芳佳「未来から来たウィッチ?」 (130)

ストパンのSSです。主人公はオリキャラです。ちょっと主人公補正強過ぎるかもしれませんが、優しい目で見守ってください

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2014年・日本・東京


研究員A「K-26、現在の状態良好です!」・


博士「うむ」


博士「(このままいけば世界に真の平和が訪れる…この人工ネウロイK-26が完成すれば!)」・


ファーンファーンファーンファーン


研究員B「大変です!K-26の制御装置が解除されました!!」ダッ・


博士「何だと!?直ちにK-26の動力を停止させよ!」・


研究員B「やってみたんですが…K-26の安全装置が作動されません!」・


研究員A「まさか、不完全のまま動き出したとか…!?」・


博士「このままではまずい!時空転送装置だけは起動させてはならん!」・


研究員B「了解しました!」ダッ・


博士「日本の技術を駆使しても、ネウロイは造ることが出来ないのか…!」ダンッ・

研究員C「K-26!時空転送装置を起動中!!」


研究員B「直ちに停止させるんだ!」・


研究員C「無理です!もう70%以上が作動しているため停止できません!!」


ギュインギュインギュイン


研究員A「くそっ!間に合わなかったか…!」


ドシューン!!!


研究員C「け、K-26…1944年のイギリスに転送しました…」


研究員B「…行ってしまった」


博士「何としてでもK-26を現代に連れて帰らせるんだ!誰か時空転送装置を使用できる者はおらんのか!?」


研究員D「あれは、ウィッチのような特殊な力を持つ者にしか使用出来ないんです。ですが、ウィッチはもう…」


博士「ウィッチだと!?いや待て…確か研究員に」・


研究員A「いたぞ!捕まえろ!!」


研究員E「え!?何!?何ですか!?」

博士「沙耶佳君…頼む!君しかいないんだ。K-26を連れて帰ってきてくれ…!」ガシッ


沙耶佳「あの…一体何がどうなってるんですか?」


博士「すまない。状況を説明していなかったな。実はかくかくしかじか」


沙耶佳「…成程。任せてください!必ず連れて帰ります!!」


研究員A「しかし、人間での時空転送装置の使用はまだ一度も…」


沙耶佳「まぁまぁ、大丈夫ですよ。昔の日本のウィッチがこう言ってました。『ウィッチに不可能はない』って」


博士「その言葉は…」


博士「頼んだぞ。沙耶佳君!」

協力してみたいなのがオリ主無双になる感じ?

研究員A「この時空転送装置はストライカーの速度が800キロを超えると作動する。場所日時は奴の飛んだ所と合わせてあるから調整の必要はない」


沙耶佳「了解です!」


博士「それと、過去ではあまり派手に動かないように。万一歴史を動かしてしまってはこの世界に支障がでるかもしれんからな…」


沙耶佳「わかりました」


博士「無事を祈る」


沙耶佳「武藤沙耶佳、行きます!!」

>>6
芳佳ちゃんポジションがオリキャラに代わる感じ

1944年・ブリタニア


美緒「走れー!こんなんじゃ強くはなれんぞ!!」


芳佳「ヒィィ!」タッタッ


リーネ「ハァ…ハァ…」ポヨンポヨン


芳佳「おぉ」チラ


美緒「宮藤ー!よそ見している余裕があるなら後10周追加だ!!」


芳佳「えぇぇ!?」タッタッ


リーネ「ハァ…ハァ…終わりました」バタン


美緒「リーネ、よく頑張った」


芳佳「わ、私も限界…」バタン


美緒「はぁ、性のない奴だ全く…宮藤!今日走れなかった本数は明日に繰り越しだからな」


芳佳「そ、そんなぁ!」


キラッ


美緒「む!なんだあれは…」ペラ


芳佳「まさか…ネウロイ!?」


美緒「コアが見当たらない。それに様子がおかしいぞ」


リーネ「あの、こっちに向かっていませんか?」


美緒「一体なんなんだ!?」チャキ


「ああー!!誰か止めて止めてー!!!!」ゴォォォォ


芳佳「ウィッチ!?」


リーネ「突っ込んできます!!」


「ちょちょちょ、危ない!危ないから!!」


美緒「よけろ!宮藤!リーネ!!」


ズザザザザザ

沙耶佳「ふぅ、シールドが無ければやられていたところだ」パッパッ


芳佳「あの、大丈夫ですかー!?」タッタッ


沙耶佳「…たた。あの、ここはどこ…って、あなたもしかして宮藤芳佳!?」


芳佳「へ?あ、はい…そうですけど」


沙耶佳「本物!若い!!」


芳佳「若いって、そりゃあ15歳ですし」


リーネ「あの、貴女どなたですか?」


沙耶佳「英語わからん」


芳佳「英語?これはブリタニア語ですけど…」・


沙耶佳「あ、まだ改名されてなかったっけ…そう!ブリタニア語わかんない」


芳佳「えっと…どなたですか?って聞いてます」


沙耶佳「私は武藤沙耶佳!日本の東京で研究員やってるウィッチです!」


リーネ「芳佳ちゃん、何て言ってるの?」


芳佳「武藤沙耶佳って言うんだって。日本ってところのウィッチらしいよ」


リーネ「日本なんて国、あったかなぁ…?」


沙耶佳「こうして見るとあれだなぁ。昔の人ってちんちくりんっていうか何ていうか…隣の外人さんはバインバインだけど」


リーネ「ばいんばいん…?」


芳佳「なっ!貴女失礼じゃないですか!?初対面向かってちんちくりんだなんて…!」


沙耶佳「さーせん」


美緒「おい!貴様何者だ!!」


沙耶佳「ふぇ!?あ、はい私は…って、坂本美緒大佐!?」


美緒「いや、私は少佐だが…」


沙耶佳「本物だー!本物本物本物!生きてる動いてるー!!すごい!!」ピョンピョン


美緒「そこまで言われると少し恥ずかしいな…それより、私の質問に答えろ」


沙耶佳「え?あ、ああ。実はかくかくしかじかで…」

美緒「なるほどな。宮藤、リーネ、こいつを監禁室に連れていけ」


沙耶佳「ええっ!?」


美緒「未来から来ただと…?冗談も大概にしろ。大体そんなこと出来る訳がないだろ!」


沙耶佳「坂本さん、あなたずっと言ってましたよね!?ウィッチに不可能はない!って」


美緒「お前、何故それを…?」


沙耶佳「当たり前です!日本全国民なら誰でも知っている言葉ですから!!」


美緒「日本?どこだそれは。お前、扶桑語に似た話し方だが」


芳佳「あ、ホントだ」


沙耶佳「日本はこの時代の扶桑のことです。理由は訳あって言えませんけどって何で私引きずられてるの!?ちょ、遠くから来た来訪者なんだよ!?」ズルズル


美緒「部外者が勝手に基地に入るからだ。お前の処分はミーナと相談する」


沙耶佳「ミーナ…?もしかしてここ、第501統合戦闘航空団ストライクウィッチーズの基地なんですか!?」ズルズル


美緒「お前に言う必要などない」


沙耶佳「あの、痛いからもう少し丁重に扱ってくれない?」ズルズル


芳佳「私のことをちんちくりん呼ばわりする怪しい人の言うことなんて聞けません!」


沙耶佳「あーれー!」ズルズル

今回はここまで

~司令室~


ミーナ「で、その怪しいニホンジンって人はどうしたの?」


美緒「取り敢えず監禁室に閉じ込めておいた。未来から来ただなんて言って暴れていたからな」


ミーナ「美緒、その人に今会うことはできるかしら?」


美緒「別に構わんが、どうかしたのか?」


ミーナ「いえ、少し確認したいことがあるの」・

~監禁室~


沙耶佳「無事1944年に飛ぶことは出来たけど、まさか501に捕まるとはなぁ…」ゴロン


沙耶佳「けーじろー、絶対に連れて帰るからね…!」


コンコン


ミーナ『少しいいかしら?』


沙耶佳「げ、英語わかんね…」


美緒『ミーナが話をしたいそうだ。入るぞ』ガチャ


ミーナ「初めまして、ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ中佐です」


沙耶佳「あ、今のはわかった…まいね「武藤沙耶佳だ」


沙耶佳「ちょっ…坂本さん被せないでくださいよ」


美緒「黙れ!!!!」チャキ


沙耶佳「おぉ怖」


ミーナ「貴女、本当に未来から来たの?」


美緒「未来から来たのか聞いている」


沙耶佳「勿論ですとも!私は2014年の日本から来ました」フンス


美緒「70年後の日本…扶桑のことらしいが、そこから来たそうだ」


ミーナ「扶桑から?」


美緒「馬鹿馬鹿しい、大体そんな技術がどこに存在すると言うんだ」


ミーナ「武藤さん、貴女が未来から来たことを証明してくれる?照明次第で今後の応対を決めるわ」


美緒「未来から来たことを証明しろ」

沙耶佳「証明しろって言われても…そんなの持ってないよ」ガサゴソ


沙耶佳「あっ!これならどうですか!?」つケータイ


美緒「何だこれは?」


ミーナ「武器、にしては小さすぎるわね」ポチッ


ミーナ「何これ!?いきなり明かりが点いたわ!」


美緒「時計か?何やら時間のような数字が並んでいるが…」


ミーナ「2014・08・21・18:43・日付けと時計かしら…?」


美緒「おい、これは何だ?」


沙耶佳「それはですね、未来の電話でして…」・


美緒「電話だと!?」


ミーナ「なんて言ってるの?」


美緒「これが電話だそうだ」


ミーナ「これが電話!?なんて小さい…」

美緒「いや、そんなはずが無い。まがい物に決まってる!」


沙耶佳「ホントですってば!」


美緒「なら電話をかけてみろ。かかったなら証明してやる」


沙耶佳「そんな…時代が違うのにかかるわけが」ピッピッ


美緒「フン、やはりまがい物だったか」


プルルルルル


沙耶佳「えっ!?」


『お電話ありがとうございます!宅配ピザのラ・ピッツァです!!』


沙耶佳「え?え?なんで!?」


『もしもし?もしもーし?』


ピッ


沙耶佳「…聞こえてましたか?」


美緒「…あぁ、確かに声が聞こえた」


ミーナ「本当に電話だったのね…」


美緒「今の時代にこのような電話は扶桑にはないな」


ミーナ「ええ、世界中どこを探しても見つからないと思うわ…」


美緒「どうするんだ?ミーナ」


ミーナ「未来から来たというのは本当なのかもしれないわね」


美緒「と言うことは、こいつを解放する気か?」


ミーナ「それは上が判断することだけど…」

美緒「どこの誰かもわからない、もしかしたら501を襲撃するかもしれないのだぞ!」


ミーナ「身元は不明だけど、彼女からはここを襲ったりするという気は感じられないわ…上には迷子を預かったと伝えるし…それに、もしかするとウィッチなら戦力になるんじゃないかしら?」


美緒「だがしかし」


ミーナ「少佐」ニコ


美緒「…」


美緒「…武藤と言ったな、しばらくの間お前はここにいてもらう」


沙耶佳「それはだめです!!」


美緒「良いも悪いもあるか。上層部からの判決がなくてはこちらも扱いに困るんだ」


沙耶佳「私にはけーじろーを探すという使命があるんです!!」


美緒「けーじろー?」


沙耶佳「人工ネウロイのことです。完成間近で逃げ出してしまって、それを連れ帰るのに私は時空転送して1944年に飛んできたんです」


美緒「ネウロイだと!?」


沙耶佳「あ、ネウロイと言ってもこの時代にいるネウロイとは少し違ってですね…」

ミーナ「人の心を持つネウロイ!?」


美緒「武藤の言い分によると、感情を組み込むことによってネウロイの能力そのままにコントロールさせ、戦力として扱うそうだ。だが、完成間近で暴走し研究所から逃げ出したらしい」・


