響「今度こそガチ卓球するぞ!」 (78)

卓球スレです

宜しくお願いします

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1415413494

響「さあ、きたぞ!全日本選手権の予選!誰でも出れる国内の大会としては最高峰のレベル卓球大会だ!」

P「響、頑張れよ!」

響「楽勝さ!100人くらいのうちの上位6人になればいいんだから!」

響は福原愛や石川佳純に憧れて、全日本選手権に出たいと考えるようになった。そして今日はプロデューサーをアドバイザーとして2人で大会にきたのだ。

一回戦

相手「お願いします」

響(相手は自分と同じシェークの裏裏か。ラバーはマークファイブとマークファイブADか。時代遅れだぞ。年齢も30すぎのおばさんじゃないか。楽勝だぞ)

相手(両面テナジー05か。最近多いね)

響「自分のサーブだ!いくぞ!」カッ

相手「ふんっ」ズバーン

相手はレシーブから強烈なドライブをうち、響はノータッチで抜かれた

相手「シャーー!!」

響「ロングサーブはきかないみたいだぞ」

響(今度はフォア前にショートサーブだ。回転は下回転だ)

相手はバックで回り込み、チキータした

相手「ふんっ」カッ

響「うわっ」フワーン

相手「オリャ!!」ズドーン

響の浮いた玉を相手はスマッシュで叩き込む

響「く、くそ!」

相手「ヨーーー!!!」

響0対2相手

相手「さっ!」カッ

響「ツッツキレシーブだ」カッッ

響のレシーブはネットにかかる

相手「ナイスサーブ!!シャーー!!」

響「なんて回転量だ・・・」

響は1ゲーム目を 1-11で落とした

響「プロデューサー!相手が強すぎるぞ!」

P「そうは言っても俺は卓球分からん」

響「そんな!」

そして2ゲーム目

響(唯一取れた1点は相手がレシーブをミスした時だけだ。自分のサーブは全てドライブかチキータされて先手を取られる。相手のサーブは変化が凄くて繋ぐことしかできない、そしてそれを狙い打ちされてるぞ・・・)

相手「さっ!」カッ

響「こっちもチキータするぞ」カッ

響のチキータはオーバーミス

相手「さっ!」カッ

響「うわっ!チキータしようと思ったらロングサーブがきたぞ!」スカッ

響「今度は自分のサーブだ」カッ

相手はチキータした

響「これを狙い打つぞ」カキーン

響の打ったボールはラケットの端にあたり、あさっての方向へ

相手「ヨォォォ!!」

響「うがあああああああ!!!」

1 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします saga 2014/11/01(土) 22:05:27.63 ID:usE5TTI8O
こんばんは。卓球スレです。僕は中学高校と卓球部でした。実力は物凄く強いわけではないですが、自己紹介します。

中学校 栃木県

エース 部長

団体 県大会ベスト8
シングルス 県大会ベスト32
ダブルス 県大会ベスト32

高校 栃木県

準エース 部長

団体 県大会ベスト16
シングルス 県大会ベスト64
ダブルス 県大会ベスト32

高校は栃木だと、シングルスで選手が全員集合する大会だと人数は550人くらいです。そのうちのベスト64くらいです。中学校だともっと多いですが、高校のが結果を残すのはずっと大変です。

卓球分からない人がいたら質問してください。


では始めます

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1414847127

その後も響は積極的に攻めるがほとんど入らず。入っても結局返された。

響 1-11 0-11 2-11 相手

ゲームカウント0-3で響は負けた

相手「ありがとうございました」

響「ありがとうございました・・・」


響「プロデューサーー!3点しか取れなかったぞ!うわああああああああああん!」

P「よしよし」

P(響ぼろ負けじゃないか・・・)


