遊馬「かっとビングだ!俺!!」 カイト「遊馬!」 シャーク「やっと戻ってきたか!」 (14)

遊馬「俺が居ない間に色々とあったんだよな」

カイト「ああ、幻魔ともデュエルした」

シャーク「下着泥棒も捕まえた」

遊馬「言わなくても大丈夫だぜ!全部お見通しだって」

カイト「そうか」

シャーク「ところでお前はどこを旅してたんだ」

遊馬「それは言えねえ」

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オービタル「カイト様お客様でアリマス」

カイト「通せ」

遊馬「オービタルかあれ?あんな話し方してたか・・・」

カイト「あいつもロボの子持ちだ少しは変わる」

シャーク「嫌な予感がするぜ」

遊馬「もう大丈夫だと思うぜ!だよなカイト?」

カイト「それもそうだ」

シャーク「本当かよ」

彰子「ここに来ればどんな事件でも解決してくれると言われたもので」

シャーク「お前は以前の下着泥棒騒ぎの時の被害者」

彰子「その節はありがとうございます。実はまた」

カイト「下着を盗まれたのか?」

彰子「いえ・・・実は衣類も下着も全て盗まれまして」

シャーク「衣類も下着も全て・・・こいつ!」

カイト「どうも様子がおかしいと思ったら」

遊馬「全裸じゃねえか!!」

カイト「心当たりは無いか?」

彰子「いえ何も」

シャーク「前に下着を盗んだ徳之助は獄中のはず」

遊馬「じゃあ別の奴の犯行か?」

カイト「だが衣類も下着も全て盗むという事はただの泥棒ではないな」

遊馬「どう思うシャークは?」

シャーク「いつ盗まれたか解るか」

彰子「き、気がついたら無くなってて」

カイト「まさかまた巨悪が動き出したのか」

シャーク「いくらあいつらでも下着泥棒なんてやるか?やらねえよ」

遊馬「まずはこの人の家に行って調べようぜ」

カイト「綺麗さっぱり無くなってるな」

遊馬「こ、これ下着じゃねえか?」

シャーク「1着だけ落ちてるな。普通なら全て盗むはずなのにどうして1着だけ」

彰子「遊馬さんそれ返してください・・・そ、そろそろ寒くなってきました」

遊馬「あ、悪りい」

カイト「凌牙これを見ろ」

シャーク「これは飴だな」

彰子「飴?」

遊馬「飴・・・この飴もしかして・・・徳之助かもしれねえ」

シャーク「それはねえよ。だって徳之助は獄中だぜ?最低でもあと60年は出られねえはずだぜ」

カイト「問い合わせてみよう」

遊馬「あの飴は徳之助に違いねえよ。絶対に」

シャーク「何で解るんだ」

遊馬「WDCの時にハートピースを飴玉で偽造しててな。この飴はその時の飴によく似てるんだ」

カイト「そうか・・・解った」

彰子「何か解ったのですかカイトくん?」

カイト「聞け遊馬、凌牙」

遊馬「どうしたんだよカイト」

カイト「表裏徳之助は数日前に脱獄したらしい」

シャーク「脱獄だと!?」

カイト「そうだ」

シャーク「でもそんなニュース一つも」

カイト「最新設備を取り入れたハートランド刑務所を脱獄したんだぞ。そんな事を報道できるか」

遊馬「つまりこの犯人は」

カイト「表裏徳之助だ」

遊馬「徳之助・・・何でなんだよ」

シャーク「そういう奴なんだろあいつは」

遊馬「違う!あいつはいい奴だ!」

カイト「気持ちは解るが奴に違いない。こうも証拠が揃ったんじゃな」

シャーク「お前の仲間はみんないい奴だ鉄男も委員長もけどな徳之助は心底捻くれてるじゃねえか!」

遊馬「捻くれてるのは俺も認めるぜ・・・けどそんな脱獄してまで下着を奪うなんて」

シャーク「カイト、徳之助はどうなるんだ」

カイト「自主しても刑期が長くなるだけもしも逃げ続けるようじゃデュエルで抹殺される」

遊馬「抹殺!?」

シャーク「そうなりたくなければさっさと奴を捕まえて説得するぞ遊馬」

遊馬「・・・ああ解ったよ」

徳之助「ハァハァ・・・遊馬ァ・・・ごめんウラ」

遊馬「徳之助!どこだ!出てきてくれ!!」

シャーク「さっさと来い!出ねえと死んじまうぞお前!!」

カイト「今ならまだ間に合うはずだ!」

徳之助「ウラァ・・・ウラウラウラ・・・」

遊馬「どこなんだよあいつは!俺達だけじゃどうにもならねえよ!」

シャーク「仕方がねえドルべ達も呼んで探させる」

カイト「俺もⅤ達を呼ぼう」

遊馬「自首してくれ徳之助!今ならまだ間に合うらしいぜ!」

徳之助「ウラァ・・・ウラァ・・・」

遊馬「忘れたのかかっとビングを!?逃げるなよ徳之助!!」

遊馬「今ここで逃げてたら一生逃げ続けるだけだぜ徳之助!!!」

ガサッ

遊馬「徳之助・・・?」

徳之助「ウラァ!」

カイト「さっさと下着を返してやれ」

徳之助「ごめんウラ・・・俺ムショ暮らしでずっと怖くて」

遊馬「もう心配いらねえよ。俺も週一で面会してやるからさ」

シャーク「お前は遊馬に出会いたくてこんな凶行に及んだんだな?」

徳之助「ウラァ・・・」

カイト「だが罪は罪だ償えそして何年かかろうが遊馬はきっとお前を待ち続ける」

彰子「・・・し、下着は貰っておいてください」

徳之助「ウラアアアアアアアアアアアアアアアアア」

遊馬「そのとき流した徳之助の涙はまるで激流葬のようだった・・・」

遊馬「また困った事があったら俺達を訪ねてくれ」

彰子「はい!ありがとうございました!遊馬さん!シャークさん!カイトくん!」

シャーク「人に感謝されるのっていいもんだな」

カイト「だが俺達が生きていく限りもしかしたら徳之助のような仲間だった者も捕まえねばならん時も来る」

遊馬「徳之助の悲劇はもう起こさねえ・・・だから俺達が居るんだよ」

シャーク「なあカイトもしかしたら徳之助の事件も」

カイト「ドン・サウザンドだな奴に違いない」

シャーク「あの野郎!」

遊馬「・・・」

カイト「落ち込むな遊馬。これを見て元気を出せ」

シャーク「AV女優ツァン・ディレの世界に六つしかない裏DVDの一つ天下御免!600人の童貞を筆下ろしした変態女医・・・一緒に見ようぜ遊馬」

遊馬「そうだな!抜こう!」

カイト「ティッシュなら抜き盛りのハルトが居るからいっぱいある」

シャーク「抜いてやろうぜ徳之助の分までも」

遊馬「ああ!」

数日後

璃緒「って事があったらしいわ」

アリト「そうか」

璃緒「うん」

アリト「ふーん・・・小鳥は」

璃緒「さあ?」

アリト「そっか」

璃緒「・・・」

アリト「・・・」

璃緒「・・・」

アリト「・・・」

璃緒「けど下着泥棒で懲役60年なんて」

アリト「あるわけねえよな」


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