勇者「そして、女勇者は奴隷にまで堕ちてしまった」(1000)

俺は、どうしてもこの怒りを抑えきる事が出来なかった。

こいつさえいなければ、俺が勇者として歴史に名を残していたはずなのに……

女勇者「うふふっ、ごめんね。弟君……」ニコニコ

女勇者「あまりにも弟君が役立たずだったから、私が先に魔王を倒しちゃった……」ニコニコ

勇者「……」ギリギリ

女勇者「案外、魔王は弱かったわよ……」ニコニコ

女勇者「あんた、何でこんな弱い相手に苦戦していたの?……」ニコニコ

勇者「……」ブチッ

後に、俺は怒りに任せてこいつに一騎討ちを挑み……

それを受けた女勇者は、すぐにこの俺の事を撃破したのだった。

~勇者の自宅・勇者の寝室~

勇者「……」

勇者「……」

勇者「……」

勇者「……」

スッ、ピラッ……

羊皮紙「女勇者J。見事、魔王を討伐する!」

羊皮紙「世界の平和は、女勇者Jによってもたらされた!」

羊皮紙「忌々しいモンスター達は、全て魔界にまで撤退!」

羊皮紙「魔王が復活するまでには、最低でも百年は掛かるであろう!」

スッ、ポイッ……

勇者「はぁ……」ガクッ

勇者「俺、何してんだ?」

勇者「何で、あんな女に先を越されてるんだ?」

勇者「大体、何であいつまで勇者として認定されてるんだよ?」

勇者「本当なら、俺が勇者として名を残していたはずなのに」

勇者「はぁ……」

スッ、ゴクゴクゴクッ……

勇者「おまけに、勇者としての俺は全否定された……」

勇者「最初から、俺はこの世にいなかったのか?……」

勇者「あいつ、本当に最悪な事してくれたよ……」

勇者「本当なら、俺が勇者として名を残していたはずなのに!」

勇者「くそ~~~~~~~~っ!」

スッ、ガシャン……

勇者「けど、何であいつまで勇者に認定されたんだ?」

勇者「俺は俺で、今まで一生懸命やって来たはずだ」

勇者「まぁ、どうせあの糞国王の気まぐれだろ……」

勇者「魔王を倒しに行くと言うのに、ただの馬鹿安い剣だけをこの俺に渡しやがった……」

スッ、ポリポリポリッ……

女勇者「……」ヒョコッ

勇者「あいつ、そう言えば鎖帷子とか着てたな……」

勇者「まさか。あいつの方だけ、良い装備を貰ってたとか?……」

勇者「本当に、何であいつまでもが勇者なんだ……」

勇者「勇者は、この世で俺一人だけでいいっつうの!」

スッ、ポリポリポリッ……

勇者「……」ハッ

女勇者「ふ~~ん。ここがあんたの家なんだ」

女勇者「私の家、ここよりは遥かに広いけど」

勇者「……」クルッ

女勇者「あんた、かなり荒れてるわね」

女勇者「そんなに、この私に先を越されちゃった事が悔しいのかしら?」ニッコリ

勇者「何しにきた?」ギロッ

女勇者「ああ、ちょっと偶々ここを通りかかっただけ」ニコニコ

女勇者「何か、負け犬の遠吠えが聞こえてきたから、少し中の様子が気になってしまったの!」ニコニコ

勇者「帰れ!」ムカッ

女勇者「はいはい。邪魔者はいなくなるわよ!」ニコニコ

女勇者「後、あんたも早く教会の方に行きなさいよね」ニコニコ

女勇者「それじゃあ!」ニコニコ

クルッ、スタスタスタッ……

勇者「ああ、ちょっと待て!」

勇者「教会に行けって、どう言う事だ?」

女勇者「あんた、教会側から連絡来てなかった?」スタスタスタッ

女勇者「魔王を倒したら、勇者の称号とかを女神様に返上しないといけないんだけど」スタスタスタッ

勇者「あっ、忘れてた……」

女勇者「はぁ……」ピタッ

女勇者「だから、あんたも早く行きなさいよね!」クルッ

女勇者「私は、今日行くつもりだから!」

女勇者「それじゃあ、お先に弟君!」ニッコリ

女勇者「もし仮に、そのまま女神様に返上をしなかった場合には、あんた自身がかなり不幸な事になるからね!」ニコニコ

勇者「ああ、了解した……」

スッ、ガチャ……

スタスタスタッ、バタン……

勇者「……」

勇者「……」

勇者「……」

勇者「……」

勇者「……」

勇者「……」

勇者「……」

勇者「……」

勇者「……」

勇者「……」

勇者「とりあえず、教会の方に行っとくか……」

勇者「じゃないと、余計に俺が不幸になるみたいだし……」

スッ、ゴクゴクゴクッ……

~王都・勇者の自宅前~

スッ、ガチャ……

スタスタスタッ、クルッ……

スッ、バタン……

女勇者「ふぅ……」

女勇者(相変わらず、弟君はああなんだから……)

女勇者(そりゃあ、お父さんが浮気して出来た子供だから、ああなるわよね……)

「女勇者。もう終わったの?」

「早く、私はこんな所から移動したいんだけど?」

女勇者「ああ、悪かったわね……」

「全く、女勇者は優し過ぎるんだから……」

「不義の子なんて、そのままほっとけば良いのに……」

「ああ、そうだな」

女勇者「それで、他に言いたい事は?」

女勇者「女僧侶。今日はかなり機嫌が悪いわね」

女僧侶「ええ、まあね……」

女勇者「女騎士。やっぱり嫌?」

女勇者「やっぱり、私はあんな奴とは関わらない方が良い訳?」

女騎士「ああ、まあな」

女騎士「とりあえず、早くこんな所を出ないか?」

女騎士「いくら、魔王を倒した勇者一行とは言え、何もこんな所に来る必要なんかないだろ」

女勇者「はいはい。今から移動しますよ」

女勇者「それで、宜しかったかしら?」ニッコリ

女騎士「ああ、まあな」

女僧侶「一応、魔女が周囲を警戒してるから、早く行ってあげたいのよね」

シュピン……

『女勇者。早く行きましょ』

『ここ、かなり治安が悪いから』

女勇者「ふぅん。そんな悪いんだ……」

『ついさっき、何度か無粋な輩が私達の方を何度も見ていたからね』

『だから、早くここから移動しない?』

女勇者「ええ、了解したわ」

女勇者「では、さっさと早く済ませましょ」

女勇者「赤竜娘様も、もう待ちくたびれていると思うし」

女勇者「皆、早く移動するわよ!」

女勇者「じゃないと、私達まで娼婦にされちゃうからね!」ニッコリ

女騎士「ああ、了解した」ニッコリ

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

本日の分、終了。

支援有り難うございます。
勇者は、女勇者に晴れの舞台を完全に潰されて、かなり憤っております。

~勇者の自宅・勇者の寝室~

ヒュルヒュルヒュルヒュル、ヒュルヒュルヒュルヒュル……

ヒュルヒュルヒュルヒュル、ヒュルヒュルヒュルヒュル……

勇者「ん?」ハッ

ヒュルヒュルヒュルヒュル、ヒュルヒュルヒュルヒュル……

ヒュルヒュルヒュルヒュル、ヒュルヒュルヒュルヒュル……

シュン、シュタッ……

「失礼。ここは、勇者Rのご自宅でしょうか?(魔界語)」

「私は、新たに就任した魔王の娘です(魔界語)」

勇者「何!?」

魔王の娘「……」

勇者「それで、魔王の娘とやらが何の用だ?(魔界語)」

勇者「俺は、お前の父親とやらを殺してはいないぞ!(魔界語)」

魔王の娘「ええ、それについては存じ上げております!(魔界語)」ニッコリ

魔王の娘「ですから、今日は貴方にあるお願いがあって参りました(魔界語)」

魔王の娘「聞く所によりますと、貴方は女勇者Jに深い恨みを抱いておられるみたいですね?(魔界語)」

魔王の娘「私の父は、貴方に今後も勇者を続けてほしいと思っております!(魔界語)」

魔王の娘「その代わり、女勇者の運命を私達に委ねて頂きたい!(魔界語)」

魔王の娘「私達は、完全に利害が一致しております!(魔界語)」

魔王の娘「貴方も、そろそろ日の目を見たいとお思いでしょ?(魔界語)」

勇者「ああ、まあな(魔界語)」

魔王の娘「でしたら、私達にご協力頂けますでしょうか?(魔界語)」

魔王の娘「貴方は、勇者として日の目を見る!(魔界語)」

魔王の娘「私達は、先代魔王様の仇を討つ!(魔界語)」

魔王の娘「お互い、完全に利害が一致しておりますよね?(魔界語)」

魔王の娘「今ここで、私の父からの取引をお断りになられた場合には、一生貴方は日陰暮らし!(魔界語)」

魔王の娘「これについては、お互い利害が一致しております!(魔界語)」

魔王の娘「ですから、お互いの未来の為に今ここでご決断頂けないでしょうか?(魔界語)」

勇者「お前、かなり度胸あるな……(魔界語)」

勇者「ここまで、堂々とそんな厄介事を持ち込んでくるなんて、かなり良い度胸してやがる……(魔界語)」

魔王の娘「……」

勇者「良いだろう。その話に乗ってやる!(魔界語)」

勇者「但し、これについては絶対に内密にして貰いたい!(魔界語)」

魔王の娘「はい、了解致しました!(魔界語)」ニッコリ

スッ、ピラッ……

魔王の娘「後、お手数ですがこちらの方にもサインお願い致します(魔界語)」

魔王の娘「このサインがお済みになりましたら、翌日より開始致しますので(魔界語)」

勇者「……貸せ(魔界語)」

魔王の娘「どうぞ(魔界語)」スッ

勇者「……」スッ

魔王の娘「……」

勇者「ふむふむ……」

スッ、カキカキカキ……

カキカキカキ、カキカキカキ……

勇者「……」スッ

魔王の娘「……」スッ

スッ、ゴクゴクゴクッ……

魔王の娘「勇者様。ご協力有り難うございます!(魔界語)」

魔王の娘「これで、お互いにより良き未来が訪れますわ!(魔界語)」ニッコリ

勇者「ああ、どう致しまして(魔界語)」

勇者「本当に、俺も堕ちたものだなぁ(魔界語)」

勇者「自身の欲の為に、敵側と手を組む(魔界語)」

勇者「死んだ母さんがこの姿を見たら、絶対にこの俺の事を許さないだろうな(魔界語)」

魔王の娘「お母様は、もう既にお亡くなりになられたのですか?(魔界語)」

勇者「ああ、俺が勇者として旅立ってすぐの頃にな……(魔界語)」

魔王の娘「……ご心中、お察し致します」

魔王の娘「では、私はもうこれで」

魔王の娘「勇者R。貴方が私の父と戦う事を心よりお待ちしております!(魔界語)」ペコッ

勇者「ああ、達者でな(魔界語)」ニッコリ

魔王の娘「……」スッ

魔王の娘「……」ブツブツ

魔王の娘「……」ブツブツ

魔王の娘「はっ!」ブワッ

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ……

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ……

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ……

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ……

シューーーーーーーーッ、シュン……

勇者「ふぅ……」ホッ

スッ、ポリポリポリッ……

勇者(とりあえず、俺はまだ勇者としての力を返さなくても良いか……)

勇者(どの道、俺は再び魔王退治に行かなくちゃいけないんだし……)

勇者(女勇者J。覚悟しろよ……)

勇者(これで、俺はあいつを出し抜く事が出来る……)

勇者(今まで、不義の子だとか役立たずだとか言われたが、そんな汚名も明日からは全て晴らされるんだからな!)

スッ、ゴクゴクゴクッ……

勇者「ふぅ……」

勇者(けど、本当に女勇者Jを倒せるのか?……)

勇者(女勇者Jは、レベル80はあるのに……)

勇者(まぁ、いくら女勇者Jがレベル80あったとしても、所詮はただの女だ……)

勇者(結局、女勇者Jも一人の女に過ぎない……)

勇者(女勇者J。災難だな……)

勇者(明日からのお前は、ただの名も無き奴隷なんだからな……)

勇者(ふふふっ……)ニヤリ

~王都・路地~

女勇者「……」スタスタスタッ

女騎士「……」スタスタスタッ

女僧侶「……」スタスタスタッ

魔女「……」スタスタスタッ

女勇者「……?」ピタッ

女騎士「どうした?」ピタッ

女勇者「……」キョロキョロ

女勇者「……」キョロキョロ

女勇者「……気のせいか」

女騎士「何が?」

女勇者「うん。ちょっと私の勘違いだと思う……」

女勇者「まさか、王都に魔物がいる訳ないよね?……」

女勇者「私、ちょっと勘違いしちゃってたかも……」

女僧侶「魔女。何か感知出来た?」

女僧侶「私、何も感じなかったけど」

魔女「ええ、私も感知してないわ」

魔女「その辺にいる無粋な輩ぐらいしか、全く感知してないんだけど」

女僧侶「うん。そうだね」

女騎士「とりあえず、もう行くぞ」

女騎士「ここにいても、何も変わりはしないんだから」

女勇者「ええ、そうよね……」

女勇者「あれは、私の勘違いだったのかな?……」

女勇者「まぁ、さすがに勇者一行に手を出す馬鹿な人はいないと思うけど……」

女勇者「一応、警戒だけはしとかないとね……」

女騎士「ああ、了解した」

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

本日の分、終了。

支援ありがとうございます。

~教会・聖堂~

シュピン……

赤竜娘「……」

赤竜娘「……」

赤竜娘「……」

赤竜娘「!?」ガーーン

司教「どうかなさいましたか?」

赤竜娘「いえ、少し神からの交信があっただけです」

赤竜娘「女勇者Jが、こちらに向かってきております」

赤竜娘「ですから、勇者Rに関しましては明日で良いでしょう」

赤竜娘「勇者Rに関しましては、自宅で完全に酔いつぶれてみたいですからね」

司教「ああ、そうでしたか……」

司祭「まぁ、彼は不義の子でしたからね……」

助祭「ええ、全くです……」

司教「しかし、こんな朝からよく酔いつぶれますな……」

司教「今後は、勇者の選定基準等を改めてみる必要があるのでは……」

赤竜娘「ええ、それに関しては同感です!」

赤竜娘「私も、彼が勇者に選定された事には疑問を感じてはおりました!」

赤竜娘「ですが、私はただの一介の神の使いです!」

赤竜娘「神もこの件に関しましては、何かお考えがあっての事だと思いますが」

司教「ああ、左様ですか……」

司祭「ともかく、勇者Rに関しましては後回しに致しましょう!」

司祭「所詮、彼はただの不義の子!」

司祭「女勇者Jに比べたら、天と地の差です!」

司教「うむ。そうじゃな」

赤竜娘「では、女勇者Jがここに来たらすぐに声を掛けて下さい」

赤竜娘「私は、これより神と交信を続けますので」

司教「はっ、かしこまりました!」

赤竜娘「……」スッ

『赤竜娘。終わりましたか?』

『勇者Rは、余程評判が悪いみたいですね』

赤竜娘『はい。その様です』

『赤竜娘。手筈通りにしなさい!』

『彼女は、明日からはただの名も無き奴隷になるのですからね!』

赤竜娘『はい。かしこまりました!』

『後、彼女が死んだ場合には何度も蘇生させなさい!』

『最低でも、彼女には十人程子孫を作って貰います!』

『それを終えたら、彼女を解放しても構いません!』

『本当なら、勇者Rが子孫を残してくれた方が早いのですが……』

『これは、もう既に確定事項です。異存はありませんか?』

赤竜娘『はい。かしこまりました!』

プツン……

赤竜娘(ふぅ、神も酷な事を致しますね……)

赤竜娘(女勇者Jを、名も無き奴隷にまで堕とすなんて……)

赤竜娘(まぁ、勇者と魔王の終わり無き戦いが長く続いてますからね……)

赤竜娘(皆、勇者と魔王による戦いに巻き込まれてきましたから……)

赤竜娘「はぁ……」

司教「……」

司祭「どうかなさいましたか?」

赤竜娘「いえ、特に何も……」

赤竜娘「ただ、女勇者Jには少し気の毒な事をしたなぁと思いまして……」

司祭「はい?」

司教「あの、女勇者Jに何か問題でも?」

司教「女勇者Jは、一体どうなるのです?」

赤竜娘「……」

司教「赤竜娘様?」

スッ、ガチャ……

侍祭「失礼致します」

侍祭「司教様。女勇者J様がお着きになられました!」

司教「うむ。そうか」

赤竜娘(ああ、神よ……)

司祭「……赤竜娘?」

助祭「早く、ここにお連れしなさい」

侍祭「さぁ、どうぞ」

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

赤竜娘「……」

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

ピタッ、ピタッ、ピタッ、ピタッ……

赤竜娘「女勇者J。ようこそいらっしゃいました」ニッコリ

赤竜娘「これより、貴女に与えられた特殊な力を全て回収致します」ニコニコ

女勇者「はい」

赤竜娘「では、早速始めさせて頂きます」ニコニコ

赤竜娘「お連れの方達は、少し距離を取って下さい」ニコニコ

女勇者「……」スッ

スタスタスタッ、ピタッ……

赤竜娘「では、行きますよ!」

赤竜娘「女勇者J。神の名の元に、汝に与えられし特殊な力を全て回収する!」

赤竜娘「はっ!」ブワッ

ギュイーーーーーーーーン、ギュイーーーーーーーーン……

女勇者「!?」ビクッ

ギュイーーーーーーーーン、ギュイーーーーーーーーン……

女勇者「ーーーーっ!?」ビクビクッ

赤竜娘「……」スッ

フラッ、ドサッ……

勇者姉「うっ……」

女騎士「大丈夫か!?」ダッ

勇者姉「ええ、大丈夫よ……」

女騎士「そ、そうか……」

勇者姉「ふぅ……」ムクッ

赤竜娘「お疲れ様です。勇者姉」

赤竜娘「今日はもう休みなさい」

赤竜娘「後の事は、後任の勇者に任せておけば良いのです」

赤竜娘「貴女の勇者としての役目は、もう終わりましたからね」ニッコリ

勇者姉「はい。赤竜娘様……」

女騎士「……立てるか?」スッ

勇者姉「ええ、大丈夫よ……」スッ

司教「では、もう終わりで宜しいでしょうか?」

司教「勇者Rに関しては、明日にでもしておきましょう」

赤竜娘「ええ、お願い致します」ニコニコ

女騎士「では、私達はこれで失礼致します」

女騎士「赤竜娘様。色々とお世話になりました」ペコッ

女僧侶「……」ペコッ

赤竜娘「いえいえ」ニコニコ

司祭「後、君は本当に大丈夫なのだな?」

司祭「我々としては、悪魔と契約さえしていなければ、それで良いのだが」

魔女「はい。私は悪魔と契約などしておりません!」

魔女「私が契約をしているのは、森に住む妖精達のみ!」

魔女「ですから、何もご心配はいりません!」

司祭「うむ。了解した」

スッ、ムクッ……

勇者姉「じゃあ、私達はもうこれで」

勇者姉「赤竜娘様、司教様。本当にお世話になりました」ペコッ

魔女「……」ペコッ

司教「うむ。気を付けてな」ニッコリ

赤竜娘「勇者姉。どうかお気を付けて」ニコニコ

赤竜娘「たとえ、神より与えられし特殊な力を失ったとしても、貴女の今のレベルやスキル等は全てそのままですからね」ニコニコ

勇者姉「はい」ニコニコ

クルッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

赤竜娘「……」

教会関係者達「……」

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

スッ、バタン……

~王都・教会前~

勇者姉「ふぅ、終わった……」

勇者姉「これで、私の役目はもう終わりかな……」

勇者姉「皆、本当にお疲れ様!」

勇者姉「今回、私が魔王を倒せたのも皆のおかげだよ!」ニッコリ

女騎士「どう致しまして」ニッコリ

魔女「今更、水臭いわよ」ニッコリ

女僧侶「とりあえず、これからどうする?」

女僧侶「そろそろ、礼拝を終えた人達が職場に向かう頃だし」

女騎士「まぁ、王都の酒場ぐらいは開いてるだろうな」

女騎士「もしそこが開いてなかったなら、私の家で祝賀会でも開かないか?」

勇者姉「おおっ、良いね!」ピカァ

魔女「と言うか、お前が一番金持ちだからな」ニヤリ

女騎士「ふふふっ……」ニヤニヤ

女騎士「とにかく、店が開いてようが開いてなかろうが、夜には祝賀会を開いてやる!」ニヤニヤ

女騎士「そう言えば、お前も騎士の称号を貰えるんだよな?」ニヤニヤ

女騎士「もし仮に、本当に騎士になった暁にはしっかりとこの私がリードしてやる!」ニヤニヤ

女騎士「騎士の世界は、本当に色々と大変だぞ!」ニヤニヤ

女騎士「私の場合は、幼い頃より騎士としての教育等を受けてきたが」ニヤニヤ

女騎士「その辺についても、しっかりと仕込んでやるからよ!」ニヤニヤ

勇者姉「……うん。ありがとう」ニコニコ

魔女「女騎士。なるべく優しくしてあげて」

魔女「勇者姉の表情が、一瞬崩れた様に見えたんだけど」

女騎士「ん? そうか?」

勇者姉「……」ニコニコ

女僧侶「とりあえず、早く移動しない?」

女僧侶「そうじゃなきゃ、私まで雑用押し付けられるからさぁ」

女騎士「ああ、そうだな」

勇者姉「まずは、酒場にでも行きましょ」

勇者姉「結局、弟君は酔いつぶれてたし……」

勇者姉「まぁ、昔お父さんが浮気して出来たのが弟君だったんだけど……」

勇者姉「それが原因で、かなりギクシャクしちゃってるしね……」

女騎士「ああ、そうだな……」

魔女「勇者姉。もう行くわよ!」

魔女「あんな奴の事なんか、もうほっときなさい!」

勇者姉「うん。分かった……」

勇者姉「本当に、弟君は役立たずなんだから……」

勇者姉「皆、あんな奴なんかほっといて、もう行くよ……」

勇者姉「せめて、今日ぐらいはゆっくりと過ごしたいからね……」

女僧侶「うん。そうだね!」

クルッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

本日の分、終了。

支援ありがとうございます。

~王都・賭博場前~

その日の夕方ーー

勇者「ふぅ、なんとか負けた分は取り返せたな……」

勇者「これで、少しは気が楽になった……」

勇者「けど、魔女は運が強すぎだろ……」

勇者「あいつ一人で、かなり儲けてやがったからな……」

遊び人「ああ、そうだな……」

勇者「それで、お前はどんだけ儲けた?」

勇者「俺、今日は負けた分しか取り返してない」

遊び人「ああ、俺もお前と同じぐらいだ」

遊び人「魔女が帰った後、なんとか取り返したからな」

勇者「ああ、そうか」

武闘家「それで、皆どうする?」

武闘家「このまま、飲みに行くか?」

勇者「ああ、今日はもう飲みに行こうぜ……」

勇者「結局、手柄は全部あいつが持ってった……」

勇者「所詮、俺は日陰者だよ……」ガクッ

遊び人「……勇者」

武闘家「まぁ、そう気を落とすな」

武闘家「生きていたら、必ず良い事がある」

勇者「ああ、そうだな……」ウルッ

遊び人「まぁ、今から気分直しに飲みに行こうぜ!」

遊び人「ここ最近は、モンスターすら出てこないんだし!」

遊び人「勇者。俺はお前の事を認めているよ!」

遊び人「お前だって、これまで頑張ってきてたんだからな!」ニッコリ

武闘家「ああ、そうだな!」ニッコリ

勇者「ううっ、すまん……」ウルウルッ

スッ、フキフキ……

「失礼。この辺で勇者姉を見なかったか?」

「何分、かなり混雑をしていたからな」

武闘家「ん?」ハッ

「いや、俺達は見てねぇよ」

「魔女の方なら、ついさっき賭博場から出ていくのは見てたんだがな」

「ああ、すまない」

武闘家「……女騎士」

「失礼。勇者姉を見なかったか?」

「何分、勇者姉とはぐれてしまってな」

「いえ、私達は見てませんよ」

「魔女さんなら、満面の笑みで出てきたのを見てたんですが」

「そ、そうか……」

「お手数をお掛けした……」

「いえいえ」

武闘家「あいつ、何してんだ?」

武闘家「と言うか、勇者姉なんてこの辺で見かけたか?」

遊び人「いや、見てないよ」

勇者「俺も、あいつの姿なんか確認してないわな」

遊び人「じゃあ、何であいつがここに来てるんだよ?」

勇者「さぁな」

武闘家「あっ、こっち来たぞ」

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、ピタッ……

女騎士「よう、お前達。今日は三人とも儲かってるか?」ニッコリ

武闘家「いや、儲かってない!」ギロッ

勇者「今日は、魔女の一人勝ちだよ!」ギロッ

遊び人「おかげで、こっちは負けた分を取り返すのに必死だったんだからな!」ギロッ

女騎士「そ、そうか……」

武闘家「それで、お前ここで何してんだ?」

武闘家「今日は、皆して別行動か?」

女騎士「ああ」

勇者「お前、ちゃんと見てろよ!」

勇者「おかげで、こっちは1000G無駄にする所だったんだからな!」ギロッ

女騎士「ああ、すまんすまん」

勇者「ったく……」

遊び人「それで、勇者姉は?」

遊び人「ついさっきから、何で勇者姉なんか探してるんだ?」

女騎士「実は、勇者姉の姿が全く見えないんだ」

女騎士「今日は、ウチで祝賀会をする予定なのに」

勇者「!?」ハッ

女騎士「お前達、勇者姉を見なかったか?」

女騎士「一体、あいつはどこに行ったんだか」

勇者「だったら、魔法通信で連絡を取ってみろよ」

勇者「それで無理なら、魔女に頼んで探索魔法を掛けて貰え」

武闘家「ああ、そうだな」

女騎士「だが、それもなかなか引っ掛からない……」

女騎士「勇者姉の奴、どうやら王都の外に出てるみたいなんだ……」

勇者「ああ……」

武闘家「確か、魔女の探索魔法は王都全域を見渡せるからな……」

女騎士「だから、今こうして私は勇者姉の行きそうな場所を探してる」

女騎士「勇者。お前何か知らないか?」

女騎士「場合によっては、お前の手を借りるかもしれない」

女騎士「今現在、勇者の称号を持つのはお前だけだからな」

女騎士「だから、お前は何か勇者姉が行きそうな場所には心当たりはないか?」ジトッ

勇者「いや、全く」

女騎士「……本当に、何も知らないのか?」ジーーッ

武闘家「とりあえず、もう少し待ってみろよ」

武闘家「大体、いつぐらいから勇者姉の姿が見えないんだ?」

女騎士「確か、勇者姉の自宅で昼食を取った後ぐらいからだ」

女騎士「その後、私達は自由行動を取った」

女騎士「そこからだな。勇者姉と連絡が取れなくなったのは」

女騎士「勇者姉の奴、ろくに武器すら持ってないのに」

武闘家「ああ、そうか……」

勇者「なら、俺達が見たのは魔女だけだな」

勇者「俺達は酒場で昼食を取った後に、ここへ来たから」

勇者「それに、あいつレベル80もあるんだし大丈夫だろ?」

勇者「俺なんて、ついこの間すぐに撃破されてたし」

勇者「だから、もう少し様子を見てみろよ」

勇者「案外、今日の祝賀会に使う物でも仕入れに行ったんじゃないか?」

女騎士「ああ、勇者姉ならありそうだな……」

女騎士「では、私はこれにて失礼する」

女騎士「もし、勇者姉を見かけたら、すぐに連絡をくれ」

勇者「ああ、了解した」

武闘家「女騎士。気を付けてな」

武闘家「もしかしたら、女勇者の身に何かあった可能性もある」

武闘家「その時は、俺達も協力をするよ」

武闘家「俺達だって、日々モンスター退治をしてきたんだからな」ニッコリ

女騎士「ああ、ご協力感謝する」ニッコリ

女騎士「勇者。私はもうこれで」

女騎士「お前も、魔王軍の残党にはくれぐれも気を付けろよ」

勇者「ああ、何かあったらすぐに連絡するよ」

女騎士「では」

クルッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

勇者「とりあえず、俺達も行くか」

勇者「何だか、とても嫌な予感がしてきたし」

遊び人「けど、何で勇者の事をやたらと疑ったんだ?」

遊び人「勇者一人じゃ、とてもあいつには敵わないだろ」

勇者「まぁ、そうなんだが……」

武闘家「……」

勇者「……武闘家?」

武闘家「ああ、すまんすまん」

武闘家「少し、考え事をしてしまっててな」

武闘家「そりゃあ、あいつがいなくなって一番得をするのは、お前ぐらいだ」

武闘家「そんなの、すぐ誰だって分かるだろ」

勇者「!?」ハッ

遊び人「でも、こいつには犯行不可能だろ」

遊び人「第一、朝から俺らと一緒だったんだしよ」

武闘家「まぁ、それも勇者一人の犯行ならな」

武闘家「他に、誰か共犯がいたら、勇者にもアリバイが成立するんだがな」チラッ

勇者「……」ギクッ

遊び人「まさか、いくら何でもそりゃあねぇだろ」

遊び人「とにかく、早く酒場にでも行こうぜ!」

遊び人「早く行かねぇと、すぐ混んじまうからな」

勇者「ああ、そうだな……」

武闘家「とりあえず、今の勇者はグレーと言う事で」

武闘家「皆、それで良いな?」クルッ

賭博場の客達「おう!」ニヤリ

勇者「!?」ガーーン

武闘家「まぁ、早く酒場にでも行こうぜ」

武闘家「今日は、勇者の奢りだからな」クルッ

勇者「……ま、マジか」ガクッ

勇者「けど、何で俺が疑われてるんだ?」

勇者「俺のレベルは、まだ60なんだけど」ムクッ

武闘家「だから、あいつがいなくなって一番得をするのがお前なんだ」

武闘家「他に考えられるのは、魔王軍の残党達」

武闘家「だがら、お前も疑われてるんだよ」

武闘家「今のお前は、あいつに対して強い恨みを抱いてるんだからな」

勇者「ああ、そうか……」

遊び人「とりあえず、俺はお前がやってないに賭ける!」

遊び人「だって、お前は俺達と朝から一緒だったんだからな!」ニッコリ

勇者「……遊び人」ウルッ

武闘家「じゃあ、俺は勇者に共犯がいる方に賭ける!」

武闘家「勇者。この件に関しては、1000Gを賭けるぞ!」

武闘家「遊び人。お前も、1000G賭けるんだよな?」スッ

遊び人「ああ、了解した」スッ

「じゃあ、俺らも賭けさせてくれ!」

「その賭け、俺らも乗った!」

武闘家「おおっ、良いぞ!」ニヤリ

兵士長「おいっ、てめぇら外で騒ぐな!」

兵士長「今話してる賭けをするなら、賭博場の中でやれ!」ギロッ

賭博場の客達「へ~~い!」シュン

勇者「良いのかよ……」ガーーン

兵士長「とりあえず、俺は勇者に共犯がいる方に賭ける!」

兵士長「皆、早く中に入れ!」

賭博場の客達「へ~~い!」クルッ

ゾロゾロゾロッ、ゾロゾロゾロッ……

兵士長「勇者。お前も中に入れ!」

兵士長「俺個人としては、賭け事とかはかなり大好きだからな!」ニヤリ

勇者「……はい。かしこまりました」ガクッ

本日の分、終了。

支援ありがとうございます。
勇者に関しては、まだなんとも言えない状態ですね……

~とある城・牢獄~

勇者姉「……」

勇者姉「……」

勇者姉「……」

勇者姉「……」

勇者姉「……」

勇者姉「……」パチッ

勇者姉「……」ムクッ

勇者姉「……」キョロキョロ

勇者姉「……」キョロキョロ

勇者姉「……」

勇者姉「……」

勇者姉「……ここ、どこ?」

勇者姉「何で、私は全裸なの?……」

勇者姉「私、どうしちゃったんだろ?……」

勇者姉「確か、魔女達と別れた後はどうしたんだっけ?……」

勇者姉「……」

勇者姉「……」

勇者姉「あっ、そうだ。私は赤竜娘様に呼び出されたんだ……」ハッ

勇者姉「その後、ここに来たのよね?……」

勇者姉「はぁ……」ガクッ

勇者姉「と言う事は、まさか赤竜娘様が?……」

勇者姉「いや、絶対にそうだとは思いたくない……」

勇者姉「それに、赤竜娘様がそんな事をするはずがない……」

勇者姉「だって、赤竜娘様はメスのレッド・ドラゴンだから……」

勇者姉「……」

勇者姉「……」

シュピン……

『勇者姉。本当に申し訳ありません……』

『これは、神からの命令ですので……』

勇者姉「……え?」ハッ

『貴女には、本当に申し訳なく思っております……』

『ですが、もうこれは決定事項なのです……』

勇者姉「……赤竜娘様?」ムクッ

シュン、シュタッ……

全裸男「ワレ、オマエ、オカス……」ギロッ

勇者姉「!?」ビクッ

『勇者姉。本当に申し訳ありません……』

『これから、貴女には子孫を残して貰わないといけませんから』

勇者姉「!?」ガーーン

全裸男「……」ジリジリ

勇者姉「いっ、いやああああああああーーーーーーーーっ!?」ウルッ

『ですが、私も鬼ではありません』

『今の貴女次第では、今すぐ取り止めても構いませんよ』

勇者姉「じゃあ、今すぐ止めて!」ウルウルッ

『はい。かしこまりました』

全裸男「……」ピタッ

勇者姉「はぁ、はぁ、はぁ……」ポロボロ

勇者姉「はぁ、はぁ、はぁ……」ポロボロ

『ですが、貴女のお仲間達が貴女の代わりに孕まされます』

『しかも、貴女の腹違いの弟でもある勇者Rの手によって』

勇者姉「!?」ガーーン

『ですから、貴女はまだそこでゆっくりとしていて下さい』

『いずれ、貴女の仲間達にも同じ目に遭って頂きます』

『これも、貴女に課せられた試練なのですからね』

勇者姉「そ、そんな……」ポロボロ

『では、私はもうこれで』

『これから、上手く貴女の元に辿り着く様に誘導をしなくてはなりませんから』

『勇者姉。本当に申し訳ありません』

『本当なら、勇者Rに子孫を残して頂ければ早かったのですが』

『何分、勇者Rは魔王を討ち取ってはおりません』

『最低でも十人を産んだら、貴女の事を解放して差し上げますからね』

プツン……

勇者姉「……」ポロボロ

勇者姉「……」ポロボロ

全裸男「……」クルッ

勇者姉「……」ポロボロ

勇者姉「……」ポロボロ

全裸男「……」シュン

勇者姉「うわああああああああーーーーーーーーん!」ポロボロ

勇者姉(何故? どうして?……)ポロボロ

勇者姉(どうして、私がこんな目に遭うの?……)ポロボロ

勇者姉(私、何かした?……)ポロボロ

勇者姉(私が何かしたから、こんな目に遭っていると言うの?……)ポロボロ

勇者姉(ああ、本当にもう最悪だわ……)ポロボロ

勇者姉(赤竜娘様の馬鹿馬鹿馬鹿ーーーーーーーーっ!)ポロボロ

勇者姉(何で、女神様もそんな命令出してくるのよーーーーーーーーっ!?)ポロボロ

勇者姉「とりあえず、まずはここから脱出しないと……」ポロボロ

勇者姉「幸い、手足は縛られてないみたいだからね……」ポロボロ

勇者姉「魔女、女騎士、女僧侶……」ポロボロ

勇者姉「お願い。どうか無事でいて!……」ポロボロ

勇者姉「私、魔女達の為なら何でもするから!……」ポロボロ

勇者姉「お願いだから、絶対に私の事を探さないでね!……」ポロボロ

勇者姉「ううっ、ぐすん……」ポロボロ

この日以来、あいつの消息は完全に途絶えた。

皆、その事に関しては酷く悲しんでいた。

それに対して一方の俺はと言うと、事態打開の為に今後も勇者を継続。

人々は、新たに就任した魔王の恐怖に怯え、俺は再び魔王を倒す旅に出る事となった。

だが、俺にも少なからずは誤算があった。

何故なら、王都では俺がこの件に深く関わっているのではないかと、疑われていたからだ。

それに加えて、あいつの仲間でもあった女騎士達が、この俺の旅に何故か同行。

絶対、こいつらは俺の事を疑ってやがる。

そうじゃなきゃ、こいつらは絶対にこいつらは俺なんかと旅なんてしたがらないだろう。

それから一週間後。

俺は、魔女達の事も罠に嵌めた。

偶々、あの時会った魔王の娘が気を利かせてくれて、魔女達もまたあいつと全く同じ様にしてくれたからだ。

おまけに、俺はすっかり泣き怯えていたあいつと、かなり意外な場所で再会。

その時のあいつは、もう既に事の真相についてを知ってしまっていた後。

それにも関わらず、あいつはすぐに俺の前に屈した。

その代わり「魔女達には、絶対に何もしないで!」と、泣きながらそう懇願されてしまった。

後に、俺はあいつ同様に魔王の娘達によって弱体化されていた魔女達とも再会。

魔女達もまた、あいつ同様にあいつの事を目の前で庇い始め出してきて……

俺は、あいつからのお願いを完全に無視し、まずは魔女達から手を出す事にしたのだった。

本日の分、終了。

支援ありがとうございます。

~とある城・地下牢獄~

二週間後ーー

勇者姉「皆、ごめんね。全部私の所為で……」ポロポロ

勇者姉「私が、全部至らなかったから……」ポロポロ

勇者姉「私の所為で、皆を巻き込んでしまって申し訳なく思うわ……」ポロポロ

魔女「……勇者姉」

女騎士「はぁ、お前ずっとそればっかだぞ……」

勇者姉「けど、私の所為で全部こうなっちゃったんだよ……」ポロポロ

勇者姉「私が、もう少ししっかりとしてたら、こんな事には……」ポロポロ

魔女「そんな事ない!」

女僧侶「勇者姉。貴女、本当に気にし過ぎよ!」

女僧侶「幸い、まだ私達は一度も犯されてない!」

女僧侶「まだ、逆転のチャンスはどこかにあるはずよ!」

勇者姉「だって!」ポロポロ

女騎士「はぁ、その割りにはまともな食事が出てくるがな」

女騎士「おまけに、三日に一度はシャワーまで浴びれる」

女騎士「それに、こうやって替えの衣服や毛布やベット等も渡されてんだから、まだ待遇はマシな方だろ」

女騎士「私が前の戦で捕虜になった時には、身分が高い者以外は全て殺害されていたからな」

女僧侶「だから、勇者姉もそう気を落とすな」

女僧侶「ええ、そうね……」

魔女「特に、私の場合はすぐ殺されそうなんだけど……」

勇者姉「でも、本当なら私一人がこうなるはずだったんだよ……」ポロポロ

勇者姉「私、何も知らずに皆の事を巻き込んでしまったから……」ポロポロ

女騎士「だが、いずれは私達もこうなってた」

女騎士「まぁ、今回は予想外に勇者姉が無事でいてくれたが」

女騎士「私の先輩なんて、好き放題レ〇プされて挙げ句に孕まされてたぞ」

女騎士「幸い、私はそれをされる前に運良く助かったんだがな」

魔女「ああ、そうなんだ……」

勇者姉「だけど、いずれ私の所為でそうなっちゃうんだ……」ポロポロ

勇者姉「皆、本当にごめんなさい……」ポロポロ

女騎士「はぁ……」ガクッ

魔女「勇者姉。そんなネガティブな発言止めてくれる?」イラッ

魔女「私達、全然気にしてないんだけど!」イライラ

魔女「むしろ、勇者姉があんな奴に犯されてなくて良かったわ!」イライラ

魔女「あいつ、『“勇者姉にだけは絶対に手を出さないって!”』、そう誓ってくれたんだから!」イライラ

勇者姉「でも、皆はその代わりに犯されちゃうんだよ……」ポロポロ

勇者姉「私、どこまでも皆に迷惑を掛けちゃってるよ……」ポロポロ

魔女「だから、ついさっきから負のオーラ全開にしないで!」イライラ

魔女「私達、本当に気にしてないの!」イライラ

女騎士「ああ、そうだな!」

女僧侶「私達、勇者姉の知らない所でよく男の人達に汚されてるんだけど……」

勇者姉「……えっ!?」ガーーン

女騎士「まぁ、そう言う事だ」

女騎士「騎士の世界にも、色々あるんだ」

女騎士「私が今こうやって騎士をやれているのも、全てそのおかげだ」

女騎士「実際、私は何度も望まない妊娠と流産を繰り返してしまってるけど」

女騎士「だが、私は晴れて無事に騎士になれた!」

女騎士「だから、勇者姉は何も気にするな!」ニッコリ

勇者姉「……女騎士」ポロポロ

ツカツカツカ、ツカツカツカ……

魔女「ん?」クルッ

ツカツカツカ、ツカツカツカ……

魔女「誰か来た」

ツカツカツカ、ツカツカツカ……

魔女「……」

ツカツカツカ、ピタッ……

勇者「よう、お前ら。生きてるか?」

勇者「俺が手を出す前に、勝手に死んだりはしてないよな?」

女騎士「ああ、まあな」

魔女「あんた、今日は鎧とかは着けてないのね」

魔女「と言う事は、今から私達は犯されるのかしら?」

勇者姉「ひいいいいっ……」ビクッ

勇者「……」ニヤリ

魔女「それで、今日はどうするの?」

魔女「このまま、私達の事を犯すの?」

勇者「まぁ、そんな所だ」

勇者「魔女。今から俺の相手をしてくれ」

魔女「ええ、了解したわ」

スッ、チャラ……

勇者姉「ま、待って!?」ポロポロ

勇者「ん? どうかしたか?」

勇者「姉さん。何か文句でもあるのか?」

魔女「別に、何も問題はないわ」

魔女「あの子の事は、別に気にしないで」

勇者「ああ、了解した」

スッ、カチャカチャ……

ガチャ、キキィーーッ……

勇者「じゃあ、後はそこでゆっくりとしといてくれ」

勇者「今日は、魔女だけに集中したいから」

女騎士「おう」

女僧侶「明日は、誰にするの?」

勇者「女僧侶だ」

女僧侶「ええ、了解したわ……」

勇者姉「いや、止めて……」ポロポロ

勇者「すまん。やっぱ予定変更するわ」

勇者「場所移すの止めて、今ここでしよう」ニヤリ

魔女「え~~っ?」

勇者姉「!?」ガーーン

勇者「とりあえず、魔女は脱いでくれ」

勇者「後、勇者姉にはしっかりと見える様にしたいからな」

魔女「ああ、そうなんだ……」ヌギヌギ

勇者姉「ねぇ、弟君。今すぐ、そんな事は止めてくれる?……」ポロポロ

勇者姉「私に恨みがあるなら、私にだけにしてよ……」ポロポロ

勇者「姉さん。そりゃ無理だな!」ニヤニヤ

勇者「姉さんが腹違いの姉じゃなかったら、容赦なく犯してたのに!」ニヤニヤ

勇者「ん? 魔女、もう脱いだのか?」ハッ

勇者「やっぱり、お前は良い体してるよな!」ニヤリ

魔女「ええ、まあね」パサッ

スタスタスタッ、クルッ……

スッ、バタン……

勇者「どれどれ」クルッ

スッ、ムニュムニュ……

勇者姉「あ、ああっ……」ポロポロ

ムニュムニュムニュ、ムニュムニュムニュ……

勇者姉「いや、止めて……」ポロポロ

女騎士「なぁ、今から私の胸も揉んでくれないか?」

女騎士「私の胸は、魔女よりも遥かにデカイぞ!」ニッコリ

勇者姉「!?」クルッ

勇者「なら、女騎士達も脱いでくれ」

勇者「少し、お前らの胸を揉み比べたくなってきたから」ニヤリ

女騎士「ああ、良いぞ!」ニコニコ

スッ、シュルシュル……

勇者「おおっ、本当に魔女よりもデカイな!?」

勇者「これ、どんだけデカイんだよ!?」

女騎士「……」ムクッ

スタスタスタッ、ピタッ……

女騎士「勇者。遠慮なく、私の事を孕ませても良いぞ!」

女騎士「今の私達は、勇者姉を守る盾なんだからな!」ニッコリ

勇者姉「!?」ガーーン

勇者「女僧侶。こっちに来い」

勇者「お前のも、今から揉まさしてくれ」

女僧侶「……」ムクッ

スタスタスタッ、ピタッ……

勇者「おおっ、見た事がないぐらいの爆乳揃いだ……」

スッ、ムニュムニュ……

ムニュムニュムニュ、ムニュムニュムニュ……

女僧侶「勇者。私の事も遠慮なく孕ませて良いわ……」

女僧侶「その代わり、勇者姉には絶対に何もしないでね!」ウルッ

勇者「ああ、大丈夫だって」ニッコリ

女僧侶「そう。良かった……」ウルウルッ

魔女「勇者。早く私と続きしよ」

魔女「今日は、私が勇者に孕まされるんだから!」ニッコリ

勇者姉「……みんな」ポロポロ

スッ、ムニュムニュムニュ……

ムニュムニュムニュ、ムニュムニュムニュ……

魔女「はぁ……はぁ……はぁ……」

スッ、ムニュムニュムニュ……

ムニュムニュムニュ、ムニュムニュムニュ……

女騎士「はぁ……はぁ……はぁ……」

勇者姉「お願い。もう止めて……」ポロポロ

勇者「姉さん。少し黙って」

勇者「魔女。少し、姉さんの事を抑えといてくれるか?」

女僧侶「え?」

魔女「勇者姉。大丈夫だから!」

魔女「私、以前からこう言う事はされ慣れてるから!」ニッコリ

勇者姉「いやああああーーーーっ!?」ポロポロ

勇者「ああ、煩い……」イラッ

魔女「勇者。そろそろ、勇者のも見せて」

魔女「後、体勢はバックで良い?」

勇者「ん? ああ、良いけど」

クルッ、スタスタスタッ……

スッ、ドン……

勇者姉「……痛」ドサッ

勇者「魔女。何で、姉さんをまだベットの上に置いてるんだ?」

魔女「勇者姉。少し、我慢してね」

魔女「今から私、勇者姉の上に覆い被さった状態で犯されるから」ニッコリ

勇者姉「!?」ガーーン

スッ、ガバッ……

勇者姉「魔女。あんた、何考えてるの?……」ポロポロ

勇者姉「嫌、私の上に覆い被さらないで……」ポロポロ

魔女「さぁ、早く犯して」ズイッ

勇者「ああ、ちょっと待て」

勇者「今から、俺のを見せてやる」

勇者「女騎士。先に濡らしといてくれ」

勇者「俺、ちょっと脱いどくから」ヌギヌギ

女騎士「ああ、了解した」クシュクシュ

勇者「いや、お前のじゃねぇよ……」ヌギヌギ

女騎士「まぁ、そう言いなさんな」ニヤリ

スッ、シュルシュル……

シュルシュル、パサッ……

勇者「ふぅ……」

女騎士「おおっ……」

女僧侶「勇者の(平均サイズよりは)大きい……」

魔女「あらぁ……」クルッ

勇者「さぁ、挿れるぞ……」ドキドキ

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、ピタッ……

勇者姉「ううっ、ぐすん……」ポロポロ

クシュクシュ、クシュクシュ……

魔女「さぁ、早く入れて」クパァ

勇者「ああ、了解した……」ドキドキ

スッ、ズブッ……

魔女「あっ、入ってきた……」

魔女「勇者のが、私の中に……」ウルッ

ズブブブッ、ズブブブッ……

魔女「勇者。遠慮なく中に出して良いからね……」ウルウルッ

魔女「私、勇者姉の為なら、あんたの子供でも産んであげるからね……」ポロポロ

勇者姉「お願い、もう止めて……」ポロポロ

勇者「あ、あああっ……」プルプル

女騎士「勇者。大丈夫か?」

女騎士「早く腰を振れ」

勇者「ああ、了解した……」プルプル

女騎士(もしや、勇者は慣れてないのか?……)

