七海「お魚に付き合うのれす!」 (120)

※複数P世界、安価スレ
エロ、鬼畜は安価下
誤字脱字・駄文・亀注意
ほのぼの



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1416257527

のあ「みくと付き合いたい…いえ、付き合うわ。」
ex14.vip2ch.com

亜季「お付き合いしない日」
http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1415683987

亜季「お付き合いしない日…だったのでありますが…」
http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1415796152

雫「付き合ってませんよー。」
雫「付き合ってませんよー。」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1415884563/11)

美玲「ウチは付き合うぞ。」
美玲「ウチは付き合うぞ。」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1416031172/)

凛「付き合わなくていいよ。」
凛「付き合わなくていいよ。」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1416131908/)

の続きです
日常の17回です。
まったりしたいなー

文香の家

文香(こうやってのんびり本を読むのも…いいものです…本の世界に浸れます…)

文香(窓辺はぽかぽかします…こんな午後はつい眠く……でも今日はこれから約束が…)

文香「すぅ…すぅ…」

ガチャ

???「お迎えにあがりましたよ。…むむ、寝ておられますな。ここはお起こししないようにご注意するでありますよ。」
ヒソヒソ

???「了解なのれす!ついたら起こしてびっくりさせるのれす!」ヒソヒソ

ザザーン ザザーン

文香(…波の音が聞こえます。……先程まで読んでいた本の影響でしょうか…
リアルな夢です…)

ザザーン ザザーン

???「また大物が釣れましたな!」

???「チッチッチ。釣れたんじゃなくて、釣ったのれす!」

???「これは失礼しました!おっ、私にも当たりが!」

ザザーン

文香(…人の声まで聞こえます……この声は……)

???「釣りはお魚との戦いなのれす!」

???「勉強になるであります!」

???「油断したほうが負けるのれす…それ!」バシャー ピト

???「何と…」

文香「(冷たくて…ぴちぴちしてる…?……)鮗?!」ガバッ

???「鮗がお顔に…」

???「返しが抜けちゃったのれす…」

文香「亜季さんに…七海ちゃん?…と鮗?」

鮗「15cm以上がコノシロです。」ピチピチ

文香「……あ、そうでした…」

亜季「今日は釣りに行くお約束でしたのでお迎えにあがったのですが、あまりにもお気持ちが良さそうに眠られておられたので…」

文香「……すみません…お約束は覚えていたのですが…その…あまりにもぽかぽかしていたので…///」

七海「ぽかぽかしてるとお昼寝したくなりましゅから仕方ないれすよ〜。」

文香「…あの……ここは?」

亜季「>>9であります。」

船の上

亜季「船上でありますな。正確には太平洋上であります。」

文香「…船釣りなんて…始めてです…」

七海「七海の提案なのれすよ!」エッヘン

亜季「私が運転させていただきましたが…揺れなどが酷くなかったようで一安心であります。」

七海「本当にぐっすりだったのれす〜。」

文香「……///」

七海「さあ、今日は七海の技を見て盗むのれす!口では説明しないのれす!」

文香「は、はい!」

亜季「まあ、そうご緊張なされないでください。鷺沢殿は初心者であられますから、釣りの楽しささえ覚えていただけたら結構です。」

文香「…釣りはよく分かりませんが…頑張ります!」

亜季「ふむ…将来有望でありますな!」

七海「鷺沢さんはこの竿でしゅね。」

文香「…見た目よりもずっと軽い?!」

七海「七海お手製なのれす〜。作り方は企業秘密れすよ?」

亜季「救命胴衣も念のため着用してください。鷺沢殿なら心配はご不要とは思いますが。」

文香「…救命胴衣…実際に着たことはありませんでした…本で読んだことはありましたが…」

亜季「鷺沢殿が起きられたので釣り方を変更しましょう。七海殿のスタイルはハイレベルすぎます。」

七海「それもそうれすね…」

文香「あの…私にもできるのは?」

七海「だったら>>15

一本釣りですね

七海「一本釣りれすね。」

文香「…難しそうですが…」

七海「そうでもないれすよ?七海をよく見てるのれすよ…」
シュッ ビタン シュッ ビタン シュッ ビタン シュッ ビタン
※参考動画
http://m.youtube.com/watch?v=n4FCkF3Pry4

