五月雨「提督……最後に一つだけ、ワガママを……」 (70)



五十鈴「うーん……艦載機が……搭載数0が痛いのよね、やっぱり予備の艤装鍛えた方がいいかしら?その方が色々できるわよね?」パラパラ

タッタッタッコンコンコン イスズサーン

五十鈴「あら?その声五月雨ちゃん?帰ってたのね、待ってね今開けるわ」ガチャ

五月雨「五十鈴さん!聞いてください!大変何です!」

五十鈴「ちょっと五月雨ちゃん?落ち着いて?大変って、あっもしかして誰か私みたいに艤装が壊れたとか!?」

五月雨「あっいえ、そうじゃないんです、大変何ですけどそういうのじゃないんです」

五十鈴「あっ違うの?良かった……それで?一体何が大変なのかしら?」

五月雨「私にくれなかったんです!」

五十鈴「うん落ち着いて五月雨ちゃん、完全にドジっ子属性発揮しちゃってるから」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1416099294



五月雨「すみません私ったら、慌てちゃって」

五十鈴「それはよく分かったわ、だから落ち着いてね?深呼吸深呼吸、主語をしっかり入れて話してね?」

五月雨「はい……」スーハースーハー

五十鈴「それで?一体何が大変なのかしら?」

五月雨「提督が私にくれなかったんです!」

五十鈴「とりあえずお茶でも飲む?落ち着くわよ?」

 ーーーーー

五月雨「すみません……私ったら何でこんなドジっ子何だろう?」ズズー

五十鈴「まぁそれだけ五月雨ちゃんにとって、大変な事だっていうのは良く分かったわ、それじゃもう一度聞くわよ?一体何が大変なのかしら?」

五月雨「はい……提督が私に指輪をくれなかったんです」

五十鈴「うん今度はよく分かったわ、って指輪?あっもしかして五月雨ちゃん」

五月雨「はい!さっきの出撃で晴れて練度99になりました!」

五十鈴「おめでとう五月雨ちゃん!」

五月雨「ありがとうございます」

五十鈴「それで?提督はどうだったの?」

五月雨「はい……提督は……」

 ーーーーー



五月雨「失礼します!第一艦隊出撃から帰還しました!」

提督「あぁお帰り、今回はどうだった?」カリカリ

五月雨「はい!私と陸奥さんは被弾無し!鈴谷さん軽微、長月ちゃんと蒼龍さんが小破、隼鷹さんが中破です!」

提督「そうかありがとう、いつも通り小破以上の子は入渠、それと全員補給もしておいて」カリカリ

五月雨「はい!それと提督!今回の出撃で、私の練度が99に到達しました!」

提督「おっそうか遂に来たか!おめでとう五月雨!」

五月雨「はい!ありがとうございます提督!」

提督「そうか……とうとうか……お祝いしないとな」

五月雨「そんな……お祝いなんて……」モジモジ

提督「そうと決まれば今日の夜はちょっとしたお祝い会でもするか、間宮さんに話を通しておくから、五月雨は今日はもう休んでていいぞ、主役なんだからな」

五月雨「はい……ん?あの……提督?」

提督「ん?どうかしたか?」

五月雨「あっえーと……いえ……その、お祝いはとても嬉しいんですけど、他にも……その」

提督「他?あっ何かプレゼントでも欲しい?構わないよ?」

五月雨「あっいえプレゼントと言うか……プレゼントではあるんですけど」

提督「?」

五月雨「いえ……何でもないです、これで失礼します」ガチャパタン

 ーーーーー



五月雨「こんな感じで……」シュン

五十鈴「あの提督がねぇ……あれじゃないの?まだ指輪が手元にないとか、よく金欠だって言ってるし」

五月雨「それはないですよ、だってこの間執務室の掃除をしてたら」

 ーーーーー

五月雨「これはこっちに、これはそっちにと」カチャカチャ

五月雨「提督ったら色々出しっぱなしで、少しは整理しないと……えっとこの書類はこの引き出しに」ガラッ

五月雨「あれ?小さな箱と書類?……結婚……はっまさかこれ!噂の!?はっ」レンド90

五月雨「提督……提督の奥さんは私です!」シマイシマイ

提督「よっとあっ五月雨、掃除しててくれたのかありがとな」ナデナデ

五月雨「えへへ……あっ提督!」

提督「ん?どうした?」

五月雨「私頑張ります!練度上げ!」

提督「ん?そ……そう?それは嬉しいけど」

五月雨「ちょっと1-5行ってきますね!」ガチャパタン

提督「えっ?五月雨ー?おーい五月雨ー!」

フブキサン!ナガツキチャン!イッショニイコウ!アッカゲロウサンモヨカッタラ! エッ?ナニ? オチツケサミダレ ハナシガミエナインダケド?

