無敗将軍フリード「隊長、飯はまだか」切り盛り隊長「まあ待て将軍」 (32)

>>1は遅筆。急に失踪する時がありますが完結はさせます
・将軍達の一人称覚えてないので指摘などしてくれたら嬉しいです
・ルールを守って楽しくデュエル!

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1416109145

フリード「今日の飯はなんだ、隊長」

隊長「今日は生きのいいきのこマンを狩って来たからな。きのこ汁にでもしようと思う」

フリード「何!?貴様俺がキノコ嫌いなの知って言っているのか!」

隊長「好き嫌いに勝てないようじゃ真の無敗将軍とは言えないぞ」

ラーズ「天下の無敗将軍がキノコ嫌いなんて知ったらファンも驚くだろうな」

増援の男「うう〜、腹減った〜。隊長早く作ってくださーい」

連合軍の男「俺なんかもう我慢できねえ。よーし……」

ガサガサ

ガガギゴ「グオ?(マスターとの修行をしていたらいい匂いがしてきたぞ。あれはフリードに……隊長さんだ!)」

グレファーはでるんですかね

連合軍の男「へへ……そーっとな……」

隊長「ぬん!」バシッ

連合軍の男「あでっ!」

隊長「馬鹿者、つまみ食いをする奴がいるか。俺は料理中でも戦場にいる時と同じ心だ。お前の気配などすぐに分かるぞ」

連合軍の男「た、隊長には敵わねえな……」

隊長「まったくお前という奴は……む?しまった!今の騒ぎでりんごが一つ転がってしまったようだ!」

ラーズ「りんごの一つくらいいいでしょ。俺たちはたくさん食うけどりんご一つでケチケチ言わんよ」

隊長「そうはいかん。フリードのために《スイートミルクアップルベリーパイとろけるハニー添え》を作ってやらねばならんのだ」

隊長「フリードは少しでもレシピの材料が欠けてると『こんなんじゃ……満足できねえぜ……』と言って次の戦いで使い物にならなくなってしまう」

増援の男「無敗将軍の裏にそんな事情があったとは……」

連合軍の男「全てのことには裏があるからな」

隊長「こうしてはおれん!早くりんごを取り戻しに行くぞ!」

ラーズ「俺もいくぜ!」

増援の男「俺もいるぞ!」

連合軍の男「隊長、せめてエプロンは脱いでくださーい!」

フリード「む、お前たち何処へいく?まだ飯を食ってないぞ」



ガガギゴ「グオオォォ……(隊長がどこか行っちまった。俺も追いかけてみるか)」

>>3残念ながら出ません。ファンの方ごめんなさい





ゴブ突A「はあ〜、腹減ったなー」

ゴブ突B「僕たち朝から何も食べてないもんね」

ゴブ突C「満足な食料も出さずに戦へ出ろなんてとんだブラック企業だべ」

ゴブ突B「ん?あれは……りんごだ!」

ゴブ突C「しかもまだ食えるやつだべ!実家で農家やってるオラが言うから間違いねえ!」

ゴブ突A「うっひょ〜!やっと飯にありつけるぜ!」

ゴブ突B「ちょっと待てよ。これは僕が見つけたから僕のものだ!」

ゴブ突C「いんや、こん中でりんごに一番詳しいのはオラだべ。だからオラが貰う!」