そして二回戦 響が負けた相手とシードの戦い

響「さっきの相手はは優勝候補のはずだ!強すぎたぞ!」

P「次の試合始まるぞ」

シード「ショーーーーウ!!!」

雄叫びはシード選手のものばかりが聞こえ

相手はシードに0-3で負けた

響「そんな・・・」

P「・・・」

あの流れで新しくスレ立てられるとかメンタル強過ぎだろ

>>5
これはいけない

まさか一ヶ月しないうちにくるとは思わなかった
落ち着いた頃にくるもんじゃないのかこういうのは

スレタイの「今度こそ」は余計だったね

大会が終わり765プロ

響「ただいま・・・」

春香「響ちゃん!大会どうだったの?」

真美「まさかゆうしょ→しちゃったとか?」

やよい「響さん凄いですー!」

響「い、いや。負けちゃった」

伊織「負けたっていってもどこで負けたの?」

千早「上位6人には入れたんじゃない?」 

あずさ「響ちゃん、卓球上手だものね。私たちでこの前やったけど、全然かなわなかったわー。」

美希「確かにうまかったの」

響「上位6人には入れなかったぞ・・・」

貴音「やはり甘くないのですね」

亜美「れべる高いな→!!」

真「じゃあどこまでいったの?」

響「・・・回戦敗けだぞ」
 
雪歩「聞こえなかったですぅ・・・」

響「一回戦負けだぞ!もうこの話はやめてくれ!」

春香「響ちゃん・・・ごめんね」

そして一週間がたった。

伊織「みんな、この前みたいにまた家で卓球しない?今まで興味なかったけど、結構面白いことに最近きづいたのよね」

やよい「いいね。伊織ちゃん!」

真「今度は響に負けないぞ!」

美希「ミキも少し楽しさがわかってきたの」

春香「響ちゃん、行こうよ!」

響「自分、もう卓球はやめたさー。」

雪歩「えっ・・・」

千早「もったいないわよ。あんなに上手なのに」

あずさ「私もそう思うわー。」

響「うるさいぞ!卓球はそんな甘くないんだ。アイドルしながら上手くなるなんて無理だぞ!全日本なんかなおさらさー。」

P「そうとも限らんぞ」

亜美「にーちゃん!」

響「どうしたんだ?プロデューサー?」

P「俺はあのとき、できる限りたくさんの試合をビデオでとった。この一週間でその試合をみたり、卓球の勉強をしたりした。響は決して全日本が夢なんかじゃない。」 

響「一週間程度で卓球がわかるはずないさ」

貴音「響、人の話は最後まで聞くものです」

P「そうだ、最後まで聞いてくれ。響はフットワークに関しては全日本本選出場を決めた選手にさえひけをとらないレベルだと気づいたんだ」

前のスレで立て直そうって言っちゃったのが不味かったかなあ
だってこんなに早く立て直すとは思わなかったんだもの
みんなに忘れ去られた頃にsage進行するつもりで言ったんだがなあ…

響「フットワーク・・・か」

P「フットワークはどの戦型にも必要で、多くの選手が練習の多くをこの練習に使うそうじゃないか。」

響「そうだな・・・重要な技術だ。プロ選手と普通の選手が一番違うのは動きの良さだぞ。明らかに違うのが分かるぞ。もし、小手先の技術が上手くてもフットワークがなければ、話にならない。卓球はあまり動かないイメージがあるけど、むしろ、よく動くし、かなりハードなスポーツなんだぞ。」

P「そのようだな。俺も意外だった。響の一回戦、響は相手の鋭いレシーブに対してもいとも簡単に回り込んでただろ?あれは、響より強い選手たちでも出来てなかった。ただ、響は相手の強い回転に慣れてなくて、上手くボールを打てなかったんだ。」

響「確かに、そうかもしれない。」

P「響は強い相手と戦いなれてなくて、強い回転を受ける機会がなかった。あと、サーブとか台の上での細かい技術とかが苦手っていうのも原因だな。」

純粋につまらないです

響「台上の技術は、ツッツキ、フリック、ストップがある。横回転をかけた特殊なフリックが最近流行りのチキータ。自分、チキータとストップは全然できないぞ・・・」

P「それは捨てろ。基本ツッツキだけでいい」

美希「さっきから、何を言ってるのか全然わからないの。」

P「卓球は、ラリーがあまり続かないスポーツ。だからサーブとレシーブが大切なのだが、サーブは基本的に台に2バウンドするサーブが有効なんだ」

やよい「どうしてですかー?」

響「2バウンドしないと、レシーブから相手が思いっきりラケットを振って攻撃できるからだぞ。短いサーブならそれができないんだ」

伊織「なるほどね」

P「そう、だから短いサーブの対応が大切なのだが、大きくわけて3つあるんだ。一つはツッツキ。一番安全なレシーブで、小さいフォームでカットしてゆっくりな下回転の長いボールを相手に送る。」

響「安全な分、相手が攻撃しやすいレシーブだぞ。」

P「ストップはツッツキを2バウンドさせるようなレシーブ。相手のネット前にボールを落とす。でも、難しいレシーブで、ボールが浮いたりしてしまうことも多いようだ。でも成功させれば相手は強い攻撃ができない」