ミーナ「ネウロイを…戦力に」


沙耶佳「あーのぉ、私は一体どうすれば?」・


美緒「さっきも言っただろう、この基地で大人しくしていろ」


ミーナ「人工ネウロイについては、こちらでも対処するわ」


沙耶佳「ご飯とかは…?私、過去に来て監禁されてほったらかしってことに…」


美緒「それなら問題ない。我が501には最高の料理人がいるからな!風呂もある!はっはっは!」


ミーナ「私か少佐がいる間なら基地内は自由に移動しても構わないから」


美緒「ミーナか私が基地にいる間は基地内を自由に移動しても構わない。まぁ、風呂や食堂、トイレに限った話だが」


沙耶佳「ホントですか!?」


ミーナ「ただし、外出は許可しないわ。貴女は拘束されている身柄だからね」


美緒「外出は禁止だ。わかったか」


沙耶佳「…了解しました!」

ミーナ「武藤沙耶佳さん、少しの間だけだけど宜しくお願いね」ニコ


沙耶佳「あ、何となく今のはわかった。ないすとぅみー「こちらこそよろしく。だそうだ」


沙耶佳「坂本さん!これくらいなら私でもわかります!」


美緒「はっはっは!」


ミーナ「で?さっきからずっとドアに張り付いている二人は…?」スタスタ


ガチャッ


シャッキーニ「うわっ!」ドタドタ


ミーナ「盗み聞きとは、いい度胸ね?」ニコ


シャーリー「いやぁ、未来から来たとか言うおかしな扶桑人が迷い込んだって聞いたもんで…」


ルッキーニ「ねーねー、なんて名前なの?」


ミーナ「ルッキーニさん、彼女はブリタニア語が通じないみたいなの。扶桑語だけ」


ルッキーニ「えー、ざんねん」ブー


シャーリー「こりゃ少佐か宮藤がいないと会話が出来なさそうだなぁ」ポリポリ

沙耶佳「(そうだ!)」


沙耶佳「あ、あの!坂本さん!」


美緒「どうした?」


沙耶佳「研究室的なところはありませんか!?翻訳機を造ろうと思って!」


美緒「研究室?あぁ、それなら…シャーリー、武藤をハンガーに連れていってやれ。翻訳機を造りたいそうだ」


シャーリー「翻訳機?そんなもん造れるのか?ブリタニア語もわかんないのに」


ルッキーニ「ねぇねぇ、ほんやくきってなぁに?」


シャーリー「言葉の通りだと、アイツがわからないブリタニア語が扶桑語に変換されるとかじゃないのか?」


ルッキーニ「そんなのできるの?」


美緒「できるのかと聞いている」


沙耶佳「任せてください!!」


美緒「任せろ。だと」


シャーリー「…まぁいっか。そこの扶桑人、着いてきてくれ」チョイチョイ


沙耶佳「い、いえす!」タッ


ルッキーニ「あたしも行こーっと」タッ


美緒「…なぁミーナ、なんとなく思ったんだがあいつ宮藤に似ていないか?」


ミーナ「確かに、雰囲気や声も宮藤さんにそっくりね」


美緒「身長は全然違うがな。はっはっは!」


ミーナ「そうよねぇ、シャーリーさんよりも大きいなんて…」

~数時間後 ハンガー~


沙耶佳「えっと…ブリタニア語変換キットと、ガリア語変換キットと、カールスラント語とその他諸々の言語の変換キット…へへ、こんな時のために言語変換キット持ってきてて良かったぁ。流石私、流石天才」


