【オリキャラ募集】魔王軍採用試験(体験版)(397)


▼来週の連休を使って終わるような短いのやります▼

▼魔物のオリジナルキャラクターを募集し、そのキャラクター達が魔王軍の採用試験を受けるという趣旨のスレです▼

▼気軽にご参加ください▼

▼稀に安価を出すかもしれませんが、キャラ作成後は基本的にオート進行になる予定です▼

▼なお、このスレには誤字が含まれます▼


試験官「この度は魔王軍採用試験にご応募いただき、誠にありがとうございます」

試験官「皆様は本年度、魔界各地の魔物学校を卒業なされる生徒と言う事で……魔王軍では、皆様のような若い人材を切に必要としています」

試験官「ああ若いというと語弊がありますか……我々の寿命や成長速度は種族によって大いに異なりますからね」

試験官「皆様御存知の事かと思われますが、近頃は人間界から送り込まれた『勇者』なる存在によって、魔界の住民の安全が脅かされております」

試験官「魔界の平和を守るのが魔王軍の責務。……とは言え、『勇者』への対処で人員が不足しているというのが現状であります」


試験官「しかし、いくら人手不足とは言え、どなたでもすぐに入れるような組織でない事は皆様、承知されているものと考えております」

試験官「魔王軍とは言わば大魔王様の手足となって働く機関であり、偉大なる大魔王様に仕えるには相応の資質と実力、忠誠心がなければなりません」

試験官「この試験では皆様にその資質と実力、そして忠誠心を示していただきます」

試験勘「皆様全員がそれらを示す事ができましたならば、あるいは全員が採用されるという可能性もあるでしょう」


試験官「また、この採用試験中の参加者の負傷については魔王軍は一切責任を負いませんが、もしも死亡された場合は即座に蘇生魔法を使用いたします。安心してどんどん死んでください」

試験官「まぁ……あまりに死亡回数が多い方はさすがに軍には向いていないと思われますが」

試験官「なお、この試験のルールについては全て大魔王様が作成されたものです」

試験官「試験内容についての不服、不満等の発言は大魔王様への忠誠度不足と取られる可能性もあり、あまりに度が過ぎる場合は反逆罪が適用されます。ご留意ください」

試験管「反逆罪によって処刑された場合は、基本的に蘇生は行われません」

試験官「それでは、以上の事柄を了承なされた方のみ、履歴書を提出してください」


▼今より2時間ほど履歴書(オリジナルキャラクター案)を募集します▼

▼1人1案まで提出可能です。提出された案の数が少ない場合は、時間を延長します▼

▼次にテンプレートと記入例をはります▼

▼また質問がある方はどうぞ▼


■履歴書(キャラクター案)テンプレート■

【名前】??? 【種族】??? 【属性】??
【性別】? 【身長】??? 【一人称】?
【種族的特徴】???
【その他外見の特徴】???
【性格】???
【基本能力値】戦闘力?/体力?/知性?/感覚?/速度?/魔力?/器用?/魅力?/精神力?/運?
【技能】???
【志望動機】???
【備考】???

※属性は光、闇、炎、水、地、風、雷、氷の中から2つまで選択できます。
※基本能力値はそれぞれの項に1~6の自然数を合計が30以下になるように自由に振ってください。
大体2が普通の人間レベルとします。ただし、普通の人間の魔力は0~1しかありません。
※技能は20個まで自由に選択できます。ただし技能数が少ない方が1つの技能のレベルは高くなります。
※履歴書の用紙には嘘の記述がされた場合、記入者が爆発四散する呪いがかけられています。
※身長は3m以内でお願いします。


■履歴書(キャラクター案)記入例■

【名前】ライネリア 【種族】サキュバス 【属性】闇
【性別】女 【身長】158cm 【一人称】私
【種族的特徴】有角、有翼、有尾、性行為により魔力を吸収する
【その他外見の特徴】ピンク髪、巨乳
【性格】淫乱
【基本能力値】戦闘力1/体力2/知性2/感覚4/速度2/魔力4/器用4/魅力6/精神力3/運2
【技能】飛行、ふたなり化、料理、催眠魔法、性技、魅了、回復魔法、吸精、吸魔
【志望動機】記念受験&良い男の子探し
【備考】重度のショタコン

【名前】サンダーソード 【種族】さまようよろい 【属性】闇・雷
【性別】男 【身長】2メートル 【一人称】私
【種族的特徴】鎧に亡霊が宿ったアンデット系種族。鎧の大幅な破損及び霊体への大きなダメージにより行動不能となり、更に進行すると死亡する。鎧・霊魂は時間経過で復活する。
【その他外見の特徴】この種族の一般的な鎧は灰色であるが、この個体は赤色の鎧をしている。武器は何やら神秘的な長剣と小剣の二刀流のようだ。
【性格】武人気質
【基本能力値】戦闘力5/体力4/知性2/感覚4/速度2/魔力3/器用2/魅力1/精神力4/運3
【技能】「二刀流」「電撃魔法」「回復魔法」
【志望動機】貴族への復讐と戦を
【備考】戦闘狂であった彼は人間時代にその腕で伸し上がったものの、貴族に疎まれ毒殺される。怨霊と化した彼は貴族への復讐心と戦への渇望を胸に魔王軍の門戸を叩いた。
因みに鎧・剣は武功を立てた際に王から賜った名品であり、魔力を良く通す長剣に電撃を纏わせ、敵が鎧を着ていようと確殺するのが当時から今までのスタイルである。

【名前】魔王~M・A・O~ 【種族】魔王(自称) 【属性】闇(自称)
【性別】女(自称) 【身長】158cm(公式) 【一人称】私
【種族的特徴】真の魔王(自称)
【その他外見の特徴】可愛い、ハーフっぽい
【性格】事務所のごり押しにも動じない大らかな性格、軽度のヲタク
【基本能力値】戦闘力1~6/体力2~6/知性1/感覚2/速度1~6/魔力0~6/器用1/魅力3/精神力1/運2
【技能】ゴーカイチェンジ
【志望動機】事務所の指示
【備考】これ全部事務所の指示なんで。事務所がそう言えって言ったんで嘘は言ってないです
()内のはゴーカイチェンジ後の各戦隊キャラによって変わる、M・A・O時は初期値

【名前】レミット
【種族】ライカンスロープ(ワーウルフ)
【属性】炎:氷
【性別】女
【身長】145cm
【一人称】ボク
【種族的特徴】狼の耳と尻尾が生えている、満月の夜が近づくとだんだん本能で生殖欲が高まる(精神力で幾らか抑えられる)、嗅覚や聴力が優れている
【その他外見的特徴】狼耳と尻尾の色は薄い灰色、髪の色は栗色、小さい体にしては胸が大きめ、目の色が右側緋色、左側がアイスブルーのオッドアイ
【性格】熱血バカ、素直
【基本能力値】戦闘力5/知力/1/感覚4/速度4/魔力3/器用5/魅力4/精神力3/運1/
【技能】攻撃魔法、武器使用:剣、武器使用:槍、属性合成魔法、属性付与魔法、格闘術
【志望動機】平和な世界をつくりたい
【備考】もし話し合いで解決するなら説得を試みる、相手は誰であろうと同じ。ただし仲間を傷つけた者には容赦はしない。

【名前】コウスケ 【種族】吸血鬼 【属性】闇・光
【性別】男 【身長】176cm 【一人称】俺
【種族的特徴】対象の血を吸う事によって自身の死徒として、自身の配下にする。配下にした者は自分の意志で縛れて、しかも実力も高くなる
【その他外見の特徴】外見だけで見れば、20歳ぐらいの人間のイケメン男性
【性格】イタズラ好き
【基本能力値】戦闘力3/体力3/知性4/感覚3/速度3/魔力3/器用3/魅力3/精神力3/運2
【技能】吸血 イタズラ魔法 イタズラ道具 イタズラ罠 カリスマ
【志望動機】とにかくイタズラできればそれでいい
【備考】イケメン。ハーレムをすでに作ってる。フラグ体質。彼の右を行く者はいないと言うほどの破格のカリスマと指揮能力を持つ。イタズラの天才
笑顔を絶やさない。様々なイタズラで味方や敵をイライラさせる。実は本当にムカつく存在。イタズラ魔法、道具、罠のそれぞれは様々な応用が可能で、自分の能力を上げたり、状態異常にしたり、隕石落とせるほどの攻撃したり、罠しかけたり等が可能
実は女性を犯したらどうなるかと言う好奇心が出来た子供の頃に創造の女神を犯したことから、その間に生まれた息子と娘がいる。そのため、女神からすっごく憎まれてるが、息子と娘からは愛されてる

【名前】中目黒 則之 【種族】人間 【属性】地
【性別】男 【身長】168 【一人称】俺
【種族的特徴】謎の力を秘めた魚介市立鮪高校2年生
【その他外見の特徴】リーゼント。変な肩パットを常に着用。肩パットの中には非常食のバナナが入っている。
【性格】アホ
【基本能力値】戦闘力10/体力10/知性0/感覚0/速度0/魔力0/器用0/魅力0/精神力10/運0
【技能】練りワサビ攻撃 冷凍さんま斬り 膝十字固め 時間停止(覚醒時) 触れた物の起源を破壊する(覚醒時)
【志望動機】全国のワサビが嫌いな子供たちにワサビを好きになる鮨を振舞いたい
【備考】自分を超人だと思い込んでいるが普通の高校生。(肩パットを外すと真の力に覚醒)

【名前】エリー 【種族】吸血鬼 【属性】闇、氷
【性別】女 【身長】176cm 【一人称】わたくし
【種族的特徴】吸血、魔眼(魅了)、変身(霧、コウモリ、狼)、陽光で被ダメージ
【その他外見の特徴】黒髪ロング、赤目、外見年齢は高校生くらい
【性格】ネガティブ、卑屈
【基本能力値】戦闘力1/体力2/知性5/感覚2/速度3/魔力6/器用1/魅力5/精神力4/運1
【技能】闇魔法(精神ダメージ)、氷魔法、魅了(魔眼による)、歌唱(非戦闘技能)
【志望動機】母に命じられて仕方なく
【備考】すぐ謝る、お供のコウモリ(戦闘には参加しない)に愚痴る癖あり



最初は↓で作ってたけど書き込む前にリロードしたらネタかぶりすぎてたのでボツに……
【名前】ミア 【種族】ワーウルフ 【属性】炎・地
【性別】女 【身長】142cm 【一人称】ボク
【種族的特徴】変身(人間~狼)、基本形態では獣娘
【その他外見の特徴】赤毛、ポニテ、ぺったん
【性格】熱血+生意気
【基本能力値】戦闘力6/体力3/知性1/感覚4/速度6/魔力1/器用3/魅力2/精神力1/運3
【技能】格闘術、高速移動、甘え上手
【志望動機】力試し
【備考】人懐こい、尻尾が弱点

>>11外見のみちょっと付け足しです。付け足し等、無理でしたら>>11でかまいません

【名前】コウスケ 【種族】吸血鬼 【属性】闇・光
【性別】男 【身長】176cm 【一人称】俺
【種族的特徴】対象の血を吸う事によって自身の死徒として、自身の配下にする。配下にした者は自分の意志で縛れて、しかも実力も高くなる
【その他外見の特徴】外見だけで見れば、20歳ぐらいの人間のイケメン男性
髪は金髪。目は翡翠色の瞳をしている
【性格】イタズラ好き
【基本能力値】戦闘力3/体力3/知性4/感覚3/速度3/魔力3/器用3/魅力3/精神力3/運2
【技能】吸血 イタズラ魔法 イタズラ道具 イタズラ罠 カリスマ
【志望動機】とにかくイタズラできればそれでいい
【備考】イケメン。ハーレムをすでに作ってる。フラグ体質。彼の右を行く者はいないと言うほどの破格のカリスマと指揮能力を持つ。イタズラの天才
笑顔を絶やさない。様々なイタズラで味方や敵をイライラさせる。実は本当にムカつく存在。イタズラ魔法、道具、罠のそれぞれは様々な応用が可能で、自分の能力を上げたり、状態異常にしたり、隕石落とせるほどの攻撃したり、罠しかけたり等が可能
実は女性を犯したらどうなるかと言う好奇心が出来た子供の頃に創造の女神を犯したことから、その間に生まれた息子と娘がいる。そのため、女神からすっごく憎まれてるが、息子と娘からは愛されてる


▼以上の6名ですね▼

▼4名くらいを予定していましたが、テストプレイという事で、6名で回すのに挑戦してみましょう▼


▼データを作成中です▼

▼しばらくお待ちください▼

▼なお、以下の計算式が基本となります▼

HP=体力+5
MP=魔力×2
行動値=速度×10(所持品重量等により減少する)
技能値の合計=20+知性+器用
所持金額=運×1D100×1D100(単位はG。また初期所持アイテムにより減額される)

馬鹿な、通っただと


【名前】サンダーソード 【種族】さまようよろい 【属性】闇・雷
【性別】男 【身長】2メートル 【一人称】私
【種族的特徴】鎧に亡霊が宿ったアンデット系種族。鎧の大幅な破損及び霊体への大きなダメージにより行動不能となり、更に進行すると死亡する。鎧・霊魂は時間経過で復活する。
【その他外見の特徴】この種族の一般的な鎧は灰色であるが、この個体は赤色の鎧をしている。武器は何やら神秘的な長剣と小剣の二刀流のようだ。
【性格】武人気質
【基本能力値】戦闘力5/体力4/知性2/感覚4/速度2/魔力3/器用2/魅力1/精神力4/運3
【技能】剣術(7)、二刀流(6)、電撃魔法(6)、回復魔法(4)、自然回復(2)
【志望動機】貴族への復讐と戦を
【備考】戦闘狂であった彼は人間時代にその腕で伸し上がったものの、貴族に疎まれ毒殺される。怨霊と化した彼は貴族への復讐心と戦への渇望を胸に魔王軍の門戸を叩いた。
因みに鎧・剣は武功を立てた際に王から賜った名品であり、魔力を良く通す長剣に電撃を纏わせ、敵が鎧を着ていようと確殺するのが当時から今までのスタイルである。

【HP:9】【MP:6】【行動値:17】
【所持金:2787G】
【所持アイテム:長剣(Lv2)・短刀・鎧】

※技能の()の中は技能値となり、どれだけ熟練しているかを表しています。


【名前】魔王~M・A・O~ 【種族】魔王(自称) 【属性】闇(自称)
【性別】女(自称) 【身長】158cm(公式) 【一人称】私
【種族的特徴】真の魔王(自称)
【その他外見の特徴】可愛い、ハーフっぽい
【性格】事務所のごり押しにも動じない大らかな性格、軽度のヲタク
【基本能力値】戦闘力1/体力2/知性1/感覚2/速度1/魔力1/器用1/魅力6/精神力1/運3
【技能】ゴーカイチェンジ(9)、オタク知識(3)、可愛い(5)、不動の心(5)
【志望動機】事務所の指示
【備考】これ全部事務所の指示なんで。事務所がそう言えって言ったんで嘘は言ってないです
ゴーカイチェンジを行った場合、基本能力値に修正が加わり、さらに一時的に追加技能を得る。

【HP:7】【MP:2】【行動値:10】
【所持金:536G】
【所持アイテム:レンジャーキー】


【名前】レミット 【種族】ライカンスロープ(ワーウルフ) 【属性】炎・氷
【性別】女 【身長】145cm 【一人称】ボク
【種族的特徴】狼の耳と尻尾が生えている、満月の夜が近づくとだんだん本能で生殖欲が高まる(精神力で幾らか抑えられる)、嗅覚や聴力が優れている
【その他外見の特徴】狼耳と尻尾の色は薄い灰色、髪の色は栗色、小さい体にしては胸が大きめ、目の色が右側緋色、左側がアイスブルーのオッドアイ
【性格】熱血バカ、素直
【基本能力値】戦闘力4/体力2/知性1/感覚4/速度4/魔力3/器用4/魅力4/精神力3/運1
【技能】】攻撃魔法(5)、剣術(5)、槍術(5)、属性魔法(5)、格闘(5)
【志望動機】平和な世界をつくりたい
【備考】もし話し合いで解決するなら説得を試みる、相手は誰であろうと同じ。ただし仲間を傷つけた者には容赦はしない。

【HP:7】【MP:6】【行動値:40】
【所持金:5016G】
【所持アイテム:なし】


【名前】コウスケ 【種族】吸血鬼 【属性】闇・光
【性別】男 【身長】176cm 【一人称】俺
【種族的特徴】対象の血を吸う事によって自身の死徒として、自身の配下にする。配下にした者は自分の意志で縛れて、しかも実力も高くなる
【その他外見の特徴】外見だけで見れば、20歳ぐらいの人間のイケメン男性
髪は金髪。目は翡翠色の瞳をしている
【性格】イタズラ好き
【基本能力値】戦闘力3/体力3/知性4/感覚3/速度3/魔力3/器用3/魅力3/精神力3/運2
【技能】吸血(6)、使徒化(4)、イタズラ魔法(4)、イタズラ道具(4)、イタズラ罠(4)、カリスマ(5)
【志望動機】とにかくイタズラできればそれでいい
【備考】イケメン。ハーレムをすでに作ってる。フラグ体質。彼の右を行く者はいないと言うほどの破格のカリスマと指揮能力を持つ。イタズラの天才
笑顔を絶やさない。様々なイタズラで味方や敵をイライラさせる。実は本当にムカつく存在。イタズラ魔法、道具、罠のそれぞれは様々な応用が可能で、自分の能力を上げたり、状態異常にしたり、隕石落とせるほどの攻撃したり、罠しかけたり等が可能
実は女性を犯したらどうなるかと言う好奇心が出来た子供の頃に創造の女神を犯したことから、その間に生まれた息子と娘がいる。そのため、女神からすっごく憎まれてるが、息子と娘からは愛されてる

【HP:8】【MP:6】【行動値:30】
【所持金:4928G】
【所持アイテム:なし】


【名前】中目黒 則之 【種族】人間 【属性】地
【性別】男 【身長】168cm 【一人称】俺
【種族的特徴】謎の力を秘めた魚介市立鮪高校2年生
【その他外見の特徴】リーゼント。変な肩パットを常に着用。肩パットの中には非常食のバナナが入っている。
【性格】アホ
【基本能力値】戦闘力6/体力6/知性1/感覚1/速度1/魔力1/器用1/魅力1/精神力6/運1
【技能】料理(4)、練りワサビ攻撃(3)、冷凍さんま斬り(3)、覚醒(8)、膝十字固め(3)
【志望動機】全国のワサビが嫌いな子供たちにワサビを好きになる鮨を振舞いたい
【備考】自分を超人だと思い込んでいるが普通の高校生。(肩パットを外すと真の力に覚醒)
覚醒時は技能「期限破壊(5)」と「時間停止(5)」を得る。

【HP:11】【MP:2】【行動値:10】
【所持金:0G】
【所持アイテム:肩パット、バナナ】


▼誤字修正▼

【名前】中目黒 則之 【種族】人間 【属性】地
【性別】男 【身長】168cm 【一人称】俺
【種族的特徴】謎の力を秘めた魚介市立鮪高校2年生
【その他外見の特徴】リーゼント。変な肩パットを常に着用。肩パットの中には非常食のバナナが入っている。
【性格】アホ
【基本能力値】戦闘力6/体力6/知性1/感覚1/速度1/魔力1/器用1/魅力1/精神力6/運1
【技能】料理(4)、練りワサビ攻撃(3)、冷凍さんま斬り(3)、覚醒(8)、膝十字固め(3)
【志望動機】全国のワサビが嫌いな子供たちにワサビを好きになる鮨を振舞いたい
【備考】自分を超人だと思い込んでいるが普通の高校生。(肩パットを外すと真の力に覚醒)
覚醒時は技能「起源破壊(5)」と「時間停止(5)」を得る。

【HP:11】【MP:2】【行動値:10】
【所持金:0G】
【所持アイテム:肩パット、バナナ】


【名前】エリー 【種族】吸血鬼 【属性】闇・氷
【性別】女 【身長】176cm 【一人称】わたくし
【種族的特徴】吸血、魔眼(魅了)、変身(霧、コウモリ、狼)、陽光で被ダメージ
【その他外見の特徴】黒髪ロング、赤目、外見年齢は高校生くらい
【性格】ネガティブ、卑屈
【基本能力値】戦闘力1/体力2/知性5/感覚2/速度3/魔力6/器用1/魅力5/精神力4/運1
【技能】吸血(5)、変身(4)、闇魔法(精神ダメージ)(4)、氷魔法(4)、魅了の魔眼(5)、歌唱(4)
【志望動機】母に命じられて仕方なく
【備考】すぐ謝る、お供のコウモリ(戦闘には参加しない)に愚痴る癖あり

【HP:7】【MP:12】【行動値:30】
【所持金:476G】
【所持アイテム:使い魔(コウモリ)】


▼部分的にTRPGのリプレイ風の記述があります▼

▼試験官=ゲームマスターとお考えください▼



試験官「場所は魔王城の城門前です。そこには一人の試験官とあなた方を含め、数十人の受験生がいます」

試験官「あなた方6名は履歴書を提出し、受験票とペットボトルのお茶を手渡されました」

試験官「所持アイテムにペットボトルのお茶を追加してください」

コウスケ「ペットボトル……?」

イタズラ好きなイケメン吸血鬼、コウスケは首をかしげた。

則之「魔界にもペットボトルがあるのか……」

そう呟いたのは、何故か魔界にいる人間のリーゼント高校生、中目黒 則之である。

試験官「ええ。この世界をお作りになられたのは大魔王様ですが、かなりゆるい世界観を採用しておられているようです」


M・A・O「わーい♪ ありがとう試験官さん!」

自称『真の魔王』M・A・Oはいきなりペットボトルのお茶を飲んだ。

エリー「……毒とかはいっていないでしょうね……?」

女吸血鬼のエリーは疑っている! 正しい判断だ!

試験官「……」コロコロ…

試験官は無言でダイスを振った。

試験官「うん、M・A・Oさんが飲んだお茶はただちに影響はないようですね」

M・A・O「えっ、なにそれは!?」

試験官「しかし、M・A・Oさん。貴女よくこの履歴書で爆発四散しませんでしたね」

履歴書の用紙には嘘の記述がされた場合、記入者が爆発四散する呪いがかけられていた。

M・A・O「私は真の魔王だからね!」


レミット「ボクはペットボトルを開けて匂いで危険かどうか判断したいな」

そう言ったのは人狼のレミットである。

試験官「良いでしょう。ただレミットさんはその為のスキルを持っていませんね」

試験官「スキルがあれば目標値を上げられるのですが……」

試験官「しかし種族的特徴には『嗅覚や聴力が優れている』とあるので、通常なら難易度が『難しい(-2)』の所を、『やや難しい(-1)』にしましょう」

試験官「参照する能力値は【感覚】です。感覚の基本能力値が目標値となります」

試験官「ただし、難易度が『やや難しい(-1)』なので目標値は-1され、3になりますね」

試験官「10面ダイスを振り、3以下の目を出せば成功です。ただし、0の目は10として扱います」

エリー「成功率は30%ね……」


レミット「えいっ!」コロコロ……

1D10=【10】

レミット「あっ」

試験官「おおう……最初のダイスロールで0を出すとは……」

試験官「0の目を出した場合、幸運チェックを行ってもらいます」

試験官「もう一度10面ダイスを振り、レミットさんの【幸運】以下の目を出せば成功です」

試験官「失敗すると、ひどいことが起こります」

レミット「あの……ボクの幸運、1しかないんだけど……」

試験官「頑張って1の目を出してください」

レミット「うわぁぁぁぁぁぁぁん!?」


レミット「ええい! どうにでもなれ!!」コロコロ……

1D10=【5】

レミット「わおーん! やっぱりダメだったよ……」

試験官「幸運チェックに失敗したので、そうですねこうしましょう」

慎重なレミットはペットボトルの蓋を開け、中の匂いを確かめようとした。
彼女はワーウルフであり、常人の3倍の嗅覚を持っているのだ!

だが、彼女がキャップを捻った瞬間、ペットボトルの中身が爆発!
レミットは10点のダメージを受けた。
レミットは死亡した。

【レミット:HP7→0】

レミット「いきなり死んだーーーー!?」

サンダーソード「さっそく犠牲者が出るとは……これが魔王軍採用試験か。やはり一筋縄ではいかないようだな」


試験官「レミットさんが蘇生魔法によって復活しました」

試験官「試験中は何度死亡してもただちに蘇生がなされます」

試験官「ただし当然、死亡回数が多いと試験の評価は下がってしまいますね」

レミット「あー。死ぬかと思った」

エリー「いや、死んでたわよ貴女」


コウスケ(俺の【運】も2しかない…あまり成功率の低そうな判定には挑戦しない方が得策だな……)

試験官「さて、最初に見事な死に様を見せてくれたレミットさんにはスターチップを1個差し上げましょう」

則之「スターチップ? 集めると何かあんのか?」

M・A・O「10個集めるとペガサス城へと入る事ができたり?」

試験官「残念ながら違います。ですが最終的にこれを所持している数が多いと評価が上がりますよ!」

レミット「やったー♪ ありがとうね、試験官さん」

コウスケ(最終的に……か)

エリー(フフ……試験終了直前にいっぱい持ってる人から奪うのが良さそうね……)


サンダーソード「試験官殿。質問をしてもよろしいか?」

試験官「はい何でしょう、さまようよろいのサンダーソードさん。基本的に質問はいつでも受け付けていますよ」

試験官「相談タイムや質問タイムに制限時間を設ける事はありますが、その時は宣言いたします」

サンダーソード「では訊ねるが、私達6名は既に互いを知っているという事で良いのだろうか?」

試験官「そうですね。自由に設定してかまいません。こちらでダイスを振って決めても良いですが皆さんはどうしますか?」

サンダーソード「では、私はこの中に知り合いはいないという事にしておこう」

則之「俺もただ一人の人間だし、設定的にいなさそうだな」

エリー「わたくしとコウスケは同じ種族だし、知らない方が不自然よね。むしろ血族でもおかしくないわ」

コウスケ「俺のハーレムの一員である可能性が!?」

エリー「それはないわ」


コウスケ「くっ……なら、レミットとM・A・Oは……!?」

レミット「ボクも嫌かな」

M・A・O「私、事務所の方針で恋愛禁止なんですよ」

コウスケ「ちくしょー!!」

試験官「コウスケとエリーは知り合い……と。同じ年齢でおなじ魔界の学校に在籍中という事で良いですか?」

試験官「娘と息子がいるコウスケの設定で学生というのも妙ですが」

エリー「わたくしは構わないわ」

コウスケ「良いだろう」


レミット「あ、じゃあボクも一緒が良いな!」

試験官「それでは3人は同級生、と。M・A・Oは……まぁ、多分学校には行ってなさそうですね」

M・A・O「真の魔王である私に学業など不要なのだ……」

試験官「では。互いを知っているのはコウスケ・エリー・レミットの3人のみ。3人の関係は友人という事でよろしいですか?」

レミット「はーい!」

コウスケ「エリーは魅了の魔眼でレミットを『友達』にしてそうだな」

レミット「えぇ!?」

エリー「そんな事しないわよ……アンタじゃあるまいし……」


試験官「ではそろそろ一次試験を開始したいと思いますが……」

試験官「その前にどうぞ皆さん、お渡ししたお茶をお飲みになってください」

試験官に促されて、モブ受験者達の何名かはペットボトルの茶を飲む。
だが、先程爆死したレミットを見ている為、殆どの受験者はそれを躊躇っているようだ。

試験官「行っておきますが、そのお茶は大魔王様が貴方達の為にわざわざ用意なされたものであり、それに口をつけないというのは、忠誠度不足を疑われても仕方がありませんよ」

試験官「私、試験官には、大魔王様への忠誠度が不足している受験者に対して私の裁量で処刑する権利が与えられています」

そう言われて、さらに何名かのモブ受験者がおそるおそる蓋を開け、お茶を口に含んだ。
その者達に異変は起きていないようだ。
それを見て安心したのか、やがて半数以上のモブ受験者がお茶を飲んだ。

試験官「さて、貴方がた6名はどうしますか?」


試験官「では、知性が低い順に行動を宣言していただきましょう」

試験官「ただしM・A・Oさんとレミットさんは除きます」

試験官「では、知性1の則之君どうぞ」

則之「俺かよぉ!?」

則之「あー、そうだな……M・A・Oは無事だったんだよな……じゃあ、俺も飲むぜ。下手に何かしようとして0引いて幸運チェック失敗するの怖いからな!」

試験官「行動の結果を見る前に全員の行動宣言を聞いておきます」

試験官「次はサンダーソードさん」


サンダーソード「飲もうにも、私は鎧の中身は空なのだが……」

試験官「そうですね。では、その手に持ったペットボトルをどうしますか?」

サンダーソード「ペットボトルごと、鎧の中に収納しておくとしよう」

則之「便利だなその身体!!」

M・A・O「血印によって鎧に魂を定着させているのかな?」

サンダーソード「怨霊となった私が憑依しているだけだ」


試験官「コウスケ君はどうしますか?」

コウスケ「そうだな……私も飲むとしよう」

試験官「では、最後にエリーさん」

エリー「わたくしはお供のコウモリに飲ませるわ」

エリーは使い魔のコウモリを指して言った。

試験官「……貴女の使い魔は嫌がっているようですが」

エリー「主人の身を守るのが使い魔の役割よね」


試験官「では、行動値が高い順に行動を解決していきましょう」

試験官「行動値は【速度】の10倍ですが、所持アイテムの重さや状態異常などによって低下する場合があります」

試験官「鎧が装備扱いで2本の剣を持っているサンダーソードさんは若干行動値に下方修正がかかっていますね」

試験官「さて行動値が一番高いのは……コウスケ君とエリーさんですね」

コロコロ……(ダイスを振る音)

試験官「エリーさんの行動を先に解決しましょう」

試験官「エリーさんはお供のコウモリ……名前はなんと言うのですか?」

エリー「ソッソよ」

試験官「では、エリーさんはソッソの首を捕まえ、片手でペットボトルの蓋を開け、ソッソにその中身を無理矢理飲ませました」


エリー「ほら、お飲みなさい……」

ソッソ「キー! キー!!」

コロコロ……(ダイス音)

試験官「ソッソ君の身体にはお茶を胃袋に流し込まれてお腹が破裂しそうになっている事以外は特に異常がないようですね」

試験官「次に、コウスケ君がお茶を飲むんでしたね」

コウスケ「芳醇な香りと甘く深い味わい……そして心地よいわずかな渋み……おお。これは良い茶葉を使っている……」

コロコロ……(ダイス音)

試験官「あっ」

コウスケ「えっ、何!?」


試験官「お茶には主に胃腸にダメージを与える呪いがかけられていたようです」

試験官「コウスケ君は1D6のダメージを受けてもらいます」

コウスケ「何だと……!」

エリー(即死じゃないのか……)

コウスケ「くっ……こう、イタズラ魔法で回避できたりしないだろうか……?」

試験官「どうやってでしょう?」

コウスケ「うーむ……思いつかん」

試験官「では、1D6どうぞ」

1D6=【4】

コウスケは4点のダメージを受けた!

