エレン「安価で息抜き」(390)


エレン「まずは>>2>>4をする!」

ミカサ

ラップでバトル


エレン「ミカサとラップでバトルをする!」



エレン「という事で、勝負だミカサ!手加減抜きの勝負だからな!!」

ミカサ「分かった。エレンがそのつもりなら、私も本気でいく」

エレン「テーマは自由!本音を全部ぶちまける勢いでこい!」

ミカサ「任せて」

エレン「まずは俺からいくぞ」スゥ



エレン「兵士になって毎日訓練♪高みを目指して毎日鍛練♪」

エレン「馬鹿にされても進むぜ一歩♪巨人を相手に刻むぜ一線♪」

エレン「死に急ぐつもりは一切ないから、夢を叶えるため進むんだ今日も♪」

エレン「夢を諦めるつもりは一切ないから、思いを胸に繋げるんだ明日♪」


エレン「~~……と、こんなもんだな」

ミカサ「エレンはいつでもかっこいい。けど、私も負ける訳にはいかない」

エレン「……次はミカサの番だぞ」

ミカサ「始めよう」スゥ



ミカサ「この残酷な世界の中で、見つけたの温かいモノ♪」

ミカサ「暗く寂しい世界の外へ、連れ出してくれた美しい人♪」

ミカサ「私はついて行く、失いたくないから♪」

ミカサ「私は戦う、守ってみせるから♪」



ミカサ「~~……これで、どうだろうか」

エレン「お前にしてはなかなかだったけど、俺だって負けてないはず。……審査員、どっちのラップがグッと来たか決めてくれよ」

>>7>>8

アルミン

二人ともダメダメだね。僕の方が数倍は上手い


アルミン「二人ともダメダメだね。僕の方が数倍は上手い」

エレン「なんだよアルミン」

ミカサ「具体的にどこがダメなの?」

アルミン「まず、ラップの歌詞を作る上で何より大事なのは韻を踏むこと……それは分かるよね?」

エレン「おう」

アルミン「二人共意識しているのは伝わるんだけど、違うんだ」

ミカサ「違う……とは?」

アルミン「一人ずつ見ていこう。エレンの歌詞は、似たような言葉だからって続けてはいないかい?続けやすいのは分かるけど、それじゃあ面白味がないじゃないか」

エレン「うっ……」

アルミン「それでいて最初だけしか韻を踏んでいないよね?それでラップと言えるのかい?僕はそう思わない。何故ならば、何事も基本が大事だからだ。基本もできていないラップはラップと言わないんだ!!」ビシッ

エレン「ぐはぁ!」ガクッ


ミカサ「エレン!!」

アルミン「エレンの心配だなんて余裕だね、ミカサ」

ミカサ「!?」ビクッ

アルミン「ミカサの歌詞について簡単にコメントをつけるなら、韻を踏むことに対して意識し過ぎだ。だから単調になる」

ミカサ「くっ……!」

アルミン「しかもその意識にとらわれ過ぎて、一見良い事言った様に見えるけど中身はペラペラだ。他人が共感できる歌詞になってるかい?人を惹きつける歌詞になってるかい?エレンとは意味合いが違うけど、聞いていて面白味を感じないんだ!!」

ミカサ「ああ……ああ……」ガクッ

アルミン「二人共全然なってないよ。ラップの風上にもおけない」フゥ-

エレン「ちくしょう……こんな、こんなのって……」

ミカサ「ごめんなさいエレン、私は……」


エレン「違う……違うんだ……!」

アルミン「どうしたのエレン?何が違うっていうんだい?」

エレン「分かってるよ……そんな事くらい……自分がどの辺の立ち位置かなんて……基本ができていないことなんて、分かってたんだ」

アルミン「エレン……」

エレン「でも、しょうがないだろう?だって……俺……ラップなんか聞かないもん。たまたま聞こえてきた程度でしか記憶にない。だから……!」スクッ

アルミン「エ、エレン?」

エレン「最初から遊び程度で判断してもらうつもりだったんだよ!!馬鹿みたいなことで笑い合える、そんな心を忘れちまったのかよアルミン!!」

アルミン「あ、ああ……あああ、あ……うわあああああああ!!僕は、僕は何てことを!!」ガクッ

エレン「……大丈夫だよアルミン……俺がいる、ミカサもついてる。三人で取り戻しに行こう」スッ

ミカサ「そう、アルミン貴方は特別。私達の大切な家族」スッ

アルミン「……この気持ちを一言にしよう。ずっと一緒に居てくれてありがとう」ギュッ


エレン「三人の絆が更に強くなった」

エレン「さあ、次は>>13>>14をしよう」

ライナー

古今東西アルミンの良いところ


エレン「さあ、次はライナーと古今東西をしよう」



エレン「ライナー、遊ぼうぜ!」

ライナー「おう、良いぞ。一体何をするんだ?」

エレン「古今東西をしよう!」

ライナー「これはまた珍しい遊びを引っ張ってきたな」

エレン「やるのか?やらないのか?」

ライナー「別に構わんが、そこら辺の奴等は誘わないのか?二人でやるならそれはそれだが……」

エレン「俺はライナーと勝負がしたんだよ」

ライナー「そうか、それなら相手になるしかないな」ニッ

エレン「お題はもう決まってるんだ!いくぜライナー!」

ライナー「おいおい、あんまり理不尽なのは止めてくれよ」


エレン「古今東西!アルミンの良いところ!!」パンパン

ライナー「なっ!?……あ、頭がいい!」パンパン

エレン「優しい」パンパン

ライナー「気が利く」パンパン

エレン「物知り」パンパン

ライナー「根性がある」パンパン

エレン「男らしい」パンパン

ライナー「……丁寧!」パンパン

エレン「図太い」パンパン

ライナー「れ、礼儀正しい!」パンパン

エレン「格好いい」パンパン

ライナー「くっ……か、可愛い!」パンパン

エレン「ストップ!アルミンに可愛いは禁句だぞライナー!」

ライナー「すまん、気にしてるのは知っていたんだが……」


エレン「気持ちは分からなくないけどダメなものはダメだからな。な、アルミン?」クルッ

アルミン「……エレン、僕が近くにいるの知っててやってただろう?」

エレン「勿論だ!」ニコッ

アルミン「止めてよ恥ずかしいよもう!……でも、二人共ありがとう……嬉しいよ」ニコッ

エレン「………‥」

ライナー「………‥」

エレン「ごめんライナー、俺が間違ってた。さっきのはしょうがないよな」

ライナー「ああ、まったくだ」

アルミン「えっ、えっ?」

エレン「罰ゲームとかどうしたらいいんだろうな、これは」

ライナー「違うお題で勝負するか?」

エレン「そうするか。とりあえず引き分けだな」

ライナー「お題はどうする?」

エレン「今度はライナーが決めていいよ」


ライナー「じゃあベルトルトの良いところだな」

エレン「よっしゃ、かかってこい!」

ベルトルト「ラ、ライナー!僕もここに居るから!」ビクッ

ライナー「良いから聞いてろ。同郷の強さを見せてやる」

エレン「俺のもしっかり聞いておけよなー!ベルトルトー!!」

ベルトルト「え、ええっ!?」

アルミン「君も大変だね、ベルトルト……」

ベルトルト「ア、アルミン……」

アルミン「凄く恥ずかしいけど、自分が他人からどう思われているのか聞けたのは良かった、かな」

ベルトルト「そっか、じゃあちゃんと聞いて……」

ライナー「恋は一途!」パンパン

ベルトルト「ラ、ライナァァァァ!!」ガタッ

アルミン「ふふっ……今度エレンの前でミカサと古今東西しよっと」


エレン「結局ベルトルトに止められて決着が付かなかった」

エレン「次は>>20>>21をしよう」

ハンナ

2人きりで外食


エレン「次はハンナと二人きりで外食をしよう」



エレン「ハンナ!」

ハンナ「エレン?どうしたの?」

エレン「一緒に飯でも食べに行こう」

ハンナ「二人で?ごめんなさい、そういうのはフランツと一緒がいいの……」

エレン「じゃあフランツの許可をとってくる」

ハンナ「エレン!問題はそこじゃないわ!」

エレン「ちょっとだけ付き合ってくれよ!お願いします!」ペコッ

ハンナ「う、うーん……でも……」

エレン「そっか……やっぱりダメだよなぁ……」シュン

ハンナ「うっ……分かった!少しだけ、少しだけだからね?だからそんな顔しないで」

エレン「やった!ありがとな!」パァ

ハンナ(エレンは表情豊かだなぁ……)


エレン「ごめんな、無理に誘っちゃったのは分かってるんだけど」

ハンナ「今更どうこう言うつもりはないよ。お店の雰囲気も良い感じだし、帰ったらフランツに教えてもいい?」

エレン「おう、良いぞ」

ハンナ「ありがとう。……それで、どうして私を誘おうと思ったの?女の子は他にも沢山いるのに」

エレン「ハンナと話がしてみたかった」

ハンナ「フフッ、何それ?口説いてるの?」

エレン「えっ?違うよ、好みじゃない」

ハンナ「」

エレン「あれ?ハンナ?」

ハンナ「……よろしい!女の子の扱いを勉強させてあげる!フランツの優しさ格好良さ素晴らしさを全て語ってあげるわ!!」ドンッ

エレン「え、俺はそんなつもりじゃ……」

ハンナ「まずフランツの優しい所からね。一つ目は、いつも訓練の後に……」ペラペラ

エレン(な、なんかとんでもないスイッチを入れてしまった気がする……!)


エレン「ハンナについて知りに行ったのにフランツについて詳しくなった…‥」ゲッソリ

エレン「次は>>25>>26しよう」

ベルトルト

無言体育座り耐久戦


エレン「次はベルトルトと無言体育座り耐久戦をしよう」



エレン「ベルトルト、俺と勝負しようぜ」

ベルトルト「う、うん?良いけど……何をするんだい?」

エレン「無言体育座り耐久戦だ」

ベルトルト「えっ?むごっ……なんだって?」

エレン「無言体育座り耐久戦。喋ったら負け、体育座りが崩れても負け」

ベルトルト「なんてシュールな…‥」

エレン「ベルトルトは強敵だからな。負けないぜ」

ベルトルト「君は一体何と戦っているんだ」

エレン「誰かに妨害されるのは困るな……よし!」ゴソゴソ

『触らないでください』

エレン「これで良いだろ」

ベルトルト「猛獣にでもなった気分だよ」


エレン「ベルトルト、準備はいいか?」

ベルトルト「あっ、うん」

エレン「じゃあ始めるぞ。スタート!」

ベルトルト「…………」

エレン(このままジッとしててもなぁ。勝負だしこのくらいは……)ジー

ベルトルト(なんだろう。横からとてつもない視線が……)

エレン(流石ベルトルト、微動だにしない)ジー

ベルトルト(分かっていても確認したくなるんだよね)チラッ

エレン(あ、こっち見た)ジー

ベルトルト(どうしてそんなに目を見開いているんだ!視線だけで殺されそう)ダラダラ

エレン(よし、これで集中は……ん?)チラッ

ベルトルト(あれ?視線が消え……あ、誰か来たみたいだ)

>>29「こんな所で何やってんだ?」

アニ


アニ「こんな所で何やってんの?」

ベルトルト(あっ、アニ!?)

エレン(説明したい所だけど喋れないな)

アニ「……二人して無視、って訳じゃなさそうだね」

ベルトルト(そうだよアニ!無視ではないんだ!)コクコク

アニ「触らないでください?……ああ、どうせくだらないことでもしてるんでしょ」

エレン(一応勝負なんだよ)ムスッ

アニ「そんなに睨まないでくれない?悪口を言ったつもりはないよ」

エレン(睨んだつもりもなかったんだけど)

アニ「まぁ、無言の日向ぼっこも悪くないんじゃない?やり過ぎは体に毒だけどね」

ベルトルト(遠回しだけど程々にしとけって注意してくれてるんだろうな)


アニ「二人共首から上しか動かないし、まるで首振り人形と話してるみたいじゃないか……」

エレン(アニは人形と話せるのか?凄いな!)

アニ「さてと、そろそろ行くよ。邪魔して悪かったね」スタスタ

ベルトルト(このまま居てくれても良かったんだけど……)

エレン(アニは足技に加えてそんな特技もあるのか……)

ベルトルト(エレンが険しい顔してる……)チラッ

エレン(まぁ、流石にそっちは教えてもらわなくてもいいか。人形と話す気なんかないし)

ベルトルト(あ、戻った)

エレン(そういうのはミカサ辺りにでも……いや、ミカサは人形より花とかそっちの方が……)

ベルトルト(何か悩んでいるのか?)

エレン(アルミン?……あれ?アルミンの方がしっくりくる??)

ベルトルト(百面相……)



戦いの勝者を決めてください >>32

引き分け。無理ならベルトルト


エレン(うっ、考え事なんかしてたせいで眠くなってきた……)

ベルトルト(そう言えば、ライナーも結構一人で百面相してるなぁ)

エレン(やばい、寝たら勝負が……)フワフワ

ベルトルト(自分の意志があると自然と出てくるんだろうか?)

エレン(あ、ダメだ……温かい……)カクッ

ベルトルト(そう言えば、前にもアニから人形と話してるみたいだって言われた事があったなぁ)

エレン「…………」

ベルトルト(壁の間違いじゃないかってライナーがツッコミを入れて……)

エレン「…………」

ベルトルト(ボクがそうだねって言って、二人で笑って……あれ?その後は……?)

エレン「…………」フラッ


ベルトルト(ああ、二人まとめて転がされたんだった)

エレン「…………」ドサッ

ベルトルト「わあっ!?」ビクッ

エレン「…………」

ベルトルト「エレン?寝ちゃったのかい?」ツンツン

エレン「んっ……」

ベルトルト「……エレンは動いてしまったし、僕は声を出してしまったし、勝負は引き分けかぁ」

エレン「…………」

ベルトルト「こんな温かい場所じゃ仕方ないか。勝負は終わりだし、そろそろ中へ戻ろう」

エレン「…………」

ベルトルト「…………」

エレン「…………」

ベルトルト「……ははっ、何を楽しんでいるんだろうな。僕は、僕は君にとって一番の……」


エレン「目が覚めたら……そこは、自分の布団の中でした」

エレン「次は>>36>>37をしよう」

フランツ

女風呂覗き


エレン「次はフランツと女風呂覗きをしよう」



エレン「よお、フランツ」

フランツ「やあエレン。何か用かな?」

エレン「ああ、一緒にロマンを探しに行こうと思ってさ」

フランツ「というと?」

エレン「風呂に行こうぜ」

フランツ「風呂がロマンなのかい?エレンは結構渋いなぁ」

エレン「違う違う、俺が言ってるのはムサい男風呂じゃないぞ」

フランツ「……という事は?」ゴクリ

エレン「残る選択肢は一つしかないだろ?」ニヤッ

フランツ「……エレンはそういうのに興味がない人だと思っていたよ」

エレン「そんな事ねぇよ。勝手にみんながそう思っているだけだって」


フランツ「まぁ、それもそうかもしれないな。……でもエレン、悪いけどその誘いはお断りさせてもらうよ」

エレン「良いのか?」

フランツ「ああ、ハンナ以外の女性には興味がないんだ」

エレン「へぇ、流石だなフランツ……お前に良いこと教えてやるよ」

フランツ「えっと……?エレン、その怪しい笑みは一体……」

エレン。「さっきハンナが他の女子達に誘いをかけてたぞ?一緒にお風呂入ろーってな。つまり……」

フランツ「うっ……だ、ダメだ!そんな誘惑になんか負けない!」ブンブン

エレン「風呂を覗くっていうシチュエーションはレアだぜ?」

フランツ「ぐっ……うううっ……」プルプル

エレン「もう、楽になっちまえよフランツ……」ポンッ

フランツ「行きます」


エレン「覗くのはここの窓から。みんな知ってるお馴染みの場所だろ?」

フランツ「ああ、魅惑の扉の存在を知らない男子は居ないだろうさ」

エレン「今まで何人の男達がこの場所で散っていったんだろうな」

フランツ「怖い事言わないでくれよ」

エレン「何言ってんだよフランツ。不幸と幸福は紙一重だろう?」

フランツ「ははっ、アルミンの受け売りかい?」

エレン「どうだろうな。……時にフランツ、覗きをするにあたって一つ覚えていかないといけないことがある」

フランツ「それは?」

エレン「風呂場の中にアニ、ユミル、サシャ、そしてミカサ……誰か一人でも見つけたら三秒以内にその場から立ち去れ」

フランツ「了解…‥!」

エレン「さあ、いこうぜ!」



>>41の秒数が5,6の倍数なら覗き成功
それ以外は見付かります

いっけぇぇ!!エレェェン!!


エレン「よいしょっと……」キョロキョロ

フランツ「ど、どうだいエレン?」

エレン「……フランツ、俺達ついてるみたいだぜ?」ニコッ

フランツ「そ、それってつまり……」

エレン「お目当てのハンナもいて良かったな」

フランツ「エレン!……わがままで悪いんだけど、ハンナは見ないでほしい!」バッ

エレン「わわっ、分かったから押すなって」

フランツ「ああ、ハンナ……なんて美しいんだ……!」

エレン「心ゆくまでハンナだな。おっ、あれ?アイツって意外と…‥」

フランツ「大胆な所も隠しているのもどっちもいい……!」

エレン「こうやって見ると、訓練サボってる奴と頑張ってる奴の違いがはっきり出るなぁ」


フランツ「エレン、今君に伝えなくちゃいけないことがある……」

エレン「なんだよそんなに改まって」

フランツ「誘ってくれて本当にありがとう。今日という日を絶対に忘れないと誓うよ」

エレン「そこまでのことじゃ……」

フランツ「そしてハンナの新しい魅力にも気付けた。今までよりも更に更に大好きになった」

エレン「それは良かったな」

フランツ「ちょっぴり罪悪感はあるけれど、その分はハンナの幸せに変えて償うよ」

エレン「今でも幸せそうなのにこれ以上か?……もう結婚しかないだろ」

フランツ「けけけ結婚なんてま、まだ早いよ!……でも、いつかは……」

エレン「ははっ、考えてはいるんだな。……さて、名残惜しいのは分かるけどそろそろ戻ろうぜ?」

フランツ「うん……!」

エレン「満足そうな顔しやがって、こっちまでつられるだろうが……まったく……」


エレン「男二人だけの秘密ができた。勿論、アルミンにも内緒だ」

エレン「さて、次は>>45>>46をしよう」

湯上りのハンナ

男湯覗き


エレン「さて、次は湯上がりハンナと男湯覗きをしよう」



エレン「ハンナー、茹でたてほっかほかのハンナー」

ハンナ「間違ってないけど間違ってるよ。どうしたのエレン?」

エレン「俺と一緒に新世界を探しに行かないか?」

ハンナ「新世界?どういうこと?」

エレン「風呂に行こう。男風呂を覗いてみたいとは思わな……」

ハンナ「思わない。だって私にはフランツが居るもの……!」

エレン「そのフランツが居るとしたら、どうする?」

ハンナ「もちろん行く!」

エレン「変わり身早いな」


ハンナ「さあさあ、抜け穴はどこ?」

エレン「いや、そんなもんは無いけど……覗ける窓ならあるぜ?ほら……そこ」

ハンナ「なるほど……その先にフランツがいるのね」

エレン「フランツ以外も居ると思うんだけど」

ハンナ「ああ、フランツ……」

エレン「聞いてないな」

ハンナ「……っと、妄想だけじゃ勿体無いよね。折角覗きに来たんだから」

エレン「反応に困るセリフだな」

ハンナ「とにかく行きましょう?こうしてる間にフランツがあがってしまうかもしれないし」

エレン「それもそうだな。その為にハンナを誘ったんだし」

ハンナ「……あれ?そういえば、エレンはコソコソ隠れなくても良いんじゃないの?」

エレン「い、色々あるんだよ!ほら覗くんだろ?早く行こう!」


>>49の秒数が5,7,9の倍数なら覗き成功


ハンナ「何を隠してるんだか、怪しいなぁ……」

エレン「別にいいだろそんな事。ほら、俺に構ってるとタイミング逃すぜ?」

ハンナ「……っとと、フランツフランツ!」

エレン「はしゃぎ過ぎると見つかるぞー?……よっこいしょ」キョロキョロ

ハンナ「どう、エレン?」

エレン「んー……おっ、フランツ発見」

ハンナ「私も見る!」ガバッ

エレン「おわっ、押すなってば。まったく、似た者夫婦だな」

ハンナ「ふ、夫婦なんてまだ早いわよ……!でも、フランツとなら…‥」

エレン「もう結婚しちまえばいいのに」ボソッ

ハンナ「はぁ……しっとり濡れたフランツも素敵……!」

エレン「おー、ダズって思ったよりも筋肉あるんだな」


ハンナ「少し赤くなった肌が魅力的ね。惚れ直しちゃう」

エレン「ブッ!?サムエル何やってんだアイツ……」

ハンナ「フランツが楽しそうだとこっちも楽しくなるわ」

エレン「なんか、さ……」

ハンナ「どうしたのエレン?」

エレン「彼女ほしいだの恋したいだの……そんなことしてる場合じゃないだろって思ってたけどさ」

ハンナ「なになに?羨ましくなっちゃった?」

エレン「えっと、そうだな……本当に幸せそうでちょっと羨ましい」

ハンナ「それならエレンもそういう相手を探してみたら?すぐそこに居るかもしれないわ」

エレン「俺は……いや、考えておくよ。それじゃ、そろそろ戻ろうぜ」

ハンナ「うん、名残惜しいけどそうする。ありがとうエレン」

エレン「おう、こちらこそ……だけどな」ニコッ


エレン「なんとなく二人が眩しい。……なんてな、ははっ」

エレン「さて、次は>>54>>55しよう」

サムエル

(風呂場で見た光景をネタに)取引


エレン「さて、次はサムエルと取引をしよう」



エレン「サムエル!そこを動くな!」

サムエル「!?」ビクッ

エレン「それ以上前に進むと…‥なんてな」

サムエル「なんだエレンか…‥脅かすなよ」

エレン「なんだってなんだよ」

サムエル「急に動くななんて叫ばれたら吃驚するだろ?心臓に悪いからやめてくれよな」

エレン「俺はお前のために……いや、やっぱりいいよ……」

サムエル「えっ?」

エレン「悪い悪い、忘れてくれ。驚かせて悪かったな」

サムエル「ちょ、ちょっと待てよエレン。それってどういう……」

エレン「サムエル、誰にも言わないって約束そてくれるか……?」

サムエル「あ、ああ!勿論だ!」


エレン「じ、実は……俺…………超能力が使えるんだよ……」

サムエル「……ん?」

エレン「信じてないだろ?まぁ、そりゃあそうだろうな……俺だって自由に使えないもん……」

サムエル「……くくっ、あっはっはっはっはっ!エレン!お前それ黒歴史になるから止めておけって!」

エレン「本当なのに……さっきだって俺は……」

サムエル「さっき何があったんだ?」

エレン「お前が風呂に入ってる時の様子が見えた」

サムエル「お、おう。女子じゃなくて悪かったな」

エレン「別に良いよ。いつもそんなもんだし」

サムエル「それで、風呂場の俺はどんな感じだったんだ?」

エレン「お前さ、コニーのマネしてただろ?左手で心臓捧げてさ」

サムエル「!?」


エレン「他には…‥サシャのマネモしてたよな?両手と片足上げて……」

サムエル「エレン……お前……本物なのか……?」

エレン「…………」

サムエル「そんな力があったら……はっ、もしかして……女子の風呂場も見れるのか!?」

エレン「た、たまに……」

サムエル「エレン、そんな情報一人で持っているなんてつまんない事するなよ。良い話聞かせてくれって」

エレン「いや、でも……」

サムエル「ちょっとだけでいい!些細な話でもいいから!」

エレン「うーん……」

サムエル「エレン!!」

エレン「分かった。その代わり、取引しようぜ?」

サムエル「あ、ああ!あんまり無茶なのはやめてくれよな?」

エレン「大丈夫だって。>>59してくれるだけでいい」

ハンナにこの手紙を手渡


エレン「大丈夫だって。ハンナにこの手紙を手渡ししてくれるだけでいい」

サムエル「手紙?まさかラブレターじゃないだろうな?」

エレン「そんなんじゃねぇよ。あんなに幸せそうな二人の世界に入り込めるわけ無いだろ」

サムエル「そりゃそうか。……でも、それなら何の手紙を……悪い、これ以上は野暮な質問だったな」

エレン「別に良いよ。中身はただのお礼が書いてあるだけだ」

サムエル「へぇ……何をしてもらったんだか」

エレン「おいおい、変な風に捉えるなよ?」

サムエル「はいはい分かってるって」

エレン「で、どうするんだ?」

サムエル「いいぜ、そのくらいなら引き受けてやるさ」

エレン「よし、取引成立だな。じゃ、先に俺の方の話から……」


サムエル「おーい、ハンナ。お前宛の手紙を預かってきたぜ」

ハンナ「何?まさかラブレター!?」

サムエル「残念、お礼状だってよ」

ハンナ「そう、お礼状……って、サムエル!?その頬はどうしたの?手のひらの跡がはっきり残っているじゃない!?」

サムエル「あはは……俺は……俺は、ホクロの位置を確認したかっただけなんだ」

ハンナ「ホクロ?何言ってるの?確認って!?」

サムエル「だってよ……そりゃあ、聞いたら調べてみたくもなるだろう?」

ハンナ「だろう、って言われても……」

サムエル「まぁ、人には色々事情ってものがあるんだよ」フラフラ

ハンナ「あっ、サムエル!」

サムエル「確かに渡したからなー」ビシッ

ハンナ「ええ、ありがとう!……さてと、一体誰からだろう?」ガサゴソ


ハンナへ

言葉で伝えようと思ったけど、言い忘れたのと、なんとなく恥ずかしいので手紙にしてみました。あんまり手紙なんて書いた事ないから、読み辛くても我慢してください。

はじめに、俺が何度かハンナを誘ったのは息抜きのつもりでした。訓練や筋トレばかりでは体に毒だと皆に言われてしまったからです。

しかし、休むと言っても寝ているだけでは身体が鈍ってしまう。そう思った俺は、なんとなく話してみたいと思った人達に話しかけてみようと思ったのです。

そして、その中の一人がハンナでした。

最初に誘った時は、ちょっと無理矢理だったかなと反省していますが、それでも笑っていてくれたハンナには感謝しています。話の内容はフランツの事ばかりでなんだか理解できない事もあったけど、楽しかったのは本当です。

