【安価】男「この数珠を貰って、人生が変わったんです!!」【コンマ】 (62)

「数珠、いらないかい?」

ある晴れた日、俺は死のうとしていた。

ニートである俺は親に勘当され、路頭に迷い思いつけば電車の路線に座っていた。

轢殺による死を望んでいた俺に、ある一人の老婆が話しかけてきた


??「数珠、いらないかい?」

「……なんだ、婆、俺はそんなもんいらんぞ」

??「まあ聞きな、アタシャね、アンタ見たいなションベン垂れが目の前で死んでちゃ商売上がったりなんだよ」

見ると、老婆の座るところには、露店として数珠が敷かれていた。

「……大体腹が読めたぞぉ?あれだろ、ここで死んだら客は寄らなくなるから、きなくせぇ数珠でどっか他で死んでもらう、だろ?」

??「当たってるとも言うが、そいつは違う、アタシャアンタの未来を救ってやるのさ」

??「ほうれぃ、この数珠の中から好きなのをとりな」

「数珠って言っても、ほぼ同じ色、んで違うとすれば大きな玉に文字が刻まれているだけじゃねえか」

??「数珠にはお呪いがあるのさ、それがある限り、お前は必ず幸福の道を辿る事ができる、その文字の力が体に宿る」

??「試しに、五つほど数珠を選んでみた。どれがいいかい?」

そう言って、俺に数珠を差し出してきた。

数珠の文字は漢字の様で、それぞれ違う文字が刻まれてあった。

↓1~5(漢字一文字記入)



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楽・心身が安らかになる痛みも悲しみも苦しみも全て楽にする。
変・何かを変える。物である限り他の物に変えられる。
淫・何かに浸る、指定した女性を虜にする
神・人知を超える、人であれば絶対に勝てる
幸・絶対的強運を持つ。他人の不幸を返り見ずならば……。


??「さあ、どの数珠にする?」

(……)

指定安価↓3

??「幸の数珠を持っていくか……良いじゃろう、ただしこれだけは覚えていてくれ」

??「この数珠は誰かを不幸にする。貴様は他人の「幸」を掻っ攫う人間になった」

ふうん、興味がない、所詮この婆の戯言、俺は耳に貸すことはないだろう

ただ、俺はここで死ぬのは止めて、その間婆に貰ったものはその時まで待っておく事にする。

「じゃあな婆、もう二度と会うこともないだろうよ」

??「それもそうじゃなあ………アタシャも、お前みたいな餓鬼に会うことはご遠慮願いたいね」

そう言って俺はまた他の所に行く。

と言っても、何処に行こうか?


1家
2学校
3何処かの店
4安価

安価↓2

パチンコに行く事に。

(俺未成年だけど、大丈夫かな?)