提督「ん?どうしたんだ?五月雨の奴?」

 ーーーーー



五十鈴「なる程ね、最近やけに鬼気迫ってると思ったら」

五月雨「そんなにですか?」

五十鈴「だってあれよ?軽巡の皆五月雨ちゃんが怖いって言ってたわよ?」

五月雨「えっ?何でですか?」

五十鈴「一緒に潜水艦倒しに行くと睨まれるって」

五月雨「えっ?そんな!私そんな事してませんよ?」

五十鈴「1-5-1」

五月雨「えっ?」

五十鈴「単機編成」

五月雨「……あっ……その……少しだけ……外さないかな?って」

五十鈴「素直でよろしい」

五月雨「ごめんなさい」



五十鈴「まあそれは置いといて、提督が指輪を……ねぇ」

五月雨「あっもしかして!私じゃないんでしょうか!?まさか鈴谷さんや長月ちゃん……それにイスズサン」ハイライトオフ

五十鈴「戻ってきて五月雨ちゃん、それは無いから大丈夫だから、あと正直怖い」

五月雨「あっすみません……でも事実提督は……」

五十鈴「五月雨ちゃん?ウチの初期艦は誰?」

五月雨「私です!」フフン

五十鈴「ウチの秘書艦は?」

五月雨「それも私です!」

五十鈴「じゃあウチで一番練度が高いのは?」

五月雨「もちろん私です!」

五十鈴「それじゃあウチの第一艦隊の正式名称は?」

五月雨「【五月雨と愉快な仲間たち】です!」

五十鈴「どう思う?」

五月雨「……私ばっかりです!」

五十鈴「他の艦娘が出る余地がないわよね」



五月雨「それじゃああの指輪は」

五十鈴「間違いなく五月雨ちゃん用ね、と言うか普通第一艦隊の名前が自分な時点で安心していいんじゃない?」

五月雨「えっと……確かにそうですね……私ちょっと周りが見えてなかったみたいです」

五十鈴「提督のお気に入りは間違いなく五月雨ちゃん、これは確定よ……見てれば嫌でも分かるもの」

五月雨「そんな……お気に入りだなんて……」テレテレ

五十鈴「まったく……」

五月雨「あれ?でもそれなら何で渡してくれなかったんですかね?」

五十鈴「そうね……あれじゃないの?ムードとかタイミングとか」

五月雨「ムードやタイミング……」

五十鈴「そうそう」

五月雨「提督が……私に……」

 ーーーーー



提督『五月雨……今夜暇かな?良かったら一緒に食事でもどうかな?』

五月雨『はい大丈夫です提督』

提督『よかった、それじゃあ18:00にこの服を着て執務室に来てくれ』

五月雨『えっ?これってドレス?』

提督『それ程上等な物じゃないけど、今夜行く店はドレスコードがあってね』

五月雨『外のお店なんですか?』

提督『ああ……それじゃあまた後で』

五月雨『はい!』

 ーーー

五月雨『お待たせしました提督、どうですか?』

提督『似合ってるよ五月雨、さぁ行こうか』

五月雨『どんなお店なんですか?』

提督『行けば分かるさ』

 ーーー

五月雨『うわぁ綺麗な夜景……』

提督『本当はもっと綺麗な、函館とかにでも行ければいいけど流石にそんな所までは行けないからね、近場で我慢してくれ』

五月雨『そんな!全然大丈夫です!むしろ私にはもったいないくらいですよ』

提督『ありがとう……さぁまずは食べようか』

五月雨『はい!』



提督『どうかな?五月雨』

五月雨『はい美味しいです提督!』

提督『なぁ五月雨……それ……やめにしないか?』

五月雨『え?』

提督『提督って言うの、ここは鎮守府じゃないし、今はプライベートだ』

五月雨『えっ?でも私は艦娘で』

提督『五月雨……今の君は一人の女の子だ……そして俺も一人の男だ』

五月雨『提督……』

提督『だから……名前で呼んでくれないかな?俺の事を名前で』

五月雨『提……○○○さん……』

提督『それでいい……なぁ五月雨、コレを受け取ってくれないかな?』スッ

五月雨『これ……指輪?○○○さん!』

提督『五月雨……俺とケッコンしてくれないか?』