上手くまとめられなかったけど、俺はハンナから、優しい気持ちと楽しい時間を貰えました。これからも仲良くしてください。

           エレン・イェーガー

P.S. ささやかですが、お礼のプレゼントを入れておきました。


プレゼント >>63

お茶の葉っぱと二人分のお菓子


ハンナ「楽しかったのは私も一緒なのに……」クスッ

フランツ「ハンナ!ここに居たんだね」

ハンナ「フランツ!」

フランツ「おや?何か良い事でもあったのかい?」

ハンナ「ええ、エレンからお礼を貰ったの」

フランツ「エレンから?」

ハンナ「ちょっとお喋りをしたんだけどね、楽しい時間をありがとうって。お茶とお菓子まで貰っちゃった」

フランツ「へぇ、ハンナの所にも来たのかい?」

ハンナ「という事は、フランツの所も?」

フランツ「うん、声を掛けてくれたよ」

ハンナ「じゃあ、やっぱりこのプレゼントはフランツの分も入っているのね。二人で頂きましょう?」

フランツ「ありがとうハンナ!……後でエレンに会ったらお礼を言わないと」

ハンナ「その時は二人で行きましょう?今は私とお喋りするのが先」

フランツ「ああ、勿論さ!!」


エレン「サムエルが女子の間で噂になってるらしい。一体何を……まぁいいっか」

エレン「次は>>66>>67をしよう」

ミーナ

古今東西サムエルの良いところ


エレン「次はミーナと古今東西をしよう」



エレン「ミーナ、ちょうど良い所にいてくれた!」

ミーナ「ん?どうしたのエレン?」

エレン「俺と勝負しようぜ」

ミーナ「内容によるけど……良いよ、私で良かったら相手になる!」

エレン「おう、じゃあ古今東西で勝負だ!」

ミーナ「古今東西か……よーし、かかってこい!」

エレン「古今東西!サムエルの良いところ!」パンパン

ミーナ「サムエル……!?ない!!」

エレン「……えっ?」

ミーナ「ない!」

エレン「…………」

ミーナ「…………」


エレン「えっと……」

ミーナ「あんな変態エロ魔人に良い所なんてないよエレン!」

エレン「え、いや……サムエルは爽やかで気持ちの良い奴だし……」

ミーナ「良くないの!気持ち悪いの!!」

エレン「な、なんでそんなに怒ってるんだよ?」

ミーナ「だってサムエルったら……ううっ、言葉にも出し辛い事を私に……!セクハラよセクハラ!!」

エレン「あっ、それってもしかして……」ボソッ

ミーナ「何?何か知ってるの!?」ズイッ

エレン「し、知らない!何も知らないから!!」

ミーナ「あやしいなぁ……」

エレン「俺は何もしてない!本当に何もしてないんだって!」

ミーナ「分かったよ。それに、何があろうと無かろうとサムエルが悪いんだもん……私のホクロの位置なんかどうして……」ボソッ

エレン「…‥……」


ミーナ「とにかく、サムエルの話はなし!ゲームもなし!そこんとこよろしくね、エレン?」

エレン「…………」

ミーナ「エレン?」

エレン「あ、ああ!えっと、何だっけ?」

ミーナ「だから、サムエル関係の事はぜーんぶなし!」

エレン「あ、うん…‥分かった」

ミーナ「それじゃ、私はそろそろ行くからさ」

エレン「おう、悪かったな。まさかこんな状態になるとは思わなくて」

ミーナ「エレンが悪い訳じゃないでしょう?」

エレン「いや、俺が悪いんだけどさ……」ボソボソ

ミーナ「じゃあ、そういう事で。勝負はまた今度、違う事しようね!」

エレン「お、おー」


エレン「サムエル……何で確認なんかしに行っちゃったんだ……」

エレン「でもまぁ、俺はちゃんと忠告はしたもんな!」

エレン「さて、>>72>>73をしよう」

アルミン

ロックバンド結成


エレン「さて、アルミンとロックバンドを結成しよう」



エレン「アルミン!俺と魂を燃やそうぜ!」

アルミン「魂を?いきなりどうしたんだよエレン!?」

エレン「いや、だから……ロックバンドやろうぜ」

アルミン「ロックバンド……?エレン、今度は何に影響されたの?」

エレン「えっ、なんとなくアルミンとバンド組みたいと思っただけだけど?」

アルミン「なんとなくの行動範囲じゃないよ」

エレン「そこは別に良いだろ。それで、組んでくれるのか?」

アルミン「うん、まぁ……やってみるのはいいんだけど、ロックバンドならもう一人か二人はほしいところだね」

エレン「じゃあ、>>75を誘ってくる!」

サムエル


エレン「じゃあ、サムエルを誘ってくる!」

アルミン「あ、待ってよエレン!僕も行くよ!!」



エレン「おーいサムエル!」

サムエル「よう、エレン。そんなに嬉しそうな顔して話し掛けられても、俺はそんな趣味ないぜ?」

エレン「えっ……」ガーン

サムエル「あれ?おい、ガチじゃないよな!?」

アルミン「……お互いに誤解してるんだと思うよ」

サムエル「誤解?なんだ、てっきり俺はエレンがとんでもないものに目覚めたのかと……」

エレン「俺は……サムエルをロックバンドに誘いたかっただけなのに……」

サムエル「ロックバンド?いいぜ、一緒にやろう!」

エレン「あれ!?やった!やったぞアルミン!!」

アルミン「う、うん!よろしく、サムエル!」


エレン「まずは誰が何を担当するか決めないとな」

サムエル「ギターとベースとドラムで良いんだろ?」

アルミン「基本はそうだね」

サムエル「なら、悔しいがベースはアルミンだな」

アルミン「えっ、僕!?」

エレン「何でだよ?」

サムエル「バンドっていうのはベースが肝なんだ。土台を任せられる奴がいい」

エレン「そっか、それならアルミンで決まりだな」

アルミン「い、良いのかなぁ……」

サムエル「残りはギターとドラムだが……」

エレン「俺ドラムやる!なんか気持ち良さそうだし」

サムエル「お、おう……じゃあ俺がギターか」

アルミン「えっと、ボーカルはどうするの?できれば僕は遠慮したいなぁ……なんて……」

エレン「ボーカルは>>78だな」

ミーナ


エレン「ボーカルはミーナだな」

サムエル「!?」ビクッ

アルミン「サムエル……?」

サムエル「エ、エレン……お前、もしかして……全部分かって……」

エレン「ああ、ミーナから聞いた。でも、俺はただ単純にボーカルをやってほしいと思っただけだ」

アルミン(何かあったのかな?とりあえず黙っておこう)

エレン「まぁ、俺にも少なからず責任はあると思うし……機会くらいは作ってやらないと」

サムエル「エレン……俺、ミーナに謝ってくるわ」

エレン「おう!ちゃんと仲直りしてバンドにも誘ってきてくれよな!」

サムエル「えっ?俺が誘うのか!?」

エレン「流れ的には都合が良いと思ったんだけど……」

サムエル「分かった……!俺の本気を見せてやるからな!」


ミーナの勧誘
>>80の秒数ゾロ目で失敗(その他で成功)

どうだ?


エレン「サムエルの奴大丈夫かな?」

アルミン「きっと大丈夫だよ。ミーナだって本気で彼を嫌いになった訳じゃなさそうだし」

エレン「だといいけど……」

サムエル「エレン、アルミン!」

アルミン「とかなんとか言ってる間に戻ってきたみたいだ」

エレン「謝罪と勧誘はどうなんだ?」

アルミン「あ、見てよエレン!」

サムエル「俺はやり遂げたぞー!」

ミーナ「えー!?これからなんじゃないの?」

エレン「ミーナ!!」

ミーナ「やっほーエレン、アルミン!お誘いありがとう!そしてよろしくね!」

エレン「ああ、きてくれたんだな」

サムエル「俺が本気を出せばこんなもんだ!」

ミーナ「どの口がそんなことを言うんだか……」


アルミン「あはは……何はともあれ、丸く収まったみたいでよかったよ」

サムエル「俺の金は減るけどな」

エレン「えっ?」

ミーナ「ご飯くらい奢ってもらおうと思ったんだよ。ついでに色々お喋りもできるし、良い機会だと思わない?」

アルミン「それはいい発想だね。サムエル、男らしさを見せる時だよ!」

サムエル「任せろアルミン!ミーナ、俺がどんなにかっこよく見えても惚れるなよ?」

ミーナ「はぁ……はいはい……」

エレン「おいお前ら!飯の約束も良いけど、メンバーも揃ったんだから何をしようか決めようぜ?」

アルミン「それもそうだね。方針……目標は何にしようか?」

ミーナ「本当に初めからなんだね」

サムエル「そっちの方が燃えるだろ?」

エレン「まぁ、とりあえず>>83することだな」

女子の中で印象最悪のサムエルに彼女が出来るレベルのカッコいいバンドになって俺の罪を清算


エレン「まぁ、とりあえず女子の中で印象最悪のサムエルに彼女が出来るレベルのカッコいいバンドになって俺の罪を清算することだな」

サムエル「エレン……お前……」

エレン「これから一緒に成長していく仲間だろ?頑張ろうぜサムエル!」

サムエル「おう!」

ミーナ「えっと……素敵な友情を見せてくれてありがとう。でも、ひとつ聞かせてくれない?」

エレン「ん?どうしたミーナ?」

ミーナ「エレンの罪って……何?」

エレン「あっ、いやその……」

アルミン「エレン、隠さない方がいいと思うよ」

ミーナ「ねぇ、どういうこと?」

エレン「それは……」



1.正直に話す
2.嘘をつく
3.その他(行動でも台詞でもOK)

>>85

2


エレン「それは……俺さ、前にサムエルから借りたペン壊しちゃって……」

サムエル(あれ?そんなことあったか?)

エレン「だから、その……まぁ、罪滅ぼしというか……そんなところだな」

アルミン(エレン……どうして嘘を?)

サムエル「エレン……?」

エレン(頼む!合わせてくれ!)チラッ

サムエル(そういうことかよ)チラッ

ミーナ「ふーん……でも、それだけの理由で隠そうとする?」

エレン「別に、隠してる訳じゃ……」

サムエル「まぁまぁ、良いだろミーナ!エレンはエレンなりに考えてくれてんだから」

ミーナ「なーんか、気になるなぁ」

エレン「探っても面白いことなんか何も出ねぇよ」

アルミン(何かは出てきそうだけど……?)


サムエル「そんなことより!こんなところでただ喋ってるだけじゃ集まった意味がないだろう?」

ミーナ「確かにそれも一理ある……」

エレン「アルミン?さっきから黙ってどうしたんだ?」

アルミン「えっ?いや、何でも……ないよ?」

エレン「変なアルミン……」

サムエル「とりあえず何かしようぜ?さっさと決めてくれよリーダー」

エレン「リーダー?」

アルミン「エレン、何きょとんとしてるのさ!君がバンドやろうって言い出したんだろう?」

エレン「あ、ああ、そっか!そうだよな!」

ミーナ「で、リーダー?私達はこれから何をすればいいの?」

エレン「……普通にエレンで良いよ。リーダーって呼ばれるのはむず痒いからさ」

サムエル「分かったよ。エレン、行動を決めてくれ」

エレン「おう、じゃあ>>88しよう」

親睦を深めるために混浴


エレン「親睦を深めるために混浴しよう」

サムエル「おう!……って、今……なんて言った?」

アルミン「ぼ、僕も聞き違えたかもしれないや……」

ミーナ「私も!……エレン、もう一度言ってくれる?」

エレン「だから、親睦を深めるために混浴を……」

ミーナ「却下!!」ガバッ

エレン「もがっ!?」

アルミン「聞き違いじゃなかった……」

サムエル「エレン……こんな時にまで死に急ぐ必要はあるのか……?」

エレン「別にそんなつもりじゃねぇよ」

ミーナ「とにかく、混浴なんて禁止!そもそも訓練所じゃだめ!入るなら男三人で行ってきなさい!」

エレン「ミーナだって仲間だろ!」

ミーナ「気持ちは嬉しいけど内容がおかしいの!!」


サムエル「とりあえず……混浴は諦めたほうがいいぞ」

エレン「だったら……どこか店に行けばいいんだ。宿でも何でもあるだろ」

アルミン「なんだろう?この痒いところにいまいち手が届かない感じは……」

エレン「それはむず痒いな」

アルミン「一体誰のせいだと思っているんだ」

ミーナ「ひょっとして……私は女の子だと思われてない?いやでも、混浴って……」ブツブツ

アルミン「ミーナ!君は女の子だよ!もっと自信を持って!!」

サムエル「そうだ。お前はなかなか良い太も……」

ミーナ「ふん!」スパーン

サムエル「ごふっ!」

ミーナ「ありがとうサムエル。おかげで目が覚めたわ」

エレン「サムエルは眠ったけどな」

アルミン「そんな冷静なツッコミはいらないよ」


エレン「はぁ……混浴はダメかぁ」

アルミン「どこまで混浴にこだわるのさ」

ミーナ「親睦を深めるくらいならもっと他にも色々方法があるでしょう?」

エレン「うーん……と言っても……やっぱり混浴だな!」

ミーナ「変わってないよ!」

アルミン「こうなったらエレンの意見は変わらないだろうし……もう混浴の方向で考えていくしかないね」

ミーナ「ええっ!?そんな……!」

エレン「大丈夫だって。風呂と一緒に何もかも流しちまおうぜ」

ミーナ「大切な何かも流れていく気がする……」

アルミン「さあミーナ、決断の時だ」

ミーナ(いつの間にかアルミンが敵に!?)

エレン「どうするんだよ?」

ミーナ(どうする?どうするの私!?)

サムエル「はっ!?長い夢を見ていた気がする!?」

ミーナ「私は……>>92する!」

水着を着て混浴


ミーナ「私は……水着を着て混浴する!」

エレン「じゃ、それでいっか」

アルミン「えっ?いいの?」

エレン「一応混浴だからいいだろ」

サムエル「一緒に入れればいいのか」

ミーナ「女は度胸!さあ、ひとっ風呂浴びに行きますか!」バサッ

エレン「おー!」

サムエル「急に男らしくなったな」

アルミン「僕にも分けて欲しいくらいだよ……」



エレン「なんやかんやで皆一緒に入れたな」カポーン

ミーナ「うーん……やっぱりお風呂は気持ちいいねー」カポーン

サムエル「なんでエレンは普通で居られるんだ……!」ソワソワ

アルミン「なんやかんやってなんなんだ?そもそも僕は……?」ポカーン


ミーナ「あぁ……生き返る……」

エレン「年寄りくさいぞミーナ」

ミーナ「女性に向かって失礼な!」ザバー

エレン「んなっ!?」

サムエル「アアアアルミン落ち着け!俺は、俺は……!」

アルミン「そうだ……!落ち着け……!本来の目的を……」ブツブツ

エレン「やったなー!……くらえ!!」ザバー

ミーナ「わわっ!?」サッ

サムエル「ブッ!?」

アルミン「うわぁ!?」

エレン「あっはっはっ!避けんなよミーナ。二人がびちゃびちゃになっちゃっただろうが!ごめんな二人共!」

サムエル「…………」

アルミン「…………」

エレン「……あれ?」ゾクッ


アルミン「エーレーンー……」

エレン「わ、悪かったって!そんなに怒るなよアルミン!」

サムエル「エレン……」

エレン「サ、サムエルも……なんか、ごめんな?」

アルミン「…………」

エレン「な、なんか言ってくれよアルミン……?」

アルミン「ダメだよ!もう許さない!」ニコッ

サムエル「くらえこんにゃろう!!」ニヤッ

エレン「えっ?」

アルミン「とりゃー!」ザバー

サムエル「くらえ!」ザバー

ミーナ「便乗!」ザバー

エレン「う、うわあああああああああ」



エレン「ちょっとはしゃぎ過ぎたかな。とりあえず一旦解散ってことになった」

エレン「さて、>>98>>99しよう」

上げ忘れました申し訳ありません
安価は一つずつ下へ

コニー


エレン「さて、コニーと猥談をしよう」



エレン「コニー、ちょっとこっち来いよ」コソコソ

コニー「どうしたんだ?」

エレン「ちょっと話そうぜ」

コニー「話をするくらいならもっと普通に……」

エレン「……内容にも色々あるだろ?」

コニー「ああ、そういう事か!もっと分かりやすく言ってくれよな!いやらしい話がしたいって!」

エレン「あ、おい馬鹿!そんなに大声で言ったら皆に……!」

ライナー「あ、あー!なんだか今日は音が良く聞こえないな!!なぁ、ベルトルト!」ガシッ

ベルトルト「う、うん?そうだね、ははっ……」

ライナー「おおーっと!ベルトルトが何言っているのか聞こえないぞー?これじゃあ大変だからちょっと耳かきを探しに行こう!いくぞベルトルト!」スタスタ

ベルトルト「えっ!?あ、待ってよライナー!」ダッ


エレン「……変な気を使わせちゃったかな」

コニー「ライナーの奴、風呂上りにちゃんと掃除しなかったんだな!」

エレン「あ、ああ。そうかも知れない……」

コニー「で、話をするんだったよな!」

エレン「……誘っておいて悪いんだけど、また今度にしようぜ?」

コニー「なんだよエレン?あ、お前まさか……」

エレン「ん?」

コニー「分かったぞ!何話そうか考えてるだけで満足しちまったんだろ!それなら仕方ないな!」

エレン「えっ?」

コニー「じゃあまた今度その話をたっぷり聞かせてもらう事にするから、他にも色々考えておいてくれよな!」

エレン「ちょっ」

コニー「じゃ、俺はライナーにエロ本でも借りに行ってくるぜ!」ダッ

エレン「おい、コニー!!……行っちまった。……なんか……まともに話すらできなかったな……」


エレン「今思えば、はじめから人が居ない場所に呼び出せばよかった。次回はそうしよう」

エレン「じゃ、気分を変えて>>104>>105しよう」

ご支援ありがとうございます
更新遅くて大変申し訳ございません

そして安価を>>106>>107へ変更します

マルコ

デブエット


エレン「じゃ、気分を変えてマルコとデブエットしよう」



エレン「マルコー」

マルコ「やあ、エレン。どうしたんだい?」

エレン「なぁマルコ、俺とデブエットしてくれないか?」

マルコ「デブエット?どうしてそんなまた……」

エレン「ミカサにさ……よく言われるんだよ。ちゃんと食べてってさ」

マルコ「ああ、たまにそんな会話をしているね」

エレン「ミカサは何度もしつこいからな」

マルコ「それだけエレンを大切に思ってくれているんじゃないかな」

エレン「そ、それは……分かってない訳じゃないけど……」

マルコ「なら、どうしていつもあんな反応を……」

エレン「あいつ……俺の心配ばかりで自分の事はどうでもいいって思ってるんじゃないかと思ってさ。だから、その……」


マルコ「分かった。つまり……エレンもミカサが大切だから、もっと自分を大事にしろって言いたいんだな!」

エレン「うっ……」

マルコ「家族が心配なんだろう、エレン?」

エレン「そりゃ、そうだよ……。たった一人の家族なんだ。大切じゃない訳がない」

マルコ「それで、その大切な家族の心配事を減らすためにデブエットかい?」

エレン「そ、そうだよ!だからマルコ、手を貸してくれ!俺だけじゃ上手くいきそうにないんだ」

マルコ「はぁ……本当、エレンといいジャンといい、不器用な奴だなぁ」

エレン「あいつと一緒にすんな!!」

マルコ「ははっ、ジャンが聞いたら全く同じ事を言いそうだ」

エレン「笑うなよマルコ……!」

マルコ「ごめんごめん、それじゃあ本題に入ろう。……デブエットするのに一番最適なのは、食べてごろごろだと思うけれど……訓練があるからそれは難しい」

エレン「ああ、俺もそう思ってた。だから困ってるんだ」

マルコ「……こういうのはどうだろう?>>110するんだ」

自分より弱い人間から食事を奪って馬鹿食い


マルコ「自分より弱い人間から食事を奪って馬鹿食いするんだ」

エレン「マルコ!?何言って……!」

マルコ「正々堂々と勝負を挑もう。勿論、食べ物を賭けにして」

エレン「賭けに?」

マルコ「エレン、流石に無理やり盗れだなんて言わないよ」

エレン「わ、悪い……俺はてっきり……」

マルコ「いいや、それについてはわざとだから謝ることはないさ」

エレン「なんだよ、いつも真面目なマルコが奪うなんて言い出すからびっくりしちゃっただろうが!」

マルコ「あはは、ちょっと遊んでみたかっただけだよ」

エレン「心臓に悪い……」

マルコ「まぁまぁ……話を戻すけど、勝負を挑んでみるのがいいと思う。勝ったら何か食べ物を貰うとか、奢ってもらうとか……ね」


エレン「なるほどな……でも、それってつまり……」

マルコ「ああ、勿論、エレンが負けたらそれ相応の罰が待っているだろう」

エレン「だよな」

マルコ「あくまで平等に、なるべく後腐れがないようにしよう」

エレン「分かった」

マルコ「さあ、どうするんだ?」

エレン「俺は……やるよ。負けを恐れていても何も進まない。少しでも変われる可能性があるならやってやる!」

マルコ「よし、決まりだ!」

エレン「早速勝負を挑みに行こうぜ」

マルコ「その前に、誰の所へ行くか決めないと」

エレン「それもそうか……」

マルコ「勝負の内容は提案だけをして、相手が承諾したらそれでいこう」

エレン「了解。初戦は>>115>>116勝負だ!」

アルミン

殴り合い


エレン「初戦はアルミンと殴り合い勝負だ!」

マルコ「いきなり男同士の熱い戦いを繰り広げる気なのかい?しかもアルミンと」

エレン「ああ、アルミンは俺の最大の味方であり、それでいて最大のライバルだ!ここで戦わないでいつ戦うか?……いや、他はない!」

マルコ「う、うん?そうかな……」

エレン「えっ、だって普段アルミンと殴り合いなんてしないし......」

マルコ「うん、無いほうが良いんだよエレン」

エレン「まぁ、一度くらい拳でぶつかり合うのも悪くはないだろ」

マルコ「勝負を提案したのは僕だけど、それは賛成はできないな。怪我でもしたら大変だ」

エレン「嫌ならアルミンが断るだろ。行こうぜマルコ」

マルコ「確かにそうかもしれないな……よし、それなら行ってみようか」


エレン「アルミン、俺と勝負しようぜ勝負!」

アルミン「勝負?」

エレン「拳と拳でぶつかり合おうぜ!」

マルコ「嫌だったら断っても良いんだよ?」

アルミン(エレンが僕と勝負を……?一体どういう事だろう?)