ゴブ突A「俺のだ!」

ゴブ突B「僕のだ!」

ゴブ突C「オラのだ!」

ラーズ「残念ながらそれは俺たちのだ。返してもらうぜ」

ゴブ突A「な、なんじゃあ!?」

ゴブ突B「あれは天下のフリード軍の部下たち!」

ゴブ突C「こんとこで会っちまうなんて!」

隊長「おとなしくりんごを返せ。敵とはいえ無益な殺生はしたくない」

増援の男「4対3……数で言えばこっちの方が有利だぜ」

ゴブ突A「数がなんだ!俺たちには力がある!」

ゴブ突B「一人くらいの差など気にならん!」

ゴブ突C「拾った物は自分の物!ゴブリン族の教えだべ!」

連合軍の男「やる気みてえだな……ようし、来い!」



ガガギゴ「グォン?(なんだなんだ隊長たち戦う気なのか?)」

ガガギゴ「グアオ〜!(俺も隊長たちの力になるぜー!)」バッ

増援の男「な、なんだあ!?」

ラーズ「新手の敵か!」

隊長「いや、待て。こいつは……やっぱりガガギゴか!」

連合軍の男「知り合いなんですか?」

隊長「ああ、過去にちょっとあってな。みんな、こいつは俺たちの味方だ」

ラーズ「フン、これで3対5!それでも戦うつもりか?」

ゴブ突A「ひ、ひいい……」

ゴブ突A「い、命だけはお助けを〜!俺にはまだ借金が残ってるんだ〜!」

ゴブ突B「ぼ、僕にも帰ってくるのを待ってる彼女がいるんだ〜!」

ゴブ突C「オラの実家には病気の母ちゃんが……助けてくんろ〜!」

ラーズ「隊長、どうする?」

隊長「……俺は貫通効果は持ってない。心が守備表示の奴らを倒しても敵軍にダメージは入らんだろう」

増援の男「……だそうだ。お前たち、隊長のレミューリアより深い心に感謝するんだな」

ゴブ突「「「あ、ありがとうございます!!!」」」

隊長「さて、りんごも手に入ったしそろそろ戻るか……ん?」

隊長「そこにいるのは何者だ!俺には分かるぞ!」


「グルル……」

ベヒーモス「グアオーーン!!」

増援の男「げえっ!?ひゃ、《百獣王ベヒーモス》!」

連合軍の男「な、なんでこいつがこんな所に!?」

隊長「うろたえるな、お前たち!奴は敵意をむき出しにしている、臨戦体勢をとれ!」

ラーズ「おう!」

ガガギゴ「グオウ!(よっしゃ来い!)」

隊長「うおおおお!」

ラーズ「隊長に続けー!」

ベヒーモス「グアアオオオウ!」ブン

連合軍の男「グハッ!な、なんて力だ……」

増援の男「ひるんでられっかよ!うおおお!」ブン

ベヒーモス「グアッ!」

増援の男「やったか!?」

ベヒーモス「ウオオオオン!」ブン

増援の男「ぐえっ!全然歯が立たねえ!」

隊長(おかしい……)

隊長(ベヒーモスは並の人間は一撃で屠る程の攻撃力を持っている……なのにまだ奴らは立つことができている)

隊長(これは一体どういうことだ?)

ベヒーモス「ウオオオオ!」ダッダッダッ

隊長「しまった!」

ゴブ突A「げえっ!百獣王がこっちに来る!」

ゴブ突B「もう駄目だあ……おしまいだあ……」

ゴブ突C「ひい〜っ!なんまんだぶなんまんだぶ……」

ガキン!