P「最後のフリックは一番攻撃的なレシーブで、ドライブをコンパクトにしたフォームで払うようにトップスピンをかけて打つ。チキータはバックハンドの技術で、さらに横回転も加えて打つ。チキータバナナのような曲がり方をするらしい」

響「よく勉強してるみたいだけど、ツッツキしか使わないなんて無理があるぞ。相手にドライブを打たれてしまうぞ」

P「普通はな。でも、動きの良い響なら相手が攻撃したボールを回り込んだり飛びついたりして攻撃できるんじゃないか?普通の人なら守りに入ってしまうけど。」

響「そうかな・・・」

P「チキータやストップを身につけるより、響には向いていると思う」

響「でも、攻撃されたボールに追い付いても、相手の回転が強ければボールをあさっての方向へ飛ばしてしまうんだぞ・・・」

>>5( 〃▽〃)

>>7あざっす!

>>8それな

>>9そろそろ落ち着いたとおもってました

>>10余計でしたか!?

>>13あなたのせいじゃないです

>>15卓球知らない人ならつまらないと思います。詳しいのにつまらいならすみません。

伊織「そこは練習するしかないんじゃない?にひひっ。」

P「その通り。伊織。あのマシーンを頼む」

事務所の倉庫から非常に大きな卓球マシーンを伊織が持ってくる

やよい「おっきいですー!」

響「なるほどな。卓球マシーンで練習か。でも、全日本はさすがに無理だと思うぞ」

P「一日二時間でいいんだ。事務所でこのマシーンで練習してみろ。明日からな。明日卓球台もくる。あと、30分はサーブ練習だな。」

響「二時間では無理だぞ、それに卓球マシーンのボールは規則的すぎて人間の打つボールとはまるで違うんだ!」

伊織「そこは水瀬の力でなんとかしたわ。騙されたと思ってやってみなさい。」

響「・・・」

P「あと、響。お前はシェークに向いてない。バックドライブも全然打てないし。明日からはペンにしろ。裏面なしな。」

響「今時裏面なしのペンドラなんて時代遅れだ!」

P「時代遅れのマークファイブ使いに負けたのはどこのどいつだ。」

響「・・・」

そして翌日

響「仕方ないからやってみるぞ・・・」

P「よし、ではルールを説明する。まず、マシーンはサーブを打つ。そのサーブをツッツキでレシーブしてくれ。もしそのツッツキが高かったらすぐにスマッシュが来るから気をつけろ。低くレシーブするんだ。そして、ランダムのボールが連続で打たれるから、全て回り込んでフォアハンドドライブ。短いボールならツッツキ。どうしても回り込めなければバックハンドで繋ぐ。」

響「分かったぞ」

そして機械が動き出す

機械「シュッ!」

響「ツッツキでレシーブ・・・あれ!このサーブ横上回転じゃないか!レシーブが浮いてしまったぞ」

P「回転はランダムだ」

響「人間ならサーブのフォームで回転見極められるけど、機械なら分からないぞ!」

P「ボールをよくみて回転を見極めろ」

響「無茶言うな・・・」

確かに卓球はメンタルスポーツだが、ここの>>1はすごいな……

きっと将来有望だろう(白目)

>>1
この前はあんな事になったが、期待してるよ。

>>24>>25あざっす!

機械「シュッ!」

響(下回転か・・・)カッ

P「ナイスツッツキ」

機械「ギュイーン!」

響「うぎゃあ!」スカッ

響「プロデューサー!威力強すぎるぞ!」

P「このくらい、追い付けなくてどうする。全日本目指すんだろ。」

響「くそっ、もう一回だ!」

30分後

機械「ギュイーン!」

響「それっ!」シュッ

機械「パーン!」

響「おらっ!」シュッ

機械「チュドーン!!」

響「うおおおおお」パーン


響「あれ、機械止まったぞ!」

P「響のミス以外で機械が止まったならそのラリーは響の勝ちってことだ!」

P「9割のラリーで響が勝てれば合格だ。」

響「なんだって!今のところ1割も勝ててないぞ!」

P「でも、良くなってる。やはり響はフットワークは光るものがある!回転を見極める目も素晴らしい。」

響「確かに、回転は以外と簡単に見極められることに気づいたぞ」

P「ようは、響の優れてるところは動物的なところだ。動きと視力。」

響「ちょっと失礼だな。もう一回」

機械「シュッ!」

響「ナックルか」カッ

機械「ズドーーーーーン!!!!」

響「うぎゃああああああああ!」

P「今のは時速300キロのスマッシュだ。今のサーブは台から2バウンドしないサーブだった。そういうサーブが来たら、ツッツキで繋がないでドライブで攻撃しろ。ツッツキしてしまったら、今みたいなスマッシュがくるぞ」