女騎士(これは、後で必ず逆転のチャンスはあるな……)ニヤリ

勇者「……」プルプル

魔女(勇者。何ちんたらしてるのよ?……)クルッ

スッ、ズチャ……

ズチャ、ズチャ……

勇者「!?」ビクッ

ドクンドクンドクン、ドクンドクンドクン……

勇者「うっ、ふぅ……」ビクビクッ

魔女「……は?」ポロポロ

女騎士「もう出したのか!?」ガーーン

勇者「はぁ、はぁ、はぁ……」ビクビクッ

勇者「はぁ、はぁ、はぁ……」ビクビクッ

勇者姉「……?」ポロポロ

勇者「はぁ、はぁ、はぁ……」

勇者「はぁ、はぁ、はぁ……」

魔女(……勇者。そりゃないでしょ)ガクッ

勇者「ふぅ……」

勇者「魔女。今のは何しだ!」

勇者「今のは、ただの誤射なんだ!」

魔女「うん。良いけど……」ムクッ

女騎士「まぁ、今のは仕方ないな……」

女僧侶「たまに、そう言った人はいるからね……」

勇者「皆、すまん……」ウルッ

勇者姉「……一体、何が起きたの?」ポロポロ

スッ、グイッ……

クルッ、トコトコトコッ……

スッ、ヌポッ……

トロトロトロッ、トロトロトロッ……

魔女「あっ、私のあそこから精〇出てきた……」ポロポロ

魔女「これで、私のお腹に勇者の赤ちゃんが出来ちゃったわね……」ポロポロ

勇者姉「!?」ガーーン

スッ、ゴロン……

スッ、ムクッ……

勇者姉「……あっ」ハッ

勇者「……」ニヤリ

魔女「勇者。勇者姉には何もしないでね……」ポロポロ

魔女「私のお腹には、いずれ勇者の赤ちゃんが出来ちゃうんだから……」ポロポロ

勇者「ああ、大丈夫だ……」ニヤニヤ

勇者姉「ねぇ、弟君。それ何?……」ポロポロ

勇者姉「男の人のって、そんなにも大きくなるものなの?……」ポロポロ

勇者「ああ、まあな……」ニヤニヤ

魔女「勇者。早く続きしようよ……」ポロポロ

魔女「私、勇者姉の為なら何度でもさせてあげるからさ……」ポロポロ

女騎士「……」ニヤリ

スタスタスタッ、ピタッ……

スッ、ストッ……

グイッ、ペロペロペロッ……

勇者「うっ……」

勇者姉「女騎士!?」ポロポロ

魔女「もう、女騎士は乱入しないでよ……」スッ、ゴシゴシッ

魔女「何、勇者のを躊躇いもなく舐めてるのよ……」ムクッ

女騎士「ああ、すまんすまん」ブチュ

勇者姉「皆、お願いだから、もう止めて……」ポロポロ

勇者姉「お願いだから、もう止めてよ……」ポロポロ

女騎士「……」ジュブジュブジュブッ

勇者姉「お願い。本当に止めて……」ポロポロ

勇者姉「私の事、弟君は好きなだけレ〇プして孕ませても良いから……」ポロポロ

女騎士「……」ジュブジュブジュブッ

勇者(こいつ、マジでフ〇ラ上手え……)プルプル

女騎士「勇者。少しは耐えれそうか?」シコシコ

女騎士「さすがに、二発目も誤射とか洒落にならんぞ」シコシコ

勇者「……」コクン

女騎士「魔女。そのまま勇者姉の隣で足開いといてくれ」ピタッ

女騎士「どうやら、今後は大丈夫そうだからな」ニッコリ

魔女「ええ、了解したわ……」ゴロン

魔女「……」ガバッ

クルッ、グイッ……

勇者「魔女。今から挿れるぞ……」ドキドキ

魔女「うん。早くして……」

スッ、ズブッ……

ズブブブッ、ズブブブッ……

勇者「ふぅ……」

魔女「今後は、大丈夫みたいね……」ホッ

スッ、ズチャズチャズチャ……

ズチャズチャズチャ、ズチャズチャズチャ……

魔女「ううっ、ううっ……」ユッサユッサ

勇者姉「……?」クルッ

ズチャズチャズチャ、ズチャズチャズチャ……

ズチャズチャズチャ、ズチャズチャズチャ……

勇者姉(何、この動き?……)ポロボロ

ズチャズチャズチャ、ズチャズチャズチャ……

ズチャズチャズチャ、ズチャズチャズチャ……

魔女(ああ、女神様……)ユッサユッサ

ズチャズチャズチャ、ズチャズチャズチャ……

ズチャズチャズチャ、ズチャズチャズチャ……

魔女(まぁ、勇者姉がこいつなんかに犯されるよりは、遥かにマシなのよね……)ユッサユッサ

勇者「!?」ビクッ

ドクンドクンドクン、ドクンドクンドクン……

勇者「うっ、ふぅ……」ビクビクッ

魔女「はぁ、はぁ、はぁ……」ポロポロ

勇者姉「……?」ポロボロ

女騎士「勇者。魔女のあそこは、気持ち良かったか?」ニヤニヤ

女騎士「まぁ、今の勇者姉は何が起きているかが、全く理解出来ないみたいだけどな」ニヤニヤ

勇者「ああ、まあな……」ビクビクッ

魔女「とりあえず、私は二回も出されたから妊娠確実ね……」ポロポロ

魔女「まぁ、今ここで勇者姉が犯されなくて良かったんだけど……」ポロポロ

勇者姉「!?」ハッ

魔女「勇者姉。大丈夫だった?……」クルッ

魔女「私、勇者姉の為なら、今こうやって自分が大嫌いな奴とでも、すぐに子作りとかしちゃうからね……」ニッコリ

勇者姉「いやああああああああーーーーーーーーっ!?」ポロポロ

勇者姉「……」ガクッ

勇者「おっ、姉さんが気絶したな」ニヤリ

勇者「まぁ、さすがに自分自身の所為でこうなったんなら、仕方ないわな」ニヤニヤ

勇者姉「……」レイプメ

魔女「もう、本当にこう言う事には疎いんだから……」

魔女「まぁ、今してあげた事は、私が死んだ妹にもしてあげた事なんだけどね……」

スッ、ヌポッ……

勇者「ふぅ……」

女僧侶「それで、どうするの?……」

女僧侶「勇者姉。完全に気絶しちゃってるけど……」

勇者「安心しろ。ちゃんと約束は守る!」

勇者「さすがに、腹違いとは言え姉さんの事を犯す趣味はない!」

女僧侶「そう。良かった……」ホッ

魔女(まぁ、まだ油断は出来ないんだけど……)

勇者姉「……」レイプメ

女騎士「では、もう今日は終わりで良いか?」

女騎士「明日は、女僧侶の番か」

女僧侶「……うん」

魔女「女僧侶。別に無理しなくても良いけど……」

魔女「女僧侶は、あまりそう言った経験も少ないんだからね……」

女僧侶「……大丈夫だから」

魔女「本当に?」ムクッ

女僧侶「ええ、大丈夫よ……」

女僧侶「私は、神に仕える身だから……」

女僧侶「だから、私は神からの命令に従うわ……」

女僧侶「それで、勇者姉がこうやって無理矢理子供を産まされなくなるならね……」ウルッ

魔女「……女僧侶」

女騎士(あれ、絶対に納得してないな……)

勇者姉「……」レイプメ

勇者「とにかく、魔女と女騎士はシャワー浴びとけ」

勇者「女僧侶は、勇者姉の事を頼む」

勇者「皆、明日もこの調子で行くからな」

勇者「だから、覚悟だけはしておけよ」

魔女「ええ、了解したわ……」

女騎士「私は、別に問題ない」

女僧侶(ああ、神様……)ウルウルッ

クルッ、ササッササッ……

スッ、ストン……

スッ、ハキハキ……

ハキハキ、ハキハキ……

勇者「じゃあ、俺達はシャワー浴びに行くな」

勇者「女僧侶。勇者姉に俺のが掛かってたら、綺麗にしといてくれ」

女僧侶「ええ、行ってらっしゃい……」ウルウルッ

スッ、ガチャ……

キキィーーーーッ、ダン……

勇者「出ろ」

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

勇者「……」クルッ

スッ、バタン……

勇者「よしっ、二人とも俺の後に続け」

勇者「まぁ、服は別に着なくても良いんだが」

勇者(結局、魔女達もただの肉〇器だ……)

勇者(勇者姉に手を出すつもりがないのは、全て本当の事なんだけどな……)チラッ

勇者姉「……」レイプメ

クルッ、ツカツカツカ……

ツカツカツカ、ツカツカツカ……

本日の分、終了。

支援ありがとうございます。
擬音に関しては、次回からなるべく減らしていきます。
一応、このスレに収まる様にしてますので、時間の流れが多少は飛んだりしてます。

翌日ーー

勇者「姉さん。大丈夫か?」

勇者「今日の姉さんは、やけに放心してるみたいだが」

勇者姉「……」レイプメ

女騎士「ああ、昨日からこんな感じだ」

女騎士「何でも、女僧侶が言うには精神的にもかなり危ういらしい」

勇者「へぇ……」ニヤリ

女騎士「まぁ、私達もある意味で共犯だけどな……」

女騎士「勇者姉。本当に、こう言った事は疎かったから……」

女僧侶「ええ、そうね……」

女騎士「実際、昨日みたいに誰かの身代わりとして目の前で犯されている現場を、私は何度も見た事がある……」

女騎士「その頃の私は、騎士の見習い期間中だ……」

女騎士「本当に、過去の先輩達にはよく庇われていたからな……」

勇者姉「……」レイプメ

女僧侶「とにかく、早く済ませましょ……」

女僧侶「私、もう脱いでるから……」

勇者「……」クルッ

女僧侶「姉さん。どうか私に力を……」

女僧侶「私、自身の役目を終えたら、すぐに姉さんの元に行くからね……」ウルッ

魔女「……」ウルッ

勇者(なんか、犯り辛いなぁ……)

勇者姉「女僧侶。もう止めて……」レイプメ

勇者姉「私が、今から弟君に犯されるから……」レイプメ

女僧侶「……」クルッ

勇者「姉さん。こいつらの思いを踏みにじるな!」

勇者「せっかく、姉さんの為に皆がこうしてくれてるんだし!」

勇者姉「……けど」レイプメ

魔女「勇者姉。本当に、大丈夫だから!」ニッコリ

勇者「魔女。姉さんを抑えといてくれ!」

勇者「また、姉さんに邪魔されても困るだけだ!」

魔女「うん!」ギュッ

勇者姉「皆、本当にどうしちゃったの?……」レイプメ

勇者姉「何で、私なんかの為にこんな事をするのよ?……」レイプメ

女騎士「……」ムギュ

勇者姉「二人とも、お願いだから離して……」レイプメ

スッ、クシュクシュ……

クシュクシュ、クシュクシュ……

勇者「ほう?」

女僧侶「勇者。早く挿れて……」クシュクシュ

女僧侶「私、もう覚悟は出来てるから……」クシュクシュ

勇者「……ああ、了解した」ニヤリ

スタスタスタッ、ピタッ……

スッ、ムギュ……

女僧侶「……」ウルウルッ

勇者姉「……」レイプメ

勇者「女僧侶。俺が脱ぐまで、姉さんの目の前で自分の胸を揉んどいてくれ」

勇者「今のお前は、ただの淫乱な女なんだからな」ニヤニヤ

女僧侶「……」コクン

クルッ、スタスタスタッ……

スッ、ムニュムニュ……

クシュクシュ、クシュクシュ……

女僧侶「……」チラッ

勇者姉「……」レイプメ

ムニュムニュ、ムニュムニュ……

クシュクシュ、クシュクシュ……

女騎士「かなり、レアな光景だな……」ジーーッ

勇者姉「ねぇ、何でそんなに弟君に従順なの?……」レイプメ

勇者姉「皆、本当にどうしちゃったのよ?……」レイプメ

勇者姉「私、何で皆がこんな事をしてくれるかが全く解らない……」レイプメ

勇者姉「本当なら、私一人がこうなるはずだったのに……」レイプメ

女僧侶「……」ピタッ

勇者「姉さん。少し黙れ」ヌギヌギ

勇者「女僧侶。何手を止めてんだ」ヌギヌギ

スッ、シュルシュル……

シュルシュル、パサッ……

勇者「……」クルッ

女僧侶「……」ムニュムニュ

勇者「女僧侶。ベットの上に移動しろ」

勇者「女騎士達、ちょっとベットの上を空けてくれるか?」

女騎士「ああ、了解した」

クルッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

スッ、ゴロン……

勇者姉「……」レイプメ

女騎士「勇者姉。少し移動するぞ」

女騎士「下手したら、お前まで汚されるからな」

魔女「ほらっ、早く立って」

勇者姉「ごめん。それ無理……」レイプメ

勇者姉「やっぱり、こう言う事は私だけが良い……」レイプメ

魔女「は?」

勇者姉「だから、もう本当に止めてくれる?……」レイプメ

勇者姉「皆、何でこんな奴の言う事を聞いているの?……」レイプメ

勇者姉「私は、こんな事を最初から望んでない……」レイプメ

勇者「何故なら、これは女神様からの命令だからだ!」ニッコリ

勇者姉「じゃあ、私はそんな命令を聞くつもりもないわ……」レイプメ

勇者姉「こんなの、絶対に間違ってる……」レイプメ

勇者「なら、何で姉さんは拒否したんだ?」

勇者「姉さんが拒否しなかったら、皆がこんな目に遭う必要すらなかったのに」

勇者姉「……」レイプメ

魔女「勇者姉。早く移動するよ」

魔女「そこに座ってても、何の解決にもならないわ」

勇者「姉さん。早く移動してくれ!」

勇者「じゃなきゃ、魔女達が汚れ損だぞ!」

勇者「皆、本当はこんな事をしたくなかった!」

勇者「でもな、姉さんが無理矢理ここで無数の男達に犯された挙げ句に子孫を10人も産まされるぐらいなら、自分達が俺との子供を三人ずつ産めば良いと言う結論に至ったんだよ!」

魔女「うん。そうだね……」

女騎士「ようやく、私は神に生かされていた訳が解った気がする……」

女僧侶「ええ、私もよ……」

勇者「とりあえず、無理に退けるぞ!」

勇者「二人とも、姉さんの事を頼む!」

女騎士「おう!」

魔女「任せといて!」

勇者姉「いや、離して……」レイプメ

スッ、グイッ……

ズズーーーーッ、ズズーーーーッ……

女僧侶「じゃあ、もう始めましょ……」

女僧侶「勇者姉は、片付いたみたいだし……」

女僧侶「姉さん。あの時は本当にごめんなさい……」ウルッ

女僧侶「私は、今から姉さんと同じ末路を辿る事になるわ……」ウルウルッ

女僧侶「だから、姉さんも向こうで待っていてね……」ポロポロ

女僧侶「ううっ、ぐすっ……」ポロポロ

勇者姉「……」レイプメ

勇者「女僧侶。足を開いて」スッ、スタッ

勇者「今から、女僧侶のあそこに挿れるからな」トコトコ

女僧侶「……」ガバッ

勇者「行くぞ」グッ

スッ、ズブッ……

女僧侶「……っ!?」ポロポロ

ズブブッ、ズブブッ……

勇者「ふぅ、なんとか入った……」

勇者「魔女の時よりは、かなり締め付けが強いな……」

女僧侶「はぁ、はぁ、はぁ……」ポロポロ

勇者「女僧侶。なるべくゆっくりと動いてやるよ……」

勇者「お前は、本当によく頑張ってくれている……」

勇者「恨むなら、こんな命令を下した女神様を恨むんだな……」

女僧侶「ええ、解ってるわよ……」ポロポロ

スッ、ズチャズチャ……

ズチャズチャ、ズチャズチャ……

女僧侶「痛っ、痛いっ!」ポロポロ

ズチャズチャ、ズチャズチャ……

ズチャズチャ、ズチャズチャ……

女僧侶「いっ、痛い、痛い、痛い!」ポロポロ

勇者姉「本当に、ごめん……」レイプメ

ズチャズチャ、ズチャズチャ……

ズチャズチャ、ズチャズチャ……

女僧侶「痛い、痛い、痛い……」ユッサユッサ

ズチャズチャズチャ、ズチャズチャズチャ……

ズチャズチャズチャ、ズチャズチャズチャ……

女僧侶「いっ、いやああああああああーーーーーーーーっ!?」レイプメ

勇者「いっ、いくううううーーーーっ!」ビクッ

ドクンドクンドクン、ドクンドクンドクン……

勇者「うっ、ふぅ……」ビクビクッ

女僧侶「……」ガクッ

勇者「はぁ、はぁ、はぁ……」ビクビクッ

勇者「はぁ、はぁ、はぁ……」ビクビクッ

勇者姉「……」レイプメ

女騎士「これで、女僧侶の番は終わったな」ホッ

魔女「勇者。女僧侶が気絶しちゃった」

魔女「もう今日は、女僧侶には何もしないであげてくれる?」

勇者「ああ、良いけど……」クルッ

女騎士「じゃあ、今度は私の中に出せば良い」

女騎士「私の中に出せば、全員分出した事になるからな」

勇者「ああ、そうだな……」

魔女「じゃあ、早く抜いてあげて」

スッ、ズズズッ……

スッ、ヌポッ……

勇者「ふぅ……」

魔女「ああ、かなり血が着いてる……」

魔女「私が、今から綺麗にしてあげるわ……」

勇者「ああ、すまん……」

スタスタスタッ、ピタッ……

スッ、ジャバッ……

フキフキ、フキフキ……

勇者「ふぅ……」

スッ、グイッ……

ジュブジュブ、ジュブジュブ……

勇者「魔女。別に舐めなくても……」

魔女「良いじゃない。少しくらい」ブチュ

女騎士「勇者。脱ぎ終わったぞ」

女騎士「女僧侶達は、どうするんだ?」パサッ

勇者「う~~ん」

魔女「もう、いっその事覆い被さったら?」

魔女「女騎士は、昔そうやって庇われてた過去があるんでしょ?」

女騎士「ああ、特に死んだ姉達にはな……」ウルッ

勇者「何でお前ら、そんな暗い過去ばっか持ってんだよ……」

女騎士「まぁ、それについては語りたくないな……」

女騎士「しいて言えば、私の所為で姉がそんな目に遭ってしまったんだが……」

魔女「……」ウルッ

女騎士「お姉様。私も役目が終わりましたら、そちらに向かいます……」

女騎士「私、お姉様の死を決して無駄にはしていません!」ウルッ

勇者「……」

勇者姉「じゃあ、最初からこんな事をしなきゃ良いのに……」レイプメ

勇者「姉さん。姉さんは黙って」

勇者「これは、全部姉さんの為なんだから」

勇者姉「弟君。今更だけど、いつからそんな風になったの?……」レイプメ

勇者姉「私、絶対に弱体化してなければ、弟君の事をすぐに殺してたからね……」レイプメ

勇者「ああ、そうだな……」

勇者「でも、もう手遅れだがな……」

勇者姉「……」レイプメ

魔女「勇者姉。今更それを言ったとしても、もう遅いのよ」

魔女「皆、それぞれ辛い過去を背負って生きているんだし」

魔女「女騎士。なるべく早く済ませてあげて」

魔女「じゃないと、後で勇者姉が何をするかが全く解らないから」

女騎士「ああ、そうだな……」

勇者「じゃあ、女騎士は女僧侶の上に覆い被さってくれ」

女騎士「おう……」

クルッ、トコトコトコッ……

トコトコトコッ、クルッ……

スッ、ガバッ……

女騎士「よいしょっと……」タユンタユン

女僧侶「……」レイプメ

勇者「じゃあ、挿れるぞ」グイッ

女騎士「ああ、挿れてくれ……」クパァ

スッ、ズブブッ……

勇者「……ん?」

ズブブブブッ……

女騎士「ふぅ……」

勇者(なんか、魔女達に比べたらユルユルじゃね?……)

勇者(こいつ、影で結構苦労してるんだな……)

女騎士「……どうかしたか?」クルッ

勇者「いや、何でもない」

勇者「さぁ、中に出すぞ」

女騎士「……」クルッ

スッ、ズチャズチャ……

ズチャズチャ、ズチャズチャ……

女騎士「あっ、はぁっ……」タユンタユン

勇者(やっぱ、こいつだけはユルユルだな……)グチュグチュ

ズチャズチャ、ズチャズチャ……

ズチャズチャ、ズチャズチャ……

女騎士「あっ、ふあっ……」タユンタユン

ズチャズチャ、ズチャズチャ……

ズチャズチャ、ズチャズチャ……

女騎士「ゆ、勇者……」タユンタユン

女騎士「もっと、早くして良いぞ……」タユンタユン

魔女(いや、あれは勇者がやりにくいだけなんじゃ……)

魔女(女騎士。結構、あそこがユルユルみたいだから……)

魔女(まぁ、私達の中では一番誰かに汚されてるし……)

魔女(望まない妊娠と流産をした回数は、女騎士が一番多いからなぁ……)

ズチャズチャ、ズチャズチャ……

ズチャズチャ、ズチャズチャ……

女騎士「あっ、もっと早くして……」タユンタユン

ズチャズチャズチャ、ズチャズチャズチャ……

女騎士「ああん、ああん……」タユンタユン

ズチャズチャズチャ、ズチャズチャズチャ……

女騎士「あん、激しい……」タユンタユン

ズチャズチャズチャ、ズチャズチャズチャ……

ズチャズチャズチャ、ズチャズチャズチャ……

女騎士「いっ、いっちゃううううーーーーっ!?」タユンタユン

ドクンドクンドクン、ドクンドクンドクン……

勇者「うっ、ふぅ……」ビクビクッ

女騎士「ああああああああーーーーーーーーっ!?」ビクビクッ

女僧侶「……」パチッ

勇者「はぁ、はぁ、はぁ……」ビクビクッ

女騎士「はぁ、はぁ、はぁ……」プルプル

女僧侶「……姉さん?」レイプメ

魔女「女騎士。お疲れさま」

魔女「なんか、やけに感じてたわね」

女騎士「はぁ、はぁ、はぁ……」プルプル

女僧侶「……」ハッ

魔女「女僧侶。もう起きたの?」

魔女「まだ、寝てても大丈夫よ」ニッコリ

女僧侶「うん。もう大丈夫だから……」ウルッ

勇者姉(結局、皆が弟君に犯されちゃった……)レイプメ

勇者姉(私、本当に何してんだろう?……)レイプメ

勇者姉(弟君。そんな事をしてて楽しいの?……)レイプメ

勇者姉(私の知ってる弟君は、そんな子じゃなかったのに……)レイプメ

スッ、ヌポッ……

魔女「勇者。また、私が舐めてあげる」ニッコリ

勇者「ああ、了解した……」クルッ

女僧侶「女騎士。そろそろ退いて……」

女僧侶「私の番は、もう終わったみたいだし……」

女騎士「ああ、すまん……」ムクッ

女僧侶「結局、私は女騎士にまで庇われてた……」

女僧侶「私は、犯されてる途中で気絶しちゃったの?……」

女騎士「ああ、まあな……」

魔女「……」ジュプジュプ

勇者「魔女。もう良いぞ」

勇者「それと、女騎士達にもあれを飲ませといてくれ」

魔女「うん。分かった」スッ

女騎士「ああ、ついに私もアレを飲まされるのか……」

魔女「うん」スッ

女僧侶「何なの? それ……」ムクッ

魔女「……」スッ、ヌポッ

魔女「とりあえず、これ飲んで」

魔女「これ飲んだら、確実に女騎士達も妊娠しちゃうから」

女僧侶「!?」ガーーン

女騎士「ああ、了解した……」

女騎士「では、私が先に飲むぞ……」スッ

魔女「……」スッ

スッ、ゴクゴクゴクッ……

女騎士「ふぅ、これで良いか?」

女騎士「次は、女僧侶の番だ」クルッ

女僧侶「……」ウルッ

女騎士「さぁ、女僧侶も早く飲め」スッ

女騎士「どの道、これを飲まなくても妊娠するんだ」

女騎士「だから、お前はこれを飲んだら、後の事は全部私と魔女に任せておけば良いぞ」ニッコリ

女僧侶「……本当に、ごめん」ウルウルッ

スッ、ゴクゴクゴクッ……

女僧侶「げほっ、げほっ、げほっ……」ポロポロ

スッ、コロン……

女僧侶「げほっ、げほっ、げほっ……」ポロポロ

勇者「……」ニヤニヤ

女僧侶「ふぅ……」ポロポロ

女騎士「よく頑張ったな」ニッコリ

魔女「勇者。これで良かった?」

魔女「次は、どうしたら良いの?」

勇者「そうだな。魔女はここで姉さんと一緒に居てやってくれ」

勇者「俺と女騎士達は、今からシャワー浴びてくるから」

魔女「うん。分かった」

女騎士「ほらっ、行くぞ」ムクッ

女僧侶「ええ、了解したわ……」ムクッ

クルッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、ピタッ……

フラッ、ドサッ……

勇者姉「……」ガクッ

魔女「あっ、待って」

勇者「ん?」クルッ

女騎士「どうかしたか?」クルッ

魔女「勇者姉。大丈夫?」

魔女「私の声、ちゃんと聞こえてる?」スッ

勇者姉「……」レイプメ

魔女「勇者姉。私の声は聞こえる?」ユサユサッ

魔女「聞こえたら、返事して!」ユサユサッ

勇者姉「……」レイプメ

勇者「もう駄目みたいだな……」

魔女「ああ、ちょっとやり過ぎちゃったかな?……」

魔女「ねぇ、勇者。やっぱり少しやり過ぎたよね?……」

勇者「ああ、まあな……」

魔女「とりあえず、私も今からシャワー浴びに行くわ……」

魔女「今の私のお腹には、もう既に昨日の段階で出来ちゃってるかもしれないからね……」

勇者「ああ、そうか……」

女騎士「魔女。勇者姉はほっといてお前も来い……」

スッ、シュルシュル……

シュルシュル、パサッ……

魔女「さぁ、行きましょ」

勇者「ああ、ちょっと待て」スッ

スタスタスタッ、ピタッ……

スッ、ガチャ……

キキィーーーーッ、ダン……

勇者「魔女達、早く出ろ」

勇者「じゃないと、勇者姉が起きちまうぞ」

魔女「うん」

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、クルッ……

スッ、バタン……

スッ、カチャカチャ……

勇者「魔女。お前はこれ持っとけ」

勇者「これは、今俺達がいた牢獄の鍵だ」スッ

魔女「……え? 良いの?」

勇者「お前は、ある意味で一番従順だからな」

勇者「昨日の段階から、今さっき飲ませた秘薬の効果が出てきてるみたいだし」

魔女「うん。分かった……」スッ

勇者「じゃあ、行くぞ」

クルッ、ツカツカツカ……

ツカツカツカ、ツカツカツカ……

魔女「……」クルッ

勇者姉「……」レイプメ

魔女(勇者姉。まだもう少し我慢しててね……)

魔女(私達が必ず、貴女の事を助けてあげるからね……)

クルッ、ツカツカツカ……

勇者姉が奴隷にまで堕ちて二週間後。

俺は、勇者姉の仲間達を手に掛けた。

最初に俺が犯したのは魔女であり、その次は女騎士。

最後に犯した女僧侶に関しては、まだ自身の置かれている立場には納得がいっていなかった様だ。

だが、俺はそんな女僧侶達の事をこの手で犯した。

嫌がる勇者姉の目の前で、一人ずつ実際に犯してみせた。

その結果、勇者姉の心はすぐに粉砕。

今こうして、俺は勇者姉の仲間達を目の前で犯している。

ただひたすら泣き喚くだけで何も出来ない勇者姉に対して、今までに経験した事がないくらいの優越感を感じてもいた。

それから更に一ヶ月後、魔女達は本当に妊娠した。

それを知った勇者姉の表情は、かなり絶望的だった。

それを知ってから、何度も何度も勇者姉が魔女達に対して泣きながら謝り倒してもいる。

その勇者姉の姿を見て、かなり困惑をしている魔女達。

けれど、魔女達はそんな事は一切気にしていなかった。

自身もまた、勇者姉と似た様な経験が過去に数え切れぬ程あったからだ。

結局、俺は魔女達との約束通りに勇者姉には一切手を出していない。

暇がある時は、俺は魔女達の事を勇者姉の目の前で抱いていき……

それ以外の時には、勇者としての使命を着々とこなしていったのだった。

本日の分、終了。

支援ありがとうございます。

~とある城・魔女達の部屋~

一ヶ月後ーー

魔女「ふぅん。ここが私達の新しい部屋なんだ……」

魔女「まぁ、あの牢獄に入れられているよりは、遥かにマシな待遇ね……」

女騎士「ああ、そうだな……」

魔女「けど、あんた本当に何考えてんの?……」

魔女「普通は、あのまま地下の牢獄に監禁しとくもんじゃないの?……」クルッ

勇者「だが、お前達は俺の子供を妊娠してるだろ?」

勇者「つい数日前から、全員につわりの症状が出てきてるみたいだし」

勇者「だから、赤竜娘様からの指示でここに移動して貰う事になった」

勇者「今後は、勇者姉もここで生活をして貰う」

勇者「良いな?」

女騎士「ああ、了解した」

魔女「まぁ、あそこに比べたら遥かにマシね」

女僧侶「勇者姉。大丈夫?……」

女僧侶「ついさっきから、ずっと暗い顔をしたままだけど……」

勇者姉「……ごめんなさい」レイプメ

女僧侶「え?」

勇者姉「ごめんなさい、ごめんなさい……」レイプメ

勇者姉「ごめんなさい、ごめんなさい……」レイプメ

勇者姉「お願いだから、もう許して……」レイプメ

魔女「ああ、勇者姉はもう駄目ね……」

魔女「私達が妊娠したと知った時から、ずっとこうなんだから……」

女僧侶「ええ、そうね……」

魔女「勇者。そろそろ、勇者姉の事を解放してくれる?」

魔女「私達、実際に勇者の子供を妊娠したんだからさ」

勇者「ああ、俺は別に良いんだけど……」

魔女「何か、他に問題でもあるの?」

シュピン……

『それについては、私がご説明致します』

『まだ、勇者姉はここに監禁しておく必要がありますので』

魔女「え?」

女僧侶「赤竜娘様?」

女騎士「うっ……」

『何か問題でも?』

魔女「いえ、特には……」

魔女「赤竜娘様がそうおっしゃられるのでしたら、これは致し方ない事なのですよね?……」

女僧侶「ええ、そうね……」ウルッ

『私だって、こんな命令を出したくはなかったんですよ……』

『ですが、魔王を討ち取った勇者の子孫は、確実に残しておかないといけないですからね……』

魔女「ああ、そうなんですか……」

女騎士「魔王は、いくら倒してもすぐに後任が現れるからな……」

『まぁ、そう言う事です』

『勇者姉に関しては、こちらで上手く誤魔化してありますので』

『勇者R。その調子で今後もお願い致します』

『これも、世界の平和を守る為なのですからね』

勇者「はっ、かしこまりました」

プツン……

勇者姉「……」レイプメ

勇者「とりあえず、そう言う事だからまだ無理かな……」

勇者「俺は、ちゃんと姉さんの事を解放してやりたがったんだが……」

魔女「そっか、色々と残念ね」

勇者「ああ、本当にすまなかった」ペコッ

魔女(一体、何がしたいのよ?……)

女騎士(今謝るなら、最初から私達の事を孕ませなきゃ良いのに……)

女僧侶(ああ、女神様……)

勇者「後、俺は今から出掛けてくるな」

勇者「他の町で、モンスター退治を頼まれてるし」

魔女「そう。そのまま、モンスターに殺されてきても良いからね!」

魔女「なるべく、死ぬ時は悲惨な死に方をしてきてね!」ニッコリ

勇者「ああ、了解した」ニッコリ

クルッ、スタスタスタッ……

勇者姉「……」レイプメ

女騎士「おいっ、鍵閉めなくて良いのか?」

女騎士「私達、今から本気で逃げ出すぞ!」

赤竜娘「ああ、ご心配なく!」ヌッ

女騎士「!?」ガーーン

女僧侶「いつから、いらしてたんですか?」

赤竜娘「ええ、ずっと前から!」ニッコリ

魔女(じゃあ、何で魔法通信なんか使ってきたのよ?……)

赤竜娘「では、皆さん。ごきげんよう!」ニコニコ

赤竜娘「これも、貴女達の定めなんです!」ニコニコ

赤竜娘「勇者姉。本当に申し訳ありません!」

赤竜娘「何分、神からの命令には絶対服従でなくてはいけませんからね!」ペコッ

スッ、ガチャ……

キキィーーーーッ、バタン……

カチャカチャ、カチャカチャ……

魔女「はぁ……」

魔女「あいつ一人だけなら、すぐに対処出来たのに……」

魔女「何で、赤竜娘様達まで絡んでるのかしら?……」ガクッ

女僧侶「ええ、そうね……」

魔女「それに、赤竜娘様は全然説明出来てないわよ……」

魔女「勇者姉は勇者姉で、ずっと精神的にも不安定なままだしね……」

勇者姉「……」レイプメ

女僧侶「けど、まだ逆転のチャンスはあるはずでしょ?」

女僧侶「皆、何か思い付かない?」

女騎士「いや、全く」

魔女「まぁ、あいつがここに戻ってくるまでの間は、ここでのんびりとしてましょ」

魔女「なんか、暇潰しになりそうな本棚とかあるし」

魔女「あっ、これよく見たらアレの新作じゃない!」ハッ

魔女「アレ、あいつの所為でまだ買えてなかったからさ!」ピカァ

女騎士(とにかく、私も何か暇を潰すか……)

女騎士(今の私達は、完全に弱体化した後だからな……)

女騎士(う~~ん。ここにあるのは、暖炉にベットに毛布に水や食料等)

女騎士(後は、タンスにランプに本棚ぐらいか)

魔女「……」スッ

魔女「……」パカッ

女騎士「う~~ん」

女僧侶「女騎士。暖炉点ける?」

女僧侶「今日は、夜が冷えそうだから」

女騎士「ああ、適当に暖炉を点けといてくれ」

女騎士「私は、なるべく早くここを出る方法とかを探しとくから」

女僧侶「ええ、了解したわ」

クルッ、スタスタスタッ……

魔女「……」ペラッ

~とある城・城壁~

勇者「すまん。待たせたか?」

勇者「悪いな。ここにまで来て貰って」

魔王の娘「ええ、別に構いませんよ」クルッ

魔王の娘「私も、勇者姉がどんな風になっていたかが気になっていましたし」ニッコリ

勇者「ああ、そうか」

魔王の娘「それで、今日はどんなご用件なんです?」ニコニコ

勇者「今日、ここに来て貰ったのは他でもない」

勇者「魔王軍の侵攻地点を教えて貰いたかったからだ」

勇者「一応、俺はこう見えても勇者だからな」

勇者「適当に、モンスター退治とかしとかないといけないからな」

魔王の娘「ああ、そう言う事でしたか?」スッ

勇者「……ん?」

魔王の娘「どうぞ、お受け取り下さい」ニコニコ

勇者「ちなみに、この羊皮紙には何が書かれてる?」

勇者「まさか、魔王軍の侵攻地点が書かれているのか?」

魔王の娘「はい」ニコニコ

勇者「ほぅ、魔王軍もかなり親切な事をするな」

勇者「普通は、そんな大事な情報を敵側に漏らさないのに」スッ

魔王の娘「まぁ、普通はですけど」ニコニコ

魔王の娘「実際、魔界の中でも人員整理を行っているんですよ」ニコニコ

魔王の娘「特に、人間界を襲うモンスター達に関しては、その対象ですね」ニコニコ

勇者「へぇ……」シュルシュル

魔王の娘「それに、モンスターがいなくなったら困るのは、貴方達人間も同じ事です」ニコニコ

魔王の娘「一体、どれだけの人達が職を失うんでしょうか?」ニコニコ

魔王の娘「ですから、常に二つの世界は戦を望んでいます」ニコニコ

魔王の娘「平和になって一番困るのは、いつの時代も戦闘職の方達ですからね」ニコニコ

勇者「……」

勇者「……」

勇者「……」

勇者「……」

勇者「やはり、あそこにモンスターが集中して攻め込んでいるな」

勇者「これはこれで、かなり良い情報だな」ニヤリ

魔王の娘「お役に立てましたか?」ニコニコ

勇者「ああ、とても役にたったよ!」

勇者「本当に、お前には感謝している!」ニッコリ

勇者「けど、こんな大事な情報を漏らしてしまって大丈夫なのか?」

勇者「これがバレたら、お前の身が危ういのに」

魔王の娘「うふふっ、大丈夫ですよ」ニコニコ

魔王の娘「伊達に、魔王の娘をやっていませんから」ニコニコ

勇者「ああ、そうか」

魔王の娘「では、もう宜しいでしょうか?」ニコニコ

魔王の娘「この件につきましては、私の父も了承しておりますし」ニコニコ

勇者「ああ、良いぞ」

魔王の娘「勇者R。お気をつけて」ニコニコ

魔王の娘「一応、表向きには私達は敵同士です」ニコニコ

魔王の娘「何か、お困りの事がございましたら、すぐに私にご連絡下さい」ニコニコ

勇者「ああ、気を付けてな」ニッコリ

クルッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

勇者「……」

勇者「……」

スッ、シュルシュル……

勇者「……」

勇者(これは、どこかに隠しとかないとな……)