五月雨『はい!』

提督『良かった……さぁ五月雨、まだ夜は始まったばかりだよ』スッ

五月雨『○○○さん……』スッ

 ーーーーー


五月雨「……えへへ……そんな……」テレテレ

五十鈴「五月雨ちゃん?おーい五月雨ちゃーん」

五月雨「はっ!?ごっごめんなさい!ちょっと取り乱して!」

五十鈴「あー大丈夫大丈夫、大体想像つくから」

五月雨「あぅ……」カァァ

五十鈴「まぁとりあえず、心配する事はないわよ」

五月雨「はい……分かりました、私ムードとか気にしながら待ってみます!」

五十鈴「そのいきよ、相談くらいならいつでものるからね?」

五月雨「ありがとうございます五十鈴さん!では私は部屋に戻りますね」

五十鈴「うんまた後でね五月雨ちゃん」

五月雨「はい!失礼します!」ガチャパタン

五十鈴「……ふぅ、ああは言ったけど……気になるわね、あの五月雨ちゃん大好き提督がねぇ……ちょっと調べてみようかしらね……」スクッ



五十鈴「という訳なんだけど、あなた達は何か知らない?」

青葉「実は、青葉見ちゃいました!と言いたいんですけど、その時まだドックにいたんですよねー」

長月「私と入れ替わりになったからな……知っているとしたら鈴谷か、出撃してない艦娘だろうな」

五十鈴「そっか、で?どう思う?あの提督がよ?」

青葉「あり得ませんね、五月雨さんが30分以上ドック入りしたら、まず間違いなくバケツ使う司令官が指輪を渡さないなんて」

長月「むしろ出迎えてその場で渡しそうだな」

五十鈴「でしょ?五月雨ちゃんにはあぁ言ったけど、ちょっと気になってね」

青葉「むむむ……何かスクープの予感ですね!」

長月「それは分からんが、提督が何か隠している可能性はあるな」

五十鈴「……なら、調べてみるしかないわよね?」

青葉「ですよねー、青葉取材します!」

長月「まぁ程々にな……」

五十鈴「そう言って気になるくせに」

長月「私は別に……おまえたちが暴走しないようにだな」

五十鈴「たちって……青葉ならもういないわよ?」

長月「……いつの間に……まったく……」スタスタ

五十鈴「さて……私は提督に探りを入れてみようかしらね」スタスタ

とりあえずここまで。
余裕があったら後でまた来ます、それでは。

どうも1です。
少し書きます。



コンコン

提督「ん?どうぞー」

五十鈴「こんにちは提督」ガチャ

提督「あれ?五十鈴?今日は出撃も演習もなかったよな?」

五十鈴「ちょっとね、五月雨ちゃんから聞いたから」

提督「五月雨から?あぁお祝いの事か、さっき間宮さんには頼んどいたよ、間宮さんもやけに張り切ってたなぁ」

五十鈴「ふーんそう、それは楽しみね……所で、提督はどんなのを用意してるのかしら?」

提督「ん?プレゼントか?さっき五月雨もそれらしい事言ってたんだよなぁ、何か見繕う方がいいかな?やっぱり」

五十鈴「うーんまぁね、せっかくの節目何だしね」

提督「だよな……ん?節目?」

五十鈴「それで?どんな事言うか決めてあるのかしら?」

提督「ん?そりゃなぁ、今までずっと俺と一緒に、俺を支え続けてくれたからな……言いたい事は沢山あるよ」

五十鈴「ふーん……なら大丈夫かしら?それをいつ言うの?」

提督「ん?そりゃ今夜のお祝いの時にな」

五十鈴「あら……大胆ね提督」

提督「そうか?普通だろ?」

五十鈴「んーまぁ人それぞれだしね……分かったわ提督、私たちも楽しみにしてるわね」

提督「おうっ楽しみにしてな」

五十鈴「ええ……それじゃあね」ガチャパタン

提督「本当楽しみだなぁお祝い、どんな料理が出るか」

 ーーーーー

五十鈴「あの様子だとお祝いの最中ね、提督ったら変な所で大胆なんだから……でも、これは楽しみだわ」クスッ



青葉「なる程……司令官が……ありがとうございます間宮さん」

間宮「いいんですよ、それに提督が遂に……と思ったらつい張り切ってしまって」