響「早くいってくれ!!」

P「すまん、だがこうして長いサーブと短いサーブの見極めができるようになるだろ」

そして二時間が経った。

P「響対卓球マシーン。385ラリーのうち、響は3回勝利だ。」

響「ほとんど敗けじゃないか・・・9割なんて夢のまた夢だぞ・・・まあ、いいや。すごく疲れたぞ。今日は帰るぞ」

P「まて、30分サーブ練習しろ。サーブ練習は疲れないだろ?」

響「うぎゃああああああああ!」

そして一ヶ月

機械「ドーン!」

響「はっ!!」パーン

機械「ギュイーン!!」

響「とうっ!」パチーン

機械「ポンっ」

響「短いボールだ、ツッツキで処理」カッ

機械「ボーン!!」

響「うりゃーーー!」ギュイーン

P「今のも響の勝ちだ。これで400ラリーで362回響の勝ち!合格だ!」

響「やったぞーー!!」

伊織「あっ、クリアしたのね。レベル1」

え、ええと……からかった俺が言うのもなんだが、批判レスは無視した方がいいぞ

今回は頑張ってくれ
前よりはいいスタートを切れたと思う

響「レベル1!?」

伊織「ええ。レベル10まで作ってもらったわよ


響「なんだってええええええ!!」

P「次はレベル2だな。響。たった一ヶ月で本当に上手くなったぞ。ドライブは安定してるし威力も高くなった。回転も。フットワークはさらによくなったし、ツッツキも上手くなった。ペンのバックハンドにも慣れてきたじゃないか」

響「まあ、確かにな。このマシーンが本当に高性能だからなー。」

P「いくぞ!レベル2!」

機械「チュドーン!!」

響「うぎゃああああああああ!」

>>30わかりましたー

そして響は毎日二時間の練習をし続けた。そして、10か月後、全日本選手権の予選大会まで残り1ヶ月。

機械「ズギュウウウウウウン!!!!」

響「やあっ、、」カンッ

機械「ボゥオオオオオオオアオン!!!」

響「うりゃっ!」パーン

機械「ドゥガアアアアアアアアン!!!」

響「ほいさっ!」ギュイーン!!


機械「オメデトウアナタノカチデス」

P「やったな!レベル10に勝利だ!!」

響「やったぞーーー!!!!!!!」

P「残り1か月は、強い人を呼んで、練習や試合をしよう」

響「やっと人間と打てるぞ・・・」

そして一ヶ月後、全日本選手権の予選

響「一回戦の相手、去年負けた人だ」

相手「お願いします!」

相手(ペンになってるけど、去年と同じ相手だ。楽勝かな♪)

響「おらっ!」パーン

響「それっ!」ギュイーン

響「うおお!」パチコーン

相手「いやあああああああ!!」 

響は相手のボールをほとんど全て回り込んで攻撃し、圧倒した。チキータレシーブや相手のドライブも構わずドライブした。

響 11-3 11-2 11-1 相手

響がゲームカウント3-0で勝利

相手「去年と違いすぎるよ・・・」

響「やったぞーーー!!!!!!!」

雪歩「響ちゃん凄い・・・」

P「うん、悪くない」

春香「いいんですか?プロデューサーさん、アドバイザーは。」

P「いいんだ。響はとにかく回り込むんでフォアでドライブを打つだけ。戦術なんてない。アドバイスの必要もない」

千早「なんてシンプルなの・・・」

真美「ひびきんの応援にみんなできちゃったね。」

真「みんなオフだなんて・・・」

P「だが、次はシード選手だぞ。前回も全日本本選に出場している。シェークでバックが変化表ソフトの前陣異質型だ。珍しい。」

やよい「それはどういうタイプなんですか?」

P「響は後ろに下がって攻撃するが、次の相手は前に張り付く。そしてバックハンドは変化球とかナックルボールが出やすいラバーなんだ。その代わりあまり弾まない。フォアとバックのラバーの性質の違いを使って相手のミスを誘うんだ」

