穂乃果父の日常 (57)

*穂乃果父の1レスss集です
*お題を貰うと喜びます
*一日一本は書ければと思います



No.1
ー高坂家ー
絵里「やっぱり美味しいわね、穂乃果の家のお菓子は」

真姫「でもこんなに貰っていいの?迷惑じゃない?」

穂乃果「いいのいいの。むしろ、店の余り物だからどんどん食べちゃって!」

にこ「あ、そうなの?じゃあこころ達にもあげたいから持って帰っていい?」

穂乃果「もっちろん!あ、でも早めに食べちゃってね」

にこ「ふふ、わかってるわよ。ありがと」

穂乃果「こちらこそ!」

・・・・・・・・・・・・・

穂乃果母「……お父さん、今月赤字よ」

穂乃果父「……わかってる」

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No.2



穂乃果父「……おい穂乃果。なんだこれは」

穂乃果「あ、それ?ふふっ、やっぱり気になるー?」

穂乃果父「いいから。なんだこれは」

穂乃果「これはね、3つ目のシングルの衣装なの!
可愛いでしょ?夏色えがおで1,2」

穂乃果父「衣装だと?こんなに露出が多い衣装なんて着せられるか!」

穂乃果「お、落ち着いてよお父さん!水着!そう、これは水着だから!」

No.3

穂乃果「おとーさん、ポッキーゲームって知ってる?」

穂乃果父「ポッキーゲーム?なんだ、そりゃあ」

穂乃果「あのね、一本のポッキーを二人で咥えてね、食べるの」

穂乃果父「おいおい。そんなにするほど洋菓子食いたいのか?しょうがねぇな……」

穂乃果「え?いや」

穂乃果父「ほら、金やるから好きなお菓子買ってきな」

穂乃果「あ、ありがと……」

穂乃果父「おう」

No.4

穂乃果母「最近、穂乃果が部活を始めたんですって」

穂乃果父「ほ~う。あの穂乃果がなぁ」

穂乃果母「なんでも、海未ちゃんとことりちゃんと一緒に毎日朝早くから練習してるとか」

穂乃果父「ハハハ……あの二人には頭が上がらねえな。
穂乃果に菓子でも包んで持ってかせるか」

穂乃果母「そう思って、もうおにぎりとお菓子を持たせておきましたよ♪」

穂乃果父「お、流石だな」

穂乃果母「ふふ。伊達に一人で店回してませんからね」

穂乃果父「そうだな……いつもありがとよ」

穂乃果母「いえいえ♪」

ことりちゃんと海未ちゃんが泊まりに来て、それを微笑みながら見守る穂乃果父をお願いします

喋ってるとこ始めてみた

期待

No.5 >>5

海未「お邪魔します」

ことり「お邪魔しま~す♪」

穂乃果「いらっしゃい二人とも!上がって上がって!」

穂乃果父「お。海未ちゃんとことりちゃんかい?いらっしゃい」

海未「あ、おじさん。今日はお世話になります」

穂乃果父「おう!ゆっくりしていきな」

ことり「お久しぶりですね、おじさん」

穂乃果父「そうだな……
来てるのは知ってるんだが、面と向かって会うのは10年振りくらい……か?」

海未「なんだか不思議な感じがしますね」

穂乃果父「そうだなぁ。
知らねえうちに、二人とも随分大きくなって……おじさん、ちょっと嬉しいぞ」

海未「ふふ……ありがとうございます」

穂乃果「ちょっとお父さん!どこ見てるの!?」

穂乃果父「はぁ?何が」

穂乃果「ことりちゃんのおっぱい見てたでしょ!」

ことり「やん♡」

穂乃果父「はぁ~……何言ってんだお前。いいから早く案内してやれバカタレ」

バシッ

穂乃果「いったぁ~!叩かなくてもいいじゃん!」

穂乃果父「まったく……」

ことり「ふふふっ」

海未「いつまでも仲良い親子ですね」

No.6 >>6

穂乃果「ただいまーっ!」

にこ「お邪魔しま~す」

穂乃果父「ん、おかえり穂乃果。そちらさんは……後輩かい?」

穂乃果「ふふっ、やっぱりそー見える?」

にこ「やっぱりってどーゆーことよ!」

穂乃果「あはは……ごめんつい。