亜季「流石のお手並みでありますな!」

文香「…す、凄いです…!」

七海「お魚の呼吸を読むのれす。タイミングを合わせるのれす。」

文香「…私には………」

亜季「ならば鷺沢殿には私がお付きします。」

文香「……お願いします。」

七海「竿をしっかり握ってヒットしたらビクンビクンってなったら気持ちいいれすよ。」

文香「……///」カアアアア

亜季「?!」

七海「お魚のお話れすよ〜。思ったより知識があるのれすね〜。」ニコニコ

亜季「どういった意味でしょうか?」

文香「…な、なんでもありません。///」シュウウウ

文香「…早く釣りをしましょう!」///

亜季「は、はあ…まずは私が見ていますので針を投げ入れてみてください。」

文香「こうですか?」ヒュッチャポン

亜季「なかなか筋がありますな!…!かかっています!」

文香「えっと…?!」ザバー


亜季「竿をあげてください!」

文香「えいっ!…釣れました!」

亜季「ふむ…これは>>21でありますな。」

亜季「これは鰹でありますな…本当に御経験はあられないのですか?!」

文香「これが初めてなのですが…」

亜季「私如きなどよりすぐに上手くなられそうでありますな…」ショボン

文香「ビ、ビギナーズラックですよ!」

亜季「いえ、これほどの鰹はビギナーズラックなどで釣れるものではありません。」

七海「これは亜季さんより筋がいいれすね。」

亜季「…」ズーン

七海「亜季さんは最初は竿を握りつぶしちゃったりしてたれすから。」

亜季「…」ズーンズーン

文香「亜季さんもすぐ釣れますよ!」

亜季「…そうでありましょうか?」

七海「この鰹は無理でしゅね。」

亜季「…」ズーンズーンズーン

文香「…つ、次を釣りましょう。」

七海「そうれすね。鷺沢さんはもう一人で大丈夫れすよ〜。」

亜季「随分と卒業のお早い生徒でありました…」

七海「すごいれすよ。次は七海と勝負して欲しいれす。」

文香「……それは流石に…」

文香「(でもこの勝負で私が負けたら……亜季さんも自信を取り戻してくれるかもしれません。)では…勝負しましょう。」

七海「分かったれす〜。一時間で1番大物を釣った人の勝ちれすよ?」

亜季「…私は…結構であります…」

文香「…私は亜季さんの…釣りが見たいです。」

亜季「そう仰られるなら…」


釣り勝負 結果は
>>27

量は文香
大きさは亜季の勝ち

安価把握

一時中断させていただきます

再開します

文香「…勝負は亜季さんの勝ちですね…とても敵いません…」

亜季「いえ、量でしたら私の大敗です。やはり鷺沢殿の方が…」

文香「いえいえ…私にはそんな大物は釣れません…どうしたら大物が釣れるか教えてください…教官。」

亜季「きょ、教官…私が…参りましたなー…///」テレテレ

文香(可愛い…)