貴音「試合、始まりますよ」


シード「お願いします」

響「よろしくだぞ」

響のサーブから試合が始まった

響「いくぞっ!」カッ

シード「ふっ」ポン


P「ストップか・・・」


響「ふっ・・」カッ

シード「やあっ!」ギュイーン

シードは響のツッツキに対して回り込んでドライブ。響のバック側へ打った。

響「いくぞっ!」キュキュ

響「うりゃー!」カーン

響はそれを回り込んでシードのバック側へドライブ

シードに「ふっ」ポトッ 

それをシードは響のフォア側へ短く落とした

響「うおおおお」フワッ

シード「ふん!」ドカーン

なんとか返したが響のボールは浮いてしまう。それをシードはスマッシュで決めた

響「くそっ!」

P「あそこまで完璧なストップブロックができるとはな・・・」

あずさ「さすがシードですね」

P「特殊なラバーだからやりやすいんだ。普通のラバーなら、相手のドライブに対して短いボールが来ることはほぼないのだが・・・これはまずいな。響の天敵だ」

美希「それなら、シードのフォアへドライブを打てばいいの」


響「はっ!」カッ 

シード「ふっ」ポン

響「ふっ!」カッ

シード「ほいっ!」ギュイーン


P「さっきと同じパターンか」

そして響は相手のドライブを回り込み

響「やあああ!」ギュイーン

シードのフォア側へドライブを打った


美希「ミキの言うとおりになったの」


シード「うりゃー!」シュイーン

響「ぎゃー!」スカッ


P「カウンタードライブか・・・」

雪歩「カウンタードライブ?」

P「普通のドライブは響みたいに、力をためて、ボールを下から上へ大きく持ち上げるが、カウンタードライブは相手のトップスピンを利用してコンパクトなフォームで、早いタイミングで打つんだ。」

真「打つタイミングが早いから響は追い付けないんですね!」

P「そうだな、これはまずいぞ。シードはこれから全てドライブを響のバックへ集めてくるだろう。そうすると響は必ず回り込む。そしてがら空きのフォアへストップブロックかカウンタードライブで返してくる。精度が高いから、響きは追いつかない!しかも響はツッツキしかできないから、相手がレシーブでストップすれば、相手が必ず先にドライブを打つことになる!」

伊織「あんたがツッツキ以外いらないって言ったんじゃないの!」

P「あのときは1週間くらいしか勉強してなかったからな・・・」

そしてプロデューサーの予想通り、相手はドライブをバックに集め、毎回同じパターンになった

シード「ヨーーー!!」

響「くぅ・・・」

第一ゲーム

響4-11シード

第2ゲーム

響0-2シード 響のサーブ

響「うりゃっ!」カンッ

シード「むっ」カッ

響「おりゃー」ドーン

シード「くっ」

響「さーーー!!」

P「なるほどな、響はロングサーブを出して、ストップを封じた。これは良い戦法だ」

千早「長くて早いサーブはストップしづらいんですね。」

響「はっ」カッ

相手「ふっ!」カッ 

相手のレシーブはネットにかかる

響「さーー!!」

P「シードはロングサーブを気にしすぎて、短いサーブに対して手元が狂ったようだな」

こうして、お互いが自分のサーブ2本を取り合う展開になり 9-9

響(次はロングサーブをフォアへ出すぞ)

響「うりゃっ!」カッ


相手「ふっ!」パチーン 

響「くっ!」スカッ


P「相手が響のロングサーブを読んで思いっきり打ってきたかー!くそぉ・・・」 


響(とうとうサーブを破られた・・・)

響「はっ!」カッ


響の次のサーブはネットにかかって、手前に落ちた。

響「うぎゃああああああああ!」

2ゲーム目 シード11-9響

P「サーブミスしたか、、響のパターンだったのに・・・」

春香「あと1ゲームとられたら響ちゃんの敗けですね・・・」

>>39相手→シード

>>38も相手→シード  

3ゲーム目

響(もう作戦とかいいや)

響(自分の卓球は動き回ってフォアを打つだけ!それで負けたら仕方ないぞ!)

響「はっ!」カッ

シード「ふっ」ポン

響「ほりゃ」カッ

シード「ふんっ!」ズギューン

いつもの展開で相手のドライブが響のバック側へ

響「うりゃー!」パーン

シード「ほいっ」パシューン

相手のカウンタードライブが響のがら空きのフォア側へ決まる

響「うおおおおおおお」タッタッ

響「とりゃーー!!」シュッ


P「追い付いた・・・だが、あれじゃ相手に打ち込まれる」

シード「らあっ!」ズドーン

響「おおおおお!」カーン 

シード「おりゃ!」パチコーン

響「やあああ!」カーン

シード「らあ!」スカッ

響「さーーーー!!」


P「相手が打ち込んできても、なんとか緩いドライブで粘り続けて、相手が空ぶった・・・」

シードとの戦いで相手って書いてあるのは全てシードに直してください。すみません。

響4-8シード

響「もう、後がないぞ・・・」


P「響も頑張って粘ってるが、きついか」


シード(なんかしつこくなってきたな。早く試合を決めたい!)