「勇者R。終わりましたか?」

「こっちも、もう終わりましたよ」

勇者「ええ、ご苦労様です」クルッ

赤竜娘「では、そろそろ行きましょうか?」

赤竜娘「子作りも大事ですが、ちゃんと勇者としての役目を果たして貰わないと困りますからね」ニッコリ

勇者「はい。お願い致します」ペコッ

赤竜娘「では、行きましょう」ニコニコ

勇者「それで、今回の目的地は?」

勇者「今日は、どこに向かうんです?」

赤竜娘「もう既に、現地には女騎士達の分身を配置してあります」ニコニコ

赤竜娘「私達が今から向かうのは、XXX地方のXXX郡」ニコニコ

赤竜娘「そこに、魔王軍の拠点がございます」ニコニコ

赤竜娘「貴方がちょうど依頼を受けた町のすぐ近くに、今から向かいますからね」ニコニコ

勇者「はい。かしこまりました」

スッ、ヌポッ……

スッ、コロンコロン……

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ……

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ……

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ……

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ……

゚シューーーーーーーーッ、シュン……

スッ、スタッ……

巨大猫「……」キョロキョロ

巨大猫「……」キョロキョロ

巨大猫「さて、勇者達は行った様じゃな」

巨大猫「妾も、自身の役目を果たすかのぅ」

クルッ、スタスタスタッ……

本日の分、終了。

~とある城・魔女達の部屋~

女騎士「おっ、おえっ……」

女騎士「おえっ、おえっ……」ゲロゲロッ

女僧侶「大丈夫?」サスサス

女騎士「ああ、まあな……」プルプル

魔女「……」チラッ

女騎士「ふぅ……」

魔女「女騎士。大丈夫?」

魔女「今まで、どれぐらいまで症状が出た事があるの?」

女騎士「いや、つわりだけだ……」

魔女「そう。私の場合はお腹が膨らんできた辺りかな」

魔女「それを見た妹が、今さっきの勇者姉みたいにずっと謝り倒していたからね」パタン

女騎士「ああ、そうか……」フキフキ

女僧侶「魔女。その時の子は一体どうしたのよ?……」

魔女「どうしたって? 運良く流産しちゃったわよ」

魔女「私の妹が、何度も何度も私のお腹を叩いてきたから」

女僧侶「ああ……」

魔女「その後、妹は完全に精神を病んじゃってね」

魔女「近くの沼の中で重し付けて沈んでいたのを、偶々狩りをしていた人達に発見して貰ったわ」

女僧侶「……お気の毒に」ウルッ

女騎士「と言うか、何でそんな風になってたんだよ?……」ウルッ

魔女「それは、悪質な傭兵達の所為かな」

魔女「契約期間が終わった傭兵達が、私の住んでた町を襲ってきたからよ」

魔女「その時に、町に住む若い娘達全員が戦利品として扱われたわ」

魔女「けど、それもそんなには長くも続かずに、当時の勇者Sによって助けられた訳」

女騎士「へぇ……」

女僧侶「本当に、どこかの勇者とは大違いね……」

魔女「ええ、そうね!」ムクッ

魔女「まぁ、ある程度の妊娠の症状は覚えてるわ」

魔女「まだ、すぐには私達のお腹が大きくなる訳ではないんだけど」

魔女「今現在、私達の妊娠の症状はまだ初期の段階ね」

魔女「これぐらいなら、まだまだ症状は軽いんだし」

魔女「たとえ、下剤を飲んだとしてもすぐに流産出来ちゃうわ」

女騎士「そ、そうか……」

女僧侶「魔女。本当にお気の毒に……」

シュン、スタッ……

巨大猫「ぬおっ!?」

ドサドサッ、ドサドサッ……

スッ、ステン……

巨大猫「うぐぐっ……」ムクッ

女騎士「なっ、なんだ!?」ビクッ

魔女「あっ……」ハッ

魔女「巨大猫。あんた何してんの!?」

魔女「と言うか、よくここが分かったわね!?」ダッ

巨大猫「ああ、まあな……」ペロペロッ

女騎士「魔女。この巨大猫は知り合いか?」

女騎士「使い魔にしては、かなりデブなんだな」

魔女「ええ、そうよ」

巨大猫「うむ。元気そうで何よりじゃわい……」ペロペロッ

魔女「それで、あんた何しに来たの?」

魔女「ここ、今どの辺か分かる?」

巨大猫「ああ、ここはXXXX地方のXXXX群じゃ」

巨大猫「そこの小さな島の中に、この城があるみたいなのじゃ」

魔女「……そう」

女騎士「よりによって、そこだったか……」

女僧侶「かなり、厄介な場所ね……」

巨大猫「まぁ、妾の場合は楽に入れる」

巨大猫「こう見えても、通訳の仕事をしておるからな」

巨大猫「今回、ここに来たのはそなた達にある事を伝える為じゃ」

巨大猫「つい先日、そなた達の偽物が現れた」

巨大猫「しかも、誰一人としてそれに気づいてない様じゃからな」

女僧侶「!?」ガーーン

女騎士「それは、本当の事なのか!?」ガーーン

巨大猫「ああ、妾の言う事は本当の事じゃ」

巨大猫「今も王都の民達は、何の疑いも抱いてはおらん」

巨大猫「それに加え、そなた達の偽物達は勇者Rと共に旅をしている」

巨大猫「皆、赤竜娘が流した公式発表を信じきっている様なのじゃ」

女騎士「……」

巨大猫「それで、勇者姉は?」

巨大猫「勇者姉は、一体どこにおる?」

魔女「勇者姉なら、すぐそこにいるわよ」

魔女「ただ、今は精神的にもかなり危ない状況なんだけど」

巨大猫「む?」キョロキョロ

魔女「巨大猫。そこでボロ雑巾みたいになっているのが勇者姉よ」

魔女「ちょっと、今はそっとしといてあげて」

巨大猫「なっ!?」ガーーン

ボロ雑巾「……」レイプメ

巨大猫「そなた、本当に勇者姉か?」

巨大猫「このボロ雑巾、とてもそうは見えないぞ」

ボロ雑巾「……」レイプメ

巨大猫「魔女。嘘を付くなら、もう少しまともな嘘を吐け!」

巨大猫「こんなボロ雑巾が、勇者姉の訳がないじゃろうが!」ギロッ

魔女「いや、本当なんだけど……」

巨大猫「絶対に、妾は信じぬぞ!」

ボロ雑巾「それで、こんなボロ雑巾に何の用?……」レイプメ

ボロ雑巾「一体、貴女は何しに来たの?……」レイプメ

巨大猫「実は、妾はそなた達の手助けにきた」

巨大猫「そなた達が、妾の言う通りにしてくれぬのなら、ここからすぐに出してやろう」

ボロ雑巾「……え?」ピカァ

魔女「本当なの!? それ!?」ピカァ

巨大猫「ああ、妾は嘘は吐かんよ!」

巨大猫「ただし、妾の言う事を聞いて貰うがのぅ!」

巨大猫「そなた達、今どんな状態なのじゃ?」

巨大猫「ここ最近、王都ではある賭けが流行っておる」

巨大猫「皆、誰が勇者姉を連れ去ったかについてで賭けておるのじゃ」

勇者姉「……」

女騎士「ああ、あの賭けか?」

巨大猫「うむ。その賭けじゃよ」

勇者姉「いや、勝手にそんな事をされてても……」

勇者姉「私、賭け事とかはしないからさ……」

巨大猫「まぁ、そうは言いなさんな」

巨大猫「王都の民達は、誰が勇者姉を連れ去ったかについてで賭けておる」

巨大猫「結局、王都の民達が興味があるのは、それだけじゃ」

巨大猫「生きるも死ぬも、全て運次第なのじゃからな」

勇者姉「……」レイプメ

魔女「なら、今この現状を王都の民達に伝えてきてくれない?」

魔女「ひょっとしたら、ここに助けがくるかもしれないから」

巨大猫「ああ、それについては構わんよ」

巨大猫「妾の役目は、誰が勇者姉を連れ去ったかを伝えるだけじゃ」

巨大猫「そなた達の救出については、二の次になるがのぅ」

魔女「ええ、構わないわ」

女僧侶「良かった。神はまだ見捨ててなくて……」ウルッ

勇者姉「けど、王都の人達も薄情ね……」レイプメ

勇者姉「私、頑張って魔王を倒したんだけどなぁ……」レイプメ

魔女「……勇者姉」

勇者姉「結局、私は報われる事がないんた……」レイプメ

勇者姉「私は、一体何の為に頑張ってきたのよ?……」レイプメ

女騎士「ああ、そうだな……」

女僧侶「皆、薄情ね……」

巨大猫「なら、何故そなたはここにおるのじゃ?」

巨大猫「ここは、あまり良い噂を聞かぬ!」

巨大猫「元々、ここは緩衝地帯じゃ!」

巨大猫「じゃから、平気で非人道的な仕打ちを受けておる者もおるぞ!」

勇者姉「……」レイプメ

巨大猫「一体、何があった?」

巨大猫「誰か、早く答えよ!」

魔女「実は、今の私達は女神様の命令でここに捕らわれているの」

魔女「しかも、勇者Rの子供まで孕まされて」

巨大猫「!?」ガーーン

魔女「だから、巨大猫の気持ちは嬉しいわ」

魔女「でも、その相手が女神様だったら、そうも行かないのよ」

巨大猫「……」

シュピン……

『巨大猫。余計な真似だけはしないで下さい!』

『私からの命令を貴女達は聞けないのですか?』

巨大猫「……」

『魔女達も、下手な考えだけは止めて下さいね!』

『今の貴女次第では、勇者姉にも実際に孕んで頂きますから!』

魔女「はい。かしこまりました……」ウルッ

プツン……

魔女「とりあえず、そう言う事だから巨大猫も気を付けてね……」

魔女「私達、女神様達に監視されてるみたいだから……」

魔女「後、ここで見聞きした事も絶対に誰かに漏らしちゃダメよ……」

魔女「私、勇者姉がそんな風になるのは見たくない……」

魔女「あの赤竜娘様なら、平気で職権濫用してまで勇者姉の事を犯さすからね……」

巨大猫「ああ、了解した……」

勇者姉「……」レイプメ

~王都・酒場~

武闘家「巨大猫。大丈夫かな?」

武闘家「上手く、勇者姉の事を見つけていれば良いんだが」

賢い人?「ああ、そうだな」

武闘家「けど、今日は一体どうしたんだよ?」

武闘家「お前、転職をしてきたんだよな?」

賢い人?「まぁ、そうなんだけど」

武闘家「じゃあ、何なんだよ? その名前」

武闘家「“賢い人?”って、一体何なんだ?」

賢い人?「……」

武闘家「お前、もう一回転職し直してこい!」

武闘家「俺だったら、そんな名前は絶対に嫌だぞ!」

賢い人?「だが、もう無理みたいなんだ……」ウルッ

武闘家「何!?」

賢い人?「実は、今の俺は半分だけ賢者みたいなものなんだ……」

賢い人?「と言っても、たまに普段以上の能力が上がるだけなんだが……」

賢い人?「実際に、俺だって抗議したよ……」

賢い人?「けどな、金がねぇんじゃどうにもならないんらしい……」

スッ、ゴクゴクゴクッ……

賢い人?「はぁ……」

武闘家「一体、いくらいるんだよ?」

賢い人?「大体、治すのに100万G」

賢い人?「とても、俺なんかじゃ払いきれない」

武闘家「……そうか」

賢い人?「だから、巨大猫は早く帰ってきてくれ……」

賢い人?「俺だって、こんな中途半端なのは嫌なんだよ……」ウルッ

武闘家「ああ……」

武闘家(こいつ、確か『勇者が何もしてない』方に賭けてたんだよな……)

「よう。元気か?」スタスタスタッ

「あいつ、まだ手こずっているのか?」スタスタスタッ

武闘家「あっ、兵士長……」クルッ

兵士長「おいおいっ、何なんだよ? その湿気た面は……」スタスタスタッ

兵士長「賭けの主催者が、何泣き言を言ってんだか……」ピタッ

武闘家「ああ、実は……」

賢い人?「兵士長。俺もう駄目みたいです……」ウルウルッ

兵士長「それで、何があった?」

兵士長「もう既に、賭けの結果でも出たか?」

武闘家「いえ、まだ賭けの結果は出てません」

武闘家「ただ、遊び人が転職に失敗したみたいなんです」

兵士長「む?」チラッ

賢い人?「……」ウルウルッ

兵士長「ぶっ!? ぶははははっ……」ニヤリ

賢い人?「兵士長。笑い事じゃないですよ……」ポロポロ

賢い人?「俺、真剣に悩んでるんですから……」ポロポロ

兵士長「ああ、すまんすまん……」ニヤニヤ

武闘家「賭けの結果が出たら、兵士長にもお伝えします」

武闘家「まぁ、まだ巨大猫が帰ってきてないんじゃ、どうしようもないんですけどね」

兵士長「今、どの辺にいるんだ?」

武闘家「XXXX地方のXXXX郡です」

兵士長「は? XXXX地方のXXXX郡?」

兵士長「あそこは、緩衝地帯だぞ!」

兵士長「まさか、そこに勇者姉が?」

兵士長「おいおいっ、いくら何でもかなり危険過ぎないか?」

武闘家「ええ、そうなんです」

賢い人?「そこは、まだ捜索をしていませんからね……」ポロポロ

兵士長「……」

兵士長「とにかく、賭けの事はお前らに任せる」

兵士長「勇者Rは、今どうしてるんだ?」

武闘家「あいつは、まだ女騎士達と一緒にモンスター退治中です」

武闘家「女騎士達に比べたら、まだまだですからね」

武闘家「だから、各地でモンスター退治をしてるんです」

兵士長「ほぅ……」

兵士長(確かに、色々と見劣りはするからな……)

兵士長「じゃあ、勇者Rは大丈夫か」

兵士長「何回か、女騎士達とはここに戻ってきてるみたいだし」

兵士長「武闘家、賢い人? 後は頼むぞ」ッ

兵士長「俺は、『勇者に共犯がいる』方に1000G賭けているからな!」ニヤリ

武闘家「へ~~い」

兵士長「では、失礼する」ニヤニヤ

クルッ、スタスタスタッ……

賢い人?「はぁ、これからどうしようか?……」

賢い人?「巨大猫。早く帰ってきてくれ……」

武闘家「……」

賢い人?「う~~ん。他に何か手はないかなぁ……」

賢い人?「この現状を、変えてくれる何かが……」

武闘家「う~~ん」

賢い人?「ああ、何で何も思い付かないんだ……」

武闘家「ともかく、俺達は巨大猫を待つか」

武闘家「あいつがいないんじゃ、どうにもならないんだし」

賢い人?「ああ、そうだな……」

武闘家「巨大猫。早く帰ってきてくれ」

武闘家「じゃねぇと、俺まで大金が手に入らないからな」

賢い人?「ああ、そうだな……」

スッ、ゴクゴクゴクッ……

本日の分、終了。

~とある城・魔女達の部屋~

ニヶ月後ーー

魔女「皆、お腹出てきたわね……」

魔女「まだ、つわりは続いてるけど……」

女僧侶「……」レイプメ

魔女「結局、このまま産むしかないのね……」

魔女「皆、ここ最近は勇者の顔を見た?……」

女騎士「いや、見てないな」

女騎士「あいつ、かなり時間が掛かってるみたいだから」

女騎士「まぁ、そのままどこかで死んでくれてても、別に構わないんだがな」

女騎士「赤竜娘様も、週に一度ぐらいしか顔を出してこないし」

女僧侶「……」レイプメ

魔女「勇者。一体、何してるのよ?……」

魔女「まぁ、あいつが死んでくれたら、かなり嬉しいんだけど……」

スッ、カチャカチャ……

カチャカチャ、ガチャ……

スッ、キキィーーーーッ……

勇者「……」

魔女「あっ……」クルッ

女騎士「生きてたのか? 勇者……」ムクッ

勇者「ああ、まあな……」

勇者「魔女。姉さんは?」

勇者「姉さん。ちゃんと生きてるか?」

魔女「うん。生きてるけど……」クイクイッ

勇者姉「……」レイプメ

勇者「はぁ、結構あれは疲れたぞ……」

勇者「その代わり、レベル80までにはなってきたんだがな……」

魔女「……そうなんだ」

女騎士「じゃあ、私達のレベルは?」

女騎士「私達のレベルとかは、いつ戻るんだよ?」

勇者「安心しろ。お前らのレベルやスキル等は、お前らの分身が全部引き継いでる」

勇者「お前達が、姉さんの代わりに三人ずつ産み終えたら、赤竜娘様がすぐに体型まで戻してくれるそうだ」

女騎士「ああ、そうか……」

魔女「結局、これは産まなきゃいけないのね……」

勇者「まぁ、まだ方法はあるんだがな……」

女騎士「それで、その方法とは?」

女騎士「まさか、勇者姉を今の私達と同じ状態にしろとか言わないよな?」

勇者「ああ、そうだ」

女騎士「冗談だろ?」

勇者「いや、冗談じゃない」

勇者「元々、お前らはこうなる運命じゃなかったんだからな」

魔女「けどさ……」

勇者「魔女。お前の言いたい事も分かるよ」

勇者「お前は、俺の事すら強く恨んでるだろ?」

魔女「ええ、まあね」

勇者「だが、今のお前達はこんな目に遭ってしまっている!」

勇者「実際、それが嫌なら全部姉さんに押し付けたら良い!」

魔女「……」

女騎士「私達が、勇者姉を見捨てると思うか?」

勇者「いや、そうは思わないな!」

勇者「本当に、お前らは馬鹿だから!」

勇者「これは、望まない妊娠をしてしまった時に、それをする前の身体に戻す秘薬だ!」スッ

勇者「一応、これを魔女達に渡しておく!」

勇者「これを飲みたければ、好きな時に飲むんだ!」

勇者「赤竜娘様は、別にこれを飲んでも構わないとおっしゃっているからな!」スッ

魔女「……」スッ

勇者「では、俺はもう失礼する」

勇者「他に、何か必要な物はあるか?」

魔女「うん」

勇者「何だ?」

魔女「たまには、外を自由に出歩いてみたい」

勇者「無理だ」

魔女「じゃあ、他のにするわ」

魔女「勇者。せっかくだから、今の私のお腹見て」

魔女「私、ここ最近はお腹出てきたみたいだからさ」

勇者「え?」

魔女「私、勇者の事を誤解してた」

魔女「だから、私の事をまた優しく抱いてくれる?」ニッコリ

勇者「……魔女」ドキッ

魔女「さぁ、こっち来て……」ニコニコ

勇者「魔女。それは後にしようか」

勇者「まだ、俺はやる事がある」

魔女「……そう。残念ね」シュン

勇者「魔女。そんな顔をするな」

勇者「せっかくの可愛い顔が台無しだぞ」ニッコリ

魔女「……ごめん」

魔女(いや、あんたキモイって……)ゾクッ

勇者「女騎士。お前は何か必要な物はあるか?」

勇者「もしあるんなら、今ここで聞いておくけど」

女騎士「自由」

勇者「なら、今さっき魔女に渡した秘薬を飲めば良い」

勇者「それを飲んだら、女騎士はもう帰っても良いぞ」

女騎士「……すまん。今のはなしだ」

女騎士「お前を、この手で殺せる権利が今すぐほしい!」ギロッ

勇者「まぁ、それもまだ無理な話だ」

勇者「お前の分身達は、今レベル90みたいだからな」

女騎士「!?」

勇者「だから、姉さんを見捨てて俺を殺せば良い」

勇者「そうしたら、少しは気が済むんだろ?」ニヤリ

女騎士「……」

魔女「はぁ、本当に赤竜娘様は鬼みたいね……」ガクッ

勇者姉「ねぇ、弟君。もう止めてくれる?……」レイプメ

勇者姉「最初から、私がああなれば良かったんだよね?……」レイプメ

勇者「ああ、そうだ」クルッ

勇者姉「じゃあ、望み通りに私が妊婦になるわ……」レイプメ

勇者姉「もうこれ以上、魔女達には迷惑を掛けたくはない……」レイプメ

勇者「ほぅ?」ニヤリ

魔女「勇者姉。早まっちゃ駄目!」

勇者「姉さん。そろそろ決断のし所だな」ニヤニヤ

勇者「もうこれ以上、魔女達には迷惑を掛けたくはないだろ?」ニヤニヤ

勇者姉「ええ、そうね……」レイプメ

勇者「だったら、もう皆を解放してやってくれ!」ニヤニヤ

勇者「姉さんの決断次第で、魔女達はすぐにも助かるんだからな!」ニヤニヤ

女騎士「貴様!」ギロッ

魔女「勇者姉。惑わされちゃ駄目!」

勇者姉「ごめん。皆、もう良いよ……」レイプメ

勇者姉「私の所為で、全部こうなったんだから……」レイプメ

勇者姉「魔女、女騎士、女僧侶。本当にごめんなさい……」レイプメ

勇者姉「今後は、私だけがここでそうなるから……」レイプメ

魔女「は? ふざけないで!」ブン

勇者姉「ぐはっ!?」

フラッ、ドサッ……

魔女「……」

女騎士「……」

女僧侶「……」

勇者姉「……魔女?」ヒリヒリ

魔女「あんた、いつからそんな弱くなったの!?」

魔女「だったら、今ここであんたの事を本当に見捨てても良いのよ!」ギロッ

勇者姉「……ごめん」ヒリヒリ

勇者「魔女。そう秘薬を無駄にするな」

勇者「一応、予備も貰っといたからな」

魔女「……貸して」スッ

勇者「ほれっ」スッ

魔女「勇者。私達は勇者姉を置いていけないわ!」クルッ

魔女「だから、勇者もちゃんと約束を守ってくれる!」ギロッ

勇者「ああ、大丈夫だ!」ニッコリ

女騎士「お前、本当に大丈夫なのか?」ジーーッ

女騎士「今さっきので、かなりお前の事を信用出来なくなってしまったんだが」ジーーッ

勇者「ああ、その辺については大丈夫だよ!」ニコニコ

勇者「以前、赤竜娘様立ち会いの元で誓約書も書いた!」ニヤニヤ

勇者「それに、勇者姉の全裸姿を見ても俺は一切勃たなかったからな!」ニコニコ

女騎士「あっ……」ハッ

魔女「確か、血縁の裸を見たとしても勃たないんだったわね……」ハッ

勇者「まぁ、そう言う事だ!」ニコニコ

勇者「今更、こんなボロ雑巾を抱くつもりもない!」ニコニコ

勇者姉「……」レイプメ

勇者「魔女。ついでにこれも渡しとくよ」ニコニコ

勇者「ここに、姉さんの今の容姿を成人直後に戻す秘薬も入ってるからさ」ニコニコ

魔女「うん。ありがと……」

魔女(さすがに、今の勇者姉は抱きたくないみたいね……)

勇者「……」スッ

魔女「……」スッ

女騎士「おおっ、かなり沢山籠に入ってるな」

勇者「では、俺はもう失礼する」

勇者「後、お前らここに使い魔か何か出してたのか?」

勇者「その使い魔らしき死体が、城の前で転がっていたんだが」

魔女「!?」ガーーン

魔女「ちなみに、その使い魔の特徴は!?」

魔女「何か、かなりデカくなかった!?」

勇者「ああ、そうだ」

魔女「……巨大猫」ウルッ

勇者「お前、その使い魔と知り合いなのか?」

勇者「大体、死後数ヵ月ぐらいは経ってたみたいだからな」

魔女「うん。ありがとう……」ウルウルッ

スッ、ガチャ……

キキィーーーーッ、バタン……

カチャカチャ、カチャカチャ……

魔女「……」ウルウルッ

女騎士「……魔女」

女僧侶「女騎士。そっとしといてあげて」レイプメ

女僧侶「ああ、そうだな……」

魔女(巨大猫。本当にごめんなさい……)ポロポロ

魔女(貴女は、何も悪くないのに……)ポロポロ

魔女(今の私は、まだここを出る事は出来ないけど……)ポロポロ

魔女(いずれ、貴女の遺体を弔ってあげるからね……)ポロポロ

勇者姉「……」レイプメ

魔女「……巨大猫」レイプメ

女僧侶(ああ、女神様……)レイプメ

女騎士「はぁ、本当にどうするか……」

女騎士「ここは、緩衝地帯みたいだし……」

女騎士(それに、このお腹をどうする?……)

女騎士(魔女が手渡された秘薬を、今すぐに飲むか?……)チラッ

魔女「……」レイプメ

女騎士「……」

女騎士(はぁ、どうしたものか?……)ガクッ

女僧侶「神よ。どうか巨大猫に安らぎをお与え下さい……」レイプメ

女僧侶「彼女に、何の落ち度もないのです……」レイプメ

女僧侶「どうか、どうかお願い致します……」レイプメ

女僧侶「彼女もまた、ただの被害者なのですからね……」レイプメ

女騎士「はぁ……」

勇者姉「……」レイプメ

魔女「……巨大猫」レイプメ

本日の分、終了。

数時間後ーー

スッ、シュルシュル……

シュルシュル、パサッ……

勇者姉「……」レイプメ

スッ、シュルシュル……

シュルシュル、パサッ……

妊婦達「……」

勇者「ふぅん。本当に腹が出てきたな」

勇者「あまりまだ膨らみは目立たないが、まだ産まれるには時間が掛かるのか?」

魔女「うん。まだ半年は掛かる」

勇者「そうか。皆本当に妊娠してんだな」

勇者「今ここで、皆に全裸になって貰わなかったら、俺としても実感が持てなかったからな」

魔女「ええ、そうね……」

勇者姉「絶対に、許さない……」レイプメ

女騎士「それで、もう用事は終わったのか?」

女騎士「ここ最近、お前の顔を見る機会すらなかったが」

勇者「ああ、ちょっと色々と依頼が立て続きに入っててな」

勇者「報告書を書いたり、モンスター退治してたりでかなり忙しかったぞ」

魔女「へぇ……」

女騎士「お前、ちゃんと勇者らしい事はしてたんだな」

勇者「ああ、一応な」

女僧侶「けど、それが本当かどうか分からないじゃない」

女僧侶「私達、ずっとここに軟禁されてるんだから」

勇者「ああ、お前らならそう言うと思ったよ」

勇者「ほれっ、この羊皮紙を見れば分かるはずだ」スッ

女僧侶「……」スッ

魔女「あっ……」

女騎士「本当に、何か書いてあるな」

羊皮紙「勇者R。各地でモンスター退治を行う」

羊皮紙「だが、消息不明となった女勇者Jの安否は、未だ不明」

羊皮紙「勇者Rが各地で活躍出来るのは、女勇者Jの仲間達によるサポートによるもの」

羊皮紙「それがなければ、勇者Rは早々に歴史の闇の中に埋もれていたであろう」

女騎士「……」

勇者「なっ、ちゃんと書いてあったろ?」

魔女(これ、あんまり良い事が書かれてないんじゃ?……)

女騎士「ともかく、ちゃんと勇者らしい事はしてるみたいだな……」

女騎士「本物の私達には、ここまで酷い事をしてるのに……」

魔女「勇者。今からこの間の続きをしようよ」

魔女「私のお腹の中には、勇者との子供が入ってるんだからさ」ニッコリ

勇者「ああ、そうだな」ニッコリ

女僧侶「私パス」

女騎士「ああ、今日は私もだ」

魔女「じゃあ、他の二人は勇者姉の方をお願い」ニコニコ

魔女「せっかく、勇者がアレを持ってきてくれたんだから、勇者姉にアレを飲ませてあげて」

女騎士「ああ、了解した」

女僧侶「本当に、アレで勇者姉の表情とがすぐ戻るのね?」

魔女「うん。そうだけど」ニコニコ

勇者姉「……」レイプメ

勇者姉「そのついでに、魔女達のお腹もすっきりしてくれたら嬉しいなぁ……」レイプメ

勇者姉「私、もう二度と魔女達の事を巻き込みたくない……」レイプメ

魔女「……ごめん」

女僧侶「勇者姉。さぁ、アレを飲んで」

女僧侶「アレを飲んでくれたら、勇者姉の今の表情とかが劇的に改善されるからね」ニッコリ

勇者姉「うん。頂戴……」レイプメ

女僧侶「ええ、ちょっと待ってね」ムクッ

スッ、シュルシュル……

シュルシュル、パサッ……

勇者「ほれ」

魔女「勇者。このまま舐めてあげる」ニッコリ

魔女「だから、沢山気持ち良くなってね」ニコニコ

勇者「ああ、了解した」ニッコリ

魔女「……」ストッ

スッ、グイッ……

ジュプジュプ、ジュプジュプ……

勇者「ふああっ、ふああっ……」ビクビクッ

ジュプジュプ、ジュプジュプ……

ジュプジュプ、ジュプジュプ……

勇者姉「どう。気持ち良い?……」レイプメ

勇者「ああ、とても良い感じだ……」ビクビクッ

クルッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、ピタッ……

女僧侶「はい。勇者姉はこれ飲んで」

女僧侶「これ飲んだら、後は好きな様に暴れて良いからね」ボソボソ

勇者姉「うん。分かった……」レイプメ

スッ、ヌポッ……

女僧侶「はい」スッ

女騎士(さてっ、勇者姉はどこまで復活するか……)

女騎士(出来れば、弱体化する前の精神状態に戻ってほしいんだが……)

女騎士(魔女。出来る限り時間等を稼いでくれ……)

女騎士(ここに来た時から、やけにお前は勇者に媚を売っていたからな……)

スッ、ゴクゴクゴクッ……

勇者姉「ふぅ……」

女僧侶「どう? 美味しかった?」

ドクンーー

勇者姉「!?」ビクッ

ドクン、ドクンーー

勇者姉「ーーっ!?」ビクビクッ

フラッ、ドサッ……

女僧侶「きゃあっ!?」ビクッ

女騎士「どっ、どうした!?」ビクッ

勇者「ああ、別に心配いらねぇよ……」

勇者「それ、勇者姉が飲んだ秘薬の効果だから……」

女僧侶「え?」

魔女「今の勇者姉は、別に死んだりはしないわ」シコシコ

魔女「ただ、体等を元に戻す為に秘薬の効果が出てきてるだけだからさ」シコシコ

女騎士「そ、そうなのか……」

勇者姉「……」ビクビクッ

シュン、シューーーーーーーーッ……

シューーーーーーーーッ、シューーーーーーーーッ……

シューーーーーーーーッ、シューーーーーーーーッ……

シューーーーーーーーッ、シューーーーーーーーッ……

シューーーーーーーーッ、シューーーーーーーーッ……

シューーーーーーーーッ、シュン……

勇者姉「……」ビクビクッ

スッ、ムクッ……

勇者姉「……」キョロキョロ

勇者姉「……」キョロキョロ

女騎士「……なっ!?」ピカァ

女僧侶「わああああっ、本当に表情とかが戻ってる!」ピカァ

勇者「おっ……」チラッ

勇者姉「……終わったの?」キョトン

女僧侶「勇者姉。鏡見てみて!」ニコニコ

女僧侶「本当に、勇者姉の表情とかが劇的に改善されてるわよ!」ニコニコ

勇者姉「……」キョロキョロ

女僧侶「ほらっ、鏡こっちよ!」ニコニコ

女騎士「勇者姉。こっち見ろ!」グイッ

勇者姉「うわっ!?」クルッ

鏡「……」

女僧侶「どう? 今の感想は?」ニコニコ

女僧侶「ついでに、ネガティブな思考とかも全部飛んでっちゃったかしら?」

勇者姉「……うん」

女騎士「なら、やる事は分かってるな?」

女騎士「今のお前は、一体どうしたい?」

勇者姉「そんなの決まってんじゃない!」クルッ

勇者姉「……」ギロッ

勇者「おっ、姉さんが復活した……」

勇者「やっぱ、姉さんはそっちの方が良いわ……」

勇者「だが、この状況をどう打破するつもりだ?……」

勇者「今の魔女達は、俺の子供を妊娠してるんだぞ!……」ニヤリ

勇者姉「うん。それで?」ジーーッ

勇者「魔女。もうしなくて良い……」

魔女「えっ? まだ、始めたばかりなんだけど?……」シュン

勇者姉「弟君。よくもやってくれたわね!」ギリギリ

勇者姉「私の仲間達を、よくもこんな酷い姿にまでしてくれた事!」ギリギリ

勇者姉「私、もう弟君には容赦なんかしないわ!」ギリギリ

勇者姉「絶対に、弟君の事なんか許さないんだからーーーーーーーーっ!!」ギリギリ

魔女「きゃあっ!」ビクッ

勇者「おおっ、怖い怖い……」ニヤニヤ

勇者姉「魔女。早く退いて!」ギリギリ

スッ、ムクッ……

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

勇者姉「弟君。今後は私が相手してあげる!」ギリギリ

勇者姉「なんか、やけに私の体に力がみなぎってきたからさ!」ギリギリ

勇者「ああ、良いぞ……」ニヤニヤ

勇者「早速、姉さんにも脱いで貰おうか!」ニヤニヤ

勇者姉「は? あんた、何考えてんの!?」ギリギリ

魔女「勇者。まだし足りないんだったら、私が相手してあげるけど」クルッ

魔女「だから、勇者姉には何もしないでくれる?」

勇者姉「魔女。そんなの別にしなくて良いから!」

勇者姉「早く、魔女達もお腹すっきりしてきといて!」

魔女「えっ? でも……」

勇者姉「でも、何?」ギロッ

魔女「ううん、何でもない……」ビクッ

シュピン……

『勇者姉。おはようございます』

『ですが、あまり良い状況ではないみたいですね』

勇者姉「……女神様」

『勇者姉。無駄な抵抗だけは止めなさい!』

『彼女達は、全て貴女の為にああしていただけなのです!』

勇者姉「しかし!」

『勇者姉。二度は言いません!』

『今の彼女達の状態が嫌ならば、今後は貴女だけがああなりなさい!』

勇者姉「!?」

『勇者姉。返事は?』

『最初から、貴女だけがああなっていれば良かっただけの話なんです!』

勇者姉「……」

妊婦達「……勇者姉」

勇者姉「ですが、私はまだ納得がいきません!」

勇者姉「何故、私が無理矢理孕まされなければならないのですか?」

『それが、私の下した決断だからです!』

『魔王を倒すには、いつの時代にも勇者が必要なのですよ!』

勇者姉「だからって、こんな無理矢理孕まされる事はないでしょう!?」

勇者姉「こんなの、絶対に間違っています!」

『……そうですか』

シュン、シュタッ……

赤竜娘「……これは、致し方ないみたいですね」

勇者姉「え?」ハッ

赤竜娘「勇者姉。貴女を神の名の元に、地下牢獄にまで移送致します!」

赤竜娘「今後は、彼女達と共に地下牢獄の中で集団でレ〇プされるでしょう」

赤竜娘「勇者R。本当にご苦労様でした」

赤竜娘「今、彼女達のお腹の中にいる子供達は、別枠で産ませても構いませんよ」ニッコリ

勇者姉「ちょっと、それどう言う事ですか!?」

勇者姉「そんなの、絶対に納得がいく訳ないでしょうが!?」ギロッ

赤竜娘「じゃあ、今すぐ勇者Rに対する攻撃等を止めて下さい!」ニコニコ

赤竜娘「それが出来なければ、彼女達もまた貴女の目の前で集団レ〇プされてしまうのですよ!」ニコニコ

勇者姉「そんな!?」ガーーン

『どう致しますか?』

赤竜娘「さぁ、早く決断をして下さい!」ニコニコ

シュン、シュタッ……

全裸男達「ワレ、オマエタチ、オカス」ギロッ

勇者姉「!?」ビクッ

妊婦達「きゃあっ!?」ビクッ

勇者「おおっ……」

赤竜娘「さぁ、どう致しますか?」ニコニコ

勇者姉「くっ……」ウルッ

赤竜娘「勇者姉。もう抵抗はお止め下さい!」ニコニコ

赤竜娘「貴女のレベルやスキル等は、まだ元に戻ってはいないのですから!」ニコニコ

勇者姉「!?」ガーーン

赤竜娘「それで、どう致しますか?」ニコニコ

赤竜娘「彼女達を助けるか、自分だけが助かるか……」ニコニコ

赤竜娘「どちらも助かると言う選択は、絶対にないのですからね!」ニコニコ

勇者「さぁ、どうするんだ?」ニヤリ

勇者姉(くっ、さすがにやり辛いわね……)

勇者姉(弟君一人だけならなんとかなるのに、赤竜娘様達まで出てきたら……)

勇者姉(女神様、私がそんな事を受け入れると思っているの?……)

勇者姉(もうこれ以上、魔女達には迷惑を掛けたくはない!……)

妊婦達「……」

赤竜娘「……」

勇者「姉さん。早く答えろよ」ニヤニヤ

赤竜娘「では、こう致しましょうか?」

赤竜娘「今日の所は、一先ず不問と言う事で」

赤竜娘「次、また神に逆らう様な事がございましたら、容赦なくレ〇プ致します」

赤竜娘「勇者R。引き続き彼女達をレ〇プして下さい」

赤竜娘「この世に子孫を残す事も、勇者の立派な務めですからね」ニッコリ

勇者「はっ、かしこまりました」ペコッ

赤竜娘「……」スッ

全裸男達「……」シュン

妊婦達「……」ホッ

勇者姉「……」ウルッ

勇者「魔女。今日はもう良いわ」

勇者「なんか、やる気が失せたからな」

魔女「ええ、了解したわ……」ホッ

勇者「後、ソレまだ消すなよ?」

勇者「もし消したら、姉さんが悲惨な目に遭うんだし」

魔女「うん。まだ消すつもりはないよ」

魔女「私達は、勇者姉を守る為なら、何でもするからね」ニッコリ

勇者「ああ、了解した」ニッコリ

勇者姉「……」ウルウル

勇者姉(絶対に、こんなの許さないんだから!……)ポロポロッ

赤竜娘「では、私はもうこれで」

赤竜娘「皆さん。どうかお元気で」ニッコリ

勇者「じゃあ、俺もここを出るわ」

勇者「魔女達。姉さんの事を頼む」

魔女「うん。またね」ニッコリ

勇者姉「……」ギロッ

女僧侶(ああ、あれは重傷ね……)

スッ、ガチャ……

キキィーーーーッ、スタスタスタッ……

赤竜娘「……」クルッ

勇者「すみません」

クルッ、スタスタスタッ……

スッ、バタン……

カチャカチャ、カチャカチャ……

魔女(さて、次はどうするか……)

魔女(結局、勇者姉の見た目だけが元に戻ったとしても、ここを出る事は無理みたいだし……)

魔女(勇者姉。大丈夫かしら?……)

魔女(ついさっきから、悔し涙をよく流してるからなぁ……)

スタスタスタッ、ピタッ……

女僧侶「大丈夫?」

勇者姉「ううん。大丈夫じゃない……」ポロポロッ

女騎士「とにかく、作戦の練り直しだ」ボソボソ

女騎士「魔女。今後も今までの様に頼む」ボソボソ

女騎士「皆、決して諦めるな」ボソボソ

女騎士「いつか必ず、あいつには報いを受けて貰うのだからな」ボソボソ

魔女「ええ、了解したわ」ボソボソ

勇者姉「皆、本当にごめんね……」ポロポロッ

女僧侶「うん。大丈夫だからね……」ギュッ

本日の分、終了。

二ヶ月半後ーー

勇者「おおっ、だいぶ腹が出てきたな!」

勇者「ここに、俺達の子供が入ってるんだな!」

勇者「皆、その調子で頑張ってくれ!」

勇者「結局、また姉さんはただのボロ雑巾にまで戻っちまったけど……」

勇者「まぁ、こればっかりは仕方ないわな……」

勇者「姉さん。本当に大丈夫なのか?……」

魔女「ううん。全然、大丈夫じゃない……」

魔女「私以外が、もう既に目が死んでるんだけど……」

勇者「ああ、そうだな……」

魔女「勇者。まるで、勇者姉達は屍ね……」

魔女「ついさっきから、皆がベットの上で力なく横たわっているんだけど……」

勇者「ああ、そうか……」

魔女「本当に、困ったわね……」

ボロ雑巾「弟君。もう止めて……」レイプメ

ボロ雑巾「そのまま、魔女達には産んでほしくない……」レイプメ

魔女「でも、私達が産まないと勇者姉が産まされるよ」

魔女「勇者姉。そう言う事はしたくないんでしょ?」

ボロ雑巾「うん。そうだね……」レイプメ

ボロ雑巾「結局、私にはそんな度胸がなかったみたいだから……」レイプメ

勇者「ああ、そうだな……」

魔女「勇者。今日はどうするの?」

魔女「このまま、私の事を犯しちゃう?」

勇者「いや、今日も良い」

魔女「そう。ここ最近、勇者とは一度もしてないけど……」

魔女「まさか、私の事を捨てたんじゃないよね?……」ウルッ

勇者「いや、そうじゃないから」

魔女「じゃあ、どうして?……」ウルウル

勇者「実は、ここ最近はあまりしてる暇がないんだ」

勇者「姉さんが行方不明になってから、半年以上も経つ」

勇者「おまけに、魔王軍の兵力が底知れずでな」

勇者「各地で、俺に対する救援要請が入ってるんだ」

魔女「ああ、そうなんだ……」

ボロ雑巾「残念だったね。魔女……」レイプメ

勇者(なんか、ボロ雑巾がまた喋ってきた……)

女騎士「じゃあ、今日もなしで良いんだな?……」レイプメ

女騎士「私、ここまで大きくしたのは産まれて始めてだ……」レイプメ

女僧侶「ええ、私もよ……」レイプメ

魔女「勇者。気を付けて行ってきてね……」

魔女「おまじないとして、今から私にパ〇ズリをしていく……」

勇者「ああ、そうだな……」

スッ、シュルシュル……

スッ、シュルシュル……

シュルシュル、パサッ……

魔女「わあっ、久し振りに見た……」ニッコリ

勇者「じゃあ、頼む」

魔女「うん」ニコニコ

女僧侶「本当にやるんだ……」レイプメ

女騎士「私も、出撃前にはよくやらされてたな……」レイプメ

スッ、プニッ……

勇者「あっ……」ビクッ

魔女「ああ、暖かい……」ムギュッ

勇者「おおっ……」ビクッ

ボロ雑巾(何してるの?……)ムクッ

ズリズリッ、ズリズリッ……

女騎士(おっ、始まったか……)

ズリズリッ、ズリズリッ……

女騎士(おおっ、あいつ上手いな……)

ズリズリッ、ズリズリッ……

女騎士(魔女も、誰かにさせられていたのか……)

女騎士(普通は、男が一方的に馬乗りになって相手の胸を掴みながら挟んで動くんだがな……)

女騎士(まぁ、今の私達のお腹じゃそれも仕方ないかな……)サスサス

女騎士(あいつ、確実に私達に産ませるつもりだし……)サスサス

ズリズリッ、ズリズリッ……

魔女「どう? 気持ち良い?……」チラッ

勇者「ああ、最高だ……」ビクビクッ

ズリズリッ、ズリズリッ……

勇者「ああ、もう出ちゃう!」ビクビクッ

魔女「えっ?」ハッ

勇者「あっ、いくううううっ……」ビクビクッ

ドピュッドピュッドピュッ、ドピュッドピュッドピュッ……

勇者「うっ、ふぅ……」ビクビクッ

魔女「はぁ、はぁ、はぁ……」ピタッ

勇者「はぁ、はぁ、はぁ……」ビクビクッ

魔女「どう? 気持ち良かった?……」ニッコリ

魔女「今度は、私の口の中にも出していってね……」ニコニコ

勇者「ああ、了解した……」

スッ、ジュブジュブ……

ジュブジュブ、ジュブジュブ……

ボロ雑巾(ああ、まだやるんだ……)レイプメ

ジュブジュブ、ジュブジュブ……

ジュブジュブ、ジュブジュブ……

ボロ雑巾(本当は、私がアレをしなければならなかったのよね?……)レイプメ

女騎士(あいつら、本当に元気だなぁ……)レイプメ

女僧侶「ねぇ、女騎士。なんか変じゃない?……」レイプメ

女僧侶「私が知ってる魔女は、あそこまで積極的じゃない……」レイプメ

女僧侶「一体、どうしちゃったんだろ?……」レイプメ

女騎士「さぁ、何も解らんな……」レイプメ

女騎士「多分、昔の事を思い出したんじゃないか?……」レイプメ

女僧侶「ああ、そう言えば、死んだ妹さんにもああしてあげてたんだっけ?……」レイプメ

女騎士「ああ、それで合ってるはずだ……」レイプメ

女僧侶「けど、妹さんも気の毒に……」レイプメ

女僧侶「あんなの目の前で見せられたら、誰だって自責の念に駆られちゃうわよ……」レイプメ

女騎士「ああ、全くだ……」レイプメ

ボロ雑巾「いや、皆、私の目の前でそれをしていたんですけど……」レイプメ

ボロ雑巾「私、今の女騎士達の態度がかなり意外だったわ……」レイプメ

女僧侶「は? ボロ雑巾は黙って!」クルッ

女騎士「ああ、早く人間に戻れ!」クルッ

勇者姉「ぐすん。皆、酷い……」ウルッ

勇者姉「私だって、一生懸命頑張ってたのに……」ウルウル

女僧侶「じゃあ、早くこの現状をなんとかして!」

女僧侶「貴女、仮にも勇者だったんでしょ?」

勇者姉「けど……」ポロポロッ

女騎士「はぁ、困ったな……」

女僧侶「そんなんだから、皆、孕まされちゃったのね……」レイプメ

女騎士「とにかく、早くアレをなんとかしろ……」

女騎士「魔女の様子が、何か変なんだぞ……」

女騎士「お前、早く行けよ……」

女騎士「じゃないと、確実にお前の事を見捨てるからな……」ギロッ

勇者姉「はい……」ポロポロッ

女僧侶「さぁ、早く……」ギロッ

勇者姉「ぐすん……」ポロポロッ

ドクンドクンドクン、ドクンドクンドクン……

勇者「うっ、ふぅ……」ビクビクッ

魔女「……っ!?」ピタッ

勇者「はぁ、はぁ、はぁ……」ビクビクッ

勇者「はぁ、はぁ、はぁ……」ビクビクッ

勇者「ふぅ……」

魔女「……」ゴクン

スッ、ペロペロッ……

ペロペロッ、ペロペロッ……

勇者「ま、魔女……」ビクビクッ

スッ、ブチュ……

魔女「どう? 気持ち良かった?……」ニッコリ

魔女「私のお口は、気持ち良かったかしら?……」ニコニコ

勇者「ああ、最高だった……」ニッコリ

勇者姉「はい。そこまで……」スタスタスタッ

勇者姉「弟君。もうそれ以上は止めてくれないかなぁ?……」ピタッ

女騎士(さぁ、どうでる?……)ジーーッ

勇者「……ん? 姉さん?」クルッ

魔女「あれ? 今そこにまであったボロ雑巾は?……」

勇者姉「……喧嘩売ってる?」ギロッ

魔女「いや、売ってないから……」ビクッ

勇者「姉さん。もう大丈夫なのか?」

勇者「何か、自力での復活を果たしてるみたいだが……」

勇者姉「うん。多分、大丈夫だと思う……」ジーーッ

勇者姉「だから、もうこれ以上は止めてくれないかな?……」ジーーッ

勇者「……魔女」チラッ

魔女「うん。もう終わりにしましょ……」

勇者「ああ、そうだな……」

勇者姉「後、魔女に何かした?……」ジーーッ

勇者姉「やけに、魔女とは仲が良いみたいなんだけど……」ジーーッ

勇者「今のこいつは、俺の支配下にあるからだ!」

勇者「じゃなきゃ、魔女は絶対にこんな事はしない!」

勇者「これも、女神様より与えられし特殊な力の効果なんだよ!」ニヤリ

勇者「だから、今のこいつは俺の言う事なら、何でも聞くからな!」ニヤニヤ

魔女(……は?)

勇者姉「ふぅん。そうなんだ……」

勇者姉「今の魔女は、あんたなんかに操られてるんだ……」

勇者姉「だったら、皆が私の身代わりとして犯されていたのにも納得がいくね……」

勇者姉「相変わらず、女神様も余計な事をするんだから……」

勇者姉「私、こんな事だけは絶対に嫌なのに……」ギロッ

勇者「……」

勇者姉「……」ジーーッ

勇者「とりあえず、今日はもう止めにしてやるよ!」

勇者「姉さんも、その方が良いんだろ?」ニッコリ

勇者姉「うん!」ジーーッ

勇者「じゃあ、少し早いが休憩に入る!」

勇者「魔女、女騎士、女僧侶。そのままベットの上で休んどいてくれ!」

スッ、パチン……

妊婦達「!?」ピクッ

勇者姉「ねぇ、今の指の動きは何?」

勇者姉「あんた、まさか本当に操れるの?」

魔女「……」ムクッ

クルッ、スタスタスタッ……

勇者姉「!?」ハッ

勇者(ああ、今の俺は本当に操れれる!)