エレン「賭けるのは食べ物だからな。それはアルミンが決めてくれ」

アルミン(エレン……ひょっとして君は……)

エレン「さあ、どうするアルミン?」

アルミン(僕がどのくらい強くなったのか試そうとしているのか!?でも僕はまだ……いや、あの頃の僕と同じままじゃいけないんだ!)

マルコ「アルミン?無理はしなくても……」

アルミン「僕はやるよ。ありがとうエレン、僕は負けないぞ!」

エレン「おう、じゃあやるか!」

アルミン「うん!僕はこの勝負に>>119を賭けよう!」

3日分の食事全部


アルミン「僕はこの勝負に3日分の食事全部を賭けよう!」

エレン「え?そこまでしなくていいよ」

アルミン「いいんだエレン、3日分ならまだ死にはしないさ。それに……」

エレン「それに?」

アルミン「僕が負けるとはまだ決まってない。確かに運動神経、体力共にエレンには負けているだろうけれど……それは、この勝負に負けたことにはならないよ」

エレン「アルミン、お前……」

マルコ(アルミンはやる気だ!本気でエレンと戦うつもりなんだ……!)

エレン「そう来なくっちゃな……!俺も本気で行くぞ、アルミン!」

アルミン「出し惜しみも恨みっこもなしだよ、エレン」

エレン「そうだよな!……マルコ、勝敗を決めるのはお前に任せたぞ」

アルミン「よろしくマルコ!」

マルコ「ああ、分かった」


勝者を決めます >>122

秒数奇数でエレンの勝利
秒数偶数でアルミンの勝利

秒数00で乱入イベント発生

どうだ?


エレン「俺はいつでもいいぜ」

アルミン「僕もいいよ」

マルコ「やり過ぎだと思ったらすぐに止めるからな?」

エレン「ああ、頼んだ」

マルコ「じゃあ、始めようか……ファイッ!」

エレン(はじめに狙うとすれば……なんか痛そうな脛!)サッ

アルミン(きた!やっぱり足だ!最初は足払いだと思っ……いや、これはっ!?)

エレン「うらあ!!」ガッ

アルミン(脛だ!!)

マルコ「ああ、痛そう……」

アルミン「あ、あああ!あああああああああああああああああ!」ドサッ

エレン「一撃で沈めてやるのが優しさだってライナーから聞いたしな」

マルコ(一撃どころじゃないよ……)


アルミン「あああああああ!うわああああああああああああ!!」ゴロゴロ

マルコ「これはしばらく再起不能かな。だとすれば……」

アルミン(ま、まだ待ってくれ!まだ何か!何か……足掻け!こんな、こんな簡単に……!)ゴロゴロ

エレン「悪かったなアルミン、今医務室に……いっ!?」ガッ

アルミン「負けて、たまるかああああ!!」スパァン

エレン「あ、あ……あああああああああ!」ドサッ

マルコ(えっ……何この試合?)

アルミン「いててて……ごめんねエレン、ボクは君より力が無いから、一撃じゃ仕留められないだろう。でも……」

エレン「あああああああああああああああ!ああああああああああ!!」ゴロゴロ

アルミン「なるべく早く落ちてもらえるように、全力を掛けるつもりだよ!」ガツッ



マルコ(その後のアルミンは、恐ろしいものだった。それは、勝敗をつける思考がとまるほどに……)

マルコ(そして、エレンは負けた。たった一つの油断で、勝負というものはこれ程恐ろしくなるものなのだろうか)




エレン「う……ん……?」

マルコ「やあ、目が覚めたんだね」

エレン「マルコ……俺は……」

マルコ「君はアルミンとの勝負に負けたんだ」

エレン「そっか、ははっ……なさけねぇな。あんなに余裕かましておいてさ」

マルコ「いいや、彼は末恐ろしい頭脳と根性を持ち合わせているよ」

エレン「ああ、そうだな。アルミンは昔から負けず嫌いで頑固で……」

マルコ「あそこから盛り返すとは思っていなかったよ」

エレン「俺も思ってなかったよ。……さてと、次の対戦相手に勝たないと3日間水しか飲めなくなるな」

マルコ「休憩はもういいのかい?」

エレン「ああ、もう大丈夫だ」

マルコ「それなら良いけど、次は誰と何で戦うつもりなんだ?」

エレン「んー。>>126>>127勝負だな」

座学の眼鏡教官

トライアスロン


エレン「座学の眼鏡教官とトライアスロン勝負だな」

マルコ「そんな無茶苦茶な……」



エレン「教官!眼鏡教官!」

眼鏡教官「イェーガー訓練兵か。そんなに急いでどうした?」

エレン「ハッ!教官、折り入ってお願いがあります!」バッ

眼鏡教官「ほう、言ってみなさい」

エレン「俺とトライアスロンで勝負してください!」

眼鏡教官「ト、トライアスロンだと?」

エレン「はい!食べ物をかけて俺と勝負してください!」

眼鏡教官「なるほど、この私と勝負をしたいと。……良いだろう、君のような兵士ははじめてだ!」

エレン「ありがとうございます!」

眼鏡教官「食べ物は……そうだ、>>129にしよう」

昨日残した一切れのパン


眼鏡教官「食べ物は……そうだ、昨日残した一切れのパンにしよう」

エレン「やったぜ」

マルコ「ちょっと待って!」バンッ

エレン「あ、マルコ」

マルコ「あ、じゃないよ!」

エレン「落ち着けって……いつもの冷静なマルコはどうしたんだよ」

マルコ「冷静な判断をして止めに入ったつもりなんだけど」

エレン「へー流石マルコだなー」

マルコ「駄目だ……やっぱり頭を打ってるんだよエレン。目が覚めてからの君はその……なんというか……頭の弱い人になっている」

眼鏡教官「なんだと?頭を打っているのなら今日は駄目だな」

マルコ(教官も教官なんだよなぁ……というかこれからやるつもりだったのか!?)

エレン「分かりました!今日は休んで明日に備えます!」バッ


眼鏡教官「ああ、明日という日を楽しみにしているよ」ヒラッ

エレン「はい!」

マルコ(明日は明日でどうかと思うけれど……)

エレン「さてと、時間も空いたし、明日に備えてトレーニングでもするか」

マルコ「エレン、今日は休むって話をしたばかりじゃないか」

エレン「少しくらい動いておかないと体がなまっちゃうだろ?」

マルコ「気にかけてほしいのは体ではなく頭の方なんだけどなぁ。そもそもこれはデブエットをする為に行動しているはずだろう?」

エレン「そういえばそうだったな……すっかり忘れてた」

マルコ「動いてばかりいたんじゃ本末転倒だよ」

エレン「じゃあ部屋で何かしよう」

マルコ「トレーニングの類い以外で頼むよ」

エレン「そのくらい分かってるって。何かゴロゴロできるものをやろう」

マルコ「まあそれなら……」

エレン「それじゃ、>>132>>133しよう」

ベルトルト

どちらが多くアニの癖を見つけられるか対決


エレン「それじゃ、ベルトルトとどちらが多くアニの癖を見つけられるか対決しよう」

マルコ「え、えぇぇ……」



エレン「ベルトルトー!俺と勝負だ!」バンッ

ベルトルト「えっ?えっ!?」ビクッ

ライナー「はっはっはっ、どうしたエレン。ヤケに盛り上がってるな」

マルコ「休憩する場所へ向かって走るのはどうかと思うよ……」

エレン「この通り元気だし問題ないだろ」

ライナー「なんだ?休憩しに来たのか」

エレン「ああ、休憩がてらベルトルトと勝負をしようと思って」

ベルトルト「な、なんで僕なんだい?」

エレン「ベルトルトじゃなきゃいけないと思ったからだ」

マルコ「ごめんねベルトルト、エレンは少し……頭を打っているから……多分」


ライナー「なんだと?それなら、横になっていた方が良いんじゃないか?」

エレン「おう、だからゴロゴロしながらできる勝負を考えてきたんだ」

ベルトルト(ああ、しりとりとかかな?)

エレン「どちらが多くアニの癖を見つけられるか対決!」

ベルトルト「えっ」

ライナー「ん?」

マルコ「はあ……」

エレン「どうだベルトルト?いつもアニを見てるお前となら良い勝負になる思ったんだけど」

ベルトルト「えっ、あの……それって……えっと……!」

ライナー「ブッフォ!!お、落ち着けベル……くく……はっはっはっはっはっ!!」バンバン

ベルトルト「ちょ、ちょっと!何笑ってるんだライナー!!」


マルコ「ベルトルト、頑張ってね」ポン

ベルトルト「え、ええ!?……ありがとう」

エレン「よく分かんないけど盛り上がった」フンス

マルコ「ああ、ただ単に良く見てるって思っただけなのか」

ライナー「で、勝負はどうするんだベルトルト?」

ベルトルト「ニヤニヤしないでよライナー。勝負は……うん、何かどうでも良くなったから受けるよ」

マルコ「目が死んでる……」

エレン「やった!じゃあ早速やろうぜ!はい、じゃーんけーんぽい!」

ベルトルト「はい」

ライナー「先攻はベルトルトか」

ベルトルト「えっと、横髪を耳にかけること」

マルコ「へー、そうだったのか」


エレン「単に邪魔になるからやってるんだと思ってたけど」

ベルトルト「一度かけた後、戻ってないのにもう一度同じ仕草をする時があってね」

ライナー「なるほどな」

エレン「はい!じゃあ次俺!勝負する時の構えあるだろ?」

マルコ「ファイティングポーズだね」

エレン「それそれ、そん時に毎回軽く足で地面をズッってするんだよ」

ベルトルト「ああ、やってるね」

ライナー「地面の状態を確認してから戦うためだって聞いたことがあったな」

マルコ(どうしよう、ついていけないぞ!?)

エレン「へー、確認ってだけならこれはノーカウントか」

ライナー「いや、それが癖になって勝負の時以外もやっちまうって言ってたし良いだろう」

ベルトルト(今度足元も見ておこう)


エレン「ライナーはアルミンとまた違った意味で物知りだよな」

ライナー「ん?」

エレン「なんかさ、色んなところから情報が入ってくるっていうか……」

ライナー「おいおい、どういう意味だそれは」

エレン「褒めてんだよ。ベルトルト、次行こうぜ」

ベルトルト「うん、えっと……」



マルコ(こうしてなんだかよく分からない勝負は続き……)



エレン「……でさー、そん時アニが笑いこらえてるのを見た」

ライナー「そりゃあ傑作だったな!」

ベルトルト「うんうん、誰が見ても笑うと思う」

マルコ(勝負は何処へやら、今はアニの話で盛り上がっている)


ライナー「さて、長話はここら辺で止めておくか」

エレン「そうだな」

ベルトルト「あれ?何か忘れてる気がする……?」

エレン「そう言えば……俺も何かあったような?」

ライナー「なんだなんだ?お前ら二人して物忘れか?」

エレン「うーん……まあいっか」

マルコ(勝負だったんだけどなぁ。まあ、楽しそうだしそっとしておこう)ニコ

エレン「なんかマルコから神々しい光が見える、気がする……」

マルコ「ふふっ……気のせいだよエレン。さあそろそろ明日の準備をしよう」

エレン「お、おう!そうだったな!」

ライナー「明日?何かあるのか?」


エレン「ああ、眼鏡教官とトライアスロン勝負するんだ!」

ライナー「なっ!!トライアスロン!?」

エレン「よし、ちょっと準備してくる!また後でなー!」バタバタ

ライナー「……凄いな、トライアスロンだとよ」

ベルトルト「うん、凄いね……」

ライナー「しかも教官と勝負だなんて……」

ベルトルト「あ、そう言えば……」

ライナー「どうした?」

ベルトルト「アニの癖を見つける勝負だったなーって……」

ライナー「ああ……」



エレン「なあマルコ。明日の準備って靴と服くらいで良かったんじゃないか?」

マルコ「そんなことは無いよ。泳いで乗馬して走るんだから、もっと色々必要さ」

エレン「それなら>>141>>142>>143を用意しておくか」

気合いと情熱と、楽しもうとする粋な心意気

愛しさと刹那さと心強さと

せくすぃーなぴちぴちぎゃる


エレン「それなら、気合いと情熱と、楽しもうとする粋な心意気と……」

マルコ「う、うん?」

エレン「愛しさと刹那さと心強さと……」

マルコ「せ、せつなさかな……?」

エレン「せくすぃーなぴちぴちぎゃるを用意しておくか」

マルコ「…………エレン、ちょっとそこに正座」

エレン「はい」

マルコ「最初の三つはまだ許そう。心の準備は勿論大切だ」

エレン「はい」

マルコ「ただ次からのは本当に必要なのかい?そんなラブソングを用意して一体何になると言うんだ!」

エレン「悪い、それはなんとなく言った」

マルコ「そして最後!せ、せくすぃーなぴちぴちぎゃるって……恥を知れよ!」

エレン「ほ、ほら……だって、大会とかでそういうの居たりするんだろ?俺見てみたいし……」


マルコ「これから君が挑戦するのは大会じゃない、勝負だろう?」

エレン「じゃあ大会にしよう」

マルコ「食べかけのパンをかけた大会なんて聞いたことないよ。そもそもデブエットのこと忘れてるだろう?」

エレン「そ、それは……」

マルコ「と・に・か・く!もう少ししっかりと考えようね?」

エレン「じゃ、じゃあせめて似たようなものだけでも!!」

マルコ「似たようなもの……?」

エレン「ほら、愛しさに満ち溢れた人とか、せつなさに満ち溢れた人とか、心強い仲間とか……なんかぎゃるっぽい格好した人とか……」

マルコ「つまりは応援がほしいってことだね。大丈夫だよ、みんな集まってくれるさ」

エレン「じゃ、じゃあ最後のだけにするよ……」

マルコ「あ、そこは外せないんだ……はぁ、そうだな。相手が良いというなら話は別だけど、誰に頼むんだい?」

エレン「それは>>146だな!」

クリスタ


エレン「それはクリスタだな!」

マルコ「クリスタか……」

エレン「ああ、やっぱりそういう衣装を着せるならクリスタだと思ってさ」

マルコ「確かにクリスタなら似合いそうだけど……それをお願いしたとして、ユミルが許すかどうか……」

エレン「そんなの、やってみなくちゃ分かんないだろ」

マルコ「それもそうなんだけど……うーん……」

エレン「どうしたんだよ?」

マルコ「いや、ちょっとね。なんでもないよ」

エレン「いいのか?」

マルコ「ああ、こっちの話だからね」

エレン「じゃあクリスタのところに行こうぜ」

マルコ「ああ」


マルコ(ごめんねクリスタ……せくすぃーなぴちぴちぎゃるとは何か違う気がするだなんて思ってしまった僕を許してくれ)


エレン「いたいた。クリスタ!」

クリスタ「エレン?……に、マルコ!どうしたの?」

マルコ「ごめんね、呼び止めちゃって」

ユミル「よう、私の女神に何の用だ?デートの約束なら私で埋まってるぞ」

エレン「はあ?デート?」

ユミル「すまん、お前に話題をふった私が馬鹿だった」

クリスタ「それで、どうしたの二人共?私に何か用があるみたいだったけど」

エレン「実はさ、明日眼鏡教官とトライアスロン勝負するんだけど、クリスタにせくすぃーなぴちぴちぎゃる役をしてもらいたくって」

クリスタ「えっ?」

ユミル「はあ?……おいコラ死に急ぎ野郎!うちのクリスタちゃんに何てもんを……!却下だ却下!」

エレン「俺はクリスタにお願いしてるんだよ。別に、駄目なら他を当たる」


ユミル「おいおいマルコ……いきなりどうしちまったんだよコイツ……」

マルコ「なんというか、ぎゃる自体に興味があるだけで下心は全くないみたいだよ」

ユミル「なんだそれ?だったらクリスタじゃなくたって」

エレン「だから言っただろ?クリスタが駄目なら他を当たるって。俺はクリスタにお願いをしにきただけだ。で、どうなんだよクリスタ?」

クリスタ「え、えっと……私なんかでよければ、いいよ?」

ユミル「クリスタ!?」

エレン「本当か!?ありがとう!!」

クリスタ「うん、ちょっと恥ずかしいけど……そのくらいなら……」

ユミル「チッ、だったらその代わりにお前らがクリスタに何かしろよ」

クリスタ「ユミル!私は見返りなんて要らないの!」

エレン「分かった。何をすればいい?」


マルコ「そうだね、こちらばかりお願いするのもなんだか気が引けるし」

ユミル「良い返事だ。ほらクリスタ、何かしてほしいこと言ってやれ」

クリスタ「ええっ!?あの、私は本当に何も……」

ユミル「相手がいいって言ってんだ。良い子ちゃんぶってないで何かどーんと言ってやれ」

マルコ「あはは、あんまり派手なのは困るな……」

クリスタ「でも……」

エレン「いいから遠慮せずに言えよ。お前だって人に頼みたい事の一つや二つあるだろ」

マルコ「急な事だし、思い付かなければ後からでも構わないよ」

エレン「それなら、決まったら声かけてくれよ」

クリスタ「あ、待って!……実は、一つだけお願いしたいことがあるの……聞いてくれる?」

エレン「おう、いいぞ」

クリスタ「>>151してほしいんだけど、頼めるかな?」

草むしり


クリスタ「草むしりしてほしいんだけど、頼めるかな?」

エレン「そんなことで良いのか?」

クリスタ「うん、近くに綺麗なお花が沢山咲いてる場所があるんだけど……雑草が増えちゃって……」

マルコ「なるほど、そこを綺麗にしてほしいと」

クリスタ「そう、私一人じゃ手に負えないから誰かに手伝って貰いたかったの」

エレン「なるほどな、じゃあクリスタは場所だけ案内してくれよ。あとは俺達でやる」

クリスタ「そ、そんな……!駄目だよ、あんなに広い場所……」

ユミル「何も一日で終わらせる必要がある訳じゃないだろ。別にいいじゃねぇか」

クリスタ「ユミルはあの場所知ってるでしょう!?二人でやっても何日かかるか……」

エレン「そんな場所なら二人でも三人でも変わんないだろ。どうするマルコ?今からやっとくか?」


マルコ「明日に備えるべきだとは思うけど……そこはエレンに任せるよ。君のことだからね」

エレン「俺は行く。結構体力使うし良い筋トレ代わりだ!」

ユミル「へっ、笑っていられるのも今のうちだぞ」

エレン「なんだよその怪しい笑いは……」

ユミル「見てみりゃ分かるって」

マルコ「とりあえず、その場所を教えてもらわないと」

クリスタ「うん、まずは場所まで案内するね」



クリスタ「エレン、マルコ……さっき話した場所はここなの。改めて見ると、やっぱり広いよね……」

エレン「おう、広いな」

マルコ「広いね」

ユミル「なんだ?あまりの広さに怖気づいたか?」


エレン「そんなんじゃねぇよ。今からこれを全部綺麗にしてやるんだぜ?怖気づいてなんかいられるか」

マルコ「せっかく綺麗な場所なのに、このままじゃもったいないよ」

ユミル「だってよクリスタ、良かったな」

クリスタ「う、うん……」

エレン「さあ、始めようぜ」

マルコ「あ、軍手か何か持ってくればよかったな……」

エレン「いいよそんなもん。手の皮も厚くなってちょうどいい」

ユミル「そうだそうだ。行ってこい」

クリスタ「もう!ユミル!!」

ユミル「じゃ、あとは任せたぜお二人さん。行くぞクリスタ」

エレン「おー」

マルコ「またあとで」

クリスタ「え、えっと……その、ごめんね!」


エレン「……別に悪いことなんかしてないのに」

マルコ「大変なことを頼んでしまったと思ったんだろうね」

エレン「確かに大変なことだけど、まあやるって言っちまったしやるしかないよな」

マルコ「早速始めようか」

エレン「おう!……あ、アブラムシだ。ほらマルコ、アブラムシがぎっしり」

マルコ「うん、早く捨てようね」

エレン「なんだよその生温かい眼差しは……」

マルコ「ごめんごめん。ふと、弟がいたらこんな感じなのかって思ってしまったんだ」

エレン「マ、マルコの弟か……あれ?別に悪い気はしないような」

マルコ「え、そう?」

エレン「ああ、優しい兄貴って感じだ。……そういや今日はずっと一緒にいるのにまともな会話してないな」

マルコ「まあ、うん……これだけ色々動いていたらそうなるよ。何か話でもあるのかい?」

エレン「実はさ、>>156の話がしたかったんだ」

俺がマルコみたいな髪型にしたいと言ったらミカサやアルミン、それからサシャやアニにミーナにまで全力で反対された事について


エレン「実はさ、俺がマルコみたいな髪型にしたいと言ったらミカサやアルミン、それからサシャやアニにミーナにまで全力で反対された事についての話がしたかったんだ」

マルコ「……エレン」

エレン「なんだよ?」

マルコ「弟みたいだって言ったの、実は怒っているのかい?」

エレン「え?別にそんなんじゃねぇよ」

マルコ「だとすれば、単純に僕の髪型がいけないのか……」

エレン「俺はいいと思うんだけどな。なんであんなに否定されたのか今でも分かんねぇ」

マルコ(エレンに悪意はない。ということは、周りから変な髪型だと思われているか、エレンには似合わないという意味で否定されたのか……の二択?)

エレン「……あれ?マルコ?」

マルコ(考え込んでも仕方ないか。前向きに後者だと信じておこう)

エレン「おーい、マルコー?」


マルコ(あれ?これは前向きな考えでいいんだよな?うん??)