響「さっ!」カッ

シード「ほっ」カッ

響「ふっ」カッ

シード「ほい!」ズギューン

響「うおおおおおおおおお!」ズガーン

シード「くっ!!」スカッ

響「さーーーー!!」

シード(ここに来て、相手のドライブの威力が上がった・・・)

それから響は4連続で回り込みドライブで一発で決めて8-8

シード(だめだ。カウンタードライブやストップブロックが上手くいかない。作戦を変えよう)

響「さっ!」カッ

シード「ふっ」シューン

ここでシードは初めてフリックレシーブを仕掛ける

響「やあ!」ギュイーン

シード「ふっ」カン

響「やあ!」ギュイーン

シード「ふっ」カン

響「やあああ!」ズギューン

シード「くそっ!」

響「さーーー!!」

響はフリックをドライブで打ち、シードのバックへ集めた。シードはブロックしたが、最終的には響のドライブを止められなかった。そして

3ゲーム目

響11-8シード

響「1ゲームとったぞー!」

そして4ゲーム目も響が取り、最終ゲームへ

P「響のドライブの威力が上がってから、シードは今までと違う展開に持っていこうとしてるけど、ことごとく上手くいってないな。響はシードのフォアとバックの球種の違いなど全然気にしてないし、良いドライブを連続して打てている。シードのストップブロックやカウンタードライブもほとんど決まってない」

伊織「しかも、響は不利な状況になってもとにかくドライブで粘るから、それでシードが攻めきれずミスすることが多くなってきたわね」


だが、最終的ゲーム

響6-10シード


P「シード、響のドライブの威力に慣れてきて、カウンタードライブが決まり出してきた・・・それから流れが変わっていつのまにかマッチポイントだ。まずい・・・」

響(諦めないぞ!)

響「さっ!」カッ

シード「ほいっ」カッ

シードのレシーブがネットイン

響「うわっ」フワーン


P「ここに来てネットインか。響、なんとか返したけど、絶好のチャンスボールじゃないか!」

シード「おりゃ!!」ズガーン

響「おおおおおおおおおお」タッタッタッタッタッタッ

響「うりゃ!!!」カーーーン

響はシードのスマッシュをギリギリ、ドライブで返す

シード「らあ!!」ズガーン

響「うおおおおおお!」パシーン

シード「おりゃ!!」ズガーン

響「うりゃりゃりゃ!!」パーン

シード「それ!!」ズギューン

響「らあああああ!」パーン


P「響、台から大きく下げられて、相手に連続してスマッシュ打たれてるけど、なんとか弾道の高いドライブで粘ってるな・・・だが、いつまでもつか」

シード「らあ!」スカッ

響「しゃーーー!!」


シードはとうとう空ぶった

シード(なんだよこいつ、しつこいな。すげー疲れる。)

7-10

響「さっ」カン

シード「あっ」

響「さーーー!!」

響のフォアへのロングサーブが決まる

シード(くそっ!ロングサーブしばらく出されてなかったから・・・だが、次のサーブで決める)

8-10 シードのサーブ

シード「ふっ!」カッ

響「らっ!」ギュイーン
 
シード「あああ」

響「さーーーー!!」


P「今、シードは短いサーブを出そうとしたが、少し長くなり、響にドライブを打たれたな。ツッツキが来るとおもってたから、対応できなかった。マシン練習の成果が出てるな。響」

