ギルガメッシュ「綺礼、TSUTAYAに行くぞ」 (172)

言峰「どうした、お前らしくないな?しかもよりによってTSUTAYAとはな」


ギルガメッシュ「我はこの世のありとあらゆる悦を知る責務があるからな、現界したこの世界の"映像作品"とやらをみてやろうと思っただけのことよ」


言峰「ほう。ちなみにTカードは作ったのか?」


ギルガメッシュ「そんなもの作っておらん。カードがないからわざわざお前を誘ったのだよ」


言峰「ふん。代金ぐらいは自身で賄えよ、英雄王」


ギルガメッシュ「案ずるな。お前の分も奢ってやろう。」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1416178695

ーin TSUTAYAー

ラッシャーセー

ギルガメッシュ「ほう、色々とモノが多いではないか。下賤の者達にしては上々だな。」


言峰「目的を果たしてさっさと帰るぞ。お前と違って私は暇ではないからな」


ギルガメッシュ「そう急かすな、綺礼。王の誘いなのだ、我をもう少し楽しませる気遣いをみせぬか」


言峰「ふん」

【レンタル DVD Bul_rayコーナー】


ギルガメッシュ「よし、あそこだ!」

言峰「やれやれ......」


ギルガメッシュ「ほほう。これが」


【新作】
『オール・ユー・ニード・イズ・キル』
『超高速!参勤交代』
『X-NEN フューチャー&パスト』

.....etc

ギルガメッシュ「TSUTAYAレンタルというものか」


言峰「して、英雄王。貴様はどんな映画を見たいのだ?」


ギルガメッシュ「ふむ。気になる映画は沢山あるが....」


ズラーー
『バックトゥーザフューチャー』
『バックトゥーザフューチャー2』
『バックトゥーザフューチャー3』
『JAWS』
『ジュラシック・パーク』
『ゴッドファーザー』
『ゴッドファーザー2』
『ゴッドファーザー3』

