キリト「俺の一番大事な人」(20)

aloの世界樹の根本にて

キリト「この上にアスナが・・・!!」

リーファ「え、アスナ・・・って?」

キリト「?」

リーファ(「アスナ」・・・まさか、キリト君がお兄ちゃん・・・なの?)

キリト「どうした?リーファ」

リーファ「いや、えっと・・・キリト君にとって、アスナさんは大事な人なんだよね」

キリト「ああ、ゲーム内で出会ってもう2年以上だしな」

リーファ(やっぱり・・・お兄ちゃんなんだね。)
「あの、キリト君」

キリト「だが、もっと大事な人がいる」

リーファ「えっ?そうなの?」

キリト「・・・長い話になると思う。いいか?」

リーファ(お兄ちゃんのアスナさんより大事な人って一体誰なんだろう?)


キリト「俺は妹をものすごく愛している」


リーファ「ふぇっ!!?」///

キリト「妹以上に大事な人なんていない」

リーファ「ええっ?」ブパッ

キリト「どうしたリーファ?鼻血か?」

リーファ「いやその、えっと・・・」

キリト「まぁ俺も道着を着た妹を見るたびに鼻血が出そうになるけどな」ハッハッハ

リーファ(お兄ちゃん、ど、道着が好きなんだ・・・!)

リーファ「そ・・・そう。ところで、お兄ちゃ、キリト君は・・・
妹さんのどんなところが好きなのかなぁ・・・?」///

キリト「全てだと言いたいが、それではつまらないだろう。まず足だ。」

リーファ「・・・あ、あし?」

キリト「俺の妹は冬だと言うのにおしげも無くムッチリとした生足を大公開しやがる。
一体何度鼻血が出てくるのを我慢した事か・・・」

リーファ「ふぅん・・・そっかそっか///他には?」
(上は道着で下はショートパンツね。覚えておかなきゃ!)フンス

キリト「次に胸だな。あんな中学生あり得ない。
俺は、妹の包容力の高さはあの胸部に収束していると分析する。」

リーファ「やっぱりおっぱいが大きい人の方がいい?」

キリト「そうだな、アスナに大きく勝っている点でもあるしな」

リーファ「よっしゃ」グッ

リーファ「あのね、おに、キリト君。
もっと、なんていうか内面で・・・好きなところはないの?」

キリト「そうだな、従順さがたまらないな」

リーファ「へ、へぇ・・・例えば?」

キリト「水をかけようとしてる俺のいたずらにも気づかず、
背中を向けてしまうほどに俺を信用しきっているんだ」

リーファ(あの時はさすがに怒ったけど・・・
お兄ちゃんじゃなかったら警察沙汰だったんだからね)

キリト「次に、俺を「お兄ちゃん」と呼んでくれることだ」

リーファ「え?」

キリト「妹は意識していないかもしれないが、
毎度毎度「お兄ちゃん」と呼ばれるたびに、
俺の魔剣グラムが魔剣キログラムになるんだ」

リーファ「・・・魔剣キログラム?どういうこと?」
(ていうか、ぜんっぜん意識してなかったよ・・・)

キリト「そして最後に、さっきも言ったが包容力だ。」

リーファ(私に包容力だなんて・・・)

キリト「俺は妹に好かれるために頼もしい兄を目指してきた。
しかしある日、妹の前で涙を流してしまった事があった。
妹はそれを受け止めてくれた。」

リーファ「・・・」

キリト「俺、本当にうれしかったんだ。
支えてくれる人がいるってことが本当にわかって、安心できた。
それが、妹を大事に思う、最大の理由だな。」

リーファ「・・・お兄ちゃん、私・・・!!」グス

キリト「だから俺は妹に色んなことをしてきた。
ここからはそれについて話そうと思う。」

リーファ「えっ」

キリト「あの日は俺が退院したばかり、雨の激しい夜だった。
俺は妹の寝込みを襲うべく、妹の部屋に耳を当て、
雨音の中からその寝息を聞き取り、妹が寝た事を確認した。」

リーファ「!?」

キリト「俺は物音を立てないようにするため、
部屋のドアノブ、ドアを固定するちょうつがい、
そして床までも改良しておいた。その努力の成果は如実に表れた。」

リーファ(え!?ええ!?いつの間に!?ていうか何のために!?)

キリト「改良したそれらからは全くもって音などでない。といっても、
雨音があるから多少は大丈夫だろうが、油断は禁物だ。
俺はすり足で入口から10分かけて移動し、かわいい寝息を立てる妹の横につけた。」

リーファ「じ、10分も!?」

キリト「ああ、こんな変態行為が妹にバレてしまっては絶対に嫌われる。
妹に嫌われたら俺は生きていけない。」

リーファ「そ、そっか・・・」
(べ、別にお兄ちゃんならいいけど・・・///)

キリト「俺は妹の寝顔を眺めた。本当に愛らしい寝顔だ。」

リーファ「・・・」///

キリト「おもむろにほっぺをつついてみた。マジで柔らかい。
何度か触ったりしてきたが、
俺はそのたびに細いsaoをダークリパルサーへと変化させていたんだ。」

リーファ「ちょっと最後の方よくわからないんだけど・・・」

キリト「次に、俺は十分に鍛えた腕で、丁寧に、1枚1枚毛布を剥がしていった。
剥がす時に腕がつってしまうと非常に危険だからな。」ドヤッ

リーファ(最近やけに腕立てしてるなと思ったらそういうことだったの・・・
・・・っていうか何をしようっていうの!?)