勇者(次は、姉さんの番だな!)ニヤリ

勇者「姉さん。黙って服を脱いで」ニヤニヤ

勇者「今の魔女達は、完全に意識を失っているから」ニヤニヤ

スッ、パチン……

勇者姉「!?」ピクッ

スッ、シュルシュル……

ヌギヌギ、ヌギヌギ……

勇者姉(嫌、止めて……)パサッ

勇者「じゃあ、次は自分の胸を揉んで貰おうか……」ニヤニヤ

勇者「姉さん。俺の目の前で誘うように自分の胸を揉んでみてくれる?」ニヤニヤ

スッ、パチン……

勇者「……」ピクッ

勇者(わっ、私の体が……)クルッ

勇者(何で? 何で私まであんな奴なんかの言う事を聞いていくの?……)スッ

ムニュムニュ、ムニュムニュ……

勇者姉「ねぇ、弟君。今どんな感じ?……」ニッコリ

勇者姉「今の私の姿は、どんな風に見えるのかな?……」ニコニコ

妊婦達「……」レイプメ

勇者「そうだな。本当にこう言った事には無縁だった感じがする」

勇者「姉さん。今度は自分のあそこを胸を揉みながら濡らして」

勇者「今の姉さんは、ただの淫乱な奴隷なんだからさ」ニヤリ

スッ、パチン……

スッ、クシュクシュ……

ムニュムニュ、クシュクシュ……

勇者姉「はぁ、はぁ、はぁ……」ニコニコ

勇者「……」ニヤニヤ

スッ、クシュクシュ……

ムニュムニュ、クシュクシュ……

勇者姉「はぁ、はぁ、はぁ……」ニコニコ

勇者姉(くっ、体が言う事を聞かない……)ムニュムニュ

勇者姉(お願い。もう止めて……)クシュクシュ

勇者「……」ニヤニヤ

勇者姉(一体、こんな事をして何になるの?……)ムニュムニュ

勇者姉(私、全然楽しくないのに……)クシュクシュ

勇者「そろそろ、止めにしてやるよ……」

勇者姉(……え?)ムニュムニュ

勇者「姉さん。もうしなくて良い」

勇者「だけど、まだ俺に操られたままでいて」

スッ、パチン……

勇者姉「!?」ピクッ

スッ、ヘタッ……

勇者姉「はぁ、はぁ、はぁ……」

勇者姉「はぁ、はぁ、はぁ……」

勇者「どうだ? 俺の凄さは分かったかな?」

勇者「あまり、俺を怒らせない方が良い」

勇者姉「……」

勇者「姉さん。もう二度と俺に逆らうな!」

勇者「姉さんは、もう既に俺だけの物なんだからな!」

スッ、パチン……

勇者姉「!?」ピクッ

勇者姉「うん、分かったよ。弟君……」

勇者姉「私、もう二度と弟君には逆らわない……」ニッコリ

勇者「じゃあ、今後は魔女達の事にも口を出すな!」

勇者「もう既に、魔女達も俺の物なんだからな!」

勇者姉「うん、分かったよ。弟君……」ニコニコ

妊婦達「……」レイプメ

勇者姉(一体、私をどうするつもりなの?……)

勇者「魔女達。もう起きろ」

勇者「それと、姉さんが常にここでは全裸でいても、誰かにレ〇プされてたとしても、お前達は一切口を出すな!」

スッ、パチン……

妊婦達「……」ハッ

勇者姉「……」クルッ

魔女「あっ、あれ?……」

魔女「私、いつベットの上に移動したんだっけ?……」ムクッ

魔女「あっ、勇者。まだいたの?……」

魔女「それに、勇者姉も……」

女僧侶「……」ムクッ

勇者「どうかしたか?」クルッ

魔女「ううん。何でもない……」ウルッ

勇者姉「……」

女騎士(私、いつ寝たっけ?……)ムクッ

勇者「魔女達。今後は常に全裸でいろ!」

勇者「後、そのお腹の中に出来た子供については、ちゃんと産んでくれよ!」

スッ、パチン……

妊婦達「!?」ピクッ

勇者姉(ああ……)

妊婦達「はい。かしこまりました……」ウルッ

勇者姉(……皆、ごめんね)

勇者「じゃあ、俺はそろそろ失礼させて貰う」

勇者「ああ、そうだ。お前達は俺に対して常に心からデレろ!」ニヤリ

女性陣(は?)

スッ、パチン……

女性陣「!?」ピクッ

女性陣「……」ニッコリ

女性陣(ああ、もう最悪だわ……)ニコニコ

勇者姉(でも、勝手に自然とそうなっちゃう……)ニコニコ

勇者姉(私は、まだ諦めた訳じゃないのに……)ニコニコ

勇者姉(ああ、なんか本当にどうでもよくなってきた……)ニコニコ

勇者姉(私も、もう皆みたいに堕ちちゃったんだね……)ニコニコ

女僧侶(ああ、女神様……)ニコニコ

女騎士(やめろ! あんな奴を本気で好きになるんじゃなーーーーーーーーいっ!)ニコニコ

魔女「……はい、かしこまりました。ご主人様……」ニコニコ

勇者「うむ。結構、結構……」ニヤニヤ

勇者「姉さん達は、もう二度と俺には逆らう事は出来ない……」ニヤニヤ

勇者「姉さん。まだ姉さんの事を犯さないでやるよ……」ニヤニヤ

勇者「だから、魔女達が出産するまでの間は、自分で慰めておくんだな……」ニヤニヤ

勇者姉「うん、分かったよ。弟君……」ニコニコ

魔女「勇者。早く帰ってきてね!」ニコニコ

勇者「ああ、了解した!」ニヤニヤ

スッ、ハキハキ……

ハキハキ、シュルシュル……

勇者「ふぅ……」

勇者姉「弟君。早く帰ってきてね!」ニコニコ

勇者姉「後、浮気だけは絶対にしないでね!」ニコニコ

勇者「!?」ドキッ

女騎士(ゆっ、勇者姉がデレた……)ガクッ

勇者姉「弟君。気を付けて行ってきてね!」ニコニコ

勇者姉「私、弟君に何かあったら、それだけで食事も喉が通らなくなるから!」ニコニコ

勇者姉「それに、無事で帰ってきてくれたら、私の事を好きにして良いよ!」ニコニコ

勇者姉「私の心身は、もう完全に弟君だけの物だからね!」ニコニコ

魔女「ゆ、勇者姉!?」ガーーン

勇者(ちょっと、やり過ぎたな……)

勇者(帰ったら、姉さん達をデレさすのは止めとこ……)

クルッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、ピタッ……

スッ、ガチャ……

キキィーーーーッ、クルッ……

スッ、バタン……

カチャカチャ、カチャカチャ……

魔女「ねぇ、勇者姉。ちょっと良い?」

勇者姉「うん。何?」クルッ

魔女「今さっきのは、勇者姉の本心なの?」

魔女「勇者姉って、勇者の事を心底嫌ってなかった?」

勇者姉「うん。まだ半分ほど……」ウルッ

勇者姉「いずれ、心身共に弟君なんかに汚されちゃうよ……」ウルウルッ

魔女「……ああ、そうなんだ」ウルッ

勇者姉「だから、私はまだ大丈夫かな?……」ウルウルッ

勇者姉「他の皆は、もう本当に重症みたいだけど……」ウルウルッ

勇者姉「いずれ、弟君の事を血祭りに上げてあげる……」ウルウルッ

勇者姉「あまり、私の事を甘く見ないでよね。弟君……」ニッコリ

魔女「……」

魔女(本当に、まだ私達には希望はあるの?……)

魔女(次、私が目が覚ました時には、本当の私はどこかへと消え去ってそうね……)ガクッ

本日の分、終了。

そうです。

三ヶ月後ーー

赤竜娘「そろそろ、臨月に入りますね」

赤竜娘「本当に、ここまでよく持ってくださいました」

赤竜娘「てっきり、私は勇者姉によってすぐさま堕ろされると思っておりましたが、本当によくここまで育って下さいました」ニッコリ

勇者「ええ、それ程でも」

魔王の娘「いい気味ね……」ニヤニヤ

妊婦達「……」レイプメ

赤竜娘「それで、今日は皆さんおとなしいですね」

赤竜娘「一体、何があったんですか?」

勇者「実は、ついこの間姉さん達をデレさせてみたら、かなりの違和感があって」

勇者「だから、すぐにそれを解除していかにもレ〇プされた被害者の様にしてみたんです」

赤竜娘「……」

魔王の娘「勇者姉もですか?」

勇者「いいえ。勇者姉はまだしてませんよ」

魔王の娘「じゃあ、今後は勇者姉にも全く同じ事を?」

魔王の娘「勇者姉も、いずれはこうなるんですね?」ニッコリ

勇者「はい」ニッコリ

魔王の娘「うふふっ、本当にいい気味だわ……」ニコニコ

魔王の娘「まだ、何もされてないのにこうなっちゃって……」ニコニコ

勇者「ええ、そうですね……」ニコニコ

勇者姉「……」レイプメ

魔王の娘「では、私はもうこれで」ニコニコ

魔王の娘「この件についてを、すぐに父に報告しなければなりませんから」ニコニコ

赤竜娘「でしたら、現魔王にも宜しくお伝え下さい」

赤竜娘「いずれ、また向こうにお伺い致しますから!」ニッコリ

魔王の娘「はい。かしこまりました」ニッコリ

勇者「お気を付けて」ニコニコ

魔王の娘「では、失礼致します」ペコッ

魔王の娘「……」スッ

魔王の娘「……」ブツブツ

魔王の娘「……」ブツブツ

魔王の娘「はっ!」ブワッ

勇者姉「……」レイプメ

妊婦達「……」レイプメ

魔王の娘「……」ニッコリ

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ……

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ……

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ……

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ……

゚シューーーーーーーーッ、シュン……

勇者「ふぅ……」

赤竜娘「もうそろそろ、起こして頂いても宜しいですよ」

勇者「姉さん達。起きて」

勇者「もう眠る時間は終わったから」

スッ、パチン……

勇者姉「……」ピクッ

妊婦達「……」ピクッ

勇者姉「ふぁ~~~~っ……」ムクッ

勇者姉「もう朝なの?……」ノビィーーッ

勇者「いや、もう昼だよ」

勇者「姉さん達。本当によく眠ってたから」

勇者姉「あっ……」ハッ

赤竜娘「皆さん。おはようございます」

赤竜娘「もうそろそろ、臨月に入りますね」ニッコリ

妊婦達「……」

勇者姉(嫌な事を思い出させないでよ……)

赤竜娘「それで、勇者姉はどう致しますか?」

赤竜娘「貴女次第では、彼女達には二人目を作らせて頂きますけど」

妊婦達「……」クルッ

勇者姉「いや、そんな事を急に言われても……」

勇者姉「実際、私からしてみたら、絶対にやりたくはありませんからね……」

赤竜娘「あら、そうでしたか」

妊婦達「はぁ……」ガクッ

赤竜娘「では、皆さん。お食事の方を」

赤竜娘「この度は、誠におめでとうございます」ペコッ

勇者姉「……」

妊婦達(全然、嬉しくもない……)

勇者「姉さん達。もう昼だぞ」

勇者「今日は、特別に腕を振るって貰ってるからな」ニッコリ

妊婦達(いや、だから……)

勇者姉「弟君。楽しいの?……」

勇者姉「私達は、全然楽しくはないよ……」

魔女「ええ、そうね……」

勇者「ああ、姉さん達を滅茶苦茶に出来て楽しいな……」ニッコリ

勇者「元はと言えば、姉さんが俺の晴れの場を奪ったのがいけないんだからな……」ニコニコ

勇者姉「だからって……」ギロッ

魔女「勇者姉。もう良いから……」ウルッ

勇者姉「じゃあ、このまま魔女達は産むつもりなの!?」クルッ

勇者姉「私、絶対にそれだけは阻止したい!」

勇者「なら、最初から姉さんがこうなれば良かったんだ!」

勇者「元はと言えば、全部姉さんが悪いんだよ!」

勇者姉「は?」クルッ

勇者姉「ただ単に、弟君が勝手に逆恨みしてるだけでしょ!?」

魔女(まぁ、そうなんだけど……)

勇者姉「だからと言って、こんなの絶対に許される訳ないでしょ?」

勇者姉「これ、立派な犯罪よ!」

勇者姉「弟君。もう本当に止めて!」

勇者姉「生きてここを出れたら、必ず弟君の事を訴える!」

勇者姉「私、まだ完全には納得が出来てないわよ!」

勇者姉「はぁ、本当に女神様も何でこんな奴に子孫を残さしたのかしら?」

赤竜娘「それについては、この私が代弁致します!」

赤竜娘「魔王を討つ為には、いつの時代にも勇者が必要ですから!」

勇者姉「……」ギロッ

赤竜娘「ですから、神は貴女に命令を下しました!」

赤竜娘「それに従えない場合は、無理矢理にも作らす!」

赤竜娘「それが、勇者の称号を持つ者の定め!」

赤竜娘「歴代の勇者達も、そうやって子孫を残してきたのです!」

勇者「姉さん。もう良いだろ?」

勇者「そんな事より、早く飯にしようぜ」

勇者姉「……」ギロッ

魔女「勇者。今日の昼食は一体何?」

魔女「私、もう既に産むつもりでいるからね」ニッコリ

勇者「ああ、ちょっと待ってな」

スッ、パンパン……

スッ、ガチャ……

キキィーーーーッ、スタスタスタッ……

勇者姉「!?」

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、ピタッ……

スッ、コトコトッ……

コトコトッ、コトコトッ……

コトコトコトッ、コトコトコトッ……

コトコトコトッ、コトコトコトッ……

クルッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、クルッ……

スッ、キキィーーーーッ……

スッ、バタン……

勇者「魔女。昼食が届いたぞ」

勇者「今日は、割りと豪華だな」

魔女「ええ、そうね……」

女騎士「おおっ、こんな料理は久し振りだな……」ピカァ

女騎士「けど、これかなり高くなかったか?……」

勇者「ああ、まあな」

女僧侶(やけに、ごうかな食事が並んでるわね……)ジーーッ

勇者姉(うっ、魔女達が餌付けされた……)

勇者姉(やっぱり、私の事も恨んでる?……)

勇者姉(そりゃあ、私だけがこうなるはずだったからね……)

勇者姉(ここ最近、皆がやけに冷たいし……)

女僧侶「……」ジーーッ

女騎士「おおっ、ちゃんとしたワインもある!」キラキラ

魔女(なんか、子供みたい……)チラッ

勇者姉(けど、この料理は結構美味しそう……)

勇者姉(ここ最近は、質素なのが多かったし……)

勇者姉(思えば、こう言った食事を食べたのは、晩餐会以来ね……)

勇者姉(今頃、王都の皆はどうしてるのかしら?……)

赤竜娘「では、着席して下さい」

魔女「はい。かしこまりました」ムクッ

女騎士「……」ムクッ

勇者「姉さん。とりあえず先に飯食おうぜ」

勇者「俺に対する抗議とかは、後で聞いてやるからさ」

勇者姉「……ええ、そうするわ」ムクッ

勇者「後、姉さんにはまだ逆転のチャンスはあるぞ」

勇者「姉さんが、皆の代わりにああなるのだったらな」

勇者姉「……ふん」

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

スッ、ストッ……

ストッ、ストッ、ストッ……

赤竜娘「皆さん。よく味わってお召し上がり下さい」

赤竜娘「これ、全て私が腕を振るいましたから」ニッコリ

勇者姉「!?」ガーーン

魔女(料理出来たのーーーーっ!?)ガーーン

女僧侶(ああ、だからまだいるんだ……)

勇者「まぁ、そう言う事だ」

勇者「魔女達が産んだ子供については、全て赤竜娘様に任せたら良い」

妊婦達「……」

赤竜娘「皆さん。冷めない内にお召し上がり下さい」ニコニコ

赤竜娘「これは、決して最後の晩餐でもありませんので」ニコニコ

勇者姉「はっ、はい……」ビクッ

魔女(まずいって言ったら、絶対に殺されるわね……)ビクッ

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、クルッ……

スッ、ストッ……

勇者「じゃあ、皆が椅子に座ったから飯にするぞ」

勇者「これから、産まれてくる子供達に対して乾杯!」ニッコリ

勇者姉「……」

妊婦達「……かんぱあーーい!(棒)」

スッ、ゴクゴクゴクッ……

ゴクゴクゴクッ、ゴクゴクゴクッ……

勇者「ふぅ……」

スッ、トポトポトポッ……

スッ、コトッ……

スッ、ゴクゴクゴクッ……

女騎士「ふぅ……」

勇者姉「ねぇ、何で水割りにしてるの?」

勇者姉「そのまま、飲んだ方が良くない?」

女騎士「昔から貴族達の間では、ワインは水割りにして飲むんだ」

女騎士「そうじゃなきゃ、ただの無教養な人物だと思われるからな」

勇者姉「へぇ……」

赤竜娘(ワインを水割りにして飲まないとは、本当に無教養な人達ですね)クスッ

勇者(そんなの別にどうだって良いよ……)

魔女(ううんと、本日のメニューはパンと肉とチーズと卵とワイン)

魔女(パンと肉とワインは、基本中の基本ね)

魔女(と言うか、今の私達の体は大丈夫なのかしら?)

魔女(まぁ、どうせ産んでも私達が育てる訳でもないし)

スッ、モグモグッ……

魔女(あっ、これ美味しい……)モグモグッ

魔女(意外に、赤竜娘様も料理なさるのね……)モグモグッ

勇者姉(うん。これ美味しい……)モグモグッ

勇者姉(こう言った料理も、かなり久し振りかな……)モグモグッ

勇者姉(はぁ、本当にどうしようか?……)モグモグッ

勇者姉(今の私、結局は口だからねぇ……)モグモグッ

勇者「……」モグモグッ

赤竜娘「お口に合いましたか?」

勇者「ええ、凄く美味しいです」ニッコリ

勇者姉「あの、この牛肉はXXX地方のですか?」

勇者姉「以前、これと同じ物を晩餐会で食べた事があるのですが」

赤竜娘「ええ、そうですよ」

赤竜娘「実は、晩餐会の時にも何品か出させて頂きました」

赤竜娘「私が出来る事はこれくらいですからね」

赤竜娘「ですから、今回も腕に寄りを掛けて料理を致しました」ニッコリ

勇者姉(そ、そうだったんだ……)

魔女(いや、よく調理場に入れたわよね……)

魔女(普通、神の使いに調理させる?……)

赤竜娘「ちなみに、私が行った時には人手が足りませんでした」

赤竜娘「おまけに、食材も戦続きでなかなか市場には出回ってきません」

赤竜娘「それで、この私に白羽の矢が立ったんです」

赤竜娘「国王には、晩餐会の後に感謝されましたけどね」

魔女「……」ビクッ

魔女(うっ、私の心を読まれた……)

魔女(そんな無表情で言わなくても……)

魔女(次は、このパンにしましょ……)

魔女(でも、なんか野菜が少なくない?……)

赤竜娘「どうかなさいましたか?」ニッコリ

魔女「いえ、今日のパンは白いなぁと思いまして……」

女騎士「そりゃあ、これは滅多に口に出来ない貴族向きの料理なんだから、当たり前だろ」

勇者姉「へぇ、だから今日のパンは白かったんだ」

勇者姉「普段は、ライ麦のパンなんだけど」

女騎士「勇者姉。王都の民達が食べてるパンは、二級品の小麦を使用してるからだよ」

女騎士「パンにも色々と等級がある」

女騎士「これより酷いのが、料理の皿代わりに使われてるパンだ」

女騎士「まぁ、私達の知らない所で勇者もそう言ったパンを食べてたりはしてたりしてな」

勇者「ああ、今もよくスープに浸けて食ってるけどな……」

スッ、モグモグモグッ……

モグモグモグッ、モグモグモグッ……

勇者「……」クチャクチャ

勇者「……」クチャクチャ

赤竜娘(どうやら、本当にお口に合ったみたいですね……)ホッ

赤竜娘(一部、マナーを弁えない方もいらっしゃいますが……)

スッ、ゴクゴクゴクッ……

女騎士「勇者。もう少し上品に食え」

女騎士「お前も、魔王を倒したら晩餐会に出るんだからな」

勇者「はいはい」クチャクチャ

勇者姉「それに、晩餐会って言っても結局は名目だけよ……」

勇者姉「適当に、魔王を討ち取った話でもしたら良いと思ったら、それ以上の事も聞かれたから……」

勇者「へぇ……」クチャクチャ

赤竜娘(本当に、マナーを弁えない下品な男ですね……)

勇者「あの、すいません。薄切りのお肉を頂けますか?」

勇者「これ、かなり美味かったんで」

赤竜娘「はい。かしこまりました」

スッ、キリキリッ……

キリキリッ、キリキリッ……

スッ、スッ……

スタスタスタッ、ピタッ……

赤竜娘「どうぞ」

勇者「ありがとうございます」

クルッ、スタスタスタッ……

赤竜娘「……」クルッ

女僧侶(本当に、神も何を考えているのかしら?……)

女僧侶(赤竜娘様。ただの給仕係じゃない)

スッ、ゴクゴクゴクッ……

勇者姉「ねぇ、弟君。王都の方はどうなってるの?」

勇者姉「弟君は、王都の方には顔を見せたりはしてるのかな?」

勇者「ああ、まあな」

魔女「じゃあ、勇者姉の事は何か聞かれなかった?」

魔女「あんた、王都では完全に疑われてるんでしょ?」

勇者「ああ、その辺については大丈夫だ」ニッコリ

魔女「それ、どう言う意味?」ジトッ

勇者「実は、王都の方にも魔王軍が押し寄せたんだ」

勇者「まぁ、すぐに俺と魔女達の分身とで退治してきたけど」

勇者姉「!?」

勇者「その結果、魔女達は今では英雄だぜ」

勇者「俺に関しては、魔女達のおまけに過ぎなかったがな」

魔女「……」

勇者姉(だから、ここ最近は顔を見なかったんだ……)

女騎士「なら、お前もすぐに戻らないとな」

女騎士「また、いつもみたいにモンスター退治を行うのか?」

勇者「ああ、おまけにレベルダウンまでしてしまったよ」

勇者「おかげで、王都の民達からは白い目で見られてるぜ」

勇者姉(いい気味よ……)ニヤリ

女騎士(少しは、バチが当たったみたいだな……)ニヤリ

赤竜娘「では、勇者Rは後程モンスター退治へ」

赤竜娘「まだ、魔王軍の勢いは衰えてはおりませんよ」ニッコリ

勇者「はい。かしこまりました」

勇者姉「弟君。そのままついでに死んできて!」ニッコリ

勇者姉「そしたら、少しは弟君の事を許してあげるから」ニコニコ

勇者「ああ、了解した」ニッコリ

勇者姉(本当は、そんな気なんてない癖に……)ニコニコ

勇者姉(ともかく、王都の方は大丈夫そうね……)

勇者姉(まぁ、そこの所はちゃんとしてくれてるみたいだし……)

勇者姉(確か、来週には魔女達が出産をしちゃう……)

勇者姉(赤竜娘様曰く、今の魔女達はもう臨月になるみたいだから……)チラッ

魔女「……」モグモグッ

勇者姉(はぁ、本当にどうしたものか……)

勇者「……」ニヤリ

女騎士「魔女。そんな気を落とすな」

女騎士「お前が、全て悪い訳じゃないからな」

女僧侶「結局、私達は神からの命令には逆らえない」

魔女「私達の役目が済んだら、勇者の事を好きにして良いからね」ニッコリ

勇者姉「ええ、了解したわ……」

赤竜娘(いずれ、彼も役目が終われば裁かれますけどね……)

勇者「……」クチャクチャ

結局、勇者姉もただの女でしかなかった。

いくら勇者姉が拒絶しようが、この現状を変える術は今の勇者姉には全くなかった。

俺は、今の段階でもそう感じてもいる。

勇者姉が各地で武器を手にモンスターを退治していようと、それを皆が止めさせたらただの女でしかない。

それにも関わらず、勇者姉は必死に抵抗した。

だが、魔女達の様に身代わりとなってレ〇プされる度胸等は、全く持ち合わせてはいなかった。

実際、それが原因で勇者姉の株が暴落。

勇者姉と魔女達の間で、少なからずは溝が出来ている。

けれど、勇者姉はずっと悲しそうな顔をしていだけだった。

自分自身の所為で、皆がこうなってしまったと言う自覚はあるが、なかなかそれを実際には止めれずにいた。

やがて、勇者姉がもたもたしている内に魔女達が産気づき、すぐに勇者姉が赤竜娘様を呼び寄せる。

赤竜娘様も、この異変についてはすぐに探知。

これが興を奏して、魔女達は晴れて無事に赤子を出産をした。

その後、赤竜娘様はその赤子達をどこかへと連れ去った。

赤子達を連れ去る前に俺に対して「次もお頼み申しますよ!」と、そう赤竜娘様はおっしゃられていた。

それを聞き、俺は再び魔女達を抱く事にする。

と言っても、魔女達の体が自然と妊娠する前の状態に戻るには二ヶ月程掛かり、その間の俺は適当に各地でモンスター退治に勤しんのだった。

本日の分、終了。

支援ありがとうございます。
キャンピングカー娘に出てきた巨大猫とは別個体ですが、エルフの里に出てきたのとは同一個体です。

~とある城・浴室~

出産から二ヶ月後ーー

魔女「もうすぐ、年も暮れるわね」

魔女「ここに来て、もう一年近くなるんだ」

女騎士「ああ、そうだな」

女僧侶「本当に、長い事ここにいるのよね」

勇者姉「……」

魔女「けど、もう時期あいつが帰ってきちゃうわよ」

魔女「また、私達はあいつに孕まされるのかしら?」

女騎士「考えたくもない」

女僧侶「別に言わなくたって、もう分かりきった事でしょ!」ギロッ

魔女「ええ、そうね」

勇者姉「……」

女僧侶「どうかしたの?」

勇者姉「いや、何でもないよ……」

勇者姉「皆、私達が常に全裸でいても違和感がないんだなぁっと思って……」

女騎士「それ今更だな……」

魔女「多分、あいつがここの人達にも何かしたんじゃない?」

勇者姉「ああ、そっか……」

女騎士「あれさえなければ、なんとかなるんだけどなぁ……」

女僧侶「はぁ、本当にどうにかならないかしら?……」

勇者姉「でも、それも無理なんじゃない?」

勇者姉「弟君。なんかまだ隠してる事があるっぽいし」

女僧侶「魔女。何か情報を仕入れてないの?」

女僧侶「今のままだと、本当に二人目孕まされるわよ」

魔女「……ごめん」

女騎士「はぁ、何も情報は掴めず終いかか……」

勇者姉(はぁ、どうしようか?……)

女騎士「でも、あいつまた時間掛かってるな」

女騎士「今度は、どんなヘマをやらかしたんだ?」

魔女「どうせ、またレベルダウンでもしたんじゃないの?」

魔女「もしくは、町一つを魔王軍に陥落させられちゃったとか」

勇者姉「ああ、あり得る……」

女騎士「あいつ、本当にやりそうだな……」

勇者姉(所詮は、不義の子だしね……)

「皆さん。お湯加減は如何ですか?」

「宜しければ、新しいお湯をご用意致しますよ?」

魔女「ええ、大丈夫です!」

「はい。かしこまりました」

勇者姉「……」

女僧侶「本当に、何であの人がお湯を沸かしてるの?」

女僧侶「赤竜娘様も、余程暇なのかしら?」

スッ、ガチャ……

キキィーーーーッ、スタスタスタッ……

勇者「……」クルッ

スッ、バタン……

勇者「……」クルッ

勇者「おっ、こんな所にいたのか」

勇者「また死ねずに帰ってきたよ」ニッコリ

魔女「勇者。お帰り」

魔女「外寒かった?」

女騎士「げっ!?」ハッ

勇者「ああ、本当に外は寒かったよ」

勇者「思わず、凍え死ぬ所だったからな」

女僧侶「……」

勇者姉「そのまま、本当に凍え死んできたら良かったのに……」

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、ピタッ……

勇者「姉さん。久し振りだな」

勇者「まぁ、そう言うなって」ニッコリ

勇者姉「……」フン

勇者「とりあえず、少し良いかな?」

勇者「今日は、姉さんに話があってきたんだ」

勇者姉「それで、その話とは?」

勇者姉「どうせまた、私に孕まされに行けとでも言いたいんでしょ?」

勇者「いや違う」

勇者姉「え?」

勇者「ほれっ、この羊皮紙を見ろ」

勇者「姉さんの事が書いてあるぞ」スッ

勇者姉「ごめん。ちゃんと見える様に広げてくれるかしら?」

スッ、シュルシュル……

シュルシュル、ペラッ……

勇者「ほれ」スッ

勇者姉「……」

女騎士「勇者。それに何て書いてあるんだ?」

女騎士「それ、私達にも読ませてくれよ」

勇者「ああ、ちょっと待ってな」

勇者姉「消息不明となった女勇者J、未だ足取りを掴めず」

勇者姉「女勇者Jの仲間達による必死の捜索も虚しく、生存は絶望的」

勇者姉「当初は、勇者Rによる逆恨みが原因の犯行かと思われたが、後に無実だと判明」

勇者姉「だが、勇者Rが犯人だと信じる人達は未だ世界中に多く、神の使いが魔王軍によるものだと声明を出した後も、勇者Rに注がれる視線は未だに白かった」

勇者「終わりだ」スッ

クルクル、クルクル……

勇者姉「あんた、次は何を企んでいるつもり?」ギロッ

勇者「何って、何も企んでなんかねぇよ」

勇者「そろそろ、魔女達の事を解放してやろうかと思って」

勇者姉「え?」

勇者「その代わり、姉さんはまだここで生活をして貰う」

勇者「魔女達を解放する時、レベルやスキル等も全て元通りだ」

勇者姉「……」

勇者「どうする?」ポイッ

魔女「せっかくだけど、その話を断らせて貰うわ」

魔女「私達、四人全員でここを出るつもりだから」

勇者「ほぅ?」

魔女「だから、予定通りに二人目を作りましょ?」

魔女「あんたも、ちゃんと私達との約束を守ってよね!」ニッコリ

女騎士「ああ、そうだな!」

女僧侶「私達、勇者姉の事を置いていけないわ!」ギロッ

勇者姉「けど、また魔女達が産まされちゃうよ……」

勇者姉「本当は、魔女達も産みたくはないんでしょ?……」クルッ

魔女「勇者姉。私達の事は気にしないの!」

魔女「だから、勇者姉は何も心配はしなくて良いからね!」ニッコリ

女騎士「ああ、そうだな!」ニッコリ

女僧侶「私達、勇者姉の事をこれっぽっちも恨んでなんかないから!」ニッコリ

勇者「じゃあ、仕方ないな」

勇者「せっかく、俺の気が変わってたんだが」

勇者「姉さん。少し眠っててくれ」

勇者「魔女達は、まだそのままで良いからな」

スッ、パチン……

勇者姉「!?」ピクッ

勇者姉「……」レイプメ

魔女「勇者。あんた何するの!?」

魔女「まさか、私達との約束を破棄する気?」

勇者「いや違う」

魔女「じゃあ、何で勇者姉の事を眠らせるのよ!?」

魔女「後、その催眠術自体も今すぐ止めてくれる?」

勇者「ああ、すまなかった」

勇者「その前に、勇者姉抜きで話がしたい」

女騎士「ほぅ、私達と話がしたいか?」

女騎士「どうせお前の事だから、私達の体目当てだろ?」

魔女「ええ、そうね」

女騎士「それで、お前は何を話す?」

女騎士「もし仮に、勇者姉を売れと言う話だったら、私達はすぐに打ち切るからな」

勇者「ああ、そうだ」

女騎士「じゃあ、話を打ち切る!」

勇者「最後まで聞け」

勇者「魔女。お前はまた産みたいか?」

勇者「また、俺の子供を産みたいのなら、ここに残っても構わないが」

魔女「絶対に嫌!」

勇者「ああ、やっぱりか」ニヤリ

魔女「……」ギロッ

女僧侶「……魔女」ビクッ

女騎士「ああ、本気で怒らせてしまったな」

勇者「おおっ、本当に良い顔してる……」ニヤニヤ

勇者「お前達を弱体化させてなかったら、確実に蘇生出来ないぐらいなまで殺されてたからな!」ニヤニヤ

勇者「では、次に女僧侶。お前はどうだ?」ニヤニヤ

勇者「このまま、三人目まで産みたいか?」ニヤニヤ

女僧侶「聞かなくても、分かるはずよ!」ギロッ

女騎士「まぁ、実を言うと私だって産みたくはない!」

魔女「結局、皆、勇者姉が起きてる時はそれを言えないのね……」

勇者「まぁ、皆そう言うもんだ」

勇者「だから、お前達だけでも解放してやるよ」

勇者「その代わり、ここで見聞きした事等は一切漏らすな!」

勇者「まぁ、お前達があの巨大猫の様になりたいのなら別に構わんが」

勇者「結局、勇者姉もただの屑なんだよ!」

勇者「じゃなきゃ、お前達もこんな風にはなってなんかない!」

勇者姉「……」レイプメ

魔女「ちょっと、私の仲間を侮辱するのを止めてくれる!」

魔女「どっちかと言うと、あんたの方が屑じゃない!」ギロッ

勇者「その屑に、レ〇プされた挙げ句に孕まされてたのは、どこのどいつだ?」

勇者「結局、お前らは何の抵抗も出来ずに出産した!」

勇者「所詮、お前らもただの女なんだよ!」

魔女「何ですって!?」ギリギリ

女僧侶「魔女。少し落ち着きなさい!」

女騎士「確かに、私達にも落ち度がある!」

女騎士「私達がこうなる前に、こいつをあの時に殺してれば!」

魔女「くっ……」

女騎士「それで、お前は何をするつもりだ?」

女騎士「私達を解放したら、真っ先にこの私がお前の事を斬り殺してるぞ!」

勇者「ああ、解ってるさ」ニヤリ

女騎士「そのまま、話の続きを聞かせろ」

勇者「ただ単に、お前達の体に飽きただけだ」

勇者「だから、お前達の事を解放してやるんだ」

女騎士「は?」ピキッ

魔女「それ本当なの!?」ピキッ

女僧侶「あれだけ、魔女達に好き放題しといて!?」ギロッ

勇者「ああ、そうだ!」

女騎士「それ、かなり酷い理由だろ……」ウルッ

勇者「まぁ、そう言う事だ」

勇者「勇者姉の体は、元から興味すらなかったんだが」

勇者「お前達、前に勇者姉に飲ませた薬をもう飲んだんだろ?」

勇者「これ以上、ここでレ〇プされたくなかったら、もう帰っても良い」

勇者「ただし、勇者姉はここに置いてって貰うがな」

勇者「さぁ、どうする?」

勇者姉「……」レイプメ

魔女「皆、どうする?……」

魔女「私、もう疲れちゃったかな……」クルッ

女僧侶「うん。私も……」

女騎士「ああ、私もだ……」

勇者姉「……」レイプメ

魔女「はぁ……」ガクッ

勇者「……」ニヤニヤ

魔女「あんた、ちゃんと覚悟は出来てるの?……」クルッ

魔女「私、全部元に戻ったら、容赦なくあんたの事を殺すわよ……」

勇者「好きにしろ」ニヤニヤ

魔女「本当に、殺すわよ!」ギロッ

勇者「ああ、別に構わないが」ニヤニヤ

魔女「……」ギリギリ

魔女(絶対、他に何か隠してる……)ギリギリ

女騎士「じゃあ、すぐに私達の力等を元に戻してくれ」

女騎士「と言うか、こう言った事は赤竜娘様に言った方が早いかもな」

勇者「ああ、そうだな」

勇者「赤竜娘様。お願い致します!」

「ああ、ちょっと待って下さいね!」

勇者「何してんの? あの人」

魔女「今、釜掃除でもしてるんじゃない?」

「勇者R。もう少しお待ち下さい!」

「ここの掃除を終えましたら、すぐ向かいますので!」

勇者「……」

魔女「はい。かしこまりました!」

勇者「あの人、神の使いなんだよな?」

勇者「ここの掃除なんて、他の奴等にやらせときゃ良いのに」

魔女「ええ、そうね」

「勇者R。聞こえてますよ!」

「これも、立派な奉仕活動の一貫なんで!」

「それとも、後五人程追加致しましょうか?」

「せっかく、勇者Rが改心して下さった事なんですし、貴女達は文句を言わないで下さい!」

勇者「……」

女僧侶「誠に、申し訳ございません!」

魔女(あの人、本当に地獄耳なんだから……)

勇者「じゃあ、赤竜娘様が済むまで待っといてくれ」

勇者「後、勇者姉には絶対に内密にな!」

魔女「うん」

女騎士「了解した」

女僧侶「けど、バレたりはしないの?」

勇者「ああ、後で分身と入れ替われば良いからな」

魔女「へぇ、そうなんだ……」

女騎士「なら、後は待つだけか」

女騎士「その前に、一発ヤってくか?」

勇者「いや、遠慮しとく」

女騎士「今更、遠慮する事ないだろ?」

女騎士「今のお前に、冥土の土産ぐらいは持たせてやるからよ」ニヤリ

勇者「……魔女」クルッ

魔女「ごめん。私にはどうする事も出来ない」

魔女「そもそも、勇者が女騎士の体に飽きたって言うからじゃない」

魔女「それさえなければ、女騎士の変なスイッチが入る事もなかったと思うけど」

勇者「……あっ」ハッ

女騎士「……」ニヤニヤ

魔女「ともかく、最後くらいは良い思いをさせてあげるわ!」

魔女「女騎士。好きなだけしといて良いからね!」ニッコリ

女騎士「おう!」ニヤニヤ

女騎士「とにかく、お前とするのは確定だ!」ニヤニヤ

女騎士「別に、そのまま孕ませても構わないがな!」ニヤニヤ

魔女「えっ?」

勇者「女騎士。少しは自分を大切にしろよ」

勇者「もう別に、お前はそう言う事をしなくても良いんだからな」

女騎士「……けどな」

魔女「今更ね」

女僧侶「ごめんね。勇者姉……」

女僧侶「私、出来る限りの事はしてあげたから……」ウルッ

勇者姉「……」レイプメ

女僧侶「だから、私達の事を許してね……」ウルウルッ

女僧侶「また、機会があれば王都で四人で会いましょ……」ウルウルッ

女騎士「……」ハッ

勇者「かなり、対照的な光景だな……」

魔女「勇者。赤竜娘様の準備が出来たら呼びに行くわ」

魔女「勇者は、まだ勇者姉の事を寝かせたまま、私達の部屋にいて」

勇者「ああ、了解した」

魔女「本当に、私達の絆はいとも簡単に崩れたわね……」

魔女「結局、今の私達も屑だったか……」

女騎士「ああ、そうだな……」ウルッ

女僧侶「本当に、何でこうなったんだろうね……」ポロポロ

本日の分、終了。

勇者と女勇者には、それぞれA~Zのアルファベットが振り分けられています。

各地で男女含め52人もの勇者と女勇者が、次々と誕生しますので。

このスレの勇者と女勇者は「勇者R」と「女勇者J」と言う名前で女神達からは呼ばれていて、他の勇者達は登場しないので「勇者」と「女勇者」のみの表記となっています。

~とある城・魔女達の部屋~

数十分後ーー

勇者「結局、お前達三人までこっち来てんじゃねぇか」

勇者「もう既に、弱体化は解除して貰ったのか?」

魔女「ううん。まだ」

女騎士「それに、まだ赤竜娘様の掃除が終わりそうもない」

女騎士「あのままあそこにいたら、ずっと寒いまま待たされるからな」

勇者「じゃあ、勇者姉は?」

勇者「皆、風邪とかは大丈夫なのか?」

魔女「ええ、大丈夫よ」

女騎士「何回も風邪を引いてたから、赤竜娘様が気を利かせくれたからな」

勇者「ああ、そうか」

勇者「勇者姉は、置いてきたのか」

魔女「ええ、そうよ」

女騎士「とにかく、お前が掛けた催眠術だけでも解除してくれ!」

女騎士「私達、今思えばただの変態ではないか!」

勇者「ぷっ……」ニヤリ

女騎士「お前、後で絶対覚悟しろよ!」

女騎士「私の体に飽きた罪、いつか必ず後悔させてやるからな!」

勇者「ぷははっ……」ニヤニヤ

女騎士「貴様、笑うんじゃない!」ギロッ

魔女「女騎士。落ち着いて!」

魔女「今から、勇者にそれを解除して貰うんだから!」

女騎士「しかし!」

魔女「勇者。早く、私達の催眠状態を解除して!」

魔女「今、素直に言う事を聞いてくれたら、死後すぐに蘇生させてあげるからさ!」ニッコリ

勇者「……ああ、了解した」

女騎士「後で覚えてろよ……」ギリギリ

勇者「じゃあ、まずは軽めのからいくぞ」

勇者「女僧侶。少し床の上に座ってくれるか?」

女僧侶「……」

スッ、ストン……

魔女「何するの?」

勇者「この中で、一番症状が軽い奴から解除する」

女僧侶(私、一番軽かったんだ……)

勇者「では、行くぞ」

勇者「……」スッ

勇者「……」ブツブツ

勇者「……」ブツブツ

勇者「はっ!」ブワッ

女僧侶「!?」ビクッ

シュン、ポワワン……

勇者「よしっ、今ので解除出来た」

勇者「もう服を来ても大丈夫だぞ」ニッコリ

女僧侶「……早いわね」

勇者「ああ、お前が一番軽かったからな」ニコニコ

女僧侶「……そう。なら遠慮なく」ギロッ

スッ、ムクッ……

スッ、バシーーーーーーーーン……

女騎士「おおっ、今の良かったな……」

女騎士「珍しく、女僧侶が誰かに手をあげたぞ……」

勇者「いててっ……」ヒリヒリ

女僧侶「死後、地獄に落ちると良いわ!」ニッコリ

女僧侶「私、貴方にだけよ。ここまで殺意が芽生えたのは!」ニコニコ

勇者「ああ、本当にすまなかった……」ヒリヒリ

魔女(だったら、最初からしなければ良かったのに……)

女騎士「それで、次は誰なんだ?」

女騎士「私も、早くお前の事をぶん殴りたい!」ニッコリ

勇者「……お前だよ」ヒリヒリ

女騎士「え?」キョトン

勇者「お前の場合、他の奴等のも含まれてるから……」ヒリヒリ

勇者「それについては、赤竜娘様に解除して貰え……」

女騎士「ああ、了解した」

スッ、ストン……

女騎士「さぁ、早くやれ」

勇者「女僧侶。少し手伝ってくれ……」ヒリヒリ

勇者「お前が、女騎士の体を抑えててくれたら、すんなりと行くからさ……」ヒリヒリ

女騎士「ええ、了解したわ」

魔女(今更だけど、綺麗に手形が着いているわね……)

スッ、ムギュッ……

勇者「では、行くぞ……」ヒリヒリ

勇者「……」スッ

勇者「……」ブツブツ

勇者「……」ブツブツ

勇者「はっ!」ブワッ

女騎士「!?」ビクッ

シュン、ポワワン、ポワワン……

勇者「よしっ、すんなりと行ったな……」ヒリヒリ

勇者「もう女騎士を離しても大丈夫だぞ……」ヒリヒリ

女僧侶「……」ササッ

勇者「さぁ、早く殴れ……」ヒリヒリ

勇者「俺の事を殴りたいのなら、早く殴れよ……」ヒリヒリ

女騎士「……皆、下がってろよ」スッ、ムクッ

サササッ、サササッ……

スッ、ドゴーーーーーーーーン……

勇者「ぐっ、ぐはっ……!?」フラッ

ドゴッ、ドゴッ……

勇者「ぐはっ、ぐははっ……!?」フラフラッ

女騎士「……」ニッコリ

女僧侶「……」

魔女「良いパンチね……」クスッ

女騎士「ふぅ、すっきりした……」

女騎士「後は、お前を剣で刺してやるだけか……」

女騎士「魔女。お前で最後だ」

女騎士「早く、お前も解除して貰え」

魔女「ええ、了解したわ……」

勇者「おおっ、いててっ……」ムクッ

魔女「なんて、タフな体なのかしら……」ジトッ

勇者「では、次で最後だ……」ヒリヒリ

勇者「一番、陰湿な奴が最後に残ったが……」ヒリヒリ

魔女「は?」ギロッ

勇者「魔女。お前の場合も女僧侶に手伝って貰う……」ヒリヒリ

勇者「この中で、一番重度なのはお前だったからな……」ヒリヒリ

魔女「……」

スッ、ストン……

勇者「では、行くぞ……」ヒリヒリ

勇者「……」スッ

勇者「……」ブツブツ

勇者「……」ブツブツ

勇者「はっ!」ブワッ

魔女「!?」ビクッ

勇者「……あれ?」ヒリヒリ

シュン、ポワワン、ポワワン……

ポワワン、ポワワン、ポワワン……

ポワワン、ポワワン、ポワワン……

ポワワン、ポワワン、ポワワン……

魔女「……」

女騎士「なんか、魔女だけ多くね?……」

女僧侶「ええ、どうしてかしらね?……」

勇者「よしっ、これで終わったな……」ヒリヒリ

勇者「魔女も他の奴等のが残ってるから、後で赤竜娘様に解除して貰え……」ヒリヒリ

魔女「……」

勇者「魔女。どうかしたか?……」ヒリヒリ

勇者「もう、俺の掛けた催眠術は全て解除されてるぞ……」ヒリヒリ

魔女「ふぅ、終わった……」

スッ、ムクッ……

クルッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、ピタッ……

スッ、ムギュッ……

勇者「魔女?」ヒリヒリ

魔女「じっとしてて……」

勇者「……」

女僧侶「何をするつもりなの?」

魔女「勇者。死ぬ前に私を抱かせてあげるわ」

魔女「だから、今から勇者のを出してくれる?」ニッコリ

勇者「!?」

魔女「勇者。早く勇者のを出して……」ニコニコ

魔女「勇者が出さないんだったら、私から出してあげるわよ……」ニコニコ

勇者「……」ドキッ

女騎士(何をする気だ?)

