【GF(仮)】真琴「先輩っ、何してるんですか?」 その2 (38)

前スレ
真琴「先輩っ、何してるんですか?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1414788967/)

ガールフレンド(仮)より柊真琴と俺氏の小ネタ集です。
期間限定Sレア化おめでとうございます。
また書きたくなったので立てました。
思いついたことを淡々と書き連ねていきます。
トラブル回避、嫌な思いをすることを回避する為に以下のことにご留意ください。

誤字脱字、キャラに違和感等あると思います。
俺の真琴はこんな子じゃない、台詞が気持ち悪い等の考えに至りましたらブラウザバックを。

前スレ以上にゆっくりひっそりと進行します。
それでは、よろしくお願いします。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1415391632

【テトリス】

真琴「先輩っ、何してるんですか?」

俺「……暇つぶしに……ダウンロードした、テトリス」ピコピコッ

真琴「テトリスですか~」

俺「この手のゲームは暇つぶしには最適だからさ……っと、時間を忘れてやっちゃうんだわ」ピコピコッ

真琴「わっ! 凄い! ブロックがビュンビュン落ちてきます!」

俺「テトリミノ……ね」ピコピコッ テトリスッ!

真琴「それに、長い棒のブロックで毎回消してるし!」

俺「……っぶね、……シングルやダブルで消すよりはテトリスで消した方が……っ、……得点が高いからって……」テテーテテテテテテーテテー

俺「あ”あ”ーー!? 今の判定キツくね!? まだ遊び時間の範疇だったって!!」テテテーテテテテテテー♪

【キーホルダーゲーム】

俺「最高レベルだとワンミスでもリカバリーが難しいなぁ」

真琴「お疲れ様です、先輩っ」

俺「テトリスやってただけなんだけどさ」

真琴「でも凄いですね、あんなに指が速く動くなんて」

真琴「私には絶対無理です」

俺「慣れると意外と簡単に出来ると思うけど?」

真琴「慣れるとって……先輩はいつからテトリスをやってるんですか?」

俺「幼稚園位の時に誰かが買ってきた1,000円位のテトリスのキーホルダーゲームが最初かな?」

俺「テトリスJrだったっけ? あれが原点だと思う」

真琴「テトリスJr?」

俺「そう、スーパーとかで売ってたんだ。 ボタン電池の、知らない?」

【どっち派?】

真琴「先輩はパズルゲームが好きなんですか?」

俺「パズルゲームというか、落ちゲーが好きなのかな?」

俺「誰でもわかる単純なルール。 皆で競うもよし、個人で楽しむもよしの幅広いプレイスタイル」

真琴「じゃあ先輩? テトリスとぷよぷよだとどっちが好きですか?」

俺「テトリス。 ぷよぷよの連鎖システム、あれにどうしても対応出来ないんだよ」

俺「プレイ動画とか見てると17連鎖とかやってるけどさ、アレすごいよな~」

俺「未だに簡単な階段積みしか出来ないよ」

真琴「そうなんですか~、私はぷよぷよかなぁ? キャラクターが可愛くて」

真琴「あれ、良いですよね~」

俺「……連鎖が得意だから好きとかじゃなくて?」

真琴「私、2連鎖とか3連鎖とかしか出来ないんですよ」

真琴「フィーバータイムに入っても慌てちゃってよく失敗しますし」

【コンパイル】

俺「じゃあさ、ぷよぷよとぷよぷよフィーバーならやっぱりぷよぷよフィーバーの方が良い?」

真琴「……はい?」

俺「……あれ?」

真琴「先輩、ぷよぷよフィーバーじゃないぷよぷよがあるんですか?」

俺「」

真琴「先輩?」

俺「まさか、コンパイル時代のぷよぷよを知らない?」

真琴「コン……何ですか?」

俺「……嘘ぉ? この歳でジェネレーションギャップを体験することになろうとは」

【ジェネレーションギャップ】

真琴「ジェネレーションギャップってあれですよね?」

真琴「ほら、世代や年代で価値観や文化や思想が異なるっていう……」

俺「……その国語辞典の文言そのものみたいな解答は何よ?」

真琴「ジャジャーン! Wikipediaです! 先輩、私はもう巧みにスマートホンが使えるのですよ!」

俺「ほら、今の会話で言うところの国語辞典とWikipediaみたいなやつがジェネレーションギャップ」

真琴「……あれ?」

【例示】

真琴「じゃあじゃあ、他のジェネレーションギャップの例ってどんなのがありますか?」

俺「……例えば、最近めっきり見なくなった電話ボックスだったり、ビデオテープやカセットテープ、iPodとウォークマンに駆逐されたポータブルMDプレイヤー、パソコンとかならフロッピーとかもそうじゃない?」

真琴「な、なるほど~」

俺「日本銀行券、お札の肖像で千円札と五千円札は肖像の人物が変わっただろ? 二千円札なんてそれこそ意図的に持ち続けてる人しか持ってないし。 そういうのもそのうち忘れられてジェネレーションギャップになるんじゃない?」

真琴「先輩って、いっぱい知ってるんですね!」

俺「つい最近、話題になったからさ」

俺「……言いたいことも言えないこんな世の中じゃ?」

真琴「はい?」

俺「ドラマのGTOの鬼塚の役者って誰だっけ?って質問を色んな人にしたら良いよ」

真琴「? どうしてですか?」

俺「そこでAKIRAって答えるやつにはさっきの俺の問いの答えはわからない」

俺「反町って答える奴はさっきの問いを投げかけると直ぐに毒ってカッコ良く英語で言ってくれるよ」

真琴「ジェネレーションギャップって、奥が深いですね」

俺「……内山田教頭はねじねじさんだろ」

【なくなった言葉】

真琴「ジェネレーションギャップ、私もそのうち感じる方になるんですね」

俺「そりゃそうさ、ジェネレーションギャップは絶対になくならないよ」

俺「それに合わせて言葉も新しく作られたり消えたりしてさ」

真琴「消えた言葉?」

俺「ビデオ録画の時に入力してたGコード、もうテレビ欄には掲載されてないだろ?」

真琴「あぁ、あったあった、ありましたね! 私、小学生の時よく入力失敗してました」

俺「ビデオ関係なら後は、早送りはともかく今は巻戻しは使われなくなって来てるし」

真琴「そうなんですか?」

俺「今のデッキのリモコンだと巻戻しじゃなくて早戻しになってる。 ビデオじゃなくてDVDやBlu-rayが主流になってきたから言葉が変わったんじゃない?」

真琴「知りませんでした、今でも私、巻戻しって言ってました」

俺「そのうち早送りも消えたりするのかな。 スキップボタンと30秒送りでなんとか出来ないこともないし」

【爪】

真琴「凄く盛り上がりましたね!」

俺「お互いにネタがあって共感出来たしなぁ」

真琴「ですね~」

俺「……」

真琴「……」

俺「そういえばさ、Gコード入力を失敗したって言ってたけど」

真琴「はい、数字を一つ飛ばしたりしちゃって」

俺「ビデオテープの爪が折れてるのに気づかなかったってのはあった?」

真琴「ビデオテープの爪? ああ! あの録画が出来なくなるやつ!」

俺「おぉ、まだ通じたや」

真琴「ありましたね~、私のお父さん、ドラマの録画とかをした後は必ず折ってました」

真琴「で、セロテープを貼り忘れて次の話の録画に失敗するんですよ」

【押しボタン式】

真琴「先輩っ、何してるんですか?」

俺「いや、あれ見てみ?」

小学生集団 キャッキャッ!

真琴「近所の小学校の児童さんですね」

俺「ほら、あいつら歩行者用信号の押しボタン滅茶苦茶連打してるじゃん?」

真琴「ですね」

俺「あれ、俺も良くやったけどさ。 何が楽しくてあんなに連打してたんだろうな?」

真琴「なんででしょうね~」

俺「あれ、結構な人数がやってると思うんだわ。 また他の奴にも聞いてみよう」

【日没】

真琴「日が落ちるのも早くなって来ましたね~」

俺「17時でもうこれだもんな」

真琴「先輩は小学生の時とか暗くなっても遊んでた方ですか?」

俺「だいたい門限18時だったかな? 一緒に遊んでる友達と同じ時間が門限ってなってたよ」

真琴「私は割としっかり門限が決まってましたよ~」

真琴「ほら、暗くなったら転ぶから明るいうちに帰って来なさいって」

俺「いや、それは……」

【ノート 再び】

真琴「先輩っ、何してるんですか?」

俺「今日の授業のノートの清書」

真琴「先輩、毎日ノートの清書をしてるんですか!?」

俺「俺がそんな真面目な優等生に見えるか?」

真琴「……薄目にして凝視をしたなら」

俺「アホか。 単純に昼を挟んだ授業だったからさ、うつらうつらとしてたみたいで書き写した板書が汚くてな」

真琴「それで清書を?」

俺「面倒だしかったるいけど、ある程度内容を記憶してるうちにやっとかないとテスト前に泣きを見るのはこっちだから」

俺「いない? テスト前になってノートの字が汚過ぎて読めないって慌てて借りてるバカ」

真琴「ノートチェックとかもありますし、なかなか居ませんよそんな人……」

【イラスト】

真琴「先輩のノートは文字だけの真っ黒ノートなんですね」

俺「板書に合わせて色を変えるのも最初はやろうかと思ったけどいちいちペンを持ち替えるのも面倒だし、そのうちそうやって色を替えたことで内容が理解出来た、覚えたって勘違いしそうでやめたよ」

俺「女子は色を変えるだけじゃなくコメントやポイントを描き加えたりイラストで余白に解説を作ったりして凄いな、俺には真似出来ん」

真琴「イラストで解説を描き加えるなんて余程絵の上手い人しかやりませんよ~」

俺「でもやっぱ男女で見比べたら女子のノートの方がスッキリしてるし見やすい気がする」

真琴「……先輩はやらないだけで、やれば出来ると思うんですけど」

俺「一回物は試しだって解説イラストを描こうと試みたことがあるのよ」

真琴「そうなんですか?」

俺「結果、解説イラストに留まらずにどんどん描き進めて超大作が出来た」

真琴「描いてるうちに夢中になっちゃうパターンですね!」

俺「姫島含むサブカルグループには受けが良かった、八束・上条の優等生グループには怒られるわ呆れられるわ散々だった」

【内職】

俺「やっぱり1年でも授業中の内職とかってやってる?」

真琴「限国とかは基本先生は黒板前から動きませんからやってる人はやってますね~」

真琴「先輩は内職とかやるんですか?」

俺「切羽詰まったらやるけど、今は教卓前の席だから難しいな」

真琴「教卓前の席なのに寝そうになったんですか?」

俺「昼食べた後は眠くなるって」

真琴「私も内職とかやってみたいんですけどね~」

俺「? やればいいじゃん」

真琴「もしやったら、私だと授業そっちのけでやると思うんですよ」

俺「あー……」

真琴「それに、もし内職中に先生が席に近づいたり指名されたりしたらすっごく慌てて大惨事になりそうで……」

俺「やらない方がよさそうだ」

真琴「ですよね~」

【何の秋?】

真琴「先輩っ、何してるんですか?」

俺「特に予定もなかったから図書室にでも行こうかと」

真琴「図書室? 珍しいですね」

俺「ほんの気まぐれだよ。 ちょうど今の季節は秋、のんびり珈琲でも飲みながら読書の秋を満喫してみようかなって」

俺「誰かに喋ってからやるなんて益々『本を読む俺』に酔ってる感じもするけど、たまにはいいか」

真琴「きっかけは何であれ、良いんじゃないでしょうか?」

俺「ありがとう」

真琴「どういたしまして!」

【読書経歴】

真琴「で、先輩は何か読む本を決めてるんですか?」

俺「本棚を練り歩きながら決めるか、はたまた委員の推薦本にするか、どうしようか考えてる」

真琴「……先輩って、本を読む人なんですか?」

俺「どうだろう? 活字に抵抗はない方だと思うけど、自信を持って読みます!とは言えないかな?」

真琴「じゃあ、最近読んだ小説のタイトルはなんですか?」

俺「……芥川龍之介の『羅生門』、夏目漱石の『夢十夜』……」

真琴「……」

俺「それから……太宰治の『富嶽百景』とか」

真琴「ものの見事に国語の教科書にあるやつですね」

俺「授業以外で教科書見るなんてあり得ないけど、授業中なら対して興味がなくても読んでしまう不思議」

真琴「分かる気がします」

俺「あ、それと池井戸潤の『オレたちバブル入行組』」

真琴「ドラマからですか?」

俺「ドラマから」

真琴「あれ、凄く人気でしたもんね~」

【食欲も】

真琴「私はやっぱり食欲の秋ですね~」

俺「だろうとは思ってた」

俺「今の時期、お菓子は期間限定ものが出回るし、ファミレスだとフェアとかで客を呼び込もうと凄いしな」

真琴「そうなんですよ、もう食べたいものがいっぱいあって!」

真琴「皆で情報を持ちあってチェックしてるんですよ! 市内のコンビニ、ファミレスの情報は網羅してるんじゃないでしょうか?」

俺「女子のお菓子やスイーツにかける情熱は凄いな、男の俺には心底理解出来ない世界だ」

真琴「男子はカロリーとか体型とか気にしなさすぎなんです!」

真琴「限られたお小遣いと食べていい上限、その制限の中で如何に美味しいものを食べられるか!」

真琴「この時期、女子にとってお菓子・スイーツは戦争と同義なんです!」

【……芸術は?】

真琴「……」

俺「……」

真琴「なんか、読書と食欲の話題で盛り上がっちゃいましたね?」

俺「そうだな」

真琴「ちなみに先輩、芸術なんかは?」

俺「フェルメールのこの作品は緻密で濃密な描写とあっさりとした描写の対比に特徴がーとか言われて、理解出来るか?」

真琴「フェルメールさんの名前は聞いた覚えがあるんですが、作品が浮かんできません……」

真琴「見たら、見たことある!ってなると思うんですけど」

俺「そんなもんだよな?」

真琴「そんなもんですよね?」

【朝ごはん】

真琴「先輩は朝食はご飯派ですか?パン派ですか?」

俺「パンかな?」

俺「パンパンパンパンパンなしなし、みたいな」

真琴「はい?」

俺「ほら、月曜パン、火曜もパン、水曜もパンみたいな」

真琴「あぁ……」

俺「わかってくれた?」

真琴「先輩がパン派だっていうことはわかりましたけど、最後のなしなしっていうのはなんですか?」

俺「土曜抜き、日曜抜き。 もしくは朝昼兼用みたいな感じ?」

真琴「先輩……」

俺「休日はな~、なかなか起きられないんだよな」

【食べてることは食べてます】

真琴「先輩ってそんなにパン好きでしたっけ?」

俺「結構食べる機会は多いかな」

真琴「なんでまた?」

俺「ほら、料理部の一年にさ……」

???「あっいた! 先輩!」

真琴「?」

俺「ほら、来た」

果歩「先輩、柊さんも! また新作を作ってみたので是非食べてみてください」

俺「よ、三科。 今日もいつも通り感想を?」

果歩「はい、皆さんに食べて頂いて感想をもらってるので先輩もよろしかったら」

真琴「私も良いんですか?」

果歩「柊さん、お菓子作りが趣味でしたよね? 何か改良点とか気づいたことがあったら是非教えてください!」

真琴「わ、わかりました!」

俺「……」モグモグ

真琴「……」モグモグ

俺「……」ウマー

真琴「……」ウマー

【理由】

果歩「それじゃ私、頂いた感想をまとめますので~」

俺「毎日あのモチベは凄いなぁ」

真琴「毎日ですか? 凄いですね~」

俺「とても真似出来ないわ。 俺の中でパン好きのイメージは三科だからさ、とてもじゃないけど自分がパン好きとは思えなくてな」

真琴「そうですね~。 ……ん? でもそれじゃ先輩はどうして毎朝パンを?」

俺「買い物に行った時にスーパーの中のパン屋のおっちゃんがちょっと安く売ってくれるんだ」

俺「ほら、バイト先のパン屋の」

真琴「あのパン屋さんのおじさんですか?」

俺「家計的にも助かるし、朝は時間ギリギリまで寝てることがほとんどだからさ。 手軽に食べられる菓子パンとか、本当に助かってるよ」

真琴「なんか、贔屓のパン屋さんがあるっていいですね~」

俺「ん? なんなら今度帰りとかバイトの時に一緒に行く? 買い物ついでで悪いけどさ」

真琴「!? せせせ、先輩!? それってまるで新婚さんの買い物風景みたいというか、なんというか……」ゴニョゴニョ

俺「?」

真琴「なんでもありません! でも、パン屋さんは今度是非ご一緒させてください」

俺「はいよ」

真琴「~♪」

書き溜め分が目標個数を超えました。
なので今日明日でこのスレを完結させます。

最後までお付き合いよろしくお願いします。

【チャレンジ】

真琴「先輩? 今日も珈琲ですか?」

俺「……この無糖という漢字のフォルムをみよ。 砂糖一粒たりとも入っていない、カロリーを一切排し、ミルクなども許さないその純粋な黒さ」

俺「あぁ、たまらない」ゴクッ

真琴「……」

真琴「先輩?」

俺「うん?」

真琴「私も、珈琲一口頂いてもいいですか?」

俺「これ、ブラックだけどいいの?」

真琴「はい! 私もブラックコーヒーが飲めるようになりたいんです!」

真琴「先輩と一緒に飲みたいんです!」

俺「……」

真琴「先輩?」

俺「あぁ、いや、なんでもないよ。 気にしないならいいか」

真琴「?」

【間接】

真琴「では!」

俺「どうぞ」

真琴「……」コクッ

俺「どう?」

真琴「……」フルフル

俺「………そんな涙目で首を振るな、いたたまれなくなる」

真琴「……うぇぇ、苦いです。 とんでもなく苦いです」

俺「キリマンジャロのストレートの缶コーヒーだからなぁ。 この酸味は慣れてなかったらキツイだろうな」

真琴「先輩はよくこれ飲めますね。 信じられません!」

俺「慣れたらこれが美味しく感じるって」

真琴「本当ですか~?」

俺「だから飲んでるの。 ほら、缶返して?」

真琴「はい、ありがとうござ……」スッ

俺「?」

真琴「…………///」ボンッ

【うぇぇ】

俺「……おーい、缶を返してくれ?」

真琴「…………す」

俺「?」

真琴「駄目です、私、飲んじゃいましたもん!!」

俺「飲んだな」

真琴「先輩は気にしないんですか? 先輩の後に私が飲んじゃったのに!!」

俺「そりゃ多少は小っ恥ずかしいけどさ、そこまで過剰に反応しなくても……」

真琴「駄目です、駄目じゃないけどやっぱり駄目です」

真琴「こんなことでカウントはしません! ちょっと惜しい気もしますがこれは私が飲みます!」グイッ

俺「あっ」

真琴「……」ゴクッゴクッゴクッゴクッ

真琴「うぇぇぇ」

俺「……まだかなり残ってたのによく飲み切れたな」

真琴「が、頑張りましたから」

俺「お疲れ様」

真琴「はい……? はっ、私また間接……///」

俺「珈琲飲む飲まないからどうしてこうなった……」

【バイト】

真琴「先輩っ、何してるんですか?」

俺「バイトのシフトの確認」

真琴「今月はどこでやるんですか? コンビニですか?」

俺「コンビニは先月、今月は引越し業者と迷ったけどスーパーにしておいた。 ほら」

真琴「今月は結構入ってますね~」

俺「先月色々と使ったからさ、今月はその分多めに」

真琴「多めって、何に使ったんですか?」

俺「漫画だったり買い食いだったり、思ってたより使ってたみたいでビックリした」

真琴「使ってる時はあまり気にしませんからね、後からお財布を見てビックリするって、私も経験がありますよ~」

【釣り銭】

真琴「お金といえば先輩?」

俺「何?」

真琴「先輩はお会計が908円とかになるとどう払いますか?」

俺「どうって?」

真琴「ほら、端数を気にせず1,000円を払うのか。 それとも端数を気にして1,008円とかで払うのか」

俺「俺は端数を気にして払うかな~。 意外と1円玉が溜まってることがあるから全部それで端数を払ったり」

真琴「やっぱりそういう人、多いですね~」

俺「前ほど5円玉に需要を感じなくなったあたり、8%になったんだなーって実感したよ」

【こだわり】

真琴「先輩、昨日バイトでした?」

俺「よく分かったな。 あれ? 昨日来てたっけ?」

真琴「お母さんがお醤油を買い忘れてたので私が夕方買いに行ったんですよ。 先輩は見かけませんでしたよ」

俺「ん? じゃあなんで俺がシフト入ってたって分かったの?」

真琴「なんとなくですよ、なんとなく。 乙女のカンというやつです!」

俺「なんじゃそりゃ」

真琴「意外と馬鹿にできないんですからね~?」

真琴(先輩の陳列の仕方は変にキチッとしてるから見てたら直ぐに分かるんでけど、本人に自覚はないみたいだし言わなくてもいっか!)

俺「何? なんか面白いことでもあった?」

真琴「なんでもありませ~ん」

俺「?」

【映画】

真琴「せんぱ……あ、間違えちゃった。 え~、先輩っ、今何処に居ますか?っと」

真琴「出来た! 送信!」

真琴「先輩、何処に居るのかな? 屋上に居ると思ってt……先輩だ!」ブーブー

真琴「映画研究会の部室?」

………
……


真琴「先輩~、来ましたよ~」コンコン

燈「どうぞー、空いてますので勝手に入っちゃってくださいー」

真琴「? 失礼します」ガラッ

俺「おう、来たかー」

スクリーン<ローレンス...ナニヲヤッテルンダ!?

俺「甘利? 俺ずっと疑問に思ってたんだけどさ、糸鋸で足首切断って出来るもんかね?」

燈「そこはほら、この人が家族を想って……あぁ、血だぁ」

俺「良いこと言ってたのに台無しだよ」

スクリーン<シンデクレアダム...カゾクノタメニ!

真琴「」

燈「柊さん?」

真琴「」バタリコ

俺「気絶した!?」

【ハロウィンの時期だし...】

真琴「ということは、先輩は映画研究会の部室をお借りして」

俺「はい」

真琴「オカルト研究会の甘利さんと一緒に映画を見ていたと、そういうわけですか?」

俺「いやー、甘利が見たことないって言うもんだからさ」

燈「低予算でここまでやるとはなかなかですー。 お腹から出てきた腸はどう見ても動物のものみたいでしたが」

真琴「学校でなんて映画を見てるんですかー!」

俺「いやいやいやいや、あれは15禁指定作品だし!」

燈「あれはなんの腸だったんだろう? 豚かな? 牛かな?」

真琴「学校で視聴制限がかかるような映画をー」

燈「中華街とかなら買えるのかな。 とするとあの血は鶏かなにかのー」

俺「桐山、助けてくれ」

優月「部室をお貸ししたんですから自分で切り抜けてください!」

【が...頑張れば】

俺「酷い目にあった」

優月「自業自得です」

真琴「そうです、反省してください!」

俺「理不尽だ」

燈「先輩?」

俺「んぁ?」

燈「あの映画の続きって、先輩持ってますか?」

俺「ああ、ファイナルまでで全七作。 全部持ってるけど?」

燈「貸してもらえますか?」

俺「あいよ、明日持ってくる。 Blu-rayとDVD、どっちが良い?」

燈「もちろんBlu-rayで! ああ、画面いっぱいに血肉が♪」

真琴「む……」

真琴「先輩!」

俺「ん?」

真琴「その映画、私も貸してもらえますか?」

俺「別に構わないけど、だいぶ厳しいと思うよ?」

真琴「どうしてですか?」

優月「その映画、作品が進行すればするほど仕掛けが大掛かりに、グロテスクになるって有名でしたもんね」

俺「桐山も見たことあるの?」

優月「SFばかり見てても噂が聞こえてくるほどの映画ですもん」

俺「後半は特にそんな感じだったからなぁ」

燈「先輩! 具体的には何処の部位がー」

真琴「むむ……」

【約束】

真琴「………」

俺「いい加減機嫌直してくれてもいいんじゃない?」

真琴「………私別に怒ってません」

俺「あれはちょっと表現が厳しいやつだっただけだって」

真琴「そっちじゃありません」

俺「そっちって……やっぱり怒ってるんj」

真琴「怒ってません」

俺「………はぁ」

真琴「………」ツーン

…………
………


俺「ほい」

真琴「? カフェオレ?」

俺「寒い時に冷たいの~って思うなら帰ってからどうぞ」

真琴「………ありがとうございます。 先輩は何を?」

俺「ブラック、キリマン、ストレート」

真琴「またそれですか、本当に好きですね」

俺「これがないと生きていけない」グビッ

真琴「そんな大袈裟な」

俺「……」

真琴「……」コクッ

真琴「美味しい……」

俺「そうかい」

真琴「………あの、先輩?」

俺「何さ?」

真琴「今度、私とも映画、見てくれませんか?」

俺「俺と?」

真琴「はい………出来ることなら二人で。 先輩の好きな映画を、一緒に」

俺「……ならさ」

真琴「はい」

俺「今度の休み、映画を見に行かない? ちょうど気になるやつが始まるんだ」

真琴「映画館にですか?」

俺「そう、一緒に。 ああ、大丈夫。 グロくないから」

真琴「そんなこと気にしてませんよぅ!」

俺「ははっ。 いや、そういうのじゃないよって言っとかないと不安かと思ってさ」

真琴「もう。 ………あの、ありがとうございます。 それじゃ、今度のお休みに映画館。 ………約束ですよ?」

俺「ああ、約束だ」

真琴「~♪」コクッ

目標個数に到達しましたのでこのスレはここで完結とさせていただきます。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

また何処かでお会い出来たなら、その時はよろしくお願いします。
それでは、依頼を出してきます。

乙乙
次があるようならまた読むよ

>>35
また懲りずに立てると思いますので、お見かけしたらよろしくお願いします。

>>36 いっそこのスレで続けたら?

>>37
ネタはある程度ストックがあるのですが、書き溜めがないんですよ。
書き溜めも今は先日思いついて書き始めたものにかかりきりで手をつけられていません。
依頼も既に出していますので現状ではひとまず完結扱い、再開があるなら次スレでと考えています。

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