文香「七海ちゃんは…」

七海「………」シュッ ビタン シュッ ビタン
シュッ ビタン シュッ ビタン シュッ ビタン シュッ ビタン

亜季「ああなられると集中されているのでお声をかけても気付かれません。」

文香「…いわゆる入れ食い、と言うのでしょうか…別の物を見ている様です…」

亜季「ああやって帰る頃にはいつも船の冷凍室が満杯になるのですよ。」

亜季「…折角ですから釣りたてを捌いていただきましょう。釣りの醍醐味の一つでありますよ。」

文香「でしたら七海ちゃんにも作ってあげましょう。…今から作ればちょうど夕飯の時間になると思います。」

亜季「もうそんな時間でありますか?!これは一時間としたはずですが熱中してしまいましたな。」

文香「私もです……釣りとはとても楽しいですね。」

亜季「そうでありましょう!」

文香「はい。……時間を忘れてしまいました。」

亜季「それで、今晩の献立は何に致しましょうか?」

文香「他にはどんな食材がありますか?」

亜季「米と調味料。野菜も基本的な物はあります。」

文香「…でしたら>>35にしましょう。」

刺身と鍋

文香「お刺身と鍋にしましょう。」

亜季「新鮮な食材を活かせるメニューでありますな。」

文香「お刺身は美玲ちゃんには敵いませんが…私も作れますので鍋を作っていただけないでしょうか?」

亜季「了解であります。腕によりをかけた鍋をお作りしましょう。ではお刺身はお任せします。」

文香「…お口に合うと良いのですが…」

1時間後

七海「えへへ…いっぱい釣れたのれす〜。あれ?2人がいないのれす?」

亜季「七海殿が集中していらしたのでその間に夕飯を作らせていただきました。」

七海「それはありがとうなのれす〜。」

文香「その…お刺身と鍋です…」

七海「お刺身と鍋れすか…七海はお魚料理には厳しいれすよ?」

七海「ふむふむ…お刺身は切り方は合格れすね。お皿への盛り付け方も美しくできているれす。」

文香「ありがとうございます。」

七海「お鍋は…見たところはチゲ鍋れすね。」

亜季「冷えられたと思いレーションチゲ鍋にしてみました。」

七海「食べる人の事を考えたお鍋…まずは合格れすね。」

亜季「ありがとうございます!」

七海「肝心の味を確認させてもらうのれす。」

亜季「…」ドキドキ

文香「…」ドキドキ

七海「…」パクッ…ズズズ…

文香「…どうでしょうか?ドキドキ

七海「>>41

…美味い、世界一美味いれす

七海「…美味しい…世界一美味しいれす…!」

亜季「本当でありますか!やりましたな鷺沢殿!」

文香「…七海ちゃんにお魚料理で認められました……!」

七海「…七海はこんなに美味しいお刺身とお鍋は食べた事が無いのれす…お魚にはまだまだ可能性があったのれす…」

文香「そんな…大したものじゃないです…///」

七海「いや、亜季さんと鷺沢さんは免許皆伝れす!七海が教える事はもう無いれす!」

七海「これのお礼に七海に出来ることならなんでも聞くれすよ!」

亜季「では私はいつものお魚をいただければ結構であります。」

七海「お安い御用なのれす。鷺沢さんは?」

文香「えっと…では…///」

七海「何でもいいれすよ?」

文香「……その……名前で呼んで……欲しいです……///」

七海「そんな事でいいれすか?文香さん。」

文香「……!」

亜季「成る程…では私も文香殿と呼んで構わないでしょうか?」

文香「…寧ろ…そう呼んで欲しいです。」///

七海「文香さんとの間が近くなった気がするのれす〜。」

亜季「より親しくなれた気がします!」

文香「………やっぱり恥ずかしいです。///」

七海「えへへ〜。文香さん。早く一緒に食べるれすよ。」

亜季「一緒にいただきましょう、文香殿」

