星花「あの、伴奏を頼めないでしょうか?」 (25)

音葉「え……私、ですか……?」

星花「はい、この曲なのですが」

音葉「チャルダッシュ……ごめんなさい、聴いたことがないわ」

星花「そうですか……」シュン

音葉「あっ、でも、やらないとは言ってない……です」

星花「本当ですか!」パァッ

音葉「あぅ……そんなに期待しないで欲しい、かな」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1415714461

星花「いえ、引き受けてくださったこと、とても嬉しいです!」

音葉「……そう」

星花「とりあえず、音源を持ってきたので聴いてみましょうか」

https://www.youtube.com/watch?v=sRbWWnkRQuM

星花「どうでした?」

音葉「うん、すごい。拍も音程も一見めちゃくちゃ……なのに音楽が壊れていない」

星花「楽しい曲でしょう?」

音葉「ええ……だけど、とても難しそうだわ」

星花「そこは、練習で合わせていけばきっと大丈夫です」

音葉「うん……そういえば、この曲はいつ披露するの……?」

星花「あら、肝心なことを言い忘れていましたわ! 一ヶ月後のホームパーティの余興で披露することになっていまして」

音葉「一ヶ月……」

星花「急で申し訳ございません……」

音葉「ううん、私も、この曲をやりたいと思ったから。やろう」

星花「本当に有難うございます」

音葉「えっと、スケジュールとか」

星花「そうですわね。合わせられる日を確認しておきましょう」

音葉「あ、あと……短めの曲だし伴奏ではあるけど、一週間は譜読みと自主練に充てたい、かな」

星花「となると、一週間後からピアノ合わせをするという感じでよろしいかしら?」

音葉「ええ……そっか、ピアノ合わせっていうのね。新鮮」

音葉(あんまり伴奏ってしたことがないのだけれど……)ペラッ

音葉(……)ペラッペラッ

音葉(……)タラララタラララ←指が動いている

音葉P「音葉、何やってるんだー?」

音葉「……はっ!」

音葉P「これから移動するけど、もう暗いから車の中では練習控えてな。目に良くない」

音葉「わかりました……」

音葉P(やれやれ)

星花「う~ん、もう少し溜めを作ったほうが……いえ、でもやり過ぎはくどいですわね」

執事「お嬢様、お夕食の準備が整いましたが……」

星花「あら、じいや! 客観的な意見がほしいのですけれど、お手伝いしてもらえますか?」

執事「仰せのままに」

星花「それでは、今日から改めてよろしくお願いします」

音葉「よろしく……時間的には三週間あるけど、実際合わせられる日はそんなに多くないから」

星花「ええ、集中してやっていきましょうね」

音葉(まずは前奏から、ここは私が自由にやっていいところ……)

星花(そこへ私が入っていきます!)

音葉(うわ、凄いうねり……テンポも揺れる揺れる、だけど――)

星花(このくらいやらないと――)

音葉(面白い!)

星花(面白く無いですわよね!)

音葉(ここからは、一気にテンポが上がる……)

星花(最初はゆっくりと、跳ね上げるように。そして加速します!)

音葉(嘘! 合わせられない、付いていくので精一杯……)

星花(脱力して、手首だけで細かく刻みを)

音葉(こんなに早いのに、細かいところでテンポが揺らぐ!)

星花「――ふぅ、まずはお疲れ様でした」

音葉「……お疲れ様」

星花「ごめんなさい、ちょっと好き勝手弾きすぎてしまいました」

音葉「いいえ、偉いのはソリスト、でしょう?」

星花「そんな」

音葉「大丈夫、本番までには合わせてみせる……!」

星花「……はい!」

音葉「それで、どういう風に表現したいのか、ところどころ止めながらやっても?」

星花「勿論です! じゃあ頭から」

ミリマス?なわけないか…名前二人とも違うし

星花「ここはターララッ、ララ~という感じで」

音葉「なるほど……一度切ってしまうくらい溜めるのね」

星花「ええ、ですがピアノが待ちすぎてしまうと停滞してしまいますわよね?」

音葉「そっか、じゃあ私はあくまでも流れを止めないように」

星花「ええ、お願いします」

音葉「じゃあもう一回、合わせましょう」

中断、寝ます。

>>14
シンデレラの方です。涼宮星花と梅木音葉。

再開。とは言え即興で書いてますのでお時間頂きます

星花「――♪」

音葉(さっきとまたテンポが違う……けど)

音葉(不思議ね……この人の音は、とても魅力的。甘美な様でほろ苦く、力強いようでとても繊細……)

音葉「――♪」

星花(同年代の方に伴奏をお願いするのは初めてですが、欲しいところに音が来ます)

星花(とても弾きやすい!)

音葉「……ふぅ」

星花「今の……」プルプル

音葉「?」

星花「今の演奏、とっても楽しかったです! 音葉さんはどうでしたか?」

音葉「私も、楽しかった……」

星花「ですよね! なんかこう、音を合わせているんだなあって!」

音葉「ええ」

♪♪♪


星花「ごきげんよう、音葉さん」

音葉「あ、涼宮、さん……少し聞きたかったことがあるんだけど」

星花「なんでしょう?」

音葉「この曲の、本質……」

星花「本質!?」

音葉「あ、えっと……テーマ、というか。簡単な、アナリーゼ……」

星花「ああ、なるほど! そういうことでしたら、お茶でも淹れておしゃべりしましょうか」

星花「まずこの曲は遅い部分と早い部分の二部構成と考えるのがわかりやすいと思います」

音葉「lassan friska……ね?」

星花「ええ。わたくしもあまり理詰めで解釈するのは得意ではないのですが」

音葉「私も……」

星花「音葉さんもですか! なんだか私達共通点が多いですね」

音葉「同い年、だよね?」

星花「はい♪」

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