男「幼馴染が出来た」幼馴染「んふふー」ギュッ(252)

てんてん多めで読みにくいかもですが
レスは遅めかと

幼馴染「ぉーぃ」

幼「おーいってばあ」

男「z z Z」

幼「むー」

幼 !ピーン!

幼「えいっ」

  →→
幼↑  |男のベッド| ダーイブ


どササッ

男「!? んぐふぁあっ!!!????」

幼「えへへー、おとこ、おーきてっ」

男「」

幼「もう7時だよぉ、早く起きなきゃ学校にって、おとこおおお!???」

男「」チーン



男「」PCカチカチ

男 カチカチ




[男・幼『ずーと、一緒だね!』 おわり]




男「……はぁ」

PC パタン


男「幼馴染SS、今回も面白かった…」

男「何だあのふにゃふにゃ~ってしてすべてが柔らかそうな子!?」

男「いつも主人公にベタベタしてて、登下校も一緒、夜寝る時まで一緒」

男「朝には早めにベランダから戻っていって、男が起きる前に起こしに来るし…抜けてるところはあるけど」

男「物語の序盤から主人公への好感度MAXで」

男「なんか嫌な予感がするからなにか落とし穴でもあるかと思いきや…」

男「最後は結婚してハッピーエンドですか!?」

男「ああもう、あの二人は老衰して孫に囲まれて二人手をつないだまま死んでしまえっ!!!」


壁|<ドンドンドン!!!


男「うおっと、夜中に興奮してしまった、スマナイ、許してくれ」


壁|シーン



男「なんだかなー、SSが終わった後のこの喪失感は」

男「まあいま、一人暮らしで誰もいないから部屋が静かだっていうのもあるけど」

男「いい作品やら日常系の作品って」

男「どうしてこう、ぽっかりと穴が空く感じが終わったら出てくるんだろ―なぁ」

男「うお!? もう4時?!」

男「明日は何もないし、多少夜更かししてもって思って、SS見てたらこのザマだ」

男「ふあーあ、まあいいや、寝よ」ノビ

男「幼馴染かあ…はあ……」

男 ZZZ……

~~~~~~~~~~~~~~~~~

日差しが照りつける。

午後の街角。

喧騒の中にいるはずなのに、何故か人の声が聞こえてこない。


気がつけば前を女の子が歩いている。

首筋ぐらいまでのふわっとしたショートカット。

風上を歩く彼女からはいい匂いがして、膨らむとこは膨らみ。

ゆるふわな服を着てこっちに手を伸ばす女の子。

日差しが逆光で、女の子の顔は見えない。

でも、何故か自分は可愛いと思っていた。

ときめいて、いた。


??『ほら、おとこくん、こっちこっち! はやくいこっ!』


引き寄せられるように、その子の手を掴み、走りだす。

その子の手は、この世界のどんなものよりも、

暖かく、柔らかくって、そして安らぐ感触だった。

でも、この手の感触は、知っている。


…誰の手だっただろうか…。


男『今日はどこ行くんだ?』

??『ふふ、なーいしょっ! ついてきてっ』

男『ちょ、引っ張るなって、そんなに引っ張ったらっ!』


~~~~~~~~~









男 ズデーーーンッ!




ベッドから落ちた。


男「いてて…最悪の目覚めだった…」シャコシャコ

男「結局4時間ぐらいしか寝てないのに痛くて目が冷めちゃうしなあ……」シャコシャコ

男「なんかいい夢見てる気がしてたんだけどなあ、何だったかなあ」ガラガラガラペッ

男「今日は仕事もないし」

男「年齢イコール彼女いない(ryだから浮ついた話もないし」ジャーカチャカチャ

男「これといった特技も趣味もとりえもない」

男「どこにでもいるフツーの男だし」

男「……」コトン

男「言ってたらよけい悲しくなってきた…朝飯食べよ……」




男「朝飯食ったし、あらかた片付けたし、TVもみたいもんないし……」

男「……」




男「幼馴染SSでも探すか」(病気)


俺が幼馴染を渇望するには理由がある。
いや、正確には理由などない。

そう! それは萌えだ!!! 恋だ!!!!

否、愛なのだっ!!!クワッ

物語の序盤から好感度高いのは勿論のこと、
主人公のことをどんな形であれ気にしてしまう幼馴染。

いつも隣にいるはずの幼馴染が、いつの間にか大人の香りを匂わせ、ふとした瞬間から、女性として気にし始めてしまうとき。

ちらっと見えたうなじ、胸元、太ももにドキってしてしまい……

ん? どうしたの? とか間近に顔が来た途端真っ赤になって、

あはは、変な男くん~とか言われてもじもじしてしまうっ!! ビクンビクン



べ、別にMなんかじゃないんだからねっ!

ドMの間違いなんだからねっ!!

今の妄想で分かる通り、俺は根っからの幼馴染好きだ。

なぜなら!


……幼馴染なぞ一人も居やしなかったからだ。

自分には得るはずが出来ないものを求める。
それは無謀で、幼稚な考えかもしれない。

でもまあ、妄想ぐらい許されるってわけで。

特にドラマ性も何もない日常を繰り返し過ごしていれば、何かしら変化がほしい。

かと言って自分から行動を起こす勇気もない。

だから同じような妄想をばっかしている。情けない話かもしれんが。

ゲームでもアニメでもマンガでも、
ツンデレやらクーデレやらふんわりやらメガネやら巨乳やら活動的天然、
優しい系、ちょっとおばあちゃんじみた系、地味子系…

いろんな幼馴染をコンプリートしてきたわけだが、日常を見渡せば、
そんなお隣さん的な幼馴染はいなかった。なぜかって?


男「実家が田舎すぎて」

男「お隣さんいなかったんだよおおおおおおおおおおおおおお!!」ブワワッ

男「いや、お隣さんはいたけどさ! 」

男「右隣はご主人亡くなって一人で住んでるトメさん(89)だぜ!? 仲いいけどさ!」

男「いっしょにお寿司とか頂いちゃうしさ!!」

男「あ、そういや、こないだガンで亡くなったんだっけ……」

男「……」グス


男「いや!、それはひとまず置いといて」


男「小中高とそれなりだった俺は大学で自分チェーンジ!なんて思って」

男「遠く離れたこっちに進学して、一人暮らしして、大学行って、こっちに就職して」

男「でも友達なんてあんまりいないし、気がつきゃ仕事場と自宅の往復してる毎日だし」

男「小中高の知り合いなんて連絡取れんしぃ!!」

男(もしかしていま俺ぼっち…)

男「……」

男「ウワアアアン つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚」

壁|<ドンドンドン!! ウルセー!
壁|<ナンナンダイツモイツモ…


男「いつも思うんだけどよく壁ドンだけで」

男「こんな面倒くさいお隣さん許してくれるな、あのあんちゃん」(自覚あり)

男「……」

男「またお隣さんにはそばでも持ってこう、まだ壁ドンしてくれるだけ気が紛れるし…」

男「うふふふ…」ワイロワイロ

壁|<ウッ サムケガ…


次の日

男「どうりょおおおおおおおおぉぉぉぉはよぅぅぅぅぅ」

同僚「お、おう、おはよう、今日もいきなり飛ばしよるな」

男「幼馴染がいねええんだよおおお……」

同僚「またそれか」

同僚「いないもんはいないもんで仕方ないだろ」

同僚「週のはじめからそんなんじゃ仕事できねえぞ」

男「そんなこと言ったって、朝起こしてくれる幼馴染がいねえんだよおおおお」グスッ

同僚「んじゃ彼女でも作ればいいじゃないか。今週末に合コンあっただろ、幹事に言っとk」

男「幼馴染じゃなきゃなんにもなんねえよおおおおおおおお」ブワッ

同僚(いつも以上に面倒くさい、誰か何とかしろよ)


男「おーんおーん」グシグシ

同僚(なんじゃこりゃ、重症だ、こないだ出来たそこの病院も逃げる勢いだ)

同僚「はあ、まあいいや、デスクつこうぜ」

同僚「その幼馴染への情熱を、仕事にぶつけてストレス発散したらどうだ」

男「そうだな、そうしよう」キリッ!


同僚「……」


男「どうした、同僚、早く仕事を始めようじゃないか」

男「何なら、そっちの書類もこっちに回せよ」キラーン


同僚「はあ、なんかこのやりとりにも慣れてきたわ」

係長「ワシモ」

同僚「あれ、係長、いたんですか」

男「あれ、係長、いたんですか。頭と同様、存在感が薄いですね」

係長「いたんですか、じゃないわバカタレ! あと一言多いわ! お前らは今日は書類倍!!」

同僚「うへー」

男(スーパー)「いいですよ、この私に今敵うものは、幼馴染以外いません」


同僚「……」

係長「」


男(ハイパー) ズバババババ

係長「ねえ、あれってちゃんとできてんの?」

同僚「そんなわけないじゃないですか」

同僚「ところどころ幼馴染とか意味不明な単語が入ってますし。あとで私がフォローしときますよ」

係長「あんたの分はいつもどおりにしといてやろう…」

同僚「ええ、いつもスイマセン」

ちと風呂に。また気が向いたらかきます

俺はお前を完全に支援する

色々してたら遅くなったスマソ
案外物語が進まないんですなあ まあゆっくりかきます


リンゴーン

シュウリョー ワイワイ ドコヨッテクー? カエロー オレハザンギョーダー



男「」チーン



係長「真っ白だな」

同僚「ええ、燃え尽きましたね」

係長「週明けはいつもこうだからワシも慣れてきたが、今回はいつにもましてひどかったな」

同僚「ウイダー片手に書類やってたからそん時の奴がべたついてましたしね」

係長「やはりあのベタベタの書類はあいつのだったか…」


同僚「そろそろ独り身に寂しさが染みこんできたんでは?」

係長「このご時世だが、ワシも一肌脱いで、お見合いでも手配するk…」

男「そーの必要はナッシングでゴゼマス係長!」クビダケコッチムケ

係長「うお! なんだいきなり!(ちょっとウザい)」

男「私にはおさnぁじみががががっgいるnでスかrrrr」


係長「…」

係長「同僚、救急車だ。」

同僚「はい」ピポパ


男「やめてください!! ラグったふりをしてるんです!!」

男「それにこないだ病院に行って優しそうな眼差しで
「お気の毒に、できるといいですね」
って言われてビタミン剤もらっただけだったんですよ!? もう病院には行きたくないいいいい」


係長「……」

同僚「……」



係長「さて、帰るか。同僚君明日も宜しく」スタスタ

同僚「ええ、そうですね。ではお疲れ様でした、係長。色んな意味で」スタスタ

男「べ、別にかまってほしいかまってちゃんではって、待ってくだされえええ」

係長(仕事はできるやつだけにめんどくせえ)

同僚(明日になりゃおちつくんだがな、この発作は……相変わらずめんどくせえ)

男「待ってくだちあっ」書類ドササーーー

係長・同僚「もはや自分で何とかせい」




男「はあ、結局幼馴染の妄想をしてたら一日が終わっていた」テクテク

男「ついでに何故かばらしたはずの書類も全て片付いてたし」テクテク

男「幼馴染のことさえ考えてたら、人間botになって……」

男「万事うまく行くだろう!!」

男「と言うのは経験則だ」キリッ

男「なんてな、ハハハ、……あっ!」ピタ


キラーン =☆


男(幼馴染が出来て彼女になってくれますように幼馴染が出来て彼女になってくれますように
幼馴染が出来て彼女になってくれますように幼馴染が出来て彼女になってくれますように
幼馴染が出来て彼女になってくれますように幼馴染が出来て彼女になってくれますように
幼馴染が出来て彼女になってくれますように幼馴染が出来て彼女になってくれますように
幼馴染が出来て彼女になってくれますように幼馴染が出来て彼女になってくれますように
幼馴染が出来て彼女になってくれますように幼馴染が出来て彼女になってくれますように
幼馴染が出来て彼女になってくれますように幼馴染が出来て彼女になってくれますように
幼馴染が出来て彼女になってくれますように幼馴染が出来て彼女になってくれますように
幼馴染が出来て彼女になってくれますように幼馴染が出来て彼女になってくれますように)