文香「うう……」///

夕食後

亜季「釣り道具は片付けてしまいましたし時間が余ってしまいましたな。」

七海「明日は朝釣りれすから体力を温存しなきゃダメれすからね〜。」

文香「…では…お話をしませんか?」

亜季「ふむ…話題は何にしましょうか?」

七海「七海は>>48についてがいいと思うのれす。」

拓海さん

七海「七海は拓海さんについてがいいと思うのれす〜。文香さんは拓海さんについてどう思いましゅか?」

文香「そうですね……一見怖そうに見えますがとても可愛らしい方です……それに小さい子の面倒もよくみておられます。」

七海「拓海さん面倒見いいれすからね〜。亜季さんはどう思うでしゅか?」

亜季「私にとっては可愛い娘です。素直になれないのが玉に瑕ですが、そこもまたチャームポイントですね。」

七海「えへへ…七海は猫が好きなところも可愛いと思うのれす。まさにあれこれギャップ萌えなのれす!」

亜季「今でも猫をよく拾っていらっしゃるので里親の方にお渡ししているのでありますよ。」

文香「…拓海ちゃんの部屋…猫グッズだらけで…一回からかってみたら顔を真っ赤にしていました。…とても可愛らしかったです…」

七海「『う、うるせえ!///猫ちゃん可愛いだろうが!///』」

亜季「はっはっは!そっくりでありますな!」

文香「…今のをもう一回お願いしても…」

七海「いいれすよ。こほん。『べ、別にテメエの為じゃねえし!か、勘違いすんなよ!』」///

亜季「あっはっはっは!」バンバン

文香「………」プルプル

七海「『たくみんスマイルでばっちぐー☆……み、見てやがったのか!///』」

亜季「あっはっはっは!本人にしか聞こえません!」バンバン

文香「あんまり弄ると…くふっ…かわいそう…ふふっ…」プルプル

亜季「七海殿の意外な特技でありますな。」

七海「えっへんなのれす!」

亜季「文香殿の笑いがふふっ…止まらなくふふ…ので次の話題に行きましょう。」プルプル

文香「なら次は>>54がいいです…ふふっ…」プルプル

他に得意な物真似は?

文香「…他に得意な物真似とかはありますか?」

亜季「私も気になります。」

七海「仕方ないれすね〜。こほん。『塗料をこぼしたんじゃないっす!こぼした風のアートなんす!』」

亜季「この前事務所で吉岡殿が塗料を缶ごと倒された時でありますな。」

文香「その後沙紀Pさんに『事務所にアートも描くな!』って怒られて…くふふ…」プルプル

七海「『あぁ〜…腰痛え☆…あ!菜々さん、おはようございます!」
『ちょっ、はぁとさん何で敬語なんですか?!』
『目上には敬語使えるタイプなんで。』」

亜季「はははははははは!」バンバン

文香「クオリティ高い…くふふふ…くふふふふふふ」バンバン

七海「『目上じゃないですよ!年下ですよ!』
『菜々さん…今年のレコード大賞って何でしたっけ?』
『仮面舞踏会じゃなかったでしょうか?』」

亜季「一人二役とは…あーはっはっは!く、苦しい!」バンバン

文香「確か…1986年の曲ですよね?」プルプル

亜季「些か…古いと言いますか…」
プルプル

七海「17歳なのに何で間違うのれすかね?」

亜季「ふ、触れないで差し上げましょう…」プルプル

文香「久しぶりにくふっ…大笑いふふっ…しました。ぐっすり寝れそうです。」

船室

亜季「………」zzzz

七海「えへへ…お魚天国なのれす…」
zzzz

文香(思い出し笑いで…くふっ…眠れません…)

文香(こんな時は>>60です。)

中断します

夜風に当たる

再開します

文香(夜風に当たりましょう…)

亜季「………」zzzz

七海「リュウグウノツカイなのれす……」zzzz

文香(起こさないように気をつけないと…)