お父さん、この人は矢澤にこちゃん!一応先輩だよっ!」

にこ「一応って何よ一応って!」

穂乃果「ほら、μ'sって先輩後輩ないし」

にこ「う……ま、まぁそうだけど」

穂乃果父「まぁ、わかった。
とりあえず今日はゆっくりしていきな。後で饅頭持ってかせるからよ」

にこ「あ、すみません」

穂乃果父「ハハハ、気にすんな。じゃっ、まだ仕事が残ってるんでこれで」

穂乃果「はーい」








にこ「……というかお父さん喋れたのね」

穂乃果「え?そりゃもちろん」

にこ「思ったより軽いし……」

穂乃果「まぁ、江戸っ子だからね!」

にこ「な、なるほど?」

寿司屋に転職

穂乃果がちょっとグレた

お父さんのあとにお風呂入るのいやがられた

μ'sメンバーが饅頭作っていたときの裏側(スクフェスネタなので、やってなかったらスルーでいいです)

No.7 >>7

~件の木登り後~

穂乃果母「穂乃果っ!こんな時間まで何やってたの!」

ほのか「ご、ごめんなさい」

穂乃果父「ごめんなさいじゃなくて、何をしてたんだ?」

ほのか「き、木にのぼってあそんでて……おりられなくなっちゃって……」

穂乃果母「木に登るなんて危ないでしょ!落ちたらどうするの!」

ほのか「……ごめんなさい」

穂乃果母「海未ちゃんとことりちゃんにも迷惑かけて!」

うみ「ち、ちがうんですおかあさん!めいわくなんかじゃないです!」

穂乃果母「えっ?でも、登ろうって言ったのは穂乃果じゃ」

うみ「そうです……けど、ほのかはわたしたちにきれいなゆうひを見せてくれたんです!
見たことないくらいきれいなゆうひを!」

穂乃果母「?」

ことり「たしかにあぶなくて、こわかったです……でも、すごくきれいでびっくりしたんです!だからほのかちゃんをおこらないであげてください!」

穂乃果母「……穂乃果。
今日は海未ちゃんとことりちゃんがこう言うから許してあげるけど、
次からは気を付けてね?お母さんもお父さんも心配してたんだから」

ほのか「!……はい、ごめんなさい」

穂乃果母「よし!じゃあこの話はこれでおしまい!
ことりちゃんと海未ちゃんを家まで送りに行くわよ!」

ほのか「うん!」

穂乃果父「……」



海未ちゃんとことりちゃんはただ穂乃果を庇ったわけでは無い。
本当にその夕陽に感動していた……だから普通に庇うのではなく夕陽の話を出したのだ。
海未ちゃんの臆病な性格から考えれば、木なんて登らないはずだ。
もしかしたら穂乃果は、人にまだ見たことのない素晴らしい景色を見せる、
そんな才能でもあるのかもしれない……そう思い穂乃果父は、未来に期待を寄せた。

No.8 >>10

花陽「オスシヤサンニナッチャッタノォ⁉︎」

穂乃果「うん。なんでも、お客さん一人一人と対話したいんだって」

ことり「お寿司屋さんな必要あるのかなぁ?」

海未「まぁまぁ。せっかく招待して頂いたのですから行ってみましょう」

絵里「そうね」

ー寿司処 穂むらー

ガララッ

穂乃果父「へいらっしゃい!」

(((に、似合う……!)))









にこ「板についてるわね」

真姫「当たり前でしょ」

凛「板前さんにゃ~」

No.9 >>11

ー穂乃果が中学生の頃ー

穂乃果「ピアス空けたいなぁー」

穂乃果父「痛いぞ」

穂乃果「い、痛いの?やっぱりやめておこ……」



穂乃果「お酒飲んでみたいなー」

穂乃果父「飲むか?」

穂乃果「うん!……にが~い」



穂乃果「タバコ……」

穂乃果父「ふーっ」

穂乃果「げほっげほっ」



穂乃果「制服可愛くしたいなっ」

穂乃果父「アクセサリー買ってやるから我慢しろ」

穂乃果「わーい!」

穂乃果が彼氏を連れてきた





夢を見た

No.10 >>12

穂乃果父「ふーっ」

穂乃果父(やっぱり風呂はいいなぁ)

ガララッ

穂乃果「ただいまーっ!」

穂乃果父(今帰りか……最近遅いな)