そう思っていたが何とか大丈夫の様だ。

しかし、生憎金は持っていない。このまま帰ろうとした時……

「藤代さぁん?ついに見つけたぜぇ?」

「金融会社の…っ、ま、待ってくれ!!今、清算すれば五十万程……っ!!」

「おい、連れてけ」

「嫌、嫌だ!!!嫌だぁああああああああああ!!」

闇金に連れ去られたようだ。しかも丁度台が開いた……銀玉を残して。

俺は……安価↓2

しまった、スマホはもう既に無くしていたのだった。

「あ、そういやこの台のおっさんが置いていったなスマホ」

俺はスマホを起動し、『偶然』にもロックを解除、そして110と通報した。

直、このパチンコ辺りに警察がくるだろう、俺は速やかにその場を立ち去った。


「はあ、腹減ったな………」

俺は公園に行き、ブランコを漕ぎながらそうつぶやいた。

1店に行く
2公園周囲をぶらつく
3このまま寝る
4安価

安価↓2

競馬場へ着いた。

「……だから、俺無一文だってのに………」

そのまま帰ろうとした時。

『直後』人が車に撥ねられた。

その男に握られていた競馬券が、『偶然』にも俺の手に渡った。

「……?」

俺はこの競馬券を……安価↓2

当たっているか確かめてみる。

「………お?」

『偶然』にもこの万馬券は、『500万』当たっていた。

早速換金して、俺はパーカーの中に現金を入れた。

「クッチャクッチャ」
「おいアレ」
「イイネェヤロウゼ」

不良「ねえ、俺キレると怖いんだ?だからさ、ポケットに入れた金寄越してくんね?」

不良三人組が押しかけてきた。

俺は……安価↓2

面倒くさいので逃げることにした。

そして追いかけてくる不良たちは、『偶然』にも工事中のビルから三本の鉄柱が落下。

そして『偶然』にもその三本の鉄柱が三人の不良に突き刺さった。

「ッおいおい、流石に」

ヤバイんじゃないか?この数珠、怖い程に幸運が自分に降りかかる。

???「ハイハーイ見つけちゃいました見つけちゃいました数珠のおかたー!!」

「ッ、お前は?」

そう言うと、少女は俺に自己紹介をした。

少女の名前安価↓2

珠枝「おぉ、私は珠枝数子!!あなたと同じ数珠を持つ人間だよ♪」

「ッ」

正直、数珠、と言う言葉だけで、吐き気がしてきた。

珠枝「そういえば数珠のお方、名前、何て言うんですか?」


ッ……流石に見ず知らずの人間に名前を名乗る程俺は馬鹿ではない。

偽名を使うことにした。

男の名前安価↓2

長谷部「長谷部次郎」

とっさに俺は偽名を使った。

珠枝「へぇ!!よろしく長谷部!!」

呼び捨てかよ…まあ偽名だからいいけど

珠枝「んじゃあさ、私とコンビ組まない!?」

いきなりの発言、どうしたんだこの子。

俺はひとまず……安価↓2

長谷部「コンビってなんのコンビだ?」

俺はそう尋ねた。

珠枝「あれま?知らないの?そうだねぇ……まず、数珠は月に落ちてある結晶でできています」

?何を言っているんだ?

珠枝「そして、それを見に持つ人間は、月により能力を手にします。そして、『ランダムで一時間程月の世界に送り飛ばされます』」

珠枝「そしたら月の世界には強者がたくさん、一人じゃあ生き残るのもうやっと。そこで、私とコンビを組めば、生きる確立が上がる。というものです」

そう言って一呼吸。

珠枝「どう?これでコンビ組んでくれる?」

……………、

1質問(内容を記入)
2組む
3組まない
4安価

安価↓2

長谷部「コンビを組む前に、まずはお前の文字が何なのか教えろよ」

珠枝「ん?そーいやーそーだね、うーん………と」


↓1~5(漢字一文字記入)

謎・自身の能力、ステータスを見破る能力に対して謎として処理する。
銭・歩くだけで小銭が得られる。
逆・傷は癒しに、罪は赦しに、物事の物理現象を逆にする。
妹・対象の人間の妹に成り代わる。
義・言葉に対して義を重要視する能力

安価↓3

今日はここまで、この元ネタ、知っている人は知っていると思います

珠枝「逆、それが私の数珠の力」

長谷部「力、数珠の力、ねぇ」

馬鹿馬鹿しい、そうは思いながらも、内心はそうでは無いかと思っていた。

珠枝「―――――くる、『月』が」

何を、そう言おうとした瞬間、辺りが黒くなった。

そして………

何が起こった?安価↓2

幾何学的な模様の空間に移動した。

長谷部「ここは?」

珠枝「ここは月……一時間生き残れば、あっちに帰れる……筈」

長谷部「はあ!?筈って何だよ筈ってッ」

ずしり、と何かが向かって来る。

その姿は……安価↓2

象、まさに象だ。

長谷部「おい、どーなってんだよ!!」

珠枝「攻撃!!早く、攻撃して!!」

攻撃!?攻撃と言われても………安価↓2

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