男「はっ。ついに無意識に幼馴染降誕を祈れるほどになってしまったか」

男「ハハ、こんなのは妄想ってわかってるんだ……」

男「……」

男「職場にも迷惑かけてるし(給金が上がらないのは自業自得だが)」

男「地元の親族にかろうじて仕送りできる余裕は出てきたけど」ハア

男「親戚からも早く身を固めろって言われるし」

??「でも実際、一人暮らしはさみしいもんですよー」

男「うーん、たしかに。一人で飯食う音の寂しさと言ったらないし」

??「こうやってひとりごとも増えちゃうし」

男「よくわかってんなーあはは…」

??「あははは♪」






男「!!!!???」ガバッ


??「ん?」





男「ダレダオマエハ!!」

??「地獄からの使者、スパイダ[ピー]!!」

男「ホいつの間に!!?」


男「って、ちがーーーう!」

??「え、あれ、セリフ合ってたと思うんだけどなあ……ねえ、どこかまちがえた?」

男「(ナニこの子小首かしげて可愛いんだけど)…許せる!」


男「だがそうじゃない!!」

??「ノリツッコミがお好きでしょ?」

男「あーと、ハイカラおかわり! って、待て。話をさせてくれ」

男「いったいぜんたいどこのどちら様ですかということをだな……」

男(もしかしてストーカー?アラヤダコワイワオクサン)





??「幼馴染だよ?」

男「……え?」



??「幼馴染」

男「……あ、もしかして同僚の? 」

男「あー!普段の俺の幼馴染の妄言をあいつからきいて哀れんできてくれたのかー」

男「そうかーそうなのかーあいつは同僚から親友に昇格さしてやろう嬉しいだろうははh」


??「むー! まだわかんないの?」プンスカ

??「わたしだよ、わ・た・し! あなたのれっきとした幼馴染!!」


男「はは……って、ぅえ!?」

男「でも俺に幼馴染なんか、あ、もしかしてどっかの学校で同級生だったとかなんとかか?」

幼馴染?「んーん、こっちの世界の学校には行ってないけど、わたしは幼馴染なの」


男(えどうしよう大変な娘に捕まってしまったのか俺は、
  というより俺が大変なやつなんだけど、
  なにこの頬をふくらませてむーだのふんすーだの言ってるかわいい生物)

男(でもこのゆるふわショートカットにふわふわ系の服で
  出てるとこは出てて愛らしい顔してって、どっかで見たぞ、これ…)

男(どっかで、うーん、
  なんか取れそうだけど取れないイモネジのようなもどかしさだぞ、うーん)

幼?「おもい、だした?」

男(なんか、喉まで出かかってるんだが捕まえられない、どっかで、どっかで……)


男「うーんうーん」

幼?「ああもう、えいっ」ギュ

男「どっかd!?」



チュ


キスの味はなんとかの味とか言うが、

味を感じている暇もなく目の前が真っ白になった。

フラッシュバックとか言うのだろう。

次々に思い出される光景。風景。感触。匂い。そして、声。

浮かんでは消え、消えるのだが自分の深層意識から確かなる記憶だという声がする。

これは、自分の、そして、彼女の記憶。

深い奥底から、覚醒の時を待っていた、記憶。


『ね、これからずーっと、一緒にいてあげるから。なかないで』

最初に会った時。なんで、俺は泣いていたんだろう。

抱きしめられて、更に大泣きした。でも、嬉しい涙だった。

あったかい、風が、流れ始めた。



『あ、やっと寝たんだ―。でも、今日も離してあーげないっ』

『きょうは、こっちにいこっ』


彼女と手をつなぐと、風よりも早く、鳥よりも軽く、しかし心地良く、色んな所へ連れて行ってくれた。

夜空を見上げた時もあれば、海に行った時もある。

山にも行ったし、雪だるまを作ったことも。一緒に食事したことも。


『あ、ここ、クリームついてる』

『えへへ、なめちゃったっ。あ、顔まっかっかー。ふふふ』

『ふぇ!?き、きす!?違うよ、それは、もっとあーとでっ』


気の置けない仲だった。彼女は、余裕を振りまいて、俺の手を取る。

でも、心の何処かで知っていた。

必死の余裕を振りまいているんだってことに。

こっちが安らげるよう、繊細にも程が有るほどに気配りをする娘だって、知っていた。



そして、決まって海の見える草原の中で、手を振る。


『まーたねっ』

『言っても無駄かもだけど、忘れないでねっ。いつもそばにいるから!』

『だから、さよならじゃないよ』


『おっはよう! あさですよー!!』


目の前が眩しい。また、くるよ、ぜったい、だよ。だから、まってて。





幼?「たっだいまー!」

男「ただいまー」ポケー

幼?「おかえりなさい! 男!」

男「うん、ただいま///」

幼?「えへへー///これ、言ってみたかったんだぁ―///」


男「……ん?」

幼?「ん?どしたの?」

男「いつの間に家なんだぁああああああああああああああああああああああ!?????」

幼?「え? それは、ぱぱぱーっとスタコラサッサーと」

幼?「トリップして放心状態なあなたを押して帰ってきたんだよ」

男「怪力かっ!」

幼?「ヤダ、思い出したのにまた忘れちゃった? 」

幼?「わたしとあなたは相性ば・つ・ぐ・んなんだから...」

男「色っぽく言うな! 答えになってないし!」


幼?「だから、わたしとあなたが一緒だと、どこでも行けるでしょ? 身体が軽くなって」

男「……やっぱりあの夢」

幼?「うん、思い出してくれた?でも運ぶの結構大変だったけど、えへへ」

幼?「それに、あなた限定でしか効果はないみたい。実際は背負ってきたし」

男「そうなのか」

幼?「おうともさっ! 体重は月にいる時よりちょっと重いかな程度になるよ!」

幼?「むにゃむにゃいうおとこも、かわいかったし///」

男「お、おう///」


幼?「他にもおとこ限定で発動するとくしゅのうりょくもあるとおもうよ!」エッヘン

男「限定を強調しないでくれ、限定を///」

幼?「んふふー」

男「だが、し、信じられんなあ」

男「な、なにを言っているかわからねーと思うが空から幼馴染が降ってきたんd(ry」

幼?「あーい、すとっぷすとっぷ」

幼?「まず上着を脱いで手を洗いましょ―。うがいもねー」

幼?「話はそれからそれから。あ、鍵閉めとくよ―」ガチャ


男「お、おうよ」

男「それにさっきのが嘘だとも思えないからな……思いたくないし」

幼?「あったりまえだよぅ」

幼?「上着貸して? 掛けとくよ」

幼?「あ、台所借りるね~軽く食べるの作っとくから」テキパキ

男「うん……」ジャーゴシゴシ

幼?「ふんふふーん♪」

男(本当に? そんなことが? あの流れ星か?
  しかもさっきのファースト……///)

幼?「私もふぁーすとだよ―」

男「読心するな!こわいだろ!」

幼?「えへへ、だいたいわかっちゃうのです///」ジュジュー


男 グゥー

幼?「あ、着替えてきてね、すぐできるよー」


幼? ぐぅー



男「……」

幼?「ぅぅ///」

男「ぷっ、あははは」

幼?「わらわないでよう! 私だってお腹へってるんだからはやく着替えてー!」

男「わかったわかった。ああ、何かどうでも良くなった。着替えてこよう」

幼「そうそう、こまけえこたあいいのです!」


男「そういえば、幼馴染って、着替えとかあるのか?」

男「ないんだったら……って?」

幼「…ふぇっ」ポロポロ

男「え? ッえ?? どうした、なんかした? 玉ねぎか??」オロオロ

幼「だってっ、だってぇっ」ハラリ

幼「はじめて、こっちの世界きてから、あたしのなまえを……」ウルウル

男「もう認めたから安心してくれ、幼。」ナデナデ

幼「うん、うんっ、ありがとう、うれしい……!」ギュッ

男「あ……(幼馴染の潤んだ目が……幼のいい匂いが……)」

ヤカン < ピーーーーーーーーーー(おめでとう!あんさん!)

幼「あっ、ヤカン火にかけたまんまだった!」タタッ

男「(´・ω・`)」

ヤカン <ぴいーーーーーーーひ(男さん、違うんや、堪忍(´・ω・`))


男「やかんにまでもいけずされたわ(´・ω・`)イテコマスチャンスヤッタノニ」

幼「あ、着替えの話だったよね、そういえば」グシグシ

男「うん、そうでした(棒)」

幼「居間の収納、みてみて?」リョウリサイカイ

男「うん?」ガチャ

男(!!なぜクローゼットなぞなかった場所にかわいいクローゼットがっ!!)

男「これ、もしかして……」

幼「うん♪」

幼「サービスしといたのよん、とかなんとか、天の声が聞こえたよ」

男(強力わかもとVoiceでか…)

男「不思議なこともあるもんだな」

幼「でも、男が信じていてくれたからだと思うよ?」

男「そう、かな。だったらムダなんかじゃなかったかもな。」

幼「この世に無駄なことなんてないのです♪」

おそめの夕飯~唐揚げ定食を添えて~


幼「冷蔵庫の中のあるもので作ったけど……どう、かな?」

男「すっっっっっっっっげえおいしい!!!」ガツガツ

幼「! ほんと!」

男「この唐揚げなんか、サクサクで、ジューシーで……ああもう、ごはんおかわり!」

幼「はーい、じゃーんじゃん♪」

男「こんなうまいあったかい飯食ったの久しぶりだよ…夢のようだ……」ウルウル

幼「夢から飛び出てきちゃいました―♪」ナデナデ

男「本当に幼馴染なんだな……夢であっていた時のまんまだ」

幼「そうだよ。あなたとはながーいお付き合いなんだから、何でもわかっちゃうよ」ナデナデ

男「俺のハズイとこまで知ってるんだもんな…今さらなにかくしてって無駄だし……」

幼「なにせ君の心のなかの住人だったからねー」


幼「でも恥ずかしいことなんてな~んにもないよ?」

男「え?」

幼「だって、そう男くんが思っているトコも含めて男くんで、そんな男くんがぜーんぶ、私は好きなんだから」

男「…」

男「/////」ボッ

幼「あ、赤くなった―。やっぱりかーわいいなあ!」

男「そういうお前のほうがかわいいよ!!もう、いじるな!!///」ワシワシ

幼「えへへー///」ポヤーン

男「ぁりがと」ボソ

幼「もっと撫でるのだー」

男「ああ、はいはいっ///」ナデナデ

幼「んふふー///」フニャー

片付け了後、まったりタイム


幼「ね、となり行ってもいい?」

男「んー。」

幼「あー、おちつくぅ」ポスッ

男「聞いてもいいか?」

幼「なあに?」

男「……きっかけは流れ星か?」

幼「うーん、そうなのかも。」

男「かもって……」

幼「うん、私にもよくわかんないんだ」


幼「私の時間軸からすれば、ずーっとおとこと一緒にいたし」

幼「わたしも一人で話しかけちゃってるから、いつもとおんなじ感じだったんだけど」

幼「そしたらそしたら、一瞬目の前がぴかーって光って、さむいっ! と思ったわけなんですよ」

男「hmhm」

幼「あれ? いつも快適温度なのにおかしいな~と思ってたら、おとこから返答が帰ってきて」

幼「実体化しちゃいましたぁーっ」

幼「とってもうれしいねっ」テヘペロ(・ω<)

幼「そんな感じかなあ」


男「幼馴染」ジッ

幼「ふえ?」

男「おまえはなにをしてもかわいいな」

幼「あぅうう、ずるいよう、そんなこと言うの////」

男「さっきの仕返しだ。」ニヤ

幼「もうそんなことするとこうだよっ」ホッペニチュ

男「ふっふ……てぇ!?///」

幼「おーとこー」ウデギュー

男「さささささすがに恥ずかしいですよよよよよよ
  (だめだペースを捕まれっぱなしですよよよよよ)」


幼「だって、嬉しくて嬉しくて仕方ないんだもん」

幼「こうやって、男と一緒に居れることが。話せることが。触れられることが」

幼「男に覚えていてもらえることが…」

男「幼馴染……」

男「俺もだよ…だって命の恩人だもん」ナデナデ

幼「あ、全部思い出してくれたんだ」

男「だいたいな。これでも夢か現実かわからなくて結構混乱してるんだぞ?」

幼「……」ギュー

男「痛い痛い。無言でつねるな」

幼「ていばんだけど、わかったでしょ?