穂乃果母「おかえり。お父さん上がったらすぐお風呂入れるようにしておきなさい」

穂乃果「えーっ!今お父さん入ってるの?」

穂乃果母「そうよ。何か問題ある?」

穂乃果「うぇぇ……おとーさんのすぐ後はちょっと……」

穂乃果父「!?」

穂乃果母「文句言わないの!しょうがないでしょー?」

穂乃果「はーい……」

穂乃果父(ちょっとくらいフォローしてくれたっていいじゃねえかよ……)ブクブク

No.11 >>13

ー深夜ー

穂乃果父「できたーっ!」

穂乃果母「どうしたんです?急に大声出したりして」

穂乃果父「いやぁ悪りぃ悪りぃ。明日穂乃果のお友達が手伝いに来てくれるんだろ?」

穂乃果母「ええ、そうですよ」

穂乃果父「明日どうやって教えるか考えてたんだよ。
俺の教えにやりゃあどんなに不器用でも簡単なものくらいは作れるだろう!」

穂乃果母「それはいいですけど」

穂乃果父「けど、なんだ?」

穂乃果母「今日の夜の仕込み、やってないですよね?」

穂乃果父「あっ」

穂乃果母「明日は朝から丸一日仕込みね」ニッコリ

穂乃果父「ぐああ……!な、なんてこった……」

穂乃果母「ふふふ、頑張ってね~」

No.11 Part2 >>13

ー手伝い終了後、夜ー

穂乃果父「今日はどうだった?」

穂乃果母「ふふふ」

穂乃果父「お、やたら上機嫌だな。うまく作れたのかい?」

穂乃果母「ふふふ……完売しました☆」

穂乃果父「か、完売!?結構量あったよな……?」

穂乃果母「びっくりしたでしょー?見事完売ですよっ、完売っ!」

穂乃果父「へ、へぇ~……そうかい。
で、でもまぁほら、みんな可愛いからよ。それで集客効果もあったんじゃねえか?」

穂乃果母「それはそうかもしれないけど……」

穂乃果父「けど?」

穂乃果母「お客様がね~……「今日の生菓子は素晴らしい」って仰ってたそうよ」

穂乃果父「」

穂乃果母「あの子たち相当上手ね……また手伝って欲しいくらい」

穂乃果父「ふふ……もう潮時なのかもしれねえな……」

穂乃果母「お父さん……」

穂乃果父「穂乃果も雪穂も、もう十分やっていけるだろう……
俺ももうすぐ、引退を考える頃か……なんてな」

穂乃果母「そんな事、冗談でも言わないでください。
私はあなたの和菓子に対する情熱に惹かれたんですからね……?」

穂乃果父「おまえ……」

穂乃果母「さ、湿っぽいのはこれくらいにして、そろそろ休みましょうか」

穂乃果父「……ああ、そうだな」

No.12 >>17

穂乃果「お父さん!聞いて欲しいことがあるの」

穂乃果父「なんだ?そんな改まって」

穂乃果「あのね……か、彼氏ができたの!」

穂乃果父「!……どんな奴だ?今すぐ連れてこい」

穂乃果「そういうと思って連れて来たの。俺くん!入って来て!」

ガララッ

俺「お邪魔します」

穂乃果父「お、お前は……常連の!てめえさてはうちの娘目当てで!」

俺「ち、違います!誤解ですよ!」

穂乃果父「うるせえ!お前のようなひょろっちい奴に穂乃果をやれるか!
今すぐ出て行け!」

穂乃果「だったら穂乃果も出て行く!」

穂乃果父「な、なにィ~?」

穂乃果「穂乃果もう17だし、結婚だってできるもん!じゃあね!」

ガシャン

穂乃果父「お、おい!待て!待ってくれ!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

穂乃果父「穂乃果ッ!」ガバッ

穂乃果父「はーっ……はーっ……ゆ、夢か」






穂乃果父「……」ジーッ

穂乃果「?」

μ's父の会

>>23
無神経に喋って他人を傷つけてそう

No.13 >>23

ーμ's父の会ー

穂乃果父「えぇと、この会はいったい……?」

海未父「さぁ……わたしにもわかりませんな……」

真姫父「えー、ごほん。今日皆様にお集まり頂いたのでは他でもありません。
スクールアイドルなどというお遊びに現を抜かし学生の本文である勉学を疎かに」

花陽父「お遊びだと!?ふざけたことを抜かすな!
アイドルは私の娘の憧れだったんだぞ!」

凛父「私の娘もやっと素直に女の子らしくなれたんだ!邪魔をするな!」

真姫父「うるさい!だったらうちの真姫を巻き込むな!」

ことり父「真姫だけに?」

真姫父「やかましい!人の娘で遊ぶな!
あんなに真面目だった真姫があのような露出の高い衣装を着て挑発的な科白を吐くなど……きっとお前らの娘に脅されているに違いない!」