......etc



ギルガメッシュ「店に沢山ありすぎて決めかねるな」


言峰「楽しそうで何よりだが、早く帰らせてくれよ?」



ギルガメッシュ「せっかくだ、綺礼。貴様のオススメとやらを選んで今日は帰るとしよう」


言峰「私の、オススメ?」


ギルガメッシュ「"早く帰れ"と急かすのだ、相応に面白いモノを選べよ」


言峰「何で私がこんなことを......」


ギルガメッシュ「何でも良いぞ、綺礼?貴様の好む映画のチョイスというのも興味深いからな。ハッハッハッハッ」


言峰「」


言峰「どうせ貴様は教会でワインを飲んでゴロゴロしているだけだからな、五本ぐらいならまとめて見れるだろう」テクテク


ギルガメッシュ「とりあえず店内を見回るぞ」テクテク


ギルガメッシュ「む?」

『スターウォーズ』


言峰「これはジョージ・ルーカスの『スターウォーズ』だな。SF作品の金字塔と言ってもいいモノだ」

ギルガメッシュ「これは以前BSで見たな。」


言峰「ほう、六部作全部か?」


ギルガメッシュ「皇帝の口車に乗せられて闇堕ちしていくアナキンは慰み者としては最高だったぞ、綺礼」

言峰「まさに愉悦」


ギルガメッシュ「最も、パルパティーン皇帝なんぞ我にかかれば簡単に殺せるがな。所詮は雑種よ」


言峰「案外ハマったのだな」


ギルガメッシュ「む?これは、」

『アルマゲドン』


ギルガメッシュ「名前と曲だけは聴いたことはあったが、肝心の中身を知らん。知っているか?綺礼」


言峰「人類滅亡レベルの隕石をブルースウィルスが破壊しに行く映画だ。一応、無難な作品だ」



ギルガメッシュ「これを借りることにしよう」ガサガサ


言峰「このカゴに入れてくれ」



ギルガメッシュ「コレは何だ?綺礼?」


『沈黙の艦隊』


言峰「最強のコックさんが無双する映画だな。」

ギルガメッシュ「これも借りる」


言峰「英雄王が沈黙シリーズにデビューしたか......」


ギルガメッシュ「一応は楽しみにしているのだ、過ぎたネタバレはするなよ?」

言峰「ふん」

>>11


ギルガメッシュ「これを借りることにしよう」ガサガサ


言峰「このカゴに入れてくれ」



ギルガメッシュ「よし、次だ」

ギルガメッシュ「コレは何だ?綺礼?」


『沈黙の艦隊』


言峰「最強のコックさんが無双する映画だな。」

ギルガメッシュ「これも借りる」


言峰「英雄王が沈黙シリーズにデビューしたか......」


ギルガメッシュ「一応は楽しみにしているのだ、過ぎたネタバレはするなよ?」

言峰「ふん」

ギルガメッシュ「そういえば借りてみようと考えていた映画があったな」テクテク

言峰「どんな映画だ?」テクテク


ギルガメッシュ「確か、サングラスとスーツの2人組が主人公の映画だったのだが」


言峰「ブルースブラザーズか?」


ギルガメッシュ「違う、なんたらブラックという感じの名前だ!」


言峰「メンインブラックか」


『メンインブラック』

ギルガメッシュ「これだ。我が探していたのはこれだぞ、綺礼」

言峰「この映画で"マイケルジャクソン"が宇宙人と発覚したのに笑ってしまったな。」


ギルガメッシュ「これで三本か」

言峰「あと二本ぐらいか?どう選ぶ?」