ガチャ…バタン

甲板

文香「夜風が気持ちいい…」

文香「思わず声が漏れてしまいました……風が透明です…こんなに気持ちいい風があったなんて…」

文香「友達と3人で船の上で釣りなんて……昔の私には想像もできないでしょうね…」

文香「…物真似面白かったです…拓海ちゃんが特にそっくりで…」

文香「誰かと笑いあえる…それが今の日常…自分とは縁遠い世界に思っていましたが…ふふっ…まだ信じられません…」

文香「…海も凪いでいます…静かですね…」

文香「なんだか寝るのはもったいないです…少し本を読みましょう…」
ゴソゴソ

文香「…………」ペラッ

文香「…海の上で読書というのも新鮮ですね………」

文香「………」ペラッ

翌朝

亜季「おはようございます!お早い起床でありますね!」

七海「文香さん早起きれすね〜。七海はまだ眠いのれす〜……ふわぁ…」

文香「……おはようございます(朝です…気付きませんでした…)」

亜季「今日も一日頑張りましょう!まずは朝のストレッチです。同じ姿勢が続くと体に良くありませんからな!」

七海「な、七海は道具の手入れを…」
ガシッ

亜季「ストレッチはされないと駄目でありますよ!」

亜季「CDとラジオカセットは持ってきております。ミュージックスタートであります!」カチッ

「おはようございます!ストレッチの時間であります!」

文香「…亜季さんの声…」

亜季「恥ずかしながら私の体操番組の物でして…」///

七海「……文香さん…七海は文香さん死なないで欲しいれす…」

文香「……え?」

亜季「さあ、始まりますよ!」


ストレッチの時間です
君は生き残る事が出来るか?
結果は?
>>68

30分後

「続きましては201番から…」カチッ

亜季「ここからが良いところなのですが…今日は時間の関係でここまでにしましょう…残念であります…」

七海「文香さん!文香さん!しっかりするのれす!」

文香「……これからは…朝に体操を…します…毎回これをやっているんですか…………?」

七海「……この前はフルで634番までやったのれす……」

亜季「動きたりませんが仕方ありません。…帰ってからトレーニングをしましょう。」

文香「……まだやるんですか?!」

亜季「普段はフルの後にランニングと筋トレをやってから朝は出かけていますが…」

七海「七海たちと比べちゃいけないのれす…」

文香「……アイドルって過酷なんですね…」

亜季「体もほぐれた事ですし、今日の釣りを開始しましょう。」

七海「七海はこの新型対超大型魚用釣竿を試すのれす!」

文香「…普通の釣竿の10倍くらいありますね…」

七海「今日はもっと大物を狙うれすよ!」

亜季「新たな釣竿ですか!早く私も性能が見たいであります!」

七海「進化を止めるのは退化と同じ事なのれす…」

文香「しかし…魚を釣るには大きすぎるのではないでしょうか?」

七海「……そうでもないれすよ?」
ヒュッ

亜季「釣りは奥が深いのであります…」

文香「は、はあ…」

七海「…………かかったのれす!」

文香「もうですか?!」

亜季「むむ…あれは>>74でありますな。」

亜季「あれは鰤でありますな…30m程でしょうか?」

七海「あちゃー…ベストスコア更新にはならなかったのれす…」

文香「…!船に体当たりしようとしていますよ!」

鰤「………」バシャアアアン!

亜季「ふむ…体当たりされるのは少々まずいですな…七海殿!」

七海「竿を持ってるれすよ!」

亜季「竿は私が持ちました!」

文香「…もう直ぐそこまで来てます!」

七海「…文香さんに特別に七海の秘技を見せてあげるれす…」シュッ ガシッ

鰤「?!」

七海「奥義『鯖折り』!」メキィ

鰤「……!」ブシャアアアア

七海「……」スト

バシャアアアン!プカー

鰤「」

亜季「流れるような技…お見事であります。」

文香「七海ちゃん…血が…血が…!」

七海「返り血を浴びちゃってあとで七海Pさんに磯臭いって怒られちゃうんれすよね〜。えへへ…」

文香「……全身真っ赤…」

亜季「鯖折りすると鮮度が落ちにくいのです。」

七海「あっ、鰤でも鯖折りって言うんれすかね〜?」

亜季「言われてみれば…」

文香「そういう問題なのでしょうか……」

亜季「船には乗らないので牽引して帰りましょう。ワイヤーをとってください。」

七海「ワイヤーをかけるのはお任せするれす。」

亜季「文香殿は血の臭いは大丈夫でありますか?」

文香「…脳が追いつきませんが…その…大丈夫です…」

七海「船にはシャワーが無いのだけが悩みれすね…」

亜季「申し訳ありませんが、タオルで我慢されてください。」

文香「……全身血塗れのアイドル…」

グイ

文香「?!」

七海「文香さん!当たりれす!早く引っ張るれす!」

文香「……竿が重い!」

亜季「……これは…大物でありますな!釣りの才能があられますよ。私たちも加勢致しましょう!」

七海「この感覚は…>>83れすね。」

イセエビ

目が…目が…

今日はここまでとさせていだきます

明日って今さ!