穂乃果父「いや、うちに来た時は楽しそうでしたよ」

真姫父「それも演技かもしれないだろう!だいたい高坂さん、あなたもあなただ!
μ's発足の元凶の父でありながらμ'sのことを全く知らないじゃないか!」

海未父「お、茶柱が」

花陽父「あ、茶柱って立てるコツあるんですよ」

真姫父「話を聞けーッ!」

No.13,5 >>24

穂乃果父「あ、ところで西木野さん」

真姫父「なんですか」

穂乃果父「病院経営の方はどうです?
確か、うちの母が介護部門でお世話になっていたような……」

真姫父「経営はあなたには関係ないでしょう。……もしや202号室の高坂さんでは?」

穂乃果父「あーそうですそうです!いやぁ、いつもお世話になってます」

真姫父「は、はぁ。どうも」

穂乃果父「当の母は飯がマズイだの扱いが雑だのと言ってますがね。はっはっはっ」

真姫父「……それはすみませんね」

No.14 運動会


ほのか「おとーさーん!おかーさーん!あのね、ほのかかけっこいちばんだったよ!」

穂乃果母「見てたわよ。すごく速かったわね」

穂乃果父「こりゃ、将来はスポーツ選手になるかもな!」

ほのか「ほんとにー!?」

穂乃果父「おう!頑張れば何にだってなれるさ。ほら、ご褒美にお饅頭だ」

ほのか「わーい!あ、もうにこもらっていい?」

穂乃果母「食べ過ぎたら動けなくなるから一個にしておきなさい」

ほのか「ううん、うみちゃんとことりちゃんにもあげたくて」

穂乃果父「ん、そういうことなら。ほら、もってけもってけ」

ほのか「ありがとー!じゃ、いってくるね!」

穂乃果母「急ぎすぎて転ばないようにね」

ほのか「はーい!」

No.15 体育祭

穂乃果「ん、お父さんとお母さん来てたんだ」

穂乃果父「そりゃ来るに決まってるだろう」

穂乃果「別に来なくてもいいのに。土曜日って書き入れ時でしょ?」

穂乃果父「どうせこれでお客さんなんて来ねえよ。
お年寄りも来賓ってことで見に来てるしな。ま、一応かあさんは家に居るけどな」

穂乃果「ふーん。そうなんだ」

穂乃果父「ところで穂乃果。饅頭食べるか?塩饅頭」

穂乃果「えーいいよ。あんまりおなか減ってないし」

穂乃果父「そうか……」

穂乃果「……あ、でもみんなに配りたいから9個ちょうだい」

穂乃果父「9個?多いな……まぁいいや。ほらよ」

穂乃果「ありがとー。じゃあ行くね」

穂乃果父「おう、気を付けろよ」

穂乃果「はーい」

この二つの対比すごくよかった

家族旅行

>>30
お母さんは二人あったッ!
になってるので、お母さんは来てないってことにしといてください

No.16 >>31


穂乃果「旅行?」

穂乃果母「ええ。お盆の頃ってお客さん少なくなるでしょ?
たまには良いんじゃないかって」

穂乃果「旅行かぁ……」

雪穂「え?おねーちゃん嫌なの?前までは大はしゃぎしてたのに」

穂乃果「んー、いや、楽しみだけどさ。何日も休んで大丈夫かなーって」

雪穂「ああ、オープンキャンパス?で踊るんだよね」