エレン「おーい」ヒラヒラ

マルコ(……誰だって似合う髪型と似合わない髪型があるんだから、普通だ普通!確かにエレンは今の髪型が一番……)

エレン「おいってば!」グイ

マルコ「わわっ!?どどどどうしたんだエレン!」

エレン「どうしたって、何回呼んでも反応がないから……」

マルコ「ごめん、考え事をしてたらつい……」

エレン「急に黙るなよな。びっくりしちゃうだろ」

マルコ「ジャンにも同じように怒られた事があるよ。僕の悪い癖だ」

エレン「誰だって話し相手が急に黙ったら驚きもするって」

マルコ「そうだね、気をつける。それで、髪型の話なんだけど……エレンはそのままが一番似合ってるよ」


エレン「そうかなぁ……小さい時からこれだし、髪型にこだわった事もないし……マルコみたいなのがかっこいい気がする」

マルコ「ありがとう。でも、僕はエレンの髪型……かっこいいと思うよ」

エレン「適当なのにかっこいいも何もねぇって」

マルコ「今のままでいいんだよ。変わらないでいいんだ」

エレン「……分かった。マルコがそこまで言うならこのままでいる」

マルコ「ちなみにと言ったらなんだけど、僕の髪型も小さい時から変わってないから、特にこだわりはないんだよ」

エレン「それは意外だな。マルコは色々……ん?」

マルコ「どうかしたのかい?」

エレン「誰か来た。一人だけ……?」

マルコ「クリスタかユミル?」

エレン「さあ?」



>>160「やっと見つけた!」

サシャ


サシャ「やっと見つけた!」

エレン「サシャ!?」

マルコ「どうしてこんな所に?」

サシャ「どうしたもこうしたもありませんよ!エレンが居なくなったって、ミカサが探しているんですよ!!」

エレン「なんでだよ!俺がどこにいようが関係ないだろ……!」

サシャ「知りませんよそんなこと!朝に会ったきりでどこを探しても居ないって心配してましたよ?」

マルコ「それで、サシャも一緒になって探してたってことかい?」

サシャ「ええ、でもマルコと一緒なら安心安全ですね!それじゃあ私は食堂へ戻ります!」ダッ

マルコ「そんな食堂が帰る場所みたいな……」

サシャ「早く戻って来ないと二人の分も食べちゃいますよー!!」

エレン「あ、おい!!俺の分はアルミンのだかんな!!」


マルコ「エレン、そろそろ戻ろう。続きはまた今度でいいだろう?」

エレン「そうだな!とりあえず、サシャに食われちまう前に戻らないと……!」



ミカサ「エレンは何処!?」

コニー「俺は知らん!」

エレン「サシャはどこだー!!」バンッ

ミカサ「はっ……エレン!!」

エレン「ミカサ!サシャはどこだ!!」

ミカサ「エレン!良かった無事だった!」

コニー「サシャならそっちだぞ」

エレン「おう、ありがとなコニー!」

ミカサ「エレン……」

マルコ「ごめんねミカサ、エレンは僕と一緒にいたんだ。独り占めとかそういうつもりじゃなかったんだけど……」

ミカサ「いい、エレンが無事なら謝る必要はない」


コニー「お前ら今までどこで何してたんだ?」

マルコ「ちょっと草むしりをね」

ミカサ「そう……」



エレン「サシャ!俺の分はまだ残ってるだろうな!?」

サシャ「フッフッフッ……残念でしたねエレン……」

エレン「そんな!まさかお前……」

サシャ「良い事を教えてあげましょう」

エレン「な、なんだよ……!」

サシャ「なんと……食事の時間はまだなんですよ!ああ、走り回ってお腹が空きました!!」

エレン「は、はあ!?」

サシャ「ミカサ!エレンを見つけたらスープをくれるんでしたよね!?」

ミカサ「サシャ……見つけたなら見つけたと報告しなきゃ駄目でしょ……?」

サシャ「そ、そんなぁ」


ミカサ「でも、貴方のおかげでエレンはこの時間に戻ってこれた」

サシャ「ミカサ……じゃ、じゃあスープは……」

ミカサ「でもスープあげない」

サシャ「!!」ガーン

ミカサ「冗談」

サシャ「ミカサァァァァ!!」パァ



エレン「何やってんだ……」

アルミン「エレン、なんだか久しぶりだね」

エレン「そうか?」

マルコ「そういえば……エレン、眼鏡教官との勝負は明日にしてしまったけれど、今日の分はどうするつもりなんだ?」

アルミン「エレン、教官にまで勝負を挑んだの!?」

エレン「ああ、明日はトライアスロンだ!……でも、今日の分どうすっかな。さっさと勝敗がつけれそうなものでも誰かに引っ掛けるか」


アルミン「ト、トライアスロンって……」

エレン「ん?どうしたんだよアルミン?」

アルミン「エレン、僕はやっぱり報酬なんか要らないよ。みんなで食べようよ」

エレン「アルミン、勝負は勝負だ」

アルミン「エレン……」

エレン「俺はアルミンに負けた。だからその分はきっちり受け取ってくれよな!」

アルミン「うん……分かったよ」

マルコ「エレン、勝負は決まったかい?」

エレン「そうだな……短時間で済ますなら、何が良いだろう?」

マルコ「まあ、勝負としては味気無いだろうけど……じゃんけんならすぐに終わるね」

エレン「うーん、そうだな」

アルミン「どうか騒ぎだけは起こさないようにね」

エレン「決めた!>>166>>167勝負だ!」

ライナー

ギャルゲー


エレン「決めた!ライナーとギャルゲー勝負だ!」

アルミン「え、ええええっ!?」

マルコ「短時間って言葉はどこへ飛んで行ってしまったんだ……」

エレン「ライナー!ギャルゲーしようぜ!!」

ライナー「ギャルゲーか……って、はあ!?」

エレン「あ、勝負な!」

ライナー「どちらにせよおかしいぞ?」

アルミン「エレン、ちょっと落ち着いて僕と話し合いをしよう」

エレン「どうしたんだよ?ギャルゲーって言っても、エンディング迎えるまでの時間で勝負するんだぜ?そんなに時間なんて……」

アルミン「かかるよ!それどころか今日中に終わるの?物によるだろうけど!」

エレン「え?バッドエンドがあるだろ?」

アルミン「そんな悲しい勝負やめてよ」


ライナー「言っておくが、バッドエンドを目指す勝負はお断りだぞ。そもそも勝負としてギャルゲーを持ってくるべきではないだろう?」

アルミン「ライナーの言う通りだよ。短時間でギャルゲーだなんて……」

エレン「分かったよ、二人がそこまで言うなら譲歩する」

アルミン「えっ……」

エレン「だから、誰かを落とす!……ってまでは言わないけどデートにでも誘ってOK貰えばいいだろ」

アルミン「どの辺が譲歩なんだろう……」

エレン「ギャルゲー要素を取り入れて、対象は3,4人にしよう!」

ライナー「おいおい……」

エレン「じゃ、対象を決めようぜ!平等な感じでクジ作ってくれよミカサ!」

ミカサ「分かった」



コニー「なあマルコ、ほっといていいのかこれ?」

マルコ「ああ、うん……どうしよっか……」


ミカサ「エレン、できた」

エレン「おう!んじゃ、ライナーと俺で2回ずつ引こうぜ」



>>171-174
秒数1桁で決定

0 ミカサ(秒数00でアルミン)
1 ベルトルト
2 アニ
3 ジャン
4 マルコ
5 コニー
6 サシャ
7 クリスタ
8 ユミル
9 ミーナ

はいよ


ライナー「どこからツッコミを入れればいいのやら……」

エレン「何だよライナー?引かないのか?」

ライナー「俺は後からでいい」

エレン「ん、分かった。ほい!……えっと、マルコだな!……あれ?マルコ!?」

ミカサ「女性だけでは人数が少ない……ので、何人か入れさせてもらった」

エレン「何のクジだよこれ!!」

ライナー「こっちが聞きたいくらいなんだが……」

エレン「俺もよく分かんなくなってきたよ。……とりあえず次引けよライナー」

ライナー「あ、ああ……これは、ミーナか」

エレン「お、やったな!よし、次は……サシャだ!」

ライナー「これで最後だな?……おいおい、ベルトルトも入ってるのか!?」

エレン「うわ、勝ちが決まってるようなもんじゃねぇか」


ライナー「うわってなんだうわって!大体、デートに誘うのなら女子がいいに決まっているだろ!」

エレン「え?じゃあ俺ベルトルト誘ってこようかな」

ライナー「ベルトルトの休みが俺のせいで埋まってると思うなよ?」

エレン「違うのか?」

ライナー「おい……まさかとは思うが、本気で言ってるんじゃないよな?」

エレン「わ、悪かったよ!冗談だって!」

ライナー「謝るってことは認めたってことだよなぁ、エレン?」

エレン「…………よし、勝負始めようぜ勝負!」

ライナー「おい!!」



エレンは誰を誘いますか?
>>177

ベルトルト


エレン「やっぱり誘うとしたらベルトルトだよな。ライナーという壁がないと言うのなら……勝負は今、ここで決める!」

ライナー「はじめからそんな壁はない!」



エレン「ベルトルト、次の休み空いてるか?空いてるよな?」

ベルトルト「えっ?う、うん……」

エレン「実はな、どーしてもお前と行ってみたい場所があってさ!一緒に来て欲しいんだ!」

ベルトルト「…………」チラッ

ライナー(おい何だよ俺を見るな。俺に助けを求めるな)

エレン(おいライナー……)キッ

ライナー(おうおい、どうしてこうなるんだよ!)

ベルトルト「えっと、ごめん……少し考える時間がほしいんだけど……」

エレン「ああ、良いぜ!また後でな!」ニッ

ライナー(目が笑ってねぇよエレン……)


エレン「さあ、ライナー……説明してもらおうか……」

ライナー「俺は何もしてないし誘ってない!!嘘なんかついた覚えもない!」

エレン「じゃあ何なんだよ、ベルトルトの助けを求めるような視線がお前にいったのは!」

ライナー「俺は知らん!ベルトルトに聞いてくれ!」

エレン「聞けるか!……ハッ!ひょっとして、俺ってベルトルトに苦手だと思われてるのか!?」

ライナー「だからベルトルトに聞けよ」

エレン「聞けるか!!」

コニー「そんなに騒いでどうしたんだよエレン?ライナーと喧嘩なんて珍しいな」

エレン「喧嘩じゃない、勝負だ!」

ライナー「どちらにせよ音量は下げるぞ。少し騒ぎ過ぎたかもしれん」

エレン「分かったよ」

コニー「程々にしとけよなー」


エレン「良く考えてみたら、俺は不利になったのか?ベルトルトが答えを出すまで他の奴に声をかける訳にはいかないし……」

ライナー「それなら次は俺の番だな」

エレン(ぐっ……恐らくベルトルトは、ライナーと相談してからじゃないと動かない……!)

ライナー「どうしたエレン?顔色が悪いぞ?」

エレン「……問題ねぇよ。要は相手を誘えりゃいんだろ?それならダブルデート形式でも問題はないはずだ!!」

ライナー「な、何を考えてやがる!?」

エレン「つまり、クジの該当者全員を誘ったって問題はない!」

ライナー「お前……選択肢さえ無くす気か!?」

エレン「……さあ、行けよライナー。俺は何としてでも勝ってやるよ」

ライナー「くっ、相変わらず恐ろしい事考えやがる……!一度の誘いで即答してもらわないとまずい!」

ライナーは誰を誘いますか?(複数可)
>>181

クリスタ

(誘ってもユミルに殴られるだけだと思うけど・・)


ライナー「直ぐに返事を貰えるとすれば……マルコだろうな」

エレン「えっ?ライナー、お前さっき女子がいいって……」

ライナー「こんな状況じゃそうも言っていられないだろう」

エレン「まあ、そうだけどさ」

ライナー「勝負となりゃ負けたくはないもんでね。攻めるところは攻めさせてもらうぞ」

エレン「…………」



ライナー「マルコ、次の休みは空いてるか?」

マルコ「ラ、ライナー!?」

ライナー「おいおい、そんなに驚かなくたっていいだろう?で、どうなんだ?」

マルコ(どうなんだと言われても……その前に何故、一部始終を見てた人間が選択肢に入ってしまうんだ。エレンに加勢してあげたい所だけど、それじゃあライナーが……)


ライナー「おい、マルコ?固まっているが、どうかしたのか?」

マルコ「あ、いや……少し、少しでいい。時間がほしいんだ」

ライナー「そんなに悩む事でもないと思うんだが……できれば早く答えが欲しい」

マルコ(どうすればいい?どうすれば二人に対して平等な答えを出せるのだろう!?僕は今どうするべきなんだ!教えてくれ、ジャン!)バッ

クリスタ「わっ!?ど、どうしたのマルコ?」

マルコ「ご、ごめん!人違いだった!!」

クリスタ「わ、私は大丈夫だから!謝らなくていいよ?」

ライナー(美しい……)

マルコ(クリスタはやっぱり優しいなあ……)

クリスタ「じゃあ、私はユミルの所に行くから」

マルコ「あ、うん……」

ライナー「……くそ、どうしてクリスタを引かなかったんだおれは!クリスタを引いてりゃ俺は……!」

マルコ(そう言えばジャンはどこへ行ったんだろう?ずっとエレンと一緒にいたからなぁ……)


エレン「さてと、この状況でライナーに勝つには……」

アルミン「その様子だと上手く入っていないみたいだね、エレン」

エレン「アルミン!……いや、駄目だ!お前の力を借りたら正当な勝負じゃなくなる……!」

アルミン「買いかぶり過ぎだよエレン。僕にそんな力はないよ」

エレン「お前がそう思ってないだけだ。だからお前の助けは借りない」

アルミン「……ありがとう。それなら僕は何も口出ししないでおく」

エレン「おう」

アルミン「それで、エレンはこれからどうするつもりなの?」

エレン「そうだな……こうなってしまった以上、ライナーの行動を見ている訳にはいかないし……」

アルミン「策は見つかった?」

エレン「ああ、>>186する!」

ベルトルトをホモにするぐらいの色仕掛けを


エレン「ああ、ベルトルトをホモにするぐらいの色仕掛けをする!」

アルミン「エレン!?君は正気か!!自分が狙われる事になるんだぞ!?」

エレン「時間をかけずに誘うのなら、惚れさせるのが一番手っ取り早いだろ?」

アルミン「だからってそんな!……いや、僕は口出しをしない約束だったね……」

エレン「例えアルミンが止めたとしても、俺にはもうこの方法しか残ってない」

アルミン「でもエレン、どうか……無茶はしないでくれ……」

エレン「分かってるよ。じゃ、行ってくるからな」

アルミン(エレンの考えた作戦……成功しても失敗しても自分が受けるリスクはそれなりに大きいだろう……)

アルミン(僕は、また黙って見ていることしかできないのか……)



色仕掛けの方法 >>188
189>>の秒数偶数(or00)で色仕掛け成功

安価はここから下2つで対応します
申し訳ありません


エレン「ベルトルト!」

ベルトルト「まだ、何か用かな?」

エレン「その……さっきの件で……」

ベルトルト「ごめん、もう少し時間がほしいんだけど」

エレン「ああ、でもちょっと聞いてほしいことがあってさ。ほら、ロクに内容も話さなかったし……駄目か?」

ベルトルト「大丈夫、ちゃんと聞くよ」

エレン「ベルトルト……ありがとな!」ギュッ

ベルトルト「!?」ビクッ

エレン「わ、悪い!」

ベルトルト「い、いや……こっちこそごめん。それで、話って?」

エレン「ああ……教官におつかい頼まれてさ、手伝ってほしいんだ」

ベルトルト「おつかい……?」

エレン「む、無理だったらいいんだ!お前が無理なら……一人で行くから……」シュン


ベルトルト「エレン……」

エレン「でもオレ、できればお前についてきてほしくて……駄目、かな?」

ベルトルト「…………」

エレン「ベルトルト?」

ベルトルト「……エレン、質問の回答じゃなくてごめん」

エレン「……ん?」

ベルトルト「何というか……そう言うのは、あんまり良くないというか……」

エレン「んん?」

ベルトルト「人の良心に付け込むって言うのかな。あんまり、良くないと思うよ?」

エレン「そ、そんなつもりは……!」

ベルトルト「僕の偏見だったらごめん。でも、普段の君からそんな誘い方をされるって言うのが考えられなくて」

エレン「…………」

ベルトルト「ご、ごめん!別に説教したい訳じゃないんだ!その、何というか……」


エレン「ベルトルト!ごめんなさい!!」

ベルトルト「!?」ビクッ

エレン「謝るのはこっちの方だ。勝負に巻き込んでごめんな!」

ベルトルト「えっ」

エレン「ベルトルトは何一つ悪くねぇよ。次は普通に誘うから、その時はよろしくな!」

ベルトルト「う、うん……?」



ベルトルト(結局、何だったんだろう……?)



エレン「アルミン、どうしよう。失敗した」

アルミン「僕の意見は無しなんでしょう?次に行くしかないよ」

エレン「と言っても、ライナーはどんな状況なんだ?」


アルミン「簡単に説明すれば>>195って感じかな」

お祭り騒ぎ


アルミン「簡単に説明すれば、お祭り騒ぎって感じかな」

エレン「お祭り?そう言えばさっきから騒がしいような……」

アルミン「マルコは優しいからね。優しい人は時々苦労するんだ」

エレン「うん?」

アルミン「僕が聞こえた限りのことを話すよ」



ライナー『おっと、話が脱線したな。しかしクリスタの奴、あの笑顔を見る限りやっぱり俺に気があるんじゃ……』

マルコ『…………』

ライナー『おい、マルコ?』

マルコ『そうだ……これなら……』

ライナー『ん?どうしたってんだ?』

マルコ『ライナー、君を利用するようで申し訳ないんだけど……ジャンを探しているんだ。協力してくれないかい?』


ライナー『……なるほどな。見つけたら条件を飲むって事か。いいぞ、その話乗った!』スゥゥ

マルコ『ああ、じゃあよろしく頼、む……!?』

ライナー『ジャァァァァァァァン!どこにいる!手を上げてくれ!!』

マルコ『』

ライナー『居ないのか?おい!ジャン!!!』



アルミン「……みたいな感じかな?」

エレン「お祭り騒ぎしてるのはライナーだけじゃねぇか。というか煩いな!」

アルミン「目の前で固まってるマルコと名前を叫ばれてるジャンが不憫すぎて……」

エレン「流石に止めてやるか。……あれ?これってジャンを探せばマルコを横取りできるんじゃ……」

アルミン「マルコは優しいから、エレンの事情を知った上で提案したんだよ」

エレン「ああ、マルコは勝負の流れまで全部知ってるもんな」


アルミン「運悪く選ばれてしまったんだね……」

エレン「とにかくライナーを止めるぞ!急に大声出すから皆びっくりして固まってるし、なにより煩い」

アルミン「そうだね。それに……あくまで僕の予想だけど、もう少しで教官が来るだろう」

エレン「一回で止めなきゃいけないってことか」

アルミン「そうだね。失敗は許され……無くもないけど、ライナーのためにも止めてあげられる人間が必要だ」

エレン「だったら尚更止めてやらんねぇとな!」

アルミン「ああ、エレン……やってくれるかい?」

エレン「おう、任せろ!」

アルミン「ああ!」

エレン「よーし、やるぞー!」

アルミン(まあ、話しかければ止まると思うけど)

エレン「決めた!ライナーに>>201しよう!」

膝カックン


エレン「決めた!ライナーに膝カックンしよう!」

アルミン「えっ?」



エレン(膝カックンを成功させるためには……第一に、自分の存在を相手に気付かれてはいけない……)スス

ライナー「ジャァァァァン!どこだ!出てこい!!」

エレン(大騒ぎしてくれてるせいで多少の音は誤魔化せる!気配を殺して背後から近付けば……!)スッ



エレン「くらえ!必殺膝カックン!!」

ライナー「ジャ……あっふん!!」カク

エレン「」

ライナー「」

エレン(ライナー、今あっふんって……)

ライナー(自分でも信じられないくらい気持ちの悪い声が出ちまった。しかもわりと大声で)


エレン(ライナーが止まってくれたのはいいんだけど、次は何を言ってやればいいんだ!?)

ライナー(反応に困っているのは分かっているんだが何か言ってくれ!頼む!!俺に挽回の余地をくれ!!)

エレン(そんなに助けを求めるような目をされても何を言えばいいんだよ!?)

ライナー(笑ってくれるだけでもいい!何かしらの反応を……!)

エレン「え、えっと……その……ライナー……」

ライナー「お、おおう……!」

エレン「その、なんて言うか……ごめんな……」

ライナー「……止めてくれ、謝られるのが一番心に来る」

エレン「あははっ、そ、そうだよな!……ははっ」

ライナー(余計に気まずくなった気がするんだが)

エレン(このままじゃ駄目だ!>>205してこの場を切り抜ける!)

びっくりするほどユートピア


エレン(びっくりするほどユートピアしてこの場を切り抜ける!)カッ

アルミン「エレン!何を……!?」



エレン「アルミン……いつかの夜に教えてくれた除霊方、覚えてるか?」

アルミン「あ、ああ……でもそれは……」

エレン「あの方法なら……この淀んだ空気も全て打ち負かすことができる気がするんだ!!」スッ

アルミン「ち、違う!駄目だよエレン!!」

エレン「俺はやる!やってやる……!!」スポーン

アルミン「エレェェェェェェン!!」

エレン「びっくりす……」クワッ

ミカサ「ふんっ!」ドスッ

エレン「あよん!!」ガッシャーン

アルミン「あ、あああ……う、うわああああああああ……!!」

ミカサ「…………」


エレン「何すんだよミカサ!!除霊失敗しちゃっただろうが!!」

アルミン「ごめん、ごめんエレン……僕は……なんて役立たずなんだ……」

ミカサ「エレン……」

エレン「なっ、なんだよ!」

ミカサ「人前で服を脱いじゃ……駄目でしょ……?」

エレン「」



アルミン(その後、エレンは夕食の終了時刻を知らせる鐘が鳴るまでミカサに怒られていた)

アルミン(正座で……しかも全裸で……)

アルミン(勝負どころじゃなくなっちまったな、とライナーは笑う)

アルミン(笑い事じゃないよ、とベルトルトは言う)

アルミン「僕は、親友失格だ……」

アルミン(薄っすらと涙を浮かべるエレンを尻目に、僕は空になった二人分の食器を片付け外の暗闇の中へと逃げた)


エレン「ぐすっ……なんだよミカサの奴……俺はあの場の空気を変えるために脱いだのに……」

エレン「別に投げなくたって……まだ痛いし……」

エレン「ライナーはずっと生暖かい目で見守ってるし……」

エレン「ベルトルトはいつもの複雑そうな表情してるし……」

エレン「マルコは固まったまま動かなくなっちゃったし……」

エレン「アルミンはいつの間にか居なくなってるし……」

エレン「勝負は結局無かったことになってるし……」

エレン「なんでだよ……!俺が!ぐすっ……一体何したって言うんだよ!!」

エレン「どうして……誰か、誰か教えてくれよ!!」

エレン「俺の何がいけなかったんだ!!」

>>209>>210

サシャ(全裸)

ただ服を脱ぐだけで怒られる。それは貴方が間違っているからではなく世界が間違っているから。そうは思いませんか?


サシャ「ただ服を脱ぐだけで怒られる。それは貴方が間違っているからではなく世界が間違っているから」

エレン「……なんだ?この声……サシャ?」クルッ

サシャ「そうは思いませんか?」キラキラ

エレン「な、ん……」

サシャ「私と一緒に世界を変えましょう、エレン」キラキラ

エレン「」



エレン(全裸のサシャが悟ったような表情で何か変な事を言っている気がするけど……今はそれどころじゃない)

エレン(というか全裸のくせに謎の黒い影で大切なところが見えない)

エレン(べ、別に見たい訳じゃ……)

エレン(それより、俺は一体どうしたら良いんだ?……俺には何が最善かなんて分からないよ、アルミン……)


サシャ「エレン、どうしたのですか?」

エレン「なあサシャ?お前……そんな喋り方だったっけ?敬語だけどもっと砕けたような感じじゃなかったか?」

サシャ「それは偽りの姿。今の私が本当のサシャ・ブラウスです」

エレン「……サシャ、お前疲れてんだよ。見なかった事にしてやるから部屋に帰れって。俺のジャケット貸してやるからさ、ほら」

サシャ「エレン!貴方は先程、全裸になっていたではりませんか!それでミカサに怒られた事に不満があるのでしょう?」

エレン「え、いやまぁ……そうだけど……」

サシャ「もう一度問います。それは、この世界がおかしいからだとは思いませんか?私と共に世界を変えましょう?まだ間に合います!」

エレン(人々が全裸になって……羞恥心を無くし、着飾る事さえもやめた世界?)

エレン(そんなの、家畜や巨人と同じじゃないか!俺が望んでいるのはそんな世界じゃない!!)

エレン(ここは>>213してこの場を収める!!)

ガナニー


エレン(ここはガナニーしてこの場を収める!!)

エレン「こんなもの!要らない!!」スポーン

サシャ「エレン!やっと私を理解してくれたのですね!!さあ早く上も……!」

エレン「違う!これは……こうするためだ!!」ガシッ

サシャ「!?」

エレン「うおおおおおおおお」コスコス

エレン(今だ!)コリッ

エレン「くっ……!ああっ!」グニグニ

サシャ「い、一体……何が起きて……」

エレン「はっ、はっ……この、玉にあるしこりがたまんねぇんだよ!女のお前には分かんないだろうがな!」

サシャ「い、いえ……あれ?しこり??」

エレン「はあ……はあ……俺も、大人になったって…証拠かな……!」

サシャ「ちょ、ちょっと待ってくださいよ!」


エレン「くっ……なんだよ良い所なのに!!」

サシャ「人をオカズにしておいて何を言っているんです!……それより、そのしこりって……」

エレン「しこりがどうしたっていうんだよ?」

サシャ「いえ、先程エレンが言った通り……女の私にはよくわかりませんが……しこりって、普通無いですよね?」

エレン「えっ?」

サシャ「その位置に固形の物はないと思うんですけど……」

エレン「」



エレン(それからの事はよく覚えていない)

エレン(何かやらなくちゃいけない事があった気がするけど……どうにも思い出せないんだ……)



アルミン(エレンが半裸で部屋に帰ってきたと思ったら……目が虚ろだ。そこまでこっ酷く怒られてきたのかな?)