【コウスケ:HP8→4】


コウスケ「グワーッ! 主にお腹が痛い!!」

試験官「HPが半分以下になったので、コウスケ君は【負傷】のバッドステータスを負います」

試験官「【負傷】中は判定の成功率が20%下がるので注意してください」

レミット「あわわ……大丈夫かなコウスケ君?」

エリー「何、死ねば全快しますわ」

コウスケ「ひどい!」


試験官「サンダーソードさんは問題なく鎧の中にペットボトルを収めました」

試験官「サンダーソードさんはお茶を飲むこともできないですし、忠誠度不足を疑われる事はありません」

コウスケ「ぐぐぐ、ずるい……! あ痛たたたた……っ!」

サンダーソード「ふっ……」

試験官「最後に則之君ですね」

コロコロ……(ダイス音)

試験官「うん、特に問題なくお茶を飲むことができました」

則之「やったぜ」


試験官「では一次試験の内容を発表いたします」

試験官「一次試験の内容……それは、二次試験の会場まで辿り着くことです!」

M・A・O「はーい、質問! 二次試験の会場ってここから遠いんですか?」

試験官「さぁ? 私は存じ上げておりません」

則之「あ? 二次試験の会場ってドコなんだよ?」

試験官「ですから、私は存じ上げておりません」

レミット「受験生にだけ教えられるとか?」

試験官「私が知らないというのに、誰がどうやってあなた方に教えるというのでしょうか」


エリー「こう訊きましょう。誰が二次試験の会場を知っているのですか?」

試験官「少なくとも、私は知らないですし、あなた方もおそらく知らないでしょう」

サンダーソード「誰も場所を知らない会場に、どうやって行けと言うのだ……」

試験官「それを考えるのも、一次試験の内容に含まれています」

試験官「まぁ、私には想像もつきませんが……しかし、あなた方ならきっとどうにか出来ると、私は信じております!」

コウスケ「なんという無茶ぶり……!!!」

レミット「ど、どうすれば良いの!?」


試験官「ちなみに、先程皆様が飲まれたお茶には特殊な毒が含まれています」

試験官「きっかり一時間後にお茶を飲まれた方は死亡するでしょう」

M・A・O「うぇぇえええ!?」

試験官「お茶を飲まなかったエリーさんとサンダーソードさん、既に死亡したレミットさんは大丈夫ですが、他の3人は解毒剤を飲まないと死亡します」

コウスケ「呪いに加えて毒だと……」

則之「解毒剤ってのはどこにあるんだよ!?」

試験官「解毒剤は二次試験の会場に用意されています」

試験官「死にたくなければ、急いで二次試験会場に向かいましょう!」

M・A・O「でも二次試験会場の場所は分からないんだよね!?」

試験官「……がんばれ!」


試験官「さて、では私はお茶を飲まなかったモブ受験者を処刑してきます」

試験官「皆さんどうやって二次試験会場へ向かうか、相談とかするといいでしょう」

エリー「これが魔王軍採用試験……思っていたよりハードね……」

M・A・O「ハードどころかルナティックだよ!?」

則之「いくら復活するって言っても、死ぬのは嫌だからな……なんとかしねぇと……」

レミット「うわーん! どうしようどうしよう!?」

サンダーソード(何か、方法があるはずだ……何か……)

コウスケ「うぅ……お腹いたい」


▼本日はここまでになります▼

乙乙
思ってたのとだいぶ違うけど思ってたのより面白い


いきなりレミット爆死してビビった、スターチップ貰える条件はなんだろう?

くそっ、こんな凝ったのやる奴はどうせ適当な内容やるだろってタカ括って適当にキャラ作ったら
面白いじゃないかよ畜生


▼再開します。スローペース投下▼

▼現在の状況▼

「サンダーソード」さまようよろい(男)
【HP:9/9】【MP:6/6】【所持金:2787G】
【スターチップ:0個】【死亡回数:0回】

「魔王~M・A・O~」自称真の魔王(女)
【HP:7/7】【MP:2/2】【所持金:536G】
【スターチップ:0個】【死亡回数:0回】

「レミット」ライカンスロープ(女)
【HP:7/7】【MP:6/6】【所持金:5016G】
【スターチップ:1個】【死亡回数:1回】

「コウスケ」吸血鬼(男)
【HP:4/8】【MP:6/6】【所持金:4928G】
【スターチップ:0個】【死亡回数:0回】

「中目黒 則之」人間(男)
【HP:11/11】【MP:2/2】【所持金:0G】
【スターチップ:0個】【死亡回数:0回】

「エリー」吸血鬼(女)
【HP:7/7】【MP:12/12】【所持金:476G】
【スターチップ:0個】【死亡回数:0回】


M・A・O「ところで、スターチップが貰える条件って何なのかな?」

試験官「条件は色々あります。判定でクリティカルが出た時、試験をクリアした時……宝箱の中に入っていたり、試験中に登場するエネミーが所持している事もありますね」

試験官「レミットさんの場合は『一番最初に死亡した受験者』という条件を満たしたからですね。この他にも隠された条件はいくつかありますよ」

則之「クリティカルってのは何だ?」

試験官「行為判定で1D10で1の目を出して成功した場合、もう一度1D10を振っていただきます。その目が【幸運】以下ならクリティカルとなります」

試験官「逆に、行為判定で1D10で0(=10)の目を出した時に【幸運】チェックを失敗した状況はファンブルと称します」

試験官「ファンブルを出した受験者はだいたいその場で即死します」

レミット「ああ、さっきのボクの事だね……」


試験官「ああそれと、受験者が他の受験者を殺害した場合、相手のスターチップを1つ奪う事ができます」

コウスケ「ほう……」

サンダーソード「なるほど……では少女よ。殺されたくなければ、おとなしくスターチップを渡してもらおうか」

サンダーソードはレミットに対して剣を向ける。

レミット「ええっ!?」

エリー「ちょっと、鎧の人! 何のつもり!?」

サンダーソード「スターチップの数が最終的な評価につながる。そして相手を殺せばスターチップを奪える。そうルールで定められているのだろう」

サンダーソード「ならば私はそのルールに従いスターチップを唯一所持しているその少女を斬るだけだ」

サンダーソード「それが嫌ならば、おとなしくスターチップを差し出すが良い」


レミット「まだ二次試験会場の場所もわからないんだよ!?」

レミット「ここは皆で協力して一次試験を攻略するべきだよ!!」

エリー「その通りです! それに、彼女を殺害してスターチップを奪っても、今度は貴方が狙われるようになってしまうだけですわ!」

サンダーソード「構わん。元より、戦いこそが私の望み」

サンダーソード「吸血鬼よまずはお前から斬ってくれようか……?」

サンダーソードはエリーを威圧する。

エリー「ひっ……ごめんなさい。この子は好きにして良いですわ!」

レミット「ちょっとエリー!?」


則之「おい鎧のおっさん。女の子を斬るなんざ、聞き捨てならねぇな……!」

則之「俺は魚介市立鮪高校2年! 中目黒 則之!! そんなに戦いがしたいなら、この俺が相手になってやるぜ!!」

サンダーソード「ほう……面白い。この赫雷のサンダーソードの前に素手で立ちはだかるか」

サンダーソード「その挑戦、受けて立とう!」

レミット「あああ……どうしよう、なんとかして2人を止めないと」

エリー「勝ってにやらせておきなさい。それより一次試験をどうやってクリアするか考えないと……」

コウスケ「俺は2人を止めたいんだけど、【負傷】しているから難しいなー」


レミット「こうなったら……サンダーソードさん!」

レミット「ボクのスターチップを1つ上げますから、その代わりにこの一次試験の間、ボクに協力してください!」

サンダーソード「協力だと?」

レミット「はい。ボクにはこの一次試験をクリアするアイデアがちっとも浮かびません。だから、サンダーソードさんの力をお借りしたいんです!」

サンダーソード「ふむ……」

則之「おいおい、早まるんじゃねーぜ。こんな奴、俺がぶちのめしてやるからスターチップを渡す必要なんてないぜ」

レミット「でも、争い事はなるべく避けなきゃ」

コウスケ「この試験のルールは殺し合いを前提としているように思えるが……しかし、それでこそレミットだ。面白い」

コウスケ「エリー。魅了の魔眼をあの鎧男に使ってみるのはどうだ?」

エリー「レミットがスターチップを渡してしまうのも面白くないですし……やってみましょう」


魅了の魔眼(消費MP1)
対象1体を魅了する。
使用者の【魅力】参照値とする。
対象は達成値か対象の【精神力】、どちらか低い方を目標値として抵抗を行う。

試験官「エリーさんはサンダーソードさんに魅了の魔眼を使用する、でよろしいですね?」

エリー「ええ、そうです」

試験官「難易度は普通(±0)としましょう」

試験官「では、参照値は【魅力】なので、エリーさんの魅力5に魅了の魔眼の技能値5を加えた数値10が目標値となります」

試験官「目標値が10の時でもダイスは振っていただき、ファンブルになった場合は自動失敗となります。目標値12以上ならば判定なしに自動成功になりますが」

試験官「また上手くファンブルを回避できても、サンダーソードさんが抵抗をする可能性があります」

試験官「エリーさんが出したダイス目かサンダーソードさんの【精神力】4、どちらか低い方を目標値とし、サンダーソードさんが1D10でそれ以下の目を出せば魅了の魔眼は失敗となります」

サンダーソード「ふむ……」


エリー「鎧のお方、わたくしの瞳を見なさい……!」

エリーの瞳が怪しく輝く。
これは彼女の魔眼であり、そしてその能力は魅了である。
この魔眼はそれを見つめる相手の心を惹きつけ、虜にし、一時的に隷属させてしまうのだ。

【目標値:10】>【達成値:1D10=7】……成功!

サンダーソード「ぐ、ぬ……!?」

しかし、サンダーソードは抵抗を試みた!

【目標値:4】>【達成値:1D10=3】……成功!

エリー「魔眼の力を跳ね除けた……!?」

サンダーソード「怪しげな術でこの私を惑わそうとしたか、吸血鬼め……!」


コウスケ「くくく……失敗してやんの!」

エリー「笑っている場合ですか!! ああ、ごめんなさい! ほんの出来心だったんです!!」

サンダーソード「吸血鬼には貴族が多いと聞く……貴様らはどうだ?」

コウスケ「ふっ、この俺の溢れ出る高貴なオーラを見てわからないか? 当然、俺達は貴族の出だ」

サンダーソード「よし、ならば斬る……!」

コウスケ「……というのは嘘だ! 俺はしがない平民だ!」

コウスケ「こっちの女は貴族だがな!」

エリー「ちょっと!? 違いますわ! わたくしが平民で、この男が貴族です!!」

コウスケ「貴様! 貴族としての誇りはどこへやった!?」

エリー「それはこっちの台詞ですわ!!」


サンダーソード「まぁ良い。吸血鬼2人と、人狼、そして中目黒……全員斬らせてもらう……!」

コウスケ「くっくっく……貴様がいかな強者であろうと、4人同時に相手をする事はできまい!」

コウスケ「貴様の敗北は必定だ……!」

則之「おっと、4対1ってのはイケてねぇな。それだったら、俺は鎧のオッサンの方につくぜ」

コウスケ「何を言っているんだお前は!?」

M・A・O「ああもう! 一次試験の時間が無駄に消費されていく……!!!」

試験官「ちなみに、今丁度試験開始から20分程経過しています」

M・A・O「私の命あと40分だー!?」

試験官「いえ、M・A・Oさんは最初に毒茶を飲まれたので、後35分の命ですね」

M・A・O「ぎゃー!?」


M・A・O「早いとこ二次試験会場の場所を見つけて解毒剤をもらわなきゃ」

M・A・O「でもこんな時に役立つレンジャーキーとか思いつかないなぁ」

サンダーソード「そもそも二次試験会場など、本当にあるのだろうか?」

コウスケ「む……どういう事だ?」

サンダーソード「実は二次試験などなく、この一次試験こそが最終試験であり、最終的にスターチップを持っていた者を合格とするという可能性も……」

試験官「無いです」

サンダーソード「無いのか」

試験官「はい」

サンダーソード「……では、誰も一次試験を合格しなかった場合はどうなる?」


試験官「その場合は、今回の合格者は無しとなります」

サンダーソード「ぬぅ……!」

コウスケ「フフフハハハ! 聞いたか赫雷よ! このままではお前も一緒に不合格となってしまうそうだぞ!!」

コウスケ「お前一人では、この試験は突破できまい! だが、この俺の頭脳があればストーリーはアナザーだ!」

コウスケ「お前がこの場では剣を収めるというのならば、この俺の知恵を貸し、一次試験合格へと導いてやろう!!」

エリー(何もアイデアなんて思いついてないくせに、よく言うわ……)

レミット「そうだよねコウスケ君! 困った時はみんなで協力しないと!」

サンダーソード「……貴様らと協力などせぬ。だが、今貴様ら全員を斬った所で、得られるスターチップは1枚のみ……貴様らを斬るのは二次試験後にするとしよう」

則之「あれ? 戦わねぇのか? じゃあ、俺は誰とやり合えばいいんだ?」

M・A・O「とりあえず一次試験突破を目指してよ。君も早く二次試験会場にたどり着かなきゃ死んじゃうんだよ?」


則之「だけどよー。ヒントも無しじゃ二次試験会場の場所なんかわかんねーぜ」

レミット「ボク達以外の参加者はどうしてるのかな?」

試験官「この場に留まっている受験者もかなりの数います」

試験官「数名は二次試験会場を探して運を天に任せて闇雲に走り出し、それに釣られて後を追いかけた者も多数」

試験官「また何名かは賄賂や色仕掛けで私から情報を得ようとしましたが、私に賄賂も色仕掛けも通用しません」

試験官「相手が緑髪の男の娘奴隷なら話は別ですけどね」

試験官「まぁ、その場合でも私は二次試験会場の場所を知らないので無意味ですが」


試験官「ああそうだ、この一次試験とは関係ないのですが、私の能力についてお教えしましょう」

試験官「私は全ての受験者の行動を把握する事ができます」

試験官「よって、私に隠れて何かをするというのは諦めてください」

試験官「また私は受験者とテレパシーによって会話する事ができます」

試験官「つまり、直接脳内に語りかける事ができるわけですね。これは誰か1人に対してもできますし、任意の対象に同時に語りかけることも可能です」

試験官「このテレパシーですが、実は受験者の方から私に語りかける事も可能です」

試験官「他の受験者に知られたくない情報を私に伝えたい場合は、活用してみてください」

試験官「ただし、あなた方から私の脳内に語りかける事ができるのは【精神力】の数値回までとします。この回数制限は死亡する事によって回復します」


試験官(((ちょっと表現が悪かったかもしれません)))

試験官(((先程のは、あなた方からテレパシーによる会話を開始できるのはその人の【精神力】の数値回だけだという事です)))

試験官は実際にテレパシーで全員に語りかけた。

レミット「ほんとだ! 聞こえる!!」

M・A・O(((そんな事より、二次試験会場の場所のヒントが欲しいな)))

コウスケ(((ファミチキください)))

M・A・Oとコウスケは試しに試験官に対して念話を送ってみた。
この念話の内容は発信者と試験官以外には伝わる事はない。

試験官「ヒントもファミチキもありません」

レミット「ファミチキって何!?」


則之「いっその事、俺も運を天に任せて適当に走りだすか?」

試験官「その場合、参照するのは【幸運】難易度は【とても難しい(-3)】ですね」

M・A・O「この中で運が一番高い私でも無理かー」

試験官「ええ。M・A・Oさんの【幸運】は3。目標値は0となり、自動失敗となります」

レミット「協力して目標値を上げることはできない?」

試験官「協力というと、具体的にはどうような行動を取るのですか?」

レミット「うーん、みんなで手分けして探すとか!」

試験官「その方法なら成功率は上がりそうですね。ただし、上手く発見できるのはその中の1人だけとなりそうですが」

試験官「その方法を取るなら、目標値はメインで判定を行う受験者の【幸運】+協力者の人数としましょう。難易度は【難しい(-2)】となります」

M・A・O「私がメインをやって、全員で手分けして探せば、目標値は6だね」

試験官「誰が発見できたかは、【幸運】+1D6が最も高いプレイヤーとします。誰か1人に決まるまで振り続けてもらいます」


コウスケ「俺はその方法は嫌だな。4割で失敗し、1人が無事たどり着けても他の5名は無理」

コウスケ「そして【幸運】の高いサンダーソードとM・A・Oとが俺よりも有利となるのが気に食わない」

エリー「じゃあ、どうすんのよ……」

コウスケ「そうだな……例えば、全員に配布された受験票……これの裏側に二次試験会場の地図がしるされているとか」

サンダーソード「そんな都合のいい話が……」

試験官「面白いですねそれ。その案を採用しましょう」

エリー「そんないい加減な……!?」


試験官「全員【幸運】か【感覚】好きな方で判定を行ってください。成功した場合、受験票の裏の地図に気づきます」

サンダーソード「うむ」

コロコロ……(ダイス音)

【目標値:4(感覚)】<【達成値:1D10=10】……失敗!

サンダーソード「ぐはっ……!?」

コウスケ「いきなり失敗してるしwww」

コロコロ……(ダイス音)

【目標値:3(感覚)】<【達成値:1D10=4】……失敗!

コウスケ「くっ、俺もダメか……」


レミット「次はボクが挑戦するよ!」

コロコロ……(ダイス音)

【目標値:4(感覚)】<【達成値:1D10=6】……失敗!

レミット「なんかもうこれ呪われてるんじゃ……?」

エリー「さすがに一人くらいは成功しないと……」

コロコロ……(ダイス音)

【目標値:2(感覚)】<【達成値:1D10=9】……失敗!

エリー「どういうことなの……?」


則之「ここで俺が奇跡の大逆転を……!」

コロコロ……(ダイス音)

【目標値:2(感覚)】<【達成値:1D10=7】……失敗!

則之「ああ、無理だよなやっぱ」

M・A・O「あれー? どうしてこんな事に……」

M・A・O「いつの間にか残るは私だけ……!」

M・A・O「感覚か運が上がれば成功率は上がるんだよね……レンジャーキーを使うよ!」

試験官「良いでしょう。許可します」


▼今夜はここまでです▼


▼今夜はここまでです▼

乙乙
このシステムだと運パラメータの重要度がすごく高いね
行為判定で10%の確率でファンブル判定、ファンブルはだいたい即死、となると
運1だと行為判定毎に9%もの確率で死んじゃう
まあ運6でも4%の確率で死ぬけど

乙乙
このTRPG身内でも出来そう


▼再開します▼


M・A・O「感覚か運が上がれば成功率は上がるんだよね……レンジャーキーを使うよ!」

試験官「良いでしょう。許可します」

試験官「M・A・Oさんの技能ゴーカイチェンジの技能値は9。参照能力値の【精神力】は1。難易度は変身するだけですしとても簡単(+3)とします」

試験官「合計目標値は14となり、12以上なので自動成功です」

試験官「変身先はレッドに固定させていただきます。(キリンレンジャーで時間返し使われると面倒ですし)ゴーカイレッドでよろしいですか?」

M・A・O「何が良いのかな? じゃあ、感覚が高そうなガオレンジャーで」


M・A・O「ゴーカイチェンジ!」ガーオレンジャー!

M・A・Oは二次試験会場への手がかりを掴む為に、ガオレッドへと変身する。
野生の魂と魂が今響き合って、五感が研ぎ澄まされ、眠れる力が開くのだ!

M・A・O「やる気満々だぜ!」

試験官「変身制限時間は30分とします。その間、M・A・Oさんの【体力】【感覚】は+3され、【戦闘力】【速度】は+2されます」

試験官「また、装備「ガオレッドスーツ」と「ライオンファング」を使用可能になり、技能「ブレイジングファイアー(6)」と「百獣ダッシュ(4)」を得ます」

試験官「制限時間内ならば他戦隊へのチェンジは可能。ただし、変身解除後1時間はレンジャーキーの再使用は不可とします」

M・A・O「えっと、感覚が+3されたから、今は5だね」

コウスケ「合計10も能力値が上がっているから強力なのだが……元の能力値が低いか」

試験官「低い能力値をいかに技能とアイデアで補うかが試験を突破する鍵ですよ」

試験官「ガオレッドの技能はまぁ、戦闘と移動以外には活用できなさそうですが」


M・A・O「よっし、判定いくよ! 百獣ダイス!」

コロコロ……(ダイス音)

【目標値:5(感覚)】<【達成値:1D10=9】……失敗!

M・A・O「あっ」

試験官「……まさか全員失敗するとは……」

レミット「どうしてこうなるの!?」

コウスケ「あっはっは!!! 全員失敗とか笑えるな」

試験官「さて、それでは0の目を出したサンダーソードさんは【幸運】チェックどうぞ」

サンダーソード「グワーッ!?」

ヤメロー!ヤメロー!


サンダーソード「幸運を上げる技能やアイテムがあれば……!」

試験官「サンダーソードソードさんは持っていないですね。諦めてダイスの女神に祈りましょう」

コロコロ……(ダイス音)

【目標値:3(幸運)】<【達成値:1D10=8】……ファンブル!