穂乃果「そうそう。合宿も行けたらいいなって思っててさ」

雪穂「あーそっかぁ……厳しいかもね」

穂乃果「うん。でも一応聞いてみるよ!もしかしたら行けるかもしれないし!」

穂乃果父「行けなさそうなら無理して行く必要はねえよ。来年とか再来年にすりゃいい」

穂乃果「お父さん……」

穂乃果父「今しかねえんだろ?だったら頑張って来いよ」

穂乃果「……うん、ありがとうお父さん。私、頑張るよ!」

穂乃果父「ふふ、その意気だ」

雪穂「じゃあ、旅行は来年までお預けか~」

穂乃果「ごめんね、雪穂」

雪穂「ま、私だって受験あるしね。しょうがないよ。
その代わりお父さん!来年はイタリアね!」

穂乃果父「イ、イタリア?」

穂乃果「おー、いいねイタリア!穂乃果パリ行きたーい!」

穂乃果母「それはフランスよ」

お父さんにスポットあてるのっていいね

お題いいなら
男泣き

穂乃果が嫁に行く夢を見る

海未sidで穂乃果が家出したあと

No.16 >>34

穂乃果「ねぇねぇお父さん」

穂乃果父「ん、なんだ?」

穂乃果「お父さんこの間のライブの時泣いてたけどさ」

穂乃果父「っ!?お、お前っ、見てたのか!?」

穂乃果「そりゃもちろん!おとーさん目立つもん」

穂乃果父「そうなのか……で、用事はなんだ?」

穂乃果「あ、そうそう。お父さんって結構涙もろいタイプ?
映画とか見てもあんまり泣かないよね?」

穂乃果父「まぁ、そうだな。あんまり泣いたりはしねえな。
男ってのは、滅多なことがなきゃ泣いちゃいけねえからな」

穂乃果「へー……そっかぁ……」

穂乃果父「な、なんだよ。ニヤニヤして」

穂乃果「えへへ。なんでもな~い!」

No.18 >>35


「ん……ここは」

チラリと窓の外を見やる。そこには見慣れた神田明神の境内が広がっていた。
ここは神田明神だということがわかった。
しかし普段は入ることができない、入れる場所でも入ろうと思わない建物の中に居た。

これはどういうことだろうか。
とりあえず外に出てみようと扉へ向かった時、何者かが俺の肩を掴んだ。

「まだですよ!お父さん!」

「はえ?な、何がです?」

思わず間の抜けた声を出してしまった。
そんな俺の様子は気にも留めず、男は続けた。

「娘さんのお色直しまでもうちょっとかかりますから、ここでお待ちください」

それだけ言うと男はそそくさと何処かへ行ってしまった。お色直し?何のことだ?

その場で何が起こっているのか思案し続け5分ほど経つと、その扉は開いた。
中に居たのは白無垢姿の穂乃果だった。

「お待たせ、お父さん」

「あ、ああ……」

やっと全て理解した。今日は穂乃果の結婚式なのだ。

「どう、かな?」

「……似合ってるぞ、とても」

「えへへ、ありがとう」

泣くのは

「じゃあお父さん。そろそろ」

「ああ、行こうか」

父親としての仕事を終えてからだ。
俺は穂乃果に腕を差し出し、組み、そして歩き始めた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「……」