青葉「あぁそれで」チラッ

料理の山「ハヨクエ」ドジャーン

間宮「五月雨さんのお祝いですからね、提督もそのつもりでしょうから」

青葉「ですよねー」

間宮「でもちょっと羨ましいですね、あんなに提督から想われてる五月雨さんは」

青葉「おやおやー?間宮さん?それはもしかして?」

間宮「まさか……そんなつもりはこれっぽっちもありませんよ、ただ純粋に羨ましいなって、私もあんな風に想われたいですよ」

青葉「あーそれは分かりますよ、青葉も女の子ですからね」

間宮「でしょう?」

青葉「では青葉はこれで失礼します!晩御飯楽しみにしてますね」タタタッ

間宮「ええ……ふふっそれじゃあもう少しやりますか」

料理の山「エッ?マダツクルノ?」



長月「なる程……既に広まっていたか」

電「さっき食堂の前を通ったら、間宮さんがスゴい勢いで料理を作っていたのです」

雷「それで何かあったのかと思って聞いてみたのよ」

長月「なる程……だとすると、もうけっこうな人数が知っているな」

電「はいなのです」

雷「でも五月雨ちゃんが遂に、ケッコン出来るようになったなんて、まだ指輪は渡してないみたいだったけど後は司令官次第ね」

長月「そうだな……この鎮守府の皆が知っているからな」

電「司令官さんと五月雨さんはラブラブなのです」

雷「いっつも二人の空間作ってるものね」

長月「まぁ本人達は自覚がないみたいだがな」

電「見てるこっちは恥ずかしいのです」

雷「まったくよね、もうちょっと自重して欲しいわ」

長月「自覚がない時点で無駄だがな、まぁいいありがとう二人とも」

電「別にいいのです」

雷「何かあったらまた聞きにきなさい」

長月「ああ、それじゃあな」スタスタ



五十鈴「えーと、話を纏めると……後は提督がどのタイミングで渡すかって事ね」

青葉「結構な範囲で噂されてましたね、まぁ何人かはご馳走の方に目が行ってるようでしたが」

長月「誰とは言わないが、酒も居たな」

五十鈴「それもう答えじゃない、でもまぁこれなら心配する必要はなかったわね」

青葉「その様ですね、まぁあの司令官と五月雨さんですからね」

長月「考えるまでもないからな、あの二人は」

鈴谷「まぁ流石にちょっと妬けちゃうけどね」

五十鈴「あら鈴谷ったら」

青葉「おや?鈴谷さんはもしや?」

長月「……」

鈴谷「いやいや、流石にその気はないってば、あの二人の邪魔なんて鈴谷にも出来ないよ」

五十鈴「そりゃそうよね」

青葉「あの空間に割って入る勇者は、この鎮守府にはいませんよね」

長月「……鈴谷、お前いつからいた?」

五・青「「……あっ」」

鈴谷「えっと……三人が集まって報告してるあたりかな?」

五十鈴「あんまりにも自然に会話に入ってきたから気付かなかったわ」

青葉「鈴谷さん、そのスキル青葉にも教えて下さい!」

長月「まったく……まぁいいか、問題はなさそうだしな」



ガヤガヤ

五月雨「うわぁスゴい料理ですね提督!」

提督「本当だな、間宮さんたら張り切りすぎじゃないか?」

五月雨「見たこともないような料理がありますよ!」

提督「あれは確かドイツの料理じゃなかったかな?前に本で見たことがあるぞ」

五月雨「そうなんですか、じゃああれは?」

提督「これは……フランス料理か?」

五月雨「じゃあこれは?」

提督「これは……どこだろうな?南米とかかな?」

五月雨「スゴいですねー」

提督「そうだな」

 ーーーーー

五十鈴「いつも通りねあの二人は」

青葉「五月雨さんが主役なのに、あまり人が話に行きませんね」

長月「あんなに司令官とベッタリではな、なかなか話しかけにくいぞ」

鈴谷「あっコレ美味しい!」

長月「お前もいつも通りだな」

 ーーーーー

オイシイデス! チョットアカギサンタベスギヨ! ヒャッハー!サケガウマイゾー チョットジュンヨウ!アナタハノミスギヨ!