ギルガメッシュ「ここは最初の言峰チョイスで行くとしよう」

言峰「そうだな.....」


『ムカデ人間』
『猿の惑星』
『SAW』
『ミスト』

言峰「この中から二本でどうだ?」



ギルガメッシュ「『ムカデ人間』?何だそのパッケージは?綺礼、貴様も中々に悪趣味だな」


言峰「初見では何とも言えない気味の悪さにゾクゾクしたぞ?」


ギルガメッシュ「........,」

言峰「ミストを見ながらの酒は美味いぞ?愉悦部としてはオススメの一本だ」

言峰「『SAW』の追い詰められていく様もたまらないが、猿の惑星の滑稽さもいいぞ?」


ギルガメッシュ「そうか、ならば....」

『ミスト』
『猿の惑星』

ギルガメッシュ「でいくとしよう」


言峰「これで五本だな」


言峰「私が会計をしておくから適当に待っていろ」


ギルガメッシュ「任せたぞ、綺礼」





士郎「ありがとうございます!Tポイントカードはお持ちd......」

言峰「..........」

士郎「...........あ、あの。Tポイントカードを.....」

言峰「す、すまんな。出し忘れていたよ。」
言峰(ここで働いてたのか!?)






ギルガメッシュ「どうした?機嫌を損ねたようだが?」

言峰「何でもない!」

ーin 綺礼ハウスー

ギルガメッシュ「さて、どれから潰していくか」

『アルマゲドン』
『沈黙の艦隊』
『メンインブラック』
『ミスト』
『猿の惑星』


言峰「とりあえず、アルマゲドンだな」




〜アルマゲドン視聴中♪〜

ハリー「お前を息子のように思ってきた。」
「娘のことは任せた、それがお前の仕事だ」

ドワナクローズマイアーイ♪







ギルガメッシュ「ブルースウィルス、大義であった......」

言峰「犠牲者を選ぶクジ引きのシーンは最高だな」

>>12>>19

『沈黙の戦艦』だった

『沈黙の艦隊』だとカワグチカイジの漫画になってしまうw


ギルガメッシュ「今なら我もシャープのようにハリーの娘に握手を求めかねん」


言峰「やはり名作だな」



ギルガメッシュ「次だ!次!」

『沈黙の戦艦』

言峰「セガールデビューか」




〜『沈黙の戦艦』視聴中♪〜

「台所じゃ負けないぞ」(cv.大塚明夫)



言峰「『凄まじい経歴を持っている』『恐ろしく強い』『ピンチがない』」


ギルガメッシュ「ある意味で安心して見られた映画だったぞ。徒手空拳が1番強いとは.....」


言峰「『有り合わせの道具で作る即席台所爆弾』だとか『一方的な殲滅』などのお約束が満載だな」


ギルガメッシュ「この男が相手なら、我もどうなるか」


言峰「やめておけ、返り討ちにされるだけだな」



ギルガメッシュ「次だ」


〜『メンインブラック』視聴中〜

オイ!マチヤガレゴキブリ野郎!


ギルガメッシュ「"K"とは缶コーヒーのCMに出ている男の事か」

言峰「トミーリージョーンズだな。」

ギルガメッシュ「このラストは我を馬鹿にしているのか?我の世界をビー玉扱いしおって」

言峰「子供か、おまえは」

少し離れます〜

ちなみに最近見返して面白かった映画は「ギャラクシークエスト」

ほんまやーーーー泣く

トリップは諸事情で変えたけど、「vipに」って何処?