スッ、シュルシュル……

シュルシュル、シュルシュル……

シュルシュル、パサッ……

魔女「今日は厚着してるわね……」

勇者「ああ、お前達とする気がなかったからな……」ヒリヒリ

女騎士「……重ね着か」

女僧侶「ああ、本当に私達の体は飽きられたのね……」

勇者「魔女。もうしなくて良いぞ……」ヒリヒリ

勇者「それと、もう服も来て良いんだから……」ヒリヒリ

魔女「嫌、私は今から勇者としたい!……」

魔女「勇者。本当に私の体に飽きちゃったの?……」ウルッ

勇者「!?」ガーーン

女僧侶「……」

女騎士「早く、赤竜娘様を呼んで来ないと……」

勇者「魔女。何度も言わせるな……」ヒリヒリ

勇者「俺みたいな最低男なんかに、体なんて許す必要もない……」ヒリヒリ

魔女「……」ウルウルッ

勇者「女騎士。魔女を頼む……」ヒリヒリ

勇者「こいつ、俺以外にも沢山掛けられてるからな……」ヒリヒリ

女騎士「ああ、その様だな……」

女僧侶「ああ、女神様……」ウルッ

魔女「でも、私はまだ勇者の物だよ……」ポロポロ

魔女「だってまだ、私は勇者の淫乱な奴隷なんだから……」ポロポロ

女騎士「おいっ!?」ギロッ

勇者「いや、ちゃんと解除したって!」

魔女「駄目?」ポロポロ

女僧侶「ええ、駄目よ!」

魔女「そんな!?」ポロポロ

勇者「魔女。一旦、眠っててくれ……」ヒリヒリ

勇者「後で、赤竜娘様に何とかして貰うから……」ヒリヒリ

スッ、パチン……

魔女「!?」ピクッ

フラッ、ドサッ……

魔女「……」レイプメ

勇者「はぁ……」ヒリヒリ

女騎士「お前、本当に何もしてないのか?」

女騎士「魔女は、他の奴等からも掛けられていたのか?」

勇者「ああ、他の奴等のもかなり多くな……」ヒリヒリ

勇者「お前ら、何か魔女から過去の事で聞いてないか?……」ヒリヒリ

女僧侶「あっ……」

女騎士「そう言えば、魔女には死んだ妹がいたんだったな……」

魔女「……」レイプメ

勇者「じゃあ、多分それ関係だろ……」ヒリヒリ

勇者「そうじゃなきゃ、ここまですんなりと掛からねぇよ……」ヒリヒリ

女騎士「へぇ……」

女僧侶「勇者。私達、勇者の事を信用して良いの?」

女僧侶「今まで、私達は勇者に好き放題されてきた!」

女僧侶「だから、必ずその報いを受けて貰うわ!」

勇者「ああ、別に構わねぇよ」

女騎士「なら、どうして急にそうなった?」

女騎士「私達と会わなかった間、一体お前に何があったんだよ?」

勇者「……」

女騎士「まぁ、いずれお前も裁かれるんだ」

女騎士「その前に、私達がお前に私的制裁を加えてやるがな」ニッコリ

勇者「……」

女騎士(本当に、どうしたんだよ? こいつ……)

勇者「とにかく、お前達はもう服を着ろ」

勇者「本当に、今まですまなかった」ペコッ

勇者「お前達の弱体化が解除されたら、俺の事を煮るなり焼くなり好きにしても構わない」

勇者「何故なら、俺の役目はもう終わった」

勇者「後は、お前らに殺されるだけだからな」

女騎士「ほぅ?」

女僧侶「貴方、本当に何があったのよ?」

勇者「何って、俺は自身の過ちに気づいたからだ?」

勇者「それ以外に、一体何がある?」

女騎士「……」

勇者「女騎士。そんな顔をするな」

勇者「早く着替えてくれないと、俺が困るからな」

女騎士「ああ、了解した……」

女僧侶「後で、望み通りにしてあげるわね……」

クルッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、ピタッ……

女騎士「……」スッ

女僧侶「……」スッ

魔女「……」レイプメ

女僧侶「あれ? 何か置いてある?」

女僧侶「この指輪は、一体何なのかしら?」クルッ

勇者「ああ、その指輪か?」

勇者「それを着けたら、催眠術が効かなくなるんだ」

勇者「今後は、それを着けて活動しろ」

勇者「ちなみに、それを用意して下さったのは赤竜娘様だからな」

女僧侶「へぇ……」

女騎士「では、早速……」

勇者「……」スッ

スッ、スポッ……

女僧侶「!?」ピタッ

スッ、スポッ……

女騎士「!?」ピタッ

勇者(掛かったな……)ニヤリ

女騎士「……」レイプメ

女僧侶「……」レイプメ

勇者「女騎士、女僧侶。こっち来い」

勇者「後、魔女はそのまま立つんだ」

スッ、パチン……

魔女「……」ムクッ

クルッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、ピタッ……

女性陣「……」レイプメ

勇者「では、ついさっき殴られた仕返しをさせて貰おうか」

勇者「三人とも、もう勇者姉の事を見捨てろ!」

勇者「それと、ここで体験した事等は一切漏らすなよ!」

勇者「たとえ、お前達の弱体化が解除されたとしても、今回の件でこの俺に危害を加える事は一切許されないからな!」

スッ、パチン……

女性陣「……」ピクッ

女性陣「はい。かしこまりました……」レイプメ

勇者「よしっ、これでお前達は今後も俺のみの奴隷だな!」

勇者「つい昨日までの様に、俺の子供を孕まされては産め!」

勇者「それと、表向きには俺達四人が新たに就任をした魔王を討つ為のパーティだ!」

勇者「俺に抱かれている時だけは、いつもと違って常にデレて絶対服従してろ!」

スッ、パチン……

女性陣「……」ピクッ

女性陣「はい。かしこまりました……」レイプメ

勇者(後、他に付け加える事はあるか?……)

勇者(こいつら、変にデレたら絶対に疑われるし……)

勇者(それに、俺はまだ王都の民達からは疑われている……)

勇者(ただでさえ、色々と王都ではミスしてたからな……)

女性陣「……」レイプメ

勇者(あっ……)ゾクッ

シュピン……

『勇者R。終わりましたよ』

『そちらに魔女達はいらっしゃいますか?』

勇者「はい」

『では、魔女達の弱体化を解除致します』

『今さっき貴方がお掛けになった催眠術は、どう致しましょうか?』

勇者「そのまま消さずに残しといて下さい!」

『はい。かしこまりました!』

勇者「よしっ、赤竜娘様の準備が出来たみたいだぞ」

勇者「お前ら、一旦起きてくれ」

スッ、パチン……

女性陣「……」ピクッ

女性陣「……」

魔女「あっ、あれ?……」

魔女「私、いつ眠ってたんだっけ?……」

『皆さん。長らくお待たせ致しました』

『これから、貴女達の弱体化を解除致します』

魔女「!?」ハッ

勇者「魔女。今から赤竜娘様が魔女達の弱体化を解除してくれる」

勇者「俺の掛けた催眠術は、全てお前達が眠ってる間に解いて貰った」

勇者「だから、後は弱体化を解除するだけだ」

魔女「ああ、そうなんだ……」ホッ

『では、早速開始致しますよ』

『皆さん。覚悟は宜しいでしょうか?』

魔女「はい。大丈夫です……」

『皆さん。少しそのままでいて下さい』

『今から、急激にレベル等が上がります』

『なるべく、ダメージ等は軽く致しますので、そのままじっとしてて下さいね』

魔女「はい。かしこまりました」

シュン、シューーーーーーーーン……

ポワワン、ポワワン……

魔女「ん?」

ポワワン、ポワワン……

魔女「……」キョロキョロ

女騎士「……何か起きたか?」キョロキョロ

女僧侶「いえ、特には……」キョロキョロ

シュン、シューーーーーーーーン……

シューーーーーーーーン、シューーーーーーーーン……

シューーーーーーーーン、シューーーーーーーーン……

シューーーーーーーーン、シューーーーーーーーン……

シューーーーーーーーン、シューーーーーーーーン……

シューーーーーーーーン、シュン……

女性陣「……?」キョトン

『皆さん。終わりましたよ』

『なるべく、負担の掛からない様にしておきましたが』

魔女「え?」

女騎士「今のが?」

女僧侶「あの、もっと痛いのかと思ってました……」

勇者「ああ、そうだな……」

魔女「はぁ、心配して損した……」ガクッ

『とにかく、これで弱体化は解除致しましたよ』

『ついでに、貴女達が掛かっていた全ての催眠状態(勇者のは除く)も解除しときました』

『勇者R。ご苦労様です!』

『子孫を残した貴方に、これ以上多くは望みません!』

『早急に、魔王を討つ旅に戻りなさい!』

『それを終えたら、貴方には裁きを受けて頂きますからね!』

勇者「はっ、かしこまりました」

魔女「あの、私達はどうすれば宜しいのですか?」

魔女「勇者姉を置いて、魔王を討つ旅に出た方が宜しいのでしょうか?」

『一応、表向きには勇者Rのパーティに入っております』

『そのまま、貴女達も魔王を討つ旅に出ても構いません』

『ですが、絶対にここで体験した事等についてはご内密に!』

『それをお破りになられる様でしたら、再び昨日までの様な状態に戻って頂きますからね!』

魔女「はい、かしこまりました」

勇者「じゃあ、すぐに魔女達も支度をしてくれ」

勇者「俺も隣で支度を整えてくるから」

魔女「ええ、あんたとは一時休戦よ」

魔女「それを終えたら、煮るなり焼くなり好きにさせて貰う!」ギロッ

魔女「もしくは、本当に焼いてあげようかしら?」ニッコリ

魔女「昨日までのあんたは、それを私達にされても全く文句を言えない事をしてきたんだしね!」ニコニコ

勇者「ああ、まあな……」

クルッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、ピタッ……

スッ、ガチャ……

キキィーーーーッ、スタスタスタッ……

勇者「……」クルッ

スッ、バタン……

魔女「ふぅ、やっと終わった……」

魔女「後は、魔王とあいつを倒すだけか……」

魔女「皆、もう勇者姉には謝罪した?」

魔女「それ済んでるなら、もう身支度を整えて早く出ましょ!」

女騎士「ああ、そうだな!」

女騎士「本当に、旅なんてかなり久し振りだな!」ニッコリ

魔女「もう、女騎士ったら」ニッコリ

女僧侶「とにかく、勇者姉に見つからない様にしましょ!」

女僧侶「もう勇者姉と私達は、一切関係ないもの!」

女僧侶「あれだけ、私達が庇ってきたのにも関わらず、期待はずれだった!」

女僧侶「本当に、無駄に年月だけが過ぎていったわ!」

魔女「……」

女騎士「お前、結構溜め込んでたんだな」

女僧侶「ええ、そうよ!」

女僧侶「皆、早く準備して!」

女僧侶「私、早くあいつの事も殺したい!」

女僧侶「ああ、本当に嫌なってくる!」

女僧侶「あの時、勇者姉が勇者の事を殺してたら!」

女僧侶「あれさえなければ、絶対にこんな目には遭わなかったはずなのに!」

女騎士「ああ、そうだな……」

魔女「本当に、何であいつの事を殺さなかったんだろうね?……」

シュピン……

『女騎士達。貴女達の分身達は、ここの浴室に向かわせました』

『後は、貴女達がここを出てくれれば全てOKです』

女僧侶「はい。かしこまりました!」

プツン……

魔女(意外に、早かったわね……)

女騎士「魔女。お前もあの指輪を付けとけよ」

女騎士「お前が一番あいつからの被害を受けていたんだし」

女騎士「特に、お前が一番催眠術に掛かりやすい!」

女騎士「それについてをよく覚えておけ!」

魔女「ええ、了解したわ!」

魔女「だから、安心して!」ニッコリ

女騎士「ああ、なら良いぞ!」ニッコリ

クルッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、ピタッ……

魔女「……」スッ

魔女(結局、私達も人間の屑だったか……)

魔女(あれだけ、勇者姉の事を庇ってきたけど、その勇者姉がああなんじゃねぇ……)

スッ、スポッ……

本日の分、終了。

支援ありがとうございます。

~とある城・魔女達の部屋の前~

更に数十分後ーー

スッ、ガチャ……

キキィーーーーッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

女騎士「……」クルッ

スッ、バタン……

勇者「おっ、来たな」

勇者「お前らが服を来てる姿は、かなり久し振りに見たぞ」

女騎士「ああ、本当に誰かさんのおかげでな」クルッ

女騎士「魔王を討ち取ったら、次はお前を討ち取らせて貰う」ニッコリ

勇者「ああ、良いぜ」ニッコリ

魔女「さぁ、そろそろ行きましょうか」

女僧侶「今日はどこに向かうの?」

勇者「今日は、王都の方に用がある」

勇者「と言っても、実際に動くのは明日なんだが」

勇者「なんか、例の賭けの主催者の一人である遊び人が行方不明となってな」

勇者「そいつ、また転職に失敗したらしく、王都周辺のどこかに隠れてるらしい」

魔女「……」

女僧侶「……」

女騎士「はぁ、本当に情けないな……」

勇者「だから、今日は自宅でゆっくりとしてて良いぞ」

勇者「たまには、自宅でゆっくりとしたいだろ?」

魔女「ええ、まあね」

勇者「俺は、その間に今日の夜に行われる娼婦追撃戦に出なくてはならない!」

勇者「何故なら、これはかなり危険な追撃戦だ!」

勇者「実際、その娼婦と戦って無事に帰ってきた者はいない!」

勇者「もう既に、王都にいる男達の頭がツルツルになってしまったのだからな!」

女騎士「じゃあ、私達は自宅に帰らせて貰う」

女騎士「集合時間は、明日の午前九時で中央広場で良いか?」

勇者「ああ、構わん」

魔女「勇者。一応頑張ってきてね」

魔女「私、勇者が性病に感染してくるのを祈ってるからさ」ニッコリ

勇者「ああ、ありがとう」ニッコリ

女僧侶「本当に、貴方最低ね……」ムカッ

勇者「では、そろそろ行くとしようか」

勇者「魔王戦に関しては、その後になってしまうが」

魔女「え? どうして?」

勇者「実は、魔王は今入院中だ」

勇者「しかも、ぎっくり腰になってしまったらしい」

勇者「それで、ぎっくり腰が治るまでの間は休戦中だ」

勇者「まぁ、後数日で治るらしいがな」

女騎士「じゃあ、その情報は誰が持って来たんだ?」

女騎士「普通、そんな事を大っぴらにするか?」

魔女「ええ、そうね」

勇者「仕方ねぇだろ。魔王も歳なんだから」

勇者「娘さんに好物を取り上げられた挙げ句、地味なデスクワークな日々」

勇者「魔王の側近にも口煩く言われてて、かなり苦労してる」

勇者「この間、俺と戦っていた時もかなり顔色が悪そうにしてたからな」

女騎士「じゃあ、その時に倒しとけよ!」

女騎士「お前、一体何してたんだよ?」ギロッ

勇者「何って? 普通に戦ってたんだが」

勇者「けどな、お前達の分身の援護があったとしても勝てなかった」

勇者「いきなり、四天王や側近とも同時に相手してみろ」

勇者「あいつら、お前らが戦った時よりは遥かにパワーアップしてたからな」

女騎士「!?」ガーーン

勇者「とにかく、魔王はまだ後回しだ」

勇者「休戦中の間、出来るだけレベルを上げるぞ」

女騎士「ああ、了解した」

魔女「じゃあ、今から私が転移魔法を使うわ」

魔女「皆、そこでじっとしてて」

女騎士「おう」

魔女(ああ、なんか凄くドキドキしてきたわ……)

魔女「……」スッ

魔女「……」ブツブツ

魔女「……」ブツブツ

魔女「はっ!」ブワッ

魔女「……」

勇者「どうした?」

魔女「あれ? 失敗したかしら?」

勇者「なら、こっち使えよ」

勇者「お前ら、赤竜娘様に分身が持ってた記憶や経験値とかも全て移植して貰ってたんだろ?」スッ

魔女「うん。まだちょっと頭が混乱してるけど……」

女僧侶「いや、これ発動してるわ」

女僧侶「ちょっと、ここでは転移するまでに時間が掛かるみたいね」

勇者「え?」スッ

魔女「あっ、本当だ!?」

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ……

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ……

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ……

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ……

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ……

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ……

シューーーーーーーーッ、シュン……

~王都・魔女の自宅前~

ヒュルヒュルヒュルヒュル、ヒュルヒュルヒュルヒュル……

ヒュルヒュルヒュルヒュル、ヒュルヒュルヒュルヒュル……

ヒュルヒュルヒュルヒュル、ヒュルヒュルヒュルヒュル……

ヒュルヒュルヒュルヒュル、ヒュルヒュルヒュルヒュル……

シュン、シュタタタタッ……

勇者達「……」

勇者「……」キョロキョロ

魔女「……」キョロキョロ

女騎士「……」キョロキョロ

女僧侶「……」キョロキョロ

魔女「ふぅ……」

女騎士「やっと帰ってこれた……」

女僧侶「ええ、そうね……」

勇者「では、ここで一時解散だ」

勇者「お前達もゆっくりと休んでいてくれ」

女騎士「ああ、了解した」

魔女「勇者も気を付けてね」

勇者「ああ、またな」

クルッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

魔女「それで、私達はどうするの?」

魔女「あのまま、勇者の後を追う?」クルッ

女騎士「いや、私はもう自宅でゆっくりとしていたい……」

女騎士「やっと、あの生き地獄な様な現実から逃れる事が出来たからな……」ウルッ

魔女「……」ウルッ

女僧侶「私も、早く帰って思い出にしてしまいたい……」ウルッ

魔女「じゃあ、またね……」ウルウルッ

クルッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

女僧侶「魔女。明日の朝にまた会いましょ……」ウルウルッ

女僧侶「勇者姉の事は、本当に残念だったけど……」ウルウルッ

女僧侶「また、私達は向こうで会えるかもしれないからね……」ウルウルッ

女僧侶「魔女も明日は遅れない様にね……」ウルウルッ

魔女「うん。またね……」ウルウルッ

クルッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

魔女「……」ウルウルッ

魔女「……」ウルウルッ

魔女「……」クルッ

魔女「はぁ……」

スッ、フキフキ……

使い魔「……」ヌッ

魔女(はぁ、私も人の事を言えないか……)

魔女(あいつと同じで、私もかなりの屑なんだわ……)

魔女(勇者姉。本当にごめんなさい……)

魔女(貴女一人をあそこに置いてきちゃったけど、私達は出来る限りの事をしてあげたからね……)

使い魔「ニヤーーッ♪」ニッコリ

魔女「……」ハッ

魔女「うん。ただいま」ニッコリ

魔女(とりあえず、今日はもうゆっくりとしとこ……)

魔女(また、あの地獄にいつ落とされるかが全く解らないし……)

魔女(ああ、なんかどっと疲れが出てきた……)

魔女(今日は、もうこの子と半日ゆっくりとしてましょ……)

スッ、ナデナデ……

使い魔「ニャーーッ♪」ニコニコ

スッ、ナデナデ……

~とある城・浴室~

赤竜娘「勇者姉。起きて下さい」

赤竜娘「そんな所で寝てたら、風邪を引きますよ」

スッ、パチン……

勇者姉「……」ピクッ

勇者姉「ふぁ~~~~っ……」

勇者姉「もう夕食の時間なんですか?……」

赤竜娘「いえ、まだですよ」

赤竜娘「ここ最近は、やけにお疲れの様ですね」

勇者姉「ええ、まあね……」

魔女(分身)「勇者姉。大丈夫?」

魔女(分身)「やけに気持ち良さそうに寝ていたけど、もう部屋に戻る?」

勇者姉「……うん。そうする」

魔女(分身)「じゃあ、もう上がろうか?」

スッ、ザバアアアアッ……

勇者姉「……」

スッ、シュタッ……

魔女(分身)「はい。拭くもの」

女僧侶(分身)「勇者姉。本当によく寝てたわね」

女僧侶(分身)「今日は、もうゆっくりと休みなさいね」ニッコリ

女騎士(分身)「ああ、そうだな」ニッコリ

勇者姉「ごめん。まだ休めないかも」

勇者姉「だって、弟君が何をしているかが全く分からないから」

赤竜娘「勇者Rなら、王都に向かいましたよ」

赤竜娘「そこで今日と明日の二日間、大きな依頼が入っているみたいですから」

勇者姉「ああ、そうなんですか……」

勇者姉「それじゃあ、もう大丈夫ですね」

勇者姉「……………………!?」ハッ

女騎士(分身)「勇者姉。どうかしたか?」

女騎士(分身)「なんか、急に顔色が悪くなってきたぞ?」

女僧侶(分身)「ええ、そうね」

魔女(分身)「勇者姉。もう休みましょ」

魔女(分身)「当分、あいつはここに戻ってはこないんだから」

赤竜娘「……」

女僧侶(分身)「……どうかしたの?」

勇者姉「……」

魔女(分身)「……」

女騎士(分身)「……」

女僧侶(分身)「……」

赤竜娘「……」

勇者姉「……本当にごめん」ウルッ

魔女(分身)「勇者姉?」

勇者姉「やっぱり、そんな感じはしてたんだよね……」

勇者姉「ここ最近、皆とは溝が出来ちゃってたから……」

勇者姉「皆、私の前からいなくなっちゃった……」

勇者姉「やっぱり、私は皆にとっても恨むべき相手だったんだね……」

魔女(分身)「……」チラッ

赤竜娘「はぁ、バレてしまいましたか……」

勇者姉「……」ウルッ

赤竜娘「では、貴女は今後どう致しますか?」

赤竜娘「私は、貴女からの要望には出来るだけ応えて差し上げますが」

勇者姉「……」ウルウルッ

魔女(分身)「勇者姉。騙したりしてごめんなさい」

魔女(分身)「決して、本物は勇者姉の事を嫌いになった訳じゃないからね」ペコッ

女騎士(分身)「すまなかった」ペコッ

女僧侶(分身)「本当に、ごめんなさい」ペコッ

勇者姉「いや、君達が謝る事じゃないよ……」ポロポロ

勇者姉「全部、私が悪いんだから……」ポロポロ

勇者姉「だから、これはもう自業自得かな……」ポロポロ

勇者姉「もしくは、因果応報かもしれないけど……」ポロポロ

赤竜娘「……」

勇者姉「本当に、皆ごめんね……」ポロポロ

分身達「……」

赤竜娘「勇者姉。もう一度お聞き致します」

赤竜娘「今後どう致しますか?」

赤竜娘「出来る事なら、貴女にも子孫を残して頂きたい!」

赤竜娘「これは、貴女に課せられた宿命なのです!」

勇者姉「はい」ポロポロ

赤竜娘「では、早速始めましょうか?」ニッコリ

勇者姉「いや、ちょっと待って頂けますか?……」ポロポロ

赤竜娘「なら、一体いつになるのです?」

赤竜娘「もう既に、ここに来て一年近くなりますが」ギロッ

勇者姉「ですから、それより先にやる事があります!……」ポロポロ

勇者姉「私を再び女勇者にして下さい!……」ポロポロ

勇者姉「この私が魔王と弟君を討ち取った暁には、ちゃんと私の子孫を残します!……」ポロポロ

勇者姉「お願いですから、私を再び女勇者にして下さい!」

赤竜娘「……本気なのですか?」

勇者姉「はい。本気ですよ!」ニッコリ

勇者姉「ここまで好き勝手にされて、黙って見てる訳には行かないじゃないですか!」ポロポロ

勇者姉「弟君は、これまで私達に対してどんな酷い事をしてきたと思っているんです?」ポロポロ

勇者姉「その所為で、私は女騎士達からは見捨てられました!」ポロポロ

勇者姉「全部、全部あの弟君がこの私の事を逆恨みした事自体が間違いなんです!」ポロポロ

赤竜娘「そう。言われましてもねぇ……」

勇者姉「もう、何で解っていただけないんですか!?」ギロッ

シュピン……

『勇者姉。女神です』

『貴女は、またそうやって時間稼ぎをしようとしていませんか?』

『私としては、早く貴女に子孫を残して頂きたい!』

『あの勇者Rだって、実際に子孫を残しているのですよ!』

勇者姉「じゃあ、女神様にお願い致します!」

勇者姉「早く、私を女勇者にして下さい!」

『……分かりました』

『勇者姉。貴女を本日付で女勇者Jに任命致します』

『ただし、期間限定ですが』

勇者姉「はい。ありがとうございます……」ポロポロ

『勇者Rと魔王を倒した後は、再びここに戻ってきて貰いますよ!』

『貴女は、自身の仲間達を不幸のどん底に突き落としました!』

『その罪を、貴女はしっかりと償わなければなりません!』

勇者姉「はい」ポロポロ

『では、貴女に特殊な力等を授けます』

『そこの分身達も、貴女の力となってくれるでしょう』

勇者姉「え?」ポロポロ

『赤竜娘。そこの分身達三人の役目は終わりました』

『彼女達は、勇者姉の経験値等になります』

『せめて、似せるなら見抜かれない様にしておきなさい!』

『貴女の犯したミスのおかげで、勇者姉に更なる猶予を与える事になったのですからね!』

赤竜娘「はい。申し訳ございません」

赤竜娘「以後、同じ過ちを犯さない様に致します」ペコッ

『なら、罰として当分の間は奉仕活動を継続して頂きます!』

『本当に、貴女は何をしているのですか?』

『貴女には、本当に失望しましたよ』

赤竜娘「誠に申し訳ございません!」ペコッ

勇者姉「……」ポロポロ

『まぁ、赤竜娘の問題は後にしておきましょう……』

『勇者姉。そのままじっとしてて下さい……』

勇者姉「はい」ポロポロ

シュン、ポワワン、ポワワン……

勇者姉「……?」ポロポロ

ポワワン、ポワワン、ポワワン……

分身達「……」シューーッ

シュン、シューーーーーーーーン……

シューーーーーーーーン、シューーーーーーーーン……

シューーーーーーーーン、シューーーーーーーーン……

シューーーーーーーーン、シューーーーーーーーン……

シューーーーーーーーン、シューーーーーーーーン……

シューーーーーーーーン、シュン……

女勇者「……?」ポロポロ

『女勇者J。終わりました!』

『さぁ、早く魔王を倒して来なさい!』

女勇者「えっ? 今のが!?」

『何か問題でも?』

『貴女次第では、すぐにも奴隷に戻しても構わないのですよ!』

女勇者「いえ、何も問題はございません!」

スッ、フキフキ……

赤竜娘「では、支度を整えましょうか」

赤竜娘「勇者Rによる魔王戦まで、まだ数日もありますし」

女勇者「え?」

赤竜娘「実は、今現在魔王城にまで到達出来ているのは、勇者Rしかおりません」

赤竜娘「その勇者Rですら、現魔王には手こずっている様です」

赤竜娘「何故なら、今回は四天王や側近とも同時にお相手致します」

赤竜娘「貴女が以前行った一騎討ちと言うスタイルが、現魔王によってすぐさま廃止されてしまったのですよ」

女勇者「じゃあ、私一人じゃとても無理じゃないですか!?」

女勇者「私、皆にはついさっき捨てられたばっかなのに!?」ウルッ

『でしたら、今から奴隷に戻しますよ』

『やはり、貴女は時間稼ぎをしていましたか』

赤竜娘「どうなんですか?」

女勇者「いいえ、滅相もごさいません!」ウルウルッ

『なら、早く身支度を整えなさい!』

『もうこれ以上、私は待つつもりはありませんよ!』

女勇者「はい!」

『それと、貴女の現在のレベルは100です!』

『レベルだけでなく、スキル等も全て弱体化する前の状態に戻してあります!』

『本当なら、今頃は貴女の子孫が産まれているはずなのに……』

『ここ最近の若い子達には、本当に手を焼かされますね……』

女勇者「はっ、重ね重ね申し訳ございません!」

女勇者「以後、気を付けさせて頂きます!」ペコッ

『赤竜娘。私はもう疲れました……』

『少し休みますから、後は貴女が導いてあげなさい……』

赤竜娘「はっ、かしこまりました」

プツン……

女勇者「……」

赤竜娘「……」

女勇者「……」

赤竜娘「……」

女勇者「ふぅ……」

赤竜娘「やりましたね……」ニッコリ

女勇者「はい。やりましたよ……」ニッコリ

赤竜娘「女勇者J。仲間はどう致しますか?」

赤竜娘「貴女が望むのでしたら、貴女の仲間達に召集を掛けますが」

女勇者「いえ、私一人でいきます」

女勇者「皆には、これまで迷惑を掛け続けました」

女勇者「今更、私の元には戻ってはこないでしょう」

女勇者「だから、私一人で今から向かいます」

女勇者「私が来たとなれば、すぐにも魔王達は歓迎してくれますからね!」ニッコリ

赤竜娘「分かりました。この件は内密にしておきましょう」

赤竜娘「それで、宜しいですか?」

女勇者「はい!」ニコニコ

赤竜娘「女勇者J。どうかお気を付けて!」

赤竜娘「神は今、非常にお怒りになっておられます!」

赤竜娘「今は、まだなんとか理性を保っておられます!」

赤竜娘「ただし、次はないですからね!」

女勇者「はい。かしこまりました!」ニコニコ

女勇者「どうか、吉報をお待ち下さい!」ニコニコ

女勇者「それと、この度は無理なお願いをお聞き頂き、本当に申し訳ございません!」ニコニコ

女勇者「次こそは、女神様のご期待に添える様に誠心誠意頑張っていきたいと思っております!」ペコッ

赤竜娘「はい。了解致しました」

赤竜娘(まだ、油断は出来ませんけどね……)

女勇者「……」ホッ

赤竜娘「では、早く自身の部屋にまで戻って下さい」

赤竜娘「当分の間は、ここで全裸のままで暮らす事もないのですから」

赤竜娘「女勇者J。本当に次はないですからね?」

赤竜娘「次、また神に逆らう様な事があれば、即奴隷にまで堕ちて貰いますからね!」

女勇者「はい。かしこまりました!」ニッコリ

クルッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

~とある城・浴室前~

女勇者(ふぅ、上手くいった……)

女勇者(なんとか、また時間だけは稼げた……)

女勇者(けど、次は絶対に産まなきゃいけないのよね……)

女勇者(本当は、そんな事をしたくないんだけどなぁ……)

全裸男「……」ヌッ

女勇者「!?」ハッ

全裸男「……」ニッコリ

女勇者(とにかく、早く魔王退治に行こう……)

女勇者(女神様達、確実に私の事を疑っているみたいだし……)

女勇者(とりあえず、何人か適当に産んでたら大丈夫よね?……)

女勇者(結局、私が産んだ子供を育てる訳じゃないんだし……)

女勇者(魔女達が私を見捨てたのも、無理はないわよね……)

クルッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

私にとって、魔女達は大事な仲間だった。

その仲間を、私は自らの手で不幸のどん底にまで突き落としてしまった。

魔女達は、私の前では今までと変わらなく接してくれていたけれど、内心は私の事を強く恨んでいる。

私の所為で産みたくもない子供を無理矢理産まされてしまい、それが原因で私は魔女達に見捨てられてしまった。

その後、私は本気で自分のした事を後悔した。

私の目の前にいた魔女達の分身を見て、私は自身の犯した罪の大きさを嫌と言う程と思い知らされた。

皆、私だけを置いて元の生活に戻ってしまう。

皆、私の事を恨みながら黙ってこの城を後にしてしまう。

やがて、その後悔自体もすぐに何故か消え去っていった。

多分、赤竜娘様辺りがこの私に気を利かせてくれたのだろう。

私は、これまで弟君に同情をしていたのだろうか?

あの時、弟君をその場で殺してれば、私達にはどんな未来を迎えていたのだろうか?

結局、私も屑だったみたいね……

自分だけ逃げて、魔女達を自分の身代わりとする。

私は、赤竜娘様と別れた後すぐに身支度を整え、魔王城へと向かった。

そこで、早速ながらも魔王軍による熱烈な歓迎を受けてしまい……

私は、またもや弟君に本気で恨まれる事を、すぐさま自らの手でしてしまっていたのだった。

本日の分、終了。

支援ありがとうございます。

~王都・中央広場~

翌日ーー

魔女「……」

女騎士「……」

女僧侶「……」

勇者「よう。待たせたな!」

武闘家「お前ら、本当に久し振りだな!」

勇者「おいおい。どうしたんだよ? そんな顔して」

勇者「お前ら、何そんな湿気た面してんだ?」

武闘家「ああ、そうだな」

魔女「いや、あんた達どうしたのよ? その頭……」

魔女「普通、一晩でそんなにもツルツルになるものなの!?」

女騎士「ああ、そうだな……」

女僧侶「一体、何をどうしたらそうなるのよ!?」

勇者「実は、昨夜の依頼の所為なんだ」

勇者「その所為で、俺と武闘家の頭がツルツルになった」

勇者「俺、昨日言っといたぞ」

勇者「昨夜の戦いは、本当に激しかった!」

勇者「絶対、あれは俺ですら勝てないと思うぞ!」

武闘家「ああ、そうだな!」

勇者の頭「……」ツルツル

魔女「いや、それ絶対におかしいから!?」

魔女「あんた達の頭の毛根すら、完全に死んでるから!?」

勇者「!?」ガーーン

魔女「勇者。本当にお気の毒に……」

魔女「ああ、だからやけに今日はスキンヘッドの人達が多かったんだね……」

武闘家「ああ、まあな……」

勇者「俺の名は勇者ツルツル。ふふっ、怖いか?」ウルッ

女騎士「とにかく、後で蘇生魔法でも掛けて貰え……」

女騎士「いや、これは蘇生魔法で治るものなのか?……」

魔法「ううん。それ絶対に無理……」

魔法「頭の毛根すら死んでたら、蘇生魔法なんか通じる訳ないでしょうが……」

女騎士「ああ、そうか……」

女僧侶「そもそも、蘇生魔法はそんなものには使えないわよ……」

魔女「あれ? そうだっけ?……」クルッ

武闘家「まぁ、俺はスキンヘッドでも大丈夫なんだが」

武闘家「けど、スキンヘッドの勇者って聞いた事ないな」

勇者「……」ウルウルッ

武闘家「とりあえず、頭の問題は後にして賢い人?を探すぞ」

武闘家「あいつ、また転職に失敗したからな」

武闘家「一体、どこに隠れたんだか」

勇者「……」ポロポロ

魔女「はぁ、本当に仕方ないわね……」

魔女「そもそも、賢い人?って何なのよ?……」クルッ

武闘家「それは、あいつが転職に失敗した姿なんだ」

武闘家「あれ? お前らにもそれを説明してなかったっか?」

魔女「あっ、そうだった……」ハッ

女騎士「すまん。ここ最近は色々と立て込んでてな……」

女僧侶「勇者姉の事で、頭が一杯だったから……」

武闘家「まぁ、それも仕方ねぇわな……」

武闘家「あいつ、一年近くも行方不明なんだもな……」

勇者「おかげで、俺は未だに疑われちまってる……」スッ

勇者「それに加えて、まだ魔女達には監視されてるからな……」フキフキ

魔女「……」ギロッ

女僧侶「何か問題でも?」ニッコリ

勇者「いや、特に問題はないな……」ビクッ

武闘家「なら、さっさと済まそうぜ」

武闘家「例の賭け、皆が結果を待ってんだから」

武闘家「ここ最近、痺れを切らした連中がお前の家等を調査してるぞ」

武闘家「だが、未だに何の証拠も残されていない」

武闘家「例の神の使いからの発表すら、全く信じてねぇ奴等が多いからな」

勇者「へぇ……」

魔女「あんた、本当に信用すらないのね……」

勇者「じゃあ、もう行くぞ」

勇者「魔女。早速探索魔法を頼む」

勇者「それ終えたら、すぐにレベル上げだ!」

勇者「皆、気を引き締めて行こう!」

魔女「は~~い(棒)」

武闘家「お前、本当に大丈夫なのか?」チラッ

勇者「ああ、多分大丈夫だ」

女騎士「なぁ、今日はお前もついてくるのか?」

女騎士「別に、私達だけでも大丈夫だと思うが」

武闘家「いや、今日は俺もついていくよ」

武闘家「じゃなきゃ、勇者がいつ逃げるかが全く解らないからな」

勇者「おいっ!?」クルッ

武闘家「すまん。俺も人生が掛かってるんだ!」ペコッ

勇者「じゃあ、最初からあんな賭け主催すんなよ!」ギロッ

シュピーーーーン……

魔女「居た。あいつ、地下水道にいるわ!」

魔女「そこで、何故かひっそりと生活をしてるみたい!」

武闘家「おおっ、もう見つけたのか!」

武闘家「では、早速賢い人?を迎えに行こう」

武闘家「勇者。今から地下水道に行くぞ」

武闘家「後、お前が逃げたら、すぐさま犯人確定だからな!」

勇者「ああ、別に逃げたりはしねぇよ……」

クルッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

魔女「……」

女騎士「……」

女僧侶「……」

「おいっ、お前らも来いよ!」

「じゃねぇと、逃げられたらまた探す手間が掛かるじゃねぇか!」

女騎士「仕方ない。私達も行くぞ」

女騎士「本当に、あいつらには困ったものだ」

魔女「でも、あそこにいるよりは断然マシでしょ」

魔女「私達、今は人間らしい生活に戻れてるからね」ニッコリ

女騎士「ああ、そうだったな」ニッコリ

女僧侶「じゃあ、もう行きましょ」

クルッ、スタスタスタッ……

魔女(本当に、私達は生き地獄から抜け出せたんだ……)スタスタスタッ

魔女(まだ、これが夢なんじゃないかと疑ってるんだけど……)スタスタスタッ

魔女(勇者姉。大丈夫かな?……)スタスタスタッ

魔女(あの子、まだ気がついてない方が良いんだけど……)スタスタスタッ

勇者「おっ、ちゃんと来たな」

勇者「次は、ちゃんと来るんだぞ」

クルッ、スタスタスタッ……

魔女(とにかく、私はまだ許した訳じゃないわよ……)スタスタスタッ

魔女(私が一番、あんたに汚されてたもの……)スタスタスタッ

魔女(いずれ、私があんたにトドメを刺してあげる……)スタスタスタッ

魔女(それまでの間は、精々自身の好きな様に生きておくことね……)スタスタスタッ

魔女(うふふっ……)スタスタスタッ

勇者「……」スタスタスタッ

武闘家「……」スタスタスタッ

~王都・地下水道入口前~

兵士長「全く、通報があって駆けつけてみたら、お前かよ……」

兵士長「てっきり、俺は勇者姉が見つかったかと思ったじゃねぇか……」

賢い人?「本当に、申し訳ございません……」

兵士長「それで、お前はここで何をしてたんだ?」

兵士長「ここはよく浮浪者達が溜まってるから、定期的に巡回してるのに」

賢い人?「……言いたくないです」

兵士長「とにかく、これから自警団本部に連れてくぞ」

兵士長「おいっ、中の様子はどうなってんだ?」

兵士1「はっ、地下水道にはこいつ以外は誰もいませんでした」

兵士1「後は、こいつの持ち込んでいた水や食料等だけです」

兵士長「ふむ。そうか……」

賢い人?「……」

兵士長「お前、本当に何やってんだよ?」ギロッ

兵士2「兵士長。今こっちに勇者一行が接近してきてます」

兵士2「如何致しましょうか?」

兵士長「む?」クルッ

賢い人?「へ?」クルッ

兵士長「多分、お前の事を迎えにきたんだろ」

兵士長「じゃなきゃ、わざわざ勇者一行がこっちに来ねぇからな」

賢い人?「ああ、そうなんですか……」

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、ピタタタタタッ……

兵士長「よう!」

武闘家「お疲れ様です。兵士長」

賢い人?「お前ら、一体何しに来た?……」

賢い人?「お前らも、俺の事を嘲笑いに来たのか?……」

女性陣「ぷっ……」ニヤリ

勇者「いや、俺達はそんな事をしに来たんじゃない」

勇者「俺達は、主に同志だろ?」ニヤリ

賢い人?「ああ、そうだったな……」ウルッ

女性陣「ぷははっ……」ニヤニヤ

勇者「おいっ、俺の大事な同志を笑うな!」クルッ

勇者「こいつだって、好きで頭ツルツルになった訳じゃない!」ギロッ

女騎士「すまん。ついうっかり……」ニヤニヤ

女騎士「当分、私達の視界には絶対に入るな……」ニヤニヤ

女騎士「本当に、笑い死にそうになる……」ニヤニヤ

魔女「ええ、そうね……」ニヤニヤ

女性陣「ぷははははっ……」ニヤニヤ

武闘家「とにかく、こいつの身元引き受け人は俺がやります」

武闘家「こいつの罪は、一体どんな風になるのですか?」

兵士長「安心しろ。一晩牢に入るだけだ」

兵士長「ただ単に、地下水道で寝てただけなんだし、取り調べを兼ねて自警団本部で今日は泊まって貰うがな」

武闘家「ああ、そうなんですか……」

武闘家「てっきり、何かの罪に問われると思ってましたし」

賢い人?「ああ、俺も……」

兵士長「まぁ、こいつが盗みとかしてたら別なんだがな」

兵士長「幸い、ここで寝てたぐらいでは罪にならんよ」

兵士長「だが、次からは気を付けろよ」

兵士長「ここは、よく浮浪者達が溜まってるんだし」

兵士長「それに、賭けの結果が出る前に死んで貰ったら、王都の民達が困るんだからな」ニヤリ

賢い人?「うっ……」ビクッ

武闘家「ああ、そっちが本当の理由でしたか……」

勇者「じゃあ、俺らはもう移動するか」

勇者「なんか、知らん間に解決しちまったし」

魔女「ええ、そうね」

女騎士「なら、早速レベル上げだな」

女騎士「この辺のモンスターは雑魚なんだし、どこか別の場所にしておかないとな」

勇者「う~~ん」

女僧侶「今の私達のレベルじゃ、そう簡単に上がらないと思うけど」

兵士長「おいっ、この辺のモンスターって雑魚なのか!?」

兵士長「普通に、トロルの群れとか出てくるんだぞ!?」

勇者「ええ、はっきり言って雑魚です!」

勇者「おかげで、なかなかレベルが上がらないんですよ!」

兵士長「!?」ガーーン

兵士達「……」ザワザワッ

武闘家「いや、お前らの基準で話すなよ……」

勇者「けど、俺らのレベルじゃ本当に雑魚だからな」

勇者「ケロベロスの群れとかサイクロプス群れとか倒しても、大した経験値にもならないし」

武闘家「……」

魔女「本当に、色々と困ったわね……」

魔女「女騎士。どこか楽にレベル上げれるとこない?」

女騎士「う~~ん。もういっそ魔王城に行くしかないだろうな」

魔女「ああ、そっか……」

武闘家「なら、さっさと魔王を倒してこいよ……」

武闘家「お前ら、結構強いんだろ?……」

勇者「だが、魔王のレベルはそれ以上だ!」

勇者「俺が80で、魔女達が90!」

勇者「それにも関わらず、俺達は魔王城から撤退した!」

勇者「いきなり、魔女達と同レベルの四天王達まで襲いかかってきたら、撤退したくなくても撤退しちまうよ!」

武闘家「!?」ガーーン

兵士長「とにかく、レベルを上げたいなら早く魔王城に迎え!」

兵士長「いや、先にこの辺のモンスター達の討伐をお願いする!」

兵士長「まぁ、お前達なら大丈夫だろ!」

兵士長「特に、勇者はそう簡単に死んで貰ったら困るからな!」ニヤリ

勇者「うっ……」ビクッ

武闘家「早く行ってくれ!」

賢い人?「そうだ。先にこの辺のモンスター退治をしろ!」

勇者「へいへい、分かりましたよ」

勇者「やりゃあ良いんでしょ? やりゃあ」

勇者「魔女達。もう行くぞ」

勇者「勇者たる者、民達からの陳情を聞き入れない訳にはいかないからな」

魔女「ええ、そうね」

女騎士「まぁ、肩慣らしには丁度良いか」

女僧侶「本当に、この辺では久し振りね」

兵士長「なら、ついでに巨大猫も見つけてきてくれ」

兵士長「あいつも、まだ見つかってねぇんだし」

兵士長「勇者達。早く片付けろよ」

兵士長「じゃなきゃ、王都の民達がそろそろ本気でブチ切れそうだからな!」

勇者「へいへい」

クルッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

本日の分、終了。

魔女「キモメンが、仲間にしてほしそうに勇者を見ている……」

先月書いてたのです。
まだ、落ちてないので深夜でも見れますが。

~王都・勇者の自宅前~

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、ピタッ……

勇者達「……」

魔女「ねぇ、勇者。何でこっち来たの?」

魔女「ここ、あんたの家だけど」

勇者「ちょっと、ここに取り物がある」

勇者「皆は、ここで待っていてくれ」

魔女「は~~い」

スッ、チャラチャラ……

スッ、カチャカチャ……

スッ、ガチャ……

キキィーーーーッ、ポロッ……

勇者「!?」ビクッ

魔女「……え?」

女騎士「おいっ、お前ん家のドア外れたぞ」

女騎士「と言うか、何でこんなにもボロいんだよ?」

ドア「……」ボロボロ

勇者「とりあえず、今度引っ越すか……」

勇者「ああ、なんかやけに中が荒らされてるな……」

勇者「おいおいっ、これは酷いだろ!?」

勇者「魔女。すまんが今さっき会ってた兵士長をここに呼んでできてくれ……」

魔女「ええ、めんどくさい」

勇者「人が中で倒れてんだよ!」クルッ

魔女「!?」ガーーン

魔女「ちょっと、それどう言う事!?」

魔女「あんた、自分が何してたか分かってる!?」

勇者「早く呼んで来いよ!」ギロッ

女騎士「勇者。私達が中を確認する!」

女騎士「魔女。早くさっきの兵士長を呼んでくるんだ!」

魔女「うん!」

クルッ、ダッ……

勇者「ん? 何か動いた……」

勇者「まだ、息はあるみたいだな……」

勇者「女僧侶。治療頼めるか?」

勇者「早く、あいつの事を治療してやってくれ!」

女僧侶「ええ、了解したわ!」

女騎士「退け!」

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

~王都・勇者の自宅~

娼婦「ZZZZ、ZZZZ……」

娼婦「ZZZZ、ZZZZ……」

娼婦「ZZZZ、ZZZZ……」

娼婦「ZZZZ、ZZZZ……」

女騎士「……娼婦?」

女僧侶「……ええ、そうみたいね」

勇者「あっ、誰かと思ったら昨夜俺が相手してた娼婦じゃねぇか……」

勇者「一体、何でこんな所で全裸で寝てんだよ?……」ヌッ

女騎士「さぁな?」

女僧侶「多分、このお酒が原因じゃない?」

勇者「あっ、それか……」

娼婦「ZZZZ、ZZZZ……」

勇者「けど、何で俺ん家に?……」

女僧侶「とにかく、部屋ぐらい片付けなさいよ……」

女僧侶「きゃあっ、なんか虫とかもかなり多いじゃない!?……」

勇者「それぐらい普通だろ?」

女騎士「まぁ、気にしない奴は本当に気にしないからな」

女騎士「ただ、これは明らかに盗みに入られてる」

女騎士「お前、色々と疑われてるからな」

女騎士「こりゃあ、当分の間は魔王戦は無理そうだな」

ダダダダダダダダッ、ダダダダダダダダッ……

ダダダダダダダダッ、ダダダダダダダダッ……

勇者「ん?」クルッ

ダダダダダダダダッ、ダダダダダダダダッ……

ダダダダダダダダッ、ダダダダダダダダッ……

勇者「おっ、案外早かったな!」

魔女「ゆうしゃ~~~~っ!」ダダダダッ

ダダダダダダダダッ、ダダダダダダダダッ……

ダダダダダダダダッ、ダダダダダダダダッ……

ダダダダダダダダッ、ダダダダダダダダッ……

ダダダダダダダダッ、ダダダダダダダダッ……

キキィーーーー----ッ、ピタタタタタタタッ……

兵士長「ふぅ……」

勇者「ご苦労様です。兵士長」

兵士長「勇者R。貴様を拘束をする!」

兵士長「さぁ、自警団本部にまで来て貰おうか?」

勇者「!?」

魔女「兵士長。早く拘束をして下さい!」

魔女「ひょっとしたら、勇者姉かもしれませんから!」

兵士長「ああ、了解した!」

武闘家「やっぱり、お前が犯人だったか!」ギロッ

勇者「いや、ちょっと待て!」

勇者「俺、つい先日まで王都にはいなかったんだけど!」

兵士長「黙れ!」ギロッ

勇者「……」ビクッ

魔女「勇者。早く罪を認めて!」

魔女「後、勇者姉はどこにいるの?」ギロッ

武闘家「そうだ。早く言え!」

勇者「だから、俺は何も知らないんだって!」

勇者「今さっき、ここに帰ってきたばっかなんだから!」

兵士長「ともかく、話は自警団本部で聞く!」

兵士長「総員。中を調べろ!」

兵士長「さぁ、早く人質を救出するんだ!」

兵士達「おーーーーっ!」

勇者「……」ウルッ

~王都・勇者の自宅前~

ザワザワザワッ、ザワザワザワッ……

ザワザワザワッ、ザワザワザワッ……

魔女(なんか、凄い事になってきたわね……)