アルミン(>>216して様子を確かめてみよう)

姿を隠して天の声で質問


アルミン(姿を隠して天の声で質問して様子を確かめてみよう)

アルミン(部屋に戻ってきた時に声をかけても返事が無かった)

アルミン(直接脳内へ、心へ……語りかけるように……)コソコソ



天の声(アルミン)『エレン……』

エレン「…………」

天の声『エレン、目を覚ますのです』

エレン「…………」ピクッ

天の声『エレン……エレン・イェーガー』

エレン「……ん?」

天の声『エレン、聞こえますか?』

エレン「……なん、だ……この声?どこから……」

天の声『私は貴方の脳内に直接話し掛けています。声だけを貴方に送り届けている状態なのです』


エレン「そっか……」

アルミン(えっ!?納得しちゃうの!?)

エレン「一体誰なんだ?」

天の声『私は……貴方達人間から見たら、神と呼ばれる存在に当たります』

エレン「神……」

天の声『貴方は今……誰にも相談できない様な事で悩んでいる。違いますか?』

エレン「…………」

天の声『隠す必要などありません。私は、貴方の味方です』

エレン「……なら…」

天の声『?』

エレン「味方、なら……どうして俺を……俺にこんな仕打ちをしたんだよ……」

天の声『仕打ち?』

エレン「あんたが神なら、俺の人生も分かっているんだろう?……俺の玉にしこりを作ったのも、お前が……!」


アルミン(タマ!?何それ!猫じゃないとすればそっちの玉!?……親友の玉にしこりがあるなんて……知りたくは無かったなぁ……)

エレン「なあ、どうしたら治るんだよ?そもそもこれは何なんだよ?こんなことアルミンにでさえ聞けねぇよ……」

アルミン(ごめんねエレン、聞いちゃったよ)

エレン「なんとか言ってくれよ。俺に話しかけてきたのはお前の方だろ」

天の声『そう、ですね……』

エレン「行動次第でどうにかなるならちゃんとやるからさ、ヒントくらいくれたっていいだろ?」

天の声『分かり……ました……』

エレン「どうすりゃいいんだ?」

アルミン(そう、どうすればいい?僕としてもそんな事例を聞いたのは初めてだ)

アルミン(医者に見てもらうしかない。エレンを誘導するためには誰かの一声が必要だ)

アルミン(エレンに頼らせるとすれば……)



天の声『>>221に頼りなさい。きっと貴方の力になってくれる事でしょう』

自分の中に眠る医者の息子の血


天の声『自分の中に眠る医者の息子の血を頼りなさい。きっと貴方の力になってくれる事でしょう』

エレン「父さんの……血を……?そんなこと言ったって、俺には医療の知識なんか……はっ!?」

エレン「そう言えば……父さんが病は気からって話してたっけ」

エレン「だとすれば……こんな所で沈んでいたら逆効果だな」

アルミン(良かった……なんとか元気は取り戻してくれたみたいだ)

エレン「神様……とか言ったっけ?あんたのおかげで前に進む力は出てきた。ありがとな」

アルミン(エレン……大人になったんだね……)

エレン「でもな、俺はお前なんか嫌いだからな!」

アルミン(……あれ?)

エレン「お前が考えた運命通りになんて絶対に進んだりしない!俺はこの手で未来を掴み取ってやるんだ!!」


アルミン(エレン、君って奴は……)

天の声『ならば、運命とやらに抗ってみなさい。進む道は一つではありません』

エレン「言われなくても、俺は俺の夢を叶えてみせるよ」

アルミン(エレン……)

エレン「それに、アルミンとの約束だもんな!」

アルミン(バレた!?……いや、違う。エレン、約束をずっと覚えていてくれているんだ……)

エレン「さてと、こんな所で立ち止まってちゃいられないな。気力を出したところで、次は何をするべきか……」

アルミン(エレン、君ならきっと乗り越えられる。僕はそう信じてるよ)フッ



エレン「そういや今の奴、本当に何だったんだろう?まあいいか」

エレン「さあ、体を治さないと。医者の血って言われてもなぁ……」

エレン「>>223でもしてみるか」

申し訳ありません
安価下でお願い致します


エレン「クリスタとデートでもしてみるか」

アルミン「!?」ガターン

エレン「うわっ!どうしたんだよアルミン!!」

アルミン「ご、ごめん!ちょっと足を滑らせてしまって……」

エレン「そっか、気をつけろよ」

アルミン「うん、ありがとう」

エレン「おう」



アルミン(斜め上の発想過ぎて足を滑らせてしまった)

アルミン(一体どういう思考回路でそんな答えに繋がるんだ!!)



エレン「しかし、クリスタの噂は本当なのか……?」

エレン「でも……前にライナーが、クリスタと一緒にいるだけで傷の痛みが和らぐとかなんとか言ってたしな」


アルミン(エレン……それはライナーだけだよ……君じゃその効果を得ることはできないよ)

エレン「でも、何でクリスタなんだ?裏表なさそうなマルコの方が治癒能力高そうな気がするけど」

アルミン(エレン!?何を言ってるんだ!クリスタの笑顔は女神の微笑みそのものじゃないか!)

エレン「まあ、物は試しだ。とりあえずクリスタの所へ行ってみよう」

アルミン(クリスタの笑顔……思い出すだけで眩しいや……)



エレン「女子寮の近くまで来たけど、流石に入るわけにはいかないよな」

エレン「夜だしきっと部屋にいると思うんだけど……」

エレン「こうなったら誰かに呼んでもらうしかないよな」

エレン「うーん、困った……」



>>229「こんな所で何してるの?」

ミーナ

 
ミーナ「こんな所で何してるの?」

エレン「ミーナ!良い所に!……じゃなくて、いきなりで悪いがちょっと頼まれてくれないか?」

ミーナ「いいよ、私にできることならお任せあれ!」ドン

エレン「ありがとな!それで、頼み事なんだけど……クリスタを呼んできてほしい」

ミーナ「なるほど……見る者全てを魅了する女神様は、エレンの心も射止めちゃったって訳ね……」

エレン「……ん?」

ミーナ「了解です隊長!しばしお待ちを!!」シュバ

エレン「お、おう!任せたぜ!」



エレン「ミーナも女神って言ってるし……これはひょっとして本当に治癒の力が……」

エレン「とにかく、クリスタが来たらそれが分かるはずだ」


ミーナ「エレーン!クリスタを呼んできたよ!」

クリスタ「あ、あれ?エレン??……ミーナ、大切な話があったんじゃ……」

ミーナ「うん、大切な話だよ。私はちょっと時間つぶしてから戻るから……エレン、襲っちゃダメだからね?」

クリスタ「えっ!?えっ??」

エレン「はあ?クリスタ相手に格闘術の練習なんかしねぇよ。大体俺は……いや、これ以上は話せない。ごめんな」

ミーナ「……うん、やっぱりそうだよね、エレンだもんね。とりあえず、私は退散するからね」タタッ



エレン「何だったんだ?……あ、お礼言い忘れた」

クリスタ「あ、あの、エレン?呼び出したって事は私に何か用があるんだよね?」

エレン「ああ、お前の力を借りたい」

クリスタ「うん!いいよ!私にできることなら任せて!」パァァ

エレン「じゃあお言葉に甘えて……>>233してくれ」

ほら見ろ、金玉にしこりが出来てるんだ。恐らく死に至る病だ。治


エレン「ほら見ろ、金玉にしこりが出来てるんだ。恐らく死に至る病だ。治してくれ」バッ

クリスタ「」

エレン「あ、見ただけじゃ分かんないよな。ちょっと触ってもらっても……いやそれは俺がやばいな……」

クリスタ「」

エレン「とりあえず女神とやらの力を貸し……」

クリスタ「エレンの……バカー!!」バシッ

エレン「ぐはっ」

クリスタ「こんな嘘で騙すような変態だと思わなかった!もう二度と近寄らないで!ユミルにもだよ!絶対だからね!!」タタッ



エレン「えっ……」

エレン「…………」

エレン「治るどころか、痛いんだけど……」ジンジン


エレン「さて、クリスタの女神パワーがないと完全に分かった今……」

エレン「俺は何に頼ればいいんだ……」ズーン

アルミン「エレーン!」

エレン「アルミン!そっか、俺にはまだアルミンが!……いや、でも……」

アルミン「エレン!クリス……じゃなかった!急に出ていっちゃったから探したよ!!」

エレン「そんな心配されるような事しねぇって」

アルミン「そういう訳にも……ってエレン!頬のもみじ腫れはどうしたんだ?」

エレン「ああ、これ?クリスタにビンタされた」

アルミン「クリスタに!?一体君は何をして……はっ!下を……履いてない……」

エレン「何というか……クリスタに治してもらいたいものがあったんだけど、女神の力は……」

アルミン「エレンの……バカー!!」ビターン

エレン「二回目!?」


アルミン「クリスタが女神だって言われているのはね!あの美しい笑顔!そして誰にでも優しいたち振る舞いからだ!治す力なんてないんだよ!」

エレン「やっぱりそうなのか……」

アルミン「エレン、君は普通の女の子にいきなり下半身をさらけ出した変態でしかない!むしろ早く下を履いて!」

エレン「……まずい!俺は調査兵団にならなきゃいけないのに!」モゾモゾ

アルミン「そうじゃないよ!君は一生変態のレッテルを貼られたままでいいのか!?」

エレン「それはちょっと……」

アルミン「ちょっとじゃないよ!大問題だよ!今すぐ誤解を……いや、変態には変わりないんだけど説明くらいはしておかないと大事件に……」

アルミン(僕が女子寮に突撃する訳にも行かないし……むしろ共犯者レベルだ。だとすれば……)



>>238「ここで何をしているの?」

ベルトルト


ベルトルト「ここで何をしているの?」

アルミン「うわあ!?……ベルトルト!!」

ベルトルト「ご、ごめん。驚かせるつもりはなかったんだ」

エレン「暗闇からいきなり出てきたら誰だってびっくりしちゃうだろ」

ベルトルト「うん、ごめん……」

エレン「あ、でもこの辺月明かりしかないしどこでも暗闇みたいなもんか」

ベルトルト「そうだね、ごめん」

アルミン「こちらこそ大声上げてごめんね?僕達は……ちょっと問題が発生しちゃってさ……」

エレン「別にお前を巻き込んだりはしないから安心してくれよな。……むしろ早く部屋に戻ったほうがいいかもしれない」

アルミン「じゃあ一緒に戻ろうかベルトルト!ついでに教官の部屋の様子でも見てからさ」ニヤリ

ベルトルト「えっ」


エレン「…………おいアルミン、お前の冗談は心臓に悪いから止めてくれよ」

アルミン「冗談だよエレン。大切な親友を放っておいて寝ようとなんか思わないよ」

エレン「あとお前あのゲスい顔止めろって言ったろ?友達居なくなっちゃうぞ?」

アルミン「年中悪人面のエレンに言われたくないよ」

エレン「あっ!言ったなアルミン!!」

アルミン「エレンだって!」

ベルトルト「あ、あの……」

エレン「ふっ、くっ!……あっはっはっはっはっはっはっ!」

アルミン「ふふっ、あはははははははっ!」

ベルトルト「…………」


エレン「はっはっはっはっはっ……ふー……」

アルミン「はははっ……はあ……」



エレン・アルミン「笑ってる場合じゃなかった……」


ベルトルト「…………」

エレン「さて、どうしようかな。せめてちゃんと誤っておきたいんだけど……」

アルミン「まあ、懸命な判断だね」

エレン「でも、俺が呼び出すわけにはいかないだろう?」

アルミン「まあ、付いてきてくれはしないだろうね」

エレン「力強い……クリスタが信用してる人物も一緒にで構わないって話にしないとな」

アルミン「それなら、エレンを抑えられるような……それでいて平等な関わりがある人に呼びに行ってもらわないといけないね……」チラッ

エレン「平等な……」チラッ

ベルトルト「あれ?僕……?」

エレン「ごめんベルトルト!さっき巻き込まないって言ったけど……なんとかしてクリスタを呼んでくれないか?誰が付き添いでもいい!頼む!」

ベルトルト「>>242

分かった。スゥ……クリスター!!エレンが呼んでるよー!!


ベルトルト「分かった。スゥ……クリスター!!エレンが呼んでるよー!!」

エレン「」

アルミン「」



ベルトルト「よく分からないけど、これで良いんんだよね?」ニコ

エレン「えっ?……ああ、うん。そうだよな、うん……あれ?……良いのかこれ?」グルグル

アルミン(……エレンが混乱している。恐るべしベルトルト!彼の笑みは天然なのか?それとも……)

ベルトルト「うん?どうしたんだいアルミン?」

アルミン「い、いや……何でもないよ。ありがとうベルトルト」



アルミン(分からない……!ただ、この少し余裕気な感じの笑みには一体どんな意味が……)

アルミン(いや、それより!クリスタはどう出てくる!?これで逃げ場はなくなってしまった)


アルミン「エレン!」

エレン「へっ?……お、おう!どうしたアルミン?」

アルミン「……大丈夫かい?」ボソッ

エレン「大丈夫ではない……けど、もう逃げらんねぇだろ」

アルミン(よし、これでとりあえずエレンは正気に戻った。後は……)

ベルトルト「あ、誰か来たみたいだ。足音がするよ」



アルミン(来た!足音からして二人分かな?クリスタと……もう一人は誰だ?)

エレン「まあ、一人で来るわけないよな」ボソッ

アルミン(人影が見えてきた。隣にいるのは……)



>>246>>247

アニ

クリスタからの依頼でアンタの金玉を潰しに来た。さぁ、出しなよ


アニ「クリスタからの依頼でアンタの金玉を潰しに来た。さぁ、出しなよ」

アルミン「待ってよアニ!そんなことをしたらエレンが再起不能になってしまう!!」

アニ「……だから?クリスタにそれ相応の事をしたってことでしょ?」

アルミン「ぐっ!確かに、人によってはトラウマレベルかもしれない……でも!」

アニ「エレン、アンタも黙ってないで何か言ったら?」

エレン「……アルミン、庇ってくれてありがとな。でももういいよ、覚悟はできた」

アルミン「エレン……」

アニ「そう、じゃあさっさと終わらせるよ」

エレン「アニ、ちょっとだけ待ってくれ。クリスタに一言謝っておきたい」

アニ「……いいよ、待ってあげる」

エレン「おう、ありがとな。……クリスタ、さっきは本当にゴメン。言い訳なんだけどさ、俺……少し焦ってたみたいだ」


クリスタ「…………」

エレン「何か特別なものに縋ろうなんて馬鹿な事するもんじゃないな。犯した罪はちゃんと受け止めるよ」

アニ「……もういいの?」

エレン「ああ、始めてくれ」

アニ「……アルミン、ベルトルト……アンタ達は目瞑ってた方が良いんじゃない?」

ベルトルト「えっ?あ、うん」

アニ「さあ、エレン……手加減は一切しないからね」

エレン「ああ、分かってる」

アニ「いくよ!……ッ!!」

エレン「がっ!!」ドサッ

アルミン「あ、あああ……エレン、エレン……エレエエエエエエエン!!」

アニ「見ないでおけばよかったのに……アンタも変な所で根性みせるね……」


クリスタ「アニ、戻ろう」

アニ「そうだね、私の仕事は終わったし。ベルトルト、そっちの二人は任せたよ」

ベルトルト「うん……」



アルミン「エレン!どうしようエレンが女の子に!エレン!お願いだ戻ってきてくれ!!」

ベルトルト「ア、アルミン……ひとまず部屋に戻ろう?」

アルミン「エレン!!くっ……ごめん、僕は無力だ……ごめん……」

ベルトルト「アルミン……!」ポン

アルミン「ベルトルト……」

ベルトルト「しばらく休めばきっと目が覚めるさ。僕が部屋まで運ぶよ」

アルミン「ありがとう、ベルトルト……」



エレンが起きた時の様子 >>251

駆逐してやる!


アルミン「エレン……ぐすっ……」

ベルトルト「だ、大丈夫。きっともう少ししたら起きる……と思う……」

アルミン「うん……」

エレン「う……」モゾ

アルミン「エレン!エレン、僕だよ!分かる!?」

エレン「……てやる」

アルミン「エレン?」

エレン「駆逐……」

アルミン「エレン?どうしたの?」

エレン「……駆逐してやる!」ガバッ

アルミン「うわあ!」

ベルトルト「良かったね。いつものエレンだ」

アルミン「いつもはここまで殺伐としてないよ!一体どうしてしまったんだ!!」

エレン「駆逐してやる!>>253を……一匹残らず!」

エッチで綺麗なお姉さん


エレン「駆逐してやる!エッチで綺麗なお姉さんを……一匹残らず!」

アルミン「エレン、君は何を言ってるんだ」

ベルトルト「君はもう女の子じゃないか」

アルミン「そこじゃないよ!……もう少ししたら消灯時間だし、外は暗いから危ないよ」

ベルトルト「襲われてしまうかもしれない……」

エレン「はあ?ベルトルトはさっきから何言ってるんだよ?」

アルミン(……はっ!?ひょっとして気絶する前記憶がないのか?でもこの突発的な行動は……)

エレン「ま、いっか!行ってきまーす!」ガチャ

アルミン(頭を打ったような様子もなかった。だとすればショックによる一時的な記憶喪失だ)

エレン「駆逐してやる!」ダッ

アルミン「つまり……今のエレンは生存本能で動いている!……って、エレンがいない!?」

ベルトルト「たった今出ていったよ?」

アルミン「今のエレンは野放しにしちゃだめだ!早く捕まえないと!」ダッ


エレン「なんだか身体が軽い気がするぞ!少し寝たおかげで体力も回復したんだな!」

エレン「……あれ?でもどうして俺は寝てたんだ?」

エレン「いや、疲れてたから寝たんだよな。そりゃあそうか!」

エレン「そんな事よりエッチで綺麗なお姉さんを探さないとな」

エレン「探すならやっぱり>>256だよな!」



アルミン「エレーン!どこへ行ってしまったんだ!」

アルミン「ひょっとしたら外へ……いや、落ち着いて考えるべきだ。ちょっとネジは外れているけどエレンはエレンだ」

アルミン「少しでも手掛かりがあれば良いんだけど……」

>>257「アルミン?」

娼婦街へレッツラゴー

キース教官


エレン「探すならやっぱり娼婦街へレッツラゴーだよな!」

エレン「前から興味はあったけど昼間じゃ恥ずかしくて思いっきり駆け抜けたっけ……」

エレン「この時間なら顔馴染みも居るわけないし、思いきり謳歌してやる!」

>>260「…………」



キース「アルレルト……そこで何をしている?」

アルミン「キ、キース教官!!」バッ

キース「改める必要はない。それよりも質問に答えてもらおう」

アルミン(まずい、聞かれたか!?早急に返事を考えないと!)チラッ

キース「…………」

アルミン(……聞かれていた場合を考えればエレンが何処かへ行ってしまった事は隠せない!それでも後ほど疑われない言葉は……)

キース「どうしたアルレルト。聞かれて困る事でもあるのか?」

アルミン「い、いえ……!」


アルミン(……そうだ!あえて戻ってこない事にすれば時間を気にせずしっかり探しに行く事もできるかもしれない)

アルミン(教官はエレンに出会っていない可能性が高い。後々の連帯責任は……うん、親友の為なら問題ないよ、エレン)

アルミン「実は……エレン・イェーガーが忘れ物を取りに行くと部屋を出てから戻ってきていません」

キース「今日一日で何か変わった様子は」

アルミン「ありません。……しかし、まだ消灯までの時間はあります……私の杞憂かも知れません。でも、仲間……いえ、親友として探しに行かせてはいただけませんでしょうか!?」

キース「駄目だ」

アルミン「そんな!何か事件にでも巻き込まれていたとしたら……!」

キース「アルレルト……貴様は賢い。だが対人戦ではどうだ?イェーガーで叶わなかった相手がいた場合、貴様は戦えるのか?」

アルミン「そ、それは……!」

キース「一人では駄目だ。>>261には私から話をしよう。危険な真似をしないと約束するのなら特別に許可する」



※安価複数人可

サシャ

キルシュタイン


����オウカシテヤル!!



サシャ「…………」

サシャ「今のは……エレン……ですよね?でも、いつものエレンとは全くの別人であるかのような変わりぶり……」

サシャ「怪しげな所へレッツラゴーしようとしてましたし、これは何かありますね!?」



サシャ「もぐ……んぐ……」

サシャ「ごっくん!謎が解けました!」ビシィ



サシャ「フッフッフッ……名探偵サシャ・ブラウスの目は誤魔化せませんよ!」

サシャ「一人で美味しい思いなんて、例えお芋やパンが許しても私が許しません!」

サシャ「コッソリ後をつけさせてもらいます!」サッ


キース「一人では駄目だ。キルシュタインには私から話をしよう。危険な真似をしないと約束するのなら特別に許可する」

アルミン「そんな、彼はこの事に関して無関係で……!」

キース「ならば……」

アルミン「い、いえ!失礼しました!お心遣い感謝いたします!」



アルミン「……という訳で、巻き込んじゃってごめん」

ジャン「…………」

アルミン「エレンを恨まないであげてとまでは言わないけど、せめて見つかるまで力を貸してほしい」

ジャン「…………」

アルミン「だから……その……」

ジャン「…………」

アルミン「ずっと僕を睨み続けるのはやめてもらえないかな」


ジャン「だああああ!!なんで俺が!どうして俺が!あんな死に急ぎ野郎の為に動かなきゃなんねぇんだよ!!」

アルミン「き、きっと教官もジャンの理解力と判断力に期待してるんだよ」

ジャン「知るかそんな事!例えその力を買われたとしても、あんな野郎の為なんざに使ってやれるか!!」

アルミン「頼むよジャン。君が付いてきてくれるだけでも助かるんだ」

ジャン「くそ……!ミカサような美少女が捕まって助けに行くならまだしも、野郎探しの為にってどういう事なんだよ!!しかもよりにもよって死に急ぎ野郎ときた。やってられるか!!」

アルミン「どうどう……それにジャン、ミカサは捕まったりしないよ。最悪捕まったとしても自力で抜け出せるよ」

ジャン「……分かってんだよ。俺がミカサから必要とされてねぇって事くらい……」

アルミン(独りで忙しい人だなぁ……)

アルミン「ジャン、部屋を出て行くまでのエレンの状態はさっきしたよね?僕を綺麗なお姉さんが居る場所へ連れて行ってくれないかな?」

ジャン「嫌な頼り方してくんじゃねぇよ。……くそっ、>>265に行くぞ」


妖怪言葉足りない


アルミン「ジャン、部屋を出て行くまでのエレンの状態はさっきしたよね?」



アルミン「ジャン、部屋を出て行くまでのエレンの状態はさっき説明したよね?」


安価は下でお願いします


ジャン「嫌な頼り方してくんじゃねぇよ。……くそっ、俺の実家に行くぞ」

アルミン「……えっ?」

ジャン「実家に行く。昼に行った時に忘れ物したからな。どうせ外に出るんなら良いだろ?」

アルミン「良くないよ!エレンは!?」

ジャン「ほっとけよ。そういう店に行ったんなら事済ませて帰ってくるさ」

アルミン「そんな保証はどこにもないじゃないか!もしかしたら何か事件に巻き込まれるかもしれない……」

ジャン「確かにあいつはトラブルメーカーだからな。心配するのも分からなくはない……が、さすがにそれは心配し過ぎだろ」

アルミン「エレンと毎日のようにトラブル起こしてる君は言われたくないよ」

ジャン「……それはそれだ!アレは無差別に喧嘩ふっかける奴じゃないだろ?こっちは時間潰して、見つからないんで一旦戻りましたって帰ってくりゃあいいんだよ」

アルミン(確かに一理ある……でも、やっぱりエレンも心配だ)

アルミン「……決めた。>>268しよう」

安価ミス多くて申し訳ありません
安価下でお願いします


アルミン「……決めた。ジャンのお母さんがエッチで綺麗なお姉さんである可能性に賭けよう」

ジャン「は?」

アルミン(ジャンは馬面だけど、けして不細工な訳ではない。むしろ大人しくしていればそれなりにモテると思う)

アルミン(そんな彼の母親なら……少しくらい期待しても良いじゃないか。エレンには悪いけど、ジャンが言ってる事も間違いじゃないし……)

ジャン「お、おいアルミン……?なんか変な勘違いをして……」

アルミン「さあ、そうと決まれば君の家に連れて行ってくれないか!」

ジャン「……まあいいか」



サシャ「エレンの後を追っていれば何か美味しい物にありつけると思ったのですが……この時間じゃほとんど酒場しかやってないですね……」

サシャ「たまに空いてるお店もありますが、それもスルーとは……」


サシャ「そろそろ食べ物の香りがする店も無くなってきましたけど、エレンはどこまで進むつもりなんでしょう?」

サシャ「この先にあったとしても、昼間じゃ香水臭くて近付きにくいあーんなことやこーんなことをしてる……お……みせ……」

サシャ「…………」

サシャ「まさか、まさかエレン!?そんなお店に……?」

サシャ「な、なんだか嫌な予感がしますよぉ!一体どうしたら……」



エレン「あった、ここだ!一瞬だけど目についたこの店でいいだろう」



サシャ「ああ!大変です!エレンがお店の中に!!」

サシャ「でも私が中に入るわけにも行きませんし……かといって大声でエレンを呼ぶのは可哀想な気も……」

サシャ「それなら>>273してみましょう」

直接乗り込んでストーキング


サシャ「それなら直接乗り込んでストーキングしてみましょう」

サシャ「大丈夫です。この前ミカサから教わった存在を消す方法……試す時がやって来ました」

サシャ「すぅ……はぁ……」

サシャ(さあ、乗り込みますよ!)