隊長「ぐう……っ!?」

ゴブ突A「た、隊長!?」

ゴブ突B「なんで……僕たちをかばって!」

隊長「くっ……勘違いするな。俺がいる限り他の戦士族は狙えないだけだ」

ゴブ突C「隊長さん……」

隊長「行くぞ、ベヒーモスよ!」

ベヒーモス「グオオオオウ!」

ちょっと休憩
再開は夕方を目安に

やだ、かっこいい
流石、あんな鋭い眼孔のままごはんを作ってるだけあるわ

じゃあゴブ突とラーズでダベリオン作って超融合打ちますね

隊長「どおりゃあああ!」

ガガギゴ「グアオオオ!(まだまだ行くぜ!)」

ベヒーモス「グ、グウウウウ」

ラーズ「よし、弱ってきてるぞ!」

増援の男「いける、いけるぞ!」

連合軍の男「総攻撃だ!」

ベヒーモス「ウ、ウウウ……」

ベヒーモス「グアオオオオオン!」

ラーズ「どわっ!」
連合軍の男「うがっ!」
増援の男「痛えっ!」

隊長「みんな!大丈夫か!」

ラーズ「くそっ、油断したか。戦場では油断は禁物だというのに」

増援の男「俺たちは動けそうにねえ……。隊長、後は任せます……」

連合軍の男「奴に……止めを!」

隊長「……わかった」

ゴブ突A「……今のうちに逃げようぜ」

ゴブ突B「もう戦いなんてこりごりだ」

ゴブ突C「オラ、実家に帰って家業を継ぐべ」


隊長「うおおおお!」


ゴブ突A「隊長の奴、なんであんなに……」

ゴブ突A「なあ、俺たちも一応は兵士だ。どうせいつかは散る命、今ここで散らせるのも悪くはないよな?」

ゴブ突B「……そうだね。 ここで戻ったらそれこそ彼女に笑われちゃうよ」

ゴブ突C「母ちゃん……。先に旅立つ息子を許しておくれ……」


ゴブ突A「よし!ゴブ突B!ゴブ突C!俺たちの力を見せてやろうぜ!」


ゴブ突B「ああ!」

ゴブ突C「おう!」

ガガギゴ「グアアオオ!(そうらこっちだ!)」

ベヒーモス「グルル……」

隊長「今だ!」ズバッ

ベヒーモス「グアア!」

ゴブ突A「隊長!俺たちも加勢するぜ!」

ゴブ突B「僕たちがあいつに止めをさす!」

ゴブ突C「奴の動きを引きつけてほしいべ!」

隊長「お前たち……。任せろ!」

隊長「こっちだ!ベヒーモス!」

ベヒーモス「ウウウ……」

ベヒーモス「ガアアアア!」

ゴブ突A「行くぜ!これが俺たちの必殺技……」



ゴブ突「「「ジェットゴブリームアターック!!」」」



ベヒーモス「グアアアアアア!」ドサッ

ゴブ突A「やった……やったぞ!」

ゴブ突B「僕たちの勝利だ!」

ゴブ突C「生まれて初めての勝利だべ!」

隊長「お前たち、みごとな戦いっぷりだったぞ」

ラーズ「まさかあのベヒーモスを倒しちまうとはな」

連合軍の男「まあ俺たちが体力を削ったおかげでもあるんだが」

増援の男「お前真っ先にやられてただろ……」


「やはり研究費をケチって生贄一体で育てたベヒーモスは雑魚だったか……」


隊長「な、何者だ!?」

ベヒーモスさんが何したって言うんだ…

読み直してみたらジェットゴブリームアタックのネーミングセンスの無さに気付いた
仕事終わりのテンションで書くもんじゃないね
次から真面目に書きます

>>18
彼にはやられ役という言葉がぴったりだったんだ

コザッキー「ククク……。前座を倒しただけでいい気になるなよ?」

ゴブ突A「お前はコザッキー!」

コザッキー「まったく、研究費を出してくれるからお前たちの軍に協力をしてやったというのにその部下が裏切るとはな」

コザッキー「お前たちには‘‘オシオキ''が必要みたいだな……」

ゴブ突B「何がオシオキだ!あんたのは名ばかりの処刑じゃないか!」

ゴブ突C「いったい何体のゴブリンが犠牲になったと思ってるんだべ!」

コザッキー「これは独り言だが……最近新しい部屋を作ってな。魔法を受けない素晴らしい部屋なのだがまだ開発段階で正常に機能するかどうか実験台が欲しいのだよ」

コザッキー「被験者にはぜひとも《ブラック・ホール》を耐えてもらいたいものだな……」チラッ

ゴブ突A「《ブラック・ホール》だと!?あんなの食らったら死んでしまう!」

隊長「自分の同盟相手の部下を実験台扱いとはな……許せん!」

コザッキー「おっとお前たちの相手はわたしではない。いでよ!火炎木人18!」

18「ゴゴゴゴ……」

隊長「なんだこいつは!?」

コザッキー「その辺にいた植物にわたしの命令をきくパッチを埋め込んだのだ。燃えていたから苦労したぞ」

コザッキー「ゆけ、18よ!奴らを完膚なきまでに叩きつぶせ!」

18「ツブス……」

ゴブ突A「俺たちはもう戦えねえ……すまねえ隊長」

ゴブ突B「せめて朝飯を食べていれば……」

隊長「お前たち後は下がっていろ。しかしあんなに燃えていたら近づくことも敵わん」

ガガギゴ「グウウ……(こっちは二人とはいえ有利とは言えねえな)」