五月雨「皆さん楽しそうですね」

提督「五月雨もしっかり楽しめよ?主役は五月雨なんだからな」

五月雨「はい!」

提督「よしよし」ナデナデ

五月雨「あっえへへ」

 ーーーーー

五十鈴「頭撫でてるわね」モグモグ

青葉「五月雨さん嬉しそうですね」モグモグ

長月「まったく……少しは自重してもらいたいな」モグモグ

鈴谷「このカレー美味しい!」モグモグ

 ーーーーー

今日はここまでで。
ではまた。

どうも1です。
ちょっと続き書きます。



提督「さて……そろそろかな?」

五月雨「何がですか?」

提督「五月雨にお祝いの言葉を、と思ってね」

五月雨「お祝いですか!?ありがとうございます提督!」

 ーーーーー

五十鈴「あっ提督が何かするみたいよ?」キキミミ

青葉「一体どんな言葉を添えるんでしょうか?」キキミミ

鈴谷「こんなタイミングとは、提督たらっだいたーん」キキミミ

長月「まったく……揃いも揃って……もう少しだな」キキミミ

艦娘達「「「「ガヤガヤ」」」」キキミミ

 ーーーーー

提督「五月雨……今まで俺に付いて来てくれてありがとうな、今までどれだけ五月雨に助けられてきたか」

五月雨「そんな……私は提督の秘書艦ですから」

提督「ありがとう五月雨、これからも俺に付いて来てくれるか?」

五月雨「はいっ一生付いていきます!提督!」

提督「ありがとう……これ、受け取ってくれるか?」

五月雨「はいっ……あっ髪留め!ありがとうございます提督!」

提督「あまり良いものじゃないけどな」

五月雨「そんな事ありません!提督から貰えるなら、何でも私の宝物です!」

提督「そうか……嬉しいよ五月雨、明日からもよろしくな」

五月雨「はい!」

提督「さあっ好きな物を食べようか」

五月雨「はいっ……ん?」アレ?