9-10

シード「おらっ」カン 

響「はあ!」パーン

シード「らあ!」パーン  

響「やあ!」パーン

シード「たあ!」パーン


シードのフォアへのロングサーブから、二人はフォアドライブ対フォアドライブの打ち合いになった。

P「響!頑張れ!」

響「おりゃあ!」ズドーン  

シード「ああっ」

シードのドライブがオーバーミス

10-10

響「自分のサーブだ」カッ

シード「ふっ」カッ

響「ほいっ」カッ

シード「おらっ!」ギュイーン

響「うおおおおお」キュキュ

響「はあっ!」パーン

シード「ほっ」ポトッ 


P「完璧なフォアへのストップブロックだ!」

響「おおおおおお」タッタッタッタッ

響「らあ!」パチコーン


響はストップブロックを無理矢理ひっぱたき

シード「くそおおおお」

見事入った

P「響、思いきったなー。あのストップブロックを思い切り叩きこむなんて。賭けに勝ったな」

そして響のマッチポイント

シード「はっ!」カッ

響「ほいっ」ポン

シード「えっ!えっ!」スカッ

響はずっとツッツキでレシーブしてたが、急にストップし、シードは驚き空振りした

響「さーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」


響 4-11 9-11 11-8 11-7 12-10 シード

ゲームカウント3-2で響が勝利した

P「響!よくやったぞ!急に練習してないストップを成功させるなんてなんて勝負強いんだ!」

貴音「やりましたね、響」

真「凄い勝負だったね!」

千早「我那覇さん・・・」


響はシードに勝った後も連勝し、ベスト8に入った。そして、、

P「次の相手はカットマンか・・・」

やよい「確か、守りの選手ですよね。」

あずさ「次勝てば、全日本いけますねー。」

P「響のドライブは回転は強いが、カットマンを打ち抜けるパワーはない。しかも相手のカットマンは鉄壁の守備が売りであまり攻撃しないとにかく守るタイプ。きっと粘りあいになるだろうな」

準々決勝

カットマン「お願いします」

響「よろしくだぞ」

カットマン「さっ!」カッ

響「ふっ」カッ 

カットマン「ほっ!」シュパッ

響「ほいっ!」パチッ

カットマン「ほっ!」シュパッ

響「ほいっ!」パチッ

カットマン「ほっ!」シュパッ


P「やはり粘りあいか。響はスピードのないゆったりとしたドライブ。カットマンはよく切れたカット。カットマンのカットの回転が強いから響は思いきって打てない」

響「ほいっ!」パチッ

カットマン「ほいっ!」シュ

響「ほいっ! ああ・・・」

響のドライブはオーバーミス


P「相手は時おりナックルカットを混ぜてくるようだな。下回転だと思ってナックルカットを打ってしまうとオーバーミスしてしまうんだ。また、ナックルと分かってても打ちにくいことも多い」


そして

カットマン「ヨオー!」

1ゲーム目 響8-11カットマン

P「響もカットマンも互角だったが、ナックルカットに響が引っ掛かった分カットマンが1ゲームとったか。」

2ゲーム目

響「さっ」カッ

カットマン「ふっ!」シュパッ

響「やあ!」パチッ 

カットマン「ふっ!」シュパッ

響「とう!」パチッ

カットマン「ふっ」シュッ

響「たああああ!」ギュイーン

カットマン「くっ!」

響がスピードの速いドライブを打ち、カットマンはネットミス

春香「今、響ちゃん、速いドライブ打てましたね!」

P「相手のカットマンのナックルカットを見抜いたんだ。切れたカットには打てないが、ナックルに対してなら響は速いドライブが打てる。今までは回転が分かってなかったが、分かってきたようだな」

響「さーーーーー!」

2ゲーム目 響11-6カットマン


響は相手のナックルカットを狙い打ち、2ゲーム目は響がとった

P「だが、ここからが本当の粘りあいになるだろうな。」

美希「そうなの?」

P「ああ、相手のカットマンはもう、ナックルカットを使わずに切れたカットだけで戦うだろう。響は回転を見極めるのが得意だからな。そうすると、響はドライブで繋ぐしかない。」

P「響もカットマンの苦手なミドルを突いたり、ストップとドライブで前後に揺さぶったりしてるが、まるで相手には効いていない。本当に鉄壁の守備だ・・・」

P「促進ルールも取り入れてないようだし、まさに粘りあいだろう。相手は響のドライブを攻撃する技術もないようだしな」


Pの言う通り、試合は粘りあいになった

そしてゲームカウント2-2で最終ゲーム10-10

響(なんてしつこいんだ・・・疲れてきたぞ)

カットマン(相手がミスしないから大変だ・・・)

カットマン「はっ!!」カッ

響「ほい」フワーン

カットマン(チャンス!)