魔女(少し、話を盛りすぎたかしら……)

魔女(けど、これに関してはもう自業自得よ……)

魔女(つい数日前まで、私達には結構酷い事をしてきたからね……)

魔女(あっ、私まだ殴ってなかった……)

魔女(まぁ、あいつが何らかの刑罰に処せられるのなら良いか……)

魔女(勇者R。また今度ね……)

魔女(私、貴女の言う通りに陰湿な性格してるもん……)

魔女(だから、しっかりと罪を償ってきてね……)

魔女(うふふっ……)ニヤリ

賢い人?「ああ、本当に俺の人生が終わっちまったな……」ウルッ

~魔王城・魔王の間~

その頃ーー

キンキン、キンキン……

キンキン、キンキン……

女勇者「はっ!」ブン

ズバ----ッ……

魔王「ぐっ……」ヨロッ

キンキン、キンキン……

キンキン、バリーーーーン……

魔王「しまった!?」

女勇者「てやっ!」ブン

ズバッ、ズバッ……

魔王「ぐわああああああああーーーーーーーーっ!?」ブシューーッ

フラッ、ドサッ……

女勇者「はぁ、はぁ、はぁ……」

女勇者「はぁ、はぁ、はぁ……」

女勇者「はぁ、はぁ、はぁ……」

女勇者「はぁ、はぁ、はぁ……」

魔王「ううっ、ぐううううっ………」ピクピク

魔王の娘「お父様!?」ガクガク

護衛隊長「くっ……」ギリギリ

魔王「娘。早く逃げろ……」ピクピク

魔王「護衛隊長。どうか娘を頼む……」ピクピク

護衛隊長「しかし!」

魔王「私は、もう長くない……」ピクピク

魔王「最後くらい、甘い物を食いたかった……」ピクピク

魔王「……」ガクッ

魔王の娘「いやああああああああーーーーーーーーっ!?」ガクガク

女勇者「それで、次は誰が相手してくれるの?……」

女勇者「私、いつでもやれるけど……」クルッ

魔王の娘「ひいいいいっ……」ガクガク

女勇者「ああそっか、あんたが弟君に例の取引を持ちかけたんだったわね……」

女勇者「私、その所為で大事なものを沢山失っちゃったからさ……」ニッコリ

護衛隊長「くっ……」

魔王の娘「お父様、お父様……」ガクガク

護衛隊長「姫様。早くお逃げ下さい!」

護衛隊長「ここは、私が食い止めます!」

女勇者「へぇ……」

魔王の娘「……いや、無理よ」ガクガク

護衛隊長「姫様。早くお逃げ下さい!」

護衛隊長「ここは、必ず私が食い止めて見せます!」

女勇者「……」ダッ

ダダダダダダダダッ、ダダダダダダダダッ……

護衛隊長「……」スチャ

ダダダダダダダダッ、ダダダダダダダダッ……

女勇者「はっ!」ブン

護衛隊長「!?」キン

魔王の娘「ううっ、ぐすっ……」ガクガク

キンキン、キンキン……

キンキン、バリン……

ズバッ、ズバッ……

護衛隊長「ぐわああああああああーーーーーーーーっ!?」

フラッ、ドサッ……

魔王の娘「……」ガクガク

女勇者「……」ギロッ

女勇者「さて、覚悟は出来てるかな?」

女勇者「私、あんたの所為で本当に酷い目に遭っちゃったから!」ニッコリ

女勇者「だから、この場で殺してあげるね!」ニコニコ

女勇者「今の私は、もう失う物すらないんだからね!」ニコニコ

魔王の娘「いやああああああああーーーーーーーーっ!?」ガクガク

女勇者「……」ニコニコ

スタスタスタッ、ピタッ……

スッ、グサッ……

魔王の娘「ーーーーっ!?」ブシューーッ

ズシュ、ズシュ……

魔王の娘「ーーーーーーーーっ!?」ピクピクッ

女勇者「……」ニコニコ

魔王の娘「……」ガクッ

スッ、ヌポッ……

フラッ、ドサッ……

魔王の娘の死体「……」ポタポタッ

護衛隊長の死体「……」ポタポタッ

女勇者「ふぅ……」

女勇者「……」キョロキョロ

スッ、カシャン……

女勇者「どうやら、本当に終わったみたいね……」

女勇者「また、先を越しちゃったか……」

女勇者「後は、弟君がここに来るのを待つだけね……」

女勇者「弟君は、一体どんな顔をしてくれるかな?……」

女勇者「うふふっ……」ニヤリ

魔王の死体「……」ポタポタッ

側近の死体「……」ポタポタッ

本日の分、終了。

~勇者の新居・寝室~

数日後ーー

ジュプジュプジュプッ、ジュプジュプジュプッ……

ジュプジュプジュプッ、ジュプジュプジュプッ……

魔女「……」ポロポロ

ジュプジュプジュプッ、ジュプジュプジュプッ……

ジュプジュプジュプッ、ジュプジュプジュプッ……

女騎士「勇者。もう許してやれよ」

女騎士「魔女に悪気はなかったんだからな」

勇者「けどな……」

女騎士「誰だって、あんなの見たら勘違いするだろ」

女騎士「だから、早く魔女の事を許してやれ」

勇者「ああ、もうちょっとだ……」ビクッ

魔女「……」ポロポロ

ドクンドクンドクン、ドクンドクンドクン……

勇者「うっ、ふぅ……」ビクビクッ

勇者「はぁ、はぁ、はぁ……」ビクビクッ

勇者「はぁ、はぁ、はぁ……」ビクビクッ

女騎士「おっ、出たか……」

女僧侶「……」ゴクン

スッ、ペロペロペロッ……

女僧侶「どう気持ち良かった?」

女僧侶「私のお口、気持ち良かった?」ニッコリ

勇者「ああ、最高だった」ニッコリ

女僧侶「なら、そろそろ終わりにしましょ?」ニコニコ

女僧侶「私、早く口と手を洗いたいもの」ニコニコ

勇者「ああ、別に構わんが」

魔女「じゃあ、早く終わって……」ポロポロ

勇者「魔女。次やったら、また孕ますからな」

勇者「お前の所為で、あらぬ誤解を生んだんだし」

魔女「うん。ごめんね……」ポロポロ

勇者「女騎士。お前も舐めろ」

勇者「お前のが済んだら、結界全て解除して魔王討伐に向かうからな」

女騎士「ああ、了解した」

魔女「お願い。もう止めて……」ポロポロ

スッ、ムクッ……

クルッ、スタスタスタッ……

女僧侶「女騎士。交代よ」

女騎士「ああ、了解した」

クルッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、ピタッ……

スッ、ストン……

女騎士「では、行くぞ」

女騎士「こうして、お前とするのも久し振りだな」ニッコリ

スッ、ペロペロペロッ……

勇者「せめて、その板金鎧くらいは脱いどけよ……」

勇者「それ、つい最近新調したばかりなんだろ?……」

女騎士「ああ、そうだったが?」

スッ、ペロペロペロッ……

魔女「お願い。もう止めてよ……」ポロポロ

魔女「そう言った事は、私がしてあげるかさら……」ポロポロ

勇者「魔女。そこで黙って見てろ……」

勇者「じゃないと、マジで皆孕ますからな……」

魔女「そんな!?」ポロポロ

女騎士「……」ペロペロペロッ

魔女「ううっ、ぐすっ……」ポロポロ

ジュプジュプジュプッ、ジュプジュプジュプッ……

ジュプジュプジュプッ、ジュプジュプジュプッ……

ジュプジュプジュプッ、ジュプジュプジュプッ……

ジュプジュプジュプッ、ジュプジュプジュプッ……

ドクンドクンドクン、ドクンドクンドクン……

勇者「うっ、ふぅ……」ビクビクッ

女騎士(なっ!? もう出したのか!?)ゴクン

魔女(ふん。私を甘く見ないでよね……)ポロポロ

魔女(勇者がいつ射〇するかぐらいは、すぐに操作出来ちゃうんだから……)ポロポロ

魔女(今まで、どうして私が好き放題されていたと思う?……)ポロポロ

魔女(いつでも、勇者の事を殺せる様にしていたからよ……)ポロポロ

勇者「ふぅ……」

女騎士「もう、良かったのか?」ジトッ

勇者「ああ、まあな……」

女騎士「だが、私としてはもう少ししたかったなぁ……」

女騎士「私、また勇者になら孕まされても良いと思っていたのに……」

魔女「!?」ガーーン

「女騎士。それはさせないわ!」

「勇者の子供を身籠るのは、私だけで十分よ!」

女騎士「何故だ!?」クルッ

女僧侶「だって、私は勇者だけの物だから!」ニッコリ

魔女「いや、勇者は私のだから!」ポロポロ

魔女「私以外、勇者には抱かれちゃ駄目!」ポロポロ

女騎士「何!?」

女僧侶「なんですって!?」

魔女「だから、早くこの縄を解いて!」ポロポロ

魔女「私だって、勇者とは今すぐしたいんだから!」ポロポロ

勇者「……」ニヤリ

勇者「ともかく、もう出掛ける準備をするぞ」

勇者「魔女。お前はまた今度な!」

魔女「!?」ガーーン

勇者「魔女。俺の命令が聞けないのか?」

勇者「お前は、一体俺の何なんだ?」

魔女「……勇者だけの淫乱な奴隷」ポロポロ

勇者「じゃあ、次の機会にまで我慢出来るよな?」ニヤリ

魔女「うん。我慢出来るよ……」ポロポロ

魔女「私、勇者の物なんだもの……」ポロポロ

魔女「だから、私の事を捨てないで……」ポロポロ

魔女「私、勇者の為なら何だってするからさ……」ポロポロ

女騎士「ほぅ?」

女僧侶「本当にモテモテね……」ニッコリ

魔女「……勇者」ポロポロ

勇者「はぁ、解った解った」

勇者「魔女の事を捨てたりはしないから」

勇者「それと、まだ防音及び侵入及び透視に関しては大丈夫だよな?」

勇者「お前の事を、俺は信じても大丈夫なんだよな?」

魔女「うん。大丈夫だよ……」ポロポロ

勇者「女騎士。縄を解いてやれ」

女騎士「ああ、了解した」

スッ、ムクッ……

スタスタスタッ、ピタッ……

スッ、シュルシュル……

シュルシュル、パサッ……

女騎士「ほらっ、取れたぞ」

魔女「うん。ありがとう……」ニッコリ

スッ、フキフキ……

勇者「じゃあ、そろそろ行くとするか」

勇者「皆、忘れ物とかはないな?」

女騎士「ああ、大丈夫だ」

勇者「では、俺もすぐに着替える」

勇者「だから、もうちょっと待ってくれ」

スッ、フキフキ……

勇者(俺も、そろそろ新しい革鎧でも買おうかな……)

スッ、ハキハキ……

ハキハキ、シュルシュル……

スッ、カチャカチャ……

カチャカチャ、カチャカチャ……

スッ、カシャン……

勇者「ふぅ、終わったぞ」

女騎士「じゃあ、もう行くとするか」

魔女「勇者。魔王城までで良いんだよね?」

魔女「けど、いきなり魔王城に行っても大丈夫なの?」

勇者「ああ、別に大丈夫だ」

勇者「適当に、その辺にいる守備兵とかを倒せば良いんだし」

勇者「だが、四天王クラスが出てきたら倒せるだけ倒せ」

勇者「四天王クラスが一人減るだけでも、後の魔王戦には良い影響が出るからな」

魔女「ええ、了解したわ」

魔女「じゃあ、今から私が転移魔法を発動させるわ!」

魔女「後で、アレがないコレがないとか言うのは、絶対になしよ!」

女騎士「ああ、大丈夫だから!」

魔女「では、早速発動しちゃうね!」

魔女「皆、少しの間待っててね!」ニッコリ

女騎士「……」

勇者(ぶりっ子は良いから、早くしろよ……)イラッ

魔女「……」スッ

魔女「……」ブツブツ

魔女「……」ブツブツ

魔女「……」ブツブツ

魔女「……」ブツブツ

魔女「はっ!」ブワッ

勇者(なんか、いつもより長いな……)イライラッ

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ……

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ……

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ……

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ……

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ……

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ……

シューーーーーーーーッ、シュン……

~魔王城・城門~

ヒュルヒュルヒュルヒュル、ヒュルヒュルヒュルヒュル……

ヒュルヒュルヒュルヒュル、ヒュルヒュルヒュルヒュル……

ヒュルヒュルヒュルヒュル、ヒュルヒュルヒュルヒュル……

ヒュルヒュルヒュルヒュル、ヒュルヒュルヒュルヒュル……

シュン、シュタタタタッ……

勇者「……」

女騎士「ん? この臭いは……」

女騎士「何か、今日はやけに死体の臭いがするな……」

勇者「ああ、そうだな……」

女騎士「まさか、もう既に乗り込んだ後か?……」

女騎士「これひょっとして、まずいんじゃないか?……」

勇者「いや、そんなはずないだろ?……」

魔女「……」キョロキョロ

勇者「とにかく、魔女は探索魔法を掛けろ」

勇者「まだ、魔王や四天王クラスは死んでたりはしてねぇだろ」

勇者「大体、今日ぐらいに行けば大丈夫なんだ」

勇者「そろそろ魔王も退院した頃だし、早く中に入ろうぜ」

魔女「……」キョロキョロ

女僧侶「……」キョロキョロ

女騎士「まぁ、少し待て」

シュピーーーーン……

魔女「あっ、何か死体発見した……」

魔女「あれ、ここの守備兵達ね……」

勇者「何?」

魔女「勇者。もう止めといた方が良いんじゃないの?……」

魔女「今日は、魔王らしき反応すらないんだけど……」

勇者「よく探せ!」

魔女「とりあえず、今日は引き返さない?」

魔女「この辺や入口付近には、やけに死体が転がっているけど」

魔女「それに、今日で本当に大丈夫なの?」クルッ

魔女「場合によっては、まだ掛かるんじゃないのかしら?」

勇者「いや、大丈夫だ!」

勇者「とにかく、そのまま突入するぞ!」

女騎士「おう!」

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

魔女「……」

女僧侶「……魔女」チラッ

魔女「これ、後で絶対に勇者に犯される……」

魔女「今の私、物凄く嫌な予感がしてるからさ……」

女僧侶「ええ、そうね……」ウルッ

~魔王城・入口~

勇者「……」

女騎士「……」

女僧侶「……」

魔女「……」ダラダラッ

守備副長の死体「……」

守備兵達の死体「……」

勇者「……」

女騎士「……」

女僧侶「……」

魔女「……」ダラダラッ

守備副長の死体「……」

守備兵達の死体「……」

勇者「はぁ……」ガクッ

勇者「魔女。やってくれたな……」

勇者「これについては、どう責任を取るつもりなんだ?……」ギロッ

魔女「……」ビクッ

勇者「お前、帰ったら二人目作るの確定な!」ギリギリ

勇者「だが、まずは目の前で女騎士達に庇われてからにしてやるからよ!」ギリギリ

魔女「ひいいいいーーーーっ!?」ビクビクッ

女騎士「……」キョロキョロ

勇者「それで、お前はどう言い訳をする?」ギリギリ

勇者「アレさえなければ、大丈夫だったんじゃねぇのか?」ギリギリ

勇者「結局、お前も俺の邪魔をするのかよ!」ギリギリ

勇者「そうやって、勇者姉の様に邪魔して何が目的なんだ!」ギリギリ

魔女「……」ビクビクッ

女騎士「……本当にいないな」キョロキョロ

女僧侶「一体、誰がこんな事をしたのかしらね?……」

魔女「ちょっと、そこの二人助けてよ……」ビクビクッ

魔女「私、今物凄くピンチなんだけど……」ビクビクッ

女騎士「すまん。誰かの身代わりになって犯されるのは、常に一日一回までなんだ」

女騎士「だから、二回目からは自分でなんとかしてくれ」

女僧侶「ええ、私もよ」

魔女「鬼ーーーーっ!?」ガーーン

勇者「……」ギリギリ

女騎士「ともかく、中に入らないか?」

女騎士「まだ、中の方は大丈夫なんじゃねぅか?」

女僧侶「う~~ん。どうかな?」

女騎士「だが、まずは中を確認してからにしよう」

女騎士「それで無理だったら、魔女にはお気の毒だが自分でなんとかして貰うしかないな」

女僧侶「ええ、そうね」

魔女「……」ビクビクッ

勇者「魔女達。もう行くぞ……」クルッ

勇者「結局、また誰かに先を越されちまったか……」

勇者「だが、俺達以外に誰がいる?……」

勇者「まさか、勇者姉じゃあるまいし、魔王を倒せるレベルの奴なんて、まだいないはずなんだがなぁ……」

女騎士「う~~む」

女僧侶「本当に、誰がこんな事を?……」

魔女(お願い。誰か生き残ってて……)ビクビクッ

シュピン……

『久し振りだね、弟君。元気にしてた?』

勇者「!?」ビクッ

『今は、弟君にしか聞こえない様にしてるよ』

『だから、早く中に入ってきて』

勇者「……」スッ

勇者『お前が、これをやったのか?』ムカッ

『うん。そうだよ!』

『案外、魔王すら簡単に倒せたよ!』

『あんた、何でこんな雑魚達に手こずってるの?』

『私なんか一人でも楽に倒せたし、魔女達をレ〇プし過ぎてあんたの腕が鈍ってたんじゃないの?』

『あははははっ!』

勇者『……』ブチッ

魔女「……?」ハッ

魔女「勇者。どうかしたの?……」ビクビクッ

魔女「誰かから、魔法通信でも来たの?……」ビクビクッ

女騎士「何?」クルッ

女僧侶「魔法通信?」クルッ

『弟君。早く入ってきなよ!』

『私、魔王の間で待ってるからさ!』

勇者『……』ムカムカ

勇者『ああ、望み通りにしてやるよ!』ムカムカ

勇者『今度こそ、お前をブチのめしてやる!』ムカムカ

勇者『だから、絶対にそこで待ってろ!』ムカムカ

勇者『お前がもし負けたら、またあそこに逆戻りだからな!』ムカムカ

『OK!』

プツン……

勇者「……」スッ

勇者「魔女達。中に入るぞ……」ムカムカ

勇者「どうやら、これをやった奴から直接魔法通信が入った……」ムカムカ

勇者「はぁ、本当に余計な事ばかりしてくれるぜ!……」ムカムカ

勇者「何であいつは、またもや俺の邪魔をしてくれるんだよ!」ムカムカ

魔女「え?」ビクビクッ

女騎士「……?」

女僧侶(一体、誰の事を言ってるんだろ?)

女騎士「勇者。それは誰からの魔法通信だ?」

女騎士「私達も知ってる奴か?」

勇者「ああ、まあな……」ムカムカ

女僧侶「じゃあ、あの子ではないわね……」

女僧侶「あの子、まだ向こうにいるはずだし……」

魔女「……」ハッ

勇者「もう行くぞ!」ムカムカ

魔女(いや、それ絶対にあり得ないから……)ビクビクッ

魔女(どうして、魔王城から勇者姉の反応があるの?……)ビクビクッ

魔女(ああ、まさか気づいちゃった?……)ビクビクッ

魔女(黙って私達だけ抜け出したのを知っちゃって、だからその復讐しに来ちゃったとか?……)ビクビクッ

勇者「……」スタスタスタッ

女騎士「魔女。行くぞ」

女騎士「さぁ、早く」

魔女「うん。分かった……」ビクビクッ

魔女「私、今日は自分でなんとかする……」ビクビクッ

魔女「だから、女騎士達も気を付けてね……」ビクビクッ

魔女「もしかしたら、今日で私達の人生が再び終わっちゃうかもしれないから……」ビクビクッ

女騎士「ん? ああ、了解した?」

女僧侶「もう、魔女は心配性なんだから」ニッコリ

魔女「……」ビクビクッ

「おいっ、早く来いよ!」

「じゃねぇと、そこに置いてくぞ!」

女騎士「ほら、早く勇者の元に合流するぞ」

女騎士「じゃねぇと、後で何されるかが全く解らないからな」

女僧侶「ええ、そうね」スッ

魔女「……」ギュッ

クルッ、スタスタスタッ……

~魔王城・廊下~

勇者「……」スタスタスタッ

女騎士「……」スタスタスタッ

女僧侶「……」スタスタスタッ

魔女「……」スタスタスタッ

使用人達の死体「……」

魔術師達の死体「……」

勇者「……」スタスタスタッ

女騎士「……」スタスタスタッ

女僧侶「……」スタスタスタッ

魔女「……」スタスタスタッ

守備隊長の死体「……」

守備兵達の死体「……」

魔女(本当に、酷い状態ね……)

~魔王城・階段~

勇者「……」スタスタスタッ

女騎士「……」スタスタスタッ

女僧侶「……」スタスタスタッ

魔女「……」スタスタスタッ

護衛副長の死体「……」

護衛兵達の死体「……」

魔女(うっ、ここにもあった……)スタスタスタッ

勇者「……」スタスタスタッ

女騎士「……」スタスタスタッ

女僧侶「……」スタスタスタッ

魔女「……」スタスタスタッ

魔獣達の死体「……」

召喚師達の死体「……」

魔女(勇者姉。本当にやり過ぎよ……)スタスタスタッ

~魔王城・魔王の間付近~

勇者「……」スタスタスタッ

女騎士「……」スタスタスタッ

女僧侶「……」スタスタスタッ

魔女「……」スタスタスタッ

勇者「……死体がない」スタスタスタッ

勇者「この辺は、死体すらねぇな……」スタスタスタッ

女騎士「ああ、そうだな」スタスタスタッ

勇者「皆、気を付けろよ……」スタスタスタッ

勇者「あいつ、かなりやるみたいだからな……」スタスタスタッ

女騎士「とにかく、誰だか知らんが早く行くぞ」スタスタスタッ

女騎士「本当に、誰がこんな事をしたんだ?」スタスタスタッ

勇者「ああ、そうだな……」スタスタスタッ

女僧侶「……」スタスタスタッ

魔女(もしかして、残り二人は気づいてないの?……)スタスタスタッ

~魔王城・魔王の間前~

スッ、ガチャ……

キキィーーーーッ、ダン……

勇者「おっ、なんかドアが独りでに開いたぞ!」スタスタスタッ

勇者「皆、気を付けるんだ!」スタスタスタッ

女騎士「おう!」スタスタスタッ

魔女「……」スタスタスタッ

勇者「……」スタスタスタッ

女騎士「……」スタスタスタッ

女僧侶「……」スタスタスタッ

魔女(とうとう、ここに来ちゃった……)スタスタスタッ

魔女(勇者姉、やっぱり怒ってるよね?……)スタスタスタッ

スッ、ガチャ……

キキィーーーーッ、バタン……

本日の分、終了。

支援ありがとうございます。

~魔王城・魔王の間~

勇者「……」スタスタスタッ

女騎士「……」スタスタスタッ

女僧侶「……」スタスタスタッ

魔女「……」スタスタスタッ

全員「……」ピタッ

勇者「……」ハッ

魔王の死体「……」

側近の死体「……」

四天王達の死体「……」

護衛隊長の死体「……」

護衛兵達の死体「……」

魔王の娘の死体「……」

勇者「はぁ、もう最悪だわ……」ガクッ

「ようやく、ここに来てくれたね」シュン

「こうやって、弟君と戦うのはいつ以来だったかな?」シュタッ

女騎士「!?」ハッ

女僧侶「why!?」ハッ

魔女(ああ、やっぱり……)ガクッ

勇者「お前、本当にこれ一人でやったのか?」

勇者「未だに、それが信じられねぇよ……」

女勇者「うん。そうだけど!」ニッコリ

女勇者「私、一人で頑張ったんだよ!」ニコニコ

女勇者「だから、もう弟君の役目も終わりかな!」ニコニコ

女勇者「今から、私と再び一騎討ちしない?」ニコニコ

勇者「ああ、望むところだ……」

勇者「掛かってこい。女勇者!」ギロッ

女勇者「そうこなくっちゃね!」ニコニコ

スッ、スラァン……

スッ、スチャ……

勇者「……」

スッ、スラァン……

スッ、スチャ……

女勇者「……」

魔女(どうなるんだろう?……)ムクッ

勇者「女騎士。審判を頼む!」

勇者「俺は、どうしてもこいつと決着を着けないといけないからな!」

女騎士「え? ああ……」

女勇者「魔女達。死にたくなかったら、シールドでも張ってて!」

女勇者「下手したら私、魔女達すら斬り殺しちゃいそうだから!」

魔女「!?」ビクッ

女僧侶「!?」ガーーン

女騎士「魔女。シールドを張れ……」

女騎士「こいつら、本気で殺し合いをするつもりだ……」

女騎士「魔女。早くしろ……」

女騎士「お前達が死んだら、誰が蘇生させるんだ?……」

魔女「……」ビクビクッ

女勇者「魔女。早くしてくれないかな?」ギロッ

魔女「ひいいいいいいいいーーーーーーーーっ!?」ビクビクッ

魔女「……」スッ

魔女「……」ブツブツ

魔女「……」ブツブツ

魔女「はっ!」ブワッ

シューーーーーーーーッ、シュン……

女騎士「よしっ、ちゃんと張れたみたいだな……」ホッ

魔女「うん」ビクビクッ

女騎士「では、両者。始め!」

女騎士「たとえ、死んだとしても蘇生魔法は掛けてやるからな!」

魔女「……」ビクビクッ

女僧侶「ああ、女神様……」ウルウルッ

魔女(本当に、どうしてこうなっちゃうのよ!?……)ビクビクッ

勇者「……」ダッ

女勇者「……」スチャ

ダダダダダダダダッ、ダダダダダダダダッ……

ダダダダダダダダッ、ダダダダダダダダッ……

勇者「てやっ!」ブン

女勇者「はっ!」キン

勇者「とうっ!」ブン

女勇者「甘いっ!」キン

魔女「……大丈夫なのかしら?」ビクビクッ

女騎士「まぁ、さすがに命だけは取らんだろ……」

女騎士「本当に、あの二人には困ったものだ……」

女騎士「大体、何で勇者姉は再び女勇者になってんだよ?」

女騎士「あいつ、あそこからどうやって抜け出してきたんだ?」

魔女「さぁ、私に言われても……」ビクビクッ

女騎士「本当に、どうやったんだ?」

女僧侶(後で、絶対に私達は女勇者に殺されるわ……)ポロポロ

女騎士「それに、よくあの女神様が許可してくれたな……」

女騎士「女勇者は、まだ子孫すら残してはいないはずなのに……」

魔女「女騎士。今はあの二人の事を見守りましょ……」ビクビクッ

魔女「私達、下手したら本当に勇者共々殺されるかもしれないからさ……」ビクビクッ

女騎士「あっ……」ハッ

女騎士「ああああああああーーーーーーーーっ、そうだった!?」ビクッ

魔女「えっ!? 今更!?」ガーーン

キンキンキンキン、キンキンキンキン……

キンキンキンキン、キンキンキンキン……

キ----ン、ギリギリギリギリッ……

勇者「くっ!」

女勇者「へぇ、少しはやる様になったじゃない!」ニッコリ

勇者「ちくしょう!」

ダン、バリーーーーーーーーン……

キンキンキンキン、キンキンキンキン……

キンキンキンキン、キンキンキンキン……

キ----ン、ギリギリギリギリッ……

勇者「くそっ!」

女勇者「ああっ、惜しかったね!」ニコニコ

ダン、バリーーーーーーーーン……

勇者「くっ……」ソソソッ

女勇者「弟君。腕上げたね!」ニコニコ

女勇者「でも、まだまだかな!」ニコニコ

女勇者「そんなんじゃ、私は倒せないよ!」

女勇者「弟君が勝ったら、弟君の事を無実にしてあげても良かったのになぁ……」ニコニコ

勇者「……!?」ガツン

フラッ、ドサッ……

勇者「いててっ……」

女勇者「ああ、大丈夫?」

女勇者「その辺、まだ死体とか残ってるから」

女勇者「一応、死体に湧いてた虫とかは女神様に排除して貰ったけど、まだ腐敗すら進んでるからね」

女勇者「ここまで来たら、蘇生魔法すら効かなくなってくるよ」

勇者「……」チラッ

側近の死体「……」

勇者「ちっ……」ムクッ

女勇者「じゃあ、そろそろ続きをしようか?」

女勇者「他に、弟君が勝った時のリクエストとかある?」

勇者「……リクエストなぁ?」

女勇者「弟君。他に何も思い付かないんだったら、弟君の名誉を回復させてあげる」

女勇者「弟君。ずっと、王都の人達からは白い目で見られてるでしょ?」

女勇者「だから、私がその名誉を回復させてあげるね」

女勇者「ただし、私に勝った場合にだけど!」ニッコリ

勇者「ああ、了解した!」

勇者「そのついでに、魔女達の事も好きにさせてくれ!」

勇者「特に、ここ数日の間は魔女の所為で色々と酷い目に遭ってきた!」

勇者「なんとか、それについては無実だと証明出来たけど、後で絶対に魔女の事を好き放題してやるからな!」

女勇者「うん。良いけど!」ニコニコ

勇者「!?」ガーーン

魔女「いやああああああああーーーーーーーーっ!?」ガーーン

女勇者「……なんか、外野がついさっきから煩いね」

女勇者「私、これでも多目に見てあげてるのになぁ……」

魔女「ひいいいいいいいいーーーーーーーーっ!?」ビクビクッ

女勇者「女僧侶。そこで煩い魔女を黙らせといて!」

女勇者「じゃないと、本当に魔女の事すら殺しそうだから!」ギロッ

女僧侶「は、はい……」コクン

魔女「いやぁ、もう許して……」ビクビクッ

女勇者「弟君。早く来なさいよ」

女勇者「せっかく、弟君に付け入る隙を見せてあげてるのに」

勇者「え? ああ……」

女勇者「来ないなら、こっちから行くよ!」

女勇者「だから、覚悟してね!」ダッ

勇者「……」ハッ

ダダダダッ……

女勇者「はっ!」ブン

勇者「とやっ」キン

女勇者「とうっ!」ブン

勇者「てやっ!」キン

魔女「なんか、向こうは楽しそうね……」ビクビクッ

女騎士「ああ、そうだな……」ビクビクッ

女僧侶「女神様……」ビクビクッ

勇者(ちっ、少し油断した……)キンキン

勇者(あいつ、前よりは腕が上がってやがる……)キンキン

勇者(けど、こちらにはまだ分があるぞ……)キンキン

勇者(何故なら、この辺には死体が数体あるからな……)キンキン

女勇者「……」キンキン

勇者「……」キンキン

側近の死体「……」グシャ

キンキンキンキン、キンキンキンキン……

キンキンキンキン、キンキンキンキン……

ダン、バリーーーーーーーーン……

勇者「くっ……」ソソソッ

勇者「ああ、この辺りの死体はかなり邪魔だな!」グシャグシャ

護衛兵達の死体「……」ボロボロ

女勇者(弟君。意外とやるわね……)

女勇者(あえて、死体はそのままにしといたんだけど……)

女勇者(私、ちょっと見直したかな……)

女勇者(弟君が不義の子じゃなかったら、もっと可愛がってあげたのに……)ダッ

キンキン、キンキン……

勇者「くっ……」キンキン

勇者(こいつ、何でこんなにも強いんだよ!?……)キンキン

キンキンキンキン、キンキンキンキン……

キンキンキンキン、キンキンキンキン……

キ----ン、ギリギリギリギリッ……

ダン、バリーーーーーーーーン……

勇者「……」ソソソッ

女勇者「また逃げるの?……」

女勇者「そんなんじゃ、私は倒せないわ!……」ダッ

キンキンキンキン、キンキンキンキン……

キンキンキンキン、キンキンキンキン……

ブン、ズバッ……

勇者「ぐっ……」プシュ

ズバッ、ズバッ……

勇者「ぐあっ!?」プシュ--ッ

フラッ、ドサッ……

女勇者「弟君。大丈夫?」

女勇者「その腕とお腹、かなり痛そうね……」

勇者「くっ……」ポタポタッ

女勇者「このまま、とどめ刺しちゃう?」

女勇者「弟君がそう望むのなら、今から刺してあげるよ!」ニッコリ

勇者「……」ギロッ

女勇者「ふぅん。まだやる気なんだ……」

勇者「ああ、俺はまだやるつもりだよ……」ポタポタッ

勇者「ちょっと、腹と利き腕を軽く斬られただけだ……」ポタポタッ

勇者「だから、俺はまだ死ぬ気はねぇよ……」ポタポタッ

勇者「ようやく、俺は日の目を見る事が出来たのに、こんな所で死んでたまるか……」ポタポタッ

女勇者「へぇ……」

勇者「ううっ……」ポタポタッ

魔女(もう、終わったの?……)ビクビクッ

女勇者「じゃあ、もうこの辺で終わりにしてあげるよ!」

女勇者「短い間だったけど、弟君と再び戦えて楽しかったかな!」ニッコリ

スッ、スチャ……

勇者「え?」ポタポタッ

女勇者「だから、一度この場で死んでくれる?」ニコニコ

女勇者「後で、女僧侶に頼んで蘇生させてあげるからさ!」ニコニコ

スッ、グサッ……

勇者「ぐっ、ぐああああっ……」ポタポタッ

勇者「ぐああああっ、うぐううううっ……」ポタポタッ

女勇者「残念だったね。弟君……」ニコニコ

スッ、ヌポッ……

勇者「……そんな、俺はこんな所で」ポタポタッ

勇者「……ああ、ごめんよ。母さん」ポタポタッ

勇者「……」ガクッ

女勇者「ふぅ、終わった……」

女勇者「結局、弟君も大したことはなかったか……」

女勇者「後は、そこにいる三人かな?……」

女勇者「そこの三人は、今からどうしたい?……」クルッ

魔女「いやっ、来ないで……」ビクビクッ

女騎士「は、話せば分かる……」ビクビクッ

女僧侶「女神様。どうかお慈悲をーーーーっ!」ビクビクッ

女勇者「いや、そんな風に怯えられても……」

女勇者「本当の所は、全然怒ってないんだけど……」

魔女「why!?」ピクッ

女騎士「……事実なのか?」ピクッ

女僧侶「私の願いは、女神様に通じたの?……」ピクッ

女勇者「はぁ、皆、大袈裟なんだから……」

勇者の死体「……」ポタポタッ

女勇者「それに、もう弟君は死んだよ!」

女勇者「私、魔女達には何もしないんだけど!」

魔女「Really?」ビクビクッ

女勇者「だから、もうそんな風にならないで!」

女勇者「本当に、私は何もしないんだから!」

魔女「そう。良かった……」ホッ

フラッ、ドサッ……

女僧侶「あっ、魔女が気絶しちゃった……」

女僧侶「この子、何でこんなにも怯えてたのかしら?……」

魔女「……」

女騎士「いや、まだ油断は出来ないぞ……」

女騎士「だって、まだあいつは剣を抜いたままなんだからな……」

女勇者「……」ハッ

スッ、カシャン……

女勇者「女騎士。剣を鞘に戻したよ」

女勇者「これで、私の事を信じてくれる?」ニッコリ

女騎士「……まだ、信じられないな」スッ

女勇者「そんなに、私と戦いたいの?」

女勇者「だったら、女騎士にもこの場で死んで貰うよ!」ギロッ

スッ、スラァン……

女騎士「!?」ガーーン

女僧侶「二人とも、もう止めて!」

女僧侶「私達、同じ苦難を乗り越えてきた仲間でしょ!」

女勇者「は?」ギロッ

女騎士「え?」クルッ

女僧侶「!?」ビクッ

女勇者「仲間ねぇ……」

女勇者「それ、本当に女僧侶は心から思ってるの?……」ジトッ

女僧侶「いや、私達は同じ目的を仲間なんだけど……」ビクビクッ

女僧侶「今まで、共に苦難を乗り越えながらも戦ってきたじゃない……」ビクビクッ

女騎士「ああ、そうだな……」クルッ

女騎士「私達は、同じ目的を持った仲間なんだ……」ビクビクッ

女勇者「へぇ……」ジトッ

女僧侶「だから、もう止めてくれる?……」ビクビクッ

女僧侶「私、女勇者がこれ以上誰かを傷つける場面なんて見たくない……」ビクビクッ

女勇者「じゃあ、何であの時は置いてったの?……」

女勇者「確かに、ああ言う事をされたのは自業自得だけど……」

女僧侶「あれは、敢えてそうせざるを得なかったの……」ビクビクッ

女僧侶「私達、わざとあの場から逃げ出したと見せかけて、隙を見て勇者の事を潰すつもりだったのよ……」ビクビクッ

女僧侶「お願い。私達の事を信じて……」

女僧侶「現に、私達は王都に戻ってすぐ勇者の事を潰そうとしていたんだから……」

女勇者「ああ、そうだったんだ……」

女勇者「なら、弟君が一時的に捕まっていたのもその所為なんだね?」

女勇者「私、ちょっと変装して王都に戻ってみたら、弟君がいなかったからさ」

女僧侶「!?」ビクビクッ

女騎士「ああ、実はそうだったんだ……」ビクビクッ

女勇者「だったら、あそこを出る前に言ってほしかったなぁ……」

女勇者「私、皆にも見捨てられたと思って、一人で生きていくつもりだったからさ……」ウルッ

女僧侶「そ、そうだったんだ……」ビクビクッ

女騎士「とりあえず、お互いに剣を置こう」

女騎士「私達は、同じ目的を持った仲間だ」

女騎士「だから、お前も剣を鞘に戻してくれ」

女勇者「うん。分かった」ウルウルッ

スッ、カシャン……

女騎士「ふぅ……」

スッ、コトッ……

女勇者「けど、本当に戻ってきても良いの?」ウルウルッ

女勇者「私、皆には迷惑ばかり掛けちゃってるよ」ウルウルッ

女騎士「それについては、もうお互い様だ!」

女騎士「お互い、昨日までの事については水に流そう!」

女騎士「これで、私達が苦しむのももう終わりだ!」

女騎士「何故なら、その元凶が今さっき死んだのだからな!」ニッコリ

女僧侶「ええ、そうね!」ニッコリ

女勇者「じゃあ、一応は弟君の事を蘇生させてくれる?」

女勇者「弟君。まだ何の裁きすらを受けてないんだから!」

女騎士「ああ、それについては構わないぞ!」ニコニコ

女騎士「あれだけ、私達を苦しめてきたんだ!」ニコニコ

女騎士「さすがの女神様も、それぐらいの事は許してくれると思うかさら!」ニコニコ

女僧侶「ええ、そうね!」ニコニコ

シュピン……

『女勇者J。お疲れ様です』

『さぁ、向こうに戻りましょうか?』

『これ以上、私は貴女の我が儘を聞くつもりはありませんよ!』

『ですが、勇者Rを社会的に抹殺したいんでしたら、手を貸して差し上げても構いませんが!』

女騎士「げっ!?」ハッ

女僧侶「ああああっ……」ビクッ

女勇者「……はい。女神様」

女僧侶「いや、ちょっと待って下さいよ!」

女僧侶「せっかく、良い感じに和解しようとしていたのに!」

『ですが、これは私と女勇者Jの問題です!』

『現に、女勇者Jはまだ子孫を残してはおりません!』

『これより、女勇者Jにはあそこに戻って種付けをさせて貰います!』

『その方が、私は勇者Rを裁くのに良いと思いますがね!』

女勇者「!?」

女勇者「つまり、こう言う事ですか?」

女勇者「私は、あのままあそこで汚れた後に弟君に罪を着せる」

女勇者「その後、弟君は私を汚した罪で裁かれる」

女勇者「でしたら、私は今から向こうに戻る事にしますよ」ニッコリ

『ええ、では早速戻って頂きましょうか』

女勇者「はい。かしこまりました」

魔女「……」ハッ

女騎士「お前、本当に大丈夫なのか?」

女騎士「あれだけ、向こうで孕まされるのは嫌だった癖に」

女勇者「けど、私の所為で皆が酷い目に遭った!」

女勇者「だから、私はその罪をこれから償わなければならないのよ!」

女騎士「だがな……」

女僧侶「ついこの間までの事があったからね……」

魔女「……」ムクッ

女勇者「二人とも、私はもう向こうに戻るわ」

女勇者「弟君の死体は、明日の朝に目が覚める様に蘇生しといて」

女勇者「これで、弟君もお終いね!」

女勇者「私も、出来る限り早く王都で合流するからね!」ニッコリ

女騎士「ああ、了解した」ニッコリ

女僧侶「ええ、また今度ね」ニッコリ

魔女「……?」

女勇者「……」スッ

女勇者「……」ブツブツ

女勇者「……」ブツブツ

女勇者「……」ブツブツ

女勇者「……」ブツブツ

女勇者「はっ!」ブワッ

魔女(……あら?)