再開します

七海「これは…イセエビれすね…」

文香「イセエビって釣れるんですか?」

亜季「おそらくは針が殻に引っかかったのではないかと思われます。」

ギシギシ グラァ…

七海「……!船が引っ張られるのれす!」

亜季「足場が不安定では分が悪い……」バサッ

亜季「潜って仕留めてきます!」
ドボン

グラッ プカー

亜季「見てください!これは思わぬ収穫であります!またもや船には乗りませんよ!」

巨大イセエビ「」

文香「…これは…大きいですね…よく糸が切れませんでしたね…」

亜季「池袋博士と七海殿で強度開発した特殊強化糸であります!………七海殿?七海殿がおられません!」

文香「…多分船が揺れた時に…七海ちゃん泳げないのに……!」

亜季「まだ遠くへは流されていないはずであります!」

文香「………あそこです!」

七海「……な、七海は泳げないのれす…!ブクブクブク………」

亜季「今助けに…!」ザバン

亜季「文香殿?!」

文香「私に任せてください!流れは読めます!」

亜季「……お任せします!」

文香(七海ちゃん…絶対助けます!)

ブクブク

文香(七海ちゃんは………居た!)

ガシッ ザバア

文香「ぷはぁ…七海ちゃん、しっかりしてください!」

亜季「ロープを投げます!掴まってください!」ヒュンッ

ハシッ
文香「掴みました!引き上げてください!」

亜季「了解しました!はっ!」
グイッ ザパァ

亜季「七海ちゃんは?!」

文香「…呼吸ありません…七海ちゃん!起きてください!」

亜季「水を飲まれただけなので助かります!落ち着いてください!」

文香「…本当ですか!」

亜季「落ち着いて>>92です!これをされれば呼吸が戻られると思います!」

心臓マッサージ

亜季「心臓マッサージです!代わってください!」

文香「七海ちゃんを…七海ちゃんを助けてください!」

亜季「大丈夫であります。文香殿はそのまま呼びかけてください!」グッ グッ

文香「分かりました!七海ちゃん!七海ちゃんしっかりして!七海ちゃん!」

亜季「七海ちゃん!グッ グッ

七海「…ゴホッ…ゴホッ…!」

文香「………七海ちゃん!」

七海「ゴホッ……えへへ…溺れちゃったれす……」

文香「七海ちゃん………良かった……もう放しません…」ギュッ

亜季「心配しましたよ…」ギュッ

七海「えへへ…捕まっちやったれす〜」

文香「私…七海ちゃんが目を覚まさなかったら…」

七海「……海の中で文香さんが見えたれす…お魚みたいで綺麗だったれす…」

文香「……もう溺れてはいけませんよ?」

七海「その時はまた文香さんが助けてくれるれす〜。」

亜季「これからはちゃんと泳ぐ練習もするのでありますよ?」

七海「そのうち頑張るれす!」ピッ

文香「駄目ですよ。」コツン

七海「あ痛!…ひどいれす〜。」

亜季「そのご様子だとお体に異常はあられないようですな。」

七海「うぇぇ…でも口の中がしょっぱいれす…」

文香「それくらいは我慢してください!とても心配したんですか!」

七海「えへへ…ごめんなさいれす…か

亜季「何か体の温まる飲み物でもお淹れしましょう?ご希望はありますか?」

七海「>>98

訂正
亜季「そのご様子だとお体に異常はあられないようですな。」

七海「うぇぇ…でも口の中がしょっぱいれす…」

文香「それくらいは我慢してください!………とても心配したんですか!」

七海「えへへ…ごめんなさいれす…」

亜季「何か体の温まる飲み物でもお淹れしましょう?ご希望はありますか?」

七海「>>99

魚れす魚

甘いものが飲みたいれす…

七海「甘い物が飲みたいれす…」

亜季「ココアで構わないでしょうか?」

七海「ココアは大好きなのれす〜。」