沙耶佳「後は、これを組み合わせて…と」カション


沙耶佳「っしゃー!出来たー!!」・


シャーリー「嘘だろ!?まさか出来たのか!?」


沙耶佳「あの、これを耳に付けてください。えと…でぃすいくいっぷゆあいあー」


シャーリー「インカム?」


シャーリー「ルッキーニ、これを耳に付けろってさ」ゴソゴソ


ルッキーニ「ホントにだいじょぶなのかなー?」ゴソゴソ


沙耶佳「あーあー、私の言葉がわかりますか?」


シャッキーニ「!?」


シャーリー「おお!通じる通じる!凄いぞ!」・


ルッキーニ「すごいすごぉい!」


沙耶佳「よかった…」


沙耶佳「改めまして、武藤沙耶佳です。よろしく」


シャーリー「シャーロット・E・イェーガーだ。階級は大尉。シャーリーって呼んでくれ」アクシュ


ルッキーニ「あたしはフランチェスカ・ルッキーニぃ♪階級は少尉」アクシュ


沙耶佳「シャーリーさんにルッキーニですね。あの、早速これを他の隊の人に渡しておいて欲しいんですけど…」


シャーリー「お前…この時間で12個も造りあげたのかよ」


ルッキーニ「うじゅ…魔法使いみたい」


シャーリー「いや、私達ウィッチだから」


ルッキーニ「!!」


沙耶佳「お願いできますか?」・


シャーリー「あぁ!」


ルッキーニ「まっかせて!」・


沙耶佳「ありがとうございます!」・

~ブリーフィングルーム~


エイラ「未来から来た人間カ…なんともファンタぢっくな話ダナ」


ペリーヌ「そんな非科学的なこと有り得るわけ無いですわ!」


エーリカ「でもそのムトーって言う扶桑人、ちょっと興味あるなぁ。ホントに未来から来たなら色んなこと知ってそうだし」


バルクホルン「もしかするとネウロイの消滅に役立つ情報を知っているかもしれないな」


ペリーヌ「大尉まで…」


芳佳「あんな怪しい扶桑人、捕まっちゃえばいいんですよ!」プンスカ


エイラ「どうしたんダ宮藤、珍しく怒ってるナ」


リーネ「あの…未来から来た扶桑人にちんちくりんって呼ばれたのを根に持ってるみたいで」


エイラ「その通りじゃないカ」プークスクス


バルクホルン「そうだ!宮藤がちんちくりんで何が悪い!!ちんちくりんな妹こそ愛し甲斐があるのではないか!!」


エーリカ「うわぁ…」


芳佳「エイラさん、バルクホルンさんまで!」


エイラ「ゴメンゴメン」


ガチャ


シャーリー「おーい、みんなこれを耳につけてくれ!」


バルクホルン「何だこれは?」


ペリーヌ「インカムですか?」


シャーリー「あの扶桑人が造ったんだよ!翻訳機らしいんだ。アイツの言ってる扶桑語がブリタニア語に変換されて聞こえるんだよ!」


ルッキーニ「なんかねー、ビビビってかんじできこえるの!」


エーリカ「ホントかねぇ」ゴソゴソ

今回はここまで

沙耶佳「ど、どうもー…初めまして」


一同「!!」


シャーリー「な?」


リーネ「武藤さんが何を言ってるのかわかるよ芳佳ちゃん!」


芳佳「扶桑の言葉でもリーネちゃんに伝わるんだぁ」・


リーネ「ホントだね!」・


芳佳「武藤さん!凄いですね!!変な人だと思ってたけど見直しました!!」


沙耶佳「そりゃどうも」・


エーリカ「ねーねーペリーヌー、何かガリア語で喋ってみてよ」


ペリーヌ「わかりました。…ペラペラペラ」


エーリカ「ガリア語をカールスラント語にも変換できるんだ…凄い」


ワイワイガヤガヤ


バルクホルン「武藤と言ったな…貴様が未来から来たのはどうやら間違いないみたいだな。まさかこのような機械を短時間で11個も造り上げるとは…」


沙耶佳「いやぁ、それほどでも」


エーリカ「こりゃ世界一のカールスラントの科学力も危ういねぇ」


バルクホルン「何を言うか!時が経ってもカールスラントの科学力は世界一だろ!?そうだろ!?」ガシッ


沙耶佳「そ…それはちょっと」


バルクホルン「馬鹿な…カールスラントが科学力を失っては何が残るというのだ…!」


沙耶佳「あ、でも未来のカールスラントは地球に優しい国になりますよ」・


エーリカ「地球に優しいって…」


バルクホルン「それがいいのか悪いのかはよくわからんが、廃れることはないのだな?」


沙耶佳「まぁ、そですね〜」

エイラ「武藤だっけ、サーニャの気持ちがわかる機械造ってくれヨ」


沙耶佳「えー、それくらい自分で頑張ってよ」


エイラ「ちぇー」


沙耶佳「ふぅ、発明品作ったらお腹減ったよ〜」グー


芳佳「それならご飯にしよっか?」


沙耶佳「へぇ、ちんちくりん料理出来るんだ」


芳佳「ちんちくりんって言わないでっ!」


リーネ「武藤さん!芳佳ちゃんはちんちくりんじゃありません!」


沙耶佳「おぉ、バインバインに怒られた」


リーネ「バインバインって…もー!!」


芳佳「(バインバイン…一理あるね)」


エイラ「(バインバインか…一理あるナ)」

~夕食~


沙耶佳「ウマ-」ジーン・


沙耶佳「はぁ、これぞ日本食って感じ!」ガツガツ


芳佳「喜んでいただけて良かったです」


沙耶佳「やるじゃん、ちんちくりん」


芳佳「またちんちくりんって!」プンスカ


沙耶佳「料理スキルなら同い年とは思えないね!」ツンツン


芳佳「え?同い年…?」ツンツンヤメロ


沙耶佳「そだよー。ちんちくりんは15歳でしょ?私も誕生日はまだだけど15歳になるんだー」


芳佳「(何で私の年齢を知ってるの…?)」


エイラ「同じ扶桑人なのに時代の違いでこうも差が出るとハ…」クスクス


サーニャ「エイラ、芳佳ちゃんのことを悪く言っちゃダメよ」・


エイラ「ご、ごめん」


バルクホルン「そう言えば、自己紹介がまだだったな。私はゲルトルート・バルクホルン、階級は大尉だ。よろしくな」


エーリカ「エーリカ・ハルトマン、階級は中尉」


ペリーヌ「ペリーヌ・クロステルマン、中尉ですわ」


リーネ「リネット・ビショップです、階級は…軍曹です」


芳佳「私は「あーあーあー、大丈夫大丈夫。貴女のことはよーく知ってるから」


芳佳「えぇ!?何で何で!?」

エイラ「同じ扶桑人だから教科書にでも乗ってるんじゃないのカ?」


ペリーヌ「宮藤さんごときが教科書に乗るような未来の扶桑が心配ですわ…」


沙耶佳「あはは…」


エイラ「エイラ・イルマタル・ユーティライネン、少尉ダ。よろしくナ。こっちは」


サーニャ「サーニャ・V・リトヴャクです。階級は中尉…よろしくお願いします」


沙耶佳「皆一度は聞いたことのある名前です!やっぱりここはレジェンドの集まりなんですね!」


シャーリー「レジェンドだって!」


ルッキーニ「未来のあたし達は一体どんな感じになってるのかな!?」


ワイワイ


美緒「…武藤の奴は拘束された身柄なんだがなぁ」


ミーナ「最低限のことは守ってくれるみたいだし、とやかく言う必要はないんじゃない?それに、隊の皆も彼女に興味津々だし」


美緒「…それもそうか」

沙耶佳「はー、お腹いっぱい幸せぇ」


エーリカ「ねーねー武藤、未来の世界ってどんななの?」・


沙耶佳「ごめんなさい、あまり詳しくは言えないんです」


エーリカ「えー!なんでー!?」


沙耶佳「過去の人が未来のことを知りすぎると、未来で誤差が生じて世界が変わっちゃうんです」


エーリカ「そうなんだ…ごめん」


沙耶佳「って、設定はどうでしょうか?」


エーリカ「設定かよ!」


沙耶佳「まぁ、大雑把に言うとこの時代よりも平和ですね。それと、技術力の発展により機械が手放せなくなりますね」


沙耶佳「そのせいで色々問題も出てきますけど…」


エーリカ「へー…私は武藤の時代に生きてられるかなぁ」


沙耶佳「…無理ですよ、ウィッチは」ボソッ


エーリカ「え?」


沙耶佳「あ、いえ!長生きすることですね!」


バルクホルン「1つ、気になるんだがネウロイはいつどうやって消滅するんだ?」


沙耶佳「…」

バルクホルン「どうした?」


沙耶佳「ごめんなさい。これだけはちょっと…」


バルクホルン「何故だ!?未来の人間の言葉一つでより早くネウロイが消滅するかもしれないんだぞ!?」


沙耶佳「そ、そうは言われましても史実通りに世界を動かさないと未来に障壁が残るので…」


バルクホルン「…そうか、それは申し訳ない」シュン


沙耶佳「あ、そんな顔しないでください!確実にネウロイは消滅するんですから!!」


エーリカ「だってさ、ならそれでいいじゃん」


バルクホルン「…そうだな」


ワイワイガヤガヤ


美緒「ホントにいいのか?これで…」


ミーナ「まぁ、隊のみんなと打ち解け会えたのはいいことだと思うわ。でも自分の置かれている立場をわかっていないような気もするけど…」

〜大浴場〜


沙耶佳「あ~^」・


芳佳「」ジー・


沙耶佳「ん?ちんちくりん、どした」


芳佳「だからちんちくりんって…!あの、武藤さんっておっきいですよね」


沙耶佳「どこが?」ズイッ


芳佳「あ、あの!身長のことです…」


沙耶佳「この時代だと170は大きい方なのか」


芳佳「(おっぱいは…私くらいだね。所詮同いd)」ガシッ


芳佳「」ブクブクブク


リーネ「よ、芳佳ちゃんが逆さ釣りにされて顔だけお湯の中に沈められてるー!?」


沙耶佳「ご丁寧な説明どうも。ちんちくりん、次私の胸のこと言ったらこうじゃ済まないからな」


芳佳「まだなにもいってないのにぃ」ブクブク


リーネ「武藤さん!芳佳ちゃんが死んじゃいます!!」


ザパー


芳佳「し、死ぬかと思った…」・ゲホゲホ


リーネ「芳佳ちゃん、大丈夫?」


沙耶佳「(誰のせいでこんなにちっさいと思ってるんだ!!)」

ムニュ


沙耶佳「ひゃあっ!」


ルッキーニ「うーん、残念賞」モミモミ


沙耶佳「」プチ


ルッキーニ「」ブクブクブク


シャーリー「ルッキーニが死ぬ!死ぬから!!」


エイラ「おー武藤、なにやって」


エイラ「」ブクブクブク


沙耶佳「お前も胸のこと言おうとしただろ」


サーニャ「武藤さん!エイラが…!」


沙耶佳「ごめんごめん」ザパー


エイラ「ゲホゲホ!おいむt」


エイラ「」ブクブクブク


芳佳「エイラさーん!!」

〜監禁室〜


沙耶佳「何ですかこの手錠と足枷…」ジャラ


ミーナ「皆が寝静まった時に脱走しないようによ」


沙耶佳「取ってくださいよ。これじゃあグッスリ眠れないじゃないですか!」


ミーナ「武藤さん、貴方は拘束されている身なの。立場をわきまえなさい」


沙耶佳「」ビクッ


沙耶佳「は、はい…」


ミーナ「では、おやすみなさい」ガチャ


沙耶佳「」


沙耶佳「重い…」


沙耶佳「けーじろー…」・



ーー
ーーー

啓二朗「姉ちゃん、明日のサッカーの試合なんだけど姉ちゃんに観に来て欲しいんだ」


沙耶佳「また珍しい。いつもは絶対来んなー!って怒るくせに」


啓二朗「俺、初めてレギュラーで出るんだ。父さんも母さんも忙しいし、だから姉ちゃんだけには観に来てもらいたくて…それと、どうせ研究以外は姉ちゃん暇だろうし」


沙耶佳「おい最後余計だ」


啓二朗「じゃ、練習行ってくる」ガチャ


沙耶佳「┌(゚Д゚)ノイッテラー」


ーーー・
ーー・
ー・


沙耶佳「(弟はそれっきり帰ってこなかった。交通事故に遭って死んでしまった。その時、博士が啓二朗の感情を人工ネウロイに組み込んだ)」


沙耶佳「けーじろー…」

沙耶佳「さて、明日の晩御飯はこんな感じでいっか。我ながらいい話を考えついたもんだ」


沙耶佳「K-26だからけーじろーって適当に名前つけただけだし、そもそも私一人っ子だし」

今回はここまで

ストパンSSはもうダメなのかな…

〜数日後 司令室〜


ミーナ「武藤さんの処分の通達が来たわ」


美緒「何と書かれてある?」


ペラッ


ミーナ「…」


美緒「どうしたんだミーナ!?」


ミーナ「」ニコ


ミーナ「こう書いてあったわ」スッ


美緒「ほぉ…」


ミーナ「美緒、武藤さん呼んできてくれるかしら?」


美緒「了解した」

~ブリーフィングルーム~

沙耶佳「でっさー、その時の博士の顔がこんなだったんだよー」グニー


芳佳「やめへくらはいー」


シャーリー「だーはっはっはっは!!」


ルッキーニ「にゃはははは!!」


バン!


美緒「おい、武藤はいるか」


沙耶佳「はい、どうかしましたか?」


美緒「上からの通達が来た。指令室に来い」


沙耶佳「わ、わかりました…」


スタスタスタ


ルッキーニ「…さやか、どうなっちゃうの?」


シャーリー「さぁなー。上の判断次第では見たくないことになりそうかもな」


芳佳「そ、それって…」


シャーリー「」スパッ


芳佳「ひっ」


ルッキーニ「さやかしんじゃやだー!!」


芳佳「そうです!武藤さんは使命があってここまで来たのに殺されるなんておかしいです!!」


シャーリー「…だよなぁ。とは言っても、アイツはこの部隊の人間ではないから不法侵入になるんだよ」


ルッキーニ「うじゅう…」


芳佳「あのっ!私、ミーナ中佐にお願いしてきます!!」


シャーリー「宮藤!?」


芳佳「武藤さんを処罰するのをやめてもらうんです!!」


シャーリー「そんなことしたって上から…」


シャーリー「いっちまった…」


ルッキーニ「あたしも行く!!」タッタッ


シャーリー「…おーい!私を置いていくなよー!」タッタッ

沙耶佳「あの…話って」


ミーナ「貴方の処分が決まったわ」


沙耶佳「!!」


ミーナ「…」


沙耶佳「」ゴクリ


ミーナ「…少佐」


美緒「あぁ」チャキ


沙耶佳「え…」


美緒「覚悟しろ…武藤」


沙耶佳「待って!待ってください!!私ここで死ぬんですか!?まだ何も出来ていないのに!!」


美緒「いくぞ…手を出せ」


沙耶佳「坂本さん!ミーナ中佐ぁ!!」


沙耶佳「…って、手?」


美緒「そうだ、手だ。お前の手錠を外してやる」


沙耶佳「も、もしかして…!?」


ミーナ「ええ、特に問題はないそうよ。貴方がウィッチであること、それにこのインカム型の翻訳機。これが上からの好評価だったみたいね」


美緒「よかったな武藤、安心して人工ネウロイが捜せるじゃないか!」スッ


ミーナ「(真っ先に殺せ殺せと言ってたのはどこの誰かしら?)」


沙耶佳「」


沙耶佳「ふぅ」バタン


ミーナ「武藤さん!?」


美緒「おい武藤!しっかりしろ武藤!!」ユサユサ

芳佳「よ、よかったぁ」ヘナヘナ


ルッキーニ「ふにゃぁ」ヘナヘナ


シャーリー「まぁ、何はともあれ良かった良かった」


ガチャ


美緒「どうした、お前達」


沙耶佳「」


芳佳「武藤さん!?坂本さん何かしたんですか!?」


美緒「いや、極度の緊張で気を失ったみたいだ」


芳佳「そりゃそうですよ!いきなり殺されるかもしれないなんて私でも緊張します!!」


美緒「お、おぅ…」


ミーナ「宮藤さん、えらく武藤さんの肩を持つわね…」


芳佳「」フンス!フンス!


