【安価】京太郎「スパロボ学園?」久「分の悪い賭けは嫌いじゃないわ」【パート12】 (1000)


※咲-Saki-の二次創作

※安価スレ

※幾数万もの京太郎成長もの

※麻雀なにそれこれスパロボ

※安価の連続取得は禁止(次安価から最低二分開けてから)

※本編再開してないときはsageでお願いします


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1416579579



【安価】京太郎「スパロボ学園?」咲「スパロボって楽しいよね!」
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【安価】京太郎「スパロボ学園?」美穂子「それは私の光」【パート8】 - SSまとめ速報
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【安価】京太郎「スパロボ学園?」健夜「イデの意思だよ」【パート9】
◇【安価】京太郎「スパロボ学園?」健夜「これがイデの意思だよ」【パート9】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1415876109/)

【安価】京太郎「スパロボ学園?」智葉「夢を見てたよ…」【パート10】
【安価】京太郎「スパロボ学園?」智葉「夢を見てたよ…」【パート10】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1416067083/)

【安価】京太郎「スパロボ学園?」貴子「指導完了!」【パート11】
【安価】京太郎「スパロボ学園?」貴子「指導完了!」【パート11】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1416325175/)



スーパーロボットバトル……

携帯端末BASEで遊べるゲームである

一世を風靡したスーパーロボットバトル、通称スパロボバトルは誰もが知るものとなり、知らない人間はい

なくなった

世界のスパロボプレイヤー人口は数億人を越え

幾多のプレイヤーたちが覇を競っていた

そしてこれは、そんなスパロボバトルに命を賭して励む少年少女の物語


前スレ埋まり1000は『シロと塞と合流』ストーリーに関わるけど、まぁどうにかなりそうなのでカシコマリ!
あとゾロ目か、大丈夫とんでもないゾロ目にあふれた超大型新スレもあるし(震え声)
再開し申す

3、桃子
『ゾロ目 +特殊』


部屋の扉を開けると、そこには相変わらずな服装の桃子がいた

正直、下半身に良くないので京太郎としては焦る

開いた胸元にしか目が行かないというものだ

桃子「童貞もらいに来たっすよ~」

京太郎「ふざけろ痴女」

小声なのは桃子の言葉が効いたからだ

桃子「あはは、冗談はともかくとしてこれ……ハウメアの守り石っす」

京太郎「俺に?」

桃子「はい、必ず帰りましょう」

そう言ってほほ笑む桃子の頭を軽く撫でる

京太郎「あぁ、必ず帰ろう」

そう答えると桃子が京太郎の首に腕を回す

京太郎「んっ!?」

重なる唇、ぐっと押さえられて後頭部だが京太郎は抵抗もせずゆっくりと部屋に入り桃子を受け入れる

それだけならまだ京太郎にも耐性があった、だが問題は

京太郎(舌がッ!?)

口内に侵入してきた舌が京太郎の口内を舐る

京太郎「んーッ!?」

桃子「んっ……」

もうどうにでもなれと、京太郎も舌を重ねるが、ピリッとした感覚がした

そしてそのまま、2分ほど……


そして、桃子の唇が京太郎の唇を離れる

京太郎「ぷはっ……」

桃子「んっ、はぁっ……」

お互いの舌をつなぐ糸が、すぐに切れる

舌なめずりをする桃子がやけに色っぽく見えて、京太郎が顔を逸らす

桃子「ふふ、可愛いっすねー♪」

京太郎「ま、マジで痴女だったか!」

桃子「でもこうでもしないと京さんってなんだか意識してくれませんし?」

妖艶に笑みを浮かべる桃子が、スリットの入った服から出る太ももを撫でる

京太郎「っ」ドキッ

桃子「それじゃ、また……っすね」ニコッ

部屋を出ていく桃子、京太郎はそこから立ち上がれない

腰が抜けた、ということだろう

京太郎「……一週間は困らなそう」

そう言って笑うと、テーブルの方に向かいコーヒーを一気飲みした


-バーチャル世界・三日目終了-


◇System
・小イベント『桃子の誘い』をクリアしました
・ボーナスとしてSRC10000を手に入れました
・初期機体選択で『ダン・オブ・サーズデイ』を選択した場合ボーナスを得ます
・初期機体選択で『ダン・オブ・サーズデイ』を選択した場合に特殊技能『底力』が会得できます
・開始時の初期設定の『昔馴染み』で『東横桃子』を選択可能になりました
・夜の『告白』コマンドで『東横桃子』を選択できるようになりました
・東横桃子の信頼度は最初からMAXです

露k・・・もといサザビーを攻略しちゃえば楽なのに(小声)

>>33
松実母もとい露子さんの名前ってあんま知られてないのよね(憤怒)
人妻って良いと思います(恍惚)

◇須賀京太郎【Lv12】
所持SRC:91500

◇戦闘能力
・防御 114
・技量 132
・回避 106
・命中 75
・SP 61

◇精神
・集中【効果:命中・回避を+30する】
 『AP:15/SP:15』
・必中【効果:次の攻撃が確実に命中する】
 『AP:10/SP:20』
・不屈【効果:次に攻撃が当たった時ダメージが10になる】
 『AP:10/SP20』
・気合【効果:気力を+20する】
 『AP:10/SP:25』

◇NT【Lv3】
効 果:命中・回避を+30、攻撃の威力を+1000する
効果2:NT兵器を使える

◇イノベイター
条 件:気力120以上
効 果:命中・回避を+20・1ターンごとにSPが5回復する
効果2:NT兵器を使える

◇ガンダムマイスター
条 件:『ガンダム』と名のついた機体に乗っている
効 果:機体の全ステータスを+5


◇ハウメアの守り石【1】
・京太郎←桃子
・京太郎→久
・京太郎→和

ダン・オブ・サーズデイを選択したときはシロとモモの分の機体ボーナス
それに底力ってことか?

-バーチャル世界・四日目-


朝、パイロットは全員ハンガーで自分の機体の前に立ち、出撃準備を整える

そしてそれは学園でもトップクラスのパイロットである京太郎も同じだ

京太郎「パイロットスーツはしっかり着とくか……いや面倒だ、俺は機体に傷をつけずに帰ってくる男だからな」

頷いて、サザビーの前に立ってその装甲を撫でる

京太郎「頼むサザビー、最後まで俺にみんなを守る力をくれ」

つぶやくと、まだ時間があると理解して動き出す

京太郎「さて、上がる前に誰かと話しておくか」


・誰と話す?
艦内の『一人』を指名
ゾロ目 ???
・安価2↓

>>45
ダンを選択するとモモとシロのボーナス+底力です、あと引き継げる技能一つとパイロットステータスの半分

コンマ判定+前回のステータスの半分です

『智葉』

隣のヴォルケインのコックピットへと近づくと智葉と顔を合わせる

京太郎「大丈夫ですか?」

智葉「なにがだ?」

京太郎「いえ、なんとなくですよ」

智葉「それよりも電子だ……ずっとぶつぶつ言ってるしうなされてるし、それに寝ていると涎を垂らし」

京太郎「あはは、仲良しですね」

智葉「どこがだ」

そう言ってヴォルケインの整備を自分でする

サザビーもシナンジュも、ゲシュペンストだってNPCがしてくれたのに智葉は自分でしている

それだけ思い入れがあるのだろう

京太郎「必ず生きて帰りましょうね」

智葉「ああ、お前は私が守る」

京太郎「俺も智葉さんを守ります」ニッ

智葉は京太郎の方を見ることなく、ただ機体を整備する

笑みを浮かべて京太郎が去ろうとした

智葉「京太郎」

呼ばれて振り返ると、なにかが飛んできてそれを受け取る

京太郎「これ……ハウメアの守り石?」

智葉「……」

何も言わずに整備する智葉の後ろ姿を見て笑みを浮かべた京太郎

軽く礼をしてからサザビーのコックピットに乗り込むと、胸ポケットから桃子からもらったハウメアの守り石を出す

二つを握りしめると胸ポケットに入れて、グリップを握りしめる


◇System
◇ハウメアの守り石【2】
・京太郎←智葉

-ハンガー-


『打ち上げまで残り10分、総員出撃に備えてください』

狩宿巴のアナウンスが入り、京太郎は身をひきしめる

だがその時、京太郎の脳裏を走る不思議な感覚

京太郎「ッ!」キュピィンッ

瞬間、轟音が聞こえた

『敵機が降下、襲撃を開始しました!総員、そのまま待機してください!』

切羽詰まる声が聞こえ、京太郎は舌打ちを打った


通信をすぐにブリッジにつなぐ

京太郎「どういうことですか!」

巴『デスアーミーたちが降下してきて市街を襲いながらこっちに迫って来てるんです!』

マスドライバーにセットされたマクロスクォーターはすでに屋根のある場所にいない

近づかれて取りつかれたら艦が破壊されておしまいだ

亀裂でも入れば大気圏突破の際に内側から爆発する

京太郎「くそっ!」

智葉『ギリギリまでハッチを開けてくれ』

京太郎「智葉さん!?」

智葉『竹井久、ギリギリまで私がひきつける』

久『お願い……』

ハッチが開かれ、マクロスクォーターから出撃するヴォルケイン改

智葉『サンクションズチャージ、ヴォルケイン……!』

マスドライバーに降りて、そして跳ぶと市街のデスアーミーをガトリングとキャノンで殲滅していく

間に合わない、そんな気がした

外のデスアーミーはどんどんと増えていき、四足のデスビーストや空戦に特化したデスバーディーまで現れる

智葉『させるものか!』

京太郎「智葉さんッ!煌さんもなにか言ってください!」

後ろに待機しているドラゴンズハイヴに通信をつなぐが返事は帰ってこない

京太郎「煌さん?」

一『煌は自分がいると出撃時に面倒になるって言って、部屋に籠ってるよ』

京太郎「くそっ!」

智葉が一人、街で戦う

艦を襲おうとする機体も智葉を仕留めようと智葉に攻撃を集中させていく

京太郎「智葉さんっ!」

-オーブ市街-

逃げ惑う市民たち、M1アストレイがデスアーミーを倒すが一人一機倒しても数が合わない

ヴォルケイン改がどうにか大量のデスアーミーやデスビースト、デスバーディーを倒していくが破壊していく数より多くの敵機がヴォルケインを狙う

デスバーディーのミサイルの一発が、ヴォルケイン改に直撃する

智葉「ぐあっ!」

コックピットにもすさまじい衝撃、どこかの機器のパーツが智葉の目を傷つける

ぼやける視界

智葉「くっ……この程度ではッ!」

ビームを拡散マントで弾きながらも、敵機を破壊していく


ハンガー内で、京太郎は通信カメラで艦外の映像を受信するが、智葉が苦戦をしいられていた

物量での猛攻だけでなく、何かを守りながらだというのだからそうもなる

京太郎「智葉さん!」

叫ぶがその声は届かない

京太郎「くそっ、俺はッ……!」

智葉が攻撃を受けながらも、艦を守るために戦う

自分でこれなのだ、煌がいれば出撃命令を出していたのは間違いない

京太郎がモニターに頭を打ち付ける

胸ポケットから智葉からもらったハウメアの守り石がこぼれた


ふと気づくと、黒い戦闘機がハッチから出ようとしていた

ゆみ『すまない久、私も共に行けそうにない……足止めをしなければならないからな』

久『戻れなくなるわよ、貴方の機体は数を相手にするようにできてない……!』

ゆみ『そんな道理、私の無理でこじ開ける!加治木ゆみ、オーバーフラッグカスタム、オン・ユア・マーク!』

出撃するオーバーフラッグカスタム、は空中でデスバーディーたちにリニアガンを撃つ

的確なその射撃がデスバーディーを落としていった


だがそれでも、劣勢は変わることはない

咲ー! はやくきてくれー!


智葉がヴォルケイン改をぼやける視界のまま走らせる

上空ではゆみの戦闘機ことオーバーフラッグが敵機を撃ち落とす

ならば地上は自分がやるしかないと、智葉は舌打ちを打って艦に迫るデスアーミーとデスビーストたちを撃つ

ゆみ『どうした、あの辻垣内智葉が劣勢のようだな』

智葉「ふざけろ、この私が……この程度の奴らに!」

智葉(あの艦には京太郎が乗っているんだ、絶対に破壊させない……私が守る!)

ヴォルケイン改のガトリングがデスビーストを落とす


・智葉の行動選択
1、街を多少破壊するが殲滅
2、街に被害を出さないように殲滅
ゾロ目 ??
・安価1↓から3票出た方

人減ってきたか?

1、街を多少破壊するが殲滅


智葉「……許せ」

そう言うと、飛んでビルを壁にしながら攻撃を開始する

できればしたくなかったが、これ以上の損傷は機体はともかく自分に問題があった

智葉「ジングウ!」

ドリル型の移動基地が地面から現れる

ドリルを敵の方に向けるジングウの上部に巨大な砲身が現れる

智葉「……こいつでッ!」

トリガーを引くと、ジングウの方針から大型のビームが放たれてデスアーミーやデスビースト数十機とビルを貫いた

避難は完了していると思いたいが、それでも守りたいものがある

ジングウが再び地面に潜ると、智葉はビルから出てガトリングとキャノンを連射していく

智葉「くそっ、視界がっ……」

ぼやける視界、間違いなく眼に破片が入ったということだ

-ハンガー-


巴『打ち上げまで残り五分です!』

悲痛な叫びが聞こえる

智葉『行け!私には構うな!』

ゆみ『同じくだ、どちらにしろ私のフラッグじゃ宇宙では戦えない!』

違う、そんなのは約束と違う

京太郎は落ちた智葉から譲り受けたハウメアの守り石を握りしめる

智葉『こんなふざけたゲームを終わりにしてこい!』

京太郎「……ッ!」

顔を上げた京太郎の正面のモニターに映る智葉は、笑みを浮かべていた


・どうする?
1、出撃する(地上ルート)
2、艦に残る(宇宙ルート)
・安価1↓から5票集まった方

1、出撃する


背をしっかりと伸ばして、座席につける

フットペダルを踏み込んでサザビーを歩かせてハッチへと向かう

宥『京太郎くん……』

玄『行ってらっしゃい!』

透華『必ず終わらせますわ!』

和『貴方を信じています』

美穂子『だから貴方も帰ってきて』


みんなからの声援に、京太郎は笑みを浮かべる

誰も自分を止めずにしようとすることを後押ししてくれて、自分はこのゲームの終わりを託して出撃できる

こんなに嬉しいことはない


京太郎「須賀京太郎、サザビー……出る!」


久(必ず、帰ってきて……ハウメアの守り石、突き返してあげるんだから)


出撃したサザビーが、智葉のヴォルケイン改の隣に立つ

すぐに迫るデスビーストにショットライフルを放って破壊

智葉『お前、なんで!』

京太郎「冗談じゃない!あんたを置いていけだと、散々借りばっか作らされて捨ててけるか!」

叫ぶと、京太郎は前方のデスアーミーに向かってミサイルとライフルを連射し、メガ粒子砲で上空の敵を破壊する

智葉『そんなもの、ならばお前が宇宙に上がるということで私に借りを返せ!』

京太郎「冗談じゃねぇっつってんのが聞こえねぇのかこの漢前がッ!」

智葉『ッ!?』

サザビーのビームトマホークを抜くと、敵機を切り裂く

射出されたドダイに乗ると、上空へと飛びフラッグと共に敵機を撃破していく

京太郎「俺の前では誰も死なせない、俺の前じゃなくてもだ!死なせるもんか、誰も!」

ドダイ改のバルカンとサザビーの射撃攻撃で敵機を落としていく

京太郎「あの艦も落とさせない!」

『まったく、しかたないんだから……』

声が聞こえて、感覚が研ぎ澄まされる

『全員救いたい、私は宥と玄を守ってもらいたかったのに……そうね、貴方は全員助けたいのよね?』

京太郎「そうだ、俺はみんな救う!宥だって、玄だって、モモだって!」

ファンネルが射出され、上空の敵を撃ち落とし、京太郎は地上へと降りるとライフルとシールドのミサイルで敵を破壊していく

京太郎「透華も、和も、美穂子も、豊音も、智葉だって!」

『はぁ、もう二人が幸せならなんでも良い気がしてきた……わかったわ、協力するから、二人を悲しませないためにも』

感覚が研ぎ澄まされ、京太郎が髪をかきあげてオールバックにする

前髪が少しだけ落ちるが邪魔ではない

京太郎「これが俺の、戦いだァァァッ!!」



◇System

・『サザビー』の『特殊能力』解放
◇残留思念【松実露子】(解放条件:松実姉妹の好感度を上げてイベントを発生させる)
効 果:技能・命中・回避・防御を『NTのレベル×10=』の数値だけ上げる
効果2:松実宥の好感度÷20の数値だけパイロットの全ステータスが上がる
効果3:松実玄の好感度÷20の数値だけパイロットの全ステータスが上がる

母ちゃんつええええええええええええええ!?