幼「それに、私達二人にとっては、そんなこと、どうだっていいんだし♪」

男「……そうなのかもな」

幼「そうなのっ」

幼「だって、初対面から3時間足らずで」

幼「本来なら、しらないひとをおうちにあげて」

幼「挙句の果てにまったりイチャイチャしちゃってるんだよ?」

男「う……そう言われると童貞かつ幼馴染オンリーラバーたる俺にはあり得ん話だな」

幼「だからこそ、ぎゃくに、わたしのこと信じてほしいなー」ギュッ

男「ああ、わかった(洗脳もどきのかほりがするが)」

男「こうなりゃどんと来いだ!(なるようにするが世の情け)」

幼「いよっそれでこそおとこー(おとこ韻文もどき作ってる気がするー)」


幼「う、ふぁー」アクビ

男「幼、眠いか…ふぁーぁ」アクビ

幼・男「……」

幼・男「うつったね」

男「そしてハモった」

幼「ふふ、ぴったりだった」

男「さて、もう遅いし、寝ようか」

幼「うん、も、寝よっか」



男「幼馴染、お風呂は?入っていいぞ?」

幼「男のことだから、もう寝ちゃいたいでしょ。そして明日の朝早めに起きてシャワー浴びるんでしょ?」

男「お、おう…お見通しか」

幼「うんっ」

幼「でも、今はこっちに来ちゃった代わりに、男の心の声は聞こえないけどね」

男「え?そうなのか?」

幼「うん、経験上で分かることは多いけど。」

幼「でも、それが新鮮でもあり、不安でもあり……」

幼「だから、一緒に寝よう?」

男「あ、ああ(キタ━(゚∀゚)━!)」

男「ベッド1つしかないからな、しし仕方がない」

男「そそそれに、き今日は来た早々いろいろしてもらっちゃったしし」

幼「ふふ、緊張してる」

男「あ、当たり前田のクラッカーだろ!年齢=彼女いない歴の童貞をなめんなよ!」

幼「それじゃあ、童貞卒業へ一歩前進だね」

男「そそそうなのかな?(なんか雰囲気が妖艶だよ)」ドキドキ


幼「それにー、夢の中じゃ、いっぱい手をつないで、いっぱいぎゅっとしながら寝てー」

男「ああああ、わかった! 寝よう! だが盛大にかつ健全に全年齢対象的に寝よう!!」

男「これは、謂わば、つまり、つまるところ、大人への階段ってことだな!!」

幼「そうそう! その勢いでいっきょくいきましょー」

幼「大人の階段のーぼるー♪」

男「きみはまだ、」

男・幼「シンデレラっさー♪」


壁|<ドンドンドン!! イツニモマシテウルセー!カノジョツレテンジャネーヨ!!




男・幼「スイマシェーン」

In the BED


幼「……」モゾ

男「……」モゾ

幼「……寝れない?」

男「…うん」ゴソ

幼「きんちょーしてる?」

男「いや、もうとっくにほぐれた。さっきので。あほらしくなったっていうか」

幼「ふふ、お隣さん公認の彼女で幼馴染ですよ?」

男「そういうところが小悪魔なんだな///」

幼「もっとほめてー」

男「いや、ほめてない」

幼「な、なんだってー(棒)」ギュウ

男「お、おま、あたってるって」

幼「んふふー」 フニュンフニュン


幼「どこがあたってるんだって―?」

男「た、宝くじ」

幼「えー?わたし宝くじなんて持ってないよう」ギュッギュッ

男(せーぇなかに魅惑の双丘がががが)

幼「なんか、ちょっと暑くなってきちゃったなー」プチプチ

男(む、胸元を……!!)ゴクリ

幼 パタパタ

男「絶対寝さす気無いだろ」ドキドキ

幼「んー?顔、赤いぞ?」ニコッ ピト

男(顔が……ちかい! こ、これは……!!! こ、今度こそはいいよ、ね?)


幼「でも、えっちっちーなのはまた今度ね」

幼「お互い疲れてるし早く寝なきゃ明日起きれないもん」唇に人差し指ピト

男「( ゚д゚)」

男「うん…(今度……今度ね、やわらか生殺しだ……おそらく画面の向こうも」

幼「ふえ?画面?」ポヨンポヨン

男「ナンデモナイナムアミダブツ2, 3, 5, 7, 11, 13, 17, 19, 23, 29」ブツブツ

幼「ふふ、じゃ、寝れるようにおまじない」

男「821, 823, 827, 829...おまじない?」


幼「…」ポソポソッ


男「ぁ………zzz……」


幼「ふふ、おやすみなさい」ぎゅっ

ふたりも寝ちゃったし、きりがいいので寝ます
たぶん次からちょっぴりシリアルですん

>>23 しえん感謝ですー 励みになりますー

ええな

>>62-67 しえん&批判 多謝 

では続きあげてきます 相変わらずゆっくりです

~~~~~~~~~~~


『う……グスッグスッ』

泣いている。誰だ?

『父ちゃん……かあちゃん……』




『なんで! なんでえぇえぇ……うええええ』


『なんで僕だけ助かったのぉ! なんであのとき僕だけ押したのぉぉぉぉ!!!』


『ぼくなんか生きてても仕方ないのに! ひとりにしないでよぉぉぉおおおおお!!!』



ああ、知ってる。



あん時の俺だ。


建設中のビルの倒壊事故。

図面通り行けば、

倒れるはずがない日本製のビル。

なんの運命のイタズラか、図面に書いてある柱がたったの一本、抜け落ちてたらしい。


それがクレーンの操作ミスも相まって、歩道側に倒壊した。


『今日午前11時頃、○○市の建設中のビルで、倒壊事故が起こりました。
 この事故で、親子3人が巻き込まれたとの情報があり、現在、警察と消防は確認を進めております……』


『いま、情報が入りました。
 先ほどの○○市の建設中のビル倒壊事故の現場で、男性と、子どもが発見されました。
 消防によりますと、男性は現場で死亡が確認され、
 子どもは意識不明の重体で、すぐ近くの中央病院に搬送されたとの……
 あ、中継映像です。高橋さん?』

『はい、現場から中継です。
 たった今、女性が、レスキュー隊によって救出されました。意識はない、との情報です…』


親子3人が巻き込まれ、内、両親2人が死亡。


いや、お腹の妹も合わせりゃ、3人、か。

ちょうど地元で一番大きな病院に行って、エコーで様子を見てきた後だった。


皮肉にも、倒れてきたビル、

否、元・新病棟は同じ病院が増設していたものだった。

両親に突き飛ばされた子どもは、衝撃で、腕の骨をおる大怪我。

また、失神もしていたため、出てきたばっかりの病院に搬送された。

子どもが気がついた時には、周りに親族数人が、黒い服を来てハンカチ片手に、

皆、泣いていた。



『あ…れ、ここは』

オオ、キガツイタカ!

ヨカッタ!!アナタマデ メガサメナカッタラ ッテ…!

シンパイスルナ、オジチャンタチガ ツイテルカラ。


『え、父さんと、母さんは…?』


『なんでみんなないてるの?どうして?こたえてよ……』


オ、オチツイテキイテ……オトウサント……オカアサンハ

『お父さんは!!! お母さんは!!!』ガバッ

マ、マチナサイ!! オトコクン!!!


『とうさん、かあさん、とうさん、かあさんっ! トウサン、カアサン!!』


見知った親戚がドアの前にいる部屋。子どもは急いで中には入ろうとする。


ア!オトコチャン!!ソッチハダメッ!!!


ガチャッ



[霊安室]




そこには、あった。


かつて、父と、母と、未来の妹であった、何かが。


みつめなきゃ、いけない。


みたくない。


人の形ではない。包帯が巻かれる前の、肉の、かたまり。


のうりに、やきつけなきゃ。


ちがう。これは。ちがう。とうさんじゃない。カアサンジャナ...



『うえぇっぇろろろえおえおえろぉぉおおおお!!』


裁判は、地裁の判決を待たず、

膨大な慰謝料によって、和解が成立した。

良くも悪くも、人柄の良い土地だ。

争ったって仕方のない事だと諦めるお人好しが集まる土地だ。


子どもは退院後、親族の家に引き取られた。

しかし、その子にとっては、お金や、その後の生活など、

なにもかも、どうでも良かった。


そして、自分を責め続けた。

誰に言われたって、責めることをやめやしなかった。

子どもにとっては、一瞬にして、

わけのわからぬ世界に放り込まれたようなものであった。

どうして自分だけが生き残っているのか。

どうしてあの時一緒に逝けなかったのか。

どうして、どうして、どうして……

そうして、責めた自分に酔っていないと、

自分のアイデンティティさえやられてしまいそうだったからだ。

子供心に、

責めても無駄だということは、

あの日常は戻ってこないって、わかっていた。


でも、責めずにはいられなかった。

寝ても、醒めても。

しまいには、起きているのか寝ているのかわからない状態。

3度ほど、病院に運び込まれたらしい。

自分が誰なのか、どこにいるのか。

なにを話しているのか。

全くわからない。わからない。

分かるのは、いつも泣いていること。

心が閉じてしまって、多分涙も枯れてしまって流れないのに、

泣いていること。


あと一歩で、楽になれる。

ここの線を踏み越せば、

ジブンナンテドウデモヨクナル……



『だめだよ、それ以上いったら!』

脳裏にきんと響いた声で、気がついた。


え…?だれ…?

『それ以上は、だめ。』

……それ、いじょう?ぼくは一体、なにを……


『ああもう、なみだでいろんなところぐちゃぐちゃ』


…きみはおんなのこ?ぼくがわかるの?

これは、ゆめ?げんじつ?


それには答えず、儚げな女の子は続ける。

『ふいて、あげるね?』


……うん。


気がつけば、自分はダラ濡れであった。

それを、小さい女の子は、脇目もふらず、一生懸命に拭いている。


『ふふ、きれいになった』

あなたはだれ?

『うん?わたしは、あなた』

え?いみがわからないよ…?

『いまは、わかんないかもっ』

にこやかな、あたたかい笑顔で、その子は続ける。

『でも、もうすこし大きくなったら、わかる、かな?』

あ、ひどい、ぼくとおんなじくらいちっちゃいのにっ



『えへへ、そうだったね』

『でも』

『これからいっしょに、おおきくなろう?』

そんな、ぼくは…ぼくだけ生きてても……っしかたがっないんだ……

いきている……いみなんて……ない……



ギューッ


ぇ……

『いっぱい、くるしかったんだね。いたかったんだね』

……ぅ…ぅ…ううぅ……

『おとうさんと、おかあさん、いなくなるなんて、せかいでいちばん、くるしいもんね』

っひぐ……っぅ…

『きがすむまで、ないて?こんどは、いっしょに、なこう?』

ぅ…ぅわあああぁぁぁぁあああああんん……おとうさん!おかあさん!!!いもうとお!!!!!…

『…っっく、おにぃちゃ…うわぁああああん……』

うああぁぁっぁぁぁっっっっっっっ……っ……ぅ……

『……ひっく…いっしょに、いるよ……っぅうう』ギュゥウ


…うわあああん……

『…うわあああん……』



『…えへへ、ふたりともべたべただぁ』

……ふふ、そうだね。


『あ、やっと、わらったぁ』

だって、なんだかあったかいんだもん。 ギュゥ

『わたしだって、あったかい』ギュッ

……ありがとう


『どういたしまして』

『でも』ニコ

『おれいは、これからた~っぷり、してもらうね?』

うん。

……て、え? ええ??

ここで、ふつうはお礼なんてっていうんじゃ、ないの?

『ううん、たーっぷり、してもらうの』

『だから…』

う、うん。ぼくにできることなら…


ゴクッ

『これから、ずーっと、いっしょにいて?』

へ?

『ずーっと、ずーっと、しぬまでいっしょにいて?』

……それで、お礼に、なるの?

『うんっ』

満面の笑みで少女は答える。


…いなくならない?

『うん。ぜったい。』

…ぼくがしぬまでぜったいにいなくならない?

『やくそくする!ゆびきりげんまんだよっ』



…う…ん!…グシュ、

ゆーび…きーり、げん…まん……ひっぅ…

『う~そついたら、』

はーり、せんぼん…ひっく、のーますっ


『『ゆーびきった!』』





『ね、これからずーっと、一緒にいてあげるから。なかないで』



~~~~~~~~~~~~~~


男「」パチ


チュンチュン


男(夢か…)

男(なんだ、泣いちまってたのか)グシグシ

男(そうだ、あの日から全て始まったんだったな)


男(あの日から、一緒に、大きくなって)

男(夢の中ではいつも一緒で)

男(ついにはとなりに実際にいてくれるなんてことに)ゴソ

男(!!)キョロ

男「だれも、いない……!?」

ろっとぉ電話だ、ちょっと席外しますん
またおちついたらかきます

つづけます


男「え、でも幼馴染は夢でずっといっしょで」

男「でも夢から出てきてファーストキスもして」

男「一緒に寝たのにあれ自体が夢で!?」

男「ッ幻想だったってのかよぉ!!」ガシガシ

男「……」

男「そりゃ、そうだよな」

男「あたりまえだよな」

男「夢が現実になるなんてそんなこt」





??「その幻想をぶちこわす!!」






  →→→
幼↑   |男のベッド|ダーイブ




幼「とーう!!」チャクチー

男「アベシッ」オッパイパンチ!? ナニコレ モエシネル!?


