【アイマス】P(…ダルイ) (24)

注:誤字脱字があります。
 :会話に変な所があると思います。
 :既出かもしれません。
 :暖かい目で見てください。

よろしくお願いします。





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P(…ダルイ…風邪…ではなさそうだ。)

P(二日酔い?…いや、そもそも、飲んでないし…
それに、今日が初出勤日だし)

P(初日から遅刻する訳にはいかないし、起きるか…)

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社長「いや~君ぃ、おはよう!はやいね。」

P「おはようございます!社長!」

社長「うんうん。やる気に満ちてるね。では早速、君に
プロデュースしてもらう娘を紹介するよ。」

社長「入ってきたまえ。」

ガチャ…

社長「天海春香君だ。」

春香「天海春香です!よろしくお願いします!プロデューサーさん!」

P「こちらこそ、よろしくお願いします。天海さん。」

春香「春香でいいですよ。プロデューサーさん。」

P「そうか…なら、これから二人三脚で頑張ろうな!春香!」

春香「はい!」

社長「うんうん、仲良くやっていけそうで安心したよ。
では、今後の打ち合わせもかねて、ミーティングをお願いするよ。」

二人「はい!」

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(それから俺たちは、色々話した。今後の方針、最初の目標、最終の目標、
そして、春香の事、俺の事…)

春香「それでですね!プロデューサーさん!---!」

(他愛のない話をした。久しぶりに笑った気がする。
春香と居るといつも笑顔になれる。)

(それに、トップを目指す自信と漠然とした確信も出来ている。)

ーーーー?

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数日が経ち

P「今日は作曲家の先生に挨拶にいくぞ。春香の良さも、もう伝えているよ。」

春香「はい!…でも「私の良さ」って何ですか?」

P「ん?俺の勝手なイメージだが、一言で言うと「太陽」かな?」

春香「太陽?」

P「そう、一緒にいるだけで、笑顔になるし、ぽかぽかする…
だから、そう言う事を反映できるようにお願いしているよ。」

春香「…そうですか。…太陽か…エヘヘ///」

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P「今日が、初めてのオーディションだな。この前に言った所に
気を付ければ、必ず受かるよ!」

春香「そうでしょうか…」

P「ああ、、間違いない!俺は、春香を一番近くで見てきたんだ!
俺と自分の力を信じて精一杯やって来い!」

春香「!はい!」

(そう…確信があった…春香の実力なら…)

ーーーー?

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数ヵ月後

俺は、春香以外にもプロデュースする事になり…

律子「プロデューサー、ちょっと良いですか?」

P「ん?…ああ、ユニットの事か?」

律子「!?…なんでわかったんですか?話してましたか?…
まだ思案段階で、社長にも話していなかったのに…」

P「う~ん。そうだったか…?まぁいいじゃないか。」

P「で?」

律子「あ、はい。こういうのなんですが…」

P「ふんふん。伊織・亜美・あずささんで『竜宮小町』か…」

P「バランス良いユニットだな。」

律子「ありがとうございます。」

律子「それで…他の娘の事なんですが…」

P「ああ、そうだな。例えば…美希・貴音・響だろ。千早・真・雪歩で、
春香・真美・やよいでどうだ?」

律子「う~ん。この分け方には理由はあるんですか?」

P「全体のバランスを考えての結果だよ?」

P「響はダンス。貴音は演技と歌。美希はオールラウンダー。」

律子「…」

P「千早はもちろん歌。真はダンス。雪歩は演技。」

P「真美はダンスも歌も上達してきたし、やよいはダンスや
演技の幅も広くなったし、春香は…美希と同じかな。」

律子「…なるほどですね。たしかにそうですね。
この分け方だと、ユニット同士の対決モノとかもおもしろそうですね!」

P「だろ?皆も色々と有名になってきたしな。」

P「それぞれに合った曲や番組ができるだろうし…」

律子「では、早速詰めていきましょうか!」

P「お!やる気満々だな!」

律子「私!もっともっと頑張りますよ!」

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P「---と言うわけで、ユニットを組もうと思う。」

P「律子には伊織達を見てもらう。」

貴音「ですが、それでは、あなた様の負担が大きいのでは?」

千早「そうね…。これ以上プロデューサーに…」

律子「もちろん、プロデューサーが手一杯の時は、ちゃんとお手伝いします。」

P「ああ、だから俺の事は心配をしなく良いよ…。
でも貴音、千早…ありがとうな…。」

千早「…いえ…。」

貴音「…あなた様がよろしいのでしたら…」

P「それに、ユニットを組んだからって、自分のユニット以外の人と
一緒に仕事をしない訳でないからな。」

P「良し!これで、もっと上のステージに行けると思う!皆!がんばろうな!」

全員「はい!」

P「では、今日は解散!」

ガヤガヤ

P「春香。」

春香「はい?」

P「ごめんな。最近現場に顔を出せなくて…お前のプロデューサーなのに…」

春香「…」

P「でも、春香の頑張りは、ちゃんと見ているから。」

P「それに、この件でもっと現場にいけると思うし…
俺も春香に負けないぐらい頑張るから、もっともっと輝こうな!」

春香「はい!」

P「いい返事だな!」ナデナデ

春香「エヘヘ。///」

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P(春香の…夢を見る。)

P(春香と出会った時の事)

P(春香と一緒に衣装を考えた時の事)

P(春香と一緒に…)

P(俺は、春香に入れ込んでいる…それは、俺が春香のプロデューサーだから)

P(俺は、春香に依存している…それは、俺が春香の…)

P(俺は、春香に…)

P(俺は…)

P(目覚める前の春香は…いつも泣き叫んでいる…)

P(春香は泣き顔は似合わない…笑ってほしい…)

P(俺は春香を笑顔に出来ないのか?)