ていうか露子さんもうなんかハーレム受け入れつつあるな
お母さん公認じゃああああ!!

-ハンガー-


玄「この感じ!」キュピンッ


宥「お母さん……?」キュピンッ


巴「敵機、凄まじい勢いで破壊されていきます!」

菫「あれが、学内ランカーでもない奴の力か?」

久「……時間よ」

巴「あ、はい!マクロスクォーター打ち上げ後、すぐにドラゴンズハイヴも打ち上げられます!」

久(辻垣内さん、ゆみ、須賀君……ありがとう)グッ


そして、マクロスクォーターがマスドライバーによって打ち上げられた

自力で大気圏突破か新しく戦艦手に入れて追いかけるとか


上空のファンネルは先ほどの比ではない反応でデスバーディーを撃ち抜く

そして地上の京太郎は先ほどよりも的確に敵機だけを撃つ

京太郎「みんな、俺が守るんだ!」キュィィィィンッ


智葉「あれが、京太郎……はっきり見えないのが、残念だ」


京太郎の眼が金色に輝く

マクロスクォーターが打ち上げられて、すぐにドラゴンズハイヴも打ち上げられる

ゆみ『よし、あとは』

京太郎「殲滅しますか!」

智葉『フッ……だな』

ヴォルケイン改も動きだし、三機が敵を攻撃し破壊していく

桃子『そうっすね』

京太郎「モモ!?」

桃子『降りてきちゃったっスよ……ついついね』

モニターに、ビルの上に立つ桃子が映った

石を受け取った相手が地上に残るんだろうか(イベント的に)
地上に残ったのは京、桃、智、ゆみ・・・あとは合流してないキャラか


桃子がビルの上で昆を持つと、上空から長い何かが降ってくる

モモのいた場所のすぐ前に振ったそれが砂埃を上げて、その長細いものが昆のような花のようなものだとわかる

それが人型に変形すると、コックピットに立っている桃子が真っ直ぐ突き刺したロッドに足と腕をからませる

桃子「ウェイクアップ、ダリア……!」

【BGM:http://www.youtube.com/watch?v=zJyqlruaeec


コックピットが桃子の機体『ダリア・オブ・ウェンズデイ』に収納される

そしてその機体の中で、桃子の表情に妖艶さがあふれる

桃子「あぁっ……最高っす」

突き刺さったロッドはもはやポールと呼んだ方が良いだろう、それに絡みつき、桃子の胸の間にロッドがはさまる

桃子「……さぁ、はじめるっすよ」

舌なめずりをして獲物に狙いをさだめると、ダリアがその手にロッドを持ちデスアーミーへと走る


マクロスクォーターとドラゴンズハイヴの二つが宇宙へと上がったことにより、デスアーミーたちは街を破壊していく

M1アストレイたちも奮闘するが、その撃破速度は京太郎たちの半分以下どころではない

「マユラ、ジュリ、フォーメーションを崩さないで!」

「わかってるけど!」

「あの人たち、すごい……!」

まさに一騎当千の力を持つ四機、その中でも京太郎は異常だった

攻撃を第六感で交わし、敵の行動を先読み、そして味方機の動きを理解する

京太郎「一つ、二つ、三つ!四つ五つ、六つ七つ!八つ九つ!」

次々と敵機を破壊していくサザビー


桃子「激しいっす京さん……っ!そんなの見てるともう、わたしもうっ……咲き乱れちゃうっす」ペロッ

からみついているロッドを舐める

ふざけているようで、それが彼女の戦い方だ、その証拠にダリアは肩部ビームを放ちながら、ロッドでしっかりと敵機を破壊していく

咲「だれが乱れるって?」

モモいろいろアカン


空で戦闘機に乗るゆみがデスバーディーを破壊していく

ゆみ「ならば……必殺、加治木スペシャル!」

機体を横回転させながらも空中で変形して、プラズマソードを片手に持つと敵機を切り裂き、撃ち落とす

ゆみ「今日の私は、阿修羅すら凌駕する存在だ!」


地上で智葉が敵機を撃ち貫くが、視界は相変わらず悪いままだ

気分も悪くなるし、頭も痛くなってきた

智葉「だが、それでも……惚れてる男一人ぐらい守る!」

ヴォルケイン改が、回転しながらガトリングとキャノンで敵機を倒していく

それでも、敵機は少なくなったとはいえ多い

京太郎「くっそ、俺は守るって誓ったんだ!」

『そうよ、守りましょう……』

京太郎「力を借りてるのに、それでも俺はダメなのか……こんな何も考えてない奴らに、破壊を尽くされるっていうのか!」

ファンネルがコンテナに戻り、エネルギーを補給して再び射出される

京太郎「託したんだ、みんなに俺は託したんだ……」

『そう、私も託した……』

京太郎「だから戦う、このサザビーで!」

そう言った直後、横に黒いデスアーミーが現れる

赤い羽根を持ったマスターアーミーと呼ばれる機体が蹴りをサザビーに放ち、サザビーが背中からビルにツッコんだ

京太郎「がァッ!」

凄まじい衝撃に、京太郎が動きを止める

他の三機にも同じくマスターアーミーが襲い掛かるが、京太郎のように奇襲は受けていない

そしてマスターアーミーの右手が紫色に輝いた

京太郎(ここ、まで……なのか?)

朦朧する意識の中、声が聞こえた


???「待てい!」


だれだお前は!?



【BGM『天空よりの使者』:http://www.youtube.com/watch?v=97-q13-1HbA


なんとなく調べてみたけどマスターアーミーではなくデスマスターでは
他のバリエーションのネーミングの法則から行ってもそっちっぽいんだけど


???「何かを守るために戦い、何かを守るために散りゆく者たち、その者達は星々の瞬き」


京太郎の視界に映る声の主は、夕日に影ってシルエットしか見えない


???「そしてその星々の瞬きを汚さんとする、無よ」


マスターアーミー「……!」キョロキョロ


???「貴様らを天は許しはせん!大いなる天の怒り……」


聞こえてくる声に、京太郎は徐々に意識をはっきりと覚醒していく


???「人、それを『雷』と言う…!」


マスターアーミー「……!!!」


???「貴様らに名乗る名はない!」

>>136
調べてみたらそうでした


現れた謎の人物が飛び上がると、光と共に青い機体が現れる

???「闇あるところ光あり、悪あるところ正義あり……天空よりの使者、ケンリュウ参上!」

京太郎がサザビーを立ち上がらせる

京太郎「すみません、もうちょっと付き合ってください!」

『ええ、もうちょっとと言わずに……この体尽きるまで貴方を守るわ』

サザビーが立ち上がり、ライフルを捨ててビームトマホークを持つとシールドを捨ててビームサーベルを持つ


???「そうだ、それでいい!」


京太郎「誰か知らないけど、助かりました……!」

桃子『京さん!』

ゆみ『少年!』

智葉『京太郎!』


京太郎「俺は、死なない……!」


???「パイル・フォーメイション!」

叫びと共に、青い機体ケンリュウは赤い機体と合体する

???「さぁ、街を守るぞ!」

京太郎「……はい!」

◇須賀京太郎
・気力:150

◇サザビー
・HP 6500/6500
・EN 300/300
・照準値 46
・運動性 45+10+5
・装甲値 50


◇武装

・ビームトマホークサーベル:威力3700:命中+30(AP:50)
特 殊:二回以上連続で使用すると威力を+500

・メガ粒子砲:威力4200:命中-10:EN30(AP:55)
特 殊:気力110以上で命中+20

・連続攻撃:威力5200:命中+20:EN50(AP:60)
特 殊:当たると相手の命中を-10

・ファンネル:威力5200:命中±0:EN50(AP:60)
条 件:気力110以上
特 殊:NTレベル×10の数値だけ命中が上がる
特殊2:NTレベル×5の数値だけAPが下がる
特殊3:全体攻撃が可能


◇残留思念【松実露子】(解放条件:松実姉妹の好感度を上げてイベントを発生させる)
効 果:技能・命中・回避・防御を『NTのレベル×10=』の数値だけ上げる
効果2:松実宥の好感度÷20の数値だけパイロットの全ステータスが上がる
効果3:松実玄の好感度÷20の数値だけパイロットの全ステータスが上がる

【BGM『BEYOND THE TIME』:http://www.youtube.com/watch?v=xE6SAE1tCEE


デスマスターの紫色の光が宿る手での攻撃を、ビームトマホークとビームサーベルでさばいていく

ファンネルは上空の敵を倒しているが、こちらを援護させるぐらいはできるだろう

京太郎「絶対に、倒す!」

ゾンビ兵「……!」


◇ゾンビ兵:デスマスター【登場作品:機動武闘伝Gガンダム】
『HP:10000』


◇行動選択
1、攻撃【コマンド>>144・バルカン】
×、説得
3、パーツ【名称表示】
・安価1↓

『バルカン』


デスマスターが迫るが京太郎は冷静なままその攻撃を回避してデスマスターの腹部を蹴る

よろめくデスマスターをビームサーベルで斬りつけるも他の機体と比べ物にならない動きで避けられる

だが京太郎の武器は何も手に持っているものやファンネルだけではない

京太郎「ドダイ、バァァルカン!」
◇バルカン:威力1500:命中+30
・221+30=251
 180-251=100

突っ込んできたドダイのバルカンがデスマスターへと直撃する

ゾンビ兵「!!?」
◇防御:100
◇デスマスター『HP8500/10000』

バルカンが直撃しながらも、デスマスターが紫色に光る拳をサザビーに振るう

ゾンビ兵「!!」
◇ダークフィンガー:威力4500:命中+30
・150+30=180
 180-266=0

京太郎「当たらなければどうということはない!」

攻撃を回避すると、京太郎はすぐに体勢を整える


◇行動選択
1、攻撃【コマンド>>144・バルカン】
×、説得
3、パーツ【名称表示】
・安価1↓

シシオウだめなら安価下

1、攻撃【ビームトマホークサーベル】


ビームサーベルで斬りつけるがそれは回避される、それでも追撃はやめない

ビームトマホークサーベルとビームサーベルの二刀流を何度も振るいながら前進していきデスマスターを逃がさんとする

京太郎「こいつでぇ!」
・ビームトマホークサーベル:威力3700:命中+30
・221+30=251
 180-251=100

攻撃が回避されるも、その流れのまま跳び蹴りをかます

ゾンビ兵「……ォ!」
◇デスマスター『HP4800/10000』

蹴り飛ばされたデスマスターが紫色の光を飛ばす

ゾンビ兵「……ォォ!」
◇ダークフィンガー【射撃】:威力3000:命中+30
・150+30=180
 180-266=0

京太郎「当たるかよ!」

『周囲のデスアーミーは任せて』

ファンネルが京太郎の意思とは関係なく、敵を破壊していく


◇行動選択
1、攻撃【コマンド>>144・バルカン】
×、説得
3、パーツ【名称表示】
・安価1↓

1、攻撃【ファンネル】


京太郎がビームトマホークを投げつけると、デスマスターが飛び上がる

腹部メガ粒子砲を撃つが空中で体を逸らして避けられる

京太郎「ファンネル!」(EN250)
・ファンネル:威力5200:命中±0:EN50
・221+30=251
 180-251=100
特殊3:全体攻撃が可能

ゾンビ兵「!!?」

ファンネルが空中のデスマスターを包囲して、ビームを放つ

体を貫かれたデスマスターが地上へと落ちる

そして他のメンバーと戦っているデスマスターも倒すと、ファンネルはすべてエネルギーが切れたのか地上に落ちる

京太郎「まだ、一機……ッ」

地上へと降りるサザビーの前方に立つ、デスマスター



だが赤い機体、バイカンフーが飛び上がりデスマスターの頭部を掴む

???「天空宙心拳奥義……ゴッドハンドスマァァァァッシュ!!」

デスマスターの頭部が爆発すると、バイカンフーがサザビーの前に立ち腕を組む

???「成敗!」

瞬間、デスマスターの全身が爆発して消し飛んだ


【戦闘終了】


◇System
・経験値【1000】を入手しました
 SRC【50000】を入手しました


・味方がいなくなりました

・『辻垣内智葉』が味方になりました
・『東横桃子』が味方になりました
・『加治木ゆみ』が味方になりました


◇System
・レベルアップは一日終了後になります

・武装がすべて復活しました

・勝利条件が変更されました
・敗北条件が変更されました


◇情報

・フィールド:バーチャル世界

・勝利条件:宇宙へと上がる

・敗北条件:自分の死亡・東横桃子の死亡・加治木ゆみの死亡

・SRボーナス:???

なんで智葉さんがいないんですかね(困惑)


激しい戦果に包まれた街だが、崩壊などはあっても火事などはないようだった

いつの間にかバイカンフーは消えて、ダリアもフラッグもヴォルケインも立っていた

京太郎「はぁっ、はぁっ……」

機体の損傷はほとんどないが、疲労がすさまじい

宇宙の方がどうなっているかなんてわかりやしない


どうする?
1、桃子の元に行く
2、ゆみの元に行く
3、智葉の元に行く
ゾロ目 ?????
・安価2↓

>>173
(ゲス顔)

なんか言えよぉ!(涙目)

3、智葉の元へ行く


サザビーで歩いてヴォルケインの元へと向かうと、ヴォルケインのコックピットが開いた

コックピット上部には損傷があり、中がわずかに見える

こちらもコックピットを開くと、疲労でフラフラのまま歩く

京太郎「うあっ!」

足をもつれさせてコックピットの中でこけると、胸の智葉からもらったハウメアの守り石が落ちる

京太郎「くっ……!」

立ち上がって、智葉のハウメアの守り石を拾うと握りしめて立ち上がり、どうにかヴォルケインのコックピットまで行き、中をのぞく

頭から血を流した智葉が目を瞑っていた

京太郎「智葉さんっ」

先日ベッドに移動させたときとはわけが違う、全力を振り絞って智葉をコックピットから引き出すと、ヴォルケインの上で智葉の肩を揺らす

京太郎「智葉さん!智葉さん!」

叫ぶと、眼を覚ました智葉が薄っすらと笑みを浮かべた

智葉「……京太郎」

視界はぼやけていても、わかる

京太郎「ハウメアの守り石、俺は持ってます!」

智葉「あぁ、良かった、守ってくれた……やった……」

掠れるような声で、智葉がうわごとのようにつぶやく

京太郎が智葉の肩を抱く


京太郎が、智葉のことをそっと抱きしめる

智葉「ふふっ、あったかいな……」

京太郎「智葉さん、冷たいです」

そう言うと、智葉はまた笑って弱々しく京太郎の背中に手を回す

智葉「京太郎、私はお前に会えて」

京太郎「……そんな言葉聞きません!辞世の句じゃないですか!」

智葉「……そうか、京太郎」

眼をつむって、智葉は言う

京太郎「聞きません!」

智葉「……愛してる」

京太郎「ッ!!?」ハッ

そして、智葉は何も話さなくなり全身から力が抜ける

腕の力も全身の力も抜けた智葉を支えるほどの力もなく、ヴォルケインの上で横になる智葉

京太郎「そ、んな……っ」

ほどなくして、京太郎もその智葉の上におおいかぶさるようにして意識を失う


◇System
・『辻垣内智葉』が味方から抜けました

-軍事施設-
-医療室-


眼を開くと、京太郎の視界には真っ白な天井が映った

起き上がると、自らの腕に点滴がしてあることに気づく

京太郎「……俺は一体?」

桃子「京さんは5時間も寝たんっすよ」

京太郎「え、あぁモモか」

そう言うと、桃子が京太郎の胸に抱き着く

桃子「よかったっす……」

京太郎「おうありがとうな」

戦闘中とは全く違うと思いながら笑うと、すぐに智葉のことを思い出す

まだふらつく足で立ち上がると、点滴の台を杖に歩く

桃子「京さん!」

京太郎「智葉さんはッ!」

起き上がると、ベッド横のテーブルにハウメアの守り石が二つ

それを取ろうと京太郎は手を伸ばす


・ハウメアの守り石を?
01~50 落とす
51~98 掴む
ゾロ目 ?????
・安価1↓

顔が真っ赤になった無事な智葉さんが医務室の隅に

安価なら↓


しっかりとその手に掴んで、それを持ってカーテンを開く

??「お前は何をしてるんだ」

京太郎「あっ……ああぁッ!」

叫ぶ京太郎に驚く目の前の少女

京太郎「智葉さんッ!」

智葉「……フッ、あぁ、辻垣内智葉だ」

恥ずかしげもなく涙を流しながら、京太郎が智葉に抱き着く

足がしっかり立たないせいで智葉を押し倒す形になるが、それでも智葉は笑って胸に顔をうずめて泣く京太郎の頭を撫でる

桃子「むぅ……今回だけっすよ!」

智葉「あぁ、ありがとう」

京太郎「智葉さんっ、智葉さんっ……!智葉さんっ!」ギュゥゥッ

必死に智葉を抱きしめる京太郎だが、力もほとんど出ていないので智葉も笑ってその頭を撫でる

辻垣内智葉は生きているし、須賀京太郎も生きている

仲間は誰も、死ななかった

智葉「……ただいま、京太郎」

京太郎「うあぁぁぁぁッ!」


◇System
・『辻垣内智葉』が味方になりました

いよっしゃあああああ!


しばらくして、顔を真っ赤にした京太郎がベッドで上体を起こしている

そしてそんな京太郎を見て笑う智葉と桃子の二人

京太郎「あ、えっと、智葉さんは体良いんですか?」

智葉「眼がぼやけてな、戦闘はしばらく休むつもりだ……ドダイなんかに乗って援護でもするさ」

京太郎「そうですか、でも本当に安心しました」

桃子「本当っすよ、生命力異常っすよ」

智葉「生還率で言えば異常な奴を一人知ってるがな」

そう言って智葉は笑う


◇System
・『辻垣内智葉』は『ドダイ改』に搭乗します
・サザビーは二人乗りとして扱います


少しすると、病室にゆみが入ってきた

ゆみ「起きたのか少年」

京太郎「加治木さん、ありがとうございました加治木さんがもう少し出るのが遅かったら智葉さんも無事じゃなかっただろうし、加治木さんがいなかったら俺たちはここにいなかったかもしれません」

ゆみ「その言い方は嫌いじゃないが、可愛くないな」

京太郎「性分なもんで」

ゆみ「フッ、言う……まぁなにはともあれここオーブでしばらくは滞在して行って良いそうだ。街は最大限守れたしむしろ感謝されたぐらいだ」

息を吐く智葉は街のことを心配していたのだろう

だがあの状況で街を守るなんてことをしていれば今頃ここにはいなかったに違いない

京太郎「でも、俺たちも宇宙に上がらないと」

ゆみ「ああ、だがオーブでも現在宇宙に上がる方法が無いらしい」

桃子「それはまたなんで?」

ゆみ「マクロスクォーターが宇宙へと上がる前に戦艦はほとんど宇宙へと上げてしまったらしい、通信もジャマーのようなものが働いていてそうそうできるものではないらしい」

しっかりとしていると、京太郎は内心で舌打ちを打った

だが、こうしていても仕方ないと思い頷く

京太郎「とりあえず!」

そう言うと三人が京太郎の方を向く

京太郎「コーヒーが飲みたい!」

ああ、相乗りだから自分の撃墜=智葉の撃墜になるのか
あと、さすがチーム「カフェイン」のリーダー、コーヒーキチすぎる


ベッドで上体を起こしている京太郎と、椅子に座るゆみと桃子と智葉の四人

紙コップを持って、四人が軽くぶつける

京太郎「じゃあ、今日から俺たちは一蓮托生、運命共同体」

ゆみ「オーブを守れたことに」

智葉「全員が生きていることに」

桃子「京さんの童貞に!」

ゆ智桃「かんぱい」

京太郎「うぉい!……もぉ、乾杯」

それぞれ飲み物を買って、飲む

京太郎「ぷはぁ!やっぱコーヒーだな!」

桃子「お茶にもカフェイン入ってるっすよ?」

京太郎「やめろやめろ」

ゆみ「泥水って言う奴もいるぞ」

京太郎「どこの少佐か知らないけどぶっ飛ばします!」

智葉「フッ、お前は変わらないな」


◇System
・加治木ゆみの初期好感度が40となりました

-夕方-


三人もとりあえず同じ部屋に泊まるらしく、他三つのベッドを使うらしい

翌日には京太郎が精密検査をして退院できるという話だ

京太郎「さて、どうするかな……」

点滴も取れて、すっかりいつも通りの京太郎が赤い軍服を着る

京太郎「……」

窓の外を見れば、崩壊している街が見えた


・どうする?
1、病室にいる
2、誰かと話す(智葉・桃子・ゆみ、から一人)
3、施設内を歩く
4、工場・倉庫に行く
5、外に行く
ゾロ目 ??
・安価2↓

2、誰かと話す(ゆみ)


せっかくなのでゆみと話そうと思うと、カーテンを開いてゆみが入ってくる

笑みを浮かべる彼女は椅子に座って京太郎にコーラを渡した

京太郎「え」

ゆみ「コーヒーばかりというのも良くないだろう、たまには炭酸でも飲むと良い」

京太郎「マジっすか」

ゆみ「未来への水先案内人は務めるつもりだったのだが……少年のせいで失敗だ」

京太郎「させませんよそんなもん」

ゆみ「だな……機体の方は倉庫で補給と修理を澄ましてくれるらしい、オーブの代表からの礼の一つだそうだ」

そう言って笑うゆみ、京太郎も安心する

京太郎「助かりますね、俺もあの機体を大破させるわけにはいきませんし」

機体よりも先に自分の体がもたなかった

ゆみ「君のような人間と共に戦えることは光栄だよ」

智葉もだが、ゆみもずいぶん大人だなと思った

いや、大人というよりは漢らしいと言う奴だろう

ゆみ「今、失礼なこと考えなかったか?」

京太郎「いえいえ」

そう答えるとコーラを飲む

京太郎「ん」ケプッ


◇System
・加治木ゆみの好感度が+5されました
・好感度【加治木ゆみ:45】

-夕方2-


街の外ではすでに復旧作業にとりかかっており、MSが資材を運んだりしている

京太郎(俺も手伝った方が良いのかな)

そう思いながらも、動く気がしない

精根尽き果てた、に近いだろう

京太郎(そういや戦闘中のモモめちゃくちゃエロかったなぁ)

精根は全然尽き果てていなかった


・どうする?
1、病室にいる
2、誰かと話す(智葉・桃子・ゆみ、から一人)
3、施設内を歩く
4、工場・倉庫に行く
5、外に行く
ゾロ目 ??
・安価2↓

4、工場・倉庫に行く


サザビーのことが気になって、京太郎は病室を出て施設の人間に話を聞く

話を聞くと地下の駐車場で借りた車に乗り込むとキーを差し込んでエンジンをかける

京太郎「さてと、行くか」

アクセルを踏み込んで駐車場を出ようとする


・誰か一緒
1、智葉
2、桃子
3、ゆみ
4、一人
ゾロ目 ????
・安価1↓

1、智葉


助手席に誰かが飛び乗ったので驚くが、すぐに京太郎は苦笑した

お互い今日死ぬかもしれないと思っていたのにも関わらず、呑気にドライブだ

京太郎「智葉さん、改めておかえりなさい」

智葉「一度死んだ甲斐があるな、お前の泣く姿が見れた」フッ

京太郎「か、からかわないでください」カァッ

車で公道を走るが、デスアーミーたちは破片も残さず爆風も少なく消し飛ぶので瓦礫が落ちているぐらいで機体の破片などは無かった

智葉「お前に命を拾ってもらって言うことでは無いが、なんで戻ってきた」

京太郎「智葉さんを守りたかった、じゃダメですか?」

そう言うと、智葉は眼を細めた

智葉「あっちにはもっと守りたい相手がいただろう……?」

京太郎「それよりも目の前で傷ついている人を守りたいって、感情で行動するのは悪いことですか?」

運転しながらもそう聞くと、智葉は笑みを浮かべて首を横に振る

その智葉の笑みは、どことなく嬉しそうに見えた

-モルゲンレーテ・倉庫-


車で倉庫の中に入ると、サザビーとヴォルケインとフラッグが並んでいた

三機が並んでいると違和感を感じたが桃子の機体は振ってくるので関係ない


京太郎「あれ修理とかどうしてるんでしょうね?」

智葉「あれは衛生軌道のベースで自動修復するんだ」

京太郎「へぇ、便利ですね」


関心したように言うと、京太郎は車を止めてサザビーの足を撫でる


・どうする?
×、機体改造(サザビー)
×、パーツ購入
3、話をする
4、コックピットに籠る
5、シミュレーターをする
6、倉庫内を歩く
ゾロ目 ??
・安価2↓

6、倉庫内を歩く


倉庫内を歩いていると、金髪の少女とおかっぱの少女とメガネの少女の三人が駆け寄ってくる

驚いていると、三人が軽く頭を下げる


「ありがとうございました、オーブを守ってくれて!」

京太郎「あ、いや……俺はここを守るつもりなんてなかった、ただ守りたい人がいただけで」


正直にそう言って苦笑するが、三人の少女は首を横に振る


「それでも、私たちは助かりました、貴方のおかげで」

京太郎「……そっか、なら良かったよ」

「なにか協力できることがあったら言ってくださいね」

京太郎「おう」


そう答えると三人娘が去っていく、おそらく年上だろうと思うが、京太郎は過ぎてしまったことだと笑う

車に乗り込むと、智葉と共に施設へと帰るのだった


-夜-


食事を終えると、京太郎は一人で施設の屋上へと行く

月の光に照らされて、オーブの被害が良くわかる


京太郎「……俺の守りたいものを、守れた」


良くわからない機体が助けに来たというのもあるが、守れたのだ

京太郎はベンチに座って屋上に来る前に買っておいたコーヒーを飲む

風はあるが寒くない、暖かいが蒸し暑くはない


京太郎「気持ちいいな……」


・誰かが来る
1、智葉
2、桃子
3、ゆみ
ゾロ目 ????
・安価1↓から2票

3、ゆみ


屋上へとやってきたのは、ゆみだった


京太郎「あ、加治木さん」

ゆみ「ゆみで良いさ少年」

京太郎「じゃあゆみさん……」


そう言うと、ゆみは微笑して頷くと、ベンチの先の金網に手をかける

飲み物を飲みながら彼女はその光景をみていた

破壊された街、これは現実ではない、だが今の自分たちの現実だ


京太郎「辛い、ですか?」

ゆみ「あぁ……私にもっと力があれば良いと思うよ、それでも皆を宇宙へ上げれたのは誇っていい」


その言葉に、京太郎は胸が少しだけ軽くなる

気にしていないつもりでも、気にしていたのかもしれないと自覚する

ゆみは笑顔を浮かべて京太郎の隣に座ると、深く息をついて


京太郎「どうしました?」

ゆみ「いや、私たちはこのまま信じるしかできないのかもしれない、久たちを」

京太郎「……いえ、宇宙に上がる方法を探しましょう、そしてみんなを助けるんです」

ゆみ「……そうだな」フッ



◇System
・加治木ゆみの好感度が+10されました
・好感度【加治木ゆみ:55】


立ち上がったゆみが近くのごみ箱にカップを投げ入れる

ゆみ「私は戻るが、君はどうする?」

京太郎「俺は……」


・どうする?
1、もう少しいる
2、戻る
・安価2↓


1、もう少しいる


もう少しいることにして、ゆみは先に戻った

コーヒーを飲みながら街の景色と、水平線を見る

真上を見れば星々が輝いていて、屋上に広がるふわふわの人工芝に寝転がる


京太郎「……気持ちいいな」


いっそのこと寝てしまおうかと思い、笑った



・誰かが来る
1、智葉
2、桃子
×、ゆみ
ゾロ目 ????
・安価1↓から2票


1、智葉


屋上に現れたのは、辻垣内智葉だった

おそらく今日一番必死になった相手、久しぶりに泣いたその対象

一緒に倉庫まで行って帰ってきたりもしたのに、妙に気恥ずかしい気分になる


京太郎「智葉さん……」

智葉「京太郎……」


お互い名前を呼び月明かりの下京太郎は上体を起こす

笑みを浮かべた智葉も人工芝の上に腰を下ろして空を見上げた


智葉「この星々の瞬きも、紛い物なんだな」

京太郎「でも今は本物です……ここで命をかけて、俺たちは戦ってるんです」


たとえ現実では何分だろうと、何時間だろうと、それは変わらない

数日間ここですごし、これからも長い間過ごすかもしれない

そこなのだ


智葉「そう言えば、お前は私の一世一代の告白をどう答えるんだ?」

京太郎「あっ、えっと……」


後頭部を掻いて困ったことになったと焦る


智葉「……冗談だ」

京太郎「へ?」

智葉「この世界で決めろとは言わない、ただ帰ってからまた聞くがな」

京太郎「……すみません、答えは出ないと思いますけど」

智葉「私は不器用だから、お前に大したこともできないだろうけど……待つだけだ」

京太郎「……やっぱり智葉さんってかっこいいなぁ」

智葉「ハハッ……だろ?」ニコッ


◇System
・小イベント『智葉、一世一代の告白』をクリアしました
・ボーナスとしてSRC10000を手に入れました
・初期機体選択で『ダン・オブ・サーズデイ』を選択した場合ボーナスを得ます
・初期機体選択で『ダン・オブ・サーズデイ』を選択した場合に特殊技能『見切り』が会得できます
・開始時の初期設定の『昔馴染み』で『辻垣内智葉』を選択可能になりました
・夜の『告白』コマンドで『辻垣内智葉』を選択できるようになりました
・『ハウメアの守り石』の効果により信頼度は最初からMAXです


しばらくすると、智葉が立ち上がった


智葉「私は戻ることにする」

京太郎「はい」

智葉「京太郎はどうする?」


・どうする?
1、もう少しいる
2、戻る
・安価2↓


1、もう少しいる


京太郎「俺、もうちょっといます」

智葉「そうか、ここで寝て風邪を……引かなそうだな、今日のこれじゃ」

京太郎「まぁここで寝るなんてしませんけど」

智葉「そうしろ、それじゃあまた明日」


そう言うと、智葉は屋上から去っていく

京太郎は上体を起こしてコーヒーを一口飲む


次に誰が来るかは、察しがついた

もちろん桃子が来て、自然な流れで隣に座る

別に京太郎としてもいやではないから良かったが、昨日今日のことが頭をよぎってあまりよろしくない


桃子「えへへ、京さんすっかりあたしのとりこっすね!」エッヘン

京太郎(胸を張るな、胸が揺れるんだよ)

桃子「……ここはバーチャル世界なわけっすから、手をだしも良いっすよ?」

京太郎「そ、そういう問題じゃ」

桃子「お互い純潔のまま、まぁ私は現実でも京さんのためなら構わないっすけど」ニコッ


そう言って笑う桃子に、どことなく妖艶さを感じた

桃子が、京太郎の腰にまたがる


京太郎「ッ!?」

桃子「京さん……私が受け入れるんじゃない、京さんが受け入れるんっす」


上着のボタンが外され、胸元を撫でられる

ゾクゾクっとした感覚が背中を奔り、京太郎の頭がマヒしてくる


桃子「あたしは別に構わないっすからね、京さんが体だけを望んでも……」


そう言うと、桃子は舌なめずりをした

頭を振って京太郎はなんとかハッキリしっかりと意識を保つ

理性をガンガンに効かせてどうにか耐える


桃子「ね、京さん……?」クスッ

京太郎「俺、は……っ」


今回はここまでってことで、遅くまでありがとうございました
一日は終わらせたくってこんな時間になってしまいましたけど、終わらせられなかったよ……

次回はモモを『受け入れる』か『受け入れない』の二択になります

どっちでも特にルートが決まったりするわけじゃないのでご安心を、ちょっとストーリーの動き方が変わるぐらいです
ダンもすっかり強化されつくした感じがして
あと途中から改行増やしました、いつも通りの方が良いですかねー

ともかく翌日にストーリーがまたガッツリと進む予定ですので
ではなにかありましたらお気軽に
あとモモの件もお忘れなく

おつおつ。サンキューヒッサ
そういや、かじゅの機体はユニオンフラッグカスタムじゃなくて
オーバーフラッグのカスタム機なの?

サモンナイトみたいでイイネ…

>>264 やりましたね、ヴァンさん!

かーちゃんが拗ねて、サザビーの能力が落ちるとかは流石にないだろ モモ翌涙目過ぎるし
展開に影響はないって言ってるけど、実際の所どうなんですか、教えてイッチ!

するのはいいけど最初が青ピーはちょっと…

京太郎「趣味 悪すぎるぜ。倅の情事のぞき見るなんてよォ」
サザビー「挑まれた雌に背を向けて震えることを情事と呼ぶなど。生物史 始まって以来のことだろうぜ」


5時30分頃から6票出た選択肢でってことで多数決取ります!

まぁ高校生だし一度や二度そんなに深く考えなくて良いよ、と思ってました
こんなに俺と読者で(ry


>>246
オーバーフラッグの性能底上げした感じだと思ってください、じゃないと改造できないからね(ド直球)

>>252
クラフトソード物語が好きだったよ

>>265
復讐心は悲しみの連鎖を生むだけですよ、ヴァンさん

>>270
まぁばれたらみんな京ちゃんのこと狙ってくるよね(意味深)

>>271
青ピ?インデックスは関係ないやろ(すっとぼけ)

>>276
京ちゃんムッキムキになっちゃうのか、怖いな


間違えた、多数決は『18時30分』から取ります



・桃子を受け入れる?
1、「」(受け入れる)
2、「からかうんじゃないぞ!」(やんわり断る)
3、「てめえに俺の純潔は渡せねえな!」(拒絶する)
・安価1↓から6票集まったもの

通常の三倍のスピードで埋まった(白目)

1、「」(受け入れる)


月明かりに照らされ、桃子の瞳の中に自分が映っているのを理解する

そして感覚でも、彼女が自分をからかっているとかいうのじゃないということもわかるし、錯乱しているわけじゃないともわかる

ならどうするべきか、ここで後に引けるほど京太郎の理性は強くなければ、後に引くほどヘタレてはいない


京太郎「」クラッ

桃子「良いんっすよ京さん、所詮バーチャル世界っす」


そう言いながらも、そうは思っていない

ここで、京太郎をものにしようとしている


京太郎「俺は、ここでお前を抱いたからといってお前のものにはなれんぞ」

桃子「……私もっすけど京さんも大概浸食されてるっすね、その話し方」

京太郎「あ、え?」

桃子「良いっすよ、私は……京さんは、受け入れるだけで良いんっす、手順は大体わかりますから……」


横なっている京太郎の上で、桃子がジャケットを脱ぐ

桃子の手が京太郎の手に伸びて、お互いの指を絡め合う


桃子「ありがとうっす、京さん」

京太郎「……すまないな、桃子」

桃子「こういう時に謝っちゃだめっすよ……んっ」


◇System
・東横桃子が??しました
・ストーリーがわずかに変化します


-バーチャル世界・四日目終了-

◇須賀京太郎【Lv12】→【Lv14】
所持SRC:151500

◇戦闘能力
・防御 114→118
・技量 132→136
・回避 106→110
・命中 75→79
・SP 61→65

◇精神
・集中【効果:命中・回避を+30する】
 『AP:15/SP:15』
・必中【効果:次の攻撃が確実に命中する】
 『AP:10/SP:20』
・不屈【効果:次に攻撃が当たった時ダメージが10になる】
 『AP:10/SP20』
・気合【効果:気力を+20する】
 『AP:10/SP:25』

◇NT【Lv3】
効 果:命中・回避を+30、攻撃の威力を+1000する
効果2:NT兵器を使える

◇イノベイター
条 件:気力120以上
効 果:命中・回避を+20・1ターンごとにSPが5回復する
効果2:NT兵器を使える

◇ガンダムマイスター
条 件:『ガンダム』と名のついた機体に乗っている
効 果:機体の全ステータスを+5


◇ハウメアの守り石【2】
・京太郎←桃子
・京太郎←智葉
・京太郎→久
・京太郎→和

-バーチャル世界・五日目-



深夜、屋上には京太郎と桃子の二人

誰かが入ってくるかもしれないなんて考えるわけもなく快楽のまま、ただただお互いをむさぼり合う

京太郎も二度もすれば勝手は掴むし、京太郎自身もどうすれば良いかなんとなくわかった


桃子「京さ、んっ……」

京太郎「ッ……」ゼェハァッ


上の京太郎の顎からしたたり落ちる汗が桃子の頬につくと、妖艶な笑みを浮かべて桃子はその汗を舐める

絡めている指を、さらに強くからめさせる桃子

魔性……その言葉がふさわしい


京太郎「モ、モ……ッ!」グッ

桃子「んぁっ!」ビクンッ


疲労で倒れてから24時間も経っていないのにも関わらず、京太郎の動きは止まらない

ギラギラと輝く京太郎の眼が桃子を捕らえて、離さない

そして桃子もそんな京太郎を離さない

京太郎が動けなくなれば桃子が、桃子が動けなくなれば京太郎が……



それからしばらくして、ようやく京太郎も桃子も動きを止めた


ズボンだけを穿いて座っている京太郎

桃子は京太郎の上着を羽織って、その匂いを嗅ぐ


京太郎「やめろ、汗臭いぞ」

桃子「んっ……これ嗅ぐとあと五回はっ」モジモジ

京太郎「俺が無理だっての」


そう言うと、ため息をつきながらも笑って敷いていた自分のワイシャツを見る

少しだけ血がついていて、それでふと思う

現実でするとすればまた血が出るのだと


京太郎「あれ、混乱してきたぞ?」

桃子「んっ、なにがっすか?」クンクン

京太郎「いや、なんでもない……」


そう言うと桃子の頭を撫でて、上着を奪い取る


桃子「ああ~」

京太郎「俺のだし、早く服着ろ」

桃子「えへへ……京さん」


少しばかり、真剣な声に京太郎も表情をひきしめた


桃子「束縛なんてしないっす、誰と同じことをしても怒らないっす……けど、しっかりと返事はくださいね?」

京太郎「肝に銘じてるよ」

桃子「えへへ、アラフォーになる前がいいっすね」


そう言いながら、桃子は京太郎の肩に頭を乗せた


お互いに服を着ると、着崩れた服をできる限り正す

少し歩き方がおかしい桃子を見ると、京太郎は頭を押さえる


京太郎「……やっちまったなぁ」

桃子「えへへ、でもまだ私は処女っすよ、それにここぐらいっすよ中でとか」

京太郎「あ、ああ」


実際はどうなのかわからないが、これ以上の快楽を得るなら、京太郎としても困ったことになるだろう

それこそ笑われかねないと考えると、少し考え者だった

リアルに再現してくれていた方が助かるなんて考えながら、京太郎は背を伸ばす


京太郎「腰痛ぇ」

桃子「あはは……」


筋肉痛決定だなと、ベンチに置いておいたコーヒーを一口飲む


◇System
・夜の『誘う』コマンドで『東横桃子』を選択できるようになりました



屋上から桃子が先に出ると言う話になる

京太郎はまだコーヒーも残っているしゆっくりしようとベンチに座るが、桃子が中々横から立ち上がらない


桃子「ねぇ京さん?」

京太郎「ん?」

桃子「今みたいな積極的な私は、嫌いっすか?」

京太郎「……?」


・選べ!
1、今の桃子も好き
2、いつもの方が好き
・安価1↓から3票

1、今の桃子も好き



京太郎「好きだぞ」ニッ

桃子「え?」

京太郎「今の桃子も、好きだぞ……エロい女の子が嫌いな男なんていません!」


そう言って笑みを浮かべると、桃子もおかしそうに笑う

お互いで少し笑ってから、京太郎は軽く桃子の頭を撫でる

くすぐったそうにしてから立ち上がった桃子が京太郎の唇に軽く唇を重ねて、屋上から去る


京太郎「……俺も童貞卒業か」フッ


ゲーム内でだ


◇System
・東横桃子の??が限界突破しました
・東横桃子の味方時の全ステータスが上がりました

-朝-


ベッドのうえ起き上がった京太郎が背を伸ばして降りると、カーテンを開く

すでにゆみも智葉も桃子も起き上がっており、これからの会議をしようという時だ

時間もギリギリ朝と言った時間帯、夜更かしどころか疲労がたまっていたのだからしかたない


京太郎「さて、これからのことですね」

ゆみ「あぁ、宇宙に上がる方法をこれから探す」

智葉「艦がないらしいからな……厄介極まりない」

桃子「困ったっすねー」


さすがに現状どうにかする方法など見当たらない

だが止まっているわけにもいかないのだ


京太郎「それぞれ動きますか?」

智葉「まぁ今日は自由行動、としておくか」

桃子「了解っす」

京太郎「あ、俺精密検査行かなきゃだ」


昼までまともに動けそうにないなと、ため息をついた

-昼-


精密検査を終えた京太郎は昼御飯を終えて、病室に戻る

三人が荷物の整理を澄ましていて、京太郎も自分の荷物をまとめようかと思ったが無い

もってきてるもの自体少ない、ゆみも智葉も桃子もだ


京太郎「さて、とりあえずどうします?」

ゆみ「オーブを出るか?」

桃子「えー先輩は出たいっすか?」

ゆみ「私はごめんだな、手がかりもない」

京太郎「それについては全面同意っす、智葉さんは?」

智葉「私もだ、眼も悪いままだしここを出るとすればヴォルケインに乗って移動することになるからな、まぁ地下は安全だができるだけここを離れたくはない」


全員の意見が一致した、そんな時にこのオーブの代表が現れる


「オーブにいる間は私たちが手を貸すぞ、国を守ってもらったからには」

ゆみ「いえ、私たちも軍の厄介になるわけには」

「気にするな、恩人なんだからな……泊まるホテルぐらいは用意するぞ」

京太郎「……いや、ありがたい話ですけど俺たちは平気です」


いつまでもこの国でのんびりしているわけにもいかないのも事実だ

だからこを断ると、代表は顔をしかめた


京太郎「さ、行きますか」

ゆみ「そうするとしよう」

智葉「助かった」

桃子「ありがとうっす」

「せめて、車ぐらい持って行け」

京太郎「では、お言葉に甘えて」


四人そろって部屋を出た


ジープに乗り込む四人

運転するのは京太郎で助手席が智葉、二人が桃子とゆみの二人が後部座席だ

車を走らせながらどこに行くかという話になる


京太郎「どうします?」

智葉「どこでも良いんじゃないか、どちらにしろ倉庫に戻ることになるのだから」

桃子「そうっすねー」

ゆみ「だそうだ、少年」

京太郎「そうっすねー」


考えながら車を走らせる

艦さえあれば宇宙へと上がることができるからこそ、状況としては艦があれば良い

上がった後にすぐ久たちと合流できるとも限らない

考えていてもしかたない、宇宙に上がる方法の手がかりさがしに行くことにした


・どうする?
1、買い物
2、倉庫・工場を歩く
3、適当に走る
ゾロ目 ??
・安価2↓

2、倉庫・工場を歩く


結局、倉庫へとやってきてそれぞれ荷物をコックピットやらに入れる

それぐらいしかないと、ため息をつく

桃子はダリアを呼ぶのが面倒ということで智葉と同じくドダイに荷物を入れる

すっかり修理が済んだサザビーを見ながら、京太郎はカップのコーヒーを飲む


京太郎「さて、どうすっかなぁ」


・どうする?
1、機体改造(サザビー)
2、パーツ購入
3、話をする
4、コックピットに籠る
5、シミュレーターをする
6、倉庫内を歩く
ゾロ目 ??
・安価2↓

1、機体改造


◇サザビー
1、『HP:6500』→『HP:7000』
■■□□□□□□□□
2、『EN:300』→『EN:350』
■■□□□□□□□□
3、『照準:46』→『照準:49』
■■□□□□□□□□
4、『装甲:50』→『装甲:55』
■□□□□□□□□□
5、『運動:45』→『運動:50』
■■□□□□□□□□
6、『武器強化』
■■□□□□□□□□

0、改造しない


・安価1↓

1、HP


SRC『151500』→『141500』


◇サザビー
1、『HP:7000』→『HP:7500』
■■■□□□□□□□
2、『EN:300』→『EN:350』
■■□□□□□□□□
3、『照準:46』→『照準:49』
■■□□□□□□□□
4、『装甲:50』→『装甲:55』
■□□□□□□□□□
5、『運動:45』→『運動:50』
■■□□□□□□□□
6、『武器強化』
■■□□□□□□□□

0、改造しない


・安価1↓

6、武器強化


SRC『141500』→『131500』


◇サザビー
1、『HP:7000』→『HP:7500』
■■■□□□□□□□
2、『EN:300』→『EN:350』
■■□□□□□□□□
3、『照準:46』→『照準:49』
■■□□□□□□□□
4、『装甲:50』→『装甲:55』
■□□□□□□□□□
5、『運動:45』→『運動:50』
■■□□□□□□□□
6、『武器強化』
■■■□□□□□□□

0、改造しない

10、ハーフ改造(他コマンド前に三票)

・安価1↓

10、ハーフ改造

『9500』

◇サザビー
1、『HP:8000』→『HP:8500』
■■■■■□□□□□
2、『EN:450』→『EN:500』
■■■■■□□□□□
3、『照準:55』→『照準:58』
■■■■■□□□□□
4、『装甲:60』→『装甲:65』
■■■□□□□□□□
5、『運動:45』→『運動:50』
■■□□□□□□□□
6、『武器強化』
■■■□□□□□□□

0、改造しない

・安価1↓

◇System
・これ以上改造できないのでオートで終了します

-昼過ぎ-


それなりにサザビーを改造すると、京太郎はその装甲を撫でる

宥から受け継いだ母の機体、愛着もあってすっかり愛機と呼ぶにふさわしい機体だ

今回もずいぶん助けられている


京太郎「宥さんたち、無事だと良いけど」


つぶやいてから、京太郎はため息をついた


・どうする?
1、買い物に行く
2、倉庫・工場にいる
3、ドライブ
ゾロ目 ??
・安価2↓

2、倉庫・工場にいる


ゆみは自分の機体をメカニックと話あっており、智葉はかすむであろう目でヴォルケインの整備

桃子はどこに行ったかわからない、京太郎はサザビーの横で柵によりかかってコーヒーを飲むだけだ


京太郎(宇宙での戦闘は問題ないとは信じたいな…・…昨日のようにあいつらが攻めてきたら、どうするんだ?)


・どうする?
×、機体改造(サザビー)
2、パーツ購入
3、話をする
4、コックピットに籠る
5、シミュレーターをする
6、倉庫内を歩く
ゾロ目 ??
・安価2↓

『ゾロ目 特殊』


コックピットに入っていると妙に落ち着いた感覚に陥る

なにか暖かさを感じながら、京太郎は落ち着いてもいられないと思った

彼女たちのことを考えれば、とてもじゃないが落ち着いていられない


京太郎「私は怖い、動いている方が怖くなくて良い……」


立ち上がると、妙な感覚に眉をひそめる

嫌な感覚ではない



・何かが起きる
1、?と遭遇
2、特殊イベント
ゾロ目 ????
・安価1↓から2票

1、?と遭遇


妙な感覚を追ってサザビーから出て、車を運転して倉庫を出る

感覚は誰かを呼んでいるように感じる、少なくとも自分ではないだろう

そして街の正面へとやってくると、黒いタキシードを着た少女がいた


京太郎「あれ、宇夫方さん」

葵「お腹……減った……」


そして目の前で、葵が倒れる

溜息をついて、京太郎は葵をジープに乗せて走る

あ、葵さーん!?

-レストラン-


京太郎が葵をジープに乗せてレストランへとやってくる

学園と違ってやけにがつがつしているし、きっちりわけられた髪型もぼさっとしていた

彼女だと一目でわかったが、こう見るとだいぶ変わっている


「お待たせしましたーサーロインステーキ300gです」

葵「あと調味料を全部」

「は?」

葵「調・味・料を、全部!」

「か、かしこまりました」


そう返事をすると店員が厨房へと下がっていく

京太郎が唖然としながらツバにリングのついた黒い帽子をかぶりっぱなしの葵を見る


京太郎「あの、宇夫方さん?」

葵「ん?」

京太郎「えっと、聞きたいことが山ほどあるんですけど」


そう言うと、葵が京太郎に手を向ける


葵「食べたら聞く」

京太郎「……うっす」


大量の調味料が乗せられたワゴンが運ばれてくる

京太郎がげっそりとした表情になりながらもその光景を見ると、店員が下がっていく

葵が調味料を見て指にケチャップ、マヨネーズ、タバスコ、オリーブオイル、バルサミコ酢、こしょうをはさんで一気に振りかける

300グラムのステーキがえげつない料理になり、京太郎は口を押えて目を逸らす


葵「で、なんだっけ?」

京太郎「現状理解してるでしょ、ほとんどの生徒は艦二つで宇宙に上がったんですよ」

葵「そりゃ良かったじゃん」


そう言いながらフォークでステーキを突き刺して、食べる

豪快だとは思いながらも、別に文句を言う気にもならない


京太郎「で、今俺と智葉さんと加治木さんとモモの三人で宇宙まで行く方法を探してるんですけど」

葵「いや、わからないけど、ていうか戦艦とかここないの?」

京太郎「無いらしいっす」

葵「ふーん……」

京太郎「他人事っすか?」

葵「まぁ関係ないしなぁ、とりあえず御飯のお礼ぐらいはするけど」

京太郎「そりゃ助かります」


そう言って、軽く頭を下げる


とりあえず、食事が終わると京太郎のジープに二人で乗り込んで走る

目的地は倉庫であり、メンバーに顔合わせをするためだ


京太郎「面倒そうな顔しないでくださいよ」

葵「あ、うん」

京太郎「学校とキャラ違いません?」

葵「そうかなぁ?」

京太郎「そうっすよ」


倉庫へと戻ってくると、桃子と眼が合う

瞬間、驚いたような表情をして3メートルほどの場所から飛び降りて軽く着地すると走ってくる

まぁ走り方もぎこちないのだが……


桃子「だだだ、誰っすか!」

京太郎「宇夫方葵さん、知り合いだ」

葵「うっす、葵です」

桃子「まさかガチレズの葵!?」


なんじゃその異名は、と思いながらも葵を見ると驚いたような表情を浮かべる


葵「私はノーマルだ!」クワッ

桃子「は、はい」コクリ

ゆみ「ん、ガチの葵じゃないか」

智葉「寄るな、食われるらしいぞ」

葵「私の話を聞けェッ!」


溜息をついて、彼女はため息をつく

ともかく、顔を合わせてしっかり自己紹介しようと頷いた

おお、智葉さんが警戒するレベルか……強者だな


安価なら↓

シロさんに一途なだけだから(震え声)

-夕方2-


とりあえずの自己紹介を終えて、それぞれやることをやる

ゆみがフラッグについての話をメカニックとしており、智葉も整備を続けている

桃子はドダイ改にいるようで、葵はと言えばジープの後部座席で寝ていた


京太郎(もうシロさんに見られてへこめば良いと思う)


そう思いながら、京太郎はサザビーの装甲を拭く

どうせ汚れるだろうけれど、今はこれしかすることしかない



・どうする?
1、話をする【智葉・桃子・ゆみ・葵】の中から一人
2、買い物に行く
3、倉庫・工場にいる
4、ドライブ
ゾロ目 ??
・安価2↓

さっき、サザビーに篭れなかったから

4、ドライブ



京太郎「気分転換でもするか」


悩んでいたって仕方ないと、とりあえずドライブにでも行くことにした

そもそも、これからのことを考えるとこうして情報収集に行くのもありかもしれないと思う

艦でなくても機体が入って宇宙でもそれなりに動くなにかが手に入れば良い



・誰と行く?
1、智葉と
2、桃子と
3、ゆみと
4、葵と
5、一人で
ゾロ目 ??
・安価2↓

シロ含めた3(ピー)なんじゃないかな・・・

……カギ爪の人も行き過ぎた感情が……

安価なら↓

4、葵と


ジープの方へとやってくると、京太郎は後部座席で寝ている葵を見てため息をつく

どうしようかと思ったが気分転換に葵は関係ない、後部座席で寝た葵をそのままに京太郎は走り出すことにした


倉庫を出て公道を走っていると風邪が気持ちいい

嫌なことも忘れてしまえそうだと、干渉に浸っていると後ろで気配がした


京太郎「起きました?」

葵「ん、なんで走ってんの?」

京太郎「気分転換にって……」

葵「ふーん」

京太郎「葵さんは戻りたくないんですか?」

葵「そういやそうだね」

京太郎「だってシロさんと会えないと死んじゃうでしょう?」


いつぞや食堂で会ったことを思い出す

散々白望と仲良くなれるようにと白望の話をしていると怒る


葵「私はノーマルだ!」


どこがだと思いながらも、どうにか信じてみようかと要素を探す

だがそれでも、説得力のある言葉は出てこない


葵「小瀬川さんってのは、こう、そう……ダルがってるのがこう……」

京太郎「はぁ……」

葵「あ、感謝はしてるけどね?」


◇System
・宇夫方葵の好感度が+10されました
・好感度【宇夫方葵:35】

-夜-


食事をしようという話になり、五人で倉庫の部屋を借りて丸テーブルを囲む

ピザを頼んで食べているが、葵だけは別の皿に移してから調味料を片っ端からかけて食べていた

とりあえず食事をしながら会議をする


京太郎「で、宇宙に上がる方法なんですけどもう艦作っちゃいますか」

ゆみ「それこそ無茶ではないか少年?」

智葉「三機が入れば良いのだが、その三機が入る艦が必要になるな」

桃子「あたしの機体は呼べば……あれ、葵さんは?」

葵「ん、呼べばくる」

京太郎「便利っすねー」


食事をしながらも、そう話をする

結局、今日一日経っても成果は得られなかった

成果らしい成果と言えば、葵と会えたことぐらいだろう


京太郎「ふむぅ」

葵「どうしたの、食べないなら」

京太郎「食べます!」


食事を終えてから、全員解散する

ゆみは機体の前で設計図を見ており、智葉はぼやける視界での作業は普段以上に体力を使うのか、ドダイの方で休んでいるらしい

桃子の方もドダイにいるらしく、葵はどこに行ったのかわからない


京太郎「さてと、どうすっかな」


・どうする?
1、話をする【智葉・桃子・ゆみ・葵】の中から一人
×、買い物に行く
3、倉庫・工場にいる
4、ドライブ
ゾロ目 ??
・安価2↓

3、倉庫・工場にいる


体を伸ばして、京太郎はコックピットから出ると現状を整理しながら倉庫を出る

潮の匂いが夜風に乗って漂う

それがバーチャル空間だとは、信じられない


京太郎「……ダメだ、毎回そんなことを思っちまう」


首を振ってから智葉と桃子からもらったハウメアの守り石を握る

星空を見上げながら宇宙で無事でいてくれれば良いと、願う



・どうする?
×、機体改造(サザビー)
2、パーツ購入
3、話をする【智葉・桃子・ゆみ・葵】の中から一人
4、コックピットに籠る
5、シミュレーターをする
6、倉庫内を歩く
ゾロ目 ??
・安価2↓

6、倉庫内を歩く


倉庫内に戻ろうと、京太郎は体を伸ばす

この世界から戻って無事に夏休みにでもなったら海でひと泳ぎしたいなと思う


京太郎「ま、ここほどきれいじゃないだろうけどな」


鼻で笑うと、京太郎は立ち上がって倉庫内へと戻ろうとする

そこで少し、違和感を感じた



・どうしますか?
1、その正体を調べる
2、気のせいだと思う
ゾロ目 ??
・安価1↓から3票集まった方


◇System
・【1】を選んだ場合ストーリーが特殊な進行をします
・【2】を選ぶとストーリーは特殊な進行はしません、デメリットもありません

1、その正体を調べる


京太郎は、眉をひそめてサザビーが格納されている倉庫から離れた場所へと向かう

正直、この不気味な感覚を感じたことがないと言えば嘘になる

歩いて前の海を見れば、縁を腕が掴む


京太郎「!?」


海から現れるのは、ゾンビ兵

京太郎は舌打ちを打つ

ゾンビ兵が銃を京太郎へと撃つ


京太郎「嘘だろおい!」


放たれる銃弾をどうにか荷物の裏に入って避けると、近くのが非常ベルを鳴らす

警報が鳴り、兵士たちが出てくると基地にライトが点く

そしてライトが点くと上陸して来ているゾンビ兵の数は中々に多い


京太郎「くそ、倉庫まではまだ距離があるしなぁッ!」


悪態をつくと、走る

智葉の眼がやられているのがここにきて仇になる


仕方がないと、京太郎はゾンビ兵たちの銃弾をどうにか避けながらなるべく視界に入らないように移動する

それでも下手をすれば一撃で死ぬし、触れられるとろくなことにならないかもしれないという危機感もあってどうしようもない

とりあえず拳銃を出して頭を撃ち抜く

ゾンビ兵がどんどんと迫ってきて、距離は狭まり数は増える一方だった


京太郎「くそがッ!」

葵「ん、どうしたの?」

京太郎「宇夫方さん逃げて!」

葵「んあ?」


そして、立っていた葵にゾンビ兵が銃を放つ

その銃弾は真っ直ぐ葵の体を貫いた



京太郎「宇夫方さん!」


倒れた葵に駆け寄ろうとするがそれもできずに、京太郎は眼をふせる

ガチレズだけど、良い人だったと京太郎は生きることが大事だと倉庫へと向かおうとした

だがそれでも、ゾンビ兵の数は減らない


桃子「ここはあたしの出番っすね!」


昆を持って現れた桃子がゾンビ兵たちの頭を的確につぶし、突き刺し、吹き飛ばす

そして倒れるゾンビ兵たち、肉弾戦闘で言えば智葉がいないいま桃子が戦うしかない


・自分はどうする?
1、肉弾戦で戦う
2、葵を回収する
3、機体の元へ急ぐ
ゾロ目 ??
・安価2↓

リシュウ「銃弾くらい斬り落とせばよかろう」
リューネ「銃弾なんてリストバンドで弾けばいいじゃん」


安価なら↓

2、葵を回収する


京太郎が走って、倒れている葵の元へとスライディングする

桃子がゾンビ兵を次々と倒していくが、相変わらず衣装含めていやらしい

そんなことを思っていると、葵を見る


葵「がっ……ふ、ざけっ……突然撃つ奴が、あるかァァッ!」


タキシードの穴の開いた部分から銃弾がポロポロと出てくる

声も出ない京太郎を気にせずに葵は立ち上がり、腰に巻いているベルトのようなものを持ち、引き抜く

布のようなそれに電気が奔ると、その布が蛮刀へと変わった


葵「殺す……!あ、もう死んでる」


京太郎は声一つ出せなかった


ゾンビ兵たちが一斉に銃を撃ち、モモが避けるが葵が京太郎の前に立って蛮刀をくるくると回転させて銃弾を弾く

一発も逃さずに銃弾を弾いていく葵

京太郎は心配ないなと、倉庫へと急ぐ


葵「もう、どういうこと!」


銃弾の雨が止むと、葵はゾンビ兵たちを切り裂いていく

同じくゾンビ兵を倒す桃子だが、動きはわずかに悪い


桃子(あぁもう、まぁこの痛みも幸せってことで)

葵「あぁもう!うっとうしい!」


京太郎は走って機体の入った倉庫へと向かうが、ゾンビ兵たちはすでに倉庫内へと侵入しており智葉が銃を撃っていた

機体に入ろうにも階段を上っている内に撃たれかねない

フラッグはすでに出撃しているようで、街の方にいるデスアーミーたちを倒していた


京太郎「くそ、智葉さん!」

智葉「早く来い!」


そう言われても、機体まではいけない

つまりはゾンビ兵たちを殲滅しなければならない


京太郎「くそ!」


舌打ちをしてゾンビ兵の一体を後ろから蹴り飛ばす

さすがに運動能力は並以上だと京太郎は走ってサザビーの足元まで寄った


サザビーの足に隠れてゾンビ兵からの攻撃を防いでいても、どうにもならない

どうするかと舌打ちを打って考える

このまま味方が来るまで耐えるかと思っていると智葉がサザビーの足元に入ってくる


智葉「すまん、私がこの程度の奴ら相手に……」

京太郎「いえ、眼がぼやけてるんですからしょうがないですって……」

智葉「私が囮になるからそのうちに機体に乗り込め」

京太郎「また貴女は!」

智葉「それ以外に方法はないだろう、放っておけば加治木があぶない!」



・どうする?
1、智葉が囮になる
2、自分が囮になる
3、別の方法を考える
ゾロ目 ?????
・安価1↓から3票集まったもの

2、自分が囮になる


京太郎「俺が囮になるんでヴォルケインを起動させてください、サザビーを横にしてくれればいいんで……前線に智葉さんを出すわけには行きませんが」

智葉「お前を危険な目に合わせられるか!」

京太郎「そんなこと言ったら智葉さんを危険な目に合わせられないでしょう!」

智葉「ふざけるな、お前がいなくなったら私はどうすれば良い!私の夢がついえる!」

京太郎「夢?」

智葉「あ、えっとだな……」


顔を逸らす智葉に疑問を浮かべながらも、とりあえず京太郎は拳銃にてゾンビ兵数体を撃ってマガジンを変える

ともかく、足止めぐらいはできるはずだと京太郎は智葉の方を見て肩を掴む

智葉が顔を赤くした


京太郎「お願いしますね?」

智葉「……わかった」


お互い表情を引き締めて、拳を軽くぶつけ合う

そして京太郎がサザビーの足元から飛び出す


持ち前の身体能力でどうにかゾンビ兵からの攻撃を避けて智葉の邪魔になりそうなゾンビ兵を撃つ

だがそれにより京太郎のヘイトが集まり、沢山の相手からの銃弾が襲い掛かる


京太郎「くそっ!」

智葉「ッ!」


一度だけ京太郎の方を見るが、智葉は階段を上ってヴォルケインの元へと急ぐ

京太郎もどんどんと追い詰められていく



・生死判定(回避110補正:結果+11)
01~20 死亡
21~50 ??
51~80 ??
81~98 無傷
ゾロ目 ??
・安価1↓

当たらなければ、どうということはない

『無傷』


なんとか攻撃を回避ながら敵を撃っていると、智葉がヴォルケインへと乗り込んでサザビーをゆっくりと倒す

京太郎は急いでサザビーへと乗り込んで、起動する

全天周囲モニターを起動すると、コックピットにはりつくゾンビ兵たち


京太郎「ッ!」


すぐに立ち上がってバーニアを吹かすと外に出る

街を襲うデスアーミーやデスビースト、そして海の向こうから跳んでくる大量のデスバーディー


京太郎「くそ、どうする!」


ヴォルケインで街へと向かう智葉、やめろと言ったが彼女はそうするらしい

そして京太郎も智葉を追ってサザビーで街の方へと飛ぶ

ゾロ目は補正なしじゃなきゃダメです


桃子と葵の二人がゾンビ兵たちを殲滅する

周囲のゾンビ兵たちは何も残さず消えてしまい、葵はわけがわからないと言う風な表情をする

サザビーが街へ飛んでいくのを見て桃子が表情を変えた


桃子「京さん、こうなれば!」


走っていく桃子、そちらにダリアが落ちてくると前と同じように乗り込む


桃子「ウェイクアップ、ダリア……!」


相変わらずロッドがポールのようになりそれに絡みつく桃子

体をロッドにすりつけるように動きながら、ダリアでデスアーミーたちを破壊していく

金棒型ビームライフルを振り上げてダリアを襲うが、ダリアの肩部ビームで破壊される


桃子「もっと、その黒くて固いのでぇっ……」

京太郎『通信つなげたままそう言うこと言うのやめろ!』

桃子「そんなっ、京さんにそんな大声で怒鳴られたら、咲き乱れちゃうっすよぉ……まぁ、京さんに咲かされちゃったけど」ペロッ

京太郎『うおぉぉぉぉい!』

智葉『なっ、ずるい!』

桃子「え?」

京太郎『え?』


ゆみ(あいつらなにを呑気に……)



そんな通信が聞こえていない葵は一人、ため息をつてタキシードのまま軽く走る

少しふらつきながらも、ため息をつく

これは空腹だけでないと思いながら、帽子の右のツバについている輪に左手の指を入れると、そのまま手を左に持ってくる

帽子が半回転してリングが左へと移動すると、葵の手にある蛮刀に穴が開く


【BGM『GUN×SWORD[opening theme]』:http://www.youtube.com/watch?v=zJyqlruaeec


葵「さて……」


剣をVの字に振るうと、上空から白い巨大な剣が降ってくる

それはどことなく桃子のダリアと同じ雰囲気を感じさせる

地上に落ちた剣は白い人型の機体へと変形しており、その開いた顔部分のコックピットにいる葵


蛮刀をコックピット床に突き刺して、腰を中腰にする


葵「ウェイクアップ、ダン…!」


コックピットが収納されると、その白い機体『ダン・オブ・サーズデイ』が立ち上がる

背中の剣を抜くと、ダンが飛び上がってデスマスターを真っ二つにした

コックピットの葵が顔を上げると、帽子のツバについたリングが『チャリン』と音をならす


葵「御飯のお礼ぐらい、しないとなあ……」


ダンの持つ剣から短い剣が展開されると、二刀流で敵へと走る



次々とデスアーミーやデスビースト、はてはデスマスターを蹴散らしていくダンと葵の二人

智葉もそのダンを追ってぼやける目で敵を殲滅していく

ダリアも敵機を次々と破壊していくが


桃子『あぁ、そんなに激しくされるとぉっ……』

京太郎「いい加減にしとけよ!」


説教感覚でそう言って敵機を撃破していくが、デスバーディーたちももうすぐ到着する

攻撃範囲に入ったらおしまいだと思っていた矢先、上空に変化が起きる


京太郎「なんだ、あれ……」


巨大な何かが、現れる


上空に現れるその巨大な何かの正体は、白い戦艦

そしてその戦艦のブリッジの上に立つのは白い機体

京太郎も桃子も、葵も智葉もゆみもその戦艦を見上げる


塞「転移完了……」


【BGM『GOエステバリス』:http://www.youtube.com/watch?v=8sDb5kLGiZ0


成香「チカちゃん、座標通りの場所に転移しました!」

誓子「よし、まずは前方のデスバーディーを殲滅するよ、相転移砲スタンバイ!」

成香「相転移法、撃てます!」

誓子「相転移砲、撃ぇッ!」


戦艦から放たれた攻撃がオーブ本土に接近するデスバーディーを一層する

すぐに白い機体が飛び上がると、街のデスバーディーたちを破壊していく


誓子「小瀬川さんやハオさんも街の防衛を!天江さんは蒲原さんと雀さんと一緒にルナで出撃して!」

白望『ダルいけど、了解』

ハオ『わかりました』

智美『私がか?』

明華『まぁ乗ってるだけでも』

衣『行くぞ!』


オーブの代表が突如現れた戦艦に通信をつなぐ

その艦長席で座っていた誓子を見て子供だと驚くが、すぐに咳払いをする


『貴艦はどうやってここに、現状は味方と考えて相違ないのか?』

誓子「ええっと、なにがなんだかわからないのでとりあえず手をかします、相手はデスアーミーみたいですので……なるか、撃つわよ!」

成香「了解です、相転移砲チャージ開始します!」



智美『ワハハ、平気か衣ー?』

衣「本来の衣の機体でないが、使い勝手は良い……それにこの機体の先の可能性があるとすれば衣の本来の機体に匹敵する強さになるかもしれぬしな」

明華『わかりませんね、まぁ三人とも本来の機体ではないわけですけど』

衣「文句を言っても仕方あるまい」


成香『出撃、どうぞ!』


衣「ベクタールナ!」

智美『ベクターソル!』ワハハ

明華『ベクターマーズ』

衣「出撃!」


誓子『ナデシコのYユニット、思ったより好調だね』

成香『相転移砲チャージ完了!』

誓子『相転移砲、撃ェ!』


そしてナデシコと呼ばれる戦艦からさらに出撃する緑色のガンダム

郝慧宇(ハオ・ホェィユー)の乗る機体が出撃する


ハオ「行きますよ、ナタク!」


腕に装備されたドラゴンの首が伸びて、その顎がデスアーミーを粉砕していく

ナデシコのカタパルトから飛び降りた白望にサウダーデが降ってくるといつのまにやら搭乗しており変形すると同時にビームを連射してデスアーミーたちを倒していく


京太郎「援軍、シロさんか!」

葵『え、小瀬川さん……うおぉぉぉぉぉ!小瀬川さん、いやシロぉぉぉ!お前に夢中だぁぁぁ!』


叫びをあげた葵がさらなる鬼神のような動きで敵の大軍を切り伏せる

ダンが落ちてきた時の剣に変形して敵の中心を突きぬけ、多数の機体を破壊していった


三機の戦闘機が飛び、その緑色の戦闘機のパイロットである衣が笑みを浮かべた


衣「真鬼神のごとき獅子奮迅の活躍、衣たちも負けてられんぞ!」

智美『いつでもいいぞー』

明華『わたしもです』


返事を聞いて頷いた衣が顔に笑みを浮かべてグリップを握りしめる


明華『念心!』

智美『合体!』

衣『GO!』


衣明智「アクエリオォォォンッ!」


そして三機の戦闘機が合体して緑色の巨大なロボットが現れる

アクエリオンルナ、その機体がビームを撃って敵機を破壊していく



葵「うおぉぉぉぉ!チェェェストォォォーッ!!」


敵機を次々と切り裂いていくダンと、それに負けじとなぜか智葉も敵を撃つ

アクエリオンルナが右手の弓を展開して光の矢で敵を貫いていく

サウダーデが上空から敵機を狙い撃ち、時に銃剣で切り裂く

アルストロメリアがボソンジャンプにより敵機の弱点を的確について破壊する


葵「うおぉぉぉぉ!」


ハオ「くっ!」

衣『どうした?』

ハオ「私のナタクの初出撃がアレにかきけされました……!」ガンッ

衣『?』

明華『お気の毒だったわね』

白望『どうしたの?』

ハオ「わかった、あのガチレズが悪だ!」


葵「私はノーマルだァッ!」


デスマスターが再び一太刀で斬り伏せられた


ダリアに集るデスアーミーたちが一斉に金棒型ビームライフルを振り上げる


桃子「んあぁっ、そんな一杯相手になんてっ……本当に、乱れて散っちゃうっすよぉ」


ダリアの頭部から青い液体がまきちらされる

それはデスアーミーたちにくっつくと同時に固まり、動けなくなる

ダリアがロッドを回転させると、デスアーミーたちが吹き飛ぶ

コックピットでは桃子がそのロッドに体をすりつけながら、背を逸らす


桃子「たまらなぃっす」ハァ


そしてそんな桃子の横を飛んで敵機をビームトライデントで切り裂くハオのアルトロンガンダム

ハオ「なんだあの破廉恥な女は、あいつも悪か!ナタク、私はこんなとこでどうすればいい!」

成香『とりあえず戦ってください』

ハオ「わかっている!」

ビームトライデントで切り裂かれるデスアーミー、背後から迫るデスアーミーがアルトロンガンダムのドラゴンハングに粉砕された


デスアーミーたちが徐々に減っていく


智美『ルナティックアーチェリーだ!』ワハハ

明華『衣さん!照準は私が!』

衣「夢と現実を月で繋げば……」


アクエリオンルナが矢を満月へと向け、る


衣智「夢と現実!ムーンサルト…!アタック!!」


月へと放たれた矢が、大量の光の矢となってデスアーミーたちへと降り注ぐ

数十のデスアーミーたちが一斉に破壊されていく


アルストロメリアが敵機の頭部に爪を突き刺し、再びボソンジャンプで跳ぶと敵を再び突き刺す

一体一体だが着実に的を倒しているし、機体のサイズ故に地上のゾンビ兵も倒せる

塞「大義なき戦いは戦いにあらず……!」


白望が上空にてサウダーデを銃剣に変形させると、そのまま突っ込んでデスマスターを突き刺すとそのまま複数のデスアーミーごと撃つ

白望「ダル……けど、同志たちのため、だから」

可変して人型に戻ると、銃剣にて敵機を切り裂く


ダンとヴォルケイン改の二機が地面を走って巨大な機体へと向かう

グランドガンダム、その機体が巨大な角から雷を放つが二機が左右に移動して避ける


智葉「あの機体は私がしとめる!」

葵「いいや私だ!」


ヴォルケインの射撃がグランドガンダムに直撃するが破壊にはいたらない

飛び上がったダンが剣で斬りつけ、剣はしっかりと刺さるがやはり破壊にはいたらない

智葉がトリガーを引いてグランドガンダムを撃つがダンが綺麗に攻撃をさけた


葵「これは私のだって言ってるでしょうが、良いとこ見せたい人でもいるの!?」


剣形態のダンがグランドガンダムを襲う


智葉「私の勝手だ」


ヴォルケインがゼロ距離でカノンを撃つ


葵「わかったよ、わかんないってことがね!」


飛び上がったダンが剣をふりかぶる


葵「チェェェストォォーッ!」


切り裂かれたグランドガンダム、ヴォルケインとダンの二機が下がるとグランドガンダムが爆発を起こして、跡形もなく吹き飛ぶ

そしてそれは周囲も同じで、この戦力によりデスアーミーたちは壊滅した


京太郎「」


デスアーミーたちを撃破したその後、ナデシコはマクロスクォーターが待機していた場所と同じドッグへの入港を許された

オーブ市街を守った立派な立役者だからということだろう

それと同時に全機、ナデシコと同じドッグへと入港する


ナデシコのクルーたちが降りてきて分離したアクエリオンやアルトロン、サウダーデはともかくアルストロメリアの中から塞も降りてくる

京太郎たちも同じく機体を下りて、顔を合わせる

サザビーを見る衣と智美が『こんな機体いたか?』という表情をする


京太郎「いやあ、デスアーミー軍団は強敵でしたね!」


精一杯の強がりだった



そんな京太郎を見た桃子が真っ先に京太郎へとかけよってその頭を抱きしめる

窒息するかと思ったがセーフ


桃子「大丈夫っすよ京さん、私はしっかり京さんの活躍をおぼえてますからね!」ギュッ

京太郎「モモが天使に見える」


そして須賀京太郎は現在傷心のあまり理解していない、この中の自分に好意を寄せる者たちの数を


智葉「」
塞「」
白望「」


そしてそんな三人、否白望を見た葵


葵「……え?」


念を押しておく、彼女はノーマルである、ノンケである、レズではないし百合ではない

いまだに白馬の王子様が来ると信じている、来てないからちょっとこじらせただけである


衣「なんああの状況は?」

智葉「気にしないのが良いぞ、ワハハ」

明華「えっと、どうしましょう?」

ハオ「なんか色々と凄いのと合流してしまいましたね」

誓子「そうね、内二名は私たちの仲間だけれど」

成香「どうしましょう?」

うーん、不明なのは咲、淡、霞、漫、姫子、哩、まこ、ネリーかな
そういやワハハは煌たちと一緒に行ったと思ったけど・・・これがボソンジャンプか

>>611
(ワハハはドラゴンズハイヴに乗ってたよ)

お前らにすごいとか言われても…


調子を元に戻して、京太郎がネクタイをしっかりとしめると誓子の前に立つ

桧森誓子は三年生だと、しっかりと調子を元に戻す

初対面の三年生に気軽に話しかけられるほどの度胸はない


京太郎「須賀京太郎です、一応こっちではリーダー的な」

誓子「え、一年生なのに?」

京太郎「はい、自然な流れでこうなってしまって……まぁ頼りになるのはゆみさんでしょうけど」


そう言いながらゆみの方を見ると、笑みを浮かべながら智美と話をしている

桃子と智葉と白望と塞の四人が楽しそうに話をしていて安心する


京太郎「貴方たちはどうしてここに?」

成香「私たちは二日目に福路さんからデータを受け取ったんですけど色々と戦闘に巻き込まれたり面倒事に巻き込まれたりして、こうして来るのが遅れてしまったんです」

京太郎「なるほど、でもありがたい……」

誓子「ありがたいって」

「すまない、事情を話していただきたい!」


そう言って現れたのはオーブ連合首長国代表だった

積もる話は後だと、まずは誓子たちと共に別室へと向かうこととなった

絶対モモは煽ってるよね

-ブリーフィングルーム-


オーブの軍事施設内のその部屋で京太郎たちと誓子たちナデシコチームが分かれる

代表の話はすっかり終わって、久と煌の艦の話も終わって機動要塞ギガノスに何かがあるという話もした

そして問題はここからだ


京太郎「ナデシコで宇宙に上がりませんか、俺たちを連れて行ってほしい」

誓子「宮永照さんや姉帯さんが行っていまだにこのゲームは終わってないということは失敗ということかしら」

京太郎「それはわかりません、そのためにも一緒に行ってくれませんか……俺たちはこのゲームを止める」


その言葉に誓子は一度だけ目を伏せてクルーを、パイロットたちを見る

全員が答えを出さずにいる


・交渉
1、ただひたすらに頼みこむ
2、お願いします!何でもしますから!
3、ただ待つ
ゾロ目 成功
・安価2↓

アカン京ちゃん干からびてまう

2、お願いします!何でもしますから!



立ち上がった京太郎が頭を90度下げる


京太郎「お願いします、みんなを助けるためにも、なんとかしなきゃいけないんです!」

誓子「……あ、えっと」

京太郎「お願いします!何でもしますから!」

白望「ん?」
塞「ん?」

智葉「」
桃子「」

ゆみ(カッコいいぞ少年!)

葵(ちょっとはフォロー入れたげた方が良いのかな…?)

やっぱり食いつくじゃないか(憤慨)


悩むような表情をした後、誓子が表情を引き締める

京太郎の誠意をいうものを感じたからだ

だがそれでも彼女は自分が艦長だということを自覚しているから、だからこそクルーたちの方を見る


誓子「みんなの意け」

塞「まぁあそこまで頼みこまれちゃね」

白望「仕方ないかも……ダルいけど」

誓子「う、うん、他のみんなは?」


衣「衣も特に異論はないぞ、赤阪には聞きたいことが山ほどある、私のバースデイがどこに行ったとか」

智美「私のキュベレイとか」

明華「私の機体とか」

ハオ「赤阪郁乃に正義はない、行くならば叩く!」


成香「私はちかちゃんに着いていきますよ」

誓子「……うん」コクリ


頷いて、誓子は京太郎の方を見る

頭を上げた京太郎に誓子が軽く頭を下げる


誓子「これから、よろしくね」

京太郎「ッ……はい!」


これでようやく、みんなの元に行けると拳を握りしめた

早いwwwwwwwwwwww

-夜-


色々と話も終わって、ナデシコの部屋を借りることになった面々

体を伸ばして、京太郎は欠伸をしながら自室のベッドに横になる


京太郎「……今日はなんだか疲れた、でも明日こそようやく行けるからな、気合いれねぇと!」


拳を握りしめると、もらった二つのハウメアの石を見る

その石を見ると久と和を思い出す


京太郎「平気、だよな……」



・誰か来る
合流しているメンバーを一人指名
ゾロ目 ???
・安価2↓

『塞』


インターホンがなった

扉を開けると、そこには……


京太郎「塞さん?」

塞「久しぶり、元気してた?」


そんなほどでもない気がするが、妙に最近は密度が濃かった

塞もきっとこうなのだろうと思いながら、部屋の中に招く

A級ジャンパーである彼女がいなければ、ナデシコはあのタイミングで来られなかっただろう


京太郎「あらためてありがとうございました塞さん」

塞「うん、まぁそれは良いんだけどさ」


そう言って、塞はジト目で京太郎を見る


京太郎「?」

塞「東横さんから聞いたけど」

京太郎「でも今は、そんな事はどうでもいいんだ、重要な事じゃ」

塞「重要なことだよね?」ニコッ

京太郎「うっす」

こわい


すねたような顔をする塞がベッドに座る

京太郎も申し訳ないとは思っていた


塞「……告白したのは私の方が先なのになぁ」

京太郎「その、勢いと雰囲気と……あと俺の理性が勝てなかっていうか」

塞「まぁ、あの服装だしね」

京太郎「わかってくれますか!」

塞「いや全然」

京太郎「はい」シュン

塞「……わ、私はどうかな?」

京太郎「へ?」


まったく予期していない事態に京太郎は開いた口が閉じなくなる

ベッドにすわってモジモジとしている塞


焦る京太郎と、白い中華っぽい衣装を着ている塞、ズボンだからまだしもスカートだったら京太郎の理性は跳んでいた

京太郎はすでに臼沢塞の尻の魅力に気づいているからこそ、危険だった

だからこそ塞の肩を掴む


京太郎「よ、よくありません!」

塞「でも東横さんとは、シたんでしょ?」

京太郎「はい」

塞「はじめてで外」

京太郎「はい」

塞「なのに部屋のベッドじゃ、ダメなの?」

京太郎「あ、あのですね……そ、その……」


塞が京太郎の肩を掴んで、木連式柔術でベッドの上に押し倒す


塞「京太郎、くん……」

京太郎「お、俺は……」



・塞を受け入れる?
1、「」(受け入れる)
2、「からかわないでくださいよー」(やんわり断る)
3、「てめえに俺の純潔は渡せねえな!」(拒絶する)
4、助けが来る
ゾロ目 現実は非常である
・安価1↓から3票集まったもの

『ゾロ目 現実は非常である』


・続けて選択発生
1、受け入れる
2、現実は非情である
ゾロ目 修羅場
・安価1↓から3票集まったもの

2ってどうなったんだろう

1、受け入れる


京太郎「塞さん、俺昨日モモのこと抱いてるんっすよ?」

塞「良いんだよ、私は……受け入れてくれる?」


昨日の知識もある、下手は打たないはずだと頷く


塞「ごめんね、制服みたいに色気のある服装だったらよかったんだろうけど」


そう言って塞が服に手をかける

京太郎は顔が熱くなるのを感じた


京太郎「いえ……」

塞「あ、裸エプロンとか、なーんちゃ」

京太郎「……本当ですか?」

塞「え?」

京太郎「あ、すみません……さ、塞さんって……あ、安産型ですよね」

塞「ッ~~~!」カァッ


真っ赤になった塞が顔を押さえる


塞「その、き、着替えるね」

京太郎「う、うっす」コクリ


◇System
・臼沢塞が??しました
・ストーリーがわずかに変化します

ストーリーこれだけ変わったらもはや僅かじゃないよねwww


-バーチャル世界・五日目終了-

◇須賀京太郎【Lv14】
所持SRC:9500

◇戦闘能力
・防御 118
・技量 136
・回避 110
・命中 79
・SP 65

◇精神
・集中【効果:命中・回避を+30する】
 『AP:15/SP:15』
・必中【効果:次の攻撃が確実に命中する】
 『AP:10/SP:20』
・不屈【効果:次に攻撃が当たった時ダメージが10になる】
 『AP:10/SP20』
・気合【効果:気力を+20する】
 『AP:10/SP:25』