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ

シューーーーーーーーッ、シュン……

女騎士「とにかく、勇者の事を蘇生してくれ」

女騎士「あいつも、向こうで頑張ってくるみたいですし」

女騎士「あいつが殺さなかったら、私がこの手で殺してた」

女騎士「確か、あいつの自宅は地下水道に近かったよな?」

女僧侶「ええ、そうよ」

魔女「……何の話をしているの?」

魔女「女勇者は、一体どこに行ったの?」

女騎士「ん? 起きたのか?」

女騎士「あいつは、たった今向こうに帰った」

女騎士「何でも、明日の朝に勇者の事を嵌める」

女騎士「だから、魔女は何も心配はしなくて良いぞ」ニッコリ

魔女「へぇ……」

女僧侶「さぁ、早く蘇生しましょうか」チラッ

勇者の死体「……」

『では、私も色々とご用意致します』

『明日の朝は、楽しみにしといて下さいね』

『後、魔王を討ち取ったのは、女勇者J』

『勇者Rは、神の名の元に裁かれる』

『皆さん。それで宜しいでしょうか?』

女僧侶「はい。それでお願い致します」

プツン……

魔女「ねぇ、私が気絶してる間に何があったの?」

魔女「勝手に話を進めるのは止めてくれる?」

女騎士「魔女。王都に戻ったら私の自宅に来い」

女騎士「今日は、色々とやる事があるからな」

魔女「ええ、了解したわ」

女僧侶「……」スッ

勇者の死体「……」プシューーッ

女騎士「とにかく、私達も急ぐぞ!」

女騎士「明日は、勇者Rにとっては最悪な日だ!」

女騎士「これで、ようやくあいつの事を裁く事が出来る!」

女騎士「この私の体に飽きた罪、絶対に私は許さないからな!」

魔女「……」

女僧侶「……」ブワワッ

勇者の死体「……」プシューーッ

結局、弟君は魔王を倒す事は出来なかった。

一度ならず二度までも、私が弟君よりも先に魔王を討伐してしまったからだ。

その結果、弟君はかなり絶望。

翌朝になって目を覚ましてみると、もう既に何もかもが全て終わってしまっていた後だったからだ。

私は、女神様達の言われた通りに犯された。

一通り犯された後、赤竜娘様が用意した地下水道の隠し部屋の中に閉じ込められた。

そこで、一晩全裸で寒い中過ごした後、翌朝になって魔女達の助けが来るのを待つ。

さりげなく、赤竜娘様が私の手足に鎖付きの枷と私の首に鎖付きの首輪を取り付けていたのは、かなりの疑問だった。

その後、私は翌朝になってから魔女達に救助された。

皆、私の姿を見た瞬間、思わず絶句してしまった。

赤竜娘様。本当にやり過ぎよ……

さりげなく、私の知らない間にお腹を大きくした他の被害者達と一緒に監禁してなくても……

これがきっかけで、弟君の罪がすぐさま明るみとなった。

今更だけど、私は他にも被害者がいた事をその日の内に知った。

後に、弟君の友人でもある賢い人?(遊び人)はその日の内に自殺。

だが、すぐにそれを発見した兵士長の手によって運悪く蘇生されてしまい……

王都の中では、弟君を糾弾する声だけでなく、私に対する同情の声ですら、すぐさま高まったのだった。

本日の分、終了。

~王都・中央広場~

一週間後ーー

羊皮紙「勇者R。女勇者Jを一年に渡って監禁レ〇プする!」

羊皮紙「幸い、女勇者Jは妊娠はしていなかったが、心に深い傷を負った!」

羊皮紙「それだけでなく、他にも長岐に渡って監禁レ〇プされていた被害者達が多数存在!」

被害者「被害者達は皆年若く、勇者Rの子供を孕まされていた挙げ句に、自信の名前すら完全に覚えてはいなかった!」

魔女「……」ニヤリ

羊皮紙「勇者Rは、神の名の元に厳罰に処せられるべきだ!」

羊皮紙「王都の民達は、皆それだけを望んでいる!」

羊皮紙「勇者Rは、勇者の名を汚す不届き者!」

羊皮紙「今後、勇者Rの名を引き継ぐ者は誰もいなくなるだろう!」

魔女「……」ニヤニヤ

魔女「……」ニヤニヤ

スッ、ピラッ……

「魔女。紙落ちたよ」

「もう、その辺にゴミを捨てちゃ駄目でしょ」

魔女「ああ、ごめんごめん……」クルッ

スタスタスタッ、ピタッ……

女僧侶「魔女。お待たせ」

女僧侶「一体、何読んでいたの?」

スッ、ピラッ……

魔女「何って、空から降ってきた紙」

魔女「その紙に、勇者Rの事が載っていたからさ」

女僧侶「へぇ……」

魔女「だから、私はもう気が済んだかな」ニヤリ

魔女「あいつが、どんな運命を辿るかについては、大体見当が付いてるから」ニヤニヤ

女僧侶「まぁ、そうね……」

シュン、シュタッ……

赤竜娘「皆さん。お久し振りです。少し宜しいですか?」

赤竜娘「女勇者Jが、貴女達に面会を望んでおります」

赤竜娘「もう既に、女騎士には女勇者Jの元に向かって頂きました」

赤竜娘「お手数ですが、今から私と来て頂けますでしょうか?」

魔女「え?」

女僧侶「かなり、急な話ですね」

赤竜娘「ええ、そうなんです」

赤竜娘「ですから、女勇者Jと会って頂けないでしょうか?」

赤竜娘「ここ最近は、やけに女勇者Jが寂しそうにしてまして」

赤竜娘「それと、貴女達は向こうでは全く同じ事をする必要はありません!」

赤竜娘「もう既に、ご承知の通りに人数が足りていますからね!」

魔女「ああ、そうなんですか……」ホッ

女僧侶「アレさえなければ、私達は大丈夫です……」ホッ

赤竜娘「では、早速参りましょうか?」ニッコリ

魔女「あの、ちゃんと約束だけは守って下さいね!」

魔女「私達、もうアレをするつもりはありませんよ!」

赤竜娘「ええ、ですから大丈夫ですよ!」ニコニコ

赤竜娘「神からも、貴女達三人はもうアレをさせなくても良いと、申し付けられております!」ニコニコ

赤竜娘「神は、後の勇者となる者の人数さえ揃えばそれで良いらしいので!」ニコニコ

赤竜娘「勇者Rの役目は、もう終わりました!」ニコニコ

赤竜娘「ですから、貴女達もどうかご安心下さい!」ニコニコ

魔女「じゃあ、久し振りに会いに行ってあげようか?」

魔女「あれから、何日も入院していたみたいだし」

魔女「それで、何か必要な物はございますか?」

魔女「私達、まだ一度もお見舞いにすら行っていませんでしたから」

女僧侶「ええ、そうね」

赤竜娘「……」ピクッ

魔女「どうかなさいましたか?」

赤竜娘「いえ、何も必要はありません」ニッコリ

赤竜娘「皆さんは、手ぶらでも構いませんよ」ニコニコ

魔女「でも……」

赤竜娘「二人とも、早く行きましょうか?」ニコニコ

赤竜娘「じゃないと、面会時間が過ぎてしまいますし!」ニコニコ

魔女「……はい」

女僧侶「では、そろそろ参りましょうか」

赤竜娘「後、今から向かう場所は病院ではありませんよ!」ニコニコ

赤竜娘「例のあそこで、一時的に面会をして頂きます!」ニコニコ

赤竜娘「それを終えたら、すぐに帰宅なされて結構です!」ニコニコ

赤竜娘「ただ単に、女勇者Jは寂しそうにしているだけです!」ニコニコ

赤竜娘「もう二度と、貴女達をあんな酷い目には遭わせたくないとおっしゃっておりましたからね!」ニコニコ

魔女「……」チラッ

女僧侶「……」コクン

魔女「ちなみに、それは今日じゃないといけませんか?」

魔女「私達の事を、騙したりはしませんよね?」

赤竜娘「はい。最初から騙すつもりなんてありませんよ!」ニコニコ

赤竜娘「それだったら、こんな回りくどい事なんかせずに、あの時に連れ去ってますよ!」ニコニコ

魔女「!?」ガーーン

女僧侶「!?」ガーーン

赤竜娘「……」ニコニコ

赤竜娘「まぁ、そう言う事です」ニコニコ

赤竜娘「じゃないと、私が暴力を振るわれるんですから」ニコニコ

赤竜娘「彼女、本当にここ最近は泣いてばかりでしたからね」ニコニコ

赤竜娘「ついさっき、女騎士の顔を見た瞬間から大分落ち着いて下さいましたが」ニコニコ

魔女「……」

女僧侶「……」

赤竜娘「さぁ、行きましょうか?」ニコニコ

魔女(そりゃあ、あんな所で一人ぼっちにされてたらね……)

魔女(絶対に、誰だって精神崩壊してるわよ……)

魔女(一応、まだ油断は出来ないし……)

魔女(女騎士も無事かどうかはまだ分からないからね)

「あれ? 魔女達じゃねぇか?」スタスタスタッ

「何してんだ? そんな所で?」ピタッ

魔女「え?」クルッ

赤竜娘「あら? もうお済みになったのですか?」

赤竜娘「意外に、早かったですね」

魔女「……女騎士」

女騎士「ええ、ちょっと買い物に」

女騎士「あいつが好きな食べ物とかを、市場で購入していたんですよ」

赤竜娘「ああ、そうだったんですか?」

魔女「……」ジーーッ

赤竜娘「なら、ついでにお送り致しましょうか?」

赤竜娘「これから、この二人を彼女と面会させる所なんです」

女騎士「じゃあ、お言葉に甘えさせて頂きます」ニッコリ

女騎士「魔女達も、赤竜娘様に誘われてたんだな」ニコニコ

魔女「ええ、まあね……」ジーーッ

女僧侶「その様子だと、本当に大丈夫そうね……」

食料品の山「……」

赤竜娘「とにかく、もう行きますよ」

赤竜娘「じゃないと、後で私が彼女に何されるかが分からないんですから」

女騎士「確かに、あいつ赤竜娘様には冷たく接してましたからね」ニコニコ

女騎士「まぁ、誰だってあそこにずっと放置されてたら、気が狂うのも無理ないですよ」ニコニコ

魔女「ええ、そうね……」ジーーッ

赤竜娘「……では、皆さん。私の体に掴まって下さい」

女性陣「はい。かしこまりました」スッ、ギュッ

赤竜娘「……」スッ

赤竜娘「……」ブツブツ

赤竜娘「……」ブツブツ

赤竜娘「……」ブツブツ

赤竜娘「……」ブツブツ

赤竜娘「はっ!」ブワッ

女性陣「……」ギュッ

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ

シューーーーーーーーッ、シュン……

~とある城・女勇者の部屋~

ヒュルヒュルヒュルヒュル、ヒュルヒュルヒュルヒュル……

ヒュルヒュルヒュルヒュル、ヒュルヒュルヒュルヒュル……

ヒュルヒュルヒュルヒュル、ヒュルヒュルヒュルヒュル……

ヒュルヒュルヒュルヒュル、ヒュルヒュルヒュルヒュル……

シュン、シュタタタタッ……

女勇者「……ん?」ハッ

女騎士「女勇者。待たせたな」

女騎士「ちゃんと、買ってきてやったぞ!」ニッコリ

女勇者「うん。ありがとう!」ニッコリ

魔女「……」キョロキョロ

女僧侶「女勇者。久し振りね」ニッコリ

女僧侶「良かった。ちゃんと服を着てて」ニコニコ

女勇者「うん。今日はお休みだからな」ニコニコ

赤竜娘「では、私はもうこれで」

赤竜娘「また、女勇者に刺されたくはありませんからね」ニッコリ

女勇者「はい。お気を付けて」

魔女「……」ハッ

血塗られた剣「……」

多数の血痕「……」

魔女(本当に、赤竜娘様を刺してたんだ……)ビクッ

スッ、ガチャ……

キキィーーーーッ、スタスタスタッ……

赤竜娘「……」クルッ

スッ、バタン……

女騎士「ほれっ、これで良かったか?」スッ

女勇者「うん。これで良かったよ!」ニコニコ

女僧侶「……かなり、女勇者が好きそうなのを買い込んできたわね」ニコニコ

女勇者「うん。それぐらいは融通をして貰わないと!」ニコニコ

女勇者「だから、女神様に待遇の改善をお願いしてみたの!」ニコニコ

女勇者「そしたら、何故かすんなりとそれが通ってね!」ニコニコ

女勇者「そのついでに、赤竜娘様の体ですらストレス発散の為に好きな時に刺せる!」ニコニコ

女勇者「だから、私はある程度は気が晴れたかな!」ニコニコ

女勇者「こうして、皆の顔を週に一度は見れなかったら、私は絶対に頑張れないと言っといたからね!」ニコニコ

魔女「あははっ、怖い……」ビクッ

女僧侶「じゃあ、本当に私達は何もされないんだ……」

女僧侶「魔女なんか、ずっとここに来る前から警戒し放しなんだけど……」

女勇者「うん。まあね!」ニコニコ

女騎士「その辺についても、上手く女神様達と交渉してくれてたみたいだ!」ニコニコ

女騎士「何故なら、今の女勇者は二人も魔王を撃破した!」ニコニコ

女騎士「ああ言う事されるのは、自分一人で十分だってね!」ニコニコ

女僧侶「ああ、そうなんだ……」

魔女「ふぅ、本当に大丈夫みたいね……」

魔女「罠とかの類いは、一切ない……」

魔女「今の私達の目の前にいるのも、ちゃんとした本物だし……」

魔女「これは、私の考えすぎだったのかしら?……」

女勇者「……」

女騎士「お前、警戒し過ぎだ……」

女僧侶「一体、何が貴女をそうさせてしまうのよ?……」

魔女「ああ、それは過去の経験から」

魔女「死んだ妹を庇った後も、また別の人達から酷い目に遭わされていたから」

女僧侶「……そう」

魔女「女勇者。赤竜娘様から何か言われてない?」

魔女「私、まだ警戒は続けておくからさ」

女勇者「うん。何も」

女騎士「何か、おかしな点でもあったのか?」

魔女「いや、まだ何も見つけてはいないけど」

魔女「だから、私はまだ警戒をしておくのよ」

魔女「勇者Rの時だって、結局はまた仕掛けられてた」

魔女「皆、その事を忘れてはいないよね?」

女騎士「あっ……」ハッ

女僧侶「そう言えば……」ハッ

女勇者「……?」キョトン

女勇者「とにかく、魔女は警戒を続けといて」

女勇者「この中では、一番魔女が敏感みたいだから」

魔女「ええ、了解したわ」

女勇者「女騎士。ワイン飲む?」

女勇者「確か、ワインは水割りにして飲むんだったよね?」

女騎士「ああ、頂くよ」

女騎士「皆も飲むよな?」ニッコリ

魔女(今の所、赤竜娘様達は何もしてこないわね……)

魔女(本当に、私の思い過ごしだと良いんだけど……)

魔女(ただ、物凄く久し振りに死んだ妹が夢に出てきちゃった……)

魔女(あの子、私がここで汚されてる時も何度か出てきたからなぁ……)

スッ、スポッ……

女勇者「グラスと水差しは、そこのテーブルの上のを使って」スッ

女勇者「それ、ついさっき綺麗にして貰った奴だから」

女騎士「皆、今から乾杯をしないか?」

女騎士「特に、私達は同じ苦難を乗り越えた仲間だからな!」ニッコリ

女勇者「ああ、良いね!」ニッコリ

魔女「乾杯?」

女僧侶「一体、何の乾杯なの?」

女騎士「そりゃあ、勇者Rの件に決まってるだろ!」ニコニコ

女騎士「あいつのおかげで、色々と酷い目に遭ってきたんだし!」ニコニコ

魔女「でも、まだ油断は出来ないけど」

魔女「あの赤竜娘様の事だから、まだ油断は出来ないんだけどなぁ」

女騎士「まぁ、ずっと警戒し続けるのも疲れるだけだ」ニコニコ

女騎士「誰か、水割りにして飲むのはいるか?」ニコニコ

魔女「遠慮しとく」

女僧侶「私も」

女勇者「なら、私も水割りだけは止めとくわ」

クルッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、ピタッ……

スッ、トポポポポッ……

女騎士「……」

スッ、トポポポポッ……

女騎士「……」

魔女「……」ジーーッ

スッ、トポポポポッ……

女騎士「……」

スッ、トポポポポッ……

女騎士「……」

スッ、トポポポポッ……

女騎士「……」

スッ、コトッ……

女騎士「皆、ワイン入れたぞ」

女騎士「ほれ、魔女と女僧侶の分」クルッ

魔女「うん。ありがとう」スッ

女僧侶「魔女。本当に警戒しすぎよ……」スッ

女勇者「女騎士。私にもワイン頂戴」

女勇者「なんか、女騎士のワインだけ量が多くない?」

女騎士「そりゃあ、私のは水割りにしてるからだろうが」クルッ

スッ、スッ……

クルッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、ピタッ……

女騎士「ほれ」

女勇者「ありがとう」

女騎士「じゃあ、乾杯といきますか!」ニッコリ

女勇者「うん。乾杯!」ニッコリ

スッ、チャリン、チャリン……

スッ、チャリン、チャリン……

スッ、ゴクゴクゴクッ……

スッ、ゴクゴクゴクッ……

スッ、ゴクゴクゴクッ……

スッ、ゴクゴクゴクッ……

女性陣「ふぅ……」

魔女(やっぱり、私の思い過ごしか……)

魔女(ワインにも、何の問題もないみたいだし……)

女騎士「ふぅ、美味い……」

女騎士「やっぱ、XX地方産は最高だな……」ニッコリ

女勇者「あっ、これXX地方産なんだ……」

女騎士「ああ、そうだぞ!」ニコニコ

女騎士「偶々、運良く手に入れれたからな!」

魔女「じゃあ、他に何買ったの?」

魔女「チーズやドライソーセージとかもある?」

女騎士「ああ、ちゃんと買ってきてある!」ニコニコ

女騎士「また足りない物があったら、私が買ってきてやるからな!」ニコニコ

女勇者「は~い」ニコニコ

女僧侶「……」ニッコリ

スッ、ゴクゴクゴクッ……

~王都・地下牢獄~

ヒュルヒュルヒュルヒュル、ヒュルヒュルヒュルヒュル……

ヒュルヒュルヒュルヒュル、ヒュルヒュルヒュルヒュル……

ヒュルヒュルヒュルヒュル、ヒュルヒュルヒュルヒュル……

ヒュルヒュルヒュルヒュル、ヒュルヒュルヒュルヒュル……

シュン、シュタッ……

赤竜娘「……」

赤竜娘「勇者R。お久し振りです」

赤竜娘「もう、宜しいですよ」

勇者「……」パチッ

勇者「もう、そんな時間ですか」

赤竜娘「ええ、そうですよ」ニッコリ

スッ、ムクッ……

勇者「外の状況は、どうなっていますか?」

赤竜娘「今現在、貴方を糾弾する声が日に日に高まっております」

赤竜娘「ですが、私達は貴方の事を見捨てたつもりはありません」

赤竜娘「貴方には、今後も向こうで活躍をして頂きます」

赤竜娘「ただし、全裸男の中の一人としてですが」

赤竜娘「如何致しますか?」

勇者「ふっ……」ニヤリ

勇者「それも、悪くはないかもしれませんね……」ニヤニヤ

赤竜娘「では、早速ですがその手続き等をさせて頂きます」

赤竜娘「表向きには、貴方は女勇者Jの件で処刑された」

赤竜娘「女勇者Jやその仲間達も、そう思っております」

勇者「……」

赤竜娘「しかし、貴方は運が宜しい事で」

赤竜娘「まだまだ、貴方には利用価値があります」

赤竜娘「そう、あの城の中での全裸男の一人としてね」

勇者「じゃあ、俺もその中の一人になりますよ」

勇者「それで、まだ生き残る事が出来るのなら」

勇者「赤竜娘様。手続き等はそちらでお任せ致します」

勇者「女勇者達の状態は、今どうなっていますか?」

スッ、ゴクゴクゴクッ……

赤竜娘「もう既に、全員があの城の中に集まっております」

勇者「へぇ……」ニヤリ

赤竜娘「後、貴方の裁判はまだ始まってはおりませんよ」

赤竜娘「私の方で、貴方の裁判自体はまだ開けない様にしておりますので」

赤竜娘「それに、私は神の使いです」

赤竜娘「私が、貴方を助命しろと言えば、いくらでも助かる道はあると言う訳ですよ」

勇者「……」ニヤニヤ

赤竜娘「だから、私は貴方を助命致します」

赤竜娘「ただし、別の手段としてですがね!」

赤竜娘「では、私はもうこれで」

赤竜娘「手続き等が終われば、貴方の事をここから釈放致します」

赤竜娘「勇者R。もう暫くここでお待ち下さい」

赤竜娘「貴方との契約は、まだ終わってはおりません」

赤竜娘「では、私はもうこれで」ニッコリ

勇者「お疲れ様です」ペコッ

赤竜娘「……」クルッ

赤竜娘「……」スッ

赤竜娘「……」ブツブツ

赤竜娘「……」ブツブツ

赤竜娘「……」ブツブツ

赤竜娘「……」ブツブツ

赤竜娘「はっ!」ブワッ

勇者「……」

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ

シューーーーーーーーッ、シュン……

本日の分、終了。

支援ありがとうございます。

~とある城・女勇者の部屋前~

数時間後ーー

赤竜娘「どうです? 凄いでしょ?」

赤竜娘「今の貴方は、新たに全裸男Rとして生まれ代わりました」

赤竜娘「早速、貴方には彼女達の相手をして頂きます」

赤竜娘「それが、貴方のお役目ですからね」

全裸男R「はい。かしこまりました」

赤竜娘「では、もう入りましょうか?」

全裸男R「あの、少し気になっている事が」

全裸男R「今こうやって、俺みたいになった人は何人もいるんですか?」

赤竜娘「はい。います」

全裸男R「なら、歴代の勇者達はここで生まれてくると?」

全裸男R「俺や女勇者には、ちゃんと親も家族もいます」

全裸男R「なんか、それを考えていたら、急に怖くなっちゃって」

赤竜娘「……」

赤竜娘「実際、その大半がここで生まれてきますよ!」

赤竜娘「ですが、貴方達の様な場合も僅かですがあります!」

全裸男R「ああ、そうでしたか……」

赤竜娘「とにかく、もう入りましょ!」

赤竜娘「貴方が望むのなら、彼女達を貴方専用にしても構いませんからね!」ニッコリ

全裸男R「え?」ドキッ

赤竜娘「そうしたいんでしょ?」ニコニコ

全裸男R「まぁ、したい事はしたいですが」

全裸男R「でも、今の姿じゃねぇ」

赤竜娘「今の貴方は、何も考えなくて宜しいですよ!」ニコニコ

赤竜娘「ただひたすら、彼女達をレ〇プしていて下さい!」ニコニコ

全裸男R「はい。かしこまりました」

赤竜娘「さぁ、行きますよ!」ニコニコ

スッ、チャラチャラ……

全裸男R「ちなみに、まだここにいるんですか?」

全裸男R「ああ、なんか緊張してきたな」

赤竜娘「はい、まだ彼女達はここにいますよ」ニコニコ

赤竜娘「彼女達全員を、私の方で淫乱な奴隷にまでしておきましたけど」ニコニコ

赤竜娘「結局、彼女達は人間なんです!」ニコニコ

赤竜娘「まぁ、元は貴方も人間なんですけどね!」ニコニコ

全裸男R「!?」

全裸男R「あの、今のどう言う意味ですか?」

全裸男R「俺、もう人間じゃないんですか?」

赤竜娘「はい。正にその通りです!」ニコニコ

赤竜娘「いずれ、貴方も自我が失われます!」ニコニコ

赤竜娘「そう。今の貴方は、常に容赦なく若い女性をレ〇プし続けるだけのモンスター!」ニコニコ

赤竜娘「そうじゃなきゃ、貴方は一体何なんですか?」ニコニコ

全裸男R「そんな……」ウルッ

スッ、カチャカチャ……

カチャカチャ、カシャン……

スッ、スッ……

赤竜娘「さぁ、鍵が開きましたよ!」クルッ

赤竜娘「早く彼女達をレ〇プしてきなさい!」ニッコリ

スッ、パチン……

全裸男R「!?」ピクッ

スッ、ゴシゴシッ……

ゴシゴシッ、ゴシゴシッ……

全裸男R「ふぅ……」

全裸男R「では、これより行って参ります!」

全裸男R「色々と、ご相談に乗って頂きありがとうございました!」ペコッ

赤竜娘「いえいえ!」ニコニコ

クルッ、スタスタスタッ……

~とある城・女勇者の部屋~

同時刻ーー

女勇者「ZZZZ……」

女騎士「ZZZZ……」

女僧侶「ZZZZ……」

魔女「ZZZZ……」

スッ、ゴロン……

女勇者「ZZZZ……」

女騎士「ZZZZ……」

女僧侶「ZZZZ……」

魔女「ZZZZ……」

女勇者「……」パチッ

女勇者「……」ムクッ

女勇者「ふああああああああ~~~~~~~~っ」ノビィーーッ

スッ、ゴクゴクゴクッ……

ゴクゴクゴクッ、コトッ……

女勇者「ふぅ……」

女騎士「ZZZZ……」

女僧侶「ZZZZ……」

魔女「ZZZZ……」

女勇者「……あれ?」ハッ

女勇者「どうして、皆が全裸で寝ているの?……」

女勇者「私達、ここで乾杯をしてたんだよね?……」

女勇者「ああ、そうだった……」

女勇者「また、私が皆を巻き込んじゃったんだ……」

女勇者「そうじゃなきゃ、皆は私みたいに全裸で寝てたりはしないよね?……」

女勇者「結局、私もただの屑だったか……」

女勇者「はぁ……」ガクッ

スッ、ガチャ……

キキィーーーーッ、スタスタスタッ……

赤竜娘「……」クルッ

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

スッ、バタン……

赤竜娘「あら? もう起きてらしたんですね」クルッ

赤竜娘「他の方達は、まだ眠っている様ですが」ニッコリ

女勇者「赤竜娘様。そちらの方は?」

女勇者「前に、どこかでお会いした事はありましたっけ?」

全裸男R「……」

赤竜娘「いえ、彼とは初対面のはずです」

赤竜娘「早速、彼のお相手して頂きましょうか?」

女勇者「はい。かしこまりました……」ウルッ

スッ、ムクッ……

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、ピタッ……

スッ、ストン……

スッ、グイッ……

ジュプジュプジュプ、ジュプジュプジュプ……

ジュプジュプジュプ、ジュプジュプジュプ……

全裸男R(……かなり、複雑な気分だな)

ジュプジュプジュプ、ジュプジュプジュプ……

ジュプジュプジュプ、ジュプジュプジュプ……

女勇者「……」チラッ

ジュプジュプジュプ、ジュプジュプジュプ……

ジュプジュプジュプ、ジュプジュプジュプ……

女勇者(この人、前にどこかで……)ムクッ

女勇者(けど、赤竜娘様が初対面だと言っちゃってるし……)ジーーッ

全裸男R(うっ、なんか上目使いでフ〇ラしてきた……)

全裸男R(こいつ、意外と可愛いな……)

全裸男R(このまま、本当に出して良いのだろうか?……)

全裸男R(なんか俺、段々体の自由が効かなくなってくたな……)

スッ、ガシッ……

全裸男R「そのまま、続けろ……」

女勇者(う~~ん。やっぱ、人違いか……)レロレロ

ジュプジュプジュプ、ジュプジュプジュプ……

ジュプジュプジュプ、ジュプジュプジュプ……

ジュプジュプジュプ、ジュプジュプジュプ……

ジュプジュプジュプ、ジュプジュプジュプ……

ドクンドクンドクン、ドクンドクンドクン……

全裸男R「うっ、ふぅ……」ビクビク

女勇者(これ、ちゃんと飲まなきゃいけないのよね……)ゴクン

全裸男R「次は、その大きな胸でするぞ」

全裸男R「それが済んだら、もう止めてやる」

女勇者「……はい」ウルッ

スッ、プニッ……

ムギュッ、ムギュッ……

女勇者(私、これ嫌いなんだよね……)ウルウルッ

女勇者(常に、中腰でしなきゃいけないから……)ウルウルッ

スッ、ズリズリッ……

ズリズリッ、ズリズリッ……

女勇者「……」ポロポロ

全裸男R「ほう? 本当に、良い表情してるな……」

全裸男R「これだから、俺はレ〇プするのが止められないんだ……」

女勇者「……」ポロポロ

全裸男R(いや、何勝手に口走ってんだよ……)

スッ、ズリズリッ……

ズリズリズリッ、ズリズリズリッ……

女勇者(ああ、変な感じ……)ポロポロ

女勇者(そんなに、これは気持ち良いの?……)ポロポロ

ズリズリズリッ、ズリズリズリッ……

ズリズリズリッ、ズリズリズリッ……

赤竜娘(本当に、いい気味ですよ……)ニヤリ

全裸男R(うっ、マジで体の自由が効かなくなってきた……)

全裸男R(今の俺、女勇者にパ〇ズリされてるし……)

全裸男R(なんか、本当にかなり複雑な気分だな……)

全裸男R(女勇者の奴、マジで泣いてやがるよ……)

女勇者「ううっ、ぐすっ……」ポロポロ

女勇者「お願い。早く出して……」ポロポロ

全裸男R「ああ、後もうちょっとだ……」

ズリズリズリッ、ズリズリズリッ……

ズリズリズリッ、ズリズリズリッ……

ズリズリズリッ、ズリズリズリッ……

ズリズリズリッ、ズリズリズリッ……

ドヒュッドピュッドピュッ、ドヒュッドピュッドピュッ……

全裸男R「うっ、ふぅ……」ビクビク

女勇者(はぁ、やっと出たよ……)

女勇者「とりあえず、もう止めてくれる?……」ポロポロ

女勇者「二発も出したんだから、もう良いよね?……」ポロポロ

全裸男R「すまん。予定変更だ」

全裸男R「俺の性欲がまだ収まらない」

女勇者「!?」ガーーン

全裸男R(おまけに、何故か疲れすら感じなくなったな……)

女勇者(うっ、嘘でしょ?……)ポロポロ

女騎士「……」パチッ

女騎士「ふああああああああ~~~~~~~~っ」ノビィーーッ

女騎士「よく寝た……」ムクッ

女騎士「もうそろそろ、昼食の時間か?……」ゴシゴシッ

女勇者「あっ……」クルッ

女騎士「ん? 誰だお前?……」ハッ

全裸男R「……」ニッコリ

赤竜娘「彼は、新入りの全裸男です」

赤竜娘「ですから、今日は皆さんに挨拶をしに見えたのです」ニッコリ

女騎士「ああ、そうだったんですか」

全裸男R「宜しく頼む」ニコニコ

女騎士「ああ、こちらこそ」ニッコリ

スッ、ゴクゴクゴクッ……

ゴクゴクゴクッ、コトッ……

女騎士「それで、他の皆は?」

女騎士「ベットの上で寝ていたのは、私だけみたいだな」

女勇者「ええ、そうね……」ポロポロ

女騎士「ん? ああ、お前もうしてたのか?」

女騎士「すまんな。してる途中に邪魔をして」

女勇者「!?」ガーーン

全裸男R(こいつ、本当に真性の馬鹿なんだな……)ガーーン

全裸男R「女騎士。次はお前が俺の相手しろ」

全裸男R「こいつは、まだ慣れてないからな」

女勇者「え?」ポロポロ

女騎士「ああ、私は別に構わんが」ニッコリ

女騎士「お前は、私に何をされたい?」ニコニコ

全裸男R「胸で」

女騎士「ああ、了解した」ニコニコ

スッ、ストッ……

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、ピタッ……

スッ、ストン……

女騎士「ちなみに、私が挟んで動かすのか?」

女騎士「まぁ、そっちの方も慣れてるがな」

全裸男R「ああ、そうだ」ササッ

スッ、プニッ……

ムギュッ、ムギュッ……

全裸男R「ああっ……」ビクッ

女騎士「では、行くぞ!」

女騎士「女勇者は、そこで休んでてくれ」

女勇者「……ええ、了解したわ」ポロポロ

女勇者(本当に、ごめんね……)ポロポロ

ズリズリズリッ、ズリズリズリッ……

ズリズリズリッ、ズリズリズリッ……

全裸男R「ふあっ、ふあっ……」ビクビク

ズリズリズリッ、ズリズリズリッ……

ズリズリズリッ、ズリズリズリッ……

全裸男(じ、次元が違う……)ビクビク

女勇者「……」ポロポロ

ズリズリズリッ、ズリズリズリッ……

ズリズリズリッ、ズリズリズリッ……

全裸男R(も、もう駄目……)ビクビク

ズリズリズリッ、ズリズリズリッ……

ズリズリズリッ、ズリズリズリッ……

全裸男R(ああああっ、いっちゃううううーーーーっ!)ビクビク

魔女「……」ハッ

ドヒュッドピュッドピュッ、ドヒュッドピュッドピュッ……

ドヒュッドピュッドピュッ、ドヒュッドピュッドピュッ……

全裸男R「うっ、ふぅ……」ビクビク

女騎士「はぁ、はぁ、はぁ……」ビチャビチャ

全裸男R「ああああああっ、ああああああっ……」ビクビク

女騎士「はぁ、はぁ、はぁ……」ビチャビチャ

全裸男R「ああああああっ、ああああああっ……」ビクビク

スッ、ムクッ……

赤竜娘「どうでしたか? 彼女のテクは?」

赤竜娘「貴方、感じ過ぎですよ」

全裸男R「もう、最高です!」ウルッ

女騎士「おおっ、良かった!」ニッコリ

女勇者「私、全然嬉しくないよ……」ポロポロ

女騎士「まぁ、そう言うなって!」ニコニコ

魔女「ねぇ、何してるの?……」ムクッ

魔女「と言うか、その人は誰?……」ジーーッ

女騎士「あっ、起きたのか?」クルッ

女勇者「なんか、新しく入った全裸男さんなんだって……」ポロポロ

魔女「へぇ……」

全裸男R「魔女。宜しく頼む」クルッ

魔女「ええ、こちらこそ……」

魔女(うっ、嫌な予感が的中した……)

魔女(案の定、こうなったか……)

魔女(それに、女騎士達はもう手遅れね……)

魔女(女騎士の顔と胸は、もう既に精〇まみれじゃない……)ガクッ

魔女「……」キョロキョロ

魔女「……」キョロキョロ

魔女(良かった。まだ私は汚されてない……)ホッ

スッ、ペロペロッ……

ペロペロッ、ペロペロッ……

全裸男R「ああああっ……」ビクビク

魔女「ん?」ハッ

ペロペロッ、ペロペロッ……

全裸男R「ああああっ……」ビクビク

魔女(なんか、あの人気持ち悪い……)ソソッ

女勇者「ねぇ、もうその辺で良いと思うよ……」ポロポロ

女勇者「もう、そんな事はしなくても良いから……」ポロポロ

女勇者「だから、私がその続きをするよ……」ポロポロ

女勇者「お願いだから、もう止めて……」ポロポロ

スッ、ガシッ……

女騎士「いや、私はまだしたい!」クルッ

女勇者「別に、そんな事までしなくて良いってば!」ポロポロ

女騎士「だって、今の私は淫乱な奴隷だぞ!」

女騎士「それなのに、私が汚されなくてどうする!」ギロッ

女勇者「!?」ガーーン

女騎士「だから、今の私はこいつの相手をしてるんだ!」

女騎士「私は、ここでひたすら精〇まみれになりながら、死ぬまで妊娠と出産を繰り返す!」

スッ、ペロペロッ……

魔女(うそーーーーーーーーん!?)ガーーン

魔女(なんか、本当に大変な事になってきた……)

魔女(まだ、あの悪夢は終わってはなかったんだ……)ウルッ

魔女(私達、これからどうなるの?……)ウルウルッ

魔女(まさか、本当にまた産まされたりはしないよね?……)ウルウルッ

ペロペロッ、ペロペロッ……

魔女(あっ……)ハッ

女勇者(皆、本当にごめんね……)ポロポロ

魔女(どうやら、女勇者は違うみたいね……)

魔女(女勇者は、自ら望んで私達の事を身代わりにはしないもの……)

魔女(と言う事は、またもや赤竜娘様が……)クルッ

魔女(この人が、私達をまたもやこんな風にしていたのね……)ギロッ

赤竜娘「……」ハッ

魔女「……」ジーーッ

赤竜娘「……」ニッコリ

赤竜娘「魔女、女騎士、女僧侶、女勇者」

赤竜娘「もう既にお気づきでしょうが、貴女達四人は淫乱な奴隷です!」

赤竜娘「今後も、ここでひたすら子孫を作って下さい!」

赤竜娘「それと、貴女達にはもう逃げ場はありませんよ!」

赤竜娘「決して無駄な抵抗だけはせず、自ら進んで欲に溺れながらS〇Xをして下さいね!」

スッ、パチン……

奴隷達「!?」ピクッ

魔女「ねぇ、今度は私ともしようよ……」

魔女「私も、なんか急にしたくなってきちゃった……」

女騎士「ああ、ちょっと待ってな」チラッ

魔女「お願い。早くして……」

魔女「私、もう我慢出来ないよ……」ウルッ

スッ、ムニュムニュ……

魔女(いや、止めて!?……)ウルウルッ

赤竜娘「では、追加で複数の全裸男を投入致します」

赤竜娘「全裸男達。入ってきて下さい」

シュン、シュタッ……

全裸男達「……」

魔女「あっ……」ウルウルッ

魔女(いや、来ないで!?)ポロポロ

女勇者「……」ポロポロ

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、ピタッ……

スッ、ガシッ……

魔女「あっ……」ポロポロ

全裸男A「お前、自分であそこを濡らした後に、俺の上に跨がれ」

全裸男A「ただし、後ろ向きで挿入するんだぞ」ニッコリ

魔女「……はい」ポロポロ

スッ、ゴロン……

スッ、クシュクシュ……

クシュクシュ、クシュクシュ……

魔女「……」クルッ

スッ、ズブッ……

ズブブブッ、ズブブブッ……

全裸男A(なっ!? まだ入れたばかりなのに……)ビクビクッ

ドクンドクンドクン、ドクンドクンドクン……

全裸男A「うっ、ふぅ……」ビクビクッ

魔女「え?」キョトン

全裸男B「……もう出したのか?」

全裸男A「ああ、こいつの中があまりにも締まりが良くってな」ニッコリ

全裸男B「ああ、そうだったのか」ニッコリ

魔女「ううっ、ぐすっ……」ポロポロ

ジュプジュプジュプ、ジュプジュプジュプ……

ジュプジュプジュプ、ジュプジュプジュプ……

ジュプジュプジュプ、ジュプジュプジュプ……

ジュプジュプジュプ、ジュプジュプジュプ……

ドクンドクンドクン、ドクンドクンドクン……

全裸男R「うっ、ふぅ……」ビクビクッ

女勇者「……本当にごめん」ポロポロ

女騎士(別に、気にする事じゃないのに……)ゴクン

女騎士「どうだ? 気持ち良かったか?」

女騎士「次は、私に何をしてほしい?」ニッコリ

全裸男R「そうだな。少し魔女の様子を見てみよう」

全裸男R「あいつ、今何してるかな?」クルッ

女騎士「ん?」クルッ

女勇者「魔女?」クルッ

全裸男R「少しでも逆らったら、今の魔女みたいにするからな!」ジーーッ

ムニュムニュムニュ、ムニュムニュムニュ……

魔女「ううっ、ぐすっ……」ポロポロ

ムニュムニュムニュ、ムニュムニュムニュ……

全裸男B「ほら、ちゃんとフ〇ラしろよ」ニヤニヤ

魔女「じゃあ、後ろから揉ますの止めて……」ポロポロ

全裸男A「いや、そりゃ無理だな……」ニヤニヤ

女勇者「ああ……」ビクッ

女騎士「あいつ、二人同時にしてるな」

女騎士「背後から抱き締めながら挿入し、胸すら揉まれてるぞ」

全裸男R「女勇者。目逸らすなよ」

全裸男R「あれは、お前の所為でああなったんだ」

女勇者「うん。そうだね……」ポロポロ

魔女「ううっ、ううっ……」ポロポロ

女勇者「……」クルッ

スッ、ペロペロッ……

ペロペロッ、ペロペロッ……

全裸男R「……」ハッ

女勇者「……」チラッ

ペロペロッ、ペロペロッ……

ペロペロッ、ペロペロッ……

全裸男R(なんか、自発的に舐め出したな)

ジュプジュプジュプ、ジュプジュプジュプ……

ジュプジュプジュプ、ジュプジュプジュプ……

ジュプジュプジュプ、ジュプジュプジュプ……

ジュプジュプジュプ、ジュプジュプジュプ……

ドクンドクンドクン、ドヒュッドピュッドピュッ……

全裸男B「うっ、ふぅ……」ビクビクッ

魔女「い、いやあっ……」ビチャビチャ

魔女「お願い、もう止めて……」ドロドロッ

全裸男A「今度は、俺の番だな」

全裸男A「さぁ、また中に出すぞ」

魔女「!?」

全裸男B「次、出すの俺な」

全裸男B「だから、早く出せよ」

全裸男A「ああ、了解した」

魔女「いやああああーーーーっ!?」ポロポロ

赤竜娘(ふふっ、本当にいい悲鳴ですね)ニヤニヤ

赤竜娘(神が、貴女達の事を見逃す訳ないじゃないですか)ニヤニヤ

赤竜娘(それに、これは後の勇者達を誕生させるには、絶対に必要な事!)ニヤニヤ

赤竜娘(こうして、毎年52人もの勇者達が生まれてきたのです!)ニヤニヤ

スッ、パシッ……

女勇者「あっ……」パッ

スッ、グイッ……

赤竜娘(まぁ、後の事は彼らにお任せ致しますか)ニヤニヤ

赤竜娘(私には、他にもやる事がありますし)ニヤニヤ

赤竜娘(結局、魔王を倒した女勇者達はここで無理矢理犯される)ニヤニヤ

赤竜娘(最初の内は、少しばかり私も不憫に思いましたが、これはもう致し方ない事ですね)ニヤニヤ

ドヒュッドピュッドピュッ、ドヒュッドピュッドピュッ……

全裸男R「うっ、ふぅ……」ビクビクッ

女勇者(ああっ、横取りされた挙げ句にまた女騎士の顔に掛かっちゃった……)ポロポロ

スッ、ペロペロッ……

ペロペロッ、ペロペロッ……

女勇者「……女騎士?」ポロポロ

ペロペロッ、ペロペロッ……

ペロペロッ、ペロペロッ……

女勇者「もう、早くに出てるんだけど……」ポロポロ

女騎士「ああ、それがどうかしたか?」スッ

全裸男R「女騎士。大丈夫か?」

全裸男R「また、俺の精〇が顔に掛かったが」

女騎士「ああ、別に慣れてるから大丈夫だ!」

女騎士「今の魔女みたいな状態とかも、よく昔から実の姉と一緒になっていたし!」ニッコリ

女勇者「!?」ガーーン

全裸男R「お前、何でそんな不幸な運命ばかり辿ってるんだよ?……」

女騎士「知らん! 私が聞きたい!」ニコニコ

赤竜娘「では、私はもうこれで」

赤竜娘「まだ、二人も全裸男が残ってますから、後は適当に相手してて下さい」ニッコリ

女騎士「はい。かしこまりました!」ニコニコ

女勇者「えっ!? まだやるんだ!?」ガーーン

女騎士「こんなの、私や私の姉の時と比べたら、まだまだ遥かにマシな方だぞ!」ニコニコ

全裸男R「……」チラッ

赤竜娘「……私は、彼女については何も知りませんよ」ソソッ

パンパンパンパン、パンパンパンパン……

魔女「ううっ、ぐすっ……」タユンタユン

パンパンパンパン、パンパンパンパン……

魔女「いや、もう出さないで!」タユンタユン

全裸男R「ん?」クルッ

女勇者「……魔女?」クルッ

全裸男B「ほらっ、早く出せよ」ニヤニヤ

パンパンパンパン、パンパンパンパン……

魔女「いやいやいやいや……」タユンタユン

パンパンパンパン、パンパンパンパン……

魔女「お願い、もう出さないで!」タユンタユン

ドクンドクンドクン、ドクンドクンドクン……

全裸男A「うっ、ふぅ……」ビクビクッ

魔女「いやああああああああーーーーーーーーっ!?」ポロポロ

全裸男R「あいつ、本当によく泣き叫ぶな……」

全裸男R「今さっきまでバックで突かれて、すぐイッテやがる……」

全裸男R「女勇者。今の見てたか?」

全裸男R「あいつ、お前の所為でまた孕んじまったからな」クルッ

魔女「ううっ、ぐすん……」レイプメ

全裸男B「なぁ、早く俺に代われよ」

全裸男A「でも、中はもうドロドロだぜ」

女勇者「ごめんなさい。魔女……」ポロポロ

女勇者「また、私の所為で……」ポロポロ

女勇者「私って、本当に馬鹿な女よね?……」ポロポロ

女勇者「一度ならず二度までも、全く同じ目に遭わせちゃったから……」ポロポロ

全裸男R「ああ、そうだな……」ジロッ

女騎士「いや、私は全然気にしてないが」ニコニコ

全裸男R「お前、一体どんな神経してるんだよ?……」ガーーン

女騎士「ともかく、まだするぞ!」

女騎士「今の私は、ただの淫乱な奴隷なんだし!」ニッコリ

女騎士「だから、早くお前も私の事を孕ませろ!」ニコニコ

女騎士「この役目が済んだら、私は実の姉達の元に行くからな!」ニコニコ

全裸男R「ああ、了解した……」

女勇者「私も、今から頑張るね……」ポロポロ

スッ、ペロペロッ……

赤竜娘(所詮、神の前ではどんな人間でも無力なんですよ!)