ーーーー

ギルガメッシュ「次はどちらから消化する?」


『猿の惑星』
『ミスト』

言峰「そうだな、とりあえず『猿の惑星』でいこう。せっかくだ、ツマミと酒を用意しよう」


〜『猿の惑星』視聴中〜
「ああ、何と言う事だ。俺は帰ってた。帰ってたんだ。
ここは地球だ。俺は地球に戻ってたんだ。
誰が滅ぼしたんだ、この地球を。
何てことをしたんだ。ちくしょう!
人間なんかみんな地獄に落ちてしまえ!!」



ギルガメッシュ「なかなか滑稽な映画だったぞ、綺礼。猿が支配する惑星とはな。もっとも我にとって下賤の者も猿もたいして変わらんがな。」

綺礼「ふふ、酒が美味い」

言峰「この映画が作られた『冷戦』という時代背景を考えるなら、この映画には人類への警鐘というメッセージが含まれていると言われているというな」

ギルガメッシュ「まっ、人の愚かさは我の時代から変わっておらんということか」


『ミスト』

言峰「ラストか、さすがに五本続けてはキツすぎるかもしれんがトライしてみるとしよう」

ギルガメッシュ「綺礼よ、」

言峰「何だ?」

ギルガメッシュ「教会の仕事をほっぽりだして映画を見ているようだが、大丈夫なのか貴様?」

言峰「どうせ誰も来ないさ、次だ!次!」

ギルガメッシュ「そ、そうか」

〜『ミスト』視聴中〜

「霧の中に何かがいる!」
「外は死、この世の終りよ」
「今夜、彼らはやってきてあなたたちを捕まえる」

「怪物に僕を殺させないで」




言峰「『ミスト』を見ながらの酒はたまらんな」


ギルガメッシュ「相変わらずだな。しかし、なかなか楽しめたぞ。あの主人公は慰み者としては最高の役だったな。」

言峰「派閥争い、宗教ババア、理不尽な暴力。終盤のラストばかり言われがちだが、私はこの映画で描写される人の醜さがたまらなく好きだ」

ギルガメッシュ「力なき者は哀れだな」

言峰「愉悦」


ギルガメッシュ「五本どれもなかなかに見応えがあったぞ」

言峰「さすがに疲れたな....」

ギルガメッシュ「明日も何か借りるとしよう」

言峰「そうか、だったらカードを貸してやるからDVDを返却しておいてくれ」

ギルガメッシュ「む?貴様、王であるこの我に命令するか?」

言峰「頼みごとだ、バカモノ」

ギルガメッシュ「ふっ、熱くなるな。冗談だ」

言峰「ふん」

ーーーーーーー

〜翌日〜

ギルガメッシュ「?」

『秋の新刊発売!』

ギルガメッシュ「そういえば、ここのTSUTAYAは書店と併設しているのだな」

ギルガメッシュ「せっかくだ、ヤングジャンプと週刊文春を買っておくとしよう。」





『歴史偉人コーナー』

ギルガメッシュ「おっ!?ここは、」

ギルガメッシュ「寄ってみるか!」

ギルガメッシュ「ふむふむ」

『新渡戸稲造』
『福沢諭吉』
『源頼朝』
『平清盛』

ギルガメッシュ「日本の雑種から」

『エジソン』
『アンデルセン』
『ヘラクレス』
『エリザベス』
『リンカーン』
『オスマントルコ』

ギルガメッシュ「世界の雑種まで、なるほど」

ギルガメッシュ「サーヴァント候補の名前がズラリとな。ならば、」

ギルガメッシュ「我の『ギルガメッシュ叙事詩』はあって当然!」

一番の愉悦と言うものはデビルマン好きにデビルマンの映画を見せることだ

ギルガメッシュ「真の王たる我の威光を我自ら確認してくれるわ!」








ギルガメッシュ「我の本が全然なかったンゴ....」

ギルガメッシュ「何故だ!?『アレクサンドリア大王伝説』だとか『聖処女物語』だとかはある割に、我の伝記がないだと!?」


《当店のオススメ本》
『円卓の騎士達』
『巌流島』
『ギリシャ神話』
『ケルト神話』


ギルガメッシュ「それを置くなら我の伝記も紹介しろというのだ!.....まったく」

>>48
それはヤバイ





ライダー「こちらの、『ブラック・ジャック』にブックカバーをお付けいたしましょうか?」

ギルガメッシュ「かまわん」

ライダー「お会計※※※※円になります」

ギルガメッシュ「うむ」

アリガトーゴザイマシター