カットマン「らあ!」バチコーン

響「おおおお!」バチコーン

カットマン「ああっ!」

響「さーーーーー!」


P「響、思いきったな!わざとレシーブを高く上げて相手にスマッシュさせ、それを狙い打つとは!」

伊織「また賭けに勝ったわね」

P「相手はカットマンだし、スマッシュは遅い。コースも分かりやすかったから、この作戦をとったんだろう。スマッシュしたボールを思い切り返されたら反応するのは難しい」

亜美「ひびきんだいたんっ!」

響のマッチポイント

響「はっ」カッ

カットマン「ほっ!」シュパッ

響「おお!」パチッ

カットマン「はい!」シュパッ 

響「それ!」パチッ

カットマン「ふっ!」シュパッ

そしてラリーは50回ほど続き

響「はっ!」パチッ

カットマン「ふっ」シュパッ

カットマンのこのカットマンがわずかにオーバー

響「さーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!しゃああああああああ!!!」


やよい「響さん勝ちましたね!」

貴音「真、嬉しそうですね!」

あずさ「全日本、本選出場のお祝いパーティーしないとね」

P「響、よくやったぞ!!」

そして準決勝

響2-1ペン速攻 の 響10-9ペン速攻

響のマッチポイント

ペン速攻(くそ!スマッシュを何本打っても緩いドライブで繋いでくる!まるでカットマンと戦ってる気分だ!)

響「さっ」カッ

ペン速攻「ふっ」カッ

響「おおおおお!」ドーン!

ペン速攻「くそっ!」

響「さーーーーー!」

響の全力のパワードライブが決まり響の勝利!


真「響すごいぞー!」

やよい「決勝進出ですね!」

P「相手がずっと攻撃してたけど、響はなんとか粘りきった!粘り勝ちだ!」

千早「まるで納豆ね・・・ぷっくくっ」

春香「千早ちゃん・・・」

P「響はここまで来るのにかなり色々な戦型と戦ってきたな」

1回戦 相手 右シェークドライブ型

響 11-3 11-2 11-1 相手  3-0

二回戦 シード 右シェーク前陣異質攻撃型

響 4-11 9-11 11-8 11-7 12-10 シード

3-2

三回戦 ペン粒 右反転式ペン守備型

響 11-9 11-6 7-11 11-4 ペン粒  3-1

四回戦 ペンドラ 右ペンドライブ型(裏面あり)

響 11-9 16-14 13-11 ペンドラ  3-0

準々決勝 カットマン 右カット主戦型

響 8-11 11-6 14-16 11-9 12-10 カットマン  3-2

準決勝 ペン速攻  右ペン前陣速攻型

響 11-9 12-10 9-11 4-11 11-8 ペン速攻 3-2

>>58 ペン速攻との最終ゲームは11-9に変更

卓球知らんと全然わからんな

>>60・61

そうですね、、僕は卓球知らない人への配慮はしてません。卓球は目に見えない要素が多くて、実際にやってみないと理解できない部分が多いと思います。小説で説明しても理解させるのはかなり難しいと思います。少なくとも僕の力では無理ですし、力のある人でも難しいと思います。だから卓球の漫画などは基本売れないんですよね。

ピンポンが売れたのは、卓球分からなくても楽しめるような内容だからだと思いますし・・・あの漫画も卓球しらない人へに説明しようとしてない感じしますね。


P「決勝の相手は・・・とんでもない相手だ。まだ中1で、なぜか今まで全然大きな大会に出てこなかったノーシードの選手なのだが」

P「強すぎる。すさまじいパワーのドライブを打ってくる、左利きのシェークドライブ。特にバックハンドが強い」

春香「あ!あの人ですね。本当に中1ですか!?」

P「身長は186センチだそうだよ」

やよい「私より年下なのに・・・」


決勝

バケモノvs我那覇響

響「よろしくだぞ」

バケモノ「お願いします」

響(で、でかい!!)

バケモノ「ふっ」カッ

響「よっ」カッ

バケモノ「ふんぬ!!!」ズドドドドーン!

響「えっ・・・」


バケモノは響のツッツキにバックハンドでドライブで攻撃。響は反応できなかった。


P「なんて威力だ・・・」

亜美「やばすぎっしょ・・・」

千早「そうね・・・」

あずさ「あらあら・・・」

美希「なの・・・」


バケモノ「ジョーーーーレイッッ!!」

バケモノ「ふっ」カッ

響「ほっ!」カッ

バケモノ「ふんぬ!!!」ズドドドドォーン

響「うおおおお」タッッ

響「やあ!」スカッ

バケモノ「ジョレーーーーーイ!!」


P「響の卓球だと、あの攻撃を封じないで真っ向勝負しないといけないからきついな」


響「ふっ!」カッ

バケモノ「はあ!」ギュイーン

響「やあ」カンッ

バケモノ「どりゃあ!!」ドッッッッカーン!

響「うぎゃあああ!」


P「レシーブでチキータ。なんて回転量だ。響は回り込めたが本当に軽くしか繋ぐことしかできず、次パワードライブでやられてしまったな。これは強すぎる!!」

そして1ゲーム目

響0-11バケモノ

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