ここ最近やたらと穂乃果に彼氏ができたり、嫁に行ったりする夢を見る。
もしや本当に……

「ひょうひはほ?おほーはん」

「口に物入れた喋るな」

「ふぁい」

いや、ないか。

No.19 >>36


雪穂「あそこまで言わなくたってよかったんじゃない?
また出てっちゃったよ。どうせ海未ちゃんの所だろうけど」

穂乃果父「ふん、知るか。家の手伝いもしねえで何がスクールアイドルだ」

雪穂「お父さん!いくらなんでもそれは」

穂乃果母「違うわよ、雪穂。
お父さんは穂乃果にやるならハッキリ決めて欲しくて冷たく言ったのよ」

雪穂「!」

穂乃果父「そんなわけねえだろう!
まったく、あの不良娘め……また詰め合わせ持ってかねえと」

雪穂「お父さん……」

穂乃果が数年ぶりに誕生日を祝ってくれた

No.20 >>40

ほのか「おとーさん!誕生日おめでとー!」

穂乃果父「おう!ありがとよ」

ほのか「これね!ほのかがつくったおまんじゅうなの!おとーさんにあげる!」

穂乃果父「お、上手く出来てるな」

ほのか「えへへ~そうなの!食べてみてー!」

穂乃果父「おう!……いただきます」

ほのか「どう……?」

穂乃果父「ふふふ。とっても美味いぞ、穂乃果」

ほのか「ほんとに!?やったー!」

穂乃果父「もう穂乃果にお店を任せても大丈夫だな!」

ほのか「うん!ほのかおまんじゅうやさんになるー!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

穂乃果父「……はぁ」

穂乃果「お父さん?どうしたの?」

穂乃果父「いや、なんでもない」

穂乃果「ふーん。あ、遅れちゃう。じゃあ行くね」

穂乃果父「おう、いってらっしゃい」





穂乃果父「……ん?これは」

『お父さんへ いつもありがとう 穂乃果』

穂乃果父「……面と向かって言ってくれりゃあいいのによ」

穂乃果父「……いや、それは俺も同じ、か」

家族で里帰り

過労で倒れる

ラブアローシュートの練習をしていた海未ちゃんを目撃

理事長との浮気疑惑

No.21 >>44

なんだか最近体が重い。今は夏も半ば。盆休み前だ。
お中元の返しや帰省の際のおみやげなんかで店が繁盛する時期でもある。

今休めば収入に大きく響いてくるので休むわけにはいかない。
多少熱っぽいが咳はない……風邪かなんかだろう。これなら働けそうだ。

俺はいつものように厨房に立った。
マスクはいつもしているので怪しまれはしないだろう。
いつもより多めに消毒してから作業に取り掛かった。

注文が殺到して妻も忙しそうだ。
作っても作ってもすぐになくなってしまう。休んでいる暇はない。

作り続けていると頭痛と吐き気が酷くなってきた。限界も近い。
作業もひと段落したし、流石に作業場で吐くわけにはいかないので手洗いに向か

「あっ」

足がふらつきまともに歩けず、バランスを崩し転んでしまう。
遠のく意識の中、俺ももう歳だな、なんてことを考えていた。

No.22 >>42

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

穂乃果父母「よく来てくれたねえ……いらっしゃい」

穂乃果母「お久しぶりです、お義母さん」

ほのか「おひさしぶりです!」

穂乃果父母「あらあら、お行儀良いねぇ。飴舐めるかい?」

ほのか「わーい!ありがとうおばあちゃん!」

穂乃果父母「うふふ。はい、雪穂ちゃんも」

ゆきほ「あ、ありがとうございます」

穂乃果父「お袋はホントその飴好きだな」

穂乃果父母「あら、覚えててくれたのね。
ところでーーはどう?有名な和菓子屋の名を汚してたりしないでしょうね?」

穂乃果父「あ、当たりめえよ!」

穂乃果父母「うふふ。そうでしょうね。
こんな可愛い孫二人連れてお盆に帰ってこれるくらいだもの……母さん嬉しいわ」

穂乃果父「母さん……」

穂乃果父母「ふふ、立ち話が過ぎたわね。さぁ上がって、結構疲れたでしょう?」

ほのか「おじゃましまーす!」

ゆきほ「おじゃまします」

穂乃果母「お邪魔します」

穂乃果父「……ただいま」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

穂乃果父「……」

穂乃果「あ、起きた?おかーさん!おとーさん起きたよ!」

穂乃果父「……」

雪穂「大丈夫?お父さんが倒れたって聞いて心配したんだよ?」

穂乃果父「あ、ああ。悪いな……」

穂乃果母「お父さん……良かった。でも、この調子じゃお墓参りは」

穂乃果父「いや、行くよ」

穂乃果母「無理はいけませんよ。盆の間はお客さんも少ないし、ゆっくり」

穂乃果父「盆の初めだけ休めばすぐに治る。ただの風邪だ」

穂乃果母「でも」

穂乃果父「行きたいんだ。行かせてくれ」

穂乃果母「……わかりました。でも、盆の初めはしっかり休むこと。いいですね?」

穂乃果父「もちろんだ。心配かけてすまなかった」

墓参りだけは行かなきゃいけない。お袋に飴を食わせてやらないとな。

No.23 >>45

穂乃果「いらっしゃーい!あ、お母さん風邪だから静かにね!」

ことり「は~い♪」

海未「うるさいのは穂乃果です……というか、お邪魔して良かったのですか?」

穂乃果「うん。まぁお母さんは良いって」

海未「そ、そうですか。そういうことなら」

穂乃果「じゃあ上行ってて。穂乃果お茶汲んでくるから」

海未「ありがとうございます」

ことり「あ、お手洗い借りて良いかな?」

穂乃果「いいよ~」

ー穂乃果の部屋ー

海未「……」

いけません……今穂乃果の母親が寝ているというのに……いや、しかし小声なら……?

海未「ラブアローシュート♡ばーん♡」

ガララッ

穂乃果父「……じ、邪魔してすまねえな!お饅頭置いとくぜ」

海未「あっ……い、いや!これは違うんです!」

穂乃果父「だ、大丈夫だ!アイドルってそういうの必要だからな!うん、可愛かったぞ」

海未「ならどうして目を逸らすんですか!」

穂乃果「海未ちゃんうるさい!」

穂乃果母「全員うるさい!」

No.24 >>46

海未「……」

穂乃果「どうしたの?海未ちゃん。難しい顔して」

海未「い、いえ。なんでもありません」

穂乃果「?」

時は遡って数日前。
穂乃果が体調不良で休んだ日、理事長に生徒会の活動報告をしに行った時の事です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

穂乃果は体調不良、ことりは用事。
一人で報告というのは寂しいものですね……

理事長「ーー」

……話し声?理事長と……大人の男性でしょうか。
悪いことだと知りつつも、どこか聴き覚えのある声に思わず聞き耳を立ててしまいました。

「ーー!」

この声は……そうだ!この声は穂乃果のお父さんですね。しかし、なぜここに……?

穂乃果父「……愛して」

あ、愛!?
今一つ聞こえませんでした……もう少し開けて……

理事長「……愛してますよ」

あ、愛してます!?も、もしや不倫では……!

穂乃果父「わかったよ。今日はもう帰る」

理事長「はいはい」

か、隠れなくては……

し、しかし……穂乃果のお父さんが不倫など……

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

海未「はぁ……」

こんなこと、穂乃果になんて絶対言えません……

No.25 愛して

穂乃果達が始めたスクールアイドル活動とやら。
大会には出れなかったものの生徒の支持は大きく、穂乃果は生徒会長になり、
大会に向けて好成績を収めている……らしい。

にも関わらず、学校側からの支援は部活の範疇どころか今までと変わらないらしい。
穂乃果がお小遣いの前借りを頼んでいたのも見ているし、
見兼ねた妻がお小遣いとは別に、衣装代やらを少し支援しているのも知っている。
全国大会に駒を進めた今、もっと金が必要になってくるはずだ。
それはどの家庭も変わらないだろう。
ここはひとつ……少し出過ぎた真似かもしれないが、学校に直談判を行う事にした。

ー理事長室ー

穂乃果父「穂乃果達の頑張りは知っているだろう。
今、穂乃果達には活動資金が必要だ。少しでいい、支援してやってくれないか?」

理事長「学校側としては、これ以上あげられません。
それ以上の活動費は部費で賄う……というのが校則です」

穂乃果父「しかしな……穂乃果達がこの学校の廃校を救ったのも事実だ。
その点を加味してやるってえことはできねえのか?」

理事長「できません。それだけが廃校阻止の原因ではないかもしれませんしね」

穂乃果父「あんたなぁ……娘さんだってそのグループに入ってるんだろう?
もう少しこう、愛を持って……穂乃果達を愛してやったらどうだ?」

理事長「……愛してますよ。
少なくとも、グループ名も覚えていないようなあなたよりは、ね」

穂乃果父「……わかったよ。今日はもう帰る」

理事長「はいはい」

穂乃果父「今日は邪魔してすまなかった……出過ぎた真似をしたな」

理事長「ふふ、お詫びはサービス券で構いませんよ?」

穂乃果父「!……やれやれだ」

金髪の絢瀬姉妹に英語で会話を試みる

No.26 >>52

絵里「お邪魔しまーす」

亜里沙「おじゃまします!」

穂乃果「いらっしゃ~い」

雪穂「部屋は二階だから上がって」

亜里沙「はーい」

穂乃果父「ん、そちらさんは」

穂乃果「あ、おとーさん。友達の絵里ちゃんと、その妹の亜里沙ちゃん!」

雪穂「亜里沙は私の同級生なの」

穂乃果「あれ?亜里沙ちゃんは雪穂の友達じゃないの?」

雪穂「う……と、友達だけど……」

穂乃果父「エリちゃんとアリサちゃんか。
……ごほん、Nice to meet you, I am father of Honoka」

絵里「な、Nice to meet you……」

雪穂「お父さん!亜里沙たちは外国人じゃないよ」

穂乃果父「え?じゃあ染めてるのか?」

絵里「い、いえ違います!私と亜里沙はロシアのクォーターなんです」

穂乃果父「あっ、そ、そうだったのか……しかもロシアか……すまねえな」

絵里「い、いえ。気にしないでください」

穂乃果「というか、お父さん英語ペラペラだね」

穂乃果父「まぁ、観光で外国のお客さんも結構来るからな」

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