ギルガメッシュ「さて、本来の目的を果たしに行こう」

ラッシャイマセー

ギルガメッシュ「さて、今日は何を借りるか」

ギルガメッシュ「『スパイダーマン』の三部作も気になるが」

ギルガメッシュ「ここはあえて昨日見たものと違うものでいくか」

少林サッカーはマジで面白かった

夕方まで離れますノシ


ギルガメッシュ「...........」テクテク

ギルガメッシュ「.............」テクテク


ギルガメッシュ「む?」

『ゴジラ』
『ゴジラvsビオランテ』
『ゴジラvsキングギドラ』
『ゴジラvsモスラ』
『ゴジラvsメカゴジラ』
『ゴジラvsスペースゴジラ』
『ゴジラvsデストロイヤ』


ギルガメッシュ「平成ゴジラシリーズ、か」

ギルガメッシュ「少し興味が湧いた、」


『ゴジラvsキングギドラ』
『ゴジラvsメカゴジラ』


ギルガメッシュ「とりあえずこの二本を借りるとしよう」

ギルガメッシュ「して、他は何を借りようか、」


【家族にオススメ!ジブリ映画!】


ギルガメッシュ「ジブリ?」

ネクサス中盤とか好きそうだな

>>61
すまんネクサス見てないんや


ギルガメッシュ「ほう、この1コーナーの棚全部が『ジブリ映画』とは」

ズラーーッ
『天空の城ラピュタ』
『となりのトトロ』
『風の谷のナウシカ』
『魔女の宅急便』
『紅の豚』
『平成たぬき合戦ぽんぽこ』
『もののけ姫』
........etc


ギルガメッシュ「意外と作品の数も多いのだな」

ギルガメッシュ「折角だ、この中から二本ぐらい借りていこう」





ギルガメッシュ「どれにしようか、な」

ギルガメシュ「うむむ、、、」

ギルガメッシュ「いざ選ぶとなると迷うな......」


ギルガメッシュ「とりあえず金曜ロードショーで見た『ラピュタ』辺りは無しとして、漫画版の『ナウシカ』も読んだから却下だな。」



ギルガメッシュ「『耳をすませば』も気になるが、」チラッ


『もののけ姫』


ギルガメッシュ「『もののけ姫』も気になる」




ギルガメッシュ「えぇえい!ここは『平成たぬき合戦ぽんぽこ』と『もののけ姫』で行くぞ!」


ギルガメッシュ「いや、いや、いや、」

ギルガメッシュ「ここはあえてあと一本追加で『耳をすませば』を借りるか、」


ギルガメッシュ「いやアレも見たい」

ギルガメッシュ「これも見たいぞ」

ギルガメッシュ「躊躇する事はない、思い切って.....,」









〜数時間後〜

言峰「何だね、このDVDの山は!」ドサッ

ギルガメッシュ「良いではないか、綺礼?全部見るぞ、我は」

言峰「まったく.....,」


ギルガメッシュ「とりあえずドンキでポテチやらポップコーンの種を沢山買ってやったぞ」ドサドサドサ


言峰「貴様は本当に英霊か.....」


ギルガメッシュ「何だ?真の王たる我を前に疑うか?」


言峰「そういう問題じゃない気がするが.....」

ギルガメッシュ「まあよい、綺礼。氷と飲み物を用意しろ」


言峰「........」






〜『ニュー・シネマ・パラダイス』視聴中〜

ギルガメッシュ「『キスシーン』の繋ぎ合わせたフィルムを上映するシーン、大義であった」モグモグ

言峰「映画館の火事にはハラハラさせられたな」モグモグ



〜『エクソシスト』視聴中〜

ギルガメッシュ「あんな悪魔祓い、聖堂協会はしていたりするのか?」モグモグ

言峰「していたりはする、映画よりヒドイ事案を沢山な」モグモグ



〜『インディージョーンズ』視聴中〜

ギルガメッシュ「どいつもこいつも我の所有物を狙う泥棒ばかりだ!」

言峰「バカかお前は、」



〜『耳をすませば』視聴中〜


ギルガメッシュ「我も、我も....セイバーとあんな感じのピュアな恋愛してみたい!」モグモグ

言峰「バイオリンでも作っていろ、英雄王」



〜『ゴジラvsメカゴジラ』視聴中〜


ギルガメッシュ「ラストシーンでラドンの犠牲でゴジラがパワーアップしてメカゴジラを倒すシーン、あれは某本編でセイバーの衛宮士郎がアヴァロン持ってた展開並みに理不尽だな」モグモグ