幼「えへへーおとこー朝だよー ……っぇえ!?」


男「」チーン

幼「おとこー!!!!」



男「ああ、死ぬかと思った(いろんな意味で)」ピクッピクッ

幼「うう、しなないでぇーー!!!」ポロポロ

男「いや比喩ですよ比喩」

幼「ですよねー」ケロッ

幼「わたしのおっぱいあたってちょっと鼻血出てたし」

男「いやこれは生理現象というやつで」

幼「(物理)ですかー?(妄想)ですかー?」

男「うるさいうるさいうるさいうるさい!」

幼「おとこがそれをやっても萌えない」

男「うっ」

幼「私以外には///」ハナヂ

男「///」

男「朝っぱらからデレデレして萌え殺す気ですかあなたは」

幼「ぴーす」v


男「朝っぱらからびっくりしたりなんだり」

男「はあ、なんか丸一日も立たず尻に敷かれっぱなしだ」

男(どMだからバッチコイだが)

幼「ドMだからバッチコイなんでしょ?」

男「」

幼 ニコニコ

男「悪い子だな……」ボソ

幼「へ?」

男「悪い子にはバツを与えよう…」ゴゴゴゴ

幼「え?え?おとこ、目が怖いよ……?」

男「こちらもやられこまれているばかりではいられんのでなあ……!」ドサ

幼「ふえ、わ、私を押し倒して…っは! まさかあなた!!」フルフル

男「そのまさかよ!」クワッ



幼「そ、その構えは!!」

男「そう、わたしが孤独とともに作り上げた最大の拷問技!!!」ワキワキ

幼「いやーっくすぐりだけは―!」

幼「こちょこちょだけは怖いんですお代官様―!!」

男「ふっふっふ、敵に弱点をさらけるとは馬鹿なやつなり!」ワキワキ

幼「ついでに胸だって触られてしまう―!!」

男「! ふっふ、そこまで邪道なわけなかろう!」

幼「でもちょっと事故って、触っても、私なら全然おーけーだよ?」

男「!!」ピタ

幼「それに、わたし着痩せする方なんで、見た目より、おっきいですよ」ポソ

男「////」フリーズ


幼「おっきいのに、ビンカンって、触って、みたくないですか?」

男「//////」プシューー

幼「……」キラーン

幼「お代官、敗れたりー!!!」コチョコチョコチョー

男「っひあっ……あっはっはっはっはっはー!!!!! ず、ずるいぞー!!ふわっはああああっははははは!!」

幼「政治家は絶世の美女にあっけなく落とされるものなんですよおおおお」

男「おのれはっ……はっはあっはあああっは!!!…」

幼「とりゃあああああーーー!!」

男「や、やめ、あっはっはっはっはー!!!」


……


男「ぜー、ぜー、ぜー、」

幼「はー、は、はー、まいったかああ…」グデー

男(あの後10分ぐらいこちょがし合っておとなりの壁ドンで一時休戦となったが…)

男(彼の壁ドンスキルは格段に上がってきている……)

男(さっきなんかモールス信号でオマイライチャツクナと送ってきたし……)

男(今度ソバでなくコメ持ってこ。これからも壁ドンしてもらうためになあふふふ)


壁|<アサカラ オカンガ…




幼「で、涙は楽しい涙になった?」

男(計算してたのかよ)チラ

幼(えへへ)ジー

男「ああもう、幼馴染にはかなわんな」ギュ

幼「へへー」

幼「ね、いったでしょ、ずーっと、一緒だって」

男「ああ、絶対はなさない」ギュー

幼「わたしだって」ギュギュッ

幼「ね、今度は、そっちから、して?」

男「言われなくても、こっちから、するよ」


おはよう。

とろけるような、キスをした。


彼女の存在すべてを感じるようなキス。


彼女と俺をつなぎとめる、長いキス。


今度は、味がわかった。


ミルクのような、甘くて、でもすこし涙のスパイスの効いた、あったかい味だった。


夢じゃない。きっと、彼女とここにいる空間が、俺にとっての現実なんだろう。


そして、そんな日には、ちょっとした遅刻だって、許されたかもしれないのだった。



ぽつねん

おしまい


初SSでしたがお目汚しでした。お付き合いありがとう。
続編希望などあれば書きますが、まあないでしょうかね
ではまたどこかで

終わりだといったな?残念、あれは残像だ。
応援感謝 gdgdになるかもですが書いてみます。

次の週



同僚「おはよう」

男「ああ、同僚か、おはよう」

男「……」ゴソゴソ

同僚「……?」

同僚「お前、大丈夫か?」

男「へ? なにが?」

同僚「なにが、って」

同僚「いつもだったら週明けはあの症候群がでてるだろ?」

男「ああ、そのことか」

男「もう夢から目がさめたんだよ」

男「もう騒いだりはしないよ、すまなかったな」


同僚「ああ、…そうか」

同僚「だがなんか調子が狂うな」

男「ああ、迷惑かけたな、いままで」

男「お礼に、親友とランクを上げてあげよう」

親友「うれしくねーよ」

友「ま、せいぜい腐れ縁の友達ってことで止めといてくれや」

男「なんだかんだ言って中学生以来の付き合いだもんな」

友「大学でこっち来てるって、フェイスブックで知った時はびっくりしたがな」

男「まあ、俺の豹変ぶりにびっくりしてたな、お前」

友「そりゃな、お前のご両親亡くなってから大変だったからな、おまえも」

男「おまいさんにはいつも助けられてばっかりだよ」


係長「おはよう」

男「おはようございます、係長」

友「おはようございます」

係長「……?」

係長「おい、どうしたんだ、今日は月曜だったよな?」ヒソヒソ

友「ええ、月曜日です、係長」ヒソヒソ

男「……」カタカタカタ

係長「それにしてはあの様子はおかしすぎるんではないか」ヒソヒソ

友「今までのほうが異常だったのを私達は忘れてるんです」ヒソヒソ

係長「だとしてもなあ……なにかあったのか?」

友「なにやら目が醒めた、とか言ってましたが」

係長「……そうか、それは喜ばしいことだな」


男「……係長」カチカチ

係長「!! なんだ、男君」

男「ここの図面、ちょっと間違ってますよ。これでは強度があやふやになってしまいます」

係長「ああ、どれどれ。おお、そうだな。設計部署に言っておこう」

男「ありがとうございます」

係長「……」

男「…よいしょ」ガタッ

係長「…ワシラも仕事にかかるか。納期が迫ってるしな」

友「そうですね。かきいれ時ですし」

係長「あと今日は人事部のほうで臨時採用の面接か……」

係長(調子がでんなあ)

友(なんだかんだでこいつに振り回されてたから)

友(週明けの憂鬱は吹き飛ばされてたのか)



リンゴーン

アーオワッタオワッタァー キョウハ ザンギョウシナキャー オレモダー


男「お疲れ様でした、友、係長」

友「ああ、終わったのか、早いな」

係長「ああ、お疲れ様」

男「あ、そうだ、友」

友「ん?」

男「何ヶ月後か計画できてないんだけど、友人代表のスピーチよろしく」

友「おーう」

男「あ、係長も上司代表でおねがいしますね」

係長「ああ」


係長「……」カキカキ

友「……」カタカタ

男「ではまた明日」


係長・友「……って、ちょっとまていいいい!!!」


男「へ? どうしたんですか?」

友「なんだそりゃ! 友人代表って!! 結婚式か!!!」


男「うん」



係長「!? な、なにを妄言を……ハハハ、そんなわけ……」

男「あ、ひどい係長。私だってコツコツ貯めてたんですよ」

友「いやそういうわけではなくてだな」

友「だって一週間前まで幼馴染幼馴染って言って」

友「彼女さえもいなかったやつが……」

男「あれ? そういや、言ってなかったけ」

男「できました」

友「軽っ!!」

係長「ナ、ナンダッテー!!!」


友「いや係長待ってください」ヒソヒソ

友「これはついに行くところまで彼が逝ってしまったっていうことで」ヒソヒソ

係長「う、うむ……」

友「私達には見えない彼女やら幼馴染を」

係長「彼は見てしまっているということか……」

男「出来たのは幼馴染と、彼女です」エッヘン

友「ホラ……」ヒソヒソ

係長「可哀想になあ……」ヒソヒソ

??「しっつれいしまーすっ!!」ガラガラッ

友・係長「!?」


ザワザワ 

エーダレダロ アンナカワイイコイタッケ? オ、カワイイナア…

??「おーとこ隊長! 近くまで来たから来てしまいました!!」ケイレイピシ一

エ? エ?


男「うゎ、ばかっ!! なんで来たんだよ!!///」

幼「えー、だって、来週からの職場に来ても、もんだいないでしょ?」

男「いや、だからってだな……ミンナミテルシ///」

幼「ふえ?」


<●><●>ジー

友・係長「( ゚д゚)」


(セツメイ……シロ……オトコ……)無言の圧力

友・係長「( ゚д゚ )」ドウイウコッチャ

男「ああもう、皆さん、僭越ながら紹介します!」

男「来週から我が第一建設の管理部に臨時採用で入ります、幼馴染さんです!」

幼「幼馴染でーす! よろしくお願いします!」オジギー

幼「ちなみに男君とは幼馴染で彼女で同棲中でラブラブな仲だったりします!!」


< な、ナンダッテーーーーーーーーーーーー!!!!!!


男「お、おまっ、そこまで言うことっ」

幼「2ヶ月後には結婚式の予定が立ってますのでー!」

幼「ご都合つく方はぜひぜひおこしくださーーーい!!」

男「うわああああああああああああ!!!」ε=====orz


全員「( д)」フリーズ


会長「ふぁっふぁっふぁ、飛ばし過ぎじゃよ、お嬢ちゃん」

幼「あ! かいちょーさん!」

会長「皆の者、そういうことだ、仲良くしてやってくれ」

会長「ワシの一存で彼女は採用したんじゃ」

会長「見たとおり裏表がない娘じゃ、きっとより良い方向へこの会社を導いてくれるであろう」

会長「のう?男」

男「……おじさん」

会長「はっはっは、久々だな、そう呼ばれるのは」

会長「……まあ、これで罪滅ぼしにはなったかのう」

男「最初からおじさんを恨んでないよ、だから気に病むなって言っていたではありませんか」

幼「わたしもいたからねー」

会長「……世の中は不思議なことばかりじゃの」


友「どういうことだっ! これはあ!!」スリーパーホールド

男「ぐえっ! 苦しい苦しい!!」ギブギブ

係長「これはじっくりと説明してもらわんといけんなあ……」ユラア

係長「皆の者!この話題に興味のあるものはこの者を担ぐのじゃ!」

男「……っへ?」


皆の者「ゆらーり」

係長「目標地点はA50のF16!居酒屋トネちゃんだ!!」


皆の者「オオオオオオオオオオオオオ!!!」ドドド


男「い、いやああああああああ!!!(また新歓の恐怖がっ!!)」

皆の者「オオオオオオオ!!!」ドドドドド……

幼「お、おとこー!!!! まってー!!」テテテ

会長「ふぁっふぁっふぁ」



ピリリ

友「もしもし、あ、いつもスイマセン。これから20人ほどお邪魔しますんで……」

友「ええ? もう用意出来てる? ……さすがですね、トネさん(68)」

友「え? 同じ次元の女の子の匂いがした?」

友「さすがにその次元の話題までは私もついていけませんって……」

友「いくら会長の奥さんでも……」

それから……





男「た、たでーまぁ」フラフラ

幼「ふふぁあー、おかーえりぃー」グデングデン

男「ひ、ひどい目に……」ドテー

幼「でーもたのしかったぁ!」バフー

男「幼といっしょでよかった……帰り足どり軽かった…」

幼「わーたしもぅ!」ケープッ

男「水飲む?」

幼「ちょーだいぃ」ドサー


幼「…」コクコク

男「…」ゴクゴク

幼「ぷあー」

男「ぷあー」

幼「たのしいひとたちだったねー」

男「そうだな」

幼「まさかホントの話までしちゃうとは」

男「半分以上の人が理解するとかどんな異常現象だよ」

幼「女将さんも夢の住人だったとは」

男「びっくりした」

幼「うんー」


幼「みんなに、いっちゃって、よかったでしょ?」

男「一時はどうなるかと思いましたよ…」

幼「これで、もうこわいことはないねー?」

男「…うん?」

幼「ね、べっど、来て?」

幼「もうげんかいなの…」

男「…! ……うん」

幼「ぎゅって、して?」

男 ギュー

幼「えへへぇ、おとこ、おとこぉ、あったかいよぉ…」スリスリ

男「幼ぁ…」チュッ

幼「んっ……」チュゥ……チュル……


ξ゚⊿゚)ξ




ど、童貞にこれ以上期待したあんたたちが悪いんだからねっ!

文才のない私にエロなんか求めないでよねっ!!プンスカ


わたしは皆さんの妄想にすべてをかけます 

反省の代わりに私は妄想で腹筋してきます

ムキムキになった私の腹で我慢して下さい

ホンマに腹筋してたら妄想力切れた
今日はおちます いい夢を

たらいまです 皆さん支援感謝 書いてきます



~~とある一日の風景~~

チュンチュン

男「……パチ」モゾ

幼「スースースー」コロン ズリィ

男「…おっと」ムンズ

幼「んーぅ、おとこぉ……」ムニャムニャ

男「…今日はベッドから転げ落ちてなかったな、幼」ナデナデ

幼「もうたべれないようぅ……」タラー

男「わお、よだれが手にべったり」Super Magic!

男「そろそろこの部屋も手狭になってきたなあ…」

男「ベッドだけでも買いに行こうかな……」

幼「んぅ……」パチ

幼「ぅぁ……、あれ、けーきのやまがなくなったぁ……」

幼「かわりにけーきよりも、すきなものがまえにある……」

男「ケーキと同列に私を語らないでいただきたい」

幼「うへへ……」スリスリ

男「おはよう、幼」

幼「おはよぅー」ムニャムニャ

男「眠そうだな」ナデナデ

幼「んぅー」スリスリ

男「最近知ったんだけど」

幼「……なあにー?」

男「幼って、朝弱いのな」

幼「おとこもねー」

男「俺以上にいつも眠そう」

幼「だってー、朝って、なんだかほわーって、するでしょ?」

幼「いつだって二度寝したいくらいなんだもーん」

男「それは同感」

幼「それに、こうやっておとこに甘えられるんだもん」スリュスリュ

幼「やめられないとまらないー♪」スリスリ

男「猫みたいに丸くなって」

男「胸にスリスリしてきていよる」


幼「においつけこうどうー」

男「いいにおい」

幼「匂いフェチめー」

男「幼馴染限定です」

幼「じゃあわたしにも、においつけして―」

男「……」

男「……///」スリスリ

幼「よーしよしよし」ナデコナデコ

男「この母性のカタマリめがー」

幼「えへへー、男の匂いもいいにおい~」クンカクンカ

男「匂いフェチめ」

幼「おそろー」


男「すっかり飼いならされてしまった」プシュー

幼「くいずー」

男「ん?」

幼「どっちが飼い主でしょー」

男「……」

男「……どっちも?」

幼「だいせーかーい!」

男「では私のターンだ」クシャクシャ

幼「きゃーっ」

幼「ただでさえ寝癖がひどいのにー」

男「でもお好きでしょう?」

幼「もちのロンですともー」

男「うりうりー」

幼「わああ」




男「さて」キリッ

幼「さて」シャキッ


男・幼「起きますか」ムクッ


着替えちう


男「充電はできたか?」ゴソゴソ

幼「はんにちぶーん」ゴソゴソ

男「毎日だんだん短くなってきてますね」

幼「メモリ効果です」

男「電池交換の方法は」

幼「知ってるくせに♪」クネクネ

男「……///」

幼「///」


男「コホン」

幼「おりょ? 風邪引いた?」

男「咳払いだよ! 早く服着ろよ!」

幼「うごけなーい、着せてください―(棒)」

男「充電できたとか言っていたのはどこのドイツだ!」

幼「そんなドイツは西の彼方に飛び去ったぜ」キラーン

男「ああもう、後ろ向け」

幼「なんだかんだで優しいおとこが好きですよ?」

男「……ほんとにもう///」


幼「ついでに髪も梳かしてちょーだい」

男「……」くしくし

幼「寡黙な男だ」

幼「だがそこにシビレるぅ あこがれ(ry」

男「……姫、櫛かげんはいかがでしょう」

幼「くるしゅうないー」ポヘ

男「柔らかい髪だな」

幼「んふふー」


あさげ。

男「朝餉と書きます」

幼「誰に言ってるの?」

男「そういえばそんなインスタントみそしる昔あったな」

幼「まだあるよー」

幼「いっぱいの愛です」

男「永○園のステマですか」

幼「詳しくはWebで」

男「やはりステマか」


幼「味噌汁一杯と、愛情いっぱいを掛けるとはなかなか」

男「だがそれにも幼の作った味噌汁は勝ってしまった」

幼「ごめんなさい永○園」

幼「私の愛はいっぱいでは収まりきらないのです」

男「というわけでおかわり」

幼「はいよー♪」


男「おわかりいただけただろうか」

男「幼の放った「まだあるよ」というセリフは!」クワッ

男「幼の作った味噌汁がまだおかわりできるということでもあったのd」

幼「ごはんいるー?」

男「おかわりいただけるだろうか」サッ

幼「おとこはいっぱい食べてくれるからうれしい♪」ヨソイヨソイ

幼「はい、どーぞ」

男「ありがと」


男「おかげで一人暮らしの時より2キロ増えました」

幼「ふえ? あんまり変わらないように見えるけど」

男「いや、地味にほっぺたを噛んでしまうことが増えました」

幼「あ、地味に痛いよねそれ」

男「うむ」モグモグ

男「だがやめられないとまらない」

男「どうしてくれる」

幼「おまえの胃袋はわたしがもらったー」

男「ぐわー」

幼「返してほしくば、今度手料理をふるまうのだー」

男「え」

幼「へたっぴなのは知ってるよ―」

男「」

幼「だからこんど一緒につくろ?」

男「がむばります」


男「ごちそうさまー」

幼「おそまつさま♪」

男「では片付けは私が」ヨッコイショ

幼「いやいや私が」

男「いやいや」

幼「いやいや」

TV< ウエシマ「ジャアオレガヤルヨ」 ドウゾドウゾ ワハハハ

男・幼「!?」

男・幼「……」

男・幼「プッ」

男・幼「いっしょにやろっか」

かたづけおわり


幼「今日はどうしよっか―」

男「うーん、いつもみたいにまったりしててもいいけど、」

幼「どっか行きたいんだ」

男「うん、ベッドをそろそろセミダブルのにしたいし」

幼「あ、そうだねー」

男「あとそれと、ちょっと部屋も見ときたいなと思って」

幼「手ぜまになってきたね」


男「学生時代からお世話になってるけど」

幼「大家さんもいい人だし」

男「いきなり幼馴染が来て同棲するって言っても」

幼「あらそう、がんばってね、だけだったもんね」

幼「なのに後でいろいろアドバイスした紙を、こっそり男に渡しに来てくれるし」

男「渡すのは幼の目の前で渡してたからな、バレバレだ」

男「”こっそり”って、紙に書いてあっただけだったし」


幼「んじゃ、行く準備するー」トテテー

男「もうちょいゆっくりしてからでもいいぞ―」

幼「んーん、おでかけは大好きなのです!」

幼「ベッドはどこで見る予定?」

男「郊外の家具屋さん」

幼「あ、あのおっきくて私が迷子になりやすいとこだ」


男「今日はすりかえるのはやめてね?」

男「迷子防止で手をつないでいたはずなのに」

男「いつの間にかぬいぐるみと手をつないで話してるのは実にイタい」

幼「おもしろいんだもん」

男「無駄のない洗練された無駄な動きなわけですが」

男「それで結局迷子になられるこっちの身にもなっていただきたい」

幼「わかったよぅ」

男「ほんとですかー」

幼「すりかえたりはもうしないよう」

家具家さん

男「相変わらず広いなここは」

幼「おっきーい」

男「じゃあ今日はあすこのベッドのコーナーへ行こうか」


幼「」


男「あれ? っておい! 言ってるそばからいなくなりおった!?」


< こっちこっちー


男「いったいどこにっ……て」

< おーい、おとこー はやくはやくー このベッドふかふかー

男「……」

ネーママ ボクモ ネッコロガリタイ- ガマンシナサイ エー

<あ、こっちのもよさそー ダーイブ

男「おいこら」チョップ




幼「うう、チョップしなくてもいいじゃない」

男「じゃあデコピンをしよう」

幼「しっぺ、デコピン、ババチョップ♪」

男「反省しなさい」ピシーッ

幼「あいたーっ」


幼「それはさておき」

男「置いたなコイツ!」

幼「やっぱり外国スケールだね―」

男「ちょっと大きいなあ」

幼「セミダブルっていうか、ダブルくらいの大きさだね」

男「うーむ、やっぱり引っ越しをさきに考えようかなあ」

幼「そうだねー」

幼「それじゃ」

男「うむ」

幼「今日はここのショールームであそびましょー」ボフー

男「うmって言うと思ったか」グリグリ

幼「じょーだんです、はいぃ」イタイー


男「じゃ、また引っ越しとか決まってからこよっか」

幼「うん♪」

幼「でも、ちょっと見てくだけ見てこ♪」

男「そうだな」

幼「あっ、ほらほら、このランプかわいいよぅ?」

男「おっどれどれほんとだ……」

とりあえず 急ぎ足投下スマソ ちと用があるので落ちます
つづきはまた夜にでも

あげてきます

ちかくのかふぇー

男「結構長い時間居いたんだな」

幼「そーだねー」

男「ひやかすだけの客だったけど」

幼「下見ってことで」

男「まあ大目に見てもらおう」

幼「あ、そっちのちょこれいとけーきおいしそう」

男「食べる?」

幼「あーん♪」

男「……」


幼「あーん♪」ニコニコ

男「(餌付けを待つ子犬みたいだ、見えないしっぽがふりふりしてる)…ぁーん」スッ

幼「~♪」パク

幼「おいしー♪」

幼「おとこも、はい、あーん」

男「お、おれはハズカシイシ……」ボソボソ

幼「あーん」ズズイッ

男「あ、あーん」パク

幼「どう?」

男(なんだこれは羞恥心とドM心がマッチして最高潮に高まった快楽を包み込むほどまったりとしていてそれでいてくどくないチーズケーキはというよりやはり刺さる視点がイタいがうれしいきもちが勝ってしまっているというリア充の恋愛心理は盲目で恋愛とはなにか私は言うそれは非常に恥ずかしいものであるby太宰治)プシュー

幼「おりょ? オーバーヒートしちった」


幼「なでてれば治るかな」ナデナデ

男「もうやめて! 視線の矢によってわたしのライフは0よ!」

幼「ベホマー」ナデナデ

男「徹子さん、わたしの幼馴染が話を聞いてくれないんですがどうしたらいいでしょう」

周り(もう爆発すればいいと思うよ)

幼「イオナズンー」ワシャワシャ

男「うぎゃー!!!」デデーン


男「ハズカシカッタ」

幼「ごめんねー、ついつい赤くなる顔が見たくって///」ホクホク

男「モウオヨメニイケナイ」

幼「わたしがもらってあげるから、安心して?」

男「なら安心だ」スクッ

男「では幼をテイクアウトしていこう」

幼「でもお高いんでしょう?」

男「この愛はpriceless.」

幼「はぅっ」キューン

男「……」

幼「……」

男「食べ終わったし、そろそろ行くか」

幼「そうだねー」

周囲(なんだったんだあの背中がかゆくなる空間……)

ばす移動中


男「……ぁれ?」

幼「どうしたの?」

男「……いや、なんだか見たことある風景だなって」

幼「そうだねー」

男「いや、バスでこの道通るのは初めてなはずなんだけど」

男「隣に幼がいて、前の人が降りて行って、このアナウンスの調子」

男「幼がどうしたの? って言ってくる様子、全部見たことがある」

幼「あ、もしかしてデジャヴ?」

男「そうそう、しょっちゅうあるんだ」


幼「ちなみに」

幼「ここの道は二人で歩いたことあるよ?」

男「え?……あーそうか、夢で歩いたことあるな」

男「てことは、夢で行ってた場所って、みんな実在の場所?」

幼「……わかんない」

男「へ?でも連れて行ってくれたのは幼じゃ」

幼「わたしにも、わかんないんだ」

幼「一緒に行ってた場所は、男の心がつくりだしたとこだったから」

幼「実際にあるかどうか分かんない」

男「そうなのか」

幼「……在ってほしいけどね」

男「…」


男「でも、俺は全部実在だったと思うぞ?」

幼「……ほんと?」

男「ああ、そう信じてる」


男「今の科学じゃ、夢は所詮記憶の整理中の産物だ、ていう説が有力だけど」

男「俺はデジャヴをしょっちゅう見るし」

男「なにより幼のこともあるから、その説がすべてって気がしないんだ」

男「未来予知ってほど大げさじゃないけど」

男「なんか見えない力が夢にはあると思ってる」

男「科学はあくまで確からしい仮説の連続だしな」

男「だからたとえ夢の中で見た場所だとしても」

男「幼馴染と行った場所なら実在してると信じてるんだ」

幼「……そうなんだ」


男「って、御託を並べたけど」

男「世界で一番心から惚れてしまった娘が在って欲しいって言うなら」

男「在ると信じきるのが俺の役割だろう?」

幼「……ふふ」

幼「……もう、あなたってひとは」

幼「変なときに語り出すからこまっちゃう」キュ

男「妄想がとりえですから」

幼「……」ギュゥ

ツギハー オオドオリー オオリノカタハ ボタンヲオシテ……


ふどうさんやさん

男「いきおいで」

幼「きてしまって」

男「さらに」

幼「部屋も見に行くことになって」

男「見に行ったら部屋の感じも家賃もアクセスも良好で」

幼「しかも大家さんとこのいとこさんがやってるとこで」

男「即決してしまった」

幼「人の縁とはわからぬものですー」


男「直感的に行動してしまうクセがあるからなあ」

幼「衝動買いが結構あるよね」

男「スパッと決めてしまう時は決めちゃうからなー」

幼「こんなに早く引っ越しが決まるなんてねー」

男「我ながらびっくり」

幼「こういう時の男の行動力にわたしもびっくり」



男「まあ俺たちの懐具合を考えてちょっと広くなった程度だけど」

幼「それでもいい部屋だったねー」

男「幼が居てくれればどんな部屋もいい部屋になるしな」

幼「んもう、またそういうこと言って///」

男「んじゃ、サインしてっと」カキカキ

幼「私も」カキカキ

男「いや同時書きはやめて」

幼「一緒に書くー」

男「書きづらい」

幼「じょーだんだよー」

いとこ大家(私はいつまでこのやりとりみてればいいんだろう)


おうち

幼「ただーいまー」

男「おかえりー」

幼「……」バッ

男「どうしたんだ、両手を広げて」

幼「じゅーでん!」

男「わかったわかった」ギューー

幼「わーい///」スリスリー


男「ダッフルコート、いい肌触り」

幼「えっちー」

男「いやいやいや、なんでそんな話になるの」

幼「そんな思考を感じます」

男「そんなことはない」

幼「だって今私の胸にもふもふしてるのは誰かなー?」

男「わたしです」モフモフー

男「実はわたしも充電がヒツヨウナノデス」

幼「甘えんぼー」

男「そんなふうに私を育て上げたのは誰じゃ」

幼「わたしです」

男「ですよねー」


男「よし!」スッ

幼「それじゃ」





男「靴脱ごうか」

幼「ですねー」

夕飯はおわったよ

男「お風呂入れとくよ―」

幼「ありがとー」

男「そういえばなんだかんだで幼が来てから1ヶ月かー」

幼「どうしたの?」

男「いや、お互いいろんな面が見えてきて」

幼「うんうん」

男「たのしいなって」

幼「色んな発見があるね」


男「ますます息があってきた気がするよ」

幼「ふふー」

男「だからって耳に息を吹きかけないでいただきたい」ゾクゾク

幼「じゃあ、目に」

男「眼圧検査はいつやっても慣れません」

幼「あのパシュッってなるの面白いよね」

風呂< ピーピー(最近ネタがわかりにくい)

男「あ、風呂たまった」

幼「はっくしょん」

男「そして前触れもなく訪れるくしゃみ」ハイ ティッシュ

幼「チーン」


男・幼「いい湯だった」

男「もっと(書くのに)熱くなれよと」

幼「どうしてやめるんだそこで(書くのを)と」

男「炎の妖精の声がするが気にしない」

幼「あんまりネタ詰め込みすぎるからだよー」

男「ついてこれる人が一人でもいればいいというのが私のスタンス」

幼「はいっついてきてます隊長! かしらーなかっ」ハラリ

男「いい部下を持てて幸せだ、って、タオル一枚の時激しい動きするな! タオルがおちてる!!」

幼「ごめーん、わざとおとしましたー」キガエキガエ

男「このこ、あざといわっ」ガガーン

べっと の なか

男「はー、今日もいい一日だった」

幼「ぶじこれきにんー」

男「よもやそんなむつかしい言葉を幼の口から聞けるとは」

幼「しょうこきゃっか」

男「漢字で言ってないような気がするが」

幼「おとこだいすき」

男「真理の言葉にさらっと俺を並べないでくれ!」

幼「わたしにとっては不変の真理」

幼「おとこだいすき」( ー`дー´)キリッ

男「ああおれもそんなお前さんが大好きだよチクショウ!///」



男「そういえば」

幼「……ぅん?」

男「今度一回実家に戻りたいと思うんだけど」

幼「うん」

男「ついてきてくれるか?」

幼「……もちろんいくよ」

男「なかなか、こっち来てから電話とかだけで済ましてたし」

男「それに、それにな……」

幼「わかってるよ」


幼「おじさんおばさんに気を使わせたくないとか」

幼「あの場所に行きたくないとか」

幼「いろんな想いを乗り越えて決断したんでしょ」

男「……」

幼「最近ふと考えこんでたから、わかっちゃうよ」

幼「それにそろそろ……」

男「……幼?」

幼「あ、ううん、なんでもない」


幼「おとこがどんな決断しても、私は味方だから」

幼「それだけは忘れないで」

幼「……隣に、いるから」

男「俺も、幼の味方だからな」

男「何かあっても一人で抱え込まないでくれよ」

男「今まで助けられっぱなしだったけど」

男「今度は、俺も力になりたい」ギュゥ

幼「ありがと」…チュ



幼「えへへ、なんか私もちょっと不安定みたい」

男「無理するな、いつも快適な世界から」

男「いろいろと不自由が出る世界だ」

男「それに、その、女の子の日も来るんだろ?」

幼「心配ありがと」

幼「私はそんなひどくならないからだいじょうぶ」

男「女将さんも相談してって言ってたから、俺に言えないことは女将さんにいうといいぞ」

幼「あ、トネさん?」

男「ああ、大家さんたちでもいいしな」

幼「ん、そうする」


男「不安定な時は不安定なままでいいってのが俺の信条だから」

男「そん時はいっぱいわがまま言ってくれ」ナデナデ

幼「うん」ジワッ

幼「少し、胸借りるね」クスン

男「いいよ」







幼「……おふとんの中って、あったかくて、すき」

男「寝れそうか?」

幼「うん、また明日の朝も2度寝したくなっちゃいそう」

男「それは困ったな、俺も一緒になって寝ちゃいそうだ」

男「ま、しばらくぶりの連休だからな、たまにはそれもいいか」

幼「やっぱりベッドはしばらくこのままでいいかなあ」

男「え? 窮屈じゃないか?」

幼「だからなの」

幼「おとこを一番近くに感じれるから」

幼「すこしちっちゃいくらいでちょうどいいの」

男「……それも一理あるかな///」


幼「でもせっかくだから引っ越したら大きいの買おうね」

男「ああ、夜中に転げ落ちてくお前さんを引っ張り上げるのは俺だからな」

幼「う……面目ない」

男「かけ布団まで持ってかれるし」

幼「だって布団のほうが離れたくないってくっついてくるんだもん♪」

男「ならしかたがない」

男「おまいさんは離れたくないほどいろんなところがやわっこいからな」

幼「もぅー! そういうことじゃなくて!///」

男「ははは、じゃ、ねるかー」

幼「うん、おやすみなさいっ」

男「おやすみー」

ゆっくりしすぎた結果が(ry では上げてきます 
なんか終わりが遠い……
あと支援ありがとうございまする





~~最終部 星降の丘で~~

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

『今日は、こっちにいこっ』

もう、付き合って十数年。

って言っても、夢の中だけど。

だから、ホントに十数年経ってるのかどうかも私にはわからない。

この私がどんな存在なのかも。

自分ではよくわからないんだ。


できるのは、寝て、夢を見始めた彼にひっつきまわることぐらい。

……ちゃんと、休めてるのかな……。

不安になることだってある。

だって、私にとっては唯一の世界であるこの夢の世界でも、

彼にとっては休んだり、頭のなかを整理したりする時間の一部でしかない。

だから、彼を疲れさせちゃいけない。


『今日はどんなことあったの?』

答える彼は最近、ほんとに楽しそうに笑う。

時折、ドキッとするような、

それに顔の赤くなってしまうようなことを平気で言ってくる。

出会ったばかりの頃は、あんなに泣き虫で、辛いこともあって、

わたしがしっかりしなきゃ!って、思ってたのに。


どうしよう。

一緒の時間を過ごせば過ごすほど、わたしは彼を手放したくない。

許されない、事なのに。


目を覚ますと何故か彼は私を忘れてしまう。

夢だから、当たり前……かな。

私の世界には彼しか居ない。

それが当然だから、仕方のないこと。

そう、仕方がない……

でも、さいきんは、そう思えなくなってきてた。

覚えていてほしい。

忘れないでほしい。

ずっと、いっしょにいたい。




『忘れないでって、いっても、忘れちゃうよね……』

あ、考え事してたら変なコト言っちゃった!

いつもは、彼に余計な疲れが出ないように、細心の注意を払ってきていたのに。


『あ、ううん! 気にしないで!』

私のバカー!そんなこと言ったら、余計に気にしちゃうじゃん。

あーもー!なんか今日はうまく言えない!!

でも、気にしてほしい私もいる。

そんな時、頭をポンポンとしながら彼は言ってくれた。

――安心しろって。俺の彼女は幼馴染なんだから。覚えてるから。

『ふぇ?』

――勿論、現実世界には彼女なんて居ないぜ。幼馴染幼馴染言ってる奴に寄ってこないしな。


うれしい。

ちょっとだけ、”現実世界”というのが、寂しい。

――でも俺は幼馴染以外と付き合う気も、結婚する気もないぜ?

『……でも、私は、夢の中の存在、なんだよ?』

――そんなん、俺の妄想力でいつか越えてやるさ!

『……アハハ、妄想力ってなにようー』

――ハハハ、っと、そろそろ目が覚めそうだ。興奮しちまったからかな。

――んじゃ、またな!

『うん、また、ね』


彼が消えた途端、とてつもない寂寥感に襲われる。

今までは、そんなことなかったのに。

なんで?

なんでそんなにも、

あなたは誰にも向けたことのない楽しそうな顔をしてくれるの?

所詮、夢の中の存在の私なのに。

無理矢理、あなたの夢の中にねじ込まれた、イレギュラーなのに。

なんで温かく受け入れてくれるの?

私、どんどん好きになっちゃう……。


なのに、

そんなあなたを、他のひとに、いつかはとられてしまうの?

いつの間にか、”現実世界”に本当の幼馴染が出てきて、

夢の私は、忘却の彼方へ……?

そんなの、いやだ。


ドクン。

心臓の動悸が聞こえる。

これは、所有欲。

わかってはいる。許されない恋だって。

でも、もし……?

もし、彼があのコトに気が付かずに、私と”現実世界”で出会ってくれたなら……?

その、”現実世界”に私が来たなら……?

……彼ならきっと、わかってくれる。

私をこの上なく、受け入れてくれる。

彼の、全てが、欲しい。

”現実世界”まで、全て。

欲しい……!!!





















――欲しいのかえ?――



『! あなたは……?』



――儂の質問に答えたまえ。欲しいのかね?たとえ、許されざる恋だとしても――


『……ほしい、です』



――なれば与えてやろう、そなたたちの、”愛”に応えて――


『! そうすれば、男のもとへと行けますか!?』

『男と、結ばれることが出来ますか!?』

――期限は2ヶ月じゃ――

『……っ、2ヶ月……?』

――2ヶ月、真実が露見することがなければ――

――その世界はそのまま本物となるであろう――

『……っ、それじゃ!』










――守り通してみせるがよい――

――幸運を祈る――

――星が下りおつる、その日に裁定は下されるであろう――






~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



チュン……チュン……

幼「んぅ……」パチ

男「スースースー」

幼「……おはよ、おとこ」

幼(あと、1ヶ月切った……か……)


幼「でも……」

幼(本当のことを男に、話さないのは、心が痛いな……)

幼(でも、これを言ってしまえば、この時間が終わってしまう……)

幼(だから、今日からの、男の実家帰りは、ホントは反対したい)

幼(バレてしまうかもしれないから……)

幼「……もうちょっと、このままでいたいなあ……」ボソ


男「そうだなあ」

幼「っひゃい!?」ビックウ

男「!? どうしたんだ、幼」

幼「……え?え? 男、いつから起きてたの!?」

男「ついさっき」

幼「……いつ頃から」

男「このままで……のあたりから」


男「それにしても」

幼(っ! もしかして、もう感づいちゃったっ!?)

幼「ダメェエエエ!!!!」

男「うわっぷ!?」

幼「おとこっ! 落ち着いてっ! それ以上! 言っちゃダメなの!!!」

男「いや、落ち着けっていうのはお前だ! 何のしかかって来てんだよ!」

幼「だって、だって、だってぇ!!! 離れたくないようっ!!!」ポロポロ

男「だー! 分かった、わかったから!!」

幼「ほんとにっ!?」

男「ああ、離れたくないのはこっちも一緒だ」

男「だから、このままもう一回二度寝しよう、な?」

幼「……ふぇ?」

男「……へ?」


幼「あ、ああ、そうだよね、二度寝しよう、二度寝。(よかったぁぁあああああ)」

男「お、おう、おまいさんには参ったぜ。まあ俺もやぶさかじゃないがな」

幼「うん、うんっ!!」ギュー

男「お、おい、苦しい///」

幼「今日は強力充電が必要なのー」

男「何日分くらい?」

幼「一ヶ月分くらいっ!!」

幼「だから、2度寝じゃ足りないかも……///」ヌギヌギ

男「……それって///」

幼「……おとこも、いいよね?///」

男「……わかったよ、向こう行ってからだと中々充電できないかもしれんから///」

幼「うんっ!!」

幼(もうちょっとだけ、このままでもいいよね……?)


駅ですよ―


<ただいま、11番線に到着の電車は……



幼「やばいっ、おとこっ、もう着いちゃってるっ!!」

男「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」ハシレー!!!!




プシュー

ガタンゴトン……



ホンジツハ、シンカンセンヲゴリヨウイタダキ、……

男・幼「ま、」

男・幼「まにあったぁあああぁぁぁぁぁ」ダヘー


男「えーと、6号車の……」

幼「8番のDとEだから……」

男「あった、ここだ」

男「窓際どうぞ」

幼「うん、ありがと」ポスー

男「あ、キャリーケース上にあげとこうか、貸して?」

幼「うんっ、お願いします!」

男「よいしょっと」


幼(やっぱり、おとこはやさしいなあ……)ポー

男「幼?」ズイッ

幼「……ふぇっ!?」ゴチン

幼「あ、いったぁー……窓にい……」タンコブ

男「お、おいおい、大丈夫かよ、なんか今朝から変だぞ」

幼「う、うんー」イタタタ

男「タオルでも濡らしてこようか?」

幼「ううん、そこまでじゃないからだいじょーぶぅ……」

幼(今まで意識しないように気をつけてたのに……)

幼(期限のことが気になり始めちゃってる……)

幼(私が意識してしまえばきっと男にも気が付かれちゃうよう……)


男 ナデナデ

幼「はぅう」

男「よーしよしよし」グシグシ

幼「もー、そんなにしたらセットした頭がぁ……」

男「ははは、セットのようなセットもしてないのにか?」

幼「あ、ひどい! これでも女の子なんだから!」

男「寝ぐせがぴょんぴょこ立ってるぜ―」ナデナデ

幼「それはくせっ毛なんですぅー!」

幼「ふんすー!」

男「でもこのぴょんとしたの可愛い」

幼「……そう?」

男「気にしてたのか?俺は結構気に入ってるよ」

幼「……もう、ごまかさないでっ」

男「あはは、スマンスマン」


男「緊張してたんだろ?朝から」

幼「……うん」ズキッ

幼(やっぱり、ちょっと、胸が痛いな……)

男「緊張、今からしてたんじゃしかたないぜ」

男「そりゃ、俺も久々だから緊張してるけどさ」

男「だけど、二人一緒なんだから」

男「おじさんも、おばさんも、悪い人じゃないし」

幼「……うん、ありがと」

幼(ごめんね、おとこ……)


男「あー、それにしても乗り継ぎ合わせて6時間半かー」

男「初の二人旅にしては長くて申し訳ないなぁ」

幼「もう、それ何回言ってるの?」

幼「言ったでしょ、私は二人で行けるだけでとっても嬉しいって」

幼「それに、二人なら6時間なんてあっという間のキンクリだよ?」

男「そうかな?」

幼「そ・れ・に、さっきいっぱい、充電してもらったしねー///」

男「ああ……って、おま///」


幼「あんなに激しくって///」

男「やめっ///」

幼「こんなにされちゃって///」

幼「さいごには……いっぱ」

男「だぁあああああ!! それ以上はダメだああああ!!!」

幼「んふふー」テカテカ

男「おまえなあ……」ゼェーゼェー

幼「ま、乗り遅れなかったし、万事おーけー♪」

幼「新幹線乗ってるあいだも男で遊べるしねっ」(・ω<)

男「”で”かよ……”と”じゃないのかよ……」

続きを 相変わらずちょぼちょぼと

そんなこんなでツイタヨー

男「んーっ」ノビー

幼「んーっ」ノビー

男「ふはああああ」

幼「ふはああああ」

男「やっぱりこっちの空気は美味しいなあ」

幼「ほんとにおいしいねっ!!」

幼「ほんのり、海のかほり~」スンスン

男「ま、人はそんなに居ないんだけど」

幼「人が少ないほうが私はとっても落ち着くよ?」


<おーい

男「あ、おじさんだ」

幼「え?かいちょーさん来てるの?どこどこ?」

叔父「おーい、こっちだこっちー」

幼「……あれ?かいちょーさんよりちょいワルだ」

男「……まあ、否定はしないよ、」

男「55超えて革ジャンの白髪交じりのオールバックで肌も黒光りなんだから」

叔父「なんだーっ、久々にあったらずいぶんと逞しくなりやがって!」ガシイ

男「イテイテ、……久しぶり、おじさん」

叔父「ついでに綺麗で可愛らしい嫁さんまで連れてきてよう!」グシグシ

男「あだだ、来月まではまだ(仮)なんだけどね」

叔父「まだもクソもカッコカリもあるかいっ!!」スリーパーホールド

男「ぐええ、ギブギブ、現役の漁師にはかなわんからやめてくれー」パンパン

幼「ぽかーん」


男「歓迎ありがたいが彼女がついてきてないぜ」

叔父「おっと、これだから海の男ってのはいけねえ」

叔父「よろしくな、幼馴染ちゃん」

叔父「男からよーーーーーく、惚気話を聴いてるぜ」

男「ちょっ!///」

幼「は、はひ! よ、よろしゅくおねがっ///」ガコンッ

幼「い、いったぁー!!///」タンコブ

男「お、おいおい、目の前のキャリーバックに盛大にぶつけおって」

叔父「はっはっは、元気で可愛らしく愛らしいと来た、こりゃタマラネエナア」

幼「今日で脳細胞が2億男ぶん減ったあ……」ガクゥーッ

男「おい! ”男分”ってなんだ!”男分”って!!」

男「俺はそんなに単細胞生物だったのか!!」


幼「ちがうよう……」ナミダメ

幼「男分が減っちゃったっていうのは……」スッ……

男「どうしたんだタンコブなんか見せて」

幼「わかってるくせにぃー」ススイッ

男「……おまえなあ、はあ、充電だろ?」

幼「うんっ」ワクワク


男「……」

男「ていっ」チョンチョン

幼「ふぎゃーーー!!! ピンポイントにいーーーー!!!」イタイーッ!!!

男「ハッハ、人生はなにが起こるかわからんからなあ」

幼「バカー!! おとこのばかー!!!」


ブロロロロロロ

男「……おじさん」

叔父「なんだ」

幼「ムスー」


男「迎えに来てもらって助かったんだが」

叔父「うむ、大いに感謝するといい、あ、そこ右な」

男「っと、ここ右だったか、てか……」


男「なんで私が運転しているのでありましょう」

幼「それは罰です!!」フンガー!

叔父「罰なのです!」ガー!

幼・叔父「ねー?」

男(後部座席が意気投合してるだけウザい……)


叔父「そりゃ漁師町に来たなら海の男に従えっていう掟があってだな」

男「ねえよ」

幼「でも、女房は絶対、なんですよね?」

叔父「そうだ!」

叔父「女房に逆らった日にゃあ、逆らった、日には…………」

幼「おや! おじさん の ようすが ……! ▼」

幼「てってー、てってって、てて、てて、てて、てってーて」

幼「貝にこもったホタテのようになってしまった!!」テーテーテー テレレレッテレー!

叔父「シーン」シロメ

幼「ただの しかばねのようだ! 砂をはいてジャンプもしない!」

男「TRAUMAだからこれ以上掘り起こさないであげて……」


幼「おさななじみは 復活のじゅもんを となえた!!▼」

幼「アータタタタタタタタタタタ、ホワタァ!!」シュビシュビッ

叔父「無駄無駄無駄無駄無駄!!!」キリッ

幼・叔父「やるな?」キラーン

幼・叔父「アッハッハッハッハー!!!」

男「海に落とすぞ」イラッ

幼「なら私は貝になる!」

叔父「では私は男版の海女さんになって捕ってあげよう」

幼「え……、それだったら男と一緒に海の藻屑となります」

叔父「私の心の防波堤が一瞬でダイナマイッ」

男(うるせぇ……よっぽど若い娘と話すのが久しぶりなんだなコノヤロウ)


男「……だからおじさんとは幼を会わせたくなかったんだ……」ボソ

幼「およ?ヤキモチ焼いちゃった?」

男「ち、ちげーよ!!」

叔父「どうだ、幼ちゃん、男の運転する姿は」

幼「はい、初めて見ますがっ、とってもかっこいいです!!」

男「い、いきなりその話にするな///」

叔父「だが物足りねえなあ、もっとスピードがあったほうがいいんでないか?」

男「うるせえ、俺は法定速度厳守がモットーだ」

叔父「つまんねえ男に育ったなあ……、誰が育てたんだよ」

男「反面教師でしたありがとうございました」

幼「ふふふっ」


幼「でもね、男」

男「うん?」

幼「男の運転、初めて乗ってても、こうやって後ろでたくさん喋っちゃうから」

幼「すっごく私、安心して、信頼出来てるんだよ?」

幼「男の優しい心が私を包んでるみたい……」

叔父「ヒュゥ~^^」

男「///」

叔父「じゃあ、俺はここで降りようかな~?入り込む余地ないし」

幼「(言ってて恥ずかしくなっちゃった)///」

男「うるせえ! おばさんが目の前で手をふってるんだから、当たり前のことを言うな!!」

幼「あ、着いてたんだ///」


キキッ

バタン バタン

男「……おばさん、ただいま」

叔母「おうっ!よく帰ってきたね! 何年ぶりかね!?」

叔母「疲れてるのにこの馬鹿旦那が運転さしてすまんかったねぇ」

バカ旦那「」ピュー

男「あ、逃げた」

< ちょっと船の様子見てくる~

叔母「馬鹿だね! 今は休漁中だ―って夜中までドンチャン飲んでたの誰だい!?」

<そんなどこのドイツは飛んでったー

叔母「ったく」

幼「ふふふ」


幼「あ、おばさま、はじめまして、幼馴染です」

叔母「お~、あんたがあんたが!」

叔母「よく来たねぇ! こんな辺鄙なとこだがゆっくりしていって頂戴!」バシバシッ

幼「いたた///」

叔母「あら、ごめんねえ、普段から男どもに活を入れてるくせが出ちゃって」アッハッハ

幼「い、いえ~」

叔母「ま、こんなとこで立ち話も何だから入って頂戴な」

男「うん」

幼「はいっ!」

バカ「はーい」

叔母・男「あんたは網でも編んでこい」( ゚д゚ )クワッ!!