赤竜娘(たとえ、それが魔王を二度も討ち取った女勇者一行でもね!)

赤竜娘(だから、貴女達はそこで大人しくレ〇プされていて下さい!)

赤竜娘(そして、沢山の子孫を残して下さい!)

スッ、ヌポッ……

ドロドロッ、ドロドロッ……

全裸男B「うわっ、本当にドロドロだ……」

赤竜娘(さて、私は次の現場にでも向かいましょうか)

赤竜娘(先月生まれたばかりの赤子達を、各地の教会に預けなくてはいけませんし)

赤竜娘(所詮、人間は神には絶対に勝てない!)

赤竜娘(貴女が神との約束を何度も破ってしまうから、こんな風になってしまったんですよ!)ニヤリ

女勇者「……」ペロペロッ

女勇者「……」ペロペロッ

女騎士(やけに、積極的になりだしたな……)

赤竜娘「……」スッ

赤竜娘「……」ブツブツ

赤竜娘「……」ブツブツ

赤竜娘「……」ブツブツ

赤竜娘「……」ブツブツ

赤竜娘「はっ!」ブワッ

女僧侶「ZZZZ……」ゴロン

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ

プシューーーーーーーーッ、プシューーーーーーーーッ

シューーーーーーーーッ、シュン……

本日の分、終了。

~とある城・浴室~

その日の夕方ーー

女騎士「結局、起きてるのは私だけか」ゴシゴシッ

女騎士「そんなに、ショックを受ける事だったかな?」ゴシゴシッ

全裸男R「さぁ、解らんな」

女騎士「女勇者は、あの後なんとか頑張っていたけど」ゴシゴシッ

女騎士「迫り来る増援に耐えきれず、また昔みたいなボロ雑巾にまで戻ってしまったからな」ゴシゴシッ

女騎士「それで、お前はどうしたんだ?」

女騎士「また、私としたくなったのか?」クルッ

全裸男R「いや、ただ単に風呂に入りに来ただけだ」

全裸男R「女勇者と魔女が精神崩壊してしまって、女僧侶に関してはまだ暢気に眠ってるからな」

女騎士「ああ、そうなのか」

女騎士「でも、これはまだ軽い方なのにな」

全裸男R「いや、お前の基準で話すなよ……」

女騎士「とにかく、私は早く役目を終えないと!」

女騎士「魔女なんか、死んだ妹がどうのこうのって煩いからな!」

スッ、ジャバアアッ……

女騎士「特に、ついさっきのはかなり酷かった!」

女騎士「ただ単に寝てるだけの女僧侶を、死んだ妹と誤認してしまってたし!」

全裸男R「へぇ……」

スッ、ジャバアアッ……

全裸男R「けど、何でお前はそんなにも耐久力が高いんだよ?」

全裸男R「普通は、魔女みたいになってもおかしくはないのに」

女騎士「知らん。逆に私が知りたい!」

女騎士「昔から、何故か私だけが運良く生き残ってた!」

女騎士「その上、死んだ姉達にはよく迷惑を掛け続けたし!」

女騎士「だから、未だに私は死ねないのかもな!」ニッコリ

全裸男R「ああ、そうか……」

スッ、ガチャ……

キキィーーーーッ、スタスタスタッ

女僧侶「あっ……」ビクッ

全裸男R「ん?」クルッ

女騎士「おっ、ようやく起きたのか?」ニッコリ

女騎士「魔女達は、まだ当分は起きてこないぞ!」ニコニコ

女僧侶「ええ、そうね……」ウルッ

全裸男R「とりあえず、お前もこっちに来い」

全裸男R「今のお前、自分が何かもう分かってるんだろ?」

女僧侶「……っ!?」ウルウルッ

全裸男R「女僧侶。早く来い」

全裸男R「じゃないと、魔女達の寝込みを襲わなきゃいけなくなるからな」ニッコリ

女僧侶「……」クルッ

スッ、バタン……

クルッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

女騎士(おっ、本当に来たな……)

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

女僧侶「……」ピタッ

全裸男R「うむ。よく来たな」ニコニコ

女僧侶「それで、私をどうするの?……」ウルウルッ

女僧侶「私も、またここでレ〇プされるの?……」ウルウルッ

全裸男R「ああ、そうだ」ニコニコ

女僧侶「じゃあ、早く済ませましょ……」ポロポロ

女僧侶「私、早く役目を終えて姉さんの元に行きたいから……」ポロポロ

全裸男R「ああ、了解した」

全裸男R「お前は、俺が今入っている木桶の中に入れ」

スッ、ジャバジャバッ……

クルッ、ストン……

女僧侶「……」ポロポロ

女騎士「大丈夫か?」

女僧侶「ええ、大丈夫よ……」ポロポロ

女騎士「全然、そんな風には見えない」

女僧侶「本当に、大丈夫だから……」ポロポロ

スッ、ムニュムニュ……

ムニャムニュ、ムニャムニュ……

女僧侶「……」ポロポロ

ムニャムニュ、ムニャムニュ……

ムニャムニュ、ムニャムニュ……

女僧侶「……」ポロポロ

女騎士(ああ、これは無理そうだな……)スッ、コトッ

全裸男R「女僧侶。無理するな」

全裸男R「お前も、魔女達みたいになりたいか?」

女僧侶「……」ポロポロ

全裸男R「女騎士。こいつと代わってやれ」

全裸男R「こいつ、下手したら魔女みたいになるぞ」

女騎士「ああ、了解した」スタスタスタッ

女僧侶「まっ、待って!?」ポロポロ

女騎士「女僧侶。無理するな」スタスタスタッ

女騎士「ここは、私に任せてはくれないか?」ニッコリ

女僧侶「ごめん。それだけは止めて!」レイプメ

女僧侶「姉さん。私、本当に大丈夫だから!」レイプメ

女騎士「!?」ピタッ

全裸男R「ああ、もう重症だったか……」

女僧侶「お願い!」レイプメ

女騎士「分かった。お前の言う通りにする」

女騎士「だから、お前も止めてくれないか?」

女僧侶「え?」レイプメ

女騎士「私は、お前のそんな姿だけは見たくない!」

女騎士「だから、お前も私を庇って汚されようとするのは、今すぐ止めてくれ!」

女僧侶「……」レイプメ

女僧侶「あっ、あれ?……」ハッ

全裸男R「女僧侶。大丈夫か?」

全裸男R「今そこにいる女は、誰だか分かるよな?」

女僧侶「うん。女騎士……」クルッ

女騎士(どうやら、女僧侶は正気に戻ったか……)

女騎士(多分、私が男口調で話すから違和感があったんだろう……)

女僧侶「……」キョロキョロ

女僧侶「はぁ……」ガクッ

女僧侶「やっぱり、姉さんはいないんだ……」

女僧侶「今さっきまで、姉さんが女騎士のいる木桶の中にいたみたいだから……」

女騎士「え?」

女僧侶「姉さん。余程、私の事が心配だったみたいね……」

女僧侶「私、ずっと姉さんには死ぬまで迷惑を掛け続けてきたから……」ウルッ

女騎士「……すまなかった」ウルッ

全裸男R(ああ、また始まったよ……)

スッ、ムニャムニュ……

女僧侶「!?」ビクッ

ムニャムニュ、ムニャムニュ……

女僧侶「……姉さん。そこでじっとしててね」レイプメ

女僧侶「私が、姉さんまで犯されるから……」レイプメ

女騎士「おいっ、戻すなよ!」ギロッ

全裸男R「ああ、すまんすまん」

全裸男R「とりあえず、今日はもう止めにするよ」

全裸男R「あんまりやり過ぎたら、こっちまで体が持たないからな」

女騎士「ああ、そうか……」ホッ

女僧侶「……本当に、もう止めてくれるの?」レイプメ

全裸男R「ああ、だからそんな目をするな」

全裸男R「それじゃあな」ニッコリ

女騎士(ふぅ、良かった……)ホッ

クルッ、ジャバジャバッ……

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

女騎士「……」

女僧侶「……」

全裸男R(本当に、ここでやり過ぎたら何かに乗っ取られる……)スタスタスタッ

全裸男R(俺まで、ここの先輩達みたいには絶対になりたくはないからな……)スタスタスタッ

女性陣「……」ホッ

~とある城・大広間~

同時刻ーー

国王A「ほう。これが魔王を二度も討ち取った女勇者か」ニヤニヤ

国王A「本当に、良い体をしてるな」ニヤニヤ

国王A「こんな美女が、ここで奴隷として扱われている」ニヤニヤ

国王A「結局、女勇者と言えどただの人間だったと言う訳か」ニヤニヤ

女勇者「……」レイプメ

国王B「それで、この者はいつ抱ける?」ニヤニヤ

国王B「もう既に、ある程度は仕込まれているのだろ?」ニヤニヤ

赤竜娘「はい」

国王B「だったら、今夜にでも抱いてみたい」ニヤニヤ

国王B「それぐらいさせてくれても、罰は当たらないからな」ニヤニヤ

赤竜娘「ええ、構いませんよ」ニッコリ

国王B「おおっ、そうか!」ニヤニヤ

国王A「なら、他の者達はどうした?」ニヤニヤ

国王A「まだ、仕込んでる最中かね?」ニヤニヤ

赤竜娘「はい。少しばかり時間が掛かっております」

赤竜娘「彼女達は、今は彼女の部屋の中で私が用意した全裸男達に仕込まれている真っ最中ですので」

国王A「ふむ。そうか……」ニヤニヤ

国王B「特に、女騎士が一番良い体をしてますからな……」ニヤニヤ

国王A「ええ、そうですな……」ニヤニヤ

赤竜娘「では、女勇者は国王Bの寝室に」

赤竜娘「彼女はまだ仕込んでる最中です」

赤竜娘「少しばかり至らない所がございますが、どうかご容赦を」ペコッ

国王B「ああ、構わぬよ」ニヤニヤ

国王A「なら、明日は余が抱いてみたい」ニヤニヤ

赤竜娘「はい。かしこまりました」

女勇者「……」レイプメ

国王C「所で、話が変わるが勇者Rの件はどうなっておる?」

国王C「国王A。勇者Rはもう処刑したのか?」

国王A「いや、まだ処刑すらしてはいない」

国王A「今そこにいる赤竜娘から、勇者Rの処刑を待てと言われたからな」

国王C「ほう?」

国王B「何故、勇者Rは処刑されないのだ?」

国王A「赤竜娘。代わりに答えてはくれぬか?」

赤竜娘「勇者Rに関しましては、もう処刑して貰っても結構です」

赤竜娘「私の方で、勇者Rの罪を洗い出しておきました」

赤竜娘「何分、勇者Rの犯した罪の数が多くてですね」

赤竜娘「その洗い出しや補償の面等で、少しばかり時間が掛かっていたのです」

国王A「ふむ。そうか」

国王B「今の余には、勇者Rの気持ちが分かるぞ!」ニヤリ

国王A「ああ、同感だな!」ニヤリ

女勇者(結局、私は何の為に魔王を倒したんだろう?……)レイプメ

女勇者(今こうやって、全裸で鎖に繋がれて晒し者にされる為に、魔王を倒したの?……)レイプメ

女勇者(別室では、今も魔女達が汚されてる……)レイプメ

女勇者(あの女の所為で、私の仲間達が再び孕まされる……)レイプメ

赤竜娘「……」

スッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、ピタッ……

女勇者(ねぇ、女神様。私は何の為に生まれてきたの?……)レイプメ

女勇者(どうして、私を女勇者にしたの?……)レイプメ

女勇者(私、こんな事なら女勇者になんかならなきゃ良かった……)レイプメ

女勇者(あのまま、弟君に任せとけば良かった……)レイプメ

国王D「うむ。本当に良い体をしておるな」ニヤリ

国王D「これを、そなたは抱けるのか?」ニヤニヤ

国王B「ああ、そうだぞ!」ニヤニヤ

スッ、ムニュムニュ……

ムニュムニュ、ムニュムニュ……

女勇者「……」レイプメ

国王B「これ、フライングをするな!」ニヤニヤ

国王D「ああ、すまなかったな!」ニヤニヤ

女勇者「……」レイプメ

国王C(全く、反応すらしていない……)

国王B「それで、揉み心地はどうなのだ?」ニヤニヤ

国王B「そなたがフライングをするぐらいだから、良かったのだろ?」ニヤニヤ

国王D「ああ、良い感じだったぞ」ニヤニヤ

国王D「ただし、例の女騎士には負けるがな!」クルッ

国王B「あはははははははっ!」ニヤニヤ

国王A「お主、比べる相手を間違っておるぞ!」ニヤニヤ

国王B「うむ。同感だな!」ニヤニヤ

国王C「なら、今宵は余が例の女騎士を」

国王C「そなたらが言うからには、余程良い乳をしておるのだな?」

国王B「ああ、本当にあ奴は良い乳をしておるぞ!」ニヤニヤ

国王B「特に、あ奴のフ〇ラとパ〇ズリは最高だからな!」ニヤニヤ

国王C「……」ニヤリ

赤竜娘「では、手配致します」

国王B「今宵は、そなたも楽しんで来い!」ニヤニヤ

クルッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、ピタッ……

クルッ、ストン……

国王D「ふぅ……」

国王A「赤竜娘。女勇者をもう下げても良い」

国王A「後、残りの二人も余と国王Dの寝室に向かわせといてくれ」

赤竜娘「はい。かしこまりました」

赤竜娘「では、私達はもうこれで」

赤竜娘「どうぞ、ごゆっくりお楽しみ下さい」ペコッ

女勇者「……」ペコッ

国王A「うむ。大義であった」

赤竜娘「……」スッ

女勇者「……」ジャラ

クルッ、ジャラジャラ……

スッ、ガチャ……

キキィーーーーッ、ダン……

使用人達「……」ペコッ

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

スッ、ガチャ……

キキィーーーーッ、バタン……

国王A「さて、ここからが本題と行こうか?」

国王A「そなた達、次は何人出す?」

国王A「ウチは、まだ大丈夫だ?」

国王A「そろそろ、次の魔王が就任した頃だろう!」

国王B「うむ!」

国王C「ウチもまだ大丈夫だ!」

国王D「結局、何も知らないのは民達だけだからな!」ニヤリ

国王A「ああ、そうだったな!」

国王A「本当に、民達は騙しやすい!」

国王A「皆、いつ終わるかが解らない戦争の恐怖に怯えている!」

国王A「その方が、民達を管理しやすい!」

国王A「ただでさえ、何かと民達は煩いからな!」

国王B「ああ、全くだ!」

国王D「所詮、民達など我らの所有物に過ぎないのだ!」

国王C「では、次はどんな身分の女を?」

国王C「神からの命令には、誰が何と言おうと逆らう事は出来ない!」

国王C「ここは、都合の良い事に緩衝地帯だ!」

国王C「たとえ、赤竜娘の手の者が領主をしていようと、実質的に支配しているのは我らなのだからな!」

スッ、ゴクゴクゴクッ……

国王B「う~~む」

国王A「なら、ここは適当に貴族の娘とかでも良かろう」ニヤリ

国王D「では、余は我が娘を差し出す」

国王D「ここで、我が娘を仕込ませてみたい」

国王C「何?」

国王B「そなたの娘は、たしかふくよかだったな……」

国王B「だが、今はもう修道院に入ったと聞く……」

国王D「いや、そっちではない!」

国王D「一番下の娘の方だ!」ニヤリ

国王C「そなた、それはあまりにも酷だろ?」

国王C「まだ、その娘は成人をしたばかりだと言うのに」

国王D「別に、一番下はどうなっても構わん!」

国王D「あの娘は、私に一切懐かんからな!」

国王C「ああ、そうか……」

国王B「お互い、妻と娘には苦労するのう……」ウルッ

国王A「よしっ、もうこの話はよそう!」

国王A「幸い、この件は王妃達には知られてはおらん!」

国王A「今宵は、嫌な事を全て忘れて皆で女勇者達を抱こう!」ニヤリ

国王B「おーーーーっ!」ニヤリ

国王D「同感ですな!」ニヤリ

国王C「うむ。楽しみだ!」ニヤリ

国王達「……」ニヤニヤ

国王C「結局、女勇者達もただの奴隷に成り下がったか」

国王C「その後は、ここで無理に犯され子を孕む」

国王C「いつの世も、女勇者達は不憫だな」

国王C「まぁ、それを分かってて我らもこの様な緩衝地帯を設けておるのだがな」ニヤリ

国王B「うむ!」ニヤニヤ

国王A「本当に、赤竜娘も粋な計らいをしてくれる!」ニヤニヤ

スッ、ガツガツガツ……

国王D「いずれ、また新たな女勇者が誕生をするぞ!」ニヤニヤ

国王D「その時になれば、またここへ連れて来れば良い!」ニヤニヤ

国王D「そなた達も、くれぐれも悟られる様にな!」ニヤニヤ

国王D「裏では、こうして我らは昔から通じておる!」ニヤニヤ

国王D「今この場にはいないが、歴代の魔王達とも我らは通じておるのだからな!」ニヤニヤ

国王A「ああ、了解した!」ニヤリ

国王達「ふふふっ……」ニヤニヤ

本日の分、終了。

~とある城・客室~

その日の夜ーー

ズチャズチャズチャ、ズチャズチャズチャ……

ズチャズチャズチャ、ズチャズチャズチャ……

女勇者「ふあっ、ふあっ、ふあっ……」タユンタユン

ズチャズチャズチャ、ズチャズチャズチャ……

ズチャズチャズチャ、ズチャズチャズチャ……

女勇者「はぁ、はぁ、ふぁっ……」タユンタユン

ズチャズチャズチャ、ズチャズチャズチャ……

ズチャズチャズチャ、ズチャズチャズチャ……

女勇者「ふあっ、ふあっ、ふあっ……」タユンタユン

ズチャズチャズチャ、ズチャズチャズチャ……

ズチャズチャズチャ、ズチャズチャズチャ……

女勇者「いっ、いっちゃううううっ!……」タユンタユン

国王B「うおっ!?」ビクッ

ムギューーーーッ……

ドクンドクンドクン、ドクンドクンドクン……

国王B「うっ、ふぅ……」ビクビクッ

女勇者「はぁ、はぁ、はぁ……」レイプメ

国王B「はぁ、はぁ、はぁ……」

女勇者「はぁ、はぁ、はぁ……」レイプメ

国王B「ふぅ……」

国王A「どうであった?」ニヤニヤ

国王D「もう中に出したのか?」ニヤニヤ

国王B「ああ、良い感じだったぞ……」

国王B「まだ、使われて間もないみたいだからな……」ニヤリ

国王A「ほう?」ニヤニヤ

国王B「国王A。そなたも今から使ってみるか?」ニヤニヤ

国王B「次は、そなたでも構わんぞ」ニヤニヤ

国王A「いや、遠慮しとく」ニヤニヤ

国王A「余は、先に女僧侶から抱く事にしたからな」ニヤニヤ

スッ、クイクイッ……

女僧侶「姉さん。また私の所為でごめんなさい……」レイプメ

女僧侶「私って、本当にダメな妹よね?……」レイプメ

魔女「ううん。そんな事ないよ……」レイプメ

魔女「私の方こそ、ごめんなさい……」レイプメ

魔女「また、私は貴女の事を不幸にしちゃったから……」レイプメ

女僧侶「姉さん……」レイプメ

国王D「これ、もう既に壊れておるな?」チラッ

国王A「ああ、その様だな」ニヤニヤ

魔女「だから、もう私にだけにして……」クルッ

魔女「私が、妹の分まで妊娠と出産を繰り返すから……」ギュッ

国王A「え? ああ……」

女僧侶「いや、また私だけ助かるのは絶対に嫌!」レイプメ

女僧侶「姉さんの分まで、今後は私だけを孕ませて!」ギュッ

国王D「……どうする?」チラッ

国王A「そう言われてもなぁ……」

魔女「……駄目?」レイプメ

国王B「ほう? 庇い合いか?」ニヤニヤ

国王B「こ奴等、何故そうやって抱き合いながら庇い合う?」ニヤニヤ

国王A「何でも赤竜娘が言うには、二人とも実の姉と妹を庇いながら過去に犯された事があるらしい!」

国王A「その影響で、こ奴等はお互いに死んだ姉や死んだ妹だと誤認している!」

国王A「こ奴等は、もうここで監禁しておくのが良いだろう!」

国王A「赤竜娘の方で、もう既にこ奴等そっくりの分身とやらを王都に住まわせているらしいからな!」ニヤリ

国王C「うむ。そうか……」ニヤニヤ

女勇者「……本当に、ごめん」レイプメ

魔女「ねぇ、早くしてよ……」レイプメ

魔女「私は、本当にどうなっても良いから……」レイプメ

魔女「だから、もう妹にだけは何もしないで……」レイプメ

魔女「私、妹の事を守れるんだったら、何人でも赤ちゃんを産んであげるからさ……」レイプメ

魔女「お願い……」レイプメ

女僧侶「嫌、私にだけにして!」レイプメ

国王B「なら、望み通りにしてやるか?」チラッ

国王D「ああ、了解した」ニヤリ

国王B「では、寝台を譲ってやる」ニヤニヤ

国王B「女勇者。移動するぞ」ニヤニヤ

女勇者「はい」レイプメ

スッ、ヌポッ……

ササッ、ササッ……

国王B「誰か寝台を使うものはいるか?」クルッ

国王A「なら、次は私らが使わせて貰おう」

スッ、スタッ……

ズリズリズリズリッ、ズリズリズリズリッ……

ズリズリズリズリッ、ズリズリズリズリッ……

ドピュッドピュッドピュッ、ドピュッドピュッドピュッ……

ドピュッドピュッドピュッ、ドピュッドピュッドピュッ……

国王C「うっ、ふぅ……」ビクビクッ

女騎士「はぁ、はぁ、はぁ……」ビチャビチャ

女騎士「はぁ、はぁ、はぁ……」ビチャビチャ

女騎士(顔や胸に、思いっきり掛かった……)ドロドロッ

国王B「どうだ? 気持ち良かったか?」ニヤニヤ

国王B「こ奴のフ〇ラとパ〇ズリは、この中では一番みたいだからな!」ニヤニヤ

国王C「ああ、予想以上だ……」ニヤリ

国王C「やはり、一番胸が大きいだけあって、本当によくし慣れている……」ニヤニヤ

女騎士「……」レイプメ

パッ、タユン……

スッ、ペロペロッ……

ペロペロッ、ペロペロッ……

国王C「むっ、こ奴自分からフ〇ラしだしたぞ」ニヤニヤ

国王C「ついでに、口の中にも出してやるか」ニヤニヤ

国王B「ああ、口もなかなか行けるぞ」ニヤニヤ

女騎士「……」ペロペロッ

国王D「更に、このまま背後から胸を揉んでみたらどうだ?」ニヤニヤ

国王D「さすがに、こ奴もやりにくいかな?」ニヤニヤ

スッ、ムニャムニュ……

女騎士「……」レロレロ

ペロペロッ、ペロペロッ……

ムニャムニュ、ムニャムニュ……

ペロペロッ、ペロペロッ……

ムニャムニュ、ムニャムニュ……

国王C「た、大して、問題はないみたいだな……」プルプル

国王C「と言うより、何故ここまでも上手いのだ?……」プルプル

女騎士「……」ニッコリ

国王C「!?」ビクッ

ドクンドクンドクン、ドクンドクンドクン……

国王C「うっ、ふぅ……」ビクビクッ

女騎士「……」ペロペロッ

国王D「そんなに良かったのか?」ニヤニヤ

国王D「意外に、すぐ出したみたいだが」ニヤニヤ

国王C「ああ、まあな……」ビクビクッ

スッ、ペロペロッ……

国王C「ま、まだ、するのか?……」ビクビクッ

国王A「では、早速だがそなたの事を使わせて貰おうか」ニヤニヤ

国王A「まずは、女僧侶。その大きな乳でしろ」ニヤニヤ

女僧侶「……はい。かしこまりました」レイプメ

魔女「まっ、待って!」レイプメ

国王D「魔女。お主は余の相手をしろ!」ニヤニヤ

国王D「妹の身が大事なら、お主も分かるだろ?」ニヤニヤ

魔女「……はい」レイプメ

女僧侶「……姉さん」レイプメ

国王A「では、早速余の前に膝間づけ!」ニヤニヤ

国王A「少しでもお主が逆らえば、お主の姉が余計に酷い目に遭うからな!」ニヤニヤ

国王D「魔女。そなたもだ!」ニヤニヤ

国王D「早う、我らの前に膝間づけ!」ニヤニヤ

魔女「……はい」レイプメ

スッ、パッ……

ストン、ストン……

女僧侶「……」レイプメ

私は、女勇者になった事を後悔していた。

私が女勇者になったばっかりに、皆を不幸のどん底にまで突き落としてしまった。

その結果、私達は奴隷にまで身堕ち。

今こうして、表向きには敵対している国々の王達に犯されているのは、全て私が招いた結果だった。

でも、私にはどうしても許せない相手が複数いる。

以前までは断トツで弟君だったけれども、今は全く違う。

弟君よりも遥かに許しがたい存在。

そう。それこそは、神の使いでもある赤竜娘様と女神様だった。

ねぇ、女神様。

私は、もう許して貰えないの?

私、皆にはずっと恨まれたままなの?

私、今まで必死になって戦っていたのに……

全世界の人々の為に、必死になって魔王を倒してきたと言うのに……

なのに、これが私の受け取った報酬?

これが、魔王を討伐した者の末路だとでも言うの?

皆、私の所為で汚された。

私に関わったばかりに、皆が不幸になってしまった。

ズリズリズリズリッ、ズリズリズリズリッ……

ズリズリズリズリッ、ズリズリズリズリッ……

ドピュッドピュッドピュッ、ドピュッドピュッドピュッ……

国王A「うっ、ふぅ……」ビクビクッ

女僧侶「はぁ、はぁ、はぁ……」ビチャビチャ

国王A「はぁ、はぁ、はぁ……」

女僧侶「……」レイプメ

女僧侶(……姉さん)クルッ

ズリズリズリズリッ、ズリズリズリズリッ……

ズリズリズリズリッ、ズリズリズリズリッ……

ドピュッドピュッドピュッ、ドピュッドピュッドピュッ……

国王D「うっ、ふぅ……」ビクビクッ

魔女「はぁ、はぁ、はぁ……」ビチャビチャ

国王D「はぁ、はぁ、はぁ……」

国王A「おいっ、真似するなよ……」クルッ

魔女(……妹)クルッ

国王D「あははっ、別に良いではないか」ニヤニヤ

国王D「こ奴等の乳は、この通り大きいのだし」ニヤニヤ

国王A「まぁ、それもそうだな」ニヤリ

国王A「女僧侶。今度は口で綺麗にしろ」クルッ

女僧侶「はい。かしこまりました……」クルッ

スッ、ペロペロッ……

国王D「魔女。今から、余にも口で気持ちよくしてくれ」ニヤニヤ

魔女「はい。かしこまりました……」クルッ

国王B「結局、寝台は誰も使わないか」

国王B「国王C。そなたは使うか?」クルッ

国王C「今、それ所ではない……」ピクピク

女騎士「……」レロレロ

国王B「女騎士。もう止めろ!」

国王B「そろそろ、そなたらも寝台を使うのだ!」ギロッ

女騎士「はい。かしこまりました……」レイプメ

スッ、パッ……

国王C「ふぅ、やっと止まった……」

国王C「こ奴の性技は、予想以上だな……」

国王B「そりゃあ、余達ですら何度も世話になる程だぞ!」ニヤリ

国王B「特に、こ奴の乳は揉みごたえがあるからな!」ニヤニヤ

国王C「ああ、確かに!」ニヤリ

女騎士「……」レイプメ

女勇者(本当に、ごめんね……)レイプメ

国王B(余程、ショックを受けている様だな……)

国王B「さてっ、余達も続きをするか」ニヤニヤ

国王B「女勇者。余にもフ〇ラをしろ」ニヤニヤ

女勇者「はい。かしこまりました……」レイプメ

クルッ、ストン……

スッ、ペロペロペロッ……

国王B「おおっ……」ニヤニヤ

ペロペロペロッ、ペロペロペロッ……

ペロペロペロッ、ペロペロペロッ……

国王B(ふふっ、魔王を二度も倒した女勇者も哀れだな……)ニヤニヤ

国王B(女勇者にさえならなければ、こう言った目には遭わずに済んだものを……)ニヤニヤ

国王B(所詮、ここでは民達等好きな様に奴隷と出来る……)ニヤニヤ

国王B(緩衝地帯だからこそ、こう言った事を好き放題出来ているのかもしれないな……)ニヤニヤ

ペロペロペロッ、ペロペロペロッ……

ペロペロペロッ、ペロペロペロッ……

女勇者「……」チラッ

国王B「!?」ビクッ

ドクンドクンドクン、ドピュッドピュッドピュッ……

国王B「うっ、ふう……」ビクビクッ

女勇者「……」ビチャビチャ

国王B「はぁ、はぁ、はぁ……」ビクビクッ

女勇者「……」ゴクン

国王B「ふぅ……」

国王C「あははっ、せっかくの美人が台無しだな」ニヤニヤ

女勇者(また、顔に掛かった……)レイプメ

国王B「それを言ったら、女騎士の方はどうする?」

国王B「もう既に、顔も胸も精〇まみれではないか」ニヤリ

国王B「まぁ、所詮はこの者達は淫乱な奴隷だ!」ニヤニヤ

国王B「いくらでも、この者達の代わりはおる!」ニヤニヤ

国王B「本当に、今は亡き大魔導師には感謝しておる!」ニヤニヤ

国王B「元々は、今は亡き大魔導師による無謀な計画から始まったのだからな!」ニヤニヤ

国王C「ああ、そうであったな!」ニヤニヤ

女騎士「……?」レイプメ

国王B「結局、その大魔導師もつい先日になって世を去った!」ニヤニヤ

国王B「だが、今では貴重な素材扱いらしいからな!」ニヤニヤ

国王B「あ奴、とうとう弟子に謀反を起こされたそうだぞ!」ニヤニヤ

国王B「おまけに、首だけになって帰ってきたそうだからな!」ニヤニヤ

国王C「ああ、そうだったな!」ニヤニヤ

国王C「さて、余も続きをするか」クルッ

女騎士「……」レイプメ

スッ、ムニュムニュ……

ジュプジュプジュプッ、ジュプジュプジュプッ……

ジュプジュプジュプッ、ジュプジュプジュプッ……

ドクンドクンドクン、ドクンドクンドクン……

国王A「うっ、ふぅ……」ビクビクッ

女僧侶「……」ゴクン

国王A「ふぅ、実に良い光景だ……」ニヤリ

女僧侶「……」レイプメ

スッ、ペロペロッ……

ジュプジュプジュプッ、ジュプジュプジュプッ……

ジュプジュプジュプッ、ジュプジュプジュプッ……

ドクンドクンドクン、ドクンドクンドクン……

国王D「うっ、ふぅ……」ビクビクッ

魔女「……」ゴクン

国王D「ふぅ、少し休憩とするか……」

魔女「……」レイプメ

スッ、ペロペロッ……

ズチャズチャズチャ、ズチャズチャズチャ……

ムニュムニュ、ムニュムニュ……

女騎士「ああっ、ああっ……」タユンタユン

ズチャズチャズチャ、ズチャズチャズチャ……

ムニュムニュ、ムニュムニュ……

女騎士「ああっ、だめっ……」タユンタユン

国王C「本当に、こ奴の胸は柔らかいな……」ニヤニヤ

ムニュムニュ、ムニュムニュ……

ズチャズチャズチャ、ズチャズチャズチャ……

ムニュムニュ、ムニュムニュ……

女騎士「だめ、離して……」タユンタユン

ズチャズチャズチャ、ズチャズチャズチャ……

ムニュムニュ、ムニュムニュ……

女騎士「お願い、胸はもう掴まないで!……」タユンタユン

国王C「うおっ!?」ビクッ

ムギューーーーッ……

ドクンドクンドクン、ドクンドクンドクン……

国王C「うっ、ふぅ……」ビクビクッ

女騎士「はぁ、はぁ、はぁ……」レイプメ

国王C「はぁ、はぁ、はぁ……」

女騎士「はぁ、はぁ、はぁ……」クルッ

女騎士「はぁ、はぁ、はぁ……」ジーーッ

女勇者「……」ハッ

女騎士「……」ウルッ

女勇者(本当に、女騎士達には悪い事をしたわ……)レイプメ

女勇者(出来る事なら、皆にも許して貰いたい……)レイプメ

女騎士「……」クルッ

国王C「そなた、まだ出来るか?……」

国王C「まだ出来るのなら、今から余の子供を孕め……」

女騎士「はい。かしこまりました……」レイプメ

国王C「……」ニヤリ

スッ、ムニュムニュ……

結局、私は何がしたかったのだろう?

皆を不幸のどん底に突き落として、何が楽しいの?

皆、本当の所は私の事を強く恨んでいる。

今の私は、一度ならず二度までも皆を不幸のどん底に突き落としておいて、一体何がしたかったんだろうか?

ああ、もう訳が解らなくなってきた……

このまま、もう何もかも諦めて心身共に堕ちようかな?……

今の私に、それを拒否する力等は無くなっている。

女騎士が、恨めしそうな顔で見つめてくる。

けれど、今の私には何も出来なかった。

今の私達の体は、もう既に赤竜娘様の所為で自由が全く効かなくなっていた。

本当に、女神様も残酷な事をするよね……

今の私達の事を、表向きは敵対している国々の王達の精〇で汚させるなんて……

私のすぐ近くでは、今も女騎士達が何度もフ〇ラやパ〇ズリをさせられている。

それが終われば、すぐに両胸を掴まれたままベットに押し倒され、女騎士達はひたすら交代で中に出されていく。

ああ、もう本当に嫌になってきた。

こんな事になるんだったら、最初から私は女勇者になるんじゃなかった。

所詮、私達は神の前ではただのか弱い人間でしかない。

いくら私が魔王を二度も倒したとしても、女神様の前では本当に無力。

私は、薄れ行く意識の中でそれを嫌でも感じ取ってしまい……

次に、私達が目を覚ました時には、私達の自我は完全に失われていたのだった。

~とある城・地下牢獄~

半年後ーー

スッ、ガチャ……

キキィーーーーッ、スタスタスタッ……

女騎士「……」スタスタスタッ

女僧侶「……」スタスタスタッ

魔女「……」スタスタスタッ

赤竜娘「……」クルッ

スッ、バタン……

スッ、カチャカチャ……

カチャカチャ、カシャン……

国王C「……」ニヤニヤ

赤竜娘「お待たせ致しました」

赤竜娘「女騎士、女僧侶、魔女の三人で宜しかったですよね?」

国王C「ああ、そうだ……」ニヤニヤ

妊婦達「……」レイプメ

ジュプジュプジュプッ、ジュプジュプジュプッ……

ジュプジュプジュプッ、ジュプジュプジュプッ……

国王C「……」ニヤニヤ

ジュプジュプジュプッ、ジュプジュプジュプッ……

ジュプジュプジュプッ、ジュプジュプジュプッ……

全裸男R「はぁ、はぁ、はぁ……」ピクピク

女勇者「……」レロレロ

国王C「本当に、良い光景だな……」ニヤニヤ

ジュプジュプジュプッ、ジュプジュプジュプッ……

ジュプジュプジュプッ、ジュプジュプジュプッ……

ドクンドクンドクン、ドピュッドピュッドピュッ……

全裸男R「ウッ、フウ……」ビクビクッ

女勇者「……」ビチャビチャ

全裸男R「ハァ、ハァ、ハァ……」

全裸男R「ハァ、ハァ、ハァ……」

女勇者「……」ゴクン

スッ、ムクッ……

スッ、ムギュッ……

全裸男R「……?」

女勇者「コンドハ、ムネデシテアゲル……」レイプメ

ズリズリズリズリッ、ズリズリズリズリッ……

ズリズリズリズリッ、ズリズリズリズリッ……

全裸男R「ハァ、ハァ、ハァ……」

女勇者「ドウ? キモチイイ?」チラッ

ズリズリズリズリッ、ズリズリズリズリッ……

ズリズリズリズリッ、ズリズリズリズリッ……

ドピュッドピュッドピュッ、ドピュッドピュッドピュッ……

全裸男R「うっ、ふぅ……」ビクビクッ

女勇者「はぁ、はぁ、はぁ……」ビチャビチャ

全裸男R「ハァ、ハァ、ハァ……」

国王C(たとえ、妊婦になったとしても精〇まみれになりながら、何度もフ〇ラやパ〇ズリを繰り返す……)ニヤニヤ

国王C(また、顔や胸に思いっきり掛かったな……)ニヤニヤ

全裸男R「……」

女勇者「……」レイプメ

全裸男R「……」

女勇者「ネェ、モウシナイノ?……」ムクッ

女勇者「ワタシノコト、スキナダケレ〇プシテイイヨ……」ニッコリ

全裸男R「エ?」

女勇者「……」ニコニコ

全裸男R「……」

女勇者「……ドウスルノ?」ニコニコ

女勇者「……ネェ、ドウスルノ?」ニコニコ

スッ、ペロペロッ……

全裸男R「?」ハッ

女勇者「コノママ、ワタシガ、アナタノアカチャンヲ、ウンデアゲルネ……」ニコニコ

女勇者「ダッテ、ソレガワタシノオヤクメダカラ!」ニコニコ

女勇者「アハハハハッ、アハハハハッ!」ニコニコ

女勇者「アハハハハッ、アハハハハッ!」ニコニコ

全裸男R「……」

女勇者「……」ニコニコ

全裸男R「……」

女勇者「……」ニコニコ

全裸男R「ミナ、レ〇プサレタアゲクニ、ハラマサレタカ……」

全裸男R「コレガ、マオウヲウチトッタ、オンナユウシャタチノマツロトハナ……」ウルッ

女勇者「……?」ニコニコ

赤竜娘「……」ピクッ

赤竜娘「所詮、人間など神の前では無力でしかない!」

赤竜娘「女勇者が、神との約束を何度も破るからこうなるのですよ!」ニッコリ

全裸男R「……」ポロポロッ

赤竜娘「さぁ、もう行きますよ!」

赤竜娘「今の貴女達三人は、もう国王Cの所有物なんですからね!」

スッ、ジャラ……

女騎士「ハイ、カシコマリマシタ……」レイプメ

魔女「イヤ、ヤメテ……」レイプメ

スタスタスタッ、スタスタスタッ……

スタスタスタッ、ピタッ……

赤竜娘「どうぞ。お受け取り下さい」ニッコリ

国王C「ああ、確かに頂戴した……」ニヤニヤ

スッ、ストン……

女騎士「フツツカモノデスガ、コンゴトモヨロシクオネガイイタシマス……」レイプメ

女騎士「イマノワタシタチハ、コクオウCサマノショユウブツデス……」レイプメ

女騎士「デスカラ、オスキナヨウニ、ワタシタチノコトヲオツカイクダサイ……」レイプメ

魔女「オネガイ、モウヤメテ……」レイプメ

魔女「モウ、ユルシテ……」レイプメ

女僧侶「メガミサマ、ドウカ、ワタシタチニオジヒヲ……」レイプメ

女僧侶「アア、メガミサマ……」レイプメ

全裸男R「……」ポロポロ

国王C(ようやく、こ奴等の事を手に入れれた……)ニヤニヤ

国王C(まぁ、女勇者は無理でもこ奴等三人を手に入れれただけでも良しとするか……)ニヤニヤ

赤竜娘「またのご利用を、心よりお待ちしております」ペコッ

その後、女騎士達三人は国王C様の元に引き取られた。

これが、私の見た女騎士達の最後の姿だった。

それから、私は何人もここで産み続ける。

女神様が定めた10人を軽く超え、ひたすら妊娠と出産を繰り返していった。

私は、それが終わった後もここに留まり続けた。

赤竜娘様から「謎の秘薬」を何度も飲まされ、自身の容姿だけは何度も成人直後に戻された。

女騎士達、今はどうしてるんだろう。

皆、元気に暮らしていれば良いんだけどなぁ……

思えば、皆のお腹の中はそのままなのよね……

あれは一体、誰の子供だったんだろう?……

ああ、もう私は本当に分からなくなってきた……

結局、私は何がしたかったのかが未だに分からない……

ただ一つ、確かな事は私が女勇者になってしまった事……

それさえならなければ、私達は絶対にこんな風にはならなかった。

本当に、皆ごめんなさい。

今更だけど、弟君の見せ場を何度も奪ってしまってごめんなさい。

今日もまた、私は迫り来る全裸男達に襲われ、黙々とそれに従う。

さりげなく、私の死んだ腹違いの弟君によく似た容姿の全裸男さんが、今日もまた私の相手をしてくれるけど……

赤竜娘が言うには、私は死ぬまでずっとこのまま。

ただでさえ、精神的にもかなりおかしくなっている私を何かが無理矢理操り、次世代の勇者達を死ぬまで私は産まされ続けたのだった。

勇者「そして、女勇者は奴隷にまで堕ちてしまった……」/完

これで、この物語は終わりです。

この作品を読んで頂き、ありがとうございました。

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