言峰「そろそろ疲れてきた.....」



〜『地獄の黙示録』視聴中〜

ギルガメッシュ「次戦う時には『ワルキューレの騎行』を爆音で流しながら雑種どもを蹴散らしてくれるわ」

言峰「....,zzZZ」

まさか「ジュマンジ」のアレも本来ギルの所有物……ッ!?

>>76
型月世界ならありえそう

最近見たダークナイトは評判通りの面白さだった

折角だから高倉健のを観ようぜ

>>78
ダークナイトでジョーカーが看護婦に化けてるシーン好き

>>79
びっくりしたわマジで

今日は寝ます....
オススメの映画あったら教えてください
m(_ _)m


とりあえずギルガメッシュ叙事詩の映画が探しても見つからないという

映画スレwwwみんな映画好きなんやなー

ウォッチメンは冷戦を背景にした描写がたまらん

コマンドーもランボーも名作や....サーヴァントとして出現するレベル


キルゴア中佐名言
「朝に嗅ぐナパームの匂いは最高だ!むかし12時間ブッ続けで丘を爆撃してなあ、その跡を散歩したが死体一つ転がっとらんかった!そこら中にガソリンの匂いがした…勝利の匂いが!」





ー翌朝ー

言峰「う....むぅ....寝ていたようだ」

ギルガメッシュ「途中で疲れて寝るとは情けない」


言峰「サーヴァンとの貴様と一緒にするな」


ギルガメッシュ「綺礼よ、」


言峰「?」


ギルガメッシュ『朝に嗅ぐナパームの匂いは最高だ!』


言峰「ハマったか」


ギルガメッシュ『サクッと爆撃とか終わらせて、早くサーフィンに行くぞ。いいな!』


言峰「すまないが、寝起きでそれは面倒だ....やめろ」

ギルガメッシュ「我はキルゴア中佐がとことん気に入ったぞ!」

言峰「私が寝ている間にも映画を見ていたのか?」

ギルガメッシュ「ランボーやらコマンドーを消化した」


言峰「時間帯的にはそのぐらいハードなほうがテンションが上がるだろうな」


ギルガメッシュ「我の宝物庫に戦闘ヘリやら突撃銃があったな......乗るか?」


言峰「いや、遠慮しておく」

ギルガメッシュ「ちっ」






〜数週間後〜

言峰「今度は何を借りるのだ?」

ギルガメッシュ「とりあえずバックトゥーザフューチャーは三部作全部消化したのでな......次は『史上最大の作戦』か『ホテルルワンダ』でもトライするか?」


言峰「まあ見たい映画を借りてたらいいんじゃないか?」

ギルガメッシュ「『フルメタル・ジャケット』のハートマン軍曹に我はなんてアダ名をつけられると思う?」


言峰「恐らく、『金色糞野郎』だな」


ギルガメッシュ「ほう...ならば綺礼は『陰キャラ麻婆』だ」


言峰「なんだこのやりとり」

ギルガメッシュ「アイアンマン3でスーツがあっさり壊されるのは少しショックだったな」


言峰「その系統の話題は戻ってからにしてくれ」


ギルガメッシュ「ふん」







【TSUTAYAオススメ】
『王様の剣』
『エクスカリバー』
『キング・アーサー』


ギルガメッシュ「そういえば、綺礼」

言峰「何だ?」


ギルガメッシュ「この店のイチオシやらオススメで『アーサー王伝説』関連のモノをよく見かける気がするのだが」

言峰「それは多分だな」






士郎「ありがとーございましたー!」


士郎「いらっしゃいまs......」

ギルガメッシュ「おい貴様!」

士郎「うわっ!?お前は!!?」


ギルガメッシュ「この店の『アーサー王伝説』押し、貴様がやったのか?」


士郎「お、おう。サーヴァントって知名度あるほど強くなるんだろ?だからオススメに置いてるだよ」


ギルガメッシュ「衛宮士郎といったか、貴様」


士郎「???」


ギルガメッシュ「我を題材にした映画もオススメに置け!」


士郎「い、いや....それは...」


ギルガメッシュ「王令だ、やれ」


士郎「実はあんたの映画、無いんだよ」


ギルガメッシュ「ファッ!?」

士郎「オススメ作る前に一応色々と見てたんだけどさ、ギルガメッシュ系はなかったんだ」

ギルガメッシュ「王たる我を讃える映画がない!?なんと!!!、」

士郎「ライダー、バーサーカー、キャスターはギリシャ神話系映画がある。アサシンも巌流島とか色々ある、ランサーのケルト神話系映画もある。セイバーはムサいおっさんだけど映画はある。」