シャーセー ドレイッスカー

サシャ(エレンはやる気のなさそうな店員さんと会話中ですね)

エレン「えーと、じゃあこれで」

サーッスネ、シャース

エレン「……?」

コレッシャッス

エレン「あ、はい……?」

サシャ(店員さんが何言ってるかさっぱり分かりません……)

サシャ(エレンも首を傾げてますし、大丈夫なんですかね?あれ……)

サシャ(おっと、個室に行くみたいですね。私は>>するとしましょう)


サシャ(おっと、個室に行くみたいですね。私は>>278するとしましょう)


アルミン「ジャンはさ、結構家に帰ったりするの?」

ジャン「いや、全然行かねぇ」

アルミン「勿体無いなぁ。こうして歩いて行ける距離なんじゃないか」

ジャン「無駄話してると置いていくぞ。……って言いたい所だが、着いちまったな」

アルミン「へぇ、ここかぁ……なんだかドキドキしちゃうよ。エレン以外の友達の親になんて会ったこと無いから」ソワソワ

ジャン「他に友達がいなかったの間違いだろ」

アルミン「…………」

ジャン「おいおいマジになんなよ。記念すべき二人目なんだろ!?こんな絶望感に浸ってる友人をどうやって親に紹介すりゃいいんだよ!」

アルミン「どうせ僕の友達はエレンとミカサだけだよ……いいもん、僕は二人さえいれば幸せなんだから……」

ジャン「目を覚ませアルミン!!俺が友達になってやるから!!」

ジャン母「こら!大声で何騒いでんの!ご近所さんに迷惑でしょうが!」バンッ

ジャン「ひっ!?……い、いきなり開けんなよババァ!」


アルミン「あ、どうもはじめまして!ジャンの友達のアルミン・アルレルトです!」ニコ

ジャン母「……大丈夫!?脅されてない?うちのジャンボは顔も口調も怖いから無理やり友達にさせられてるんじゃ……」

ジャン「なんでだよ!もう少し息子を信じろよ!!」

アルミン「だ、大丈夫です……上辺だけの友達でも……大切な仲間ですから……」

ジャン「恨むぞアルミンてめぇ!!もういい、忘れ物とってさっさと戻るぞ!!」

ジャン母「忘れ物ってこれでしょう?全くあんたは昔っからそそっかしいんだから。……アルミン、出来は悪いけどうちの息子をよろしくね」

アルミン「はい!」



アルミン「ジャン……僕は君を恨んでいるよ。約束が違うじゃないか……!!エレンのお母さんはエレンにそっくりだけど美人だったのに!」

ジャン「うるっせぇ!人の親に文句つけてんじゃねぇよ!!そして比較すんな張り倒すぞ!」

アルミン「ちなみに黒髪美人だったよ。ところでジャン、忘れ物ってなんだったの?」

ジャン「……どうでもいい情報ありがとよ。これは、>>279だ」

嬢のフリをしてエレンのところにいく

トロスト区に出る痴女の情報をまとめたノート


サシャ(私は嬢のフリをしてエレンのところにいくとしましょう)

サシャ(一瞬で衣装部屋に入り、誰に気付かれるでもなく服を着替え、嬢として成り代わる!)シュシュシュ

サシャ(完璧です)フー

サシャ(エレンの相手?する訳無いじゃないですか。私からエレンの香りがするなんてミカサに殺されてしまいます)

サシャ(そう、つまり友情のため……エレン、貴方の行動は許されません。決して食べ物の恨みなんかじゃありませんからね!)

サシャ(たっぷりお説教です!)バンッ

エレン「…………どうして……」

サシャ「あれ?」

エレン「嘘だ……」

サシャ(どうしてはじめから絶望してるんですか!私の存在を感知する前からこれですか?この短時間でエレンに一体何が!?)

エレン「…………ない……」

サシャ「な、何が……」

エレン「俺の……俺が…………ない……」

サシャ「」




ジャン「これは、トロスト区に出る痴女の情報をまとめたノートだ」

アルミン「ジャン……それ、お母さんに見られたら自殺レベルのノートじゃないの?」

ジャン「俺がそこまで間抜けに見えるのか?ちゃんと失敗から学んできてるんだよ。全てオカルトスポットっぽくまとめてある」

アルミン「あ、失敗した事あるんだ。ねぇ、ちょっと見せてよ」

ジャン「嫌に決まってんだろ。数分前に自分が言ってたこと思い出しやがれ」

アルミン「ふふっ、ジャンはお母さんが大好きなんだね」

ジャン「んなっ!んな訳あるか!誰があんなうるさいババァなんか!!」

アルミン「隙あり!」サッ

ジャン「あ、おい!」

アルミン「ふむふむ……○○の裏で三回明かりをつけると出てくる女、午前2時××の十字路に現れる黒い影、真夜中に公園の遊具で遊ぶ少女……」

ジャン「……最後の一個は本物のオカルトだからな。文章の最後に二重丸付いてんのは行かない方かいいぞ」


アルミン「へぇ、じゃあこの普通の丸は?」

ジャン「実際には見てないが信憑性が高いやつ、よく噂になってたりとかな」

アルミン「つまりこの星マークは実際に見れたものだね!」

ジャン「アルミン……まさかお前、その星マークに行くつもりじゃあ……」

アルミン「内緒だよ。……それよりこの、屋根の上から少女の笑い声がするって所に行ってみたいんだけど」

ジャン「ホラースポットじゃねぇか!!」

アルミン「夜のうちに屋根の上まで行って確認した話は無かったんだろう?君は知りたくないのかい?上で何をしてるのかをさ……」ニタ

ジャン「これだから頭の良い奴にノートは見せられないんだよ……」



アルミン「近くにいい感じの木があって良かった。なるほどね、確かにこの辺なら……」ブツブツ

ジャン「ここで待ってろって言うのか?夜が明けちまうんじゃ……って、あいつは……」

アルミン「えっと、金髪の女の子……って、あれは>>283!?」

リコ


アルミン「あれはリコさん!?」

ジャン「……って、誰だよ?というかあれは銀髪じゃねぇか、ちゃんと良く…」

アルミン「ああ、ジャン。リコさんを知らないなんて、君は勿体無い時間を過ごしてきたんだね」

ジャン「うるせぇよ。で、誰なんだ?身長はそうでもないが、女の子って感じではないだろう」

アルミン「駐屯兵団の隊長……もとい、影のアイドルさ」

ジャン「アイ……ドル……?」

アルミン「普段はクールで真面目なんだけど、ふとした時に見せる笑顔は周りの男を瞬殺できる。そして貴重な眼鏡っ子だ」

ジャン「そ、そうか」

アルミン「ただ、同じ駐屯兵団のイアン隊長にほの字とかなんとかっていう噂を聞くんだけど……」

ジャン「そんな情報どこから入ってくるんだよ」

アルミン「美女の話題は男が数人集まるだけでどんどん入ってくるものだよ。それだけ魅力があるから噂にもなる」


ジャン「アルミン、お前もちゃんと男だったんだな。俺はてっきり……」

アルミン「少し黙っててくれないかい?何か話してるみたいなんだ」

ジャン「こんの野郎……!」



リコ『は、ははは……やった……やったぁ……!』

リコ『夢じゃないんだ……』

リコ『ふふっ……あははははっ!』

リコ『嬉しいなぁ……ぐすっ……ははっ……』



ジャン「笑い声ねぇ……姿が見えなきゃ確かにホラーにもなり得るか……」

アルミン「そんな事より泣いて喜ぶ理由の方が大事だよ。いやでもあの笑顔をこの目にじっくりと……」ボソボソ

ジャン「あの笑顔から察するに、恋する乙女って感じだな」

アルミン「まさか、あの噂が本当だって言うのかい?」


ジャン「知らねぇよ。俺はたった今あの人を知ったんだから、噂も何も客観的に見て考えることしかできねぇだろうが」

アルミン「ああ、そんな……皆のアイドルが乙女になってしまうのか。貴重な眼鏡っ子が……」

ジャン「お前結構気持ち悪いな」

アルミン「ミカサを見てる君と大して変わらないよ」

ジャン「あ?今なんて言いやがったテメェ」



リコ『っと……そろそろ戻らないと皆が心配してしまうな。明日の予定も見直さないと』

リコ『ふふっ……また近いうちにここへ来れるといいな。また一緒に……できると、いいな……』カァァ

リコ『……よし、帰ろう』ササッ



アルミン「……完全に乙女だった。僕達も帰ろう……」

ジャン「お、おう」


アルミン「はあ……どうしてみんな奪われていってしまんだろう……」トボトボ

ジャン「自分で舞い上がって見に行ったくせに何をゴチャゴチャ言ってやがる……」

アルミン「ジャンがミカサの事好きだってミカサにバラす……って、あれ?あそこに居るのってエレンと……サシャ!?」

ジャン「くっそ、アルミンお前……!チッ、外に出てったのはエレンだけじゃなかったのかよ?」

アルミン「そのはずなんだけど……とにかく声を掛けてみよう。エレン!サシャ!」

サシャ「あ、アルミン!?……とジャン?助かりました!エレンを助けてあげてください!」

アルミン「何か問題でも起こしたの!?」

サシャ「いえ、その……エレンの……ア、アレが……なくなっちゃったみたいで……。それを知ったエレンがショックで何も喋らなくなってしまって……」

ジャン「あー……このまま訓練所まで連れて行くか?それともそこの水桶にでも突っ込んで目を覚まさせてやるか?」

アルミン「ここは>>288するべきかな」

エレンは最初から女の子だったと記憶を改竄する


アルミン「ここは、エレンは最初から女の子だったと記憶を改竄するべきかな」

ジャン「正気かアルミン!?そんな嘘すぐバレるに決まってんだろ!」

アルミン「……ジャン、僕は親友の傷付く姿を見たくないんだ。だから、何としてでも騙し通す!」

ジャン「おいおい冗談よせよ……そんなことできるはずが……」

アルミン「できる!」

ジャン「なっ!?」

アルミン「やらなきゃ……いけないんだ……!」

ジャン「……勝手にしろよ」

アルミン「ああ、絶対に成功させてみせるさ」



サシャ(本人の居る前で話していい内容なんでしょうか?)


アルミン「エレン……理解し難い事だろうけど、どうか思い出してくれ」

アルミン「君は……女の子、だろう?」

アルミン「シガンシナにいた頃はそこらの女の子と変わらない、普通の女の子だった」

アルミン「でも、あの日……巨人が攻めてきたあの日から君は変わってしまったんだ」

アルミン「そう、巨人を駆逐する為の力を求めるあまり、君は心さえも変えてしまったんだ」

アルミン「僕とミカサは、それに気付いた時からさも君が男の子であったかのように振る舞っていたんだ。でも、それがいけなかったんだね」

アルミン「君を傷付けたのは紛れもない、この僕だ」

アルミン「ミカサに男の子のまま居させてあげようと提案したのも僕だ」

アルミン「エレン……こんな形で君を傷つけてしまって本当にごめん」

アルミン「エレン、演技はもう止めにしよう」

エレン「アル、ミン……」ピクッ

アルミン(よし、声が届いた!最後はこれで決める!!)

アルミン「>>291

死ねば助かるのに…

(演じてる人ネタ)


アルミン「死ねば助かるのに…」

エレン「!?」

アルミン「エレン、君は本当の自分を思い出すことの何が怖いんだい?」

アルミン「自分さえも認められないような人間が、敵を……巨人を倒せると思うのかい?」

アルミン「君はただ、現実を直視できずに逃げているだけの意気地なしだ」

エレン「…………」

アルミン「エレン……外の世界へ、行くんだろう?あの頃の君に……戻ってくれ!」

エレン(外の世界……アルミンが教えてくれたんだっけ……)

エレン(巨人を倒す為、力のある男として生まれ変わろうとした。そんな事も忘れていたなんて……)

エレン「アルミン、分かったよ。これからは本当の自分として生きていく!」

エレン「戦うべき相手は己自身だったんだ!自分を恐れているようじゃ巨人になんか勝てない!」

アルミン「エレン!」


サシャ「ジャン、私知ってますよ。こういうのって洗脳って言うんですよね」

ジャン「……よくそんな難しい言葉知ってたな」

サシャ「この前マルコが教えてくれました。ジャンを例えて」

ジャン「やめろ、俺を人間不信にさせてくれるな」

アルミン「ジャン、サシャ……二人にも聞いてほしい話がある」

アルミン「さっき話していた通り、エレンは女の子だ。でも、他のみんなには黙っていてほしい」

アルミン「周りのみんなの混乱を防ぐためだ。協力してくれるかな?」

サシャ「今まで通りにいればいいってことですよね?任せてください!」

アルミン「ああ、よろしく。いいよね、ジャン?」

ジャン「死に急ぎ野郎のことなんざいちいち気にしてられるかよ。俺は俺のやりたいようにやる」


アルミン「つまり、今まで通りでいてくれるんだね?助かるよ。特にジャン、エレンは男子に紛れることになるからサポートを頼みたかったんだ」

ジャン「はあ?おまっ……茶番に人を巻き込むんじゃねぇよ!!」

アルミン「茶番じゃない!エレンは本気なんだぞ!!」

エレン「アルミン、いいんだ。一人でも大丈夫だから……」

ジャン「おい、何でこっちが悪者みたいになってんだよ」

サシャ「ジャンは元々そういう役じゃないですか。顔も怖いですし」

ジャン「ああ?」

アルミン「まあまあ。そうだエレン、このことはミカサにも話しちゃダメだよ。いきなりじゃミカサも混乱してしまうかもしれない」

エレン「ああ、タイミングはアルミンに任せるよ。ありがとな」

アルミン(よし、これで誰かに突付かれる心配も、こちらが不審な動きをする心配もないはずだ)


サシャ「そういえば、お二人はどうしてこんな所に……?」

ジャン「俺は巻き添え食らっただけだ。優しい優しい教官様がアルミン一人じゃ夜遊びは危険だとよ。それよかお前は何で居るんだよ」

サシャ「私はエレンに着いていけば美味しい物が食べられると思いまして」

ジャン「俺の周りにはマトモな奴が居ないのか……」

アルミン「エレンも見つかったし、そろそろ帰らないと。エレン、もう大丈夫だよね?」

エレン「ああ、迷惑かけて悪かったな」

アルミン「良いんだよエレン、だって僕達は親友じゃないか。さあ、訓練所に戻ろう」

サシャ「歪んだ絆を感じます……」



アルミン「報告します!エレン・イェーガーを保護した後、アルミン・アルレルト、ジャン・キルシュタインの二名は無事に帰還致しました!」

アルミン「尚、イェーガーの行動を不審に思い、止めに入ろうとしたサシャ・ブラウスも一緒に帰還した次第です!」

キース「よろしい!罰則を犯したイェーガーの連帯責任により、全員>>297してこい!」

睡眠中のアッカーマン訓練兵にイタズラ


キース「全員睡眠中のアッカーマン訓練兵にイタズラしてこい!」

エレン「はっ!……はあ!?」

アルミン「それって……!」

キース「どうした?命令に従えないと言うのならば……」

サシャ「ど、どうしましょう……!」

ジャン「やります!サシャ、悩むのは後にしろ!ほら行くぞお前等!」グイッ

エレン「うわっ!おい待てって!!」

アルミン「く、苦しいよジャン!」



キース「ふん……」

キース(アッカーマンにもたまには休息が必要だ。幼馴染と仲の良い友人達、共に過ごせる時間もそう多くはない)

キース(いくら逸材と言えども同じ人間だ。プレッシャーで疲れることもあるだろう)

キース(少しは楽になれると良いのだがな)


サシャ「教官は一体何を考えてこんな事を……」

ジャン「さあな、俺達が考えたところで分かるもんじゃねぇだろ」

サシャ「それはそうですけど……」

エレン「なあアルミン……寝てるミカサにイタズラしろって言われても何すりゃいいんだ?」

アルミン「そうだなあ……起こしちゃうと可哀想だし、無難な線で言えば顔に落書きするとか」

ジャン「おいおいアルミン、女性に対してそりゃあねぇだろうが」

エレン「じゃあお前は何すればいいって言うんだよ?」

ジャン「それは……今考えればいいだろ」

エレン「はっ、使えねぇ」

ジャン「なんだと?お前だって何も考えてねぇだろうが!」

エレン「今考えてんだよ!」

ジャン「だったら考えてから物を言え!この死に急ぎ野郎が!」

エレン「このっ……!」


サシャ「ちょっとうるさいですよ二人共!ミカサが起きちゃったらどうするんですか!!」

ジャン「チッ……」

エレン「ふんっ!」

アルミン「あはは……サシャ、君も落ち着いて?ねっ?」

サシャ「す、すいませんでした」

アルミン「いや、二人を止めてくれてありがとう。エレンもジャンも、時と場所を考えてよ」

エレン「だってこいつが!」

アルミン「エ・レ・ン」

エレン「ごめん……」

ジャン「はっ、だっせぇ」

サシャ「ジャン、エレンに構って欲しいのは分かりますが後にしてくれませんか」

ジャン「おまっ、気持ち悪いこと言うなよ……見ろこの鳥肌!」


アルミン「馬が鳥肌……」ボソ

エレン「んっ!くっ……!」プルプル

サシャ「ふっ!ぷぷっ……」プルプル

ジャン「後で覚えとけよお前等……」

アルミン「あはは、ごめんごめん。つい……」

ジャン「つい……じゃねぇよ。こんな状況じゃなきゃぶん殴ってるところだ」

アルミン「それは勘弁してもらいたいな」

サシャ「ダメですよジャン。アルミンにそんなことしたらミカサに粉々にされちゃいますよ」

ジャン「そいつはおっかねぇな……」

エレン「で、結局どうすんだよ?」

サシャ「うーん、食べ物の香りを漂わせてみるとか」

ジャン「却下、それに食いもんなんか持ってねぇ」

エレン「じゃあ色々くすぐってみるか」

アルミン「ミカサも女の子なんだからそれは……」

ジャン「はぁ……じゃあここは>>302だな」

ミカサのパジャマのボタンを順番に一人一つずつ外していって起こしたヤツが負けになるゲームをやるのはどうだ。名付けてミカサパニック


ジャン「じゃあここはミカサのパジャマのボタンを順番に一人一つずつ外していって起こしたヤツが負けになるゲームをやるのはどうだ」

ジャン「名付けてミカサパニックだな」ドヤ

サシャ「ジャン……」

アルミン「なんて愚かな……」

エレン「もうそれでいいだろ」

アルミン「エレン!?」

エレン「この調子じゃいつまで経っても決まらねぇよ。教官の命令だから仕方なかった。ミカサにはそう説明すればいいし、それに……」

サシャ「それに?」

エレン「いや、やっぱり何でもない」

エレン(ミカサの腹筋がどのくらいになったのか確かめたい……)

アルミン「で、でもミカサだって女の子だし……」

エレン「……アルミンは幼馴染だしきっとセーフだって。ジャン、お前だけ目瞑ってろよ」

ジャン「おまっ、それ俺だけハードモードだろうが!ふざっけんなよ!」


エレン「じゃあなんだよ?お前はそんな提案をしてミカサの身体を見たかったって事かよ?」

ジャン「うぐっ……!」

アルミン「止めなよ二人共!こんな争いは無意味だ!……もっと別の案を出そう」

エレン「いや、それなら俺も目隠ししてやる。これで対等だろ?」

ジャン「はっ、強がんなくたって良いんだぜ?なあ、エレンちゃん?」

エレン「このっ……!」

アルミン「駄目だ……聞いてないや……」

サシャ「アルミン、もう何を言っても無意味ですよ」

アルミン「ううん……二人には悪いけど、なるべく早くミカサが起きてくれることを願うよ」

サシャ「それが一番ですね」

ジャン「おい、ちゃんと目は隠れてるだろうな」

エレン「バッチリだよ。お前こそズルすんじゃねぇぞ」


ジャン「よし、じゃあ始めるか」

アルミン「ああ、ミカサ、早く起きてくれ……」

サシャ「目隠ししたせいで必要以上に指が動いて余計に変態チックになってます……」

アルミン「こんな所事情を知らない誰かに見られたら大騒ぎだよ……」

サシャ「その時は他人の振りでもするしかないですね」

アルミン「僕はここに居るだけでも問題なんだよ、サシャ……」



エレン「くそ、目隠しのせいでボタンが見付からねぇ……」

ジャン「おいおい、どさくさに紛れて変な所触るんじゃねぇぞ。お、ボタンはこれか?」

エレン「何!?負けるか!……これだな!」



二人が探り当てた物

ジャン>>307
エレン>>308

※安価の秒数が0の場合ミカサが起きます

アルミンの敏感乳首

ミカサの発情まんこ


ジャン「これか?」

アルミン「ひっ!?あっ……それっ……ちがっ……んっ」ビクッ

ジャン「あ?ちゃんと喋れよアルミン。……にしてもどうやって外すんだこれ?」グリグリ

アルミン「ああっ!!そこはっ……ん、もっと……」トロン

ジャン「くそ、服が絡まってんのか?上手く掴めねぇ……ちっ、なんだよこれ?どうなって……!」



エレン「これだな!」

ミカサ「あんっ!はぁ……はぁ……」

エレン「……やべ、起きたか?」

ミカサ「えりぇん……」スヤスヤ

エレン「大丈夫そうだな?よし、もう少し」サワサワ

ミカサ「あっ!エレッ……んんっ!そんな、エレン!はぁ、はぁ……エレン……エレン……」

エレン「…………あれ?起きてんのか?」



サシャ「この人達と同じ空間にいるのが嫌になってきました……」


ジャン「おい、アルミン。静かにしねぇとミカサが起きちまうだろ?」

アルミン「や、だ……もっと……」

ジャン「はあ?お前、何言ってんだ?……仕方ねぇ、ちょっと目隠し外すぞ」スッ

アルミン「気持ちいい……」フワフワ

ジャン「……お、俺は……何をして……」

エレン「おい、お前目隠し外したのか?」

ジャン「頼むからちょっと放っておいてくれ……」ズーン

エレン「なんだよ全く……俺も外そ」スッ

ミカサ「エレンエレンエレン」ハァハァ

エレン「ひっ!……な、何を触ってたんだ俺は……」

ミカサ「ふふふっ、えれぇん……」スヤスヤ

エレン「俺は……俺は……ミカサに……家族に……」ズーン

サシャ「……どうしたらいいんでしょうか?ああ神様仏様お芋様、可哀想な私に恵みの食べ物を……」


サシャ「何か見てはいけない聞いてはいけない時間を過ごしてしまった気がします」

サシャ「とりあえず、エレンとジャンは隅っこで沈んでますし、ここはアルミンの目でも覚ますしかないですね」

サシャ「アルミン、目を覚ましてください。アルミン?」ガシッ

アルミン「ん、あっ……さしゃぁ……」

サシャ「アルミン!駄目ですアルミン!戻ってきてください!!」グイグイ

アルミン「あっ、あっ、服がっ……こすれっ……ああっ!!……うっ!はぁ……」スッ

サシャ「……アルミン?」

アルミン「……ありがとう。でも、どうか、これが、どうか……夢であってくれ……」ズーン

サシャ「アルミン……いや、今はそっとしておいてあげましょう」

サシャ「……アルミンも隅っこで沈んでしまいましたが、私がイタズラをすれば全部終わっていいんでしょうか?なら……」ササッ

サシャ「サシャ・ブラウス!……参ります!」バッ



サシャが探り当てた物 >>312

ミカサの敏感乳首


サシャ「ふふん!こんなの楽勝です!」ガッ

ミカサ「ああん!エレン!もっと……優しくっ……」ビクン

サシャ「ふむふむ……さっきのエレンが効いているみたいですね」

サシャ「ミカサが自分の声で起きる前に決着をつけましょう」

サシャ「起こさないように……ゆっくり……」サワ

ミカサ「あっ……ん、そこっ!すきっ!んっ、あっ……」

サシャ「おかしいですね……このボタンどうやって外すんでしょうか?」グリグリ

ミカサ「はっ!やっ!エレン!おかしくなっちゃう!だめ!だめぇ!あっ……あああああ!!」ビクンビクン

サシャ「…………これは、失敗した予感!?」

ミカサ「はあっ……あうっ……んっ、あっ……」

サシャ「それにしても……」

ミカサ「えれん……しあわせ……」

サシャ(ミカサの声……凄く可愛かったです……)