ば(ry「はい……( ´・ω・`)」トボトボ


男「……ただいま」

幼「おじゃましまーす……」

叔母「はい、おかえり、待っとったよ」

叔母「それに、幼馴染ちゃん」

幼「は、はいっ!?」

叔母「今度から、ウチに入る時はただいまっていいなさい」

幼「へっ……?」

叔母「一度でもウチの敷居を跨いだもんは皆家族だ」

叔母「それにあんたはもうすぐホントの家族になるんだ」

叔母「あんたも気軽にただいまっていってちょうだい」

男「おばさん……」

幼「……はいっ!……」ズキッ

叔母「それでよし」ニカッ

幼(おばさんまで……、ごめんなさい、そして、ありがとうございます……)


叔母「ま、あんたの部屋に二つ布団持ってっといたから」

叔母「二人してゆっくり荷解きしてらっしゃい」

叔母「手伝って欲しい時は容赦なく使うから安心しときな」

男「ハハ、ありがと」

幼「なんなりと!」

叔母「……玄関の影のそこのあんたもだよ!」

ヒョコッ|∃´・ω・`)< ハイ……

男「おじさん、」

幼「そこにいたんだ……」

|∃´・ω・`)< ……

男・幼「そんな生まれたての子鹿のポーズを取らなくても……」

叔母「幼ちゃんがやりゃあ色々堕とせるケド」

叔母「あんたがやりゃ男の大事なとこがおちてるだけだね」

|∃|||ω|||)ガガーンッ!

男・幼(叔母さんには敵わない……)

なつかしのへや

男「ふい~、やっとついた―」ドサー

幼「お疲れ様~」

男「幼だっておつかれ、降りた途端なんやかんやすまんかったなあ」

幼「ふふ、緊張なんてすっかりどっか行っちゃった」ポフー

男「おいおい、ついた途端に充電するとは」ナデナデ

幼「……でも、やっぱり正直つかれちゃったー」

男「そりゃそうだ、俺が疲れてるんだから幼はもっとだ」

幼「あー、私だって体力あるもんっ」

男「でも充電は無くなってるだろ?」

幼「せいかいー」スリスリ


男「まー、なんていうか、この部屋に女の子が来るなんて考えてなかった」

幼「えへへー」

男「女の子が来ると空気が変わるって言うけど」

幼「どうなったの?」ウワメヅカイ

男「……」

男「なんか部屋から出たくなくなった……」ギュー

幼「あ、おとこ、ニートになっちゃう―」キュゥ

男「幼馴染に養ってもらえるなら専業主夫で」

幼「じゃあ私も専業主婦で」

男「だめだこの二人」

幼「はやくなんとかしないと」

男「ふふふ」

幼「ふふふ」


幼「それにしても」

男「うん?」

幼「綺麗にしてあるね」

男「……うん」

幼「何年ぶりなんだっけ?」

男「たぶん、記憶が正しければ、8年ぶり」

幼「畳も日焼けしてないし、掃除が行き届いてるし……」

男「おばさんのことだから茣蓙(ゴザ)でもかけてたんだと思う」

男「……だから、顔が上がらねーんだよなあ、おれも、おじさんも」

男「もっとはやく帰ってくればよかったかな……」

幼「……これから、帰ってくればいいんだよ」

幼「なにげなく、ただいまって」

男「……うん、そうだな」

幼「私も、一緒にただいまって、言いたいから……」


コンコンッ

男「っと、はーい」

< おじゃまして悪いんだけど、手伝ってくれるかい?
< またあのバカ旦那が仲間連れて来ちゃってさあ……

男「うげ……、じゃ今日も宴会か」

< はぁ、まあねえ、でも今日は奥さんたちも来そうだから、

< 集会所でって話になってんだけど……

< あんたたち、疲れてるよねぇ……

男「あー、まあなあ」チラッ


幼(私なら大丈V!)ニコッ

男「(プッ、古いな)でも、幼馴染も出てみたいって言ってるから」

男「まあいいとこで切り上げるし、主役に担がれてるだろうからオーケーしといて?」

男「いろんな人達にまた勧誘されそうだけど」

幼(かんゆう?)ハテナ?

男(漁師にだよ、苦笑)ハハ

幼(あー、なるほど)コクコク

< わるいねえ、ま、よろしく頼むよー


男「ま、こないだ二人の新居へも引っ越し終わったばっかりだし」スタスタ

男「結婚式も、もそっと先にあるから」

男「ゆっくりに考えてみよーかなー、とはおもってるけどな」

幼「! そうそう! ゆっくり一緒に考えよ!」スタスタ

男「そ。向こうの伯父さんにも世話になってるしな」

叔母「……あー、悪いね、疲れてるとこ」

叔母「じゃああんたは酒と、幼馴染ちゃんは紙皿とか運んで頂戴」

男「おー」ガチャガチャ

幼「おー」(二名)

叔母(二名ってなにかね?私は魔王さまじゃないよ)

男・幼(魔王さまよりも強力な何かです cf→チャー研(ry)


そんなこんなでいつもの?郷の宴会


叔父「では、放蕩息子の帰還と!」

男「……おい」

叔父「海の女神たる幼馴染ちゃんの定住を祝って!」

幼「まだ定住はわかりませんけどねー、ふふっ」

叔父「かんぱーい!!!」


カンパーイ!!!


カチンカチン グイッグイッ ワアアア パチパチパチ


わいのわいの

幼「クピクピ」

男「グビグビ」

男・幼「ぷはーっ」

仲間A「おお、もはや夫婦のような息のあった飲みっぷり!」

仲間A「どうだ、一献」

男「あ、ありが(ry」

仲間A「おめぇさんじゃねえ」

男「え」

幼「ありがとうございますっ!!!」ズズイッ

仲間A「はいよっ天使様っ」トクトク

幼「いただきますっ」

幼「クピクピクピ」

幼「ぷはーっ!!!」

みんな「おおおおおおお」パチパチパチ


男「……みんな持ち上げ過ぎだ……」ブツブツ クイッ

叔父「はっは、こんな若え娘子なんて何年ぶりだからな、勘弁してやってくれ」トクトク

男「おじさんも……ご返盃を」スッ

叔父「おお、おめえさんもイケるクチになって……」トクトク

男「おいっ!注ぐなよっ!」ナミナミ

叔父「バカが。いつご返盃ができるほど偉くなりやがった」

叔父「若えやつは年寄りに飲まされて潰れるのがセオリーだ」

男「……わかったよ」グイッ

叔父「おお! それでこそ俺が育てた男だな」


叔母「まったく、あんたは高校の頃から飲ませおってからに」

叔父「まて、高校の頃からとか現在の出版社的に言うのはマズイ」

叔母「出版社も何もあるかい! あんたはサボった分、汁物作るの手伝いな!」ムンズ

叔父「あああ、そんな、せっかくの弟分との飲み合いがっ」ズルズルー

叔母「つべこべ言わずに手伝うっ! あんたもこの町ピカイチの捌き手なんだから!」

叔父「お、そう君も思うかね?」(`・ω・´)シャキーン

男(あ、この乗せられやすいとこはおじさんに似たなあ、俺///)

みんな「あっはっは、いいぞー、ピカイチの夫婦漫才!」

幼(おじさん、おとこにイチイチ似てる―)ニコニコ


幼「さっき聞きそびれてたんだけど、」

男「ああ、おじさんのことか?」

幼「うん」

男「ま、俺が基本的におじさんっていうのはこっちの馬鹿っぽいほうなんだ」

ヒョコッ|∃`・ω・´)< 馬鹿っぽいとは何だ! プンスカ

叔母「お・と・う・さ・ん?」ニッコリ

←|ω・`;)つ < あああースイマセンデシター!!!!ダカラ ソレダケハーーー!!!

男「……で、俺の母親の弟なんだ」

幼「あっ、そうなんだ」

男「そ。3つ下。この町からうちの母親は嫁いできたんだ」

男「ちなみにあっちの会長は俺の親父の10歳の兄さんなんだ」

幼「あーなるほろー」モグモグ


奥さんA「そーそー、お母さんは偉いべっぴんさんだったよお!」

奥さんB「そうだったねぇ、幼馴染ちゃんみたいに」

奥さんA・B「……幼馴染ちゃんみたいに……」

奥さんA・B「じー」

幼「な、どこ見ていってるんですか!!」


奥さんA・B「おっぱい」キッパリ

幼「ひっ」

奥さんA「いいねぇ、若い子って」ニギニギ

奥さんB「そうそう、私達にもこんな時が……」ニギニギ

幼「ひ、ひえぇっ!!」カクレ

男「ちょっ、お二人さん、飲み過ぎ、……?」カバイカバイ

奥さんA・B「……」ジー

     _人人人人人人人人人人人人人人人_
幼「?」 >  ウーンマイッ テーレッテレー!!!(胸)    <
      ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

奥さんA・B「この郷史上ピカイチなんじゃないかい、形と言い、大きさと言い……orz」ズーン

幼「えっ、ええっ!? ごめんなさいっ!?」

奥さんA・B「謝らないでくれ……、悲しくなってきた……」ズズーン


叔母「ほーれほれ、飲み過ぎだよあんた達、それぞれ旦那にでも慰めてきてもらいなっ!」

奥さんA・B「はーい」

男「ま、まあ気を取り直して、だな」

幼「……」ムニュムニュ

男「……おさななじみ、さん?ナニヲ……」

幼「……やっぱり、おおきくて、よかった?」ムニュウ

みんな「ヲヲヲヲヲヲッ!!!!!」

男「っ」

幼「どう、なの?」


男(なにそのここぞとまでに寄せられて強調された胸、ワンピースといへども谷間抜群の破壊力じゃないっすか、てぁやばいここでズバッと答えなければ他の奴らに最高だ!とか言われてしまって私の面目が立たないではないか、なにこののっぴきならない状況、と言うかさっきの奥さんたちのためにも彼ら男勢を沈めなくては後々チクチク言われるに違いないではないか、つまるところ私は背後に水神を布いていましてですねっ!!!あ、字を間違えた)プシュ~

男「……幼馴染」

幼「ひゃいっ!」

男「おまえは誰にもわたさんぞおおおおおおおおお!!!!!」ムギュウウウウ

幼「ふわわわわ////」

みんな「うわーお!!!」ヒューヒュー



男「みなさーん! ずぇったい、幼馴染には手を出させませんから!!!」

男「誰がなんと言おうと、俺だけの女神ですからっ!!!」



男「そこんとこ夜露死苦ぅ!!!!」つ|一升瓶| ゴブゴブゴブ

幼「いよっ漢の中のおとこぉーーーー!!! だーいすきー!!!」ンチュー

みんな「ヒューヒュー!」




……その後は、なんだか記憶が無いや。

この若き夫婦にとか何とか言って、ふたりとも酔い潰されてたみたい。

キリがいいとこなんて、この郷にや、ありゃしなかったのを忘れてた。

そんなことを、おとこがブツブツいってた。

ふふ。

でも、わたしも、こんなベロンベロンなのに、

郷の一員として扱ってくれたのが、とってもうれしかったんだあ……。

そんなことで、二人手をつないで、潰れたとこで記憶はおしまい。

あとは、私はおばさん、

男はおじさんにおんぶされながら帰って、そのまま布団に放り込まれたんだって。


そんな夜は、とっても甘くて、のどが渇いて、

寝たような寝れなかったような夜だったけど、

ふたりともいつも以上に抱き合って。

どこからどう見てもアツアツだったって、

おじさんにからかわれるほどの夜だったみたい。

うなされながら寝てただけなんだけど。

そんな夜ほど、覚えてられないのも、また一興、なのかな……?

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年12月07日 (日) 04:09:53   ID: YZK4Yurm

きもちわるい

2 :  SS好きの774さん   2015年06月16日 (火) 23:07:05   ID: Ti9w1ojk

え?これで終わり?

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