輩「ぶっ///」カァァァァ

店員さん「大変失礼致しました。それでは少々お待ちくださいませ」スタスタ

後輩「.....よく先輩はすぐに否定できましたね」カァァ

後輩「確かに付き合ってはないですけど...」

後輩「別に付き合ってますなんて言ってほしいわけじゃないです!//」

後輩「また冗談ばかり言って!そんなに後輩の純真を弄びたいんですか!」

後輩「ふふっ。わざとですよ。わざとえっちく言いました」クスクス




後輩「凄いですね。こんなところにも喫茶店ってあるもんなんですねー」

後輩「えぇ、ほんとですよ。まさか風俗街の一番奥に喫茶店があるとは...」

後輩「」

後輩「...それで、何でここ知ってるんですか?」

すいません
下四行は誤爆です

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