ジャン「だ、駄目だ……俺は何も聞いてない何も聞いてない何も聞いてない」

エレン「おい、静かにしてくれよ。俺は今過去の自分に説教してるんだ」

ジャン「ああ!くそっ!ミカサの喘ぎ声なんかどうしてこのタイミングで聞いちまったんだ!俺は……俺はなあ!」

エレン「なあ?俺の話聞いてんのかよ?」

ジャン「俺は……最低な人間だ。男の身体を弄んだ挙句、女子の戯れを盗み聞きして……そして……」

エレン「はじめからクズ野郎の癖に何言ってんだよ!いい加減に目を覚ませこの馬面!」ゲシッ

ジャン「い゙っ!!……テメェ、人が感傷に浸ってる時に何しやがる!」

エレン「はあ?お前が人の話聞きもせずにボーッとしてるのが悪いんだろ?」

ジャン「んだと……!」

アルミン「ははっ、止めなよ二人共……僕はね、もう、帰りたくて仕方ないんだ。だから……ちょっと静かにしてくれないかな?」


エレン「でもアルミン!お前……!」

ジャン「……止めろ」

エレン「おいジャン!どうして……」

アルミン「エレン、お願いだ。もう、僕は自由になりたいんだよ」

エレン「アルミン……一体何があったっていうんだよ……」

ジャン「よせ、聞くな」

エレン「……分かったよ。アルミンがそう言うのなら……俺はもう大人しくしてるよ」

アルミン「うん、ありがとう。さあ、イタズラもここらで終わりにしよう。僕達はここに居るべきじゃない」

エレン「ああ、また明日なサシャ……ミカサも……」ボソ

サシャ「はっ!?……お、おやすみなさい!」



エレン「色々とんでもない事をした気がする」

エレン「さて、今日やり残したことは無かったかな……」

>>316

今日あった事を教官に報告


エレン「そうだったそうだった!今日あった事を教官に報告しないとな!」

エレン「今日は色んな事があったな……充実した一日というか……」

エレン「それにしても、一日にしては長かった。3日分くらい詰まってる気がする」

エレン「……よし!教官の所へ行こう!」



エレン「失礼します!」

キース「……こんな時間に何の用だイェーガー」

エレン「今日一日の出来事を報告をする為に来ました!」

キース「そ、そうか」

エレン「それでは早速……」

キース(報告しろと命じた覚えが全くないのだが……)

エレン「まずは、ミカッ……アッカーマンやベル…………フ、フーバー達と勝負しました。結局勝ち負けは関係なくなっちゃったけど……」

エレン「でも、仲間との友情が深まりました!」


キース「……仲間の名前は呼びやすいように呼べ。こちらに合わせる必要はない」

エレン「す、すみません。それで、ハンナやフランツ達とも少し遊んで……あ!いや!そのっ、変な遊びとかではなく普通に!

キース(何か後ろめたい事をしたのだな)

エレン(風呂覗いてたとか言ったら不味いよな……)

エレン「そ、それで!……アルミン、サムエル、ミーナの四人でバンドを組みました」

キース「ほう、それはまた唐突だな」

エレン「はい!まずは親睦を深める為に皆でお風呂に入って……」

キース(カロライナが居たのではなかったのだろうか……)

エレン「活動はまた後日に!」

キース(つまり遊んで終わった、と)

エレン「その後はマルコとデブエットを初めて、色んな人と勝負して負けて、草むしりをしていました」


キース「大切な成り行きがいくつか抜けている気がするのだが……まあ良しとしよう」

エレン「いつの間にか夕食の時間になってて、サシャが探しに来てくれました」

エレン「夕食の時間を利用してライナーと勝負しました。皆をデートに誘って、ライナーに膝カックンじて……除霊を……はっ!?」

キース「どうした?」

エレン「あっ!いえっ!何でもありません!!」

エレン(この後の事って話したらまずいんじゃ……)

エレン「えっと、その……騒ぎ過ぎてミカサに怒られて……俺、落ち込んで部屋で泣いてたんです。そしたら天の声?みたいなのが励ましてくれて……」

キース「…………」

エレン「その後、は……気付いたら訓練所の外にいて……?」

キース「む?」

エレン「なんか、おかしいんです……。何か大切な事を忘れているような……?」


キース「今無理に思い出す必要はない。ゆっくりと思い出せば良い」

エレン「は、はい!……えっと、いつの間にかサシャが居て、しばらく歩いていたらアルミンとジャンが居て……訓練所に戻ってきてからは……」

キース「もう良い、そこからは分かっている。今日は戻って休め」

エレン「はい、失礼しました!」

キース「イェーガー」

エレン「はい?」

キース「今後報告は求められた時で良い。以上だ、呼び止めてすまなかった。」

エレン「いえ、失礼します」



キース「イェーガーの行動力は親譲りか……」

キース「しかし、一日の出来事を報告などしに来たことは無かった筈だが……何故だ?」

キース「所々気になる点も合ったが……いや、余計な詮索はしないでおくとしよう」

キース「……ただ、今日の行動は異常だった気がするのだが……イェーガーは頭でも打ったのか……?」


エレン「はあ……随分遅い時間になっちゃったな」

エレン「それより、何なんだろう……どうして俺は外なんかに……そのうち思い出せるかな……」

エレン「実は女だって、教官にも言ったらまずいよな……アルミン?」

エレン「俺は……一体どうしちゃったんだろう」

エレン「……いいや、今日はもう寝よう。明日は眼鏡教官とトライアスロンだ!」



アルミン「エレン、朝だよ?起きて?」

エレン「うーん、あるみん……もう少し……」

マルコ「エレン、トライアスロンはどうするんだい?そろそろ起きないと朝食が……」

エレン「はっ!そうだった!」バッ

アルミン「あはは、じゃあ先に行って待ってるよ。二度寝しちゃ駄目だからね?」

エレン「分かってるよ!」



エレン「さて、今日一日のサポーターを誰かに頼みたいな。>>322に頼んでみるか」

アニ


エレン「アニに頼んでみるか」



エレン「おーいアニ!」

アニ「…………」

エレン「あれ?アニ!!おい待てって!」

アニ「…………」ダッ

エレン「あっ!何で逃げるんだよ!!」ダッ

アニ「くっ!……しつこい!!」ゲシッ

エレン「わっ!?」ズザー

アニ「アンタ……昨日の事を全く反省してないみたいだね。それとも、もっと蹴られに来たっていうのかい?」

エレン「はあ?昨日……?俺が何かしたのか??」

アニ「……本気でそれを言っているんだとしたら、それは笑えない冗談だね」

エレン「本気で心当たりがねぇから聞いてんだよ。こんな冗談言う訳無いだろ?」

アニ「…………」


エレン「なあ、俺は一体お前に何したっていうんだ?」

アニ「聞かない方が身のためかもね。それと、一つだけ忠告しておいてあげるよ」

エレン「忠告?」

アニ「クリスタに関わらない事……いいね?」

エレン「クリスタに?俺はクリスタにまで何か……?駄目だ、さっぱり分かんねぇ……」

アニ「ちょっと蹴りが強すぎた?でも記憶まで飛ばすなんて……」ボソボソ

エレン「アニ?」

アニ「私もまだまだだね。……それで、アンタは私に何の用?」

エレン「あ、ああ。実は今日、眼鏡教官とトライアスロン勝負するんだけど……俺のサポーターをアニに頼みたくって」

アニ「何で私に……」

エレン「スポーツ系って言うのかな?サポーターはそういう奴が良いと思ったんだ。でもこの調子じゃ駄目……だよな?」

アニ「……いいよ、受けてあげる。その代わり>>325

もう二度と浮気しないで


アニ「その代わりもう二度と浮気しないで」

エレン「浮気?何言ってんだ?」

アニ「その約束が守れないっていうのなら、私はあんたに協力しない」

エレン(どういう事だ?でも、俺は昨日の夜アニとクリスタに何かしたって事でいいんだよな?)

エレン(くそっ、俺は一体何をしたんだ!)

アニ「どうしたんだい?別に、難しい条件じゃ無いと思うけど」

エレン「なあアニ、お前の言ってることが分からないんだけど……」

アニ「そう……じゃあこの話はなかった事に」

エレン「ま、待ってくれよ!せめて理由くらい……!」

アニ「理由?理由なんてないよ。そのままの意味に決まってる。あんたは私の物になるのかって聞いてるの」

エレン「はあ?余計に意味が分かんねぇよ」


アニ「呆れた……まったく、女の子にどこまで言わせるつもり?」

エレン「え、いや……だって俺は……じゃなかった!いいや!何でも無いからな!!」

エレン(俺も女だ!なんて言えないし……どう隠せばいいんだよアルミン!!)

アニ「その様子だと何か理由があるみたいだね。仕方ない、今回だけ何も無かったことにしてあげるよ」

エレン「それって……」

アニ「フッ……サポートは任せておきな」

エレン「アニ……!ありがとな!!」



アルミン「とうとうやって参りました!一対一の真剣勝負!進行はアルミン・アルレルトと……」

マルコ「マルコ・ボットでお送りします!」

アルミン「果たして勝利をもぎ取るのはどちらでしょうか!」

マルコ「一秒たりとも見逃せない戦いが今、始まります!」


ジャン「マルコ……お前はどこへ向かっているんだ……?」

ミカサ「アルミン……いつもの冷静な貴方はどこへ行ってしまったの?」

ジャン「ミ、ミカサ!?いつの間に!!」

ミカサ「どうしたの?」

ジャン「い、いや……なんでもねぇ」スッ

ミカサ(よく分からないけど避けられた?私が何かしただろうか?……いや、そんなことよりエレンを……)

ジャン(昨日の事がチラついて仕方ねぇ!折角二人きりで会話できるチャンスだって言うのによぉ!!)



コニー「おっ、なんか面白そうだな!」

サシャ「そうですねー……ふああ……」

コニー「なんだよ?興奮して寝れなかったのか?」

サシャ「ギクッ!!ち、違います!!別にミカサが気になってた訳じゃ……!」


コニー「ん?どうしてミカサが出てくるんだよ?さてはまだ寝ぼけてるな!」

サシャ「そ、そうなんですよー!バレちゃいましたね!!」

コニー「お、そろそろ始まるみたいだぜ!」



アニ「この時期の川は少し冷たいと思うけど……まあ死にはしないさ」

エレン「流れてくる障害物にも気をつけないとな!」

アニ「無茶な真似はするんじゃないよ」

エレン「分かってるって。でも勝負には負けられないからな!」

アニ「飛ばしすぎると後々バテるよ。自分の体力を考えて動くべきだね」

エレン「体力があるうちに差を付けるってのも悪くない作戦だろ?」

アニ「多分だけど……その作戦、あんたには合わないよ」

エレン「俺に合った作戦なんてあるのか?」

アニ「そうだね。作戦は>>330でいく」

大きな桃に入る


アニ「作戦は大きな桃に入るでいく」

エレン「桃?どうしてそんな所に入らなきゃいけないんだよ」

アニ「考えてみなよ。さっきも言った通り、この時期の川の水は結構冷たい」

エレン「ああ、そうだな」

アニ「それと、あんたがさっき言ってたみたいに流木もあるだろうし、枝や棘が刺さったら痛いからね」

エレン「アニ……」

アニ「何?」

エレン「お前って意外と優しいんだな」

アニ「……人間は脆いんだから、もっと自分を大事にしなよ。特にアンタみたいな死に急いでる人間はね」

エレン「別に俺は死にたい訳じゃねぇよ……」

アニ「さあ、結論は出たよ。桃に入っちゃいけませんってルールも無いだろうし」


エレン「え?ちょっと待てよアニ!そもそも俺が入れそうな桃なんて……!」

アニ「ここにある」ドン

エレン「」

アニ「勝負は早めにスタンバイしておかないと……そろそろ行くよ」ズルズル



アルミン「おっと、エレンがアニに引きずられて……っと、一緒に何か持ってきたみたいです!」

マルコ「あれは……桃?」

アルミン「桃!?あれ程までに大きい桃をどうするつもりなのでしょうか!」

マルコ「あ、今エレンが中に押しこまれました!これはエレン達の作戦なのでしょうか?」



ミカサ「流石アニ、エレンの身体を冷やさない効果と怪我を防止する良い作戦。でもまだ駄目、あれではまだ危ない」

ジャン「は?危ない??」

ミカサ「そう……安全性を上げるためには>>333が必要」

川で洗濯しているお婆さんに拾われない為に私達が護衛する


ミカサ「そう、安全性を上げるためには川で洗濯しているお婆さんに拾われない為に私達の護衛が必要」

ジャン「はぁ?護衛?……って、達って事は……」

ミカサ「ジャン、手伝って」

ジャン「おう、任せとけ!……いや待て、なんだよ護衛って!俺は死に急ぎ野郎の護衛なんざ死んでも御免だ!」

ミカサ「つべこべ言わない」ガシ

ジャン「ま、待ってくれミカサ!?俺はやるなんて一言も……!」

ミカサ「物分りが良くて助かる。ありがとう」ズルズル

ジャン「なんだよこれ……くそっ、お前のせいだぞエレン!!」



エレン「へっくし!ん、何だよ全く……」

アニ「誰かに噂でもされた?」

エレン「よく分かんねぇ……それより、この中ちょっとベトベトするんだけど……」


アニ「そりゃあ桃だからね。果汁くらい出るさ」

エレン「空気という空気全てが甘ったるいんだけど……」

アニ「桃だからね。桃の香りがするに決まってる」

エレン「なあアニ……これ本物の桃、なんだよな?」

アニ「勿論、正真正銘本物。アンタにために中身をくり抜いてやったんだ。感謝しなよ」

エレン「あ、ああ……」

アニ「さあ、無駄話は終わりにしよう。ここを閉めれば水も入ってこないはず。後はせいぜい頑張んな」カポ

エレン「後はって……こんな状態で何を頑張れっていうんだよ……」



アルミン「さあ、両者共に準備が整ったようです!」

マルコ「己の肉体と精神、全身全霊を掛けた一発勝負が今、始まろうとしています!」

アルミン「それでは両者、位置について……よーい、ドン!」パァン


アニ「さあ、行きな!」ゲシッ

エレン「うわっ!……これ、外の様子が見えないのって失敗なんじゃ……」ドンブラコ

眼鏡教官「頭脳を使った良い作戦だ。だが、若い者に負ける訳にはいかないのでな!」ザバ

キース「大人の意地という物を見せてやろう」



アルミン「両者、無事にスタートしたようです!」

マルコ「桃を使った見事な作戦と、己の力のみを信じて進む。過酷な川下りが始まりました!」

アルミン「さあ、一つ目のトラップ地点が近付いてまいりました!」

マルコ「えっ?トラップがあるの!?」

アルミン「はい!徹夜で作りました!」

マルコ「アルミン……」

アルミン「さあ、トラップ地点まで先に辿り着いたのは肉体派の眼鏡教官だ!」

マルコ「え、えーっと、一体どんなトラップが仕掛けられているのでしょうか!?」

アルミン「一つ目のトラップは……>>337です!」

ホオジロザメがたくさん


アルミン「一つ目のトラップは……ホオジロザメがたくさんです!」

マルコ「サメ!?」

アルミン「はい!出来心で作ってしまいました!でも大丈夫、動きは僕の想像でしか無いので人を襲ったりはしません!」



サシャ「……あの魚……食べたら美味しいんでしょうか?」

コニー「むしろこっちが食べられそうじゃねぇか?」

サシャ「というかアレ……教官、襲われてませんか?」

コニー「あ、ホントだ」



マルコ「言ったそばから襲ってるじゃないか!!アルミン、あれは止められないのかい!?」

アルミン「おおーっと!遅れて桃がどんぶらこと流れてきました!!」

マルコ「大変だ!アルミンの目が死んでる!……エレン、逃げてくれ!!」


エレン「逃げろって言われても……これどうやって出るんだよ。しかも外見れないし」

ミカサ「問題ない。エレンは私が守る」

エレン「うわっ!ミカサ!?……そこに居るのか?」

ミカサ「私はいつでもエレンのそばにいる。安心して、囮はジャンが引き受けてくれた」

エレン「外はそんなに危険なのか……って、お前はどうやってこっちまできたんだよ?」

ミカサ「私とジャンは立体機動装置がある……ので、エレンを守ることができる」

エレン「そんなの勝手に使ったらマズいだろ!何やってんだよ!!」

ミカサ「大丈夫。安全確保の為に使う約束で許可は貰ってある」

エレン「だからって……アルミンがちょっと失敗しただけだろ?そんな大袈裟に捉えなくても大丈夫だって」

ミカサ「万が一怪我でもしたらどうするの?……アルミンは後でちゃんと叱っておく。エレンも危ない物を作ってはダメ」

エレン「俺は何もしてないだろ……」


眼鏡教官「くっ、作り物にしては手強い!……しかし、たとえ水中にいようとも負けはせん!」ドカッ

ジャン「アルミンてめぇ絶対に許さねぇからな!?俺はこんなのと戦うなんて聞いてないぞミカサ!!エレンこの野郎お前は呑気に流されてんじゃねぇ!!」

眼鏡教官「キルシュタインが騒いでくれているおかげで注意がそちらに向いているようだ。悪いが利用させてもらおう!」

ジャン「教官!!……ってこいつら全部俺の所に来てんじゃねぇか!」



アルミン「おっと、眼鏡教官が隙をついてスピードを上げてきました!」

マルコ「ジャンの周りにサメのサークルが……」

アルミン「と思いきや!サメの一匹が桃の存在に気付いたようです!!」

マルコ「アルミン、冷静に解説してる場合じゃない!何か止める方法は無いのか!?」

アルミン「鼻の頭を叩くと怯むかも知れません……がっ!危ないので絶対にやらないで下さい!」

マルコ「…………」



ミカサ「……エレン、安心して。コイツは私の>>341で倒してみせる!」

足の裏の臭い


ミカサ「……エレン、安心して。コイツは私の足の裏の臭いで倒してみせる!」

エレン「えっ」

ミカサ「体のありとあらゆる臭いを足の裏に集中する」

エレン「お、おい……良くわかんねぇけど止めろって」

ミカサ「来た!ここで放出する!」バッ

サメ「!?」ピタッ



マルコ「サメの動きが止まった?……そして、沈んでいきます!これは成功か!?」

アルミン「仮にエフェクトを付けるなら茶色のモワモワだ。女性の足から出てはいけない演出だし、成功かどうかは怪しいよね」

マルコ「……アルミン、ミカサも君の親友じゃなかったのかい?」

アルミン「勿論!」

マルコ「う、うーん……友情って難しいなぁ」


ミカサ「エレン、サメは倒した。これで安心して進むことができる」

エレン「あ、ああ」

ミカサ「大丈夫、何があっても私がエレンを守る」

エレン「うん、別の方法で頼む……」

ジャン「ミカサ!こっちもどうにかしてくれるんだよな!?おい、ミカサ!?」

ミカサ「エレン、気を付けてね」

エレン「どうしようもないけどな」



アルミン「さあ、着々と進んでいる眼鏡教官!そろそろあれが来ちゃうかな?どうかな?」

マルコ「あれ?……アルミン、もしかして君は……!」

アルミン「トラップがひとつだけで終わると思ったの?そんなハズ無いじゃないか!」

マルコ「つ、次は一体何がくるんだい?」

アルミン「ふふん!突破できるかな?次は>>344だ!」

洗濯をするおばあさん100人(皆熟女好きな眼鏡教官のストライクゾーンど真ん中)


アルミン「次は洗濯をするおばあさん100人だ!」

マルコ「こんな御時世にどこから集めてきたんだ!」

アルミン「ちなみに眼鏡教官は塾女好き!そこで、今回集まって頂いたのはおそらくストライクゾーンど真ん中の皆さん!」

マルコ「聞きたくもない事実を知ってしまったよ」

アルミン「眼鏡教官はハニートラップに打ち勝つことができるのか!?エレンは回収されずに進めるのか!?」

マルコ「おっと、眼鏡教官がおばあさんゾーンに突入したようです」



眼鏡教官「イェーガーはまだあそこか。だが、体力のある今のうちに……ん?」

婆A「あらあら、お元気ですねぇ」

婆B「おほほほほほほ」

眼鏡教官「これは……」


アルミン「早速トラップに引っかかってくれたみたいだね。もう逃げられないんじゃないかな?」

マルコ「眼鏡教官の鼻の下が伸びている……話は本当だったのか!」

アルミン「この先しばらくは元気なおばあさん達に囲まれることになるだろう。さあ、教官は男の欲を捨てられるのかな?」

マルコ「一人目からこの始末……抜け出すことはできるのでしょうか!?」



ミカサ「エレン、教官がおばあさん達に気を取られている今のうちに早く進もう」

エレン「桃の中にいる人間がどうこうできるわけ無いだろ?川の流れに沿って進むしかないって」

ミカサ「……私が終了地点まで投げる」

エレン「そんなの失格に決まってんだろ。余程危険なとき以外は駄目だ」

ミカサ「エレンがおばあさんに狙われている今は非常事態でないと?」

エレン「おばあさんに刺されるわけでもないのに何言ってんだ。拾われたらそれは……ん?」


ミカサ「エレン!言ったそばから拾われてしまうなんて!!」

婆C「お譲ちゃんこっちにおいで、温まっていきな」ガシッ

ミカサ「あ、ありがとう……でもエレンが……!」

エレン「……おい、ミカサ?」

婆D「まあ!大きな桃だこと!!」

エレン「えっ」

婆D「早速割って皆で分けましょうかねぇ」ザシュ

エレン「あっ」



マルコ「エレンの入っていた桃がわりとあっさり切られてしまいました!果たしてエレンは無事なのでしょうか!?」

エレン「無事じゃねぇよ……」ドクドク

マルコ「……い、痛々しい姿で出て参りました!なお桃は皆さんで美味しく頂いているようです」



エレン「桃は無くなっちまったし、自力で行くしかないよな……よし!」

>>348「ちょっと待った!」

血走った眼のサシャ


サシャ「ちょっと待った!」ギラギラ

エレン「ん?何だよサシャか……って、お前……」

サシャ「その桃は渡しませんよ!ずっと我慢してたんです!横取りなんてさせません!!」ザッ

エレン「は、早い!!おばあさん!早くその桃をおいて逃げろ!」

婆D「んー?」

サシャ「桃を……よこせえええええ!」

婆D「はっ!」サッ

サシャ「何っ!?」

婆D「まだまだ……」ニヤリ

サシャ「くっ!……いや、これからですよ!」サッ

婆D「ほい!ほい!はい!」サッサッ



エレン「なんか……楽しそうだな……」

ミカサ「エレン!その怪我は何?誰にやられたの?今すぐ削いでやる!」

エレン「ミカサ!」


ミカサ「さあ、犯人は誰なの!?」

エレン「別に騒ぐようなことじゃないから放っておけよ。こんなんツバでもつけときゃ治るって」

ミカサ「それは駄目、細菌が入る。エレン、手当をするからジッとしてて……」

エレン「別にいいって言ってんだろ?そんなことより先を急がないと」ゴシゴシ

ミカサ「エレン!擦っては駄目!!」

サシャ「フガフガフガー!!」ドンッ

エレン「あっ」ザッパーン

ミカサ「エレーン!!」



エレン「……もう、このまま泳いだ方が早い気がする」

ミカサ「エレン!今すぐお風呂に入って着替えて温まろう!それでは風邪をひいてしまう!」

エレン「元々この形が普通だったんだ。それならこれの方が……」

ミカサ「分かった……>>351でゴールを目指そう」

訓練兵団名物直進行軍


ミカサ「訓練兵団名物直進行軍でゴールを目指そう」

エレン「はあ?待てよミカサ、ここは川の中だぞ?陸に上がって進んだらコースアウトだろ」

ミカサ「それなら、水の中を歩けばいい。幸いこの川は深い場所が少ない……ので、注意すれば溺れもしないはず」

エレン「そりゃあできなくはないけど……」

ミカサ「行こう、エレン。私が貴方の道を切り開く」

エレン「その前に、直進でゴール地点を目指すのはおかしいだろ。俺が目指してるのは第一チェックポイントなんだけど」

ミカサ「大丈夫。川はほぼ直線上なので問題ない。第一チェックポイント以降については別の方法を考えておこう」

エレン「大丈夫なのか……?これ……」

ミカサ「ふっ」ザブン

エレン「うわっ!……ミカサ!何で本当に入ってきちゃうんだよ!!」



ミカサ「私がエレンの道を作るとさっき言ったはず。それに、エレンは私がいないと早死するから……」

エレン「いいから上がって乾かしてこいよ!お前寒いの苦手なんだろ?」

ミカサ「エレンがいるから……大丈夫……」ボソッ

エレン「何て言ったんだ?聞こえねぇよ」

ミカサ「何でもない。他の皆も呼ぼう……」ピー

エレン「それって馬の呼び方じゃ……」

ジャン「……はあ、はあ……呼んだか!?」

ミカサ「一人目確保。ジャン、装置は外した方がいい」

ジャン「あ、ああ……って、なんで川の中にいるんだよ!!野郎はともかく、ミカサまで何やってんだ!!」

ミカサ「直進行軍をしようと思う。手伝ってほしい」

ジャン「だ、だからってそんな……考え直せよミカサ!水の中でそりゃあねぇだろうが!」


ミカサ「貴方にしか頼めない」

ジャン「し、しょうがねぇなぁ……」

エレン「……一瞬でもマトモな奴だと思ってしまった俺が馬鹿だったよ」

ジャン「あ?お前そりゃあ誰のこと言ってんだ……」

エレン「さあな」

ミカサ「喧嘩しない。……とりあえず、最低でもあと二人はほしいところ」

エレン「別に歩くだけなら人数なんて……」

ミカサ「駄目、負担は少ない方がいい。大きな石も破壊して通れるくらい頑丈な味方がほしいところ」

エレン「避けるっていう選択肢は」

ミカサ「無い、そもそも避けてしまっては直進行軍ではない」

エレン「……だ、だよな!それで、誰を呼ぶんだ?」

ミカサ「>>355>>356を呼ぼう」

アニ

ハンネスさん


ミカサ「アニとハンネスさんを呼ぼう」

エレン「アニと……ハンネスさん!?どうしてそんな……」

ミカサ「アニは強い。その強さはエレンも知っているはず。それに先程のサポート加減はなかなかの物だった」

エレン「アニが強いのは足技のおかげだろ?水中なんて余計に不利なんじゃないか?」

ミカサ「そんなことは無い。……そうでしょう、アニ?」

アニ「まったく……か弱い女の子に川に入れなんて、本当にどうかしてるよ。でも、サポーターの役はちゃんと果たさせてもらうからね」

エレン「アニ!お前どこから……」

アニ「桃の作戦も使えなくなったんだ。さっさと次の作戦に移るのが正解だろう?」

ミカサ「ありがとう、とても助かる。」

エレン「それで、ハンネスさんも本当に呼ぶのか?」

ミカサ「安心して、もう呼んである」


エレン「まだ何もしてないのにどうやって!?」

ミカサ「エレンには秘密」

エレン「どういうことだよそれ!!」

ハンネス「よう、エレンにミカサ!元気そうだな!」

エレン「本当に出た!?」

ハンネス「なんだエレン?人に向かって出たとは失礼なこった」グリグリ

エレン「うわっ!やめろよ、痛いよハンネスさん!」

ハンネス「おっ、エレンお前友達できたのか?可愛い子と良い男じゃねぇか!良くやった!」スパァン

エレン「うっ!!……た、叩くことないだろうが!」

ハンネス「はっはっはっ!まあこんなだけど悪い奴じゃねぇだろう?仲良くしてくれよな!」

アニ「どうも……」

ジャン「どこからつっこめばいいんだ……」


ミカサ「ハンネスさん、今は勝負の真っ最中。できれば早めに動きたい」

ハンネス「なんだよミカサ?固いこと言うなよ。だがまあ……そうだな、ほらエレン根性見せろよ?」

エレン「わかってるよ!」

ミカサ「トップは私とアニで行く。後ろにハンネスさんとジャン、最後にエレン。これでいい?」

ハンネス「おいおい、女の子がトップでいいのか
?ミカサ、お前もそんなに身体張んなくたって……」

ジャン「いや……これで正しいんだ……」

ハンネス「そ、そうなのか!だがまあこれからだろ?元気出せよ!なっ?」

ジャン「くっそ、情けねぇ……」

エレン「お前が情けないなら俺の立場はどうなるんだよ……」

ジャン「知るかよそんなもん」

エレン「何だよそれ!!」

ハンネス「おーおー、随分と仲良しなこった。じゃ、荒れる前に出発すんぞ」


アルミン「さあ、まさかの助っ人参上により、なんだかんだ上手く進んでいるエレン・イェーガー!」

マルコ「正直君達以外は良くわからない人だけど、順調そうで何よりです!」

アルミン「対する眼鏡教官はと言いますと、先程のおばあさんゾーンからは何とか離れ、エレン達の後を追う形となっております」

マルコ「教官の泳ぎは流石と言ったところですが、差はあまり縮まってはいなさそうですね」

アルミン「やはり、ミカサとアニのツートップが強いですね!流れる水も目の前の大きな石も、何から何まですべて弾き飛ばし粉砕しています」

マルコ「後ろの男二人の顔が真っ青になっていますが……?」

アルミン「あまりツッコミはしないでおいてあげましょう!さあ、そろそろ第一のチェックポイントが見えてくる頃……ですが!」

マルコ「嫌な予感が……」

アルミン「なんと、またやってしまいました!」

マルコ「あ、あれは……!?」

アルミン「お待たせしました。>>361です!!」

地獄昇柱


アルミン「地獄昇柱です!!」バアアアアン

マルコ「なんと!先方を行くエレンの目の前に大きな柱が出現しました!!」

アルミン「中にはエレンと眼鏡教官以外入ってはいけません!誰かが助けに入った場合、その時点で失格になります」

マルコ「でも、あの中にはどうやって入るんだ……?」

アルミン「調査兵団の皆さんに、上まで二人を運んで貰えるようにしておきました!二人は自力で這い上がってきてください!ちなみに中はヌルヌルしてるよ!」

マルコ「ただのトライアスロンに何故こんな試練が待ち構えているんだ!!」



エレン「な、何だよこれ……こんなのどうやって……」

???「エレン・イェーガーはお前か?……チッ、きたねぇな」ガシッ

エレン「はっ……?」

???「暴れるなよ」ビュン

エレン「う、うわああああああああ」


ミカサ「エレーン!!大変、エレンが捕まってしまった!」

アニ「今のは……」

ハンネス「ありゃあ……調査兵団の……」

ジャン「はぁ……俺達はもう必要ないんだろ?さっさと川から出て温まりにでも行こうぜ」



???「着いたぞクソガキ」

エレン「はあ……えっと……」

???「俺の事はどうでもいい。後は……まぁ、せいぜい頑張るんだな」ゲシッ

エレン「へ?あっ……ああああああああ!!」



エレン「いつつ……何だよここ?うわっ、ヌルヌルする!?」ネチョォォォ

エレン「これを登れって……こんなの一体どうすれば……」

エレン「とりあえず……>>364してみるか」

指先での一点集中の波紋を試


エレン「とりあえず……指先での一点集中の波紋を試してみるか」

エレン「困った時はこの力を使いなさいって母さんが言ってた」

エレン「母さん……」

エレン「いや……今は進む事だけを考えろ!」

エレン「やってやる!こんな所さっさとおさらばだ!」コオオオ



アルミン「さあ!遅れて眼鏡教官もやって参りました!」

マルコ「エレンと同じようにあの巨大な柱の中へ落とされました!二人はあの中をどうやって登ってくる気なのでしょうか!?」

アルミン「中の様子は外からでもなんとなく分かるようにしてあります!」

マルコ「なんとなく分かるぞ!一体どうなっているんだ!!」


ミカサ「エレンが油まみれに……うん、悪くない」

アニ「何言ってんの……」

ハンネス「エレン、お前も立派になったんだなぁ……」

ジャン「訳がわからねぇ……俺がおかしいのか?これは……」



エレン「とうっ!」ピタッ

エレン「これなら登れそうだな……でも、体力はあまり使わないようにしないと」

眼鏡教官「ふん!……やっと君に追いついたようだね」ベチャ

エレン「くっ、教官……もうここまで!」

眼鏡教官「ほう、波紋の力が使えるとは素晴らしい。だが、このチカラに勝てるかな?」

エレン(何だ?教官は一体何を……)

眼鏡教官「考え込んでいる場合かな?」ヒュン

エレン「教官が消えた?……いや、これは>>367したんだ!!」

俺が失明


エレン「いや、これは俺が失明したんだ!!」

眼鏡教官「悪いが君の視力を奪わせてもらった。と言っても、しばらくすれば元に戻る」

エレン「そんな技術……聞いたこともない……!」

眼鏡教官「これが年の差というものだ!さて、ここで呑気に喋っている場合じゃなかったな……君の目が光を取り戻す頃にまた会おう!」ヌチャヌチャ



エレン「くそっ!教官は一体どうやって登っているんだ!!」

エレン「……違う、そこじゃない!視力を失った今、俺が今できる事の最善を尽くせ!」

エレン「見えないまま闇雲に壁を登るか?障害物も何も見えないこの状況で?」

エレン「音で何か分かるか?……無理だ。見えていた時の情報とほとんど変わらないだろう」

エレン「……危険なのは解ってる。それでも行くしかない!!」ビチャ


アルミン「おっと、エレンが動き出しました!なんか特殊な技で視力を封じられながらも諦めずに進んでいます!」

マルコ「特殊な技とは、一体……」

アルミン「眼鏡教官はもう少しで登り切れそうです!」

マルコ「うわっ、登り方が気持ち悪い!」

アルミン「エレンも大概だけどね」

マルコ「アルミン、君はどちらの味方なんだ……」

アルミン「僕は二人の味方だし、二人の味方でもあるよ」

マルコ「……確実に味方ではない、よなぁ」

アルミン「ゴホン!……さあ、眼鏡教官は無事脱出したようです!」

マルコ「ちなみにあの高さからどうやって降りるんだい?」

アルミン「落ちます」

マルコ「えっ」


眼鏡教官「さて、調査兵団の君が下まで連れて行ってくれるのかな?」

???「連れて行く?何言ってやがる」

眼鏡教官「ほう、ではどうやって……」

???「ふん!」ガッ

眼鏡教官「あっ」



マルコ「…………け、蹴り落とした!?これは殺人現場では!?」

アルミン「大丈夫大丈夫!多分生きてるから殺人じゃないよ!教官だし」

マルコ「エレンはもう登らない方が良いんじゃないかな……?」



エレン「くっ、今はどの辺りだ?目はまだ治りそうにないし……」

エレン「教官はどこまで行ったんだ?もう外に出てるのか?駄目だ、何の情報も入ってこない!」

エレン「いや、落ち着け。ここは落ち着いて>>371するべきだ」

ギブアップ


エレン「ここは落ち着いてギブアップするべきだ」

エレン「視力をやられたんじゃ勝つ術なんかないだろう?万が一上まで登れたとしてもそこからどう動けば良いのかなんてわからない」

エレン「まだまだゴールは先なんだ。単純に考えて無理。人生諦めも大事だってハンネスさんも言ってた気がする」

エレン「諦めて白旗を振ろう」ファサァ



アルミン「……な、なんと!エレンが白旗を出しました!!これは僕の目がおかしいのでしょうか!?」

マルコ「えっ……そんな、嘘だろう?エレンに限ってそんなことが……」

アルミン「い、いや……間違いなくこれは、ギブアップのサイン」

マルコ「嘘だ……エレンがギブアップだなんて……」

アルミン「一体どうしたのでしょうか!?普段の彼からは全く想像できない姿であります!」

マルコ「どうしたっていうか、視力奪われてるのが一番効いているんだろうけど……」


エレン「どうしたもこうしたもあるかよ。トライアスロン中なのに謎の変な場所に落とされて、頑張って登ってみたものの謎の力で視力奪われて……」

エレン「で、登りきったら蹴り落とされるんだろう?登りきれるかさえわからない状況だけど」

エレン「冷静になって考えれば俺でも分かる。この状況で勝つことは無理だ!」

エレン「だから俺は降参が認められるまで……旗を!振るのを!やめない!」ブンブン



アルミン「エレン……」

マルコ「君が決めてくれ、アルミン」

ミカサ「エレン……ぐすん……よく、頑張った。エレンはよく頑張った!」パチパチ

アニ「ただの馬鹿だと思ってたけど、撤回するよ……」フッ

ハンネス「エレン……くっ……大人に、なったんだなぁ……」ゴシッ

エレン「皆……ありがとな……」グスッ


ジャン「…………」

ジャン「………………」

ジャン「……………………」

ジャン「俺がおかしいのか?俺が?俺がおかしいのか……?」

ジャン「いや、俺はおかしくない!なんだこの流れ!!」

ジャン「待てよこの死に急ぎ野郎!!お前はそんな簡単に収まっちまうような奴じゃないだろうが!」

ジャン「誰にでも食って掛かるような馬鹿だったはずだ!!どこまでも真っ直ぐに進むような奴だったはずだ!」

ジャン「お前はこんな所で諦めちまうのかよ!なあ、答えろエレン!!お前、本っ当に……ここで、終わるのか……?」



エレン「ジャン……俺は……」

本当にギブアップする?
>>376「はい」
   「いいえ」

いいえ


エレン「俺は……」

エレン「…………ありがとな、ジャン。目が覚めた。そうだ……こんな所じゃあ終われない!」

エレン「今のは撤回だ!俺はまだ戦うぞ!アルミン!!」

エレン「うおおおおおおおおお!!」ガッ



アルミン「な、なんという事でしょう!エレンの動きが変わりました!!」

マルコ「目が見えていない状態でグングンと壁を登っていきます!」

アルミン「いや、彼には見えているんだ……!自分に語り掛けてくる仲間達の手が!!」

マルコ「なんだって!そんな事が有り得るのかい!?」

アルミン「あるんだよ……エレンが現に今、証明してくれているじゃないか……」

マルコ「エレン……」


ミカサ「エレン……エレン、そんな……無茶はしないで!!」

アニ「大丈夫さ。私達が信じなきゃ……信じるんだよ」

ミカサ「アニ……」



コニー「いっけーエレン!そんな壁ブッ壊しちまえ!!」

サシャ「負けたら許しませんよー!!」

ユミル「けっ!泣かせる展開じゃねーか」

クリスタ「頑張れ……はっ!!ううん、過去の事はもういいの……だから、頑張ってエレン!!」

ライナー「エレン!俺はお前を信じてるからな!!」

ベルトルト「え、えっと……頑張れ!頑張れ!」



ジャン(ノリで調子の良いこと言ったら大変な事になった……引き返せない程に)

ジャン「これで、良いんだよな。……テメェの無様な格好拝んでやるからさっさと出てこいよ、エレン!」


エレン「何も見えないけど……温かい。あと、少し……!あと少しで……」

???「…………」ガシッ

エレン「なっ!?」

???「認めてやるよ。この勝負への復帰を」グイッ

エレン「はっ……はあっ……外に、出られたのか?」

???「ああ、そうだ。お前はこの壁を登りきった」

エレン「は、ははっ……そっか……やった!俺はやったんだ!!どうだミカサ!俺はお前無しでも登り切れたぞ!」

???「その言葉、直接本人にぶち込んでこい!」ゲシッ

エレン「は!?うわああああああああ」

ミカサ「エレェェェェェェェェン」ガシッ

ハンネス「良くやったなエレン!!」グリグリ

エレン「や、やめろって!」


アニ「喜ぶのは後、さっさとヤツを追いかけるよ」

エレン「ああ!!……ありがとな」

アニ「……どうも」

ミカサ「行こう、エレン。私達が貴方を導いてみせる」

エレン「そうだな、早く追いつかねーと」



アルミン「難関をやり遂げたエレンのずっと先、教官は第二のステージへと上がろうとしています!」

マルコ「次は乗馬により目的地まで向かってもらいます」

アルミン「馬の体力と、そして何よりも自分の体力を考えつつ進まなければならない。まさに自分の全てを駆使して進む勝負となります」

マルコ「泳ぐだけ、走るだけでは終わらないこの勝負。まだまだ熱い展開が見られそうですね」

アルミン「そして、先に辿り着いた教官に使って頂く馬は……こちら!!」

アルミン「>>381です!!」バーン

凰呀 AN-21


アルミン「凰呀AN-21です!」バーン

マルコ「な、何だあれは……!?あんな機械?の塊でどうするって言うんだ!?」

アルミン「公表できない感じの文献を読み漁って作ってみました!速度だけをとことん追求して作ってあるのでとても速い、としか言えません」

マルコ「あれが動くのかい?」

アルミン「多分」

マルコ「……もしかして、動かしたことは……?」

アルミン「ない、かな。僕には乗れないよ、あんな殺人的スピードの乗り物なんか」

マルコ「乗り物なのかさえも理解できないけど、教官はあれを動かせるんだろうか」

アルミン「簡単な操作の説明書は作ってあるから、後は教官のセンスだね!」

マルコ「なんだろう、色々聞かなくてはいけない気がするけどどこから話せばいいのかわからない」

アルミン「ちなみにあの機械の塊は車といって、人を乗せて走る機械なんだ。凰呀AN-21って言うのは元になった車の名前で……」ペラペラ

マルコ「アルミンの技術力が凄いって事だけはよく分かったよ」


眼鏡教官「なる程、これに乗れという事か」

キース「これに簡単な説明が書いてあるようだ」

眼鏡教官「ふむ……進むと……止まるだな。ん?こっちを引くと凄く早くなるけど危険です……か」

キース「アルレルトは優秀だ。間違いなくこの機械……いや、車は動くだろう」

眼鏡教官「彼の情報は謎過ぎる。そんな文献など読んだ事も聞いた事もない」

キース「とりあえずこの服に着替え、頭にこれを着けるんだ。速さの代償はどれ程大きいのだろうな」

眼鏡教官「やってみなければ分からない。彼の技術を信じようじゃないか」

キース「お前なら必ず勝てる。行ってこい」



アルミン「熱い友情をありがとうございました。ヒロインがいないのにこれを選んでしまった僕を許してください」

マルコ「色々と不安だ」


アルミン「さあ、気を取り直しまして教官が発射……いや、発車するようです。応援の皆さんは危険ですので絶対に近付かないでください」

マルコ「あの箱が……動くのか……」ゴクリ

アルミン「第二ステージ、始まります!」ピー

眼鏡教官「いくぞ」ギュィィィ

マルコ「……す、凄い!立体機動と同じ……いや、もっと速いはずだ!」

アルミン「凄い!ちゃんと動いた!」

マルコ「眼鏡教官が生きてあそこから出られるか心配です。……と、ここでエレン達も第二ステージへと近付いてきました!」

アルミン「ここからの巻き返しに期待ですね」

マルコ「あれ以上のスピードが来るとすれば、エレンが大変な事になるんじゃ……」

アルミン「大丈夫、親友を傷つけたりなんかしないよ」

マルコ「それじゃあ、期待してもいいのかい?」

アルミン「……エレンが乗るのは>>385だ!」

ν-ASURADA AKF-0/G II


アルミン「エレンが乗るのはν-ASURADA AKF-0/G IIだ!」

マルコ「アス……なんだって?」

アルミン「アスラーダだよ」

マルコ「……さっきとは形が違うけれど、あれも車って奴なのかい?」

アルミン「そこに気付くとは流石マルコ。そう、あれも車だよ」

マルコ「僕には知らない世界がまだまだあるんだなって改めて思うよ」



エレン「……なんだ、これ?」

ミカサ「わからない」

ジャン「乗り物……なのか?」

アニ「そうだろうね」

エレン「ハンネスさん、これ……」

ハンネス「悪いエレン!用事を思い出したから俺は帰る!!」ダッ

エレン「はあ!?ちょっと待ってよハンネスさん!!せめて何か知ってる事無いのかよ!!」


ハンネス「ハハハハハハハッ!頑張れよーエレン!」

エレン「逃げた……わかんないからって逃げやがった……」

アニ「どちらにせよ私達はここまでだよ。後はアンタだけで進むんだ」

エレン「アニ……」

ミーナ「……っと、お待たせー!説明係ただ今参上!……なんてちょっと恥ずかしいな」

ミカサ「…………」

ジャン「ミカサ、せめて何か言ってやれ」

ミーナ「やめて!その言葉が一番刺さるから!」

ジャン「へーへー失礼しましたよ」

アニ「ミーナ、それよりも早く教えてあげたほうがいいんじゃないの?」

ミーナ「はっ!?そうだったね、ごめんエレン!じゃあまずはこれを読んで……」

エレン「お、おう……」


ミカサ「エレンは大丈夫だろうか」

アニ「まずは操作を覚えないとね」

ジャン「真っ青になってるぞ。アレ、覚えられるのか?」

ミカサ「エレン一人くらい、私が担いでいけるのに……」

ジャン「それじゃあ一瞬でチェックポイントまで着いちまうだろうが」

ミカサ「いいえ、私なら一瞬で決着をつける事も可能」

ジャン「おいおい、いくらなんでもそりゃねぇだろう」

アニ「私はいけると思うけど?」

ジャン「ハッ!……冗談だろう?」

アニ「まあ、どうでもいいけど。そんなのより、アンタが馬でもやれば勝負には丁度いいんじゃないの」

ジャン「誰がやるか!誰が!!」

ミカサ「エレン……」


ミーナ「……話はこんな所かな、ってエレン!?大丈夫??」

エレン「あ、ああ……」

ミーナ「ちゃんと道に合わせて動かすんだよ?」

エレン「わ、分かってるよ!」

ミーナ「分かったならさあ行った行った!早く早く!」

エレン「了解!」



アルミン「あ、そうそう!説明役のミーナにも言い忘れていたことがあったんだ」

マルコ「そんな!重大な情報なんじゃ……」

アルミン「アスラーダはね?喋るらしいんだ」

マルコ「喋る!?機械が言葉を話すっていうのかい?」

アルミン「そう、だからその技術を再現するために>>390の性格にそっくりな精神を埋め込んでみたよ!」

ケニー

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