ギルガメッシュ「なんと.....」

士郎「アーチャーは諸事情で除外したとして、現サーヴァントで実写映画化してないのあんたぐらいだ!!!」

ギルガメッシュ「おわぁぁぁぁぁああ!?」

ディルムッドとかクーフーリンとかアフラマズダとかハサンが出てくる映画ってあるの?
聞いたことないんだが
こいつらよりはギルガメッシュの作品ってありそうだけど

>>103
一応、アイリッシュ・ミスにランサー出てくるとか

映画だけなら実写系はギル以外はセーフっぽい


ギルガメッシュ「な、なるほどな。我の知名度は雑種以下か.....」


士郎「正直なところ、『ギルガメッシュ』って名前が某深夜エロ番組で初めて聞いたぐらいだよ」


ギルガメッシュ「................」


士郎「だいたい他のサーヴァントってちょこちょこゲームキャラで出てくるけどさ、『ギルガメッシュ』とか見たことねえし」


ギルガメッシュ「.........クックック」


士郎「!?」

ギルガメッシュ「クックック....ハァーハッハッハァ!」


士郎「突然なんだ?」

ギルガメッシュ「いや、俄然ヤル気がでてな。」

士郎「へ?」

ギルガメッシュ「真の王たる我の存在を世に改めて知らしめる必要があると悟ってな」


士郎「まさか、街を壊すんじゃ!?お前!!!」


ギルガメッシュ「糞馬鹿たれい!たわけが、そんなことするわけなかろう」


言峰「なんだ?喧嘩でもしているのか?さっさと帰るぞ、」


ギルガメッシュ「おお、ちょうど良かったぞ、綺礼」

言峰「は?」

ギルガメッシュ「少し付き合え、綺礼。とりあえず出るぞ」


言峰「お、おう」






士郎「?」







言峰「どうした、英雄王?」

ギルガメッシュ「実はだな、」

言峰「何だ?」

ギルガメッシュ「我を題材にしたハリウッド映画を作ることにした!!!」



言峰「」


ギルガメッシュ「どうした?」

言峰「いや、ここまで貴様が馬鹿だったとは思わなかった.....」


ギルガメッシュ「何だと?今日の我は本気だぞ?クククッ」

言峰「お前のコトだ、超駄作を作るに決まっている.....」


ギルガメッシュ「えぇい!御託はいい、やるといったらやるんだ!とりあえずハリウッドに飛ぶぞ、綺礼」













〜1年後〜


イリヤ「士郎〜!ごはんまだ〜?」

士郎「まあ待てって今作ってる最中だよ」

セイバー「お腹が空きました.....」

アーチャー「相変わらずだな、お前は」

凛「ほら、できたわよ。回鍋肉〜!」


士郎「やっぱり遠坂の中華は最高だな」モグモグ

凛「当然よ!」

イリヤ「バーサーカーも喜んでるみたい」

バーサーカー「モグモグモグ」

セイバー「モグモグ」モグモグ


アーチャー「イリヤ、テレビをつけてくれ」

イリヤ「はーい!」プチッ



テレビ
《全米映画歴代興行収入更新!》ズズン



士郎「おっ?新しい映画の宣伝か?」

凛「最近なんか見てないわね、映画」


テレビ
《全米が泣いた、世界最古の王の物語》ズズン

アーチャー「む?」


テレビ
《この冬、我々は真の王たる男の名前を知る!》ズズン


セイバー「こ、このキャッチフレーズ」

凛「嫌な予感が」

士郎「するな.....」

アーチャー「イリヤ、やっぱりテレビを消してくれ」

イリヤ「えー?なんか面白そうだし見せてよーCM」




テレビ
《その男の名は、》ズズン


テレビ
《『ギルガメッシュ』》





セイバー「ブーーーーッ!!!」

士郎「うわっ!?どうした!?」

セイバー「ゲホッゴホッ!ゲホッ....すいませんビックリしてつい.....」

凛「あぁ!!回鍋肉が!?」

アーチャー「映画化とは、」




テレビ
《あなたは、歴史の目撃者となる。(12月×日公開)》


イリヤ「士郎!これ見に行きたい!つれてってー!」

士郎「あ、ああ.....」

セイバー「」

石ノ森章太郎のギルガメッシュを誰も挙げてくれなくて泣いた
あれのOPとEDはマジで名曲だと思う

FFはやったことらなかったからギルガメッシュの存在知らんだすまん
SSのほうはご都合主義で許して泣



>>121
これか

ーーーーーーー



〜数日後〜

イリヤ「アハハ〜!映画館!映画館!」

士郎「こらこら騒いじゃダメだぞ、イリヤ」

セイバー「........」

士郎「どうしたんだ、セイバー?体調悪いのか?」


セイバー「いえ、体調が悪いということでは無いのですが....,」

士郎「?」


セイバー「"あの男"が主題かつ主演の映画なんて.....正直見たくありません!」


士郎「とはいっても、、、」


イリヤ「わ〜い!」


士郎「イリヤと見に行く約束してたし....」

セイバー「ですよね、、、」


士郎「まあアメリカで超人気だったって言うし食わず嫌いせずに見に行っても良いんじゃねーか?」

セイバー「まあ、士郎がそう言うのなら......,」


士郎「とりあえず金渡しとくから食い物買っといてくれ、俺はチケット買っとくからさ」


セイバー「わかりました。イリヤ、行きましょう」

イリヤ「うん」





ーーーーー
士郎「吹き替え版の『ギルガメッシュ』を大人2人子供1人でお願いします。」
ーーーーーーー
セイバー「コーラのLを3つにキャラメルポップコーン1番の大きいのを2つ、あとホットドッグを5つにチュロス一本を下さい。」







士郎「セイバー、買いすぎじゃね?」


セイバー「大丈夫です」


ウィーーン

士郎「あ、そろそろ上映開始だな。イリヤ、静かにしろよ?」

イリヤ「言われなくても大丈夫でーす」


セイバー「モグモグ」モグモグモグモグ



パァァァァアアアア

ズズンッ
【GILGAMESHーギルガメッシュー】

デデーン!


士郎「.......」
イリヤ「」ワクワク
セイバー「」モグモグ





ナレ
《遠い昔、かつてこの世の全てを統べた世界最古にして唯一の王がいた、、、》







ギルガメッシュ『反逆の芽を潰すのだ!髪の毛一本残すな、原始時代に戻してやれ!』

ワーッワーッワーッワーッ

ギルガメッシュ『真の王は我ただ1人!!!』

ワーッワーッ!ワーッワーッ!

ギルガメッシュ『この我の名前を言ってみろ!』

ギルガメッシュ!ギルガメッシュ!ギルガメッシュ!