亜季「文香殿にも淹れて参りますね。少々お待ちください。」

文香「…ありがとうございます。」

亜季「ココアであります。慌てないで少しずつ飲まれてください。」トン

七海「いただきま…あつ…あつ…熱いのれす!」

亜季「慌てないでくださいと…」

文香「あ…美味しい。」ズズッ

亜季「お疲れになられているときは甘い物であります。」ニコッ

七海「あつ…美味しいれす〜。」

文香「それにしても全員濡れてしまいましたね…」

亜季「全員海に入ってしまいましたからな…」

七海「ずぶ濡れなのれす…」

亜季「風邪を引く前に帰還しましょう。」

文香「…はい。…早く着替えたいです。」

亜季「その前にこのイセエビを何とかしなくては…」

巨大イセエビ「」

亜季「捨てるのは勿体ですし、何よりイセエビに失礼です。」

七海「船にはもう積めないれすよ?」

文香「…だったら、>>105

解体しちゃいましょう

文香「だったら解体して持って帰りましょう。」

亜季「ふむ…それでしたら何とかなるかもしれません…七海ちゃん!」

七海「解体しがいがありましゅね…」

亜季「七海ちゃんにお任せすれば大丈夫であります。」

文香「七海ちゃん海では万能ですね……泳げませんが……」クス

亜季「それに関してはお困りしています…今日も文香殿がおられなかったら…」

文香「いいえ……亜季さんが的確な心臓マッサージを行ったからです…」

七海「………」バキバキバキバキ

亜季「早いものですな。もう半分ほど解体しておられます。」

文香「あんなに大きかったのに…」

文香「この2日間は疲れました…」

七海「七海もくたくたれす…あ、解体終わったれすよ!」

亜季「ありがとうございます!船に固定するのは私にお任せください。」

七海「文香さんは釣りは楽しかったれすか?」

文香「色々ありましたが…楽しかったです。」

七海「それは良かったれす!」ニパー

七海「今度は男の人を落とすお魚料理を教えてあげるれす。」ボソッ

文香「!」///ボンッ

七海「拓海さんも純粋れすけど純粋で可愛いれすね〜。」

文香「わ、私はそんな……」///

七海「教えて欲しくないれすか?」

文香「……>>111

ぜ、ぜひ///////

文香「ぜ…ぜひ//////」

七海「キンメダイみたいに真っ赤なのれす〜。」

文香「………///」

亜季「何をお話されていたのですか?」

七海「釣りの方法のお話れすよ。」

亜季「私もご教示願いたいものでありますな。」

七海「亜季さんにはもう必要ないれすよ〜。」

亜季「はて?」


七海「竿の握り方も教えてあげましゅよ〜。釣りの話れすよ?」

文香「………///」カアアアア

亜季「竿?何故赤くなられているのですか?」

文香「……か、帰りますよ。///船を出してください!」

亜季「…ふむ…了解しました。帰りは飛ばしますよ!しっかり掴まっていてください!」

漁港

亜季「到着しましたよ!」

文香「お風呂が恋しいです…」

七海「早くお魚をみなさんにあげたいのれす〜。」

漁師「今帰りかい?……ひぃ!」
ダダダダダダ

亜季・七海・文香「?」

亜季「どうされたのでしょうか?」
←巨大イセエビと鰤と大量の魚を背負っている若い女性

文香「何か怖いものでも見たような反応でした…」
←ずぶ濡れで前髪を垂らした女性

七海「お魚が嫌いだったんれすかね?」
←全身返り血まみれで笑っている女性


おさかな

8作目のフラグを回収してみました

仲の良い感じが伝わったら嬉しいです。
鷺沢さんもすっかりアクティブに…

朱に交われば赤くなりますね


次回 急転直下……では無いけど安価から始めたいですねー

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