提督「おっこれ美味しそうだぞ五月雨」

五月雨「あっはい……これはエビですかね?」

 ーーーーー

艦娘達「「「「……?」」」」

五十鈴「……あら?ここで言うんじゃなかったのかしら?」

青葉「むむむ……これはあれですかね?この後に二人だけで……とか?」

長月「まぁどちらかと言えば、それが普通だろうしな」

鈴谷「うーんちょっと残念、どんな事言うか気になってたんだけどなぁ」

 ーーーーー


五月雨「えっと提督?」

提督「どうした?」

五月雨「この後は何か?」

提督「?」

五月雨「あっえーと……」

提督「あっそうだ、この後って時間あるかな?」

五月雨「!はい!いくらでも!」

提督「あぁ良かった、それじゃあこれが終わったら執務室まで来てくれる?」

五月雨「はい!しっかり準備して行きます」

提督「うん……ん?準備?」

五月雨「この後……ちゃんとお風呂とか入って……」

 ーーーーー

五十鈴「どうやらそうみたいね、流石に恥ずかしいのかしら?」

青葉「まぁ普段の空間は無意識ですからね、改めてとなるとやっぱり」

長月「まぁこれで決まりだな」

鈴谷「あっこれ美味しい!これも!」モグモグ

長月「……もうつっこまんぞ?」

 ーーーーー



提督「さて……明日も出撃や遠征はあるし、今日はこの辺でお開きにするか、明日出撃や遠征の予定がない人はもう少しやっててもいいけど、まぁ節度とかを守ってね?」

ハーイ

提督「よしそれじゃあお休み皆、そんじゃ五月雨、後で執務室に来てくれ」

五月雨「はいっ一時間程後に!」

提督「ん?一時間?まぁいいや、そんじゃな五月雨」スタスタ

五月雨「はいっ……よし……急いでお風呂とか済ませなきゃ」タタッ

五十鈴「頑張ってね五月雨ちゃん」

青葉「むしろ頑張るのは司令官では?」

長月「流石にヘタレたりはしないだろう」

鈴谷「明日五月雨ちゃんに色々聞かないとね」ムフフ



五十鈴「今日は午後から演習が……あら?五月雨ちゃん?」

五月雨「……」スタスタ

五十鈴「おーい五月雨ちゃーん」

五月雨「あっ……五十鈴さん……おはようございます」ドヨーン

五十鈴「えっ?五月雨ちゃん!?どうしたの!?」

五月雨「ええ……ちょっと」ドヨーン

五十鈴「もしかしてと言うかもしかしなくても、提督の事?」

五月雨「はい……昨日あの後に、執務室に呼ばれたんですけど……はぁ」

五十鈴「一体何があったの?」

五月雨「……逆です」

五十鈴「へ?」

五月雨「何もなかったんです」

五十鈴「何もって……なーんにも?」

五月雨「はい……何もされませんでしたし、何も特別な事はしてくれませんでした」ドヨーン

五十鈴「ちょっ五月雨ちゃん!元気出して!とりあえず食堂にでも行きましょう!」

五月雨「うぅ……提督、何でですか?」ドヨーン



五十鈴「それで?詳しく話してもらっても大丈夫?」

五月雨「はい……と言うかむしろ聞いて欲しいです」

五十鈴「分かったわじゃあ話し……」

青葉「……」キキミミ

鈴谷「……」キキミミ

長月「……」キキミミ

五十鈴(何で居るの!?)

五月雨「?五十鈴さん?」

五十鈴「あぁごめんごめん、それじゃあ話してちょうだい」

五月雨「はい……昨日、解散した後で執務室に呼ばれたんですが……、私はてっきり提督がその……そういう話とかをするんだと思ってたんですけど」

五十鈴「どんな内容だったの?」

五月雨「はい……」

 ーーーーー

今日はこの辺で。
ラストはもう出来てるのに、いつも通りそこまでが遠い……全然進んでないし……まぁぼちぼち進めます。
それではまた。

どうも1です。
このスレとはあまり関係ないですが、この挨拶そろそろ飽きてきました。
とりあえず犬の散歩から帰ったらデイリーやりつつ、続きをちょっと書きますんで、それでは。
ちなみに……タイトルはまんまですよ。

色々あって遅くなりましたが始めます。
デイリー空母レシピでやったら、4隻とも三時間でした……昨日も2隻隼鷹さん……自分隼鷹さんに呪われてるんでしょうか?



五月雨「失礼します、お待たせしました提督」

提督「ああ来てくれたか、気にしなくていいよ五月雨」

五月雨「ありがとうございます提督、それで話ってなんですか?」

提督「それなんだがな……五月雨の練度が99に……つまり上限まで届いた訳だ」

五月雨「はい!」ワクワク

提督「で……だ、このままではもう練度が上がらないから」

五月雨(間違いない!今度こそケッコンカッコカリを!)

提督「一時的に君を第一艦隊の旗艦から外そうと思う」

五月雨「はい!……はい?」

提督「ああ勿論秘書艦は今まで通り五月雨に頼むよ、通常なら第一艦隊き



五月雨「失礼します、お待たせしました提督」

提督「ああ来てくれたか、気にしなくていいよ五月雨」

五月雨「ありがとうございます提督、それで話ってなんですか?」

提督「それなんだがな……五月雨の練度が99に……つまり上限まで届いた訳だ」

五月雨「はい!」ワクワク

提督「で……だ、このままではもう練度が上がらないから」

五月雨(間違いない!今度こそケッコンカッコカリを!)

提督「一時的に君を第一艦隊の旗艦から外そうと思う」

五月雨「はい!……はい?」

提督「ああ勿論秘書艦は今まで通り五月雨に頼むよ、通常なら第一艦隊旗艦との兼任な訳だけど、やらないだけでダメな訳じゃないからね」

五月雨「えっと……?」

提督「言いたい事は分かるよ、確かにウチの第一艦隊の名前を考えると、五月雨を旗艦から外すのはどうかってね」

五月雨「はい……いえ、そうではなくてですね?」

提督「でもこのままってのもちょっとな……だから違和感とかもあるかもしれないけど、しばらくは僚艦での出撃か、艦隊から外れて秘書艦の仕事に専念してもらう事になる」

五月雨「はい……」

提督「それで旗艦には五十鈴か鈴谷辺りを考えているんだがな、練度的にも能力的にも十分務まると思う」

五月雨「それはそう……ですけど」

提督「まぁそういう訳だ、これからもよろしく頼むぞ五月雨」

五月雨「……はい」

提督「うん、それじゃ明日も早いし今日はもう寝ようか」

五月雨「はい……!」ハッ

提督「じゃあ行こうか」スタスタ

五月雨「えっ?どこへですか?」

提督「どこって、五月雨の部屋に決まってるだろ?」

五月雨「えっ?私の部屋……えっ?」

提督「おいおい五月雨、いくら鎮守府の中とはいえ、こんな時間に一人で帰らせる様な男じゃないぞ俺は……あっいや来させてはいたか」

五月雨「えっと……はい、ありがとうございます」

提督「じゃあ行こうか」

五月雨「……はい」

 ーーーーー



五月雨「それで部屋の前まで送ってもらって、昨日はそれで終わりです……」ドヨーン

五十鈴「そっそれは……」

五月雨「しかも部屋に戻ったら戻ったで、皆が何で帰ってきてるの?って、説明したら皆目が点になってました」ドヨーン

五十鈴「それは……まぁそうでしょうね」チラッ

青・長・鈴「「「……」」」ポカーン

五十鈴(あそこも絶賛放心中だもの)