キリト「毛布を剥がす作業は非常に難しい。
静かにするためにはゆっくり剥がせばいいのだが、季節は冬。
寒さで妹が目を覚ますかもしれない。だから、素早く正確に行わなければならないのだ。」

リーファ「へ、へぇ・・・」

キリト「雨音が幸いし、素早く気づかれずに毛布の撤去が完了した。
俺は手始めに妹のパジャマのボタンに手をかけた。」

リーファ「ええっ!?」///

キリト「ボタンをはずすのに3分はかかった。しかし、俺はこの3分が、
妹を起こさずボタンをはずすのに使える最大の時間だと考えている。」

リーファ「いったいどこまで外したのよ!?」

キリト「2つ外したところで、ふいに妹の寝顔が目に入った。
愛らしい、あどけない、しかし、まつ毛の長さが大人を少し感じさせる寝顔だ。」

リーファ(そんな風に言われた事ないんだけど・・・)

キリト「俺は罪悪感から、思いとどまった。しかし、外した場所から下着が見えていた。
もう立派なおっぱいだというのに、スポーツブラだった。
それは俺のダークリパルサーをエリュシデータにするのに十分だったのさ。」

リーファ「ねぇブラ見たの?ていうかさっきから最後の方何を言ってるの?」アセアセ

キリト「俺はそれを目に焼き付けた。しかし、同時に気付いた。
妹の肌が少し冷たくなっている。触らなくてもわかる。俺の肌に感じた。
なぜなら俺と妹は一心同体だから。」

リーファ(お、お兄ちゃん・・・)///

キリト「だから俺は先を急いだ。パジャマのズボンを下ろした!」

リーファ「!?毛布とか諸々の問題は!?」

キリト「瑣末なものだ!そんなの、俺のエクスキャリバーの前では無に等しいのだ!
上だけで済まそうだなんてヌルすぎるぜ!」

リーファ「だからさっきからちょこちょこ出てくる剣の名前はなんなのよ!?」

キリト「俺は妹の下着をしっかり観賞した。だから俺はそこに手を突っ込んだ。
もう止まらんよ」ハァハァ

リーファ「ちょ、ちょっと!なにやってんのっ!?だからって何よ!?」

キリト「そこに至るまでジャングルは存在しなかった。なんというか草原だった。
表面は冷たかった。しかし中は熱かった。俺のエクスキャリバーも限界だった。」

リーファ「あ、ねぇ!まさかエクスキャリバーとかダークリパルサーとかってまさか!?」

キリト「お前・・・何恥ずかしいこと聞いてるんだよ///」

リーファ「おまえがいうなっ!」

キリト「俺は妹のルグルー回廊に足を、いや、手を踏み入れた。
回廊の中はむせかえるような熱さだった。中指が溶けそうだ。」

リーファ「ねぇそんなことまでしてたの!?一応私も女の子なんだよ!?
そんな話聞きたくないっていうか本当混乱してきたんだけどっ!!」ジタバタ

キリト「俺はリーファのことを信頼している。お前も信じて最後まで聞いてくれ!」

リーファ「もう何も信じられないわよ!」

キリト「するとどうだ、なんと、ルグルー回廊から洪水が」

リーファ「きゃあああああっ!!」

キリト「なんだよリーファ。いいところなのに。」

リーファ「もうやめて!じゃぁね!」ログアウト

和人「ったく、リーファの奴。何だってんだよ。
俺の妹の自慢話を聞かないだなんて。」

コンコン

<お兄ちゃん、いい?

和人「す、スグ?いいよ、入って」ドキ

ガチャ

直葉「・・・あのね、私・・・えっと・・・」

和人「あ、ああ、なんだ?」(相変わらず可愛いな///)

直葉「お兄ちゃんにとって、一番大事な人って誰?」

和人「そ、それは・・・アスナだよ。何としても助けなきゃって思ってる。」
(直葉だなんて言ったら嫌われるもんな・・・)グッ

直葉「・・・私はね、お兄ちゃんが一番大事なの。」

和人「そ、そっか、じゃぁ、いつかもっと大事なヤツが見つかるといいな。
お前だったら引く手あまただろう?」
(その引く手は逐一切り捨ててやるがな)

直葉「ううん、多分、お兄ちゃん以上の人なんて見つからないと思う。」ズイ

和人「ス・・・グ?」

ギシ

直葉「ねぇ、本当にアスナさんが一番なの?
お兄ちゃん・・・」ノシッ

和人「そ、そりゃぁ・・・」
(うわあああぁ、スグが俺の上に乗ってきたよ!?
おれのエックスキャリバーがやばい!)

直葉「本当の事・・・言ってよ。
私、お兄ちゃんのこと、嫌いになったりしないから・・・」

和人「スグ・・・、直葉っ!」ダキッ

直葉「あ、お兄・・・ちゃん・・・」

和人「俺、お前が一番大事だ!今なら勇気を持って言える!」

直葉「うん・・・」

和人「愛してるぞ、直葉。」

直葉「私も・・・」

直葉「私も、寝ている最中に下着の中に
手を突っ込んじゃうお兄ちゃんが好きだよっ」//

和人「ファッ!?」

直葉「ふふ、今度は・・・起きてる時にねっ♪」




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