隊長「だが大した機動力は無いみたいだ。スピードで動きを翻弄させるぞ!」

ガガギゴ「ガウ!(わかった!)」

隊長「どうした!こっちだ!」

18「ギギギ……」

ガガギゴ「グルル!……ガウ!(こっちにもいるぜ!……って熱っ!)」

コザッキー「ハハハ!18には触れることすら出来んよ!」



増援の男「くそっ!俺たちはなんて無力なんだ!」

ゴブ突B「せめて奴の動きを封じることが出来れば……」

ラーズ「動きを封じる……か。いい考えを思いついたぞ!みんな、力を貸してくれ!」



隊長「クッ、何とかして攻撃の隙を……グハッ!」ドサッ

ガガギゴ「ガウッ!(隊長!)」

コザッキー「おや?どうやら自慢のスピードもここまでのようだな」

コザッキー「さあ18よ!その目ざわりな男を潰せ!」


ラーズ「隊長!こっちだ!」

隊長「ラーズ!?くそっ、動いてくれ俺の体!」

18「ゴゴゴゴ……」

隊長「うおおおおっ!」ダッ

コザッキー「チッ、すんでの所で逃げたか。だが、その体力では逃げきれまい!」

連合軍の男「隊長ー!早くー!」

隊長「はぁはぁ……。一体なにが……」

ガガギゴ「グルル!(18倒せないんじゃ意味ないって!)」

コザッキー「雑魚どもが固まって祈りは済んだか?まとめてあの世へ送ってやる!」

18「ゴゴゴゴ……」ズーンズーン

隊長「ち、近づいてくるぞ!」

ラーズ「安心しろ、それが狙いだ!」

ズボッ

18「!?」

コザッキー「なっ……!《落とし穴》だと!?」

ラーズ「へへっ、どうだ!」

ゴブ突A「これなら動けねえだろ!」

ゴブ突C「穴埋め部隊から落とし穴の掘り方教わっておいてよかったべ!」

隊長「よし!今だ!行くぞ、ガガギゴ!」

ガガギゴ「ガウ!(おうよ!)」


隊長「くらええええええ!」


パキン

18「…………」

増援の男「ど、どうなったんだ!?」

連合軍の男「18の動きが止まったぞ!」

ラーズ「どうやら奴を操るパッチを破壊したようだな。あの時動き回っていたのはパッチを探すためだったのか」

コザッキー「何ィ〜っ!わたしの傑作が一瞬でポンコツに……」

隊長「覚悟しろ。後は貴様だけだ」

コザッキー「あ、あああ……」

コザッキー「ゆ、許してくれえ〜っ!実はこいつらは賃金の引き上げのためのデモの道具だったんだ〜!」

コザッキー「わたしの研究は良作が多いが研究費を大量に使ってな……。それでも上の奴らは金を出すのを渋るから……」

増援の男「だからこんなモンスターを……」

連合軍の男「隊長、どうします?」

隊長「うーむ。そうだな……」


エリア「ギゴちゃーん!ギゴちゃんどこー?」


ガガギゴ「グルルッ!(マスターの声だ!)」

エリア「ギゴちゃーん……ってきゃあ!何これ!?獣に木に……あなた達は?」

隊長「俺たちな……そうだな……」



隊長「これから近くの研究所で飯を食おうと思っていたんだ。どうだ、俺たちと一瞬に食わないか?」


コザッキーのラボ


コザッキー「とほほ……わたしの研究材料が料理の材料になってしまうとは……。だが美味いな。さすがわたしだ、味も本物のベヒーモスに似せている!」

エリア「このパイ美味し〜い!後で作り方教えてくれません?」

ガガギゴ「グルル!ガオウ!(隊長さんの料理ってうめー!マスターももう少し料理が上手けりゃな……)」

ゴブ突A「うめえ!うめえぞ!久しぶりの飯だ〜!」

ゴブ突B「こんな美味しい料理は初めてだよ!」

ゴブ突C「おふくろの味だべ〜!」

ラーズ「いやー、一件落着だな!隊長、さっきの戦いみごとなツーマンセルだったぜ!」

増援の男「隊長の飯ってやっぱり最高ー!これがあるから戦いはやめられねえ!」

連合軍の男「隊長!おかわりー!」

隊長「お前たち、ちゃんと味わって食えよ?料理をする方も大変なんだからな」

隊長「はっはっはっ!」

隊長「……なーんか忘れている気がするな。ま、いっか」





フリード「みんな遅いな……」

フリード「ご飯マダー?」チンチン


乙 懐かしいモンスター達ばかりで楽しかった

以上です。切り盛りのイラストを見た時「これはssかける!」と思ったので書いてみました
隊長の飯って美味そうだよね
ベヒーモスは……うん……仕方ないんだよ最近の彼のイラストのやられっぷりときたら……


ここまで読んでくださった皆さんに感謝を
ありがとうございます

ちなみに>>1のフルモンデッキでは隊長は高確率で黒薔薇の魔女持ってきます。勘弁してください


よかった、改造されるガガキゴはいないんだ…

改造されても隊長の体を張った説得で覚醒するから問題ない

黒薔薇の魔女でも手札交換アドなだけから(震え声)

乙!久々のOCGSS満足した

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom