ランサー「何やってんだよ?」ギル「アイマスだ」 (256)

口調がおかしいかもですがよろしくです。

書き溜めがないので基本、sage進行にします。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1415580481

ランサー「おい、言峰の野郎が今晩の飯は何が良いかってよ」

ギル「話しかけるな雑種。我は今、この雑種共を導いてやるのに忙しい」

ランサー「またテレビゲームって奴か? 今度はまた何を……」

ギル「アイマスだ」

ランサー「あいます? なんだ、そりゃあ?」

ギル「正確にはTHE IDOLM@STER。アイドルと呼ばれる雑種共をトップアイドルに導くゲームだ」

ランサー「……へぇ」

↑は自分です。

ギル「海藻ルイが生意気にも楽しげにしていたのでな。取り上げた」

ランサー「何処のガキ大将だよ……って思ったけど、あのガキなら良いか」

ギル「初めは退屈凌ぎにもならんと決めつけていたがーー認めよう。これは良い娯楽だ」

ランサー「良いけどよ。程々にしとけよ?」

ギル「ええい! この選択肢がパーフェクトコミュニケーションではないのか!?」

ランサー「本気で夢中なのかよ……」

ギル「聖杯戦争なら兎も角。娯楽には何時も本気だぞ?」

ランサー「いや、そっちに本気出せよ? 何なら、ゲームの中にでも入っちまえよ……なんてな」

ギル「む」

ランサー「あ?」

ギル「その手があったか!」

ランサー「出来るのかよ!?」

ギル「いや。ゲームの中に入るのではなく、架空の世界のこの世界を融合させる宝具ならある」

ランサー「何でもアリだな……おい」

ギル「我は兎も角。我の財宝を甘く見るなよ? では早速……王の財宝!」

ランサー「うぉっ……電話ボックスでも出て来るのかよ?」

ギル「何を言っているのかさっぱりわからんな……ほれ、これだ」

ーー765プロ。

テレビ『ーー容疑者はジャンヌゥ、ジャンヌは何処? っと意味不明な発言を……』

春香「今日からプロデューサーさんが来るんですよね!」

小鳥「ええ。三人らしいわ」

律子「三人も……社長。どうやったのかしら?」

真「どんな人なんだろ。ね、雪歩」

雪歩「男の人と犬じゃ無ければ良いかな?」

千早「……私は歌えるなら何でも」

美希「zzz……千早さんは……相変わらずなの……」

伊織「この伊織ちゃんに相応しいプロデューサーなんて居るのかしら? にひひっ」

亜美「ドアが開くとこれが落ちるようにして……」

真美「不発しても良いように床へ……」

やよい「みんなで仲良く出来たら良いかなーって」

貴音「……」

響「貴音?」

貴音「……いえ……私の杞憂でしょう」

響「?」

あずさ「どんな人かしらねぇー」

「ええい! こんな薄汚い事務所が我の事務所だと!?」

「いや、わかってたんじゃねぇのかよ!」

「まあ、落ちつけ。気に入らないなら潰して新地にし、作り直せば良い……違うか? ギルガメッシュ」

「お前も余計な事を言ってんじゃねぇ! 潰す必要も新地にする必要もねぇだろうが!」

春香「……来たみたいだね」

真「あはは……賑やかで良いんじゃない?」

雪歩「? ……何でだろう……寒気が……」

律子「……嫌な予感しかしないわ」

やよい「お金の匂いがします!」

小鳥「掛け算の気配が……」

黄金P「控えろ、雑種共! 我の前で心臓を動かす権利をやらんでもないぞ?」

槍犬P「おい、何だよその名前……って、俺もかよ!」

愉悦P「言峰綺礼です。よろしくお願いします」

アイドル達(何。このクセしかない人達……)

社長「やあ、驚いたかね?」

律子「十分過ぎるぐらいに」

社長「それは良かった! この三人を見て、ピーンというかテインと来る物があってね」

小鳥「何かよく出来過ぎているような……」

律子「アイドルとやっていけると良いんですけど」

ギル「ガラガラ? あの回せば必ず金色の玉が出て来る紙切れ一枚で数倍の価値の物を渡してくるアレか」

やよい「私が知ってるのとは違うかなーって」

ランサー「いや、絶対には出ねぇよ。お前だけだ」

響「何か青いプロデューサーを見ていると撫で回したくなるぞ」

雪歩(怖そうな人ばっかりだよぉ……特に)

ランサー「ん?」

雪歩「ひいぃぃぃ!?」

ランサー「……流石に傷付くんだが」

言峰「……」

貴音「……」

言峰「……何か?」

貴音「……いえ」

春香(何か空気が重たいんだけど……)

真(この人、出来る!)

伊織「あの金ピカ。何処かで見覚えがあるのよね……何処だったかしら?」

美しき冬木の虎『説明しよう! 世界が融合した為、世界にそれぽく辻褄合わせが起きているのだ!』

亜美「ていやー!」

真美「うりやー!」

ギル「む? ハッーハハハハ! 我の服を汚したら八つ裂きでは済まんぞ? それ以外なら好きにするが良い!」

あずさ「あらあら」

ランサー「お……」

小鳥「予想していたより上手くやっているみたいですね」

律子「そう、かしら……?」

春香「言峰さんは結婚してるんですか?」

言峰「していた、というのが正しいな」

春香「え……あ、ごめんなさい……」

言峰「遠い過去の事だ。私も余り覚えていないのでね……気にすることはない」

真「子供は……」

言峰「娘の様なものが居た気がするが……今の私にはアレとは関わりのない事だ」

春香&真(重い……)

貴音「言峰殿のお好きな食べ物は」

言峰「麻婆に行き、麻婆に至り、麻婆に生き、麻婆に死す。嗚呼……麻婆に栄光あれ!」

春香&真(まさかのそっちが正解!?)

すみません。安価入れます。

社長「それでは、それぞれの担当するアイドルを選んで貰おうか」

ギル「我なら全員でも問題ないが……まあ、良かろう」

ランサー「俺、帰ってもいいか?」

言峰「駄目だ」

ギル「>>26! 我が自ら導いてくれる!」

ランサー「>>27 よろしく頼むぜ?」

言峰「ふっ……私は>>28 君に決めた」

ギル「被りor無効は下にするぞ」

じゃあ貴音

雪歩

はるか

貴音「ぎるがめっしゅ殿。よろしくお願いします」

ギル「既に世界を手にしている我が着いているのだ。貴様は我を興じさせるだけで良い」

ランサー「……」

雪歩「ひぃ……」

ランサー「よ」

雪歩「犬で男の人おぉぉぉ!?」

言峰「……!」プルプル

ランサー「笑ってんじゃねぇよ! なあ、話ぐらい聞いてーー」

ランサー「スコップで床を!? あの嬢ちゃんは宝具持ちか?」

新たな武器の情報を入手しました。

掘り進むべき栄光への道

ランク:ーー(C相当)

種別:対人

レンジ:1

最大補足:1

掘り続けることで彼女自信の願いやなんやかんやの理由で、神秘を得て宝具に限りなく近づいたスコップ。
あらゆる物質の強度を無視して掘り進むことが出来る。サーヴァントに使うとなると、あらゆる守りを越え、腕力依存のダメージを与えることが出来る。
RPGで言えば防御力を〇にして叩くみたいな、そんな感じ。

春香「よ、よろしくお願いします! 言峰さん!」

言峰「……ああ。よろしく頼む」

春香「……えっと」

言峰「喜べ、天海春香」

春香「はい?」

言峰「君の願いは成就される」

春香「えっと……」

言峰(さて、何処まで行けることか……見ものだな)

1日目

ギル「先ずは貴音。貴様の実力を見せて貰うぞ」

貴音「はい」

……。

ギル「悪くは、ない……良くもないがな」

貴音「そうですか……」しゅん

ギル「……まあ、その姿勢は良し。より励むが良い」

貴音「この四条貴音。必ずや、良い結果を」

ギル「戯け。当然だ……先ずは飯だ。何か食べたいものはあるか」

貴音「それならば……」

ギル「……貴音。これは何だ?」

貴音「はて、らぁめんを知らないのですか?」

ギル「いや。それは知っている……たまに、あの犬と食しに行くからな」

貴音「? ならば、何が疑問だと言うのです?」

ギル「我の知っているラーメンはこんな量ではない。元々、品の無い料理を更に下げてどうするか」

貴音「その言葉は聞き捨てになりません!」

ギル「偶に食べてやるならまだ良いが、所詮は下々の料理。我の舌に合うものか」

貴音「……!」ぷるぷる

ギル「貴様もアイドルを名乗るならばーー」

貴音「ぎるがめっしゅ殿は二十郎のらぁめんを食したことがあるのですか!」

ギル「ない。食さずともわかる……我が宝物庫に眠るカップ麺には及ぶまい」

貴音「なるほどーー怖いのですか」

ギル「……何?」

貴音「二十郎のらぁめんから逃げているのが何よりの証拠ではありませんか」

ギル「大きく出たな。雑種? そこまで言うのなら食してやろうではないか……店主!」

店主「へい!」

ギル「メンカタカラメヤサイダブルニンニクアブラマシマシ……我の気は長くはないぞ?」

貴音(詳しいのですね……)

ギル「……む」

貴音「如何でしょうか」

ギル「やはり我の口には合わぬな」

貴音「そう、ですか……」

ギル「だが……偶には庶民の味も悪くなかろう」

貴音「……!」ぱぁっ

ギル(これでパーフェクトは固いな)

ランサー「なあ」

雪歩「ひいぃぃぃ!? ごめんなさい!」

ランサー「待ってて! そっちは車道……!」

雪歩「え? ……あ」

ランサー「チッ!」

雪歩(目の前に車……? 間に合わないや……)

雪歩(……)

雪歩(……あれ?)

ランサー「ったく……何で、この時代の女って奴は……こうも、前を見ないかねぇ」

雪歩「あ、プロデューサー?」

ランサー「お……漸く、俺の事を呼んでくれたな?」

雪歩「じ、じやなくて! 下ろして下さぁぁい!?」

ランサー「離したら逃げんだろうが」

雪歩「も、もう逃げませんから!」

ランサー「お、そうかい?」

雪歩「あれ? プロデューサーとの距離……離れていたような……」

ランサー「脚の速さにはちぃっとばかし自信があんだよ」

ランサー「それより自覚しとけよ? 今の……死んでたぜ?」

雪歩「あ……! ……うぅ……!」

ランサー「……へ?」

ランサー「お、おい! 何で泣いてんだよ!」

雪歩「だって、だって……ふぇーん!」

ランサー「せ、せっかく生き残ったんだから、笑おうぜ? な?」

雪歩「うわーん!」

ランサー「やべぇ……辺りに知り合いが居なかったのが幸いだったが」

バゼット「おや、ランサーではないですか」

ランサー「だと思ったよ! こんちくしょう!」

バゼット「一体何を……」

雪歩「うぅ……ぐすっ……」

ランサー「……いや、これはな……」

+3までで、コンマでゾロ目が出たら説得成功。

ランサー「やってやらぁ!」

みんなで兄貴を助けよう!

バゼット「……なるほど」

ランサー「わかってくれたか!」

バゼット「ランサー」

ランサー「バゼット……」

バゼット「殺されたくなければ……死になさい」

バキッ!

ランサー「ぐぼらぁ!? それってどっちも同じですよねぇ!」

バゼット「? 全然、違いますが」

雪歩「ま、待って下さい!」

バゼット「何故、貴女が彼を庇うのですか……?」

注意書きするの忘れてました。このSSのfate時空は大変乱れております。


バゼット「……私の早とちりでしたか。申し訳ありませんでした。ランサー」

ランサー「いや。わかってくれたなら良いけどよ

バゼット「それより貴方がアイドルのプロデューサー……くすっ」

ランサー「俺は巻き込まれただけだ! ……ま、受けたからには放り出したりはしねぇよ」

バゼット「ランサーらしいですね……」

ランサー(本当にあの時。その場に居た奴しかこの世界の異変に気付いてないみてぇだな)

バゼット「萩原雪歩……でしたか」

雪歩「ひ、ひゃい!?」

バゼット「この度はご迷惑をーーそれと及ばすながら応援しています」

雪歩「は、はい!」

バゼット「では、私は面接の時間なので」

ランサー「お、おい! ……行っちまいやがった」

雪歩「あの人は……?」

ランサー「……ま、つまんねぇ話だよ」

雪歩「……?」

春香「ーー♪」

言峰(これは……)

春香「……!」

言峰(……ふむ)

春香「どうでしたか? プロデューサーさん」

言峰「良くもなし、悪くもなし……普通だな」

春香「ええ!? 今のかなり本気だったんですけど……」

言峰「それが今の君の限界だというだけの話だ」

春香「そんなぁ……」

言峰「気を落とす事はない。あくまでも現在の話だ……技術など幾らでも身につく」

春香「……はい」

言峰(このしおらしさは何処ぞの娘にも見習って欲しい物だ)

「くしゅん!」

「凛ちゃん。風邪かにゃ?」

言峰「そろそろ昼時だな」

春香「あ、そうですね……私、お腹空いちゃいました!」

言峰「私の行きつけの店で良ければご馳走しよう」

春香「本当ですか? やったー!」



1日目終了。

ギル「貴音。ここにあったメロンパンの皮はどうした?」

貴音「? 何故、私に聞くのです?」もぐもぐ

雪歩「あの……お茶入りました」

ランサー「ん、おう。すまねえな」

言峰「ふむ……君にあんなリアクションが取れるとはな……そっち方面で行くのも面白ーー近道かも知れないな」

春香「……! ……!(嫌ですよ! まだ口の中が痛いんですから! でもまた行くなら誘って下さいね!)」

小鳥「思ってた以上に仲良くやっているみたいですね」

律子「そう……なのかしら?」

社長「やはり私の目に狂いはなかったようだね」

律子「あ、社長。いらっしゃったんですか」

社長「さっきから居たのだが……コホン。とにかく、この調子だと他の子も任せても大丈夫そうだね」

律子「え」

ランサー「……っで、いつまで続けんだよ?」

ギル「我が飽きるか、彼奴らをトップに導くまでだ」

ランサー「……そうかよ……ま、途中で投げ出すのも後味悪いしな」

言峰「……」

ランサー「ん? 言峰。何やってんだよ?」

言峰「1日の報告書を作っている」

ランサー「……マメだよな。意外と」

二日目(朝)

社長「という訳で……君たちには二人目のアイドルを選んでもらいたい」

ギル「? 何時、フラグを立てたのだ?」

ランサー「いや。ゲームじゃねぇんだからよ……おい。社長さんよ」

社長「ん、何かな?」

ランサー「俺らはまだ新人だぜ? まだ早いんじゃーー」

社長「なに……君たちなら大丈夫だと、私は確信しているよ」

言峰「……ま、何とかなるだろう」

ギル「>>64

ランサー「>>65

言峰「>>66

社長「因みに律子君にはしばらく、フォローに回って貰うからね」

真美

2日目(ギルガメッシュ)

響「自分は我那覇響! えっと……ギルガ……ギルガメッシュプロデューサー……だっけ?」

ギル「好きに呼ぶが良い。特別に許す」

響「そう? 自分を選ぶなんてプロデューサーはわかっているね! 自分が居る限り、何が起きてもなんくるないさー」

ギル「うむ。当然であろう(貴音との相性を考えて選んだだけなのだが……)」

貴音「おや……響ではありませんか」

響「お、貴音! はいさーい!」

貴音「ふふふ……真に、響は太陽の様ですね」

響「それで今日はどうするんだ?」

ギル「うむ……わくわくざぶーんの宣伝アイドルになって貰う」

貴音「なんと!」

響「プロデューサー! もう仕事取ってきてたの!?」

ギル「まあ、そんな所よーー準備せよ」

わくわくざぶーん

ギル「ほれ、さっさと着替えくるが良い」

響「あれ? ここの偉い人に挨拶しなくて良いの?」

ギル「必要ない。ここは我の物だからな」

響「」

貴音「」

ギル「そこの雑種。準備は済んでいるのだろうな?」

スタッフ「はい! オーナー!」

響「」

貴音「……やはり只者ではなかった様ですね」

2日目(ランサー)

真美「はろはろー。双海真美だよ! よろしくねー」

ランサー「おう。よろしくな」

真美「お近づきの印に……これをどうぞ」

ランサー「ん、菓子か? 悪りぃな……って、うぐ!?」

真美「あれ? 十個以上あるのに、一発で当てちゃう?」

ランサー「……! ……!?」

雪歩「ま、真美ちゃん!? プロデューサーに何を食べさせたの?」

真美「きゃろらいななんたらっていう唐辛子入りの饅頭だよ? 一個しか入れて無かったけど」

ランサー「……!? ……!(こ、言峰の仕業か!? あんにゃろ……ここから投げてーー)」

真美「はい。水」

雪歩「あの、お茶もどうぞ」

ランサー「……ぷはっ!

ランサー「あ? 何だよ。お前の悪戯だったのか……危うくマスター殺しをする所だったぜ……」

真美「あれ? 怒んないの?」

ランサー「ガキの悪戯にいちいち怒ってられるかよ」

真美「む……」

ランサー「んだよ?」

真美「真美……もう、大人だよ……?」

ランサー「は……」

真美「鼻で笑われた!?」

ランサー「もうちっと歳をとって出直して来い」

真美「むむむ」

ランサー「昨日、結局。嬢ちゃんの力見れなかったからな。今日は見せてくれよ?」

雪歩「は、はい! が、頑張ります!」

ランサー「おっ……良い気合いじゃねぇか」

真美「ゆきぴょん燃えてるねー。真美も負けないかんね!」

ランサー「よし、行くとするか!」

ランサー「おい。少し遅くねぇか?」

雪歩「は、はい!」

ランサー「そっちは早すぎだろ」

真美「わ、わかった!」

雪歩「はぁ……はぁ……はぁ」

真美「はぁ……ちかれた……」

ランサー「大体わかった……まあ、初日はこんなもんだろ」

ランサー「よし、帰りに何か奢ってやるよ」

雪歩「本当ですか?」

真美「真美、ホットドッグが良い!」

ランサー「え」

真美「え」

雪歩「?」

ランサー「いや、何でもねぇよ……最近のガキは何ってもんを食いやがる……いいか? 絶対に俺に勧めるんじゃねえぞ……」

真美「う、うん……?」

二日目(言峰)

真「菊地真です! よろしくお願いします!」

春香「あっ! 真だ! よろしくね!」

真「うん……それは良いんだけど……」

言峰「……何か用かね?」

真「な、何でもありません! ……あの人何を考えてるかわからないよね」

春香「悪い人じゃないと思うよ? 良い人か、って聞かれたら返す言葉に困るけど」

真「それを聞いてボクはどう安心したら良いんだろう……」

言峰「君たちの世間への認知度は一般人と変わらない。よって、今日はCDの手渡しを行う」

真(意外と普通だ!)

言峰「時間にはまだ早いがーー早すぎて困る物でもない。行くとしよう」

春香&真「はい!」

言峰(お前達には高みに上り詰めて貰わなくてわなくてはな……お前達は私にどんな結末を見せてくれるか)

言峰(どちらにしろ、私は君たちを祝福しよう)

真「よろしくお願いしまーす!」

春香「よろしくお願いします!」

真「うーん……わかってはいたけど」

春香「あはは……とにかく、頑張ろう?」

言峰(初めはこんな物か。思っていたよりは深刻という訳でもなさそうだ)

「頑張って下さいね」

春香&真「ありがとうございます!」

言峰(む……あれは……)

↓のコンマが5以上なら赤いの。それ以下なら白いの。

アーチャーかイリヤってこと?

>>91

言峰関係の赤いのと白いのと言えば……あ、赤いのは娘の方で。
また後で書きます。

遠坂凛「……アンタ、何やってんのよ?」

言峰「……見てわからないのか?」

凛「わからないから聞いてんのよ! また変な事を企んで居るんじゃ無いでしょうね!」

言峰「やれやれ……私を何だと思っている……少しは私を信頼してーー貰わなくても構わんな。気味が悪い」

凛「こ、こいつは……落ちつくのよ。遠坂凛……常に優雅たれ……」

言峰「優雅(笑)」

凛「絶対に何時か締めてやるわ……」

春香「あの……」

凛「あ、ごめんなさい。知り合いだったので、つい声をかけてしまって」にこっ

真「何だ。プロデューサーの知り合いだったんだ」

凛「プロデューサー? ……失礼ですが、あなた達は?」

春香「一応アイドルやっているんですけど……あはは」

凛(アイドル……プロデューサー……言峰……本当にどう言う事よ?)

凛(いや、言葉の意味はわかるのだけれど……どうやってもこのエセ神父と結びつかないて言うか……)

春香「あの、良かったら」

凛「はい? これは……」

春香「私達のCDです!」

言峰「やめておけ。その娘の家にCDを聴く機械などない」

凛「あるわよ! それぐらい! ……こほん。ありがとうございます。後でゆっくり聴かせて貰いますね?」

春香&真「ありがとうございます!」

言峰「これぐらいで良いだろう……そろそろ戻るとしよう」

凛「……」

1:凛(後をつけてやろうかしら)

2:凛(関わらない方が身の為ね)

↓1

凛「えっと……確かこっちね……」

春香「また麻婆豆腐食べに行きましょうよ!」

言峰「ふむ? 君もあの味に魅了されたか」

真「え? 何、何の話?」

凛(絵的に違和感あり過ぎでしょう……)

言峰「……誰だ」

凛(や、やばっ!)

凛「他愛無し」キリッ

言峰「何だ。ザイードか」

凛(やばかったわ……あれ? 建物に……765プロ?)

凛「有名どころでもないアイドル事務所のプロデューサーを……寄りにもよってアイツが?」

凛「……御丁寧に対侵入者用の結界も貼ってあるみたいだし……何を企んでいるのよ?」

社長「おや? 君は……」

凛(しまった……!)

社長「ふむ……」

凛「い、いえ……私は……」

社長「ピーンと来た!」

凛「……はい?」

社長「我が事務所、765プロでアイドルをやってみないかね!?」

凛「へ!? いや、あの私は……」

社長「わかっている! 不安なのだね? だが安心したまえ! 最初に言っておくが、確かに我がプロダクションは弱小だ!」

凛「は、はぁ……」

社長「だが、だがだよ? それを補って余るほどのーー」

言峰「……! ……!!」ブルブル

真「何でプロデューサーはあんなに必死に笑いを堪えてるの?」

春香「さあ? 何か良いことでもあったのかな?」

二日目終了。

小鳥「……」

ギル「普段ならこの様な安酒。見るにも耐えんが……今宵限り許してやろう」

言峰「麻婆は無いか……」

ランサー「取り敢えず生で良いよな?」

小鳥「は、はい!」

小鳥(一人で帰りに飲みに行こうとしたら捕まっちゃいました)

小鳥(しっかりするのよ小鳥! この機会に仲良くなっとかないと……!)

ギル「戯け! 唐揚げにレモンなどかけるな! アレは彩る為の飾りだと思え! 痴れ者が!」

言峰「ならば自分の更に取り上げておけば良いだろう」

ランサー「別に俺はどっちでも良いけどよ……」

小鳥(先ずはギルガメッシュさん……なんと言うキラキラネーム……まさか、神話に出て来る名前なんて……)

ギル「……む? 何だ。この唐揚げはやらんぞ」

小鳥(苦労したのね……)ほろり

ギル「……何か無性に腹がたつのだが」

小鳥(次にランサーさん)

ランサー「すんませーん。生をお代わり」

小鳥(この中では一番。話しやすいけど……)

ランサー「二つで」

小鳥「あ……」

ランサー「アンタもまだ飲むだろ?」

小鳥(うん。良い人)

小鳥(最後に……)

言峰「ギルガメッシュ。野菜ぐらい食べたらどうだ」

小鳥(この人はなんと言うか……)

言峰「……」

小鳥(黒井社長とは桁違いの黒さというか、ラスボス感というか……なんと言うか……)

言峰「何か?」

小鳥「何でもないです!」

数時間後。

小鳥「だぁからぁ! わたしゃあ、好きで売れ残ったわけじゃあないんれすよぉ!」

ランサー「飲み過ぎだぜ……おい」

小鳥「何おう!? まだまだ!」

ランサー「おい、お前等からも……」

空席二つ「」

ランサー「だと思ったぜ! こんちくしょう!」

小鳥「聞いてるんれすかぁ!?」

ランサー「ちょっと良いと思ったらこれかよ! どうなってんだ、この時代わよ!?」

小鳥「……」ぴくっ

ランサー「あん?」

小鳥「良いって……私の事ですかぁ……?」

ランサー「それ以外に誰が居るってんだ」

小鳥「おばさんですよ?」

ランサー「はあ? もう少し歳を食ってから言えってんだ」

小鳥「みんなの方が若いし……」

ランサー「俺から見れば大して変わらねぇよ」

小鳥「酒癖も悪いし……」

ランサー「そんなの欠点にもならねぇだろ? もっと酷い女を知ってるぜ」

小鳥「……」

ランサー「……」

小鳥「……くー……」

ランサー「寝るのかよ!? ……ったく……仕方ねぇな……」

小鳥「……むにゃ……」

ランサー「確か住所はっと……走りつつ、跳んで行った方が速いか」

その日。小鳥は夜空を飛ぶ夢を見たと言う。

3日目(朝)

小鳥「頭が痛い……」

社長「せっかくの3日目だ。次に担当するアイドルを選んでおくれ」

律子(何がせっかく何だろう……)

ギル「はっ! 既に決めてきておる! 出でよ! >>124

ランサー「ここは慎重に…… >>125

言峰「ならば私は…… >>126 にするとしよう」

今日はここまで。

小鳥さん

伊織

ミスった……。


ギル「はっ! 既に決めてきておる! 出でよ! >>130

ランサー「ここは慎重に…… >>131

言峰「ならば私は…… >>132

無効&ミスは下にずらして下さい。

やよい

千早

ミキ

やよい「高槻やよいです! よろしくお願いしまーす!」がるーん

ギル「励むが良い。我が着いているのだ。万が一にも有り得んが……醜態など晒すのではないぞ」

やよい「はう!? が、頑張ります!」

ギル「その意気は良し。どれ……今度何か美味いものでもーー」

貴音「……!」ガタッ

やよい「そんなのプロデューサーに悪いです!」

ギル「……ふむ」

やよい「何ですか?」

ギル「無欲を責めはせん。お前なりの処世術なのであろう」

やよい「しょせ……?」

ギル「我からの物に限った話ではないが……好意には素直に甘える物だ。お前なりの礼を尽くしたつもりだろうが……時には無礼に当たる事を覚えておくが良い」

やよい「……ごめんなさい」

ギル「良い。特別に許す」

やよい「あ、あの!」

ギル「何だ。申してみよ」

やよい「その時は……弟達も一緒に行っても……良いですか?」

ギル「無論だ。我は寛大だからな……何人居ようと変わらん」

やよい「本当ですか!? きっと、弟達も喜びます!」

ギル「当然だ。元の生活には戻れぬ様な食事を振る舞ってやろう」

やよい「そ、それは困るかなーって」

ギル「遠慮するではない。歴代の王達すらも口に出来ぬような物をーー」

やよい「こ、困りますー!」

やよい「貴音さん! 響さん! よろしくお願いします!」

響「おっ……やよいも一緒なのか? 嬉しいぞ!」

貴音「真、明るいユニットになりそうですね」

ギル「集まれ。雑種共!」

三人「はい!」

3日目(ランサー)

ランサー「えっと……河原でボイスレッスンってやつをしてるって話だったな……」

千早「ーー♪」

ランサー(お……居た、居た)

千早「ーー♪」

ランサー(邪魔すんのもアレだからな……少し聞いてみっか)

数分後。

千早「……ふぅ」

ランサー「よっ! 精が出るねぇ」

千早「え? あ……いつの間に……」

ランサー「結構前からだぜ?」

千早「全然、気配を感じませんでした」

千早「それで……私に何か用ですか?」

ランサー「今日から嬢ちゃんの担当もする事になった」

千早「え……いきなり、ですか?」

ランサー「俺もそう思うけどよ? ま、不満はあるだろうが……勘弁してくれ」

千早「不満だなんて……ですが、そうですね」

千早「やるからには全力でお願いします」

ランサー「おっ……良いねぇ! こっちもやり甲斐があるってもんだ」

千早「それと……」

ランサー「ん?」

千早「なるべく……歌に専念したくて……」

ランサー「拘る気持ちはわかるけどよ……」

千早「私……歌う為にこの世界に入ったんです」

ランサー「だからって……あ」

千早「?」

「ランサー。偵察に行って来い」

「全力で戦う必要はない。お前の役目は他にある」

「花壇に水を」

「はっはっはっは……褒美にホットドックを買ってきたぞ」

千早「何か?」

ランサー「……いや……嬢ちゃんの気持ちはすげぇわかるけどよ……わかっちまうけどよ……」

千早「は、はぁ……」

イスカンダル「海だ」

ギル「山だ」

イスカンダル「分からんやつだのぅ……ここは多数決、というのはどうだ?」

ギル「良かろう。力強くで従わせれば良い」

イスカンダル「王の軍勢!」

ギル「」

イスカンダル「海がいい人!?」

軍勢の皆さん「はーーい!!!!」

イスカンダル「どうだ?」

ギル「卑怯だぞ! 雑種!」

貼るやつ間違えた……もう寝る。

ランサー「確かに嬢ちゃんの歌はわるくなかった……いや、大したもんだ」

千早「ありがとうございます」

ランサー「だが」

千早「?」

ランサー「それだけだ」

千早「!?」

ランサー「悪いな。嘘は嬢ちゃんの為にならないからな? はっきり言うぜ」

ランサー「まだこっちの世界に入って日が浅いが……嬢ちゃんレベルなんざ、幾らでも居るだろうな」

千早「……っ」

ランサー「はっきり言うぜ? このままじゃあ……嬢ちゃんの歌は誰の記憶にも残らない」

ランサー「ましてや……誰かに届けるなんざ到底、無理だな」

千早「……っ!」

ランサー「悔しいかよ?」

千早「……」

ランサー「歯を噛み締めるぐらいに悔しい筈だ……なのに言い返せないってことは、何処かで嬢ちゃんにはわかっていたって訳だ」

千早「……そう……かも知れませんね」

千早「……プロデューサー」

ランサー「あん?」

千早「あなたに着いていけば……」

ランサー「保証なんて出来ねぇよ」

ランサー「だがな。やるからは俺も死ぬ気で嬢ちゃん達をサポートするつもりだ」

ランサー「保証はしてやれねぇが……後悔なんてもっとさせるつもりはねぇからよ」

千早「……わかりました。プロデューサーにお任せします」

ランサー「おう、任させて貰うぜ」

千早「それと……」

ランサー「まだ何かあるのかい?」

千早「……嬢ちゃんはやめて下さい。出来れば千早で……」

ランサー「……ま、嬢ちゃんが一皮剥けたら考えてやるよ」

千早「……わかりました。先ずはそこを目標にします」

ランサー「ああ。期待させて貰うぜ?」

千早「ふふふ……きっと名前で呼ばせて見せますから」

千早「萩原さんに真美ね……よろしくね。二人とも」

雪歩「よろしくね? 千早ちゃん」

真美「わーい! 千早お姉ちゃんだ!」

ランサー「よし……っと、今日は挨拶回りだな」

真美「えー! 地味すぎるよー青い兄ちゃん」

千早「先ずは足下から……ですか」

ランサー「おっ……わかってるねぇ! そんじゃ、行きますか!」

三人「はい!!」

3日目(愉悦)

言峰「……」

美希「おじさん? ミキに何か用事? あふぅ……」

言峰「……君の担当をする事になった」

美希「ええ! ミキ、やなの!」

言峰「何故かね?」

美希「おじさん、凄く辛気くさい顔してるし……夢見が悪くなりそうなの!」

律子「こら! 美希!!」

言峰「ならば尚更、私がプロデュースしなくてはな」

美希「わけわかんないの……」

美希「ミキ、一生懸命とか好きじゃないの」

言峰「確かに……君の様なタイプの若者はその手の物が多いな」

美希「だから、あんまりしんどいのとか面倒臭いのやなの」

言峰「……」

律子「またあんたって子は……」

美希「律子……」

美希「……」

美希「……さんには関係ないの!」

律子「何ですって?」

言峰「彼女の事は私に任せて貰おう」

律子「……言峰さんがそう言うなら」

美希「……ほっ」

言峰(星井美希……彼女程、輝きを秘めている者こそ沈んだ時の輝きの失い様は見ものになるだろう)

言峰(そうなる様。仕向けるのは簡単な事だーーが、それではつまらん)

言峰(悪魔でも自然体でーー私はそれまで普通にーー)

小鳥「あの……美希ちゃん。行っちゃいましたけど」

言峰「……はっ」

小鳥「そこまで美希ちゃんの事を考えてくれていたんですか?」

言峰「無論……決めたのは私だ。最後まで見届けなくては意味がない」

小鳥「うふふ……そうですか。行ってらしゃい」

言峰「……ああ」

美希「冗談じゃないの! このままじゃ、ミキがラスボスになりそうな予感しかしないってカンジ!」

「ん? きみきみ、君だよ」

美希「何で頭にワカメ乗せてるの?」

「は、はは……面白い子だなぁ……」

美希「っで、ミキに何か用事?」

「君、今暇?」

美希「暇だよ?」

「へぇ? それは良かった! 良ければこの僕と遊びに行かない?」

美希「や」

「そ、即答!? そこは少しぐらい悩んでくれても良いんじゃないかな!?」

美希「死亡フラグの塊のような人はやなの」

「失礼だな! 今回は生き残るよ! 原作通りなら……多分!」

美希「じゃあね」

「ま、待てよ! 好きなもん買ってやるからさぁ! っていうか、何で僕だけ名前の表記が無いわけ!?」

ガシッ

「何だよ! 邪魔ーー」

言峰「温めますか」

「」

ギル、貴音、響、やよい
ランサー、雪歩、真美、千早
言峰、春香、真、美希

予想外な組み合わせを……あと一人ずつはどうなることやら。

今日は寝ます。

「……! ……!!(うわーーん! 衛宮に言いつけてやるー!) 」

言峰「はっははは……そこまで喜んで貰えたのなら、麻婆も満足だろう。麻婆はやはり偉大だ」

美希(何が起きたの……)

言峰「……さてと、君は何の為にアイドルをやっている?」

美希「友達がなった方が良いよって言ってたのもあるの」

言峰「……」

美希「でも、1番は……ミキもキラキラしたかったからなの」

言峰「ほう……」

美希「でもね、ずっとアイドルやってたけど……全然、キラキラ出来なかったの」

言峰(だろうな。環境が整ってなさ過ぎる……)

美希「だからね、もうミキ……アイドルをやめるの」

言峰「……ふむ。それも一つの道だ」

美希「おじさんは止めないの?」

言峰「まさか、私は導きこそはするが……強制などはしないさ」

美希「おじさん……」

言峰「高木氏には私から伝えておく。喜ぶがいいーー君は今よりアイドルの星井美希ではなく……ただの星井美希となる」

美希「……!」

言峰「誰に気にされる事もなく、誰かを気にするでもなく。平凡に暮らすが良い」

美希「……そんな言い方ってないの」

言峰「何故かね? 君はアイドルとして輝けなかったのが煩わしかったのだろう?」

美希「そうだけど……」

言峰「いや……私の言い方が悪かったか。すまなかったな」

言峰「君は何も気にせずここから立ち去れば良いーーそうすれば、その煩わしさから開放されるだろう」

言峰「何。後の事は心配する必要はない……私から言っておく」

言峰「尤も……アイドルとしての星井美希ならともかく、只の星井美希など気に止める必要もないか」

美希「っ……!」

言峰「ではな。君に主の加護が有らん事を祈っている」

言峰「……」くるり

美希「やっぱり……ダメ……だよね?」

言峰「何をしている」

美希「……え?」

言峰「決めたのなら足を止めるな。決意など、その間に容易く弱まってしまう物だ」

美希「……うん! ミキ、頑張るね! おじさんもしっかりとプロデュースしてなの!」

言峰「善処はしよう……が、最後を決めるのは君達自身だ」

美希「うん!」

美希「真くん! よろしくなの!」

真「うん。よろしくね、美希」

春香「あのー……私も居るんだけどなぁ……」

美希「あふぅ……居たんだ?」

真「あれ? 春香、同じユニットだっけ?」

春香「そんな事を言う子達にはクッキーあげないもん! あ、プロデューサーさん。どうですか?」

言峰「頂こう」

真「あ、ごめん! 謝るから!」

美希「だからクッキーちょうだいなの!」

春香「もう、仕方ないなぁ……」

言峰(この雰囲気は不味いな……つまらん)

3日目(終了)

ランサー「食らいやがれ! Kのスリーカード! 初めて出せたぜ……!」

ギル「ほれ、Aのファイブカードだ」

ランサー「んなもん、勝てるか!」

言峰「……」ポリポリ

ランサー「お前はお前で何食ってんだよ?」

言峰「クッキーだ……が、辛さが足りんな」

ランサー「んなもん存在しねえよ」

言峰「ギルガメッシュ」

ギル「どうした? 言峰」

言峰「……何時まで続けるつもりだ?」

ギル「雑兵と同じ質問をするな。我が飽きるか、奴らが頂点を極めるまでよ」

言峰「……そうか」

ギル「安心したか、言峰?」

言峰「……さてな」

ギル「ふっ……」

言峰「……ふっ」

ギル「……あ、言峰。蜜柑を取ってくれ」

言峰「もうない。先程、お前が食べたので最後だ」

ギル「何!? 炬燵の蜜柑は常識だと言うのに……ええい! ならば雑兵! 買って来るのだ! ダンボールで」

ランサー「嫌だよ」

3日目終了。

四日目(朝)

社長「せっかくの四日ーー(以下略)」

ギル「この際。全員纏めて……っと言いたい所だがーー良い>>175よ!」

ランサー「だと思ったよ……ま、決めてあるけどよ?>>176

言峰「……>>177

無効&被りは下にズラして下さい。

あずさ

小鳥

律子

小鳥さん……小鳥さんかぁ……。

すんません。兄貴のだけ最安価していいですか?

↓1

ギル「……遅い。我が呼んだなら一秒で来るのが礼儀と言うものであろうに」

小鳥「ちょっと良いですか? あずささん何ですけど……」

ギル「良い。申してみよ」

小鳥「迷子だそうです」

ギル「……確かその様なスキルの持ち主だったな」

三浦あずさのスキルが判明しました。

迷子:EX

気づいたら「あらー? ここは何処かしら?」
何をしても迷う。何処を歩いても迷う。それは最早。空間転移の域。

ギル「ま、探し出すだけならば……我が宝物庫に幾らでも手はあるがな」

あずさ「あらあら? ここは何処かしら? お寺?」

小次郎「む……これはこれは。この様な何も無いような場所に客人ーーそれも貴女の様な見た目麗しい女性が来るとは」

あずさ「あら? お侍さん?」

小次郎「いやいや。私は只の門番に過ぎん……して、客人よ。ここに何の用だ?」

あずさ「実は……道に迷ってしまって」

小次郎「成る程、な。案内してやりたいのは山々だが……魔女の呪いでな。私はこの門から動けなくてな」

あずさ「あら、大変ねぇ……御不便じゃ、ありません?」

小次郎「何々。退屈なのを除けば……それなりに快適ではある」

小次郎「偶にだが。其方の様な華が足を運ぶ事もあるからな」

あずさ「あらあら、お上手ですねぇ」

小次郎「然し、客人よ。道を聞くならこの先に行くのはやめて置いた方が良い……魔女に取って食われーー」

キャスター「ふふ……ふふふ……アーサーシーン?」

小次郎「おお、帰っていたのか……宗一郎殿に届け物があったのではないのか?」

キャスター「その帰りよ! 白々しい……それと、貴女?」

あずさ「はい?」

キャスター「……」

あずさ「……?」

キャスター(忌々しい感じは……彼奴等かしら。関わりにならない方が良いでしょうね)

小次郎(何だ。追い返すのか?)

キャスター(面倒事はごめんよ)

小次郎(それは愉快な事を。主自身が面倒な女だと言うのに)

キャスター(……その減らず口を何とかした方が良さそうね)

あずさ(何か話題を振った方が良いかしら?)

あずさ「あの〜」

キャスター「……何かしら?」

あずさ「ご結婚なされてるんですか?」

キャスター「……?」

あずさ「今さっき話していた宗一郎さん? は旦那さんですか? 羨ましいですねぇ〜」

キャスター「そ、そうかしら?」

あずさ「はい。私、そう言うの憧れてるんですよ」

キャスター「アサシン!」

小次郎「仕方ない、か……あい。わかった。すまないが、お嬢さん。お引き取りを願おうーー」

キャスター「何をやっているの! 早く道を開けなさい!」

小次郎「……か……?」

小次郎(追い返すのではなかったのか)

キャスター(お客様を追い返すなんて何を考えているのよ。この色欲侍!)

小次郎(……何も言うまい。主の気紛れにはもう、慣れた)

キャスター「さあ、話の続きは中でしましょう」

あずさ「はい。お邪魔しますね」

キャスター「後。もう少しで金ピカが来るでしょうから……時間を稼いでなさい。お話の邪魔なんて、嫌ですもの」

小次郎「簡単に言ってくれる」

いおりんが最後に残るとは……ってか、言峰の無難さが凄まじい。

続きはまた。

兄(c)~…亜美が泣いちゃったよ~…

>>188
素で間違えた……すまぬ。亜美……。

キャスター「そしたら、総一郎様は……」

『好物、か……生憎。食に拘りは無いがーー敢えて言うならば。キャスターの作った物か』

キャスター「何て言って下さるの」

あずさ「素敵な旦那さんですねぇ~憧れちゃいます」

キャスター「あずさにもすぐに良い人ぐらい見つかるわよ。私が保証してあげるわ」

あずさ「うふふ……冗談でも嬉しいです」

キャスター「良い気分だわ……誰に話してもこの手の話をすると大抵、途中で何処か行ってしまうのですもの」

あずさ「何ででしょうね?」

キャスター「今日は良い気分だわ……あずさ。何か悩みとかない?」

あずさ「悩み、ですか?」

キャスター「ええ。最後まで話を聞いてくれたお礼よ! 試しに言ってみなさい?」

あずさ「……実は」

ギル「……どうやったらここまで迷える。恐るべし、迷子スキル」

ギル「……」

ギル「……何のつもりだ。亡霊」

小次郎「何のつもり、とは……可笑しな事を。門番が約束の無い客人にお帰り頂くのは至極当然」

ギル「何を言う。王である我が通ると言うのだーー道を開けよ」

小次郎「そんな勝手を許しては門番の立場が危ういーーもう少しで話も済むであろう」

小次郎「ここは暫し時間をーー」

ギル「我が間違っておった」

小次郎「む?」

ギル「道端に転がる邪魔な石ころになど話しかける必要もなかったのだ。無視して進むか」

小次郎「……」

ギル「踏みつけ、蹴り飛ばしてから進めば良い」

小次郎「道理」

ギル「我の道を阻むばかりか、我に意見をした罪……償って貰うぞ? 亡霊!」

あずさ「外が賑やかなような……」

キャスター「気のせいじゃない? ……っと、あったわ」

あずさ「あら、綺麗な首飾り……」

キャスター「ま、お守りみたいな物よ」

あずさ「お守り?」

キャスター「貴女が道に迷わないようにという呪(まじな)いつきよ」

あずさ「あら、ありがとうございます〜」

キャスター「良いのよ。気紛れで作った物ですし……さ、今日はもう遅いわ」

あずさ「ええ。そうですねぇ〜」

キャスター「ここを壊されでもしたら堪りませんもの」

あずさ「?」

ギル「五光! さあ、支払うが良い!」

小次郎「むっ……この手の遊戯には自信があったのだが」

ギル「所詮は平民と王の差よ! 平伏すが良い!」

小次郎「御見逸れした……再戦、と行きたいが。どうやらここまでの様だ」

あずさ「あら? ギルガメッシュさん?」

ギル「あずさ(我の財宝が)探したぞ」

あずさ「それは……その、申し訳ありません……」

ギル「我自ら迎えに来させた罪は思いが……ま、良い」

ギル「む……変わった物を身につけているな?」

あずさ「あ、これは……」

ギル「気に食わぬが……良い。それはお前の物だ」

ギル「亡霊。この度は遊戯で済ませたが……次に同じ事をすればーーわかっておるな?」

小次郎「何。その時は平民らしく小賢しい立ち回りをさせて貰おう」

ギル「はっ……喰えぬ男よ」

あずさ「あの……それで、どうしてギルガメッシュさんが……?」

ギル「お前のプロデューサーだからだ。良きに励め、精々我を楽しませよ」

あずさ「え? え〜っと……あら? あらあら……?」

ギル「何だ? 我自ら導いてやろうっ言うのだ。喜ぶが良い」

あずさ「本当に私で良いんですか……?」

ギル「我は我の選択を違えた事などない。故に問題などある訳が無かろう」

あずさ(何処からそんな自信が来るのかしら?)

四日目(ランサー)

ランサー「……伊織嬢ちゃんに呼ばれた筈だが」

「……」

ランサー「オッさんが待っているなんてな……ちょっとした詐欺じゃねえか?」

「申し遅れました。私は水瀬財閥に仕える新堂と申します……貴方様の実力を拝見したく」

ランサー「何となくわかったが……大丈夫かい?」

新堂「ええ。問題など何も……では、いざ」

ランサー「上等!」

ランサー(とは言っても、全力で殴る訳にはいかねぇか……)

新堂「……むぅ!」

ランサー「遅えよ!」

新堂「む……まだまだ!」

ランサー(手加減はしたと言え、英霊の蹴りを真っ向から防いだか……やるねぇ!)

新堂「……近づきましたな」

ランサー(何か来やがる!)

新堂「ふんぬ!」

ランサー「ちぃっ! 何だ!? 」

新堂「まさか避けるとは……お見事」

ランサー「密着してからのノーモーションから繰り出されり強烈な一撃……それも四発か? んなもん、普通の人間が受ければたまったもんじゃねえな」

新堂「……む」

ランサー「んじゃあ、次は俺のーー」

「ちょっと! 何やってんのよ!」

伊織「新堂? これは一体、どういう事なのかしら?」

新堂「旦那様からの御命令という物もありますが……私個人が確かめたかった、というのもあります」

新堂「この者にお嬢様をお任せして良いものか、と」

伊織「アンタねぇ……!」

ランサー「そう責めてやんなよ」

伊織「……何よ」

ランサー「それだけ嬢ちゃんが大切なんだろ? そりゃあ得体の知れない男にいきなり任せろってのも、無理な話ってもんだ」

ランサー「っで、だ……俺は合格かい?」

新堂「手加減された上でここまでの実力差があれば……問題ありますまい」

ランサー「……すまねえな。下らねえ真似をしちまった」

新堂「いえいえ……貴方に情けをかけられなければ、私など一撃で死んでいたでしょう」

ランサー「……」

伊織「……?」

新堂「伊織御嬢様をお願いします」

伊織「ちょっと! 勝手に話を進めてんじゃないわよ!」

ランサー「おう。任せとけ……一度は喧嘩した仲だ。その約束は死んでも守ってやるよ」

伊織「だ・か・ら!」

ランサー「嬢ちゃんは俺に不満なのかい?」

伊織「新堂が認めたんだからそっちの不満はないわよ! 私が言いたいのは勝手に話を進めるな、って事よ!」

ランサー「まあ……確かに嬢ちゃんにしたら愉快な話じゃなかったかもな? 以後は気をつけるからよ」

伊織「わ、わかれば良いのよ」

新堂(御見事)

伊織「今更だけど……よろしくね」

雪歩「うん。伊織ちゃんの足を引っ張らないようにするね……」

伊織「あんたはもう少し自分に自信持ったら? 一応、歳上でしょう? 私に付いて来い、みたいな気概ぐらい見せなさい」

雪歩「ええ!? わ、私に付いて来い! ……やっぱり無理だよぅ……」

伊織「……私が悪かったわ。雪歩はそのままでいいのかもね」

真美「いおりーーん!」

伊織「ち、ちょっと! 近いわよ!」

真美「良いではないか、良いではないかー」

千早「真美。嬉しいのはわかるけど……水瀬さんが困ってるわ」

伊織「……あんたが居るなら疲れなさそうね」

千早「?」

ランサー「このパソコンって奴は、イマイチ慣れないんだよなぁ……いや。便利なのはわかってるけどよ」カチカチ

真美「ねーねー青い兄ちゃん」

ランサー「んだよ?」

真美「レッスンばっかりで飽きたよー」

千早「……そうですね。自分達の力を試しておくべきかと」

ランサー「基礎は大事にしろって言ったばかりだが……まあ、そうだな」

小鳥「それなら……オーディションを受けるなんてどうですか?」

ランサー「……そろそろ勝負に出るのもアリか? どう言った内容だ?」

小鳥「小さな、小時間の番組ですけど……その分、強力なライバルも居ないと思います

ランサー「ちぃと、物足りねぇが……最初はそんなもんだろ」

小鳥「分かりました。連絡しておきますね」

ランサー「すまねぇな。小鳥」

小鳥「え? あ、はい……♪」

伊織「伊織ちゃんの立つ舞台としては物足りないけど、我慢してあげるわ!」

千早「やるからには全力で……合格を狙います」

真美「もう何も強くないよ!」

雪歩「みんなで頑張ります!」

ランサー「良い気合じゃねえか。流石はリーダーだ」

雪歩「え?」

ランサー「あん?」

雪歩「え」

ランサー「え」

修正

ランサー「ちぃと、物足りねぇが……最初はそんなもんだろ」

小鳥「分かりました。連絡しておきますね」

ランサー「すまねぇな。小鳥」

小鳥「え? あ、はい……♪」

伊織「伊織ちゃんの立つ舞台としては物足りないけど、我慢してあげるわ!」

千早「やるからには全力で……合格を狙います」

真美「もう何も怖くないよ!」

雪歩「みんなで頑張ります!」

ランサー「良い気合じゃねえか。流石はリーダーだ」

雪歩「え?」

ランサー「あん?」

雪歩「え」

ランサー「え」

真美「ゆきぴょんがリーダーじゃないの?」

千早「私もそうだと思ってたのだけど……」

伊織「雪歩が嫌だって言うなら、伊織ちゃんに任せてくれても良いのよ?」

ランサー「強制するつもりはねえが……嬢ちゃんはどうしたい?」

雪歩「……やります!」

ランサー「そう来なくちゃな! よし、準備しろ、お前等!」

4日目(言峰)

律子「は?」

言峰「理解出来なかったのかね? 難しい言葉を使ったつもりは無いのだが」

律子「いや、意味はわかるんですけど……何で私なんですか?」

言峰「意味などない。私がそうしようと思っただけだ」

律子「は、はぁ……」

今更ですが、>>170の前に抜けてたのを。

美希「待って……待ってなの!」

言峰「……」

美希「こんなに悔しいの初めてなの……でもおじさんの言っている事はなんも間違っていないんだよね……」

言峰「……」

美希「ミキはやだ。しんどいのもやだけど……おじさんが言った通りになるの……もっと、や!」

言峰「それで、君はどうしたい? 願望は何だ? 口にするだけでは叶いはせん、が……口にしなくては何も始まらん」

美希「ミキ……もっとキラキラしたい」

言峰「……ほう」

美希「みんなからすごいなぁって思われるアイドルになりたいの!」

言峰「……」

美希「おじさん!」

律子「私じゃなくても……ほら、亜美とか居るじゃないですか! あそこで膝抱えてますし!」

亜美「……えつ……ゆえ……つ……」ぶつぶつ

言峰「知らんな。私は主の導きに従うまでだ」

律子「で、でも……」

言峰「君は元々プロデューサー志望だそうだな」

律子「そ、そうです! だ、だから……」



言峰「……アイドルよりプロデューサーの方が良い、と?」

律子「え、ええ……」

言峰「それは……本当に、君の真意か?」

律子「……え?」

小鳥「本格的にアイドルとして活動してみたい……そう思ったことはありませんか?」

律子「そ、それは……」

言峰「ある筈だ。でなければ……君が彼処まで彼女達のサポートに回るのは可笑しい」

律子「だ、だから! 私はプロデューサーとして!」

小鳥「プロデューサーとしての度が過ぎてますよ? 律子さんは自分に重ねてみんなを見てたんじゃないですか?」

亜美(どうしてわざわざスペース作ってまで、律っちゃんの周りをぐるぐる回ってるんだろう……)

律子「わ……私は……私なんかが……」

言峰「君は自分自身を過小評価し過ぎているな。自分自身に見合った自信を持つことだ。肝心な時に慢心されても困るが」

小鳥「律子さんは魅力的な女性ですよ?」

律子「そ、そんな……」

小鳥「私が信じられませんか?」

律子「い、いえ! 小鳥さんの事は信頼してますし、尊敬もしてます……ですけど」

言峰「……」

小鳥「ですけど?」

律子「……やっぱり……あの子達程の魅了が私にあるなんて……とても……」

言峰「ならば」

律子「……?」

言峰「短期間でも構わん。アイドルをやってみるが良い……それからの判断をするのは君に任せよう」

律子「え?」

言峰「君自身がアイドルに向かないと言うならばプロデューサーをするなり、この事務所を乗っ取るなり好きにするが良いーー君の行動を私は祝福しよう……特に後者なら協力も惜しまん」

律子「……わかりました。そこまで言うなら」

小鳥「その間。フォローは私がしっかりしますから!」

律子「小鳥さん……ありがとうこざいます」

律子「えーっと……この度ユニットに加えて頂く事になりました秋月律子です。早くみんなに追いつきたいと思うのでよろしくお願いします」

美希「げっ……なの」

春香「律子さんだったんですね! よろしくお願いします!」

真「うん。律子が居ると心強いね! よろしく!」

律子「みんなよろしくね……って、美希? げっ……ってなにかしら?」

美希「お、おじさん! すぐにチェンジするべきって思うな!」

言峰「……それは何故かな?」

美希「律子……さんが居るとミキが窮屈なの! サボる時間が減るって思うな!」

律子「あんたねぇ……」

言峰「ふむ。それは丁度いい……秋月には君の監視も頼むとしよう」

美希「」

律子「ええ。任せて下さい……ね、美希?」

美希「」

四日目(夜)

『ギルガルドのつるぎのまい!』

ランサー「くっ……俺が一旦引く事を読んでいやがったか!」

ギル「ハっ! 雑兵如きに我がこの手の遊戯に遅れを取る訳があるまい?」

社長「やあ。少し君たちに話があるのだが……」

言峰「何か?」

社長「亜美君を君たちの誰かに任せたいのだが……」

ギル「確か貴様の担当するアイドルに姉が居たな?」

ランサー「ん、ああ……」

言峰「姉妹同士同じユニットにするも良し、敢えて競わせる形にするのも良し、か」

社長「そこまで難しい問題ではないよ」

誰が亜美の担当になる?

>>233

兄貴

社長「ランサー君に任せても良いかな?」

ランサー「おう。任せとけ」

ギル「愉悦の何たるかを教えてやろうと考えていたのだが……それも余興の内か」

言峰「ふむ……」

社長「よろしく頼むよ」

上は自分です。

ランサー「確か……ここに居るって話だが……何処だ?」

亜美「……」

ランサー「おっ……居た居た……って」

亜美「……」どよーん

ランサー「何か凄く落ち込んでねえか?」

ギル「早く行ってやるが良い。プロデューサー」ぷぷっ

言峰「そうだ。担当アイドルを待たせるなプロデューサー」ぷっくっく

ランサー「お前等は何で居やがるんだよ!」

ギル「仮にとは言え同僚だからな……なあ、言峰」ぷぷっ

言峰「ああ。私達はお前が気になるだけだ」くすくす

ランサー「帰りやがれ!」

亜美「……あ、青い兄ちゃんだ……どしたの?」

ランサー「どうもこうもねえよ。お前の担当になったんだ」

亜美「……本当?」

ランサー「どっかのエセ神父と違って嘘なんか言わねえよ」

言峰「む……そんな神父が居るのか。解せんな」

ギル「言峰ェ……」

言峰「?」

社長「これで漸く全員揃った訳だがーー」

ギル「皆まで言うな。順次郎」

社長「む?」

ギル「アレであろう? イベントが進むのであろう? 遂に宇宙にでも飛び出すか?」

社長「い、いや……宇宙には行かないが……これを見たまえ!」

言峰「これは……」

ランサー「……マジかよ」

ギル「ほう……?」

社長「アイドル聖杯祭だ!」

ランサー「……」

言峰「……」

ギル「……何故我を見る?」

ランサー「テメエの仕業じゃねえのか?」

ギル「考えはしたがーーあの小娘共の為にはならんし、何より我がつまらん」

言峰「だとすれば偶然かーーそれならば良いのだが」

社長「? どうかしたのかね?」

言峰「いえ……」

社長「765プロ全員に参加して貰うが……わかっているね?」

ギル「知れたこと……トップの席は一つのみ、っという事であろう?」

ランサー「どうせやるなら……優勝だよな?」

言峰「……ふっ」

社長「その粋だよ! アイドル達には君たちから話しておいてくれたまえ」

ギル「貴様等。もしやとは思うが……我に勝つつもりか?」

ランサー「当たり前だろうが。やるからにゃ……勝つしかねえだろうが」

言峰「……」

ギル「良い。立ち向かう事を赦すぞ……ま、我の勝利は動かんがな?」

ランサー「はっ! 今のうちにほざいとけってんだ」

言峰「くれぐれも目立つ様な事はしてくれるなよ? ……言ったところで無意味だろうが」


ギル「はっはっはっ! 言われておるぞ、雑兵?」

ランサー「てめえだよ!」

ギル「我に目立つな、と? 赦せ。この溢れんばかりの王気は隠そうにも隠しきれんからな」

ランサー「こいつ、マジでうぜえ……」

ギル「はっはっはっはっ! 何も雑兵が悪いのではない。全ては我が完璧するが故。好きに嫉妬するが良い!」

ランサー「……」

言峰「ランサー。気持ちは分からんでもないが、そこまでにしておけ」

ランサー「わーってるよ。こうなったら、こいつのユニットより戦果を出してやるまでだ!」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom