【僕のヒーローアカデミア】安価とコンマで楽しい学園生活 (1000)

世界人口の約八割が何らかの“特異体質”を持つ超人社会となった現代!
そこでは、生まれ持った特殊な力“個性”を悪事に使う敵(ヴィラン)と!
同じく“個性”をもってそれに対抗するヒーローとの戦いが、日夜繰り広げられていた!

そんな世界で、ある一人の学生が今、己が夢に向け歩き始めようとしていた!!



というわけで、ヒロアカ世界を安価とコンマで満喫してみようというスレです
とりあえず、
・雄英高校ヒーロー科へ入学
・授業を受けつつ実力アップとイベント色々
・学期末の実力テストで上位を目指す
の三ステップで一区切りつけるのをまずは目標としてやってみたいと思います
どうぞお手柔らかに

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1415268552

ガララ
進路指導教室の担当教師「――はいはい、お待たせして悪かったね。それじゃあ、君の進路についての話を始めようか」

教師「なんでもあの雄英高校のヒーロー科を志望してるんだってね? 大きな目標を持つのはいい事だが……その分道のりは険しいと思うよ?」

教師「まあ、その辺りも含めてじっくり話をしていこうね。えっと――?」

教師「あれ、おかしいな、書類はどこへやったかな……いや本当に悪いね。まずは、君の名前を教えてくれるかい?」


>>↓1
主人公の性別
1.男
2.女
3.安価(奇数で男、偶数で女)

主人公は男子

>>↓名前

ミスりましたすいません、改めて
>>↓1
主人公の名前

教師「ふむ、山田英雄君だね。ええと……ああ、あったあった、資料がやっと見つかった」ガサゴソ

教師「悪いね、何分、机の上を片付けるのが苦手で……さておき、山田君は雄英志望だそうだね?」

教師「ええとなになに、山田君の“個性”は――」

>>↓1
主人公山田の個性
コンマの大小で力の強さ(00(ぶっちゃけショボいぞ!)~99(ヤバいな君!))を判定

教師「エネルギーの吸収と放出、か。ふむふむ、なかなか便利な“個性”だけど……あっと、あんまり強くは無いんだね」

教師「うーん……これだと実力的にはちょっと雄英は厳しいかもしれないけど……そうだ、学校の成績の方はどうなのかな?」成績表ペラペラ


>>↓1
成績の良し悪しをコンマ判定→00(君勉強できない子か!)~99(何だ君天才か!)
なおゾロ目なら特記事項追加

どっちとっても1違いというこの

教師「うーん……この評定だと猛勉強しないとちょっと厳しそうだね……」

教師「あ、そうだ、じゃあ体育の成績は……」ペラペラ


>>↓1
コンマで身体能力判定
00(こーの現代っ子め!)~99(野生児かよ!)

主人公のスペック

名前:山田英雄(やまだ・ひでお)

学力:あんまり勉強できない子だ!

身体能力:並の人よりは動けるぞ!

“個性”:吸出自在
エネルギーの吸収と放出が行える“個性”!
汎用性は高く使い勝手はいいが……?


>>↓1
強さ判定が02だったのでその欠点
1.吸収できるエネルギーの総量がひどく残念
2.体の特定の部位(任意)からしか吸収・放出が出来ず使い勝手が悪い
3.吸収したエネルギーを保持している間、そのエネルギーの性質に応じた状態異常を受ける
4.その他自由安価

では吸収放出が出来る部位>>↓1
1.口
2.手のひら
3.尻
4.足の裏
5.その他使い勝手が悪そうなところ

主人公のスペック

名前:山田英雄(やまだ・ひでお)

学力:あんまり勉強できない子だ!

身体能力:並の人よりは動けるぞ!

“個性”:吸出自在
エネルギーの吸収と放出が行える“個性”!
汎用性は高く使い勝手はいいが、手のひらという狭い範囲からしか吸収・放出ができないため、
広範囲攻撃を受けると危険だ!
また、純粋な物理攻撃に対しては無力だぞ!


「『レベルを上げて物理』に落ち着くよね最終的に!」

教師「ふんふむ……私も長年この仕事をしているけれど、率直に言って、君の今の能力だと、ちょっと厳しいものがあると言わざるを得ないね……」

教師「それでも雄英に行きたいって? ふむ、その目……君には何か目標があるんだね?」

教師「もしよければ、私にも聞かせてほしいね」


>>↓1
主人公の目標
1.(自由選択)のようなヒーローに憧れて、この道を目指しました
2.純粋な正義感からです
3.有名人になって女の子にモテたいんですよ!!
4.それは……秘密です(将来的に敵として好き放題やりたいからとは言えないな……)
5.自由安価

英雄「ホっ……ゲフンゲフン、う、ウルトラマンに憧れて、この道を目指しました!」

教師「ホ……?」

英雄「ウルトラマンに憧れてこの道を目指しました!!」

教師「そ、そうか。まあきっかけは何であれ、夢を持つというのはいいことだね、うん」

教師「さて……これから入試までの10カ月、しっかり準備して受験に備えなければね」

教師「私も進路指導の担当として、君の希望に沿った強化プランを考えるつもりだけど……君はどうしたい?」


>>↓1
1.学力・身体能力・“個性”……一点特化でどれかひとつを集中的に鍛えよう!(成功率95%)
2.学力・身体能力・“個性”のうち、どれか二つを伸ばそう!(成功率70%)
3.学力も身体能力も“個性”も、全部伸ばして合格を目指す!(成功率30%)

教師「そうか……大変な道だけど、君がそれを選ぶなら私は私にできる全力で君を応援するよ」

教師「では、雄英合格を目指して頑張ろう!」

英雄「はい!」


かくして英雄は、雄英高校受験に向けての険しい道のりを歩み始めた……!

受験まで残り10カ月…

「油断していると10カ月なんてあっという間だぞ少年!」


というわけで、現状色々残念なステータスの強化を目指します

>>↓1~3
順に「学力」「身体能力」「“個性”」の強化判定
コンマが00~29で成功
またゾロ目なら(失敗でも)追加イベント発生

学力:45→失敗
身体能力:96→大失敗
“個性”:86→失敗

オーバーワークで体調を崩した……ま、まだ挽回はできる! ……はず!
でも最初からこの調子だと……厳しいかもしれない……

どうする?>>↓1
1.どれか一つに絞る(基本成功率95%)
2.どれか二つを強化(基本成功率70%)
3.三つとも全部鍛える(基本成功率30%)(現状維持)

受験まで残り9カ月……

「受験勉強はまだまだこれからだぞ少年!」


このままじゃキツいから、二つの強化に切り替えよう……

学力・身体能力・“個性”のうち、どれを省く?>>↓1
1.もういっそ学力を捨てる
2.身体能力はこのままで十分
3.“個性”についてはもう諦めたよ……

もういっそ学力は捨てる! 身体能力と“個性”を鍛えて実技一本で合格を目指すぞ!

>>↓1~2
順に「身体能力」「“個性”」の強化判定をコンマで
オーバーワークの反動がある為、身体能力は00~64で、“個性”は00~69で成功
ぞろ目なら追加イベント

身体能力:36→成功!
“個性”:89→失敗…

どうにも“個性”が伸びないな……でも、筋力は付いた気がする!

《体調が回復しました》


来月からはどうしよう?>>↓1
1.どれか一つに絞る(基本成功率95%)
2.今の二つを引き続き強化(基本成功率70%)(現状維持)
3.別のどれか二つを強化(基本成功率70%)
4.三つとも全部鍛える(基本成功率30%)

受験まで残り8カ月……

「一歩一歩の積み重ねが大事だぞ少年!」


この調子で、身体能力と“個性”を引き続きのばしていこう! 学力? ……知らん!

>>↓1~2
順に「身体能力」「“個性”」の強化判定
コンマが00~69で成功
ぞろ目なら追加イベント

身体能力:37→成功!
“個性”:71→惜しくも失敗…


自分でも力が付いてきてるのを感じる……でも、相変わらず“個性”は伸びないし、このままで大丈夫だろうか……?

《以降、「身体能力」の強化成功判定にボーナスが付きます》


来月からはどうしよう?>>↓1
1.どれか一つに絞る(基本成功率95%)
2.今の二つを引き続き強化(基本成功率70%)(現状維持)
3.別のどれか二つを強化(基本成功率70%)
4.三つとも全部鍛える(基本成功率30%)

受験まで残り7カ月……

「『夏を制するものが受験を制する』だぞ少年!」


>>↓1~2
順に「身体能力」「“個性”」の強化判定をコンマで
身体能力は00~74で成功
“個性”は00~69で成功
ぞろ目なら追加イベント

身体能力:76→惜しくも失敗…
“個性”:84→失敗…

夏バテだろうか、微妙に調子が上がらない感じだ…
強化プランを修正することも考えていくべき?


来月からはどうしよう?>>↓1
1.どれか一つに絞る(基本成功率95%)
2.今の二つを引き続き強化(基本成功率70%)(現状維持)
3.別のどれか二つを強化(基本成功率70%)
4.三つとも全部鍛える(基本成功率30%)


THE・独り言:もっと身体能力が上がると何かが起こる……?

受験まで残り6か月……

「いよいよ残り半年だぞ少年!」


気を引き締めていかなければ……!

>>↓1~2
順に「身体能力」「“個性”」の強化判定をコンマで
身体能力は00~74で成功
“個性”は00~69で成功
ぞろ目なら追加イベント

身体能力:16→成功!
“個性”:09→大成功!

ようやく訓練が身に付いてきた気がする……! 真面目にやれば成果は出るんだ、この調子でもっと頑張らないと!(ヴィラン堕ち回避)
結構体力が付いてきたので、多少は無茶が出来そうな気がする

《以降、「学力」「“個性”」の成功判定にわずかながらボーナスが付きます》


来月からはどうしよう?>>↓1
1.どれか一つに絞る(基本成功率95%)
2.今の二つを引き続き強化(基本成功率70%)(現状維持)
3.別のどれか二つを強化(基本成功率70%)
4.三つとも全部鍛える(基本成功率30%)

受験まで残り5カ月……

「いよいよ秒読み開始だぞ少年!」


体力も付いたし、ここからはちょっと無理をしてでも全部伸ばしていく方向に切り替えよう!

>>↓1~3
順に「学力」「身体能力」「“個性”」の強化判定をコンマで
身体能力は00~39
残り二つは00~34で成功
ぞろ目なら追加イベント

学力:94→失敗…
身体能力:20→成功!
“個性”:86→失敗…

模試で酷い点を取ってしまった……体力だけは着々と付いている感じだけど、どこからか「脳筋」とかいう単語が聞こえた気がする


来月からはどうする?>>↓1
1.どれか一つに絞る(基本成功率95%)
2.どれか二つを強化(基本成功率70%)
3.三つとも全部鍛える(基本成功率30%)(現状維持)

受験まで残り4カ月……

「そろそろコメントするネタに困ってきたぞ少年!」


迷ってる時間は無い! このまま突き進め!

>>↓1~3
順に「学力」「身体能力」「“個性”」の強化判定をコンマで
身体能力は00~39
残り二つは00~34で成功
ぞろ目なら追加イベント

学力:05→大成功!
身体能力:62→失敗…
“個性”:04→大成功!

身体能力の伸びは悪くなったけど、体力を付けたことがいい方向に作用した感じがする
あと少し、やれることはすべてやり切らなければ……!


>>↓1
来月からはどうする? & ラストスパート、ちょっと無理をしてでも頑張るorしない
1.どれか一つに絞る(基本成功率95%)
2.どれか二つを強化(基本成功率70%)
3.三つとも全部鍛える(基本成功率30%)(現状維持)

ちょっと無理をする場合、強化成功率に+10%のボーナス
ただし90~99で大失敗するとペナルティ

受験まで残り3カ月……!

「ここからがラストスパートだぞ少年!」


ちょっと無理してでも、残りの期間を全力で取り組むんだ……!

>>↓1~3
順に「学力」「身体能力」「“個性”」の強化判定をコンマで
身体能力は00~49
残り二つは00~44で成功
ぞろ目なら追加イベント、90~99で失敗しペナルティ発生

学力:53→失敗
身体能力:69→失敗
“個性”:12→成功!

“個性”の扱いも結構上手くなってきた気がする……でも、受験はもう目の前だ


>>↓1
来月からはどうする? & ちょっと無理をしてでも頑張るorしない
1.どれか一つに絞る(基本成功率95%)
2.どれか二つを強化(基本成功率70%)
3.三つとも全部鍛える(基本成功率30%)(現状維持)

ちょっと無理をする場合、強化成功率に+10%のボーナス
ただし90~99で大失敗するとペナルティ

受験まで残り2カ月……!!

「いよいよ受験は目の前だぞ少年!」


ラストスパート、無理をしてでも走り切って見せる……!

>>↓1~3
順に「学力」「身体能力」「“個性”」の強化判定をコンマで
身体能力は00~49
残り二つは00~44で成功
ぞろ目なら追加イベント、90~99で失敗しペナルティ発生

学力:88→失敗・イベント発生
身体能力:91→ファンブル!
“個性”:68→失敗…

ちょっと無理をし過ぎて体調を崩してしまった……

《「身体能力」による成功率ボーナスが消失しました》


このままじゃ……おや……?

山田英雄は学校の廊下を歩いていた。
手には過去問を自己採点したプリント。結果は正直言って悪い。それに、無理をしたせいで体調を崩してしまった……

英雄「あと一ヵ月しかないのに……どうすれば……」

英雄がふらつきながら廊下の角を曲がろうとしたその時――

ドンッ
英雄「うわっ!? ご、ごめん、不注意で……」

ぶつかった相手は――

>>↓1
1.担任だった
2.クラスメートの女子だった
3.……誰だろう?

英雄「あっ、ごめん。前見てなくて……」

女子「ううん、私こそごめん、うっかりしてた」

ぶつかった相手はクラスメートの女子だった。
この子とは、正直に言うと……


>>↓1
コンマでこの子との好感度判定
00(ラブラブか! リア充かよ!)~99(まあ、その……元気出せよ)

この子とは……まあ言ってしまえばただのクラスメートで、特別仲が良くも悪くもない。
ただ、あまりに具合が悪そうにしていたからか、心配そうに声をかけられた。

女子「ちょっと山田君、大丈夫? 顔色悪いよ?」

英雄「いや、ちょっと受験勉強で無理しちゃって……」グッタリ

女子「雄英志望だったっけ。それは大変そうだろうけど……体壊すほど無理しちゃだめでしょ」

英雄「そういうわけにも……」

女子「受験できなかったら元も子もないよ? うーん……あ、そうだ、じゃあ……これ」ゴソゴソ

英雄「?」

そう言って彼女が鞄から取り出したのは……


>>↓1
1.参考書(次回の「学力」判定に成功率+20%)
2.健康関連の雑誌(ファンブルのペナルティ回復)
3.手作りお菓子(次回の判定を一度だけやり直せる)

女子「はいこれ。ちょうど受験生向けの健康対策とかも載ってるから、参考にして頑張って」

英雄「あ、ありがとう! でもいいの?」

女子「私はもっと偏差値低いとこ志望だから、もう安全圏だし。私はもう使わないから、山田君が役立ててよ」

英雄「わかった。本当にありがとう」

女子「いいのいいの、もしそれのおかげで合格できたら何か奢ってね」アハハ

女子「それじゃ!」


そう言って彼女はにこやかに去って行った。
英雄は……>>↓1

1.素直に礼を言ってそのまま見送る
2.自由安価

英雄は改めて礼を言い、クラスメートの女子を見送った。
彼女の厚意を無駄にしない為にも、最後の一ヵ月、頑張らなければ……!

帰宅後、雑誌の情報を参考に色々試してみた。食事の内容、勉強する時の周りの環境、風呂の入り方……
ちょっとした工夫で大分変わるのを実感した。無理をして崩した体調は、何とか盛り返せそうだ。

《「身体能力」による成功率ボーナスが復活しました》


さて、最後の一ヵ月……!

>>↓1
来月はどうする? & ちょっと無理をしてでも頑張るorしない
1.どれか一つに絞る(基本成功率95%)
2.どれか二つを強化(基本成功率70%)
3.三つとも全部鍛える(基本成功率30%)(現状維持)

ちょっと無理をする場合、強化成功率に+10%のボーナス
ただし90~99で大失敗するとペナルティ

ちょっと無理をするorしない>>↓1

ちょっと無理をする場合、強化成功率に+10%のボーナス
ただし90~99で大失敗するとペナルティ

受験まで、残り一ヵ月……!

「最後の一ヵ月だ! きばれよ少年!!」


これが受験までにできる最後の準備……
どれか二つに絞って確実に伸ばそう

どれを省く?>>↓1
1.今更学力は上がらないだろう……
2.身体能力はもう十分だ
3.“個性”だけが全てじゃないはず

今更学力を取り戻そうとしても駄目だろう
ここは得意の身体能力と、ヒーローとして重要な“個性”を伸ばそう!

>>↓1~2
順に「身体能力」「“個性”」の強化判定
身体能力は00~90
“個性”は00~85で成功
ゾロ目でイベント、90~99(身体能力は91~)でファンブル

身体能力:79→成功!
“個性”:00→大成功!・イベント発生

これが最後のトレーニングだ。心身ともに充実を感じる……! 学力の方はまあ……不安だけれど……
――おや?

英雄は学校を訪れていた。
受験本番まで日がない中で、担任に呼び出されたのだ。
一体何の用だろうかと、首をかしげながら職員室に行ってみると……

担任「おう、来たな山田。雄英受験に向けてかなり頑張ってるそうじゃないか」

英雄「いえ、やれることを精一杯やってるだけです。それでも足りるかどうか……」

担任「いやいや、10カ月前からどれだけお前が伸びたか、一番知ってるのは俺だぞ?」

担任「そこでだ……頑張ってるお前に、ひとつ良い話があってな」


そう言って、担任が切り出したのはなんと……

>>↓1
1.特別補習(「学業」ステータス強化)
2.特別講師(「“個性”」ステータス強化)
3.推薦入試(受験チャンス増加)

担任「雄英の推薦入試、受けてみないか」

英雄「すっ……!? えっ、本当ですか!?」

担任「ここ10カ月でのお前の“個性”の伸びはかなりのもんだからな。今までが上手く扱えてなかっただけで、潜在的な能力はかなりのものなんじゃないかと思ってな」

担任「つーわけで、うちの校から雄英への推薦枠にお前を捻じ込んでやれそうなんだが、どうする?」

英雄「ぜひお願いします!」

担任「よーしそう言うと思ってたぞ。書類の方はもう用意してあるからすぐ持って帰れ」

担任「ただ、なにせ雄英だからな。推薦だからって確実なわけじゃあない、要は他校の推薦生徒とのガチンコだ」

担任「だが受験チャンスは実質一回増えるし、多少学力がアレでも優れた“個性”と認められれば十分チャンスはある」

担任「お前が雄英進学となったら担任の俺も鼻が高い。ビシッと決めちまえ」ガハハ

英雄「頑張ります!」

かくして、英雄は担任から推薦入試に必要な書類を受け取って家路に就いた……。
一般入試の前に、推薦で合格を決めるチャンスが生まれた。ただ、学力試験の他、受験生同士での直接対決があるという。
気を引き締めてかからなければ……!



《【推薦入試】イベントが発生しました》

受験に向けた強化特訓リザルト

学力:大成功一回
身体能力:成功五回
“個性”:成功一回・大成功三回

“個性”は伸びる時の伸び率が凄かった。身体能力も、元の高さと合わせてかなりの安定感だ。
反面、学業には不安がぬぐい切れない……



主人公のスペック

名前:山田英雄(やまだ・ひでお)
性別:男

学力:人並程度よりちょっと悪いぞ!

身体能力:鍛えまくりだ! アスリートか!

“個性”:02:吸出自在
エネルギーの吸収と放出が行える“個性”!
手のひらという狭い範囲からしか吸収・放出ができないため、 広範囲攻撃を受けると危険だ!
また、純粋な物理攻撃に対しては無力だぞ!
だが、汎用性は高いため、身体能力の高さと組み合わせれば強力に使いこなすことも可能なはずだ!
要は工夫次第だ! 足りない知恵を絞って頑張れ!

受験まで残り0カ月……!


一般入試の前に、推薦入試の日がやってきた。
緊張する……!
雄英高校に集まった受験生の案内にやってきたのは、雄英高校で教師を務めるプロのヒーローだった。
あの人は……

>>↓1
1.原作登場済みのプロヒーロー(オールマイト除く)
2.キャラ作成

推薦入試の案内にやってきたプロヒーロー、それは……

>>↓1
1.シンリンカムイ
2.プレゼント・マイク
3.リカバリーガール
4.イレイザーヘッド
5.ランチラッシュ

受験生「……あれ誰?」「さあ……」ヒソヒソ...

テレビや雑誌では見た覚えがない。髪も髭もボサボサの、言ってしまえば、かなりだらしない風貌のおっさんだった。
あの人もここの教師、プロのヒーローなのだろうか?

相澤「……ハイ静かになるまで十七秒かかりました。時間は有限、君達は合理性に欠くね」

相澤「今日ここに来るまでに各自要綱は熟読しているはずなので、とっとと試験を始めるぞ」

相澤「まずは筆記試験だ、会場に入ったら受験番号に従い各自席に着け。予定時間になり次第試験を開始する」

相澤「それと一点、ありえないとは思うが、カンニングは発見次第即アウトだ。俺を含め、プロのヒーローが試験監督をやってる中で馬鹿な真似は考えるなよ」

相澤「さあテキパキ動けー」

ゾロゾロ...

受験生達が席に着くと、試験監督の先生達が続々と会場に入り、それぞれの位置につく。
監督役の誰かの“個性”なのだろう、教壇の上にまとめて置かれていた試験用紙の束が風に吹き飛ばされたかのように宙を舞い、瞬く間に受験生全員の前に配られた。

相澤「午前中は五科目の筆記試験だ。間間で休憩をはさむが、この建物の外には出るな」

相澤「午後の実技だけで受かるつもりなら寝ていてもかまわん。好きにしろ」

相澤「時間だ。開始」

いよいよ、一番の問題である筆記試験の始まりだ。

《【推薦入試】開始》

筆記試験:100点満点×五教科=500点満点
実技試験:戦闘内容に応じて加点

480点以上で合格!


▽筆記試験は、コンマを01~00(100)点とした判定×5回の合計で行います

一科目目:国語

>>↓1
英雄はどうする?(&コンマ判定)

1.これまで勉強したことを思い返す(→勉強の成果が出た:コンマ+10点)
2.勘に頼る(→勘が当たった:コンマがゾロ目なら、コンマ+30点)
3.寝る(コンマが何であっても自動的にゼロ点、ただし実技試験でボーナス)
4.カンニングを……(追加でカンニングの成功/失敗判定を行い、成功なら+50点。ただし失敗時は即時不合格)

カキカキカキ...

皆、黙々と試験に取り組んでいる。
しかしこれやっぱり難しいぞ……半分くらいわからなかった。いやそれ以上かも……
切り替えて次に行こう


二科目目:英語

>>↓1
英雄はどうする?(&コンマ判定)

1.これまで勉強したことを思い返す(→勉強の成果が出た:コンマ+10点)
2.勘に頼る(→勘が当たった:コンマがゾロ目なら、コンマ+30点)
3.いっそ寝る(コンマが何であっても自動的にゼロ点、ただし実技試験でボーナス)
4.カンニングを……(追加でカンニングの成功/失敗判定を行い、成功なら+50点。ただし失敗時は即時不合格)


あ、ちなみにコンマ+補正の結果100超えた場合もそのままの点で行きます
たとえば選択2でコンマ88なら+30点で系118点になりますが、超過分は他の科目に入った扱いにしてそのまま五教科での合計点を出します

カキカキカキカキ...

今度は結構いい点が取れた気がする。多分。……多分。
自信は無いけれど、自己採点は帰ってからだ、次次。


三科目目:理科

>>↓1
英雄はどうする?(&コンマ判定)

1.これまで勉強したことを思い返す(→勉強の成果が出た:コンマ+10点)
2.勘に頼る(→勘が当たった:コンマがゾロ目なら、コンマ+30点)
3.いっそ寝る(コンマが何であっても自動的にゼロ点、ただし実技試験でボーナス)
4.カンニングを……(追加でカンニングの成功/失敗判定を行い、成功なら+50点。ただし失敗時は即時不合格)

カキカキ、カキカキカキ...

よし、だんだん調子が上がってきたようだ。
と、その時、

受験生「うわぁっ!?」バサバサッ

相澤「受験番号21番、“個性”使ったカンニングだな。摘まみ出せ」ギロッ

受験生「えっ、いやっ、違っ……うう」ガックリ

相澤「余所見するなよ。お前らもカンニングと見なすぞ」ダラー

……受験生の一人がカンペらしいものを取り落とし、監督役の先生に連れて行かれた……
雄英でも、いや雄英だからこそだろうか、無謀な事をする人はいるんだな……



四科目目:社会

>>↓1
英雄はどうする?(&コンマ判定)

1.これまで勉強したことを思い返す(→勉強の成果が出た:コンマ+10点)
2.勘に頼る(→勘が当たった:コンマがゾロ目なら、コンマ+30点)
3.いっそ寝る(コンマが何であっても自動的にゼロ点、ただし実技試験でボーナス)
4.カンニングを……(追加でカンニングの成功/失敗判定を行い、成功なら+50点。ただし失敗時は即時不合格)

カキカキ。カキカキカキ...!

かなりいい調子で解けた実感がある。ヒーローの活躍を気にしてよく新聞を読んでいた甲斐があったのかもしれない。
筆記試験も残り一科目だ……!



五科目目:数学

>>↓1
英雄はどうする?(&コンマ判定)

1.これまで勉強したことを思い返す(→勉強の成果が出た:コンマ+10点)
2.勘に頼る(→勘が当たった:コンマがゾロ目なら、コンマ+30点)
3.いっそ寝る(コンマが何であっても自動的にゼロ点、ただし実技試験でボーナス)
4.カンニングを……(追加でカンニングの成功/失敗判定を行い、成功なら+50点。ただし失敗時は即時不合格)

カキカキカキ...

う、うーん……? あれ? この定理はこれで良かったんだっけ……?
あまり自信は無い……


筆記試験が終わった……。
終了と同時に、配られた時の逆再生のようにして、全員の解答用紙が宙を舞って教壇へと回収されていく。

相澤「はい、ではこれにて筆記試験五科目全て終了です」ボリボリ

相澤「昼食休みを挟んで、午後からは実技試験だ。筆記と実技を合わせた最終的な得点で合否が決定されるから、筆記が振るわなかった奴はせいぜい午後から頑張ることだ」

相澤「なお、今日は受験生向けに雄英の学生食堂が解放されているので、持参していない生徒はそっちで食え」

相澤「せめてもの思い出に、ここで食っていくのもいいかもな」ハッ

相澤「午後の開始時間までには戻ってくるように。以上ー」ブラブラ

そう言って、監督役の先生は最後までけだるそうに会場を出て行った……。

さて昼休憩。英雄はどうする?
>>↓1
1.会場内で、持参の弁当で済ませる
2.雄英の学生食堂に行ってみる

雄英高校では、学生食堂でもプロのヒーローが働いている。

ランチラッシュ「やっぱ一汁三菜揃えたいよね和食なら!!」Σd

英雄「はぁ……」

シェフはやたらと和食推しだが、メニューは和洋中と国を問わず豊富だ。

さて、どれも美味しそうだけど何を食べようか>>↓1
1.縁起を担いでトンカツ
2.消化の早いパスタ
3.本日のおまかせ定食
4.自由安価

ランチラッシュ「和製ヌードルのうどんとかソバも美味しいよ!?」

しつこい。
和食に拘るシェフを穏便に受け流して、さて、空いている席は……っと。


そこでイベントが?>>↓1(コンマ)
00~19:取り巻きを連れた、なんか偉そうな奴に絡まれた……
20~39:なんだか気さくな人に話しかけられた
40~59:食堂内に、見知った顔を見つけた
60~79:あそこの相席しか空いてないな……
80~99:特に何事もなく、淡々と食事を済ませた

皆、午後の実技に向けて意識を高めているらしい。食堂内は平和なものだった。
英雄も、食べ過ぎない程度にしっかりと食事をとって英気を養い、試験会場へ戻った……。

ランチラッシュ「白米……」

時間も遅いので続きは明日としますー

ヒロアカなら名前→能力じゃなくて能力→名前の決めるべきだったんじゃね?

酉付けました
遅くなってしまいましたが、人がいるなら少し進めようかと

▽実技試験


相澤「今度は一秒かからず静かになったな。よーし」

相澤「さて、午後からは君達もお待ちかねの実技試験だ。内容は、君達受験生同士の一対一での模擬戦」

ザワザワ...

相澤「ハイ静かにー」

相澤「レギュレーションは既に配ってある資料の通りだが、始める前にいくつか補足説明をするので、資料を見ながらよく聞いておくように」

ペラッ
▽実技試験レギュレーション
・『ヒーローとして出動し、敵(ヴィラン)と遭遇した』という想定で、受験者同士の模擬戦を行う
・一試合ごとの制限時間は20分
・インターバルを挟みつつ全三試合行い、一試合ごとに、試合内容に応じて加減点
・試験続行不能となった場合、即不合格とはならないが、以降の模擬戦は棄権となり、その時点での獲得点が実技試験の得点となる
・対戦相手、及び対戦ステージは毎回ランダムに決定


▽勝利条件
・相手を戦闘不能にする(KO勝利)
・支給された『捕縛テープ』を相手の体に巻きつける(捕縛勝利)
 ※捕捉:有効となるのは「胴体」「両腕」「両足」のいずれか。
  「片腕のみ」や「片足のみ」の場合は完全な拘束ではないと判定され、
  胴体か、残りの手足のどれかに追加で巻きつけることができれば捕縛勝利と判定される
・なお、相手に降参を認めさせた場合も勝利判定となる


相澤「この辺りはほぼ見た通りだ」ペラッ

相澤「捕縛勝利についてだが、この捕縛テープで片方の手足を捕縛された「半拘束」状態になると、拘束された手足には行動制限が付く」

相澤「捕縛テープはそれなりに頑丈だが、ちょっと気合入れれば切れないことはない。半拘束を食らっても、完全拘束が成立する前に引き千切って脱出するのはもちろん有りだ」

ペラッ
▽対戦ステージ
・特設リングステージ … 遮蔽物無し! 逃げ場無し! 特殊ギミック無し! ガチンコの勝負強さが試されるぞ! なお、リングアウトは五回で敗北となる! 気を付けよう!

・住宅街ステージ … 一般的な住宅街を模したステージだ! スタート地点はランダムのため、様々な基礎能力が試されるぞ! また、特殊なイベントやギミックも……?

・オフィス街ステージ … ビルや高架道路、大きく開けたスクランブル交差点などがあり、住宅街ステージに比べて、高低差や空間的な広さの落差が激しいぞ! 的確な位置取りが鍵だ!

・屋内戦ステージ … 地上五階建て+地下一階に駐車場を持つビル内での戦闘だ! 何階からスタートするかはランダム! また、建物から2メートル以上離れるとリングアウト判定になるので気を付けよう!

・救出戦ステージ … フィールドは住宅街/オフィス街/屋内戦ステージのいずれかと同じだが、ステージ内のどこかに仲間役のロボ「ヘルプ君」が三体ずつ配置されている! 相手側のヘルプ君を倒したり、自分側のヘルプ君を救出したりするとボーナス点が付くぞ!


相澤「各ステージの詳細については、模擬戦の開始前に説明するから今は飛ばす」ペラッ

ペラッ
▽加減点の判定基準(一部)
・模擬戦に勝利(対戦相手のリングアウト敗北時を除く):+20点
  ノーダメージで勝利:+5点
  満身創痍で勝利:-5点
  相手が(ほぼ)無傷のまま勝利:+15点
  二勝ボーナス:+5点
  全勝ボーナス:+15点

・決着がつかないまま、終了時間まで行動可能状態で生存:+10点
  二試合生存ボーナス:+10点
  全試合生存ボーナス:+30点

(救出戦ステージのみ)
・自分側のヘルプ君を救出:+5点
  全員救出成功ボーナス:+15点
・自分側のヘルプ君が倒される:-3点
  味方全滅ペナルティ:-10点
・相手側のヘルプ君を倒す:+5点

・“個性”活用:+1~5点
・身体能力活用:+1~5点
・的確な判断力:+1~5点
・過度な危険行為:-1~20点
・クリティカル判定(00~09)を出す:+10点

・???(その他):±??点


相澤「えー、判定基準に関しては補足が多い。上から順番に説明していく」ペラッ

相澤「まず、勝利時の加点で「対戦相手のリングアウト敗北時を除く」となっているのは、一部のリングアウト判定があるステージで、対戦相手をひたすら場外に投げ飛ばしまくって勝つという手を禁じるためだ」

相澤「リングアウトさせても、それは相手を倒してもいないし捕縛してもいない。実際の敵との戦闘でそれをやったら、敵の被害が別方面に行くか、あるいはみすみす取り逃がすかだ。故に、相手をリングアウトで脱落させても、勝ったことにはならず加点はされない」

相澤「その下に並んでいるは各種のボーナス項目だ。仮にダメージを受けずに勝利すれば勝利点10点+無傷勝利ボーナス5点で25点の加点。仮に三試合全勝し、うち二試合でノーダメージだった場合は、勝利点20点×3+無傷ボーナス5点×2+全勝ボーナス15点で、それだけで85点獲得できることになる」

相澤「ボーナス項目の中の、『相手が(ほぼ)無傷のまま勝利』というのは、要するに、相手を全く傷つけずに捕縛して勝つか、もしくは余計な手傷を負わせずに一撃で倒して勝つことで得られるボーナス点だ」

相澤「ヒーローのお仕事は、問答無用で敵をぶっ殺せばいいってものじゃあない。その辺の『人道的配慮』ってやつを含めて、実力を示せればそれだけ加点されるということだ」

相澤「次の、決着がつかないまま時間切れになった場合の得点だが、これも実力を測るひとつの尺度になるということで設けられている加点項目だ」

相澤「例えば自分の“個性”と致命的に相性の悪い“個性”を持つ敵が現れた時。勝てないからと言って逃げ出すような奴は当然ながらプロのヒーローなどやってられん」

相澤「言うなれば、この『時間切れ生存』は、『敵を倒すことはできなかったが、その敵に対処できる他のヒーローが駆け付けるまで時間を稼いだ』という風に見なされるわけだ。戦闘向けの“個性”じゃない奴は、この得点を狙ってしぶとさをアピールしろ」

相澤「なお、ないとは思うが、もし最初から最後までお互いに相手を見つけられず、一度も戦闘が行われないまま時間切れになった場合は当然ながら加点されない」

相澤「その他の項目はだいたい見た通りだ。ちなみに、一々受験生に対して公開しないだけで、判定基準はこれで全部じゃない。一つ言えるとすれば、自分の『ヒーローとしての能力』を示せるよう心がけることだな」


相澤「さて、何か質問があれば今のうちに受け付けるが」
>>↓1~3

相澤「さて、じゃあ模擬戦の組み合わせだが……どう決めるかな……」ボリボリ

ペラペラペラ...
ピッ

相澤「はい、とりあえずこの六人は一番控室に行くように」

相澤「次……(ペラペラペラ...ピッ)この六人、二番控室」

受験生(選び方が雑……!)(適当だ……!)ドヨドヨ

相澤「さっさと移動しろ、試験放棄と見なすぞ」ギロ

受験生「…………」

ゾロゾロ...

……


相澤「受験生の移動は終わったな」

相澤「ここの控室に居る連中は……まず『吸出自在』に……?」ペラッ



主人公の対戦相手(になるかもしれない受験生)の設定を決めて行きます
>>180の意見がもっともだったので、
対戦相手候補である同室の五人の“個性”を安価で決定

五人の性別や特徴を安価で決定(この時誰がどの個性かは酉に仕込んで伏せます)

各キャラの名前はそれっぽいのを>>1が命名
という感じで。名前からバレそうですが、相手がどの“個性”なのかは対決時のお楽しみということで。

ではまず、対戦相手候補達の“個性”の内容>>↓1~5
なお、コンマで力の強さ00(ショボい!)~99(ヤバい!)を判定

一人強さ尺度84とかいうヤバいのが居ますね
そしてエネルギー操作系と言えるのが一人しかいない件


“個性”:『パンダ』
パンダの姿に変身する“個性”! 力は強く、毛皮はモフモフ、おまけに笹が食える!
ちなみに、

>>↓1
1.水をかぶることでパンダに変身し、お湯をかぶることで人間の姿に戻る
2.笹の葉を食べることで変身する
3.変身といっても、完全な獣化ではなくパンダ獣人化
4.変身に伴い、体格が実物と同じくらいかなり大柄になる


三番控室・エントリーナンバー2
“個性”:『パンダ』
パンダに変身する“個性”! 力は強く、毛皮はモフモフ、おまけに笹が食える!
なお、水を被ることでパンダに変身し、お湯を被ることで元に戻る! 掲載誌が違う? HAHAHA!!



同・エントリーナンバー3
“個性”:『超震動』
振動を操る“個性”! 震えるぞハート! 燃え尽きるほどヒート!
その中でも脅威となるのは……

>>↓1
1.固形物を振動で粉砕できる
2.意識を集中すれば、対象を高熱化させることも出来る
3.微細なコントロールで任意の音を発生させられる
4.全身から振動波を発生させられる

同・エントリーナンバー3
“個性”:『超震動』
振動を操る“個性”! 震えるぞハート! 燃え尽きるほどヒート!
強力な震動波を全身から発生させられる! 全方位に隙がないぞ!


同・エントリーナンバー4
“個性”:『火炎操作』
炎を自在に操る“個性”! 見たまんまだ! 主人公っぽいぞ!
ただし……

>>↓1
1.両腕の周りでしか操れない
2.炎の色が黒い(別に特殊な効果は無い)
3.自分も暑さに弱い
4.動揺すると暴発する

同・エントリーナンバー4
“個性”:『火炎操作』
炎を自在に操る“個性”! 見たまんまだ! 主人公っぽいぞ!
ただし本人が暑さに弱いため、あまり派手に使うと自分が使っている炎の熱でバテる!


同・エントリーナンバー5
“個性”:『分身』
文字通り、自分の分身を作り出して操ることのできる“個性”! ジャパニーズニンジャ!
その神髄は……

>>↓1
1.十人以上を同時に作り出し制御できる
2.他人や、他の物の分身も自由に作り出せる
3.分身を何度も作り出し続けられるタフネス
4.分身で増えた全員が本体

同・エントリーナンバー5
“個性”:『分身』
文字通り、自分の分身を作り出して操ることのできる“個性”! ジャパニーズニンジャ!
その神髄は、幾度でも分身を作り出し続けることができるすさまじいタフネスだ!


同・エントリーナンバー6
“個性”:『バリア』
障壁を作り出す“個性”! 用途は防御だけではない、使い方次第だ!
ただし……

>>↓1
1.意外と脆い
2.案外小さい
3.不透明度が高い
4.消耗が大きい

同・エントリーナンバー6
“個性”:『バリア』
障壁を作り出す“個性”! 用途は防御だけではない、使い方次第だ!
ただ、盾くらいのサイズのものしか出せないため、防御範囲はやや狭い! 気合でカバーだ!


相澤「この控室はこの六人か。この中から抽選で組み合わせて三試合だな」

相澤「……しかしこの“個性”の解説は誰が書いてるんだ……」

続きは明日以降に……ただこの土日だと日付変わってからの再開になりそうです

\私が来た!/

エネルギー吸収については、
・炎(熱)や光、電気などの無形のエネルギーなら大体OK
(ソーラービームは、「うおっまぶし」以上の『破壊力』を出すには相当の溜めが必要)
・水のように物理的なものは不可(“個性”で操られたものも不可)
・DBの人造人間のような、『生体エネルギーの吸収』的なものは不可
と考えています
能力が高ければ、「人の生命エネルギー」や「バリアを作り出しているエネルギー」「その“個性”が超常現象を発生させる為に用いているエネルギー」などを吸収して利用することも出来そうですが
……なにせ主人公の“個性”は初期値が02だったので……鍛えたとはいえそこまでは……
という感じですね。

というわけで他キャラの特徴決めを始めたいと思いますー

いよいよ実技試験が始まる。筆記の点数には不安があるので、合格にはここで点数を稼ぐ必要がありそうだ。
緊張して、途中でトイレに寄っていた英雄が指示された控室に入った時には、他の五人の受験生は既に揃っていた。

その中でも一番近く、入口のすぐ横の壁にもたれかかって立っていたのは……

>>↓1
1.男子
2.女子
3.コンマ(奇数で男子、偶数で女子)

67:奇数→男子

書き忘れましたが酉にどの“個性”のキャラかを仕込んでます

>>↓1
彼の髪の色
1.黒
2.茶髪
3.金髪
4.赤毛
5.スキンヘッド
6.自由安価
7.コンマ※

※コンマ判定表
00~19:1
20~39:2
40~59:3
60~79:4
80~99:5

71:4=赤毛

>>↓1
彼の髪型
1.きっちりとしたスポーツ刈り
2.普通の長さ
3.やや長髪(肩ぐらいまで)
4.男のくせにロン毛
5.自由安価
6.コンマ※

※判定表
四択コンマ
00~24:1
25~49:2
50~74:3
75~99:4

36:2=普通の長さ
皆コンマ好きですね! 楽しいですよねコンマ!

彼の雰囲気は……
>>↓1
1.真面目そう(落ち着いている)
2.フレンドリー(チャラい)
3.見るからに緊張しまくっている
4.不真面目そう(不良っぽい)
5.気が弱そう(臆病そう)
6.コンマ

※コンマ判定表
00~19:1
20~39:2
40~59:3
60~79:4
80~99:5

28:2→フレンドリー(チャラい)

>>↓1~3
その他の特徴
1.ピアスやシルバーアクセを着けている
2.アホ毛
3.関西弁
4.ヘッドホン
5.身長が……(コンマが00:低い~50:平均的~99:高い)
6.ルックスもイケメンだ
7.ケータイを弄っている
8.改造制服
9.何か道具(“個性”に合わせた装備)を持っているようだ
10.その他自由安価

入口のすぐ横で壁に寄り掛かっていたのは、背の低い赤毛の男子だった。
ピアスやシルバーアクセを着けていて、どことなくチャラい印象を受ける。
ケータイをポチポチ弄っていたが、こちらに気付くと声をかけてきた。

赤毛「うぃーっす! お前が最後だな! なになに、重役出勤? 緊張でもしちゃってんのー?」アッハハー

英雄「えーっと……」

自分で言って一人でウケてるけれど……
>>↓1
1.チャラい感じで返す
2.普通に返す
3.MUGON(コミュ障的硬直)
4.適当に受け流す

英雄「あー……うん、やっぱり緊張しちゃって、ちょっとトイレに……」

赤毛「ハハハ、推薦で来てるくせに神経ほっせーなあお前! がんばれよー!」バシバシ

英雄「う、うん、ありがとう……?」

赤毛の彼は、ひとしきりこっちを弄って気が済んだのか、またケータイを触りだした。……どうやらゲームか何かやっているらしい。
神経図太いな……

軽く周りを見回してみると、控室内には、部屋の中央に長テーブルと人数分の椅子、壁際にはウォーターディスペンサーや、医療セットの入った棚などが用意されている。
そのウォーターディスペンサーの前にも、別の受験生がいた。

その子は……
>>↓1
1.男子
2.女子
3.コンマ(奇数で男子、偶数で女子)

50:偶数=女子

彼女の髪の色は……>>↓1
1.艶のある黒
2.薄い茶髪
3.明るい金髪
4.上品な銀髪
5.きれいな薄紅色
6.コンマ※

※判定表
00~19:1
20~39:2
40~59:3
60~79:4
80~99:5

65:4→上品な銀髪

彼女の髪型は……>>↓1
1.男勝りな短髪
2.ふんわりボブカット
3.綺麗に切りそろえられた、いわゆる姫カット
4.ポニーテールにまとめている
5.髪飾りを使って編み上げている
6.コンマ※

※判定表
00~19:1
20~39:2
40~59:3
60~79:4
80~99:5

43:3=綺麗に切りそろえられた、いわゆる姫カット
「上品な銀髪」にこれを合わせてくるとか、コンマの神様が超空気読んでる感ある……

彼女の雰囲気は……>>↓1
1.表情から察するに、いかにもプライドが高そうだ
2.ディスペンサーから注いだ紙コップの水を豪快にあおっている……
3.世間知らずのお嬢様、といった感じだ。ウォーターディスペンサーを物珍しげに見ている
4.凄く生真面目そうな雰囲気を漂わせている
5.明るい性格らしく、鼻歌を歌っているのが聞こえる
6.コンマ※

※判定表
00~19:1
20~39:2
40~59:3
60~79:4
80~99:5

98:5→明るい性格らしく、鼻歌を歌っているのが聞こえる

その他の特徴>>↓1~3
1.有名なお嬢様学校の制服だ
2.アホ毛が一本跳ねている
3.カチューシャを着けている
4.身長が……(コンマが00:低い~50:平均的~99:高い)
5.スタイルは……(コンマが00:絶壁~50:平均的~99:豊満)
6.この季節にしては薄着だ
7.首からペンダントを下げている
8.眼鏡を着用
9.聞こえてくる鼻歌がどうにも音痴
10.その他自由安価

ちなみに、4や5のコンマ系が重複した場合は先に出た方を採用します

ウォーターディスペンサーの前にも別の受験生がいた。
サラサラの銀髪は、綺麗に切りそろえられた、いわゆる姫カット。
ただ、体格がかなり小柄なのと、楽しげに鼻歌を歌っているのも相まって、すごく子供っぽい。本当に同年代だろうか?
鼻歌に合わせて、ピンと一本はねたアホ毛が揺れていたが、視線に気づいたのか、こちらに振り向いた。

銀髪子「? やっほー」ヒラヒラ

笑顔で手を振られた……

どうしよう?
>>↓1
1.同じように笑顔で手を振り返す
2.可愛い子には免疫がない、目を逸らす
3.無駄にキザなポーズを返す
4.あえて冷たい視線を返す

ためらいがちに、同じように笑顔で手を振り返してみた。

銀髪子「! えへへ~」ブンブン

上機嫌になってますます手を振ってきた。本当に子供っぽい人だ……。
黙ってじっとしていたらよく出来た西洋人形のように見えたかもしれないが、明るい性格のおかげか、そんな無機物さとは無縁の明るい空気を振りまいている。
知りあえば、自然と仲良くなれそうな気がした。

気恥ずかしいので手を振り合うのも程々にして、室内に視線を戻す。
中央に置かれた机には二人の姿が見える。

英雄から見て右に居るのは……
>>↓1
1.男子
2.女子
3.コンマ(奇数で男子、偶数で女子)

くっ:偶数→女子

彼女の髪の色>>↓1
1.艶のある黒
2.深みのある紺色
3.明るい茶色
4.淡い薄紅色
5.地毛は黒だが、一房白のメッシュが入っている
6.コンマ※


※判定表
00~19:1
20~39:2
40~59:3
60~79:4
80~99:5

36:2→深みのある紺色

髪型は>>↓1
1.さっぱりショートカット
2.お団子ふたつ
3.三つ編みお下げ
4.ポニーテール
5.編み上げかんざし
6.コンマ※

※判定表
00~19:1
20~39:2
40~59:3
60~79:4
80~99:5

14:1→さっぱりショートカット

彼女の様子は……>>↓1
1.集中している……のかと思ったら単にぼーっとしているだけのようだ
2.人見知りしないのか、対面の受験生に積極的に話しかけている
3.持ち込んだらしいお菓子をマイペースにつまんでいる
4.人当たりの良さそうな雰囲気だが、何となく裏がありそうな気がする
5.見るからにイライラとしていて、険呑な空気を撒き散らしている
6.コンマ※

※判定表
00~19:1
20~39:2
40~59:3
60~79:4
80~99:5

55:3→持ち込んだらしいお菓子をマイペースにつまんでいる

その他の特徴>>↓1~3
1.眼鏡っ子
2.触角(アホ毛二本)
3.ジャージ姿だ
4.身長が……(コンマが00:低い~50:平均的~99:高い)
5.スタイルは……(コンマが00:絶壁~50:平均的~99:豊満)
6.糸目にω口で、 (-ω-) ←のAAみたいな顔をしている
7.関西弁
8.八重歯
9.よく見ると、食べているのは激辛スナックだ
10.その他自由安価

《スタイル指定がなかった為、>>1権限で長身ないすばでーに決定されました》

机に座っている二人のうち、英雄から見て右に居るのは、紺色の髪をショートカットにした女子だった。
かなりの長身でスタイルも良い。が、(-ω-)←のAAそのままといった顔で、持ち込んだお菓子をマイペースにつまんでいる。
その対面、英雄から見て左側に座っているのは……

>>↓1
1.男子
2.女子
3.コンマ(奇数で男子、偶数で女子)

75:奇数→男
なんというか、さっきからコンマ神様の空気読んでる感がヤバいんですが……

彼の髪の色は>>↓1
1.真っ黒
2.茶髪
3.ド金髪
4.くすんだ灰色
5.濃い紫
6.コンマ※

※判定表
00~19:1
20~39:2
40~59:3
60~79:4
80~99:5

25:2→茶髪

髪型は……>>↓1
1.頬横まで来る前髪を中分け
2.ウニ。またはイガグリ
3.オールバック
4.アフロ
5.長い前髪が片目を隠している
6.コンマ※

※判定表
00~19:1
20~39:2
40~59:3
60~79:4
80~99:5

85:5→長い前髪が片目を隠している

ちなみに右目? 左目?>>↓1
1.右目
2.左目
3.コンマ(奇数で右、偶数で左)

92:偶数→左目

彼の雰囲気は……>>↓1
1.周囲に向ける視線は鋭く、攻撃的なオーラを発している
2.完全な無表情で、感情は全く窺い知れない
3.お菓子を食べる(-ω-)に厳しい視線を向けている、真面目そうだ
4.視線は不安定に彷徨い、卑屈そうな雰囲気を感じる
5.机に両足を上げてふんぞり返っている……態度が悪い
6.コンマ※

※判定表
00~19:1
20~39:2
40~59:3
60~79:4
80~99:5

28:2→完全な無表情で、感情は全く窺い知れない

その他の特徴>>↓1~3
1.脱色した髪が伸びて、根元に黒い地毛が見えている
2.ピシッと糊のきいた学ラン
3.半眼
4.身長は……(コンマが00:低い~50:平均的~99:高い)
5.ヘッドホンで何か音楽を聴いているようだ
6.口を開く気配が一切ない
7.瞳の色が紅い
8.カタカタと貧乏ゆすりをしている
9.何か道具(“個性”に合わせた装備)を持っているようだ
10.その他自由安価


英雄から見て左側に座っているのは、前髪で片目を隠した、ひどく小柄な男子だった。
正面に座っている女子がかなりの長身なため落差がひどく、まるで大人と子供の組み合わせに見えてしまうほどだ。
脱色した茶髪が少し伸びて、根元に地毛の黒が見えている。
しばらくじっと見ていたが、表情が全く変わらないので何を考えているのかサッパリわからない。
その視線を、正面に座っている女子はどう解釈したのか、

(-ω-)「……何よ、あんたも食べたいん? 分けたろか?」スッ

茶髪目隠「…………」

(-ω-)「…………」

英雄「…………」

(-ω-)「んーむ……あ、キミが最後の一人やね。ポテチ食べる?」スッ

英雄「えーと……」

そう話しかけたものの、茶髪の男子が全く口を開く気配を見せないので、(-ω-)女子はこちらに話しかけてきた。
まだ半分くらいは残っているスナック菓子の袋を差し出されているが……

どうしよう?>>↓1
1.ありがたく頂く
2.気持ちだけ頂く
3.ごっそりもらってく
4.なんで控室でお菓子やねん! と突っ込んでみる

せっかく勧めてくれたものを無下に断るのも悪いので、取り過ぎない程度に、控え目につまんでもらうことにした。
慣れ親しんだ塩味に、緊張が少し和らいだ気がする。

英雄「ありがとう、ごちそうさま」

(-ω-)「なんや、もっと食べてもええんやで? 言うて、ごっそり持っていったら後で容赦せえへんねんけどな!」アハハ

英雄「あはは……お手柔らかに頼むよ……」

などと会話している間も、もう一人の茶髪の男子はぴくりとも表情を変えない。目を開けたまま寝てるんじゃないだろうか……?
じっと顔を見てみると、それに反応して視線がこちらを見返してくる。ちゃんと起きてはいるらしい。
さて……


どうする?>>↓1
1.普通に挨拶してみる
2.無言でじっ……と見つめ合ってみる
3.寸止めパンチで反応を見る
4.渾身の顔芸で笑わせてみる

あまりに反応が薄いので、試しに、にらめっこのようにじっ……と見つめ合ってみた。

英雄「…………」ジーッ...

茶髪目隠「…………」

英雄「………………」ジーッ......

茶髪目隠「………………」

英雄「……………………」ジーッ......!

茶髪目隠「……………………」

(-ω-)「……何やねんキミら、もしかしてコッチ系なん?」

英雄「いや違っ……! ――はっ!?」

茶髪目隠「…………」

結局先に視線をそらしてしまったのは英雄の方だった。鼻で笑われた……のは気のせいだが、何となく敗北感を感じる……!
というか、本当に全く表情が変わらないんだけどこの人……

この控室に集められた受験生最後の一人は、控室の一番奥側の壁に背中を預けて立っていた。

あれは……
>>↓1
1.男子
2.女子
3.コンマ(奇数で男子、偶数で女子)

2→女子
ようやく最後の一人ですねー

彼女の髪の色は>>↓1
1.鴉の濡れ羽色
2.明るい茶色
3.派手な金髪
4.薄い紫
5.きれいな薄紅色
6.コンマ※

※判定表
00~19:1
20~39:2
40~59:3
60~79:4
80~99:5

14:1→鴉の濡れ羽色

彼女の髪型は>>↓1
1.かさのあるポニーテール
2.センター分けショートカット
3.顔にかかる長髪を結ばずそのまま流している
4.男勝りなベリーショート
5.結い上げてかんざしを挿している
6.コンマ※

※判定表
00~19:1
20~39:2
40~59:3
60~79:4
80~99:5

20:2→センター分けショートカット

彼女の雰囲気は……>>↓1
1.涼しげな瞳が、クールで理知的な雰囲気を感じさせる
2.こちらをじっと値踏みするような、好戦的な気配を感じる
3.こちらを見る視線は不安げで、気弱そうな印象を受ける
4.堂々とした態度から、高いプライドと自信の持ち主のようだ
5.口元に浮かんだ艶やかな微笑が妙に色っぽい……
6.コンマ※

※判定表
00~19:1
20~39:2
40~59:3
60~79:4
80~99:5

この辺の選択肢を毎回即興で絞り出すのが非常に大変

04:1→涼しげな瞳が、クールで理知的な雰囲気を感じさせる

これで最後だ! その他の特徴>>↓1~3
1.全国に名の知れた名門校の制服だ
2.アンダーリムのメガネを着けている
3.意外と可愛いアクセサリを着けている
4.身長は……(コンマが00:低い~50:平均的~99:高い)
5.スタイルは……(コンマが00:絶壁~50:平均的~99:豊満)
6.長いマフラーを巻いている
7.この季節にしては薄着だ
8.太眉
9.何か道具(“個性”に合わせた装備)を持っているようだ
10.その他自由安価

《身長・スタイルは平均的になりました》

最後の一人は、控室の奥壁に背中を預けて立っていた。
鴉の濡れ羽色、という表現がぴったりの黒髪は、センター分けのショートカット。
涼しげな瞳が理知的で、やや目立つ太い眉も、和風の美人という好印象に転化されている。
寒がりなのか、室内なのに長いマフラーを外していない。その佇まいからクールな人かと思ったが、胸ポケットから取り出したケータイには、女子に人気の可愛いマスコットのストラップが付いていた。
時間を確認してケータイをしまったマフラーの女子は、壁から背を離すと、

マフ子「……そろそろ時間ね」

そう小さく呟いて、居並ぶ面々を順に視線で追っていく。
最後に、一番遅れて部屋に入ってきた英雄で目を止めると、

マフ子「当たるかどうかは分からないけれど、お互いに悔いのない試合をしましょう」

おそらくは全員に向かって、淡々とそう言い放った。

赤毛「ヘッヘッヘ、お前とやることになっても俺ぁ負けねえぞ、見てろよ?」ビッ

銀髪子「うふふ、こういうの、ドキドキするけど、ワクワクするよね! よろしくね!」

(-ω-)「まあ、ウチはやれることをやるだけやから~」ヒラヒラ

茶髪目隠「…………(相変わらず微動だにしない)」


と、周りがそれぞれの反応を返す中、英雄は……>>↓1
1.謙虚な態度で応じる
2.あえて宣戦布告する
3.スポーツマンシップに則り握手を求める
4.できることなら逃げ出したい……

推薦枠に選ばれるだけあって、ここにいる誰もが相応の実力者だ。だからこそ、今、始まる前から飲まれてしまっては駄目だ。
英雄は自分を鼓舞し、あえて堂々と宣戦布告した。

英雄「たとえ誰と当たることになっても……負けるつもりはさらさらないよ。模擬戦全勝で合格を決めてやる」

英雄(……うわー、言ってしまったよもう後には引けないぞ俺……!)ヒェー

赤毛「へー、んだよお前結構ガッツあるじゃんよ! お前と当たんの楽しみにしてっぞ!」

銀髪子「言ったなー!? わたしだって負けないんだからね!」ビシッ

(-ω-)「ポリポリ……あ、なくなってもうた」ケフ

茶髪目隠「…………(やはり微動だにしない)」

マフ子「ふーん……そんなに自信たっぷりそうには見えなかったけれど、期待してもいいのかしら」

英雄「お、おう……もし当たることがあったら目に物見せてやるよ」

マフ子「そう。じゃあ、楽しみにしているわ」フフ

マフラーで口元を隠しながら、彼女は静かに笑う。
と、そうして英雄が不敵な(つもりの)笑みを交わした時、控室のスピーカーに放送が入った。

ブツッ ガガッ
『あー、テステス。マイクテスト。聞こえているな』

相澤『受験生は控室に全員揃っているな? 定刻になったので、これより、推薦入試実技試験を開始する』

相澤『各生徒は、抽選で組み合わせを決めたら、指示に従い指定された会場に入るように。五分後に、第一試合を開始する』ブツッ


いよいよ――実技試験、受験生同士の模擬戦の幕が上がる……!

というわけで本日はここまでにしますー
キャラの設定決めまでは終わらせたかったので押し切ってしまいましたが、こんな時間までお付き合い頂きありがとうございました……!
どの“個性”の子なのかわかってるこちら目線だと、コンマ神様の采配と絶妙な特徴安価にうおおと感嘆し切りです
各キャラの名前は、対戦相手決定時に発表したいと思います
ではまた次回、実戦回にて……!

何故かって? 私が来た!!
というわけでいよいよ実技試験本番タイムですよー!

http://i.imgur.com/ep1rXmv.png
http://i.imgur.com/meKppFk.png
http://i.imgur.com/EAdIJY8.png
http://i.imgur.com/BCHmedN.png
http://i.imgur.com/Y8fSZKs.png

無いよりマシかと思いまして

>>327
!!!Σ(゚д゚*
うおおありがとうございます! 茶髪君の小ささが草不可避過ぎる……w


《実技試験簡易説明》
・試合開始までのシークエンスは、以下の流れで進行します
 対戦相手決定 → ステージ決定 → 勝利目標選択 → 戦術選択 → 意志選択 → 戦闘開始!

対戦相手とステージの決定時には、酉に並びを仕込んでおき、安価で1~5からくじ引きをしてもらいます
また、一度対戦した相手とは二度当たらないため、対戦相手選択は五択→四択→三択と減っていきます(五人中二人とは対戦しません)

対戦相手とステージが決まった後は、英雄が「どの勝利目標を目指すか」「どう戦うか」「どのようにふるまうか」を安価にて決定。
全て決まると戦闘開始です。


模擬戦開始後は適宜安価にて行動選択。場合によっては、コンマを使って対戦相手との対決判定を行います。
例えば>>1が、

『○○は英雄に向かって攻撃した!(このレスのコンマで達成値)
>>↓1
コンマで英雄の回避達成値』

という風に書き込みます。
↑のレスのコンマ(00~99)より、安価で指定した英雄の達成値のコンマが小さければ対決に勝利。
上の例なら、相手の攻撃を英雄は回避に成功したことになります。
逆に、英雄の達成値が相手の行動達成値より大きかった場合、判定は敗北となり、相手の攻撃が英雄に命中します。
なお、クリティカル(00~09)やファンブル(90~99)も有りで、条件によって補正が加わることもあります(身体能力を生かして回避する、の場合、コンマの値-Xが達成値となる、など)


まあ色々書きましたが基本ノリと勢いとフィーリングと安価で何とかやってきます! よろしくお願いします!

▽実技試験・第一試合

【対戦相手決定】→ ステージ決定 → 勝利目標選択 → 戦術選択 → 意志選択 → 戦闘開始!


いよいよ模擬戦の第一試合が始まる……まずは対戦相手の決定だ。
英雄の前に、番号の書かれたくじが差し出された。


どれを選ぶ?>>↓1
1.一番のくじ
2.二番のくじ
3.三番のくじ
4.四番のくじ
5.五番のくじ
6.目をつむって運を天に任せる(コンマ※)

※判定表
00~19:1
20~39:2
40~59:3
60~79:4
80~99:5

第一試合の対戦相手は……背の低い茶髪の彼だ。

英雄「よ、よろしく」

茶髪目隠「…………」コク

初めて反応らしい反応が見られた。
しかし、こうして隣に並ぶと、本当に同年代なのか疑わしいくらいに小さい……

こんなに背が低いと、
>>↓1
1.組み伏せやすそうだ
2.隠れられたら見つけるのは大変そうだ
3.その分“個性”が強力かもしれない
4.正直あまり好みのタイプじゃない

体格的には明らかに不利なのに、こうして推薦枠で来ているという事は、それだけ強力な“個性”を持っているという事かもしれない。
油断しないよう気を引き締めていこう。



 対戦相手決定 →【ステージ決定】→ 勝利目標選択 → 戦術選択 → 意志選択 → 戦闘開始!

二度目のくじ引き。次は、対戦ステージの決定だ。
再び、英雄の前にくじが差し出される。

どれを選ぶ?>>↓1
1.一番のくじ
2.二番のくじ
3.三番のくじ
4.四番のくじ
5.五番のくじ
6.目をつむって運を天に任せる(コンマ※)

※判定表
00~19:1
20~39:2
40~59:3
60~79:4
80~99:5

《酉は『#住救輪街室』でした》


試合会場は、住宅街ステージに決まった。ステージについての簡単な資料が配られる。
一般的な住宅地をそのまま持って来たようなすごい再現率で、住もうと思えばこのままここに住めるんじゃないだろうか。
1~2階建ての建物が立ち並び、その分細い道も入り組んでいる。広い道でも車がすれ違える程度しかない。
会場がそれなりに広い上身を隠せる場所も多いので、先に相手を見つけられればかなり有利になりそうだ。
また、試合会場となる範囲はテープやバリケードで区切られており、意図的にその範囲外に出ると失格になるそうだ。

資料と一緒に支給された捕縛テープ(見た目は普通のテープと同じだ)を大事にポケットにしまったところで、

英雄「……どうして俺は段ボール箱に詰められてるんでしょうか?」

「それは、会場内のスタート地点へ移動する為だにゃあ(野太い声)」

ヤマト・ブラック「おっと申し遅れた、俺は運送ヒーロー ヤマト・ブラック。今回は相方と一緒に、受験生の会場への移動を手助けするにゃあ(野太い声)」

英雄「はあ……(にゃあって。その声でにゃあって)」

ヤマト・ブラック「それでは早速、君を会場へ送り届けるにゃあ!」

行き先をわからないようにするためだろう、段ボール箱のふたが閉じられて真っ暗になる。
ヤマト・ブラックさんに抱え上げられて、英雄は移動を開始した……。

 対戦相手決定 → ステージ決定 →【勝利目標選択】→ 戦術選択 → 意志選択 → 戦闘開始!


流石はプロというべきか、抱えて運んでいるはずなのにほとんど揺れない。
今のうちに、どう戦うかを考えておこう……。

まずは、どういう形での勝利を目指すかだけど……>>↓1
1.KO勝利を狙う!(決定打を狙いやすい! 反面、前のめりな姿勢が隙になることも?)
2.捕縛勝利を狙う!(半拘束による行動制限付加が狙える! 反面、普通に倒すよりも若干難易度が高いぞ!)
3.時間切れ生存を狙う!(慎重な行動で生存率アップ! 反面、消極的なせいでチャンスを見逃すことも?)
4.臨機応変に行く!(状況に応じた最善手を選べる! 反面、行動選択の一瞬の迷いが隙になるかも?)

 対戦相手決定 → ステージ決定 → 勝利目標選択 →【戦術選択】→ 意志選択 → 戦闘開始!


思考を凝り固めてしまうのは危険だ、状況を見て、臨機応変に行こう。
さて、戦い方も色々考えられるけれど……>>↓1
1.身体能力を活かして戦う!
2.“個性”を活用して戦う!
3.知恵を駆使して戦う!
4.全力で当たって砕ける!
5.その場にあるものを利用する!

 対戦相手決定 → ステージ決定 → 勝利目標選択 → 戦術選択 →【意志選択】→ 戦闘開始!


自分にとっての一番の武器は、やっぱり鍛え上げたこの身体能力だ。これを生かさない手は無い。
……そろそろ到着が近いようだ。どういう心構えでこの模擬戦に挑もうか?>>↓1
1.正々堂々! 常に真っ向勝負、ヒーローとして誇りある行動を取ろう
2.卑怯上等! たとえ汚い手を使ってでも、敵を確実に無力化することが第一だ
3.冷静沈着! 冷静に思考し続け、勝利への道筋を導き出すのだ
4.不撓不屈! 最後の最後まで絶対に諦めない、鋼のような意志を持とう
5.臨機応変! 言い方変えれば、要はその時の勢いで何とかしてしまおうってやつですよ

たとえどんな相手と当たっても、最後の最後まで決して諦めずに戦い抜こう!
英雄がそう決意を固めたちょうどその時、静かに箱が下ろされた。

ヤマト・ブラック「到着、と。では、自動で箱が開いたら試合開始だにゃあ。君の健闘を祈っているにゃあ!(野太い声)」

そう言い残し、足音が遠ざかっていく……。




《実技試験・模擬戦第一試合》


エントリーナンバー1:山田・英雄
 “個性”:吸出自在

  vs

エントリーナンバー6:真壁・金嗣(まかべ・きんじ)
 “個性”:????


 試合開始!

果物の皮をむくかのように、段ボール箱がパカリと割れて開くと、そこは比較的広い道路の中央だった。
周りを見回すと、ここが本当に試験会場なのかと疑いたくなるくらい普通の住宅街。
近くには人の気配は無いけれど……

どうする?>>↓1
1.このまま広い道路を進む
2.入り組んだ細い小道を進む
3.住宅の敷地内を通り抜けて移動する
4.塀をよじ登り、家の屋根の上を移動する
5.どこか有利に待ち伏せできそうな場所を探す

このまま広い道を行こう。住宅街の中では一番見通しがいいから、見つければ相手の方から向かってくるかもしれない。
警戒だけは怠らず、広い道を進んだ……。

周囲を警戒しながらしばらく進んだ、その時、>>↓1コンマ
00~19:道の先に、対戦相手――金嗣が姿を現した!
20~39:どこからか人の気配を感じた
40~59:誰もいないな……
60~79:何か物音が聞こえた
80~99:奇襲だ!

……誰もいないな……少し行動を変えてみようか。

どうする?>>↓1
1.このまま広い道路を進む
2.入り組んだ細い小道を進む
3.住宅の敷地内を通り抜けて移動する
4.塀をよじ登り、屋根伝いに移動する
5.大声を上げたり、大きな音を立てたりしてみる

高さがあればそれだけで有利にもなる。塀をよじ登って住宅の屋根に飛び移り、屋根伝いに移動していくことにした。
鍛えてきた甲斐あって、フリーランニングの要領で移動するのも難しいことでは無い。

そのまま屋根上を移動していくと……>>↓1コンマ
00~19:行く手の路地に、金嗣の姿が見えた!
20~39:同じように屋根を移動していた金嗣と遭遇!
40~59:あそこの家から何か物音が……?
60~79:無駄に広いなこの会場……(何も見つからない)
80~99:視線を感じたような気がしたが、気のせいだった

……無駄に広いなこの会場……このまま相手が見つからずに終わったら無得点で一試合終了になってしまう。それだけは避けなければ……!

何か画期的な方法を考えたいところだけど>>↓1
1.もう少しこのまま屋根伝いに移動
2.広い道に降りて移動
3.大声や大きな物音を出してみる
4.見晴らしのいい場所で周囲を見回す
5.試しに、その辺の適当な家に侵入してみる

二階建ての家の屋根の上によじ登り、注意深く周囲を見回してみる……

おや、あれは……>>↓1コンマ
00~19:見つけた! 向こうの道に金嗣がいる!
20~39:屋根上を移動してくる金嗣を発見!
40~59:あそこの家の、庭木の茂みが動くのが見えた!
60~79:高い場所からだと電線が目につく
80~99:どこからか視線を感じたような……?

! あそこの家、今庭木の茂みが動いたぞ!
再び屋根伝いに移動を開始し、慎重に近付いてみると、そこには……

>>↓1コンマ
00~24:金嗣を発見! 気付かれていない、先制攻撃のチャンスだ!
25~49:金嗣を見つけたが、こちらにも気付かれた!
50~74:女の子……って、え? 誰?
75~99:《かかったな、アホめ!》

そこに居たのは女の子……って、え? 誰!?
ぎょっとしたが、よく見ると女の子を模したロボットだった。後ろ姿で本物の女子と見間違えたらしい。
しかしどっちにしても何でこんなところにこんなものが?
対応を決めかねていると、こちらに気付いた女の子――というか幼女かこのサイズだと――ロボットは、意外と可愛らしい合成音声で話しかけてきた。

幼女ロボ『お兄ちゃん……だれ……? お母さん、どこ……?』フルフル

英雄「…………」

ロボットであることに目をつぶれば、いかにも迷子の女の子という感じ。
もしかすると、これがステージギミックという奴なのか。

どうしよう?>>↓1
1.仕方ないので連れていく
2.どこか安全な場所に隠れさせる
3.無視して立ち去る
4.……どこまで精巧に作られているのか気になるな

別にロリコンじゃないけど、ヒーローならこういう時どうするかと考えたら放っていくわけにもいかない。
仕方がないので言葉巧みに警戒を解き、元気付け、連れていくことにした。

町内マップを見てみると、すぐ近くに「避難所」と書かれた施設がある。
試しにそこまで連れていくと、お母さんロボが出てきて幼女ロボを引き取ってくれた。

母親ロボ『ああ、ありがとうございます。避難する時にはぐれてしまって……』

幼女ロボ『お兄ちゃん、ありがとう!』

元気に手を振ってお礼を言われると、別にロリコンではないけど何となく心が温かくなった。
どこかで何かのポイントが上昇する音が聞こえた気がする。

……


イベントをこなすだけじゃなく、ちゃんと模擬戦もこなさなければ。
と、慌てて避難所の敷地を出てみると、なんと目の前の道路で金嗣が待っていた。

英雄「! ……どうしてこんなところに? 俺のことを先に見つけてたなら、奇襲するチャンスだってあっただろ」

金嗣「…………」ス スッ

密かに冷や汗をかきながら問うと、金嗣は無言で英雄を、次いで避難所を指差した。

英雄「……俺があの子を連れてたから、だから奇襲せずに待ってた?」

金嗣「…………」コク

英雄「で、あの子はもう居ないから、ここからは正々堂々、って?」

金嗣「…………」コク

英雄「……男前だな。待たせて悪かったよ、じゃあ戦闘開始と行こうか!」

金嗣「…………」クイ

かかってこい、と手振りで示す金嗣を前に、英雄は臨戦態勢を取る!

というわけで今日のところはいったんここまでにします……明日はもう少し早い時間から始められる見込み。

ステージとコンマ次第では遭遇までが長引いてしまう、という事もわかったので、次回以降は対戦相手用の隠しコンマ判定表も用意して、英雄の行動安価を出すと同時に自分のレスのコンマで相手側のアクションも進めていけるよう工夫したいと思います
ではではー

【速報】かっちゃん株爆上がりのお知らせ
【無駄知識】オールマイトは脇が弱い
【定時】梅雨ちゃん可愛い


ジャンプ読んでテンション爆上げしながら現着しましたー!

やや距離を開けて、英雄は金嗣と対峙する。
相手の背後はブロック塀、自分の背後には避難所の門。左右は、大型車同士でのすれ違いは難しそうな広さの道が真っ直ぐ伸びている。

金嗣はその場で腰を沈め、どっしりと構えている。こちらに先手を譲り、迎撃する構えのようだが、元々の身長が低いこともあって、そうやって腰を落として構えられるとますます小ささが際立つ。
体格的にはこちらが有利だが、身長差が激し過ぎて、逆に攻めづらさも感じる……

さて、いよいよ対戦相手と遭遇したけど、どう戦う?
>>↓1
1.KO勝利を狙っていく!
2.捕縛勝利を狙っていく!
3.無理せず生存ポイントを狙う!
4.もうちょっと様子見してから考える!

ここは勝って確実にポイントを稼ぐ! その為に、積極的にKO勝利を狙っていこう!
では、具体的にどう攻めるかだけど……
>>↓1
1.近接格闘戦で一気に押し切る!
2.まずは軽く打ち込んで実力差を計ろう
3.焦らず、間合いを保って様子を窺おう

まずは軽い小手調べから……軽く打ち込んで互いの実力差を計ろう。
行動方針を定めた英雄は距離を詰め……

《英雄の攻撃》
英雄の初手は>>↓1(コンマで判定値)
1.真正面からそれなりの強さで打撃、耐久力を探る
2.素早い二連撃で、相手の隙を探る
3.フェイントからの打撃で、相手の反応速度を探る
《身体能力ボーナス》:どの選択肢を選んだ場合でも判定値-5

《35-5=達成値30》

素早い踏み込みから、顔と胴を狙った二連撃を放つ!
初撃、顔狙いの左で注意を引きつつ、前髪で死角になりやすいであろう左側から、二撃目の右で胴を狙う!

対する金嗣は腕を上げ、防御の構えを取る。

《金嗣の防御判定》
このレスのコンマで判定値
 《????補正》:判定値-20

《44-20=達成値24》

英雄が放った左拳は、金嗣が掲げた右腕に防がれる。
直後、続け様に放った右拳が、狙い過たず金嗣の脇腹へ叩き込まれるが――

金嗣「…………」

英雄「かっ――たぁ!?」ズキッ

殴った両拳に返ってきたのは、鉄の塊でも殴りつけたかのような鈍い痛みだった。
制服越しとはいえ、この硬さは明らかに筋肉の硬さではない。

英雄(下に何か仕込んで……!? それとも何かの“個性”――)

金嗣「…………!」

だが考えている暇は無かった。
英雄が怯んだ隙を突いて、金嗣の反撃が来る。左の掌底が、彼我の身長差からアッパー気味の軌道で突き上げられる!
狙いはこちらの腹部だ!

《金嗣の攻撃》
このレスのコンマで判定値
 《????補正》:攻撃成功時、????にボーナス

《英雄の防御判定》
英雄は咄嗟に……>>↓1 コンマで判定値
1.確実に防御!(判定値-20、判定勝利時も被弾するがダメージ軽減)
2.ここは回避!(《身体能力補正》判定値-10)
3.カウンター!(《身体能力補正》判定値-5、失敗時は被ダメージ増大)

《金嗣の判定値:13》
《カウンター!:50-5=45》失敗!

金嗣の攻撃に対してカウンターを狙った英雄だったが……「有利過ぎ」て逆に不慣れな体格差から、それは虚しく空を切る。
辛うじて、体の真芯に打ち込まれる事だけは避けたが、

英雄「っぐぅ……!」

打撃が、硬い。こちらの打撃を防がれた時と同じで、これもまた、ただの掌底ではありえない硬さだ。
その謎の硬度にダメージを上乗せされて、鍛え上げた腹筋でも受け止め切れない。
何とかバックステップで距離を置くが、かなりキツい一撃をもらってしまった。
金嗣は、防御からの反撃を狙っていくスタイルを変えないつもりか、追撃してこずにその場で構え直している。

英雄はどうする?>>↓1
1.作戦を捕縛狙いに切り替える
2.作戦を生存狙いに切り替える
3.KO勝利を諦めない!

仕掛けは謎だが、あの謎の防御力を正攻法で打ち崩すのはかなり厳しそうだ……ここは捕縛勝利に目標を切り替えよう。
とはいっても、捕縛テープを巻くためにも、何らかの方法で動きを止めないと難しいだろう。露骨に捕縛テープを取り出したりすれば警戒されるだろうし……
となると、結局あのおかしな防御力の高さが問題になってくるんだけど。

どうする?
《英雄の行動》
>>↓1 コンマで判定値
1.より強力な打撃で押し込む(《身体能力補正》-10、攻撃成功時にダメージボーナス)
2.より複雑なフェイントをかけて隙を突く(《身体能力補正》-15)
3.投げ技を試す(《身体能力補正》-10、一部防御補正を無視)
4.警戒されてもいい、捕縛テープを取り出し片手足どれかの拘束を狙う

《54-10=判定値44・一部防御補正を無視》

打撃が駄目なら、投げ技を試す! この体格差なら、振り回してぶん投げるのもいくらかはやりやすいだろう。
先程と同様に正面から殴りかかる……と見せかけて腕を取り、金嗣の小柄な体躯を掴み上げて投げ飛ばしにかかる……!

さっきと同じように防御しようとしていた金嗣の隙を突けた!
金嗣は咄嗟に抜けようともがいているが……?

《金嗣のリアクション判定》
 《防御補正を無効化した!》
>>↓1のコンマで金嗣の判定値

《英雄の判定値:44》
《金嗣の判定値:67》攻撃成功!

英雄が金嗣の腕を掴みとり、完全に投げ飛ばす体勢に入った瞬間――英雄は突如、肩口から見えない何かに激突した。
その謎の障害物に投げる動きを阻害されかかるが、構わずそのまま投げ飛ばす。

金嗣が受け身を取り切れずゴロゴロと転がっていくのを視界の端で捉えながらも、障害物の正体を確かめると……それは宙に浮かんだ、透明な壁だった。
いや、壁というにはいささか小さく、せいぜいひと抱え程度の幅と高さしかないが、これは……もしやバリアか!?

と、そこまで考えた所で、宙に固定されたバリアが大気に溶けるように消え、その向こう側、やや悔しさを滲ませた表情で金嗣が立ち上がった。

名前:真壁・金嗣(まかべ・きんじ)

“個性”:『バリア』
障壁を作り出す“個性”! 用途は防御だけではない、使い方次第だ!
ただ、盾くらいのサイズのものしか出せないため、防御範囲はやや狭い! 気合でカバーだ!

これが彼の“個性”だとしたら、あの異様な硬さにも納得がいく。
こちらの打撃を防いだ時は、服の表面か内側にバリアを張ってそれで受け止め、掌底のダメージが大きかったのは、手のひらの上にバリアを張ってそれで殴ってきたのだろう。
そして、投げられるのを防ぐ目的で障害物として使ったわりに、投げの動作を邪魔し切れていないという事は……このくらいのサイズが限界、と見てもいいだろう。
種が分かれば、攻略のしようもある!

《金嗣の判定時、“個性”が未知だった事で上乗せされていた補正ボーナスが消失しました》

立ち上がった金嗣は構えを取り直している。逃げる気も、戦法を変える気も無いらしい。
さて、相手の“個性”がわかった所でこちらはどう出る……? 今の攻防で、投げ技は警戒されていそうだが……

《英雄の行動判定》
どうする?>>↓1 コンマで判定値
1.掴んで押さえ込む(成功で拘束チャンス大)
2.打撃のフェイントから投げ技(相手の警戒により《身体能力補正》無効、相手の《“個性”補正》によるダメージ軽減を無効)
3.投げ技のフェイントから打撃(《身体能力補正》-10)
4.降伏勧告

《14-10=判定値4・クリティカル!》

もう一度腕を取りに行き、金嗣がそれに抵抗しようとした、その絶妙なタイミングであっさりと手を離す。
投げへの警戒が裏目に出、余計な力が空回りして出来た隙を突いて、渾身の蹴りを叩き込んだ!
しかしこれ、傍目には、子供を容赦なく蹴り飛ばす鬼畜のように見えるかもしれないな……

《金嗣の防御判定》
 《英雄のクリティカルにより各種補正無効》
>>↓1コンマで判定値。素で04以下なら防御成功

《英雄の判定値:04・クリティカル!》
《金嗣の判定値:03・クリティカル!》防御成功! やりやがったこいつ!

完璧に、相手の体の真芯に蹴りを叩き込んだ――が、足に返ってきたのは、あの鉄の塊を蹴り飛ばしたような硬い感触だった。
咄嗟にバリアを張って受け止められたようだ……こういう“個性”だと、体勢が崩れていても咄嗟の防御が間にあったりするのがズルい……

だが、蹴り飛ばされた金嗣の側も、ノックバックで体勢が崩れっ放しだ。このまま連続攻撃できる!

《英雄の行動判定》
どうする?>>↓1 コンマで判定値
1.あえて真っ向から打撃攻撃(《身体能力補正》-10)
2.しつこく投げ技を狙う(《身体能力補正》-10)
3.体勢を崩して押さえ込み(《身体能力補正》-5、攻撃成功で捕縛チャンス大)
4.あえて攻め込まず、かかってこいよと余裕の挑発(行動を放棄、金嗣のアクションに対する判定にボーナス)

《76-5=判定値71》

金嗣に掴みかかり、投げでも打撃でもなく、そのまま体勢を崩させて押さえ込みにかかる。
打撃でも投げでもない新しい攻め口に、金嗣もすぐに気付いて抵抗してくるが……?

《金嗣の防御判定》
>>↓1コンマで判定値
 《体格差補正》+10
 《“個性”補正》-5

《英雄の判定値:71》
《金嗣の判定値:15+10-5=判定値20》防御成功!

体格差から押し込めるか、と思ったが、金嗣はバリアを二枚宙に固定することで、こちらの動きを阻害してくる……!
押さえ込み切れない!

金嗣「…………!」

そうしてこちらが攻めあぐねている隙を突いて、金嗣が、バリアの隙間から掌底を突き上げてくる!

《金嗣の攻撃判定》
>>↓1コンマで達成値
 《“個性”補正》手のひらをバリアで覆っている:攻撃成功時にダメージ増

《金嗣の判定値:76》

硬いバリアでダメージを上乗せした掌底の威力は、既に一度身をもって知っている。
まともに食らうのはあまりにもキツいが……ここは逆にチャンスかもしれない!

《英雄の防御判定》
>>↓1 コンマで判定値
1.素直に防御!(判定値-20、成功時も被弾するがダメージ軽減)
2.距離を取って回避!(《身体能力補正》-10、《敵“個性”補正》先に張っていたバリアが逆に障害となっている:-15)
3.攻撃された腕を逆に掴み取る!(《身体能力補正》-5、《敵“個性”補正》先に張っていたバリアが逆に障害となっている:-10)

《金嗣の判定値:76》
《英雄の判定値:25-10-15=00・クリティカル!》回避成功!

素早いバックステップで距離を置く。
金嗣は、こちらの押さえ込みを防ぐために出していた自分のバリアに行く手を遮られてしまい、深く踏み込めないでいる。
ただでさえ、身長の低さから元々のリーチも短いのだ。攻撃の射程を完全に見切って回避した!

――ここがチャンスだ。
最低限の動作で回避できたおかげで、相手はまだ攻撃直後の隙が残っている。
加えて、“個性”で出したバリアは、こちらの押さえ込みを邪魔する為に出した二枚と、掌底に乗せた一枚で既に計三枚。
流石にこれ以上同時には出せないと見た!

《英雄の行動判定》
おそらくここが最大のチャンスだ!>>↓1 コンマで判定値
1.バリアをかいくぐって渾身の打撃を叩き込む!(《身体能力補正》-10、《敵“個性”補正》+5)
2.バリアをかいくぐって掴みかかり、思い切り投げ飛ばす!(《身体能力補正》-10)
3.バリアをかいくぐって一気に押さえ込む!(《身体能力補正》-5、成功で捕縛チャンス大)
4.いっそこのまま、捕縛テープを出しながら突っ込んで拘束を狙う!(《身体能力補正》-5、判定値差に応じて拘束・半拘束が成立)
 どの選択肢を選んでも、00クリティカルからの行動チャンス補正で-5

《英雄の判定値:27-5-5=17》

この機を逃すわけにはいかない!
ポケットに突っ込んであった捕縛テープを引き伸ばしながら、バリアをかいくぐって突進する!
こちらの動きを見た金嗣の顔色がハッキリと変わった!

《金嗣の防御判定》
>>↓1コンマで判定値
 同時使用上限により、《“個性”補正》無効
 攻撃成功で捕縛成功! 判定値が34未満なら半拘束成立

《英雄の判定値:17》
《金嗣の判定値:00・クリティカル!》

英雄「これで――って、ええ!?」

飛びかかった英雄の目の前から、いきなり金嗣の姿がかき消えた。
勢い余ってたたらを踏み、数歩行き過ぎた所で振り返ってみると、仰向けに寝転がっていた金嗣が素早く起き上がる所だった。
咄嗟に倒れ込んで地面に寝転がることで、こちらの突進を回避したらしい……ど、どこまで粘り強いんだ……!


と、そこで不意に、長いサイレンが鳴り渡った。

相澤『――はいそこまで。タイムアップだ、実技試験第一試合はここまでとする。各受験生は戦闘を中止し、控室に戻るように。繰り返す――』

英雄「……決着、付かなかったか……」

金嗣「…………」

我ながら、なかなか悪くない動きが出来たと思うんだけど……要所要所でさらにその上を行かれた結果、という感じだ。
詰め切れなかったのは悔しいが、生存ポイントは入ることだし、切り替えて、次の試合に備えよう……。



《実技試験第一試合が終了しました》

さて、一時過ぎちゃってますがこの後はどうしましょうか?
第一試合リザルトまで、もしくは第二試合の準備完了までで一区切りとしたいのですが

了解ですー。


▽実技試験第一試合リザルト

山田・英雄
・終了時間まで生存:+10点
・身体能力活用:+5点
・的確な判断力:+3点
・クリティカル判定(00~09)を出す:+10点×2
・避難が遅れていた住民を保護:+10点

 計:48点



審査員評:
住民(幼女)保護の際に見せた話術スキルには若干危険なものを感じるが、まあ、ちゃんと避難所への誘導に活用していたので良しとする。

……


金嗣「…………」スッ

英雄「?」

控室に戻る途中、金嗣が右手を差し出してきた。
互いの健闘を称えて、といったところだろうか。応じて、こちらも右手を差し出すと、

金嗣「……もし次があれば、“個性”も使わせてみせる」ボソ

英雄「!」ビク

握手しながら、ぼそっと宣言された。
もしかして、手を抜いていたと思われたんだろうか……実は単に使いどころが見つからなかっただけなんだけど……。
ともあれ、実力を認めてくれたことは確かなようだ。彼と少し仲良くなれた気がした。


英雄が金嗣と共に控室に戻ると、他の受験生の皆も既に部屋に戻っていた。
無傷そうに見える人から、手当のあとが見える人まで居るが、誰も試合の勝ち負けについてや、他人の“個性”などについては口に出さない。
その辺りはフェアに行こう、という事だろう。英雄も、素知らぬ顔でその中に混ざった。

▽実技試験・第二試合

【対戦相手決定】→ ステージ決定 → 勝利目標選択 → 戦術選択 → 意志選択 → 戦闘開始!


インターバルを挟んで体力を回復したら、次は第二試合だ。
一試合目では一発貰った程度でそこまで大きなダメージを受けなかったし、体力もそんなに消耗して居なかったので、ほぼ万全のコンディションで二試合目に挑める。
これは勝つにしろ負けるにしろ、体力の消耗やダメージの蓄積が後々に響いてきそうだ……。
第一試合での反省を生かし、色々と考えていきたい。


英雄の前に、第二試合の対戦相手を決めるためのくじが差し出された。
一試合目で戦った金嗣とはもう対戦しないので、くじは四つある。
どれを引く?>>↓1
1.一番のくじ
2.二番のくじ
3.三番のくじ
4.四番のくじ
5.目をつぶって運を天に任せる(コンマ※)

※判定表
00~24:1
25~49:2
50~74:3
75~99:4

第二試合の相手は、(-ω-)顔の長身の女子に決まった。

(-ω-)「ん? あー、ウチの出番やね?」ユラ...

組み合わせの発表を聞いた彼女は、ゆったりと椅子から立ち上がる……と、うおお……こうしてみるとすごく大きい。いや背のことです。ええ。

(-ω-)「ほなまあ、お互い怪我せえへん程度によろしゅうやろな~」ヒラヒラ

と、これから試合だというのに呑気に手を振ってくる。のんびりペースに飲まれそうだ。
うーん……それにしても大きい。

>>↓1
1.いや背の事です、ええ
2.この余裕、器が大きいな
3.この俺に対して態度がでかいな
4.ごめんなさい本当は胸を見てました

(-ω-)「うん? なんやの?」

英雄「えっ、いや、別になんでも……」目ソラシ

(-ω-)「ほんまにー?」ジー

英雄「…………」ダラダラ

(-ω-)「…………」ジー

英雄「ごめんなさい胸を見てました」ドゲザー

(-ω-)「そか。まあ、ウチは正直な人は好きやで」ウン

英雄「よかった……」ホッ

(-ω-)「その正直さに免じて全力の八割くらいに手加減したげるわ」ウン

英雄「ヒィ」

き、気を引き締めて試合に挑もう……。




 対戦相手決定 →【ステージ決定】→ 勝利目標選択 → 戦術選択 → 意志選択 → 戦闘開始!

二度目のくじ引き。次は、対戦ステージの決定だ。
再び、英雄の前にくじが差し出される。

どれを選ぶ?>>↓1
1.一番のくじ
2.二番のくじ
3.三番のくじ
4.四番のくじ
5.五番のくじ
6.目をつむって運を天に任せる(コンマ※)

※判定表
00~19:1
20~39:2
40~59:3
60~79:4
80~99:5

《酉は『#住街輪救室』でした》


試合会場はオフィス街ステージに決まった。
全体の広さは先程の住宅街ステージと変わらないが、ひとつひとつの建物が大きいため、相対的に狭く感じる。
大通りは片側2~3車線とかなり広いが、逆にビルとビルの隙間は通り抜けるのがやっとという狭さだったり、場所によって空間的な広さが全然違う。
工事中のビルや高架道路など、高低差のある地形も多いため、どこで戦うかの選択も重要になってきそうだ。


英雄「で、やっぱりまた段ボールに詰められるんですね」

「んー、そこはルールだから我慢してほしいにゃん」

キティ・ブラック「おっと申し遅れましたにゃん、ワタクシは運送ヒーロー キティ・ブラック。相方のヤマト・ブラック共々、今回の試験のお手伝いをさせてもらってますにゃん」

英雄(今度は正統派ネコ耳っ子だ。かわいい)

キティ・ブラック「ちなみに、某引っ越し業者の宣伝部長もやってますにゃん。ロゴの大きい黒猫の方がヤマト・ブラックで、それにくわえられてる小さい黒猫の方がワタクシという設定ですにゃん」

キティ・ブラック「ご引っ越しの際は是非ともご贔屓に~、ですにゃん♪」


などと、さらっと宣伝されながら箱が閉じられ、英雄は会場への移動を開始した……。

《実技試験・模擬戦第二試合》

試合会場:オフィス街ステージ



エントリーナンバー1:山田・英雄
 “個性”:吸出自在

  vs

エントリーナンバー2:飯田・のどか(いいだ・―)
 “個性”:????

 対戦相手決定 → ステージ決定 →【勝利目標選択】→ 戦術選択 → 意志選択 → 戦闘開始!


ヤマト・ブラックさんと違って、小柄で抱え上げるだけの腕力がないからか、今度の移動は台車が使われているらしい。
がらごろとタイヤの回る音と、時々段差でゴトンと跳ねたりもするけれど、まあ考え事が出来ないほどじゃない。
第二試合での行動指針を今のうちに決めておこう。

さて、まずは第二試合ではどういう形での勝利を目指すかだけど……>>↓1
1.KO勝利を狙う!(決定打を狙いやすい! 反面、前のめりな姿勢が隙になることも?)
2.捕縛勝利を狙う!(半拘束による行動制限付加が狙える! 反面、普通に倒すよりも若干難易度が高いぞ!)
3.時間切れ生存を狙う!(慎重な行動で生存率アップ! 反面、消極的なせいでチャンスを見逃すことも?)
4.臨機応変に行く!(状況に応じた最善手を選べる! 反面、行動選択の一瞬の迷いが隙になるかも?)

 対戦相手決定 → ステージ決定 → 勝利目標選択 →【戦術選択】→ 意志選択 → 戦闘開始!


いくら模擬戦とはいえ、女の子に対して暴力を振るうのは気が引ける。ここは捕縛勝利を目指そう。
……まあ、そんな紳士ぶった事を言ってられる余裕があればの話だけどね……向こうも遠慮なく来るだろうし、多少は反撃したって許されるよね? というか、女子から男子への暴力は何も言われないのに、男子から女子へ暴力振るったら非人間扱いされる風潮はひどい男女差別だと思うんだ……

って、そんなことをぐちぐち考えてる場合じゃない。実際問題として、戦う時はどういう風に戦おうか>>↓1
1.身体能力を活かして戦う!
2.“個性”を活用して戦う!
3.知恵を駆使して戦う!
4.全力で当たって砕ける!
5.その場にあるものを利用する!

 対戦相手決定 → ステージ決定 → 勝利目標選択 → 戦術選択 →【意志選択】→ 戦闘開始!


自分にとっての一番の武器は、やっぱり鍛え上げたこの身体能力だ。無理に戦い方を変える必要はないだろう。
……そろそろ到着が近いようだ。どういう心構えでこの模擬戦に挑もうか?>>↓1
1.正々堂々! 常に真っ向勝負、ヒーローとして誇りある行動を取ろう
2.卑怯上等! たとえエロい手を使ってでも、敵を確実に無力化することが第一なんだよ!
3.冷静沈着! 冷静に思考し続け、勝利への道筋を導き出すのだ
4.不撓不屈! 最後の最後まで絶対に諦めない、鋼のような意志を持とう
5.臨機応変! 言い方変えれば、要はその時の勢いで何とかしてしまおうってやつですよ

相手がどんな“個性”を持っていたとしても、最後の最後まで諦めなければ、きっと道は開けるはずだ。
そう信じて、全力で戦い抜こう!
英雄がそう決意を固めた時、台車が傾いて、箱ごと地面に下ろされた。

キティ・ブラック「お待たせしましたにゃん。それでは第一試合と同じく、自動で箱が開いたら試合開始ですにゃん。健闘をお祈りしてますにゃ~ん」

そう言い残して、がらごろと台車を転がす音が遠ざかっていく……。




さあ、試合開始だ!

というところで、本日はここまでとしますー。お付き合い頂きありがとうございました。

果たして、今回の相手はどの“個性”の持ち主なのか(棒
そして要所要所で的確にクリティカルをぶっ込んでくる、コンマ神様の活躍にもご期待ください(白目

ではではー。

マジで太陽拳やろうよ

おっぱいから弾性エネルギーは吸えますか?(真顔)

わーたーしーがー(略

>>446-447
必要なエネルギーを吸収した後、放出時のコントロールでその辺は可能だと考えています
例えば五分間太陽光から光(と熱)エネルギーを吸収したとして、それを吸収時と同じペースで放出すれば最大五分間手のひら発光
もっと明るめに発光させようとすると、発光時間は五分より短く
瞬間的に五分間分の光を放出すれば太陽拳も十分実現可能、という感じです
この辺の工夫は、一戦目の間に思い付いて選択肢に出せなかったので、二戦目では盛り込んでいきたいと思ってます
……が、相手の“個性”についても同様ですが、いわゆるTRPGにおけるPCとPLの関係同様、メタ視点の我々(PL)はそれを思いついたり理解したりできていても、
英雄君(PC)がわかっていなければ実行できないので、上手く安価とコンマで彼に閃きを与えてください

>>448
触れて弾性エネルギーを吸収した場合、それと同等の弾力を手のひらに(一時的に)付与することができますが、
弾性エネルギーを吸い取ってしまっているため、触れたおっぱいの柔らかさを全く感じることが出来ないまま相手のヘイト値が上がります(真顔

時間が来たらしい。段ボールが音もなく割れ広がって、視界が明るさに包まれた。

一試合目と同じく、周囲は学校の敷地内とは思えないほどリアルなオフィス街が再現されている。本物と違うのは、道を走る車も英雄(とのどか)以外の人の気配も全くないところくらいだ。
その中でも、英雄のスタート地点は片側四~五車線はある大通りのド真ん中だった。道は前後に見晴らしがよく、少し先で高架道路と立体的に交差している。
空間的には住宅街ステージより広いが、立ち並ぶビルで空が狭いため、やや圧迫感を覚える所もある。

さて……どうする?>>↓1
1.早速相手を探して移動を開始しよう
2.相手を迎え撃つのに良さそうな場所を探そう
3.まずは周囲を調べて戦う準備をしよう

前回は上手く攻めあぐねた結果時間切れになってしまった。今回は色々考えて、より工夫を凝らしていこう。
まずはスタート地点周辺をざっと調べて、利用できそうなものがないか探してみることにした。

周りには幾つもビルが並んでいるが、建設工事中の物を別とすれば、全てシャッターが下りて出入り口が塞がっている所を見ると、基本的に中に入ることは想定されてないらしい。
できるとしたら、外壁を強引によじ登るとか、外付けの非常階段を上る、くらいだろうか。
おそらくは、他に「室内戦ステージ」があるからそれとの差別化なのだろう。

その他に英雄が気付いたことといえば……>>↓1コンマ
00~33:ふと視線を下げると、何やら道路に細い溝が……?
34~66:道の端には、普通に自動販売機が置いてある
67~99:……今日はいい天気だなぁ……

道の端には、普通に自動販売機が置いてある。本当に、無駄なんじゃと思うくらい街並みの再現度が高……おや?
ふと気になったので近付いてよく見てみると、

英雄「……販売中のランプが付いてるし、機械の作動音が聞こえる……これもしかして本物?」

どうやら、外見だけ似せた置き物ではなく、本物の自動販売機が設置されているらしい。……ここまで再現度に拘る必要あるのか?
ともあれ、普通に利用することが出来るみたいだけど……

どうしようか>>↓1
1.喉が渇いたし、ジュースでも買おう
2.今日は少し肌寒いし、あったかいものでも飲もう
3.待てよ、通電されているということは電源が……
4.小銭の取り忘れとかないかな

自販機が普通に動いているという事は、内蔵バッテリーで独立して動いているのでない限りは、電気が来ているという事だ。
横に回り込んで裏側を覗きこんでみると、思った通り、コンセントが繋がっている。

ここは……>>↓1
1.この電源から、“個性”を使って電気エネルギーをチャージしていこう
2.こうして電気も来てるという事は間違いなく稼動している、冷たいジュースでも買おう
3.こうして電気も来てるという事は間違いなく稼動している、温かい飲み物でも買おう
4.まあそれがわかった所でなんだというのか。別の場所へ行こう

英雄「俺の“個性”なら……ここで電気エネルギーを吸収しておけば、後々役に立つかもしれない」

ビリビリビリ...

コンセントのカバーをはがして内側の金属部品を直接掴み、手のひらから電気を吸収していく……(※注:一般の方は真似しないでください)
しばらくチャージして、戦闘に利用できそうなくらいの電気エネルギーを蓄積した。


《『電気エネルギー』を保持》:約一撃分
 →直接相手に触れて一気に放出すれば、スタンガンのように動きを止められそうだ
 →直接触れずに放出した場合は、相手を怯ませるくらいはできそうだ。ただ、命中精度には難がある
 →その他、じわじわ放出すれば、手に持った電化製品を短時間稼動させられるくらいのことはできそうだ
なお、保持中のエネルギーを放出しない限り、別種のエネルギーを吸収することはできません(同種のエネルギーの追加チャージは可能)


さて……>>↓1
1.もう少し電気エネルギーをチャージしておこう
2.周囲、別のことを調べよう
3.そろそろ移動を開始しよう

いつまでもここにとどまっているわけにもいかない……そろそろ移動を開始しよう。
さて、

>>↓1
1.この大通りをこのまま進む
2.高架道路によじ登る
3.ビルとビルの隙間の、細い道を行く
4.非常階段を上って手近なビルの屋上まで上がってみる

手近な場所にあったビルの屋上まで、非常階段から上ってみた。
見晴らしはいい、が、ビルが多いので視界は遮られやすいな……

>>↓1
1.隣接するビルの屋上から屋上へと移動していこう
2.やっぱり下りて大通りを行こう
3.やっぱり下りて細い道を行こう
4.やっぱり下りて高架道路に登ってみよう
5.ここから周囲の動きを探ろう

屋上から屋上へと身軽に飛び移りながら、移動を開始した。流石に大通りの向こう側のビルまで飛び移る脚力は無いので、必然的に通り沿いに進んでいくことになる。
こうして高い位置をキープしていれば、遠くで動きがあった時も気付きやすいし、相手からも見つかりにくいだろう。

そうしてしばらく進んでいくと……?>>↓1コンマ
00~19:見つけた! 対戦相手――のどかさんだ!
20~39:あれは男の人……じゃないな、ロボットだ
40~59:パンダが居た。――パンダ!?
60~79:何も見つからない……
80~99:変わったものは見当たらないが、どこかから視線を感じたような気もする

しばらく進んでいくと、見下ろした通りに人影が見えた。
あれは、男の人……? いや、違うな。一試合目で見た幼女ロボと同じく、男性を模したロボットのようだ。
もう少し近付いていくと、男性ロボやその周囲の詳しい様子が見えてきた。

男性ロボ「ヒッヒッヒ、しめしめ」ニヤニヤ

露骨に怪しい笑い声を立てている男性ロボは、ほっかむりに唐草模様の風呂敷包みを背負っていた。
そしてその背後、宝石店の看板の下にあるシャッターが破られている。
そこまで見た瞬間、「火事場泥棒」という単語が脳裏によぎった。

男性ロボ「っといけねぇ、用を済ませたらとっととトンズラしねえとな……」コソコソ

と、見ている間に男性ロボ――改め泥棒ロボは、細い小道の方へそろそろと移動を開始した。

英雄はどうする?>>↓1
1.こっそり近付いて、奇襲して取り押さえよう
2.勘違いの可能性もないわけではない、まずは呼び止めて詰問しよう
3.本物なら見過ごせないが、今は試験の方が大事だ、放っておいてのどかを探そう
4.兄ちゃん兄ちゃん、協力するから俺にも一枚噛ませてくれないか(ゲス顔)


状況的にも非常に疑わしいが、いきなり襲いかかるのはヒーローとして正しくない。
壁の庇や排水管を伝って素早く路地に下り、遠ざかるロボットの背中に呼びかけた。

英雄「えーと……ちょっと待ってくださいそこの人! こんな所で何を――」

泥棒ロボ「げぇっヒーロー!? やべぇ! くそっ捕まってたまるか!!」ダッ!!

声をかけた瞬間脱兎のごとく逃げ出した。ああ、完全に黒だなこれ。

英雄は……>>↓1
1.追いかける! 追いつくのは難しくなさそうだ(コンマが00~79なら捕縛成功)
2.ちょっと勿体ないが、チャージした電気を使って取り押さえよう!(保持している『電気エネルギー』を消費、確実に捕縛成功)
3.どこに逃げるのか、見失わない程度に追い掛けてみようか
4.体力を消耗するのも面倒くさい、見逃す

追いつくのは難しくないと思っていたが、相手はこの辺の小道を熟知しているらしく、追いつくのには少し苦心した。
が、それでも地力が違う。とうとう追いつき、タックルで押し倒して地面に押さえ込んだ。

英雄「捕まえた! えーと……このテープ、このロボにも使えるのかな?」

泥棒ロボ「ぐうぅ……ちくしょう、失敗したぜ……」ガックリ

支給されていた捕縛テープで泥棒ロボの両手を後ろ手に縛ると(テープにはまだまだ十分な余裕がある)、泥棒ロボはがっくりと動きを止めた。
さてこれは通報した方がいいのか放っておいていいのか、もし通報するとしてもどこへ? などと考えているうちに、制服姿の男性を模した(おそらくは)警官ロボがどこからか駆け付けてきて、

警官ロボ「遅くなって申し訳ない! ご協力、感謝します! ここからは本官が!」

泥棒「ちくしょぉぉぉ……!」

警官ロボ「さあ、キリキリ歩けい!」

こちらにビシッと敬礼してから、泥棒ロボを連行していった。
どこかで何かのポイントが上昇する音が聞こえた気がする。

……


さて、一試合目に続いて何かのイベントに遭遇してしまったけど、のどかさんとの模擬戦に意識を戻さないと。

と、立ち去る警官ロボを見送った所で……
>>↓1コンマ
00~29:振り返ると、びっくり顔でこちらを見ているうのどかさんと目が合った
30~59:振り返ると、空き地でゴロゴロしていたパンダと目が合った
60~89:振り返ろうとした時、後ろからぽんと肩を叩かれた
90~99:……ここはどこだろう。泥棒ロボを追い掛けているうちに迷ってしまったようだ……

英雄「さて、また飯田さんを探さないと――」クルリ

(゚ω゚)「…………」ポカーン

英雄「っ……!?」ビクッ

と、立ち去る警官ロボを見送って振り返った瞬間、びっくりした顔でこちらを見ているのどかとばっちり目が合ってしまった。
どうやら泥棒ロボを追いかけている間に、運よく間近くまで来ていたらしい……
が、そのいきなりのエンカウントにこちらも不意を突かれてしまい、お互い何も出来ないまま僅かな空白の時間が流れる。

英雄「…………(えーと)」

のどか「…………」ポカーン

と、びっくり顔で変な姿勢で固まっていたのどかが、その顔のまま中断していた動きを続行して、ガタンという物音にようやくお互いはっとする。
どうやらのどかは、ちょうど道沿いにあった自動販売機で何か買おうとしていたところらしい。
ようやく(-ω-)顔に戻ったのどかは、取り出し口からいろ○すを取り出しながら、

のどか「あー、びっくりしたわー。なんや足音が近づいてくるな思たらいきなり飛び出してくるんやもん」ゴク

英雄「えっ、あっ、ごめん?」

のどか「ああええってええって、おかげで探す手間が省けたし。あ、キミも飲む?」ス

英雄「いや別に」

あれ今もしかして間接キスのチャンスだった? とか下らないことを考えてしまったのは多分相手のペースに飲まれている。
自分で頬を叩いて意識を切り替えると、相手の方も、戦闘モードへ意識のスイッチを入れたらしい。
表情は相変わらず呑気なままだが、立ち上る雰囲気は明らかに臨戦態勢に入っている。
英雄がいつでも動きだせるよう身構えると、

のどか「ふふ、ほな改めて、勝負しよか山田君。言っとくけど、ウチも結構やるからね?」

のどかはそう言って――おもむろに、い○はすのペットボトルを自分の頭の上で引っ繰り返した。

英雄「!?」


どうする?>>↓1
1.勘だけど、好きにやらせてはいけない気がする! 邪魔する
2.何をする気だ? 間合いを保ち様子を窺う
3.ハッ! 濡れたブラウスが……透け……!!

ペットボトルからこぼれ落ちた水がのどかの髪や体に降り注いだ瞬間……悲しいかな、男子の本能によって英雄の視線はのどかの胸元へと自動でフォーカスされた。
一言で言うなら「デカぁぁぁいッ説明不要ッッ!」。
白のブラウスが水濡れによってうっすらと透け、可愛らしい花柄のレースで縁取られた薄桃色の色彩が露わになる。
色と柄こそ可愛いらしいが、一方でさらにその下に包み隠された双丘のスケールはあまりに暴力的で、透けた生地の向こう側に深い谷の影を作っているのがこの距離でも分かる。

その映像を、ゼロコンマ五秒でくっきりと網膜に焼き付けた英雄が思わず力強くサムズアップすると、のどかの方も“それ”に気付いたらしい。
表情は変えなかったがうっすらと頬が赤くなり、ゴホンゴホンとわざとらしい咳払いをする。
それを聞いてはっと我に返った英雄が慌てて胸から視線を外すと、ペットボトル一本分の水を浴び切ったのどかは……

のどかの反応>>↓1コンマ
00~09:ま、まあ、別にかまへんよ……キミやったら
10~39:ま、まあ、別にかまへんよ……自分で水かぶった結果やし
40~69:ま、まあ、別にかまへんよ……お代はウチの勝ちで
70~99:ま、まあ、別にかまへんよ……殴って記憶トバすから

のどか「ま、まあ、別にかまへんよ……自分で水かぶった結果やし? それで見られてもうても、その、ほら、自業自得っちゅうやつやからな……?」プルプル

頬を染めながら物凄く強がってる感がより眼ぷk……じゃないそういう場合じゃないでも眼福。
が、などとそうやって英雄が惚けている間に、

のどか「それに……こっから先は、そんなアホなこと言うてる余裕もなくなるやろからな」ニヤ

のどかの側は、既に“個性”による戦闘準備を完了していた。
ざわざわと、葉鳴りにも似たざわめきと共に皮膚の下から生え出した毛皮が、のどかの手足を、素顔を、そして濡れて透けた胸元をも覆い隠していく(絶望)。
と同時に、ただでさえ長身だった体格がさらに一回り大きくなり、毛皮が二色に色分けされ、そうして変身を完了したその姿は、

英雄「ぱっ……パンダぁ!?」

のどか『あー、嫌やわぁ。こんな毛深いかっこ見られてまうんは、恥ずかしてしゃあないわぁ』イヤン

英雄「そ、それが君の“個性”だったのか……!」

のどか『って、ちょー待ちぃや! そこは『濡れ透けの方が恥ずかしいやろ!』ってツッコむとこやで!? まあ、別にええけどー』

そうノリツッコミする姿は、もう完全にパンダそのものだ。
よく見ると、毛色は彼女の元の髪色に近い深い紺色と白の二色だが、それ以外はテレビや動物園で見るパンダの姿となんら変わりは無い。
直立状態から両手――今は前足――を地面について、四本足体勢で身構えたのどかは、

のどか『ほな――始めよか』ニッ

見た目だけは動物園のマスコットに相応しい和やかな笑顔を作ってみせ、同時に、全身から抑えきれない闘気を立ち上らせた。

名前:飯田・のどか

“個性”:『パンダ』
パンダに変身する“個性”! 力は強く、毛皮はモフモフ、おまけに笹が食える!
水を被ることでパンダに変身し、お湯を被ることで元に戻るぞ! なに、掲載誌が違う? HAHAHA!!
なお、「肉体が変異する」というより「毛皮を纏う」という表現の方が近い変身の仕方なので、
変身による体格の変化は着衣に影響しないぞ! 残念だったな青少年諸君!!

これはアレだから、北欧とかの伝承にあるベルセルク(熊や狼の皮を被ることでその力を得る戦士)とかの流れをくむ“個性”だから(適当

なおここだけの話、のどかの反応判定が下二つだった場合、
《乙女の怒り》補正:攻撃時の判定に-5
《乙女の殺意》補正:攻撃時の判定に+10、命中時の与ダメージ大幅増
などの補正が付く予定でした。よかったね英雄君!

ついに本格的な戦闘の開始だ。

英雄は、パンダの姿に変身したのどかと対峙した。
ただでさえ長身だったのがパンダ化によってさらに一回り大きくなったのどかは、四足体勢になっても英雄の腹辺りまでは余裕で届く。
周囲は、ちょうど広い表通りに出た所だ。英雄から見て、等間隔で街路樹の植わった道が前後に長く伸びており、すぐ左手側には、泥棒ロボを追いながら駆け抜けてきた細い路地がある。

サービスシーンで緩んだ意識にパンダ化という驚愕をぶつけられ、思わず呆気に取られて動けない英雄目がけ、のどかが先手を取って猛然と突進してくる!

《のどかの攻撃判定》
>>↓1コンマで判定値
 《“個性”補正》:攻撃成功時のダメージ増加
 《体格補正》その大柄な体をかわすのは楽ではない:-5

THE・独り言:「ゆーてもジュースなんか被って変身したらべたべたになってまうやん?」
とはいえ、現時点で「お湯で戻る」事を知りようがないのも確かですね。実は最初の自販機調べた時の選択肢がフラグだったという。
さておき再開


《52-5=判定値47》

太い四肢で力強く地を蹴って迫るのどかの突進は、俊敏という表現からは遠いが、それ以上に凄まじいパワーを感じさせるものだ。
その迫力は、生身での防御がどれだけ無謀なことかを何より雄弁に物語っている。

英雄はどうする?>>↓1 コンマで判定値
1.右手側、広い車道の方へ逃げる!(《身体能力補正》-10)
2.左手側、狭い路地の方へ逃げる!(《身体能力補正》-10)
3.回れ右、道沿いに全力で逃げる!(《身体能力補正》-15)
4.あえて真正面、飛び箱の要領で上手くいなして飛び越える!(《身体能力補正》-5、成功時に攻撃チャンス大)


《英雄の判定値:34-10=24》
《のどかの判定値:47》

英雄は咄嗟に、左手側の狭い路地に飛び込んだ。
のどかも反応して、すぐさま突進の軌道を修正するが、その体格で狭い路地の中へ飛び込むのは難しかったようだ。
曲がり切れずに角の建物に激突するが、その瞬間、衝撃でビルが微震したのがはっきりわかった。
ぶつかった壁を凹ませながらも、体勢を戻すのどかは全く堪えた風もない。変身中は、パワーだけではなく防御力もかなり上がっているらしい。

さて、上手く初撃をかわすことには成功したが……のどかの体躯で、狭い路地の出口は完全に塞がれてしまっている。
英雄はどうする?>>↓1
1.怯まずこのまま反撃!
2.ここはもっと後退して、狭い路地の中へ誘い込んで戦おう
3.無理無理これ無理。一旦全力で逃走する
4.ごめんなさい堪忍してつかぁさい。誠心誠意土下座する

たとえどんな相手でも、気持ちで負けるわけにはいかない。全力を尽くして戦うだけだ!
とはいえ、人間を相手にするのと同じように殴り合ったら、パワーと耐久力の差でこちらが瞬殺されるのは目に見えている。

これは、どう攻めるべきだろう?>>↓1
1.攻撃をかいくぐってまとわりつき、チャンスがあれば捕縛や半拘束による行動制限を狙おう
2.身体能力を生かしてこちらに有利な間合いを保ち、一撃離脱戦法で粘ろう
3.多少姑息な手を使ってでも、相手の隙や油断を誘って勝機を見出そう
4.やっぱりこのままこの場で戦うのは無理じゃ? >>517の選択肢を改めて考え直す
5.その他自由安価(戦法や作戦など)

すいません時間がアレなので半端なところですが本日はここまででー。
明日は、選択肢3.多少姑息な手を使ってでも、相手の隙や油断を誘って勝機を見出そう から再開しますー

\今週もバハりMAX!/

今夜も参上いたしました。ぼちぼち再開しますー

あの体躯、あのパワー、あの防御力を相手に正攻法で挑んでは勝ち目が無い。
ここは多少姑息な手を使ってでも、何とか相手の隙を作って、そこから勝機を見出そう。

とはいえ、具体的にどういう手を使おうか?
英雄は(足りない)頭を必死に回して手を考えた>>↓1
1.脱いだ上着を顔にかぶせて視界を封じる
2.全力で媚びへつらう
3.完全にビビり切ってしまったフリをする
4.猫だまし
5.明後日の方向を指差して「あーっ!!」と叫ぶ
6.その他自由安価

ここは、脱いだ上着を顔にかぶせて視界を遮る作戦で行こう!
いくらパンダが物を掴めるといっても、顔にかかった布を取るのは難しい……といいな!

願望混じりではあるが、負ける前にやれるだけのことはやってみなければ。
英雄は素早く上着を脱ぎ、こちらに向けて再度突進体勢を整えつつあるのどかの顔を狙う……!

《英雄の行動判定》
>>↓1コンマで判定値
 《身体能力補正》-10

《01-10=判定値00・クリティカル!》

これはもうまず確定でしょうが金嗣君の前例があるので一応

《のどかの防御判定》
>>↓1コンマで判定値
一応00なら同値回避

《英雄の判定値:00・クリティカル!!》
《のどかの判定値:05・クリティカル!》が、惜しくも回避失敗、攻撃成功!

英雄は脱いだ上着にとある仕掛けを素早く仕込み、こちらへ向かって来ようとしたのどかの顔目がけて投げつける!
のどかの側もそれに反応し、顔をそむけ手で払い落そうとしたが、四足を突いて突進の溜めに入っていたのが災いして対応が遅れた。
顔に被さった上着を、すぐさま引きはがそうとするのどかだったが――ここで英雄の仕込みが功を奏した。
英雄は、上着の長袖の先を結んで団子状にし、錘のようにしていたのだ。仕込んだ英雄自身、そこまで期待していなかったのだがそれがまさかの大成功。
先端の重りに振り回された両袖がのどかの後頭部側で絡み合い、多少引っ張った程度では引きはがせない! 見事のどかの視界を完全に封じることに成功した!

この隙に、すかさず英雄は……>>↓1 コンマで判定値
1.上着の上から顔を打撃しさらに怯ませる!
2.のどかの背中へ飛び乗る!
3.のどかを飛び越え、背後へ回り込む!
 どの選択肢でもファンブル(90~99)でなければ成功

たとえどれだけ凄まじいパワーが合っても、手が届かなければ、当てられなければ何の意味もない!
英雄はすかさず身を翻し、のどかの背中へと飛び乗った!
掴んだ毛並は硬く、防御力や耐性の高さを感じさせたが、乗ってみた全体の感想としては「意外とモフモフ」という表現で差し支えない。

こちらが背中に飛び乗ったことには、当然のどかも気付いている。
こちらに対するアクションを取られる前に何かするなら、この一瞬が最後のチャンスだが……!?>>↓1
1.ここが使い時だ! 首筋に電撃を叩き込む!
2.のどかの身動きに対応できるよう、毛皮を掴んで身構える!
3.何だっていい! 毛皮をモフモフするチャンスだ!
4.その他自由安価(行動内容によっては間に合わない可能性もあります)

ここが使い時だ! のどかが動き出す前に、自販機からチャージしていた電撃を全力で首筋に叩き込む!


英雄「名付けて……インスタントスタンガン――!!」バチィッ!!!

のどか「ほぅあっ!?」


果たして通じるか……!?


《密着状態なので攻撃は自動命中します》
 《『電気エネルギー』を放出。チャージ状況が『空』になりました》

《のどかのダメージ判定》
>>↓1コンマでダメージ量の目安(00小~99大)
 《“個性”補正》-10

《のどかのダメージ判定値:56-10=46》

電撃を叩き込んだ瞬間、のどかの全身がびくんと跳ねた。
当てた場所も場所なので、普通の人間だったら軽く昏倒させられたのではないかと思うが……分厚い毛皮のおかげか耐久力も高く、気を失わせる所までは行っていない。
だが、明確な有効打を与えられたことも確かなようだ。こちらに対応しようとしていた動きがはっきりと硬直した!

《連続攻撃チャンス!》
英雄はどうする?>>↓1
1.この隙に捕縛を!
2.この隙に絞め落とす!
3.この隙にモフる!

この機を逃すわけにはいかない、一気に決着を付ける!
英雄はポケットから取り出した捕縛テープを素早く引き伸ばし、

英雄(これを胴体……いや無理だ、前まで手が回らないから巻けない)

パンダの毛皮をまとったのどかの体躯は、結構な厚みを持っている。これではテープの先端を受け取れず、背中にしがみつくような体勢にしかならないだろう。
かといって、捕縛するなら今すぐやらねばダメージから復帰されてしまう。
となると、今すぐテープを巻ける場所、

英雄(……首? 説明じゃたしか胴体か両腕か両足だったけど大丈夫か!?)

迷っている暇は無い、素早く首にテープを回して縛り上げる!

英雄「どうだっ!」ギュ

のどか『ぐぇっ!』

テープの両端を結びつけると同時、オフィス街に長々とサイレンが響き渡った。

『えー……そこまで! 捕縛成立、山田英雄の勝利とする!』

のどか『えーっ!!』ガーン

英雄「あ、よかった、首も有りだったか」

『胴の一部……というか、まあ急所でもあるので有効とした』

のどか『えー……これで終わりかいなー……』グッタリ

そのアナウンスに、上着を引っぺがすことを諦めて一気に脱力するのどか。
その背中の上で、初勝利を掴んだ英雄は小さくガッツポーズを取ったのだった。



《実技試験第二試合が終了しました》

▽実技試験第二試合リザルト

・模擬戦に勝利:+20点
 ・ノーダメージで勝利:+5点
 ・相手が(ほぼ)無傷のまま勝利:+15点
・身体能力活用:+5点
・“個性”活用:+3点
・的確な判断力:+3点
・軽犯罪行為(自販機の電源から充電):-1点
・火事場泥棒を捕縛:+10点
・クリティカル判定(00~09)を出す:+10点
・10分以内に決着:+10点
・継戦能力評価:+5点
・セクハラ行為:情状酌量

 計:85点


審査員評:
婦女子へのセクハラ行為はヒーローにあるまじき行為ですが、年齢を鑑みて情状酌量とします。
それとは特に関係無いことですが、この試験の様子は様々なアングルで設置されたカメラにより、ハイヴィジョン映像で録画されています。フフフ悔しいでしょうねえ。

……



試合が終了したので、お互いに戻る準備をする。
とりあえず、絡まった袖をほどいて、のどかの顔から上着を回収する。爪で少し穴が開いていたけど、まあ勝利の代償と考えれば安いものだろう。
英雄が背中から下りると、のどかも体を起こして、動物園でよく見るぺたんと座った体勢になる。
そこで何やら腰の後ろをごそごそしていたと思ったら、どこからともなく取り出されたのは水筒だ。

英雄「……それどこから出したの?」

のどか『んー? 一応変身してる間でも、身に着けてたもんは取り出そうと思えば取り出せるんよ。便利やろ?』

英雄「へー。そういえばたしかに、こう、服の上から毛皮を被るみたいな感じで変身してたね」

のどか『そうそう。せやからこう、言うなれば、きぐるみの内側から物を取り出す? みたいな? そーゆー感じで引っ張り出せるんよ。まあ出せるゆうても手がこれやから難しいんやけど』

そう言いながらも、慣れているのか、水筒を扱う手つきは淀みがない。
のどかは毛皮に覆われた太い手で器用に水筒の蓋を回して取ると、それを頭の上で引っ繰り返した。湯気が上がっている所を見ると、中身はどうやらお湯らしい。
『あっついあっつい』などと小声で悲鳴を上げながらぷるぷる首を振って水気を飛ばしているのを、何のつもりなのかとしばらく眺めていると、再び、あのざわざわという葉鳴りのような音と共に、パンダの毛皮が引っ込んでいく。
ほんの数秒で、元の人間の姿に逆戻りする。

英雄「あー……つまり、それが変身のキー、ってこと?」

のどか「そ。ウチの“個性”は水を被るとパンダに変身出来て、お湯を被ると元に戻れんねん」

英雄「……その設定どこかで聞いたような……」

のどか「あーあー、何のことかウチにはわからへんなー。ちゅうか、それよりなぁなぁ山田君?」

英雄「え? 何――あ」

のどか「コレ、何とかしてくれへん? 苦しくは無いんやけど、ちょっち恥ずかしいわ」

そう言ってのどかが指差したのは……首に巻き付けられた捕縛テープだ。
あのタイミングでは他に狙える場所が無かったとはいえ……こうして元の姿に戻ると、完全に首輪だこれ……!

英雄「うわ、あー……えと、ごめん、その、他意は無いというかえーっとあの……ん? っていうかそれパンダのままなら引き千切れたんじゃ」

のどか「あーもういたいけな美少女の濡れ透けガン見した挙句首輪まで巻くとかええ趣味してるわーほんま、あーひどいわーウチもうお嫁に行けやんわー」シクシク

英雄「わざとらしく泣くのはやめてくれないかな!?」

のどか「ちゅうわけで……責任、取ってくれるよね?」ニコ

英雄「……具体的には何を」

のどか「なに、ウチに合格譲ってくれたらそれでええから」ケラケラ

英雄「無茶言うな……」

試合には勝てたが、何だかんだと翻弄されてしまった……。
まあ、それだけ仲良くはなれた、ということにしておこう……。

▽実技試験・第三試合

【対戦相手決定】→ ステージ決定 → 勝利目標選択 → 戦術選択 → 意志選択 → 戦闘開始!


今回は決着が早かったこともあって、控室に戻ってきたのは一番乗りだった。
のどかのお菓子(どれだけ持ちこんでいるのか……)のご相伴にあずかりつつしばらく待っていると、他の面々も続々戻ってきて、怪我の手当てなど、それぞれに、次の最終試合に向けた準備に黙々と入っていく。
どちらが勝ったのかそれとも決着がつかなかったのか、一見しただけでは断定できないが……やはり間にインターバルがあるとはいえ、真剣勝負の連続に、疲労や消耗が溜まってきているのはわかる。
派手にKO負けしてしまった人などは、消耗の度合いも大きいだろう。そういった戦闘継続能力も、評価の一部に入っているのかもしれない。
……そういう英雄はといえば、幸運にも比較的試合での消耗を抑えられていることと、身体能力を(無駄に)鍛え上げてきたおかげで、まだまだ体力的な余裕は残っているのだが。


さあ、いよいよ最終試合だ。
英雄の前に、対戦相手を決めるための三つのくじが差し出される。
どれを引く?>>↓1
1.一番のくじ
2.二番のくじ
3.三番のくじ
4.目をつぶって運を天に任せる(コンマ※)

※判定表
00~33:1
34~66:2
67~99:3

実技試験、最終試合の対戦相手は……赤毛のチャラい彼だ。

赤毛「っあ゙ーしんどいなぁ! キッツイなぁチクショウ! でもこれでラストだかんな、シメはいっちょビシッと決めてやっから覚悟しとけよおめー!」ビシ

そう言って不敵に笑う顔には連戦による疲れの色が見えるが、油断はしない方がいいだろう。
落ち着いて話せる機会はここが最後だし、試合開始前に何かしておこうか>>↓1
1.お互い悔いの無い勝負をしよう、と握手を求める
2.最後に勝つのは俺の方だ! と張り合う
3.そうだ、良かったらアドレス交換しない?
4.特に何もしない

英雄「最後は、お互いに悔いのない勝負をしよう」スッ

赤毛「おっ、んだよ真面目かよ! ……まあ、そういう暑苦しいのも嫌いじゃねーけどな!」ギュ

手を差し出したこちらをそう言って冷やかしながらも、最後には応じてくれた。
熱い握手を交わし、最終戦への意気込みを新たにした……!



 対戦相手決定 →【ステージ決定】→ 勝利目標選択 → 戦術選択 → 意志選択 → 戦闘開始!

二回目のくじ引きは、もう三度目になる対戦ステージ決定のくじだ。
最終戦の舞台を決めるくじが、英雄の前に差し出される。

どれを選ぶ?>>↓1
1.一番のくじ
2.二番のくじ
3.三番のくじ
4.四番のくじ
5.五番のくじ
6.目をつぶって運を天に任せる(コンマ※)

※判定表
00~19:1
20~39:2
40~59:3
60~79:4
80~99:5

《酉は『#救輪住街室』でした》


第三試合の舞台は屋内戦ステージに決まった。
地上五階立て、地下一階のビルの中での戦闘だ。一応、照明などの最低限のインフラは通っているものの、特に調度品が置かれているわけではないらしい。
各フロアは幾つかの部屋に大雑把に区切られており、通路以外は結構広々と――言い方を変えれば閑散としているようだ。
スタート地点はお互いランダム。フロア間の移動は、エレベーターなどは動いていないので階段しかない、とのことだ。
『建物から2メートル以上離れると』という条文はちょっと気になるが……基本的には建物の外に出る事は無い、と考えていいのだろうか。
しかし、走り書きで「原作の戦闘訓練で使われていたビルをイメージしてください」とか書かれているのは何のメタ発言なのだろうか……。


英雄「……そろそろこの箱詰めにも慣れました」

ヤマト・ブラック「そうか、それは良かったにゃあ(野太い声)」

英雄(どうせならキティ・ブラックさんの方が良かったけどね……)

ヤマト・ブラック「では少年、君の運命を決める最終決戦の舞台へ、いざ行くとするにゃあ!(野太い声)」

英雄(語尾が「にゃあ」でさえなければなぁ……)



再びヤマト・ブラックさんに箱ごと抱え上げられ、英雄は移動を開始した……。

《実技試験・模擬戦第三試合》

試合会場:屋内戦ステージ



エントリーナンバー1:山田・英雄
 “個性”:吸出自在

  vs

エントリーナンバー3:風波・一震(かざなみ・いっしん)
 “個性”:????

 対戦相手決定 → ステージ決定 →【勝利目標選択】→ 戦術選択 → 意志選択 → 戦闘開始!


台車で運ばれたキティ・ブラックさんの後だと、ヤマト・ブラックさんの運搬がどれだけ揺れず、かつ静かなのかがよく分かる。
もし純粋な体術によるものならすごいと思うが、何らかの“個性”だとしたら物凄い無駄遣い感がある……

そんなことはさておき、最終戦での作戦を考えよう。
まずはどういう形での勝利を目指すかだけど……>>↓1
1.KO勝利を狙う!(決定打を狙いやすい! 反面、前のめりな姿勢が隙になることも?)
2.捕縛勝利を狙う!(半拘束による行動制限付加が狙える! 反面、普通に倒すよりも若干難易度が高いぞ!)
3.時間切れ生存を狙う!(慎重な行動で生存率アップ! 反面、消極的なせいでチャンスを見逃すことも?)
4.臨機応変に行く!(状況に応じた最善手を選べる! 反面、行動選択の一瞬の迷いが隙になるかも?)

これまでの二試合と違って、完全な屋内での戦闘になる。
そういう意味で、これまでと同じようにはいかないだろうし、状況に応じて最適な戦法を考えていこう。


 対戦相手決定 → ステージ決定 → 勝利目標選択 →【戦術選択】→ 意志選択 → 戦闘開始!


さて、最終試合、もう答は決まってる気もするけど、戦う時はどういう風に戦おうか>>↓1
1.身体能力を活かして戦う!
2.“個性”を活用して戦う!
3.知恵を駆使して戦う!
4.全力で当たって砕ける!

 対戦相手決定 → ステージ決定 → 勝利目標選択 → 戦術選択 →【意志選択】→ 戦闘開始!


ここまで来たんだ。最後まで、鍛え上げた自分の肉体を信じて戦い抜こう。
……多分、到着はもうすぐだ。どういう心構えで、この最終試合に挑もうか?>>↓1
1.正々堂々! 常に真っ向勝負、ヒーローとして誇りある行動を取ろう
2.卑怯上等! たとえエロい手を使ってでも、敵を確実に無力化することが第一なんだよ!
3.冷静沈着! 冷静に思考し続け、勝利への道筋を導き出すのだ
4.不撓不屈! 最後の最後まで絶対に諦めない、鋼のような意志を持とう
5.臨機応変! 言い方変えれば、要はその時の勢いで何とかしてしまおうってやつですよ

ここまでの結果は、決して悪くないものを残せているはずだ。
おそらくこの最後の試合の結果如何で、合格か不合格かがはっきりする。
なら、最後まで絶対に諦めず、全力で戦い抜いてやる……!

英雄がそう決意を固めた時、ゆっくりと床に下ろされる気配がした。

ヤマト・ブラック「ふっ、では少年、健闘を祈っているにゃあ。これが最後、後悔だけはしないようににゃあ!(野太い声)」

そう言い残して、ヤマト・ブラックさんの気配(びっくりするほど足音はしない)が遠ざかって行った……。
……流石にちょっと緊張する。だが、ここまで来たら腹をくくってやるしかない!


いざ、最終試合の開始だ!

というわけで、本日はここまでとしますー。次回、最終決戦! 果たして英雄の合否の行方は!? こうご期待!
ではでは、お付き合い頂きありがとうございましたー

メインPCがお亡くなりになったため、サブPCよりこんばんは(泣
修理から帰ってくるまでこのスレ用メモのテキストファイルが開けなくなったため、レス済み情報と>>1の記憶からデータをサルベージしながらお送りしまする

段ボール箱が音もなく割れ広がり、英雄はゆっくりと立ち上がった。
いよいよ最終試合の開始だ。
最後まで気を抜かず、全力で戦い抜かなければ……! ところでここは何階だろうか。
英雄が周囲を見回してみると……

英雄のスタート階>>↓1コンマ
00~09:地下一階
10~25:一階
26~41:二階
42~57:三階
58~73:四階
74~89:五階
90~99:屋上



英雄が周囲を見回すと、そこは大部屋の中だった。
どのフロアも、三つか四つ程度の部屋数で分けられているため、一つ一つの部屋がとにかく広い。そのため、部屋の中にも等間隔で柱が点々と立ち並んでいる。
一応天井の電灯こそ点いてはいるが、床も壁も天井もコンクリート打ちっぱなしで寒々としている。調度品らしい調度品はまるで見当たらない。
窓ガラスはきちんとはまっていた。一方で、部屋の出入り口には扉がない。
英雄が部屋の外をうかがうと、近くに見えた階段の表示は「5F」となっていた。



その頃、対戦相手・一震の開始位置は……>>↓1コンマ
00~09:??
10~25:??
26~41:??
42~57:??
58~73:??
74~89:??
90~99:??
※並びは酉に仕込んでます

英雄はじっと耳を澄まして気配を探ってみたが、物音らしい物音は聞こえなかった。相手がじっと息を潜めて隠れているのでなければ、どうやら近くにはいないようだ。
控室で見聞きしていた彼の性格からすると、開始早々いきなりじっと潜伏するほど頭が良……もとい大人しい性格とは思えなかったので、おそらく近くに居ないという推測は正しいだろう。

このフィールドについての資料を確認する。
ビルの四面はほぼ東西南北に向いており、階段は東西の端よりに一つずつある。今英雄がいるのは東側の階段の近くだ。
一応、北側には外付けの非常階段もあるにはあるらしい。

さて……まずはどうしようか>>↓1
1.さっそく移動を開始する
2.この階で待ち伏せする
3.まずは周囲を調べて戦う準備をする

とりあえず周囲を調べて、利用できるものがないか調べてみることにした。
とはいえ……そもそも物らしい物が何も置かれていないので、道具を拾って利用することは諦めた方がよさそうだ。
ざっと見て確かめたとおり、壁も床もコンクリートで打ちっぱなしになっているので、勢いよく叩き付けられたら大きなダメージを受けることになるだろう。
また、いくら英雄の身体能力が高いとはいえ、徒手空拳でぶち抜けるほどやわでもなさそうだ。
その他には……二試合目で役立ったので、また電気エネルギ-をチャージしておけないかとコンセントを探してみたが、最初から家具を置く気がないためか見当たらなかった。
電灯は点いているが、そこからチャージするのは難しそうだ……

どうする?>>↓1
1.相手の“個性”次第だが、こちらも“個性”で対応できるよう、何もチャージせずに移動を開始する
2.相手の“個性”次第だが、こちらも“個性”で対応できるよう、何もチャージせずに待ち伏せの準備をする
3.無いよりはましなので、電灯の『光』をチャージしながら移動を開始する
4.無いよりはましなので、電灯の『光』をチャージしながら待ち伏せの準備をする

《『光エネルギー』のチャージを開始しました》
 →掌をかざせば暗い場所を照らせる程度の光を保持している
 なお、放出まで別種のエネルギーを吸収・チャージすることはできません

さて、対戦相手の一震を探して移動を開始しよう。
どこへ行こうか?>>↓1
1.すぐそばにある東階段から他階へ
2.フロア内を移動して、西階段から他階へ(チャージ進行)
3.北側の非常階段から他階へ(チャージ進行、移動時には足音が響きそうだ)

光エネルギーを溜め続けながら、フロアを横切って西階段まで移動した。
やはりこのフロアには人の気配は無い。階段でも気配を探ってみたが……物音は聞こえなかった。

《チャージ状況:一気に全放出すれば、一瞬目をくらませる程度の閃光は放てそうだ》

さて、ここから……>>↓1
1.上の階、屋上へ
2.下の階、四階へ

屋上に上がってみた。気を付けたつもりだが、意外と足音が響いてしまった。
階段は一番下から上まで繋がっているため、ここで大きな物音を立てると他の階にも察知されやすいだろう。
扉を開けて屋上に出た……。

屋上からは、周囲に建ち並ぶ他のビルが見渡せた。ここも、二試合目で行ったオフィス街ステージとはまた別の、精巧な実物大ジオラマの一部なのだろう。
遮るもののない屋上は広々としていて、反対側にある東側階段の出入り口と、北側にある非常階段の様子もよく見えた。英雄以外には誰の姿もない……
よく晴れているので、ここでならより効率的に光をチャージできそうだが……

どうする?>>↓1
1.上ってきた西階段から降りる
2.反対側の東階段から降りる(チャージ進行)
3.北側の非常階段から降りる(チャージ進行)
4.ここでしばらくチャージしていく(チャージ進行大)
5.屋上の縁から外壁の様子を見下ろしてみる(チャージ進行)

《チャージ状況:軽い目くらましなら二回、中度の目くらましなら一回くらいは放てそうだ》

ここはひとつ、北側の非常階段から降りてみよう。
金属の骨組みでできている非常階段はガシャガシャと金属的な足音が立ちやすいが、外部階段なので、フロアの北寄りに居なければそんなに聞こえないだろう。
また、床の隙間からかなり階下の方まで窺えるが、英雄以外にここを上り下りしている人間の姿は見えない。

非常階段で五階まで下りた……
どうする?>>↓1
1.中の様子を窺う
2.このまま4階へ下りる
3.このまま階段で待機する

非常口のドアを開け、5階フロアの内部の様子を窺ってみた。

>>↓1コンマ
00~19:かなり遠いけど、何か物音が……?
20~49:小さな揺れが足元から伝わってきたような……?
50~99:静かで、人の気配は感じられない……

……?
何か、小さな揺れが足元から伝わってきたような……?
しばらくすると収まったが、まさかこのタイミングで地震が来た……というわけでもないだろう。
もしかすると、これは一震が階下で何かをしているのかもしれない。

どうする?>>↓1
1.非常階段から四階へ下りる
2.東側の階段へ向かう
3.西側の階段へ向かう
4.このまま五回フロアで待ち伏せる

《チャージ状況:目に焼き付くほどの閃光なら一回、中度の目くらましなら二回、軽い目くらましなら四回くらいは放てそうだ》


非常階段から四階へ下りよう。
その時……?>>↓1コンマ
00~09:下の方の階から誰かが非常階段に出てきた! 咄嗟に身動きを止めて足音を消した
10~39:下の方の階から誰かが非常階段に出てきた! おそらく、こちらの足音にも気づかれた
40~89:特に何事もなく四階まで下りてきた
90~99:老朽化して脆くなっていた段差を踏み抜いてしまった!

階下の気配に注意しつつ、慎重に四階まで下りてきた。
一震は一体どこの階で何をしているのか……そっと扉を開けて、フロア内の気配を窺う。

>>↓1コンマ
00~29:フロアの奥から、反響する足音が聞こえてくる。おそらくは階段だ
30~49:おかしな気配は無い……かと思ったが、しばらくすると足元からまた小さな揺れを感じた
50~99:静かで、人の気配は感じられない……

静かで人の気配は感じられない……このフロアにもいないようだ。
なかなか遭遇できない。あるいは、もう少し大胆に動いた方がいいのだろうか?

どうする?>>↓1
1.フロア内にある、東西どちらかの階段へ回ってみる
2.このフロアで待ち伏せする
3.非常階段から三階へ下りる
4.非常階段で派手に物音を立ててみる

思い切って、非常階段を足でガンガン踏み鳴らして大きな物音を立ててみた。
もし相手に聞こえていれば、何かしらリアクションがあるかもしれない。
ひとしきり鳴らしてから周囲の気配を窺うと……

>>↓1コンマ
00~19:下の方の階で、非常階段の扉が開いて誰かが飛び出してきた!
20~39:フロアの奥、おそらくは階段の方から、反響する足音が聞こえる
40~59:しばらくすると、また足元から小さな震動が伝わってきた
60~99:…………静かだ……

思い切り派手に非常階段を踏み鳴らして様子を窺ってみると、下の方の階で扉が開く音がした。

一震「んだぁ!? 敵か!?」

あれは一震の声だ。階段の隙間から下の様子を窺ってみると、どうやら相手は二階にいるらしい。
一震の方も、上を見上げて二フロア上に居るこちらの存在に気が付いたようだ!

一震「おう、そこに居やがったかおめー! っしゃぁ動くなよそこぉ!」

などと言っているが……?>>↓1
1.エンカウントできたので、あとは時間切れ生存を狙おう。四階のフロア内に逃げ込む
2.最終戦、勝って終わらせる! 非常階段を駆け下りて一震がいる二階へ!
3.思い切ってショートカットだ。非常階段の柵を乗り越え、一気に飛び降りる!
4.広い場所へ引きつけよう、屋上を目指して駆け上がる

最終戦、最後まで全力でやりきって、できることなら勝って終わらせたい!
英雄は、一震がいる二階を目指して非常階段を駆け下りる。
対する一震は、

一震「やる気かオイ! んならこっちも派手にやっぞオラァァァァァ!!」

そう叫び、非常階段の柱や手すりをがっしと握りしめたようだ。
階段の隙間越しなのでハッキリとはよく見えないが、あれは一体何をして……?
そう思った瞬間、非常階段全体がビリビリと鳴動し始めた!

英雄「これは……!? まさか!?」

一震「テンションアゲてくぜオラァ――――ッ!!!」

間違いない、これは一震の“個性”だ!

名前:風波・一震

“個性”:『超震動』
振動を操る“個性”! 震えるぞハート! 燃え尽きるほどヒート!
強力な震動波を全身から発生させられる! 全方位に隙がないぞ!

おそらくは一震から発生しているのであろう震動が、びりびりと非常階段全体を揺るがし始める。
ぎしぎしと、建材が軋む不吉な音も聞こえ始めた。これは……何かヤバい!
英雄はちょうど三階につくところだが……?

英雄はどうする?>>↓1
1.三階の扉を開けてフロア内に退避する(自動成功)
2.このまま思い切って二階まで駆け降りる(コンマで判定値。《身体能力補正》-10、一震と対決判定)
3.いっそアクロバティックに、非常階段から飛び出してどこかの窓へ飛び移る!(コンマで判定値。《身体能力補正》-10、60以下で成功)

《英雄の判定値:55-10=45》


《一震の“個性”判定》
>>↓1コンマ
 《“個性”補正》-10

一震の判定値が、
60~99:非常階段崩壊前に、英雄からの先制攻撃チャンス
30~59:非常階段の崩壊寸前に、英雄と一震は間一髪二階フロアに転がり込む
00~29:英雄が二階に辿り着く前に非常階段が崩壊。一震は二階フロア内へ退避

《一震の判定値:56-10=46》→二人は崩落を回避した!


一震の“個性”で非常階段全体が鳴動する。
震動によって生じた部品のずれや歪みが自重によってさらに加速し――限界を超えた瞬間、どこかで何かがへし折れた破壊音を機に、古びた非常階段は一気に崩壊を始めた。
英雄にとって、それは崩落が始まる前に一震の居る二階へたどり着けるかというスピード勝負。
一震にとって、それは英雄が来る前に崩落を起こし、かつ自身は巻き込まれる前に退避できるかというチキンレースだ。

互いの無事を賭けた両者の勝負は、結果としては引き分けと言えるものになった。
崩壊の始まりを示す破砕音が鳴った瞬間、既に踊り場まで達していた英雄はそこから跳躍して、一震に跳び蹴りを見舞いながら二階へ。
同時に身を引いていた一震は、それをかわしながら二階フロアへと飛び込み、結果として両者は、非常階段の崩落を間一髪でかわし、もつれ合うようにして二階フロア内に転がり込んだのだった。

一震「っっっっっぶねぇ!! 何しやがんだおめーは!!!」

英雄「それはこっちの台詞だ――――!!」

こちらを指さし文句を言ってくる一震に思わず怒鳴り返す英雄。崩壊の主犯が誰かは明白である。
それを舌を出して誤魔化した一震は、不敵な笑みを見せながら体を起こす。
英雄も、それと数メートルの距離を置いてゆっくりと立ち上がり身構えた。

周囲は二階フロア内にある広い部屋だ。点々と柱が林立している以外に障害物はない。
跳び蹴りで飛び込んだ英雄はかなり勢いがついていたため、今は英雄の方がフロアの奥側で、一震は既に崩落した非常階段への外扉を背にしている状態だ。

一震「っちぃ、かなり動けるみてえじゃんかよおめーよー。んじゃあこっちも手加減してらんねぇやなぁ!」

そう言って一震が構えた両手には……>>↓1コンマ
00~24:普通のペーパーナイフ
25~49:無駄に長いウォレットチェーン
50~74:分厚い指輪が幾つもはめられ、メリケンサックのようになっている
75~99:何も持っていない。徒手空拳のスタイルのようだ

一震が構えた両手は、拳を作らずゆるく開かれている。武器などは特に使わないようだ。
“個性”を併用した徒手空拳のスタイル、ということであれば、その戦闘方法はこちらと近いものかもしれない。
とはいえ……“個性”の性質が違う以上は、実際の戦い方も大きく違うものになるのだろうが。
それに、上の階に居る時感じた謎の震動についても忘れてはいけない気がする。

英雄の“個性”はといえば……今は電灯などから集めた『光』をチャージした状態だ。
崩落を避けるために全力ダッシュしたりして、途中からチャージがおろそかになってしまったが……
チャージ分すべてを一回で放出すれば、しばらく目に焼き付くほどの強力な閃光になるだろう。
二回に分けて使えば、1~2秒は目を眩ませて決定的な隙を作れる程度の閃光が。
さらに分割して使うなら、一瞬の隙を作れる程度の閃光を四回くらいは放てると思う。
とはいっても、いずれの場合も防がれずに直接見せられたらの話だが。
また、このエネルギーをすべて放出した後なら、一震の“個性”が作り出す震動も、もしかしたら吸収できるかもしれない……

いずれにしてもここまで来たら、持てる全てを出し切って戦い抜く他ないだろう。

というわけで本日はここまで。戦闘開始は明日からとしますー。……実は武器持ってるとかなりヤバかった説も。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました

提督業は攻略情報が出揃ってからゆっくり始めます
殿様業はメンテが終わらないようなので諦めました

というわけで今夜も参りますー

さて、いよいよ一震と対峙したが……“個性”もなかなか強力なようだし、二試合目の勝ちに浮かれて迂闊に動くのはまずいだろう。
それに、チャージした光の使いどころも考えなければならない。

《『光エネルギー』のチャージ状況》
 ・最大で、《目くらまし効果:小》の閃光四発分を保持
 ・《小》閃光二発分で《目くらまし効果:中》の閃光一発分
 ・《中》閃光二発分で《目くらまし効果:大》の閃光一発分 となります
 →《大》閃光一発で使うことも、《中》閃光一発+《小》閃光二発のように使うこともできます

試合時間はまだ半分くらいは残っているはずだ。
さて、ここはどう戦うべきだろうか?>>↓1
1.KO勝利を目指す
2.捕縛勝利を目指す
3.時間切れまで生存を目指す

相手の“個性”が触れたものを激しく震動させるものだとしたら、基本的に接近戦しかできないこちらは不利だ。
ここは無理をせず、時間切れまでの生存によるボーナスポイントを狙おう!

となればここは……>>↓1
1.もしもKOや捕縛を狙えそうな好機がくれば掴むこともできる程度に、ほどほど消極的に戦う
2.とにかく決定打をもらわないよう、生存最優先で消極的に戦う
3.戦いを避けて確実に生存しよう。ガン逃げする

とはいえ、あまり消極的過ぎてもよくないだろう。それで減点されるかどうかはわからないが、一方的に攻撃され続けることになれば、それだけ危険も増す。
あくまで生存をメインに、でももしチャンスがあればKOや捕縛を狙える程度に、上手く間合いを調節して戦おう。

と、そういったことを考えているうちに、相手の方が先に行動を起こしていた。

一震「っしゃぁ行くぞオラァァァァ!」ゴッ!

室内の空気がビリビリと震える。発散される震動波で、一震の赤毛が炎のように揺らぐ。
さらにはその余波で、一震の足元のコンクリート床にまで細かな亀裂が走っていく。以前読んだマンガのキャラが、激しく気を高めて全身にオーラを纏った時に、足元の石畳をひび割れさせていたのを現実にしたかのようだ。
一震はそこから、こちらを中心に円弧を描くように走り出し――少し移動したところで急に方向転換して、英雄から見て右斜め前方から一気に突っ込んできた!

一震「食らえやオラァァァッッ!!」

狙いは右拳での打撃。だが、発する震動波のせいで微妙に輪郭がブレて見えるほどだ。

《一震の攻撃判定》
>>↓1コンマで判定値
 《“個性”補正》英雄の判定値-3、攻撃成功時ダメージ増
 《身体能力補正》+5

ミスって判定値のプラスマイナス逆でしたよー!
英雄の判定値+3(難易度微増)と、《身体能力補正》-5(判定強化)でした。すいません


《一震の判定値:49-5=44》


一震が近付くにつれ、肌に感じる震動も強さを増していく。これは……致命的というほどではないが、軽い耳鳴りなどの影響で、少し調子を狂わされそうだ。
そして、そんな振動を纏った拳。まともに食らえばただのパンチより威力が高いのは明白だ。


《英雄の防御判定》
>>↓1 コンマで判定値
1.全力で左右どちらかに飛びのいて回避(《身体能力補正》-10、相手の《“個性”補正》による判定値+3を無効)
2.全神経を注いで防御(《身体能力補正》-10、防御補正-20、成功時も被弾する代わりダメージ軽減)
3.ここは思い切ってカウンターを!(《身体能力補正》-5、成功時に攻撃チャンス大、失敗時ダメージ増)

《一震の判定値:44》
《英雄の判定値:05-10=00・クリティカル!》回避成功!


震動波の影響を振り切るように、全力で跳び退って回避する。
鍛え上げた身体能力による身のこなしは、大振りな一震の一撃をあっけなく空振りさせ、大きなチャンスを手繰り寄せた!
ここは……

《英雄の行動判定》
どうする?>>↓1 コンマで判定値
1.この隙に打撃攻撃を!(《身体能力補正》-10、敵《“個性”補正》+3)
2.この隙に組み付いて投げ技を!(《身体能力補正》-10、敵《“個性”補正》+15)
3.この隙に捕縛を!((《身体能力補正》-10、敵《“個性”補正》+10)
4.相手の振り返り際を狙って、“個性”による閃光攻撃を!(《小/中/大》の任意選択)
5.この隙に部屋から逃走

《英雄の判定値:89》

ここで殴りかかる……と見せかけて、振り向き際を狙って強烈な閃光をぶつける!
相手の隙を突ければ……!

《一震の防御判定》
>>↓1コンマで判定値
 ・相手は英雄の“個性”を知らない:判定値+10
90~99:目に直撃、《目くらまし効果:大》
70~89:ある程度は入った、《目くらまし効果:中》
50~69:間合いが遠かったか? 《目くらまし効果:小》
30~49:タイミングが悪かった、片目のみ《目くらまし効果:小》
00~29:とっさに腕で防がれてしまった!

《一震の判定値:43+10=53》 間合いが悪かったか? 《目くらまし効果:小》
 《エネルギーの保持状況が空になりました》

一震「うおっまぶしっ!?」

こちらを迎撃しようと振り返りかけた一震めがけ、全力の閃光を叩き付けた。
が、間合いか、それともタイミングが悪かったか、直撃とは行かなかったようだ。
多少は目を眩ませることに成功したはずだが、おそらくすぐに回復されてしまうだろう。

どうする?>>↓1 コンマで判定値
1.すかさず打撃!(《身体能力補正》-10、《目くらまし効果:小》-5)
2.すかさず投げ飛ばす!(《身体能力補正》-10、《目くらまし効果:小》-5)
3.すかさず捕縛!(《身体能力補正》-5、《目くらまし効果:小》-5)
4.ここは一旦間合いを取って仕切りなおす(判定なし・自動成功)

《英雄の判定値:46-10-5=31》

せっかくチャージしていたエネルギーを全放出してまで作ったチャンス、ここは少しでも物にしておきたい。
英雄はすかさず連続攻撃を狙う!
対する一震は、

一震「っだらぁぁぁぁあああ!!!」ゴァッ!!

英雄「!?」

目がくらんでいても、こちらの追撃の気配は察したらしい。
全身から思い切り震動波を発して防御、いや、迎撃しようとしてくる!


《一震の防御判定》
>>↓1コンマで判定値
 《“個性”補正》-10
 防御放棄により命中確定、ただし判定値次第では英雄へのカウンター効果が発生

《英雄の判定値:31》
《一震の判定値:75-10=65》攻撃成功!

一震が我武者羅にまき散らした震動波を貫いて、英雄の蹴りが鋭く一震の腹に食い込む!
そのノックバックで一震が後退したこともあって、影響はかなり少なかったが……蹴った英雄の足にも、びりびりと、震動波の残滓がわずかに残った。
震動が思った以上に骨と神経に響く……! 今はちょっと正座で足が痺れた程度の影響だったが、これは密着状態で思い切り食らうとかなり厳しいかもしれない。

英雄が痺れの残滓を振り払っているうちに、たたらを踏んで後ずさった一震も、閃光から回復したようだ。

一震「……っぶしーなオイ! それがおめーの“個性”か! 派手だが大したことねえな!」

英雄「思い切り腹押さえて苦しそうな顔で言われても強がりにしか聞こえないぞ!」

一震「っかおめーそれはおめーの蹴りの威力であって“個性”の威力じゃねーだろ! ゲロ吐くかと思ったじゃねーか!」

英雄「しっかり効いてるじゃないか! というかそれを当てたのも“個性”あってのものだったろ!」

一震「っせーヘリクツ抜かすんじゃねー!」

逆ギレされた……。
とはいえそこそこの有効打が入ったことは確かだ。強力な“個性”だが、戦いようはある。
一震は、間合いを保ったままでじりじりと横移動しながら、こちらの隙を窺っているようだ。

英雄はどうする?>>↓1
1.相手の出方を窺う
2.このままイケイケで攻撃を仕掛ける
3.部屋から逃走する隙を窺う

相手はまだビリビリと震動波を発しながら、じり、じりと、こちらの周囲を回っている。
時折、発する震動が大きくなったり、こちらに突っ込んでこようとする素振りを見せもするが、こちらも相手の移動に応じて体の向きを変えているので隙は無い。
どれも、こちらの反応を見て中座され、またじりじりと横移動に戻る。

英雄「…………」ジ...

一震「っへっへっへ……」ジリジリ

攻めてくる気があるのかないのかどうもはっきりしないが、一震は不敵な笑みを浮かべている。
どういうつもりだろうか……?


《英雄の感知判定》
>>↓1コンマで判定値
 >>613-616での微震察知:-5
00~60なら何かに気付ける

《英雄の判定値:88-5=83》感知失敗!

英雄「……?」

こちらとの間合いを測りつつ、一向に攻めてくる気配のない一震の意図が分からない。
そうしているうちに、いつの間にか今度は英雄の方が崩れた非常階段を背後にする形になっている。……こちらの退路を断つのが狙いか?
しかし、一震はまだじりじりと横移動を続けている……。

どうする?>>↓1
1.いっそこちらから打って出る
2.より注意深く相手を観察する

これ以上睨み合っていても仕方がない、ここは思い切ってこちらから打って出よう!
こちらが意思を固め、一震の方へと向かおうとした時――その気配を察した一震が先んじて、舌打ちしながら勢いよく床に手を突き、より強く震動波を発した!

一震「ここまで来れたら何とかなっだろ! つうかなれや!!」ビリビリビリビリ!!

英雄「何を……!?」

よくわからないが、何だかまずそうだ! 英雄は攻撃によってそれを阻止すべく一震へと突撃するが――!?


《一震の攻撃判定》
>>↓1コンマで判定値
 《“個性”補正》-10
 何かの下準備:-10

《一震の攻撃判定:05-10-10=00・クリティカル!!》


《英雄の回避判定》
>>↓1 コンマで判定値
 《身体能力補正》-10
00で回避成功
01~30なら追加防御判定可能

《一震の攻撃判定:00・クリティカル!!》
《英雄の回避判定:29-10=19》回避失敗!

英雄が一震へ近づこうとした瞬間……不吉な揺れが一気に足元全体へ広がった。

英雄「!?」

見れば、先ほどから一震がじりじりと移動していた動線に沿って、床のひび割れが大きな亀裂となって繋がっていた。
それは全体の3/4近くまで閉じかかった大きな円周を描き、自重に耐え切れなくなった床が崩落する!

一震「っっしゃあどうだ見たかコラァ!!」

などと威勢良くガッツポーズを決めている一震に何か言い返す余裕もなく、英雄の体は階下へと落下する……!

《英雄の防御判定》
>>↓1コンマで判定値
 《身体能力補正》-10
 コンマの大小でダメージの度合

《英雄の防御判定:38-10=28》

優れた身体能力を持つ英雄は、崩落する床上でも何とか体勢を維持。
落下の衝撃は完全に殺しきれなかったものの、上手く転がり落ちて受け身を取り、何とか致命的なダメージを受けることだけは回避した!

英雄「っつ……!」

崩落の影響か、一階は電灯が消え、もうもうと巻き起こる埃で非常に視界が悪い。
英雄が息を潜めていると、上の階で一震が勝ち誇った声を上げているのが聞こえてきた。

一震「ヒャッホウ! 狙い通りだぜざまぁ――――! あらかじめ下の階で柱崩して、そこら辺一帯ヤワにしてたんだよ!気付かなかったか? あ? どーだ俺の“個性”! 見たか!? 見たかオラァ――――!!」ヒャッハッハ

その勝ち鬨で、何が起こったか、そして上階で探索中に足元から感じた微震の正体がわかった。
気が付かなかったのは完全にこちらの迂闊だったが、まだ、動くことはできる。
そのうちに2階の一震も、KO勝利による決着アナウンスが入らないことに違和感を覚えたか、

一震「っておいおいまさかまだ生きてんのかよコレで……待ってろよ、今トドメ刺しに行ってやっからなぁ!」ダダダ

そう言うと、足音が遠ざかっていった……東西どちらかの階段から降りてきて、この部屋に来るつもりだろう。
ダメージは負ったが、瓦礫の下敷きにもなっていないし、まだ行動はできる。
試合時間は残りわずかだろうが、まだ挽回のチャンスが尽きたわけではない……!

英雄はどうする?>>↓1
1.部屋から移動し、降りてくる一震を待ち伏せ
2.部屋の中に身を潜め、探しに来るであろう一震を待ち伏せ
3.瓦礫の下敷きになったフリをして、部屋の中で待ち伏せ
4.今のうちに部屋から脱出し、どこかに身を隠して生存を狙う

部屋はそれなりに広い。
部屋の北側は派手に崩落して、瓦礫の山と二階への吹き抜けができており、非常階段への扉前は完全に塞がっている。
そこ以外の被害といえばせいぜい電灯が消えた程度で、室内に林立する他の柱は生き残っている。
出入り口は、部屋の南側の壁に一つだけだ。
隠れる場所はいくつか考えられるが……


どこに身を隠そう?>>↓1
1.入口のすぐ脇(遮蔽物はないので横を見られたらすぐ見つかる、部屋に入ろうとした瞬間を叩こう)
2.入口寄りの柱の影
3.瓦礫の山寄りの柱の影
4.入口からも瓦礫の山からもやや離れた柱の影
5.瓦礫の山の裏側
6.その他自由安価

入口のすぐ脇に身を潜めた……潜めたとはいっても遮蔽物があるわけではないので、左右を確認されたらすぐ見つかる。入って来ようとしたその瞬間を叩こう。

狙いは……>>↓1
1.全力の蹴りで、たとえ“個性”を使われてもそれごと蹴り抜く(威力にボーナス)
2.掌底で、相手の“個性”を(可能なら)吸収しつつ打撃する(相手の“個性”による補正を無効)
3.足払いをかけて転ばせ、有利な展開に持ち込む(成功で追撃チャンス)
4.捕縛テープを用意し、抵抗される前に拘束を狙う(対決判定次第で捕縛のチャンス)
5.その他自由安価(内容に応じて補正)

あの震動波なら、こちらの“個性”で吸収できる公算は高い。少なくとも決して低くはない。
“個性”を使われても吸収して無効化しつつ、有効打を狙おう!
英雄が狙いを固めた時、部屋の外から一震の足音が聞こえてきた……

聞こえてくる足音の様子(一震側の油断度)>>↓1
00~29:勝利に逸っているのか、息せき切って走ってくる足音が聞こえる
30~59:チャンスは逃すまいと、足早に近づいてくる足音が聞こえる
60~89:早足で歩いて近付いてくる足音は、慎重さを失っていないようだ
90~99:この足音、きっと油断しきっているに違いない(確信)

チャンスは逃すまいと、足早に近づいてくる足音が聞こえる。
多少は警戒があるのかもしれないが、それ以上に早く決着をつけようという気持ちの方が強いようだ。
これは不意打ちも十分狙えそうだ……。

息を潜めて気配を殺し、英雄はその瞬間を待つ。
足音は通路を折れ、こちらへと徐々に近づき――

英雄(――今だ!!)

部屋へ飛び込んで来ようとしたその瞬間、英雄は渾身の掌底を叩き込む――!

《英雄の攻撃判定》
狙いは――>>↓1 コンマで判定値
1.頭部
2.胴
 どちらを選んだ場合も《身体能力補正》-10、《奇襲補正》-10、敵《“個性”補正》を無効

行け!

1

《英雄の攻撃判定:13-10-10=00・クリティカル!!》


《一震の防御判定》
>>↓1コンマで判定値
 《“個性”補正》:無効
 《身体能力補正》-5
00なら対応

行け

おっと、でもどちらにしてもクリティカルですね
《英雄の攻撃判定:27-10-10=07・クリティカル!》


《一震の防御判定》
>>↓1コンマで判定値
 《“個性”補正》:無効
 《身体能力補正》-5

ちと安価が混乱しましたが>>712>>714採用で行きますー

《英雄の判定値:07・クリティカル!》
《一震の判定値:27-5=22》回避失敗・攻撃成功!


一震の足音が部屋に入って来ようとした瞬間、英雄はその顔面めがけて掌底を叩き込んだ。

一震「っをぅ!!?」

不意を突かれた一震は、咄嗟に震動波によって反撃しようとしたが――それは英雄の“個性”の前に無力化された。
放たれた震動波を吸い取って突き抜けた掌底が鼻面に突き刺さり、くぐもった悲鳴を上げてのけぞる一震。
だがやや体勢を崩しながらもその目は英雄を捉え、ほとんど条件反射で反撃して来ようとする。
それを見て取った瞬間、英雄は打ち込んだ掌底をさらに押し込んで一震の顎を掴み、

英雄「名付けて……インスタントヴァイブレイト――!!」

一震「っぉごあ!!?」

吸収したばかりの震動波を、そのまま直に叩き込んだ。
煽りを受けた一震の赤毛が爆発したように逆立ち――強制的に脳震盪を起こされた一震は、最後まで英雄に掴みかかろうとしながらも、体と“個性”の制御を失って床に倒れ込んだ。
英雄は、長く鳴り響く試合終了のサイレンを聞きながら、ぐったりと脱力して床に座り込んだのだった……。



《実技試験第三試合が終了しました...》

ちょっと安価が混乱してしまったものの、英雄の判定値も一震の判定値も、重複しちゃったどっちを取っても結果は同じという。
これが通常成功または失敗だったなら、この後一震の反撃などを判定して時間切れ終了かと考えていましたが、英雄がクリティカルだったのでKOとなりました
頭が悪くて敵の狙いには気付けなかったりするくせに、要所要所で的確にクリティカル出してくるとは英雄お前……やはりこれもコンマ神様の思し召しか……

という具合に、結構コンマの大小も重視しているので、掴んで超震動→即脳震盪KOが可能でかつ全身からそれが放出可能とかいう、冷静に考えると推薦合格候補筆頭な一震君ですが、“個性”安価のコンマが51とほぼ中間値だったので、
「“個性”は強いけどそれを使う本人の頭が悪いので、そこまで脅威度が高くない」
というくらいのバランスに設定されてます。多分これで頭がよかったら、全身から放出可能なことは隠して不意打ちしたり、もっといろいろ工夫してきて脅威度はより高かったことでしょう。
これが逆に、もし物凄く弱そうな“個性”でも、その安価のコンマが99とかなら、
「一見弱そうな“個性”だが、使い手の技量と応用力でヤバいことになってる」
となるわけですな。

などと裏事情を喋りつつ、本日はここまでとしますー。
明日は気になる結果発表と、(希望があれば)出番がなかった残り二人の紹介がてらに、その対戦の様子などを中継したいと思います
ではでは、お付き合いいただきありがとうございました。

のどかって体育の水泳の授業大変だろうなあ。

わーたーしーがー(略
まずは三試合目のリザルトを確認しつつ、ぼちぼち始めていきたいと思います

ちょっと小ネタ安価投げて時間を稼いでいくスタイル(

>>725
Q.水を被って変身するなら、学校の水泳の授業が大変なのでは?
A.のどか「>>↓1コンマ」

00~24:「それなぁ。おかげでパンダ状態やったらすいすい泳げるのに、逆に温水プールとかで人間モードやと泳がれへんようになってもうてなぁ……」
25~49:「ウチの学校実は結構ええトコやから、温水プールがあるんよ。助かっとるわー」
50~74:「せやからプールの授業は毎回見学やし、夏に新しい水着買っても披露する場所がないんよねー……」
75~99:「一応はこう、なんちゅーか、オナラ我慢する時みたいにぐっと堪えてたら変身せんで居れるんやけど、それも結構しんどいからなぁ」

のどか「一応はこう、なんちゅーか、オナラ我慢する時みたいにぐっと堪えてたら変身せんで居れるんやけど、それも結構しんどいからなぁ」

のどか「結局はパンダ姿で水遊びすることになって『白浜の動物園か!!』みたいな絵面になってまうんよねぇ」

英雄「へー」


……




▽実技試験第三試合リザルト

・模擬戦に勝利:+20点
 ・二勝ボーナス:+5点
・身体能力活用:+5点
・“個性”活用:+4点
・危機察知能力に難:-2点
・クリティカル判定(00~09)を出す:+10点×2
・継戦能力評価:+10点

 計:62点


審査員評:
三試合目の最後までパフォーマンスが落ちない身体能力の高さはかなりのもの。それに“個性”を組み合わせることで、上手く活用できています。
反面、相手の行動の狙いを読み取れなかったりと、危機判断力や推察能力には不安があります。もう少し賢くなりましょう。

……



審査員「――さて、これでようやく全試合終了ですね。お疲れ様でした」

審査員「んー、今年はまあまあだったかなー」

審査員「そうか? 例えばホレ、この組のこいつなんぞ、“個性”はほぼ補助で、三試合ともほぼ身体能力で勝っとるじゃろ。戦い方が相澤と似とって、見てておもろかったわ」

審査員「それは単に“個性”がショボイ脳筋ってだけじゃないのかな?」

審査員「オイオイ相澤の前でそれを言ってええんか?」

相澤「私はどうでもいいですよ。というかさっさと集計と事後処理をですね……」

審査員「私はこの子のクレバーな戦いが気に入りましたね」

審査員「僕の目から見ればまだまだヒヨッコかなー」

審査員「ほう、わしが見とらん方でも面白い試合があったのか? 録画しとるじゃろ、ちょいと見せいや」

ワイノワイノ

相澤(仕事しろよ……)イライラ



他の受験者の試合風景を見ますか?>>↓1
1.銀髪子の試合を見る
2.マフ子の試合を見る
3.ハイハイ仕事仕事

審査員「では、私が気に入った、このマフラーの彼女の試合でも」

審査員「ほほう、相手はどいつじゃ」

審査員「>>↓1です」


マフ子さんの対戦相手>>↓1
1.銀髪子
2.のどか
3.一震
4.金嗣

二人の対戦ステージ>>↓1コンマ

00~19:救出戦ステージ
20~39:室内戦ステージ
40~59:オフィス街ステージ
60~79:特設リングステージ
80~99:住宅街ステージ

マフ子「……特設リングステージ、ね。リングと言っても、ボクシングのそれより、レスリングや、柔道や空手などの試合場の方が近いか」

マフ子「床の模様で四角くステージの範囲が区切られているだけで、あとは一切何も無い。文字通り、一対一での素の実力が試されるステージというわけね」

銀髪子「ほぁー……もしかしなくてもあなたって頭良い?」

マフ子「自分は頭悪い子だって白状するような発言はやめた方がいいんじゃない?」

銀髪子「いやー、実際わたしバカな方だし? 実際なんで推薦もらえたのかもいまだによくわかってないんだよねー」

マフ子「……。まあ、貴方がそう思うのならそうなんでしょう。何れにせよ、私はいつも通り私にできることをするだけだわ」

銀髪子「あっ、待って待って、試合する前に一つだけ!」

マフ子「何かしら」

銀髪子「良かったらなんだけど、ここで会えたのも何かの縁だし……お友達にならない?」ニコ

マフ子「……貴方が勝負で手を抜かなかったら考えてあげるわ」

銀髪子「だったら大丈夫! わたしいつでも全力だから! じゃ、また後でねー!」バイバイ

マフ子「……変な子。まあ、友達云々の話は脇に置いておいて……お手並み拝見と行きましょう」


思わず浮かんだ微笑をマフラーで隠しながら、マフ子は試験官の誘導で試合会場へと向かった……。

《実技試験・模擬戦第三試合》

試合会場:特設リングステージ



エントリーナンバー5 :影崎・忍(かげさき・しのぶ)

 “個性”:『分身』

  vs

エントリーナンバー4:園城・明奈(えんじょう・あきな)

 “個性”:『火炎操作』

――マフ子改め忍が案内されたのは、資料で読んだとおりの舞台だった。
体育館か何かのようなだだっ広いホールの真ん中に、二人の模擬戦の舞台となる『リング』が四角く区切られている。

忍(これだけ広い場所をこんなに贅沢に使っているのは、おそらく壁に叩き付けるといった攻撃手段は考えるなということなのでしょうね。リングアウトは試合を中座するだけ、あくまで自身の実力だけで目の前の相手に対処しろ、と。なるほどね)

試合会場を見て思い浮かぶのは、やはり柔道や空手などの試合会場だ。
床にはマットが敷かれているが、足に返る感触は固く、足運びを邪魔することも、衝撃を吸収してくれることも等しくしないだろう。
あとは審判役が一人立っている以外何も無いので、特別語るようなこともない。

忍がホールに入ると同時に、反対側の出入り口からも明奈が入ってくる。
今回は他のステージと違って、互いに向き合った状態で開始するため、先の試合のように箱詰めされることがなかったのは幸いだった。

明奈「よぉーっし、よろしくお願いしまーす!」ペコ

忍「よろしく」

元気良く一礼する明奈に、忍も軽く礼を返す。
鼻息も荒く、気合たっぷりといった様子だが、明奈のそれが、ここまでの試合で蓄積された疲労を隠すための空元気に近いものであることは既に見抜いている。
かく言う忍の側も、全く消耗していないと言えば嘘になるが……やるべき準備はすべて終えている。あとはやれることをやるだけだという割り切りがあった。
対戦者二人が、数メートルの距離を置いて定位置についたところで、審判役がゆるゆると手にした旗を掲げ、


審判「では――試合開始!」


開戦を告げる声とともに、勢いよくそれを振り下ろした!

明奈「先手ひっしょぉーう!!」

試合開始の合図と同時に動いたのは明奈だった。
いかにも非力そうな華奢な体躯。
だが、

明奈「そーおれいっ!」ボゥッ!

その足裏から吹き上がった炎が、明奈の体を勢いよく前方へと発射。
たった一歩の跳躍で、数メートルの距離を一息に埋め、炎を纏った右腕を振りかぶる!


《明奈の攻撃判定》
>>↓1コンマ
 《“個性”補正》-10、攻撃成功時にダメージ増、確率でバッドステータス《燃焼》付与

《明奈の判定値:32-10=22》

忍(爆発、いえ、それよりももっと幅広い、これは『火炎操作』の“個性”かしら。見栄えの派手さだけでなく、応用の幅も意外と広く、ヒーローという職業にはかなり向いている“個性”と言えるわね)

明奈の急加速にもまるで動じることなく、淡々と分析する忍は、その流れで回避ではなく受け流しを選択した。
力の強さにもよるが、こういったタイプの“個性”なら範囲攻撃もおそらく可能。回避動作を取ってから範囲化されて追撃を受けるより、この打撃が当たると思わせて注力させ、それをいなした方が危険は少ないという判断だ。
加えて、その方が鍛えた自身の体術を利用できるためでもあるし、

忍(私には、ちょっとずるい奥の手もあるから、ね。先に自分の力をひけらかすのは愚策よ、園城さん)

微笑みをマフラーで隠しながら、忍は緩く開いた空の両手を前後に構える!


《忍の防御判定》
>>↓1コンマで判定値
 《身体能力補正》-7
 《体術》補正:-10
 《“個性”補正》後出しの権利

《明奈の判定値:22》
《忍の判定値:95-7-10=78》回避失敗!

明奈「もらったぁ――――っ!!」

掴み取っていなし、迎撃するべく構えられた忍の両腕を、明奈は、右の肘裏に追加した火炎の推進力で突破。
急加速した燃え盛るアイアンクローが忍の顔面を捉え、突撃の勢いがそのまま容赦なく床へと引き倒す。

明奈「ヤケドしないよう加減はするけど、酸欠で意識を失ってもらうよ!」

忍「なるほど、それは怖いわね」

明奈「でしょー……って、え!?」

自身の攻撃成功に勝ち誇った表情を浮かべていた明奈だったが、横合いからかけられた声に振り向いた瞬間それは驚愕に変わる。
捕らえ、床に引きずり倒したはずの忍が、涼しい顔で傍らに立っていたのだ。

忍「空中での姿勢制御もできるのね。いい“個性”だわ」

言いながらもその手は首に巻いていた長いマフラーを解き、それを鞭のようにしならせて、明奈に巻きつけようとする。


《忍の攻撃判定》
>>↓1コンマで判定値
 《身体能力補正》―7
 《体術》補正:-10
 不意打ち補正:-10

《忍の判定値:49-7-10-10=22》

明奈「えっ、ちょっ、待ってー!?」

明奈は混乱しながらもそれを回避しようとするが……?


《明奈の回避判定》
>>↓1コンマで判定値
 《“個性”補正》-10

《忍の判定値:22》
《明奈の判定値:54-10=44》回避失敗、攻撃成功!


振り回されたマフラーは、避けようとのけぞった明奈の顔に勢いよく巻き付いた。

明奈「もが!」

咄嗟に炎で抵抗するが、熱に耐性があるのか火が点かない。
より時間と火力を集中すればあるいは燃やせたのかもしれないが、それをする前に忍がマフラーをスイングし、遠心力で明奈の体を放り出した。

忍「見た目通り軽いわね」

明奈「――あっ、たっ、とぁっ!」

軽々と投げ捨てられた明奈は二三度床でバウンドしてから、炎による姿勢制御で何とか体勢を立て直す。
頭を振って意識をはっきりさせ、改めてじっと状況を見直す……が、先ほど忍を引き倒したはずの床には何もなく、ただ自分が押し付けたと思しき火種が燻っているだけだ。当の忍は、平然とそのそばに立っている。

明奈「んんん……? どういう仕掛け?」

忍「教えるわけないでしょう」

ぴんと一本だけ跳ねたアホ毛を「?」のような形にして問いかける明奈に、忍はすげなく返す。

忍「むしろ今のもサービスなのよ? 投げ飛ばした後即座に追撃しなかったでしょう?」

明奈「全然サービスじゃないよそれー。忍ちゃん冷たい……」

忍「貴方が暑苦しいだけでしょう」

明奈「まあそういう“個性”だってことは否定しないけどー」

わざとらしくむすっとした表情を作りつつ、立ち上がった明奈は腰後ろのポーチから抜いたペットボトルの水を軽く煽る。
その手でびしっと忍を指さし、

明奈「次は見破る!」

忍「そ、頑張って。私もここからはサービスなしで行くから」

明奈「ひええ!」

そう言い放った忍は、ほどいたままのマフラーを手に、明奈めがけて悠然と疾走する。


《忍の攻撃判定》
>>↓1コンマで判定値
 《身体能力補正》-7
 《体術》補正:-10
 《“個性”補正》後出しの権利

《忍の判定値:04-7-10=00・クリティカル!!》


傍目には、気軽なステップでも踏むように、しかしの実風を巻く速さで、忍は明奈へと距離を詰める。
対する明奈は、

明奈「わわわ、ここはこれでどうっ!?」

手にしていた水入りのペットボトルを、炎の鞭でくくって前方へ投げやる。
それが接近する忍の目の前に達した瞬間、それまで加減していた熱をより大きくこめて、ペットボトルを中央から溶かして折り、中身の水をぶちまける!


《明奈の防御判定》
>>↓1コンマで判定値
 《“個性”補正》-10
 成否に関わらず、コンマが3の倍数で特殊効果

《忍の判定値:00・クリティカル!!》
《明奈の判定値:46-10=36》回避失敗!


弾けた水は、多少熱されているとはいえ熱湯と言えるほどのものではない。
忍は軽く振り回したマフラーで大半を弾くと、あとは構わずそれを突っ切り、

忍「足元がお留守よ」

放ったマフラーで明奈の両足を絡め取り、引き倒しから即座に振り回して、再び豪快に、今度は足に絡んだマフラーごと放り投げる。
投げ飛ばされた明奈は、悲鳴を上げながら炎で姿勢制御を試みるも、

明奈「ほあああぁぁぁ――――あわ!?」

忍「もうサービスはしないと言ったわ」

投げ飛ばされた自分に追いすがってきた忍の姿に目を見開いた。
自分で投げ飛ばしたものに自分で追いつくなどということが、普通ならできるはずはない。
が、事実として忍は真横に居り、身動きの取れない自分に追撃を加えてきた!


《忍の攻撃判定》
>>↓1コンマで判定値
 《身体能力補正》‐7
 《体術》補正:-10

《忍の判定値:26-7-10=09・クリティカル!》

軽々と身をひねり、頭を越すほど高々と掲げられた美脚が容赦なく振り下ろされる。
その強烈なかかと落としを回避することは無理と見て取った明奈は、

明奈「秘技・セルフ火だるま――!!」ボッ!!

回避を放棄し、全身に炎を纏うことで対抗する!


《明奈の防御判定》
>>↓1コンマで判定値
 防御:-10、成功時も被弾するがダメージ軽減
 《“個性”補正》-20、火炎によるカウンター効果付与

《忍の判定値:09・クリティカル!》
《明奈の判定値:16-10-20=00・クリティカル!!》防御成功!

忍のかかと落としは、明奈が全身にまとった炎の防御の上から鋭く突きささる。

忍「っつ……!」

だがそれにより、一撃を叩き込んだ忍の側が、逆に吹き上がった炎に巻かれる結果となる。
かかと落としを食らった明奈の側はといえば、その衝撃で勢い良く床でバウンドして転がりつつも、炎の噴射により衝撃を低減し、戦闘能力を維持したままで忍の追撃に耐えきることに成功していた。

明奈「――っぷはぁ――――! 暑い! あっつい!!」

全身を覆っていた炎を破裂させるようにして飛び出した明奈は、汗だくの顔を真っ赤にしながらもわたわたと床を這って距離を取ってから体勢を立て直し、ポーチから二本目のペットボトルを取り出して一気に煽る。
ブラウスが汗で素肌に張り付くのにも構わず、そうして堂々と水分補給をしていられるのは、追い込まれて取った行動が、結果として相手の手品の種を明かす巧手となったからだ。

明奈「ぷはぁーっ! なるほどね、それがあなたの“個性”ってわけだ!」

不敵な笑みで明奈が指さす先、明奈の全身防御から撒き散らされた炎に行く手を阻まれて足を止めているのは、やや苦い顔をした“二人の”忍だった。
かかと落としを放って炎に巻かれた忍は既に姿を消しているが、立ち往生した二人の忍の後方には、明奈を投げ飛ばした、マフラーのない忍もいる。
同一人物が合計三人。その意味するところは、

明奈「ずばり分身の術だ――――! 要するに自分のニセモノを身代わりにしてたのね! 正体見破ったり!」

忍「「「……ま、言ってしまえばそういうことね」」」

と、台詞に交じるため息に至るまで完璧なユニゾンで答える忍(×3)。
明奈の初撃に対する即座の反撃は、分身がアイアンクローを食らっている間に、その真後ろに隠れていた本体が横に回避してから繰り出したもの。
今の、投げ飛ばした明奈への追撃は、先行させた分身を追うように投げ飛ばすことで、あたかも「投げ飛ばした相手に追いついた」かのように見えたものだったのだ。

明奈「で、炎にやられた分身があっさり消えてるってことは、分身にはそんなに耐久力ないと見た!」

忍「どうかしら?」「私が手を抜いてるだけかも」「しれないわよ?」

明奈「何その一人腹話術!? ……ていうかそれ腹話術っていうのかな?」

忍「「「違うと思うわ」」」

明奈「まあなんでもいいや! タネもわかったことだし、こっからはわたしのターンだよ!」

忍「「「それは無いわ」」」

明奈「うわぁなんか言うたび三倍言い返される! つらい!」

忍「「「賑やかな(騒がしい/五月蠅い)子だわ……」」」

明奈「負っけるもんかー!!」キー!

などと、一人で自分三人分と同じくらい騒いでいる明奈に対して、忍は改めて身構えを取るのだった。

というところで本日はここまでにしたいと思いますー!
強キャラっぽく見せたくて必死に補正ぶっこんでるのにいきなり回避失敗して直撃食らったりしてるので不安でしたが、何とかNINJAの面目は保てている……だろうか……
しかし大半の思考や反応を選択肢に依存する英雄と違ってこっちは好きに掛け合いできるから、ついキャッキャウフフさせたくなってしまって長文化の傾向に……ううむもう少しスピード上げていかねば

なお明日はちょっと不定期な見込みです
午後~夕方でできるかもしれないし、日付が変わるまで来られないかもしれません。最悪の場合は明後日(月曜)に順延、という感じで。
ではでは、ここまでお付き合いいただきありがとうございました

E1攻略中にひえーが敵艦倒すところ見た覚えがない……
というわけでこんばんは、昨日は友人宅へ突貫して六時間くらいぶっ通しで格ゲー大会でした。皿60枚弱が最高記録か……

戦闘再開いたしますですよー

分身忍の一人が、炎の中に転がっていたマフラーを拾い上げ、本体(と思われる)忍へと投げ渡す。
受け取った本体忍が一振りして火の粉を払うと、マフラーはやや焦げ目も見えるものの、九割方形を保っていた。

明奈「むぅ、何そのマフラー」

忍「不燃性の繊維を使っているだけよ」「防刃性もそれなり」「ヒーロー活動用に誂えた特注品ね」

明奈「うわぁずるい! 便利アイテムずるーい!」ブーブー

忍「心外ね。“個性”を使う相手とやり合う以上、この程度の準備は必要よ。何しろ、炎や震動を操れる他の人と違って――」

忍「「「私はこの身一つで戦わないといけないのだし」」」フ

明奈「うわぁ白々しい!!」

などと明奈が文句を言っている間に、分身した二人の忍は炎を飛び越え、二方向から明奈へと迫る。

明奈「もー、そーいうセリフは本当に体をひとつしか持ってない人が使うべきだと思うなっ!」

ぷくーっとわざとらしく頬を膨らませてみせつつ、明奈は両腕に集めた炎を火球として、左右から迫る忍へと発射、迎撃する。
分身であることはわかっているので遠慮はしない。


《明奈の攻撃判定》
>>1-2コンマで、それぞれ左右の分身に対する攻撃の判定値
 《“個性”補正》命中時威力増加、《BS:燃焼》付与
 多方向同時攻撃補正:+10

《明奈の判定値(左狙い):95+10=99・大失敗…》
《明奈の判定値(右狙い):37+10=47》

《忍(分身体)の防御判定》
>>↓1-2コンマで、それぞれ左右の分身の判定値
 《身体能力補正》-7

《明奈の判定値(左狙い):95+10=99・大失敗…》
《分身忍(左)の判定値:19-7=12》回避成功!

《明奈の判定値(右狙い):37+10=47》
《分身忍(右)の判定値:67-7=60》回避失敗、攻撃成功!


明奈の右手から放たれた炎弾が、右側から迫っていた分身忍に直撃する。
忍の側も咄嗟にマフラーによる防御を張ったが、炎弾の大きさがそれを上回った。マフラーの面積だけでは受け切れず、耐燃性を持たない制服に炎が燃え移り、炎に巻かれて床に倒れた忍の姿が影のように掻き消える。
だが、両手で同時に狙いをつけるなどという器用なことをしようとしたのが災いし、もう一発の炎弾は明後日の方向へと逸れ、審判役をかすめて壁に激突炎上する。

明奈「あわわごめんなさい~!」

酷い失敗に青ざめつつも、明奈はくるりと体を反転、左手側から迫る分身忍に背を向けて逃走に入る。逃走の軌道は、本体忍を中心とした円軌道だ。
行く手で燃えている炎は自身の“個性”で左右に避けさせ、自分が通過してから再び閉じさせて障害としつつ、

明奈「こういうのは、ちゃっちゃと本体を叩くのがセオリーってやつだよね!」

自分との距離を保っている本体らしき忍めがけ、手に集めた火炎弾を連続で投げつける!


《明奈の逃走判定》
>>↓1コンマで判定値
 体格補正:-5
 《身体能力補正》+2
 《“個性”補正》相手の判定値に+10

《明奈の攻撃判定》
>>↓2コンマで判定値
 《“個性”補正》命中時威力増加、《BS:燃焼》付与
 連射補正:-10、ただし修正前の値で失敗の場合は全弾命中しない
 走りながらで狙いが定まらない:+7

《明奈の逃走判定:27-5+2=24》
《明奈の攻撃判定:13-10+7=10》

明奈は小柄な体格を生かしてちょこまかと逃げ回りつつ、意外と正確な狙いで忍を狙う。
炎を避けながら追わねばならない分身忍は、マフラーをほどいて捩じり、鞭のように振り回して距離のある明奈を狙う。
一方で本体と思しき忍は、迫る火球の総被弾面積を見て取ると、ためらいなく分身を追加して盾とした。


《分身忍の追跡判定》
>>↓1コンマで判定値
 《身体能力補正》-7
 《体術補正》-5
 失敗時も、判定値の差が10以内、もしくはファンブル(99)以外のぞろ目なら特殊成功

《本体忍の防御判定》
 防御:-20、判定勝利時も被弾するがダメージ軽減
 《“個性”補正》‐10、被弾時のダメージを分身に肩代わりさせる(失敗時は貫通)
 《体術補正》-10

明奈強いじゃん!

※「>>↓2コンマで判定値」を入れ忘れてましたが>>785-786のコンマで取ります

《明奈の逃走判定:27-5+2=24》
《分身忍の追跡判定:29-7-5=17》追跡成功!

《明奈の攻撃判定:13-10+7=10》
《本体忍の防御判定:55-20-10-10=15》攻撃命中!


忍「不器用かと思ったら意外とやるわね……!」

迫る火球に対し、追加した分身共々、耐燃性のあるマフラーを振り回して盾とする忍。
だが連弾を完全には凌ぎ切れず、ついに炎弾を受けた分身は消失。忍本人もまたその煽りを受け、火が燃え移った上着を慌てて脱ぎ捨てることで何とか火傷を防ぐ。

明奈「へっへー、どんなもんだ!」

忍「……でも、こちらはこちらでひとつ目的を果たしたわ」

明奈「ほえ?」

と、忍の不敵な笑みと、背後から追ってくる分身忍の気配が唐突に止まったことに対し、ドヤ顔から一転アホ毛を「?」にする明奈。
逃げる足を止めて振り返り、分身忍と本体忍を同時に視界に収めつつ、そろそろ水分補給しようと腰後ろへと手をやり、

明奈「……あれ?」スカッ

明奈「…………えっ?」スカッスカッ

分身忍「お探しのものはこれかしら?」

そう言って分身忍が床から拾い上げたのは、ポーチに入れていたはずの水のペットボトルだ。
そういえばさっき、マフラーが腰のあたりにバシッと来たような……そんなに痛くもなかったし巻き付かれもしなかったので気にしなかったが、

明奈「えっ、うそっ、取られた!?」

分身忍「正確には叩き落としたのだけどね。――いただきます」ゴクゴクゴク

明奈「あ――――っわたしの水――――――っ!!!」

そう言って、分身忍は二本あったペットボトルの一本を本体へパス。
飲み切れない水を口端からぼたぼたと豪快に溢れさせながら、二人で一気にペットボトルを空にする。

忍「ふぅ、ご馳走様」

明奈「ひっ、ひどい! 人のものを取るなんて!」

忍「これも戦略。……貴方実はそんなに暑さに強くないでしょう?」

明奈「ぎくぅ!」

忍「これだけの炎を操る“個性”、こうしてわざわざ水を持ってきてるところから見ても、貴方自身の消耗も大きい様子だったから。手っ取り早く補給を断たせてもらったわ」

明奈「ぐぬぬぬぬ……!」

忍「さて、あとは数を頼りに圧倒させてもらうわ。別に、ここで降参してくれてもいいのだけれど?」

明奈「……そうはいかないわ。こうなったら場も暖まったことだし……必殺技で一気に決めるよ!!」

そう言って明奈は、足元で燃えている炎に両手を突っ込む。
忍の攻撃を防ぐために全身にまとった炎がまき散らされたものと、今の連続火炎弾で忍本体の周囲に飛び散った炎。
それらによって今、炎はリング内のあちこちに広がってマットを燃やしている。

明奈「できれば最後に水飲んどきたかったけど……全力の一発! 気合入れてハデにいくよ!」

忍「受けるわ。来なさい」

端的に応じた忍の言葉に、明奈は一瞬目を丸くするも、すぐに楽し気な笑みになる。
間近に感じる炎の熱に、全身から汗を滴らせながらも、自身の“個性”の力を一気に注ぎ込んだ。

明奈「これがわたしの全力攻撃! ふぁ・い・あ――――――――!!!!」

その瞬間、床に燃え広がっていた炎がうねった。
始まりは明奈の手元の炎から。そこに繋がる炎が勢いを増し、リング内各所に点在する炎と繋がり連鎖してさらに範囲を拡大し、ついには巨大な火炎の渦となって、忍を分身諸共包み込む!

明奈「どうだっ!?」


《明奈の攻撃判定》
>>↓1コンマで判定値
 《“個性”補正》‐20、代償にオーバーヒート
 下準備:-10

《明奈の判定値:23-20-10=00・クリティカル!!》


……



《忍の判定》
>>↓1コンマで判定値
 《身体能力補正》-7
 《体術補正》-10
 《“個性”補正》補正値を倍加、スタミナ消費《大》

《明奈の判定値:00・クリティカル!!》
《忍の判定値:49+(-7-10)*X...》


もはやリング全体を覆い隠すような火勢、逃げ場などあるはずがない。
忍の姿は炎の壁の向こうに消えた。焼き殺したりなどはもちろんしないが、熱気で意識は奪わせてもらう。
その加減だけは誤らないよう、明奈は萌える炎の奥に目を凝らし――次の瞬間、それをぶち抜いて飛び出してきた人影に目を見開いた。

……


炎の壁に包まれた忍の選択肢は実にシンプルなものだった。
そのままずばり正面突破である。
忍が右への一歩と左への一歩を同時に踏み出すと、本体を中心として、左右一歩分の位置に二人の分身が現れる。本体が既に上着を失っているので、分身も上着を脱いだ同じ姿だ。

忍「見せてもらったわ、園城さん。――では、こちらも全力で」

そう呟き、その場で跳躍した本体の足を、左右の分身が手で受け止めて支え――本体の跳躍に完璧にタイミングを合わせ、前方へと渾身の力で投げ飛ばす。
背後、役目を終えた分身が消失するが忍はわざわざ振り返らない。前方に迫るのは炎の壁だ。
自分に可能な限界まで高度を取ったことで、根元に比べれば幾分壁は薄いが、生身で飛び込めば当然火傷は免れえない。
だが忍は、自分の前に新たに作り出した分身を盾として強引に突破した。

忍「――っあああああ!!」

明奈「うっ……そぉ!?」

全身を焼かれた分身はすぐに消失する。忍自身も、ブラウスやスカートのあちこちを焦がされ、軽い火傷は何か所負っているのか見当もつかない。
だが確かに炎の壁は突破した。
忍は滞空中に明奈の位置やリング内の状態を確認。炎の渦を突破したが、着地する先の床も燃えている。
避けようもなくそこに落下する忍は三度分身。炎の中に着地した、分身の肩上に着地して、

忍「行くわよ、園城さん」

明奈「!!」

その分身が耐え切れず消失する前に、それを足場として明奈目がけて跳んだ。

跳躍して接近する忍に対し、明奈も驚愕から立ち直ってすぐさま対応した。
手元に燃える炎をすくい上げるようにして炎弾を作り、迫る忍めがけて連続で投げつける。
忍は空中、避ける手段はない。
だが、本体に先んじて前に出る分身が、代わりにそれらを受け続けた。

明奈「だだだだだだだだ!!」

忍「はああああああああ!!」

明奈が投げた炎弾の数だけ忍の分身が燃え散り消えゆき、消失する影を置き去りに、忍本人は何物にも遮られることなく空中を前進し続ける。
進むごとに、防ぎきれなかった火の粉によって、着衣の焦げ目とその範囲は着実に増え広がり続けるが、自身の継戦能力は確かに守り通された。
そうして、跳躍が落下へと変わるまでの刹那に無数の分身を消費して、

忍「終わりよ!」

明奈「ど――っせい!!」

最後の瞬間、着地しざまの攻撃態勢に入った忍めがけて、明奈は目の前の炎を一気に突き上げて迎撃する。
尋常ならば回避不可能なそのカウンターを、

忍「ごめんなさいね。――私も空中機動が可能なの」

忍は、分身の背を足場とした追加の跳躍を入れて回避した。
明奈の頭上を越えてその背後に降り立ち、即座に首に巻いたマフラーを解き取って振るう。

明奈「うーん、お見事……きゅう」プシュー

そこで限界を迎え、真っ赤な顔で正面の炎の中へ倒れ込みかけた明奈の体にマフラーを巻き付け、引き寄せ、

忍「……ふぅ。これで私の勝ちね?」

明奈「うー……まいりましたぁー」

さらに追加した分身達のマフラーによって雁字搦めに拘束された明奈を優しく抱き留めて、しっかりとその両手に捕縛テープを巻き付けたのだった。


審判「――そこまで! この試合、影崎忍の勝利とする!」


忍「ありがとうございます」ペコ

審判「うむ。さて……園城さん、君が出したこの炎、控室に戻る前に抑えていってくれると嬉しいのだが」

明奈「もーむりですーおーばーひーとですー」

審判「えっ」

忍「……園城さんの制御がなくなったからか、燃え広がってますね、火」

審判「えっ……しょ、消火器ー! 誰か早くー!!」


ワーワー ギャー ワー...




《実技試験第三試合が終了しました...》

……というわけで本日はここまでに。最後はもう完全にイベント戦闘です。ブンシン・ジツまじちーと
安価コンマの時点でダントツの数字を出していた分身使いが、この五人の中での合格筆頭候補のハズレくじは確定でした。

実際、英雄が対戦する場合、お互い近接格闘戦一択なのに頭数は忍の方が上という完全な物量戦になるため、よほどコンマが神がからない限りは敗北必至だったでしょう。奇襲とか策を弄する余地のないリング戦はもう完全に詰み。
一方で、頭蓋への超震動による即時昏倒が狙え、さらにそれを全方位に放出できる一震君は、実は最も忍に対し相性が良いキャラだったのですが……本人の頭が残念なので、忍がマフラーなどの工夫を凝らして辛勝という結果だったかと。
英雄対明奈の場合は英雄も“個性”を全開で使える上それが暑さに弱い明奈に対してクリティカルなカウンターになるため、かなり有利だったかと思います。


ちなみに、各キャラの設定安価時の酉はメモってたファイルがメインPCダウンに伴い確認不可になったのでうろ覚えですが、

#まずは超震動の子から
#いきます、ファイアー
#猫熊だか熊猫だか
#バリバリの実
#これがブンシン・ジツだ!

みたいな感じだったかと。ザ・適当。

次回は結果発表など諸々適当にやって入学イベントになる感じかと。
ではでは、ここまでお付き合いいただきありがとうございましたー

せっかくこうして知り合えたんだし、帰る前に、少しみんなと話していきたい。

誰に声をかける?>>↓1
1.金嗣
2.のどか
3.一震
4.明奈
5.忍

試合前に大口を叩いたものの、結局は対戦することがなかった忍のところへ行こう。

忍「……“個性”があればそうそうは、なんて油断せず、着替えの一つも用意してくればよかったわね……」ブツブツ

自分の荷物をまとめながら、何やらぶつぶつ言っている。
三試合目が始まる前はほとんど無傷のようだったが、最後の試合がどれだけ激しかったのか、服があちこち焦げ目だらけで、ややきわどい格好になっている……。


何と声をかけよう?>>↓1
1.お疲れ様。結局対戦できなかったけど、むしろおかげで助かったよ、と謙虚に
2.俺の実力を直接見せてやれなくて残念だったよ、などとあくまで強気に
3.こちらから声はかけず、きわどくなった服をじっくり堪能する
4.その他自由安価

忍「準備を怠るとは、私もまだまだね……」ブツブツ

英雄(ふむ……)ジーッ

スカートが裾から焦げて、部分的にミニスカ度が上がっている。他、袖や腹回りもあちこち焦げて穴が開いており、下に巻いてある包帯がちらちらと覗いていた。
ただ、さすがに心臓周辺は急所ということでガードも厚かったのか、胴体も上半身になるとほとんど焦げ目が……いや待った、気付いてないのか背中側に焦げ穴が開いてる! そこから見えるのはもしや下着の

忍「……何を見ているの?」

一方でマフラーは焦げ目こそあれ、穴が開いたり燃えて短くなったりといった損傷はほとんどしていない。一体どんな繊維でできているのだろうか。

忍「誤魔化したわね?」ニコ

英雄「…………」ダラダラ


さてどうする>>↓1
1.お疲れ様、対戦できなかったのはむしろ助かったかも、と何事もなかったかのように謙虚に
2.いやあ俺の実力を直接見せてやれなくて残念だったよ、などと何事もなかったかのように強気に
3.素直に白状してDOGEZAして詫びる
4.自分の上着をそっと差し出す
5.その他自由安価

英雄「えっと、よかったらこれ……」

忍「?」

(今更ながら)目を逸らしつつ、上着を脱いでそっと差し出した。
忍は最初きょとんとしていたが、しばらくすると苦笑(したと思う、マフラーで隠れていたが)して、それを受け取ってくれた。

忍「こういうものを無下に断って、男性に恥をかかせるのも悪いわね。ありがたくお借りするわ」

英雄「そうしてくれるとありがたい」

忍「ああ、でも、学校が違うから返す時に困るわね。連絡先を教えてもらってもいいかしら」

英雄(!)

と、ごくごく自然な流れで連絡先を交換することに成功した!(SE:ファンファーレ)
だが、よし上手く誤魔化した上アドレスゲット、などと密かにガッツポーズしていたら、「今回はこれで見逃しておいてあげるわ」などとさらっと怖いつぶやきが聞こえたので、あまり調子に乗らない方がいいのかもしれない。

忍「ついにというかようやくというか、推薦入試試験も終わりね。貴方はどうだった?」

英雄「時間切れ引き分け一回と、捕縛で二勝かな。影崎さんは?」

忍「全勝」

英雄「うおお……すごいね」

忍「いえ、まだまだよ。今日の試験だけでも自分の未熟さが色々わかったから、もっと研鑽を積んでいかないと……」

英雄「……すごいね。尊敬するよ」

忍「他人事でいいの? 結局私は、貴方の実力を見せてもらっていないままなんだけど」

英雄「う。あれはちょっと見栄張っただけというかなんというか……」

忍「例えそうでも、試験でそれだけの戦果を上げられるだけの実力はあるんでしょう? お互い推薦合格できているかどうかわからないけれど……いずれ改めて、実力を見せてもらう機会が来ることを期待しているわ」

英雄「そうだな……そうなるといいと、俺も思う」

忍「ふふ。それじゃあ、私はこれで」

そう言って、英雄の上着を羽織った忍はクールに去って行った……。
直接ぶつかることは最後までなかったが、彼女なら、この推薦で合格を決めていそうな気がする。

さて、英雄はどうする?>>↓1
1.そろそろ帰ろう
2.他の誰かともう少し話をしていこう
3.雄英の敷地内を少し探検して行こう

このまますぐに帰ってしまうのは、なんとなく名残惜しい……。


まだ控室に残っているのは……>>↓1
1.金嗣
2.のどか
3.一震
4.明奈

部屋にはまだ、一震が残っていた。
何をしているのかと思ったら、ぽちぽちとケータイを弄っている。

一震「推薦入試終了なう、と……はぁ~パッとしねぇ~……」ポチポチ

どうやら、最終戦で英雄に負けた以外も、あまり芳しくない戦績だったようだ。
最後の黒星をつけた張本人としては、ちょっと声をかけづらいところでもあるが……

英雄はどうする?>>↓1
1.つとめて気にせず、お疲れ! とフランクに声をかける
2.どうだ、試合前の宣言通り勝ったぞ! と自慢げに声をかける
3.ケータイで何かゲームやってんの? と趣味方面からせめてみる
4.そっとしておこう……(そのまま帰る)
5.その他自由安価

英雄「試合前も触ってるとこ見たけど、風波君って、ケータイで何かゲームやってんの?」

一震「!!」ガバァ

英雄「!」ビクッ

一震「んだよんだよお前も何かやってんのか!? 俺んとこあんまやってる奴いなくてつまんなくってよぉ!」

英雄「へ、へぇ……」

物凄い勢いで食いつかれた……。

英雄「えーと、ちなみに何やってるの?」

一震「おう、俺はなぁ……」


>>↓1コンマで一震
>>↓2コンマで英雄のやってるゲーム

コンマの一の桁が
01:↓全部(一震)/何もやってない(英雄)
23:モ○マス
45:モ○スト
67:パ○ドラ
89:ス○フェス

コンマの十の桁で課金度
(無課金)0~9(廃課金)

一震:モ○スト 課金度:やや強
英雄:モ○スト 課金度:微課金


一震「んっだよお前もコレやってたのかよ早く言えよなーオイ!」バシバシ

英雄「あはは……(そんなに熱心にはやってなかったけど、まさかこんなところで役に立つとは)」

一震「俺の編成今こんな感じでよ、あとこの前追加された新モンスが欲しんだけどなかなか出なくってよ~」ペラペラ

英雄「あー、まあこういうのは運も絡むし多少は……げっ」

英雄(画面をよく見たら、なんか結構レアな奴ばっかり並んでる……あっこれ結構課金してる人の編成だ!)

一震「いやーちょーっちやり過ぎちまって、この前は親から大目玉食らっちまったわー」ハハハ

英雄(ウワーかなり課金してる! いや俺もちょっとはしちゃったけどその三倍くらいはしてそうだ! なんとなくだけど!)

一震「まっさかこんなとこで同志が見っかるとは思わんかったぜー! そだ、せっかくだしアドレス交換しようぜ! な!」

英雄「う、うん……」

同じゲームをやっていたという縁で、物凄く意気投合できた……のだろうか? どちらかというとこれは一方的に懐かれたという感じの方が強い気もするが。
ともあれ、アドレスを交換して親しくなれたのは確かだろう。

試験官「おい、会場の片付けもあるんだ、荷物をまとめたら早く帰りなさい」

英雄「あっ、すいません!」

あれこれ喋っている間に気付けばこんな時間だ。
遊びに誘ってくる一震をやんわりと断り、英雄は雄英高校を後にした……。

……


その後数日して、英雄の元に推薦合格の通知が来た。
これで春からは憧れの雄英生だ……!
そういえば、推薦入試の試験会場で顔を合わせた皆はどうなっただろうか。全員推薦で受かっているなんてことはあり得ないが、一般入試の方で合格して、一緒に学校生活を送れたらいいな……。
英雄は合格の喜びを噛みしめながら、試験会場で出会った個性的な面々の合否に想いを馳せた……。






雄英高校ヒーロー科入学試験・総合結果判定

英雄:【☆推薦合格!】

忍:【☆推薦合格!】


>>↓1コンマで金嗣の合否判定
00~80なら合格

>>↓1コンマで一震の合否判定
00~70で合格

>>↓1コンマでのどかの合否判定
00~80で合格

>>↓1コンマで明奈の合否判定
00~80で合格

明奈「うわーん落ちたぁー!」


……という夢を見たんだ。そうあれは夢です。いいね?


>>↓1コンマで明奈の合否判定(ラストチャンス)
00~70で合格

ラストチャンスといった手前本当に不合格にするつもりでしたが、仏の顔も三度までといいますし、これでここまでの誰より良い点出せたら認めましょう
>>↓1コンマで明奈の合否判定(今度こそ本当にラストチャンス)
00~20で合格

雄英高校ヒーロー科 入試結果


英雄:【☆推薦合格!】

忍:【☆推薦合格!】

金嗣:【○一般合格!】 … 筆記は十分、実技では打撃力が足りず敵撃破Pが伸びなかったが、「ギミック」乱入後の救助Pで合格圏へ

一震:【○一般合格!】 … 筆記試験がギリギリだったものの、実技で派手に暴れまくって敵Pを稼いだ結果滑り込み合格

のどか:【○一般合格!】 … 筆記も十分、実技でもパワーを生かして敵P救助Pを獲得し合格

明奈:【×不合格...】 … 10分間という短期決戦仕様の実技では、暑さでバテる前に大活躍できたが、反面筆記での得点が足りず不合格……



というわけで、残念ながら明奈ちゃんは不合格です……
敗因は多分主人公との接触が少なかったことでしょう……

………
……



春――それは高校生活の始まり!

雄英高校ヒーロー科は、一般入試の定員36名に推薦枠4名を加えて、なんと一学年20人2クラスしかない。
が、様々な設備を敷地内に内包するため、学校の建物自体はべらぼうに広かったりもする。
入学初日、英雄は自分の教室へ急いでいた……。

英雄「ええと1‐U、1‐U……これA・BじゃなくてU・Aでクラス分けしてるのか……」

ようやくたどり着いた教室では、同じ推薦枠で合格していた忍の他にも、あの推薦入試の会場で見かけた顔がいくつかあった。
交換したアドレスから合格報告があった一震の他に、金嗣やのどかの姿もある。あの銀髪の子だけは見当たらなかったので忍に聞いてみると、彼女は不合格だったらしいと、(英雄の勘違いでなければ)少しだけ寂しそうな口調で教えてくれた。

英雄「っと、そろそろチャイムが鳴るな……」

これから一緒に過ごすクラスメイトのことは気になるが、いきなり先生から目を付けられるのはいただけない。
やがて、教室の扉が開け放たれ……英雄達の担任となるプロヒーローが姿を見せた!



というわけで担任のヒーローを作ります
まずは性別>>↓1
1.男
2.女
3.不明(異形型、又は13号のような特殊な服装)
4.コンマ(00~39:男/40~79:女/80~99:不明)

66:女性

>>↓1コンマ
一の位で主なヒーロー活動の内容
(救助タイプ)0~5(中間・バランス)~9(ガチ戦闘タイプ)

十の位で“個性”の強さ
0(……本当にプロ?)~5(プロヒーローとして平均的)~9(プロの中でもトップクラス)

女性のヒーロー
“個性”の強さはプロヒーローの平均からやや劣るが、ガッチガチの戦闘タイプ


では先生のプロとしての二つ名>>↓1
燃焼系ヒーロー、クックヒーロー、抹消ヒーロー等の、「○○ヒーロー」の○に入る任意の単語

・女性
・強さは平均やや下
・ガッチガチの戦闘型
・二つ名は“飛翔ヒーロー”

“個性”のタイプは>>↓1
1.発動型
2.変身型

・女性
・強さは平均やや下
・ガッチガチの戦闘型
・二つ名は“飛翔ヒーロー”
・発動型の“個性”らしい

彼女の髪色>>↓1
1.漆黒
2.紺碧
3.白銀
4.深緑
5.真紅
6.その他自由安価
7.コンマ※

※コンマ判定表
00~19:1
20~39:2
40~59:3
60~79:4
80~99:5

84:5=真紅

彼女のヘアスタイルは>>↓1
1.ボリュームのあるポニーテール
2.男前なベリーショート
3.腰近くまであるロングヘア
4.編み上げお団子
5.長髪両目メカクレ
6.その他自由安価
7.コンマ※

※コンマ判定表
00~19:1
20~39:2
40~59:3
60~79:4
80~99:5

49:3=腰近くまであるロングヘア

彼女の雰囲気は……>>↓1
1.あらあらうふふなおっとり系
2.THE・姉御肌
3.基本真面目だが鉄拳制裁も辞さない
4.女軍曹
5.女教師って……響きがエロいよね……
6.コンマ

※コンマ判定表
00~19:1
20~39:2
40~59:3
60~79:4
80~99:5

65:4=女軍曹


その他の特徴>>↓1~3
1.顔に大きな傷跡
2.着ている服が完全に軍服
3.ヘビースモーカー
4.身長が……(コンマが00:低い~50:平均的~99:高い)
5.スタイルは……(コンマが00:絶壁~50:平均的~99:豊満)
6.オッドアイ
7.吊り目
8.鞭を持っている
9.結婚指輪を付けている
10.その他自由安価

英雄達の担任の先生
・女性
・強さは平均やや下
・ガッチガチの戦闘型
・“飛翔ヒーロー”
・真紅の髪、腰まであるロングヘア
・まさに女軍曹
・身長はほぼ平均的
・そこそこスタイルが良い
・着ている服は完全に軍服


ということで、これを元に“個性”と名前を決定しますね!
とはいえパッとは出てこないので、本日はここまでとします。こんな時間までお付き合いいただきありがとうございました。
なお明日は所用により不可のため、次回は日曜以降の予定ですー


学生生活はあんなイベントこんなイベントいっぱいありますが、もし何か「こういうのやれ!」とかありましたら、適当に書き込んでおいてもらえればイベント案として拾うかもしれませぬ

しばし間が空いてしまいましたが再開です
ちょろっと展開安価取って、本番はまた夜の予定

???「――静粛に。全員着席!」カッ!

軍靴の足音も高らかに教室に姿を現した担任は女性だった。
かっちりとした軍服に身を包み、なおかつそれを完全に着こなしているため、女性らしい綺麗さよりは格好良さや勇ましさが印象としては勝る。
腰まで届くロングヘアは鮮烈な真紅で、彼女の歩みに合わせてたなびく様は、服装と相まってマントのようにも見える。
教壇まで進んだその女性教諭は、カカカカッ!! と高速で黒板にチョークを走らせてから振り返ると、カッ!!! と音高く踵を合わせて直立姿勢を取り、

風華「私がこれより一年諸君らの担任を務める嵐山・風華だ。ヒーロー育成の総本山にして最難関である雄英への入学、まずはおめでとうと言っておく」

風華「だが、たかがそれしきのことで慢心しないように。諸君の今後より一層の努力に期待する」

外見に違わず、口調も勇ましい。
雄英の教師ということは、彼女もプロのヒーローのはず……と思っていると、教室内のどこかから呟き声が聞こえてきた。

「飛翔ヒーロー・ブラストウィンドだ……! まさか担任をしてもらえるなんて!」

風華「――そこの生徒!」ビシィ!

「は、はひぃ!」ガタッ

風華「私は静粛にと言ったはずだが……随分とプロヒーローについて詳しいようだな。ん?」

「い、いえ別にそれほどでも……」ワタワタ

風華「では君にひとつ問おう。我が校で養護教諭を務めておられる、リカバリーガールの二つ名を言ってみたまえ」

「みょ、妙齢ヒロイン? ですか?」

風華「では相棒のヤマト・ブラックと共に某引っ越し業者のイメージキャラクターも務めている、キティ・ブラックの二つ名は何か?」

「ええと、運送ヒロインです」

風華「ふむ、どちらも正解だ。――では、私の二つ名は?」

「飛翔ヒーロー……あれ? あっ」

風華「…………」ゴゴゴゴゴ...

「「「…………」」」

風華「……ああ、それで正解だ。正解だとも。だが以後、私の事は教官と呼ぶように」

その気迫に気圧され、誰もが二つ名の理由を悟りながらも無言で敬礼を返した……。

風華「さてと。いきなり脇道に逸れてしまったが本題だ」

風華「見事我が校に入学を果たした諸君には、まずは――」

>>↓1
1.入学式を終えた後、校内各施設の案内を行う
2.今後の事を考えて、級友同士の親交を深めるため懇親会を執り行う
3.早速だが、“個性”と能力把握のため、体力テストを行う
4.諸君がどこまでやれるのか直接見ておきたい。私との模擬戦を行う
5.コンマ※

※判定表
00~24:1
25~49:2
50~74:3
75~99:4

風華「早速だが、“個性”と能力把握のため、体力テストを行う」

「えっ、マジで?」「入学式とかガイダンスは……?」ザワザワ...

風華「静粛に! 二言はない。全員、体操服に着替えてグラウンドに集合! 五分以内だ、遅刻者は減点する」

その最後の一言で、教室中が慌ただしく動き始める。
英雄も急いで体操服に着替え、指定されたグラウンドへと向かうのだった……。

というわけでいったん中断、また夜に再開しますー

 ――運動場


風華「――そろったな。では、体力テストを開始する。科目は、ソフトボール投げ、立ち幅跳び、50m走、持久走、握力、反復横跳び、上体起こし、長座体前屈の八科目」

風華「なお、この体力テスト中は、各自の“個性”の使用を許可する。いや、むしろ推奨する」

ザワザワ...?

風華「端的に言えば、各々の“個性”を活用して、普通ならば出せないくらいの好成績を出してみろ、ということだ」

風華「このテストは各自の身体能力だけではなく、自分の“個性”を目的に合わせて応用・活用する能力を問うものでもあるのだ。諸君の発想力に期待する」

ザワザワ...

風華「何だ、まだ何か文句があるのか? 緊張感が足りんな……」

風華「>>↓1」


>>↓1
1.「何を言おうが決定は覆らん。減点されたくなければさっさとかかれ」
2.「ではこうしよう……総合成績トップを取った者には褒美を出そう」
3.「ではこうしよう……総合成績最下位だったものにはペナルティを与える」
4.コンマ※

※判定表
00~33:1
34~66:2
67~99:3

風華「何を言おうが決定は覆らん。減点されたくなければさっさとかかれ」

< ハーイ...

という、嵐山教官のすげない一言によって、クラスの面々は各競技の計測場所に向かう。
かくして、入学後一番最初のイベントが始まった。

英雄「うーん……どうしたものか」

“個性”を使ってやれと言われても、英雄は正直単独でどうこうできるような“個性”ではない。
グラウンドでも、陽光の熱や光は吸収しチャージできるが、体力テストに利用できるようなものではないし、利用できるほどのエネルギー量を溜めていたら、おそらくその間に体力テスト自体が終わってしまうだろう。
と、英雄があれこれ悩んでいると、早速テストに挑戦する者が進み出た。

あれは……>>↓1
1.のどかだ
2.一震だ
3.金嗣だ
4.忍だ
5.誰だろう?(新規キャラ作成)

どっかに出てるかもしれんがこれ原作生徒でないの?

>>944
今のところ、整合性を意識できるほど原作でも学校行事や設備などの設定が明かされていないこともあるので、適当なIF時系列で誤魔化せるよう、原作生徒や(雄英の教師としての)オールマイトを登場させる予定はないですねー
単純に、原作生徒s全員のキャラが掴みきれてないというのもありますが……
そのあたり、原作がもっと進んで使えそうな情報が出てき次第盛り込んでいけたらなと


では、クラスメート一号の設定を取ります
性別は>>↓1
1.男子
2.女子
3.不明(異形型)
4.コンマ※

※判定表
00~39:1
40~79:2
80~99:3

37→男子

彼の“個性”>>↓2
コンマの大小で力の強さ

ではどんな“個性”?>>↓2

“個性”:擬音唱写

任意の擬音の効果を現実に具現化する“個性”!
『ジュゥゥ』を具現化すれば熱が発生し、『ドヒュゥゥン』を具現化すれば風が起こる!
どこかで見たような気がしても、けしてact2とか言ってはいけないぞ! お兄さんとの約束だ!
ちなみに……>>↓1

1.具現化する擬音を自分で叫ばなければならない
2.具現化できるのは自分が触れられる範囲内のみ
3.(コンマが奇数)自分にしか擬音効果を付与できない/(コンマが偶数)自分自身には擬音効果を付与できない
4.同時に[コンマの一の位(0は10扱い)]個まで具現化できる
5.“個性”使用時に、どこかで見たような『力あるヴィジョン』が見える
6.コンマ※

※判定表
00~19:1
20~39:2
40~59:3
60~79:4
80~99:5

“個性”:擬音唱写

任意の擬音の効果を現実に具現化する“個性”!
例えば、 『ジュゥゥ』を具現化すれば熱が発生し、『ドヒュゥゥン』を具現化すれば風が起こる!
ちなみに“個性”使用中は、“個性”を持つ者にしか見えない、尻尾を持った人型の生物か何かのヴィジョンが浮かんで見える!
どこかで見たような気がしても、けしてact2とか言ってはいけないぞ! お兄さんとの約束だ!

では彼の髪の色>>↓1

1.黒
2.茶
3.金
4.藍
5.緑
6.コンマ

※判定表
00~19:1
20~39:2
40~59:3
60~79:4
80~99:5

70→藍色

彼の髪型>>↓1
1.クセっ毛
2.ツンツン
3.キノコ
4.普通
5.普段は普通だがプッツンすると逆立つ
6.コンマ

※判定表
00~19:1
20~39:2
40~59:3
60~79:4
80~99:5

67→普通

彼の雰囲気は……>>↓1
1.真面目で大人しそうだ
2.物事に前向きで積極的なタイプ
3.引っ込み思案らしく、別の誰かに押されて出てきたようだ
4.何を考えてるのかよくわからない、マイペースな感じがする
5.普段は地味だが「やる時はやる」って感じだ
6.コンマ

※判定表
00~19:1
20~39:2
40~59:3
60~79:4
80~99:5

09:真面目で大人しそうだ

その他の特徴>>↓1~3
1.立ち姿が一種独特
2.そばかすがある
3.委員長キャラって感じがする
4.身長は……(00:低い~50:平均的~99:高い)
5.ヘッドホン
6.語尾が「~っス」
7.自分の“個性”と会話してる
8.運が悪そう
9.時々やたら背が縮む(デフォルメ表現的な意味で)
10.その他自由安価

???「では一番、自分が行かせてもらうっス!」

ビシッと挙手してそう言いながら進み出たのは、藍色の髪の男子だった。
髪型は長すぎず短すぎずで普通だし、髪を染めている様子もない。真面目で大人しそうだが、この場面で一番手として前に出ていけるあたり、皆の先頭に立って行動できるタイプの人間らしい。
ソフトボール投げのサークルに入った彼は、ボールを手に精神統一しているようだが……立ち姿が独特だ。あの体勢でどうして体の軸が安定しているんだろう……

???「っし! 行くっスよ!」

風華「ソフトボール投げは二回、良い方の記録を採用する。始めろ」

???「っス!」ググッ...

嵐山教官の指示にうなずいた彼は、ボールを大きく振りかぶる……

彼の記録は……>>↓1コンマ
~10:運動音痴の壁
~30:常人の壁
~50:平均的な“個性”の壁
~70:優れた“個性”の壁
~99:ヤバい

???「――っス!」カッ

英雄「……?」

その時、ボールを振りかぶる彼の背後に、何か……人型で、長い尻尾のある不思議な生き物のような影が浮かんで見えたような気がした。
その『何か』は手元で何かをこねくり回すと、それを彼の握るボールへと貼り付ける。
英雄の目には、それは『ドーン』という書き文字に見えた。
次の瞬間、

???「っス――――!」グイッ...!

『ドーン!!』

と、謎の影が貼り付けた文字そのまんまな爆発音と共にソフトボールが弾け飛び、真横でその煽りを食らった彼は派手にひっくり返った。

???「っス――――!?」

その様子を振り返りもせず、嵐山教官は手元の測定器に表示された記録を淡々と読み上げる。

風華「……23m。まだまだだな」

???「ま、まだっス! 今のはちょっと角度が悪かっただけっス! もう一回お願いしまっス!」

風華「最初に二回あると言ったはずだ、さっさとやれ」

???「っス!」

頷いた彼は、「こういう感じの擬音なら大丈夫っスかね……」などとぶつぶつ言いつつ再試行。
今度は『バヒュゥン』という音で、かなり良い結果を残していた。

風華「――ふむ、音無・響、記録は358mだ」

響「ありあとあーっしたっス!!」ペコ

英雄「“個性”を使ってやれって言うのはこういうことか……」

先んじて挑戦してくれた彼のおかげで、なるほど要領はわかった。
が、分かったところでやれることがない。

英雄「あの、嵐山先生!」

風華「教官と呼べ!」

英雄「嵐山教官!」

風華「何だ、山田・英雄」

英雄「えーと……例えば、他の誰かと協力してテストに挑むというのは有りでしょうか?」

風華「自力でやらなければ何のための体力テストだ」

英雄「ですよねー」

詰んだ……いや体は鍛えてきてるからそれなりの成績は取れるだろうけれど、少なくとも“個性”を活用してどうこうという趣旨からは完全に外れている。
身体能力だけで、“個性”も併用して挑戦する他のクラスメートと張り合わなければならないのか……。
ええい、迷っていても仕方ない、自分なりに全力を尽くして、何とかやれるだけのことはやろう……!


……


英雄の総合成績>>↓1~2コンマ
00(成績上位)~99(成績下位)とし、↓1~2のうちより良かった方の成績を採用

曲がりなりにも推薦合格してここにやって来たのだから、泣き言を言ってはいられない。
体力を使い果たして、テストが終わった瞬間にぶっ倒れても構わないというくらいの覚悟で英雄が奮闘した結果……

風華「――では、これより総合成績を発表する。得点は、単純にすべての科目のポイントを合計したものになっている。順位の低かったものは自らを省みてより一層の鍛錬に励み、上位に入った者は自身の強みを自覚し、さらにそれを伸ばせるよう努力するように」

風華「これが、総合成績の順位表だ」ピッ

英雄「…………あれ、思ったより上位に食い込んでる……!? やっ……ったぁ……!」ゼエゼエハァハァ

順位表を確認した直後に仰向けにぶっ倒れながらも、英雄は拳を突き上げた。
体力テストひとつで、青息吐息になった甲斐はあった、ということだろうか。
他の生徒は、“個性”を活用することで常識外れな結果を叩き出してはいたが、“個性”の性質によってそれを活用できるテストとできないテストがあり、テストごとにポイントには幅があった。
対する英雄は、純粋な身体能力(しかもかなり水準が高い)だけで勝負した結果、“個性”の向き不向きに左右されずに、安定した好成績を保つことができた。
どのテストにおいても、英雄は常に“個性”を活用した他の生徒に上位を譲り続けたが、逆に、どのテストにおいても成績下位になることもまたなかった。
相手の得意なテストでは負けつつも、相手の苦手なテストでは確実に勝つ。
そのポイント差が八種目分積み重なった結果……総合成績は全体の中でも上の方の位置に食い込むことができたのだろう。

風華「こら、起きろ山田」

英雄「あ、す、すいません……」ゼエゼエ

風華「まったく……終わった瞬間倒れるようではまだまだだな。だが、地味ながらいい成績だったぞ。“個性”は増強型か」

英雄「あ、いえ、今回は使える機会がなかったので、全部自力です」ハァハァ

風華「自力……!? ちょっと待て……(ポチポチ)……山田・英雄、“個性”は『吸出自在』……つまりあれらは全て素の身体能力か」

英雄「え? はあ、まあ、そういうことに……」

風華「そうか……これが素か……ま、まあいい。これにて体力テストは終了だ! 各自、着替えて教室に戻れ!」

< ハーイ

嵐山教官の頬が若干引きつっていたような気もするが、おそらくは気のせいだろう。
何はともあれ、今後はもう少しこの“個性”の活用法についても学んでいかなければならないな……
英雄は、疲労困憊の体を引きずるようにして、教室に戻るのだった。

さあ、これからいよいよ本格的な学生生活が始まる!



というところで本日は区切りよくここまでにしておきたいと思います。
ちょうど1000近くまで来たので新スレ↓

【僕のヒーローアカデミア】安価とコンマで楽しい学園生活 vol.2
【僕のヒーローアカデミア】安価とコンマで楽しい学園生活 vol.2 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417017046/)

次回からはこちらのスレで続けていきたいと思いますー
いよいよ雄英での学生生活スタートですね! 安価とコンマの神様の采配に期待が高まります!
ではでは、お付き合いいただきありがとうございました

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