◇NT【Lv3】
効 果:命中・回避を+30、攻撃の威力を+1000する
効果2:NT兵器を使える

◇イノベイター
条 件:気力120以上
効 果:命中・回避を+20・1ターンごとにSPが5回復する
効果2:NT兵器を使える

◇ガンダムマイスター
条 件:『ガンダム』と名のついた機体に乗っている
効 果:機体の全ステータスを+5


◇ハウメアの守り石【2】
・京太郎←桃子
・京太郎←智葉
・京太郎→久
・京太郎→和

-バーチャル世界・六日目-


ベッドでシーツにくるまって上体を起こしている塞

京太郎はと言えば上半身だけ裸でベッドに腰をかけてコーヒーを飲んでいる

塞は赤い顔をしたままシーツの赤いシミを撫でると、京太郎の背中にくっつく


塞「あんなに、激しいの?」

京太郎「……いえ、モモの場合正直余裕がありませんでしたから」

塞「私がへたくそってこと?」


そう聞かれると京太郎が驚いたような表情をする


京太郎「そういうことじゃありませんよ、なんでか初体験なのにすっげぇ慣れてたモモと、塞さんの違いですかね」

塞「へぇ……」

京太郎「誰かと比べるとかやめましょう、すみません」

塞「ううん、でもこれでしっかりと私も京太郎君と関係が持てたし♪」


嬉しそうに言うが、京太郎は賢者タイムよろしく自己嫌悪に陥っていた

なんでこうも理性が弱いのかとも思う


京太郎「本当に、良いんですか?」

塞「良かったんだよ、京太郎くんが私を塞いでくれて」ニコッ

京太郎「そ、その言い方卑猥です」

塞「そうかな?」


いたずらっぽく、塞が笑う


なんだかやられっぱなしは気に食わない京太郎としては、なんとか仕返ししてやろうとも思う

塞を真っ赤にする方法を考え、思いつくと嬉しそうな顔をする

まぁ近くに置いてあるエプロンなんかは放っておいて


京太郎「塞さんってああやって後ろからガッツリがすきなんですね」ニコッ

塞「うぁあぅっ~っ!!?」ボンッ


してやったぜと思いながらガッツポーズをすると、塞が京太郎に背後から抱き着く

先ほど存分に弄んだとはいえ、生のおもちが背中に接触しているというのは、よろしくなかった


塞「まだ、する?」

京太郎「」プツンッ


何かが切れる音がした直後、京太郎が動き出す


塞「ひゃっ!?ちょ、京太郎く……んっ!」ビクンッ



◇System
・臼沢塞の??が限界突破しました
・臼沢塞の味方時の全ステータスが上がりました

-朝-


ナデシコ内のハンガーにて、京太郎はサザビーの装甲を拭く

二日前のあの日を思い出す状況で京太郎は欠伸をした


京太郎「緊張感足りてないのか、それとも疲れてるのか……」


溜息をついて体を伸ばす

桃子はドダイの方にいるが、葵やシロはどこにいるのかわからない

探せば見つかるだろうけれど妙に心配だ、葵がしばらく沈んでいた


京太郎「……まぁ、どうすっかなぁ」



・誰と話す?
艦内の『一人』を指名
ゾロ目 ??
・安価2↓

誓子

『衣』


京太郎はふと衣の方へと降りる

ベクタールナが近いこともあってすぐにベクタールナのコックピットに顔を出す


衣「む、きょーたろう?」

京太郎「おう、宇宙には透華さんたちもいるからと思ってさ」

衣「智美もいるから安心だぞ!」

京太郎「そっか……ん、宇宙、蒲原さん……」

衣「どうした?」

京太郎「いや、ゆみさんが気づいていなかった……」


少し顎を押さえて考え込んでいると、すぐ近くに衣の顔があった

驚いて足をすべらしそうになるが耐える


衣「お互い無事に乗り越えよう」

京太郎「はい、それじゃあまたあとで!」

衣「うむ!衣もきょーたろうの無事を祈っているぞ!」

京太郎「ありがとうございます!俺もっす!」ニッ


◇System
・天江衣の好感度が+10されました
・好感度【天江衣:60】


行くまではもう少し時間があるようだった

衣と別れてから次は誰と話そうかと思いながら歩く

京太郎としても色々な人と話はしておきたかった


京太郎「さて、どうすっかなぁ」



・誰と話す?(あと二回)
艦内の『衣』以外の『一人』を指名
ゾロ目 ??
・安価2↓

やったぜ。

シロ

誓子

『白望』+『ゾロ目 特殊』


歩いていると、ハンガーの一角で座っている白望とその白望の髪を櫛で梳いている葵がいた

上機嫌なのか嬉しそうにしている葵だが、真っ黒なタキシードとあの帽子で笑顔を浮かべている葵は若干不気味に見えた

怖い笑顔じゃなくて良かったと安心しながら近寄ると、白望が気づく


京太郎「仲良さげっすね」

白望「誤解が解けたから、葵とは」

葵「そうなんだよ、感謝してるよ」


そう言われて思うが、この人は白望がいるときといない時でだいぶ違う気がする

裏表というわけではなく、ただたんに白望に甘い


京太郎「宇夫方さんって不思議な人ですね」

葵「そうかな?」

白望「京太郎、こっちきて」


そう言われて近寄ると、京太郎は白望の前に膝をつく

京太郎としても、良くわからないでいると

白望が京太郎の額に口づけをした


京太郎「へ?」

葵「」

白望「……無事でいて欲しいなって」

京太郎「は、はい」


そう言うと、白望がハウメアの守り石を京太郎に渡す

それを受け取った京太郎


白望「無事で、いてね?」

京太郎「はい、シロさんも」


そして、京太郎がそこから去る

白望がポケットからもう一つ出す


白望「はい」

葵「え……くれんの?」

白望「ん」コクリ

葵「」パァッ


◇System
・ハウメアの守り石【3】
・京太郎←白望

やっぱりガチレズじゃないか(憤慨)

シロが好きなだけでしょ、ラブじゃなくてライクの意味で

>>713
ほれさせればいいんじゃないかな?

ボーナス ガン×ソード
初期機体『ダン・オブ・サーズデイ』を選択時 ボーナス×3
特殊技能『底力』を取得 特殊技能『見切り』を取得


白望と別れてから、京太郎はハウメアの守り石を持って歩く

三つ目だ、このお守りが効くなら


京太郎(俺よりもみんなを助けて欲しいな)


そう思って、苦笑した

神頼みをするほど、自分は焦っているのだと



・誰と話す?(あと一回)
艦内の『衣・白望』以外の『一人』を指名
ゾロ目 ??
・安価2↓

リボンズ咲さんの行方も気になるところ

『明華』


歩いていると、日傘をさしている少女を見た

笑みを浮かべた少女のおもちを一瞬で判断するような酷い奴がこの艦には乗っている

彼は正直、お近づきになりたいと思った


明華「こんにちは、これから宇宙に上がっても頑張りましょうね」ニコッ

京太郎「あ、はい!」


むしろ向こうから挨拶をしてくれるだなんて京太郎は思ってもみなかった


京太郎「雀さんは、アクエリオンに乗っているんですよね」

明華「普段は違う機体ですけど、今はそうです……智美さんも衣さんも違う機体ですから珍しいことではないのかと思っているのだけれど……」

京太郎「いや、今のところ三人ぐらいですよ?」

明華「困りましたね」

京太郎(ふわふわした人だなぁ、癒されるなぁ)


鼻歌を口ずさみながら明華は去っていく


◇System
・雀明華の初期好感度が20となりました

うーん、不明なのは咲、淡、霞、漫、姫子、哩、まこ、ネリーかな
そういやワハハは煌たちと一緒に行ったと思ったけど・・・これがボソンジャンプか

-ハンガー-


サザビーのコックピットにて、京太郎はハウメアの守り石三つを握って、胸ポケットにいれる

ようやくこの機体を、この人を宥と玄に合わせてやれる


京太郎「すみませんでした」

『構わないわ、約束してくれるなら』


頷く京太郎、暖かい感覚が京太郎を包み込む


成香『打ち上げまで残り10分、総員打ち上げ準備を済ませて待機してください』


そのアナウンスが響くと、妙な感覚を得る

だが再び、京太郎の脳裏を走る感覚


京太郎「ッ!」キュピィンッ


また、轟音が響く


成香『ちかちゃん、敵が、デスアーミーです!』

京太郎「またかよ!」


舌打ちを打つ


今回もまたと思っていると、智葉は動かない

苦々しい顔をしながらも智葉はそのままコックピットで腕を組むのみ

そして、京太郎もとんでもない感覚を感じた


智葉『ここで来るか、荒川憩……』


不思議な音が、聞こえる



オーブへと攻めてくる大量のデスバーディーの軍団、つまり狙いは空中からだ

そして、地上から攻めるデスバーディーたちがオーブのそばの山を越えようとする


だが、それはなされない

空のデスバーディーたちの前に現れる、超巨大な鳥の形をしたなにか


憩「もう、わかんないけどこうしろって言うんですーぅ、この子が」


鳥は翼を広げて、翼から放たれた大量のビームが同じく大量のデスバーバーディーたちを撃ち落とす

巨大な鳥の頭部分にいる荒川憩は困ったように笑みを浮かべて、背後のマスドライバーを見る


智葉「荒川憩、『鳥の人』だ……」


巨大なそれ、『鳥の人』がデスバーディーを殲滅していくが、地上は攻撃していない

そちらには、戦闘できる者が他にいるということだ

そして荒川憩は笑みを浮かべる


憩「もこちゃん……最強の拒絶タイプの出番やな?」


そして対木もこの機体が現れる

いや、すでにそれは機体とも呼べはしないのかもしれない

白い仮面をつけたような黒いなにか


憩「第10使徒、ゼルエルですーぅ」


もこ「……!」


ゼルエルの両目が輝いた瞬間、デスバーディーたちが山ごと吹き飛ぶ


憩「やりすぎやって、もう」

もこ「……うん」


ゼルエルは動くことなくデスビーストたちがオーブの街へ入ろうとするたびに、シールドのようなATフィールドと呼ばれるもので切り裂かれる

まさに鉄壁、すべてを拒絶するそのフィールドがデスビーストを一体も通さない


憩「ん、このあとはどないしようなぁ?」

もこ「……わから、ない」


二人で雑談をしながら、敵にとっての地獄絵図を作る

敵には感情がないから、その虐殺は終わらない



その光景を映像で見る京太郎は、生唾を飲んだ

敵に回らなくて本当に良かったと……


成香『打ち上げまで秒読み……開始します!』


声が聞こえて、そのまま京太郎はグリップを握りしめる

今度こそ、宇宙-ソラ-へと向かう

自分が託した戦場へと向かう


成香『3……2……1……!』


凄まじいGが体にかかるがナデシコが宇宙へと打ち上げられたということを、京太郎は実感する


京太郎(みんな、今……帰る!)



◇System
・勝利条件を満たしました


◇System
・メインストーリー『スーパーロボットウォーズ』をクリアしました
 SRC『30000』を会得しました
 経験値『500』を会得しました


-宇宙-


成香『周囲の安全を確認、敵機の反応無し、総員警戒態勢を解除』


ナデシコ内部が無重力状態になる

京太郎は息をついてコックピットを開くとハンガーへと出る

無重力化というのは慣れないかと思ったが思いのほか動きやすいというものだった


京太郎「ふぅ……」


ともかく、コーヒーを飲む京太郎

まずこれでないとなにもやる気がしないというものだ

体を浮かせながらコーヒーをストローでズルズルと飲んでいると艦内放送が入る


成香『須賀京太郎さん、宇夫方葵さんブリッジまでお願いします』


なんで自分と葵なのだろうと思いながらも、壁を蹴ってブリッジへと向かう


-ブリッジ-

途中で合流した葵と共にブリッジに入る京太郎

二人が入ると、誓子と成香の他にも智美がいる


京太郎「どうしたんですか?」

誓子「一応、辻垣内さんや加治木さんのリーダーは貴方でしょ?」

京太郎「はい」

誓子「でも宇夫方さんって何にも属していないから一応呼んだの」

葵「あ、じゃあ私はシロの下っ端で」

誓子「そうじゃなくて……まあ良いけど、とりあえずさっきから救難信号が入っているの」


宇宙に出てそうそうに救難信号が発生している場所がある

どうやらなんらかの要塞からのようだ


京太郎「で、なにを?」

誓子「目的としては竹井さんたちとの合流、だから機動要塞ギガノスっていう月の近くに行かなきゃならないでしょ、ちょっと離れてるから」

葵「私は?」

誓子「一応聞いておく必要があるじゃない、誰の下でもないなら」

葵「私はどっちでも、そんなことより食い物とミルクを」

誓子「食堂へどうぞ……須賀君はどう思う?」

京太郎(救難信号……でも、なんだか行った方が良い気もするんだよなぁ)キュピンッ


・どうする?
1、行く
2、行かない
・安価1↓から3票集まった方

1、行く


京太郎「それじゃあ、行きましょう!」

誓子「竹井さんたちは、良いの?」

京太郎「目の前で困っている相手を見捨てることなんてできません!」

誓子「そうね、それじゃあ目標は宇宙要塞バルジよ……成香、艦内放送をつないで」

成香「了解です」


艦長席に座る誓子、そしてその横に立つ京太郎とその隣の葵

向かう場所は宇宙要塞バルジ、救難信号が出ていた要塞だ


誓子「本艦はこれより救難信号の出ている宇宙要塞バルジへと向かいます!」


ナデシコが進路を変更する


誓子「総員、気を抜きすぎない程度に休んでおいてください!以上!」


京太郎(俺たちの次の戦いは……ここから始まる!)グッ


◇System

・メインストーリー『生と死と分離:A』が発生しました

・モード『WARS』は持続中です


◇情報

・フィールド:バーチャル世界

・勝利条件:???

・敗北条件:自分の死亡

・SRボーナス:???


今回はここまでということで、さすがに眠い
ストーリーも新展開ということで、これより知ってる人は知っているバルジへと向かいます

救難信号の正体やらなんやら、すぐにわかることになりますが
自分的に熱い展開なんかもありますのでまぁナデシコの部分も頑張ったと思う、うん

敗北条件も優しくなったよ、やったね!

あと、葵は特殊な条件で味方になったので少し特別扱いとなりますが
他のメンバーも集まって、ちなみにちょくちょく話に出てましたがネリーはドラゴンズハイヴにいます
謎ばかりが増えてきて

ではまたなにかありましたらお気軽に

おつおつ。ついでに質問
・マジンカイザーSKLはシズの所持機体でそれを淡と相乗りしてるってことでいいのか
・戦艦は純代、菫、誓子が所有してる扱いでいいのか
・ゼルエルは第十の使徒って言ってるし劇場版のと同じ扱いでいいのか

現状ワハハはドラゴンズハイヴとナデシコの両方に乗ってて
何か謎があるって認識でいいの?


これより再開しようと思いますー
人居たら再開します、おるかね?

ちなみにストーリー今回は長いので、これ終わるとストーリー半分ぐらい終わると思っていただければ

>>764
・穏乃のSKLに淡が乗ってる感じです
・戦艦は所持している扱いではないです、機体は別にあります
・ゼルエルは新劇場版です

>>773
智美が二人になってて京太郎混乱って感じです

これより再開し申す


-ナデシコ艦内-


無重力となっている艦内をふわふわと移動する京太郎

ブリッジから出てから京太郎はハンガーへと戻ってきた

ハンガーに出るとサザビーのコックピットである頭部分へと跳ぶと、智葉とゆみと桃子の三人がやってくる


京太郎「話は艦内で放送された通りなんですけど、放送通り救難信号の出ていた宇宙要塞バルジへと向かうことになりました」

桃子「了解っす、先輩はどうするっすか?」

ゆみ「私は機体の方がな……どうにも足りない、オーブにあった設計図通りの強化をしたのだが」

京太郎「オーブの設計図ですか?」

ゆみ「あぁ、フラッグの強化プランの設計図があったんだがどうにもな」


溜息をつくゆみと、眼がいまいち見えない智葉

状況は良くないと思う京太郎


智葉「私は艦にて砲台の役目ぐらいはする」

京太郎「なるほど、じゃあ攻めに出るのは俺とモモと……」

葵「あとは私かな?」


そう言って跳んできた葵に、驚く京太郎


葵「一応、世話にはなったから」

京太郎「助かります、それじゃ俺たち三人になりますね」

桃子「オリジナル7が二人もいればモウマンタイっすね!」

京太郎「そう、信じたいがな……」


そう言うと、眉をひそめた

-昼過ぎ-


五人で食事を終えてから、それぞれ好きに行動することになった

バルジまでそれほど距離があるわけでもない、京太郎はどうするかと片手を頭に当てる

とりあえずはコーヒーを買ってズルズルとすすりながらハンガーへと出てきた


京太郎(さて、竹井さんたちはデスアーミーたちと戦ってるのか……?)