試験官「サンダーソードさんは何か手がかりが書かれていないかと、自身の受験票を確認しました」

試験官「しかし、受験票の裏には読んだ者の命を奪う呪いのルーンが刻まれていました」

サンダーソード「呪いのルーンだと……!?」

試験官「呪いのルーンによって、サンダーソードさんは死亡しました」

サンダーソード「アバーッ!!!」


試験官「さて、サンダーソードさんは死亡し、呪いのルーンはその効力を失いました」

試験官「死亡したサンダーソードさんは蘇生しますが、その際、1000Gを支払えば復活地点を任意の場所にする事ができます」

サンダーソード「何だと!?」

試験官「この場合、ここか二次試験会場か選べるという訳ですね」

サンダーソード「では、二次試験会場にしよう」

【サンダーソード所持金:2787→1787G】

M・A・O「これってデスルーラ……!?」

エリー「わたくしの所持金476Gしかないのですけど!?」

M・A・O「ああ!? わたしも足りない!!」

則之「俺なんて所持金0だぜ!」

試験官「則之君は所持金判定ののダイス結果が酷すぎて、バナナと肩パットを買ったらお金が残らなかったんですよね」


試験官「それでは、サンダーソードは二次試験会場で復活予定ですが、復活は他の人が二次試験会場に到着するまで待っていてくださいね」

サンダーソード「うむ。了解した」

試験官「ところで、M・A・Oさんは毒のせいで後30分の命ですが」

M・A・O「死んでもデスルーラするにはお金が足りない……!」

エリー「お金が足りなかった場合、どうなりますの?」

試験官「半々の確率で復活先がここか二次試験会場になるとしましょう」

M・A・O「もう一回死ぬのは仕方ないとして、あと30分のうちに所持金をなんとかして1000Gにしなくちゃ……!」

M・A・O「そうだ! アイテム購入で所持金が減るというのなら、ライオンファングを売ります!」

則之「破邪の爪を売るのかよ!?」

M・A・O「邪鬼退散できるよ!」


試験官「ゴーカイチェンジで獲得した装備は売却不可です」

試験官「レンジャーキーの方なら、3000Gで買い取りましょう」

M・A・O「さすがにこれは売れないなぁ」

試験官「ちなみに買い戻すには倍の6000G必要となります」

エリー「ならわたくしは使い魔のソッソを売りますわ」

ソッソ「!?」

試験官「そのコウモリなら、2000Gで買い取ります」

エリー「うぅ……ソッソ。貴方と別れるのは辛いですが、これも全ては試験に合格する為……」

コウスケ「ひどいなこれ」


レミット「そんな事しなくても、足りないお金ならボクが貸してあげるよ!」

レミット「ボクは5016Gに持ってるからね!」

エリー「女神……! 貴女は女神ですわ!!」

則之「いやぁ、悪いな!」

M・A・O「ありがとうね!」

レミット「えぇ!? キミ達も!?」

レミット「まぁ、ちゃんと返してくれるなら良いけど……」

エリー「よく考えてみれば毒で死ぬのはわたくしではなくソッソの方ですし、わたくしはデスルーラを利用する以外の手がありそうですわね」


コウスケ「試験官よ。試験官のテレパシーを介して特定の受験者にメッセージを送る事はできるか?」

試験官「テレパシーによる伝言ですか? 可能としましょう」

試験官「私に対して誰かに伝えたいメッセージとその相手をテレパシーで教えていただけましたら、その内容を相手に届けましょう」

コウスケ「よし、良いことを思いついた」

コウスケ「エリーは今すぐ自害し、レミットに借りた金でデスルーラ。そしてその後二次試験会場からテレパシーで二次試験会場の場所をこの俺に教えるのだ!」

エリー「嫌ですわ」

レミット「まぁ、そうなるよね……」


M・A・O「だったら、私に500Gくれたら死んだ後に二次試験の場所を教えてあげるよ!」

コウスケ「それだったら自分でデスルーラした方が良いな。嘘を教えられても困るし、制限時間内にたどり着ける保証もない」

コウスケ「俺は4928G持っているしな」

M・A・O「うーん、仕方ない、レミットちゃんに500G借りよう」

レミット「500Gで良いの?」

M・A・O「うん、今536G持っているからね」

レミット「じゃあ、死んだ後に二次試験会場の場所を教えるって約束してくれるなら、500Gあげても良いよ!」

M・A・O「その案乗った!」

レミット「はい、じゃあ500G!」

M・A・O「契約成立だね♪」



エリー「レミットさん。わたくしにも二次試験会場の場所は教えていただけますわよね……?」

レミット「うん。ボク達友達だもんね!」

則之「俺はじゃあ、金を借りるしかないか……」

試験官「一度だけチャンスを上げましょう。何か面白いギャグを披露して私を笑わせる事ができれば、デスルーラでの移動先選択費用をタダにしてあげましょう」

則之「マジか!?」

則之「よし、じゃあ行くぞ……!」

則之は肩パッドからバナナを取り出し、言った。

則之「……そんなバナナ!」

試験官「……」

試験官「駄目ですね」

則之「うん、急にそんな無茶ぶり対応できねーよ!」


M・A・O「はいはーい! 私も挑戦したいです!」

試験官「では、M・A・Oさんどうぞ」

M・A・O「しまった! バナナを忘れた!!」

M・A・O「ええー!?」

試験官「!?」

M・A・O「もういいじゃん、バナナなんか……」

M・A・O「セイバートロン星には、バナナがないんだ!!」

M・A・O「だから?」

M・A・O「地球へ帰るぞ!!」

試験官「!!?」

M・A・O「……どう?」

試験官「すみません、ちょっと意味がわからないですね」


M・A・O「くそう、くそう……いけると思ったのに……」

試験官「コウスケ君はどうしますか?」

コウスケ「はい! 3番コウスケ! 歌います!」

コウスケ「明日になったら バナナ食べようよ 川の流れのように生きたいよ♪」

試験官「お前らバナナから離れろ!」

M・A・O「……バナナ兄弟パジャマ着て♪」

コウスケ「二人階段下りてきた♪」

則之「仲良し大好きくまさんも♪」

M・A・O、コウスケ、則之「「「鬼ごっこ大好き捕まえた♪」」」

試験官「ネタが古すぎる……!!!」


コウスケ「駄目だったか……!」

M・A・O「仕方ないね。デスルーラするので殺してください」

試験官「良いでしょう。破ぁ!!」

試験官が叫ぶと、M・A・Oの頭上に黄金の巨大なタライが召喚され落下。
M・A・Oは押しつぶされて死んだ。

コウスケ「なんてこった、M・A・Oが死んだ!」

則之「このひとでなし……!」


試験官「では死亡したM・A・Oさんは1000Gを支払って二次試験会場へ移動しますか?」

M・A・O「はーい。払います」

試験官「では二次試験会場へ。この時点で、レミットさんに二次試験会場の場所を教える事は可能としますが、どうしますか?」

M・A・O「良いの? それじゃ、そのまま教えちゃうよ!」

試験官「では、今から個別チャット……じゃなかった、テレパシーでM・A・Oさん、サンダーソードさん、レミットさんに二次試験会場の場所を教えておきます」

試験官は念話で二次試験会場の場所が「ミザントの森」である事を伝えた。

レミット「やった! 二次試験会場の場所がわかったよ!」


エリー「レミットさん。わたくしにも教えてください!」

コウスケ「俺にもだ!」

レミット「うん、二次試験会場はミザントの森だよ!」

レミット「則之君にも教えてあげるね!」

則之「こいつ天使……いや、女神か……!?」

試験官「では、全員二次試験会場の場所が把握できましたね」

試験官「後は毒が回る前に辿り着けるかどうか」

試験官「エリーさん、則之君、コウスケ君には【速度】の値で判定を行っていただきます」

試験官「1D10が【速度】以下なら無事辿り着き、解毒剤を手に入れたものとします」


試験官「ちなみに、死亡した場合の復活地点はミザントの森にしておきますよ」

エリー「狼に変身すれば速度が上がりそうだけど……わたくしの場合は毒を飲んだのは使い魔だからそのまま判定、と」

コロコロ……(ダイス音)

【目標値:3】<【達成値:1D10=2】……成功!

エリー「あら。良かったわね、ソッソ」

則之「俺は【速度1】か……時間停止で毒の進行は止められるか?」

試験官「うーん、毒は体内ですし、それだけ都合よく止めるのは難しそうですね」

試験官「対象が見えているわけでもありませんし、起源破壊も無理とします」

則之「ぐぬぬ……それじゃ、確率は10%か……!」

則之「とりゃ!」


コロコロ……(ダイス音)

【目標値:1】<【達成値:1D10=4】……失敗!

試験官「残念ながら則之君は間に合わずに途中で毒により死亡しました」

則之「ぐはっ……!」

試験官「二次試験会場に転送されます」

コウスケ「死にたくない死にたくない……!」

コロコロ……(ダイス音)

【目標値:3】<【達成値:1D10=1】……成功!

コウスケ「おお! 間に合ったぞ!!」

試験官「……ちっ」

コウスケ「おい、試験官。今舌打ちしたな!?」


▼成功の場合の不等号の向きが間違っていますが、以後気をつけるので各自脳内で修正してください▼

試験官「おめでとうございます。コウスケ君は【幸運】チェックをどうぞ。成功すればスターチップを獲得できます」

コウスケ「よし!」

【目標値:2】<【達成値:1D10=5】……失敗!

コウスケ「まぁ、そう上手くはいかんか」

試験官「では、コウスケ君とエリーさんは二次試験会場へと到着し、解毒剤を入手しました」

試験官「この解毒剤には何も仕掛けはありません。安全ですよ。使用しますか?」

コウスケ「使用しなければ死ぬだけだからな。使用しておこう」

エリー「わたくしも、ソッソに使います」

コウスケとソッソは解毒剤を飲み、彼らの毒は解除された。

あれ?コウスケには負傷のバッドステータスあったけど、この判定には関係ないの?


M・A・O「私たちは解毒剤はもらえないの?」

試験官「ええ。死亡して毒は解除されていますからね。ちなみに、M・A・Oさんは一度死亡して変身解除されていますが、もうレンジャーキーの再使用は可能になっているものとします」

試験官「皆さん6名は今、ミザントの森の前にいます」

試験官「おめでとうございます、皆さん6名は一次試験合格です」

試験官「あなた方には、スターチップが1つずつ与えられます

レミット「やったあ! ボクはこれで2個めだね!」

試験官「あなた方の他にはモブ受験者が数名、同じく一次試験を合格してここにいるものとします」

試験官「そして今この瞬間、一次試験の制限時間が切れ、他の受験者は不合格となりました」


試験官「ところで>>96さんからコウスケ君には負傷のバッドステータスあったのではと言う指摘がありました」

コウスケ「あっ、お前! 言わなければ試験官も忘れていたというのに!!」

試験官「目標値が負傷により-2されると0になり、コウスケ君は自動失敗」

試験官「通常なら巻き戻しはしませんが、せっかくご指摘をいただいたので、コウスケ君には死んで頂きましょう」

試験官「コウスケ君が服用した解毒剤は使用期限が過ぎていたようですね」

コウスケ「グワーッ!!」

エリー「>>96GJ!!」


試験官「コウスケ君が死亡し、蘇生魔法によって復活して運ばれてきました」

コウスケ「俺の前任者は呪いと毒で死ぬような間抜けだったが、今度の俺は完璧で幸福な市民です」

試験官「さて、皆さんにはこれより二次試験に挑んでもらいます」

試験官「二次試験では、このミザントの森を使ってポーカーをしていただきます」

コウスケ「森でポーカーだと……?」

サンダーソード「カードゲームで採用者を決めるというのか?」

試験官「もちろん、ただのポーカーではありません」

試験官「この森の中にはいくつかの宝箱が隠されており、その中にはカードが1枚入っております」

試験官「つまり、森の中でカードを集め、集めたカードで自由にポーカーの役を作っていただくのです」


試験官「制限時間は6時間。終了時に所有カードで作れる最強の役によって貰えるスターチップの数が決まります」

試験官「また、一番強い役を作った受験者には追加のスターチップが贈呈されます」

試験官「森の宝箱の中にはカードでなく、スターチップやアイテムが入っている場合もありますよ」

試験官「また、森の中には危険なトラップが仕掛けられていたり、戦闘用のゴーレムが配備されています」

レミット「戦闘用のゴーレム……?」

試験官「このゴーレムを倒すと、カードが貰えるので、頑張って倒すと良いでしょう」


試験官「そして、この森の中では他の受験者を殺害した場合、スターチップを1つ奪うか任意のカードを1枚奪うか選択する事ができます」

試験官「相手もカードを奪って妨害するのも手ですね」

サンダーソード「ふむ……」

コウスケ「なるほど……」

試験官「他にもルールについてのお知らせはありますが、それは来週にいたしましょう」

エリー「来週……!?」

試験官「それでは、皆さん、また来週!」


▼本日はここまでです▼

▼次回は金曜夜か土曜になります▼

乙~
コウスケの怪我による-2ペナルティについてだけど
>>94の速度判定(毒が回る前に到着できるか)は目標値3-2=1≧出目1で成功、
ここで1出したことに対する>>95の幸運判定(クリティカル発動判定)は目標値2-2=0で自動失敗、
でもこの失敗はクリティカル不発ってだけでファンブルとは違いそうだが死んじゃうの?
別に死亡でも全然構わないけどちょっと気になった


▽コウスケの速度を見るべきところを、間違って幸運を見ていたようですね▽

▽なお修正はされない模様▽

土曜が残り30分を切ってしまった


▼しよう▼


試験官「えー。この試験のルール・裁定につきましては、全て偉大なる大魔王様が作成したものであり、それに対して異を唱える者は大魔王様への忠誠度が足りないもの
として処刑されます」

試験官「皆さんはもちろん、大魔王様に忠誠を誓いますね」

参加者たち『はい。我々は偉大なる大魔王様に忠誠を誓います』

試験官「よろしい。では、試験を再開します」


▼現在の状況▼

「サンダーソード」さまようよろい(男)
【HP:9/9】【MP:6/6】【所持金:1787G】
【スターチップ:1個】【死亡回数:1回】

「魔王~M・A・O~」自称真の魔王(女)
【HP:7/7】【MP:2/2】【所持金:536G】
【スターチップ:1個】【死亡回数:1回】

「レミット」ライカンスロープ(女)
【HP:7/7】【MP:6/6】【所持金:5016G】
【スターチップ:2個】【死亡回数:1回】

「コウスケ」吸血鬼(男)
【HP:8/8】【MP:6/6】【所持金:4928G】
【スターチップ:1個】【死亡回数:1回】

「中目黒 則之」人間(男)
【HP:11/11】【MP:2/2】【所持金:0G】
【スターチップ:1個】【死亡回数:1回】

「エリー」吸血鬼(女)
【HP:7/7】【MP:12/11】【所持金:476G】
【スターチップ:1個】【死亡回数:0回】


試験官「二次試験では、このミザントの森でカードを集め、集めたカードを使ってポーカーの役を作っていただきます」

試験官「制限時間は【12ラウンド】とします。1ラウンドの正確な時間は定義しません」

試験官「また、トランプは複数のデッキを使用し、カードが獲得された場合は同じカードが森のどこかに配置されます。よって、手札に同じカードが複数枚存在するという場合もあります」

試験官「最終的にできた役によって、以下の枚数のスターチップを獲得できます」


ファイブカードフラッシュ……10枚
ロイヤルストレートフラッシュ……9枚
ファイブカード……8枚
ストレートフラッシュ……7枚
フォーカード……6枚
フルハウス……5枚
ストレート……4枚
スリーカード……3枚
ツーペア……2枚
ワンペア……1枚


試験官「また、最終的に最も強力な役を作っていた受験者には、10枚のスターチップが与えられます」

試験官「参加するのはあなた方6名と、モブ受験者3名ですね」

試験官「ミザントの森は便宜上、9つのブロックに分かれています。あなた方はそれぞれ別の地点がスタート地点となります」

┏━━━━┳━━━━┳━━━━┓
┃ 【北西】 ┃ 【北側】 ┃ 【北東】 ┃
┣━━━━╋━━━━╋━━━━┫
┃ 【西側】 ┃ 【中央】 ┃ 【東側】 ┃
┣━━━━╋━━━━╋━━━━┫
┃ 【南西】 ┃ 【南側】 ┃ 【南東】 ┃
┗━━━━┻━━━━┻━━━━┛


試験官「開始時にそれぞれの受験者にトランプ3枚と通信端末が与えられます」

試験官「端末では、私との通話の他に、それぞれの受験者がどのブロックにいて、何のカードを持っているかを表示する機能があります」

試験官「他の受験者を殺害した場合、相手のスターチップ1枚を奪うか任意のカードを奪うか選択できます」

試験官「戦闘に自身の無い方は、殺されないように頑張りましょう」

試験官「それでは、各自にトランプを配布しますね」


サンダーソード:[♠9][♦2][♠J]

サンダーソード「ふむ……」


M・A・O:[♣K][♥7][♦7]

M・A・O「やた! ワンペアだ♪」


レミット:[♦9][♠4][♦10]

レミット「うーん、わるくないかな?」


コウスケ:[♣10][♣9][♣5]

コウスケ(狙うならフラッシュか……普通に良い手札で面白みに欠けるな)


則之:[♥9][♦4][♠Q]

則之「てんでバラバラじゃねーか!」


エリー:[♠7][♣6][♥6]

エリー(ふふ、良い手札ね……)


モブA:[♣3][♦5][♣8]

モブB:[♥5][♥8][♣J]

モブC:[♦1][♠3][♦9]


試験官「では、端末を受け取ってください」

M・A・O「はーい」

コウスケ「……この端末は爆発しないだろうな?」

エリー「魔界では全ての物は爆発する可能性がありますからね……」

サンダーソード「あとは何故か呪いのルーンが刻まれていたりな」

則之「魔界こえー……」

試験官「おや、大魔王様がお作りになられたこの魔界に不服がおありですか? これは忠誠度不足案件では?」

則之「いや、とんでもない! 魔界、大好きだぜ!」

レミット「あはは……」


試験官「では、みなさんをミザントの森の中へ転送します。これより、12ラウンドの間、森の中に配置されたトランプを集めてください」

試験官「また、時間の都合でこの2次試験が最終試験となりますので、頑張ってください」

試験官「ふむ、転送先は以下のようになりましたね」

【北西】モブC
【北側】サンダーソード
【北東】コウスケ

【西側】モブB
【中央】レミット
【東側】モブA

【南西】エリー
【南側】則之
【南東】M・A・O


試験官「では1ラウンド目を開始します」

試験官「一人ずつ、そのラウンドの行動内容を宣言してください」

試験官「技能を使用する場合は、その技能もお願いします」

試験官「同時に行動の理由付け、つまり何故その行動が成功するかの説明を加えていただければ、多少判定の難易度が変化する場合があります」

試験官「行動宣言は基本的に知性が低い順から行っていただきます」

試験官「相手に行動内容を知られたくない場合は、念話を使用しての宣言も可能です」

試験官「最低でも、ブロックを移動するかどうか、探索を行うかあるいは身を潜めるかどうかは宣言していただきます」

試験官「また、ブロックの移動はラウンド開始時に行われ、移動距離は1ブロック先まで斜めのブロックへの移動は可とします」

試験官「まずは、モブ3人の行動宣言から進めさせていただきます」


試験官「質問などはその後でお願いします」

鬱蒼と木々の生い茂る森の中は薄暗く、魔界の灼熱の太陽でさえ、その光はわずかにしか届かない。
ミザントの森は凶暴な野生動物も存在すると言う……それに試験官の話では罠や、戦闘用ゴーレムまでも配備されているそうだ。
特に、戦闘用ゴーレムには注意が必要だろう。一人で戦おうとすれば、返り討ちに合ってしまうかもしれない。
そのような危険な森の中で、受験者達は魔王軍へ入る為に、命がけの(もっとも、死んでもすぐに生き返らされてしまうのだが)ポーカーをしなければならないのだ。

試験官「モブAはレミットさんを狙って探索しながら中央エリアに移動するようです」

試験官「モブBとモブCはその場でカードを探索するようです」


レミット「ボ、ボク……!?」

レミット「端末にみんなの位置と持っているカードは表示されているんだよね?」

試験官「はい、その通りです」

レミット「じゃあ、モブAの人は、ボク狙いでスペードの4がほしいのかな?」

レミット「うーん、逃げるのと隠れるの、どっちが良いんだろう?」

試験官「移動を行えば、確実にモブAと遭遇する事はありません。ただし、エリア間の移動はその場での探索よりも危険が大きいとだけ、申し上げておきます」

レミット「……誰かとカードの交換ってできるのかな?」

試験官「ええ。それは可能とします」


試験官「まぁ、まずはM・A・Oさんから行動内容を伺いましょうか」

M・A・O「私からか!?」

試験官「ええ、知性が同じ方の中からダイスによって決まりました」

M・A・O「レンジャーキーの効果時間てどうなってるの?」

試験官「現在は使用可能です。使用した場合は1ラウンド中のみ変身でき、その後2ラウンドは使用不可とします」

試験官「ただし、死亡した場合は即座に再使用可能になります」

M・A・O「うーん、それじゃレンジャーキーを使っておこう。変身するのはカクレンジャーで!」

M・A・O「そして分身して本体は隠れて、分身に探索を行わせよう!」

試験官「あー、えーっと。ニンジャレッドに変身した場合、M・A・Oさんの【体力】【感覚】【戦闘力】【速度】【器用】がそれぞれ+2されます」

試験官「また、技能「火炎つむじの術(5)」と「分け身の術(5)」を使用可能とします」

試験官「分け身の術は分身は1体のみ、本体と別のエリアには移動できないとさせていただきます」

試験官「ああ、あと、秘剣カクレマルとカクレイザー、それとマキビシは所持していいです」


M・A・O「非人道武器マキビシヤッター!」

M・A・O「それじゃ分身に南東エリアを探索させつつマキビシを撒かせて、本体は隠れておこう

試験官「マキビシのを上手くマキビシを配置できるかの判定はそのままなら【器用】+とても簡単(+3)とします」

試験官「たとえばここでそれが成功する理由をM・A・Oさんが挙げて、私がそれに納得すれば難易度が下がる可能性もある、ということですね」

M・A・O「んー……ちょっと今はおもいつかないね」


試験官「それでは次はレミットさん、行動宣言をどうぞ」

試験官「ちなみに宣言には制限時間があり、それを過ぎると爆発四散して1ラウンド休みとなる事もありますよ」

レミット「うぇえ!?」

レミット「ボ、ボクは中央エリアを探索しながらモブAの人を待つよ!」

レミット「それで、ボクの♠4とモブAの人の♣8を交換してもらえるよう交渉します!」

試験官「なるほど、ではどうなるかは解決時に判定しましょう」

試験官「次は則之君どうぞ」

則之「俺も中央エリアに移動! モブAがレミットに会う前にぶん殴ってカードを1枚奪う!」

則之「そしてレミットと会ってカードを1枚ずつ交換だ。それでお互いワンペアになるぜ! 完璧な作戦だな!!」


試験官「なるほど……ちなみに、死亡した受験者は基本的に別のエリアにランダムに飛ばされます」

試験官「以前のように1000G支払えば任意のエリアで復活できます」

試験官「また、同じエリア内にいても、遭遇できるかどうか、あるいは相手から隠れられるかどうかには判定が発生しますよ」

試験官「ああそれと、モブ受験者の基本能力値はすべて2点。技能は特に持たないものとします」


試験官「次は、サンダーソードさん」

サンダーソード「探索しつつ北西エリアへと向かい、モブCを狙う」

試験官「北西エリアへの移動ですね。了解です」

試験官「では、コウスケ君」

コウスケ「その場でカードを探そう。そして、技能『イタズラ罠』を使用し、罠を仕掛ける」

コウスケ「森の中ならば罠も仕掛けやすいはずだ」

試験官「なるほど、どんな罠にしますか?」

コウスケ「あくまでイタズラだからな……落とし穴の底に猛毒を塗った竹槍を仕掛けておくというのはどうだ?」

コウスケ「引っかかっても死ぬくらいで済むだろう」


試験官「竹か代わりになるような木はその辺に生えてるかもしれませんが、毒はどのように調達するのですか? コウスケ君は持っていないようですが」

コウスケ「ペットボトルのお茶は残っていないか?」

試験官「残念ながら、ありませんね。サンダーソードさん以外はすでに所持していないものとします」

試験官「毒を周りの植物から採取するというのなら【知性】+難しい(-2)で毒の知識を判定させていただきます」

試験官「あるいは技能『イタズラ魔法』を使って出すというのならば、『複数の技能を組み合わせる』のルールに従っていただきます」

試験官「複数の技能を使った行動では、メインとなる技能を1つ選んでもらいます」

試験官「そしてメイン以外の使用する技能の種類数だけ、目標値が上がるものとします」

試験官「つまり、技能を組み合わせる数が多いほど、成功しやすくなるわけです」

試験官「ただし、あまりに妙な組み合わせの場合は、難易度の方がどんどん下がっていくので気をつけてください」


試験官「ああ、それと、技能を使用した場合、次にその技能を使用した場合、目標値が下がるというペナルティがあります」

試験官「下がる値は『その生で今までにその技能を使用した回数』ですね。このペナルティは死亡すると解消されます」

試験官「具体的な例をだすと、たとえばエリーさんはすでに『魅了の魔眼』を1回使用し、まだ死亡していないので次に『魅了の魔眼』を使用する場合は、目標値が-1されます」

エリー「な、なんですって……知らなかったわ……」

試験官「ええ。まだこの試験には皆様にお知らせしていないルールがいくつもあります」

試験官「しかし、その非公開のルールについて知っていることは大魔王様への反逆行為であります」

試験官「もしもあなた方が何らかの方法でルールブックを入手し、それを読んでしまっているなら……」

試験官「ただちに自決してください」


試験官「さて、行動宣言タイムに戻りましょう」

試験官「コウスケ君、改めてお尋ねしますが、このラウンドはどう動きますか?」

コウスケ「そうだな。……こうしよう。まずはイタズラ魔法を使ってイタズラ罠を仕掛ける」

コウスケ「イタズラ魔法で毒と竹槍を用意して、落とし穴の中に設置だ」

コウスケ「メインとする技能はイタズラ罠だ。森の中故、罠は仕掛けやすいだろう」

コウスケ「そしてその後、自身の罠から離れてエリア内を探索する」

試験官「はい、了解です」


試験官「では、最後にエリーさん」

エリー(とりあえず南東と北東には絶対に近づかないでおきましょう……)

エリー(いや、待ちなさいエリー……)

エリーは試験管への念話を開始した。

エリー(((試験官、行動宣言をした後にそれを念話で訂正するという事は可能ですか?)))

試験官(((ええ。それにより嘘の行動宣言をするという事は可能です)))

エリー(……という事はコウスケは実際は別の行動を取る可能性がある……?)

エリー(あの男ならやりかねない……!)


エリー(……ですがまずは慎重にうごきましょう)

エリー「わたくしは移動せずに南西エリアで探索を行います」

試験官「はい、了解です」

試験官「これで、全員の行動宣言が終わりました」

試験官「では、処理していきましょう」

世界観はパラノイアで、判定はSW、キャラシはガープス辺りか
探索メインの話の作りはCoC要素もありそうだけど


試験官「まずはコウスケ君が罠設置をできたかどうかを判定します」

試験官「『森の中故、罠は仕掛けやすい』という発言は一理あります。難易度はやや簡単(+1)としましょう」

試験官「死亡した故、負傷も解消していますね」

試験官「【器用】(3)+イタズラ罠(4)+イタズラ魔法(1)+やや簡単(+1)で目標値は9です」

試験官「コウスケ君、1D10をどうぞ」

コウスケ「うむ」

1D10=【6】成功

試験官「成功ですね。コウスケ君は上手く罠を仕掛ける事ができました」


試験官「では次はM・A・Oさんの変身と分け身の術です」

試験官「変身は前回と同じく目標値14で自動成功。ただし、次にレンジャーキーを使用する場合は-1されて13になりますね。それでも自動成功ですが」

M・A・O「ゴーカイチェンジ!」カークレンジャー!