P(春香…何で泣いてるんだ…?)

ジリリリリリリリ・・・

P「だから…いつも目覚めが悪い…」

P(早く春香に会いたい…)

P(会って安心したい…)

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P「春香!真美!やよい!良くやったな!」

P「4グループ同時シングルで、お前達が1位取ったぞ!」

やよい「うっうー!やりました!」

真美「んっふっふ~。真美達のジツリキだよー。」

春香「がんばりました!」

P「今度出すシングルの事なんだが・・・」

やよい「765プロ全員で歌うやつですね!」

P「ああ、でだ、メインをお前達に任せたい。」

春香真美やよい「!」

P「そして、各グループのミニアルバムを作ろうと思う。」

P「その後に765プロのアルバムも出す予定だ。」

P「学校や出演番組で、忙しいと思うけど、頑張ってレコーディングしよう!」

春香真美やよい「はい!」

P「まだ、お前達には言ってない事なんだが・・・」

真美「?、何?」

P「まだ思案中で、社長や律子、音無さんとしか打ち合わせしていないんだが・・・」

P「ライヴツアーをしようと思う。」

春香「ツアーですか・・・?」

P「ああ。」

P「全国のファンの方々に、笑顔と輝きを届けたいと思ったんだ。」

春香「本当ですか!?やったー!!」

P「決まり次第発表するよ。ああ、このことは、番組とかで言うなよ?」

真美「何で何で?早く発表しようよ~。」

やよい「やっぱり、確定しないとマズいですよね。」

P「そう言う事だ。いらぬ混乱を招いたりするだろ?」

真美「ううっ。わかったよ。兄ちゃん。」

P「よし!お前達もこれで上がりだろ?メシ食いに行こう!」

P「まだ、お前達には言ってない事なんだが・・・」

真美「?、何?」

P「まだ思案中で、社長や律子、音無さんとしか打ち合わせしていないんだが・・・」

P「ライヴツアーをしようと思う。」

春香「ツアーですか・・・?」

P「ああ。」

P「全国のファンの方々に、笑顔と輝きを届けたいと思ったんだ。」

春香「本当ですか!?やったー!!」

P「決まり次第発表するよ。ああ、このことは、番組とかで言うなよ?」

真美「何で何で?早く発表しようよ~。」

やよい「やっぱり、確定しないとマズいですよね。」

P「そう言う事だ。いらぬ混乱を招いたりするだろ?」

真美「ううっ。わかったよ。兄ちゃん。」

P「よし!お前達もこれで上がりだろ?メシ食いに行こう!」

真美「えっ!?兄ちゃんの奢り?ヤッター!」

P「やよいは、兄弟達も連れて来ていいぞ?」

やよい「えっと・・・本当に良いですか?」

P「ああ。大丈夫だ。タクシーも手配するし、店も個室を予約してるしな。」

やよい「ありがとうございます!早速電話してきます!」タッタッタッタ

春香「ありがとうございます。プロデューサーさん。」

P「よし。用意して15分後出発だ。」

真美「やよいっちにも言って来るね~」タッタッタッタ

P「春香。」

春香「どうしました?プロデューサーさん。」

P「春香…今、幸せか?」

春香「はい。とっても幸せです。」

春香「765プロの皆やファンの皆が笑顔で居てくれる…」

春香「私の夢に近づいてる事が実感できてます。」

P「…そうか…頑張ったな!」

春香 フルフル

春香「それも、プロデューサーさんのおかげです。」

春香「あなたが居てくれたから、頑張る事ができました。」

P「!…ありが…とう。」ウル

春香「もう。泣くには早いですよ。」

春香「お互いにもっともっと頑張って、ツアーを成功させましょう!」

P「そう…だな!まだまだやらなくちゃいけない事が沢山あるのに、
感傷に浸るには早かったな!」

春香「そうですよ。・・・これからもプロデュースお願いしますね!」

P「ああ!」

P(そうだ!あれは、夢なんだ!)

P(気にしちゃダメだ!)


数ヵ月後

埼玉、名古屋、大阪、福岡、のアリーナライヴを成功させた!

横浜アリーナ最終日

P(やっとここまで来た!)

P(でも相変わらず、あの夢はまだ見ている…)

春香「765プロー!ファイトー!」

全員「オー!」

P(俺は何を不安になることがある?)