早く援軍に行かなければならないと思いながら、並ぶ機体を見る



・どうする?
1、部屋にいる
2、誰かの部屋に行く(一人指名)
3、艦内を歩く
4、ハンガーに行く
5、艦の外に行く
ゾロ目 ????
・安価2↓

4、ハンガーに行く


このままハンガーにいるのが妥当だろうと、京太郎はコーヒーを飲みながらも壁を蹴ってサザビーの方へと向かう

整備は全部NPCに任せてはいるが、やはり自分でも見ておきたい

見ているからと言って何があるわけでもないのだが……


京太郎「……まだ、会えません」


そう言って機体の装甲を撫でると、軽く額を当てる

ひんやりとしながらも、どことなく暖かく感じた


・どうする?
1、機体改造(サザビー)
2、パーツ購入
3、話をする【智葉・桃子・ゆみ・葵】の中から一人
4、コックピットに籠る
5、シミュレーターをする
6、ただよう
ゾロ目 ??
・安価2↓

4、コックピットに籠る


サザビーのコックピットに入ると、しっかりと閉じる

全天周囲モニターを起動しているが、隣のヴォルケインを整備している智葉も見ることなく、ただ目を瞑っている

寝ているわけではない


京太郎「……ふぅ」


やけに落ち着く、誰かに抱きしめられているような暖かさを感じる

眼を開いてコーヒーを啜る


彼としても、早く宥と玄に会わせてやりたい、誰にと聞かれれば答えに困るけれど……


・判定
01~30 お説教
31~70 妥協
71~98 好感触
ゾロ目 ??!
・安価2↓

(あかん)

『ゾロ目 愛だ!』


◇この気持ち、まさしく愛だ!
1、愛(息子相手のような)
2、愛(人妻だけど)
・安価1↓から先に3票集まった方

1、愛(息子相手のような)


サザビー内で京太郎はため息をつく

一昨日桃子で昨日塞、心底ゲスい気がすると思いながらも疲れた表情を浮かべる


京太郎「どうすれば良いのかなぁ?」

『もう、大事な子が沢山いるのも考え物よね』

京太郎「わかってんだけどなぁ」

『誰も悲しませないように、貴方は優しいから……そこが良い所でもあるんだけど、悪い所でもあるのよね』


そんな風に言われるが、つまりはヘタレということだと思う

励ましてくれているのはわかるが、それでも男として情けないと思う


京太郎「阿漕なことをしている……」

『大事にしなさい』

京太郎「宥さんと玄さんを?」

『みんな、よ』

京太郎「……うっす」


◇System
・松実露子からの感情が『愛(息子)』となりました
・『愛(息子)』なのでサザビーに特殊能力『???』が追加されました

もう普通に会話してるな

もうGXいらん子やな・・・

>>844
本編より強化されてるから、多少はね?


コックピットの中にいた京太郎、突如艦内に警報が鳴る

眼を開くと、金髪を軽く上げてモニターを起動した

ブリッジに通信を繋ぐと、艦内放送が流れる


成香『宇宙要塞バルジ周辺宙域で戦闘が発生しているようです!……通信!?つなぎます!』

菫『こちら宇宙要塞バルジ!現在デスアーミー軍の強襲を受けている、援護を要請する!』

誓子『弘世さん!?これより援護します、臼沢さんに座標を転送します……五分、いえ三分後に転移をお願いします!』

塞『了解……!』


やはり機体に乗ると性格が変わるなと思いながら昨日のことを思い出す

顔が熱くなるが、頭を振ってすぐに思考を切り替えた


『なにかしたの?』

京太郎「あ、え!いや!なにも!」


動揺を、出撃前にどうにか抑える

もうすぐ、転移が開始される

ナニかしました


状況としては、あまり良いとは言えない現状で、京太郎は舌打ちをする

カタパルトにサザビーを乗せると、腰を下ろす


誓子『須賀君、葵さんを含めた貴方と東横さんは好きに動いてくれて結構よ』

京太郎「了解です!」

智葉『私はカタパルトで張り付いて砲台をする、桃子、葵、任せたぞ』

京太郎「はい、須賀京太郎、サザビー……出撃する!」


カタパルトから射出されるサザビーが、デスアーミーたちに向かってライフルを撃つ

そこらじゅうで機体が戦っているが、宥と玄の姿も見えないし透華の姿もなければ美穂子の姿もない

混乱しながらも、京太郎の隣にやってきたダンがどこから持ってきたのかビームライフルを撃ち、ダリアも肩部ビームを撃つ


成香『バルジ内にも敵ゾンビ兵が新入したようです!』

京太郎「なにっ……くそ!」


デスアーミーを破壊しながらも状況を整理する


五人いるのに現状まともに戦えるのは自分と葵と桃子の三人だ

ならばどう動くのが正解か、宥や玄が基地内部に居るかもしれない


京太郎「えぇい!ファンネルだ!」


射出されたファンネルが大量のデスアーミーを破壊していく

豊音や和を探すが、見当たらない

京太郎「くそっ!」


・どうする?
1、内部に向かう
2、外部で戦う
ゾロ目 ??
・安価1↓から3票集まった方

1、内部に向かう


衣や塞、ハオも戦っているし、他にもドラゴンズハイヴ組である煌や怜や竜華、照もいる

マクロスクォーター組である憧や灼も戦っているし、防衛組は平気そうだと頷く


京太郎「基地内に向かう、衣さんたちと合流してくれ!」

桃子『え!』

葵『了解、ってライフルの弾が、これだから飛び道具は!』


・連れて行く?
1、桃子を連れて行く
2、葵を連れて行く
3、一人で行く
ゾロ目 ??
・安価2↓

1、桃子を連れて行く


京太郎「桃子、一緒に入るぞ援護頼む!葵さんはシロさんたちの方へ!」

桃子「了解っす!」

葵『任せといてぇッ!』


ダンが剣に変形すると猛スピードで飛んで行った

ともかく状況はこれ以上悪化することはないだろうと、桃子のダリアと共にバルジへと向かう

搬入路から入るのが一番かと、とりあえず機体をそちらへ向かわせる


京太郎「これよりバルジ内へと入ります!」

成香『お願いします!』

-バルジ・搬入路-


サザビーとダリアの二機が破壊されていない搬入路に入ると、ハッチを閉める

二機を止めると、京太郎と桃子の二人が機体から出た

そこは無重力化であり、近くに穏乃の乗っていたマジンガーZの残骸がある


京太郎「急ごうモモ!」

桃子「了解っす!」


二人でバルジの内部へと入っていく、フロアを移動すると重力は発生している

京太郎はナイフと銃を持って内部を走る

目的地は中枢である部屋だ


目的地を目指して走る京太郎と桃子の二人


京太郎「ッ!」

桃子「銃声、っすか?」


二人で一緒に走っていると銃声が聞こえる方へと走る

桃子もすぐにロッドを展開させて手に持つ

気を張り巡らせながら京太郎は扉を開いた



・生死判定(回避110補正:結果+11)
01~20 死亡
21~50 重症
51~80 軽傷
81~98 無傷
ゾロ目 ??
・安価1↓

止めてくれよ

コンマ神はこのスレがお好き


『ゾロ目 援護』


◇味方が現れる
1、久
2、和
3、小蒔
4、エイスリン&胡桃
5、煌&由暉子
6、憧&穏乃
ゾロ目 ??
・安価1↓から2票集まった者

1

1、久


扉を開けると―――竹井久がいた

焦ったような表情で走っていた久と京太郎がぶつかるが、京太郎は即座に久の頭を片腕で抱いて倒れながらも拳銃を先に向け、トリガーを引く

放たれた銃弾が真っ直ぐゾンビ兵の頭を貫くと、さらにゾンビ兵たちが襲い掛かってくる


京太郎「モモ!」

桃子「お任せあれっすよ!」


二人を飛び越えて、桃子が数体のゾンビ兵へと走っていく

昨日と違い、まったく問題の無い動きで敵を破壊していく姿を見て安心する京太郎が、上体を起こして久に怪我がないか見る

安心して息をつくと、京太郎は久の顔を見た


京太郎「どうしました?」

久「……っ」ポロッ

京太郎「ファ!?」


竹井久が、涙を流す


泣いている久にどうすれば良いのかと思いながら先で戦っている桃子を見るが、問題無さげだ

逆の道からは自分たちが通ってきた道と、潰れている道のみ

そんなことをしていると、胸に久の頭があたる


京太郎「その、竹井さん?」

久「……辻垣内さんもっ、東横さんも、ゆみも……貴方も生きていて……良かったぁっ」ポロポロ


安堵によってなのか、涙を流す久の頭を片手で撫でる

役得、とか思いながら苦笑した

彼女の本来の姿を見たようで、どことなく京太郎としても安心感が無いと言えば、嘘になる


数分して、桃子は戦闘が終わったのか先で待っているのは京太郎と久に気を使っているのだろう

泣き止んだ久が、赤い顔をしてポケットからハウメアの守り石を取り出す

京太郎が渡したものだ


久「……これ、ありがとう」

京太郎「あ……はい、しっかりと守ってくれたようでなによりっす」

久「ううん、守ってくれたのは京太郎君だもの」ニコッ


純粋な、そんな笑みを浮かべる久の頭を軽く撫でると、また久が顔を赤くする

久の手を取って立ち上がると、桃子がジト目でこちらを見ていた

苦笑して、京太郎は久、桃子と共に先を急ぐ



◇System
・ハウメアの守り石の特殊イベントにより好感度が+30されました
・好感度【竹井久:100】
・好感度が最大値に達しました

やったぜ。


メインルームへの道を走りながら京太郎は久に状況の説明を聞いていた


久「撃ち上がってから数時間でギガノスに襲撃に行ったんだけど、敵が想像以上の数と質を持った敵がいたの」

京太郎「デスアーミーたちとは違うんですか?」

久「えぇ、牙の生えたガンダムの顔がついた触手が沢山出てきて……」


わかるのは恐ろしい相手でありずいぶんと悪趣味な攻撃をするということだ

ガンダム使いとして、京太郎は苦虫をかみつぶしたような表情を浮かべる


久「それで、松実姉妹が……やられてっ」

京太郎「ッ!!?」


走っていた足が、ピタリと止まった


立ち止まった京太郎

桃子は手に持ったロッドをぐっと握る


京太郎「う、そですよ……ね?」

久「……嘘じゃ、ないわ」

京太郎「ま、待ってくださいよ、お、俺は守れずにっ……嘘、だ」


再び、久が両目から涙を流す

味方を守るために、犠牲を出してでも宇宙へと上がったのにそこで仲間が減り、さらに敵を倒すこともできなかった

だからこそ久が泣いているのだろうと、京太郎は―――理解できない


頭を押さえて、後ずさる

状況を理解しようと必死になるが、動悸は激しくなる一方だった


京太郎(落ち着け!落ち着け!落ち着け!)



・京太郎は?
01~30 錯乱する
31~60 若干落ち着く
61~98 冷静になる
ゾロ目 ??????
・安価1↓

『錯乱する』


京太郎「う、嘘だ」


取り乱して、京太郎が久の肩を掴む

ビクッと怯える久だが京太郎はそんな彼女を気遣ってられるほどの余裕もなく

嫌な汗を流しながら聞く


京太郎「か、からかおうってんでしょ?」

久「違うのっ、ごめんっ……私が、もっとしっかりしてれば、急ぎすぎてなければっ」

京太郎「そんなの良いですから!」

久「私はっ、龍門渕さんもやられるのを見ることしかできなくてっ」ポロポロ

京太郎「嘘だッ!」

久「美穂子もっ……撤退するとき囮になってッ」

京太郎「~~~ッ!!!」

えぇ…(困惑)


京太郎「嘘だっ、そんなの、俺は信じな―――」


瞬間、京太郎が横から引っ張られて、桃子の顔が見えると同時に何か音が響いた


パァンッ


何かをはる音が聞こえてから、京太郎は自分の頬が熱くなっていくのがわかった

ただ、京太郎は唖然としたまま自分の頬を叩いた桃子を見る

桃子が手を震わせながら、京太郎の頬を撫でた


桃子「……京さん、冷静になりましたか?」

京太郎「あ、あぁ……すまない、久さんもすみませんでした」


泣きながら、首を横に振る久を見て京太郎は頭を下げた


桃子(いつの間にかお互い名前呼びになってんのは……目を瞑るっすかね)

京太郎「ありがとうな、モモ」

桃子「へ?」

京太郎「おかげで冷静になれた、こうして他人に尻を叩かれるのも良いものだな」フッ

桃子「……落ち込むなとも錯乱するなとも言わないっす、そしたら毎回尻を叩くっす」


そう言って、笑みを浮かべる


桃子「それに戦闘後なら京さんのこといくらでも慰めてあげるっすよ♪」

京太郎「い、行くぞ!」カァッ

久(な、慰めるって……え?)カァッ


◇System
・好感度100の相手を連れてきていたのでストーリーが僅かに変化しました
・『錯乱』したことによりストーリーの難易度が僅かに変化します


通路を走る京太郎の前に通路が三つ

その三つのどこを通っても中央の部屋に行けるはずだが、それにしても違和感を感じざるを得ない

嫌な予感がするのだ、拳銃のマガジンに残っている弾丸を確認して、京太郎は三つの道を見る


京太郎「ここは……」



・どの通路を行く?
1、真っ直ぐ(敵:多・距離:近)
2、右に行く(敵:普・距離:普)
3、左に行く(敵:小・距離:遠)
ゾロ目 ??
・安価1↓から2票集まったルート

今日もぞろ目はあらぶっている

2、右に行く(敵:普・距離:普)+『ゾロ目 ??』


最短ルートではないが、真っ直ぐ行くよりは嫌な予感がしない方向へと走る

三人で走っていると、正面にゾンビ兵たちが現れる

京太郎は舌打ちをして久の前に立つと拳銃を撃ち、ゾンビ兵たちを倒す


京太郎「久さんは俺の後ろに!」

桃子「行くッす!」


走っていく桃子を援護しながらも走る

数もそれほど多くはないが、それでも京太郎と桃子の二人で殲滅するにはそれなりの時間がかかるだろう


桃子が前方のゾンビ兵を殲滅しようとロッドを振るうが、すべてを相手にするのは不可能だ

だからこそ京太郎が拳銃で援護をするが、弾が切れてマガジンを外した


京太郎「ッ!」キュピンッ

久「京太郎くん!」


瞬間、背後に振り向くと曲がり角からゾンビ兵が数体現れて銃を構える

距離にして十メートル、間違いなくマシンガンを連射されば当たる距離だった

だからこそ京太郎が久を背後に隠す


京太郎(ここまでかよッ!!?)


だが撃たれると思った瞬間、銃を持ち上げたゾンビ兵たちの動きが止まった

すぐにバラバラになったゾンビ兵たちが灰へと変わると、京太郎は眼を見開く


葵「ふん」


蛮刀を片手に持った、真っ黒なタキシードと真っ黒な帽子の少女が立っていた



『ゾロ目 援護』


一瞬でゾンビ兵を切り刻んだ葵が、そのまま走って京太郎を軽く跳んで飛び越えると桃子の敵であるゾンビ兵たちも切り裂く

そこまで強かったのかと、正直戸惑いながらも駆け寄る


京太郎「葵さん、なんで!」

葵「外には味方が沢山いるし……一番死にそうだし」


そう言いながら、蛮刀を布のように柔らかくして腰に巻く

心配してくれたということだろうと、安心した京太郎が笑みを浮かべて頷く


桃子「それじゃ、行きますか!」

葵「ん、そうしようか」

京太郎「久さん、行きましょう!」

久「ええ!」


四人が走りだす


◇System
・『援護』により生死判定が飛ばされます


四人が走って管制室へと入ると、そこには菫や煌たちがいた

久を連れて入ってくる京太郎たちを見ると驚愕の表情をする煌だったが、嬉しそうに笑みを浮かべる


煌「みなさん助かります!」

京太郎「いえ、ですが全滅させようにもどうにも」

菫「ああ、増えてすらいるからな」


状況を理解すれば勝てる要素が見当たらない

扉が開いて、穏乃と憧の二人が入ってきた


憧「穏乃!」

穏乃「っ」


腹部から血が流れている穏乃、撃たれたのだろう

国広一が医療セットを持って、穏乃の応急処置をする

京太郎は舌打ちをして、状況を整理


菫「マクロスクォーターとドラゴンズハイヴまでの道のりは、君たち戦える者たちが来てくれたおかげで可能だ、来る時よりは楽なはずだ」

京太郎「はい、それじゃあ」


再び、背後の扉が開いた

京太郎と桃子と葵の三人が武器を構えるが、そこにいたのは蒲原智美だった


智美「ワハハ、どうした?」


そう言われると、京太郎と桃子が安心したように息をついて武器を下す

だが葵だけは武器を下さず、そのまま智美の首に蛮刀を構えている


智美「え、なんでだ……?」

葵「悪いね、加治木から聞いてるんだよ……蒲原智美は二人いるってさ」


その言葉に、智美が目を細める

思い出したように、菫が智美を指差す


菫「そういうことか、ゾンビ兵がここに入ってこれたのは……誰か裏切り者がいるとは思ったが!」

智美「なにを言ってるんだ、むしろ怪しいのはあおたんの方じゃないのか?」ワハハ


相変わらずの笑みを浮かべたままの智美

だが、京太郎としても怪しい部分が思い浮かばないと言えば嘘になる

片方じゃない、両方にだ


・葵はシロの援護に行ったはずがここに来た

・智美は二人いる、どちらかが偽物なのは確か


京太郎「智美さんが、二人いるのは事実だ」

智美「だから私が偽物だって……あおたんを説得してくれ須賀ー」

京太郎「あんたは、どっちに乗っていた?」

智美「マクロスだ、キュベレイに乗っていたぞ?」

埋めてください!おなシャス!

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