試験官「分け身の術は……【器用】参照で目標値は8です」

M・A・O「はーい!」

1D10=【5】成功

試験官「成功ですね。ニンジャレッドの分身が出現しました」

M・A・O「ドーモ。分身=サン。ニンジャレッドです」

分身「ドーモ。M・A・O=サン。ニンジャレッドです」


試験官「……」コロコロ…

試験官「……」コロコロ…

試験官「……」コロコロ…

試験官「……」コロコロ…

試験官「……」コロコロ…

試験官「……」コロコロ…

レミット「なんかいっぱいダイス振ってる!?」

エリー「ひぃぃ……!?」


試験官「……」

試験官「分身=サンがマキビシを上手くマキビシを配置できたかの判定をしましょう」

1D10=【8】失敗

試験官「ああ、失敗ですね。どうにも無意味な所に使用したようです」

M・A・O「これは分身=サンのケジメ案件では?」

試験官「ところで……エリーさんは探索中に下級ゴーレムに発見されました」

試験官「M・A・Oさんと分身=サンは2手に別れる前に、野生動物のドラゴンに発見されました」

M・A・O「ドラゴン……!? ドラゴンナンデ!?」


試験官「他のメンバーの処理を行う前に、2名の戦闘を解決しましょう」

試験官「エリーさん、ゴーレムは倒すとトランプが1枚もらえますよ。やったね!」

エリー「あの……下級ゴーレムの戦闘力は……?」

試験官「ああ、ほんの8程度ですよ」

エリー「わたくしの戦闘力1なのですけど!!?」


試験官「下級ゴーレムはミサイル、装甲、パワーアーム、魔導レーザー砲、索敵レーダーを持っています。怖いですねー」

試験官「エネミーとの簡易戦闘のルールについて説明しましょう」

試験官「基本勝率は50%。互いの戦闘力を比較して、その差1につき10%勝率が増減します」

試験官「エリーさんと下級ゴーレムとの戦闘力差は7なので、70%勝率が下がってしまいますね」

エリー「確殺じゃないですか!!?」

試験官「ですがご安心ください。1度だけ、戦闘中の行動、作戦を宣言する機会が与えられます」

試験官「その行動内容と成否によっては、勝率に補正がつきますよ」

試験官「まぁ、さすがにこの戦力差を覆すのは厳しいでしょうが」

試験官「そもそも戦闘せずに逃走するのも手ですね」


エリー「ひぃぃ……ごめんなさいごめんなさい!! 当然、逃げますわ!」

エリー「技能【変身】を使用、コウモリになって逃走ですわ!」

変身(消費MP3)
エリーは一時的にコウモリ、狼、霧のいずれかに変身する事ができる。

【エリー:MP11→8】

試験官「では、ゴーレムはエリーさんに向かって魔導レーザー砲を撃ちます」

試験官「変身の目標値は【魔力】+技能値で8。これに成功すれば逃走の難易度は【速度】+ベイビーサブミッション(+4)で7とします」

試験官「変身に失敗した場合は……お察しください」


エリー「助けてお母様ーー!!」

変身……1D10=【8】成功

逃走……1D10=【5】成功

エリー「よし、逃げ切れましたわ!!」

試験官「むぅ……エリーさんはコウモリへと姿を変え、間一髪で魔導レーザー砲での攻撃を逃れ、飛んでいきました」

エリー「死ぬかと思いました」

試験官「しかし、これではこのラウンドの探索は無理でしょうね」

試験官「南西エリアでは下級ゴーレムが受験者を探してうろついています」

ttp://aegiav.com


試験官「では、次はM・A・Oさんと分身=サン」

試験官「ドラゴンは全長3メートル程度。翼はありますが、森の中では使用できないでしょう」

試験官「しかし脚は早く、嗅覚に優れており、逃げるのはやや難しいでしょう」

試験官「戦闘力は6です」

試験官「逃走しても良いですが、その場合はこのターンのカード探索は行えないとします」

M・A・O「こっちは2人ががりだけど、その場合は二人分の戦闘力を合計できるの?」

試験官「いえ、この場合はメインの戦闘者の戦闘力に、それ以外の戦闘者の戦闘力の合計を2で割った数値(端数切り上げ)を足していただきます」

試験官「その数値で相手の戦闘力と比較を行います」

M・A・O「私と分身は戦闘力3だから、5になって……勝率40%?」

試験官「ええ、そして戦闘中の行動内容によって勝率は増減します」

ttp://aegiav.com


M・A・O「がんばればなんとか倒せそうだけど……分身ってやっぱりこのラウンドで消えちゃう?」

試験官「ええ。そうですね」

M・A・O「じゃあ、分身を戦わせて、私は逃げよう!」

試験官「それは良い手ですね。逃げるのは自動成功としましょう。分身とドラゴンの戦闘をはじめてもよろしいですか?」

M・A・O「うん、頑張れ分身!!」

試験官「では、分身の行動内容の宣言をお願いします。使用する技能や、行動の理由付けがあればそれもどうぞ」

M・A・O「このドラゴンは火には耐性がありますか?」

試験官「(ダイスを振る音)この世界のドラゴンは基本的に火に強いです」

M・A・O「じゃあ、秘剣カクレマルとカクレイザーで攻撃!! 技能は特に使用しない!」


試験官「ふむ……では、目標値2で、これに成功すればドラゴンにダメージを与え、勝率+20%とします」

1D10=【3】失敗

分身「くっ、外した……!?」

試験官「では目標値2で戦闘を行っていただきます」

1D10=【3】敗北

分身「アバーッ!」

M・A・O「分身ーーーっ!!」

試験官「残念ながら、分身=サンはドラゴンに喰いちぎられて死亡しました」

試験官「しかし、M・A・Oさんはドラゴンからの逃走に成功」

試験官「南東エリアではドラゴンが獲物を求めてうろついているようです」

M・A・O「うわぁ……」


サンダーソード「うむ……予想外に敵が強力であるな……」

レミット「これはみんなで力を合わせて戦えって事だね!」

エリー「下級ゴーレムがいたってことは、たぶん上級ゴーレムもいるのよね……」

試験官「ところで、モブAですが、中央エリアに向かう途中で罠にかかって爆死しました」

試験官「モブAは南エリアに転送されました」

則之「なんだと……!? この森危険すぎんだろ!!」


試験官「さて、残りの皆さんの探索を判定します」

試験官「レミットさん、コウスケさんは【感覚】+2。サンダーソードさん、則之君は【感覚】+3で判定してみてください」

レミット:目標値【6】>1D10=【3】成功

コウスケ:目標値【5】>1D10=【3】成功

サンダーソード:目標値【7】>1D10=【1】成功

則之:目標値【4】=1D10=【4】成功

試験官「あれー? 全員成功ですね……サンダーソードさんは幸運チェックどうぞ」

サンダーソード:目標値【3】<1D10=【7】失敗

サンダーソード「……うむ。失敗だな」


(ダイスを振る音)×6

試験官「おめでとうございます。レミットさん、コウスケ君、サンダーソードさんは探索の結果、トランプ1枚を見つける事ができました」

試験官「則之君はハズレ枠……下級アイテム1つですね。そうですね、ワサビにしておきましょうか」

則之は野生の魔界ワサビを見つけ、これを採取した。

則之「おお! やった、トランプより嬉しいぜ!!」

試験官「ちなみにモブBCは何も発見できませんでした」

試験官「モブ3名はあまりにつらい事があると魔王軍を諦めて途中リタイアする可能性があるので、やさしくしてあげてください」


試験官「獲得したトランプは以下の通りです」

レミット[♣J]

コウスケ[♥6]

サンダーソード[♠J]

サンダーソード「む……私はこれで♠Jは2枚めだが……」

試験官「ええ。この森では同じカードが何枚も存在します」

レミット「ボクはストレート狙いかなー?」


試験官「さて、次はサンダーソードさんがモブCさんを発見できるかどうかです」

試験官「トランプは見つけてもらえるように配置しているので判定は緩めでしたが、他の参加者を探すとなるとそうはいきません」

試験官「【感覚】の値で判定してもらいましょう」

1D10=【2】成功

サンダーソード「成功だな」

試験官「お、おう……哀れなモブCさんはサンダーソードさんに発見されました」

モブC「お、お前も受験者だな……!」

モブC「持っているカードは……[♠9][♦2][♠J][♠J]か……へぇもう1枚見つけてんのか! やるじゃねぇか!」


モブC「俺は[♦1][♠3][♦9]で、♦のフラッシュを狙ってんだ」

モブC「なぁ、アンタの[♦2]と俺の[♠3]を交換してくれよ!」

モブC「へへ……アンタにとっても悪い話じゃないだろ?」

サンダーソード「いや、私が欲しいのは貴様の[♦9]だ。それが手に入ればツーペアになるからな」

モブC「こ、これはやれねぇよ……」

サンダーソード「そうか。分かった。ならば……斬る!!」

モブC「グ、グワーッ!?」


サンダーソード「試験官よ。相手を殺害すれば任意のカードを奪えるのだったな」

試験官「ええ……簡易戦闘を開始しましょう。サンダーソードさんは所持金の判定が凄まじく良かったのとそのキャラ設定によって、持っている長剣が上級アイテムとなっています」

試験官「上級アイテムは基本能力値を1上げる効果があり、サンダーソードさんのそれは【戦闘力】を1上昇させます」

試験官「これにより、サンダーソードさんの【戦闘力】は6。モブとの戦闘力差は4であり、目標値9で勝利です」

試験官「戦闘中に取る行動内容をどうぞ。【技能】を使用しなくても、目標値9は保証されているとします」

サンダーソード「敵の種族と装備は?」

試験官「モブCの種族はコウモリゴリラ男。武器はどうのつるぎ、防具は普通の衣服のみです」

サンダーソード「私の技能【剣術】を使用する。これだけの戦力差だ相手は文字通り太刀打ちできまい」


試験官「では、『剣術』を使用して斬りかかるという事でよろしいですね?」

サンダーソード「うむ」

試験官「実はモブの方が行動が早かったりするのですが、モブ相手の簡易戦闘なのでそのモブの行動は無視しましょう」

試験官「【戦闘力】+【技能値】が13で自動成功。技能『剣術』の効果でモブにダメージが入ります」

試験官「サンダーソードさんはその剣捌きでモブCを攻撃!」

試験官「ダメージは1D6+戦闘力差(4)となります」

1D6=【5】

モブC「アバーッ!」

試験官「9点のダメージを与え、モブCは即死しました。対抗判定に入る前に倒せましたね」

サンダーソード「ふん、弱敵めが……」

試験官「まぁ、モブ相手だとこんな感じで殺戮できます。プレイヤー同士の簡易戦闘では、もう少しルールが複雑になります」


試験官「さて、サンダーソードさんはモブCからスターチップかカード1枚を奪えます」

サンダーソード「クハハハ! 弱敵! 弱敵! 貴様の[♦9] は貰っていくぞ!!」

試験官「おめでとうございます。サンダーソードさんはこれですでにツーペアが完成ですね」

サンダーソードの所持カード:[♠9][♦2][♠J][♠J][♦9]

試験官「モブCは死亡し、このラウンドの終わりに南西エリアへと転送されます」

エリー「わたくしと下級ゴーレムのいるエリアですね」

試験官「では、次はレミットさんと則之君のいる中央エリアに場面を切り替えましょう」


試験官「則之君はレミットさんを探しているのでしたよね」

則之「ああ。人数多い方が安全だし、カードの交換もしたいからな!」

則之「それにレミットは信用できそうだしな」

レミット「えへへ」

試験官「レミットさんは則之君と合流する意思はありますか?」

レミット「はい、あります!」

試験官「では、お二人とも【感覚】か【運】の高い方+3で判定してください。どちらか一人でも成功すれば、合流に成功したとしましょう」

レミット:目標値【7】>1D10=【2】成功

則之:目標値【4】=1D10=【4】成功

試験官「お二人とも成功ですね。では、2人は森の中央エリアで遭遇しました」


則之「おっ、良かった、やっと見つけることができたぜ!」

レミット「あっ、キミは一次試験の……!」

則之「押忍! 魚介市立鮪高校、中目黒 則之だ!!」

レミット「ボクを探していたの?」

則之「ああ。この森はかなり危険そうだからな。一緒に行動する仲間を探していたのさ!」

レミット「うん、それは良いアイデアだね!」

則之「おお、俺と一緒に来てくれるか?」

レミット「もっちろん! キミはいい人みたいだし!!」


則之「よし、同盟成立だな!」

レミット「うん。ボクはライカンスロープのレミット! よろしくね、則之クン!」

則之「そうだ。さっそく相談なんだが、カードを交換しないか?」

則之「[♠4]を持ってるだろ? 俺も[♦4]を持ってるから、ひとまずワンペアにしときたいんだ」

則之「俺は[♠Q]を出せるぜ」

レミット「本当に!? それは助かるよ!」

レミット「則之クンありがとう!」

則之「へへ、困った時はお互い様だろ?」

試験官「レミットさんと則之君は互いのカードを交換しました」

試験官「さて、これで1ラウンド目が終了です」


レミット:[♦9][♦10][♣J][♠Q]

則之:[♥9][♦4][♠4]


試験官「2ラウンド目が開始されます」

試験官「モブ3名は各自そのエリアで探索を行うようです」

試験官「まずは同盟を組まれたレミット&則之チーム、このラウンドはどう動きますか?」

試験官「ちなみに端末にはエネミーは表示されないので、お二人はドラゴンや下級ゴーレムの位置を把握していません」

レミット「うーん、エネミーってエリアを移動するのかな?」

試験官「その情報につきましては、お答えできません」

則之「どうする? 俺はここの場で探索で良いと思うんだが……」

レミット「できればエリーやコウスケとも合流したいなぁ……」

則之「あいつらか……うーん。まぁ、人数多いに越したことはないしな!」


レミット「それじゃあ、まずはエリーのいる南西エリアに移動しよっか!」

則之「それはやめよう」

則之「ていうかあいつらに手を組む意思があるなら、ここで待っていればあっちから接触してくるんじゃないか?」

レミット「うーん……ボクは作戦とか立てるの苦手だから、則之クンにまかせるよ!」

レミット「ボクの【知性】1だしね!」

則之「ははは! 俺も【知性】1だぜ!!」

レミット「やったー! おんなじだね!」

則之「あっはっはっは!」


則之「まぁ、とりあえずはこのエリアにカードが隠されていないか重点的に探そう」

レミット「うん、よーし、見つけるぞー!!」

試験官「では、お二人はこのエリアで探索ですね」

試験官「次はM・A・Oさんです。どうしますか?」

試験官「M・A・Oさんはレンジャーキーの効果が切れ、再使用可能になるのは4ラウンド目からです」

M・A・O「こんなエリアにいられるか! 私は中央エリアに行くぞ!!」

試験官「中央エリアでどうしますか?」

M・A・O「カードを探しながら、レミットと則之を探して合流したいねー」

試験官「なるほど、了解しました」

コウスケ「また【知性】1が中央エリアに行くのか……」


試験官「次はサンダーソードさん」

サンダーソード「モブBのいる西エリアに移動する」

サンダーソード「モブBを殺し、[♣J]を奪えば私の手札はフルハウスとなる」

エリー「なんというモブ狩り……」

試験官「了解しました」

コウスケ(うーむ、サンダーソードが順調すぎて面白くないな……なんとか嫌がらせをしたい)

コウスケ(あと、地味にまだ一人だけ死んでいないエリーにもだな)


試験官「コウスケ君の行動案をどうぞ」

コウスケ「うーむ……とりあえず、移動してカードを探すか……」

コウスケ(前回の判定を見ると移動して探した方が目標値が高くなるようだったしな)

コウスケ「東エリアに移動だ」

コウスケは試験官との念話を開始する。

コウスケ(((ついでに、東エリアにも前ラウンドと同じ罠を仕掛けておく。今回はイタズラ罠、イタズラ魔法、イタズラ道具を使用だ)))

試験官「はい、了解しました」

試験官(((前回2つスキルを使用したので目標値-2、スキルを1つ新たに併用するので+1……目標値8ですね)))

試験官(((判定はのちほど、こちらで行います)))


試験官「最後にエリーさんですね」

エリー「わたくしも中央エリアに移動ですわ!」

エリー「レミット達と合流します!」

試験官「了解しました」

試験官「中央エリアが人気ですね」

試験官「ふふふ……みなさん、何故中央エリアが安全だと思っているのでしょう?」

エリー「えっ……」

試験官「では、2ラウンド目の処理を行っていきます」


試験官「……残念なお知らせが2つあります」

コウスケ「ほう……?」

レミット「な、なんだろー……?」

試験官「まず1つ目」

試験官「コウスケ君が東エリアで落とし穴に落ちて死亡しました」

コウスケ「!?」

レミット「い、移動中に罠にひっかかったのかな……!?」

コウスケ(((試験官、これは罠を仕掛けようとしてファンブルったと言うことか……!?)))

試験官(((その通りでございます)))

試験官「コウスケ君はこのターンの探索は失敗、ラウンドの最後に復活します」

試験官「復活地点に希望があればその時に1000Gを支払ってください」


試験官「そして2つ目ですが……」

試験官「M・A・Oさんが中央エリアに入った所で、上級戦闘用ゴーレムに捕捉されました」

M・A・O「わ、私ーーっ!?」

試験官「いや、上級ゴーレムは倒せば任意のカード1枚とランダムにカード2枚が手に入りますから、考えようによってはラッキーですね」

試験官「以下が、上級ゴーレムのスペックになります」

上級戦闘用ゴーレム
【基本能力値】戦闘力12/体力10/知性2/感覚2/速度3/魔力4/器用4/魅力1/精神力1/運1
【技能】格闘(5)、防御(5)、ミサイル射撃(6)、レーザ攻撃(5)、索敵(5)
【アイテム】ミサイル、対物理装甲、対魔シールド、パワーアーム、レーザー砲、索敵レーダー
【情報】戦闘に作られた機械兵。魔力の力で作動している。とってもつよい。

M・A・O「戦闘力12とか勝てるかー!!」


試験官「さて……この場合はどうしましょう……」

試験官「M・A・Oさんはレミットさん達と合流したかったのですよね?」

M・A・O「そうだよ! まさかこんなバケモノがいるなんて思ってなかったよ!」

試験官「では、【感覚】+2と【運】両方の判定に成功すれば、レミットさん達を発見できたとします」

M・A・O「よし、2人に助けてもらおう!!」

コウスケ「えっ、俺らで勝てるのか……!?」

レミット「まかせて! なんとかしてあげるよ!!」


M・A・O「そいやー!」

【感覚+2】=目標値【4】>1D10=【2】成功

【運】=目標値【3】>1D10=【2】成功

試験官「えっ、本当に成功しただと……?」

M・A・O「やったー!!」

試験官「上級ゴーレムに発見されたM・A・Oさんですが、運良くレミットさん達に出会えたようですね」

則之「うわああああ!? なんかヤバイのが来た!!!?」

試験官「……ところで、エリーさんの【速度】は上級ゴーレムと同じなんですよね……」

試験官「エリーさんがレミットさん達と合流できていたかの判定を【感覚】+2でやってもらいましょうか」

エリー「ひぃぃ!? なにそれ成功したくない……!!」

試験官「さぁ、頑張ってどうぞ」


【感覚+2】=目標値【4】<1D10=【9】失敗

試験官「いやぁ、残念ながらエリーさんは中央エリアには来たものの、3人とは合流できなかったようですね」

エリー「セーフ! セーフですわ!!」

試験官「さて、レミット達を頼って中央エリアに来たM・A・Oさんですが、運悪く上級戦闘用ゴーレムと遭遇してしまいました」

試験官「しかし同時にM・A・Oさんは少し離れた所にレミットさんと則之君の姿を発見!」

試験官「レミットさんと則之君もM・A・Oさんとゴーレムを見つけます」

試験官「ゴーレムもまた、レミットさんと則之君を認識したようです」


M・A・O「だ、誰か助けてー!!」

レミット「あ、あれがゴーレム!? 助けなきゃ!!」

則之「おう!!」

試験官「では、上級戦闘用ゴーレムとの戦闘が開始されます」

試験官「ちなみに、この戦闘は簡易戦闘ではなく、通常戦闘で進行します」

試験官「……そういえば3人とも【知性】1でしたね」

試験官「行動宣言はゴーレムの方が後に行います」

試験官「3人とも行動内容を宣言してください。相談や質問なども自由にどうぞ」


試験官「ちなみに、行動は複数人で協力して行うものでも良いですよ」

試験官「例えば全員で同時攻撃を仕掛けるとか」

M・A・O「私はレンジャーキーがまだ使用不能だから何もできないよ……」

則之「俺が真の力に『覚醒』し、『時間停止』を使用。そして『時間停止』中に奴に『起源破壊』をしかけよう」

M・A・O「起源破壊ってどういう効果なの?」

試験官「……対象の基本能力値1つを0にできます」

M・A・O「強!?」

試験官「他の受験者相手だとそんな事せずに普通に殺した方が早いですけどね」

試験官「せっかく起源破壊しても殺したら能力値回復しますし」

レミット「でもこれを使えば相手の戦闘力を0にできるね!」

起源破壊(消費MP0)
物理的に接触している対象1体の起源を破壊し、最も高い基本能力値1つを0にする。
使用者の【精神力】を参照値とする。
この技能はシナリオ中3回までしか使用できない。


試験官「しかし、則之君の速度は1です」

試験官「対する上級ゴーレムの速度は3」

試験官「『覚醒』から『時間停止』までは1ターンで行えるとしますが、『覚醒』を行うより先に則之君がゴーレムに殺されてしまうかもしれませんよ?」

レミット「なら……則之クンのターンが来るまで、ボクがゴーレムの動きを引きつけるよ!」

レミット「ボクの【速度】は4! ゴーレムよりも素早く行動できる!」

則之「お前……それはいくら何でも危険すぎるだろ……!」


試験官「ふむ、一つ良いことをお教えしましょう」

試験官「『回避』及び『防御』はその技能値を持っていなくても、通常戦闘時に使用可能な技能です」

回避(消費MP0)
相手の攻撃を避ける。
使用者の【感覚】【運】どちらか1つを参照値とする。
ただしこの判定の達成値が相手の攻撃判定の達成値よりも大きければ回避は失敗となる。
戦闘中1度だけ、行動宣言でこの技能を宣言していなくても、相手の攻撃対象となった時に発動できる。

防御(消費MP0)
防具やそれに代わる物を使用して受けるダメージを軽減する。
使用者の【戦闘力】【器用】どちらか1つを参照値とする。

レミット「なるほど、じゃあ、行動宣言で『回避』を宣言していれば、ゴーレムの攻撃を躱せるんだね!」

試験官「とはいえ、ゴーレムはまだ行動宣言をしていないので、誰に攻撃するのかも不明ですけどね」

則之「『回避』は行動宣言で使用宣言してなくても攻撃対象になった時に発動できるって書いてあるな」

則之「俺が『覚醒』と『時間停止』を宣言していても、解決前にゴーレムに殺されそうになった時は『回避』を使えるって事か?」

試験官「ええ、そうです。ただし、その方法で『回避』を使用した場合は『回避』の成否に関わらず、『覚醒』と『時間停止』の目標値にはマイナスの補正が入ります」


M・A・O「はい! 質問です!」

試験官「どうぞ」

M・A・O「私が技能【可愛い(5)】と魅力6でゴーレムに命乞いをした時の難易度っていくらになりますか?」

試験官「相手は戦闘用のゴーレムですし……どうあがいても絶望(-10)とします」

M・A・O「よし、10%で成功する……!」

則之「ポジティブだなお前」

M・A・O「後ろ向きなのは真の魔王に相応しくないからね!」


レミット「よし、決めたよ!」

レミット「まずボクがゴーレムに1発、炎の攻撃魔法をぶつける!」

レミット「攻撃されたゴーレムはボクの方を狙ってくるはずだ!」

レミット「そこで、ゴーレムの攻撃を回避!」

則之「した所を俺が『覚醒』からの『時間停止』でゴーレムの動きを止め、『起源破壊』で戦闘力を0にする!」

M・A・O「駄目だったら私の技能『可愛い』でゴーレムを惚れさす! これだね!!」

試験官「よろしいですか? では、ゴーレムの行動宣言を行いますよ」

レミット「さぁ……来い!」


試験官「うーん、近くにいるのはM・A・Oさんなので、M・A・Oさんを攻撃するでしょうか?」

試験官「しかし、とりあえず攻撃するのはレミットだけなので、レミットに反撃するだろうというのは一理ありますね」

試験官「ゴーレムはレミットに対し、レーザ攻撃を行うとします」

試験官「では、戦闘処理を開始します」

試験官「M・A・Oさんの助けを求める声に反応したレミットさんは、いち早く行動を起こし、火炎の攻撃魔法でゴーレムを攻撃します」

試験官「命中判定は『【戦闘力】または【魔力】』+【技能値】です」

レミット「ボクの【戦闘力】は4! 攻撃魔法の技能値は5!」

レミット「燃えろ! フレイムファング!!」

フレイムファング(消費MP2)
レミットの覚えている攻撃魔法の1つ。
炎の牙を飛ばして攻撃する。
使用者の【戦闘力】【魔力】どちらか1つを参照値とする。
単体に2D【魔力】+【戦闘力差ボーナス】の炎属性ダメージを与える。


試験官「ゴーレムは回避防御は行いません」

レミット「やったか……!?」

命中判定:目標値【9】=1D10=【9】成功

試験官「戦闘力はゴーレムの方が上なので、戦闘力差ボーナスは発生しません」

ダメージ:2D3=5(2+3)

試験官「レミットの放った炎の牙は上級戦闘用ゴーレムに見事命中!」

試験官「5点のダメージを与えました……しかし、相手を倒すまでには至りません」

【上級戦闘用ゴーレム:HP15→10】

レミット「でも、これでこっちに注意を引きつける事ができたはず……!」

試験官「レミットの存在を脅威と判断したゴーレムはレミットに対してレーザー砲による攻撃を行います」


試験官「命中判定は自動成功ですが、戦闘中1度だけ回避を試みる事はできます」

レミット「当然……躱す!」

試験官「レミットさんは攻撃をした直後ですが、予めターゲットを取ってから回避する事を念頭に入れられていたので、難易度は普通としましょう」

試験官「では、ゴーレムの命中達成値を判定しておきます」

1D10=【6】

試験官「6でしたので、【感覚】4での判定となります」

試験官「4以下の数字を出せば、回避成功です」


レミット「やぁああああ!!」

目標値【4】<1D10=【5】失敗

レミット「うわぁぁぁぁあああああん!!!!」

則之「レミット―――――ッ!!!!!」

試験官「ダメージロールを行います。ダメージは1D10+【戦闘力差ボーナス】です」

試験官「上級戦闘用ゴーレムの戦闘力はレミットさんの戦闘力を8上回ってますね」

レミット「ぎゃー!!?」

試験官「レミットさんのHPは7なので、ダイス振るまでもなく確殺です」

試験官「ZAP!ZAP!ZAP! レミットさんは蒸発し死亡しました」

M・A・O「いい人から先に死んでいく……!!」


則之「レミット……! 仇は取るぜ!!!」

則之は肩パットを外す!!
それは彼の力を封印しているアイテムであり、それを外す事で、彼は『覚醒』するのだ!!

技能『覚醒』……自動成功!

則之「うぉぉぉぉおおおおおお!!! 時よ……止まれ!!!」

時間停止(消費MP0)
一時的に自分以外の時間を止める。
使用者の【精神力】を参照値とする。
この技能はシナリオ中3回までしか使用できない。

試験官「難易度は普通としましょう。目標値は11ですが、判定は行っていただきます。ファンブル以外ならば成功です」

則之「行くぜ……!!」


目標値【11】=1D10=【4】成功

則之「当然成功……!!!」

試験官「では、則之君の能力により、時間が停止しました」

試験官「則之君は追加のターンを行う事ができます」

止まった時間の中、則之はゆっくりと歩を進める。
一歩、一歩、戦闘用ゴーレムの方へと。

則之「よくも、俺の仲間を殺してくれたな……!」

則之「その報いは受けてもらうぞ――!! お前の、起源を破壊する!!!」

則之「とぉりやぁ――!!!」

則之の拳が動かぬゴーレムを殴りつける!


試験官「今度は『起源破壊』の判定です。先程と同じく、目標値は11です」

目標値【11】>1D10=【1】成功

試験官「1での成功なので、幸運判定をお願いします」

目標値【1】<1D10=【8】失敗

試験官「では、通常の成功と――」

則之の拳は停止した時の中で、鋼鉄の装甲に損傷を与える事はできない。
だが代わりに彼は戦闘用ゴーレムからその起源、「戦闘」を奪っていったのだ!