ギルガメッシュ『ワーハッハッハッハッハー!』





士郎「」
イリヤ「」ワクワク
セイバー「」モグモグ

ーーーー

ギルガメッシュ『何?神が我を殺すために寄越した野人だと?』

臣下『その野人の名前は【エルキドゥ】と申す者らしく......』

ギルガメッシュ「舐めたマネをしてくれるわ。よい、我が直接討伐してくれる!!!早馬をだせ!」

臣下『おお〜!我が王よ!』

ーーーーーーー

士郎「」
イリヤ「」ワクワク
セイバー「」モグモグモグモグ

ーーーーーー

ギルガメッシュ『勝負だ!エルキドゥとやら!』

エルキドゥ『神の意思により、貴様を倒す!』





ギルガメッシュ『強いな....』ゼェゼェ

エルキドゥ『君こそ』ゼェゼェ

ギルガメッシュ『エルキドゥとやら、』


エルキドゥ『?』


ギルガメッシュ『王たるこの我と対等の力を持った者はお前が初めてだ』

エルキドゥ『そうかい?そいつは嬉しいね』ゼェゼェ

エルキドゥ役は誰だったんだろ
まさか本人呼び出したとか

鎖を腹話術で……

ーーーーーー

ギルガメッシュ『ハハハハハ』

エルキドゥ『アハハハハハ』






臣下『大変です!イシュタルの女神が【天の雄牛】をウルクに送り込み、この雄牛によって国土が荒らされております!?』

ギルガメッシュ『何だと!?』

エルキドゥ『僕も手助けするよ!』



士郎「」
イリヤ「」
セイバー「」

>>137
オーディションでギルが選んだ若手俳優って設定

>>138
天の鎖さんに親友の名前つけたんやでー

ーーーーーー

ギルガメッシュ『エヌマァァアエリッシュッッッ!!!!!』

天の雄牛『モォォォォォオオオ!!!』


ギルガメッシュ『大丈夫か!?エルキドゥ!?』

エルキドゥ『僕はもう....ダメだ....ハハハ』

ギルガメッシュ『ダメなんて言うな!今助けてやるからな!』


エルキドゥ『』ガクッ

ギルガメッシュ『エルキドゥ?エルキドゥ?』

エルキドゥ『』



ギルガメッシュ『うわぁぁぁぁあああああああ』


END



士郎「.....zzZZ」
イリヤ「」シクシク
セイバー「」ムシャムシャ





士郎「うっかり寝ちまったぜ」

イリヤ「うぅ.....エルキドゥ....かわいそう」

セイバー「思っていたより面白かったです」


士郎「なんかお約束パターンって感じの映画だったな」

イリヤ「え〜!すっごく面白かったよ?」

セイバー「あの男にもあんな壮絶な過去があったと知って少し印象が変わりました......」


観客A「あの映画凄かったよな〜」
観客B「天の雄牛と戦うクライマックスとか盛り上がったよな!」
観客C「あの剣のシーンってCG使ってないらしいぜ」
観客A「おいおい嘘つけって!」
観客B「CG無しで地面とか空を真っ二つなんかできるわけないだろ?」



ーーーーー



〜数ヶ月後 inTSUTAYA〜

【ギルガメッシュ特設コーナー】

『ゴロゴロコミック新刊!新連載ギルガメくん』

『漫画で読むギルガメッシュ叙事詩』

『古代ウルクの秘密』

『世界最古の王ギルガメッシュ』



ライダー「すごい人気ですね」

士郎「そうだな....」


子供「すいません!今日発売のゲームソフト『キングofウルク』って残ってますか!?」


士郎「申し訳ございません、売り切れました」

子供「ちぇっ」


ライダー「私も買っておけばよかった.....」

ーーーーーー

言峰「まさかこんなに人気が出るとはな....」

ギルガメッシュ「当然であろう」キラキラッ

言峰「有名になりすぎて光だしているぞ」

ギルガメッシュ「そうか?」キラキラッ

プルルルルルル


ギルガメッシュ「?」
ピッ
ギルガメッシュ「もしもし。ふむふむ、そうか、それはよかった」


ピッ


言峰「どうした?」







ギルガメッシュ「アカデミー賞を受賞した」キラキラッ

おわり

ここまで読んでくれた方々ありがとうございます
m(_ _)m

とりあえず質問とかあれば答えます.....

あのギルガメッシュが雑種に親友の役を演じさせるとは


我様プロデュースのゲームのジャンルと内容が気になる

>>155
そこは今回は勘弁してくれ泣

相変わらず面白かった!乙!

質問→ギルが監督になった後、綺礼は何かしてた?ずっと教会でゴロゴロしていた?

>>156
誰もがギルガメッシュとなって国を統治するシムシティ

>>159
ギルガメッシュの秘書みたいなポジションしてた

もっとウォッチメンとかダークナイトとかライミダーマンを観たギル様の感想を聴きたいです

乙乙
我様の演技力をパラメータで表したらA+くらい?

>>164
ウォッチメン


ギルガメッシュ「最後の最後で平和が台無しとはな!こいつは傑作だクックック」

言峰「あの青いおじさんがモノをプラプラさせてるのには目のやり場に困ったな」

ダークナイト


ギルガメッシュ「ジョーカーという男、最高にイカれておったな!」

言峰「トゥーフェイス辺りのシーンが愉悦」


ライミ スパイダーマン


ギルガメッシュ「大いなる力には大いなる責任が伴う、か。」

言峰「カボチャ爆弾が欲しい」

>>166
まちげえねえ



この世界にフェイトゼロとステイナイトのDVDは置いてないのかね?
それを見たギルと言峰の感想とか

>>169

ハハ、kotomine神父のクレイジーさには驚いたよ!
日本のFate/Zeroには驚いたよ、うちの国とは大違いだよ!

国籍ウルク/男性

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