美緒「…取り敢えず、リーネ呼んで訓練でもするか」


芳佳「ええっ!?」


シャーリー「やば、撤退するぞルッキーニ」


ルッキーニ「あいあいさー!」

〜滑走路〜


美緒「走れ走れー!」


芳佳「ハァ…ハァ…」タッタッ


リーネ「ハァ…ハァ…」タッタッ


沙耶佳「しーらなーいーうーーちーーに、とおくーへいっていた♪」フラフラ


芳佳「あ、武藤さん」


美緒「武藤、もう身体の具合は大丈夫なのか?」


沙耶佳「この通りです」


美緒「そうか、ならお前も宮藤達と訓練をしないか?」


沙耶佳「いえ、散歩してただけなので結構です」


美緒「まぁいいじゃないか。ほら、お前も滑走路を走れ」


沙耶佳「えー!?」


美緒「そんなんじゃ人工ネウロイは連れて帰れないぞ!」


沙耶佳「やっぱ鬼だー!!」

沙耶佳「もダメ…」バタン


芳佳「ええっ!?」


美緒「だらしのない奴だ。未来の扶桑人は持久力もないのか」


沙耶佳「ぐ、軍人とただの研究員を一緒にしないでくださいよ…!」ゼェハァ


〜ハンガー〜


沙耶佳「おえ、食ったもの出そう…」


ルッキーニ「さやかー、どうかしたの?」


沙耶佳「いや、坂本さんに無理矢理走らされて朝食べたもの吐きそうなんだ…」


ルッキーニ「大丈夫?背中さすろうか?」サスサス


沙耶佳「ありがと」


ルッキーニ「ねぇねぇ、あたしさやかが住んでる世界の話聞きたい!」


沙耶佳「未来の話?別にいいけどあんまりたくさんは話せないからな」


ルッキーニ「ワクワク♪」

沙耶佳「例えばな、お湯をいれて3分待つだけでご飯が作れたりするんだよ。他にも、電子レンジという機械で温めるだけで美味しいご飯が作れたり」


ルッキーニ「すごぉい!あたしも住んでみたいー!!」


沙耶佳「ははっ、ルッキーニなら大丈夫かな?」


ルッキーニ「楽しみだなぁ未来の世界!じゃ、あたしはシャーリーとお出かけしてくるねー」タッタッ


沙耶佳「じゃーねー」


沙耶佳「…」


沙耶佳「…ごめんね、ルッキーニ。貴女は…ウィッチは未来の世界には生きられないんだ」


〜ブリーフィングルーム〜


沙耶佳「ふわぁ〜」


沙耶佳「この時代の人達にとって、ネウロイはどのくらい脅威なんだろう?」グデー


バルクホルン「…ネウロイは、私達人類が必ず倒すべき存在だ」


沙耶佳「あ、バルクホルンさん!」


バルクホルン「武藤、ソファに座るならちゃんと座れ」


沙耶佳「よいしょと…」


バルクホルン「私の故郷、カールスラントはネウロイによって壊滅させられた」


沙耶佳「おおう…」


バルクホルン「私の妹も、ネウロイの攻撃で意識を失ったままなんだ…」


沙耶佳「うわ…」


バルクホルン「ネウロイは大切なものを全て奪っていく…故郷も、家族も!」


バルクホルン「だが…」


沙耶佳「へ?」


バルクホルン「未来は、お前の住む世界はネウロイのいない世界なんだろう?」


沙耶佳「は、はい…」ウトウト


バルクホルン「その言葉を聞いて、安心してネウロイを倒すことができる」


バルクホルン「それにしても、そのネウロイを人工的に開発し兵器として扱うとは…扶桑人と言うのはいつの時代も突拍子のない奴らだな。武藤…?」


沙耶佳「zzz…」


バルクホルン「寝るなーっ!!」

美緒「おい武藤、お前模擬戦やってみないか?」


沙耶佳「模擬戦ですか?私研究員なので戦いなんてやったことないですよ。飛行もストライカーの調子を見ることくらいですし…」


美緒「だが、ウィッチであるならそれなりの訓練は受けているだろう?」


沙耶佳「まぁ、研究所が襲撃にあった時に備えてそこそこはやっていますけど…軍人の皆さんには物足りないと思います」


美緒「まぁいいじゃないか。人工ネウロイを連れて帰るの準備運動だと思え」


沙耶佳「えぇーいやですよぉ」


美緒「そうか、残念だな。折角模擬戦後、一緒に風呂に入ろうと思ったのだが…」


沙耶佳「さてと、ウィッチのドタマぶち抜きますか」


美緒「決まりだな。では明日の1400にハンガーに来てくれ」


沙耶佳「りょーかーい」テテテ


美緒「あと、実弾な訳無いからなー!」


ハーイ

エイラ「あ、武藤」


沙耶佳「エイラとサーニャちゃん、こんちわー」


サーニャ「こんにちわ」


エイラ「おい武藤!お前この前私にしたこと覚えているカ!?」


沙耶佳「あー、お風呂じゃぶじゃぶか。楽しかっただろー?」


エイラ「な訳無いダロ!危うく死ぬところだったんだからナ!!」


エイラ「絶対に許さないからナ!明日の模擬戦でお前をコテンパンにしてヤル!!」


サーニャ「エイラ…」


沙耶佳「おーけーおーけー。そういう事なら私も本気で行くから」


エイラ「フンッ!」スタスタ


サーニャ「」ペコ


沙耶佳「じゃーねー」

今回はここまで。戦闘シーンは苦手だからちょっと表現が弱くなるかも

〜次の日、ハンガー〜


美緒「これより、模擬戦闘を行う。先ず武藤と…」


エイラ「はいはい!私ガ!私がやル!!」


美緒「ほぅ、珍しくやる気だな」


エイラ「アイツは私が倒ス!やられた借りは返すんダナ!!」フンス


美緒「なら今すぐ戦闘準備にかかれ」


芳佳「坂本さん、武藤さんは軍人じゃないんですよ?なのにいきなりエイラさんとだなんて…」


美緒「あのエイラがここまでやる気だからなぁ…それに、武藤だってある程度の訓練は受けていると言った。ま、2分持てばいいだろう」


芳佳「エイラさん、この様子だと手は抜かないんだろうなぁ…」


リーネ「あの…坂本少佐、武藤さんがまだ来てません!」


美緒「何だと!?何をしているんだあいつは…!」

エイラ「この前の風呂でのこと、絶対にやり返すんダナ!」


ペリーヌ「珍しいですわね。お風呂で何があったか知りませんけど」


沙耶佳「わっ!みんな早っ!」


美緒「武藤!一体何時だと思っている!?」・


沙耶佳「いやぁ、トイレが見つからなくて…」・


美緒「さっさと準備しろ!!」


沙耶佳「怖怖…未来に帰ったら教科書変えてもらわなくちゃ。坂本美緒は鬼の化身だって」スタコラ・

沙耶佳「よいしょと、準備できましたよー」ブーン


シャーリー「これが未来のストライカーかぁ、今とあんまり変わんないな」


沙耶佳「この形が一番ですからね。でも、中身はしっかり未来式ですよ」ニコッ


美緒「それでは…戦闘開始!」ピーッ


エイラ「絶対勝ツ…」


ブーーーーーン


沙耶佳「よし…いくぞ」


キーーーーーーーン


芳佳「速い!」


リーネ「っ!凄い音…」

エイラ「そぉりゃああああ!!!!」ドガガガガガ


沙耶佳「おっと」クルッ


エイラ「正面からはムリダナ…」


沙耶佳「」グルリ


ドガガガガガ


エイラ「」ヒョイ


沙耶佳「やっぱり当たんないか」


エイラ「ここだっ!」ドガガガガ


沙耶佳「しまっ!」


ベチャベチャ


ピーー!!!!


エイラ「っし!」


美緒「やはり経験の差か…少し無理をさせたかもしれんな」


シャーリー「武藤にとってはいい思い出となっただろ」


「まだまだ終わってませんよ!」


エイラ「へっ!?」


美緒「なんだと!?」

ドガガガガガガ


エイラ「わっ!」ヒョイヒョイ


リーネ「今確かにエイラさんのペイント弾が当たった筈なのに…」


美緒「いや、着弾はした。武藤が脱いだ白衣にな」


ペリーヌ「被弾寸前に白衣を脱ぎ捨てて空高く飛び上がったようですわね」


芳佳「と言うことは、武藤さんはエイラさんの
撃った弾が見えていたってことですか!?」


美緒「その可能性は大いにある…」


シャーリー「なるほど。アイツ、結構やるじゃん」


美緒「偶然が生んだ奇跡とも言えるがな」


沙耶佳「ふう…何とかなった」


エイラ「その技も一度きりなんダナ!」ドガガガガガ・


沙耶佳「よいしょ!」クルリ


ドガガガガガ


エイラ「」ヒュンヒュンヒュン


沙耶佳「(全然当たんない…やっぱり未来予知の固有魔法は伊達じゃないね)」


美緒「ほぉ、左捻り込みか!」


ペリーヌ「坂本少佐の技術を…!」ギリ

芳佳「武藤さーん!エイラさーん!頑張れー!」

沙耶佳「(さてと、未来の技術を見せますか)」カチッ


フッ


美緒「何っ!?」


シャーリー「消えた…!?」


エイラ「クソっ!どこダ!?」・


「ここだよ〜」・


ドガガガガガ


エイラ「!!」ヒュン


沙耶佳「あー!惜しいっ!」


エイラ「危なかっタ…」・


エイラ「(マズイナ…今のは予知できなかったゾ)」


ドガガガガ ドガガガガ


芳佳「今、消えましたよね!?」


バルクホルン「まるで瞬間移動のようだ」


芳佳「あ、バルクホルンさん」


バルクホルン「武藤が模擬戦を行っていると聞いたからな。一度未来人の戦い方を目に焼き付けておこうと思ったんだ」


芳佳「凄いんですよ!エイラさんと互角に戦ってるんです!!」


バルクホルン「…そうか」

沙耶佳「ふぅ…ここまで模擬戦がキツイなんて…そろそろ限k…」フラッ


エイラ「しめた!」


ドガガガガ


ベチャベチャベチャ


ピピーーーー!!!!!!


美緒「そこまで!!」


エイラ「どうダ!参ったか武藤!!」


エイラ「武藤…?」


沙耶佳「」ヒュ-


美緒「武藤!?」


芳佳「武藤さん!?」


シャーリー「アイツ…このままだと海に落ちるぞ!」ブ---ン


沙耶佳「」ヒュ-


シャーリー「っと!」ガシッ


シャーリー「おい武藤!しっかりしろ!!」

沙耶佳「んん…」パチ


芳佳「良かった…気が付いた」パァァ


沙耶佳「あれ?模擬戦は?」


芳佳「終わりましたよ。武藤さん、被弾した後そのまま落ちちゃったんです」


沙耶佳「あはは…そうだったんだ」


美緒「武藤!!」


沙耶佳「坂本さん…」


美緒「無理をさせてしまった…申しわけない」


沙耶佳「いえ、大丈夫です。こっちもいい経験になりましたから」


オーイ!


シャーリー「だいじょーぶかー?」


沙耶佳「はい、芳佳ちゃんの治癒魔法のおかげでこの通りです!」


シャーリー「急に落下してきたからびっくりしたよ」


沙耶佳「ちょっと頑張り過ぎちゃいました」


バルクホルン「だが、お前の戦闘は見事だったぞ。まるで宮藤に通ずる才能を感じた」


美緒「あぁ、お前には無理をさせたがこちらも素晴らしい戦いを見せてもらった」


芳佳「そうですよ!あの瞬間移動、凄くかっこよかったです!ね?リーネちゃん!」


リーネ「うんっ!」


ペリーヌ「まぁ、軍人でないことを考えると骨のある戦い方でしたわね」



沙耶佳「へへ、501の皆に褒めてもらえるなんて光栄だよ」

〜ハンガー〜


エイラ「ふぅ…」


サーニャ「エイラ…」


エイラ「さ、サーニャ!!」


エイラ「聞いてくれヨサーニャ!勝ったゾ!あの時の借りは返してやったんダナ!」


サーニャ「見てたわ…武藤さん、凄くかっこよかった」


エイラ「もう、サーニャまで武藤武藤って…少しは勝った私を褒めてくれヨ」


サーニャ「エイラ」


エイラ「ん?なんダ?」


サーニャ「エイラは軍人よ?勝って当たり前でしょ。でも武藤さんは戦闘経験もないのにあそこまで戦ったの。そんな人に勝ってはしゃいでいたら、子供みたいよ」


エイラ「」ガ-----ン


サーニャ「武藤さん」テテテ


エイラ「子供みたい…子供みたい…」

沙耶佳「あーお腹減った。ちんちくりん、ご飯作って~」


芳佳「食堂にお昼のお米があった筈なのでおにぎりでも作っててください。私今から模擬戦なので」・


沙耶佳「はーい」


沙耶佳「そんじゃ、台所借りるね」スタスタ

〜食堂〜


沙耶佳「いっただきまーす!」


エーリカ「何かいい匂いがするー。宮藤が作ってるのかな?」フラフラ


沙耶佳「あ、ハルトマンさんこんにちわー」


エーリカ「おー武藤、何してるの?」


沙耶佳「模擬戦でお腹減ったのでご飯食べてたんです。ハルトマンさんもどうですか?」・


エーリカ「んー、食べるー」ガタン


エーリカ「いただきまーす」モグモグ


エーリカ「んー!宮藤の作るごはんは美味しいなぁ!」


沙耶佳「あ、これ私が作ったんです」モグモグ


エーリカ「ええっ!?武藤が!?」モグモグ


エーリカ「扶桑の人ってみんなこんな味付けなんだね」モグモグ


沙耶佳「あー、んー、そですね」モグモグ


エーリカ「ねぇ武藤、人工ネウロイってどんな奴なの?」


沙耶佳「本物のネウロイは写真でしか見たことないんですけど、けーじろーは立方体ですね」


エーリカ「立方体?おかしな形だなぁ」


沙耶佳「ですよねー」

ミーナ「フラウ、やっと起きたのね…」バタン


エーリカ「あ、ミーナおはよー」


ミーナ「もう15時よ」


ミーナ「あら?スンスン…いい匂いね。宮藤さんが作ったのかしら?」


エーリカ「武藤が作ったんだって」


ミーナ「武藤さんが!?」


沙耶佳「いやー、扶桑の料理って同じような味ですからね。アハハ」


ミーナ「宮藤さんに引けず劣らずの料理スキル…おそるべし未来人ね」

〜夕方 監禁室〜


沙耶佳「何何…ブリタニア会話の基本は」ペラッ


コンコン


沙耶佳「どうぞ〜」


ガチャ


サーニャ「あの、武藤さん…」


沙耶佳「サーニャちゃん」


サーニャ「本、読んでたんですか?」


沙耶佳「ブリタニア語会話の本をペリーヌに貸してもらってね。少しくらいは話せるようになっこうと思って」


サーニャ「武藤さん、ブリタニア語は読めるのに話せないんですか?」


沙耶佳「文字だとわかるんだけどね〜」


サーニャ「武藤さんって、面白い人ですね」クス


沙耶佳「面白い…?」


沙耶佳「それで、サーニャちゃんは何か用があったの?」


サーニャ「あ、はい…そろそろ夕食の時間だって…芳佳ちゃんに呼んできてって頼まれたんです」


沙耶佳「ほー、もうそんな時間か。今日はなんだろな〜」

その夜、食堂


エイラ「」ズーン


リーネ「エイラさん、全然進んでないみたいだけど具合悪いのかな?」


芳佳「今日の夕食にエイラさんの嫌いなものは入ってなかった筈だけど…」


美緒「どうしたエイラ、食べないのか?」


エイラ「…腹減ってナイ」


バルクホルン「ウィッチたるもの、三度の食事と充分な睡眠を取ることは大切なことだ。少しだけでも食べておけ」


エイラ「いい…ゴチソウサマ」ガタン


バルクホルン「あ、おいエイラ!」


エイラ「っ…!」タッタッ


芳佳「エイラさん…」

シャーリー「ははーん、さては相当堪えたんだろうなぁ」


沙耶佳「シャーリーさん?」


シャーリー「模擬戦で勝ったのに武藤の方がちやほやされたのは…くるモノがあったんだろう」


ルッキーニ「サーニャんもさやかのこと褒めてたじゃん?それもあると思うな」


サーニャ「…それなら私、謝らないと」ガタッ


シャーリー「大丈夫大丈夫、もう行った奴がいるから」


サーニャ「え…?」


シャーリー「まぁ、一番慰めに行っちゃいけない奴なんだけどな」

~滑走路~


エイラ「ハァ…」


沙耶佳「いたいた」テテテ


沙耶佳「よいしょと」


エイラ「なんダヨ!私を笑いに来たのカ!?」


沙耶佳「…ごめんな、模擬戦中にぶっ倒れて。被弾した時意識無くなってたんだよ」


エイラ「えっ?」


沙耶佳「ホント体力無いんだよねぇ私って。だからさ、今日みたいに動きすぎるとすぐバテちゃうんだよ。そこに、瞬間移動なんて使ったから意識まで飛んじゃった」


エイラ「そうだったのカ…」


沙耶佳「それにさぁ、あんな風にみんなに心配されることもなかったんだ。今まで」


エイラ「えっ」


沙耶佳「ひょうひょうとこなしていく性格だから…風邪なんて引いてもすぐ治ったし」


エイラ「そ、そうなのカ…」


沙耶佳「だから、嬉しかったんだよね。そしてエイラの気持ちに気付いてあげられなかった」


エイラ「いや、私も少し大人げないところあったヨ。風呂場でされたこと引きずっテ」


沙耶佳「…」


沙耶佳「で、エイラがいじけてるのってサーニャにそっけない態度とられたからでしょ?」


エイラ「それは…!えと…」

沙耶佳「私が言うのもなんだけどさぁ、エイラは今まで見たことも無いものを見るとどうなる?」


エイラ「すげーってナル」


沙耶佳「それだよ。皆も、サーニャちゃんもそう…」


エイラ「だから何なんダヨ」


沙耶佳「新しいものって最初は騒がれるけど結構すぐに見飽きるんだよね。一過性って言うのかな」


沙耶佳「サーニャちゃんはエイラが凄いのは知ってるんだから」


エイラ「…」


沙耶佳「だからさぁ、いつまでもいじけてないで頑張ろうよ」


エイラ「…そうダナ、いつまでもしょげてちゃスオムスのエース失格ダ」


沙耶佳「ほら見てあの星、すっごい光ってるでしょ?」


エイラ「ホントダ。夜間哨戒に出てても気付かなかったゾ」


沙耶佳「あれさぁ、死兆星なんだよね。見えてちゃヤバイ奴」


エイラ「えっ!?」


沙耶佳「なんてね、うっそ~」ダッ


エイラ「あ、コラー!」ダッ

〜食堂〜


エイラ「迷惑かけてゴメンナサイ」ペコ


美緒「なぁに、気にする事はない。お前のようなな年頃なら精神的にも不安定な事はある」


サーニャ「エイラ…エイラの気持ちも考えずにあんなこと言ってごめんなさい」


エイラ「いいんだサーニャ、誰だって武藤の戦い方を見るとあんな風に言っちゃうヨ」


ルッキーニ「なんか今のエイラ、すごく大人っぽい」


シャーリー「あぁ。武藤何かしたのか?」


沙耶佳「いえ、死兆星見せだけですけど?」


エイラ「宮藤、私の分は残ってるカ?」


芳佳「はい!エイラさんのは今温め直していますよ!」


エイラ「そカ、サンキューナ」


芳佳「えっ?いやぁそれほどでもぉ」

〜数日後〜


ウーーウーー


〜ブリーフィングルーム〜


ミーナ「敵は北西の空を飛んでいるわ。直ちに出撃準備して!」


一同「了解!」ダッ


沙耶佳「おーとこーだったーらー、ひとつにかけーるー♪」フラフラ


ミーナ「沙耶佳さん、貴女もお願いできるかしら?」


沙耶佳「あー、ネウロイですね。了解しました」


ミーナ「でも、無理はしないで。模擬戦とネウロイは違うのよ」


沙耶佳「初めてのネウロイだ!気合入れるぞー!」


ミーナ「だから無理はしないでって!」

~ハンガー~


沙耶佳「折角だしコイツを使うか」ズシッ


沙耶佳「おお…重」


沙耶佳「それと、コイツも」カポ


沙耶佳「武藤沙耶佳、出ます!!」


キーーーーーーン


~ブリタニア上空~


ネウロイ「キュイイイイ」


バルクホルン「速いな…」ドガガガガガガ・


ネウロイ「」クパ


エーリカ「分散したよ!」


小ネウロイ「」ヒュンヒュン


美緒「宮藤ペリーヌシャーリールッキーニは小型のネウロイを片付けろ!本体は私達で叩く!」


「了解!!!!」


芳佳「はぁぁぁ!!!!」ドガガガガガガ


ペリーヌ「トネール!!」バリバリバリ


ルッキーニ「うじゃー!いっぱいきたー!!」ドガガガガガガ


シャーリー「こっちだこっち!」ブーン


シャーリー「そぉりゃあああああ!!!!」ドガガガガガガ


宮藤「嘘!?詰まった!?」カチカチ

小ネウロイ「」ヒューン


ルッキーニ「よしか!あぶない!!」ドンドン


バァァァン


宮藤「ありがとう、ルッキーニちゃん」


小ネウロイ「」ヒュンヒュン


シャーリー「本体を倒さないことには消えそうにないな…!」ドガガガガガ

ネウロイ「キュイイイイ」ドーンドーン


バルクホルン「少佐!コアは見えたか!?」


美緒「…」ペラッ・


美緒「中心部にあるな…」


バルクホルン「ただでさえ硬いというのに…!」・


エーリカ「一気に行くしかないね…!」


リーネ「私が後ろから援護します!!」


美緒「わかった!」ブーン


バルクホルン「うぉぉぉぉぉ!!!!」


エーリカ「はぁぁぁぁ!!!!」


トネール!!


バリバリバリ


ペリーヌ「なぁっ!?」


芳佳「今の電撃…」


撃ち抜けぇ!!


ドゴォォォォ!!!!!!


ネウロイ「」パリーン


キラキラキラキラキラキラキラキラ


バルクホルン「!?」・


エーリカ「ネウロイの…ビーム?」


沙耶佳「間に合って良かったです」ブーン


美緒「武藤がやったのか…!?」


芳佳「武藤さん!来てくれたんですね!!」


沙耶佳「いてもたっても居られなくなってね。それに、ミーナ中佐にも後押しされたし」


美緒「あの模擬戦でなら実戦で使いたくなるのも頷ける…」


リーネ「ネウロイが一撃でやられましたね…」・


シャーリー「そのでかい機関銃はなんだ!?」・

沙耶佳「あ、これネウロイ砲です。過去…つまりこの時代のデータを元にしてネウロイのビームを武器にしてみました」


ルッキーニ「しゅごい…」


ペリーヌ「それに…さっきの電撃、わたくしの」


沙耶佳「はい、ペリーヌさんのトネールです」


「!?」


沙耶佳「固有魔法を限りなく再現させてみたんです。トネールやシュトゥルムの魔力を埋め込んでみました」


エーリカ「私のシュトゥルムまで…」


バルクホルン「フッ、毎回武藤には驚かされるな…」


エーリカ「ホント、未来の扶桑人怖すぎだよぉ」


沙耶佳「さー帰りましょう!お風呂入りたーい!ね?坂本さん」ブーン


美緒「あ、あぁ…」ゾクッ


美緒「(しまったなぁ、この前の模擬戦のこと覚えていたか…出任せなんか言うんじゃなかった。何故か宮藤と同じ危険を感じたぞ今)」


ペリーヌ「少佐?」

今回はここまで

〜大浴場〜


沙耶佳「あ〜^」


シャーリー「戦いの後の風呂は最高だなぁ!」


ルッキーニ「うじゅう」


芳佳「生き返ります〜」


沙耶佳「」ジー


シャーリー「ん?どうした武藤」


沙耶佳「シャーリーさん、何食ったらこんなでかくなるんですか?」ムニュウ


シャーリー「ははっ、なんだぁお前も気にしてたのか!別に食べ物で大きくなったわけじゃないぞ?」


ルッキーニ「さやかー!それはあたしのー!!さわっちゃダメー!!」


沙耶佳「ほぉ?ルッキーニはまたじゃぶじゃぶされたいのかぁ…」


ルッキーニ「ど、どうぞ…」ガクブル


芳佳「あぁ、思い出しただけで寒気が…」ガクブル


美緒「宮藤、何故震えている?風呂の温度が低いのか?」


沙耶佳「っと、坂本さんもでっかいよなぁ」ムニュウ・


芳佳「!?」


ペリーヌ「ななななな!なんてことを…!!!!!!」

沙耶佳「んー、おっぱいマイスターの血を引く私のおっぱいランキングベスト10に入る触り心地だよ」ムニュムニュ


美緒「武藤…楽しいか?」ワナワナ


沙耶佳「チョー楽しいっす」ムニュムニュ


ゴッ


芳佳「何で…私、が」グタッ


沙耶佳「へっへー、変わり身の術〜♪」


美緒「す、すまない宮藤!こら武藤!扶桑人なら姑息な手を使うな!!」


沙耶佳「ふぇぇ、バルクホルンお姉ちゃん!怖いよぉ」スリスリ


バルクホルン「!!!!!!」


エーリカ「やるねぇ、武藤」チャプ


沙耶佳「」ウルウル


バルクホルン「しょ、少佐…そこまで怒らなくてもいいんじゃないか?ほら、武藤も悪気はなかったんだ…」


美緒「ぐぬぬ」


ペリーヌ「(あぁ、少佐のぐぬぬ顔も素敵ですわ////)」


沙耶佳「よいしょと、そろそろ上がるか」ザバー

〜さらに数日後〜


沙耶佳「じーんせーいらーくありゃ、くーもあーるさー♪」スタスタ


サーニャ「あ、武藤さん…」


エイラ「また変な歌歌ってるゾ…」


沙耶佳「おー、エイラーニャ」


エイラ「まとめて呼ぶナ!いやサーニャと一つになれるからいいのかナ…?」


サーニャ「エイラ、もの凄くどうでもいいわ…」


沙耶佳「これから夜間哨戒?」


サーニャ「」コクン


沙耶佳「ご苦労なこった・。じゃ、気ィつけてね〜」


エイラ「行ってくるゾ〜」


サーニャ「行ってきます」


沙耶佳「…私の世界じゃ、夜に見回りの必要もないもんね。それに、ナイトウィッチすらいないし」スタスタ


沙耶佳「なみだのあとにはにじもあるー…この続きなんだっけ?」スタスタ

〜監禁室〜


沙耶佳「バインバイン、私の部屋に何か用?」


リーネ「その呼び方やめてください!えと、武藤さんもお茶にしませんかって思ったんです」


沙耶佳「紅茶飲むー」


リーネ「食堂で待ってますね」タッタッ


沙耶佳「…けーじろー連れて帰るまでには絶対揉まなきゃ」


〜食堂〜


沙耶佳「はぁ、そろそろここにお邪魔になるのもアレだよねぇ」


ミーナ「そんなことはないわよ。皆、武藤さんのことを気に入ってくれてるわ」


沙耶佳「ミーナ中佐…」


ミーナ「まぁ、他のウィッチを湯船に沈めるのは軍法会議モノですけどね」


沙耶佳「バインバイン、おかわり」


ミーナ「聞いてますか!」


沙耶佳「わかってますって!どうせもう少ししたらお別れなんですから責めて印象だけでも残したいんですよ」


一同「…」


沙耶佳「け、けーじろーが見つかるまではいるわけだし!もう少しは言い過ぎでした!!」


ミーナ「(あまり長く居座られるのも困るんだけど…)」

〜さらにさらに数日後〜


芳佳「いい天気だなぁ。絶好のお洗濯日和だよ」


沙耶佳「おーす、ちんちくりん。朝から精が出るねぇ」


芳佳「だからちんちくりんって呼ばないでください!本気で怒りますよ!?」


沙耶佳「やってみろ~♪ひいおb」


芳佳「へ?今、何て…」


沙耶佳「しまっ!」


沙耶佳「なんでもないデース!」タッタッ


芳佳「あっちょっと!待ってくださいよぉ!!」


芳佳「ひい…?なんて言ったんだろう」・


沙耶佳「(あっぶな〜。ポロッと出そうになった。しかも本人の前で)」


沙耶佳「まっさかー、ちんちくりんがひいおばあちゃんだなんて誰も気づかないよねぇ♪」


「へぇ、誰がひいおばあちゃんだって…?」


沙耶佳「!!!!????」ビックゥ・


エーリカ「その話、もっと聞きたいなぁ」ヌッ


沙耶佳「あ、あぁ…あはは」

エーリカ「武藤は宮藤のひ孫だったんだぁ」


沙耶佳「誰にも言っちゃ駄目ですからね!約束ですよ!?」


エーリカ「えー、別にばらしてもいいじゃん。マズイことにはならないでしょ」


沙耶佳「そう言うのは、物語の終盤で言うものなんです」コソコソ


エーリカ「うん…まぁ、そゆ事あまり言わないようにね」


沙耶佳「お願いしますよホントに」ペコペコ


エーリカ「わかった。みんなには内緒にしておく」


沙耶佳「ありがとうごさいます!」


エーリカ「勿論、タダでとは言わないよ?」


沙耶佳「直ちにお菓子作りに勤しんでまいります」ダッ


エーリカ「わ~!お菓子だぁ~!!」

エーリカ「で、何でキャラメルなんだよぉ」


沙耶佳「まぁまぁ、未来の技術が詰まったキャラメルですから。一度食べてみてください」


エーリカ「普通のキャラメルだろうに…」パクッ


エーリカ「!!!!」


エーリカ「美味しい…美味しい!」パクパク


エーリカ「口いっぱいに甘さが広がってそれでいてしつこくなくて」


沙耶佳「喜んでいただけました?」


エーリカ「お前天才だよ!流石宮藤の血を受け継いでるだけあるね!」


沙耶佳「シー!声が大きいです!!」


エーリカ「ごめんごめん」

〜基地周り〜


沙耶佳「よさぁ〜くぅ〜よ〜さくぅ〜♪」タッタッ


ペリーヌ「その変な歌お止めなさい!耳に触りますわ!!」


沙耶佳「何ですか、人が折角気持ちよく歌ってるのに」キキッ


ペリーヌ「貴女の歌を聴いていたら花壇の花が枯れてしまいますわ!!」


沙耶佳「えぇ…そこまで言いますか?」


ペリーヌ「全く…!坂本少佐の胸を触るなんて…!非常識にも程がありますわ!」


沙耶佳「あ、ちょうちょ~♪」フラフラ


ペリーヌ「聞いてますの!?」


沙耶佳「人間怒ってばっかだと、幸せになれないですよ?」ヒョイ


ペリーヌ「あっ、わたくしのメガネ…」


沙耶佳「メガネメガネ~」アタフタ


沙耶佳「」メガネツンツン


沙耶佳「メガネメガネ~」アタフタ


沙耶佳「触っとるやないか!」バシッ

ペリーヌ「え、えぇ…」ドンビキ


沙耶佳「くそー、やっぱ昔の人にはウケなかったか…研究所では大爆笑だったのになぁ~」


ペリーヌ「あの、そろそろメガネを…」


沙耶佳「じゃ」ダッシュ


ペリーヌ「あ!お待ちなさい!!わたくしのメガネ返してくださいまし!!!!」ダッシュ


沙耶佳「も、もうダメ…」バタン


ペリーヌ「ちょ…体力無さすぎません!?」


沙耶佳「かーらーのー?こちょこちょデラックス!!」コチョコチョ


ペリーヌ「あはははははは!!やめて!!やめてくださいまし!!わたくし脇腹だけは!あはははははは!!」


沙耶佳「意外な弱点だなぁ」コチョコチョ・


ペリーヌ「も!もうだめですわははははは!!!!!!」

ペリーヌ「ぜぇ…ぜぇ…何なんですの?いきなりくすぐるなんて…」


沙耶佳「これが未来の技術ですよ」キリッ


ペリーヌ「嘘おっしゃい…でも、何だか気分がすっきりしましたわ。ありがと」


美緒「どうしたんだペリーヌ、大きな声で笑っていたから気になって来てみたんだが…」ザッ


ペリーヌ「さ、坂本少佐!?」


ペリーヌ「////」カァァ


美緒「ペリーヌもあんな風に大声で笑うのだな。よかったよかった」


ペリーヌ「へ?」


美緒「大声で笑うと気持ちがいいだろ?はっはっは!」


ペリーヌ「は、はっはっは!!」


美緒「はっはっはっはっはっは!」


ペリーヌ「はっはっはっはっはっは!」


沙耶佳「いや〜坂本さんにはかなわないなぁ」


沙耶佳「…どうしてこんな人があんなことを」ボソッ

〜資料室〜


沙耶佳「へぇ~、結構揃ってるなぁ」


沙耶佳「ん、興味深い本が…」


沙耶佳「『世界の不思議発見』この時代にもこう言った空想本があるんだなぁ」ペラ


沙耶佳「なになに?『1934年、オストマルク上空にて正体不明の巨大な浮遊物を発見』まさか…!」ペラペラ


沙耶佳「『1934年の夏、オストマルク上空にて正体不明の巨大な立方体が発見された。当時では存在しない金属で出来ており、数分間空に現れた後突然消えた。因みにこの立方体は1548年のノイエ・カールスラント、1739年の扶桑皇国でも目撃が確認されている』」


沙耶佳「通りでなかなか現れないと思ったんだ。アイツ…時空を転々としていたのか」


「誰かいるんですか?」


沙耶佳「!!」ビクッ


沙耶佳「わわわっ!」


ビターン!ドサドサドサ


リーネ「沙耶佳さん!大丈夫ですか!?」


沙耶佳「なんだぁ…バインバインか。あたた…」ヨロッ

リーネ「よいしょと、何か探してたんですか?」


沙耶佳「探し物って訳じゃなかったけど、なんとなく気になったから立ち寄ってみただけ。それより見てよこれ!」


リーネ「わぁ~懐かしい、この本うちにもあったんですよ」


沙耶佳「ほら、ここの紹介」


リーネ「…これは?」


沙耶佳「けーじろー、私が探している人工ネウロイだよ」


リーネ「ええっ!?」


沙耶佳「色々な時間を転々として逃げ回ってるんだ。幸い、今の状況を見ると何もしていないと思う」


リーネ「と言うことは未来の世界にも渡っている訳ですか?」


沙耶佳「多分ね。うまい具合にこの時代に飛んできてくれたらいいんだけど」


バルクホルン「何かあったのか?音がしたからきてみたんだが…」


沙耶佳「バルクホルンさん。いやぁ梯子に座って本を読んでいたら落ちてしまって…」


バルクホルン「梯子は上るものだ。座って本を読むところではないぞ」


沙耶佳「ごめんなさーい」


バルクホルン「…ったく、仕方ない。私も直すのを手伝おう」


沙耶佳「あざーす」


リーネ「ありがとうごさいます」

バルクホルン「ッ!紙で切ってしまった」


沙耶佳「大丈夫ですか!?」


バルクホルン「これくらい大したことない。唾でもつけておけば治るだろう」


沙耶佳「いま治療しますね」パァァァ


バルクホルン「これは!」


リーネ「芳佳ちゃんと同じ、治癒魔法」


バルクホルン「武藤、お前まさか…!」

〜ブリーフィングルーム〜


沙耶佳「サーニャーん」ダキッ


サーニャ「む、武藤さん…!?」


エイラ「武藤!サーニャから離れロ!!」


沙耶佳「サーニャって、ちんちくりんやペリーヌさんよりはあるね」モミモミ


エイラ「ナ!?」


サーニャ「や、やめてください////」


エイラ「死ねェ!武藤!!」ブン


ゴッ


芳佳「だから…何でいつも私が」バタ


エイラ「宮藤!?」


サーニャ「芳佳ちゃん!大丈夫!?」


エーリカ「(ひいおばあちゃんに対してこの扱い…)」

沙耶佳「シャーリーさーん。ちょっと器材貸してくれません?私のストライカー整備したくて…」


シャーリー「別にいいけど、整備兵に頼んだ方が楽なんじゃないのか?」


沙耶佳「この時代の人間が未来の技術をわかるわけないじゃないですかぁ」ケラケラ


シャーリー「…さらっと今失礼なことを言ったなお前」


沙耶佳「部屋、お邪魔しまs「武藤さん、いるかしら!?」ガチャ


シャーリー「中佐と同時に出入りしようとして、思いっきり顔にドアが当たって苦しんでます」


沙耶佳「おぉ、痛い…」フルフル


ミーナ「ご、ごめんなさいね…?」


沙耶佳「それで、私に何か用ですか?」


ミーナ「未確認の飛行物体が発見されたそうよ」


一同「!?」


沙耶佳「まさか…けーじろー!?」


ミーナ「それはわからないけど…飛行物体は現在、大西洋を飛んでいるみたいなの」


沙耶佳「行かなきゃ…!」ダッ


ミーナ「私達も応戦するわ!」


沙耶佳「あざっす!」

~大西洋~


沙耶佳「けーじろーー!!待ってろー!」ブーン


フヨフヨ・


沙耶佳「あの立方体は…けーじろー!」


K-26「!」


沙耶佳「けーじろー!未来に帰ろう!!」


K-26「」


沙耶佳「ね?ほら、博士も心配してるから…」


K-26「」ドーン


沙耶佳「わっ!待って!私だ!武藤沙耶佳だ!!」


K-26「」ドーンドーン


沙耶佳「このわからずやっ!」ドガガガガガガ


K-26「」ドーンドーン


沙耶佳「くそっ、硬すぎる!!」ドガガガガガガ


「武藤さーん!!」


沙耶佳「この声は…!」


芳佳「大丈夫ですか!?」


リーネ「これが…人工ネウロイ」


バルクホルン「異形だな…」・


エーリカ「確かに立方体だね」


美緒「武藤!この人工ネウロイ、どうすれば破壊できるんだ!?」


沙耶佳「壊しちゃダメです!なるべくコア傷つけないようお願いします!!」


美緒「わ、わかった…中々難しいな。ネウロイのコアを傷つけないようにと言うのは」ドガガガガガガ

芳佳「」ドガガガガガガ


リーネ「」ドーンドーン


エーリカ「シュトゥルム!!」ビュオオオオ


K-26「!!」


ドガァァァァァ


バルクホルン「やったか…?」


シュウウウウ…


K-26「」・


一同「!!!!!」・


美緒「効いていないだと…?一体どうすればコイツを止めることができるんだ…!」・


芳佳「(硬い…そして、動きが速い)」ドガガガガガガ


リーネ「(いつものネウロイとは違って…距離や間合いまで取ってくる…!)」ドーンドーン


K-26「ィィィィ」グンニャリ


美緒「変型した!?」


沙耶佳「この形…まさか!?」


K-26「」フッ


バルクホルン「消えた!?」


ペリーヌ「一体どこですの!?」キョロキョロ


ドォォォォン!!!!!


バルクホルン「そこかぁっ!!」ドガガガガ

K-26「」フッ


バルクホルン「また消えた…!」


芳佳「リーネちゃん!後ろ!!」


リーネ「えっ」


K-26「」ドーン


リーネ「くっ…!」バァン


シャーリー「はぁっ!」ドガガガガガガ


K-26「」フッ


シャーリー「…スピード勝負って訳か!」ギュン


ルッキーニ「いっけぇぇ!!!」ドガガガガガガ


K-26「」フッ


沙耶佳「」フッ


ガキィン!


沙耶佳「ハァ…ハァ…そろそろ体力が…やっぱり瞬間移動の多用はキツかったか」


ブーーーーーン


ミーナ「美緒!」


美緒「ミーナ!それにエイラとサーニャ…」


ミーナ「戦況は!?」


美緒「負傷者は出ていないが…かなり圧されている」


ミーナ「私達がネウロイを止めるわ。貴女達は少し休んでて頂戴」


美緒「いや大丈夫だ。まだ戦える」


ミーナ「駄目よ。無理に動いて全滅したらどうするの!?」


美緒「なーに、これくらいのことで死ぬような奴は501にいない」


ミーナ「…わかったわ。でもひとつだけ、無茶はしないで」


美緒「ああ」

ミーナ「美緒、ネウロイの様子は?」


美緒「武藤曰く状況によって自分の身体を変化させてくるそうだ。今はスピード型らしい…武藤のストライカー並の速さで攻撃してくる」・


ミーナ「サーニャさん、ネウロイの動きについていけるかしら?」


サーニャ「…やってみます」


エイラ「誘導は任せてクレ、私の予知なら攻撃が当たることはないカラ」


ミーナ「わかったわ。エイラさんが引きつけて、後ろから一気に叩く。いいわね?」


エイラーニャ「了解」ブーン


エイラ「おいけーじろー!こっちダこっち!」ブーン


K-26「」フッ


エイラ「やっぱ速いナ…でも、私はお前のスピードなら知ってるからナ!」ギューン


K-26「キィィィィ」グンニャリ


エイラ「ど、どうしたんダ…!?」


シュウウウウウウ


ミーナ「変型した…」


沙耶佳「あれは…!?みなさん!!攻撃力が大幅に上がっています!!」


ドォォォォォン!!!!!!


エイラ「おっと!」サッ


サーニャ「凄い力…エイラ!」ドーンドーン


ミーナ「はぁぁぁぁ!!!!」ドガガガガガガ


サーニャ「」ドーンドーン


バルクホルン「少しばかりだが体力の回復になった。私も戦うぞ!!」ドガガガガガガ


エーリカ「ミーナ、エイラ、サーニャん、ありがとね♪シュトゥルム!!」ビュオオオオ・


ドォォォォォン!!!!!!


シャーリー「ぐうっ!」バァン・


ルッキーニ「シャーリー!大丈夫!?」


シャーリー「何とかな…ったく、未来の世界は平和になるんじゃないのかよぉ」

K-26「」


美緒「なんだ!?突然丸くなったぞ…」


沙耶佳「まずい…!アレを放つ気だ!!」


バルクホルン「アレとは一体何だ!!」


沙耶佳「みなさん、逃げてください!!もっと遠くへ!!」


ブーンブーン


K-26「」


ドウッ・


美緒「な、何だあれは…」



シュゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!



ゴゴゴゴゴ…



ルッキーニ「うじゃー!海にぽっかり穴がー!!」


エーリカ「あんなビーム、防ぎようがないよ…」


バルクホルン「武藤の忠告が無ければ、今頃塵になっていただろうな…」

K-26「キィィィィ」


シャーリー「…?なんだか様子がおかしいぞ…」


沙耶佳「…そうか!あのビームは一度撃つと反動があるんだ!」


美緒「なるほど!攻撃するなら今だ!撃て!!」


ドガガガガガガガガ


沙耶佳「いい加減にしろぉ!!」


ドシュウウウウウン


美緒「やったか!?」


シュウウウウウウウウ


K-26「キィィィィ」・


沙耶佳「あのシールド…防御モードだ」


バルクホルン「また変型したと言うのか…!」


エーリカ「も、もうダメ…お腹減った」フラ


バルクホルン「しっかりしろ!ハルトマン!!」ガシッ


シャーリー「さ…さすがの私も、限界」


芳佳「こんなに強いなんて…」


ミーナ「少佐、一度撤退した方がいいかもしれないわ…」


美緒「やむを得んか…くそっ!」


美緒「総員撤退!!」

エイラ「!!」


サーニャ「エイラ、どうしたの?」


エイラ「みんな…アイツを見てクレ」


K-26「キイイイイイ」グンニャリ


美緒「あの形は…まさか」


ドウッ


ミーナ「この距離だと…防ぎようが、ない」


ゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!


サーニャ「エイラ…」ギュ


エイラ「大丈夫、私がいるカラ…」ギュ


ルッキーニ「シャーリー、あたし達これからもずっと一緒だよね?」


シャーリー「ああ…ずっとだ」


バルクホルン「クリス…すまない。お姉ちゃんは先にいかせてもらう」


ペリーヌ「ガリアの復興、この目で見届けたかった…」


エーリカ「…ウルスラ」


美緒「私の人生もここでおしまい、か。空で果てることが出来て良かった…」


ミーナ「クルト…私も、貴方の所へ」


リーネ「さよなら…お母さん、お父さん」・


芳佳「っ!」

ブーーーーン


リーネ「芳佳ちゃん!?」


美緒「宮藤!!」


バァァァァン


芳佳「させない…!絶対皆を死なせない!!」ググ


ミーナ「宮藤さん!!」


バルクホルン「宮藤!!」


芳佳「ウィッチに不可能はないんです!」


美緒「!!」


芳佳「私が、皆を守る!!!!」


ドーーーン!!!!!


ペリーヌ「なんてシールドの大きさですの…!?」


エイラ「でも、徐々に小さくなっていってるんダナ…」


芳佳「っ…!」ググ


ドウッ!!!


シャーリー「もう一発来たぞ!」


ルッキーニ「よしかー!!」


沙耶佳「」フッ

バァン!!!!!


芳佳「武藤…さん?」


沙耶佳「ひいおばあちゃんだけに無茶はさせない」


芳佳「ひい…おばあちゃん?」


沙耶佳「私達の特大シールド二枚張れば大丈夫!」


芳佳「…うん!」


沙耶佳「うおおおおおお!!!!!!!」


芳佳「でやああああああ!!!!!!!」


ミーナ「皆!残りの力を振り絞って二人を援護して!!」・


一同「了解!!」


ドガガガガガガドガガガガガガ


ズドーンズドーン


沙耶佳「あとちょっと…!ひいおばあちゃん!耐えて!!」


芳佳「うん!!」


シュゴゴゴゴゴゴゴ…


K-26「キィィィィ…」

美緒「やつの動きが止まったぞ!!」


オオオオオオ!!!!


ブーーーーン


芳佳「沙耶佳!?」


沙耶佳「いい加減にしろ!この、バカチンがぁ!!」ドゴォ


K-26「!」


シャーリー「殴った…」


エイラ「素手で殴っタ…」


沙耶佳「なにやってんだ!過去の人にまで迷惑を掛けて!!お前もう少しで歴史をぶっ壊すところだったんだぞ!?」ゴッゴッ


バルクホルン「けーじろーが…圧されてる?」・


エーリカ「これもうわけわかんないね」


沙耶佳「もう決めた。けーじろー、コア出せコア!ネウロイ砲ぶち込んでやる!!」ジャキッ


K-26「!」ビクッ


K-26「」アセアセ


沙耶佳「ああ?ごめんなさい?遅いわっ!!」


ドカーン


ミーナ「一体何が起こってるの…?」


美緒「さっぱりわからん」


K-26「」フヨフヨ


ペリーヌ「こっちに向かってきましたわ!!」


K-26「」ペコ


シャーリー「今、お辞儀したぞ…?」


沙耶佳「…みなさん、ありがとうございました。無事、けーじろーは反省したようです」


一同「ええーっ!?」

K-26「」フヨフヨフヨ


美緒「ネウロイに乗って基地に帰るなんて何か落ち着かんな…」


ミーナ「確かに現代じゃ有り得ないわよね」


芳佳「これで良かったのかな…?それより、私のことをひいおばあちゃんって」


沙耶佳「そうだよ。私は宮藤芳佳のひ孫」


バルクホルン「なん…だと…?」


エーリカ「あーあ、バラしちゃったか」


バルクホルン「ハルトマン、お前知ってたのか?」


エーリカ「ちょっとねー」


美緒「通りで最初出会った時宮藤に似ているなぁと思ったんだ!はっはっは!」


美緒「(危うく宮藤の子孫を殺すところだったのか…)」


ミーナ「基地に戻りましょう。早く回復をしないと…」


沙耶佳「もっとスピード出せよ!」ゲシゲシ


K-26「ヒィィィィ」


シャーリー「何か…けーじろーが可哀想だな」


ルッキーニ「さやかがこわいよぅ」


サーニャ「!」ピクッ


エイラ「サーニャ、どうしたんダ!?」


サーニャ「…ネウロイ」


エイラ「な、ナンダッテー!?」

ペリーヌ「今度こそわたくし達はおしまいですわ…」


ネウロイ「」


バルクホルン「ミーナ!どうする!?」


ミーナ「こんな時に…!」


沙耶佳「私に任せてください!!」


ミーナ「沙耶佳さん?」


沙耶佳「みなさんをここまで追い込んでしまったのは私に責任があります。だから今度は私が倒します!」


ミーナ「でも、貴女も魔力はもう残ってないんじゃ…?」


沙耶佳「だーいじょうぶです!」ニッ


沙耶佳「啓二朗!アレ出せ!!」


啓二朗「!?」


沙耶佳「いくよ!合体!!」


啓二朗「!!」


美緒「人間とネウロイの合体だと…!?」


ミーナ「もう、何でもありね…」


グラグラッ


シャーリー「うおっ!何か出てきたぞ!?」


ジャキン!ジャキン!


ルッキーニ「さやかかっちょいー!!」


沙耶佳「よし!」ドン!!!!!


沙耶佳「待ってろー!ネウロイ!!スーパー沙耶佳ちゃんのおもちゃにしてやる!!」


沙耶佳「コア!ロックオン!!発射準備よし!!」ピピピ

ネウロイ「キィィィィ」ネウロイビーム


沙耶佳「撃ち抜けっ!ウルトラミラクルスーパー…えーと、すごいビーム!!!!!!!」ドウッ


バルクホルン「けーじろーが放ったビームだと!?」


芳佳「すっごーい!…けど」


一同「(名前がダサい…)」


パァァァァン…


☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆*:..


芳佳「やったぁ!」


美緒「…ああ、コアの消滅を確認した」

〜基地〜


エーリカ「疲れたー。お腹減ったよー!」グッタリ


バルクホルン「今回ばかりは、私もだ…」グッタリ


ルッキーニ「」スヤスヤ


シャーリー「ルッキーニは寝ちまったか。私も眠い…ふわぁ」


美緒「どうした?みんなだらしがないな。このままでは世界を救うことなんて出来ないぞ!」


ミーナ「まぁまぁ、みんな頑張ったんだから。今日くらいはいいじゃない」


美緒「…そうだな。私も…」フラッ


ミーナ「美緒!?」ガシッ


美緒「zzZ」スヤスヤ


ミーナ「もう…」


美緒「お疲れ様、少佐」

エイラ「サーニャ、眠くないカ?今日は夜間哨戒無理すんナ」


サーニャ「大丈夫よ、エイラ…エイラこそ、疲れてない?」


エイラ「わ、私はこの通り!ピンピンなんダナ!」


サーニャ「フフ…よかった」


サーニャ「」クークー


エイラ「ゆっくりお休みナ。サーニャ」


沙耶佳「ひいおばあちゃん、野菜切れたよー」


芳佳「全然みじん切りになってないよ!沙耶佳!もっと細かく切って!!」


沙耶佳「えー、これで十分だよ」


ヤイノヤイノ


ペリーヌ「戦いの後だというのに、あの2人は元気ですわね」


リーネ「そうですね。でも、武藤さんが芳佳ちゃんのひ孫だったなんて…」


ペリーヌ「あら、わたくしは気付いていましたけど?」


リーネ「ええっ!?」


ペリーヌ「あの髪の横ハネ、そっくりじゃありませんか」


リーネ「確かに、よく見るとそうですね」


芳佳「沙耶佳!ご飯焦げてるよ!!」


沙耶佳「うるさいババアだよ全く…」


芳佳「誰がババアだっ!」

〜次の日〜


美緒「…もう行くのか?」


沙耶佳「はい。博士たちも心配していますし、なにより勝手に飛び出した罰が待ってますんで」ニヤ


K-26「」ビクッ


ミーナ「…色々あったけど、貴女と過ごした時間は忘れないわ」


沙耶佳「私もです」


バルクホルン「…元気でな、武藤。未来の世界でもしっかりやるんだぞ」


沙耶佳「了解しました」


エーリカ「キャラメル、美味しかったよ!また未来で会ったら作ってよね?」


沙耶佳「楽しみにしていてください」


シャーリー「あんなスピードが出せるとは、世界はまだまだ広いなぁ」


沙耶佳「いえいえ、シャーリーさんの魔法があってこその私のストライカーですから」


ペリーヌ「あの…向こうでも頑張ってくださいね」


沙耶佳「わかってますよ」


ルッキーニ「グスッ…ヒグッ!うぇーん!!さやかぁー!!」ギュ-


沙耶佳「よしよし。あ、ルッキーニにこれあげる」つカップ麺


沙耶佳「けーじろーに備えてあったの。この前言ってたお湯を入れたら出来るご飯」


ルッキーニ「グスッ…ありがとう。さやか!」


沙耶佳「絶対3分待つんだぞ」グッb

サーニャ「あの…未来は、みんなが笑顔の平和な世界になっていますか…?」


沙耶佳「心配すんなし」ポン


エイラ「…お前には色々されたケド、結構楽しかっタ。だから…だから…うぇぇぇぇん!!」


沙耶佳「お前に涙は似合わない。さぁ、涙をお拭き」スッ


エイラ「」グシグシ


エイラ「うわぁ!なんだこりゃあ!!」マックロー


沙耶佳「やっぱりエイラってエイラだね」


リーネ「武藤さん、私もネウロイを倒すために頑張りますから、武藤さんも未来の世界でけーじろーさんと一緒に頑張ってくださいね!」


沙耶佳「オーケーオーケー!でもその前に」ムニュウ


リーネ「ひゃわぁっ!?」


沙耶佳「シャーリーさんや坂本さんとは違ってまた格別だな。ブリタニアッパイは」モニュモニュ


9人「(あぁ…確かに宮藤(芳佳ちゃん)のひ孫だ)」


芳佳「(あんなに堂々と…いいなぁ)」


リーネ「やっ!やめてくださいー!!」


沙耶佳「これで思い残すことはないよ。うん、ランク一位だ」

沙耶佳「さ、啓二朗帰るか」


芳佳「待てぃ!」


沙耶佳「ひいおばあちゃん、なんかあんの?」


芳佳「沙耶佳、未来でもしっかりやるんだよ。風邪とか引かないように」


沙耶佳「わかった」


芳佳「それと、これ…」つ巾着


沙耶佳「可愛い巾着。ありがとう、ひいおばあちゃん!」


沙耶佳「けーじろー、今度こそ行こっか」


K-26「」コクン


沙耶佳「さよーなら!!お元気で!!」


マタナー!カラダニキヲツケテー!シッカリナー!クソー!コンドコソオボエテロヨー!!


バシューーン


美緒「…もう行ってしまった」


ミーナ「さて、私達も宿舎に戻りましょう!書類が待っているわ〜!」


シャーリー「ルッキーニ、今日はなにする?」


ルッキーニ「んーとね、お出かけしたい!」


シャーリー「よしっ!決まりだな!」


エーリカ「私はもう一眠り」


バルクホルン「待て、今日こそは部屋を片付けてもらうからな」


エーリカ「えー!!」


エイラ「じゃ、私達は哨戒に向けて寝るカ」


サーニャ「ええ」


芳佳「そう言えば、お米が切れてた筈だよね」


リーネ「お買い物!お買い物行こっ!」


芳佳「うん!」


ペリーヌ「私は花壇の手入れでも」


美緒「…また、普段の生活に戻るのだな」

~芳佳の部屋~


芳佳「あれ?これもしかして…」ヒョイ


芳佳「沙耶佳が持ってたケイタイっていう電話だ」カチッ


芳佳「わっ!いきなり声が…」


芳佳「…!!」

2014年・東京


ドシュウウウウン


沙耶佳「帰ってキタ━━━(゚∀゚)━(・゚∀)━(・ ゚)━(  )━(  )━(゚・ )━(∀゚・)━(゚∀゚)━━━!!!」


博士「沙耶佳君!おかえり!!」


沙耶佳「ただ今戻ってまいりました。けーじろーもこの通り連れて帰ってきましたよ」


K-26「」


研究員A「お疲れ様、よくやった」


沙耶佳「いえいえどもども」


博士「さて、記者会見だ。沙耶佳君、ウィッチ…いや人類初のタイムスリップに成功したんだからな!」


沙耶佳「っと、そだ博士、世の中にウィッチって私だけですか?」


博士「なーに言ってるんだ。ウィッチは各方面で発展の役に立っているだろうが」


沙耶佳「!!」


沙耶佳「やった…!やったんだ!ひいおばあちゃん!!」


沙耶佳「博士!少し休暇を頂きます!」ダッ


博士「あの、取り敢えず記者会見…」

横須賀 宮藤診療所


芳佳「zzZ」ウトウト


ひいおばーちゃーん!!


芳佳「!」ビクッ


芳佳「沙耶佳かい?」


沙耶佳「ひいおばあちゃん…!ありがとう!!」ダキッ


芳佳「おっとっと…いきなり抱きつかないでおくれ。私ももう年なんだから…」イテテ


沙耶佳「ゴメンゴメン」


芳佳「…まさか、あの時は坂本さんがあんなことするなんて思いもしなかったよ…」

沙耶佳「そだねー。あ、この写真」スッ


芳佳「ああそうそう、この前501の皆で集まったんだよ。坂本さんもミーナさんも昔のように元気でねぇ」


沙耶佳「この写真も、ひいおばあちゃんのお陰で撮ることが出来たんだよ」


芳佳「そうなのかい?」


沙耶佳「ひいおばあちゃんが、ウィッチの未来を変えてくれた英雄だよ!」


芳佳「ほっほっほ、そりゃありがたいねぇ」


芳佳「それより、沙耶佳!よくも昔の私をちんちくりん呼ばわりしたね!」


沙耶佳「あ、いやぁ…だってホントにちんちくりんだったから」


芳佳「沙耶佳!世の中には言って良いことと悪いことがあるんだよ!」クワッ


沙耶佳「ごめんなさーい!」

1944年・ブリタニア











『…この音声を聴いているということは、私はけーじろーと未来に帰ることが出来たのだと思います。私は今から罪を犯します。ひいおばあちゃん…いいえ、宮藤芳佳さん、私が話すことは信じられないかもしれませんが、これから起こる事実です。1955年、世界中のネウロイは消滅し召集されたウィッチは各々の国に帰ることになりました。これで人類には平和が訪れる筈でした。しかし共通の敵がいなくなると各国でいざこざが生まれ、争いは絶えず、遂に史上最悪の事件が起こりました。扶桑がリベリオンに奇襲を仕掛け、リベリオンとの戦争になったのです。その影響が世界中に広まり、やがて第一次世界ウィッチ大戦が勃発します。事の発端となったのが奇襲を指揮した扶桑皇国海軍坂本美緒大佐、坂本さんです。この大戦は5年続き、多くの犠牲者が出ました。やがて大戦が終わり平和協定が結ばれるのですが、世界を救ったウィッチはこの戦争のきっかけとなってしまい人類の脅威となり次々と処刑されます。魔女狩りというものです。お願いします!宮藤芳佳さん!ウィッチを引退し、医者となった貴女だけが頼りなんです!!坂本さんを間違った道から正してください!2度と最悪の事件を起こさないようにしてください!!』

おしまい…と、言いたいところなんだけどこれ実は続きがあるんだよね。需要あるなら載せるつもりだけど…

やっぱりオリキャラを動かすのはすごく難しいなと思った。それと、ストパンのSS書くのも難しいなと思った

オリキャラステータス

名前…武藤沙耶佳
年齢…満15歳
身長…170cm
使用武器…74式車載7.62mm機関銃
使用ストライカー…F-15J
固有魔法…治癒魔法
性格…面倒くさがり、でもやりたいことはとことんやる ちょっとしたことは気にしない、とにかく前向き

>74式車載7.62mm機関銃

なんでそんな化石を…
ミニミじゃダメなのか

>>124

ネウロイビームが出る機関銃にしたかったので…でっかい機関銃の方がいいかなーって

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