則之「これが、起源破壊だ」

そして、時間停止の効果が切れ、再び時は流れだす。
しかし、「戦闘」という起源を失った戦闘用ゴーレムは機能停止し、再び動き出す事はなかった。

試験官「戦闘用ゴーレムの起源『戦闘』が破壊され、ゴーレムの【戦闘力】は0となりました。まだHPは残っていますが、機能停止した故、戦闘終了と致します」


M・A・O「あれ!? 私の【可愛い】の出番は!?」

試験官「対象が機能停止してしまったので不発です」

M・A・O「そっかそっか。いやぁ、あなたのおかげで助かったよ!」

M・A・O「君がゴーレムを倒してくれたんだよね?」

則之「いや……礼なら俺じゃなく、レミットに言ってくれ……」

M・A・O「あー。ゴーレムに殺された人狼の子だね。彼女には申し訳ない事をしたね……私の身代わりになって」

M・A・O「うん、また会ったらお礼を言っておくよ」


試験官「さて、上級ゴーレムを倒した則之君にはカード3枚が与えられます」

試験官「その中1枚は、任意のカードを指定できます」

試験官「どのカードを所望しますか?」

則之「そうだな……」

則之「[♦K]だ」

M・A・O「[♦K]? なんでまた……」

則之「[♦K]があれば、レミットは10~Kのストレートが完成するからな」

M・A・O「ヒュー! そうだね、彼女に渡すのが一番良いね!」

則之「だが、残り2枚は俺が貰うぜ? 残念だが、お前の分はない!」

M・A・O「私は何もしてないから仕方ないね」


試験官「ちなみに、残りの2枚は[♦8][♥1]です」

則之「うーん、微妙だな」

則之「えっとお前、名前なんて言ったっけ?」

M・A・O「真の魔王! その名はM・A・O!」

則之「そっか俺は魚介市立鮪高校、中目黒 則之だ」

則之「お前、欲しいカードあるか? 交換できるやつならするぜ」

M・A・O(本音で言えば、Kが欲しいんだけど、駄目ですよねー)

M・A・O「ううん、今は必要ないかな」

則之「そうか」

試験官「さて、そろそろサンダーソードさんの方に場面を移してみましょう」


▼睡眠時間▼

おつ


▼再開な▼

試験官「では、サンダーソードさんが西エリアでモブBを見つける事ができたかの判定をします」

試験官「【感覚】の値が目標値となります。サンダーソードさんダイスを振ってください」

サンダーソード「うむ」

目標値【4】<1D10=【6】失敗

試験官「失敗ですね。では、サンダーソードさんはモブCを探しましたが、見つかりませんでした」

サンダーソード「どこに隠れているのだ……? このエリアにいるはずだが……」


試験官「ではこのラウンドで死ななかった人にはカードを見つけられたかどうかの判定をします」

試験官「サンダーソードさん、M・A・Oさん、エリーさんは【感覚】+3」

試験官「則之さんとモブ3人は【感覚】+2で判定を行ってもらいます」

サンダーソード:目標値【7】>1D10=【6】成功……獲得カード[♥1]

M・A・O:目標値【5】<1D10=【9】失敗

エリー:目標値【5】<1D10=【9】失敗

則之:目標値【3】>1D10=【1】成功……獲得カード[♦Q](幸運判定【3】失敗)

モブA:目標値【3】<1D10=【4】失敗

モブB:目標値【3】>1D10=【2】成功……獲得カード[♠8]

モブC:目標値【3】<1D10=【0】失敗(幸運判定【2】成功)


サンダーソード:[♠9][♦2][♠J][♠J][♦9][♥1]

M・A・O:[♣K][♥7][♦7]

レミット:[♦9][♦10][♣J][♠Q]

コウスケ:[♣10][♣9][♣5][♥6]

則之:[♥9][♦4][♠4][♦8][♥1][♦K][♦Q]

エリー:[♠7][♣6][♥6]

モブA:[♣3][♦5][♣8]

モブB:[♥5][♥8][♣J][♠8]

モブC:[♦1][♠3]


M・A・O「うーん……なかなかカードが集まらない……」

エリー「まずいですわね……」

則之「俺はカード枚数だけは多いけど、まだワンペアだな」

試験官「では。レミットさんとコウスケ君の復活を行いましょう」

試験官「1000G支払えば、任意のエリアに復活可能です」

レミット「ボクはお金を払うから中央エリアがいいな!」

試験官「はい。毎度ありがとうございます。則之君達と合流するか、エリーさんと合流するか希望のコースをお選びください」

レミット「ど、どっちが良いんだろう……?」

レミット「じゃあ、ボクはエリーと合流するよ。エリーは友達だし、心配だからね」

エリー「レミット……!」

【レミット所持金:4516→3516G】


コウスケ「俺はどこに送ってくれてもいいぞ」

試験官「ではダイスで決めましょう……南エリアですね」

コウスケ「ふむ、モブAがいる所だな」

試験官「エリーさんとレミットさんが合流して、このラウンドは終了ですね」

エリー「レミット! 死んでここに送られてきたのですね」

レミット「えへへ。また死んじゃった」

レミット「エリーは大丈夫だった?」

エリー「ええ。幸いわたくしはまだ無事ですわ」

レミット「おおー。やっぱりエリーはすごいね」

エリー「ですがまだ1枚のカードも見つけられず……レミット。ここは協力して探索しましょう。この森のゴーレムは厄介よ……」

レミット「うん、それが良いね……ボクもゴーレムにやられちゃったし」


試験官「では、3ラウンド目です」

試験官「モブの行動宣言から行われます」

試験官「モブAとモブBは近辺を探索。モブCさんはサンダーソードさんを警戒してその場で身を潜めるようです」

試験官「では【知性】1組のM・A・Oさん則之君グループ、行動宣言をどうぞ」

則之「俺はレミットと合流してカードを渡したいな」

M・A・O「なら、中央エリアでの探索を続行しよう」

M・A・O「ゴーレムもいなくなったことだし」

則之「ああ、そうだな。このエリアでレミットとカードを探すぜ」


試験官「ではサンダーソードさんはどうしますか?」

サンダーソード「モブCが身を隠した場合、探しだす目標値はいくつになる?」

試験官「-2されて、【2】となるとしましょう」

サンダーソード「ならば、ここでの探索を続行だ。モブCとカードを探し、モブCを見つけた場合は斬る」

試験官「了解いたしました」

試験官「コウスケ君はどうしますか?」

コウスケ「移動せずに南エリアを探索しよう。モブAも探したいな」

コウスケは念話を開始する。

コウスケ(((それと、最初に南エリアにも罠を仕掛けさせてもらう)))

コウスケ(((今回はイタズラ罠、イタズラ魔法、イタズラ道具の3つの技能を使用。仕掛ける罠は踏むと隕石が落ちてくるスイッチだ)))

試験官「はい、了解しました」

試験官(((認めましょう。目標値は10です)))


試験官「では最後にエリーさんとレミットさんのグループ」

レミット「則之クン達と合流したいな」

エリー「異存はありませんわ」

レミット「じゃあ、中央エリアでカードと2人を探すよ!」

試験官「はい。では、解決に移ります」

コロコロ…


試験官(((コウスケ君。あなたは南エリアに罠を設置する事に成功しました)))

試験官「罠にかかった人、エネミーと遭遇した人はいませんね」

試験官「ではまずは中央エリアの4名が無事合流できたかどうかを判定します」

試験官「4名は【感覚】+2で、判定を行ってください。だれか1人でも成功すれば合流できたものとします」

レミット:目標値【6】>1D10=【5】成功

エリー:目標値【4】>1D10=【3】成功

M・A・O:目標値【4】>1D10=【9】失敗

則之:目標値【3】=1D10=【1】クリティカル(幸運判定【1】成功)


則之「おお! やっとクリティカルが出たぜ!」

試験官「則之君は2人を探す途中で宝箱を発見、無事開き、スターチップ1枚を獲得したものとします」

試験官「さて、エリーさんとレミットさんは則之君とM・A・Oさんを発見できたようです」

レミット「則之クン!」

則之「よぉ、レミット。さっきはありがとうな。お前のおかげでゴーレムを倒せたぜ」

則之「こいつはゴーレムを倒して手に入れたカードだ。受け取ってくれ」

則之はレミットに[♦K]を手渡した。

レミット「ありがとう! やったぁ! これでストレートが完成だ!!」

エリー(ストレート……!? わたくしはまだ1枚もカードを手に入れられていないというのに……)

M・A・O(うむむ……)


M・A・O「レミットちゃん。私からもお礼を言うね。君のおかげで助かったよ」

レミット「体をはったかいがあったよ! 君はなんて名前なの?」

M・A・O「私はM・A・O! 真の魔王だよ!!」

試験官「ちなみに、この魔界において『魔王』というのは種族名ではなく、魔王軍の将軍以上の階級の方に与えられる称号です」

エリー「わたくしはエリー。このレミットの友人です」

則之「俺は魚介市立鮪高校所属、中目黒 則之! よろしくな!」

レミット「よーし、それじゃあ4人でカードを探そうね!」

M・A・O「おー!」

エリー「いえ、レミット……貴女は別行動をとるべきではないかしら?」

レミット「えぇ!? 何でそんな事を言うの!?」


エリー「貴女は既にストレートの役を完成させているのでしょう?」

エリー「なら、わたくし達とは別れて、一人終了時間まで身を潜めていた方が安全ではないかしら?」

エリー「人数が多ければ、それだけエネミーと接触する可能性もあがるでしょうし」

レミット「そ、そうなのかな……?」

レミット「でも、一人だと心細いよー」

エリー「それは、わたくしもレミットがいてくれた方が安心できますけれど……」

レミット「見つけたカードはエリーに分けてあげるから、一緒にいさせて。ね!」

エリー「はぁ……仕方ないですわね……」


M・A・O「それじゃ、4人でがんばろー!」

試験官「では、4名は付近のカードの探索を開始しました」

試験官「南エリアの描写に移りましょう」

試験官「コウスケ君がモブAを発見できるか【感覚】で判定してください」

目標値【3】=1D10=【3】成功

コウスケ「ふっ、これは幸運……」

コロコロ…

試験官「コウスケ君はカードを探すモブAを発見しました」


試験官「モブAはカードを探すのに夢中でまだコウスケ君の存在に気づいていません」

試験官「ちなみにモブAは上半身がケンタウロス、下半身がミノタウロスの魔物です」

コウスケ「……それだとどちらの特徴も失っているのではないか?」

コウスケ「まぁ良いわ。フフ、こちらに気づいていないと言うのならば好都合……」

コウスケ「こっそりと忍び寄り、吸血し、使徒化してしまおう」


コウスケ「ところで、モブAは女性か?」

試験官「いいえ、男性です」

コウスケ「そうか……それは残念。どうせなら女性が良かったが、仕方あるまい」

試験官「さて、忍び寄って『吸血』ですね。難易度は普通とします【器用】+『吸血』で目標値は9です」

目標値【9】>1D10=【3】成功

試験官「モブAは1点のダメージを受けます」

試験官「使徒化の判定をお願いします」

使徒化(消費MP1)
『吸血』が成功した場合に発動できる。対象1体を吸血鬼化させ操る。
使用者の【魔力】を参照値とする。
対象は達成値か対象の【精神力】、どちらか低い方を目標値として抵抗を行う。


目標値【7】>1D10=【2】成功

試験官「モブAは目標値【2】で抵抗を行います」

目標値【2】<1D10=【7】失敗

試験官「モブAは抵抗に失敗。吸血鬼化し、コウスケ君に隷属しました」

コウスケ「クク、クハハハハハ……ああ、愉快愉快!!!」


試験官「さて、モブAに何を命令しますか?」

試験官「ただし、モブAが死亡した場合、使徒化も解除されます」

試験官「また、ルール上認められていない行為は命令できません」

試験官「この2次試験ではカードやスターチップの贈与・破棄は不可です」

試験官「カードを手放したい場合は、相手に殺されるか、かならず何かとの交換を行ってください」

試験官「カード1枚と交換可能なのは 『カード1枚』『スターチップ1枚』『2000G以上の金銭、あるいはそれに相当する価値のあるもの』のみです」


コウスケ「ほう……ところで、モブAの所持金はいくつだ?」

試験官「少々お待ちください」

コロコロ…

試験官「3132Gです」

コウスケ「ふむ。ならばそれを全ていただこう」

モブA「ハイ、ドーゾ!」

コウスケ「これで、俺の所持金は8060だ」

コウスケ「6000G支払ってモブAのカード3枚を全ていただこう!」

モブA「ハイ、ドーゾ!」

コウスケ「そして再び、6000Gを回収だ……フハハハ!!!」

モブA「ハイ、ドーゾ!」


試験官「まさしく悪魔のような所業ですね」

コウスケ「悪魔……? 俺は吸血鬼だ」

コウスケ「さて、これで俺の手札は[♣10][♣9][♣8][♣5][♣3][♥6][♦5]」

コウスケ「フラッシュが完成したな」

コウスケ「できればストレートフラッシュを狙いたい所だが」

試験官「さて、次はサンダーソードさんですね」


試験官「サンダーソードさんはモブCを探しているのでしたね」

試験官「目標値【2】で判定を行ってください」

目標値【2】<1D10=【5】失敗

サンダーソード「くっ……どこに隠れている……?」

試験官「モブCはうまくサンダーソードさんをやり過ごしたようです」

試験官「では、このラウンドのカード探索の結果を見てみましょう」

試験官「モブC以外は【感覚】+2で判定です」

試験官「コウスケ君はモブAには探索を命じますか?」

コウスケ「当然だな」


サンダーソード:目標値【6】>1D10=【2】成功……獲得カード[♦9]

レミット:目標値【6】>1D10=【4】成功……獲得カード[♦Q]

コウスケ:目標値【5】>1D10=【4】成功……獲得カード[♥K]

M・A・O:目標値【4】<1D10=【0】失敗(幸運判定【1】成功)

エリー:目標値【4】>1D10=【2】成功……獲得カード[♥10]

則之:目標値【3】<1D10=【0】大失敗(幸運判定【6】失敗)

モブA:目標値【4】<1D10=【8】失敗

モブB:目標値【4】>1D10=【9】失敗


試験官「則之君は運悪くトラップに引っかかり、巨大トラバサミに挟まれて死亡しました」

則之「グワーッ!?」

試験官「ただちに蘇生処置が行われます」

試験官「1000G支払えば、蘇生地点の指定が可能です」

則之「俺は金がないから無理だな……いいぜ、ランダムに飛ばしてくれ」

試験官「了解しました」

試験官「則之君は南エリアへと転送されました」

コウスケ「ようこそ!」

モブA「ヨウコソ!」

試験官「……則之君は【感覚】か【幸運】高い方で……いや、どっちも1でしたね」

試験官「1D10で判定してください。1を出せば助かります」


則之「連続判定ナンデ!?」

目標値【1】<1D10=【9】失敗

試験官「何者かが仕掛けたスイッチを踏んだ則之君めがけて隕石が落ちてきました」

則之「隕石だと……!? くっ、『覚醒』からの『時間停止』だ! 間に合うか……!?」

試験官「良いでしょう。判定を行ってください。難易度はとても難しい(-3)」

試験官「目標値はそれぞれ11と8です」

則之「間に合え……!!」

『覚醒』:目標値【11】>1D10=【4】成功

『時間停止』:目標値【8】>1D10=【1】成功(幸運判定【7】失敗)


試験官「見事、則之君は時間停止によって隕石を回避しました」

則之「あぶねー!!」

コウスケ(ほう、あれをかわすとは……なかなか面白い男だ)

試験官「則之君の『覚醒』は次ラウンドも続くとします」

試験官「しかし則之君は『時間停止』はあと1回、『起源破壊』はあと2回しか使えないので注意してください」

則之「おう」


▼修正▼

3ラウンド目でモブBとモブCの名前が入れ替わっていました。
南エリアにいるのがモブC、西エリアにいるのがモブBです。


▼再修正▼

モブCは南西エリアです。


サンダーソード「フルハウスが完成したな……」

サンダーソード(標的を変更し、フォーカードを狙うか……)

サンダーソード(レミットを殺害し、カードを奪いつつ相手の役を崩す……!)

M・A・O「あははー! なんでカード見つからないのー!?」

則之「♦があと1枚ありゃフラッシュだな……」


試験官「さて、これで3ラウンド目を終了いたします」

試験官「そして今より4ラウンド目……ここからが本番です。皆様、覚悟してください」

試験官「いくつか追加のルールを発表します」

試験官「まず1つ目。これより3回死亡した受験者は森の外へと強制転送されます」

試験官「そうなった場合、以後森の中へ入る事はできず、その時に持っていたカードで勝負しなければなりません」

試験官「そして2つ目。エネミーが追加で配備されます。これにより、全てのエリアでエネミーと接触する可能性があります」

試験官「最後に3つ目。6ラウンド目からは凶悪なエネミーが追加で投入されます。このエネミーはエリア間の移動を行います。頑張って逃げてください」

試験官「以上です。では4ラウンド目を開始します」


試験官「モブBは西エリアで探索を行います」

試験官「モブCは南西エリアで探索を行います」

試験官「則之君はどうしますか?」

則之「中央エリアに移動して、レミット達を探して合流だ」

試験官「了解です」

サンダーソード「中央エリアに……いや、まずはモブBを斬ってからだ。西エリアでモブBを探すとしよう」

試験官「はい。わかりました」

試験官「では、コウスケ君とモブAはどうしますか?」


コウスケ「さて……どうしたものか……追加のエネミーというのが恐ろしいな」

コウスケ「とりあえず様子見だ。俺は隠れる」

コウスケ「代わりにモブAにこの南エリアで探索を行ってもらおう」

試験官「了解しました」

試験官「では、中央エリアの3名はどうしますか?」

レミット「則之クンがここに向かっているなら、待ってなくちゃだよね」

M・A・O「入れ違いになったら困るしね」

エリー「では、中央エリアの探索を続行しましょう」

試験官「はい。それでは4ラウンド目の処理を開始します」


試験官「則之君は中央エリアに向かう途中で罠にかかりました」

則之「またかよ……!?」

試験官「3連続で罠にかかるとは……あなたは罠にかかる才能がありますね。主に【感覚】【運】1のせいですが」

試験官「幸い、即死罠ではなくダメージ罠です」

試験官「1D6……【2】のダメージを受けるだけで済みました」

【則之:HP11→9】


試験官「では、サンダーソードさんはモブBを見つけられたかどうかの判定をどうぞ。目標値は4です」

目標値【4】>1D10=【1】成功(幸運判定【4】失敗)

サンダーソード「ククク……見つけたぞ……!」

コロコロ…

モブB「お、お前は……!」

試験官「モブBは頭部だけスライムで後は人型の魔物です」

サンダーソード「手間をかけさせてくれたな……死ねい!」

試験官「モブBとの簡易戦闘が開始されます」


試験官「モブの行動宣言や行動は省略されます。モブなので」

試験官「この魔界はモブに厳しい魔界です」

試験官「サンダーソードさんは行動宣言を行ってください」

サンダーソード「スライムならば電撃には弱いだろう。私の『電撃魔法』で私の長剣に雷の魔力を纏わせ、奴を斬る!!」

試験官「なるほど。ではMP1を消費してください。このスライム男は触手を伸ばして攻撃してくるので、確かに電撃は有効でしょう。それ自体は電撃魔法の成否とは関係ないですが」

試験官「電撃魔法が成功するかどうかは【魔力】+【技能値】で目標値9です」

目標値【9】>1D10=【6】成功

試験官「サンダーソードさんは剣に雷の魔力を這わせ、モブBを攻撃しました」

試験官「元々の戦闘力差は3、長剣によって+1、電撃魔法の効果で+1、電撃は相手に有効なので+1。合計6で勝率110%。確定勝利です」

モブB「アバーッ!」

試験官「モブBはサンダーソードさんの斬撃と電撃により死亡しました」


サンダーソード「ふん、貴様の[♣J]は頂いていくぞ……」

試験官「サンダーソードさんは[♣J]を獲得しました」

サンダーソード「次の標的は……あいつだな」

試験官「さて、次は則之君が中央の女の子3人と合流できたかどうかですね」

試験官「則之君はこのラウンドに罠にかかったのと相手の人数が多いのを差し引いて……【感覚】の数値で判定してもらいましょう」

試験官「女の子3名は【感覚】+1でいいですよ。あえて見つけても見なかった振りをすると言う事も可能ですが」

レミット「そんなことしないよ!」

エリー(そうか、その手がありましたか)


則之:目標値【1】<1D10=【1】成功……(幸運判定【8】失敗)

レミット:目標値【5】<1D10=【6】失敗

M・A・O:目標値【3】<1D10=【8】失敗

エリー:目標値【3】<1D10=【9】失敗

試験官「……どうしてこれで則之君だけ成功してるんですか」

則之(た、助かったぜ……)

則之「おーい、3人ともー!」

レミット「あ、則之クン!」

M・A・O「って、どうしたの? 怪我してるみたいだけど」

則之「ケツに矢を受けてしまってな……」

エリー「あら、おいしそうな血……」


試験官「コウスケ君は身を潜めているようです」

試験官「さて、このラウンドはこれで終わりですね。せっかくエネミーを増やしたのに、誰も遭遇しないとは……」

試験官「探索の結果を見てみましょう」

サンダーソード:目標値【6】>1D10=【6】成功……獲得カード[♥5]

レミット:目標値【6】>1D10=【3】成功……獲得カード[♦2]

M・A・O:目標値【4】<1D10=【2】成功……獲得カード[♠3]

エリー:目標値【4】>1D10=【6】失敗

則之:目標値【3】<1D10=【5】失敗

モブA:目標値【4】<1D10=【8】失敗

モブC:目標値【4】>1D10=【5】失敗


試験官「モブBは北エリアに転送されました」

試験官「現在の所持カードはこのようになっております」

サンダーソード:[♠9][♦2][♠J][♠J][♦9][♥1][♦9][♣J][♥5]

M・A・O:[♣K][♥7][♦7][♠3]

レミット:[♦9][♦10][♣J][♠Q][♦K][♦Q][♦2]

コウスケ:[♣10][♣9][♣8][♣5][♣3][♥6][♦5][♥K]

則之:[♥9][♦4][♠4][♦8][♥1][♦Q]

エリー:[♠7][♣6][♥6][♥10]

モブA:

モブB:[♥5][♥8][♠8]1回死亡

モブC:[♦1][♠3]


M・A・O「あわわわわ……上手くいっている人達との差が……」

試験官「カードが確実に欲しいなら、ゴーレムを狩るのも手ですよ。ゴーレムを探すのはとても簡単でしょう」

レミット「そっか、4人いればゴーレムにだって勝てるよね!」

則之「俺の『起源破壊』は今日はあと2回しか打てないけどな」

試験官「では、5ラウンド目を開始します」

試験官「モブBは北エリアで探索。モブCは南西エリアを探索します」

試験官「サンダーソードさんはどうしますか?」


サンダーソード「……モブ狩りを続けよう」

サンダーソード「カードを探しつつ北エリアに移動し、モブBを殺す。そしてスターチップをいただこう」

サンダーソードは試験官へ念話を送る。

サンダーソード(((探索しつつ中央エリアに移動。レミットを探す)))

サンダーソード(((そしてレミットを殺し、カードを奪う)))

試験官「はい。了解しました」


試験官「コウスケ君はどうします?」

コウスケ「ふむ、引きこもり生活続行だ。俺は隠れて、モブAに探索を任せる」

試験官「はい、了解です」

コウスケ(とはいえ、このままではつまらん……なんとかレミットに一泡吹かせてやりたいが……)

試験官「では、中央の4名はどうしますか?」

M・A・O「私はそろそろ移動したいです」

M・A・O「その方がカード発見できる確率があがるし、ゴーレムに会っての4人ならなんとかできそうだしね」

エリー「そうですね……わたくしもそれに賛成ですわ」


レミット「そういえばコウスケはどうしてるのかな?」

レミット「カードを見ると、順調そうだけど……」

エリー「アレの心配はするだけ無駄ですわ」

則之「コウスケってのもダチなのか? なら、一度南エリアに行ってみるか?」

エリー「反対! 反対よ!!」

エリー「むしろ、移動するならなるべくコウスケから遠ざかる北西エリアね!」

レミット「うーん……ボクはそれでも良いけど、何で北西?」

エリー「北東はコウスケが罠を仕掛けている可能性があるし、北は他の受験者がいるからよ」


試験官「では4名は全員北西エリアへの移動でよろしいですね」

則之「おう」

M・A・O「おっけー」

エリー「ええ」

レミット「はい!」

試験官「では、5ラウンド目の処理を開始します」


試験官「サンダーソードさんは移動中に下級アイテムを1つ発見し手に入れました」

試験官「そうですね……回復アイテムとしましょう。回復の札。消費アイテムですが、使用すると1D6HPが回復します」

サンダーソード「無いよりはマシか……」

試験官「そして、レミットさん達ですね……」

試験官「おめでとうございます。レミットさんは北西エリアで下級ゴーレムに発見されました」

レミット「ボクが見つかっちゃったの!?」

則之「だが上級よりは大したことなさそうだぜ、これなら……!!」

エリー「ど、どうか命だけは……!」


試験官「では、戦闘を開始しましょう」

試験官「下級戦闘用ゴーレムは知性が低いです。先に行動宣言を行います」

試験官「下級戦闘用ゴーレムは最初に発見したレミットに対して格闘攻撃を仕掛けるようです」

下級戦闘用ゴーレム
【基本能力値】戦闘力8/体力8/知性1/感覚1/速度3/魔力3/器用3/魅力1/精神力1/運1
【技能】格闘(5)、防御(5)、ミサイル射撃(6)、レーザ攻撃(5)、索敵(5)
【アイテム】ミサイル、装甲、パワーアーム、レーザー砲、索敵レーダー
【情報】戦闘に作られた機械兵。魔力の力で作動している。わりとつよい。
【HP:13】【MP:6】

PK多すぎィ!


試験官「では、M・A・Oさん、則之君、レミットさん、エリーさんの順に行動宣言をどうぞ。相談等してもいいですよ」

M・A・O「ゴーカイチェンジでゴーカイレッドに変身! ゴーカイガンで攻撃!」

則之「蹴りつける!」

レミット「ボクは狙われてるんだよね……だったら『回避』だ!」

エリー「では、わたくしは氷魔法で相手に攻撃しますわ!!」

試験官「良いでしょう。では、エリーさんの魔法から解決しましょう」


試験官「命中判定は『【戦闘力】または【魔力】』+【技能値】です。」

命中判定:目標値【10】=1D10=【4】成功

エリー「凍えて壊れて果てなさい……!」

エリーの魔術の周囲の気温を一瞬にして奪う。
彼女の眼前では白く輝く魔法陣が展開され、いくつもの氷の礫が生み出され……ゴーレムに向かって放たれる!!

ダメージ:2D6+0=9(4+5)

ゴーレムは9点のダメージを受けた。

【下級戦闘用ゴーレムHP:13→4】

【エリーMP:8→6】

白零輝(消費MP2)
対象1体を冷気と氷弾で攻撃する。
使用者の【戦闘力】【魔力】どちらか1つを参照値とする。
単体に2D【魔力】+【戦闘力差ボーナス】の氷属性ダメージを与える。


レミット「やったぁ! エリーすごい!」

試験官「むぅ……HPが半分以下になったので【負傷】によりゴーレムの判定の目標値が下がりますね……」

試験官「では。ゴーレムの攻撃です」

試験官「レミットさんに格闘攻撃を仕掛けます……それでも目標値【11】なので、ファンブル以外では成功ですね」

命中判定:目標値【11】=1D10=【7】成功

レミット「回避!」

試験官「目標値は【4】です」

命中判定:目標値【4】=1D10=【9】失敗

レミット「あぐ……っ!!」


試験官「レミットさんはゴーレムの鋼鉄の腕により打撃を受けました」

試験官「ダメージは1D6+【戦闘力差ボーナス】です」

ダメージ:1D6+4=3+4=7

試験官「ダイス目は【3】。戦力差は【4】……レミットさんのHPは7点なので、ジャストですね。」

試験官「7点のダメージを受け、レミットさんは死亡しました」

レミット「きゃー!!!」


則之「レミットー!!」

エリー「くっ……よくもレミットを……!!」

M・A・O「このひとでなしー!!」

試験官「さて、次はM・A・Oさんのターンですよ」

M・A・O「よし、派手にいくよ……!」

M・A・O「ゴーカイチェンジ!」ゴーカイジャー!

M・A・O「ゴーカイレッド!」

試験官「目標値は2回目の使用なので下がってますが、【13】で自動成功です」


試験官「ゴーカイレッドに変身した事により、【戦闘力+3】【体力+2】【感覚+1】【器用+2】【精神力+2】の補正を得ています」

M・A・O「ゴーカイブラスト!」ファーイナルウェーイブ!