P(俺には765プロの皆が居る…そして春香が居る…)

P(何を…)

ズキッ!

P(!?)

P(視界が…)

クラ…

P(ん…)

P(!?)

P(視界が…)

クラ…

P(ん…)

P(!?)

P(誰も居ない?いや、正確に言うと、広いアリーナの中に一人…)

P(春香!)

P(!?、声が出ない!?)

P(春香!)

P(くそ!なんなんだ!)

春香「---?」

P(えっ?)

春香「思い出しましたか?」

春香「私が何で泣き叫んでいたのか…」

P(!?、やめろ!お前は「春香」じゃない!)

春香「そう私は「春香」じゃない…でも、あなたが知っている「春香」です。」

P(これも夢なんだろ?)

春香「そうこれは「夢」です。そして「終着点」です。」

P(どういう事だ?訳がわからない…)

春香「あなたはずっと「違和感」を感じていました。」

春香「あなたは「今回」で初めて「違和感」に気づきました。」

P(…)

春香「おめでとうございます。」

春香「ここまで来れたのも「初めて」です。」

春香「思い出せないあなたにプレゼントです。」

春香「ここで「選択肢」をあげます。」

春香「私が泣き叫でいる理由を「知りたい」ですか「知りたくない」ですか?」

P(俺は…)

P(俺は…春香を笑顔にしたい!幸せにしたい!!)

P(だから…)

春香「わかりました。では始めましょう「夢の終演」を…」

P(…!!!)

???

P(ん…ここは…?)

ガヤ!センセイ!バタバタ…!!

P(知らない天井だ…視界もぼやけてる…)

P(手足の指は少し動くが…体が動かせない…)

P(それにさっきの人は…?)

バタバタ

???「ほ…本当だ…目を…目を醒ましてくれた…」ボロボロ

???「う…うう……っ」ボロボロ

P「あ、あなたは…?」

春香「は…春香ですよ…プロデューサー…さん…」ボロボロ

P(!?、そんなバカな!)

春香「ああ…そうですよね…わかんないですよね…」ズズッ

春香「あれから5年も経っているんですから…」

P(5年!?意味が…)

春香「目が覚めたばかりですし、ゆっくり…お話しましょうね。」

春香「そうだ。私、皆に連絡してきますね。ちょっと待っててください。」タッタッタッタ

P(…ぼんやりだが、思い出してきた…)

P(…そうか…あのツアーの最終日の帰りに俺は…車に撥ねられたんだ。)

P(そして、最後に見たのが、駆け寄って来た春香の…)


春香「相手は酒気帯びだったみたいです。」

P「そうか…ごめんな…心配かけたな…春香。」

P(それから、春香は色々話してくれた。)

P(社長が無理をして、病気になりそのまま隠居した事)

P(律子が社長の後を継ぎ、代行している事)

P(伊織は、親や兄に頭を下げ、律子のサポートをする為に猛勉強をしている事)

P(千早は、プロデューサーを立てずに、歌手として成功している事)

P(美希は、モデルと女優を兼業し、ハリウッド映画に出た事)

P(貴音と真と雪歩は、主に映画と舞台の主演をし、全国公演をした事)

P(響は、CS番組と動物番組の冠番組を持っている事)

P(亜美とあずささんは、ドラマの主演やバラエティに引っ張り凧との事)

P(真美は、ミュージカルの主演や音楽番組の冠番組を持っているとの事)

P(やよいは、お昼の顔として帯番組をしている事)

P(そして、一番驚いたのが音無さんが結婚した事)

P(俺に悪いと迷っていたらしいが、皆の説得で決断したらしい。)

P「春香は、どうなんだ?」

春香「私も色々と仕事させて頂いてますよ。」

P(春香は、冠番組はラジオだけにして、マルチに活動しているとの事)

春香「声優の仕事もしましたし、年に一回ソロライブもさせて頂いてるんですよ。」

P「そうか…頑張ったな。」

春香 フルフル

春香「皆が、あなたが目を覚ますまで、この仕事を頑張るって」

春香「それが、ここまで導いてくれたあなたへの恩返しだって…」

春香「…それが、あなたとの絆だって…」ウルッ

春香「お帰りなさい。プロデューサーさん…」ポロポロ

P「ああ、ただいま。」

P(あの「春香」がくれたチャンス…無駄にはしない。)

P(今度こそ、皆を、春香を幸せにしてみせる。)

P(見ていてくれ、「春香」)

後日談

P(長いリハビリを終え、我が家に帰ってきた。)

P(社長が社宅として借り上げていてくれた。)

P(そして、週一で春香が掃除もしていてくれていた。)

P(お見舞いに来てくれていた人に挨拶参りをした。)

P(初めて、社長や黒井社長の涙を見た。)

P(765プロに戻り、今は、新人のアイドルをプロデュースしている。)

P(皆のおかげで仕事が出来ている。本当に感謝している。)

P(そして…)

???「ん、う~ん…おはよう…ございます。」

P「おはよう。春香。」

P(俺は、今、本当に幸せだ。)

P「なぁ、春香…今、幸せか?」


おわり


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