五月雨「五十鈴さん……やっぱりあれですか?あの指輪は私用じゃなくて……そう……旗艦になる五十鈴さんや鈴谷さん用なんじゃ?」ハイライトオフ

五十鈴「落ち着いて五月雨ちゃん、恐いから!それはないから!ね!」


鈴谷「鈴谷旗艦辞退する……」ボソボソ

長月「落ち着け」ボソボソ

青葉「大丈夫ですよ……それに鈴谷さんが辞退したら、順番的に青葉が旗艦に……」ボソボソ


五月雨「何ででしょうか?何で私じゃダメなんでしょうか?」

五十鈴「大丈夫よ!きっと何か理由があるのよ提督には」

五月雨「でも!ムードもタイミングもバッチリでしたよ!告白するなら今!みたいな雰囲気だったんですよ!?」

五十鈴「あーほらあれよ、もしかしたら何か準備してるとか」

五月雨「準備?」

五十鈴「何か大掛かりな事をしてて、その準備中とか!五月雨ちゃんが練度99になったのは昨日でしょ?まだ出来てないから何も言わないとか……ね?」

五月雨「大掛かりな準備……指輪を渡す……」

 ーーーーー



提督『五月雨ちょっといいかな?』

五月雨『なんですか?』

提督『ミュージック』パチン

ラーラーララー

五月雨『え?どこからかムーディーな音楽が!?』

提督『五月雨……コレを受け取ってくれないか?』スッ

五月雨『指輪……提督コレって』

提督『五月雨……俺とケッコンしてくれ!』

五月雨『はい!喜んで!』

提督『よし!ミュージック!』パチン

タララランタララランタララランタララランタラララーラーラランランランランターラーラターラーラランタラララララ

五月雨『えっ?この曲えっ?』

加賀『おめでとう五月雨さん、さぁコレに着替えて』

五月雨『えっ?加賀さん!?いつの間に!?なんでドレスなんて持って』

提督『早く着替えてくれるかな?五月雨』キュッ

五月雨『提督がいつの間にか白いタキシードに!?』

加賀『花嫁の着替え終了しました提督』

五月雨『あれ!?ホントだ!私ウエディングドレス着てる!?』

長月『さぁヴァージンロードを歩くんだ』

五月雨『長月ちゃんいつからヴェール持ってたの!?』

提督『さぁ行こうか五月雨』

五月雨『いつの間にか鎮守府の廊下がヴァージンロードに!?』

五十鈴『似合ってるわよ五月雨ちゃん!』

五月雨『五十鈴さーん!』

神父?『汝健やかなる時も病める時も……あー長いし省略しようよ』

五月雨『って鈴谷さんですよね!?なんで神父役!?』

鈴谷『それじゃあ誓いのキスを!』

提督『五月雨……』

五月雨『えっちょっ提督!?あっ……』

 ーーーーー



五月雨「そんな……いきなりなんて……提督……」カアア

五十鈴「五月雨ちゃん?五月雨ちゃーん?戻ってきて!」

五月雨「はっ……ごっごめんなさい!私ったらまた……」

五十鈴「気にしないでいいわよ、こっちも大丈夫だし」チラッ

長月「……」コクリ

鈴谷「……」サムズアップ

  「」

五十鈴(って青葉がいない!?いつの間に!?)