試験官「M・A・Oさんは技能【ゴーカイガン】での攻撃ですね。命中判定の目標値は【7】になります」

命中判定:目標値【7】<1D10=【9】失敗

M・A・O「ああっ! 外した……!!」

エリー「ちょっとぉ!?」


則之「なら、俺が……!」

試験官「則之君のケリ・キック! 命中の目標値は【戦闘力】なので【6】です」

命中判定:目標値【6】<1D10=【8】失敗

則之「当たらねぇ……!!」

試験官「おや、ゴーレムが生きのこりしたね」

試験官「では。ゴーレムの行動宣言に移ります」

試験官「ゴーレムはレーザー砲でエリーさんを攻撃するようです」

エリー「ひぃぃ!? ごめんなさいごめんなさい……!!」


試験官「今度は則之君、M・A・Oさん、エリーさんの順に行動宣言をどうぞ」

則之「くそっ……冷凍さんまさえあれば、技能が使えるんだが……」

エリー「冷凍さんま!?」

則之「だが今はバナナしか持ってねぇ!!」

M・A・O「あっ、じゃあ、バナナをエリーの魔法で凍らせれば、武器にできるんじゃない?」

エリー「それやるくらいなら普通に攻撃しますわ!!」

エリー「試験官! 速度が相手と同じ場合は、行動順はランダムですの?」

試験官「受験者同士の場合はそうですが、エネミー対受験者では、受験者側が優先されます」


則之「どうすっかな……今度はパンチで攻撃するか」

試験官「データ的に違いはありませんけどね。技能も武器も使わない通常攻撃のダメージは【1D3】+【戦闘力差ボーナス】です」

則之「じゃあチョップにするぜ!」

M・A・O「私は技能【ゴーカイサーベル】をメインで使用。【不動の心】をサブに」

M・A・O「【不動の心】でレミットの死と攻撃を外した事にも動じずに、【ゴーカイサーベル】で攻撃するよ!」

エリー「殺される前にやる……! わたくしはもう一度、氷魔法で攻撃ですわ!!」

試験官「はい。了解しました」


【エリーMP:6→4】

試験官「エリーさんは再び氷魔法で攻撃を行います」

試験官「命中の目標値は【9】です」

命中判定:目標値【9】=1D10=【9】成功

試験官「ギリギリ成功ですね」

エリー「よし!」

M・A・O「やったか……!?」

エリー「フラグを立てないでください!!」


ダメージ:2D6=5(1+4)

試験官「やりました。エリーさんの氷弾により、戦闘用ゴーレムは破壊されました」

エリー「た、助かった……」

試験官「おめでとうございます。エリーさんはカード1枚獲得です」

試験官「獲得したカードは[♦7]ですね」

エリー「! これでツーペアが完成ですわ!!」

則之「おう、やったな!」

M・A・O「あ、あれー私だけまだ役なし……!?」


試験官「さて、コウスケ君はこのラウンドは引き続き引きこもっています」

試験官「サンダーソードさんは中央エリアに移動しました」

試験官「それでは、カード探索結果の判定を行います」

サンダーソード:目標値【7】>1D10=【1】成功(幸運判定【0】失敗)……獲得カード[♠K]

M・A・O:目標値【5】>1D10=【2】成功……獲得カード[♣3]

エリー:目標値【5】<1D10=【8】失敗

則之:目標値【4】>1D10=【3】成功……獲得カード[♦7]

モブA:目標値【4】=1D10=【4】失敗

モブB:目標値【4】<1D10=【9】失敗

モブC:目標値【4】<1D10=【6】失敗


▼修正▼

試験官「さて、コウスケ君はこのラウンドは引き続き引きこもっています」

試験官「サンダーソードさんは中央エリアに移動しました」

試験官「それでは、カード探索結果の判定を行います」

サンダーソード:目標値【7】>1D10=【1】成功(幸運判定【0】失敗)……獲得カード[♠K]

M・A・O:目標値【5】>1D10=【2】成功……獲得カード[♣3]

エリー:目標値【5】<1D10=【8】失敗

則之:目標値【4】>1D10=【3】成功……獲得カード[♦7]

モブA:目標値【4】=1D10=【4】成功……獲得カード[♥9]

モブB:目標値【4】<1D10=【9】失敗

モブC:目標値【4】<1D10=【6】失敗


サンダーソード:[♠9][♦2][♠J][♠J][♦9][♥1][♦9][♣J][♥5][♠K]

M・A・O:[♣K][♥7][♦7][♠3][♣3]

レミット:[♦9][♦10][♣J][♠Q][♦K][♦Q][♦2]1回死亡

コウスケ:[♣10][♣9][♣8][♣5][♣3][♥6][♦5][♥K]

則之:[♥9][♦4][♠4][♦8][♥1][♦Q][♦7]

エリー:[♠7][♣6][♥6][♥10][♦7]

モブA:[♥9]

モブB:[♥5][♥8][♠8]1回死亡

モブC:[♦1][♠3]

レミットのストレートとサンダーソードのスリーカード×2(フルハウス)が強いか


M・A・O「私もこれで2ペア!!」

M・A・O「あっ! ねぇ、則之くん。私の[♣K]と君の[♦7]交換してくれない?」

M・A・O「7があればフルハウスになるんだよね!」

エリー「お待ちなさい! わたくしも、7があればフルハウスよ!!」

エリー「わたくしの[♥10]と則之さんの[♦7]を交換してください!」

M・A・O「なぬ……っ!?」

則之「[♦7]は別に出すのは良いんだが……どっちに渡せば良いんだ……?」


M・A・O「技能【可愛い】を使用! もちろん[♦7]を渡すのは【可愛い】私ですよね?」

エリー「ああっ……なら、わたくしは【魅了の魔眼】を使用いたしますわ!!」

M・A・O「ずるい!」

エリー「ずるくないです!」

試験官「そうですね。行動値の高いエリーさんの方から解決していきましょう」

試験官「目標値は【9】です」

魅了の魔眼(消費MP1)
対象1体を魅了する。
使用者の【魅力】参照値とする。
対象は達成値か対象の【精神力】、どちらか低い方を目標値として抵抗を行う。


エリー「余裕ですわね……あっ」

目標値【9】<1D10=【0】失敗(幸運判定【8】失敗)

試験官「エリーさんは魔力が暴走し、マナの反動に精神を蝕まれて死亡しました」

エリー「きゃぁあああああ!?」

M・A・O「あははははは」

則之「これはひどい……」


試験官「M・A・Oさんの【可愛い】も判定しておきましょう」

試験官「目標値は【11】ですね」

目標値【11】>1D10=【5】成功

M・A・O「可愛いから成功!」

試験官「では、則之君は目標値【5】で抵抗をしてください。失敗した場合、M・A・Oさんを【可愛い】と認識します」

目標値【5】>1D10=【3】成功

試験官「抵抗成功ですね」

M・A・O「何だと……」

則之「確かにお前は可愛いかもしれんが、カード渡すかどうかとは関係ないだろ」

則之「エリーと2人でどっちに渡せば良いか決めてくれ」

則之「てか、エリーは何で急死したんだ……?」


試験官「さて、モブAがカードを発見したようですが、コウスケ君はどうしますか?」

コウスケ「そうだな。回収しておこう。金でカードを買い取り、渡した金を返すように命令すれば良いのだ」

コウスケ「いや、動かずにカードが手に入るとは便利なものよ」

試験官「相手がモブだから通用する手ですけどね」

試験官「では、カードを入手した場合はコウスケ君の所へ戻るよう命令されていたモブAはコウスケ君の所へ戻り、カードを売り、得た金を返しました」

コウスケ「ふむ。カード枚数だけは多いが、役は微妙だな」


試験官「さて、エリーさんとレミットさんを蘇生する前に、6ラウンド目から登場する凶悪なエネミーを紹介しましょう」

コウスケ「そういえば、そのような話もあったな」

則之「どんな強敵なんだ……?」

試験官「こいつです」


デス・デストロイ・ブルーメ
【基本能力値】戦闘力100/体力100/知性100/感覚100/速度100/魔力100/器用100/魅力100/精神力100/運100
【技能】滅びの火(220)
【アイテム】飛行ユニット、滅びの火、魔力バリア、空間転移装置
【情報】浮遊要塞型魔導生命体。ラウンド終了時に受験者が最も多いエリア1つに移動し、エリアごと受験者を焼きつくす。
【HP:105】【MP:200】

FOEかな?(白目)


M・A・O「えっ」

則之「戦闘力100だと……!?」

サンダーソード「なんだこれは……!!!?」

試験官「デス・デストロイ・ブルーメ。こいつは大魔王様が作られた、浮遊要塞型魔導生命体です」

試験官「見た目は触手に覆われた空飛ぶ城で、上から見ると花の形に見えますね」

試験官「こいつは上空100mの地点に浮いています」

試験官「ラウンド終了時に受験者が一番多いエリアに出現し、そのエリアを焼きつくします」

試験官「当然、エリア内の受験者は死亡。また、そのエリアは侵入不可能になります」


エリー「こいつの標的にならないようにするには、人の少ないエリアにいれば良いのね……」

試験官「その通りでございます。ただし、9名がそれぞれ別のエリアにいたとしても、1エリアは確実に焼きつくされますが」

レミット「こ、こんなのどうすれば……」

試験官「人が少ないエリアを狙って移動するのです。何、死んでも生き返るので大丈夫ですよ」

試験官「さて、レミットさんとエリーさんは1000G支払えば任意の地点で蘇生できますが、どうしますか?」

エリー「わたくしはランダムで良いですわ。人が多い地点に飛ばされても、次のラウンドで移動すれば良いだけですし」

レミット「じゃあ、ボクもランダムで!」


試験官「ではランダムに……」

試験官「レミットさんは西エリアに。エリーさんは東エリアにて復活いたしました」

試験官「では、6ラウンド目を開始いたしましょう」

試験官「モブBは北エリア、モブCは南西エリアで探索を行うようです」

試験官「レミットさんはどうしますか?」

レミット「ボクは……みんなの所に行くと、デス・デストロイ・ブルーメがくるかもだし、この西エリアで隠れているよ!」

試験官「はい。了解しました」


試験官「では、次はM・A・Oさんと則之君」

M・A・O「ここは二手に別れよう!」

則之「死ぬ回数は少ない方がいいからな」

M・A・O「あっ、移動する前にカード交換できる? だったらカード交換してよー」

試験官「そうですね……二手に別れる場合は、不可能とします」

M・A・O「なんと……なら、死を覚悟して則之くんについていくって選択肢も……?」

試験官「さて、M・A・Oさんどうしますか?」

則之「俺と一緒に北西に残るなら、交換してやっても良いぜ。エリーとはまた会えるかどうかもわかんねーしな」

M・A・O「そうだね。どっちに移動しても、人いるし、ここに2人で残って探索しようか」

M・A・O(中央のサンダーソードは移動しそうな気がするケド)

則之「よし、じゃあそう言う事で!」

試験官「はい。了解しました」


試験官「では次はサンダーソードさん」

サンダーソード「1つ聞くが、デス・デストロイ・ブルーメの攻撃と死亡者の復活処理はどちらが先に行われる?」

試験官「死亡者を蘇生してから、デス・デストロイ・ブルーメの攻撃を行います」

試験官「つまり1ラウンドに2回死亡するパターンもあるという事ですね」

サンダーソード「ならば、この好機を逃す手はない。西エリアに移動。レミットを倒し、フォーカードを狙う」

サンダーソード「私が奴を殺せば、奴は別の場所に移動する。何も問題はない」

レミット「ひぇえ……!」


▼フラッシュで貰えるスターチップの数を設定するのを忘れていましたので、ストレートと同じ4枚とします▼


試験官「了解しました」

試験官「では、コウスケ君、お願いします」

コウスケ「俺は働かんぞ!」

コウスケ「代わりに働くのはモブAだ」

コウスケ「モブAには西側エリアに移動してもらう」

コウスケ「誰にも見つからぬよう、こっそりとな」

試験官「なるほど、了解しました」

レミット「なんかいっぱいこっちに来たー!?」


試験官「あとはエリーさんですね」

エリー「東エリアの探索を行いますわ」

試験官「はい。了解しました」

試験官「では、6ラウンド目の処理を行っていきます」


試験官「北側エリアでモブBさんは下級ゴーレムと遭遇。戦闘の結果死亡しました」

試験官「東エリアでエリーさんは下級ゴーレムと遭遇しました」

エリー「いやぁあああああ!!!」

エリー「ごめんなさいごめんなさい! ああ、わたくしが何をしたと言うの……!?」


試験官「さて、戦闘と逃走……あるいは何か自由行動。どれにいたしますか?」

エリー「当然! 三十六計逃げるに如かずですわ!」

エリー「前回と同じく、コウモリに変身して逃げますわ!」

試験官「はい、では、変身の目標値は【8】逃走の目標値は【4】ですが、変身に成功すれば【7】となるとします」

変身:目標値【8】>1D10=【1】成功(幸運判定【8】失敗)

逃走:目標値【7】>1D10=【8】失敗

試験官「エリーさんはコウモリになって飛翔しましたが、背後から迫り来るレーザーを避けきれずに蒸発しました」

エリー「きゃぁあああああ……!!!!!?」


エリー「うぅ、ソッソ……わたくしのどこに落ち度があったと言うの……?」

試験官「さて、次は西エリアです。西エリアにサンダーソードさんとモブAさんがやってきました」

試験官「サンダーソードはレミットさんを探していましたね」

試験官「目標値は【感覚-2】で【2】です。【3】を出した場合は、代わりにモブAさんが見つかります」

サンダーソード「いくぞ……!」

目標値【2】<1D10=【7】失敗

サンダーソード「見つからんか……!」


試験官「M・A・Oさんと則之君がカードを交換するかどうかはこのラウンドの探索結果を見てから考えてもらいましょう」

サンダーソード:目標値【7】<1D10=【8】失敗

M・A・O:目標値【4】=1D10=【4】成功……獲得カード[♦3]

則之:目標値【3】<1D10=【7】失敗

モブC:目標値【4】<1D10=【5】失敗


M・A・O「あっ……自力でフルハウス揃っちゃった」

則之「マジかよ!?」

M・A・O「いやぁあ、びっくりだね」

M・A・O「[♦7]はエリーに会ったらあげてよ」

則之「おう、分かったぜ……それまでにあいつが残っていればな」


試験官「さて、モブBとエリーさんの蘇生先はどうしましょう」

試験官「まずはモブBをランダムに……」

試験官「……西エリアですね」

モブB「\(^o^)/」

エリー「わたくしはソッソを売って、転送用のお金を作りますわ!」

ソッソ「!?」

試験官「いいでしょう。2000Gで買い取ります」

エリー「ソッソ……いつか必ずあなたを買い戻しますからね……たぶん」

エリー「というわけでお金を払って、東エリアに戻りますわ!」

試験官「はい。エリーさんは東エリアにて復活しました」


試験官「では、ラウンド終了時ですね」

試験官「デス・デストロイ・ブルーメが西エリアに出現しました」

レミット「あああああ……っ」

サンダーソード「ぬぅ……!!」

試験官「デス・デストロイ・ブルーメの滅びの火が西エリアを焼きつくします」

試験官「レミットさんは死亡しました」

試験官「サンダーソードさんは死亡しました」

試験官「モブAは死亡しました」

試験官「モブBは死亡しました」

レミット「ぎゃー!!!」

サンダーソード「グワーッ!!!!」


試験官「以後、西エリアは進入禁止となります」

試験官「なお、モブBさんはこれで4ラウンド目以降の死亡が3回なので、森からは退場となります」

試験官「役もできていなかったので、心が折れて採用試験からリタイアしました」

試験官「モブAさんは死亡した事により、使徒化が解除されました」

試験官「しかし、自分の手札が全て奪われている現状に絶望しリタイアしました」

コウスケ「酷いことをするやつがいるもんだなぁ……」

エリー「どのくちが……!」

試験官「リタイアしたモブ達は蘇生後、実家に帰っていきました」


▼ほんじつのこうしんはここまでです▼

▼土曜に更新できてなかったので、連休中に終わりませんでしたね▼

「サンダーソード」さまようよろい(男)
【HP:9/9】【MP:6/6】【所持金:1787G】
【スターチップ:1個】【死亡回数:2回】(後2回死亡で森から退場)

「魔王~M・A・O~」自称真の魔王(女)
【HP:7/7】【MP:2/2】【所持金:36G】
【スターチップ:1個】【死亡回数:1回】(後3回死亡で森から退場)

「レミット」ライカンスロープ(女)
【HP:7/7】【MP:6/6】【所持金:3516G】
【スターチップ:2個】【死亡回数:4回】(後1回死亡で森から退場)

「コウスケ」吸血鬼(男)
【HP:8/8】【MP:2/6】【所持金:4928G】
【スターチップ:1個】【死亡回数:2回】(後3回死亡で森から退場)

「中目黒 則之」人間(男)
【HP:9/11】【MP:2/2】【所持金:0G】
【スターチップ:2個】【死亡回数:2回】(後3回死亡で森から退場)

「エリー」吸血鬼(女)
【HP:7/7】【MP:12/12】【所持金:1476G】
【スターチップ:1個】【死亡回数:2回】 (後1回死亡で森から退場)


▼現状な

サンダーソード:[♠J][♠J][♣J][♠9][♦9][♦9][♥1][♥5][♠K]

M・A・O:[♥7][♦7][♠3][♣3][♦3][♣K]

コウスケ:[♣10][♣9][♣8][♣5][♣3][♥6][♦5][♥K]

レミット:[♦9][♦10][♣J][♦Q][♦K][♦2][♠Q]

エリー:[♠7][♦7][♣6][♥6][♥10]

則之:[♥9][♦4][♠4][♦8][♥1][♦Q][♦7]

モブC:[♦1][♠3]


▼再開します▼

試験官「さて、ゆっくりと進めて行きましょう」

試験官「6ラウンド目の終わりにデス・デストロイ・ブルーメの砲撃により西エリアが焼き払われ、4名が死亡した所ですね」

試験官「モブAとBは脱落、西エリアは以後侵入不可能となります」

試験官「では、レミットさんとサンダーソードさんの復活地点を決定いたします」

試験官「1000G支払えば、任意の地点での復活が可能ですが」

サンダーソード「私はどこでも構わん」

レミット「ボクもどこでも良いよ」

試験官「はい。では、ランダムに決定したします」


コロコロ…

試験官「ダイスロールの結果、レミットさんは南エリア。サンダーソードさんは南東エリアで蘇生されました」

試験官「各受験者の現在地点は以下のようになります」

┏━━━━┳━━━━┳━━━━┓
┃ 【北西】 ┃ 【北側】 ┃ 【北東】 ┃
┣━━━━╋━━━━╋━━━━┫
┃ 【西側】 ┃ 【中央】 ┃ 【東側】 ┃
┣━━━━╋━━━━╋━━━━┫
┃ 【南西】 ┃ 【南側】 ┃ 【南東】 ┃
┗━━━━┻━━━━┻━━━━┛

【北西】則之、M・A・O
【北側】
【北東】

【西側】進入不可
【中央】
【東側】エリー

【南西】モブC
【南側】レミット、コウスケ
【南東】サンダーソード


試験官「では、7ラウンド目の行動宣言を行っていただきます」

試験官「モブCは中央エリアに移動しカードを探索するようです」

試験官「次にレミットさん、行動宣言をどうぞ」

レミット(うーん……ボクはあと[♠J]があればストレートフラッシュになるけど……)

レミット(でも、サンダーソードさんは交換してくれないだろうなぁ。サンダーソードさんもボクのJを手に入れればフォーカードになるし)

レミット「ボクは南西エリアに移動してカードを探すね!」

試験官「了解しました。では、次は則之君、M・A・Oさんどうぞ」


則之「今度こそ二手に別れるべきだな」

M・A・O「私はフルハウスが完成したし、この北西エリアで隠れてるよ」

則之「それじゃ、俺は東エリアに移動しよう」

則之「そこでカードを探す。エリーが東エリアに残っているなら、ついでに探すぜ」

則之「東エリアに残って俺と合流するか、デス・デストロイ・ブルーメ対策にバラけて移動するかはエリーに決めてもらうぜ」

試験官「はい、了解しました」


試験官「サンダーソードさんはどうしますか?」

サンダーソード「人狼の娘からは逃げられているようだな」

サンダーソード「南エリアに行き、ゴーレムかドラゴンか他の受験者か……とにかく戦う相手を探そう」

サンダーソード「カードの探索もついでに行うがな」

M・A・O「うわぁ……戦闘狂だぁ」

試験官「了解しました。では、次はコウスケ君どうぞ」


コウスケ「中央エリアへ行ってカードを探索しよう」

試験官「中央エリアにはモブCが向かう予定のようですが……よろしいのですか?」

コウスケ「ああ。かまわん」

コウスケ「何、中央エリアが侵入禁止になったらみんな困るだろうなと考えただけだ」

エリー「嫌がらせですか!?」

コウスケ「うむ、その通りだが?」

試験官「なるほど。……モブCについては、その存在を捜索しますか?」

コウスケ「いや、放置しておこう」

試験官「はい。分かりました」

試験官「では、最後にエリーさんどうぞ」

エリー「……東エリアで則之さんとカードを探しますわ」

エリー「このラウンドならデス・デストロイ・ブルーメは中央エリアに行くかもしれませんし、たとえ死ぬとしても、フルハウスを作れるならその価値がありますわ」

則之「魔界は命の価値が軽いんだな……」

エリー(これで、則之さんと二人きりになれる……今度こそ、魅了の魔眼で骨抜きにしてしまうべきかしら?)

エリー(いえ、やめておきましょう……どうせまた失敗するのがオチね)

試験官「では、判定を開始します」


コロコロ…コロコロ…

試験官「今回は移動中にエネミーに捕捉された受験者はいませんでした」

試験官「サンダーソードさんは宝箱を発見し、下級アイテム1つを獲得しました」

試験官「回復の札はもう持っていましたね。では、今度はMP回復アイテムとしましょう」

試験官「魔石の欠片。消費アイテムですが、使用すると1D6MPが回復します」

サンダーソード「ふむ……」

試験官「コウスケ君は移動中に罠がありましたが、これを回避しました」

コウスケ「フフン。この程度の罠、子供だましだな」

試験官「モブCさんは移動中罠にかかり、3点のダメージを受けました」


試験官「では、7ラウンド目の処理を開始いたします」

試験官「レミットさんは南西エリアでカードを探しています」

試験官「コウスケさんとモブCは中央エリアでカードを探しています」

コロコロ…

試験官「しかし、2人は遭遇しなかったようです」

試験官「さて、サンダーソードさんがエネミーを発見できたかどうかの判定を行います」

試験官「サンダーソードさんは【感覚】+3で判定を行ってください」

サンダーソード「うむ」

目標値【7】>1D10=【6】成功

サンダーソード「くくく……容易いな」


試験官「サンダーソードさんは下級戦闘用ゴーレムを発見しました」

試験官「ゴーレムもサンダーソードさんに気がついたようです」

試験官「どうされますか?」

サンダーソード「当然……斬る!」

試験官「では、通常戦闘が開始されます」

下級戦闘用ゴーレム
【基本能力値】戦闘力8/体力8/知性1/感覚1/速度3/魔力3/器用3/魅力1/精神力1/運1
【技能】格闘(5)、防御(5)、ミサイル射撃(6)、レーザ攻撃(5)、索敵(5)
【アイテム】ミサイル、装甲、パワーアーム、レーザー砲、索敵レーダー
【情報】戦闘に作られた機械兵。魔力の力で作動している。わりとつよい。
【HP:13】【MP:6】


試験官「ゴーレムの行動宣言からです」

試験官「ゴーレムはパワーアームと技能【格闘】を使用してサンダーソードさんに攻撃を行います」

試験官「サンダーソードさんはどうされますか?」

サンダーソード「雷の魔力を纏わせた長剣で攻撃を行う」

サンダーソード「使用するメイン技能は【剣術】だ。サブ技能として【電撃魔法】を使う」

試験官「了解です。では、ゴーレムの攻撃からです。攻撃は自動成功」

試験官「回避を試みますか?」

サンダーソード「当然だ。【二刀流】で補助できるか? 片方の剣で相手の攻撃を逸らす」

試験官「認めましょう。ではゴーレムの達成値を……【6】ですね」


試験官「回避の目標値は【5】となります」

目標値【5】>1D10=【2】成功

サンダーソード「甘いわッッ!!」

巨大な鉄塊がサンダーソードを襲う!
だが、サンダーソードはその暴威を剣で上手くいなしダメージを回避する!

試験官「【剣術】(7)+【電撃魔法】(1)+【戦闘力】(5+1)でサンダーソードさんの攻撃は自動成功ですね」

試験官「戦闘力はゴーレムの方が上なので、ボーナスは無し。【剣術】でのダメージは『1D6』……からゴーレムの装甲によりマイナス1されます」

試験官「同時に、【電撃魔法】で1D【魔力】のダメージが入ります」

サンダーソード「ハアァッッ!!」


剣撃ダメージ:「1D6」-1=【3】

雷撃ダメージ:1D3=【1】

試験官「サンダーソードさんの雷の魔力を帯びた剣により、ゴーレムは4点のダメージを受けました」

サンダーソード「さすがに頑丈だな……ッ!!」

試験官「ゴーレムは残り9点のHPを持っています」

試験官「ゴーレムの行動宣言です。ゴーレムは今度はミサイルでサンダーソードさんを攻撃します」


サンダーソード「攻撃だ! 【雷撃魔法】の効果は持続しているか?」

試験官「ええ。この戦闘中は持続します」

サンダーソード「ならば良い! 【剣術】を使用して攻撃する!!」

試験官「すでに【雷撃魔法】がかかっているので、難易度は下がります。ただし、【剣術】にはペナルティが発生していますが……まだ自動成功です」

試験官「しかし、ゴーレムのミサイル攻撃が先に行われます。この戦闘ではもう緊急回避は行えません」

試験官「ゴーレムの攻撃も自動成功。ダメージは『2D4』+2で……(コロコロ…)10です」

ダメージ:「2D4」+2=【10】(4+4+2)

試験官「サンダーソードさんは10点のダメージを受けて死亡しました」

サンダーソード「グワーッ最大値!! くっ……耐えきれんか!!」


試験官「南エリアではゴーレムが徘徊しているようです。ゴーレムは微妙にダメージを受けています」

試験官「次は東エリアの描写に移りましょう。で則之君とエリーさんが無事合流できたかの判定を行います」

試験官「お二人とも、【感覚】+2で判定してください」

則之「おう!」

目標値【3】<1D10=【6】失敗

エリー「いきますわ!」

目標値【5】>1D10=【3】成功

試験官「エリーさんは東エリアで則之君を発見する事ができました」

試験官「カードを交換するかどうかの相談は、このラウンドの探索結果を見てから行っていただきましょう」

エリー「あら、また会えましたわね」

則之「おお、アンタは……エリーだったな」


試験官「M・A・Oさんは身を隠しているようです」

試験官「では、探索結果を見てみましょう」


レミット:目標値【7】<1D10=【3】成功……獲得カード[♥Q]

コウスケ:目標値【6】>1D10=【4】成功……獲得カード[♠5]

エリー:目標値【4】>1D10=【1】成功……獲得カード[♥J](幸運判定【6】失敗)

則之:目標値【4】<1D10=【7】失敗

モブC:目標値【4】=1D10=【4】成功……獲得カード[♣2]


則之「俺以外全員成功かよ……!?」


エリー「則之さん。貴方、私の[♥10]と[♥J]があればストレートが作れるのではなくて?」

則之「お、そうだな……それじゃ。俺の[♦7]と交換してくれ」

則之「M・A・Oはもう[♦7]はいらなくなったみたいだしな」

エリー「いえ……それでは、足りませんわね」

則之「ああ、そうだな……もう一枚カードをつけるか。どれがいい?」

エリー「私はカードはこれ以上はいりませんわ」

則之「そっか、じゃあ別のものを……俺のバナナいるか?」

エリー「いらないわよ、この変態!」

則之「変態ナンデ!?」

エリー「そんな粗末な物より、スターチップを1枚くださいな」


則之「スターチップ……? スターチップ1枚でストレート……得なのか損なのか全然わかんねーや」

エリー(やはりここは魅了の魔眼の出番かしら……?)

則之「でも、まぁ良いぜ!」

エリー「あら、あっさりと決めますのね」

則之「だってアンタはこのスターチップが欲しいんだろ?」

則之「アンタ美人だから特別だぜ!」

エリー「あ、ありがとうございます……」

エリー(み、魅了の魔眼を使うまでもなかったですわね……)

試験官「では、則之君は[♦7]とスターチップ1枚を手渡し、[♥10][♥J]を受け取りました」


試験官「サンダーソードさんは復活地点の指定はどうされますか?」

サンダーソード「1000G支払う。南エリアでゴーレムのリベンジするぞ」

M・A・O「な、なんて無謀な……」

試験官「一人ではなかなか倒せないように製造されていますからね。ですが、あえてそれに挑むのも良いでしょう」

試験官「サンダーソードさんは1000Gを支払い、南エリアにて復活しました」

試験官「ではお待ちかねのデス・デストロイ・ブルーメのターンです」

コロコロ…


エリー「お願いだからこちらには来ないで……」

試験官「デス・デストロイ・ブルーメが中央エリアに出現しました」

則之「助かったぜ!」

コウスケ「フハハハ! こちらに来たか! ハハハハハ!」

試験官「デス・デストロイ・ブルーメの滅びの火が中央エリアを焼きつくします」

試験官「コウスケ君は死亡しました」

試験官「モブCは死亡しました」

コウスケ「アハハハハハハハ!!!」

モブC「グワーッ!!!!」


試験官「コウモリゴリラ男のモブCは心が折れて試験をリタイアしました」

試験官「また、今後中央エリアは侵入不可能となります」

試験官「コウスケ君は復活地点はどうされますか?」

コウスケ「ランダムでお願いする」

試験官「はい、了解です」

コロコロ…

試験官「コウスケ君は南東エリアで復活しました」


試験官「ラウンド8を開始いたします」

試験官「まずM・A・Oさんはどうしますか?」

M・A・O「また北西エリアで隠れてます」

試験官「はい、了解しました」

試験官「では、則之君はどうしますか?」

則之「俺が今いるのは東エリアか……北と南には行けるのか?」

試験官「ええ、現在、西と中央エリアは侵入不可ですが、斜め移動は可能です」

則之「北エリアでカードを探すかな」

試験官「はい、了解です」


試験官「では、レミットさんはどうされますか?」

レミット「うーん……南西エリアでカードを探す、かなぁ……」

試験官「はい。了解しました」

試験官「では、次はサンダーソードさん」

サンダーソード「倒し損ねたゴーレムを探し、今度こそ斬り壊す」

試験官「はい。了解です。頑張ってください」

試験官「コウスケ君はどうしますか?」

コウスケ「そうだな。東エリアに移動だ!」

エリー「なんでこっちに来ますの!?」


コウスケ「その方が楽しそうだからな!」

コウスケ「東エリアで【イタズラ魔法】【イタズラ道具】【イタズラ罠】を使用して罠をはるぞ!」

コウスケ「地面にバネを仕掛けて、踏んだ者は弾き飛ばされ、設置してあった反射結界に反射してピンボールとなる罠なんてどうだ!?」

試験官「面白いですね。認めます」

試験官「なお、罠で相手を殺害した場合、その場に居合わせたならば、相手のカードかスターチップを奪えます」

コウスケ「ほうほう……!」

エリー「東エリアから脱出しないと……」

試験官「では、エリーさんはどうされますか?」

エリー「南東エリアに移動してカードを探しますわ!」

試験官「はい、了解しました」


試験官「では、判定を行います」

コロコロ…コロコロ…

試験官「エネミーに発見された人はいませんが、エリーさんは罠にかかり、1D6(コロコロ…)2点のダメージを受けました」

エリー「ああん!?」

【エリー:HP7→5】

試験官「エリーさんはあと1回死亡で森から退場です。気をつけてください」

エリー(どうせ最終ラウンドまで生き残れないのなら……いっその事、さっさと死んで森の外に逃げても良いのかしら……?)


試験官「サンダーソードさんの判定を行いましょう」

試験官「ゴーレムを見つけられるかどうか……先程戦ったばかりの相手なので難易度はさらにさがり……目標値は【8】です」

目標値【8】>1D10=【3】成功

サンダーソード「見つけたぞ、先程の恨み、晴らさせてもらう!!」

試験官「では、戦闘が開始されます」

試験官「ゴーレムは再びパワーアームと技能【格闘】を使用してサンダーソードさんに攻撃を行います」

試験官「同技能使用のペナルティにより【目標値】が下がっていますが、それでも【12】で自動成功です」

サンダーソード「つくづく巫山戯た性能だな!」

サンダーソード「先程と同じ手でいくぞ! 雷の魔力を纏わせた長剣で攻撃を行う!」

サンダーソード「メイン技能は【剣術】! サブ技能【電撃魔法】!!」

試験官「了解です。では、ゴーレムの攻撃は自動成功。回避を試みますか?」

サンダーソード「当然だ! 【二刀流】で補助し回避!!」

試験官「ゴーレムの達成値は……【3】ですね」


試験官「よって回避の目標値は【3】になります」

サンダーソード「イヤーッ!!」

目標値【3】>1D10=【1】成功

試験官「おや、成功ですね。では、幸運判定をどうぞ」

サンダーソード「イヤーッ!!」

目標値【3】>1D10=【1】成功

試験官「クリティカル……ですと……?」

試験官「クリティカルなので、スターチップ1枚が贈呈されます」

試験官「また、カウンターが成功したようです。1度だけ、サンダーソードさんは追加の攻撃権を得ました」

サンダーソード「こうなれば後はこっちのものだ……!!」


試験官「サンダーソードさんの攻撃は自動成功」

試験官「【剣術】でのダメージは『1D6』-1」

試験官「【電撃魔法】で1D【魔力】のダメージが入ります」

サンダーソード「くらえッッ!!」

剣撃ダメージ:「1D6」-1=【2】

雷撃ダメージ:1D3=【3】

【ゴーレムHP:9→4】

試験官「ゴーレムは5点のダメージを受け、一時的に機能が麻痺しているようです」

試験官「一度だけ追加攻撃のチャンスが与えられます。また、HPが半分以下になった事により、ゴーレムは【負傷】のバッドステータスをうけます」


サンダーソード「これでとどめだ!!」

サンダーソード「【剣術】【二刀流】で攻撃を行う!」

サンダーソード「小剣で相手を斬りつけ、雷の魔力を帯びた長剣で穿つ!!」

試験官「了解です。目標値【11】でファンブル以外なら成功です」

則之「やったか!?」

M・A・O「いくら戦闘用ゴーレムでも、この攻撃を受ければ……!」

サンダーソード「貴様ら! フラグを立てるな……!!」


目標値【11】>1D10=【8】成功

サンダーソード「成功だ!!」

試験官「はい。では、ダメージの計算しましょう。小剣でのダメージは『1D3』-1。あとは先程と同じです」

サンダーソード「もらったぞ!!!」

小剣ダメージ:「1D3」-1=【0】

剣撃ダメージ:「1D6」-1=【3】

雷撃ダメージ:1D3=【2】

【ゴーレム:HP4→0】

試験官「ゴーレムは5点のダメージをうけ、火花を散らしながら、その機能を停止しました」

サンダーソード「手強い相手だったが……私の勝ちだ!!」


試験官「サンダーソードさんはゴーレムを倒したことにより、[♦7]を獲得しました」

エリー([♦7]……奪うことができれば、フォーカードになるけれど……)

試験官「あとはコウスケ君の罠は……反射結界とバネ床によるピンボール罠ですね……難易度は普通にしましょうか」

試験官「目標値は【9】です。また、MPをイタズラ魔法の分だけ減らしておいてください」

コウスケ「さて、うまくいくかな?」

目標値【9】>1D10=【4】成功

試験官「成功ですね。東エリアに罠が設置されました」


試験官「M・A・Oさんは無事隠れているようです」

試験官「では、このラウンドの探索の結果を判定しましょう」

サンダーソード:目標値【7】=1D10=【7】成功……獲得カード[♦3]

レミット:目標値【6】<1D10=【4】成功……獲得カード[♠8]

コウスケ:目標値【6】>1D10=【0】大失敗……(幸運判定【0】失敗)

エリー:目標値【4】>1D10=【1】成功……獲得カード[♦Q](幸運判定【2】失敗)

則之:目標値【4】<1D10=【6】失敗

コウスケ「あはははは! ここでファンブルとはな!!」

エリー「何やってますの貴方……!」

エリー「ああ、それにしても私の運があと1あればクリティカルだったのに……」


試験官「えー。ファンブルを出したコウスケ君は、探索中にうっかり自分で仕掛けたバネ床のスイッチを踏んでしまいました」

試験官「コウスケ君は天高く跳ね飛ばされ、そこに設置されていた反射結界に衝突し、高速で弾き返されます」

試験官「そしてコウスケ君が飛ばされた先にはまた反射結界。その先にもさらに反射結界……コウスケ君はピンボールめいて森の中をビュンビュンと弾き飛ばされ」

試験官「やがてミンチになって死亡しました」

コウスケ「あっはっは! これはひどい!」

レミット「コウスケー!?」

エリー「……さすがにちょっと可哀想ですわね。自業自得ですけれど」

試験官「さて、コウスケ君、復活地点はどうしますか?」


コウスケ「ふむ……ここでランダムな地点に復活して、そのエリアに他の誰かがいれば、そこにデス・デストロイ・ブルーメが砲撃を加えるわけだな?」

試験官「ええ、ちょうど今、全員バラけているので、そうなりますね」

コウスケ「ランダムも面白いが……俺は後1回死亡すれば退場か……」

エリー「お金がまだあるんだから、誰もいない場所に復活なさいな」

コウスケ「でもランダムでいこう」

エリー「ちょ、ちょっと!? 何を考えていますの!?」

レミット「コウスケ死んじゃうよ!?」

コウスケ「何、誰もいない地点に飛ばされれば死なんで済むやもしれん」

コウスケ「それに、ランダムの方がお前らが嫌がりそうだからな」

コウスケ「俺は、お前らが嫌がる顔が見たいのだ!」

エリー「あ、貴方って吸血鬼は……」


エリー(死んで森から脱出するのも手ではあるけれど……コウスケのせいで死ぬというのは嫌よ!!)

コウスケ「では、復活させてくれ」

試験官「はい。了解しました」

則之「こっちには来るなよ……!」

M・A・O「あはは、そんな事言ってると、来たりして♪」

コロコロ…

試験官「北西エリアでコウスケ君が復活しました」

M・A・O「私の所だー!?」

コウスケ「来ちゃった」

M・A・O「帰れー!!!」


試験官「デス・デストロイ・ブルーメが北西エリアに出現しました」

コウスケ「おお! また会ったな!」

M・A・O「うわーん!!」

試験官「デス・デストロイ・ブルーメの滅びの火が北西エリアを焼きつくします」

試験官「コウスケ君は死亡しました」

試験官「M・A・Oさんは死亡しました」

コウスケ「アハハハハハハハ!!!」

M・A・O「びえーん!!!!」


試験官「さて、12ラウンド目が終了するまで、コウスケ君は森の外で待機してもらいます」

コウスケ「うむ」

試験官「M・A・Oさんは復活地点はどうされますか?」

M・A・O「自分で選ぼうにもお金ないよ! むしろレミットちゃんに借金してるよ!!」

試験官「では、ランダムで」

試験官「南エリアですね」

サンダーソード「ほう……獲物が向こうからやって来たか」

M・A・O「いやー!?」


試験官「では、ラウンド9を開始します」

試験官「則之君、行動宣言をどうぞ」

則之「東エリアに移動してカードを探すぜ」

試験官「はい。次はM・A・Oさんどうぞ」

M・A・O(どうすれば良いのこれ……!?)

M・A・O(ここで隠れてれば良いの? そしたらサンダーソードは移動する……?)

M・A・O「み、南エリアに隠れます……」

試験官「はい、了解しました」

ゴセイレッドなら反射出来そうなもんだけど
まぁ焦土とかすくらいの砲撃だし回避出来なくても違和感はないか


試験官「レミットさんはどうされますか?」

レミット「ボクは……」

レミット(探索をする……? でも、それだとサンダーソードさんがやって来て、ボクを殺してカードを奪おうとするかも……?)

レミット(でも、勝てればボクはストレートフラッシュが完成する!)

レミット(隠れる……ならサンダーソードさんは無理に探すより、南東エリアに行ってくれるかな……?)

レミット(それか……自殺する。それなら、森から脱出できて、殺されてカードを奪われることもないかもしれないけど……)

レミット(M・A・Oさんに迷惑がかかっちゃうし、南エリアに行くのは駄目だよね)


レミット「うん……ボクは南西エリアで隠れているよ」

レミット(やっぱり、戦わなくて良いなら、戦わない方が良いよね)

試験官「分かりました。では、サンダーソードさんはどうされますか」

サンダーソード「……頭上から砲撃されるのは気に食わん。私は南東エリアで敵を探し、狩る」

M・A・O「南東エリアって確かドラゴンがいたとこだね」

試験官「はい、では最後にエリーさん」

エリー「北エリアに移動してカードを探しますわ」

試験官「はい、了解しました」

試験官「では、判定を開始します」

そういえばフルハウスとフラッシュを5枚で同時に完成させたらどうなるの?
ファイブカードフラッシュなんてのがあるんだからありえると思うけど。


試験官「エリーさん」

エリー「はい。何でしょう」

試験官「おめでとうございます。北エリアで下級戦闘用ゴーレムに発見されました」

エリー「いやぁあああああ!?」

試験官「他の方は問題なく潜伏・移動できたようですね」

試験官「では、エリーさんの方から解決していきましょう」

試験官「エリーさん。戦闘を行いますか?」

エリー「逃げるに決まっているでしょう!?」


試験官「ゴーレムはミサイルで貴女を狙っているようです」

エリー「コウモリに変身して逃走ですわ!」

試験官「はい、では、変身の目標値は【8】逃走の目標値は【4】ですが、変身に成功すれば【7】となるとします」

エリー「助けておかーさーまー!!!」

変身:目標値【8】>1D10=【6】成功

逃走:目標値【7】>1D10=【3】成功

試験官「エリーさんはコウモリに変身し、発射されたミサイルを華麗に回避しました」

試験官「エリーさんはそのままゴーレムの索敵範囲外へと飛んで逃げました」

エリー「や、やりましたわ……!」


試験官「次にサンダーソードさんがエネミーを発見できたかどうか判定しましょう」

試験官「目標値は【7】です」

サンダーソード「来い……!」

目標値【7】>1D10=【6】成功

試験官「サンダーソードさんは、森の中でドラゴンを発見いたしました」

ミザントドラゴン
【基本能力値】戦闘力6/体力5/知性1/感覚4/速度4/魔力1/器用1/魅力1/精神力2/運2
【技能】嗅覚(4)噛み付く(4)毒の牙(3)敏捷(2)木登り(2)噛み付く(3)ひっかく(2)しっぽを使う(1)
【アイテム】
【情報】ミザントの森に住むドラゴン。でかいしはやい。
【HP:10】【MP:2】

サンダーソード「ゴーレムに比べれば弱敵だな……斬る!」


▼修正▼

試験官「次にサンダーソードさんがエネミーを発見できたかどうか判定しましょう」

試験官「目標値は【7】です」

サンダーソード「来い……!」

目標値【7】>1D10=【6】成功

試験官「サンダーソードさんは、森の中でドラゴンを発見いたしました」

ミザントドラゴン
【基本能力値】戦闘力6/体力5/知性1/感覚4/速度4/魔力1/器用1/魅力1/精神力2/運2
【技能】嗅覚(4)噛み付く(4)毒の牙(3)敏捷(2)木登り(2)毒の息(3)ひっかく(2)しっぽを使う(1)
【アイテム】
【情報】ミザントの森に住むドラゴン。でかいしはやい。
【HP:10】【MP:2】

サンダーソード「ゴーレムに比べれば弱敵だな……斬る!」


試験官「では、戦闘を開始いたします」

試験官「ドラゴンはサンダーソードさんに【毒の牙】で【噛み付】いて攻撃するようです」

サンダーソード「私に毒は効かん……!」

試験官「貴方は生身の身体を持っていないですしねぇ……」

試験官「でももしかしたら鎧を溶かす液体なのかもしれません。ダイスで決めましょう」

試験官「【幸運】+3で判定してください。失敗したら鎧も溶かす毒となります」

サンダーソード「それは困るな」

目標値【6】<1D10=【5】成功

試験官「うーん、この毒はサンダーソードさんには効果がないようですね」


試験官「サンダーソードさんはどう行動しますか?」

サンダーソード「【剣術】【二刀流】【電撃魔法】を使用! 小剣の攻撃ののち、雷を纏わせた長剣で攻撃だ!!」

試験官「良いでしょう。しかし、合計で-5ものペナルティが入りますね」

サンダーソード「問題ない……!」

試験官「まずはドラゴンの攻撃です。回避を試みますか?」

サンダーソード「当然だ。サブ技能は使用しない」

試験官「では、目標値【4】です」

目標値【4】<1D10=【5】失敗

試験官「残念、躱しそこねたようです」

サンダーソード「グッ……!?」


試験官「こちらの命中判定が行われてなかったですね。通常なら【11】でファンブル以外で成功なのですが、サンダーソードさんはこの毒が効かないということで、目標値【9】にしておきましょう」

目標値【9】>1D10=【4】成功

試験官「うん、成功ですね。ではダメージロールです」

試験官「戦闘力差ボーナスも毒もないので、ダメージは1D6です」

1D6=【1】

試験官「ありゃ……1点のダメージです」

試験官「ドラゴンはその猛毒の牙でサンダーソードさんに噛み付きましたが、鎧のあまりの硬さに驚いて離してしまいました」

サンダーソード「フハハハ! 効かんぞ弱敵!!」


試験官「では、サンダーソードさんの攻撃です。命中判定をどうぞ。目標値は……ああ、それでも【10】ありますね」

試験官「ファンブル以外なら成功です」

サンダーソード「私の剣撃から逃れられるものか!!」

目標値【10】>1D10=【8】成功

試験官「では、ダメージロールをどうぞ。小剣でのダメージは1D3。長剣でのダメージは1D6。電撃で1D【魔力】です」

小剣ダメージ:1D3=【1】

剣撃ダメージ:1D6=【5】

雷撃ダメージ:1D3=【3】

サンダーソード「む、殺し損ねたか……!」

試験官「9点のダメージを受け、残り1点ですね……残り1になった場合、【体力】か【精神力】での判定に成功しなければ、【瀕死】状態となり戦闘続行不可能となります」


目標値(体力)【5】>1D10=【3】成功

試験官「おや、ミザントドラゴンはなんとか耐えたようです」

試験官「さて、戦闘続行です」

試験官「ミザントドラゴンは最後に一撃与えようと【ひっかく】で攻撃してきます」

試験官「サンダーソードさんはどうされますか?」

サンダーソード「【長剣】で攻撃だ。引導を渡してやろう」

試験官「了解しました」

試験官「では、ミザントドラゴンの攻撃です。命中の目標値は【負傷】により下がって……【6】ですね」


目標値【6】>1D10=【2】成功

試験官「ミザントドラゴンの爪がサンダーソードさんを襲います。毒が効かないとはいえ、その強靭で鋭い爪は脅威です」

試験官「1D6のダメージを受けてもらいます」

1D6=【2】

試験官「サンダーソードさんは2点のダメージを受けました」

サンダーソード「ヌゥーッ!!」

【サンダーソード:HP8→6】

試験官「では、サンダーソードさんの攻撃です」


試験官「命中判定の目標値は……まだ【10】ありますね」

試験官「ファンブル以外で成功です」

目標値【10】>1D10=【8】成功

試験官「ダメージは1D6+1D3です」

サンダーソード「その首、もらったぞ!!」

1D6=【1】

1D3=【2】

試験官「ミザントドラゴンは3点のダメージを受け、死亡しました」

サンダーソード「カカカ! 脆弱なトカゲだったな!!」


サンダーソード「念のため、回復の札と魔石の欠片を使用しておきたいが」

試験官「どうぞ。回復量はどちらも1D6です」

1D6=【1】

1D6=【3】

試験官「サンダーソードさんはHP1、MP3回復しました」

サンダーソード「気休めだな」

試験官「さて、このラウンドの探索の結果を確認しましょう」

試験官「逃走していたエリーさんは探索ができなかったものとします」

サンダーソード:目標値【7】=1D10=【7】成功……獲得カード[♦8]

則之:目標値【4】>1D10=【9】失敗

則之「まじで全然カードみつかんねーんだけど……」


試験官「さて、ではデス・デストロイ・ブルーメのターンです」

試験官「今回の犠牲者は……南エリアのM・A・Oさんですね」

M・A・O「またー!?」

試験官「デス・デストロイ・ブルーメの滅びの火が南エリアを焼きつくします」

試験官「M・A・Oさんは死亡しました」

M・A・O「うわーん!!!!」

レミット「あれ……ボク南西エリアから移動できなくなってる!?」

試験官「ええ、西・中央・南が焼かれたので、レミットさんは移動できませんね。死ねば別ですが」


試験官「さて、M・A・Oさんは復活地点は……」

M・A・O「ランダムだよ……!」

レミット「ちょっと待って!? ここで南西エリアに来られたら、ボク達死んじゃうんじゃ……!?」

M・A・O「そ、そうなったらレミットちゃんを殺して生き延びるしか……!?」

レミット「ええっ!?」

試験官「見事12ラウンド終了時まで生き延びる事ができた人にはスターチップが贈呈されるので頑張ってくださいね」

レミット「ええー!?」

D・D・B!D・D・B!


試験官「M・A・Oさんは北エリアにて復活しました」

レミット「よ、よかったぁ……」

エリー「私のところじゃないですか!?」

M・A・O「えへへ。来ちゃった」

エリー「帰ってくださいまし!!」

試験官「さて、10ラウンド目を開始します」

試験官「まずは行動宣言から則之君どうぞ」


則之「うーむ……デス・デストロイ・ブルーメだが、どうにかして倒せないか……?」

則之「俺の拳が届けば良いんだが……そうだ、エリーの変身したコウモリに乗っていけば……」

エリー「無理無理無理! 絶対無理ですわ!」

則之「じゃあ、M・A・Oはどうだ?」

M・A・O「私は変身したら飛ぶ事は可能だけど……いや、やっぱりやめといた方が良いと思うよ」

M・A・O「なんかバリア持ってるみたいだし、無謀だと思うな」

則之「うーむ……」


則之「あーだめだ! 何にも思いつかねぇ!」

則之「俺は北エリアに戻ってカードを捜すぜ!」

エリー「ちょっと、何でこっちに来てますの!?」

則之「あれ、駄目だったか?」

エリー「そ、そういうわけではありませんが……」

エリー(北東エリアにはコウスケが仕掛けた罠がまだ残ってるから、なるべく行きたくないのよ……)

エリー(ですが罠は確か落とし穴だったはず……霧かコウモリに変身すれば大丈夫よね?)