五月雨「五十鈴さん?どうかしたんですか?」

五十鈴「あっ何でもないわよ?」アハハ

五月雨「五十鈴さん分かりました!私提督の準備が整うまで待ってます!」

五十鈴「そうそう、五月雨ちゃんはどーんと構えててね」

五月雨「はい!それじゃあ私は秘書艦の仕事がありますからこれで、五十鈴さん相談にのってくれてありがとうございました!」

五十鈴「いいのよ全然、ほら早く行きなさい」

五月雨「はい!行ってきます」タタッ

五十鈴「頑張ってねー……集合」

鈴谷「1!」

長月「待て鈴谷、お前が1で私が2なのは納得がいかないぞ、元々相談されたのは私と青葉だ」

鈴谷「えー?別にいいじゃーん」

五十鈴「あーもう、誰も番号なんて聞いてないわよ……それに青葉はどうしたの?」

長月「五月雨が自分の世界に入った時にはもういなかったぞ」

五十鈴「随分早いわね、まぁいいわ……とりあえずああは言ったけど……どう思う?」

長月「ないな」

鈴谷「多少は凝るかもだけど、提督ならすぐ出来るようなの選びそうだよねー」

五十鈴「よね……それじゃあ昨日と同じでいいかしら?」

長月「あまり乗り気ではないがな」

鈴谷「そんな事言っちゃってー」

五十鈴「はいはい、それじゃあ解散!」

長月「とりあえず青葉を捜すか……」スタスタ

鈴谷「提督にでも聞きにいってみるかなー?」スタスタ

五十鈴「さて……とりあえず聞き込みかしらね?」スタスタ

 ーーーーー

この辺で。
進まねー思った以上に進まねー。
とりあえずぼちぼち進めますんで、それではまた。

どうも1です。
間が空きました、こんな時間ですが少し書きたいです、ただ寝落ちするかもですが。



長月「青葉はどこに?あっいたいた」

青葉「ふーむ」

長月「おい青葉!」

青葉「あっ長月さん、どうかしましたか?」

長月「どうもこうもない、お前が1人で行くからだろ」

青葉「おっとそれはそれは、でもいい情報が聞けましたよ?」

長月「いい情報?」

青葉「ええ……まぁ今回の事に関しては、悪い情報かもですが……」

長月「?」

青葉「とりあえず後で話しますね」

長月「分かった」



コンコン

提督「開いてるぞー」

鈴谷「チィース提督ー」ガチャ

提督「何だ鈴谷か、どうかしたのか?」

五月雨「鈴谷さんおはようございます」

鈴谷「五月雨ちゃんもチィース、鈴谷今日は出撃とかないから暇でさー」

提督「そうか、あっそうだそれならちょうどいい、ちょっと言っておく事があるんだが」

鈴谷「ん?なに?」

提督「五月雨が練度99になっただろ?」

鈴谷「うんうんそーだねー」

提督「それでだな?一時的な物だが第一艦隊の旗艦を他の子に任すつもりなんだ」

鈴谷「あーなる……ほど?」

提督「それで少し考えたんだが」

鈴谷(あっれー?これってもしかして)チラッ

五月雨「……」ニコニコ

鈴谷(笑ってる!無言で笑ってる!でも目が!目が笑ってない!)

提督「鈴谷か五十鈴に任せようと思ってな、なぁ五月雨」

五月雨「ハイ、イイ考エダト思イマス」ニコニコ

鈴谷(怖い!五月雨ちゃん怖い!夜戦どころか
砲撃戦でも勝てる気がしないよ!)ダラダラ

提督「五十鈴にも後で伝えるつもりだが、とりあえずそういう事だから」

鈴谷「えっと」ダラダラ

提督「あぁ言いたい事は分かる、確かにウチの第一艦隊の名前を考えると、五月雨を旗艦から外すのはちょっと変だよな、でもまぁ一時的な事だからさ」

鈴谷(違うから!そうだけどそうじゃないから!)ダラダラ

五月雨「私ノ分マデ頑張ッテクダサイネ?」ニコニコ

鈴谷「……はい」

提督「ん?何か元気ないか?」

鈴谷「だっ大丈夫大丈夫!それじゃあ鈴谷そろそろ行くね!」

提督「あぁよろしくな」

五月雨「ヨロシクオネガイシマスネ?」ニコニコ

鈴谷「あははーじゃあね!」ガチャバタン

提督「本当に大丈夫か?」

五月雨「シンパイデスネ」

 ーーーーー

鈴谷「怖っ……あーやぶ蛇どころか、鬼か何かが出てきた感じだよー、怖かったー」

生存報告。
間が空いてスミマセン。

生存報告!
ダメか?

生存報告……。

すみません日付間違えてました。

間に合ってればこれでなにとぞ。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2017年11月10日 (金) 22:40:10   ID: ZJEsAI8Y

続きはないのでしょうか・・・・

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