試験官「では、次はM・A・Oさん」

M・A・O「東エリアに移動して隠れてるよー」

試験官「了解です」


試験官「レミットさんはどうされますか?」

レミット「ボクなんか閉じ込められちゃってるし……」

レミット「南西エリアでカードを捜すよ」

試験官「了解です。サンダーソードさんは?」

サンダーソード「……ここで休息を取る。【自然回復】でHPとMPの回復を試みる」

試験官「はい。了解しました」

試験官「では10ラウンド目の処理に移りましょう」


試験官「済みません、エリーさんの行動宣言を聞き忘れていましたね」

試験官「このラウンドはどうされますか?」

エリー「もう一度コウモリに変身ですわ」

エリー「そして、北東エリアで身を潜めておりますわ」

試験官「はい。了解いたしました」

試験官「では、エリーさんの変身から解決いたしましょう」

試験官「MPを3減らしてください。目標値は【9】です」

目標値【9】>1D10=【4】成功

エリー「楽勝ですわ」


試験官「さて、エリーさんは可愛らしいコウモリに姿を変え、北東エリアに飛んで行きました」

試験官「移動中にエネミーと遭遇した人はいなかったようです」

試験官「ではサンダーソードさんの【自然回復】の判定を行います」

試験官「目標値は【体力】+【技能値】で【6】です」

サンダーソード「う……む?」

目標値【6】<1D10=【0】大失敗(幸運判定【7】失敗)

サンダーソード「…………」

試験官「サンダーソードさんは鎧の傷と魔力とを回復させようと休息していましたが、溢れる魔力は逆に鎧の損傷を大きく広げました」

試験官「サンダーソードさんの鎧は崩壊し、無事死亡しました」

サンダーソード「アバーッ!!!?」


試験官「ざんねん! サンダーソードさんの探索はここで終わってしまいました」

試験官「サンダーソードさんは森の外にて復活いたしました」

試験官「しばらくそこで待機していてください」

コウスケ「フハハハハ! ようやく2人目がきたか!!」

サンダーソード「グヌゥーッ!」

試験官「では、探索の結果を確認します」


レミット:目標値【6】>1D10=【2】成功……獲得カード[♠Q]

則之:目標値【4】<1D10=【9】失敗


則之「カードが……カードが見つかんねぇよぉ……!!」

レミット「ど……どんまい!」

エリー「運に見放されてますわね……」


レミット「あれ……ボクいつのまにか、クイーンが4枚になってる!?」

エリー「何ですって!? クィーンのフォー・オブ・ア・カインド!?」

M・A・O「ってことはサンダーソードを抜いて、暫定トップじゃん!」

則之「おお……やったな!」

レミット「うん! ありがとー!!」

試験官「おめでとうございます。レミットさん。では、デス・デストロイ・ブルーメのターンです」

試験官「今回は……北エリアですね」

則之「北? 北って誰がいるとこだっけ?」

レミット「君だよ!?」

則之「あ、俺か」

毎度ダイス運悪いな鎧www


試験官「デス・デストロイ・ブルーメの滅びの火が北エリアを焼きつくします」

則之「くっ……時間停止でなんとか逃げられないか……!?」

試験官「エリア全域が焼き払われるので、時間停止の効果時間中に逃げ切るのは到底無理でしょう」

試験官「諦めましょう」

則之「じゃあ最後に……お前たちに会えて、最高に幸せだったぜ!!」

試験官「則之君は死亡しました」

レミット「則之クーン!!」

エリー「まぁすぐに復活するんですけどね」

試験官「則之君、復活地点はどうされますか?」

則之「金ないからランダムだな! 今いくぜ……お前の所に……」

レミット「こっちには来ちゃだめー!!」


試験官「則之君は東エリアで復活しました」

試験官「では11ラウンド目です」

試験官「残っているエリアは【北東】【東】【南西】【南東】の4つだけですね」

試験官「では、レミットさんから行動宣言をどうぞ」

レミット「ボクは……より高得点を狙うよ! 南西エリアの探索を続行!」

試験官「了解です。M・A・Oさんはどうしますか?」

M・A・O「怖い鎧のおじさんもいなくなったし、この東エリアで探索するよ」

試験官「では、則之君はどうします?」

則之「そうだな。南東エリアに移動してカードを捜すぜ」

試験官「はい。分かりました」


試験官「エリーさんはどうしますか?」

エリー「……変身解除したら、コウスケの罠の判定が行われたりしますか?」

試験官「その情報はあなたのセキュリティクリアランスには開示されていません」

エリー「セキュリティクリアランス!?」

エリー「くっ……このターンも変身して、北東エリアに潜んでいますわ!」

試験官「了解です」

試験官「では、このラウンドの判定を行います」

コロコロ…コロコロ…


試験官「M・A・Oさんおめでとうございます」

試験官「M・A・Oさんは宝箱を発見し、白紙のカード1枚と、スターチップ1枚を手に入れられました」

M・A・O「おおー!? って、白紙のカード!?」

試験官「獲得された時、任意のカードとなるカードです」

試験官「どのカードをご所望ですか?」

M・A・O「なんという……なんという幸運!」

M・A・O「それじゃ[♦3]! これでレミットには叶わないけど、私もフォーカードだ!」

試験官「はい。了解いたしました。M・A・Oさんは[♦3]を手に入れました」


試験官「さて、エリーさんの【変身】の判定です」

試験官「エリーさんはMP3を消費してください。目標値は【8】になります」

エリー「コウスケの罠にかかって死ぬより断然マシですわ……!!」

目標値【8】=1D10=【8】成功

試験官「残念ながら、成功ですね」

エリー「幸 運 に も ! 成功ですわっ!!」

試験官「さて、では探索の結果を見てみましょう」


レミット:目標値【6】=1D10=【6】成功……獲得カード[♠Q]

M・A・O:目標値【4】<1D10=【0】大失敗(幸運判定【9】失敗)

則之:目標値【4】<1D10=【8】失敗


M・A・O「あ゛」


試験官「おめでとうございます。M・A・Oさんは見えざる手に葬られて死亡しました」

M・A・O「ぎゃー!!」

M・A・O「めでたくないよぉ……」

試験官「M・A・Oさんは死亡し、森の外にて復活しました」

M・A・O「うーん、生き残れそうだったのにー!」

M・A・O「まぁ、強い役もできたしいっかな」


試験官「では、お待ちかねのデス・デストロイ・ブルーメのターンです」

試験官「今回の犠牲者は……南東エリアの則之君ですね」

則之「また俺かー!!?」

則之「さっきから不運続きすぎる……!」

試験官「デス・デストロイ・ブルーメの滅びの火が南東エリアを焼きつくします」

則之「……こいつは俺が食い止める……お前たちは早く逃げろ!!」

試験官「則之君は死亡しました」

エリー「ちっとも食い止められてないですわ!?」


試験官「則之君はまだ地味に残機が残っているんですね」

試験官「復活地点はランダムで良いですね?」

則之「ああ、金もないしな」

試験官「では……南西エリアですね」

レミット「そっか……こっちに来ちゃったか……」

則之「……すまねぇな」

レミット「ううん……気にしないで。仕方がないことだもん」

エリー(最後のラウンド。南西エリアは隔離され、二人は移動する事ができない……)

エリー(デス・デストロイ・ブルーメは人数が最も多いエリアを狙う……最後のラウンドに狙われるのは……)


試験官「では、最終ラウンドを開始いたします」

試験官「最初に行動宣言していただくのは……南西エリアのお二人」

試験官「則之君はレミットさんのすぐ目の前に転送しておきました」

レミット「どうする?」

則之「そうだな……とりあえずカード交換でもするか?」

則之「お前は[♦Q]があればファイブカードになるよな?」

レミット「くれるの!? でも、それを貰っちゃうと、そっちはストレートが成立しなくなるんじゃ……?」

則之「ああ、だから代わりに♦のいらないカードを3枚くれ。それで俺はフラッシュになる」

レミット「そっか、こっちはカードがいっぱい余ってるから……」


則之「俺は[♦Q][♥10][♥J]を出す」

レミット「ボクは[♦Q][♥10][♥J]を出せば良いんだね」

レミット「則之君……本当にありがとう。この試験の間、君にはすごく助けられたよ」

則之「そりゃお互い様だ。ゴーレムと戦った時もそうだし、二次試験会場の場所を教えてくれたのもアンタだったしな」

試験官「お二人はカードの交換を行う、と」

試験官「探索はよろしいのですか?」

レミット「ボクは良いけど……則之君がカードが必要なら、探索しよっか?」

則之「いや、俺はこの手札で満足だぜ。しばらくここで休んでいよう」

レミット「うん、そうだね」


エリー「なんか私だけ取り残された感がするのですけれど……」

試験官「あー、エリーさんはどうしますか?」

エリー「東エリアに移動して、潜伏しますわ」

エリー「罠もゴーレムももうたくさんよ!!」

試験官「了解しました」

試験官「では、エリーさんの移動の処理を行います」

クーリングオフしてるwww


試験官「エリーさんは罠にもかからず、ゴーレムにも見つからずに東エリアへと身を隠しました」

試験官「それでは、いよいよ二次試験が終わろうとしています」

則之「……レミット。お前が生き残る可能性はまだ残っているぜ」

レミット「えっ? どういう事……?」

則之「俺を殺せば良い。そうすれば、俺は森の外へ飛ばされ、2分の1の確率でお前は助かる」

レミット「……ダメだよ。それで助かったとしても、エリーが死んじゃう。エリーは友達だから、そんな事できない」

レミット「それに、ボクは君を殺すなんて、絶対に嫌だからね!」

レミット「もう二度とそんな事、言わないでよね!」

則之「そうか……すまねぇな」

試験官「デス・デストロイ・ブルーメが南西エリアに出現しました」


>>347修正▼

則之「俺は[♦Q][♥10][♥J]を出す」

レミット「ボクは[♦9][♦10][♦2]を出せば良いんだね」

レミット「則之君……本当にありがとう。この試験の間、君にはすごく助けられたよ」

則之「そりゃお互い様だ。ゴーレムと戦った時もそうだし、二次試験会場の場所を教えてくれたのもアンタだったしな」

試験官「お二人はカードの交換を行う、と」

試験官「探索はよろしいのですか?」

レミット「ボクは良いけど……則之君がカードが必要なら、探索しよっか?」

則之「いや、俺はこの手札で満足だぜ。しばらくここで休んでいよう」

レミット「うん、そうだね」


試験官「デス・デストロイ・ブルーメの滅びの火が南西エリアを焼きつくします」

レミット「おめでとうね、エリー」

則之「あーあ。これでこいつに殺されるのは3度目か……いつか絶対に練りワサビ攻撃をお見舞いしてやる……!」

試験官「則之君は死亡しました」

試験官「レミットさんは死亡しました」

試験官「お二人は森の外にて復活しました」

試験官「お疲れ様でした。これで、ミザントの森でのカード探索は終了となります」

試験官「なお、最後まで生き残っていたエリーさんにはスターチップ5枚が贈呈されます」

エリー「レミット……ありがとう、レミット……」


試験官「され、では皆様の作られた役を拝見させていただきましょう」

レミット「はーい!」

サンダーソード「グヌヌ……」

レミット:[♦Q][♠Q][♥Q][♥Q][♦Q]
ファイブカード(スターチップ8枚)

M・A・O:[♠3][♣3][♦3][♦3][♣K]
フォーカード(スターチップ6枚)

サンダーソード:[♠J][♠J][♣J][♠9][♦9]
フルハウス(スターチップ5枚)

エリー:[♠7][♦7][♦7][♣6][♥6]
フルハウス(スターチップ5枚)

則之:[♦2][♦4][♦8][♦9][♦10]
フラッシュ(スターチップ4枚)


コウスケ:[♣10][♣9][♣8][♣5][♣3]
フラッシュ(スターチップ4枚)

試験官「なるほど、一番強い役を作られたのは、レミットさんですね」

試験官「レミットさんには、追加のスターチップ10枚が贈呈されます!」

レミット「10枚も!?」

エリー「良かったですわね、レミット」

コウスケ「うむうむ。おめでとうレミット!」

コウスケ「これも全てはこの俺の尽力のおかげだな」

エリー「いや、それはないですわ」


レミット「ど、どうしようこんなに……!?」

レミット「そうだ、ファイブカードができたのは則之君のおかげだから、その分のスターチップは則之君に……」

試験官「いえ、現時刻を持って魔王軍採用試験の全工程が終了いたしました」

試験官「以後のスターチップの受け渡しは無意味です」

レミット「えぇー!?」

則之「レミット。そのスターチップはお前が、お前の力で手に入れたもんだ。だからそれは、お前だけのもんだ。俺は受け取れねぇよ」

レミット「則之君……」

試験官「さて、それでは……本年度の魔王軍採用試験の結果発表をしていきましょう!!」

M・A・O「おおー!!」


試験官「まずは、さまようよろいのサンダーソードさん!」

サンダーソード「ウム……!」

試験官「死亡4回、スターチップ7枚……下級ゴーレム撃破1回、ドラゴン撃破1回、モブ殺害回数2回……」

試験官「カード獲得枚数は最多の10枚……なのですが、役はフルハウス止まり」

試験官「あなたは何というかあれですね。リアルラックが無いタイプですね」

サンダーソード「グヌ……ッ!?」


試験官「他人との協調性がない所も気にかかりますね」

試験官「魔王軍というのは集団であり、他人との協力ができないと、苦労しますよ」

試験官「しかし、貴方は能力自体はかなり優秀なようです」

試験官「よって、貴方の魔王軍への入隊を認めます」

試験官「これからは己を律し、大魔王様への忠誠を第一とするように。そして鍛錬に励み、大魔王様へ仇なす者を屠る刃となりなさい」

試験官「私からは以上です」

サンダーソード「有難き幸せ……!」

サンダーソード(ククク……これで私の目的……『奴』への復讐に一歩近づく事ができる……!!)


試験官「次は、真の魔王……? M・A・Oさん」

M・A・O「はい!」

試験官「死亡回数4回。スターチップ8枚……ここだけ見ればサンダーソードさんよりも優秀ですね貴女」

M・A・O「いやぁ、それほどでも……」

試験官「貴女はあれです、逆境でも運でなんとかしてしまうタイプですね」

試験官「能力は非常に優秀なのですが……あまり有効に使えてませんでしたね」

試験官「でも、運は良いと」

M・A・O「ちょっと待ってください! 私、運だけじゃないですよ!」

試験官「ほう? と、言いますと?」


M・A・O「私は か わ い い です!!」

試験官「ああ、確かに貴女の魅力はこの中では一番高いようですが……」

試験官「そうですね。貴女は魔王軍の中でその能力と魅力の使い方を錬磨してください」

試験官「M・A・Oさん、合格です」

M・A・O「やったー!!」

M・A・O「みんな、ありがとー!!!」


試験官「次、レミットさん」

レミット「は、はい!」

試験官「死亡回数5回。スターチップ20枚」

試験官「死亡回数は多めですが、その内何回かは『仲間』を守るための行動でしたね」

試験官「スターチップ獲得枚数も最多ですし」

試験官「レミットさん。貴女は合格です。魔王軍の為に、その力を活かしてください」

レミット「はい! ありがとうございます! ボク、がんばります!!」

エリー「レミット! おめでとう!」

則之「よかったな、レミット」

レミット「うん……ありがとぅ! ありがとぅうう……!!」

エリー「もう、貴女はもう魔王軍の一員なのですよ。こんな所で泣いていてはダメでしょう?」

レミット「うん、うぅ、ありがとう……ボク、泣かないから……!!」


試験官「次は吸血鬼のコウスケ君」

コウスケ「ついに俺の番か!」

試験官「死亡回数5回。スターチップ5枚……」

試験官「モブを使徒化してスターチップを奪う手際は流石でしたが……」

試験官「実際、貴方の目的はこの試験に合格する事だったのか、他の参加者に嫌がらせをする事だったのか……」

試験官「どちらなのでしょう?」

コウスケ「愚問だな。俺自身の合格などはどうでも良いし、他者に単なる嫌がらせをするだけは意味がない!!」

コウスケ「俺は俺のイタズラによって、俺自身を楽しくさせる為に今ここにいるのだ!!」

コウスケ「フハハハハハ!!!!」


試験官「なるほど」

試験官「貴方が本気を出せば、もっと効率よくこの試験を合格する事もできたでしょうに」

試験官「もし、大魔王様の為にその力を使いたいと思うようになったら、来年また受験してください」

試験官「コウスケ君は、残念ながら不合格です」

コウスケ「まぁ、致し方ないな!」

コウスケ「だが、俺が本気を出していなかったような発言は訂正してもらおう!」

コウスケ「俺は本気でこの試験を楽しんでいたのだからな!」

コウスケ「そして俺には二人の子供の世話をするという勤めもあるのでな、育児が終わるまでは、魔王軍になど入るつもりはないぞ!」

エリー「貴方は本当に何をしに来たのですか……!」

レミット「あはは……」


試験官「さて、『人間』の中目黒 則之君」

則之「おう!」

試験官「死亡回数5回。スターチップ5枚」

試験官「やはり、貴方もリアルラック欠乏症の患者のようですね」

則之「なんだその病名は」

試験官「レミットさんの犠牲のおかげとは言え、上級戦闘用ゴーレムを倒したのは見事でした」


試験官「能力の特異性とその強力さは認めましょう」

試験官「しかし、貴方には魔王軍より相応しい職場があるのではないでしょうか?」

試験官「貴方は志望動機の欄にこう書かれています『全国のワサビが嫌いな子供たちにワサビを好きになる鮨を振舞いたい』」

試験官「いや、なんで魔王軍に入ろうと思ったんだマジで」

則之「試験官さんよ。俺からも一つ質問していいか?」

試験官「どうぞ」

則之「その……ずっと気になってたんだが……『魔王軍』って一体なんだ?」


試験官「えっ」

試験官「……貴方は、何故この試験を受けていたのですか……?」

則之「いや、なんとなくノリで」

則之「って言うかここどこなんだよ!?」

則之「いや、『魔界』って地名なのは知ってるけどさ……日本のどの辺りなんだ?」

レミット「えっと……どういう事?」

試験官「……まぁ、貴方の質問については後で答えましょう」

試験官「とりあえず、則之君は不合格です」

則之「そっか、そりゃ残念だな……いや、その魔王軍ってのが何なのかは知らねーけど」


試験官「最後は吸血鬼のエリーさん」

試験官「死亡回数2回。スターチップ12枚……えっ、死亡回数たったの2回?」

試験官「なんで2回しか死んでいないんですか? それじゃ私がつまらないじゃないですか」

エリー「何てこと言いやがりますの!?」

試験官「まぁ、合格で良いでしょう」

試験官「貴女のしぶとさなら、魔王軍でもやって行けるでしょう」

エリー「ぐぬぬ……なんという腹立たしい態度……!」

コウスケ「ふっ、落ち着けエリー。あれはただお前を苛めて反応を面白がっているだけだ」

エリー「ああ、貴方と同じタイプですのね……!」

コウスケ「お前は実に弄りがいがあるからな」

エリー「キーッ!」


試験官「お疲れ様でした」

試験官「これにて、魔王軍採用試験の合格発表も終わります」

試験官「合格者の方には、後日今後の予定について通知させていただきます」

試験官「それでは、各人どうかお気をつけてお帰りになられますよう……」

試験官「すでに試験は終了しております故、死亡してもただちに無料で蘇生……という訳には行きませんので」

試験官「ああ、則之君は少しお話がありますので、残っていてください」

試験官「それと、エリーさんのコウモリは今日の夕飯までに買い戻さないと、私の食事となっているかもしれませんよ」

エリー「ソッソー!?」


▼一旦終わり▼

▼ごじつ、各人のそのごをすこしだけやります▼

乙乙
面白かった
アフターストーリーも期待


TRPG風のSSって見たことなかったけど面白かった
ちょっとやってみたくなったな

乙ー

うーん、やっぱTRPGで器用貧乏は駄目だな
次やるときはちゃんとキャラ作ろう



やはり運にはもう少し振った方がよかったか………ある意味リアルラックに助けられた形になったな。
後あまり戦闘で活躍できなかったのが残念だったな、結果一位通過だったけど

乙乙
目的が軍への入隊なんだから協調性強めにしとけば良かったか……!

乙です

もりくぼ的な卑屈で後ろ向きなキャラをイメージして応募したんですが
一人称と知性の関係か、計算高くこそこそしたキャラもいい感じで良かったです
レミットたちが熱く格好良く活躍してるのを羨ましく思いながら
ボロ手札抱えながらこっそり低空飛行でゴールするあたり、らしさが出てるなあとニヤニヤしてました

ところで文章のスタイルはTRPG リプレイですけど進行はPBM っぽいですね
ネットゲーム(≠ネトゲ)を思い出して懐かしくなりました


▼6名のその後など▼

魔王軍に入隊した4名は、試験官の監督の下、連日過酷な訓練を強いられていた。
本日行われているのは、魔王城地下迷宮でのサバイバル訓練である。
魔王城の地下には危険な魔獣やゴーレムが存在しており、それらは容赦なく4名の命を奪っていく。

試験官「ふむ、エリーさんは上級戦闘用ゴーレムのレーザー砲撃を受け、蒸発し死亡しました」

レミット「エリー!?」

試験官「エリーさんはただちに蘇生処理が行われます」

エリー「うぅ……これでもう17回目の死亡ですわ……」

M・A・O「あはは、私なんてもう30回は死んでるよ♪」

試験官「皆さん、これは生き残る訓練であって、死亡する訓練ではありませんよ」

エリー「ソッソ……もうお家帰りたいですわ……」

エリーはお供のコウモリに泣きながら語りかけていた。


そんな彼女を再びゴーレムが狙う。

レミット「あぁ! またゴーレムが!」

エリー「って、また私が狙われてますの!?」

ゴーレムが魔導レーザー砲の照準をエリーに定め、膨大な魔力が充填される。
しかし、またもエリーが蒸発してしまうかと思われた、その時。
一閃の剣撃がゴーレムの装甲を貫き、その内部の魔力構造を剣を纏う雷で完全に破壊し尽くした。

サンダーソード「隙ありだ、木偶が」

ゴーレム「ピ、ピガーッ!!」

サンダーソードが長剣をゴーレムから引き抜くと同時に、ゴーレムは電光を放ちながらその機能を停止させた。

レミット「サンダーソードさん!」


エリー「た、助かりましたわ……ありがとうございます」

サンダーソード「勘違いするな。貴様を助けたわけではない」

M・A・O(なんというツンデレっぽいセリフ……でもこれ言ったら斬られるから黙ってよう)

試験官「うーん、サンダーソードさんは戦闘技能に磨きがかかってきていますね」

試験官「本日の訓練はこれまでにしましょう」

M・A・O「やったぁ……やっと終わったぁ……今度は空腹で死ぬ所だったよ」

レミット「それじゃ、今日はみんなで則之クンが働いてるお寿司屋さんに行こうよ」

エリー「私、生のお魚はちょっと……」

M・A・O「鮮血は喜んで飲むのに、生魚は駄目なんだねぇ」


試験官「おや、サンダーソードさんはどちらに行かれるのですか?」

サンダーソード「私はここに残り、訓練を続ける」

サンダーソードはそう言うと、一人、出口とは逆の方向へ歩き出す。

試験官「それは構いませんが、死亡した場合の復活は明日に行いますよ」

サンダーソード「構わん。何とか明日まで生き延びてみせるさ」

ガチャリ、ガチャリと鎧を鳴らしながら、サンダーソードは迷宮の奥へと消えていった。
地下の暗闇の中で、剣が帯びた電光が彼の行く手を照らす。
そしてその光は、誘蛾灯めいて敵を誘き寄せ、彼を戦いの中へと導くのであった。


【サンダーソード】

かつて人間であった彼は、とある貴族により毒殺され、その恨みによって怨霊と化し鎧に憑依し魔界を彷徨う事となった。
彼は知っている。その貴族の正体が実は魔族であり、今では魔王軍の重鎮となっている事を。
彼は怨敵を討つ為に、そしてさらなる戦いの渦へとその身を投じる為に、魔王軍へと入隊したのだ。
訓練を終えた彼は、強敵を求めて勇者討伐を自ら志願する。
その後、彼が勇者を倒す事ができたのか、貴族を斬る事ができたのか……それは定かではない。


レミット達3人娘は、則之が寿司を握っている店『軍艦野郎』にやってきた。

レミット「こんばんわー、則之クン! 今日はエリーとM・A・Oも連れてきたよ!」

則之「おう、いらっしゃい! よく来たなお前ら!」

コウスケ「俺もいるぞ!」

エリー「げぇっ、何でアナタがここにいますの!?」

コウスケ「たまには子供たちに寿司でも食わせてやろうと思ってな」

コウスケ娘「パパー。わたし、お魚さんよりも処女の血がいいー」

コウスケ息子「僕も、僕もー」

コウスケ「すまんなぁ、我が子達よ……お前たちが血を吸った後でパパが食べちゃっているから、俺の近くには処女が少なくなってな」

子供たち「びえーん!」

エリー「うわぁ……父親として最低ですわね」


【コウスケ】

悪戯に命を賭ける吸血鬼。
実は彼は貴族であり、魔界のとある地方の領主の次男である。
彼が魔王軍採用試験を受験したのは、友人であるエリーとレミットの2人がその試験を受けるという話を聞き、試験そのものに興味を持ったからであった。
しかし、彼には愛する2人の子供がおり、しばらくはその養育に専念したいと考えている為、仮に合格しても、彼が魔王軍に入隊する事はなかったであろう。
子供たちの母親である女神からは敵意を向けられているが、その女神も我が子は可愛いようで、時々魔界に寄っては子供たちに顔を見せている。
コウスケの現在の懸念事項は、女神がコウスケの姿を見かける度に攻撃を仕掛けてくるという事と、女神にどんな悪戯を仕掛けてやれば面白いかという事である。


則之「泣くな坊主ども! この俺が最高の寿司を握ってやるからな!」

レミット「則之クンの握るお寿司は美味しいからね!」

M・A・O「とりあえず私は暗黒海のジェノサイドキングサーモンをサビ抜きで」

エリー「では、私はRh null型の血液をボトルで」

則之「そんなもん置いてねーよ!?」

則之「あとM・A・O! ウチの寿司はワサビが苦手な人でもワサビ好きになること請け合いだぜ! 新鮮な魔界ワサビを使っているからな!」

M・A・O「んー。それじゃ、ワサビちょっとだけ入れてよ」

レミット「ボクは何にしようかな?」

則之「今日は新鮮なクトーニアンが捕れたからオススメだぜ!」


【中目黒 則之】

何故か魔界に来てしまった人間の高校生。
人間界に帰ることもできず、現在は魔界の寿司屋で寿司を握っている。
魔界の生物をネタにし、新鮮な魔界ワサビを使用した寿司は絶品であり、大人から子供まで人気である。
ちなみに店での一番人気は、触手型生物を薄くスライスしたものを酢飯の上に乗せ、さらに魔界バナナのペーストと魔界ワサビとを添え、全体を魔界海苔で巻いた『バナナ触手巻』である。
彼は普通の人間には厳しい環境の魔界であっても逞しく生き、その生活を気に入っているのであった。


レミット「じゃあ、ボクはクトーニアンのお寿司と、バナナ触手巻きをちょうだい!」

則之「あいよ!」

M・A・O「バナナ触手巻き……名前からして不味そう」

エリー「よくそんなものが食べられますわね……」

コウスケ「そうだ、子供たちよ。あの3人の娘の血ならばどうだ? あいつらまだ処女だぞ」

エリー「な、何を言ってますの!?」

コウスケ息子「んー、エリーおばちゃんの血まずそう……」

コウスケ「そうだった、同族の血は不味いんだよな」

エリー「お、おばちゃん!?」


【エリー】

コウスケの親戚にあたる吸血鬼。
実家で自堕落な引きこもり生活を送ろうとしていた所、母親に追い出される形で魔王軍採用試験を受験させられ、見事合格。
現在はレミット、M・A・Oと共に、魔王軍女子宿舎で生活している。
彼女は厳しい訓練を終えた後、何故か採用試験での試験官の秘書官に就任する事になる。
そのバストは豊満であった。


M・A・O「っていうか、レミットってまだ処女なの? 則之と付き合いだしたんだよね?」

レミット「う、うん……でも、訓練は厳しいし、なかなか会う時間もないし……」

エリー「ハァ!? ちょっと待ってください! レミットが!? 則之さんと!? 私、初耳ですわよ!!?」

レミット「ご、ごめん! なんか恥ずかしくって、なかなか言えなくて……」

エリー「そんな……私のレミットが他の男に……」

エリー「で、では、レミットの純潔が散らされる前に、せめて1滴でも多くの血を私に……!」

レミット「えっ、え――っ!?」


【レミット】

ワーウルフの少女。
平和な世界をつくりたいという思いを(小柄な体格にしては大きめな)胸に、魔王軍採用試験を受験し、最多のスターチップを集め合格した。
その試験で出会った中目黒 則之と交際する事ととなったが、訓練が忙しく、なかなかデートする事もままならないでいる。
ただし、則之が働いている寿司屋には、週に1回のペースで通っている。
魔界の寿司が高級料理でなければ、おそらく毎日通っていただろう。


M・A・O「エリーにはそういう浮いた話は無いの?」

コウスケ「何なら俺の息子とかどうだ? 優良物件だと思うが」

エリー「おことわりですわ! 歳が離れすぎていますし、第一、アナタの血を引いていると思うと……」

コウスケ息子「びえーん!」

M・A・O「よしよし、可哀想に、振られっちゃったね」

エリー「な、泣いても無駄ですわよ……」

コウスケ「ふむ、ではM・A・Oはどうだ?」

M・A・O「いやぁ、私は事務所方針で恋愛禁止だからねー」

レミット「M・A・Oの事務所ってどこなんだろう……?」

エリー「彼女はいまだ謎が多いのですよね……」


【M・A・O】

謎めいた美少女。自称、『真の魔王』。
事務所の指示に従い、魔王軍採用試験を受け、何故か合格した。
彼女は何者か。
一体、彼女の言う「事務所」とは何か。
彼女は魔王軍において本当に魔王になれるのだろうか。
彼女は借りた金をレミットに返したのだろうか。
数多の疑問が語られる時はやって来るのだろうか。
今はまだ、それらを知る者はいない。


則之「クトーニアンの握りと、バナナ触手巻きお待ち!」

レミット「わぁい! 美味しそう!」

則之「レミット……訓練の方はどうだ?」

レミット「とっても大変だよ。ボクも今日だけで20回も死んじゃった!」

則之「おいおい、大丈夫なのかよ……魔王軍ってのはよっぽど厳しい職場みてーだな」

レミット「そうだねー。でも、魔界の平和を守るっていう、とってもやりがいのある仕事かな?」

則之「そうか。だけど、辛いことがあったらすぐに言えよな。原因を俺が破壊してやるぜ」

レミット「えへへ、ありがとう則之クン!」

レミット「だけど、大丈夫! 魔王軍にはエリーもM・A・Oもいるし……ボク、いっぱい頑張るから!」


▼お疲れ様でした▼

▼体験版の内容はここまでとなります▼

乙でした!
製品版を心待ちにしよう

乙、面白かった
>>1とはいい酒が飲めそうな気がする

乙です
次も楽しみにしてますねー

製品版もあるのかー?

面白かった!
乙!

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